令和2年12月04日中野区議会厚生委員会(第4回定例会)
令和2年12月04日中野区議会厚生委員会(第4回定例会)の会議録

中野区議会厚生委員会〔令和2年12月4日〕

 

厚生委員会会議記録

 

○開会日 令和2年12月4日

 

○場所  中野区議会第3委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後2時41分

 

○出席委員(8名)

 ひやま 隆委員長

 甲田 ゆり子副委員長

 渡辺 たけし委員

 間 ひとみ委員

 若林 しげお委員

 いながき じゅん子委員

 南 かつひこ委員

 長沢 和彦委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 地域支えあい推進部長 鳥井 文哉

 地域包括ケア推進担当部長 藤井 多希子

 地域活動推進課長 小山 真実

 区民活動推進担当課長 宇田川 直子

 地域包括ケア推進課長 高橋 英昭

 介護・高齢者支援課長、高齢者支援担当課長 葉山 義彦

 健康福祉部長 岩浅 英樹

 保健所長、健康福祉部地域医療連携担当課長事務取扱 向山 晴子

 福祉推進課長 石崎 公一

 スポーツ振興課長 古本 正士

 生活衛生課長 只野 孝子

 

○事務局職員

 書記 岩見 元彦

 書記 細井 翔太

 

○委員長署名


審査日程

○所管事項の報告

 1 認知症高齢者グループホーム入所時PCR検査費用補助事業の実施について(介護・高齢者支援課)

 2 中野区介護保険事業施設及び旧中野区立南中野高齢者在宅サービスセンターの使用承認について(介護・高齢者支援課)

 3 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた取組について(スポーツ振興課)

 4 令和3年度中野区食品衛生監視指導計画(案)の公表及び意見募集について(生活衛生課)

 5 食中毒の発生及び対応について(生活衛生課)

 6 その他

 (1)再犯防止推進シンポジウムの開催について(地域活動推進課)

(2)東中野小学校跡地活用事業における民間住宅内地域開放施設の供用開始について(地域活動推進課)

(3)アウトリーチ活動事例発表会の開催について(地域包括ケア推進課)

 

○所管事務継続調査について

 

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、厚生委員会を開会します。

 

(午後1時00分)

 

 本日の委員会審査の順番について協議したいので、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後1時00分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後1時00分)

 

 本日は、審査の順番を変更し、5番、食中毒の発生及び対応についてを最初に審査し、それ以降はお手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査に当たっては、午後5時を目途に進めたいと思います。また、3時ごろに休憩を取りたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 それでは、議事に入ります。

 昨日に引き続き、所管事項の報告を受けます。

 5番、食中毒の発生及び対応についての報告を求めます。

只野生活衛生課長

 それでは、食中毒の発生及び対応について、お手元の資料(資料6)により御報告させていただきます。

 区内小学校で発生した食中毒については、当委員会で報告させていただいたところでございますが、一部調査中でございました。調査が終了したため、追加の報告をさせていただきます。

 1、事件の概要でございます。前回では、区内小学校が提供した給食を食べた105名が食中毒症状を呈したと報告しておりましたが、最終的には109名となりました。原因はカンピロバクターでございました。

 2、原因施設でございますが、こちら、お読み取りください。

 3、調査結果でございます。患者数、児童105名、教職員2名、教育実習生1名、給食従事者1名の計109名でございます。原因メニューは、10月12日に調理した「おとうふミートローフ」、これは推定でございます。

 4番、保健所の調査、指導等についてでございます。資料をおめくりいただきまして、別添の「保健所の調査及び指導等について」を参照ください。中野区保健所から教育委員会事務局次長宛ての調査結果等でございます。

 1、探知については前回報告と同じでございます。

 2、調査開始から給食停止に至るまでの経過等ですが、10月22日に学校教育課と合同で学校に立ち入り、調査を開始しております。調査票がほぼ回収できた10月26日に、疫学的に給食を原因とする食中毒と推定し、給食供給の自粛を要請いたしました。10月29日から11月4日まで、7日間の供給停止の不利益処分を行いました。なお、11月13日まで学校に立ち入りまして、調査は11月18日に終了しております。

 資料をおめくりいただきまして、別添の資料1、棒グラフ、ヒストグラムを御覧ください。こちらでございますが、発熱、下痢等の発症者をグラフにしたものですが、発症者は10月14日から17日に多く、ピークが10月15日でございます。

 さらに資料をおめくりいただきまして、資料2を御覧ください。クラス別発症者数でございますが、発症された方と希望する方に検便を実施しておりますが、検便からカンピロバクターが検出された方は4年生から6年生ということで偏りがございます。

 次の資料をおめくりいただきまして、資料3でございます。食品・拭き取り検査の結果でございます。給食の検食からは食中毒菌は検出されていませんが、原材料の鶏肉からカンピロバクターが検出されております。

 別添資料にお戻りいただきまして、そちら、2ページ目でございます。3番でございます。これらの調査結果より、共通食は給食のみでございますが、原材料の鶏肉からカンピロバクターが検出され、検便からもカンピロバクターが検出されたこと、また、発症者の症状がカンピロバクター食中毒症状と一致し、10月15日をピークとする一峰性を示しており、医師からの届出もあること、これらを総合的に捉えまして食中毒と断定いたしました。

 4番、原因でございます。発症した方にクラスによる偏りがあることから、ジェットオーブンでクラス別に加熱調理を行い、鶏肉を使用する10月12日のメニューである「おとうふミートローフ」が原因食ではないか、その加熱不足が原因である蓋然性が高いと推定いたしました。しかし、当日の記録では、「おとうふミートローフ」の中心温度に問題はなく、原因食と断定するには至りませんでした。

 5、再発防止に向けた指導でございます。業務停止期間中に学校に対し衛生教育、清掃、消毒等の実施確認、調理工程の確認などの指導を行いました。

 資料をさらにおめくりいただきまして、6、今後の対応等でございます。学校、学校教育課、保健所等との連携の在り方について見直しを行い、連携・協力体制、速やかな情報探知、情報共有などにより、食中毒の再発防止に向け早期対策と拡大防止に努めてまいります。当該小学校には今後1年間の間に複数回立ち入りするとともに、学校教育課には改善報告書の提出を求め、先日受領したところでございますが、再発防止策について相互に確認してまいります。

 7、その他でございます。今回の食中毒では、記録上では手順を逸脱した行為は確認されませんでしたが、何らかのヒューマンエラーがあったか、厚みのある食品を限られた時間に800食分焼き上げるメニュー自体に問題があり、時間に余裕がなかったことなどが発生した要因と考えられます。また、調査の過程で昨年度も同じメニューが提供された後に、特定の学年に体調不良者が発生し、検便から食中毒菌が検出された事案があったとの情報を得ました。しかし、この事案については保健所に情報提供がなく、保健所は把握することができませんでした。今後は、教育委員会には発生要因など、昨年度の経過等も併せて検証いただき、再発防止に向け保健所として連携・協力を図ってまいります。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありますか。

若林委員

 以前も細かく質問をさせていただきましたが、うちの健康福祉部と学校教育課との連携というものが、やはりその他のところで表れている職員間のコミュニケーションもそうですけれども、やっぱり区との連携というのもやっぱりしっかり取らなければいけなかったのかなと。また、学校指導室か何かからお電話があったときに、その電話を、やっぱり一般からかかってくる電話と違うような対応をしなきゃいけないのに、かけたほうも何だかよく分からない、取ったほうも何だかよく分からないで、違ったルートをしっかりと、学校に関することなので、それを受ける受けないのタイムラグがあったのかな。また、昨年度も実はあった。それは、この健康福祉部云々の話じゃないですけれども、学校の問題は学校の問題だと思って、報告をしなかったということが改めて出てきた。これはやはりその時点で反省があったら今回ももしかしたら起きなかったものを、隠蔽とまでは言わないですけれども、それに近いことをしてしまったことが、今回大きな事件を引き起こしたという話だと思っています。

 それで、これ、給食業者は委託であり、その委託を指名しているのは区でありますよね。ですから、今回この食中毒ということで保健所から訴えを出したのは、誰に対して告知をしたことになりますか。

只野生活衛生課長

 改善報告書は、中野区保健所長宛てに教育委員会事務局次長から頂いてはおりますが、区長から区長に対して改善を申し上げたということになります。

若林委員

 ちょっと一瞬戸惑うような話になりますけれども、区長から区長に対しての申立てというか、申出というか、そういう形になっていると思います。その委託業者を責めるよりも、まず一番大本の責任はしっかりと感じていただきたいなと思っています。それで、今までいろいろ学校、保護者への説明会とかありましたが、今後説明会のある予定を聞いていますか。

只野生活衛生課長

 12月8日に教育委員会を主体としまして保護者への説明会がございます。その席に保健所も出席する予定でございます。

若林委員

 その12月にこのことを保護者の方に御報告する。そういう形だと思うんですが、その際に保健所の方々、一緒に御説明のために付き添う。それは分かります。じゃあ、その責任たるものを負わなければいけない区長は参加する予定はありますか。

只野生活衛生課長

 区長が参加するとは聞いてございません。

若林委員

 子ども文教委員会の保護者の件ですから、開くもととなるのは子ども文教委員会のほうだと思うんです。ただ、これは先ほど話したとおり、区長から区長へということで、やはり私は区長もしっかりとその場に参加して、しっかりと保護者の方に、どういう責任というものを痛感していただきたいなと思うんですが、それを健康福祉部から言うのはどうかなと思いますけれども、やはりそういう区長にしっかりと責任を感じてもらいたい。そして、保護者の方々にしっかりと説明していただきたい。そういう思いがあるので、主催は子ども文教委員会ですけれども、健康福祉部としてもそういった話が厚生委員会であったよということはしっかりと伝えていただいて、区長にできる限りというか、参加しなきゃいけないと私は思っているので、伝えていただければなと思います。

南委員

 非常に食中毒、児童105名、あと、教職員合わせて109名という、ある意味前代未聞の状況であったかと思うんですけれども、まず、資料1の日別発症者数を見ると、10月12日から10月22日まで発症した、症状が出た児童たちがいるということで、保健所のほうに連絡が来たのが10月22日ということになるんですかね。ドクター、医者が調べて、カンピロバクターを4名の患者から検出したことによって、これはもう食中毒であるということで保健所に連絡が入って、保健所のほうでそれをまた調べ上げて、もう間違いなくこのカンピロバクターが原因であるというふうに特定されたんだと思うんですけども、どう考えても、10月12日、3名、13日、2人で、14日から17日は急激に上がっているわけですよね。これ、どうしても、何かあまりにも食中毒に対してこの学校の対応というのが非常に悪かったのではないかなと思えてしようがないんですけど。だって、発症してから10日たって初めて、しかもドクターから言われて初めて食中毒だと分かったということ自体が、もうその学校現場の教職員の対応があまりにも悪過ぎる。しかも、昨年度もあったわけでしょう、こういった事例が。にもかかわらず全く……。昨年度起きたことを検証し、それを教訓にしてやっていればこんなに……。だって、10日間同じものを、鶏肉を出し続けていたということですから、これはもう本当に、そういう意味では人的ミスとしかもう言いようがないんですけども、その辺は保健所から学校側に対して何か指導とか、そういったことはされたんですかね。

向山保健所長

 まさに今、委員の御指摘のとおりだと思ってございます。幸い物すごく重症、入院に至るような方がたまたまいらっしゃらなかったといっただけで、場合によるとその後ギランバレー症候群などを起こされる方もあり得る疾患でございます。これは極めて重い事態でございます。特に今御指摘がございました、いわゆる昨年度のインシデント・アクシデント(ヒヤリ・ハット)を生かしていなかった。それから、食中毒や感染症は後から原因は分かるにせよ、少なくとも欠席者が急増するというような、これ、イベントベースドサーベイランスという言葉を使いますが、いつもと違うという事態をいかに早く察知して、その対処を、最悪を考えてきちんと取っていくのかと。これはリスクコミュニケーションの問題もございます。学校側には、所管課に対してもかなり私から厳しい提言を申し上げてございますし、先ほどの改善報告書も、実は一旦は不受理にしております。これは現場で、やはり欠席者サーベイランスの導入も含めて、現場がやっていかなければ最初の子どもたちの命は守れない。こういうことで、同じ区の中の組織でございますが、連携という部分はあるにせよ、これはもう給食の中であってはならない。二度と起こさないような厳しい指導をしていきたいというふうに思っております。

南委員

 それで、10月22日にそういうドクターからの連絡によって食中毒が判明したわけですけれども、それから保健所のほうで厳しく対応されたと思うんですが、10月29日の木曜日から命令書を交付して、11月4日から7日間の給食停止処分を行ったということなんですけども、今回カンピロバクター、鶏肉からということなんですが、これ、調理方法に問題があったのではないかというふうに思われるんです。加熱不足が原因であるとか、その蓋然性が非常に高いというふうにも書いてありますけども、その下のところでは、一方、大型の回転釜で加熱調理しているので、クラス別に調理をしていたわけではないので、そういう意味では何が原因だったのかというのがはっきりしていないように思えるんですけど、この辺は保健所のほうの判断としては、それはカンピロバクターが食中毒の原因だと分かっているんですが、その原因となるその過程、いわゆる調理方法であるとか食材の管理の方法であるとか、そういったことに対しての原因究明というのはどこまでされたんでしょうか。

只野生活衛生課長

 10月22日からずっと学校のほうには立入りをしまして、学校のほうにはずっと衛生管理の指導をしてきたところでございます。食材に関しましては、鶏肉の場合は大体6割から7割ぐらいにカンピロバクターがついているものですので、しっかりと加熱をすれば安全に食べられる食品でございますので、そういった指導はずっとしているところでございますが、今回についてもそれを指導しております。また、ジェットオーブンの場合はクラス別に焼き上げるということで、学校のほうでは3か所で中心温度を測っているんですが、やはり焼きむらといいますか、食材の厚みによって、それが何かしらのヒューマンエラーがあって、中心温度は測ったけれどもそこに何かエラーがあったのではないかということで、今回頂いた改善報告書では、ジェットオープンを使うメニューについては測定をするということで報告を頂いておりますし、おとうふミートローフについても、メニューからは今後外していくと。そういった改善報告は受けております。

南委員

 ということは、やっぱりヒューマンエラーといいますか、要は、大型釜、オーブンに入れて、どうしても、こちらにもたしか書いていましたが、800食作らなきゃならないので、非常に時間的な制限といいますか、追われるような感じで調理していた。どうしても焼きむらがその中で出てしまったがゆえに、ある部分についてはいわゆる生焼け状態でそれを切り分けて、順番にクラスに配膳していくわけですから、当然その焼きむらが多く切り分けられたクラスには非常にたくさんの児童たちが、食中毒の原因が出てきたんだろうなと思います。その辺りの改善策、しっかり指導していただいているというのは分かるんですけども、今後メニューから外すというふうに言われていますけど、また新たなメニューが出てきたときに、保健所としてそういう調理方法の確認であるとか、大丈夫なのかどうかといったところまで対応、新たなメニューを教えてもらったときに焼きむらがあるのかどうかとか、そういったところまできちっとした改善策を求めてきちっと指導されたのかどうかという、その辺りはどうなんですか。

只野生活衛生課長

 先ほど報告させていただきましたけれども、今後、学校には数回に分けて立入りをして指導するということで、11月30日に抜き打ちで立入りで入っております。主に衛生管理、日常点検ですとかその作業動線、作業工程、また、中心温度の管理記録ですとか体調の管理のチェックリスト、そういったところの記録を中心に書類をチェックし、調理台とかも低い場所に置かないようにとか、そういった指導もしているところでございます。あと、学校の改善報告書のほうからは、こういった手のかかる献立というんですかね、手数が多いほどやはり食中毒のリスクが高まりますので、そういったところで、ジェットオーブンを使うにしろ、あまり複雑な工程のないメニューにしてはどうかというような改善案も提案してございます。

南委員

 今、立入調査を今後定期的にやっていくということなんですが、その期間というのはどれぐらい、いつまでそういった立入調査、もう1年間とかやるんですか。それとも、どれぐらいのことを想定されていらっしゃるんですか。

只野生活衛生課長

 不利益処分を行った施設に対しては、1年間に4回は立入りをするということで、食品指導監視計画で今年度定めておりますので、それに沿った指導をしてまいります。

南委員

 じゃ、1年間で4回。4回以上ですか。4回ということではないですよね。その辺ちょっと確認をお願いします。

只野生活衛生課長

 そういった監視指導計画では4回と定めておりますが、もちろんそれ以上立ち入ってまいります。

南委員

 もう最後にしますけど、やはり今回はあまりにも衝撃的な事例といいますか、ちょっと考えられないような、あまりにも学校の対応も悪過ぎました。あと、調理方法とか給食の調理責任者とか、そういったところにも非常に瑕疵があったのではないかなと思わざるを得ない状況ですので、今後そういう改善策を出していただく中で、さらに立入調査を今後していくということですから、立入調査の場合はやはり徹底的に、今後こういった事例が再度、3度も4度も起こらないように、徹底的な改善指導をしていただきたいということを強く要望して終わらせていただきます。

長沢委員

 前回もこのやり取りをさせていただきましたけど、食中毒の発生及び対応についてということで、本当に大変な事態、食中毒でこういった事態を招いてしまったということなんですけど、ちょっと聞くところを絞ってきた。3ページのところに今後の対応があります。「学校、学校教育課、保健所等との連携の在り方について見直しを行い、連携・協力体制を強化し、迅速に対応できる仕組みを再構築していく。具体的には学校等から保健所へ連絡相談を行うときには、具体性を持った云々」というのがあります。その下に、その他ということで、今回の食中毒の原因というか、なぜこれが発生したのかということが幾つか想定されているわけですけども、この中で記録上では手順を逸脱した行為は確認されていないと。しかしながら、職員間のコミュニケーション不足等、何らかのヒューマンエラーがあったか――仮定、推定、推理の話でありますけども――厚みのある食品を限られた……ということが書いてあります。前段の「職員間のコミュニケーション不足等、何らかのヒューマンエラーがあったか」というのは、記録上はそういうのは確認されなかったけども、実際のところでは、まあ、言い方が、手抜きというのはちょっと失礼だけど、何らかのことを省略してしまったとか、そういったことがあったかもしれないということをここで言っているんですか。

只野生活衛生課長

 今の委員の御指摘でございますが、何かヒヤリ・ハットですとか、そういったインシデント、記録だけで、後から振り返って検証することは大変難しいことというふうに保健所では捉えております。ですが、コミュニケーション不足というのはあくまでこちらの推定でございますが、例えば調理員同士、何かしらの声かけをして、その記録確認について限られた時間内でどういった記録を取っていたかとか、測定をしていたかとかあれば、こういった記録が、記録上は中心温度が高いけれども、結果としては食中毒の蓋然性が高い事例となってしまったということは、それは事実とその記録というのは食い違ってくるものと思います。ですので、今後改善として、教育委員会が今後検討会を立ち上げますので、その中でこういった事例を共有しながら、どうやったら防いでいけるのかということを今後検証していく必要があるんだというふうに考えております。

長沢委員

 分かりました。当然ながら責任として区自身が――保健所自身はこういう形で一定の対応、発生及び対応の経過なり、今後の方針的な一定の考え方というのも示されている。片方で学校教育委員会のほうも、学校の方も、多分子ども文教委員会でそういった報告もされるんでしょう。ちょっとそのことは後ほど聞きますけども。それで、実際に、今私が言ったのは、記録上云々というのは報告を求めているわけだよね。実際に委託業者であり、あるいは栄養士さん、これは区の栄養士なのか、東京都からのか、ともかく栄養士さんがそのメニューなんかを考えながら、実際調理する人は委託業者の方だけど、この実際に調理をする委託の業者の方々から今言われたようなコミュニケーション不足、何らかのヒューマンエラーと、言ってみれば推定できるようなものというのは、この聞き取りみたいのはやっていないんですか。それは教育委員会のほうがやるものなんですか。

只野生活衛生課長

 教育委員会のほうでは、調理委託業者に対して食中毒予防についての再教育を行ったということで、改善報告書のほうを頂いてございます。また、調理場のコミュニケーション不足の改善については、当分の間、学校栄養職員及び調理業務本社の巡回指導担当者が現場に入って、声かけ等の確認を行うようにするということも改善報告の中で頂いているところでございます。

向山保健所長

 まず、ちょっと課長答弁を補足させていただきますと、今回、食中毒で不利益処分の期間の最中、毎日保健所職員が立入りをしておりましたが、その間にも委託の調理員から実際に話を聞き取り、最終の再開に向けては当然調理員の方が手順を遵守するということが一番の予防につながりますので、当然そこは学校関係と保健所と実際に調理をする方、栄養士さん、こういったところで打合せをして、今後のコミュニケーションの在り方も含めた研修を行って再開という形になっております。

長沢委員

 それで、先ほど他の委員さんも言われたように、今回の食中毒調査の過程の中で、昨年も同じメニューの中で体調不良者が発生し、検便から食中毒菌が検出された事案があった。しかし、これは保健所に情報提供がなかったから保健所は知らなかった。これは本来の在り方として、ちょっと言っちゃなんだけど、この後に中野区の食品衛生監視指導計画案なんて――案なんてと言っちゃいけない。案が報告されるわけだけど、そこでちゃんと区と教育委員会と連携、協力しましょうよというのはあるわけじゃない。あるわけって、これ、別に初めてのものじゃなくて、これまでもそうだったわけじゃない。ここで何でしていないのというのは、じゃあ、これ、学校側は承知をしていた。でも、していなかった。そういう話ですか。

只野生活衛生課長

 委員おっしゃるとおり、学校と保健所の連携といったところは、情報提供の中で連携をしていくことは非常に大切であったというふうに考えております。ただ、今回のカンピロバクターの食中毒の場合、発熱症状から始まる子どもが多かったなどで、なかなか食中毒というふうに疑えなかったのではないかというようなことも……

長沢委員

 いやいや、今回のじゃなくて昨年度のことが「また、……」という中に、このその他のところに出ていますよね。これでは、要するに情報提供はなかったと――情報提供というか、保健所に対して連携を取って協力をしていこうというちゃんとした関係であるならば、保健所にちゃんと報告をしなくちゃいけない案件だったわけでしょう。これまではそういう関係じゃなかったということなんですね。しなくちゃいけないんだよ。それをしていなかった、学校側が。何でこんなことになったのと。実際に、これだと昨年度も同じメニューが提供された後にそういうことがあったんじゃない。それで今回なったんだよ。やっぱりこれ、本当に重大だと思うよ。何でこんなことになったの。これについて、「今後教育委員会として、発生要因等を昨年度の経過も併せて検証し、再発防止に努められたい」と。「検証し」と。この検証することは、先ほどの御報告の今後の対応のところで一定のものが書いてあるけど、これ以外のものとして検証して、保健所に対してもちゃんと報告をするということですか。それはもう既にされているんですか。

向山保健所長

 今、長沢委員御指摘のとおりでございます。私ども本当に深刻に受け止めておりまして、食中毒というのは、実は調査した後に断定をするというものでございますが、いわゆる蓋然性があった段階で、有症苦情と申しますけれども、例えばお店で数名の方が食べて後から具合が悪くなる。これは、保健所では数名であっても当然即時に調査をします。ですので、これはちょっと私どもも非常に強く衝撃を受けておりまして、今回の事案はもとよりですが、通常、例えば感染症にしても食中毒にしても、いわゆる「いつもと違う」が学校で健康に関して起きた際にはもう直ちに報告をしていただきたい。保育園・幼稚園は、今そういったことを共有するために、欠席者サーベイランスでございますとか、幾つかいいモデルもございますので、こういったものを即時導入することも含めて改善策を精いっぱい考えていく必要が、今回被害に遭われた方へのことと、そのほかの保護者の方への安心ということもございますので、この点についても強く改善策を検討する必要があると思ってございます。

長沢委員

 そうすると、ごめんなさい、もう最後にしますけど、一定のそういったもの自身を教育委員会としてしたもの、そうなると、こちらはちょっと所管のあれではないけども、それは改めてというか、もうそれは子も文教委員会で報告になるんですか。そうじゃなくて、今現在まだそのさなかであるというところにおいては、一定のものはそうした、本当にちょっと昨年度もというので、これが本当にびっくりだったんだけど、そういうのを含めてしかるべきときに、まあ、議会側ということにしましょうか、議会側のところにも報告いただけるということでいいですか。ここの委員会という意味じゃなくてね。

只野生活衛生課長

 子ども文教委員会のほうでは、今日の厚生委員会の報告、そのほかに教育委員会が保健所側に提出した改善報告書も含めて報告をすることになっています。その中で先ほど保健所長が答えられました、学校等欠席者・感染症情報システムの運用ということについても今後改善を図っていきたいということで報告する予定と聞いております。

間委員

 このジェットオーブンの処理能力のところなんですけれども、処理能力に見合ったメニューを作っていたはずだったということで合っていますでしょうか。

只野生活衛生課長

 処理能力に見合ったメニューを作っていたはずなんですが、今回については、中心温度を測定したけれども大丈夫だったという、基準を外れていなかったけれどもということだったんだと思います。

間委員

 ちなみに、この機械というのは結構使い始めてからかなり時間がたっている、年数がたっているとか。

向山保健所長

 ジェットオーブンについても調べておりまして、2年前に購入された新しいもので、また、今回の件を受けましてその製造管理がどういうふうになっているかということも調べて、その上では適正であったというように認識してございます。

間委員

 同様の機材というのは、区のほかの小・中学校でも使われていたりするんでしょうか。

只野生活衛生課長

 申し訳ございませんが所管外でございますので、ちょっとお答えできません。

間委員

 じゃあ、これは聞いても大丈夫ですかね。要は、同じ機材を使っているのであれば、その情報共有とかはできるのかなと。このメニュー、うちだったら大丈夫だったよとか、そういったことがちゃんとできるのかなと思ってちょっと伺いたかったんですけれども、情報共有という形でお聞きしてもちょっと答えられないですか。

只野生活衛生課長

 学校側での情報共有になるかと思いますので、ちょっと所管外というふうに捉えております。

間委員

 分かりました。そうしましたら、この原因を追究するというところで、同じメニューを作ってやってみるみたいなことというのは、実験というか、行わないんでしょうか。といいますのは、要は購入してから2年しかたっていない機材を使って、大丈夫な範囲で調理をしているはずなのに起こったということは、やっぱりほかの機材でも起こり得るかもしれないわけじゃないですか。原因はきちんと追究するべきだなというふうに考えると、同じことを1回やってみるというのは非常に有効性が高いんじゃないかなというふうに思ったんですけれども。すみません、知識が足りていないだけかもしれないんですが、ちょっとその辺を教えていただけますでしょうか。

只野生活衛生課長

 そちらにつきましては、所管のほうで検討していただくことになるかと思います。

間委員

 では、保健所としては一緒になって追究していくわけではないんですか。

只野生活衛生課長

 教育委員会とは、今回の食中毒事件についての検討会をもう既に11月20日に立ち上げておりまして、本日の夜にその第1回の検討会がございますが、そういうお話があったということは、保健所も参加いたしますのでお伝えしたいと思います。

いながき委員

 これ、昨年度も同じメニューで体調不良者が発生して、食中毒菌が検便から検出されたという。この昨年度と同じメニューを作ったのも今回と同じ調理業者さんだったんですか。まずそこから確認。

只野生活衛生課長

 同じと聞いております。

いながき委員

 今回と同じということで、今の調理業者さん、昨年同じ学校で体調不良者が出て、検便から食中毒菌が検出されたということを、この調理業者さんは昨年ちゃんと把握していたんでしょうか。

只野生活衛生課長

 それは認識していないというふうに聞いております。

いながき委員

 じゃあ、学校側は保健所にもこのことを伝えなかったし、調理業者さんにもそのことを伝えなかったということで、もし調理業者さんが去年このことを知っていて、それでまた今回2回目、同じことをやったのだとしたら非常に大きな責任があるのではないかと思ったんですが、学校からその調査業者さんにもこの体調不良者が出たことが聞かされていなかったということで、そうなると、本当に学校側の姿勢というのは、改めて今の話を聞いて問題だなというふうに思いました。

 もう1点、今回は学校で起きた食中毒事件ということで、今後の対応として学校や学校教育課との連携・協力体制を強化して、迅速に対応できる仕組みを保健所が再構築していくということなんですが、給食を区内で出しているのは学校だけではなくて、保育所とか福祉施設とかあるわけで、中野ではないですけど全国で出ているわけですよね、保育園の園児が食中毒になったとか。なので、これから連携・協力体制を強化していくということなんですけれども、そちらのほうもしっかりやっていただきたい。学校だけではなくて、給食を大人数の人に出すような施設ですね。起きてほしくないですけれども、万が一また同じような事件が起きたときにも迅速に次こそ対応ができるように、学校に限らず、きちんとそういった施設との連携も取っていただきたいと思いますが、その辺は。

只野生活衛生課長

 区が定めております年間の食品監視指導計画の中で、都条例に基づいて給食の届出がある事業者に対しては、年間で計画的に立入りを行っておりますし、食品の収去もやって検査をしているところでございます。ですので、学校とか保育園に関しては、毎年きちっと計画的に立入指導をしていると、そういう状態でございます。その他の給食施設についても立入指導等も行ってございますので、今後もそういったことを継続しながら、食中毒予防に向けて保健所としてしっかり監視指導を行っていきたいというふうに考えてございます。

いながき委員

 もちろん日々の立入調査とか、そういう予防も必要なんですけれども、仮に今回のように少人数でも具合が悪くなった人が出たときに、保健所に報告しないとか、そういったことがないようにきちんとその辺も御指導していただきたいし、迅速な対応をしていただけるような仕組みをちゃんと整えていただきたいということをお願いしたいと思います。

渡辺委員

 私もいろいろ確認したいことが、他の委員の方も聞いていただいていたんですが、ちょっと1点だけ確認なんですけれども、私、この資料を読んで、その原因というのがちょっと今曖昧な書かれ方をして、何なのかなというふうに、ちょっとそれを聞こうと思ったんですけども、やり取りを聞いている中では、要はオーブンのほうには、機械のほうには特に問題はなかったと。ただ、ヒューマンエラー的な部分が、手の込んだメニューであったり、限られた時間の中で何らかの手作業の中で生焼けのメニューができてしまって、それが食中毒の原因になったというような説明をされているように聞いたんですけど、そういった認識でよろしいんでしょうか。

只野生活衛生課長

 説明の中で申し上げましたが、おとうふミートローフが原因であるというのはあくまでも推定ということですが、蓋然性が高いということで、食中毒であるということで断定したものでございます。食品からもし食中毒菌が検出されれば、そこは断定ということになりますけれども、食品からは検出されなかったので、推定ですが、その他の状況、蓋然性のところから推定したというものでございます。(「人が原因ということでいいんですね」と呼ぶ者あり)そうです。人から人へ。

渡辺委員

 分かりました。そういった説明だったということで確認をしたわけなんですが、説明会を今度行うというところで、やっぱり父兄の側からの目線で考えると、やっぱり安全・安心、今後の改善がどういったものか。原因がしっかり、ちょっと人的なものであるという説明をされるのであって、今後厚みのあるメニューというのは考え直さなきゃいけない。手の込んだメニューというものはあまり作らないように、食中毒を未然に防ぐための改善策、そういったものもしっかりと説明していくことが大事なのかなと。そういったことは、ちょっと今やり取りを聞いている中では伝わるのかなと思ったんですけれども、やっぱり見せ方として、ちょっと若林委員も言いましたけど、責任の所在。じゃあ、責任はどこにあるのという。今回発生したこの食中毒の責任というのは区にあるのか、学校側にあるのか、もしくは区長になるのかという、そこの見解というのはどう判断されるのかなというところがちょっと気にかかるところなんですね。ここはちょっと回答しづらいのかと思いますので質問はしませんけども、見せ方として、やはりそれなりの立場のある方が出るべきではないのかなと私は考えているんですが、保健所の所長もすごく責任を感じているというようなことで、先ほどから痛感しているという話をしていますけれども、その辺の見解というか、私は区長もやっぱり一緒に出て、保健所の所長と併せてやるべきかなというふうに思っていたんですね。ちょっと同じ質問なのかもしれませんけれども、その辺の考え方というか、そういうのをちょっと、まあ、区長が出ないというのは答弁されていたんですけども、そこについてどう思っているのかお聞かせいただけますか。(「休憩をお願いいたします」と呼ぶ者あり)

委員長

 休憩します。

 

(午後1時52分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時55分)

 

渡辺委員

 今回の食中毒事件は、本当に全国的にもヤフーニュースのトップにも出るようなことでもあったと。そのインパクトを考えると、各所管の担当者だけではなく、やっぱり区の責任をしょっているそれなりの人が現場に行ってしっかりと謝罪をするなり、きちんと言葉で説明するということが大事になってくると思いますので、こういった意見がこの委員会からも複数出ているというところも、しっかりと教育委員会のほうに伝えていただいて検討していただければなと思います。要望です。

委員長

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、1番、認知症高齢者グループホーム入所時PCR検査費用補助事業の実施についての報告を求めます。

葉山介護・高齢者支援課長

 それでは、認知症高齢者グループホーム入所時PCR検査費用補助事業の実施について御報告いたします。(資料2)

 目的といたしましては、認知症高齢者グループホームで新型コロナウイルスの感染が発生すると、施設内で感染が一気に広がることが懸念されるところから、入り口対策として新規入所者にPCR検査を実施することができるよう補助を実施するものでございます。この事業は、入所予定者がPCR検査を受けた場合、一検査当たり4万円を上限としてその検査費用を補助するというものでございます。対象者はグループホームの運営事業者で、区内21施設となります。11月1日から今年度末3月31日までを対象期間といたします。周知方法としましては、個別に事業所に連絡をして補助金の活用を御案内いたします。財源等につきましては予備費で対応し、上限一検査2万円の都の補助金を活用するものでございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありますか。

長沢委員

 御苦労さまです。大変結構なことだと思っております。それで、予備費での対応ということなんだけども、これ、一応どれぐらい想定をされているんでしょうか。人数ね。

葉山介護・高齢者支援課長

 今年度9月までの上半期で47名の新規入所者がおりましたので、後半11月からにつきましては50名というふうに見込んでおります。

長沢委員

 それで、現在はこれ、11月からおよそ1か月はたっていますけど、もう活用されているということでよろしいですか。何人ぐらいが。

葉山介護・高齢者支援課長

 11月から始まっておりまして、御案内をさせていただきまして、実際に申請につきましては年度末までに出していただくということで考えております。ですから、新規に入所されるときに御活用いただきたいということで御案内を申し上げているところでございます。

長沢委員

 もう一つ、その財源等のところで、東京都の補助を活用するという。上限2万円ということで活用するということですけど、これ、東京都の具体的にどういった事業ですか。

葉山介護・高齢者支援課長

 こちらが区との共同事業ということで、都と区の共同で行う事業に対する補助という名称になっております。

長沢委員

 ちょっと先般、私も当該委員会でちょっと伺ったと思いますけど、要するに東京都の補正予算で組まれて、夏ぐらいだったんだけど、ただ、どういうふうに執行していくかというのがなかなか出ていなくて、11月6日かなんかに締切りが迫っているということで、区としてはどういったものに手を挙げているのという話でちょっと伺ったかなと思っていて、それの一つだと思うんだけども、そういうことで理解していいですか。

葉山介護・高齢者支援課長

 はい、その一つでございます。

長沢委員

 それで、ちょっと関連しちゃうんだけど、これ、認知症のグループホームということで、こういったことをやられることは大変結構だと思っているんですけども、片方で、これも先般から言わせてもらっている高齢者の施設への、やっぱりそこに対する重点的な検査をしていくと。入所だけに限らず、現在いる人、あるいは職員も。これも紹介させてもらったけど、事務連絡が11月19日に、厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策推進本部から都道府県保健所設置市・特別区の衛生主管部(局)御中で出ていますよね。御存知だと思う。高齢者施設等への重点的な検査の徹底についてということで、要請なんですよね。現実にこの要請が11月19日に出て、11月24日に荒川区なんかではこのPCR検査実施に対する意向調査を依頼している。締切りが物すごく早くて申し訳ないというふうな言い方もしながらしている。Q&Aなんかもつけて、実際にどうですかとアンケートなんかもしている。あるいは北区も、11月20何日だったかな、やはり同じように高齢者施設への重点的な検査の実施ということで、要するにこういう要請がありましたと、国のほうから。こうした11月19日の事務連絡で要請があったから、これを受けて北区においても、各施設内への持込みを早期発見することで感染拡大を防ぎ、重症患者数の増加を防ぐため検査実施体制の調整を行っていますということで、こういうお知らせを出している。世田谷区はもう早くから始めている。世田谷区は、これについても診断のための検査ではない、社会的な検査だと。無症状の方についても感染拡大を防止するためにはこれが必要なんだという、そういう識者の人のサジェスチョンなんかもありながら実際している。

 これ、やっぱり本当に中野区としてもやっていかなければならない、そういう局面に来ているんじゃないかと思っているんですけど、こういったこと自身、もちろん、もう先にあれしちゃうけど、この費用は、これがひどいんだけど、国のほうは、自費検査を実施した場合の補助、保健所による行政検査が行われない場合において、高齢者施設において必要性があるものと判断し、自費で検査を実施した場合については新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業(介護分)、これを使ってねという話だよね。要するに、これでやってくださいよという話だし、同時にこれ、国が2分の1の負担で、自治体が2分の1かかっちゃうということだよね。だから、私たち政党としては、やっぱりこれは全額国庫負担でやれよということは国に提案もしているんだけども、しかしながら、いずれにしても、それは後から来ることも含めてさせていかなくちゃいけないと思っています。高齢者の施設って、これ、認知症という形でするわけだけど、東京都のこういう事業というか、補助をもらってやるわけだけども、やっぱり本当に今考えていかなくちゃならないと思っていますが、それに対する御認識を伺いたいんですけど、いかがですか。

葉山介護・高齢者支援課長

 今、委員おっしゃったとおり社会的な検査というところで、今各自治体でも取り組んでいるところがあるということは重々承知しております。今回、グループホームの検査の費用を補助するということで、東京都の補助金等も活用していくところなんですけれども、そうした補助金の案内――案内といいますか、東京都のほうから留意してもらいたいということで言われているのは、その検査に当たっては、疑いのある方に対する検査などの優先度の高い検査需要への影響をよくよく考慮してもらいたいというところがありますので、そこら辺も勘案してというところがございますけれども、今後の社会情勢を見ながら、制度とか、あるいは頻度であるとか、陽性者が発生したときの事業の継続の仕組みも含めて、総合的に取り組んでいきたいなというふうに考えております。

いながき委員

 今回、東京都から上限2万円の補助金で、市としては4万円を上限として補助をするということなんですけれども、区としては、一検査の相場というのは大体お幾らというふうに考えているんでしょうか。

葉山介護・高齢者支援課長

 こちらのほうで調べましたところ、1万円台から3万円台のところもあるかなということで、調査したところではあるというところでありました。10月に聞き取り調査を行いましたところ、ほとんどのところが新規入所者の方に対してのPCR検査を実施していないという状況でしたので、なるべく全額負担できるような形で利用いただけるような金額で設定したというところでございます。

いながき委員

 今調べましたところ、だんだんこの検査費用というのも、いろんな事業者が検査キットなどを発売して、安いところはもう1万円以下で、病院でも1万円台の検査料のところも増えているかなと。なので、東京都の2万円でも十分なのではないかなとは思ったんですが、今3万円のところもまだまだある。まだまだというか……。ですから、逆に一検査の費用を抑えると、新規入所者以外にもより多くの方に検査を受けてもらえて、それが感染拡大防止にもつながるんじゃないかということで、そのバランスのところでできるだけ費用を抑えて、私なんかもより多くの人に、優先度合いがもちろん高い方からですけれども、検査を増やせるんだったら増やしたほうがいいかとは思いますので、その辺は、バランスを取りながらしっかり、できるだけ検査を増やしていってほしいと思います。

委員長

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、2番、中野区介護保険事業施設及び旧中野区立南中野高齢者在宅サービスセンターの使用承認についての報告を求めます。

葉山介護・高齢者支援課長

 それでは、中野区介護保険事業施設及び旧中野区立南中野高齢者在宅サービスセンターの使用承認について御報告いたします。(資料3)

 現在、この二つの施設の使用を承認している期間が令和3年3月31日までとなっております。現在使用している法人からの使用申請に基づき審査を行い、次の5年間の使用承認を行いました。一つがかみさぎ特別養護老人ホーム及びかみさぎ高齢者在宅サービスセンターでございます。使用の承認をした法人は社会福祉法人武蔵野療園でございます。また、もう一つが老人デイサービスセンターふじみ苑で、こちらは社会福祉法人ケアネットに対して承認したものでございます。承認期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日まで。審査方法ですが、審査会を設けまして事業計画などの審査項目について審査を行ったものでございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありますか。

長沢委員

 これは、財産、土地ということで、土地は貸付けか、無償か。

葉山介護・高齢者支援課長

 建物を、その施設をお貸しするということになるんですが。

長沢委員

 土地・建物を貸す。これ、いや、ごめんなさいね、財産種別がとにかく行政財産だから、行政目的があるという形で。でも、これ、民間だよね。片方は普通財産になっている。両方ともこれは有償なんですか、無償なんですか。

葉山介護・高齢者支援課長

 両方とも無償でお貸しするものでございます。

長沢委員

 これは、特段行政財産だろうが普通財産だろうが、そこは問われるものではない。何を根拠に無償という形になっているのか。根拠法規というか、根拠規定は何だったんですか。

葉山介護・高齢者支援課長

 行政財産につきましては、地方自治法のほうで、公用、公共用に供し、または供することと決定した財産ということで、譲渡とか貸付け等については基本的にできないというものでございます。こちらのほうは条例のほうで定めておりまして、使用料は無料とするということで定めているところでございます。

長沢委員

 ごめんなさい、じゃあ、2番のほうは。2番のほうは、これは普通財産にしているわけだから、条例上の定めはない。しかしながら、ここも無償でというのは、これは何かの経緯があっての話でしたっけ。

葉山介護・高齢者支援課長

 こちらのふじみ苑のほうでございます。こちらが、建物の上層階が高齢者福祉住宅ふじみ苑というものになっておりまして、その1階のフロアをこのデイサービスセンターとして使用しているという形態でございます。平成18年4月に民営化するときに、社会福祉法人ケアネットさんを選定してお願いしているという状況でございます。

委員長

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 続いて3番、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた取組についての報告を求めます。

古本スポーツ振興課長

 それでは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた取組について御報告をさせていただきます。(資料4)

 資料を御覧いただきたいと思います。年度末までの取組について順に記載をさせていただいております。

 1番、スポーツ応援イベント事業といたしまして、野球をテーマとして、オンラインを活用してアスリートやタレントによりますトークショーを実施し、ユーチューブで生中継を行うほか、後日、自由に視聴可能なネットでの配信も行うものでございます。日時は令和2年12月19日(土曜日)15時から16時、場所は中野区立総合体育館サブアリーナでございます。

 2番、東京2020大会正式種目観戦事業でございます。こちらもオンラインを活用いたしまして、卓球競技のデモンストレーションや区民向けのクリニック、エキシビジョンマッチなどの観戦を実施するものでございます。一つ目のイベントと同様に、生配信と後日のネット配信を行う予定でございます。日時は令和3年1月30日(土曜日)13時から16時30分でございます。場所は中野区立総合体育館メインアリーナでございます。

 最後に3番、大会100日前カウントダウンイベント事業でございまして、オリンピック・パラリンピック競技やトップアスリートによりますデモンストレーションなどを実施する予定でございます。会場は未定でございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に4番、令和3年度中野区食品衛生監視指導計画(案)の公表及び意見募集についての報告を求めます。

只野生活衛生課長

 それでは、令和3年度中野区食品衛生監視指導計画(案)の公表及び意見募集について御報告させていただきます。(資料5)

 委員長、その前に資料の訂正をさせていただきたく存じます。資料別添の5ページ目でございます。上から4行目でございますが、「エイセイ」の「セイ」の字が「生活」の「生」のところ「星」となっておりました。この場で訂正させていただきたいと存じます。深くおわび申し上げます。

委員長

 委員会を休憩します。

 

(午後2時14分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時14分)

 

 そうしましたら、資料の訂正についてはよろしいですか。

 

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

 

只野生活衛生課長

 お手元の資料の差し替えをお願いしたいのですが、よろしいでしょうか。(「差し替えはいい。要らない」と呼ぶ者あり)区議会のホームページにつきましてはこちらで差し替えさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。申し訳ありませんでした。

 それでは、お手元の資料、項目1、概要でございます。食品衛生法では、特別区の区長は国が定める指針に基づき、毎年度食品衛生に関する監視指導の実施に関わる計画を定め、これを公表し、広く住民の意見を求めることと規定しています。これに基づき令和2年度の指導計画案を策定いたしましたので、区民の皆様から意見を募るものでございます。

 項目2、計画案の内容ですが、国の指針を踏まえ、食中毒や法令違反の発生内容、食品衛生を取り巻く中野区の状況を勘案し、資料にお示しした(1)から(7)の項目で計画を策定したものでございます。

 本計画の大枠には変更はございませんが、新型コロナウイルスの影響や食品衛生法の改正を視野に追加した箇所が3点ありますので、その部分を御説明させていただきます。

 別添の資料の2ページ目をお開きください。中ほどから下、4の(1)食中毒対策でございますが、一番下の行の部分から計画に加えております。新型コロナ感染症の拡大に伴い、新たにテイクアウトやデリバリーを始めた事業者に対し、食中毒の予防について普及啓発を実施いたします。その他の食中毒対策については例年どおりでございますが、食中毒を発生させた施設の再発防止や取扱不良施設の改善を目的として重点監視指導を実施してまいります。

 続きまして、資料をおめくりいただきまして、4ページ目の一番下のところ、(8)食品衛生法改正に伴う営業届出制度の創設と営業許可制度の見直しについて新たに追加しております。平成30年の食品衛生法の改正に伴いまして、営業届出制度の創設と営業許可制度の見直しがされました。この制度は令和3年6月1日より始まることから、これについて区内の業者にチラシの配布やホームページ上でのアナウンス等、普及啓発を行ってまいります。

 続きまして、次ページ、資料5ページ目の(9)HACCPの義務化による普及啓発を追加しております。食品衛生法の改正により、原則として全ての食品等事業者は、一般的な衛生管理に加えて、国際基準であるHACCPに沿った衛生管理の実施が求められることとなりました。全ての食品事業者が無理なく取り組めるよう、国や東京都が発行している手引書を活用して情報提供を行ってまいります。

 次に、恐れ入りますが、資料の1枚目、最初の資料にお戻りいただきまして、項目3でございます。計画案の公表及び意見の募集ですが、募集期間は令和3年2月10日(水曜日)から2月24日(水曜日)まで。区報2月5日号、区のホームページ、区施設への設置等により案の公表を行う予定でございます。

 項目4、計画の決定及び意見募集結果の公表でございます。寄せられた御意見を考慮して計画を決定し、意見とその意見に対する区の考え方を合わせ、3月下旬に公表いたします。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありますか。

長沢委員

 御報告ありがとうございます。これは、例えば今も新型コロナのあれがあるんだけど、食中毒の対策というようなところで、カンピロバクターとかノロウイルスとか寄生虫とか、こういうのがあって、もっぱらこれにならないように、そのためにこの対策を講じましょう、あるいは、感染の拡大を防止していきましょうというところで出ている計画だと思うんですよ。だけど、じゃあ、実際かかっちゃったというところにおいて、こういう対処をしましょうみたいなのはこういう計画には盛り込むものではないと。そこはまた全然扱いとしては違う。そういうものなのか。

只野生活衛生課長

 こちらの食品衛生監視指導計画については、食中毒等の、そういった健康被害の未然防止を図るための計画でございますので、かかっちゃったというような、例えば食中毒にかかった場合については速やかに医療機関を受診していただくということを保健所として案内していくということになります。

長沢委員

 まあ、そういうことだと思っているんですけど、何でそんなことを聞いたかというと、例えば新型コロナについては治療薬とかワクチンとかもまだなっていないから、今でいったってかからないようにしましょうということや拡大を防止しましょうということで、様々な生活習慣を行う必要があるわけです。ただ、これは一応区民に意見募集をするわけだし、当然ながら区民の皆さんにもこういうのは、要するに扱っている事業者の皆さんはもちろんだけど、そういう中身でしょう。僕が思うのは、例えばノロウイルス対策とか、ノロウイルスというのはこうやって感染力が強くて、こういう症状が出ますよということなんだけど、これはたしか今使っているような、インフルエンザとかコロナでやっているアルコールとかは駄目なんだよね、ノロウイルスというのは。効かないんだよね。石けんも駄目なんだっけ。何だっけ、効くのは。酸性とかアルコールとか、今そういうのがあるみたいだけど、そういうのは、こういう対処をしましょうみたいな形であってもいいんじゃないかなと思うんだよね。それで聞いたの。そういうふうに何か対処の在り方ということ自身も触れないでいいのかなと。そういう性格の計画ではないと思うんだけど、区民の皆さんに読んでもらうんだったら、これはこういうウイルスだから――たしかそうだよね。ノロウイルスって駄目なんだよね。今のアルコールみたいのじゃね。だから、そういうのもあっても、例えばなんだけど、僕はほかのことはよく分からないから、たまたまノロのことで聞いているんだけど、そういうのがあってもいいんじゃないかなと、書き方として。いわゆる募集をする上ではと思ったんですけど、いかがですかね。

只野生活衛生課長

 こちらは食品の安全・安心のための計画でございますので、例えば委員御指摘のノロウイルスの場合、二枚貝、カキとかにいるんですが、そういった原料の入荷から製品の出荷、あと、例えばお魚屋さんからカキを飲食店が仕入れて、そのお店で加工して生で出すといった、そういった最後の消費者の口に渡るまでの間、健康被害が発生する可能性のある危害要因をその中で防いでいただくと、そういったことを主眼に計画をしているものでございます。例えばそういった生食による食中毒の防止ですとか、生の場合は、やはりノロウイルスの場合は人から人にもうつるものでございますので、手洗いですとか、そういった衛生管理、要するに調理従事者に対する健康管理ですとか、そういったことも併せて情報提供していくと。そういった委員御指摘の消毒剤についても併せて指導していくというようなものでもございます。細かいところまでここには書き切れませんので、適宜情報していきますということの表現にさせていただいております。

南委員

 単純なことをお聞きするんですけど、先ほど小学校での食中毒の御報告もあったところなんですが、店舗等で中野区内でもこれまで当然食中毒が発生して、そういう事案が幾つかといいますか、あったかと思います。その場合、食中毒の原因がさっきのカンピロバクターとか、様々な細菌によって食中毒が起こったということが分かると、その日から業務停止処分というような形で指導されるんだと思うんですけども、その指導期間というのは、それがきちっと改善されるまでという期間なんでしょうけど、それは大体1週間とか、それぐらいで終わっているような感じなんですが、その辺の期間の設定といいますか、それは決まっているものなんですか。

只野生活衛生課長

 不利益処分につきましては中野区の要綱で定めておりまして、1週間ということで定めてございます。あと、指導期間でございますが、立入調査をして食中毒の蓋然性が高いといった場合には、先ほどの学校給食のように自粛の期間を、まず自粛していただいて、そのときからもう衛生指導に入っておりますので、あわせて、不利益処分の期間中は毎日立入りをしまして、それで指導を行っていくと。そういった流れになってございます。

南委員

 じゃあ、その不利益処分の間、いわゆる業務停止処分の間、毎日のように立入検査をして、1週間と決められているとおっしゃっていましたけども、中野区の場合、1週間のそういう期間を設けて、その間ずっと立入検査をして衛生的に完璧にする。1週間以内で、立入検査をすることによって衛生管理がきちっとできるということを確証するというか、確約させるというか、そういった状況になるまで保健所として関わるということでよろしいんですか。

只野生活衛生課長

 処分の前に業務の自粛を求めておりますが、自粛の期間も含めて毎日立入りをしまして、処分期間中にしっかりと衛生教育をして改善をしていただき、改善措置を講じた上で業務を再開して、飲食店でしたらお客様に飲食を提供する業務をしていただくと、そういったことになります。

南委員

 それと、こちらの別添のところで、5ページに立入検査及び収去検査ということがあって、その1番のところに立入検査の予定数ということで、年間立入予定件数が8,000件というふうにあるんですけども、これ、かなり、8,000件というのはすごい数だなと思うんですが、毎年大体この8,000件の立入検査、これは抜き打ち検査ということになるんですか。どういう検査になるんですか。

只野生活衛生課長

 今年度も年間立入予定件数は8,000件ということでございますが、令和元年度の結果ですが、許可・届出総数が9,816件ありまして、立入りは6,430件しているところでございます。それで、抜き打ちかどうかというお話なんですけれども、業種によっては抜き打ちをせずに、あらかじめ行きますよと通告して行く場合もございます。お店によっては夜しか営業していないとか、いろいろございますので、そういったところもありますけれども、場合によっては抜き打ちで行くと。そういったことも行ってございます。

南委員

 これまで店舗とか、例えば総菜屋さんであるとかお弁当屋さんであるとか、そういうところで何らかの原因で食中毒が起こった場合に、すぐそういう不利益処分を含めて業務停止処分を行う。それはホームページ上で公表されるという形になっているんですけども、今回の、先ほど言った立入検査の中で、先ほど私が言ったのは、実際にお客さんがそこで買って、その場で食されたりすることでそういう食中毒が発生したということが分かるので、そこで立入検査に入っていくんですけども、先ほど9,816件の届出ですか、昨年度は6,430件の立入検査を行ったということなんですが、この立入検査を行ったことで、そういう衛生上ちょっと問題であるなといったようなところで、きちっと指導しなきゃならないというようなところもやはり何件か出てくるわけですね。

只野生活衛生課長

 委員おっしゃるとおりでございまして、やはりちょっと食中毒等の危害発生が危惧されるような店舗に対しては、繰り返し指導を行うというようなことをしてございます。また、もともと重点監視業種といいまして、食中毒の危害発生頻度が高い業種、惣菜ですとか、あとは寿司店ですとか、そういった業種がありますので、そういったところに対して重点監視をしていて、年2回以上立入りをするということで、この5ページの下の段にも書いてございますけれども、そういった監視指導を行っているところでございます。

委員長

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に6番、その他で何か御報告はありますか。

小山地域活動推進課長

 口頭で御報告申し上げます。東中野小学校跡地活用事業におけます民間住宅内地域開放施設の供用について御報告をいたします。

 東中野小学校跡地に民間事業者が整備しております、集合住宅内に設置されます地域開放スペース等について口頭で御報告いたします。東中野小学校跡地においては、土地の一部を民間事業者に売却し、集合住宅としての整備が進められております。住宅が完成いたしまして、11月中旬から居住者が入居を開始しております。こちらは平成28年の厚生委員会でも御報告しておりますけれども、あわせまして、本整備事業で事業者から提案がありました、住宅内に設置される地域開放スペース、具体的には乳幼児親子の利用を想定した屋内コミュニティルームや屋外デッキ等も完成いたしました。デッキ部分とデッキに通じるスロープにつきましては11月16日から開放しております。地域開放時間につきましては、毎週月曜日、水曜日、金曜日の10時から15時まででございます。なお、屋内コミュニティルームの利用につきましては、区分所有者を構成員といたします管理組合理事会への経緯ですとか説明、または、利用方法に関する様々な調査、協議を行った上で開放していただく予定でおります。現在はまだ開放してございませんので、様々詳細が決まりましたらば、改めて当委員会へ御報告をいたしたいというふうに思っているところでございます。

 私からは以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

宇田川区民活動推進担当課長

 では、私のほうからは、中野区再犯防止推進シンポジウムの開催について、口頭で御報告をさせていただきます。

 こちらのシンポジウムにつきましては、昨年度3月を予定しておりましたけれども、新型コロナウイルスの感染拡大で中止をしたというものでございます。今年度につきましては、1月16日午後2時より、なかのZEROの小ホールで「見守り、支えあい、立ち直りを応援するまち中野を目指して」ということで開催を予定しております。新型コロナウイルスの感染拡大防止の対策を講じた上で実施するということで、一応定員は200名ということで、主に保護司の皆様ほか、犯罪の防止、それから、再犯の防止に取り組んでいる団体の皆さん中心にお声かけをして実施することを予定しております。

 私からの御報告は以上でございます。チラシ等できましたら議員の皆様に配付をさせていただく予定でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

高橋地域包括ケア推進課長

 私からは、アウトリーチ活動事例発表会の開催につきまして、口頭にて御報告させていただきます。

 区では、これまで3回にわたりアウトリーチ活動の事例発表会を職員研修として実施してまいりました。発表会の開催目的は、日頃のアウトリーチチーム活動や対応策、地域連携担当の活動事例発表を通じて情報共有を図り、見直し、改善などにつなげることでアウトリーチ活動の質の向上を目指すものでございます。発表会にはこれまでも関係機関として社会福祉協議会、地域包括支援センターから御参加いただいておりましたが、今回は民生児童委員の皆様にも御参加いただくようお声がけをしております。つきましては、委員の皆様におかれましても、アウトリーチ活動の実態を知っていただきたく、御参加いただきたく御案内させていただくものでございます。

 日程、会場でございますけれども、令和2年12月21日(月曜日)14時から16時、なかのZERO小ホールでございます。発表会の概要でございますが、第1部が各すこやか福祉センター単位での事例発表、第2部はパネルディスカッションとなってございます。新型コロナウイルス感染予防の観点から、約500名収容のホールに対し、事前申込制で定員150名とし、感染予防対策に十分留意して実施いたします。委員の皆様におかれまして御参加を希望される場合には、恐れ入りますが、12月11日(金曜日)までに御連絡を頂きますようお願いいたします。

 私からは以上でございます。

 委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 他に報告はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。

 次に、所管事務継続調査についてお諮りいたします。

 お手元の文書(資料7)に記載された事項について、引き続き閉会中も調査を要するものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後2時39分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後2時40分)

 

 休憩中に御確認いただきましたとおり、次回の委員会は1月15日(金曜日)午前10時に開催することとし、講師に東邦大学看護学部長の福島富士子氏をお招きし、産後ケアについてについて学習会を実施すること、また、委員外議員にも周知し参加を呼びかけることにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんのでそのように決定します。また、急を要する案件が生じた場合は正副委員長から招集させていただきたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんのでそのように決定します。

 以上で予定した日程は全て終了いたしますが、委員、理事者から特に御発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本日の厚生委員会を散会いたします。

 

(午後2時41分)