令和2年09月07日中野区議会建設委員会(第3回定例会)

中野区議会建設委員会〔令和2年9月7日〕

 

建設委員会会議記録

 

○開会日 令和2年9月7日

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午後1時24分

 

○閉会  午後1時43分

 

○出席委員(9名)

 日野 たかし委員長

 河合 りな副委員長

 竹村 あきひろ委員

 高橋 かずちか委員

 加藤 たくま委員

 杉山 司委員

 小宮山 たかし委員

 久保 りか委員

 来住 和行委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 都市基盤部長 奈良 浩二

 都市基盤部都市計画課長 安田 道孝

 都市基盤部道路課長 井上 雄城

 まちづくり推進部長 角 秀行

 中野駅周辺まちづくり担当部長 豊川 士朗

 まちづくり推進部まちづくり計画課長 千田 真史

 まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長 松前 友香子

 

○事務局職員

 書記 立川 衛

 書記 髙橋 万里

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第66号議案 令和2年度中野区一般会計補正予算(関係分)

 

委員長

 定足数に達しましたので、建設委員会を開会します。

 

(午後1時24分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 それでは、議事に入ります。

 第66号議案、令和2年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。

 本議案は、総務委員会に付託されておりますが、建設委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば、総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。

 それでは、理事者の補足説明を求めます。

井上都市基盤部道路課長

 それでは、第66号議案、令和2年度中野区一般会計補正予算について、都市基盤部所管分の補足説明をいたします。

 議案の5ページをお開きください。

 歳出予算の9款都市基盤費につきまして、5,153万6,000円を増額し、75億6,630万2,000円とするものでございます。

 初めに、この補正予算の歳出の内容について御説明いたします。

 それでは、36、37ページをお開きいただきたいと思います。

 9款都市基盤費、2項道路費、1目道路管理費の2、土木事業調整、(2)橋梁拡幅につきまして、2,692万2,000円を増額するものでございます。橋梁拡幅の事業でございますが、これは東京都が実施いたします河川改修工事に伴う橋梁の架け替えにおいて、橋梁を拡幅し、拡幅に係る事業費を東京都との協定に基づき、中野区が負担するものでございます。

 内容につきましては、妙正寺川丸山橋の架け替え工事において、工事用搬入路として使用していた都営住宅の団地内通路が使用不可となったことに伴い、平成31年3月に工事を中断し、東京都との協定を一旦失効いたしましたが、中断後も工事再開に向けて調整をしてきた結果、このたび都営住宅の団地内通路の通行が可能になったことから、架け替え工事を再開することとなり、東京都と今後新たに協定を締結し、本協定に基づき、中野区は事業費を負担するものでございます。

 なお、後ほど、債務負担行為のところで御説明いたしますが、架け替え工事の事業期間は、令和4年度までとなりますので、債務負担行為の追加をいたします。

 次に、4目道路維持・整備費の1、道路改良・維持、(3)道路整備につきまして、2,461万4,000円を増額するものでございます。これは妙正寺川の江古田公園付近の石積擁壁について補修が必要となり、今年度、当初予算で地質調査及び詳細設計を実施してまいりましたが、このたび補修工事に係る経費が確定したことから、本経費を増額するものでございます。

 なお、補修工事に係る経費は、全額東京都の事務処理特例交付金の対象となっております。

 次に、債務負担行為の補正でございます。40、41ページをお開きください。

 橋梁拡幅整備(丸山橋)でございますが、先ほど歳出のところで御説明しましたとおり、事業期間が令和2年度から令和4年度まで3か年にわたることから、新たに令和4年度までの債務負担行為を追加するものでございます。

 次に、この補正の歳入の内容について御説明いたします。

 ページをお戻りいただきまして、16、17ページをお開きください。

 下段の表を御覧ください。

 14款都支出金、2項都補助金、7目都市基盤費補助金、10節まちづくり基盤整備事業を682万2,000円増額するものでございます。これは、先ほど歳出で御説明しました妙正寺川丸山橋の架け替え工事の再開に伴いまして、都市計画交付金を増額するものでございます。都市基盤部所管分の補足説明は、以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより、本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

加藤委員

 両方とも、団地内通路が通過できるようになって、今後の期間と費用がわかったというのと江古田の石積のほうも調査して期間と費用がわかったから、このタイミングで補正をするということなんですか。

井上都市基盤部道路課長

 委員おっしゃるとおりでございまして、初めの丸山橋につきましては、平成31年3月で工事用搬入路が使用できなくなって、一旦中断したものでございますが、こちらが工事を再開できるということになりまして、今回補正をするものでございます。

 また、擁壁工事のほうにつきましても、当初予算で調査設計を進めてまいりました結果、今回工事費が確定したもので、早期に補修をしたいということで、今回補正をするものでございます。

加藤委員

 早期に補修がしたいために、このタイミングで補正予算を組むということは、これを組まないと、工事が今は進められないということなんですか。

井上都市基盤部道路課長

 委員おっしゃるとおりでございまして、当初予算につきましては、調査費及び設計費が計上されておりまして、工事費は含んでおりませんでした。

加藤委員

 これが先議であるというのは、急ぎである要件というところにおいて、もうこのタイミングでないと、年度内に間に合わないということなんですか。

井上都市基盤部道路課長

 委員おっしゃるとおりでございまして、丸山橋につきましては、このタイミングで補正の議決をもって新たな協定を東京都と締結しまして、工事を早期に再開したいと。こちらにつきましては、令和4年度までに工事が終わらないと、また、都営住宅の団地内通路が使えなくなるというところで、このタイミングでの補正となっております。

 また、護岸工事のほうでございますが、護岸工事につきましても、このタイミングで補正をすることによって、年度内に工事を終えることが可能になりまして、今回補正をするものでございます。

加藤委員

 団地内通路を通過できるようになったというのは、タイミングとして、交渉によっては、もっと早まったり遅くなったりするようなものだったのか、タイミングとしては、年度当初からできてもよかったのかなと思うんですけれども、このタイミングで通過できるようになったというのは、どういった経緯があるんですか。

井上都市基盤部道路課長

 東京都建設局と、それから住宅局のほうで協議を重ねてきた結果、このたび団地内通路の工事工程を見直すことによって、橋梁の工事用搬入路として使用できることになりまして、今回工事を再開できることになったというものでございます。

加藤委員

 橋梁の拡幅をする際に、最初からその辺の見込みがあって、当初予算として調査しているのかなと思うんですけれども、何かその辺が、もうこの時期に通過できるようになる見込みがあって、当初予算から組まれていたんですか。その辺の通過ができるというのが判断できたのはいつごろなんですか。

井上都市基盤部道路課長

 平成31年3月をもちまして、工事用搬入路が一旦使用できなくなりましたことに伴って、丸山橋の工事については、一旦工事を中断いたしまして、当時は再開の見込みがございませんでしたので、協定についても一旦失効したところでございます。

加藤委員

 そうすると、今年度やらない可能性もあったということですか、状況によっては。

委員長

 休憩します。

 

(午後1時34分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時37分)

 

加藤委員

 唐突に補正が先議で出てきているというところに、ちょっと疑義が感じられるところがあるところなんですけれども、なぜこのタイミングでこういった工事費用が出てきたのかというのを、ちょっと簡単に御説明ください。

井上都市基盤部道路課長

 こちらにつきましては、都営住宅の工事の関係でございまして、都営住宅のほうで工事の工程を見直した結果、この橋の工事用搬入路として、団地内通路が使えるようになったというもので、今回補正を組んで、新たに協定を結んで工事を発注したいというものでございまして、この工事用搬入路につきましては、令和4年度中に、また使えなくなるという事情から、早期に着手したいというところでございます。

久保委員

 今の加藤委員の御質疑のところで、住宅局と都市整備局との調整によって工事工程の見直しが図られたということで、これに1年費やしたということですか、東京都は。

井上都市基盤部道路課長

 協議に時間がかかったということよりも、都営住宅の工事の中で工程を見直した結果、令和2年度から令和4年度の間、工事用搬入路が使えるようになったということでございます。なお、住宅の建物の本体工事そのものは継続してやっておりますので、あくまでも、工事用搬入路に影響が出ないことが判明したというところでございます。

久保委員

 ということは、住宅の建て替えにおいては、これは遅れは生じないということなんですよね。あくまでも、要は、共用できる道路が使用できるような形で調整をして、なおかつ住宅自体も、そのことで遜色なく建て替えはできると、そういうことでよろしいんですか。

井上都市基盤部道路課長

 委員おっしゃるとおりでございます。

久保委員

 この妙正寺川の橋梁ですとか河川改修において、東京都のほうの入札不調が続いていたというのが過去にもあって、そのことでかなり工事自体が遅れていたという状況がございます。万が一そういったことがあった場合、この期間というのはどのようになるでしょうか。

井上都市基盤部道路課長

 入札不調については、中野区のほうでは承知していないところでございますが、令和4年度中に工事が完了するように進行していくというふうに聞いてございます。

久保委員

 この一帯は河川工事もですし、都営住宅の建設もですし、今後中野区におきましては、旧美鳩小学校の第四中学校、第八中学校の統合新校の建設ということもございまして、解体工事等も入ってまいります。様々な工事が重なってくるということで、この数年間、このエリアでは、やはり登下校時の通学路の課題ですとか様々ありました。この辺のところについては、区としても十分に地域にもきちんと知らせていただくとともに、本当にほかの工事と調整を図りながら進めていかなければいけないところだと思うんですが、その辺はいかがですか。

井上都市基盤部道路課長

 妙正寺川の整備工事に関しましては、地元の方のことも考慮した上で、東京都のほうで施工を進めていくというふうに聞いてございます。

久保委員

 区としても、そういった工事車両の出入りですとか、他の工事が入ってくるわけですね。区が行う解体工事ですとか、そういったものも近隣で起きてくるので、その辺のところも十分に所管のところと協議をしていただいて、安全を保っていただきたいなと思うんですが、それを区としてはどのようにお考えですか。

井上都市基盤部道路課長

 学校の工事等もございますので、第三建設事務所のほうには、きちんと工事用搬入路、それから工事車両の運行等について、調整していただけるように伝えていきたいというふうに考えてございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、質疑を終結します。

 それでは、意見について伺います。第66号議案について、意見はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、第66号議案について、意見なしとして、総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 以上で、第66号議案、令和2年度中野区一般会計補正予算(関係分)の審査を終了いたします。

 以上で本日の日程を終了しますが、委員、理事者から御発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で建設委員会を散会します。

 

(午後1時43分)