令和3年06月07日中野区議会総務委員会(第2回定例会)
令和3年06月07日中野区議会総務委員会(第2回定例会)の会議録

中野区議会総務委員会〔令和3年6月7日〕

 

総務委員会会議記録

 

○開会日 令和3年6月7日

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後4時58分

 

○出席委員(9名)

 ひやま 隆委員長

 立石 りお副委員長

 日野 たかし委員

 内野 大三郎委員

 若林 しげお委員

 中村 延子委員

 大内 しんご委員

 平山 英明委員

 長沢 和彦委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 副区長 白土 純

 副区長 横山 克人

 企画部長 高橋 昭彦

 構造改革担当部長、企画部構造改革担当課長事務取扱 石井 大輔

 企画部企画課長、企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 堀越 恵美子

 企画部基本構想担当課長 永見 英光

 企画部財政課長 森 克久

 企画部広聴・広報課長 高村 和哉

 企画部情報システム課長 白井 亮

 総務部長 海老沢 憲一

 防災危機管理監 志村 和彦

 防災危機管理担当部長、新区役所整備担当部長 滝瀬 裕之

 総務部総務課長、総務部特別定額給付金担当課長 浅川 靖

 総務部法務担当課長 尾関 信行

 総務部職員課長、総務部人材育成担当課長 中谷 博

 総務部施設課長 髙田 班

 総務部新区役所建築担当課長 天野 伸哉

 総務部経理課長 吉沢 健一

 総務部防災危機管理課長 田邉 敏幸

 総務部防災担当課長 吉澤 直樹

 総務部生活・交通安全担当課長 藤﨑 洋文

 総務部新区役所整備課長 中村 洋

 会計室長 吉村 恒治

 選挙管理委員会事務局長 志賀 聡

 監査事務局長 石濱 良行

 

○事務局職員

 事務局長 長﨑 武史

 事務局次長 小堺 充

 書記 松丸 晃大

 書記 金木 崇太

 

○委員長署名


審査日程

○議 案

 第38号議案 塔山小学校体育館冷暖房化改修等工事請負契約に係る契約金額の変更について

 第39号議案 武蔵台小学校体育館冷暖房化改修等工事請負契約に係る契約金額の変更について

 第40号議案 鷺宮小学校・西中野小学校統合新校校舎新築工事等請負契約

 第41号議案 南台小学校校舎新築工事等請負契約

 第47号議案 中野区事務手数料条例の一部を改正する条例

○事業概要の説明

○所管事項の報告

 1 令和3年度新型コロナウイルス感染症に係る医療・生活・経済支援対策事業の取組状況について(企画課)

 2 中野区基本計画(改定素案)について(基本構想担当)

 3 中野区区有施設整備計画(改定素案)について(構造改革担当)

 

委員長

 定足数に達しましたので、総務委員会を開会します。

 

(午後1時00分)

 

 初めに、本日は議会広報番組再編集のため、株式会社ジェイコム東京からテレビ撮影の許可を求める申し出がありますが、これを許可するに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 次に、本定例会における審査日程及び3日間の割り振りについて御協議するため、委員会を休憩いたします。

 

(午後1時00分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時01分)

 

 本定例会における委員会の審査日程(案)についてお諮りいたします。

 お手元の審査日程(案)(資料1)に沿い、1日目は議案の審査、事業概要の説明及び所管事項の報告の12番まで行い、2日目は残りの所管事項の報告等を行い、3日目は進行状況を見て改めて御相談したいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査に当たっては、5時を目途に進め、3時頃に休憩を取りたいと思いますので、御協力をお願いします。

 それでは、議事に入ります。

 議案の審査を行います。

 第38号議案、塔山小学校体育館冷暖房化改修等工事請負契約に係る契約金額の変更についてを議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

吉沢総務部経理課長

 それでは、第38号議案、塔山小学校体育館冷暖房化改修等工事請負契約に係る契約金額の変更につきまして補足説明いたします。(資料2)

 本議案は、令和3年3月23日に議決いただきました、令和3年第15号議案、塔山小学校体育館冷暖房化改修等工事請負契約に係る契約金額を変更するものでございます。

 変更前の契約金額は2億4,200万円、変更後の契約金額は2億4,242万6,800円でございます。増額となります金額は42万6,800円、契約者につきましては稲葉建設株式会社で、区内業者でございます。

 変更する理由でございます。本工事につきましては、令和3年3月から適用されます公共工事設計労務単価の運用に係る特例措置を行うため、労務単価の上昇に伴います契約金額を変更する必要があるものでございます。

 補足説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

委員長

 ただいまの説明に質疑はありますか。

日野委員

 小・中学校の体育館の冷暖房の工事は、昨年全ての学校についたのかと思っていたんですが、これはどういった工事になるんでしょうか。既についていて、それをまたさらに工事をする、どういったものですか。

髙田総務部施設課長

 工事の内容としては、体育館のサッシとか内装とか外装を全部やり直して、断熱工事をして冷房工事をするというものになります。

日野委員

 だから、冷暖房自体はもうついているということでいいんですか。まだ、それはちゃんとついていないものだったんでしょうか。ちょっとそこが、私の認識では全ての小・中学校、もう既に体育館に冷暖房が設置されている、工事が終わっているというものだと思っていたんですけども、そこを教えてください。

髙田総務部施設課長

 すみません、ちょっと既存校がどういったものがついているかはあれですけども、恐らくスポット冷房とか、レンタルとかで仮に冷房をやったということは聞いておりますので、今回の工事は本格的に本設の冷暖房設備を入れていくという工事になります。

日野委員

 そうすると、後に出てくる議案も同じように、やはり仮で入っていたというものを、外装とかも含めて、断熱工事も含めて、ちゃんとした冷暖房の整備にするということですね。改めての確認です。ごめんなさい。

髙田総務部施設課長

 委員おっしゃるとおりの内装、外装の断熱工事を含めた工事になっております。

若林委員

 変更する理由で、令和3年3月からということになっていますけれども、議決をしたのが3月23日、そのときは間に合わなかった、その変更はもともと分かっていた、分かっていなかった、分かっていれば、間に合わなかった、それをちょっと聞かせていただけますか。

吉沢総務部経理課長

 3月の第1回定例会におきまして議決をいただきました案件になっておりますので、旧労務単価で積算をしてございます。国交省のほうから、3月に当たってからのという形での新労務単価が提示されるのが2月に入ってからということになっておりますので、そのために、この第1回定例会におきます3月以降に議決をいただいた案件につきましては、毎年度この第2回定例会におきまして労務単価の上昇があった際には変更させていただいているというようなところでございます。

日野委員

 今回、先ほどの答弁でスポットクーラーを設置されていたようなところが本工事をするというようなお話だったと思うんですけども、今回この第38号議案、恐らく第39号議案もそうかなと思うんですけど、ほかにそういうスポットクーラー、仮設置をされていて、まだ本工事が終わっていないというのは、ほかに幾つかあるんでしょうか。

髙田総務部施設課長

 すみません、今手持ちの資料がありませんので、申し訳ありません、分かりません。

平山委員

 ごめんなさい、同じような話で、所管の範囲内で。もともと議決している内容なので、今回はその金額変更の議案なのでということではあるんですけど、ちょっと確認の意味で。

 執行委任を受けていると思うので、ある程度知識はあるんじゃないかと思うんですけど、要は、スポットクーラーをつけるときって、本当はスポットだと冷えが悪いけど、サッシを変えたり、天井を変えたり何だりするとものすごい金額がかかってしまうので、ひとまずスポットでという話だったというふうに理解をしているんです。その後、躯体の部分にも補助金か何かが出るようになったんでしたっけ。

 逆に、これを子ども文教委員会で聞くと、財政的なことは総務委員会でと言われちゃうんですよ。分かれば。いやいや、何かそんなことがあったような気がしたんですけど。

森企画部財政課長

 すみません、今手元に資料もございませんで、詳細なところは、そういう制度変更があったかどうかについては今すぐお答えできないんですけど、補助金については制度改正等の情報があれば、当然それを受けて適切な形で申請をし、獲得はしているということで、全体的なところではそういうふうにとらえております。

委員長

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩いたします。

 

(午後1時09分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後1時10分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより本件について採決を行います。

 お諮りいたします。第38号議案、塔山小学校体育館冷暖房化改修等工事請負契約に係る契約金額の変更についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第38号議案の審査を終了します。

 次に、第39号議案、武蔵台小学校体育館冷暖房化改修等工事請負契約に係る契約金額の変更についてを議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

吉沢総務部経理課長

 続きまして、第39号議案、武蔵台小学校体育館冷暖房化改修等工事請負契約に係る契約金額の変更につきまして補足説明いたします。(資料3)

 さきの第38号議案と同内容ではございますけれども、本議案につきましては、令和3年3月23日に議決をいただきました、令和3年第16号議案、武蔵台小学校体育館冷暖房化改修等工事請負契約に係る契約金額を変更するものでございます。

 変更前の契約金額は2億5,685万円、変更後の契約金額は2億5,760万5,700円でございます。増額となります金額は75万5,700円となります。契約者は進藤建設株式会社で、区内業者でございます。

 変更する理由でございます。

 本工事は、令和3年3月から適用されております公共工事設計労務単価の運用に係る特例措置を行うため、労務単価の上昇に伴う契約金額に変更する必要があるものでございます。

 補足説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩いたします。

 

(午後1時12分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時13分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより本件について採決を行います。

 お諮りいたします。第39号議案、武蔵台小学校体育館冷暖房化改修等工事請負契約に係る契約金額の変更についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第39号議案の審査を終了します。

 次に、第40号議案、鷺宮小学校・西中野小学校統合新校校舎新築工事等請負契約を議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

吉沢総務部経理課長

 続きまして、第40号議案、鷺宮小学校・西中野小学校統合新校校舎新築工事等請負契約につきまして補足説明いたします。(資料4)

 本議案は、議会の議決に付すべき契約案件、予定価格1億8,000万円以上の工事の請負に当たりまして御審査をいただくものでございます。

 工事件名、鷺宮小学校・西中野小学校統合新校校舎新築その他工事、工事場所は中野区鷺宮四丁目7番3号他1箇所、工期につきましては令和6年1月19日、工事概要につきましては記載のとおりでございます。

 その下の1、契約金額につきましては、消費税相当額等を含めまして47億2,362万2,100円。

 2、契約者でございます。米持・小河原・武蔵野建設共同企業体で、代表者は米持建設株式会社、構成員は株式会社小河原建設及び武蔵野建設産業株式会社、合計3社によります構成になっておりまして、3社とも区内業者でございます。

 3、契約の方法は、総合評価方式、一般競争入札でございます。

 4、予定価格は、消費税相当額等を含めまして48億130万4,100円、落札率につきましては、98.3%でございました。

 5の構成員の営業概要につきましては、記載のとおりでございます。

 なお、3ページ目に入札経過調書を記載してございます。

 補足説明につきましては以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

中村委員

 すみません、ちょっと教えていただきたいんですけど、工事場所のところで、住所と「他1箇所」と書いてあるんですけど、これはどういう理解をすればよろしいんですか。

髙田総務部施設課長

 鷺宮・西中野小学校の統合新校では、敷地が、北敷地と南敷地に分かれておりますので、それぞれ書いてございます。

長沢委員

 すみません、ちょっと教えてほしいんです。3ページのところで、結局2者、どちらもJVでなんだけど、札を入れたということだよね。落札されたのがこちらということなんだけど、要するに落札していないところについての価格点とか評価点というのは出さないんだっけ。

吉沢総務部経理課長

 今回、この上段に書かれております金額だけを記載させていただいているんですけれども、金額自体におきまして、この比較価格、札入れの予定価格の43億6,062万円をオーバーしてしまっておりますので、この価格点及び評価点のほうは記載していないというような仕組みになってございます。

長沢委員

 その後のも、ちょっと御報告議案として第41号もあるんだけど、分かりました。今ので分かりました。それで、もう一つ、価格のところにあるんだけど、評価点、合計という形なんだけど、これは一応最低の点数というのは設けているんでしたっけ。落札したところのJVの事業者のところは28点ということになるんだけど、その点数自身は20点までですとか、そういうのは別に設けてはいなかったでしたっけ。

吉沢総務部経理課長

 この総合評価方式の一般競争入札につきましては、当然その価格点及び評価点の合計によりまして落札者を決めていくという仕組みになります。その価格におきまして、最低制限価格を設けておりますので、こちらは非公表ではあるんですけれども、その最低制限価格を下回ってしまうというようなことがあれば、その事業者については失格というような扱いをしてございますので、ある意味、最低制限価格以上の札入れをしませんとこの評価対象にはならないというような仕組みになっていると、工事につきましてはそのような扱いを取っております。

長沢委員

 後学のためにというか、そうすると、最低制限価格のところは、そこは一応クリアしていますと。さっき言ったような、オーバーしたら当然駄目だけども、評価といったところ、仮にここがぐっと低いというあれであっても、あとは、要するに比較で、つまりそこの評価点があまりにも低くて駄目ですというか、仮に1者の場合ね。要するに、2者あれば、それは点数がいいほうということになるわけだけど、そういうことで足切りというか、駄目ですという、そういうのは過去に例はないし、論理的にもその辺は考えられないというふうに見ていいんですね。

吉沢総務部経理課長

 通常のプロポーザル等々の企画提案とは違いまして、この総合評価における評価点につきましては、ある意味加点方式という形をとっております。ですので、とりわけ、0点であるというところの事業者が参加するかどうかは別としましても、特段最低で評価点が何点以上でないと失格というような基準は設けてはいないんですけれども、当然ながらこの議決案件のものについては、ほぼほぼJVを組んでいただくということにはなるんですけれども、その際には区内事業者を1者は必ず入れてくださいというような参加基準を設けておりますので、そういった意味でも、ある意味加点方式でいきますと、区内に本社等々があるとプラス何点とか、あと企業の施行能力としまして同種工事の施行実績があるとかということで加点をしていくというような仕組みになっているというところでございます。

委員長

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩いたします。

 

(午後1時21分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時22分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより本件について採決を行います。

 お諮りいたします。第40号議案、鷺宮小学校・西中野小学校統合新校校舎新築工事等請負契約を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第40号議案の審査を終了します。

 次に、第41号議案、南台小学校校舎新築工事等請負契約を議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

吉沢総務部経理課長

 続きまして、第41号議案、南台小学校校舎新築工事等請負契約につきまして補足説明いたします。(資料5)

 本議案は、議会の議決に付すべき契約案件、予定価格1億8,000万円以上の工事の請負に当たりまして御審査をいただくものでございます。

 工事件名、南台小学校校舎新築その他工事、工事場所は中野区南台三丁目44番9号、工期につきましては令和6年12月6日、工事概要につきましては記載のとおりでございます。

 1、契約金額につきましては、消費税相当額等を含めまして45億8,588万1,600円。

 2、契約者でございます。冨士工・明成・薩摩建設共同企業体で、代表者は株式会社冨士工で、中央区にある事業者でございます。

 構成員につきましては、明成建設工業株式会社及び薩摩建設株式会社、この2社につきましては区内業者でございます。合計3社による構成になってございます。

 3、契約方法は総合評価方式、一般競争入札でございます。

 4、予定価格は、消費税相当額等を含めまして46億2,798万9,600円、落札率は99.0%でございました。

 5、構成員の営業概要につきましては、記載のとおりでございます。

 なお、3ページ目には入札経過調書を記載してございます。

 補足説明につきましては以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩いたします。

 

(午後1時25分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後1時25分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結いたします。

 これより本件について採決を行います。

 お諮りいたします。第41号議案、南台小学校校舎新築工事等請負契約を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第41号議案の審査を終了します。

 次に、第47号議案、中野区事務手数料条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

森企画部財政課長

 それでは、第47号議案、中野区事務手数料条例の一部を改正する条例につきまして補足説明をさせていただきます。補足の資料(資料6)を御覧いただきたいと思います。

 デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律が成立いたしまして、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正が行われました。これに伴いまして、地方公共団体情報システム機構がマイナンバーカードを発行するものとして明確化されまして、その発行に係る手数料の徴収事務については同機構から市区町村長に委託をすることができると、そのような規定がされたものでございます。

 これに伴って、マイナンバーカードを再発行する際の手数料を区の条例による規定をする必要がなくなったということで、中野区事務手数料条例を改正するものでございます。

 内容といたしましては、別紙の新旧対照表のところでお示ししておりますように、個人番号カードの再交付というところ、右側、現行に800円の事務手数料を規定しておりますが、これを削除するということでございます。

 この条例の施行日は、令和3年9月1日ということでございます。

 補足説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願いいたします。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

若林委員

 事務手数料ということなんですけれども、区民が負担する分は変わらないんですか。

森企画部財政課長

 区民の方が再発行を受ける際に、この800円を支払うということについては変わらないです。これまでは、一旦区がこの800円を歳入として受け取って、実はそれを財源に、このJ-LISですね、この機構のほうに交付金として納めていたというのがあったわけですが、今後は、そもそもこの手数料を取るというのはJ-LISが徴収事務を行って、市区町村長にその事務を委託できるというふうに変わりますので、区は代わりに800円は受け取りますが、区の歳入とはせずにそのままJ-LISのほうへ納めるというふうに変わってまいります。

若林委員

 ということは、窓口は区で変わらないけれども、事務手数料は区には入らず、そのまま横流しということで、中野区の事務手数料なしで事務をやるということでいいですか。

森企画部財政課長

 先ほども少し申し上げましたが、この事務手数料はそのまま区の事務のほうに当てているわけではなくて、J-LISのほうに、いわゆるマイナンバーカードを作成するとかといったような関係で交付金を区はJ-LISのほうに納めています。それは毎年度、歳出として予算を組んでいるわけですけども、その歳出の一部を、今まではこの手数料の分を当てていたということです。今後はそれがなくなるので、その手数料はそのままJ-LISのほうに行くわけでございます。

 マイナンバーカードの交付事務に当たっては、それ以外に、これとは別に一定国のほうから超過勤務手当などの人件費、また事務費、システムの関係の経費なども一定の補助金が来ておりますので、マイナンバーカードの交付事務に関しては別の補助金のほうで今までも事務を行っているということで、今後もそれは変わらないということでございます。

委員長

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩いたします。

 

(午後1時30分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時31分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結いたします。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結いたします。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結いたします。

 これより本件について採決を行います。

 お諮りいたします。第47号議案、中野区事務手数料条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第47号議案の審査を終了します。

 次に、事業概要の説明を受けます。

 なお、質疑につきましては、後ほど一括して受けたいと思います。

 それでは、説明をお願いいたします。

高橋企画部長

 それでは、事業概要の資料(資料7)を御覧ください。

 私のほうから、企画部の事業概要についてまず御説明をいたします。お手元の資料の1ページを御覧ください。

 企画部につきましては、企画部長と構造改革担当部長の下、御覧の4課により構成をしてございます。

 次に、9ページをお開きください。これ以降、企画部の各課、係ごとに事務分掌と事務の内容を一覧にしてございますので、詳細については後ほどお読みいただきたいと思います。ここでは、今年度の大きな変更点について課ごとに説明をさせていただきます。

 まず初めに、企画部ですが、10ページになりますが、新たに構造改革係と施設マネジメント担当係を設置いたしまして、構造改革実行プログラム、区有施設整備計画の策定及び進行管理を行ってまいります。所管課長は、構造改革担当課長、担当部長の事務取扱でございます。

 次に、12ページから、財政課でございます。13ページの債権管理担当係長ですが、業務改善課の廃止に伴いまして財政課に移管してございます。

 続いて、14ページを御覧ください。広聴・広報課でございます。14ページ後段から15ページにかけまして、シティプロモーション係に、観光の振興とふるさと納税の事務を移管してございます。また、秘書係を総務課から移管してございます。

 次に、16、17ページ、情報システム課でございますが、組織に変更はなく、引き続き区の情報施策に取り組んでまいります。

 企画部の事業概要については以上でございます。

海老沢総務部長

 それでは、総務部の事業概要について説明いたします。

 恐れ入りますが、資料1ページにお戻りいただきたいと思います。

 総務部は、総務部長のほか、防災危機管理担当部長、防災危機管理監、新区役所整備担当部長、新区役所建築担当部長を置きまして、御覧の各課を配置してございます。

 続きまして、恐れ入りますが、18ページをお開きください。総務部の各課でございますが、事務の詳細につきましては後ほどお読み取りください。変更点について御説明をいたします。

 総務課につきましては、21ページでございますが、統計係を企画部から移管をしております。

 次に、22ページを御覧ください。職員課でございますが、職員課につきましては大きな変更点はございません。

 続きまして、24ページを御覧ください。施設課でございますが、表の上、2行目でございますけれども、新区役所建築担当課長を置きまして、庁舎管理係の事務と新区役所整備に係る建築に関する事務を所管するということになってございます。

 続きまして、26ページでございますが、経理課でございますが、大きな変更はございません。

 続きまして、28ページを御覧ください。28ページから32ページにかけまして、防災危機管理課でございます。課の名称に防災を付け加えたほか、防災危機管理課長と防災担当課長の分担を一部変更してございます。

 次に、33ページを御覧ください。新区役所整備課でございます。新たに新区役所業務推進係を設けまして、新区役所移転に向けました業務改善を行ってまいります。また、新区役所の建築業務につきまして、新区役所建築担当課長の所管としてございます。

 総務部の事業概要につきましては以上でございます。

吉村会計室長

 会計室の事業概要について御説明いたします。117ページ、118ページを御覧ください。

 会計室は、会計管理係、審査係、出納係の三つの係で構成し、地方自治法に基づく会計事務を行っております。主な事務といたしましては、支出命令や歳入金の収納手続など、区の会計事務が適正に行われるよう審査、指導を行っているほか、現金、有価証券、物品の出納及び保管、また決算の調製などの事務を行っております。

 会計室の事務概要については以上でございます。

志賀選挙管理委員会事務局長

 選挙管理委員会事務局の事業概要につきまして御説明をいたします。119ページを御覧ください。

 選挙係を置きまして、委員会の運営に関する事務、選挙人名簿と在外選挙人名簿の登録事務を行っております。

 次に、120ページ、121ページを御覧ください。各種選挙の執行管理に関する事務、選挙の啓発に関する事務などを行っております。

 選挙管理委員会事務局の事業概要につきましては以上でございます。

石濱監査事務局長

 監査事務局の事業概要の説明でございます。122ページ、123ページを御覧ください。

 監査事務局は、監査委員の事務局として設置されているもので、地方自治法や条例の規定に基づき監査委員の事務を行っております。担当事務といたしましては、監査委員に関すること、定期財務監査をはじめとする各種の監査、検査及び審査の計画の立案並びに調整に関すること、監査等の資料の作成、収集及び整理保存に関することなどの事務を行っております。

 監査事務局の事業概要につきましては以上でございます。

委員長

 ただいまの説明に対して質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で事業概要の説明を終了します。

 次に、所管事項の報告を受けたいと思います。

 初めに、1番、令和3年度新型コロナウイルス感染症に係る医療・生活・経済支援対策事業の取組状況についての報告を求めます。

堀越企画部企画課長

 それでは、令和3年度新型コロナウイルス感染症に係る医療・生活・経済支援対策事業の取組状況について御報告いたします。(資料8)

 都内では、現在、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が6月20日まで延長されており、また、当区のワクチン接種につきましては、65歳以上について順次集団接種、個別接種を開始しているところでございます。16歳から64歳までの接種対象者には、6月28日から接種を開始する予定でございまして、引き続き希望する全ての方が接種できるよう準備を進めてまいります。

 なお、本件は、今定例会におきまして開催される各常任委員会で御報告するものでございます。

 また、本件のような各取組の状況報告でございますが、昨年度同様、各定例会ごとに御報告をする予定でございます。

 では、別紙によりまして対策事業の実施状況について御説明をいたします。ほとんどが当初予算で計上されているものでございますが、繰越明許となっているものにつきましては事業名称に【繰越】の表示をしてございまして、また、今年度予備費を充当させていただいているものにつきましては、最終の4ページ目に参考として一覧をお付けしてございます。

 1、医療など最前線の現場環境を支えるでございます。

 1-1から1-4までが施設等におけます予防対策の経費、1-5から1-12までがPCR検査やワクチン接種など保健所関連の経費となってございます。このうち、予備費を充当させていただいたものについて御説明いたします。

 1-6夜勤看護師派遣は、疫学調査等に係る体制強化、1-7軽症者等搬送用車両の拡充は、入院患者や検査受検者の増加への対応、1-9高齢者へのワクチン接種予約に関する周知は、高齢者へのはがき送付、1-11の保健所レイアウト変更と1-12新型コロナワクチン電話対応体制の強化は、いずれも保健所の業務量増への対応のための事業でございます。

 2、生活や子育て・介護などを支えるでは、給付金の支給等が主なものとなってございまして、2-4では、子育て世帯生活支援特別給付金のみ予備費を充当させていただいております。ひとり親世帯分として、児童1人当たり5万円を1,347件支給してございます。

 3ページ目、3、経済の再生に向け事業者を支えるでございますが、商店街や事業者への支援でございまして、予備費の充当はございません。

 4、その他の取組は、GIGAスクール構想の推進等、ICT関連のものとなっておりまして、こちらも予備費の充当はございません。

 最終の4ページ目に、参考としまして御説明に加えました予備費充当の一覧がございます。

 本件につきましての御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

大内委員

 最初のところに、2行目のところに、区内の累計感染者数は増加を続けておりと書いてありますよね。これはどういう意味。

堀越企画部企画課長

 累計でございますので、増加ということが基本的には考えられるところでございますけれども、発症者が、感染者が減った場合には横引きになるような数字というふうにとらえてございます。

大内委員

 だから、累計でしょう。累計って、減ることあるの。区内の累計感染者数は減少を続けておりという言葉はあるの。累計って、増えていくんじゃないの。

 現在の感染者数だったら分かるんだよ。累計って減るの。増加を続けておりって、累計でしょう、これ。足していくんでしょう。増加するのは当たり前じゃない。文章がちょっとおかしくないか。

 区内の感染者数だったら分かる。累計って減るのか。増加を続けておりって、減ることあるの。

堀越企画部企画課長

 今までもこのような形で御報告を続けておりましたが、表記につきましては精査いたしまして、より分かりやすいような記載に改めたいと思ってございます。

大内委員

 だから、僕が言っていることは分からない。僕が言っていること、間違ってるの。書き方がちょっとおかしいじゃないですかと言っているんだけど、そうじゃないの、合ってるんだね、これ。間違っているとは言わないけど、感染者数増加するのは当たり前。文章おかしくないですかと言っているの。おかしくないの。

堀越企画部企画課長

 マイナスになることはございませんで、今後表記につきましては注意深く記載してまいりたいと思います。

大内委員

 何言ってるの。

堀越企画部企画課長

 累計につきましては、減少することはございませんので、今後表記については工夫をして、きちんとした表記を行うように努めてまいります。

大内委員

 最初からそういうふうに、だから、減少するわけないんだから、感染者数の推移がとかだったら分かるんだけど、累計は別に減るわけないでしょう。当たり前の、この文章、ちょっとおかしいよ。

 それと、予備費を使ったって、1-6、疫学調査等に係る夜間時間帯の体制を強化するためとあるんだけど、夜間に疫学調査をやっているということなんですか。

堀越企画部企画課長

 日中にマンパワーといいますか、作業に勤しむメンバーを昼間に集中するために、疫学調査というものを夜10時まで行うような予定で計上してございます。

大内委員

 要するに、夜の5時以降、10時までにその日の調査をしたりするという意味で言っているんですか。要するに、疫学調査を夜やる。要は、普通の病院の、分からないですけど、7時までやっているのかもしれないけども、今10時までと言ったから、夜の時間帯にその日の調査をやっているという意味なんですか、これは。

森企画部財政課長

 今回、予備費に入れたのは、委員御指摘のとおりでございまして、夜間にそういう調査を行う者等々の人件費、夜間の看護師を雇用するためということで予備費を入れたということです。当然、通常の業務をやっている中で、日中にもちろんそういう疫学調査をやっている職員は別にいますけども、今回ここで予備費を入れたのは、委員御指摘の夜間に動く職員を、予備費を入れて活用したということでございます。

大内委員

 夜間に看護師が疫学調査をやっているということなのか。医師はやっていないわけですね。看護師がやっているんですね。看護師が疫学調査を夜やってるのね、勤務時間の後に。その分を補填していると。そこに医師は入ってないんですね。

森企画部財政課長

 ここで予備費を入れているのは、看護師が動くための経費を入れておりますので、まず看護師が活動するための経費を入れています。

 それで、今、医師が実際にこの疫学調査にどう関わっているかというところについては、日中か夜間かというところについては、すみません、詳細なところはどういう職員体制で動いているということはしっかり把握してございませんので、申し訳ございません、お答えできないんですが、今回については看護師が動くための経費を措置しているということでございます。

大内委員

 看護師が疫学調査をやっているんですね、医師は入っていないんですねと確認をしているんです。看護師が疫学調査をやるの、本当に。医師じゃないんだ。

森企画部財政課長

 ここは看護師がやるということでやっております。

大内委員

 予備費ということなんですけども、これは国費、特定財源が出ているの。全く、一般財源の予備費なんですか、これ。

森企画部財政課長

 ここについては、感染症対策の交付金が充当されて……。

大内委員

 一括で来ているやつ。

森企画部財政課長

 はい。

大内委員

 国から一括でお金が来て、あと各自治体で自由に使いなさいよということのお金。

森企画部財政課長

 いや、それでは……。

大内委員

 新型コロナウイルス感染症対策費で使ってくださいということで出てきているお金ですか。それとも、これのために付いているお金なんですかと聞いているんです。

森企画部財政課長

 自由に使えるということではなくて、感染症対策を進める上で、こういう調査をするための人件費ですとか、そういう経費はまた別の補助金の制度があって、それが当たっているというふうに認識しております。

大内委員

 だから、この名目の特定財源なんじゃないの、そしたら。今、新型コロナウイルス感染症対策だったら何でも使えるような、一緒に話がなっちゃっているので、この看護師の夜勤の疫学調査をするための特定財源が付いているんですかと聞いているんです。

森企画部財政課長

 補助金の名称としては、感染症対策の緊急包括支援事業というのがあって、一つ大きな補助金があります。その中で、今おっしゃったように看護師が疫学調査をやるための経費のメニューがあったりとか、ほかにも、その下の軽症者等搬送用車両の拡充についても、これは同じ補助金が当たっています。

大内委員

 だから、新型コロナウイルス感染症対策費で国から来て、あとは自治体でお金使ってくださいというのと違うって今言ったよね、さっき。違うと言ったのよ。どこが違うの、ここの説明。合ってるんじゃないの。違うの。新型コロナウイルス感染症で、国で、こういう事業に使っていいですよ、自治体の判断で。それで補助金が来ているんじゃないの。

森企画部財政課長

 今、委員おっしゃっているのは、恐らく臨時交付金ということで、経済対策に使えるとか、何とか給付金に使えるとかいうような、臨時交付金とはまた別にあるんですけども、今ここの看護師のほうに当てているのは、感染症対策ということで、いわゆる医療的な部分ですね、そこを中心に当てられる補助金が別にあって、それを使って事業をやっているということです。

大内委員

 何でお医者さんは疫学調査につけないの。何で看護師なの。普通に考えたら、医師だとかだと思うんだよね。看護師が疫学調査、仕事に当たってやるの。普通に思いませんか。医師、入らないんだよ、これ。僕はそういう感覚。看護師が駄目だというんじゃないです。医師も普通入らないの、疫学調査って。

森企画部財政課長

 すみません、ちょっとその細かなところは、体制は把握していないんですけども、当然保健所にも、保健所長は医師ですし、当然ほかにも医師を別に雇用しているというのはありますので、当然医師が全く疫学調査に関わっていないというようなことはないと思いますけれども、今回の経費としては看護師のための経費を計上したということで、当然医師のほうも調査の部分については関わっているんだろうと認識はしています。

大内委員

 これ、予備費で出しているんだから、担当が予備費の内容を知らないで出したらおかしいでしょう。予備費から特別に出しているんだよ。そしたら、もうちょっと中身について、やっているんだろうと思いますじゃなくて、やっていますなのか、あるいは医師についてはまた別途違う形でお金が出ているので、参加してもらっていますという話なのか。だって、予備費から出しているんだから、そのぐらい、担当が知らないと出せないでしょう、普通は。分からないんだったら分からないでもいいけど、いいかげんな答えしないでください。

森企画部財政課長

 まず、基本的に疫学調査は保健師なり看護師がやるという仕切りにしているということでございます。医師は、別な形で統括はしていると思いますけど、調査については看護師がやるということで、疫学調査は看護師がやるということで動いているということでございます。

日野委員

 3ページの4-1、Web会議なんですけど、現状、順次整備を進めているとあるんですけど、これは全くできていないというわけじゃないですよね。今、既にできている状況があるんですが、この現状を教えていただけますか。

白井企画部情報システム課長

 Web会議の整備状況でございますが、現在、キャリアのモバイルルーターのほうを20台整備しまして、それとアイパッド等を活用した状況は整っている状況でございます。こちらのほうにつきましては、庁舎の会議室等に無線LANのWiFiを整備するといったところで順次整備をしていくと表現したものでございます。

日野委員

 これは今、Web会議、できている部分もあって、実際にどの程度必要な会議に、何回とかというのが分かればあれなんですけど、何割程度このWeb会議が活用されているんでしょうか。

白井企画部情報システム課長

 まず、昨年度、貸出しの実績ですので、ちょっと回数等ではございませんが、貸出しの実績としまして昨年度5月以降ですが、1,200件余というところの貸出しを行ってございます。

 また、今年度4月から4月30日までの1か月間の実績になってございますが、そちらでは124件の貸出し実績がございます。

長沢委員

 先ほど質疑のほう、ちょっと聞こえないところもあったので、もしかしたらもう一度お答えいただいているのかもしれないけど、この1、2、3、4、金額も出ているんですけど、この事業費を合わせると幾らになるんですか。

堀越企画部企画課長

 申し訳ありません、ちょっと足し合わせてございませんが、至急足し合わせて……。

長沢委員

 参考で出されていた4ページ、これは計算すればいいんだけど、予備費の充用ね。これは1億2,200万円ぐらいですか。これもちょっと、合っていればそれでいいんだけど、どれぐらいになりますか。計算すればいいことなんだけど、すみません、計算してないので。

森企画部財政課長

 おっしゃられた1億2,000万円余になります。

長沢委員

 ごめんなさいね。当初予算で予備費は幾ら計上されていましたっけ。

森企画部財政課長

 5億円です。

長沢委員

 5億円ということなので、まだそういう意味では少しあるということね。それで、合計が出たらまたと思ったんですけど、ちょっと先に聞いちゃいます。

 それで、ここでやっている感染症に係る医療・生活・経済支援対策事業、全てが、例えば、ちょっと本会議の場でも質問させてもらったんだけど、地方創生の臨時交付金の対象になるか、ならないかということがあるんだけども、一つひとつ聞いているのはもうあれなので、ざっくりと聞きたいんですけど、つまり、第3次の交付が、要するに年度末、昨年、令和2年の年度末ぎりぎりだったということもあって、それが今年度にほとんど繰り越されている。私、ちょっと言われたのは、七千何億円ぐらいある。中野区としては、当然ながら次の7月のということには申請されているような御答弁をいただきました。ただ、それを申請してどれぐらいお金が入ってくるかというのはこれからだとは思うんですけども、単独の事業としてここでやっているものについては、基本的には臨時交付金で見てもらえるというふうに見ていいんですか。考え方として。ちょっと金額が分からないと、そうはいっても、これはオーバーしちゃっているかもしれない、いや十分足りるというのはあるかもしれない、その考え方だけ教えてほしいんですけど、どうですか。

堀越企画部企画課長

 7月頃の申請予定としておるのは、今のところ3事業想定をしておりまして、別紙1ページの1-1区立施設における感染拡大防止対策【一部繰越】というところの、そのうちの小中学校の分がまず一つでございます。金額にいたしますと、約3,000万円ぐらいの対象になってございます。二つ目が、2ページ目の2-1新生児特別定額給付金【繰越】、こちらは2,500万円ほどでございますが、こちらが2点目のものでございます。3点目につきましては、3ページ目の3-1中野区緊急応援プレミアム付商品券事業、こちらの4,800万円ほど、こちらの3事業につきまして7月分で申請を行う見込みでございます。

長沢委員

 それは、単独の事業としての申請をされるということですか。

 それで、もう一つ伺いたいのは、要するにこれまで国も地方創生の臨時交付金を1次、2次、3次として、そこの3次分のことを私は伺っているんですが、この3次については、地方単独事業分と国庫補助事業の地方負担分の一部事業を自治体の判断で繰り越せることとなっていて、つまり、国の補助事業についても一定の補助をするものがある、それはそういうことでいいんですか。

堀越企画部企画課長

 各省庁におけます補助金については、対象となるものもあるというふうに聞いてございます。

長沢委員

 そうすると、この中でも、そういった事業はありますか。

堀越企画部企画課長

 恐れ入ります、6月下旬頃に通知が来る予定でして、詳細はまだこちらでも把握していないところでございます。

委員長

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、先ほどの長沢委員の答弁保留を、企画課長。

堀越企画部企画課長

 大変失礼いたしました。総額では33億7,540万4,000円でございます。

長沢委員

 ありがとうございます。そうすると、当然これまでの地方創生の臨時交付金が、3回は渡ってきたんだね。だから、2次分として2回渡ってきたのかな。これまで18億400万円余入ってきて、これからは、当然パイが七千何百万円の中での単独事業、あるいは補助事業ということでも幾つかはあるのかもしれないんだけども、それはこれからだという話で、当然それをあてがっていくというか、もしこのまま新型コロナウイルス感染症自身も収束して、言ってみればこうした新たな感染症対策をしないということになれば、一般財源として出しても、どこかの時点で最後の最終補正、最終補正という言い方はあれなんですかね、その財源補正をしていくということもあるのかなと思います。

 当然ながら、今はまだ新型コロナウイルス感染症が蔓延しているような状況なので、今後についてもしかるべきというか、議会は、開く中であったら、また補正予算、あるいは先ほども御紹介いただいた予備費の充用ということもこれからもあるのかな。予備費の充用については、これはもう補正予算はできませんから、そういう形で使っていくことになるのかと思っていますけども、いずれにしても、こういった国からというか、東京都を通じてのことになりますけど、そういったことについてはこれからもしっかり、金額等含めて、情報を収集してやっていただきたいなと、これは要望しておきます。ありがとうございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 次に、2番、中野区基本計画(改定素案)についての報告を求めます。

永見企画部基本構想担当課長

 それでは、中野区基本計画(改定素案)について御報告をいたします。(資料9)

 初めに、1、素案に関する意見交換会等の実施結果についてでございます。意見交換会を6回実施いたしまして、延べ148人の方に御参加をいただきました。また、電子メール等で寄せられた意見につきましては37件、関係団体等からの意見聴取いたしまして、66団体から意見をいただきました。

 次に、(4)素案に対する主な意見の概要及びそれに対する区の考え方につきまして、別紙1のとおりまとめてございます。こちら、1ページから14ページまでにつきましては、素案に対する御意見、それから、15ページ以降につきましては、その他といたしまして基本計画に関する御質問であったりとか、個別の事業に関する意見ということでまとめているものでございます。

 このいただいた御意見の中で、いただいた意見の趣旨を踏まえて計画の記述を見直したものにつきましては、9点ございます。後ほど別紙2を用いて御紹介をさせていただきたいと思います。また、そのほかの御意見について読み取りをいただければと思います。

 2番、改定素案についてでございます。

 (1)の構成につきましては、第3章に計画の体系というものを追加いたしました。こちら、計画の体系図とか、SDGsと政策の関係、そういったものを追加してございます。

 また、(2)素案から改定素案への主な変更点につきまして、別紙2にまとめてございますので、主なものについて御紹介をしていきたいというふうに思います。別紙3の本冊と併せて御確認をいただければ幸いでございます。

 初めに、別紙2の一番上ですけれども、5ページのところで、計画の改定に係る考え方を修正ということで、こちら、中間の改定について少し具体的に記載をしたものでございます。こちら、議会のほうから御意見をいただいたものでございます。

 それから、9ページの修正につきましては、区民の方の78番の番号を振った御意見を反映したものでございます。

 それから、11ページの修正につきましては、こちらも区民の方の4番と5番の番号の御意見を反映したというものでございます。

 それから、第3章、33ページのほうに計画の体系というもので、第3章に入れております。

 それから、34ページ、見開きになっておりますが、「政策とSDGsの関係性」ということでございます。こちら、議会からの御意見、それから区民のほうからも7番の御意見でいただいているところでございます。こちらの表としてまとめたほか、重点プロジェクト、また20個の政策の表紙のほうにSDGsに該当するアイコンを記載してございます。

 それから、重点プロジェクトでございますけれども、44ページから、重点プロジェクト2の「地域包括ケア体制の実現」というところで、議会からの御意見を踏まえまして、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた在宅療養体制の整備であったりとか、医療に関する書き込みについて追記をしているところでございます。

 それから、第5章の政策・施策の「成果指標と目標値」につきまして、区民の方の18番、それから議会からの御意見も踏まえまして、資料の出典について追記をしてございます。

 それから、めくっていただきまして、73ページの修正につきましては、区民の方の25番の御意見を反映したものでございます。

 続きまして、77ページの修正につきましては、区民の26番の御意見を反映したものでございます。

 それから、86ページでございますが、現状と課題の三つ目のところに、「遊び心あふれる文化芸術」の趣旨を追記ということで、心のゆとり、また豊かな発想、そういったような趣旨であるということで追記をしてございます。議会の御意見を踏まえたものでございます。

 それから、91ページ、こちらも議会の御意見を踏まえたものでございまして、施策の方向性の欄に「シティプロモーション」に関する記述を追記してございます。

 それから、施策の10、11で、成果指標と目標値、また現状データにつきまして、議会の御意見を踏まえた修正を施してございます。

 それから、113ページの修正につきまして、こちら、区民の御意見の43番の御意見を踏まえたものでございます。

 それから、134ページの修正については、区民の御意見の50番の御意見を踏まえたものでございます。

 それから、進んでいただきまして、166ページ、現状と課題の一番下の丸でございますけど、「若者」の定義を追記ということで、こちら、議会の御意見を踏まえて追記をしたものでございます。

 それから、しばらく進みまして、232ページ、現状と課題の一番最後の丸、次のページにかけて書かれておりますが、議会の御意見を踏まえまして「新型コロナウイルス感染症の影響」に関する記述について追記をしてございます。

 それから、275から277ページということで、施策53みどりの保全というところで、「生物多様性の保全」に関する記述を追記ということで、取組の5番目を追記したほか、現状と課題の最後に緑の定義等について記載をしてございます。

 そのほか、事業の展開について、後期の展開を追加したものが12個ほどございます。そちらについては併せて御確認をいただければと思います。

 初めの資料にお戻りいただければと思います。

 3、意見交換会等の実施についてでございます。6月の下旬に3回の意見交換会、区民と区長のタウンミーティングということで実施をいたします。また、関係団体等からの意見聴取、区民等からの意見募集、区報やホームページへの掲載も記載のとおり実施いたします。

 4、今後のスケジュール(予定)でございます。意見交換会を実施した後、7月末頃に案を報告させていただき、パブリック・コメント手続を経まして10月に策定をしたいというふうに考えてございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありますか。

平山委員

 まず、確認なんですが、これまで子ども文教委員会だったもので、所管に関わるところしか質問ができなかったんですが、当該委員会では全て質問できると思っていいんですか。

永見企画部基本構想担当課長

 計画の全体の体系とか考え方について受けるほか、総務委員会所管の事項について御質疑いただければというふうに思ってございます。

平山委員

 分かりました。そうはいっても、計画を作っていらっしゃるところなので、所管とも調整されているでしょうから、可能な限りで、もしお答えになれないところがあればそう言っていただければと思います。

 一般質問で何点かお伺いをさせていただいたんです。一つは、この計画期間を延ばしますということについて、第1回定例会のときに、いわゆる基本構想の議決がありまして、基本構想の議決に当たって、この「遊び心」の表記ですとか、もろもろのことがあったので、我々としてはもう少し慎重な議論をということで継続を要求いたしまして、総務委員会では継続となったんですが、本会議では一転採決となって、議会でもあまり例がない、しかも、何定例会か経て、もうずるずるといっていたというのであれば別ですけども、その理由の中で、これは区側もそういうことをおっしゃっていたような気がするんですが、賛成討論の中で、いわゆる基本構想が遅れるようなことがあれば基本計画も遅れて、区民生活にも影響が及ぶというようなことをおっしゃられていた。直近の議事録というものがまだなかったもので何とも言えないんですけど、その区側のやりとりの中で同様の認識は示されていたような気がするので、基本計画が遅れると区民生活に影響が及ぶんですかということを区長にお尋ねをしたら──したんですよ、今回一般質問で。そしたら、8月までだったものがぎりぎり10月まで、ここまでは影響がないんですというお答えだったんです。

 これ、改めて確認をしますけど、10月まで影響がないということは、10月まで基本計画に載っているような事業が実施をされないという趣旨でのお答えだったんでしょうか。区長の答弁に対しての見解を求めるというのはあまり適切ではないと思うんですが、所管としてのお考えを教えていただけますか。

永見企画部基本構想担当課長

 今回、8月から10月ということで変更させていただいております。当初、8月であれば最短のスケジュールというふうに考えていたところではありますけれども、いろいろ御意見を踏まえて、延期をする場合に、翌年度の予算に反映することが間に合えば事業の執行について大きな支障はないというふうに考えた結果、このような形で変更させていただいた次第でございます。

平山委員

 その翌年度の予算編成に間に合えば大きな影響はないという御判断をされた。今年度って、じゃあ、この基本計画が8月までに策定をされないと困ってしまうような事業というのは、ここには一つも載っていないという認識でいいんでしたっけ。

永見企画部基本構想担当課長

 基本計画に記載をしている新規事業のうち、この計画の策定以前に様々報告などをされてきた内容についても計画に反映をされているところでございます。それ以前に方向を一定程度示したものについては、そういった事業の展開というものも含まれているかとは思いますけれども、計画で初めて示したような新規事業につきましては、基本的には令和4年度以降の事業ということで記載をしているものでございます。

平山委員

 そこの認識なんですよ。要は、計画で初めて示したものに関しては令和4年度以降ですよ、それはそうでしょうね。だって、予算審議の前にそういう事業って示されなかったわけだから。

 区は、基本計画を作るまでの間の基本的な方針というのを定めていますよね。あの方針って、令和2年度までという期限は切られていませんよ。だけど、想定は令和2年度中のものなんです。なぜか。令和3年度には当初基本計画が出来上がっていたから。あそこには何が書かれているかというと、いいですか、新しい基本計画が策定されるまでの間、区は原則として財政運営についても区政運営についても現行の新しい10か年計画にのっとって区政運営を行います。しかしながら、この点と、この点と、この点だけは別途議論をして、先に、要するに基本計画が出来上がる前に議論をして、少し変化をさせていくこともあり得るということが書かれているわけなんですよ。これを自らの方針として示されたんですね。この方針からずれちゃうんじゃないですか。そういうことはないんですか。この方針を作ったのはどこだろう。だって、令和2年度までの想定としか思えない、令和2年度が終わるときまでとしか思えないような方針ではあるんですよ。新たな方針を示されることもなかった。じゃあ、この間、基本計画が出来上がる前にいろいろ区が報告をしてきたことというのは、この方針にそぐわないものにならないかということを懸念しているんですけど、どうですか。

永見企画部基本構想担当課長

 新たな区政運営方針ということで作成したものでございまして、委員のおっしゃるとおりに基本構想、基本計画が策定されるまでの間の方針ということで定めたというものでございます。

 その中に記載をされている以外のことについて、区政運営方針の策定後ということで、別の方針など策定した部分もあったかというふうに思います。主な取組ということで区政運営方針のほうに記載させていただいているところでございますけれども、別途方針を定めて、それに基づいて解消した取組なども存在するかというふうに考えてございます。

平山委員

 ちょっと声が小さくてあまり聞き取れなかったんですけど、別途方針って定めたんですか。そういう方針ってありましたか。本当はそういうことも一般質問でお聞きをする予定だったんですけど、それぞれのことは別途方針を定めてやられた。例えば具体例を挙げていただいていいですか。

永見企画部基本構想担当課長

 全てはちょっとあれなんですけれども、例えば子育て先進区の基本方針でございますとか、方針というところでいいますと、構造改革の基本方針でありますとか、そういったところは方針として示されているかと思います。

平山委員

 新型コロナウイルス感染症への対応と構造改革、これは致し方ないとしましょう。大きな環境の変化があったから。それ以外のところって、いいですか、上に、順位でいうと、基本計画があって、その下ぐらいに当面の間の区政運営の基本方針があるわけでしょう。それ以外に方針として定めましたというと、この基本方針に矛盾することになりませんかということをお尋ねしているんです。

高橋企画部長

 今、委員御指摘のように、新たな区政運営方針を定めまして、それ以降、その改定版といいますか、新たな、全体に係る方針というものは改めての策定はしていないところでございます。

 一方で、今年度につきましては、当初予算の中で取り組むべき内容について議会にも御確認いただきながら進めているところでございます。基本計画で位置付けるような大きなものについては、現在盛り込んでいるところでございますし、新たな取組として始めるものについては令和4年度以降というところで位置付けをして盛り込んでいるところでございます。

平山委員

 ごめんなさい、さっぱり分からない。今年度は、じゃあ新年度予算をもって、それが基本方針なんですか。じゃあ、毎年新年度予算が基本方針で、基本計画って何なんですか。

高橋企画部長

 基本方針として改めて整理はしてございませんけれども、この間、区政の今後に関わることについては議会にも御報告させていただきながら御議論いただいているところでございます。その集大成といたしましては、基本計画、新しいこの基本計画を策定する中でまさに位置付けているところでございます。

 一つの考え方としては、先ほどお話のありました新たな区政運営方針の中に盛り込み直すという、そういった方策もあるとは思いますが、区の今の進め方はそのようにはせず、基本計画を作る中でそれを整理していこうというところでございます。

 一方で、必要な議論については、これまでも議会のほうに、繰り返しになりますが、御報告する中で御議論いただいてきていると考えてございます。

平山委員

 答弁にすごく無理があるように私には聞こえるんですけど、要は、一体、今、区は何に基づいて行政運営を行っているんですかということなんですよ。あるときは、いや、10か年計画を踏襲していますよと、だけど、新しい基本計画が定まるまでの基本方針というのを定めましょうと。だけど、今年度については新年度の予算、これが区の基本方針ですからと。ばらばらなんですよ。そんな区政運営が行われていていいのかなというふうに我々は非常に思うので、基本計画を早く策定すべきだと思っていたんですよ。だけど、コロナ禍にあって遅れてしまった、それはやむを得ない。でも、これがぎりぎりのリミットだと思っていたら、さらに遅れるという、これが納得できないんです。だって、今ですら寄って立つところが危うい区政運営だというふうに懸念をしているんですよ。首傾げましたけどね。さっき答弁されたのは、今年度は新年度予算をもって基本方針としていくというふうに答弁されたんですよ。改めて確認しますけど、首傾げていましたけど、それが区の意思として間違いないんですね。

高橋企画部長

 基本方針としては、新たな区政運営方針を改定するという動きはとってございません。一方で、先ほど申し上げたように、必要な大きな今後に関わる内容については御議論いただき、それは基本計画の中で集大成をして位置付けをするということで進めてきたというふうに申し上げたつもりです。

 一方で、今年度やらなければいけない事項について、そこについては当初予算の中でお示しさせていただき、実際に事業として予算をつけていただいて執行をするということで進めている、そういう考えでございます。

平山委員

 言った言わないになると、ここでまた議論の決着がつかないので、それは議事録でちゃんと確認をしましょう。たしか、そういうふうにおっしゃっていましたよ。そうであるとするならば、かなり危ない発言だなと思って。

 いや、一つの基本方針なんですよ、当初予算って、区の年度の。でも、先ほどの答弁をとったら、令和2年度も令和元年度もずっと毎年ごとのこれが基本方針ですということになるから、それ以外に定めた区の基本方針、2か年の基本方針って何なんだということになっちゃうじゃないですか。方針だらけになっちゃいますよ。しかも、本当は、方針って、そんな単年度の期間限定のものじゃないんですよ。計画と方針って全く違うんですよ。だから、計画を作るまでの間を方針で埋めようとしたということもちょっと無理があるのかなと思っているんですけど、その方針も効力が切れているに等しい状態にあるにもかかわらず、その状態が今年度続いているから、だから一刻も早く計画を作るべきだとは思いますよ。基本構想を、我々はセットでもいいからと思っていた、第2回定例会で。でも、基本構想がもう策定をされた、であれば、一刻も早く基本計画にかかるべきじゃないですか。それが、本会議の答弁を聞いていると、その議決後僅か少しの間で、やっぱり基本計画を延ばしましょうという議論になったという、それも非常に納得はできないんですが、それは若林議員が質問されていたので、また今日質問があるかと思いますが。

 このことをあまりやってもしようがないですけど、改定を改定素案にするというステップの理由で、議会からの指摘をということも、これも本会議でも言ったんですけど、我々の指摘は変わっていないんですよ。ほかの党の皆さんの指摘も、第3回定例会とかその前ぐらいからあまり変わってないような気がする。何でそれを第1回定例会だけ、やっぱり議会の意見も聞かなきゃって、もう締切りを過ぎたのになったのかというのも解せない。全く不可思議な動きとしか思えないんですね。そういった意味では、我々は今でも基本構想が策定をされた限りにおいては基本計画は一刻も早く策定すべきだという立場ですし、10月まで延ばすというのは大変残念でならないんですが、そこで、ちょっと中身について伺っていきます。

 まず、この変えられた基本計画のスケジュールのところですね。5ページの、この改定について後期の見通しがより明確となった段階において見直しの必要性について再度検討を行った上でという文言が追加されているんですよ。だけど、私はこの意味が分からない。まず、この後期の見通しがより明確となった段階において見直しの必要性について再度検討を行った上でというのがどういうことかと。あとは、なぜこれを追加されたのかということを教えていただけますか。

永見企画部基本構想担当課長

 後期の見通しがより明確になった段階といいますのは、これまでも別の形でも御答弁させていただいておりますが、計画の中間の令和5年度を目安として、前期の事業の実施状況でありますとか、財政状況の動きでありますとか、構造改革実行プログラムの状況でありますとか、そういったところについて一定の動きがあることも想定されるのかなというふうに思っております。そういった状況というものをその段階で判断させていただきまして、最終的に計画の見直しについて必要に応じて行うと、そういった記載でございます。

平山委員

 これは、前のものに比べると、見直しを行わない可能性が高いほうに寄っているような文章に見えるんですけど、どうとらえればいいんですか。

永見企画部基本構想担当課長

 区といたしましては、議会からの御指摘なども踏まえまして、基本的には中間の見直しを行う方向で検討しているところでございます。ちょっとそれがこのような表記の形になっているというところでございます。

平山委員

 ただ、しかしながら、後ほど報告がある、この構造改革との絡みもあるわけですよね。そこで伺いたいんですけど、今策定をされようとしているこの基本計画、これは構造改革が実行されることが前提の計画ですか。それとも、そうではない。現時点でまだ構造改革実行プログラムってスタートしていませんよね。あくまで現時点で5年先を想定して作られたものですか。

永見企画部基本構想担当課長

 計画といたしましては、現在の段階において見込んでいる事業ということでございまして、構造改革が行われた前提といいますか、現時点で想定しているというものでございます。

 一方で、財政状況につきましては、一定削減したような形でフレームを反映しているというところはございます。

平山委員

 ごめんなさい、今、二つおっしゃったんですよ。構造改革が影響しないように作っているけど、中身については構造改革を反映したものになっているとお答えになったんですけど、もう一回答弁いいですか。

永見企画部基本構想担当課長

 取組の内容といたしましては、いわゆる各施策の内容であったり、機能であったり、そういったところについては現在の想定で記載をしているところでございます。

 財政のフレームにつきましては、一定10年間のフレームということで今後の事業費の削減というものも見込んだ形で数値としては計上しているということでございます。

平山委員

 財政フレームを初めて示されたのっていつでしたっけ。そこからフレーム変わっていますか。何か1回人件費を見積もるのが云々というので、5億円だの10億円だの変わったということがあったじゃないですか。それ以外に変わっていますか。

森企画部財政課長

 一番最初に素案のたたき台のところで、1月下旬でしたか、あそこで1回フレームを示しております。その後、今、委員御指摘のとおり、人件費の再計算の話があったので、素案の段階で変えています。それは今年度当初予算の概要と同じ数字を使っています。素案以降では、財政フレームは変えておりません。

平山委員

 ということは、その人件費の見直しというのは構造改革とはまた別個の話じゃないですか。じゃあ、1月に示した時点で、さっきの基本構想担当課長の答弁によると、ある程度緊縮財政を意識したような財政フレームになっているというふうな答弁があったんですけど、財政方としてそれで間違いないですか。

森企画部財政課長

 事業費とかそういうものは、最初に示した素案のたたきの段階から変えておりませんで、その緊縮といいますか、いわゆる見直しを進めていく、構造改革の検討も進めましたけど、見直しを進めていく、例えば一般の事業費、経常的な経費はなるべく膨らまないように、増していかないような形で抑えていくというようなことで、それを想定しての財政フレームの組みというのはやっています。

平山委員

 そこをはっきりしてほしいんですよ。1月の段階で構造改革実行プログラムって、まだそんなにはっきりしていたわけじゃなくて、当時やっていたのは、新年度予算に向けてこの令和3年度の予算をどう削るかというだけでしょう。まだ海のものか山のものか分からないようなものが、早くも1月に出された財政フレームに反映しているのか、それとも、いやいや、これから先厳しくなっていくので、そんなのは構造改革実行プログラムを実施しようが、しまいが、10年先、現下に置かれた状況を見たら、それは厳しめに見とかなきゃいけないよねとなるのが私は一般的だと思うんですけど、そういうたぐいのものなのか、これはどっちなんですか。

森企画部財政課長

 構造改革実行プログラムは後ほど報告がございますが、それ一個一個の事業をやることによって幾ら生み出すとかというところまでは明確になかなか今示していないと、特に1月の段階でもお示しできていないところです。ですので、委員が今お尋ねになったのは、要は厳しい状況なので当然毎年毎年しっかり絞っていかなければいけないという、そういう視点でフレームを組んだところです。

平山委員

 何でお聞きをしているかというと、要は、この基本計画が、財政フレームも含めて作られました。当然10年間の財政フレームを作るときは、構造改革とか何とかそんなの一切関係なかったとしても、現下の状況と未来予測をした上で財政フレームを作るわけですから、財政予測を立てた上で。だから、それはコロナ禍の中で作られていますから、当然厳しめのものになるというのは当たり前なんですね。だけど、この財政フレームでここに載っている計画を全部実行できるというものに当然なってなきゃいけないわけじゃないですか。なってなきゃいけないはずなんですよ。

 今お尋ねをしているのは、だから、これは取りあえずこれからスタートをする本格的な構造改革実行プログラムを実施しなくても成り立っているものという理解でいいわけですよねということを聞いているんです。

永見企画部基本構想担当課長

 こちらに記載されている事業につきましては、現在の推移を想定した場合であっても実施できるということで見込んで計画化しているものでございます。

平山委員

 ですよね。であれば、当然構造改革って、これから報告受けて、そこで聞かなきゃいけないけど、3年間でプログラムを実施するんだから、それは見直しは当然だと思いますけどね。基本計画の見直しを行わなくていいような構造改革だとするならば、それこそ構造改革のほうに問題があるんじゃないかと思うので、それはまた構造改革のところでお聞きをするので、だから、そこを聞きたかったんです。分かりました。ありがとうございました。あと2点だけ、すみません、長くなって。

 86ページ、これは所管じゃなくてもお答えいただきたいと思うんですけど、遊び心をやっぱり区民に分かりやすくお伝えをしますということを言われて、書いてあるのが、「心のゆとりや豊かな発想など」というのが遊び心あふれる活動の説明になっているんですよ。心のゆとりや豊かな発想がどうして遊び心の活動なのかというのが理解できないんですけど。何かあまり、これは国語の試験で出ても解ける人いないんじゃないかなというぐらいのものに見えるんですね。私は、前回総務委員会ではありませんでしたけど、総務委員会で報告されているときに、ここをより区民に理解してもらえるような表現にとおっしゃっていたから、そういうものが出てくるんだろうと思っていたら、心のゆとりや豊かな発想などというのが、この遊び心ある活動にかかっているんですね、文脈を見ると。これをもって遊び心というものを区民に説明したという理解でいいんですか。

永見企画部基本構想担当課長

 遊び心という言葉につきましては、この計画の中では一定説明する必要があるということで加えているものではありますが、いわゆる、一面でいいますと創造的といいますか、クリエイティブな活動を指すという部分もございますし、また、そういった芸術、文化、そういったものに触れる中で心のゆとりが生まれていくと、そういったところを合わせて遊び心という形で表記をしていると、そういった説明でございます。

平山委員

 この全般を読むと、要は、基本構想には遊び心あふれる文化芸術をまち全体に展開するというのがメインタイトルなんですよ、基本構想は。だけど、基本計画のここに書かれていることは、遊び心についての説明を、私はこれではよく分からないなと思うけど、一応されているけど、そのほかのところは全然違う表現になっちゃっているわけなんですね。

 要するに、そもそもの区の文化とか芸術というものについての認識、とらえ方というのもどうなのかということは疑問があるんですけど、これ、基本構想で描いた姿と、現状と課題とか施策の方向性って、ちょっとずれているように思えるんですけど、そういうことはないですか。

永見企画部基本構想担当課長

 基本構想におきまして、本文の部分ですけれども、中野ならではの文化芸術でありますとか、遊び心ある活動と、そのような形で表記をされていたかと思います。そういったところを踏まえまして、中野ならではの多彩な文化芸術を通しまして誰もが伝統文化に親しめるということを土台といたしまして、そういった中から遊び心ある活動について創出するような、そういった充実が必要であると、そういった文章として説明をしているところでございます。

平山委員

 だから、中野ならではの活動が遊び心あふれるものだという認識なんですか。僕は違うと思っているんですけど。そこは、そういう認識なんですか。中野ならではの文化芸術活動というものは、遊び心あふれるものだという認識を区はしていらっしゃるんですか。

永見企画部基本構想担当課長

 豊かな発想力でございますとか、そこに触れる中でゆとりが生まれるとか、そういった面に関していいますと、遊び心ある活動ということも含まれてくるのかなというふうには考えております。

平山委員

 これはこれ以上質問しませんけど、「も含まれる」ものじゃ駄目なんですよ。「も含まれる」んだったら、主はこっちじゃないですか。主たるものに遊び心というものも含まれるということになるわけでしょう。そんなことだとするならば、基本構想にというのがどうなのかというのはいまだに消えない。けど、これはこう書かれていますからね、ここは、いや、もう早く策定してほしいなんて言いましたけど、議会の意見をこれだけ聞いていただけるならもうちょっと徹底的に見直されたほうがいいと思いますけどね、どうせやるなら。

 最後に一つだけ、これもどうしても聞かなきゃいけない。生物多様性、この276あたりの環境のところにある。これは本会議で質問したんですけど、あまり明快な御答弁がなかったんですけど、これ、どうしても入れなきゃいけなかったという認識で間違いないんですか。

永見企画部基本構想担当課長

 こちらにつきましては、第1回定例会において様々、いろいろな御意見をいただいた中の御意見の一つということで、こちらに反映させていただいたものでございます。

平山委員

 そうではなくて、第1回定例会でいろいろな議員がもっといろいろなことを言っているわけです。その中でも特に区は、もうこれは重要だ、基本計画に何が何でも入れなきゃいけない、基本計画を遅らせるようなことがあったとしても生物多様性を盛り込まなきゃいけないという判断をされたということでいいんですか。

永見企画部基本構想担当課長

 ここの内容がスケジュール変更の主な理由ということではございませんけれども、いただいた多くの御意見についてはそれぞれ検討させていただいて、今回反映できるものは可能な限り反映しているというふうに考えてございます。そういった御意見の中の一つとして反映をさせていただいたものでございます。

平山委員

 もうこれで質問は終わります。質問はしません。

 ここだけ、特別に異質に浮き上がって見えるんです。私のとらえ方かもしれませんけど、でも、なぜなんだろうなということについては、何でこれで取り上げられなきゃいけないんだろうなということについては、甚だ理解ができないというかね。でも、それが区の判断ということであれば、それはそれで、我々の判断とは当然違うわけですから、致し方ないとは思うんですけど、まあ、あまりこのタイミングで追加をされるような内容ではなかったんじゃないかということだけは指摘をしておきますので、それは指摘として受け止めていただければと思います。以上です。

若林委員

 前期の総務委員会でいろいろお話はあったとは思っておりますが、今回の私の一般質問の御答弁でいただいたように、この基本計画においては、いつ決めたんですかという問いの答弁として、3月23日、基本構想が本会議で議決された次の日、24日という御答弁をいただいています。前期の総務委員会では、その際に区民の意見、議員の意見も反映させながら、遅らせることを検討したという、ちょっと日付のあたりが若干違うのかなと思っているんですけど、まずそれを一応伺いましょうか。

永見企画部基本構想担当課長

 まず、前回の総務委員会において、3月下旬に、第1回定例会が終わった後に検討させていただいて、そういった方向性で検討したということ、それから、その後区民意見の意見交換会を受けまして、そういったところを踏まえて最終的に判断というか、決定をしたというような形でお答えをしたかと思います。

 先ほどおっしゃっていた今定例会における答弁につきましては、第1回定例会後の政策調整会議を実施したというところで、そこで一定の方向性について判断をしたと、そういったお答えであったかなというふうに思っております。

若林委員

 遅らせた部分に関して、いつ決めたかというものに関して、方向性を決めたのか、はっきり決めたのかというところだと思うんですけれども、その際に、仮に2か月遅らせるという方向性を決めたその際、区民の意見交換会の際にはその2か月遅れますという話は前回の総務委員会であったと思うんですが、それはこの区民の説明会ではしていないということでいいですか。

永見企画部基本構想担当課長

 してございません。その段階では、まだ内部の方向性の確認でございましたし、議会に対しても当然まだ示しておりませんでしたので、8月ということで御説明をいたしました。

若林委員

 5月に総務委員会が開かれた際に、まだ議会にも報告をしていない、その遅れるという話、区民の説明会ではちょっと判断が難しいのかなというのは分かりました。

 この区民の説明会で示された、質問されたこと、そして我々議会が話をさせていただいて、基本計画が素案から改定素案のほうに変わる際に、記述が増えているということなんですが、これは先ほど幾つか、区民の説明会の際の、例えば4番が反映しているとか、何番が反映しているなんていう話がありましたが、先ほど平山委員が言っていたお話で、やっぱり私も生物多様性がすごい気になるんです。生物多様性って、確かに環境計画の中に文言は入っているんですけど、今まで入っていなかったもので、区民の意見からは出ていますか。

永見企画部基本構想担当課長

 こちらの記載については、区民からの意見交換会等の御意見としてはいただいておりません。

若林委員

 私も先ほどちょっと探してみたんですけど、どこに載っているのかなと思っていたんです。やっぱり議会で我々がいろいろ質問させていただいたもの、全部が反映されているのであれば、それは分かるような気がするんです。生物多様性について質問された議員もいらっしゃいました。ただ、それはこの基本計画に対して言っていた質問じゃないと思ったんです。今後の中野区としてということで、この計画に反映させる、反映させないの質問では、私はその生物多様性の話というのは出ていなかったような気がするんですけど、どこかで出ていましたか。

永見企画部基本構想担当課長

 こちらについては、基本計画の他の委員会の報告の中で同じ趣旨の御指摘があったかというふうに思います。

若林委員

 他の委員会って、どこの委員会。

永見企画部基本構想担当課長

 建設委員会でそのような御意見があったというふうに伺っております。

若林委員

 建設委員会で生物多様性の話が出るの。

永見企画部基本構想担当課長

 公園であったりとか、緑であったりとか、そういった施策の所管がございますので、そういった中でのご質疑があったというふうに聞いております。

若林委員

 じゃあ、建設委員会でそういう話が出たということですが、やっぱり平山委員の言うとおり、これだけ本当に不思議な感じがしています。

 こうやって基本計画、区民の意見、議員の意見を反映させて決めてきましたが、これから説明がある構造改革において、そのバランス、構造改革がまだ決まっていなくて、基本計画が策定されて、基本計画に沿った構造改革、下支えの構造改革なんだけれども、この構造改革で大きく変更したときは基本計画のまた変更というのは考えていますか。

永見企画部基本構想担当課長

 基本的には基本計画に書いてある様々な取組を効果的、効率的に実施をしていくということで構造改革はあるものとは理解しておりますが、構造改革を実施していく中で事業の一定の変更を必要となるような検討があったりとか、そういったところもあった場合には、そういった内容を基本計画に反映していく必要も生じてくるのかなというふうに考えております。

若林委員

 これは改定素案ですよね。これから案に変わるのかな。その際に、10月策定なんだけど、構造改革実行プログラムは8月の策定ですよね。もともと基本計画の下支えの構造改革というのは、自分は全然意味が分からない、もともとは。構造改革で、それこそ、全て、いろいろな考え方をひっくり返してでも何とか財政、区を立て直そうというものが構造改革であって、構造改革があって基本計画だと思っていたんですけど、どうやら区は逆に考えていたんですが、ですが、8月に構造改革実行プログラムが決まる、策定される、その後に基本計画になるわけですよ。それは、構造改革を反映させたものが出てくるようになるんですか。

永見企画部基本構想担当課長

 現在も構造改革実行プログラムの案が、後ほど御報告があるかと思うんですけれども、基本計画の取組の内容と一定整合性を取りながら進めているものでございますので、構造改革実行プログラムの内容と整合性を取った形で引き続き案を作って、10月に策定という形で、大きく変更せずに作っていきたいというふうに考えております。

若林委員

 たまたま基本計画が2か月遅れたことによって、構造改革実行プログラムのほうを先に決めるという状況になったわけじゃないですか。それであれば、私は反映させたほうがいいんじゃないかな。もし仮に構造改革がまた遅れて、基本計画もまたずるずる遅れるなんていうことはないですよね。

永見企画部基本構想担当課長

 基本計画につきましては、令和4年度の予算に事業の反映をしていくためにも10月に策定ということで進めていきたいというふうに考えております。

若林委員

 区民に影響が出るタイムリミットは、10月以降になるとちょっと予算に反映してくる話になるから、区民に対しての事業が遅れるんじゃないか。そのタイムリミット、10月、もともと8月だったのが10月になるのがおかしいんだけれども、10月は間違いなく、構造改革関係なく、基本計画は10月に間違いなく策定する、それでいいですか。

永見企画部基本構想担当課長

 基本計画につきましては、10月に策定したいというふうに考えております。

長沢委員

 すみません、ちょっと皆さん聞いたところで、生物多様性が今回盛り込まれたというところで、何か非常に違和感があるようなお話だったんですが、私は結構素直に、これは、入ったことはこういう理解をしているんですね。確かに議会のというか、議会の中でのちょっと詳しいやりとりは知りません、承知していませんし、だけど、基本構想なりのそのときの賛成、反対なりの討論の際には、やはりこの問題、言われていたかなと思っていますし、区民のところからもそういう御意見が、先ほどは何かあったということも紹介されました。

 一つは、この基本計画の改定素案の中にSDGsが盛り込まれたと、SDGsそのものが2030年に向けての、いわゆる17の目標と169のターゲット、達成基準をというところの中で、当然ながらその中身としては、やはり前提としては今の自然環境、地球温暖化の防止を課題、やっぱり最優先でというところがあるわけですね。持続可能な開発目標ということで17の目標やターゲットを掲げていると。そういう中であって、生物の多様性というのがそこに、この計画、改定素案の中に出てきたというのは、SDGsの関係で、別に素直に受けているんですけど、これって関係ないの。

永見企画部基本構想担当課長

 SDGsの中に、陸の豊かさを守るとか、そういった生物の大切さについてという、そういったゴールもあろうかとございます。また、そういったものについては、こちらの政策の中には関連するゴールということで記載をしてありますので、一定関係はあるのかなというふうには思ってございます。

長沢委員

 私は、だから、そういう意味ではここの中で盛り込まれたこと自身は歓迎すべきことではないかなと思っています。ただ、これが全てではないんだけど、主な事業のところでは、やっぱり生き物調査、生物多様性に係る普及啓発、学校施設のビオトープ設置ということで、ちょっとここが寂しいかなと思っていますので、やっぱりこれは本当にいろいろ研究してということで、いろいろ調査もするということになるのかもしれませんけど、それにふさわしい、そうした事業ということをやっていくことは必要かなと。別にこれは毎年度の予算のところで反映すればいいかなとは思っていますけど、要望しておきたいと思います。

日野委員

 まず、今回改定素案ですけども、もともとのスケジュールだとこの8月に策定ということでしたよね。3月に素案、今回この2定で案が出るという想定だったんですかね。それだけ、まず。

永見企画部基本構想担当課長

 おっしゃるとおりでございます。

日野委員

 今回、素案の後に区民の意見と議会の意見を反映して改定素案を出された。先ほどちょっと御説明されていたんですけど、聞き逃したんですが、区民の意見は幾つぐらい反映されていて、議会からの意見は幾つ反映されたとおっしゃっていましたでしょうか。

永見企画部基本構想担当課長

 区民の意見につきましては、別紙1のほうにまとめておりますが、9個の意見を反映してございます。それから、ちょっと議会意見につきましては、なかなか数え方が難しいんですけれども、いわゆる後期の展開をもう少し書いたほうがいいというような大きなところの御意見もありましたので、そういったところも合わせると、すみません、ちょっと正確な数字ではないんですが、25個ぐらいはあるかなというふうには思っております。

日野委員

 素案の後にこれだけの見直しがあるというのが、ほかであるのかどうかというのはちょっと分からないんですけど、多いほうなのかなとは思うんですけど、素案の後にこういう御意見が出て、変えなければいけないというのが、反映したほうがよいというのが幾つか出た場合に、これだけの変更があればちょっとスケジュールをずらさなきゃいけないとか、何かそういった基準みたいなものってあるんでしょうか。

永見企画部基本構想担当課長

 そういった特別な基準というものはございませんが、今回基本計画と区有施設整備計画を併せて意見交換会を実施しておりました。そういった中で、意見についても併せていただいていたというところがございます。そういった状況の中で、両計画を一体として考えてという意見が多かった内容というものもございましたので、見直す場合にはもう一回意見交換会を実施したほうがよいという判断で今回改定素案ということでお出しをしているものでございます。

日野委員

 そうすると、今後改定素案からまた案になって、そういうタイミングで、またさらに意見だったり、反映したほうがいいというものがあると、さらにずれるということもあり得るということですか。

永見企画部基本構想担当課長

 これまでも多くの御意見を聞いてまいりましたので、現時点でそういった想定はございません。

日野委員

 そうすると、素案までの間は意見がくみ取れていなかったから、今回区民の意見、議会の意見を聞いて、改めて気づいて反映した、そういうことになるということでよろしいですか。

永見企画部基本構想担当課長

 区といたしましては、できるだけ反映をしてきたつもりではございますが、多くの御意見をいただいたということを踏まえまして、よりそういった必要性もあるということで区として判断をして、今回のスケジュール変更に至ったものでございます。

日野委員

 そうすると、素案までの間って、区として区民の意見ってあまり聞けていなかった部分もあったり、議会の意見なんかもなかなかくみ取れていなかった、そんなふうに感じるんですけど、それについてはいかがですか。

永見企画部基本構想担当課長

 今回の改定内容につきましては、他の委員からも御指摘ございましたが、第1回定例会以前から御指摘いただいた内容の修正についても含まれております。そういった意味では、反映のタイミングが遅れてしまったことについては申し訳ないというふうに思っております。

平山委員

 すみません、二つだけ。生物多様性はあまり――、私も実は生物多様性自体は反対ではないんですよ。だけど、たしか予特のときに、生物多様性が基本構想に入ってないなんてとんでもない、そんな基本構想には私は賛成しないと思うという発言をされた議員がいらっしゃったんですよ。その方が賛成をされて、翌日にこの基本構想が延期をされるような話になったみたいなことがあったので、何かあったのかなと思ったんです。いやいや、そんな発言、大丈夫かと思うんであれば、堂々と調査をしていただければと思いますけどね。

 それはそれとして、この意見交換会だけ、意見交換会の期間って、区長と区民のタウンミーティングがあるじゃないですか。本当だったら実施しないはずですよね。何でわざわざここでもう一回丁寧にやられてということ、でも、丁寧にやるんだというふうにおっしゃってしまえばそれまでなんですが、これって都議選の選挙期間中じゃないですか。そういうことって、あまりこういうのって関係ないんでしたっけ。ぐるぐる宣伝カーも回ったりしているわけですよ。そういうのって、こういう意見交換会のときとかって意識はしないんでしたっけ。

永見企画部基本構想担当課長

 選挙期間中ということで、実際に区民活動センターの状況であったりとかが違うというところはあるかと思います。一方で、選挙期間中だから区の何か事業を実施しないとか、そういった考えは特にないかなというふうに思います。

平山委員

 事業を実施しないというのは、あってはならないと思うんですけど、こういうタウンミーティングとか意見交換会って、そういう配慮ってこれまでやってこられなかったんでしたっけというのをお尋ねしているんです。

永見企画部基本構想担当課長

 私の承知している限りでは、そういったような決まりというか、そういったような形で実施をしないということはなかったのかなというふうに理解しております。

大内委員

 最初のほうのページで、基本計画の今後の予定、取り巻く環境の変化とかいろいろ出ているんですけども、その中で、今までの実績の数字はたくさん出ているんだけれども、今後の財政の見通しというのが非常に薄いんですよ。23ページに財政の見通しが書いてあるんだけども、今度その後ろに向かって、これだけこうやってやっていきますよ、ここら辺変えますと書いてあるんだけど、要は基本計画ってちゃんと予定どおり行くんですか。今の新型コロナウイルス感染症の非常事態宣言が出ているような中で、財政の見通しが立つんですか。でも、それは構造改革実行プログラムですと言われちゃうと、ニワトリが先か、卵が先かみたいな話になっちゃうのであれなんですけど、取りあえず基本計画を作って、担当者の方というのは、財政状況、当然理解した上でこれを作っていると、この計画は5年あるいは10年、計画するというふうに思っているんですか。

永見企画部基本構想担当課長

 財政見通しのところで、10年間の財政フレームということでお示しをしているところでございまして、このフレームにのっとって、この計画に改定素案の記載している事業については実施することができるというふうに考えております。

大内委員

 じゃあ、このフレームということは、687億円の基準となる一般財源規模にこれから予算を抑えるということでいいですね。そうすれば、これからその後ろの基本計画が実行に移せるという理解ですから、今年は少しオーバーしましたけど。もう令和4年度の予算からそういうことはないんだと、じゃないと基本計画が前に進まないんだと。構造改革実行プログラムもそれに基づいて、基準となる一般財源規模を考えて構造改革実行プログラムをやっているので、来年度からはこれはもう絶対死守するんだと、そういう意味でおっしゃっているんですね。よろしいですね。

森企画部財政課長

 今、委員お話のとおり、23ページのところでは基準となる一般財源規模のところで経常的な経費の削減を、抑えていくというふうにしております。ですので、まず財政運営上はそれを目指していくというところでございます。そういうことによって、当然経費を削減していくことによって、当然別の財源が生まれてきますので、より事業を進めていくについて経費として当てていけるというようなことで当然考えております。一つの考え、基本としてはそういうことでございます。

大内委員

 ということは、当然この基本計画を策定するには、財政担当も当然深く関わっていると。今年度は、何だかんだ言って結局少し出ていますけども、もう来年度からそれ出ちゃったら基本計画が前に進まないんだと、そういう気持ちで令和4年度からの予算編成、取り組んでいくと。だって、一緒に基本計画作ったわけでしょう、今話を聞いていれば。この基本計画が前に進まなくなるわけですよ、それを崩しちゃうと。当然それは分かっているわけですね。オーバーするということは、基本計画が予定どおり進まなくなる、それは作ったあなたが自分で作ったものをぶっ壊しているようなものなんだ、財政担当がそれをやらないと。そういうことでよろしいんですね。そう理解しておきますよ。令和4年度の予算編成に当たって、そのためにこの基本計画を、来年度予算編成に間に合う、10月でもまだ間に合うんだということで少し遅らせた部分もあるわけですよね。9月か。じゃあ、絶対それを守ってくださいね。じゃないと、基本計画が前に進まないから。作ったものって、一緒に作ったわけでしょう、この基本計画を。あなたも言ったとおりに、基準となる一般財源規模、これを死守していかないと全然進まないわけでしょう。だから、そう書いてあるでしょう、この線が。それ、ちゃんとやってくださいね。じゃないと、幾らここで話をされても、いや、途中でお金足りなくなりましたとか、あるいはどこかで基金がなくなっちゃいましたって、できなくなっちゃうから。その裏付けに、構造改革実行プログラムはあるのかもしれないけども、財政担当としてはそれを約束しておいてくださいね。あなた、これ作ったんだから、一緒に。今言っているように、それを守らなければできませんよと言っているんですから、それは必ず約束してくださいね。

高橋企画部長

 基本の考え方は、ただいま財政課長が答弁させていただいたところでございますが、一方で、区の取り巻く状況がどう変わっていくかというところはございます。その状況を踏まえて、区としては区民の生活を守る責務がございますので、そういった点については考慮しつつ、また来年度の予算については提案をしていきたいと考えてございます。

大内委員

 だから、基本の計画、考え方じゃないの。これを実行するためにそれをやらなきゃ駄目なんですよ。もっと言うと、それをやるために、今度構造改革実行プログラムが次に出てくるわけでしょう、同じあなたたちの部の中で。

 財政状況、いろいろ変化する。財政状況がいろいろ変化しても、これがちゃんと計画的に行えるようなことを行うために、構造改革実行プログラムを今やっているわけでしょう。だから、いろいろ取り巻く環境が変わったら変わるんですよと簡単に言うけども、そしたら、毎年毎年作っていかなきゃいけなくなるわけですよ。毎年環境が変わったら。でも、環境が変わってもこれが継続的にできるために、今度構造改革実行プログラムでちゃんとやっていくと、そういう連動しているということでいいですよね。じゃないと、1年目、手をつけたけど、2年目、お金なくなっちゃったから途中で工事やめちゃいましたというわけにいかないんだよ。周りの取り巻く環境が幾ら変わっても、基本計画においてはしっかりとやっていく、その裏付けをするための構造改革実行プログラムだと、そういう位置付けだと思うので、ぜひとも、もういいですけど、財政課長としてちゃんとこれ守ってくださいね。自分たちが言ったこと守れないのに、ほかの課に守れと言ったって、それは無理だよ。自分たちが作ったんでしょう、こんなに、少し遅れて。でも、ここに書いてあることができなければ、基本計画は前に進まないわけだから、しっかりやっていただきたいと、それだけで答弁いいです。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 委員会を休憩します。

 

(午後3時08分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時30分)

 

 次に、3番、中野区区有施設整備計画(改定素案)についての報告を求めます。

石井構造改革担当部長

 それでは、中野区区有施設整備計画(改定素案)につきまして作成をいたしましたので、御報告申し上げます。(資料10)

 まず、1、素案に関する意見交換会等の実施結果でございます。こちらにつきましては、今御報告のありました基本計画と同様に進めてございましたので、説明は割愛させていただきます。

 (4)の主な意見の概要及びそれに対する区の考え方、これは別紙1でございます。別紙1のほうにつきましては、それぞれ、様々御意見いただきまして、第1部、第2部、第3部、それぞれ意見をいただきまして、3ページでございますけれども、第3部では施設ごとに整理をいたしまして、それぞれ意見、それから区の考え方を取りまとめましたので、こちらを御覧いただければと思います。

 それでは、次に2の改定素案についてでございます。まず、素案から改定素案への主な変更点ということでございます。恐れ入ります、この計画の本体、別紙2を御覧いただけますでしょうか。

 まず、お開きいただいて、21ページでございます。施設の特性を踏まえた木材活用の考え方ということでございまして、この2-4ののところですね。「また」以降に、「公共建築物等における木材利用推進方針に基づき、施設の特性を踏まえて、木材の使用を推進する」、こういった記載を加えてございます。

 それから、31ページでございます。31ページの体育館、スポーツ・コミュニティプラザのところでございます。このスポーツ・コミュニティプラザは、「総合体育館とともに区全域を対象とする施設として、現在の配置を引き続き活用する」という考え方を入れたものでございます。

 それから、42、43ページでございます。教育センター・保健所等の再編、また、2-2ということで社会福祉会館・区役所新庁舎における生活援護機能の再編ということで、この生活援護機能の再編の内容を加えたものでございます。

 それから、次に46、47ページでございます。ここで、地域の子ども施設の整備・展開ということで、これまで新たな機能を備えた児童館の表記を中心としておりましたけれども、その他の地域子ども施設、キッズ・プラザ、学童クラブ等についての記載を加え、また47ページの展開につきましては、5年後としていたものを10年後という記載をしたものでございます。

 それから、次に、48ページ、49ページでございます。未利用施設の活用でございますが、こちらについてはそれぞれ説明の文を加えてございます。

 それから、50ページ、権利床等の活用でございます。こちらにつきましては、中野駅新北口駅前エリア再開発権利床についての内容、記載を変更したところでございます。

 また、53ページ以降、今後の10年間の想定スケジュール、こちらについては適宜修正をしているということでございます。

 それで、本紙に戻りまして、3の意見交換会等の実施でございますが、こちらにつきましても先ほどの基本計画と同様で開催をいたしますので、説明は割愛させていただきます。

 また、4の今後のスケジュールにつきましても、基本計画と同様でございます。この後に案を作成いたしまして、パブリック・コメント手続を経て、10月に作成する予定でございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありますか。

平山委員

 何点か伺います。結構大がかりな変更で、議会と区民の意見をというふうにおっしゃってはいたんですけど、そうじゃないようなところもかなり見られて、逆にこれを見ちゃうと、そもそものスケジュールが無理だったんじゃないのかなというふうに思っちゃったりもするんですけど、それはそれとして、やっぱり決めた期日までに仕事を上げるということはものすごく大事なことだと思っていて、最近そういうところがちょっと当区は弱くなってきているんじゃないかなというふうに思っているんですよ。それはいろいろな状況の変化があるのは分かりますけど、だって、ここまでにこれを決めて、その後実施をしていく、展開をしていく、その先というのは区民サービスにつながっていくものじゃないですか。さっき、区民サービスには来年度予算に間に合うので影響は及ぼさないなんておっしゃっていましたけど、じゃあ、今年度からスタートになっているこの基本計画の今年度って何なんだということになっちゃうわけですよ。やっぱり、決められた締切りに向けて仕事をするということをもう一回考えていただきたいし、期日だって、それは区民との約束の一つなわけだから、簡単に延ばしていいものじゃないとは思っています。

 その上で、ポイントを絞って何点かだけ。まず、一番はやっぱりここですよね、42ページ、教育センターのところ。もともとの素案では、この教育センターのところに生活援護の事務所を配置して、将来的に自立、生活支援を充実させた生活援護事務所及び保健所の合同庁舎として整備をするというふうになされていたんですけども、この方針を変えられて、さらにこの43ページを追加されたということなんですが、この点について、どうしてこういう変更になったのかをまず伺います。

石井構造改革担当部長

 この素案をお示ししたのが、第1回定例会、この中でも様々議論をいただきました。その中で、特にこの生活援護機能については再検討ということで御意見がついたといったこともございます。我々としても、この配置について、やはりもっと詰めて、検討すべきであろうということで検討した結果ということで、今回この2-1、2-2という記載で示したということでございます。

平山委員

 その様々な議会からの意見の中で、我々もずっと、別に第1回定例会じゃなくて、その前から一貫してものを申していまして、今回予算にも意見をつけさせていただきましたよね。予算の意見というのは、いろいろな会派が御賛同いただいたということもあって、それぞれのとらえ方もあるのかと思うんですが、我々はそもそも当初の計画だった、区役所の中に生活援護の事務スペースが全部あるというところの根本的なところからもう一回スタートしてほしいという思いでいたわけですし、今もその思いは変わらないわけですけども、そういう御検討というのはなされなかったんですか。

石井企画部構造改革担当課長事務取扱

 検討の過程の中で、まず、生活援護の機能をまずは区役所の中で配置できないかというような検討から始めたというところでございます。ただ、実際区役所の中、新区役所新庁舎の実際のボリュームですね、そこからするとなかなかそこだけでは収まらないだろうといったことも検討の過程で出てまいりまして、今回こういった考え方をお示ししたということでございます。

平山委員

 新庁舎担当もいらっしゃるので伺いますけど、ボリュームの問題ですか。ボリュームで無理ということになったんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 基本設計段階におきまして、生活援護の窓口につきましては新庁舎の1階に配置することとしておりましたが、その後の検討によりまして、今後の受給世帯数の増加を踏まえますと、1階での拡張性等を考えますと十分なスペースの確保が難しいと考えまして、庁外移転とさせていただいたものでございます。

平山委員

 答弁がかみ合っていないですけど、庁外移転とされた。庁外移転とされた場所は教育センターですよね。それは、議会からそういうことではよろしくないという意見があって、当初予算にも意見を付した。その際に、もう一回、新庁舎内に収めるということも含めて再検討しなかったんですかと私はさっき聞いたんですよ、構造改革担当に。そしたら、検討したけど、ボリュームの問題でとおっしゃったんですよ。全く違う答弁だったんですけど、今の御担当の答弁だと検討はされなかったということになりますけど、どっちですか。

中村総務部新区役所整備課長

 第1回定例会のほうで、予算特別委員会におきまして議会から重たい御意見のほうをいただきまして、検討のほうをさせていただきました。その後、新庁舎に生活援護機能についてどれぐらい、レイアウト等を工夫しまして入るかにつきましては検討のほうをしてございます。

平山委員

 質問に答えてほしいんですけど、検討した結果、ボリュームの問題で中に設置は無理という結論に至ったということを構造改革の担当がおっしゃっているんですよ。それは正しいんですかと聞いているんです。

中村総務部新区役所整備課長

 総合的に考えまして、ボリュームの問題もありまして新庁舎へ全て生活援護の機能を入れることは難しいというふうに思ってございます。

平山委員

 ボリューム以外の問題って何ですか。

中村総務部新区役所整備課長

 もともと新庁舎の1階に基本設計の段階で配置した理由が、高度なプライバシー性の確保でございまして、1階の拡張性も踏まえまして庁外移転とする方針を示したものでございまして、その辺のあたりも考慮したという意味でございます。

平山委員

 1階じゃなくして、ほかの階という検討はされたんですか、されていないんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 現在、ほかの階で生活援護の機能についてどのような配置が可能か、レイアウト等の工夫について検討しているところでございます。

平山委員

 検討したんですか、してないんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 検討いたしました。

平山委員

 検討して、入らないという結論を出されたんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 全ての生活援護機能を新庁舎に入れることは難しいというふうに検討しました。

平山委員

 だから、いいですか、さっきボリュームの問題ですとおっしゃった。それで正しいんですかと聞いたら、いや、総合的に判断して、ボリュームの問題もその総合的な判断の一つとしてジャッジしましたとおっしゃった。じゃあ、ボリューム以外の問題は何ですかといったら、高度なプライバシー性という話をおっしゃった。高度なプライバシー性を有するというのであれば、1階以外だとクリアできる可能性があるんじゃないかと私は思っているんです。ここで高度なプライバシー性の問題は解決できると思っているので、これは課題として消えるんですね。残った理由は何ですかと聞いているんです。

中村総務部新区役所整備課長

 ボリュームの問題もありまして、全ての機能を新庁舎に入れることは難しいというふうに考えてございます。

 現在、違う、1階以外のフロアでプライバシーを確保しながら、どのように生活援護の機能について設置できるかにつきまして検討しているところでございます。

平山委員

 検討しているって、今回改定素案を出されているじゃないですか。ここからまた変わるということですか。今、この改定素案について報告をいただいていて、この内容について伺っているんですよ。また、今検討していますということは、またここから内容が変わるということですか。ちょっと答弁を統一してください。

石井構造改革担当部長

 今回、この改定素案ということでお示ししまして、今回の考え方は記載をしているところでございまして、区役所の中には生活援護の中でも生活相談、自立支援、こういった窓口を置くということ、それから、生活保護の窓口については社会福祉会館を活用するという考え方、それを示したというところでございます。

平山委員

 じゃあ、新庁舎担当がおっしゃっている検討というのは、何の検討なんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 こちらにございますように、生活援護機能の中の生活相談機能と自立支援機能につきまして、新庁舎の1階以外のフロアでどのように実施できるかにつきまして検討のほうをしているところでございます。

平山委員

 そういうことですね。分かりました。

 それで、社会福祉協議会が入るところがありますよね。社会福祉協議会が新庁舎内に入っていきますよね。その社会福祉協議会が、ある意味、新庁舎内に入って、空いたスペースの中に生活援護機能が入るわけですよね。これ、スペースでいうとどっちが広いんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 社会福祉協議会が新庁舎で使う事務室で申し上げますと、300平米程度を想定してございます。生活援護の機能につきまして、新庁舎に設置する面積につきましては、現在その機能に相当する分としては、実施設計で──すみません、失礼しました。社会福祉協議会で事務室で使う分につきましては、新庁舎で300平方メートルを想定してございまして、生活援護機能全体で社会福祉会館、新庁舎で使う機能につきましては576平方メートルを想定してございます。

平山委員

 今の社会福祉協議会のところに、この570平米のスペースがあると思っていいんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 今の社会福祉会館スマイルで生活援護課の事務室として使う想定は、おおむね300平米程度でございまして、それ以外に新庁舎でのほうでそれ以外の機能につきましては配置をすることを考えてございます。

平山委員

 答弁が正確じゃない。僕の聞き方が悪いのかな。いいですか、まず、今の社会福祉協議会がスマイルで使っている事務所、この広さと新庁舎で使う広さ、これを教えていただけますか。

中村総務部新区役所整備課長

 現在、社会福祉会館で、スマイルの中で事務室として使っている分につきましては、250平米になります。それが新庁舎の事務室の、現在4階を想定してございますけども、そちらにつきましては300平方メートルを想定してございます。

平山委員

 社会福祉協議会が250平米から300平米の新庁舎に移ってくる。スマイルは何平米空くんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 スマイルで、先ほど申しましたのは事務室の話になりますので、事務室以外、全体で見ますと550平方メートル程度になります。

平山委員

 事務室以外って何ですか。ちょっと分かりやすく説明してほしいんですけど。

中村総務部新区役所整備課長

 今現在社会福祉協議会が使っている共有部分も含めますと、550平米程度になります。

平山委員

 新しい庁舎に共有部分はないんですか。また、共有部分を含めると、4階フロアの社会福祉協議会で活用できる部分はどれぐらいになりますか。

中村総務部新区役所整備課長

 新庁舎では、客だまりの部分も含めてございますので、そちらも入れますと新庁舎4階全体では700平方メートルを社会福祉協議会のスペースと想定してございます。

平山委員

 新庁舎は700平米が社会福祉協議会として使われる分、そのうちの事務スペースは300平米、一方、社会福祉会館スマイル、スマイルでは現行500幾つの共有部分を含むところがあって、社会福祉協議会が事務室として使っているのは250平米、これは正しいですか。

中村総務部新区役所整備課長

 そのとおりでございます。

平山委員

 新庁舎の4階に生活援護、十分入るじゃないですか。社会福祉協議会が仮に移動しないとするならば。そういう検討はなされなかったんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 社会福祉協議会でございますけども、基本計画の段階から新庁舎に入るということを計画してございまして、区のほうと相互に連携する利便性を強化するという目的で新庁舎に入居するものとなったものでございます。

平山委員

 それ以上あまり突っ込みませんけど、生活援護スペースだって当初から庁内だったんですよ。相互に連携する機能なんてあるに決まっているし、むしろ社会福祉協議会と生活援護の機能が同じ新庁舎でセットになるほうが連携はより進むんですよ。

 社会福祉協議会って、言ってしまえば外の団体じゃないですか。生活援護って、まさに区役所の本丸なわけでしょう。何でここが動かない、しかも今よりも広いスペースが取られ──いや、社会福祉協議会が来るのはとんでもないと言っているんじゃないですよ。検討の中で、いわゆるボリュームの問題だとおっしゃったから、広さの問題だとおっしゃったから、社会福祉協議会は今よりも広いところに来るわけです。今よりも、社会福祉協議会が使っている狭いところに生活援護の部分だけを持っていきますということを今回新しく提案されているわけですよね。そうすると、仮に社会福祉協議会は動かさない。仮にですよ、そうしたほうがいいと言っているんじゃないですよ。要するに、検討の一つとして社会福祉協議会は動かさない、そのかわり4階とどこかのフロアで生活援護の機能を集約する、あるいは、社会福祉協議会の機能の一部を持ってくる、生活援護を分けたように。庁内との連携が必要なところだけを持ってきて、残りは今のところを使う。これでスペースと高度なプライバシー性の問題は解決できますよね。できますよねというか、私はできるんじゃないかなと思うんですよ。そういう御検討というのはなされなかったんですか。

石井構造改革担当部長

 今回、この検討を進めるに当たって、単に配置ですとかボリュームだけではなくて、今後の生活援護の機能、これの在り方というところから検討は進めてまいりました。

 特に、生活困窮者の相談、これをさらに強化していく必要があるだろうというような検討から入っておりまして、特に生活相談ですとか、自立支援の機能、こういったものを強化していく必要もあるということでこの間検討をしてきたところでございます。

 今、委員から御指摘のとおり、社会福祉協議会における自立支援ですとか、あるいは現在生活援護でやっている暮らしサポートといったような事業、こういったものが連携していくことで、より生活困窮者への支援といったことの連携が図れて、よい取組になるだろうというところで検討してきたというところでございます。そうしたことから、社会福祉協議会を、検討の過程ではそのままということもどうだろうかという検討はありました。ただ、やはり今後の展開を考えていったときに、社会福祉協議会、それから生活援護における生活相談、自立支援の機能が一体で連携をして取り組んでいく、これが必要であろうということで、こういった配置を考えてきたというところでございます。

 一方で、生活保護の部分については、その窓口ということでこのスマイルなかのを活用していくということで、生活保護を受給された方へのサポートといったものは、そちらの社会福祉会館のほうで引き続きやっていこうという考えでございます。

 また、社会福祉協議会につきましても、社会福祉協議会の本部部分といったらいいでしょうかね、本部機能、それは区役所ですけれども、ボランティアセンターについては産業振興センターのほうに移転ということで、今回考え方を併せて示してございますので、そうしたことで全体の取組を進めていきたいという考えでございます。

平山委員

 そういう答弁になってしまうと、その議論というのは厚生委員会とかで深くやられないといけないので、ここではあまり質疑ができないんですけど、ただ、いわゆる自立支援だとか生活相談というのが入り口で、生活援護というのが既に受給をされている、その先という、大まかにその二つに分けた場合ですよ。入り口だけじゃなくて、現行生活保護を受けられている対象者の方々も、社会福祉協議会との連携が必要だったりする場面ってたくさんあると思いますよ。本当に所管とそういう調整をされたのかなと。

 一方、所管としては、部署が二つの庁舎に分かれるわけですよ。所管内の連携という問題もあるわけですよ。もう一つ、生活援護というのはお金を扱うんですよ。いわゆる公金を扱う、そのセキュリティをどうするかという問題もあるわけですよ。そんな簡単な話じゃないんじゃないかと思っているんです。だったら、社会福祉協議会も持ってくる、生活保護も中に持ってくる、そのかわり、あまり庁内で来庁されることが少ないような部署の中で、かつ必ずしも庁内でなくても、だって、最近はテレワークどんどんやりましょうとかという流れに職員課長が一生懸命持っていこうとしているんだから、そういう部署を、どことは言いませんよ、スマイルに持っていこうかとか、そういう検討というのはなされなかったんですか。

 だって、区民には新しい庁舎に来ていただきたいじゃないですか。しかも、一体であることが絶対にセキュリティ上望ましいです。公金を扱うんですから。生活保護の公金は事故が起きているんですから。そういう観点からいくと、私は両方とも一緒に入れることのほうが絶対望ましいと思いますよ。そういう検討というのはなされなかったんですか。

石井構造改革担当部長

 検討の出発点は、やはり、どうやって区役所の中に配置できないかといったところからでございましたけれども、様々検討した結果、今回のような考え方を示していると。

 あわせて、窓口のないような職場であるとか、バックオフィス機能といったもの、こういったものをほかのところに移転させてはどうかといった検討も行ってきたところでございまして、今回、教育センターのところで、当面は区事務室として活用といったところの考え方も示させていただきましたけれども、場合によってはそういったところも活用しながら進めていく必要があるかなというふうには思っています。そういった考え方で今回お示しをしたというところでございます。

平山委員

 もう長くなってしまうので、これで終わりますけど、基本計画は延ばすべきじゃないということは申し上げて、この施設整備計画についても、やっぱり締切りを守った仕事をしないと、区民に対して影響が及ぶものであるからということを申し上げましたけど、今のやり取りを聞いて、これだけは改定素案になってよかったなという気がします。議会の意見をというのであれば、ここについてはデリケートな問題なので、区民の意見って聴取しにくいわけじゃないですか。だけど、少なくとも議会の意見を聞いて、改定素案という形でワンステップ置いていただくというような配慮をしていただく姿勢を示していただけるのであれば、今申し上げたようなことももう一回考え直してほしい。

 ただ、担当がおっしゃった、いわゆる機能の話になってくると、それは当該委員会ではできないので、できれば当該委員会で、その機能の話も含めて、在り方をどうすべきかということをちゃんと議論できる場を作った上で最終決定してほしいなというふうに、本当に心の底から思います。

 今まで、スペースを具体的に、広さを言われたこともないんですよ。ただ入りません、入りませんという話をされていた。でも、聞いたら入るんですよ。先ほどのお答えも、悪意があるとか、ごまかそうと思われているわけじゃないとは思うんですけど、何か事務スペースと共有スペースをあえて分けておっしゃって、区役所の中がすごく狭いようなことをおっしゃったんだけど、共有スペースまで入れると区役所の中ってめちゃめちゃ広いということになるわけじゃないですか。しかも、スマイルは分かれていますからね、フロアが。ワンフロアで使えるスペースとツーフロアに分かれての、同じ面積であったとしても使い勝手って変わってきますよね。等々のことをちゃんと出して、ちゃんと検討して、我々にもその検討の素材を示してほしいんですよ。何かちょっと前よりも近づけました。前、距離的な問題もあったからと言われているように過ぎないような気がして、どうして教育センターじゃ駄目なのかということも結局説明がなされないんですね。教育センターじゃ厳しいんじゃないかということは我々申し上げましたけど、より近いほうがいいという判断ぐらいにしか聞こえてこなくて。だから、もっと検討の経緯というのが区民にも見えるように、議会にも見えるようにしていただきたいですし、我々は、さっきも申し上げましたけど、両方持ってくることができるんじゃないかと思っていますし、当初計画では、基本計画ではみたいなことをおっしゃるのであれば、当初は中に入っていたわけですから、そこをしっかり踏まえていただかないと、片方は、いやいや、渡り歩く、片方は、これはもう基本計画から変わっていませんからと言われちゃう。ちょっとそれだと、我々としては非常に納得がいかないなというふうに思っていますので、今日の段階ではこういう報告をいただいたので、大変申し訳ないんですが、全く納得がいっていないと、再検討を求めるということを申し上げておきたいと思いますけど、何かありますか。

石井構造改革担当部長

 今、様々御指摘いただきましたけども、今回は区有施設整備計画ということで、施設の配置を中心にこういった考え方をお示ししたところではございますが、先ほど私、申し上げたとおり、生活援護の機能、あるいは生活困窮者の支援の今後の在り方、こういったことの全体の機能をどうしていくのかという考え方をお示しする中で、こういった配置で進めていくという考え方も今後お示ししていきたいというふうに思っておりますので、所管する委員会はここというよりは、関連する所管での報告になるかと思いますけれども、そちらで丁寧に御説明をした上でこの計画を進めてまいりたいと考えております。

 今回、この改定素案ということでございますので、また改めて区民の方からも御意見いただく中で進めていきたいという考えでございます。

若林委員

 区有施設整備計画においては、ほかの委員会でもやられていまして、私も厚生委員会で出ていたときに毎度のように聞いているお話なんですけども、新しく地球温暖化オフィスの場所に作るすこやか福祉センターはいつできるんですか、それにおいてどういう計画なんですか。行くところ、まだ決まっていません、検討中という話だったんですが、はっきりとは言われなかったんですけどね。所管は所管。結局、この計画においては全部企画部マターということで、私が言いたいのは、もともと桃園第二小学校と昭和区民活動センターが新しくしなきゃいかんという中で、これが区民活動センターと桃園第二小学校が何かいつの間にか一体開発じゃないけど、一緒にやろうという話が出てきて、しかも昭和区民活動センターの改築仮施設を地球温暖化オフィスに置くという話だったものが、いつの間にか現地建替えという形に、昭和区民活動センターが現地建替えということで、桃園第二小学校とリンクさせて一緒にやりましょうという話になって、区民活動センター、地球温暖化オフィスに持ってくる、仮施設だったものが、昭和区民活動センターの方々から、あそこまでは大変だということで今使われなくなっている。まず、そこまでは合っていますか。

石井構造改革担当部長

 現在、この計画の中では、地球温暖化オフィスについては新たなすこやか福祉センターを整備するということで、その昭和区民活動センターの仮施設としての考え方はございません。

若林委員

 地球温暖化オフィスにもう仮施設を作るということはない。

石井構造改革担当部長

 地球温暖化オフィスに仮施設を作る考えはないです。

若林委員

 厚生委員会で聞いていたときは、2026年から2030年の間に新しいすこやか福祉センターが新設されるという話をしていたんです。もし、昭和区民活動センターの仮施設がここに来ないのであれば、もう早くすこやか福祉センターを立ち上げしたほうがいいんじゃないですかと厚生委員会でお話をさせていただいているんですが、検討中、検討しますという話ばかりで、別な委員会の検討状況というのはそちらのほうに上がってきていますか。

石井構造改革担当部長

 施設全体の計画を私どものほうで把握しながら進めておりますので、すこやか福祉センターの新たな施設、これは特に介護保険の計画と合わせて、5圏域にしていくという考え方も示してございますので、それに合わせた計画としていきたいということで、この計画の中でも2026年以降ということで新設したいという考えでございます。

若林委員

 その計画に合わせるために、すこやか福祉センターの計画を延ばしていると、あそこのスペースが空いているにもかかわらずということでいいですか。

石井構造改革担当部長

 今、計画上は2026年となっておりますけども、今後改修の設計ですとか、そういったことも進めながらこの計画を進めていきたいということでございます。

若林委員

 ここに限らず、パズルみたいに、さっきの生活援護の話じゃないですけど、全部パズルみたいな状態になっているので、この昭和地区の方々は早くどうなるかというのを知りたがっていらっしゃるわけじゃないですか。早く計画を決めていってあげないと、いろいろなものの準備もありますし。これ、厄介なことに桃園第二小学校と昭和区民活動センターとすこやか福祉センター――。では、すこやか福祉センターはもう切り離して考えていいのであれば、計画に合わせてやる必要があるのか分からないですけど、そこら辺は、何かこの前文園児童館、あれまで入ってきちゃったんだけど、いろいろなばらばらしたことじゃなくて、ある程度すっきりとしたものを早く出してもらいたいんですけど、いかがですかね。

石井構造改革担当部長

 今、御指摘あったとおり、すこやか福祉センターについては切り離して考えたいというふうに思っています。地域包括ケアと、その流れの中で進めていきたいというところでございます。

 一方で、桃園第二小学校の建替え、こちらについては今回この計画にも入っていますし、小・中学校の整備計画の中でも計画的に進めていくという考えを示してございます。

 昭和区民活動センター、これは現在も隣接しておりますし、今後の施設の整備においても、いずれも関連する施設であるというとらえをしてございまして、計画として一体的に考えていきたいということで考えております。その中での検討をこれから進めていきたいというところでございます。

中村委員

 御報告ありがとうございます。児童館のところで伺わせていただきます。

 46、47ページで、これまでは5年後のところの展開までしか出ていなくて、今回新たに10年後まで出してきたというところで、中野東中学校区のところで、文園児童館が2027年度閉館というところで記載がされました。

 これまで、私もずっと求めてはきていたんですけれども、やっぱりこれまでの学校施設整備計画だったりとか、再編計画のところでも、なかなか人口推計のところの予測が非常に乖離が大きくて、学童クラブ、キッズ・プラザのところで賄えない部分で、学童館の需要がどうなるかというところが見込めないというところで、やっぱり2027年となると6年後、7年後とかになる中で、予測が難しいんじゃないかというところで、慎重に記載をしていったほうがいいんじゃないかというところで申し上げてきました。

 ここに、米印として、転用等のところに、閉館する児童館は学童クラブ施設への転用のほか、未利用地活用や跡施設における子育て支援・地域交流機能の確保を検討するとあるんですけれども、これは、この文園児童館だけではなくて、ほかに、これまで出ていたみなみ児童館だったり、弥生児童館だったり、鷺宮児童館、西中野児童館、この閉館予定のところにもこの米印というのは係っているという理解でいいんですか。

石井構造改革担当部長

 今、委員御指摘のとおりでございまして、この転用等というところについては、ここに掲げている施設は全てその考え方が係っているというものでございます。

中村委員

 今後のどうしていくかというところは、区民の方々の関心が非常に高いところで、特に近々で、本年度末で閉館するところもあって、そういうところに関してはなるべく早くお知らせをしていく必要があると思うんですけれども、そこのところは区としてはどのように考えていらっしゃるんでしょうか。

石井構造改革担当部長

 一番直近ですと、2021年度閉館となっている弥生児童館ということでございます。この後の活用ということでは、様々検討してございますが、次のページの48、49ページにも区有施設等整備あるいは民間施設誘致ということで、そういった施設の検討を現在進めているというところでございます。

 このところについては、個別でそれぞれの計画を進めていきたいと思っておりますので、考え方が整理でき次第、地元の方にはお伝えをしていきたいという考えでございます。

中村委員

 例えばですけど、今回改定素案で、案が7月でしたっけ、この施設整備計画の案が出てくるのが7月になるんでしたっけ。例えばその段階で、何かしら固まっているものがあれば記載をしていくというところも考えられるのでしょうか。

石井構造改革担当部長

 この間に方針が固まれば、この中に記載していくということはあり得ると考えています。

中村委員

 それから、今おっしゃった48ページ、49ページのところで、未利用施設の活用のところで、区有施設等整備を検討というところと民間施設誘致を検討というところに閉館する児童館とあるんですけど、具体名がないんですよね。これは、具体名というのは出せないものなのか、今後策定までの間にその整理というのはできないものなのでしょうか。

石井構造改革担当部長

 閉館する児童館というのが、今、区有施設等整備と民間施設誘致、両方載っていますので、同じ記載をするのであれば載せられると思っておりますが、どこの施設をどちらで活用するというところまでの方針がまだ固まっていないというところでございます。

中村委員

 ということは、方針が固まったところについては記載できることにはなるかもしれないけれども、そうじゃない限りはこの記載のままでいくという理解でいいですか。

石井構造改革担当部長

 そのとおりでございます。

中村委員

 今回、10年計画ですけれども、5年間でローリングをすると思うんですが──するんでしたっけ、そこを確認させてください。

石井構造改革担当部長

 少なくとも5年後の計画の改定ということはありますけれども、その前に、検討の過程で修正、改正すべきということになれば、またその時点での改定ということはあるかと思います。

中村委員

 分かりました。その時点で、また記載ができるものも増えてくるという理解でよろしいですか。

石井構造改革担当部長

 そのとおりでございます。

長沢委員

 ちょっと他の委員がやられたところで、さっき、42、43ページについては平山委員のところで聞かれたので、より詳しくあれされたんだけど、ちょっと確認なんですけど、社会福祉協議会が新庁舎に移る、そこの移るのは4階という言い方をしたのかな。じゃあ、生活相談や自立支援の、いわゆる生活援護の、いわゆる生活保護受給者のところは社会福祉協議会のほうに行くという話なんだけど、残るところは、そこは何階なんですか。何階に設置する予定なんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 社会福祉協議会の3階、4階の機能について、新庁舎におおむね移るという計画になってございます。

長沢委員

 3階、4階が移る。新庁舎の中の4階のフロア、全体としてさっき言ったように700平方メートル、事務室、執務室のところが300平方メートルというお話を伺っていたんだけど、それは4階の新庁舎のところで、それはまだ、別に公表してなかったんだっけ。つまり、そこ、社会福祉協議会はいいのよ。いいのよというか、同じフロアのところに、さっき平山委員も言っていたけど、入れるんじゃないのと、もっと言えば全部入れるんじゃないのという話でしたよね。実際にこの計画、今こちらの計画というか、予定している新庁舎の中では、いわゆる相談の窓口、あるいは自立支援の窓口、窓口というか、主には二つだよね。そっちのほうは何階に設置しようとしていたの。

中村総務部新区役所整備課長

 議会の御意見を踏まえまして、レイアウト等の工夫を行ってございまして、新庁舎の4階に設置する方向で調整してございます。

長沢委員

 そうすると、4階にそっちも行くわけね。僕らが単純に、全部をというのを先ほど委員言われたけど、そうすると、社会福祉協議会が移らないで、4階に今の生活保護、生活援護、自立支援も含めて、行くことは全然物理的には可能だという話じゃないの。

 こだわるというか、何で言っているかというと、さっきスペース云々みたいな話があって、それは一緒にいるのがきついのかなというふうに聞いたんだけど、仮にそういう検討であれば、ただ、社会福祉協議会のほうは社会福祉協議会のほうで新しいところに移れますよというお話ももうされているかもしれないし、それを楽しみというか、なかなか心理的にそういうのはねというのは、あるのか分かりませんよ。だけど、機能として、そこに実際に区が直接携わるわけだから、それはそこでというのは検討としてはあってもよかったと思うんだけど、その辺はどうなんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 もともと基本設計の段階で、高度なプライバシー性を確保する必要があるから新庁舎1階に設置したという経緯がございます、その後、新庁舎だと全ての機能を入れるということが難しいということで、庁外移転としたわけでございますけども、その後検討によりまして、新庁舎の4階にどのような機能であれば設置できるかにつきまして検討のほうをいたしまして、新庁舎の4階に生活相談と自立支援の窓口についての設置を検討したものでございます。

長沢委員

 そうすると、どっちが先という話になるのか。社会福祉協議会は移る、社会福祉協議会が移るのも同時にそういう検討をされてきた。ある意味では、社会福祉協議会のほうから、新しいところがあったら、ここ、今手狭になったので移りたいですとか、そういう話もあったのかもしれないけど、社会福祉協議会が今のスマイル自身に、要するに引き続きそこでお仕事をしていただく、業務をしていただく、それはやっぱりかなり困難なんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 社会福祉協議会と区のほうで相互に、補完的に、相互に連携して業務のほうを行ってございますので、社会福祉協議会が新庁舎に移って区のほうと連携して事業を行うということがとても効果的だというふうに考えまして、社会福祉協議会につきましては新庁舎に移転という考えで進めているところでございます。

長沢委員

 もう何か平行線のままになりそうな。分かりますよ。今、例えばこのコロナ禍の中だって、いろいろ融資とか社会福祉協議会が窓口になってやっているし、いろいろな連携という意味で、委託だってしているわけだし、その意味では連携が、より近いところで、同じ庁舎内でというのは、それは分かる。でも、片方で、生活保護や生活援護もまさに行政としてやらなくちゃいけない仕事で、それだって、さっき言ったように、これだって相談には、自立支援のところだって、仮にね、前は教育センターのところの、あそこの跡地を使いましょうというところだって、連携していけますという話で、連携取れるのという話もるる議論はありましたよ、当時厚生委員会の中でもね。本会議とか総括の場でもありましたし、今回だって、やっぱり社会福祉協議会のところに移ると、要は同じなんですよ、そこはね。ただ、議論としてそういうのもあって、一応、今のまだ改定素案の段階だけど、そこの中では、そういうことで、今回こういう形で一部変更という形で出てきたということですね。

 それで、ちょっと別の質問をします。教育センターのほうなんだけど、そうすると、教育センターは保健所が移っていくまでの間は空くんだよね。これはどういう活用をするんでしょうか。

石井構造改革担当部長

 この中にもあります。当面は区事務室として活用するということでございまして、想定しているのはバックオフィスの機能といったものの活用ということはあるかと考えています。

長沢委員

 これは、区事務室というけど、いろいろな、今のこういう新型コロナウイルス感染症対策費の中でも、例えば今で言えば、臨時的に区の7階の会議室を使ったりとか、そういうのはあるから、例えばバックオフィスとして使うというのはあるのかもしれない、そういうことで活用するということですね。

 もう一つ、これ、保健所が将来的に施設再編後ということで建替えをしていく。合同庁舎って、保健所等となっていますけど、これは今度は保健所とどういったものが入ることになるんですか。

石井構造改革担当部長

 現在、具体の想定はございませんけれども、ここで建て替えた後の施設のボリュームを考えますと、保健所だけでなくて他の機能も入れられるぐらいのボリュームの建物が立つだろうということを想定しております。その中で、保健所と合わせて他の機能も含む合同庁舎というようなイメージをしてございます。

長沢委員

 そうすると、先ほどちょっと中村委員のところ、別なところ、48、49ページのところですかね、未利用の活用のところなり、区有施設の整備、いわゆる区有施設の用地として活用するであるとか、民間の施設誘致を検討とか、閉館する児童館のお話が出ました。ある意味では、こういうのがいっぱいあるんですよね、この計画にはね。当然ながらこの計画が策定になっても、先ほどの御答弁でいうと、言ってみれば決定をしたもの、要するに、もう区としてはこうやってやりますと、もちろん議会というか、区民の皆さんの御意見も聞き、議会の意見も聞きながら、そうなったものについては盛り込んでいけるけども、必ずしもそうはいかないものもあるし、今の保健所のほうでいえば、これはちょっと無理なのかなと、さっきの話まではね。

 こういったものは、当然ながら先ほどの話だと、仮に10年の計画の中でそういうのが分かった話として、つまり施設の整備計画であり、あるいは場合によっては公共施設の管理ということの、そういう視点からしても、そういったものはやっぱり予算のところで見せるだけではなく、ちゃんとした方針というか、計画としてやらないとならない、そういう性格のものだと思っているので、そういう意味では修正をその都度かけていくという、先ほど中村委員が言ったのと同じなんですけど、そういうことになるんですか、この計画自身が。

石井構造改革担当部長

 今回は、一旦策定はいたしますけれども、その後の検討の中で見直しが生じた場合、また計画も、後ほど御報告しますけども、構造改革の中でも施設の関係の内容も含めてございますけれども、今後検討していく中でこの計画の改定といったものはあると考えております。

長沢委員

 計画の位置付け自身が、そうなるとよく分からなくなるな。ある期間、例えば、分かってきているわけだけど、そうはいってもかなり、5年先、10年に近くなれば、やっぱり基本計画が──基本計画のところもさっきのだとちょっと見直しの必要性について云々みたいな話もあったけど、結局そことの整合性もとっていくという話になって、一定の、そんな毎年毎年修正をかけていくという話ではないと思うんだけど、これはやっぱり10年という形になったけど、5年で見直しとか、そういうふうになっているんでしたっけ。計画としての位置付けとしてはどういうふうに考えればいいか。今言った改定、修正でもいいんですけど、それはどういうふうな形で見ればいいのか。

石井構造改革担当部長

 3ページに計画期間ということで記載をしてございまして、10年間の計画であることには違いないんですが、社会経済動向を見定めながら基本計画との整合を図って見直しを行うという考えでございます。

 例えば、個別の施設の方針が出たからといって、その場ですぐに改定するというものではないとは思ってございますので、個別の施設については個別にお示ししていきますけれども、基本的にはこの計画については、基本計画との整合を図りながらということで見直しをしていく考えでございます。

長沢委員

 ごめんなさい、最後、ちょっと聞き忘れちゃったので、46、47ページの児童館のところでちょっと1点。これ、10年後のというところまで出たということで、9館の名前がこういうふうになって、9館じゃないのか。9館ではないのか。でも、いずれにしても、こういう形で、残す児童館という形で出ているんですけど、基本的なところをお聞きするんだけど、この児童館については、要するに残す児童館ね。ついては、建替えなり、大規模な改修というのは予定はあるんですか。

石井構造改革担当部長

 施設も、やはり古くなってくる施設もございますので、適宜改修が必要であるというふうに思っています。この区有施設の考え方の中で、定期的な改修ということで組んでいるところもございますので、古くなった施設についてはそのときが来ましたら改修するということになるかと考えています。

長沢委員。

 そうすると、その改修をする時期なのか、新たな機能を備えたという言い方をしていますけど、それは現行の児童館の中でやっていける、やるべきこととして、この新たな機能をというのはとらえていいですか。

石井構造改革担当部長

 新たな機能を備えた児童館は、令和4年度から機能強化していくという考えでございまして、必ずしも施設の改修をしないとできないものとは考えてございません、ただ、今後、やはり老朽化に伴う施設の改修が必要になるところもあったり、あるいは学童クラブがなくなるということで施設の改修をするという場合もございますので、そうした際にはさらにハード面も含めて機能強化を図りたいというところでございます。

日野委員

 すみません、重ねてになってしまうんですけど、私も生活援護のところなんですね。これまで、なぜ入らないかという会派の質問に対しても、スペースが足りないということしか出てこなくて、どれぐらい必要なんだけど、どれぐらい足りないんだというのが出てこなかったと思っているんですけど、今日初めて平山委員の質問で、現状、社会福祉協議会が250平米、それが新庁舎で300平米、全体で700平米というふうにおっしゃっていた。

 まず1点目、生活相談窓口、自立支援、ここも同じ4階という、先ほどお話があったと思うんですけど、これは何平米を想定されているんでしょうか。

中村総務部新区役所整備課長

 新庁舎4階の窓口については140平米になりまして、それ以外に窓口の部分と相談室については共用になりますので、そちらの分がプラスされるといった形になります。

日野委員

 現状なんですけど、現庁舎で、この生活援護のスペースと生活相談窓口、自立支援、このスペースってそれぞれ、今どういった広さになるんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 今、生活援護の機能全体の平米は分かるんですけども、その中の生活相談、自立支援窓口についての平米については、今数値のほうを把握してございません。

日野委員

 全体で幾つですか。

中村総務部新区役所整備課長

 現庁舎におきましては、567平米程度になります。

日野委員

 現状、生活援護と窓口、自立支援、全部含めて567平米程度。この新庁舎の4階の、ほかにこの4階に入るスペースというのは、何かほかの部署が入るというスペースがあるんですか。

 要は、新庁舎全体の4階の広さに対して、今どのぐらいのスペースを使って入ろうとしているのか。何かちょっと、せっかくこの平米数が出てきたので、イメージをもうちょっと明確にしたいと思って聞いているんです。

中村総務部新区役所整備課長

 新庁舎の4階なんですけども、生活援護の機能以外でも様々な相談機能の部署が入りまして、その一部が生活援護の機能の事務室ということで今考えてございまして、その数字、全体ですよね。

 ちょっとお時間いただいて確認させていただいてもよろしいですか。

委員長

 答弁保留ですね。

日野委員

 もう一つ、今度教育センターのほうを、先ほど区の事務室として使うと、バックオフィスとして使うというふうにおっしゃっていましたけども、それというのは、そう使うことによって新庁舎で予定していた分が空くということになるんですか。これは具体的に、何がこの教育センターのほうに移るんですか。

石井構造改革担当部長

 まだ具体的には決まってございませんけれども、先ほど来お話ししていますけど、バックオフィスのような機能、こういったものの活用ということですとか、あるいは先ほど御指摘あったような臨時的に行う業務、これも結構ございますので、そうしたときの活用ということで考えてございます。

日野委員

 どれぐらいのスペースなんですか。

石井構造改革担当部長

 実際、今の教育センターそのものが延べ床面積で言いますと1,500平米余になりまして、今回教育センターの移転で、基本的に全部移りますので、その床全部は使えるという考えでございます。

日野委員

 バックオフィスだったり、区事務室として使う、ここは、具体的にどういったものがここに入るのかというのはいつ頃お示しされる予定ですか。

石井構造改革担当部長

 新区役所の中の配置を具体的にお示しする段階で、併せてということになるかと考えています。

日野委員

 だから、いつぐらいですか。

中村総務部新区役所整備課長

 実施設計が今月6月で完了となりますので、その後実施設計の状況を踏まえて、基本設計からの変更点も踏まえまして、できるだけ早い時期に議会のほうにお示しできればと考えてございます。

日野委員

 ということは、3定ぐらいにはお示ししていただけるのかなというふうに思っております。

 そうすると、またこの空いたスペースというのも使っていけるのかなというふうに、今話を様々聞いていて思うんですけども、そういったところで、またこの生活援護の機能だったりというのも検討できるのかなと思うんですけど、いかがですか。

中村総務部新区役所整備課長

 議会からの御意見を踏まえまして、生活保護執務スペースのレイアウトも工夫してございますので、その中で検討していきまして、議会にもお示ししていきたいと考えてございます。

大内委員

 生活保護関係の部署を最初教育センターに持っていく。僕も総務委員会にいて、かなり他の議員から区役所の中に入れるべきだとか議論があった。これ、いつ方向が変わったの。僕も今初めて聞いてびっくりしたんだけど、最初、社会福祉協議会、スマイルだよね、あそこを使って何とかできないか、それはできないとずっと突っぱねていたんだよね。いつ変わったの。別に変わったのが悪いというんじゃないんだよ。いつ方向変換したのか、いきなりこれが出たから、ほかの人も多分、ここに今、そのときたくさん聞いていた人はいないんだけど、すごかったんだよ。ずっと答弁して、絶対どかさないぐらいのことを言っていたのに、変わった。変わったのが悪いとは言わないですよ。だって、そのときは無理だ、無理だとずっと言っていたんだよ。これ、言えばできちゃうんじゃないと思っちゃうんだけど。どういう心境の変化で変わっちゃったの。何だったの。

石井構造改革担当部長

 今年度に入ってから、それこそ第1回定例会の予算での御意見、そこを踏まえて検討してきて、様々な可能性を検討してきて、今年度に入ってこういった考え方で整理をしてきたというところでございます。

大内委員

 様々な可能性を、じゃあ検討していなかったのかと。様々な検討をみんなしろ、しろと言って、様々な検討をしていなかったという話になるんだよ、今の答弁だと。最初からそこに決め打ちしていて動かさないと、そういう言い方じゃなかっただろう。いろいろな理由を述べていたじゃないか。それを今、様々な検討したらできますと、そんな答弁の仕方あるの。もうちょっとちゃんと答えてよ。様々な検討、今までしていなかったんだな。様々な検討をしたらできるようになりましたなんて答弁あるの。そんないいかげんな答弁。様々な検討をしていなかったのか、本当にあれだけ言われていて。1回だけじゃないよ、三、四か月、かなり長い期間ずっと言われていたんだよ。でも、ずっとそちらが曲げなかったんだ。今聞いたら、様々な検討をしたらできるようになりましたなんて答弁あるの。そんな簡単な答弁なの。じゃあ、これからいろいろあるけど、様々なことをちゃんと考えてくださいと言ったら、何でもできちゃうんじゃないの。様々な検討をしたらできるようになった、そうなんですね。その前は様々な検討をしていなかったと、そういった答弁だったということでいいんですか。

石井構造改革担当部長

 今回は改定素案でございますが、その前の素案の段階、そこまでについてはこれまでも申し上げてきたとおり、教育センターのほうで生活援護の機能を集約するという考え方をお示ししてきたところでございます。基本的にはその考え方で進めてまいりましたけれども、第1回定例会の中での質疑を踏まえて、改めて検討をしたということでございます。

 先ほど、生活援護というか、自立支援ですね。生活困窮者の自立支援の課題といったことも含めてさらに検討を深めたというところもございますけれども、そういったことも含めて、改めてこういった考え方をお示しをしたところでございます。

大内委員

 じゃあ、教育センターにこうやって生活保護関連を持っていくというのは、第1回定例会の中で初めて言ったんですね。その前は言ってなかったんですね。確認するけど。僕はその前にもあったと思ったんだけど、あのとき1回だけだったんだ。その前はなかったんですね。

石井構造改革担当部長

 この計画そのものは、素案を1定で示しましたけど、その前は素案のたたき台であったり、あるいはその前に配置の考え方ということでお示しをしてきてございます。

大内委員

 だから、そのときにもさんざん言われたけども、そのときには様々な検討はしていなかった、する気もなかった。1定で素案になったら初めて様々な検討を始めたわけ。おかしくない。その素案だとか出る前の最初の案のときに、いや、それはまずいんじゃないかとさんざん言われたの。そのときは変えなかった。素案作ってから変えるの。おかしくないか、順番が。素案の前に出した案件、みんなもういろいろ、それはよくない、よくないと言った。でも、それでずっとそちら側は、いや、これでやるんだと。素案が出てきて、素案でまた言われたからやっぱり戻すと、そういう言い方はないんじゃないですか。素案が出てから様々な検討するのは遅いでしょう。その前に出たときに様々な検討してなきゃおかしいんじゃないですかと言っているんです。その点はどうなんですか。様々な検討というのは。

石井構造改革担当部長

 今、その流れ、素案のたたき台ということもお示ししたところでございます。確かに、もうその時点ではこういった議論があったということは承知をしてございます。ですから、きちんと検討した上で素案ということでお示しをしていれば、今回のような改定素案ということで改めるということまではしないで済んだのかもしれないなというところはございます。その点、庁内の議論が十分でなかったといったことについては受け止めていきたいというところでございます。

大内委員

 だから、様々な検討をしていなかったのかとなるわけですよ、最初の段階だと。素案が出てから初めて様々な検討を始めたのじゃ遅いでしょう。もうちょっとしっかりした答弁してくれないと、僕も初めてこれを見て、ええ、変わったんだ。素案のときに言わないと、じゃあ、これから変わらないのかという話になるわけだ。あれだけすごい出ていたわけだ。そのときには、ずっとああだこうだ言っていて、素案になってまだ言われたから、やっぱり様々な検討してできるようになりましたって、そんな答弁ないでしょう。最初から検討すればできたんだから、もうちょっとやり方というか、答弁も含めてしっかりやってください。

 それとあと、教育センターね、この支援センターどうのこうの――に開設とかあるんだけども、これを合同庁舎へ整備するとか書いてあるんだけど、いつ頃の話をしているんですか。将来というのは、10年先のことなんですか。少なくても10か年の計画の中には入らない、それ以降のことなんですね。これは有効なんですか、合同庁舎、また5年もたったら、また違うことを言うんじゃないのかな、様々な検討をしたらまた違うことが出てきちゃったりするんじゃないのかなと思うんだけど、これはどこまで信じていいの。どこまでの考え方を持ってやったのか。

石井構造改革担当部長

 保健所そのものが築50年を迎えようとしているということで考えますと、やはり10年後、遅くとも10年後には建替えが必要であるというふうに考えています。

 また、一方で、現在の教育センターについては、あと隣接している野方保育園の園舎などもございますけれども、その一体で整備をしたいと考えておりますので、そのことを考えても10年ぐらいのスパンで考えていく計画と考えています。

大内委員

 区は、合同庁舎といえば多分10億円、20億円ぐらいかかるものを作るんだろうから、そうしたら、そのお金というのはどこに出てくるのかな、そういったことが気になるわけですよ。それまでの、これからある構造改革実行プログラムで、そういったお金をどこで生み出すのかなと、それはいつ出てくるのかなと。多分出てこないとすると、10年先のことなんですねということを今ちょっと確認、もっと言うと、それまでまたいろいろ二転三転して変わっていくのかなという気もするんだけども、まだ今回の10か年までには出ないと、その先の話ですか。

石井構造改革担当部長

 今回の10年間の計画ということで考えておりますので、一旦計画としては、保健所の移転についてはこの計画の中で考えていきたいというところでございます。

大内委員

 だから、前期だとか後期のいつ頃だとかさ。保健所を移転しちゃったら、建て替えるときにまたその保健所、どこかに出ていかなきゃいけないんだよ。分かる。保健所が古いから取りあえず入れる。でも、合同庁舎を造るときは、また保健所が出ていかなきゃいけなくなっちゃうんだよ。そうでしょう。だって、移して、また今度合同庁舎に仮移転しなきゃいけないわけでしょう、保健所。そうならないの。そんなこと当たり前じゃん。だから、保健所が入るときには、もう合同庁舎を後期のところに考えているんですか。何か今、考えているのか考えていないんだか分からないけども、言っていること分かりませんか。

 合同庁舎を造った上で保健所を入れるのか、今の教育センターに取りあえず保健所がもう老朽化しちゃったから入れるのか。でも、今入れちゃうと、今度合同庁舎を造るとき出ていかなきゃいけない。保健所をどこかに移して、建て替えなきゃいけなくなっちゃうんじゃないの。だから聞いてるの。

石井構造改革担当部長

 今の教育センターに保健所を移転する考えはなくて、建替えをします。

大内委員

 もうちょっと丁寧に答えてよ。建替えしたから、保健所は今老朽化しているんだけども、取りあえずやって、教育センターを建て替えた後に保健所機能も入れます。それは、10か年の後期なんです、あるいは10か年の先なんですと、それをさっきから聞いているんです。

石井構造改革担当部長

 この教育センターの跡は、建替えをして、合同庁舎ということで、その中に保健所の機能を入れるという考えでございます。計画としては10年先になりますので、時期的にも後期の計画ということで考えております。

大内委員

 10年、後期というのは5年先のことを言うんじゃないの、前期と後期だったら。3か年の前期、後期とかじゃなくて、10か年の中の前期と後期の、5年以降ということを言ってるの。10年先のことを言ってるの。どっち。

石井構造改革担当部長

 目安としては、10年先で考えています。

大内委員

 そうすると、今の保健所は、老朽化しているというけど、あと10年は使うということになるんですけど、そういうことですか。

石井構造改革担当部長

 公共施設を、基本的に60年もたせたいという考えもございまして、今、あと10年ぐらいは活用したいという考えでございます。

内野委員

 21ページの2-4-4なんですけど、追記をされました木材利用の推進についてなんですけど、これはどのぐらいの規模の施設に、どのぐらいのボリュームの木材を使用しようとしているかという、そういう長期計画も作るということですか。

石井構造改革担当部長

 まだ具体的に木材の利用をどのぐらいの規模でというところまでではございませんで、基本的に公共施設、公共建築物を建て替える際には木材の利用をしていきたいという考えでございます。

内野委員

 東京都も結構多摩産材の木材を使ってほしいというような計画があるので、例えばそういう補助メニューとかを作ってもらったりとか、そういう方法もいろいろあると思うんですけど、そういう財源の確保も一緒に併せて計画してもらいたいと思います。

石井構造改革担当部長

 今、御案内のとおり、補助金もあるということも情報として得ていますし、また、森林環境譲与税の活用といったことも視野に入れてございますので、計画的に進められればというふうに思っております。

中村総務部新区役所整備課長

 先ほど答弁保留、失礼いたしました。

 先ほど日野委員から御質問いただきました新庁舎4階の事務スペース全体の規模感でございますけども、おおむね450平方メートル程度でございます。

日野委員

 ごめんなさい、全体で幾つですか。先ほど、社会福祉協議会が入るスペースで700平米と言っていたと思うんですけど──事務スペースが300平米。ごめんなさい、もう一回ちょっと、事務スペースが幾つで、共有スペースが幾つでというのまで分かれば、全体で幾つですか。

中村総務部新区役所整備課長

 すみません、全体で申しますと、機械室とか更衣室とか、そういった機能も入りますのですぐには数字が出ないんですけども、いわゆる区の事務室として活用できるスペースの規模感は450平方メートルになります。

日野委員

 要は、そこに今、空きがどの程度あるのか、全くないのか。ずっと、これまで出てきた、生活援護が入るのにどのぐらいのスペースが足りないというのが数値で全然出てこなかったので聞いているんですね。今日、初めて平米数が出てきたので、そういうのを出していただけるのかなと思って聞いていたんです。なので、今4階の想定しているのは、まだ空きがある状況ですか。それとも、今現状は全くない状況なんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 事務室以外にも、ほかの用途に使用しますので、空きという意味ではございません。

立石委員

 先ほど、若林委員から昭和地区の施設について質問がございましたが、ちょっと関連して質問させていただきます。

 今後の想定するスケジュール10年の中に、昭和地区の建物が、新しいすこやか福祉センター、昭和区民活動センター、あと桃園第二小学校が含まれておりまして、先ほどの若林委員の質疑の中で区民活動センターの建替え方針については桃園第二小学校と一体として考えていくということだったので、小学校のレイアウトなんかがはっきりしてきたタイミングで建替え方針なんかも公表できると思うんですが、それがどのタイミングで、例えば実施設計だったり、基本設計に着手したタイミングなのか、その年次について確認させてください。

石井構造改革担当部長

 今、桃園第二小学校ですけれども、想定していますのが令和4年度が基本計画、令和5、6年で基本設計、実施設計、令和7年からが改築整備という計画が、この小・中学校の整備計画の中で出てございます。

 隣接している施設ということで考えますと、やはりその基本計画とか設計についても同じようなスケジュール感で進める必要があるというふうに思っておりまして、今年度もこの施設の方針を、検討を今進めているというところでございます。特に、配置を、仮施設をどうするのかということも含めて検討が必要であるかと思いますので、早急に検討する必要があるという施設の一つであるというふうに認識してございます。

立石委員

 令和4年に基本計画、令和5年、令和6年に基本設計、実施設計ということだったんですが、建替え方針を決定し公表できるタイミングは、今のタイミングでは言えないということですか。

石井構造改革担当部長

 まだ、個別に検討している段階なので、今回の計画では具体的な方針まではお示しはできませんけれども、今年度中にその方針を示す必要があるという認識はございます。

立石委員

 時期については分かりました。このスケジュールを見ていると、小学校、中学校に関しては、改築の前に設計という言葉が入っていて、ほかの施設については設計の期間が分からないので、2026年から2030年という4年のスパンで見ると、実際どのタイミングで建物ができるのかというのが想定しづらいんですね。これは、1年単位で当然財政フレームだったり、財政的な裏付けも検討しているので、設計期間なんかも分かると思うんですが、こちらはまだ出せない、分からないということですか。

石井構造改革担当部長

 建替えのタイミング、施設の更新とか、関連する施設とのスケジュール感で今回このスケジュールを出していますけれども、具体的に設計がいつで、どのくらいになるのかといったところまではまだ今回は具体的に示していないということでございます。

立石委員

 最後にします。昭和地区に限らず、いろいろな施設の建替えの更新時期を、その方針の発表も含めて知りたいという区民の方は大勢いらっしゃると思いますので、その辺は決定次第、速やかに公表していっていただけたらと思います。

委員長

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 ちょっと委員会を休憩します。

 

(午後4時55分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後4時58分)

 

 所管事項の途中ですが、本日はここまでとしたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ございませんので、そのように決定します。

 次回の委員会は、明日6月8日(火曜日)午後1時から当委員会室で行うことを口頭をもって通告いたします。

 以上で本日の日程は終了いたしますが、各委員、理事者から御発言はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で総務委員会を散会いたします。

 

(午後4時58分)