平成24年08月30日中野区議会震災対策特別委員会
平成24年08月30日中野区議会震災対策特別委員会の会議録
平成24年08月30日震災対策特別委員会 中野区議会震災対策特別委員会〔平成24年8月30日〕

震災対策特別委員会会議記録

○開会日 平成24年8月30日

○場所  中野区議会第1委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後4時39分

○出席委員(14名)
 吉原 宏委員長
 小林 ぜんいち副委員長
 若林 しげお委員
 高橋 かずちか委員
 木村 広一委員
 中村 延子委員
 石川 直行委員
 林 まさみ委員
 浦野 さとみ委員
 長沢 和彦委員
 伊藤 正信委員
 篠 国昭委員
 やながわ 妙子委員
 佐伯 利昭委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 経営室長 川崎 亨
 危機管理担当部長 荒牧 正伸
 経営室副参事(経営担当) 戸辺 眞
 経営室副参事(施設担当) 小山内 秀樹
 地域支えあい推進室長 瀬田 敏幸
 地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当) 朝井 めぐみ
 区民サービス管理部長 登 弘毅
 区民サービス管理部副参事(戸籍住民担当) 浅野 昭
 環境部長 小谷松 弘市
 環境部副参事(地球温暖化対策担当) 上村 晃一
 都市基盤部長 尾﨑 孝
 都市基盤部副参事(都市計画担当) 相澤 明郎
 都市基盤部副参事(地域まちづくり担当) 田中 正弥
 都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 石井 正行
 都市基盤部副参事(建築担当) 豊川 士朗
 都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 佐藤 芳邦
 都市基盤部副参事(生活安全担当) 高橋 均

○事務局職員
 書記 永見 英光
 書記 土屋 佳代子

○委員長署名

審査日程
○議題
 大地震の対策と復興計画について
 東日本大震災等の被災地の復興支援について
○所管事項の報告
 1 東日本大震災に係る区内避難者個別訪問の実施結果について(地域活動推進担当)
 2 「2012東北復興大祭典 なかの」実施に伴う「東北復興祈念展」の実施概要について(生活安全担当)
 3 その他
  (1)防災体験デーの実施について
○その他

委員長
 定足数に達しましたので、ただいまより震災対策特別委員会を開会いたします。

(午後1時00分)

 本日の審査日程について協議いただくため、委員会を休憩いたします。

(午後1時00分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後1時01分)

 審査日程についてお諮りいたします。
 本日の審査は、ただいま休憩中に御協議いただきましたとおり、お手元に配付してあります審査日程(案)(資料1)のとおり進め、議題宣告の後、委員会を休憩し、震災時の避難所運営体験(HUG)についての学習会を行い、学習会終了後、所管事項の報告を受けたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 また、事務局職員が学習会の記録用写真を撮影したいとのことですので、これを許可したいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、これを許可します。
 なお、本日は5時を目途に進めたいと思います。御協力をよろしくお願いいたします。
 それでは、議事に入ります。
 大地震の対策と復興計画について、東日本大震災等の被災地の復興支援について、を一括して議題に供します。
 学習会を行いますので、委員会を暫時休憩いたします。

(午後1時02分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後4時03分)

 それでは、所管事項の報告を受けたいと思います。
 まず1番、東日本大震災に係る区内避難者個別訪問の実施結果についての報告を求めます。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動支援担当)
 それでは、資料に基づきまして御報告いたします。(資料2)
 東日本大震災に係る区内避難者個別訪問の実施結果についてでございます。
 先般実施いたしました東日本大震災により被災し、区内に避難している世帯に対する個別訪問の結果についてでございます。
 1、訪問の概要です。
 (1)対象世帯数。東日本大震災により被災し、区内に避難している世帯。ただし、訪問を希望しない旨の意思表示のあった世帯等を除くものでございます。対象世帯は198世帯、中部圏域49、北部圏域32、南部圏域20、鷺宮圏域97世帯となっております。
 区内避難者世帯の状況でございますが、6月25日現在250世帯でございました。このうち、訪問を希望しない旨の意思表示のあった世帯を除いて198世帯を訪問したものでございます。
 (2)の実施時期でございますが、6月26日から7月31日までに実施をいたしました。
 (3)訪問時の対応でございます。区内の避難者世帯を区職員が個別訪問し、地域の相談窓口としてすこやか福祉センターを紹介するとともに、支援が必要と判断される場合には適切な相談機関等を御案内するなどの働きかけを行いました。
 2番、訪問結果でございます。
 (1)訪問状況。総件数は198世帯、対象世帯と同様でございます。現地で直接本人または御家族から状況を確認した件数は45世帯でございました。電話のみで状況を確認した件数は38世帯、御不在のため、案内チラシ等の投函により対応した件数が100世帯でございました。所在が特定できなかった件数は15世帯ということでございました。
 (2)専門相談機関等に案内した事例でございますが、生活保護申請を御案内したのが1世帯、すこやか福祉センターでの継続支援を行っているのが1世帯、そういった状況でございます。
委員長
 ただいまの報告に対しまして質疑ございますか。
やながわ委員
 区内に避難をし、かなり時間もたってきていると。現地の被災もだんだん時間がたってくると、精神的なメンタルケアがどうしても必要になってくるといろいろな報道等で聞いているんですが、被災地から中野区内で暮らし始めて1年以上たっているわけで、今回この報告を見て大事なことだなと思うんですが、250世帯のうち、訪問したのが198世帯、その訪問状況が確認した世帯が45とかとあるんですが、こう数字だけを見ると、お会いをしてその人がどういう状況に置かれているのか、あるいはお元気なのか、そういうのがあまり出てこないというか、むしろ案内チラシ等の投函により対応した件数100世帯というのはほとんど紙1枚と。こんな状況でお元気ならいいんですけれども、そういったメンタルケアが必要な時期にきているときに、これで終わっちゃうのかというのが聞きたいことの1点。
 それと、対応が250世帯中198世帯ですから、約50世帯の人は何でいいのかと。元気で、もうかかわらなくてもいいですよというのか、それともそれ以上にもうかかわり合いたくないとか、そういう意味合いがどっちにあるのか、それを確認しているのかどうか。区が実態をちゃんと掌握しているのかどうか。この2点、ちょっとお聞かせください。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動支援担当)
 今後につきましても、今回の訪問におきまして御不在の方も含めてすこやか福祉センター、それから社会福祉協議会等、御紹介をしております。社会福祉協議会の行っていますサロンについても御紹介をしております。そういったことで必要な方には適切な支援が十分できますよう、区としては考えていきたいと思っております。さらに、新たに中野区内に避難者としていらした方については、また御訪問も含めて行っていかなければいけないというふうに考えております。
 それから、もう一つの御質問につきましては、250世帯のうち198世帯以外の方についてということかと思いますけれども、これにつきましては、訪問を希望しないという旨の意思表示があったということですので、その方の状況については、残念ながら区としては今のところ把握できていないというのが実態でございます。
やながわ委員
 むしろそういう方の訪問、来なくてもいいですよという、どっちなのかなというのが気になるので。自分に当てはめたら、このくらいの時間がたってくると将来に対する不安、それから人間関係の問題、とにかく見通しがないという。だれだってそういう思いが募ってくるだけに、きめ細やかな支援は大変大事な支援だと思うので、サロンなんか大変好評だとも聞いておりますし、出てこられない人がだれなのかという、書類でがちっとやるんではなくて、そっと見守りをしていく方法ってあると思うんですね。それは自治会の皆さんの情報をいただくとか、それはちょっと丁寧に、こういう時期に入ったからこそやるべき支援があると思いますので、どうかこれだけの方々が来ていますので、震災復興の支援という立場では大変大事なので、きめ細やかな支援をきちんと、掌握しつつやっていただきたいなと思います。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動支援担当)
 すこやか福祉センターできめ細やかな支援をしていくということにつきまして引き続きPRしていきますとともに、サロンにいらしている方のいろいろな情報を区のほうもキャッチして、必要な方に必要な支援ができるようにしていきたいと思っております。都営住宅にお住まいの方はまとまって住んでいるということを区のほうも把握しておりますので、そのあたりも含めてきめ細かな支援を引き続きやっていきたいというふうに思っております。
浦野委員
 わかれば教えていただきたいんですけれども、今、世帯の状況6月25日現在とあるんですけれども、もし最新の日付で変動があれば、それも含めて教えていただきたいんですけれども。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動支援担当)
 区のほうで把握しておりますのは、現在も250世帯ということで変わっていない状況でございます。
浦野委員
 前回、6月15日の当委員会で報告されたとき、5月11日現在231世帯ということで、約20世帯ぐらいそのときより増えているかと思うんですけれども、これはまた新たにこちらに来られたということで、増えたということでよろしいんでしょうか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動支援担当)
 7月1日現在、経営室が把握しているのは282世帯となっておりまして、先ほど申し上げた点、修正させていただきたいんですが、それ以降につきましては、まだ今資料としては持っていない状況でございます。
浦野委員
 そうすると、6月25日よりまた30世帯ぐらい増えているので、5月から見ても50世帯ぐらい月ごとに少しずつ増えてきているのかなということなんですけれども、その認識でよろしいでしょうか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動支援担当)
 はい、増えてきているというふうに考えております。
浦野委員
 あともう1点、8月4日に被災者支援のイベントが行われたかと思うんですけれども、ここでもその案内をされて、就職相談やいろいろ身近な相談など、各種相談も行われたかと思うんですけれども、この日の状況、もしどういう状況だったかわかれば、簡単で構わないので教えていただければと思います。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動支援担当)
 8月4日のイベントにつきましては、約150人の方がお見えになったという状況でございます。相談のほうは就職相談が3件程度、法律相談が4件程度、健康相談も9件程度ということで相談のブースのほうにいらした方がいらっしゃったという状況でございます。
高橋委員
 この訪問状況の中で、所在が特定できなかった件数15世帯とあるんですけれども、具体的に連絡がとれなくなっているという状況なのか、どういう状況なのかを教えていただきたいのと、あと、2のところで生活保護申請、それから継続支援1世帯ずつとありましたけれども、そのほかの方々は御苦労、御不自由はあるにしても、区のサポートのこういう施設の中でそれなりに生活を、自立というか独自にされているという理解でよろしいんでしょうか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動支援担当)
 まず、所在が特定できなかった件数15世帯ということなんですが、これは今回区の職員が訪問に回りまして、御登録いただいている住所のところでその方の家が見つからなかった世帯ということでカウントしているものでございます。
 それから、専門相談等に御案内した事例は2世帯でございました。悩みなどを訪問しているときにいろいろ聞いている中では、近隣とのトラブル、騒音があるとか、いろいろなことについての御相談というか悩みも聞いたところではございますけれども、特別に何か生活にお困りでサービスが必要であるという方についてはこのような状況であって、ほかの方は比較的御無事に過ごされているという状況で把握しております。
高橋委員
 やながわ委員も御指摘ありましたけれども、せっかく区の財産であったり税金を使って支援をさせていただいているわけですから、プライバシーとか、あまり構わんでくれとか、そういう心理的なものは尊重しつつも、今後の、あっちゃいけないけれども、こういうことの事例としてきちんといろいろな状況に応じてのデータであったり、細かいそういうものは今後の参考にもなりますので、きちんと細かく拾ってデータとして蓄積していけるようにお願いしたいと思います。これは要望です。
委員長
 他に質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告を終了いたします。
 次に2番、「2012東北復興大祭典 なかの」開催に伴う「東北復興祈念展」の実施概要についての報告を求めます。建設委員会で報告済みの内容でございます。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
 では、「2012東北復興大祭典 なかの」開催に伴う「東北復興祈念展」の実施概要について、御報告申し上げます。(資料3)
 本報告は、6月15日に東北復興支援大物産展の開催について、として本委員会に報告いたしましたが、このたび具体的な内容がまとまりましたので、改めて報告をさせていただくものでございます。
 まず「2012東北復興大祭典 なかの」について御説明を申し上げます。
 この事業は、次の2の主催にあります三つの事業を合同で実施するに当たり、全体を「2012東北復興大祭典 なかの」という一つの事業にまとめたものでございます。このうち一つ目の事業は、東京青森県人会主催の「2012青森人の祭典」でございます。第2の事業は、花と緑の祭典実行委員会主催の「花と緑の祭典 2012秋」でございます。第3の事業は、中野区主催の「東北復興祈念展」でございます。
 なお、東京青森県人会が東北復興大祭典という事業全体の主催者であり、花と緑の祭典実行委員会と中野区は共催という位置付けでございます。
 次に、3の後援ですが、青森県、岩手県、宮城県、福島県及び青森県内の各関係市町村に後援をいただくことになっております。
 4の日時ですが、2日間にわたり行います。初日は10月13日土曜日、午前11時から午後8時まででございます。なお、開会式典は10時45分から実施いたします。2日目は14日日曜日、午前10時から午後5時でございます。
 5の会場ですが、区役所正面玄関前・1階ホール、サンプラザ前広場・1階ロビー、中野駅北口広場、四季の森公園にて実施いたします。
 6の趣旨ですが、震災で被災しました青森県、岩手県、宮城県、福島県の継続的な復興を支援するため、復興の歩みや現状の紹介、農水産物、工芸品、B級グルメの販売、観光文化の発信等を行うことで復興に向けた国民の絆と連携を一層強化してまいりたいというふうに考えております。
 7の東北復興大祭典の開会に係る確認事項でございますが、まず、1の開催経費につきましては、東京青森県人会、花と緑の祭典実行委員会、中野区それぞれ3者が実施する祭典の開催経費につきましては、独立採算制といたします。
 続きまして、2番の区のかかわりでございますが、本事業における区のかかわりを整理してございます。
 ①、区が震災復興のため職員を派遣している宮城県の3市1町の物販ブース運営、物販の引き受け等に関する業務を行います。
 ②、東北4県及び関係市町村、団体との協議・調整を行います。
 ③、「2012東北復興大祭典 なかの」の実行委員会での協議・調整を行います。
 ④、会場となる区役所の周辺の広場、施設の提供を行います。
 ⑤、大祭典のPR活動を行います。
 ⑥、大祭典の実施に関して必要な事項を行います。
 続きまして、資料の裏面をごらんいただきたいと存じます。8番、東北復興祈念展、区の主催の事業部分について御説明を申し上げます。
 これは、先ほど申し上げました同日に合同で行います三つの事業のうちの区主催で行う事業部分ということになります。
 まず、(1)の趣旨ですが、震災で被災しました東北4県の継続的復興支援のため、復興の歩みや現状の紹介及び現在区が震災復興のために職員を派遣しております石巻市、東松島市、岩沼市、亘理町の農水産物、工芸品などの販売、観光、文化などの発信を推進してまいりたいというものでございます。
 次に、(2)の内容ですが、①、東北4県の復旧・復興の歩み、現状の紹介でございます。これは、発災後から現在までの復旧・復興の現状、復興計画の概要、こういったものをパネルやビデオによる紹介を行います。
 ②、観光・文化の発信と農水産物・工芸品の販売でございます。これはPRブースを設けるとともに、物産の販売を行います。
 ③、自衛隊の被災地救援・復旧活動の紹介でございます。これは、自衛隊の被災地救援・復旧活動の紹介と救援や避難所で使用しました装備品の展示のほか、PRブースを設けます。
 ④、震災復興のため区が取り組んできた活動状況の紹介でございます。これは、現在に至るまでの震災復興で職員を派遣しました自治体における区の活動の紹介を行います。
 ⑤、区民の防災意識等向上のための体験やPRコーナーを設けます。これは、起震車による地震体験、初期消火、煙体験の実施のほか、防災用品の紹介、避難所についてのPR等を行う予定でございます。そのほか東北4県の復旧・復興に必要な取り組みに関することというふうにしてございます。
 3番目の会場でございますが、調整中のため一部変更の可能性がございますので、お含みおきの上お聞き取りいただきたいと思います。
 ①のパネル展示につきましては、区役所1階ホールとサンプラザ1階ロビーの一部で実施いたします。
 ②の各県、関係団体のPRブース、農水産物、グルメの販売につきましては、パネル展示の場所周辺のほか、区役所正面玄関前、サンプラザ前広場、中野駅北口広場にて実施いたします。
 なお、必要に応じまして四季の森公園の一部にブースを設置する場合もございます。
 ③の市民の防災意識の高揚のためのPR活動につきましては、区役所正面玄関前1階ホール、四季の森公園で実施する予定でございます。
 続きまして4の予算措置ですが、今回の東北復興祈念展の開催に必要な予算につきましては、第3回定例会第2号補正予算にて対応させていただきたいというふうに考えております。
 最後に5、区の執行体制ですが、区の東日本大震災復興広域協働推進室の復興広域協働推進担当と環境部地球温暖化対策担当が窓口となり、区としての取り組みの全体調整を行っております。
 最後に、先ほど委員長からもございましたが、昨日開かれました建設委員会にも本件を報告させていただきましたことを申し添えさせていただきます。
 本件に関する報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。
委員長
 ただいまの報告に対しまして質疑ございますか。
長沢委員
 前回、6月ですかね、御報告いただいたときに、経費については基本的に青森県人会が負担をするというものが、それぞれの役割分担ということなんでしょうけれども、花と緑の祭典実行委員会、そして中野区おのおのが実施するということで独立採算でやると。それで、裏面のところで予算措置について御説明いただいたように、第2号補正でも対応するとなっています。言ってみれば、中野区としても出費があるんだということでの対応だと思うんですけれども、おおむね幾らぐらい予算を、要するに、補正にしなければならないようなものなのですか。

高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
 ただいま補正予算の内容については積算中、庁内で調整中でございますので、具体的な金額は差し控えさせていただきます。
長沢委員
 具体的な金額はそういうことなんだけれども、要は補正予算で対応しなければならないというものなんですか。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
 今年度の当初予算で現在予算執行できる内容ではございません。趣旨としても補正予算で対応させていただきたいというふうに考えます。
長沢委員
 ちょっと個別のところなんですけれども、東北復興祈念展の中で、自衛隊の被災地救援や復旧活動の紹介とあります。被災地での救援や復旧活動の紹介や、救援や避難所で使用した装備品展示、こういうものをやられるということなんですが、そのほかということで自衛隊のPRブースの運営とある。自衛隊のPRブースというのは、ほかは何をやるんですか。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
 基本的に自衛隊の任務をPRするような広報、そういった場所になるというふうに聞いております。
やながわ委員
 これ、大変大がかりなイベントになろうかと思いますが、PR方法ってどういうふうに考えているんですか。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
 こちらにつきましては、区報、ホームページでのPRのほかに、ポスター、チラシ、パンフレット、こういった広報媒体、印刷物も用意しまして広く区民の皆さんに周知を図りたいというふうに考えております。
やながわ委員
 いつごろから。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
 こちらにつきましては、現在見積書等をとりまして経費の積算、区の係る分では補正にも関係してくるんですが、そういった経費面の準備を整えました後に、9月のうち、できるだけ早い時期に取りかかりたいというふうに考えております。
やながわ委員
 10月13日、14日が開催なわけで、ちょっと遅いんじゃないの。1カ月以上前にきちんと、東北被災地4県、特に青森県なんかは大変な熱を入れて中野に持ってくるねぶたを別でつくっているわけですから、ねぶたがやってくるとかということを入れないと、ああ、そうなのかというぐらいになってしまうので、そのPRの方法も、向こうの方々は中野で開催するという熱い思いをこっちが伝えないといけないと思うのね。これがあんまり感じないんだけれども、報告は報告だからPRはと聞いたら、今月、近いうちにという、ちょっと遅いんじゃないかと思うんですけれども、そういう内容が盛り込まれているんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
 その点につきましては、東京青森県人会とともに、先ほどねぶたというお話もありましたが、そういう非常に目立つ出し物、魅力ある展示、そういったものをポスター、チラシ等でしっかり発信していきたいというふうに考えております。
やながわ委員
 他県の自治体と交流するわけですから、まして被災地の支援、復興支援ということもコラボしているわけだから、もう少し早く、区民の皆さんも東北出身の人ってものすごく多いんですよね。ねぶたが来るというと、目がきゅっと変わるわけですよ。そういう区民の反応もしっかりつかんだ上で、じゃあ行ってみたいという気持ちになるわけで、だけれども、それがどこでいつやるのかというのがなかなか伝わってこない。かなり前からねぶたをつくるのに大変な労力と、もちろん経費もかかっているだろうし、持ってくるのも大変なことなわけで、そういう意味で何をやるんでも、こちらもきちんと意気込みを区民に示しながら大成功を期していただきたいと、こういうふうに思っております。これは要望です。何かあれば。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
 今回、青森県人会からお声がかかりまして、中野区で初めてこういった事業を実施するということで、区としても初めての事業ということで、今、委員御指摘のようになかなかスケジュール的にもっと早くできなかったのかという、順調にスケジュールがどんどん早手回しに進んでいない部分も確かにございますが、熱意と意欲を持って事業をぜひ成功に導きたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。
林委員
 ちょっと長沢委員のことと関連するんですけれども、予算のことで確認なんですけれども、主催で青森県人会の方と花と緑の祭典と復興支援ということの三つでされていて、花と緑の祭典はもう予算はついていたはずなので、今回の補正予算というのは東北復興祈念展の費用とPRのものという形で考えてよろしいんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
 基本的には東北復興祈念展、区主催の部分に関する事業の経費及び花と緑の祭典は別にしまして、青森人の祭典とはメーン会場、あるいは区役所前、中野駅北口の暫定広場、会場的に共有して事業を実施する部分もございますので、両者合意の上経費を折半して支出する、こういった経費もあるということで御理解いただきたいというふうに思います。
林委員
 では、7番にある開催経費というのが独立採算制となっているんですけれども、青森人の祭典の会場にかかる費用は折半するというお話ということなんですか。そういうふうに聞こえたんですが。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
 例えば、メーン会場に使用しますサンプラザ前広場、こういったお互いに共有するスペースについては折半をするといった形で青森県人会と区と合意の上、きちんと約束を結びまして経費の執行を適正に行いたいというふうに考えております。
林委員
 では、約束というのは協定みたいなものを結ばれているということなんですか。それに沿ってこれから補正予算をされるという流れなんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
 経費面につきましては、見積もりの徴収等も完了しましてお互いに経費を執行すべき額が確定した後にきちんと協定の形で結びたいということでございます。
委員長
 他に質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ以上で本報告を終了いたします。
 その他報告はございますか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 防災体験デーの実施について御報告をさせていただきたいと思います。
 震災以降、地域防災力の向上というために区民の防災意識のさらなる向上、あるいは訓練体験等を通じまして災害対応力というものを向上していく必要があると考えてございます。先般、以前の当委員会におきましても来たるべき大地震に備えました中野区の具体的取り組みの中でも防災体験デーを実施していくということで挙げさせていただいております事業ですが、これの実施について御報告をさせていただきます。
 実施の予定日時ということですが、原則毎月1回、開庁日ですので平日ですけれども、午前10時から午後4時まで実施をしていくということで今後やっていきたいと考えてございます。具体的な日程につきましては、防災住民組織や他の訓練等との調整を図った上で、できるだけ早い段階で決定をしていきたいというふうに考えてございます。
 実施場所ですけれども、区役所の本庁舎前で原則的に行っていきたいというふうに考えてございます。また、今後より体験者を多くすることができるような区立施設での開催ですとかイベント等での開催が見込める場合には、そういった場所でも防災体験デーを設けていくというふうに考えてございます。
 内容ですけれども、起震車による震度体験、初期消火、消火器による初期消火体験を基本として、そのほか応急救護、煙ハウス体験等、消防署の協力の得られる場合にはそのようなものを組み合わせて行っていきたいというふうに考えてございます。
 周知のほうですけれども、ホームページ、あるいは区報等に掲載、あるいは区庁舎前でやる場合には区の庁内放送等で体験を呼びかけていくということを考えてございます。
 今後の決定している予定につきましては、9月は9月27日、庁舎前におきまして10時から16時に行いたいと考えてございます。10月につきましては、先ほど報告がありました「東北復興大祭典 なかの」10月13日、14日で行われますが、その中でより体験者が多く見込めるということで、このイベントの中で防災体験デーを実施していきたいと考えてございます。11月以降はできるだけ早い段階で調整をして、その都度お知らせをして実施していきたいと考えてございます。
 御報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に関して質疑ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で所管事項の報告をすべて終了いたします。
 次に、審査日程のその他に入ります。各委員、理事者から何か発言はありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、次回日程について協議したいと思いますので、委員会を休憩いたします。

(午後4時39分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後4時39分)

 休憩中に御確認いただきましたとおり、次回は第3回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は正副委員長から連絡させていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定します。
 本日予定した日程は終了しますが、各委員、理事者から発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ以上で震災対策特別委員会を散会します。

(午後4時39分)