平成25年10月04日中野区議会総務委員会(第3回定例会)
平成25年10月04日中野区議会総務委員会(第3回定例会)の会議録
平成25年10月04日総務委員会 中野区議会総務委員会〔平成25年10月4日〕

総務委員会会議記録

○開会日 平成25年10月4日

○場所  中野区議会第1委員会室

○開会  午後2時01分

○閉会  午後2時42分

○出席委員(9名)
 内川 和久委員長
 酒井 たくや副委員長
 木村 広一委員
 石坂 わたる委員
 北原 ともあき委員
 いでい 良輔委員
 久保 りか委員
 奥田 けんじ委員
 岩永 しほ子委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 副区長 金野 晃
 副区長 英 直彦
 政策室長 竹内 沖司
 政策室副参事(企画担当) 海老沢 憲一
 政策室副参事(予算担当) 奈良 浩二
 政策室副参事(広報担当) 酒井 直人
 政策室副参事(情報・改善担当) 中谷 博
 経営室長 川崎 亨
 危機管理担当部長 荒牧 正伸
 経営室副参事(経営担当) 戸辺 眞
 経営室副参事(人事担当) 角 秀行
 経営室副参事(施設担当) 石井 正行
 経営室副参事(行政監理担当、債権管理担当) 岩浅 英樹
 経営室副参事(経理担当) 伊藤 廣昭
 会計室長 浅野 昭
 選挙管理委員会事務局長 吉村 恒治
 監査事務局長 鈴木 郁也

○事務局職員
 事務局長 篠原 文彦
 事務局次長 青山 敬一郎
 書記 細川 道明
 書記 香月 俊介

○委員長署名

審査日程
○議案
 第63号議案 中野区歌に関する審議会設置条例
 第64号議案 災害対策用備蓄物資の買入れについて
 第69号議案 中野中学校新校舎建設工事請負契約に係る契約金額の変更について
〇所管事項の報告
 1 平成26年度国・都の施策及び予算に関する要望について(企画担当)

委員長
 定足数に達しましたので、総務委員会を開会します。

(午後2時01分)

 本定例会における委員会審査の割り振りについて協議したいので、委員会を休憩いたします。

(午後2時01分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後2時02分)

 本定例会における委員会の審査日程についてお諮りします。
 お手元に配付の審査日程案(資料1)に沿い、1日目は議案の審査と所管事項の報告の1番まで、2日目は残りの所管事項の報告以下を行い、3日目は審査の状況を見ながら改めてお諮りしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 また、5時を目途に進め、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いします。
 議事に入ります。
 議案の審査を行います。
 第63号議案、中野区歌に関する審議会設置条例を議題に供します。
 理事者の補足説明を求めます。
酒井政策室副参事(広報担当)
 それでは、第63号議案、中野区歌に関する審議会設置条例につきまして補足説明をさせていただきます。
 最初に、提案理由ですが、7月の総務委員会でも説明させていただいたとおりですが、中野区歌を新しく制定するに当たって、区長の附属機関として中野区歌に関する審議会を設置させていただきたく、条例において、設置、所掌事項等を定める必要があるためでございます。
 次のページをごらんください。
 条例案でございます。第1条では、幅広い区民に親しまれ、世代を超えて末長く歌い継がれる中野区歌を制定するに当たって中野区歌に関する審議会を設置することを記述しております。
 続きまして、第2条です。所掌事項でございます。審議会は、区長の諮問に応じて、区歌に関し必要な事項について調査・審議し、答申いたします。先日の報告のとおり、詞や曲のイメージ等、区歌の作成を依頼するにふさわしい人物像等、幅広い区民に親しまれ、長く歌い継がれるための方策についてなどを諮問する予定でございます。
 第3条は、委員の人数と構成です。14人以内とし、学識経験者、学校関係者、区民から区長が委嘱いたします。なお、区民の内訳ですが、公募の区民3人に加えまして、町会連合会、商店街連合会、小学校・中学校PTA連合会、東京商工会議所中野支部、中野区体育協会などを想定しております。学校関係者については、小学校長、中学校長、音楽教諭を想定しております。
 第4条は、委員の任期でございます。委嘱の日から審議会が第2条の規定による答申を行ったときまでといたします。
 第5条では、審議会に会長及び副会長を置くなどの規定でございます。
 続きまして、第6条は、審議会の招集、議事の進め方についての規定でございます。第4項では、審議会は原則公開とし、必要があると認めるときは非公開とする旨、規定してございます。
 第7条では、審議会が必要があると認めるときは委員以外のものに会議への出席を求めて意見を聞くことができる旨、規定いたします。
 第8条は、審議会の庶務は政策室において処理いたします。
 第9条は、委任の規定でございます。
 最後に、附則でございます。この条例は、公布の日から施行します。また、第6条第1項の規定にかかわらず、1回目の審議会につきましては会長、副会長が不在でございますので区長が招集する旨、定めております。
 簡単ですけれども、補足説明については以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
委員長
 これより本件に関する質疑を行います。
 質疑ありませんか。
久保委員
 この件につきましては、せんだっても御報告をいただいたところでございまして、審議会の設置というお話はそのときにもございました。ただ、今年度の予算の段階では審議会ということではなくて懇談会ということになっていたのではないかと思っておりまして、その点が、予算のときの審査のときには、懇談会を9月、10月あたりまで開いて、その結果を持って先に進んでいくというような御説明だったかと思うのですけれども、そこの経緯が若干変わったのかと思います。その点につきまして御説明をお願いいたします。
酒井政策室副参事(広報担当)
 委員のお尋ねの件ですけれども、当初、懇談会として予算のときも説明させていただきましたが、審議会にした理由ですけれども、新しく区歌をつくるということで、やはり議会に議決をいただいて設置する審議会という形で諮問答申をいただくことが作成の経緯としてはふさわしいと考えまして、当初の懇談会から審議会へと形を変えさせていただきました。
久保委員
 それと、やはり予算のときに御質問があって、今の区歌の取り扱いというのでしょうか、今後、著作権の問題とかさまざまあるようなことがそのときに御報告されていたかと思うんですけれども、その点につきましては新しい区歌ができた段階でどのようになるのでしょうか。
酒井政策室副参事(広報担当)
 新しい区歌をつくることによって古い区歌が廃止になるということは考えておりません。歴史的に、昭和25年に制定して当初から歌われていて、現在歌われておりませんけれども、旧区歌があったということでそれを後世に残していきたいと考えております。
久保委員
 その後世に残すということで、歌詞などについてもホームページ等でも公開をしていくようなお話があったかと思うんですけれども、その辺のところもあわせて今進められているということなんでしょうか。
酒井政策室副参事(広報担当)
 今、新しい区歌をつくる審議会設置の条例をお願いしているところですけれども、古い区歌につきましても、新しい今回の審議会を設置いたしますので、その中で古い区歌の取り扱いについても議論があると思いますので、そちらを踏まえて検討したいと思います。
久保委員
 先日もこのスケジュールの御報告がありましたけれども、区長の会見のほうでは、10月の完成したときに区歌の発表イベント等を開催されるというようなお話がございましたけれども、最終的にはそういったスケジュールで進められていくということでよろしいでしょうか。
酒井政策室副参事(広報担当)
 前回の総務委員会のところで説明しましたとおり、今年度答申をいただきまして、来年度の予算で速やかに区歌を制定する手続をしまして、秋ごろ、10月ごろには発表をしたいと考えております。
委員長
 他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩します。

(午後2時08分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後2時09分)

 質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、質疑を終結します。
 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、意見の開陳を終結します。
 次に、討論を行います。討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、討論を終結します。
 これより第63号議案について採決を行います。
 お諮りします。第63号議案、中野区歌に関する審議会設置条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第63号議案の審査を終了します。
 次に、第64号議案、災害対策用備蓄物資の買入れについてを議題に供します。
 理事者の補足説明を求めます。
伊藤経営室副参事(経理担当)
 第64号議案、災害対策用備蓄物資の買入れにつきまして補足説明をさせていただきます。お手元の資料(資料2)をごらんください。
 本議案につきましては、議会の議決に付すべき予定価格2,000万円以上の動産の買入れとして御提案をさせていただくものでございます。
 件名は、災害対策用備蓄物資の買入れについて。
 納期は、平成25年11月29日。
 買入れの内容ですが、サバイバルブランケット2万7,380枚、エアーマット4万420枚を購入するものでございます。
 契約金額は、消費税相当額を含み、4,052万6,598円。
 契約者は、日置株式会社 本社。
 契約の方式は、一般競争入札でございます。
 入札の経過ですが、平成25年8月9日に実施をいたしました。この入札には14者の申し込みがあり、辞退7者、不参1者を除き、6者の応札がございました。
 契約者の営業概要につきましては、表の5にお示ししたとおりでございます。
 補足説明については以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
委員長
 これより本件に対する質疑を行います。質疑ありませんか。
木村委員
 契約金額の総額が4,052万円余となっておりますが、サバイバルブランケット、エアーマット各1枚ずつの単価というのは幾らになったか、教えていただけますか。
伊藤経営室副参事(経理担当)
 サバイバルブランケットにつきましては単価332円でございます。エアーマットにつきましては単価730円でございます。
木村委員
 地域防災計画のほうではサバイバルブランケット5万1,620枚というものがございます。ただ、エアーマットというものがなかったんですけど、これは今回合計で大体6万7,000枚ぐらい在庫として入れるんですけども、計画全体の中でどれくらい、要は100%の計画のうち、今回入れたことによってどれくらい条件というか、満たされたということになるのでしょうか。
伊藤経営室副参事(経理担当)
 まず、サバイバルブランケットでございますけれども、避難所への想定避難者数から目標数というものを設定してございますけれども、目標数が7万9,000枚でございました。そのうちの24年度末見込みが5万1,620枚、差分の2万7,380枚を調達いたしました。
 エアーマットにつきましては、目標6万2,000枚に対しまして24年度見込み備蓄数が2万1,580枚。差分4万420枚を調達したわけでございますけれども、エアーマットにつきましては、これまで敷きマットという形で購入していたものを今年度からエアーマットに切りかえていくというようなことで、使用感がよい、あるいは保管スペースが省スペースであるといったような理由から、今年度からエアーマットにつきましては購入したものでございます。
木村委員
 じゃあ、これ、今回で大体100%になるということで、どこに配置するということは、計画はできているのでしょうか。
伊藤経営室副参事(経理担当)
 それにつきましては、防災のほうの所管になりますので、申しわけございません。
木村委員
 既にストックとして持ってあるサバイバルブランケット5万1,620枚と敷きマット2万1,580枚なんですけども、これは前回、仕入れ価格というのは1枚当たり幾らぐらいだったのでしょうか。
伊藤経営室副参事(経理担当)
 過去に契約を通して購入したものでございますけれども、2回ございまして、1度目が平成21年にサバイバルブランケットを2万1,000枚購入してございます。そのときの単価が470円でございました。敷きマットにつきましては2万2,000枚、1,565円。いずれもこれは税抜きになってございます。
 次に、平成23年度でございますけれども、サバイバルブランケットにつきましては220枚、単価600円、税抜きでございます。敷きマットにつきましては60枚、2,000円、税抜きでございます。失礼しました。23年度につきましては契約のほうを通ってございません。
木村委員
 今回、価格がやっぱり大分というか、違っていますけれども、性能的にはほぼ同じものを仕入れたということでよろしいですか。
伊藤経営室副参事(経理担当)
 サバイバルブランケットにつきましては同等品が入ってございます。エアーマットにつきましては、今回初めて購入したものでございますので、仕様に基づいて導入されるということでございます。
木村委員
 資料に基づきますと、今回落札したのが日置株式会社、大体4,000万円ぐらいなんですけれども、ほかの5者が大体6,000万円前後、2,000万円ぐらい落札したところとの差があるんですけども、これはどういった理由からでしょうか。
伊藤経営室副参事(経理担当)
 業者によって調達ルートがございまして、それが異なるということ、また事業者によっては仕様に沿った製品で低価格のものを調達できる見込みのある場合にはこういった形で価格差が出る場合がございます。
岩永委員
 私の聞きたかったことも今、木村委員のほうからありましたから、それはもう重ならないで、1点お尋ねをしたいのは、この災害対策用備蓄物資の買い入れについての区の予定額は幾らでしたか。
伊藤経営室副参事(経理担当)
 物品については、申しわけございません、予定価格が公表できませんので、予定価格についてはお答えできません。
岩永委員
 じゃあ、それは仕方がありません。
 それで、今もありましたけれども、この日置と他の5者との価格の違いが相当の違いとしてあります。それで、先ほど副参事のほうから御説明がありました調達ルートが違うとか低価格品の調達ということではありますが、それにしても相当の価格の違い。ということは、日置という会社には何か他の5者とは違う独特のルートがあるのかどうか、そのあたりは契約のところでは確認されていませんか。
伊藤経営室副参事(経理担当)
 申しわけございません。ちょっとわかりかねます。
岩永委員
 それから、この日置が今回区に入れたと同等のものをどこかの自治体に入れているというようなことは御存じないですか。
伊藤経営室副参事(経理担当)
 他の自治体で入れているといったようなことは確認してございます。
石坂委員
 先ほど説明の中で、入札6者とおっしゃっていたんですけども、これ、入札金額が書いてあるのは5者なんですけど、これは単に数字のおっしゃい間違えかどうか、確認させてください。
伊藤経営室副参事(経理担当)
 申しわけございません。5者でございます。失礼しました。6者で、1者が無効でございますので、それを合わせて6者でございます。
久保委員
 先ほどブランケットのほう、7万9,000枚の目標数というふうにおっしゃっていたかと思ったんですが、この目標数というのはいつ決まったものなんですか。
伊藤経営室副参事(経理担当)
 これにつきましては、東京都が平成24年4月に目標数を見直ししてございまして、その被害想定をもとに調達目標数を24年12月ごろに定めてございます。
奥田委員
 確認をさせていただきたいんですけども、物品の購入の場合には予定価格を公表せずというお話でありましたけれども、工事等と違って手抜き工事というようなものが想定されないので、最低価格自体もないということでよろしいのでしょうか。
伊藤経営室副参事(経理担当)
 そのとおりでございます。
委員長
 他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩します。

(午後2時21分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後2時22分)

 質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、質疑を終結します。
 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、意見の開陳を終結します。
 次に、討論を行います。討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、討論を終結します。
 これより第64号議案について採決を行います。
 お諮りします。第64号議案、災害対策用備蓄物資の買入れについてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第64号議案の審査を終了します。
 次に、第69号議案、中野中学校新校舎建設工事請負契約に係る契約金額の変更についてを議題に供します。
 理事者の補足説明を求めます。
伊藤経営室副参事(経理担当)
 第69号議案、中野中学校新校舎建設工事請負契約に係る契約金額の変更について補足説明をさせていただきます。
 お手元の資料(資料3)をごらんください。
 本議案は、平成24年6月19日に議決された第51号議案、中野中学校新校舎建設工事請負契約に係る契約金額を変更するものでございます。
 変更前の契約金額は23億6,310万2,000円です。変更後契約金額は24億5,399万円です。増額となる金額は9,088万8,000円となります。
 契約者は協永・武蔵野・稲葉建設共同企業体で、代表者は協永建設株式会社です。構成員は、武蔵野建設産業株式会社及び稲葉建設株式会社です。いずれも区内業者でございます。
 変更する理由につきましては、工事請負契約約款第24条に基づき、賃金水準の上昇に伴い契約金額が不適当となったため、契約者からの契約金額の変更の請求があったことにより契約者と協議した結果、契約金額を変更することとなりました。
 補足説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
委員長
 これより本件に対する質疑を行います。質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩します。

(午後2時25分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後2時26分)

 質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、質疑を終結します。
 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、意見の開陳を終結します。
 次に、討論を行います。討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、討論を終結します。
 これより第69号議案について採決を行います。
 お諮りします。第69号議案、中野中学校新校舎建設工事請負契約に係る契約金額の変更についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第69号議案の審査を終了します。
 次に、所管事項の報告を受けたいと思います。
 1番、平成26年度国・都の施策及び予算に関する要望についての報告を求めます。
海老沢政策室副参事(企画担当)
 それでは、26年度の国並びに東京都の施策及び予算に関する要望についての御報告をいたします。(資料4)
 お手元に2冊の冊子をお配りしていると思います。
 まず、国に対してでございますが、8月21日でございますが、各関係省庁に対しまして特別区長会として要望活動を行ってございます。また、東京都に対しましては、7月9日でございますが、副知事に対しまして要望書を提出したというものでございます。
 続きまして、国に対する要望につきまして御説明いたします。
 要望書、2枚お開きいただきまして、目次のページでございますけれども、昨年度と今年度の違いについて御説明いたしますと、昨年度、介護保険制度の充実と高齢者福祉の充実と項目を分けて記載してございましたが、今回の要望につきましては介護保険制度の充実にまとめてございます。また、昨年度、災害対策の充実としておりました要望につきまして、12番、13番でございますが、震災対策の充実及び防災対策の充実と分けて記載いたしまして、震災時の応急仮設住宅の供給や大規模水害時の自治体を超えた広域の避難についての要望を強化してございます。
 項目数としては昨年度と同様16項目になっているということで、多少文言等の修正はございますが、基本的には昨年度と同様の要望内容となってございます。
 このうち、当委員会の所管事項について御説明いたしますと、1ページをおあけいただきたいと思います。
 1、分権改革の推進という項目でございますが、改革の確実な実現ということ、地方税財源の充実強化ということにつきましては昨年と同様の要望でございますが、新たに児童相談所の設置権限を早期に特別区に移譲するということについて追加をしてございます。
 また、1枚おめくりいただきまして、2ページをお開きください。
 (3)でございますが、社会保障・税番号制度、いわゆるマイナンバー制度の導入等に伴う準備期間や費用負担の十分な確保、早期の情報提供について要望をしてございます。
 次に、12ページをお開きいただきたいと思います。7番、国有地の活用の項目でございますが、この項目も昨年度と引き続きまして、保育所や介護基盤整備のために未利用地の情報提供と優先利用と売却・貸し付けに当たっての負担の軽減について要望してございます。今回新たに統廃合後の学校用地について国から借用しているものについて区に譲渡をする際の負担の軽減について追加してございます。
 続きまして、もう1冊、東京都への要望でございますけれども、同じく2枚めくっていただきまして、目次のページをお開きください。
 今年度の変更点といたしましては、昨年度、中小企業対策の推進という項目がございましたが、これを削除いたしまして、新たに若年層の雇用に対する区の対策への財政支援ということで、就労支援対策の充実という項目でくくって盛り込んでございます。また、子育て支援策の項目でございますが、4番のところでございますけれども、新しい子ども・子育て支援制度の対応についての要望を盛り込んでございます。
 このうち、当委員会の所管といたしましては、3ページをお開きいただきたいと思います。項目3、特別区都市計画交付金の拡充でございます。こちらにつきましては、昨年度と同様、実績に見合った配分、全事業を交付対象とすること、算定方法の改善といった3点を要望してございます。
 次に、7ページをお開きいただきたいと思います。7ページでございますが、7、都有地の活用の項目でございますけれども、これも昨年と同様、未利用地の情報提供、貸し付けに当たっての減額とともに、路上生活者対策及び学校施設等の整備に当たって都有地の無償提供について要望してございます。
 内容についての報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑ありませんか。
木村委員
 国に対する要望の2ページですけども、税番号制度の導入のところなんですが、ここに書いてあるとおり、システム改修経費等を地方交付税措置によらずとあるんですが、現在の国の動向というか、指針としてはそういう方向性ということになっているんでしょうか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
 マイナンバー制度の導入に係る費用負担につきまして国のほうで一定の負担をする、補助をするということで動いているところでございまして、今後、12月にかけまして都の制度の政令等、規則等が出てきますので、その段階ではっきりしていくのではないかなというふうに考えてございます。
木村委員
 じゃあ、仮に国がそういう形で援助しない場合、例えば、区の負担でやるということになった場合、このシステムを導入するのにどれぐらいの費用がかかるというふうに考えているんですか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
 全体の経費につきましてはまだ、予算に進む段階で積算をしていくということになるかと思いますが、今、国のほうで制度として実施時期を定めているのが、マイナンバー制度につきましては28年1月に番号の利用開始ということと、自治体間連携を含めての情報連携が始まるのが29年4月ということになってございますので、来年以降そのシステムにつきまして詳細を定めて改修を進めていくという段取りになるというふうに考えてございます。
岩永委員
 国や東京都に対して、それぞれ国有地や都有地の積極的な貸し付けの中で情報提供を求めています。いわゆる十分な情報提供ということで、国でいうと、せんだって国家公務員宿舎についての提供は私たち委員会でも受けましたが、例えば土地ですね、国有地とか都有地とかという未利用の土地なんかについては、例えば中野区内で国有地がこんなふうにどこどこにあります、都有地がどこどこにありますというふうな情報としては受けていないというようなことも聞いているんですけれども、そういう状況なのかどうか。
 それから、もしそういう状況としてあるのであれば、なぜそういう状況が一括で、全体で見渡せないような状況になっているのかという、そのあたりをちょっと教えてください。
海老沢政策室副参事(企画担当)
 国有地の売却等につきましては自治体に情報提供等があるわけでございますけれども、個別の状況につきましてはその土地が売却と定まったときに区のほうに情報提供があるということで、それに伴いまして個別に利用の判断をしていくということになります。国家公務員宿舎につきましては全体で国のほうの削減計画というものがございまして、全体の計画として廃止し、その跡地活用を図るというところがはっきりしているものでございますので、その辺については一括して情報提供があったということでございます。
岩永委員
 売却の場合はまず自治体の意向をというような状況もありますから、売却が出てきたときは情報としてはつかみやすいんだろうと思うんですが、いわゆる売却というふうに固めていなくても、未利用の国有地は中野区のどこどこにありますとか、未利用の都有地は中野区内のどこどこにありますというような、そういう一覧的な形での情報提供がないのはなぜなんだろうというところです。そのあたりの理由をもしつかんでいるのであれば、どういう事情なのか、お聞きします。
海老沢政策室副参事(企画担当)
 国有地もいろいろ省庁が当然分かれているということもございますし、その状況に応じて売却等ということになるというふうに思いますのでその都度情報提供があるわけでございますが、それを一括して国の機関から情報提供を受けるということは今までやっていないというか、情報はないということでございます。
久保委員
 同じく国有地の活用なんですけれども、国から借用している小・中学校用地というのは、これは中野区では該当するところはどのぐらいありますか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
 現在、国有地を借用しているという部分につきましては、新山小学校と鷺宮小学校に国有地が存在すると。
委員長
 答弁、大丈夫ですか、それで。
海老沢政策室副参事(企画担当)
 今、私のほうで把握しているのはその二つということになります。ほかはちょっと。
石坂委員
 国のほうの、1ページのところの地方分権改革推進のところで、今回書き加わったという児童相談所の権限移譲ですけども、今、都がやっていて、都のほうでもパンク状態であるものが区におりてくるとますます、ちゃんと回していくためにはお金もかかる、そうしたところもあるがゆえに、この上のほうに「必要な財源を国が責任を持って保障する」という言葉も書いてあるとは思うんですけども、現状、都でやっている事業であって、都が多分お金をかけてやっている部分だと思うんですが、これに関しては国のみへの要望で事足りるのかなというんですけど、東京都に対してはこれに関して書かれていないのは何か理由があってでしょうか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
 これにつきましては、現在、移管・移譲に向けて東京都と協議を進めているところでございますけれども、国に対しての要望ということでございますが、法等の移管の権限移譲ということでございますので、国に対する要望書に掲載しているというものでございます。
石坂委員
 国に書いてあるのはわかるんですけども、都のほうに書いていないのは既に協議に入っているから書く必要がないという理解でいいのか、どうでしょうか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
 協議を東京都と現実的に行っているというところでございますので、その進捗状況として東京都とはもう既にテーブルに載っているというところでございますので、国との間ではその法改正といったところが当然必要になりますので、国のほうには要望していると。
委員長
 他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
 委員会を暫時休憩します。

(午後2時41分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後2時41分)

 本日はここまでとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定します。
 次回の委員会は、10月7日(月曜日)午後1時から当委員会室で行うことを口頭をもって通告します。
 以上で本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本日の総務委員会を散会します。

(午後2時42分)