中野区議会区民委員会〔令和3年2月15日〕
区民委員会会議記録
○開会日 令和3年2月15日
○場所 中野区議会第2委員会室
○開会 午後2時05分
○閉会 午後2時46分
○出席委員(8名)
羽鳥 だいすけ委員長
市川 しんたろう副委員長
木村 広一委員
いさ 哲郎委員
石坂 わたる委員
近藤 さえ子委員
伊藤 正信委員
森 たかゆき委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
区民部長 青山 敬一郎
区民文化国際課長 辻本 将紀
文化国際交流担当課長 矢澤 岳
税務課長 矢島 久美子
保険医療課長 伊藤 廣昭
産業観光課長 堀越 恵美子
環境部長 朝井 めぐみ
環境課長 波多江 貴代美
○事務局職員
書記 野村 理志
書記 有明 健人
○委員長署名
審査日程
○議案
第1号議案 令和2年度中野区一般会計補正予算(関係分)
第3号議案 令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)
第4号議案 令和2年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算(関係分)
委員長
定足数に達しましたので、区民委員会を開会いたします。
(午後2時05分)
本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
それでは、議事に入ります。
議案の審査を行います。
第1号、第3号、第4号議案は共に補正予算の関係分ですので、一括して議題に供したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、第1号議案、令和2年度中野区一般会計補正予算(関係分)、第3号議案、令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)、第4号議案、令和2年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算(関係分)を一括して議題に供します。
これらの議案は総務委員会に付託されておりますが、区民委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。
それでは、理事者の補足説明を求めます。
辻本区民文化国際課長
第1号議案、令和2年度中野区一般会計補正予算(関係分)、第3号議案、令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)、第4号議案、令和2年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算(関係分)につきまして補足説明を申し上げます。
初めに、区民部の所管分につきまして御説明を申し上げます。
それでは、恐れ入りますが、議案書の34ページ、35ページをお開きいただきたいと存じます。歳入歳出予算総括表でございます。
初めに、35ページの歳出を御覧いただきたいと存じます。4款区民費につきましては1億1,924万1,000円を減額いたします。補正後の予算額は118億2,397万円でございます。
次に、左側、34ページの歳入を御覧いただきたいと存じます。区民部所管分につきましては、1款特別区税、14款都支出金の一部となってございます。
内容でございますが、まず、36、37ページをお開きいただきたいと存じます。1段目でございますが、1款特別区税、1項特別区民税、1目特別区民税でございます。納税義務者数の見込み差があったことなどによりまして7億1,900万円を増額いたします。
続きまして、40ページ、41ページをお開きいただきたいと存じます。下の段の1段目、14款都支出金、1項都負担金、1目区民費負担金でございます。国民健康保険法では、国民健康保険の財政基盤の安定化を図るため保険基盤安定制度を設けてございます。国及び都がその一部を負担することとしているところでございます。今回、保険料軽減対象者数が減少したことによりまして、国庫負担金を2,500万円減額するものでございます。
続きまして、42、43ページをお開きいただきたいと存じます。1段目でございますが、14款都支出金、2項都補助金、3目区民費補助金でございます。これは、商店街チャレンジ戦略支援事業補助の執行内容の変更に伴うものでございます。内容につきましては後ほど歳出のほうで御説明を申し上げます。
次に、歳出の内容でございます。初めに、56、57ページをお開きいただきたいと存じます。1段目でございますが、4款区民費、1項区民文化国際費、4目文化・国際交流費でございます。新型コロナウイルス感染症拡大により文化施設の利用を制限したことに伴い指定管理者の利用料金収入等が減少したため、補償を行うものでございます。
次に、4款区民費、4項保険医療費、3目国民健康保険事業特別会計繰出金、及び、その下でございますけども、4目後期高齢者医療特別会計繰出金につきましては、特別会計の補正に伴って減額するものでございます。内容につきましては特別会計のページで御説明を申し上げます。
次に、その下でございます。4款区民費、5項産業観光費、2目産業振興費でございます。これは、先ほど歳入にございました都支出金の商店街チャレンジ戦略支援事業補助において、商店街が事業の執行段階において事業の見直しや規模の縮小等を行ったことによるもので、特定財源を含めまして3,922万8,000円を減額いたします。
続きまして、106、107ページをお開きいただきたいと存じます。国民健康保険事業特別会計の歳入歳出予算総括表でございます。当会計につきましては、歳入歳出ともに2億6,951万6,000円を増額いたします。補正後の予算額は331億130万4,000円でございます。
初めに、107ページでございます。歳出でございます。2款国保給付費につきましては、1人当たりの療養費及び被保険者数が当初の見込みから減少傾向にあること、また、1件当たりの高額療養費が増加傾向にあることから、1億5,500万円を増額いたします。
次に、3款国保事業費納付金及び4款保健事業費につきましては、国民健康保険料収入の減に伴って財源更正をいたします。なお、4款保健事業費につきましては厚生委員会の所管となります。
次に、5款諸支出金につきましては、令和元年度国保給付費等に対して国や都から受け入れた負担金の超過額を国等へ返還するため、1億1,451万6,000円を増額いたします。
続きまして、106ページ、歳入を御覧いただきたいと存じます。初めに、1款国民健康保険料につきまして、被保険者数の見込み差などにより5億1,300万円を減額いたします。
次に、3款国庫支出金につきまして、新型コロナウイルス感染症の影響による保険料減免に伴う災害臨時特例補助金の増額によりまして3億1,091万3,000円を増額いたします。
次に、4款都支出金につきまして、国保給付費の増額、新型コロナウイルス感染症の影響による保険料減免に伴う保険給付費等交付金の増額により3億4,056万9,000円を増額いたします。
次に、5款繰入金につきましては、歳入歳出の補正に伴い国保特会の財源不足による繰入額が減となりまして、1,223万2,000円を減額いたします。
最後に、6款繰越金につきましては、令和元年度から繰越額が確定したため、1億4,326万6,000円を増額いたします。
続きまして、118、119ページをお開きいただきたいと存じます。後期高齢者医療特別会計でございます。当会計につきましては、歳入歳出ともに2億3,377万5,000円を減額いたします。補正後の予算額は70億322万5,000円でございます。
初めに、119ページ、歳出を御覧いただきたいと存じます。1款広域連合納付金は、人口及び高齢者人口に応じ、東京都後期高齢者医療広域連合が納付額を定めております。そのうち、令和元年度療養給付費負担金の確定及び令和2年度負担金見込みの減によりまして、全体で2億4,120万7,000円を減額いたします。
また、3款諸支出金のうち、国・都等返還金につきまして、広域連合からの受託事業でございます葬祭費支払事務が見込みより少なかったことによりまして、令和元年度葬祭費交付金の事業収入の超過額を広域連合へ返還することなどから、諸支出金全体で743万2,000円を増額いたします。
隣の118ページ、歳入でございます。1款後期高齢者医療保険料につきましては、被保険者数の伸びの鈍化により、被保険者から徴収する保険料の賦課額が当初の見込みより少なかったことから、1億680万8,000円を減額いたします。
次に、2款繰入金につきましても、歳出について御説明いたしました療養給付費負担金が減となったことなどによりまして、2億1,326万8,000円を減額いたします。
次に、3款繰越金につきましては、令和元年度からの繰越額が確定したため、4,496万7,000円を増額いたします。
最後に、4款諸収入につきましては、令和元年度における保険料の未収金額の確定に伴い区が補填する負担金が確定し、返還を受けることなどによりまして、4,133万4,000円を増額いたします。
以上で区民部所管分の補足説明を終了いたします。よろしく御審議のほどお願いいたします。
波多江環境課長
それでは、引き続きまして、環境部所管分の補正予算案について補足説明をさせていただきたいと思います。
まず、歳入につきまして、34ページをお開きください。34ページの17款繰入金でございますが、補正予算額は28億1,476万6,000円の減額となっております。そのうち1,440万円の減額が環境部の所管でございます。
次に、44ページと45ページをお開きください。下のほうの段にあります17款繰入金、1項基金繰入金、6目環境基金繰入金がこれに該当いたします。これは、森林環境譲与税を活用した児童館への木製おもちゃ配置見送りによるものでございます。
次に、歳出につきまして、35ページをお開きください。8款環境費でございます。1,314万7,000円を減額いたします。補正後の予算額は53億4,735万5,000円とするものでございます。
次に、76ページ、77ページをお開きいただきたいと思います。8款環境費、1項環境費、2目地球温暖化対策費でございます。これは、蓄電システムの導入支援の執行の見送りによる減額でございます。
以上で補足説明を終わります。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
いさ委員
第3号議案です。国保の特別会計のところでちょっと聞いておきたいのですけれども、今年度は国保のコロナ減免というものが創設されていると思うんです。かなりたくさんの方が使われたというふうに聞いているのですけれども、まず、何人の区民の方が減免を申し込んで、実際に減免の対象となったのでしょうか。
伊藤保険医療課長
こちらにつきましては令和元年度と令和2年度が対象になってございまして、令和元年度につきましては9期、10期が対象になってございます。実は、申請の処理中の件数がございますので、大変申し訳ないのですが、減免の決定という形で数字のほうを上げさせていただきたいと思います。令和元年度につきましては1,639件が減免決定をしてございます。51件が不承認となってございます。合計で1,690件、金額としましては5,621万9,000円余ということでございます。次に、令和2年度の分につきましては、こちらは年間分という形になっています。1月31日現在という数字になってございますけれども、同様に減免の決定の世帯が1,829件、不承認が59件、合計1,888件でございます。金額としましては3億4,400万円余という形になってございます。
いさ委員
ありがとうございます。
今のこの数字によって、今年度の調定額というものはどのくらい下がっているものなんでしょうか。
伊藤保険医療課長
こちらにつきましては、もともと減免については調定という形で予定してございませんでしたので、こちらについては全額増額といったような形になってございます。
森委員
毎年度、この時期に補正予算が出ていて、大体財源更正とか減額補正とかですよね。今年度はこれに加えて、新型コロナで執行停止になったものの減額補正が入っているのと、ワクチンの予算が入っていて、ここまでは分かるのですけど、1個だけ、バス事業者の感染症対策みたいなものが入っているんですね。そうすると、この予算の中にも新型コロナ対策というものを検討した上でこの予算が出てきていると思っていいのでしょうか。つまり、区民部、環境部としても新型コロナ対応で何がしか必要ではないかと検討した上で、両部としてはそういうものはありませんという形でこういう予算が出るのでしょうか。
委員長
委員会を休憩いたします。
(午後2時22分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後2時22分)
辻本区民文化国際課長
今回補正予算ということで出させていただいた内容につきましては、先ほどの委員の御指摘のとおり、財源更正でありますとか、例年のものがあるというところでございます。一方、確かに、現在、コロナ禍において、区としましてはこれまでの補正予算の審議の中でも様々な御審議を頂いたところでございます。今回につきまして、新型コロナの対応ということでは、文化施設の補償の内容でありますとか、継続した取組ということでございまして、区民部につきまして、それ以外の項目につきましては今回お出しした内容ということで御理解を頂ければと思っております。
波多江環境課長
今回補正予算をお願いしているものについては、新型コロナの影響において特段新しく減額をするような必要性のあるものは含まれていないということで結構です。
森委員
さっきの区長の御発言の中で、「長年親しまれていた店舗が閉店を余儀なくされている現状を目の当たりにして、悲痛な思いを抱いております。」ということをおっしゃっているわけです。悲痛な思いを抱いていたら、通常、そこを支援するための何がしかの予算というものがあってしかるべきではないかなというふうに。要するに、産業振興の部分で何もなくていいのかということを気にしているのですけど、そのあたりというのは何がしか検討はされたのでしょうか。
青山区民部長
商業者等への支援としましては、既に補正予算で認めていただいた事業を行っておりますプレミアム付商品券事業というものが一番大きいもので、これはまさに今、まだ事業の真っ最中で、今月末が使用期限ということですので、そこが一番大きいところかと思います。また、事業執行に当たっては、予算も非常に大切で、これは議会でお認めいただくことが大切なんですけども、それ以外に、人員体制というものが非常に必要となってくるということなので、区として行っていく場合はそちらも併せてやっていく必要があるというふうに考えております。
森委員
そうなんですけど、この2回目の緊急事態宣言を受けての事業者支援というのは、ということは、現状では難しいということなんでしょうか。
青山区民部長
先ほど申し上げました、今行っているプレミアム付商品券、この成果等を見極めつつ、今の時点では、事業者の方、あるいは利用者の方からは大変好評を頂いていて、全て売り切れているというふうに伺っておりますので、まずはこれを全て使っていただいて成果を出すということが第一だと思っております。そういった成果も踏まえた上で今後の対策等をいろいろ考えていかなければいけないと思っております。
伊藤委員
今回のこの補正予算というのは財源更正ということで承知はしているのですけども、今議論があったように、新型コロナ対策として、56、57ページの文化・国際交流費として1億4,548万7,000円、これは文化施設の補償金ということで、前回もこれは審議されたと思うんですが、令和2年度分、4月からの期間というのはどのように定めているのか、伺います。
矢澤文化国際交流担当課長
今回の補正予算で計上させていただきました施設利用制限に伴う補償でございますけれども、今まではいわゆる施設を利用された方に対する返金の補償ということで、実績に応じた支払いということで第3回定例会の補正予算、それから、5月の予備費充用ということで計上させていただきました。今回は、それに加えまして、いわゆる新型コロナの影響により減収となった部分の補償、実際、収支決算報告書に基づいて新型コロナによる赤字額を全額補償ということで、令和元年度分と令和2年度分、令和2年度分につきましては見込みも含まれておりますけれども、その2か年分を対象として、1億4,548万7,000円を計上させていただいているところでございます。
伊藤委員
要するに、減収となった部分ということで、会場の予約の節に、キャンセル料とか、そういうものも含まれているわけでしょう、これは。どうなんでしょうか。
矢澤文化国際交流担当課長
委員おっしゃるとおり、いわゆる施設利用をされた方の利用料金収入分、それから、今回は事業収入、事業を実施できなかったことによる収入に対する補償、それから、その他収入ということで、いわゆるコピー機の使用ですとか自動販売機の収入が新型コロナの影響により減じてしまった分、そういったものを今回、返金補償ということで含めてございます。
伊藤委員
具体的な明細は分かるのですか。細部にわたって、キャンセル部分はこの部分だ、事業収入の減はこの部分だと。あと、いろいろ施設があるじゃないですか。なかのZERO、野方区民ホール、それから、なかの芸能小劇場とか、その辺の具体的な詳細というのはお分かりでしょうか。
矢澤文化国際交流担当課長
令和元年度分と令和2年度分についてのいわゆる今回の約1億4,500万円の内訳についてですけれども、まず、令和元年度分については1,494万8,000円の補償経費となっておりまして、その内訳としまして、利用料金収入、返金対応分も含めまして874万6,000円、それから、その他収入、先ほど申し上げましたコピー機や自販機の収入が101万6,000円、それから、事業収入、事業を実施できなかった分の収入、返金補償が518万6,000円です。これらを足し合わせて、令和元年度分の総計としまして1,494万8,000円となっております。続きまして、令和2年度分についてですけれども、利用料金収入、返金対応分を含めまして1億2,599万4,000円、そして、その他収入、コピー機や自販機で618万4,000円、事業収入につきましては、当初計画していた事業費があったわけでございますが、実際には緊急事態宣言、新型コロナの影響で実施できなかった部分の不用額を含めまして、こちらは218万円を差し引いてございます。それから、新型コロナ対策費用、いわゆる消毒液ですとかアクリルパーティションですとか、そういった対策費用として54万1,000円、これらを総計しまして、令和2年度分、こちらは見込みも含めておりますけれども、1億3,053万9,000円分、これらの令和元年度分と令和2年度分を足し合わせまして1億4,548万7,000円となっております。
伊藤委員
そうしますと、全体の事業収入というか、事業費の何%ぐらいに当たることになるのでしょうか、1億4,000万円というと。その辺の計算は出ますか。全体の事業費の何%か、分かりますか。
矢澤文化国際交流担当課長
全体の事業費が収支規模としましては6億5,120万3,000円でございますので、今回はそういった形で、それらを差し引いた割合が今回の新型コロナ対策ということになってございます。
伊藤委員
これは令和元年度分と令和2年度分を合わせての6億円ですか。
矢澤文化国際交流担当課長
失礼しました。先ほど申し上げましたのは令和2年度分でございますので、令和2年度分ですと、今回の分を入れて大体20%弱となっております。
伊藤委員
主にはなかのZEROが多いと思うんですけども、その辺の割合というのは、さっきは答弁がなかったのですが、なかのZEROと野方区民ホールとなかの芸能小劇場だと思うんですけど、三つの施設のほとんどはなかのZEROが多いということですか。その辺のパーセントとかは出ますか。
矢澤文化国際交流担当課長
全体のパーセンテージですと、ちょっと今は割り出しはしていないのですけれども、やはり、大ホールと小ホールが1回の施設利用料の金額が大きいものでございますので、大ホール、小ホール、野方区民ホール、なかの芸能小劇場が全体の大半を占めているという格好になってございます。
石坂委員
今の伊藤委員の質問の中で、その他というところの中でコピー機、自販機という話がありましたけど、自販機なんですが、私の記憶だと、一般的に、普通の区直営の区施設とかですと、自販機というのは事業者さんがお金を払って区が場所を提供して設置するイメージがあったのですけども、ここでいう自販機というのは、自販機の売上げが指定管理者さんの売上げにつながるものなんでしょうか。
矢澤文化国際交流担当課長
通常、経理課で算出しているいわゆるほかの区有施設、区民活動センターですとか、新しくできました新中野体育館ですとか、そういったものとは違って、指定管理者の扱いにつきましては指定管理者の収入に入るということで算出しているところでございます。
石坂委員
当然、区のほうで3密を避けてもらうような感じでスペースを空けて使ってもらうですとか、人が多く集まるイベントを減らしてもらう、それは直営のものもそうですし、業者もそうなので、区の方向性によって、指定管理者さんの自主事業であるとか、なかのZEROを使う団体の数が減ってしまうとかがあると思うんですけども、自販機というところまで見なければいけないものなのかとすごく疑問に思ったのですが、自販機分も見てあげるというのは、何か文書化されたものが、事前に何か取決めとかがあったりしたものなんでしょうか。
矢澤文化国際交流担当課長
特に今まではそういった取決めみたいなものはなくて、いわゆる収入分として、利用料金収入、事業収入、そして、その他収入ということで指定管理料を算出しているところでございます。
石坂委員
今回、売上げというか、全体的な収益が下がっているところではあるのですけども、自販機分を今回見ますというのは、今回の区のほうの判断として見てあげるのか、あるいは、事業全体として当然見てあげるものに当初から含まれているものなんでしょうか。
矢澤文化国際交流担当課長
我々としましても、いわゆる他の区有施設、あるいは他の自治体、そして、こういった指定管理者を取りまとめる業務改善課と協議に協議を重ねまして、その他収入、自動販売機、コピー機の扱いにつきましても協議をしてきたところでございます。結論としましては、業務改善課との相談により、新型コロナの影響によって減少が生じてしまった収入については一切を補償に充てるということで協議を進めてきたところでございます。
木村委員
すみません、同じところでございますが、以前の補正予算のときにちょっと議会として意見をつけさせていただいたところでございますけども、キャンセルをされた後に再予約して、それが事業のダブル収入ではないですが、当然それが今回の中でしっかりと相殺されているか、また、金額と相殺されているかのどうかということを確認させてください。
矢澤文化国際交流担当課長
委員御指摘のとおり、第3回定例会補正予算のところで、こういったキャンセル、いわゆる再予約分について相殺ということは、今回の補正予算計上分でも当然に見込んでいるところでございます。具体的には、例えば令和2年度分ですと、キャンセルされたコマへの再予約による収入として866万5,890円で、コマ数で言いますと282件です。その分は今回の補償から当然に差し引いているところでございます。
木村委員
適正に精算というか、されていればいいと思います。
ちょっと確認なんですけども、令和2年度分の中で、施設利用分の補填という言い方でいいのかは分からないですが、1億2,599万円というふうにおっしゃっていたかと思うんですけども、これまで補正予算を3回かな、4回かな、やっていると思うんですが、それとはもちろん別にということなんですが、一応この1億2,000万円というのは、全てというか、施設使用料の補填ということでいいのかどうか、確認させてください。
矢澤文化国際交流担当課長
先ほど申し上げました令和2年度分の1億2,599万4,000円の部分につきましては、施設利用者に全てということで、今回、これまで、5月の予備費551万2,000円と、あと、第3回定例会補正予算時の6,913万6,000円、これらを差し引いた金額ということで、今回、1億2,590万円ということで補償をしているところでございます。
木村委員
そうであれば、令和2年度全体で考えますと、これまで3回補正をしてきましたと。施設使用料に関して、総額はこの3回分を合わせて全部で幾らになるのですか。
矢澤文化国際交流担当課長
令和2年度分ですと、1億8,000万円から1億8,900万円ほどの施設利用料ということで算出してございます。
木村委員
大体1億8,000万円から1億9,000万円、今回の新型コロナの影響というか、区のほうが事業の制限をかけてそのキャンセル補填をしなきゃいけなかったということで、金額的には相当な金額になるかというふうに思っていまして、これは文化庁からもそういうふうな指示があっても、これはしようがないというか、指定管理のガイドラインも含めればしようがないのでしょうけども、来年度はどうするのかという話もしっかりと考えなきゃいけないと思うんですが、今回は、緊急事態宣言も受けて、3月まではキャンセル補填をすると。来年度以降は、同じように、緊急事態というのかは分からないですけども、区のほうが制限をお願いしたときに、また同じようにキャンセルの補填をしなきゃいけないと。来年度も同じような状況かどうかということを確認させてください。
矢澤文化国際交流担当課長
今回の取扱いにつきましては、緊急事態宣言が再発出されたことによって、今回のキャンセル料の期間を今年の3月31日まで延ばしていると。それを過ぎれば、また通常どおり利用者さんに対して負担をお願いするということでございますので、再々度緊急事態宣言が出たときについては、やはり同じような形でキャンセル分に対するいわゆる補償ですとか、そういったことが発生すると考えられます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、質疑を終結いたします。
次に、総務委員会に申し送る意見についてですが、第1号、第3号、第4号議案の計3件について一括してお聞きしたいと思いますが、意見はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、第1号、第3号、第4号議案について、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
以上で第1号議案、令和2年度中野区一般会計補正予算(関係分)、第3号議案、令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)、第4号議案、令和2年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算(関係分)の審査を終了いたします。
以上で本日予定した日程を終了いたしますが、各委員、理事者から何か御発言はありませんか。
木村委員
ちょっと休憩してもらっていいですか。
委員長
委員会を休憩いたします。
(午後2時42分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後2時46分)
他に何か御発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
以上で本日の区民委員会を散会いたします。
(午後2時46分)