令和3年11月04日中野区議会子ども文教委員会
令和3年11月04日中野区議会子ども文教委員会の会議録

中野区議会子ども文教委員会〔令和3年11月4日〕

 

子ども文教委員会会議記録

 

○開会日 令和3年11月4日

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後1時32分

 

○出席委員(8名)

 森 たかゆき委員長

 甲田 ゆり子副委員長

 河合 りな委員

 羽鳥 だいすけ委員

 加藤 たくま委員

 内川 和久委員

 白井 ひでふみ委員

 いながき じゅん子委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 教育長 入野 貴美子

 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 青山 敬一郎

 子ども家庭支援担当部長、教育委員会事務局参事(子ども家庭支援担当) 小田 史子

 子ども教育部子ども・教育政策課長、教育委員会事務局子ども・教育政策課長、教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 濵口 求

 子ども教育部保育園・幼稚園課長、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長 渡邊 健治

 子ども教育部保育施設利用調整担当課長、子ども教育部幼児施設整備担当課長 藤嶋 正彦

 子ども教育部子ども教育施設課長、教育委員会事務局子ども教育施設課長 塚本 剛史

 子ども教育部育成活動推進課長 細野 修一

 教育委員会事務局指導室長 齊藤 光司

 

○事務局職員

 書記 立川 衛

 書記 細井 翔太

 

○委員長署名


審査日程

○議題

 学校教育の充実について

 学校と地域の連携について

 知的資産について

 子育て支援及び子どもの育成について

○所管事項の報告

 1 中野区区有施設整備計画の策定について(子ども教育部、教育委員会事務局)

 2 その他

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、子ども文教委員会を開会いたします。

 

(午後1時00分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ございませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 議事に入ります。

 学校教育の充実について、学校と地域の連携について、知的資産について、子育て支援及び子どもの育成についてを議題に供します。

 所管事項の報告を受けたいと思います。

 初めに、1番、中野区区有施設整備計画の策定についての報告を求めます。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 それでは、中野区区有施設整備計画の策定について御報告いたします(資料2)。

 本報告は、閉会中の各委員会において御報告するものでございます。

 中野区区有施設整備計画につきましては、区有施設整備計画策定の考え方及び区有施設配置の考え方を踏まえ、検討を進めてきたところでございます。このたび中野区区有施設整備計画を策定しましたので、御説明いたします。

 変更した主な箇所について、パブリック・コメント手続の実施結果や区議会での議論等を踏まえ、(1)から(4)の内容について変更いたしました。

 なお、パブリック・コメントの実施結果については、第3回定例会において御報告しております。御説明は省略させていただきます。

 当委員会に関連する変更箇所について御説明いたします。別紙と併せて御確認ください。

 (2)教育センターの記載内容について、別紙の32ページ、42ページが該当のページとなります。教育センターが子ども・若者支援センター等複合施設へ移転した後につきまして、区事務室として活用するまでの間、教育センター分室を設置して有効活用を図ることとしたため、活用方法を追記いたしました。

 中野区区有施設整備計画については、別紙のとおりとなります。詳細についてはそちらを御確認ください。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して、質疑はございますか。

加藤委員

 本日の報告がこの1件ということなので、このタイミングでこの報告をしないといけないということになったと思うんですけど、その理由について教えてください。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 こちらの区有施設整備計画につきましては、本来であれば、中野区基本計画と併せてということで策定を進めてきてございました。ですが、この間、パブリック・コメントでの実施結果や区議会等の御意見なども踏まえ、一定の変更が必要ということで、この時期に遅れたというものでございます。

加藤委員

 第4回定例会中だとまずいのかという、この報告を今日しないといけない理由というのはどこにあるのかというのを教えてほしいんです。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 区といたしましては、基本構想・基本計画を策定いたしまして、区有施設整備計画につきましても、今後の中野区の政策、計画に影響があるということ、また、来年度以降の予算につきましても、様々区有施設の整備については検討の中身が盛り込まれておりますので、そういった意味を踏まえて、なるべく早くということで策定したものでございます。

加藤委員

 別紙の計画2ページのところですけど、中野区の基本計画は構造改革実行プログラムが下支えするということで、構造改革実行プログラムのほうでは書いていますけれども、区有施設整備計画自体も基本計画との関連性があるわけで、そういう意味においては、構造改革実行プログラムとこの計画というのは連携するものなんですか。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 もちろん構造改革実行プログラムにつきましては、中野区の基本計画、それから区有施設整備計画を下支えするというもので、必要な構造改革を進めていくというものでございますので、そういった点での関連性はあるという認識でございます。

加藤委員

 例えば地域情報推進化計画とかだと、構造改革実行プログラムの計画の位置付けみたいなものがこういった表の中に入っていくわけですけど、この区有施設整備計画においては、そこまでの位置付けをわざわざ表記していないですけど、そこはあえてしないのか、何でしないのかなというふうに思いますが、どうでしょうか。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 個別の計画との関連ですとか関わりにつきましては、調整をしながらということで計画を定めているところでございます。区といたしましては、基本計画につきましては、基本構想の下、区の大きな計画ということで上位にある計画ですので、他の計画につきましては、そこに寄せるといいますか、整合性を図る形で計画を盛り込んでいくというような考え方でございます。

加藤委員

 いずれにせよ、構造改革実行プログラムとひもづいた計画になっているということなのは理解しました。そうすると、33ページの保育園のところなんですけれども、配置・活用の考え方で、その他として計画済みの民設民営化を順次行うという、この計画というのは、区有施設整備計画及び構造改革実行プログラムを含むものなのか、計画済みというのは何の計画に基づいた計画と言っているんですか。

藤嶋子ども教育部幼児施設整備担当課長

 こちらの計画につきましては、既に今現在、民営化を進めております園の中で、具体的に申しますと来年4月に大和東保育園の開設を予定しているものでございます。

加藤委員

 でも、構造改革実行プログラムにおいては、保育需要に応じて六、七園に絞るというような話もあって、それはここの計画には入らない。計画済みではないですけど、おいおい計画としては入らないのか。また、構造改革実行プログラムとひもづいているというけれども、ここには明記していないのか。どういうふうになっているのか、ちょっとお伺いしたいんです。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 委員おっしゃる将来的な区立保育園6園から7園ということにつきましては、構造改革実行プログラムの中で今後の適正配置ということで検討するものでございます。今の民営化につきましては、既に御説明申し上げましたように、大和東保育園につきましては、民営化ということが決まっておりますので、構造改革実行プログラムとはひもづいていないというものになります。

加藤委員

 ここだと、別に民営化というわけじゃなくて、園を減らすという話だから、民営化とはまた別ですけれども、10年後を考えた際には、それなりの保育需要の変化が――状況によっては減らす必要はないかもしれないですけど、この中では読み取れない、明記しない。構造改革実行プログラムで書いてあるだけで、区有施設整備計画の中には検討をする可能性すらここには示唆しないものなんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 区立保育園につきましては、区有施設整備計画の中では、現時点では5年後、10施設、10年後、10施設というふうになっております。今後、需要推計をしていきますので、その中でこの数というものを検討していくということになります。

加藤委員

 そうすると、そもそも聞きますけど、区有施設整備計画というのは、何年に変えるか。更新とかするんでしたっけ。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 こちらの区有施設整備計画につきましては、10年間の計画として定めてございます。こちらにつきましては、5年を目途というところで必要な修正等を考えるというところでございますけども、必要に応じて計画につきましては検討していくということはこれまでもありましたので、そういった課題については対応していく必要があると認識してございます。

加藤委員

 それは状況によっては随時更新を図るものであるということでいいですか。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 計画そのものの更新というよりも、社会情勢ですとか大きな何らかの修正が必要だというところには対応していく必要があるということで、その辺についての検討が必要だという認識でございます。

加藤委員

 何が言いたいかというと、構造改革実行プログラムというのが、区の今後の計画に対してどのぐらいの意味があるのか、その位置付けみたいなものがふわふわしている中で、変えないといけない。3年以内にやっていくという中で、もし変えないといけない場合は区有施設整備計画も改定しないといけないということになってくるわけですけど、その辺は担当の企画部とかと連携してやられているのかなと。区全体の計画の根幹をなすこの計画について、そこら辺の調整が今後うまくいくのかなというところを懸念してこういった質問をさせていただいているんですけど、そういったところは、企画部と担当所管というのは、どうやって連携を図っているんですか。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 委員御指摘のとおり、計画につきましては企画部の所管となりますので、必要な検討なりは企画部を中心に進めていくということになると思います。各所管で持っております計画、それから区有施設、そういったところの課題につきましては、当然ですけども、所管ごとに検討しつつ、企画部に申入れをして、区全体として必要な検討について協議をしていくというような流れになると考えてございます。

加藤委員

 どちらかというと、担当所管から企画部にこういう状況だからこうしてほしいと言ったものが全体計画に反映されてくるんですか。今までの経緯を見ると、企画部から押しつけられているように見える嫌いがあるんですけども、それはちゃんと所管の意見がこういうふうに入っていくものなんですか。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 決して押しつけられているということではなく、所管として、当然課題認識ですとか必要な政策というものは検討して進めていくという手順を取ってございます。また、一方で、区全体として必要な検討ですとかこういう施設配置計画といったものを、企画部としての考えを示して各部に下ろすということも当然ございますので、そういった中での協議をしながら進めていくということが区の進め方、これまでのやり方だと考えてございます。

加藤委員

 そうすると、教育センター分室が急にここになって必要だというのは、押しつけの中で現れていた話にも…。それぞれ御担当が考えた中で必要性みたいなところは一定程度理解しますけど、それだったら最初から言っていたはずで、これが必要なんだと言って残す計画が最初からあったはずなのに、ここに来てぎりぎりの調整で必要ですというのは、押しつけられているようにしか見えないわけですけども。その辺ちゃんと連携が図れているのか。上から押しつけられて、それが計画として動かなきゃいけないというような関係なのかというのを疑ってしまうんですけども、所管から企画部のほうにちゃんと意見が通っているんですか。

青山子ども教育部長

 この計画を立てるときの企画部等との関係ですけれども、基本的には先ほど課長のほうからお答えしたような形で、所管から申し出ていくこともありますし、ものによっては企画部のほうから提案されてくるというようなこともございます。

 今、御質問のあった教育センターの関係については、一定程度イレギュラーな感じなんですけど、今の教育センターの施設は、当初、新しい教育センターに移転した後は、私どものほうで活用の見込みがないというか、別の用途に決まっているということでしたので、特にこちらから活用したいというようなことを言っていったということはなかったんですけれども、いろいろな検討の中で、あの施設が当分の間空くということが分かってきましたので、それでしたら有効活用させてもらうということで、教育センター分室として使わせてもらいたいということで、このことについてはどちらかというと所管のほうから提案していったというような形でございます。

加藤委員

 いずれにせよ、いろいろとあって、今日この報告のためだけに開かれるというような事態が、区全体で調整ができていないからこういうことが起こっているんだなと感じていまして、区が全体的にスクラムを組めていない状況というのが、今後大きくさらに問題化しないかというのは懸念しますので、区全体で区政運営をやっていく。企画部が中心にやるのは分かりますけれども、それぞれ上と下の関係じゃなくて、横並びの関係でちゃんと区政運営を担っていただきたいなということで、終わります。

白井委員

 うちの所管ではないんですけど、もともとのお話は、新庁舎の中での生活保護、生活援護課というのをどうするかに尽きます。昨年の秋から、新庁舎の外に生活保護、生活援護課を出すという話に対して、我が会派として大反対のお話をさせていただきました。当初は、もはや変えられないとか、実は5月ぐらいには決まっていたものを半年間説明が一言もなくて、いきなり出てきた途端にというのでお話をさせていただいたところです。

 前定例会においても、我が会派だけでなくて、多くの委員からもこの点について疑義を唱える、見直しを唱える声がたくさんあったことによって、定例会と定例会の間の臨時会の間に変更措置をするというのが今回示されているものです。一つは、現状のスケジュール感の中で示されたものではなくて、慌ててこの間に説明しなければならなくなったことに関して、大いに反省してもらいたいと思いますし、昨年からにっちもさっちも動きが取れなかった、変更の意図を示さなかったことに対して、ようやっとここに来て、もはやこれは持たないと多くの議員からも反対の声が唱えられて、自分たちの案では通らないとなったことで見直しているんだという事実をよくよく御理解いただきたいなと思います。所管ではないので、答弁は求めませんけど、これに付随して教育センターのお話があります。これはうちの所管ですよね。

 一番初めは生活援護課を持っていく、それが見直しになって、社会福祉会館、スマイルのほうへ移動するとなりました。最終のタイミングでここの施設は利用しないところから、もともとフリースクールの子どもたちにというような形で教育センターの相談機能として活用するというのが今回示されたところです。

 この件に関しては、もともと中野東中学校の複合施設の中に相談機能を設置するという話があったんですけれども、ここも我が会派として、もともと学校になかなか通えない子どもたちの居場所をどうして学校の中に複合施設としてつくるんだという話を唱えてきたところです。今回、あえてここを利用するという話になったことは評価しているんですけども、まず変更点があったこと、そして、この中でもあくまでも暫定的な意味合いで書かれています。跡地の中としては、今後、ここに保健所を持ってきて複合施設で整備したいという将来的な展望も書かれているんですけど、では、いわゆる相談機能を今後も中野東中学校の複合施設だけではなくて、別途設ける予定があるのか、これは決定したのかどうか。将来的に跡地を活用した際にも、それらの相談機能というのを複数施設持つという決断をされたのかどうなのかというところが大事だと思います。この点についてお考えを確認させてください。

齊藤教育委員会指導室長

 当面の間は新しく11月29日から開設します教育センターの中で教育相談のほうは行っていく予定でございます。今、お話をいただきましたそれ以外の場所ですとか、将来的に少し数を増やして相談機能をより充実させていくかどうかということにつきましては、現段階ではまだ決定はしてございません。

白井委員

 要は、当初は1か所だけでいいと言っていたわけですよね。だけど、今回使わないならば暫定的にということでいうと、そうすると、あくまでも暫定的に使っていないから利用する、その後はどうするかまだ分からぬという結論ですか。政策として1か所で十分だと言ってきた考えを改めたものではないということなんでしょうか。いかがでしょう。

青山教育委員会事務局次長

 教育センター分室の今後の取扱いということでございますけれども、先ほど委員から御紹介ありましたように、分室としての活用は当分の間ということで、暫定活用であるというところまでが今の時点で決まっているところでございまして、将来的にあそこに何らかその機能を置くというところまでは区として今、決まっていないところでございます。ただ、私どもも、これから分室の運営をしていく中で、分室のところに置くというニーズがかなりあるというようなことになりましたら、今後あそこに整備していく複合施設の中にそうした機能を置いていくということについて、所管として庁内の議論の中で言っていく必要があるというふうに考えてございます。

白井委員

 シビアな言い方をすれば、適当に使えるような施設があれば、いわゆる相談機能は持ちますよと、ところが、ほかの機能に用途が変更されるだとか利用されるのであれば、相談機能は1か所で十分ですという声にも聞こえるんです。だから、施設の玉突きで利用するか利用しないかだとかという話じゃなくて、子どもたちにとってどういう施設が必要なのかというところを先に導いて、そしてこの施設をどうするかとやらないと、あべこべに聞こえるんですよ。使わないのだったらここで相談機能をやりますよというんじゃなくて、相談機能が必要なのかどうかというのは取りあえず先送りにとしか聞こえないので、結論として、区有施設の変更があって、今回まだ廃止にならなくて、しばらく間が置けたんだと思います。この間に本当に必要なのかどうかというのをもう一度再考するぐらいの話をしてもらいたいと思っているんです。今までは1か所で十分だという決定をしてきているので、ここで入れるのは、複数必要なのかというのをしっかり見極めた上でどう施設を整備していくのかというのはその次になるかもしれないけども、よくよく検討してもらいたいと思います。もう一度お考えを伺います。

青山教育委員会事務局次長

 ただいまのお話にもございましたように、今後の教育センター分室での様々な相談事例ですとか子どもたちに対する支援、そういったことを踏まえながら、今月新たに開設します中野東の教育センターだけでなくて、複数必要であるかどうなのかというところは、早いうちに見極めて、全庁の施設配置の議論の中で所管としての考え方というのを示していかなければいけないというふうに考えてございます。

羽鳥委員

 さっきの加藤委員とのやり取りの中で、計画の考え方のところで、計画としては10年間だが、社会情勢の変化を見据えて改定というお答えがあったと思うんですね。そうした中で、保育園というのは、これまで全部民営化だとなったのが、酒井区長の下で10施設は残すんだということが出てきたわけで、それで、社会情勢としては、今後少子化が進む中でも10施設残すんだということが方針としてなったと思うんですね。そういう下で、社会情勢の変化を見据えて、改定はあるんでしょうが、どういったものを改定すべき中身として想定しているのかというのをちょっと確認したいんですけれども、いかがでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 昨年の3月に当委員会で区立保育園の在り方ということで御報告しておりますけれども、その中で、需要が減っていくときにあっては、6から7園に減らしていくということをお示ししたというところになりますので、需要が減っても10園残すということについては、昨年度は当委員会で報告していないというところになります。ですので、今後のいつになるか、5年後なのか10年後なのかということについては、現時点でまだ推計ができておりませんので、明確に申し上げられないんですけれども、需要が減っていって、必要な場合には区立保育園を一定程度減らしていくということで、構造改革実行プログラムの中でも適正配置ということで検討材料に上がっているというものでございます。

甲田委員

 白井委員の今の質問の補足で申し訳ないんですけれども、最後に青山次長が、複数必要かどうかこれからしっかり見極めるというふうな御答弁だったんですけど、複数必要かどうかということもそうなんですけれども、今回の計画で問題なのは、中学校と同じ場所に教育センターがあるということで、教育相談、またフリースクールなど、学校に行きたくないという、その場所に行きたくないというお子さんがいらっしゃるということは、前にも我が会派のほうで一般質問させていただいているんですけれども。そういったところの観点から考えても、やはり別の場所にも必要だということがずっと言われてきたわけですね。なので、そこをしっかり考えていただいたのかどうかというところが問題で、複数あったほうがいいとか、1か所でいいとかということよりも、そこのところが本当に考えられているのかなという、行かれないお子さんが行ける場所をしっかりつくるという考えに至っていただけたのかどうかというところをお聞きしたいなと思っているんですが、その点はいかがでしょうか。

青山教育委員会事務局次長

 確かに当初新しい教育センターのところに集約といいますか、移転するときは、今のところに分室を残すというような考え方はなかったということでございます。それで、先ほど委員が御心配されていたような、学校と同じところにというところも、例えば入っていくところの動線を分けたりとかそういったようなことで配慮していたというようなことでございます。

 ただ、今回、分室ということで設置するに当たりましては、以前、議会のほうで学校と同じ施設にあることについてどうなのかという御懸念が示されていたということですとか、あるいは今現在通っている子たちが、環境が変わって通いにくくなってしまうというようなこともあり得るかもしれないということを改めて考えまして、それでしたら、今のところにもそうした機能があったほうがいいのではないかということを考えて、今回分室の設置ということでやらせていただいたということでございます。

甲田委員

 ありがとうございます。ですから、そういった考えでより前進するように、ぜひ検討を深めていただきたいと思いますので、要望にしておきます。

委員長

 他にございますか。

 よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、2番、その他で理事者から何か報告はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。

 次に、審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後1時29分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時31分)

 

 次回日程についてお諮りいたします。休憩中に御協議いただいたとおり、次回の委員会は第4回定例会中とし、急な案件が生じた場合には正副委員長から連絡をさせていただくとしたいと思いますが、御異議ございませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 次に、当委員会の行政視察については、視察先及びテーマは、品川区の生活支援型一時保育「オアシスルーム」についてとし、12月16日(木)に委員会を開会した後、直ちに委員会を休憩し、視察を実施することとしたいと思いますが、御異議ございませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 以上で本日予定していた日程は終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で子ども文教委員会を散会いたします。

 

(午後1時32分)