令和2年08月21日中野区議会建設委員会
令和2年08月21日中野区議会建設委員会の会議録

中野区議会建設委員会〔令和2年8月21日〕

 

建設委員会会議記録

 

○開会日 令和2年8月21日

 

○場所  中野区議会第1・第2委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後3時31分

 

○出席委員(9名)

 日野 たかし委員長

 河合 りな副委員長

 竹村 あきひろ委員

 高橋 かずちか委員

 加藤 たくま委員

 杉山 司委員

 小宮山 たかし委員

 久保 りか委員

 来住 和行委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 都市基盤部長 奈良 浩二

 都市基盤部都市計画課長 安田 道孝

 都市基盤部道路課長 井上 雄城

 都市基盤部公園緑地課長 林 健

 都市基盤部建築課長 小山内 秀樹

 都市基盤部交通政策課長 村田 賢佑

 都市基盤部住宅課長 池内 明日香

 まちづくり推進部長 角 秀行

 中野駅周辺まちづくり担当部長 豊川 士朗

 まちづくり推進部まちづくり計画課長 千田 真史

 まちづくり推進部野方以西担当課長 狩野 純一

 まちづくり推進部まちづくり事業課長 川野 英明

 まちづくり推進部まちづくり用地担当課長 酒井 雅勝

 まちづくり推進部街路用地担当課長 長沼 彰

 まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長 荒井 弘巳

 まちづくり推進部防災まちづくり担当課長 森 眞一郎

 まちづくり推進部大和町まちづくり担当課長 松原 弘宜

 まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長 松前 友香子

 まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 小幡 一隆

 まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長 石原 千鶴

 まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長、

まちづくり推進部中野駅周辺エリアマネジメント担当課長 石橋 一彦

 

○事務局職員

 書記 髙橋 万里

 書記 鳥居 誠

 

○委員長署名


審査日程

○議題

 安全で快適に住めるまちづくりについて

 交通環境の整備について

 道路の整備について

 公園の整備及び緑化の推進について

 

○所管事項の報告

 1 新型コロナウイルス感染症に係る医療・生活・経済支援対策事業の今後の取組について(都市基盤部・まちづくり推進部)

 2 令和2年度予算の執行について(都市基盤部・まちづくり推進部)

 3 令和2年度(2020年度)第1回中野区都市計画審議会について(都市計画課)

 4 妙正寺川に架かる無名橋の橋名決定について(道路課)

 5 平和の森公園におけるバーベキュー実証実験の結果について(公園緑地課)

 6 区画街路第4号線の事業説明会等について(まちづくり事業課)

 7 中野四丁目新北口駅前土地区画整理事業について(中野駅新北口駅前エリア担当)

 8 中野駅周辺地区駐車場地域ルール等に関わる策定スケジュールについて(中野駅地区・周辺基盤整備担当)

 9 中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業に伴う工事の施工状況等について(中野駅地区・周辺基盤整備担当)

10 その他

 (1)公園遊具の安全確保に係る緊急対策工事の工期延伸について(公園緑地課)

 (2)令和2年度西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟の決起大会について(まちづくり計画課)

 

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、建設委員会を開会します。

 

(午後1時00分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査は5時を目途に進め、3時頃に休憩を取りたいと思いますので、御協力をお願いします。

 それでは、議事に入ります。

 安全で快適に住めるまちづくりについて、交通環境の整備について、道路の整備について、公園の整備及び緑化の推進についてを議題に供します。

 所管事項の報告を受けたいと思います。

 1番、新型コロナウイルス感染症に係る医療・生活・経済支援対策事業の今後の取組についての報告を求めます。

安田都市基盤部都市計画課長

 それでは、新型コロナウイルス感染症に係る医療・生活・経済支援対策事業の今後の取組について御報告申し上げます。(資料2)

 本報告は、新型コロナウイルス感染症対策の関係で全常任委員会で御報告するものでございます。当委員会に関連する部分について御報告いたします。

 区では、これまで感染症拡大防止対策とともに、医療・生活・経済を支援する対策を講じてきたところでございます。今回の御報告は、第2回定例会に引き続き、これまで講じてきた対策事業の実施状況、今後の取組について御報告いたします。

 1番目、対策事業の実施状況でございます。恐れ入りますが、別紙資料を御覧ください。

 本資料は、区の新型コロナウイルス感染症対策に係る三つの柱、すなわち1、医療など最前線の現場環境を支える、2番目、生活や子育て・介護などを支える、3番目の柱といたしまして、経済の再生に向け事業者を支える、こうした柱に従い、対応する事業をお示ししてございます。

 当委員会に関係するものといたしましては、1番、医療など最前線の現場を支える項目、別紙資料の3ページの1-19、消耗品購入として、マスク、消毒液、パーテーションの購入が該当いたします。

 次に、三つ目の柱に係るものとして、経済の再生に向け事業者を支える項目として、7ページを御覧ください。一番下の3-9、公園施設休業補償として、広町みらい公園利用中止に伴う指定管理者の休業補償や、続きまして、8ページを御覧ください。8ページの一番下に当たります4-7、多目的運動広場の使用料返還に係るものがございます。

 恐れ入りますが、表紙にお戻り願います。

 2番目、検討中の主な対策事業でございます。新型コロナウイルスの感染症拡大はいまだ予断を許さない状況であり、区民や事業者における新しい生活様式の定着によって感染が拡大しにくい状況を作り出すことが必要でございます。区民等への様々なきめ細やかな支援策を求められておりますが、今後とも対策の三つの柱を踏まえ、医療・生活・経済支援の側面から、適時適切な対応を進めていくこととしております。

 ここでは三つの柱に従い、主な取組、概要をお示ししてございますが、当委員会に直接係るものはございません。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

加藤委員

 この多目的運動場というのは、どこのことを示しているんですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 平和の森公園の多目的運動広場ですとか、その他、本五ふれあい公園の多目的運動広場ですとか、そういったところでございます。

加藤委員

 それは利用者が払ってしまったのを返金しているということでよろしいですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 そのとおりでございます。

加藤委員

 いろんな施設を借り切っているわけじゃないですけど、例えば上高田の運動場は使う日にお金を払っているんですけど、それらのところというのは、事前にお金を払うということなんですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 上高田運動施設の場合、所管が違うんですけれども、指定管理者が管理しておりまして、その日にお金を払うというような仕組みになっているんですけれども、3月31日まで、例えば平和の森公園の運動広場なんかは、先に区にお金を頂いて、当日使っていただくというような方式でございます。

久保委員

 広町みらい公園なんですけれども、事業費13万4,000円で、中止期間と休業補償を行うためとなっているんですが、休業補償の総額がこの額なのか、ここをちょっと教えてください。

林都市基盤部公園緑地課長

 これは具体的には令和元年度3月1日から3月31日までの講座が中止になったとか、そういったことの損失への対応のお金ということでございます。

久保委員

 ということは、その間の講座が中止になったのが13万4,000円の休業補償をされたということでよろしいですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 委員おっしゃるとおりでございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、2番、令和2年度予算の執行についての報告を求めます。

安田都市基盤部都市計画課長

 それでは、令和2年度の予算執行について御報告いたします。(資料3)

 本報告は主に総務委員会に係るものでございますが、共通の資料で全常任委員会に報告するものでございます。当委員会に係る部分について御報告申し上げます。

 新型コロナウイルス感染症は世界的な規模で拡大し、いまだ終息が見えない状況にあり、我が国の経済に厳しい状況をもたらしており、こうした状況下においても区民が安心して生活できる環境を提供することが急務であると言えます。このような対策を進めるに当たって、安定した財政基盤の構築は必須であり、今後、今年度の事務実施に当たっては、事業の規模や時期、方法について十分に検討し、見直すべきものは見直し、歳出の抑制に努めているところでございます。今回は第2回定例会中に御報告申し上げた令和2年度予算の執行削減について、その後の検討した結果についてお示しするものでございます。

 1番目、執行を調整する事業の予算額及び削減見込額でございます。都市基盤部に係るものといたしましては、新規・拡充事業では770万円余、経常事業で294万円余でございます。内訳につきましては、前回の御報告と変更ございませんが、経常事業におきましては、前回より一般財源の削減見込額が増額されております。

 恐れ入りますが、別紙資料の7ページを御覧願います。ただいま御説明申し上げました金額の変更があった箇所は、2段目の経常事業の講座・研修等に該当する部分で、一般財源削減見込額294万4,000円に係る部分でございます。この内訳は、合同水防訓練の中止、住宅政策審議会開催回数の減は前回と一緒でございますが、花と緑の祭典の開催中止に係るものが増額されてございます。こちらは、前回の御報告では花と緑の祭典は春のみの中止でございましたが、今回は秋の開催も中止といたしまして、一般財源について前回報告より約90万円ほど削減額が増額してございます。

 都市基盤部に係るものは以上でございます。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 それでは、私から、まちづくり推進部所管分について報告いたします。別紙8ページを御覧ください。

 別紙8ページでございますが、項目のところが大きなカテゴリーで新規・拡充事業と経常事業(主なもの)と、あと、執行方法・経費等について検討中の主な事業の三つの項目に分かれているでしょうか。大丈夫でしょうか。

 では、こちらの8ページ目の資料のほうで御報告いたします。

 まちづくり推進部所管の対象事業のうち、本年第2回定例区議会で報告した今後の執行見込みから変更のあった2項目について報告いたします。

 まず新規・拡充事業のうち、1、東中野駅東口周辺まちづくりの項目でございますが、着手の遅れに加え、感染拡大防止対策による会議等の制約などで東京都やJR東日本など関係機関との調整に時間を要することが見込まれることから、今年度予定していた委託経費全額の執行を見送ることを検討いたしましたが、まちづくり推進の観点から、当初予定のうち、都市計画等の運用検討を行うために必要な土地利用に関する現況調査等を行うことにしたことから、一般財源削減見込額は過日報告した404万8,000円から354万8,000円に変更いたしました。

 次に、執行方法・経費等について検討中の主な事業のうち、1、市街地再開発事業費補助(中野二丁目地区:助成)及び周辺街区のまちづくりに係る調査業務の項目でございますが、新型コロナウイルス感染症の影響により、ファミリーロードなどの周辺地区の測量委託に相当する費用に当たる1,000万円を一般財源削減見込額として報告いたしましたが、執行について継続して検討する項目に変更いたしました。以上のことから、現段階における部合計一般財源削減見込額は2,159万9,000円でございます。

 私からの報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

加藤委員

 7ページの交通弱者の移動環境の改善のところというのは、前回からこれも全額皆減ということでしたっけ。

村田都市基盤部交通政策課長

 前回御報告したとおり、何も変わってございません。

加藤委員

 予算としては皆減としていますけれども、何か検討するというのは、直営でやれるところというのは何があるんですか。

村田都市基盤部交通政策課長

 第2回定例会でも御説明させていただきましたけれども、現在、交通政策の基本方針というものを検討してございまして、そちらについては委託等を行って進めているところでございます。今、新型コロナウイルス、まだ予断を許さないというか、終息している状況ではないというところですので、具体的に何ができるというところまで検討はできておりませんけれども、引き続き検討は進めているところでございます。

加藤委員

 8ページのほうに移りますけれども、東中野駅東口周辺まちづくりで結局50万円ぐらい残すということになると思うんですけども、これはもともと400万円ぐらいでどういった委託をしようとされていたんですか。50万円で何をしようとしているのでしょうか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 当初想定しておりましたのが、東中野駅前につきましては、土地のポテンシャルというものを生かした整備ということで、民間開発の検討をしようということを考えておりました。また、これに当たっては、JRの駅施設のほうとの連動というのも一つテーマにしておりまして、この2点を行うための委託を当初やるということで、あと、例えば民間のニーズ調査であったり、それと現況からのJRとの連携改修についての検討とか、そういったものを当初見込んでいたというところでございます。

 一方、今回変更させていただいたのは、民間開発のうち、土地利用を可能にするような検討を今後、都市計画の運用協議として行うということで考えておりますので、それに必要な現況調査を行うということです。

加藤委員

 もともとまちづくりで必要だった業務は、委託をなくして、また直営でやれるものなんですか。やれないものなんですか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 当初、400万円のうちから約350万円減額させていただいていますので、その分は今後必要業務としては先送りになるということでございます。

加藤委員

 50万円でコロナを考慮した上で具体的にどういった委託をイメージされているんですか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 今年度行おうとしているものですが、今、東中野駅の課題としては、現況の道路付けとかそこに対する土地利用では、個別建て替えの中で今の課題を解消できないというところがございますので、今後、具体的に例えば土地を集約とかして土地利用の更新を図るという手法を検討するに当たって、それに伴う現況調査、例えば道路付けであったり、未接道宅地の存在であったり、それから、道路からの建物の土地利用、現状受けている制限であったり、ですから、今の集団規定の中では、こういう建て替えしかできない、つまり改善できないというのを具体化しながら、土地を集約等して都市計画を運用すると、このような空間を創出したり、このような建物が造れるようになるというのを検証するための調査ということになってまいります。

加藤委員

 50万円でそこまでできるのかなというのは、なかなかあれですけども、今年度内にこれまで数年かけてやってきた調査を取りまとめるというような御発言が以前あったと思うんですけども、ある意味、一回ひと区切りつけるという意味だとは思っているんですけども、そういったところで50万円の委託業務で、具体的にやるにはこういうことをやらないといけないというようなまとめをするための調査費という認識でよろしいんですか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 今、委員からいただいた御意見のところで、これまでの調査との関連というところですけど、例えば交通量調査とかそういったものに関しては、従前の成果品を活用しながら現在も行っているところで、適宜にこれまで行った調査成果というのは活用させていただいているという状況です。

 今回行うのは、民間開発を誘導するためには、一定、現状の課題、限定された土地利用しかできないところを大きく土地利用を更新するような手法を特定するために、現地の調査の道路付けなり基盤の課題とか、開発上の制約のほうから整理するというところでございます。

加藤委員

 民間活用と言っているのは、駅はもちろんJRしかやれないし、その間に関するところは中野区が出す。民間活用というのは、例えばあるマンションから駅まで、そのまま簡単に行けるような道路をつけるのを民間にお願いしたいとか、そういったニュアンスのものなんですか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 おおむね今、委員からいただいたところなんですけど、まずは民間の建物の建て替えに合わせて計画誘導を図ることで地域の改善が図れるというところがあれば、それを目指すところなんですけど、今回、個別建て替えではまちの現在の課題を解消できませんというのを明らかにしながら、だったら、どこら辺が障害になっているのかというのを今回の調査の現況として整理して、それを改善するための都市計画の運用手法を今後、東京都等とその資料を基に協議して、制度運用について明らかにしていくということで考えているところです。

加藤委員

 そうすると、個別がということは、逆に言うとある程度の規模の開発でなければ、東口はなかなか生まれ変わることが難しいというような方向性になっているという認識でよろしいですか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 現在の道路付けと狭小宅地が群集している中で、今の規制の中でそれぞれ建て替え更新したときにどの程度の改善が図れるのかというのを確認していくと。その中では、我々、今後の調査のほうを始めるところで明らかになるんですけど、現在、個別で今の道路付けも一切変えず、個別の宅地がそのまま新しい建物に更新されても、集団規定の制限から今の課題等は解消できないだろうということでは想定しているところです。

加藤委員

 話は戻っちゃいますけど、結構踏み込んだところまでいくんだなというところで、50万円の調査費でうまくいくのかなというところを懸念するんですけど、350万円で落としている調査というのはどういうのが具体的にあるのでしょうか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 今回、50万円で行うのは、あくまで現状の調査というところでございまして、今後、将来具体的に土地を集約して、高度利用によって新たな空間創出、あと、地域に必要な施設を創出するとなると、具体的な立体シミュレーションとかそういったものが必要になってくるんですけど、今回はそこには至らず、あくまで現状からこの状況を改善するために、都市計画の運用をどういう手法が活用できるかというのを決めるための作業に限定するというところですので、そういった意味ではまだやろうとしているところの第一ステップというところでございます。

杉山委員

 加藤委員から今、東中野のお話がありました。私のほうも確認させていただきたいんですが、東中野東口周辺まちづくり、エレベーターとかエスカレーターがなくて、特に東口の北側、南側もそうかもしれないですけど、ここら辺のバリアフリー化が実現できないかどうかということを何年間か、住民の方々の意見を聞きながら調査いただいてきたと思うんですが、多分、僕の記憶ですと、JR東日本さんがいて、中野区としてJR東日本さんに協力をしていただきながら、区民のため、住民のためにバリアフリー化、簡易的なエレベーターを設置するようなことを検討していこうというようなお話で進んでいたと思うんですが、それは間違いないですか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 今、委員おっしゃるとおりでございまして、昨年度、今のバリアフリー的な課題を短期的に解消する手法として、現在の駅舎を活用しながら整備をするという手法を検討いたしました。これにつきましては、現在の予定でございますけど、第3回定例区議会を目標に報告の準備を進めているところでございます。

杉山委員

 中野区として主体的に進めようとされていたものを、いろんな理由があって、民間開発を促進していくという手法に切り替わったタイミングがあると思うんですけど、それはいつぐらいなんですか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 東中野とか駅前の開発ポテンシャルの高い地区につきましては、第一選択は、民間開発の適正誘導というところで、民間開発によって必要な地域の改善なりを図るというのが一つと考えているところで、これは以前からも同様だということで認識しています。

 また、まちづくりの基本的な考え方として、民間開発だけではどうしても改善できないというところにも、今回の東中野で考えると、今の基盤と規制の中では、改善が見込めないというものに関しては、制度の運用を考えると。制度を運用してもさらに足りないところについては、例えば地区計画とか地域ルールを新たに導入するということ、それでも足りないところについては、公共施行型の事業を導入するというのが一般的な選択の流れというところになります。

杉山委員

 ありがとうございます。

 現実的に東中野の東口というのは、民間の開発を進めるに当たって、以前はツインタワーがあって、若干整備をされて、今回、日本閣観光さんのほうがwest53rd日本閣を手放されて、100年の事業を畳んだということもあり、東口の北側が大きくバリアフリー化に向けて進んでいくかもしれないと、住民としてはすごい期待がある。それに対して、中野区としては今回財源を削減されて、さっき加藤委員もおっしゃっていましたけど、50万円しかない中で、この1年間、住民の人たちは待っちゃうのか、50万円でもドライブできるのか、そこら辺が気になるところなので、ぜひとも止まらないで前向きに検討を進めていただきたい、そのように思っております。

 要望で結構です。

久保委員

 前回の御報告をいただいて、東中野のほうというのは、予定していた委託業務の執行を見送り、最小限の経費で進めていくとなっているので、最小限ということを検討していったらこうなったのかなと思うんですけれども、先ほど市街地再開発の事業ということで中野二丁目地区、ここは前回は執行停止とするということで、測量を一切行わないというふうになっていたのが、今回そうではなくなっています。ここはなぜこういうふうに変わってきたのでしょうか。

石橋まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 来年度予算が不透明な中、今年度実施できる可能性について再検討したところでございます。工程表とか実行プランを見直していって、どうできるかというところを今、検証しているところです。具体的には測量ですけれども、地区整備計画にかける前提としての測量ということで、地権者の立会いを求める慎重なものになってございます。ここは建物ベースで58の権利者、区分所有がございますので、権利者ベースで210を超える権利者がいますので、丁寧な地域の入り方が必要だろうというふうな形で実行プランを組んでいました。当初、まず昨年度実施したアンケートを基に勉強会等を実施していきたいなと。それを基に地区整備計画の素案なるものを作成して、それを基にまちづくりの意見交換会を実施した上で測量に入りたいというふうに思っていました。それが当初4月ぐらいから始められればと思ったんですが、今できていない状況なので、当初6月の段階ではこれは難しいだろうという判断だったんですが、何か今、並行してできるものはないかと。例えば勉強会についても、会えない中でもニュースレターとかを何回かに分けて意見を頂きながら案を作って説明会に入ると、そういったことがこの残りのスケジュールの中でできないかということで、まだ苦しいところではあるんですが、この先の様子を見定めたいといったところでございます。

久保委員

 意見交換会等がコロナ禍の中で難しい、そういった中でいきなり測量でいくというのが手続上難しいという判断で、前回は1,000万円の削減ということになったんだと思うんですね。

 今、ニュースレター等を活用しながらということなんですけれども、実際のところは、スケジュール感がちょっと見えないのかなと思うんですよ。例えば意見交換会はそもそもいつやって、それで測量をいつというふうにしようと思っていたのか、それに代わるものをやっていく中で、地域の皆さんに様々意見聴取しながら次の段階に進むということになるんだと思うんですね。それがスケジュールとして、実際に年度内でというのが手続上間に合うものなのかどうかということを教えてください。

石橋まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 少し具体的に当初のスケジュールと今のスケジュールをお話しさせていただくと、当初、まちづくり勉強会というものを4月、5月の辺りで一、二回程度をやっていきたいなと思っておりまして、それを基に素案を作成して、8月ぐらいに意見交換会を実施したいというふうに考えてございました。今回の測量が、先ほど申し上げましたとおり、立会いを求めて権利者の多い中でやっていくので、委託期間は半年ぐらいを想定していました。だから、発注期間も含めて六、七か月ぐらいを想定していたので、1年間かけてそのスケジュールでやっていきたいと。

 現在については、地区整備計画の素案というのは、我々の中でできる範囲でやってございますが、ニュースレターについては、この9月ぐらいから何回かに分けて発送したいなというふうに考えてございます。ただ、案の説明会については、実際にあった場で、コミュニケーションできる中でやりたいと思っていますので、それが11月頃までにできれば発注の可能性があるのではないかといったところ、これは今の話の中で可能性として見ているんですが、議決をいただいた上ですが、例えば債務負担行為の可能性があるのではないかだとかそういったところも含めて今、検討をしているところでございます。11月頃までには判断をしたいというふうに考えています。

久保委員

 今、債務負担行為というようなことも出てきていて、極めて厳しいスケジュールなんだなということは分かりました。今まで思っていた、意見交換会ができて、その後に立会いが必要な測量なわけですから、かなり御理解を得なければならないものですよね。ただ、だったら、前回何で1,000万円の執行停止をしたのだろうかと思うわけです。執行停止で削減をして、次年度の予算にという発想だったんだと思うんですけれども、そうではなくて、できるところまで調整をしつつ、けれども極めて厳しい状況であると。なので、次年度予算のことも鑑みながら、最優先でどうしても残したいという思いだったのかなと思うんですけれども、その辺はいかがですか。

石橋まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 先ほどもあったとおり、来年度予算がかなり厳しいというところが見えてきたというのが一つ大きいというところです。このまちづくりについては、いつまでにやらなきゃいけないというのは、正直ないものではございますが、早くルールを決めたほうがベターであるというふうには認識しています。実際に建て替えが進んでいるところもございますし、その意向を持っている地権者の方もいらっしゃいますので、そうした意味で早ければ早いほどいいというふうに考えてございます。そうした意味で、改めて再検討して、今年できる可能性をまた再検討したといったところでございます。

久保委員

 なかなか厳しいだろうなと思います。なので、債務負担行為ということを視野に入れていいのかどうなのかちょっと分からないところですが、それで次年度の予算が厳しいということは目に見えているのだと思いますが、実際には多分、もっとその先はもっと厳しくなってくるわけですよね。そのことを踏まえた上で、今回の執行についての見直しなのだと思うんですけれども、これはどちらかというと都市基盤のほうに伺うようになるかな。全体のことなんですけれども、前回の資料によれば、今年度もかなり厳しい状況が予想される中での執行を見直すということになると、各部ごとにこれだけの事業費を削減しようとか予算のほうから決定があったのではなくて、各部ごとどこまで削減ができるのかということを検討した上で上げていったものだというふうに思っているんですけれども、実際には、そういう意味では影響がかなり少ないというか、新規事業とか拡充事業に限ってだからなのかもしれませんけれども、本来的に次年度や今年度の中野区の財政状況を鑑みたときに、これで本当に調整してどうだったのかというところは分からないんですね、私としては。なので。どうやってこの金額を決めていったのか、それは特に予算のほうから都市基盤部やまちづくり推進部に対してこれだけを目安に削減をしてくれというようなことがあったのかどうか、その決め方についてもう少しお聞きしたいんですが。

安田都市基盤部都市計画課長

 都市基盤部に限らず、全庁的に各部ごとで精査してまずは出していくというところはあるんですけども、都市基盤部関係に関して言いますと、経常的な事業があって、既に事業に着手したり契約に着手したものが非常に多かった。新規の開発事業とかそういったものが少ない中で、この項目は今回御報告させていただいたんですけども、これ以外に全ての事業において、今回のコロナの影響でどれだけ削減できるかどうかという、それぞれの項目においても経費削減に向けた精査はしてございます。この中で合意したものが今回の状況で、前回は削減見込みということで報告したものでございますけど、今回は検討の結果ということで、現在の段階で検討した結果はこれで、今後とも現在進めている予算の中でも精査しながら、例えばコロナ対策で区民との意見交換とか説明会がある事業や取組もたくさんあるので、そういったところも含めて精査していくんですけど、今回、全委員会共通で出した項目としては、検討結果はこちらという趣旨でございます。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 まちづくり推進部のほうの所管分については基本的には同じでございます。その中でうちのほうで挙げさせていただいたのは、執行を検討している段階の中で、コロナの影響で年度内の執行が難しくなったものについては削減候補に挙げさせていただいて、今回削減するというところにステップアップしたという流れでございます。

来住委員

 東中野の東口周辺のことで2点だけ伺いますけども、まず、コロナの影響で全体的に執行や今後の事業の件についても、見直す必要が出てくるんだろうなというふうに思いますが、しかし、前提として、区民の皆さんの要望であったり暮らしに関わる部分については、必要なものはきちんと執行し、予算化していくということが大事だということを申し上げて、そこで、東中野についてですが、まずは検討していただいて、前回も申し上げましたけど、50万円ですけども、区として続けてきたものを、この前はゼロになっていたわけですけれども、50万円活用しながら検討していくと。検討の内容については、若干私は異論がありますけども、しかし、継続していくという点では評価をしたいというふうに思っています。

 その上で、先ほどの質疑を聞いていまして、昨年の調査については、第3回定例会に報告の準備をしていただいているということで、求めてまいりましたので、ぜひ報告をしていただきたいと思うんですが、それに加えて、これまで繰り返し調査をしていただいてきて、この年度は50万円で進めていくということなんですけども、ぜひこれまでの調査の中身も区民の皆さんが分かるように、調査の上に昨年の予算が執行されているわけですから、そういう形で分かるような報告をぜひ準備をしていただきたいというふうに思うんですけども、第3回定例会での報告の準備の段階ということですので、その点、まず1点いかがでしょうか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 第3回定例会での報告につきましては、委員からも御意見を頂戴していたとおり、今の東中野駅のバリアフリーを短期で解消できる課題についてというところを中心に御報告をさせていただければと思っております。また、その検討に当たって、過年度に行った調査の成果を活用しておりますので、説明のデータとしての活用ところで、かつてやったこういうデータも活用してやっておりますというようなことを補足しながら報告させていただこうと考えております。

来住委員

 ぜひ努力してもらいたいと思います。

 もう一点は、特に東中野地域の広い地域がバリアフリーについては要望されて、長年の願いでもあるわけですから、議会報告後の地域への説明も、JRとの関係もありますので、協議をJRにもちゃんとしていただいて、一定の中身で地域への説明の段取りを取っていただいて、ぜひこの間の調査を踏まえた結果についての地域説明をお願いしたいと思うんですが、いかがでしょう。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 今回、議会報告後の区民への情報発信というところでございますが、その内容を鑑みて、どういった範囲でどのような手段で行うのが望ましいかということについては、今、検討している最中でございまして、それも併せて第3回定例会のときに報告させていただければと思っています。

 また、一方で、地域の方の御意見も頂戴しているところもございまして、そこら辺の意向も踏まえて対応できればなということで考えているところですが、また委員の者さんにも第3回定例会前に御意見とかいろいろ頂戴しながら反映させていければということで考えております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、3番、令和2年度第1回中野区都市計画審議会についての報告を求めます。

安田都市基盤部都市計画課長

 それでは、令和2年度第1回都市計画審議会について御報告申し上げます。(資料4)

 本都市計画審議会は7月27日に開催してございます。当日は諮問事項が3件ございました。1件目は東京都市計画生産緑地地区の変更について、2件目でございますが、東京都市計画高度地区の変更について、3件目といたしましては、東京都市計画防火地域及び準防火地域の変更についての3件でございます。2件目と3件目は東京都市計画中野四丁目地区地区計画の区域に関わるもので、いわゆる区役所新庁舎建設予定地を含む地区に関するものでございます。これら3件の諮問事項につきましては、審議会ではいずれも案のとおり了承するとの答申を得ております。

 以上につきましては、いずれも既に当委員会で御報告済みでございます。資料につきましては、後ほどお読み取りいただければと存じます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、4番、妙正寺川に架かる無名橋の橋名決定についての報告を求めます。

井上都市基盤部道路課長

 それでは、妙正寺川に架かる無名橋の橋名決定について、資料(資料5)を基に御報告いたします。

 平和の森公園北側の妙正寺川に架かる無名橋につきまして、中野区立総合体育館を含めた平和の森公園再整備に合わせ、新たに名称を公募し、このたび決定しました。

 1、橋の名称です。「平和の森橋」という名称に決定しました。決定理由は、平和の森公園に隣接しており、地域の人にとって覚えやすく親しみやすいことです。

 2、橋の所在は、裏面の位置図を御覧ください。沼袋三丁目9番と新井三丁目37番を結ぶ橋で、平成22年3月に竣工しました。

 恐れ入りますが、表面にお戻りください。

 3、名称決定の経緯についてです。(1)募集方法は公募、(2)募集期間は、令和2年4月5日から5月8日にかけて行いました。(3)応募資格は、中野区在住、在勤または在学者です。(4)応募結果は、54名、87件でした。(5)選定方法は、当該橋の近隣町会の会長及び区職員3名により構成した選定委員会において決定しました。第1次選定では、応募された橋の名称から各選定委員が3件を限度に選定しました。第2次選定は、令和2年8月4日に選定会議を開催し、選定委員で合議し、第1次選定で選ばれた橋の名称から複数を選定し、それを基に決定しました。

 4、今後の予定ですが、令和2年9月に区報及び区ホームページにて公表します。

 本報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、5番、平和の森公園におけるバーベキュー実証実験の結果についての報告を求めます。

林都市基盤部公園緑地課長

 それでは、平和の森公園におけるバーベキュー実証実験の結果について御報告申し上げます。(資料6)

 平和公園の再整備に伴い新設したバーベキューサイトで、騒音、臭気、煙を把握するための実証実験を行いました。調査については、専門的な業者へ委託したところでございます。その結果、騒音、臭気については規制基準値に収まる結果となり、煙については、風下地点において確認されなかったものでございます。

 1、実証実験の概要でございます。

 (1)日時でございますが、7月13日12時から13時で実施いたしました。

 (2)調査概要でございます。全5サイトを使用してバーベキューを実施いたしました。当日の風でございますが、北西から北方向にかけて風が吹いてございました。

 ①騒音調査ですが、騒音計によりバーベキューサイト近傍、近隣住居側の公園敷地境界付近の計2地点でバーベキュー実施前と実施中で測定したものでございます。

 ②臭気調査ですが、国家資格でございます臭気判定士が臭気を確認できた地点で試料を採取し、測定したものでございます。試料はバーベキューサイト近傍1地点、風下2地点の計3地点で採取いたしました。

 ③煙調査ですが、目視で確認したものでございます。バーベキュー近傍1地点、風下2地点の計3地点で確認したものでございます。

 (3)実証実験従事者、(4)使用した器具・食材でございますが、記載のとおりでございます。

 恐縮ですが、裏面を御覧ください。2番、調査の結果でございます。別紙も一緒に御覧ください。

 (1)騒音調査でございます。別紙では赤丸で表してございますバーベキューサイト近傍でございますが、バーベキュー実施前が50デシベル、実施中が55デシベル、住居側の公園敷地境界付近では、バーベキュー実施前が46デシベル、バーベキュー実施中が48デシベルでございます。緑の点線は敷地境界を表してございますが、環境確保条例による敷地境界線上の規制基準値が50デシベルでございますので、基準内に収まっているところでございます。

 (2)臭気調査でございます。別紙では水色の丸で表してございます。バーベキューサイト近傍では臭気指数31、風下地点①、これは最寄りサイトまで約15メートルの距離では臭気指数14、風下地点②、最寄サイトまで約20メートルの距離では、臭気指数は10未満となっております。近隣住居側に近いサイトから公園敷地境界まで20メートル以上離れてございますので、環境確保条例の規制基準値10と比較すると、これを下回ると考えられ、問題はないと認識しております。

 なお、近隣住居側の公園敷地境界付近、水色の線の部分で臭気判定士が臭気を確認したところ、臭気は確認できなかったため、試料の採取は行わなかったものでございます。

 (3)煙調査については、風下地点①②付近で目視したところ、煙は確認されなかったところであり、煙についても問題はないと考えているところでございます。

 3番、今後の予定でございます。バーベキューの利用ルール、マナーの啓発を行う事業を実施した後、一般利用を開始する予定でございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

加藤委員

 調査に我々の自民党会派としても現場を見させていただきました。いろいろと周辺で調査されている人も見たので、その人たちが鑑定士だったんだなというのは分かりました。

 この数字の意味なんですけれども、例えば騒音レベル50というのが一つの基準になっているわけですけど、これはどのぐらいの音量なんでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 一般的には家庭用エアコンの室外機とか、静かな事務所のレベルというふうにされているところでございます。

加藤委員

 そうすると、ここで出ている46、48がもはやバーベキューサイトが主要因の音かどうかも分からないレベルということかなとも思うんですけど、今度は臭気調査ですけれども、10未満だと判定士がにおわないと、それは人間の嗅覚でにおいがしないという、このぐらいだったらというレベルなんでしょうか。10というのはどういった数字を持つんですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 一般的には10という数字は、梅の花レベルというような感じでされているところでございます。

加藤委員

 梅の花の匂いは僕はちょっと分からないので、少ないのかなと思いますけど、煙は、目視したところ、分からないというところだと。結局、この調査結果を踏まえて、バーベキューをすることによって周辺に対して騒音、臭い、煙等、煙は例えば洗濯物に臭いがついちゃうとか、そういうものは全く問題なかろうという判断を区はされていくということでよろしいんですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 この調査結果を見ますと、問題はないかなというふうには考えておりますけれども、今後とも利用者とかの意見を踏まえて、実施する上でのルールについては、いろいろ考えてまいりたいというふうに考えてございます。

加藤委員

 周辺においてはあまり影響ないかもしれないけど、確かに利用ルールに関しては、騒音に関しては利用者によってはまたいろいろあるかもしれないので、例えば、スピーカーを使って爆音で楽しみながらみたいなのは、指定管理者もいることなので、そういったことは抑制するなど配慮も必要だなと思いますので、その辺はいろいろと検討していっていただきたいなと思います。

 それで、最後の今後の予定というところで漠と書いてあるんですけども、実際、いつ頃から使えるような予定なんでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 昨今の新型コロナウイルスの状況等もございますので、そういった状況を踏まえながら、実施時期ですとか実施方法について考えてまいりたいというふうに思ってございます。

杉山委員

 御説明ありがとうございます。

 コロナのこと、先ほど加藤委員からもお話ありましたけど、この資料にはコロナというキーワードが出ていなかったので、聞いていただいてよかったなと思うんですが、バーベキューというのは、みんながわいわいがやがやとしゃべりながら楽しくしていくということで、今、コロナ禍において、バーベキューもコロナの感染拡大防止の観点では、今から考えていくルールにコロナのことも考える必要があるのかなと思っているんですけど、そこら辺、何か考えがあったら教えていただけますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 どのくらいコロナが今後はやっていくかというようなところもあるんですけれども、コロナがある中で実施する場合、例えばバーベキューサイト、全5サイトあるところなんですけれども、間隔を空けて3サイトだけ利用するとか、そういった工夫も考えてまいりたいというふうに考えてございます。

杉山委員

 5サイトあるうちの3サイトに間引くとか、そういうことですよね。だから、世の中の情勢、例えば感染症が拡大しているときには間引いたり、1サイト1組しか使えないとか、そういうことを考えていく、そういうのをルールとしてぜひとも盛り込んでいただきたいと、そのように考えております。

 また、この実証実験、私も同僚と参加をさせていただきました。自分としては、もっとがっと来るかと思ったんですけど、予想を下回っていたなと思うんですが、昼の1時間しかない。近隣の住民の方はそこに住まわれていらっしゃるし、毎日洗濯物を干しているし、私たちは1日1時間いただけですけど、それが毎日毎日重なっていくと、近隣の方々は騒音とかトラブル、結構心配ごとが増えてくると思うんですが、その辺り、公園緑地課としてはどうお考えか、教えていただけますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 現在考えている中では、1日1サイト当たり1組の利用というようなことも考えてございます。また、騒音等につきましては、指定管理者が今後常駐するということで、うるさかったらすぐに注意するとか、そういったことについてはしっかりやっていきたいというふうに考えてございます。

杉山委員

 8月1日と5日に新井区民活動センターで、本件に関してだけじゃないですけど、意見交換会が多分行われたと思うんです。私も2回目に参加させていただきましたけど、今度はその御報告というのはここには載っていないんですが、それはいつぐらいに報告いただけるのでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 今現在、まとめているところでございまして、第3回定例会の委員会には報告したいなというふうに考えてございます。

杉山委員

 第3回定例会での報告、お待ちしているんですけども、今もし口頭で、そのときに参加の方々からどんな要望とか意見が出たのか、二、三個もしあれば教えていただけますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 ごみ問題のことですとか、飲酒によるモラルの低下とか、あるいは近くにトイレがないことが問題とか、そういったことがいろいろ指摘されたところでございます。

杉山委員

 私もその場でいたので、声を上げられていらっしゃる参加の方々、たくさんいらっしゃって、ただ、意見を言っている方々のほとんどは、平和の森公園のバーベキューサイトの近くに住まわれていると。実際に生活の一部として公園を使われている、その方々がほとんどだと思いますので、住民との感覚のそごが埋まらないとかそういうときには、困っている側の目線に立っていただいて、問題を少しでも改善できるように進めていっていただきたいと思っております。ルールは、いろんなもの、要素がありますが、ちょっとずつでも御納得いただけるように考えていただきたいと思っています。

 最後にしますけど、今回、バーベキューサイトも含めて、区民の税金を使わせていただいているということは、より多く区民の方々に還元する、利用していただく、そういう形で、区民の方々に税金を使っていると思うんですが、区外の方も使える、そんな話も聞きます。その辺のルール検討もしていくと思うんですが、幅広く使っていただく中で、区民の人たちにもより多く還元するという意味で料金体系を変えたりすることというのは必要かなと思っているので、その辺のお考え、もしあれば教えていただけますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 バーベキューの実施については、指定管理者の自主事業ということですので、料金について指定管理者が定めることにはなるんですけれども、例えば一つの考え方として、レンタル料で差をつけたりですとか、区民と区外の人で差をつけたりですとか、あるいは利用できる対象をなるたけ区民優先になるように、例えば在住、在勤、在学とか、そういったことができないかどうかというのは検討してまいりたいというふうに考えてございます。

杉山委員

 指定管理者の方々は、区民の方々もそれ以外の方々もいらっしゃると思うので、その辺は気づかないところも多々あるかと思います。中野区のほうでしっかりと御意見を指定管理者のほうにお伝えしながら、考えていただけるように促していただきたい。これは要望で結構でございます。よろしくお願いします。

小宮山委員

 私もこの実証実験、遅い時間に伺いました。実証実験に参加しておられた方々が区の職員さんとか関係者の方とか、皆さん良識のある方々ばかりだったので、比較的数値としては低めの結果が出たのかなと思っています。

 今回、騒音と臭気と煙について調査したわけなんですけども、私が不安に感じているのは、酒とかたばこ、あとはスピーカーとか、また複合的なものなんですけれども、たばことスピーカーは禁止されると思います。あと、お酒はいかがでしょう。

林都市基盤部公園緑地課長

 お酒については、特に禁止する予定はございません。

小宮山委員

 前回、実証実験で皆さんお酒を飲まれていなかったと思うんですけども、お酒が入ると羽目を外す人も中には出てくる。今、携帯電話一つあっても、そこから音楽を鳴らしたりできるわけですよね。かといって、携帯を禁止するわけにもいかないし、お酒自体を私は認めないほうがいいと考えていますけれども、区としては認めるようです。

 何が言いたいかというと、携帯一つあっても、それなりの音量が出てくるわけですよ。かといって、携帯を禁止するわけにもいかない。その辺のルールづくりをもうちょっと詰めたほうがいいのではないか。お酒も本当に禁止しないでいいのか、解禁していいのかということをもうちょっと詰めたほうがいいのではないか。

 あと、タバコなんかも、その辺の木陰に行けば幾らでも吸えるわけですよ。その辺の木陰で吸っちゃうと火事の可能性もかなりありますよね。多分、罰則も考えていないんだと思います。罰則は考えていないけど、その辺の木陰に行けば幾らでもたばこが吸える、この状況は非常に心配だと思うんですね。お酒も入って羽目を外す人もいる。ルールづくりについては、もう一度改めて地域住民の方々も交えて考える機会など作ってもいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 まず、たばこについてなんですけれども、来年の1月から平和の森公園につきましては分煙ということで、指定喫煙場所以外については禁煙ということになります。

 それから、お酒については、一般的に公園ではお花見とかそういったときでも飲めるような形になってございます。

 あと、スピーカーについても、爆音とか、そういったものについては、公園では他人に迷惑をかけないようにということで、指定管理者のほうで見つけた場合は注意、指導するということで考えてございます。

 どうしてもマナーを守らない、ひどいような団体とか方については使わせないとか、そういったペナルティーについても、今、どうしようかということで指定管理者と相談しているところでございまして、細かい注意事項等のルールにつきましては、早めに作成してお示ししていきたいというふうに考えてございます。

小宮山委員

 お酒はどこの公園でも飲めるじゃないかみたいな話もありましたけれども、例えば新宿御苑なんかは花見の時期だけかどうか分かりませんけれども、花見の時期にお酒の持込みを禁止していますね。あとは何か違反があれば注意しますということですけども、例えば10人、20人の荒れ狂った若者たちに指定管理者が1人で行ってやめてくださいと言って、本当に聞いてくれるかどうかというと、ちょっと不安もあるし、もしかしたら絡まれたりとか、そういった危険もあると思うんです。なので、有効なペナルティーを設けたほうが実効力は高くなるし、そういった辺りのルールづくりをきちんと検討していただきたいと要望しておきます。

来住委員

 まず、実証実験の後に意見交換会や意見募集をされたわけですね。その結果は今日は整っていないということで、次回の委員会等にされるのだと思うんですが、私も意見交換会に出させてもらいましたけど、私が聞いている中では一人もいらっしゃらなかったなと思うんですけど、バーベキューについて今日は限定されていますので、バーベキューを早くやってほしいとか、いつからやってくれるんだという意見は新井区民活動センターではなかったように思うし、一方で、マンションのオーナーさんが発言をされているのを聞いていて、近くに持っていらっしゃるという、町会長とおっしゃっていたと思うんですが、その方も実証実験について、これ以上、実際にやるのは勘弁してくれと、やめてほしいという、我慢ならないという言い方での意見の表明だったと思うんですね。

 まず一点お聞きしますけど、実証実験については近隣の住居の方々にも案内をされたというふうに聞いているんですが、実際にその後のアンケートなり聞き取りを、一番は住んでいらっしゃる方が日常的にどういう影響を受けるかというのが大きい。それから、もちろん利用者の皆さんの声になるわけですけども、その点では、アンケートなり一定聞き取りは近隣でされたということでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 現在のところ、まだ近隣の方については聞き取りはしていないところでございます。

来住委員

 初めての試みなわけで、それだけに、始めるにしても、十分な声を聞き取って判断する必要があるし、多くはバーベキューは必要ないという声が圧倒的な意見の集約だったと思うんですね。それだけに、いつやるかやらないかという前段の問題として私が思うのは、私も実証実験にちょっと遅れましたけれども、あそこに行って思ったのは、まずバーベキューの文化というものはこういうものじゃないんじゃないかと思ったんですよ。というのは、バーベキューというのは、炭で焼いて、煙を出し、音を出し、においを出すのがバーベキューであって、うちのバーベキューは宮崎の牛を焼いているよと、うちのバーベキューはお握りに醤油をかけて焼いているよと、そういうのをお互いに文化として引き継がれてきたように、私たちも子どもを育てているときからそうしてきたつもりなんですよ。なぜあそこがバーベキューにそぐわないかと皆さんがおっしゃっているかというと、認識を伺いたいんですが、公園全体の中のあの位置は、水辺があって、池があって、そして、今回新たに滑り台ができて、滑り台の間にいわゆるウオーキングとジョギングのコースが作られたと。バーベキューのサイトからランニングのコースまでは、私も利用しますけれども、6メートルぐらいしかないんですよね。しかも、あそこだけが唯一木陰になって、池と広場との間に確保されたところで、とてもすてきなところなんです。だから、虫取りをやったり、流れる小川で生き物を子どもたちがお父さんやお母さんたちと一緒に採ったり、あずまやで休んだりという、そういうスペースの一角なんです。だから無理があるんですよ、バーベキューをやるには。そういう公園全体の中のあの位置がバーベキューにふさわしくないんだということを認識されないでやっちゃったんじゃないかというのを、僕は実証実験に行って、職員の皆さんが立ち会っているのを見ていて、悲しくなりましたよ。こんなところでバーベキューの実証実験をやらざるを得ない、臭いを調べなきゃいけない、音を調べなきゃならないようなところでバーベキューをやろうとしているところに問題があるんですよ。数字はクリアしていますよ、おっしゃるように。数字で測れることじゃないんだと思うんですよ。文化ですから。それがあそこにふさわしいかということが問われているんだと思うんですけど、どうですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 バーベキューの文化について考えたことはなかったんですけれども、平和の森公園のバーベキューサイト、区内の区立公園で唯一バーベキューができるところだというふうに思っております。例えば小学生とかが身近なところで手軽にお肉を焼いて食べることができると、非常に貴重なところだと思います。平和の森公園の中では一番あそこがふさわしいのではないかと考えているところでございます。

来住委員

 今回も、そういう意味では、バーベキューと言えないような家庭用の用具で野外でやっておられるんですけれども、ここの公園でやる場合は、周りに飲食店があったり、食べ物を売っていたりするし、それはそれなりの雰囲気があるんだと思うんですよ。しかし、公園というのは、特に平和の森公園の持っている意味合い、子どもへの影響、そして、これまで長く公園を利用してきた方々、近隣の方々を含めて守られてきて育てられてきた公園なんですよ。そこの認識が、バーベキュー文化を改めて考えてこなかったとおっしゃるんですけど、考えなきゃいけないんだと思うんですよ。そこはきちんとお願いしておきますが、気になるのは、今回の実証実験をされて、風向きに関係して調査をされたということですけども、先ほど言ったように、利用している人たちがあずまやであったり、小川であったり、池であったり、ジョギングコースであったり、そして子どもたちが遊んでいる滑り台、そういうところにどういう影響を与えるのかということで実証実験をされたわけですから、そういう面からも数字に出ない部分も行政ですから見る必要があるんだと思うんです。そこは改めて把握をしてほしいというふうに思います。それは今後の中で出されていますので、今後の予定の中で利用のルール、マナーの啓発などを行う事業を実施した後とありますから、啓発等の事業を実施する、これは指定管理の方がされるのか分かりませんが、そういう中で、この公園で、あのスペースでバーベキューをやる文化がそぐわないんじゃないかと僕は思っているんですよ。そこも含めて、数字じゃない部分も、心の問題でもありますけども、捉えていただけるように、しっかりとした実証実験をしてほしいということをお願いしたんですよ。

 したがって、今後、事業者がやるにしても、アルコールもオーケーよとおっしゃっているわけですから、食材も含めて、それから、近隣の直接の関係する方も入れながら、公園利用者も直接そこに含みながらやる必要があると思います。結論を急がずにきちんとした検証を、いわゆる実証実験とここでおっしゃっていますけども、改めて行う必要があるんじゃないかというふうに思いますけども、いかがでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 実証実験自体は特に行う予定はございませんで、バーベキューの利用ルールとかマナー等を楽しく学べるような啓発事業を考えているところでございます。

来住委員

 先ほど来やり取りもありましたので、新型コロナウイルスの中で密を避けなきゃいけないし、飛沫を避けなきゃいけないしと注意すべきことがあって、ましてや今までやっていないことをやるわけですから、それによってもしコロナという状況が出れば、責任は誰が取るのということになりますから、そういう時期でもありますので、ルールの検証の中でもそれらも含めて時間を取ってやっていくということが大事ですし、もう一つ、今日、意見交換会や意見募集の報告はされていませんので、次の定例会でしょうか、この委員会にどういう意見が出されてきたのか、それに対して区はどう答えたのか、いつも意見交換会について報告がありますので、していただいた上で、今後についても、議会も含めて十分議論をしていただいて、そういう決め方をしていただきたいというふうに思いますけども、いかがでしょう。

林都市基盤部公園緑地課長

 バーベキューの利用開始等については、コロナの状況等を見ながら進めていきたいと思います。意見交換会で出た意見で反映できるもの等については、注意事項等の細かいルールの中で反映できるものについては反映していきたいというふうに考えてございます。

久保委員

 ちょっと基本的なことを教えていただきたいんですけれども、今回の実証実験で、発生する騒音と臭気、煙を把握するための実証実験を行ったと。バーベキューサイトを開設するに当たって、実証実験というのは必ず行うという規定が何かあるのかどうかということと、実証実験を行う際、規制基準値に収まる結果となったとなっていますけれども、実証実験の内容というのは、何か決まりがあってこのことに限定をして行われたのかどうか、教えてください。

林都市基盤部公園緑地課長

 まず、バーベキューサイトを開設するに当たって、必ず実証実験をやらなければならないというような規定はございません。

 それから、2点目なんですけれども、規制基準なんですけれども、よくバーベキューで煙とか騒音とか臭い等の問題があるというようなところから調査をしたというところでございます。

久保委員

 要は、基本的なところを確認されたんだと思うんですよね。あとはどちらかというと、ルール、マナーのことになってくるんだと思うんです。これは何回か申し上げておりますけれども、レンタルをする際に、どういう方たちが利用されているのかということも把握をしていかなければいけないし、また何かトラブルが生じたときには、もうその方たちには貸出しはできないというふうにするとか、そういうことも決めなければいけないし、先ほど杉山委員からは、区民なのかどうかによってレンタル料の設定なんかも工夫すべきだということを言われていたので、当然そこは把握をされるべきところだと思うんですよ。

 ルール、マナーというのは、いつまでに決められて、委員会にはいつ報告がありますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 バーベキューサイトの利用ルールについては、前回の委員会のときに公園全体の利用ルールという中でお示ししたところでございます。ただ、そうは言っても、大きなルールをお話ししてございまして、その中で実際のもっと細かな、例えば利用上の注意事項とかそういったものについては、今、指定管理者と話しながら決めているところでございます。

久保委員

 委員会にはいつ報告される予定で進めていますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 第3回定例会で意見交換会の結果について御報告申し上げますので、例えばその際にこういったルールにしましたとか、そういったことについては併せて御報告させていただければなというふうに考えてございます。

久保委員

 ということは、第3回定例会で報告をしようと思っているということですか。先ほど来、質疑を聞いていると、意見交換会での意見を報告するのは第3回定例会ですとなっているじゃないですか。その報告をするときには、ルール、マナーはこうなりましたということを報告するおつもりですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 今後決めていくのは、バーベキューの細かい利用のルール、マナーだと考えておりますので、一応こうなりましたということで御報告させていただくんですけれども、それでフィックスというわけではなく、今後も絶えず改善していきますので、委員会での御意見ですとかあるいは利用者、地域の方の御意見なんかも踏まえながら、ルールについては常に改善を図ってまいりたいというふうに考えてございます。

久保委員

 もし第3回定例会で御報告をするつもりであれば、当然それはフィックスしたものじゃなくて、案ですよね。案と意見交換会でこういったものがありましたということを出していただいた上で、ここの建設委員会の場でも様々議論を深めていって、その上でルール、マナーを決定していくというのが手順なんじゃないかなと思うんですけど、違いますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 委員おっしゃるとおりでございますので、ルール、マナーの案というものを議会に対してお示ししていきたいというふうに考えてございます。

久保委員

 先ほど来、いつからスタートするのかということを言われておりますけれども、コロナの問題もあって、その中でバーベキューサイトのスタートを決定するというのは、区が決定をすることになるのでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 指定管理者の自主事業でございますので、指定管理者と区で協議しながら実施時期については決めていくというところでございます。

久保委員

 その際に、報道等で夏休みということもあったんだと思いますけれども、バーベキューの中でのコロナ感染があったというようなことが幾つかあって、皆さん、その辺のことをとても心配されると思うんですよ。もちろんこれは自主事業かもしれないけれども、バーベキューサイトそのものを設置したのは区のわけだから、そこはちゃんと責任を持たなければいけないと思うし、また、保健所ですとか区における専門的なところの意見も聴取しながら、スタート時期というのをちゃんと決定していかないといけないのではないかなと思うんですけれども、その辺はいかがですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 世の中の状況とか、あるいは専門機関等の御意見も踏まえながら、実施時期、実施方法について考えてまいりたいというふうに思ってございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、6番、区画街路第4号線の事業説明会等についての報告を求めます。

川野まちづくり推進部まちづくり事業課長

 それでは、区画街路第4号線の事業説明会等について、私から報告させていただきます。(資料7)

 平成29年8月9日に事業認可を取得後、同年11月17日及び18日に事業スケジュールを含めた事業概要や用地取得、補償、都市計画法に基づく制限等の説明会を実施いたしました。その後、3年が経過し、現在の状況や認可期間である令和7年度末までの各工区ごとのスケジュール、道路の完成イメージの動画などを踏まえた事業説明会を実施いたしました。

 開催日は7月18日、19日、21日、22日の4日間で、延べ人数ですけども、70名の参加がありました。説明会に来られなかった権利者の皆様に対しては、先週の8月12日に説明会資料を郵送またはポスティングにより周知しております。

 また、この説明会では23件の御質問を受け、回答しており、その中での主な質問と回答を記載しております。

 まず、街路整備に関する主な質問と回答としましては、計画道路の拡幅幅について、これについては、計画道路幅員は14メートルであるため、両側に4メートルずつ拡幅いたします。街路樹については、店の看板が見えなくなるとの要望があったため、現在では計画しておりませんけれども、今後、地域の皆様の要望をまとめた上で検討していきます。

 交通広場のデザインについてです。交通広場構造の条件となるバス事業者や交通管理者である警視庁と協議していきます。

 商店街のにぎわいについて、同席した区民部産業観光課と共に各種支援制度の紹介や、道路区域における商店街活性化を考慮した道路構造物を検討していく、このような質疑応答をしております。

 次のページになります。用地補償についての主な質問と回答としまして、新規テナント入居時の建物補償への影響、新規テナントの入居については補償算定へ影響するものではないと。代替地について、区と協定締結した宅地建物取引業協会と連携し、代替地をあっせんしていきます。このような質疑応答をしております。特に用地補償に関する質問は個々の案件で異なるため、補償算定方法や各補償項目については、一般的な回答を実施しております。

 次に、今後の予定についてです。本年6月1日に沿道権利者支援・相談窓口を開設し、事業推進に向け、様々な権利者からの相談に対応してきております。また、手続を保留しておりました右図のⅢ期及びⅣ期の350メートルについて、先週の8月12日に保留を解除したため、区画街路4号線全体の用地取得交渉を進めていきます。まずはⅡ期及びⅢ期区間を9月に、Ⅳ期区間については2月頃に沿道権利者の皆様へ用地測量及び物件調査を行うための案内を送付し、用地取得交渉を促進してまいります。

 次のページになります。次に、相談窓口利用状況です。沿道権利者支援・相談窓口での6月、7月の相談件数については、6月が23件、7月が18件で、主な相談内容としましては、物件調査内容や補償額等となっております。8月に関しましては、説明会資料を基にした相談も数件ございました。

 最後に、協定についてです。沿道権利者に対するサポート体制を構築するために、金融機関としての西京信用金庫沼袋支店及び西武信用金庫本店と締結し、債務や資金計画等の金融相談を実施することができるようになっております。また、不動産については、全日本不動産協会東京都本部中野杉並支部及び東京都宅地建物取引業協会中野区支部と締結し、良質な代替地、建て替え住宅、賃貸物件等の情報提供が可能となります。

 御報告は以上になります。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

加藤委員

 このコロナ禍において実施されたということで、これは延べ人数ですけれども、参加者というのは、コロナの影響を受けて想定より減っているようなイメージというのはあるんですか。

川野まちづくり推進部まちづくり事業課長

 今回の説明会に関しては、コロナの状況を踏まえて4回に分けております。私どもの想定人数とおおむね、この状況ですので、そのぐらいの人数かなという想定はしておりました。同じような人数です。

加藤委員

 じゃなくて、コロナがなかったらもう少し来たかなというイメージかどうかという。

川野まちづくり推進部まちづくり事業課長

 おっしゃるとおりです。コロナの状況でなければ、今回、補償額の話だとか道路の完成イメージ動画の説明もしておりますので、出席率はよかったのかなと思っております。

加藤委員

 ここで主な質問というところで挙がるのかなと思ったんですけども、コロナにおいて、経済状況が大分変わってきている中で、今お持ちの資産価値というのがどう考えても右肩上がりにはならない。横ばいかちょっと下がるかなという。オリパラでも上がり切って、横ばいか下がるかぐらいだったところをコロナによって下がってしまうような、直感的にはそういうふうになっていくだろうと皆さんお思いの中で、資産運用としてどうやっていくかというところは心配されるのかなと思ったんですけど、そういった質問はなかったですか。

川野まちづくり推進部まちづくり事業課長

 コロナという状況で生活スタイルが大分変わっておりますので、細かい質問というものは個人情報になりますので、そこでの質問はなかったんですけども、生活再建相談窓口というところに対しては、この状況で今後どういうスケジュールで、自分の土地、建物がどれぐらいの補償になるかというのを気にしているケースは結構あります。

加藤委員

 それはここの説明会というよりは、相談窓口のほうで出てくる話ということですね。

 この委員会で何度かお伺いしているところでありますけれども、こういった新しく商店街を生まれ変わらせようというところで、昨今、国交省がテラスの緩和ということで、公道を一部テラスにしていいというようなことで、11月末までと言っていましたけど、内々の話では制度は続けてほしいみたいな話もあったりもしますし、商店街によっては、公道を一部貸し出して物を置いていいみたいのが実際にあったりするわけですけれども、商店街においては道路が拡幅してしまうことによって、見た目の話とか、実際のところか分かりませんけど、広がることによってにぎわいがなくなってしまうんじゃないかなというような懸念がある中で、テラス席があることによって少しイメージが、にぎわいだったり道路が実質狭く見えるというか、それがにぎわいに変わっていくのかなというのも考えられるのかなというところで、生まれ変わる前からそういったことを言っていかないと、みんなで共通認識を持ってそういったまちづくりをしていかないといけないのかなと思うところです。

 というのは、国交省のテラスの緩和の話でいろんな商店街に行ったんですけど、既存のルールだったり、それぞれのところで確執もあったりとかでなかなか簡単にルールは変えられないので、ドラスティックに環境変化するときにルールも新しく作っていかないといけないのかなというところで、そうすると、1階のテナントの価値というのは非常に高まってくるのかなと。最悪な状況、どかしてくださいと言ったときはすぐにどかせるような状況さえ担保すればいいのかなというふうに思っていて、これは説明会の話でいいのか分からないですけれども、そんな展開もあると思うんですけど、そういったことを今後まちづくりの中で検討する余地というのはあるのでしょうか。

川野まちづくり推進部まちづくり事業課長

 委員御指摘は私も感じていまして、まさに今回、都市計画道路で、しかも商店街、そして両側拡幅というスキームですので、商店街としてのにぎわいに関しては危惧しているところです。さらに委員おっしゃるとおり、道路占用の規制緩和についても考えていかなきゃいけないなと思っているんですけども、そういう意味で区民部の産業観光課とタッグを組んで、今後、この沿道をどうしていくかというのを考えていかなきゃいけないかなと考えております。

杉山委員

 一つだけ、今後の予定で、Ⅱ期、Ⅲ期区間を9月、それからⅣ期区間を令和3年2月頃をめどに沿道権利者に案内を送付すると、これは一緒にできないかとか、この期間を9月と2月に決めた理由だけちょっと教えてもらっていいですか。

長沼まちづくり推進部街路用地担当課長

 その件について私のほうから御説明させていただきます。

 調査に入るのも専門業者が入ります。受注業者なものですから、人数に限りがございますので、より精度の高い調査を行うためには若干のタイムラグを設けたほうがいいだろうということで、業者と相談しまして、半年という期間を設けさせていただいたところでございます。

 さらに、この工程間につきましては、先ほど川野のほうで御説明させていただいた説明会の場でも私のほうから御説明させていただいたところ、特段、御意見を頂戴しなかったので、沿道権利者の皆様には一定の御理解をいただいたのかなと考えているところでございます。

杉山委員

 素人から見たら、一緒にやっちゃったほうがいいんじゃないかと。確かに精度が高いものをやっていく上で、区間を区切ってやるというのもいいんですけど、精度の高い人たちをたくさん集めて同時にばっとやるという手法も多分あると思います。そこら辺は区として最良の選択をされたということだと思いますので、住民の人たちにしっかりと理解していただきながらやっていただきたいと思います。

久保委員

 今のスケジュールのところなんですけど、案内の送付を行う予定で、実際には測量及び物件調査はスケジュールとしてはいつになるんですか。

長沼まちづくり推進部街路用地担当課長

 スケジュールにつきましては、送付なされるのが8月下旬ないし9月上旬でございまして、それから約1か月後を今、考えてございます。なので、9月下旬ないし10月上旬から着手する予定でございます。

久保委員

 そういった要件というか、整っていかないとなかなか次のステップに進めないのかなと思うんですけれども、金融機関とか不動産のことは、協定を結んで個別にやっていかなきゃいけないこともいろいろあるんだと思うんですよね。当然、区が直接手を下せないところもあると思うので、例えば代替地であったり、住み替えの相談というのがあって、情報提供を行うとなっていますけれども、これは区が情報提供を行うのではなくて、例えば不動産協会だったり宅建の協会の窓口を御紹介されて、直接そこに対して問合せをしていただくということなんですかね。これのスタート時期というのは、別に10月から測量ですとか物件調査が終わらなくても順次進めていく、そういうことですか。

長沼まちづくり推進部街路用地担当課長

 今まさに委員おっしゃるとおりでございまして、特に調査の時期等はリンクしてきませんので、今からでも御相談いただければ、当然御紹介はさせていただくというところで考えてございます。

来住委員

 2点だけ伺いますけども、今回70名が参加ということで、参加いただけなかった方については資料を郵送していただいたということで、地権者が対象ですよね。何名の方が対象になっていて70名というのは、答弁できますか。

長沼まちづくり推進部街路用地担当課長

 権利者については、今回、ポスティング、郵送、全てにおいて、主に400の周知をしております。

来住委員

 400名の中で70名ということですね。それで、これからのことになりますけれども、私がちょっと思うには、土地を大きく持っている方もいらっしゃるでしょうし、3分の1であったり、立退きで家としてはなかなか建て替えも効かないという方々も出てくるのかなと思いますけれども、隣や一つの固まりとして共同化していくこともこの事業の中ではあるのかなと思うんですが、共同化をまとめていくのは相談窓口のところで、そういうことも相談を受けながら関わっていけると、そういう方々もきちんと対応していくということになるのでしょうか。

長沼まちづくり推進部街路用地担当課長

 今、委員おっしゃるとおりでございまして、交渉窓口が受注業者であるURリンケージというところもございますが、箇所によっては異なります。Ⅱ期区間はまた違う業者なんですけども、しっかりと相談窓口を活用させていただきながら、あくまでもサポートという形ではあるんですけど、しっかりとそこは御相談に乗っていくことで考えているところでございます。

来住委員

 400名ということですので、一人も取り残さないということで丁寧な、本当に大変な作業だというふうに思いますので、きちんと地域の皆さんの期待に応えていただけるようにしていただきたいということを申し上げて、これは要望です。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、7番、中野四丁目新北口駅前土地区画整理事業についての報告を求めます。

小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 それでは、中野四丁目新北口駅前土地区画整理事業について御報告いたします。(資料8)

 新北口駅前土地区画整理事業につきましては、前回の委員会で事業の概要、それから、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)との協定の締結等を御報告したところでございます。

 今回、UR都市機構が国土交通大臣に対しまして事業認可申請手続を進めて、地区の現況、設計、資金計画の内容が固まりましたので、再度事業の内容について御報告をするものでございます。

 1番、中野四丁目新北口駅前土地区画整理事業についてでございます。

 名称は、中野四丁目新北口駅前土地区画整理事業、概要につきましては別紙を御覧ください。別紙の1、一般事項、それから、右側の設計図、市街化予想図につきましては、記載のとおりでございまして、前回の委員会の御説明のときと変わってございません。

 2番、地区の現況でございますが、地区内の地権者数は5人、建物戸数は4戸のほか、地域地区は記載のとおりでございます。

 3番、設計の内容でございますが、①の土地利用につきましては、各区分ごとの施行前、施行後の面積を記載しております。区画整理の減歩によりまして、施行後には保留地825平米を確保することとしております。これは右の図のNTTドコモビルの南側を保留地とする計画となっております。

 ②の減歩率でございますが、記載のとおりでございますけれども、公共減歩がマイナス5.6%という形になってございまして、これは補助223号線の立体道路部分が区画整理事業では宅地として合算されていることによって低くなっているということがございます。

 また、右の図の黄色の部分のように都市計画道路を計画しておりまして、幅員、面積等は③の公共施設整備計画のとおりでございます。

 4番の資金計画でございます。各区分ごとに収入、支出の内訳を記載してございます。このうち、収入のところですが、公共施設管理者負担金というところがかなり大きくなっておりまして、これはこの地区の区画整理事業と駅前広場を街路事業として整備をしてまいりますけれども、そこの事業が重複しておりまして、区画整理事業の一部を公共施設管理者負担金として街路事業で負担していくと、ここのところの街路事業の負担がここに入っているものでございます。

 表紙に戻っていただきたいと思います。2番、今後の予定でございます。2021年、令和3年度より主に中野通り側の既設埋設管、水道管やガス管等の移設工事を開始したいと考えております。その後、令和5年度には仮換地指定、令和7年度から、このときには区役所移転、解体後となりまして、交通広場部分の既設埋設管の移設工事を開始したいというふうに考えております。令和9年度から道路築造工事、10年度に換地処分、11年度に事業完了の予定でございます。

 工事の工程につきましては、また後日具体的な予定が決まってきた段階で御説明をさせていただきたいと考えております。

 区画整理については以上でございます。

 それから、関連しまして、最後に新北口駅前エリアの拠点施設整備民間事業者募集の現在の状況について口頭で報告をさせていただきたいと思います。

 8月4日まで事業者からの応募受付を行いまして、三つの事業者グループより応募がありました。現在は参加資格要件の適格審査を行っております。結果としまして、複数事業者から応募がございましたので、引き続き募集要項にのっとりまして、事業者の選定手続を進めてまいりたいと考えております。

 御説明は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

杉山委員

 ちょっと確認だけ。一つは、今後の主な予定は、前回の予定から何か変わっているところはありますか。あるいはスケジュールどおりでしょうか。

小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 前回の予定から変わっているところはございませんが、前回の予定よりは少し詳しく見えてきたところがございますので、細かく記載をしたものでございます。

杉山委員

 ありがとうございます。

 それから、別紙の保留地に関しましては、今、ここで保留地をどう使うのかなというのはまだ分からないかもしれないですけども、中野区として選定事業者と将来的にこの保留地をどうしていくのかみたいなもしお考えがあれば、お聞かせいただけますか。

小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 保留地につきましては、中野四丁目新北口駅前の土地区画整理事業の保留地でございます。今回保留地として確保いたしまして、その保留地を処分することで事業の収入としまして事業費に充てるというものでございます。ですので、区画整理事業が進んでいった後には、UR都市機構が最終的には売却をするということになります。

 ここの地区の中の保留地の位置ですけれども、新北口駅前の交通広場に隣接するところでございまして、また、囲町につながる動線の近傍になるというような位置づけでございます。ですので、まちづくりとして大事な土地だというふうに思っておりますので、UR都市機構ときちんと連携協議をしながら、売却の際には区のまちづくりの意向等も踏まえて売却をしていただくようにきちんと申し伝えをしていきたいというふうに考えております。

杉山委員

 ありがとうございます。それを聞いて安心しました。ぜひ中野区の意向を少しでもUR都市機構のほうに売却するときに契約の中に盛り込んでいただくとか、その辺、意識して契約等を結んでいただきたいと思います。これは要望で結構でございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、8番、中野駅周辺地区駐車場地域ルール等に関わる策定スケジュールについての報告を求めます。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 それでは、中野駅周辺地区駐車場地域ルール等に関わる策定スケジュールについて御報告させていただきます。(資料9)

 区では、中野駅周辺において学識経験者、関係機関等から構成いたします二つの検討組織により、駐車場の適切な確保と運用を図るための「中野駅周辺地区駐車場地域ルール」、駅前広場を計画する際の前提となる「中野駅駅前広場のデザイン等整備方針」の策定検討を進めているところでございます。今般、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響等により策定スケジュールの見直しを行いましたので、御報告させていただきます。

 1番、策定スケジュールの見直しについて、まず駐車場地域ルールについて御説明いたします。

 当初の予定におきましては、2020年3月に駐車場地域ルール(案)を作成いたしまして、2020年度に駐車場地域ルールの策定、その後、2020年度末に駐車場地域ルールの運用開始を予定しておりましたが、感染症拡大により策定協議会が開催できなかったことによりスケジュールの見直しを行ったものでございます。本年9月に駐車場地域ルール(案)を作成し、その後、議会報告、また意見交換会を経まして、12月頃に地域ルールを策定する予定でございます。その後、駐車場地域ルールを運用するための運用基準の作成や運用体制の構築の検討を行いまして、2021年度末に運用を開始する予定でございます。

 地域ルールの概要につきましては、昨年12月の当委員会で検討状況を報告した際に概要を御説明しておりまして、今回も参考資料としてそのときの資料をおつけしておりますので、こちらにつきましては適宜お読みください。

 なお、現在、地域ルール案の作成作業を行っているところであり、次回の定例会で案の御報告をする予定としてございます。

 次に、デザイン等整備方針について御説明いたします。こちらにつきましては、初めに別紙の参考資料2を御覧ください。こちらの資料につきましても、昨年10月に当委員会で報告している資料でございますが、現在、西口広場、南口駅前広場、新北口駅前広場を計画する際の前提となるデザイン等の整備方針の検討を進めているところでございます。

 内容といたしましては、各駅前広場のデザインコンセプトや空間構成、景観上配慮すべき項目の整理などの検討を行っているところでございます。

 表紙にお戻りください。当初、2019年度に素案を作成いたしまして、2020年度中頃に方針策定を予定してございましたが、こちらにつきましても、感染症の影響で検討会が開催できなかったため、スケジュールの見直しを行いまして、9月に素案を作成する予定としてございます。次回の定例会において素案を報告いたしまして、その後、区民意見交換会を行い、1月に整備方針を策定していく予定としております。

 2ページ目を御覧ください。2番、スケジュールの見直しに伴う影響等についてでございます。

 一つ目、駐車場地域ルールでございますが、こちらにつきましては、適用の対象と想定されます中野駅周辺の再開発事業者に適宜ヒアリング等を行い、調整のほうを行っていく予定でございます。

 二つ目のデザイン等整備方針でございますが、こちらは現在設計を進めている西口広場につきまして、デザイン等整備方針の検討と併せまして情報提供を行い、調整を進めているところでございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

加藤委員

 地域ルールで運用が開始されて、例えば荷さばき駐車場を集約化、共同利用するといった場合には、何か案内表示だったり、ここに置いてくださいとか、逆にここに置かないでくださいというような周知をしていくものなのでしょうか。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 荷さばき駐車場につきましては、現在、新北口の拠点施設の中に整備するということを考えているところもございまして、実際は荷さばき駐車場を整備すれば、それを使っている荷さばきの事業者の方に周知のほうも併せて行っていく予定ではございます。

加藤委員

 これを造る前に、地域で実際に利用されている方々からアンケートなりヒアリングするというような話でしたけど、そういったところでどういった答えというか、規制する側のニーズと利用者側のニーズが変わってくるとは思うんですけども、どういう意見があったのでしょうか。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 荷さばきにつきましては、利用している荷さばき業者等に商店街の方の協力を得てアンケートを実施しているところでございます。その中の意見といたしましては、荷さばき駐車場が確保されれば利用はいたしますけれども、例えば今現在、自分が集配しているところの近くに置いてほしいであるとか、そこまでに行く経路をきちんと確保してほしい、そういった御意見を頂いているところでございます。

 また、こちらにつきましては、追加でヒアリングを行いたいというふうに思っておりまして、併せて今、実際に、例えばトラック協会であるとか、佐川、ヤマトの方とも勉強会をしているところでもございますので、そういったところから様々な意見のほうは頂戴していただきたいというふうに考えているところでございます。

加藤委員

 その辺のイメージはついているけども、ルール策定には意見交換がまだまだ足りない状況だという認識でよろしいですか。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 こちらの運用基準に関しましては、まだ詳細を詰めていく必要があると考えておりまして、今後、勉強会であるとか協議会、また、ワーキング等を複数開催いたしまして、その中でいろいろな御意見等を頂きまして、詳細のほうは詰めていきたいというふうに考えているところでございます。

加藤委員

 ここは見直しというより、なぜこの時期にそういったものを整理するのか、それはまちの再開発をしてく中でそういうのが必要になるからやるんですか。日頃から問題だからやるのか、両方なのかもしれないですけど、このタイミングでやっているきっかけというのは何なんでしょうか。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 荷さばきの話につきましては、当初より中野通り上の荷さばきの問題というのは挙がっているところでございました。もちろん委員おっしゃるとおり、今後再開発が進んでいく中で大規模な建物が建っていくというところで、こういったルールを使ったときに駐車場の減免をする代わりに地域貢献等をお願いするというところもあります。そういったところから、今の課題を早期に解決するというところと、あとは再開発の事業に合わせて駐車場地域ルールを策定していくというふうな考えでございます。

加藤委員

 まちがどんどん変わっていく中で、その時々によってルールも微修正していかないといけないとは思いますけれども、こういったルールの変更というのは常々やっていくという予定なんですか。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 今回のルールにつきましては、新たに作るルールというところでございます。先ほど申し上げたとおり、現在の大規模開発の進捗に合わせて行うというところもありますし、今回の目的といたしましては、繰り返しになる部分もあるんですけども、中野駅周辺中心部の自動車の抑制、また、荷さばき駐車場を確保することにより、中野通りの荷さばき問題の解消、また、今回の大規模開発者による駐車場整備を行うことによって、適切な駐車場機能を確保する、そういった目的から今回ルールづくりをするところでございます。

 今後、例えば開発が終わりまして内容の見直し等があれば適宜見直しは行っていくというところでございますが、まず始めとして、駐車場地域ルールを中野駅地区のところに導入いたしまして、今までの課題等を解決するということを目的としているところでございます。

加藤委員

 最終ページのところにスケジュールが書いてあって、2029年が最終で新北口駅前広場ができるわけですけれども、ここにはバス停とかある程度あるわけで、前に質問したときにあまり変化がないような答えでしたけども、今、中野通り沿いにあるバス停というのがここに集約されるのかなといったら、そうでもないみたいな発言だったような気もしないでもないんですけども、もしバス停が全部ここに集約すれば、今あるバス停というのが荷さばき駐車場の代わりになり得るのかなとは思っているんですけど、最終的なゴールは、今年、来年やるのは取りあえずのものになってしまうと思いますけど、最終的なイメージというのはどういうものになっているんですか。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 現在、北口のバス停につきましては、各通りそれぞれ個々にばらけているところでございますが、最終としては新北口駅前広場に集約される計画となっているところでございます。

加藤委員

 それで中野通り沿いにあるバス停のところというのは、どういった利用をされていくのかというイメージはあるんですか。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 実際、開発のほうが行われてくれば交通量も必然的に増えるというところでございますので、そちらのほうの交通量を適切にさばくための道路として中野通りを使うと。ですので、今、荷さばきの駐車をされている部分に関しましては、そちらのほうを解消して適切な交通が図れるように改善していくというところでございます。

加藤委員

 それは、結局、中野通りは荷さばきのためには使わせないイメージということですか。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 中野通りは今、荷さばきのところはありますが、実際はそれはない、逆に言えば、そちらが課題となっているところですので、荷さばき駐車場を解消するという目的でやっているところでございます。

杉山委員

 御説明ありがとうございます。

 一つ、デザイン等整備方針、これは変更後、スケジュール参考資料の2にも書いていただいております。赤いところから、多分修正後ということは、コロナの影響で少し後ろに延びている。デザイン等整備方針の遅延によって各駅前広場の整備スケジュールに影響というのはあるんですか。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 先ほど影響についても御説明させていただきましたが、こちらのスケジュール表を見たときに、影響があるのが西口広場でございます。ただ、こちらは今、基本設計を行っているところではあるんですけども、デザイン整備方針の検討と併せまして、その内容について情報提供を行っておりまして、調整を併せて行っているところですので、影響等についてはないところでございます。

杉山委員

 ありがとうございます。

 実際、西口広場、既に整地等をされていて意外と早く進んでいる、そんな印象を受けますので、スケジュールはこれに関しては遅れていないとは思うんですが、参考資料2の再確認なんですが、西側の南北通路、2026年12月に完了、これは年度なので、12月ぐらいに線が入っている、ここは変わっていないと思うんですが、西口広場の完成時期、それから、南口駅前広場、これはロータリーとその脇にできる、皆さんが滞留できるようなエリアだと思うんですが、これの完成時期を教えていただけますか。

石橋まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 まず西口でございますが、前回の定例会で御報告させていただいた事業計画変更で、2026年12月に南北通路ができるということで、その1年前に駅前広場を整備しまして、区画整理で階段等を設置するというような予定になってございます。

 南口駅前広場につきましても、昨年、事業計画を変更いたしまして、2025年度に駅前広場を完成させる予定になってございます。

杉山委員

 西口広場も南口駅前広場も計画変更で延びるということは報告いただいておりましたが、2025年度に完成ということですが、前回の報告だと1年延びるみたいな感じだったと思うんですね。そうすると、2025年度ということは、2026年3月に線が引かれているんですが、実際はどんな感じだったんですか。

石橋まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 これは事業計画変更後の中身でございまして、再開発でいうと、建物の竣工が2023年度末ぐらいですかね。その2年後に駅前広場が完成する予定で事業計画変更してございますので、2025年年度末に駅前広場が完成させられるというような、今、現時点の予定でございます。

小宮山委員

 基本的な話なんですけども、この駐車場ルールというのは、中野駅周辺地区のどのエリアを対象としていて、あとはどんな実行力があるのでしょうか。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 こちらにつきましては、東京都の駐車場条例に基づきまして策定する駐車場地域ルールというところになりまして、駐車場整備地区が中野駅周辺のところには定められておりますので、そちらが対象地区となります。また、実行につきましては、逆に言えば地域ルールを使うかどうかというところは事業者の判断に委ねられますので、そちらのほうで使うというところであれば、こちらのルールにのっとって、減免であるとか地域貢献であるとか、そういったところを使用していくというところでございます。

小宮山委員

 このルールにのっとるかどうか、このルールを使うかどうかというのは事業者の判断ということで、使わなくても問題はないし、罰則もないわけですよね。どの程度、皆さんが使われるというふうに想定してこのルールを作っているのでしょう。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 現在、大規模施設につきましては、実際に東京都の駐車場条例で附置した駐車場について余っているというところの事例もあります。そこでどういった事業をやるかによって実際に使うか使わないか、例えば共同住宅等であれば使わないという場合もあるでしょうし、集客施設、商業施設等であれば使いたいというところもあるかと思うんですが、そちらにつきましては、それぞれの事業計画に合わせてこちらを使うか使わないかという判断になるかと思いますけども、先ほど申しましたように、実際に商業施設において余っているというところもありますので、余剰となる駐車場を他に活用する、そういったところの考えを持って、今、駐車場地域ルールを作っているところでございます。

委員長

 すみません。委員会を休憩します。

 

(午後3時01分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時02分)

 

小宮山委員

 今、話を聞いても、実行力があるんだかないんだかよく分からない。そのルールを本当に作る必要があるのかどうかもよく分からないんですけども、そういうルールを作るんですねということで置いておきまして、あとは、このペーパーを見ても、自動二輪に関して書いてあるのは1行だけなんですね。参考資料1の真ん中からちょっと下ぐらいに、附置義務台数の減免に対して自動二輪駐車場等の整備とか応分の負担を求める。そもそも附置義務自体が、義務と言いながら義務ではないものなんですよね。それを減免するなら自動二輪駐車場も造ってくださいねと言えば造ってくれるのかなというのは非常に疑問なんですけども、何が言いたいかといいますと、自動二輪についても、今、例えば郵便局の裏に自動二輪の駐輪場がありますが、あそこも結構いっぱいになっているように私の体感では思うわけです。自動二輪もそれなりの需要があると思いますので、中野区の駐車場について考えるのでしたら、自動二輪について、データもきちんと取って、もうちょっと配慮していただければと思いますが、その点はいかがでしょうか。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 まずこちらの附置義務につきましては、東京都の駐車場条例に基づく附置でございますので、義務でございます。そちらで定められている台数につきまして、こちらのルールを適用することによって減免等ができるというようなものでございます。

 また、減免するに当たりまして、代わりといたしまして地域貢献、そういったものを求めていこうというふうに今後考えてございますので、その中で、先ほどから話の出ております集約荷さばき駐車場であるとか自動二輪車の駐車場整備を代わりにやっていただくと、そういった負担を求めるというところは、今後の運用基準の中で定めていきたいというふうに考えているところでございます。

竹村委員

 あまり個別具体的なことを聞くのも何だとは思うんですが、気になったことがありますのでお尋ねしますが、参考資料1のまちづくりの目標のところに、自転車や自動車の中心部への流入抑制とありますが、自転車の抑制は具体的にはどのような自転車も対象になると考えてよろしいでしょうか。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 自転車につきましても、中野駅周辺の中心部については、現在流入を抑制するという考えの下、駐輪場であるとかそういった整備計画を定めているところでございます。一般的にお買物に来るとかそういったところはあるかと思いますけれども、基本的には歩行者優先エリアとして定めているところでございます。

竹村委員

 ありがとうございます。

 自動車は実は扱いが非常に、何といいましょうか、乱暴な物の言い方をすれば、降りてしまえば歩行者という扱いなんですね。またいでこぎ出してしまうと車両ということになります。どのような自転車もとわざわざ言づけをしたのは、実は某宅配食事業者の自転車の運転が荒いまたは何とかしてくれという苦情が寄せられています。そういうものに対しても、この抑制に関しては対象になるのか、また、具体的にそういう業者を特に抑制するようなことも考えているのか、もしお答えできることがあれば、お答えいただきたいです。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 まずこちらの地域ルールに関しましては、あくまでも、先ほど来申し上げています駐車場条例に基づくもので、自動車に関しての規制でございます。ですので、自転車についての規制というところはございません。

 自転車につきましては、例えば自転車利用総合計画とかそういったものがありますので、そちらの中で走行レーンの整備であるとか適切に利用が図られるように考えていくというところになるかと思います。

竹村委員

 ありがとうございます。答えにくい質問にわざわざ丁寧にお答えいただきまして、感謝いたします。

 ですが、まちづくりの目標のところに自転車と、しかも一番最初に明記してあるということはウエートは非常に高いと私は解釈しています。ですが、具体的な案のところには落とし込みがありませんので、それはもちろん案ですから、これからしっかり具体的なことが出てくるとは思うのですけれども、先ほど申し述べた、特に業者の運転に関してはかなり厳しく見ていきたい、ないしは行政としてはそういう部分の区民、歩行者の安全を図るという意味では、しっかり見ていただきたいと思いますので、案にしっかり乗せて、抑制を図るような動きをぜひ見せてほしいと思います。これは要望です。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 駐車場地域ルール案につきましては、再度繰り返しになりますけど、あくまでも自動車に関することでございます。自転車の施策についてはまた別の方向で規制というところとどういった利用が適切かというところは検討していくということになるかと思います。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、9番、中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業に伴う工事の施工状況等についての報告を求めます。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 それでは、中野駅西側南北通路・橋上駅舎等に伴う工事の施工状況について御報告させていただきます。(資料10)

 中野駅西側南北通路・橋上駅舎・駅ビルから成る道路一体建物の工事は、現在、支障移転工事及び本体工事を実施しているところでございます。こちらの工事概要について御説明させていただきます。

 西側南北通路・橋上駅舎は令和8年12月に開業予定でございます。現在、全体スケジュールの遅れについてはございません。今年度は建物の地盤となる人工地盤の杭を施工する工事を行っております。

 工事内容につきましては、別紙の写真を御覧ください。現在、ホーム改良工事及び杭を施工するための準備工事を行っております。

 写真の御説明でございますが、右側赤い枠で囲われた写真につきましては、人工地盤杭の施工の支障となるため、既存ホームの改良工事を行っている写真でございます。また、左側の青い枠で囲われた写真が人工地盤杭の施工準備工事を行っている写真の一覧になります。上のほうにつきましては、工事ヤード内に杭を施工するためのプラントのほうを既に設置しているところでございまして、下の写真につきましては、杭を施工するための配管用設備が通っている架台の設置写真でございます。その他、ワイヤーの改良工事等々書いておりますが、そちらにつきましては御覧いただければと思います。

 なお、8月下旬から人工地盤杭の打設が開始される予定でございます。

 また、右下でございますが、北側工事用ヤードの仮囲いに事業概要を掲載し、当事業についての周知を行っているところでございます。

 資料、お戻りください。その他でございますが、現在、上屋の補強やホーム掘削など主たる工事につきましては、列車運行に支障があるため、運行終了後の夜間に工事を行っております。今後、杭の打設工事の一部などについては昼間工事を行っていく予定です。

 2ページ目を御覧ください。3番、道路一体建物協定の締結について御報告いたします。

 中野駅西側南北通路・橋上駅舎等は立体道路制度の道路一体建物として整備しております。本協定につきましては、道路法に基づく協定であり、道路と建物が一体になることによる道路の新設、改築管理費用負担等に関する協定を締結するものでございます。

 令和2年6月10日付で道路管理者である中野区と建物所有者である東日本旅客鉄道及び東京地下鉄株式会社の三者で締結を行いました。

 なお、本協定の写しを中野駅周辺まちづくり課において閲覧に供しており、工事現場におきまして、閲覧に関わる提示を行っております。

 御報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

加藤委員

 今、区民から御相談というか質問が多いのが西口の橋上駅舎のことで、あれはいつできるのとかそんな話をよく聞かれます。昨日も特別委員会のほうで市川委員から同じような質問があったかもしれませんけれども、例えば今、使っている改札口にエレベーターをつけてくれなんてよく陳情というか、そういうふうなことを言われるんですけど、物理的に今のあそこの通路の真ん中にエレベーターなんて置いたら、人が通れなくなって、本当に事故が起こるような、こういう状況なんだよなんていうのを何回説明したことかというぐらい、そういった話を受けます。そういうのを解消できるのが新しい橋上駅舎なんだみたいなことを高らかに広報してほしいなと思うわけですね。だから、それだけ皆さんが興味を持っているものなので、この建設委員会で言ってもあれですけれども、なかの区報とかに出して、これがどういう意味合いを持っているのか、今まではこういうところだったけど、新しいのができるとこういうふうになる、でも一朝一夕にはできない、夜間工事でしかできないところがいっぱいあるから、そんな簡単にはできないとかそういったことを皆さんに伝えるということが重要になってくると思うんですけども、仮囲いのところにそういった説明を一部されているんだとは思うんですけども、ほかの工法の方法があると思うんですけども、今後、どんなことをお考えか、お聞かせください。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 こちらにつきましては、例えば先ほど委員がおっしゃいましたとおり、ヤードの仮囲いのほうにはエレベーターが新しくできますよとか、あと、掲示板のほうにパンフレットを一部掲載したりとかそういったことはやっているところでございますが、まだまだ周知のほうは足りていないのかなという考えはあるところでございます。

 ですので、例えば今回の工事状況とか、また、今後できる駅舎の内容等につきまして、ホームページで公開して、それをSNSにアップしていただくとか、どういった工法があるかというところは引き続き考えて、なるべく区民の方、利用者の方に分かりやすいような周知というところは我々のほうとしても考えていかなければいけないというふうに思っているところでございます。

加藤委員

 別の話ですけど、ちょっとスケジュール感で、さっきの資料を見たほうがいいのかもしれないですけど、新北口駅前広場ができるほうが南北通路ができるより後になるんですけど、何回も説明があったのかもしれないですけど、今さらながらなんですけど、南北通路ができて広場ができていないという状態になったときに、そっちの改札を使った人はどうやって人の流れができるかという、過渡期というのはどういった状況になっているんですか。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 2026年に駅舎のほうが開業する後に、駅前広場に関しては2年ほど後に完成する予定となっております。これからの検討状況はまだ深度化する必要があるとは思っているんですけれども、例えばこちらで一番利用されるのは、四季の都市のほうへ向かう方だと思っておりまして、そちらのほうのデッキというところがつながっていく必要があるのかなと。そちらのほうにつきましては、今後、施行ステップを検討していく上で、なるべく駅舎に合わせて、そちらのほうの開通だけでもできないかどうか、そういったところを考えて、これから検討のほうは進めていきたいというふうに思っております。

加藤委員

 じゃ、まだ具体的にどういうふうに人の流れを作るためのハード整備をするかというのは決まっていないということですね。分かりました。それも昨日、特別委員会で話が挙がっていましたけれども、7月30日にJR東日本がコロナによっての対策として終電を早めてもいいんじゃないかという検討を始める、それが意外と夜間作業員の人たちの負担も減らすとか、ほかの作用にもつながってくるということなので、一時的なものなのか、ひょっとしたら、結構長い期間というか、ずっと終電が早まる可能性もあるなと思うと、夜間工事の時間が長くなる、そうしたときには、今考えている駅舎のスケジュールより早まる可能性がある。それでさっき言った、駅広がまだできていないという状況で、スケジュールを詰めていかないと、駅が早くできちゃって、そっちをどうやって人を流すかというのが決まっていかないということになると、おかしなことになってしまうので、その辺のスケジュールというのも早めに考えて、可能性の幅を全て見ながらスケジュールを組んでいただきたいと思うんですけど、御担当としてはどのようにお考えですか。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 おっしゃるとおり、工期短縮については、これまで区からJRのほうに短縮を要望しているところでございます。ですが、おっしゃるとおり駅前広場ができなければ、実際に歩行者の動線が確保できないというところになりますので、先ほど申し上げたところでございますが、今後、なるべく早期に歩行者動線の確保をどうやっていくか、それと工事の展開の在り方、そういったところを詰めまして、駅舎開業、その後の歩行者の利用に支障がないような形でできるかどうかという検討を進めていきたいというふうに思ってございます。

杉山委員

 先ほど加藤委員もお話されていましたけど、南北連絡通路、西口改札に関しての周知、これはいただいた資料の別紙の右下にありますけど、北口のヤード、仮囲いに大きな絵と実施している内容、この辺の周知をしていただいているところでございますが、西口広場の仮囲いには書いていただいていないんですね。右下の絵には、中野ブロードウェイとか、サンモールの入り口のほかに、中野南口のレンガ坂の入り口もちゃんと書いていただいているんです。書いていただいているにもかかわらず、西口広場のヤードの仮囲いのほうには書いていただいていなくて、西口広場側の桃園出口側の絵は少し掲示されている、そんな状態ですよね。いつできるのかとか、西口広場はどうなるのかみたいな絵というのは、見つけないと発見できなくて、同じように西口広場のほうに何かしら事業内容を御紹介いただく、貼っていただきたいと南口に住まう人間としては思うわけですが、いかがですか。

石橋まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 西口広場のヤードにつきましては、UR施工ということで、基本的にはURの判断になります。地域からもそのような要望がございますので、どのような形で工事の進捗とか工事自体の説明のアナウンスができるのかどうかというのを今、協議をして進めているところでございます。何かしらそのような形で地域にアナウンスできるようなものができればというふうに今、協議してございます。

杉山委員

 ありがとうございます。ぜひともよろしくお願いします。

 今は白い仮囲いでちゃんと絵も貼れるような状態になっていますので、URさんのほうに調整いただいて、ぜひとも貼っていただきたいと思います。これを強く要望しておきます。

久保委員

 1番ホームの改良について伺いたいんですけれども、これは橋上駅舎を開設するためには必要なことなんですよね。1番ホームの仮ホームの完了時期というのと、当然、仮とはなっていても、橋上駅舎を開設するためには、外すということにはならないのだと思うので、最終的に仮ホームと言われているところが1番ホームになる。その後、1番ホームというのは東にすごく長くなっちゃうので、そこはどうなるのか、その辺のことを教えてください。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 すみません。仮ホームという言い方が誤解を招くような形になっているのかなと思いまして、大変申し訳ございません。こちらにつきましては、既存の1番ホームをほかのところに移転するとかそういったものではございませんでして、あくまでも1番ホームのホーム改良でございます。先ほどちょっと申し上げましたけども、こちらのほうも実際に杭を施工するんですが、杭径が大きいため、今のままだと実際に杭が施工できないというところから、ホームの改良を行っておりまして、そちらのほうで杭を打ちまして、その後はきちんと元のホームに戻すところではございますが、そういったところを示してございますので、それが東とかに移るとかそういったところでないということでございます。

久保委員

 じゃ、これは仮ホームで正しいということですね、この表現は。要は西に延ばして、そのままということではないということですよね。すみません。そこら辺の関係性がよく分からなかったのでお伺いいたしました。

 仮ホームはいつできるというか、仮ホームとしての完了というのはいつなんですか。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 現在、仮ホームと言っておりますが、既存1番ホームの改良工事、こちらについては、杭を施工するための、ある意味、支障移転の工事を行っておりまして、こちらのほうに実際に人工地盤杭の杭を施工しておりますので、今後そちらのほうが終わるまで工事をやっているというところでございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、10番、その他で理事者から何か報告はありますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 それでは、公園遊具の安全確保に関わる緊急対策工事の工期延伸について口頭で御報告申し上げます。

 この工事は、現在の遊具の安全基準に合わず使用不可と判定された遊具を速やかに撤去、補修、更新する工事であり、本年10月までに使用不可の遊具をなくす目的で実施しているものでございます。

 新型コロナウイルス感染症の影響により工場での遊具の製造が遅れておりまして、恐縮でございますが、当初の期日でありました10月30日から12月28日へ約2か月間、工期を延長させていただくものでございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 他に報告はありますか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 それでは、令和2年度西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟決起大会について口頭で御報告いたします。

 本年10月27日火曜日、野方WIZで開催を予定していた令和2年度決起大会につきましては、本日開催された第2回期成同盟理事会において中止が決定されました。これは新型コロナウイルス対策に関する社会情勢を鑑みた判断でございます。

 なお、多くの方の参加を募る大会場での決起大会は中止といたしますが、代替措置として、期成同盟決議文案についての賛同を加盟団体等から確認し、国、都、西武鉄道株式会社への要請活動そのものは行う方向で進めてまいります。

 私からの報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

久保委員

 期成同盟の大会が行えないというのは致し方ないことだと思うんですけれども、今まで決議文を持って、国や東京都、また、西武鉄道へという形で働きかけをしてきたということがあるかと思うんですけれども、その辺のところは今後の動きとしてはどうなっていくのかということと、今までは大会の決議というのは、参加をされている方たちは基本的に皆さん同意をされているから参加をしているものだと思っていたんですけれども、決議に対しての賛否といったら変ですけれども、同意についての取付けみたいなことを今回はするという意味になるんでしょうかね。ちょっとその辺のところが、今まで大会を開いていたものとどのように変わってくるのかということを教えてください。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 今、お話にあった大会についてでございますが、大会を中止ということで、代替措置は、賛同書を集めるというところで確認していくということで考えているところでございます。決起大会の中では、いわゆる拍手をもって決議をというところに代わるものを賛同ということで、特に賛成、反対というのを確認するということでは考えていないところでございます。

久保委員

 通常の流れとしては、皆さんから賛同いただいたものというのが、それを今まで持っていたことはないので、大会決議とされたものについてを国や東京都、西武鉄道へというふうに持っていっていたと思うんですね。それはそういう形で行うということでいいんですか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 今回いただいた賛同については、決議文案から決議文とする際の重要な根拠、参考資料にしたいということで考えております。賛同をいただいた方についてのリストとかそういったものの運用については、第3回の理事会で考えていきたいということで考えております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 他に報告はありますか。

安田都市基盤部都市計画課長

 委員長、すみません。休憩をお願いします。

委員長

 委員会を休憩します。

 

(午後3時27分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時27分)

 

 他に報告はありますか。

安田都市基盤部都市計画課長

 大変申し訳ありません。報告事項の1番目の新型コロナウイルス感染症に係る医療・生活・経済支援対策事業の今後の取組につきまして、資料の一部に誤りがございましたので、訂正して差し控えたいと思います。

 誤りの部分は別紙の5ページに当たります。5ページの上から2番目、2-10、在宅児童・生徒ICT支援に関わる部分で、一番右側のタブレット、ルーターの台数の数値に誤りがございました。タブレットにつきましては800台、ルーターにつきましては700台と訂正いたしまして、資料の差し替えをしたいと考えてございます。よろしくお願いいたします。

委員長

 ただいまの件に関して、何かございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、他に報告はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、以上で所管事項の報告を終了します。

 次に、審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩します。

 

(午後3時28分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時31分)

 

 休憩中に御確認いただきましたとおり、次回の委員会は第3回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は正副委員長から招集させていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 以上で本日予定した日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で建設委員会を散会します。

 

(午後3時31分)