令和3年02月05日中野区議会建設委員会

中野区議会建設委員会〔令和3年2月5日〕

 

建設委員会会議記録

 

○開会日 令和3年2月5日

 

○場所  中野区議会第1・第2委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後5時22分

 

○出席委員(8名)

 日野 たかし委員長

 河合 りな副委員長

 竹村 あきひろ委員

 高橋 かずちか委員

 杉山 司委員

 小宮山 たかし委員

 久保 りか委員

 来住 和行委員

 

○欠席委員(1名)

 加藤 たくま委員

 

○出席説明員

 都市基盤部長 奈良 浩二

 都市基盤部都市計画課長 安田 道孝

 都市基盤部道路課長 井上 雄城

 都市基盤部公園緑地課長 林 健

 都市基盤部建築課長 小山内 秀樹

 都市基盤部交通政策課長 村田 賢佑

 都市基盤部住宅課長 池内 明日香

 まちづくり推進部長 角 秀行

 中野駅周辺まちづくり担当部長 豊川 士朗

 まちづくり推進部まちづくり計画課長 千田 真史

 まちづくり推進部野方以西担当課長 狩野 純一

 まちづくり推進部まちづくり事業課長 川野 英明

 まちづくり推進部まちづくり用地担当課長 酒井 雅勝

 まちづくり推進部街路用地担当課長 長沼 彰

 まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長 荒井 弘巳

 まちづくり推進部防災まちづくり担当課長 森 眞一郎

 まちづくり推進部大和町まちづくり担当課長 松原 弘宜

 まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長 松前 友香子

 まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 小幡 一隆

 まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長 石原 千鶴

 まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長、中野駅周辺エリアマネジメント担当課長 石橋 一彦

 

○事務局職員

 書記 鳥居 誠

 書記 髙橋 万里

 

○委員長署名


審査日程

○議題

 安全で快適に住めるまちづくりについて

 交通環境の整備について

 道路の整備について

 公園の整備及び緑化の推進について

○所管事項の報告

 1 中野区基本構想検討案に係るパブリック・コメント手続の結果について(都市基盤部、まちづくり推進部)

 2 中野区基本計画(素案たたき台)について(都市基盤部、まちづくり推進部)

 3 中野区都市計画マスタープランの改定について(都市計画課)

 4 景観方針策定に向けた取組について(都市計画課)

 5 中野区住宅マスタープランの改定について(住宅課)

 6 あんしんすまいパックの見直しについて(住宅課)

 7 西武新宿線沿線まちづくり整備方針(野方駅周辺地区編)(素案)について(野方以西担当)

 8 都立家政駅周辺地区まちづくりについて(野方以西担当)

 9 不燃化特区助成の延伸について(大和町まちづくり担当)

10 中野駅新北口駅前エリア拠点施設整備民間事業者募集の選定結果について(中野駅新北口駅前エリア担当)

11 中野駅駅前広場デザイン等整備方針の策定について(中野駅地区・周辺基盤整備担当)

12 中野駅西口地区まちづくりについて(中野駅周辺地区担当)

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、建設委員会を開会します。

 

(午後1時00分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査は5時を目途に進め、3時頃に休憩を取りたいと思いますので、御協力をお願いします。

 それでは議事に入ります。

 安全で快適に住めるまちづくりについて、交通環境の整備について、道路の整備について、公園の整備及び緑化の推進についてを議題に供します。

 所管事項の報告を受けたいと思います。

 初めに、1番、中野区基本構想検討案に係るパブリック・コメント手続の結果についての報告を求めます。

安田都市基盤部都市計画課長

 それでは、中野区基本構想検討案に係るパブリック・コメント手続の結果について御報告申し上げます。(資料2)

 本報告は総務委員会が所管でございますが、関連で全常任委員会で御報告するものでございます。

 まず、1番目、意見募集期間でございます。令和2年12月6日から令和2年12月28日まで実施してございます。

 次に、2番目、提出方法別意見提出数でございます。電子メールで12人、窓口に11人、計23人の方から御意見がございました。

 3番、提出された意見の概要及びそれに対する区の考えでございます。ここでは、別紙1に記載してございますので、恐れ入りますが、別紙1を御覧ください。左側に提出された御意見、右側に区の考えをお示ししてございます。なお、当委員会に直接関わるものはございませんでした。個別の施策に関する資料も添付してございますので、後ほど御覧ください。備考に記載してございますが、個別の施策等に関する意見に対する具体的な取組内容につきましては、基本計画等で検討していく予定でございます。

 恐れ入りますが、報告のかがみにお戻りください。

 4番目、提出された意見により変更された箇所でございます。表に記載のとおり、下線が引いてある箇所の文章上の表現を修正してございます。パブリックコメント手続を経て変更した中野区基本構想案は、別紙2のとおりでございます。資料は後ほど御覧ください。

 5番目、今後のスケジュールでございます。令和3年第1回定例会におきまして、基本構想の議案として提出したいと考えております。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、2番、中野区基本計画(素案たたき台)についての報告を求めます。

安田都市基盤部都市計画課長

 それでは、中野区基本計画(素案たたき台)について、都市基盤部所管分について、まず御報告申し上げます。(資料3)

 本報告は総務委員会所管でございますが、関連で全常任委員会で御説明するものでございます。

 区は、現在、中野区基本構想の改定に向けた検討等を踏まえながら、策定に向け議論を進めてきましたが、この都度、素案のたたき台を作成しましたので、報告するものでございます。今後、議会等の意見を踏まえ、さらに検討を深め、素案を作成してまいります。

 まず、1番目、中野区基本計画(素案たたき台)でございます。中野区自治基本条例に基づき、基本構想の実現を図るため基本計画を策定し、総合的かつ計画的な行政運営を図っていくこととしてございます。基本計画は基本構想の実現に向け区が取り組む基本的な方向性を示すもので、計画期間は、令和3年度から令和7年度までの5年間を設定してございます。

 (1)構成及び概要でございます。第1章では、計画の基本的な考え――ここでは、基本計画の基本的な考えとして、策定の趣旨、位置付け、構成、計画期間、進行管理について整理してございます。第2章、策定の背景では、区を取り巻く社会状況等の変化、人口動向、将来人口推計、財政見通しなどをお示ししてございます。続きまして、第3章、重点プロジェクトでは、政策及び施策を効果的かつ効率的に推進するため組織横断的に対応することが必要な政策課題について設定してございますが、こちらにつきましては、後ほど関連施策も含めまちづくり推進部から御説明いたします。次に、第4章、基本目標別の政策・施策では、基本構想において描く目指すまちの姿の実現に向け、四つの基本目標に従い、政策・施策を体系的に整理してございます。なお、施策の達成状況を把握するため、成果指標と目標値を設定してございます。最後に、第5章、区政運営の基本方針では、持続可能な区政運営を実現するための基本方針をお示ししてございます。以上が構成でございます。

 続きまして、ここでは、別紙の資料を御参考に、都市基盤部に関連する箇所について御説明をいたします。恐れ入りますが、別紙の資料を御覧願います。

 ページをおめくりいただきまして、まず、恐れ入りますが、141ページをお開きください。都市基盤部に関連するものとしましては、政策9「子育て世帯が住み続けたくなるまちをつくる」に関わるものでございます。

 これに関連する都市基盤部の施策としては、恐れ入りますが、142ページをお開きください。施策24「子育て世帯が暮らしやすい住宅・住環境の誘導」が該当いたします。

 次に、145ページをお開きください。施策25「子育て家庭にとって魅力的な空間・施設等の充実」でございます。子どもの遊び・体験の場の確保などが関連してございます。

 さらに、恐れ入りますが、ページを飛びまして、211ページをお開き願います。ここでは、基本目標4「安全・安心で住み続けたくなる持続可能なまち」に関わるものでございます。

 これに関連するものとしましては、恐れ入りますが、213ページをお開き願います。政策16「災害に強く回復力のあるまちづくりを進める」に関するものでございます。

 これに関連するものとしては、214ページ、「防災まちづくりの推進」が関係してきます。建物の耐震化が関係してきます。

 恐れ入りますが、218ページを御覧ください。施策43「災害に強い体制づくり」、これに関連しましては、水害対策の推進が関連してございます。

 続きまして、231ページをお開き願います。政策18「快適で魅力ある住環境をつくる」に関連するものでございます。こちらに関する施策としまして、都市基盤部の関連を幾つかお示ししてございます。

 まず、232ページ、施策46「住宅ストックの質の向上、適切な維持管理及び有効活用の推進」でございます。

 続きまして、236ページをお開き願います。施策47「まちなかの安全性・快適性の向上」でございます。

 続きまして、239ページ、施策48「道路・橋梁の着実な整備・改修」をお示ししてございます。

 次に、242ページをお開き願います。施策49「多様なニーズに応じた魅力ある公園の整備」、さらに、245ページ、施策50になりますけれども、「誰もが利用しやすく、円滑に移動できる交通環境の整備」をお示ししてございます。

 次に、248ページをお開き願います。ここでは、政策19「環境負荷の少ない持続可能なまちをつくる」に関する施策に関するものでございます。

 256ページをお開き願います。施策53「みどりの保全と創出の推進」が示されてございます。

 以上が都市基盤部関連の施策でございます。

 恐れ入りますが、報告のかがみ――表紙にお戻りいただきまして、今後のスケジュールについてでございます。令和3年3月に素案を作成し、4月以降に意見交換会、その後、6月に案として取りまとめ、パブリックコメント等の手続を経た後、8月の策定を予定してございます。

 都市基盤部関連の御説明は以上でございます。

 続きまして、まちづくり推進部から御説明申し上げます。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 それでは、私から、第3章、重点プロジェクトのうち、3、活力ある持続可能なまちの実現と、第4章、基本目標別の政策・施策のうち、まちづくり推進部関連分について報告いたします。

 40ページのプロジェクト3、活力ある持続可能なまちの実現を御覧ください。重点プロジェクトの考え方でございますが、基本構想で描く10年後に目指すまちの姿の実現に向けて、政策及び施策を効率的かつ効果的に推進していくため組織横断的に対応することが必要な政策課題に対して重点プロジェクトを設定し、基本計画の期間内において重点的に取り組みます。重点プロジェクトに設定した取組に関する事業については、限られた財源、人材等を効率よく配分して、組織、人員体制の整備と予算計上を行い、着実に推進してまいります。また、重点プロジェクトの設定は、早期に対応する必要がある誰一人取り残さないという視点と、中長期的に対応が求められる将来を見据えた投資の視点を重視して行っております。

 そして、今回、基本計画骨子でお示しした子育て先進区の実現、地域包括ケア体制の実現に加え、三つ目のプロジェクトとして、活力ある持続可能なまちの実現を盛り込みました。このプロジェクトは、新型コロナウイルス感染症による地域経済の低迷を踏まえ、地域経済の回復・活性化、さらには、中長期的な視点から、各地区のまちづくり、脱炭素の実現を見据えたまちづくりの推進などを整理してまいります。

 41ページを御覧ください。推進するプロジェクトにつきましては、①地域経済の回復とまちのブランディングによる産業の活性化を進めます、②活力の再生と創出に向けたまちづくりを進めます、次ページ、③脱炭素社会の実現を見据えたまちづくりを展開しますの三つを柱に取り組んでまいります。

 次に、4章、基本目標別の政策・施策の49ページ、基本目標1「人と人とがつながり、新たな活力を生み出されるまち」を御覧ください。政策5「東京の新たな活力とにぎわいを世界に発信する」のうち、86ページの施策10「中野駅周辺における新たな魅力や価値の創出・発信」と、89ページの施策11「中野駅周辺まちづくりにおける都市基盤の整備と多様な都市機能の誘導」がまちづくり推進部の関連する施策となります。

 次に、211ページ、基本目標4「安全・安心で住み続けたくなる持続可能なまち」を御覧ください。政策16「災害に強く回復力のあるまちづくりを進める」のうち、214ページ、施策42「防災まちづくりの推進」、政策17「時代の変化に対応したまちづくりを進める」のうち、224ページ、施策44「西武新宿線連続立体交差事業を契機としたまちづくりの推進」、228ページ、施策45「各地区の特性に応じたまちづくりの推進」につきましても、まちづくり推進部の関連する施策となっております。

 私からの報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑ありませんか。

小宮山委員

 先ほど報告のあった基本構想についてもそうなんですけども、基本構想内に河川の利活用への言及がないこと、そして、緑に関する言及が緑化推進とたった4文字で片づけられてしまっていること、そして、生物多様性への言及が一切ないことについて、これまで委員会で何度も何度も言ってまいりました。委員会で言ってもなかなか話を聞いていただけないので、本会議でも先日取り上げました。しかし、今回の基本構想の検討案のパブリックコメントの内容などを見ましても、なかなか私の言っていることは取り上げていただけていない。私が言っていることはそんなにおかしいことは言っていないと思うんですよ。緑を大切にしよう、生き物を大切にしようというのは、人間として基本的な当たり前のことだと思うんですけれども、それをなかなか理解していただけないということに非常に悲しい思いを持っております。

 そして、今回の基本計画素案たたき台を見まして、256ページ、「みどりの保全と創出の推進」について書かれております。中野区は、みどりの基本計画内におきまして、平仮名の「みどり」というものを定義付けておりまして、平仮名で「みどり」と書いたときの「みどり」とは、樹木や草花など植物のある空間だけではなく、その空間に生息・生育する虫や鳥をはじめとする生き物、緑と一体をなす水や大気などと共に捉え、こうした環境全体を対象としますと定義をつけているわけです。なかなか緑を「みどり」と言ったときに虫や生き物も含まれているんですよという定義付け自体に無理があるとは思っているんですけれども、それで、その定義を頭に置いてこの256ページを読んでみても、それがどうも虫や鳥や生き物や水や大気について言及されているとはとても思えない内容になっています。「みどり」の定義を中野区は変えたんですか。それとも、今までどおりの定義でいくんですか。どういうことなのか教えてください。

林都市基盤部公園緑地課長

 「みどり」の定義については、みどりの基本計画にあるとおり変えてございません。ですので、256ページから、「みどり」というのは平仮名の「みどり」というような表記になっているというところでございます。

小宮山委員

 ですが、この中で生物とか大気とか虫や生き物に言及しているとはとても思えないんです。例えば、区民に対して中野区のみどりの豊かさはどうですかとアンケートを取ったときに、区民がその「みどり」の中にまさか虫や生き物が含まれているなんてとても思わずにアンケートに答えていると思うんですよ。そういったところで、なかなか今までの「みどり」の定義に無理があったんじゃないかと私は考えています。例えばこの基本計画の素案たたき台の中で、虫や生き物、生物多様性にはどこで言及されているか教えてください。

林都市基盤部公園緑地課長

 生物多様性という言葉は非常に概念が広い言葉だというふうに考えてございます。こちらについては、様々な所管にまたがるものかなというふうに思っておりまして、例えば公園緑地課で言えば、みどりの基本計画の取組を推進していくために、基本計画にも書いておりますけれども、緑化を、みどりを保全・推進すること、そういったことで、生き物の生育環境とか、そういったものも保全できるのではないかというふうに考えているところでございます。

小宮山委員

 緑を守っていったり、生物多様性について恐らく最も考えていくべきである公園緑地課が、様々な所管に含まれておりますと言って逃げちゃ駄目だと思うんですよ。環境課がもしかしたら扱うことなのかもしれませんけれども、どこが責任を持って扱うかということを今後きちんと意識してやっていっていただきたい。

 私は、この話はもう何年も前から訴えていることなんです。中野区の事業概要の中にも生物多様性に関する言及が一切なかったりとか、中野区は23区で見ても生物に関する調査とかを一切していない、最も遅れていると言っても過言ではない区なんですね。ぜひそのあたりも考えて、さらに、先ほど言いました河川に関する言及もぱっと見たところないですし――河川の利活用ですね、河川の利活用に関する言及もぱっと見たところないですし、緑に関しても、ぱっと見はいいことが書いてありますけれども、実際、区内の緑がそんなに増えているかといったら、増えた実感はそれほどはないと思うんですよね。そういったこと、今まで言ったことをいろいろ含めまして、前向きに検討していただければと要望をしておきます。

杉山委員

 今回、建設委員会の報告ということで、都市基盤とまちづくりの観点から関わる報告をいただいたということだと思うんですけど、重点プロジェクト三つ――34ページから幾つかありますけど、この中にやっぱりバリアフリーとかユニバーサルデザインとかは多分全部にかかってくる、個々の報告いただいた後のほうの個々の施策のところにはちょろちょろとキーワードとして入っていますけど、重点プロジェクトの1、2、3の中に、ユニバーサルデザインとかバリアフリーとか、そういうのがやっぱり建設委員会関係のキーワードとして入っていないというのを読んでいて感じたんですが、それは何か意図というか、ありますか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 今、委員のほうからバリアフリーの例示でいただきましたが、今回、骨格として、政策・施策については、基本構想で描く10年後に目指すまちの姿ごとに体系的に整理しているものというものでございます。一方、重点プロジェクトにつきましては、組織横断的に対応することが必要な政策課題に対して設定しているという性格でございます。したがいまして、バリアフリーのほうでは、特にそれぞれの政策・施策というところに掲げて今後取り組んでいくというのが基本計画上の位置付けということになります。

委員長

 他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、3番、中野区都市計画マスタープランの改定についての報告を求めます。

安田都市基盤部都市計画課長

 それでは、中野区都市計画マスタープランの改定について御報告申し上げます。(資料4)

 現行都市計画マスタープランは、平成21年に策定し、既に10年が経過し、社会情勢の変化、東京都の上位計画の変更、区内における各まちづくりや都市基盤の整備状況並びに改定中の中野区基本構想等との整合性を図るため、改定作業を進めております。

 本日の報告は、現在の改定状況を御説明するものでございます。

 まず、1番目、改定の基本的ポイントでございます。既にこれまでも御説明しておりますが、改定素案とすべき内容につきましては、中野区基本構想や基本計画、東京都の上位計画、2番目として、中野駅周辺まちづくりや西武新宿線沿線まちづくりなどの現在進行中の各まちづくり、3番目として、社会情勢の変化や新たな都市整備上の課題への対応、また、交通政策や景観政策など区が課題とする施策などを踏まえ、学識経験者の意見やアドバイス等を参考としつつ、作業を進めているところでございます。

 2番目、都市計画マスタープランの主な構成でございます。構成につきましては、基本的に、現行都市計画マスタープランの構成に従ってございます。

 (1)はじめに、序章に関わるもので、都市計画マスタープランの位置付け、役割、改定の目的等が示されます。次に、(2)中野区のまちの現状と課題をお示ししてございます。これらは、これまで御説明しているとおりと変わりございません。さらに、3番目としまして、中野のまちの基本理念、将来像、基本的なまちの構造でございます。また、(4)全体構想、(5)地域別構想、さらに、(6)の推進方策が主な章立てでございます。そのほか、巻末に改定の経過、基礎データや用語の解説などが添付される予定でございます。

 これらの主な構成と素案の骨子を図でお示ししたものが別添資料になります。恐れ入りますが、別添のカラーの資料を御覧ください。資料の左側が改定マスタープランの主な構成となります。繰り返しになりますが、序章から第5章までの項目を示してございます。基本的に、構成は現行の都市計画マスタープランと変わってございません。

 今回の報告のポイントとなる点は、第3章、全体構想に関わる部分でございます。全体構想の2番目の「都市の骨格をつくる」という視点で、(1)、これまでは、土地利用、いわゆる用途地域と面整備を中心に記述されておりますけど、これに新たに都市基盤という項目を加えております。都市計画道路や基盤整備の視点を新たに加え、土地利用と都市基盤とを併せ持って都市計画を進めていく、こういった視点でまとめてございます。

 また、都市づくりを進めるキーワードといたしまして、活力、防災、住環境、魅力、環境という五つのキーワードでお示ししてございます。こちらも基本的には現在の都市計画マスタープランと変わってございませんが、1点、魅力という視点、現行都市計画マスタープランでは都市景観というふうにまとめていますが、こちらを都市景観という限定的なものではなく、魅力という形で、もうちょっと幅の広い概念から示してございます。

 表の真ん中でございます。都市計画マスタープランの位置づけと役割の表をお示ししてございます。その下が改定の目的――ポイントでございます。こちらは、これまでの御説明と基本的に変わってございません。表の真ん中の一番下、計画目標年次でございます。こちらは、おおむね20年後の中野区の将来像をお示しするものでございます。これは、東京都の上位都市計画、東京都の都市計画区域マスタープランや都市づくりのグランドデザインなどの目標年次と合わせてございます。

 表の右側、第1章が中野区のまちの現状と課題でございます。各項目別に現状と課題をお示ししてございますが、黄色くマーカーしている箇所が新たな視点・課題を示すものでございます。

 恐れ入りますが、ページをめくりまして、第2章、中野区のまちの将来像でございます。「都市の発展を持続させる」、「自然災害に打ち克つ」、「豊かな暮らしを育む」という三つの設定をしてございます。前回の当委員会での御報告におきまして、基本理念の三つ目を「多様な人々と協働する」としておりましたが、当委員会からも分かりにくいという御意見がありまして、これらを踏まえまして、「豊かな暮らしを育む」ということにしてございます。将来都市像の都市の骨格づくりや都市の基本視点は図にお示しのとおりでございます。一番下の都市の骨格づくりと都市づくりの基本方針は、お示しのとおりでございます。

 次に、表の真ん中は、基本的なまちの構造をお示ししておりまして、各駅を中心とする面整備を考慮したまちの拠点と、鉄道や幹線道路など都市基盤や公共交通の視点を踏まえたまちの軸の連携によりまちづくりを進めていく視点をお示ししてございます。

 ページをさらにおめくりいただきまして、第3章全体構想の御説明でございます。内容は繰り返しになりますが、既に御説明していますとおり、この項目で全体構成を示してございます。青色のマーカーで色付けしたところは新たな取組、キーワードをお示ししています。

 さらにページをおめくりいただきまして、第4章、地域別構想でございます。地域別構想の地域割りや考え方は、現在の都市計画マスタープランと基本的に変更はございません。すなわち、地域区分は、都市整備課題の同質性に着目して7地域として、また、中野駅周辺や西武新宿線沿線まちづくりなど各まちづくり方針に示される駅を核としたまとまりのある地域を一体的に捉えて設定してございます。また、幹線道路の整備や木造住宅密集地域の防災まちづくりなど、東京都の上位計画に配慮しつつ、地域の特性や課題に対応する地域区分としてございます。地域別構想の具体的内容や推進方策については現在検討中でございまして、一定程度まとまったところで、第1回定例会中の常任委員会で御報告する予定としてございます。今回は、地域別特性の課題、まちづくりの方向性の概要をお示ししてございます。

 ページをめくりまして、第5章、推進方策でございます。こちらの章も、今後具体的に取りまとめていく予定でございます。都市計画の決定手続の進め方や区民の主体的なまちづくりなどまちづくりの推進方策について盛り込んでいく予定でございます。

 最後に、今後のスケジュールでございます。報告書のかがみとカラーの表と同じような内容で書いてございますけれども、令和3年度末に改定を行う予定で整理を進めているところでございます。本年3月には素案骨子の取りまとめ、6月に素案たたき台の作成、意見交換会等を行い、9月には改定素案を作成、さらに、意見交換会を経て12月に改定案を作成し、その後、パブリック・コメント等の手続を経て改定をしていく予定でございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑ありませんか。

杉山委員

 御説明ありがとうございます。真ん中を開いて大きく2ページの基本的なまちの構造のところで、確かにインフラを示せと言うと、中野区の場合はこういうふうに中野駅中心で西武線と丸ノ内線と、それから大江戸線となってくるんですけども、例えば西武池袋線の富士見台は駅から5メートルぐらい行くとほぼ中野区になったり、あと、新江古田交差点のほぼ南側は全部中野区だったり、方南町とか、落合駅も書かれていますけど、落合駅も地下道が半分中野区だったり、この辺の、中野区じゃない駅、でも、ほぼ生活の中心になるような場所に関しては検討の外側なんでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 区内の駅に関しましては、都市計画マスタープランは都市計画法に定める今後の都市計画を定めるもので、区内の駅に関しましては、そこを中心とした生活圏というのが示されて、都市計画マスタープラン上、そういった考慮は入れています。ということで、例えば区内にある駅に関して、ここに載っていない拠点について、さらに加えたらどうかという点は検討したいと思います。しかし、富士見台というところで、区外に駅があるところの土地利用の方針というのは、都市計画マスタープランで駅を中心とした整備はできないんですけども、全体の面整備の中で、上鷺宮の生活圏の中でどういうふうに対応していくか、そういったところは考慮に入るところでありますので、その点も踏まえて、委員の御意見を踏まえて、さらに検討したいというふうに思います。

杉山委員

 ぜひ、都市計画マスタープランに入らないかもしれないですけど、ここら辺もやっぱり区民がたくさん住まれていらっしゃるということで、中野区として考えるべき観点かなと思います。これはぜひとも、この中に入れる、入れないは別にして、違う視点でもいいので、考えをアドオンしていただければと思います。要望で結構です。

久保委員

 今、ここにも改定から10年が経過をしということが書かれていて、現在の都市計画マスタープランのほうが。基本構想との関係もあって、都市計画マスタープランの改定時期が延びているのかと思うんですけれども、そうなった場合、といっても、10年間経過はしていますけれども、今の都市計画マスタープラン自体も、それ自体が今のこの時期を越えているわけではないので、改定時期から、またそこから新たな都市計画マスタープランということで、実態が少しずつ後ろにずれていくのかなと。そうなってくると、東京都のほうの改定時期などとのずれがずっと生じた形になってくるのかなと思うんですけれども、その辺はどうなるんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 おっしゃるとおり、都市計画マスタープランは20年後のまちを描いて、現行都市計画マスタープランも有効に機能してございまして、各まちづくりをこれに合わせて進めているんですけども、時代背景や状況が大きく変わっているところは確かにございます。そういったところは整合をつけながら進めるという中で、東京都も大きく、今回のコロナウイルスも含め、それ以外にも、デジタル化とか、たくさん社会状況が変わっております。また、政策の方向性も今後変わっていく状況の中で、東京都の都市計画も見直しているというタイミングでございますので、この時期に見直すのがちょうど時間的にもいいのかなと。基本構想・基本計画もちょうど改定ということで、併せて進めています。

久保委員

 それで、今おっしゃられたように、社会情勢の変化ということで、コロナウイルスであるとかデジタル化というのも、東京都のほうでもそういった社会情勢の変化にも取り組みながらの今回の都市マスの変更ということで、これは、都のほうに倣ってということになるのかもしれませんけれども、中野区における顕著な都市計画マスタープランへの影響というのはどのようなことが考えられるんでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 顕著なのは、今の都市計画マスタープランの中で区の進めているまちづくりがかなり進捗している、中野駅周辺しかり、西武新宿線沿線も具体的に都市計画決定が進み、さらに、都市計画道路の整備ですけど、区内では遅れているところはありますけど、東京都は、例えば今進めている大和町中央通り、中杉通りも一部事業化している、そういう形で事業が進んでいるところがありますので、こういった上位計画を踏まえ、今回、東京都の区域マスタープランも見直していると。あと、もう一つは、東京都の政策方針が少し転換しておりまして、これまで環状6号線の内側がセンターコアということで開発を進めていくエリアでしたけど、今回は、環状7号線の沿道から内側、その周辺は木造住宅密集地区の改善が必要、内側は広域的な中心の拠点として進めていく、そういった都の上位計画とも合わせる必要があるということで改定を進めているというところでございます。

久保委員

 今、環6の内側のセンターコアという、今まで東京都が示している考え方がありました。そこに今度プラスアルファで環7の内側になるんですかね、木密の解消ですとか、そういった課題というのも出てきたということで、一つは、環6の内側のセンターコアと今まで東京都が打ち出していたものというのは何か大きな変化があるのかということを教えていただきたいのと、また、環7の内側の木密ということで今おっしゃられましたけれども、その辺においては、先ほど大和町中央通りの話はありましたが、また、弥生町についても木密の解消が進んでおりますけれども、中野区においてはまだまだ環7内側においての木密解消が進んでいないエリアもあるわけなので、そういった課題にもしっかりと取り組んでいかなければならないかと思いますが、その辺は、東京都の都市計画区域マスタープランの変更に準じて区にも大きな影響を与えるところがあると思うので、そこはどのように今後都市計画マスタープランには示されていくのか教えてください。

安田都市基盤部都市計画課長

 都市計画マスタープランは、こちらの下段の表の最初のほうにも記載してございますとおり、上位計画となるものが東京都の計画でございます。さらに基本構想も上位計画に位置付けられる、これらに整合するのが、都市計画法上、都市計画マスタープランということで示されてございますので、当然整合性を合わせていく、まちの考え方も、骨格とか考え方、ゾーニングに当たっても、これらが考慮されていくと。今回、例えば都市計画区域の整備、開発及び保全の方針、いわゆる東京都の都市計画区域マスタープラン、こちらにおいて、今言われましたように、環7沿道の外側と内側で、その課題を明確に出しております。東京都の西部地域、いわゆる中野区を含む地域のところでも、木造住宅密集地域、市街地の改善という視点とともに、今進んでいる西武新宿線の駅ごとのまちづくりのこともこちらに位置付けられておりますので、それらの整合を図りながら、さらに、大和町や弥生町の防災まちづくりにつきましては、もう一つ上位計画がありまして、東京都の防災都市づくりに関する上位計画、これらを踏まえて進めています。委員おっしゃるように、まだ具体的に取り組まれていない課題、地域もありますので、そういったところも今後の課題として整理し、都市計画マスタープランの地域別構想等にもまた盛り込んでいきたいと考えております。

久保委員

 だから、ここから先のまた20年という長いスパンになってくるのだろうと思いますので、そういう意味では、ちょっと今回、中野区が今策定中の基本計画は、今までよりもスパンが短くなっちゃうので、都市基盤のこれからの目標としてくるところというのが全てを表し切れないのかなというところもさっきあるのかなと思って見ておりましたけれども、この詳細については、これからまた御報告いただけるところかと思います。

 ちょっと気になっているのが、第3章、全体構想のところの基本的な考え方のところで、新たな取組キーワードに「居心地が良く歩きたくなるまちなかづくり」というのが入りました。これは、これまでも私たち公明党としても、歩きたくなるまちですとか歩いて暮らせるまちづくりということを提唱してきていたので、それはもうぜひとも進めていただきたいとは思っているんですが、さっき基本構想のところでも、意見の概要の中に、誰もが歩きやすい中野を実現するため、自転車対策を強化するとともに、中野駅周辺の道路における無電柱化を進めてほしいという、そういった御意見がありまして、こういったことも当然のことながら進めていかなければいけない施策なのかなと思っています。

 具体的に、今言われているような自転車対策を強化するという御意見ですとか無電柱化もですが、「居心地が良く歩きたくなるまちなかづくり」というものがどういったことを施策として取り組んでいかれるのかというところを、もし決定しているものがあったら教えてください。

安田都市基盤部都市計画課長

 新しいキーワードとして盛り込ませていただいておりますけれども、こちらについても、東京都の上位都市計画の中で同じように示されているものでございます。「居心地が良く歩きたくなるまちなかづくり」、すごく抽象的なキーワードですけども、委員おっしゃるとおり、移動しやすい環境――無電柱化も含めますけども、当然無電柱化の推進計画ができていますので、これらに従って進めていく、さらに、居心地がいいという空間はどういうふうに演出していくのか、公園整備や公開空地等の整備、あるいは歩行者空間などで出していきますけど、今後、この後説明する景観まちづくりもそうした視点が入っております。そういったものを組み合わせて推進していくような視点で都市計画マスタープランの中にも盛り込んでいきたいと思いますし、さらに、ユニバーサルデザイン、バリアフリー等の考え方も当然入ってくるのかなというふうに思っています。

久保委員

 居心地がよく歩きたくなるまちというのが誰目線で整備されていくのかというところも大きいのではないかと思います。高齢者であったりとか、また、子育て中の方たちや障害のある方とか、そういった方たちにとって移動しやすい歩行者空間というのを整備していくというところも非常に重要な点ではあると思うので、当然東京都のほうの上位計画に示されているというところもあるかと思いますけれども、区としてもそういった視点をしっかり住民目線で取り組んでいくことが重要ではないかなと思うんですけれども、その辺はいかがお考えでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 今日は、検討中ということで簡単な説明でしたけど、推進方策の中で、やはり誰目線でまちづくりを進めていくのか、あと、地域の意見、あるいは専門家視点もありますけれども、そういったもので、やっぱり歩く利用者ですね、そこの様々な人たちの意見を聞きながら進めるのが大事だと思いますし、ユニバーサルデザインという広い視点もありますけれども、まずバリアを取らなくてはいけないというところもあると思います。そういった組合せを、各地域ごとのまちづくりの中で組み合わせて進めていきたいというふうに考えております。

久保委員

 もちろんバリアフリーとかユニバーサルデザイン、そして景観というところもなんですが、日々の暮らしの中で私たちが受ける陳情というのは、道路の陥没であったりとか、狭小道路の解消であったりですとか、今、中野区内で幾つも課題になっている道路の課題というのもあると思うんです。なので、都市マスですから、そういった大きな視点に立ってというところもですけれども、やはり日々の暮らしにとって居心地よく暮らしやすい、そういった道というのをつくっていくことも重要であると思うので、そういったところもしっかり忘れずに進めていただきたいなと思うんですが、これは都市計画マスタープランに反映されるというところではないかもしれないんですけれども、何かお考えがあればお示しください。

安田都市基盤部都市計画課長

 委員おっしゃるとおり、今回の全体構想の視点として、土地利用、いわゆる面整備の視点がこれまで強かったんですけども、やはり都市の骨格となる移動空間、そういったものと――道路が特に出てきますけれども、道路・交通、そういったものと合わせて、利用しやすい空間づくりを進める視点を都市計画マスタープランでは盛り込んでいきたいというふうに考えております。

久保委員

 よろしくお願いいたします。

 各地域のまちづくり方針のポイントのところ、今日は本当にポイントだけが示されたので、これからだと思うんですけれども、1点、北西部地域のことについてお尋ねをいたします。これにつきましては、常々、生産緑地ですとか屋敷林、ここに書かれてはいますが、日々失われる現状といいますか、そういったところもございます。今までもこの保全についてどう考えるのかというところで何度も問うてきたところですけれども、なかなかやはりうまくいかないのかなと今思っています。やはり本当に区が残すのだという意思があるのであれば、それをしっかりアプローチしていかなければいけないと思います。生産緑地の持ち主であるとか、そういったところにアンケート等を取ったということも今まで伺っておりますけれども、果たしてそれを維持保全していくために区としてどうするのかというところまで、やはり都市計画マスタープランでこういうふうに書かれた以上は、今後取組をしっかり強化していく必要があると思うんですけれども、その辺はいかがお考えでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 北西部地域の特色として、やはり生産緑地の活用の在り方は避けて通れないと思います。都市計画マスタープランでここの検討はもちろんするんですけれども、区として生産緑地をどう活用するか、こういう考え方を明確に打ち出していく必要がありますので、今後、これと併せて、一定段階になりましたら、考え方をしっかり議会に報告してまいりたいと考えております。

竹村委員

 言葉の端をつつくようで大変恐縮なんですけれども、例えば資料の第1章のところ、「新型コロナウイルス感染症拡大への対応」、それから、これは3ページでいいのかな、第3章、全体構想、「魅力」のところに、「新型コロナウイルス感染症拡大防止に資する」とありますけれども、新型コロナウイルス感染症のみしか対応しないんでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 委員御指摘のとおりですけれども、これだけじゃなくて、新しい視点としては、こういったところからこういう課題点を踏まえてどういったまちづくりを進めていくか、そこが重要でして、新型コロナウイルスの感染症がかなり区民の生活、ライフスタイルに影響を及ぼしていると思います。そういった中で、住環境形成、あるいはまちなかの空間形成、これらに全て関わってくるのかなと。先ほどの居心地がよいまちなかづくりもこれとも連動してくるのかなと。そういったことも踏まえて、こういった課題を踏まえて、具体的な都市計画や都市整備にどういうふうに落とし込んでいくのか、そういった視点を今後示していきたいと考えております。

竹村委員

 ありがとうございます。当然のことだと思いますけれども、あえてこれを聞いているのは、新型コロナウイルスという文言が独り歩きといいましょうか、今これが非常に注力しなければいけない重要な事案であることは非常に理解しているわけなんですけれども、5年後とか10年後を見据えたこういう計画のときに、この固有名詞そのものが入っていると、それはちょっと誤解といいましょうか、はっきり言えば、そのときにホットな話題を取り上げました的な感じをすごく感じるんです。この文言であるのであれば、例えばここで人類の感染症の被害に対する歴史をるる述べるわけにはいきませんけれども、最近であれば、SARSとかMARSとか鳥インフルとか、いろいろあるわけですね。そして、これからもそういう感染症がはやらないとは、それは言い切れないわけですよ。と考えたらば、やはりもう少し含意の、しっかり含んだそういう文言を採用したほうがいいと考えるわけなんですけれども、区の見解をお教えください。

安田都市基盤部都市計画課長

 検討段階の中でも、職員の中で議論したときに、そういう意見がありました。例えば新しい生活様式に備えた云々とか、そういう形でも考えてみたんですけれども、なかなか分かりづらいということで、今の危機的な状況、ここからいろんな課題が出てくるということが1点と、もう一つ、先ほどの上位計画の中で、東京都の都市計画区域マスタープランはまさに、「コロナ危機を踏まえた未来の東京(都市づくりの目標と戦略等)」と入れています。そういった上位計画を踏まえていますけれども、20年を考えたときに、確かにそれが妥当かということはありますので、これは御意見として承り、さらに検討していきたいと思います。

竹村委員

 ありがとうございます。そう思っていましたけれども、安心いたしました。

 別の気になったところをお話ししたいと思います。第2章、基本的なまちの構造というところなんですけれども、これは特に、この地図の左下と言いましょうか、はっきり言えば杉並区側のところなんですけれども、杉並に限らず他区との連携、そういうものに関してはどのような構想が、もしおありでしたらお教えください。

安田都市基盤部都市計画課長

 区のマスタープランですので、他区のことを明確に書けないんですけど、当然隣接区と、先ほどの富士見台の生活圏とか、杉並区とか新宿区、当然土地利用の在り方、上位都市計画も含めて、整合性を取る必要があるので、こういった視点も一定程度盛り込んでいきたいと考えております。

竹村委員

 ありがとうございます。特に杉並区側ですと、実際中野区に住まれている方もきっとそういう方が少なからずいらっしゃると思うんですが、一度杉並区側に出て、そしてバスを利用して戻っていく、そういうふうなケースもあると考えられるんですね。そうしますと、インフラに関しては、これは区の皆さんにあんまり強く言っても、そんなことを言われたってというお気持ちが強いと思うんですけれども、中野区だけでこれをやりますよでは、恐らく厳しいものがあると思うんですね。例えば道路に関してだったら、中野区だけではなくて、ほかの近隣の区を当然縦断していると。そういうことを考えますと、他区との連携は、もうこれはやらざるを得ない、そういうふうな課題だと思います。それを今ここで、厳しいお話をしても、それこそ話す場所がちょっと違うぞ、それは都の管轄なんじゃないのかという、そういう気持ちもあろうと思うんですけれども、他区との連携に関しては今後どのようなお考えがあるのかお教えください。

安田都市基盤部都市計画課長

 今回も、全体構想の中で、新しい視点ということで、土地利用と都市基盤の整備、この二つの視点をお示ししてございましたけれども、まさに都市基盤の視点は、隣接区からどう交通――人の移動とか、道路ネットワークを構築したらいいか、現在進んでいるまちづくりに関連して、関連都市計画道路を隣接区とどう整合性を合わせて整備していくか、こういった点は当然必要となりますので、この点も整理しながら、都市計画マスタープランで示していきたいと考えております。

竹村委員

 ありがとうございます。道路に関しては思い入れが深いので、いろいろお聞きしたいことがあります。

 また違うところなんですけれども、第3章、先ほど久保委員も触れられておりましたけれども、「居心地が良く歩きたくなるまちなかづくり(歩いて暮らせるまち:歩行者に優しい)」と。非常に歩く方には喜ばしい文言が並んでいるんですけれども、先ほどどの目線というお話がありましたけれども、私も実は歩いて区役所まで来ております。そこで感じるのは、歩いていると、どうしても歩車道との関わりが非常に強いと思うんですね。これは歩道だけにスポットを当ててもなかなか難しいのかなと。歩道と車道の関連に関してはどのような計画ないしは構想がおありなのか、お考えをお聞かせください。

安田都市基盤部都市計画課長

 居心地がよく歩きやすいということで、やはり歩行者空間やバリアフリー、ユニバーサルデザインの視点は当然必要だと思うんですけれども、やはり計画している都市計画道路の性格や地域のまちづくりの中でどのように進めていくかという視点も非常に重要で、ある程度限界が、中野区の道路は狭いので、限界があるところでございますけれども、工夫しながらそういったものをどういうふうに進めていくかということが重要なのかなというふうに考えております。

竹村委員

 ありがとうございます。あまり特定のところだけを取り上げてここで申し述べることは不適切だと感じてはいるんですが、それでもあえて申しますが、私、歩道で信号を待っている歩行者の皆さんを見て、いつも不快なんです。何で車が1台も通っていないのに歩行者の人がずっと待っていなきゃいけないのかと。だったら歩行者の信号は常に青にして、車が一定量たまったら赤にするという、そういう交通行政の在り方もあると思うんです。これは、実は、横浜の桜木町だったと思いますけれども、実際にそういう道路があります。ただ、交通量は当然中野通りと比べてももちろん少ないわけなんですけども、極端に言えば、それぐらいの視線を変えた、視点を変えた、そういう行政の指導をしてもよいと思っています。これが行政ができる強い指導力だと思っております。我々議員は指摘をすることしかできませんけれども、そういうふうな大きな視点で考えていただけたらと思うんですけれども、そのような、今私が言ったことに限らず、何かポールシフトを起こすような、そういうお考えなど、構想などがありましたらお聞かせください。

安田都市基盤部都市計画課長

 交通安全法規に関わるところはちょっと答えられないところでございますけれども、やはり工夫がある仕組みをまちづくりの中で考えていく、それは重要だと考えております。

竹村委員

 ありがとうございます。ぜひ、歩きやすい、住みやすい、歩行者に優しいまちを実現できるように、いろいろな案を出していただきたいと思います。我々議員も、その案を実現するのに協力は惜しまないと思います。これは要望です。以上です。

来住委員

 先ほど基本計画の素案のたたき台で紹介いただいた分と関連するんですけれども、そこで、施策45の「各地区の特性に応じたまちづくりの推進」ということで、乗降客が多い中野駅、中野坂上駅、東中野駅、新中野駅ということで、現状と課題が紹介されました。それらも踏まえて、今回のマスタープラン改定の考え方の素案の骨子ということで、第1章のところで、それらを踏まえた捉え方がされているのかなというふうに思います。もちろん関連してつくるもの、上位計画でありますので、それに準じてということになると思います。その中でも、②の「持続可能性の向上のために都市活力の強化」という中では、駅周辺を核とした時代の変化に対応したまちづくりであるとか、それから、一番最後の「中野区の個性となる魅力やうるおいの創出」でも、駅周辺など拠点地区における高質な都市空間の形成ということが現状と課題の中で示されています。今、先ほど紹介した四つの大きな駅については、中野駅についてはもう既に進んで、計画が実行されているものですけども、あと三つの駅については、これから計画をどうしていくかということになっていくんだと思うんですね。マスタープランについては、やはりそういう上位計画に基づく点は、これはやむを得ないと思いますし、ただ、今回示された現状と課題の中で、私は特にこの中で、③の「良好な住環境と住宅の確保」であるとか、一番最後の「中野区の個性となる魅力やうるおいの創出」、こういう点でどういう中野らしさを出していくかということがつくる側にとってはとても大事なものが課せられているんじゃないかなというふうに思うわけです。

 具体的に聞きますと、例えば先ほど言った四つの大きな駅がありますけども、例えば中野駅と東中野駅の間にある中間のところの住民は、今後、どういうマスタープランに基づいてどういうまちづくりを進めていくのかということが当然テーマになってきます。先ほど紹介があった素案のたたき台では、人口そのものが2035年をピークに減少していくという推計が出されているわけですね。まず、そういう推計の中で、今回の都市計画マスタープランの改定の考え方の中に、そこはどういうふうに捉えて、この計画の中で、素案の骨子の中で示されていこうとされているんでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 基本的には、上位計画と、今言った要するにデータですね、人口統計とか様々なデータを生かしながら考えていくんですけども、具体的に、その地域でどういうふうにまちづくりを進めていくかは、やはり進めている各まちづくり事業の中で、現在の都市計画マスタープランにも記載していますとおり、身近な地区を、自分たちの環境、住まう環境を住民の方や権利者の方がどう考えていくか、その視点は非常に重要でございまして、それらを具体的な個別のまちづくりに当てはめていく、そういったまちづくりの意識が高まってくる状況が非常に重要と考えてございます。

 また、先ほどの駅を拠点とした、四つの駅ということで委員から質問いただいたんですけども、これは、まちの軸と拠点のイメージを示したもので、特定の駅だけということではなくて、駅と、中野駅を中心として関連の周辺のまちづくりはどうするのか、その間に、この図でも低層・中層住宅地区とか、様々な住宅地区の特色がある土地利用状況、それらは生かしながら、この地域はどういったまちづくりを進めていったらいいのか、どういう環境にするかということも重要で、魅力という点では、今後報告します景観も一つの重要な要素ですし、あと、地区計画の中で住宅地の在り方を考えていくということも重要だと思います。そういった視点が組み合わさるような都市計画マスタープランに仕上げていきたいと考えてございます。

来住委員

 拠点の計画と進める中身と、一方、その後背地域に行くと、中野の特徴である住宅地だということですよね。その辺を中野のマスタープランの改定の中でさらに議論ができるように、地域の中でいろんなイメージができるような中身で提供していただきたいというふうに、これは要望しておきます。

 ⑥の先ほど言った魅力や潤いの創出のところで、かなり、その下の三つについては「地域に根ざした歴史的・文化的景観の保全・活用」、「住宅地におけるゆとりある良好な空間形成の誘導」、「みどり(緑地・街路樹・農地等)の保全・育成」ということで、これらは、残念ですけど、かなり農地などは少なくなりつつありますけども、緑地を含めた地域のよさをどう具体化して、保全し、生かしていくのかという、中野らしい個性、魅力というところで位置付けていただいているのかなと思うんですけども、この辺はさらに次の段階で、具体化の方向で議論ができるという形になっていくんでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 先ほども御説明申し上げたとおり、地域別のまちづくりの進め方については、地域別構想につきましては、現在進捗中の各地域のまちづくりの状況、さらに、まちの特色ですね、土地利用状況とか、そういう特色や課題を整理しているところで、もう少しちゃんとまとまったところで、当委員会に御説明申し上げたいと思います。

来住委員

 最後にしますけれども、今後の予定が示されていますが、住民との関係で、意見交換会が7月ということで、その段階でかなり具体的な議論が地域の中でできていくのかなというふうに思います。意見交換会ですけども、地域性がかなり、中野の場合、南北ありますので、それぞれの地域でそれぞれの関係する人たち、地域の人たちがやっぱり議論に参加できるような形での十分な日時、こういう時期ではありますけども、工夫して意見交換ができるようなことをやっていただきたいと思うんですけども、これでいきますと、7月と10月ということで、2回、たたき台から改定素案にさらに行う、そういう2段階で考えているということでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 現在のところ、このスケジュールに記載しているとおりでございます。

高橋委員

 御報告ありがとうございました。委員から質問があって、多少重複するとは思うんですけども、まず最初に、この中身のことで、A3の第2章の駅についての考え方についてちょっとお聞きしたいんですけども、まちの構造の中で「まちの拠点」という表現をされているんですけども、駅は当然生活の拠点になると思うんですよね、交通の拠点でもあるし、生活拠点。ほかに、都市計画マスタープランを展開していく中での拠点の考え方は駅以外にもあるということでいいんですか。例えば大きな何店舗がある商店街の集積があるとか、あるいは人の交流が見られるような公園だったりとか、そういう駅以外に、まちの拠点という中での位置付けというのはほかにあるんでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 まちの拠点の考え方としましては現行都市計画マスタープランにも書いてあるところでございまして、公共交通の利便性の高い駅前――交通結節点となるところですね、そういったところを中心に考えているんですけども、例えば南部地域のほうでは、南台交差点のところが、新宿方面、渋谷方面、杉並方面と、交通の拠点となることで、こちらにも拠点ということで入れさせていただいておりますけど、先ほど他の委員からもございましたとおり、区内の駅というところではここからはみ出るところもありますので、そういった視点もしっかり考えながら、新たに盛り込んでいきたいと考えております。

高橋委員

 はみ出ると言われると困っちゃうんだけど、僕は新江古田の駅を拠点に、中心で生活しているんですけども、今のは冗談ですけども、いわゆる交通対策的な考え方からしても、今のお話とすると、やはり鉄道の駅であったり、あるいは鉄道の輻そうする交差ゾーンであったり、交通交差点であったりというところ、やっぱり交通という視点が非常に大きいと思うんですよ。今後、高齢化社会であったり、平面交通の重要性ということで、これからどういう展開していくのかというのもあるんですけども、やっぱりそういうのを考えたときには、それぞれある鉄道の駅というところには、都市政策的な拠点という位置付けを、やはり交流拠点でもあるし生活の拠点でもあるので、新江古田とかも、先ほど話がありましたけど、まだここに載っていない駅も含めて、その辺をクローズアップして取り上げていただきたいと思うんですけど、その辺はいかがでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 考慮していきたいと思います。駅を中心とした拠点は、交通結節点ともなりますけれども、今回、新たに盛り込みました都市基盤の整備あるいは公共交通の考え方、そういったことで人々が移動しやすい空間づくりというのも一つ重要なポイントになりますので、しっかり考えていきたいと思います。

高橋委員

 ありがとうございます。

 それと、都市政策のめり張りみたいなところでちょっとお聞きしたいんですけども、用途・容積の考え方については前からいろいろお話をいただいている中で、今後、個別の建て替え促進につながる、そういうインセンティブがつくような形の考え方というのは、現状は面整備であったり網かけをした形の中で、いわゆる地区計画の中で、地区整備計画の中で見直す、そういう話がありましたけれども、今後、これからの10年、20年スパンの都市政策の中で、そうした考え方というのは変わるんでしょうか。それとも、新たな視点を模索していくんでしょうか。東京都との調整も含めて、どうお考えか教えてください。

安田都市基盤部都市計画課長

 一番初期の都市計画マスタープランは、現状の用途地域に合わせて記載されている、今回の、現行の都市計画マスタープランは、将来像を見据えた土地利用の可能性を加味して記載はしているんですけども、実際に進んでいるまちづくりとはちょっと進捗状況が合わないところもあったりして、防災まちづくりなんかは進んでいるし、中野駅に関してはそういう形で進んでいるところではありますけれども、今回の都市計画マスタープランにつきまして、改定につきましては、現在進んでいるまちづくりが一つ地域更新のきっかけとなるということでありますので、その点を、先ほど言いましたように、都市の骨格となる都市基盤整備と土地利用、さらに進んでいるまちづくりを推進、後押しするような、そういった視点を盛り込んで、今回、報告ではちゃんと出てきていませんけれども、推進方策の中もしっかり改定状況を踏まえて整理していきたいと考えております。

高橋委員

 今回の都市計画マスタープランの考え方を拝見すると、新たな視点の中で、今おっしゃられた都市基盤というのを大きな柱、前提というか、そこを大きくクローズアップしているというところは非常に評価したいなと思うんですよね。結局、今、区が進めている建設計画なんかについても、崖であったり河川であったり、その辺の、結局、基盤ができた上で物をつくって、そこに人が住んでいくということだと思うんですよ。ですから、その大本の都市の基盤が脆弱であったら、そこはきちっと整備しなきゃいけないとなったときに、今、建設計画がそれの影響を受けて止まったりとか、そういうことをしているということでは困るので、その辺は非常に大事な視点だなと思うんですけども、その中で、例えば駅周辺のところであれば、業務、商業であったり、容積をフルに活用して、あるいはある地域は住宅なのかとか、あるいは先ほど委員からもあったような緑とか生物の多様性を反映した形での地域にするとか、面積の狭い、限られた自治体ゾーンではありますけども、そういうめり張りをつけた、そういう考え方というのは、進めていくことはできるんでしょうか。その辺のお考えはありますか。

安田都市基盤部都市計画課長

 中野区内の土地利用状況、先ほどの都市整備上の課題の同質性で地域区割りしています。それの地域ごとの課題はそれぞれありますので、その地域の個性に合った進め方、それらをどのように推進していくのかということで、今度は住民参加の問題もありますけれども、そういった視点をしっかりミックスしながら進めていく、土地利用と都市基盤整備を両輪として、しっかり踏まえて現在進んでいる各まちづくりの機会でそういったものを生かしていくと。さらに、都市計画マスタープランでだけではなくて、住宅マスタープランや交通政策の基本方針とか、そういった政策も今進んでいるところです。これまで中野区として遅れていた部分をそういった様々な計画の中でしっかりミックスしながら、連携しながら進めていきたいというふうに考えております。

高橋委員

 私がめり張りと言ったのは、東京都のマスタープランを受けて中野もマスタープランをつくっていくという、当然リンクしていくと思うんですけども、東京都が都市の構造を大きく変えてきたと。先ほどもお話がありましたけど、環6、環7のインナーのところの考え方とかがあって、それで、社会状況では今コロナの影響を受けていると。そうすると、住環境であったりオフィス環境であったりが大きくこれから変わっていくといったときに、でも、中野がこれから都市政策として売り出していく、魅力を発信していくというのが非常に重要だと思っていて、そこに何をどう中野の魅力をつくっていくのか、あるいは多摩と都心とのちょうど結節点である中野駅を中心とした考え方とか、そういう都市の魅力というものをしっかりと分かりやすく伝えるのと同時に、都市政策としてしっかりと戦略を持っていかなきゃいけないと思うんですけども、その辺はどうお考えなんでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 都市基盤整備と土地利用という、都市計画マスタープランの中心、それを両輪で進めていくとありましたけれども、都市政策というのはもうちょっと広い意味で、中野の在り方というのはしっかり、今現在、中野駅周辺のまちづくりでいろいろやっておりますけれども、各駅ごとに、これから西武新宿線も進んでいきますし、さらに、都市計画道路の整備に合わせて防災まちづくりや沿道まちづくりが進んできている、そういったときに、こういっためり張りのあるというんですか、様々な国や都の施策というのが後押ししてくれております。そういったものを利用して、いかに魅力あるまちづくりを進めていくか、ですから、都市計画マスタープランをいかに使っていただくかという、そういった視点を見据えながら都市計画マスタープランをまとめていきたいと思っております。

高橋委員

 コロナで社会状況が大きく変わっていく中で、オフィスの床の考え方であったり、あるいは都市構造の考え方であったり、あるいは都市の人口の流入・流出の問題であったり、大きく変わっていく中で、今答えを出せと言われてもそれは無理であって、やっぱり状況、状況に応じて対応してくべきだと思うんですけども、そうしたときに、都市政策のそのフレキシビリティーというか、僕は、これから、まちづくりもそうですし、都市もフレキシビリティーというのが非常に重要なファクターだと思っているんですよ。この都市計画マスタープランというのは、今後、普通であれば10年、20年タームであったり、5年ごとに見直すとか、そういう計画的なのはあると思うんですけども、今、予想がつかない社会状況を前にした中で、その辺の見直しとか、そういうものというのはどういう形で、あるいは東京都のを受けてどう変えていくのかとか、そういうふうなのは、お考えは今あるんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 現行マスタープランにも書いてございますけれども、やはり社会状況の変化とか、既存の上位計画との大きな乖離というのは一つポイントだと思いますけれども、そういった視点で変えていくタイミングはありますけれども、やはり、今後、都市政策という、委員の御質問の件、そういった視点で、都市計画マスタープランをどういうふうに活用していくか、そういった点で、変わってくるというんですか、マスタープランだけじゃなくて、それを生かしていかに政策につなげるか、そういった視点も出てくるのかなと思いますけど、現段階では、そういう社会状況の変化とか大きな乖離があったときにということで記載しているとおりでございます。

高橋委員

 細かいことはまだこれからだと思うんですけど、A3の1ページの、今話したことにつながるんですけど、全体構想の中で、新しい視点ということで、「中野ならではの魅力を育む都市づくり」とあるんですけども、中野ならではの魅力というのは何なのかというのが、要は、中野の魅力を発信したり、これから東京の中で勝負をしていく、多摩との結節点だというこの中野の地を利用して訴えていくというときに、中野ならではの魅力というのを区長はどう考えているのかなというのを非常に僕は問いたいんですよ。というのは、基本構想・基本計画、それを受けての上位計画、都市計画マスタープランという中で、ここに新たな視点といってわざわざ中野ならではの魅力を育む都市と決めている以上、都市というのは何なんだ、箱物なのか、いやいや、そこにいるやっぱり人でしょうとなったときに、どうなんだというところがあって、今伺って答えが出るわけじゃないんでしょうけども、基本構想でも基本計画でも、何か抽象的であったり、あるいは言葉を、キーワードを並べているということで、この後、最後に聞きますけど、上位理念というものが感じられないんですよ。そうした中で、今後進めていく中でですけども、中野の魅力というのは何なのか、そういうのがあって都市計画の展開が進んでいくというふうにしてほしいと思うんですけども、その辺は都市政策の担当として、どんどん探求していくというおつもりはあるのか、その辺は上からどういうメッセージが来ているのか、メッセージがあるなら教えていただきたいんですけど。

安田都市基盤部都市計画課長

 直接的に中野ならではというお答えはできないんですけども、やはり中野の特徴、都市基盤的な特徴や土地利用上の特徴、あるいは住んでいる方のライフスタイルとか、そういったものがミックスされてできてくると思います。この後、景観の報告もしますけども、どういった町並みや景観、あるいは個性を求めているのか、そういった地域の視点――住民の視点、商業者とか事業者の視点、そういったものもしっかり捉えていく必要があるとは思います。ただ、都市政策の視点、広いとなかなかお答えしづらいんですけれども、一つ、中野区の都市計画マスタープランをまとめる際に、そういった視点を考えるものとして、現在の都市計画マスタープランに将来のライフスタイル、どういうライフスタイルを20年に描いているか、営んでいるかという視点を現在の都市計画マスタープランに挙げています。これを活用していくのが多分一つの都市政策の視点だと思います。こういったことを、今改定中の都市計画マスタープランにも入れていきたいと考えております。そちらの中で示していくような形なのかなというふうに思います。

高橋委員

 もう最後にしますけども、とにかく理念というか、その辺をきちっとお示しいただかないと議論にならないわけですよ。どこのまちに下ろしても使えるような美辞麗句を並べられても、やっぱり中野で活動していく我々の裏には、後ろには中野に住んでいる方々がいらっしゃるわけで、やっぱりそこで、魅力的なまち、安全なまち、そして次世代につながっていくまちというのが必要なわけで、その辺をぜひここで議論を闘わせられるような、そういう展開になることを祈っています。

 最後に、今、理念という話があったのであえて聞きますけども、ユニバーサルデザインというのを私はずっと質問していて、何も中野駅周辺のまちづくりにユニバーサルデザインがあるわけじゃなくて、まさにこれがまちづくりであったり都市政策の最上位理念だと僕は思っているんですよ。それで、本会議、それぞれ、総括質疑でもずっと質問してきたんですけれども、基本構想・基本計画のところでも、ちょっと見たところ、ほとんどユニバーサルデザインというのが、まちづくり的な視点のが何もなくて、バリアフリーを展開するというようなことで、ほんの1ページの中のちょっとした記載しかないんですよね。ユニバーサルデザイン、都市というのが、箱物がゴールじゃなくて、そこにいる、住まう人や行き交う人や来街する人、そういう人々を視点にしたものが大事というのであれば、老若男女がいつでも出歩ける、そして、経済活性化につながり、健康を維持できるというユニバーサルデザインというのが都市政策の最上位理念に高々としっかりとうたわれなきゃいけないと思っているんですけども、その辺の表現があまり感じられないというのがあるんですけども、その辺は、基本構想・基本計画も含めてなんですけど、そこは所管が違うにしても、その辺を受けて都市政策の展開がある中で、ユニバーサルデザインというのがどういう扱いで、どういう理念発信をしていきたい、どうしたいのかというのが、区のお考えが伝わらないんですけど、その辺はどうなんでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 ユニバーサルデザインは、委員のおっしゃるとおりで考えております。都市計画マスタープランにも部分的には載ってくるんですけども、やはり全部の都市政策に通底する議論、そういったところでもう少し表現を考えていきたいと思います。

高橋委員

 中野駅周辺の再開発に使う言葉じゃないですからね、ユニバーサルデザインは。どんなまちでも、住宅の中でも――これからの高齢化社会で医療も住宅に入っていくわけですから、そうした中で、全てに、全世代に、あるいは全施策に展開するべき理念ですから、都市政策に必須だと思うし、最上位に掲げる理念だと思うので、その辺は要望しておきます。よろしくお願いします。

委員長

 他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、4番、景観方針策定に向けた取組についての報告を求めます。

安田都市基盤部都市計画課長

 それでは、景観方針策定に向けた取組について御報告申し上げます。(資料5)

 現在、区は、今後、区としての景観行政を進めていくための基本的な考え方を示すための方針を検討しているところであり、景観行政の目的や要素について、今回は、その概要をお示しするものでございます。本年度の成果は、定例会中の常任委員会で今後お示しする予定でございます。今回につきましては、景観都市づくりの主な要素や仕組みに関する概要説明でございます。

 1番目、区における景観方針策定の目的でございます。中野区が多くの人々を引きつけ、将来にわたって持続的に発展するためには、魅力的なまちであり続けることが大切であると言えます。区民や来訪者などが快適さ、美しさを感じ、愛着と誇りを持てる都市景観を創造するとともに、景観を阻害する建物、工作物、屋外広告物等の抑制など、良好な景観づくりを推進していくことが重要と考えております。

 本年度より、区は、景観行政団体を目指すに当たり、まず、景観まちづくりを進め方や景観形成のルールづくりに関する基本的な考えを整理しているところでございます。その状況について、今回報告でございます。

 2番目、景観都市づくりの主な要素等でございます。主な要素は大きくは三つ挙げられます。1番目は、新たな景観の創出でございます。中野駅周辺の都市基盤整備によって創出される新たな都市景観などが例です。2番目は、歴史的・文化的景観の維持、保全です。地域固有の歴史的・文化的景観の維持・保全、これらを地域を取り巻く特色付ける景観として位置付け、それらを活用していくというようなところでございます。3番目は、周辺と調和した街並み形成の誘導でございます。良好な景観は、周囲と調和し、統一感ある街並みなど、建築規制など一定のルールに従った建物や工作物の形態、意匠、色彩等から形成されるものでございます。

 (2)景観づくりの進め方と推進方策でございます。これらは、景観法や都市計画法に基づく地区計画等、あるいは建築基準法の各条項、屋外広告物などの様々な制度によって形成されております。どのような制度や手法を活用するかは、地域の住民や行政、事業者等、あるいは学識経験者等の専門家を交え、役割の整理や制度の活用に関して議論し、規制誘導とルールを示していく必要があると考えてございます。また、デザインの方向や枠組みを定めたガイドライン等を策定していく必要もございます。

 本年度の検討事項でございます。本年度は、景観に関する施策の整理、中野区の地域特性の調査等、景観形成に向けた推進方策の調査・検討などを行ってございます。

 恐れ入りますが、カラーの図を御覧願います。

 まず、上の図でございますけれども、区の景観都市づくりのイメージを示したものでございます。上位計画となる東京都の景観計画や区の基本構想・基本計画と都市計画マスタープランを活用し、区にふさわしい良好な景観形成の制度やルール等を、専門家や区民、事業者等の意見も取り入れ、手法として検討していく、そういった枠組みを示した図でございます。

 その下の図は、景観を進めるための様々な手法を制度と併せて説明してございます。景観法や都市計画法、建築基準法や屋外広告物法、あるいは任意の協定などのエリアマネジメント、そして、運用する方法などをお示ししてございます。いずれの手法を使うかは、区として景観まちづくりの基本的な考え、方針を持ち、行政、住民、事業者と議論し、あるいは学識経験者等の専門家の意見も聞きながら進めていくものと考えてございます。これで、こうした形の表をお示ししてございます。

 最後に、今後の予定でございます。本年度は景観方針の基本的な考え方を取りまとめる予定でございます。定例会中の当委員会でさらに詳しい報告をさせていただきます。来年度は、景観方針の策定、すなわち区にふさわしい良好な景観形成に向けた手法や区内の景観資源等を整理したガイドラインの作成、令和4年度以降は、都の景観行政事務等の区への移管を含め、景観行政団体への移行に向け作業を進めていく予定でございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑ありませんか。

小宮山委員

 こういう景観条例とか、これは条例ではなくて計画ですけれども、景観に関するルールの類いというのは、例えば京都とか軽井沢とか、既に風光明媚な観光地のようなまちでつくられるものと思っていました。中野区というのは、例えば公有地に真っ赤な保育園ができてしまうような土地柄でして、なかなかいろんな多様性に富んだまちであります。その中野区でこうした景観方針をつくるに当たって、どこか具体的に想定しているエリアとかまちなどはあるんでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 先ほどの例にもございますけれども、新たな景観形成というところでは、今進んでいるまちづくりが一つきっかけになる場所です。中野駅周辺では既に独自に広場デザインガイド――この後報告すると思いますけれども、そういった民間の事業者等と区とで、任意のそういった方向性、ガイドラインをつくっていくような場合もあります。また、既に地区計画の中で、弥生町のまちづくりや大和町のまちづくり、沼袋のまちづくりなどで、地区計画の中で、形態、意匠、色彩に関する記述はございますけれども、具体的に進めるための、先ほど委員のおっしゃるように、条例や規制等、あるいは誘導に向けた取組を示したものはございませんので、今回の景観まちづくりの中で、そういった場所、あるいは新たに進める場所、あるいは歴史・文化の保全等に向けてどういった手法が可能なのか、そういったことも含めて検討ができる素材、基本として考え方を示していきたいというふうに考えております。

小宮山委員

 私は趣味で中野区全域の写真を撮っております。中野区の南は南台から北は鷺宮まで、いろんなところを歩いて写真を撮って回っております。しかし、今名前が挙がった沼袋だとか大和町とか弥生町のあたりで、ここはとてもフォトジェニックでぜひ後世にも残していきたいなみたいな、そういった町並みというのはあまりぴんとこないんですね。この中野区内で強いてフォトジェニックなところといえば、中野駅北口の飲み屋街ですか、あの辺はとてもフォトジェニックだと思うんですけど、どこがフォトジェニックかというと、とてもカオスである、何があるか分からない、路地を一つ曲がったら何が出てくるか分からない、そういった多様性とかカオスなところこそが、ごちゃごちゃしているところこそが中野区のまちの魅力だと思うんです。その中野区の中で景観を守っていく必要性がどこまであるか、そもそもこれが必要なのかどうかというところが私にはよく分からないんですが、また、罰則とかも恐らく設けずに、ただこうできたらいいよねというルールだけをつくるのだと思われます。だから、拘束力とか強制力はないものを多分つくるんだと思いますが、そういったものをつくる意味がどこにあるのかな、本当にこれが必要なのかなというところがよく分からないんですが、説明をもう一度お願いします。

安田都市基盤部都市計画課長

 先ほどの都市計画マスタープランの中にも記載してございますけれども、中野の魅力は何か、どういったものを保存して残していくのか、あるいはどういうふうにまちを形成していくのか、あと、地域の人たちに愛着が持たれる資源――歴史ある資源や地域資源等をどういうふうに活用していくのか、こういった視点はまちづくりに重要な視点だと考えてございます。具体的にどのように規制、どのようなものをつくっていくのか、これらに関しては、やはり地域の人たち――住民や事業者や地元で活動している人たちの意見や、そういったものがとても必要になると思います。中野らしさと先ほど御質問がございましたけど、そういったものも、地域から、本当にこれが愛着を持って育成していきたい、そういったものが出てきたときに、それらをどういうふうに活用するか、そういった考え方を示していくものと考えてございます。まちづくりの視点で、やはり自治体の権限として、魅力あるまち、個性や豊かな中野のまちをつくる、そういう自治体としての当然の権限としてこういった視点を持っていくことは非常に重要と考えます。どういった手法かというのは、今後、地域や様々な専門家を交えた検討で考えていきますけれども、そういった視点でのヒントになる考え方を今後示していく予定でございます。

小宮山委員

 あとは同じことの繰り返しになると思うので、質問にはしませんけれども、ごちゃごちゃしているところも中野の魅力の一つであり、個性の一つであるということも踏まえた上で、この計画をどうするかは今後考えていっていただきたいと要望しておきます。

杉山委員

 まず、景観行政団体、これはたしか全国で何百個が団体としてある、これは、中野区以外の東京都23区とかで、多分ほとんど……(「20個」と呼ぶ者あり)20個。あると思うんですが、中野区が景観行政団体じゃない、目指していなかった理由が何かもしあれば教えてください。

安田都市基盤部都市計画課長

 やはり先ほどのどういうふうにまちをつくっていくかということの視点で、景観をしっかり、景観まちづくりの手法を使っていくという視点が確かに弱かったのかなというふうに考えております。23中3区が景観行政団体になっておりません。でも、3区のうち1区は中央区で、こちらの表にも書いてあるとおり、大丸有地区のまちづくり協定や、あるいは日本橋の問屋街のデザイン協議会など、デベロッパー中心に独自の景観まちづくりを進めているというところもありますし、葛飾区は地区を定めて――もう一つは葛飾区なんですけれども、行政団体、地区を定めて、ここだけは守っていこうということで、景観行政団体にならなくても都市計画として景観地区というのを定められますので、柴又の寅さんの町並みを相当厳しい建築条例で縛っています。建築の規制等で縛っています。じゃあ、中野区はどうかといいますと、東京都の景観行政を指導していまして、神田川の景観地区、あるいは中野駅周辺の60メートル以上の高層ビル、そういったところでは東京都の事務の中で中野区の意見を示していますけど、じゃあ、先ほど言いましたように、地域に愛着が持たれ、中野らしいものを守っていく、そういった議論が少なかったのかなというふうに考えてございますので、やはりここは都市計画、都市整備を進める自治体として、しっかり考えと権限を持って進めていきたいという考えで、こういったものを今検討しているところでございます。

杉山委員

 今回、多分基本構想とか基本計画の改定のタイミングと合わせてということだと思うんですけど、本来であればもっと前に、中野駅周辺も大きく再開発とかまちの整備とか、まちづくりが始まっているわけですから、ここら辺というのはあってしかるべきかなと。それから、さっき小宮山委員もおっしゃっていましたけど、中野区の場合は、土地、土地、それぞれに特徴があります。全体を俯瞰した策定とは別に、エリアごとにその特徴を生かしたレギュレーションというか、それも考えていく必要があると思うんですが、そこら辺のお考えをここに盛り込んでいく可能性はありますか。

安田都市基盤部都市計画課長

 景観で地域の資源、景観資源となるものを守り育てていこう、そういう考え方は、やはりエリアというか地域の中でどこを見ていくか、どこに着目していくかということで、やはりそこの地域の人たちの視点や意見や考えというのは非常に重要になりますので、そういったものを支えられる仕組み、そういうのを考えて盛り込んでいきたいというふうに考えております。

杉山委員

 後で出てくると思うんですけど、今回、区役所・サンプラザ跡地の業者が決まった、ここら辺の中野駅周辺の景観というのも大きく今回示されてくると思うんですが、そこから逆算するというか、今回新たに拠点施設のデザインなんかもある程度進めていかれると思うんですが、そこから逆に生まれてくる景観方針みたいなものというのはあるんでしょうか。お考えというのは。

安田都市基盤部都市計画課長

 まさに中野駅周辺は、都市の骨格も大きく変わる、そういうタイミングで今進めておりまして、その中で、各地区、駅の南北で進んでいる再開発事業の中で、どういった公共的な視点を生かしていくか、あるいはデザインしていくかという視点は、まさにこの後報告あると思いますけども、専門家を交えた広場デザインの中でいろいろ考えているというところで先行しています。これらは、東京都の中の基準もあるんですけども、中野区独自でそういったものを定めて、それぞれの再開発の中で共有化している概念を持っているところで、こういったものが本当は重要だと思いまして、各地区で、事業者だけじゃなくて、各住民が自主的に、こういった商店街にしたいとか、こういった住環境の町並みにしたい、極端な色彩は避けるとか、そういった議論が地域ごとに盛り上がってくると、町並み形成や、例えば地区計画のまちづくりなんかも活性化してくるのかなと。そういったヒントになるような、支えになるような考え方をまとめていきたいと。

杉山委員

 最後にします。特に、中野駅周辺だけじゃないにしても、今回、中野駅周辺、東西南北、それぞれのディベロッパーがそれぞれの再開発、市街地のまちづくりをしている中で、やっぱり区として景観のレギュレーションというのはある程度決めた上で、それぞれの特徴は出るにしても、俯瞰して見たら中野区らしいまちづくりが進んでいく、まちが保たれているみたいなことをちゃんと方針として決めていただければと思っております。要望でお願いします。

久保委員

 今、杉山委員からも御質問がありましたけれども、景観行政団体についてなんですが、景観行政団体を目指すに当たってとありますけれども、実際には、位置付けられるための要件ですとか手続というのはどのようなことになるんでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 今、景観行政団体と中野区との関係は、東京都が景観行政団体で、東京都が既に様々なルールを持っています。景観行政団体になると、それらの事務が中野区に来ます。東京都が持っている事務では、大規模な開発規制や一定程度の高さ――ビルを建てるときのルール、神田川沿いで、神田川にふさわしい景観づくり、そういったものが今東京都の事務の中にありまして、これらをちゃんと審査するような形になります。それと同時に、今度は区独自に、先ほど言いましたように、地域独自のルールを定めていったり、地域独自の活動として考え方をしっかり持っていくということであります。あるいは屋外広告物の規制の条例等、そういったものも移ってきます。そういう状況です。

久保委員

 要するに、だから、中野区が景観行政団体になる、そこに位置付けられるには手続は必要ないんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 すみません、説明が。景観行政団体になるには、景観まちづくりをどういうふうに進めるか、区としての独自の考え方を示していく、どういったガイドラインというか、どういったデザインガイドとか、そういった考え方をしっかり持って東京都と調整して引き受けていく。したがって、中野区としてどのような景観都市づくりを進めていくか、基本的な考え方と、どういったところを例えば例として守っていくか、そういったものをちゃんと示していかないといけない。あるいは、専門家団体のそういう学識経験者の景観デザインを決めるような会議体の設置、そういったものも必要になって、東京都と調整していきます。

久保委員

 ということは、東京都と調整すればいいんですか。例えば国土交通省への何か届出が必要とか、そういうことはないんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 景観行政団体の権限が都なので、都から引き受けるに当たっての基本的な仕組み、あるいはものを持っているということが重要です。

久保委員

 昨年の区長の施政方針で景観ガイドラインのことが述べられていて、私も幾つか質問させていただいて、これまで建設委員会では景観方針についての御報告ということがなかったように思うのですが、この1年間はなぜこの報告がされなかったんでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 大変申し訳ないんですけれども、景観方針ガイドラインを示すに当たって、やはり区内の、先ほど小宮山委員から御質問があったとおり、中野にふさわしい景観資源とか景観要素、そういったものもしっかり整理していく必要があります。本年度は、既存の資料を基に整理していくとともに、地域の人たちと意見交換をしたいなと思っていたんですけども、コロナウイルスの関係で、そういった地域から要望を受けるとか意見交換をして、そういったことがちょっとできていなかった。とはいえ、景観を進めるに当たって、どういう規制やルールや、どういう制度、あるいは他区の状況はどうかということはしっかり今調べているところでございまして、こういったものも含めて、次の常任委員会で説明していきたいというふうに思っております。

久保委員

 施政方針で区長がお示しになられたんだけれども、委員会にはずっとなかったというのが気になっていたところです。景観を阻害する建物、工作物、屋外広告物などの抑制・排除に努めるというふうにここに書かれているんですけれども、抑制・排除、要するに拘束力を持つようなものは、条例ですとか、そういったことも今後、区としては考えているということですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 規制していくには条例が必要ですけれども、条例を本当に適用していくべきなのか、既存の法制度の中で運用していくのか、それらは今後、具体的に地元や専門家や庁内での議論が必要と考えております。実際に、例えば看板の色とか向きとかしつらえとか、そういったものを考えていく際には、どういった景観のデザインを示していくかという、こういったガイドラインというか、そういったものを考えていかないといけない。これらはかなり専門的な要素を含みますので、その中の選択肢は幾つかありますので、そういったものも整理していきたいというふうに考えております。

久保委員

 ということは、そもそもガイドラインは作成するという方向だったと思うので、検討段階において、やはり条例も必要であるというようなことになれば条例も検討していくという今のお答えですかね。景観方針が、今、中野駅周辺のお話を皆さんもされていましたけれども、例えば高さの制限であるとか、そういったことなんかも、結構駅周辺においては今までにない高層な建物がこれからどんどんできていくということになっていますよね。その辺のところも、それはそこの考え方ということに多分なってしまうんだろうと思うんですけれども、すごく難しいなと思っているのは、区民や来訪者などが快適さや美しさを感じ、愛着と誇りを持てる優れた都市景観を創造するとなっていますが、これは本当に人それぞれに考え方が違うと思うんですね。なので、この辺のところもやはりガイドラインにうたっていかなければいけないのではないかと思うと、今の果たして中野駅周辺のありようというのも、もしかしたら好ましく思わない方もおいでになられるかもしれないというような中で、そこをどういうふうに、区民の皆様とか住民の意思というのを反映させていくお考えでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 景観形成に関しましては、規制から誘導まで幅広い概念があります。一番厳しいのは、そこの人たちが全員合意でつくる景観協定、あるいは景観地区、先ほどの葛飾区はそうですけれども、そういったもので定めて、すごく厳しい規制があります。それらを審査するというところが出てきますけれども、既存の建築確認の中で規制するだけではなくて、地元の事業者や住民とかを含めた全員で合意をしていく、あるいは見ていくという、そういうエリアマネジメント的な視点も必要なんですね。そういう厳しいものから、こうあったらいいねみたいな、誘導していく、そういうところまでありまして、あるいはおおむねの中で、都市計画の中で一定のところ、例えば色彩の範囲とかを決めて、そういった様々なやり方があって、様々な規制手法があります。やはり厳しくなればなるほど合意形成の皆さんが、その幅も広がっていくというところで、そういったものの仕組みの中で、区としてどういったものを取り入れて進めるか、この地区の景観を守ったり、この地区の景観を新たにつくっていく際に、どのような手法がふさわしいか、そういった議論を、地元というか、その地域としながら定めていくものなので、いきなり景観行政になったら規制しましょうということにはならないというふうに思っております。

久保委員

 本当に、先ほどの都市マスにもあるように、地域、地域によって、抱えている課題ですとか、また、街並みも当然違うので、ガイドラインで一律にうたっていくというのは難しいのかなというふうに思っています。葛飾区の事例などもありますけれども、場合によっては、今、中野区はガイドラインをつくり、景観行政団体となるということを目指していて、葛飾区や中央区の場合とまた少し違うわけですけれども、それでもやはりここは中野区として、景観行政団体となって、しっかり着手をしていかなければいけないというようなところも、エリアを決めながら、地域の合意を図りながら進めていくということも一つ重要かなと思っています。かねてから哲学堂を中心とした観光まちづくりについての質問等をさせていただいておりますけれども、やはり例えば中野駅から中野通りの桜並木、そして、その維持・保全や、また、哲学堂の観光拠点としてのありようということもかつて議論をされてきたところかと思いますけれども、やはりそういった、区として、ここは本当に中野区の魅力を最大限に発揮できるエリアであるというようなところを一つには設定されて、しっかり進めていくというようなやり方もあるのではないかなと思いますが、その辺はいかがお考えでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 本年度の調査として、ポイントとなる、区内の景観資源のモデルみたいなものを調査しているところでございますので、今、委員おっしゃられた哲学堂や新井薬師周辺とか、その辺の歴史・文化を生かしたまちづくりとか、そのほか、中野にふさわしい、中野を代表するような資源というのを今整理しておるところでございますので、それらを生かした方向性みたいなものは示して行きたいというふうに思っております。

久保委員

 それらを生かした方向性を示すというのは、それはガイドラインを今後検討していく中で示していくというふうに思っていればよろしいですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 委員おっしゃるとおりでございます。

委員長

 他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 委員会を休憩します。

 

(午後2時54分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時15分)

 

 次に、5番、中野区住宅マスタープランの改定についての報告を求めます。

池内都市基盤部住宅課長

 中野区住宅マスタープランの改定について御報告さしあげたいと思います。(資料6)

 前回は、住宅政策審議会より答申を受けまして報告をさせていただきました。今回は、住宅マスタープランの改定について、改定のポイント、それから骨子についての御報告をさせていただきたいと考えております。

 1ですけれども、改定の基本的な考え方としましては、中野区住生活の基本に関する条例に基づいて策定するものでございまして、住生活の向上に資する施策を総合的かつ計画的に推進するための基本となる計画でございます。改定に当たりましては、国や都の住宅政策の動向や、上位計画である中野区基本構想・基本計画、都市計画マスタープラン等との整合を図りながら進めていくものでございます。

 2、上位計画等の状況でございます。国が今現在見直しを進めております住生活基本計画と東京都の定める東京都住宅マスタープランにおきまして、主に「居住者」、「まちづくり」、「ストック」の三つの視点で方向性が議論されているところでございます。また、基本構想、それから基本計画におきましても、住宅関連施策として、「子育て世帯や高齢者への支援」、「空き家等の住宅ストック対策等」のテーマにつきまして、基本目標に設定されてございます。また、住宅政策審議会からの答申に加えまして、新たにですけれども、新型コロナウイルス感染症の影響による社会の変化についても考慮する必要があると考えております。

 三つ目、改定のポイントでございます。上記2の状態を踏まえまして、ポイントは四つ掲げさせていただいております。一つ目、居住支援や空き家問題、ユニバーサルデザイン等、新たな課題を盛り込むとさせていただきます。2番、国、都及び新たな基本計画等の上位計画を施策として反映いたします。3番、中野駅周辺まちづくりと現在進行中のまちづくり計画等との整合を図ります。4番、新型コロナウイルス感染症に伴う社会情勢の変化等に対応した新たな住宅・住環境の影響等を考慮いたします。

 四つ目、改定の骨子ですけれども、それに入る前に、5番の今後のスケジュールを御報告します。令和3年6月ですけれども、素案のたたき台の報告をさせていただき、9月には素案の策定、それから、裏面ですけれども、10月、意見交換会を行いまして、12月には住宅マスタープラン案の策定、それから、令和4年1月、パブリック・コメント、3月にはパブリック・コメントの結果報告をさせていただきまして、住宅マスタープランの策定ということで、令和4年3月の策定を目指しております。

 続きまして、別紙にございますA3の表を御覧いただけますでしょうか。中野区の住宅マスタープランの改定の骨子とさせていただいております。

 まず、計画策定の背景と目的ですが、先ほどお話ししましたとおりでございます。計画の期間ですけれども、令和4年度から令和13年度の10年間とさせていただいております。右側の表ですけれども、住宅マスタープランを中心に、まず、上位計画、それから国、都の計画が右側にございます。

 続きまして、2ですけれども、中野区の住宅・住環境の主な現状と課題としまして、人口と世帯、それから、子育て世帯、高齢者世帯、セーフティーネット、外国人・国際化、住宅の耐震化、住宅の不燃化、居住水準、リフォーム、新型コロナウイルス等感染症対策、空き家、分譲マンションと掲げさせていただきまして、これを基に、三つの視点、先ほど申し上げました国、都と合わせまして、居住者の視点、それから、まちづくりの視点、ストックの視点ということで三つに絞りました。

 居住者の視点では、単身世帯に偏らない多様な世帯向けの住宅の誘導でしたり、単身世帯が家庭を持っても住み続けられるよう子育て世帯への支援、それから、高齢者や障害者等の住宅確保要配慮者への対応や居住支援、それから、まちづくりの視点としましては、健康かつ快適に暮らせるような緑化推進と良好な住環境の形成、安全かつ安心して暮らせるよう住宅の耐震化促進や防災まちづくり計画等の推進による木造住宅密集地域の改善、また、新型コロナウイルス感染拡大を契機としたテレワークの拡大等、ライフスタイルや働き方の変化への対応です。ストックの視点としましては、管理不全空き家等の適正管理や利活用等の推進、老朽化する分譲マンションへの適切な支援とさせていただいております。

 こうした視点に基づいて、第3次マスタープランからの課題を継承しつつ、先ほど申し上げました四つの改定ポイントも踏まえまして改定を行うとさせていただきます。

 裏面を御覧いただきまして、3番、基本理念及び住宅施策の体系としまして、基本理念は、「だれもが安全、安心に、そして健康に暮らし続けることができるまち・中野」ということで設定をいたします。また、体系ですけれども、施策1、2、3、4ということで四つに分類させていただいております。一つ目は多様な世帯が共に暮らすまち、それから、二つ目が住宅セーフティーネットの充実、三つ目が安全・安心な住環境の確保、四つ目が住宅ストックの適正管理です。

 続きまして、4の施策の具体的な取組に、先ほどの視点としましては、居住者の視点、まちづくりの視点、ストックの視点ということで色分けをさせていただいております。上記四つの施策ということで書かせていただいているものも合わせて、1、2、3、4ということで配置させていただいております。

 基本目標としましては、こちらは六つ掲げさせていただいているところですが、施策の展開の方向というところで、黄色く色を変えて表示されております場所ですけれども、こちらに関しましては、重点的にということと、あとは、今回新たにということが入っております。上からいきますと、誰もが暮らしやすい住宅・住環境の整備ということではバリアフリー・ユニバーサルデザインの推進をさせていただくということと、多文化共生の推進、また、地域包括ケアシステムとの連携による総合的な相談体制の構築、空き家・空き室活用等による住宅セーフティーネットの構築、また、住環境におけるユニバーサルデザインの推進、新型コロナウイルス感染症拡大を契機とした住宅・住環境の構築、空き家等の適正管理及び利活用の促進ということです。

 右側になりますと、具体的な取組案ということで、具体的にたたき台のほうの案に書かせていただくものをピックアップさせていただいております。こちらに関しましては、今後、たたき台の中で具体的に掲載をさせていただければと考えております。

 報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、6番、あんしんすまいパックの見直しについての報告を求めます。

池内都市基盤部住宅課長

 引き続きまして、あんしんすまいパックの見直しについて報告させていただきます。(資料7)

 本件は第4回定例会にて御報告させていただいているところですけれども、今回改めて詳細をまとめましたので、御説明させていただきたいと考えております。

 1番の現在のサービス、2番の課題に関しましては、前回に引き続き同内容でございます。

 3番、見直しの方向性でございますが、詳細を取りまとめました表を資料としてつけさせていただいておりますので、御覧いただければと思います。こちらについては、多様なニーズに対応できる複数のサービス展開をということで検討してございます。課題の解消策としては、安否確認、それから補償内容、補償額、月額利用額、助成金額などが盛り込まれているものでございます。

 表に沿って御説明をさせていただきたいと思います。あんしんすまいパック新旧比較表とございます。現行にありますあんしんすまいパックというところが一番左にございますが、太枠で囲まれている新規とございますところですが、サービスA、B、C、Dということで、四つお示ししているところでございます。

 まず、サービスAに関しましてですけれども、電話での音声ガイダンスでの安否確認がございますが、そちらに関しましては、現行のあんしんすまいパックとは変わっておりません。サービスB、Cに関しましては、こちらは音声ガイダンスではなくということで記載しておりますが、サービスB、Cに関しましては、こちらは、「電球」と書いてありますけれども、24時間以上の点灯または消灯の有無による異常確認によって、電灯を使ったもので安否確認を取るという形になっております。こちらの電灯なんですけれども、LED電球に内蔵されたSIMセンサーの反応によって作動するということでございます。また、こちらのCのものに関しましては、異常確認がありましたらオペレーターが電話で対応し、オペレーターの電話対応によって御本人に安否確認をするというものです。なので、異常が確認された場合に、こちらのほうですけれども、オペレーターが電話で対応するという形になっております。また、その対応につきまして、指定連絡先にはメール等で通知をさせていただくものです。また、サービスDに関しましては、サービスCに加えまして、オペレーターの電話対応で安否確認ができなかった場合は警備会社のほうに通知が行きまして、警備会社が御自宅のほうに直接伺い、そこで安否確認を取る、これは、この確認の内容につきまして、オペレーターがまた結果を連絡先のほうに通知するといったものになっております。

 それぞれの費用なんですけれども、ごめんなさい、補償なんですけれども、サービスAにつきましては上限100万円、サービスBからDに関しましては上限50万円になっております。また、料金ですけれども、月額料金が抑えられるということでは、以前の1,980円から1,650円になっているのがサービスA、Bです。サービスC、Dになりますと、2,200円、3,850円となっております。また、初回登録料ですけれども、こちらも、サービスAは1万1,000円、それからサービスB、C、Dということで、Bのほうが1万6,500円、Cも1万6,500円、Dは2万2,000円となっています。こちらは、どちらかというと、サービスB、C、Dに関しましては、電球の設備費というものが加算されるところと、サービスDに関しましては、警備会社が御自宅のほうに鍵を保管するもの、それを設置するというところで、設備費として加わっているものになっております。いずれにしても、助成額は初回登録料を助成するという方向で検討しております。

 続きまして、その他の事業とさせていただいておりますが、あんしんすまいパックを見直しする一方で、また新たな住宅確保要配慮者への入居支援の事業としましては、民間のサービスを活用した入居者及び民間賃貸住宅のオーナーに対する以下の補償制度を検討中でございます。

 4番、その他の事業でございます。(1)としては、債務保証サービスということで、連帯保証人が立てられない方に関しまして、保証会社のサービスを契約する際の社会保証料を補助いたします。(2)緊急連絡先確保――緊急連絡先が立てられない方が保証会社等の代行サービスを契約する際の初回費用を補助します。こちらは、課題にもございました緊急連絡先が立てられないという方に対しての支援になっております。それから、死亡時あんしん居住サービスとうたっておりますものは、入居者が死亡した際に、葬儀や残存家財の整理を行うサービスを契約する際の初回費用ということで、今回、あんしんすまいパックから葬儀費用の補償が除かれたところ、こちらのほうの新しい個別事業としまして、葬儀費が含まれたサービスも創設した次第でございます。(4)セーフティネット住宅あんしん保険でございます。セーフティネット住宅のオーナーが原状回復、残存家財整理、家賃損失等を補償する保険に加入する際の費用とさせていただいております。こちらは、入居者というよりもオーナーさんが保険に入る際の補償となっているところでございます。いずれも今後、居住支援協議会にて制度の検証を行い、必要とするサービスについてはまた検証するということで、サービスの内容につきましても、今後検証を進めていきたいと考えているところでございます。

 御報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑ありませんか。

杉山委員

 御報告ありがとうございます。このサービスというか、まず、オーナー向け、それから住宅確保要配慮者に向けたあんしんすまいパックのサービスのメニューが見直されたということですよね。現行のあんしんすまいパック、これと新規のサービスが4種類あるんですが、現行のはまだ残っていたんでしたか。

池内都市基盤部住宅課長

 現行のサービスは今年度までということと、あと、現行のサービスに加入された方は、引き続きその内容は入っていきます。ただ、4月からですけれども、現行のサービスは、今回、サービスとして加入することはもうないということで、新規A、B、C、Dということのサービス展開だけになっていきます。

杉山委員

 そうすると、速やかに、あんしんすまいパックに今入っている方は、サービスAとかBとかに移行されていく、それとは別に、新規で何か契約をされていかれる人がいるということなんだと思うんですけど、今現行の契約をされている方はどのぐらいいらっしゃるんですか。

池内都市基盤部住宅課長

 現在サービスを利用されている方に関しましては、令和2年度は現在8人いらっしゃいます。その前ですけれども、平成31年度は17人ということで、加入の確認が取れております。

杉山委員

 今回、新規でサービス、松竹梅みたいな感じでメニュー化していると思うんです。これはそれぞれどのぐらいを見込んでいらっしゃるのか、教えていただけますか。

池内都市基盤部住宅課長

 サービスAにつきましてはおおむね10人ほどかなというところと、あと、B、Cにつきましては17名ぐらいかなというところです。また、Dにつきましても、5名ぐらいいらっしゃるかなというところで考えておるところです。

杉山委員

 多分中野区としてのもくろみというか、このサービス、A、B、C、Dある中で、中心的にどのサービスを契約していっていただきたいかみたいな、もし意思があれば教えていただけますか。

池内都市基盤部住宅課長

 こちらは複数サービスがございますので、皆様に合うサービスを選んでいただくということが目的でございます。ただ、今後、例えば料金の設定だったりというところでは、例えば居住支援協議会の中で、住民の方、見守りを行っている、活動されていることもございますので、そういった部分と組み合わせていくなどしながら、またサービス展開も図れたらなというふうに考えておりまして、どういったサービスをお勧めということではございませんけれども、利用されているうちに、いろいろ研究をこちらもしていきたいなと考えております。

杉山委員

 サービスを今新規で4サービス立ち上げられたけれども、淘汰されていく、使っている内容によってとか、足りていないものというのを精査しながら、淘汰していく、サービスをブラッシュアップしていくという感じですよね。そこはぜひやっていただきたい、これは要望で結構です。

久保委員

 前回の御報告のときに様々お伺いいたしまして、ちょっと確認させていただきたいんですけれども、不動産業者がサービスの選択肢がないためお勧めしづらいということが課題だとなっていて、今回は、新規として四つ示されていますよね。先日、うちの会派からも葬儀費のありようということで御質問をいろいろさせていただいて、今回、新規には葬儀費というのはなくなりました。ただし、先ほどその他の事業というところにありましたので、そういった形で別立てにするのかなというふうに思ったところなんですけれども、その新規の四つというのが、葬儀費がなくなって、料金の初回登録料なんですが、サービスAは1万1,000円、ほかは1万6,500円と2万2,000円ということで、現行もしくは現行以上になりますよね。月額利用料についても、CとDは現行よりも金額が高いということで、サービス内容については、B、C、Dは24時間以上の点灯または消灯の有無による異常確認というのがありますけれども、実際、サービスAについては、現行よりもサービス内容としてはむしろちょっと縮小されたというか、葬儀費がない分、メニューがちょっと減っているのかなと。ただし金額が下がっているというところなのかなと思うんです。サービスの選択肢がないためお勧めしづらいというのは、金額にバリエーションがいろいろないから勧めづらいということだったのか、そうではなくて、いろんな見守りの体制が整っていますよ、そのバリエーションがいろいろ欲しいということだったのか、それはどちらだったのかなと思うんですね。そうやって見ると、あんまり現行と大きく変わりがないように思ったので、その辺のところが、そもそもの課題はこれで解決できるのか伺いたいと思います。

池内都市基盤部住宅課長

 今の御質問ですけれども、料金の設定がというところもありますけれども、ただ、見守りのサービスだったり、それから、葬儀費に関しましてはあまりニーズがなかったというところもありますけれども、料金のこともしかりですけれども、内容についても変更はしてきたということでございますが、以前と変わらないというところですけれども、やはりサービスAに関しましては、葬儀費が抜けたということで料金設定が安くなっておりますので、以前のサービスを継続して使いたい、継続というか、使われたいという方に関しましては、葬儀費用のほうが抜けたところで料金設定が安くなっているというところでは、料金設定を安くと考えて今までのものをということであれば、こちらのほうがお勧めしやすいかなと思っています。また、サービスBに関しましては、お支払いいただく料金は一緒なんですけれども、こちらは、どちらかというと24時間電灯がということになるので、安否確認のところに関しましては、今まで以上に異常確認のほうが素早くできるのかなというふうに考えております。また、サービスCに関しましても、より丁寧に、オペレーターによる電話確認というところでは、安否確認のほうは速やかに行われやすいのかなと考えておりますところで、また、Dにつきましては、それ以上、現場に行くということで、実際に確認をするというところも含まれているというところでは、サービスに関しましては、今までのあんしんすまいパックよりも拡充していると考えております。

久保委員

 今までのサービスを利用していた方にとっては、民間賃貸住宅のオーナーさんは、残存家財や、また、片づけや原状回復の補償を手厚くしてほしいということだったので、手厚くしてほしいというのが、上限100万円なので、葬儀費を使わなかった場合は上限100万円だったと思いますので、そこのところは、実はあまり手厚くなっていないように感じるのと、B、C、Dについては、原状回復費については上限50万円になりますから、今までよりも設定が低いですよね。どちらかというと見守り重視。ただ、オーナーさんの課題のところには、見守り重視の御要望というか、そういったことは今までなかったようにも思うので、その辺のところで、本当にニーズに合ったサービスというか、選択肢を広げたというところになるのかどうかというところが疑問なんですけれども、その辺はいかがですか。

池内都市基盤部住宅課長

 まず、オーナーさんのほうですね、原状回復だったり、手厚くしてほしいというところですけれども、こちらに関しては、見守りが充実するということ、それから、先ほども申し上げました、例えば24時間の異常確認だったりというところでは、例えば異常があった際の確認が早くできるということでは、原状回復に伴う経費だったりというところも軽減されると考えられるというところでは、こちらのオーナーさんの手厚くしてほしいというところは、金額を上げるというだけではなく、早期に発見することで金額を抑えられるというところの設定を考えておるところなので、そこは網羅しているのかなというふうに考えております。

久保委員

 残存など、現状回復費用の在り方もちょっとお尋ねしたいんですけれども、賃貸契約を結ばれている方が住宅の中で亡くなられ、発見が遅れるというケースがありますよね。だから、そういうことを防ぐために、一方では見守りを行う、また、そういったことがあった後のことを考えて原状回復を行うという制度だと思うんですけれども、例えばこのあんしんすまいパックに入っている方が、居室ではなくて外で事故等で亡くなってしまった場合、それでもやはり住宅の片づけというのはあるのではないかと思うんですけれども、そういった場合にはこれは適用できないということですか。

池内都市基盤部住宅課長

 こちらはあくまでも住居の中で亡くなっていた場合ということでの住居の原状回復というところがあります。ただ、残存家財というところももちろん課題になっていることは承知しておりますので、そこに関しましては、今後、居住支援協議会で実際の声を聞きながらサービスの展開等は検討していきたいと考えております。

久保委員

 サービスの提供をしてくれる業者があるのかどうかというところも大きいのかと思いますけれども、ニーズは今はないですか。

池内都市基盤部住宅課長

 残存家財のことに関しましては、ニーズというのがまだ確認は取れていないんですけれども、今回、居住支援協議会なんかも有用ですけれども、そちらのほうでは、不動産会社の方だったりとか、あと、サービス提供会社の方だったりというところでは、いろんな方の声が聞けます。また、大家さんとの意見交換会だったりとかも設定を考えておりますので、その中で丁寧に残存家財のことに関しましても御意見をいただきながら検討を進めていきたいと考えております。

久保委員

 分かりました。私は具体的に大家さんからそういう御相談を受けたことがあったものですから、今お聞きしました。死亡時あんしん居住サービスというところに、ここに葬儀のことが入っておりまして、これは、ここの中にある新規の事業とは別のものなんでしょうか。その他の事業というところですね、死亡時あんしん居住サービスというところに、入居者が死亡した際、葬儀や残存家財の整理を行うサービスを契約する際の初回費用を補助する、上限ありとありますけれども、これはまた別のものなんですか。

池内都市基盤部住宅課長

 あんしんすまいパックとは別なということで考えておりますが、ただ、入居支援の事業としては、あんしんすまいパックと別にということで、こちらの4本を書かせていただいているところです。

久保委員

 葬儀を含むこういったサービスが必要であるというときにはこちらの御案内はしていただけるということなんでしょうか。また、初回費用を補助するとなっておりますが、初回費用というのは幾らを設定していますか。

池内都市基盤部住宅課長

 こちらの初回費用のほうですけれども、まず、事務手数料として1万1,000円ということがありますので、そちらのほうの補助を考えてございます。

来住委員

 これまで本人負担がやはり利用が進まない一つのネックになっているのではないかということで指摘してきましたけども、今回、サービスの内容は別としても、本人負担が330円ですか、サービスAで安くなるということですね。それで、そもそもなんですけども、今後のこともありますので、中野区の住宅政策審議会の答申が昨年の7月に出されていて、その中で、中野区あんしんすまいパックの普及促進ということも議論をされたからこの形で出されていると思うんですけれども、いわゆる見守りサービスや葬儀の実施、残存家財の片づけ、三つのサービスをパッケージにして提供していると。入居者自身の安心とともに、家主や管理事業者も安心して住宅を貸すことができる、したがって、中野区あんしんすまいパックにさらに引き続き取り組む必要があるんだという、そういう答申の中での議論があったんだと思うんですね。その中での、あんしんすまいパックの普及については、どういう議論の下にこの答申の中に盛り込まれてきたのかなと思うんです。まずちょっと簡潔に。

池内都市基盤部住宅課長

 こちらは住宅政策審議会のほうの議論なんですけれども、実は、あんしんすまいパックが平成31年1月にできたということで、議論をしている最中にできたということもございまして、出来たてのサービスだったということもございまして、今後、こういった入居支援も制度としてどんどんやっていってほしいということの議論でございまして、例えばそれに関しましての検証だったりということは、審議会の中では特にはございませんでした。ただ、拡充だったりというところ、支援を広げるというところでは、皆さんそのような、もっと入居支援制度として今後こういった支援をしてほしいということのお話があったということで、答申のほうに書かせていただいております。

来住委員

 幾つかの変更をされていますけれども、要するに、利用しようとしている方々が窓口に申請に来られる、数は、申請に結びつくかどうかは別としても、利用しようとする人の声というのはそこでしか把握をされていないということですか。なぜ進まないのかなというのがずっと気になっているところなんですけれども、大家さんや、それから事業者さんの声はどういう形で把握をされているのか、それで今回のこの改定といいますか、変更に結びついたのかという、その関係はどうなっているんですか。

池内都市基盤部住宅課長

 今までなかなか進まなかったという中では、やはり検証だったりというところ、件数も少なかったり、あとは協力店、取扱店が少なかったりというところもあったかと思います。ただ、今回、やはり見直しをするに当たっては、利用者だったりオーナーだったりというところですけれども、不動産の事業者だったり、あとはサービス提供会社だったりというところで、実際に取り扱っているところでのお話も聞きつつというところで、改良ということで今回報告させていただいた次第でございます。

来住委員

 居住支援協議会も始まっていますので、それらで今現状をどう捉えていただくのか、そういう声をどう拾っていくのか、それから、葬儀費用については、私は、なかなか口に出しにくいところもあるので、しかし、心の気持ちの中には、その後のことについては非常に心配をなさっている方がいっぱいいらっしゃるわけで、後処理をどうしたらいいだろうかという、そういう不安を抱えながら生活をなさっている方は周りにもいらっしゃいますし、やっぱりサービスとして、それらを取り除いてしまうということも含めて、今後の居住支援協議会や窓口や、実際に申請して、これからしようとしている人、してきた人、そういうところからの声をきちんと拾い上げていかないと、変更しても、実際は予定した数にいかないんじゃないかという気がとてもしていまして、330円の、サービスAになりましたけども、やっぱり本当に毎月の費用負担のところが私は大きなネックになっているんだろうというふう思いますので、それらも含めて、今後についてはきちっと検証していただきたいと思いますけど、最後よろしくお願いします。

池内都市基盤部住宅課長

 委員のおっしゃるとおり、こちらのサービスにつきましても、居住支援協議会でいろんな声を聞きながら、また、この検証につきましても、サービスに関して研究しながら、また、新たに葬儀費も含めまして、いろんなサービス展開も図れるように研究しながら検討していきたいと思っております。

委員長

 他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、7番、西武新宿線沿線まちづくり整備方針(野方駅周辺地区編)素案についての報告を求めます。

狩野まちづくり推進部野方以西担当課長

 それでは、私のほうから、7番目の西武新宿線沿線まちづくり整備方針(野方駅周辺地区編)(素案)について御報告いたします。(資料8)

 本報告は、地元のまちづくり検討組織である野方駅周辺地区まちづくり検討会からのまちづくりの提案を踏まえ、区のまちづくりの方向性や都市基盤整備の考え方を示すものの素案になってございます。

 それでは、素案の概要について御説明させていただきます。お手数ですが、添付資料の野方駅周辺地区編、素案を御覧ください。

 まず、目次でございます。第1章のはじめにでは、検討経緯、整備方針の位置付けを記載してございます。第2章では上位計画、第3章ではまちの現況と課題、4章では目標とするまちの姿、5章でまちづくり整備方針、6章では今後のまちづくりの進め方を記載してございまして、最後に、参考といたしまして現況を記載してございます。

 1ページでは、経緯と目的が記載してございます。説明は割愛させていただきます。

 次に、2ページをお開きください。表の中ほどより少し下になりますが、平成28年3月に西武新宿線の野方駅から井荻駅付近の連続立体交差事業が東京都の社会資本総合整備計画に位置付けられてございます。一方で、沿線のまちづくりにつきましては、平成30年4月に野方駅周辺地区のまちづくり構想が区へ提案されてございます。

 3ページの整備方針の位置付けから7ページまでの西武新宿線沿線の上位計画につきましては割愛させていただきます。資料のほうは後ほどお読み取りいただければと思います。

 8ページをお開きください。第3章でございます。現状の課題につきましては、道路・交通、にぎわい、防災、住環境の四つの区分より整理してございます。

 (1)の道路・交通では、一つ目の丸で、開かずの踏切による鉄道南北の連絡性の阻害や、二つ目の丸で、駅直近のバス停が離れていることやタクシーなどの乗降スペースがないことなどを課題としてございます。

 9ページに移りまして、(2)のにぎわいでは、一つ目の丸の開かずの踏切による分断、二つ目の丸の商店数の減少、三つ目の丸の駅前や駅近隣は建物が密集し、広場等のゆとり空間が不足していることなどが課題になってございます。

 (3)の防災では、一つ目の丸で消防活動困難区域となる区域が多いことや、二つ目の丸のオープンスペースが少ないことなど、(4)の住環境では緑が少ないことなどが課題として記載してございます。

 10ページをお開きください。第4章の目標とするまちの姿でございます。

 (2)では、先ほどの4つの分類に分けてまちの姿を示してございます。①は道路・交通の視点、②はにぎわい、③は防災、④は住環境の視点でございます。この四つの姿を実現する方向付けを示すものを12ページから23ページの5章で記載してございます。

 12・13ページのゾーン区分につきましては割愛させていただきます。

 14ページをお開きください。本ページからは、分野別の方向付けを示す整備方針でございます。

 5-2-1の道路・交通機能の向上でございます。(1)から(3)まで、三つほど記載してございます。これらを一つの図にまとめたものを次ページにまとめてございます。

 15ページをお開きください。方針図左上の西武新宿線連続立体交差事業の実現に向けた連携でございますが、鉄道の立体化に合わせて地域と協働したまちづくりを推進することということでございます。次に、中ほどの交通結節機能の強化でございますが、これは、駅前の広場整備によるバス、タクシー、自家用車等の乗降場の確保、また、駅へアクセスする道路の整備でございます。次に、右下の地区全体に関するものといたしまして、地区の利便性・安全性を高める道路の整備でございますが、これにつきましては、児童の安全を守る道路、防災性の向上に資する道路など地区全体に関するものでございます。

 16ページをお開きください。交流拠点の形成・生活利便性の向上でございますが、こちらも次のページにまとめてございます。

 17ページをお開きください。方針図右中ほどの駅前拠点の形成でございますが、共同化や市街地再開発事業等の手法により、商業や生活支援機能などの多様な都市機能の導入・集約を検討していきます。左上の商店街のにぎわいの向上でございますが、各商店街の特性を生かした商店街づくりを地域と協働していくことや、安心して買物ができる商店街への通過交通の進入の抑制など、地域と協働して進めてまいります。同じように、右下のほうの駅を中心としたまちづくりでございますが、土地利用の高度化に向け、開発の基盤となる道路等の整備などの検討を進めてまいります。

 次に、18ページをお開きください。防災性の向上でございます。同じように、次のページにまとめてございます。

 19ページをお開きください。方針図右上と左中ほどにございます延焼遮断帯等の形成でございますが、延焼遮断帯である環7通りのほか地区内幹線道路沿いにつきましても、防災性の高い建物への建て替えを誘導し、防災性の向上を促進していくことでございます。左上と右下にございます防災拠点の形成でございますが、避難所やその周辺について不燃化を誘導するとともに、防災施設を適切に配置し、防災拠点としての機能強化をしてまいります。右下の地区全体に関するものでございます。消防活動困難区域を解消する道路、避難道路ネットワークの充実及び適切な土地利用、建物誘導を進めてまいります。

 20ページをお開きください。良好な住環境の形成でございます。同じように、次ページにまとめてございます。

 21ページをお開きください。地区全体に関するものとして、自然や緑が豊かなまちづくりと様々な事業を契機とした良好な住環境の形成でございます。

 22・23ページでございますが、今まで御説明させていただきました整備方針をまとめたものでございます。

 24ページをお開きください。6章の今後のまちづくりの進め方でございますが、主な施策につきましては、それぞれのステップを記載してございます。これらは、連続立体交差事業など関連する事業の進捗を踏まえながら関係機関と調整を図るとともに、地域の方々の御意見を伺いながら進めていきたいと考えてございます。

 25ページ以降につきましては参考資料となります。

 お手数ですが、表紙にお戻りいただきまして、今後の予定でございます。本年3月に地域に対しましてこの素案に対する意見交換会を開催する予定です。その後、6月には整備方針の案の公表、パブリック・コメントを経まして、8月以降、まちづくり整備方針を策定していきたいと考えてございます。

 報告は以上になります。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、8番、都立家政駅周辺地区まちづくりについての報告を求めます。

狩野まちづくり推進部野方以西担当課長

 それでは、8番目の都立家政駅周辺地区まちづくりについて御報告させていただきます。(資料9)

 こちらの報告につきましては、第4回定例会で報告いたしたものになりまして、費用または目的などが具体的でないということで、改めての報告となります。

 令和2年4月策定の都立家政駅周辺地区のまちづくり整備方針において、都立家政駅周辺地区の防災性向上について方向付けを行いました。特に若宮一、二、三丁目地区は不燃領域率が低く、木造住宅密集地域に指定されており、災害時において火災による延焼の危険性が高いことから、オープンスペースの創出など、防災性の向上が求められております。オープンスペースの創出は、新たな防火規制の導入とともに防災性向上の期待ができるため、今後、まちの課題解決に向けて、日本銀行所有の不動産の活用を見据えた防災まちづくりを進めてまいります。

 初めに、1の事業用地の概要です。取得場所につきましては別紙1のとおりになりまして、面積は約2,711平米でございます。

 (2)の活用方法につきましては、今後、地域の意見を踏まえ、補助第227号線整備など、都立家政駅周辺のまちづくりに資する目的で、道路用地及び木造住宅密集地域における防災性の向上や緑創出のためのオープンスペースなどのまちづくり用地として活用することとしてございます。

 次に、2のまちづくりにおける当該不動産の必要性についてです。若宮一、二、三丁目地区の現状といたしまして、木造住宅密集地域であり、不燃領域率が低く、地域危険度が高いこと、また、当該不動産の補助227号線は延焼遮断帯に位置付けられていることでございます。

 (2)の防災性向上の寄与につきましては、当該不動産の一部は、補助第227号線の都市計画決定された区域内に位置するため、取得により道路整備が推進されます。また、オープンスペースの確保により空地が増えることで、不燃領域率が向上します。よって、当該不動産の取得は、防災性の向上に寄与するものと考えてございます。

 次の3ページの取得予定年度につきましては、予算が可決されれば令和3年度の用地特別会計で取得する予定でございます。現時点で想定している財源といたしまして、補助第227号線拡幅部分につきましては、国費が2分の1、都費が8分の1、財調交付金の財産費としての算定が8分の3でございます。オープンスペースにつきましては、都費が2分の1、残りの2分の1が起債、基金または一般財源でございます。

 最後に、今後の予定でございます。令和3年度以降、売買契約を行い、令和3年から6年度にまちづくり用地としての活用の検討を行います。また、令和4年度以降、新たな防火規制区域の導入、その後、令和7年度以降に道路及びオープンスペースの整備を行う予定でございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑ありませんか。

久保委員

 1点だけなんですけれども、現時点で想定している財源が示されておりますが、公簿面積のうち、補助第227号線に当たる面積とオープンスペースに当たる面積を教えてください。

狩野まちづくり推進部野方以西担当課長

 公簿面積約2,700平米のうち道路部分が300になります。残りの2,400がオープンスペースの部分でございます。

久保委員

 だから、オープンスペースのほうが大半であるかと思うので、やはりここの活用型というのがしっかり示されていくことが非常に重要ではないかなと思っています。今はまだ量がありますけれども、解体はもちろん向こうがやってくださるんですか。解体も込みですか。そこら辺のことも教えてください。

狩野まちづくり推進部野方以西担当課長

 こちらの建物につきましては、建物つきでの譲渡という形の契約体系になってございます。

久保委員

 ということは、当然のことながら解体費も込みになるんですかね。

狩野まちづくり推進部野方以西担当課長

 解体費につきましては、売却予定の代金から解体の費用を減額した金額での取得の金額という形で考えてございます。

久保委員

 特に埋設物の心配とか、ここは普通の住宅なのでないかと思いますけれども、そういったことは特に心配はされていないんですよね。なので、解体後は、その後、まちづくり用地としての活用を進めていくという、そのように考えていてよろしいですか。

狩野まちづくり推進部野方以西担当課長

 解体後につきましては、まちづくり用地としての活用を考えてございます。

委員長

 他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、9番、不燃化特区助成の延伸についての報告を求めます。

松原まちづくり推進部大和町まちづくり担当課長

 それでは、不燃化特区助成の延伸について、資料に沿って御報告いたします。(資料10)

 1番、延伸の概要でございます。「燃えない・燃え広がらない」まちを目指し、区は、都と連携して、木密地域のうち特に重点的かつ集中的に改善を図る地区として、知事が指定した不燃化推進特定整備地区、いわゆる不燃化特区について、不燃化を強力に推進しております。中野区におきましては、「弥生町三丁目周辺地区」と「大和町地区」が本年3月31日まで不燃化特区に指定されており、不燃化推進特定整備事業補助金交付制度として、老朽建築物の建て替えなどを行う方に対しまして、一部費用を助成しております。不燃化特区の延伸につきましては、前回の建設委員会にて、知事に申請する旨、御報告したところでございます。現在は、助成の延伸に係る補助金交付要綱の改正など所要の手続について整備を進めているところでございます。両地区の不燃領域率の推移は、資料の参考のとおりとなってございます。

 続きまして、2番、助成の延伸期間は、本年4月1日から令和8年3月31日まででございます。

 次に、3番、不燃化特区助成の主な対象経費でございます。現在実施しております助成制度とおおむね同様の仕組みを考えておりますが、資料記載のとおり、老朽建築物を建て替える場合は、解体除却・整地費、仮住居費、建築設計・工事管理費及び老朽建築物の解体のみの場合は、解体除却・整地費のそれぞれ一部について助成をいたします。

 最後に、4番、今後の主なスケジュールでございますが、先月末、既に助成制度の延伸に関しまして手続中である旨の周知チラシを該当地区の全戸世帯に配布しております。今月2月以降は、都知事による不燃化特区の指定を受けまして、年度内に中野区不燃化推進特定整備事業補助金交付要綱の改正、不燃化特区助成延伸に関する区報等による周知を進めまして、新年度に入りましてから、新たな不燃化特区助成制度による申請受付を開始する予定でございます。

 なお、資料の裏面に不燃化特区の地区図を掲載してございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑ありませんか。

小宮山委員

 この不燃化の目標というのが、平成32年――令和3年3月末までに不燃化領域70%、あとは特定整備路線の整備というのが、その二つが大きな目標だったんじゃないかと思いますけども、これを見ても、延伸することからも分かりますけど、その目標はどうも達成が難しいんじゃないかということなのだと思います。弥生町三丁目はあともう一息になっていますけども、大和町のほうは、あと5年延伸しても本当に大丈夫なのかなと不安も感じるんですが、今までの10年間のまとめと、あと、これからの見通しみたいなものをお聞かせください。

松原まちづくり推進部大和町まちづくり担当課長

 大和町のほうにつきましては、開始したのが平成26年度、このときにはまだ補助第227号線の沿道のみというようなことでしたけれども、平成29年からは全域に広げているところでございます。不燃領域率につきましては、70%を目標にするというのは委員御紹介のとおりでございます。しかしながら、現実問題として、御指摘のとおり、70%にこの期間内に達するというようなところにつきましては非常に難しい状況になってございます。それで、東京都のほうといたしましては、平成28年度比10ポイントアップ、これを目標として目指すようにということです。したがいまして、令和7年度末のところまでに、私どもとすると、見込みといたしますと、60%ぐらいになる、そういうことでおおむね10ポイントアップについては達成できるものと考えております。大和町につきましても、表にございますように、おおむね年度1ポイント強ぐらいの形でもって上がってきている、そういうような状況になってございます。

委員長

 他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、10番、中野駅新北口駅前エリア拠点施設整備民間事業者募集の選定結果についての報告を求めます。

小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 それでは、中野駅新北口駅前エリア拠点施設整備民間事業者募集の選定結果について御報告をいたします。(資料11)

 本報告は、特別委員会との重複報告でございます。

 1番、募集の状況でございます。(1)募集の経過、(2)応募、提案事業者数ですが、記載のとおりでございます。

 2番、選定結果でございます。外部有識者で構成する審査委員会での審査を踏まえまして、区として別紙のとおり、施行予定者候補、次点候補を選定したものでございます。

 それでは、別紙を御覧ください。中野駅新北口駅前エリア拠点施設整備民間事業者募集選定結果でございます。

 おめくりいただきまして、1番、選定結果でございます。本募集では、新北口駅前エリア拠点施設整備の施行予定者となる民間事業者を、募集要項に基づきまして、審査委員会での審査を経まして、中野区が候補者を選定するということにしております。区は、審査委員会での審査を踏まえまして、各応募者について、市街地再開発事業の施行予定者としての能力等が備わっているということを確認できたことから、審査委員会の選出結果に基づきまして、施行予定者候補及び次点候補を選定したものでございます。今後でございますが、区と施行予定者候補の間で基本協定を締結することによりまして、施行予定者として正式に決定をいたします。なお、基本協定につきまして、施行予定者候補との協議が調わなかった場合には、次点候補を施行予定者候補といたします。

 (1)施行予定者候補でございますが、代表事業者、野村不動産株式会社、構成事業者は記載のとおりでございます。

 (2)次点候補でございますが、代表事業者、東京建物株式会社、以下、構成事業者は記載のとおりでございます。

 2番、提案の概要でございます。

 それでは、別添1の資料をお開きください。こちらが施行予定者候補の提案でございます。「文化を原動力とした中野100年のまちづくり」としての提案でございます。1枚目にはコンセプトと左側に外観イメージ、右下にホールの内観イメージが記載をされております。

 おめくりいただきまして、2枚目でございます。2枚目は、右側に配置図、断面図などの施設計画、左側に開発コンセプト、施設の管理運営計画、事業の推進計画が記載をされております。左上、コンセプトでございますが、100年の持続性とグローバルな発信力を持つ都市NAKANOを実現するということで提案をされております。右側、施設計画でございますが、敷地内にNAKANOサンプラザとシンボルタワーを整備いたしまして、NAKANOサンプラザとしましては、最大収容7,000人の大ホールとホテル、エリアマネジメント施設等、また、シンボルタワーには、オフィス、レジデンス、商業等を配置しております。

 3枚目でございますが、こちらは、文化・芸術等発信拠点としてのNAKANOサンプラザシティの機能連携、大ホール提案の考え方、それから、公共公益性の向上につながる空間整備、歩行者ネットワークや広場配置の考え方、それから、環境性向上、防災性強化、エリアマネジメントの提案の内容が記載をされております。

 続きまして、次点候補の提案でございます。別添2を御覧ください。「中野サンプラザの再生と進化―中野の未来を担う都市インフラを創る―」としての提案でございます。

 1枚目には、コンセプトと、上側に外観のイメージ、下側に広場や商業施設等のイメージが記載をされております。

 2枚目でございますが、右側に配置図、断面図などの施設計画、左側に開発コンセプト、施設の管理運営計画、事業の推進計画が記載をされております。左上、コンセプトとしましては、中野サンプラザの再生と進化を掲げております。右側施設計画では、高層棟を2棟配置いたしまして、オフィス棟とレジデンス棟としております。また、低層階は、サンプラザルーフという大屋根で覆いまして、その中に規模と特性の異なるX、Y、Zの三つのホールなど、文化・芸術を育む施設群を配置しております。

 3枚目でございますが、文化・芸術等発信拠点としてのハードとソフトの取組、三つの多目的ホール――こちらは平土間4,500人、固定席800席、平土間200人の三つのホールの考え方、それから、公共公益性の向上につながる空間整備としての歩行者ネットワーク、広場配置の考え方、それから、環境性、防災性強化というところ、エリアマネジメントについて、こういった提案が記載をされております。

 以上が提案概要書でございます。

 それでは、別紙に戻っていただきまして、別紙のほうの3番でございますが、こちらは今回の募集・選定の概要を記載しております。(1)募集の経緯及び選定方法、それから、(2)には募集・選定のスケジュールの詳細を記載しております。こちらは後ほどお読み取りいただきたいと思います。

 4番、審査委員会での審査結果としまして、(1)に審査委員の一覧、(2)に審査委員会の開催結果を記載しております。(3)でございますが、こちらは審査委員会での審査講評でございまして、別添3をお開きいただきたいと思います。

 別添3でございますが、審査委員会での審査におきまして評価点を決定して、施行予定者候補、次点候補を選出しております。中ほどの表が評価点の結果でございまして、表の左側の評価項目は、募集要項で事前に公表していたものでございます。評定結果でございますが、下に合計欄がございまして、施行予定者候補が155.75点、次点候補が143.75点でございました。審査委員会では、いずれの提案もかなり水準の高い提案ということで評価がされておりました。中でも施行予定者候補の提案については、全体に評価点が高く、特に再整備のコンセプトを確認する重点評価項目における提案につきまして、この提案の具体性、実現性が評価をされたということでございます。

 裏面でございますが、それぞれの提案について、高く評価された点、課題である点というところが記載をされております。

 施行予定者候補の提案につきましてですが、歩行者ネットワークの構成、通路、広場の配置が明快であって利用者にとって分かりやすいこと、7,000人規模のホールをさまざまな演出に対応する舞台と視距離を抑えた客席で構成し、競合ホールが多くないこと、エリアマネジメントにおいて地域と連携した取組が具体的に提案をされていること、こういったことが評価されたところでございます。一方、課題となっている点がございまして、こちらは、中野通り側のにぎわいの形成、建物壁面の圧迫感の軽減、それから、事業の推進計画における資金計画の確実性、こういった点が今後のさらなる検討ということで評価がされました。

 続きまして、次点候補でございます。次点候補につきましては、ホールの動線と他の動線を分離して中野通り側のにぎわいを創出しているということ、それから、建物を2棟として景観に配慮が検討されているということ、三つのホール計画によって利用者の使い分けが明確になっていること、こういった点が評価された点でございます。一方で、通路や広場をつなぐ動線が分かりにくいというところ、それから、ホール計画の妥当性、他のホールとの差別化に疑問があるというところ、エリアマネジメントの取組の具体性が欠けるということ、こういった点の評価から次点となったものでございます。

 続きまして、参考資料1で、両案の概要と重点評価項目の審査について御説明をいたします。参考資料1をお開きください。

 1ページ目でございますが、両提案の概要を記載しております。延床面積、高さ、総事業費、それから、多目的ホール整備の内容、広場空間整備の内容を併記しております。施行予定者候補――左側でございますが、シンボルタワー1棟の配置で、高さは約235メートル、事業費は約1,810億円でございます。ホールにつきましては、着席5,000席、最大で7,000人規模の大ホール、それから、広場につきましては、出会いの広場、集いの広場など、記載のような広さで計画をされております。次点候補――右側でございますが、2棟の配置となっておりまして、高さは約189メートルと約224メートル、事業費は約1,950億円となっております。こちらは、規模と特性の異なる三つのホール、広場につきましては、出会いの広場、集いの広場など、記載のような計画となっております。

 続きまして、2ページ目でございます。2ページ目は、施行予定者候補の配置図及び立面図の概要となっております。右側平面図でございますが、図面左側が南側、右側が北側となっておりまして、敷地内の線路側に高層棟、それから、北側に大ホールを配置いたしまして、それぞれ動線で結びまして、真ん中に文化の交差点、エリマネ施設というところを設けております。左側立面図でございますが、高層棟は、下層階に商業、その上にレジデンス、それから、高層部にオフィスを提案されておりまして、また、大ホールの脇にホテルを配しております。

 続きまして、3ページ目、こちらは次点候補の配置図と立面図でございます。右側平面図でございますが、先ほどと向きが違っていて恐縮でございますが、図面下側が南側、上側が北側となります。敷地内に、南側の高層のオフィス棟、それから、北側に高層のレジデンス棟、高層棟の足元に三つのホールを手前からX、Y、Zと提案されております。また、立面図ですが、2棟の高層棟の足元に大屋根をかけまして、その下にホールや商業施設等を配置しております。

 続きまして、4ページでございます。区としては、選定に当たりまして、拠点施設整備のコンセプトに合っているかどうかということを確認しておりまして、こちらは、再整備事業計画の抜粋――コンセプトのページの抜粋でございます。中野サンプラザのDNAを継承した新たなシンボル拠点をつくる、中野駅周辺の回遊性を高め、にぎわいと交流に満ちたまちをつくる、未来に続く中野の活力・文化・暮らしをつくる、こういったコンセプトを確認するということで、評価に当たっては、重点評価項目というものを設けておりました。

 その重点評価項目の評価の状況が5ページ以降でございます。

 5ページ目は、重点評価項目のア、中野のシンボルとなる新たな文化・芸術等発信拠点の形成でございます。一番上には審査基準の評価項目を記載しております。その下が両候補の提案の考え方でございまして、多目的ホールの整備の考え方としましては、施行予定者候補につきましては、着席5,000人、最大7,000人ということで、観客席を3層構造の扇形構造で提案されておりました。次点候補は、三つのホールということで、Z、Y、Xということで、それぞれ興行内容で使い分けるような形で提案をされておりました。それで、その結果、評価されたというところが下の評価点のとおりでございまして、評価の概要としましては、施行予定者候補の提案について、中野のシンボルとなる拠点施設の核というところで、より施行予定者候補の提案のほうが施設の核という点ではコンセプトに合っているのではないか、そういった議論がありまして、評価をされたということでございます。また、大規模ホールながらも一体感を確保するといったホール計画上の工夫、他ホールとの差別化などが評価をされたというところでございます。

 6ページ目でございますが、こちらは、公共公益性の向上につながる空間整備でございます。こちらも先ほど配置図を御説明いたしましたが、施行予定者候補、次点候補者の提案の内容がこちらに記載をされておりまして、下の評価の概要のところでございますが、施行予定者候補の提案のほうが、動線が十字になっていて分かりやすいというようなところ、それから、施設内通路、広場等の配置が明快であるというようなところ、そういった点が評価をされたというところでございます。

 7ページ目は、重点評価項目――環境性、防災性の強化についてでございます。こちらも記載のような提案でございましたが、施行予定者候補の提案について、環境性向上、防災力強化、そこの具体的な提案が評価をされたということでございます。

 8ページ目は、エリアマネジメントについてでございます。こちらにつきましても評価の概要でございますが、施行予定者候補の提案につきまして、地域と連携した取組――場所ですとか資金ですとか、そういったところの具体的な提案が評価をされたというものでございます。

 続きまして、参考資料2を御覧ください。こちらは、区の選定の考え方でございます。今回、外部有識者で構成する審査委員会を設置いたしまして、審査委員会で候補者を選出、区が選定をするという形の流れになってございました。審査委員会では、審査の結果、先ほどの審査講評のとおり、施行予定者候補の提案のほうが高く評価をされたということでございます。それを踏まえまして、今回の区の選定でございますが、区は、審査委員会の審査によりまして、両者ともに施行予定者としての能力等は備わっているということは確認したというものでございます。さらには、外部有識者の客観的な審査によりまして重点評価項目における施行予定者候補の評価点が高かったということを尊重しまして、区として、今回、施行予定者候補、次点候補として選定をしたものでございます。

 最後に、恐縮ですが、表紙にお戻りいただきたいと思います。

 3番、今後の進め方でございます。今後、施行予定者候補と基本協定を締結することで施行予定者として正式に決定をいたします。今回の募集でございますが、施行予定者の能力等を総合的に審査したものでございまして、今後、施行予定者は、この提案内容を基に、協議・調整を進めながら具体的な計画を立てていくということになります。区としましても、事業計画を策定していく際には、事業計画内容の要望事項等を整理しまして、施行予定者と協議をしてまいります。

 4番、今後の予定でございます。令和3年3月以降、基本協定を締結、施行予定者として決定をいたしまして、本事業の検討を開始するというものでございます。

 御説明は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑ありませんか。

杉山委員

 御報告ありがとうございます。まず、今回、拠点施設整備民間事業者を選定されたということですが、別紙の4番にある審査員、敬称略で6人書いてありますね。東工大の環境の教授だったり、日大の理工学部の教授だったり、工学院の建築だったり、いろいろ書いてあります。この方々は誰がどうやって選んだんでしたか。教えていただけますか。

小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 選定、公募を始めるに当たりまして、中野区にこれまで御関係ある方ですとか、それから、都市計画、ホール、防災、そういった専門家、それから、会計士であったり、不動産鑑定士であったり、そういった知識をお持ちの方ということで検討いたしまして、バランスよく審査員を決定したというものでございます。

杉山委員

 今お話があった都市計画だったり防災、不動産、キーワードとしては妥当なのかなとは思いつつも、今回の重点評価項目の中に、中野のシンボルとなる新たな文化・芸術等発信拠点の形成とあります。文化というキーワード、芸術も入っていますが、これがこの審査員6人で、中野の文化が分かるんですか。

小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 文化という要素がなかなか広くて、捉えどころが難しいかなというふうには思います。それぞれの専門家で、それぞれの知見の中で、そういった文化の視点についても、中野というところを審査いただいたのかなというふうに思っております。

杉山委員

 別添3に評価点がありまして、③重点評価項目、(ア)の文化・芸術の点数、30点の配点で、3点差がついているんですね。文化に関しては、これは参考資料1の5ページにも比較があります。施行予定候補者の提案内容と、右下に次点候補のがあります。ホールに関する提案が、私も中野の文化の情報を発信する身として見ていますが、左側、5,000人、スタンディング時最大7,000人、3層構造の扇型、音楽、サブカル、スポーツ、地域文化の4分野を中心とした興行、こういう書き方をされています。私から見たらすごく一般的な内容。次点候補を見ると、多目的ホールに関しては、Zホール――音楽コンサート、興行スポーツ。これはちなみに、別紙の次点候補の協力事業者の中にある、Zホールというのは多分Zepp Tokyo――Zeppホールネットワークが運営していこうと思っているんじゃないかなと想像ができる内容ですが、これは、音楽コンサート――中野サンプラザの持っているアイドルコンサート、それから、中野が持っている、例えば新日本プロレスとか女子プロレス団体の興行スポーツ、こういうのが想定されているんじゃないかなとか、Yホールに関しては、演劇、お笑い、ミュージカル。演劇もお笑いも中野としては大きな文化であって、特にYホールのYは、協力事業者の吉本興業のYじゃないかなとちょっと思っているんですが、中野としてのお笑い文化をしっかりとこのホールでつくってこうよみたいな意識がすごく高く見えるけど、やっぱり3点負けているわけですね。ここら辺の評価は、将来的に、今回業者選定されたということなんですが、これを何かしらブラッシュアップして混ぜていく、そういう方針は出せるんですか。

小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 今回の評価の中では、様々ここの点でも議論がございまして、例えば中野サンプラザのDNAというところで、例えば次点候補のほうは様々なホールで様々な内容で使い分けて興行できるというようなところも、それもDNAではないか、そういう意見もございました。ただ、一方で、Zホールの一番大きいところが平土間で固定の観客席がないというようなところであったり、また、Yホールの固定席800席というところが、その規模はほかにも周りにたくさんあるというようなところであったり、そういったところですとか、一方で、施行予定者候補の着席で5,000人というところの、ホールは一つですけれども、核となる施設、そういった点では施行予定者候補のほうがよりコンセプトに近いのではないか、そんな議論があった上で、それぞれの審査員が評価をした上で、このぐらいの点差がついたというようなことでございます。今後、こちらの提案の内容をベースにこれから事業計画をつくっていくということになりますが、提案内容の継承という意味では、この提案内容がスタート地点ということになります。ただ、一方で、今回の提案につきましては、よかった点、悪かった点、それぞれ様々ありまして、少しでもいい案にしていくというようなところは事業計画を具体的にしていく中で考えてまいりたいと考えております。

杉山委員

 私としてはどちらがよかったというのは別にあるわけではないんですが、次点候補者のほうが、例えば協力業者を見ても、丸井さんが入っていたり、それから、今、中野ブロードウェイなんかはeスポーツで中野を盛り上げようみたいなことをおっしゃっていたり、南口にレッドブルさんのeスポーツ拠点があったり、結構地元のことを調べているなという感覚はあるんですよね。なので、今回の施行予定候補者の提案もすばらしいものですけど、地元の声をやっぱりちゃんと聞いて、これからこの拠点をいいものにしていっていただきたいなと、ぜひともお願い申し上げます。

小宮山委員

 私の友人がツイッターでどっちがいいですかとアンケートを取ったら、次点候補者のほうが圧倒的に、ダブルスコアぐらいでいいと答えている区民がとても多かったです。そもそも中野区でいろんな事業者を決定する際に、次点の候補者の提案をここまで詳細に発表することはまずないと思うんですよ。今回はどうして決定者と次点者をここまで詳細に発表したのか教えてください。

小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 今回、募集要項に基づいて選定を開始いたしまして、最初から施行予定者候補、次点候補、それぞれの提案の内容を公表するという考え方で進めてまいりました。あくまでも施行予定者候補ということですので、今後の協議で次点候補というところも考えられるというようなところもございまして、両方、候補と次点の提案を公表する、そういう仕組みで進めてきたところでございます。

小宮山委員

 そのあたりの最終確定には今後どうやって至っていくのかなというあたりを、次点の候補者にもまだ可能性はあるのかどうかというあたりを、説明はしていただいたんでしょうけれども、もう一度詳しくお願いします。

小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 今後の予定のところに記載をしておりますけれども、3月以降、施行予定者候補とこれから協議をしまして、区と施行予定者候補で基本協定を締結するという予定でございます。その基本協定が調いましたら施行予定者として決定をするというものでございます。

小宮山委員

 今の件は分かりました。

 この提案を見てみますと、文化、文化とやたらと書いてあるんですね。中野区というのはどれだけ文化的な都市かといいますと、区民の音楽活動に42万円しか出していないようなまちであります。それに対して、杉並区は420万円出している、区民の音楽活動にですね。来年度予算の概要において文化・芸術について触れられているのは、シティプロモーション事業では文化・芸術と、あとは子ども・教育とかにお金を使っていきますという、それだけ、それが315万円ぐらいだったかな。それしか中野区は文化に対してお金をかけていない。あとは、文化施設にはお金をかけていますけども。区民の文化・芸術活動に対しては、それしか、来年度は300万円ぐらいしかお金をかけない、それだけ文化に関して非常にお金を出さないまちであると私は認識をしております。にもかかわらず、これを見ると、もう文化、文化とやたらと書いてある。仏つくって魂入れずとはこのことかなと思うんですけども、例えば施行予定候補者の提案の中で、3ページ目の左上、エリマネ協議会とか文化協議会とオンラインコミュニティと書いてありますけれども、これは誰がお金を出して運営していくものなのかなと。施行予定事業者がお金を出して勝手にやってくれるのかな、区は何もしなくていいのかなというあたりがよく分からないんですけど、そのあたりは答えられますか。

小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 本地域の再整備事業につきましては、民間活力を活用して推進していくという方針に基づいてこれまで進めてまいりました。そういった点では、民間活力を最大限活用しながら、文化・芸術等発信拠点を形成していく、そういった考え方でございます。また、今後についてでございますが、再整備事業計画でも、文化・芸術等発信拠点を計画段階から育てていくために、民間事業者と共にエリアマネジメントの取組を誘導していくというふうに記載をしておりまして、ここのエリアマネジメントの提案にもございますけれども、こういった提案に基づきまして、事業者であるとか地域の方であるとか、そういったところの中でエリアマネジメントも考えながら、拠点の形成に取り組んでいきたいというふうに考えております。

小宮山委員

 じゃあ、民間活力がやってくれる、区はあまりやらなくていいのかなというふうに理解をいたしました。さっきも言いましたけど、仏つくって魂入れずにならないように、きちんと中野区も見守っていただきたい、ちゃんとしていただきたいと要望しておきます。

久保委員

 すみません、1点だけ伺いたいんですけれども、エリアマネジメントにおいて地域と連携した取組が具体的に提案されていることというのが一つ選定された事業者のほうに入っていて、このエリアマネジメントのところを比較していくと、そんなに大きな違いがあるのかが、すみません、よく分からなかったです。一つは、エリマネ施設というのが入っているというところなのかな、拠点整備というか、そういったことなのかなと思うんですけれども、このエリマネ施設というのはどういうものなのか、御説明がもしできるようでしたらお願いします。

小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 エリアマネジメントについての評価でございますが、施行予定者候補の提案のほうに、速やかに地域協働、地域と連携して活動を開始するというところですとか、活動を支える場所や資金を確保していくといったところ、そういったところの記載が評価をされたというふうに考えております。具体的にエリアマネジメントのところの提案書にございますけれども、屋上広場、それから、マーケットとなる小ホール、エリマネスペース、こういったところをエリマネの活動の一環として、一体的に地域交流の場として活用していく、こういう提案になってございます。それぞれの施設の計画の詳細はこれから詰めていくということになりますけれども、エリアマネジメントのスペースとしては、例えばここでワークショップができますですとか、そういったことの提案になっていたかというふうに思います。

久保委員

 以前にも中野区のエリアマネジメントについて何点かお伺いをしたことがあって、実際に、エリマネ組織ですとか、そういったものが具体的に進んでいるわけではなかったと思うんですけれども、何をもって速やかに地域との連携をしていくというふうに言われているんでしょうか。

石橋まちづくり推進部中野駅周辺エリアマネジメント担当課長

 提案書に書かれているエリアマネジメントは、2.3ヘクタールの中での民間投資によるエリマネだというふうに考えています。以前も御紹介しましたとおり、また、第1回定例会でも報告しますが、中野駅周辺全域のエリアマネジメントについては区のほうでハンドリングをして、そういった協議会をつくっていきたいと。その中の一構成員としてここの事業者にも参画をしていただきたいと。そこもまた協議なんですが、その中での役割等々はこれから協議をしていく中で決めていくというような形で、ちょっと違う、ここに書かれているものと中野駅周辺全域とはまた違うといったもので、また御説明させていただきたいなというふうに思っています。

久保委員

 違う。すみません、じゃあ、ここに書かれているのはどういうことですか。

小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 今回、民間事業者募集ということで提案をいただいたということでございまして、提案の内容としてはこういう提案だったということでございます。こちらの取組の方向性というところをきちんと区のエリアマネジメントの進め方とこれから整合させて進めていくということかなと考えております。

久保委員

 これはこれで整合を図っていくということなのかもしれませんけれども、実際には、先ほどエリアマネジメント担当課長のほうからお話があったように、中野区として広域的にやっていくエリマネのことはこれから進めていくんでしょうし、区の体制というのもこれからつくっていくわけなので、ある意味、ここに書かれているエリアマネジメントというのは、区の考え方よりも先行して様々御提案いただいているということですか。

小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 この地区のエリアマネジメントの考え方として先行的に提案をいただいている、そういうことかなというふうに考えます。

久保委員

 ということは、ここは、この地区のあくまでエリマネであって、ただ、地元組織との良好な関係構築となっているのは、この地元組織というのが何を指しているのかよく分からなかったんですよね。エリマネ協議会についても、このエリア内でのエリマネ協議会を事業者が先行してつくっていく、そういうふうに考えていいんですか。

石橋まちづくり推進部中野駅周辺エリアマネジメント担当課長

 ここに書かれているエリマネ協議会は、この2.3ヘクタールの中での、この事業者によるものだというふうに考えています。

久保委員

 すみません、じゃあ、地元組織というのもそういうことですか。

小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 この地区の提案ということで提案をいただいたので、そういうふうに認識をしておりますけれども、少しやっぱり記述の内容が今の区の進め方と整合していないところはありますので、そこのところはこれからきちんと調整をしてまいりたいと考えております。

久保委員

 ぜひそうしていただかないと、実際に書かれているようなことができなくなってしまうといけないので、少しまだ時間があることなので。資金の確保のこともエリマネについてありますけど、これは具体的にはどのような資金の確保をされるんでしょうか。

小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 具体的にはこれからということになりますけれども、提案の内容としましては、今回のこの事業に様々中に構成する用途のものですとか、そういったところから皆さんに参加をいただいて、運営をしていく、そんな形で提案されていたというふうに考えております。

久保委員

 分かりました。評価項目に地元組織等と連携したエリアマネジメント体制及び活動に必要な資金調達の方法となっていたので、具体的なことがそこら辺のところであるのかなと思ったんですけれども、実際には、まだ中野区がこれからエリマネ協議会についても検討を深めていく中での整合性も図っていかなければなりませんし、具体的な資金調達の方法というのもこれからということかと思いますので、その辺の評価については、実際に具体性に欠けるけれども評価をされているのかなというふうに、ちょっと心配をするところでございますので、しっかりとここは調整を図っていきながら進めていただきたいと思います。

来住委員

 まず、事業者が取りあえず示された別添1ですけども、今日の一般紙で、区長が記者発表された、記者会見でしょうか、記者発表でしょうかね、されたということで報道されていますけども、突き出されているのは、シンボルタワー、その中にある商業施設や住宅、オフィスということで、それが一つ、それから、ホールの7,000人規模だったですかね、そういう今回のこの中身が紹介をされています。まず、前提なんですが、示された別添1に、施行予定者候補がこういう形で提案されているわけですけども、これを3月ですか、基本協定を締結していくということなんですが、これ自身は、今後の財政負担の問題とか、そういう中で、あくまでもこれは一つのモデルとして示されたものであって、区が求める、今後、権利者として求めていく権利があるわけですから、そういうことについて協議をする中で、あくまでもこれはその一つとして、当然これ自身は、たたき台にはなるけれども、協議の中で、基本協定を締結する協議の中で変わっていくものだというふうに見てよろしいんですか。

小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 今回の民間事業者募集では、これから進めていく市街地再開発事業の施行予定者としての能力を見るということで今回の公募を行っております。提案に当たりましては、一定の条件を、区としての権利につきましても条件を一定設定いたしまして、その条件に基づいてこの提案をいただいております。ですので、この提案を継承する形でこれから事業計画をつくってまいりますけれども、細かい区の権利をどうするかですとか、そういったところは今後ということになります。

来住委員

 区民にとっても、議会にとってもそうですけども、区の財産をどういう形で生かしていくかという、大きな、中野区では唯一残された、一番大きな財産ですので、極めて判断が厳しく求められるというふうにまず思います。

 その上でですけども、例えば具体的に今日の一般紙でも報道されている7,000人という規模が、この出発の時期にコロナがどうだったかというのははっきりしませんけども、しかし今、プロのスポーツでも文化的なものでも、大相撲でもそうですけども、いわゆる会場に見合う人を集めてはならないという、そういう状況がもうずっと続いているわけですね。しかも、緊急事態も1か月延びて、オリンピックそのものが今どうするかという状況に至っている中で、この7,000人規模を含めて、しかも、高さとしては235メートルのシンボルタワーを建ててしまって、人をここに呼び込もうという、しかも呼び込みの数がもうそれは普通と違うわけですから、7,000人のものと含めて、こういう今の新しい社会状況の変化といいますか、それに対応する考え方というのが当然、これから基本協定の締結の中で、区としては、自治体としては、当然それは提起をしていかなきゃいけない責任がありますね。国民や区民の命を守るということが大前提ですから、自治体の事業としては。それを考えるならば、3月に基本協定を締結していくという、これは出発がそこだということだと思うんですが、これは今のコロナの新たな段階をどう見通していくのかという、一定の国や、もちろん東京都も、そして、中野区として、その見通しを一定見通さないと、協定を締結していくという危険性は極めて、誰が責任を取るのかということにならざるを得ない。やっぱりそういう器をつくるということは、そこに人を集めるということが前提ですから、収益を上げなきゃいけませんから。今のコロナのこの時期にですよ、しかも。そういう判断をしていいのかということは議論になっていないんですか。これはもちろん民間の事業者さんは進めたいほうですから、しかし、区としてそういうことをやっぱり本当に今判断しなきゃならない、急いで判断を、この協定を進めるということは危険ではないかと思うんですけども、そこらについては、今日の記者発表というか、その辺では一切触れられていないので、区としてどのような判断を今されて今日こういう形で報告されているのかというのをお聞きしたいんですけども。

小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 今回の民間事業者募集の審査に当たっては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響をどういうふうに踏まえて提案をされたかというようなところもそれぞれの事業者にヒアリングするような形で確認をして審査してきております。提案の中では、例えばウオーカブル――歩きやすい空間ですとか、都市の冗長性であるためのバッファー機能としてのオープンスペースですとか、そういったところの配慮があってこういう提案がされているというようなことの説明がございました。実際に今後進めてまいりますけれども、本事業の完成は令和10年度末と、8年後を想定をしておりまして、そのときにどういうふうになっているかというのはまだ誰も分からないというようなところはございます。また、今回も、大ホールにつきましても、民設民営ということで、その中で事業者がこれでいけるだろうということで提案をしてきているというふうに考えております。今後、これから具体的な事業計画をつくってまいりますけれども、基本的にはこの案を継承する形で、これをベースに事業計画をつくっていくものというふうに考えておりますが、今後のことなので、例えば社会の状況が大きく変わってしまったりですとか、そういった要素で計画の内容が変わるようなことももしかしたらあるのかもしれません。そういったところにつきましては、事業計画をつくっていく中でもし変更があるようであれば、その点はきちんと区民に説明をするというような形で進めてまいりたいと考えております。

来住委員

 あまり時間があれですから、ちょっとお聞きしたいのは、区として権利をどこまで基本協定の締結に向けて主張するのか。要するに、新区役所の建て替えに必要な財源を生み出すというのは、これはもう言われているわけですね。しかし、床を持つのか、土地を持つのか、残りで。区民は特に、もう一つ言えば、子育て先進区という、基本計画の中でも大きく位置付けられている、したがって、ここに何が区として将来必要なのか、何を区民が求めているのか、そういうやっぱりニーズを当然持ち合わせてこの協定締結の話合いに入っていかないと、事業者のペースに飲み込まれてしまう――こういう言い方は大変失礼な言い方になってしまうかもしれませんが、私が思うにはですね。したがって、区として何を権利として持って相手との交渉に入るか、協定の締結に入って、話合いに入るかということをまず議会に前提として示していただいた上で、そして、期間についても、お尻がこうだじゃなくて、やっぱりコロナのこの事態を見極めながら、十分に中身を協議していく、しかも、区として持ち合わせた権利を必ず貫いていけるような姿勢で協議をしていく、協定をしていくということなしにはやっぱり入っていくべきじゃないという懸念を――懸念です、これは私の懸念ですが、非常に強く思っていますので、それらについては、今日の段階でどのようなお答えになりますか。

小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 区有地等、資産活用の考え方につきましては再整備事業計画に記載をしておりまして、転出補償金で新区役所整備費等の財源として確保すると。それを除く財産については権利変換をするということで考えております。実際に権利変換をしてどのぐらいの財産になっていくのかとか、それが従前資産の評価にまたどのぐらいの評価をされて変わっていくのか、そういうところにもよりますし、実際には、少し事業計画をつくっていかないと分からないところもあるのかなというふうに思っております。具体的に少し計画を詰めていく中で、区として企画部で進めている区有施設整備計画、そういったところも踏まえまして、区としての財産活用の考え方が決まってくるというふうに考えております。

来住委員

 今日の新聞報道を見ていて、区民の皆さんが区長の会見を見られて、これができてしまうのかという誤解ですね。もうそういう形で、シンボルタワーができて、7,000人規模がサンプラ・区役所、ここにできるのかという印象を与えてしまわないかなというのを、これは私の心配事として読みました。したがって、行政と区議会との関係ではきちんとしたキャッチボールをしながら、慎重なやり取りが必要だろうということをお願いしておきます。

 もう1点だけ、今回のこの中で、かつて言われてきた広場がありましたね。区民の広場でしたっけ。屋根の上と、それからそれに付随して屋上広場がありますよね。絵にも、緑があって、屋上広場があってというのがあるんですが、四季の森公園を冬場に、皆さん行っていらっしゃると思うんですが、ビルの中にある公園がどれだけ寒いか、利用されないかというのはもう本当に年を追って、私もあそこをいろいろ歩いたりしているものですから、実感しているんですが、やっぱり区民の財産をそういう形で、私は、広場だとか公園だとか、誰でもがそこを利用できるようなものはとても大事だと実は思っています。その必要性を、区がちゃんと提供する、公として、公共の場として提供するというのはとても大事ですから、しかし、その一つとして、やっぱりどれだけ、これだけの高い建物が、235メートル、区役所は、高さとしては、囲んでいますけども、そう高くないですね、これに比べれば。そういう中に広場的なものがあったとしても、極めてその使い勝手、利用には難しい位置にできることになりますので、それらも、やっぱり区の権利として求めることはあったとしても、価値的には極めてこの位置というのは難しい位置にあるなというふうに思っています。

 繰り返しになりますけども、コロナのこの実態を踏まえながら、区の判断は、権利者として、いわゆる市街地再開発の権利者として何を求めて、何を要求し、どういう交渉をするかということを議会に事前に報告していただきながら交渉に入っていただきたいと思うんですけども、いかがでしょうか。

小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 本事業につきましては、区の資産を活用してというところもございますので、きちんと議会、それから区民に説明をして進めていくということが必要というふうに考えております。

委員長

 委員会を休憩します。

 

(午後5時00分)

 

委員長

 それでは委員会を再開します。

 

(午後5時00分)

 

高橋委員

 手短に質問します。先ほどからの説明ですと、今回、この選定については、今後の能力を見るために選んだんだということでありましたけれども、いわゆる設計事業コンペのように、提案された姿をそのまま実現するということじゃないということでよろしいですか。まずそこを確認します。

小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 委員お話のとおりでございます。

高橋委員

 今後、協定を結ぶというところで、協定を結んだ後に、今後、具体的な施設内容についても、様々な、先ほどから御意見のある社会情勢とか、今後のこういうプロジェクトの在り方も含めて進めていくということで、そのキーデートというのは、いわゆる個人施行の再開発として事業計画が都市計画決定される、そこがいわゆるキーデートということでよろしいですか。

小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 今後、協定を締結して、施行予定者と具体的に計画を詰めていくということでございまして、その際には、この提案の内容をベースに、これを継承する形で詰めていくということでございます。ただ、一方、この案にも、審査講評にもございましたけれども、改善点もたくさんございますので、そういった点は改善して、よりよくしていくということで考えております。スケジュールでございますが、都市計画決定をR4年度の後半ということで考えておりますので、それに向けて、具体的に計画をつくっていくというような形になります。

高橋委員

 令和4年度の後半に、いわゆる再開発事業としての事業計画の都市計画決定があって、それに向けて、具体的なFSも含めて、民間の事業としての再開発事業の事業がフィックスされると。そのときに向けて、中野区として今持っている権利とか、新庁舎を生み出すための資金捻出とか、残ったものがどのぐらいなのか、そういういわゆる権利変換を含めた形で、区の残りの資産がどのぐらいの価値があるのかが出てきて、それに基づいて区がどういう権利を行使するのかというが決まるということでよろしいですか。

小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 委員お話のとおりでございます。ただ、R4年末に都市計画決定を目指していくということになりますと、都市計画の手続の期間というのもございますので、R3年度――来年度で整理をほぼほぼ固める、そのぐらいのスケジュールで進めていきたいというふうに考えております。

高橋委員

 今、委員のほうからもいろいろ御意見ありましたけれども、今後の社会情勢の在り方とか、さっき別件で言いましたけど、これからのまちづくりとか施設整備というのには、フレキシビリティーというものがないと、成立していかないし、これからの社会変化に対応できないと思うんですけど、その辺はしっかり見込んでほしいというお願いと、もう一つは、協定を結んでいろいろ事業を進めていく中で、今回のプランをベースにもちろん進めてくんだけれども、変化もあり得るよという話がありました。冒頭の委員のお話からもあったように、例えば次点候補のプランを、あるいは考え方を、それも取り入れて進めていくとか、そういうふうな話になった場合に、今回、設計事業コンペじゃないんですけども、提案した側の著作権みたいなものの扱いというのはどうなるんですか。

小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 施行予定者候補の提案と次点候補の提案がありまして、施行予定者候補の提案を、協定を締結すればベースに進めていくということになります。それぞれ提案のいいところ、悪いところがありますけれども、例えば次点候補の提案をそのまま持ってくるというようなことはさすがにできないかなというふうに思っておりまして、施行予定者候補の提案をブラッシュアップしていくというようなところで進めていくということで考えております。

高橋委員

 案をそのまま使わないけども、案の思想なり考え方なりを生かしていくということになるわけですか。

小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 そこのところは、これから具体的に事業計画をつくっていく中で、どこの部分というのをきちんと事業者と考えながらつくっていきたいというふうに考えております。

高橋委員

 今回、冒頭に提案者の構成メンバーがありましたけれども、その辺のメンバリングについての追加とか変化とか、その辺についてはどういうお考えなんですか。

小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 今回の選定結果で、代表事業者と構成事業者がございます。野村不動産株式会社を代表事業者とするグループを選定いたしましたので、代表事業者の変更というのは考えてはおりません。構成事業者につきましては、そこの事業者の変更につきましては、基本協定の中で、手続を踏んで構成を変える、そういったことができるようにしたいというふうに考えております。

高橋委員

 もう最後にします。今後の進め方、協定を締結、その後の事業計画の検討から都市計画のキーデートという中で、節目、節目に議会の意見を聞く、そして、その経過についても議会にきちっと報告するということを約束していただきたいんですけども、その辺はいかがでしょうか。

小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 今後、具体的に計画を進めていく中で、その時点、時点で報告はさせていただきたいというふうに考えております。

委員長

 他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 次に、11番、中野駅駅前広場デザイン等整備方針の策定についての報告を求めます。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 それでは、中野駅駅前広場デザイン等整備方針の策定について御報告させていただきます。(資料12)

 本報告につきましては、特別委員会と重複報告でございます。

 区では、四つの駅を中心といたしました四つのまちの駅前広場につきまして、今後、各駅前広場を設計、また、計画する際の前提となるデザイン等整備方針の策定検討を進めているところでございます。昨年10月の本委員会におきまして本方針の素案の報告をいたしました。その後、意見交換会、第5回検討会を開催し、それらの意見等を踏まえまして案を取りまとめましたので、報告いたします。

 1番、これまでの検討状況でございます。

 (1)意見交換会の開催状況につきましては、別紙1を御覧ください。日時につきましては、令和2年10月29日、午後7時から行いました。参加人数につきましては18名でございます。主な意見といたしましては、2番、雨天でも快適に通行できるよう連続したシェルターが望ましい等の意見等がございました。意見に対しての区の見解及びその他の意見等につきましては、資料をお読み取りください。

 資料戻りまして、(2)第5回検討委員会における意見でございます。検討会では、意見交換会での意見等も踏まえ、こちらに記載の主な意見といたしまして四つの意見のほうがございました。

 2番、素案からの主な変更点でございます。1の意見等を踏まえまして、デザイン等整備方針に考え方を追記いたしました。こちらにつきましては、別紙2を同時に御覧ください。

 まず、一つ目でございますが、資料1ページ目の空間整備の基本的な考え方におきまして、広場が地域に親しみ感や愛着を与え、地域になじみの場となるように、愛称を付けるなどの工夫をするとの記載をいたしました。

 また、次に、3ページ目と4ページ目でございます。各駅前広場の整備方針に、「駅ホーム等、周辺施設からの見え方に配慮した空間」とすること、また、広場と周辺地区との連携に、「ユニバーサルデザインに配慮し、いつでも誰もが安全・快適」に通行できる動線とすることを記載いたしました。

 最後、5ページ目でございます。右側の「特性を生かすデザイン」のイメージにつきまして、分かりやすい説明を工夫することとの意見がございましたので、区内で整備いたしました事例の写真を掲載いたしました。

 資料お戻りいただきまして、4番、今後の予定でございます。本委員会で御報告後、案を報告した後に、令和3年2月上旬にデザイン等整備方針を策定いたします。今後は、各事業の進捗に合わせまして、本方針を踏まえ、各駅前広場の計画、また、設計を進めてまいります。

 御報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

小宮山委員

 先ほどのサンプラザ跡地の説明に関しては、文化、文化とうるさいぐらいに文化が出てきたんですけど、この報告では文化という文字はあまり多くないなと思いました。駅前のスペースというのは、実はその周辺に住んでいる人が非常に少ないので、例えば和太鼓をたたいてもあまり苦情が出ないという貴重なスペースであります。四季の森公園で和太鼓をたたいても苦情は出るそうなんですけども、中野駅前だったらあまり苦情は多く出ないんじゃないか、そういった形で、イベントスペースとしても駅前のスペースは貴重だと私は考えています。そういったイベントスペースとしての活用の在り方はそんなに検討されていないのかなと思いました。しかし、自治体によっては、駅前をストリートミュージシャンに開放したりとか、あるいは駅前にストリートピアノを置いたりとか、そういった形で文化的な活用をしている自治体も世の中にはございます。今現在の中野区のルールではそういった活用はできないかもしれませんけれども、将来的にそういった活用もできるように、ぜひサンプラザ跡地の開発と整合性が取れるように、文化的な開発をしていっていただきたい、デザインをしていただきたいと思いますがいかがでしょうか。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 本方針につきましては、駅前広場とその周辺の空間デザインの方針を定めたものでございます。こちらは、資料の5ページ目のほうにおきまして、周辺地区との連携というところで、駅前広場と民間施設との連携につきましては、施設整備だけでなく、一体的な活動を促す仕組みも併せて検討するとしているところでございますので、こういったところから、今後、周辺地区との連携の協議の中で、そういったところも検討していきたいというふうに考えてございます。

杉山委員

 御報告ありがとうございます。1点だけ、何度か委員会とか一般質問でも話したんですけど、このデザイン等整備方針(案)、別紙2の2ページ、真ん中のグレーのところに中野通り――鉄道高架下とあります。中野駅周辺は、東西南北で様々な市街地再開発等が行われていると思うんですが、この中野通り、ガード下の中野通りだけちょっと、中野通りが都道ということもあり、あと、JR東日本さんの高架があるということもあり、中野区として何か手を打っているのかどうかだけ確認してもいいですか。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 こちらの本方針の検討委員会の中には、中野通りを管轄する第三建設事務所長様、また、オブザーバーといたしましてJR東日本様に入っていただいております。今後、中野通りのガード下につきましても、整備をしていく中で、この方針に基づいて、こういった考え方の下、整備をしていただきたいということで、こちらのほうに記載しているところでございます。

杉山委員

 そうすると、今、第三建設事務所さんとかにこの話というのは、こういうデザイン方針で、駅の整備方針、これでいきます、そのうち実際にここの再整備、ここはやっぱり雨水がすごくたまったり、あと、ガード下からかなり雨漏りがしている、かなり暗い、ほかのところはきれいになるんでしょうけど、ここだけ取り残されそうな感じもあるので、これはぜひ、中野区としてもあまり触れないところかもしれないですけど、三建さんとかにこのデザイン方針等を伝えて、それから何かしら動いていく、働きかけをしていく、そんな行動していただければと思っております。要望で結構です。

委員長

 他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、12番、中野駅西口地区まちづくりについての報告を求めます。

石橋まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 それでは、中野駅西口地区まちづくりについて御報告いたします。(資料13)

 この案件につきましても、特別委員会との重複報告でございます。

 中野駅西口地区、具体的には中野三丁目地区における土地区画整理事業及び地区計画に伴う事業の進捗状況でございます。

 1番、中野駅西口地区のまちづくりの概要でございます。

 まず、(1)土地区画整理事業についてでございます。御案内のとおり、当地区ではUR都市機構を施行者として土地区画整理事業が進められています。丸の二つ目にございますとおり、昨年9月に事業計画変更の申請が国土交通大臣になされ、現在、認可の手続中でございます。

 次に、(2)中野駅西口地区地区計画についてでございます。当地区では、土地区画整理事業とともに地区計画の都市計画決定がなされています。丸の三つ目に記載してありますとおり、今後、土地区画整理事業で行われる街区再編や道路等の基盤整備に併せて土地区画整理事業施行地区外の区画道路も整備を進めていく予定でございます。こちらについては後ほど御説明いたします。

 2ページ目を御覧ください。2番、今年度の進捗状況でございます。中段の地図と併せて御覧いただければと思います。この地図は、上のほうがJR等々の線路、右側が中野通りにつないでいく三丁目の地図となってございます。

 まず、①のAエリア――地図の青色の箇所、西口広場予定地でございます。こちらでは、現在、西側南北通路等整備の工事ヤードとして活用をしてございます。

 次に、②のBエリア――地図では真ん中の緑色の部分でございます。こちらは、1件の権利者を残し、建物の解体、基礎の一部撤去が完了し、水道・ガスの埋設管等の基盤整備が進められています。また、土地区画整理事業施行地区外の区画道路の整備に向けて、図中にある赤い細い線――横と縦と、45平米程度の道路用地の取得に係る権利者交渉手続を進めています。

 次に、③のCエリア――地図のオレンジ色の部分、桃丘小学校跡地のエリアでございます。こちらも、下水道等の埋設管、電線共同溝等の基盤整備を進めてまいりました。また、URによる拠点施設整備事業について、事業者選定の詳細に係る検討を進めているところでございます。

 最後、3番、今後の整備スケジュール予定でございます。まず、青色部分のAエリアでございます。こちらは、2026年12月に予定されている西側南北通路完成の約1年前ぐらい、2025年度中に西口広場かさ上げデッキの整備を完了させる予定でございます。次に、緑色部分のBエリアでございます。こちらは、2022年度末までには区画道路等の基盤整備が完了し、権利者が建物の建築を開始できる状態になります。なお、土地区画整理事業施行地区外の区画道路の整備も土地区画整理事業の基盤整備と併せて進めていく予定でございます。最後、オレンジ色のCエリアでございます。ここが最も早く、2021年度末――来年度末までには、区画道路等の基盤整備が完了し、権利者が建物を建築できる状況となります。また、拠点施設につきましては、2024年度の竣工が見込まれています。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑ありませんか。

杉山委員

 裏の用地取得範囲――赤いところは、これは、土地区画整理事業外のエリアですよね。確認です。

石橋まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 こちらは区画整理から外れているところなので、用地買収をして道路を拡幅していきたいというふうに考えています。

杉山委員

 ここは多分歩道がすごく細いところで、ここを取得して道路を広げると道路と建物が近くなるというか、感覚的に、どういう使い方をするんですか。教えてください。

石橋まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 こちらは、北側で言うと土地区画整理事業で9メートルの道路にします。そこと同じような形で、しつらえと同じような形で車道を整備し、歩道を整備し、また、東側の南北の通路にしても同じような形で車道と歩道の幅を合わせて整備していくといった形で、今は民地になっていますので、そこを買わせていただきまして、同じような形で整備をしていくというような状況になります。

杉山委員

 そうしたら、ここは、土地区画整理外だけど、今やっているA、B、CのURが施行しているものとある程度整合性を取って整備していく、ただ財布は違うけどという感じですか。

石橋まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 委員おっしゃるとおりでございます。

委員長

 他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、13番、その他で理事者から何か報告はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 全体を通して他に報告はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で所管事項の報告を終了します。

 次に、審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩します。

 

(午後5時22分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後5時22分)

 

 次回の審査日程は第1回定例会中とします。

 それでは、以上で建設委員会を終了いたします。

 

(午後5時22分)