令和3年12月01日中野区議会建設委員会(第4回定例会)

中野区議会建設委員会〔令和3年12月1日〕

 

建設委員会会議記録

 

○開会日 令和3年12月1日

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後5時04分

 

○出席委員(8名)

 いさ 哲郎委員長

 渡辺 たけし副委員長

 市川 しんたろう委員

 斉藤 ゆり委員

 木村 広一委員

 小杉 一男委員

 酒井 たくや委員

 吉田 康一郎委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 都市基盤部長 奈良 浩二

 都市基盤部都市計画課長 安田 道孝

 都市基盤部道路課長 井上 雄城

 都市基盤部公園緑地課長 林 健

 都市基盤部建築課長 小山内 秀樹

 都市基盤部交通政策課長 村田 賢佑

 都市基盤部住宅課長 池内 明日香

 まちづくり推進部長 豊川 士朗

 中野駅周辺まちづくり担当部長 松前 友香子

 まちづくり推進部まちづくり計画課長 千田 真史

 まちづくり推進部防災まちづくり推進課長 三戸 勇二

 まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長、まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 小幡 一隆

 

○事務局職員

 書記 若見 元彦

 書記 髙橋 万里

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第70号議案 令和3年度中野区一般会計補正予算(関係分)

○所管事項の報告

 1 令和4年度予算で検討中の主な取り組み(案)について(都市基盤部、まちづくり推進部)

 2 令和3年度(2021年度)第1回中野区都市計画審議会について(都市計画課)

 3 区内生産緑地の保全・活用に関する基本的考え方について(都市計画課)

 4 無電柱化事業の進捗状況について(道路課)

 5 区を被告とする訴訟の提起について(道路課)

 6 中野区公園再整備計画(素案)について(公園緑地課)

 7 中野四季の森公園における民間活力の導入について(公園緑地課)

 

委員長

 定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。

 

(午後1時00分)

 

 本定例会における委員会審査の割り振りについて協議したいので、委員会を休憩いたします。

 

(午後1時01分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後1時01分)

 

 本定例会における委員会の審査日程についてお諮りいたします。

 お手元の審査日程(案)(資料1)に従い、本日は議案の審査と所管事項の報告の9番まで、2日目は残りの所管事項の報告以下を行い、3日目は審査の状況を見ながら改めてお諮りしたいと思いますが、これに御異議はありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査に当たっては、3時頃に休憩を入れ、5時を目途に進めてまいりたいと思いますので、よろしく御協力をお願いいたします。

 それでは、議事に入ります。

 議案の審査を行います。初めに、第70号議案、令和3年度中野区一般会計補正予算関係分を議題に供します。

 本議案は総務委員会に付託されていますが、建設委員会の関係分について、当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。

 それでは、本議案について理事者の補足説明を求めます。

三戸まちづくり推進部防災まちづくり担当課長

 それでは、まちづくり推進部所管分の補足説明をいたします。

 議案書の5ページを御覧ください。歳出予算の10款まちづくり推進費につきましては、98億8,653万3,000円から2億5,581万3,000円を増額いたしまして、101億4,234万6,000円とするものでございます。

 まず、この補正予算の歳出の内容について御説明いたします。

 それでは、補正予算説明書の24・25ページを御覧ください。初めに、10款まちづくり推進費、2項まちづくり事業費、3目防災まちづくり費、16節、公有財産購入費につきまして、2億5,581万3,000円を増額するものでございます。これは、平和の森公園周辺地区、南台一・二丁目地区及び四丁目地区の地区施設道路と弥生町三丁目周辺地区の避難道路の整備に伴いまして、土地開発公社が先行取得した用地の買戻し、用地取得に伴う補償費につきまして、令和4年度予算より公社へ支払う予定としておりましたが、東京都と調整する中で、本年度分の国費及び都費の執行につきまして、中野区分として追加配分することが可能となりましたことから、前倒しして、本年度予算により対応することとするものでございます。これによりまして、本支出に伴う国費、都費の財源確保が確実となるほか、土地開発公社へ支払う本件に係る来年度分の利子相当額についても減額を見込むことが可能となります。

 次に、この補正予算の歳入の内容について御説明いたします。

 ページを戻っていただきまして、12・13ページを御覧ください。13款国庫支出金、2項国庫補助金、8目まちづくり推進費補助金、1節住宅市街地総合整備につきまして、1億1,698万4,000円を増額するものでございます。これは、先ほど御説明いたしました平和の森公園周辺地区及び南台一・二丁目地区の地区施設道路と弥生町三丁目周辺地区の避難道路の整備に伴う用地の買戻し、用地取得に伴う補償費につきまして、社会資本整備総合交付金を増額するものでございます。

 続きまして、14・15ページを御覧ください。14款都支出金、2項都補助金、8目まちづくり推進費補助金、1節防災密集地域総合整備につきまして、6,055万2,000円を増額するものでございます。これは、平和の森公園周辺地区、南台一・二丁目地区及び四丁目地区の地区施設道路と弥生町三丁目周辺地区の避難道路の整備に伴う用地の買戻し、用地取得に伴う補償費につきまして、木造住宅密集地域の改善に係る都の補助金を増額するものでございます。

 以上が補正予算に係る補足説明でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

市川委員

 ちょっとお伺いしたいんですけども、いわゆる特定財源の確保が今年度中に可能になったので前倒しをした、国の社会資本整備総合交付金、こういった交付金の算定が早まった理由というのはどういった理由があるんですか。

三戸まちづくり推進部防災まちづくり担当課長

 都内の補助事業につきましては、年度内の執行見通しが明らかになるのが毎年この時期でございます。その執行見通しを見極めた上で、東京都とも調整し、追加配分可能となりますので、こういった年末の第3回定例会の補正予算の時期というふうになるものでございます。

市川委員

 ということは、今の御説明ですと、毎年この時期になると、執行の可能性を見極めて、できれば前倒しをしていただけると。もし見通しが通せないとなるともう下りないということだと思うんですけど、これは大体毎年可能になっているのか、要するに、今回の事業みたいに前倒しが可能になる、大体毎年そうなのか、それとも、今年は例年に比べて見通しが通せたのか、どっちなんですか。

三戸まちづくり推進部防災まちづくり担当課長

 国費、都費の予算の配分額でございますので、毎年同じようにとは言い切れないものではございますが、ちなみに昨年度も同様の形で国費、都費の追加配分を頂いてございます。

市川委員

 配分枠というお話がありました。これはもちろん東京都、全国の中で、いろいろ国の国庫金だったりとか都の補助金だったりするので、与えられた枠の中でどれを取っていくのかということが大事になってくるんですけど、これは事前に、例えば枠ということであると、例えば特別区の中で言うと、それぞれの中で今年は我々はこういうことができますよ、できませんよというお話の中での枠が決まってくるというお話だと思うんですけども、そういったのはいつ頃から、例えば東京都だったらお話をするのか、教えていただけませんか。

三戸まちづくり推進部防災まちづくり担当課長

 各区さんはそれぞれ同じように補助事業を執行してございまして、やっぱり現場の状況によって、やはり予定どおり進む、進まないというのがございますので、東京都さんとしては、その全体を、執行見通しを大体秋頃に立てると。10月であるとか11月頃、調整しながら、配分枠が少し残りそうだということであれば、中野区のほうに回していただくという調整になります。

酒井委員

 まず、本来は令和4年度で土地開発公社から買い戻そうと思っておったのを令和3年度に早まりまましたね。それで、先ほど利子相当額、こちらのほうが浮くといいますか、使わなくて済んだということだと思うんですけど、それがどの程度かはお答えできますか。

三戸まちづくり推進部防災まちづくり担当課長

 ちなみに、来年度買戻しとなった場合と比較して、利子相当額として約100万円ほど減額になるということでございます。

酒井委員

 100万円の利子相当額を支払わなくて済んだということだと思うんです。こちらに関しては、やはり年度途中で国や東京都の予算の執行状況の情報を皆さんがキャッチしながらこういうふうにやった中で、100万円の支出を区民にとって抑えることができたということは本当に非常によいことだと思いますので、現場の職員さんにもぜひお礼を申し上げていただきたいんですけれども、そこで、1点教えていただきたいんですけども、先ほどの議論の中で、国だ、都だの予算のところの調整がある中で、余っていたので取ることもできたということだと思うんですが、これは、それぞれ割合はあるんですか。要するに、何を言いたいかといいますと、年度途中で取ったことによって、当初考えていた補助金というのが満額取れているんですか。要するに、年度途中でやったことによって、そこの補助金の額が少なくなってしまうと、令和4年度で買わなかったことによる100万円の利子の分との兼ね合いを教えていただきたいんですよ。社会資本整備総合交付金というのは、その都度、その都度、枠というのはいろいろ増減したりだとかがあると思うので、その辺を教えてください。

三戸まちづくり推進部防災まちづくり担当課長

 当初予算で配分された枠の外枠として今回追加配分されるものでございますので、当初予算配分額を圧縮するものではないということでございます。通常、前の年に概算要望という形で国費、都費を要望させていただきますので、当初配分させていただいた後に、執行状況を見て、新たな追加配分を頂くという性格のものでございます。

酒井委員

 ということは、令和4年度で購入予定のと比較しても補助金の割合というのは変わらないんだということですよね。確認させていただきました。ありがとうございます。

 それで、最後に1点なんですけれども、土地開発公社から全部で17件ほどの買戻しなんですけれども、土地開発公社は、相手方もありますので、土地開発公社で土地を購入して、それに関しては、財源更正ができれば早急に買い戻さなければならない、すなわち当てがなければ買っちゃ駄目だよというふうな考えだと思うんですけども、この17件というのは、おおむね何年程度で土地開発公社で購入してからの買戻しになっているのか教えてください。

三戸まちづくり推進部防災まちづくり担当課長

 ちなみに今回の案件の土地開発公社の契約日は一番古いもので昨年の11月ですので、そういう意味で、一、二年の間には買戻しをしているというような状況でございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、質疑を終結いたします。

 意見について伺います。意見はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、第70号議案について、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議はありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 以上で第70議案、令和3年度中野区一般会計補正予算関係分の審査を終了いたします。

 次に、所管事項の報告を受けます。

 1番、令和4年度予算で検討中の主な取り組み(案)について。

安田都市基盤部都市計画課長

 それでは、令和4年度予算で検討中の主な取り組み(案)について御報告申し上げます。

 本報告は全常任委員会で御報告するものであり、当委員会に関連するもののうち、初めに、都市基盤部に関連するものについて御報告いたします。(資料2)

 区は、令和3年3月に中野区基本構想を決定し、同年9月に中野区基本計画を策定いたしました。また、あわせて、中野区構造改革実行プログラムや中野区区有施設整備計画を策定するなど、区政運営に踏み出しているところでございます。また、新型コロナウイルス感染症への対応や新庁舎移転を見据えた業務改善などを踏まえた予算編成を進めているところでございます。

 こうした中で、予算で検討する主な取組案の御報告でございます。

 1、検討中の主な新規、拡充、推進及び見直し事業でございます。

 恐れ入りますが、別紙を御覧いただきたいと思います。資料は、基本構想が描く10年後の四つのまちの姿に分類し、基本計画で示す政策ごとに区分してございます。このうち都市基盤部に直接関連する項目でございます。

 別紙の6ページの中ほど、(4)安全・安心で住み続けたくなる持続可能なまちへの取組に関するものが主な対象でございます。そのうち、7ページの政策18、快適で魅力ある住環境をつくる政策が都市基盤部に直接関連いたします。具体的には、6のセーフティネット専用住宅登録促進モデル事業が新規にありまして、また、拡充、推進としまして、7番の都市計画マスタープランの改定や景観計画の策定検討、8番の無電柱化整備事業、9番の区内公園の整備等、10番の区内交通環境の整備に関するものがございます。その他としまして、間接的に関連するものとして、6ページの防災まちづくり、8ページの統合型GISの構築に関するもの、9ページの新庁舎移転に向けた全庁的なペーパーレス化の取組が間接的に関わります。なお、都市基盤部で見直し事業はございません。

 恐れ入ります。表紙にお戻りいただきたいと思います。2番の区民からの意見募集でございます。令和4年度予算で検討中の主な取り組み(案)につきましては、区報12月20日号及びホームページに掲載し、意見募集を行うとともに、区民と区長のタウンミーティングにおいて意見交換会を12月23日(木曜日)午後6時半から実施する予定でございます。

 都市基盤部関連は以上でございます。

 引き続き、まちづくり推進部関連の御説明を申し上げます。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 それでは、まちづくり推進部に関わる検討中の主な取組を報告いたします。

 別紙の2ページ中段を御覧ください。(1)人と人がつながり、新たな活力が生み出されるまちへの取組のうち、政策5、東京の新たな活力とにぎわいを世界に発信するの13、中野駅周辺のまちづくりが関連項目となります。内容は、中野駅西側南北通路・橋上駅舎の整備工事のほか、中野駅周辺の土地区画整理事業や市街地再開発事業など、事業説明欄に記載のとおりです。

 6ページ中段を御覧ください。(4)安全・安心で住み続けたくなる持続可能なまちへの取組のうち、政策16、災害に強く回復力のあるまちづくりを進めるの1、防災まちづくりが関連項目となります。内容は、木造住宅密集地域等における防災まちづくりの検討や、弥生町地区、大和町地区の防災まちづくり事業など、記載のとおりです。

 次に、政策17、時代の変化に対応したまちづくりを進めるでは、3、新井薬師前駅・沼袋駅周辺のまちづくり、4、野方駅・都立家政駅・鷺ノ宮駅周辺のまちづくり、5、東中野駅東口周辺のまちづくりが関連項目となります。内容は、各駅周辺のまちづくりのほか、西武新宿線連続立体交差事業に連動した都市計画道路の整備など、記載のとおりです。

 私からの報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

小杉委員

 7ページの政策18の6、これは新規ということですけれども、セーフティネット専用住宅の改修費の一部助成ということですが、結構、セーフティネット住宅は、共有部分があったりとか、1部屋が15平米以上だったりとかで結構広いと思うんですが、どのぐらいの件数とか事業規模とか、どのぐらい区内で今のところ考えているものがあったら教えていただければと思います。

池内都市基盤部住宅課長

 セーフティネット住宅、そもそもそういうものというものが、高齢者、障害者、それから、子育て世帯など住宅の確保に配慮が必要な方ということで、民間の空き室などを活用した、住宅確保要配慮者の入居を拒まない賃貸住宅ということで位置付けられております。先ほどお話がありました基準ですね、どういった建物がというところでは、いろいろございまして、構造が消防法、それから建築基準法などに違反していないことだったりとか、あとは、設備におきますと、台所、それからおトイレ、それから、収納だったり、シャワー室だったりを完備しているということです。

 お話がありました15平米以上だったりというところなんですけれども、そこに関しましては、区内にどれだけあるかというところの調査もしておりますけれども、東京都のほうの住宅確保要配慮者賃貸住宅供給促進計画というものがございまして、その中には、中野区の目標戸数として算定した数値、これは区独自で算定しましたけれども、登録住宅、専用住宅、セーフティネット住宅に関しましては、720戸ほどを目標値として掲げております。その中でも、中野区で今、登録住宅ということで登録されているのが630戸ございます。おおむね届かないということで90戸ほどまだございますけれども、専用住宅ということで、0件でございますので、登録する専用住宅が90戸ほど、これから目標値として掲げて進めてまいりたいと思っております。ただ、1年間で90戸というのはかなり大きな数ですので、次年度からモデル事業として始めさせていただいて、事例をつくりながら今後進めていきたいと考えております。

小杉委員

 目標をクリアするために90戸必要だということですけれども、なかなか今の中野の住宅を見ると、小規模共同住宅とかばっかりで、こういった専用住宅に見合うものはあまりなかなかないのかなと思うんですけど、改修では。90戸もなかなか大変だななんて思いながら、例えばそれ以外の支援というか、方策として、新築の場合も補助するとか、何かしらそのほか検討しているものとかはありますか。いかがですか。

池内都市基盤部住宅課長

 主にこちらは空き室になるような賃貸住宅というところの補助というか、そこをカバーしていくという部分で改修費を充てる予定でございますので、今まだ検討しているのは、中古というか、現状、賃貸住宅として扱われている住宅と考えております。

木村委員

 7ページの区立公園の整備等、これは後でまた報告が詳しくあるかと思うんですけども、1点だけ伺うんですが、園内灯のLED化というふうに書いていますけども、これに関してはこれまでもいろいろ要望してきたんですけども、規模的にというか、今どれくらいの園内灯をLED化する必要があるのかというのを今分かる範囲で教えていただきたいと思います。

林都市基盤部公園緑地課長

 今現在、基数としましては、全体で照明が1,036基ございまして、それで、そのうち現在LEDになっているのが281基ということになります。残りの、例えばエバーライトとか水銀灯とか、そういったものについて計画的にLEDに更新していきたいというふうに考えてございます。

木村委員

 LEDはそれぞれ使い方によって寿命は異なるんですけども、基本的には10年、どれぐらいの周期で交換が出てくるんですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 10年程度というところでございます。

木村委員

 残りの大体700幾つを全部LED化していくとすれば、どれぐらいかけて、何年ぐらいかけてやっていくということになりますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 今現在予定していますのは、6年間かけてやっていきたいというふうに考えてございます。

酒井委員

 新規のところで、セーフティネット住宅専用登録促進モデル事業、これは都市基盤部ですね。それと、8ページの統合型GISの構築――新規、これも都市基盤部と企画部なんですけれども、コロナで財政状況が厳しいですよというふうな考え方が示されて、令和3年度に関しては、経常経費の20%見直しに取り組むなりしてきたんだと思います。令和4年度に向けては、1次経費のBでしたかね、5%程度を見直そうねみたいなこともやっていると思うんですね。他方、予算編成方針では、新規・拡充事業に関しては、ビルド・アンド・スクラップというんですかね、新たな財源には、その中で、各部でその財源を見いだして、新たな施策を展開するというふうな基本的な考え方があると思うんです。他方、なかなかそこは難しいところがあるのかなとは思うんですけれども、こういったセーフティーネットの新規の事業を行う、GISの統合化を行う中で、都市基盤部としての経費の見直しというんですかね、中での取組というのはどういうことを行ってきたのかというのを教えてください。

安田都市基盤部都市計画課長

 都市基盤部としましては、先ほどのGISも含めて、新庁舎に向けて、効率的な、ペーパーレス化も含めて、なるべくアナログなものを変えていこう、それで効率化を目指していこうということと、あと、個々の事業に対して、一つひとつ検証しまして、どれだけ経費削減できるか、そういったことも検討してございます。

酒井委員

 例えばセーフティネット専用住宅のモデル事業、それから、統合型GISで、じゃあ、今話せるのかどうか分かりませんけど、この程度予算がかかりますよと。現状これぐらい見直すのに取り組んでいるんだとかというのはお話しできるんですか、今。

安田都市基盤部都市計画課長

 まだできる状況ではないんですけども、統合型GISにつきましては、区全体の中での取組の中で情報システムで統合型GISを入れて、その中に、今の段階では基本的にパッケージ化されたGISと聞いておりますので、そこに載せられるものを整理していくと。

酒井委員

 統合型GISのことを聞いているんじゃないんですよね。新規事業に対して、しっかりと部の中で、執行の見直しもしくは経費の見直しはやっているんですかというのを聞いているんですよ。それで、予算編成方針で、新しい事業もしくは拡充事業をする際には、その相当分の予算は削りましょうねというのは昔からずっとあるんですよ。他方、前区長の田中さんの頃から経常経費というのは皆さん不断の見直しに取り組んでいて、なかなか見直しが難しいのであるならば、編成方針の在り方も場合によっては見直さなきゃならないかも分かりませんし、他方、この文言がなくなっちゃうといけないところもあるので、議会は、今回、議会費の中から、新規と、それから経常経費に関しては、約3,000万円程度の見直しに取り組んだわけなんですよね。そういう中で、都市基盤部のところで新規が二つあったので、内容を確認させていただきました。今後も、都市基盤部だけじゃなくて、各部の皆さんにおいても、事業のやはり不断の見直し、他方、区民にとって必要なものはしっかりと予算付けしていただきたく確認をさせていただきました。ありがとうございます。

委員長

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、2番、令和3年度(2021年度)第1回中野区都市計画審議会についての報告を求めます。

安田都市基盤部都市計画課長

 それでは、令和3年度第1回都市計画審議会について御報告申し上げます。(資料3)

 1番、開催日時は令和3年9月1日午後2時から開催し、開催場所は記載のとおりでございます。なお、当日は、新型コロナウイルス感染症予防の観点から、各委員の席の間隔を空け、幹事の出席は必要最小限とし、マスク着用、検温、アルコール消毒など感染予防に十分注意して実施してございます。当日は、第24期都市計画審議会の初めての開催であり、委員の委嘱に続きまして、正副会長の選任を行い、会長は、前副会長でありました日本大学の大沢昌玄委員、副会長は東洋大学の大澤昭彦委員が選任されました。

 3番、諮問事項でございます。諮問事項が1件ございました。内容は、東京都市計画都市高速鉄道(西武鉄道新宿線)の変更について(東京都決定)でございます。こちらは、東京都から区への意見照会がございまして、これについては諮問のとおり了承されてございます。資料の詳細につきましては、後ほどお読み取りいただければと存じます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

吉田委員

 これは、開催が9月1日ですよね。今日は12月1日。都市計画審議会に区議さんもいろんな会派から委員が出ているんでしたかね。

安田都市基盤部都市計画課長

 区議は出席されています。

吉田委員

 委員が出ている会派さんは9月1日の時点で情報が分かるわけですけど、私のような無所属議員は、9月、10月、11月、12月と3か月たってからしかこういう情報が、簡単に言えば、自分から一生懸命取りに行かないとなかなかぱっとはアクセスできないと。大変恐縮ですけど、都議会とかだと、ぱっと議員に報告が来るんですよ。そういうことについてもちょっと御配慮いただけるとうれしいなと思います。

委員長

 今のは意見、問いですか。(「コメントがあれば。対応の可能性があれば」と呼ぶ者あり)

安田都市基盤部都市計画課長

 資料につきましては、検討したいと思います。

小杉委員

 この複々線化については、おととしぐらいに説明会が新井区民活動センターとかでされたりとかされた記憶はあるんですが、私も住民として長らくいるんですが、この複々線化という計画があったこと自体も分からなかったりとかして、今回、25年ぐらいたってから、複々線の計画の延期から廃止まで25年間かけたという、あまりにも時間が長過ぎて、どういった事情があるのか、ごめんなさい、私はあまり詳しくないので、どういった事情があったのかというのを教えていただければと思います。

安田都市基盤部都市計画課長

 当初の決定は今の中野区内の西武線の地下化がない時代でございまして、急行線を地下化することで、新宿まで――井荻から新宿にかけて地下化することで緩和をしていく、その後、状況が変わりまして、西武線の乗降客数も変わってきまして、さらに、踏切渋滞解消で、中野区内につきましては連続立体交差化事業、さらに、中野区――野方以西も進められておりますし、さらに、杉並区も進んでおります。そういった連続立体交差化事業の中で、今の急行線地下化が本当に並行して必要なのかということがございまして、そういう中での東京都としての見直しいうことで聞いてございます。

小杉委員

 連続立体交差事業がこの計画よりも後にできて、それが進みながら状況が変わってきたということなので、そういった状況を25年かけて見定めてきたということ、状況としてはそういったことなんですね。あまりにも長いなと思ったので、どうなのかなとちょっと思って伺いました。いいです。

酒井委員

 すみません、単純にお尋ねします。9月1日に都市計画審議会が開かれました。第3回定例会の建設委員会が10月6日ぐらいに開かれています。その際に報告できなかった理由とかはあるんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 特にないです。

酒井委員

 ということは、漏れですか。報告漏れだったということなんですか。要するに、何を言いたいかといいますと、先ほど吉田委員からの質問もあったとおり、これを早期に提供していると、そういった都市計画審議会に所属していない方に対しても情報提供できるわけじゃないですか。その辺をお聞きしているんです。本来だったらできる状況ではあったんですけれども、報告をしていなかった、そういうことですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 特にいつという定めはないんですけれども、定例会等の関係で遅れてしまいました。資料を早く提示するという意味でも、翌々会ということを目安に頑張りたい、報告したいと思います。

酒井委員

 もう終わりたかったんですけど、何とおっしゃったんですか、最後。翌々会になっちゃうと、翌々会とおっしゃったんですか。要するに、都市計画審議が終われば早期に建設委員会に報告されるという御答弁に聞こえなかったんですよ。その確認だけ最後に。

安田都市基盤部都市計画課長

 早期に、開催後に資料を提供できるようにいたします。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、3番、区内生産緑地の保全・活用に関する基本的考え方についての報告を求めます。

安田都市基盤部都市計画課長

 それでは、区内生産緑地の保全・活用に関する基本的考え方について御報告いたします。(資料4)

 1番、趣旨でございます。区内の生産緑地については、区北西部地域における貴重な緑とオープンスペースの機能、役割を果たしていることから、区は、生産緑地地区に都市計画指定し、継続的な保全に努めてきてございます。しかし、相続等による農業従事者の不在等により都市計画指定が解除され、年々減少する状況となってございます。平成5年度に25地区、5.46ヘクタールございました生産緑地が、令和3年度の今現在では8地区、1.37ヘクタールに減少してございます。

 区は、このような状況を改善するため、点在する生産緑地の保全の在り方や、継続が困難となった場合の公共としての計画的な活用の在り方など、個々の立地条件等を踏まえ、具体的検討を事前に進めていくことが重要と考え、改定中の都市計画マスタープランでは、保全・活用に向け、具体的な考え方を示すこととし、区は、生産緑地の保全・活用に向け、基本計画を示すこととしてございます。

 2番、生産緑地の保全・活用に関する基本的考え方でございます。

 まず、保全に関する考え方でございます。地域の貴重な緑である生産緑地を引き続き安定的に保全するために、指定期限である30年を経過する生産緑地につきましては、買取り申出期日を引き続き10年間期限を延長できる特定生産緑地への指定促進を図り、農地としての継続を図ることとしました。なお、これに関しましては、既に区は対象農地の全所有者を対象に調査を行ってございまして、その全員から指定の希望を得ているところでございます。次に、小規模農地を保全するため、現行500平米以上の指定面積を、法改正を踏まえ、身近な防災空間として活用が可能な300平米に引下げを行うこととし、これに関する区の条例制定をすることとしてございます。

 次に、活用に関する考え方でございます。既存の生産緑地につきましては、相続等により継続が困難となった場合の買取り申出に備え、あらかじめ個々の立地条件を踏まえ、公共的な活用に向けた検討を行い、区が必要な生産緑地を取得することで民間への売却による農地減少を軽減することとします。公共的活用が見込まれる生産緑地につきましては、関係部署と協議の上、用地取得に向けた調整や都市計画指定など具体的検討を進めることとします。また、積極的な用地取得に向け、国や都などの補助金等の活用など財源確保に努めることとします。

 次に、3番、今後の予定でございます。今年度は特定生産緑地への指定の準備を行うとともに、生産緑地の面積引下げに関する条例案の検討を行い、年明けの第1回定例会で条例案の提出を目指します。令和4年度は、特定生産緑地の指定手続を進め、また、各生産緑地に向けた具体的な取組の推進を図ることとします。

 なお、参考としまして、現在指定の生産緑地地区と所有者から特定生産緑地への指定要望を得た生産緑地につきまして、表でお示ししてございますので、参考として後ほど御覧ください。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

斉藤委員

 御報告ありがとうございました。こちらの生産緑地に関しては、平成4年からちょうど30年たつ2022年問題があって、このタイミングだったのかなと思うんですけれども、平成30年、令和元年、令和2年と、本当に立て続けに生産緑地の削除が続きまして、もう少し早くに考え方を示せればよかったのかなということは、残念に思っているところでございます。

 今回のこの考え方の中で、具体的にお伺いしたいんですけれども、例えばもう本当に、何番の土地は、もし買取りの申出があったときに公園用地にするよ、できたらいいねとか、ここは学校敷地に接しているので、学校用地とか学校農地に、建て替えとか農地にすればいいよとか、いいねとか、何番の土地はまちづくり用地に使えるねとか、そういうある程度具体的なイメージを持っていくということでよろしいでしょうか。確認させてください。

安田都市基盤部都市計画課長

 生産緑地の農業従事者の意向がまず一番重要なんですけれども、そういった意向を踏まえるとともに、個々の生産緑地の位置的な状況と周辺地域に公共公益的なものがあるか、実際に指定する際、例えば活用を考えていく際には、関係部署との調整も必要になりますので、そういったことを総合的に考えて分析して、今後検討していきたいと思います。

斉藤委員

 すみません、もう少し簡潔に言うと、申出がある前に、前もって調整して、区としてこんなふうな土地活用ができるかもしれないということをイメージしておくということでよろしかったでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 委員のおっしゃるとおりでございます。

斉藤委員

 大体、買取りの申出があっても、このところ、こちらのほうで買い取れないという状況が続いていたんですけれども、平成29年だったか、一時買取りのところまで進みそうになったところがあります。これは、個人的なこともありますので、差し支えなければ、簡単にというか、もしお知らせいただければと思うんですけれども、いかがでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 どこの場所とは言えませんが、例えばまちづくり事業が進んでいるような地域だったり、将来まちづくり事業が着手されるような、そういったような場所について、可能性としては高いと思いまして、関係部署に働きかけを行ったところ、1件、協議のところまで行きそうになったんですけども、結果として、所有者の意思ということもありまして、難しかった例は1件ございます。

斉藤委員

 理由はちょっとセンシティブなことなので踏み込まないことにいたしますけれども、もしかしたらもう少し区のほうが早めに決断できていればよかったのかなということも、例えば一つの理由であったのかなと思いますので、本当に考え方を前もって持っていくということは大事なのかなと思います。

 こちらに関して、前もってイメージがあったとしても、大事なのはやはり資金計画、準備できるかということになると思いますけれども、それについてはどのようにイメージされているんでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 前もって公共的な活用ができるかということを検討する中で、大事なのは、財源も取得できないといけない、そういったところで、例えば都市計画事業に見合うところであれば都市計画決定とかをしていくことが可能ですけども、面積的になかなか厳しい。その他、緑確保に関する都のいろんな事業があるとは聞いていますので、そういったものや、今後の公共的活用に向けたことをもうちょっとちゃんと積極的に分析していく必要があるというふうに考えています。

斉藤委員

 つまり、何番の用地が出たときにはこんなイメージで使えそうだから、そのための財源はこんなふうなイメージがあるということを前もって準備しておく、検討を進めておくということが、やはり多くの場合、相続の関係が多いと思いますので、そういうスピード感を持って対応できるためには前もって準備が必要なのかなと思いますので、ぜひそちらのほうはお願いをしたいと思います。

 もう一つ、次の小規模農地を保全するための500平方メートルから300平方メートルに自治体のほうで変えることができるんですけども、こちらのメリットは何でしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 積極的に緑を増やすということと、300平米というのは、防災機能やオープンスペースの機能は都市内において有効性があるということで、生産緑地のこの法律改正のときに技術指針が出ておりますので、そういった技術指針からも、有効なもので、公共性の可能性がある、そういったものは指定をしていくというところで考えてございます。

斉藤委員

 小さくすることの具体的メリットは何でしょうかということをお伺いしたかったんですけど。

安田都市基盤部都市計画課長

 実際に緑を増やしていく――北西部地域では緑が少ない、そういうところに公共機能を持った面積というのがございまして、そういう中で、都市緑地法等の一部を改正する法律の技術的な助言の中でも有効性が定められております。より小さな、小規模な農地においても、災害時の避難活動や生活の中で身近に緑に触れる機会、そういう場としての公共機能があるということでございますので、そういった視点で図っています。

斉藤委員

 私のイメージだと、例えば相続のときに小さく分かれてしまっても、こちらの、でも、そちらは生産緑地として継続していきたいという方がいらしたら、そちらの制定をしやすくなるとか、あと、例えば今まだこちらの生産緑地になっていないけれども、小さい土地ではあるけれども、そちらの生産緑地制度に該当していきたいとか、そういう新たなニーズを引き上げられるとか、そういうことがあるのではないかなと思って伺ったんですけれども、いかがでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 委員のおっしゃるとおり、緑の連続性ですね、ばらばらになっているところを連続して指定するというところも効用があるかと考えます。

斉藤委員

 ありがとうございます。

 最後なんですけど、一応いろいろな緩和がされまして、その土地の活用、例えば農地活用をするとか、そこで野菜を売ったりとか、そういうこともできるようになってきつつあります。ぜひ、貴重な緑でもあり、貴重なまとまった土地でもあるので、活用して、区としても協力して活用していけるといいなというふうに思うんですけれども、やはり一番初めにおっしゃったように、大事なのは、そこの土地を持っていらっしゃる方のお気持ちだったりするんだと思います。今、その方々と区とはどのような連携を取ってコミュニケーションを取ったりしていらっしゃるのか、今の具体的な状況をお知らせください。

安田都市基盤部都市計画課長

 これまでも、各農地の所有者とは情報交換してございます。ただし、より積極的に、ここをこう活用するとか、こういう公共的機能がある、そこまで踏み込んではいなかったと思います。そういったことも含めて1個1個分析をしながら、そこの位置状況とか個々の条件を見極めながら対応していきたいというふうに考えています。

市川委員

 生産緑地ということでございます。冒頭のところにあって、平成5年度で25地区だったものが8地区になっていると。17地区が減っているわけでございます。先ほどの斉藤委員のお話の中でも、1か所、お話、協議をすることがあったと。それ以外の16か所については全く協議をすることはなかったんでしょうか。お話合いの中での先方との交渉ですね、そういったことが全くなかったのか教えてください。

安田都市基盤部都市計画課長

 生産緑地につきましては、期限到来はもちろんなんですけども、相続等による場合に、区への買取り申出というのが出てきます。これらを受けて、区内の例えばまちづくりとか関係部署に回して、そこが使えるかどうか、買えるかどうかというところの協議に入るんですけども、いきなり提示されて、買いますというのはなかなか難しいということで、斉藤委員の質問のとおり、事前に計画的に考えていて、予算措置もしっかりつけて、いざそのときになったら買い取れる、できればそういったところにつきまして、一定の計画に位置付け、あるいは都市計画決定している、そういったことがやはり具体的に公共的に生かせることと思いますので、そうした方針というか、考え方ということでお示ししたものです。

市川委員

 ありがとうございます。ということは、やはり16か所については、これまでついては、それぞれ区内、庁内で検討した結果、なかなか活用ができなかったということもあって、取得を今回はしなかった、これまでしてこなかったというお話でございます。それで、そのためには、取得するにしても、予算措置等々の準備が各所管の中で必要なんだろう、こういった日頃からの検討が重要なんだろうということで今回の報告というお話でございました。

 そこでお伺いをさせていただきたいんですけども、活用のところの丸の三つ目なんですけど、積極的な用地取得に当たって国や都の補助金等の活用、こういったことは、国の補助金、東京都の補助金、それぞれ活用していくということはもちろん大事なことだとは思うんですけども、事前に庁内でこういったことを準備するというのは分かるんですよ。区の中で準備をするというのは、それぞれ庁内で調整していくということだと思うので、できるかと思うんですが、国とか東京都の補助金というのはあらかじめそんなに前もって、いわゆるどれぐらいの期間を前倒しして検討するか分からないんですけども、国や東京都の補助金ということになると、例えばその前年に概算要求したりする、いろいろ要望したりすると思うんですけども、そういった準備というのはできるものなんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 様々な例がございますけれども、一つは、都市計画決定して、都市計画の規制を、例えば公園とかの区域に都市計画で位置付けておけば、将来、都市計画事業を行う際に、都市計画交付金等が使えるという財源の一定の根拠が生じます。もう一つは、例えばまちづくり事業を進める中で、そのまちづくり事業の中でも様々な補助金があります。ですから、その時期とか計画の位置付けはなかなか見極める必要があるんですけども、そういったものに位置付けた場合に、例えば先行的に土地開発公社で買って、翌年に、事業計画を予算化して補助金で買い戻すとか、そういった可能性はあるんですけれども、やはりそこに行くには、具体的な個々の条件を踏まえて、もちろん所有者の意思も踏まえて、個々の検討はしておかないといけないと考えてございます。

市川委員

 ありがとうございます。都市計画をもって位置付けをしっかり示していくということが後々東京都並びに国の補助金を獲得していくことにつながっていくということでございました。ありがとうございます。ちょっと勘違いしていたので。

 最後に一つ伺わせていただきたいんですが、現時点では、8か所、それぞれ生産緑地指定をされている場所があるというところなんですけども、今後、来年度の令和4年11月までに申出の基準日が来るということでございますが、それぞれ皆さんとは現時点でヒアリングを行ったりしているんでしょうか。要するに、今後どうしていくのかということは。

安田都市基盤部都市計画課長

 現時点の生産緑地所有者につきましては、来年、再来年に期限が来る所有者につきましては、全て意見交換しておりまして、意見聴取しておりまして、特定生産緑地の移行への承諾は得ているところでございます。今後、都市計画審議会等の意見聴取という手続がありますけれども、そういったところで進めていく予定です。

市川委員

 これは、仮に申出の基準日までに申請していただけると、新たに10年ということだと思うんですが、これは営農を続けるということが多分大きなポイントであると思うんですね。10年の間、それはそれぞれ皆さん御事情があると思うんですけども、それだけの期間、しっかり後継者も含めて、農業というのは中野区だけではなくてもちろんほかの地域で、いわゆる事業承継の観点から非常に難しくなっている、とりわけ都市農業は難しくなってきている、これは、東京の都市農業の共通のテーマだと思います。こういったことも含めて、中野区のこの該当の方たちというのは一生続けるというふうに、10年というのはもちろん当然続ける、御本人たちは続けるということでよろしかったでしょうか。

安田都市基盤部都市計画課長

 生産緑地の指定要件は農業従事をするということにありますので、特定生産緑地への指定替えも同じことでして、農業従事を10年間していただく、それが前提になります。

吉田委員

 ありがとうございます。この基本的考え方、ぱっと御説明を伺って、すばらしい、よくやってくれた、このように思っているんですけれども、まず、500平米以上の指定要件を300以下に引下げ、これは、国の運用方針はいつ300平米に緩和されたんですかね。

安田都市基盤部都市計画課長

 平成29年6月の法改正により可能とされてございます。

吉田委員

 それじゃあ、その頃にやっておくともっとよかったんですけど、ともかく、遅まきながら、この時期にこういう考え方を示していただいて、非常に歓迎いたしております。

 それで、この中で、生産緑地としてもちろん営農が続くことが望ましいですけれども、今後の活用というところで、公共的活用が見込まれる生産緑地については云々、用地取得に向けて云々と。事業を継承する方がいなくても、この貴重な土地を、また、スプロール化された宅地化するのではなくて、公共の用途に活用することを積極的に考えようと。これはすばらしいことでありまして、このコロナ禍で、例えばこの間、一般質問でいさ議員が小さな森のお話をされて、私は、すばらしいと。ドイツではクラインヴァルト、あるいは似たような考え方で小さな庭――クラインガルテン、こういうのが世界中で似たようなものがあって、世田谷区では、区独自で小さな森という制度があるんですよね。こういうことにも、もう営農が続けられないような状況であっても、中野はCOの排出を何とか抑制しようという中で、例えばカーボン・オフセットで、例えば喜多方市から全部、中野区で排出するものを相殺して買おうと思ったら7,000億円かかるんですよね。そんなことは不可能なわけでありまして、中野の区域内において、COの吸収源、こういうのを一生懸命維持あるいは拡大していくことは、そういう意味からも大事であると。そういうことも区の検討の範囲内に入れていただいて、区の公共的活用、これまでの活用の範囲のみならず、新しい公共性みたいなものも考えながら活用を図っていただきたいと思いますが、この場ですぐやる、やらないと言えないと思いますが、認識というか、そういう方向性で検討できるかどうか、お考えを伺います。

安田都市基盤部都市計画課長

 公共的活用は、公園だけではなくて、やはり環境とか営農に間接的に関わってきます。こちらにも書いてありますけれども、関係部署との連携というのが大事だと考えますので、そういった中で、補助金も含めて、どういった活用可能性があるか検討したいというふうに考えております。

吉田委員

 最後に、常々私が議会でお伝えしているとおり、中野区は、全国の自治体で最も1人当たりの公有地面積、あるいは区全体の面積に占める公有地の面積が少ない、公共的サービスが提供できない自治体でありますので、こういうときに積極的に財政措置を前もってしておいて、公共用地を積極的に取得できるようにしていただきたい、これは要望です。

酒井委員

 ちょっと確認させてください。区の生産緑地に対する考え方ということは、貴重な緑のオープンスペースで、今後も継続して残していきたい、そういう考えでいいですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 そう考えてございます。

酒井委員

 その考えはいつからあるんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 具体的に示していないんですけど、都市計画マスタープランの中で、区北西部地域は、緑が少ない、公園も少ないということで、そういった考えを示してございます。

酒井委員

 都市計画マスタープランではそういった考えをずっと持っていますよと言うんですけれども、平成5年度からを見ると、やっぱり30年かけて4分の1になっているんですよ。それまで買取りの希望なんかもあったんですけれども、区は1件も受け付けていませんよね。そこの確認をさせてください。

安田都市基盤部都市計画課長

 買取りの希望に対して、各関係部署、区だけじゃなくて関係機関にも働きかけたんですけど、具体的に申出がなかった。ただし、先ほどの斉藤委員の質問にもありましたとおり、1件だけ協議のところまで来た例はございます。

酒井委員

 それで、平成5年のところが数値になっているんですけども、当時の財政状況を考えるとなかなか厳しかったりするのかなというのは理解するんですけれども、他方、今回、積極的な用地取得に当たり財源確保に努める、用地を積極的に確保するだとか、公共的活用が見込まれる生産緑地についてはとあるんですけれども、8地域ありますよね。今後、何でもかんでも購入していくのかというのもあると思うんですよ。その辺りの、先ほど都市計画事業云々であったりだとか、もしくは、今、公共用地に隣接しているだとか、いろいろあると思うんですけど、もう少しその基準のところを教えていただけますか、区の今の考え。

安田都市基盤部都市計画課長

 1軒1軒これから検討するに当たりまして、基準としましては、委員のおっしゃるとおり、公共施設の隣接、あるいは公園等に隣接しているところ、あるいは、接道状況が非常に重要なんですね。無接道の宅地だと人が入ってこられないので、防災性機能を考えると、比較的まとまった土地であり、接道の状況がいい敷地とか、そういったところが検討案の根拠になるかと思います。それから、あとは、まちづくり事業を具体的に将来入れていくのか、連続立体交差事業とか、そういったところも、関係部署と協議しながら進めていきたいと考えております。

酒井委員

 8か所、今おっしゃった条件に、相手方もあったりだとかするので、なかなか話ができないかも分からないんですけども、どれくらい該当するんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 具体的にはこれからなんですけども、これまでもそういった敷地状況を調査しておりまして、例えば公園隣接地とか学校の用地の隣とか、それから、周辺に公園がなく、角地というんですか、形がいい、公共的な接道を満たしているようなところなど、あるいは木造住宅密集地域内の農地とか、そういったところは検討してございます。

酒井委員

 どれぐらい該当するんですかとお聞きしたんですけど。

安田都市基盤部都市計画課長

 いろんなところで、結論はすぐ出せない、あるいは所有者もありますので、ただ、8か所のうち3か所ぐらいはそういった具体的な可能性があるのかなというところで見込んでいるところでございます。

酒井委員

 その辺りの考え方を今後しっかりつくっていただいて、御報告いただきたいと思います。どうしてかといいますと、過去に土地開発公社で相当数の土地を買って、塩漬けの土地がありましたので、もちろんこういった緑のオープンスペースを確保する、もしくは区の公共的なところに供するようにするというのは大切なんですけれども、やっぱりそこの考えをしっかり持っていただきたいと思っております。

 先ほど吉田委員からも質疑があったんですけれども、2017年に生産緑地に関する法律が改正されて、特定生産緑地に指定できますよ、要するに、2022年問題を解消するためにその法改正が行われて、それと、300平方メートルでも小規模農地として生産緑地として指定できるように、各自治体で条例をつくればできますよということなんですよ。今回、条例の制定をしていきたいという考えなんですけれども、どうして当時にその考え方を示されなかったのかと、当時に、本当は、こういう考え方を示して、300平方メートル以上のものが今後生産緑地に指定できるものがこれぐらいあってという考え方を本来だったら示すべきなんですよ。今回も、公共施設として今後購入するかも分かりませんよと。これは、特定生産緑地として10年延長されたから、区としてその考え方を熟考できるだけなんですよ。だから、本来だったら、2017年のあたりで考え方を示さなきゃならなかったのかなとは感じているんですけども、その点に関してと、どうしてその際に条例を制定されなかったのか、この2点を教えてください。

安田都市基盤部都市計画課長

 2017年――平成29年に法改正がございました。翌年に具体的に各区とかが対応していくんですけども、中野区もその当時に同じように300平米の指定に関する需要調査――買取りあるいは指定の希望調査を行いました。具体的には希望者がなかったと聞いてございます。そういう中で、委員のおっしゃるとおり、生産緑地をどういうふうに利用するか、そういったこと、あるいは緑の少ない区の北西部地域においてどういった位置付けを持っていくか、そういったところを位置付けないために弱かったということですね。今回は、そういったところをしっかり、区の中の緑とかオープンスペース、そういう機能をしっかり考えて、都市計画マスタープランにも位置付けて、それで具体的に増やしていく、消極的から積極的に少し考えていこうということでございます。

酒井委員

 本来なら、やっぱり2017年の法改正の流れがありそうなときに先手を打って考え方を示すべきだったと僕は思っています。

 それで、先ほど、その際に300平方メートル以上の生産緑地に指定できるようなところに関しても、購入の交渉をされたとおっしゃっていたんですか。そのときに、区は購入する考えを持っていなかったように思うんですけれども。

安田都市基盤部都市計画課長

 すみません、説明が不十分でした。300平米の指定の条例に関する需要調査をしました。区としても、それに対して、今後、指定された場合、購入、要するに相続等で、そういった検討もしたと聞いてございます。

酒井委員

 本当ですか。そうしたら、最後にしますが、当時、2017年に法改正されて、区がその際に条例を制定しておれば対象になる用地というのは新たにどれぐらい生み出されていたんですか。

安田都市基盤部都市計画課長

 当時の調査で大体10件程度あるというふうに聞いております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、4番、無電柱化事業の進捗状況についての報告を求めます。

井上都市基盤部道路課長

 それでは、無電柱化事業の進捗状況について、資料を基に御報告いたします。(資料5)

 初めに、1、主な路線の進捗状況です。裏面に位置図がございますので、併せて御確認をお願いいたします。

 (1)特別区道14-940についてでございます。不燃化推進特定整備地区である弥生町三丁目周辺地区の避難道路1号です。こちらの路線は、以前に建設委員会で御報告しましたとおり、道路の拡幅整備と電線共同溝の整備を一体的に進めていくため、公益財団法人東京都道路整備保全公社と事業の委託に関する施行協定を締結したところでございます。今後は、令和8年度の完成を目指して事業を進めてまいります。

 次に、(2)特別区道14-880についてです。避難道路7号でございますが、東京都の無電柱化チャレンジ支援事業を活用している路線で、平成30年より占用企業者と調整を図り、詳細設計を進めてきましたが、移設困難な特殊な埋設管が複数敷設されていることから、占用企業者から将来の電線共同溝設備の管理について懸念が示されているところでございます。そこで、占用企業者に対してさらに協力を要請するとともに、電線管理者へ設備の構築への工夫ができないか依頼するなど、引き続き設計について検討を進める予定です。

 (3)特別区道41-480についてでございます。こちらの路線も東京都の無電柱化チャレンジ支援事業を活用し、電線共同溝の整備を進めるべく、東京電力パワーグリッド株式会社及び東電タウンプランニング株式会社との協定により、電線共同溝の設計を進め、令和2年度には試掘調査を実施し、さらに調整を重ねてきたところでございます。しかしながら、既存の埋設物がふくそうしているなど、一部の区間で電線共同溝の設置が困難な箇所が複数存在している状況であり、東京電力パワーグリッド株式会社及び東電タウンプランニング株式会社より、現状の資機材、規定等の条件下では電線共同溝整備の実施は困難であると協議がありました。東京都とも調整した結果、こちらの路線の無電柱化については一時中止せざるを得ないと判断し、協定の取扱いについて、解除することとします。大和町地区の避難道路の位置付けや無電柱化推進計画の優先整備路線の指定は変わりません。今後は、資機材のコンパクト化などの技術の進歩や技術基準といった規定の制度環境が整えば、再開に向けた検討を進めたいと考えてございます。

 裏面を御覧ください。2、今後の予定ですが、令和3年度は、弥生町避難道路1号の詳細設計、弥生7号は占用企業者との調整を進めます。令和4年度は、弥生町避難道路1号は引き続き詳細設計を進め、弥生7号は修正設計の予定となってございます。

 本報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

小杉委員

 1の(2)のところの弥生7号については、私も前に見に行ったときに道路が結構振幅しているというんですか、これが避難道路なのかみたいな、心配だなと思ったんですが、具体的に何かいろいろ書いてあるところで、移設困難な特殊な埋設物が複数埋設されているとか、この辺が具体的に何かどんな感じなのかがこの文書だけだと分かりにくいんですけども、具体的にはどんな形で困難で、設計について検討すればクリアできそうなのかどうなのかというのを具体的に教えてください。

井上都市基盤部道路課長

 具体的な埋設物でございますが、割と管径の大きい水道管、それから、NTTのマンホール等がございます。こちらについては、電線共同溝整備の際に移設が必要なんですが、なかなかそこの協議が調わなかったり、あるいは、今既存で埋設されているものとこれから整備しようとしている電線共同溝が近づき過ぎるといったようなことが懸念されているといった状況でございます。

小杉委員

 検討を進めていただきたいと思います。

 大和5号については、こっちは本協定を解除することにしたということは、一旦工事を中止して、こちらの状況と、今の工事を中止して今後検討していくということで、これからについて具体的に教えてください。

井上都市基盤部道路課長

 大和町の避難所道路5号に関しましては、現在の技術では無電柱化の事業が困難であるということで、現段階としては、まだ工事までは至ってございませんで、昨年度、試掘調査を実施して、設計を進めている段階でございます。こちらにつきましては、設計の段階ではございますが、一旦中止せざるを得ないということで判断をしたところでございます。

小杉委員

 実際、私の記憶で言うと、見に行くとやっぱりまだ狭くて、避難道路にはまだなっていないなという感じはしていますので、これから、今の技術では難しいと。じゃあどうなっていくのかなというところが、先行きのところはどうなのかなというのを改めて教えてください。

井上都市基盤部道路課長

 先ほどの説明の中でも申し上げましたけども、現在の資材、機材では技術的に困難であるというところで、技術が進んで、資機材のさらなるコンパクト化、あるいはもう少し自由度の高い資材等が開発されれば再開に向けて検討したいといったところでございます。

小杉委員

 じゃあ、無電柱化はしないけれども、拡幅はされるということですか。

井上都市基盤部道路課長

 こちらの路線につきましては、(3)の大和町の件でございますが、現在の道路の幅員が5メートル45センチほどの道路でございまして、拡幅の予定は今のところはございません。

市川委員

 私も(3)についてなんですけども、(1)、(2)については、様々な、(1)については想定どおり進めていく、(2)については、障害があるけども、創意工夫によって進めることができる、(3)についてはちょっと難しいので、途中で今止めなきゃいけない、そういったところだと思うんですけども、(3)については、避難道路、結局、美鳩小学校の東側になるんですかね。東側ですね。そういったところの道路となりますので、あそこはまさに道路も狭いところが多くて、狭隘道路も多い、そして、密集地域になっている、そういったところで、避難道路を造って、しっかり地域の防災まちづくりを進めていく必要があるというところで進めてきたと。今お話を聞いていると、技術革新、技術が進むまではなかなか難しいんじゃないのかというお話でした。この技術革新というのは、そんなにすぐ進むものなのかどうかというのはちょっと分からないです。無電柱化に関する技術開発というのがどんなものなのか想像もできないので、今現時点で、例えば前回こういった開発があったから、さらに無電柱化事業が進んだとかということがあるのであれば、前回はいつだったのか教えていただけませんか。

井上都市基盤部道路課長

 無電柱化事業に関しましては、昨今、社会的にも大変クローズアップされている事業でございますので、日々新たな素材ですとか機材が開発はされているところでございます。そういった最新の技術を用いて、こちらの路線についても検討を進めてきましたが、それでも難しいといった路線で、現段階としては一時的に中止をせざるを得ないという考えに至ったところでございます。今後の開発予定等につきましては、具体的なものはないので、何年後に再開できるといった具体的な見通しは現在のところは立ってございません。

市川委員

 難しい、何年とは言えないということです。ただ、防災まちづくりを進めていく上で、自然災害というのはいつ起こるか分からない、そういう意味では、防災まちづくりというものの足を止めてはならない、これは当然道路課長も思っていらっしゃるとは思うんです。その中で苦渋の決断だったと思うんですね。もっとフレキシブルに考えて、そこでは難しいかもしれないけど、そもそもそこに埋まっているもの、それが今進捗を止めているわけですから、それ自体を違うところに移設するという、これは技術的な可能性というのはいかがなんですか。そうすると、避難道路、この中で、要は、この地図の中にもありますけども、避難道路を設定できるのはこの地域でここしかない、ほかにはなかなかないんだと思うんですね。代替するところがあれば、そこでまた避難道路の設計ということで考えていけばいいんだろうけども、それができないわけですから、この避難道路5号、ここは決められているんだと思うんです。そもそも地下に埋まっているものを違うところに埋めて、そこに、要するに地中の中での問題というものを解決してから無電柱化を進めていくという考え方については、可能性としてないのか、教えていただけませんか。

井上都市基盤部道路課長

 こちらの大和の5号に関しましては、既存の道路幅が5メートル45センチ程度でございますので、やはりこの地区としては広い道路になるというところで、占用企業者の下水ですとかNTTやガス、水道といった占用企業者にとっても、この地区ではこの道路が広いという認識で、やはりそこに埋設物が集中してきてしまう、そういった状況がございます。こちらの下水に関しましてはやはり移設が、下水道は圧がかかっていないので、自然流下のものですので、なかなか移設が難しいといった事情がございますし、具体的には、NTTの管が一番支障になっているところなんですが、こちらのケーブルについては、広域的なネットワークが入っているというところで、移設には多額の費用と期間を要するので、これはちょっと現実的ではないなといったところで、今回の判断に至ったところでございます。

市川委員

 分かりました。様々、本当にいろいろ検討してみたけども、なかなか糸口が見つけられなかったということであると思います。今後、技術革新、また、事情が変わったりすることも幾つかあるかと思いますので、それはしっかり見ていただきたい。

 そして、最後に聞きたいのは、近隣住民の方たちへの説明になると思うんですけれども、こういったものはいつ予定をしていますか。

井上都市基盤部道路課長

 現時点というか、これまでにおきまして、この路線については、まだ無電柱化の事業説明会等は具体的には実施してございませんので、近隣の方からしてみると、避難道路に指定されたというところで無電柱化への期待というものはあろうかと承知はしておりますが、具体的な説明等はまだ実施しておりませんので、今後、まちづくりの中で、町会長をはじめ地域の皆様に今の状況等をお知らせできる機会があれば、そういったところを活用しながら周知していければと考えてございます。

斉藤委員

 ありがとうございます。一つだけ、(3)の大和町地区避難道路5号について伺いたいんですけども、市川委員と重複はするんですけれども、この場所はチャレンジ支援路線で、なかなか厳しいことが予想されていたのかもしれないんですけれども、なぜここの道路でチャレンジといいますか、この道路を無電柱化の今回の取組をしようと考えられたのでしょうか。

井上都市基盤部道路課長

 こちらの路線の無電柱化の目的でございますが、一番大きいものについては、やっぱり防災に寄与するというところで、既存の5メートル45センチの道路を無電柱化することによって防災性が高まるといったことが一番の目的で、こちらの路線を選定し、無電柱化事業に着手しようというところを考えたところでございます。

斉藤委員

 ということは、試しに掘ってみるまで、それほど大変であったということはあまり予想ができなかった、できる、取り組めるだろうと思われていたということでよろしかったでしょうか。

井上都市基盤部道路課長

 国道や都道といった広い道路と違って、やはり中野区内の道路は、歩道もなく、非常に狭い道路でございまして、こういった狭い道路での無電柱化というのは、やはり全国的に見ても事例がないので、かなり難易度が高いということは当初から想定はしていました。なおかつ、東京都の無電柱化のチャレンジ支援事業を活用しているところでございますが、チャレンジという名前がついているとおりで、東京都としても、難易度の高い工事であるというところは想定をしていたところでございます。また、こちらの路線につきましては、地中の占用物件、占用物に関しまして、昭和の頃にこの道路の下にいろんなものが埋設されたといったところで、記録というか、図面がないので、掘ってみないとどういった状況で埋設されているかというところが把握できないといったところが、今回一番こういう形になったといった原因の一つでございます。

斉藤委員

 何で伺ったかといいますと、今回、ある程度困難は予想できたけれども、チャレンジしようということにしました、やってみたら、やはり案の定、図面もあまりなく、大変困難であったという、23区の中でもまだ先駆的な取組で、一つの知見になった、経験というか、一つの調査ができたということは一つ大事なことだったのかなというふうには、無駄なことではなかったのかなということを思いますけれども、どこの路線を無電柱化していくかの順番というものが、やはりやってみたら大変な困難で、いろいろな業者さんが調べて、やっぱり開けてみたけど無理だったというところより、やはり優先順位をつけて、やりやすいところからやって経験を積んでいくとか、そういう考え方も必要なのではないかと思うんですね。ですから、どこの路線から順番にやっていくか、結局そのほうが早くにパーセンテージ的には無電柱化が進むということにもなりますので、その辺の考え方はいかがでしょうか。

井上都市基盤部道路課長

 今、委員がおっしゃいましたとおり、中野区の無電柱化率、これを上げるためには、やりやすい路線といいますか、比較的簡単に工事ができる路線から着手するという方法もございますが、無電柱化を推進していく中で、この目的が防災性の向上、あるいは景観性の向上、あるいは安全な歩行空間の確保といったこの三つの要素の中でどれを一番に考えるかといったことと、それから、防災まちづくりを進めていく中で、防災性向上に一番寄与する路線について選定をして、今着手している路線につきましては、そういった観点から優先順位を決めて取り組んでいるところでございます。

斉藤委員

 ぜひその辺の考え方をしっかり持ちつつ取り組んでいかれればと思います。

 住民の方への先ほどお話もありましたけれども、理解というのも大変大事だと思いまして、無電柱化デーというのが11月にあったりするそうです。中野区長も参加されていたようですので、そういう意味からも啓発を進めていただけたらと思います。これは要望で結構です。

木村委員

 すみません、同じところで。先ほど以来の質疑で、東京都ももちろんしっかりと絡んでいる話かと思うんですけども、試掘調査を行ったにもかかわらず、開けてみたら中止という事例というか、なかなかレアなケースなんですけども、これまで東京都がやっている中での無電柱化の事業の中で、そういったケースは今までありましたか。

井上都市基盤部道路課長

 東京都内でも、歩道がないところ、あるいはこういった狭隘な道路で無電柱化をやっている例というのは本当にレアなケースで、こういった事例は今のところ把握してはございません。

木村委員

 そういった意味では、今回、様々な当然知見が得られたというところなんですけども、都のほうになるんですかね、チャレンジしていくという、先ほど話に出たんですが、今回、こういった経験を踏まえて、今後、チャレンジの仕方の考え方というのが変わっていくのかどうか。区の取組もそうなんですけども、そこはそれに今後影響されるというふうに思いますか。

井上都市基盤部道路課長

 東京都のほうでは、このチャレンジ支援事業、チャレンジの制度を使った中で、こういった事例があったということは知見として蓄えていくというところでございまして、区の考え方といたしましては、無電柱化事業そのものについては現在のところ見直し等は考えてはございませんが、こういった5メートル45センチの道路を無電柱化していく際に、こういった問題が、課題があるといったところを都市基盤部、それからまちづくり推進部と共通認識の下に、今後の避難道路の指定等を行っていければといった考えでございます。

木村委員

 そういった意味では、しっかりと検討材料にしていただければと思うんですが、最後に一つ、これが中止になったということで、財源的な区の負担というか、東京都の補助金もどうなのかというところなんですけども、その辺はどういうふうな影響がありますか。

井上都市基盤部道路課長

 東京都の無電柱化チャレンジ支援事業につきましては、10分の10、東京都から補助が出るものでございまして、こちらについては、今回の路線については、特に返却等のことはないと考えてございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、5番、区を被告とする訴訟の提起についての報告を求めます。

井上都市基盤部道路課長

 それでは、区を被告とする訴訟の提起について、資料を基に御報告いたします。(資料6)

 本報告は、総務委員会との重複報告になります。

 1、事件名は、損害賠償請求事件でございます。

 2、当事者は、原告が中野区民、被告が中野区です。

 3、訴訟の経過でございますが、令和3年9月29日に東京簡易裁判所に訴えの提起がされたものでございます。

 4、事案の概要です。本件は、原告が神田川沿いの遊歩道、こちらは神田川四季の道になりますが、こちらを散歩している際に分電盤に頭部を強打し、負傷したことにより、損害を被ったと主張し、3万8,050円の支払いを求めたものでございます。

 5、請求の趣旨及び原因ですが、請求の趣旨については、事件の概要で述べたとおりでございます。原告が主張する請求の原因の要旨ですが、原告は、神田川遊歩道内を散歩中に、分電盤に――こちらの分電盤は河川管理用通路の街路灯でございますが、街路灯の分電盤に頭部を強打し、出血し、2針を縫う負傷をしたもので、故意または過失による損害であるとして損害賠償金の支払いを求めたものでございます。

 本報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

小杉委員

 確認ですけども、今、街路灯の分電盤と言われましたけども、それは、河川沿いの欄干のところにあるものなのか、もしくは建物のほうにある、じゃないですね、恐らく欄干のところにある、どこにあるのかというのを知りたいんですけど。

井上都市基盤部道路課長

 こちらの分電盤は、河川管理用通路の川側の植栽の中にあったものでございます。

小杉委員

 植栽の中にあるということは、植栽を突き抜けてそこに当たっちゃったということなんでしょうかね。

井上都市基盤部道路課長

 委員のおっしゃるとおりでございます。

吉田委員

 今、植栽の中に、立入禁止区域に入ったんですか。聞こえなかった。もう一回。

委員長

 答え……(「休憩を」と呼ぶ者あり)

 休憩します。

 

(午後2時36分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時41分)

 

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、6番、中野区公園再整備計画(素案)についての報告を求めます。

林都市基盤部公園緑地課長

 それでは、中野区公園再整備計画(素案)について御報告申し上げます。(資料7)

 昨年の第1回定例会中の常任委員会で報告しました中野区公園再整備計画の策定に向けた考え方(骨子)の五つの基本的な考え方のうち、施設の配置・改修については本年第1回定例会中の常任委員会で、利用ルールの見直しについては第3回定例会中の常任委員会で御報告申し上げたところでございます。このたび残りの三つの考え方――公園運営の視点、維持管理コストの削減、安全・安心の確保について検討を行い、素案として取りまとめましたので、報告するものでございます。

 1、中野区公園再整備計画(素案)でございます。

 恐れ入りますが、別紙を御覧ください。3ページですが、計画についての背景と目的を記載してございます。

 4ページから8ページについてですが、公園再整備計画の考え方――骨子に記載しておりました意識調査の結果などを記載してございます。

 9ページをお開きください。公園再整備計画の体系図でございます。左側に基本的考え方、真ん中に基本的な考え方に基づく取組方針、右側に具体的な取組方法のイメージを記載してございます。基本的考え方1の施設の配置・改修、基本的考え方2の利用ルールの見直しにつきましては、これまで報告させていただきましたとおりですので、後ほどお読み取りいただければと思います。

 基本的考え方3の公園運営の視点についてでございます。取組方針としまして、意識調査では、公園を魅力的な空間にするため、カフェ等の飲食店運営やイベント実施などのニーズが高まっていました。こうした施設の誘致や民間事業者、地域団体等の民間活力の導入も踏まえて、あらゆる世代の誰もが利用でき、公園の魅力を向上させることのできる環境づくりの手法を模索してまいります。具体的な取組方法のイメージとしましては、キッチンカー等のガイドラインの策定、公園を活用する新たな民間事業の支援、プレーパーク事業、ドッグラン事業等のイベントの実施などを想定してございます。

 次に、基本的考え方4、維持管理コストの削減についてでございます。取組方針としまして、公園ストック効果を最大限にするため、限られた財源の中で効率的かつ継続的に維持管理を行う必要があり、民間活力の導入も視野に、ライフサイクルコストの低減や平準化を目指してまいります。具体的な取組方法のイメージとしましては、公園施設長寿命化、歳入確保、園内灯のLED化などを想定しているところでございます。

 基本的な考え方5の安全・安心の確保でございます。取組方針としまして、意識調査では、公園に不安を感じるという意見が一定数あったことから、地域や委託業者との連携や見回りなどの安全確保の方策、防犯カメラの設置を検討します。また、子どもから高齢者まで安心して公園を利用できるよう、地域住民による植栽の管理や公園の見回り等を支援してまいります。具体的な取組方法のイメージとしましては、防犯カメラの設置、警備体制の強化、快適なトイレ環境の整備などを想定しています。

 それでは、基本的な考え方1から5のうち、1と2の変更点、3から5までの主な内容を中心に御説明申し上げます。

 10ページを御覧ください。基本的考え方1の公園施設の配置・改修ですが、2、施設の配置・改修の取組方針の主な機能別の公園マップで、これまで核となる中規模公園の想定を黄色い破線でお示ししていたところですが、今回、右側にその具体的な公園名を入れさせていただいております。

 11ページですが、議会から頂いた御意見も踏まえまして、構成の変更や写真などを変更してございます。

 13ページ、14ページの利用ルールの見直しにつきましては、変更はございません。

 それでは、15ページを御覧ください。2、具体的な取組のイメージです。主なものとしましては、左側の上から2番目の官民連携の仕組みづくりですが、民間事業者がキッチンカー等の事業を実施するためのガイドラインの策定、民間事業者と連携し、公園を活用する新たなプロジェクトの模索、民間事業者が定期的に事業展開した場合に公園の日常管理を行う方策の検討、サウンディング調査を実施し、民間事業者の参入意欲や公園のポテンシャルを踏まえた民間活力の導入の検討などを進めてまいります。左側の上から4番目のコミュニティの活性化ですが、公園にカフェや売店などを誘致することで、人と人との交流やつながりを促進し、新たな地域の交流の場としていきたいと考えてございます。また、自主管理花壇のボランティア活動を行う人や公園利用の提案制度を行う団体等、同じ目的を持った公園利用者が新たに公園に集うことで、より一層のコミュニティの活性化を図ってまいりたいというふうに考えてございます。

 それでは、16ページを御覧ください。3番の具体的な取組のイメージです。主なものとしましては、歳入確保として、自動販売機、キッチンカー、売店の設置などによる歳入確保に努めてまいります。公園施設長寿命化計画に基づく遊具等の更新として、適正な時期に公園施設の延命化を図り、維持管理コストの削減を図ることや、遊具の更新に当たり、補助金を確保してまいります。園内灯のLED化として、公園内の照明灯を全てLED化することで、電気使用料の低減をしてまいります。

 それでは、17ページを御覧ください。3、具体的な取組のイメージです。主なものとしましては、防犯カメラの設置として、管理者が常駐していない大きな公園や死角のある公園等について、防犯カメラを設置してまいります。快適なトイレ環境の整備として、トイレのバリアフリー化やトイレまで点字ブロックや緩やかな勾配を確保することで、障害のある方も安心して利用いただけるようにするほか、幼児用便所の設置など、幼児が安心して利用できるトイレを目指します。また、トイレットペーパーのないトイレにつきましては、トイレットペーパーの設置を検討します。警備体制の強化として、地域や委託業者と連携し、公園の環境改善による見通しの確保や見回りなどの警備体制を強化することを検討します。

 それでは、18ページを御覧ください。計画の進行管理として、利用者のニーズ把握などを行い、PDCAサイクルを回しながら計画の進行管理を図ってまいります。

 恐れ入ります。本文にお戻りください。

 2、意見募集でございます。(1)資料公表・意見募集の期間についてですが、来年1月5日から1月26日までを予定してございます。(2)公表場所ですが、記載のとおりでございます。(3)意見募集の方法についてですが、メール、ファクス、郵送または窓口受付のほかに、区内7か所の公園で直接意見募集を行う予定です。

 3、今後の予定でございます。来年1月に意見募集、3月に議会に再整備計画(案)の報告を申し上げ、策定という予定でございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

小杉委員

 全体の9ページとかになると思いますが、災害への支援として、防災公園としての役割というところは一言も書いていないんですが、そういったのというのは、公園としての役割は結構ある、現状も、かまどベンチとかだっけ、あとはトイレとか、ありますよね。そういうのが現状もありますし、どう拡充させていくのかというのも、公園の災害時の役割だと思うんです。そういった位置付けは全然ないんですけども、いかがなんでしょうかね。

林都市基盤部公園緑地課長

 例えばかまど用ベンチとかは、大規模公園に整備したりしているところでございます。こうした、今回、中規模公園を再整備していくわけですけれども、そうした中で、地域のお声なんかを伺いながら検討してまいりたいというふうに考えてございます。

小杉委員

 じゃあ、中規模公園にもそういう役割を持たせていくことを検討していくような感じなんでしょうかね。

林都市基盤部公園緑地課長

 役割といいますか、そういった機能みたいなものも、地域のお声があれば検討してまいりたいというふうに考えてございます。

小杉委員

 具体的に、大規模公園はすごく少ないですから、やっぱり身近なところにそういった防災をどうするのかというところはしっかり、そういった意見があればじゃなくて、しっかり位置付けて、防災の中で、公園は結構、逃げるところもそうだし、避難する場所ですから、しっかりそれは中でやっぱり位置付けるべきだと思います。ぜひ御検討いただきたいと思います。

 あと、全体のところで言うと、基本的な考え方3の運営の視点で、キッチンカーなどのガイドライン作成、これは具体的にどういうようなものになるんでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 具体的にはこれから検討していくところなんですけれども、例えばこういうキッチンカーを出す場合は、飲食関係なのかとか、あるいはそのほか公園の利用者の利便性を促進するようなキッチンカーとか、そういったキッチンカーの種類ですとか利用範囲ですとか、いろいろ細かいことを定めていくというようなことでございます。

小杉委員

 考え方としては、このガイドラインも、カフェも、全区内の公園を想定したものということで、どこでも民間の活力導入という形でよろしいんですよね。

林都市基盤部公園緑地課長

 対象としては、一応全公園ということでございます。

小杉委員

 6ページの調査結果7、カフェ等の飲食店に対してのニーズが集まりましたということですが、こうやって聞けば、あったらいいねと思いますが、身近なちっちゃな公園に本当に必要なのかというのは、そういうイメージは持たないでしょうし、地域住民も、やっぱり臭いの問題もあるし、騒音の問題もあるので、規模によって考えていく必要があるんだと思います。現状で、今、民間活力といったときに、具体的にどういったものが導入されているんでしょうか、現状では。

林都市基盤部公園緑地課長

 例えば指定管理者でありますとか、あとは、事業者ではないですけれども、区民団体ということで、そういった占用したいろいろ、プレーパーク事業とか、そういったものもございます。

小杉委員

 身近なものでは、広町みらい公園のキッチンカー、これに載っていますよね。そういったこととか、哲学堂公園の売店とか自販機とか、そういった現状あるものに対して、私は、今、現状でどうなっているのかとか、経営的に問題は、成り立っているかどうなのかもそうだし、利用者の満足度なんかもどうなのか、公園の魅力の向上につながっているのかというのは、評価をやっぱりしていくべきだと思うんですが、そういったところの区の考えはいかがでしょうかね。

林都市基盤部公園緑地課長

 例えばキッチンカーなんかを広げていく場合、初めは試行みたいな形でして、その中でいろいろ点検とか評価なんかをしながら、どうしていくのかということを改めてまた検討していくことになろうかと思います。

小杉委員

 現状やっている事業についての評価は特にしていないということなんですか。それとも、しているということなんですか。どうなんですかね。

林都市基盤部公園緑地課長

 例えば広町みらい公園のキッチンカーは、広町みらい公園の自主事業ということでやられておりまして、いろいろ、広町みらい公園で、公園としてアンケートを取られたりというようなことはしております。中身についてちょっと把握は今現在しておりませんけれども、そうしたアンケート結果なんかもこちらで把握して、またいろいろこの展開について生かせていけたらいいなというふうに考えてございます。

小杉委員

 個々の、全公園を想定したとしても、実際にやるかどうかというのは、やっぱり近隣住民なんかの意見を聞きながら当然やっていただくということでよろしいですよね。

林都市基盤部公園緑地課長

 本当に民家に隣接した公園なんかもございますので、その辺については、事業者、それから、地域の方、そういった方々と調整しながら取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。

小杉委員

 区民の意識調査でも、利用者の多くが子どもの世代の親だと思うんですけど、20代、30代が今年とか去年とかは多かったということですよね。子どもたちが、調査は出ていないんですが、恐らく拾えば、カウントすれば子どもが多く対象になると思いますし、そういった方、利用者がどういうニーズを持っているのかというのも十分把握しながら、やっぱり意見を聞きながら、ぜひ丁寧に進めていただきたいなと思いますので、これは要望とさせていただきます。

 あと、トイレのところですが、快適なトイレ環境の整備ということで、17ページですが、これとバリアフリー設備は、例えば、169か所の公園のうちトイレのある公園は何か所で、バリアフリーのトイレというのは何か所にあるのか教えていただけますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 トイレのある公園については、100公園、111か所というところでございます。誰でもトイレについては、そのうち63公園、72か所ということでございます。

小杉委員

 これを増やしていこうということでよろしいんでしょうかね。

林都市基盤部公園緑地課長

 当然、トイレを更新する際は、建蔽率なんかもありますけれども、更新できるところについては、そうしたバリアフリートイレを進めてまいりたいというふうに考えてございます。

小杉委員

 トイレの更新をするときに増やしていくということですかね。それで、どんどん増やすわけじゃなくて、更新時にということですね。

 じゃあ、トイレットペーパーも同じですか。そういった更新時にということですかね。どうなんですかね。

林都市基盤部公園緑地課長

 トイレットペーパーについても、いろいろ設置を望むお声というのはかなり強いものですから、トイレットペーパーについては、今トイレのある公園でトイレットペーパーが設置されていないトイレについて、設置を図っていきたいというふうに考えてございます。

小杉委員

 ぜひ広げていただきたい、拡充していただきたいなと思います。

 あと、ルールの緩和について、15ページに、ボール遊びをするとなったら、ネットやフェンスの施設が必要になるのではないかと感じたんですが、そういったことは具体的にはこれから検討していくということなんでしょうか。いかがでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 例えば一般的に、軟式野球とか、そういったものは多目的運動広場を利用して御利用いただいているところでございまして、ボール遊び、例えば子どもの軟らかいゴムまりのようなゴムボール遊びなんかは、特に囲いがなくても全公園で試験的に、保護者立会いの下、認めていきたいというふうに考えてございます。

小杉委員

 さっきのトイレの話に戻りますが、トイレがどこにあるのか、100公園にあるということですが、この中に地図が出てきていますが、そういったものにもぜひ表示をするなりしていただきたいななんて、前にもちょっと話をしましたが、そういったのというのは、トイレがどこにあるのかというのは、この計画の中には位置付けられてはいないとは思うんですけど、いかがでしょうかね。

林都市基盤部公園緑地課長

 この図面にトイレまで落とし込むというのは、見やすさというか、その点でなかなか難しいのかなというふうには感じているところです。

小杉委員

 すみません。あと、公園の中にあるベンチというものを、無宿者が心配ということで、ベンチを造らないでくれとか、そういった住民もいると聞きますが、そういったものというのは、ほとんど全ての公園には設置されていくというような区の考えでよろしいでしょうかね。どうでしょうかね。

林都市基盤部公園緑地課長

 座る場所をベンチ型にするのか、それとも、スツール型にするのか、いろいろあると思いますけれども、そういった細かい部分については、実際、公園を再整備していく中で、地域に出ていって、御意見等を伺ってまいりたいというふうに考えてございます。

委員長

 3時になりましたので、休憩にします。

 

(午後3時02分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後3時20分)

 

 6番、中野区公園整備計画(素案)についての途中ですね。質疑はありますでしょうか。

吉田委員

 お疲れさまです。この整備計画素案を拝見して、非常に御努力されたんだなというか、非常に内容も一生懸命きめ細かく充実していて、今ある公園を最大限に活用するためにすばらしい内容をつくっていただいていると思います。その上で、その前提でお聞きしたいんですけど、まず、この中野区公園再整備計画は、区政の中で、例の基本計画から何から始まったいろんなものの中で、位置付けはどの辺りに位置付けられる計画なんですか。

 それで、先ほど他の委員からの御質問がありましたけど、中規模公園だけに係る計画なのか、大規模公園とか小規模公園とかについても、これでちゃんと中身が網羅されているというふうに考えられるのか、あるいは公園の所管のことだけを取りまとめたものなのか。先ほど防災機能について言及がないねとかとありましたけど、位置付けを教えてください。

林都市基盤部公園緑地課長

 再整備計画の位置付けとしましては、一番上位計画に基本計画がございまして、その下にいろいろ、都市計画マスタープランとかみどりの基本計画等がございまして、その下ぐらいに位置付けるようなものだというふうに考えてございます。

 対象なんですけれども、一応、基本的考え方1の施設の配置・改修については、主として中規模公園を想定してございます。残りの利用ルールとか、そういったことについては、一応全公園を対象にしているというところでございます。

吉田委員

 そうしますと、大規模公園についてはこういう計画は存在しないということ、小規模公園についてもこういう計画は存在していないということですか。それとも、既にあるんですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 大規模公園につきましては、これまで大規模公園の整備の考え方ということに基づいて整備を推進してきているところです。今現在、既存の公園がかなり老朽化しているとか、あるいは区民ニーズがいろいろ変わってきているとか、そういったところから、既存の公園について、いろいろ再整備を図ったり、あるいはルールを緩和していくというようなことを考えておりまして、ただ、やはり経費的に、全ての公園――中規模公園、小規模公園の全ての公園をということになると、かなりお金もかかるというところから、一応、施設の配置・改修というところでは中規模公園を想定して計画をつくっているというようなところでございます。

吉田委員

 そうすると、これは中規模公園再整備計画というふうにしたほうがいいのかなと思うんですけど、それは、要するにこれだと大規模から小規模まで全部網羅しているものだと思って見ると、今みたいな疑問が出るので、どうにか整理してほしいなと。

 もう一つ、同じ関連する質問になるんですけど、非常に、最初の現状の整理状況について、とてもいいことが書いてあって、区の条例では、標準公園面積5平米としているけれども、現状1.44平米しかないと。だから、標準という、区が定めた、条例に基づいた供給・提供をしようとすると、今の3.5倍ぐらいの公園を整備しなきゃいけない。それについて、要するに、今ある公園についてはすばらしい内容なんですけど、標準的な面積まで供給しなきゃいけないことについて、再整備といいつつ、触れていないので、頭出しとして、今後、標準面積に向けてどう頑張るのかなという祝詞がないね、祝詞があったほうがいいねと。それから、次に、この計画の上に都市計画マスタープランとかがあるとありました。都市計画マスタープランについてお聞きしたときに、緑と水のネットワークかな、中野区で標榜している、ああいうことを、とてもいいことだと思うんですが、そういうネットワーク、要するに、個々の公園の中の在り方だけじゃなくて、公園同士のつながりとか連携とか特性とか、それを今後特性を生かしてこう改善していきますとか、配置そのものについて、これはこうつながるように頑張りますとか、都市計画マスタープランで言っているようなことについても全然言及がないので、だから、先ほど申し上げた標準面積についてどう考えていくのか、それから、水と緑ネットワークについてどういうことがあるのか、それがあって、今ある公園についてはこういうふうに頑張りますと言うととてもすばらしいなと思うんですけど、それについて、何かちょっと加えていただけるかなという質問なんですけど。

林都市基盤部公園緑地課長

 今回の公園再整備計画につきましては、あくまでも既存の公園の施設の配置・改修ですとか、あるいはルールなんかを緩和して区民の利便性を促進していこうというような内容のものでございますので、1人当たりの公園面積を標準までとか、そういったことについては、また別の議論になるのかなというふうに考えているところでございます。水と緑のネットワークについても、一応、それぞれ公園単体として今回の計画を考えてございますので、そこもまた今回の目的とはちょっと外れてしまうのかなと考えているところでございます。

吉田委員

 こうしてお聞きをするとなるほどと思うんですけど、区民の皆様に分かりやすくと。これを公表したときにね。多分みんな同じ発想するわけですよ。なので、例えば冒頭のところに、この背景と目的があるじゃないですか、3ページに。ここのところに、もうちょっと今おっしゃったようなところを、要するに、公園を増やさなきゃということとか、ネットワーク性とかということは、上位の構想で検討していますけどとか、何か説明があるといいなと思うんですが、いかがですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 また素案から案にする段階で、もうちょっとそうした計画の位置付け、分かりやすさみたいなものをちょっと工夫してまいりたいというふうに考えてございます。

斉藤委員

 いよいよ公園の整備計画の全貌が見えて、御苦労、ありがとうございました。

 今、吉田委員からもあったんですけど、まず、公園の現状、現状1、整備状況、公園が少ないとばんとここに書いてありながら、この計画が現状の公園の再整備、また、現状の公園の再配置ということというふうになっております。やっぱりこの計画の仕立てが、まずここで一番初めに来て、問題意識がありながらこれというのは、どういうふうに区として考えられているのかなというのが疑問なので、まずそこだけ先にお答えください。

林都市基盤部公園緑地課長

 今回の計画は、あくまでも公園再整備計画でございまして、公園整備計画ではなく公園再整備計画というところでございます。そういった公園を今後さらに整備ということにつきましては、都市計画マスタープランとか、そういったところで位置付けてまいりたいというふうに考えてございます。

斉藤委員

 そうなんです。ですから、公園、やっぱりまちづくりとともに、例えば既存の今ある古い公務員住宅を建て替えるとか、区営または都営住宅の建て替えのときに高度化するところに公園ができるとか、もちろん西武新宿線沿線のまちづくり、特に連続立体交差に伴う、その上部空間とか、そういうことの中で公園というのは再整備されて、新しくつくられていくきっかけになると思います。ですから、どういう、都市計画マスタープランの中で位置付けると今おっしゃいましたけど、そこのところはまず一つきちんと押さえていただきたいということは思うんですけれども、いかがでしょうか。新たな公園づくり、新たな公園の配置です。

林都市基盤部公園緑地課長

 あくまでもこの計画自体は再整備ということでございますので、新たな公園の整備とはちょっと目的が違うのかなというふうに考えているところでございます。

斉藤委員

 それは分かるんですけれども、現状1、整備状況、この一番初めのところに書いてあるのでしたら、これについて何か区のお考えをしっかり持っていただきたい、おっしゃることはすごくよく分かりますしこの位置付けも分かるんですけれども、そこのところは少し整理していただければと思います。

 そして、この全体を見渡していきまして、仕立てなんですけれども、これを見ていて本当によく細かく考えていかれていると思うんですけれども、何か、わくわく、にぎわい、公園がどんなのになるのかなと夢を描けるようなイメージがちょっと湧きにくい感じがいたします。項目はわくわくとかのんびりとかとあるんですけれども、もう少し仕立てを完成させていく中で、区として子どもたちが遊べるようにとか、親子が集えるようにとか、高齢者の方がとか、シニアの方、また、いろんな世代の方が休めるようにとか、夢を描けるような文章をどこかにちりばめていただけたらなと思うんですけど、いかがでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 こちらの11ページのことを委員はおっしゃっているのかと思いますけれども、我々は分かりやすくということで一応つくってはみたんですけれども、そうした御指摘も踏まえて、もう少しイメージが湧くようにできるのかどうかというのは工夫してまいりたいというふうに思ってございます。

斉藤委員

 せっかくなので、夢を描けるような、楽しい公園ができていくんだぞという期待感があふれるような仕立てにしていただけるといいな、せっかくだからというふうに思います。

 細かな描写なんですけれども、9ページのところで、2-1、「双方が理解し合えるように」という、「双方が」は誰と誰の双方でしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 こちらは、公園利用者と近隣の方などです。

斉藤委員

 そうだと思います。そういうところ、例えばそこの9ページの5-1のところですが、「公園に不安を感じる」、何の不安だろうと。多分防犯に特化した話だと思うんですけども、公園の不安というのはいろいろ、遊具の安全のこともありますし、子どもたちが走っていくところでの動線ということもやはり安全ということにもなりますので、そこも、描写が何を指しているのか分かるようにしていただけたらいいと思います。

 あと、それから、11ページのところ、「だれでも、快適便利機能」で、「ユニバーサルデザインに対応した施設」というふうにありまして、誰もが使えるというユニバーサルデザインに対応したとありますけれども、私とかがよく使っているインクルーシブ遊具、インクルーシブなということで、ある方々に対してもっと深入りしていく、対応していくという使い方をするインクルーシブという言葉を使うことがあります。それから、誰でも遊具とか誰でもトイレみたいに、誰でもと使う場合もあります。ユニバーサルデザインというふうに使うときもあります。これは、言葉の使い分けは、若干少しずつニュアンスが違ったりしているんですけれども、区としてどのように整理をされているのか、ここはとても大事なところなので、お聞かせいただきたいと思います。

林都市基盤部公園緑地課長

 ユニバーサルデザインというのは非常に広い言葉だというふうに考えております。それで、インクルーシブという言葉も、いろいろ意味合いがあるというふうに、委員の御指摘のとおりですので、公園で、誰でも本当に、障害のある方もない方も、子どもからお年寄りまで使えるような公園ということで、一応誰でもというような言葉をここでは使っているというようなことでございます。

斉藤委員

 ということは、言葉の定義は特に、ユニバーサルデザインと誰でもということは同義で使っていて、今、区としては、インクルーシブという言葉は使っていないということでよろしいですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 インクルーシブという言葉は使用してはおりません。

斉藤委員

 ユニバーサルと誰でもというのは、ユニバーサルデザインの中で、誰でも使えるようなということで。このお話をしましたのは、新井薬師公園で、写真もありますけれども、このような遊具が配置されました。ところが、実際に、障害があるお子様をお持ちの方に使っていただきましたところ、少しずつ違和感、不具合があったということを聞いております。せっかく置いた遊具なんですから、皆様方に、該当の方に使えるようなものが配置されることを望みます。そういう意味からも、本当に様々な方の意見を聞き、そして、もらう意見だけではなく、やはり出にくい方のところにも行って、実際に使っていただけるようなものというふうな配慮をしていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 新井薬師公園の遊具――ブランコのことだと思うんですけれども、一般的に、そういった誰でも遊具ということでブランコをつけさせていただいたところでございます。なかなか、お一人お一人、障害のある方もいろいろ程度というものが異なるというところもありますので、全員が全て使える遊具をというとなかなか難しいところもございますので、ただ、一応皆さんが使えるようにというような、そういった思いで遊具の選定等は行ってまいりたいというふうに考えてございます。

斉藤委員

 ここはぜひ配慮して、心を尽くして、100%というのは無理だろうけれども、していただきたいと思います。

 同じ遊具のことなんですけど、16ページの右の下、「遊具の更新にあたっては、補助金を確保しながら取り組みます」ということは、これはそういう意図ではないと思うんですけれども、補助金がないと確保しないのかと読み取れてしまいそうなので、ここは表現を変えられるか、いや本当にそうなのか、少し御説明ください。

林都市基盤部公園緑地課長

 公園施設長寿命化計画に基づく遊具の更新については、きちんと補助金を確保していくと。また、例えば新しい、再整備をする中規模公園で、そうした誰でも遊具なんかをつける場合は、例えば東京都の補助金なんかも活用しながら設置をしていくということで、使える補助金については使って遊具の更新等を行ってまいりたいと考えているところでございます。

斉藤委員

 補助金頼みではなく、必要なときには考え方を持ってしっかり財源も確保しながら配置していただきたいと思います。

 そこの右のところのボランティア活動、区民の参加しての公園づくりはとてもいいことだと思うんですけれども、これも仕立ての表現なんですけれども、「気が向いたときに気軽に取り込める」、取り組めるですかね、今読んで気がつきましたけど。多分ボランティア活動をしていらっしゃる方は、それなりに自負とか達成感とか、思いを持っていらっしゃると思うんですね。そういう方々に「気が向いたときに」という表現は少し工夫されたほうがいいかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 こちらは、一応想定していましたのが、ふだんボランティア活動なんかをされていない人が、ちょっと公園で清掃してみようかなとか、そういったちょっとしたきっかけ、きっかけというか気が向いたときに、気が向いたときというか、気軽に参加できるような、そういったイベントなんかを考えてみたいなというふうには考えているんですけれども、表現については、またちょっと今後考えてまいりたいというふうに思っております。

斉藤委員

 趣旨は分かるので、少し表現は練っていっていただきたいというふうに要望いたします。

 それから、こちらは共通しまして17ページのところに、「樹木の剪定」と一応書いてありますけれども、公園はやはりとても緑を楽しむ場でもあったりいたします。ある程度剪定、そして、樹木が傷んだときの入替えということでは、新しい樹木の植え替えということがあるんだと思うんですけれども、そのほかに、ボランティアさんも含めて、花壇の整備をする際、やはり、一般質問等で他の議員からもお話がありましたけれども、政策助成でも構いませんし、何らかの、労力または実費を払えるような、ボランティア活動、または政策助成等々で補助していけるような、苗木等々ですね、補助していけるような制度をつくったらどうかと思いますけれども、いかがでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 公園の花壇ボランティア制度については、一応今年度、今現在、例えば団体登録をしている方々に、どういった支援が必要なのかとか、そういったことをお聞きするアンケートのようなものを考えているところでございます。

斉藤委員

 長くなりますので、本当に全体的にコストも下げながら、運営のコストも下げながら、前の決算ときもお話ししましたけれども、あるグループをもって管理していく工夫とかを考えて、ぜひわくわくする、夢のある公園をつくっていただけるようにと思います。お願いいたします。

吉田委員

 先ほどこの計画自身の位置付けについて伺ったんですけど、中身について、所掌の範囲の中で、非常にすばらしい内容をつくっていただいたというふうに申し上げたんですが、逆の言い方をすると、所管がまたがりそうなところについて、書き込みが僕は足りないと思っているんですね。先ほど小杉委員もおっしゃっていた防災面について言及がなかった。これは、公園の機能として一番重要な機能の一つですから、やはりこの基本的な考え方の中で、所管でハンドルできる内容じゃないけれども、防災面についての考え方と、もう一つ、私がどうしても言いたいのは、環境の分野、環境面についての言及が弱いんですね。今回の一般質問でも申し上げたとおり、中野区は、自然あるいは生物多様性についての認識が欠落した自治体なんですよ。初めて環境の部局のほうで、国連や国や東京都もやっているレッドデータブックについて、中野でも考え始めるという局面で、ちゃんと公園の分野でも考えてほしいんですね。それで、例えば哲学堂公園の改修のときに、あそこはせせらぎみたいなものがあるじゃないですか。あそこに珍しいチョウとか鳥とかがやってきていたと。だけど、そういうことを例えばこういう計画の中で、要するに、木は、植え替えていい木と、そういうことをするとあった生態系が壊れてしまうような、生態系を形成しているような樹木や水辺、そういうものは、ここは特別に自然保護地域で守りますよみたいな、そういう位置付けが中野区の公園行政にもあってほしいんですね。一般質問で申し上げたのは、八王子でかい堀りしたら、何十年ぶりに、絶滅したと思ったものが復活しましたよということが例えば中野のあちこちの、この辺だとひょうたん池があったり、いろんなところでかい掘りをしてみたら、外来種で埋め尽くされていたところでひょっこりと、細々と中野本来の原生種みたいなものが復活しましたとか、生き残っていましたとか、そういうところをちゃんと確保して、ここは昔の様子のまま取っておきましょうと。特別景観保護地域みたいに、国とか都ではやりますけど、そういうところをちゃんと見つけ出して、それはそれで、中野の価値、中野の観光資源になりますよというような部分が足りないんですね。あるいは、公園の中にはいろいろ、川沿いの公園がいっぱいあります。よその自治体だと、隣の新宿でも杉並でも、川に入っていける場所があるけれども、中野は3面張りで、ない。こういうことについても、改修をするときに、簡単にはできなくても、将来のそういうことも視野に入れて改修を考えて都と協議するとか、そういうことも含めた、要するに、区民に対して環境面の区としてのサービスの提供というか、そういうことができるような、既存の公園の再整備であっても、環境的な価値の再生や向上であったり、あるいはここに指定樹木についての言及とかがないんだけども、そういうことも含めた機能、区の中規模公園の機能について記載をし、それを生かしていくようなことをやっぱり中野はすべきであると思って、ぜひそれを盛り込んでいただきたいと思いますが、いかがですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 防災面の考え方なんですけれども、基本的には、大規模公園が広域避難場所となっているというようなこともございます。先ほど申し上げましたとおり、かまどベンチとかの中規模公園への設置については、また地域のお声を聞きながら、また他の所管と連携しながら考えてまいりたいというふうに思ってございます。

 それから、環境面のお話なんですけれども、例えば江古田の森公園では、手つかずの自然のエリアを残してあったりとか、区内でもそういう場所があるというところです。一応、今回の再整備計画の、すみません、11ページの3番の「のんびり、やすらぎ機能」という中に、例えば芝生・草地広場であったり、緑の創出、こういったことで、一応環境面について書かせていただいているというようなところでございます。

吉田委員

 緑の創出は大切なんですけど、創出だけじゃなくて、保全というか、新しくつくるということだけじゃなくて、昔からあるもの、あったはずのものを守るというか、そういう部分も必要なので、ここはもうちょっと書きぶりというか、ちょっとこれだとまだ足りないかなというふうに思います。これが一つ。

 それから、もう一つ、このページで(4)、左のほうにプレーパーク事業がありますよね。これも子ども文教委員会と所管が重なるのかもしれませんが、これは、常設型も考えていますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 プレーパークについては、例えばある一定の広さの中規模公園がありまして、そのうちの例えば一部のところをプレーパークにするというような考え方もあろうかと思います。ただ、そういったことについては、また地域の中に入っていったときに、いろいろ御意見を頂きながら検討してまいりたいというふうに考えてございます。

吉田委員

 これはぜひ、今中野でやっているのは、常設じゃなくて曜日を限ってやっているのは存じ上げているんですが、ぜひ常設型の設置も含めて検討を進めていただきたいと思います。これは要望です。

木村委員

 細かいことを聞きたいんですけど、時間がなさそうなので、ちょっと大きな話から行きますけど、これは、来年度というか、来年の3月、策定が4月以降に策定ということでよろしいですか。まず確認ですけど。

林都市基盤部公園緑地課長

 3月に議会に対して案を報告させていただきまして、それでそのまま策定というようなことで参ろうかというふうに考えてございます。

木村委員

 再整備計画ということですから、先ほど来の議論からいくと、再整備という意味では、中規模公園の整備というところがメインになってくるかと思うんですけども、計画としては。これは、要は何年間の計画を具体的にこの再整備計画に落とし込むという予定になっていますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 今現在、一応7年間を想定してございます。

木村委員

 7年間ということで、7年間にしたとして、この再整備計画の総事業費というのは幾らというふうに、どれぐらいというふうに考えていますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 概算なんですけれども、一応35億円というふうに考えてございます。

木村委員

 35億円ということは、基本計画にある数値どおりということ、予定は変わっていないということの確認ですけども、よろしいですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 その予定でございます。

木村委員

 それで、中規模機公園の計画は分かりました。例えばトイレとかは、洋式化も含めて、この7年間でやるのか、どこまで落とし込むというふうに考えていますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 トイレについては、今後また長寿命化計画を策定していく中で、中規模公園以外の老朽化したトイレですけれども、計画的に更新を進めていきたいというふうに考えているところですけれども、まだちょっと具体的に何年間というのはないところでございます。

木村委員

 質問の順番を間違えました。今、再整備計画があるんですけども、公園の維持管理というのはまた別と基本計画ではなっているんですね。35億円とは別に、前期、総額で多分事業費が10億円ぐらいですかね、この10か年で。維持管理費ということですけども。トイレはそっちに入るのかどうか分からないんですけども、要は、今回、再整備計画と書いてあるとはいえ、公園の再整備と維持管理とはまた別でという計画というか、コンセプトとしてはこの中に入っているんでしょうけども、実際、補修とか維持管理というのは別に考えているという実感なんですけど、それでよろしいですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 委員のおっしゃるとおりでございます。

木村委員

 それで、さっきのトイレの話は多分そっちの話かなというふうに思っています。

 あと、ちょっと細かいところで一つ、二つ、聞きたいんですけども、一番最後のページに、18ページですか、「おわりに」というところで、小規模公園の再編を検討する等、維持管理コストの低減を検討すると書いているんですけども、これは、小規模公園を再編して維持管理費を低減するということは、これは売却というか、どんどん集めていく、どういう意味なんですか。集約化も含めてという話なんですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 例えば区画整理事業とか、そういった際に、そのエリアに小規模公園が点在する場合は、それとそれをくっつけるとか、そういったことを考えて、コストの低減というものを、そういったチャンスがあれば考えていきたいというふうに考えております。

木村委員

 あとは、一般質問でも聞いたかもしれないですけど、防犯カメラなんですが、これは、今後、そういったいわゆる死角とか、迷惑行為が目立つような公園、これに全てつけていくという意味でよろしいですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 基本的には、そういった公園に優先的に、当然地域の方とか、そういったお声もあるんでしょうけれども、設置を考えてまいりたいというふうに考えてございます。

木村委員

 これも何年にどこという、どこまで落とし込む計画になりますか、計画では。

林都市基盤部公園緑地課長

 まだそこまで具体的には検討していないところでございます。

木村委員

 じゃあ、今度の策定の計画ではまだ出てこないかもということですね。

 最後に一つ、閉鎖する公園というのがたしかあったんですけど、部分閉鎖ですね。これは、夜間の閉鎖をするということですけども、閉鎖可能な公園だけするのか、それとも、今、普通に開放されていて、わざわざ、トラブルが起きるような公園に、閉鎖をするというか、柵を設けて閉鎖できるような公園にしちゃうのか。それはどっちなんですかね。閉鎖できる公園であれば鍵をかけるだけで済むかと思うんですけども、それ以外の公園も、こういった部分閉鎖を考えているということなんですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 例えば夜間の騒音とかで非常に迷惑行為がある公園について、部分閉鎖ができる公園については、当然地域の方のお声も聞きながら部分閉鎖、これまでもやっていますけれども、取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。

木村委員

 最後の質問で、要は、閉鎖できる公園は、それはあるんでしょうけども、要は、今、何か柵とかを設けて、今だったらできない公園というか、それにわざわざ柵をつけて閉鎖するということまではしないということなんですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 そこまでは考えてございません。

酒井委員

 まず、私もちょっと木村委員と重なるんですけど、期間のところで、先ほど7年ということなんですけれども、他方、基本計画は5年ですよね。その辺りはどういうふうにまず捉えられているのか、確認したいんですけれども。

林都市基盤部公園緑地課長

 まず、今回、この公園再整備計画の施設の配置・改修のところで、1公園を具体的に整備するのに3年というふうに考えてございます。1年目は地域の方とワークショップとかオープンハウスなんかをやった基本設計で、2年目に実施設計、そして、3年目に工事ということに、それで1サイクルということで考えてございます。今回、全部、一応核となる中規模公園ということで14公園ということで、そうしたところから、3年、大体年に二、三公園ずつやっていくと7年になるというようなところでございます。

酒井委員

 1年間に中規模公園を2公園ほど再編、再整理していくことによって、14公園ほどありますので、それで7年で全て回していくというふうなイメージでよろしいですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 そのとおりでございます。

酒井委員

 他方、これは7年物なんですけれども、改定時期は、基本計画を改定した際に改定しますとあるんですけれども、そういう考えでよろしいですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 基本計画で、例えば大きな考え方の変更なんかがあれば、当然こちらも影響を受けて、いろいろ直していくようなことになろうかと思います。

酒井委員

 基本計画の改定年度は5年間のうちどうなっていますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 令和7年。(「要するに5年後ということか」と呼ぶ者あり)5年後ですね。

酒井委員

 要するに、社会状況の変化があれば改定するというふうな考えで合っていますか。5年物で3年で変えるんじゃなくて、社会状況の変化があれば変える、そう考えでよかったんですか。すっと答えられなきゃ駄目なんじゃないのかな。

林都市基盤部公園緑地課長

 この整備計画については、そういった基本計画で……(「基本計画のことを今聞いているんです」と呼ぶ者あり)再整備……基本計画……(「基本計画の改定時期はいつですかと」と呼ぶ者あり)令和7年の予定でございます。

酒井委員

 基本計画が上位計画にあって、ひもづいているので、お答えできるようにしておいていただけると。他方、基本計画の改定で考えると、5年後に改定するんですか、7年物なのに。この公園再整備計画は。そういう考えでいいんですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 当然上位のが基本計画ですので、一応14公園を再整備していくという考え方はあるんですけれども、基本計画の内容が変われば変わる、見直しを図るという可能性もございます。

酒井委員

 基本計画は5年物で、5年で変わるんですよ。こちらは7年物でしょう。じゃあ、基本計画が5年で変わったときに、当然この公園再整備計画も変えるんですかと言っているんです。そう書いているでしょう。

林都市基盤部公園緑地課長

 例えば基本計画が5年で変わるわけですけれども、ただ、今現在の基本計画、それがそのまま踏襲されるような形になれば、当然そのままスケジュールとしては進めていくというようなことになろうかと思います。

酒井委員

 基本的は5年物で、全部踏襲されるわけないですよね、変わるんですから。18ページに、基本計画の改定時期に合わせて見直しますと書いているので、そうですと答えてくださればいいのに、だから、5年物と7年物のところと、改定時期がこれは書いていますので、次回までにこれはまず整理していただきたいと思います。

 それで、どうして期間と改定時期をお尋ねしたかといいますと、やっぱり公園というのは、本当に、13ページの「注意」のところに「公園では、野球・サッカー・ゴルフ練習等の球技・素振りは禁止です」とか、こういう禁止の看板が非常に多いんですよね。僕、一度、自宅の隣の公園の禁止看板を数えたら、20枚から30枚ありました。そういう中で、ある種公園というのは、様々な人が利用しますので、迷惑施設と言っちゃうとちょっとおかしくなっちゃうのかも分からないんですけれども、公開スペース、緑のそういったスペースの反面、いろんな声がある中では、本当に様々、公園担当さんのところには日々クレームだとか、様々な電話が入っているんだと思います。そういう中で、区は、公園の考え方をしっかりと持っていなかった中で、こういうふうなものを今回つくり上げてくださったということは非常に評価しておるところではあります。

 ただ、その期間からどうしてお尋ねしたかといいますと、これを定めてどうなっていくかが見えないんですよね。要するに、7年間の中で、例えばドッグランはどういうふうに整備していきますよ、子どものゴムボール遊びや自転車の練習等はどうなっていきますよ、そういうところがどうなっていくかが時系列で見えないんですよ。これは、今後、素案から案になっていく中で示されるのか、いやいや、そうじゃないんだと。この計画が今年度末に策定されると、もう全てのこれにおいて、まずは自転車の練習やゴムボールをオーケーにするんですよということなのか教えてください。

林都市基盤部公園緑地課長

 ルールとか、施設の配置・改修とか、いろいろスケジュールのことだと思うんですけれども、それについてはまた今後検討してまいりたいというふうに考えてございます。

酒井委員

 ということは、案だとか、今後、そういうのが時系列でより見えてくるという理解でいいんですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 見えやすい形でお示しできればなというふうには考えております。

酒井委員

 それが非常に大切だと思っています。せっかくこれをつくっても、斉藤委員から指摘がありましたけれども、実際に我がまちの近場の公園や、それから、様々な公園がどうなっていくのかというのがまだ見えないもので、それでは今後どうなっていくかというのは時系列で示したいというふうなこともおっしゃられたので、そういうふうにしていただければというふうに思っております。それを今後示していただけるんでしたら、本日のところはいいのかなと思います。

 ドッグランなんかもどうお考えですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 ドッグランについては、2種類あるところでございます。一つが、例えば中規模公園の中で一角をドッグランとして整備をするとか、そういった考え方もありますし、あとは、ソフト事業として、イベントとして、例えば簡易のフェンスとかで、そういった広場とかでドックラン事業をやるというようなやり方もあろうかと思います。

酒井委員

 私も近くの新宿の公園に行く際があるんですけれども、そこにはドッグランが整備されておりまして、落合の公園ですけど、落合の水道局のところの公園なんですけど、ワンちゃんは大変なスピードで走るんですよね。あれはなかなかリードがあれば走れないななんて思いながら、こういうのがあると本当にいいなと思っています。様々、イベントにするなり、常駐にするなり、それは考えていただければと思っております。

 先ほど木村委員からもあったんですけど、小規模公園の再編というのがあったんですけれども、中野区には、小規模公園をどうしていくのかというのは大きな課題だと思っているんですけど、多数ありますから。前回も、この公園再整備の考え方の中で、私が質問させていただいたと思うんですけども、その際にたしか再整備計画とはまた別なんだというふうなお答えがあったような気がするんですけれども、まずその確認から。

林都市基盤部公園緑地課長

 そのようにお答えしたかと思います。

酒井委員

 今回、「おわりに」のところで入っているんですけれども、その辺りをどういうふうに僕は読み取ればいいのか教えていただいていいですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 小規模公園の再編について、それをメインとして進めていくというのはまた別の話かと思うんですけれども、あくまでも今回、こうした区画整理事業とか、そういった機会があればそういったことも検討していきますというようなことで、一応そういったところも記載させていただいているというようなところでございます。

酒井委員

 それが分からないんですよ。僕は、以前に、この公園再整備計画の中で、キャッチボールができる公園であったりだとか、ドッグランであったりだとか、様々な工夫をしてルールを緩和して、より皆さんに使われるようにするのも大切ですねと。他方、小さな公園がたくさんある中で、それを、区画整理とおっしゃいましたか、そういうふうな中で再編をして、より大きな公園にしていくのも大切ですよねというふうな話をしたところ、これはあくまで現状ある公園をどう再整備するかのものなので、小規模公園の再編はまた別だというような御答弁があったような気がするんですけれども、別物なんですか。それとも、要するに、「おわりに」のところは課題として書き込まれているのか、この7年間の中で、この再整備計画の中でやっていくことなのか、どちらなんですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 小規模公園の再編については課題なのかなというふうに考えてございます。

酒井委員

 長くなっちゃったので。これは大切なことなので、書いてくださるのもありがたいんですけれども、前回の答弁との整合性と、それから、やっぱり書くからにはしっかりと取り組んでいただきたいなと思っています。

 それで、これはもう一度教えていただきたいんですけども、あくまで今ある公園の再整備だけなんだという理解でいいですか。そうすると、区の公園の考え方と、これは今ある公園の再整備の考え方なのか、その辺りの整理を教えていただきたいんですけど。

林都市基盤部公園緑地課長

 これは再整備ということで、例えば施設の配置・改修なんかは今ある公園の当然再整備に関わることなんですけれども、ルールとか、そういったことについては、これを定める、これをつくることによって、今後、区としての考え方になっていくのかなというふうに考えているところでございます。

酒井委員

 例えば上高田五丁目用地に用地特別会計で買っている土地があって、そこの公園再整備なんかも今後出てくるところもまちづくりの中であるのかなと思うんですけれども、それはそれで、そういった大規模な公園に関して別物で、今あることに関してこれで再整備するんですよ、そういう理解でいいんですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 新しく、例えば上高田五丁目みたいな形で新しく整備するものも今後出てくるかとは思いますけれども、一応この計画はあくまでも既存の公園ということでございます。

酒井委員

 もう最後にします。先ほどのルールのところがどうなっていくのか時系列で示していただきたいというところと、それから、様々な指摘がありますね。トイレの問題に関して、利用ルール、それから、維持管理をどうするかだとか、区民参加だとか。いいことを書いているんですけれども、現実的にこれが策定されてからどういうふうになっていくのかというのがちょっとやっぱり見えづらいところがあるんです。ですから、今後、そういったところがより見えるように期待しておりますので、御報告をお待ちしております。

木村委員

 すみません。今、酒井委員とのやり取りで一つだけ気になったところがあって。私も当初大きな勘違いをしていたんですけども、公園のルールですね。要は、今回、再整備計画の中で、公園の使用ルールが仮に変わります、変わるというか、要は、どこかの時点から全ての公園のルールが撤廃されるという、そういう話ではなくて、あくまでもこの公園で、例えば親の下とか指定管理の下とか、何かの団体の下でこういったルールが活用できますよということで、公園ごとでルールが決まっていくという認識で思っていたんですけども、それでよかったですか。どうですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 14ページの具体的な取組のイメージの(2)の基本的ルールの緩和のテスト運用の実施ということで、子どものゴムボール遊びとか、子どもの自転車の練習なんかは、保護者立会いの下、全公園で試験的に緩和していきたいというふうに考えております。例えば友達同士でのゴムボールでのキャッチボールとか、そういった行為については、今後特定の公園を選定いたしまして、その公園を対象に試験的に緩和していくと。それから、あとは、指定管理者管理の下、試験的に緩和ということで、指定管理の公園については指定管理者と協議してルールの緩和を検討していきたいというふうに考えています。

木村委員

 ということは、①はどこかのタイミングで全てということで、②は試験的に試してみて、どこかのタイミングで全て解除していくということになる、試験的な、いろんな、試してみてということになりますので、もしかしたら限定していくのか、③はある程度どこかの公園に限定される話なんですけども、そういった意味では、段階的に変わっていく中で、当然先ほど出ていたルールの禁止事項の内容も随時ちょっとずつ変わっていくというか、表示も変わっていくという、そういう認識でよろしいんですかね。

林都市基盤部公園緑地課長

 ②の特定の公園を対象にということで、やはりキャッチボール等のゴムボールなんかはある程度のスペース、広さが必要だと思いますので、一応そういった公園で試験的にやった後、ほかの同じような広さとか、それ以上の広さのところでできないかというのをまた指定して、緩和をしていきたいというふうに思っております。

渡辺委員

 すみません。私もこの公園再整備計画のそもそもの骨子みたいなところを確認したいんですけれども、都市公園法が改正されて、官民連携でというふうな、その流れに沿って、中野区もその中において、民間事業者との連携、次の報告とかでも、パークPFIの、そういったものをやっていくという中において、より区民のために使いやすく利便性の高い、ルールもちょっと緩和をしていく、そういった流れの中での計画をつくっていると私は認識しているんですけれども、そういう認識でよろしいんでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 委員のおっしゃるとおりでございます。

渡辺委員

 そういった中で、そうであるならば、パークPFI、官民連携というのが結構今まで中野区でない取組なのかなと。それを入れていく方向であるならば、具体的にやっぱり私も将来的にどうなっていくのかというふうなものをもう少し具体的に示してもらいたいというのでちょっと確認したいんですけれども、パークPFIの導入、官民連携というふうなことでやっていくということで進めていくのであれば、当然中野区の全部の公園の中で、民間事業者から見て、当然運営するメリットのある公園は限られてくると思うんですね。何でもかんでも全部できるわけじゃないわけですから、その辺のところを精査していくと、ある程度、7年の間で具体的な公園名とかもある程度決まっていく、変えていくというところでのシンボル的な意味で、公園はある程度絞れていくんじゃないかと私は思っているんですね。その辺の公園の例えば中規模公園の中でも、こういうところだったら官民連携ができるんじゃないかみたいなところはある程度絞り込んだ上で計画の中に盛り込めると思うんですけども、そういったところまで落とし込むというような考えはありますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 委員は、民間のそういった、民間に公園、民間の参画ですね、そういったものを公園運営にということだと思うんですけれども、そういった民間活力を導入する際には、公園のポテンシャルとか、そういったことについてサウンディングを実施しながら、もしパークPFIを推進していくという場合は、そういったサウンディングなんかをやりながら取り組んでいきたいというふうに考えてございます。

渡辺委員

 分かりました。それはそれで取り込んでいくのはいいと思うんですけど、それ以外のやり方で、例えばルールを変えていくとか、民間事業者を入れないで、区立の、区の運営の中でルールを改定していこうとか、そういったことも考えてはいるんですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 ルールについては、全体的に緩和をしていこうということで考えております。

渡辺委員

 ルールを緩和していくということなんですけれども、その具体的な手法ですよね。どういう、それこそアンケートの下で、それで変えていこうとか、地域の声を聞いて変えていく、いろいろあると思うんですけど、結構やっぱりトラブルになる可能性が私は非常に高いと思うんですね、規制を緩和していくに当たって。やっぱり公園はいろんな意見、要望があるわけなので、そこの具体的なやり方はどうするんですか。私は、だから、パークPFIによって、委託事業者になって、民間になったということでルールも民間事業者によって変えていく、そういった流れは非常に分かりやすいんですけれども、今までいろんな声がある公園を区がまた新たに規制を緩和していくとかというのは結構私は大変なことだと思うんですけれども、その辺をどういうやり方でやっていくのかというのを具体的にやっぱり示していただかないと、こちらもどういうやり方が適切なのか、区がどういう考え方をしているかというものを提示してもらわないと何も言えないんですよ。その辺をどのように考えているのか教えてもらっていいですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 ルールの緩和につきましては、14ページのところで、5番、具体的な取組イメージということで、例えば再整備を機としたルールの見直しということで、施設の配置・改修に基づいて、中規模公園を再整備する際には、地域や公園利用者と一緒に基本的なルールについて再度検討しますというようなことを挙げさせていただいております。また(2)で、基本的なルールの緩和のテスト運用の実施ということで、全公園で、先ほど木村委員からの御質疑でも答弁させていただきましたけれども、子どものゴムボール遊びとか、保護者立会いの下ですけれども、そういったものを緩和していきたいというふうに考えております。また、特定の公園を対象に試験的に緩和とか、指定管理者管理の下で試験的な緩和というようなこことも考えております。それから、(3)として、公園利用の提案制度の創設ということで、見守りや管理する人がいる場合、新たな、今まで禁止されていたようなイベント、事業についてもできるように、団体とか事業者とか、そういった方々と一緒に考えて、新たな公園利用の実現につなげていきたいというふうに考えているところです。

渡辺委員

 これは、私の認識不足だったらあれですけれども、新たな考え方なんですか。それとも、今まで取り組もうとしていてやっていなかったのか、これが新たな考え方という認識でいいんですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 そういった新しく何か公園で事業をしたい人、したい団体ですね、そういった方々について、これまでなかなか初めからそれは駄目ですねというような形で断っていた部分があるんですけれども、そうじゃなくて、そういった方々、団体に寄り添った形で、そういった方々の利用の実現に向けて、一緒になって取り組んでまいりたいというふうに考えているところです。

渡辺委員

 そうしましたら、私もいろんな要望――公園をこうしたい、ああしたいという陳情というか要望を受けていて、話をしても、なかなかこれは難しい、あれは難しい、そういうのがあって、区は、そういう要は都市公園法の下でとか、条例がとか、規約がとか、いろんなことでなかなか難しいというふうな回答を私はいろいろ受けてきていたんですが、区がその考えを改めて、今の答弁ですと、同じようなこれからの要望、今までと同じような要望が上がってきた場合、それは一緒に前向きに実現できるように考えましょうというような考え方を改めたということで、もう一回確認ですけど、いいんですね、それで。

林都市基盤部公園緑地課長

 当然都市公園法とか条例で禁止されていることについては、今後も認められないところなんですけれども、あくまでもルールの中で定めている禁止事項とか、そういったことについて、一緒になって実現に向けて考えていこうというようなところでございます。

渡辺委員

 具体的には、条例の枠内で、例えば中野区の規約とか、そういった中野区内のルールの、そういったものを少し緩和していこうというような姿勢を持ったという認識でいいんですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 基本的には、ルールを今まで、条例とか法令で禁止されているものは当然駄目なんですけれども、そうじゃなくて、公園の運営、運用というか、そういった中で決められているルールについて見直していこうというようなところでございます。

渡辺委員

 分かりました。そういう意識というか、姿勢が変わったというふうなことであれば、その前提ということでまたちょっと相談はしていきたいと思いますので、前向きに検討していただきたい、要は、使いやすくしてもらいたい、利便性を高くしてもらいたい、区民が公園でやりたいこと、それをルールの範囲内で実現できるように行ってもらいたい、それは要望いたします。

 私も、すみません、あと最後に、18ページの木村委員や酒井委員からも指摘があった小規模公園の再編を検討する等、維持管理コストの低減を検討していく、これは私もすごく気になっていたんですけど、私は、維持管理コストの低減は、小規模公園をもうなくしていくしかないと思っていたんですよ。それ以外に何のコスト削減ができるんですかというふうに思っているんですが、区としては、私はなくしていく、減らしていく、そういった考えでコスト削減というふうに考えていたんですが、区はそれ以外にどういったコスト削減を考えているのか教えてもらっていいですか。あればです。なければないでいいです。

林都市基盤部公園緑地課長

 コスト削減という意味合いでは、先ほどちょっと御紹介させていただきました、例えば公園の園内灯のLED化とか、そういった地道な取組というのが必要なのかなというふうに考えてございます。

渡辺委員

 LED化のみということですかね。それだけですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 基本的考え方の4の維持管理コストの削減というところで挙げさせていただいていますけれども、具体的な取組のイメージということで、例えば歳入確保とか――自動販売機とかキッチンカーとか売店などの設置による歳入確保とか、例えば公園施設長寿命化に基づく公園施設の延命化とか、いろいろそういったことでコスト削減を図っていくというようなことで考えてございます。

渡辺委員

 売店とか自動販売機は小規模公園に置けるんですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 公園の建蔽率とかによって置けない場合もありますし、置ける場合もございます。あとは、例えばキッチンカーとか、そういったものは建物ではありませんので、占用ということで占用料なんかを歳入として頂くということが考えられます。

渡辺委員

 歳入の確保というところで、今、そういう自動販売機、キッチンカー、売店、小規模公園にも置ける、置いていく、検討をされているというのであれば、それは歳入の確保という面でぜひ示していただきたいと思います。私自身は、やっぱり公園面積、中野区というのは非常に、下から2番目ということで、それはやっぱり区民の方もよく言われるんですけれども、増やしてもらいたい、増やしてもらいたいというところに関して、どういうふうに増やしていくのか、その上で小規模公園というものの扱いはどうなのかというのは非常に難しい問題だというふうな認識をしているんですけれども、区がそういったところで努力をしていくというのであれば、そこは今後こういった委員会の場での報告を受けながら、私自身も考えていきたいところでもありますので、いい提案がありましたら、そこは報告をお待ちしていますので、よろしくお願いいたします。

酒井委員

 すみません。先ほど歳入確保、渡辺委員からの質問があったので、ちょっと教えてください。ネーミングライツみたいなことというのは、検討されたけれども、可能性として難しいだとか、要するに、そういうのはどうなっているんですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 公園にネーミングライツで何か名前をつけるというようなことですけれども、今後、そういったことも考えられるのかなというふうに思っておりますけれども、現在、ここには掲載はしていないというところでございます。

酒井委員

 それともう1点、歳入確保のところで、公園の占用条件が、区の条例で、要綱を見ると非常に安価だったような記憶があるんですけれども、そういったところが今どうなっているのか、今後、歳入確保の観点から、そういうのが変えられるのかどうかだとか、要するに、中野四季の森公園が非常に利用度が高いにもかかわらず、安価だったような記憶があるんですけど、その辺を教えてください、分かりやすく。

林都市基盤部公園緑地課長

 基本的には、公園の占用料は、1日1平米当たり39円というようなところです。それから、自動販売機等の公園施設の土地の使用料ということでは、1か月1,100円でございます。1平米当たりですね。例えば自動販売機を設置する場合、入札なんかでやっていますので、そういった競争なんかをしますと、一応その500倍まで頂けるというようなところもございまして、現状としては、そういったところで自動販売機なんかは入札にかけて設置をしているというようなところでございます。

酒井委員

 すると、公園の使用料に関しては、1平方メートル当たり39円、占用料39円でしたよね。例えば中野四季の森公園なんかでイベントをやった際の占用料というのは、芝生のところで行った場合は、例えば5時間程度だったらどれぐらいになるんですか。事例は出ますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 単純に、芝生エリアで、例えば使う面積掛ける39円というようなことになろうかと思います。

酒井委員

 いや、それは分かっているんですけれども、かなり安価だったかと思うんですよね。そういったことは今後の課題になるのか、それとも、いやいや、これを条例でやっている中では、動かすのは不可能なんだとか、ちょっと分からないので、それをお尋ねしているんです。今後、ここに歳入確保というふうに書いているのであるならば、その点はどうお考えですか、その占用料。動かせないんだったら動かせないでいいんです。確認といいますか、お尋ねしているんです。

林都市基盤部公園緑地課長

 公園の占用料については、基本的には、23区である程度統一した占用料ということになってございます。また、すごくポテンシャルのある、例えば中野四季の森公園みたいな公園について、特別に占用料を設定できるかということについては、ちょっとまた今後検討してまいりたいというふうに考えてございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、7番、中野四季の森公園における民間活力の導入についての報告を求めます。

林都市基盤部公園緑地課長

 それでは、中野四季の森公園における民間活力の導入について御報告申し上げます。(資料8)

 中野四季の森公園の管理運営について、令和3年2月から3月にサウンディング型市場調査を実施し、その結果を本年第2回定例会で報告したところでございます。このたび民間活力を活用した管理運営体制についてまとめましたので、報告申し上げます。

 1、民間活力導入の考え方についてでございます。

 (1)指定管理者制度と公園施設設置管理許可制度を活用した管理運営についてでございます。中野四季の森公園は、芝生を中心とする憩いの空間等として親しまれる一方、区を代表する大規模公園として、さらなるにぎわい創出や多彩な空間活用、効果的な管理運営が求められてございます。サウンディング型市場調査においては、立地やエリア注目度から事業参入のポテンシャルが高く評価され、指定管理者制度を活用した管理運営のほか、公園施設設置管理許可制度による収益施設の整備等と併せた公園運営の提案があったところでございます。公園の利便増進に資するサービスの提供や利用者ニーズに応じた柔軟な公園利用を実現し、区民満足度の向上を図るとともに、事業者の収入確保と区への還元を図るためには、指定管理者制度と公園施設設置管理許可制度を併用した管理運営が有効であると考えているところでございます。

 (2)中野四季の都市(まち)における一体的な景観形成についてでございます。中野四季の森公園は、中野四季の都市(まち)の中核となるオープンスペースであり、園内の樹木やシンボルとなっている芝生だけでなく、周辺の街路樹や事業者が整備した公開空地の緑などと一体的に、魅力ある都市景観を維持していくことが重要でございます。芝生を使用しながらの維持管理に加えて、樹木の特性を生かした樹形の形成等を図り、まちの景観の全体的な調和を高めていくためには、経験豊富な専門的技術を生かした植栽管理が有効であると考えているところでございます。

 恐れ入ります。裏面を御覧ください。2、管理運営体制についてでございます。

 (1)比較検討でございます。別紙を御覧ください。AパターンからDパターンまで、全部で4パターンございます。Aパターンにつきましては指定管理制度、Bパターンにつきましては指定管理者制度と公園施設設置管理許可制度、Cパターンにつきましては指定管理者、公募設置管理制度、いわゆるパークPFI、それから、Dパターンにつきましては、直営足す指定管理者制度プラス公園施設設置管理許可制度というふうになっているところでございます。

 まず、Aパターンにつきましては、指定管理者制度のメリットとして、常駐管理などによるサービスの向上や効率的な管理運営が行えますが、デメリットとしては、主な収入源がイベント開催になるため、収入増加が見込めないこと、中野四季の都市(まち)全体の景観調和を考慮した植栽管理が行えないことが挙げられます。

 Bパターンとしましては、指定管理者制度と公園施設設置管理許可制度を活用したものです。こちらもAパターンのメリットのほかに、収益施設の運営等による新たなにぎわいの創出と事業者の収入増加、区への還元が見込まれます。デメリットとしましては、運営や収入確保が重視され、管理水準が保たれなくなる可能性がございます。

 Cパターンは、指定管理者制度と公募設置管理制度――パークPFIを活用したものです。メリットは記載のとおりですが、デメリットとしましては、パークPFIの場合は、特定公園施設――特定公園施設とはカフェ等を設置した事業者が整備・更新するカフェの周りにある園路や広場などを指しますが、中野四季の森公園の施設は老朽化しておらず、この特定公園施設の整備が現状では不要でございます。

 Dパターンは、周辺街路樹を含む植栽の管理は直営、それ以外の管理運営を指定管理者制度とし、公園施設設置管理許可制度を併用したものです。メリットとしましては、常駐管理などによるサービスの向上や効率的な管理運営、収益施設の運営等による新たなにぎわいの創出と事業者の収入増加、区への還元が見込め、区が周辺街路樹等と一体的に植栽管理を行うことで、中野四季の都市(まち)全体の景観調和を向上させることができます。植栽管理につきましては、より樹形を意識した経年的な管理手法の導入を想定しています。区としては中野、四季の森公園にはD案が最適であると考えてございます。

 恐れ入ります。本文にお戻りください。(2)管理運営体制についてでございます。次の①、②のとおり管理運営体制を構築し、公園のコンセプトであるにぎわいと環境が調和する空間として機能をさらに高めるような管理運営を行っていくものでございます。

 ①植栽の維持管理を除く公園の指定管理及び公園施設設置管理でございます。民間の創意工夫を発揮した積極的な管理運営や空間活用によりにぎわい創出を図るとともに、公園施設設置管理許可制度を活用し、収益施設等の整備運営による事業収入の確保と区への還元により、区の負担する維持管理費の縮減を図ってまいります。

 ②公園の植栽及び周辺街路樹等の維持管理でございます。植栽に関する専門的技術の活用により管理水準を担保し、経年的に中野四季の都市(まち)の一体的な景観向上に資する維持管理を行うものでございます。

 3、今後の予定でございます。

 (1)公募条件等の検討でございます。サウンディング型市場調査で得られた見解も踏まえ、効率的な常駐体制や既存のイベント等に配慮した事業展開、近隣公園を含めた維持管理等、民間のノウハウを発揮した公園運営の実現に向け、公募条件をまとめてまいります。あわせて、中野四季の都市(まち)の景観調和をさらに高めていくための植栽管理の在り方について検討してまいります。

 (2)スケジュールでございます。令和4年6月、公募を実施いたしまして、10月、指定管理者候補者の決定や事前協議などを行い、11月、指定管理者の指定の議案を提出し、令和5年度中に管理運営を開始してまいりたいと考えてございます。公募を実施する際は、改めて御報告を申し上げます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

小杉委員

 別紙のA、B、C、Dがありますけども、今現状で指定管理になっているのは、哲学堂公園とか平和の森公園とか広町みらい公園とか、これが指定管理になっていると思うんですけれども、こういったところでは、例えば基本事業とか独自事業という費用というのは、協定で、区が例えば料金とかを制限しているというふうに考えていいんですか。それとも、事業者任せになっているんですかね。どうなんですかね。

林都市基盤部公園緑地課長

 自主事業と指定事業がどうかということですけれども、一応協議して自主事業については定めているというようなところでございます。

小杉委員

 定めていくという言葉が、区がある程度、例えば料金設定とかというのは話し合いながら決めていくということでいいんですかね。

林都市基盤部公園緑地課長

 例えば占用料なんかは区の条例の範囲内ということで一応決まっておりまして、その中で区と協議をして、幾らにするというようなことを定めているところでございます。

小杉委員

 Dになったら、これは、植栽の管理については区がやるということですが、設置管理事業者に許可することによって、区が使用料をもらうということになると思うんですが、これは、例えば建物の施設使用料を想定しているのかなと思うんですが、具体的にはどんなのものが想定されるんでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 例えばカフェ等を設置した場合、その土地の使用料であったりですとか、あるいは公募条件の中で、例えば売上の何%を区に還元するとか、そういったことでの収入を想定しているところでございます。

小杉委員

 Dの真ん中のところの二つ目の丸のところに、事業者の収入の増加、区への還元が見込めるということになっていますが、Aのもの以上により一層間接的に利用者、いわゆる子育て世代とかが中心だと思うんですが、その人たちの負担になるのではないかというのがちょっと心配されるところですが、そういったところでは、一定区が話合いによって配慮するというか、そういったところはされていくんでしょうか、いかがでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 収益施設については、例えばカフェ等を想定していますけれども、そういった例えばカフェなんかはコーヒーなんかを買ったりするということで、特にその収益施設は、親子が遊びに来たからそこからお金を取るというようなことではなくて、あくまで例えばコーヒーを売ったらそのお金を払ってもらうとか、そういったことでございます。

小杉委員

 遊園地並みの料金だとやっぱり不満に、何をやってんだとかと思うので、支払いやすい金額に配慮していただきたいなというふうに感じています。なので、そういったことで十分想定していただきたいなと思います。これは要望とさせていただきます。

 あと、Aについては、例えば平和の森公園が去年ですかね、6月以降、指定管理業務になっていますが、その辺とかというのは、指定管理者になることによって、区の持ち出しの費用というのは減っているというふうに考えていいんでしょうか。どうでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 単純になかなか比較は難しいのかなと思うんですけれども、基本的には、それまでのいろいろ委託でのお金が指定管理料になっているというふうに考えてございます。

小杉委員

 ほかの例えば哲学堂公園とかもそうだし、広町みらい公園もそうですけれども、その辺の、指定管理者になることによって、その辺というのはどうですか。一概にやっぱり減らないということですかね。人がやることですから、減らないというのもよく分かりますけど、一般的にはどうですか。状況としては減ってはいないんですかね。どうですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 比較したことはないんですけれども、基本的には、それまでの委託料が指定管理料の経費になって、指定管理料というか、指定管理者の経費となって、それで、そこに指定管理者の歳入というのが、収入というのがございますので、その差が指定管理料として区がお支払いするということになりますので、そういった意味では安くなるのかなというところでございます。

小杉委員

 安くなるのかなというか、安くなってきているかどうかというのは、今何とも言えないというところでしょうかね。何となく、私も理屈上は減っているんだろうと思うんですけど、今の段階で何とも言えないという感じですか。どうですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 そういった比較はなかなか難しいというところもございますので、ただ、一応理論上は安くなる、負担は軽くなるのかなというふうに考えているところでございます。

小杉委員

 じゃあ、Dにして、理屈上は減る仕組みになるけども、実際のところはなかなかどうなるか分からないのかななんて想像しちゃうんですが、どうでしょうか。いかがでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 経費的には、理論上は区の負担は減るのかなというふうに考えてございます。また、Dパターンの場合は、さらに中野四季の都市(まち)全体の景観の調和というところにも寄与するというところで、そういった意味合いも大きいのかなというふうに考えてございます。

市川委員

 私も、小杉委員からの御質疑の中で確認をさせていただきますが、Dということで、使用料を支払っていく、区のほうにですね。ここの確認をさせていただきたいんですが、これは、公募をしていく段階で、使用料は例えば売上に応じて何%を想定しているという話だったんですけども、それは公募が終わって、事業者を選定した段階で交渉するのか、それとも、公募の中での記載事項になるのか、まず教えていただいていいですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 今現在考えていますのは、公募の段階でそれを出して、事業者で一つ競っていただくというようなところを考えているところでございます。

市川委員

 公募の段階である程度使用料というものがどういうふうに発生していくのかを検討するということが、事業者のその後のにぎわいを創出したりとか、公園運営、大きなモチベーションになるんだろうと思うんですね、やはり自分たちの実入りの話になりますから。そこで思うんですけども、そういった観点で考えると、やはりこの報告の中で、もちろんこれは公園の民間活力の導入ということだと思うんです。ただ、そういったにぎわいの創出だったり、効果的な管理運営だったり、区民の満足度を向上させたり、要するに空間として魅力をさらに向上させていく、こういったことが一番の目的ですよね。そういうことで考えると、今、中野駅周辺でエリアマネジメント、こういった考え方があって、今後、エリアマネジメント協議会を発足させていくという方針もございます。そこの整合性として、公募をする段階で、そういった事業者の皆様、応募していただいた皆さんに、エリアマネジメントの考え方についてしっかり説いていく必要も重要なんだろうと思うんですけども、この辺については、公園緑地課としてはいかがなんですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 中野駅周辺のそういったエリアマネジメントに協力するということは必要なことだろうというふうに考えてございます。エリアマネジメントが具体的にどういうことをするのかですとか、今後そういった具体的なことが決まっていけば、また公募の際にそういったものも入れられるのかなというふうに思ってございますし、まだそこまで決まっていない段階でも、中野駅周辺とか、四季の森周辺のそういった事業なんかに協力することというようなことは盛り込んでいきたいなというふうには考えてございます。

市川委員

 ということは、公募の段階で、ちゃんとまちづくりのほうでエリアマネジメントに対する考え方をしっかり示せば、この公募の中にしっかり盛り込んで、しっかりその事業者の人たちに説いていくということでよろしかったですね。それはもう確認なんですけど、いいんですね。分かりました。ぜひそれは進めていただきたいと思います。中野四季の森公園はやはり、よく御存じのとおり、中野駅の北側においては、その隣には囲町東地区、囲町西地区、その横には新区役所、そしてサンプラザシティと、数々の事業、土地区画整理、再開発事業の様々な事業が同時進行している中のど真ん中にあって一番大きなオープンスペースになる。そうやって考えていくと、やはりエリアマネジメントの中でも中心的な役割を担っていく、そういったことは間違いないんだと思います。周辺でも、そういったエリアマネジメントだけに関わらず、場所、場所によってのエリアのブランディングの向上に、回遊性というものもございますでしょうし、そういった意味では、中野四季の森公園というのはど真ん中にあるものですので、しっかりその中心的役割を担っていただきたいと思います。

 そして、今、中野四季の森公園へ行くと、夜、真っ暗じゃないですか。要するに、東京建物側の建物のほうは光がすごいあるんだけども、公園の芝生のほうは真っ暗という状況があると思うんですね。これはもちろん防犯上のことも、先ほど公園再整備計画の中でもあったんですけども、防犯の取組というものもしっかりあったほうがいいのかなと思っているんですけれども、こういったものは今公園緑地課の中ではどういうふうに検討されていますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 ここの中野四季の森公園の指定管理者なんかが決まった段階で、指定管理者と区が協議をいたしまして、夜でもいろいろ何かほかににぎわいに資するようなイベントとか取組を行えるということであるならば、またそちらは照明の設置というのも考えられると思いますし、いろいろ、今後、そういった決まった事業者とまた協議していくことになろうかと思います。

市川委員

 イベントとかを行えば行うほど、やはりこれまで使わなかった方たちが参入してきたりとか、若い人たちが増えたりして、例えばお酒を提供するイベントもあるでしょうし、そうすると、やはり子連れの方だったりとか高齢者の方が安心して通れない、そういうこともあるかと思いますので、いわゆるバランスですよね、そういったものもしっかり中野四季の森公園の中の秩序というものが保たれるようなことは最低限やはり事業者の方に求めていっていただきたいと思います。

 最後に、景観のお話なんですけども、中野四季の都市(まち)の一体的な景観形成とございます。経験豊富な専門的知識を生かした植栽管理が有効である、植栽については区が管理をしていくということなんですけども、これもやはり事業者が空間のマネジメントするときに、こうあってほしいな、あああってほしいなということがあると思うんですね。これはあくまで区が調整をするんですか。それとも、区は、あくまでこれまでの植栽の知識とか経験から決めていくのか教えていただけますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 もともと中野四季の都市(まち)のコンセプトでございますにぎわいと環境が調和する空間ということで、都市的な、そういった、樹形を意識したような景観づくりというものでこの中野四季の都市(まち)全体を統一していきたいというふうに考えてございますので、そういった一定の水準みたいなものを示して、それで事業者のほうにいろいろ、それについて専門的な知識、技術を活用しながら、そういった樹木、いろいろな植栽の業務をしていくというようなことを考えているところでございます。

市川委員

 今の御説明だと、一定の水準を決めて、事業者に選定された方たちに示して、それで事業者がいいと言ったらそれになるということなんですか。ちょっとよく分からなかったんですけど。

林都市基盤部公園緑地課長

 当然区の示す姿、それから、仮に例えば指定管理者になりましたら、事業者とも協議してくことになろうかと思いますけれども、そうした中で、一定の、あそこのまちづくり、まち全体の景観ですね、あるべき姿というものを、そういった水準をつくっていって、それをそのように樹木等を維持管理していただくというふうに考えてございます。

斉藤委員

 御報告ありがとうございました。専門知識がないので疑問なんですけれども、管理運営体制のところの①公園の指定管理なんですけど、「植栽の維持管理を除く」というふうにありますけど、植栽というのは何を指すのでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 芝生とか、例えば樹木とか、そういったものでございます。

斉藤委員

 芝生の管理と樹木の剪定が維持管理ということですね。これは、指定管理の方々に、それをその使用を含めてしていただくということは考えていないのでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 先ほど申し上げましたとおり、別紙のところで、指定管理者制度のみですと、基本的には、あそこは利用料金施設がないというところで、主な収入がイベント開催だけになるということで、それから、そういった維持管理経費を抑えていくというようなところ、その中で利益を出していくというようなところもございますので、なかなか指定管理者さんだけで植栽の維持管理を行う、そして、景観づくりをしていくというのはなかなか難しいのかなというふうに考えているところでございます。

斉藤委員

 ということは、このA、B、Cのところだと、植栽の維持管理は誰がするという、すみません、ちょっと知識がなくて、誰がするということで考えられているんでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 A、B、Cの中でということでございますか。A、B、Cの中では、一応植栽の維持管理は指定管理者さんがやるというようなことで、A、B、Cのパターンは考えているところでございます。

斉藤委員

 ということは、このA、B、Cのところの指定管理者による植栽管理だと不十分だということですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 なかなか景観調和をした植栽の管理というのは難しいというふうに考えてございます。

斉藤委員

 じゃあ、ちょっと質問を変えます。一番植栽の管理で難しいのは芝生なのかなというふうにイメージをしております。今も中野四季の森公園では芝生の管理というのはとても難しくて、養生の期間、使えない期間があります。それというのは今年間どのぐらいの期間になりますでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 年間で申し上げますと、約2か月でございます。

斉藤委員

 特にあそこの築山のところなどはきれいな芝生なのですけれども、登れないことに、きれいな象徴ということなんですけど、登れなくなっていて、多少人の通り道がはげても子どもたちが上り下りをしたら楽しいのかなというふうに思ったりするんですけれども、その辺はいかがでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 築山というか、ちょっと盛り上がっている部分については、確かに一応芝生、あそこを頻繁に歩いたりすると芝生がはげてしまうというようなところもありまして、一応あそこは風景として見せるための芝生ということで現在は管理しているところでございます。

斉藤委員

 ということは、景観を重視するか、あるいは芝生、2か月間使えない期間をなくすために考えられる方法というのはほかにないんでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 約2か月間、全面閉鎖をしているところなんですけれども、例えば、半分、半分で、部分的に閉鎖をして、一部閉鎖の期間はちょっと長くなるんですけれども、そういった形で利用しながら一部閉鎖をするというやり方もあるのかなというふうに考えているところでございます。

斉藤委員

 あと、もう一つ、平和の森公園もそうなんですけれども、草地広場にするという考え方というのはいかがでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 中野四季の森公園のところはかなり風が強いというところもございまして、すぐ近くに飲食店もあるというようなところもありまして、どうしても冬場、草なんかは枯れますので、そうすると、枯れ草ですとか、あるいは土ぼこりが舞って、かなり周辺の店舗に影響が出てくるのかなというふうに考えてございます。

斉藤委員

 では、一つの提案なんですけれども、冬場もほこりが立たないよう何か工夫しながら草地にしていくということは可能性としてはないでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 現在のところは、ちょっと思いつかないところでございます。

斉藤委員

 何かできない理由があるんでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 できないといいますか、枯れ草を防いで土ぼこりも防ぐというようなことになる、その場合ですと、草地はどうしてもやっぱりそうなってしまうというところがございますので、できない理由はないんですけれども、現実的にはなかなか難しいのではないかなと考えてございます。

委員長

 質疑の途中ですが、5時になりました。一旦休憩をいたします。

 

(午後5時00分)

 

委員長

 再開します。

 

(午後5時01分)

 

斉藤委員

 公園の整備ということで考えていただいているんですけれども、やはり空白期間がないように使えるようにしたいということで、草地にしても緑の景観を保てるような工夫というのはできると思うので、何か阻害している理由があるのかどうか、ちょっと今御答弁いただけないので、それは検討していただければいいなと思います。

 それで、ここのA、B、C、Dの中で、Dだけデメリットがないんですよ。書かれていない。デメリットがないということはあんまりあり得ないのかなと思うのですけれども、書かれていない理由は何でしょうか。本当に何か想定できることなどがないんでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 こちらについては、例えばメリットとか、常駐管理、運営事業の展開によるサービスの向上なんかは共通しているところで、分かりやすい形でメリット、デメリットというのを比較させていただいたんですけれども、あえてD案でデメリットというふうに挙げるとするならば、直営プラス指定管理者制度というところがありますので、区と指定管理者制度の連携とか、そういったところが必要になってくるというところがデメリットなのかなというふうに考えてございます。

斉藤委員

 失礼いたしました。やはりきちんとした分析の資料を頂いて考えてまいりたいと思いますので、こちらのほうはやはり普通書くのが、無理にということではないんですけど、今おっしゃられて、出てきておりますので、書いていただければというふうに思います。

委員長

 7番の途中ですけれども、本日、時間となりましたので、本日はここまでとしたいと思います。

 

井上都市基盤部道路課長

 休憩おねがいします。

委員長

 委員会を休憩します。

 

(午後5時03分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後5時04分)

 

委員長

 改めて、本日の審議はここまでとしたいと思います。

 それで、明日の委員会は明日12月2日(木曜日)午後1時から当委員会室において開会することを口頭をもって通告いたします。

 以上で本日の日程を終了いたします。

 

(午後5時04分)