令和3年11月16日中野区議会危機管理・感染症対策調査特別委員会の会議録 中野区議会危機管理・感染症対策調査特別委員会〔令和3年11月16日〕
危機管理・感染症対策調査特別委員会会議記録
○開会日 令和3年11月16日
○場所 中野区議会第1・2委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後2時18分
○出席委員(13名) 浦野 さとみ委員長 中村 延子副委員長 竹村 あきひろ委員 木村 広一委員 甲田 ゆり子委員 内野 大三郎委員 ひやま 隆委員 小宮山 たかし委員 若林 しげお委員 伊藤 正信委員 平山 英明委員 酒井 たくや委員 長沢 和彦委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員 企画部長 高橋 昭彦 企画部企画課長 堀越 恵美子 総務部長 海老沢 憲一 防災危機管理担当部長 滝瀬 裕之 総務部防災危機管理課長 田邉 敏幸 区民部長 鳥井 文哉 区民部産業振興課長 平田 祐子 子ども家庭支援担当部長 小田 史子 地域支えあい推進部長 角 秀行 地域包括ケア推進担当部長 藤井 多希子 健康福祉部長 岩浅 英樹 保健所長、健康福祉部地域医療連携担当課長事務取扱 佐藤 壽志子 保健所次長 杉本 兼太郎 健康福祉部保健企画課長 鈴木 宣広 健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 瀬谷 泰祐
○事務局職員 書記 本多 正篤 書記 鎌形 聡美
○委員長署名 審査日程 ○議題 危機管理対策について 医療・生活・経済支援対策について 新型コロナウイルス感染症対策の取り組みと検証について 〇所管事項の報告 1 キャッシュレス決済推進事業の実施状況について(産業振興課) 2 キャッシュレス決済推進事業の追加実施について(産業振興課) 3 新型コロナウイルス感染症に係る今後の医療機関への支援の考え方について(保健企画課) 4 新型コロナウイルスワクチン接種について(新型コロナウイルスワクチン接種担当) 5 新型コロナウイルスワクチン追加接種(3回目接種)について(新型コロナウイルスワクチン接種担当) 6 その他 ○その他
委員長 定足数に達しましたので、危機管理・感染症対策調査特別委員会を開会します。
(午後1時00分)
審査日程について協議事項があるため、委員会を暫時休憩いたします。
(午後1時00分)
委員長 委員会を再開いたします。
(午後1時00分)
本日の審査日程は、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおりとし、所管事項の報告1番と2番が関連しますので一括して報告を受けたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 御異議ありませんので、そのように進行いたします。 なお、審査に当たっては5時を目途に進め、3時頃に休憩を取りたいと思いますので、御協力をお願いいたします。 それでは、議事に入ります。 危機管理対策について、医療・生活・経済支援対策について、新型コロナウイルス感染症対策の取り組みと検証についてを一括して議題に供します。 所管事項の報告を受けます。 初めに1番、キャッシュレス決済推進事業の実施状況についての報告ですが、先ほど御協議いただいたとおり、2番、キャッシュレス決済推進事業の追加実施についての報告と一括して受けたいと思います。 理事者の説明を求めます。 平田区民部産業振興課長 それでは、キャッシュレス決済推進事業の実施状況及び追加実施について一括して御報告いたします。なお、本報告につきましては、既に区民委員会で同様の報告を行ってございます。 それでは、お手元の資料に沿いまして御報告いたします。(資料2) まず最初に、本年9月に実施いたしましたキャッシュレス決済推進事業の実施状況でございます。実施期間は9月1日から9月30日までの1か月間、決済事業者はPayPay株式会社でございました。対象は、区内の対象店舗においてPayPay残高で支払いを行った方が対象となってございます。在住・在勤・在学等は問わないということになってございます。 利用方法でございますが、対象店舗でPayPay残高で支払いを行った日から起算して30日後にポイントを付与するものでございます。 対象店舗でございますが、こちらにございますように、中小企業基本法に定める中小店舗のうち、加入店舗で約3,300店舗でございました。除外業種としては大手企業、それから公共サービス等でございます。付与率は30%、付与総額は4億7,000万円を予定してございました。1人当たりのポイント付与上限ですが、1決済当たり2,000円相当、期間内総額1万円相当でございます。 利用者支援でございますが、デジタルデバイド対応としまして、区民活動センター5か所、それから高齢者会館4か所において利用者向け説明会を実施してございます。また、事業者が設置しております相談窓口やコールセンターにおいて利用者からの御相談もお受けしてございます。 周知でございますが、こちらにございますように区報、区のホームページ、SNS、デジタルサイネージ、その他掲示板等を活用して広報してございます。また、事業者の策定した広告につきましてWeb広告も行ってございます。また、関連する協力先としまして、JR、関東バス、それから中野区商店街連合会、それから東商中野支部等の御協力もいただいたところでございます。 実施状況でございます。御案内のとおり、今年9月につきましては緊急事態宣言の最中だったということもございまして、区内でのこちらの資料の3行目にございますように、対象店舗でのPayPay利用による決済金額は約6億300万円でございました。キャンペーン前の8月と比較しますと、決済金額が1億6,600万円だったことから約3.6倍の決済金額となってございます。こちらにつきましては、1か月という短期間でございますが、一定の消費喚起効果を上げていると考えてございます。 あと参考としまして、こちらに昨年度実施いたしました紙のプレミアム付商品券の発行総額、それから決済総額、ユーザー数等についても記載してございます。 3か月間の実施で発行総額が7億1,000万円、使用期間が3か月でございます。また、PayPayにおける決済でございますが、総決済回数は3.1倍、ユーザー数は約1.9倍増加となるなど、キャッシュレス決済の推進にも寄与していると考えてございます。 一方で、ポイントの還元額についてでございますが、東京都の補助金や事業者からの試算等を踏まえて、当初4億7,000万円余りを見込んでいたところでございますが、実績としましては、先ほど申し上げましたように約1億5,000万円にとどまってございます。執行率としては30.9%でございます。こちらにつきましては、緊急事態宣言が9月末まで延長されたことによって飲食店の休業や酒類提供の自粛等による影響が大きいと考えてございます。 以下に速報値をお示ししてございます。先ほど申し上げましたように、総決済金額、還元額、総決済回数、それから1決済当たりの平均利用額でございますが、2,345円でございました。ユーザー数については1.9倍、利用回数については1.6倍の増加を見たところでございます。 以上が実施状況の御報告でございます。 続きまして、もう1点、キャッシュレス決済推進事業の追加実施について御報告申し上げます。(資料3)目的につきましては、9月に実施したものと相違ございません。9月に実施した結果、区内の消費が約6億円となった一方、30%余りの執行率となったことから、再度12月に本キャンペーンを実施したいと考えているところでございます。 2番の事業概要(予定)を御覧いただきたいと思います。対象期間でございますが、本年12月1日から12月31日まで、委託事業者はPayPay株式会社でございます。対象や利用方法、それから対象店舗、付与率については前回から変更はございません。また、付与総額でございますが、今回は9月の残金を利用しますので、3億1,000万円を想定してございます。また、1人当たりのポイント付与上限でございますが、今回飲食店が再開しているということもございますので、1決済当たりの利用金額の上昇が見込まれます。そのため前回は1決済当たり2,000円相当だったものを今回は3,000円相当に上げたいと考えてございます。ただし、予算の上限もございますので、お1人当たりの期間内総額は1万円相当と前回同様としたいと考えてございます。 3点目、利用者支援のデジタルデバイド対応でございますが、既に商店街で高齢者向けスマートフォン相談会を実施してございます。また、今月中野区役所におきまして利用者向け説明会を予定してございます。そのほか前回同様、相談窓口、コールセンターの設置につきましては既存の受託事業者の制度の活用を図ってまいりたいと考えてございます。 4点目の周知でございますが、こちらも前回同様、区報、区のホームページ、掲示板の活用、それからWeb広告、それからJRの駅ポスター、関東バス、それから区商連や東京商工会議所の御協力をいただく予定をしてございます。 5番目の予算措置でございますが、こちらにつきましては、当初の補正予算の金額を表示してございます。 また、先ほど実施状況で申し上げましたように、第1回目、9月の執行見込みが、ポイント還元額約1億5,000万円、事務費執行分が1,300万円で合計1億6,300万円の執行でございました。第2回目の予定でございますが、補正予算額から第1回目の執行額を差し引きまして、約3億2,800万円で執行したいと考えているところでございます。参考としまして、先ほど速報値でお示しした金額、回数をお示ししてございます。 今後の予定でございますが、6番の11月、12月を御覧いただきたいと思います。11月、今月区民委員会及び危機管理・感染症対策調査特別委員会におきまして本報告を申し上げてございます。また、今後、区報の掲載、利用者説明会の開催を予定しており、12月に第2回の事業実施を予定しているところでございます。 御報告は以上でございます。 委員長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。 平山委員 高齢者支援のほうで57名と50名ですか、説明会を行われた。それは直接PayPayを登録する説明会なんですか、内容は。 平田区民部産業振興課長 区民活動センターの御説明についてはそういった説明だったんですが、高齢者会館につきましては、高齢者会館事業の時間の一部をお借りしまして、こういう事業を実施しますので、御興味があったら説明会にお越しくださいといったような御案内をしたようなところでございます。 平山委員 ということは、2番目はちょっと利用者支援には当たらないですよね。御案内ですよね。1番目のほうは、いらっしゃったのは、やっぱり高齢者の方が多かったんですか。年齢層とか分かりますか。 平田区民部産業振興課長 やはり70代の方が中心となったと聞いてございます。 平山委員 これから2回目をやられるときのデジタルデバイドの対応は1回目と同じなんですかね。2回目のときは、高齢者会館で実際にスマートフォンをというようなことは難しいんでしょうか。やっぱりそこは案内だけになっちゃうんですか。 平田区民部産業振興課長 2回目につきましては、通常、知名度も1回目に比べて上がっているということもございまして、区が直接やる説明については区役所での説明会を予定しているところでございます。 木村委員 ちょっと質疑があったかどうか分からないんですけども、キャッシュレス決済がこの機会で推進されればというところなんですが、PayPayの加盟店というのは、今回の事業の前後で効果があったのかどうかというのは分かるんですか。 平田区民部産業振興課長 飲食店が閉まっていてキャンペーン中の加入促進がなかなかうまくいかなかったという話も聞いてはございますが、若干増えたということは聞いてございます。 木村委員 あと、これはPayPayで確認できるかどうかなんですけども、今回ユーザーが中野区外、区内合わせてだと思うんですが、中野区内のユーザーでの使用というのが、データって分かるのかどうかというところなんですけど、いかがですか。 平田区民部産業振興課長 そちらなんですが、PayPayのほうと交渉しているところではございますが、はっきりしたデータは示せないという返事が今来ているところでございます。 木村委員 あと、すみません、最後、今回12月に実施される事業のほうなんですけども、これは9月と比べれば、周知の部分とかシーズン的なもので、9月よりもかなり見込めるかなというふうに思っております。ただ、今回予算がある状況でございますので、仮にですよ、12月の例えば中旬ぐらいで予算を超えるようなポイントが付与されるというか、そういった状況になった場合、これはこの事業をその段階で止めるのか、それとも予算を超えたとしても追加予算をするのか。それはどういったふうに考えていますか。 平田区民部産業振興課長 区としましては、最低週1回は実施状況のデータを入手することになってございまして、その状況を見ながら予算内に収めたいと考えてございます。 木村委員 ということは、途中で中止するということがあり得るということで、それは事前に告知するんですか。例えばポスターで、やはり途中で終わるということは、クリスマス前後とか含めて、それを期待して、もしかしたらいる方もいらっしゃるわけで、そういった周知をされるのか。要するに、途中で止めるということになった場合、どういうふうに事業を止めるというか、周知も含めて、考えているんですか。 平田区民部産業振興課長 他の自治体で実際に止めたところもございますが、やはり多少タイムラグが必要になってきます。ですので、周知にしても、それほど多い時間は割けないと考えてございますので、事業者とも相談しまして、あらゆる方法で周知を図ってまいりたいと考えております。 木村委員 すみません、ちょっと聞き忘れというか、事前に周知する。要は、事業が開始する前に、12月前に様々な周知をすると思うんですけども、そういった、途中で止まるかもしれないという内容は周知されるのかどうか。 平田区民部産業振興課長 ポスター等の広報物に早期終了もありますという一文は入れてございます。 内野委員 ありがとうございます。前回の実施状況についてで、先ほどの平山委員のところとかぶるかもしれないんですけど、デジタルデバイド対応のところで、70代の方がたくさんいらっしゃった。それで使い方をどうしたらいいかという最初のところからやったのもあると思うんですけれども、PayPay以外の支払い方法というのも、何か質問にあったりとか聞かれたりとかというのはありましたか。そこまでは分からないのかな。何が言いたいかというと、キャッシュレスを使い始めるに当たって、PayPay以外にも、そのところの使い方として知りたいという方がいらっしゃっていたかどうかというところなんですけれども、その辺はちょっと分からないですかね。 平田区民部産業振興課長 申し訳ありません。ちょっとそこまでは把握してございません。 内野委員 あと、12月開催に当たっては、実施状況のところで、たしか先月ぐらいに中間の速報値みたいなのを教えてもらったと思うんですけれども、次の12月にやるに当たっては、PayPay以外の決済方法も選択できるように、例えばAirペイで検討したりとかというのは、ほかの決済事業者の検討というのはされましたか。 平田区民部産業振興課長 こちらにつきましては9月と同じスキームを考えてございましたので、他の事業者ということは考えてございません。 内野委員 あと、予算がなくなったらストップしちゃうというのは多分、何かもう、CMというか動画なんかでもほとんどお祭り状態でやっていて、みんなやれやれという感じであおっているわけですよね。そこで予算がないからぴたっと止まっちゃうというのは、期限があるものについては、やはりその終期を、お尻の終わる時間をぴたっと決めるんであれば、それはその期間はやるというのが普通のやり方なのかなと思うんです。それならば、予算がこれだけなんで、終期を決めずに、スタート時点がこの日だけれども、予算がなくなり次第終了しますと、お尻を決めずに終わってしまうのはしようがないというふうに最初に周知するのが、受け取る側、消費者の側からしてみたら、少なくとも31日までやるんだと思って、先ほど木村委員がおっしゃっていたように、じゃあ、クリスマスに使おうかなとか計画を立ててやっていたら、予算がないから終わりだよって、あらかじめ聞いていても、じゃあ31日までやると言っていたのは、1日にどのぐらいの予算を使うとか、消費者がどういうペースでやっていくのかとかというのは、あらかじめ緻密に計算してやっているのかと思いきや、途中でぴたっ終わっちゃうと。例えばこれが12月の半ばで終わっちゃったら、年末の一番盛り上がる商店街が客が止まっちゃうようなことがあったら、それこそ冷や水になっちゃうんじゃないですかね。なので、ちょっとその周知の仕方というのが、この計画を立てる段階からそうなんですけれども、もう少し緻密にやった方がよかったと思うんですけれども、その点いかがでしょうか。 平田区民部産業振興課長 所管としましては、この予算で12月いっぱいもつだろうという見込みの基に今回第2弾を計画しているところでございますが、委員御指摘のように、一気に盛り上がってしまって早期に終了ということも可能性としてはございます。その辺りにつきましては、トラブルがないように周知に気をつけてまいりたいと考えております。 委員長 他に質疑ありませんか。よろしいでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 なければ、以上で本報告について終了いたします。 次に3番、新型コロナウイルス感染症に係る今後の医療機関への支援の考え方についての報告を求めます。 鈴木健康福祉部保健企画課長 それでは、新型コロナウイルス感染症に係る今後の医療機関への支援の考え方につきまして御報告を申し上げます。(資料4) 1、新型コロナウイルスの感染状況と新たな対策の必要性についてでございます。 新型コロナウイルス感染症の第5波の感染拡大時には、都及び区におきましても、新規感染者数が過去最多を更新しまして、著しく新型コロナウイルス感染症患者が増大をしたため、病床の不足等によりまして、医療提供体制の逼迫が顕著となり、自宅療養者が急増したものでございます。今後発生する可能性のある次の感染拡大に備えまして、区民の生命を守り健康を維持するためには、利用機会の支援が必要であることから、区は以下の対策を構築するものでございます。 なお、今後の新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況、医療提供体制の逼迫並びに国及び都の対応等を踏まえまして、適時適切に区の対応については見直しを行っていきたいと考えております。 2、今後の感染拡大に備えました対策についてでございます。対策の名称でございますが、新型コロナウイルス感染症区内病院病床確保補助金給付事業でございます。 (1)趣旨でございます。新型コロナウイルス感染症の次の感染拡大に備えまして、医療機関が新型コロナウイルス感染症患者の病床を追加で確保した場合に、都の病床確保の補助金に上乗せをしまして、区が補助金を支給するというものでございます。 (2)支給対象医療機関でございます。新型コロナウイルス感染症患者の入院受入れが可能な区内病院としております。 (3)補助金の支給要件でございますが、以下の3要件全てを満たすといったことを求めております。まず①でございますが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に備えた都の要請を受けて、新型コロナウイルス感染症患者の病床を確保すること。②当該病院において、これまでに最大に確保した1日当たりの病床数を超えて増床をすること。③都において、病床逼迫の状況等がレベル3相当であることとしております。 (4)補助金の支給額でございますが、支給要件を満たす増床をした1病床につきまして、1日当たり2万1,000円と考えているものでございます。 御報告は以上で終わります。 委員長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。 ひやま委員 御報告ありがとうございました。ちょっと基本的なところからお聞きしたいんですけれども、このコロナの患者を受け入れる病床なんですけれども、これはこれまでの感染の状況なんかも鑑みて、最低限これくらい必要だよねというような基準というのは今あるんですか。 鈴木健康福祉部保健企画課長 あくまでもコロナ患者の病床の確保というのは東京都が行っているものでして、東京都が感染状況等を踏まえた、ここまでの確保した病床数というものを算定した上で、各病院に要請をしているものでございます。 ひやま委員 中野区内というのは、それは何床になるんですか。 鈴木健康福祉部保健企画課長 病床の確保につきましては、東京都が東京都全体で必要な病床数を確保しているという取扱いになっておりますので、各区単位での病床数というものは公表はしていないものでございます。 ひやま委員 考え方としては、コロナの病床は、あったらあっただけいいのか、それとも最低限はこれくらいあったほうがいい。でも、今現状だと、やはり多ければ多いというほうがやっぱりいいということなんですか。 鈴木健康福祉部保健企画課長 コロナ対策という危機管理といった観点からは、病床を増やすといったことが必要であると考えております。一方では、コロナ病床を増やすことによって一般病床を削減するといったところもありますので、感染状況を踏まえたバランスといったものが求められると考えております。 ひやま委員 区内の病院が今回のその対象となっていますけれども、さりとて、やっぱりコロナの受け入れられる区内の医療機関、病院というのは当然限られているわけなんですけれども、今回この事業を実施するに当たって、大体どれくらいの病床を増やすというのを見込んでらっしゃるんですか。(「委員長、ちょっと休憩していただいてよろしいですか」と呼ぶ者あり) 委員長 委員会を休憩いたします。
(午後1時25分)
委員長 委員会を再開いたします。
(午後1時26分)
鈴木健康福祉部保健企画課長 想定している増床の病床数については現在検討中でございます。 ひやま委員 ありがとうございます。それで確認なんですけど、この病床については自区内で考えるのか。それとも医療圏で考えるのかというのは、当然これは医療圏で考えるということで間違いないんですね。 鈴木健康福祉部保健企画課長 病床についてですけれども、東京都全体で考えるといったものでございます。 ひやま委員 それで、今回のものは区内で受け入れる病院を対象としておりますけれども、そうすると、例えば区民の方が陽性になったケース、これは、ただ、中野としてはお金は出しているんだけれども、必ずしも中野区民の方がこの対象となる病院に優先的に例えば入るとか、そういうことというのはないんですよね。 鈴木健康福祉部保健企画課長 コロナ患者の入院調整につきましては、一律的に東京都が行っておりますので、必ずしも中野区民の方が中野区の病院に入るとは限らない。こういった運用はこれまでも行われてきたものでございます。 ひやま委員 そうすると、中野区民であっても、例えば他区の病院とかに入院するとか、そういったケースは当然あるわけなんで、それは分かるんですが、そうすると、これは23区全体、東京都全体としてこういった取組というのは、中野区外でも今実施されているということなんですか。 鈴木健康福祉部保健企画課長 御質問の趣旨なんですけれども、こういった取組というのは、それは自区民がほかの区の病院に入るという取組がされているかという趣旨でよろしいでしょうか。であれば、そのとおりでございます。(「ちょっと委員会を休憩して」と呼ぶ者あり) 委員長 委員会を休憩いたします。
(午後1時28分)
委員長 委員会を再開いたします。
(午後1時28分)
鈴木健康福祉部保健企画課長 今回のような東京都の補助金に上乗せをするといった形を実施している区というものは見当たらないものでございますが、各区において病院に対する財政的な支援を行っている区はございます。 長沢委員 御報告ありがとうございます。これは、今後の定例会の中で具体的なところがあるのかなと思っています。補助金を出すという話になっているわけだから。伺いたいのは、では、これまでの、ここのところでも対策の必要性というのが触れられていて、それは専ら、専らというか第5波での感染拡大のそういう状況もあったと。新型コロナの感染が拡大をするというこの中で、じゃあ、中野区内の、もちろんやっているのは東京都自身の事業というか、東京都自身が病床のそれはやるんだけれども、新型コロナのそういう病床の確保ということでは、中野区内では、内訳はいいです。全体の中野区内の要するに有床の病院、ベッドがあるそこのところでは、これまで、現在と言っていいのかな。何床確保されていると承知されているんですか。 鈴木健康福祉部保健企画課長 先ほどの御答弁とも関連するんですけれども、東京都全体で病床を確保して入院調整を行うといったことの取扱いでございますから、区ごとの病床数というものについては、公表はしていないものでございます。 長沢委員 ちょっと待って。でも、これから、だってこういう補助金を出す支給要件をつけてやっていって、その数については検討されているということなんだけど、じゃあ、そのベース自身が今現在何床あるかというのを区が把握をしていないというのは、それはおかしいでしょう。 鈴木健康福祉部保健企画課長 今、区としては把握をしておりますが、公表については差し控えさせていただきたいと思っております。(「ちょっと休憩」と呼ぶ者あり) 委員長 委員会を休憩いたします。
(午後1時31分)
委員長 委員会を再開いたします。
(午後1時32分)
長沢委員 分かりました。じゃあ、そこはもういいです。それで、これからこういう形をやってくというのは結構なことだと思っているんだけども、ただ、その幾つというのはともかくだけども、特に第5波の中でものすごい感染爆発があって、そういう意味では、間違いなくという言い方をしてはあれなんだけど、区内の病院のところでも、東京都の要請というか、補助金ももちろんもらいながらだけども、病床確保というのはやられてきたと思うんで。だって、そうでなければ、実際に別途病院が新たにできなければ、要するに宿泊施設とかそういうのでやっていきましょうとかいろいろあったけども、やっぱり基本的に病院のところでのベッドの確保となれば、通常の平時のときに使っている病院を変えていく。これは中野区内の病院のところでもきっとあったんだろうというふうには思うんで、想定できるので。そういうところでは、今回やること自身は本当に結構なんだけども、やっぱり第5波の中でとか、そういう中でこう言っているように、適宜適切に区の対応についてというのは、やっぱりそのときに考えてもよかったんじゃないかというふうに思うんだけども、その点についてちょっと御見解を聞きたいので、いかがですか。 鈴木健康福祉部保健企画課長 このタイミングでの病床確保に関する御支援ということについてでございますが、何回か申し上げていますように、病床の確保については東京都の役割でございます。これまで区は区の役割として、診療所に対するPCR検査の準備の支援だとか、そういった区の役割を踏まえてこれまで対応を行ってきたといったものでございます。しかしながら、今回の第5波の感染拡大というものは、それまでとはちょっとスケールの違う大きな感染拡大になりましたので、そういった現状を踏まえて今回の支援策を考えたものでございます。 平山委員 まず、補助金の支給要件のところを少し確認をさせていただきたいんですが、①は分かりました。②の「当該病院において、これまで最大確保した一日あたりの病床数を超えて、増床すること」というのは、要するにAという病院が都の要請に従って、例えば10という病床を確保していました。それが「最大確保した」だから、稼働している、稼働していないにかかわらず確保した。これを最大確保という意味で理解していいですか。 鈴木健康福祉部保健企画課長 委員御指摘のとおりでございます。 平山委員 それを超えて、プラスアルファの部分に対して今回の中野区独自の支援を行いましょうということだろうと思うんですが、それは必ずしもその病床がいっぱいとならなくても、例えばAという病院が都の要請に従って10確保していた。今回中野区の要請に従ってプラス、例えば3確保した。トータル13ですよね。ただ、当該病院には8名の入院の状態であった。これでもう、例えばこの3床分は、この三つの条件を満たしていれば支払われるという理解になりますか。 鈴木健康福祉部保健企画課長 委員御指摘のとおりでございます。 平山委員 なるほど。今、政府が第6波に向けて病床数の増床をしようという動きをしている。これとの関係はどうなるんでしょう。例えば、これを受けて今後東京都が東京都全体の病床数を増やす。そこに中野区にある病床もこれに伴って増えてくる。こうなった場合も、さらにプラスアルファで実施をされようと思っていらっしゃる。それはそうではなくて、あくまで今の確保されている病床数が前提であって、今後、政府等の動きによって、東京都の要請で全体の病床数が増えたのであれば、これは実施する必要はないと思っていらっしゃる、どちらですか。 鈴木健康福祉部保健企画課長 あくまでも第6波の感染拡大状況というものがどの程度広がりを見せるのかというところが、なかなか予見するのが難しいと思っております。そういった意味では、増床した部分について、あともう1個の要件のレベル3相当というものがありますから、国とか東京都の要請を受けて増床しただけでは区の追加支援は発生しないということですね。感染状況を踏まえて、レベル3相当になった場合に追加支給という形になりますから、そういった状況になった場合には、区の支援の対応というものが必要であると考えております。 平山委員 とはいえ、予算として提案をされようというおつもりなんで、一定の規模というのは想定されているわけじゃないですか。例えばですよ。今区が想定している規模が今回国の第6波に向けた対策によって満たされた場合、分かりますか。この場合はどうなるんですか。 鈴木健康福祉部保健企画課長 国の対策によって満たされるというのは、将来どういったことが起きるかということなんで、なかなか断定的なお答えというのは難しいですけれども、今考えていますのは、今後の予算的な手続も踏まえて、この事業を開始するとなった時点があります。その時点で確保している病床数等を基準にして、さらに増床した場合に何らかの区の支援を行っていくことを考えております。 平山委員 分かりました。それはあくまで仮定の話なんで、それを待ってということもどうなのかなと思うんで、今の御答弁のとおりかなとは思うんですが、他方で、要するに病床を増やすという考え方もあるんですけど、先ほどおっしゃったように、一般病床の圧迫にもつながるわけじゃないですか。区内のある病院で大規模なクラスターが発生したことがありましたよね。あのときに我々としては、いわゆる野戦病院のようなものも検討すべきではないかということを区のほうにも申し上げたことがあったと思うんです。ただ、クラスター班があって、これは一定の収束を迎えた。その後にしばらく経ってこの第5波というものがやってきて、今ある医療体制の中で何とか乗り越えようとした。だけども、決して十分ではなかったかもしれないという状況があるわけじゃないですか。そういう中にあって、現状の病院の中で病床数を増やすという考え方もそうなんですけど、そうではなくて区内の、例えば体育館を利用する云々等をして特別な、いわゆる入院体制を確保する。そのための医師や看護師や医療機器等の確保について事前調整をして進めていく。そういった議論ということにはならなかったんですか。 鈴木健康福祉部保健企画課長 委員の御指摘は、臨時的な一時的な医療施設の開設といった御趣旨であると思います。そういったところについても検討したというものはありますが、やはり病床とかハード面の確保ということだけで成立するものではなくて、医師とか看護師、あと事務方のスタッフを含めた人的体制といったものの整備も必要でございます。そういったところの総合的な体制を組むということがなかなか難しかったというところがありますので、今回の支援を考えたものでございます。 平山委員 これで最後にしますけど、先ほどひやま委員も尋ねられていて、ぱっと拝見をさせていただいて、先ほどの御答弁のやり取りでもあったんですが、必ずしも中野区民の方が増床された病床を使われるとは限らない。でも、原資は中野区の税である。これは、御担当としてもいろんな葛藤があろうとは思うんですけど、御担当のあくまで見解で結構です。そうはいっても、区内の病床数が増えることによって、やっぱり区民の感染者の方々の入院できる割合が高くなるという認識で、今回のこういう御提案をされているというふうに思っていいんですか。 鈴木健康福祉部保健企画課長 今回の支援の趣旨、二つございます。一つは、コロナ患者の健康の維持に貢献していくということ。二つ目は、区内の医療機関に対して支援を行っていくという点でございます。まず1点目の趣旨に関連して申し上げますと、コロナ患者の病床が増えるということになれば、中野区民を含むコロナ患者の治療に貢献できますから、そういった意味でも意義があると思っております。二つ目は、区内の医療機関に対する支援でございますが、この間PCR検査等を行っている診療所に財政支援を行ってまいりました。そういったことによって、間接的な形になるかもしれませんけども、区民の健康に貢献をするといった効果があると思っておりますので、今回の取組によって区内病院を支援すれば、それによって区民の健康維持につながると考えております。 平山委員 分かりました。御答弁ありがとうございます。だけど、もやもやっとするのは、じゃあ、区内の医療機関への支援は分かりました。でも、それは別な形で直接的にやることもできるわけですよね。だけど、本来は東京都がやるべきのようなこの病床の増床というものにあえて踏み切ろうとされているところのお考えをもう少し伺えればなと思ったんですけど、もし追加で御答弁があれば。 鈴木健康福祉部保健企画課長 役割分担としては、東京都の役割という側面はございますが、患者に対する支援ということと病院に対する財政支援を行うということ、これについては非常に意義が大きいと思っておりますので、今回の支援を考えたものでございます。 平山委員 分かりました。全然別の角度で。これで本当に最後にしますけど。他方で、今国のほうでも、いわゆる病床を確保しながらも活用されていない病床について問題になっていますよね。ここのところも、現状公表はできないんでしょうが、きちんと調査をした上で、要するに、そうであったならば財政的な支援が必要かという問題も出てくるわけですよね。そういったところも区としてはきちんと調査の上で臨んでらっしゃるというふうに思っていいですか。 鈴木健康福祉部保健企画課長 今回の支援を検討するに当たりまして、病院からの聞き取りを行いました。病院ごとの状況というものはそれぞれあるんですけれども、いわゆる第5波のピークの状況については、病床はほぼ稼働していたといったものがありますので、今回の支援を考えたものでございます。 木村委員 ちょっと要件の3番目でレベル3相当というのがございます。これはここに書いているとおり、最近示された基準かというふうに思うんですけども、具体的な数値が出ているのか出ていないか、ちょっと報道ベースでは様々あるんですけども、中野区が想定しているレベル3というのは、今、具体的に御説明できますか。 鈴木健康福祉部保健企画課長 このレベル3という認定、判断でございますが、これは都道府県が行うものでございますので、区として何か数字の想定を現時点においてしているわけではないといったものでございます。今後、東京都において具体的な数値の設定等がなされると思いますが、今、示されているものについて、レベル3といいますのは、一般医療を相当程度制限をしなければ、コロナの医療の対応ができない状態で、病床のさらなる確保が必要な段階となっておりますので、要件としてレベル3相当といったものを盛り込んだものでございます。 木村委員 今、東京都の見解ですけれども、そこには数値というのは特に入っていないんですか。 鈴木健康福祉部保健企画課長 現在は国のレベルというものが示されている段階ですので、今のところ数値というものは入っておりません。 木村委員 それが具体的になってきたらそれを準用するという形でしょうけども、ここに書いているとおり、レベル3相当ということなので、そこに達するか達しないかというのは、区のほうで当然判断すると。区の事業ですので。それはそういう認識でよろしいですか。 鈴木健康福祉部保健企画課長 あくまでも今回の支援は区の事業でございますので、要件を満たしているかどうかということも区が判断をするといったものでございます。 木村委員 具体的に数値がされていれば分かりやすいんですけども、ちょっと見込みというか、何週間後に満床に達するとか、そういった基準もちょっと入っていたりするので、様々な考え方があるかと思うんですが、要は区のほうでこれをどういう過程で決定するというか、誰がどういうふうに決める、このレベル3になったと。じゃあ、この事業を実施しなきゃいけないというふうに、どういうふうなプロセスで決めるということを考えていますか。 鈴木健康福祉部保健企画課長 現在想定しておりますのは、レベル3相当になったということについては東京都が何らかの周知を行うものと考えております。その周知をされたときというものを見極めた上で、区としての支援を考えていくということを想定しております。 木村委員 これで最後にします。東京都がレベル3相当になったというふうに判断するというところのお話でしたけども、区の事情として、先ほども話がありましたとおり、場合によってはクラスターが発生するということも考えられますので、東京都がレベル3になったというふうに判断する前に、そこまで至らなくても、区の事情がそういった、しっかりと病床を確保しなければいけないという状況であれば、区の判断としても、3に至らなくても、一応相当という認識でこの事業をスタートするということはあり得るというか、そういうことも考えられるんですか。 鈴木健康福祉部保健企画課長 第6波の感染状況、その規模感についてなかなか予見するのは難しいので、急拡大した場合に備えておくといったことは必要であると思います。冒頭の御報告の中でも申し上げましたけれども、コロナの感染拡大状況等によって区の対策について見直しを行うということを考えておりますので、適切な対応に努めていきたいと考えております。 委員長 他に質疑はありませんか。よろしいでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 なければ、以上で本報告について終了いたします。 次に4番、新型コロナウイルスワクチン接種についての報告を求めます。 瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 それでは、新型コロナウイルスワクチン接種につきまして御報告いたします。(資料5)本件につきましては、先日の厚生委員会においても御報告しているところです。 お手元の資料を御覧ください。1番、住民接種用のワクチン需要の状況です。ファイザー社製ワクチンにつきましては、10月5日の週までに39万8,970回分を受領しております。一方で、10月22日までの武田/モデルナ社製ワクチンの接種回数につきましては10万6,800回となっております。 2番目、実施計画です。これまでの接種実績を踏まえて、想定接種率を67%にしておりましたが、そちらから82%に上方修正いたします。年代別の想定接種率などについては下段の表のとおりです。また、詳細につきましては、後ほど別添の実施計画の更新案をお読み取りいただければと存じます。 3番、訪問接種の実施についてです。寝たきり等により接種会場に行けず、かかりつけ医の往診による接種も受けられない接種希望者の方からの申請を受け付け、医師及び看護師等が居宅を訪問して接種を行うことといたしました。 2ページ目をお開きください。対象者は区内在住の接種希望者で、記載の項目全てに該当する方としています。申請につきましては、本人または御家族、ケアマネージャー、訪問看護師などの支援者からの申請書を郵送またはメールにて12月15日まで受け付けます。スケジュールとして、10月28日から広報及び申請受付を開始しており、3段階に分けて申請受付の締切りを設けております。11月15日の第1次締切りまでで3件の申請がございました。こちらを接種に向けてまず日程調整してまいります。 4番、進捗状況です。接種券の発送数は、11月中に12歳になる方も含めて31万1,590人となっています。8月中旬から毎週月曜日に区のホームページに年代別の接種状況を掲載しているところです。11月15日朝の接種状況では、1回目接種が80.2%、2回目接種が77.2%となっております。 本件に関する御報告は以上です。 委員長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。 甲田委員 2ページ目のところですけど、かかりつけ医の往診による接種を受けることができない方ということなんですけれども、これは、現在、かかりつけ医により在宅で往診のそういう診療を受けていらっしゃる方はどのぐらい接種をされたかというのは分かりますか。 瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 実際かかりつけ医の先生に接種していただいた数というものは、区としては把握しておりません。 甲田委員 結構難しいというふうに聞いていたので、まだそれほどやっていないのかなと思うんですけれども、数は分からなかったとしても、状況というのは何かしら把握されていませんか。 瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 6月、7月頃にアンケートを取ったときには、訪問診療をやっている先生方にどれくらいの患者さんを抱えていらっしゃって、それがどれくらいの接種状況になっていますかと聞いたところですけども、そちらにつきましては一定数、まだ打つ予定が決まっていない方がいらっしゃるよということのお答えだったんですが、そちらを聞いたところに聞いたところ、そちらについても、10月ぐらいの段階で、ほぼ打ち終わっているというふうに伺っておりましたので、今回の訪問接種につきましては、それでも、例えば訪問診療を受けていらっしゃるんですけども、その先生が接種をやっていないとか、何かしらの事情で訪問による接種を受けられていない方について訪問して接種を受けていただこうという趣旨のものです。 甲田委員 はい、分かりました。そうすると、まだ、10月ぐらいの段階で訪問診療で受けられていない方で希望する方というのは、大体どのぐらいいらっしゃるという見込みなんですか。 瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 こちらのほうも把握が難しいところだったんですが、こちらの事業を立ち上げる前に、先行してほかの自治体でやっている事例を伺いまして、3か月間ぐらいの期間を定めて8月ぐらいからやっていた自治体で、50から100人ぐらいの受付をしたよというふうに聞いておりましたので、我々が実施するに当たって想定したのは30から40人ぐらいがこの対象になってくるのかなと想定はしております。 委員長 他に質疑はありませんか。よろしいでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 なければ、以上で本報告について終了いたします。 次に5番、新型コロナウイルスワクチン追加接種(3回目接種)についての報告を求めます。 瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 新型コロナウイルスワクチン追加接種(3回目接種)につきまして御報告いたします。(資料6)本件につきましても先日の厚生委員会において御報告いたしました。 お手元の資料を御覧ください。3回目接種については、2回目接種後8か月を経過した区民に対して、原則1回目、2回目と同一のワクチンを1回接種する体制を確保するよう厚生労働省から通知がありました。これを受けまして、中野区新型コロナウイルスワクチン追加接種実施計画(案)を取りまとめましたので御報告いたします。 1番、追加接種計画(案)の内容になります。 (1)対象者については、2回目接種後8か月を経過した全ての区民となります。接種スケジュールとしては、2回目接種後7か月を経過する方に対して接種券を送付し、翌月以降に接種を受けていただくことになります。2回目の接種実績を踏まえた対象者数の月別の想定は表を御覧いただければと思います。 (2)区の追加接種体制についてです。想定接種者数は25万6,500人としています。2回目の接種実績を踏まえて、3月の最大6万2,220回を接種できる体制を整えていきたいと考えております。 (ア)個別接種について。3回目の区内医療機関の意向を確認したところ、140以上の医療機関によって、1週間当たり最大1万7,000回程度の接種ができるとの回答がありました。これを基に体制を整えてまいります。 (イ)集団接種についてです。区内でアクセスのよい中野サンプラザでの接種を想定しています。1月から2月はファイザー社製ワクチンを接種します。自衛隊等による大規模接種などが行われない可能性があることから、2月末からは武田/モデルナ社製ワクチンを接種することを想定しています。1週間当たり3,500回程度の接種体制を整えてまいります。 (ウ)高齢者施設等の接種につきましては、1回目、2回目と同様に、入所者と従業者等を各施設で接種できるように体制を整備してまいります。 (3)相談・予約体制です。アのコールセンターにつきましては、令和4年1月からフリーダイヤルに変更します。対象者の年代や対象者数に応じて回線数を設定していきます。これまでと同様に、土日祝日を含む毎日、午前9時から午後7時に受け付ける予定です。イの予約方法については、(ア)の区の予約システムを変更し、多くの医療機関に利用していただき、基本的にコールセンターからの電話予約かWeb上からの予約が取れるようにしたいと考えております。(イ)区の予約システムを利用できない一部の医療機関につきましては、各医療機関の予約方法に従って予約していただきます。 (4)ワクチンの管理・移送体制です。ファイザー社製ワクチンにつきましては、1回目、2回目と同様に区がワクチンの分配・移送を行います。 (5)1回目、2回目の接種希望者への接種についてです。3回目の接種がスタートする12月以降も、新たに12歳になった方など、1・2回目の接種を希望する方に対しても接種を行ってまいります。 2番、今後の予定です。11月中旬に追加接種計画を策定します。2回目接種から7か月を経過した区民に対して接種券を送付してまいります。最初に送付する方々は全て医療従事者等となります。12月1日以降、順次3回目の接種を行っていく予定です。 御報告は以上です。 委員長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。 長沢委員 3回目の接種ということで、必要に迫られていると思っています。それで、対象は2回目の接種後8か月を経過した、こういうことなんだけど、昨日のニュースで、前倒しで6か月からというのが出ました。一応標準8か月という言い方をしているんだけど。こうなると、当然ながら、メディアでそういうのを報じられると、いや、どうするのという話にもなってきちゃうと思うんだけど、どうなんだろう。厚生労働省、まだそういうのも、各自治体にもそういう通知というのも出しているわけでもないのかもしれないけど、こういう動きについては何か御承知されていることはあるんですか。そのメディアでの報道というんじゃなくて。 瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 こちらの報道のほうは、昨日、厚生労働省の審議会のワクチンの分科会のほうが開かれて、そちらで御提案された資料の中にこういったものが含まれていたというふうに認識しております。それを受けての報道かと思うんですが、国のほうからの説明会は、ちょうど今週中に1回、国のほうから正式に説明があるというふうに聞いていますので、その説明を待って、どういった判断をしていくのか具体的に検討してまいりたいと考えております。 長沢委員 当然ながら、ワクチンそのものもそうだし、その準備ということで、後ろのほうにもありますけれども、もうそういう準備に入っているかなと思うんですね。ちょっと、どう言えばいいのかな。審議会の中でそういうような効果も、一定のエビデンスに基づいてそういうことが出てきたのかもしれないけど、進言されたのかもしれないけど、何か結構振り回されちゃうよね、こういうふうになるとね、というふうには思っています。 それで、ちょっとほかで聞きたいんですけど、今回の集団接種自身はサンプラザを使ってということで、1回目、2回目やられているので、もうかなりの数の皆さん来られていたのかなと。利便もよかったというのもあるのかもしれないですが。ただ、1回目、2回目は区民活動センターでもやって、そういう意味では結構最寄りのところで近い、日常生活というか活動圏域というのかな。そういうところできめ細かにやられたというのはよかったと思っているんだけど、やっぱり今回3回目においては、区民活動センターを利用するというのは、今の区民活動センターでの利用状況、今現在は緊急事態じゃないから、平時の通常の利用に戻っていますよね。利用者自身がどうなっているかというのは、ちょっと私は承知していないけども、これはやっぱり検討の上では、今回はもう区民活動センターではしない。個別接種、各医療機関、これは事前に、そういう140以上の、そこが御協力、意向調査もしてということだよね。あとは集団接種としては中野サンプラザなんかを使ってということだと思うんですけども、今回区民活動センターは実施しないというふうに決めたのはどういうことですか。 瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 我々としては、本来かかりつけ医や身近な医療機関のほうで接種を受けていただくほうが望ましいというのが一番であるというふうに考えておりました。1回目、2回目の医療機関での接種実績を見ると、ワクチン供給がしっかりあれば、多くの医療機関の御協力をいただきまして、それ相応の接種能力を有していることが分かっております。さらに、委員おっしゃっていましたけども、緊急事態宣言の解除に伴いまして、区民活動センターでも多目的室ですとか集会室等の利用が見込まれますから、集団接種会場につきましては、区内全ての方がアクセスしやすい1か所で、サンプラザのほうで接種していただこうというふうに考えたところでございます。 長沢委員 はい、分かりました。もう一つ伺いたいのは、東京都自身がワクチン接種を今年の頭から始めた。ワクチンが始まってからね。要綱か何かで、要するに一定の、現在の診療報酬、1回打って2,000円ちょっとぐらいかな。それに上乗せする形で、1週間に何回以上やったら何とかですとか、1回に50回だか何かやったらというのを何か、上乗せというか出していたと思うんですね。これは11月で終わっちゃうのかな。今現在の動きが分からないんです。この第3回に向けて、やっぱりこういうのを何か動きとしてさらに、今言ったような一定のインセンティブみたいなのをつけていくような、そういう話というのは、承知だったら教えていただきたいんですけど、いかがですか。 瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 東京都の事業で回数で割りまして一定のところに補助を出すというか、支援金を支払っているという事業につきましては承知しているところで、段階的に、例えば今だと9月、10月までの分を翌月までに出してくださいということで受け付けているのは確認しています。この先につきましては、特段アナウンスがまだないので、3回目接種についてもどうなっていくかなかなか見えづらいところですけれども、急にやめるという話は聞いておりません。 長沢委員 分かりました。何でというか、その要件があるからそう単純じゃないんだけど、100幾つの医療機関が手を挙げて、これまでも1回、2回で個別接種で結構きちんとやられてきたと思ってはいるんですね。ただ、今回、季節性のインフルエンザのワクチンももう始まっているのかな。であるし、第6波というのはどういう形になるかというのは分からないんだけども、そういう意味では、東京都自身がそういう動きというのをちゃんと注視していただきたいなとは思うし、同時に、区としての支援の在り方、別にそれは報酬上乗せだけではなく、ちゃんとやっていただきたいなと思うんですね。というのは、現在においても1回目、2回目をまだ終えていない。しかしながら、今現在でいえば、集団接種のところは今ないのかな。2回目はまだやっているのかな。個別接種のところはタイプ1、タイプ2があって、ちょっと私事で恐縮なんだけど、例えば、最寄りの医療機関がタイプ2となると、入っていないんだよね。要するに、ワクチンないから予約ができませんというんです。ワクチンがないからという言い方をするところもあるし、やっぱり人数が集まらない。やっぱり1バイアル6人というところになって、これは無駄にできないから、6人をその日に集めないと、それが調整がやっぱり難しくて入らないんだなということもあるわけね。そういうのももちろん承知だと思うし、それでタイプ1のところでというので、幾つかあるんだけど、それでも、そこだって苦労するよね、当然ながら。ほとんどというか、1回、2回終えている方というとね。やっぱりそういう今回のというか、1回目、2回目を踏まえた、そういう片方で、当初はもう全然予約取れませんと、いっぱいでと。また今度違う現象が出てきている。このワクチンの性質上というか、医療機関からすれば、それがなかなかルートとして入ってくる。当然ながら管理しているのは中野区だから、入ることはできるかもしれないけど、そこの1日当たりの6の倍数で入れていく。小さいところだったら1日6人ぐらいかもしれないけども、これはこれとして結構悩みがあるんじゃないかなと。具体的にちょっとそういうところも聞いたんですけど、それについての対応というのを検討していただきたいなと思っているんですけど、もし御答弁があれば。 瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 やはり接種が結構進んでまいりましたので、なかなか個別の医療機関、特にタイプ2の医療機関につきましては予約が入りにくいということで、おっしゃるとおり、1バイアルの6人分が集まりにくいというお声もいただいているところです。こちらにつきましても、中野区医師会の方と御相談しながらそういった対応、どういったものができるのかということを検討してまいりたいというふうに考えております。 甲田委員 ちょっと細かいことなんですけど、8か月間で引っ越しをされる方も結構、転入・転出多いと思うんですけど、中野区民で1・2回接種、今まで接種された方にはもちろん行くんだと思うんですけども、この8か月間の中で転入をしてきた方で、他区とか他のところで接種をされた方というのはどうなるんでしょうか。 瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 中野区に住民票がある期間のうちに接種した記録というのは中野区のほうで管理しておりますので、そちらについては問題なく2回目の接種から一定期間、しっかりしたところで経った方について接種券を送ることができます。そういった意味では、2回目の接種のところから中野区に住民票があれば3回目の接種は自動的に送られる形になるんですけども、例えば2回接種してから転入された方につきましては、中野区として記録を持っていない形になりますので、3回目接種用の接種券の発行申請をしていただくことになります。そういったことになりますので、転入の窓口のほうで、そういった接種券の発行申請が必要ですということをお伝えしたいなというふうに思っております。 甲田委員 そうすると自動的には来ないので、御自分でフリーダイヤルとかにお電話して発行申請をしないとだめですよということですね。 瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 はい、おっしゃるとおりです。 甲田委員 ありがとうございます。あと、新たに12歳になった方というのは、1・2回目未接種でも自動的にクーポン券が来るということでよろしいですか。 瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 はい、おっしゃるとおりです。 甲田委員 はい、分かりました。 中村委員 すみません、本来はこの報告よりも前の報告のところで聞いたほうがよかったのかなと思うんですけれども、どなたも質問されなければと思っていたので、ここで質問させていただきます。 先週、5歳から11歳のところで厚労省にファイザー社が申請をしたとニュースで報道がありました。アメリカでは順次スタートしているような状況で、日本ではまだ申請されただけなので、承認は出ていないので、今後承認されれば通知が出ることとなると思うんですけれども、12歳から15歳のところを見ても、申請から大体1か月ぐらいで通知が出ているような状況ではあると思うので、12月ぐらいの中では通知が出てくるのかなと予想ができるのかなと思っています。もし同じような状況であれば、同じようなスキームで通知を対象の方に郵送をすればいいだけの話だと思うんですけれども、5歳から11歳のところの大きな差というのは、ワクチンの分量が3分の1になるというところで、12歳から15歳のところも、基本的には小児科で受けていると思うんですけれども、そこの、要はワクチンが3分の1の量のところと大人と同じ量のところで混合されないようにしなければいけない。事故が起きないようにしなければいけないというところをしっかり区としても検討していくべきだと思っているんですけれども、まだ承認は出ていないので、先の話にはなると思いますけれども、その先の6か月から4歳のところもまた量が変わってくるという中では、しっかりと検討を進めて準備をしていかなきゃいけないと思うんですけれども、そこら辺区として現段階で何かお考えはあるのか。しっかり準備を進めていただきたいというふうに思うんですけども、そこら辺はいかがでしょうか。 瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 委員おっしゃるとおり、まだ通知のほうが来ておりませんので、具体的な動きというのは難しいんですが、ワクチンの量が違うとか、そういった報道もありますので、医師会の先生方としっかり調整をした上で、通知等で接種の医療機関のほうにもお知らせした上で、事故のないように進めてまいりたいと考えております。 委員長 他に質疑ありませんか。よろしいでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 なければ、以上で本報告について終了いたします。 次に6番、その他で何か報告はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。 次に、審査日程のその他に入ります。 委員会を暫時休憩いたします。
(午後2時13分)
委員長 委員会を再開します。
(午後2時18分)
休憩中に御協議いただいたとおり、次回の委員会は第4回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合には、正副委員長から招集させていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 御異議ありませんので、そのように決定いたします。 以上で本日予定していた日程は終了しますが、各委員、理事者から御発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 なければ、以上で危機管理・感染症対策調査特別委員会を散会いたします。
(午後2時18分) |