平成25年09月10日中野区議会総務委員会(第3回定例会) 平成25年09月10日総務委員会 中野区議会総務委員会〔平成25年9月10日〕

総務委員会会議記録

○開会日 平成25年9月10日

○場所  中野区議会第1委員会室

○開会  午後4時15分

○閉会  午後5時11分

○出席委員(9名)
 内川 和久委員長
 酒井 たくや副委員長
 木村 広一委員
 石坂 わたる委員
 北原 ともあき委員
 いでい 良輔委員
 久保 りか委員
 奥田 けんじ委員
 岩永 しほ子委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 副区長 金野 晃
 副区長 英 直彦
 政策室長 竹内 沖司
 政策室副参事(企画担当) 海老沢 憲一
 政策室副参事(予算担当) 奈良 浩二
 政策室副参事(広報担当) 酒井 直人
 政策室副参事(情報・改善担当) 中谷 博
 経営室長 川崎 亨
 危機管理担当部長 荒牧 正伸
 経営室副参事(経営担当) 戸辺 眞
 経営室副参事(人事担当) 角 秀行
 経営室副参事(施設担当) 石井 正行
 経営室副参事(行政監理担当、債権管理担当) 岩浅 英樹
 経営室副参事(経理担当) 伊藤 廣昭
 会計室長 浅野 昭
 選挙管理委員会事務局長 吉村 恒治
 監査事務局長 鈴木 郁也

○事務局職員
 事務局長 篠原 文彦
 事務局次長 青山 敬一郎
 書記 細川 道明
 書記 香月 俊介

○委員長署名

審査日程
○議案
 第61号議案 平成25年度中野区一般会計補正予算
 第62号議案 平成25年度中野区介護保険特別会計補正予算

委員長
 定足数に達しましたので、総務委員会を開会します。

(午後4時15分)

 本日の審査日程について協議したいので、委員会を休憩します。

(午後4時15分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後4時16分)

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進め、第61号議案と第62号議案の補正予算2件については一括して審査を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 それでは、議事に入ります。議案の審査を行います。
 第61号議案、平成25年度中野区一般会計補正予算及び第62号議案、平成25年度中野区介護保険特別会計補正予算を一括して議題に供します。
 なお、2件の議案は当委員会に付託されていますが、第61号議案については厚生、建設、子ども文教委員会で関係分を審査し、また、第62号議案については区民委員会で関係分を審査し、それぞれ賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送られることになっておりますので、御承知おきください。
 それでは、理事者からの補足説明を求めます。
奈良政策室副参事(予算担当)
 それでは、第61号議案及び第62号議案の計2件につきまして一括して補足説明をさせていただきます。
 まず初めに第61号議案、平成25年度中野区一般会計補正予算でございます。第2次の補正予算となります。お手元の議案書14ページをお開きいただきたいと思います。
 一般会計補正予算の事項別明細書でございます。
 この補正予算は、歳入歳出にそれぞれ18億8,416万円を追加計上するものでございます。これによりまして、補正後の予算額は1,188億1,515万1,000円となります。この補正予算は、前年度からの繰越金を財政調整基金に積み立てるとともに、新たな取り組みですとか利用者数の見込み差、また工事費におけます労務単価の上昇に伴いまして既定予算の増額を行うものでございます。
 この補正の歳入予算でございますが、歳入といたしましては、まず第13款国庫支出金でございます。2,117万2,000円を追加計上いたします。これは障害児通所支援給付に伴います国の負担金でございます。
 次に、第14款都支出金としまして2億715万円、これは障害児通所支援給付に伴う都の負担金のほか、待機児童解消のための補助金、安心子ども基金からの補助金、そのほか福祉保健包括補助金でございます。
 次に、第17款繰入金としまして、4億3,399万1,000円、これは財政調整基金からの繰入金になります。
 次に、第18款繰越金でございます。前年度からの繰越金として11億9,178万5,000円を追加計上し、財政調整基金への積立金の財源としてまいります。
 次に、第19款諸収入としまして3,006万2,000円、これは生活道路整備に係る下水道施設整備受託事業収入でございます。歳入の内容につきましては、16ページから19ページに記載してございますので、後ほどごらんいただきたいと思います。
 続きまして、20ページをお開きいただきたいと思います。歳出でございます。
 初めに、第3款都市政策推進費でございます。西武新宿線沿線基盤整備費におきまして、野方駅から井荻駅間につきまして連続立体交差に関する構造比較検討に要する経費としまして450万円を計上するものでございます。
 続きまして、22ページをごらんいただきたいと思います。
 6款子ども教育費でございます。子ども家庭支援費におきまして、障害のあるお子さんが通う放課後等デイサービスなどの利用者数に見込み差が生じまして、4,246万7,000円を追加計上するものでございます。
 次に、保育園・幼稚園費でございますが、保育所待機児童の解消を加速化させるため、賃貸物件等を利用して認可保育所を開設する事業者に対し、改修費及び賃借料を補助する経費といたしまして2億7,375万円を計上するものでございます。
 また、平成27年度に本格実施が予定されております子ども・子育て支援新制度に向けまして保育システムを改修する経費348万1,000円を併せて計上するものでございます。
 次の子ども教育施設整備費でございますが、賃金水準の上昇に伴いまして中野中学校建築工事費を増額するための経費9,088万8,000円を追加計上するものでございます。
 次に、24ページをお開きいただきたいと思います。
 7款健康福祉費でございます。保健予防費におきまして、風疹ワクチンの接種件数が大幅に伸びているといったことから、これに要する経費2,221万9,000円を追加計上するものでございます。
 続きまして、26ページをお開きいただきたいと思います。
 第9款都市基盤費でございます。公園維持・管理費におきまして、労務単価が上昇したため工事費等に不足が生じたことから、これに要する経費3,964万5,000円を追加計上するものでございます。
 次の都市基盤整備費におきましても、労務単価の上昇などによる道路の改良・維持に係る経費1億30万4,000円を追加計上するほか、生活道路拡幅整備の申請件数の増などによりまして1億1,512万1,000円を追加いたしまして、合計2億1,542万5,000円を追加計上するものでございます。
 続きまして、28ページをごらんいただきたいと思います。
 第11款諸支出金でございます。平成24年度の決算剰余金につきまして財政調整基金積立金としまして11億9,178万5,000円を追加計上するものでございます。
 続きまして、32ページをごらんいただきたいと思います。
 第62号議案、平成25年度中野区介護保険特別会計の補正予算でございます。第1次の補正予算となります。
 介護保険の特別会計予算は、歳入歳出にそれぞれ4,420万8,000円を追加するものでございます。これによりまして、既定予算との合計額は199億520万8,000円となります。
 36ページをお開きいただきたいと思います。歳出予算の内容でございます。
 第5款諸支出金としまして、介護給付費及び地域支援事業費などとして交付を受けました国庫支出金、都支出金及び支払基金交付金の超過額を返還する経費といたしまして4,420万8,000円を追加計上するものでございます。財源となります歳入予算といたしましては、全額24年度からの繰越金でございます。
 補足説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
委員長
 これより一括して質疑を行います。質疑はありませんか。
北原委員
 まず、西武新宿線ですかね、連続立体交差事業の調査委託についてお尋ねをいたします。
 これで野方以西、井荻間の連続立体交差化について構造の比較検討を行うということでありますけれども、これは今まで中野区が地下化ということを主張したと思うんですけれども、この構造形式、考えられる方式についてお尋ねします。
奈良政策室副参事(予算担当)
 今回の予算につきましては、どういった構造が望ましいのかといったことを委託経費として盛り込んでいるものでございまして、現在委託の中でどういったことがいいかというのは、その中で比較検討できる材料を提出していただくということになろうかと思いますが、所管のほうで今考えておりますのは、地下化をする案ですとか高架の案、それから道路構造を見直す案、そういったようなことが想定されるというふうに考えてございます。
 いずれにいたしましても、区としましては地下化が望ましいという考え方を持っております。
北原委員
 それでは、現在新井薬師-中井の間から野方の手前まで、およそ2.4キロ区間が地下化で事業認可を取得しているわけですけれども、現在進行中のこの事業との関連性について、もし関連することがあれば、お尋ねします。
奈良政策室副参事(予算担当)
 今回の委託調査の中では、先ほど御説明しましたさまざまな構造形式、方法等があるというふうに考えてございまして、それを検討していくということを考えてございます。そうした中で、現在の認可を受けている区間につきましてもどんな影響があるのかというのもこの委託の中で検討していきたいというふうに考えてございます。
北原委員
 そうすると、その調査結果によっては現在の事業認可を取得している事業についても影響があるというふうに理解したほうがよろしいですか。
奈良政策室副参事(予算担当)
 現時点では委託調査をしてみて、その後その影響についても併せて検討してまいりますので、そこで判断をしていくということになろうかと思います。
北原委員
 そうすると、現在既に用地取得の説明会とか行われていますよね。実際に新井でも行われていますし、あるいは沼袋周辺のところでも上高田小学校、それから平和の森小学校で取得の説明会、手続についても既に終わっています。地元の人たちはもう間違いなく2年後には事業着手、そして平成32年には完成ということでほとんど共通して連続立体化事業については認識しているところなんですけれども、場合によってはそのスケジュールが変わるということになると、今まで事業認可をしている都市計画決定ですよね、この都市計画決定との関連性はどうなるんでしょうか。
奈良政策室副参事(予算担当)
 先ほどお答えしたことと重なってしまいますが、この委託調査をしてみて、その中でそういった影響につきましても検討していくということになってございますので、それを見てからということになろうかと思います。
 ただ、駅周辺のまちづくりといったもののスケジュールには大きな影響はないというふうに所管は現在考えているということは聞いてございます。
北原委員
 駅周辺のまちづくりには影響がないけれども、そうすると、連続立体化事業については影響があるということになるわけですか。
竹内政策室長
 今、予算担当から御答弁申し上げているとおり、これからこの予算をつけていただいて調査をすると。その調査結果に基づいて最終的にどういうことになっていくのかということを中野区としても考え方を決めていくということになります。その段階にならないと、今の段階では影響がある、なしと、今、北原委員からお尋ねのことについては、その段階にならないとわからないということでございます。
北原委員
 そうすると、今事業認可を取得して着手に向けて動いているわけですね、東京都は事業主体ですから。その東京都が事業主体となっている今回の連続立体化事業、既に都市計画決定も終わっているわけですね。事業着手までの手続が既に取得されていますから、それを変更するということになりますと、やっぱりその変更手続があると思うんですよね。その変更手続についてはどういった手続をとるか、教えていただければ。仮に今の調査結果によって検討するということになった場合は、都市計画決定を変更しないといけないですよね。都市計画決定を変更する、その手続についてはどうですか。
竹内政策室長
 ですから、この調査に基づいて中野区としてどういうふうにしていくのかということを考え方をとりまとめる。それをさらに東京都との協議をしていくということになっていくわけですので、その中でどういう変更になっていくのかということが決まってきますので、それによって変わってくるというふうに考えています。
北原委員
 それではこれから委託調査を行っていくと。中野区がこの事業の主体となって中野区の一般財源で行う事業だと思うんですけれども、東京都はこのことを御承知ですか。
奈良政策室副参事(予算担当)
 今回の委託調査を実施する背景でございますが、期成同盟の代表の方、区議会の正副議長、それから地元の代表の方、また区長をはじめとしまして東京都の副知事にお会いしたといったことがございます。そうしたところ、都のほうから地元の考えを聞いていく必要があるということから、区と一緒に考えていきたいという回答をいただいたといったことがございます。こうしたことを受けまして、区みずからが野方以西の連続立体交差化の検討を行いまして、区として望ましい構造案をとりまとめて都に提案といったことが背景でございまして、そういったことから今回は区としての考え方をまとめるために、一般財源というお話ございましたが、区としての一般財源を使用して、区として望ましい構造案をとりまとめていくというものでございます。
北原委員
 今、地元の考え方とおっしゃられましたよね。地元の考え方というのは、もともと今事業認可を取得した2.4キロ区間をとりあえず連続立体化事業で七つの踏切を解消しようということで、地元の意見として採択されたというふうに僕は理解しているんですけれども、それとの整合性、今おっしゃられたこととは少し矛盾するんじゃないかなと思うんですけれども、確かにもう一つ、ことしの期成同盟の大会では野方以西についても連続立体化事業を早期に実現するという、そういう意味での期成同盟の決議はあったと思うんですけれども、今まで2.4キロ区間の部分については地元の中野区の合意というか同意というか、そういうものであったと思うんですけれども、それはいかがですか。
竹内政策室長
 所管ではないので、経過の詳細な部分については承知をしていない部分もございますけれども、私どもとしては野方以西の連続立体交差化について、区として一貫して全線地下化が望ましいということでこれまで来ているというふうに思っております。
北原委員
 その全線地下化が望ましいというのは、最初からあったわけですよね。しかし、その中でこれが1期、2期というか分かれて、とりあえず中野区としては2.4キロ区間の連続立体化事業ということで、それで働きかけを行って地元、中野区一緒になって事業認可をしてほしいという働きをかけて、そして事業認可までこぎつけたわけですよね。私は粛々と、少なくとも2.4キロ区間はすべきだと思いますよ。その後、確かに大きな、新たな何かがあれば、課題があれば、それはそれで議論していいと思うんだけれども、現在の時点で今みたいな極めて消極的な答弁になってしまうと、一体今まで十何年かけてやってきて、やっと実現の運びになって事業認可を受けたということが全く無駄になってしまうんじゃないかと思うんですよ。その辺いかがですか。
竹内政策室長
 今、野方までの事業認可がおりているわけでございますけれども、それと併せて野方以西の事業化ということも考えていかなくちゃいけないというのが中野区としての立場でございます。これについてきちんとした形で区としてどうすべきかということについて検討するというのが今回の調査の目的でございますので、これについてはきちんと区として考えるべき、判断材料となるべき調査について行っていくということが重要だろうというふうに私としては考えております。
久保委員
 今の西武新宿線の件で伺いますけれども、このタイミングで調査を行うことになった経緯はあるんでしょうか。
奈良政策室副参事(予算担当)
 先ほどこの委託調査を実施する背景ということでお話をさせていただきましたが、それにつきましてはことしの6月に東京都の副知事にお会いしたといったことがございます。そうしたことを受けて、この補正予算の中で今回対応していきたいというものでございます。
久保委員
 副知事には期成同盟でさまざま要望活動を行っていたことはもちろんわかっておりますけれども、今、今年度中にこの補正予算を投じて、そして構造比較検討を行うということはタイトなスケジュールだと思うんですけれども、それはなぜこの時期にやらなければいけないんですか。
奈良政策室副参事(予算担当)
 所管としまして聞いておりますのは、できるだけ早くこういったものの考え方をとりまとめていきたいといったことから、この調査は今年度いっぱいかけて行うものでございますが、そうした形で実施をしていきたいということでございます。
久保委員
 今年度いっぱいということは、3月末までこういった調査がかかるということで、この調査の結果がわかるのは、来年度以降ということになるんでしょうか。
奈良政策室副参事(予算担当)
 調査期間は3月まで想定してございます、契約の期間。その前の段階でどういったことがあるのかというのはちょっと承知しておりませんが、委託期間としては3月いっぱいまでということでございます。
久保委員
 先ほど北原委員も大変心配をされていたのは、野方以東といいますか、現在2.4キロが事業認可がおりていて、ことしの4月からスタートしているわけですけれども、それの地域に対する影響がないのかということでございますが、これはまちづくりには影響がないというようなことを先ほどおっしゃられていましたけれども、このまちづくりというのが意味するのは、中野区がこれから整備をしていく広場ですとか、道路ですとか、そういったことへの影響がないと、そういう意味でよろしいですか。
奈良政策室副参事(予算担当)
 先ほど申し上げましたのは、駅周辺のまちづくりのスケジュールが変わらないということでございまして、それは区が行うものでございます。
久保委員
 万が一ですけれども、この連続立体交差化の野方以西が地下化ですとか高架化でいこうということが決定をしたと。その決定をしまして、中野区としてこの方向でいきたいという調査結果を持ったとしても、それで東京都の事業認可がすぐおりるわけではありません。その間はどのようにされるんでしょうか。
奈良政策室副参事(予算担当)
 先ほどと重なってしまいますが、委託調査をして、それでどういった影響があるのかということについて行ってまいりますので、その中で区として検討していくことになるものでございます。
久保委員
 これは井荻までということになっておりますけれども、この構造比較の検討の区間というのは、井荻までの間を何らかの調査をかけるということでよろしいんですか。
奈良政策室副参事(予算担当)
 調査の対象期間として井荻までの区間を想定しているということでございまして、どういった構造形式ができるのかといったことを考える上では、その区間を対象として考えるということでございます。
久保委員
 これは常々申し上げているところですけれども、井荻というのは杉並区になりますけれども、この調査に関しては、杉並区のほうはどのようにかかわることになっているんでしょうか。
奈良政策室副参事(予算担当)
 今回は中野区として行ってまいりますので、区としての望ましい構造案をとりまとめるということが目的でございます。そうした案をとりまとめた上で杉並区にも提案をしていきたいというようなことを聞いてございます。
久保委員
 大変心配なのは、こういった調査が行われるということがこの2.4キロの、先に事業認可がおりている地域の方たちに悪影響を及ぼすと言ったら言葉が悪いかもしれませんけれども、何らかの影響を及ぼす可能性があると思います。まちづくりを進めるという点では、区としては影響がないというふうにおっしゃられておりますけれども、それは万が一工事期間が延びて、そもそも完成をめどしている時期がありますけれども、それが延びるようなことになってしまいますと、当然そういったことも今後のまちづくりにも大きな影響を及ぼしてくるのではないかと思いますし、また、この2.4キロに対しての構造形式は変わらないものとしても、例えば構造形式で、今、野方の手前から上がってくることになっていますけれども、その区間自体が野方以西の構造形式の状況によっては若干変わるようなことになってくると、これは大きな影響を及ぼすことになるのではないかと思います。
 そういった中で、地域の方たちが不安に感じたりとか、また、今までまとまってまちづくりをしっかり行っていこうということで団結をしていたことが乱れてしまうようなことがあるのではないかと思いますが、そういった対応についてはどのようにお考えでしょうか。
竹内政策室長
 所管で地域との検討する場というものを設けてございますので、そういったところでこういった調査の内容等についてもきちんと説明して正しく御理解をいただけるように進めていくというふうに考えてございます。
久保委員
 要望になりますけれども、野方以西に関しましては、踏切渋滞の解消をということで強く望んできたものでございますので、これにつきましても何らかの手だてを打っていただきたいということは今までにも申し上げてまいりました。ただ、それが本当に他の部分に影響を及ぼしてしまうようなことがないように、そこのところは本当に細心の注意を払って行っていただきたいと思います。こちらは要望でございます。
岩永委員
 私が聞きたいのは、労務単価が上がるという補正に関してですが、今回の補正で出されている労務単価の事業以外に、今の時点で労務単価への影響があるという区発注の事業はあるのか、ないのかというのはいかがですか。
奈良政策室副参事(予算担当)
 今回、補正予算の中で労務単価、今契約変更等を伴うものですとか、労務単価を引き上げて予算が不足するものというものを盛り込んでございます。ただ、単価契約といった契約の性質のものがございまして、そういったものにつきましては今回入ってございませんで、その部分は出来高といった問題もございますので、新労務単価のものにつきましては契約の中で織り込んでまいりますが、全体の補正予算という形では今回出てきていないというものでございます。
岩永委員
 今回出てきていないというのは、出てくる可能性がある、それとも出来高の中でそれは全部契約として払われていく、そのあたりはどうなんですか。
奈良政策室副参事(予算担当)
 出来高次第ということになってまいりますが、予算が不足するということが今後見込まれるようでしたら、また予算の追加といったことになってまいります。
岩永委員
 それからもう1点、道路維持整備費で、都支出金が特財で入ってきています。これは東京都の福祉関連経費ですね、東京都地域福祉推進包括補助が47万2,000円という形であるんですが、この道路維持整備費でこの福祉包括の都支出金が使われるというのは、どういう意味でというか、どこの部分で使われるんでしょうか。
奈良政策室副参事(予算担当)
 今回、この都支出金の当たる部分につきましては、当初予算の中で中野新橋通りの道路の改良工事というものを予算計上してございます。その部分につきまして今回、労務単価の見直しの中で補正をかけてございますので、その部分の、新橋通りの段差の解消といったことから、福祉の包括補助が当たるといったことで今回歳入につきましても増額しているというものでございます。
石坂委員
 6款6項幼児施設計画費のところで、今後3施設開設支援をするということですけれども、この3施設、ただ単に3というと、この三つが隣接した場所でもいいのか、あるいはある程度分散するような形で、この地域ぐらいの場所に1カ所、この地域ぐらいの場所に1カ所というような形の想定があるのかどうなのかというのはわかりますでしょうか。
奈良政策室副参事(予算担当)
 これは8月22日に子ども文教委員会で御報告してございますが、エリアを三つ想定してございます。ちょっと細かくなりますが、1点目は中央の二丁目から四丁目、本町二丁目から五丁目ということでございます。およそその周辺100メートルの範囲といったことでございます。二つ目のエリアでございますが、若宮二丁目から三丁目、白鷺一丁目から三丁目、鷺宮一丁目から六丁目、上鷺宮一丁目から五丁目、おおむねその周辺100メートルということでございます。それから三つ目のエリアでございますが、東中野一から五丁目ということで、おおむね100メートルの範囲ということで、この三つのエリアを想定いたしまして、ここに待機児の保育需要が高いといったことから想定をしているということでございます。
石坂委員
 今、具体的に何々町の何丁目というところまで含めて指定されていますけれども、基本的には何々町何丁目で待機児童がどれぐらいいて、何々町何丁目で大体どれぐらいいるというところを考えた上で、じゃあ、このエリアでという話になっているという認識でよいでしょうか。
奈良政策室副参事(予算担当)
 担当のほうではそういうふうに考えまして、今回エリアを設定したということでございます。
北原委員
 あまり僕の質問が続くといかがなものかと思いましたので、少し休憩させていただきましたけれども、改めてもう1回確認だけしておきます。この西武新宿線の連続立体化事業と新井薬師前駅周辺、それから沼袋駅周辺のまちづくり、これは別でやっていくというような話がありましたが、もう1回確認させていただきます。そういうことでしょうか。
奈良政策室副参事(予算担当)
 連続立体交差事業は東京都の事業といったことになってまいります。それから、駅周辺のまちづくりは区の事業として行っております。ただ、いずれも関連する問題でございますので、それぞれ連携しながら行っていくということになってまいります。
北原委員
 今、駅周辺のまちづくりは検討会が設置されて、2年後にはそのまちづくりの検討会の結果を出そうというように伺っております。そのために地域の人たちは月1回ぐらいのペースで構想をつくり上げるために頑張っているわけですね。ところが今の話を聞いていると、何となく、もしかしたら延びるかもしれないというニュアンスがあるんですけれども、そうすると、まちづくりのほうは動き出しているのに、踏切は全く残ってしまう、踏切渋滞がね。そのまま踏切が残ってしまうということになると、連続立体に関連して、それと関連してまちづくりを進めようと言ってきたのは中野区ですよね。これは矛盾しちゃうと思うんだよね、また。どうしても先ほど言った構造形式の全線地下化とか、あるいは野方でもしかしたら上に上がるかもしれない高架方式とかというのを検討するなら、すくなくとも問題となっているのは接続だと思うんですね、私は。野方駅のところの接続をどうするかということが一番ネックになっていますよ。それは誰が見たってわかりますよね。それを中野区はどうしたらいいのかということで、野方以西のほうもとりあえず構造形式を検討してみるということだと思うんだね。その接続部分だと思うんです。その辺はいかがだと思いますか。
奈良政策室副参事(予算担当)
 所管ではないので、ちょっと詳しいお答えはできないわけでございますが、先ほどちょっと説明が足りなかったかと思いますが、野方駅、現在の中井-野方駅の事業認可区間でございますが、その計画でいきますと、今委員のほうから御説明がありましたように野方のところで上に出てくるというような形になってまいります。そうしますと、野方の第一踏切が除去されないといったことが想定されるといったことがあるわけでございまして、こういったことになりますと、やはりまちづくりへの影響が大きいといったことがございまして、今回の委託調査といったことにつながってきてございます。
 ですから、そういった中でまちづくりの影響とか、全てその中で検討していきたいというふうに考えてございまして、これをやることによりまして、区としてどうしていくかということがその次に出てくるというふうに思っております。
北原委員
 少し前の話だったらともかくとして、4月1日ですよ、事業認可を取得したのが。それから用地取得の説明会を行ったのが多分7月ですよね。7月半ばだと思いますよ。そこで粛々と進めてきた事業ですから、これは構造形式、確かに野方以西、これも大事ですよ。それは中野は全線の連続立体化を考えていましたから、当然やるのは十分理解できますし、そうしてほしいんですね。それと事業認可をした部分というのは、これはこれでやらないと、駅周辺のまちづくりを含めて中野区は一体何やっていたんだということになっちゃうと思うんですよね。この辺の取り扱いについては、調査は調査としておやりになっていいと思うんですけれども、ぜひその辺は十分地域の理解を得られるように進めていただかないと。調査は調査としていいんですけれども、その辺のフォローというのか対策、対応、それはどういうふうに考えていますか。
竹内政策室長
 先ほどもお答えしたんですけれども、これは調査としてやらせていただきたいということで今回予算という形で提案させていただいております。こういったことについて、まちづくりですので地域の皆さんの御理解がなくては進まないことでございますので、こういった調査も含めて、今、北原委員から御質問としていただいていることも踏まえてきちんと地元の皆さんに御説明しながら進めていくということであるというふうに考えております。
北原委員
 最後にしますけれども、ぜひ今回はあくまでも調査ということで連続立体の、中野区全体の連立事業の調査ですよということだけ改めて確認させていただきます。いかがですか。確認だけでいいです。そのための調査だということでよろしいですか。
奈良政策室副参事(予算担当)
 区として望ましい構造案をとりまとめていくための調査ということでございます。
いでい委員
 22ページ、子ども教育施設整備費のことについて伺いますけれども、今、設計労務単価のということで後段のページにも出てきますけれども、ここの中野中学校の建築工事費の増額についてもこの設計労務単価のことに関してということだと思うんですが、この説明書きが違うのは何でなんですか。
奈良政策室副参事(予算担当)
 今回の中野中学校の契約につきましては、24年度から行っているものでございます。特例措置として労務単価が適用されるのが25年度の契約ということになってまいりまして、中野中学校は24年度からということになりまして、工事の請負約款に基づきまして、賃金水準が大きく変動した場合には契約金額の変更を求めることができるといった条文がございますので、そうしたことに基づいて今回補正を行うというものでございます。(「説明書きが違うのは何でですかというの」と呼ぶ者あり)今御説明しました請負約款の中に、賃金水準の変動により……(「だから、それはわかるけど、ここに書いてあるのは何で違うんですかという話をしているの」と呼ぶ者あり)そういったことをとらえて、ここの中で賃金水準の上昇ということで文言整理したものでございます。
いでい委員
 それはわかりますけれども、24年度からやっていて、25年度、その契約約款の中に入っていました、急激な経済状況、環境が変わったときにはもう1回話し合いによって契約を変更できるという一文が入っていますよね。それはわかります。ただ、この補正予算の説明書27ページなんかには、労務単価の上昇に伴う工事費等の不足による増額となっているんですけれども、この中野中学校のことについては、労務単価の上昇に伴うというのは入っていないのは、何で分けたんですかという質問なんですよ。
奈良政策室副参事(予算担当)
 中野中学校につきましては、約款に基づいて行っているということから、その約款の中のものを使いまして賃金水準の変動ということが理由になってまいりますので、そういったことの請求ということでこの表現をしたということでございます。
いでい委員
 ということは、中野中学校には労務単価の上昇に伴う工事費ということは関係ないということ。
奈良政策室副参事(予算担当)
 どちらも労務単価の上昇によるというものでございます。
いでい委員
 だから、何でこっちにはそれを書かないんですかという質問なんですけど。単純な話なんだけど。
竹内政策室長
 中野中学のほうも労務単価の上昇でございますので、確かにいでい委員のおっしゃるとおり、ほかのところと同様に労務単価の上昇に伴うというふうに書いてもよかったものでございます。ただ、先ほど来申し上げているとおりのことがありますので、ここは賃金水準の上昇という言葉を使ってしまったということでございます。実質的にはここは労務単価の上昇に伴いというふうに書いたほうが整合性がとれたというふうに考えております。
いでい委員
 じゃあ、続いて26ページ、公園維持・管理費の部分なんですけれども、道路のほうもこちらの学校のほうも工事請負費ということで内訳には入っているところなんですけれども、公園維持・管理費については委託料ということにもなっていますが、委託の部分に関しても労務単価の上昇に伴う工事費等の不足による増額を適用することに、これは委託料の部分については公園維持・管理だけじゃありませんよね。ほかにも委託している部分というのはあるんですが、なぜこの公園維持・管理費だけは委託料の部分を、道路維持のほうもそうですけれども、委託の部分に関してもこういうことにしたんですか。
川崎経営室長
 委託契約の分につきましても、工事等事業に公共労務単価を適用しているものについては、その工事請負契約と同様に特例措置を講ずるというようなことを東京都も決めまして、それは統一的に行ったほうがいいだろうということで、公共労務単価を適用する委託料については見直しを図ったというものでございます。
いでい委員
 そうしますと、区ではこの工事以外にも委託している部分というのは相当数あると思うんですが、それとこれを分けた理由を教えてください。
川崎経営室長
 さまざまある委託の中で、先ほど申し上げましたように、公共労務単価を反映させるものについてということでございます。このほかにも今回補正予算に出てきていないものの中にもあろうかというふうに思いますが、それは既定予算の中で対応ができるというようなことで出ていないものもあったのかと思います。
いでい委員
 では、また同じ26ページ下段のほうなんですけれども、私道整備助成で2,700万円余補正予算を組んでいますけれども、私道整備の助成については10分の8とか10分の9とか、その道路においては助成の額が地域の方々の一部負担金というんですかね、そういったところが変わってきますよね。今回は、労務単価の上昇に伴い2,793万6,000円ついていますけれども、これは今現在もう不足している部分というのはあるんですか。私道整備したいという沿道の方々が申し込みをしても、もう予算がありませんよと大体5月ぐらいから言われるというのが常だというふうに私も聞いていて、数年前にも我が会派のほうからいろいろなことを提案させていただいて補正予算を組んだ。来年度予算では見込み差のないように予算積んでおきなさいという話を提案させていただいた経緯があるんですけれども、今の状況はどうなっていますか。
奈良政策室副参事(予算担当)
 7月時点では、申請の受け付け件数、事業件数というのは21件あるというふうに聞いてございます。今後労務単価の影響ですとか、これにつきましては規模が1件当たりがふえているといった要素がございます。その整備の面積ですとか排水の設備の延長ですとか、そういったものの規模が大きくなっているという実態がございまして、そういったことから補正が必要というふうに所管のほうで判断しているというものでございます。
 また、これまでの私道整備助成の予算の推移でございますが、これにつきましては例年不足が生じるという状況はここ3年ほどはございませんでして、今回大幅に不足が見込まれるということでございます。昨年も補正は行っていないということでございます。
いでい委員
 それは、足りない状況ではないという話は、窓口へ行って申し込みしたら、予算がないから受け付けられませんよと断っているからだということです。今、予算担当の副参事のほうではそういった分野から上がってきた話は足りていますよという話ですけれども、じゃあ、窓口で申し込みして予算がないから待ってくれと言われている人たちは一体何件いるんだという、そこまで把握していますか。
奈良政策室副参事(予算担当)
 補正を組むに当たりまして、そういった状況につきましてはないという確認をしてございます。私道助成につきましては、一定の期間、申請の申し込みの相談を受けてから、実際に工事が終わって支出を行うまで大体3カ月程度かかるというふうに聞いてございますので、年明けになりますと、なかなか年内の支出は難しいといった状況はあるというふうに聞いてございます。それはスケジュールの関係で難しいといったことは聞いてございますが、予算が不足していて支出ができない、受け付けができないといった状況は聞いてございません。
いでい委員
 私が聞いた話なので……。一旦休憩してもらえますか。
委員長
 委員会を休憩します。

(午後5時02分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後5時04分)

いでい委員
 そういう話でありましたら、今のところ整備の助成については申請の件数が多いから補正予算を組む、そういった考えはないということですよね。わかりました。
 じゃあ、続いての生活道路の拡幅整備の件については、申請件数が485件から550件に上がっているから増額をするということなんでしょうか。
奈良政策室副参事(予算担当)
 これにつきましては、今委員からお話のございましたとおり、申請件数が伸びているといった実態がございます。それと、先ほど来出ております労務単価の影響、こういったものを合わせまして今回補正ということになってございます。
 また、その件数が伸びているということにつきましては、消費税の駆け込み需要ですとかがあるといったことから、昨年度の後半あたりからふえてきているといったことを所管のほうから聞いてございます。
いでい委員
 そうしますと、この申請件数が伸びれば補正予算を組むということでいいんですか。
奈良政策室副参事(予算担当)
 これにつきましては、その時々で申請件数は違ってまいりますが、不足する場合には例年補正予算を組んで追加してございますので、そういった対応は適時行っていくということになっております。
いでい委員
 それはさっき、話戻りますけれども、私道整備助成についてもそうなんですか。
奈良政策室副参事(予算担当)
 はい、同様でございます。
久保委員
 先ほどの学校施設の、中野中学校建設工事費の増額のことなんですけれども、24年度からの契約で、契約約款に賃金水準の上昇に伴うということがあるのでというお話でしたけれども、24年度からの分がここは増額補正をされるということなんですか。
奈良政策室副参事(予算担当)
 これにつきましては、今後の分ということでございまして、もう既に支払いが終わっている分につきましては対象とならないということでございます。
久保委員
 あと、私道整備助成なんですけれども、自己負担の分があると思うんですけれども、こちらのほうはどうなるんでしょうか。整備される方の自己負担の分ってあると思うんですけれども、その分はどうなるんですか。
奈良政策室副参事(予算担当)
 あくまでもこれは助成でございますので、私道の所有者の方が工事を行ったものに対して助成をするといったことになっております。今回は規模が大きくなっているといったことがありますので補正を行うというものでございますので、一般的には基準に基づいて私道の所有者の方の整備をしていただくと。それの8割、9割を補助するという内容でございます。(「すみません、休憩してもらっていいですか」と呼ぶ者あり)
委員長
 委員会を休憩します。

(午後5時07分)

委員長
 それでは、委員会を再開します。

(午後5時08分)

 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、この際申し上げます。
 補正予算に関係する委員会から申し送られた意見はありませんでした。他に質疑がなければ、ここで取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩いたします。

(午後5時08分)

委員長
 それでは、委員会を再開します。

(午後5時10分)

 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ質疑を終結します。
 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ意見の開陳を終結します。
 次に、討論を行います。討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ討論を終結します。
 これより本件について採決を行います。
 お諮りします。第61号議案、平成25年度中野区一般会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第61号議案の審査を終了します。
 次に、お諮りします。第62号議案、平成25年度中野区介護保険特別会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第62号議案の審査を終了します。
 本日予定した日程は以上で終了しましたが、委員、理事者から特に御発言はございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ以上で本日の総務委員会を散会します。

(午後5時11分)