令和3年06月01日中野区議会厚生委員会(第2回定例会)
令和3年06月01日中野区議会厚生委員会(第2回定例会)の会議録

中野区議会厚生委員会〔令和3年6月1日〕

 

厚生委員会会議記録

 

○開会日 令和3年6月1日

 

○場所  中野区議会第3委員会室

 

○開会  午後5時04分

 

○閉会  午後6時14分

 

○出席委員(8名)

 小林 ぜんいち委員長

 山本 たかし副委員長

 間 ひとみ委員

 高橋 かずちか委員

 石坂 わたる委員

 近藤 さえ子委員

 浦野 さとみ委員

 久保 りか委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 地域支えあい推進部長 角 秀行

 地域包括ケア推進担当部長 藤井 多希子

 地域支えあい推進部高齢者支援担当課長 落合 麻理子

 健康福祉部長 岩浅 英樹

 保健所長、健康福祉部地域医療連携担当課長事務取扱 佐藤 壽志子

 保健所次長 杉本 兼太郎

 健康福祉部保健予防課長 関 なおみ

 健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 瀬谷 泰祐

 

○事務局職員

 書記 鎌形 聡美

 書記 本多 正篤

 

○委員長署名


審査日程

○委員会参与の紹介

〇議案

 第37号議案 令和3年度中野区一般会計補正予算(関係分)

 

委員長

 定足数に達しましたので、厚生委員会を開会いたします。

 

(午後5時04分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 初めに、委員会参与の紹介ですが、厚生委員会の参与はお手元の資料(資料2)のとおりとなっておりますので御承知おきください。

 それでは、議事に入ります。

 第37号議案、令和3年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。

 本議案は総務委員会に付託されておりますが、厚生委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。

 それでは、理事者の補足説明を求めます。

落合地域支えあい推進部高齢者支援担当課長

 それでは、地域支えあい推進部所管分の補正予算につきまして御説明させていただきます。

 お手元の議案書の26ページ、27ページをお開きください。まず初めに、一般会計の歳出について御説明いたします。6款地域支えあい推進費、3項介護・高齢者支援費、3目介護予防推進費でございます。高齢者会館等でタブレットを用いて、オンラインのなかの元気アップ体操ひろばを高齢者に体験してもらうことや、高齢者のオンラインツールの活用をサポートする人材の育成を通じ、高齢者のICTを活用した介護予防・フレイル予防活動を支援するため、220万7,000円を増額補正するものでございます。

 続きまして、一般会計の歳入について御説明いたします。

 12ページ、13ページをお開きください。14款都支出金、2項都補助金、5目地域支えあい推進費補助金でございます。先ほどの介護予防・フレイル予防活動支援に対応する歳入として、都の10分の10の補助金220万7,000円を増額いたします。

 以上で、地域支えあい推進部の補足説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

岩浅健康福祉部長

 それでは、健康福祉部所管分の補正予算につきまして御説明をさせていただきます。

 まず初めに、議案書の28、29ページをお開きください。7款健康福祉費、6項保健予防費、1目保健予防費、2予防対策、(3)予防接種でございます。こちらは、高齢者肺炎球菌定期予防接種対象者の負担軽減事業に係る経費といたしまして、894万5,000円を増額補正するものでございます。こちらは東京都の補助事業を活用いたしまして、10月以降、予防接種の自己負担額を4,000円から1,500円に減額をするというものでございます。

 続きまして、(5)新型コロナウイルス感染症への対応といたしまして、看護師の人材派遣を活用し夜間対応の人員体制を強化する経費として172万2,000円増額を、軽症者等搬送用車両を2台から3台に増台する経費といたしまして618万3,0000円を増額するものでございます。また、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業に関する経費といたしまして、4億3,198万9,000円を増額補正するものでございます。この主な内訳でございますけれども、3月1日より開設をしております新型コロナワクチン接種コールセンターの回線数増及び10月1日以降の運営経費として2億4,020万1,000円、同じく、10月1日以降も引き続き行うワクチンの管理、分配、移送に係る経費として794万2,000円、集団接種委託につきまして、医師等の人件費増や設営方法変更等に伴う経費として7,937万6,000円、その他、職員の時間外手当、旅費、医療系廃棄物処理委託、予診票点検・パンチ委託、端末及びプリンターの賃貸借、接種券の封入封緘委託費用の増額、ディープフリーザー設置医療機関への委託料の追加に係る経費を計上しているものでございます。

 すみません。看護師の派遣ですけれども、172万円と私説明したようですけど、1,702万2,000円でございます。申し訳ございません。

 続きまして、歳入のほうに移りたいと思います。

 10ページ、11ページをお開きください。13款国庫支出金、1項国庫負担金、4目健康福祉費負担金、8節ワクチン接種対策につきまして、7,937万6,000円を増額するものでございます。

 続いて、13款国庫支出金、2項国庫補助金、6目健康福祉費補助金、8節ワクチン接種体制確保につきまして、1億403万6,000円を増額するものでございます。

 ページをおめくりいただきまして、12、13ページでございます。14款都支出金、2項都補助金、6目健康福祉費補助金、13節新型コロナウイルス緊急包括支援として462万5,000円を、14節高齢者肺炎球菌ワクチン接種として802万円を増額するものでございます。

 次に、19款諸収入、4項受託事業収入、2目健康福祉費受託収入、1節予防接種でございます。こちらは中野区民以外に係る予防接種受託収入として92万5,000円を増額するものでございます。これは中野区民以外の方が区内の病院で高齢者肺炎球菌の予防接種を受けた場合の特別区予防接種相互委託協定による受託収入でございます。

 以上、健康福祉部所管分の補足説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

高橋委員

 御説明ありがとうございました。ちょっとお聞きしたかったんですけれども、介護予防推進の件ですけども、オンラインツールを活用した介護予防・フレイル予防活動支援ということで、10分の10の都の支出金ということなんですけど、これは、いわゆるパッケージとして東京都からこういうメニューが10分の10つきで送られてきて、それを展開するということなんですか。それとも、その都の施策展開によって区の中でこういう活動を進めていくのかという、要は誰がやるのかという、例えば委託して民間の事業者でこういう識見のあるところがやるのかどうか、そういうところがちょっと気になるんです。さっきの本会議のところでも、オンラインという話の中で実績がゼロという話が出ていたと思うんですけれども、要はどういう形で誰がどういう展開でやってくのかという、その効果というか、その辺をどう見込んでいるのか、あるいはどういうメニューでやっていくのかというか、その辺の具体的な展開の詳細を聞きたいんですけれども、よろしくお願いします。

落合地域支えあい推進部高齢者支援担当課長

 まず、東京都の補助金の枠組みでございますけれども、こちらはオンラインツールを活用した介護予防・フレイル予防活動ということで補助事業が示されたものでございまして、事業の組み立てにつきましては、直営、委託を問わず、各区でそれぞれ該当するものを考えて応募するというものでございます。その中で双方向のコミュニケーションを取った形での介護予防活動、またそれに高齢者が参加するときのフォローを行うといったようなものが条件となっております。中野区のほうでは高齢者会館のほうにタブレットを配りまして、そのタブレットを使って高齢者の方に、利用者の方などに体験していただくということが一つと、あと、その高齢者の方に体験していただくときにオンラインを活用するところのフォローを高齢者同士でやっていただくということで、高齢者の支え手としてサポートチームを育成していくということで事業展開を考えております。委託ではなくて、育成する研修のほうの講師は、こちらのほうで企画して謝礼としてお支払いいたします。

 高齢者会館で実施する事業につきましては、もともと元気アップ体操ひろばのほうを委託して実施しておりまして、それのオンラインのコースを体験していただく形になりますので、別途、当初予算のほうで計上しております委託費の中で実施しているものを活用するというものでございます。

高橋委員

 ごめんなさい、あまり理解できなかったんですけど、要は、高齢者会館でタブレットを活用して高齢者の方がフレイル予防の活動をするということなんですけど、パッケージメニューで、民間の例えばスポーツ団体とかという形の方が展開をするんじゃなくて、集まった高齢者の方々がそれぞれタブレットを使って教え合うということですか。そうすると、その指導する人に謝礼を払って、トレーナーというか、展開するインストラクターのような方がいらっしゃるということなんですか。

落合地域支えあい推進部高齢者支援担当課長

 オンライン体操につきましては、元気アップ体操を委託しているセントラルスポーツという事業者のほうからオンラインで配信されておりまして、こちらにつきましては、既に年間で、5月から実施をしておりまして、そちらを御覧いただくのは高齢者会館で実施するんですが、高齢者会館に行っての体験会につきましては、区の職員が出向きまして、あと高齢者会館の運営スタッフや高齢者のサポートチームの方にお手伝いをしていただきながら実施をするというものでございます。

高橋委員

 セントラルスポーツがメニューを持っていて、それをタブレットでオンラインで見ながら皆さんでフレイル予防の活動をするということですか。

落合地域支えあい推進部高齢者支援担当課長

 委員おっしゃるとおりでございます。

高橋委員

 高齢者会館にそのタブレットは何台ぐらいセッティングする――いわゆるこの220万円の予算がついていますけど、その謝礼以外となると、タブレットのコストということなんですか。具体的なコストはどういうふうになるんでしょうか。

落合地域支えあい推進部高齢者支援担当課長

 タブレットにつきましては、高齢者会館16館に各1台ずつ配置をする予定でございます。それ以外に、介護・高齢者支援課のほうに10台購入しまして、高齢者会館以外での体験会やサポートチーム向けの講習会等で使用する予定でございます。

高橋委員

 16の施設に、タブレット1台で――フレイル予防活動だから、いわゆるアクティブな活動で、要はトレーニングをやるわけですよね。それを、タブレット1台で、高齢者の方々がオンラインで発信されるセントラルスポーツのそのフレイル予防メニューを実践して――ごめんなさい、僕、スポーツジムのいわゆるトレーニングフロアのようなイメージを持っていたものだから、その1台で足りるんですか。現場のイメージがちょっとよく分からないんですけど。

落合地域支えあい推進部高齢者支援担当課長

 元気アップ体操ひろばにつきましては、30分程度の簡単な体操をしていただく、御自宅でもしていただけるような活動でございまして、高齢者会館で実施するときには、音響機器を活用した介護予防事業で配置をしておりますカラオケ用のモニターがございますので、タブレットとモニターをつなぎまして、モニターのほうで御覧をいただきながら実施するものでございます。オンラインの体操ひろば自体につきましては、御自宅で皆さん、スマホやタブレットを使ってできるようになっていただきたいということですので、体験についてはそのモニターを通してという形になりますが、それを体験した後は御自分のスマホを使ってやってみていただいて、そのやり方を覚えていただいて、御自宅に帰っていただいて、御自宅のスマホを活用していただくということで想定しておりますので、高齢者会館には各1台ずつという配置で。

高橋委員

 現地ではモニターで皆さんに見てもらって、実際家でタブレットなりスマホを使うのを習得してもらうための、それ用のタブレットが1台あって、各人で1人ずつというか、その場その場で会館に1台配布されたタブレットを活用してやり方を習得するということですか。

落合地域支えあい推進部高齢者支援担当課長

 委員おっしゃるとおりでございます。

高橋委員

 とにかくそのタブレットの活用もそうですけども、やっぱりコロナ禍で1年以上ずっと体力が落ちている方が多いと思いますし、メンタルの面もあるので、このタブレットの活用もそうですけど、それを利用してとにかくうまく展開できるように、それこそさっきの話じゃないですけど、実績がきちっと積み上がって効果につながるように、これはお願いをしておきます。

間委員

 こちらの事業の都の補助金の上限額はお幾らですか。

落合地域支えあい推進部高齢者支援担当課長

 圏域ごとに上限額が違っておりまして、中野区の場合、日常生活圏域が4圏域ですので、補助基準額が日常生活圏域1以上11未満の場合は800万円ということになってございます。

間委員

 ありがとうございます。そうしますとまだまだ使えるといいますか、もう少し拡充したりとかということもしていけるのかなと思うんですけれども、この今のなかの元気アップ体操を体験してもらってということ以外にも、例えば他区とかの事例を参考に付け加えたりとかということもできるのかなというところをちょっとお伺いしたいです。追加して申請したりとかができるのかというところです。

落合地域支えあい推進部高齢者支援担当課長

 今年度につきましては、まず高齢者会館のほうにタブレットを配置しまして、オンライン体操を体験していただくことと、あと高齢者会館で、そのオンライン体操以外にも、分野の通常の事業でもお使いいただきながら、今後の介護予防事業におけるオンラインの活用方法というのを、展開を、使ってみていただきながら検討していきたいと思っておりまして、また並行してサポートチームの育成も進めていくということもございますので、今年度の補助金の申請の想定としましては、今回の予算額のみと考えております。

間委員

 分かりました。今後の展開として、例えばほかの区民部のほうで出ているキャッシュレス決済の部分ですとか、ああいったところも関連してICTを活用していくということも、この会では、まず最初はなかの元気アップ体操を利用していただく、体験していただくというところだと思うんですが、何かその後の展開といいますか、また来ていただいて、こういったこともスマホを使ってキャッシュレスとか使ってみたいわという方も使ってもらえるような講座も続けるようにして御案内したりとかする展開というのも考えられると思うんですが、もうこれをやっておしまい、要はトレーナーのような方を輩出して、その方々は、なかの元気アップ体操ひろばのみを体験していただく、それだけということなんでしょうか。

落合地域支えあい推進部高齢者支援担当課長

 様々な場面で高齢者のICT活用を進めていく必要がありまして、この事業では補助事業の目的でもありますコロナ禍でも介護予防・フレイル予防活動を継続するためのオンラインツールの活用についてということで進めてまいりたいと思っております。

 オンライン体操だけではなく、介護予防活動ということで、スマホを活用して人とつながったりですとか、介護予防に役立つアプリ等もございますので、そういった使用方法なども御紹介をしながら、まず、スマホを持っている方に、スマホをいろいろなものに活用していただくような形で進めてまいりたいと思っています。

間委員

 ありがとうございます。要は、これをやることはとっても大事なことだと思うんですけれども、所管ではないかもしれないですが、デジタルデバイドの解消だったりとかということも課題としてあると思いますので、そこの連携といいますか、高齢者の方は、まだこの先になるんですけど、トレーナーとして地域で会を開いていただくというときに、ほかのサービスともつながっていけるような御案内もしていただく、そこの一番最初になるような事業としてやっていただきたいなと思います。これは要望です。

久保委員

 今、お二人の質疑を聞いていて分からなかった点が幾つかあるので、繰り返しになりますけれども教えてください。最初に東京都の事業のスキームなんですけれども、これはコロナ禍における介護予防・フレイル予防活動ということで、東京都の最終補正で入ってきたものなのかなと思うんですけれども、具体的にその事業の目的。だから、そもそも東京都のほうでオンラインツールを活用した介護予防・フレイル予防活動ということのくくりで来ているもので、なおかつこの事業の中身については、区が今までやっていた元気アップ体操ひろばの活動を、それを活用して今回のものと絡めていったということでいいですか。

落合地域支えあい推進部高齢者支援担当課長

 委員おっしゃるとおりでございまして、これまで一般介護予防事業として進めてまいりました元気アップ体操ひろば、昨年コロナ禍の中で、オンラインで実施をするということでオンラインの活用なども進めてまいりました。元気アップ体操ひろば、オンラインに参加していただけるようにシニアの講習会などもやってまいりましたが、さらに今後、感染対策も踏まえたオンラインツールを活用した介護予防というのを進めていくに当たりまして、従来より取り組んでおります事業を充実していくということで、今回、その元気アップ体操ひろばをきっかけにということで事業を計画しているものでございます。

久保委員

 分かりました。東京都のこの補正の趣旨にのっとって区で一番的確だと思われることを選択をされたということだと思うんですけれども、先ほど今年度はというような――ということは、これは補正予算で来ているものなので、継続的にこの予算が東京都でずっと続くということではないように思うんですけれども、これは事業自体の継続性についてはどういうふうに考えていますか。

落合地域支えあい推進部高齢者支援担当課長

 東京都の補助事業については単年度でございますけれども、元気アップ体操ひろばのオンライン版につきましては……

委員長

 休憩します。

 

(午後5時28分)

 

委員長

 再開します。

 

(午後5時29分)

 

落合地域支えあい推進部高齢者支援担当課長

 来年度以降の取組でございますけれども、元気アップ体操ひろばのオンライン版につきましては、今年度も通年の取組として行っておりまして、介護予防事業でのオンラインの活用といったようなことは今後も必要になってまいりますので、そのオンラインでの取組というものを継続して充実してまいりたいと思っております。

 また、補助事業で実施する予定となっております高齢者のICTサポートの人材育成についてでございますけれども、こちらにつきましても、昨年度も地域の担い手育成といったようなことで進めてまいりましたけれども、今後の地域人材、地域の担い手の方たちの活動にオンラインの活用というのも欠かせないものであることから、今後もその地域の人材育成、その担い手に必要な知識の習得ということで進めてまいりたいと思っております。

委員長

 休憩します。

 

(午後5時30分)

 

委員長

 再開します。

 

(午後5時31分)

 

久保委員

 分かりました。もともと元気アップ体操って行われていて、去年からはオンラインで行った。オンラインで行う以前から行っていたその元気アップ体操ってどのぐらいの方が参加をされていて、オンラインになったことで多分参加者は減ったんだと思うんですけれども、そこがもし数字で分かれば教えてください。

落合地域支えあい推進部高齢者支援担当課長

 元気アップ体操ひろばの令和元年度の実績につきましては、6か所で266回、延べ5,507人という実績でございました。令和2年度につきましては、緊急事態宣言や緊急事態宣言後も民間の施設を借りて実施している関係もございましてなかなか実施をできない期間も長くございました。単純に比較はできないんですけれども、実際に会場に参加した方が1,569人、オンラインの方が795人という形でございます。この中には、7月からオンラインで実施したものと、あと会場がお借りできない1月以降、緊急事態宣言の間に会場の代わりにオンラインで実施したところに参加した人数も含まれております。

久保委員

 なので、やはりコロナ禍において参加者が激減している。オンラインの方たちも、もしかしたらこの5,507人の方も、オンラインで自分たちもできれば参加ができたかもしれない。なので、この方たちが継続的に行えるようにという目的が一つにはあるんだと思うんですね。まずその効果をどのように今後検討していくかというところもすごく重要だと思うので、やはり今までの数字があるわけですから、一定の目標を定めた上で、これをどのように拡大するかということをちゃんと検討していかなければいけないんだと思うんですけど、その辺はいかがお考えですか。

落合地域支えあい推進部高齢者支援担当課長

 委員おっしゃるとおり、会場にいらしている方がオンラインで皆さん参加できるわけではないということもございますし、また、会場に通ってくること自体を楽しみにしていらっしゃる方もいますので、オンラインそのものに全部で代替できるわけではないと思うんですが、今年度、高齢者会館で体験会等を実施していきますことで、通算で、延べ1,000人程度の方がオンラインのほうに参加していただければというふうに思ってございます。

久保委員

 分かりました。そういった目標をある一定決めて、しっかり充実してやっていただきたいと思うんですけれども。一方で、このICTサポートをするトレーナーさんがいらっしゃって、これはまた別の意図があると思うんですよね。こういうオンラインでいろんなことを拡大できるようになっていく、そこでコミュニケーションを図れるようになっていくというところも非常に重要で、私もデジタルデバイドの解消のためにこういった事業を拡大するようにということを今まで求めてきたのですけれども、そこに非常に期待を持つところです。このICTサポートを行うトレーナーさんというのがどういう方で、またこれからここで育てていく方ですね、ここの中でも互いに教え合うというような話はあったんだけれども、やはり核となっていく人材というものをつくっていかなければならないんだと思うんですけど、その辺はどんなふうにお考えですか。

落合地域支えあい推進部高齢者支援担当課長

 サポートチームの方ですけれども、主に高齢者の方を考えております。昨年度もシニアのICTの担い手となっていただける方ということで募集をして講習会を実施してきたんですけれども、実際に地域でもともと様々な活動をしていらっしゃる方の中にICTが得意な方もいらっしゃいますので、生涯学習大学の受講生ですとか、社会福祉協議会ですとか、あと地域で自主団体で活動している方など様々なところにお声がけをして集まっていただいたところです。今年度につきましては、特に地域で、高齢者会館で身近なところで活動していただける方をどんどん増やしていきたいということがございますので、高齢者会館を通じて、より地域で活動して携わっていらっしゃる方たちを広く募って広げていきたいと思っております。

久保委員

 シルバー人材センターとかとはここは連携を図っているということはないんですか。

落合地域支えあい推進部高齢者支援担当課長

 シルバー人材センターにつきましては、有償でスマホ教室などを区のほうでも実施していただいておりますけれども、直接シルバー人材センターの方にいらしていただいてということではないんですけれども、様々、高齢者のICTの担い手の方ということで呼びかけていきますので、その中でそういった方々にも御参加いただければと思っております。

久保委員

 様々そういう呼びかけをしていくということで分かりました。やはり今回この呼びかけによって担い手になってくださる方というのは、今後のこの地域力につながっていく方だと思うので、しっかりそこをつなげていただいて、ほかのときにもいろんな活躍をしていただけるような仕組みづくりをしていただきたいと思いますので、これは要望しておきます。

 長くなって恐縮ですけれども、28、29ページのところで高齢者肺炎球菌のことについてお伺いをいたします。これは、この補正予算が東京都で組まれたときに、以前の担当者の方にもどのような状況かということでお伺いをしてきたところなんですけれども、既に全額無償というふうに進めている区も3区ありまして、中野区としては今回この負担について、東京都がそういった助成をしてくるわけだけれども、ここの部分も含めて全額無償にするというようなことで検討をされた経緯はあったのかどうかということと、他区においての全額無償としている3区はありますけれども、ほかの、中野区と違う形で今回この肺炎球菌について新たな取り組みをされたところがあるのかどうかということが分かれば教えてください。

関健康福祉部保健予防課長

 まず他区の補助の状況でございますが、従来から高齢者の肺炎球菌を無料にしている区は2区、千代田区と渋谷区でございます。本年の東京都の補助事業をもちまして無料とした区は、北区の1区でございます。また、10月の接種分1,500円分から無料にするとした区は豊島区、4月から9月の分につきましても補助をするとした区が7区となっております。中野区と同じ10月からの補助を開始する区は11区となってございます。

久保委員

 中野区においては、全額無償とするという検討はされたのでしょうか、されていないのでしょうか。それから、4月から9月について、ここの期間はどのようになるのか教えてください。

関健康福祉部保健予防課長

 中野区におきましても、4月から9月分の財源につきまして検討は行われたと聞いておりますが、補助をしないということになったと聞いてございます。また、10月以降につきましても肺炎球菌につきましては、5年間毎年無料にする必要があるということで、継続的な費用の面を考えまして無料としなかったと聞いてございます。

久保委員

 財源的なところを含めて検討してこうなったということですよね。4月から9月のところが、10月以降でないとこの助成が受けられなくなってしまうので、ここまでの間どのような形で区民の皆さんにまず説明といいますか、アプローチをかけていくのかというところを教えてください。

関健康福祉部保健予防課長

 4月から9月につきまして額が4,000円と違うということにつきましては丁寧な説明をするということで、まず4月にはがきで周知をしてございます。また、6月に発送予定の予診表につきましても額が変わる旨を大きく記載し、分かりやすくしているところでございます。

久保委員

 今、新型コロナウイルスワクチンのほうを高齢者の方たちは皆さん急いで打っていらっしゃるという状況もあるので、そこと全く違うものであるということを分かりやすく御説明をしていただかなければいけないと思いますし、一定の期間を空けるというところも考えると、これは10月から進めるということでもよかったのかなというふうには思いますので、その辺のところをしっかりとアピールしていただきたいなと思いますのでよろしくお願いいたします。

 新型コロナのところで、集団接種に伴う経費のところで一点教えていただきたいと思います。集団接種会場の委託料の中で、多言語及び手話対応によるものの予算というのが組まれておりますけれども、これはどのような形で対象者の方たちにこういった対応ができますよということが、会場でそれがちゃんと周知がされていくものなのか、また、対象とされる方というのはどのぐらいいらっしゃるというふうに区としては掌握されているのか教えてください。

瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長

 多言語対応、手話対応につきましては、各会場に2台ずつ、インターネットにつながったタブレットのほうを配置いたします。そちらのほうでオンラインでつないで、多言語、手話通訳等を行う予定です。また、視覚障害者の方につきましては筆談という形になるかと思いますので、そちらのほうで紙とペンを御用意したりとか、あとはコミュニケーションボードみたいなものを配置したいと考えております。聴覚障害の方につきましては、ボード、手話通訳を対応しています。

久保委員

 要するに2台ずつ配置をしているということが、その必要とされる方にちゃんと周知がされているのかどうかということを伺っているんです。なおかつ、多言語や手話、それから今、視覚障害者の方もおっしゃっていましたけれども、大体どの程度の方たちが、これを対象とされる方ですよね、接種されるときに。そこがどういうふうに考えてらっしゃるのかなと。

 2台のこういうタブレットは置いてあるんだけれども、実際に必要とされる方がいらっしゃらなかったとしても、これは必要なサービスだと私は思うんですけれども、でも必要な方にその必要なサービスがあるということが届かなければ何の意味もなくなってしまうので、その辺のところをどのようにお考えかなと思って伺っております。

瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長

 手元にちょっと人数のほうは御用意していないんですが、お知らせのほうにつきましては、会場の受付のところで、現在はそういった方がいらっしゃいましたら受付のほうでつかまえて、対応の職員のほうが御案内するという形になってございます。委員おっしゃるとおり、分かりづらいというか、躊躇しないように、入り口の辺りで御案内のポスターとかそういった対応をしたいと考えております。

久保委員

 本来は、そのワクチンの受診券というか、予約をする際にそういったサービスが分かることが一番いいのであろうと思うんですけれども、なかなかそこまでは難しいと思いますし、なおかつ、この方たちは予約をするのも非常に困難な方たちなんですね。なので、やっぱり連動したサービスということが非常に重要ではないかなと思いますので、そこのところも併せてしっかり進めていかれることが重要だと思いますけれどもどのようにお考えですか。

瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長

 委員御指摘のとおりかと思います。現在、全庁を挙げまして、アウトリーチチームとかと連携しまして、予約のしづらい方のサポートをするという体制を取りつつあります。あと、障害福祉の担当部署でも御連絡をしながら予約のサポートをしていくということを検討してございますので、そちらのほうで、御案内するときに、会場でもタブレット等がございますということでお伝えできればと考えております。

浦野委員

 同じく29ページの新型コロナウイルス感染症の保健所の体制のところでまず伺いたいんですけれども、これは人材派遣で看護師さんを活用するということなんですけども、現在の体制の状況と――現在、負担があるので増やすということの御判断だと思うんですけれども、その現状と、今回その増やす人員の人数のところをまず確認をさせてください。

関健康福祉部保健予防課長

 現在の派遣看護師の状況でございますが、平日日中は12名、土日は6名の体制で日中の対応に当たっております。ただ、医療機関から発生届出が増えた場合、夜間の対応が必要になることを鑑みまして、今般は8名を16時から21時までの勤務として増やすものでございます。

浦野委員

 今、平日と土日の体制のところを教えていただいたんですが、増やすのは16時から21時で8名は、これは平日も土日も両方ということでよろしいですか。

関健康福祉部保健予防課長

 御指摘のとおりでございます。

浦野委員

 これは現状でもかなり負担になっているのか、今、変異株等々がまた広がってきている中で、今後に備えてという要素、両方なのかなとは思うんですけれども、もう一度そこを確認いたします。

関健康福祉部保健予防課長

 委員御指摘のとおり、現在、陽性者数に非常に人的な要素は依存しておりますので、まずは発生届出の数を踏まえてという部分、また、一つ一つの調査につきまして変異株が拡大した場合は聞き取り調査等の時間がかかることも含めての対応と考えてございます。

杉本保健所次長

 現在でございますが、予備費を充用しまして、6月分までのところについては既に人員体制の強化を図っているところでございまして、7月以降の部分につきまして、今回の補正予算の中で御提案を申し上げたものでございます。

浦野委員

 これはそうすると、予備費とあと7月以降のということだったんですけど、この増やす8名についてはいつまでの期間を想定しているんでしょうか。

関健康福祉部保健予防課長

 今のところは7月から10月までとしてございます。

浦野委員

 分かりました。10月以降については、その状況を見ながらまた対応されていくということだと思います。

 ちょっと懸念されるのは、その8名なんですけれども、今いろんなところで看護師さんが取り合い、取り合いというか、どこもやっぱり人手が足らなくてということで、本当に来てくれれば一番いいんですけれども、なかなかそれが予定どおりいかないということも懸念されるんですけども、その辺りは、今回この補正が今先議でかかっていますけれども、可決次第、その募集をかけていくということなのか、それとも、今予備費でその対応している6月の分を継続していくというような考え、だから新たに募集をするのではなくて、今いる方を7月以降ということでなのか、ちょっとそこを最後に確認します。

関健康福祉部保健予防課長

 現在来ている方になるべく引き続きということで、対応としては考えてございます。

浦野委員

 分かりました。もう一点、この接種体制確保事業の経費、経費としてはここが一番大きいのかなと思うんですけれども、この中で先ほど久保委員からもあったように、集団接種のところでの経費の増と、さっき説明の中で10月以降分のところの予算についても盛り込まれていて、当初予算では9月分までということだったと思うんですけれども、これはもともとが、その9月分までというのがどういう理由でそうだったのか、現時点で10月以降の分増額するのか、そこをちょっと確認いたします。

瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長

 こちらの新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業につきましては、もともと昨年度のところから、国のほうが9月末までの補助金というスキームで交付申請等を受け付けていたところでございます。なので、そちらに合わせて昨年度予算の繰越し部分、そこにつきましても9月末までの分ということで予算を組み立ててきております。今回補正する分につきましては、10月以降の分、確実にかかるであろうというところも見込ませていただいております。こちらについても、国のほうは補助金等を検討しているといった情報もございますので、そちらのほうは財源も確保していく予定です。

浦野委員

 これは今、現時点では10月から年度末までの予算ということでよろしいですか。

瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長

 おっしゃるとおりです。

浦野委員

 最後にしますが、昨日から区民活動センターでの高齢者の予約支援が始まって、今日から区民活動センターでの実際に集団接種も始まっていて、ちょっとこの予算にはないんですけれども、ワクチンの予約のことで、今、実際区民活動センターで高齢者の予約支援が始まります。実際、もう自分で予約された方が区民活動センターに接種に来られます。私、昨日新井のセンターに行ったら、新井の場合は入口のところで予約支援のブースがあって、接種は別の場所でとなるんですけど、そうすると、今、自分で予約した方がこれからそれぞれの区民活動センターに来たときに、2回目の予約について、1回目が終わった段階でそこで取れるのがいいという声がかなり寄せられていて、実際には1回目、そこで接種が終わるわけですから、次、確実に3週間後の、次のその巡回の中で、会場は選べますけども、基本的に1回目打ったところで打てるのがやっぱり打つ側としてはいいという声も結構寄せられていて、そことの関係というか、1回目を終えられた方が、そこの区民活動センターで実際2回目の予約ができるというようなことは、今後の中で検討されていってほしいなと思うんですけれども、その辺りを伺います。

瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長

 委員御指摘ありましたとおり、1回目を接種、特に区の集団接種会場でやられた方からは、2回目の予約について御心配の声を頂いております。今、委託の事業者のほうで、特に高齢の75歳、65歳、接種している間につきましては、待合の時間、待機をしている時間、15分から30分ございますが、そちらのほうで担当の従事者の方が端末を持って2回目の接種の御案内をしていると、予約の手伝いをしているという状況でございます。

浦野委員

 もう既に今日から、1回目接種された方が、それぞれのその会場で案内して、そこで予約ができているということでいいんですね。確認です。

瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長

 おっしゃるとおり、今も行っております。あと、すみません、先ほどの答弁で3月末までと言ったんですが、接種自体は2月28日までということになっていまして、関連のところを予算化しているというものでございます。失礼しました。

近藤委員

 皆様が質問をしてくださったので、少しだけ質問させていただきたいんですけれども、オンラインツールを活用した介護予防、フレイル予防活動支援事業なんですけれど、先ほど1館に1台ということなんですけれど、これは16館、高齢者会館全てで今やってらっしゃるんですか。

落合地域支えあい推進部高齢者支援担当課長

 16館全てというのは、元気アップ体操のことでしょうか。(「元気アップ体操」と呼ぶ者あり)元気アップ体操ひろばにつきましては、民間の施設を借りまして6会場で実施しているものでございまして、現在、高齢者会館で実施しているものではございません。高齢者会館で様々な介護予防事業を実施しておりますけれども、今回そういったものとは別に、元気アップ体操ひろばのオンライン版の体験会ということで高齢者会館を会場に実施するものでございます。

近藤委員

 そうしますと、民間の施設を使ってやっている。高齢者会館では今はやっていないということなんですか。

落合地域支えあい推進部高齢者支援担当課長

 委員おっしゃるとおりでございまして、現在は高齢者会館ではやってございません。民間6施設とオンラインでこれまで実施してきた事業でございます。

近藤委員

 この事業、介護予防はとても大事ですし、昨年からオンラインを使った体操を導入するとか、IT講習をやったりとか、とてもいい取組だと思うんですよね。ただ、高齢者の方はどこでやっているのかあまり周知されていないんじゃないかなと思うんですよ。先ほど久保委員からもありました、今オンラインでやっている方は795人。これ、795人もできているってすごいなあと私は思ったんですね。IT講習をやって、それで御自宅で自分でできるというふうになっている方がもしこれぐらいいるんだと、すごい成果じゃないかなって思うんですよ。これはやっぱり対面でやりたい方もいるし、オンラインの方もいるしというので、やっぱりこの事業が広く自分の身近なところで受けられるといいなと思うんですけれど、なかなか知られてないってことについてはどうお考えですか。

落合地域支えあい推進部高齢者支援担当課長

 元気アップ体操ひろばにつきましては、主に高齢者会館が近くにない地域で民間施設をお借りして実施しているものでございまして、周知につきましては、区報やホームページ等で行っておりまして、この4月にもお知らせをしておりまして、その際にオンライン体操ひろばもお知らせしているところでございます。

 オンラインの、先ほどの795人というのは延べの参加者でございますので、合計の参加者数でございまして、実人数としては、登録者数が現在40人程度になるかと思います。そのうち、オンラインを実施する際に参加される方が20人程度にまで徐々に増えてきたところでございます。

近藤委員

 そうですよね、私、795人ってちょっとびっくりしてしまって、こんなに参加しているならすばらしいなと思ったんですけど、そうですよね。やっぱり高齢の方は、IT講習を受けたりとかしても、なかなか自分でやってみようというのには階段が高いのかなと思いまして、これはやっぱり丁寧に、とてもいい事業ですし、介護予防は大事ですし、オンラインでやるということも、お家にいながらできるということも大事なことですし、都の補助金も得て、これから充実してやっていっていただきたいので、その周知と、あと、なるべく多くの方に参加していただけるように頑張っていただきたいと思いますけどいかがですか。

落合地域支えあい推進部高齢者支援担当課長

 今年度実施する元気アップ体操ひろばの体験会につきましては、区民活動センターや高齢者会館でのチラシやポスターの掲示なども工夫しながら、できるだけ多くの方に知っていただいて、参加を広げていければと思っております。

近藤委員

 それともう一点、29ページの新型コロナウイルス感染症のところの軽症者用運搬用車両経費の増額なんですけれども、これは2台から3台にということですけれども、現状というのを教えてください。

関健康福祉部保健予防課長

 5月17日から今は台数を増やしまして、水木土は3台、日月火金は2台ということで動いているところでございます。

近藤委員

 やはり運搬の人が多くなっているということですか。

関健康福祉部保健予防課長

 軽症者の運搬に使っているということで、従来は入院の際に使っていたのですけれども、今、都のほうで重症者が軽症化した場合に軽症者用の病院に運ぶということもありまして、そういったことにも使っているという状況でございます。

近藤委員

 そうしますと、これは需要がかなり高いという理解でよろしいんですか。

関健康福祉部保健予防課長

 そのとおりでございます。

石坂委員

 何点かございますけれども、まず、最初に12、13ページの諸収入のところの中野区民以外に係る予防接種受託収入のところで伺います。中野区外の方が中野区で接種を受けた場合にこの収入があるという形になるわけですけれども、中野区外の方が中野区内で接種をどの程度の人数されるという見込みで計上されているのかということと、あと、逆に中野区民の方が区外で受ける方に関しても、もし見込みなど出しているのであれば教えてください。

関健康福祉部保健予防課長

 都内につきましては相互乗り入れということになっておりますので、打つ場所としましてはどこでも打てるという形になっておりまして、その際に、その区民の方の区の予診票を使うということで、その額で接種をできるという形になってございます。

石坂委員

 ここに計上されているのは、23区外の人が予算計上をされているということでよろしいんでしょうか。

関健康福祉部保健予防課長

 こちらで計上しているのは、中野区の高齢者で対象の方の人数になってございます。

 すみません。中野区民で区外で接種する方の人数――中野区内で接種する他の区の方の人数になります。

石坂委員

―――(発言取り消し)―――それからもう一点が、同じページです。支えあい推進補助金のほうの新しい日常における介護予防・フレイル予防活動支援事業のところで伺います。こちらのほうが、補助金の中身としては、これはあくまでも介護予防・フレイル予防という形になっているので高齢者のみが対象のものだと思うんですけども、今回この補正予算を組むに当たって気になっているところは、障害者関係のところがほぼないという形になっていることが気になっています。特に高齢者に関しては今回フレイル予防という形で入っているわけですけども、そのために確認としてまず伺いたいんですけども、今回、新型コロナ禍において、実際に高齢者の方の介護度ですとか、フレイルの具合に関して何かしら実際に具体的な数字的な変化が出ているのか、あるいは担当部署のほうで肌で感じる部分があるのかどうか教えてください。

落合地域支えあい推進部高齢者支援担当課長

 具体的な要介護認定者数や介護予防事業の対象者数につきましては、その個人個人の状況の変化ということでは分析ができていないところでございますが、1回目の緊急事態宣言後に、高齢者会館や元気アップ体操広場の利用者にアンケートを取りましたところ、実際に運動機会のある方は運動を継続することができていましたけれども、運動機会の少ない方は運動する機会がさらに減っていて、心身の機能の低下を感じていらっしゃるというアンケート結果が出ております。ほかの地域でも、実際にコロナウイルスの感染拡大で、外出自粛で高齢者の心身の機能の低下が指摘されているところでございますので、適切にその状況を、高齢者会館など直接高齢者の方と関わっているスタッフの方から丁寧に状況を聞き取って把握してまいりたいと思っております。

石坂委員

 これまで数字的な変化は出てないけど、今後のことも含めて考えていくとやはり心配な部分があるという中での実施だというふうに思います。こうしたことというのは、今回東京都の補助がつくので、もちろんそのタイミングでということもあるとは思うんですけども、やはりこれというのは、本当に必要なものであれば補助がなくてもやるべき事業であるとも思うところでもあります。何かしら予算、どこまでお金をかけるのかかけないのかというところの中身の工夫はあると思うんですけれども、必要なことをやっていくということがあると思います。

 障害者施設に関して、恐らく今回補助金の対象じゃないということで手を打たれていない部分があると思うんですけども、これは中野区に限った話じゃないですけども、障害のある方が、やはり今回のコロナ禍において、それまでは1人で買い物もできていたけどもヘルパーさんに頼むことが増えて、その結果、1人で出かけることですとか人とコミュニケーションを取ることが減ってしまっていて、自分の能力とか記憶的なものが低下していることが心配に感じていらっしゃる方だとか、生活リズムがどんどん狂ってしまったりですとか、メンタルの状況がよくなくなったと感じられる方が出てきているという話などを耳にするところでもあります。

 そうした中で、今回は今回でこの予算ではあるわけですけども、やはり東京都から補助金がついて、じゃあ高齢者をやりましょうというときに、補助金はつかないけど障害者の場合はどうなんだろうというふうに意識を向けていただく。その際に、やはり必要なものであれば1台でも、あるいは同じような事業なのか、あるいはお金かけない形でほかの方法を考えるのかはありますけども、やはりその都度その都度ちゃんと確認をして必要なニーズを探っていくことが必要であると思うので、その辺りはいかがお考えでしょうか。

岩浅健康福祉部長

 障害者の方につきましても、委員おっしゃるとおり、昨年度につきましては移動支援の利用はかなり減ったということはございます。ただ代わりに、通所はしないものの、事業者のほうから御自宅に連絡を取ることで通常以上にコミュニケーション、連絡が取れたというようなこともございまして、現在も各事業所のほうでは適切な対応を取っていただいているというふう思っております。それらを見る中で、もしこういったものの支援が必要だということがございましたら、それについては補助金の活用だけでなく検討はしてまいりたいと考えております。

石坂委員

 ぜひ検討いただきたいということと、あと、通所で利用されている方も、それまでは午前午後を使って通われていて、間にお昼も食べてコミュニケーションを取ったりできていたのが、なかなかそういう利用が難しくなって、午前だけ、午後だけになる方がいるだとか、あとは利用する頻度を下げたりという方もいらっしゃる中で、その辺もちゃんと気をつけながら探っていただければ、状況把握をいただければと思いますので、これは要望でお願いいたします。

委員長

 休憩します。

 

(午後6時10分)

 

委員長

 再開します。

 

(午後6時11分)

 

委員長

 先ほど石坂委員の質疑の中で、質疑を一旦しましたけれども取消しがありましたので、その部分については削除ということで取消しをさせていただきます。それでよろしいでしょうか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

間委員

 質問し忘れたので確認させていただきたいんですけれども、高齢者肺炎球菌のところなんですが、区のホームページで新型コロナウイルス感染症の発生に伴う予防接種の期間延長についてというのがあるんですけれども、こちらのほうで延長期間というのはどのぐらいですか。期間延長についてということなんですけれども、こちらのほうに高齢者肺炎球菌予防接種というところがあるんですが、期間延長の対象となりますとあるんですが、どのぐらいの期間ですか。

関健康福祉部保健予防課長

 新型コロナウイルス感染症の流行のために機会を逸した方につきましては、肺炎球菌を含む定期予防接種について期間が延長されているということになってございまして、まだ流行が続いている状況なのでいつまで延長というのはまだはっきりは分かっておりませんが、来年も可能という形になっております。

間委員

 ありがとうございます。そうしましたら、例えば昨年度の対象者の方も今回のこの補正の対象者ということでよろしいでしょうか。要は補助を受けられるということでよろしいでしょうか。

関健康福祉部保健予防課長

 御質問は今年度ですか。

委員長

 休憩します。

 

(午後6時13分)

 

委員長

 再開します。

 

(午後6時13分)

 

関健康福祉部保健予防課長

 対象になることとなってございます。(「確認したかったので、ありがとうございます」と呼ぶ者あり)

山本委員

 最後の間委員の質問で、今回の補助事業の対象、この補正の――にはなるんですか。

関健康福祉部保健予防課長

 確認したところ、なるということになってございます。

山本委員

 案内自体はどうされるんですか。

関健康福祉部保健予防課長

 予診票の案内につきましては、今年度対象の方に送っているという形になってございます。(「分かりました」と呼ぶ者あり)

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、質疑を終結いたします。

 意見についてお伺いします。第37号議案について意見はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、第37号議案については、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 以上で第37号議案の審査を終了します。

 以上で本日予定した日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本日の厚生委員会を散会いたします。

 

(午後6時14分)