令和2年09月07日中野区議会区民委員会(第3回定例会)
令和2年09月07日中野区議会区民委員会(第3回定例会)の会議録

中野区議会区民委員会〔令和2年9月7日〕

 

区民委員会会議記録

 

○開会日 令和2年9月7日

 

○場所  中野区議会第2委員会室

 

○開会  午後1時24分

 

○閉会  午後1時46分

 

○出席委員(8名)

 羽鳥 だいすけ委員長

 市川 しんたろう副委員長

 木村 広一委員

 いさ 哲郎委員

 石坂 わたる委員

 近藤 さえ子委員

 伊藤 正信委員

 森 たかゆき委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 区民部長 青山 敬一郎

 区民文化国際課長 辻本 将紀

 税務課長 矢島 久美子

 保険医療課長 伊藤 廣昭

 環境部長 朝井 めぐみ

 環境課長 波多江 貴代美

 ごみゼロ推進課長、清掃事務所長 伊東 知秀

 

○事務局職員

 書記 野村 理志

 書記 有明 健人

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第66号議案 令和2年度中野区一般会計補正予算(関係分)

 第67号議案 令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)

 

委員長

 定足数に達しましたので、区民委員会を開会いたします。

 

(午後1時24分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 それでは、議事に入ります。

 議案の審査を行います。

 第66号、第67号議案は、共に補正予算の関係分ですので、一括して議題に供したいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 [1]御異議ありませんので、第66号議案、令和2年度中野区一般会計補正予算(関係分)、第67号議案、令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)を一括して議題に供します。

 これらの議案は総務委員会に付託されておりますが、区民委員会の関係分について、当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば、総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。

 それでは、理事者の補足説明を求めます。

辻本区民文化国際課長

 それでは、区民部が所管いたします補正予算(案)分につきまして、補足説明を申し上げます。

 まず、第66号議案の一般会計でございます。恐れ入りますが、議案書の14ページ、15ページをお開きいただきたいと存じます。歳入歳出予算総括の表をもって御説明をいたします。

 15ページの歳出の表を御覧いただきたいと存じます。

 4款区民費につきましては、567万6,000円を増額いたします。補正後の予算額は115億8,284万9,000円でございます。

 続きまして、歳出の内容について御説明を申し上げます。恐れ入りますが、22、23ページをお開きいただきたいと存じます。

 まず、上段の4款区民費、3項税務費、1目税務管理費でございます。これは令和2年度税制改正によりまして、徴収の猶予等を適用した場合の延滞金計算率などが変更されるため、特別区民税の滞納整理支援システムの改修経費283万8,000円を増額補正させていただくものでございます。

 次に、下段の4款区民費、4項保険医療費、3目国民健康保険事業特別会計繰出金でございます。これは特別会計の補正に伴いまして、増額するものでございます。内容につきましては、特別会計のページで御説明させていただきます。

 続きまして、第67号議案の国民健康保険事業特別会計でございます。恐れ入りますが、44、45ページをお開きいただきたいと存じます。歳入歳出予算総括表で御説明を申し上げます。

 当会計につきましては、歳入歳出とも283万8,000円を増額いたします。補正後の予算額は328億3,174万9,000円でございます。

 恐れ入りますが、48、49ページの歳出を御覧いただきたいと存じます。

 1款国保運営費につきまして、令和2年度税制改正により、徴収の猶予等を適用した場合の延滞金計算率などが変更されるため、国民健康保険料の滞納整理支援システムの改修経費283万8,000円を増額補正させていただくものでございます。

 続きまして、46、47ページにお戻りいただきたいと存じます。

 5款繰入金につきまして、歳出の補正に伴い、国民健康保険事業特別会計の不足する財源を一般会計からの繰入れといたしまして、283万8,000円を増額するものでございます。

 区民部の補足説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

波多江環境課長

 それでは、引き続きまして、環境部所管分の補正予算案につきまして、説明をさせていただきたいと思います。

 15ページをお開きください。

 歳出、8款環境費でございます。予算を1,517万8,000円増額いたします。補正後の予算額は52億9,798万8,000円となります。

 続いて内容の説明になりますけれども、34ページ、35ページをお開きください。

 8款環境費、2項ごみゼロ推進費、3目清掃事業費でございます。粗大ごみ収集緊急対策事業に係る経費でございます。これは新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う外出リスク等の影響による家庭から排出される粗大ごみの増加に対応するため、収集委託経費を1,517万8,000円増額するものでございます。

 説明は以上です。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

石坂委員

 清掃事業費、ごみゼロ推進費、3目清掃事業費のところで伺います。

 今般、在宅の方が増えて、粗大ごみのほうが増えているということでありますけれども、もちろん、粗大ごみは予約制なので、予約で今後出されるものの対処が必要ですけれども、現状として、粗大ごみが今後も増えていく見込みなのか。あるいは、今、在宅期間の分で、それが解消すれば、一定数収まりそうな見込みなのか、その見込みがもし立っているようでしたら教えてください。

伊東清掃事務所長

 今後の見込みということでございます。まだまだなかなか難しいところではございますが、まず、今年4月の申込み状況でございますけれども、昨年度比で4割ほど増えてございます。5月が5割近い申込み状況でございました。6月は4割を下回りまして、7月は3割を下回りまして、25%増しという形でございます。8月は今、集計中でございますが、このまま平準化していくのかどうか、まだ見極めが必要かなというふうに考えてございます。

伊藤委員

 今、石坂委員の質疑での粗大ごみなんですけれども、前にもちょっと伺ったんですが、1,500万円ということは、これ、台数にすれば、何台ぐらいになるんでしょうか。清掃車の台数、その辺はお分かりでしょうか。

伊東清掃事務所長

 今回、増額補正を1,500万円ほどお願いしてございますが、これから10月から半年、年度内6か月で必要に応じて、粗大ごみの量に応じて、車の増車を考えてございまして、半年間で臨時車について、最大180台を最大限度でお願いするというものでございます。

伊藤委員

 180台というお答えでしたけれども、これで3月まで、年度末まで予算を立てられましたが、これで十分対応できるということでの予算なんでしょうか。

伊東清掃事務所長

 今回お願いした金額で足りるというふうに考えてございまして、詳細を申し上げますと、毎日4台稼働していまして、例えば、1日1台増車した場合に、月の稼働日数が大体25、26日ですので、月で25、26台、月のマックスを余裕を持って30台、それを6か月で180台としてございますので、所管としては十分足りるというふうに考えてございます。

伊藤委員

 例年ですと、今年はちょっと台数を増やしたのかな、予算を増やしたというか、そうですよね。たしか100台ですか、当初の予算では。何台で幾らの予算を立てていましたか。その辺を教えてください。

伊東清掃事務所長

 通常の台数以外に臨時車ということで計上してございますが、昨年度までは年間で50台の臨時車を措置してございました。今年度は、昨年度来の待ち日数を縮減するという観点から、臨時車を倍増しまして100台措置したところでございますが、今般の新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりまして、粗大ごみが多くなりまして、そちらについても、ほぼ使い切ってしまっているというような状況でございます。

伊藤委員

 今回、このように補正予算を立てたということは、その臨時車の100台は、もう相当、8月で何割ぐらい、100台のうち何割ぐらい、もう臨時車を使われているんですか。その辺は御存じですか。

伊東清掃事務所長

 少しお待ちください。8月の段階で8割以上を使い切ったというところでございます。現在、ほぼ100台近く使い切るような、9月で100台使い切るようなペースでございます。

木村委員

 今の伊藤委員の質疑の中での確認なんですけれども、まず、現状では、この間も話のあった粗大ごみの待ち期間というか、予約して回収に当たる期間はどれぐらいになっていますか。

伊東清掃事務所長

 地域にもよりますけれども、6週間から最大で7週間ほどお待ちいただいている状況となってございます。

木村委員

 先ほど、昨年度から、今年度、本来100台臨時車を増やす予定だったのが、コロナによって足りなくなったと。では、コロナが仮に起きる前のこの100台をしっかり回した場合、回収をどれぐらい、要は何週間で回収できるという計算で行っていますか。

伊東清掃事務所長

 昨年度までは、大体1か月前後、4週間とか1か月ぐらいかかっていまして、それでは、やはり区民サービスとしていかがなものかということで、期間の日数を短縮ということで臨時車の増車と、あと、収集方法の変更も今年度からしたところでございますけれども、なかなか何週間というのをぴっちりお答えできませんけれども、早ければ2週間、遅くとも3週間ぐらいというような思いではございました。

木村委員

 今、おっしゃったように、本来は引っ越し前に1か月かけて回収というのは、本当はあり得なくて、せめて2週間、3週間で回収すべきものだと思うんですけれども、要は、今回の補正予算というのは、あくまでも今年度中の対応であって、来年度、コロナの影響がどこまで続くか分からないんですけれども、やはり来年度になっても、1か月じゃなくて、2、3週間でしっかり回収できるような予算措置も含めて方法は確保すべきだと思うんですけれども、これに関していかがですか。

伊東清掃事務所長

 委員御指摘のように、今回の補正については、今年度臨時的な対応ということでございますけれども、今後粗大ごみの収集につきましては、恒常的に行っていくものでございまして、委員御指摘のように、2、3週間で収集できるような形で、様々に検討していきたいというふうに考えてございます。

森委員

 国保の滞納整理支援システムのほうを伺いたいんですが、これは一般的にシステムの維持管理費みたいなものがかかっていると思うんですけれども、それって幾らぐらいですか。

伊藤保険医療課長

 今、システムとしてリプレースの業務委託をしてございますけれども、そちらにつきましては、令和3年1月までということですけれども3,050万円程度、あと、機器の賃貸借というのも継続契約で行ってございまして、こちらについては550万円程度でございます。

森委員

 ごめんなさい、リプレースの作業をしているとおっしゃっていたんですけれども、そこが、いわゆる維持管理費と見ていいんですか。

伊藤保険医療課長

 こちらにつきましては、システムの導入が一度ありまして、それをリプレースしてございますので、その費用として、先ほど申し上げましたような費用という形になります。このシステムにつきましては、国保だけではなくて、国保と税と同じシステムを使ってございます。

森委員

 何を気にしているかというと、延滞金の計算率を変更するぐらいの改修だったら、維持管理費の中でのみ込めないのかなというふうに思って聞いているんですけど、それは、やっぱりこの程度かかってしまうものなのですか。

伊藤保険医療課長

 通常の延滞金というんですか、その改修であれば、費用というのはかからないんですけれども、ちょっと今回につきましては、新たに、今まで一つだったボックスをもう一つ加えるといったような、率だけの改修ではなかったものですから、今回のような形で費用として計上したものでございます。

森委員

 ボックスというのが何なのかよく分からないんですけど、要は、率を変えると一緒に、この新型コロナの特殊な状況下に対応した部分の改修も、何がしか入ってきているということで理解しておけばいいのでしょうか。

伊藤保険医療課長

 今回の新型コロナのということではございませんけれども、いわゆる法律の中身としまして、延滞金の内容、いわゆる特例基準の割合というのが、今回一つ変更になってございます。もう一つは、条例のほうには直接規定がないんですけれども、猶予特例基準割合というのが新たに法の中で定められてございまして、それが今後出てくることが想定されますので、今回の改修の中で、併せて、その部分を行おうといったようなものでございます。

森委員

 ありがとうございます。よく分かりました。それで、改正されたこの計算率というのは、今後どういうタイミングで実際、被保険者の方に影響が出てくるのでしょうか。

伊藤保険医療課長

 施行日につきましては、令和3年1月1日からという形になります。

いさ委員

 今、森委員が聞いたのと全く同じところなんですけれども、私もちょっと率が変わるということで、この280万円という金額がどういう計算なのかなと疑問があって聞こうと思っていたんです。税と国保が同じシステムを使っているというお話でしたから、なおさら、同じ金額が倍かっているという辺りで、どういう計算に基づいてこれが行われたのか。通常こういうとき、システムの改修って人工だと思うんですよ。何人がどのぐらい動いたということを下に、こういうのは計算されると思うんですけど、その辺りは何か事業者のほうから、業務量はこれぐらいみたいなことで、こういう金額なんだという説明はあったのでしょうか。

矢島税務課長

 今回の改修でございますが、税と国保それぞれパッケージシステムを利用しているシステム、この滞納整理支援システムでございます。それで一つの経費として、基本のパッケージ部分の改修というところで、税と国保が別々にかかっているところでございます。

 それから、それ以外の部分でございますけれども、それぞれの自治体のほうで、運用上、修正している、もしくは加えている仕組みがございますので、その部分も今回の延滞金の金額が変わるということで改修してございます。

 帳票のほうなんですけれども、例えば、帳票で言いますと、100帳票ぐらいプログラムの改修に伴って確認しなくてはいけない。それから、画面につきましては、183画面ぐらい確認しなくてはいけないという状況でございます。

 費用の割り振りでございますけれども、例えばですが、税の部分で申しますと、パッケージの基本改修が50万円、それから、個別の作業としまして、プログラムの修正、それから、テスト、確認等でございますけれども、それで、その他の経費がかかるということで、合計でこちら補正予算で計上させていただいた額になっております。

委員長

 よろしいですか。他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、質疑を終結いたします。

 次に、総務委員会に申し送る意見についてですが、第66号、第67号議案の計2件について一括してお聞きしたいと思いますが、意見はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、第66号、第67号議案について、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 以上で第66号議案、令和2年度中野区一般会計補正予算(関係分)、第67号議案、令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)の審査を終了いたします。

 以上で、本日予定した日程は終了いたしますが、各委員、理事者から何か御発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 以上で本日の区民委員会を散会いたします。

 

(午後1時46分)