令和4年01月18日中野区議会厚生委員会
令和4年01月18日中野区議会厚生委員会の会議録

中野区議会厚生委員会〔令和4年1月18日〕

 

厚生委員会会議記録

 

○開会日 令和4年1月18日

 

○場所  中野区議会第1・2委員会室

 

○開会  午前10時00分

 

○閉会  午後0時26分

 

○出席委員(8名)

 小林 ぜんいち委員長

 山本 たかし副委員長

 間 ひとみ委員

 高橋 かずちか委員

 石坂 わたる委員

 近藤 さえ子委員

 浦野 さとみ委員

 久保 りか委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 地域支えあい推進部長 角 秀行

 地域包括ケア推進担当部長 藤井 多希子

 地域支えあい推進部地域活動推進課長 高橋 英昭

 地域支えあい推進部トータルケア調整担当課長、北部すこやか福祉センター所長 荒井 弘巳

 地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長 小山 真実

 北部すこやか福祉センターアウトリーチ推進担当課長 原 拓也

 健康福祉部長 岩浅 英樹

 保健所長、健康福祉部地域医療連携担当課長事務取扱 佐藤 壽志子

 健康福祉部福祉推進課長 石崎 公一

 健康福祉部障害福祉課長 河村 陽子

 健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 瀬谷 泰祐

 健康福祉部生活衛生課長 菅野 多身子

 

○事務局職員

 書記 鎌形 聡美

 書記 本多 正篤

 

○委員長署名

 


審査日程

○議題

 地域活動の推進について

 地域子育て支援及び地域保健福祉について

 介護保険及び高齢者支援について

 社会福祉について

 スポーツについて

 福祉事務所及び保健所について

 保健衛生について

○所管事項の報告

 1 区有地を活用した駐車場の運営事業者(本町四丁目44番内区有地活用)の決定について(地域活動推進課)

 2 中野区地域包括ケア総合アクションプラン(案)について(地域包括ケア推進課)

 3 認知症検診事業の概要について(地域包括ケア推進課)

 4 妊娠・出産・子育てトータルケア事業の改善・拡充に向けた考え方について(北部すこやか福祉センターアウトリーチ推進担当)

 5 予防接種事務における特定個人情報保護評価の再実施について(新型コロナウイルスワクチン接種担当)

 6 食中毒の発生及び対応について(生活衛生課)

 7 その他

(1)江古田三丁目重度障害者グループホーム等整備事業第4回公募の結果について(障害福祉課)

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、厚生委員会を開会します。

 

(午前10時00分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進行します。

 なお、審査に当たっては、12時を目途に進めたいと思いますので、御協力をお願いします。

 それでは、議事に入ります。

 地域活動の推進について、地域子育て支援及び地域保健福祉について、介護保険及び高齢者支援について、社会福祉について、スポーツについて、福祉事務所及び保健所について、保健衛生についてを議題に供します。

 所管事項の報告を受けます。

 [1]初めに、1番、区有施設を活用した駐車場の運営事業者(本町四丁目44番内区有地活用)の決定についての報告を求めます。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 私からは、区有地を活用した駐車場の運営事業者(本町四丁目44番内区有地活用)の決定について御報告いたします。(資料2)

 本件につきましては、第4回定例会におきまして、鍋横区民活動センターの移転整備等について御報告させていただきました際に、整備工事開始までの時間貸駐車場としての整備用地の活用ということで御報告させていただいているものでございます。このたび駐車場を整備運営する事業者の公募を行いまして、選定が終了し、事業者が決定いたしましたので、御報告いたします。

 1、選定方法でございます。応募事業者の事業提案の内容に基づきまして、選定委員会において審査し、総合的な評価を行った上で決定をいたしました。応募事業者は株式会社1社でございました。

 2、選定した事業者でございます。法人名が株式会社タイムズ24でございます。

 3、主な事業の内容(予定)でございます。時間貸駐車場といたしまして17台、24時間営業の予定でございます。

 4、今後のスケジュール(予定)でございます。賃貸借契約を1月下旬に締結いたしまして、整備工事を2月の上旬、駐車場としましての運営の開始が2月中旬から下旬頃を予定してございます。私からの報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

石坂委員

 前回の報告と比べて駐車場運営開始期間が早まったのかなと思いますけども、これは企画提案の内容によって早まったという理解でいいのでしょうか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 前回の御報告では、おおむね4月からの開始ということで御報告したと思うんですけれども、事業者の提案及び工事に関しての進捗状況等を踏まえまして、2月中に開始できる見込みとなったものでございます。

石坂委員

 あと、前回の報告で、提案内容として土地賃借料を提案していた形になっていたかと思いますけども、土地賃借料がどうなったのかということと、あと、今回の契約期間を教えてください。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 賃借料につきましては、公募における提案事項の一つとして提案を求めておりまして、選定された事業者からは月に130万円との提案を受けてございます。期間でございますけれども、まだ正式決定ではございませんが、今年の2月頃から令和7年9月頃までを予定しております。

石坂委員

 そうしますと、特に何年というよりは、月で切っていますので、区は早く運用開始できることによって、賃借料も長い期間というんですか、その分多く区の歳入になるという理解で大丈夫でしょうか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 おっしゃるとおりでございます。

石坂委員

 とてもよかったと思います。今後もそういう形で歳入確保に努めていただければと思います。

 これは要望で結構です。

高橋委員

 報告ありがとうございました。

 今の話に関連して、早まったという説明をいただいたんですけど、ここの委員会でも、遊ばせていないで早く有効活用していく展開をするようにという発言があったと記憶しているんですけど、委員会のことを反映させたという報告がなかったんですけど、その辺はどうなんでしょうか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 前回の場合は、私どもとしましても今年度中に開始したかったんですが、半導体の需要が、手に入らないとかという状況がございまして、なかなか難しいのではないかという見通しでした。その後、事業者との提案、やり取りの中で工事が可能だということになりました。ここでの委員会で皆様からの御意見も踏まえて、なるべく早めの事業開始をできる限り早くやろうということで事業者との話合いもまとまりましたので、おおむね2月中の運用開始が可能になったということでございます。

高橋委員

 決定に際して月130万円というお話がありましたけど、これは区が設定した金額でというか、公募の要件に入っていたんですかね。要は、何が聞きたいかというと、タイムズ24という、区役所のここの駐車場も活用しているじゃないですか。普通、民間の企業同士のネゴであれば、区にとって有利な条件を出していくとか、より収益が上がるようなという、ネゴのような形のアクションは取られたのかだけ確認したいんですけど。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 公募におきまして、最低の基準価格として月50万円を提示いたしまして、業者からの提案事項が月130万円ということになったということでございます。

近藤委員

 鍋横区民活動センターの整備用地を暫定的に駐車場にするということですけれど、区民への周知、その周辺の方などの周知というのはどのようになっていますか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 こちらの周知につきましては、正式な契約締結後、適宜周知してまいりたいと思います。その際、地域の方にもあらかじめ御報告したいと思っておりますし、あと、区報などを通じて広く広報もしてまいります。

近藤委員

 なかなか情報が伝わっていない方には、あら、駐車場になってしまったのみたいなこともあると思いますので、しっかりとした周知をお願いいたします。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、2番、中野区地域包括ケア総合アクションプラン(案)についての報告を求めます。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 それでは、私から、地域包括ケア総合アクションプラン(案)について御報告をさせていただきます。(資料3)

 1番、中野区地域包括ケアシンポジウムで示された主な意見でございます。昨年12月15日に開催しましたシンポジウムにおきまして、参加者から意見がありましたので、主な意見を御紹介いたします。

 4点でございます。(1)団体のよい取組を発信してほしい、それから、(2)「オールなかの」の理念は理解できるけれども、身近な地域での取組の大切さも発信が必要ではないか、(3)重複的な支援についてですけれども、区がその仕組みをつくる一方で、特に地域の中で様々なコーディネーターの活用で「オールなかの」を目指してほしい、(4)医療・介護のみならず、福祉・保健・子育て等の横のつながりがさらに増えることを期待しているというものでございます。

 2、総合プラン(案)の構成でございます。中間まとめ2との比較で表にしてございます。

 第1章から第3章につきましては、大きな内容の変更はございません。

 次に、第4章でございます。これまで1、2という構成でございましたけれども、3と4ということで追記をしてございます。具体的には、令和4年度に取り組む主な事業、柱別、それから、支援体制やサービスの利用までの流れの図を加えてございます。

 次に、第5章でございます。これまでは1という構成でございましたけれども、1の構成に加えまして、柱ごとの地域活動団体のコラムを追加してございます。

 また、2のところで、日常生活圏、すこやか福祉センター圏域でございますけれども、圏域ごとの地域資源を加えてございます。

 次に、3、総合プランからの主な変更点ということで、中間まとめ2からの主な変更点でございます。今、御説明をいたしました第4章でございますけれども、具体的には34ページを御覧ください。令和4年度予算で検討中の主な取組を柱ごとに記載をしているところでございます。これらの取組を進めることで、全体の目標、指標値を上げていくというようなものでございます。

 それから、37、38、39ページ辺りを御覧ください。こちらにつきましては、すこやか福祉センター相談支援体制及び障害者・高齢者の支援体制やサービス利用までの流れの図を記載してございます。

 次に、(2)の第5章でございます。柱別、施策別の目的と主な取組について、関係機関や地域団体の取組例をコラムとして柱ごとに掲載をしてございます。

 具体的には51ページ、横のページになりますけれども、51ページの上のページ、それから、57ページ、81ページの上のページになりますけれども、85ページ、91ページというような形で地域の団体の活動について、活動団体の皆様から出していただいた内容を掲載してございます。

 次に、109ページをお開けください。日常生活圏域ごとの地域資源を圏域ごとの地図にプロットした上で、活動の対象や活動内容を表形式で記載してございます。110ページにつきましては中部圏域、114ページにつきましては北部圏域、122ページにつきましては鷺宮圏域、すみません、南部を飛ばしてしまいました。118ページにつきましては南部圏域ということで活動団体を落としてございます。一覧の後には、南部圏域でありますと南部圏域の町会ですとか民生・児童委員協議会についても記載をさせていただいているところでございます。

 また、全体にわたりまして地域団体の追加をしてございます。地域団体の取組ということで、今回9団体の取組を追加しているところでございます。

 次に、4番、総合プラン(案)でございます。別紙のとおりということと、また、今後、2月7日月曜日に地域包括ケア推進会議が開催されます。そちらで今回行いましたシンポジウムでの御意見、それから委員会での御意見等も踏まえまして、決定していきたいというふうに考えております。

 5番、今後の予定でございます。令和4年2月から3月にかけまして推進会議等を経まして、総合プランを策定いたします。令和4年3月に第1回定例会厚生委員会におきまして報告をしたいというふうに考えております。

 こちらのアクションプランにつきましては、より見やすく、皆さんに活用していただくために、最後の決定に際しては、もう少し見やすい形で作成を進めたいというふうに考えております。私からは以上でございます。よろしくお願いいたします。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

間委員

 御報告ありがとうございます。

 まず最初に、4章のところで伺いたいんですけれども、34ページのところ、令和4年度に取り組む主な事業というところが柱別に書かれておりますけれども、こちらは前回の報告のときには、せんだって重点的に取り組む事業というように書かれていたところで合っていますか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 前回も御説明の中では、令和4年度に取り組む主な事業ということで御説明をさせていただいたところでございます。

間委員

 そうでしたか。じゃ、私の見間違いかもしれません。

 総合アクションプランが令和7年度までというところで、その中で令和4年度だけ載っているというところにちょっと違和感もあるなと思っています。それは令和5年度以降載せることができないので、しようがないかなと思うんですけれども、ここだけ載せると、令和5年度以降が意味のないページになってしまうというところは懸念点です。

 この中でちょっと伺いたいんですけれども、例えば34ページに若者育成支援事業が入っていたり、36ページにプレーパーク活動団体等支援というのが書いてありますけれども、この役割というのはどのようにお考えでしょうか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 こちらにつきましては、それぞれ所管がございますので、私どもと所管のほうで連携をしながら進めていきたいというふうに考えているところでございます。

間委員

 一緒に考えていきたいというところ、要は、地域包括推ケア進課としてこういう役割を担ってほしいというところは、どのようなことをお考えですか。まだ協議中というようなことなんでしょうか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 それぞれの事業につきましては、それぞれの所管が進めていくということで考えております。ただ、地域活動ですとか支援が必要な方に対する活動につきましては、地域包括ケアという体制の中でも必要な取組でございますので、各課、部の取組、不足がないかどうかですとか、そういうことに関しましては、私どものほうで把握ができると思いますので、そういった点で連携したり、情報共有しながら進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。

間委員

 ありがとうございます。

 例えば若者育成支援事業なんかでいえば、この事業を通して、お困りごとを抱えていらっしゃる若者を支援しようという趣旨のものではないというところで、この地域包括ケア総合アクションプランの中で、特別、この目的を果たすために、こういったことをさらに意図しながらやってほしいということを要望したりとか、そうじゃないと、ここに書いてある意味がないというふうに思って、ちょっと聞かせていただきました。

 プレーパークの活動団体支援に関しても、区として常設のプレーパークがあるわけでもなく、地域でママさんたちが活動したいとおっしゃってやってくださっていたりという段階で、その方々に例えばこの御支援が必要なんじゃないかとか、子どもとか親もそうですけれども、そういったところを接続していただく役割を担っていただくおつもりがあるのかとか、そういったことがなければ、令和4年度に取り組む主な事業を柱ごとにただ振り分けただけで意味をなさないんじゃないかというふうに思うんですけれども、その辺はいかがお考えでしょうか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 令和4年度に取り組む主な事業、こちらに掲載するに当たりましては、各所管と情報共有しながら載せているというような経過がございますので、所管につきましても、地域包括ケアの体制の中で役割を担う部分があるということを認識した上で掲載しているというふうに考えております。ですので、事業自体が直接的に支援が必要なお子様たちへの事業ということではないかもしれませんけれども、居場所になったり、そこの活動の中で見えてきた課題であったり、支援が必要なお子様たちについて、地域包括ケアの中で連携をしながら、情報共有しながら対応していくというような形でこちらのページには載せさせていただいているというところでございます。

間委員

 意図としては、所管としてはそのように持つべきだと思います。ただ、所管のところで地域包括ケアの一部だという認識をより強く持って、事業をやっていただくというふうになっていかないと、本当に載せている意味がない、形だけのものになってしまいますので、今後しっかりとそこはよろしくお願いいたします。

 次に、109ページのすこやか福祉センター圏域ごとの地域資源について伺いたいんですけれども、情報というのは常に新しいものに変わっていくと思います。次に改定していくまでの間、変わっていくものに関して、もちろん製本してしまった以上、変えていくことはできませんけれども、例えば中部だったら中部のすこやか福祉センターにおいて、こちらの最新版を必要であればお配りするということもできるかなと思っているんですけれども、情報の更新頻度とかというのを考えていらっしゃるのでしょうか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 今、私どもが考えているのは、どういうくくりで更新していくかというのもありますけれども、2次元バーコードのようなものをこちらにつけまして、このプランが完成した後も更新情報につきましては、ホームページ等で確認できるような形で考えているところでございます。

間委員

 ありがとうございます。それはとても意味のあることだと思います。よろしくお願いします。

 ちなみになんですけど、中部圏域のところで、例えば12月から始まったなかの食堂という子ども食堂とか載っていないので、ちょっと要望として、そこもぜひ間に合うようでしたら加えていただきたいなと思います。可能な限り新しくできたものも入れ込んでください。

 この中のまちなかサロンとか、社協さんのほうでも詳しい住所を掲載していないと思います。これを見ると、どうやって参加したらいいのかなというのはちょっと分かりにくいなというふうに思っているんですけれども、あまり細かく載せるというのも大変なお話ではあるんですけれども、そういったところも今後改善していかれる、QRコードを載せるというところでも様々、必要があれば、都度都度変えていけると思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 実際にここに掲載してございます団体の中には、もう既に活動場所とか連絡先について公表しているところもございますが、一方で、広く外に開かれた活動を積極的に行っていないような団体もございますので、団体さんの御意向を確認しながら掲載するということが必要かなというふうに思っていまして、そちらにつきましては、ホームページ等で掲載をすることについて御了承を得たところに関しては、なるべく情報を公開していけるようにしていきたいなというふうに所管として考えているところでございます。

間委員

 住所を全部公開しているところがあるというのは存じなくて、すみません。おおよその住所を公開しているというイメージでいたんですけれども、結局、行きたいなと思ったときに、社協の方が御案内してくださる、接続してくださると思うんですけれども、そういったところも行きたいなと思ったときにちゃんとそういうふうにつながるようにということで、お願いします。

 この地域資源の中に児童館が載っていないなというふうに感じたんですけれども、それはどうしてかというところと、載せているものの基準について教えてください。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 あくまでも地域の中で活動されている団体さんの御紹介ということで掲載しています。団体によっては児童館を拠点にしていたり、中野区の施設を拠点にしたりしているところもございますので、そういう切り口で書かせていただいておりますので、施設を全部配置するというようなところは今、考えていないところでございます。

間委員

 例えば中部だと高齢者会館ですとかも載っていると思うんですけれども、ちょっと話が合わないかなと思ったんですが。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 児童館に関しましては、活動の拠点として使っているところがそう多くはなかったということもございまして、全て落としてはございませんけれども、今後、子ども担当のほうと調整して、掲載の方法については検討してまいりたいというふうに思います。

間委員

 児童館で子育て世代がもっと活用していただけるようにということは方向性としてあると思いますので、そういった意味では載せてもいいんじゃないかなと思いました。

 子どもの地域包括ケアというところのフローチャートというのは、案の中には載っていないんですけれども、そちらは今後どうなっていきますでしょうか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 子どもの組織体制につきましては、子ども若者センターができたことで、令和4年度から児童相談所の関係もございますので、今、こちらに載せられるという状況ではないのですが、なるべく決定に至るまでには、それぞれの子ども若者センターでお受けした相談について、どのようなフローになるのかというのは載せていきたいということで、今、関係所管とは調整をしているところでございます。

間委員

 ありがとうございます。最終的なところで間に合うということで、ぜひよろしくお願いします。

 子どもの地域包括ケアのフローチャートとかをつくっていくに当たって、いろんな部署が関係していますよね。その検討状況というのは、どのように検討されているのかというところを少し詳しく教えてください。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 今、内部で進めているのは、総合アクションプランを作成するに当たって、関係する所管には様々情報提供したり意見をいただきながら進めているのが一つの流れでございます。

 もう一方で、基本計画の重点プロジェクトの2ということで、地域包括ケア体制は充実させていくという位置付けになっておりますので、そちらにつきましても、部会をつくり、関係する課長が構成員となりまして、推進していくという体制で現在始めたところでございます。

間委員

 児童館ですとか次世代育成委員の方がどういうふうに役割を担っていくのか、関わっていくのかというところも見えるように、しっかりと作っていただきたいと思います。こちらは要望で結構です。

石坂委員

 5章の2、日常生活圏域ごとの地域資源という形でまとめていただいているんですけども、この中で、特に資源になるもの、オレンジカフェだとか、学習支援スペース、あと子ども食堂なんかは、もちろん地域の資源としてすごくいいなと思うところではあるんですけども、その一方で、なかのZEROですとか中野区国際交流協会、社会福祉協議会なんかも地域資源の枠として書かれていますし、特に中野区社会福祉協議会なんかも、もちろん民間団体活動拠点ではあるんですけども、社会福祉協議会そのものが担っている部分なんかもあるかと思いますけども、表のまとめ方として、ほかにも東京都助産師会だとかそうしたものなんかもここに入っているわけですけれども、あくまで地域資源という把握の仕方なのか、あるいは全区的な資源としての把握なのか、また、一民間活動団体拠点なのかどうかという、整理の仕方がこれだと分かりにくいなと思ったので、その辺はいかがお考えでしょうか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 活動の場の状況について分かるマップ、または将来的に居場所というところで役割を担っていただけるようなところにつきまして落としているところでございます。

石坂委員

 そのときに、この団体は地域に根差した団体なのか、あるいはこの団体は全区的に活動している団体なのかというところは、整理の仕方を考えてほしかったですし、また、案なので、改善の余地があればちょっと考えていただきたいなということと、あと、115ページのところで全部対象とか活動内容が書いてある中で、中野区社会福祉協議会は空欄になっています。もちろん書き尽くせないところではあると思うんですけども、空欄というのは、もうちょっと表現の仕方というのはあるんじゃないかと思うんですけど、そこはいかがお考えでしょうか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 こちらにつきましても、社会福祉協議会と情報共有をしながら進めているところでございますので、もう少し分かりやすいものを記載したいというふうに考えております。

石坂委員

 ありがとうございます。

久保委員

 かねてから、日常生活圏域ごとの地域資源についてはマップなどにということで要望しておりましたので、対応していただきまして、ありがとうございました。

 これをまとめるに当たって、まだまだ地域資源の全ての掌握ということはできていないと思いますし、先ほど石坂委員からも御指摘があったように、区内全域での活動であったり、地域のそれぞれの活動であったりというところもあるかと思いますので、今後整理が必要だとは思いますけれども、今回この取りまとめを行って気づいたことですとか、あと特徴的なことで何か分かったことですとか、ありましたら教えてください。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 活動団体さんということもございまして、コロナの関係で活動が中止になっているというところについては、再開をどうしようかということについて多く御質問がありました。また、特にお子様の関係する団体につきましては、お子様の現状というところで、居場所がないことによる様々な影響ですとか、そういうことについては具体的に関わっていらっしゃる方からお話を伺えたというところでは、お子様の包括ケアというところについても、推進をしていかなければいけないんだなというふうに感じたところでございます。

久保委員

 そういったことにどう対応していくかということなんですけれども、コロナ禍でなかなか活動ができなくなってしまっている団体がそのまま活動停止状態になってしまわないようにしなければいけないと思いますし、ここについては、せんだって御報告があった公益事業ですとかそういったところとも連携を図りながら、支援体制をどのようにしていくのかということをお伺いしたいのが一つと、今、子どものところというお話もありまして、いろんな活動をされている方たちと他の団体との共通項などもあったりして、横のつながりということも重要ではないかと思っているところなんですが、その辺について教えてください。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 コロナ等で活動が休止しているような団体さんへの御支援、それから、担い手の高齢化ですとか様々な課題があって、活動がうまく進んでいないようなところもございますので、そういうものに関しましては、区の公益活動をどういうふうに御支援していくかというところと連携しながら進めていく必要があるかなというふうに思っているところでございます。

 私どもが把握した内容につきましては、公益活動の所管以外にも、子どもの部署にも情報提供しながら、一緒に取り組んでいければというふうに考えているところでございます。

 また、横のつながりというところでは、今回、ヒアリングを行うに当たりまして、初めてすこやか福祉センター圏域で団体間の合同のヒアリングをした中でも、地域の中で様々な団体さんが一堂に集まって情報共有することについては、様々新しい活動を知るというところもございますし、協力して地域をよりよくしていくというところでは成果があったなというふうに私どもも感じているところですので、さきの本会議等でも御答弁させていただきましたけれども、すこやか福祉センター単位の様々なこういう団体の会というのは、具体的には年何回というようなことはまだ決まっておりませんけれども、やっていけると、そういう活動も活発になっていくのではないかなというふうに感じているところでございます。

久保委員

 地域包括ケアのアクションプランを作成するに当たって、そういった形で各エリアごとの掌握ができたりとか、ネットワークづくりに寄与できることはとても有意義だったなと思っています。

 一方で、これはすこやか福祉センター単位なんですけれども、先日も公益活動のほうでも、重層的支援の取組を区民活動センター単位で行っていくような考えもあることが示されております。その辺の在り方ですね、区内全域、すこやか福祉センター単位、区民活動センター単位というような形で、単位の絞り込みをしながら、重層的支援につなげていくことも地域包括ケアの中では非常に重要ではないかと思いますが、その辺はいかがお考えですか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 これまでも地域ケア会議ということで、中野区全体、それからすこやか福祉センター単位で会議を進めてきたところでございますけれども、地域ケア会議につきましては、包括ケア体制を推進していくための手段の一つということで、大変重要だというふうに考えているところでございます。現在、まだ御報告ができるような状況ではございませんけれども、第3層目、区民活動センター単位で開催します地域ケア会議、地域個別会議というふうに言っておりますけれども、そちらについては検討をしているところでございます。

 役割といたしましては、個別の支援が困難なケースの支援を考えるということもございますし、地域で不足する資源について把握するというような役割もございますので、その辺りを強化していきたいというふうに考えているところでございます。

久保委員

 ぜひ第3層の取組といいますか、そういったところを丁寧にやっていただきたいなと思います。

 一方で、今、お示しいただきたいということで様々な地域団体の地域資源のほうがここに示されたわけですけれども、これまでも町会・自治会によります地域の支え合い活動というのが先行的に行われていた中野区の取組です。そういった中で、条例等もあり、逆に言うと、今度、地域資源がクローズアップされることによって、そちらのほうがちょっと薄らいでしまうようなことがあってはいけないと思うんですけれども、こことの関係についてはどのようにお考えですか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 そちらにつきましては、バランスも大事ですし、これまでの取組についても、皆さんにきちんと御紹介をしていく必要があるかなというふうに思っているところです。そういうところから見ますと、今度の2月7日の推進会議でも御提案させていただこうかなというふうには思っておりますけれども、これまでの町会・自治会の取組につきましても、もう少し記載内容について検討いたしまして、これまでの取組についても御紹介できるような内容にしてまいりたいというふうに考えております。

久保委員

 やっていることがきちっと取組の中で紹介されたりとか、これはアクションプランではあるんですけれども、取り扱われているのかどうかですとか、一定の評価をされているのかどうかというのは非常に重要なことだと思いますし、やっている方たちのやる気をそぐようなことがあってもいけないと思いますので、そういったところも丁寧に対応していただきながら進めていただきたいなと思っています。

 子どもの地域包括ケアとの関連なんですけれども、先ほど間委員からも34ページ、35ページの主な事業のことが取り上げられていました。ここのところも令和4年度に取り組む主な事業で、既にせんだって各委員会で報告があったものと事業の内容等を見直しされているようにも伺っているものもありますので、各所管との連携というのが非常に重要ではないかなと思っておりますので、きちっと連携を図りながら、見直されたものがどのように地域包括ケアに関係してくるのかということもきちっと押さえておくところが必要ではないかなと思いますけれども、その点についてはいかがお考えですか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 例えば35ページの柱4の児童館の機能の拡充等というところにつきましては、現在担当と調整しております。こちらの記載内容についても変更が必要なのかというようなところも含めて調整しているところでございますけれども、基本的には共に進めていくというようなことで調整は図れていますので、充実の方向で進めてまいりたいというふうに考えております。

近藤委員

 先ほど石坂委員から、社会福祉協議会のところが何も書いていないというのはちょっと私も気になりました。かなり大切な部分ですので、これは書いておかなくてはいけないかなと思います。

 それと、同じように、健康福祉といいますか、認知症のことというのはかなり大事なことで、力を入れて取り組んでいくという中で、オレンジカフェ、活動内容、相談できる集える場の提供というもののひとくくりにされてしまっていて、一つずつ特徴を書くというのは難しいと思うんですけれど、もうちょっと具体的な取組ですとかそういったものを、オレンジカフェの部分、「全ての圏域で相談できる、集える場の提供」しか書いていないので、書いて示していくことによって、認知症対策に今何が足りないのかということが私たちの中でも分かってくるのではないかなと思うんですけど、その辺はいかがですか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 どの団体をどのように掲載するかというのは、私たちも日々悩みながら掲載しているところでございます。認知症につきましても大変重要な取組ということで、令和4年度も、私どもさらに充実する方向で進めておりますけれども、もう少し工夫して、こちらのコラムではなく、取組の中にもし記載できるようなことがあれば、各団体さんとも調整しながら、特徴的なものを表記するですとか、ちょっと調整をさせていただきたいというふうに考えているところでございます。

近藤委員

 そうではないと、どういう部分で認知症対策をこれから支援していかなくてはならないのかということが分かりにくいと思うんですよね、相談できる、集える場所というだけでは。もう少し細かい記載をしていただきたいと思いますけど、いかがですか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 団体様のほうともちょっと調整をしまして、あまり文字数が多くならないような形で工夫をさせていただきたいというふうに考えております。

近藤委員

 そうですね。ですから、書き方としては難しいので、どこで何をやっているという具体的なことを書く必要はないですけれど、オレンジカフェに行くと、集える場だけれど、どんなことをやっているのかぐらいは分かったほうがいいと思うので、その辺の記載をお願いします。

浦野委員

 前回から変更になったところを御報告いただいて、この間、団体さんの意見のヒアリングなどを重ねてきていると思うんですけれども、前回以降今回まで、そんなに期間がなかったのであれですけど、新たに聞き取った団体さんであったりとか、そことの反応であったりとか、そこをまず教えてください。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 前回から増えた団体は9団体でございます。例えば、61ページの東京都助産師会ですとか、中野区のフリー栄養士会、それから、71ページのNPOわかみやクラブさんですとか、あと、70ページの中段以降の南中野ボランティアコーナーさんですとか、お願いしていたけれども提出が遅れたところであったり、新たに御意見をいただいて加えたものということで、9団体、掲載を追加でしてございます。直接お会いしてヒアリングができたところとお電話等で書類を提出していただいたところ、それぞれございますけれども、地域包括ケアという視点では賛同していただくというようなこともございまして、一見広く行われている活動であっても、お役に立てるのであればということで載せていただけたところもありますので、やはりお声をかけて説明をすることが重要かなというふうに思っています。その上で載せていただくかいただかないかというのは、団体さんの御判断かなというふうに思いますけれども、御説明に行けば賛同していただけるのかなというふうに手応えは感じているところでございます。

浦野委員

 今、課長がおっしゃったように、まずは働きかけをして、団体さんのこれまでのいろんな取組や思いを聴かせていただいて、それにどう応えていけるのかであったり、あとは、相手から聴かせてもらうんだけど、逆に区の取組を知ってもらう一つの取っかかりというか、きっかけでもあるという意味では非常に大事な取組だと思います。

 まずそこから聴かせてもらった上で、じゃ、その後、他の委員からもありましたけど、どういうことができていくのかということとつながっていくと思うんですね、1回聴いて終わりということには当然ならないと思うので。その中で、区としては全世代型の地域包括ケアをやっていく、来年度のところでも基本計画の中でも重点プロジェクトとしてやっていくというのはあるけれども、まだそれはなかなか知られていないというところも当然あると思うんですけれども、今あったように、知ってもらえれば、協力したいという団体さんもいる、それは非常にありがたいことだと思います。その中で、最初に言っても、すとんと伝わらなかったりということもあると思うんですけど、今、いろんな団体さんとの懇談を通じて感じている課題というか、まだスタートの前の段階ではあると思うんですけれども、例えば団体さんによっては、なかなかよく分からないとか伝わらない、そういう反応もあったのかなと思うんですけども、その辺はいかがでしょうか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 実はお声がけは199団体に行っているところでございます。取組というところでは、例えばオレンジカフェですとか子ども食堂さんというのは、取組としては1団体とカウントさせていただいているんですけど、取組は79団体掲載させていただきまして、まだまだ取組のところに掲載されている団体は少ない状況でございます。私どもも頻繁に連絡をしているわけではないので、なぜお返事がいただけないかというところは十分に把握できていないところでございますけれども、プランをつくった後もそういう取組については進めていかなければいけませんので、継続してお声かけをしたり御説明に伺ったり、あるいは地域の交流会に来ていただいたりというところで働きかけは継続をしたいというふうに考えています。

浦野委員

 先ほど久保委員からもありましたけど、先週の厚生委員会で報告のあった公益活動のところで、支援というか、コーディネートが非常に重要かなというふうに思います。この間の報告の中でもありましたけれども、人材育成というか、職員さん自身、意識を持ちながら、また意欲を育てながらいくか、そこが一番肝になるのかなというふうにも思うんですけれども、そうしたときに、当然、地域活動の所管だけではできない、人材育成のところであれば、職員課なども含んでくるし、いろんな部署が関わってくるので、当然、全庁的に、職員さん全体の意識も含めてというところがあると思うんですけれども、その辺りはどのようにお考えでしょうか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 私どもがヒアリングをしたりお電話で御連絡をさせていただいているというところでは、細かな課題については、私どもが今の段階ですとよく把握しているのかなというふうに思いますので、そういう中から団体の課題というのは傾向が出てくると思いますし、それらの傾向を地域活動という視点で情報共有することで、広域活動というところとも一緒に進めていくべきではないかなというふうに思っているところでございます。そういう中で課題があれば、全庁的なところで課題を共有していくということになるのかなというふうに思いますけれども、今の段階では、重点プロジェクトの会議体が横断的な会議の場になっていますので、そういうところでも情報提供が必要かなというふうに思っているところです。

浦野委員

 この課だけじゃ絶対うまくいかないと思いますし、そこは引き続き、部長さん同士であったりとか、常にやり取りをしながら、そこも連携していってほしいなというふうに思います。

 あと、最後に、中身ですけども、102ページ、103ページのところで、例えばとしての一例でお聞きするんですけれども、ここに障害者の課題ということで重障のことが書かれていたり、障害のあるお子さんのことがあるんですけれども、例えば、今までも医療的ケア児のお子さんがいたときに、障害が関わる、すこやか福祉センターもまずは相談を受けていた、でも、特別支援課も関わっていた、保育園・幼稚園も一定関わっていて、例えばお母さんとしては、それぞれ窓口に相談をしたんだけれども、役所側での情報共有がうまくできていなくて、介護であればケアマネさんがいて、そこで一定コーディネートというのはあると思うんですけども、お子さんのところはコーディネートしたりというところがなかなかなくて、相談して、そこで1回終わる、最初、すこやか福祉センターに行ったんだけど、そこで切れてしまう、障害福祉課にも行ったんだけど、そこで終わってしまう。関わる部署がどうしても多いんだけれども、連携がなかなかいっていなくて、結局お母さん自体が孤立していたというようなことも以前にあって、その後、若干改善はされたんですけども、これから子どもの包括ケアを進めていく上で、当然、それがより大事になってくると思うんですけども、その辺りの課題というか、これからどういうふうに解消しようとしていくのか、最後、そこだけお聞きいたします。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 実際の御相談の中でも、所管が幾つもあるというようなところは、情報の共有であったり、どの所管がどのような役割で進めていくのかというところは協議をしながら、支援検討会議等でやってきているところでございますけれども、そこにつきましては、今、国のほうでも重層的支援体制というところで推進しているというところもございますので、中野区においても、そういうことができるだけ起こらないような形で進める必要があるかなというふうに思っています。

 重層的支援体制整備につきましても、重点プロジェクトの部会等でも議題に上がっていたりもしますので、その辺りも併せて推進していくことになるのではないかというふうに考えているところでございます。

久保委員

 すみません。先ほどちょっと言いそびれてしまいまして、マップのところなんですけれども、まだまだこれからどんどん積み重ねていかれるんだと思いますし、先ほど二次元バーコードで更新状況をというようなお話もあったので、当然、ホームページに公開した上で、マップの使い道というのを充実させるのではないかなと思っています。

 例えば見開きで110、111だと、左側にマップがあって、右側に団体名等があるんですけれども、ぱっと見た感じで、マップの位置というんですか、こちらの団体がどこなのかというのが見つけづらい状況になっています。ここを整理していただいて、ホームページ上では、マップ上に書かれた団体名称をクリックしていただくと、そこのホームページに飛ぶですとか、または位置が特定できるように住所が出てくるですとか、そういった使いやすい工夫も進めていただきたいなと思いますけれども、その辺はどのようにお考えですか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 私どもも、今のマップを見ていますと、必ずしも分かりやすいものではないなというふうに反省をしているところでございます。例えば、このプランであれば番号を振るとか、そのような工夫が必要であるというふうに考えています。

 また、ホームページ等で掲載する場合は、様々手法がございますので、そちらにつきましても、団体に関心がある方が、団体になるべく早く、幾つも手間をかけずにつながるような工夫はさせていただきたいというふうに考えております。

石坂委員

 すみません。聞き忘れてしまったことがあります。

 地域資源のマップのところを見ていったときに、各団体ごとに載せる、載せないの意向はもちろんある中ではありますけども、仲町就労支援事業所だとかすばるカンパニー、あと、ねこの手などが載っている反面で、大きくスペースを持っている、障害者の方がふらりと行けるせせらぎですとか、あとりえふぁんとむ、喫茶として地域に根づいているふらっとなかのやカサデオリーバ、あと、アトリエを持つメイプルガーデンとか入っていないのがすごく気になっているところではありますけども、また特にせせらぎに関しては、民間がやっていますけど、公設民営でもともとあそこは区がやっている部分だと思うんですけども、その辺りというのが載っていないのはなぜなのでしょうか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 区の事業につきましての掲載の仕方が未整理の部分はあるかなというふうに思いますので、公設民営、区が委託をしているような事業について、どういうふうに取り扱うかにつきましては、ちょっと検討させていただきたいと思います。

石坂委員

 区のほうで本来把握している居場所になる場所ですので、しっかりと把握に努めていただければと。把握と掲載の仕方を工夫していただければと思いますので、これは要望で結構です。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、3番、認知症検診事業の概要についての報告を求めます。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 それでは、私から認知症検診事業の概要について御説明をいたします。(資料4)

 こちらの御説明につきましては、さきの7月の厚生委員会でも認知症検診の検討委員会を設置し、検討をしているというような御報告をしたものでございます。今回、検討委員会の結果がまとまりましたので、御報告をいたします。

 2、検診事業の概要のところでございます。目的は3点ございます。ア、認知症に関する正しい知識の普及啓発、イ、早期診断に向けた認知機能検査の推進、ウ、軽度認知障害の段階での予防行動の推進でございます。

 (2)名称でございます。中野区もの忘れ検診事業とさせていただきたいというふうに考えております。

 (3)検診の対象者でございます。令和5年3月31日時点で70歳から75歳の区民、75歳の方には受診券を一斉に送付いたします。70から74歳の方には希望により申込制といたしまして、受診をしていただく予定でございます。

 (4)検診実施機関でございます。令和4年9月1日から令和5年2月28日まででございます。

 (5)検診実施医療機関でございますけれども、中野区認知症アドバイザー医、東京都の認知症サポート医の方、約50医療機関を予定しているところでございます。

 (6)の検診内容でございます。ア、セルフチェックリストを活用したスクリーニング、イ、検診実施医療機関においての問診等でございます。ウ、一次検診機関から専門医療機関への紹介でございます。そして、エでございますけれども、区の受診後のフォローでございます。継続的な相談支援を行います。また、活動や交流場所の紹介も行います。介護サービスの利用の勧奨、それから、かかりつけ医との連携を区がサポートして行う予定でございます。

 裏面にまいりまして、7、補助事業名でございます。こちらは東京都の認知症と共に暮らす地域あんしん事業、補助率10分の10を活用する予定でございます。

 3番、今後の予定でございますけれども、令和4年3月から4月にかけまして、検診実施医療機関を募集したいというふうに考えております。そして、4月以降になりますけれども、区報等で区民周知、それから、5月には検診実施医療機関向けの説明会を開催し、8月には75歳の検診対象者に案内を発送する予定でございます。9月以降は検診の実施と並行して、受診者の事後のフォローを実施し、令和5年3月には受診結果のまとめを分析していきたいというふうに考えているところでございます。私からは以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

間委員

 御報告ありがとうございます。

 こちらの事業ですが、都の事業としては、いつまでやっているものなのでしょうか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 今後3年間の取組というふうに伺っています。

間委員

 そうしましたら、こちらの御報告いただいている資料の2ページの今後の予定の一番最後のところ、令和5年3月に受診結果のまとめと分析とありますが、継続してやるという意味なのか、ちょっとそこが分からなかったので、教えてください。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 まずは1年目の取組といたしまして、今回の検討結果を踏まえまして、令和4年度に実施したいというふうに考えております。その後、今、御説明した内容でどうだったのかというようなことも踏まえまして、次年度の取組に生かしながら、継続はしていく予定でございます。

間委員

 そうしましたら、3月に分析の報告があるというだけで、ちゃんとそれ以降に継続して生かされていくということでよろしいですか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 中野区といたしましては、補助事業の期間の中につきましては、実施していきたいというふうに考えているところでございます。

間委員

 ありがとうございます。

 こちらは対象年齢というのは都のほうでも定められているものなのでしょうか。また、75歳の発送する方の対象の人数と70から74歳の対象者の人数のところを教えていただけますか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 東京都の補助の要綱では70歳以上となってございますけれども、私どもの検討会の中では、75歳というタイミングで行うことが一番効果的なのではないかということで、75歳の方に一斉送付をするということになってございます。また、70から74歳という方につきましては、議会のほうからも御意見をいただきまして、希望者については申込制ということで実施をさせていただきたいというふうに考えています。

 そして、人数でございますけれども、75歳の方につきましては、約3,800人程度でございます。そのうち、私どもとしては受診率を5%と考えておりますので、約190人ぐらいの方が受診をされるのではないかというふうに考えているところでございます。

 そして、70から74歳の方につきましては、これまでの事業の取組の状況からも、そんなにたくさんの方はなかなか難しいのではないかということで、双方合わせまして210人とか220人ぐらいの受診を見込んでいるところでございます。

間委員

 75歳の方で5%の受診になるのではないかという予測というのは、低いのか高いのかというところを思うんですけれども、他区の実績なんかはいかがでしょうか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 実は他区でも実際に今年度実施をしているところがございますけれども、受診率につきましては、1%に満たないところがほとんどでございます。そういった中で中野区は5%を目指そうということで、医師会の先生方ともいろいろ工夫しながら取り組んでいこうというようなお話をしているところでございます。

間委員

 そうしましたら、5%というのは目標として掲げるのはふさわしいのかなというふうにも思うんですけれども、ただ、多くの方に認知症の気があるというか、自分がそういった傾向になっているよということは早く知っていただくのが大事だと思うんですけれども、75歳という年齢もちょっと早いのかな。自分はまだまだ大丈夫、元気だと思われている方も結構多いのではないかというふうに思うんですけれども、先ほど1年やってみて分析されるということですが、年齢の設定というところも踏まえて分析されるということでよろしいでしょうか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 認知症検診検討会は、医師会の先生方、それから認知症の専門医の方も御参加いただいている会でございますけれども、その中で認知症への関心や自覚が高まってくるのが75歳というようなこともございまして、今回は75歳ということでやらせていただこうかなというふうに思っているところですので、実際にやってみてどうなのかというところも踏まえまして、次年度のスキームについては考えていきたいというふうに考えております。

間委員

 告知の仕方、お知らせのお手紙だったりですとか、内容とか表現の仕方によっても、もしかしたら受診率が10%になったよなんていうこともあるかもしれませんし、そこはやってみないと分からないのかなと思いますので、そうしましたら、より多くの方が受診してくださるような周知の仕方、工夫していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 検討会の先生方もとても積極的で、受診率を上げていきたいという御意見もたくさんいただいておりますので、いろいろ相談をしながら工夫してまいりたいというふうに考えております。

久保委員

 検診内容のことで、セルフチェックリストを活用したスクリーニングのところに中野区独自項目を追加とありますが、これはどのようなことでしょうか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 今、御質問にもございましたとおり、受診率を上げるというところでは、チェックをなるべくたくさんつけていただくということが大事かなというふうに思います。具体的には、認知症の初期、発見に至る様々な症状の中で、例えば、最近寝言が多いですとか、転倒が多いですとか、気持ちの浮き沈みがあるというのが、全てではございませんけれども、認知症の早期発見になる行動ということもございまして、その3項目を中野の独自項目ということで追加をさせていただいているところです。

藤井地域包括ケア推進担当部長

 今の課長の答弁に補足いたします。

 例えば寝言などに関しましては、アルツハイマー型だけではなくて、レビー小体型など、今までのチェックリストなどでは拾うことが難しいようなものについても拾いたいというような御意見を専門医の方からいただきまして、独自項目を決めたものでございます。

久保委員

 ありがとうございます。

 専門医の方たちとよりきめ細やかな形で中野区の独自の項目を追加したということで、それが今後の早期発見といいますか、治療に結びつけたりとか重要なところに結びつけられる仕組みなのだと思いました。

 中野区の認知症アドバイザー医と認知症サポート医が約50医療機関の予定となっておりますけれども、医師会のホームページによりますと、認知症アドバイザー医は31程度でしょうか。東京都のサポート医のほうも30ちょっとぐらいなんだと思います。これを医療機関に置き換えますと、かなり重なっているようなところが多いのですけれど、医療機関として50の医療機関というのは、中野区内だけでカバーできるものなのかどうか、また、すこやか福祉センター圏域で見たときに、御高齢の方たちが医療機関に行きやすいような状況で、平均的に医療機関が備わっているのかどうか、教えてください。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 中野区認知症アドバイザー医は中野区医師会の独自の認定ということで、例えば規模が大きい病院さん等については含まれておりませんので、一方で、認知症サポート医のほうには規模が大きい病院等も入っていたり、医師としてカウントされているものと医療機関としてカウントされているものという違いがございますので、双方合わせますと60、70近くございますけれども、約50医療機関というのは、医療機関として御協力いただけるというようなことを想定しています。基本的には中野区内の医療機関と考えているところですけれども、すこやか福祉センター単位でのばらつきというものをまだ把握してございませんので、その辺りは今後確認をしたいというふうに考えております。

久保委員

 ぜひお願いいたします。

 アドバイザー医とサポート医と両方あるわけですけれども、検診を受けに行く方にしてみると、医療機関で見ていくと思いますので、行きやすいところにあるということが重要だと思いますので、今後、もっと細かなところで医療機関との説明ですとか調整に入ったところで確定してくるところもあるかと思いますので、よろしくお願いいたします。

近藤委員

 今の久保委員の質問とちょっと重なるところがあって確認させていただきたいんですけれど、中野区の認知症アドバイザー医と認知症サポート医は合わせて何人いらっしゃるんですか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 中野区のアドバイザー医というのは、たしか医療機関で登録していて、31です。認知症サポート医というのは、東京都の研修を受けた医療機関になりまして、こちらは医師ということで一覧に掲載されていますので、37という数字がございますけれども、37名というようなことになっています。

 大変申し訳ありません。認知症アドバイザー医に関しても、医師として登録をしているということですので、31名ということになります。

近藤委員

 そうしますと、約50医療機関を予定ということは、ほとんどがここに参加する予定という形なんですか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 認知症アドバイザー医、それからサポート医という資格をお持ちのところにつきましては、できるだけたくさん参加していただきたいということで、今、50というふうに予定をしているところでございます。

近藤委員

 そうしますと、今後の予定のところで検診実施医療機関募集となっているんですけれど、これは募集していただいて、募集が来たところはほぼ受けていただくという形ですか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 手挙げをしていただいた方全て検診機関としてやっていただけるとありがたいというふうに思っていますので、そこには何も要件というものは考えてございませんので、たくさん参加していただくということで進めております。

近藤委員

 今、コロナのワクチン接種ですとか、医療機関、かなり大変な状況で、認知症のサポート医ですとかアドバイザー医というのを看板に掲げているところも対応し切れないみたいな状態が、時期が大分変わってくれば変わるかもしれないですけど、そのような状況が今、医療機関で起こっているんですけど、50のところが手を挙げてくださると、大丈夫だと思っていらっしゃるということですか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 挙げていただけるのではないかというふうに、検討会の中でも中野区の医師の先生がいらっしゃる中でこれぐらいというようなお話もありますので、挙げていただけるとは思いますけれども、今の感染状況等もありますので、その辺りはなるべく御負担をかけないような形で御意向を確認しながら進めていきたいというふうに考えております。

近藤委員

 ぜひ確認しながらやっていただきたいと思います。

 先ほどの中野区地域包括ケア総合アクションプラン(案)のところで、認知症アドバイザー医研修を重ね、主治医の認知症対策向上に貢献したというところがあるんですけれど、私は、認知症のアドバイザー医とか、すごく詳しい方とそうでもない方というのは差があるということずっと申し上げてきまして、研修をぜひやってくださいということをずっと言ってきたんですけれど、研修というのはどのぐらいやって、どんなような形で行われたか、教えてください。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 こちらは医師会のほうで研修をしていて、その研修に参加された方がアドバイザー医になれるということで、医師会のほうで実施をしているものでございます。

近藤委員

 医師会のほうなのは分かっているんですけれど、医師会のほうで認知症アドバイザー医を育ててきているということの理解でよろしいんですか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 そのとおりでございます。

近藤委員

 分かりました。もう何年も前でしたけれど、かなり差があって、しっかりとした基準に基づいたチェックをしていただくことと、その後のアドバイスがしっかりと行われていかないと、検査をやっても、その後認知症対策にしっかりとつながっていかないと思うんですけど、その辺は大丈夫ですか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 私どもも様々情報提供させていただきたいと思っているところですけれども、認知症に関しましては、近隣区との連携というのもございますので、中野区でいいますと、杉並区の浴風会さんとかが認知症に関する拠点のような形でやっておりますので、実際にそういう先生方にも検討会に御参加いただいていたりしますので、連携をしながら、情報共有しながら、進めていっていただけるというふうに考えているところでございます。

近藤委員

 認知症ではないかと思ったときに認知症の専門の医療機関を訪ねると思うんですね。そこが検診内容というところだとウの一次検診機関から専門医療機関への紹介となっているんですけれど、専門医療機関に初めに行っても構わないんですか。認知症検診事業ということが行われるんですか。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 直接専門医療機関に受診に行った場合は、医療の仕組みの中で受診ということで、様々な検査等を実施されるのではないかというふうに考えています。

近藤委員

 通常そうなんですけれど、ですから、この事業を使うのは専門医療機関に直接行かないということですね。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 仕組みといたしましては、まずは検診実施医療機関に行っていただいて、そこで御自身のチェックリストだったり、区内の医療機関で行う検査、問診等も踏まえて、さらにより専門的な検査が必要だろうというような方につきましては、中野区の医療機関から専門医療機関に紹介をしていただいて、そちらで詳しい検査をするというような、そういう流れになります。

近藤委員

 ですから、認知症じゃないかと思ったときには、一般的には専門医療機関に直接行く方が多いと。それを今回の事業としては、専門医療機関に直接行くのではなくて、一般の医療のアドバイザー医のところに行くという仕組みで、より多くという形を取るということですよね。

小山地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 今回は早期診断だとか予防行動の推進ということもございますので、幅広く検診ということで、まず区内の医療機関を受けていただくというようなことを推奨したいというふうに考えております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、4番、妊娠・出産・子育てトータルケア事業の改善・拡充に向けた考え方についての報告を求めます。

原北部すこやか福祉センターアウトリーチ推進担当課長

 それでは、私から、妊娠・出産・子育てトータルケア事業の改善・拡充に向けた考え方について御報告いたします。(資料5)

 妊娠・出産・子育てトータルケア事業につきましては、国や東京都の補助制度を活用しながら、妊娠期から出産・子育て期への切れ目ない支援を図るために事業を拡充してまいりました。昨年度より実施しておりますファーストバースデーサポート事業のアンケート調査の結果などを踏まえまして、令和4年度以降の事業改善・拡充の考え方について取りまとめましたので、御報告をさせていただきます。

 まず産後ケア事業に係る改善でございます。現在、産後ケア事業を利用していただくために必要な産後ケアカードにつきましては、かんがるー面接と呼んでおります妊産期相談支援面接の結果、支援が必要と認められる方に発行しておりますが、面接後、心身の状況などが変化した場合は、再度面接を実施してから発行しておりまして、必要になったときにすぐ使えないなどの御指摘をいただいているところでもございます。

 今後は、全ての妊産婦の方が支援を必要とする存在であるとの観点に立ちまして、初回の面接時に全ての方に産後ケアカードを発行いたしまして、必要となった際にすぐに産後ケア事業を利用できるように改善してまいります。

 また、産後ケア事業につきましては、利用回数の改善も行います。産後ケア事業のショートステイ、デイケア、アウトリーチの3種類のサービスにつきましては、現在それぞれに利用限度回数を設けておりますけれども、利用者自身のニーズに沿ったものを選択しやすくなりますよう、サービスによっては一定の限度を設ける予定でございますけれども、産後ケア事業全体で利用限度回数を設定するように改善いたします。

 次に、産前・産後を対象とした講座等の改善・拡充を行います。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う産科定員の抑制などの影響によりまして、申込みが定員を超える状況にある事業を中心に、感染状況に配慮しながらではありますが、実施回数の拡大などを図ってまいります。このような講座、教室につきましては、実技の講習ですとか、同じ場に集っての仲間づくりなどを重視していることもありますので、今後も集合形式を中心に実施していきたいというふうに考えておりますけれども、体調のすぐれない方や集合形式への参加を希望しない方への参加機会を確保していく観点から、オンラインによる開催や動画配信なども一部開始いたします。

 また、現在、妊娠・出産・子育てトータルケア事業につきましては、第1子、初産婦の方向けの事業が多くなっているところでございますけれども、アンケートなどでも要望のありました経産婦、第2子以降向けの事業も対象として、新たにサポート事業を実施したいというふうに考えております。

 最後に、人材育成事業の拡充をいたします。昨年度途中より開始しております産後の家事・育児支援事業につきましては、利用実績が着実に増えておりまして、担い手となります人材の育成が急がれるため、家事育児支援サポーター養成講座の受講費用助成の対象を拡充していきたいというふうに考えております。私からの報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

間委員

 御報告ありがとうございます。

 まずは産後ケアのカードのほうも全員に配布するというふうに方向を変えてくださったこと、本当にありがとうございます。これまでたくさん要望してきましたけれども、なかなか現状が変わらないというところがありましたが、本当にありがたいところです。こちらのファーストバースデーサポート事業のほうでも、アンケートで直接区民の方からのお声が届いたというところも、制度を変えていこうというところにつながっていったのかなというふうに思っております。

 ケアカードを全員に発行するというところで、(2)のほうでサービスの利用回数を変えていくという、その方に必要なサービスがしっかりと受けられるようにというところで変わっていくと思いますが、そうしますと、カードのレイアウトというところも変わってくると思います。要望もあるんですが、カード自体に例えば御自身が参加しようかなと思ったものをメモするような場所でしたりとか、この時期にこういった区の事業があってということが一覧で、かんがるーブックとは別で、なくさないように大事に持つカードですので、そちらのほうにも少し事業のことが載っているような形で新しいレイアウトのほうに変えていただければと思うんですけれども、いかがでしょうか。

原北部すこやか福祉センターアウトリーチ推進担当課長

 まず御利用していただくに当たりまして、利用しやすくなるようなお知らせの仕方ですとか、お配りするもののレイアウトということにつきましては、工夫をしてまいりたいというふうに考えております。

 また、先ほどの御説明で申し上げましたように、面談をしてお渡しするというような形ですので、面接で使うものなども工夫してまいりたいというふうに考えております。

間委員

 併せて、かんがるーブックのほうも、実際にどんなふうに利用するのかというイメージが分かるように、写真なども加えながら改善していっていただきたいというところを要望いたします。

 (2)にいきます。産後ケア事業の利用回数のところなんですけれども、考え方として、それぞれ上限なども含めてどのようにお考えなのかというところをもう少し詳しく教えてください。

原北部すこやか福祉センターアウトリーチ推進担当課長

 産後ケア事業の利用回数につきましては、国のガイドラインですとか、国や都の補助要綱などにつきまして定められているところもございますので、そういった回数を配慮しながら、例えば今、一般の方ですと、それぞれ5回、5回、5回となっておりますけれども、一定の制限は設けつつも、それらを柔軟に使っていただけるように改善していきたいというふうに考えております。

間委員

 詳しいことはまた予算のときとかに聞いていきたいと思います。

 2番の産前・産後を対象とした講座等の改善・拡充についてなんですけれども、コロナの状況ですとか体調だったりとかで講座に参加できないという方に向けて、オンラインというところに取り組んでいただけるのはとてもありがたいところです。オンライン、例えばズームを使う場合ですと、ブレイクアウトルームというものがあります。そうしますと、全員が同じところに参加するというよりは、例えばお二人でも小グループに分けて、そこでコミュニケーションを図ることができると思うんですけれども、そういったところも考慮して、オンラインで事業をやられるということも御検討いただけるということでしょうか。

原北部すこやか福祉センターアウトリーチ推進担当課長

 今回御報告申し上げております講座などにつきましては、それぞれの目的ですとか効果なども含めまして、総合的に検討しまして、より効果の高い形となるように、オンラインの活用の仕方も含めて企画をしていきたいというふうに考えております。

間委員

 よろしくお願いします。

 こちらの最後にある経産婦を対象としたサポート事業というところですが、会派としてもBP2プログラムを実施してほしいということはこれまでも要望してまいりましたので、そちらのほうもぜひ検討していただきながら、妊産婦の方にとって本当に必要な講座が受けられるような体制構築をお願いしたいと思います。

 最後のところ、3番、人材育成事業の拡充のところなんですけれども、産後家事・育児支援のところで、家事育児支援サポーターの方を増やしていくというところのそもそもの理由としては、担い手不足だというところがあったと思います。何で担い手を増やしていかなきゃいけないのかというところの先に、こちらの事業の利用可能上限の時間というのがそもそも20時間ではないと思うんですけれども、一人目、二人目、三人目というところで利用できる時間は違ったかと思いますけれども、何時間まで本来可能であるのかというところを伺います。

原北部すこやか福祉センターアウトリーチ推進担当課長

 おっしゃっている可能利用上限というのは、東京都の補助要綱で定められているものがありまして、それは補助の利用上限というところになりますけれども、現状ですと、第一子の方、御指摘のありましたように20時間と区が設定しているところでありますけれども、都の補助要綱ですと60時間というふうになってございます。

間委員

 大変申し訳ありません。補助金ありきというような前提で話をしてしまいましたけれども、都の補助金に関しては、利用上限時間、お一人目のお子さんに関しては、家事育児支援サポーター、60時間まで本来は使えるというところが、現状、ドゥーラさんとかほかの家事支援のサポーターの方というのが担い手として足りていないから、こちらの人材育成というのを事業としてやっていると思います。

 今、中野区のほうでこちらの事業を活用して、家事・育児支援サポーターになってくださる見込みの方というのは、何人ぐらいいらっしゃいますか。

原北部すこやか福祉センターアウトリーチ推進担当課長

 まず昨年度から開始している事業でございまして、昨年度は実績として10人ございました。今年度につきましては、募集をして、今の時点で交付まで、実績の書類などを出していただけていない方もいらっしゃいますので、まだ確定はしておりませんけれども、今のところ決定している方というのは5人でございます。

間委員

 こちらの方々が新たにサポーターとして加わってくださっても、まだまだ利用したいのに利用ができない方がいらっしゃるというふうに聞いています。方向性として伺いたいんですけれども、区としては、希望する皆さんが、都が示している補助金の利用可能上限の60時間しっかりと利用できるというような体制まで整えていきたいという方向なのかというところを確認させてください。

原北部すこやか福祉センターアウトリーチ推進担当課長

 こちらにつきましては、まず今の時点、20時間という状況であっても、なかなか予約が取れないというようなお声もいただいておりますので、最初の考え方といたしましては、希望される方が20時間使えるようにというところはなるべく優先したいというふうに考えております。

間委員

 まずは、20時間は希望すれば利用できるというところは早期に達成していただきたいところです。

 要は何で聞いているかというと、どこを目指すかによって、家事支援サポーターというのが何人必要なのかというところが変わってくると思いましたので、質問させていただいているんですけれども。

原北部すこやか福祉センターアウトリーチ推進担当課長

 この事業につきまして、昨年度の途中から開始しているところで、実態の利用としてどれぐらいのニーズと要望があるというところは完全に把握できているところではございませんので、今のところ、この事業を利用して、一人でも多くの方が使えるように行っているところというふうに考えております。

間委員

 私自身の話で言いますと、正直、20時間というのは本当に少なくて、自分の使える20時間をどうやって使おうといって、計算して、自分の権利を出し渋りながら使っていったということがありました。60時間使えたら本当に助かるなということは私の体感としてもありまして、大変だとは思うんですけれども、20と60、そして全ての妊産婦がとなったら、じゃ、何人必要なんだというところはあるとは思うんですけれども、少しずつでもいいと思います。今度、30時間使えるようになりましたよ、40時間使えるようになりましたよと、少しずつでもいいと思うので、ドゥーラさんだけではなくて、シルバーさんとか、ほかの家事育児支援サポーターさんもいらっしゃるというところで、しっかりと拡充していただきたいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。

荒井地域支えあい推進部トータルケア調整担当課長

 一つ東京都の上限というのがありますので、そこを目指すか目指さないかというよりは、今、課長のほうが申し上げたように、需要がどの程度あるか、そういったところも見極めながら、方向的には皆様方が御利用できるような形の制度として、需要を見ながら考えていきたいというふうに考えてございます。

間委員

 ぜひよろしくお願いします。私も一利用者としての需要として申し上げましたので、ぜひよりよい方向にいっていただけたらと思います。

久保委員

 すみません。重複するところもございますけれども、産後ケアカードのことについてまずお伺いいたします。

 初回の面接時に全ての方に産後ケアカードを発行ということで、これまで度々会派として求めてまいりましたので、このことについて改善が図られたことは大変喜ばしいと思っています。

 ただ、今までの御答弁ですと、面接時にかんがるープランを作成するということに非常に重きを置かれていたのではないかと思うので、今回考え方を変えていくということについて、少し御説明をいただきたいと思うんですけれども。

原北部すこやか福祉センターアウトリーチ推進担当課長

 先ほども少し御答弁させていただいたところかとは思いますけれども、カードの交付というところのみならず、面接の行い方につきましても、改善を図っていきたいというふうに考えております。

久保委員

 面接の在り方そのものについての改善といいますか、なかなか周知ができていなかったりとか、丁寧な対応ができていないのではないかということも指摘をしてきたところなので、そういったところかと思いますし、あと、面接をしてかんがるープランを立てるというか、そういったところも少し改善が図られるということですか。

原北部すこやか福祉センターアウトリーチ推進担当課長

 例えばかんがるー面接で使うプランシートの内容なども改善を図っていきたいというふうに考えております。

久保委員

 初回の面接時のところでいろんなことが一遍に済むことがすごく重要だと思いますし、受けられるサービスが全ての方に供給できるようにということを求めてまいりましたので、その辺のところはきめ細やかに引き続きお願いしたいと思っています。

 産後ケア事業の利用回数に関してなんですけれども、国の母子保健医療対策総合支援事業の実施についてというところでは、産後ケア事業について、ショートステイについては7日間以内としていますけれども、ただし、市町村が必要と認めた場合は期間を延長することができるとなっております。この点については、今回のサービスのあり方を見直す上ではどのようになるのでしょうか。

原北部すこやか福祉センターアウトリーチ推進担当課長

 今、委員御指摘のありましたショートステイの回数につきましては、その範囲内で行いたいということはまず考えております。

 それと、後段の御指摘にありました市町村が認める場合にはという部分につきましては、例えば子育てなどに困難を抱えていたり、御本人様の心身の状況がよくない方で、例えば回数上限まで達してしまった場合に、個別の対応として、産後ケア事業を受けることがその方の支援に沿って適切というふうに判断される場合には、その回数を超えて利用できるものという認識で今のところおります。

久保委員

 それでは、一般的なショートに関しては従来どおりの回数で、その中で、先ほど5回、5回、5回というところで言われておりましたけれども、5回、5回、5回でマックス15回という回数は変わらずに、この中での利用のあり方、配分を自由に組めるといいますか、必要なものを必要な都度に利用できるような形で組めるという考え方でよろしいですか。

原北部すこやか福祉センターアウトリーチ推進担当課長

 委員御指摘のとおりかと思います。現在、多胎児家庭の方につきましては、それぞれ7回というような形になっておりまして、ごく一般の方につきましては5回というような形になっておりますので、その合計回数の中で柔軟に利用していただくというところと、先ほど御指摘のありましたショートステイの限度回数というところは守った上で、それぞれ柔軟に使っていただくような形を考えております。

久保委員

 今回の対象となっている方と、先ほど産後ケアの必要性として、ショートステイをもう少し利用される必要があると認められた場合のことですけれども、これはどの時点で判断をされるのか、また、そういった事業があるということを、ひょっとしたら産後鬱とかで非常に厳しい状況でありながら、なかなか相談に結びつかないような方がおいでになられるかもしれないのですけれども、その辺りはどのようにそういった方にショートステイの7日間の枠を超えてでも利用ができるというところを周知されて、しっかりサービスに結びつけていくのかというのは、お考えはありますでしょうか。

原北部すこやか福祉センターアウトリーチ推進担当課長

 今、委員御指摘のようなケースにつきましては、実際、今までの運用の中で実例があったというわけではないんですけれども、個別に課題のある子育て世帯として把握されているケースで、この方を支援していくのに必要だと判断されるような場合に行うものというふうに今の時点で考えておりますので、広く一般にお伝えするというものではないというふうには考えております。

久保委員

 産後ケアの一つの大きな目的として、孤独な育児をされている方、また、産後鬱などで悩まれている方たちをしっかりサポートしていくというところがあると思いますので、その点については、今まで事例はないということではありますけれども、しっかり進めていただきたいなと思っています。

 人材育成事業の拡充のことについてお伺いいたしますけれども、先ほどこれまでの実績数というのが言われておりました。私も課長のほうにも御相談もいたしましたけれども、助成を受けて資格を取ろうということでチャレンジしていた方が、対象者が明確ではなかったりとか、しっかり受講したけれども、その後、御自分で勧誘するというところまで結びつかなくて、今回この事業の対象とならなくなった方がおいでになられました。私は、その経緯を聞いていると、事業内容があまり徹底されていなかったのではないかなと思っているんですけれども、その辺について改善が必要ではないかと思いますが、いかがですか。

原北部すこやか福祉センターアウトリーチ推進担当課長

 委員御指摘のとおり、御案内の仕方ですとか、私どもとしましても、資格を取っていただいた上でのフォローといったところが不十分な部分があったというふうには考えております。今後、お受付の仕方ですとか御案内の仕方などについて、改善を図ってまいりたいというふうに考えております。

久保委員

 ぜひお願いいたします。

 区として受講費用を助成すると決めたわけなので、区のほうが案内をきちっとするということですとか、それもホームページに載せただけではなくて、各自にきちっと伝達といいますか、いく必要性があると思います。もちろん研修を受けてくださっている事業者さんのほうとの連携も重要なんですけれども、そちら任せにしてしまっているというところもあるように感じておりますので、その辺のところはしっかりと見直していくべきと思いますけれども、改めてお伺いいたしますが、いかがですか。

原北部すこやか福祉センターアウトリーチ推進担当課長

 委員御指摘のとおり、資格の取得の流れですとかお受付の仕方を見直しまして、適切に補助ができるような形にしていきたいというふうに考えております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、5番、予防接種事務における特定個人情報保護評価の再実施についての報告を求めます。

瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長

 それでは、私から、予防接種事務における特定個人情報保護評価の再実施につきまして御報告いたします。(資料6)本件につきましては、危機管理・感染症対策調査特別委員会でも御報告する予定です。

 お手元の資料を御覧ください。

 今までも予防接種事務においては、特定個人情報、いわゆるマイナンバーを含む情報を使用していたところです。令和3年2月以降、新型コロナワクチンの接種を進めてきており、同年6月には12歳以上15歳以下が、令和4年3月には5歳以上11歳以下が加わり、区民約33万人が接種対象となります。これに伴う特定個人情報の取扱件数の増加、国の接種記録システム(VRS)の利用などに伴い、事後となってしまいましたが、特定個人情報保護評価を再実施するというものです。

 1番を御覧ください。特定個人情報保護評価の内容です。

 (1)の概要に記載のとおり、特定個人情報保護評価とは、漏えい等のリスクを分析し、リスク軽減措置を宣言するものです。

 (2)評価の種別につきましては、対象人数によって決まっており、先ほど申しましたとおり、対象者数が30万人以上となったため、これまで行っていた基礎項目評価を見直すことに加えて、全項目評価を行います。

 (3)に記載のある4段階の手続については、後ほど御説明いたします。

 2番、特定個人情報保護評価の再実施が必要となった主な理由を御覧ください。

 冒頭にも触れましたが、(2)にあるとおり、新型コロナワクチン接種対象者の増加に伴って、特定個人情報を扱う件数が増えたことにより、全項目評価が必要となりました。また、(1)に記載のあるとおり、先ほどの国の接種記録システム(VRS)の利用に伴う接種記録の管理、ほかの市区町村との接種記録の照会・提供、接種証明書の電子交付を行ってきており、保護評価の内容の見直しも行うというものです。

 2ページ目をお開きください。3番、具体的な保護評価の実施手順になります。

 (1)パブリック・コメントの手続ですが、1月19日から2月17日まで行います。1月11日号の区報で実施のお知らせをしており、中野区ホームページ、区民活動センター等で評価書の案を閲覧に供し、意見を募集、必要に応じて修正を行ってまいります。

 (2)第三者点検については、2月下旬に区民意見を反映した評価書の案について、区の個人情報保護審議会の部会において点検を実施していただきます。

 (3)第三者点検が終了した評価書を国の特定個人情報保護委員会へ提出いたします。

 最後に、(4)確定した評価書を区のホームページで公表してまいります。御報告については以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

浦野委員

 1点確認も含めて伺います。

 これはあくまでも受診率とかではなくて、接種対象者が増えたからという今の御説明で、評価項目が幾つか、ここにもあるように基礎項目評価とか全項目評価とか、あと重点項目評価というのもあるのかな。それによって保有する人数の定めがあるので、対象者が広がったことによるからこれを実施するということでいいんですね。接種率とかは関係なくて。そこをちょっと確認させてください。

瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長

 委員御指摘のとおりです。

浦野委員

 その上で、自治体によっては、例えば、9月とか12月にやっていて、やるタイミングとしては、今回5歳から11歳のところはこの間報告あったような形だと思うんですけど、どのタイミングでやるのが適切なのかというか、そこをちょっと確認させてください。

瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長

 本来、特定個人情報、マイナンバーの法律に定められたところでいうと、事前が望ましいとはなっているんですけど、今回のコロナワクチンのところにつきましては、接種の準備とか、2月以降、ばたばたと動いてきたところもありまして、事後になってしまっている状態です。

 国のほうも、緊急時における事後評価の規定に該当するというところで、事後評価でも構わないよということを伝えてきていたところなんですが、12月6日付で自治体間での接種記録の照会・提供や接種証明書の電子交付などの事務を具体的に動き出してきたところから、3月11日までに評価するようにというふうに時期の指定がございました。それに間に合うように再実施を行うものです。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、6番、食中毒の発生及び対応についての報告を求めます。

菅野健康福祉部生活衛生課長

 区内の食品営業施設におきまして、不利益処分に至る食中毒事例が発生いたしましたので、お手元の資料を基に御報告をさせていただきます。(資料7)

 まず事件の概要でございます。令和4年1月10日、中野区内の飲食店(居酒屋)で2名の方が食事をしたところ、うち1名が1月11日午前4時頃から吐き気と胃痛を呈され、救急で杉並区内の病院を受診し、寄生虫(アニサキス)が摘出されました。

 中野区保健所では、1月11日、杉並区より情報提供を受けまして、同日、患者調査、12日、当該飲食店の調査を実施いたしました。その結果、当該飲食店では、1月10日、イワシやキンメダイは生のお刺身で提供されておりまして、また、タチウオ、シメサバなどのアニサキス食中毒の原因となり得るメニューも提供されており、ほかにアニサキス食中毒の原因となり得る食事をしていないことから、当該飲食店が提供した食事が原因の食中毒と断定をいたしました。

 原因食品は、当該飲食店が提供した食品で、原因物質は寄生虫(アニサキス)でした。区では、再発防止のため、1月17日の1日間の営業停止の不利益処分を行うとともに、1月17日から1月23日までの7日間、区ホームページにおいて当該事業者の名称等を公表いたします。

 原因施設の所在地は、中野区東中野、業種は飲食店営業でございます。

 食中毒違反の内容といたしましては、食中毒の原因となった食事の提供ということで、食品衛生法第6条違反となります。

 不利益処分等の内容は、通常、営業停止7日間でございますが、原因食品が生食用魚介類でありまして、寄生虫を原因食品とする食中毒につきましては減算できることになっております。そこで、当該施設に不備はなく、保健所の調査にも協力的であったことを考慮いたしまして、1日間の営業停止としたものでございます。

 委員長、恐れ入ります。ここで休憩をしていただいてよろしいでしょうか。

委員長

 休憩します。

 

(午前11時56分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午前11時56分)

 

菅野健康福祉部生活衛生課長

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、7番、その他で何か報告はありますか。

河村健康福祉部障害福祉課長

 私からは、江古田三丁目重度障害者グループホーム等整備事業第4回公募の結果について、口頭にて御報告をさせていただきます。

 江古田三丁目区有地に、医療的ケアが必要な方を含め、重度障害者が利用できる共同生活援助短期入所及び地域生活支援拠点機能を併せ持つ施設を整備することとし、令和3年8月より第4回公募を行ったところでございます。

 応募者が1者ございましたが、書類審査中に辞退の申出があり、選定が成立しませんでした。

 辞退理由といたしましては、建築費の高騰により整備費の法人負担が高額となり、経営を維持することが困難ということ、また、国の基準では、1ユニット当たり6人以下が望ましいとされ、これまで7名定員も認められておりましたが、改めてサービスの指定を行う東京都に問合せをしましたところ、定員は6人以下ではならないとの回答があり、応募者が1ユニット7人から6人で収支試算を改めて行った結果、収益が少なく、経営維持が困難であるとの報告を受けております。

 今後につきましては、改めて整備方針について検討を始め、委員会報告後、選定結果に関わる区民説明を行う予定でございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

高橋委員

 報告をありがとうございました。

 4回目も駄目だったということで、今回はコロナ禍におけるロジスティクスの問題とか、材木高騰とか、そういうところがあると思うんですけど、いずれにしても、公募が成立しないというのが民間事業者としての収支ということだと思うんですよ。そうすると、今後また検討していくということなんですけど、スペックダウンした形にするのか、あるいは区としてのサポートを上増ししていく形にするのか。もちろんヒアリングしてから民間事業者の意向であったり、昨今の需要であったり、市況の問題とか考えてくると思うんですけど、現時点で区としてはどういう方向性で決着させようと思っているんでしょうか。要は、隣接地は展開しているにしても、地域の人たちがどうなっているのという話があって、一つずつ説明すれば当然納得されると思うんだけども、概要で知らない方というのは、戸惑っているようなところもあると思うんですけども、その辺はいかがなんでしょうか。

河村健康福祉部障害福祉課長

 ただいまお話をいただきましたように、今後庁内調整をしてまいりたいと思っているところでございますが、区としての補助をどうするかということ、あとは今、想定している機能としまして、グループホーム、短期入所、地域生活支援拠点という相談機能も付帯させた施設ということを検討しておりますけれども、他区の事例等を見てまいりますと、そこまでの機能を付帯させているところもなかなかないということもございますので、機能の在り方を含めて検討してまいりたいと思ってございます。

高橋委員

 収支がうまく回っていくために再検討という中で、場合によってはスペックダウンというか、施設内容の見直しというのもあるとは思うんですけど、ただ、重度障害者という特殊な施設なので、健常者の施設で削って対応するとか、あるいは我慢というか、言葉は違いますけど、そこに対応していただくようにするというのとまた別で、必須の施設内容もあると思うので、その辺は漏れがないようにしっかり対応していただきたいと思います。要望にしておきます。

久保委員

 4回目の選定が辞退ということで非常に残念だなと思っておりますし、区の障害担当の皆さんも、このことについては、何度もこういうことになっているので、力を入れてやってきてくださったというふうには認識をしているところです。

 一つには、建築資材の高騰については、多分ほかのことでも出てくるような課題だと思いますので、今後どうするのかというところは調整を図っていける問題ではあると思うんですけれども、先ほど国基準の6名なのか7名なのかというところのお話があって、7名であってはならない、6名でなければなければならないというのには根拠があるのではないかなと思うのですけれども、その辺はどのように国のほうの根拠というのを捉えていて、なおかつ、そのことが理解されていなくて、7名という形で提案を受けていたのか、また、区はそのことについてはどういう認識を持っていたのか、教えてください。

河村健康福祉部障害福祉課長

 1ユニットの人数につきましては、これまで7名定員も認められていたというところで区のほうも認識してございました。改めて東京都のほうに問合せをしまして、6名以下でなければならないという回答をいただいているところです。

 その後、さらに区のほうからも都に問合せをさせていただきまして、その辺りの基準に関して御検討いただいておりまして、まだ回答は正式には得られていないという状況ではございます。国のほうの根拠としては、より重度の障害者の方へ対応するというところで、人数を絞ってということで御判断されているのではないかと推測しているところでございます。

久保委員

 これは7名定員が認められているというふうに区も認識していたということなんですけれども、いつ基準が変わったんですか。

河村健康福祉部障害福祉課長

 今年になりまして、この辺りの基準が厳しくなったというふうに聞いているところでございます。

久保委員

 今年というのは、年明けてからですか。じゃなくて、令和3年度ということですよね。令和3年度に基準が厳しくなって、そのところを事業者も区も認識していなかったということなんでしょうか。その辺りは、例えば国のほうから通達なりがあって、重度の方への対応ということであるので、1ユニットの人数に制限をかけることになったというような。要は、知らずにそのまま来てしまっていて、最後、辞退ということになってしまったのだとすると、調査不足であったりしているのかなというふうに思うんですけれども、その辺はどうなんですか。

河村健康福祉部障害福祉課長

 区のほうとしましては、国の基準についての解釈というところで、1ユニットの入居定員は6名以下とすることが望ましいというふうに聞いてはおりましたけれども、7名では基準を満たさないというふうには読み取っていなかったものでございます。

久保委員

 ここはすごく難しいところだと思っていて、例えば、都内は土地の関係ですとか全国的に同じ基準でいいのかどうかというところも一方あるとは思いますが、重度の方に対応する際に何か危険なことがあったりしてもいけないわけですし、国のほうとしては、きちっと基準というのを考えたんだと思うんですね。ただ、東京都として基準を緩和して、7名でできるとなった場合、実際には国が言っているような重度の方への対応がおろそかになってはいけないわけなので、東京都と調整を図るにしても、区がどういう障害の方たちを対象にして、安全な形でのサービスを供給するのかが問われるところになるのではないかと思うのですが、その辺はいかがお考えですか。

河村健康福祉部障害福祉課長

 こちらの1ユニット何人かというところにつきましては、国のほうの基準及び東京都の判断というところがあるかと思いますので、東京都と連携を図りながらというふうに考えております。

久保委員

 そこのところ、しっかり連携を図っていただいて、中野区だけが特段の事情により認められたというような形になってしまうのも、またちょっと違うのではないかなと思うんですよね。ちゃんと基準を満たした上で、都としてどういうふうに判断をされるのか、安全なサービスを供給できるということを担保した上で、柔軟な対応ができるのかどうかというところをきちっと調整を図っていただきたいなと思っております。

 その上で、5回目の選定をどのようにしていくのかというところも、基準をどうするかということを明確にすること、また、建築資材の高騰については、ここのグループホームだけではない話なので、区としても様々な事業者からも今、声が上がってきていると思いますので、対応を急いでいると思うので、調整を図っていくということだと思います。

 いずれにしても、民間事業者の収支をどうするのかということで先ほど高橋委員からもありましたけれども、一時的に事業を立ち上げる際にというだけでは済まない話になりますので、そうなったときには、一度スタートした場合、前回も借地を30年から50年にするというようなお話があったかと思いますので、継続的な体制を整えていかなければなりませんので、十分にここのところも踏まえた上で、今後の選定の在り方というところは見直しを図られるべきではないかなと思いますので、慎重にお願いしたいと思いますが、いかがですか。

河村健康福祉部障害福祉課長

 第5回目の選定に向けまして、東京都と連携を図っていくとともに、整備費だけではなく、ランニングコストというところも踏まえて検討してまいりたいと考えているところでございます。

石坂委員

 今、第5回目のほうに向けていくという話も出てきましたが、機能の在り方を検討していくという中で、これまで予定されていた機能を見直して再度募集するとなるときに、そもそも区のほうで必要だと思い、また、それを区民や障害者の方にもお伝えした上で募集してきたところでもあると思います。いたずらにそこの機能の在り方を見直してしまうことが区内の障害者の方の不利益になる点でもあると思います。そうしたところについて、機能の在り方をこの施設について見直すのであれば、それこそ、その機能をほかのところで何かしら担えるようにしていくですとか、区全体でどうしていくのかということなども踏まえた上で、しっかりと区民の方、障害者の方に説明ができるようにしていくことが必要だと思うんですが、そこはいかがお考えでしょうか。

河村健康福祉部障害福祉課長

 江古田三丁目重度障害者グループホームの機能というところでの再検討はしたいと思ってございます。ただ、そこから外した機能について、ほかで補完できるような対策ということも併せて検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 他に報告はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で所管事項の報告を終了します。

 審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩します。

 

(午後0時11分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後0時12分)

 

 休憩中に御確認しましたとおり、次回の委員会は第1回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は正副委員長から招集させていただきたいと思いますので、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 以上で本日予定した日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はございますか。

浦野委員

 今、コロナの感染が変異株が広がってきていて、中野区の週報を見ても、陽性率も上がってきていると思っています。今日、厚生委員会があるので、保健所長がいらっしゃるので、毎日ホームページ等では区内の状況が報告されているんですけれども、今のオミクロンは感染力が強いということと、あと、重症化はしにくいんじゃないかという方もいらっしゃれば、遅れて出てくるので、なかなか予断を許さない状況なんじゃないかなと思うんですけれども、区内の状況と、変異株の今の状況の分析等々というのがあれば、確認も含めて教えていただきたいなと思うんですけれども。

佐藤保健所長

 現在の区内の新型コロナウイルス感染症の状況でございますけれども、日々の数字はお出ししていないのですが、およそ日々200人弱、ここまで180人、160人ぐらいで来ていたんですけども、昨日200人というような発生届をいただいております。

 まだ正確な分析はしていないのですが、今の段階ではまだ20代、30代が圧倒的に多いという状況です。予防接種を打っている方が多いので、区内82%ぐらいの接種率なんですが、予防接種を打っている方々は、学術的な検討はしていませんけども、比較的症状が軽いという印象を持っています。オミクロン株は、今回の報道は比較的正確に報道されているのかなと思いますが、割と重症化しないのではないかという報道が出ていて、確かに軽症な方が多いという印象は持っています。

 ただ、患者さんが増えてくるにつれて、昨日も医師会の先生とお話しする機会があったんですが、若年の方でも中等症で酸素飽和度が低い方がいたということで、入院を頼んだというお話をされていて、患者さんが増えれば、確率の問題として、具合の悪い方は当然出てくるというようなことが言えるので、かからないにこしたことはないのであろうというような感じです。

 それと、報道でもちょっとあったかと思いますが、印象ですけども、10歳未満の小さいお子さんの感染も多いように思っております。保育園、幼稚園でも出ていますし、保育士さんとか先生、大人と子ども、どっちが最初かというのはありますけれども、感じでは大人も子どもも保育園、幼稚園の中でうつっているというようなこともありますので、様々な場面で皆さんが感染対策をもう一度しっかりとやっていただくというようなことは大事なことなのかなというふうに思っております。

 今のところ、東京都も、これから蔓延防止措置が行われるかどうか分かりませんけども、特別な介入はありませんし、皆様の行動変容が大きく変わらない限りは感染者は確実に増えていくのは間違いがないので、保健所の業務も逼迫してきますし、医療機関も結構厳しい状況になってきています。そういう中で、区民の方一人ひとりがどのような行動をするのかということだと思いますので、現状、医療機関が逼迫すれば、全ての待ち時間が長くなるというのはもう当然のことですので、そういったことになりますよということなので、一度周りの方々も含めて、感染対策を徹底していただくというようなことが我々の出すべきメッセージかなというふうに思っております。

浦野委員

 ありがとうございます。

 確かに、今、区内でも、発熱外来のところも人が増えてきたり、これまで、まだ入院患者さんいなかったところも入り始めたというふうにも聞いております。

 区民の方への周知というか、何となく私たちも長い中でちょっと慣れてきてしまっている部分であったり、でも、基本のやるところは変わらないところだと思うんですけれども、そういったところを改めて区民の方にも周知していくということは、一つ今、保健所長おっしゃったような形で大事なのかなというふうにも思いました。

 あと、もう一つ、東京都がPCR検査等の無料化の事業を薬局等々でやっていて、中野区内も4か所あると思うんですけれども、検査キットも限りがあるので、行ってもなかなかその日のあれでできなかったりという話も聞いているんですけれども、今のところ、東京都は、無症状の方のところは1月ということだと思うんですけれども、世田谷区で14日から、東京都のほうは3か所しかなかったので、世田谷独自として、一つ会場を設けて無料のPCR検査等もやるということもお聞きしているんですけれども、もちろん基本的な対策とともに、検査自体の拡充、無症状であるが故に、検査自体はきちんとしていくということも大事なんじゃないかなと思うんですけれども、その辺りの見解というか、そこを最後に確認させてください。

佐藤保健所長

 検査体制の拡充についてですけれども、検査自身はこれから足りなくなる可能性もありますが、ここまでは不足不足と言われていても、必要な人が必要な検査を受けられていた状況だったと思っております。

 今回、ワクチンのことと絡めて、東京都が無料の検査体制を引いたということで、私どもとしても、それを活用していただければという御案内をしております。

 東京都は、1月以降どうなるか分かりませんけど、恐らく継続されると思いますけれども、役割分担をしないと、様々なところで破綻が来ていますので、これを区の保健所がやるということになると、人員も足りませんし、無理があるかなと思っております。東京都もそういうことを見越して、東京都が独自で保健所を介さない検査体制ということで、今回、およそ180か所の検査場をつくったというふうに聞いておりますので、それを活用していただきたいというふうに思っております。

 それから、濃厚接触者の方々や感染が疑われる方々については、どうも家族でいたとか、この間御飯を食べた人が陽性だったんだというような形で、濃厚接触を強く疑われる方については、各自治体も濃厚接触者に連絡していない自治体も多くなっていますので、そういったことを言っていただければ、もともと医療機関でも検査ができるということになっておりますので、そういったところも活用していただいて、検査の会場、いろんな形で検査を受けていただければと思います。

 先ほどちょっと言い忘れましたが、オミクロン株のワクチンの効果については、まだ確定した情報が出ておりませんけれども、報道で出ていることしか私も分かりませんけども、2回打った方々はある程度重症化が抑えられているようだ、3回打つと、オミクロン株であっても感染予防効果があるようだというふうにも言われておりますので、今、3回目のブースター接種を前倒しにしているところですけれども、3回目の接種の時期が来たら早めに打っていただく。特に私たちも重症化されるかもしれないという高齢者の方々については、施設入所者の方をはじめとして、高齢者の前倒しに全力を尽くしておりますので、皆様方も時期が来たら3回目のブースター接種をしていただきたいというふうに思っております。

 もちろん一、二回打っていない方々につきましても、ちょっと見捨てられている感じがして、1回目はどこで打てるのという感じになっている方は多いと思いますが、接種できる場所、どこでも一、二回打てることになっておりますので、まだ未接種者の方々もぜひ1回目から打っていただきたいというふうに考えております。

石坂委員

 今、浦野委員の質問の御答弁の中で、行動の変容がなければこのまま厳しい状況になるんじゃないかということがありましたけども、これは保健所だけに限ったことじゃないかもしれませんけど、行動の変容を求めることに関して、何かしら区のほうで動きとかはあるのでしょうか。

佐藤保健所長

 これは区の体制ということで私が答えるべきことではなくて、危機管理部門がお答えいただくことだと思いますが、当委員会の参与ではありませんので、私からお答えしますが、行動変容を求めるというのは、かなり法律上も厳しいことになります。あくまでお願いベース、これまでもお願いベースでしかしていないんですけれども、東京都が飲食の時間を変えたりとか、それから、テレワークの推奨を都知事が大々的に訴えたりということで、アピールしていくということしかないので、私たちはこれまでもずっと行動変容についてお伝えしてまいりましたので、これ以上改めて何かメッセージを出すということは、危機管理のレベルが変わらない限り出さないということになるかなというふうに思っております。

石坂委員

 今、保健所長の立場でそういう形でお話がありましたけど、お願いベースで伝えていくということも重要ですし、これまで一時期、感染者数が減っていた中で、ちゃんとできていない場面も増えてしまっているんじゃないかなと思うところであります。これは支えあい推進室のほうになると思うんですけども、区内団体、区民活動センターですとか様々な場所で活動される際に、マスクをし忘れちゃった、発言してから、後ではっと気づいて、ごめんなさいなんていう方が結構いらっしゃったりだとか、あと、これは若い方なんかでもそうですけども、マスクを下にずらしたままいてしまったりとかあるので、区内の区民活動センターですとかそうした場所なんかで地域活動団体が活動していますから、そういうところにも周知していただくとか、施設の職員が気づいたら声かけするなどという形でやっていくことが必要だと思うんですが、そこはいかがお考えでしょうか。

角地域支えあい推進部長

 今回の感染拡大に伴いまして、改めて部内の通知として、1月11日付で3密対策の徹底ということで、区民活動センターや高齢者会館向けに文書のほうで改めての周知徹底と、それから、3密対策をきちっとやるようにというところで発出しているところです。

 今後、例えば蔓延防止対策とか東京都のほうで行動のレベルを上げるということであれば、先ほど保健所長も言いましたけども、危機管理等対策会議の下で区民活動センターの利用の在り方だとか、高齢者会館の事業をどうするかというところは、具体的に対応を検討して、速やかにそういった体制に移行するということで準備しているところでございます。

石坂委員

 そのときに、区の施設であれば、職員から利用者への声かけなどを含めてやられていくという理解でよろしいでしょうか。

角地域支えあい推進部長

 当然ポスターなんかでも周知していますし、職員が気がついたことであれば、その場で声かけするということを徹底していきたいと思います。

委員長

 他にありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本日の厚生委員会を散会いたします。

 

(午後0時26分)