平成25年10月04日中野区議会建設委員会(第3回定例会)
平成25年10月04日中野区議会建設委員会(第3回定例会)の会議録
平成25年10月04日建設委員会 中野区議会建設委員会〔平成25年10月4日〕

建設委員会会議記録

○開会日 平成25年10月4日

○場所  中野区議会第4委員会室

○開会  午後2時00分

○閉会  午後3時48分

○出席委員(8名)
 小林 秀明委員長
 来住 和行副委員長
 伊東 しんじ委員
 平山 英明委員
 林 まさみ委員
 佐野 れいじ委員
 近藤 さえ子委員
 市川 みのる委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 都市政策推進室長 長田 久雄
 都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当) 横山 俊
 都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当) 滝瀬 裕之
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当) 石井 大輔
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 宇佐美 吉久
 
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)、
 都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当) 立原 英里雄
 都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当) 池田 中
 都市基盤部長 尾﨑 孝
 都市基盤部参事(都市計画担当) 豊川 士朗
 都市基盤部副参事(地域まちづくり担当、大和町まちづくり担当) 荒井 弘巳
 都市基盤部副参事(弥生町まちづくり担当) 安田 道孝
 都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 古屋 勉
 都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 志賀 聡
 都市基盤部副参事(建築担当) 小山内 秀樹
 都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 大木島 実
 都市基盤部副参事(生活安全担当、交通対策担当) 中井 豊

○事務局職員
 書記 江口 誠人
 書記 竹内 賢三

○委員長署名

審査日程
○陳情
〔継続審査分〕
 (24)第16号陳情 警察大学校等跡地の中央部公園拡張について
 第3号陳情 耐震改修工事への支援策を早急に拡充することについて
○所管事項の報告
 1 平成26年度国・都の施策及び予算に関する要望について(都市政策推進室、都市基盤部)
 2 平成25年度「中野区ICT・コンテンツを活用した産業振興を促進する民間事業等に対する
  補助金」の交付決定について(産業・都市振興担当)
 3 なかのまちめぐり博覧会マスコットキャラクターに係る著作権の取得について
        (都市観光・商業振興担当)
 4 上告受理申立て事件の決定について(中野駅周辺まちづくり担当、都市計画担当)
 5 中野駅北口での歩行者等安全対策について(中野駅周辺地区整備担当、都市基盤整備担当)

委員長
 定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。

(午後2時00分)

 本定例会における審査日程及び3日間の割り振りについて協議したいので、委員会を暫時休憩いたします。

(午後2時01分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後2時01分)

 本定例会における委員会の審査日程についてお諮りいたします。
 お手元に配付の審査日程(案)(資料1)に沿い、1日目は陳情の審査及び所管事項の報告の5番まで、2日目は残りの所管事項の報告以下を行い、3日目は審査の状況を見ながら改めてお諮りしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 なお、審査に当たっては午後5時を目途に進めたいと思います。また、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いいたします。
 それでは、議事に入ります。
 最初に、陳情の審査を行います。
 平成24年第16号陳情、警察大学校等跡地の中央部公園拡張についてを議題に供します。
 これより本件に対する質疑を行います。質疑ありませんでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、取り扱い協議のため、委員会を暫時休憩いたします。

(午後2時02分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後2時04分)

 お諮りします。
 平成24年第16号陳情、警察大学校等跡地の中央部公園拡張についてを閉会中も継続審査することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 以上で平成24年第16号陳情についての本日の審査を終了いたします。
 次に、第3号陳情、耐震改修工事への支援策を早急に拡充することについてを議題に供します。
 委員会を休憩します。

(午後2時06分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後2時07分)

 お諮りします。
 第3号陳情、耐震改修工事への支援策を早急に拡充することについてを継続審査することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 以上で第3号陳情についての本日の審査を終了いたします。
 次に、所管事項の報告を受けます。
 平成26年度国・都の施策及び予算に関する要望について、よろしくお願いします。
長田都市政策推進室長
 それでは、平成26年度国・都の施策及び予算に関する要望について、初めに都市政策推進室所管分を御報告させていただきます。お手元の冊子、2種類ございます。国の施策及び予算に関する要望書(資料2)と都の施策及び予算に関する要望書(資料3)でございます。
 まず、平成26年度国の施策及び予算に関する要望書をごらんいただきたいと思います。1枚、表紙をめくっていただきまして、特別区長会の要望書の本文になってございますが、もう1枚めくっていただきますと、要望事項ということで目次の形になってございます。全部で16項目ございます。この16項目のうち、都市政策推進室所管分につきましては上から2番目の中小企業対策の充実でございます。それらの該当する項目について御確認をいただきたいと思います。
 3ページをお開きいただきたいと思います。
 ここでは、厳しい経済状況の中、国の金融緩和の強化に伴い円安や株高傾向が続いているが、中小企業の経営環境は依然として深刻な状況にあるということ、この状況を踏まえて、中小企業が本来の活力を取り戻せるよう、厚生年金基金制度見直し等の国の施策変更等に際しては中小企業への影響に十分配慮するとともに、次の4点の方策を講じることとしてございます。
 まず、1点目といたしましては中小企業等に対する融資のための支援策を強化すること、2点目は中小企業向けに融資を行う金融機関への指導・監督を強化すること、3点目は特別区が実施している中小企業経営安定化のための制度等に対する財政支援を行うこと、1枚めくっていただきまして4ページでございますが、4点目でございます、特別区が実施する中小企業支援制度に対し、十分な財政支援を行うことなどでございます。
 国に対する要望事項としては以上でございます。
 次に、別な冊子になりますが、東京都のほうの、都への要望の冊子をごらんいただきたいと思います。やはり同じようにめくっていただきますと、まず区長会からの要望の本文でございます。もう1枚めくっていただきますと、要望事項の一覧がございます。全部で都に対する要望事項としては14項目ございます。このうち、都市政策推進室所管分としては上から2番目でございます。就労支援対策の充実でございます。該当する項目を御確認いただきたいと思います。
 2ページをお開きいただきたいと思います。
 景気回復の兆しが見え始め、完全失業率は低い水準にあるものの、特に中小企業等においては事業者と就業者との間に雇用のミスマッチが生じているところでございます。そのため、次の方策を講じることとしてございます。
 特別区が独自に実施する就労支援対策に対し、十分な財政支援を行うこと。
 以上が要望の内容になっているものでございます。
 都市政策推進室の所管分としては以上でございます。よろしくお願いいたします。
尾﨑都市基盤部長
 それでは、平成26年度国・都の施策及び予算に関する要望のうち、都市基盤部所管分について御報告いたします。
 まず、平成26年度国の施策及び予算に関する要望書をごらんいただきたいと思います。先ほどと同様に表紙を開いていただいて、さらに1ページ開いていただきますと要望事項がございます。このうち、都市基盤部所管分につきましては9番から13番の5項目でございます。
 それでは、順次説明をいたします。
 まず、14ページをお開きいただきたいと思います。9番、交通システムの整備促進でございます。整備着手予定の路線で現在未着手となっております東京8号線の延伸を初め、4路線につきまして早期の実現に向けた方策を講じることを要望しております。
 次に、15ページに移ります。10番、都市計画道路の整備促進でございます。特別区では主要な幹線道路網の未整備区間が散在しており、首都東京の都市計画道路ネットワークが十分機能していない状況にございます。そのため、首都東京の地域特性を考慮し、都市の基幹的施設である都市計画道路の整備が計画的かつ確実に促進されるよう、1点目は安定的かつ十分な財源の確保、2点目は連続立体交差事業の予算の拡大などについて要望をしております。
 次に、16ページをお開きください。11番、緑化対策の推進でございます。ここでは、農地を含め年々減少する都市の緑を守るために都市農地の位置付けの見直しや、特別区の地域特性を考慮して、1点目は緑地の保存及び活用への財政支援の充実、2点目は相続に伴う緑の消失防止策の充実、3点目は市街化区域内農地における営農支援策の充実について要望をしております。
 次に、17ページに移ります。12番、震災対策の充実でございます。首都直下地震への対策を充実するために、具体的な方策として、1点目は被災自治体への支援を効果的に行うため災害救助法の改正と関係諸制度の整備、2点目は一時滞在施設の確保や事業所の社会的責務を明確にするなど帰宅困難者対策の推進、3点目は高層住宅におけるライフラインを確保するためエレベーターや上下水道接続部の耐震化など高層住宅の耐震対策の推進、4点目は災害時の通信回線の確保、ページをめくっていただき18ページでございます、5点目は首都圏における恒久的・安定的な電力供給の体制を確保するなどライフラインの確保、6点目は応急仮設住宅の供給体制の整備について要望をしております。
 次に、19ページに移ります。13番、防災対策の充実でございます。木造住宅密集地域の解消や都市型水害への対策等、防災対策を充実するための具体的な方策として、1点目は住宅密集市街地への対応として防災まちづくり事業の充実、2点目は都市機能を保全するため治水対策を推進するなど大規模水害への対策の強化、3点目は大規模水害時において自治体を超えた広域避難を迅速かつ統一的に行うための法整備について要望をしております。
 続きまして、もう1冊の平成26年都の施策及び予算に関する要望書をごらんいただきたいと思います。
 表紙から2枚目を開いていただきますと、先ほどと同様に要望事項がございます。このうち、都市基盤部所管分につきましては、1番の事項、それから9番から13番までの6項目でございます。
 まず、1ページ目をお開きいただきたいと思います。1番、治安対策の強化でございます。総合的な治安対策をさらに強化するとともに、安全・安心なまちづくり施策を拡充し、住民の不安を払拭するよう、組織犯罪に対する取り締まりの強化や防犯設備の整備、夜間パトロールへの補助の拡充など、地域防犯の強化について要望をしております。
 少し飛びまして9ページをお開きください。9番、交通システムの整備促進でございます。これは、先ほどの国への要望と同じ内容でございますので省略させていただきます。
 次に、10ページをお開きください。10番、都市計画道路の整備促進でございます。平成16年3月に策定した区部における都市計画道路の整備方針及び踏切対策基本方針に基づきまして、都が施行する都市計画道路整備促進及び連続立体交差事業の促進などについて要望しております。
 次に、11ページに移ります。11番、震災対策の充実でございます。ここでは5点ほど具体的な方策を講じるよう要望しております。1点目は帰宅困難者対策の推進、2点目は高層住宅の震災対策の推進、3点目はライフラインの安定的な確保、4点目は災害時医薬品等備蓄への補助制度の拡充、5点目は家具の転倒防止対策の促進でございます。
 次に、12ページをお開きください。12番、防災対策の充実でございます。ここでも木造住宅密集地域の解消や都市型水害の対策といたしまして5点ほど具体的な方策を講じるよう要望しております。1点目は木密地域対策の充実ということで防災まちづくり事業を充実すること、2点目は河川・下水道施設の整備の推進、3点目はスーパー堤防の早期整備、4点目は水害対策の推進、5点目は大規模水害時における広域避難体制の構築でございます。
 最後に、13ページに移ります。13番、放置自転車等対策の推進でございます。さまざまな弊害をもたらす放置自転車の対策といたしまして、1点目は自転車等駐車場の整備促進、2点目は放置自転車等の撤去、3点目は特別区の取り組みに対する協力、4点目は自動二輪車等駐車対策の推進について要望しております。
 以上で平成26年度国・都の施策及び予算に関する要望についての報告を終わります。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 2つ目の平成25年度「中野区ICT・コンテンツを活用した産業振興を促進する民間事業等に対する補助金」の交付決定について報告を求めます。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 それでは、平成25年度「中野区ICT・コンテンツを活用した産業振興を促進する民間事業等に対する補助金」、これに係る交付決定をいたしましたので御報告をさせていただきます(資料4)。
 1番、この区の補助制度の概要に触れてございます。この補助制度は今年度新設したものでございます。本年の第1回定例会建設委員会にその概要については御報告をさせていただいたとおりでございます。その中身を概略、そこに記載しているものでございます。
 1行目にございますように、区の補助制度といたしましては、東京都の創造的都市型産業集積創出助成事業費補助金、これを活用して制度構築をしたところでございます。目的といたしましては、ICT・コンテンツを活用した産業振興、これを促進するという目的でございまして、これに資する民間事業に対する補助制度となってございます。本制度につきましては、実施予定期間といたしましては、本年度とそれから来年26年度までの2年間の時限制度としているところでございます。補助額につきましては、対象経費の2分の1以内かつ1事業1,000万円上限というものでございます。2年間の時限立法ということもございまして、特に区が重点としてございます商店街振興あるいはライフサポートビジネス等の領域において限定して実施したものでございます。
 次に、2番でございます。選定経過等について簡略に触れさせていただいてございますが、本年5月30日から7月31日まで公募を行いました。8件の応募がありまして、6件を選定したところでございます。
 3番でございます。この6件の事業者から交付申請がありましたので、9月18日付で交付決定を行ったところでございます。その中身につきましては、表中のとおりでございます。6事業者につきましては、主としてコンテンツの制作やウェブサイトの制作といったソフトウェアあるいはプロモーション業といったものが中心でございました。それから、中ほどの事業計画、これは申請事業名でございますけれども、主としまして、システムの構築でありますとかアプリケーションソフトの制作といったものが中心でございました。その他、マッチングのプラットホームといったような事業モデル、あるいはコンテンツの制作上のエラーについてのテスト・検証を請け負うような事業モデルの構築といったようなものがございました。いずれにつきましても、ライフサポートビジネスや商店街振興などに経済的な効果が認められるということで決定したものでございます。
 右端の交付決定額はお読み取りいただきたいと思います。総額につきましては、一番下の表の欄外に記載してございますとおり、1,996万9,000円となってございます。
 この交付決定後の予定でございます。4番でございますが、決定通知以降、各事業についてスタートしていただくことになってございまして、本年度末の3月までに実績報告を出してもらうというものでございます。
 なお、補助金を交付した後も5年間にわたりまして事業実績報告を徴取することとしてございます。
これによりまして事業の展開状況等について確認をしていくとしてございます。
 以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑ありませんか。
伊東委員
 2年度にわたる事業についての補助金の決定がなされたそうなんですけれど、3番の交付決定についての報告の中の事業計画名が示されておりますけれど、ちょっとこの事業計画名だけではどのような事業なのか、読み取れない部分がありますので、それについてもうちょっと詳しく御説明いただきたいという点と、それから、補助金の対象期間であります26年度までですか、それについての事業工程、要するに、26年度いっぱいまでにどこまでどういうふうに事業を進めるのかという、交付決定に当たってはそれなりに資料が多分提出されていることと思いますので、それについて報告を足してお願いします。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 失礼いたしました。少し詳しく御報告させていただきます。
 まず、1点目の御質問の事業計画の中身について簡単に触れさせていただきたいと思います。
 まず、1つ目、1行目でございますが、患者・家族参加型の在宅医療見守りシステム構築というものです。これにつきましては、患者御自身あるいはその御家族と医療機関や介護施設等々をサイト上でつないで、投薬状況であったり、健康の状況について情報が交換できると。場合によっては、画像、動画などの情報もお互いに配信し合えるといったようなシステムを構築するというものでございます。これを区内の医療機関等々と連携してシステムを構築して展開してまいるというような中身でございました。
 それから、2つ目の中野弁当グランプリとなってございますけれども、括弧書きのとおり、ユーザーが投稿型でやるようなコンテストや人気投票のアプリケーションソフトの開発というものでございます。これについては、区内の商店、飲食店等についての情報は一定あるわけでございますが、弁当屋さん、あるいは弁当に限ってのサイトというものがまだないということから、これを区内の情報をユーザーの投稿などにより集めまして、人気投票などのコンテストなどを実施して区内商店街振興を図るようなアプリケーションということでございます。なお、これは弁当グランプリに限らず汎用がきくもので、何々コンテストとか何々投票といったようなものに汎用性を持たせてその先の事業展開を図るということを考えているとのことでございました。
 3点目でございます。地域密着型教育向けスマートフォンのアプリケーション、これを作成するというものでございます。これにつきましては、地域のやはり資源、著名な史跡、遺跡といったものから、先ほどあったような魅力的な店舗あるいはその人物などなど、そういった地域密着の資源を材料といたしまして、特に子どもさんが中野区の地域に関心を持つ、産業や店舗や伝統などに関心を持つようなゲーム仕立てにしていくアプリケーションソフト、これを作成するというものでございます。
 それから、4点目でございます。こちらの団体につきましては、以前御報告をさせていただきました産業振興拠点、これに入居する事業者でございます。これにつきましては、これまで区のほうが考えておったところに対応する形で、実施事業として事業者同士のマッチング、これを主としたプラットホーム事業モデル、これをつくるというものでございます。各種の専門家によるサポート支援などのサービスを組み合わせたプラットホームの事業モデルとなってございます。
 それから、5点目、スマートフォンコンテンツ向けの高付加価値型テスト・検証事業でございますが、これも一つの事業モデルでございまして、コンテンツのプログラミングをする際に出るエラー等について検査・検証を請け負うというものだそうでございます。さらに、もうちょっと使い勝手がよくなるような提案などもあわせてやるところを高付加価値ということで、この事業を区内のそういった技術者などを集めて一手に引き受けるという事業モデルを構築するといった中身でございました。
 最後、6点目でございますが、この名称はちょっとわかりにくいんですけれども、異業種間のお客さんをつなぎ合わせるようなマーケットサイトをつくるというものでございます。そこから携帯メールによってさまざまな御案内を差し上げる、そういったシステムを開発する。これを区内で展開するといったようなものでございました。
 それから、2点目のお尋ねでございます。ちょっと私の説明が不十分だったかもしれませんが、2カ年間継続してやる予定の補助制度となってございますが、単年度ごとに区切りを持たせるものでございます。ここに決定をいたしました6事業につきましては、基本的に今年度中に実施、終了をしていただくというものとなってございます。全く同じもので来年度が申請できるというものにはなってございません。また改めて来年度は募集をしていくという仕組みとしているところでございます。
林委員
 では、この説明で、2カ年補助金の額、26年度までの2カ年というけれども、交付はこの金額だけが1カ年分支払うということかと。
 あともう1点伺いたいのが、東京都の創造的という名前があるんですが、2,000万円中、東京都からの補助金の額はお幾らなんですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 まず1点目でございますが、この金額を今年度に限り交付するというものでございます。これが条件となって正式な請求書が来ての数字の精査はございます。
 それから、東京都のほうの補助制度につきましては、2分の1、中野区に対して補助がされるということでございます。歳出ベースで2,000万円組んでございますので、半分の1,000万円が特定財源として入ってくるというものでございます。
平山委員
 以前御報告をこれはいただいて、いよいよ実施という形なんですが、何か以前のスケジュールから見ると随分おくれているようにも見えるんですが、その辺の説明はないのでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 当初の予定では夏ぐらいには募集をさせていただきたいということで御報告を第1回定例会でさせていただいたところでございました。その後、この区の補助制度を構築した後、先ほど御報告したとおり、東京都の事業費補助金制度を活用する関係からその調整に思った以上に時間がかかりまして、そのため、募集の時期がおくれたというものでございます。
平山委員
 ごめんなさい、都の補助金活用の調整がおくれるというのがちょっと具体的にどういうことなのかというのがわからないんですが、詳しく伺っていいですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 東京都の補助制度におきましても、区の補助制度におきましても、例えば、特に対象経費をどう扱うかという考え方が一定条件として要綱上等で示されていたところでございます。ただ、具体的な事業等を想定した場合、どれがそれに該当するかしないかといったことなどにつきまして、中野区の補助制度は都の補助制度と全く同じように写してつくっているものではございませんで、特に領域を指定したり、それから事業全体ではなくて、その中で2年、3年、4年と継続して区内で事業展開ができるような継続使用が可能となるようなある意味資産といったものが残るといったようなことを要件として、そこだけを補助対象経費とするというものが区のつくりでございました。そうなったときの経費の切り分けですとか、そこに該当させ得る人件費などが外注の場合等、それから直接採用した場合などさまざまなケースが想定されるわけでございましたが、その辺について確認をするのに大分時間を要したというところでございます。
平山委員
 これは、東京都のその補助金制度というのは新しくできた、いつできたんですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 23年度でございます。
平山委員
 当初予算では都の補助金も活用する形にはなっているんですよね。なのに、調整がおくれるって。だって、夏ぐらい、今年度に入ってから調整したわけじゃないんでしょう。25年度が始まる段階ではというか、もう去年からこの東京都の補助制度は使おうということになっていたわけですよね。当初予算にそうなっているわけだから。それで既に存在していた制度、これをどう活用するかというのは当然考えた上で事業の組み立てというものをやったわけですよね。なのに、それが理由でここの時期がおくれましたというのは少し私には理解できにくいところがあるんですが、もう一度御説明いただけますか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 当初予算に組ませていただいて、実際にこの制度を確定したのは新年度、今年度になってということになりますけれども、ある基本的な制度の骨格、要綱等については基本をつくっていたところでございます。それに基づいて基本的な対象経費などについては定めておったわけでございますけれども、東京都のほうにつきましても区のほうにつきましても詳細についてはそれ以上具体的な記述というものが指定していなかったところでございます。具体的に事業モデルやその想定をする中で、こういったケースはどうなのかといったような想定の事例を我々のほうも検討いたしまして、それについてつぶさに東京都のほうに問い合わせをかけ、確認をとっていたという経緯がございます。それにちょっと時間を要したということでございます。
平山委員
 そもそも補助金を活用とする段階でその補助金の中身というのは当然全部調べられるわけじゃないですか。新年度に入ってからいろいろと、じゃあどういうふうなというようなことでこの交付制度についても少し検討に入られたかもしれませんけども、準備しておけばできることかなと思うのでお伺いをしたところです。
 それで、次に行きます。この中身が、今、伊東委員と林委員のほうから御質問があったんですが、今年度実施分についての補助金の交付決定をしましたよということなんですが、これ、最終的にこの補助金として支払うのはいつになるんですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 これにつきましては、本年度末、3月いっぱいまでに交付をいたします。
平山委員
 向こうのほうから当然、基本的には交付額ですけども、実際事業をやってみてかかった経費というものは変わったりする場合があるわけですよね。それに応じてあくまでも2分の1の交付ということになるわけですよね。それが3月31日で大丈夫なんですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 これにつきましても、東京都のほうの補助制度を活用する関係から3月31日末まで、年度末までに区のほうがアシストをするということが条件づけられてございます。したがいまして、それに間に合うような手続期間等を踏まえますと、実際には3月の上旬ぐらいまでに実績報告を各事業者から提出していただくということになって、それを踏まえて事務手続きをして3月いっぱいまでで区のほうの支出を行うというような予定でございます。
平山委員
 万が一完了しなかった、これは補助金も支払われない、そういう理解でいいですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 要綱でも、事業計画を中止したり変更したり、あるいは全然用途外に使うというようなことがあれば取り消しというようなことを要綱上も想定してございます。しかし、できなかったという場合につきましては、その辺の事情も一応考慮するということで、最初に交付決定をした事業の進捗がちゃんと図られていたのかどうか、その辺の精査をした上で判断していくことになろうかと思ってございます。
平山委員
 その辺も、もしいろいろな変化があればぜひ御報告をいただきたいなと、中野区がいよいよ満を持してスタートした事業でございますのでと思っています。とはいっても、期間はそんなあるわけではないので、だからおくれてスタートしたというのは決して望ましいことじゃないと思ったので、最初にお伺いしたんですけども、まあよろしくお願いしたいと。
 あと、ごめんなさい、その中身が、私、あんまりICTに強くないのでわからないものが多かったんですが、二つだけ。
 お弁当グランプリというのが、お弁当屋さんって中野区に何件ぐらいあるんですかというのと、それぐらい当然わかっていないとこの事業がどこまで効果があるかというのがわからないのと。
 マッチングプラットホーム事業というものを御説明いただいたんですけど、これだけがちょっと私は先ほどの御答弁だけじゃよくわからなかったので、もう少しかみ砕いて御説明していただければと思います。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 まず、1点目のお弁当でございますが、ちょっとこれは後ほど、確認いたしましてお答えさせていただきたいと思います。申しわけございません。
 それから、2点目のマッチングプラットホーム事業についてのお尋ねでございます。これは、ここの事業の中心となりますのは事業者同士をマッチングすると。各事業者の持っているアイデアやノウハウ等を結びつけ合うという事業が中核でございますが、これが自然発生的に起きればということではなくて、そこに触媒役としてのコンサル的な機能、コーディネーターを配置して、その結びつきを支援していく、あるいはそのパートナーとなってフォローアップをしていくと。それから、事業をするに当たってさまざま、会計面であったり税務面であったり、あるいは融資、資金の計画であったりといったようなことについて御相談にのる専門家によるサポート、これを加えていこうというような事業になってございます。このコンサル的な事業とそれから専門家による事業、それからマッチングのためのさまざまな機会を提供する、場を提供するという、その三つぐらいを中核としたプラットホームの事業モデルということになってございます。
平山委員
 お弁当の件は、じゃあいいです。単純にそう思っただけなので、それぐらいと思ったんですけど。
 じゃあ、要するに、ほかのものはどちらかというとアプリケーション的なものが強い中で、これだけはそうじゃなくて、産業振興拠点を使ってやるんですか。という事業で、要するに、人を介してやりますよと、そもそも区がイメージをしていたようなことをこの社団法人がやってくださいますよという理解でよろしいんですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 基本的にそのようなものでございます。
平山委員
 はい、わかりました。
近藤委員
 事業計画名をいろいろ教えていただいたんですけれど、この一番初めの患者・家族参加型というこの見守りシステムというものなんですが、このソフトというかアプリができたらどこが購入するという予定になっておりますか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 いわゆる患者・家族の方は無料というのが原則と聞いてございます。医療機関のほうが購入というのでしょうか、使用料等を払うというような形、それからあと広告収入というものが想定されてございます。
近藤委員
 ちょっと私が見ると、この六つに補助金は出すけれども需要がどれだけあるのかなという、広告を出してくださる方とか、そういったことというのはしっかりとした検証をなさって需要と供給のバランスというかがあるという判断でこの六つを選んだという形でよろしいのですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 事業計画の中、あるいはプレゼンテーションの中の補足を踏まえますと、一定の区内の、中野区限定でなくて近隣区も含まれてございましたけれども、医療機関や介護事業所などとの調整をしているというふうなことで想定もされている。件数も20件ほどのユーザーが想定されているというような中身でございましたので、事業の可能性、実現性はあるだろうというふうに判断してございます。
近藤委員
 いろいろ地域包括ですとか、本当に民間が力を入れていろいろなシステムをやっていますので、20件ということがそれでこれだけの補助金を出してやる事業なのかなという疑問もありますけれども、しっかりと区民に必要であるかということを、これから事業としてやっていただくのですけれどもやっぱりそこのところをしっかり押さえていただかないと、補助金は出してそういうものをつくったけれども全く需要がないということでは困りますので、その辺は自信のほどがおありになるということでよろしいですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 実際に事業を進めていただくのはこの事業者ということでございまして、ちゃんとこういったシステムをつくって現実的なユーザーを獲得してくるかどうか、それを見定めるのが区の仕事というふうに考えてございます。
 なお、この1点目の事業につきましては、既に東北のほうで現実に適用しているものがございまして、この事業所が請け負っていると。それを区内、あるいは東京都心で展開をするということでありますので、それなりの実績もあるところかなというふうに判断したところでございます。なお、20件というのは初年度の件数でございまして、その後拡大をしていくという事業計画になってございます。
近藤委員
 その辺、本当にしっかりと検証を続けていっていただきたいと思います。
 それと、下から2番目のスマートフォンコンテンツの金額がこれだけ高いというのはどういうことでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 これにつきましては、コンテンツのプログラミング、これのテストをかなりの件数を請け負っていくとそのための人材の経費、それから一定の事務スペースですね、拠点となるスペースの経費などが含まれてございます。
近藤委員
 これも繰り返しになりますけれども、需要のほうは大丈夫なんでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 提案してきている事業につきましては、そのようなコンテンツ制作や、そのコンテンツプログラムの検証をしてきている実績も一部ではございます。これが勝機として考えて、大体的に一手に引き受けていくという事業モデルを構築するというものでございますので、実績も伴っている、一定の経験もあるというふうに判断したところです。
委員長
 ほかに質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告について終了いたします。
 3番、なかのまちめぐり博覧会マスコットキャラクターに係る著作権の取得について報告を求めます。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
 それでは、なかのまちめぐり博覧会マスコットキャラクターに係る著作権の取得につきまして御報告を申し上げます(資料5)。
 なかのまちめぐり博覧会につきましては、さきの建設委員会でございますが、本年11月15日から30日に開催予定であり、それからマスコットキャラクターの活用につきまして御報告を申し上げ、さらに実行委員会で公募選定中という御報告をしたところでございます。
 このたび実行委員会が公募選定をいたしましたキャラクターの著作権がございますが、こちらの財産を区とキャラクターの作者との著作権譲渡契約の締結によりまして区の公有財産として取得いたしましたので、報告を申し上げる次第でございます。
 2番目です。財産の種類・内容ということで、種別は行政財産で無体財産権というものでございます。区分は著作権、取得内容はクルトン中野、数量1というものでございます。
 裏面をごらんいただきたいと思います。
 こちらの枠内にございます、キャラクターのデザインが5種類ございます。こちらと下のロゴデザイン、これの著作権を区が取得したというものでございます。
 枠内の下でございます(参考)ということで、クルトン中野の由来・役割ということでございますが、まちめぐり博覧会のキャラクターということでございます。それから、蝶の形の街ということでございますが、胸にリボンが、蝶々の形でございます。これは、中野区は蝶が羽を広げた形に似ているというものでございます。役割といたしましては、なかのまちめぐり博覧会の魅力を紹介するというものでございます。
 表面にお戻りいただきたいと思います。
 こちらの選定等の経過でございます。本年7月に実行委員会におきましてキャラクターを公募したところでございます。なお、公募要領におきましては、応募作品に係る著作権は実行委員会もしくは区に帰属するということを規定してございます。8月末には実行委員会と区でまちめぐり博覧会の開催に関する協定を締結したところでございます。この協定の中で実行委員会が所有する著作権は区に無償譲渡をする旨を規定してございます。それで、8月28日でございますが、実行委員会におきまして、応募数47点のうちから「クルトン中野」に決定をしたというものでございます。最終的に、9月3日でございますが、区と作者との著作権譲渡契約を締結したというものでございます。
 今後の活用でございますけれども、本年のなかのまちめぐり博覧会の周知・PRを目的といたしまして使用許可の規定でございますとかマニュアルの整備をいたしまして、この博覧会の終了日、11月30日までの間は実行委員会に使用を許可するというものでございます。博覧会終了後の活用につきましては、実行委員会と協議を改めて行うというものでございます。
 報告につきましては、以上でございます。
委員長
 質疑ありませんか。
林委員
 このマスコットキャラクターというのは、結局まちめぐりの博覧会のときのみ使用するというような形なんですか。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
 こちらのクルトン中野でございますが、なかのまちめぐり博覧会実行委員会が公募・選定をしたというものでございまして、著作権は区が取得をいたしましたが、こちら、4番目に書いてございますとおり、なかのまちめぐり博覧会の周知・PRに活用するというものでございまして、その後の活用については実行委員会と協議をしていくというものでございます。
林委員
 では、この実行委員会が選定をして、さまざまかかった経費も実行委員会が支払うということなんですか。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
 さまざまかかった経費につきましては、御紹介いたしますと、作者への賞金がございます。こちらは7万円ということなのでございますが、経費につきましてはこちらの経費ということでございまして、実行委員会のほうから支出をしているというものでございます。区のほうはこれに係る部分は特段支出はないところでございますが、著作権財産として取得をしてしっかり管理をしていくというところでございます。
林委員
 このキャラクターの着ぐるみとか、そういうものもみんなかかっていないんですか。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
 失礼いたしました。現在こちらの着ぐるみを実行委員会のほうで制作中でございまして、今後でございますが、この博覧会の周知・PRの中でこの着ぐるみも活用していくというようなことでございます。
林委員
 著作権のことなんですけれど、区がそれを受けるとなると、区に断りなくこれは使ってはいけないということになるということでよろしいのでしょうか。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
 いわゆる著作財産権、例えば、複製の権利でございますとか、上演をする権利、展示をする権利、さまざま著作権に係る権利がございます。そういったものが区に帰属をしておりますので、こちらを使用する際には区の使用許可が必要だというものでございます。
林委員
 何でこんなことを聞くかというと、「くまモン」って世界的に今有名になっている、あそこは著作権をとらないようにしていくという形、マーケティング戦略の中にそういうような商標の使用料を徴収しないということをして行う。こういう著作権とかがあるとそこら辺が余り、ロックがかかってしまうというんですか、なかなか広がらないような形があるのではないのかなというのも思いまして、せっかくつくったのであればもっとこれで中野をPRするようにしたほうがいいのではないのかなと思うんですが、その点についてお考えがあれば教えてください。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
 くまモンにつきましては、熊本県が著作権を持っておりまして、あと商標登録をしている関係がございます。それで、商品化等で使う際にはやはりこれは県に使用許可が必要ということで、県のほうで使用料を徴収していないという現状でございます。
 それで、こちらのクルトンにつきましては、現時点ではまちめぐり博覧会実行委員会に使用許可するということの中でそちらについての使用料の関係については特段規定をしてございませんので、このまちめぐり博覧会の周知・PRに係る実行委員会の何か事業につきましての使用料というものは考えてございません。
佐野委員
 今のに関連してなんですけれども、まず、7万円という料金は賞金としてお渡ししたということですけども、著作権をとる場合に当然契約しなきゃいけませんよね。ここに書いてあるとおり、契約締結と。これ、著作者には登録料とは別に幾らぐらいお支払いになったんですか。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
 実行委員会から作者に対して賞金7万円をお支払いしたところでございますが、区とこちらの作者との著作権譲渡契約につきましては無償譲渡というものでございます。
佐野委員
 無償譲渡ができたということは、これは例えば、私、詳しくはないんですけど、著作権の場合に何年って、例えば本なんかの場合には30年とか40年とかあるわけですね。それで、その場合に、その人が亡くなった場合には次の世代、次に相続権を得た人にまた払わなきゃいけないとかあるんですが、今、無償だというお話ですからそれはないと思うんですけども、何年一体使えるんですか。このクルトンは。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
 申しわけございません。著作権の人格権というものがございまして、こちらがたしか50年というふうに記憶してございます。それで、この著作者人格権というものが一身専属でございまして、作者からは譲渡ができないというものでございますので、区といたしましては財産権は取得いたしましたので、先ほどの御紹介のとおり、例えば上映したり複製をしたりという権利はございまして、その使用の範囲の中で区が活用していくというものでございます。
佐野委員
 そうすると、なおさら50年間は活用できるということですから、この一番下の文章、「2013年博覧会終了後の活用については」ということはまだ検討に入っていないということなんでしょうけども、やはり無償だからということじゃなくて何か検討しておかないと、次の次ということを、やっぱりせっかくクルトンを選んでやろうと決めたんですから何かその辺はどうなのでしょうかね。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
 まちめぐり博覧会の展開の中でこちらのキャラクターの認知度の向上等も含めて、将来的にこれはまた実行委員会で協議したいと思っておりますが、例えば、区の都市観光のPRのキャラクターということも検討していきたいと考えてございます。
佐野委員
 将来的という言葉ですけども、私が言っているお尋ねは、将来に備えて著作権をとったわけですから、それでやろうということを決めたわけですから、いずれにしても、その将来、検討委員会と改めて協議するんじゃなくして自主性を持って区として何をやるんですかということをお聞きしたんですけど。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
 まちめぐり博覧会のキャラクターを起点といたしまして、区のさまざまな魅力、歴史・文化・商業・娯楽といった都市観光の魅力をPRできるようなキャラクターとして育てていくような考えを持って、今後、実行委員会と協議を重ねてまいりたいと考えてございます。
佐野委員
 かみ合いませんけども、実行委員会と協議を持つというのは大切なことなんですよ、確かに。それは単独じゃできませんから。ですけど、その前に、こういうことも考え、こういうことも考えたい、幾つかの素案があって初めて実行委員会ができてやっていくわけですから、そういったものも考えておかないともうすぐこれは終わってしまいますよ。そしたら、次、どうするんですかという話になります。また、この委員会に報告してやるんじゃなくして、こういうものも考えていますよということを事前にこの委員会に報告をし、そしてみんなで協議をしながら、そしてその後は実行委員会等を立ち上げてやっていくということになりますよという報告が欲しいですよということを言っているんですけど。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
 委員の御意見を十分踏まえまして対応してまいりたいと考えてございます。
平山委員
 ちょっとわからないところを伺いたいんですが、この著作権、そんなに詳しくないんですけど、この文章を読むと、実行委員会が所有する著作権という書き方もあるし、作者から著作権を譲渡したという表記もあるんですけど、もともとの著作権というのはどこにあって、実行委員会が所有しているというのはどういうふうに受けとめたらよろしいんですか。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
 このキャラクターの作者、制作した段階で著作権というものが発生してまいります。それが著作者人格権というもの、それから著作財産権というものに分かれます。人格権につきましては一身専属で譲渡ができないと、こういう性質でございます。財産権につきましては譲渡ができると、こういう内容でございます。
 それで、こちらの公募要領におきまして、応募をする際には実行委員会か区にその著作の財産権になるんですが、これが帰属するということを公募要領で定めたというものでございます。
 それで、実行委員会と区の関係で申し上げますと、開催に関する協定の中で、実行委員会が使用する著作権は区に無償譲渡をすると、こういう関係でございます。いわばキャラクターの著作権、1回実行委員会に移って、それから区との譲渡でも、そういうやり方もあるんですが、さまざま法的な確認をしたところ、こういう規定を定めている関係の中であれば区と作者の直接の財産の件の譲渡契約の手続に問題がないと、こういったことでございまして、直接区と作者が譲渡契約を締結をしたということでございます。
平山委員
 いや、私も文章を読んでいて、実行委員会が持っている著作権を区に無償提供してもらえるんだったら、わざわざ作者と結び直す必要ないのかなというふうに思ったので、その仕組みがよくわからなかったので伺ったのと、区が作者と著作権の譲渡契約を締結した期限というのは25年度の博覧会終了日までなんですか。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
 区と作者の著作権譲渡契約については期限を設けてございません。
平山委員
 実行委員会とはあるんですか。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
 こちら、区と実行委員会の協定の中でこの実行委員会が所持する著作権を区に無償譲渡するということを規定をしてございますが、こちらについての譲渡ということでございますので、区に譲渡をされて、それは一定の期間ということではなく譲渡を受けるというものでございますので、そういったことを受けて作者との契約を締結したというものでございます。
平山委員
 ごめんなさい、私の理解が悪いのかもしれませんけど、じゃあ、著作権の財産権は一たん区にあると、今は。それをこのまちめぐり博覧会のときに実行委員会に無償で今度は区のほうが使っていいですよという許可を出しますよということなんですね。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
 はい、御指摘のとおりでございまして、区から実行委員会に行政財産の使用許可を出すというものでございます。
伊東委員
 4番について、他の委員の方もその辺気にされて質問していたんですけど、この4番の読み方というのは、あくまでも2013年なかのまちめぐり博覧会の周知・PRを目的として使用許可に係る規定及び使用マニュアルを整備するということになっているんですけど、先ほど佐野委員も、もうすぐですよと、どうせこういう規定、マニュアルを整備するんだったらもっと先を見越して取り組まれたほうがいいんじゃないのかなということの指摘だったと思うんですけれど、先ほどくまモンの例も出ましたけれど、使用料をとらずに逆に民間のお土産品だとかさまざまなPRグッズに活用してあそこまで周知徹底したという部分があるから、ある程度その辺を見越した規定あるいはマニュアル整備に取り組んだほうが1回で手間が済んでしまうのではないのかなと。逆に門戸を開いて、規制緩和じゃないですけれど、どんどんこのキャラクターを使ってくださいという姿勢を区が持つのか持たないのか、それについてお伺いします。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
 こちらのキャラクターの活用につきましては、まちめぐり博覧会での活用後以降も区のPR、周知に資するような活用というものを考えているところでございまして、御指摘のあったとおり、将来的なさまざまな周知、そういったものを見越した上でしっかり使用の規定なども博覧会終了後のことも踏まえた上で考えを取りまとめてまいりたいと考えております。
伊東委員
 ですから、私が言ったのは区の使用じゃなく民間の使用、どんどんこのキャラクターを使っていただいて中野をPRするという、要するに、商売にしてもいいですよと、そういう部分も含めた規定整備をするつもりがあるかどうかということ。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
 活用を促すと、活用を広めるという考えは持っているところでございますので、さまざまな他の自治体のマスコットキャラクターが大きな経済効果を生んだ。そういったことも踏まえた上で対応を検討してまいるよう考えてございます。
委員長
 ほかに質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 3時になりましたので、委員会を暫時休憩いたします。 

(午後3時01分)

委員長
 再開します。

(午後3時20分)

 なかのまちめぐり博覧会マスコットキャラクターに係る著作権の取得について、質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 4番、上告受理申立て事件の決定について報告を求めます。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 上告受理申立て事件の決定について御報告をいたします(資料6)。なお、当報告は総務委員会でも同様に報告をさせていただいているものでございます。
 報告案件として二つございます。
 案件1、1番、事件名、各都市計画決定違法確認請求上告受理申立て事件でございます。
 当事者、訴訟の経過につきましてはごらんのとおりでございます。
 4番、事案の概要でございますが、こちらは中野中央公園、中野四季の森公園のことでございますが、平成13年3月に策定した中野区みどりの基本計画では約4ヘクタールの公園として都市計画決定し、整備に努めるとしていたものを、実際には約2.1ヘクタール、これで都市計画決定をしているところでございます。この決定が違法であると、そのことの確認を求めるといった事案でございました。
 なお、これにつきましては、第1審において確認の利益が認められない不適法な訴えであるということで訴えが却下され、第2審においても控訴は棄却され、したがって、最高裁判所に上告の提起及び上告受理の申立てがされていたものでございます。
 これにつきましては、この本件申立ての理由が受理すべきものとは認められないということで、本件の上告審としては受理しないという決定がなされたものでございます。
 続いて、報告案件2でございます。こちらは事件名が地区計画条例取消請求上告受理申立て事件でございます。
 当事者、訴訟の経過についてはごらんのとおりでございます。
 こちらの事案の概要でございますが、中野区中野四丁目地区における建築物の制限に関する条例、いわゆる中野四丁目地区、四季の都市(まち)になりますが、こちらの建築条例、これがそもそも行政事件訴訟法第3条2項に規定する処分の取消しの訴えの対象に当たることを前提として、その取り消しを求めるといったものでございます。
 こちらにつきましても、第1審においては訴えが却下され、第2審においては控訴が棄却され、最高裁に上告受理の申立てが出されていたところでございますが、本件を上告審としては受理しないという決定がなされたものでございます。
 報告は以上です。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 続いて、5番、中野駅北口での歩行者等安全対策について、報告を求めます。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 御報告いたします(資料7)。
 本件は、前回、8月の建設委員会におきまして、歩行者等安全対策について、まず、1番につきましては、税務署西側の道路について斜め横断を防止するための横断歩道と抑止柵を設置するという方針までを御報告させていただいたものでございます。それにつきまして、今回具体的な整備案がまとまってまいりましたので、そのことの御報告でございます。
 裏面をごらんください。
 別図としまして、整備案の図面が載せてございます。整備内容といたしましては、まず、税務署南側通路と書いてありますところの左側の出口のところに、子どもの飛び出しを防止するために少しずらして横断歩道を設置することにしております。そして、飛び出し防止のための横断抑止柵をその部分につけるということでございます。
 それから次に、セントラルパーク側の広い敷地があります側だけに下の交差点のところからぐるりとけやき通りの横断歩道のところまで横断抑止柵を設置するというものでございます。これにつきましては、反対側の歩道につきましては幅員が狭いということもございますので、片側だけで斜め横断の防止には効力があるという判断で片側だけということにしてございます。
 それから、図面に赤いゼブラ線のようなものを表記してございますが、これは上側のカーブのところでの速度抑制と注意喚起ということで赤い滑りどめ舗装を施すものでございます。それと、ここの図面には表記してございませんが、NTTドコモさんの協力により、そのずらしたNTTドコモビルの角の部分、これについては隅切りをNTTドコモさんにやっていただくということで御協力をいただくことになってございます。
 表面にお戻りください。
 整備スケジュールでございます。この横断歩道関係につきましては、10月下旬ごろに着工し、年内の竣工を予定してございます。
 2番でございます。新たな歩行者動線整備、これについては、前回の建設委員会では自転車と今、1ルートに集中している通勤・通学客について分散する方向で対応したいという御報告をさせていただいております。今回は、それに加えてそのルートとどのような整備を行うかという方針が固まってまいりましたので、そのことの御報告でございます。
 2番の対策概要といたしましては、東西連絡通路西側の歩行者空間、上り終わったところで現在階段があるところでございますが、そこから線路際のほうへ歩行者空間を拡充し、さらに線路際を歩いていただいて清掃車庫の西側、これについては現在階段がございますのでこの段差解消を行うことで、中央線北側の線路沿い道路、これをスムーズに歩ける歩行者動線として整備し、ここを現在区役所南側歩道に集中しております歩行者の流れをこちら側にも分散させていきたいという内容でございます。
 こちらのスケジュールにつきましては、こういった方針に基づきまして早期に設計を実施し着工いたしまして、こちらにつきましては今年度内の竣工ということを目指してございます。
 報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑ありませんか。
林委員
 今、報告があった新たな歩行者動線の整備なんですけれども、前回は御報告がなかったんですが、東西連絡西側の歩行者空間を拡充して清掃車庫の西側の段差を解消すると、そちらに新たな動線が生まれるのでしょうか。皆さん、結局、四季の都市(まち)のほうのオフィスに行くのに、人間としてはそちらの方向に行くのにわざわざ左のほうに迂回するという行動をとるというのはなかなかないと思うんですが、その点について説明願います。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 これにつきましては、現在、階段の上に立ちますと、駐輪場のビルというか、建物が視界をふさいでおりましてどういう通路があるのか目視できないということと、この下を実際には歩けるんですが、歩けるかどうかの判断がつきにくいといったようなこともありますので、この駐輪場の建物の一部を撤去し、視界を確保した上でサイン等を設置し、さらに整備に当たってはセントラルパーク、特にサウスのほうにつきましては朝の通勤時についてはなるべくこちらのほうも御利用いただきたいということで利用促進を図っていきたいというふうに考えています。
林委員
 では、この対策、整備をされるとどのくらいの人が動線として動くというふうに考えておりますか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 今の計画もくろみとしましては、3分の1程度の人間が流れていただけるといいのではないかというふうに考えています。
林委員
 済みません、3分の1となると、今の朝利用の人が何人かとわからないんですけども、どのくらいの人数というふうに考えているのでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 7月の交通量調査の結果ですと、区役所の南側歩道、朝ピーク時の1時間に5,500人ほどの歩行者が西方向に流れております。したがって、1,500人とか2,000人の方が線路側に流れていただけると大分緩和できるのではないかというふうに考えています。
林委員
 線路沿いを歩いていただくには、やはり中野駅通り沿いに改札が仮にでも西口の新たなところができるまでJRさんがつくってくださるのが一番動線としてはあると思うんですけれども、そういうような交渉というのはされるのでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 委員お尋ねというのは臨時の改札とかそういう意味でございますか。暫定の臨時の改札でありましても、相当な整備費とやはり期間がかかってしまうということもございますので、その辺については考えてはございません。
平山委員
 まだ設計もしていないので何とも言えないのですが、この歩行者動線、段差解消等を行うというのも全然イメージがわかないんですよね。あそこをこう行って、階段があって、ちょっと左側に入っていって右に回ってと、どの程度の整備を今、想定されているんですか。具体的に例えばここはこういうふうにしたい、ここはこういうふうにしたいというものがあれば。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 済みません、具体的な設計についてはこれからなんですが、基本方針としましては、駐輪場の建物が現在物置に使っている場所がございまして、一番東側に出っ張っている部分でございますが、そこが自転車を押して上り下りできるスロープ付き階段、かなり長いスロープになってございます。実態はほとんど自転車を押してそこを出入りする方は現在いないということですので、その部分を撤去して、人が上り下りできるだけの階段をつくってしまうとかなり視界が開けるということで考えております。あとは、植栽があるので、植栽を少し整理してスムーズに線路際の道路に出られるような路面をつくっていきたいというふうに考えております。
平山委員
 これは補正予算で対応される予定ですか。まだこれから設計とかになるんでしょうけど、それは質問としてはここでは厳しいかな。
志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 この工事につきましては、まだ予算的に確保されているわけではございませんけど、私どもの計上の予算の範囲の中でできる工事の範囲の金額であればその中で対応していきたいというふうに考えているところです。
平山委員
 それをどのぐらいの規模でやったらというのはこれから設計なので何とも言えないんですけど、要するに、何でお伺いしたかというのは、場合にはよっては補正対応でやるぐらいのつもりでもうきちんとやらないと、今、イメージがなかなかできないので何とも申し上げられないんですけど、やっぱりなかなか人って、行っていただけないんじゃないかという気はするんですよね。もちろんビルにも協力をお願いしなきゃいけないんですけど、だから、ある程度のことはやったほうがいいのかなと、安全を確保するためであれば。もともといろんなものがおくれて今の現状をつくり出しているということを考えれば、それはやむを得ないのかなという気もしていますので、あえてそういうことを伺わせていただきましたけども、ぜひ、今の段階ではそうしますともしませんとも何とも申し上げられないんですが、やるのであれば本当に人が流れるような、そういう形になるようなまずは設計をお願いをして、またそれも見せていただけるのでしょうからとは思っておりますので、これは要望です。よろしくお願いします。
市川委員
 平山委員の質疑に関連して、西口の改札口ができるまであとどれぐらい見ているの、予定は。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 西口開設につきましては、平成32年ということで考えておりますので、まだ6、7年はかかるということでございます。
市川委員
 7年かかると、今、それは計画上7年。行政の計画というのは7年というと大体9年ぐらいかかる。そうしたら、今、平山委員が質疑の中で取り上げたように、ここの整備をきちんとしちゃうの。ちゃんと本当に人が歩きたい道にするの。そういう意味で補正対応もありかなって思います。今ある予算内ではできないかもしれない。そういったようなものをきちんと整備しないと、ある一定の整備に金額をここに投入、いわゆる公金を投入しても、ここを使ってくれませんというのでは何にもならないから。そこはやっぱり必要なところだと思いますからしっかり押さえて設計していただきたいと思いますね。
 現地を見ていないから何とも言えないんだけども、ここの裏面の別図の横断歩道がありますね。これはストレートに飛び出てきちゃ危ないからといって位置をずらしてあるんだけど、この横断歩道の幅員は何メーターになっていますか。
志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 現在、横断歩道の幅員につきましては4メーターを確保していきたいというふうに考えております。
市川委員
 中野駅の北口の駅前広場、今、新しくできた改札から出たところの駅前広場、改札から出てまっすぐサンモール商店街に向かって車道を横断する横断歩道、あの幅員何メーターぐらいあるか知っていますか。
志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 あそこの中野駅北口広場からサンモール商店街に向かう横断歩道につきましては7メーターというふうに把握してございます。失礼しました。11メーターです。
市川委員
 最初、何メーターって設計したかわからないでしょう。6メーターで設計したの。それで、地元の商店街から、6メーターだと人があふれて斜め横断がよりふえてしまうから、斜め横断がよりふえるので6メーターでは人があふれると言ったのかな、そういう理屈で12メーターにしてくださいと要望が出たんですよ。それで、12メーターにすれば斜め横断をしても横断歩道から人が外れないからっていうのが一つの理屈だったんですね。それで、それを苦肉の策で中野警察には最初6メーターで届け出を出しました。中野警察署はオーケー出しました。ところが、そんな要望書が出ちゃったものだから、もう一回交渉をして、今度は9メーターまで中野警察が折れてくれました。9メーターだったらいいですよということだったんだけども、12メーターの要望なものだから、また苦肉の策として、ペイントを引きましょうという工事のときに、もちろん中野警察署も立ち会うんだけども、9メーターであるべきはずなのが11メーターになっているという不思議な工事なんですよ。それほどにまでして、中野警察は9メーターでオーケーですよと言っていたものを11メーターまで認めてくれたという話なんですよ。11メーター何十だったかな、12メーターにはしてくれなかった。それまでしてでも、あの人通りをさばいているわけです。
 それで、あそこの通行量調査ってやったことはありますか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 交通量調査はやってございます。
市川委員
 大体混雑時の1時間当たりの通行量調査に基づく人数は出ますか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 現在、改札口のところは1時間ピーク時で9,000人強、その中でこちらの区役所側に来ている者が5,500人、差し引きでいいますと、おおむね3,500人ぐらいが北口改札から出てほかのほうへ行っているということでございます。
市川委員
 さっき、全体で朝通行量が何人と言いましたっけ。セントラルパーク四季の森公園のほうに向かう人の通行量。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 税務署の南側通路から出てくる分でいいますと4,500人ぐらいです。
市川委員
 そうすると、サンモール商店街のところに入る人の通行量調査に基づく人数と、税務署の南側から出てくる人の人数とそう大差ないわけですよ。すると、今、あそこでさばいている横断歩道の幅員というのは、こっちに当てはめると4メーターでは狭いと思いませんか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 これにつきましては、あらかじめ計画段階で8月の初め、3日間程度ですが、朝のピーク時の7時半から9時までコーンパイプとテープで仮の同じものをつくりまして実験を行っております。その結果としてはあの程度の幅員でも同一方向に流れる傾向がありますので、問題なく流れていたということは確認してございます。
市川委員
 サンモール商店街のところは行って来いだから往来があるから、それでこちらの場合は行き一方通行という形になるからね。帰りは駅に向かっての一方通行という形になるから、差し引きでいいのかなと思いますが、ここのところ、4メーターというのはそのような調査に基づいての幅員ならば承知しましたけども、あと全部ガードパイプになるわけだ。すると、もう渡れないわけですよ。ガードパイプをまたいで渡ってくる、そういう形になるわけでしょう、急いでいる人は。そうじゃないと、斜めにこの四季の森公園のほうに入れないわけですよ、税務署の北から向かっちゃったらば。今は自由に往来できるんだけれど、それができなくなっちゃうんだからやはり集中をするということも考えないと。今、ガードパイプがない状態で線を引いて渡る人を見たら大丈夫でしたという範囲なんだよ。実際、ガードパイプが道路沿道についちゃって、敷設されてしまうと1カ所にどんどん人がもっと集中するわけだから、そういうこともよくお考えになって、今後検討の材料としていただきたいと、これも要望にしておきます。お願いいたします。
来住委員
 安全対策上、歩行者を分散するということではとても大事な一つの提案だと思うんですが、例えば南口を出る人たちを含めて新しく整備されます歩行者動線整備、この線路沿いですね、そこにどう誘導していくかということを考えれば、この中野通りの駅舎の下にある信号、そこから直進して線路沿いに上がってくるということは考えの中にはなかったのでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 現在でも少なからずの方が信号を渡ってこの坂を上ってきていらっしゃるということはございます。ただ、ここのところは歩道も限られた空間でございますし、バスを降りて逆に入っていかれる方もあるということで、こちら側に余り人が滞留するというのは好ましくないであろうということで、そちらのほうについては特段考えてございませんでした。
来住委員
 坂になっていますし、道路もちょっとがたがたの状態ですよね。ちょっときれいに整備をして、少しでも新しい北口を出て歩道橋を上らなくてもこの線路沿いに来る方々をある程度確保できればもっと効率がいいかなと、直進して線路沿いから入ってくる方々がある程度確保できるんじゃないかなというふうに普段見ていて思いますので、そこら辺は検討の対象に値するのではないかというふうに考えましたけども、今回のこの中ではないということですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 歩行ルートについては複数選択制があったほうがもちろんいいと考えておりますので、その辺も含めましてまた検討させていただきたいと思います。
来住委員
 ぜひ年内に整備をされて、様子を見ながら道路の整備もあわせて、線路沿いの状態を確保していただきたいなということをお願いしておきます。これは要望です。
伊東委員
 今、質問が出ていましたけれど、新たに歩行者動線整備という、この部分、7年先を見越してということなんですけれど、中野駅周辺の2期工事以降、この動線というのは、さらに盛りかえたりするということはないのか。要するに、今後の整備計画の中でこの動線をまたいじり直して、盛りかえてどこかにつけかえるですとか、そういうことは影響しないのですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 当然工事が始まりますと暫定広場も含めて駐輪場も全ていろいろと切りかえていかなくてはいけないということになりますが、我々の想定ですと、線路際の動線については一番影響の少ない路線になるであろうというふうに考えてございます。
伊東委員
 それであればなおさら、先ほど指摘があったように補正も含めた、要するに、人がそちらのほうに自然にもっと流れるような工夫というものをされたほうが将来的に、今はこのメインの動線、東西連絡路を渡ってスロープに沿っておりていくというものが将来2期工事以降に盛りかえたりつけかえたりしなければならないことを考えると、そこまで見越した整備というものがあってもいいのかなという気がするんですけれど、いかがでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 委員おっしゃるとおり、今後の工事の工程も含めてこれについては早急に考えていかなくてはならないというふうに認識してございます。
委員長
 ほかに質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 委員会を暫時休憩いたします。

(午後3時47分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後3時47分)

 本日はここまでとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 次回の委員会は、10月7日(月曜日)午後1時から当委員会室で行うことを口頭をもって通告します。
 以上で本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本日の建設委員会を散会します。

(午後3時48分)