1.令和4年(2022年)2月21日、中野区議会第一・第二委員会室において開会された。
1.出席委員(40名)
1番 市 川 しんたろう 2番 竹 村 あきひろ
3番 日 野 たかし 4番 渡 辺 たけし
5番 間 ひとみ 6番 河 合 り な
7番 斉 藤 ゆ り 8番 立 石 り お
9番 羽 鳥 だいすけ 10番 欠 員
11番 加 藤 たくま 12番 吉 田 康一郎
13番 木 村 広 一 14番 甲 田 ゆり子
15番 内 野 大三郎 16番 杉 山 司
17番 ひやま 隆 18番 小宮山 たかし
19番 い さ 哲 郎 20番 小 杉 一 男
21番 内 川 和 久 22番 若 林 しげお
23番 高 橋 かずちか 24番 小 林 ぜんいち
25番 白 井 ひでふみ 26番 いながき じゅん子
27番 山 本 たかし 28番 中 村 延 子
29番 石 坂 わたる 30番 近 藤 さえ子
31番 浦 野 さとみ 32番 大 内 しんご
33番 伊 藤 正 信 34番 高 橋 ちあき
35番 平 山 英 明 36番 南 かつひこ
37番 久 保 り か 38番 森 たかゆき
39番 酒 井 たくや 41番 長 沢 和 彦
42番 来 住 和 行
1.欠席委員(1名)
40番 むとう 有 子
1.出席説明員
中野区長 酒井 直人
副区長 白土 純
副区長 横山 克人
教育長 入野 貴美子
企画部長 高橋 昭彦
構造改革担当部長石井 大輔
企画課長 堀越 恵美子
財政課長 森 克久
広聴・広報課長 高村 和哉
総務部長 海老沢 憲一
防災危機管理担当部長、新区役所整備担当部長 滝瀬 裕之
総務課長 浅川 靖
職員課長 中谷 博
区民部長 鳥井 文哉
子ども教育部長、教育委員会事務局次長 青山 敬一郎
子ども家庭支援担当部長、教育委員会事務局参事(子ども家庭支援担当) 小田 史子
地域支えあい推進部長 角 秀行
地域包括ケア推進担当部長 藤井 多希子
健康福祉部長 岩浅 英樹
環境部長 朝井 めぐみ
都市基盤部長 奈良 浩二
まちづくり推進部長 豊川 士朗
中野駅周辺まちづくり担当部長 松前 友香子
1.本会の書記は下記のとおりである。
事務局長 長﨑 武史
事務局次長 小堺 充
議事調査担当係長 鳥居 誠
書 記 立川 衛
書 記 若見 元彦
書 記 鎌形 聡美
書 記 松丸 晃大
書 記 田村 優
書 記 細井 翔太
書 記 有明 健人
書 記 五十嵐 一生
書 記 髙橋 万里
書 記 本多 正篤
書 記 金木 崇太
1.委員長署名
午後1時00分開議
○ひやま委員長 定足数に達しましたので、ただいまから予算特別委員会を開会いたします。
第7号議案から第11号議案までの計5件を一括して議題に供します。
初めに、午前中に開かれた理事会の御報告をします。
まず、資料要求の整理を行い、予算特別委員会資料要求一覧のとおり確認をいたしました。
次に、総括質疑について、22名の委員から質疑通告が提出されております。質疑の順序は、1番目に山本たかし委員、2番目に加藤たくま委員、3番目に白井ひでふみ委員、4番目に羽鳥だいすけ委員、5番目に内野大三郎委員、6番目に森たかゆき委員、7番目に大内しんご委員、8番目に南かつひこ委員、9番目に小杉一男委員、10番目に渡辺たけし委員、11番目に河合りな委員、12番目に市川しんたろう委員、13番目に久保りか委員、14番目に杉山司委員、15番目に高橋ちあき委員、16番目にむとう有子委員、17番目に近藤さえ子委員、18番目にいながきじゅん子委員、19番目に石坂わたる委員、20番目に小宮山たかし委員、21番目に竹村あきひろ委員、22番目に吉田康一郎委員、以上の順序で質疑を行うこと、4日間の割り振りは、1日目は4名、2日目は5名、3日目は5名、4日目は8名とすることを確認いたしました。
次に、本日の運営についてですが、各部長から70分程度の当初予算の総括説明を受けることを確認しました。なお、総括説明の参考資料として、令和4年度当初予算(案)の概要及び「令和4年度予算で検討中の主な取り組み(案)」に対する区民意見募集の結果についてを、タブレット型携帯端末等で閲覧できるようになっておりますので、御確認をいただきたいと思います。
次に、次回、2月24日(木曜日)、総括質疑1日目の委員会運営についてですが、総括質疑は4名、1番目に山本たかし委員、2番目に加藤たくま委員、3番目に白井ひでふみ委員、4番目に羽鳥だいすけ委員の順で質疑を行うことを確認いたしました。
ただいまの報告のとおり委員会を運営することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○ひやま委員長 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
次に、資料要求についてお諮りいたします。
お手元の予算特別委員会資料要求一覧のとおり資料要求することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○ひやま委員長 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
令和4年(2022年)2月21日
予算特別委員会
予算特別委員会資料要求一覧
◆総務分科会関係
企画部
[企画課]
1 「区民と区長のタウンミーティング」に出された意見の反映状況<自><都><無>
2 男女平等に関する苦情・要望等件数と内容分類一覧(前年度までの3年間)<都><無>
3 主な社会資本整備総合交付金の予算額・決算額(現年度までの2年間、次年度予算額(案))<立><自><公><都><無>
4 「中野区基本計画」における「主な取組」事業の予算反映状況<立><自><都><無>
5 新型コロナウイルス感染症対策に関連した事業名と予算額(現年度、次年度)<自><無>
6 区立施設の委託・民営化状況一覧<立><自><公><共><都><無>
7 指定管理施設における修繕実績(前年度までの3年間)<自><都><無>
[財政課]
8 23区の予算額、基金総額一覧(現年度、次年度)<立><自><公><共><都><無>
9 23区の次年度一般会計当初予算歳入総額に対する人口1人当たりの額<立><自><公><共><都><無>
10 歳出と主要一般財源の推移(前年度までの10年間)<立><自><公><都><無>
11 歳入予算額・決算額の一般財源・特定財源別構成比の推移(次年度までの11年間)<立><自><公><共><都><無>
12 年度別歳入総額、区税、区債発行額・起債残高、基金取り崩し額・残高・運用金額(次年度までの14年間)<立><自><公><共><都><無>
13 23区の財調交付金額(前年度までの10年間)<立><自><公><共><都><無>
14 特別区における地方消費税交付金の予算状況(前年度・現年度・次年度の3年間)<自><公><都><無>
15 財調フレーム当初見込みと中野区交付額の推移(現年度までの10年間)<立><自><公><共><都><無>
16 財調新規算定、算定引上げ及び引下げ項目と影響額一覧(現年度、次年度)<立><自><公><共><都><無>
17 都支出金の削減・縮小の施策・事業名と金額一覧(前年度までの2年間、現年度からの2年間)<立><自><公><共><都><無>
18 性質別歳出のうち物件費一覧(款別・節別、主な予算項目)<立><自><共><都><無>
19 区債の目的別発行額・各借入先・利率・償還済額・未償還残高及び土地開発公社借入現在高の一覧<立><自><公><都><無>
20 年度別区債発行・土地開発公社借入一覧(次年度までの11年間)<立><自><公><都><無>
21 用地特別会計の元利償還額・残高(次年度からの10年間)<立><自><公><都><無>
22 当初予算額と決算額比較一覧(現年度までの6年間)<立><自><公><共><都><無>
23 新規拡充事業における一般財源額とそれに伴う事業の見直し、財政効果(次年度)<立><自><都><無>
24 各区の経常収支比率、財政力指数、区民一人当たり所得一覧(直近3か年分、特別区平均含)<立><自><都><無>
25 連結貸借対照表(前年度までの3年間)<立><自><都><無>
26 行政コスト計算書、資金収支計算書(前年度までの5年間)<立><自><公><都><無>
27 性質別・目的別普通会計決算額の推移(前年度までの14年間)<立><自><公><都><無>
28 性質別歳出決算額の推移(普通会計ベース、前年度までの10年間)<立><自><共><都><無>
29 性質別経費別経常収支比率の推移(前年度までの9年間)<立><自><公><共><都><無>
30 普通建設単独事業費(23区別普通会計決算)(前年度までの5年間)<立><共><無>
31 中野区の出資団体(法人格、出資額、出資割合、出資目的、職員の兼務役員数とその割合、兼務役員の報酬の有無)(前年度)<立><自><都><無>
32 各区別の都民税(法人分)、固定資産税、特別土地保有税の収入額一覧(前々年度)<立><自><共><都><無>
33 コンサルタント及びアドバイザリー業務の委託状況(部別・予算・決算)(次年度までの5年間)<立><自><公><無>
34 予備費充用一覧(部別)(月別)(現年度までの3年間)<自><無>
35 令和4年度予算における新規事業一覧及び予算額<自><都><無>
36 令和4年度予算における経常経費削減に係る主な項目<立><自><都><無>
37 当初予算における起債依存度(次年度までの10年間)<自><都><無>
38 主な基金の残高(現年度までの10年間、次年度からの10年間)<自><都><無>
39 当初予算編成時における各部要求限度額と予算額の推移(次年度までの10年間)<自><公><無>
40 要求限度額設定対象経費の予算額と基金・起債充当額(次年度までの10年間)<公><無>
41 令和4年度から10年間の財政フレームと主な基金の積立・繰入計画<公><無>
42 児童福祉費及び教育費の普通会計当初予算額に占める割合と23区順位の推移(前年度までの5年間)<無>
43 児童福祉費及び教育費の普通会計決算額に占める割合と23区順位の推移(前年度の5年間)<無>
[広聴・広報課]
44 23区の各区ホームページ作成に関する予算、人員<立><自><無>
45 パブリック・コメントに出された意見の反映状況(現年度までの4年間)<立><無>
46 区発行の広報物・情報誌等区民向けの主な冊子の予算額一覧(次年度と過去4年間)<立><自><公><無>
47 ふるさと納税事業の使途別寄附額一覧(開始から現年度まで)<無>
48 区長交際費予算・決算額一覧(現年度までの10年間)および区長交際費支出分類<自><無>
総務部
[総務課]
49 23区の特別職退職手当・勤続期間1年につき乗じる割合<自><無>
50 調査の外部委託の目的、経費、委託先一覧(現年度までの11年間)<立><自><都><無>
51 中野区の年少人口の推移(0~4歳、5~9歳、10~14歳)(現年度までの10年間)<自><都><無>
[職員課]
52 職層別職員数の推移(現年度までの10年間)<立><自><公><共><都><無>
53 職種別職員数の推移(現年度までの10年間)<立><自><公><共><都><無>
54 所属別総職員数(再任用、会計年度任用、非常勤、アルバイト、新規採用も含む、現年度までの7年間)<立><自><公><共><都><無>
55 一般行政職員の年度別採用数(Ⅰ類・Ⅱ類・Ⅲ類別男女別、現年度までの13年間、次年度の予定)<立><自><公><共><都><無>
56 年齢別職員数(年代別、男女別、現年度までの5年間)<立><自><公><共><都><無>
57 職員および管理職員の男女別数と男女比(現年度までの5年間)<立><自><共><都><無>
58 退職者数と退職手当額の推移(前年度までの4年間、現年度からの10年間)<立><自><都><無>
59 管理職の定年退職者数(現年度から5年間の推計)<立><自><無>
60 定年前に退職した職層別職員数(現年度までの6年間)<自><無>
61 超過勤務手当の支給実績(前年度までの4年間)<立><自><共><無>
62 年度別成績により特別に昇給した職員数、割合(現年度までの5年間)<自><無>
63 職員の病気休暇(30日以上)、病気休職者の延べ人数(前年度までの3年間)<立><自><公><共><都><無>
64 超過勤務が月45時間及び月100時間を超えている延べ職員数(各分野別、前年度までの3年間)<立><自><共><都><無>
65 会計年度任用職員の職務内容及び予算額一覧(次年度)<立><自><公><共><都><無>
66 在宅勤務数(現年度の1月まで、部別・月別)<自><無>
[経理課]
67 2000万円以上の契約一覧(現年度までの4年間)<立><自><公><共><都><無>
68 特命随意契約件名一覧(工事、委託、物品、印刷契約)(現年度)<立><自><共><都><無>
69 調査の外部委託の契約内訳(入札参加事業者数を含む、現年度までの5年間)<自><公><無>
70 区から福祉作業所等へ発注している仕事一覧(現年度)<無>
71 企画提案型事業者選定実施結果一覧(現年度契約分)<立><自><公><共><都><無>
72 応募者が1者であった入札及び企画提案公募型事業者選定案件(現年度までの3年間)<立><自><共><都><無>
73 小規模事業者登録制度の契約反映状況<共><無>
74 区と土地開発公社の所有する未利用地一覧<立><自><公><都><無>
75 繰替運用及び一時借入金実績一覧(平成5年度~現年度)<自><公><無>
76 用地の取得状況と売却状況一覧(現年度までの3年間)<立><自><公><共><都><無>
[防災危機管理課]
77 井戸水提供の家一覧(町別)<公><無>
78 災害時応援協定に基づき区が井戸水の水質検査を行った公衆浴場数の推移(4すこやか福祉センター圏域別、前年度までの5年間)<自><無>
79 自転車対歩行者交通事故件数(前年までの4年間)<立><自><公><都><無>
80 自転車対車の交通事故件数(前年までの4年間)<立><自><公><都><無>
81 武力攻撃事態の際に都が指定する中野区内の避難施設一覧と核及び多目的シェルターの設置状況<無>
会計室
82 歳計現金等現在高の推移(各月末残高、現年度までの2年間、現年度は1月まで)<立><自><公><無>
83 23区の一般会計決算執行率(中野区は前年度までの5年間、他区は前年度決算)<立><自><公><共><都><無>
新規要求分
84 次年度予算で計上した新規・拡充事業に係る経常経費の見込み(一般財源ベース)
85 構造改革実行プログラムに基づく取組の財政効果の内訳(令和4年度及び5年度)
86 特別区交付金の将来見込み方法(次年度からの10年間)
87 次年度予算における基準となる一般財源規模と一般財源充当事業費の比較、主な一般財源充当事業
88 令和2年度予算編成時における10年間の財政フレームと主な基金の積立・繰入計画
89 令和3年度(2021年度)中野区改善運動(ОneUp↑チャレンジ)の各課・事業所の取組一覧
90 令和4年度予算編成過程における、各月の歳出、歳入見込み(一般財源ベース)
91 中野区基本計画(重点プロジェクト)に係る主な事業一覧
◆区民分科会関係
区民部
[区民文化国際課]
1 消費者相談(月別相談件数、年代別・男女別相談件数、職業内訳、相談処理内訳、相談内容、相談上位10項目、現年度までの4年間)<立><自><公><共><都><無>
2 こども科学教室実施内容(前年度、現年度)<立><自><無>
3 コロナ禍における区独自の文化芸術支援策(23区)<共><無>
[戸籍住民課]
4 人口(年少、生産年齢、老年人口など)の想定(現年までの8年間の住民登録実数と次年以降9年間の想定)<立><自><公><共><都><無>
5 外国人人口、国籍・地域別(現年度)<立><自><公><共><都><無>
6 外国人人口、国籍・地域別、在留資格別(現年度)<立><自><公><共><都><無>
7 各地域事務所別の諸証明の発行状況(印鑑証明・住民票・戸籍)(前年度までの5年間)<立><自><公><共><都><無>
8 コンビニエンスストアでの諸証明の発行状況(現年度までの3年間)<立><自><公><都><無>
[税務課]
9 中野区、23区平均、最高額の区の区民一人当たり所得一覧(現年度までの10年間)<立><自><公><共><都><無>
10 区民税の徴収未収額(前年度までの5年間)<立><自><公><共><都><無>
11 特別区民税の予算現額、調定額、収入済額一覧(現年度までの10年間)<立><自><公><共><都><無>
12 特別区民税における所得割の課税標準の段階別納税義務者数と所得割額(次年度までの4年間)<立><自><共><都><無>
13 特別区民税現年度分の推移(調定額、納税義務者数(普通徴収・特別徴収)及び一人当たり課税額)(平成10(1998)年度~現年度)<立><自><公><共><都><無>
[保険医療課]
14 国民健康保険事業特別会計繰出金の推移(普通会計べース)(前年度までの10年間)<立><自><公><共><都><無>
15 国民健康保険の加入者数及び収納率と額(現年度までの5年間)<立><自><公><共><都><無>
16 国民健康保険料の納入状況・賦課額ランク別(前年度までの6年間)<立><自><公><共><都><無>
17 後期高齢者医療保険料の納入状況(普通徴収)(前年度・現年度、9月分、12月分)<立><自><共><都><無>
18 国民健康保険料のコンビニ収納について(コンビニ収納額の比率、現年分・滞納繰越分別の金額及び件数)(現年度までの10年間)<立><自><公><共><都><無>
19 後期高齢者医療特別会計繰出金の推移(現年度までの7年間)<立><自><共><無>
20 次年度国民健康保険料の特別区共通基準による統一保険料との比較(モデルケースによる試算)<立><自><無>
[産業振興課]
21 産業経済融資資金貸付限度額と利率の推移(利率については区の補助率も)(現年度までの5年間)<立><自><共><無>
22 制度融資(創業支援資金)の業種別実績(前年度までの3年間)<立><自><公><共><無>
23 経営相談・診断の利用状況(現年度までの5年間)<立><自><公><共><都><無>
24 創業支援相談内容一覧(現年度までの3年間)<立><自><無>
25 商店街支援のための各事業別予算執行率(前年度までの5年間)<立><自><公><共><都><無>
環境部
[ごみゼロ推進課]
26 資源回収の区回収分、団体回収分別実績一覧(現年度までの3年間)<立><自><公><共><都><無>
27 資源回収の事業経費と売却益等の推移(前年度までの5年間)<立><自><公><共><都><無>
28 中野区のごみ量、資源量、資源化率及び資源分別状況の推移(前年度までの10年間)<立><自><公><共><都><無>
[清掃事務所]
29 ごみ収集事業月別収集量(前年度、現年度)<立><自><公><共><都><無>
30 プラスチック製容器包装回収事業の実績(前年度、現年度)<立><自><公><共><都><無>
31 廃棄物処理手数料収入額の推移(前年度までの5年間)<立><自><共><都><無>
32 ごみ集積所監視カメラの使用実績(前年度、現年度)<立><自><都><無>
新規要求分
33 23区における区民一人当たり所得の中野区の順位の推移(前年度までの5年間)
34 区内の歴史的由来のある湧水、池等の名称と場所の一覧
◆厚生分科会関係
地域支えあい推進部
[地域活動推進課]
1 町会・自治会会館建設助成実績(施設の名称、所在地、建物構造、助成対象工事、助成額、葬場の利用状況)<立><自><共><都><無>
2 各町会ごとの単身世帯の数(現年度)<立><自><共><都><無>
3 町会、自治会の主な活動について(現年度)<立><自><共><都><無>
4 区民が利用できる集会施設の施設数、建物面積、区民一人あたりの面積(23区別)(前々年度)<立><自><共><都><無>
5 公益活動助成金の交付額及び返還額(執行率)(前々年度、前年度)<立><自><共><都><無>
6 23区における公益活動支援拠点施設(支援センター)の設置状況<無>
7 高齢者見守り支援ネットワークの登録者数、協力員・機関の数及び見守りプラン件数の推移(発足から現在まで)<立><自><公><共><都><無>
8 見守り対象者名簿の町会・自治会への提供実績(提供時期ごとの新規提供団体数、通知対象者数、登載人数、研修実施回数)<立><自><共><都><無>
9 各町会ごとの見守り対象者数(障がい者、高齢者)(現年度)<立><自><共><都><無>
[地域包括ケア推進課]
10 中野区地域包括支援センター別相談実績・内容別内訳一覧(現年度までの5年間)<立><自><公><共><都><無>
[介護・高齢者支援課]
11 介護保険事業の実施状況月別一覧(現年度)<立><自><公><共><都><無>
12 介護保険苦情相談件数(前年度、現年度)<立><自><公><共><都><無>
13 介護保険料ランク別人数及び滞納額(現年度1月末現在)<立><自><公><共><都><無>
14 介護予防事業の実施状況一覧(現年度までの3年間)<立><自><公><共><都><無>
15 中野区の福祉サービス事業一覧と執行額(前年度までの5年間)<立><自><公><共><都><無>
[すこやか福祉センター]
16 高齢者福祉センター廃止後の施設別自主グループ団体数(現年度までの5年間)<公><無>
17 すこやか福祉センターにおける福祉相談件数(現年度までの3年間)<立><自><公><共><都><無>
健康福祉部
[福祉推進課]
18 中野区老人ホーム入所判定委員会委員の氏名及び職種<自><公><無>
19 成年後見制度の区長申し立て件数(23区別)(前年度までの5年間)<立><自><共><無>
[スポーツ振興課]
20 学校開放、学校別遊び場開放及び球技開放利用内訳(現年度までの4年間)<立><自><公><共><都><無>
21 区立小中学校の校庭・体育館を目的外利用しているスポーツ団体数の一覧(現年度)<立><自><共><都><無>
[障害福祉課]
22 中野区障害者地域自立生活支援センターの障害別・内容別相談実績(現年度までの5年間)<立><自><公><共><都><無>
[生活援護課]
23 生活保護受給者の年齢別構成と平均受給額(前年度、現年度)<立><自><公><共><都><無>
24 生活保護費(扶助費)支給額、保護世帯数、保護人員、保護率の一覧(前年度までの5年間)<立><自><公><共><都><無>
25 23区の生活保護費(扶助費)支給額、保護世帯数、保護人員、保護率一覧(前年度)<立><自><公><共><都><無>
26 生活保護法第78条の適用及び徴収状況(現年度までの5年間)<立><自><公><共><都><無>
27 生活保護受給者の医療扶助費の推移及びレセプト点検による返戻額(現年度までの3年間)<立><自><共><都><無>
[保健企画課]
28 がん検診の受診者数・要精検者数一覧(前年度までの5年間)<立><自><公><共><都><無>
29 基本健診の年代別受診者数(前年度までの2年間)<自><共><無>
[保健予防課]
30 エイズ相談・検査実施状況及び患者数、感染者数(前年までの10年間、現年1月)<立><自><公><共><無>
31 全国・東京都・中野区の合計特殊出生率の推移(前年までの30年間)<立><自><公><共><都><無>
32 大気汚染健康障害認定者数の推移(現年度までの10年間)<共><無>
33 人工妊娠中絶年齢別実施件数、妊娠届出数(前年までの5年間)<立><無>
[生活衛生課]
34 中野区内普通公衆浴場廃止施設一覧(現年度までの7年間)<自><都><無>
新規要求分
35 ひきこもり相談実績一覧(現年度までの3年間)
36 産後ケア事業を行う施設(助産院、医療機関等)の整備に関して、単独事業として賃貸で運営している施設にも支援事業を行っている都内の区市
◆建設分科会関係
都市基盤部
[道路課]
1 私道舗装改修の件数、延面積、総費用(現年度までの4年間)<立><自><公><共><都><無>
[公園緑地課]
2 区内公園における芝生化率<立><自><都><無>
3 区内町別一人当りの公園面積<立><自><公><共><都><無>
[建築課]
4 木造住宅等の耐震性確保に係る総合支援事業の実施状況(現年度までの2年間)<立><自><公><共><都><無>
[交通政策課]
5 撤去自転車の返還率一覧(撤去手数料別、現年度までの5年間)<立><自><共><都><無>
まちづくり推進部
[まちづくり計画課]
6 まちづくり関係調査費(現年度までの5年間)<立><自><公><共><都><無>
[中野駅周辺まちづくり課]
7 中野駅周辺まちづくり関連経費年度別一覧<立><自><公><都><無>
新規要求分
8 中野駅新北口駅前エリア(区役所・サンプラザ地区)における区有地等資産活用についてのこれまでの検討経緯資料について
9 区内の池のある公園の名称と場所の一覧
◆子ども文教分科会関係
子ども教育部・教育委員会事務局
[子ども・教育政策課]
1 区立小中学校の校割予算歳出決算額(前年度までの3年間)<立><自><公><共><都><無>
2 区立図書館図書資料購入費の23区一覧(現年度予算、次年度予算案)<立><自><公><共><都><無>
3 子ども教育費の一般会計当初予算額に占める割合(次年度までの5年間)<無>
[保育園・幼稚園課]
4 保育園の年度当初年齢別入所数(次年度までの7年間)<立><自><公><共><都><無>
5 区内の0~2歳児数、保育施設等入所児童数及び待機児童数(年齢別)(現年度までの10年間)<立><自><公><共><都><無>
6 認可保育施設等の町別待機児童数の推移(現年度までの5年間)<立><自><公><共><都><無>
7 区立保育園別特別な支援が必要な児童の在籍状況と対応する職員配置状況(現年度までの5年間)<立><自><公><共><都><無>
8 私立認可保育施設等の年齢別入園数の推移(各年度当初と年度最終の数)(前年度までの5年間)<立><自><公><共><都><無>
9 認可保育施設等利用世帯の内訳(両親・父子・母子)<立><自><公><都><無>
10 保育料の納入状況(現年度までの7年間)<立><自><公><共><都><無>
11 保育料のランク別人数(現年度までの3年間)<立><自><公><都><無>
12 保育料の滞納一覧(各ランク別件数と金額)(前年度までの3年間)<立><自><公><都><無>
13 中野区保育料と他区との比較<立><自><公><都><無>
14 保育所運営経費の財源内訳<立><自><公><都><無>
15 保育園児1人に対する区の支出額(区立・私立、児童年齢別、前年度決算)<立><自><公><都><無>
16 区立幼稚園・私立幼稚園別園児1人当たりの税等充当額の推移(決算額)(前年度までの5年間)<立><自><公><都><無>
17 保育園に勤務する保育士、看護師、調理及び用務の定年・普通退職者数(前年度までの11年間の実績、現年度から9年間の推計)<立><自><公><共><都><無>
18 認証保育所職員の年齢別構成(現年度4月1日現在)<立><自><都><無>
19 保育園、年度当初の新規計画園供給見込数(施設形態別)と実績(現年度までの3年間)<立><自><都><無>
20 23区の認可保育所の園庭保有率及び認定こども園、小規模・家庭的保育事業、幼稚園の施設数(公立・私立)<無>
[子ども教育施設課]
21 区立小中学校の施設整備進捗状況(現年度までの9年間)<立><自><公><共><都><無>
22 芝生化による区立小学校の校庭使用不可能日数・学校別(芝生化による影響)<立><自><無>
23 区立小中学校における特別教室冷房化工事の年次計画(平成28年度から令和2年度まで)<立><自><都><無>
24 区立小中学校におけるトイレの洋式化工事の年次計画(平成28年度から令和2年度まで)<立><自><都><無>
25 区立小中学校における水飲栓直結給水化工事の年次計画(平成28年度から令和2年度まで)<立><自><都><無>
26 区立小・中学校の敷地面積の児童・生徒一人当たりの広さについて(前年度までの3年間の推移、23区中の中野区の順位、23区の平均)<共><無>
27 区立小・中学校の校庭面積の児童・生徒一人当たりの広さについて(前年度までの3年間の推移、23区の平均)<共><無>
[子育て支援課]
28 病児・病後児保育の利用状況(前年度、現年度)<立><自><公><都><無>
29 ひとり親家庭(母子家庭)の児童扶養手当及び児童育成手当の受給世帯数・受給総額・平均受給額(前年度、現年度)<立><自><公><都><無>
30 乳幼児医療費助成と子ども医療費助成の実績(現年度までの4年間)<立><自><都><無>
[育成活動推進課]
31 児童館別乳幼児親子の利用状況(現年度までの3年間)<立><自><公><共><都><無>
32 児童館別小学生・中学生・高校生各利用状況(現年度までの3年間)<立><自><共><都><無>
33 地域の団体と児童館との共催事業(前年度、現年度)<立><自><公><都><無>
34 学童クラブ別定員数、入会申込数と入会数(学年別)と兄弟姉妹関係一覧(現年度までの3年間)<立><自><公><都><無>
35 学童クラブ利用申請状況<立><自><公><共><都><無>
36 児童館別職員配置状況(現年度までの3年間)<立><自><公><共><都><無>
37 キッズ・プラザ登録児童数と利用状況(前年度、現年度)<立><自><都><無>
38 乳幼児親子支援活動助成金で補助を受けている団体の活動一覧<立><自><公><都><無>
[児童福祉課]
39 子ども家庭支援センターの相談実績(現年度までの5年間)<立><自><公><都><無>
[子ども特別支援課]
40 区立小中学校別の障害児児童・生徒受入状況及び支援員配置状況(現年度1月末現在)<立><自><公><都><無>
[指導室]
41 学校休業日における学習にかかわる取り組み状況(現年度)<立><自><都><無>
42 教育センターにおける相談実績(内容、件数)(前年度までの5年間)<立><自><公><都><無>
43 社会科・道徳の副読本の使用状況について(現年度)<立><自><都><無>
44 授業等における地域人材の活用状況(現年度)<立><自><都><無>
45 スクールカウンセラー及びスクールソーシャルワーカーの相談件数の推移(前々年度、前年度)<立><自><公><共><都><無>
[学校教育課]
46 区立小中学校別新入学児童・生徒数の推移と見通し(現年度までの5年間及び次年度からの5年間)<立><自><公><共><都><無>
47 通学区域外から就学している児童・生徒数(区立小中学校別)(前年度、現年度)<立><自><公><都><無>
48 新入学時に通学区域外から就学した児童・生徒数(理由別)(現年度までの5年間)<立><自><公><都><無>
49 私立小学校への入学者数と公私比較率(公立学区域別)(現年度)<立><自><公><都><無>
50 私立中学校への入学者数と公私比較率(公立学区域別)(現年度)<立><自><公><都><無>
51 公立小中学校以外への進学状況(現年度までの5年間)<立><自><公><都><無>
52 小中学校就学奨励受給者の推移(現年度までの10年間)<立><自><公><共><都><無>
53 給食調理業務委託校別委託料(A)給食数(B)単価(A/B)の推移(現年度までの3年間)<立><自><都><無>
54 学校別食材料の仕入れ先(米、野菜・果物、魚、肉)区内・区外別業者数(前年度、現年度)<立><自><都><無>
55 給食調理業務委託校別正規職員とパート職員の配置状況(前年度)<立><自><共><都><無>
56 区立小中学校における学校給食費の未納状況について(校数・未納者数、未納額、前年度)<立><自><都><無>
57 23区の区立小中学校で行っている宿泊を伴う事業一覧(前年度)<立><自><都><無>
新規要求分
58 一時的な預かりサービス事業一覧及び利用実績(現年度までの3年間)
59 心の教室相談員の相談実績(内容、件数)(前々年度、前年度)
○ひやま委員長 理事者におかれましては、2月24日(木曜日)からの総括質疑に間に合うよう資料作成をお願いいたします。
予算の審査に当たって区長から発言を求められておりますので、これを許可します。
○酒井区長 本日から、本特別委員会におきまして令和4年度予算の御審査をいただくことになります。御案内のとおり、本予算は当区における新年度の事務事業の大綱を定めるものでございますので、十分な御審査を賜りたいと存じます。よろしくお願いします。
○ひやま委員長 それでは、ただいまから総括説明を受けます。
説明をお願いします。
○高橋企画部長 令和4年度各会計当初予算に係る第7号議案から第11号議案までの計5議案につきまして、一括して御説明をさせていただきます。
説明の前に、お手元に配付いたしました冊子の確認をお願いいたします。議案書、令和4年度中野区各会計予算説明書、令和4年度予算説明書補助資料、令和4年度当初予算(案)の概要でございます。また、「令和4年度予算で検討中の主な取り組み(案)」に対する区民意見募集の結果についても配付させていただいております。
なお、本日の説明につきましては「令和4年度当初予算(案)の概要」に基づきまして行いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、着座にて御説明をさせていただきます。
初めに、令和4年度当初予算(案)の概要の1ページ目を御覧ください。区は、令和3年3月に基本構想を改定し、10年後に目指すまちの姿を明らかにするとともに、同年9月には基本計画を策定いたしました。また、基本計画における施策展開に当たり、区有施設整備計画を策定するとともに、構造改革実行プログラムを策定し、行財政の構造的な改革を集中的に進め、持続可能な区政運営の実現に向けた取組を進めているところでございます。
次に、2ページを御覧ください。予算編成方針でございます。令和4年度予算は、新型コロナウイルス感染症との闘いを乗り越え、活動を力強く再開し、未来へつなげる予算とするため、新型コロナウイルス感染症対策と様々な活動の支援策、基本計画で掲げる重点プロジェクト、区有施設整備計画に基づく施設整備、構造改革実行プログラムに基づく取組及び新庁舎移転を見据えた業務改善等を重点事項とし、あらたな基本計画を踏まえながら編成を行ったところでございます。
次に、3ページでございます。各会計の財政規模の概略を申し上げます。一般会計と特別会計を合わせました予算総額は2,224億1,100万円で、前年度と比較いたしますと108億4,500万円、5.1%の増となりました。
まず、一般会計でございます。一般会計は1,579億3,500万円で、前年度と比較して106億9,400万円、7.3%の増となりました。中野駅周辺地区の市街地再開発事業経費、教育・保育施設給付費、児童相談所の運営経費や新型コロナウイルス感染症対策経費などが増となったほか、基金積立金が増加し、前年度を上回る予算となったものでございます。
4ページには特別会計の概要をお示ししてございます。まず、表の一番上、用地特別会計は、若宮一丁目にある日本銀行所有地の取得費が皆減となったことから、前年度より大幅な減となりました。そのほか、国民健康保険事業特別会計は前年度比1.6%の増、後期高齢者医療特別会計は前年度比6.2%の増、介護保険特別会計は前年度比3.2%の増となってございます。
5ページを御覧ください。一般会計歳入の状況です。表を御覧ください。こちらは歳入予算を款別に見たものでございます。まず、増加した歳入の主なものといたしましては、1款特別区税は、納税義務者や所得の増加により342億4,500万円余、2.4%の増となりました。2款特別区交付金は、調整税等の増収を反映して405億円、23.9%の増となりました。7款地方消費税交付金は、68億円、13.3%の増となりました。13款国庫支出金は、中野駅周辺地区の市街地再開発事業関連経費や教育・保育施設給付費等が増加したことから316億9,900万円余、4.6%の増となりました。一方、特別区債は、学校施設整備費が減少したことなどから59億3,500万円、前年度比で35.7%の減となってございます。
続いて、7ページを御覧ください。一般会計の歳出予算でございます。中ほどの表を御覧ください。歳出予算を性質別に見たものでございます。義務的経費は、前年度比で21億3,200万円余、3.1%の増となっています。このうち扶助費は、教育・保育施設に係る給付費などが増となったことから、前年度比17億6,600万円余、3.9%の増となりました。次に、投資的経費でございますが、前年度比で39億3,700万円余、13.6%の減となりました。学校施設整備費などが減少したことから減となったものでございます。次に、その他の経費でございますが、物件費は、新型コロナウイルス感染症対策経費などが増加したことから、前年度比で22億5,400万円余、10.4%の増となりました。積立金は、財政調整基金などへの積立てが増加し、前年度比で98億7,700万円余、147.9%の増となりました。なお、これら性質別の各費目の内容については、7ページと8ページにその概要を記載してございます。
次に、9ページでございます。債務負担行為となります。債務負担行為は、翌年度以降にわたる債務の負担について、その限度額及び期間を定めたものでございます。令和4年度については、新庁舎整備事業議場システム整備工事費など36件、限度額43億4,700万円余となり、前年度から104億6,900万円余の減となってございます。特別会計については4件、限度額2,600万円余を設定してございます。
次に、10ページを御覧ください。特別区債でございます。一時的に多額の費用を必要とする施設建設などにおきましては、財政負担の平準化などを図る意味から起債を活用します。令和4年度においては、区役所新庁舎整備、中野駅周辺のまちづくりや学校施設整備などに起債活用を図るため、59億3,500万円を計上いたしてございます。
続いて、予算の特徴について御説明いたします。予算編成方針でも御説明いたしましたとおり、令和4年度は、新型コロナウイルス感染症との闘いを乗り越え、活動を力強く再開し、未来へつなげる予算とするため、新型コロナウイルス感染症対策と様々な活動の支援策、基本計画で掲げる重点プロジェクト、区有施設整備計画に基づく施設整備、構造改革実行プログラムに基づく取組及び新庁舎移転を見据えた業務改善等を重点事項とし、新たな基本計画を踏まえながら編成を行ったところでございます。
主な取組内容については、11ページから18ページにわたり、基本構想で示す四つのまちの姿と区政運営等に関する取組、新型コロナウイルス感染症対策に向けた取組及び新庁舎移転を見据えた業務改善等の視点でまとめてございます。主な内容については、この後各部長が御説明いたしますので、ここでの説明は省略させていただきます。
続きまして、19ページでございます。区は、令和3年8月に構造改革実行プログラムを策定し、行財政の構造的な改革を集中的に進め、持続可能なサービス展開を図るための取組を進めてございます。この取組は中長期的な財政効果を見込んでおり、令和4年度の財政効果額は5億5,400万円余と試算してございます。
次に、20ページを御覧ください。予算編成過程においては、新規事業と既存事業の見直しを一体的に行うビルド・アンド・スクラップを行うこととしてございまして、経費削減に取り組んでございます。令和4年度予算では6,800万円余の削減額となりました。
続いて、21ページを御覧ください。ここでは財政運営についての考え方を申し上げます。区は、区政運営の基本方針で基準となる一般財源規模を定め、この範囲内で歳出予算を組むよう努めるとともに、基準額を上回った歳入については将来に備えて基金に積み立てることにしてございます。令和4年度においては687億円と定め、予算編成を進めたところです。
下段の図で御説明いたします。令和4年度は、歳入一般財源の見込み803億円が基準額687億円を116億円超えたため、超過分を財政調整基金などに積み立てることにしてございます。一方で、一般財源充当事業費については761億円となり、基準を74億円超過したことから、財政調整基金から74億円を繰り入れることになりました。なお、歳入・歳出の実態から見ると、一般財源803億円に対し、一般財源充当事業費が761億円であることから、差引き42億円が実質的な基金の積立額となってございます。
次に、22ページを御覧ください。今後の財政運営でございます。
令和4年度の歳入一般財源は、特別区税、特別区交付金及び地方消費税交付金などの増を見込み、令和3年度と比較して91億円増の803億円となりました。政府は今年度中にも経済がコロナ前の水準に戻るという展望を持ってございますが、国内外の感染症拡大による歳入の下振れリスクなどもあり、引き続き緊張感を持って財政運営を行う必要があると考えてございます。
歳出においては、新型コロナウイルス感染症対策と様々な活動の再開に向けた支援や基本計画に基づく取組など、行政課題に的確に対応する予算といたしました。インターネットデータセンターの再構築による機能強化や、児童相談所の設置及び子ども・若者支援センター等運営などの経費を計上したことで、一般財源充当事業費は25億円増の761億円となり、基準となる一般財源規模からは74億円を超過してございます。経済状況が不透明の中では、PDCAサイクルをしっかりと機能させるとともに、ビルド・アンド・スクラップによる事業展開を徹底し、行財政の構造的な改革を集中的に進め、持続可能な区政運営を確立しなければなりません。新たな財政運営手法の検討も必要と考えてございます。
次に、23ページの財政調整基金と特定目的基金ですが、区の財政の安定的な運営に資するための財政調整基金については、現在三つの目的に分けて運用してございます。第1に各年度間における財源不足額に対する年度間調整分、第2に区有施設等施設改修に対応する施設改修分、第3に一時的に多額な経費が生じる退職手当に対応する退職手当分です。令和4年度につきましては、年度間調整分から約74億円、施設保全工事などの財源として約24億円、退職手当分から約4億円を繰り入れてございます。
次に、特定目的のための繰入れ、基金への積立てですが、義務教育施設整備基金やまちづくり基金などから繰入れを行っています。このほか、起債の償還に備え、これまで積み立ててきた減債基金からも所要額を繰り入れて行います。また、基準となる一般財源規模を超過した116億円については、財政調整基金、義務教育施設整備基金及び社会福祉施設整備基金に積み立ててございます。
次に、24ページの学校施設の建て替え、区役所新庁舎建設に向けた取組でございますが、平成30年度から中野区立小中学校再編計画(第2次)などに基づき、学校施設の建て替えが本格的に進められています。学校施設の改築は単年度当たり1校程度の工事着手として、財政負担の平準化を推進するよう計画を改定したところでございます。施設整備に当たっては、基金と起債を計画的にバランスよく活用することが必要です。義務教育施設整備基金への積立てについては、構造改革実行プログラムで示した考え方に基づき、義務教育施設の減価償却費相当額の25%を積み立てることにいたします。また、基金残高についても、義務教育施設の減価償却累計額の25%を確保していくことを目標に、歳入状況も勘案しながら適宜基金積立額の見直しをしてまいります。また、区役所新庁舎の建設についても、一時的な財政負担に対して起債の活用と財政調整基金で対応するとともに、将来的な負担をできる限り少なくするために、現区役所などの区の資産を有効に活用した財源対策を行います。
次に、25ページ、起債計画でございます。下段の一覧を御覧ください。令和4年度は、一般会計において59億3,500万円の起債をする予定でございます。起債に伴う公債費についてでございますが、区は過度な財政負担とならないよう、区独自の指標である公債費負担比率がおおむね10%を超えないよう運用してございます。令和7年度の公債費負担比率が23.0%と高率になってございますが、こちらは中野駅新北口駅前エリア再整備事業のスキームに基づき、区有資産の活用により得られる見込みの転出補償金を財源に、新区役所整備に係る借入金の繰上げ償還を想定しているためでございます。
次に、26ページを御覧ください。令和8年度までの5年間の財政フレームです。現時点で想定される歳入・歳出の増減要素を、先ほど説明しました学校施設の建て替えや区役所新庁舎の建設に係る計画等を反映したものとなってございます。
以上で令和4年度の予算編成方針、歳入・歳出予算規模、債務負担行為、特別区債、予算の特徴、構造改革の取組及び財政運営の考え方の説明とさせていただきます。
続きまして、27ページを御覧ください。各部予算の概要・主な事業となります。表を御覧ください。この各部予算の概要・主な事業につきましては、各部長がそれぞれ説明をいたします。
まず私から、1款の議会費、2款の企画費、11款の公債費、12款の諸支出金、13款の予備費、そして、用地特別会計について御説明申し上げます。
表の一番上の1款議会費でございます。9億9,278万7,000円の予算を計上いたしました。議場システム整備工事の皆増などから13.7%の増となってございます。
次の2款企画費の予算額は6億7,757万4,000円でございます。情報システム費の総務費への移管などにより、66.6%の減となってございます。
11款公債費は、前年度比11.1%減の13億60万9,000円を計上いたしてございます。
12款諸支出金には、基金への積立金及び用地特別会計への繰出金を計上してございます。前年度比145.4%増の166億2,944万3,000円となりました。
13款予備費については5億円を計上してございます。
次に、28ページを御覧ください。企画部の予算の概要を説明いたします。企画部では、基本構想で描く「10年後に目指すまちの姿」を実現するため、区が取り組む基本的方向性を示した基本計画に基づき、区政の主要課題に対し各部が取り組む事項についての進捗管理と部門横断的な調整を進め、課題解決に取り組んでまいります。また、区有施設の再編、整備、利活用等の計画及び施設の更新・保全の方針を示した区有施設整備計画に基づいた取組を進めるとともに、新たな行政需要に応じた効率的かつ効果的なサービス展開を図るための構造改革実行プログラムに基づき、行財政の構造的な改革を集中的に進めてまいります。
次に、29ページの主な事業について御説明申し上げます。
1-01ですが、スマートフォン対応やトップページのデザインの見直し、検索性の向上などの課題を改善し、区ホームページをリニューアルいたします。また、災害などの危機情報などを迅速かつ効率的に区民へお届けするために、ホームページとSNSを連携いたします。さらに、デザインを統一するとともに、各課が個別に作成しているホームページを区のホームページと統合いたします。令和4年度予算においては債務負担行為の設定のみを行ってございます。
1-02ですが、憲法擁護・非核都市の宣言40周年の契機を捉え、広く区民に平和の理念を周知いたします。
1-03でございますが、(仮称)中野区人権及び多様性を尊重するまちづくり条例の普及啓発を行うとともに、人権施策を推進するための審議会を設置いたします。
1-04ですが、金融機関の寄附事業を活用して、区内の壁面にプロのアーティストによる壁画を制作し、区民、在学・在勤者、来街者が身近に親しむアートを広げてまいります。
1-05ですが、観光事業を見直し、中野区公式観光サイトの運営委託を廃止し、現在の観光情報を区のホームページなどに移行するとともに、SNSを活用した区民レポーターによる観光情報の発信を拡充してまいります。また、NAKANO FREE Wi-Fiを廃止いたします。さらに、区と有識者や区内事業者による協議会を設置し、今後の観光施策の方向性や取組を検討いたします。
次に、用地特別会計について御説明いたします。恐れ入りますが、56ページ、57ページを御覧ください。両ページのそれぞれ上段の表が用地特別会計になります。用地特別会計は、用地取得に関する経理を明確にするため設けている特別会計でございます。令和4年度は、日本銀行が所有する若宮一丁目用地の取得に関する経費が皆減となったことから減少し、3億400万円となってございます。
右のページの歳出を御覧ください。1款公債費は、公共用地先行取得債の元利償還金です。
左ページの歳入につきましては、1款財産収入は一般会計への用地売払収入を計上してございます。2款繰入金は、公共用地先行取得費の利子分などについて一般会計から繰入れを行っているものでございます。
以上で、議会費、企画費、公債費、諸支出金、予備費及び用地特別会計の説明とさせていただきます。よろしく御審議お願いいたします。
引き続き、各部長から各款ごとに部の予算編成の特徴や主な事業などについて説明をいたしますので、よろしくお願い申し上げます。
○海老沢総務部長 私からは、令和4年度当初予算(案)のうち、3款総務費について御説明いたします。
当初予算(案)の概要、30ページをお開きください。3款総務費の予算額は、2款企画費から情報システム費を受け入れたこと等によりまして、前年度と比較いたしまして38億円余り、44.3%の増加で126億3,462万4,000円、区全体の歳出に占める割合は8%となってございます。なお、総務費には総務部のほかに会計室、選挙管理委員会事務局、監査事務局の予算も含まれてございます。
総務部では、区民の生命、財産が継続的に守られ、災害や健康被害等の危機的状況下にありましても安定的に行政サービスが提供されるよう、区の業務管理、組織体制の強化を図ってまいります。
主な事業につきまして御説明いたします。31ページから32ページを御覧ください。新規、拡充、推進の主な事業を記載してございます。
2-01、中野区区民意識・実態調査ですが、令和4年調査から回答方法にオンライン回答を追加いたします。
2-02、職員に関する情報をデータベース化し、長期的・効果的な人材育成と適切な人事配置及び事務の効率化を図るため、人財マネジメントシステムを導入いたします。
2-03、(仮称)中野区公契約条例の推進でございますが、事業者向け説明会や労働者等への制度周知を行うほか、(仮称)中野区公契約審議会を開催いたします。
2-04、災害対策用物資の充実でございますが、水害時一時避難所に指定している区民活動センターに布製の間仕切りを配備いたします。また、乳幼児に対する備蓄物資を増強いたします。
2-05、庁内情報資産の横断的かつ効率的な共有と活用を行うため、令和5年度をめどに統合型GISを構築いたします。
2-06、職員が業務で利用するインターネットの通信速度及び利便性の向上等を図るため、東京都のシステム構築に合わせまして、区とインターネット間の通信を中継するサービス(インターネットデータセンター)を再構築いたします。
2-07、新庁舎において必要なネットワーク回線の設計を行います。
続きまして、32ページでございますが、2-08、業務用チャット、Web会議、電話機能等を統合したシステム(ユニファイド・コミュニケーション)を導入いたします。
続きまして、2-09、子育てや介護に関する手続及び転出・転入ワンストップサービスに係る手続につきまして、国と区のシステムを連携するためのぴったりサービス電子申請連携システムを新たに構築いたします。
2-10、デジタルデバイドの解消対策といたしまして、モバイル機器の貸出しを伴う講習等を実施いたします。
2-11、新庁舎整備事業でございますが、令和6年度の移転に向けまして整備を進めてまいります。
以上が総務部の主な事業となります。
続きまして、2-12、選挙管理委員会事務局では、区長選挙・区議会議員補欠選挙、2-13、参議院議員選挙につきまして、それぞれ任期満了に伴う選挙の執行費用を計上し、若年層に対する啓発を一層図ります。
会計室では、決算の調整や会計システムの運用、物品の管理、審査、出納業務の経費を計上してございます。
監査事務局では、監査委員及び事務局の経費を計上してございます。
以上が3款総務費の説明でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
○鳥井区民部長 私からは、区民部所管分の一般会計、4款区民費、国民健康保険事業特別会計、後期高齢者医療特別会計について御説明いたします。
33ページをお開きください。区民費の歳出予算総額は117億1,348万4,000円でございます。前年度より2億6,686万4,000円、2.3%の増となっております。
区民部は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた区民や事業者を適切に支援するとともに、自治体としての基本業務を安定的に行うため、債権管理体制の強化を進め、住民税、国民健康保険料及び後期高齢者医療保険料の収入確保に取り組みます。また、文化芸術振興、多文化共生の推進及び産業振興により活力あるまちの実現を目指します。
それでは、区民部が取り組む主な事業につきまして御説明いたします。34ページでございます。
新規事業は、34ページに5件と35ページに1件ございます。
3-01、文化芸術の振興に係る基本方針を策定し、取組を推進するものでございます。
3-02、多文化共生の推進に係る基本方針を策定し、取組を推進するものでございます。
3-03、国名勝指定の歴史的文化財が適切に保存・活用されるよう、哲学堂公園保存活用計画を策定するものでございます。
3-04、口座振替依頼書等手書きの書類につきまして、税務収納システムへの入力業務を自動化し、住民税収納事務の効率化を図るものでございます。
3-05、中野区商店街振興組合連合会が発行してございます区内共通商品券の電子化の検討に向けて、中野区商店街振興組合連合会を支援するものでございます。
もう1件は、35ページの下から2項目めを御覧ください。3-13でございます。新庁舎で導入する全庁共通発券機につきまして、移転後に円滑に運用できるよう、戸籍住民課、保険医療課窓口に一部先行導入いたします。
34ページにお戻りください。拡充事業4件でございます。
3-06、令和3年度に策定予定の旧中野刑務所正門の基本計画、保存活用計画に基づきまして、基本設計・実施設計を行うものでございます。
3-07、住民税、後期高齢者医療保険料につきまして、Web口座振替申込の導入や携帯電話番号を使用したメッセージ配信サービスによる納付勧奨を進めるものでございます。また、債権管理一元化により基準や対応を統一し、収納率向上のほか、組織力や職員の専門性の向上、複数債権滞納者対応の充実を図るものでございます。
35ページを御覧ください。3-08でございます。例年行ってございます中野・杉並・豊島の3区合同によるアニメコンテンツを活用した地域ブランディング事業に加えまして、長年区内に事務所を構え、著明な作品を残した功績をたたえ、令和3年9月に逝去されましたさいとう・たかを氏の追悼事業を実施するものでございます。
3-09、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による業況悪化に対応し、区内経済活性化を図るため、中野区産業経済融資の貸付限度額及び利子補給優遇措置を拡充するものでございます。また、中野区小規模事業者経営改善資金利子補給金の補助率の引上げを行います。
続いて、推進事業3件でございます。
3-10、老朽化いたしましたもみじ山文化センター西館小ホールの音響設備の改修工事を行います。また、この改修工事のほか、野方区民ホール改修工事及び社会福祉会館改修工事が行われることに伴いまして、文化施設休館期間中の利用料金収入につきまして指定管理者へ補償するものでございます。
3-11、マイナンバーカードのより一層の普及促進を図るため、夜間延長窓口実施日を増やすなど、マイナンバーカードの交付体制を強化するものでございます。
3-12、商店街全体としてキャッシュレス化を推進する商店街に対して補助を行うものでございます。
次に、国民健康保険事業特別会計の拡充事業でございます。
3-14、国民健康保険料につきまして、Web口座振替申込の導入や携帯電話番号を使用したメッセージ配信サービスによる納付勧奨を進めるものでございます。また、債権管理一元化により基準や対応を統一し、収納率向上のほか、組織力や職員の専門性の向上、複数債権滞納者対応の充実を図るものでございます。
続きまして、特別会計でございます。
56ページ、57ページをお開きください。下段の国民健康保険事業特別会計でございます。当初予算額は、歳入・歳出ともに325億5,300万円で、前年度より5億800万円、1.6%の増となってございます。
主な増減でございます。
まず、右側の57ページ、歳出を御覧ください。医療費の増加によりまして、2款国保給付費が2億203万4,000円の増となったほか、3款国保事業費納付金が3億5,271万6,000円の増となってございます。
次に、左側、56ページ、歳入でございます。1款国民健康保険料は、1人当たり保険料の増加及び目標収入率の増加により1億7,059万6,000円の増となってございます。次に、4款都支出金が、国保給付費の増に伴いまして保険納付金等交付金が増えたことで2億112万円の増となってございます。次に、5款繰入金が基盤安定繰入金の増加で9,858万1,000円の増、7款諸収入が、退職被保険者分国保事業費納付金の精算に伴う交付金の増により3,770万3,000円の増となってございます。
以上が国民健康保険事業特別会計の御説明でございます。
続きまして、58ページ、59ページをお開きください。上段の後期高齢者医療特別会計でございます。当初予算額は歳入・歳出ともに75億8,500万円で、前年度より4億4,200万円、6.2%増となってございます。
主な増減でございます。
まず、右側の59ページ、歳出を御覧ください。1款広域連合納付金が、保険料負担金の増などにより4億3,820万7,000円の増となってございます。
次に、左側の58ページ、歳入でございます。1款後期高齢者医療保険料は、被保険者数の増加や保険料の改定などにより2億9,693万3,000円の増となってございます。
以上が後期高齢者医療特別会計でございます。
区民部は以上でございます。
○青山子ども教育部長、教育委員会事務局次長 私からは、子ども教育部、教育委員会事務局の予算につきまして御説明させていただきます。
36ページをお開きください。5款子ども教育費の予算額は454億6,702万1,000円と、前年度より97億8,674万7,000円の減となりました。未来ある子どもの育ちを地域全体で支えるまちの実現に向けて、新しい基本計画における重点プロジェクト「子育て先進区の実現」を推進するとともに、目指すまちの姿を実現するための子ども・子育て支援、教育活動の取組を実施してまいります。
それでは、主な事業につきまして御説明いたします。
38ページを御覧ください。4-01、学校運営協議会・地域学校協働の一体的推進体制の構築では、子どもや地域の現状を踏まえた特色ある教育を推進し、地域全体で子どもの学びや成長を支えるため、学校運営協議会と地域学校協働本部のそれぞれが持つ役割を十分に機能させ、一体的に推進いたします。
4-02、区立学校の再編及び改築では、中野区立小中学校再編計画(第2次)及び中野区立小中学校施設整備計画(改定版)に基づき、小・中学校の改修・解体・新築工事を行うとともに、新校舎の物品整備、移転準備等を行います。
4-03、区立学校の環境改善に向けた計画的な改修では、区立小・中学校の環境改善のための改修を行います。また、児童数の増加に伴い、普通教室の不足が見込まれる谷戸小学校の改修工事及び増築設計並びに鷺宮小学校の改修工事を行います。
4-04、ICT推進による教育環境の整備では、区立小・中学校において指導者用デジタル教科書を導入し、効果的に活用することにより、一人ひとりの理解度や進度に応じて個別最適な学びや子ども同士の主体的・対話的な学びを実現するとともに、電子黒板の設置が不足している少人数教室と小学校35人学級に対応するため、電子黒板を拡充設置いたします。また、授業配信用端末を配備することで常時授業のオンライン配信を可能にし、児童・生徒の学びを止めない環境を整えるとともに、学童クラブにおいても学習用タブレット端末を活用できる学習環境を整備いたします。
4-05、教育の充実を図るための環境整備では、教員の業務を効率化し、負担を軽減することで、児童・生徒と向き合う時間を確保し、教育活動の充実を図るとともに、教員のワーク・ライフ・バランスを実現するため、区立中学校に採点システム、及び区立小・中学校に大型多機能印刷機の導入を行います
4-06、子どもの居場所づくりと読書活動の推進では、区立小・中学校において夏季休業期間も学校図書室を開放し、子どもたちが読書活動を行う等、安全・安心な居場所として利用できるようにするとともに、蔵書を充実させ、子どもたちの読書習慣が身につく環境を整備いたします。
続きまして、39ページを御覧ください。4-07、(仮称)中野区子どもの権利に関する条例の推進では、(仮称)中野区子どもの権利に関する条例に基づき、(仮称)中野区子どもの権利救済機関及び(仮称)中野区子どもの権利委員会を設置するとともに普及啓発を行います。
4-08、教育相談体制の充実では、急激に増加している不登校傾向や不安感を持つ児童・生徒にきめ細かな支援を行うため、教育相談員、スクールソーシャルワーカーを増員し、相談・巡回支援体制の強化を図ります。
4-09、子どもの貧困対策の推進では、学習支援事業の内容の拡充を図るほか、子ども食堂への支援を行い、生活に困難を抱える子どもへの支援を充実させます。
4-10、児童相談所の設置及び子ども・若者支援センター等運営では、令和4年4月、子ども・若者支援センター内に児童相談所を設置いたします。設置に伴い、児童福祉審議会等、児童相談所設置市事務を開始いたします。また、子ども・若者支援センター内で実施する若者相談事業を拡充し、相談スペースの整備等を行います。
4-11、子育て家庭ホームヘルプサービス事業では、病児保育事業の実施体制を踏まえ、病児保育の利用ニーズへの対応及びサービスの選択肢の幅を広げるため、子の病気の際の保護者への支援としてホームヘルプサービス事業を拡充いたします。
4-12、一時預かり事業では、養育者の育児疲れを解消する場合等の際に利用できるサービスとして、児童館における一時預かり事業を実施いたします。
4-13、一時保育事業では、私立保育園で実施している一時保育事業に係る補助金について、年間受入人数の実績に応じた補助基準の階層を増やすことにより、各施設における利用児童の受入れ促進を図ります。
続きまして、40ページを御覧ください。4-14、ベビーシッター利用支援事業では、未就学児を自宅にて保育する家庭への支援として、保護者の疾病、入院などの日常生活上の突発的な事情等により、ベビーシッターを利用した際の保育料を助成する制度を実施いたします。
4-15、養育費の取決めに係る費用補助では、養育費の取決めに係る支援として、家庭裁判所への調停申し立て等に係る費用について補助いたします。
4-16、民間保育施設の新規開設支援では、民間保育事業者が行う認可保育所の施設整備等に対して補助することで、待機児童の解消を図ります。
4-17、区立保育園におけるICT化では、区立保育園に保育業務支援システムを導入し、事務のICT化を進め、保護者の利便性向上とともに、保育士が保育業務に専念できる環境を整備し、質の高い保育サービスを提供いたします。
4-18、子ども・子育てに関する講演会では、子どもや子育て家庭の悩みの解消や課題の共有等を進めるため、子ども・子育てにおいて関心の高いトピックをテーマとした講演会を実施いたします。
4-19、児童館機能の拡充等では、一部の児童館におきまして学童クラブ移転後のスペースを活用したロビー機能の拡充や中高生の活動支援、学習スペースの設置、乳幼児親子を対象とした日曜日の開放事業を実施いたします。また、全館の遊具のリニューアルを行います。さらに、建物調査を行い、施設改修計画を策定いたします。
4-20、プレーパーク活動団体等支援では、区内で展開されているプレーパーク活動について、地域に根差した活動を行う団体等に対し、活動を担う人材育成の支援やプレーパークの普及啓発を実施いたします。
4-21、子ども施設各種改修工事では、区立保育園、幼稚園、児童館、学童クラブ、キッズ・プラザ、ふれあいの家利用者の安全・安心と快適な環境の確保のため、施設改修工事や調査を実施いたします。
続きまして、41ページを御覧ください。4-22、若者育成支援事業では、中高生の意見表明や自発的な活動支援、地域参加等に向けたハイティーン会議の見直し・拡充や、大学生・社会人の活動支援の取組等、若者の育成支援を推進いたします。
4-23、体験活動の充実では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により自粛・中止してきた区立幼稚園、区立小・中学校における体験活動について充実を図ります。
4-24、中央図書館予約室設置等工事では、非接触対応での本の受取が可能となるよう、中央図書館内に環境を整備いたします。
以上が子ども教育費の主な事業でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
○角地域支えあい推進部長 それでは、令和4年度当初予算(案)のうち、地域支えあい推進部所管分について御説明いたします。
令和4年度当初予算(案)の概要、42ページをお開きください。6款地域支えあい推進費の歳出予算総額でございますが、78億5,959万8,000円、区全体の歳出合計に占める割合は5.0%でございます。前年度比較では8億5,843万9,000円、12.3%の増となりました。令和4年度予算では、すこやか福祉センターや区民活動センター等の地域施設を拠点とし、医療、介護、福祉の専門的な機能と、町会・自治会をはじめ、地域の様々な公益活動を行う人々との連携により、誰もが住み慣れた地域で自分らしく安心して暮らすことができる地域包括ケア体制の構築に向けた取組をさらに進めてまいります。
それでは、43ページを御覧ください。令和4年度予算の主な事業について御説明させていただきます。
まず、5-01、ひきこもり支援事業では、ひきこもり支援を充実させるために、区と社会福祉協議会が協働し、包括的に支援する体制を構築してまいります。
次に5-02、地域活動の再開・活性化支援では、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中でも、住民同士の支えあいなど、地域の活動が維持・継続されるよう新型コロナウイルスの感染症対策を進めるとともに、町会・自治会及び友愛クラブへの活動支援を行ってまいります。
次に5-03、区民による公益的な活動に対する支援機能の強化では、新型コロナウイルス感染症の影響下、公益的な活動の継続・再開に向けた支援を効果的に行うため、地域活動のコーディネート役を担う人材のネットワークづくり、支援に必要な知識・スキルや情報の共有を進め、研修等を行います。また、地域の居場所を提供する活動については、社会福祉協議会への委託により運営・立ち上げ支援機能を強化いたします。
次に5-04、すこやか福祉センター等の整備では、すこやか福祉センターの圏域を4か所から5か所に見直します。見直しに伴いまして、温暖化対策推進オフィス跡施設を改修し、新しいすこやか福祉センター及び地域包括支援センター等の整備に向けて実施設計を行います。
次に5-05、妊産婦への支援体制の充実では、産前・産後を対象とした講座等の拡充や、産後ケア事業の改善など、妊娠・出産・子育てトータルケア事業の改善・拡充を図ります。
44ページをお開きください。5-06、区民活動センター等の整備・改修では、昭和区民活動センターについて、既存敷地及び拡張用地を用いて現地で建替え整備を行います。また、建替えの間、仮施設として温暖化対策推進オフィス跡施設を活用いたします。次に、野方区民活動センター、野方区民ホール等のトイレ改修、設備更新及びエスカレーター改修等を行います。南部すこやか福祉センター、スポーツ・コミュニティプラザを含みますが、それと南中野区民活動センター、療育センターゆめなりあの温水洗浄便座つきのトイレ改修を行います。
次に5-07、新型コロナウイルス感染症自宅療養者支援事業では、都の対象とならない短期の自宅療養者及び入院待機者等に対し、約3日分の食料品等を詰め合わせた自宅療養セットを配布いたします。
次に5-08、認知症とともに暮らす地域安心事業では、認知症検診、地域支援推進事業を通し、認知症の初期の段階から相談、支援、診断ができる体制を整備いたします。
次に5-09、在宅要介護者受入体制整備事業では、在宅で要介護者(高齢者)を介護している家族等が新型コロナウイルス感染症に感染した場合に、要介護者が住み慣れた地域での生活を継続し、感染した家族等が安心して療養に専念できるよう支援体制を継続いたします。
次の5-10は、介護保険特別会計の事業でございます。債権管理体制の強化では、介護保険料につきまして、Web口座振替サービスの導入により手続の利便性を高め、収納率の向上を図ってまいります。
次に、特別会計について御説明いたします。
恐れ入りますが、58ページ、59ページをお開きください。下段の介護保険特別会計でございます。当初予算額は、歳入・歳出ともに240億3,400万円で、前年度より7億5,600万円、3.2%の増となっております。
主な増減について御説明いたします。
59ページの歳出を御覧ください。2款保険給付費につきましては、要介護認定者の増加などから保険給付費が8億9,240万円の増となっております。3款地域支援事業費は、重層的支援体制整備事業として一部が一般会計へ移行したことなどにより、1億8,578万5,000円の減となっております。5款諸支出金は、重層的支援体制整備事業の介護保険料負担分を一般会計へ繰り出すため、7,021万4,000円の増となっております。
次に、58ページの歳入欄を御覧ください。1款介護保険料、3款国庫支出金、4款支払基金交付金、5款都支出金、7款繰入金について、それぞれ保険給付費の増により、表に記載のとおり増となっております。
以上で、地域支えあい推進部所管分の令和4年度予算総括の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○岩浅健康福祉部長 それでは、健康福祉部所管分につきまして御説明をさせていただきます。
45ページを御覧ください。7款健康福祉費の歳出総額は340億5,605万1,000円で、前年度に比べ25億2,147万5,000円、8.0%の増となっております。この主な要因でございますが、新型コロナウイルス感染症対策経費や介護給付・訓練等給付の増によるほか、障害施策の事務移管に伴うものでございます。
健康福祉部では、「健康福祉都市なかの」の実現を目指し、子どもから高齢者、障害のある人など、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らし続けるための取組をさらに進めるとともに、区民の継続的なスポーツ活動、健康づくりを推進する事業を実施してまいります。また、新型コロナウイルス感染症対策として、令和3年度に引き続きPCR検査センターやワクチン接種など、感染状況に応じた対応をしてまいります。
それでは、令和4年度予算の主な事業について御説明をいたします。
46ページを御覧ください。初めに6-01、区立重度・重複障害児通所支援施設における居宅訪問型児童発達支援でございます。在宅訪問指導を法内化し、居宅訪問型児童発達支援を実施いたします。
次に6-02、成年後見制度利用促進に向けた中核機関の設置でございます。広報や相談体制の連携強化、後見人候補者の検討、後見人への継続的な支援等において中心的な役割を担います中核機関を設置いたします。
6-03、日常生活用具「発電機・蓄電池等」の給付でございます。在宅の人工呼吸器使用者に対し、停電時等に使用する非常用電源装置を給付いたします。
6-04、社会福祉会館及び障害者福祉会館の改修でございます。社会福祉会館の総合防水工事、トイレ洋式化等工事を行います。また、障害者福祉会館は重度障害者に対応できるよう改修いたします。
6-05、成人歯科健診の受診勧奨では、40歳から50歳の区民に受診券を送付し、口腔内リスクの早期予防を図ります。
6-06、胃内視鏡検査の対象年齢拡大では、対象年齢を50歳から69歳までに拡大をいたします。
6-07、哲学堂庭球場照明及び人工芝の改修工事でございます。改修工事に向け実施設計及びボーリング調査を実施いたします。
6-08、在宅障害者受入体制整備事業は、今年度に引き続き、障害者を介護している家族等が新型コロナウイルスに感染した場合でも、障害者が地域で生活できるよう支援を実施いたします。
次に6-09、生活寮の法内化に向けた再整備でございます。知的障害者生活寮及び在宅障害者(児)緊急一時保護事業の法定サービス移行に向け、施設を整備いたします。
6-10、区内障害児通所支援施設におけるICT環境整備では、区立障害児通所支援施設においてオンラインで療育等を行う環境を整備いたします。
6-11、新型コロナウイルス感染症区内病院病床確保補助金給付事業でございます。新型コロナウイルスの感染拡大に備え、病院が新型コロナウイルス感染症患者の病床を確保した場合に補助をいたします。
最後に6-12、新型コロナウイルス感染症対策では、感染状況に応じて適切に対応を行ってまいります。
以上で健康福祉部所管分の令和4年度当初予算(案)に関する説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○朝井環境部長 それでは、環境部所管分につきまして御説明させていただきます。
48ページをお開きください。8款環境費は56億9,201万5,000円で、前年度より4億1,115万4,000円、7.8%の増となっています。主な要因でございますが、東京23区清掃一部事務組合への分担金や粗大ごみ収集に係る経費等の増加によるものでございます。
環境部は、環境負荷の少ない持続可能なまちの実現のため、区民の生活や事業活動における二酸化炭素排出量の削減、効率的なごみの収集・運搬、ごみの発生抑制・資源化などを推進するとともに、都市における自然環境の保全・創出のための緑化を推進してまいります。また、快適な生活環境を維持するための公害対策に取り組んでまいります。
主な事業について御説明いたします。
49ページを御覧ください。新規事業が5件ございます。
7-01は、高断熱窓・ドア助成事業でございます。住宅の省エネルギー化を推進するため、高断熱窓・ドアの改修に対し費用の一部を助成します。
7-02は、ゼロカーボンシティなかのシンポジウムでございます。2050年脱炭素社会の実現に向け、地球温暖化や気候変動等に関する基調講演、パネルディスカッションを行うものでございます。
7-03は、燃料電池自動車レンタカーによる水素エネルギー活用の普及啓発でございます。区民向けに燃料電池自動車のレンタカー料金を利用しやすい料金に設定することにより、水素エネルギー活用の普及啓発を図るものでございます。
7-04は、中野区食品ロス削減推進計画の策定でございます。検討に当たり食品関連事業者への調査を実施するものでございます。
7-05は、ごみ分別AIチャットボット機能の導入でございます。ごみ分別全般の質問に回答するごみ分別AIチャットボット機能を構築し、ホームページからアクセスできるようにいたします。
続きまして、見直し事業でございます。
7-06、高断熱建築物認証制度の見直しでございます。交付するエコポイントが住宅の省エネルギー化への誘導策としての効果が乏しいため廃止し、先ほど御説明いたしました高断熱窓・ドア助成事業に転換いたします。
最後に7-07、森林環境譲与税の活用でございます。令和4年度は、塔山小学校、江古田小学校、北部すこやか福祉センターにおいて、国産木材による備品購入等に活用いたします。
以上が環境部所管分の令和4年度当初予算(案)でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○奈良都市基盤部長 それでは、都市基盤部に関わる令和4年度当初予算(案)を御説明いたします。
50ページをお開きいただきたいと思います。9款都市基盤費です。当初予算額としましては76億8,307万円、前年度と比べまして12億2,052万5,000円、18.9%の増となりました。都市基盤費は、耐震化促進経費やLED街路灯灯具交換工事の経費の増加から、前年度に比べて増額となったものでございます。
都市基盤部は、区民の暮らしを支える都市の基盤づくりを担う部門として、道路や公園など都市基盤の着実な整備や計画的な維持・管理に取り組むほか、多様なニーズに応じた住宅ストックの活用、利用しやすい交通環境の整備及び魅力ある都市景観の形成など、区民が安全に安心して快適に暮らせるまちの実現を目指します。
それでは、令和4年度の主な事業について御説明をいたします。次のページ、51ページを御覧いただきたいと思います。
初めに新規事業です。
8-01、統合型GIS構築に伴う電子データ化です。庁内情報資産の横断的かつ効率的な共有と活用により業務の効率化を図るため、令和5年度を目途に統合型GISを構築することを契機として、共通のプラットフォームとしてのデジタル道路現況平面図の整備と公開するデータの電子化を進めます。
8-02、LED街路灯灯具交換工事です。平成21年度から順次LED化した灯具の寿命が近づいているため、中野区LED街路灯灯具交換計画に基づき、街路灯の灯具を計画的に交換いたします。
8-03、セーフティネット専用住宅登録促進モデル事業です。住宅確保要配慮者を対象としたセーフティネット専用住宅の登録を促すため、民間賃貸住宅のオーナーに対し、必要となる改修費の一部を助成します。
次に、拡充事業です。
8-04、都市計画マスタープランの改定・景観計画の策定です。都市計画の基本方針となる都市計画マスタープランを改定します。また、良好な景観形成に向け、景観計画の策定検討及び景観行政団体への移行準備を進めてまいります。
8-05、道路維持補修工事です。これまでの道路維持補修工事に加え、中野区道路舗装維持管理実施計画に基づき、予防保全型の道路舗装維持補修を追加して行ってまいります。
8-06、区立公園の整備等でございます。令和3年度策定予定の中野区公園再整備計画に基づき、再整備を行う公園の基本設計、園内灯のLED化、公園トイレのバリアフリー化、白鷺せせらぎ公園のネット改修などを行います。また、中野四季の森公園について、民間活力の導入に向けた準備等を行ってまいります。
8-07、耐震化促進です。木造住宅耐震化促進事業の対象範囲を区内全域へ拡大するなど、耐震化促進助成事業を拡充します。
続いて、推進事業になります。
8-08、無電柱化整備事業です。弥生町三丁目周辺地区の避難道路をはじめ、中野区無電柱化推進計画に基づき無電柱化を推進してまいります。
次のページ、52ページでございます。8-09、区内交通環境の整備です。地域や交通事業者などの関係者と協力・連携を図りながら、地域公共交通に関わる計画の策定に向けた検討を行うとともに、地域における意向調査や実証実験により、区内の公共交通を補完する新たな公共交通サービスの導入等について検討を進めてまいります。また、自転車利用総合計画の策定に向けた検討を進めるとともに、区民の移動の利便性向上と公共交通の補完を目的とした自転車シェアリング事業などの自転車活用を推進してまいります。
以上で都市基盤部所管の令和4年度予算の総括説明を終わります。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○豊川まちづくり推進部長 それでは、まちづくり推進部所管分について御説明をいたします。
53ページをお開きいただきたく思います。10款まちづくり推進費の予算額は127億2,872万4,000円で、前年度と比べまして28億6,183万4,000円、29%の増となってございます。これは、中野駅周辺地区の市街地再開発事業関連経費が増額となったことが主な要因でございます。
まちづくり推進部では、西武新宿線沿線及び中野駅周辺のまちづくりと木造住宅密集地域の防災まちづくり等を所管いたしまして、区内のまちづくりを一体的かつ効果的・効率的に進めまして、安全性・快適性・利便性が向上し、時代の変化に対応したまちづくりを推進してまいります。
それでは、令和4年度の主な事業について御説明をいたします。54ページ、55ページをお開きください。
推進事業が5事業でございます。
初めに9-01、東中野駅東口周辺のまちづくりでございます。住民等の生活環境の現況や住民等がまちの課題と感じている部分等につきまして、アンケートや意見交換会を実施いたします。その結果とこれまでの委託成果等を整理いたしまして、まちづくりの方向性をまとめてまいります。
次に9-02、防災まちづくりでございます。地震時における地域危険度が高い地域や木造住宅密集地域等におきまして、地域の市街地状況に即した防災まちづくりを推進してまいります。
次に9-03、新井薬師前駅・沼袋駅周辺のまちづくりでございます。新井薬師前駅・沼袋駅周辺地区で、交通環境の改善、にぎわいと魅力あふれるまちづくりや防災性の向上に向けた取組を進めてまいります。
それから、次に9-04、野方駅・都立家政駅・鷺ノ宮駅周辺のまちづくりでございます。西武新宿線の野方駅から井荻駅間の連続立体交差事業の早期実現を目的といたしまして、野方駅、都立家政駅及び鷺ノ宮駅の各駅周辺のまちづくりの検討を進めてまいります。
最後に9-05、中野駅周辺のまちづくりでございます。中野駅周辺各地区のまちづくりを推進してまいります。中野駅西側南北通路・橋上駅舎整備を進めるとともに、各地区において施行されます土地区画整理事業及び第1種市街地再開発事業につきまして、事業費の一部を補助し、各事業の推進を図ってまいります。また、中野駅新北口駅前広場設計、中野駅周辺エリアマネジメントビジョンの作成を進めてまいります。
以上でまちづくり推進部所管の令和4年度予算に関する説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○ひやま委員長 以上をもって総括説明を終了します。
次回の委員会は、2月24日(木曜日)午前10時から当委員会室において開催することを口頭をもって通告します。
以上で本日の予算特別委員会を散会します。
午後2時08分散会