令和3年09月28日中野区議会決算特別委員会総務分科会
令和3年09月28日中野区議会決算特別委員会総務分科会の会議録

中野区議会総務分科会〔令和3年9月28日〕

 

総務分科会会議記録

 

○開会日 令和3年9月28日

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午後1時30分

 

○閉会  午後6時30分

 

○出席委員(9名)

 ひやま 隆主査

 立石 りお副主査

 日野 たかし委員

 内野 大三郎委員

 若林 しげお委員

 中村 延子委員

 大内 しんご委員

 平山 英明委員

 長沢 和彦委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 副区長 白土 純

 副区長 横山 克人

 企画部長 高橋 昭彦

 構造改革担当部長、企画部構造改革担当課長事務取扱 石井 大輔

 企画部企画課長、企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 堀越 恵美子

 企画部基本構想担当課長 永見 英光

 企画部財政課長 森 克久

 企画部広聴・広報課長 高村 和哉

 企画部情報システム課長 白井 亮

 総務部長 海老沢 憲一

 防災危機管理監 志村 和彦

 防災危機管理担当部長、新区役所整備担当部長 滝瀬 裕之

 総務部総務課長、総務部特別定額給付金担当課長 浅川 靖

 総務部法務担当課長 尾関 信行

 総務部職員課長、総務部人材育成担当課長 中谷 博

 総務部施設課長 髙田 班

 総務部新区役所建築担当課長 天野 伸哉

 総務部経理課長 吉沢 健一

 総務部防災危機管理課長 田邉 敏幸

 総務部防災担当課長 吉澤 直樹

 総務部生活・交通安全担当課長 藤﨑 洋文

 総務部新区役所整備課長 中村 洋

 会計室長 吉村 恒治

 選挙管理委員会事務局長 志賀 聡

 監査事務局長 石濱 良行

 

○事務局職員

 事務局長 長﨑 武史

 事務局次長 小堺 充

 書記 松丸 晃大

 書記 金木 崇太

 

○主査署名


審査日程

○議題

 認定第1号 令和2年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定について(分担分)

 認定第2号 令和2年度中野区用地特別会計歳入歳出決算の認定について

 認定第3号 令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について(分担分)

 認定第5号 令和2年度中野区介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について(分担分)

 

主査

 定足数に達しましたので、総務分科会を開会いたします。

 

(午後1時30分)

 

 認定第1号、令和2年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定についての分担分、認定第2号、令和2年度中野区用地特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第3号、令和2年度中野区国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についての分担分及び認定第5号、令和2年度中野区介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についての分担分を一括して議題に供します。

 本日は分科会の2日目ですが、昨日御協議いただきましたとおり、質疑は本日で終わらせたいと思いますので、各委員、理事者におかれましては御協力をお願いいたします。

 なお、審査はお手元の審査日程(案)(資料1)に沿って進め、3時頃に休憩を入れ、5時を目途に進めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、昨日に引き続き一般会計歳出について質疑を行います。

 初めに、154ページから159ページ、3款総務費、1項総務費、1目総務費について質疑はありませんか。

中村委員

 159ページの東北復興応援展なかののところなんですけれども、昨年度は大分、新型コロナの影響で縮小されて開催をされたと思うんですけれども、一昨年度と比べての人の稼働のところを教えていただきたいんですけれども、大体どれぐらいの職員の方が稼働していて、逆に昨年度はどれぐらいだったのかというところの比較を教えていただきたいんですが。

中村総務部新区役所整備課長

 2019年度におきましては東北復興大祭典の形でしたので、全庁的に応援の体制を募りまして実施のほうをいたしました。前年度は応援展ということで規模のほうを縮小しましたので、総務部のほうの職員を中心に実施をしたところでございます。

中村委員

 全庁的にといっても全員が出ているわけじゃないじゃないですか。その規模ってどれぐらいで、縮小したときは総務部だけというところなんですけど、管理職以下何人ぐらいの方が稼働したのかというところが分かれば教えていただきたいんですが。

中村総務部新区役所整備課長

 今数字のほうを手元に持っていないんですけれども、前々年度につきましては1日100名ぐらいの規模の動員をかけて従事をいたしまして、前年度は数十人強だったというふうに記憶してございます。

中村委員

 分かりました。大分縮小したので、そういう意味では職員の稼働のところはそんなになかったというところではあるんですけれども、やっぱり今、人が足りない、人が足りないと言っている中で、こういった稼働のところもしっかり見ていかなきゃいけないと思っています。時間外勤務手当のところも出ていますけれども、それ以外にも管理職のところでは時間外勤務手当が出ないわけで、そこの部分もあるわけなんですよね。そこの人の稼働のところは今後しっかりと、職員課ともいろいろお話はさせていただいてはいると思うんですけど、そういう意味ではこういったイベントに関してもそういった部分をしっかり検証していっていただきたいなと思いますが、いかがですか。

海老沢総務部長

 東北復興大祭典につきましては、総務部内を中心として兼務発令をかけて職員に関わってもらっているということなんですが、本務との兼ね合いで、そちらのほうへ負荷がかかっていかないように職員の仕事をセーブしながら進めたいと思っています。今回、経費節減もありまして減額という形をさせていただいたんですが、一定程度外部に発注するなりして職員の負担を軽減するという部分も検討はしていたんですが、今回この決算の中では、応援展という形で縮小しましたので、職員だけで賄ったわけでございますけれども、そういったところで本務以外の稼働というか、仕事量というところにもしっかり目を向けて、全体的なバランスがしっかり取れるように人員配置等を考えていきたいというふうに考えております。

若林委員

 158ページ、159ページの事務事業2、総務管理事務の中の不用額、一番下で区議会資料閲覧用タブレット端末機等購入未執行による残がありますけれども、これはもともと何に使おうとされていたタブレット端末なんですか。

浅川総務部総務課長

 これは、こういった議会用端末がございます。これは、仮に管理職が増えた場合とか、故障した場合に備えて予算措置をしたわけでございますけれども、令和2年度につきましてはそういったものがなかったので執行しなかったということでございます。

若林委員

 ということは、決算で今回使わなかったということですが、予算化はこれからも続けていく。結局、予備の購入費用ということでこれから予算にはのせていくということですか。

浅川総務部総務課長

 予算はこれからということでございますが、同じようなことで、やはり議会対応等しっかりしていくという意味で、足りなくなってしまうということはそれに支障が生じますので、一定程度は予算として計上させていただくというふうなつもりでおります。

若林委員

 何台分を、これ、考えている予算になっていますか。

浅川総務部総務課長

 令和2年度につきましては5台分でございます。

大内委員

 これってさ、予算のところで見るとどの部分に入るんですか。

浅川総務部総務課長

 予算で言いますと、総務管理事務でございますので、もし説明書をお持ちでいらっしゃいましたら、120ページの中段にございますけれども、事務事業2の総務管理事務の中に入っているということでございます。(「その中のどれかって」と呼ぶ者あり)事務費に入ります。

大内委員

 じゃ、これ、5台用意した場合は消耗品費になるの。

浅川総務部総務課長

 これは項目は事務費ということで、消耗品・印刷等ということになってございます。この「等」のほうに含まれてございますので、消耗品ということではございません。

大内委員

 そもそも区議会の資料閲覧用なんだけども、それ以外では使っていないんですか。皆さんが例えば、多分それだとみんなで会議できるのかな、使って。そういうのはやっていなくて、本当に議会の閲覧用だけなんですか。

浅川総務部総務課長

 もともとそういう用途でこれは調達しているものでございます。ただし、庁内のウェブ会議が、その必然性はあるにもかかわらずなかなかできないという中で、正式に情報システム課等の中で調達ができるまでの過渡期といたしまして、特別な場合については必要な部で起案をしてもらって、総務のほうで許可をして暫定的に使っているということはございます。

 なお、すみません、先ほどの私の答弁で、消耗品費でないと言ってしまいましたけれども、これは消耗品費でございますので、申し訳ございませんでした。

大内委員

 いや、閲覧用以外に使っちゃ悪いとか言っているんじゃなくて、今言ったウェブ会議だとかなんかいろいろ、ウェブ会議ができるような使用とかいろいろやっているんじゃないのかな。そのときにそれを使っているんじゃないのかなと思っているんですけども、要するに、そういうのは、細かく言わなくてもいいけど、何回ぐらいやったとかあるんですか。

浅川総務部総務課長

 暫定的に使ったということは、何回あるかということについて今資料が手元にはございませんけれども、大体5回から10回ぐらい、こちらのほうでこういうことで使うということで承認したことがございます。

大内委員

 そのタブレットは、管理職の皆さん、ふだん持ち歩いて、家に持ち帰って、家でウェブ会議をやったりすることもあるの。

浅川総務部総務課長

 そこまでは実際は申請があったり許可したりということはございません。あくまでもこれはいつ議会が開かれても直ちに持ってこられるようにということで、議会運営の支障になってはいけないということがございます。ただ、そうならない範囲でウェブ会議ができるようにということは柔軟に考えております。

大内委員

 せっかく配られているんだから、いや、今回みたいな新型コロナみたいなときに、課長も場合によっては感染して自宅待機になったり濃厚接触者になったりしたり、いろんな場合があるんだけど、そのときにこのタブレットを使って仕事とかはしていないの。

浅川総務部総務課長

 一般的にリモートワークということでこれを使っているということはございません。ただ、ウェブ会議を必要に応じてして、実際のタブレットがないということについては柔軟に考えさせていただいて対応しているということでございます。

海老沢総務部長

 現在のところ議会棟以外のところはWi-Fi環境がありませんので、接続がなかなかできないと。議会棟に来ないと今接続ができないと。区役所側のほうで使う場合にはWi-Fiルーターが要りますので、ポケットWi-Fiという、それを使わないと接続できないような形になっているという状態なので、すぐに使えないという状況でありますので、そういった使い方はほとんどしていないということでございます。

大内委員

 いや、さっき、でも、ウェブ会議をやったと言ったじゃない。そのときはルーターをどこからか持ってきてやっているということなの。

浅川総務部総務課長

 そうでございます。その使い方につきましては、どういう環境があって、どういうふうに対応できるかというのは、必要がある部のほうが考えて申請してきておりまして、それに対して支障がなければ使っていただいていいということでございます。

大内委員

 今後、どういった形で皆さんにそういったタブレットが――もう小学校全員に渡るようなものなんだ。それを管理職が1人1台専用のを家へも持って帰れるというか、常に持ち歩くものがないというのはまたちょっと遅れているんだと思うんですよ。だから、これ、あくまでも基本的に最初は議会の閲覧用とかいうことなんだけど、とはいっても、ほかでも十分使えるわけだから、そういったことは考えていないの。

浅川総務部総務課長

 今ウェブ会議を全庁的に支障がない形で広くやっていこうということを考えている一環でございまして、必ずしもその中でこれを使うという位置付けを取るかどうか分かりませんけれども、総務課という立場としては、議会に支障がない限りは、それは柔軟に対応していきたいと思っております。

平山委員

 ごめんなさい。ちょっと今のやり取りで気になって。消耗品とおっしゃったんだけど、これって減価償却の対象じゃないんですか。

浅川総務部総務課長

 ただいまは、消耗品なのか備品なのかという、そこの切り分けが10万円ということになっておりますので、1台当たりそこまでしていないので消耗品ということでございます。

平山委員

 あれはあくまで購入の基準ではなかったんですか。消耗品と備品の違いというか。もう10万円以下はどんな備品であっても消耗品扱いに今なっているということなんですか。要するに、資産にはならないということなんですか。

吉村会計室長

 今お尋ねのパソコンについては、10万円以上については備品ですけれども、今回の金額を見る限りでは、予算上の5台という考え方を見ると消耗品で扱われるんじゃないかということで、先ほど総務課長が答えたのかなというふうに考えます。

平山委員

 これ、リースにされない理由は何なんですか。壊れたらみたいな話をされていたから、壊れたんであればリースで替えてもらえますよね。

浅川総務部総務課長

 すみません。ちょっと答弁保留させていただきます。

主査

 答弁保留を除いて、他に質疑はありますか。

長沢委員

 154ページの1目の総務費は総額で32億9,551万8,000円です。ただ、これ、当初予算では33億1,604万4,000円ですね。補正で2,149万7,000円を減額しているんだけど、これの減額の主な中身は何ですか。

主査

 ちょっと分科会を休憩します。

 

(午後1時46分)

 

主査

 分科会を再開します。

 

(午後1時46分)

 

長沢委員

 申し訳ない。そうしたら、先ほど中村委員のが聞こえなくて申し訳ないんだけど、158ページと159ページの東北復興祈念展・東北復興大祭典の従事職員の時間外勤務手当のところで、ごめんなさい、やり取りが聞こえなかったんだけど、これが予算額としては13万5,000円だったのかな。それでこれは12万円なんだけど、今仕切りで、ごめんなさい。間違えちゃったんだけど、言ってみれば、全体の人件費として職員手当としてある時間外勤務手当と、ここは別途にこうしているというのは何か理由があるんですか。

浅川総務部総務課長

 こちらは時間外手当、それから今回はないんですけど、旅費とかも含めては、それは事業費の中に入ってございますので、一般的な人件費とは違って、こちらのほうの総務費の中の東北復興大祭典というところで見積もっているものでございますので、その金額になるわけです。

長沢委員

 そうすると、決算として節として職員手当等と。でも、そっちには入る。節として分けたときには入るんですか。つまり、こういうのって、いや、ほかにも事業としては行ったりするんですか。職員の方の時間外――ごめんなさいね。これは後でということだったんだけど、時間外手当はありますね。別途しているね。予算としてもそうやって取っているんだろうと思うし、執行して、決算としてこうやって表れている。こうやって事業としてここは別な形で予算組みをしている。これ、何ゆえそういうことをするのかな。もっと言えば、じゃ、ほかにも、例えばいろいろ区が直接間接関わった形でのあれって、こういう形で事業費の中で従事した職員の方の時間外という形で予算計上し、執行しているというのはあるんですか。そこも併せて伺いたい。

浅川総務部総務課長

 職員に対して支払うという意味では一般的な給与等と同じではございます。そういう意味では同じでございますけれども、この超過勤務手当であるとか旅費だとかということにつきましては、この中ではそれぞれの事業にひもづいて、その規模でありますとかに基づくものということで、実際にここに明示しているかどうかは別といたしまして、その事業ごとについているものでございまして、分科会の中でもそのような審査をしていただいているところでございます。

長沢委員

 そうすると、これは別にレアケースではなくて、そういったことはあるということですか。決算のときに、これは明記しているけど――していないけども、今、旅費のことも言われたりしたけど、そういったものは事業費の中で盛り込まれていると。そういう理解でいいんでしょうか。

 ついでに聞いちゃうね。さっき言った節の中での割り振りとしては、そうはいってもそれはきちんとどこかに入れていく。これで言えば時間外のところだから職員の手当等で、これのところに入っている。いわゆる決算調書の中では、そういう理解でいいですか。

浅川総務部総務課長

 基本的にはそのとおりでございまして、特に各事業の記載の中でそこを取り出して記載しているものは記載しているということでございます。例えば今回特徴的なものでは、後で出てきますけれども、特別定額給付金のときに超過勤務がどのぐらいかかったかというようなこともありまして、そういうのは書き方として特徴的なものとして書いているものでございます。考え方は同じでございます。

主査

 さきほど答弁保留としていた回答です。

浅川総務部総務課長

 すみません。先ほど答弁保留をさせていただいた部分につきまして回答いたします。リースにつきましては、買取りに比べまして、分割支払いのため、例えば5年間なら5年間という金利負担をすることになりまして、トータルとして多額になるということで、買取りにするかリースにするかはそのときの判断によるということでございます。その結果、当時は入札に付しておりまして、競争性が確保されているという中で買取りにしたというものでございます。

平山委員

 理由が分かればいいです。学校はリースじゃないですか、学校のiPadは全部。それはそれ、そういう理由があるわけでしょう。入札にかけてということは、最初は一定額まとまっていた。これが調達ガイドラインの対象になるのかどうか分からないけど、必ずどっちにするかということを検討して仕様を考えていってということになるんで。だから、ぱっとお答えが出なかったのがちょっと驚いただけで。はい、分かりました。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、158ページから161ページ、2目文書・情報公開費について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、160ページから161ページ、3目法務・法制費について質疑はありますか。

内野委員

 事務事業1、法務事務のところで例規検索システムデータ更新等委託とあるんですけども、これは判例ベースとかのデータベース系のものを更新する。それのための委託ということでしょうか。

浅川総務部総務課長

 委員おっしゃるとおりでございます。

内野委員

 これはもう既存のデータベースが入っていて、それの更新という理解でよろしいですか。

浅川総務部総務課長

 はい、そのとおりでございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、160ページから163ページ、4目秘書費について質疑はありますか。

大内委員

 新型コロナの影響で区長交際費がかなり使われていないんだけど、これ、逆に使われたのというのは早い時期で使われたの。

高村企画部広聴・広報課長

 そのとおりでございます。

大内委員

 もうちょっと具体的に何か、ちょっとさ。

高村企画部広聴・広報課長

 一番大きいのが時間外の部分です。いわゆる夜ですとか、それから土曜日、日曜日の出張が全体としては減っております。

大内委員

 いや、交際費ではどういうのに去年は使われたんでしょうか。

高村企画部広聴・広報課長

 交際費ですが、4件でして、会合の関係が1件、それから慶弔の関係が2件、渉外の関係が1件でございます。

大内委員

 慶弔費というのもこの交際費から出るんですか。

高村企画部広聴・広報課長

 そのとおりでございます。

大内委員

 ありがとうございます。

 あと、区長車の雇い上げは、人と車、両方入っているんですか。で、年間の金額なんですか。

高村企画部広聴・広報課長

 そのとおりでございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、162ページから165ページ、5目特別定額給付金費について質疑はありますか。

中村委員

 すみません。総括質疑でも聞いたんですけれども、特別定額給付金のところ、少し細かく聞かせていただきたいなと思うんです。中野区、この特別定額給付金がかなり早く実施をされて、区民の方にも非常に好評だったと思うんですけれども、ちょっと時系列で教えていただきたいんですが、その日付というんですかね。国からの通知が来て、いつ発送作業というか、そういった事務を始めて、発送をされて、入金までの時間というんですかね。そこら辺、ちょっと教えていただいてもよろしいですか。

浅川総務部特別定額給付金担当課長

 時系列ということなので、ちょっと羅列になってしまいますが、令和2年4月20日に新型コロナウイルス感染症緊急経済対策ということで閣議決定されたものでございます。通知を区が受け取りまして、4月27日、区として特別定額給付金担当課長以下の体制をしいたところでございます。続く5月1日には中野区議会臨時会で補正予算(第2号)ということで議決を頂いたものでございます。343億円余を計上させていただいたということでございます。続く5月8日にはオンライン申請の受付を開始いたしまして、5月11日、コールセンターを開設しました。細かな事務のところは除きまして、5月15日に申請書を区民の方に対して発送することができまして、5月18日から実際の申請の受付を開始したところでございます。

 5月22日には初回の支給ということで、およそ100世帯、1,540万円の支給をしたということでございます。5月28日には2回目の支給ということで、この状況において6,562世帯に支給をして、以降、順次支給をしているところでございます。8月18日にオンライン、郵送とも受付を締め切りまして、これは国、全部そうなんですけれども、締め切ったということでございます。この間を含めまして、総務委員会において実施状況の報告を3度させていただいているところでございます。

中村委員

 ありがとうございます。他区と比べても大分早かったという印象も残っておりますけども、この早かった原因というか、理由というか、区としてはどのように分析をされているんでしょうか。

浅川総務部特別定額給付金担当課長

 一般質問でもお答えをさせていただいたところでございますけれども、まず国から基本的な業務フローというものが届けられまして、それを分析しましたところ、異なる種類の事務を事業者に委託しなくてはいけないということで、全国の自治体でいち早く住民に給付を届けようと制度構築の競争状態にあったところでございます。早急に構築するためとして、いわばオール・イン・ワンをうたうような事業者さんからも営業があったんですけども、それぞれの業務の専門事業者と契約をしたほうが小回りが利くと判断いたしまして、それぞれに正確で迅速な事業者を探して契約できたということでございます。それを担当としてコーディネートしながら支給事務ができたということが結果的にはよかったのかなというふうに思ってございます。

中村委員

 ありがとうございます。先ほどオール・イン・ワンの事業者からもそういった営業があったということだったんですけど、時にはそういった全て一括でできたほうが早いときも中にはあるのかなというふうに思うんですけど、やっぱり国から急に下りてくるというか、こういった事業って時々あるわけじゃないですか。こういったときにどれだけ早く対応ができるかというところはすごく大切だなと思っていて、こういったノウハウを次につなげていく必要があるのかなと思っているんですが、そこら辺はどのようにお考えでしょうか。

浅川総務部特別定額給付金担当課長

 今、委員おっしゃいましたとおり、いろいろなケースはあるかと思いますが、そのように給付金を国のほうから来ていち早く届けなきゃいけないということは必ず出てまいりまして、そこがどこの担当かは別として、前回どうだったということは必ず情報を共有し合うことになりますので、今回の例も今後の参考に生かしていきたいと思っております。

中村委員

 ありがとうございます。

 あともう一つ、人のところなんですけれども、国から来るこういった事業って、大体時間外勤務手当のところはお金として見られるんですけど、常勤職員の稼働のところまでは見られないわけじゃないですか。今回に関しては区の常勤職員の稼働の部分でどういった体制が組まれたのか教えていただいてもよろしいですか。

浅川総務部特別定額給付金担当課長

 特別定額給付金担当課長を4月27日に置くとともに特別定額給付金担当を総務課内に設置したところでございます。体制といたしましては、課長1名、担当係長1名のほか、職員といたしまして、総務課内部の職員のほか、部や課をまたいでの全庁的な応援体制をしきまして、兼務という形も含めて、それぞれもともとの事務との引継ぎもしながら、そのときの事務の繁閑に応じまして3名から8名の体制をしき、従事をしたということでございます。

中村委員

 ということは、3名から8名で、課長と係長が1人ずつということなので、最大で10名だったのかなという体制だったということなので、結構な人の稼働なわけですよね。こういったところが、ほかのこともそうなんですけれども、国から見られないというところに関しては、今後も引き続き、全国的にそうなのでなかなか難しい部分もあるというのは承知はしているんですけれども、そういったところもぜひ要求はしていっていただきたいなというふうに思います。

 次の新生児特別定額給付金も総括質疑で聞いたんですが、ここの支給人員のところで、この年度はだと思うんですけど、1,789人となっているんですが、令和2年度終わってから令和3年度のところでも支給している方がいらっしゃると思うんですけども、合計で何人だったのかというところを教えていただいてもよろしいですか。

浅川総務部特別定額給付金担当課長

 これは、今、委員おっしゃったように、繰越しを議会のほうに承認していただきまして、令和3年度も引き続いて支給をしてきたところでございます。若干まだ事務費が出るというようなこともあるかと思いますが、実際に区民の方にお届けするという部分につきましては事実上終わってございますので、その結果ということでございます。令和2年度と令和3年度を累計いたしますと、まず対象世帯は1,999世帯でございます。この中には双子さんもいらっしゃいますので、子どもの数としては2,018人でございました。両年度合わせまして支給をした世帯は1,987世帯、2,006人分ということでございまして、支給額は1億30万円ちょうどでございます。対象に対しまして99.4%の支払いができたということでございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、166ページから167ページ、2項職員費、1目人事費について質疑はありますか。

長沢委員

 事務事業2、組織・人事のところの人事・給与総合情報システム改修委託とありますけど、簡単に言うと、どういうことをされたということなんですか。

中谷総務部職員課長

 会計年度任用職員制度の導入に伴いまして令和2年度に実施する部分、一部残っていた部分についてシステムの改修を行ったというものでございます。

長沢委員

 あと、ここのところで聞いていいのか。来年度の職員の採用についてはどの時点で決めていくことになるのかというのが1点。

 もう一つは、そのためには各部各課から要求というか、何人必要だとか、そういうのが出てくると思うんだけど、それについてもどういう形で、職員課のほうで一定そういうのを束ねるわけでね。そういうことにおいては、それ自身においては各部各課に対する――各部でいいのかな。各課から部、部からということになるから。そうなると、それ自身はどういう形で返していくというか、返答していくのか。それを教えていただけますか。

中谷総務部職員課長

 まず、来年4月1日付の採用のスケジュールに関して言いますと、最初に特別区の人事委員会のほうに需要を出すのが例年、来年4月1日の部分で言うと今年1月頃になります。実際、その後、募集や、また選考が今まさに行われている最中なんですけれども、そこで最終的に採用が決まっていくわけなんです。ただ、今年度の採用を実施している中でも何回か追加需要というのが出せるようになっていまして、実際その採用者数というのは、年度途中の普通退職とか勧奨退職の人数などによって現員が想定以上に減った場合には追加で採用する必要も生じるということから、年度内においても採用者の人数というのは随時見極めて需要を出しているというところでございます。

 また、各部の定数のことなんですけれども、定員につきましては、来年4月1日以降の定数の配分はまさに今検討しているところなんですけれども、最初に夏の段階、7月ですとか8月にかけて各部とヒアリングをして、各部の需要を精査しているところでございます。もちろん、職員の現員数には限りがありますので、その枠の中でどういった配分をするか。その優先順位の見極めをしながら数字を固めていくということでございます。最終的にその中で、特に職種間の事務職で何人、技術職で何人必要かというのを見極めた上で来年度の需要数に結びつけていくという作業を年度を通して行っているところでございます。

長沢委員

 各部とヒアリングをしてというお話で、そういうところで職員課としては実際の各部の――もちろん、そこでの需要が、要するにこれだけの人数が欲しいんだというか、そういうのの把握は当然しているんだと思うんだけど。ただ、それ全部に満額で回答していくというのは当然無理なんだけども。だから、そことの関係において、職員課としてはもちろん現場のことを知らないといけない。当然ヒアリングのところで、こういうことがあって新しい事業も行うと。そのために要るよと。あと、これはこの後のところで聞いたほうがいいのかもしれないけど、今現在においても職員が足りない。病欠なり病気休職なりがいて、それを何とか補っているけども、やはり職員をちゃんと増やしてねというようなのがもろもろあると思うんでね。職員課としてはそういうのを束ねていってなんだけども、でも、どこかでやっぱりその判断というか、どうしますというのはあると思うんだけど、そういうのは実際には現場とか、やっぱりそういうのをきちんと把握しないといけない。その仕事のいわゆる働き方というのも含めてなんだけど、そういうのっていうのは具体的にはどういう形で進められているということになるんですか。

中谷総務部職員課長

 まずは、各部のヒアリングをする中で政策的な必要性の判断をします。また、実際の休職者や病気休暇などの欠員の状況や超過勤務や年休の取得状況なども見て、各部各課の負担に偏りがないかといった観点からも精査をしてございます。一旦、職員課として精査した案を政策調整会議の場で区長、副区長等にも御覧いただいて、最終的に職員課の行った精査というか、査定の結果でよろしいかという判断を経た上で各部にフィードバックをしているところでございます。

若林委員

 予算の段階で人事評価システム導入開発委託、これが1,975万1,000円あったと思いますが、これはどうなりましたか。

中谷総務部職員課長

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う財政状況を加味して、全額補正予算において減額としてございます。

若林委員

 補正で減額されましたね。今後、人事評価システム導入の開発、これはどのように考えられていますか。

中谷総務部職員課長

 構造改革実行プログラムの中でも記載されておりますけれども、やはり必要性が高いことから、来年度の構築を目指して予算のほうは要求していきたいというふうに考えているところでございます。

若林委員

 新型コロナウイルスの感染の状況により財政が逼迫する中で、これは今は必要ないということで減額補正をしますと。で、構造改革というのは、この逼迫した財政を何とか立て直そうというものの構造改革の中で、今度、人事評価システムは構造改革によって復活する。そんなイメージでいいですか。

中谷総務部職員課長

 確かにコスト面で見るとどうなのかという御指摘はあろうかと思うんですけれども、ただ一方で、人事面で見たときに、人事評価や、また適性、キャリアデザイン等に関する情報を人事評価や、またその後の人材育成、適切な人員配置に結びつけていく。そういった構造の部分を適切に進めていくためには必要性が高いということを改めて検討した結果、判断したというものでございます。

若林委員

 必要性が高いというのは理解はするんですけれども、何でかな。普通に考えて、財政が逼迫しているから全額補正、減額したと。でも、構造改革によってまた復活すると。その必要性というのを、何で初めの段階でそれをもっと主張しなかったのか。もっと必要性をアピールしなかったのか。そうすると、構造改革って今度は何なのという話にもなる。区と我々とちょっと考え方が違うんで、財政をいかに縮小していくかというのをうちらは考えているんだけど、そちらさんはそうでもないんで、そこの違いがここに出てくるのかなと思うんですが、いかがですか。

中谷総務部職員課長

 必要性においては、最初に令和2年度予算が編成されたときから現在に至るまで必要性の部分は変わらないんだという認識をしてございます。ただ、その時期の問題で、新型コロナウイルスの感染拡大があって財政状況の見通しがつかない中、その当時の判断として、時期的にその令和2年度にタイムリーに執行するのは延期する必要があったんだというふうに受け止めてございます。

若林委員

 時期的にと言われるとね、今の環境によって、それで逃げられちゃうんだけども。普通に考えて、減額したものが何でまた構造改革において復活するのかなというのがものすごい腑に落ちないところなんですけど。今後やっぱりこういうのもちゃんと先を見据えていろいろ考えた上で計画というものを立てていかなきゃいけないのかなという何か象徴みたいなものだなと思うので、今後こういうこともいろいろ考えながら進めていっていただければなと思います。要望にしておきます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 166ページから167ページ、2目人材育成費について質疑はありますか。

長沢委員

 ちょっと職員研修経費のことで伺います。これ、総務の資料72、職員研修のということでいろいろやられているということなんですけども、もともとというか、大本として職員さんの研修というのは何か計画というのはあったんでしたっけ。

中谷総務部職員課長

 毎年度研修計画を立てて実施しているところでございます。

長沢委員

 それで、何年目であるとか、採用2年目とか、採用3年目とか、主任や係長とか、そういうのが出ているんだけども、そういった人材の育成をしていくというところの、言ってみれば、毎年こういう研修をやりますよというさっきの御答弁だったと思うんだけど、そうじゃなくて、もっと長期的なというか、要するに、そういったものというのは区の中で何かお持ちなんでしたっけ。要するに、そういうのって別に口外するものじゃないから内規的なものとして何かつくられているとかというのもあるんですか。それとも、例えば23区の中で、今どうなっているんだろう。研修というのは中野区独自でやられているほうが多いんですかね。特別区で、23区でやっているとか、民間の研修も含めて、それは区独自で設定してやられているのかな。いずれにしても、そういった育成的なものとしてのこういう研修も位置付けた、研修だけじゃないけども、そういったものというのは、そうすると――ごめんなさい。研修だけじゃないけどもと言っちゃうから、育成計画みたいのというのもあるんでしたっけ。

中谷総務部職員課長

 職員研修実施計画を毎年度定めているんですが、この中で研修を体系的に計画をしていまして、各種職層研修ですとか、また実務研修など組み合わせた体系的なものとなってございます。また、区が直営で実施する研修のほか、特別区研修所の共同研修も網羅していまして、特に専門研修などはそういった共同研修を活用する形で実施しているところでございます。

長沢委員

 今の研修の実施計画、毎年度のでもいいんだけども、こうやって何名、何名出ましたとか出ていますね。これというのは、一応予定をされている方はおおむね受けられているということでいいんですか。例えばその年どうしても受けられなかったら翌年に受けるなり、あるいは同じ年でも別な日に設定して、ちょっと個別でのというのは難しいのかもしれないけども、何らかの形でフォローしているとか、その辺はいかがですか。

中谷総務部職員課長

 研修にもよりますけれども、欠席の場合に、翌年度以降、未受講者も対象に含めて実施をしているところでございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、168ページから169ページ、3目福利・健康管理費について質疑はありますか。

長沢委員

 目が分かれているからどうしてもこういうふうになっちゃうんですけど、ここもちょっと。さっきちらっと言ったけど、病欠、病気欠勤、病気休職、これ、前にもちょっと質問させていただいたんだけども、今回も出ているのかもしれないですけど、非常に多いんじゃないかと。あのときの御答弁、ちょっと忘れちゃったけど、横ばいぐらいだったのかな。微増だったのかな。そういうあれなんだけど、それにしても一定出ているということで、これ、本当に解決していかなくちゃならない課題だというふうに思っております。改めてなんだけど、その点の改善策というんですかな。所管というか、職員課として考えていることがありましたらお願いしたいんですけど、いかがですか。

中谷総務部職員課長

 メンタル不調を職場で職員が起こさないように、特に管理監督者の配慮が非常に重要なんではないかなというふうに考えてございます。安全衛生委員会などを通じてそういった部分の注意喚起といいますか、啓発等を進めて、よりよい職場環境の実現を進めていきたいというふうに考えてございます。

長沢委員

 それで、私、今、他の区のとか、あるいはほかのところでのそういう根拠、エビデンスはないんだけども、以前、メンタルヘルスのあれが非常に民間のところで問題になってというか、今様々な改善策とかいろいろ取られているけど、でも、一定やっぱり出ているんだよね。東京都かなんかがものすごい数が出たというのをメディアかなんかでも取り上げられたことがあったりして、意外と公務の職場というところでも非常に多いのかなというふうにそのとき感じた次第なんですよ。

 それで、比較検討なんだけど、これって、ある意味ではどこの自治体においても同じような傾向はあるかもしれないんだけども、それにしてもこういう形で何とか改善を図っているような、そういうのを御承知だったらあれだし、他の区のというのは、それは職員課としては、課長さんとしては一定つかんでいるんですか。毎年のそういう、例えば中野で、やっぱり病気休職なり病欠なり、休職が出ていると。中には、もちろん身体的なものもあるんだけども、メンタルとか。そういう中で、もちろん力を入れられているということはそのとおりだと思うんだ。やられているとは思うんだけども、そういうところで何か学ぶべきというかね、他区のところであったらちょっと教えていただきたいなと思うんだけど、いかがですか。

中谷総務部職員課長

 特にメンタル不調対策ということで、今のメンタル不調者の数を見るとやはり横ばい傾向ではあるんです。なので、これまで特別に他区の先進事例みたいなものを調査してというようなことは行ってはないんですけれども、各職場の、また職員課での実務を通じて、より配慮を細かくしていくことで対応してきたところではあります。ただ、今、委員御指摘のあったようなほかの自治体に参考になるような事例がないかとかいうのは調べていきたいというふうに思います。

長沢委員

 それで、今度ちょっと視点を変えてというか、そういう方がお休みになっています。現場のほうでは当然ながら人が足りないから困るよね。こういうのは何ていうのかな。代替職員の採用をしていく。これが、要するにこの年度から会計年度任用職員として採用をしていくんで、この場合の手続的なというか。つまり、代替職員を入れてほしいんだというんだけど、意外とすぐに入ってきませんという声もよく聞くんですよ。これって、これまでの臨時職員という形でいろいろ、アルバイトを含めて、会計年度任用職員という形になったがゆえにということもあるんですか。

中谷総務部職員課長

 基本的には採用のスケジュールの部分なので、確かに会計年度任用職員になって、一般職の職員になって、手続が職員課の中では特に増えたという部分はありますけれども、でも、臨時職員の頃と比べて特に制度変更によって特別に配置までの期間がすごく長くなったとかいうことはないというふうに考えています。

長沢委員

 もともと制度のあれとして変わって、会計年度任用職員ということで、そういう意味では処遇というか、一定の制度の中でなってきたから、働く方にとってみてはいい面が生まれたんではないかというふうに思うんだけど。いずれにしても、繰り返しになりますけど、やっぱりそういった形をもともと根絶させていくというところでいろいろ頑張ってもらわなくちゃいけないところはあると同時に、職員のところでは、先ほどのあれはあるんだけど、いわば採用の上ではね。これはやっぱり会計年度任用職員にしてもそうだし、今、任短、任期付きの採用もあるんだけども、現実に原則としてというのは職員採用というところに任用でちゃんとやっていくというところがやっぱりますます今求められると思うんですね。もちろん、構造改革実行プログラムなどで職員の組織や人事のことについていろいろ見ていこうというところもあるんだけども、その点については職員課としてもしっかりと実態としては把握もしてもらいながら、必要なところの職員採用というところに頑張っていただきたいな。これは要望しておきます。

若林委員

 メンタルヘルス相談委託、これ、委託先というのを教えていただけますか。

中谷総務部職員課長

 医療法人社団こころとからだの元氣プラザと、それから医療法人社団の神田東クリニックでございます。

若林委員

 この相談の状況というのを教えていただけますか。

中谷総務部職員課長

 精神科医等の面談を定期的に実施しているんですが、予約制で職員の相談に応じているところなんですけれども、ほぼ予約がいっぱい埋まっているような状況でございます。

若林委員

 予約が埋まっているというのは、数的にというか、教えていただければ。

中谷総務部職員課長

 昨年度のメンタルヘルスに関する相談業務の実績なんですけれども、精神科医が合計で197件、臨床心理士が124件、保健師が396件で、全体で717件の実績となってございます。

中村委員

 今のところなんですけれども、メンタルヘルス相談委託のところの金額が少し増えているんですが、それはどういった理由からなんですか。少し懸念をしているのは、新型コロナの影響もあって、一部の職員というか、一部の部署に、保健所だったりとか結構負荷がかかっているような状況で、そういった部分でこういったところが増えているんじゃないかというところを懸念をしているんですけれども、そこら辺はどのようにお考えなのかというところと、ここの委託費用が増えたところの理由を教えていただければと思います。

中谷総務部職員課長

 若干委託経費が増えている部分というのは、常駐している保健師の体制を少し強化したところがございます。それから、新型コロナの影響の部分なんですけれども、こちらは令和元年度と比較すると少し減少していまして、全体の相談の件数は令和元年度が802件で、昨年度は717件だったと。減少はしております。ただ、決して少ないわけではなくて、平成30年度は543件だったので、それと比較すると全然多い状況でございます。ただ、予約できるこまの中ではかなりの執行率というような状況です。前年度から減少している理由としてなんですけれども、委員会資料で出ているのが実人数の部分だと増えているんですけれども、時点を区切った実人数でなくて、年度全体の延べ人数で見るとメンタルヘルス不調の人数が若干減っていまして、その影響で相談件数も減っていたのかなというふうに考えています。

中村委員

 分かりました。保健師の体制を強化したところが理由だというところです。

 その上の職員健康診断・ストレスチェック委託なんですけど、これって何年契約で委託をされているのか教えていただけますでしょうか。

中谷総務部職員課長

 基本的には単年度の契約なんですけれども、プロポーザルを実施してやっておりますので、基本的には5年間は特別問題がなければ更新といいますか、継続といいますか、同じ業者を指定して締結をしているところでございます。

中村委員

 次のプロポーザルの時期というのはいつになるか教えていただけますか。

中谷総務部職員課長

 来年度プロポーザルを実施して、令和5年度から新しい契約になるものでございます。

中村委員

 ありがとうございます。というのは、昨年質問をさせていただいた肺がん検診のところですね。ぜひそこは次のプロポーザルのところでは見直しをしていただきたいというふうに思っておりますので、そこはよろしくお願いいたします。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、170ページから171ページ、3項施設費、1目施設保全費について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、170ページから173ページ、2目庁舎費について質疑はありますか。

中村委員

 庁舎管理のところで、171ページの下のところなんですけれども、庁舎管理業務委託、いろいろ清掃業務とか警備業務とか電話交換業務、廃棄物処理委託、樹木管理委託等々あるんです。これ、以前、我が会派の酒井議員からも質問させていただいているんですけれども、新庁舎に向けてこういったところのスケールメリットのところも検討すべきじゃないかというところで質問させていただいていると思うんですが、そこら辺の検討状況って今いかがですかというところをもし教えていただければと思うんです。

中村総務部新区役所整備課長

 新庁舎の庁舎管理的な内容につきましても検討のほうは行ってございまして、新庁舎は現庁舎に比べまして施設規模も大きくなりまして管理する内容も変わってきますので、その辺の具体的な内容については検討中でございます。

中村委員

 先ほどの特別定額給付金じゃないですけど、やっぱり分けたほうがいい部分もあったり、逆にまとめたほうがよかったりという、いろんなケースがあるとは思うんですけれども、そこら辺はぜひ検討していただきたいなというふうに思っています。

 それから、以前にこれも酒井議員からの提案で、コールセンターの設置だったりとか、そういったところで職員の仕事の効率を上げていく。そういったところもぜひ今後検討していただきたいなというふうに思いますが、そこはいかがでしょうか。

中村総務部新区役所整備課長

 御質問いただいたコールセンターについては今のところ設置する考えはございませんけども、区民の方に適切に情報提供できますように今後検討してまいります。

平山委員

 このコロナ禍の中で、庁舎費でというか、庁舎担当として感染対策のために使われた費用というのはないんですか。

天野総務部新区役所建築担当課長

 庁舎管理において新型コロナウイルス感染症対策という意味で言いますと、例えば消毒液の設置ですとか、そういったことをやっております。また、例えばレイアウトの変更なんか希望があった場合には、それに応じて執行委任を受けて対応するといった、間仕切りの変更ですとか、そういったことをやっております。

平山委員

 要するに、それ以外の部分というのは各部署が負担をするということなんですかね。新型コロナのやつは「新型コロナ」と書いて載っているじゃないですか。そう理解すればいいですか。例えば役所に入ってくるときに検温みたいなものがありました。あれは庁舎の費用ではないんですか。

田邉総務部防災危機管理課長

 昨年度の温度検査の機器代につきまして、防災のほうで担当させていただいております。

平山委員

 今年度はどうなんですか。

田邉総務部防災危機管理課長

 今年度は年度初めに施設課のほうに事務が移りまして、今年度は施設課のほうでやっていただいているということでございます。

平山委員

 いやいや、そのほうがいいと思って。単発的なものであれば危機管理なんでしょうけど、多分しばらく続くでしょうからね。ずっとそうというのもどうかなと思ったので。

 あと、令和2年度は光熱水費等々は変化はなかったですか。

天野総務部新区役所建築担当課長

 光熱水費に関しましては、電気料金、ガス料金とも結果としては総額として減っている状況でございます。というのは、燃料費というんですか、いわゆる燃料調整費の減額幅、こちらが昨年度に比べて大きく減っていますので、そういった面の影響が大きく出た関係で総額としては下振れしている方向で、結果的にそういう状況になっているというような状況でございます。

若林委員

 庁舎管理業務委託、これはどこが、委託先を教えていただけますか。

天野総務部新区役所建築担当課長

 委託先でございますけれども、一つずつ申し上げますが、まず清掃業務でございますけれども、今年6月までは株式会社クリーン工房のほうにお願いをしてございました。ちなみに、今年度、それ以降ですけれども、7月からは契約が更新というか、入札更改になっておりまして、株式会社聡信というところに7月1日からは契約先が変更となってございます。

 続きまして、警備業務委託でございますが、こちらも令和2年度及び本年6月までは株式会社武翔総合管理に委託をしてございました。こちらも契約の変更時期ということがございまして、7月1日からは株式会社KSP・WESTというところに委託先が変更となってございます。

 電話交換につきましては株式会社クリーン工房に委託をしてございます。

若林委員

 電話交換は工房……。

天野総務部新区役所建築担当課長

 庁舎の電話交換業務につきましては株式会社クリーン工房でございます。庁舎の清掃業務を今年6月まで受託していたところと同じところで行っております。

若林委員

 廃棄物処理委託、これは。

天野総務部新区役所建築担当課長

 廃棄物処理委託ですけれども、これ、大きく四つに委託内容が分かれてございます。一つが廃棄物、いわゆる可燃ごみ、不燃ごみの処理ですけれども、こちらが株式会社小川商会。2点目、古紙回収、いわゆるリサイクル紙の回収ですけれども、こちらが小田商事株式会社。3点目、びん・缶の資源回収ですけれども、こちらが株式会社武蔵野。あと4点目、最後ですけれども、蛍光灯及び乾電池の再資源処理、こちらにつきましてはJ&T環境株式会社となってございます。

若林委員

 これというのは、区内業者のものってどれが当てはまりますか。

天野総務部新区役所建築担当課長

 基本的には区内業者でございますが、先ほど申し上げました蛍光灯及び乾電池の再資源処理の業務、こちらにつきましては区外の業者となってございます。

日野委員

 172ページ、173ページの事務事業2、庁舎維持保全のところ、ちょっと分からないんで教えてほしいんですけど、庁舎保全業務委託、これ、具体的にどういう業務になるんでしょうか。

天野総務部新区役所建築担当課長

 庁舎の保全業務ですけれども、こちらの庁舎を動かしております各種建築設備、空調機ですとか、冷温水発生機ですとか、そういったものの維持管理を行っている業務となってございます。

日野委員

 そうすると、その下のほうにある庁舎維持補修工事費等、こことはまた別になっているわけですね。補修工事、ここの内容というのは具体的にどういったものでしょうか。

天野総務部新区役所建築担当課長

 庁舎の維持補修工事でございますけれども、こちらは補修とございますので、例えば庁舎の一部が壊れたときに補修するですとか、あとは少し機能更新しなきゃいけないということで改修するですとか、そういった工事費的な内容の業務を主に行っている項目となってございます。

日野委員

 そうすると、設備と建物とでやっていることが違うということですね。

 その維持工事費の中で令和2年度の建物設備改修工事、これは例えばどんな工事があったんですか。

天野総務部新区役所建築担当課長

 建物の改修工事でございますけれども、こちらは例えば間仕切りの改修、レイアウト変更に伴う改修ですとか、そういったものを対応してございます。

日野委員

 そうすると、これは例えば組織変更とかがあったときに大体毎年度とか出てくるというような作業ということで認識すればいいのかなというふうに思います。

天野総務部新区役所建築担当課長

 委員のおっしゃるとおりでございます。

日野委員

 こういった庁舎の維持保全の業務というのが新庁舎においてもやはり同じような内容になってくるのか。あとは、先ほどお話もありましたけど、規模に応じて増減してくるという部分もあるのかなというふうに思うんですが、この現庁舎においては庁舎維持保全が1億2,000万円余かかっていますけども、新庁舎でも同じぐらいのコストになってくるのでしょうか。

中村総務部新区役所整備課長

 新庁舎は、現庁舎に比べますと施設規模も大きく変わってきますので、こちらの維持経費がどれぐらいかということは現在不明でございますけれども、適切にそちらのほうの修繕を行ってまいります。

日野委員

 先ほど中村委員のほうから庁舎管理のほうでもまとめられるものはまとめてとかいうのがありましたけども、この新庁舎においてもそういったコスト、固定費としてずっとかかってくるものですから、その辺の削減というか、どれだけ抑えていくかというところはしっかり考えていらっしゃるということでよろしいですか。

中村総務部新区役所整備課長

 新庁舎は設計に当たりましてライフサイクルコストの低減も目指してございますので、そのような視点も十分配慮して検討のほうを進めてまいります。

若林委員

 ごめんなさい。聞き漏らして。令和元年度にはエネルギー管理ってあったじゃないですか。これ、今エネルギー管理ってどうなっているのかなと思って。

髙田総務部施設課長

 環境課のほうに移っております。

主査

 ほかに質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、174ページから177ページ、4項経理費、1目管財費について質疑はありますか。

大内委員

 事務事業3、庁有車管理で、現在、車の保有台数は何台ぐらいでしたか。

吉沢総務部経理課長

 全部で92台になっています。

大内委員

 これは新車とかは買っていないの。

吉沢総務部経理課長

 令和2年度につきましては、この経理のほうで貸出車を新車に替えてはいないです。予算取りの段階で新型コロナの感染拡大もあったということもありまして、来年度等に向けて電気自動車の購入等々については検討していきたいというふうには考えています。

大内委員

 もう先に言われちゃった。じゃ、次の質問。新型コロナとどう関係があるのか分からないんだけどさ。新型コロナで仕事がなくなったから買い換える必要がなかったと言っているのか。まあ、それはいいや。

 要は、電気自動車とか割高になるんだけども、そういったもの。要するに、現在、電気自動車を保有しているのか。あるいは、今後新しく買う場合は電気自動車で買うのかとか、あるいは電気自動車とは言わないけども、半分電気で動くようなとか、例えばそういった考え方。というのは、次の新庁舎へ行ったときに、そうすると、電気のステーションというの、ああいったものも考えなきゃいけないのかなと思うんですけども、その辺というのを併せてちょっと教えてくれますか。

吉沢総務部経理課長

 今後、電気自動車に買い換えていくということにはなろうかと思っています。現状では、経理課のほうで貸出車は2台と、あと環境のほうで1台を導入したというふうには聞いております。現時点ですね。2台が貸出車としての電気自動車を配置しております。10年を経過しますとガソリン車も買換えをということで予算計上していくんですけれども、今般の新型コロナの感染拡大等々もあって、昨年度、今年度については買換えを控えたというところではあります。ただ、現庁舎で電気の配線工事までをして電気自動車に替えていくか等々については検討の余地があるかというふうに考えておりますので、新庁舎に向けてはゼロカーボンシティに向けてということで、そもそもガソリン車自体が販売されないような話も伺っておりますので、その辺の動向を見ながら電気自動車への買換えになっていくのかなというところだというふうに考えています。

大内委員

 いや、カーボンシティだとか、この間、総括質疑で小宮山議員も言っていたけど、あれで年間600万円払うんだったらば、エコカーを買っても、その分ね。全部電気じゃなくても、半分ガソリンだというのもいろいろあるし。そうすると、今ステーションがないから充電はどこか外に行っているわけでしょう。役所の中にあるの。(「庁内にあります。地下にあります」と呼ぶ者あり)地下にあるの。逆に言うと、2台のために。だから、それで今後進めていくということでよろしい。

 ただ、今ステーションも全国的に見ると増えてないんだってね。置いてもあまり利益が出ないから。計画的に車の会社のほうが置けばあるんだろうけど、そうした場合、今度、新庁舎の駐車場にもそういうのって置くの。

中村総務部新区役所整備課長

 新庁舎も電気自動車に対応できますように充電設備のほうの設置は予定してございまして、将来的に電気自動車の普及に合わせまして拡充のほうもできる設計となってございます。

日野委員

 今のところに関連してなんですけど、ちょっとこれは、できるできないという話ではなくて、考え方のお話なんですけど、どこかの自治体で、車を保有するのではなくて、十分に近くにカーシェアが確保できるという場合だと思うんですけどね。カーシェアを活用していくというようなところもあったと思うんですね。今後、買換えの時期というのが来た場合に、今後のカーシェアのどれぐらいこの辺で使えるようなものがあるかというのにもよると思います。また、常に使うような業務とか緊急性の高い業務とかというのは別として、それほど緊急性のないものでそういったカーシェアとかも使えるような場合には、買換えに合わせてカーシェアなんかの利用というのも考えていくのも、そういったことも検討する必要もあるのかなと思うんですけど、その辺はいかがでしょうか。

吉沢総務部経理課長

 一昨年ぐらいですかね、カーシェアについても検討はいたしました。やっぱり緊急性を要するときの非常時であるとか、今の貸出率も8割近く貸し出している状況を鑑みますと、なかなかカーシェアで堪え切れるかどうかというところと、コスト面についてもやはり保有していたほうがある程度削減のめどといいますか、というところもそんなに……。支払っていく金額等々鑑みると、あと稼働性のところを考慮すると、保有していたほうがというところではあるんですけれども、委員御紹介のとおり、今後もカーシェアの検討についても研究してまいりたいというふうには考えています。

日野委員

 今後の状況もどう変わっていくかというのもあると思いますので、一つの検討材料としてまたよく状況を見ていただければなというふうに思います。

中村委員

 庁有車管理のところで、本当は研修のところで聞いてもよかったんですけど、主要施策の成果の70ページ、71ページに効果的な研修の運営のところで安全運転講習会(庁有車)というのがあって、一時期ちょっと事故が多かった時期があったじゃないですか。この安全運転講習会というのは、庁有車を運転するに当たって義務ではないですけど、この講習を受けなければいけないのか。それとも、この講習との兼ね合いというのはどうなっているのかという現状を教えていただいてもよろしいですか。

吉沢総務部経理課長

 各庁舎内で自動車を運転される方の希望者を募って安全運転講習会に参加いただいているというのが今の現状ではございます。いろいろと事故も増えているということも鑑みて、より実効性の高い安全運転講習会にしていくというところで、昨年度等々も議会で答弁させていただいているところでございます。

中村委員

 ぜひそこの事故をやっぱり起こしてほしくないですし、そういった講習を受ければ起こさないとも限らない部分もあるとは思うんですけれども、また、全員受けなければ運転ができないとかとしてしまう部分もなかなか難しいところも、人のところで難しいところもあるとは思うんですけども、そこはぜひ効果的な策を考えていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、176ページから177ページ、2目契約費について質疑はありますか。

若林委員

 ちょっと気になるところで、不用額のところに公契約条例制定事業未執行とあるんですけれども、括弧書きで「新型コロナ」と書いてあるんだけど、これ、新型コロナだけのせいなのかなと思っているんだけど、どうかな。

吉沢総務部経理課長

 こちらにつきましては、昨年度、条例制定を目指して、学習会でありますとか意見交換会を開催する予定ではございました。新型コロナの感染拡大の中、学習会を開いて講師謝礼をお支払いするというところが一旦立ち止まったというところで、新型コロナの感染拡大だけではないところもあるんですけれども、講師謝礼等についてはそのような意味合いで、昨年度、意見聴取させていただくに当たって、メールでありますとか、アンケートとしての文書でのやり取りをさせていただいたというところでございます。

若林委員

 じゃ、公契約条例制定云々のための学習会とか講師に対する謝礼が、学習会をやらなかったから発生しなかったという未執行ということでいいですか。

吉沢総務部経理課長

 委員御指摘のとおりでございます。

中村委員

 同じところなんですけど、昨年度は予算執行見直しのところで、これ、未執行になっていると思うんですけど、今年度、状況ってどうなっているか教えていただけますか。

吉沢総務部経理課長

 9月5日に講演会並びに意見交換会を実施させていただきましたので、講師謝礼のほうについては発生しているというところでございます。

中村委員

 今後というのは、やはりその事業者の方々への理解というところがすごく大切なのかなというふうに思っております。オンラインでも含めて今後も進めていっていただきたいというふうに思っておりますけれども、いかがですか。

吉沢総務部経理課長

 今回第3回定例会の総務委員会のほうでも条例制定に向けました考え方をお示ししていくというところで考えてございます。

長沢委員

 同じところなんですけどね、公契約条例の制定に向けてのアンケートというのがやられて、これというのは令和2年度にやられた。そうすると、ごめんなさい、これは執行のところではどれにかかるの。お金はかかっていないの。事務費かなんかに入るものなんですか、ちょっと教えてください。

吉沢総務部経理課長

 この未執行10万2,000円のものが昨年度は未執行であったというところで、講師謝礼等の金額が全額未執行であったというところでございます。

長沢委員

 それで、いや、アンケートはやられていたじゃないですか。アンケートって別に特にお金はかかっていないの。そのお金というのはここのところで執行の形では何か示されていないように見えたんだけど、それは。

吉沢総務部経理課長

 郵送費等はかかってきてはいますけれども、あとは我々職員のほうで契約の担当の職員がそのアンケートを聴取したというところでございますので、ここに何か事務費として、消耗品費の中にも封筒だなんだとかという金額は含まれているというところになってございます。

長沢委員

 もともと予算を立てるときには、これ、アンケートはやる予定ではなかったの。

吉沢総務部経理課長

 学習会並びに意見交換会を直接会場にお集まりいただいて開催する予定でございましたので。ただ、新型コロナの感染拡大の中で意見交換というところをアンケートに代えて意見聴取させていただいたというところでございます。

長沢委員

 ごめんなさい。さっきの御答弁を聞いていると、これから何かそういう御報告もあるということなので改めてということなんだけど、ただちょっと1点だけ、すみません。主要施策の成果の74、75ページのところで、これ、内部評価ということのあれなんですけども、今、担当の方に確認させてほしいんだけど、74ページに令和元年度の時点での事業の課題というのが出ています。その中では、公共サービスや公共工事の質の向上、地域経済の活性化を図るためには、言ってみれば、賃金が適正に支払われるようにと。いわゆるダンピングの低価格入札の防止を図る必要があるんだということがここの課題という形で御認識が示されている。これ、内部評価ということであって出されているわけだけど、この御認識は御担当としては現時点においてもあるということで、確認なんですが、いかがですか。

吉沢総務部経理課長

 様々、事業者からのヒアリング等々やっていく中で、実際ダンピング自体が区内業者において行われているかというと、実態は把握できてはいないです。ただ、特に業務委託契約につきましては、結構、下請で入っている事業者の賃金が安かったりだとかということ、それから大きな工事の案件で下請に入っている業者がまだ元請業者から払われていないような話も伺ってはおりますので、この令和元年度のときのダンピング等々の防止を図るというところまで現状の認識で持っているかというと、ダンピング自体が行われているというところまでの実態は把握できていないものの、公契約条例の必要性というものは認識しているところでございます。

長沢委員

 ありがとうございました。当然ながら区内においてはそういった実態把握はないけども、必要性についてはあると。認識されているということで。

 それで、右側の75ページのところで、コロナ禍であったということで、意見交換というか、そういう場がというのはあったんだけど、ただ、片方ではアンケートみたいのをやって、いろいろ実態というか、分かったこと自身はよかったかなとは思っています。その中で懸念をされるというのは、やっぱり事業者の意見の中で、当然ながらこれは元請の皆さんのところなんかは事務負担なんかを非常に懸念されているということですね。そういう中で、やっぱり労働台帳を作成していく上での事務負担、人も場合によっては事務職員を入れなくちゃいけないということもあるのかもしれないし、そういったことがかなり多くて、それが賛成、反対というところでいえば反対の主な要因にもなっていますよと、そういうことですね。想定内といえば想定内なんですね。

 それで、次年度の予算編成に向けた評価というところに出ているんだけど、次年度というのは要するに今年度のというところだと思うんだけども、そうはいっても、こういった皆さんの懸念するということがあって、これ、どういうふうに払拭していくのかなというところがやっぱりあると思っているんですけど、今御担当として何かこういった問題について――例えば他区、他の自治体なんかでこの間つくられてきていて、当然ながら労働台帳自身は外せない大事なものだと思うんですね。要するに、賃金を決める労働台帳って、これはやっぱり外せない部分、公契約の肝だとは思っているんです。そうはいっても、ここのところに対するこういう懸念、疑心がある中でというので何か考えられていることがあったら、ちょっと御紹介いただければと思いますけども、いかがですか。

吉沢総務部経理課長

 9月5日に講演会といいますか、学習会並びに意見交換会、それから昨年度のアンケート等々をしていく中で、公契約条例の推進委員会並びに東京土建の方々とも話をしていく中で、やはり賃金台帳、いわゆる個人情報までばっちり載せた全ての一人ひとりの賃金台帳まで求めていくというのは事業者側としても事務負担がかなり増大であろうというところも鑑み、当初は中野区においても賃金台帳を求めていくことが必要かというふうには考えていたんですけれども、今ここに来て、杉並区等々についても労働環境の報告書方式に変えてきております。一人ひとりの個人情報まで聴取することなく、ある程度労働報酬下限額をきちんと、この金額で払っていますよというような報告書方式に変わってきておりますので、そういったことも鑑み、今後、中野区においても公契約条例を制定していく中ではそういったことを勘案していきたいというふうに考えているところでございます。

平山委員

 今ので1点だけ。今定例会でもその辺の質疑がかなり出ていたんですが、いわゆる台帳の話ね。総務委員会で報告があるかもしれないですから、そこで詳しく報告を頂いてからと思うんですけど、そこで遅かったらなみたいなこともあるので。

 とはいえ、しっかりとした台帳があったほうが実態が把握はできるということはないんですか。何か間接に間接にみたいな議論が非常にあったんですけど、それは事業者のことを考えているのかもしれないですけど。本来的に下請だとか、そこの下で働く方々を守るために作ろうというものなんですよね。その方々のいわゆる扱いが本当に適当かどうかというのを正確にジャッジをするためには台帳があることが望ましいんではないですか。

吉沢総務部経理課長

 公契約条例の趣旨が労働報酬の下限額を制定自治体において定めますと。その下限額をきちんと守って支払っていますかということを担保するための条例だというふうに認識してございます。ですので、一人ひとりの賃金台帳までも求めることなく、ある程度条例の実効性は担保できるのではないかというふうに現時点においては考えているところでございます。

主査

 ほかに質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 分科会を暫時休憩いたします。

 

(午後3時04分)

 

主査

 分科会を再開します。

 

(午後3時24分)

 

 次に、178ページから181ページ、5項危機管理費、1目危機管理費について質疑はありますか。

中村委員

 危機管理調整のところの監視カメラのところなんですけれども、これってリースなんでしたっけ。まずそこを教えてください。それとも買取りなんでしたっけ。どっちでしたっけ。

田邉総務部防災危機管理課長

 こちらは買取りしているものと聞いております。

中村委員

 分かりました。これは事件があって、そこから設置をして、今年度はやめていましたよね。今年度はもう廃止をしていたかどうかの確認をさせてください。

田邉総務部防災危機管理課長

 今年度より監視体制を廃止しているということでございます。個人情報の、開くに当たっての指紋認証ですとか、そういった周りの環境を整えたというところがありまして、廃止に至っております。

中村委員

 この年、令和2年度、最終年度だったんですけれども、監視カメラ増設等工事というのがあって、これはまずどこに設置をされたのかの確認をさせてください。

田邉総務部防災危機管理課長

 増設の5台の分ということでよろしいでしょうか。(「はい」と答える者あり)庁内で保育園担当ですね、それから会議室二つ、庁外で2か所というふうに聞いております。

中村委員

 この設置時期はいつぐらいになるんですかね。要は令和3年度から廃止している中で、監視カメラを最終年度に、その時点でまだ廃止が決まっていなかったかもしれないんですけれども、最終年度で買っちゃったというのがどうだったのかなというところを少し思っておりまして、そこの確認をさせていただきたいんですけど、その設置が年度当初だったのか、それとも、年度後半だったら設置する必要はなかったんじゃないかなと思うんですけど、そこら辺はいかがですか。

田邉総務部防災危機管理課長

 それぞれの設置時期は今手持ちでないんですけれども、指紋認証のそういうシステムが入ったのが昨年、私、区民活動センターにおったんですが、年度途中だったと記憶しております。なので、それまでは必要だったのかなというふうに思います。

日野委員

 同じく監視カメラのところなんですけど、今廃止とおっしゃいましたけど、廃止なんですか。休止かと思ったんですけど。

田邉総務部防災危機管理課長

 失礼いたしました。廃止ではなくて休止ということでございます。

日野委員

 カメラは、先ほど質疑でありましたけど、現在というか、129台、これは全て買取りで区が持っているものということでよろしいですか。

田邉総務部防災危機管理課長

 区の所有というふうに聞いております。

日野委員

 そうすると今現在は休止として、今後もこの129台のカメラを同様の利用としてなのかは別として、今後も使っていくということですよね。カメラ、ネットワークでクラウド利用して、ここにも書いてありますけど、クラウドサービス利用料が470万円余ですね。それからネットワーク使用料で240万円、合わせて700万円以上かかっていたと。まず現状、今は休止ですけども、この費用というのは今現状はかかっているのかどうか。

田邉総務部防災危機管理課長

 今年度は使用しておりませんので、かかっていないということでございます。

日野委員

 このクラウドサービスというのはどこを使っているんですか。要はJIPなのか、そうではないところなのか。

田邉総務部防災危機管理課長

 クラウドサービス利用に関しては、東日本電信電話株式会社のほうを介してやらせていただいているということでございます。

日野委員

 129台購入して、ネットワークでクラウドを使ってやって、今は指紋認証、二要素認証等でセキュリティが確保できたから、かつログの監視ですかね、そこが十分にできるようになったからカメラの監視というのは休止にした、まずここは、そういう理由から休止にしたということでよろしいんですか。

田邉総務部防災危機管理課長

 そのような環境が整ったので休止にするというふうな判断をしたということでございます。

日野委員

 指紋認証、二要素認証とかというのは、カメラを導入する当時から検討というのはされていた上で、それが整うまではカメラでやりましょうという話だったのか、カメラを導入して、その後で二要素認証でセキュリティが確保されるから必要ないというふうになったのか、それはどちらなんでしょうか。

白井企画部情報システム課長

 二要素認証につきましては、基本的にカメラ等の対策と同時に導入を検討してまいったというところでございます。また、成果として一定、二要素認証のほうとその他ログの監視等でやっていけるといったところで、総合的に判断した中で、監視カメラのほうについては休止に至ったというふうに認識をしてございます。

日野委員

 当初これ、カメラをリースでという考えはなかったんですか。

田邉総務部防災危機管理課長

 当初どういった判断がされたのか、私もちょっと勉強不足で申し訳ないんですが、多分比較検討して、恐らく金額的なもの、それからどのぐらい使うのかというのを精査して、こういった形になったものと想像いたします。(「ちゃんと答えてくださいよ」と呼ぶ者あり)

日野委員

 結果として今必要なくなって休止というふうにしているわけですから、そこの検証というのがちゃんとできていたかどうかというのが重要だと思うんですね。今後このカメラというのは、先ほどもちょっと話しましたけど、使うんですか。これまで使っていたのと同じ用途でカメラを使うんでしょうか。

滝瀬防災危機管理担当部長

 今年度休止しているわけでございまして、今年度につきましては個人情報の不正利用防止効果の検証期間ということで位置付けさせていただいているところでございます。新たに使うかどうかというのは、現状、先ほど来、課長が答弁しておりますが、二要素認証が一旦そこで導入するということでカメラを休止したところでございますが、そこの状況を勘案しながら、新たに再稼働するかどうかについては検討していくということでございます。

日野委員

 その検証の結果、カメラは不要だとなったら、このカメラというのはどうされるんですか。

滝瀬防災危機管理担当部長

 現庁舎につきましては、新庁舎が令和6年5月に移転をするということでございまして、仮に廃棄と、取り外して廃棄するのにも相当な費用がかかるということが想定されますので、その辺の状況を勘案しながら検討していきたいと考えております。

日野委員

 やはりリースにするかどうかという判断というのが非常に重要だったと思っています。クラウドサービスで利用したという判断というのも、なぜそうしたのか、例えば庁内にデータを保管するとなると、またさらにサーバー費用がかかるとかなのかもしれないんですけど、そこはどういう判断でクラウドサービスの利用にしたのか、そこはいかがでしょうか。

滝瀬防災危機管理担当部長

 クラウドを使わない場合には、いわゆる線がつながっておりませんので、一つ一つのカメラからSDカードを抜いて集約するといったようなことが作業としては想像されます。そうなると非常に管理の煩雑、そういったことを考えますと、クラウドであれば一つの画面でモニタリングができると。それで管理者が、必要な管理職の数がありますので、それぞれの所管する管理職のパソコンから監視状況が見れるといったようなことの、メリット・デメリットの比較のことからクラウドサービスの利用につながったというふうに考えております。

日野委員

 それだけではないと思うんですよね。ネットワークでつないで、庁内で保管するということもできたとは思うんですけども、要は先ほどのリースの話もそうですけども、ちゃんと検証した上でのクラウドサービスの利用だったのか、カメラのリースだったのかというところが、ちょっとどうだったのかなというふうに思っておりますので、新庁舎においてはこういったことも含めて、しっかりと検証して、セキュリティも含めて、また監視方法とかも、監視というか、その点も含めてしっかりと検討していただきたいなというふうに思います。要望で結構です。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、180ページから185ページ、2目防災対策費について質疑はありますか。

中村委員

 避難所のところになるんですけど、9月24日の日経新聞に記事がありまして、「避難所収容最大8割減」というタイトルで、いろんな自治体の、要は避難所の収容人数の変化、コロナ禍における避難所の収容人数の変化というところで回答が各自治体から出ていて、中野区は変わらずというふうに出ています。一方で、例えば中央区なんかは79%減、結構これ、衝撃的なんですけど、というのが出ていて、中野区は変わらずというところで、この間、今まで使う予定がなかった教室等も使うとか、いろいろ工夫はされているとは思うんですけれども、ここの確認をさせていただきたいんですけども、収容人数、想定の収容人数は変わらないという理解でよろしいですか。

田邉総務部防災危機管理課長

 東京都の被害想定で人数自体は変わっておりませんので、基本的には避難所に来られる方の人数は変わらないという認識をしております。ただ、コロナ禍がこれからも続くというふうな判断のもとに、各学校に今まで使わせていただけなかった教室を開放していただくとか、それから間仕切りというものを先般購入させていただいていまして、ディスタンスはとれないまでも、人との接触を家族単位で行うとかというふうな方法で、感染防止をやっていこうというふうな考えで備蓄品を整備しております。

中村委員

 間仕切りとか、いろいろ新しいというか、今まで置いていなかったものも置くような形にはなったというふうに理解はしているんですけれども、もちろん来る想定人数というのは、それは計画上そうやって定められているので、もちろんそうなんですけれども、それを受け入れられる体制というのはしっかり整えていかなきゃいけないなと思っていて、そこは要は3密を避けて、しっかりと受け入れられるという状況だという理解でよろしいですか。

田邉総務部防災危機管理課長

 そういった形で計画を進めているというふうに認識していただいて結構かと思います。また、在宅避難のホームページを見直すという、先般の委員会のときに報告させていただいてはいるんですけれども、そういった在宅避難も含めた広報も含めて、全体的に考えていきたいというふうに思っております。

滝瀬防災危機管理担当部長

 ちゃんとした5万人の担保ということでございますが、もともと例えば風水害でございますと一次避難所ということで、区民活動センターの15か所をまず開設をするということなんですが、昨年の新型コロナ対策、避難所の在り方ということで、通常の避難所、いわゆる水害時避難所と言っておりますが、そこの体育館等も風水害でも避難をしていただくというような形をとったところでございます。水害時避難所のほうでの間仕切りの導入ということで、昨年導入をさせていただいたところでございます。そういった分散型、分散していただけるように、また避難所では区分して、区分けしたエリアに発熱した方とそうじゃない、健常者の方を区分けして来ていただくといったようなことと併せて、いわゆる自宅になるべくいていただくとか、例えば河川の近くであれば垂直避難ということで上層階に避難をしていただいて、感染症という部分の罹患を防止する観点でも、例えば垂直避難であるといったようなことも重要であるといったようなことを今後区民にも周知をしていきたいと考えております。

中村委員

 ぜひよろしくお願いいたします。

 それから、決算書でいくと防災対策組織の整備のところで職員訓練というところがあって、ただ、風水害対応訓練も未実施で、震災対応図上訓練も「書面訓練へ切替」というふうになっているんですけれども、先日の危機管理・感染症対策調査特別委員会で勉強会が開かれまして、やっぱり職員の防災訓練というところがすごく大切だというような御講演もありました。5分だけでも考えるような時間を持つ、それだけでもすごく大切なんだというような講師の方のお話もあったんですけれども、今現状、職員訓練というところはどのようになっているのか、部分訓練もどうなっているのか、そこら辺も教えていただいてもよろしいでしょうか。

田邉総務部防災危機管理課長

 今年度につきましては、風水害対応訓練はもう実施いたしております。それから震災図上訓練のほうも実施する予定でおります。この間、講師の方からお話があった5分だけでもいいから考えるような訓練というのも一応、私どものほうでシミュレーションして、これからやっていきたいなというふうには思っております。

中村委員

 ありがとうございます。ぜひそこはよろしくお願いいたします。

 それから、法改正があって福祉避難所の設置が、早期に設置をする必要があるというようになっているんですけれども、中野区ではまだそこは整備がされていないかと思うので、その状況はどうなっているのか、確認をさせていただきたいです。

田邉総務部防災危機管理課長

 二次避難所の整備ということでよろしいですか。(「早期設置の」と呼ぶ者あり)風水害のときにということでは……。二次避難所の設置につきましては、一応防災計画のほうで、ある一定の時期が過ぎたらということで計画には載っている状況なんですけれども。そういうことではなくてですか。ちょっと答弁保留をお願いします。すみません。

 申し訳ありません。二次避難所の協定書を増やしていくということでよろしいですかね。そういったことは今年もある程度、どんどん対象の施設に働きかけをして増やしていこうという考えでおります。

中村委員

 増やしていくことも大切なんですけれども、早期設置が法改正によって義務付けがされていて、そこの、ある程度落ち着いたら設置ではなくて、早期設置というところが大切だと思うんです。そこがどうなっているのか、その検討状況というのを教えていただきたいんですけれども。

滝瀬防災危機管理担当部長

 いわゆる福祉避難所、二次避難所でございますが、区としても設置の重要性というのは大変課題として認識してございます。先ほど課長のほうも御答弁申し上げましたが、今年度に入りまして、ちょっと今数字はないんですけど、3施設と二次避難所の協定を締結してございますので、今後区からの働きかけが重要というふうに認識をしておりますので、関係団体、関係施設等に働きかけを継続してまいりたいと考えております。

中村委員

 ぜひ早期設置ができるような取組をしていっていただきたいなというふうに思いますので、お願いいたします。それと同時に、ちょっと長くなっちゃうんで、受援計画のところもそうですし、あと、避難所のところで乳幼児のところの記述だったり、母子のところの記述も少ないというところで、そこら辺もぜひ考えていっていただきたいなと思っています。

 それから、今ちょっと協定の話も出ましたけれども、総務の103に災害協定のリストというか、たくさんあるんですけれども、古いものは昭和61年のものもあって、30年以上たっている、35年ぐらいたっているものもあって、中身の精査というのはどうなっているんですかね。毎年、協定の見直しというのはされている状況なんでしょうか。確認をさせてください。

田邉総務部防災危機管理課長

 毎年、協定相手とは連絡を取り合っておりまして、中身についてはお互いに精査をして、必要のないところは削り、追加するところは追加するというふうな作業をしております。

中村委員

 ぜひそこは、見直しが適宜必要なところは見直しをしていっていただきたいですし、古くなってしまって、災害協定があっても使えないよというところは、しっかりと整理をしていっていただきたいなというふうに思いますので、そこは要望とさせていただきます。

 それから備蓄物資なんですけれども、もともと令和2年度に中身の精査をしていく予定だったと記憶をしているんですが、たしかそれが少し遅れて令和3年度になったのかなと思うんですが、そこら辺の経緯を教えていただいてもよろしいですか。

田邉総務部防災危機管理課長

 中身を精査して、ある程度多めに設置していた部分については学校やフードバンクなんかに提供するというような作業をしております。それから、今年も精査が続いているというふうに聞いております。

中村委員

 その中で多分生理用品の話とかも出てきて、無料配布ができたのかなというふうには思っているんですけれども、分かりました。備蓄物資の更新は、それぞれ何年ごとに更新というのがあると思うんですけれども、そこら辺も、それはそれぞれでやっている、物品によって更新時期が変わってきているという理解でよろしいんですかね。

田邉総務部防災危機管理課長

 物品によって、技術革新なんかもありまして、年度が多少変わっていくというふうなことがございます。毎年、なるべく波がないように、平準化をしていこうということで職員は心がけて調整をしているところでございます。

中村委員

 最後に185ページのところで、防災対策の推進の不用額の最後から3個目に「避難所備蓄物資(乳児用液体ミルク等)購入未執行による残」とあるんですけども、液体ミルクの導入は今どうなっているんでしょうか。非常時、非常に活用ができるものだと認識しておりますし、やっぱり清潔な哺乳瓶とか、用意をしなくてもそのまま与えられるというところで非常に便利なものだと思いますし、すごく災害時には適しているものだと思うんですけど、そこはいかがでしょうか。

田邉総務部防災危機管理課長

 昨年は、新型コロナの調整ということでの休止になったんですが、今年になって入れておりまして、区立保育園のほうに今配備して、使用しながら備蓄してもらうというようなことで配備させていただいております。

若林委員

 181ページの新型コロナウイルス感染症対策ということで、発熱者スクリーニング用サーモグラフィカメラを購入した、これは何台分のお金ですか。

田邉総務部防災危機管理課長

 2台分と聞いております。

若林委員

 2台分でこの値段、1台100万円ぐらいなんですが、これってあの当時、ドタバタの中で選択されてやったというのは分かるんですが、果たしてこの金額が適正な金額なのか、ちょっと高いなと思っているんですよ。それこそサーモグラフィの世界では何千度まであるわけだから、そんな中のもの、ピンキリじゃないですか。その中でこれを選ばれた理由というか、精査されているのかなというのを聞かせていただければ。

田邉総務部防災危機管理課長

 あの当時、そういった新型コロナ対策の物品自体がかなり不足していたというところと、購入に当たって、かなり担当者が急にこういったものを買うということで、ある程度物品は精査したものと思われますが、この値段に落ち着いたのかなというふうに思われます。確かに高めではあるかと思いますが、当時の状況からして致し方なかったのかなというふうに。

滝瀬防災危機管理担当部長

 このサーモグラフィカメラの特徴といたしましては、1台で20人までの同時通過者の体温を測定できてモニタリングされるというような特徴があって、これによって庁舎の出入り口に設置したときに、大勢の方が往来しても熱がその場で出るといったような特徴があって、こういった機器がその当時、入手ができるのが開発した事業者しかいないというようなことで、金額はきちんと見積りを取って、多分定価ベースだと思いますが、この当時はその機能を持った機器、それと業者についてはそこしかないということで指定をされたということです。

若林委員

 発熱者スクリーニング用という中で、サーモグラフィの世界でもある程度限られた機種で、それしかなかったということですか。

滝瀬防災危機管理担当部長

 委員御案内のとおりでございます。

若林委員

 分かりました。

 次に183ページの真ん中あたりに災害用備蓄医療品の配備及び管理委託とあるんですが、ここで聞くのも、聞いていいのか分からないんですが、災害時のときに身元確認の際に、身元確認の作業機材の一つとして歯型を取って身元を確認するという、そういうものがあるのかな、それが今、第二中学校にしかなくて、しかも20年前ぐらいのものだと伺っているんですけど、それでいいですか。

田邉総務部防災危機管理課長

 そういったところで古いということで歯科医師会さんのほうから相談がありまして、新しく物品を、私どもで協議して入れ替える予定になっております。

若林委員

 ありがとうございます。先に言われちゃったんですけど、新しく入れ替えていただくのはいいんですが、今のところ、第二中学校ですから南側ですわね。北側とか、何か所かに設置というのは考えていらっしゃいますか。

田邉総務部防災危機管理課長

 その辺も医師会さんと協議いたしまして、必要があれば予算化していきたいなというふうに考えております。

若林委員

 ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。

 その先もいいのかな、185ページで、災害救助の中で真ん中あたりに小災害対応従事職員の時間外勤務手当と、あと水害対応従事職員の時間外勤務手当があるんですが、前回よりも決算額が少ないのかな。もちろん災害が、これがゼロになればいい話なんですけれども、ちょっと気になっているのは金額が落ちている理由、災害の数なのか、それとも職員の集まり具合なのかというのをちょっと伺いたいんです。

田邉総務部防災危機管理課長

 この辺の数字につきましては、明らかに昨年と一昨年の火災の件数とか、それから風水害対応が少なかったということで、この数字になっております。

若林委員

 災害が少ないというのの数はあれなんですが、緊急で職員の方々が時間外に集まる参集率というんですかね、それがちゃんとできているのかなというのが不安で伺っているんですが、そこら辺はいかがですか。

滝瀬防災危機管理担当部長

 総括質疑で御質問、市川議員からございました。参集率でございますが、7割ということでございますが、他の自治体とかですと50%というところもございます。ただ、当然このままでいいというふうに思ってございませんで、今後、参集率を上げていくというような形で、例えば態勢に従事する予定の職員に事前に参集訓練メールを送るであるとか、そういったような工夫を、改善している最中でございますので、そういった効果も見ながら参集率の向上を図っていくということに努めてまいります。

日野委員

 幾つか聞いていきます。181ページ、まずは洪水ハザードマップなんですけど、これって改定のタイミングは、どういうタイミングで行われるんでしたっけ。

田邉総務部防災危機管理課長

 こちらは東京都から出していただいている情報でして、改定ごとに新しく作ったりということがあるんですけれども、今回のハザードマップの改定については、見やすく冊子にしたような形で作らせていただいているものでございます。それで1,000万円程度かかっているということでございます。

日野委員

 東京都のほうでの改定が、上位のほうの改定があった場合、それから区のほうで何かしら改定をする場合に改定すると。私、総括質疑でも言いましたけども、在宅避難についてとか、そういったものも今後の改定に合わせて入れていただきたいというようなお話もしたんですけど、次の改定というのは、それは東京都が改定しないと現状は変わらないですか。それとも、区で何か改定するというのはあるんでしょうか。

田邉総務部防災危機管理課長

 日野委員から提案いただいたことを考慮いたしまして、今後、新しく作る際はそういった在宅避難のことも入れるような形にしていきたいと思いますが、昨年作成させていただいたような形でして、今後、今年の予算ではまだ検討していないんですが、来年、再来年と検討していきたいというふうに思っております。

日野委員

 配布については、浸水予想地域に配布してきたと。平成29年からですかね、浸水想定予想地域に配布したということでやっているんですけど、今後もそういうやり方、また、あとは区役所であったりとか区有施設に配布する、こういうことでよろしいんですか。

田邉総務部防災危機管理課長

 今までどおり浸水の被害があるようなところには配っていくと。区民活動センターですとか区役所で配布していきたいというふうに考えております。

日野委員

 分かりました。

 次なんですけど、その下のほうに災害対策用携帯電話料、あと災害対策用衛星携帯電話料とあるんですけど、今それぞれ何台ずつあるのでしょうか。

田邉総務部防災危機管理課長

 携帯電話が28台、それから衛星電話が7台というふうになっております。

日野委員

 災害用の携帯電話のほうが令和元年度は52万円ぐらいだったんですね。令和2年度は114万円余となっているんですけど、これは台数が増えたんですか。それとも別の要因で何か増えているんでしょうか。

田邉総務部防災危機管理課長

 答弁保留で。

日野委員

 では、この携帯電話の、災害時にこの28台を活用するというのは分かるんですが、ふだんは、平常時はどのような、活用をされているのか、それともふだんは使われていないものなのか。

田邉総務部防災危機管理課長

 ふだんは他課の要請で貸し出すこともございますが、一般的には防災センターのほうで充電しているというふうな時間のほうが長くなっております。あと、コロナ禍で保健所等への貸出しを行った実績がございます。

日野委員

 じゃ現在も貸出しは行われている状況なのかなと思うんですけど、ちょっとそこはいいです。

 これって、貸出しがない場合の活用って、活用というか、貸出しがなければずっと置いておくだけ。だけど、普通の携帯電話ですよね。だから、定額である程度の料金はかかっていくとなると何かしら、もう少し活用を考えたほうがいいのかなという気はするんですけど、そこはいかがですか。

田邉総務部防災危機管理課長

 有効に使えるように、何かアイデアを絞って有効活用していきたいと考えております。

滝瀬防災危機管理担当部長

 災害用の携帯電話でございますけれども、災害時に直ちに使用できるといったような大前提があった上で、例えば今般の新型コロナ対策で、保健所の臨時回線を増やすという間までに、直ちに保健所に貸し出したというような実績もございます。そのような前提を考慮しつつ、機動的かつ柔軟に他の業務に使用するといった観点で検討していきたいと考えております。

日野委員

 もちろん災害時というのは前提でやっていただければと思います。

 次に183ページなんですが、備蓄物資購入等のところで新型コロナとありますよね。「備蓄物資(間仕切りテント)購入」、これが予備費充用分とそうでないものに分かれているんですけど、これは何で分かれているんですか。

田邉総務部防災危機管理課長

 まず予備費充用分については、風水害等で先に開けなければいけないような避難所等にまず配備して、その後にもう一度、全避難所に配備できるような形になったというふうに聞いてございます。

日野委員

 これは両方予備費では賄えなかったんですかね。

田邉総務部防災危機管理課長

 金額的にちょっと予備費では足りなかったのかなというふうなことでございます。(「半分、補正じゃないの」と呼ぶ者あり)失礼いたしました。最初に予備費で水害時に活用する避難所に整備しておりまして、その後の分については補正で承認いただいて購入しているということでございます。

日野委員

 分かりました。予備費と補正とですね。合わせて今幾つ配備されているんでしょうか。

田邉総務部防災危機管理課長

 48か所の避難所に10張ずつということで聞いております。幅が4メートル、それから縦が2メートルの十字のパネルが10セットあるということでございます。

主査

 いいですか。先ほどの答弁保留はまだですね。

田邉総務部防災危機管理課長

 先ほど答弁保留させていただいた件ですけれども、新型コロナの当時の携帯電話の貸出しについてですけれども、保健所へも貸出しを行っているということを答弁させていただきます。(「聞こえない」と呼ぶ者あり)新型コロナのときの携帯電話の貸出しにつきまして、保健所への貸出しをしているということをお答えさせていただきます。

内野委員

 今の日野委員のお話を聞いていて、ちょっと思ったんですが、今回保健所のほうで補正予算で電話の増設を随分したと思うんですけども、それは幾らぐらい。

主査

 分科会を休憩します。

 

(午後4時05分)

 

主査

 分科会を再開します。

 

(午後4時05分)

 

内野委員

 幾らぐらいかかったか、補正予算で結構な金額を随分議決をしたと記憶しております。先ほどの災害対策用携帯電話のところなんですけれども、28台あって、保健所に何台貸し出したんですか。

田邉総務部防災危機管理課長

 7台貸出しと聞いております。

内野委員

 これは当然災害用なので、全部が災害のために使う。今回は新型コロナという緊急事態で7台を貸し付けた。ところが、いざ災害となったときには、最低台数として本庁舎に災害として何台キープをしておいて、貸出しにこんだけ出せるという、そういう基準はあるんですか。

 滝瀬防災危機管理担当部長

 今般の新型コロナで保健所に緊急的に配置をしたというのは非常に緊急的な事態でございまして、当初、担当としては28台を災害用に配備をしておいて危機に備えるといったような観点でございますので、何台が最低いつもあるかという御趣旨のところは、なかなか答えは難しいところでございます。

内野委員

 分かりました。取りあえず緊急的に貸し出したというのは、機転が利いてよかったと思いますけれども、補正予算が通るまでの間とか、暫定的に貸すとか、機動的にやったらよかったのかなと思っております。

 それから、避難所って防犯カメラみたいなのがつく計画があったんでしたっけ。

田邉総務部防災危機管理課長

 現在のところ、防犯カメラをつけるということは聞いてございません。

内野委員

 いろんなところの災害で結構、避難所での犯罪なんかが起こっているという事例は当然蓄積されて、御承知だと思いますけれども、今回、先ほどのところで監視カメラが随分使わなくなって、余るようなことがあれば、災害のときにはそういうところに機動的に設置できるようなものがあれば、そういうことに使っていただけたらどうかなと思うんですけども、いかがでしょうか。

滝瀬防災危機管理担当部長

 避難所の防犯対策というのは非常に重要なところでございますので、先ほどの、委員御案内の現庁舎でのカメラの活用が図れるかどうかも含めて、研究してまいりたいと考えております。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、184ページから187ページ、3目地域防災費について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、186ページから189ページ、4目生活・交通安全費について質疑はありますか。

若林委員

 189ページの交通安全啓発の中で交通安全協会補助金、これはまだまだ他区に比べては少ないと思うんですが、今後というか、どういうふうにお考えですか。

藤﨑総務部生活・交通安全担当課長

 ただいまの交通安全協会補助金の関係でございますが、これにつきましては、当区は23区内でも結構多めに出しておるところでありまして、中野区以外だと墨田区がちょっと多いですけれども、それに次いで多い金額になります。

若林委員

 分かりました。じゃ私の勘違いかもしれないですね。この中で、補助金の中でというわけじゃないけれども、交通安全、ボランティア的に行っていただいていることに対して、今ちょうど交通安全期間かな。それでテントとか垂れ幕とか、もう随分使っていただいているもんですからね。中野区内の交通安全、安全対策の一つで、ボランティアでやっている団体のことですから、少しテントのこととか垂れ幕のこととか、またちょっと考えていただければなと思うので、いかがですかね。

藤﨑総務部生活・交通安全担当課長

 委員の御指摘のとおり、テントとか大分古くなっているというのはこちらのほうでも認識しております。ただし、これにつきましては令和2年度までにかけて金額も上げてきておりまして、その中で一応使っていただくということで話をしているところでございます。

日野委員

 187ページの防犯設備(防犯カメラ)整備事業のところです。防犯カメラの整備に関する補金なんですが、令和元年度が6,687万円余で、令和2年度が1,300万円余とちょっと減っているんですけど、これは町会だったりが防犯カメラを設置する場合への補助金なのかなと思うんですけど、減っているというのは申請が減っているということなんでしょうか。

藤﨑総務部生活・交通安全担当課長

 これにつきましては、平成29年度から令和元年度まで設置促進を図るために東京都の補助率が優遇されておりまして、令和元年度が最終年というところで町会等がかなり設置を促進しまして、当時216台やっております。この後、令和2年度につきましては新型コロナの感染状況もありまして、防犯カメラ設置のための調査等ができないというところから、設置も申請自体が減っているというところでございます。

日野委員

 分かりました。

 あと、一番下にある防犯カメラ設置状況調査委託、これはどんな調査をされているんでしょうか。

藤﨑総務部生活・交通安全担当課長

 これにつきましては、地図システムに載せるための調査委託になっております。(「ごめんなさい、もう1回」と呼ぶ者あり)防犯カメラの地図システムがありまして、それについての委託になります。

日野委員

 現地のカメラの何か調査というのは、ここには入っていないということなんですね。

藤﨑総務部生活・交通安全担当課長

 そのとおりでございます。

日野委員

 それとは別に、これはちょっと所管が違うのかもしれないんですけど、防犯カメラを設置していて、5月とか6月ぐらいになると樹木が伸びて隠れてしまう場合とかがあったりするんですよね。防犯カメラが適切に映らないようなのも1回ちょっと見たこともあったわけなんですけど、そういった調査は行われていないんですかね。

藤﨑総務部生活・交通安全担当課長

 そのとおりです。委員おっしゃるとおりです。

内野委員

 3点ほど、手短に聞きます。先ほどの交通安全協会の、189ページの交通安全啓発のところで、交通安全協会補助金が340万円余となっておりますけれども、これは多いほうだ、他区と比べても多いほうだとおっしゃいましたけれども、防犯協会、上の地域の生活安全のところで防犯協会への補助、中野、野方で140万円、この差というのはどういうことなんですかね。

藤﨑総務部生活・交通安全担当課長

 これにつきましては、いわゆる対策の内容等について必要な金額として出している金額になります。

内野委員

 私、両方とも入っているんですけど、毎年総会だとか懇親会とかで決算の資料を見たりしていると、ほぼ役員さんも似通ったメンバー、それからやっている内容も、それぞれ多少の違いはあっても目的は一緒となってくると、この辺のバランスはよく精査した上でやっていただきたいと。それから両団体とも会員数の減少にかなり苦しんでいる。これは例えば一つの提案ですけれども、地域のPTAの皆様方がボランティアで旗振りをやったりしていると。交通安全協会に入るといろんな、「シン・ゴジラ」の現場にみんなで行けるとか、何かモチベーションを上げて、小学生の低学年のうちの保護者の会費を少し安くしてあげて、PTA割引でもいいですし、そうやって安全協会や防犯協会と一緒になっていろんな知恵を出しながら、普及啓発だけではなく、地元の人たちの協力を得ながら、こういう自立した組織をどんどん強くしていくというふうにして、やはり財政負担を地域の活性化のために多少は出すという形にしたらどうかと思うんですけど、いかがでしょうか。

藤﨑総務部生活・交通安全担当課長

 その件につきましては、警察とか防犯協会とか交通安全協会、そういったところと協議しながら、いろいろ検討していきたいと思います。

内野委員

 ありがとうございます。

 それから、二つ目はスケアード・ストレイト、189ページの交通安全啓発の真ん中より下のほう、スケアード・ストレイト式講習、これは予算が全くついていないでできる、警察の単体事業としてお金がかからなかったということでしょうか。

藤﨑総務部生活・交通安全担当課長

 このスケアード・ストレイトの講習の費用につきましては、交通安全協会の補助事業の中に含まれておりますので、その中から出されております。

内野委員

 最後にします。同じ交通安全啓発の不用額のところで、自転車点検等整備促進事業残が190万円ほどあります。これは、上のほうで自転車点検等整備促進事業で34万6,000円余、これは点検自体をしなかったからということでしょうか。

藤﨑総務部生活・交通安全担当課長

 これにつきましては、自転車講習会というのを行っているんですが、新型コロナの影響により春に行う事業を全て中止しましたので、後期の部分で若干、講習会は実施したんですが、人員を半数にしたりとかしたので、人数が極端に減ったため金額が減っているということになります。

内野委員

 すみません、自転車安全教室のことですか、講習会というのは。講習会というのは何のこと。

藤﨑総務部生活・交通安全担当課長

 講習会は自転車の利用にかかる安全講習会というのを警察と区とともにやっておりまして、その事業になります。

内野委員

 たしか各小学校の3年生ぐらいで、小P連が補助しながらやっている事業かなと思ったんですが、それとは違う事業ということですか。

藤﨑総務部生活・交通安全担当課長

 その事業とはまた別のものになります。

長沢委員

 189ページの自動通話録音機の購入のところで、主要政策の成果でも78ページ、79ページのところで、内部評価のところで行政評価が出ています。これを見ると、この年度は1,500台を購入して、貸与も実績として1,500台貸与したと、令和2年度はそういうことで見ていいですか。

藤﨑総務部生活・交通安全担当課長

 そのとおりでございます。

長沢委員

 貸与しているのは1年間たったら返しなさいということではないと思うので、そうすると、たまたまなんだけど、平成30年度実績で300、令和元年度は600というところで合わせると、令和2年度で2,400台、これはこういう形で実績があると。ちなみに今年度は何台貸し出している、貸与されているんですか。

藤﨑総務部生活・交通安全担当課長

 今年度は750台を購入して、現時点で貸与しているところでございます。

長沢委員

 もう全部貸し出しちゃっているということ。

藤﨑総務部生活・交通安全担当課長

 今年度につきましては9月から750台の貸出しを始めておりまして、まだ年度途中ですので、まだ数十台程度になります。

長沢委員

 ありがとうございます。これを読んでいても、なかなか見にくいんだけど、見にくいというのは、やっぱり特殊詐欺ということで、ただ、一定の有効性なんかも見られるというところもよくあるのかなと思っています。これは基本的に庁内のところに来ていただいて、担当課のところに来ていただいて貸出しをしている。ほかのところでは、警察か何かでもというふうに言っていたんだけど、それというのは区で購入したものを警察のところでという、そういうことでいいんですか。その3か所という理解でいいですか。

藤﨑総務部生活・交通安全担当課長

 そのとおりでございます。昨年7月に警察と協定を結びまして、区役所で購入したものを警察でも配布している状況でございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、190ページから191ページ、6項新区役所整備費、1目新区役所整備費について質疑はありますか。

平山議員

 時間も迫ってきているので、なるべく端的にお答えをいただければと思います。少し長くなるかもしれないので。まず191ページにある新庁舎基本設計意図伝達業務委託、これはどういうやつでしたっけ。

中村総務部新区役所整備課長

 ただいま御質問いただいた業務委託の内容でございますが、実施設計施工事業者の選定期間中の質疑応答業務が一つと、もう一つが事業者決定後の基本設計の意図伝達引継業務でございます。

平山委員

 要するに、基本設計で行った内容を実施設計の相手方に対して引き継ぐと。この時点で何か大きく変わったようなことはあるんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 基本的に基本設計の内容を実施設計に引き継ぐ業務が主になりますので、大きく変わった点はないと認識してございます。

平山委員

 要求資料で116を作っていただきました。これも細かく聞いていこうと思ったんですけども、時間があれなので端的に聞きます。4階部分です。まず他の委員さんの質疑で出ていて、我々もこの点線は何なんだろうとずっと思っていたんですが、マグネット何とかでしたっけ、マグネットスペース。マグネットスペースというのは執務空間に当たるんですか。何に当たるんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 御案内のマグネットスペースでございますが、これまで各課のほうに配置してございました複合機や消耗品や打合せスペース等を集約したスペースになってございまして、執務室という捉えもできると思います。

平山委員

 ここにそれぞれの執務スペースを色をつけて平米数を書いていただいているんですかね。マグネットスペースというのは、いわゆる執務室のスペースですか、共用スペースですかというジャンルで分けるとどっちなんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 現在におきますと、現庁舎では各課のほうの執務室に配置してございますので、そちらのほうが集約されましてマグネットスペースというふうにしてございます。

平山委員

 ということは、これまでのやり取りの中で、それぞれのフロアの執務空間と共用空間みたいな形で分けて答弁されていたじゃないですか。あれには、あの答弁には執務スペースの中にこの空間が入っているという認識でいいですね。

中村総務部新区役所整備課長

 現在の複合機や文房具、打合せスペース、各課にございますので、そういう意味では執務室というふうに考えてございます。

平山委員

 前回、総務委員会等々でお尋ねしたときに共有部分が随分広いなと思っていたんですけど、それはちゃんと執務空間で答えられていたと。このマグネットスペースという考え方はいつできたんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 こちらにつきましては、基本設計、実施設計と進めていく中で、新庁舎での働き方を検討していく中で、このような場所を作ってスペースの有効活用を図るとしたものでございます。

平山委員

 いやいや、基本設計、実務設計を進めていってという、どっかの時点でレイアウトでこういう形にしようというふうに決めたタイミングがあるわけじゃないですか。それはいつですかと聞いているんです。

中村総務部新区役所整備課長

 基本設計の段階でございます。

平山委員

 基本設計の段階からそういうふうなことがあった。基本設計のいわゆる図面等々も示されて、実施設計もあらあらの図を示していただいたじゃないですか。そういうものの中には一切なかったですよね。それは別に示すものではないんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 基本設計、実施設計で各フロアのレイアウト図を示してございますけれども、その中の詳細なところというところで、今回総務116でお示ししてございますけども、現在も検討中でございますので、報告のタイミングが今回に至ったというものでございます。

平山委員

 いや、報告のタイミングが今回に至ったって、報告なんかしていただいていないんですよ。これは要求して出てきた資料で、しかも、ここにも何も書いていないんですよ。だから何の報告も頂いていないんですね。このいわゆる執務スペースというものは、現在の現庁舎の執務スペースと、こういう共有部分というか、ここは共用部分じゃないとすると、入れた場合、どれぐらいの差があるんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 すみません、今数字のほう手持ちでございませんけども、現在の庁舎よりも執務室のスペースは広がってございます。

平山委員

 おおむねどれぐらいですか。何倍とか、1.何倍とか、もし分かればでいいです。分からなかったら分からないって答弁してください。

中村総務部新区役所整備課長

 数字を持ち合わせてございませんので、現在は分かりません。

平山委員

 やり取りをしていたときには、何かこの執務スペースが非常に狭くなっているような答弁を受けていたんですけど、こういうふうなのがあるとちょっと違うなと。もう一つ、書庫がかなりたくさんございますけども、これはいわゆるペーパーレスの目標と合致したスペースになっているんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 新区役所整備課のほうでペーパーレス推進の基本方針を作りまして、ペーパーレスの取組を進めてございまして、そちらの目標値に沿った内容でこちらのほうの設計も進めてございます。

平山委員

 書庫というのがこういう形でしか示されていないんですけど、要するに書類を入れるというのは分かりますよ。ただ、書類を入れると言っても、棚と棚の幅とか空間とかがあるわけじゃないですか。それは現行の書庫と変わりないんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 こちらの書庫につきましては、効率的に収納できる書庫の設計を考えてございますので、現庁舎のものとは、同じというとそうではないというふうに思ってございます。

平山委員

 かなり広いと思っていいですか。

中村総務部新区役所整備課長

 ペーパーレスが一定程度進むことを前提に書庫のほうも設定してございます。

平山委員

 いや、ペーパーレスが進んだとしても、そもそも書庫の使い勝手自体が今のものよりもかなり余裕、ゆとりを持ってあるから、書庫のスペースとしては広い、こういう認識でいいですか。

中村総務部新区役所整備課長

 こちらの書庫にどのような什器を入れるかは検討中でございますけども、一定程度、収納効率がいいようなものの購入を考えてございます。

平山委員

 では、現在の庁舎内の書庫スペースと今回作った書庫スペース、この比較はどうなりますか。

中村総務部新区役所整備課長

 すみません、数字を持ち合わせてございません。

平山委員

 じゃそれも議論できないですね。困ったな。質問を変えましょう。4階の図面の健康福祉部と地域支えあい推進部、企画部、区民部、それぞれ執務空間として250平米、100平米、10平米、30平米取ってありますが、ここで仕事をされる収容の人数の予定を教えてください。

中村総務部新区役所整備課長

 すみません、人数の手持ちがございません。

平山委員

 それは駄目ですよ。あるはずですよ。ないんだったら委員会を止めて調べてもらいますよ。いいんですか。人数の予定がないなんていうことがあるわけないじゃないですか。後ですぐ出ますか。答弁保留でいいですか。どうされますか。

中村総務部新区役所整備課長

 ちょっとお時間を頂いて、確認いたします。

主査

 答弁保留ですね。

平山委員

 それはまた後ほど答弁いただくということで、次に、社会福祉協議会のところ、同じ4階ですね、この250平米の上に細長い長方形が二つありますよね。これは何ですか。

中村総務部新区役所整備課長

 こちらでございますが、こちらが社会福祉協議会の倉庫やロッカー室、ミーティングルーム等でございます。

平山委員

 全て社会福祉協議会が利用されるスペースと思っていいですか。

中村総務部新区役所整備課長

 こちらの図の、二つ長方形がございまして、そちらの上の端までは社会福祉協議会のスペースでございます。

平山委員

 この250平米の下にある会議室、これはどういう利用になりますか、今の想定で。

中村総務部新区役所整備課長

 こちらにつきましては社会福祉協議会の会議室という想定でございます。失礼しました、こちらにつきまして町会と社会福祉協議会の会議室でございます。

平山委員

 区の執務室は分かるんですけど、社会福祉協議会って外部の団体ですよね。第三建設事務所さんは全部こうなっているんですよ。第第三建設事務所設事務所執務室等。どうして社会福祉協議会はこの250平米だけをオレンジに塗って、残りはこういう形で出されているんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 4階につきましては、社会福祉協議会の職員の執務スペースという位置付けで表記のほうをさせていただきまして、第第三建設事務所設事務所につきましては、執務室も含めた全体という形で表記のほうをしてございます。

平山委員

 だから、変えたのはなぜですかと言っているんです。同じ資料なのに定義を変えられちゃうと、こっちだって見れないじゃないですか、こうやって聞かないと。

中村総務部新区役所整備課長

 特別な意図はございませんが、このように表記をしたものでございます。

平山委員

 特別な意図がなくて条件を変えられているというのは適切だと思われますか。

中村総務部新区役所整備課長

 資料としては、そのような点で不案内な点があったというふうに思ってございます。

平山委員

 もう1回言ってください。

中村総務部新区役所整備課長

 不案内な点があったというふうに思ってございます。

平山委員

 不案内な資料を出さないでいただきたいんですよ、決算特別委員会の要求資料に対して。何か社会福祉協議会のスペースって狭かったんだなと思ったら、下の受付のところもそうだし、待合の部分もほとんどそうですよね。だから、左側の3分の2近くは社会福祉協議会のスペースという認識でいいんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 ただいま平山委員から御案内いただきましたスペースは、社会福祉協議会のスペースというものでございます。

平山委員

 あとは、9階のまちづくり推進部の後ろのスペース、空間がありますよね。ここは何ですか。

中村総務部新区役所整備課長

 こちらにつきましてはキャビネット等のスペースでございます。

平山委員

 キャビネット等、ほかのフロアにはないんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 ほかのフロアもございますけども、9階がまとまって、こちらにキャビネットを集中しているといったレイアウトになってございます。

平山委員

 分かりました。続きまして6階、全部で四つの会議室がありますよね。そのうちの一つが「会議室等」となっているんですけど、これは何ですか。真ん中の一番小さなやつ。

中村総務部新区役所整備課長

 こちらでございますが、会議室と打合せスペースと庁議室の控室のスペースを想定してございます。

平山委員

 このフロアは、ここにある、会議室でも使うけど控室としても使うという部屋も入れて、全部で会議室としては五つという認識でいいですか。それとも、間仕切り等で細かく分けて、もっと会議室が増えたりしますか。

中村総務部新区役所整備課長

 委員御案内のとおり、会議室自体は間仕切り等がございまして、ざっと確認いたしますと会議室で11会議室を想定してございます。

平山委員

 分かりました。これも分からないと答えられちゃうかな、ここの11個の会議室と、それぞれのフロアにまた会議室がありますよね。これを全て合わせると、現庁舎内の会議室と比して、広さはどうなんでしょう。

中村総務部新区役所整備課長

 すみません、数字を持ち合わせてございませんが、現庁舎よりも会議室のスペースは広くなるというふうに、大きくなってございます。

平山委員

 会議室は大きくなって、さらにマグネットスペースというのができるわけですね。ほかのものは、数字を持ち合わせていないから、多くなるかどうかというのは何とも分からないわけですね、まだ。分かりました。まださっきの答えは来ないですよね。

 じゃ次の質問に行きます。これは次の答えが来てから続けて伺っていきますが、総括質疑でもお聞きしたんですけど、契約額が予定額よりもかなり落差があったと思うんです。そもそも230億円余の予定でいたものが、基本設計が終わった段階で280億になった。ただ、債務負担の限度額は270数億円で取りましたよね。実際、コンペをかける際、コンペというか、コンペをかける際は予定額が260何億円でしたよね。これは公開されているので見ると、79%から84%で全社その中に収まっているんですよ。要は220億円以内に収まっているんですね。これは、総括質疑の答弁では競争が働いたような話をされていましたけど、全社がこうなってくると見積り自体がどうだったのかって思ってしまうんですけど、まず230億円余から280億円余に上げたのって、どういう理由でしたっけ。

中村総務部新区役所整備課長

 経費が上がった一番の理由が、スペース、平米数の増というふうに認識してございます。

平山委員

 スペースが広がった、それはどういう理由でスペースが広がったんでしたっけ。

中村総務部新区役所整備課長

 設計を進めていく中で、その平米数が必要だということで広がったものでございます。

平山委員

 設計を進めていく中でスペースが広がった。基本設計が終わった段階ですよね。だけど、その段階でさらに調整をかけたら、生活援護課スペースが賄い切れなくなるというか、増えるからねという理由ですけどもね。振り返って、ここまでの差があるということは、各社これで入れてきているということは、これで利益が出るということなんですよ。別に予算を組んだわけではないですから、債務負担の限度額ですから、そんなに区財政に何か大きな影響を与えたわけではないと思っているんですよ。だけど、ここまで差が開くということはどうなんだろうというふうにやっぱり思ってしまうんです。正直言って、どんな見積りをされていたんだろうと。見積りについては、いわゆる委託で何千万円も払って、億単位でしたっけ、設計委託されているわけじゃないですか。そういったことがありながら、これだけの見積り差が出てしまったということに対して、何か庁内で検証等はされていないんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 見積りに当たりましては、御案内のとおり事業者の支援も入れまして見積りを行ってございまして、適正に行ったものと認識してございますけども、結果としまして一定の競争原理が働きまして、このような結果になったものと考えてございます。

平山委員

 あんまりないですよ、ここまで全社が。だから、かけていたいわゆる設計支援委託とか何とかのお金って本当に適切だったのかなと思っちゃうんです。御担当が悪いというよりもね。そこがちゃんと仕事をしたのかなって。こんな金額に差が出ることは、ちょっとないと思うので、適正な競争原理が働いたということだけで片づけないようにしていただきたい。要は次の施設を造ったりするときにも同じような手法をとって、いやいや、コンサルの言うことを聞いたらこれぐらいの見積りになりました、だけど実際とは全然違いましたということになっちゃいますし、要するに区財政への直接の影響はないけど、その時点でどうやって、230億円余だったものが280億円余になりました、しかもその当時は、保健所を売却するって言っていたのを保健所の売却をやめているんですよ。だから、お金はたくさんかかる、だけど賄えるお金は減っているわけなんです。それでどうするか、どうするかって悩まなきゃいけない状態になっているわけじゃないですか、現実。それはぜひ一度きちんと検証をしていただきたいなと思います。これは要望でいいです。

 答弁、出そうですか。じゃ次の答弁を待ちます。

日野委員

 新庁舎の設備についてなんですけど、空調であったりとか、給湯器だったりとか、電灯とか様々、設備はこれからだと思うんですけど、その設備の契約というのは、どのタイミングで契約をされる予定なんでしょうか。

中村総務部新区役所整備課長

 ただいま委員から御案内いただきました空調設備等につきましては、全てではないかもしれませんが、本体工事のほうに含まれて契約のほうをしてございます。

日野委員

 ということは、もう契約は大体されているので、別途入ってくる、これから契約しなきゃいけないというのはあまりないということですね。昨日、環境省のほうから来年度の予算概算要求に省エネの空調機とか給湯器を入れるという場合に、補助を入れるというような、そういったものが出たので、まだこれから、予算の要求の段階なので、どういう制度になっていくかとか、そういうのも全然分からないですけども、今後そういったことができるようになった場合に、既に契約に入っている部分というのが、例えば今後の補助だと、企業も自治体も対象になるというふうに、現在ではそうなっているんですね。契約しているものが今後その対象にできれば、かなりコストの削減にもつながっていくということも考えられると思うんですが、その辺しっかり国の状況とかを見ていただきながら、今後検討していただきたいなと思うんですけども、いかがですか。

中村総務部新区役所整備課長

 新庁舎に入れます設備はとても大きい金額になりますので、ただいま御案内いただきました内容等も含めまして、しっかりと収支のほうをしてまいります。

長沢委員

 他の委員さんが終わってからのほうがよかったんだけど、総務の116で、公明さんのほうで資料要求されて出た資料なんですけどね、決算特別委員会が設置されて、その中で資料要求されて出されたんだけど、この資料というのは、要するにレイアウト図なんだけど、これというのは言ってみればその時点で、最新のものを出していただいたということで理解していいですか。

中村総務部新区役所整備課長

 こちらの資料でございますが、実施設計完了時のものでお出しのほうさせていただきました。

長沢委員

 後でそれを聞こうと思ったけど、実施設計完了時点のものということで、実施設計が完了したところでは、例えば先ほど来ちょっと出ていたようなマグネットルームであるとか、これは総括質疑の中で言わせてもらったけど、そういったものの変更というのはできないものなんですか。つまり、この図だけ言えば、そこのスペースだけを変えるというのは実施設計に関わっちゃうことなのかな。そういうのを、考え方を教えてください。どうなんでしょうかね。

中村総務部新区役所整備課長

 大きく言いますと、この資料の中で実線の部分は、こちらについては設計である程度フィックスしてございますので、こちらを変更する場合は設計変更になりますけども、御案内の点線部分につきましては、今後のレイアウトの変更で調整ができるところだというふうに思ってございます。

長沢委員

 もう一つ伺いたいのは、区長のほうからも生活援護のことでは御答弁あったところなんだけど、どこにどこの部署が入るというのは、これは別に設計とは関係ないよね。極端な話、階が変わるとか、階が変わるというか、設計上のあれがあるから、2階、3階を入れ替えるとか、そういうことじゃないんだけど、そういうことはできる、可能だということですよね。そこはいかがでしょうか。

中村総務部新区役所整備課長

 どこの部署に何が入るというところは、変更はできます。

長沢委員

 もう一つ、これが実施設計のですと出されて、議会のほうに示していただいたんだけど、これって当然庁内で、つまり働いている職員の皆さん自身も知り得ている、要するにオーソライズされている話として理解していいですか。職員の皆さんがこれをもう知っている、そういう理解でいいですか。

中村総務部新区役所整備課長

 新庁舎の検討に当たります会議でこちらのほう、いつの時点の内容かというのはありますけども、共有してございますので、一定程度の共有はされていると思ってございます。

内野委員

 今まで聞いていて、今回、公明さんのほうで要求された資料を拝見して、実線のところは変更できないと。ただ、私も一般質問か何かで新型コロナ向けの新しいレイアウトも少し取り入れなきゃいけないと。換気だけではなくて、対面で会議をすることも恐らく減ってくるだろうと。オンライン向けのものでやってもらったらどうかという話をしましたけれども、何か随分会議室が多いなと。各フロアに全部あるというのも何か効率悪いような気がするんですけども、基本設計から実施設計に移るときに、基本的にここにあるものは全て入ると。その上で、どのぐらいのフロアが増えるのかというのを考えた上で計画されているもんじゃないんですか、普通は。

中村総務部新区役所整備課長

 委員御案内のとおり、現庁舎に入っている機能につきましては新庁舎に入れるというところも当然念頭にございましたけども、結果として今のような検討状況になっているものでございます。

内野委員

 基本的に新しい新庁舎なんか、23区やほかの自治体を見ても、やっぱり働き方改革も含めて共有スペース、マグネットスペースというんですかね、こういうのが増えていくというのは流れなのかもしれませんけれども、考え方として、ここが入った上で余ったフロアをどうするか、余ったスペースをどうするかというふうに考えるもんだと思っているんですけれども、ちょっとその辺は、この中のものが全部入らないという前提になっちゃうし、外から社会福祉協議会さんを入れるというふうになると、余ったスペースをこんだけ広く持つ必要はあるのかなと。まだ実線じゃないところで、フロアはたくさんあるので、逆にマグネットスペースは減らして、今ある建物の中に、現庁舎の中にあるものを全部入れるという方向には考えられないんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 現在、今定例会での御意見も踏まえまして、全体的に改めて検証のほうをしてございまして、今後一定の状況につきまして御報告できればというふうに考えてございます。

内野委員

 今ある区役所の利便性の良いところは残して、区民のために使い勝手のいい変更をしてくれるように改めて要望しておきます。

主査

 先ほどの答弁保留は。

中村総務部新区役所整備課長

 先ほどは答弁保留、失礼いたしました。新庁舎4階の健康福祉部、地域支えあい推進部、企画部、区民部で従事する人数の想定でございますが、こちらにつきましては145名程度を想定してございます。

平山委員

 それぞれ各部ごとに人数を聞いているんです。

中村総務部新区役所整備課長

 健康福祉部につきましては70人です。地域支えあい推進部につきましては55人です。企画部につきましては3人です。区民部につきましては15名を想定してございます。

平山委員

 まず今おっしゃった人数で伺っていきますけど、健康福祉部が70名で、地域支えあい推進部が55名、だから約1.5倍もない差なんですけど、どうしてスペースが2倍以上違うんですか。健康福祉部のほうがすごくゆとりを持って使えるレイアウトなんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 こちらですね、実際それぞれの部で使うPC等も配置しますので、そのようなことかなというふうに思います。

平山委員

 それぞれで使うPCによって、こんなに広さが変わるんですか。あまりいい加減な答弁をされないほうがいいと思いますよ。議会での答弁だということを承知をした上でやっていただかないと、このまま進行されてしまうと、ちょっと委員長といろんなこと相談しなきゃいけないですけどね。今の答弁でいいんですか。

主査

 答弁保留ですね。

 分科会を休憩します。

 

(午後4時54分)

 

主査

 再開をいたします。

 

(午後4時56分)

 

 休憩中に御協議いただきましたとおり、このまま質疑を続行することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 それでは、他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、答弁保留を除いて進行します。

 次に、192ページから193ページ、7項会計費、1目会計管理費について質疑はありますか。

大内委員

 会計管理費の保管庫のダイヤル変更、これはたまにしたほうがいいんじゃないかということで多分、今回したのかなと。出納管理費ね。これは毎年やるの。

吉村会計室長

 令和元年度までは2年に1回、60個の保管庫の番号を変えていましたけれども、令和2年度については毎年やるということで、60個全てを変えたということでございます。(「令和2年度からね」と呼ぶ者あり)はい。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、194ページから197ページ、8項選挙費、1目選挙費について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、196ページから199ページ、2目選挙執行費について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、200ページから201ページ、9項監査委員費、1目監査委員費について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、202ページから203ページ、2目事務局費について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 それでは、進行いたします。

 分科会を休憩いたします。

 

(午後4時59分)

 

主査

 分科会を再開します。

 

(午後4時59分)

 

 次に、246ページから247ページ、4款区民費、5項産業観光費、3目観光振興費、対象事業は事務事業1、観光、事業メニュー1、観光のうち、アニメコンテンツを活用した地域ブランドづくり事業以外となります。

中村委員

 247ページのところのNakano Free Wi-Fi運用・保守等業務委託なんですけど、主要施策の成果の62、63ページで観光のところがあって、評価のところに「Nakano Free Wi-Fiは、新型コロナウイルス感染症の影響により、利用者数が減少している。また、利用言語は96%が日本語であり、来街者やインバウンドではなく、区内在住者によるものがほとんどである。さらに、利用者満足(利用しやすさ)が15.8%と低い」というふうにあって、次年度予算編成に向けた評価のところの三つ目の「○」のところで「観光を主目的として導入したNakano Free Wi-Fiは、区内在住者による利用がほとんどであり、また、利用者満足度が低い。さらに、コンビニエンスストアなどのFree Wi-Fiが利用できるなどWi-Fiの利用環境が変化している。よって、中野区としてWi-Fiの提供のあり方を見直す」とあるんですけれども、今後の運用については、「あり方を見直す」とあるんですけど、どう考えていらっしゃるのか、そこを教えていただいてもよろしいでしょうか。

高村企画部広聴・広報課長

 今委員が御指摘いただいたとおりで、それが行政評価です。当初はやはり観光目的と、あとオリンピック・パラリンピックに伴う外国人の来客を見込んだものでしたが、先ほどお話があったように、大分通信環境、この辺も5Gが入ってきたりですとか、コンビニのFree Wi-Fiが入ってきている等、それで実際に利用実績とか、そういったものも勘案したところ、観光としては費用対効果は低いかなということで、観光としてのFree Wi-Fiは見直すべきではないかというふうに今考えています。ただ、今後防災の視点で必要であるかとか、それから仮に例えば撤去する場合にはどのぐらい費用がかかるかとか、その辺も併せて庁内で鑑みて、令和4年度予算についての編成を考えたいというふうに思っております。

中村委員

 ありがとうございます。この評価結果でも、96%が日本人の、日本語を使われる方の利用だったりとか、満足度も低いというところで、これについては、見直しというところはあってしかるべきなのかもしれないんですけれども、例えば世界基準で考えると、やっぱりWi-Fiがあるということが標準装備というところの中でも、今後の、先ほど課長もおっしゃいましたけど、防災の観点だったりとか、なかなか御自宅で使えないような、困窮されている方々も利用されているような状況もあったりとかというところも聞いてはいます。そういったところも含めて、今後の在り方というところはしっかりと検討していただきたいなというふうに思いますけれども、いかがですか。

高村企画部広聴・広報課長

 委員御指摘の点も踏まえて庁内で検討し、令和4年度予算に反映したいというふうに考えてございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、348ページから349ページ、6款地域支えあい推進費、1項地域活動推進費、3目区民活動推進費、対象事業は事務事業2、公益活動推進費、事業メニュー1、NPO等地域公益活動支援のうち、区民公益活動に対する政策助成の活動領域5「ユニバーサルデザイン、男女共同参画の推進及び平和・人権を守るための活動」となります。質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、412ページから415ページ、7款健康福祉費、3項障害福祉費、1目障害者施策推進費、対象事業は事務事業2、障害者施策推進、事業メニュー1、障害者施策推進のうち、障害者差別解消推進の全庁分意思疎通支援経費となります。質疑はありますか。

若林委員

 何でここだけ、この科目でこの部類で、何でここだけうちなのかなって素朴な疑問があるんですが、いかがですか。

主査

 分科会を休憩します。

 

(午後5時06分)

 

主査

 分科会を再開します。

 

(午後5時06分)

 

高村企画部広聴・広報課長

 大変失礼しました。昨日ちょっとお話ししたとおり、声の区報が以前は障害福祉課にありましたので、その分でございます。障害福祉課にありまして、それが今うちのほうに移管されておりますので。もう一度言います、すみません。声の区報は以前からやっていまして、それが障害福祉課にございました。それが令和2年度からうちに移ってきています。広聴・広報課に移っています。点字版区報は新規事業としてうちでやっております。ですので、ここにあるということです。大変失礼しました。

長沢委員

 昨日聞いたから、ちょっと気になって。そうすると、ここで言っているところの6万8,000円という、この全庁分意思疎通支援経費、これは何のお金なの、実際に。

主査

 答弁保留ですね。

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 では、答弁保留を除いて進行します。

 次に、452ページから453ページ、5項の保健企画費、3目医療連携費、対象事業は事務事業1、地域医療、事業メニュー1、地域医療支援のうち、旧中野中学校跡施設管理となります。

 分科会を休憩します。

 

(午後5時09分)

 

主査

 分科会を再開します。

 

(午後5時10分)

 

高村企画部広聴・広報課長

 すみません、答弁修正をさせてください。先ほどのは誤りです。これは手話通訳の分です。令和2年度については、区長の動画メッセージを配信した際に、危機的なものについて2本、2回手話通訳を撮ったものをこちらで執行したものでございます。

主査

 長沢委員、よろしいですか。

長沢委員

 はい。

主査

 それでは、5項の保健企画費のところに戻りますが、他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、454ページから459ページ、6項保健予防費、1目保健予防費、対象事業は事務事業2、予防対策、事業メニュー1、健康危機管理のうち、対策用物品等購入(一部予備費充用分)となります。

若林委員

 この内容というか、内訳というか、内容を教えていただけますか。

浅川総務部総務課長

 これは新型コロナの対策ということで、各部がそれぞれの部の事業で使う感染症対策物品購入に沿っているものです。ちなみに総務部の場合は、不織布マスクであるとか、アルコールの消毒液、飛沫感染防止用のビニールシート等々でございます。

若林委員

 新型コロナ対策においては、各課各部がやる前の段階で危機管理としてこれを調達したということですか。予備費で。

浅川総務部総務課長

 予備費ということで、保健予防課からの所属替えを受けて、各部でそれぞれ使用するものについて購入したということでございます。

長沢委員

 1点だけ、ここで言っているところの一部予備費は充用なんだけど、全体として6,200万円余あるんだよね。執行したのはこの予防対策、つまり健康福祉部のところで執行はしている。全体で。さっき言ったのは総務部というか、ここで言っている企画部や総務部のところにも行っているけど、ほかのところにも行っていて、そういうことね。あくまでもこの分科会で扱うとしたら、ここで扱うという、そういう仕切りにしたってことなの。

浅川総務部総務課長

 そういうことでございます。ちなみに、私のほうで答弁いたしましたのは御参考といたしまして、各部に分かれておりますので、ちなみに総務部としてはこのように執行いたしましたという御説明をさせていただきました。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、558ページから559ページ、11款公債費、1項公債費、1目区債元金について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、同じページの2目区債利子について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、同じページ、3目公債諸費について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、4目一時借入金利子について質疑はありますか。

平山委員

 支出済額の274円というのは何なんですかね。

吉沢総務部経理課長

 こちらが令和2年度末のところの3月15日と16日の2日間なんですけれども、歳計現金の残高が不足をしました。その関係で繰替運用を5億円入れましたので、繰戻しをする際に普通預金利子を計上して返すという形で、この274円を計上したというところでございます。

平山委員

 年度末に現金が足りなかったんですか。年度末って結構お金ありそうですけどね。

吉沢総務部経理課長

 年度末は例年、歳入と歳出それぞれ支払いもあれば、国庫、都の補助金等々入ってくる、そのタイムラグが生じたというところで、現金のほうがショートしたというところでございます。

平山委員

 これで最後で、要するに繰替先は財調ですか。

吉沢総務部経理課長

 そのとおりで、財政調整基金からの繰替運用を行ったというところです。

 

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、560ページから561ページ、12款諸支出金、1項積立金、1目財政調整基金積立金について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、2目減債基金積立金について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、3目特定目的基金積立金について質疑はありますか。同目のうち、事務事業7、区民公益活動推進基金積立金及び事務事業8、環境基金積立金は審査の対象外となります。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、562ページから563ページ、2項用地特別会計繰出金、1目用地特別会計繰出金について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、564ページから565ページ、13款予備費、1項予備費、1目予備費について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 分科会を暫時休憩いたします。

 

(午後5時18分)

 

主査

 再開いたします。

 

(午後5時19分)

 

 次に、職員の人件費関係について質疑を行います。ページは全般にわたっていますが、一括して質疑を行います。

 なお、人件費のうち、特殊勤務手当、時間外勤務手当、休日給及び職員旅費については各分科会での審査となり、給料と他の分科会分担分を除く職員手当等及び職員共済組合事業主負担金についてが総務分科会の分担分となりますので、御承知おきください。

 それでは質疑に入ります。質疑はありませんか。

中村委員

 令和2年度のところでは、会計年度任用職員が令和2年度からスタートしていて、他区とかだと、会計年度任用職員になったことによってボーナスが出るということが大きな変化だと思うんですけれども、他区だと、その代わりに給与が減らされちゃったみたいな事例が出てきていて、中野区ではどうなっているのかという確認と、この年度からスタートしているので、そこの総括質疑が必要なのかなと思っているんですけども、そこはいかがでしょうか。

中谷総務部職員課長

 令和2年度からの会計年度任用職員に移行したのが、それまでの非常勤職員と、それから臨時職員になります。そのうち、特に会計年度任用職員の中で一般的に非常勤から移行してきたような専門職と、それから臨時職員から移行してきたような補助職とがあるんですけれども、補助職の部分につきましては、基本的には期末手当の部分が新たに支給されることになるので、純増といいますか、処遇改善としての面がございます。一方、専門職の部分につきましては、恐らく今委員が御紹介いただいた他区の事例なんかもそうだとは思うんですが、割と年収ベースで報酬額を決めている部分もありますので、その場合に純粋に期末手当を上乗せするのが妥当かどうかという検討がそれぞれの職ごとになされているというふうに聞いています。年収ベースで見たときに、上乗せをすべきでない場合には、それを含めた形で月額の報酬額をその分減額しているケースもあるかとは思うんですけれども、それはケース・バイ・ケースで、職ごとに判断をして精査をしているところでございます。

中村委員

 ということは、非常勤職員で処遇改善というか、そこの部分が必要だった人に関しては増えているという理解でよろしいでしょうか。

中谷総務部職員課長

 基本的にはそのようになっています。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 他に質疑がなければ、進行いたします。

 分科会を休憩します。

 

(午後5時22分)

 

主査

 分科会を再開いたします。

 

(午後5時46分)

 

中村総務部新区役所整備課長

 答弁保留、失礼いたしました。先ほどの面積割の御質問でございますが、こちらにつきましては、現時点で想定している各部の配置につきまして、おおむねの規模感をこちらの図面で表したものでございまして、委員御指摘の詳細につきましては今後整理のほうをしてまいります。

平山委員

 いやいや、おおむねのといっても、ここまで隔たりが出るということはないでしょう。だって1人当たりの面積って何か決めてやっているとおっしゃっていたじゃないですか。地域支えあい推進部に55名入るんであれば、マグネットスペースに55名入るんですよ、ぱっと見。健康福祉部には120名ぐらい入るんですよ。生活援護課の150名が入らないと言っているんですよ。一気に問題解決しちゃう。そういう話になるんですよって言っているんです。それをおおむねと言われちゃっても困っちゃうんですけど、なかったらないでいいですけど、それ以上に答弁はないですか。

中村総務部新区役所整備課長

 本当にすみません、先ほどと繰り返しの答弁になりますけども、こちらは各部のおおむねの配置を示している図面でございますので、今後詳細につきましては整理のほうをしてまいります。

平山委員

 これまでの総務委員会でどういう答弁をされていたのか。本当に中に入れられないのかどうかということを何度も何度もお尋ねしました。庁内で調査を、検証したけども無理だったとおっしゃる。他方で、今70名と55名のこの割合がこんなことになっていて、これから調整しますとおっしゃる。じゃ総務委員会のときの答弁は何だったんですか。本当に調整されたんですか。されたとすれば、どんな調整をされたんですかってなっちゃいますよ。大変申し訳ないけど、今の答弁でいく限り、いわゆる生活援護課を庁内に入れようという努力をされた形跡すら見えなくなっちゃいますよ。総務委員会のときの質問に戻って、生活保護の残りの部分を入れようというふうに庁内調整されたとおっしゃいましたけど、私、総括質疑でも尋ねましたから、改めて伺います。どんな調整をされたんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 生活援護課以外の部署につきましても検討のほうをいたしまして、各課単位や各課の一部等の検討を行ったところでございます。

平山委員

 だって4階ですら、まだ人数が確定していないというんですよ、今の御答弁で御担当がお答えになっているのは。ほかのフロアを全部聞いていってもいいんですけど、そしたら時間がいつまでになるか分からないのであれなんですけど、ここでこうだということは、ほかもあんまり違いはないんでしょう。そういう不確定な状態で、調整で入らないというふうになったということが分からないんですよ。

 できれば最後の質問にしたいと思いますけど、もう1回重ねて聞きますけど、具体的にどの課とどう調整したのかと聞いてもお答えいただけないですもんね。もう少しだけ具体的に、それは4階及び1階のフロアに限定して調整をされたのか、それとも、その他のフロアも含めて調整をされたのか、どっちですか。

中村総務部新区役所整備課長

 新庁舎のその他のフロアも含めまして検討のほうをいたしました。

平山委員

 それで、やっぱり入らないという結論になられたわけですよね。もうこれ以上お聞きをしてもだと思うので、まずこの資料については、今の御答弁では私は到底納得ができないので、委員会に出す資料として適切かどうかというのは理事会で尋ねてみたいと思います。お答えいただけないので。なぜかというと、私が受けた感触ですよ、社会福祉協議会と健康福祉部のスペースが同じように見えるような提示をされて、ほかのところは倉庫とか会議室とかって書いてあるんですけど、社会福祉協議会のところだけ一切何も書いていないんですね。ぱっと見た感じ、社会福祉協議会が占める面積はそんなに大きくないようにも見える。しかも、本来であれば健康福祉部の健康福祉課と生活援護課のスペースは、実施設計段階でこの程度というふうに見込まれたとおっしゃいましたけど、実施設計ですからね。精緻な設計をされているはずですよ。だけど、本来はこんなスペースもないんじゃないかというふうに今の答弁を聞いている限り思える。もしくは、ほかがもっともっと狭いのかというふうにも思いますし、等々考えると、ちょっと信頼性に足る資料とは思いがたいなと思います。

 もうこれで終わりますけど、さっきの答弁の中で実線部分以外は、まだ調整が利きますような答弁をされていた。それも総務委員会でのやり取りをよく振り返ってみていただきたいんです。ほぼ同じようなことを言って、もう変えられないとおっしゃっていましたよ。もう1回、議事録をよく見てください。私の記憶違いかもしれないけど。そういう答弁を繰り返してきて、その一つ一つの答弁に対しては、やっぱり責任を持たれないと。議会での答弁なんですから。じゃ何で急にできるようになるのかということに対しても、きちんと説明は頂かないと。できるか、できないか、分からないですけどね。と思うということと、人数の話にしても、図面の話にしても、先ほど質問に対して数値を持ち合わせないで答えられないと言われた答弁のやり取り、そして過去の答弁と今日の答弁をトータルすると、極めて不誠実ですよ。それだけははっきりとお伝えをした上で、なぜこんなことが起きたのか、なぜこんなことになっているのかということは、もっともっと追及していきたいと思いますし、そちら側ももっともっと検証していただきたいなと思います。現段階では到底納得がいく御説明は頂けませんでした。

大内委員

 この総務116の資料なんですけども、確認させていただきたいのは、町会連合会はどこに、何階のどこに入る予定なんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 御案内のありました町会連合会の事務室でございますが、図面の4階の区民部の下あたりの囲われているスペースがありますけども、そちらになります。

大内委員

 なぜ社会福祉協議会はあって、町会連合会は書いていないのかな。それは何か理由があるの。まだ確定していないから。

中村総務部新区役所整備課長

 執務室を中心に表記したもので、町会の事務局まではこちらのほうに表現してございません。すみません。

大内委員

 生活保護の所管がどこに入るかということで、年頭からいろいろ、一般質問でもいろいろずっとされてきた。ここのところに来て、ちょっと流れが変わってきて、庁舎内にも置くと。半分はスマイルなかの、半分というか、部署というような今のところの段階の話だと思うんだけども、庁舎の中ではどこに入るんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 こちらの図面上、現時点での検討になりますけども、生活援護課につきましては新庁舎の4階に40名と、それ以外の階におおむね40名の配置を想定してございます。

大内委員

 健康福祉部のところの、「生活援護課」と書いてあるよね。ここに一応予定では40名が入ると。生活援護課の職員というのはトータルで何人ぐらいを想定されているんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 おおむね150名強というふうに聞いてございます。

大内委員

 ということは、単純に40名確保しているということは、あと100名分確保すれば当然いいと。となると、先ほど平山委員もおっしゃっていたように、社会福祉協議会のところのスペースを使えば十分入れるということは入れる。ただ、おたくらの今のスタンスは、それを考えていないということなんだけど、そういうことになる。社会福祉協議会のところ、白いところもある、オレンジもあるんだけど、ここも基本的に、もし職員が入るとすると100人ぐらいのスペースがとれるという理解でいいんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 こちらの社会福祉協議会に実際どれぐらいの人員が配置できるかということは、具体的な検討は行ってございませんので不明でございます。すみません、この配置については今定例会で様々な御意見のほうを頂きましたので、改めて現在検討しているところでございます。

大内委員

 社会福祉協議会を入れるのに、何人入るか分からないのにここって、それもちょっとおかしいよ。今、社会福祉協議会は職員何人いるんですよと、最低そのぐらいのことを知らないの。

中村総務部新区役所整備課長

 従事している職員の数としては50人から60人ぐらいというふうに聞いてございます。

大内委員

 50人から60人だと、このスペースだと健康福祉部よりも、同じスペースだけど人数少なくて入って、さらに上の部分、かなり広いよね。そんだけ要求されているんですか。

中村総務部新区役所整備課長

 社会福祉協議会、区とは別団体でございますので、区とは別に、先ほども答弁いたしました倉庫や更衣室等が必要になってございますので、このようなスペースを確保しているところでございます。

大内委員

 別団体とはっきり言われちゃうと、じゃ何でここに、庁舎の中に入るんだということになるので、それはよく検討してください。もう答弁は結構です。

主査

 進行してよろしいですか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 それでは、進行いたします。

 続きまして、一般会計歳入について質疑を行います。

 歳入決算説明書補助資料を御覧ください。

 初めに、1ページから2ページ、2款特別区交付金について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 続いて、3款地方譲与税について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、4款利子割交付金について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、3ページから4ページ、5款配当割交付金について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、6款株式等譲渡所得割交付金について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、7款地方消費税交付金について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 進行いたします。

 次に8款環境性能割交付金について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、9款地方特例交付金について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、5ページから6ページ、10款交通安全対策特別交付金について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 11款分担金及び負担金について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 続いて、12款使用料及び手数料について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、7ページから8ページ、13款国庫支出金について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 続いて、7ページから12ページ、14款都支出金について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 それでは、進行します。

 次に、11ページから14ページ、15款財産収入について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、13ページから14ページ、16款寄付金について質疑はありますか。

大内委員

 寄付金って、ふるさと納税とはまた違うわけじゃないですか。寄付金って目的が出ているでしょう。寄附するときにいろんな項目があって、この項目に寄附しますよとか、そういった形で寄附されるんですか。

森企画部財政課長

 委員お話のとおりでございまして、寄附の申込書のところに今こちらにある項目、例えば社会福祉のためとか、あるいは教育のためとかというような、選べるようになっていまして、現金の寄附を受け付ける場合には、そういう形で申込書のほうに書いていただいて、受け付けをしているということでございます。

大内委員

 ふるさと納税、ここにも入っているんだけど、ほかのところの寄付金項目というのは、ふるさと納税を入れると7か、この中から選んでやるの。寄付金、もし中野に寄附したいよといったら、これは基金になっているのか、いろいろあると思うんだけども、中野区にお金を寄附したいんですよといっても、どのところに寄附しますよという、この項目の中から選ぶ形なんですか。

森企画部財政課長

 そのとおりでございます。

長沢委員

 前にも多分この中で、総務の中で議論されたと思うんだけど、例えばふるさと納税の寄付金というのは、だって特定目的基金にないじゃない。これはこれで説明しないといけないので、これは財調か何かに入れているの。

森企画部財政課長

 例えば、ふるさと納税についても一部は基本的に財調です。ふるさと納税の中でも、例えば東北復興大祭典とか、そういうので選べるのがありますので、そういったものは基金に入れずにそのまま歳出されることもありますし――。

長沢委員

 例えば、何とかのための寄付金、何とかのために寄付金、その寄付金のときに具体的にどういう仕様書というか、どういう処理であれするか分からないからなんだけど、例えば社会福祉のためにと言ったら社会福祉施設整備基金に入れる、あるいは教育だったら義務教育施設整備基金のほうに入れるという、単純にそういうわけではないの。つまり、要するに基金のところで言ったら、お金を一定ためて義務教育で学校とか、福祉施設であったら施設のハードのところにやるの。寄附される方というのは、必ずしもそういうハード面だけのことを言っているんじゃなくて、とにかく子どもたちの教育のために使ってください、福祉のために使ってください、社会福祉のために使ってください、そういうのもあるかなと思うんだけど、ごめんね、書類が分からないからさ。だから、そういうことになっても基金としては社会福祉だったら社会福祉施設整備基金に入れる、教育だったら義務教育施設整備基金に入れるというふうに区のほうでは、さばいているというか、仕切ってやられているのか。いや、そうじゃなくて、いわゆるソフト面については、これはやっぱり一定財調のほうに入れるとか、そこはどういうふうにやられているんですか。

森企画部財政課長

 委員お尋ねの、一応運用としては前者のほうでございまして、寄附の申込書のところに社会福祉、また、教育、まちづくり、区政全般とかというメニューが、選んでくださいと。どういうことに御希望されますか、選んでくださいというのでチェックを入れていただくんですけども、社会福祉のためというようなことで申出を頂いた際には、確かにソフトの部分か、ハードの部分かという部分はあるんですが、一応基金への積立てという部分で言いますと、社会福祉のためということであれば社会福祉施設整備基金に積立てをしておりますし、教育のためということであれば、基本的には義務教育施設整備基金のほうに積立てをしていると、そういうことでございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、15ページから16ページ、17款繰入金について質疑はありますか。

長沢委員

 義務教育の施設整備の基金繰入金については、いわゆる収入済額が2,000万円になったわけですね。たしか補正で減額もしながら、収入としても2,000万円になったということで、当初の予算から比べて、比べてというか、これ、理由は何だったんですかね。

森企画部財政課長

 こちらにつきましては、施設整備は当然やっているわけでございますが、その執行見合い、また、一般財源の収入状況を勘案しながら、もともと義務教育施設整備基金自体は基本的に一般財源を財源に積立てをしているというようなこともありますので、一般財源の収入状況も見ながら、義務教育施設整備基金については、繰入れについては記載の金額ということで対応したということでございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、17ページから18ページ、18款繰越金について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、17ページから20ページ、19款諸収入について質疑はありますか。

平山委員

 19ページの6項雑入、4目違約金及び延納利息、これは何なんですかね、300何十万何がしは。

吉沢総務部経理課長

 契約違約金のところでよろしかったですよね。こちらが4件ありまして、まず公園ユニバーサルデザイン改修工事で、期間の延伸等々、死亡事故が発生したことによりというところでの、これが年度をまたいでいるので2件という扱いになっているのと、あと、美鳩小学校の機械設備工事のほうでも期間を延伸しているというところでの遅延違約金、それから鷺宮小学校・西中野小学校統合新校の基本設計の成果品の納入遅延による違約金が発生しているということでの合計の金額ということになってございます。

平山委員

 なるほど、分かりました。うち2件があれだというのはちょっとね、何ともなんですけど。どうして不能欠損が出ているんですかね。

吉沢総務部経理課長

 不能欠損につきましては、時効が成立したものの、江古田川の河川の補修工事、こちらの入札保証金の、契約辞退に伴う入札保証金が141万円あったんですけれども、こちらが消滅時効を迎えたというところでの不納欠損手続を行ったというものでございます。こちらが平成27年のところで契約辞退ということのものの扱いになっております。

平山委員

 その保証金をお支払いいただけないまま、これは5年が時効なんですか、平成27年ということは――。

吉沢総務部経理課長

 令和2年12月11日をもって時効完成というところですので、5年余というところでございます。

平山委員

 それは訴えを起こした上での時効なんですか。それとも、単なる契約上の時効なんですか。要するに、契約上の民法上の時効かなと思って、だったら何で訴えなかったのかなって。140万円余を。それが分からなくて、若林委員のように素朴な疑問で聞いているんですけど。

主査

 分科会を休憩します。

 

(午後6時13分)

 

主査

 分科会を再開します。

 

(午後6時13分)

 

吉沢総務部経理課長

 区が訴えるかどうかは別としまして、平成27年10月30日に契約辞退に伴う遅滞が発生しました。その後、平成28年1月に入りまして、代理人弁護士のほうから破産申立てのめどが立たない状況であるということの通知等々を頂いたというところで、毎年、収入未済繰越という形での処理をしてきたところではあるんですけれども、令和2年12月11日をもって時効完成により、弁護士のほうから消滅時効援用申出書の提出がありまして、中野区会計事務規則の第45条によりまして不能欠損手続を行ったというものでございます。

平山委員

 理解ができました。丁寧に言ってください、そうやって。分かりました。

 それともう1点だけ、同じ19ページの5目、雑入なんですけど、雑入が予算現額よりも多かったのは、何が多かったんですかね。たくさんあるので、何となくどれだろうと。

白井企画部情報システム課長

 全てではございませんが、こちらのほうの雑入の中の統合仮想サーバー環境クラウドサービス障害に伴う損害賠償金ということで、令和元年に発生しました当区の契約しております統合仮想サーバーの事故に伴いまして相手方に損害賠償を求めました。その結果、6,981万9,986円というところの調定を行ったものによるものでございます。

大内委員

 諸収入、19ページのところの競馬組合配分金、大井競馬場のことなのかな、これ。予算現額、そもそも2億円、知っていたの。

浅川総務部総務課長

 これは平成30年度の営業収入でございまして、利益でございまして、これを競馬組合の議決、令和元年度に議決されたものを令和2年度に各区に分配されたということでございますので、予算を定めたときには既に2億円だということは決まっているものでございます。

大内委員

 今年度、たしか5億円といったっけ、新聞を読んでいたらすごい、ネット配信とかで上がっていて、今年は5億円確定で、今年は5億円で予算を立てられたの。

浅川総務部総務課長

 委員おっしゃるとおりでございまして、新聞個々に出ておりましたのは今年9月17日、組合議会で議決されたということですので、来年度、同じタイミングで5億円というふうに予算に組み込まれるものでございます。

大内委員

 もう一つ、雑入の同じところで、私用電話料って、これは何ですか。

天野総務部新区役所建築担当課長

 依頼電報の料金でございます。電報の支払料金でございます。

大内委員

 もう一つすみません。政務活動費の返還金1円って、これは何ですか。

小堺区議会事務局次長

 これは政務活動費の精算に伴う誤りがございまして、その修正によって1円を返還していただいたということの処理でございます。(「ちょっと休憩していただけますか」と呼ぶ者あり)

主査

 分科会を休憩いたします。

 

(午後6時17分)

 

主査

 分科会を再開します。

 

(午後6時18分)

 

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 続いて、21ページから22ページ、20款特別区債について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 質疑がなければ、以上で一般会計分担分についての質疑を終了します。

 次に、用地特別会計の歳入歳出について一括して質疑を行います。

 用地特別会計は、決算説明書の567ページから581ページとなります。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 他に質疑がなければ、以上で用地特別会計についての質疑を終了します。

 次に、国民健康保険事業特別会計について質疑を行います。

 まず歳入の596ページから597ページ、7款諸収入、3項雑入のうち6目納付金について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、歳出の604ページから605ページ、1款国保運営費、1項国保運営費のうち、1目制度運営費、事務事業1、国保運営関係人件費等について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 質疑がなければ、以上で国民健康保険事業特別会計の分担分についての質疑を終了します。

 次に、介護保険特別会計について質疑を行います。

 まず歳入の666ページから667ページ、9款諸収入、3項雑入のうち、4目納付金について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、歳出の674ページから675ページ、1款制度運営費、1項制度運営費のうち、1目制度管理費、事務事業1、介護保険関係人件費等について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 質疑がなければ、以上で介護保険特別会計の分担分についての質疑を終了します。

 以上で、当分科会の分担分については、質疑は全て終了したことになりますが、全体を通して質疑漏れはありませんか。

中村委員

 1点だけ、先ほどもお話があったかと思うんですけれども、減額補正の基準をもう一度教えていただいてもよろしいですか。

森企画部財政課長

 おおむね事業費として1,000万円の減が見込まれるということでございます。

中村委員

 建設分科会の審査の中で、決算説明書の550ページ、551ページで、まちづくり事業費の区画街路第3号線用地取得業務委託費の不用額約2,600万円について、「減額補正の対象にならないのか」という質疑に対して、「まちづくり事業課としては減額補正の対象として財務課に報告をしていたが、減額補正に反映されなかった」と答弁があったそうです。それに対して委員から、「補正予算に反映されなかったその理由は」という問いに対して、詳細については財政課の判断になるので、建設分科会では答えづらい状況になり、総務分科会で確認してもらうことで落ち着いたということでした。そこで確認をさせていただきますが、まちづくり事業費の区画街路第3号線用地取得業務委託費の不用額約2,600万円が減額補正として担当所管から上がってきたにもかかわらず、減額補正としなかった理由を教えていただけますでしょうか。

森企画部財政課長

 こちらにつきましては、もともと契約自体は単価契約だったということでございます。単価契約の場合、単価を定めて実績に応じて支出がされていくわけですけども、ですので、予算後、補正予算を編成した時点、昨年12月から今年1月にかけての、その段階においてはまだまだ、今後執行の見込みがあるだろうと財政方としては判断をしたということでございまして、補正予算の対象からは外したということでございます。

中村委員

 分かりました。財政課としてはそういった判断だったとは思うんですけども、担当所管から減額補正の対象として上げられていました。この減額補正の基準も、それぞれ所管と共有されるようにぜひ取り組んでいただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。要は、向こうは減額の対象だと思って上げている、現場の声として上げているにもかかわらず、対象とされなかったというところの、意思の疎通というか、コミュニケーションというか、そこの部分もしっかりやっていただきたいというふうに思いますけれども、いかがですか。

森企画部財政課長

 当然これからも補正予算の部分については事務処理方針、事務処理の要領ということで各部にも投げていくわけでございますので、当然、増額だけじゃなくて減額補正についても同様でございます。ですので、補正予算をどういう考え方で編成をしていくのかということにつきましては、文書でもそうですし、コミュニケーションの中でも、しっかりそこは図っていきたいと考えております。

大内委員

 今の話の続きで言うと、ほかにもあるの、1,000万円以上でやらなかったもの。

森企画部財政課長

 例えば、同じページで申し上げると、その下の区画街路第4号線、これはそもそも所管から補正予算の要求が上がってこなかったわけですが、ほかにもまちづくり系では、用地買収を交渉していきますよと。それに応じて執行額が固まっていくわけですけど、補正予算を要求する段階においてはなかなかどうかなというところもあって、要求があったんですけど財政方としてはもう少し頑張ってみたらどうかというような感じで補正予算から外したというのは幾つかあります。ちょっと具体的にどうかというのはあれなんですけど。

大内委員

 最終補正とかをやっている段階だったら、もう分かっているじゃない。だって、年度明けちゃってから最終補正したりするわけでしょう。そのときになったら、もう確定しているのに何でやらないの。

森企画部財政課長

 最終補正を編成するのは年末から年明けにかけてなので、まだ、年度ということであれば2か月、3か月あります。ですので、その間にさらなる執行もできるのではないかということで財政方としては、執行額の変動の可能性もあると判断をして補正予算から外したというのは幾つかあります。

大内委員

 だって、所管のほうでも無理だと言っているのに、頑張れよと言っているの。所管のほうで無理だから、最終補正で上げたほうがいいんじゃないですかと。いや、もうちょっと頑張れって、それで意思疎通とかあるの。じゃないと1,000万円とか言っている基準が分からなくなってくるんだよね。ちょっといい加減というか、執行額が多少それで変動するにしても、その程度は関係ないのかもね、0.何%かもしれないけど、でも、それにしても、一つの基準を言っているけど、それは基準に当てはまらないと言われちゃうとちょっと分からない。まして所管は最終補正でというか、してくださいと言っているのに、いや、もっとちょっと頑張れというのも、ちょっと分からないんだけど。そんな説明なの。

吉沢総務部経理課長

 今回の経理課としては、土地開発公社の事業貸付金とかというのは1,000万円を超えなかったんですけれども、毎年、先ほどの区画街路第3号線、第4号線とも関わってくるんですけども、土地開発公社で先行取得をします。そういったときに銀行から借り入れたものを区から借りて、それを利息でお支払いしていくんですけれども、それも結局、年末や年明けぐらいだとまだ見込みが立たない、減額できる金額が見込みが立たないということで、先ほどの区画街路第3号線、第4号線だとか、土地開発公社の事業貸付金とかというのは、1,000万円を超えていたとしても減額をしてこなかったというのが経緯でございますので、年度末までどれだけの見込みがあるかというところで、事業所管のほうがこれ以上、年明け時点において、ないというのがちょっとよく分からないんですけども、本来であれば年度末まであるというふうな理解でございます。

主査

 ほかに質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、当分科会分担分の質疑を終結したいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議ありませんので、質疑を終結いたします。

 次に、意見の提出についてですが、意見がある場合は、明日9月29日(水曜日)の正午までに、対象となる議案の番号及び会派名を明記の上、文書で事務局まで提出するようお願いをいたします。

 以上で本日予定した日程は終了しますが、各委員、理事者から御発言はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、次回の分科会は、明日午後1時から当委員会室において開会することを口頭をもって通告します。

 以上で本日の総務分科会を散会します。

 

(午後6時30分)