令和2年12月10日中野区議会子ども文教委員会(第4回定例会)
令和2年12月10日中野区議会子ども文教委員会(第4回定例会)の会議録

中野区議会子ども文教委員会〔令和2年12月10日〕

 

子ども文教委員会会議記録

 

○開会日 令和2年12月10日

 

○場所  中野区議会第5委員会室

 

○開会  午後1時39分

 

○閉会  午後1時55分

 

○出席委員(8名)

 高橋 ちあき委員長

 斉藤 ゆり副委員長

 吉田 康一郎委員

 小杉 一男委員

 いでい 良輔委員

 中村 延子委員

 平山 英明委員

 むとう 有子委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 教育長 入野 貴美子

 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 戸辺 眞

 子ども家庭支援担当部長、教育委員会事務局参事(子ども家庭支援担当) 小田 史子

 子ども教育部子ども・教育政策課長、教育委員会事務局子ども・教育政策課長、教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 永田 純一

 子ども教育部子育て支援課長 滝浪 亜未

 

○事務局職員

 書記 松丸 晃大

 書記 本多 正篤

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第107号議案 令和2年度中野区一般会計補正予算(関係分)

 

委員長

 それでは、定足数に達しましたので、本日の子ども文教委員会を開会いたします。

 

(午後1時26分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 それでは、議事に入ります。

 第107号議案、令和2年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。

 本議案は総務委員会に付託されておりますが、子ども文教委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。

 それでは、理事者の補足説明をお願いいたします。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 それでは、第107号議案、令和2年度中野区一般会計補正予算のうち、子ども教育部、教育委員会事務局所管分につきまして、一括して補足説明をさせていただきます。

 最初に、5ページをお開きいただきたいと思います。歳出の表の上段、5款子ども教育費でございます。補正前予算額572億3,802万1,000円を7,244万3,000円の増をいたしまして、補正後予算額573億1,046万4,000円とするものでございます。

 それでは、内容につきまして御説明をさせていただきます。12ページ、13ページをお開きいただきたいと存じます。5項子育て支援費でございます。1目子育て支援費、4、児童手当・子ども医療費助成につきまして、7,244万3,000円の増でございます。新型コロナウイルス感染症の影響を受けているひとり親世帯への支援として、臨時特別給付金を再支給するものでございます。この事業には歳入がございます。お手数ですが、10ページ、11ページをお開きいただきたいと存じます。13款国庫支出金、2項国庫補助金、4目子ども教育費補助金を御覧ください。母子家庭自立支援、母子家庭等対策総合支援事業として、補正額は7,244万3,000円。補助率は歳出額の10分の10でございます。

補足説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 ありがとうございます。

 それでは、本件について御質疑がありましたらお願いします。

中村委員

 御報告ありがとうございます。いくつか質問させていただきますが、今回の児童手当・子ども医療費助成のところなんですが、対象は何世帯となっているでしょうか。対象の世帯数――。

滝浪子ども教育部子育て支援課長

 今回再支給に当たってはすでに基本給付分を付与した世帯、1,154世帯に追加で家計急変のため児童扶養手当並みの収入に下がった方を50世帯見込んでございます。

中村委員

 合計で何世帯なんですか。

滝浪子ども教育部子育て支援課長

 合わせて1,204世帯を見込んでございます。

中村委員

 前回、第4次補正のときには1,630世帯が対象だったと思うんですけれども、この減った数というのは、対象としてはどうしてこんなに世帯数が減っているのかとすごく疑問なんですけれど、そこら辺はいかがでしょうか。

滝浪子ども教育部子育て支援課長

 前回の給付の世帯数につきましては、家計急変をして児童扶養手当並みの収入に下がった方も含めての世帯数でございます。今回につきましては基本給付、家計急変で下がった方が50世帯を追加で見込んでおりますので、その差でございます。

中村委員

 ということは、前回見込んでいたよりも実際に申請してきた方が少なかったという理解で良いですか。であれば、前回見込んでいた数と、今回、いま50世帯とおっしゃっていますけれども、差がどれだけあったのかを教えていただけますか。

滝浪子ども教育部子育て支援課長

 前回、申請に当たっては、家計急変をした方については64世帯の方が実際に申請してございます。見込みとしては470世帯ですので、470から64を引いた406世帯分の差がございます。

中村委員

 実際に申請された方が少なかったというところだと思います。ただここっていうのは、なかなかその区としても、どれくらい実際にいらっしゃって、本当は対象なんだけれども申請をしていない可能性もあるのかなというふうに――、自分が対象だということを分かっていなくって申請されていないという方も中にはいらっしゃるのかなっていうふうに思うんですね。そこについてはしっかりと広報というか――、していかなければいけなくって、今回、その前回分に申請をして給付をされた方が対象として今回再給付という形になると、前回申請していなければ今回対象ではないということですよね。ということは、前回の給付をしっかりともらっていないと今回対象外になってしまう。そこの部分でしっかりとした広報というのが必要だと思うんですけれども、前回の申請の期限が12月24日になっているかと思うんですが、もう締め切り間近ですけれども、これから区としてできることもあるのかなと思うんですけれども、そこら辺いかがお考えですか。

滝浪子ども教育部子育て支援課長

 広報につきましては、前回はいろいろ個別に送ったりですとか、保育園、幼稚園に送りましたが、今回につきましても、例えば生活支援課の生保自立支援の相談窓口にチラシを掲載したりですとか、あと、社会福祉協議会で貸付の相談窓口もございますので、そちらのほうにチラシを置いていただいたり、あとフードパントリープロジェクトが近々ございますので、そちらでチラシをお配りしていただく。それと合わせて、たしかに前回の給付の締め切りが12月24日とございますが、今回再給付ということで申請の期間があまりにも短くなってしまいますので、いまは2月の末くらいまで締め切りを延長することを検討してございます。

中村委員

 ありがとうございます。ということは、いま12月24日が締め切りだけれども、前回分も合わせて2月の末ぐらいまで締め切りを延長する。ぜひそこはよろしくお願いいたします。あともう一点。今回、これ国のほうで閣議決定されていて年内にという話があるんですけれども、年内間に合うのかということが非常に心配で――。これ、そもそも国で割と無茶ぶりな部分もあるのかなというふうに思うので、事務作業をする自治体の身にもなって欲しいなというふうには思うんですが、できるだけ早く困っている人たちにお金を届けるというのは重要なことだと思うんですが、区として、年末までにお届けするということは可能なんでしょうか。

滝浪子ども教育部子育て支援課長

 国がそういう再支給をするという話が持ち上がった時から、そういう情報を得ておりまして、すでに準備を進めているところでございます。今の目途としては年内に内部的な事務処理ができるように進めているところでございます。

中村委員

 ありがとうございます。非常に大変だとは思うんですけれども、いろいろと内々で聞くとほかの自治体とかは年内は難しいんじゃないかとおっしゃっているところもある中で非常に早い対応をしていただいてありがたいと思っておりますので、前回の申請のところも伸ばすというところで検討されているということですけれども、ぜひ漏れがないようによろしくお願いしたいと思います。

委員長

要望ですね。

中村委員

はい。

小杉委員

 中村委員の質疑に重なると思うんですけれども、前回の対象世帯数からかなり少なくなっているということについて、手当てが支給されている方を全員把握されているのかなと思ったんですけれども――。支給漏れみたいなものというのは――、本来給付すべきことなのに給付されていない方というのは分からないということなんですか。それともどのぐらいいるとか、そういうのというのは把握をされているのですか。ちょっと分からないので改めてお伺いしますけども。

滝浪子ども教育部子育て支援課長

 児童扶養手当てを受給している方はすべて対象ですので、この方達は申請の必要はなくこちらから支給をしておりますのでそこに漏れはございません。

小杉委員

 そのほかの例えば公的年金云々とか、直近の収入が児童扶養手当水準になる世代というのは申請をしないと把握はされないということですよね。

滝浪子ども教育部子育て支援課長

 委員おっしゃる通りでございます。

小杉委員

 あと前回は収入減少した児童扶養手当受給者への追加給付というのはありましたけれども、今回やらなかったというのは――、対象としないというのは、国がそういう判断をしたからということなんだと思うんだけれども、何か理由ってあるんですかね。

滝浪子ども教育部子育て支援課長

 今回、国からは基本給付の再給付ということで指示がございますので、区としてもその通り実施しているところでございます。

小杉委員

 あと今後についてなんですが、前回7次補正でひとり親世帯と障害児の世帯とで均衡がとれるように児童育成手当の障害児手当なんかは区独自の給付金というものを均衡がとれるようにということで対応しましたけれども、それは今後、検討されていくということなんでしょうかね。

滝浪子ども教育部子育て支援課長

 いま現時点では、そのようなことは考えてございません。

むとう委員

 小杉委員の質問とちょっと重なるんですけれども、児童扶養手当支給世帯については申請する必要はなく、そのまま支給されるということはいいんですけれども、公的年金等受給による児童扶養手当未支給世帯というのを把握できる方法はないものなんでしょうか。

滝浪子ども教育部子育て支援課長

 こちらで把握しておりまして、その方たちについてはすべて通知を送っているものでございます。

むとう委員

 そうすると、この補正予算案の内示のときの資料にちょっとだけ詳しく書いてある、1番と2番は把握できてオッケーということで、3番目の直近収入が児童扶養手当対象水準となる世帯というところは把握が難しいかなと思うところもあるんですけれども、これについては把握する方法はないということでしょうか。

滝浪子ども教育部子育て支援課長

 今年度の収入になりますので申請いただかないとこちらでは把握できないものでございます。

むとう委員

 中村委員の質疑と重なりますけれども、そこのところの人たちに対してきちんと対象になるかもしれないから申請してほしいというPRを充分にしっかりとやっていただきたいということを要望しておきます。

委員長

 ほかに質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 ないようですので、以上で質疑を終結いたします。

 意見について伺います。第107号議案について、意見はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、第107号議案について、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 以上で第107号議案、令和2年度中野区一般会計補正予算(関係分)の審査を終了いたします。

 以上で、本日予定した日程は終了しますが、各委員・理事者から何か御発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、委員会を暫時休憩します。

 

(午後1時53分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後1時54分)

 

 以上で、子ども文教委員会を散会いたします。

 

(午後1時55分)