令和3年03月23日中野区議会総務委員会(第1回定例会)【1回目】

中野区議会総務委員会〔令和3年3月23日〕

 

総務委員会会議記録

 

○開会日 令和3年3月23日

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午後1時37分

 

○閉会  午後1時52分

 

○出席委員(9名)

 山本 たかし委員長

 内野 大三郎副委員長

 立石 りお委員

 内川 和久委員

 小林 ぜんいち委員

 白井 ひでふみ委員

 浦野 さとみ委員

 大内 しんご委員

 酒井 たくや委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 副区長 白土 純

 副区長 横山 克人

 企画部長 高橋 昭彦

 企画部企画課長(企画部参事事務取扱) 石井 大輔

 企画部財政課長 森 克久

 総務部長 海老沢 憲一

 危機管理監 志村 和彦

 危機管理担当部長、新区役所整備担当部長 滝瀬 裕之

 総務部総務課長、総務部特別定額給付金担当課長 浅川 靖

 総務部職員課長、人材育成担当課長 中谷 博

 総務部危機管理課長、新区役所整備課長 中村 洋

 

○事務局職員

 事務局長 長﨑 武史

 事務局次長 小堺 充

 書記 鎌形 聡美

 書記 五十嵐 一生

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第35号議案 令和3年度中野区一般会計補正予算

 

委員長

 定足数に達しましたので、本日の総務委員会を開会します。

 

(午後1時37分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり審査を進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 それでは、議事に入ります。

 議案の審査を行います。

 第35号議案、令和3年度中野区一般会計補正予算を議題に供します。

 なお、本議案は当委員会に付託されておりますが、子ども文教委員会で関係分を審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送られることになっておりますので、御承知おきください。

 それでは、本件について理事者から補足説明を求めます。

森企画部財政課長

 それでは、第35号議案、令和3年度中野区一般会計補正予算につきまして補足説明をいたします。

 お手元議案書の8ページ、9ページを御覧いただきたいと思います。

 第1次の補正予算の歳入歳出予算の総括でございます。歳入歳出とも214万8,000円を追加計上いたしまして、補正後予算額は1,472億4,314万8,000円となるものでございます。

 内容でございますが、ページをおめくりいただきまして、12ページ、13ページを御覧いただきたいと思います。

 5款子ども教育費、5項子育て支援費、1目子育て支援費でございます。新型コロナウイルス感染症拡大の影響下におきまして、子どもを産み育てる家庭を応援、後押しするため、1人当たり10万円分の育児用品や子育て支援サービス等を提供する出産応援事業を東京都が実施することになりまして、それに協力するということで、その事業に係る経費を計上するものでございます。

 区の担う業務といたしましては、対象世帯の抽出や事業の専用ウェブサイトへログインするためのIDとパスワードの管理、対象世帯へのID、パスワードを記載したカードの配付等の事務を行うものでございまして、そのための経費として、事務補助を行う会計年度任用職員の報酬等、また宛名シールの購入費、郵送料を計上しているものでございます。

 この事業の対象者でございますが、令和3年1月1日から令和5年3月31日までに生まれた子どもがいらっしゃる御家庭で、今年の3月31日までに出生の場合は、出生日及び今年の4月1日時点で都内に住民登録がある世帯、今年の4月1日以降の出生の場合については、出生日の時点で都内に住民登録がある世帯が対象となってまいります。

 特定財源といたしまして、都支出金、出産応援事業の委託金を見込んでおります。全額見込んでいるところでございます。

 14ページ、15ページにつきましては、会計年度任用職員を雇用することに伴いましての給与費の明細書でございます。

 御説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願いいたします。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はございませんか。

内川委員

 東京都10分の10の特定財源ということなんですけれども、10万円は現金ではなくて、何かクーポンのような形での支給でしたか。確認です。

森企画部財政課長

 専用のウェブサイトを東京都の委託事業者が作りまして、そこのほうにアクセスをすると。アンケートに答えますと、いろいろと選べるんです。医療品ですとか衛生用品、また玩具など、そのサイトのところからいろいろ選んでいただいてということで、現金を直接お渡しするということではなくて、様々なメニューをそのサイトから選んでいただくということになります。

内川委員

 そうすると、そのウェブサイトのほうでアンケートに答えて、そういった奥様関係のものが来るということなんですが、そのショップ、お店は、もう東京都のほうで指定していて、中野区のほうでは全然それに介入できないということですか。

森企画部財政課長

 東京都のほうが、その関係の事務のほうは行っておりますので、東京都のほうで決定されるということでございます。

内川委員

 あと、会計年度任用職員さんなんですけれども、これはお一人といってよろしいですね。

森企画部財政課長

 1人を予定しております。

白井委員

 この出産応援事業、実は、我が都議会公明党において要望して組み上げてきた制度でもあります。同じく、いわゆる年度の予算とは違って別途補正として発表されたものの中の一つ。一つは、商品券の生活応援のやつもあるんですけれども、今回はこの育児支援のやつのパッケージの話になります。

 先ほど内川委員の質問の中で概要の説明がありました。東京都において専用サイトを立ち上げて、いわゆる子育て応援サービスを選ぶ。または、それに付属するような商品を選ぶ。サイトの中で選択ができるようになるとあります。おおむね、概要としては10万円ほどとなるんですけれども、全国の出産費用と比べて、現在、公的費用が42万円まで、補助がなっていますけれども、約10万円ぐらい、やっぱり東京においては出産費用がかかるというところから、ここを何とか、コロナ禍の中、応援できないかというところから都議会独自に組み上がったものと聞いております。

 先ほど内川委員の質疑の中でもありましたけれども、本来であれば、このサービスの中に、中野区として独自の支援策を盛り込んでいくことができないのか、もしくはそのサービスだとか商品の選定について、あくまでも東京都においての選定だけになってしまうのか、ここをもう一度確認させてください。

森企画部財政課長

 所管のほうでも、今委員お話のとおり、区独自の何らかの何かを組合せできないかとか、いろいろ検討はしたというようなことは聞いているところなんですが、この事業の部分につきましては、サイトにアクセスするためのID、パスワードがカードに書かれ、それがそのまま封緘され、区に送られてくるということで、区は、その封緘されてきた、封筒で送られてくるんですけれども、それに宛名シールを出して送るというようなところが、そういうスキームになっていまして、なかなかその過程において区独自で何かするというところは、現時点ではなかなか難しいかなというところは、所管のほうでも捉えているところでございます。

白井委員

 このサービス、対象が遡及する形となります。いつからいつまでが対象となるでしょうか。

森企画部財政課長

 対象といたしましては、今年の1月1日から令和5年3月31日までに生まれた方のいる世帯ということがまず対象になります。その時点で、基準日において都内に住んでいるということが一つ要件になってまいります。

白井委員

 令和3年度、それから令和4年度の2年度になっているということです。それで、少し気になるところがあります。中野区は独自での、いわゆる子育て支援策としての現金給付をやっているところです。この対象の期間はいつになるでしょうか。

浅川総務部特別定額給付金担当課長

 中野区としての新生児特別定額給付金の対象でございますが、出生が令和2年4月28日から令和3年4月1日までに中野区内で出生したお子さんということになってございます。

白井委員

 現金は5万円でよかったですか。

浅川総務部特別定額給付金担当課長

 はい、そのとおり5万円でございます。

白井委員

 そうすると、重なる期間が出てくるわけです。令和3年度、いわゆる今回、各自治体が制度を設定するにしても、遡及する形なので1月1日まで戻る形となります。そうすると、今年の令和3年1月1日から、中野区の場合は、いわゆる4月1日までのこの3か月間ぐらい金額が上乗せ状態になるということです。つまり、それ以前の方々は5万円で、サービスだとか商品の組合せになるけれども、足すと15万円分、3か月間で、4月2日からはまた10万円の状態になるという形になります。公平感を考えると、ちょっとさすがに5万、15万、10万となると、もう少しならすことができないかなと思うんですけれども、あくまでも、都の、今回、いわゆる制度の組み上げ、独自で出来上がってしまいます。区としても出来上がっていることとなります。この差を埋めることはできないものなんでしょうか。いかがでしょうか。

森企画部財政課長

 委員おっしゃるとおり、そういった生まれた日付によってというところは、確かにその差が出てくるということにはなるわけでございますが、おっしゃられるように、それぞれ区は区で、独自の新生児の定額給付金のほうを制度構築しました。その後、東京都がこういう形で応援事業を実施するということで、東京都は東京都で制度構築し、区は区で制度構築をしたということですので、なかなかその差を埋めるということは、現時点で難しいかなと捉えているところでございます。

白井委員

 差を埋めるというか、独自制度だからどうしようもないんでしょうね、調整にね。本来、一括で区でできるのであればななんですけれども、先ほど申し上げたとおり、今回は都で制度を組んでしまうので、あくまでも通知が届くって、こんな感じなんでしょう。

 具体的に、この制度の御案内についてお話をお伺いしたいと思います。今年の令和3年の年頭からになるので、いつからこの案内の発送が可能になるのか、まずお伺いしたいと思います。

森企画部財政課長

 この後、補正を議決いただいた際には、その後、対象者の抽出ということで準備を始めていきますし、また、東京都の委託事業者のほうから実際のID、パスワードが記載されたカードが納品されるのが4月の上旬というようなところも聞いておりますので、それを踏まえて、5月には発送できるようにということで、所管のほうは準備を進めたいというふうに聞いているところでございます。

白井委員

 5月に発送ということは、1月から5月までの方が、既に出産届を出している方になるんでしょうね、発送となります。それ以降の御案内というのはどのような形になりますか。

森企画部財政課長

 その後は、おおむね一月ごとに対象者を抽出して発送するということで、今考えているところでございます。

白井委員

 この御案内について、遡及分に関しては御案内なんでしょうね、郵送で制度を通知すると。もう一方では、具体的に出生届だとか、役所に来られたときに直接案内することも構いませんよと、こんな注意書きにもなっています。区側としては、いわゆる窓口に出生届などで来られたときには御案内せずに、あくまでも郵送という形を取られますでしょうか。いかがでしょう。

森企画部財政課長

 そういう窓口にいらっしゃったときの案内の仕方ということについては、所管が戸籍住民課のほうになりますので、そことの調整ということは一つ必要になるかなと思っております。

 現時点においては、その後、実際にID、パスワードを記載したカードをお送りする。どなたに送ったのかということの管理も一応する必要がございますので、その出生届の段階での案内という部分については、これからの検討となるかなと思いますけれども、実際のID、パスワードの、ギフトカードのお渡しという部分についてはその後の処理になろうかなと、こういうふうに思っています。

白井委員

 今回の費用の中には、全ての出産予定の方々の郵送費用も込みで予算が積算されていると聞きます。なぜこの部分をお聞きしたかといいますと、当然役所に来られるんです、そのときに制度の説明もゆっくり当然できるわけです。御自宅に届くID、パスワードとしては、必ず漏れがないようにというのもあるんでしょう。せっかくつくった制度なので、よく趣旨を理解していただいた上で、これまでにない制度になります。直接、東京都のサイトに申し込んで、自分でそこからサービスを選ぶという選択のやり方って、これまでこんな制度を組んだことがないので、漏れがないように、また、しっかり利用してもらえるように周知をお願いしたいと思います。所管ではないんでしょうから、要望ということにしておきます。

委員長

 他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 この際、申し上げます。補正予算に関係する委員会から申し送られた意見はありませんでした。

 他に質疑がなければ、取扱いを協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後1時51分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時52分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより本件について採決を行います。

 お諮りします。第35号議案、令和3年度中野区一般会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第35号議案の審査を終了いたします。

 本日予定した日程は以上で終了しますが、委員、理事者から特に御発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 以上で本日の総務委員会を散会いたします。

 

(午後1時52分)