令和2年09月11日中野区議会総務委員会(第3回定例会)
令和2年09月11日中野区議会総務委員会(第3回定例会)の会議録

中野区議会総務委員会〔令和2年9月11日〕

 

総務委員会会議記録

 

○開会日 令和2年9月11日

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午後4時00分

 

○閉会  午後4時37分

 

○出席委員(9名)

 山本 たかし委員長

 内野 大三郎副委員長

 立石 りお委員

 内川 和久委員

 小林 ぜんいち委員

 白井 ひでふみ委員

 浦野 さとみ委員

 大内 しんご委員

 酒井 たくや委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 副区長 白土 純

 副区長 横山 克人

 企画部長 高橋 昭彦

 企画部企画課長(企画部参事事務取扱) 石井 大輔

 企画部財政課長 森 克久

 総務部長 海老沢 憲一

 総務部職員課長、人材育成担当課長 中谷 博

 

○事務局職員

 事務局長 長﨑 武史

 事務局次長 小堺 充

 書記 鎌形 聡美

 書記 五十嵐 一生

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第81号議案 令和2年度中野区一般会計補正予算

 

委員長

 定足数に達しましたので、総務委員会を開会します。

 

(午後4時00分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり審査を進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 それでは、議事に入ります。

 議案の審査を行います。

 第81号議案、令和2年度中野区一般会計補正予算を議題に供します。

 なお、本議案は当委員会に付託されていますが、厚生委員会で関係分を審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送られることになっておりますので、御承知おきください。

 それでは、本件について、理事者から補足説明を求めます。

森企画部財政課長

 それでは、第81号議案、令和2年度中野区一般会計補正予算につきまして補足説明をさせていただきます。

 お手元の議案書の8ページ、9ページを御覧いただきたいと思います。一般会計補正予算(第6次)でございますが、こちらの歳入歳出予算総括でございます。歳入歳出とも1億6,895万2,000円を追加計上いたしまして、補正後予算額は1,849億3,999万4,000円となるものでございます。

 内容でございます。12ページ、13ページを御覧いただきたいと思います。7款健康福祉費、6項保健予防費、1目保健予防費でございます。新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行を見据えまして、高齢者等のインフルエンザ予防接種に係る自己負担金を無料とすることで、重症化リスクや医療機関の負担軽減を図るため、予防接種委託料及び予防接種の予診票点検業務委託料の増額を行うものでございます。

 対象につきましては、従来と同様、65歳以上の方及び60から65歳未満で基礎疾患のある方となっておりまして、無料化に伴って接種率が65%に増加するということを見込んでおりまして、委託料等を増額するものでございます。

 特定財源につきましては、都支出金及び諸収入といたしまして、中野区外に住んでいる方が区内の医療機関で予防接種を受けた場合の受託収入を見込むものでございます。

 御説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願いいたします。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

内川委員

 確認ですけれども、これはもう東京都のほうでも議決済みということでよろしいですね。

森企画部財政課長

 東京都のこのたびの補正予算のほうに計上するということで報道はされているところでございますが、東京都の補正予算のほうはこれから都議会のほうで審査されるということで聞いておりまして、まだ議決はされておりません。

内川委員

 予定では、これはいつ議決の予定ですか。

森企画部財政課長

 すみません、9月中旬から都議会のほうが開会されるということで聞いておりますが、その間にということでございますが、情報によると9月中には審査されるというふうには聞いているところでございます。

内川委員

 万が一――まあ、ないとは思いますけれども、これ、通らなかった場合はどうなりますか。

森企画部財政課長

 特定財源としましては東京都の補正予算成立を見込んで都支出金を計上しているところでございますが、万が一そのようなことになった場合については、歳出としてはこういう形で組ませていただいておりますので、一般財源の持ち出しでの対応ということになろうかと思います。

内川委員

 万が一そうなった場合は、今日これが、この場でいいですよってなったとしても、その後また財源更正とかやらざるを得ないですよね、そこら辺の手順というのはどうなっていますか。

森企画部財政課長

 想定していた特定財源が見込めなくなった際には、おっしゃるとおり最終的には財源更正ということで組んでくるわけでございますが、そこのところは状況を見ながら補正予算のほうで御提案をしていくということになろうかと思います。

小林委員

 ちょっと今のに関連して伺いたいんですけども、今まだ東京都のほうで議決していないというので、ちょっと東京都のを見たら、9月3日にこの予算案が出ていて、東京都議会は9月18日からというふうになっています。議決されていないものを中野区で、都支出金1億1,100万円と一般財源4,000万円というふうにして審議しちゃっていいものなんですか。補正予算は、国や都が議決されたものを区として歳入があり、そして区として一般財源を足して財源更正をしていくというものではないんですか。

森企画部財政課長

 先ほど御説明したとおり、まだ東京都の補正予算のほうは議決はされていないところではございますが、東京都の補正予算案の案のほうには本件については計上されておりまして、報道発表もされたということでございます。ですので、区としましてはなるべく早く、10月1日から高齢者等のインフルエンザ予防接種を進めていきますので、東京都の補正予算成立を前提として今回組ませていただいたところでございます。

小林委員

 そうしたらこれ、一般財源で1億5,100万円、分からないけど、組んでおいて、東京都が決まってから更正し直すものになるんじゃないんですか。補正予算ってそういうものなんじゃないのかな、今回のこれで言うと。東京都がまだ決まっていないんだから、ということで1億1,100万円来る予定だよ。全部合わせるともう少しになるのかな、1億6,800万円、1回組んでおいて、それから諸収入、それから都支出金が来るんだったら、それを分けて、一つのものを分けてもう一度行うものではないんですか。それが予算の組み方じゃないの。今まで中野区のやり方って全部こういうふうにやってきたんですか、過去のものも。

森企画部財政課長

 国の制度あるいは都の制度、新規で制度構築されたということで、一定それぞれの予算案のほうでも計上されるというような情報を得た際には、そういうところで、あらかじめこの予算のほうにも都支出金ということで――国庫支出金または都支出金ということで、これまでも、過去の例として見込んできたということはございます。

小林委員

 いえ、だってこれ、東京都で75億円が予算案になっていますけど、それも審議されてないし、これが増えるのか、減るのかわかりませんけれども、それを見込んで、東京都の第755報によるところの予算案についてで報道されたものを、そのまま中野区の予算案としてここで審議しちゃっていいの――いいんですね。過去もそうしてきたんですね、さっきの説明だと。それが一般的なんですね、中野区の予算の審議として。本当にそれでいいの。

森企画部財政課長

 はい、過去においてもそういった例はございます。また、今年の第4号補正で、児童扶養手当の関係で、ひとり親世帯の臨時特別給付金がありましたが、そちらも国の補正予算が想定されたということで通知が来まして、そちらについては国補助を見込んで御審議いただいたといったようなことが直近でもございました。ということで、補正予算としてそれぞれの国や都支出金で見込まれている、計上されているといったようなものについては、その過去の例もありましたので、今回も同様に都支出金として見込ませていただいているというところでございます。

小林委員

 これは、高齢者のインフルエンザの自己負担が無料になるってすごくいい制度なんですよ。いい制度で、これはやるべきだと思っているんですけど――別に意見表明をしている、立場表明をしているわけじゃないんだけど。そういうやり方が、一般的な中野区の予算審議のやり方として――そういうというのは、まだ都議会での審議も議決もされてない、提出もされていないものを、中野区議会で、さっき内川委員のほうからありましたけども、万が一どうなるかもわからないものを審議して、ここで仮に中野区で予算案を議決してしまっていいの。そういうやり方が補正予算のやり方として正しいんですかという、そっちの話を聞いているんですけども。いいんですか。

 要するに、都支出金は、これは予定、予測、推測される金額なのかもしれないけど、一度は一般財源で1回決めておいてから後で更正し直すというやり方にするのが本来のやり方ではないんですかと聞いているんです。

高橋企画部長

 一般的な進め方かと言われればイレギュラーな進め方ではあると思いますが、ただいま課長からも御説明ありましたように、過去にもこのような事例の場合には、今回と同じような手順で議決をいただいて、補正予算のほうを審議いただいております。今回もその前例にのっとった形で御提案をさせていただいているところでございます。

小林委員

 前例にのっとったというのは、この第4次補正のことというふうに捉えたんですけど、一般的ではない、イレギュラーなやり方ですということで今もおっしゃられて、かつ第4次補正、そういうふうにやっているからこれもいいんですと。これがもし中野区議会で議決してしまった後で、都議会のほうで予算が増えました、減りましたとなったときに、これだけのものを充て込めるんですか。たらればの話で申し訳ないんですけど。本来のやっぱりやり方をきちっと予算審議ってやっていくものなんではないですかね。

 という上で、これは今日、仮に審議しなかったら、いつになるんですかね。要するに、都議会の結論を待ってからでは全く遅くなるわけですか、日程的に。その辺お聞きします。

森企画部財政課長

 先ほど委員にお話いただきましたが、9月18日、都議会の第3回定例会が開会するということで、その後、この東京都の補正予算案が審議されるということで、それの議決を待ってからとなりますと、先ほど申し上げたとおり10月1日からこの事業は進めていくということでございます。ですので、それを無料化するかどうかということもありますので、今回は早く、このタイミングで補正予算のほうを提案させていただいて、御審議のほうをお願いしているということでございます。

小林委員

 10月1日からというのは、東京都で行っていくという話、中野区で10月1日から進めていくという、どっちの話ですか。

森企画部財政課長

 こちらにつきましては、10月1日、区としては始めるわけでございますが、東京都と特別区、また東京都医師会の連絡協議会においても、10月頭からこの予防接種は開始していくということは確認していて、それを踏まえて、区としても10月1日から開始するということは決めているところでございます。

小林委員

 中野区として10月1日から、この制度、インフルエンザの自己負担の無料化を進めていきますよ。それについては、東京都と東京都医師会と全てもう了解済みですよと。そして中野区もそのつもりで、予算も入ってくるので先に審議してください、東京都議会では決定していないけれどもやります、そういう話ですか。

森企画部財政課長

 私が先ほど10月頭から東京都特別区または東京都の医師会連絡協議会での確認をしていると申し上げたのは、このインフルエンザの予防接種を行うのは10月頭からやりますよということで、この三者で確認をしているというのが一つございます。無料にするかどうかということについては、それぞれの区の判断ということもございますので、それぞれの区のほうで検討はしているということになろうかと思いますが、中野区としましては10月1日から始まると。当然その時点から無料化で進めていきたいということで考えておりまして、予算のほうは積算させていただいて御提案をさせていただいたということでございます。

小林委員

 中野区として10月1日から無料化にしていきたい、東京都や医師会とその辺のことを取り決めているわけではない。中野区として、そういう思いの中で始めていく。だからこの補正予算を組みました。それについては東京都で決定されていないけども、この補正予算に載せました。東京の都支出金として来る想定金額をもう中野区ではこれで議決をしてくれと。そういう、先ほど部長はイレギュラーな補正予算の組み方だというふうにおっしゃいましたけれども、それを審議してくれという、この場で審議してくれという話でいいわけですね。

森企画部財政課長

 区としましては、10月1日から事業を実施するに合わせまして無料化ということで進めていきたいということでございます。東京都の補正予算のほうでも、この自己負担の無料化ということについては補正予算案のほうに計上がされ、今後、都議会のほうで審議がされるということで聞いております。ということでございまして、そういうことから、今回中野区としましては、10月1日から進めていくに当たって補正予算として御審議をお願いしたいということで御提案をしたということでございます。

小林委員

 最後にしますけど、こういうイレギュラーなやり方でも、これを中野区としては、イレギュラーな予算編成の仕方でも中野区としては10月1日から行っていくと。10月1日から行っちゃいけないということを言っているんでは全くなくて、この予算の組み方がいいんですかということを今言っているんですね。10月1日は非常に――執着して別にいいんですけども、執着して、そこから逆算すると、もうすぐ、今日議決しないとこれは駄目なんですという話にどうしてもなってくるので、いやいや、大事なものを反対するんですかというふうに捉えられちゃうと困るんですけど、甚だ疑問が残る予算審議だなというふうに感じましたので――答弁は変わらないんでしょうから、そこは指摘をしておきます。

酒井委員

 ちょっと教えてください。これはイレギュラーなんですか。要するに何を言いたいかといいますと、例えば中野区の年間予算ありますね。大体3月の中旬ぐらいに議決しますか。それよりも国の予算って決まっていますか、いつも。だからその辺を教えてください。

森企画部財政課長

 例年、国の予算は3月の下旬に成立をしているというふうには認識をしております。

酒井委員

 だから、それよりも前にずっと中野区の予算って成立している、審査している、そういう理解でいいでしょう。

森企画部財政課長

 はい、そのようになります。

酒井委員

 だから、要するにイレギュラーなんですか。そこをちゃんと答えていただかないとならないと思うんですよ。

高橋企画部長

 先ほどイレギュラーという言葉を使って御説明をしてしまった点は誤解を招いている部分があるかと思います。イレギュラーという、いちから外れたようなことで申し上げるつもりで説明したわけではございません。今、例を挙げていただきましたけれども、今までの予算審議の中でもこういった例は当然にあり得る進め方ということで、言葉を変えさせていただきたいと思います。

酒井委員

 そこをね、しっかり説明しなければならないと思うんですよ。小林委員は、まだ当然ね、都議会で議決がないから、特定財源、ここに入れていいんですかというのは、それは普通にそう考えてそう聞くんですよ。そうしたら、そういうときに、いや、これまでも国との予算の関係においてもこういう形でやってきましただとか、だからイレギュラーってなっちゃうとおかしくなっちゃうと思うので、その辺、やっぱり説明ね、しっかりとしていただきたいと思います。

浦野委員

 2点だけ確認させてください。先ほど説明の中で、接種率のところ、65%に増加を見込んでということだったんですけど、これまでのその助成との関係で、これまでの接種率と今回その増加を見込んだというところの説明をもうちょっと詳しくお願いします。

森企画部財政課長

 こちらの高齢者等のインフルエンザ予防接種、例えば令和元年度、昨年度の接種率で申し上げますと46.2%でございました。また、今年度当初予算につきましては45.5%ということで見込み、予算を積算したところでございます。

 無料化に伴って当然接種をされる方も増加するだろうという見込みを立て、65%の接種率ということで積算をしたわけですが、近隣の例えば新宿区も65%で想定しているといったような例があったりですとか、また北区なども、北区は72歳以上については従来から無料で、こちらは64%を設定して積算をしているといったような情報もありましたので、そこ、一番高いところでですね、65%というところで、そちらを参考にして今回設定したところでございます。

浦野委員

 これ、今後の感染拡大を防ぐ中で、できるだけ多くの方に受けていただくために予算化ということになると思うんですけれども、今のその積算の区としての考え方のところで、もしこれ、今後10月1日以降、接種が、見込みのこの65%よりも増えていった場合にはどのように対応されていくんでしょうか。

森企画部財政課長

 既定の予算で予防接種の事業というのはほかにも様々実施しておりまして、いわゆるこの接種委託料ということについては、ほかの予防接種でも計上しているところではございます。そういったところの事業の、いわゆる執行対応できるかどうかといったところの見極めということもあろうかと思いますが、状況を見ながら、執行対応するか、次の補正予算をまた提案をするかということについては状況を見ながら考えていきたいと思います。

浦野委員

 分かりました。

 もう1点は、今回、先ほど申し上げたように、なるべく多くの方に接種していただくというところで、その周知の方法というのか、対象の方にどのようにそれを広報、周知をしていくのか。ちょっと所管外になるかもしれないですが、分かる範囲で最後確認をさせてください。

森企画部財政課長

 当然区内施設へのポスター掲示ですとか、あるいは対象者の方への通知ということは従来からやっているところではございます。それプラス、今回はこういったことで、同時流行というようなことも懸念されるところでございますので、その通知の中において、区報についても周知はしているところでございますが、対象者全員に発送する受診票ですね、これは従来から受診票を発送しているところでございますが、そういったところについても自己負担金が無料であるというような記載ですとか、あるいは、こういう状況下でございますので、予防接種の勧奨ですね、そういったようなチラシなどの同封ですね、受診票への同封ということについても考えていくというふうに聞いております。

酒井委員

 ちょっと浦野委員に関連して、ごめんなさい、1点だけ教えてください。

 今回、通常なら46.2%を、予防接種の自己負担無料化で65%と見込んでいるということなんですけれども、この特定財源、都支出金のところも65%の接種率で考えられている、そういう理解でいいですよね。

森企画部財政課長

 はい、そのとおりでございます。

酒井委員

 先ほど浦野委員が、接種率が上がった際はどうするというような質問があった中で、そこは一般財源を投入して執行するというふうなお話もあったかと思うんですけれども、こういった場合、都支出金というのは、今回は1億1,122万2,000円でお願いしておるんですけども、その当初見込んでいたものより増えたものというのは当然特定財源として後ほど来る、そういう理解でよかったですよね。

森企画部財政課長

 当然その実績に応じた形での交付がされるというふうに認識しております。

大内委員

 財源更正について、数字、これを教えてもらえますか。

森企画部財政課長

 特定財源につきましては12ページのところでお示しをしておりますが、都支出金については1億1,122万2,000円と。こちらについては、2,500円がこれまで自己負担でお願いしていた金額でございます。その2,500円掛ける実際に今年度接種される人数、接種を見込んでいる人数で計算をしております。

 もう一つ、諸収入について1,751万5,000円を計上しておりますが、こちらについては、中野区民以外の方ですね、他区の方が中野区の医療機関で接種した場合、そうした場合は、一旦中野区のほうで支出はするところではございますが、その居住されている区のほうから、その分については最終的には受託収入という形で入ってくるということで、こちらは見込んでいるということでございます。

大内委員

 2,500円掛ける何人でこうなっているの。

森企画部財政課長

 こちらの計算としましては7,000人弱の積算になろうかと思います。すみません、受託収入の件だと思いますけれども、こちらにつきましては1,751万5,000円で積算しておりますので――ちょっとすみません、お時間ください。

大内委員

 中野区に入ってくる都支出金、例えば2,500円で端数になっているじゃない。端数になっているということは、何かの計算式で端数になっているんだろうけども、そうすると何人。2,500円掛ける何人、プラス幾らかという端数が出てくるところの内訳はどうなっているんですかというのも併せて聞きたかったの。

森企画部財政課長

 こちらの部分については、数字としましては4万4,489人接種するという見込みを立てておりまして、掛ける2,500円ということで積算をしております。

大内委員

 これは2,000円ということだから、端数ちょうどなんだけど、今4万4,000人と言ったの。そんなに受けるの。ということは、65歳以上の方が9万人ぐらいいらっしゃるということでいいんですかね。

森企画部財政課長

 今回対象となる人数として見ているのが6万8,446で、それに65%ですので、0.65を掛けますと4万4,489というような見込みを立てております。

白井委員

 まず先日の議会運営協議会で御説明いただいたので、皆さん、本体部分を触れずに追加説明をやっているので改めてちょっとなぞりたいと思います。

 そもそも65歳以上の高齢者の方、それから60歳以上の基礎疾患のある方に対して、それぞれ自治体が自己負担分を、本人に請求したものを今回東京都が負担する、それによって実質無料化という施策が打ち出されました。現在、東京都議会においてもまさにその予算が審議されているところですと。例年の接種率でいくと、中野区は10月1日からスタートするに当たって、前年で言うと46.2%だったものを、今回は高い接種率、65%を見積もって、ちなみにこの65%というのは23区でも最も高い接種率を見ていて、ちなみに隣の新宿区がこのぐらい設定しているというところです。

 先日の説明のときにこういうお話がありました。現在無料でやっている自治体がありますかと言ったら幾つか自治体が挙がったんですけども、先行して無料で実施しているのは確かにあるんですね。多分、恐らく東京都はそこを負担することになるんでしょう。そうじゃなくって、例年、ずっと前から無料にしていた自治体というのは、23区の中でもそんなになかったんじゃないかと思うんですけども、ちょっとこの辺もう一度御説明していただいたほうがいいかなと思うのでお願いします。

森企画部財政課長

 従来から無料だというふうに、そういう措置をとってきたのは渋谷区だというふうに認識しております。新宿区については75歳以上については無料だったと。また、先ほど少し触れましたが、北区についても72歳以上は無料だったというようなことを聞いております。

白井委員

 その上で、他区のお話なのでここで議論してもしようがないんでしょうけども、新たに無料にするところは東京都が負担するという話なんですけど、じゃあ、先行して実施しているところだとか、うちはもう従来から無料にしているというところは、今回この補助金の対象になるかどうかは多分その自治体との話し合いなんでしょうね。ただ、出さないとなると、それはそれで不公平かなと思うところです。ここで聞いても返ってこないでしょうから。恐らく対象にならないって、こんな話が先日あったんですけど、この辺はまだね、ならないかどうかは話し合いの結論じゃないかと思うんですけど、いかがでしょうか。

森企画部財政課長

 おっしゃるとおりでございまして、それぞれの個別の区と東京都で話し合いということで対象になるかどうかということになろうかなと思います。

白井委員

 そのほうがいいと思います。ちょっと気になったので、先日の説明の訂正をお願いしたいと思って聞きました。

 今日の説明の中でも、イレギュラーな扱いという話があったんですけど、先ほど酒井委員のほうからの御説明で訂正いただきました。イレギュラーなのは、むしろ中野区議会としてのこの議案の取扱いで、この一般質問の間に、私、初めてですね、一つの議案が議決されないと次の議案が送れないというのは初めて知りました。なので、急いで追加の先議をやるという扱いは、これはイレギュラーだろう。一方、予算というのは、国も東京都もあって、中野区もあって、それぞれの財源更正の中で、一定の事業をスタートすると言ったほうがいいのかな、この日までにそれぞれの自治体がどう議決を整えるかというところでの準備なので、仮に、これは東京都はまだ議決は終わっていないよというところであったとしても、丁寧な場合は事前に通知があったりします。また今回は、わざわざ都知事がプレス発表して、あれだけ大々的に発表している中で、仮に東京度が成立しなかった、予算が――といった場合は、損害賠償できるぐらいの、そんな後付けがあるかなという状況です。ちなみに今回、これに関して通知とかは既にありましたか、それはない状況なんでしょうか。いかがでしょうか。

森企画部財政課長

 特別区の保健衛生の主管部長会、これは9月4日に開催されたものでございますが、そこにおきましても、この補助事業を実施すると、1人当たり2,500円上限でということで自己負担の部分については見ていくといったような周知もされているところでございます。

白井委員

 さっきの我が会派の小林委員が聞いたときにその説明が欲しかったですよね。これまでこんなことありますか――あるんですよ。それも必ず通知が出るわけじゃなくて、特段の配慮をしてくれというときにはそうやって通知が出ていますって言えば、じゃあ、そんな特別な話ではないんですよねと落ちるところなんです。やっぱりちょっと御説明を足していただければと思います。

立石委員

 たしか生活保護の方ですとか、後期高齢者の方というのは自己負担額がゼロでやっていると思うんですが、今回そういった方の区が負担している分というのは、都の財源で補えたりするんでしょうか。

森企画部財政課長

 従来から自己負担免除の方、今お話あった生活保護受給者の方などについては対象外ということで通知のほうにも明記がされております。

立石委員

 対象外ということは、今回の都の財源ではそこは補えないということですね。分かりました。

委員長

 他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 この際、申し上げます。補正予算に関係する委員会から申し送られた意見はありませんでした。

 他に質疑がなければ、取扱いを協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩します。

 

(午後4時36分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後4時37分)

 

委員長

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより本件について採決を行います。

 お諮りします。第81号議案、令和2年度中野区一般会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第81号議案の審査を終了します。

 本日予定した日程は以上で終了しますが、委員、理事者から特に発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本日の総務委員会を散会いたします。

 

(午後4時37分)