中野区議会区民委員会〔令和3年10月7日〕
区民委員会会議記録
○開会日 令和3年10月7日
○場所 中野区議会第2委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後4時17分
○出席委員(8名)
伊藤 正信委員長
竹村 あきひろ副委員長
杉山 司委員
小宮山 たかし委員
高橋 ちあき委員
南 かつひこ委員
むとう 有子委員
来住 和行委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
区民部長 鳥井 文哉
区民文化国際課長 辻本 将紀
文化国際交流担当課長 矢澤 岳
環境部長 朝井 めぐみ
環境課長 波多江 貴代美
ごみゼロ推進課長 伊東 知秀
清掃事務所長 藤永 益次
○事務局職員
書記 田村 優
書記 五十嵐 一生
○委員長署名
審査日程
○所管事項の報告
1 第21期中野区文化財保護審議会委員の委嘱について(文化国際交流担当)
2 中野区産業振興センター指定管理者候補者の選定結果について(産業振興課)
3 中野区産業振興推進機構との協定・定期建物賃貸借契約の終了について(産業振興課)
4 令和2年度新型コロナウイルス感染症に係る経済支援対策事業の実施結果について(産業振興課)
5 中野区ゼロカーボンシティ宣言及びパブリック・コメント手続の実施結果について(環境課)
6 中野区物品の蓄積等による不良な生活環境の解消に関する審査会委員の委嘱について(環境課)
7 第4次中野区一般廃棄物処理基本計画の策定及びパブリック・コメント手続の実施結果について(ごみゼロ推進課)
8 議会の委任に基づく専決処分について(清掃事務所)
9 区等を相手方とする調停の申立てについて(清掃事務所)
10 その他
(1)旧中野刑務所正門(旧豊多摩監獄表門)公開見学会の実施について(文化国際交流担当)
(2)キャッシュレス決済推進事業の実施状況について(産業振興課)
(3)なかのエコフェアの実施について(環境課)
○所管事務継続調査について
○その他
委員長
定足数に達しましたので、区民委員会を開会します。
(午後1時00分)
本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
なお、審査は5時を目途に進め、3時頃に休憩を取りたいと思いますので、御協力をお願いいたします。
昨日に引き続き所管事項の報告を受けたいと思います。
1番、第21期中野区文化財保護審議会委員の委嘱についての報告を求めます。
矢澤文化国際交流担当課長
それでは、第21期中野区文化財保護審議会委員の委嘱につきまして御報告いたします。(資料2)
第20期中野区文化財保護審議会委員の任期満了に伴いまして、中野区文化財保護条例第17条から21条までの規定により、教育委員会の議決を経まして、下記のとおり第21期委員を委嘱したところでございます。
1、委員についてでございますが、以下のとおり6名の委員の方々に委嘱し、基本的には全員再任したところでございます。
2、委嘱期間についてでございますが、令和3年10月1日から令和5年9月30日までの2年の任期となってございます。
3、職務内容についてでございますが、教育委員会の諮問並びに文化財の保存及び活用に関する重要事項につきまして調査審議し、教育委員会に答申または意見を述べることでございます。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告について質疑はありませんか。
杉山委員
これ、審議会委員というのは定員というか、人数はもともと6名で決まっているんですか。
矢澤文化国際交流担当課長
文化財保護条例の第20条に基づきますと、委員10人以内で組織するとしてあります。
杉山委員
6名が全員再任ということでしたけど、ちなみに昨年もこのメンバーだった。6人の皆さんがどのぐらい長くやられているのかって何となく分かりますか。
矢澤文化国際交流担当課長
6名いらっしゃいまして、一番長い方で9期から務められておりますので、1997年から。1期2年で。あとは12期、15期、17期、19期ということで。
杉山委員
今ちょっとお話を伺ったところだと、なかなか変わるタイミングはないんでしょうけど、ちなみに変わるタイミングがあった人、それぞれタイミングがあると思うんですけど、変わった理由って、今回は再任だったんですけど、その前の前の前とかは誰かが変わっていると思うんですが、変わる理由って何かあるんですか。
矢澤文化国際交流担当課長
変更する主な理由としましては、例えば年齢によるものですとか、その委員の方々の事情ですとか、そういったものに基づいて変わるものと聞いてございます。
杉山委員
そうすると、どちらかというと委員が、私はもうちょっと体調がよくないので、任期を全うできないよとか、年齢がこうで、例えば大学を退官されたとか、そういう感じで、こちらが中野区側から指定して違う方を当て込むとか、やめて新しい人を任命したりとか、そういう意思というのはあまり生まれない委員会なんですか。
矢澤文化国際交流担当課長
基本的には文化財保護審議会の委嘱につきましては、教育委員会の議決を経て決まりますので、そういったことはあまり今までは考慮していなかったというふうに聞いてございます。
杉山委員
いや、ずっとやっているというイメージで、どういうタイミングで変わるのかなとか、中野区とか教育委員会の意思ってどうなっているのかなとか、ちょっといろいろ疑問が残るところはあるんですけど、この方々には、今、中野区って文化が少ない、文化財が少ないということもあり、なるべく壊さないで残していきたいという意思があるものもたくさんあると思うので、ここら辺、しっかり本当に審議というか、していただけるように本当に真面目にやってくださいと中野区のほうから。いや、長くやっていて、やめたって。(「真面目にやっているに決まっている」と呼ぶ者あり)いや、そうなのかもしれないんだけど、しっかりと文化を残していくという意味では区からの働きかけも必要だと思うので、教育委員会マターではなく、中野区としてもハンドリングしていけるように進めていただきたいなと思っております。要望で。
委員長
他に質疑ありませんか。
むとう委員
今、大体杉山委員が聞いてくださったので、聞くことはなくなってしまったんですけれども、この方々って、こういう分野って、そんなに専門性の高い方がそう日本中にいらっしゃるわけでもないので、ある程度固定化してしまうのも致し方ないかなというふうには私は思っているところなんですけれども、大体1年の中で何回ぐらい審議会というのは開かれているのか。それからあと、大体平均年齢はどれぐらいの方々なのかというのを教えていただけたらと思います。
矢澤文化国際交流担当課長
文化財保護審議会の開催につきましては、ここ最近ですと年に二、三回開かれているところでございます。年齢につきましては、年を重ねている方で70歳を超えていたりですとか、五、六十代なのかなというふうに認識しております。
小宮山委員
こちらの方々の報酬というのはどういうふうに、例えば会議に一回出たら何万円とか、そういう形で支払われているのかどうか、どういう形で報酬が払われているのか、どのくらいの金額が払われているのかというのを1点と、あとは最近、平和の門の際にこの方々がいろんなお話合いをされて、結論を教育委員会に答申を出したということは記憶に新しいんですが、そのほかにどんなことについて話し合われているのかというお仕事の内容をもうちょっと詳しく具体的に聞かせてください。
矢澤文化国際交流担当課長
まず1点目の報酬についてでございますけれども、一回当たり2万円として定めてございます。それともう1点につきましては、文化財保護審議会の直近ですと、旧中野刑務所正門の諮問に基づいて審議したところでございます。それ以外のことということでよろしいですか。分かりました。例えば哲学堂公園が国の名勝指定を受けましたけども、そのことに関する報告ですとか、今後、哲学堂公園が国名勝指定されたことに伴いまして、保存活用計画をつくっていきますので、それの検討ですとか、あとは昨年度、歴史民俗資料館がリニューアルされましたので、そこの見学ですとか、そういったことも昨年はやられたと。
南委員
先ほどの質疑の中で、この審議会の委員の人数というのは、文化財保護条例の第20条で10名以内ということで決められているということなんですが、その中で今回6名が再任されている形なんですが、ちょっとお聞きしたいのは、その6名を選定、今回は再任ですけど、前々回なのか分からないんですが、再任されたときの、ここに専門分野がそれぞれ載っていますね。建築史、近世史、日本絵画史とか様々に載っていますけれども、この6名に絞る段階に当たって、この専門分野というのは区で指定を、専門分野を決めてからそれぞれ選んでいらっしゃるのか。その選定基準というのはどのようにされていらっしゃるのか。
矢澤文化国際交流担当課長
この選任の考え方についてでございますが、こちらに書いてある建築史、近世史、日本絵画史、仏教美術史、民俗学、考古学とそれぞれ専門分野がありまして、考え方については、中野区の文化財の性格でもあるんですけれども、民俗学、美術史学、歴史学、建築史、それから考古学、主にこの5本をまずベースとしまして、それに基づいてそれに類する委員を選任していくということでございます。
南委員
ということは、審議委員を選任するに当たっては、中野区としてはまずその専門分野ということを決めて、その中の専門分野お一人お一人に対してどなたが適切な方なのかということで選んでこられたということでよろしいですか。
矢澤文化国際交流担当課長
そのとおりでございます。
南委員
今回は再任ということもそうですけど、専門分野は6分野ですけども、これまでこの専門分野が違っていたというか、別な専門分野の方のときもあったのか、それとももうこの6専門分野ずっとで選定されてきたのか。その辺りをちょっと教えていただければと。
矢澤文化国際交流担当課長
基本的にはやはり文化財の性格である、先ほど申し上げた五つの性格に基づいてこれまで選任してきたところでございますので、その考え方に変わりはないというふうに聞いてございます。
高橋委員
確認なんですけど、今日、文審の方々の委嘱についての報告はここでしているんだけど、子ども文教委員会でもしているんですか。
矢澤文化国際交流担当課長
子ども文教委員会では報告はしておりません。
高橋委員
これ、一応事務執行というか何か代わりといったら変だけど、受けてやっているわけですよね、文化国際担当が。もともと教育委員会にあったような記憶があるんだけど、いつからこっちに来たの。
矢澤文化国際交流担当課長
今までは教育委員会事務局の生涯学習分野ですので教育委員会事務局にあったものが、平成23年度の組織改正に基づいて健康福祉部のいわゆる区長部局に補助執行という形で移管されたというふうに聞いてございます。
高橋委員
組織体制によって変わったということは分かっているんだけど、それによって生涯学習とか文化とかが分散されてしまったと私は思っているわけですよ。だから、本来であれば文化財をそのときに調査、審査、認定できる時期を逃してしまうときもあったんじゃないかなとか、随時、何といったらいいのかな。本元にあれば、これはちゃんとここの審議会にかけなくちゃいけないというふうに分かるものが、ちょっと時をたって、ああ、かけなくちゃいけなかったねとかという、そういうずれが生じてはいないかなというところがとても心配のところがあるわけですよ。別に今、担当課長のところで、これがここにあっても何の不具合もないというか、そういうことはないんですよ。だけど、決めるのは教育委員会なんですよというのが何かちょっとおかしいんじゃないのかなと私なんかは思うんだけど、そういう違和感は別に感じていませんか。
矢澤文化国際交流担当課長
平成23年の大規模組織改正に基づいて区長部局内に移管して以降、いわゆる教育委員会から補助執行という形で命を受けて、この文化財保護業務をこれまでやってきたところでございまして、漏れについてはなかったというふうに認識してございます。今後も、ただやはり委員御指摘のとおり漏れがないように当然努めるとともに、教育委員会事務局ともしっかり連携を取った上で、文化財保護行政の推進に努めてまいりたいというふうに思っております。
高橋委員
最後にしますけど、やっぱりそうやって分散されているものが、スポーツに対してだって健康福祉部に移りましたよね。それによって子どもたちが関わる開放事業とか、ここで答弁は必要ないんですけど、いろんな政策に対して分散されちゃっていると全く見えないというか、区民にとって使い勝手が悪いというか、そういうところが非常に耳に入ってきたりするので、そこのところをやっぱり文化国際のそういう事業の中においてもしっかりと連携を取りますって今おっしゃってくれたけど、全体的に教育委員会との連携を取れていないところがたくさん見え隠れしておりますので、そこは今後も気を使ってやっていってもらいたいと思いますけど、いかがですか。
矢澤文化国際交流担当課長
繰り返しの答弁にはなりますけど、今後も文化財保護行政、それから私のところでは生涯学習も担っておりますので、漏れがないように教育委員会としっかり連携を取って推進していきたいというふうに考えております。
委員長
よろしいですか。他に質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
次、2番、中野区産業振興センター指定管理者候補者の選定結果についての報告を求めます。
鳥井区民部長
それでは、お手元の資料(資料3)を御覧ください。中野区産業振興センター指定管理者候補者の選定結果について御報告申し上げます。第2回定例会につきまして、この指定管理者候補を募集するということで御報告した案件の選定結果でございます。
令和4年度からの新たな指定管理者を選定するため、条例に基づきまして以下のとおり指定管理者候補者の募集及び選定を行ったものでございます。
1番、選定までの経過につきましては御覧のとおりでございまして、6月12日から手続を進めてございました。
2番、応募申請状況でございますが、応募申請数は3事業体がございました。
3番、選定方式でございますが、公募によるプロポーザルの方式でございます。庁内に設置いたしました指定管理者の選定委員会、これにおきまして書類の審査、また面接審査を行いまして、外部専門家による財務診断を行った上で指定管理者候補者を選定したものでございます。
4番、選定結果でございますが、ハートフルサポート共同事業体、代表団体がテルウェル東日本株式会社、構成団体が株式会社東京アスレティッククラブでございます。現在、指定管理者をしているものと同じものでございます。
5番、指定管理者の指定期間は、令和2年4月1日から令和7年7月31日まででございます。
6番、今後の予定でございますが、次の第4回定例会に指定管理者の指定に関する議案を御提案申し上げたいと思ってございます。12月に議決を頂きましたら基本協定を締結いたしまして、その後、年度協定の締結をいたしまして、4月からこの指定管理者による業務の開始となる予定でございます。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑ありませんか。
杉山委員
ここも今回3年間、前回と同じ業者が選定されたということだと思います。今回のプロポーザル、1階の飲食スペース、今、机が置いてあると思うんですけども、あそこってこの管理の中に入るんですか、入らないんですか。そこだけ。
鳥井区民部長
飲食スペースも施設の一部でございますので、これも管理の範囲に入ってございます。
杉山委員
そこの活用の方法は、フリースペースとしてちょっと使えるように今なっていると思うんですけども、もうなっていないんでしたっけ。なっているのか。
鳥井区民部長
1階の奥の飲食スペースでございますが、現在も少しレイアウトを変えまして、ワークスペースとして利用いただけるようにしております。
杉山委員
それはいつまでかはちょっと分からないんですけども、4月からそのスペースというのはここに入っているということなんですけども、これは管理者、ハートフルサポート共同事業体というのがその飲食スペース、今の状態を継続するのか、それとも新たに何か起こすのか。そこら辺の計画ってどうなっていますか。
鳥井区民部長
公の施設の部分でございますので、基本的に使い方につきましては私どものほうで考え方を決めるということでございます。もちろん指定管理制度を取ってございますので、相談はいたしたいと思ってございますが、現在ワークスペースとして御利用いただいておりますので、その状況を見ながら4月以降につきましては決めていきたいと考えております。
杉山委員
そこはお願いしますということと、入り口、産業振興センターへ入ると、結構電気回りが暗いような感じがするんですね。2階、3階というのは結構明るく造られていると思うんですけど、その1階部分が暗く感じるものというのの改善とかというのは区側が考えていくのか、それともこの業者が考えていくのかどちらですか。
鳥井区民部長
設備に関することでございますので、基本的には区側のほうでスペックをまとめているという状況でございます。
杉山委員
じゃ、産業振興センターの入り口、1階のちょっと暗い感じがする。れんが造りになっているので、色的にはそうかもしれないですけども、明るさで何とかするとか、そこら辺ちょっと御検討いただきたいなと思います。要望で。
来住委員
関連してお聞きしたいんですが、7月下旬からでしたかね、飲食スペースを活用したテレワーク環境ということで提供が始まっています。分かる範囲でいいんですが、利用の状況はどういう状況に今なっているか。
鳥井区民部長
8月5日から利用を開始してございまして、今、手元に持っておりますのは10月4日までのデータでございますが、これまでに合計89名の方に御利用いただいております。
来住委員
利用されている方からの何か、もう少しこうしてほしいとか、私も何回か立ち寄っているんですけども、私の印象では先ほどあったようにちょっと暗いなというのと、入り口がちょっとイメージがね、受け入れるイメージとしてはうまくできていないなという感じを持ったりするんですが、利用されている方自身の何か声というのは把握されていますか。
鳥井区民部長
利用者の方全員ではないんですが、アンケートのお願いをしてございまして、私の手元にあるのは37件ほどの回答でございますけれども、改善に関する御要望といたしましては、今後も継続してほしい。また、もう少し明るければということで、スタンドライトをつけているんですが、ちょっと足りないという御意見、またテーブルの高さの御意見、またネット環境、電源の数、荷物置場に関するような御意見、Wi-Fiに関するような御意見がございましたけども、こういった場があって、ありがたく思います。また利用させていただきますというような御意見も頂いてございます。
来住委員
場所も非常に駅に近いわけですし、今後コロナの状況がどうなるか分かりませんが、働き方もいろいろ変わってきていますので、テレワークの環境としては、やるのであれば一定の整備といいますか、必要だろうというふうに思います。今回は予算上もあって手を入れないというか、空きスペースを入れるようにして、新たな施設的な設備はされていませんので、今後のことになりますけども、まず先ほど言いましたように1階フロアの全体のイメージですね。その部分だけじゃなくて、やはり全体が暗いです。それから、区民の利用されている左側の企画スペースといいますか、そこが今、コロナの関係もあって利用されていませんので、それらも一定の改善が必要かなと思います。ですから、1階全体の明るさも含めた今後新たな締結をされる、年度協定が3月に行われるということになりますので、そういう中でそれらも含めて一定の改善が必要かなというふうに思いますけども、今の段階で何かお考えがあれば。
鳥井区民部長
確かにれんが造りであの色ということで、それがまたちょっと明るさの印象に影響するところもございます。2階、3階につきましては産業団体の御利用等がございまして、LED化もしているところなんですが、1階のほうはまだ済んでいないところがございまして、施設改修全体の、区全体の話ではございますけども、そういった面では明るくできる工夫がないか。また、このワークスペースにつきましても、何らかそういった明るさの工夫ができないかについては検討してまいりたいと思っております。
来住委員
年度途中からの試行的なといいますか、行われたものですので、やむを得ないかなと思いますけども、もし継続的に、今御紹介いただいたように継続してほしいという声などもあるのであれば、一定の予算措置も必要になってくるのかなと思います。したがって、やるのであれば改善方も含めて、整える設備も含めてやる必要があるというふうに思いますので、新しい年度のことになりますので、その点ぜひ次に引き継いでいただきたいなと、これは要望にしておきます。
小宮山委員
将来的にはここの施設の利用目的、産業振興のための目的というのは変わっていくんでしょうけれども、まだしばらくはこのまま続いていくのかなと思います。中野区において産業振興のためだけの施設とか、産業振興のためだけの体育館とかが中野駅のすぐ近くに本当に必要なのかな、ほかの区民を排除する必要があるのかなというのをずっと考えております。前回の6月の委員会報告の際にも質問しましたが、ここの1階に例えば一時保育室というスペースがございます。男女共同参画センター時代には、区民の子育て支援イベント等の活動スペースとして非常に有効に活用されていたものなんですけども、産業振興センターになってからはそれが一般の区民には開放されなくなってしまいまして、ごく一部の一握りのグループだけに開放ということになってしまいました。そして今現在、私が最近一、二年前に調べたところ、ここの一時保育室を目的内利用している人は月に1回ぐらいしかなかったということで、利用頻度がとても低い。駅前の一等地にあって便利な場所なのに、月に1回しか目的内利用をされていないようなスペースという無駄な使われ方をされるようになってしまった。ほかにも一、二年前の話ですけども、それまで何年もずっと活用していた無料塾の団体がある日、ここは産業振興のための施設だから学生は使えませんと、無料塾は出ていってくださいと言われまして、結局無料塾の活動を継続できなくなってしまったということがありました。本会議でも訴えたんですが、条例でそう決まっているからと。確かに条例でそう決まっているので、産業振興のための施設で区内の勤労者しか使えませんというふうに条例に書いてあるので、どうしようもできませんということで、その状態がずっと続いております。しかし、やはり無駄なことが多いわけでありますから、子ども塾のような公益性の高いもの、そして子育て支援の活動など今の区の政策とも合致するようなものというのはもうちょっと柔軟な使い方をできるように、この施設まだあと何年か続いていくわけですから、今のうちに条例を変えてでもいいので見直していってはどうかと思いますが、いかがでしょうか。
鳥井区民部長
委員御紹介のとおり産業振興センターの目的を持って、それに沿って施設が造られ、運用しているという状況にございます。ただ一方で、委員の御指摘のようなもし空きがあったらどうかとか、そういったことも当然ございますので、施設の目的に沿い、また中野区の施設だということを踏まえつつ、利用者の動向等も踏まえまして必要な改善は図っていきたいと思っております。
むとう委員
小宮山委員の御意見とちょっと似ているんですけれども、先ほど来住委員からも質問がありましたワークスペースの部分なんですけれども、8月5日から10月4日で89人とおっしゃいましたっけ。そうすると、1日で割り返すと2人いないんですよね。がらがらなんですよね。私も行ってみたときは誰もいなかったんですよね。本当にもったいないので、例えば本当に図書館にも近いですし、ワークスペースだけではなくてスタディスペースであるとか、ちょっと幅を広げてはいかがかなと思うんですね。もったいないんじゃないかなと思いますので、これ、試行的にやっていることではあるけれども、2か月、3か月やってみてこの状態であるならば、利用者の制限を少し緩和するという。行く行くここって中高生館みたいな要素も今後の方針の中で書かれていますので、高校生、大学生、中学生なり一人でお勉強するスペースとしても、騒がないでそれぞれがお勉強するスペースとして、図書館にも近いですし、利用させてあげたらいいのになというふうに思うんです。行く行くは勤労者になるわけですから、どうでしょうか。
鳥井区民部長
先ほど申し上げましたとおりそれぞれの施設の目的、また中野区の施設であるという、そういうことを踏まえまして、施設の運用を行ってございます。このスペースにつきましてはワークスペースということですので、大人の方の一定の学習的なものもワークの中に入りますので、そういった御利用であるかと思ってございますけども、子どもさんの利用につきましては今後の動向を見まして、近くに図書館があるというようなこともございますので、検討課題だとは思ってございますが、現時点ではワークのスペースということでやっていきたいと思っております。
むとう委員
高校生、大学生でもいいですから、子どもというよりも中高生、大学生ぐらいを対象に考えていってほしいかなという要望をしておきます。せっかくある施設なのに、小宮山委員が言っていた子どものスペースのところも私はかつて利用させていただいた経験があるので、保育室、本当にもったいないと思いますので、そこはやっぱり早く検討されたらどうかなと。区民の財産ですから、有効利用を図ってほしいというふうに思います。今回公募でプロポーザル方式ということで今と同じ業者。何か新たな提案というのはあったんでしょうか。
鳥井区民部長
今回の事業者の中で、例えば1階のイベントスペース、1階へ入って左側のほうのことでございますが、コロナの時代を踏まえましてということで2点の御提案があったということでございます。一つはコワーキングスペースとしての活用ということ。コワーキングスペース、共同作業の場所、ワークスペースですけども、いろんな方が一緒に使えるという意味でのコープと同じコワーキング。それから、企業と連携したモデルオフィスのような展示の場所として使えないかというような御提案も頂いております。これらにつきましては提案事項でございますので、区と、指定管理者として議決いただきましたら、その後どうするかというのは協議をするということになります。
高橋委員
確認なんですけど、今回選定された事業者さんと、今は空いているフリースペースのところは区が現在はやっていらっしゃるんだけど、そこも含めて次年度からお願いするという考えじゃなくて、そこはそこという区の持ち物ということでプロポーザルをかけたんですか。
鳥井区民部長
そのワークスペースとして今使っております飲食スペースも含めて、指定管理者のほうに管理はお願いするというものでございます。
高橋委員
そうすると、今、暫定的にやっているところがもっとよりよくなる可能性もあるし、そうじゃない別物になっちゃうということもあるというふうに思っておいていいの。
鳥井区民部長
公の施設として位置付けられておりますので、基本的には使い方のルールの基本は区がつくるというものでございます。今回はその範囲、それを前提に、こういった使い方はどうでしょうかというような御提案もそれぞれに頂いたというところでございます。
南委員
私もちょっとワークスペースのところをお聞きしたいんですが、先ほど答弁の中で延べ人数ですね。使用された延べ人数が8月5日から10月4日、これは約2か月間ですよね。で、89人ということは、1日にすれば、60日で90人としても1.5人ということで、たしか定員がここは8名ぐらいだったんじゃないかなと思います。先ほどむとう委員からも、がらがらだというような話がありましたけど、延べ人数というよりも実人数からしたら、使用されている方というのは何かもう決まっちゃっているんじゃないかなと思うんですけど、その辺は区のほうはどのように見ていらっしゃるんですかね。
鳥井区民部長
現在お使いになる際に御住所をお書きいただいておりまして、そういう意味での統計は取っているんですが、すみません。内容は調査しておりませんで、実人数が何人かはちょっと今手元にはないんですけれども、同じ方がお使いになっているということは当然あろうかと思います。また、御住所につきましては大体4割ぐらいの方は中野区民の方なんですが、それ以外に在勤の方も5割いらっしゃいまして、残り1割がそれ以外の方というような状況になってはございます。
南委員
たしかワークスペースについては、以前の区民委員会で暫定使用ということで御報告いただいていたんですけど、暫定期間ていつまででしたですかね。
鳥井区民部長
はっきりといつまでで暫定を終えて、次をどうするということではないんですが、基本的には年度内行っていきたいというふうには思ってございます。
南委員
年度内まで一応暫定的にということでよろしいんですね。実人数とか延べ人数もそうなんですけども、もう一度やはりよく検証していただきたいなというふうに思います。このまま次、例えば来年度の当初予算へ乗っけるとなると、本当にいいのかなというふうに思ってしまうような今現状、延べ人数とかそういう人数についてはそういうふうに思いますので、しっかりと検証のほうをしていただきたいと思いますけど、その辺どうでしょうか。
鳥井区民部長
現在、試行的な実施ということでございまして、委員おっしゃるとおり来年度予算のこともございますので、現在の利用状況や利用者の方の声、そういったことも踏まえまして、今後の活用につきましては検討してまいりたいと思います。
南委員
それで、先ほど区民の方と、あと在勤の方でしたかね、が使われているという。ここ、無料なんですよね。そうなると、近隣の貸しオフィスだ何だかんだがあるわけですけど、民業圧迫ということにはならないですか。その辺はどのようにお考えでしょうか。
鳥井区民部長
以前からそういったオフィスはあったかと思うんですけども、今回のコロナの関係もございまして、一定そういったものが近隣にあるということは承知をしてございます。委員おっしゃるとおり民業圧迫ということではよくないとは思ってございます。ただ現状、近隣にあるものに比べまして、衝立で仕切って、ちょっとランプがあって、電源は1個あるけども、Wi-Fiはないというレベルになってございまして、現時点で特に競合するというような認識は持ってございません。また、PRするチラシがございますが、近隣のそういったオフィスのことも御紹介できるようなQRコードもつけてございまして、両立できるようにということで考えているところでございます。
委員長
よろしいですか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
次、3番、中野区産業振興推進機構との協定・定期建物賃貸借契約の終了についての報告を求めます。
鳥井区民部長
お手元の資料(資料4)を御覧ください。中野区産業振興推進機構との協定・定期建物賃貸借契約の終了についての御報告でございます。
区では現在、一般社団法人中野区産業振興推進機構、以降「機構」でございますが、との中野区産業振興拠点事業の実施に関する協定書、これに基づきまして平成25年から中野セントラルパークのイーストとサウスの一部を定期賃貸借、転貸なんですけども、してございまして、これによりまして中野区産業振興拠点事業を進めてきたところでございます。
現在3期目になっているんですけども、協定及び定期賃貸借契約期間は来年、令和4年8月31日までとなってございます。区と機構で協議をした結果、今回の期間満了をもって協定契約を終了することとなりましたので、御報告するものでございます。
1番は、これまでの1期、2期、3期の協定と賃貸借契約のそれぞれの期間をお示ししてございます。
今後の報告予定でございます。2番でございます。来年の第1回定例会で中野区の産業振興方針策定の考え方といったもの、仮称でございますが、基本計画の策定を踏まえまして産業振興に関する考え方、これをまとめていきたいと思ってございまして、これを御報告する予定でございますが、この産業振興拠点につきましても、その中で一定の御報告を含めて行いたいというふうに思ってございます。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑ありませんか。
杉山委員
2の今後の報告予定というところで中野区産業振興方針策定ということは、今までは中野区のICTコンテンツ、ライフサポート、三つの事業に関する区内産業の発展を書いて策定しているものだと思うんです。それを今後変えていく。どういう方針で変えていく。そういう報告はあるということですか。
鳥井区民部長
現在、この産業振興に関係する方針を記したものといたしましては、中野区産業振興ビジョンというものが過去につくられてございまして、現在ございますけれども、これと名前がどうなるかということはございますけれども、今回、基本構想・基本計画の策定に至ってございますので、それらを踏まえまして、考え方といったものをお示ししたいというふうに思ってございます。
杉山委員
ありがとうございます。それ以外に、この中野区産業振興推進機構の一定の報告をここでもやるというお話だったんですが、今お話しされたと思うんですが、これは産業振興推進機構の話もここで何か報告されるんですか。それはしないんですか。
鳥井区民部長
今回この御報告の内容で、2番のところで産業振興方針策定の考え方についての御報告というのを入れさせていただきましたのは、この中でこれまで進めてきました中野区産業振興拠点事業、これの一定の総括というんでしょうか、まとめというんでしょうか、それを含めた形で御報告したいというようなことでございます。
杉山委員
この9年間の産業拠点事業に関して9年たってから報告というのも、分科会でもちょっとお話ししましたけども、この期間、令和4年8月31日を待たずして今までどうだったのか、できればしっかり検証していただきたいというお話をさせていただきました。この検証というのは、今までここから何が生まれたのか、何が潰れたのか、どんな産業が生み出されたのか、テクノロジーがどうだったかとか、あと中野区はどう関わってきたのかとか、そういう話を検証していただきたいんですが、一番知っていただきたいのは、この産業振興推進機構のお金の流れ、これもちゃんと見ていただきたいと思うんですが、それって中野区として見られるんですか。
鳥井区民部長
私どもは、この協定に基づきまして賃貸借を行っているということで、毎年度事業報告を頂いておりますし、(「収支」と呼ぶ者あり)事業報告の中で収支につきましても頂いているということでございます。
杉山委員
その収支に関しても今、中野区は東京建物さんからたしか1,400万円ぐらいで借りていて、その賃料を中野区産業振興推進機構からその額一円たりとも変わっていないお金をもらっていると思うんですね。ただ、中野区産業振興推進機構の収支を見させていただくと、数千万円のお金、5,000万円ぐらいが入ってきて、どこかに出ていく。そんなものが見受けられます。ここら辺のお金の流れも今回検証されるのであれば、ちゃんと見ていただき、区としてこの産業振興推進機構が区に対してどのように産業に寄与していただいたのか。そういうものもはっきりと分かるような形にしていただきたいなと思っておりますが、いかがですか。
鳥井区民部長
私ども毎年収支報告を頂いておりますので、その中に特に不審な点があるというようなものは現在思ってございませんけれども、私どもがここをある意味、委員御紹介のとおり借り受けた値段でお貸しをしてということでやってきたものでございますので、それらの経費の使い方がどのようにされたのかといったことは当然含めて検証されていくべきものだとは思ってございます。
杉山委員
あくまで不審とは私、お伝えしていないので、不審じゃないです。(「申し訳ありません」と呼ぶ者あり)1,400万円で貸して1,400万円入ってくるだけじゃなくて、区もやっぱり職員の方が打合せに行ったり、人件費がかかっているわけなんですよね。だから、単純にお支払いしているものをもらうだけじゃなくて、人件費は別計上されているとは思いますけど、そういうことも含めて何かしら区としても産業に寄与する上で必要な経費がかかっているんじゃないかなとか、そういうのをちょっと心配はしているところでございます。
もう一個だけ。今いる産業振興推進機構の会員の育成というか、何かトラブルに機構と区がならないように、協定は結んでいるので、トラブルを回避するための条項というのはきっとあると思うんですけどね。仲裁に関しては何かやろうとか、そういうのは書いてあると思うんですが、会員とのトラブルを何とか生まないような手厚いじゃないですけど、話、ヒアリングをしたりしてトラブルを事前に回避するみたいな、そういう手法というのは取られる予定はありますか。例えば行き場がなくなっちゃったとか、それは……。
鳥井区民部長
基本的にICTCOというふうに呼んでおりますけども、こちらの会員さんが、この機構としての会員さんがいらっしゃるということは当然承知をしてございます。今回、機構のほうから会員の皆様に、こういったことを踏まえますという一定の通知をしたということは、情報としては伺っておりますので、会員の契約は私ども区は当事者ではございませんで、機構が各会員の事業者の皆様としていることでございますので、その内容は当然私どもがこれを東京建物からお借りし、それを機構にお貸しをし、その中での会員契約ということが大前提、それらを全て踏まえたものとなっているというふうに承知してございますので、基本的にはその中で丁寧に対応していただくことかなというふうに思ってございます。
杉山委員
もう要望にしておきますけど、機構との契約なので、機構とだけやっていると何かトラブルが起こっちゃうかもしれない。分からないです。ずっと安く借りられていたところを出ていけというわけですから、機構がその後、自分たちが解散するのか、そのまま機構そのものがどこか民間の場所を借りてやるのかとか、そういうのは分からないと思いますけど、その後ろに会員がたくさんいるということを意識しながら、機構との窓口やり取りをしっかりしていただければと思います。要望で結構です。
小宮山委員
今後の使われ方なんですけども、東京建物さんから区が借りている施設だと思うんですが、今後何をしようと区の自由というふうに理解していいんでしょうか。
鳥井区民部長
こちらにつきましては区がどうしようというより、区は東京建物からお借りをする際に産業振興等も含めてにぎわいのものとして目的で使うということで東京建物からお借りをしてございますので、その範囲内でということで思っております。
小宮山委員
にぎわいのために使えば何でもいいという解釈でよろしいですか。
鳥井区民部長
東京建物株式会社と中野区との契約書があるんですけれども、ここにつきましては区内の産業振興と公共的な利用のために賃貸というようなことで確認されているということでございますので、その範囲であればということで理解をしてございます。
小宮山委員
産業振興と公共のためということであれば、公共のために使うという名目で、例えば子育てひろばを入れたりとか児童館を入れたり、あるいは市民活動センター的なものを入れたりとか、いろんな活用の仕方があり得ると考えていいですかね。産業振興には直接関係しないかもしれないけれども、子育て支援のスペースとか、市民活動のスペースとか、そういった活用も今後あり得ると考えてよろしいでしょうか。
鳥井区民部長
東京建物との間の約束事がございますので、それが変わらない限りはその範囲内でということになろうかと思います。個々の案件がそれぞれこれに当たるかどうかは、それはきちんと精査の必要があると思ってございます。また一方で、現在検討中の区有施設の整備計画の中では、この場所につきましては中野四季の都市(まち)の特性などを踏まえたにぎわいに資する機能を誘導するものとし、現行の産業支援機能からの転換を検討しますというふうに書いてございますので、それに沿った形で今後も使われる方の御検討はされるというふうに思ってございます。
南委員
今回、産業振興推進機構との賃貸借契約の終了についてということでの報告ですけれども、これまで第1期から第3期までやってこられたんですが、総括質疑でもうちの平山幹事長のほうからきちっと総括すべきであるということも言わせていただいているところなんですが、今後の予定で第1回定例会で(仮称)中野区産業振興方針策定の考え方について報告をしてということで総括をされるというふうにおっしゃっているんですけども、本来でしたら今まで1期から3期まで8年か9年ぐらいになるんですかね。ずっとされてきて、ここでもう終了って決められたわけですよね。決められたということは理由があるはずなんですけども、それはここで示すことはできないんですかね。
鳥井区民部長
今回の御報告は、直接には中野区産業振興推進機構とのお約束の協定・定期建物賃貸借契約が終了するというものでございまして、これはそういう話がございましたので、議会のほうに早めに御報告をしたというものでございます。
南委員
いや、話合いをされて終了されたというその理由がここで示されないといけないんじゃないですかと。ただ終了しましたというんではなくて、総括ではないですけど、終了したからにはしただけの理由というものが、この賃貸借契約終了の報告とともにここに入っていないといけないんじゃないかなというふうにどうしても疑問に思うんですけども、その辺りを聞いているんですけど、何か理由がないと、今までずっと3期までやってきたのにここで終了というふうにするって、理由がなければしないわけですよね。だから、その理由というものがあるんじゃないですかというふうにお聞きをしているんですけど。
鳥井区民部長
今回終了の御報告ということでございますが、機構との契約、協定につきましては、それ自体は必ず期間が切れることに、来年8月31日には必ず切れることになってございます。これは次の新たな契約をする場合には、終了6か月前までに相手方から区にお申出を頂いて、そこで協議が整えば新たな契約ができると。そういうふうなルールになっているんですけども、そういった中で今回お話合いがあったことだということではございますけども、区としてもこの機構のほうに先ほど御紹介申し上げました区有施設整備計画でそんなような考え方を検討しておりますということはお伝えしてきたということはございまして、そうしたことも踏まえまして、機構と私どもとの話合いの中でそういった次の契約の希望の申入れはしないというようなことでの、硬い言葉でいいますと、そういう意味での協議があったということでございまして、産業振興拠点事業そのものを終了するということを、今回それを決めたものではございませんので、そのことにつきましては今後の3月になるかと思いますけども、御報告の中で産業振興拠点事業そのものも含めまして総括をさせていただきたいなというふうに思ってございます。
南委員
分科会でもこのことを私、少し触れさせていただいたときに、今後この場所はどういうふうになるんですかというふうにお聞きしたときに、産業振興課でやっていくんですかというふうに聞いたら、いや、企画部のほうで検討していますというふうにおっしゃっていたんですよ。ということは、全く産業振興と関係のないものを検討しているのかなと思っていたら、この報告書の中で産業振興方針策定の考え方について報告するというふうに言われているんですけど、企画部のほうに事業内容というものを決めさせて、決めさせてというとちょっとあれですけど、決めてもらって、それを産業振興課がただ受けてやっていきますよという考え方の報告になるということなんですか。
鳥井区民部長
今日の報告はこの契約の終了ということなんですけども、今後報告させていただく内容は、産業振興ビジョンがございますけども、この考え方に基づいてこの場所を産業振興拠点と位置付けまして、結果としてこの機構という団体とのお約束の中で運営してきたということでございますので、現実的にはこの団体との3期になりますけども、途中ではございますが、そこまでのきちっとした総括をして、それを踏まえて産業振興拠点そのものの全体も総括をしてやっていくということでございます。その中で現在の区有施設整備計画案の中でこういう検討をするというふうになってございます。ただ、それの時期は現時点で明示をされておりませんし、その内容についてはこれから検討していくという状況でございますので、そういったことも踏まえて今後の3月予定ですが、御報告する際には一定の私どもとしての考え方というんでしょうか、はお示しできるかと思っております。
南委員
じゃ、今回この賃貸借契約を終了した後の利活用については、その事業内容は企画部ではなくて、やっぱり産業振興課のほうでしっかりと方向性を決めていく、内容の事業を決めていくということですか。何か分科会のときは企画部のほうで決めちゃうのでというお話だったんですけど、その辺はどういうふうになるんですか。
鳥井区民部長
区有施設整備計画として様々な区の持っている土地ですとか建物ですとか、こういったものの全体の検討、活用の方向性を示しておりますので、そういった意味でその所管が企画部ということでございまして、産業支援機能からの転換を検討するということでございますので、基本的な考え方としては産業支援機能以外のものかなというふうに私どもは思ってございますけども、その検討自体の中心は企画部が担ってございまして、その方向性によってはまたそれぞれの関係所管が入ってくるということかと思ってございます。
南委員
じゃ、今後の利活用については、産業振興に関わることで利活用していくという方向性でいいんですかね。
鳥井区民部長
現行の区有施設整備計画案でございますけど、現行の産業支援機能からの転換を検討しますということですので、産業支援機能以外というのが基本的な方向性かというふうに思ってございます。
高橋委員
今、南委員が聞いてくださったので、この終わっちゃった後はどうなるのかなというところは、ここの所管じゃなくなる可能性も大ということの理解で受け止めておいていいわけ。まず。
鳥井区民部長
今回は機構とのこの契約の終了ということでございますので、8月31日の後どうなるかについては、区全体として方針がまだ決まっていない。あるいは例えば仮に今申し上げました現行の産業支援機能からの転換を検討する場合に、いつにそれが実施されるのかということも今後ということになりますので、そういったことでございます。
高橋委員
私、このICTCOの内容というのは、話はあまり理解できていないところがたくさんあるんですけれども、ICTコンテンツとか産業をする皆さんを、起業を応援してあげようというので、まず整理整頓すると、区は東京建物からこの床面積を借りているという理解でいいんですか。
鳥井区民部長
おっしゃるとおり、区は東京建物株式会社からこの場所を借りているということでございます。
高橋委員
そうすると、その借りている床を機構さんと様々な協定書をおつくりになって契約して、産業のにぎわいを創るために機構さんに貸してあげたという理解でいいんですか。
鳥井区民部長
貸してあげたといいますか、賃貸借契約を結んでいるということでございます。
高橋委員
そして、それぞれの思いがあって、1期、2期、3期までお互いのいろいろな話をしながら応援をしてきたブースになっているんだと思うんですけれども、区と機構で協議した結果、今回でやめますよという協議した内容というのをいま一度確認したいんですけど。
鳥井区民部長
現時点では口頭でのお話ではあるんですけれども、区として現在検討中の区有施設整備計画の案の前の段階から、ここについてのこういった記述につきましては機構のほうには情報提供させていただいていたところでございまして、それらのことも踏まえまして、お話の結果、今回の契約の次の契約についてはしないことにしましょうということになったというところでございます。
高橋委員
そうすると、機構さんが大変だからとかそういう話じゃなくて、区が今後の区有施設の配置の計画によっていろいろ様々使い勝手があるかもしれないから、今回で機構さんとのこういう協定の約束はできませんよというような、区からお断りというのは変だけど、区がもうここで一応この応援は終わりにしたいということをお願いしたという理解でいいんですか。
鳥井区民部長
区と機構との協議の結果ということでございまして、私どもがもうお貸しをしないとかいうことを申し上げたということではなく、こういう計画を今つくっていて、その中ではこういうふうな検討ということになってございますということをこれまでも引き続き情報提供させていただいたんですけども、そのことを相手方も踏まえて、お互いの御相談の結果としてそういうことになったという理解でございます。
高橋委員
じゃ、区は何か目的があるからこそ次のお約束をしないで、違う使い勝手がきっとあるんだなって私なんかはうがった見方をするんですけれども、そして一応協議した結果、期間満了として来年8月に終わります。じゃ、機構さんが様々な方に転貸していたわけですよね。転貸している場合もあるわけでしょう。事業者さんとか借りている会社があるわけ。ないの。それは機構全体が借りているから、別に問題ないという理解でいいんですか。
鳥井区民部長
今お尋ねの点でございますが、今機構には、私ども、サウスとイーストそれぞれを東京建物さんからお借りをし、その同じところをそのまま機構にお貸しをしております。機構は、その中のサウスにある事務室のようなところをほかの会社に転々貸借をしてございまして、イーストのほうは自ら使い、イーストはいわゆるICTCOという名前で会員事業者の方を募集しまして、ある程度専用に使えるブース、あるいは共用で使えるような机とか、いろんな設備がございまして、会員契約でございますので、そこからさらに転貸借が発生しているというものではございません。
高橋委員
じゃ、機構さんも自ら使っていて、また別のところも使っていただいていると。そして、8月31日で終わりますよというのを今から言っておけば、使っている人たちに何の支障もないというふうに理解していていいんですね。
鳥井区民部長
機構のされている会員事業者の皆様とのいわゆる会員契約は機構のほうの責任でされているものではございますけども、私どもの承知している範囲では、東京建物から私ども、私どもから機構への賃貸借関係の内容に反するものは何もございませんので、その範囲の中で解決されるものだというふうに思ってございます。
高橋委員
長々と質問しませんけれども、やっぱり皆さん委員さんがおっしゃっているように1定で総括的なものを踏まえながら、今後の産業振興の方針案を発表しますよというお話だったんだけど、やっぱり一定の成果があったのかないかというところはお示しするのが親切かなというふうに感じ取るんです。ここがすごく最初盛り上げられて、ICTCO、ICTCOという話があって、あそこにいろんな人たちが集まってくるよという話があったわけですよ。それで、私たちは議会の間もこの9年ぐらいの間、大した報告も受けていないわけ。私はね。委員会でどういうふうに報告してきたのかは分からないけど、私もこの区民委員会が久々の委員会なので、ここの委員会でどういうふうに逐一報告があったのかというところは、ほかの委員さんからも聞いたことがあまりなかったので、やっぱりいっとき協議でやめますよとなったような話は、ここまでの成果が出ました。そして中野区もこういう方向性を持ってお互いが協議して、このような終わりにしますという報告があって、こういうのが出てくるというのが筋じゃないかなと思うんですよ。だから、今まで目的を持ってやっていたのに目的が達成したのかどうかも分からず、床が空いちゃったからキリンさんが借りてくれているとかという話を聞くと、何だか、何をやっているのかなというふうな疑問符も出てきたりするわけですよ。だから、ある程度この1定の前に、閉会中に多分委員会が開かれるんでしょうから、そこにおいてここのこういう目的を持って行った事業でありまして、目的はここまで行きました。いや、駄目でしたとか、いろいろあるじゃないですか、成果内容が。そういうのはやっぱり私たち委員に示してほしいなと思いますけど、できますか。
鳥井区民部長
今、委員のお話の中にございましたこれを8年ぐらいですけれども、やっての実績の確認ですとか、評価というところにつきまして御報告したいと思ってございまして、ただ、それにつきましては、現時点では第1回定例会でお願いしたいというふうに思ってございます。
高橋委員
そこはまとめるのが大変なのかもしれないけど、でも、こんな長いことやってきている中において、部長も今まで携わっていないことをまとめなさいよと言われたって大変かもしれないけど、やってきていることは継続されているんだから残っているわけですよ。幾ら機構さんに貸しているものだとしても、やっぱり区が責任を持って貸しているわけでしょう。東建から借りた区が機構さんに貸しているわけでしょう。だから、その成果はやっぱり区も責任を持って、私たちに知らせることが大事だと思うんです。その成果は1定でよろしくお願いしますという話なんだけど、1定じゃ、ここに何でやめるのかというのがはっきりしていないところで、ああ、そうですかというわけにはいかないんじゃないんですかということをお願いしているわけでございます。だから、閉会中に取りまとめができるぐらいちょっとやってもらいたいかなと思うんですけど、どうですか。
鳥井区民部長
今までの流れの中でそれぞれの御報告が十分にできていなかったということにつきましては申し訳なく思っております。(「いいですよ。部長はそのときには部長じゃないんだから」と呼ぶ者あり)今回ちょっと3期まとめた分にはなってしまうんですけれども、機構からの報告、またそれを踏まえた私どもの考え方、評価といいますか、そういうものをきちんとやるためには、一定のお時間を頂戴できればなというふうに思ってございまして、現時点では3月の第1回定例会ということでお願いできればと思っております。
高橋委員
意見だけですけど、じゃ、来年の8月31日で終わるわけですよ。ですので、1定に出してくるものにおいては、産業振興の方針、これもしっかりしたものをつくらないと、何でもかんでもここの床は今度私たちの所管じゃなくなっちゃうんですよなんていう適当な、あちらから言われたことを、はい、そうですかじゃなくて、やっぱり産業振興にとっては、あそこの床は大事なんですよ、こういうふうに使いたいんですよという思いを持って取り組んでほしいんですよ。じゃないと、次、施設配置で何か決まっているんですよ。だから、産業振興は駄目だったんですよというそんな悲しい答弁じゃなくて、ここはどうしても、だって、あの公園の中の中心だよ。あそこを拠点と思っているのは産業振興なんだと私は思うの。だから、そういうことも思いを伝えて、そして、このICTCOの成果も入れながら、成果がなかったら入れられないかもしれないけど、成果はあったと思うんですよ。だから、そういうことをしっかりと1定で報告していただきたいと思います。弱腰にならないで、私たちがやりますというぐらいに伝えてほしいと思いますけど、どうですか。
鳥井区民部長
私どもといたしましては、この場所を活用して8年にわたって、機構の手によるということではございますけれども、産業振興拠点としてやってきたということはございますので、そのことの経過ですとか結果を大切にして、今後の方針をしていきたいというふうに思ってございます。
高橋委員
よろしくお願いします。
来住委員
産業振興やにぎわいに寄与するということでこの間、私の記憶ですが、1,400万円余の行って来いがあって、だからこそ議会としても予算段階や決算段階での突っ込んだ、そう立ち入った議論をしてこなかったように、印象ですが、ちょっと思っています。ここに来まして、こういう形で契約を継承しないということになって、さあ、どうするかという話だと思うんですね。例えばイーストの、私も外から見ても中から見ても、ちょっと閉鎖的ね。とてもロケーションがいいし、一番あのビルの中で公園に面して最高の部屋ですよね。300平米余あるわけですから、その床を今後どう使っていくのかということが次の段階として非常に大事な、区としても捉えていく必要があると思います。じゃ、産業振興にどれだけ寄与してきたのか。これは総括されるということですから、会員制で幾つかのランクがあって、ブースを借りてという中で、じゃ、その人たちが中野区内で起業したのかと。そこから出て企業を興したのか。そういう把握は恐らく貸す側もされていないのではないかと。それは懸念しています。じゃ、産業振興にどれだけこの9年間の中で寄与があったのかというのは、よほど深く掘り下げないと検証できないというふうに思いますので、そこはちょっと大変かと思います。
じゃ、にぎわいはどうなのかといいますと、ああいうガラス張りではあるけど、行き来はほとんど横からしかできなくて、トイレも共同で、水回りもほとんどありませんでした。ですから、本当に今のままで、先の話ですけども、どういう利用をするかとなると、やっぱり中の改装も必要だし、先ほど委員からおっしゃったように、私はにぎわいという点でいえば、子育てなどに寄与できるにぎわい、まさに公園と一体とした使い方を大いに検討すればいいなと。本当に中から見てもすばらしいロケーションです。ですから、その工夫は必要ですけど、いろんな使い方も、産業振興という一遍の、もちろん東建との契約はそうかもしれないけど、それは見直しをすればいいわけですから、契約上の問題ですから、その辺のことは先の問題ですけども、本当にあそこをどう活用し、区民のために生かしていくかということを考えるならば、所管はちょっと違うかもしれませんけども、企画部になるかもしれませんけども、これはぜひそういう私の意見として、今後の検討の中には検証と生かし方を十分深めて出していただきたいというふうに思います。その点だけお答えください。
鳥井区民部長
まず、この産業振興拠点としての検証につきましては、私どもの部の責任でと思ってございます。一方で、今後のことにつきましては区有施設整備計画のほうでの検討の方向性を示してございますので、企画部中心でございますが、全庁できちんと検討されていくというふうに思ってございます。
むとう委員
これって前区長の下で進められた政策だったかと思うんですけれども、一体何をするんだろうというふうに、私は最初から何だろうというふうにずっと疑問を持って見ていたんですけれども。確認ですけれども、東京建物から年間1,400万円で借りているということですが、この金額って最初からずっと一緒で、これからもずっと借り続けて、ずっとこの金額は変動しないのか。それはどういうふうになっていくんでしょうか。
鳥井区民部長
お金のことで東京建物のほうにお支払いしている賃料でございますが、基本的には10年間の契約なんですけども、同じ金額でございまして、ただ、消費税の変動がございましたときに一部ちょっと増えているようなことがあるということでございまして、基本的には同じでございます。
むとう委員
そうすると、10年契約だったということですかね。そうすると、そもそもこれで第3期が終わると、残りあと1年になるんですか。残りはあと何年になるんですかね。残り何年になるのか教えてください。
鳥井区民部長
令和5年の2月末で10年目の終わりを迎えるということでございます。
むとう委員
そうなのね。そうすると、この機構との契約が終わって、その後の1年間はどういうふうにするのか。今は出ても入ってきてということだったからいいけれども、今度入ってすぐは来ないわけだから、すぐどうするのかという方針が次の1定で出てきたときに明らかになることだと思うけれども、運よくまた出して入るというふうに継続するかどうかも分からないし、まして1年後の10年の契約が終了したときに、これが一体幾らになるのかというのも当然分からないわけですよね。そうすると、本当に下がることは考えられないから、上がることしか考えられないわけだけれども、それだけのお金、税金を払ってまた入ってくればいいんだけれども、そのお金の金額も含めて、どう有効利用するのか。区民のために貢献すれば1,400万円出ていくだけでも、もしかしたらいいのかもしれませんけれども、お金、税金がかかることですから、その次の契約がどうなるかも、幾らになるかも分からない中で、先にこの1定で策定の考え方についてが出てきたときに、さらに契約が切れた後どうなのかというところもある程度、その後、更新が可能なのか、更新し続けていくのかということも視野に入れて考えないと難しいことだと思うんですけれども、それは東京建物さんとの間の中で間もなく10年の契約を迎えるに当たって先、そのこと、今後のことも含めて何らかの情報提供とか考え方の協議であるとかということは、いつぐらいからスタートするんですか。まだしていないんだと思うんですけれど、それはここじゃないから分からない。
鳥井区民部長
現在の東京建物からお借りしているその契約につきましては、私ども産業振興の担当のほうで行ってございますので、私どもはこの施設について区有施設整備計画でこういう考え方を示しておりますとかいうこともお伝えしてございますし、今回機構との間で今の契約・協定については終了するお話になったということも東京建物のほうにはお伝えをしてございます。
むとう委員
今は伝えているのは分かるんだけど、中野区と東京建物との10年契約が間もなく終了していく。その後の契約、東京建物と中野区の契約の方針については、東京建物さんと何らかの協議というのはしているんですか。
鳥井区民部長
最近でございますけれども、今回のこのような動きにつきまして打合せをして、お伝えをしたところでございまして、その際にももともとの基本となっております東京建物と中野区の10年の普通賃貸借契約ということも、当たり前ではあるんですけど確認をいたしまして、更新の時期が来ますよねということでのそういったお話はしてございますので、基本的には普通賃貸借契約でこのまちづくりに際して中野区に共益費相当の安い金額でお借りしているものでございますので、区が希望すれば更新はそのままできていくと。その後は5年になるんですけども、自動更新規定がついてございますので、区がお断りをしない限りは更新されていくと。ただ、共益費が幾らかということにつきましては、それは一定変動はございますので、協議することになろうかと思いますが、そのような状況だということで確認はしてございます。
むとう委員
分かりました。だったらなおのこと、本当に継続するのかしないのか、更新するのかしないのかも含めて、利用をどうしていくのかというのはしっかりと今後のことも見据えて、過去この機構との、皆さん、ほかの委員がおっしゃっているように検証をしっかりした上で、こういった形で継続するのか、また新たな利用方法を考えるのか、もしくはもう借りないにするのか。そこも含めて十分区として検討をして、その検討結果を報告してくださるようにお願いいたします。
委員長
要望でいいですか。
むとう委員
はい。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告については終了いたします。
次4番、令和2年度新型コロナウイルス感染症に係る経済支援対策事業の実施結果についての報告を求めます。
鳥井区民部長
それでは、お手元の資料(資料5)を御覧ください。令和2年度新型コロナウイルス感染症に係る経済支援対策事業の実施結果についての御報告でございます。
これは昨年度、新型コロナウイルス対策といたしまして、様々経済対策につきまして補正予算をお願いいたしまして御議決を頂いたものにつきまして、実施結果、あるいはそれに続く現時点の状況を御報告するものでございます。4点ございます。
1番でございます。産業経済融資における新型コロナウイルス対策緊急応援優遇でございます。
(1)事業内容といたしましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響による区内中小事業者の業況悪化に対応するため、中野区産業経済融資の一部資金につきまして、本人の負担、利子負担がゼロになるという優遇措置を実施したものでございます。
(2)利用条件でございますが、メニューの中で事業資金または小規模企業特例資金(中野小口)というものの利用要件、また、5%以上の売上高の減少、あとは運転資金というような条件がついてございました。
(3)受付期間でございますが、令和2年4月1日から今年の3月31日まででございました。
(4)現状での実施結果でございますが、融資のあっせん件数は1,068件、金額は127億6,577万円でございます。うち、現時点での融資実行件数は923件、融資実行金額は105億1,219万円でございました。
(5)その他でございます。アでございますが、こうしたことから区内中小企業者からの相談等の増加に対応する必要がございましたので、通常午後のみ行ってございます中野区産業振興センターでの中小企業診断士による相談・面談業務に関しまして、時間帯を拡充し、午前中から実施したものでございます。拡充期間は、令和2年6月1日から9月30日でございました。なお、令和3年度の状況でございますが、毎日ではないんですが、第1月曜日の週、それから第3月曜日の週におきましては、午前中の相談業務を行ってございます。
イは、今年度、令和3年度のこの状況でございますが、新設の経営安定支援資金というところでこの優遇措置を対象としてございまして、当初は令和3年9月30日までの受付の予定をしてございましたが、要件の一つとなってございますセーフティネット保証4号の指定期間、これの国のほうの延長がございましたので、この受付期間につきましても令和3年12月28日まで延長することとしてございます。それが1点目でございます。
2点目は、商店街におけるキャッシュレス化推進事業でございます。ページをおめくりいただけますでしょうか。これは区内商店街のキャッシュレス化の推進により、現金手渡しに伴う感染を防止し、消費を喚起するというものでございます。
実施方法といたしましては、商店街全体といたしましてキャッシュレス化を図る事業のうち、東京都の商店街キャッシュレス導入モデル事業、これに選定された事業に対し、区が都の補助に上乗せをして補助することで、事業の確実な実施を図ったというものでございます。
実施期間は、昨年の9月2日から今年の3月31日まででございました。
実際の補助の概要でございますが、対象となりましたのは中野ブロードウェイ商店街振興組合、これが選定をされたということでございます。補助事業名は、商店街キャッシュレス導入モデル事業でございます。
補助制度でございますが、都と区がそれぞれ商店街に補助してございまして、まず(1)キャッシュレス決済の導入経費につきましては、都が10分の9、区が10分の1を補助いたしました。
また、(2)運用経費の一部、決済手数料の部分なんですけども、これにつきましては区のほうで単独で10分の10で補助をしたというものでございます。補助実績につきましては、総事業費が1,098万円でございます。このうち、都の補助額は894万8,000円、区の補助額は114万5,000円ということになってございます。
(3)実施結果でございます。ア、事業開始前の状況でございますが、会員店舗は全てで225店舗ございまして、当時は150店舗、何らかのキャッシュレス導入がございましたので、導入率は67%でございました。それから、イでございますが、実施後203店舗になりまして、導入率は90%になったというものでございます。
(4)でございます。この事業の令和3年度の予定でございます。令和3年度につきましても、中野南口駅前商店街、これがまた都の商店街デジタル化モデル事業として採択をされたことで、区としても一環として都に上乗せする形で補助を行う予定でございます。これが2点目でございます。
3点目でございます。地域経済活性化に向けた緊急支援、イベント名としましては、コロナに負けない!「中野の逸品グランプリ」オンライン版というものでございます。
(1)事業内容でございます。まず目的は、消費喚起と区内飲食店の経営改善を図るため、デリバリーやテイクアウト事業を支援するというものでございます。イ、実施方法でございますが、区内飲食店のデリバリーのメニュー、またテイクアウトのメニューを消費者による投票方式で評価し公表することで、それらのメニューの開発・販売意欲の向上、また商品のPRを行う事業、これに対して補助を行ったというものでございます。実施期間は、昨年の6月26日から令和2年11月15日まででございました。
補助概要でございます。実施主体になりましたのは中野区商店街連合会でございます。補助事業名はこのようになってございます。補助制度といたしましては、都から区への補助、また区から商店街への補助という形で行ってございます。対象事業はここに書いてございますが、新型コロナウイルス感染症による地域経済への影響を軽減するため、都内の区市町村が実施する地域産業の活性化を図る事業、これが都の目的でございますが、本事業ではシステム構築費等に対しまして、補助率は区商連に対しましては10分の10となってございます。区が補助いたしますが、その後で都から2分の1区に来るというような考え方でございます。補助実績でございますが、総事業費862万9,200円、補助総額は862万9,000円でございました。
(3)実施結果でございます。参加店舗数は50店舗でございました。イ、投票総数は3,589票でございました。なお、参考までにグランプリ受賞店は、野方六丁目の野方餃子さんでございます。
次、4点目でございます。中野区緊急応援プレミアム付商品券事業の実施結果でございます。
(1)事業内容でございます。まず事業目的は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により区内経済が影響を受ける中、区民の消費を喚起し、区内商業を支援するというものでございます。イ、実施方法でございます。商品券の発行、販売等につきまして、中野区商店街振興組合連合会、これに対する補助事業として実施いたしました。実施期間は、令和2年10月13日から令和3年3月31日まででございます。
補助概要でございます。対象団体は中野区商店街振興組合連合会でございます。補助事業名は、中野区緊急応援プレミアム付商品券事業でございます。補助制度につきましては、区から補助率10分の10、プレミアム相当分や事業実施に必要な経緯でございます。補助実績につきましては、ちょっと年度を繰り越している分がございますけれども、現在最終的な精算中でございます。
(3)でございます。昨年度の販売方法等の概要でございます。販売対象となりましたのは区内在住の方でございます。プレミアム率は30%の上乗せをしてございます。発行総額7億1,500万円でございます。うちプレミアム分が30%、1億6,500万円でございます。発行形態は、500円券13枚つづり1セットといたしまして、券面額合計6,500円でございますが、これを5,000円で販売、11万セットということになってございました。いわゆる券種でございますが、A券、B券、C券の組合せで販売してございます。A券は飲食店のみで使用できる券3枚、B券は飲食店と一般の商店で使用できる券5枚、C券は飲食店でも一般商店でも大型店でも使用できる券5枚ということでございました。この商品券の有効期間は、昨年の12月1日から今年の2月28日まで。取扱いをした店舗数は、期間中最多で1,205店舗ございました。商品券の販売場所は、区内郵便局の29か所でございます。販売方法等でございますが、3回に分けてございます。第1回目は11月でございましたが、インターネットか区報の折り込みのはがきで各世帯ごとにお申込みを頂きまして、購入条件は1人につき10セットとしてございましたが、実際のところはおおむねお一人3セットというような形になってございます。それから、第1回の追加販売、これはキャンセルが出た分につきましては、既に追加販売の希望を伺っておりましたので、希望した方に抽選で1世帯当たり1セット分の購入券を発送して販売してございます。第2回分につきましては、さらにそこでも残った分でございますが、令和3年2月1日でございますが、インターネットで上限1人10セットということで、先着順で受付を行いまして、購入券を発送し購入を頂いたというものでございます。以上が販売方法等でございます。
(4)が現時点での実施結果、一部速報でございます。販売セット数は10万9,294セット、11万セットの99.36%となってございます。販売総額は5億4,647万円、発行総額(券面額)では7億1,041万1,000円でございました。このうち換金されましたのが7億632万3,500円、うちプレミアム分は1億6,299万7,730円でございまして、これは速報値でございますが、99.42%が換金されているというような状況でございました。
御報告は以上でございます。
今の御報告の中で、1番の融資のところで御報告いたしましたときに、私が実施結果につきまして現状でのと申し上げましたが、申し訳ございません、確定している数値でございます。3月の末の時点で確定しておりまして、決算の資料等でお渡しをしているのはこれだということでございます。失礼いたしました。
委員長
ただいまの報告に対して質疑ありませんか。
小宮山委員
2ページのキャッシュレスについてなんですけども、キャッシュレスというのは始めるのも簡単だけども、お店側にとってやめるのも簡単でして、決済手数料、今回、区が10分の10負担してくれたので、お店側の負担はなかったわけですけども、この事業が終わったら、お店側の負担が例えば3%とか発生していくものだと思うんですよね。そうなった時点で恐らくやめる店もきっと出てくるんだろうなと。やめるのも簡単で、やめる手続をしなくても店頭の看板を隠しちゃえば使えなくなるわけで、簡単にやめられる。だから、仮に調査したとしても数字としては出てこないということになると思うんです。だから、今回67%の導入率だったのが90%になってよかったねというふうに評価をされるとは思うんですよ。そしてまた9月にもPayPayのキャンペーンをやりましたよね。あれでも導入率は恐らく低いものが高くなってよかったねという結果にはなると思うんですけども、注意してよく見ると、キャンペーンが終わったら手を引くお店というのも一定数あるはずなので、その追跡がどこまで調査できるかは分からないですけども、こういったキャンペーンをやる際には注意をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
鳥井区民部長
委員御指摘のとおり、仮に入れたとしましても、それをまた継続するかどうかも事業者の方の御判断でございます。これは非常に多くの方はやってみてよかったという部分はあるものだと思いますけども、もちろん現金と違って換金できるまでに一定の日数がかかるですとかいうようなところもございますので、そういったことは当然あるかと思いますが、私どもといたしましては、こういった事業を商店街とともに推進していきたいと思いますので、その利点につきまして十分PRをして、今後、中野駅の南口の商店街もありますので、そういった点に十分気をつけまして行っていきたいと思います。
杉山委員
ちょっと確認なんですけど、3番のコロナに負けない!「中野の逸品グランプリ」オンライン版に関しては区商連に支援をしている。4番の緊急応援プレミアム付商品券事業は区振連さんに支援している。区商連と区振連は、僕は知っていますけど、規模によってなのか、二つから話が上がっているものに対して選ぶ形なのか。多分単独で支援を求めてこられて、中野区が決定したのか分からないんですけど、区振連と区商連に支援する差というか、お持ちのものは何かありますか。
鳥井区民部長
私どもがふだん商店街を代表する産業団体としての関係性があるのは、中野区商店街連合会ということでございまして、基本的には中野区商店街連合会に対して商店街支援事業を行うということでございますが、プレミアム付商品券事業、これにつきましては法の規定で法人格のある団体だけが発行できるとなってございまして、その関係で中野区商店街振興組合、振興組合も法人格はございますが、振興組合連合会も法人格のある団体ということで、発行主体がこちらになるという関係でこちらに補助をするという形になってございますが、こちらが発行した商品券が使えるのは振興組合のある場所だけではなくて、中野区商店街連合会、その加盟されているというふうな構造になってございまして、ある意味表裏一体ではあるんですけども、法令の規定等も踏まえまして、こういった補助の対象の団体が分かれているという状況になってございます。
杉山委員
あともう一個、たしか記憶が正しければ、お金をかけた、かけないは別にして、中野区のホームページでデリバリー事業とかのパンフレットをつくってあげたのか、ホームページでも、まるっと中野とかでも、中野区のテイクアウトとかデリバリー事業の店の紹介とかを多分してくれていた。結構やっていただいていたと思うんですが、そこら辺の内容ってここに載っていないんだけど、それって所管が違うんですか。
鳥井区民部長
ここで御報告しておりますのは、中野の逸品グランプリのオンライン版でございます。委員のお尋ねは、中野区「お持ち帰り&出前推進事業」といったことかと思いますけれども、これにつきましては区商連の協力を得まして、中野区の公式観光サイトまるっと中野の中で商品を掲載してみませんかということで、区商連の主催ということで行われたものでございます。
来住委員
1番と2番についてお聞きしますけど、まず2番のほうから、商店街におけるキャッシュレス化推進事業についてお伺いします。東京都産業労働局が発行している商店街キャッシュレス導入モデル事業、この取組事例集に中野ブロードウェイ商店街振興組合、そして蒲田西口商店街振興組合の事例が紹介されています。東京都は、2025年にキャッシュレス決済比率を50%に向上させることを目標にして取り組んでいる事業だということですね。したがって、補助率もかなり高い補助を出していると思います。ここでも紹介されてはいるんですが、例えば中野ブロードウェイ商店街振興組合については、メリットについては店舗にとっても現金の取扱いによる手間やリスクの軽減、売上げ機会の増加が期待できますというようなことと併せて、顧客の購買情報を分析、利活用し、集客や売上げアップにつながる取組を進めることも可能になるというようなことも紹介されているんですが、一方、やはりデメリットといいますか、導入に参加できない商店もいらっしゃるということがありますけども、この点についてはこのブロードウェイをやってみて、区としてどういうふうに認識されていますか。
鳥井区民部長
ブロードウェイさんでやっていただきましたけれども、結果として導入されなかったところも10%ほどあるということでございます。委員御紹介の東京都のブロードウェイさんのこの取組を紹介したパンフレットにも書いてございますけども、導入費用につきましては区と都で今回10分の10を補助いたしましたので、その分の問題はなかったかと思ってございますが、決済手数料も補助したわけですが、年度限りでございますので、今年度かかっているのはかかかっているということでございます。また、現金のいいところはすぐに使えるということでございまして、キャッシュレスを使いますと、実際に商店のほうに現金化されるまでに何日かかかるということは通常でございますので、そういったことが面倒だと。あるいは小さな金額でいろいろ商売をされている方からしますと、一回一回決済をしていくというのは、かえって時間がかかったりするんじゃないかと。レジなんかですね。そういったようなお考えがあったやには聞いております。
来住委員
やはり両面があって、現金の循環がですね、なかなか時間の差が出てくるというようなことも参加できない一つの、おっしゃったように今までその場でやり取りができていたものがそうでなくなるということもあって、導入に加われないという方もいらっしゃるというのがこのケースとして紹介されています。これから南口の商店街のほうにさらに新たな取組が行われるということではあるんですが、その際、やはり東京都は50%、2025年までに目指しているということですから、向上させるということですから、当然このメリットの部分を活用できることであれば、一定の商店街、また振興組合が基礎としてしっかり整っていないと、なかなか導入は難しいかなというふうに思います。まず振興組合を含めて商店会というのは、現在中野区では何店舗というか、幾つの組合があるんでしょうか。
鳥井区民部長
商店会といたしましては67ございます。
来住委員
67ある中で今、先ほど紹介したモデル事業として2か所目が行われるということですが、実際に中野ブロードウェイで振興組合がやって、さらに南口でということになりますけども、それ以上に進めていくには、例えば組合の事務局体制であるとか、いろいろしっかりした基盤がないと、これを導入して、一つのまとまりとしてその商店街が導入を図っていくというのは、なかなか先を見通すにはそういう実態をどう見るかということが大事だと思うんですけども、中野ブロードウェイ商店街振興組合がこういう形でやって、次に行く。さらにその先に行くというときに、区としてはどういうことが今、そういう点では先を見通す上で、この事業の導入については大事かというようなことを今回は導入のモデル事業ですけども、どういう受取り方をされているんでしょうか。
鳥井区民部長
委員御指摘のとおり、この事業は商店街振興組合に限らずですが、商店街に対して行っているものでございまして、一つ一つの店舗を直接の対象にしているものではございません。したがいまして、一般的にいいますと法人格のない商店会だけじゃなくて、振興組合、法人格のあるところはそれなりの事務局を持ってございますので、やりやすい面があったかなと思ってございますけれども、一方で中野南口駅前商店街さんは法人格はないわけですけども、こういったものに手を挙げていただいてございます。御覧のとおり中野駅に近いところ、中野区内の一番来街者が多く、買物をされる方がいっぱいいらっしゃるところがやはり手を挙げてきていただいたのかなと思ってございますので、まずはそういったところをどんどん広げていきまして、その便利さ等につきまして、東京都のパンフレットもございますけども、ちゃんと周知をしていくということがまず大事かなと思ってございまして、そういったキャッシュレス決済が広がってくればくるほど、それぞれの事業者の方もやはりこれは必要かなというような、キャッシュレス決済があるところじゃないと買わないというような方も出てきているというふうに聞いておりますので、そういった状況も踏まえまして、きちんとメリットを周知していくことが必要かなというふうに思ってございます。
来住委員
今の段階では都の補助、区も10分の1の補助をしていますので、モデル事業としては、当初の費用としては可能なのかもしれませんが、今後広げていくとなると、いわゆる補助がどこまで安定的に都や区が出せるのかというのは、なかなか今の段階では言い切れないと思いますけども、その点が今後広げていく上では大事なことですし、一方でやっぱりキャッシュレス化をできる商店街とそうじゃない、なかなかできない、そういう人が中心になってやることですから、そういう塊としてない場合はなかなか難しい。進み切れない、導入し切れないというのも出てくると思いますので、取り込めない商店街については独自の援助が、これに代わる補助が必要だろうということは、これは申し上げておきたいと思います。
もう一つは、1番の産業経済融資についてですけども、まず、そういう意味では令和2年度の分については、融資を受けて返す行為が伴いますので、返済が始まってくると思うんですね。そうしますと、利子は区が補填して、これは本当に評価したいと思います。今後やっぱりコロナの影響がまだまだ残っていますので、返済をするという力がどこまでそれぞれの融資を受けた方の中で取り返して、借りたものを返しながら事業を継続できるかということになってきますので、その点は区としてもちゃんと実態を見ておいていただきたいというふうに思います。
まず1点は、融資あっせんの令和2年度の事業資金、小規模企業特例資金ですね。それから、継続になった経営安定支援資金、それぞれ保証協会のいわゆる保証が融資の場合には当然伴ってくるわけですけども、この3事業については、やっぱりその保証協会の保証が必要ということが前提で融資が行われたということでしょうか。
鳥井区民部長
最終的にはこれは融資のあっせんということでございますので、金融機関が信用保証協会の保証を必要とすると判断した場合はそうなりますので、そうでなくてもこれは大丈夫となれば、それなしでも融資は実行されるということで聞いております。
来住委員
返済が始まるということを申し上げました。7年以内に返済ということになっていますので、借りて事業をさらに維持して、7年以内に返済が始まると。返さなきゃいけないということになってきますので、利子の部分は区が補填をしてくれましたけども、信用保証料についてはもちろん返済の対象になりますので、信用保証料というのはどういう算定の仕方、借りる貸付金額によるのか、期間によるのか。それはどういうような算定基礎になって、例えばでいいんですが、これだけの額だったらこのくらいの信用保証料というようなことになるんでしょうか。
鳥井区民部長
信用保証料の計算方法でございますが、いろんな例がございますので、一般的な方法ということで、例えば貸付金額が1,200万円といたしますと、そのときの信用保証料率、現在はたしか1.15%程度かと思うんですが、それにさらに何年間の貸付けで何年間保証するかというようなものを掛けまして計算されるというふうに聞いてございまして、例えばですが、1,200万円を2年間借りていたという場合の信用保証料は27万6,000円というふうな金額になるということで聞いております。
来住委員
やはり信用保証料のそこを面倒を見てもらえるのかどうかというのは、借りる側にとっては返済が伴ってきますので、とても重いものになる一つだと思っています。今回のコロナ対応で他の自治体がどうだったのかというのをちょっと私なりに調べてみましたが、例えば新宿区につきましては、利子の補填と信用保証料の全額を区が面倒を見るということであったり、千代田区もコロナ対応ということで限定はされていますけども、利子と同時に信用保証料の区の負担ということでやられたようですので、やっぱりこういう緊急時といいますかね、非常時ですので、区としてもできるだけ借り手の方の立場で、利子に限らず信用保証料の肩代わりといいますか、補填をしていくということは考えるべきだったかなと。他の自治体の実例をちょっと聞く限りそう思っているんですけども、今回は継続は、先ほどおっしゃった経営安定支援資金については12月まで延長になっていますけども、今後の在り方として信用保証料についての区としての何らかの検討も必要かなというふうに思っていますけども、いかがでしょうか。
鳥井区民部長
現在、区ではこのような融資のあっせんを行うこと、また、その際の相談業務、また利子補給を行うという形で中小事業者の方の支援を申し上げているところでございます。区によりましては、信用保証料が必要だった場合に、その一部を補助する制度があるということは聞いてございますけれども、先ほど申し上げましたとおり実際に信用保証をつけなくても融資が実行される場合もございまして、ただ、利子は必ずどなたにもつくものでございますので、私どもとしましては現在のところは事業者の方の負担軽減という意味では、誰もがお支払いになる利子を中心にやってきたというところでございます。保証料もということでございますので、事業者の方の状況等も踏まえまして、今後の検討課題であるとは思ってございます。
来住委員
コロナ対応にかかわらず、以前からうちの会派だけじゃなくて、ほかの会派からも信用保証料についてはきちっと検討して、区として一定の対応は必要じゃないかということはおっしゃっていただいたという私の記憶でありますので、やはりこれは議会としてもそういう思いが広くあるということを認識していただいて、御検討いただきたいということで、これは要望しておきます。
むとう委員
分からないので単純にお尋ねするんですけれども、キャッシュレス化の推進事業のところで、今年度予定である中野南口駅前商店街なんですけれども、中野駅の南口の商店街なんだなというのは分かるんですが、範囲としてはどこまでを含んでいるんですか。どこまでのエリアのことをこの南口商店街というんでしょうか。
鳥井区民部長
ざっとでよろしいでしょうか。中野駅の南口にロータリーがございまして、あのロータリーのところから始まりまして南のほうに行くんですけども、中野郵便局に通る大きな道、商店街、あちらのところから、それが東側ですか。西側は中野通りの片側までということで、南のほうは五差路のちょっと北側のところまでというふうな認識でございます。
むとう委員
片側ということは、丸井があるほうの側の商店街は入らないんですね。
鳥井区民部長
そのとおりでございます。
むとう委員
ちなみに、区民は南口でやり出しましたというと、中野通りの両側は入るのかなと思っちゃいそうなんだけれども、丸井のあるほうは何商店街というんですか。参考までに教えてください。(「桃商会」と呼ぶ者あり)
鳥井区民部長
大変申し訳ありません。サンロード中野桃商会という商店街だと思います。
むとう委員
ごめんなさい。分からないのは私だけじゃなくて、そちらも分からなくて安心したんですけれども、何か分からないけど、キャッシュレス化の推進事業が始まりますよというふうに多分区民にもPRされるんだと思うんですけれども、私のように南口駅前商店街といったら、あの道の両側は入るのかなというふうに思う区民は私だけではないと思うので、せっかく事業をやるのであれば、そこも分かるようにエリアをちゃんとPRしていただきたいというふうに思います。
それから、やはり単純な質問で、杉山委員に聞いてしまえばいいのかもしれないんですけれども、先ほどちらっと出ました中野区商店街連合会と中野区商店街振興組合連合会というのの違いが私も分からないので教えてくれますか。
鳥井区民部長
中野区商店街連合会は中野区の商店会の大多数を組織する連合体ということでございまして、私ども、ふだんお話合いをする場合の産業団体というのは、商店街関係では中野区商店街連合会ということでございます。中野区商店街振興組合連合会は、中野区にございます商店街の中で法人格を持っているものがございまして、そちらの連合体ということでございまして、連合体そのものにも法人格があると。こちらは区振連と呼んでおりますが、こちらのほうは私どもの補助対象として登場するという場合は、このようなプレミアム付商品券のような法人格のある団体でないと発行できない、そういったものを扱うという場合に、こちらのほうが補助対象として例外的に登場されるというふうな認識でございます。
むとう委員
そうすると、中野区商店街振興組合という法人格を持っている振興組合の連合会には幾つの商店街が入っているんですか。
鳥井区民部長
九つでございます。
むとう委員
そうすると、同じ連合会といっても構成が大いに違うという認識でいいんですか。
鳥井区民部長
申し上げましたとおり、区商連の場合は商店街全部ではございませんが、62が加盟しているということで、区振連、振興組合連合会には九つということでございますが、中野区商店街振興組合連合会の発行している商品券は、中野区商店街連合組合に加盟しているほかの商店でも皆使えるという、そういった関係性になっているという認識でございます。
むとう委員
よく分からないので、これ以上は杉山委員にお尋ねしようかと思います。それからあと、今のプレミアム付商品券のところで還元率が99.42%速報値ということで、有効期限がもう終わっちゃったんですね、2月28日で。ということは、還元されなかったということはその金額が無駄になっちゃったという部分が幾らに相当するんですか。だから、残りのつまり0.58%というのは幾らぐらいのものなんでしょうか。
鳥井区民部長
商品券は全部使っていただくのが基本だと思ってございますが、現実には使われないものがごく一部でございますが、ありまして、これらにつきましては商品券でお買物されたお店はその商品券をふだんは信金ですけども、持ち込んで換金してもらうという形になるんですけども、結果的に使われないものがあった場合には一部残るということでございます。今回はたしか約300万円程度だと思いますけども、換金されていない部分があるということで聞いてございます。
委員長
いいですか。他に質疑ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
よろしいですか。なければ、以上で本報告については終了いたします。
ちょうど3時になりました。休憩したいと思います。再開は15時20分。委員会を休憩いたします。
(午後3時01分)
委員長
それでは、委員会を再開いたします。
(午後3時20分)
鳥井区民部長
申し訳ございません。先ほどの御報告の中での答弁に2点誤りがございましたので、訂正をさせていただきます。令和2年度新型コロナウイルス感染症に係る経済支援対策事業の実施結果についての御報告の中の2点でございます。
1点目は、1番の産業経済融資における新型コロナウイルス対策緊急応援優遇の中で、来住委員のほうから信用保証料の補助の関係で私の御答弁といたしまして、信用保証をつける必要かどうかは基本的には金融機関の判断ということで申し上げたところなんですけど、それ自体はそうなんですけども、制度融資の中では一部国の制度の関係で、信用保証を必ずつけないといけないとされているものもございますので、不正確な答弁でございまして申し訳ございませんでした。
それから、その御報告の中の4番、中野区緊急応援プレミアム付商品券事業の中で、むとう委員から実施結果の中で換金率の関係で幾ら換金されていなかったのかという御答弁で、私、300万円程度と申し上げましたが、正確には408万7,500円でございました。申し訳ございませんでした。訂正させていただきます。
委員長
ただいまの答弁に対して質疑はよろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で終了いたします。
次は5番、中野区ゼロカーボンシティ宣言及びパブリック・コメント手続の実施結果についての報告を求めます。
波多江環境課長
それでは、中野区ゼロカーボンシティ宣言及びパブリック・コメント手続の実施結果について報告をいたします。(資料6)
中野区ゼロカーボンシティ宣言(案)に対するパブリック・コメント手続の結果を踏まえ、中野区ゼロカーボンシティ宣言について以下のとおり報告をいたします。
1番、パブリック・コメント手続の実施結果でございますが、意見募集期間は令和3年8月12日から9月1日まででした。
(2)意見提出者数は5人、内訳は電子メール4人、窓口1名。
2番目が、提出された意見の概要及びそれに対する区の考え方でございます。
別紙1のほうを御覧ください。区民からの意見と区の考え方を並べて表記しております。2番目のところ、No.2のところです。まず、2050年カーボンニュートラルという宣言を目指すという文章の後に、以下の内容を追記してほしいという御意見で、追記内容といたしましては、IPCCの最新報告の中で、1.5℃前後の地球の平均気温が上昇することは避けるのが非常に難しいということから、今すぐに行動を開始すれば、さらなる気候変動による被害を避けることができますという内容。その後に、その最終行をまた以下の内容に修正してほしいという内容でございます。「2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指すと同時に、2030年までの9年間で集中的に二酸化炭素排出対策を実施してまいります」という修正内容でございますが、区といたしましては、宣言ということで、2050年にゼロカーボンを目指すということを目標としているので、具体的取組については、2030年度までの取組については環境基本計画に定めているので、宣言文のほうの修正は行わないという考えでございます。
それから次のページ、3番目なんですけど、これもIPCCの最新の報告について内容を修正して、入れてほしいという御意見なんですけれども、本宣言については、IPCCの第6次評価報告書(政策決定者向け要約)の内容を踏まえた上で区のゼロカーボンを推進していくものであって、当該の報告書についてなんですが、これからIPCC総会での議論を踏まえた編集作業を経て、令和3年12月にしっかりと公表されていくものということでなっておりますので、本宣言文には記載していないところでございます。世界の環境を取り巻く状況を認識した上で、区の取組を宣言しているものでございますというのが区の考え方です。
区民からの意見と区の考え方については以上でございます。
表紙のほうに戻っていただいて、3番目の提出された意見等により変更した箇所はありませんでした。
4番目に、中野区ゼロカーボンシティ宣言の内容について別紙2のとおり添付をしてございますので、お読み取りいただければと思います。
5番目、今後の予定ですが、10月上旬にパブリック・コメント手続の実施結果及び宣言(案)の公表と、10月下旬に中野区ゼロカーボンシティ宣言、11月5日になかの区報掲載を予定しております。
報告は以上です。
委員長
ただいまの報告に対して質疑ありませんか。
むとう委員
すみません。今後の予定の中で10月下旬に宣言をするということなんですけれども、宣言するってどういうふうに宣言、誰がどこでどういうふうに宣言することを意味しているんですか。
波多江環境課長
通例を申し上げますと、首長がイベントで宣言をしたり、あと定例の記者会見などで宣言をするという形で行っていますので、中野区としてもそういう方向で今考えております。
むとう委員
じゃ、何か宣言のためにイベントというのを考えられているということですか。
波多江環境課長
特段今イベントは考えていないんですけれども、記者会見のほうでできるように今準備をしているところでございます。
委員長
よろしいですか。他に質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告については終了いたします。
次6番、中野区物品の蓄積等による不良な生活環境の解消に関する審査会委員の委嘱についての報告を求めます。
波多江環境課長
中野区物品の蓄積等による不良な生活環境の解消に関する審査会委員の委嘱について報告をします。(資料7)
中野区物品の蓄積等による不良な生活環境の解消に関する条例、以下「条例」といいます、に基づいて、区長の附属機関である中野区物品の蓄積等による不良な生活環境の解消に関する審査会の委員を次のとおり委嘱しました。
1番目、中野区物品の蓄積等による不良な生活環境の解消に関する審査会委員でございます。北村喜宣先生、上智大学法科大学院教授でございます。工藤恵子委員、帝京平成大学ヒューマンケア学部教授でございます。繁田雅弘先生、東京慈恵会医科大学精神医学講座教授ということになります。
任期は、令和3年(2021年)9月5日から令和5年(2023年)9月4日までです。
3番目、所掌事項でございます。条例第14条第2項に記載があります。(1)区長が不良な生活環境を発生させている者にその解消措置を勧告するに当たり、区長による諮問を受け意見を述べること。(2)不良な生活環境により区民の生命、身体または財産に危害が及ぶ急迫した状況への対応として、区長が緊急安全措置を行った場合にその報告を受けること。3番目、上記に掲げるもののほか、不良な生活環境の解消に関し必要な事項について、区長に意見を述べることでございます。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑ありませんか。
むとう委員
すみません。これも先ほどの委員のことと同じなんですけれども、これは新たな方なのか、同じ方々なのか、年に何回ぐらい開かれるのか、報酬は幾らなのか、それから平均年齢はお幾つぐらいの方々なのか教えてください。
波多江環境課長
まず、お三方は皆さん、平成29年の9月5日から3期目、3回目の選出になる方たちでございます。変わってございません。それから報酬ですけれども、会長が1回の審査会につき2万2,000円、それ以外の委員が1回の出席で2万円ということになっております。それから、この物品の蓄積等による不良な生活環境の解消に関する審査会については、必要に応じて集まっていただいて、区のほうでお願いをする案件について御意見を頂く。あるいは具体的には勧告を頂くということで、勧告は答申になります。区が課題について諮問という形で審査会にお願いをすると、議論をして一定の見解の下、審査会としての勧告をしていただくという形になっていて、平成29年度は2回審査会を行っています。平成30年度は開催がありませんでした。令和元年度は2回審査会を開催し、令和2年度は開催がありませんでした。令和3年度の予定としては、11月1日に審査会を開催する予定にしております。
むとう委員
これも条例によって何人というふうになっているかと思うんですが、3人なんでしょうか。
波多江環境課長
条例には5人以内というふうになってございます。
むとう委員
先ほどの条例も何人以内となっている中で少なかったんだけれども、この条例も5人以内で3人ということで少ないんだけれども、それはどうしてなんですか。
波多江環境課長
その5人と決まっている中で3人というふうに定めた理由というのは特にありませんけれども、基本的に環境法令に詳しいお方と認知症のかなりすばらしい学識の先生と看護学の先生ということで、こういった先生方で十分課題に対して、様々な問題に対して御意見は頂けるものというふうに考えているところでございます。
むとう委員
すばらしい必要な先生方がそろっているから3人で大丈夫という御答弁だったかと思いますけれども、私が決算の総括質疑でも取り上げましたけれども、区内のとある公園のハトへの餌やりの問題なんですけれども、条例上どこまで進んでいるのかというのは答えられないということだったんですけれども、この審議会が開催されなかった年もありますけれども、例えば私が問題にしているとある公園のハトへの餌やりについては、条例にのっとって粛々と進めているというような御答弁だったんだけれども、その件に関しては何回審議会が開かれたんでしょうか。
波多江環境課長
令和元年度の10月と令和2年度の3月に2回ほど開いた中で、条例に基づく審議をしているというところでございます。
むとう委員
3月ということは、令和元年度の2回の中に含まれているんですか。先ほど2年度はなかったと言われちゃったから、年度だから令和元年度2回開いたというこの2回は、つまり私が問題にして、解決していただきたいとある公園問題については、元年度に2回開かれたということでよろしいでしょうか。
波多江環境課長
条例に基づくものは令和2年3月ですけれども、従前からそういう状況があるというような御報告のような形のことは、令和元年の10月にもお話はしてあったと思います。
むとう委員
それで、精神医学の先生であるとか、この条例を遂行するために必要な先生方がそろっていて、これは勧告についての意見を区長には述べられるわけだけれども、それ以外に区の職員の皆さんが解決するに当たり、どういう対応をしたらいいのかとか、そういったことまでもお教えいただけているんでしょうか。
波多江環境課長
行政が取るべき行動というか、様々段階がありますから、調査をして証拠を固めて、物的な証拠というか、証拠写真であるとか、そういったものをしっかり撮っていくというか、現場に赴いてそういう証拠集めをするであるとか、エリアをきちんと定めて定期的にというか、餌をまいている状況についてしっかり把握をすることが大事であると。現状を把握することの工夫についても助言を頂いておりましたし、ほかの自治体のほかの地域ですね。ほかの地域の事例などもお教えいただいたり、そういったことはありました。
むとう委員
せっかくこの条例に基づいて粛々と進めるために必要な専門の先生方が3人そろっているという中で、対応の仕方であるとかを全てアドバイスも頂いているという中で、条例に基づいてスタートしてから3年間全然解決できていないので、解決するためにはどうしたらいいか的なアドバイスなども頂けているんでしょうか。そういうことは全く委員の委嘱の内容には入っていないんでしょうか。
波多江環境課長
実際は令和2年度開催をしていないというところから、一定のところまでのアドバイスしか受けていないというところではあります。ただ、様々気をつけなければならないことも含めて従前から助言を受けている部分がございますので、そのことと、それから行政として取り組めることも含めて今やっている最中でございますので、しっかり継続して進めていくということで、今、内部的には動いているところでございます。
むとう委員
つまり、とある公園の私が課題にしている案件については元年度に2回審議会を開いて、そこで御意見を伺っていて、条例に基づいて事を進めてくださっているということですが、今おっしゃったように2020年度は開催はないですし、その間、区も粛々と進める中での様々な困難なこととか、状況をきちんとこういった委員さんには報告をし、その都度アドバイスを頂くみたいなことはしていないということですよね。令和2年度開催ゼロですからね。そういうことまではこの方々のお知恵を拝借はしていないということでしょうか。
波多江環境課長
審査会が開かれないときに御相談はしていないということでございます。
むとう委員
なかなか改善できていない中で御相談したらいいじゃない。駄目なんですか。御相談料はまた御相談料で別に取られるということになるんでしょうか。きちんとこういった知識のある方々がせっかく委員としていらっしゃるわけですから、解決に向けてやっぱり職員だけでは知識が及ばないところをしっかりとアドバイスいただくということも必要なんじゃないかなと思うんですけれども、それは委嘱の内容には含まれてはいないんですか。
波多江環境課長
審査会について規定がある中身については、先ほど申し上げたとおりの所掌事項になりますので、こちらが委嘱をして諮問をした内容について意見を述べるというのは基本的な役割というふうになります。ただ、進展していく中で今後、審査会の先生にお電話等で御相談をすることは考えていきたいというふうには思います。
むとう委員
一番下のところの事項の3で、不良な生活環境の解消に関し必要な事項について、区長に意見を述べることができるわけですから、区長直接ではなくても、この審議会で意見を述べてくださることも可能なんだと思いますので、しっかりとですね、なかなか解決できない、条例に基づいて粛々と進めていますというだけで、現場に行けば一向に進展せず全く改善されていない現状があるわけですから、しっかりとこういった先生に知恵を借りながら、本当に粛々と淡々とさっさと進めていただきたいというのを要望しておきます。
委員長
要望ですね。
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
よろしいですか。なければ、以上で本報告については終了いたします。
次7番、第4次中野区一般廃棄物処理基本計画の策定及びパブリック・コメント手続の実施結果についての報告を求めます。
伊東ごみゼロ推進課長
それでは、第4次中野区一般廃棄物処理基本計画の策定及びパブリック・コメント手続の実施結果につきまして御報告いたします。(資料8)
本計画は、中野区が長期的・総合的視点に立ちまして、計画的な廃棄物処理の推進を図るための基本方針となるものでございます。このたび、パブリック・コメント手続を実施の上、以下のとおり第4次中野区一般廃棄物処理基本計画を策定いたしましたので、報告をするものでございます。
1番目、パブリック・コメント手続の実施結果でございます。まず意見募集期間は、令和3年8月12日から9月1日まで。提出された意見数は2件でございます。提出された意見の概要と区の考え方は別紙1を御覧ください。
この中で2番目ですね。拠点回収について、こちらは御提案ということで頂きました。拠点回収の促進ということで、区の施設に設置している使用済み乾電池の回収箱については、写真を用いるなどして回収の対象となる乾電池を分かりやすくしてはどうか。また、区は現在、ボタン電池を回収してございませんけども、区が回収の対象としないボタン電池について、回収協力店、これは業界団体の登録店でございますけども、登録して区立施設への拠点回収ができるようにしてはどうかという御提案を頂きました。これに対する区の考え方ですが、提案の方法も含めまして、回収する乾電池の種類などを分かりやすくPRするなどの工夫をしていくということでございます。また、ボタン電池の回収については、こちらは業界団体の電池回収協力店に登録できるのは、乾電池を販売している小売店のみとなってございますので、区は登録することができませんので、廃棄方法については引き続き区ホームページですとか、リーフレット等により周知を行っていくという考えでございます。
それでは、表紙の1番の(4)を御覧ください。提示された意見により変更した箇所はございません。2番目、案からの変更点もございません。3番目、第4次中野区一般廃棄物処理基本計画は、別紙2のとおり策定をいたしました。
最後は今後の予定でございますが、令和3年10月上旬、パブリック・コメント手続の実施結果及び計画を公表いたします。10月20日号のなかの区報に掲載いたします。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
よろしいですか。なければ、以上で本報告については終了いたします。
次に8番、議会の委任に基づく専決処分についての報告を求めます。
藤永清掃事務所長
議会の委任に基づく専決処分について御報告申し上げます。(資料9)
1、和解(示談)の相手方でございます。社会福祉法人南東北福祉事業団でございます。
2、事故の概要でございます。事故発生日は令和3年2月1日でございます。(2)事故発生場所でございますが、東京都練馬区豊玉南三丁目10番先交差点でございます。(3)事故発生状況でございますが、区の職員がごみの収集作業のため、事故発生場所の交差点内を清掃車で向かって直進していたところ、相手方車両が当該交差点内に進入し、相手方車両の前部が当該清掃車の左側後部に衝突したものでございます。この事故により、相手方の車両のフロントバンパー等及び当該清掃車のリアフェンダー等が破損したというところでございます。
3、和解の要旨でございます。相手方が被った損害91万980円及び区が被った損害38万3,273円について、双方の過失割合に従い、相手方は区に対し30万6,618円を賠償する義務があることを認め、区の指定する方法で支払い、区は相手方に対し18万2,196円を賠償する義務があることを認め、相手方の指定する方法で支払うというものでございます。
和解成立日は、令和3年8月19日。
区の賠償責任でございます。本件事故は、相手方が事故発生場所の交差点内に進入する際の安全確認を怠ったことにより発生した事故でございますが、清掃車を運転していた区の職員にも当該交差点内を直進する際に十分に減速して進行すべきところ、これを怠った過失があることから、双方の過失割合を相手方8割、区2割として和解するに至ったものでございます。
6、損害賠償額でございます。本件事故による相手方の損害額は、相手方車両の修理費の91万980円であり、区の過失割合は2割であることから、区の損害賠償額は18万2,196円であります。これは全て保険会社から支出されるものでございます。
7、事故後の対応についてでございますが、所属長から関係職員に対し本件事故について厳重に注意を行い、安全講習会を受講させるとともに、所属長から清掃車を運転する所属の職員全員に対し注意喚起を行い、安全運転講習会の受講を促すことにより安全運転の徹底を図ったというところでございます。
報告は以上でございます。このような事件を起こしまして大変申し訳ございませんでした。
委員長
ただいまの報告に対して質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
よろしいですか。なければ、以上で本報告については終了いたします。
次9番、区等を相手方とする調停の申立てについての報告を求めます。
藤永清掃事務所長
区等を相手方とする調停の申立てについて御報告申し上げます。(資料10)
事件名でございますが、1、損害賠償請求事件でございます。
2、当事者でございますが、申立人、中野区民でございます。相手方は、中野区外1名でございます。
3、事件の経過でございますが、令和3年9月1日、東京簡易裁判所に民事調停の申立てが行われ、同月24日に調停申立書が送達されたものでございます。
4、事案の概要でございますが、本件は、申立人が、中野区の職員が運転するごみ収集車と申立人が運転する自転車とが衝突したことにより申立人が損害を被った旨を主張し、200万円の支払いを求めるものでございます。
申立ての趣旨及び実情でございます。(1)申立ての趣旨でございますが、相手方らは申立人に対し、連帯して200万円を支払うとの調停を求めるものでございます。
(2)申立人が主張する申立ての実情の要旨でございます。平成28年1月4日午前8時35分頃、中野区本町六丁目21番、T字路交差点において、当該交差点を左折しようとした申立人の自転車にバックしてきたごみ収集車が衝突したものでございます。申立人は、本件事故により腰部挫傷など診断され、通院して治療を受けましたが、負傷の性質上、治療が長期化していたところ、申立人の負傷が治癒したというところでございます。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑ありませんか。
むとう委員
こういった申立てがあったという報告ですから、ここに書かれていることは、相手方が申し立てている内容の報告なわけで、ただ事実としてごみ収集車と自転車が衝突したという事実はあるんですか。
藤永清掃事務所長
事実はございます。
むとう委員
じゃ、それ以上は調停の結果を見ないとお答えできないと思うので、分かりました。事実はあったということで。
高橋委員
そうすると、事実があったことは分かったんだけど、和解できなかったという理解でいいんですね。
藤永清掃事務所長
この事故以来、相手方と交渉したり、保険会社を通して交渉していましたが、それが和解に至らず、裁判のこの調停に至ったという部分でございます。
委員長
よろしいですか。他に質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告については終了いたします。
次に10番、その他で報告はありませんか。
矢澤文化国際交流担当課長
それでは、私のほうから1件、旧中野刑務所正門の公開見学会の実施につきまして、口頭にて報告いたします。
旧中野刑務所正門につきましては、今年の6月に区の文化財に指定されましたが、区民や来街者に対しまして広く見学する機会を設けるため、旧中野刑務所正門の公開見学会を実施する予定でございます。日時につきましては、令和3年11月5日(金曜日)及び11月6日(土曜日)の2日間で、いずれも午前10時から午後4時半までを予定してございます。参加費は無料で、入退場自由として、事前申込制も取らない。不要とする予定でございます。
周知方法につきましては、10月20日号のなかの区報で掲載するほか、中野区のホームページ等で周知する予定でございます。
簡単ではございますが、御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
むとう委員
自由に見学してくださいというだけなんですか。何か説明の方とかはつかないんでしょうか。せっかくの機会ですから、文化財になったわけですから、知識がなくて見ているのと、やっぱりそこで説明要員の方がいらしていて、説明してくださるのとは大違いなので、文化財担当の方でもいらっしゃるわけですから、ぜひ説明に立っていていただきたいかなと思うんですが、いかがでしょうか。
矢澤文化国際交流担当課長
もちろん当日につきましては、区の学芸員、区の文化財に精通している学芸員を当然案内として設けますので、今後その資料を作成するような検討をしてまいりたいというふうに思っております。
むとう委員
ぜひ学芸員の方に、これ、10時から4時半までずっと一人でしゃべり続けるのはできないことだと思うんですけれども、時間を決めてでもいいですし、ある程度まとまった説明、それから来たときに自由にフランクに聞かれたら答えていただけるみたいな、そういう体制をせっかくの見学会ですから、しっかりと取っていただきたいということを要望しておきます。
矢澤文化国際交流担当課長
すみません。補足ですけれども、当然学芸員が両日おりますし、あとは来た方々に対しまして、旧中野刑務所正門の説明なり、資料も提供することを今考えております。
むとう委員
この門についての文化財的価値についてずっと発信し続けている区民団体の方もいらっしゃいますし、区にお住まいの建築家の方もいらっしゃいますし、そういった方々のボランティアみたいなことは考えないんですか。
矢澤文化国際交流担当課長
現時点では想定してございません。
むとう委員
でも、せっかくだから、当日何人の方が来るか分かりませんけれども、関心ある方はもしかしたら中野区外の方も来るかもしれないと思いますので、これまでも区の担当の方は中野区内の建築家の方とか、多分いろいろ意見交換なりとかされていて、信頼関係は築かれているのではないかと思うんですよね。こういうときに市民の力も借りるということも重要な連携だと思うので、考えていないんじゃなくて考えていただけるように要望しておきます。
高橋委員
見学会を何でこんな時期にやるのかなというのは、むとう委員はせっかくいいことだと言っているけど、何でこんな時期にやるんだろうって私なんかは疑問に思うんですけど、今ある何の手も加えていない門を見てもらうわけでしょう。だから、中にも入れないわけでしょう。
矢澤文化国際交流担当課長
現状は何も手を加えていないといいますか。ただ、一応その見学会で想定していますのは、門の内部も公開、立入りを可とするということで今想定をしてございます。
高橋委員
関心のある方が大勢いらっしゃると、むとう委員がおっしゃっていましたので、大勢いらっしゃることが望ましいかと思うんですけれども、近隣の方もいらっしゃるわけですから、その近隣の方にこういう見学会をするんですよというお知らせはしていくんですか。
矢澤文化国際交流担当課長
基本的には今、周知方法としましては区報とホームページで周知する予定でございますが、そういった近隣の方々に対する周知も併せて検討してまいりたいというふうに思っております。
高橋委員
せっかくこうやって見学会を開くんであれば、やっぱり周りにお住まいの方に事前に言っておくということは大事なことだと思うんですよ。急にどうしたのとなって、せっかく文化財となって、中野の大事な文化財なんですって説明されるわけだから、近隣の人がこんな文化財はうるさくて要らないよなんて言われないような、まず配慮をされて、そして見学会がスムーズに行えるようにしてあげるのが担当者のやり方なんじゃないって思いますけど、どうですか。
矢澤文化国際交流担当課長
こちらの公開見学会を行うに当たったそもそもの経緯でございますけども、まず6月に区の文化財指定を受けて、この正門をもっと区民の人に知ってもらいたいというのが1点と、来年以降、いわゆるあそこの矯正管区敷地が解体工事に入ってしまうことも、今のところ予定ですけども、ありますことから、そうすると解体工事に入ってしまうと令和8年度までは一切見ることができないということもありまして、やはりこの機会に公開見学会を実施するというふうに至った経緯でございます。周知につきましては、やはり広く区民、来街者に来ていただくことを目的とするとともに、併せて近隣住民の方に対しての周知も検討してまいりたいというふうに思っております。
委員長
よろしいですか。他に質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、本報告を終わります。他に報告はありませんか。
鳥井区民部長
それでは、私のほうからは、キャッシュレス決済推進事業の実施状況について、口頭で御報告させていただきます。このポスターの事業の実施でございます。
キャッシュレス決済事業の開始につきましては、8月25日の区民委員会におきまして御報告させていただきましたが、本日はその実施状況についての速報での御報告となります。
この事業は、新しい日常における生活応援を図るとともに、デジタルの力を活用した地域経済の活性化を目的としました東京都の生活応援事業の補助金を活用したものでございます。今回、実施期間は、今年の9月1日から9月30日まで、ポイント還元率は最大30%といたしまして、PayPay株式会社に業務委託して実施をいたしました。なお、既に実施期間は終わってございますが、ポイントが御本人様に還元されますのは、対象店舗で決済を行った日の翌日から起算して30日後となることから、現時点ではポイント還元額は確定できないということで、速報値の御報告ということでございます。
速報値で見る実施結果でございますが、期間中の中野区内対象店舗でのPayPayによる総決済金額でございますが、6億311万円余でございまして、これは前の月に比べまして約3.6倍となってございます。それから、ポイント還元額につきましては1億4,500万円余となってございまして、予算額4億7,000万円に対する執行率は約30.8%となってございます。さらに、PayPayによります区内での総決済回数は25万7,169回となってございまして、前の月に比べまして約3.1倍となってございます。このように現時点で実施をいたしましたが、3億2,000万円以上のポイント還元経費の未執行が見込まれるという状況がございます。こうした中、今回の緊急事態宣言解除後の社会経済活動再開に合わせた区内商業の速やかな支援、また新しい生活様式によりますキャッシュレス決済のさらなる推進のため、年度内の事業完了が要件となってございます都の補助条件の中ではございますが、年末商戦に合わせた消費喚起の期待ができる今年12月を目途に第2回の実施を行いたいと考えております。詳細につきましては、閉会中にお願いしたいと思ってございます委員会の中で御報告する予定でございます。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑ありませんか。
杉山委員
ありがとうございます。年末にやっていただけるということで、12月辺りですね。これ、今回1か月間で9月いっぱいでやられましたけど、予算の未執行分をやり切るのか、それともまた年末は12月1日から1か月間とか、そういう感じの期間で切るのか、どっちですか。
鳥井区民部長
今回の事業そのものは、9月の分はこれで終わりますので、残る予定の予算を踏まえまして、別事業として行うということでございます。期間につきましては年末商戦の12月ということで考えてございますけど、いずれにしましても、実施期間はきちんと決める必要はございますので、決めて実施したいと思ってございます。
高橋委員
今、部長が答弁された別事業、9月にやったのとはまた別のものとして考えるということなんですか。
鳥井区民部長
申し訳ございません。ちょっと答弁が不適切でございました。別事業ではなく、同じ補正予算を議決いただいたものの中でもう一つ契約をして、その予算を執行するという意味で、別事業というのは契約としては2本になるという意味で申し上げました。申し訳ございませんでした。
高橋委員
今回1か月間で、PayPayにしたのもいろいろ問題があったりとか言われちゃったんですけど、区民じゃない人も使えるという利便もあるとか、いろんな話があったんだけど、とにかく使っている人に聞いてみたら、どこで使えるかがまず分からない。使えると言われて行ってみたら使えないとかという店舗が結構あったらしくて、うちなんかは上限が2,000円じゃないですか。でも、ほかのところは、調べたら3,000円とか5,000円とかあるわけよ。だから、この際だから、次、本当はもっとちゃんと早く徹底してお知らせすれば、この1か月で利用のパーセンテージはもっと上がったんじゃないかなと思うんだけど、お店に行ってもこういう目立つポスターは貼ってくれていなかったとか、区民に対して親切じゃなかったんだよね。だから、早くやろうというのだけが急いて、区民の使い勝手が置いていかれちゃったというところがあるのと、次にもし、本当は何で次もやるんだなんて私なんかは思ったけど、次やるんであれば還元というか、ほかがやっている上限をもっと2,000円じゃなくて上げてあげるとかということも考えて、またPayPayしか使えないとかじゃなくて、ほかも使えるとか、いろいろ検討しがいがあるんだと思うんですよ。だから、そこをよく精査して、やるんだったらそういうふうにやってもらいたいかなと思うんですけど、いかがですか。
鳥井区民部長
まず周知という意味では、実施されておりますお店につきまして実際見て回ったところでも、30%のポスターですね。これが貼っていないお店も実際ございますし、貼ってあっても店の中に貼ってあって、レジまで行かないと分からないようなお店もあったかと思います。また、中野区として区内を限定してのこういうキャンペーンは初めてということもあったかと思うんですが、お店の方が最初、自分のお店でやっていること、適用されていることも御存じないというようなこともあったりしまして、そういう意味では周知にちょっと不十分な点はあったかと思ってございます。ただ、実際の使用状況がPayPayから速報で来るんですけども、一月で見ますと、ずっと初日から右肩上がりで上がっておりまして、例えば初日、9月1日は決済されたのが722万円だったんですが、9月30日は4,300万円ということで6倍ほどに右肩上がりで伸びたような状況がございまして、だんだんとお店も当然認識をし、区内の消費者の皆様も認識されたということで、ぐんと伸びてきたのかと思ってございまして、一度やったということでまた12月の時点ではある程度知名度は上がっているかなと思ってございますが、委員御指摘のとおりお店のほうにもきちっとお客様に分かりやすくということでのポスターの貼り方とか、そういったことについてはPayPayのほうを通じまして、十分お願いをしたいと思ってございます。
それから、委員御指摘の決済の上限というんでしょうか、今回でいいますと1回決済では2,000ポイントまでで、お一人様、1回の期間中で1万円というふうに設定いたしましたけども、これらにつきましても委員の御指摘を踏まえまして、見直しにつきましても検討した上で実施したいというふうに思ってございます。
委員長
よろしいですか。他に質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、本報告を終わります。他に報告はありませんか。
波多江環境課長
先ほどは大変失礼いたしました。環境課のほうからは、11月13日になかのエコフェア2021を開催いたします。場所が中野四季の森公園イベントエリア、11月13日の10時から15時まで予定しております。いろいろな体験ブース、ヒノキのマイはしづくりや丸太切り体験、木製おもちゃのキッズコーナーなどがあります。また、スタンプラリーも行います。それから、エコな取組の紹介ブースもございますので、ぜひ御参加を頂きたいと思います。11月5日号の区報にて一般に区民に向けて広報をする予定といたします。
報告は以上です。
委員長
ただいまの報告に対して質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
よろしいですか。
他に報告はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
よろしいですか。なければ……。(「委員長、ちょっと休憩してくれますか」と呼ぶ者あり)
委員会を暫時休憩します。
(午後4時08分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後4時10分)
以上で所管事項の報告を終了いたします。
次に、所管事務継続調査についてお諮りいたします。
お手元の文書に記載された事項について、引き続き閉会中も調査を要するものと決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
次に、審査日程のその他に入ります。
委員会を暫時休憩いたします。
(午後4時11分)
委員長
委員会を再開します。
(午後4時17分)
次回の委員会は、11月4日(木曜日)10時からということで御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定します。
以上で本日の日程は終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の区民委員会を散会いたします。
(午後4時17分)