令和3年02月15日中野区議会子ども文教委員会(第1回定例会)

中野区議会子ども文教委員会〔令和3年2月15日〕

 

子ども文教委員会会議記録

 

○開会日 令和3年2月15日

 

○場所  中野区議会第5委員会室

 

○開会  午後2時06分

 

○閉会  午後2時41分

 

○出席委員(8名)

 高橋 ちあき委員長

 斉藤 ゆり副委員長

 吉田 康一郎委員

 小杉 一男委員

 いでい 良輔委員

 中村 延子委員

 平山 英明委員

 むとう 有子委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 教育長 入野 貴美子

 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 戸辺 眞

 子ども家庭支援担当部長、教育委員会事務局参事(子ども家庭支援担当) 小田 史子

 子ども教育部子ども・教育政策課長、教育委員会事務局子ども・教育政策課長、教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 永田 純一

 子ども教育部子ども政策担当課長 青木 大

 子ども教育部保育園・幼稚園課長、子ども教育部保育施設利用調整担当課長、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長 渡邊 健治

 子ども教育部幼児施設整備課長 藤嶋 正彦

 子ども教育部子ども教育施設課長、教育委員会事務局子ども教育施設課長 塚本 剛史

 子ども教育部子育て支援課長 滝浪 亜未

 子ども家庭支援センター所長 古川 康司

 子ども教育部児童相談所設置調整担当課長 半田 浩之

 子ども教育部育成活動推進課長 細野 修一

 子ども教育部子ども特別支援課長、教育委員会事務局子ども特別支援課長 石濱 照子

 教育委員会事務局指導室長 宮崎 宏明

 教育委員会事務局学校教育課長 板垣 淑子

 

○事務局職員

 書記 松丸 晃大

 書記 本多 正篤

 

○委員長署名
審査日程

○議案

 第1号議案 令和2年度中野区一般会計補正予算(関係分)

 

委員長

 では、定足数に達しましたので、本日の子ども文教委員会を開会いたします。

 

(午後2時06分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、そのように進めます。

 それでは、議事に入ります。

 第1号議案、令和2年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。

 本議案は総務委員会に付託されておりますが、子ども文教委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることになっておりますので、御承知おきください。

 それでは、理事者の補足説明をお願いいたします。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 それでは、第1号議案、令和2年度中野区一般会計補正予算のうち、子ども教育部、教育委員会事務局所管分につきまして一括して補足説明をさせていただきます。

 最初に、5ページをお開きいただきたいと存じます。歳出の表の中段、5款子ども教育費でございます。補正前予算額573億1,046万4,000円を25億8,248万3,000円減額いたしまして、補正後予算額547億2,798万1,000円とするものでございます。

 それでは、個別の内容につきまして御説明をさせていただきます。

 58ページ、59ページをお開きいただきたいと存じます。1項子ども・教育政策費でございます。2目企画財政費は、学校再編計画に基づく新校舎移転に係る備品購入費等の残、1,785万8,000円を減額いたします。その下の2項保育園・幼稚園費を御覧ください。1目保育園・幼稚園費は1億1,992万5,000円の減額でございます。内訳でございますが、4私立施設給付、(1)教育・保育施設給付は、令和元年度教育・保育施設給付費等の返還金といたしまして3,038万9,000円の増額、(2)地域型保育事業給付は、給付対象事業の事業見込み差による減額でございます。6幼稚園・認定こども園につきましては、(1)私立幼稚園支援・補助では、施設等利用給付費の事業見込み差による減額、私立幼稚園等保護者補助に係る事業は保育料の事業見込み差等による増額、また、令和元年度の施設等利用給付費等返還金による増と合わせまして2,308万6,000円の減額でございます。(2)預かり保育推進等は、施設等利用給付費の事業見込み差により、2,767万7,000円の減額でございます。

 次の3目幼児施設整備調整費は、区立保育園民営化の事業進捗の見込み差等によりまして、9,418万1,000円の減額でございます。

 4目幼児施設整備推進費は、賃貸物件型保育所整備数の見込み差により、9億7,941万5,000円の減額でございます。

 60ページ、61ページをお開きください。3項学校教育費でございます。5目学校経営支援費は、新校舎移転に伴う電子黒板設置に係る委託料及びGIGAスクール構想に係る賃借料等につきまして、9,780万8,000円の減額。

 6目学事費は、就学援助認定者数の見込み差等により、6,000万円の減額でございます。

 7目学校健康推進費は、区立小・中学校における新型コロナウイルス感染症対策に係る経費といたしまして2,979万2,000円の増額でございます。こちらにつきましては、繰越明許費といたします。繰越明許費につきましては、後ほど一括して御説明をさせていただきます。

 8目体験学習費は、宿泊事業やプール授業等の中止に伴い、1億4,182万8,000円の減額でございます。

 続きまして、62ページ、63ページをお開きください。4項子ども教育施設費でございます。1目子ども教育施設保全費は、小・中学校の施設整備工事費等の落差等によりまして、9,697万円の減額でございます。

 次の2目子ども教育施設整備費は、学校再編に係る施設整備工事費等の減額及び中野本郷小学校及び桃園第二小学校の校舎等改築に係る設計等委託の実施見送りによりまして、6億708万5,000円の減額でございます。

 次に、64ページ、65ページをお開きください。5項子育て支援費でございます。1目子育て支援費は、2億5,473万1,000円の減額でございます。(4)子ども医療費助成、(6)子育て世帯臨時特別給付金、(7)ひとり親世帯臨時特別給付金は、それぞれ給付件数等の事業見込み差によるものでございます。

 2目子ども家庭支援費は、1,526万6,000円の減額でございます。これは病児保育事業休止による委託料の減でございます。

 3目児童相談所設置準備費は、子ども・若者支援センター分室整備工事費1,952万円の減額でございます。

 続きまして、6項育成活動推進費でございます。1目地域子ども施設調整費は、3,714万3,000円の減でございます。3地域子育て支援は、子育てひろば整備補助に係る事業の見込み差、5地域子ども施設管理は、児童館への木製おもちゃ配置を見送ったことによる減額でございます。

 66ページ、67ページをお開きください。7項子ども特別支援費でございます。1目子ども発達支援費は、障害児通所支援サービス利用日数等の見込み差により、7,054万5,000円の減額でございます。

 次に、90ページをお開きください。繰越明許費でございます。3項学校教育費は区立小・中学校の新型コロナウイルス感染症対策事業、4項子ども教育施設費は江原小学校トイレ洋式化工事、武蔵台小学校トイレ洋式化工事、西武新宿線横断施設設置検証委託につきまして繰越明許費といたします。

 次に、債務負担行為でございます。92ページ、93ページをお開きください。鷺宮小学校・西中野小学校統合新校校舎解体・新築工事、南台小学校校舎解体・新築工事につきましては、工事の年度別契約が困難なため、債務負担行為といたします。(仮称)総合子どもセンター分室建設工事につきましては、工事費の増に伴いまして債務負担行為限度額を変更いたします。

 続きまして、歳入につきまして御説明をさせていただきます。

 38ページ、39ページを御覧いただきたいと存じます。13款国庫支出金、1項国庫負担金の2目子ども教育費負担金は、1億3,016万5,000円の減額でございます。7節障害児通所給付は障害児通所支援サービスの利用見込み差による給付金の減額、8節子ども・子育て支援給付は地域型保育事業及び施設等利用給付費の減額でございます。

 40ページ、41ページをお開きください。2項国庫補助金、4目子ども教育費補助金でございます。1節母子家庭自立支援は、ひとり親世帯臨時特別給付金の見込み差による減でございます。3節学校施設環境改善は、小・中学校の工事見送りによる減額でございます。5節子ども・子育て支援事業は、私立幼稚園補足給付事業の見込み差等及び病児保育事業の休止による減、7節保育対策総合支援は保育所施設整備費の見込み差等による減でございます。10節次世代育成支援対策施設整備は、子ども・若者センター分室施設整備費に係る補助金につきまして基準額の特例措置により補助金が増となりました。11節子育て世帯臨時特例給付金は、給付申請件数の見込み差による減でございます。12節学校保健特別対策は、小・中学校の新型コロナウイルス感染対策経費に対する補助でございます。13節学校情報通信ネットワーク環境整備は、GIGAスクール推進経費の減によるものでございます。

 次に、14款都支出金、1項都負担金の2目子ども教育費負担金を御覧ください。6節障害児通所給付は、障害児通所サービスの利用の減によるものです。7節子ども・子育て支援給付は、地域型保育事業、幼稚園の施設等利用給付費の減になります。

 42ページ、43ページをお開きください。2項都補助金の4目子ども教育費補助金でございます。1節私立幼稚園は、保護者負担軽減事業費補助の増によるものでございます。2節子ども家庭支援包括補助は子育てひろば事業整備費の減、3待機児解消支援は保育所開設準備経費等の減によるものでございます。8節子ども・子育て支援事業は私立幼稚園補足給費事業の見込み差等及び病児保育事業の休止による減額、15節保育所賃借料補助は保育所等賃借料補助の見込み差による減、18節トイレ整備支援事業は小・中学校の工事見送りによる減額でございます。36節学校情報通信ネットワーク整備支援はGIGAスクール推進経費の減によるものでございます。

 46ページ、47ページの19款諸収入につきまして、区全体分が記載されてございますが、このうち海での体験学習に係る利用者負担金が860万円の減となってございます。

 御説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 ありがとうございました。

 ただいまの説明に御質疑ある方はお願いします。

小杉委員

 58ページ、59ページの5款2項の4目幼児施設整備推進費のところですけれども、18億円余のうち9億7,000万円余が見込み差ということで、金額が大きいということで、予定していた施設数のうち何施設が確保されて、定数はどのぐらい増えたと言えるんでしょうか。

藤嶋子ども教育部幼児施設整備課長

 予定していた施設の整備数でございますけれども、新規誘致で7園予定してございました。それに対して実際整備できたのは2園というところでございます。この2園の整備と、それから認証保育所の認可化というところで園の整備もしておりますので、それと合わせて新規誘致の部分で確保できた定員数というのは113名というところでございます。

小杉委員

 昨年も地域偏在ということがずっと言われてきていますけれども、整備を目標としてなかなか整備が難しくという状況がありますが、その中で今の現時点での課題というか、これから考える上での課題的なものが何かあれば教えていただければと思いますが。

藤嶋子ども教育部幼児施設整備課長

 区全体で見ますと、やはり待機児童の偏在というところがございます。保育需要を上回る定員確保というところはしているところでございますけれども、その地域の偏在というものがございますので、保育の需要が高い地域、そこに限って保育施設を誘致していく必要があるというふうに認識しております。

 ただ、このように地域を限って募集している関係上、なかなかその保育施設に適した土地・建物等が出てこないというところが一番大きな課題かなというふうに認識しております。

小杉委員

 そうですか。この数字を見ると2園が整備されたということですが、引くと大体8億円ぐらいで2園が整備されているということですが、全体から見ると7園の予定で18億だったのが、2園で8億になっていますので、その辺は比較的、建設に当たって費用がかかったということなのか。それともそのほかの何か費用が入っているということなんでしょうか。

藤嶋子ども教育部幼児施設整備課長

 こちらの減額の内容でございますけれども、整備数の減というところで保育園の補助の整備費の減というところに加えまして、あと開設後賃料、こちらのほうも見込み差というところで、当初予定していた園に比べて少し少ない補助となっているというところ、そういったところが建設費補助に加えて主な減要因としてございます。

小杉委員

 7園整備する予定だったんだけども、2園しか整備ができなかった。だけども、費用は18億のうち8億円かかったということなんですが、比較的費用が多くかかっているように、2園だけれども高いように思えるんですが、その理由というのは何なんですかということを伺っています。

藤嶋子ども教育部幼児施設整備課長

 こちらのほうの額でございますけれども、すみません、先ほども御説明したとおり、保育の施設の整備数のほかに、その開設後の賃料ですとか、それから補助金のほうで1点増額になった部分がございますので、その差引きの結果というところでこの金額というところがございます。

小杉委員

 分かりました。

 あと、60ページと61ページにある6目学事費の就学援助で認定者数の見込み差による減額6,000万円ですが、結構額が大きいんではないかと思いますが、どのような見込み差だったのかというのを教えていただければと思います。

板垣教育委員会事務局学校教育課長

 こちら、見込み差等ということで、この等の内訳ですけれども、認定者数の見込みの差、それともう一つは、新型コロナウイルス感染症拡大時に学校が休業したときの給食費の支援と、それからあと修学旅行ですね。こちらも規模縮小したということで、こういった経費が減になっております。

小杉委員

 あと気になっているところでは、64と65ページの5項1目子育て支援費中、子ども医療費助成ですが、これも、18億円予算化されているうち、その1割ぐらいの1億8,000万円余が見込み差ということなんですが、子どもの医療の状況というか、インフルエンザは今年流行らないみたいな話も出ていますが、特徴とかというのは何か、減額の理由として何か、そういった受診の、子どもたちの病気の状況とか何かあれば教えていただければと思いますが。

滝浪子ども教育部子育て支援課長

 今回、前年比で既にもう8割ぐらいの医療費しかかかっておりません。理由としては、恐らくこういうコロナ禍において病院に行かれる御家庭が減ったからなのかなと、こちらでは推測しているところでございます。

小杉委員

 加えて、その下のところにある臨時給付金のことについてですけれども、対象者は明確だったと思いますが、これは申請すべき人に周知はされているんだと思うんですけども、これ、申請をあえてしない人とか忘れた人がいるからこれだけ余っているというふうに理解をしていいんでしょうか。

滝浪子ども教育部子育て支援課長

 子育て世帯に対しては見込みとの差があったということですが、基本的には対象者には通知していますし、その方たちが申請されればこの金額であったと思いますが、申請されなかった方がいたということかと思います。

小杉委員

 お尋ねしますが、どのぐらいの割合の人が申請しなかったということなんですかね。

滝浪子ども教育部子育て支援課長

 子育て世帯に対しましては約9割ぐらいの方が申告しておりますので、1割程度の方がまだ申告されていないということだと思います。

小杉委員

 ひとり親世帯のほうはどうですか。

滝浪子ども教育部子育て支援課長

 ひとり親世帯につきましては、見込んだものに対して既に実績が約、基本で言うと7割ほど申告がございました。

小杉委員

 残りの方々というのは当然申告はもうできないというふうに考えていいんですか。

滝浪子ども教育部子育て支援課長

 ひとり親世帯に対しましては2月末を申告期限としておりますので、それまでに出していただければ給付いたします。

吉田委員

 今ちょっと質疑をお聞きして気になったんですけど、いろいろ需要の予測、予算が足りなくなることはあってはならないということでちょっと多めに計上するということはあると思うんですけれども、これはこういうふうに必ず必要だと思って手当てをした給付金が、例えば1割とか、苦しいだろうはずの人が申込みしなかったということについては、これは区としては、いや、ぜひ給付を受けてほしいから政策の枝があってその予算を計上していると思うんですけども。今淡々と何か申請しない人がいましたみたいな感じに受け止めてしまったので、やっぱり手当てをすべきと思って予算化したものが手当てをされるべき人に届かなかったことについてどういう認識をしているんですか。

滝浪子ども教育部子育て支援課長

 ひとり親につきましては、見込みとしてはこの数を立てましたが、対象となり得る方、今回は6月の児童扶養手当の全額支給者、停止者に関しまして、お一人、それぞれの世帯宛てに申告の通知を送って、勧奨通知を送っています。ただ、その御家庭が本当にこの対象になるかどうかは申告をしていただかないと分かりませんので、申告をしていただきたいという通知は送ってございます。

吉田委員

 対象かどうかは申告されてみないと分からないわけですか。それを取りあえず何か、余り深く調べずに案内したんですか。

滝浪子ども教育部子育て支援課長

 今回この児童扶養手当の対象となる家計、同じ基準になった方に対しては基本給付として支給をすることができます。ただ、児童扶養手当を停止されている方については、そこまでの家計になったかどうかは分からないので、申告をしていただかないと対象となるかどうか分かりませんので、一度申告をしてくださいという勧奨通知を送ってございます。

吉田委員

 とにかく区の認識としては、対象となる方、苦しいだろうと思う方にはきちんと適切に給付がなされた、区民を支援できた、こういう認識をしていますか。

滝浪子ども教育部子育て支援課長

 申告をしていただいた方については、適正に審査しておりますので、給付が届いているものと認識してございます。

吉田委員

 いや、そうじゃなくてね。申告をすべき、あるいは、する資格があるのに、何か忙しくてかまけていてとか、本当に必死で何か別のことをやっていてとか、あるいは病気でとか、いろんなことで対象者なのに給付を申請しなかったとかという人はいませんか。そういう懸念をしているんですけど。

小田子ども家庭支援担当部長

 すみません。ちょっと御説明のほうが分かりにくくて申し訳ありません。

 この児童扶養手当に関しましては、既に基本給付、児童扶養手当の対象になっている方につきましては申請不要でして、申請が必要な方に関しては、公的年金などを受給されていて対象と、未支給になっている方、もしくは、感染症の影響で直近の収入が非常に減額されてしまって、それで新たに児童扶養手当の対象になるような方に関しては御申請を頂かないと区のほうで判断できないという部分でございますので、基本的には既にその対象になる方につきましては申請不要で交付をしているところでございます。

中村委員

 すみません。今のところなんですけれど、前回も私からもお伝えをさせていただいているんですけれども、今最後におっしゃられた、児童扶養手当の対象ではないんだけれども、新型コロナウイルス感染症の影響で児童扶養手当と同じぐらいの収入になってしまった方に関しては、やっぱりなかなか区でも把握しづらくて、そこが最初の補正予算を組む段階でどれぐらいいるのかが、なかなか見えづらかったというところで多分多めに組んでらっしゃったとは思うんですけれども、なかなか対象だという自覚もないままにスルーしてしまっている方も中にはいらっしゃるのではないかという懸念は、前回の委員会の中でも私もお伝えはさせていただいて、期限がもともと12月28日だったものが2月26日まで延期をされた。その一番最初の第1弾のほうに申請をすれば支給がされるという状況だと思うんですけれども、延長されたことによって申請をされた方というのはいらっしゃったんでしょうか。

 そこのスルーをしてしまうところというのを、前回のときも申し伝えたんですけれども、しっかりとその広報というところが要になってくるのかなというふうに思っていて、まだ期限がありますから、そこはしっかりと取り組まなければいけないと思うんですけれども、そこら辺はどのようにお考えでしょうか。

滝浪子ども教育部子育て支援課長

 再支給の決定がされた後に対象となり得る方には、個別通知だったりお電話で申請について御案内を差し上げました。それ以降、1月、12月でそれぞれ40件ずつ、約80件程度の申告がございました。

平山委員

 歳出の予算のほうで、これ、2種類ありますよね。一つは例年どおりの最終補正ですので、いわゆる執行等の事情があって最終補正で落としていくというものと、もう一つ、コロナ禍にあってなかなか財政的に厳しくなる見込みがあるということで、早くから今年度の事業の執行を取りやめたという判断をされたものがありましたよね。その後者のほうって、確認ですけど、どれとどれとどれでしたっけ。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 今委員御紹介いただきましたとおり、今年8月24日の子ども文教委員会におきまして、区の新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて区の財政の抑制に努めていくということで御紹介をさせていただきました項目がございます。それの内容といたしましては、この議案書の60、61ページの体験学習、宿泊事業、海での体験授業、それからプール指導がこちらのほうに該当いたします。それから、62、63ページの子ども教育施設保全費の小学校施設整備工事費等の減額、この中にそうした延期をした工事がございます。それから、その下の子ども教育施設整備費の中に説明がございますが、中野本郷小学校及び桃園第二小学校の校舎等改築に係る設計等の実施見送りによる委託料の減額が該当いたします。それから、その次のページの64、65ページの下のほうでございます。地域子ども施設管理の児童館への木製おもちゃ配置見送りによる減額などでございます。

平山委員

 それで来年度の予算に触れるわけにはいきませんので、あくまでも触れない範囲でということなんですが、コロナ禍の中でかなり財政状況が今後も逼迫するのではないかと。その後の区の構造改革本部を立ち上げたりとか一連の動きを見ていると、まだ数年はこの状態がかかっていくというような認識をしてらっしゃると思うんです。とはいえ、令和2年度に本来は実施をすべきだということで組まれた予算であるわけじゃないですか。そういったものについて、急ぐ急がないみたいな仕分というのは、内部のほうで、あるいは企画部とかと調整してやられてらっしゃるんですかね。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 例えば学校施設の環境整備につきましては次年度に送ったということで、先ほど御紹介いたしました繰越明許費の扱いとさせていただくということで、そうした改修工事等は実施をしていくという考えでございます。また、事業等の見直しにつきましては、新型コロナウイルス感染症の感染状況、拡大状況等も踏まえまして、より効果的で効率的な執行に努めていくということで、来年度予算の編成の中で検討しているというところでございます。

平山委員

 それ以外のものは来年度予算の編成の中で検討をしていくと。ただ、その結果がどうなったかというのは来年度予算を見てから判断してくださいということでいいですか。

永田子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 私どもとしましては、やはり効率性とともに、また、子どもたちや教育の充実ということをいかに両立させていくかということで、来年度予算の中で御審議を賜りたいというふうに考えてございます。

むとう委員

 先日の監査の報告の中で、障害児の方の放課後デイサービスの部分で法定のサービスで計画書を出さなければいけなかったところを4年間計画書が出されていなかったということで、給付費を返還したみたいなことが監査の報告書の中にあったんですけれども、それはこの中のどこかに出ている数字でしょうか。年次が違いますか。併せて教えてください。

石濱子ども教育部、教育委員会事務局子ども特別支援課長

 今回の減額補正に計上させていただいておりますのは、通常、障害児給付につきましては3年間の平均を取りまして予算を立てています。昨年は減額補正がありませんでしたけれども、1万2,000人程度の方に対して児童福祉サービスと放課後デイサービスを行っています。今回の部分はコロナ禍の日数として、全体、1割減ぐらいの給付がやはり落ちている。代替サービス等も行いましたけれども、結果的には1割程度給付しない方がいらっしゃるということによって7,000万円余の減額をさせていただいております。

 ですので、先ほどの御質問の部分とは関係ございません。

委員長

 ほかにはよろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、ないようですので、質疑がなければ質疑を終結いたします。

 意見についてお伺いいたします。第1号議案について意見はございますか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、第1号議案について、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、そのように決定いたします。

 以上で第1号議案の審査を終了いたします。

 以上で本日予定した日程は終了しますが、各委員、理事者から何か御発言ありますか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、以上で子ども文教委員会を散会いたします。

 

(午後2時41分)