令和3年12月10日中野区議会総務委員会(第4回定例会)
令和3年12月10日中野区議会総務委員会(第4回定例会)の会議録

中野区議会総務委員会〔令和3年12月10日〕

 

総務委員会会議記録

 

○開会日 令和3年12月10日

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午後2時44分

 

○閉会  午後3時36分

 

○出席委員(9名)

 ひやま 隆委員長

 立石 りお副委員長

 日野 たかし委員

 内野 大三郎委員

 若林 しげお委員

 中村 延子委員

 大内 しんご委員

 平山 英明委員

 長沢 和彦委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 副区長 白土 純

 副区長 横山 克人

 企画部長 高橋 昭彦

 構造改革担当部長、企画部構造改革担当課長事務取扱 石井 大輔

 企画部企画課長、企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 堀越 恵美子

 企画部財政課長 森 克久

 総務部長 海老沢 憲一

 防災危機管理担当部長、新区役所整備担当部長 滝瀬 裕之

 総務部総務課長、総務部特別定額給付金担当課長 浅川 靖

 総務部職員課長、総務部人材育成担当課長 中谷 博

 総務部防災危機管理課長 田邉 敏幸

 

○事務局職員

 事務局長 長﨑 武史

 事務局次長 小堺 充

 書記 松丸 晃大

 書記 金木 崇太

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第96号議案 令和3年度中野区一般会計補正予算

 

委員長

 定足数に達しましたので、総務委員会を開会します。

 

(午後2時44分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり審査を進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 議事に入ります。

 議案の審査を行います。

 第96号議案、令和3年度中野区一般会計補正予算を議題に供します。

 なお、本議案は当委員会に付託されていますが、厚生委員会と子ども文教委員会で関係分を審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送られることとなっておりますので、御承知おきください。

 それでは、本件について、理事者から補足説明を求めます。

森企画部財政課長

 それでは、第96号議案、令和3年度中野区一般会計補正予算につきまして、補足説明をいたします。お手元の議案書の10ページ、11ページを御覧いただきたいと思います。

 歳入歳出予算の総括でございますが、歳入歳出とも13億5,217万9,000円を追加計上いたしまして、補正後予算額は1,567億834万1,000円となるものでございます。

 内容でございます。14ページ、15ページを御覧いただきたいと思います。

 まず、5款子ども教育費、5項子育て支援費の1目子育て支援費でございます。子育て世帯への生活支援といたしまして、児童手当本則給付を受給されている世帯などに対しまして子育て世帯臨時特別支援給付金を支給いたします。それに関係する経費を増額するものでございます。

 こちらの支給の対象となる児童でございますが、平成15年4月2日から令和4年3月31日までに生まれた方で、受給の対象者ですが、対象児童を養育する保護者のうち、令和3年9月分の児童手当本則給付を受給している方、児童手当本則給付の受給資格と同等の収入がある方、令和4年3月31日までに生まれた児童手当本則給付の対象となる児童を養育している方、また対象児童が入所している施設設置者等にも受給資格がございます。児童一人当たり5万円を支給するものでございまして、対象児童数は2万6,657人と見込み、積算しております。特定財源は、国の補助金を全額見込んでいるところでございます。

 なお、事業が年度内に終了しない見込みのため、繰越明許費を設定いたしますが、繰越明許費については後ほど御説明いたします。

 16ページ、17ページを御覧いただきたいと思います。

 7款健康福祉費、4項生活援護費、3目自立支援費でございます。7月から、一定の要件を満たす生活困窮者の方に新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金を支給しているところでございますが、このたび対象者等の拡大がございました。対象者につきましては、緊急小口資金及び総合支援金の初回貸付を終了した方に拡充して、収入・資産要件を満たす者に拡充されたと。それから、申請期間につきましては来年3月まで延長。さらに、一定の要件を満たす場合、3か月の再支給ということで、こういったところが制度拡充されたことから支給に係る経費を増額するものでございます。

 なお、支給金の本体、扶助費については執行残があることから、今回増額させていただきますものは事務従事者派遣に係る経費ですとか物品の賃借料等でございます。特定財源については、国の補助金を全額見込んでおります。

 なお、事務従事者の派遣に係る経費が2年度にまたがるため、債務負担行為を設定いたしますが、債務負担行為につきましては後ほど御説明いたします。

 18ページ、19ページでございますが、こちらは給与費明細書でございます。子育て世帯臨時特別支援給付金に係る事務につきまして時間外勤務手当を増額していることから、こちらのほうを掲載しているところでございます。

 それから、20ページ、21ページは繰越明許費調書でございまして、子育て世帯臨時特別支援給付金に係りまして、来年3月に生まれた児童に係る給付事務が来年度に差しかかることが想定されることから、880万5,000円を繰越明許額に設定しております。

 22ページ、23ページは、債務負担行為調書でございます。生活困窮者自立支援金の支給につきまして、3月までに受け付けたものが来年度まで事務処理にかかってくることが想定されることから、事務従事者の派遣の契約を来年5月まで締結していくことから、来年度執行予定の545万7,000円につきまして債務負担行為を設定しているところでございます。

 御説明は以上でございます。よろしく御審査のほうをお願いいたします。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

中村委員

 まず、14ページ、15ページのところの子育て世帯臨時特別支援給付金なんですけれども、全体で2万6,657人の児童が対象だということだったんですけれども、児童手当本則給付の方、児童手当の受給資格と同等の収入の方、それから新生児というところなんですけど、それぞれの内訳の人数というものを教えていただいてもよろしいですか。

森企画部財政課長

 まず、児童手当の本則給付の9月分を受給されている方ですが、こちらにつきましては、兄弟などで高校生がいる場合も含むわけですが、2万1,000人ほどでございます。それから、高校生のみを養育されている方で児童手当本則給付と同等の収入がある方、こちらについては2,300人ほどを対象児童数として想定しています。それから、公務員の場合は住んでいる自治体ではなくて勤務先から児童手当を受給しているわけですが、公務員に係る対象者については2,200人ほどを想定しておりまして、それで今後、これからお生まれになってくる方につきましては880人ほどを想定しています。

中村委員

 ありがとうございます。この2万1,000人の児童手当の本則給付の方に関しては、給付というのはどういう形になるんですか。恐らくこちらで把握されているので振込先とかも知っていると思うんですけれども、それからほかの対象者については申請制になるのかなと思うんですが、そこら辺をちょっと教えていただいてもよろしいですか。

森企画部財政課長

 9月分の児童手当を受給されている方につきましては、まずこちらで、当然住所等、連絡先は把握しておりますので、補正予算議決後、対象の方に御案内を差し上げます。ただ、一応相手側の意思を確認する必要がございますので、この給付金の受取りを拒否される方、辞退される方につきましては辞退届というものを、1週間程度期限は設ける予定なのですが、出していただくということで、特にそういうことはなくてそのままお受け取りになられるということであれば、特に意思表示は必要ない、意思表示というか、拒否届の提出は必要ないんですけれども、そういったことがございます。それで、期限までに拒否届を出されなかった方につきまして、児童手当の受給に当たって把握している口座のほうにお一人当たり5万円ということで支給いたします。

 それで、新生児につきましては、今後、出生届なり、またあるいは児童手当の受給の申請なり、そういったところで窓口にお見えになる機会もあろうかと思いますので、そういったところでの御案内などもして対応していくということになります。

 それ以外の、区が情報を把握していない高校生を養育されている方ですとか公務員世帯につきましては、区報、ホームページなど、また各すこやか福祉センターや地域事務所などで案内を掲示等々いたしますし、広報いたしますので、それを見ていただいて申請していただくということになってまいります。

中村委員

 分かりました。ありがとうございます。最初の児童手当の本則給付の方に関しては、12月中に振込ができるという理解でよろしいですか。

森企画部財政課長

 そのように事務を進めてまいりたいと考えております。

中村委員

 ありがとうございます。申請される方についてもしっかりと広報に努めていただきたいなと思っております。

 それから、今回5万円ということで支給されると思うんですけれども、国のほうでさらに5万円分の、最初はクーポンでというお話があったかと思うんですが、徐々に話が変わってきている中で、現金でもというような話もある中では、国とか都とかから何か通知等は来ているのでしょうか。そこら辺、もし分かれば教えていただけますでしょうか。

堀越企画部企画課長

 国からの通知といいますか、12月3日の午後に、国から各自治体の担当者向けの説明会というものがございました。こちらの説明会を受けまして、国が各自治体の意見等を取りまとめているところでございます。

中村委員

 意見を取りまとめるというのは、区からどういう方向でやりたいかという意見を上げているということなんですか。

堀越企画部企画課長

 報道でも挙げられてございますけれども、一つには各自治体でクーポン券を発行するようなことと、あと二つ目といたしましてIDの交付方式といたしまして専用サイトで商品やサービスを購入するというような、二つの案が想定されるというようなことは示されてございまして、あとそれと別に現金給付というのもいかがかというような選択肢を含めまして、東京都から意向の確認がございました。

中村委員

 区としてはどういう回答をしているかとかというのは教えていただけるのですか。

堀越企画部企画課長

 区といたしましては、これは昨日ですね、現金支給が可能であれば現金支給を実施するが、難しい場合は二つ目の方式でございますID交付方式で実施の方向で考えているというふうに回答してございます。

高橋企画部長

 ちょっと補足をさせていただきます。

 国のほうは、その説明の中で、原則クーポンというところ、クーポンを基本として給付を行うというふうに説明してございます。ただし、地方自治体の実情に応じて現金給付を可能とするということで言葉が出されております。その現金による給付を希望するケースについてということで記載がございまして、そこを読ませていただきますと……(「知っているよ、もうニュースの報道で」と呼ぶ者あり)一応御説明させていただきたいと思うのですが、令和4年の春の卒業・入学・新学期に向けて支援するという本事業の趣旨を踏まえて、令和4年6月までにクーポンの給付を開始することができない見込みである場合に限り、現金給付を可とすると。その場合には、内閣府に対して理由書の提出を求めることとすると。その理由書については、事情の変更等によりクーポン給付ができなかった特別な事由が記したものということで書かれているところでございます。

中村委員

 先ほどの企画課長のお答えだと、区としてはできれば現金でということで回答しているというところの理解をしたんですけれども、ぜひそこは私どもも現金で配られるものであれば配ったほうがいいと思っておりますし、そこは要望していっていただきたいなと思います。

 これっていつぐらい、いつごろの支給になりそうな見込みなのかというところまではまだ分かっていないのですか。

堀越企画部企画課長

 国といたしましては、3月下旬頃に事業開始予定というふうに案の段階では聞いてございます。

委員長

 他に質疑はありますか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 他になければ、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後2時58分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時34分)

 

 この際、申し上げます。補正予算に関係する委員会から申し送られた意見はありませんでした。

 他に質疑がなければ、取扱いを協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後3時34分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後3時35分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結いたします。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結いたします。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結いたします。

 これより本件について採決を行います。

 お諮りします。第96号議案、令和3年度中野区一般会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第96号議案の審査を終了します。

 本日予定した日程は以上で終了しますが、各委員、理事者から御発言はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本日の総務委員会を散会します。

 

(午後3時36分)