令和3年08月25日中野区議会区民委員会
令和3年08月25日中野区議会区民委員会の会議録

中野区議会区民委員会〔令和3年8月25日〕

 

区民委員会会議記録

 

○開会日 令和3年8月25日

 

○場所  中野区議会第1・2委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後2時56分

 

○出席委員(8名)

 伊藤 正信委員長

 竹村 あきひろ委員

 杉山 司委員

 小宮山 たかし委員

 高橋 ちあき委員

 南 かつひこ委員

 むとう 有子委員

 来住 和行委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 区民部長 鳥井 文哉

 区民文化国際課長 辻本 将紀

 戸籍住民課長 伊藤 正秀

 マイナンバーカード活用推進担当課長、産業振興課長 平田 祐子

 税務課長 竹内 賢三

 保険医療課長 伊藤 廣昭

 環境部長 朝井 めぐみ

 環境課長 波多江 貴代美

 

○事務局職員

 書記 田村 優

 書記 五十嵐 一生

 

○委員長署名


審査日程

○議題

 区民相談及び消費生活について

 戸籍及び住民基本台帳等について

 区税について

 国民健康保険及び後期高齢者医療等について

 産業振興について

 文化、生涯学習及び国際化について

 環境及び地球温暖化対策について

 清掃事業及びリサイクルについて

○所管事項の報告

 1 マイナンバーカード交付窓口業務の縮小について(戸籍住民課)

 2 令和3年度(2021年度)特別区税の当初課税状況(6月末現在)について(税務課)

 3 令和3年度(2021年度)国民健康保険料の賦課状況について(保険医療課)

 4 キャッシュレス決済推進事業の開始について(産業振興課)

 5 第6期中野区環境審議会委員の委嘱について(環境課)

 6 その他

  (1)国民健康保険及び後期高齢者医療における新型コロナウイルス感染症に感染した被用者等

     への傷病手当金の支給適用期間の延長について(保険医療課)

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、区民委員会を開会いたします。

 

(午後1時00分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査は5時を目途に進め、3時頃に休憩を入れたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 それでは、議事に入ります。

 区民相談及び消費生活について、戸籍及び住民基本台帳等について、区税について、国民健康保険及び後期高齢者医療等について、産業振興について、文化、生涯学習及び国際化について、環境及び地球温暖化対策について、清掃事業及びリサイクルについてを議題に供します。

 所管事項の報告を受けます。

 1番、マイナンバーカード交付窓口業務の縮小についての報告を求めます。

伊藤戸籍住民課長

 私のほうから、マイナンバーカード交付窓口業務の縮小について御報告させていただきます。資料(資料2)を御覧ください。

 1の実施内容でございますが、マイナンバーカード交付窓口において、複数の職員に新型コロナウイルスの感染が確認されたことから、感染拡大防止のために職員を自宅待機させることになり、一時的にマイナンバーカード交付窓口の業務を縮小いたしました。

 2の業務の縮小に伴い、取扱いをしない業務でございます。本庁舎1階窓口でのマイナンバーカードの当日交付を行わないことといたしました。それ以外に記載の業務を行わないことといたしました。

 3の実施期間でございますが、当初、8月16日(月曜日)から8月20日(金曜日)までを予定しておりましたが、15日(日曜日)に急遽、職員2名が発熱のために休むことになったため、1日早めて実施いたしました。8月23日(月曜日)からは通常の業務を再開しております。

 4のマイナンバーカードの当日交付予約者への対応でございますが、個別に手紙を郵送したほか、電話や窓口で中野サンプラザ特設窓口でのマイナンバーカード郵送交付受付への変更と、マイナンバーカードの受取り予約日の変更を御案内させていただきました。

 5の広報等でございますが、ホームページ等による広報を行ったほか、当日交付予約者全員に手紙を郵送いたしました。

 6の感染防止対策でございますが、通常の感染防止対策を行っているほか、執務室内の換気及び通風を図るため、マイナンバーカード交付担当執務室の仕切り壁の一部撤去を8月9日に実施いたしました。

 次に、換気のために執務室の窓を開けられるところは全て窓開けを実施してございます。それから、職員が共用で使うテーブルや業務端末付近へのアルコール消毒液の備え置きを増やし、さらなる消毒の徹底を図りました。

 簡単でございますが、報告は以上でございます。このたびは御迷惑おかけいたしまして、誠に申し訳ございませんでした。

委員長

 ただいまの報告に対して、質疑はありませんか。

杉山委員

 ありがとうございます。

 まず、窓口業務を縮小したとありますけど、縮小したのは取扱いをしない業務、例えばマイナンバーカードの申請書交付とか、業務を縮小したのか、それとも人数も大分変えていったのか、そこら辺の表現がちょっと分かりづらいんですけど、縮小というのをもう一回ちょっと説明してもらっていいですか。

伊藤戸籍住民課長

 まず、1階窓口で交付時来庁方式でマイナンバーカードの当日交付を行ってございますけれども、それを急遽変更して、郵送交付対応か、あるいは予約日の変更をお願いしたというところでございます。それ以外の業務は、陰性であっても職員を自宅待機させたことから、業務に携わる職員がいないというところで、その他の業務もここでは基本的には行わなかったというところです。ただ、転入に伴ってマイナンバーカードの継続処理とか、あるいは転出に当たって、マイナンバーカードを取って転出しないといけないという場合、そういう場合に対しては対応していったというところでございます。

杉山委員

 そうすると、基本的には人がいないから、ほぼほぼ業務を取りやめて、一部対応した、そういうニュアンスですかね。

伊藤戸籍住民課長

 そうです。対応する職員は減ってしまっていますので、対応できる業務に限りがあるというところで、業務内容も縮小してしまったというところでございます。

杉山委員

 ちなみに、これは6日間業務を縮小した、現在はどうなっているんですか。

伊藤戸籍住民課長

 現在の時点は、今週の月曜日から再開してございますけれども、通常の業務内容で今、対応してございます。

杉山委員

 8月15日から20日の間、業務はほぼ停止した状態で、その間に区民の方々から何かクレームとか問題とか、あと一部やっている業務に関しての何か区としての支障があったり、そこら辺があれば教えてください。

伊藤戸籍住民課長

 今回のケースに関しては大きなトラブルはなかったというところで、区民からいただいた意見の中に、ホームページの案内のみでは中止が分からなかったとか、あと、今回、新型コロナ感染者というところでお話をさせていただいたら分かっていただいたというところが結構多かったです。

杉山委員

 今、お話を聞きますと、例えば、このときにできなかった業務を後ろ倒しにしたことで、今行っている業務が圧迫されましたとか、そういう話はどうだったのかなということも含めてお伺いしたんですけど、それはどうなんですか。

伊藤戸籍住民課長

 予約日の変更という方がおりますので、それが今週の24日以降に対応するというところで、その分は業務量としては増えてございますけれども、それほどの影響があるような件数ではございません。

杉山委員

 そうすると、ちなみに、マイナンバーカード交付窓口の人的リソースが現状もうちょっと少なくても対応できるかもしれないみたいな感覚にまずちょっと聞かれたんですが、そこら辺はどうなんですか。

伊藤戸籍住民課長

 リソースという点からすると、人数的には最小限に絞ってやってございます。それと、昨日までなんですけれども、OBの職員も応援、支援という形でお願いしてございますので、今、まだ最低限のところでやってございます。

杉山委員

 今回、区民の方々も、窓口の縮小だけじゃなくて、中野区役所に行った人たちも、区役所に行ったら感染が心配だなとか、いろんなことで区民の方々から意見を伺っています。今回、感染防止対策、再び気を引き締めてやるということだったんですけども、これから、この部署に限らず、庁舎内の感染防止対策、換気も含めて、一生懸命やっていることが防止につながっていくので、ぜひとも再発防止には尽力いただきたいなと思います。要望で。

小宮山委員

 先ほど御迷惑をおかけして申し訳ございませんでしたと謝罪があったんですけど、コロナになったこと自体は、皆さん、マスクとかもして感染対策はしていたんでしょうから、そんなに申し訳がることでもないのかなと。ただ、区民に対してやるべき業務ができなかったことは、区民に対して謝罪をするべきだと思いますけども、この場で、我々議員は区民の代表ではありますけども、申し訳ございませんでしたという謝罪を受けていいのかどうかなという疑問は持ちました。

 それはさて置きまして、区のホームページを見ていますと、8月に入ってから区民部でコロナの感染者が非常に多発しているなという印象は受けていました。今回のマイナンバー交付窓口において、これまで8月に入ってから今日まで合計して何人の方が感染されたのか、そしてまた、区民部全体でもほかに感染者がいるのかなと思うんですが、その辺りの細かいデータというのは出していただけますか。

委員長

 委員会を休憩いたします。

 

(午後1時11分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後1時14分)

 

 質疑をどうぞ。

小宮山委員

 今の質問、個人情報にも関することでありますので、取り下げます。

高橋委員

 いろんな事情でいつ誰がどこでどうなっちゃうかというのは、私たち議会のほうでもあるわけだから、これは本当に、小宮山委員も言ったけど、謝ることではなくて、大変なことだったなというところなんですけど、再開した業務が通常の人数では行われていないという理解でいいのかな。

伊藤戸籍住民課長

 要は、必要最低限に絞って今やっているというところなんですけども、一人ひとりの負担が結構大きいというところにはなってございます。

高橋委員

 よく人数が足りないと、各部署から取りあえず何人かサポートしてくださいよとか、結構、保健所なんかもあるじゃないですか。そういう依頼は今回、区民部はしなくて、いる最小限の人数で最大なるサービスができるように努力をしていらっしゃるということでいいんですね。

伊藤戸籍住民課長

 戸籍住民課の中でも、課内の応援、係間の応援職員とか、あと、先ほど申し上げましたように、部外のOB職員の応援を求めて対応してございます。

高橋委員

 あと、全然話が変わっちゃうんだけど、サンプラザの特設窓口があるじゃないですか。ここは今までどおりにやっていらっしゃるわけでしょう。その利用状況というのはどうなんですか。

伊藤戸籍住民課長

 これまでのサンプラザの状況なんですけれども、多い日だと大体200人前後ぐらい1日の利用者数があったんですけれども、100人から200人という感じでした。今回は、今回の件がありましたので、絞りながら予約を変更したり、あと、今回の1階の分をサンプラザのほうに回すという考えがありましたので、数を絞りながら今回は対応してございます。

高橋委員

 この報告の内容と違っちゃうと、あまり言うと悪いんだけど、サンプラザで特設窓口があるということすらよく知らない人たちが結構いたんですよ。サンプラザはいつまでやるんだっけ。取りあえず後で答えてくれればいいんだけど、特設の窓口を開いているわけだから、役所じゃなくても、ここに行って、直にはもらえないんだけどと、もっとPRをしていくべきだと思うんですよ。結構知らない人が大勢いるというのは、私も話を聞いてびっくりしたんですけど、どうですか。

伊藤戸籍住民課長

 中野サンプラザ特設窓口のほうですけれども、9月いっぱいまでということになります。基本的には交付通知を送って、あなたのマイナンバーカードができましたよという通知を差し上げるんですけれども、その際に中野サンプラザで郵送交付が受けられますよという案内は個別に差し上げているところなんです。それ以外にホームページ等、今の時点で考えられる範囲ではかなり周知を徹底しているところでございます。今後についてはまた検討させていただきたいなと思ってございます。

来住委員

 近隣区でもかなり職員の感染が広がって、爆発的なというぐらいの勢いで増えていますので、本当に職員の健康管理と併せてしっかり取り組んでいただければなと思っています。

 1点だけですけども、6にも感染防止対策ということで、(1)から(3)まで出されています。今回、交付の窓口を閉められたときに、私も1階の様子を見に行ってみました。そうしますと、カウンターの外に机を出して、二人の方が来られる方に案内をされていました。大事なことだと思うんですね。直接来た方にきちんと案内をするということは大事ですけども、ただ、平場といいますか、座っていらっしゃるので、お客さんが来たときに、お客さんのほうが目線も位置的に高いわけですよね。もちろん一定の防備はされているんですけども、今後も窓口等を含めて起こり得る状況も考えられますので、発生したときにどういう対策を取って、どういう形でどういうところでそれに対して対応したらいいかということは、それぞれ窓口は違いがありますけども、ここに限らず、庁舎全体として今後の感染防止対策、起きたときのマニュアルが一定あるのかなとは思いますけども、総合的な対策を職員の命を守るという点では、理事者の皆さんの責任でもありますから、そこは今後よく議論していただいて、対応策をしっかり準備していただきたいというふうに思いますけど、どなたか。部長、一言。

鳥井区民部長

 委員おっしゃるとおり、職員の健康を守るということも当然私どもの責務でございますので、その観点もきちんとしてまいりたいと思いますし、また、いらっしゃった区民の皆様に対しても、感染が起きないようにするということが大切なことでございます。

 いずれにいたしましても、今回のように窓口を縮小せざるを得ないような状況になったということは、結果として大変申し訳ないことだと思ってございますし、私どもも改めまして職場の点検を行いまして、基本的な換気ですとか消毒ですといったことの徹底をやっていこうと。また、これらの事項につきましては、危機管理等対策会議のほうでも情報共有いたしまして、全庁的な点検が行われているという状況でございます。

南委員

 今回、複数の職員の方が新型コロナに感染されたということで、窓口を一時的に縮小されたということなんですけども、これは当然、職員の方ということなんですが、窓口を縮小されたということについては、区民への何か理由といいますか、そういう周知的なことというのは何かされたのですか。

伊藤戸籍住民課長

 まず、今回の新型コロナ感染防止対策のことで、事業規模を縮小するということをホームページで出して、それと交付予約者に対しては個別に手紙を出して、それで周知していった。それと、窓口にはチラシを貼って対応していったというところと、窓口での問合せについては、これこれの事情で窓口を今、縮小してございますという案内は差し上げてございます。

南委員

 というのは、職員のほうでコロナが出たのでということを理由として区民に説明されたのか、あと、郵送、電話、また窓口の受取りの変更の案内をしたとありますけども、それについても、窓口の職員の中で感染してしまったのでといったことが理由として周知されたのか、その辺はどうなっているんですか。

伊藤戸籍住民課長

 複数の職員が新型コロナウイルスの感染が確認されたことという理由で事業規模を縮小してございますということを言ってございます。

南委員

 分かりました。

 変更を案内した方々、いわゆる中野サンプラザの特設窓口へ誘導するような形になったと思うんですけど、これは大体どれぐらいの区民の方々に案内をされたんですか。

伊藤戸籍住民課長

 まず8月15日から始まってございますけれども、8月15日はその場で郵送交付を受け付けて、1階のほうでやってございます。大体件数として150件超というところです。あと、8月16日から8月20日までの5日間ですけれども、約430件予約数がございまして、そのうち郵送交付対応に約180件程度、振り替えてもらったというところでございます。

南委員

 あと、感染防止対策のほうですけれども、今回、マイナンバーカード交付担当の執務室の仕切り壁の一部の撤去、これが8月9日に実施済みということなんですが、あと、換気のための執務室の窓開けの拡大、それから、共用テーブルへのアルコール消毒の据置きの拡充ということで、消毒の徹底をされているということなんですが、このことで、検証といったらあれなんですけど、先ほど危機管理対策会議のほうでもという話だったんですが、これで万全な感染防止対策は取れているという認識でよろしいですか。

伊藤戸籍住民課長

 保健所のほうで8月10日にCOの濃度の検査に来て、いろんな指導を受けました。それを踏まえてこういう対策を講じてございます。今度、9月1日に再度保健所のほうで調査に来るというところになりますので、それで判断していただくということになります。また再度COの濃度検査をされるというところ。あと、保健所長と保健予防課長のほうが8月19日にこちらにおみえになって、感染対策が大体できていますねということで評価はされてございます。

南委員

 最後に9月1日に保健所がまた来て調査して、そこで最終的な判断が取られるということになるわけですか。

伊藤戸籍住民課長

 要は、前回来たときの指導を踏まえての結果の調査ということになりますので、一応それが基本的には最後になるかなと思ってございます。

むとう委員

 もうこれだけ感染者の数が増えている中で、当然、区役所の中でも、私たちも含めて、どこにいても感染する可能性というのは大いにあるから、いま一度しっかりと対策をしていかなければいけないというのは私も実感中なんですけれども、今回の最後の感染防止対策のところを見ると、つまり換気とか通風が不十分だったから今回拡大したように思えちゃうということは、あと、消毒液も十分ではなかったから拡充したというふうに思えちゃうんだけれども、これまでも当然のことながら換気とか通風とかやってきていたことだと、消毒もやってきていたはずなんだけれども、今までの感覚だと不十分だった結果として多くの感染者が出てしまったということであるのだとするならば、ここは区民委員会だから区民委員会所管の部分しか分からないと思うんですけれども、区役所のこういった公共施設も含めて、きちんと保健所のほうでCOの測定とか、全体的にこれで大丈夫なのかみたいな確認というのはしてはいないのでしょうか。改めて今後に向けても大変気になったんですよね。事が起きてから保健所が来て、いろいろ調査して、さらにこうしたらというのではなくて、今のところ発生していないところも含めて、執務室全体をこれをきっかけにというか、こんなに複数の方が出てしまったところ、この機をきっかけとして全体を見直していく必要があるんじゃないかなと思うんですね。幸い、この庁舎、古いから、窓も開くので、換気しやすいかとは思うんですけれども、区民委員会所管の部分では全体的な調査というのはしてはいないのでしょうか。そこが大変気になりました。教えてください。

鳥井区民部長

 区民部のということでよろしいですか。

むとう委員

 ここだと、そこしか聞けないんですよね。ここで所管することでないと。

鳥井区民部長

 私どもの部内につきましては、今回、特に換気が不十分であったというところにつきまして、1階は特有の、1階の窓口は窓が高いところにありまして、脚立で登らないと窓開けもできないという状況がございまして、一部開けておったわけですが、開けられるところが全部ではなかったということで不十分だったかなというふうには思ってございまして、その辺は今開けているという状況でございます。

 また、当然、2階、3階の職場もございますので、それぞれ窓開けですとか、通風がきちんと確保されているのか、あるいは自動ドアを開けっ放しといいますか、開けて通風を確保されているのか、そういったことの点検も行いましてやっていると。

 それから、消毒液につきましては、当然、各職場にはあったわけでございますが、特にいわゆる窓口系の職場におきましては、共用のテーブルを使ったり、共用の端末を使うということがほかの職場よりも多うございますので、消毒液の配置につきまして、各職場に置くだけということではなくて、共用の端末に置いて、使うときに消毒、使い終わったら消毒を全員がやってくださいというような指導が保健所からございまして、やったというようなところでございます。

 これらのお話につきましては、先ほど申し上げました危機管理等対策会議等で共有はしておりますので、全庁的にも行われていると思ってございますが、取りあえず私どもの所管につきましては、そのような状況でございます。

朝井環境部長

 環境部につきましても、先ほど区民部長が答弁申し上げましたとおり、危機管理対策会議で全庁的に共有をいたしましたので、改めて確認をいたしました。庁舎内と清掃事務所、ごみゼロ推進課につきましてもできるだけ換気をということで、さらに開けられるところは開けるというようなことをやりました。それから、共用の端末というのを使っている係もございますので、それについては、消毒液を常設して、1回1回消毒するようにということを徹底いたしましたので、全庁的にも各部において確認をしているものというふうに私は思っております。

伊藤戸籍住民課長

 補足でございますけれども、安全衛生委員会が庁舎に設置してございますけれども、その中で産業医の職場巡回というのもございますので、各職場を定期的に巡回して、換気の具合とかマスクの着用とか、そういうのも調査してございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。

 次に、2番、令和3年度(2021年度)特別区税の当初課税状況(6月末現在)についての報告を求めます。

竹内税務課長

 それでは、令和3年度(2021年度)特別区税の当初課税状況(6月末現在)につきまして御報告申し上げます。(資料3)

 まず、1番、特別区民税、軽自動車税、たばこ税合計の当初調定額は346億4,460万7,000円となり、前年同期と比べると1億6,910万1,000円増加しています。

 次に、2番、特別区民税、軽自動車税、たばこ税の現年課税分の当初調定額は335億778万5,000円となり、前年同期と比べますと3億2,598万9,000円の増加となりました。このうち大部分を占めます特別区民税の現年課税分は329億206万3,000円と、前年同期と比べ3億478万2,000円増加しております。この増額の要因は納税義務者数の増加によるものでございます。

 また、3番、特別区民税、軽自動車税、たばこ税の滞納繰越分の当初調定額は11億3,682万2,000円と、前年同期と比べ、1億5,688万8,000円の減少です。

 そして、4番、令和3年度の当初の特別区民税現年度分の納税義務者数ですが、19万9,227人と、前年同期と比べ、2,489人増加しております。

 最後に、5番、当初課税処理につきまして、各種通知書の発布日及び通知書数でございます。特別区民税の給与特別徴収税額通知書は5月19日に発送いたしました。件数は4万6,683件でございます。次に、特別区民税の普通徴収税額通知書は6月10日に発送いたしました。件数は6万8,522件でございます。最後に、軽自動車税の納税通知書は5月7日に発送いたしました。件数は2万4,273件でございました。

 裏面には前年同時期分の比較表をつけてございますので、後ほどお読み取りいただきたいと思います。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して、質疑はありませんか。

来住委員

 まず、コロナ禍での去年の状況で、今回こういう形で当初の調定額が確定して、その上で、前回の委員会でも報告いただいた中身は、区債権の状況と令和3年度における収入率向上に向けた取組についてという報告をいただいたと思うんですね。その中で、調定額、今日の報告であるんですけども、今後これに基づいて収入率をどう確保していくかということが当然セットになってくるのだと思うんですね。前回報告があったときに、収入率の特に低い若年層とか外国人の被保険者の割合が増加しているという報告が重ねてあったと思います。一方、不納欠損額の増加についても、主な原因が新型コロナウイルス感染症の発生に伴って納付困難者が増加したというようなことも同時に報告がありました。今回、納税義務者数が増加したという報告で、数も報告にありましたけども、そういう中で納税義務者が増えてきている要素というのはどういうふうに捉えておられるのでしょうか。

竹内税務課長

 委員おっしゃった分は、先ほど国保も一部混じったような御説明だったかと思うんですけども、課税状況だけに限定してお話ししますと、課税標準額が200万円以下の納税義務者数が、先ほどこちらのほうで説明しましたけど、2,489人あるんですけれども、大体2,000人ほどは200万円以下の課税標準額の方々ですので、コロナでダメージを受けたんですけれども、多少なりとも働き方を工夫して収入を増やそうと、そういった方々が増えたのではないかと推測しております。

来住委員

 そういう傾向の中で納税義務者数が増えているのではないかと、そういうことかなというふうに一面納得します。一方で、外国人の方々のというのは、前回の報告とは別でしたっけ。前回の委員会で、8月2日にいただいた収入率の向上の中で、収入率の低い若年層とか外国人の被保険者の割合がどうかということで、外国人の納税者という点ではどういう傾向に。委員会の報告で、予特での報告をいただいている表がありますよね。大体120か国ぐらいで、1万8,000人ぐらいでしたかね。コロナの中でそういう人たちの層というのは何か変化しているということは、どのような状況になっていますか。

竹内税務課長

 課税状況で外国人まで別々で分かる問題じゃないんですけども、令和3年度1月1日現在の外国人人口は1万7,809人でございまして、令和2年度の同じ時期と比べますと、こちらが2,095人なんですね。2,000人ほど減っていると。コロナの影響で人口の数が減っているというのがありますので、外国人の対策というのは確かにやっていかなきゃいけないかなと思ったんですけども、こういったことも踏まえて対策のほうを取り組んでいきたいと考えてございます。

来住委員

 今後、特に特別区民税等について所管としてやっていただく中で、現状の中でどういう特徴が生まれているのかと。特にコロナ禍の中での変化といいますか、そういうのをしっかり捉えた形での取組が必要だろうという点でお聞きしました。

 最後の5番のところをお聞きしますけども、特別区民税給与特別徴収税の税額通知書、5月19日、さらに特別区民税普通徴収税額通知書、6月10日と、さらに軽自動車ということで、3回にわたって通知をいただいているんですけども、それに対して、受け取った側の区民の方からの問合せといいますか、受け取って、あれと思ったり、前年度と違うのでここはどうなんだろうという問合せがきっとあるんだろうなと思うんですけども、具体的な何か数字をつかんでおられれば、その数字と特徴みたいなのがあればいただきたいと思います。

竹内税務課長

 まず給与特別徴収対象者については、5月に通知のほうを送付していますけども、大体1,000件ほどの問合せがあって、内容については、従業員が退職しているとか転勤しているというような相談のほうが多かったです。

 6月にお送りしましたほうでは、大体5,500件程度の問合せがあるんですけども、こちらのほうの内容は、税額の算出根拠であるとか徴収方法といったことで、一人ひとり異なる内容でございます。こういうのは毎年あるものなので、こちらのほうは真摯にお答えしているところでございます。

来住委員

 例えば6月10日については、5,500件ほど問合せがあるということになりますと、通常業務をやりながら、そういう電話対応であるとか、直接窓口に来て問合せもあると思うんですけども、その時期については、対応できるように特別に対策を取っているということでよろしいでしょうか。

竹内税務課長

 こちらのほうは、課一丸となって対応しているところでございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了いたします。

 [1]次、3番、令和3年度(2021年度)国民健康保険料の賦課状況についての報告を求めます。

伊藤保険医療課長

 それでは、令和3年度国民健康保険料の賦課状況につきまして御報告申し上げます。(資料4)

 国民健康保険料は毎年6月に新年度の保険料の計算を行い、加入者への通知を行ってございます。

 資料を御覧いただきたいと思います。まず、1番でございます。令和3年度当初賦課決定額でございますけれども、表の中の区分、令和3年度(A)を御覧ください。こちらの表につきましては、1,000円単位で表記してございます。現年賦課分は90億7,311万3,000円となりまして、前年度比で0.03%の減となってございます。

 続きまして、内訳です。国民健康保険料の賦課額は基礎分、支援分、介護分の3本立てになってございます。

 まず、基礎分でございますが、医療の給付費に充てるものを基礎分と申しまして、61億3,818万4,000円、前年度比で3.15%の減となっております。

 次に、支援分でございますが、後期高齢者医療制度を支援するために現役世代が保険料として負担するもので、20億2,396万4,000円、前年度比で3.56%の増となってございます。

 続きまして、介護分でございます。こちらは40歳から64歳までの方に賦課されるもので、介護保険料に相当するものでございます。こちらが9億1,096万5,000円で、前年度比で16.27%の増となっております。

 主な理由としましては、65歳以上の要介護者の増に伴いまして、介護分の賦課割合が高くなったということでございます。

 こちらの決定内容につきましては、6月17日に納入通知書を発送してございます。

 次に、2番、保険料率の比較というところを御覧ください。令和3年度の保険料率につきましては、本年第1回定例会の区民委員会で条例改正の審議をしたものでございます。表は令和2年度と比較をしたものでございます。

 まず、保険料の決定の仕組みといたしまして、加入者全員に一律に係る均等割額と、加入者前年度所得に応じて係る所得割額の合計額となっております。基礎分、支援分、介護分それぞれに均等割額と所得割額、最高限度額が設定されてございます。この表の中で合計とある欄が均等割額と所得割額、最高限度額につきまして、それぞれ合計した数字となっております。ただし、介護分につきましては、先ほど申し上げましたとおり、40から64歳の方のみに賦課されてございます。

 終わりに、3番でございます。5月末現在で国民健康保険に加入している世帯数及び被保険者の状況でございます。世帯数につきましては、前年度比で4.19%の減、5万9,962世帯、被保険者数は前年度比で4.03%減の7万6,806人、そのうち介護保険の2号被保険者である40歳から60歳までの方が前年度比で0.24%の2万7,195人となってございます。被保険者が減少している主な要因といたしましては、高齢化が進んでおり、75歳に達した方が後期高齢者医療制度に移行していることなどが挙げられます。

 報告については以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。

 次に、4番、キャッシュレス決済推進事業の開始についての報告を求めます。

平田産業振興課長

 それでは、キャッシュレス決済推進事業につきまして、9月1日から開始いたしますので、概要について御報告させていただきます。(資料5)

 本事業についてですが、第2回定例会で新型コロナウイルス感染症に係る緊急経済対策事業の実施についてということで3本まとめて補正をお願いしたうちの一つの事業でございます。概要につきましては、6月の第2回定例会の中で御説明しているところでございます。また、8月の閉会中の委員会におきまして、PayPay株式会社との契約を行ったということを口頭報告で行っているところでございますが、その後、契約会社であるPayPay株式会社と対象店舗やPR方法など、詳細等が固まってまいりましたので、実施方法についての報告を改めて差し上げたいと考えております。

 また、本報告についてでございますが、危機管理・感染症対策特別委員会との重複報告となってございます。

 まず1点目、目的及び事業の概要でございますが、この事業については東京都の補助金を活用してございまして、新しい日常における生活応援を図るとともに、区内商業のデジタル化の推進、また、地域経済の活性化を図ることを目的として実施するものでございます。

 事業実施に当たりましては、PayPay株式会社と契約をしてございまして、後ほど内容については御説明いたします。対象期間中に利用者が区内の対象店舗におきまして、PayPayの残高で支払いをした場合に、後日ボーナスポイントを付与する事業でございます。

 2番の事業内容でございますが、まず対象期間でございます。本年の9月1日から9月30日までを予定してございます。

 対象者でございますが、PayPayですので、区内の対象店舗においてPayPay残高で支払いを行った方が対象となってございます。こちらの仕組みでは、区内在住、在勤、在学等の区分は分かりませんので、こちらについての資格要件は問わないものとなってございます。

 また、利用方法でございますが、9月1日から30日までの間に、対象の店舗においてPayPay残高で支払いを行った日から起算して30日後にポイントを付与するという形でございます。

 対象店舗でございます。中小企業法に規定いたします資本金5,000万円以下の中小企業を対象としてございます。区内中小企業店舗のうち、PayPay導入店舗でして、今年の8月現在、対象は約3,300店舗となってございます。また、こちらにつきましては、もともと加盟店等につきましては5,500店舗ほどある中で3,300店舗となってございまして、まず1点目、先ほど申し上げました資本金5,000万円以下の中小企業に当たらない大手企業でございます。区内にあります大手のスーパーマーケットですとかコンビニはほとんどこちらの該当になっているところでございます。

 また、区税等もPayPayで払えるんですけれども、公共サービス、それから健康保険の対象となる製剤薬局、また、鉄道や宝くじなどは対象外となってございます。

 また、付与率でございますが、東京都が規定する付与の上限となっております30%で実施いたします。

 付与総額でございますが、4億7,000万円、こちらは補正時の想定ポイント付与総額となってございます。

 また、一人当たりのポイント付与の上限でございますが、1決済、1回当たり2,000円相当、それから1か月間の期間内総額が1万円相当分となってございます。また、こちらはスマートフォンを使ったQRコード決済となってございますので、デジタルデバイド対応を行ってまいりたいと考えてございます。

 裏面、恐れ入ります。2ページ目を御覧ください。現在、8月から既に対応等は行っているところでございますが、区の関係所管と連携いたしまして、密にならない対策を講じた上で、まず高齢者会館で高齢者会館事業の参加者への説明を行ってございます。また、区民活動センター、区内5か所におきまして、利用者向けの説明会を予定してございます。

 ②の相談窓口、コールセンターでございますが、こちらは委託事業者であるPayPayのコールセンター、相談窓口を活用するものでございます。

 2点目の周知でございます。既に区報につきましては、8月11日号に掲載してございますが、もう一度、9月5日号への掲載も予定してございます。また、区のホームページ、SNSにつきましても既に掲載しているところでございます。

 また、9月中旬からになりますが、区役所1階エレベーターホールのところにございますデジタルサイネージでの動画の放映を予定してございます。

 また、そのほか区の掲示板、区有施設、区内の参加店舗、それから区内の大学の御協力をいただきまして校内へのポスター掲示、YouTubeなどでのWeb広告、それから、区内のJR駅、東中野駅、中野駅でございますが、ポスター掲示、それから、関東バスさんにも御協力いただきまして、車内広告を予定してございます。それに加えまして、中野区商店街連合会、東京商工会議所中野支部の御協力をいただきまして、会員宛のメールで事業の紹介を行っているところでございます。また、区商連の広報紙となっております中野区商連情報につきましては、事業の紹介をしていただいてございます。

 3点目、予算措置でございますが、これは補正予算時の予算計上額でございまして、歳出総額が4億9,439万7,000円、うち東京都の補助が3億5,284万6,000円、差し引きで一般財源額が1億4,155万1,000円となってございます。

 都補助の内訳につきましては、ポイント付与分が4分の3補助、それから事務費分につきましては定額の200万円の補助となってございます。

 最後に、これまでの経緯と今後の予定でございますが、先ほど申し上げましたとおり、第2回定例会で補正予算の議決をいただいているところでございます。その後、区民委員会で事業実施の御報告をしてございます。また、7月に事業者を決定いたしまして、8月2日の区民委員会におきまして、事業者決定の口頭報告を行ったところでございます。その後、今月から来月上旬にかけまして、区民活動センターでの利用者向け説明会ですとか、あと区報の掲載、それから加盟店募集等を行っているところでございます。

 また、9月1日から事業の実施を予定してございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して、質疑はありませんか。

杉山委員

 まず、付与総額が4億7,000万円ということなので、30%が4億7,000万円ということは、4億7,000万円割る30%。全体が18億円ぐらい。要は経済効果が18億円の予算という捉え方でいいですか。

平田産業振興課長

 消費総額は16億円弱を予定してございます。

杉山委員

 16億円となると、一人当たりマックス、ポイントが1万円までいくんでしたっけ。そうすると、16億円割る1万だと、16万人がフルで使う、そんなニュアンスですか。

平田産業振興課長

 すみません。今、暗算ができないんですが、1万ポイントですと大体消費額は3万5,000円ぐらいになりますので、16億円割る3万5,000円ということです。

杉山委員

 今回暫定で多分予算取りというか、経済効果とか人数を決めたと思うんですが、これは超えちゃったときは、超えてそのままいいのか、それともばさっと切るのか、お考えをお伺いします。

平田産業振興課長

 現在、PayPay株式会社とは、おおむね1週間に1回程度の頻度で執行状況の報告を受けることにしてございます。その段階で予算額の超過の状況が予測される場合は早期に終了しませんと予算額をオーバーしてしまいますので、そういった場合には早期の終了もあり得ると考えてございます。

杉山委員

 そうすると、東京都もPayPay株式会社も中野区も、基本的には予算額内で今回の事業は終了ということですよね。そこら辺というのは、今、サブでもらっているチラシとかアナウンスというのはどうされるのですか。

平田産業振興課長

 アナウンスとしては、早期終了もあり得ますというところでアナウンスしたいとは考えております。ただ、いつというのがはっきり見込めないということもございまして、その辺りは適宜表現してまいりたいと考えております。

杉山委員

 最後にします。

 今回導入される側も、ちょっとずつキャンペーンで増えたと思うんですけども、使われる方も、ここにあるとおり、デジタルデバイド対応ということで、セミナーとか、PayPayの使い方からしている。今回商品に対するサービスもそうだけど、区民に対するサービスも半分半分だと思うので、そこら辺を大事にやっていただきたい。後の方が質問するかもしれないので、要望にしておきますけど、ちゃんとやっていただければと思います。

高橋委員

 まず確認なんですけど、PayPayになったのは補正でやったんだけど、プレミアム付商品券にするより、こっちのほうが早くできるからというので、こういう媒体にしたんだっけという理解でいいの。

平田産業振興課長

 委員御指摘のとおり、紙媒体ですと、紙の印刷から、それを受託する事業者の選定、そういったスケジュール、期間が必要になってきますので、年度内の実施が間に合わない可能性があるということがございましたので、デジタルで実施するということになったものでございます。

高橋委員

 確か補正のときにそのような話を聞いたような気がするんですけど、前回の8月2日の委員会では口頭報告でしたよね。事業者が決まりましたよと。これは幾ら東京都の助成金でやるとしても、区の一財も出すわけだから、こういうチラシまで出来上がっているということは、8月2日の報告の時点である程度中身が分かっていたと私は思うんだけど、あのときにもっときちんと早く報告しておいてくれれば、もう来週から始まるわけでしょう、9月1日。区報にも8月の区報に一回載せてある。それは8月2日の委員会に口頭報告したから載せたのかなとか思うんですけど、私たちのほうの報告が不親切だったんじゃないのかなという思いがあるんだけど、やること自体は悪くはないとは思いますけれども、前回のときにどこまで報告ができたかどうか分からないけど、きちんとできるところは言っておいてくれたほうがよかったんじゃないのかなと思うんですけど、なぜ口頭で終わっちゃったのかを教えてください。

平田産業振興課長

 所管としましては、6月の時点で一定程度報告してございまして、そこから大きな変更が特になかったということがございます。それでPayPay株式会社に決まりましたということを一旦8月2日の時点では御報告申し上げたところです。

 PayPay株式会社との契約自体が7月下旬だったということもございまして、その後、契約相手であるPayPay株式会社と詳細を詰めまして、今回、対象店舗ですとか、あと利用方法、それから、PayPayの残高決済ですよと、そういった詳細が決まったということで本日御報告をお願いしたものでございます。

高橋委員

 段取りがいろいろあったのかもしれないですけれども、多額なお金を使ってやるわけだし、まして対象となる人は区民以外も対象になっちゃうわけでしょう。そうすると、今までは商品券だったら区民だけに還元できていたんだけど、幅広い人たちに還元するような形になるわけです。中野区がお手伝いして。そうなると、区の税金を使ってやるわけですから、丁寧な進め方をしてほしかったなというふうに私は思うんです。だから、今から言ってもしようがないのだけれども、これが頓挫しないように、それでまた、杉山委員が言っていたように、使う人が多くなっちゃって、9月30日で終わりますよと。たかが1か月だけど、半ばで金額が多くなっちゃったとかにならないように、1か月の期間、平均的に使われるように上手にやらないと、毎回毎回、1万円の範囲の中で使える人と、全く分からなくて、そんなのがあったんだで終わっちゃったら、せっかくこういうふうにチラシまで作っているものが区民に還元されなくなっちゃうんじゃないかなと思っているんですけど、どう思いますか。

平田産業振興課長

 まず最初の御指摘の御報告の丁寧な進め方につきましては、反省いたしておりまして、次回からきちんと進めたいと考えております。申し訳ございませんでした。

 2点目の進め方でございますが、使っていただいたほうがいいということもあります。予算が残ってしまってもということもございますので、なかなか難しいとは考えておりますが、使われ方とキャンペーンのPRの仕方をにらみながら事業を実施してまいりたいと考えております。

高橋委員

 使った人が区民だか区民以外の人だかということまでは把握できないんですよね。それは教えてくださいといっても分からないということですか。

平田産業振興課長

 利用者の属性というものがどこまで取れるかというところなんですけれども、基本的に住所が登録されていないので、区民の方なのかそうじゃないのかというのは難しいと思っています。

高橋委員

 やっぱり中野区民に還元できるようなものであってほしかったんだけど、今の時代、こういう媒体のほうが使い勝手がいいということだからそうなったんだと思うんですけど、極力区民に使っていただけるようなPR方法とか、努力していただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。

むとう委員

 一番最後のところで、これまでの経緯と今後の予定ということが書かれていて、区民向けには、8月のところで高齢者会館4か所、それから、これから8月、9月で済んでいるところがあるのかどうか分かりませんけれども、区民活動センターで5か所ということなんですが、これまでに実施されたのは何か所なのかと、それから、区民に対する利用者説明会でどのような反応があったのかというのを教えてください。

平田産業振興課長

 まず、区民活動センターでの説明会はこれからの実施でございます。初日が8月26日の江古田区民活動センターになってございます。

 高齢者会館につきましては、既に若干実施してございまして、8月5日に若宮高齢者会館、それから、17日に野方高齢者会館でやってございますが、実際に高齢者会館でやっている事業のところにお邪魔して少し時間をいただくという形でやってございますので、いらっしゃる方は結構興味を持っていただいて、使ってみたいというような感想もいただいているところでございます。

南委員

 まず初めに、高橋委員からもちょっとありましたけれども、今回使われた方々の属性というものが判別しづらいというところなんですが、今回のこれは東京都の補助金を使ってということですけど、東京都の補正予算が決定をして、各区で使うかどうかということで、中野区としてはPayPayを使ってということなんですけども、仮に、この対象期間ですと、9月1日から9月30日までということなんですけども、その検証といいますか、この事業が本当に区民にとって大きくプラスになったとかというところというのは、検証は可能なんですか。

平田産業振興課長

 利用者側の立場で区民の方がどうだったというのは非常に難しいと思っていますが、一方でアンケートという形は取れるのかなというふうには考えております。ただ、先ほど高橋委員からの御指摘もありましたように、使われる方と使われない方があるというのは、この仕組みで今のところ、対応はなかなか厳しいところでございまして、PRですとか説明会ですとか、そういったことは区民の皆様にお使いいただけるように一生懸命やってまいるんですけれども、実際に使った方の内訳が分からないということがありますので、一般的なアンケート以上の検証というのは少し難しいのかなと考えております。

南委員

 これは東京都の補助金なので、来年度またできるのかどうかということもあるんですけども、仮に区としてアンケートを取るなりして、これはいいものだというふうに判断した場合は、区独自でやっていくということになるんですかね。

平田産業振興課長

 区独自でやる場合でございますが、区が独自でやる場合には住所要件ですとか、一定程度そういった絞り込みが必要だと考えております。そういったものも含めまして、今回初めてこういう取組を行いますので、参加した店舗側の意見ですとか、そういったものを吸い上げながら、今後の事業の実施については検討してまいりたいと考えております。

南委員

 ここのところ、ニュースでPayPay株式会社のほうが事業収入が赤字であるというところで、事業者への手数料を付加させていくというような話が出ておりましたけれども、中野区としてのこの事業については影響はあるんですかね、ないんですかね。

平田産業振興課長

 今回のキャンペーン期間を9月1日から30日までとした理由の一つに、手数料の導入が10月からということがございましたので、9月中にキャンペーンを行うというふうに判断したところもございます。ですので、今回の事業につきましては、手数料の影響は受けないものと考えております。

むとう委員

 すみません、1点お尋ねし忘れたんですけれども、これは東京都の補助金ということなので、中野区のような、こういった形で23区の中で実施するような区があるのかないのか、分かれば教えてください。

平田産業振興課長

 PayPayの広報が既に出ていまして、例えば新宿区ですとか、あと、千代田区、それから台東区などでPayPayを使ったQRコード決済のキャンペーンを行ってございます。

むとう委員

 ということは、本当に私も気がかりだった、中野区のお金も入るけれども、中野区民じゃない方も使えちゃうということで、ということは、逆にほかの区に行った中野区民がほかの区で恩恵を被るということはあるということなのでしょうか。

平田産業振興課長

 同じ仕組みでやる以上、住所要件はございませんので、中野区民がほかの自治体に行って使えば、同じようにポイント還元が受けられるというものでございます。

むとう委員

 ということは、それぞれの区が出す部分があるから、おあいこみたいな感じという受け止め方でよろしいのでしょうか。

平田産業振興課長

 プレミアム率が自治体によって若干違いますので、全くイコールかというと、そうとも言えないんですが、おおむねどこでも使えるので、境界はないのじゃないかと考えております。

むとう委員

 ということであるならば、中野区民に対してこういうPRをこれからしていくわけですけれども、例えばどこどこ区でも中野区民も使えますよみたいなことを書いちゃうわけにいかないんですか。

平田産業振興課長

 他の自治体のキャンペーンのPRというのは、ちょっと難しいかなと思います。

来住委員

 消費喚起をどう促していくのかということと、コロナの中で事業者そのものの事業が成り立たないという状況の中で、一定の効果が見込まれるということでの投資であるというふうに思うんですが、区や東京都の支出で賄うというようなこと自身が、ここでお聞きしてお答えはいただけないんですけども、誰に対しても等しく、しかもあの区から、この市からということなく、一番の効果は消費税を減税することなんですよ、今、この時点で。やっぱりそれしかないと僕は思う。それが一番の全国民に対する貢献になりますし、事業者にも、国民にも、私たちにも、皆さんにとっても最も効果の上がる消費喚起の施策なんですね。ここをきちっと国に求めていくべきだなというふうに思っています。これは大前提なんですが。

 ちょっと細かい話になりますけど、裏面の②のところで、相談窓口、コールセンターの設置で受託事業者の既存制度の活用ということで、コールセンターの設置で相談等については、電話での相談などを受けるということでしょうか。

平田産業振興課長

 メールや相談、それから、実際の窓口もございます。

来住委員

 今、長期化しているコロナの中で、例えば商店街や飲食店等については、協力金の申請をずっと系統的にされているんですが、しかし、相談の窓口は、電話の相談は有料化されているんですよね。したがって、電話したら、これは幾らかかりますというのが返ってきます。しかも、電話すると非常に待たされる時間がべらぼうに長いというのがたくさん聞こえてきます。それから、コロナの予防接種についても、電話対応がありますけれども、接種の予約にしても、コールセンターでの有料に切り替わるということになっていますので、電話についての相談窓口のコールセンターは、せめて予算の中で組み込めないのかというふうに思うんですけども、受託事業者の既存の制度の活用ということですから、そこについては、東京都、区の中での補助金の予算措置の中で見ていくというようなことがあっていいんじゃないかなとすごく思うところなんですけども、これは難しい話ですかね。

平田産業振興課長

 まず、受託事業者であるPayPay株式会社のコールセンターでございますが、こちらは通話無料となってございます。ですので、利用される方に料金は発生いたしません。

来住委員

 分かりました。

高橋委員

 すみません。確認なんですけど、東京都の生活応援事業というのは、キャッシュレスじゃなくてもできるやつなんでしょう。紙媒体でやっているところはあるの。

平田産業振興課長

 デジタルと紙の併用が認められているものでございまして、紙と併用すると補助率は下がってしまうというものでございますが、例えば4ブロックですと、杉並区、豊島区、板橋区、練馬区は紙の商品券を実施してございます。ただ、こちらにつきましては、例年実施しているというところがほとんどでございます。

竹村委員

 ちょっと聞きにくいお話かもしれませんけれども、先ほど高橋委員からもありましたけれども、使った属性、手っ取り早く言えば、中野区民が使ったというデータをPayPay株式会社のほうから提供いただくことというのは可能なのでしょうか。

平田産業振興課長

 利用登録のときに住所を要件としていないので、PayPay株式会社のほうでも属性を取るのは難しいんじゃないかと考えております。

竹村委員

 ありがとうございます。

 何というんでしょうか、個々人の利用の方法までを詮索するわけではないですけれども、全ての方が住所を登録しないで使っているというふうに思えなくて、PayPay株式会社ですから、例えばソフトバンクの携帯を使っているとか銀行を使っていると、当然それは個人情報といいましょうか、住所の情報なども提供しているわけですね。それを全て開示しろというのは無理な話だと思うんですけれども、少なくとも税金を使ってこういう事業を進める以上は、何らかの情報の提供といいましょうか、こういう実績がありましたよというのを求めるのは区として当然の姿勢だと私は考えるんですけれども、そういうものをPayPay株式会社のほうに求めることというのはできないのでしょうか。

平田産業振興課長

 PayPay株式会社のほうにどういった情報を求められるかというのは、交渉ごとでございますので、そこは交渉の余地はあるかと思っておりますが、もともとないデータを開示するというのはなかなか難しいのかなと思っておりますので、そこにつきましては、今後、事業実施の中でさらに検討してまいりたいと思っております。

竹村委員

 ありがとうございます。

 結局、個人情報といいましょうか、どんなシステムを使っているか、そこは把握できるところではないですけれども、少なくとも、例えばAさんという方がいて、この方に関してはこれこれこれこれというふうなデータベースみたいなものがあろうかと推測されるわけですね。それを税金、しかも、我が中野区だけではなくて、都まで、自治体が相当数参加していると。税金も相当数投入されているのであれば、ないデータだったらきちんと作ってそれを提出させるという交渉はしてしかるべきだと考えておりますので、機会がありましたら、ぜひそういう要望をぶつけていただければと思います。これはお答えいただけましたら。

平田産業振興課長

 議会での御議論を踏まえまして、PayPay株式会社としっかり交渉はしてまいりたいと考えております。

竹村委員

 ありがとうございます。

 やはり税金を使っていますので、こういうふうにやりましたよ、あとは分かりませんというのは、姿勢としていろいろな問題があろうかと思いますので、困難な交渉だと思います。それから、私、去年でしたか、一般質問だったか、決特だったかちょっと忘れてしまいましたけれども、情報漏えいのことをかなり細かく言わせていただきましたけれども、そういうふうな企業に求める姿勢、企業に求める情報の管理の体制とか、そこも含めてしっかり御協議いただけましたらと思います。これは要望です。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了いたします。

 次、5番、第6期中野区環境審議会委員の委嘱についての報告を求めます。

波多江環境課長

 それでは、第6期中野区環境審議会委員の委嘱について報告いたします。(資料6)

 中野区環境基本条例第16条に基づき、以下のとおり第6期中野区環境審議会委員を委嘱したので、報告をいたします。

 1番目、委員委嘱者の氏名等です。学識経験者4名を委嘱しております。会長といたしまして大沼あゆみ先生、田中充先生、村上公哉先生、小澤はる奈先生ということで、所属等に関しましては、記載のとおり、大学の教授が3名、環境自治体会議の環境政策研究所から1名というふうになっております。

 区民の団体から7名ということなんですが、4名は公募によって委嘱をしております。上から岸知子会長、八束重宣会長、須藤悦子さんということで、中野区の町会連合会からお二人の方と、中野区の環境に資する地域環境アドバイザーの中から委嘱をした方でございます。それから、事業者の団体等から推薦をいただいた方たちが9名いらっしゃいます。一番上が加藤正広さんで公益財団法人東京都環境公社から委嘱をさせていただいております。それから、次が東京電力ですね。その次が東京ガスで、末延史行さんに関しましては、建築士事務所協会中野支部からの推薦、それから、その下の荻野法一さんは次世代自動車振興センターからの推薦で委嘱をしております。舘野真理子さんは東京インテリアプランナー協会からの推薦、星野新一さんは商店街連合会からの推薦です。伊藤喜則さんは中野区造園緑化業協会から、寺崎務さんは東京商工会議所中野支部からの推薦により委嘱をさせていただきました。

 裏面を見ていただきますと、任期でございますが、令和3年(2021年)8月5日から令和5年(2023年)8月4日までとなっております。

 3番目に、審議事項といたしましては、(1)中野区環境基本計画に関する事項、(2)環境の保全に関する基本的な事項、こちらを審議事項といたしております。

 簡単でございますが、報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対して、質疑はありませんか。

杉山委員

 ちょっと違和感というか、事業者の名前を言っていいのかな。東京電力とか東京ガスというのは、いわゆるCOメーカーですよね。COメーカーじゃない、要は再生可能エネルギーに注力しているようなメーカーとか何で事業者が入っていないんですか。ちょっと分かれば教えてください。

波多江環境課長

 再生可能エネルギーを供給している事業者というのが、中野区内に事業所があるというのがなかなか難しいことと、電力を供給していたりガスを供給していたりしますけれども、エネルギー政策については、最も識見があるというとあれですけれども、国の最新の情報であるとか、それから、東京電力にしても東京ガスにしても、新しいエネルギーを開拓することについては注力してきているところもありますので、ある意味、大きなエネルギーを扱う大きな会社というところで選んでいるというところでございます。

杉山委員

 いろんな区が環境審議会をやっていると思うんですけど、世田谷区とかだとこういうメンバーリングじゃなかった気がするんですが、確かに事業所が区内にあるとか、特に中野に関してはなかなかないというのは分かるんですけども、このリストというのはどういう感じでお声がけされたのか、そこだけ聞かせてください。

波多江環境課長

 再エネを取り扱っている事業者ということでは想定していなかったということが正直なところなんです。いずれにしても、大多数の皆さんが東京電力と契約しているし、それから、東京ガスと契約をしている方が圧倒的に多いわけですよね。そういう意味では、そういう会社が、再エネの比率を高めていくというような方向でもメニューを持っていたりするということもあります。ですので、確かにエネルギーの会社で一番大きいところを単純に選ぶのはいかがなものかという御意見も理解できるところなんですけれども、再エネを取り扱っていて、政策的に指揮権が求められる業者というのが中野区内に事業所がないところを選ぶという想定はできなかったというか、想定をしていなかったというところでお答えをさせていただきます。

杉山委員

 例えば、トヨタ自動車さんとか水素エネルギーを扱っている、中野区もトヨタモビリティ何たらという会社と去年とか一昨年提携したりしていたじゃないですか。そういうところが入っていると、環境に対して先進的だなとかそういう感じを受けたりする。そういう観点も必要じゃなかったかなと今になって思うんですけど、ほかの自治体の環境審議会はどんなメンバーなのかなとか、のぞいてみたりして、今後に役立てていただければと思います。要望で。

むとう委員

 私も同じような違和感を持ったので言わせていただきたいんですけれども、やはり東京電力といいますと、東京電力福島第一原発事故を起こしている企業でもあるわけですよね。いまだに事故の収束のめどが立っていないと。だから、国がこれだけ守っている企業でなければ、あれだけの事故を起こした企業が消えないで生き残るということはなかなかあり得ない企業であるんですよね。だから、やっぱりもう少し配慮が必要だったんじゃないかなというのは私も思っていますので、もうこれは選任してしまった報告ですから、今さらしようがないんですけれども、そういう感覚というか、姿勢もしっかりと、環境審議会なんですから、福島の事故は最大級の放射能の汚染をしてしまった環境審議会になじむ企業というふうには私もちょっと受け止めづらいので、配慮が必要だったんじゃないかなというのはあえて言わせていただきたいと思います。

 それから、区民のところで公募が4人ということで、4人の方のお名前がございますけれども、実際には公募というのは、何人の方が応募してくださったのでしょうか。

波多江環境課長

 公募に関しましては、今回13名の方に応募いただいております。

むとう委員

 13人の中で4人しか選ばれなかったということは、結構な倍率なわけですよね。それだけ公募する区民という方は、環境問題に関心があって取り組みたいという御本人の意思がおありなわけですよね。失礼ながらというか、こういう団体からのお願いというのは、区のほうから団体にお願いして委員になっていただく方ばかりだと思うので、団体さんのほうから、事業者さんのほうから自分がやりたいですというお挙げではないかと思うので、熱心に中野区の環境を考えたいという区民が13人も手を挙げてくださったのだったら、応募状況に合わせて公募枠を広げるとか、そういうお考えがあってほしいかなというふうに思うんですけれども、そういう視点はないでしょうか。

波多江環境課長

 第5期、第6期の前の環境審議会においては3人の公募枠だったんですけれど、第6期に関しましては、そこを1名増やしてございます。ですので、なるべく区民のやりたいという御要望の方を少しでもということで枠は増やしてきたというところでございます。

むとう委員

 一人増えたということではありますけれども、13人もの方がせっかく手を挙げてくださったんですから、そこは大事に、今後、7期、8期と続いていくのかもしれませんが、公募枠を拡大ということを考えていっていただきたいというふうに思います。

 それから、公募に当たっては、それぞれ皆さん作文をされたんだと思うので、公募するといっても、結構手間暇かけて、時間をかけて、皆さん一生懸命作文をしてくださっているんだと思うんですよね。その中で、常にどうして自分は駄目だったのか、何であの人で私が駄目なのというのは、落っこちてしまった人たちは必ず、私の何が駄目なのかしらというふうに多分腑に落ちない感じで気持ちが残るんですよね。ですから、公募から漏れてしまった方については、御本人から、私、何が劣っていたんですかとか、そういうことは問合せがあったときにちゃんと答えられるものというのは、評価基準とかというものは持っているのでしょうか。

波多江環境課長

 公募に関して、作文で評価をするというのはおっしゃるとおりです。三つの要素で審査項目を設けておりまして、応募者の環境に対する意欲が感じられるかという観点、それから、関心のある環境問題について適切に論じることができて、環境保全に関して適切な課題意識を持っているかどうかがもう一点、それから、その他特筆すべき点があるか、この3点で評価の点数をつけていただくんですが、5段階評価でそれぞれ応募された人ごとに点数をつけて、点数の高い人から4名ということで決定をしているということでございます。

むとう委員

 そうすると、公募から落ちてしまった方が私は何点だったんですかと、公募で通った方の4人の方の誰が何点ということは聞きませんけれども、何点以上の方が今回は公募で通られて、何点以下の方が落ちたんですよみたいなことはお答えにはなっていただけるのですか。

波多江環境課長

 情報の公開を請求していただければ、できるかもしれないですけれど、部内で審査会を開いているので、電話で問い合わせて、それを口頭でお教えするということはできないというふうに考えております。

むとう委員

 例えば、他人の方の点数を聞くのだったら、それはそうかもしれないんだけど、私は何点だったんですかと、合格した方々の最低ラインは何点だったんですかということも、例えば電話だと本人かどうかの確認ができなければ、区役所の窓口に御本人が来たらお答えにはならないんですか。それもわざわざ情報公開請求しなければならないことなんですか。そこはもうちょっとオープンに、一生懸命区民が作文するのだから、厳正な評価の結果、あなたは残念ながら何点でしたと、合格された4人の中の最低は何点だったんですよということぐらい教えてあげないといけないんじゃないかなと。そのぐらいオープンにしたって何の問題があるのというふうに思うんですけれども、駄目なんですか。

朝井環境部長

 おっしゃるとおり、応募に当たっては、皆さん、作文もしっかり作られて意欲的に、今回、区では公募委員を増やしたいということで3名から4名に増やしましたけれども、13名の方から応募いただいたというのは、前期に比べても相当増えていて、社会的に環境問題について関心が高まっているんだなというふうには自覚をしているところでございます。

 御指摘いただいたように、どのように結果を区のほうがお知らせしていくかというのは一つの課題ではあるかと思いますけれども、今現在、審議会の中で様々公募をやっていますけれども、点数をお教えしますよということは先に申し上げていないので、各審議会とも、区のほうから応募に当たってどういう過程で審査し、その結果をこういうふうにお教えしますということは先に公表していないわけなんですね。審議会によっては点数だけでやっているところと総合的に判断しているところもあるかと思うので、今回特にそういう問合せがあったというふうには把握していないんですけれども、お問合せがあれば点数を教えているというようなものにはなってはいないという状況でございます。

むとう委員

 本当に熱心に皆さん、私、もちろん読んでいませんから、公開されていないので分かりませんけれども、たまたま応募された方とかにお話を聞くと、応募したのよと、結構頑張って作文したんだけど駄目だったのよねと、どうして私は駄目だったのかしらと、そういうのが聞こえてくるんですよ。だから、一生懸命時間を割いて、中野区の環境をよくしたいと思って応募されている方が13人もいらしたわけですから、もうちょっと丁寧に、本当に区民を育てるという意味においても、あなたは残念ながら何点でしたみたいなことが分かれば、その方がまたさらに努力されるかもしれませんし、区民を育てるという大きな意味合いからも、こういうことはオープンに答えられるようにしていくように今後検討をしていただきたいと思いますので、お願いいたします。

来住委員

 もう既に審議会の委員に委嘱されていますので、メンバー云々ということは難しい話ですが、中野区らしい選定の仕方といいますか、委員の選び方というのは、ちょっと残念な向きもあるなと思います。特に今、ありましたように、東京電力などは、これから海洋に汚染水をどうするかという当事者なわけですね。そういう当事者がこの審議会に入って、委員の皆さんがそのことについて物を言うときにはそこから出ていただくというわけにいかないわけで、メンバーとしてはそこに加わっていらっしゃるわけですから、当事者を選ぶときには本当に慎重に選んでいく必要があるんだということは、私もおっしゃっていた委員の皆さんと共通しているところです。

 その上でなんですけども、裏面にありましたように、中野区環境基本計画に関する事項、環境の保全に関する基本的な事項が審議事項ということですけども、この審議会は、その都度、事務局を担う環境課のほうで審議すべき事項について整えて、不定期な審議会は委員会ということになるのですか。それとも定期的に2年間、委員の皆さんの審議をいただくという、どういう流れで審議会は開かれていくのでしょうか。

波多江環境課長

 第5期の審議会で環境基本計画の審議をしていただいて、答申をいただいて、計画策定をしていただいたところなんですが、第6期の環境審議会においては、計画の進捗について御報告をして、環境審議会で議論していただく、御意見いただくと、そういう位置付けになっておりますので、第5期のような定期的な開催というのは、現在のところは想定をしていないところでございます。

来住委員

 そうですね。8月2日の委員会でも環境基本計画(案)について報告があったところですので、出来上がる環境基本計画について検証していく一つの委員会になるのかなというふうに思います。とても大事な委員会の審議になるんだと思うんですね。しかし、審議会で検討いただく事項を提案するのは、あくまでも事務局を担う環境課ということになるのでしょうか。審議事項についての中身を委員会に提起するのはどこで決まるんですか。

波多江環境課長

 基本的には、進捗の管理というのは、全体的には事務局が事務的なことを担って行うんですけれども、審議会はあくまでも会長が進行していきますし、会長との協議に従って、審議会の進捗については決めていくというふうになります。ですので、環境審議会を設置したところから、運営については会長のほうからの指示に従って、事務局がある程度事務をしつらえていくという位置付けになるとは思います。ただ、これまでもそうだったのですけれど、計画ができた後は、計画の進捗管理というところでの進行になっていくものと考えております。

来住委員

 そうですね。区がつくる基本計画の進捗をチェックしながら、同時に、何がさらに必要なのかということを含めて幅広く議論していただく場だというふうに思います。しかし、そこで議論いただく事項については、たたき台的なものは事務局の皆さんのほうである程度提起しないと話が進みませんので、だから事務局の役割というのは、何を議論していただくのか、何を審議していただくのかという点ではとても大事な提起をする部署だと思うんですね。それだけに片手間ではできませんし、そのつもりではないと思うんですけども、審議会で議論される中身を区民にも議会にも公開される部分は、しかるべきときにされるのだと思うんですけども、前提として審議いただく事項を、この計画に基づいてどの部分を審議をいただくのかというのは、決める段階で事務局として必要な検証、検討を行って、たたき台を提起するという点では極めて大きな役割を果たさざるを得ないと思うんですけども、そういう認識はいかがでしょうか。

波多江環境課長

 具体的に申し上げますと、計画の中にはアクションプログラムがございますので、ある意味では基本的な目標に従ったアクションプログラムを網羅して、半年あるいは1年の間にどのような実績があったかをお示しして、なぜここまでできたのか、あるいはここまでしかできなかったのかというようなところを各所管の課長が出席した上で、審議会の皆さんと質疑応答して、御意見をいただいて、さらにアクションプログラムが前に進むように審議会の中で建設的な議論をしていただくと。そういう格好で、私どもは各所管で進行している様々な環境に対する事業について、しっかり進捗管理をして見やすい資料を作ったり、それから、最新の情報についてもその場でお話しできるような資料が整えられるように努力をしていくということでございます。

来住委員

 環境問題は年代を超えて、特に若い層にも非常に関心が高まっているときだけに、そういうところにも一定の投げかけができるようなことも担当課としては引き続き進めていただきたいなというふうに思っておりますので、随時必要な情報提供は委員会にしていただきたいと思いますけども、よろしいでしょうか。

波多江環境課長

 環境政策については、国の動きもいろんな分野で進んでいるところでもございますので、しっかりと東京都の最新の状況やいろんな計画の進捗状況についても情報提供できるように進めてまいりたいと思います。

小宮山委員

 区民委員の中に地域環境アドバイザーという肩書きの方がいまして、この方、私も個人的に存じ上げておりますが、見識も実績も十分にある。区民の中でこれほどの適任者はほかになかなかいないだろうなという方だとは思うんですが、地域環境アドバイザーという肩書きが、平成18年から19年頃に中野区が講座を開いて、その受講者22名が当時アドバイザーとして講座を受講して修了したそうなんですけれども、その数が恐らくだんだん減って、今、アドバイザーとしての活動の意思や体力のある人は恐らくほんの数えるほど、数人ぐらいしかいないんじゃないのかなと思うんです。中野区がこうやって地域環境アドバイザーを活用していくのでしたら、環境審議会の中には恐らく毎回指定席があるんでしょうけども、地域環境アドバイザーについてもう一度、10年以上前にやったきりの制度なので、改めて何らかのてこ入れをしていったほうがいいんじゃないかなと思いますが、いかがでしょうか。

波多江環境課長

 環境に関するアドバイザーの育成については、してこなかったという経過があるのは事実です。それは課題だと認識しておりまして、数か月前ですけれども、ちょっと会合を持ったりして、どのようにしていくのかということについて区と相談したりとか、それから、イベントに参加をいただくような形での要請をしたり、勉強をするということであればどういったものをしたらいいかという御相談はさせていただいておりますので、10年近い間の年月がたっているので、今後、制度そのものをどのようにしていくのかという検討をもう既に始めておりますので、御指摘の部分については今後しっかり考えていきたいと思っております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了いたします。

 次に、6番、その他で理事者から何か報告はありますか。

伊藤保険医療課長

 国民健康保険及び後期高齢者医療における新型コロナウイルス感染症に感染した被用者等への傷病手当金の支給適用期間の延長につきまして、口頭により御報告を申し上げます。

 傷病手当金の支給適用期間につきましては、これまで9月末の期日でございましたけれども、これを12月末に延長いたします。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。

 他に報告はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。

 審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後2時52分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時52分)

 

 休憩中に御確認いただきましたとおり、次回の委員会は第3回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は正副委員長から招集させていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 以上で本日予定した日程は終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。

来住委員

 当委員会で8月2日にも報告があった産業振興センターを活用したワークスペースの活用状況について伺いたいんですけども、今日、私も2回目ですけども、会場をのぞきまして、一人の方が利用されていました。この間、2日ぐらいたっていますかね。いつからいつまでで、どのくらいの利用になっているのかというのをまず伺いたいと思います。

平田産業振興課長

 産業振興センターのワークスペースでございますが、利用開始は8月4日でございます。本日午前中までの間に24件の御利用がございました。

 また、御利用者に対しましてはアンケートを取ってございまして、今月中に御利用の動向などは確認してまいりたいと考えているところでございます。

来住委員

 新たな試みですので、やるからにはしっかりやっていただきたいんですが、ちょっと気になりますのは、一昨日はどなたもいらっしゃらなかったので、中をちょっと見させてもらったんですが、電気関係のコードなんかもそのままの状態で取りつくようになっているんですけれども、ケーブルなども裸状態になっていますし、もうちょっとそれらしく整えたほうがいいのかなというのが1点と、それから、メインのホールの正面にありますので、ホール全体、正面1階が暗いという印象が前からあります。全体が暗い。しかも、奥まったところにあるわけですから、新しい事業をここでできますよ、ここで活用できますよという気持ちになるようなちょっとした工夫、お金をかけないでもできる工夫がその点ではあるのかなというふうに思います。

 重ねて言いますけども、入って左側のギャラリーの部分もシャッターが下りていますし、今、コロナで活用ができませんので、あれもシャッターのままで非常に中が暗い状態ですので、ちょっとした工夫で、中野区の区有施設としては、将来、先がどうなるかは別として、今、活用しているわけですから、全体的な区有施設の印象をよくするための工夫をすべきだと言い切っちゃいますけども、どう感じていらっしゃいますか。

平田産業振興課長

 委員御指摘のように、確かにLED化の工事が終了していない箇所もございますので、ほかと比べて暗い箇所が多いということは認識してございます。貴重な区有施設ですので、活用については今後に向けてきちんと検討してまいりたいと考えております。

来住委員

 先ほどのワークスペースの利用者のアンケートも取っておられるようですので、いずれどこかで利用者の皆さんの声と利用の状況についても委員会報告をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。

平田産業振興課長

 現在のワークスペースの活用につきましては、試行ということもございます。試行錯誤をやりながらやってまいりますので、その結果につきましては、きちんと委員会で御報告したいと考えております。

委員長

 他に発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本日の区民委員会を散会いたします。

 

(午後2時56分)