令和3年02月15日中野区議会総務委員会(第1回定例会)
令和3年02月15日中野区議会総務委員会(第1回定例会)の会議録

中野区議会総務委員会〔令和3年2月15日〕

 

総務委員会会議記録

 

○開会日 令和3年2月15日

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午後2時06分

 

○閉会  午後3時47分

 

○出席委員(9名)

 山本 たかし委員長

 内野 大三郎副委員長

 立石 りお委員

 内川 和久委員

 小林 ぜんいち委員

 白井 ひでふみ委員

 浦野 さとみ委員

 大内 しんご委員

 酒井 たくや委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 副区長 白土 純

 副区長 横山 克人

 企画部長 高橋 昭彦

 企画部企画課長(企画部参事事務取扱) 石井 大輔

 企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱) 平田 祐子

 企画部財政課長 森 克久

 総務部長 海老沢 憲一

 危機管理担当部長、新区役所整備担当部長 滝瀬 裕之

 総務部総務課長、総務部特別定額給付金担当課長 浅川 靖

 総務部施設課長 髙田 班

 総務部経理課長 吉沢 健一

 総務部危機管理課長、新区役所整備課長 中村 洋

 

○事務局職員

 事務局長 長﨑 武史

 事務局次長 小堺 充

 書記 鎌形 聡美

 書記 五十嵐 一生

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第1号議案 令和2年度中野区一般会計補正予算

 [1]第2号議案  令和2年度中野区用地特別会計補正予算

 第3号議案 令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算

 第4号議案 令和2年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算

 第5号議案 令和2年度中野区介護保険特別会計補正予算

 第11号議案 中野区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例

 第17号議案 美鳩小学校旧校舎等解体工事請負契約

 第18号議案 教師用指導書等の買入れについて

 

委員長

 定足数に達しましたので、本日の総務委員会を開会します。

 

(午後2時06分)

 

 審査日程について協議事項があるため、委員会を暫時休憩します。

 

(午後2時06分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時06分)

 

 本日の審査日程はお手元の審査日程(案)(資料1)のとおりとし、第1号議案から第5号議案の計5件は関連しますので一括して審査したいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 それでは、議事に入ります。

 議案の審査を行います。

 初めに、第1号議案から第5号議案までの計5件を一括して議題に供します。

 なお、補正予算は当委員会に付託されておりますが、第1号議案については区民、厚生、建設、子ども文教委員会で、第3号議案については区民、厚生委員会で、第4号議案については区民委員会で、第5号議案については厚生委員会で関係分を審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送られることになっておりますので、御承知おきください。

 それでは、本件について理事者の補足説明を求めます。

森企画部財政課長

 それでは、第1号議案、令和2年度中野区一般会計補正予算、[2]第2号議案 、令和2年度中野区用地特別会計補正予算、第3号議案、令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算、第4号議案、令和2年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算及び第5号議案、令和2年度中野区介護保険特別会計補正予算につきまして一括して補足説明をさせていただきます。

 まず、一般会計につきまして、第10次でございますが、御説明をいたします。

 お手元の議案書の34、35ページをお開きいただきたいと思います。歳入歳出予算総括でございます。歳入歳出とも合計で61億5,840万3,000円を減額いたしまして、補正後予算額は1,818億3,745万8,000円となるものでございます。

 内容でございます。36ページ、37ページを御覧いただきたいと思います。まず、歳入の一般財源について御説明をいたします。まず、1款の特別区税でございます。特別区民税につきまして、納税義務者の増、1人当たりの平均給与収入の増などによりまして、現年課税分の現年度分の増、また、滞納繰越分につきましても見込み差がありまして増としておりまして、合計7億1,900万円を増額するものでございます。

 2款特別区交付金につきましては、都区財政調整協議を踏まえまして、普通交付金につきまして8億1,000万円を減額するものでございます。

 3款地方譲与税、7款地方消費税交付金、それから、8款環境性能割交付金、これらにつきましては、これまでの今年度の収入実績に応じて見込み差について補正を行っております。

 それから、38ページ、39ページ、9款地方特例交付金につきましても、今年度の収入実績に応じまして補正を行うものでございます。

 12款使用料及び手数料以下の歳入につきましては、歳出や特別会計の補正に伴っての補正、また、実績に応じて補正をしておりますので、歳出の補正の御説明のところで併せて御覧いただければと思っております。

 では、歳出の御説明です。48ページ、49ページでございます。まず、2款企画費でございます。1項企画費、3項広聴・広報費、4項業務改善費はそれぞれ減額でございますが、基本構想冊子の作成、シンポジウム等の普及啓発に係る経費、また、広聴・広報費におきましては「私の便利帳」や「子育て支援ハンドブックおひるね」作成委託料を、また、シティプロモーション事業の委託料等を、それから、4項業務改善費については新区役所整備に向けた業務改善に係る経費を、それぞれ執行状況に応じまして減額するものです。

 それから、50ページ、51ページ、5項情報システム費、こちらにつきましても、地域情報化推進計画等委託料、また、テレワーク環境整備、統合仮想サーバクラウド環境利用見込み差、これらを執行状況に応じましてそれぞれ減額いたします。

 続きまして、3款総務費でございます。52ページ、53ページを御覧いただきたいと思います。まず、1項総務費におきましては、東北復興祈念展・東北復興大祭典につきまして、執行方法の変更による負担金等を減額いたします。また、特別定額給付金につきましては、執行状況に応じまして見込み差等を減額しております。

 それから、2項職員費につきましては人事評価システム開発委託料を減額、また、3項施設費につきましては、施設保全工事費の落差等が生じたことにより減額をしております。

 54ページ、55ページ、こちらの選挙費につきましては、東京都知事選挙執行に伴う経費について落差等が生じたことから減額をいたします。

 続きまして、4款区民費ですが、56ページ、57ページを御覧いただきたいと思います。まず、1項の区民文化国際費、こちらは、文化施設の利用制限に伴って指定管理者の利用料金収入等が減じたことに伴っての補償でございます。

 4項保険医療費については、国民健康保険事業特別会計及び後期高齢者医療特別会計についての、特別会計の補正に伴っての補正でございます。

 それから、5項産業観光費、こちらについては、事業の規模縮小等に伴っての商店街チャレンジ戦略支援事業に係る補助金の減額でございます。

 58ページ、59ページ、こちらから5款子ども教育費になります。まず、1項子ども・教育政策費、こちらは、新校舎移転に係る備品購入費を減額するものです。

 それから、2項保育園・幼稚園費、まず、1目保育園・幼稚園費、こちらについて、令和元年度教育・保育施設給付等に係る返還金の増額、また、地域型保育事業給付に係る見込み差による減額、私立幼稚園施設等利用給付費に係る減額、私立幼稚園等保護者補助に係る増額、また、令和元年度私立幼稚園施設等利用給付等返還金の増額、それから、預かり保育推進等に係る施設等利用給付費に係る減額を行うものです。

 それから、3目幼児施設整備調整費については、区立保育園民営化に係る見込み差等による減額でございます。

 それから、4目幼児施設整備推進費につきましては、賃貸物件型認可保育所整備費等補助の見込み差による減額でございます。

 60ページ、61ページ、3項学校教育費でございます。5目の学校経営支援費については、ICT推進に係る電子黒板設置等に関係する委託料等の減額でございます。

 それから、6目学事費については、就学援助認定者数の見込み差等による減額、7目学校健康推進費については、区立小・中学校の新型コロナウイルス感染症対策、こちらの必要な物品を購入するための経費の増額でございます。

 8目体験学習費については、移動教室等の中止、また、プール授業及び夏期休業中プールの中止等に伴う関係経費の減額をしております。

 62ページ、63ページ、4項子ども教育施設費でございます。まず、1目子ども教育施設保全費では、小学校施設整備工事費等の減額を行うとともに、財源更正を行っております。こちらの財源更正については、江原小学校トイレ洋式化工事及び武蔵台小学校トイレ洋式化工事の進捗が変更となって繰越明許費を設定することに伴っての財源更正でございます。それから、中学校施設整備工事費等についても落差等を減額しております。

 2目子ども教育施設整備費については、学校再編に係る工事費等を減額するとともに、中野本郷小学校及び桃園第二小学校の校舎等改築に係る設計等の実施見送りによる委託料の減額ということもしております。

 64ページ、65ページは、まず、5項子育て支援費ですが、1目子育て支援費におきましては、子ども医療費助成、子育て世帯臨時特別給付金、ひとり親世帯臨時特別給付金、これらの事業につきまして見込み差による減額をしております。

 2目子ども家庭支援費については、病児保育事業休止に伴っての委託料の減額です。

 3目児童相談所設置準備費については、子ども・若者支援センター分室整備に係る工事費の落差が生じたことによっての減額、また、国庫支出金が増額で交付されることになったということに伴っての財源更正を行っています。

 6項育成活動推進費、こちらについては、子育てひろば整備費補助の見込み差による減額、また、児童館への木製おもちゃ配置ということを予定していたところでございましたが、見送りをしたことによって減額をしているものです。

 66ページ、67ページの7項子ども特別支援費については、障害児通所支援サービスに当たっての利用見込み差による減額でございます。

 68ページ、69ページから6款地域支えあい推進費になりますが、まず、1項地域活動推進費におきましては、温暖化対策推進オフィス跡施設整備工事、また、鍋横区民活動センター等整備、これらに関連する経費につきまして実施スケジュール等を見直したことによって減額をするものです。

 それから、3項介護・高齢者支援費については、まず、介護保険特別会計繰出金については特別会計の補正に伴うものです。

 高齢者支援基盤整備費については、小規模多機能型居宅介護等整備費補助を見込み差によって減額をするものです。

 70ページ、71ページから7款健康福祉費ですが、まず、1項福祉推進費におきましては、高齢者施設措置に係る経費の見込み差による扶助費の増額です。

 2項スポーツ振興費、まず、1目スポーツ活動費は温水プールの開放中止に伴っての減額、2目のスポーツ環境整備費については、指定管理者施設の利用制限に伴う指定管理料の減ということに伴って、まず増額をします。それから、中野区立総合体育館の開設等に係る経費を減額するものです。

 それから、3目オリンピック・パラリンピック推進費については、事業の中止等に伴って減額をいたします。

 72ページ、73ページ、3項障害福祉費、2目在宅福祉費については移動支援の見込み差による減額、3目認定給付費については介護給付・訓練等給付の見込み差による増額です。

 6目障害者施設費については、生活寮やまと荘が事業を実施しなかったということで、委託料を減額しております。

 それから、4項生活援護費については、まず、生活保護費に関しての国庫負担金返還金、また、3目自立支援費においては、第4回定例会での第9次補正で増額いたしました住居確保給付金、こちらについて、その後、国から通知が来まして、追加で申請をするということになりましたので、国庫支出金を増額するということで財源更正を行っております。

 74ページ、75ページ、6項保健予防費、こちらは、まず、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業ということで、関連する経費を増額いたします。予診票の印刷ですとか、また、相談体制の確保、人的体制の整備などでございます。それから、予防接種ということで、これは、感染症対策に関する国庫負担金等返還金を増額します。

 それから、結核医療についても国庫負担金返還金の増額です。

 76ページ、77ページは8款環境費で、こちらは、蓄電システム導入に係る補助の執行見送りによる減額をしております。

 78ページ、79ページは、これから9款都市基盤費になりますが、2項道路費、1目道路管理費におきましては、妙正寺川の河川改修に併せた橋梁整備につきまして、工事進捗が変わったということで全額繰越明許ということにしますので、それに伴っての財源更正です。

 それから、4目道路維持・整備費、こちらについては、今年度に実施する予定だった囲桃園跨線橋及び東中野駅前広場の点検分、こちらの施工方法の変更に伴っての減額、それから、上の原跨線橋 の修繕工事の進捗の変更による繰越明許の設定ということで財源更正をしております。

 それから、5目無電柱化・新設道路費についても、事業の進捗により繰越明許費を設定することから財源更正を行っているところです。

 3項公園緑地費については、公園再整備計画策定方法等の変更による減額でございます。

 80ページ、81ページは5項交通政策費ですが、公共交通事業者における新型コロナウイルスの感染症拡大防止対策経費、バス事業者に対しての消毒や車両設備整備などに関する補助金を増額するというものです。

 82ページ、83ページからまちづくり推進費でございますが、1目まちづくり事業費、こちらにつきましては、区画街路第3号線整備に係り、国庫補助メニューの見直しに伴って、土地開発公社からの用地取得費を今年度は減額するということでございます。

 それから、西武新宿線沿線まちづくり費におきましては、上高田一・二・三丁目周辺地区まちづくりについて測量の時期を見直したことによっての減額です。

 それから、3目防災まちづくり費は、大和町まちづくりにおきまして相談ステーションの設置を見送ったことによる委託料の減額でございます。

 84ページ、85ページは3項中野駅周辺まちづくり費ですが、まず、2の(1)中野駅周辺地区整備、これについて、まず、中野二丁目地区まちづくりに係る測量業務について、新型コロナウイルス感染拡大を踏まえ執行時期を見直したことによって減額をしております。それから、地区施設道路整備(中野三丁目地区)用地取得費、こちらは土地価格が上昇したということでの増額です。それから、地区施設道路整備(中野三丁目地区)の財源更正については、こちらは、事業進捗の変更に伴っての繰越明許費設定に伴っての財源更正です。それから、あわせて、都市再生土地区画整理事業補助、こちらについても繰越明許費を設定する関係から財源更正を行っております。中野駅周辺基盤整備、こちらは、中野駅西側南北通路・橋上駅舎整備に係る経費は工事費が減額となったことから減額をしております。また、国費の内示による補助金基準額の減少に伴って特別区債の額が変更になったことに伴って財源更正を行っております。

 86ページ、87ページ、11款公債費、こちらは、令和元年度起債発行予定分の未発行に伴って、区債元金償還金及び区債利子のほうを減額しております。

 それから、12款諸支出金、1項積立金ですが、1目財政調整基金積立金については基金利子、寄附金、諸収入を積み立てるための増額、また、鍋横区民活動センター用地費の減額に伴って用特からの繰入金が減額になりますので、それに伴って繰入金を減額しているということです。補正予算の財源内訳の特定財源のところに諸収入6,982万円とございますが、こちらは、クラウドサービスに係る損害賠償金をこちらのほうで当て込んでいるということになります。

 2目減債基金積立金については、令和元年度区債発行予定分の未発行に伴っての財産費相当分の減額です。

 3目特定目的基金積立金については、基金利子や寄附金等を積み立てるため増額をしております。

 それから、用地特別会計繰出金については、特別会計の補正に伴っての補正でございます。

 88ページ、89ページは、人件費の補正を行いましたので、それに伴っての給与費明細書でございます。

 それから、90ページ、91ページ、こちらは、事業進捗の変更に伴って繰越明許費を設定している案件でございます。

 それから、92ページ、93ページにつきましては、事業期間が複数年度にわたるということで、新たな債務負担行為の設定、あるいは、今年度に設定したものの変更といったようなものです。一番下の鍋横区民活動センター等の部分については、事業の見直しに伴い債務負担行為を廃止しております。

 94ページ、95ページは、特別区債の補正に伴っての特別区債現在高調書でございます。

 以上が一般会計でございまして、続きまして、用地特別会計の第2次の補正予算ですが、98ページ、99ページを御覧いただきたいと思います。歳入歳出予算総括でございますが、5億593万5,000円をそれぞれ歳入歳出から減額いたします。

 内容でございますが、102ページ、103ページ、まず、1款公債費については、既発行債の利率変動に伴っての利子償還額の増ということで増額をしております。

 2款諸支出金については、鍋横区民活動センター用地を一般会計に売り払うということを当初予定しておりましたが、事業進捗に伴って取りやめたことにより一般会計繰出金を減じているということでございます。

 用地特別会計は以上でございまして、続きまして、国民健康保険事業特別会計の第5次の補正予算ですが、106ページ、107ページ、歳入歳出予算総括です。歳入歳出とも2億6,951万6,000円を増額するものです。

 内容でございますが、112ページ、113ページを御覧ください。まず、実績に応じまして、一般被保険者療養費、それから、一般被保険者高額療養費について、それぞれ補正をしております。

 それから、3款国保事業費納付金については所要の財源更正を行っているものです。

 それから、114ページ、115ページの4款保健事業費についても財源更正を行っております。

 それから、5款諸支出金につきましては、東京都への返還金、昨年度分ですが、精算に伴って返還金を増額しているということです。

 国民健康保険事業特別会計は以上でございまして、後期高齢者医療特別会計補正予算の第1次でございます。

 118ページ、119ページ、歳入歳出予算総括、2億3,337万5,000円を歳入歳出からそれぞれ減額しております。

 内容は、124ページ、125ページですが、まず、1款広域連合納付金につきましては、療養給付費負担金から保険料軽減措置負担金まで、それぞれ実績に応じまして補正を行っているものです。それから、併せて財源更正を行っております。

 それから、3款諸支出金につきましては、葬祭費受託事業収入返還分、また、保険料還付未済繰越分、これらについて返還金を増額しているということです。

 最後に、介護保険特別会計補正予算の第2次ですが、128ページ、129ページ、補正予算額1億5,044万7,000円を増額するものです。

 内容は、134ページ、135ページで、まず、2款保険給付費、介護サービス費給付、また、特定入所者介護サービス費給付につきまして、実績に応じまして減額をしております。

 それから、3款地域支援事業費については、介護予防・生活支援サービスにつきまして、実績に応じた減額です。また、財源更正を行うということです。

 それから、136ページ、137ページ、4款基金積立金は剰余金ですとか利子等を積み立てるということです。

 それから、5款諸支出金の1項償還金及び還付加算金については、国庫支出金返還分、都支出金返還分の増額、また、繰出金については、令和元年度介護給付費等の法定負担不足によって一般会計から一部補をしておりますので、それに伴って精算をしたことによって一般会計繰出金を増額するというものです。

 長くなりましたが、御説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願いいたします。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はございませんか。

酒井委員

 年度末の補正でありますので、財源更正であったりだとか、それからまた、今年度は財政状況が厳しい中、第2回定例会においては予算の執行の見直しが報告されて、それに関連するところの様々な事業を減額補正されているのかなと思うんですね。

 そこでちょっと気になるのは、今回新たに区の独自として取り組んでいる施策というのは交通政策のみですか。

森企画部財政課長

 おっしゃるとおりでございまして、基本的にはほとんどが減額なんですけれども、新たな新型コロナ対策ということで、公共交通事業者への支援ということで計上しております。それのみということでございます。

酒井委員

 通常ならば、この10次補正というのはもう最終補正ですよね。そういう中で路線バスに対する新型コロナ対策の支援だけなんですね。だけど、この間いろいろな他の東京23区の自治体を見ていると、陽性者がかなり多い中、様々な自治体が新型コロナ対策の取組をしておるんですね。例えば、緊急事態宣言になったならば、飲食店に対して、デリバリーに力を入れるならそういった補助をしますよというふうな自治体も幾つかありました。また、医療機関、それから、医療従事者に対して支援をする、そういう自治体もありました。それからまた、入院のベッドが空かない状況下、軽傷者に移っていただくような、そんな取組をしておったり、それからまた、自宅療養者がかなり多くなっている中、自宅療養者へのアプローチをどうするとか、隣の芝生は青く見えると言ったらあれなんですけれども、他の自治体が様々取り組んでいるにもかかわらず、当区としては、通常ならばここでもう最終補正なんですよ。そうすると、次というのは6月まで施策を打てないような状況だと思うんですよ。今後補正も考えているとおっしゃっているのですけれども、こういう状況をどう捉えているのですか。

石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)

 今般の新型コロナウイルスの感染拡大、こういったことによりまして、特に今回、公共交通事業者に対しての補助といったことは対策として必要であるという判断をいたしまして、こういった補助をいたしました。そのほかの対策につきましてもこれまで検討をしてまいりましたし、あるいは、これまでの補正の中で対応をしてきたということでございます。また、具体的に今後対応していかなくてはいけないものということで、先ほどの施政方針説明の中でも、在宅療養支援の検討をしているといったこともございまして、今後も必要に応じて適切な対応は取ってまいりたいと考えております。

酒井委員

 だけど、通常ならば、本来ならばここで上がってこなきゃならなかったのではないですか。そんなことはないですか。

石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)

 今、在宅療養支援ということで例を挙げましたけれども、その調整ですとか検討に時間を要しているというところでございます。

酒井委員

 ちょっと心配しているのは、要するに、構造改革という中で、そういったものを進め過ぎることによって、あれは、持続可能な区政運営のために様々施策を見直して新たに財源を捻出しましょうと言っているのですけど、必要なものには僕はやっぱりしっかり予算をつけなきゃならないと思うんですよ。だけど、それがあまりにもカット、カット、カットで、そういうものが現場から上がってこないような風潮になってしまうことが僕は心配なんです。要するに、石井課長のところの企画部では、予算の編成を行いながら、つけたものを今後3年間は削っていかなきゃならないんですよ、見直していかなきゃ。各部から本当に政策が上がってこなくなってしまったら、区民にとって僕は最大の不利益だと思っているんですよ。そこがすごく心配で、今回、10次の最後の補正予算にもかかわらず、路線バスの新型コロナ対策、これも重要ですけれども、ほかにも上がってきてもいいのではないのかなと。その理由は、区政の中でそういう政策が出てきづらい状況があってはならないと思って聞いているのです。これはやっぱり、区政構造改革に大きく絡み合ってくると思うんですよ。本当に区政構造改革を進めるんだと。財政は今後は厳しいですよ。進めなきゃならないのですけど、新しい必要な政策が出てこないような組織風土にならないように、それは十分に取り組んでいただきたいと思います。

 それと、今回、令和2年度も予算執行も見直しているんですよね。様々止めました。その際に、我々は昨年の3月10日ぐらいに予算を議決しているのです。年度を明けて皆さんが、新型コロナで状況が厳しいから事業を見直すのですよと。それは分かります。ただ、他方、予算の議決があったわけなんですよ。様々事業を見直すと。こういう大きな転換というのは議会に対してどう示すのですかというふうにお尋ねしたところ、その際、減額補正をしますよと、第2回定例会で報告したときに。強いて言えば、第3回定例会でこういった事業の見直しは減額補正をすると答弁されていたのですけど、これが、結果、年度末になっちゃっているのですけれども、その点はどうお考えなんですか。

森企画部財政課長

 委員おっしゃるとおり、第2回定例会で予算の執行調整の考え方を御報告しまして、一定方向性が整理されたということで、閉会中のところで報告をしたところでございます。実際のところの9億円ほどの一般財源の削減額の見通しということで御説明をさせていただいて、減額補正ということになっていくわけですが、新型コロナの状況が不安定だったということで、状況をしっかり注視して、どのタイミングで減額すべきかというところについて見定めていたというようなことで、最終的には例年行っておりますこのタイミングでの減額ということになったものでございます。

酒井委員

 違うんです。当初、第2回定例会で予算執行を見直します、執行を停止しますという報告があって、じゃあ、僕たちは6月に報告を受けて、もう3月には予算を議決しているんですよ。大きく変わった中で、それは皆さんが勝手にできるものではないでしょう、予算の執行停止は、議決で予算を認めてもらって。勝手に止めているんですよ。それに対してどうするのですかと言うと、皆さんは、3月に議決をもらって、それを6月に止めるという方針にしたのであるならば、第3回定例会で減額補正をしていくというふうなお話だったんですよ。それが結果、なくて、新型コロナの影響もあってタイミングを見計らっていたというところもちょっと分からないんですよ。新型コロナで止めているんですよね、今後再開するということはなかなかなかったのかなと思う中で。その辺はどうお考えですか。もう一度お尋ねします。

森企画部財政課長

 一旦執行を止めたというところで、第2回定例会から、また、それから夏にかけてといったようなところでございました。状況によって再開する可能性といったようなことも、当然新型コロナの状況とか社会情勢によってはあり得るのかなといったようなこともありまして、そういったところも踏まえながら実際を見定めていたということでございます。結局、そういう状況を見ている中で、第3回定例会での補正には上げず、今回のこのタイミングになったといったようなところでございます。

酒井委員

 要するに、第2回定例会では第3回定例会で減額補正をしようと思っているから委員会で答弁をされているのです。それが途中で変わっているところが、庁内の中での様々な決定に関しての心配がちょっとあるのです。

 あと、令和2年度の予算において執行の停止を様々行ったのですけれども、これは区報に載っていたんですよね、当然。新年度はこんなことを取り組みますと。そういった区民への周知についても、私は当時、第2回定例会で質疑をしたのですけれども、こういった執行の停止に係る区民への広報というものはどういうふうに行いましたか。

森企画部財政課長

 今、委員からお話しいただいた区報ですとか、あるいはホームページ、そういった広報媒体を使っての周知ということについては行っていないということです。議会におきまして、第2回定例会、また、閉会中というようなところでの御説明で、こういう考え方で検討しているのだということで議会に対して御説明をして、それによってある意味対外的にも御説明をしたというようなことで捉えたところでございます。当然、あと、区長からの行政報告においてもそういった執行統制の話についても少し触れておりましたので、そういったところで、議会を通しての対外的な御説明ということで、今回についてはそういう取扱いをしたということでございます。

酒井委員

 なかなか難しいのかなと思うんですけれども、そういうときだけ議会を通してと言われると我々も困ってしまいますし、やっぱり広報というものがあったほうがよかったのかなと思っています。

 それで、テレワークシステムが皆減ですね。これは恐らく他の委員の方からも様々あろうかと思うんですけれども、これは2次補正でしたか。それで、提案されて早期の段階ですよね。特別定額給付金と一緒の頃ですから5月ぐらいの提案で、結局できずに皆減される、こういったことは補正予算では今までなかったのではないのかなと思っているんですね。その点はどう考えていらっしゃって、今後はどうつなげていくのか、お聞きします。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 テレワークシステムでございますが、5月1日の臨時会で補正予算を認めていただいたものでございます。現在に至ってまだ構築できず、最終的に減額補正をすることになって、誠に申し訳ございません。こちらにつきましては、様々ございましたけれども、改めまして来年度に再検討をしたいと考えているところでございます。

酒井委員

 それはそういう理由でということなんですけど、これは僕は非常に重いのではないのかなと思うんですね。5月に補正で提案されているんですよ。補正予算ですよ。急に必要になったから皆さんが提案されて、議会で予算審議をして、結果、できず、皆減して新年度予算でということは非常に重いと思いますので、やっぱり、予算編成における過程、これは本当に反省していただければと思っています。

 次に、本郷小と桃二小の設計費でしたか、それを執行停止しました。基本構想・基本計画の報告では、財政フレームにおいて義務教育施設整備基金に基金を積み立てないようなお考えもあったんですね。庁内で教育に対してどうお考えなのかなということが非常に心配になってくるんですね。再開はどうお考えですか。

石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)

 現在、区有施設整備計画、また、小・中学校施設整備計画、これの策定を進めているところでございまして、今後、再変更ではなくて、単体の建て替え校につきましては、やはり改築をする必要があるということで計画をつくっていきたいということでございます。

酒井委員

 それは学校施設整備計画を今後示される中で示すということですか。

石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)

 先般の委員会でも御報告したとおり、今は調整中の部分もございますけれども、いずれにいたしましても、今後の計画では明らかにしていきたいということでございます。

酒井委員

 今年度当初に、学校の建設に関しては2校を止めているんですよ。今年度というのは、多分起債残高が100億円以下で、基金残高が600億円以上ありましたかね。そういう状況ですよ。そこで止めているんですよ。じゃあ、次に再開する理屈というのは、どこでこの学校の進めることができるのかなと思うんですよ。しかも、義務教育施設整備基金も積んでいないでしょう。じゃあ、どういうところでこれを再開していくとお考えですか。

石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)

 やはり、施設の老朽化といったこともございますから、それは適切に進めていかなくてはいけないということがございます。今般、財政的な観点について懸念があったということで、計画を見直すということで進めておりました。また、今後の整備をしていくということでも、今挙がっている学校だけではなくて、そのほかの学校、それらも計画的に進めなくてはいけないと。財政的な観点もありますし、また、人的な要素、そうしたことも加味して計画を立てていく必要があろうということで、その整備の計画については、今、改定の作業を進めているということでございます。

酒井委員

 あまり長くしませんが、施設を改築しなきゃならないということは当初から分かっていましたし、計画もあったんですよ。それが、今、計画的にやらなければならない、施設の改修が必要だと言われちゃっても、じゃあ、どうやって進めるのだろうかと思うんですよ。他方、学校というのは1校当たりで非常に大きな費用がかかるのです。やっぱりこれはちゃんと理屈付けていかなければ。今回、こういう状況で止めちゃっているんですよ。じゃあ、次に再開するときに、財政状況が、やっぱり我々としては、どう好転してどうやって進めるのかと聞きたくなっちゃいますからね。他方、子どもたちの環境というものは一番大切に取り組んでいただきたいですので、ちょっとその辺をしっかり整理していただいて、早期に再開していただきたいと思っています。

内川委員

 酒井委員も触れておりましたけれども、50、51ページ、テレワークです。これは5月の臨時会で、急を要するということで、そのときに組んだわけですけれども、結局皆減。やっぱり前代未聞だと思うんですよね。これは今、どうなっていますか。今後はどうしたいのですか。そこをちょっと教えてください。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 テレワークにつきましては、今回、補正で皆減しているところでございますが、現在、改めて検討をしているところでございまして、第1回定例会におきまして改めてテレワークについては御報告をさせていただきたいと考えております。また、予算につきましても、第1回定例会での御報告後に改めて提案していきたいと考えているところでございます。

内川委員

 第1回定例会で改めて提案ということで、当初予算では当然もう間に合わないので、これはどういう形の補正予算になってくるのですか。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 補正予算の提案時期につきましては、現在、未定のところでございます。まず、第1回定例会の常任委員会で御報告をした後に、改めまして補正予算のお願いをしたいと考えているところでございます。

内川委員

 先日の総務委員会で当初、報告がある予定だったのですが、それがなくなって、その報告をしなかった理由を教えてください。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 1月の閉会中の委員会におきましては今年度中の執行を想定しておりましたので、その報告の内容につきましてもそういった内容で御報告を予定していたところでございます。ただ、その後の状況の変化によりまして年度内の執行が見込めなくなったということがございます。そういった経緯から、今回の閉会中の委員会につきましては御報告を取り下げさせていただいたものでございます。

内川委員

 状況の変化というものは今までに何回もあったわけですよ。その都度私たちは、これは一旦取り下げてきちんと出し直すべきだと言っていたのですが、結局ずるずるここまで来て、今年度の執行ができなかった。この責任はすごく大きいと思うんですけれども、これは誰が悪いんだと言いたくはないですが、ここまであっちへ行ったりこっちへ行ったり、ダッチロール現象になった。その責任というものは担当は感じていますか。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 所管としまして、先ほど酒井委員からも御指摘がございましたけれども、やはり、臨時会で補正を認めていただいて、結局年度内の執行ができなかった責任は重大だと受け止めてございます。

内川委員

 次に、56、57ページの文化・国際交流費、これは施設利用制限に伴う補償ですね。後ろのほうのスポーツ施設もこれが出てくるのですが、今、緊急事態宣言下で、こういった施設の貸出状況というのは今、どうなっていますか。

森企画部財政課長

 緊急事態宣言発令を受けまして、3月7日までの緊急事態宣言期間中については、基本的には、区民活動センターですとかすこやか福祉センター、高齢者会館などについては利用を中止しているところでございます。スポーツ施設、文化施設については利用できるということで広報はしておりますが、ただ、原則として8時以降の利用は中止というようなことになっております。

内川委員

 今後はもう補償は発生しないということでよろしいですか。

森企画部財政課長

 それで、例えば施設の利用予約をして、その後、その利用者が新型コロナ等、こういう事情だからということでキャンセルをしたいといったような場合については、3月31日までの分については全額を利用者の方に返すというようなことで併せて広報をしているようなこともございます。ですので、今回、補正予算でこういう形で、年度末までの現時点で見込まれる実績ということで文化にしろスポーツにしろ積算をして、補償ということで補正予算を計上しましたが、先ほど言いましたキャンセル料が、例えば今後また増えてきたりとかいうことで、返還をしなきゃいけないというようなことになってくると、指定管理者に対しての利用料金が、収入が減るというようなことになってきますので、そういったところについてはちょっとまだ今後が不透明なので、そういったところは状況を見て対応していきたいと考えています。

内川委員

 ということは、令和3年度当初予算のときの同時補正みたいな形でまた出てくると、そういうことですか。

森企画部財政課長

 今、施設利用をキャンセルするということで施設利用料を返還するといった部分については3月31日分までは対応しますというところで広報はしているので、ですので、今定例会中の新たな御提案というところについては、しっかりとした精緻の積算というのは難しいかなと思っておりますので、また来年度以降に整理をしてということで、必要があれば補正予算の提案ということになろうかなと思っております。

内川委員

 それから、74、75ページ、保健予防費の、やっぱりワクチンです。これは一般財源で出ているのですけれども、いずれ国から全額下りてくるということなんですが、予備費も含めての金額になっていますか。

森企画部財政課長

 予備費の部分、既に1月中から対応しなきゃいけないといった部分について、例えばシステム改修ですとか、あるいはコールセンターの委託、それから予診票等の印刷などは、今の委員の御指摘のとおり、予備費を充用して対応しています。予備費については約7,400万円を充用しているわけですが、それは今回の補正予算のこの金額とはまた別の金額でございますので、今回は9億4,000万円ほどを追加計上させていただいておりますが、これとは別に、既に予備費対応で7,400万円ほどを使っているということでございます。

立石委員

 令和2年度の予算編成において予算の見直しを行っておりまして、今回、減額補正をして、その財政効果として、実際に財政調整基金の年度間調整分に積み立てられた額、及び契約落差等で実際に下がった金額を確認させてください。

森企画部財政課長

 予算の執行調整ということで一くくりにまとめまして御報告をした際には、約9億円の一般財源の削減見込みということで御報告をさせていただいたところでございます。経常的な講座ものですとか金額が少ないものについては今回の減額補正のところには上げておりませんが、おおむね9億円に近い金額をこの減額補正のところで上げさせていただいているということが一つございます。それからもう一つ、契約落差等ということで、見込み差によって経費を減額したといったようなものについては残りがあるわけですが、最終的に財政調整基金のほうにどう反映されたのかということで申し上げると、歳入のところの44ページ、45ページで、財政調整基金繰入金を14億5,412万5,000円減額しております。当初、補正前予算額が58億円でしたので、それだけ施設改修分なども含めて財政調整基金から繰り入れる想定をしていたところ、減額をすることによって14億5,400万円は繰入れをしなくても済んだといったようなことですので、そういった部分での一般財源の節減といいますか、そういった形になっているところでございます。

立石委員

 ありがとうございます。

 事業の見直しを行ったもののうち、次年度以降に執行しないもの、あるいは先延ばしにしたものがあると思うんですね。財政効果という意味で見ると、単純に事業をストップしたから財政効果というわけではないですけども、先延ばしをしたものに関しては、時間差でまたそのお金が発生してくるわけですよね。大体その金額、あるいはその分類というものは、今、即答は難しいですか。もし把握していたら。――分かりました。そうしましたら、今後、委員会等でそこについては位置付けを御説明いただければと思います。

 それと、ワクチンの件について、システムのところなんですけれども、詳しい内容までは踏み込めないと思うんですが、今、中野区としてもワクチンの予約受付システム等を多分準備をされていて、国のほうでもそちらを準備していますよね。そのシステムというのはお互いが役割を補完するものなのか、機能が重複していて、基本的にはどちらか一方を使うものなのかというところについて、ちょっと確認をさせてください。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 予備費を充用して開始を行ったシステムにつきましては予防接種のシステムになります。中野区につきましては予約システムも含めて委託の中でやっていくということで、現在、国のシステムとの重複はないものと考えております。

委員長

 1回休憩します。

 

(午後3時01分)

 

委員長

 再開します。

 

(午後3時02分)

 

小林委員

 何点か確認をさせていただきたいと思います。

 まず、議案の51ページの情報政策の件なんですけれども、テレワーク環境整備に係る経費は全額減額するという先ほどのやり取りがありました。もうそれは先ほど終わっているので、その上の地域情報化推進計画等委託料の減額ということで、これは執行方法の変更というふうにありますけれど、この内容を確認させてください。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 こちらのほうには2種類の計画費が入っておりまして、一つ目は新区役所整備に向けた業務改善と、それから、地域情報化推進計画に係る委託料がこの中に含まれてございました。

委員長

 休憩します。

 

(午後3時03分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時03分)

 

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 失礼いたしました。3,820万円の内訳でございますが、地域情報化推進計画の減額補正額が2,500万円でございます。また、統合型GISの補正額が1,320万円、合わせて3,820万円でございます。

小林委員

 そうすると、当初予算で3,500万円が入っていましたけども、それは執行しなかったのですか。執行方法の変更による減額となっているので、やったけども、3,820万円の減額というのは、結局、何を幾らやったのですか。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 まず、地域情報化推進計画でございますが、1,000万円弱は執行してございます。この費用の減額の内容でございますけれども、まず、委託する内容を見直しまして、大幅に縮小してございます。また、契約時期も、当初は4月を予定していたものが11月になったものでございまして、委託内容の簡素化による減額を図ったものでございます。また、統合型GISでございますが、当初予算は1,980万円ほど計上してございました。こちらにつきましても仕様の見直しを行っておりまして、委託内容の簡素化、それから、当初、令和3年度に向けて導入の仕様書の作成まで委託の中で含めて行う予定でおりましたが、こちらにつきましては仕様作成を中止してございます。改めまして職員でこのあたりは検討していくことを想定してございます。

小林委員

 地域情報化推進計画というのは、後段のテレワーク環境整備と全く関係ないものでしたか。関係ありませんでしたか、たしか。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 地域情報化推進計画の中にテレワークも記述する予定ではございますが、地域情報化推進計画は新規のみではなく既存のものも記述する予定ですので、当初はテレワークの部分も既存のものとして記述する想定をしてございました。

小林委員

 先ほど、4月が11月になったと。地域情報化推進計画を策定するのは中身を減額して行ったと。しかしながら一方で、テレワーク環境整備については5月1日の臨時会で議決をして、それで行われてこなかったと。そして、10月になって締結でしたか、契約をしながら新たな展開を設けていくということになりました。その間、テレワークも進んでこなかったし、地域情報化推進計画も半年以上にわたって事業が行われてこなかったと。両方が多分セットで本来はあるべき事業だと思うんですけども、テレワークを行っていくということであれば5月の段階から、それを11月まで行ってこなかったと。しかもここで減額を大きくしていくということは、要するに、テレワークもできなかったけども、地域情報化推進計画もつくっていけなかったと。それをセットにして物事を考えていくことができなかったということにはならないですか。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 もともとセットで進めるという想定はしてございませんでした。地域情報化推進計画が11月になってしまった理由としましては、執行統制の中でどういうふうに減額していくかというところの仕様の見直しを行っていました。そういったところの作業によって半年ほど契約が遅れたということもございました。

小林委員

 続いて聞きます。60、61ページの子ども教育費の中の学校保健で、区立小・中学校各校における新型コロナウイルス感染症対策に係る経費というふうにあるのですけども、これの内容をもう一度確認させていただいていいですか。

森企画部財政課長

 これについては、以前も、今年度の補正予算のところでも、いわゆる感染症対策に必要な物品購入ということで、各学校に配備するための経費ということで補正をさせていただきましたが、国の今回の第3次の補正予算の中で計上されたということもございまして、引き続き関連する必要な感染症対策用の物品の購入経費ということで、一般需用費を計上しているということでございます。

小林委員

 前回も申し上げたのですけれども、前回は予備費を使って充用していったということもあったと思いましたが、例えば、アルコール消毒液が必要ですよ、それから、清浄機が必要ですよということで、予算方で、この総務委員会の中では確認をしましたけれども、その後も必要になるのか、その精度はどうなのかと。しかしながら、実際に納入された学校側では、養護の先生や学校薬剤師は、合っていないもの、基準を満たしていないものが納入されてきていると。教育委員会のほうではよかれと思って何でもいいから買っちゃうというか、そういうふうになっていないのかなという懸念もすごくするわけです。感染症対策のための費用といえども、中身の精査がすごくできていない。何でもいいから、アルコール消毒だったら、60%、80%の2種類があって、使用の用途が違っていますけれども、そういったことも全く見ないで購入をされているケースなどがあるのですが、その辺の内容を養護教諭、学校薬剤師、それから、現場と教育委員会がきちっと確認し合ってこういったものを納付しているのですか。

森企画部財政課長

 当然、学校の事情に応じてというようなこともあるわけでございますが、一方で、補助要綱なりということで対象となる物品というものは例示がされているようなことでもございます。当然、補助金の申請や実際の確保に当たっては、教育委員会のほうからしっかりとした形で合致するかどうかを含めて精査をして補助金の申請もしていくわけでございますので、購入する段階においても何から何まで学校任せというわけではなくて、一旦ここについては、今の段階では学校教育費のところで措置しておりますので、そこから各学校とやり取りをしながら必要な物品について購入していく、予算を動かしていくことになろうかと思いますので、そこのところは教育委員会と各学校がしっかり連携をして、今お話があった基準といいますか、こっちの学校とこっちの学校が全然違うとか、違うような仕様のものとかというようなところについてはなるべくないような形になろうかなと思いますけども、しっかり教育委員会のほうでそこは見ていくということで対応していくことを考えております。

小林委員

 アルコールだからいいということではなく、効けばいいかなということではなく、機能や成分がきちっと効果のあるものなのかどうか、それは本来必要なものなのかどうかというところの確認を十分にした上での購入に至ってほしいなと、これをちょっと要望します。

 72、73ページのやまと荘の運営委託の減額についての確認ですけども、やまと荘の委託料の減額に至った理由の確認をさせてください。

森企画部財政課長

 やまと荘につきましては、もともとやまと荘なりやよい荘もそうですけれども、指定管理者の運営が切れて、令和元年度から業務委託によって行っているところなんですが、やまと荘については、令和元年度末で、利用者全員、4人ですけれども、法定サービスへの移行ということで退出をされたというようなことで、利用者が令和2年度の1年間、やまと荘についてはいらっしゃらなかったというようなことがございまして、それで事業運営委託料がそのまま未執行となったというふうなところでございます。

小林委員

 やよい荘については規模、基準に合わないということがあったかと思いますけれども、たしか、やまと荘については老朽化をしていたというようなことで、打ち出さざるを得なかったのかなということで、そうなると、そもそも減額というふうになっていますが、当初予算の見積りがどうなったのかなというふうに、そこはちょっと疑問を覚えたので確認をさせてもらいました。

 最後の1点、74、75ページ、予防対策の中の新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業として9億4,500万円余が計上されています。これは何回分接種を見込んでいるのでしょうか。接種料プラスそのほかの事業費、備品費等々になるのかも分からないですけれども、まず、回数はどのくらいを見込んでいるのですか。

森企画部財政課長

 先週の厚生委員会でもワクチン接種の検討状況ということで担当のほうから御報告をしております。そこのところでは、7月下旬までの見込みとして、接種率想定で全体で54.7%というような数字を出しております。ですので、今回の経費につきましても7月下旬までを想定して、一部今年度予算が入っていて、あとはほとんどが繰越しということになるのですが、2回接種をして接種率54.7%、そこは一般区民も含めてというような形で健康福祉部のほうが7月下旬まで見込んでおりますので、それに対応した形の予算となっています。

小林委員

 その一方では、二つあって、一つは、昨日、ファイザー社のワクチンが日本初で承認を受けたということで、ファイザー社のワクチンの場合については、まだ正式に厚労省は発表していませんけれども、16歳未満の方々については治験がないので接種を控えるべきだというふうになってくると、中野区の33万人強の50何%だとしても、そのくらいの回数、そのくらいというのは17万回ぐらいをおおむねの回数として、プラス集団接種、個別接種も含めた委託料もそこに含まれている、そういった金額になってくるのですか。

森企画部財政課長

 2回接種して、今、委員から御説明いただきましたが、おおむねそのような形で予算のほうは積算をしているところです。

小林委員

 今後、国では新型コロナウイルスワクチン接種に係る費用は全額国で見ますよということがあって、今回は一般財源で9億2,000万円余を予算計上していますけれども、今後、これは国から特定財源としていつ頃――中野区では今回、これは補正予算ですから、補正予算と予備費と本予算の三つで分けてやっていくという話になっていますけども、これはいつ頃国からの国庫として歳入をされる見込みになっているものなんでしょうか。

森企画部財政課長

 今回御提案している補正予算についてはほとんど一般財源にしておって、今年度に支出する想定の金額のみ、特定財源2,661万3,000円を計上しています。おっしゃるように、国は基本的には接種に係る経費は全額国が見るということを言っておりますので、来年度に係ってくる経費についてはしかるべきタイミングで国からの指示に従って申請はしていくわけですが、申し訳ないですけれども、実際の具体的な補助金の申請スケジュール、交付スケジュールというところについては、ちょっとまだ現段階では詳細のところは提示されていないという今の状況でございます。

白井委員

 私も酒井委員と同じく81ページ、交通政策から伺っていきたいと思います。所管は我が総務委員会ではないですが、概略、財源更正を聞いておきたいと思っています。内容は、バス会社のバス、雨でも窓を開けておけるように、バイザーというんですか、その設置だとか、または、消毒費用なんというものを内容として助成するというふうに聞いています。総務委員会の中で聞きたいのは財源更正です。ここでは一般財源が407万円と載っていますけども、これは全く区で負担すべきものなんでしょうか。お伺いします。

森企画部財政課長

 まず、これは区として補助をするということですので、まずは区が一義的に負担をするということが一つございます。ただ、地方創生臨時交付金の対象にはなりますので、今回のところは全額一般財源で予算を組んでおりますが、今後の補正予算のところで、地方創生臨時交付金については全体のところで財源更正を当て込んだ形でお見せしたいと思っておりますので、そこのところでは特財が入ってくるというような形になります。

白井委員

 先日、臨時交付金の大枠でしたか、第3次まで教えていただいたのでしたか。確認です。一体幾ら中野区としては交付金の金額が確定したのでしょうか。

石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)

 先般、口頭でちょっと御報告いたしましたけども、第3次で交付が約6億円ということで、全体で約18億円ということが示されております。

白井委員

 中野区に18億円の交付金が出るにしても、実際に使っているお金というのは18億円で収まっていますか。はみ出しているのではないかと思うんですけど、いかがでしょうか。

石井企画部企画課長(企画部参事事務取扱)

 計画事業として積み上げているものと同じぐらいの額ということで計画としては出しております。

白井委員

 それと、ちょっと話がそれてしまうのですけど、基金を積み上げておいて、来年度以降の3年間、これから使うところをここに当て込んでいるので、逆に言うと、この枠内で今後入ってくる金額と相殺していくという仕組みはあるのかなと思うんですね。何が言いたいかというと、確かに、今回の補正では一般財源、一方で交付金は対象になるのですと。ただし、ここから先、本当に交付金で満額を賄えるかどうか、区として一般財源を投入するかはこれからのさじ加減、区としてのかじ取りによるのですということなんですよ。先ほど酒井委員も言っていましたけども、民間事業者といえば民間事業者なんです。公共交通機関といえば公共交通機関なんですけども、やっぱり、このタイミングでこの支援策をやるということに関して意思決定をする、政策決定をするというところが、はっきり言うと見えにくいかなと。ぽろっとこれだけが出てきて、どうしてこのタイミングで、最後の最後でここが一番大事だと思ったのかとか、どうしてこのタイミングでこの予算を出したのかというところの説明がないと、何でだろうかと疑問が拭えないのですけども、所管でなくなってしまうのですが、お答えできますか。

森企画部財政課長

 事業者とのお話もありまして、実際にこういったところの設備が必要だろうということで判断をしたというところが一つございます。また、他区においても同様の動き、近隣区においても同様の動きが見られるというようなこともありまして、事業者とのお話合い、他区の状況などを見て、今回、このタイミングになったということでございます。

白井委員

 他区の状況というのは、ほかの区もこのタイミングなんですか。もっと言うと、ほかの区はみんな、自分のところのバス会社があるところと言ったらいいのかな。区内を循環しているところはその助成をやっているという言い方でいいですか。みんながこの同じタイミングで動いていれば中野区も動くのか、いや、やっているところはやっているのでしょうけど、中野区は実はもう遅きに失してというか、このタイミングになっているんだというのか、状況を分かれば教えてください。

森企画部財政課長

 杉並区はこのタイミングで、ほぼ同じタイミングだというふうに聞いておりまして、あと、練馬区は今、検討中だということは所管のほうから聞いているところでございますので、中野区がすごく遅れているというようなことはないかなと思います。

白井委員

 そうすると、近隣区がこのタイミングで動き出したので、中野区としてもタイミングを逃さずということでいいですね。

森企画部財政課長

 はい、そのように考えております。

白井委員

 そう説明してもらえると、そうしたら僕は賛同しやすいんですよね。そこは大事かなと思います。

 それから、先ほど立石委員からもありましたけども、財調のお話です。今年度は結局、14億5,000万円を本来であれば繰り入れるところを繰り入れずに済んだという、こんな話があったところですが、もともと執行統制をかけて、それで、この令和2年度予算を絞れるだけ絞ろうと。財政的に本当にこれから苦しくなるに当たってというところでやったわけです。一方、当初出てきたのは9億円という話でした。14億5,000万円を切り崩さずに済んだというと何が大きかったのかなというと、要は、思ったより税収があったというふうに尽きるのかなと思うんです。ちょっと早過ぎる言い方かもしれないですけども、要は、令和2年度はかなりイレギュラーなやり方をしたわけですよ。予算を成立させながらも、一方で、予算の執行統制をかけてなるべくお金を残せるようにしようという取組。その事業の見直しをやった効果というのが9億円だと言うのですけども、先ほどありました。本当に削減しようとして出した削減枠が9億円だとか、契約落差も入っています。さらに、もともとの例年のという言い方をするとちょっと失礼かもしれないですけれども、計画や見積りの甘さから落差が出てきて、年度間の最後の年末調整をしなきゃならない金額というものがあるわけで、これは、本当はしっかり明示をしてもらわないと、何でこんな数字になっているのですかとか、どうしてこの金額が余るのですかというところが見えづらいんですよ。ざっくりと全部が出てきちゃっているので、今回の補正予算は。そこの辺の積算がと言われると、本当は明示してもらいたいなと思うんですけれども、どうでしょうか。

森企画部財政課長

 今、委員のお話にあったように、執行統制ということで、第2回定例会の段階、あるいは閉会中の段階でお示ししている金額が約9億円だということでございまして、ですので、先ほど立石委員の御質問にも少しお答えしましたが、8億円弱、それとほぼ同額の金額を減額補正として今回上げております。それ以外に、契約落差ですとか扶助費とか給付費関係の見込み差というようなところがほかにありましたというようなところで14億円の繰入れをせずに済んだというようなところは、実際、今年度の予算で見るとそういうことでございます。ただ、やはり、実際に執行調整をした中で、実は後ろに送っただけではないのかとかいうようなところについては、ちょっとすみません、実際、今のところはまだ十分精査できていないので、ちょっとお答えが難しいところがあるのですけれども、そのあたりのところはしっかり分析をして、しっかり対応していく必要があるかなということは思っております。

白井委員

 そこなんですよね。決算期ではないのでちょっと気が早過ぎるとは思うんですけど、要は、令和2年度というのはイレギュラーな年ではあったのですが、そういう部分では、本当に持続可能な区政運営等をせんがためのかじ取りがしっかりできたのかどうかというところを数字として表していただけるとありがたいなと。何となく減ったけど何となく最後は助かったという雰囲気で、一体これというのは、これは言い方が悪いですけども、たまたま税収が高くてよかっただけなのか、本当に区政運営を絞って絞って、思うところに落ち着かせるために私たちは計画どおりに進められたのかどうかというところは、自分たちで一度評価してもらいたいと思いますし、資料を示してもらいたいと思います。

 あと、もうちょっとだけすみません。テレワークの件について内川委員からもお話がありました。先日、私はテレビを偶然見ていまして、「情熱大陸」でまさに登さんのお話が出ていたんですね。有名な方なんだなと改めてだったのですけども、その中で、先行して導入している自治体の職員の方が、在宅のテレワークをやるならJ-LISを使ってというコメントを述べられていました。LGWANという固い岩盤というものにこうも簡単にアクセスできていいのかとびっくりしたと、こんな話をされたのですけど、確かに面白いと思います。ただ、面白いのはいいのですけど、やっぱり、皆さんがおっしゃったとおり、5月のタイミングで急いで、うちはもともとテレワークですよね。ネット回線を使った会議をやるためにと言っているところから半年以上も放置状態になっていて、方向転換、目的が変わっていないからその予算を使っていいんだというと、後で議会は大混乱してしまう。個人的には、申し訳ないですが、面白いと思っています。面白いんだけど、本当にやっていいのかどうかというところにたくさんバッテンがついてしまうと、進めるにも進めなくなっているんだと思うんです。しっかり事業の精査をやってもらいたいと思いますし、特に今年度は、冒頭に申し上げましたが、予算の執行統制をかけて絞って絞って、本当にやりたいことも我慢しながらやってきているわけですよ。そうなってくると、かじ取りの手はしっかりできているのかどうかだとか、先ほど申し上げたところでいくと、計画や見積りの甘さというところはあくまでも本当に廃してもらわないと、事業として賛同しづらくなると思います。結論的には他の委員の指摘と同じであるのですけど、改めて御答弁があればお伺いします。

平田企画部情報システム課長(企画部参事事務取扱)

 テレワークにつきましては議会でも様々御議論いただきましたところでございます。また、予算計上の結果、執行ができなかったというところは非常に重く受け止めてございます。改めまして第1回定例会の常任委員会で考え方を含めて御報告をさせていただき、しっかり御議論いただいた上で改めて補正予算等を提案していきたいと考えているところでございます。

委員長

 他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取扱いを協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩します。

 

(午後3時29分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後3時32分)

 

 質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 初めに、第1号議案について採決を行います。

 お諮りします。第1号議案、令和2年度中野区一般会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第1号議案の審査を終了します。

 次に、[3]第2号議案 について採決を行います。

 お諮りします。[4]第2号議案 、令和2年度中野区用地特別会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で[5]第2号議案 の審査を終了します。

 次に、第3号議案について採決を行います。

 お諮りします。第3号議案、令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第3号議案の審査を終了します。

 次に、第4号議案について採決を行います。

 お諮りします。第4号議案、令和2年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第4号議案の審査を終了します。

 次に、第5号議案について採決を行います。

 お諮りします。第5号議案、令和2年度中野区介護保険特別会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第5号議案の審査を終了いたします。

 次に、第11号議案、中野区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

浅川総務部総務課長

 第11号議案、中野区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例につきまして補足説明をいたします。(資料2)

 本議案につきましては、中野区特別職報酬等審議会の答申に沿った措置を講ずることが適当と判断いたしまして、条例改正を提案するものでございます。審議会では、社会経済情勢、中野区の財政状況、他の特別区の報酬及び給料の状況とともに、一般職職員の特別区人事委員会勧告等の内容等を勘案し、特に今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響や、これらに対するそれぞれの職にある方々の取組等を検討しまして、答申に至ったものでございます。その内容でございますが、区議会議員の議員報酬並びに区長、副区長、教育長及び常勤の監査委員の給料につきましては、一般職員と同様に据置きとすべきとしております。また、区長、副区長、教育長及び常勤の監査委員の期末手当につきましては、一般職員と同様に0.05か月分引き下げることが望ましいとの参考意見が付されております。この答申に沿いまして条例の改正を行うものでございます。

 改正の内容につきましては総務委員会資料の新旧対照表で説明いたしますので、そちらを御覧ください。表の右側が現行、左側が改正案でございます。今回の改正は期末手当の額を改定するものでございます。第5条でございますが、期末手当を年間でこれまでの月数から0.05か月分引き下げるものでありまして、下の(参考)の表でお示ししましたとおり、6月、12月にそれぞれ0.25か月分引き下げるものでございます。

 また、上の表にお戻りいただきまして、附則の第29項を御覧ください。令和3年3月に支給する期末手当につきましては、6月と12月の支給は既に済んでございますので、0.05か月分をこの時期の期末手当で減額する特例措置を講ずるものでございます。

 なお、施行は令和3年3月1日からでございます。

 よろしく御審査のほどお願いいたします。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取扱いを協議するため委員会を休憩します。

 

(午後3時36分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時37分)

 

 質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結いたします。

 これより第11号議案について採決を行います。

 お諮りします。第11号議案、中野区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第11号議案の審査を終了します。

 次に、第17号議案、美鳩小学校旧校舎等解体工事請負契約を議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

吉沢総務部経理課長

 それでは、第17号議案、美鳩小学校旧校舎等解体工事請負契約につきまして補足説明をいたします。(資料3)

 本議案は、議会の議決に付すべき契約案件(予定価格1億8,000万円以上)の工事の請負に当たり、御審査を頂くものでございます。

 工事件名、旧美鳩小学校校舎・体育館等解体工事、工期につきましては令和3年12月10日、工事概要につきましては記載のとおりでございます。

 その下の1番、契約金額、消費税相当額を含めまして3億3,157万8,500円でございます。

 2番、契約者でございます。初谷建設株式会社、こちらは北区にある事業者でございます。

 3番、契約の方法は総合評価方式、一般競争入札でございます。

 4番、予定価格は消費税相当額等を含めまして4億3,822万9,000円、落札率は75.6%でございました。

 5番の契約者の営業概要につきましては記載のとおりです。

 なお、裏面の2ページ目、3ページ目には入札経過調書を記載してございますので、後ほどお読み取りいただければと思います。

 補足説明については以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はございませんか。

小林委員

 1点確認したいのですけども、今、小・中学校の建設に係って解体する場合に、解体と建設工事というのは1本で、1本というのは、一つにして行っていますが、この美鳩小学校については解体だけの契約になっているのですけど、それは何か特別な理由があるのですか。

髙田総務部施設課長

 今回の敷地に関しては、新築工事においては、新築工事の建物の形状上、西側の丸山橋を使用しないと工事ができないという形になります。ただ、丸山橋の工事に関しては東京都の工事になりますので、そういった部分の時期を調整しながら工事を進めたいということで、まずは東側のルートを使える解体工事を先に発注しまして、工事の時期を調整して新築工事を出すという形で検討しております。

小林委員

 それと、もう一つ。一般競争入札ということだったのですけども、以前、一般競争入札でしたか、なかなか工期に終わらないとか、解体だけの場合には次の工事がもう控えていると。今回はすぐ着工ではないわけですよね。橋が使えないということから分けているというふうに理解したのですけど。そうすると、解体工事に係る施工方法だとか、そういったことというのはみんなチェックして、中身を確認してこういう一般競争入札に至っているのですか。新築工事と一体のときには一施工者が全部行うということで、工期にはそれほど大きくは影響してこないのですけども、こういうときというのは、仮に延びたとすると影響するじゃないですか、全体工期に。入札の在り方についてはどんなふうに今はされているのですか。変更してきたのですか。

髙田総務部施設課長

 今回に関しても、解体の工事が終わり次第、東京都の工事にもよりますけども、時期を見てすぐ新築工事のほうには入っていきたいと考えております。ですので、今回の解体工事の選考に関しては、総合評価を利用して施工計画をきちんと審査した上で入札をしております。

内川委員

 建物の解体に伴って必ずアスベストが出てきますよね。アスベストの量によって、建物全体を囲って解体しなきゃいけないとか、そこまでしなくてもいいとかとなるのですけれども、この先、アスベストの量が相当見込まれた場合には、全体を囲んで工事費全体が上がっていく、そういった場合には、また追加で契約金額を上げるような補正予算というのは出てくるのですか。

髙田総務部施設課長

 今回、こちらのほうはアスベスト調査をもうしてありますので、それを見込んだ工事費で入札をかけております。アスベストの量というより、アスベストの種類によっては、負圧といいまして、部分的に囲って工事を行っていきます。ただ、解体して中を開けてみたらアスベストが入っていたとか、そういった部分は出てくると思いますので、そういったことも踏まえて工事のほうはきちんと監督していきたいと考えております。

委員長

 他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取扱いを協議するため委員会を休憩します。

 

(午後3時43分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時43分)

 

 質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより第17号議案について採決を行います。

 お諮りします。第17号議案、美鳩小学校旧校舎等解体工事請負契約を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第17号議案の審査を終了します。

 次に、第18号議案、教師用指導書等の買入れについてを議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

吉沢総務部経理課長

 それでは、第18号議案、教師用指導書等の買入れについて補足説明をいたします。(資料4)

 本議案は議会の議決に付すべき契約案件として、予定価格2,000万円以上の動産の買入れとして御審査を頂くものでございます。

 契約件名は中学校教師用指導書等の買入れ、納入期限は令和3年3月31日、買入れの内容につきましては、裏面の2ページから6ページまでの別紙に全書名や数量等をお示ししているとおり、合計で1,358点でございます。

 表面の1ページの1番、契約金額につきましては、消費税相当額を含めまして2,854万3,130円でございます。

 2番、契約者は東京都第一教科書供給株式会社です。

 3番、契約方法につきましては随意契約、4、契約者の営業概要は記載のとおりでございます。

 なお、最終の7ページ目には見積経過調書を添付してございますので、後ほどお読み取りいただければと思います。

 補足説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取扱いを協議するため委員会を休憩します。

 

(午後3時46分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時46分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより第18号議案について採決を行います。

 お諮りします。第18号議案、教師用指導書等の買入れについてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第18号議案の審査を終了します。

 本日予定した日程は以上で終了しますが、委員、理事者から特に発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 以上で本日の総務委員会を散会します。

 

(午後3時47分)