中野区議会厚生委員会〔令和3年2月15日〕
厚生委員会会議記録
○開会日 令和3年2月15日
○場所 中野区議会第3委員会室
○開会 午後2時06分
○閉会 午後3時25分
○出席委員(8名)
ひやま 隆委員長
甲田 ゆり子副委員長
渡辺 たけし委員
間 ひとみ委員
若林 しげお委員
いながき じゅん子委員
南 かつひこ委員
長沢 和彦委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
地域包括ケア推進担当部長 藤井 多希子
地域活動推進課長 小山 真実
区民活動推進担当課長 宇田川 直子
介護・高齢者支援課長、高齢者支援担当課長 葉山 義彦
健康福祉部長 岩浅 英樹
保健所長、健康福祉部地域医療連携担当課長事務取扱 向山 晴子
福祉推進課長 石崎 公一
スポーツ振興課長 古本 正士
障害福祉課長 菅野 多身子
生活援護課長、生活保護担当課長 中村 誠
保健企画課長 鈴木 宣広
保健予防課長 松原 弘宜
新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 瀬谷 泰祐
○事務局職員
書記 若見 元彦
書記 細井 翔太
○委員長署名
審査日程
○議案
第1号議案 令和2年度中野区一般会計補正予算(関係分)
第3号議案 令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)
第5号議案 令和2年度中野区介護保険特別会計補正予算(関係分)
委員長
定足数に達しましたので、厚生委員会を開会します。
(午後2時06分)
初めに、審査の進め方について協議したいので、委員会を暫時休憩いたします。
(午後2時06分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後2時07分)
本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおりとなっております。
第1号、第3号、第5号議案は、ともに補正予算の関係分ですので、一括して議題に供したいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
また、審査の進め方ですが、地域支えあい推進部と健康福祉部両部の補足説明を受けた後、質疑については、密を避けるため、前半を地域支えあい推進部分担分、後半を健康福祉部分担分に分け、理事者を入れ替えて行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
それでは、議事に入ります。
議案の審査を行います。
第1号議案、令和2年度中野区一般会計補正予算(関係分)、第3号議案、令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)、第5号議案、令和2年度中野区介護保険特別会計補正予算(関係分)を一括して議題に供します。
これらの議案は総務委員会に付託されておりますが、厚生委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。
それでは、理事者の補足説明を求めます。
小山地域活動推進課長
それでは、地域支えあい推進部厚生委員会審査関係分の補正予算につきまして御説明させていただきます。
まず初めに、一般会計の歳出について御説明をいたします。
お手元の令和3年第1回中野区議会定例会議案補正予算の68ページ、69ページをお開きください。
6款地域支えあい推進費、1項地域活動推進費、2目地域施設費、1地域施設整備でございます。(2)区民活動センター、高齢者会館等整備の欄を御覧ください。温暖化対策推進オフィス跡施設整備事業及び鍋横区民活動センター等整備事業の執行時期の見直しにより減額をするものでございます。温暖化対策推進オフィス跡施設整備の工事費につきまして3億4,654万5,000円を減額いたします。また、鍋横区民活動センターの基本設計、実施設計及び用地購入費の未執行により5億7,102万2,000円を減額いたします。
これに関連しまして、債務負担行為補正でございます。
92ページ、93ページをお開けください。一番下でございます。
鍋横区民活動センター等整備事業の執行時期の見直しに伴い、設計業務委託の債務負担行為を廃止いたします。
それでは、68ページ、69ページへお戻りください。
続きまして、3項介護・高齢者支援費、2目介護保険特別会計操出金でございます。こちらは、特別会計の補正に伴って減額をするものです。内容につきましては、特別会計のページで御説明をいたします。
続きまして、5目高齢者支援基盤整備費、1介護基盤整備でございます。(1)介護サービス基盤整備支援を御覧ください。小規模多機能居宅介護施設等の整備に係る補助対象件数に当初の予定と見込み差が生じましたことによりまして、整備費補助金等につきまして2億6,676万8,000円を減額するものでございます。
続きまして、86、87ページをお開けください。
12款諸支出金、1項積立金、3目特定目的基金積立金でございます。このうち87ページの説明欄7番、区民公益活動推進基金積立金を御覧ください。これにつきましては、事業者や個人の方などから寄せられた寄付金のうち、寄付の使い道を区民公益活動に関することと指定された寄付金を積み立てるため、歳出予算といたしまして計20万円を補正するものでございます。
続きまして、一般会計の歳入について御説明をいたします。
38ページ、39ページをお開けください。
13款国庫支出金、1項国庫負担金、3目地域支えあい推進費負担金でございます。こちらは、介護保険低所得者保険料の軽減に係る国の負担分2,509万1,000円を増額いたします。
続きまして、40ページ、41ページをお開けください。
13款国庫支出金、2項国庫補助金、5目地域支えあい推進費補助金でございます。子ども・子育て支援事業について133万3,000円を減額いたします。こちらは、温暖化対策推進オフィス跡施設整備事業の執行時期の見直しに伴うものでございます。
続きまして、14款都支出金、1項都負担金、3目地域支えあい推進費負担金でございます。13款と同様、介護保険低所得者保険料の軽減に係る都の負担分1,254万6,000円を増額いたします。
続きまして、42ページ、43ページをお開きください。
2項都補助金、5目地域支えあい推進費補助金でございます。温暖化対策推進オフィス跡施設整備事業の執行時期の見直しに伴いまして、5節、7節、20節の合計1,549万6,000円を減額いたします。また、介護基盤整備につきまして、1節、13節、14節、15節、16節の合計2億1,677万6,000円を減額いたします。
続きまして、44ページ、45ページをお開けください。
中ほどの16款寄付金、1項寄付金、1目寄付金でございます。事業者や個人の方などから寄せられた寄付金のうち、寄付の使い道を区民公益活動に関することと指定された寄付金といたしまして20万円を増額いたします。
続きまして、46ページ、47ページをお開きください。
17款繰入金、2項特別会計繰入金、2目介護保険特別会計繰入金でございます。こちらにつきましては、令和元年度に介護保険特別会計の介護給付費交付金等に不足が生じ、一般会計から補填したこと等による精算といたしまして、介護保険特別会計から一般会計へ返還するものでございます。7,649万4,000円を増額いたします。
続きまして、特別会計について御説明をいたします。
128ページをお開けください。128ページ、129ページでございます。
当会計につきましては、歳入歳出ともに1億5,044万7,000円を増額いたします。補正後の予算額は241億7,091万2,000円でございます。
まず、歳出でございます。
134ページ、135ページをお開けください。
2款保険給付費について、新型コロナウイルス感染症拡大により通所型サービス及び施設利用者が減ったため、2億6,907万8,000円を減額いたします。
また、3款地域支援事業費につきましても、同様の理由により1億1,167万8,000円減額いたします。
続きまして、136ページ、137ページをお開けください。
4款基金積立金につきましては、令和元年度に発生した保険料収入の余剰分のうち令和2年度に繰り越した分について介護給付費準備基金に積み増すほか、令和2年度に発生予定の介護給付費準備基金の利子を積み立てることなどによりまして3億3,629万9,000円を増額いたします。
続きまして、5款諸支出金でございます。1項償還金及び還付加算金につきましては、令和元年度に国や都から交付された介護給付費及び地域支援事業負担金の超過交付分を国、都へ返還するため、1億1,841万円を増額いたします。また、2項操出金につきましては、令和元年度に一般会計から補填したこと等の精算といたしまして7,649万4,000円を増額し、一般会計へ返還するものでございます。
続きまして、歳入でございます。
130ページ、131ページをお開けください。
3款国庫支出金、1項国庫負担金、1目介護給付費負担金について、介護給付費の減額により4,705万9,000円を減額いたします。また、2項国庫補助金について、1目調整交付金を1,903万6,000円減額、また2目地域支援事業介護予防・日常生活支援総合事業交付金を2,233万5,000円減額いたします。また、交付決定により、4目保険者機能強化推進交付金を3,517万5,000円増額、5目介護保険保険者努力支援交付金を3,174万8,000円増額いたします。
また、4款支払基金交付金について、保険給付費及び地域支援事業費の減額に伴い、全体で8,665万3,000円を減額いたします。
続きまして、132ページ、133ページをお開けください。
5款都支出金、1項都負担金について、介護給付費の減額により4,038万7,000円を減額いたします。また、2項都補助金について、地域支援事業介護予防・日常生活支援総合事業交付金を1,395万9,000円減額いたします。
また、6款財産収入について、介護給付費準備基金に生じる利子といたしまして309万9,000円を増額いたします。
また、7款繰入金について、介護給付費繰入金を3,363万2,000円を減額、地域支援事業介護予防・日常生活支援総合事業繰入金を1,395万9,000円を減額いたします。また、低所得者保険料軽減繰入金を3,763万7,000円を増額いたします。
また、8款繰越金について、令和元年度から繰越額が確定したため3億1,980万8,000円を増額いたします。
以上で地域支えあい推進部の補足説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
岩浅健康福祉部長
それでは、健康福祉部所管分の補正予算につきまして御説明をさせていただきます。
初めに、議案書の70、71ページをお開きください。
7款健康福祉費、1項福祉推進費、3目高齢者専門相談費、1高齢者虐待等専門相談、(1)高齢者施設措置でございます。高齢者施設措置に係る経費の見込み差によりまして121万6,000円を増額補正するものでございます。
続きまして、2項スポーツ振興費、1目スポーツ活動費、2スポーツ活動、(4)小中学校施設開放でございます。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、第二中学校及び中野中学校の温水プール開放を中止したことに伴いまして1,751万1,000円を減額補正するものでございます。
次に、2目スポーツ環境整備費、1スポーツ環境整備、(1)スポーツ施設調整でございます。こちらも、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため区内スポーツ施設の定員を制限したこと等に伴い指定管理者の利用料金収入が減少したため、その補償として2,115万6,000円を増額補正するものでございます。対象施設は、中野体育館、中部、南部、鷺宮のスポーツ・コミュニティプラザで、補償期間は、中野体育館につきましては7月から9月、スポーツ・コミュニティプラザにつきましては10月から3月分でございます。また、中野区立総合体育館の開設に係る初度調弁の契約落差や新型コロナウイルス感染症拡大防止のため開所式を縮小したこと等に伴いまして4,459万6,000円を減額補正するものでございます。
続いて、3目オリンピック・パラリンピック推進費、1オリンピック・パラリンピック推進、(1)オリンピック・パラリンピック推進でございます。聖火リレー関連事業や総合体育館開設記念事業といったオリンピック・パラリンピック推進事業の中止等に伴いまして4,717万4,000円を減額補正するものでございます。
次のページを御覧ください。
3項障害福祉費、2目在宅福祉費、2地域生活支援、(2)地域生活支援サービスでございます。こちらは、新型コロナウイルス感染症の拡大によりまして移動支援利用者が減少したことに伴いまして3,870万6,000円を減額補正するものでございます。
続いて、3目認定給付費、1自立支援給付、(1)介護給付・訓練等給付でございます。在宅支援利用者が増加したことに伴いまして5,934万9,000円を増額補正するものでございます。
次に、6目障害者施設費、2障害者施設運営、(5)生活寮でございます。知的障害者生活寮「やまと荘」につきまして、事業の未執行により1,400万1,000円を減額補正するものでございます。
次に、4項生活援護費、1目生活保護費、2の(1)生活保護でございます。令和元年度実績の見込み差による国庫負担金返還金といたしまして9,627万円を増額補正するものでございます。
次に、3目自立支援費、1自立支援、(1)就労等自立支援でございます。住居確保給付金につきまして、令和2年12月25日付で国から国庫負担金の追加協議を行う旨の通知があったことに伴いまして財源更正を行うものでございます。国庫支出金として1億1,706万9,000円の歳入を見込んでおります。
ページをおめくりいただきまして、74、75ページでございます。
6項保健予防費、1目保健予防費、2予防対策、(1)健康危機管理でございます。新型コロナウイルスワクチンの接種体制を確保するため、令和2年度及び令和3年度に見込まれる経費といたしまして9億4,527万5,000円を計上するものでございます。この内訳の主なものでございますけれども、報酬につきましては、会計年度任用職員の雇用に当たりまして586万4,000円、役務費は、接種券を送付するための郵送料として3,055万3,000円、委託料は、ワクチンの個別接種及び集団接種に係る経費として7億8,422万7,000円とコールセンターの設置・運営、接種券及び予診票の印刷、封入封緘並びに点検業務の費用として1億1,787万2,000円、合計で9億209万9,000円となっております。使用料及び賃借料は、予防接種履歴管理システムの端末及びプリンターのリース料として217万円と集団接種会場との連絡用の携帯電話のレンタル料18万8,000円、合わせて235万8,000円でございます。扶助費は、予防接種を受けたことによりまして健康被害が生じた場合の救済措置として給付される医療費及び医療手当等で380万3,000円となっております。本事業は年度内に終了しないため、9億1,866万2,000円を限度額とした繰越明許費を設定いたします。こちらにつきましては、本議案書の90、91ページ、繰越明許費調書に記載しておりますので、御覧ください。
続きまして、(3)予防接種でございます。令和元年度の見込み差によります国庫負担金等返還金といたしまして339万円を増額補正するものでございます。
次に、2目結核予防費、1結核予防、(1)結核医療でございます。令和元年度実績の見込み差による国庫負担金返還金といたしまして651万6,000円を増額補正するものでございます。
次に、対応する歳入予算について御説明をいたします。
議案書の38、39ページを御覧ください。
12款使用料及び手数料、1項使用料、6目健康福祉使用料、1節生活寮のうち知的障害者生活寮使用料20万4,000円を、5節スポーツのうち中野中温水プール及び二中温水プールの使用料190万2,000円を減額するものでございます。
次に、13款国庫支出金、1項国庫負担金、4目健康福祉費負担金、4節自立支援給付のうち障害福祉サービス負担金につきまして2,967万4,000円を、7節生活困窮者自立支援では住居確保給付金事業につきまして1億1,706万9,000円を増額するものでございます。また、8節ワクチン接種対策のうち新型コロナウイルスワクチン接種対策として1,229万5,000円を増額するものでございます。
ページをおめくりいただきまして、40、41ページを御覧ください。
2項国庫補助金、6目健康福祉費補助金、4節地域生活支援事業のうち移動支援分につきまして1,007万4,000円を減額するものでございます。また、7節ワクチン接種体制確保につきまして、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業といたしまして1,431万8,000円を増額するものでございます。
次に、14款都支出金、1項都負担金、4目健康福祉費負担金、3節自立支援給付のうち障害福祉サービス負担金につきまして1,483万7,000円を増額するものでございます。
次のページにお進みいただきまして、2項都補助金、6目健康福祉費補助金、1節福祉保健包括補助と6節地域生活支援事業は、いずれも移動支援分につきまして68万6,000円と503万7,000円をそれぞれ減額するものでございます。また、11節スポーツ振興につきましては、オリンピック・パラリンピック推進事業の中止等に伴いまして東京2020大会開催関連事業費補助金等を1,125万7,000円を減額するものでございます。
最後に、国民健康保険事業特別会計について御説明をいたします。
114、115ページをお開きください。
4款保健事業費、1項保健事業費、1目特定健康診査・特定保健指導費、1の(1)特定健康診査・特定保健指導でございます。国民健康保険料収入の減に伴いまして財源更正をいたします。
次に、5款諸支出金、1項償還金及び還付金、1目一般被保険者保険料還付金の1の(1)一般被保険者保険料過誤納還付金等でございます。令和元年度、都支出金の精算に伴う返還金といたしまして1億1,451万6,000円を増額補正するうち、特定健康診査等に関するものが1,662万1,000円となっております。
以上、健康福祉部所管分の補足説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。
初めに、地域支えあい推進部の分担分について質疑はありませんか。
若林委員
先日の委員会でも伺ったんですけど、やっぱり温暖化対策推進オフィス跡施設、これからどうするんだいという話なんです。今回、予算を削った。この前お話ししたとおり、昭和区民活動センターがここに来なければすぐに手がけられる話じゃないですか。そこら辺というのはいつ頃決まるのか。
小山地域活動推進課長
先日の委員会でも御説明をさせていただきました。10年後には地域包括支援センターが一つ増えるというような御説明をさせておりまして、そういったことから考えますと、やはり昭和区民活動センターの建て替えの際の仮の施設をどこに設置するかというようなところを検討しないとなかなかその辺りが進められないかなというふうには思っているところでございますので、そちらにつきましては桃園第二小学校の建て替え等も踏まえてただいま調整中ということでございますので、もうしばらくお時間を頂くことになると思います。
若林委員
昭和区民活動センターの地域の方々の御意見というのはこの前から変わっていない状態なのかな。結局、我々はここでやりたいという話のままなんですか。
小山地域活動推進課長
今回、区有施設の整備計画について議会に御報告をさせていただきましたので、改めて今後、その御報告も含めて情報提供をさせていただかないといけないかなというふうには思っているところでございますけれども、現在のところは、やはり現地で建て替えというような御意向と、あと小学校の建て替えと併せてというような御意向は伺っているところでございます。
若林委員
基本設計とかそういうのはもう上がっていたものですか、これからやろうとしていたものですか。
小山地域活動推進課長
昭和区民活動センターについてはこれからでございます。
若林委員
どちらにせよ、それこそ鶴の一声じゃないけども、桃園第二小学校と昭和区民活動センターを一緒にやろうなんて急に話が出てきたからこういう始末になっちゃった話なんで、できる限り区民の、地域の皆様の意見を聞いて、でも、ころころころころ変わることのないように進めていただければなと思います。
また、次、鍋横区民活動センター、これにおいては、いろんなお話でスケールが変わったから今回は整備しないということで削減になっていますけど、これ、また改めて設計し直すという形になるのかな。
小山地域活動推進課長
今後新しく建てる施設につきましては、今のところ何か新しい設計をするとかというような決定はされておりませんので、今後区有施設の整備計画の中で調整をしていくような案件だというふうに認識をしているところでございます。
若林委員
では、今まで予算をかけて執行してきた設計に関しては無駄にはならないと、そういうことでいいのかな。
小山地域活動推進課長
区民活動センターと高齢者施設等の整備をするということで現在進んでいたところでございますので、その辺りも区有施設整備計画の中で、高齢者施設は区有施設というような方針もある中では、その辺りも今後調整をさせていただくというふうなことになると思いますが、やはりなるべく区の負担というものは最小限にしていくべきではないかというふうには考えているところでございます。
若林委員
今回、補正予算ということで削減なんですけれども、先ほど話した温暖化対策推進オフィス跡施設もそうですし、区民活動センターもそうですし、せっかく話が進んでいたのにスケールが変わっちゃってやり直しになる、それが最終的には施設整備計画によるものです、また決まらないというようなもの、まあほかにもあると思うんですけど、うちの所管として目立つものがこれなんで言わせていただくんですが、施設整備計画、もう全部後回し後回しになっちゃって、今まで話したこともいつの間にかなくなっちゃった話になっちゃったりするのがすごく怖いんですよ。ここで言うのもあれだけれども、今後、施設整備計画をしっかり立てる上でしっかりとスケジュール、ストーリーを考えて予算立てもしっかりとしていかないといけないと思うので、それは要望として言っておきます。
南委員
私も温暖化対策オフィス跡地のことなんですけども、今、若林委員とのやり取りの中で、昭和区民活動センターの地域の皆様のほうは現地建て替えをというようなお話で、まだまとまっていないようなお話なんですが、今回、執行時期を見直すということで減額補正という形になるんですけど、ということは、まだ明確なスケジュールというのは出せない状況ということでよろしいんですか。
小山地域活動推進課長
桃園第二小学校の関係の工事と併せて進めるかどうかということも含めて今調整中でございます。したがいまして、そちらとの調整の中で今後具体的なスケジュールが決まってくるかなというふうには認識をしているところでございます。
南委員
本来でしたらこの温暖化対策推進オフィス跡施設のところに仮施設として区民活動センターが入ってくるということになっていたんですけども、それが全く話合いがちょっとうまくいかないような、ストップの状態のままで、今現在そうなっているということだと思うんですけども。
あと、それと同時に、ここにすこやか福祉センターを持ってくるということになっているんですけども、たしか日常生活圏域が5圏域になるということについては、たしか令和6年度でしたっけ、それは変わりなしに進めていくということでよろしいんですか。
小山地域活動推進課長
その地域にもう一つ圏域を増やすというのは、様々今ある圏域の人口構成ですとか、そういうことも含めて5圏域にしたほうがよいというような考え方はありますけれども、すこやか福祉センターができるのと同時に圏域が増えるというような考え方で今のところ進めているところでございます。
南委員
ということは、まだここの温暖化対策推進オフィス跡施設が昭和区民活動センターの関連というところでなかなか工事が進められていない状況の中にあって、新しいすこやか福祉センターを持ってくるということについてはスケジュール的には全く変更なくやっていくということでよろしいんですか。それが令和6年度だったか、ちょっとはっきり今、私のほうもうろ覚えなんですけども、その辺はどうなんですか。
小山地域活動推進課長
温暖化対策推進オフィス跡施設の中に昭和区民活動センターの仮施設を入れるというようなところでの当初の予定は、すみません、もう少し早い時期だったというふうに認識をしているところなんですけれども、その辺りのスケジュールが今ちょっと少し変更が必要なんではないかというような状況にございますので、改めて別途検討することにはなります。
ただ、先日の区有施設整備計画の中では、10年後までには5圏域になっているというような計画になってございますので、そういう中で整備はされていくのではないかというふうに認識をしているところでございます。
長沢委員
68、69ページの介護・高齢者支援費の高齢者支援の基盤整備費のところで聞きます。ここでは、ちょっと私、説明を聞き漏らしたかもしれないけど、小規模多機能の居宅介護等の整備費補助ということなんだけど、これは通常、通常というか、要するに事業者に手を挙げてもらって整備をしますよとなったときにこちらから補助していくと、そういうことだと思うんですね。それで、小規模多機能だけではなくて、認知症のグループホーム、あと都市型軽費老人ホームとか、大概そういうのをセットにしていたと思うんですけど、これは区としてはばらばらでもいい、でも、やる事業者としてその施設を運営していく上では、やはりこういうのはまとまってということで手を挙げてくるというものなんですか。
葉山介護・高齢者支援課長
こちらでございますが、基本的には単独それぞれで補助を出すことができますので、それぞれ整備するということもあり得ると思います。ただ、これまでの実績から見ますと、大きな施設を建てたときに併設、グループホームであるとか小規模多機能、あるいは軽費の老人ホームであるとか、そういったものを建てるというケースも見られるという状況でございます。
長沢委員
それで、先般、介護保険の第8期の計画のあれを示していただいて、その中でも、第8期の中では、例えば小規模の多機能ですか、看護小規模多機能居宅介護を含めてということで今1施設というように掲げてある。認知症グループホームでいうと、圏域のところを想定しているのか、施設としては四つと掲げています。それで、現行の第7期のこれはちょっとそういう意味では最終年になるんだけど、第7期は目標を幾つ掲げていて実績どうだったのかというのは、それは分かりますか。
葉山介護・高齢者支援課長
計画の中では、認知症高齢者グループホームが第7期の計画で4、それから都市型軽費老人ホームのほうが2、それから特定施設入所者生活介護のほうが1というふうな計画を立ててございます。その中で、実際に目標に対する実績でございます。こちらのほうが、第7期の中で達成できたものとしては、認知症グループホームが1、それから定期巡回・随時対応型訪問介護看護が1でございます。随時対応型訪問介護看護でございますが、そちらについては4ということで目標を立ててございます。失礼しました。整備目標は4施設、定期巡回のほうも4施設で第7期の中では目標は立ててございます。その中の一つが実際にはできたという状況でございます。
長沢委員
そうすると、小規模多機能のほうはお幾つできたという話でしたっけ。目標は1だけど、あっ、これは落としているか、できていないのか。ああ、そういう意味ではいいの、ごめんなさい、確認。
葉山介護・高齢者支援課長
失礼しました。小規模多機能型居宅介護でございます。こちらが実際に平成30年と令和元年度にスタートしたのが一つずつございます。ただ、計画した時期がその前でしたので、この計画の目標に対する実績としては上げていないという状況でございます。
長沢委員
分かりました。特別養護老人ホームにしても介護老人保健施設にしても、あるいは今のこうした地域密着というか地域型ですね、こういったサービスについても、計画のときと整備のほうは当然ながらその3年間の中でうまく収まる収まらないというのはあるから、そういうずれというか、その考え方は分かりました。ありがとうございます。
それで、これはやっぱりどうしてこうなのかなというのをちゃんと分析しないといけないと思っているんですけど、ちょっと今日もう時間があれなんで、改めてこれは伺っていきたいと思っています。
それで、ほかで伺いたいのは、介護保険のほうのやっぱり同じように伺いたいのが、歳入のほうで130、131ページのところで、これ地域包括の多分法律改正の中でできた保険者の機能の強化推進交付金、あっ、ごめんなさい、国庫支出金、国庫補助金のところですね。介護保険の保険者努力支援交付金なんですけど、これは年度当初にはやはり計上することはできない性格のものでいいのかどうか、ちょっと教えてください。
葉山介護・高齢者支援課長
こちらが平成31年度からスタートしたものでございますが、毎年指標も改善を図られるというところで、毎年見直しが行われて、継続的に点数とかも見ていくことができない部分でございまして、交付金につきましても、令和2年度につきましては11月に決定をして実際にお金が入ってくるのが1月の下旬という状況でございますので、なかなか区としてもそれを見込んでの活用というところができないという状況でございます。
長沢委員
法律が平成29年ですか。それで平成31年、だから昨年度か、合っていますか。
葉山介護・高齢者支援課長
失礼しました。平成30年がスタートになります。
長沢委員
それで、これ自身はそうすると11月のところでそういうことになって示されたということなんだけど、点数化されているということなんだけど、これに対応するというところでいうと何になるんですかね。何にこれはなるんですか、事業としては。
葉山介護・高齢者支援課長
こちらの交付金でございますが、地域支援事業、それから区の特別給付あるいは保健福祉事業といったものに活用するということを目的としたものでございますが、結果としてもし使わない部分があったときには基金のほうに繰り入れるということになるかと思います。
長沢委員
基金のほうに繰り入れるとは、どこの基金にですか。
葉山介護・高齢者支援課長
高齢者の自立支援、重度化防止、介護予防等に必要な取組を進めていくためのものでございますが、この交付金につきましてそうした取組を進めた結果、当該年度において第1号保険料に余剰が発生した場合には、通常どおり介護給付費準備基金に積み立てるというものでございます。
委員長
他に質疑ありますか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、理事者の入替えをするため、委員会を暫時休憩いたします。
(午後2時55分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時56分)
次に、健康福祉部の分担分について質疑はありますか。
若林委員
新型コロナウイルスのワクチンについて伺います。今回、これ繰越しになるので、一般財源から出ているんですが、これは国の援助が頂けるものですか。今は区として出していて、いずれ国として援助がもらえるものになるのかな。
瀬谷新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
こちらについては、繰越分については、特定財源のほうを入れていない形になってしまいますので、令和3年度になったらそちらのほう、負担金と国庫補助金のほうを予定しております。
若林委員
先ほど委託料の内訳をお話しいただいたんですが、ちょっと、ごめんなさい、聞き取りにくかったので、もう一度いただけますかね。
瀬谷新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
委託料は、ワクチンの個別接種と集団接種に係る経費として7億8,000万余ですね。あと、コールセンターの設置・運営、接種券及び予診票の印刷、封入封緘、点検作業の費用として1億1,700万、合計で9億2,009万9,000円ということでございます。
若林委員
これ、コールセンターシステム改修委託料として入っているんだけど、今回予備費で一旦適用するのか。それと重なっているのか。(「それは別です」と呼ぶ者あり)別ですね。ごめんなさい。それで、この1億1,700万、コールセンターとか印刷とか、そういったものがあるんですけど、他区でやるようなアプリを活用したりホームページで登録ができるようなそんな話もしていたけれども、アプリを活用するなど、そういう中野区独自というか、そういったもののシステムの設置とかいうのはこの中に入っているのか。
瀬谷新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
こちらの経費につきましては、予備費のほうでコールセンターの設置・運営委託で予約システムのほうを付けさせていただいて作成しております。そちらのほうは、アプリを直接使うというというよりは、インターネット上のホームページのほうで予約登録ができるという予定のものでございます。
若林委員
じゃ、さっき話していたコールセンター、予備費でやりますよと。ホームページで予約ができますよという話は予備費でしょ。ここにあるコールセンターというのは別なものになるんですか。
瀬谷新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
失礼いたしました。こちらのほうは予備費以降のものになりまして、予備費で付けさせていただいた分は令和2年度中に契約を必要なもので、こちらの補正にかかっているものについては令和3年度以降に契約して必要なコールセンターの経費になってございます。
若林委員
ああ、そういうことですね。時期が違うということですね。今回緊急でコールセンターを設置して、補正で次の続きの分のコールセンター。このコールセンターというのはいつ開設ですか。
瀬谷新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
3月1日開設予定でございます。
若林委員
ワクチンの状況が分かる、今、国からどうやってやるかというのが分かる前からコールセンターを設置して、区民の不安を相談できるそういうコールセンターを目指していただくために3月1日から始めていただければ、本当はできればもっと早くからやってもらいたいぐらいなんだけれども、区民の不安が少しでも、受けていいのかななんてそんな相談のコールセンターができるのかなと思うので、それ、ぜひよろしくお願いいたします。
あと、中野区の独自、これは大体どこの自治体もやっているんだけど、中野区独自、中野区ならではのという進め方というのは考えてはいないのですか。
瀬谷新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
ちょっと他区の状況とかもまだ具体的なところで状況のところが動いている状態ですので、ここが中野区で独自だよと明確に言えるところはちょっとまだ検討中でございます。
若林委員
中野区民でよかったと思えるぐらいのね。特にワクチンに関しては皆さんすごい敏感な話なんで、ホームページからのやり取りというのもあるけど、先ほど話したアプリとか、何か活用できるものがあるんじゃないかなとか、ちょっと中野区独自のものを考えて、検討ぐらいはしてもらいたいなというところです。
じゃ、コールセンターのほう、特に区民の不安を取り除くために、できるだけ早い設置と適切な、丁寧な御対応をよろしくお願いします。
間委員
私もコロナワクチンの接種体制について聞かせてください。ちょっと分からないんですけども、先日の委員会のときにもコールセンターについて質問させていただいて、今、若林委員への答弁のところでちょっとクリアじゃなかったので教えてください。
コールセンターというのは予約に関してのことを受け付けるところで、何か専門的な知識が必要な状態であれば都や国のほうのコールセンターに回すという御答弁が先日あったと思うんですけれども、ちょっとその辺、中野区のコールセンターとしての役割というところをもう少し教えていただけますか。
瀬谷新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
区のほうのコールセンターの役割としては、メインとしてはもちろん予約の仕方の説明ですとか予約そのもののところになります。ただ、コロナウイルスのワクチンについて御不安なところとかありますので、そちらについて一般的なことはそちらでもお答えできます。ただ、詳しいことになると、国とか東京都の適切な御案内のところにつなぎたいと考えております。
間委員
ありがとうございます。QアンドAというか、マニュアルをお作りになるとおっしゃっていたと思うので、そこで対応できない部分は都や国へということですね。ありがとうございます。
昨日、ファイザーのほうのワクチンが認証されたと思うんですけれども、認証されたということは、ワクチンの副反応というところもどういったことがあるかというのが明らかになっているということだと思うんですけれども、そちらの状況、ワクチンを打ったときのリスクですよね、副反応はどういったものがあるかとかというところ、あと、打つことによるベネフィットというところはしっかりと区民の方にお伝えしていかなければならないと思うんですけれども、どのように周知されていくのかというところを教えてください。
瀬谷新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
詳しい内容のところは、昨日出たばかりというところもありますので、これから把握していくということになりますが、詳しいことはファイザーの会社さんが出しているものであるとか国のほうが出している資料とかあると思うんですが、区民に対しても一定程度分かりやすく御説明するのは区としてもやっていきたいと思っております。
間委員
やっぱり区民の方が一番気になっているところですし、そこをどのように理解するか、受け取るかによって打ちに行こうかな、やめようかなというところが大分変わってくると思いますので、そちらの周知のほうはしっかりとお願いしたいと思います。
接種した後に副反応とか、アナフィラキシーもそうですけど、起こってしまったときに、副反応ですね、その場所に滞在して大丈夫だったけれども、その後に具合が悪くなったりしたときというのは、コールセンターに連絡したらいいのか、その辺のことで、すみません、今もし決まっていたら教えていただけますでしょうか。
瀬谷新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
まだ決定はしていないんですけども、副反応に関してのコールセンターは一応東京都のほうでも詳しく受けていただけると。東京都のほうにつきましては、具体的に副反応の御相談に乗ったりとか、あと専門的な医療機関のほうを御紹介することを考えているそうなので、そこと連携しながら進めたいと考えております。
間委員
ありがとうございます。先ほど若林委員からアプリというお話も出ていたんですけれども、既に区のほうで予約のシステムをつくるというところですので、せっかく今公式のLINEアカウントがありますので、そちらのほうでピッと押したら予約のページに飛ぶというふうなことというのは簡単に設置できると思いますので、そちらのほうはぜひやっていただきたいと思うので、要望をさせていただきます。
南委員
コールセンター、先ほど3月1日から開設されるということで、これについては、まず開設に当たる準備に当たっては予備費等で賄っていくということで、それと同時に、前回の厚生委員会のときに予約サイトも同じこのコールセンターの事業者に委託をするということで、ということは、システム改修費といいますか、それもまずは予備費から出すということですかね。
瀬谷新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
予約に関するところのコールセンターと予約を受け付けるウェブサイト、システムのほうですね、そちらについては予備費のほうで全て対応して準備していく予定です。
南委員
じゃ、今回の補正予算については、それをまた当然継続していかなきゃならないので、運営費の部分が入ってくるという考えでよろしいですか。
瀬谷新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
委員おっしゃるとおりです。
南委員
前回の厚生委員会の報告では、高齢者の受付が3月下旬からですかね、始まるということで、今予約サイト、システム改修をされていらっしゃるんですけども、高齢者の場合、なかなかそういったコンピュータ関係といいますかネット関係といいますか、そういったことが非常になかなかうまくできない方々については、コールセンターにかけていただいて、コールセンターにかけていただくとその受付をしたコールセンターの方が予約の枠を取ってくれるというような形で進めていくということなんですかね。
瀬谷新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
こちらについても委員おっしゃるとおりです。
南委員
ということは、今度は全体を把握しなければならないと思うんですけども、基本的には住民台帳に載っている方に接種券を発送して、ネットといいますかサイトで予約する方と、それができない方は予約センターの方が取っていただくということなんですが、それは全体の接種したかしないかというのはそのサイトで全て把握していくということになるんですかね。要は、自分自身ではネットではできない方がコールセンターに電話をして予約枠を取ってもらうといった場合に、全くそのサイトはサイトでのデータで、コールセンターはコールセンターでのデータで別々になってしまうのか、それともそれをきちっと突合してといいますか合わせた形できちっと、どなたが接種して、していないかというのがはっきり分かるような、そういうシステムになっているのか、その辺りはどうなんでしょうか。
瀬谷新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
予約の点につきましては、一応サイトのほうで自ら登録できるものと、コールセンターのほうは代行入力という形を取りますので、予約としては1本の形になります。こちらは、接種の受付まではそちらで管理するんですが、接種後、実際したかどうかというのは別の管理の仕方になりますので、一応紙で接種をしましたとかというような形になります。電子上の把握については、ちょっと時間がかかる、別のシステムで行うというふうになります。
南委員
となると、例えば今回は集団接種が大体メインに、まあメインになるのかは分からないけれども、あと医師会と連携をして個別接種という形も取るじゃないですか。個別接種については、中野区のほうにはどういう形でこの方は、まあ接種券は全て区のほうから送りますよね。個別接種については中野区のほうに個別接種をしますよというふうに言ってくるわけではないですよね。それを把握するにはどのように各診療所、この間だと医師会の先生方にアンケートを取って、大体100か所近い診療所、クリニックが個別接種をすると手を挙げていただいたということなんですけども、そういったところに個別接種へ行ったまずは高齢者の方々の把握というのはどういうふうにされるんでしょうか。
瀬谷新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
個別接種のほうにつきましては、直接接種券を預かった区民の方が個別の医療機関のほうに一定御予約して接種をしていただくことになります。接種実績の把握につきましては、個人の方は持っていった接種券のところに「接種済み」というシールを貼り付けて個人の方で管理していただく形になります。区のほうに回ってくるものは、医療機関のほうで予診票というものに接種結果を貼り付けたものを費用の請求と併せて区のほうに回してくることになるんですけど、そちらのほうがデータとして取り込めたときに把握できることになります。
南委員
ということは、個別接種については、その日その日に予診票を送ってくるというわけにはならないでしょうから、まとめた形で、それが1か月単位なのか1週間単位なのかちょっと分からないですけども、やっぱり区として把握するにはタイムラグがどうしても生じてしまうということですね。
瀬谷新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
はい、おっしゃるとおりです。
渡辺委員
私もこのワクチン接種体制の1点だけちょっと確認したいんですけど、各診療所にワクチンを運ぶ輸送費というのは、この委託料の7.8億、先ほど内訳、その中に含まれているという認識でよろしいんでしょうか。
瀬谷新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
こちらのほうにはまだ積算としては入ってございません。
渡辺委員
区のほうである程度負担はするのかなと思っているんですが、それはまた別で予算立てをするという認識でよろしいですか。
岩浅健康福祉部長
この予算編成をした際には、基本的な医療機関があって、そこに幾つかの診療所がぶら下がっていくという方式がもともと国から示された方式でございまして、そこには区からの費用は入らないという想定で今積算をしておりました。いろんな区で、何とか方式というふうに言われておりますけども、様々な方式が出てまいりまして、国としてもそれを認めていくという方向に今動いておりますので、区としてもそれはできないか今検証をしておりますので、必要がございましたらまた改めて御提案をさせていただきたいというように考えております。
渡辺委員
要は、手挙げした100か所の診療所まで運ぶ、運べば運ぶほど当然人件費なり輸送費がかかるから、それが行き渡るような予算が取れていたらいいなと思っていたんですが、そこはじゃ仕組みというか、中野区でそういうのが決まって、積算してまた改めて出すという理解でよろしいんでしょうか。
岩浅健康福祉部長
おっしゃるとおりでございまして、診療所にもよりますので、打てる件数がかなり差がございますので、たくさんの数が打てるところにはそこにフリーザーを置いていただくということも考えられます。少なければ当然区から配送していかないと間に合わないというふうになりますので、その辺も含めてある程度細かく詰まってきたところで改めて御提案はしていきたいというふうに考えております。
長沢委員
私もワクチンのところで。このワクチンの接種についての根拠としては、これは予防接種法及び検疫法の一部を改正する、これが根拠になっているでいいですか。
瀬谷新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
予防接種法のほう、改正のところを使っています。
長沢委員
それで、この新型ワクチンの接種は臨時接種に該当するという――うなずかれたから、じゃそういうことで。それで、ここで公的な関与ということで勧奨と努力義務というのがあるんです。これは一体何を指しているんですか。
瀬谷新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
こちらのほうは、予防接種法の第8条と第9条に規定されているところをおっしゃっているんだと思うんですが、勧奨というのは、区のほう、自治体のほうが住民の方に接種をしてくださいねという情報をお知らせしたりして接種を受けていただくように勧奨することを指していると思われます。また、努力義務については、実際住民の方のほうが接種を受けるように努力してくださいというような規定になっていると認識しております。
長沢委員
それで、ちょっと実際に補正予算のほうで。最初の部長の御説明で、この中で節でいうと19節の扶助費380万3,000円、これについていうと、例えばこれは何らかの、先ほど来ちょっと副反応の話がありましたけど、何らかの医療的なものが必要になると、何か副反応が出ちゃったとか、そういったときの要するに救済措置、安全対策としてこれは国費、つまり、ごめんなさい、ちょっと言い方が悪かったね。この新型コロナはさっきも言ったけど臨時の接種という扱いなんだけど、しかし、全額国費というのは決められているんだよね。それで、その中で今言った何らかの扶助費としてこうやって節でしているのは、そういったことで何らかの救済のあれがしていく、それも法律上では定められていて、それに伴って予算ではこういう形で計上している、そういう理解でいいんでしょうかね。
瀬谷新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
はい、そのとおりです。
長沢委員
ありがとうございます。ほかのところ、戻っちゃうんだけど、72、73ページのところの自立支援費。就労等の自立支援ので住宅確保給付金の財源更正ということで計上されています。それで、これは現在9か月が12か月に3か月延びましたけれども、何か延びた上で状況としてというか、今現在中野区の状況が直近ので分かればちょっと御紹介いただきたいんですけど、いかがでしょうか。
中村生活援護課長
委員おっしゃるとおり、最長9か月から12か月までに延びたところでございますけれども、再々延長、10か月目以降の更新をしていただいている方はおおむね30%前後というふうな状況でございます。
長沢委員
それで、現在もコロナで緊急事態でもあるんだけど、一定のもともと制度としてはこれは新型コロナが始まる前からあったわけですね。これは前に御報告いただいたときにもやり取りもありましたけど、コロナで結構これ利用する、活用する人が多いというところになってきたんだけど、そのために、本当ならば就労の要するにハローワークに行ってそういった手続をやったんだけど、それをちょっと緩和していたような状況があったと思っているんですね、私の認識。それは今も続いているんですか。それとも、やっぱりそこはきちんと、きちんとというか、本来の本則に戻した形でやられているのか。言ってみれば、ちょっとそこも分からないんだけど、1か月に1遍、2週間に1遍、ちょっと分からないんだけど、そういう形でやっているのか。そこをちょっと教えてください。
中村生活援護課長
今回の制度改正、支給期間が延びたのと併せまして、ハローワークへの登録、それから求職活動というのが求められるようになりましたので、元の形にその部分については戻ったという状況でございます。
長沢委員
ありがとうございます。それで、ごめんなさい、また戻っていただいて、70、71ページの、これはちょっと最後にしますけど、高齢者の専門相談員費ということで、高齢者の施設措置があります。これは養護老人ホームのことだと思って、ここで率直に言って金額としては120万余なんだけども、経費の見込み差という、増額ということなんだけど、これ具体的にどういうことなのか教えてください。
石崎福祉推進課長
この中身でございますけれども、人数についてはここのところ月70人から75人の間で推移しているんですけども、今回につきましてはいろいろな差額ということで、障害加算がある方があるとやっぱりその額が上がってくるということで、その方の分が月額にして大体5万円から6万円程度差があったものが複数の方いらっしゃるとその分が足りなくなって、今回この補正ということでお願いをしたものでございます。
長沢委員
今言ったように月に70人から75人ぐらいでという、人数自身が大きく変動しているというよりも、そこの、何といいましょうか、今言われたような障害があるという形で、要するにそういう身体のというか、そういう状況のあれによって見込み差、増額として今回の補正で計上されたと、そういうことなんでしょうか。
石崎福祉推進課長
はい、おっしゃるとおりでございます。
委員長
ほかに質問はありますか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で当委員会関係分についての質疑は全て終了しますが、全体を通して質疑漏れはありませんか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、質疑を終結します。
次に、総務委員会に申し送る意見についてですが、第1号、第3号、第5号議案の計3件について一括してお聞きしたいと思いますが、意見はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、第1号、第3号、第5号議案について、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
以上で第1号議案、令和2年度中野区一般会計補正予算(関係分)、第3号議案、令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)、第5号議案、令和2年度中野区介護保険特別会計補正予算(関係分)の審査を終了します。
以上で本日予定した日程は全て終了しますが、各委員、理事者から御発言はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の厚生委員会を散会いたします。
(午後3時25分)