令和4年03月15日中野区議会建設委員会(第1回定例会)
令和4年03月15日中野区議会建設委員会(第1回定例会)の会議録

中野区議会建設委員会〔令和4年3月15日〕

 

建設委員会会議記録

 

○開会日 令和4年3月15日

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後2時35分

 

○出席委員(8名)

 いさ 哲郎委員長

 渡辺 たけし副委員長

 市川 しんたろう委員

 斉藤 ゆり委員

 木村 広一委員

 小杉 一男委員

 酒井 たくや委員

 吉田 康一郎委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 都市基盤部長 奈良 浩二

 都市基盤部都市計画課長 安田 道孝

 都市基盤部公園緑地課長 林 健

 まちづくり推進部長 豊川 士朗

 中野駅周辺まちづくり担当部長 松前 友香子

 まちづくり推進部まちづくり計画課長 千田 真史

 まちづくり推進部防災まちづくり担当課長 三戸 勇二

 まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長、

 まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 小幡 一隆

 まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長 石原 千鶴

 

○事務局職員

 書記 若見 元彦

 書記 髙橋 万里

 

○委員長署名


審査日程

○所管事項の報告

 1 中野区公園再整備計画(案)について(公園緑地課)

 2 調停事件の終了について(公園緑地課)

 3 地区計画住民原案((仮称)上高田四丁目17番~19番地区)の申出人による取組状況について(まちづくり計画課)

 4 弥生町三丁目周辺地区地区計画の案の縦覧結果について(防災まちづくり担当)

 5 中野駅周辺地区駐車場地域ルールの運用基準について(中野駅地区・周辺基盤整備担当)

 6 中野駅周辺自転車駐車場整備計画(改定案)について(中野駅地区・周辺基盤整備担当)

 7 その他

 (1)自治体間の広域連携を活用したシェアサイクルについて(交通政策課)

 (2)令和3年度西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟による要請活動について(まちづくり計画課)

○所管事務継続調査について

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。

 

(午後1時00分)

 

 本日の審査日程についてお諮りいたします。本日は、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査に当たっては、3時頃に休憩を入れ、5時を目途に進めてまいりたいと思いますので、よろしく御協力をお願いいたします。

 昨日に続き、所管事項の報告を受けます。

 1番、中野区公園再整備計画(案)についての報告を求めます。

林都市基盤部公園緑地課長

 それでは、中野区公園再整備計画(案)について御報告申し上げます。(資料2)

 昨年の第4回定例会中の常任委員会で報告しました中野区公園再整備計画(素案)について、区民の方などから意見募集を行いました。このたび案として取りまとめましたので、報告するものでございます。

 1、中野区公園再整備計画(素案)に係る意見募集の結果についてでございます。

 (1)意見募集期間についてですが、令和4年1月5日から令和4年1月26日まで実施いたしました。

 (2)意見募集結果についてですが、メールが10人、オープンハウス、7か所の公園で行いまして50人、合わせて60人となってございます。

 (3)主な意見の概要及びそれに対する区の考え方についてです。恐れ入りますが、別紙1を御覧ください。この中から多く寄せられた意見を御紹介させていただきます。まず2ページを御覧ください。18番の御意見についてですが、「ボール遊びができる公園にしてほしい」といった御意見が8人から寄せられました。

 続きまして、3ページを御覧ください。33番の御意見についてですが、「トイレをきれいにしてほしい」といった御意見が10人から寄せられました。

 最後に、5ページを御覧ください。46番の御意見についてですが、「もっと子どもたちがわくわくする遊具をデザインしてほしい」といった御意見が8人から寄せられました。

 以上が意見募集の結果でございます。

 恐れ入ります。本文にお戻りください。2、主な変更箇所でございます。

 恐縮ですが、別紙2を御覧ください。まず3ページをお開きください。本計画の位置付けとしまして、中野区基本計画の下に位置し、中野区都市計画マスタープランや中野区みどりの基本計画等と整合を図る必要があると考えており、計画の位置付けについて図を追加してございます。

 続きまして、9ページを御覧ください。防災面について中野区地域防災計画等と整合を図りながら取り組む旨、右下の点線の枠内に追加してございます。

 続きまして、11ページを御覧ください。右側の中段に記載してございます、3.のんびり、やすらぎ機能、(8)みどりの保全と創出についてですが、これまで「みどりの創出」とだけ記載しておりましたが、「保全」という文言を追記してございます。また、文章中に「環境に配慮し」という文言も追記してございます。

 続きまして、12ページを御覧ください。左下の表中の記載を変更してございます。これまでは「犬の連れ込みを許可している公園」「喫煙を許可している公園」「ボール遊びを許可している公園」と記載しておりましたが、「犬との散歩ができる公園」「喫煙スペースのある公園」「ボール遊びができる公園」にそれぞれ文言を変更しております。

 続きまして、15ページを御覧ください。これまで、下段の公園施設長寿命化計画に基づく遊具等の更新の項目に補助金の確保の記載をしておりましたが、一つ上の「歳入確保(再掲)」の三つ目の丸に移行するとともに、補助金を最大限活用し取り組む旨、文言を修正しております。

 続きまして、17ページを御覧ください。再整備計画策定後のスケジュールを追加しております。来年度につきましては、中規模公園1公園につきましてワークショップやオープンハウス等の意見募集を行い、基本設計を行うとともに、当該公園のルールの見直しも検討する予定でございます。また、保護者同伴の下、子どものゴムボール遊びなどができるよう、ルールの緩和を全公園で試験的に実施していく予定でございます。

 続きまして、18ページを御覧ください。計画の進行管理の中で「おわりに」といった記載がございましたが、今回の計画では小規模公園の改変について具体的に盛り込まないため、記載内容を削除するとともに、記載内容の一部を3ページの背景と目的の項目に移行してございます。

 その他文言整理等しておりますが、内容はこれまで報告させていただきましたとおりでございますので、後ほどお読み取りいただければと思います。

 恐れ入ります。本文にお戻りください。3、今後のスケジュールでございます。3月下旬に本計画を策定し、4月より計画の取組を推進していくという予定でございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

小杉委員

 18ページです。計画の進行管理のところで、「中野区基本計画の改定時期に合わせて見直しを行います。また、毎年事業の実施状況等について、計画に沿っているか把握・評価し、進行管理を行います」と書いてあります。今回、17ページの取組が追加されたんですよね。基本的にこの計画を実行しながら、毎年度にはこの確認をPDCAサイクルでチェックをしていくということで、随時こういった形で見直していくということでよろしいんですよね。

林都市基盤部公園緑地課長

 毎年度、計画、そしてそれが実行されているか。また、改善を図るところがあるかどうか、そういったものを点検して、常に改善を図ってまいりたいというふうに考えてございます。

小杉委員

 今回いろいろな意見が60名からいただいていて、読ませていただきましたけれども、貴重な意見ですし、こうしたものがこの計画に反映されているということだと思いますので、ぜひ4月以降しっかり進めていただきたいなと思います。

 それとあと、ちょっと気になったのが、これをどう評価するのかという点では、意識アンケートの結果は示されていますが、具体的な数値としてどう評価していくのかというところでは示されていませんけれども、基本計画によると、公園、広場の利用者満足度とか、公園、広場の利用率とかということで、区民意識・実態調査をチェックしていくということを基本計画上はしていますが、この計画の中には具体的に数値を示してはいないと思うんですが、今後進めていく上では具体的に示さなかったのはどういった理由なのかなと思いまして、ちょっと気になったので伺いたいんですけど。

林都市基盤部公園緑地課長

 当然公園全体の利用者の満足度とか、そういったものは区民意識・実態調査を企画部のほうでやっています。そういったもので把握していくということで、例えば先ほど申し上げましたPDCAサイクルのお話で申し上げますと、実際例えば公園を再整備して、その後また利用者の意見を聞くとか、そういったことをしながら、個別にいろいろ把握していきたいというふうに考えてございます。

小杉委員

 ここに書いてあるように利用者のニーズ把握をしっかりしていただきながら、常にPDCAサイクルも踏まえて、区民の声を聞きながら進めていただければと思います。要望とさせていただきます。

斉藤委員

 御報告ありがとうございました。ようやくこうやって形になったことはとても喜ばしいことだと思います。17ページのスケジュールが初めて今回出たんですけれども、1公園、2公園、3公園というところについて、選んでいくのかということ、どういうふうなスケジュールで公園をここの公園といって進めていくのか、そこのところをもう一言御説明ください。

林都市基盤部公園緑地課長

 基本的に着手の順番としましては、例えば公園の設置年度、古いものとか、あるいは老朽化具合とか、道路の拡幅とか、そういったものも予定されている公園もございますので、そういったものも見ながら、順番については考えてまいりたいと思ってございます。

斉藤委員

 これは足し算すると6公園なんですけど、中規模公園の核となるところが一応14公園ですよね。これとの関係性はどうなんでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 来年度につきましては、中規模公園を先行して1公園、ちょっとやってみるんですけれども、その後につきましては、2公園とか3公園ずつ、毎年、一つの公園に3年かけてやっていくということで、繰り返しというようなところのスケジュール感でございます。

斉藤委員

 ちょっと理解力がないのか、14公園を全部するということではなく、6公園を選んでやるという意味ですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 14公園全て7年間でやるんですけれども、その各年度によって、着手数が2公園だったり、3公園だったりということで計画しているところでございます。

斉藤委員

 分かりました。その順番は、老朽化とかそれぞれの地域事情によるということですね。この中規模公園を核として、その付随している小規模公園までは今回は考えていかないということで御説明いただいていたんですけれども、それでよろしかったでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 基本的に再整備する公園については中規模公園を対象に考えてございます。

斉藤委員

 ということは、小規模公園の整備については全く何もしないということでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 例えば中規模公園で盛り込めない機能なんかを一部機能移転ということで、近くの小規模公園に移転して、小規模公園に手をつけるというようなことはあろうかと思います。

斉藤委員

 そうなんです。せっかくブロックに分けていきますので、公園のチェックとか整備、見守りとかも含めて、やはりそのブロックで地域全体の公園力といいますか、そういうのを高めていっていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 公園再整備計画の目的自体が、そういった魅力ある公園をつくっていくということですので、そういったことも委員の御指摘なども踏まえながら、取り組んでまいりたいと考えてございます。

斉藤委員

 それで、「おわりに」のところに抜かれた文言、前回の委員会での質疑におきましても、今回は再整備であると、公園全体の整備ではないということのお考えで進められていくということで話されていましたけれども、もうちょっと中野区の公園全体を見渡していくとか、例えば中規模公園の地図、10ページのところの配置図を見ると、やはり中規模公園が足りない場所があったりいたします。そういうことを総合的に考えていくような計画というのはどこかで並行で進められるんでしょうか。それとも、終わってから、これが一応一段落してからというふうに考えていらっしゃるんでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 基本的には大規模公園の整備の考え方の中でこれまでも大規模公園等整備を進めてきたところでございます。あくまでも今回の計画といいますのは、既存の公園の再整備というところがメインになりますので、新たに例えば中規模公園をここにつくるとか、そういったことは盛り込まないところでございます。

 また、中規模公園をつくるにしても、やはりある程度まとまった土地というのが必要になってまいりますので、今回の計画には盛り込まないんですけれども、中野区1人当たりの公園面積はまだまだ足りないというところもありますので、それはまた別に中規模公園の整備といったことについては考えてまいりたいと思ってございます。

斉藤委員

 分かりました。次に、いただいた御意見の中には、地域ごとの事情もあるので、公園ごとにルールを見直していかれたらどうかというような御意見があって、区からもそういうふうにお答えがあったようなんですけれども、区全体として何か統一した基準とかは持っていくんでしょうか。それとも、本当に個別に公園ごとに割と柔軟にルールづくりをしていく方針なのか、その辺の考え方を教えてください。

林都市基盤部公園緑地課長

 例えば、保護者同伴の下、幼児のゴムボール遊びみたいなものは、全ての公園でやっていきたいというふうに考えておりますし、あるいは公園の状況に応じて、いろいろ団体さんからもっとこういうルールであったらいいのにとか、そういった要望等ございましたら、また仕組みの中で、いろいろ近隣の方とか、公園利用者の意見も把握しながら、それぞれの公園に適したルールというのを考えてまいりたいと思ってございます。

斉藤委員

 ワークショップやオープンハウス等の意見募集とありますけれども、どういう場所でどういう規模でしていかれる御予定でしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 まさにオープンハウス等は、例えば再整備をする公園といったところでいろいろ御意見を聞いていくということで、ワークショップにつきましても、今後、具体的に例えばどういうメンバーでどういうふうにしていくのかというのは、また今後報告させていただきたいというふうに考えてございます。

斉藤委員

 どんなにすてきな計画でも、運営の仕方、企画、やり方によって意見がうまく集められたりすると思います。例えば公園の中で本当にオープンな屋外でやるのかとか、どこか区民活動センターのようなところ、児童館のようなところでやるのか、そういうこともすごく大きく影響していくと思います。またさらに意見を聞いていくということは、本当にお一人ずつ意見がやっぱり違いますので、それを統一させて調整していく力というのも大事だと思います。その辺について区の公園緑地課の職員の方々でされて、今まだこれから検討なさるということでしたけれども、何か外部の方を入れたりとか、そのような企画、計画とかということは、どんなメンバーの方を入れていくということについて何か今検討されていることはありますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 例えばワークショップとかオープンハウスでは、一応基本設計を委託していくわけですけれども、そうした中で、委託業務の中に加えられないかというようなことも検討しているところでございます。

斉藤委員

 調整をしていく、コーディネートしていくというのはとても大変なことだと思いますので、ぜひその辺のところはしっかりと検討していただければと思います。

 最後に、素案から案になった段階で私からの要望も前回させていただいたり、今回気づいたりした文言調整なんですけれども、9ページのところ、幾つか前回私が申し上げた文言が直っていないところがあるので、そこはちょっと配慮していただきたいということと、プレーパーク事業がイベントになっているんですけれども、これは事業にしたほうがいいのかなとか、そういう少しずつ整理していただきたいところがあるんですけれども、まだこれは要望すれば直していただけますでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 「案」から「案」を取る段階で、そういったまた文言整理等を精査してまいりたいと考えてございます。

市川委員

 報告ありがとうございました。今お話の中にもあった運用ルール、公園を使う上でのルールづくりというところで聞かせていただきたいと思うんですが、中規模、小規模それぞれの公園で様々な利用ルールを定めていく。それは、17ページに書かれているように、ワークショップやオープンハウスで地域の方たちとお話をしていって、どういったところにニーズがあるのかということを確認していく。それって、今、斉藤委員からの御指摘があったんですけれども、やはり1人ずついろんなニーズがあると思うんですね。それを一つの公園で全てのニーズをかなえていくというのはなかなか難しいのかなと思うんですよ。

 例えば、ペットのワンちゃんを飼っている方が犬を連れて散歩できるとか、そうすると、それを嫌だという人もいるでしょうし、喫煙のルールも嫌だという人もいるし、吸いたいという人もいる。これでそういったニーズを全てかなえていくというのは難しいと思うんですけれども、時間によってそのルールを変えていくとか、そういったことを検討できないのかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 ルールにつきましては、13ページに具体的な取組のイメージということで紹介させていただいているんですけれども、公園利用の提案制度の創設ということで、例えば、この曜日のこの時間帯にこういう団体がこういう遊びをしたいんだとか、ドッグラン事業をしたいとか、時間でいろいろ提案がございましたら、いろいろ我々のほうも一緒に相談に乗って支援をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。

市川委員

 もちろん13ページの公園利用の提案制度の創設ということで、そういういろんなイベントとか催しをする方たちがこういったことをさせてほしいとかということで、公園緑地課のほうとして意見を聞くというのもあると思うんですけれども、ただ、そういうところに来る方というのはもちろんヘビーユーザーもいると思うんですけれども、日常の中でそういった地域には、例えば働いている方とかは土・日しかいなかったりとか、平日も決まった時間しか取らないという方が、要するに提案制度を活用するのかどうかという問題もあると思うんですよ。

 ある意味、地域の公園というものをヘビーに使っていく方たちの意見というのももちろん大事だと思うんですけれども、そうじゃない、中野区役所となかなか話をする機会がない、特にお勤めの方という方もいらっしゃると思うので、そういう方たちの意見を聞くということも重要なんだろうと思うんですね。当然それはされていると思うんですよ。いろんな意識調査をされて、ほかの部署もやっていると思うんですけれども、そういったものを掛け合わせて意見を聞いていくんだと思うんです。

 ただ、そういったところの意見を聞くんだったら、最初から時間ごとに、今このときは喫煙オーケーですよ、この時間は駄目ですよということを試験的に、今まさにこれからやっていく中でテストができるわけでしょうから、そういうところで検討する準備をしてもいいんじゃないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 例えばですけれども、喫煙などで申し上げれば、時間帯でこの時間帯は喫煙していいですよとか、その辺りというのは非常にやっぱり、片方にはたばこが嫌いという方もいらっしゃいますので、なかなか難しいのかなと思います。そういう場合は例えば場所を分けるとか、今でも分煙をやっていますけれども、そういったことがあるのかなと思います。

 やはり初めから時間帯でいろいろ分けていくというのはなかなか難しいかなと思いまして、まずはこの形で進めていって、また今後、さらにルールについて利用者の方の御意見とか御要望がいろいろあると思いますので、そういった中で、また次のステップとしてそういったことを考えていきたいというふうに考えてございます。

木村委員

 スケジュールの件でお伺いしますけれども、この7年間で14公園、中規模公園を改修するということなんですが、予定というのは、この7年間で今年にはここみたいな計画というのは明らかにされないんですか。ずっとこのままというか、直近になったら明らかにするとか、公園の決め方というか、その考え方を教えてください。

林都市基盤部公園緑地課長

 基本的には先ほど申し上げましたけれども、設置年度が古い公園とか、あるいは老朽化している公園というところから進めていくわけですけれども、来年度、公園施設の長寿命化計画の調査ということで、一応全公園を対象に公園施設の老朽度合いなんかも見ていく予定です。そういった結果も見ながら、順番を考えていきたいというふうに思ってございます。

木村委員

 それも踏まえて、やはり利用者とか地域の事情もあって、7年間はそんなに長くもないと思うので、やはりこの期間にこの公園が使えなくなる、また新しくなるというのは、地域の人もあらかじめ当然知りたいというか、分かっていたほうがいいというふうに思うんですよね。先ほどおっしゃったように、老朽化も含めていろんな要素で決めていくんでしょうけれども、明らかにできる段階で早めにこの年度はここの公園という形でしっかりと計画を明らかにしたほうがいいと思うんですけれども、タイミングとしてはいかがですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 来年度、公園施設の長寿命化計画の調査を行って、老朽化度合いを見て幾らかできるかと思います。例えば道路の拡幅とか、それに合わせて一緒に公園も再整備したほうがいいというような公園もございますので、そういったところもちょっと加味しながら、お示しできる範囲でなるべくお示ししていきたいというふうに考えてございます。

酒井委員

 木村委員と同じで、スケジュールのところなんですけれども、やっぱり地域の方にも影響もあるので、一定やはり示したほうがいいんだろうと思っています。それで、令和4年度、中規模公園1公園、基本設計ですけれども、これはどちらになるんでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 先ほどの繰り返しの答弁になるんですけれども、なるべく設置年度の古い公園で、老朽化度合いの高い公園ということで、現在、具体的な公園についてはまさに検討中ということで、また別途報告させていただければというふうに考えてございます。

酒井委員

 基本設計の予算は入っていますか、令和4年度予算に。

林都市基盤部公園緑地課長

 令和4年度では基本設計の予算を取っているところでございます。

酒井委員

 その対象公園は決まっていないけれども、基本設計のお金はついているんですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 今まで概算で出してきてございまして、1公園当たり大体これぐらいだろうということで、一応予算化を図っているところでございます。

酒井委員

 けどね、普通は来年度どこどこをするといって予算提案されるほうがいいんじゃないですか。我々も賛成しましたけれども、それで、長寿命化計画の中で老朽化具合を調査すると。けど、大体分かっていると思いますよ。来年度の公園は示せるんじゃないのかなと。

 長寿命化計画の中で調査をして、老朽化している公園だとか、それから道路の事業と一緒にやることによって効果があるんだというようなこともあって、そういうふうな検討もあると思うんですけど、他方、古いだけじゃなくて、10ページを拝見すると、中規模公園の中で、例えば中南部地域は水遊びができる公園がない。中央部地域はボール遊びができる公園がない。北部地域は複合遊具で遊べる公園がないというふうなそれぞれの地域の課題が書いてあるんですね。他方、それ以外の7地域というのは、恐らくここに示されていないということは、一定そのような機能があるということだと思うんですね。

 それを考えると、老朽化のところでもちろん安全・安心が大切なんですけれども、地域を七つに割って、中規模公園を二つつくって、そこで区民の皆さんにこの公園を使っていただきたいということを考えると、やっぱりこのような機能がないところも整備スケジュールの中には十分に加味して進めていただきたいと思いますが、いかがですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 老朽化度合いとか設置年度、それから委員御指摘のそういった課題も踏まえながら、総合的に検討してまいりたいと考えてございます。

酒井委員

 それで、中野区はこれまで中野四季の森公園をはじめ、今後、本五ふれあい公園、それから本二東郷やすらぎ公園と広町みらい公園、大きな公園をつくったのはそれぐらいでしたかね。そこに砂場って整備されていますか。今まで新しくつくった大きな公園もしくは中規模公園があって、その中に砂場って整備されていますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 公園によって備えているところは備えているというようなことでございます。

酒井委員

 後ほどで結構なので、新しい公園を幾つつくって、そのうち砂場が幾つかというのを教えていただきたいんです。なぜかといいますと、僕は、砂場が新設でつくられていないんじゃないのかなという感覚で今お尋ねしているんです。何を言いたいかといいますと、うちの子どももやっぱり砂場が大好きで、子どもたちにとっては砂場というのは非常にいいんですよね。他方、管理する立場からするといろいろ御苦労もあるのかなと思うんですよ。

 やっぱり子どもたちのことを考えると、今後、この中規模公園を一定整理していきますよね、そういう中では、砂場を再整備するといいますか、なくさないで新たにつくるというぐらいの、やっぱり子どもたちにとって非常に砂場はいいと言われているので、そういう観点をぜひ持っていただきたいなと思っているんですけれども、いかがですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 砂場等具体的な公園施設につきましては、また公園利用者とか地域の方の御意見を踏まえながら、検討してまいりたいというふうに考えてございます。

酒井委員

 それは答弁で言うと、今後、アンケートしますから、そうやるというふうに答えるんでしょうけれども、やっぱり新しく砂場がなかなかできていないんじゃないのかなと思いますので、今後の整備には必ずそういう視点を入れてください。

 あとは、安心・安全の確保で16ページ、防犯カメラの設置というのがあるんですけれども、新年度予算では防犯カメラ設置の予算はむしろなくなっていませんでしたか。

林都市基盤部公園緑地課長

 来年度につきましては、防犯カメラの費用は計上していないところでございます。

酒井委員

 ここに書かれているのは、中規模公園だけじゃないでしょう。令和4年度からこの計画が始まるんでしょう。その初年度に防犯カメラの予算がついていなくて、他方、計画の中で防犯カメラの設置と書いているんですよ。死角のある公園であったり、危険な公園だとか、迷惑行為の可能性があるところに対応できないわけじゃないですか。せっかく令和4年度から、今まで中野区になかった新たに公園再整備計画をつくるんだったら、こういったところもやっぱりしっかり対応すべきだったんじゃないのかなというふうに思いますが、いかがですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 これまでも地域の方のお声なども聞きながら、区として必要なところについて設置してきたところでございます。また、来年度につきましても、そういった地域ですとか、公園利用者の声なんかも踏まえながら、死角になる公園とか、そういったところについて防犯カメラの設置を検討してまいりたいというふうに考えてございます。

酒井委員

 予算がついていないのに、それはできるんですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 来年度すぐに設置ということではなくて、まずはお声を聞いてみるというようなところでございます。

酒井委員

 公園緑地課長はいつも上手に答えるんですよ。来年度予算はないんですから。けど、やっぱりこれはつけておくべきだったんじゃないのかなとは思いますよ。

 最後に、「おわりに」のところが抜けましたと。僕も一定触れさせていただいたんですけれども、抜けたところはどういうところがあったのか、ちょっと確認させてください。

林都市基盤部公園緑地課長

 前回の素案の報告の際の委員会の御議論の中で、今回、小規模公園の再編について具体的に盛り込まないなら削除すべきじゃないかというような御意見、そういった趣旨だというふうに捉えまして、ここから除いたというようなところでございます。

酒井委員

 区の公園は小さな公園が多いので、小規模公園の再編というのは課題だと思っているんですよ。他方、公園再整備計画では小規模公園の再編というのはないんですよね。にもかかわらず書いておったので、だったらしっかりと取り組んでくださいねという趣旨で僕は申し上げたつもりなんですけれども、この7年間の中で小規模公園の再編というのは、そうなるとやらないのかと心配になってくるんですよ。

 他方、区としての公園行政においては、小規模公園の再編は、まちづくりだとか、防災面の拡充に関しても大きな効果がある中で、消えてしまうのは消えてしまうのでちょっと心配だなと思っておりまして、その辺、別のところで課題としては当然置いているのか、そこだけちょっと確認させてください。

林都市基盤部公園緑地課長

 当然、小規模公園の再編につきましては、区として課題であるというふうには認識しているところでございます。ただ、今回具体的に取り組む計画がないというところから、ここからは削除させていただいたところなんですけれども、今後も、そういった小規模公園の再編については、常に他の自治体の事例なんかも踏まえながら検討はしてまいりたいというふうに考えてございます。

酒井委員

 自治体の事例は見なくていいですから、区として小さな公園の再編は課題なんですし、やり方というのは、まちづくりだとか、道路の関係だとか、横のつながりで庁内の中でやっていただいて、この課題を解消していただきたいと思いますので、記述はなくなっても、やっぱり大きな課題として今後も、新年度になっても引き継いでいっていただきたいと思っています。

 これで中規模公園というのは計画的によくなっていくのかなというふうには感じるんですけれども、小規模公園というのは一定長寿命化の観点からで変わっていくというふうなイメージしかないんですかね。僕の言っていることは分かりますか。例えば小規模公園が大きく変わるということは今後ないんですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 今回の再整備計画については、あくまでも公園施設のところで申し上げますと、中規模公園がメインの対象というようなところになります。また、小規模公園につきましては、この計画が終わったその後になっていくのかなというふうには考えているところでございます。

酒井委員

 要するに7年後ということですよね。そうですよね。ある種長寿命化の中で老朽化したものは変えていくというのは分かるんですけれども、小規模公園に関しても7年間ずっと手をつけないんだというんじゃなくて、いろいろ考えていただきたいと思います。他方、当然金目の問題もあると思います。前回木村委員が指摘されて、全体でどれぐらいかかるというふうな御答弁されていたんでしたか。

林都市基盤部公園緑地課長

 まさに中規模公園の再整備のところでおよそ35億円ぐらいを……(「7年間で」と呼ぶ者あり)はい。想定しているところでございます。

酒井委員

 ということは、14公園で35億円かかりますということですね。1園当たり2.5億円程度かかる。それって、前も質問があったんですかね。ごめんなさい。一般財源になるんですか。うまく国費を使いながら当然やっていくんですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 基本的には一般財源でございますけれども、使える補助金については使ってまいりたいというふうに考えてございます。

酒井委員

 最後に、道路、公園の基金があると思います。ここを活用していくんだと思うんですけれども、道路は道路で様々必要なところが多分にあるのかな。今までむしろ道路整備のところのほうが比重が大きかったと思うんですけれども、公園で使える基金ってどれぐらいで、今後どういうふうな運用を考えているかとお答えできますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 基金につきましては、基金をどれだけ充当するのかというのは所管外でございまして、申し訳ございません。

委員長

 他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、2番、調停事件の終了についての報告を求めます。

林都市基盤部公園緑地課長

 続きまして、調停事件の終了について御報告申し上げます。(資料3)

 なお、本件につきましては、総務委員会でも同時に報告申し上げるものでございます。

 1、事件名は、公園内バーベキューサイト運用再開差止請求事件でございます。

 2、当事者は、申請人が中野区民、被申請人は中野区でございます。

 3、事件の経過でございます。令和3年3月1日に東京都公害審査会に公害紛争処理法に基づく調停の申請がございました。このことにつきましては、令和3年4月22日の閉会中の建設委員会で御報告申し上げたところでございます。このたび、令和4年2月15日に調停が不成立となり、調停事件が終了したものでございます。

 4、事案の概要でございます。本件は、申請人が平和の森公園内のバーベキューサイトでバーベキューが行われると、煙と悪臭のため日常生活に支障を来すとともに、申請人の経営する賃貸マンションの入居人の退去転出等による損害が生じるおそれがあるなどとして、当該バーベキューサイトの運用再開を行わないことを求めるものでございます。

 5、調停を求める事項、6、事件の終了につきましては、後ほどお読みいただければと存じます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

小杉委員

 確認ですけれども、現段階でこの公園のバーベキューサイトの運営を中止されていると思うんですが、どういった理由があるんでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 バーベキューサイトの運営につきましては、4月から11月までというところになっておりまして、今現在は利用しない時期、オフシーズンというようなところでございます。

小杉委員

 昨年とか一昨年とかで4月から11月の間で実施をほとんどされていなかったと思うんですが、それはコロナでとかということなんでしょうか、どうなんでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 今年度につきましては、コロナウイルスの影響で実施していなかったというところでございます。

小杉委員

 実施をした期間があったと聞きましたけれども、いつ頃、何日ぐらい、何件ぐらい実施をされたんでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 これまでの運用実績としましては、令和2年の11月14日から11月30日までの17日間、これを運用していたというところでございます。このうち、使われた件数としましては15件ほど使われたというところでございます。

小杉委員

 それで、2のところの当事者、申請人、中野区民というのはお一人なんでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 申請人はお一人でございます。

小杉委員

 申請人は1人だけれども、東京都公害審査会に基づく調停は、区と申請人の中野区民ですけれども、追加して参加申立人がおられたと聞いていますが、どのぐらいの人数でそういった参加申立人もおられたんでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 申請人のほかに代理人、それから副代理人の方、またそれ以外に163名の参加申立人があったというようなところでございます。

小杉委員

 形式上は1対1なんだけれども、163人の参加申立人があったということなんですが、恐らく近隣住民とか、公園を利用している区民とかということだと思うんですが、そういったことでよろしいんでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 住所なんかを見ますと、特に近隣だけではなく、広くいろんな方がいらっしゃっているところでございます。

小杉委員

 この事案の概要からすると、賃貸マンションの入居者転居等による損害を生ずるおそれということでの争いなんでしょうけれども、163人の中には様々な思いを持ってこれに参加されたと想像はしています。今後、中野区としては、調停不成立による本件は終了したということですから、東京都の公害審査会としては調停は終わらせたんでしょうけれども、今後、区としてはどのように考えていますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 区としては、今後も公園利用者とか、いろんなそういった方の御意見を踏まえながら、常に必要な改善というのは図ってまいりたいというように考えてございます。

小杉委員

 声を聞いて必要な改善を行っていただけるということで、お願いいたします。令和4年4月以降はまた実施云々というのは今のところどういうふうに考えていますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 例えばまん延防止措置がどのようになるかとか、そういったコロナウイルスの状況を見ながら、また判断してまいりたいというふうに考えてございます。

小杉委員

 先ほど申された17日間の実施の中で、ちょっと伺いたいんですけれども、参加者はルールがしっかり守られたかどうかとかというのはいかがだったんでしょうか。

林都市基盤部公園緑地課長

 窓口に来た際に、ルールの徹底ですとか、またバーベキューサイトに行ったときに、指定管理者の職員からルールの再度徹底とか、そういったことで基本的にはマナーを守ってやっていただくということでバーベキューをしていただいたというようなところでございます。

小杉委員

 あと、煙とか、音とかということで実地調査をやられたということなんですが、この協定の中でもいろいろ話合いがあったとは思うんですが、例えば実地をしたときの煙、音とかをモニタリングするなんていうことはされたんでしょうか、ちょっと聞きたいんですけど。

林都市基盤部公園緑地課長

 昨年度、実証実験をしたときに、特にいろいろ数字で測れるものは測ったわけですけれども、区としては問題ないというふうに考えているところでございまして、約2週間ほど運用を開始した際には、特段モニタリング等はしていないところでございます。

小杉委員

 ここの平和の森公園の整備については、7年前からいろいろ地域の住民の方々が、広場とか緑を守れということで声があって、バーベキューサイトについてもやはりいろいろな意見が出ていました。陳情も出されたりとか、パブリック・コメントでも多数否定的な意見があったことからすると、先ほど言われていましたけれども、地域の住民の声をしっかり聞きながら進めていただきたいと思います。調停については終わるけれども、今後、引き続き区民の声を聞いていただきながら進めていただきたいことを要望します。

酒井委員

 バーベキュー場を利用するのは予約制か何かですよね。どれくらい前に予約していなきゃならないんですか。

林都市基盤部公園緑地課長

 利用開始日の1か月前から予約できるところでございます。

酒井委員

 最短だとどれくらいになりますか。

林都市基盤部公園緑地課長

 現在、コロナの状況等を見ながら、いつから開始するのかというようなところを決めているところでございまして、最短の日程というのは、まだ始まりが決まっていないものですから出せないところでございます。

酒井委員

 そういうことで、まん延防止と先ほど御答弁されていましたけど、大阪府を除いては一定解除されるようなことが見えている中で、4月から11月までやるわけでしょう。その中でもうそろそろ基準だとか、そういったのも庁内でやっているのかとは思いますけれども、まん延防止になった際に様々勘案して早急に、こういった調停になっている方もいれば、楽しみにしている方もいらっしゃって、先ほど小杉委員の質疑の中では、区としては問題ないというふうに判断されているわけでしょう。それを考えると、やっぱり早い段階で、まん延防止が解除されたときには、一定すぐに区の考えを出せるようにすべきだと思うんですが、いかがでしょう。

林都市基盤部公園緑地課長

 コロナウイルスの状況等々を見ながら、早めに利用開始日のお知らせというものはさせていただければというふうに考えてございます。

委員長

 他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、3番、地区計画住民原案((仮称)上高田四丁目17番~19番地区)の申出人による取組状況についての報告を求めます。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 それでは、資料(資料4)に沿って御説明いたします。

 当該地区計画住民原案につきましては、2月に開催された閉会中の建設委員会で制度概要や申出人らのこれまでの取組などを御報告いたしましたが、このたび、申出人らが検討地区計画区域内と周辺住民等を対象に説明会を開催しましたので、その状況について報告いたします。

 1、実施日時ですが、平日と土曜日を組み合わせて、記載の日時で計4回実施されました。参加者は合計で24名と聞いています。

 次に、2、説明会資料と住民原案の概要について御説明いたします。申出人らが説明会資料として作成した添付の参考資料を御覧ください。

 1.はじめにの項では、申出人らが、これまでの取組経緯と地区計画、地区計画住民原案とは何かを説明する内容が記載されております。

 右側の2.地区の概要を御覧ください。(1)で住民原案の範囲、(2)で現行の用途地域等の指定状況が図示されております。(3)上位計画の位置付けでは、左側①東京都の都市計画区域の整備、開発及び保全の方針と住宅市街地の開発整備の方針、右側②中野区の中野区都市計画マスタープランと中野区みどりの基本計画において、当該地区に定められた土地利用や整備の方針を記載しております。

 裏面を御覧ください。申出人らは、3.地区及び周辺の現状と課題を三つの視点で整理しています。(1)防災では、地域危険度の高い地域や木密地域など地区周辺に防災上の課題のある地域が近接していること。中野区の広域避難場所、避難所が隣接していること。申出地区内に旧耐震基準によるマンションが複数あることを課題として掲げ、記載のとおり整理しております。

(2)土地利用・緑では、大規模な集合住宅の敷地が現状第一種中高層住居専用地域の規制相当で土地利用されていることで、一団の規模のオープンスペースや緑が地域に提供され、それらが大規模敷地による安全性が高く良好な環境と水と緑のある潤いある周辺環境の形成に寄与していることを記載のとおり評価して整理しています。

(3)公園・道路では、昭和39年から長期未開設の都市計画公園、それに隣接する接道が不十分な宅地、地区内で南北を行き来できる公共空間、公的空間がないなど、高低差等による歩行者ネットワークの不足を地区の公共基盤の課題として挙げて、記載のとおり整理しています。

 次に、右側の4.まちづくりの方向性を御覧ください。一つ目は、1、防災性の高い地区を形成し、広域避難場所等と連携する一体的な防災拠点の形成です。図の中央に赤く記されている本地区は、防災上課題のある地区から広域避難場所等へアクセスする重要な場所に位置することから、地区に求められる防災機能の強化を目標に掲げております。

 二つ目は、2、住宅団地の再生等により土地の有効利用を図り、多様な世代が快適に生活できる緑豊かで良好な環境の形成です。地域の特徴となる緑を保全し、増進することを目標としたものです。

 三つ目は、安全で快適な歩行者ネットワークを形成するとともに、地区内公園等をつなぐ緑のネットワークの形成です。日常生活の安全や災害時の避難動線、地域の緑や公園などの資源を充実させるためのネットワークの創出などを目標としたものです。

 四つ目は、都市計画公園の整備に併せた土地再編等による土地利用の健全化です。未開設の都市計画公園区域を二つに分断している未形成の区道、有効に運用されていない区有地の水路、そしてそれとしか接していない未接道宅地が存する街区などの課題を総合的に解決して、市街地環境を改善向上することを目的としたものです。

 (2)地区整備の方針を御覧ください。上記の四つの目標を実現するための方針を、歩行者空間、緑道空間、広場空間、緑地、公園・道路の五つのカテゴリーで整理し、記載のとおりまとめております。

 次ページの5.住民原案の概要を御覧ください。こちらは、これまで説明した地区の目標やそれを実現するための地区整備の方針を計画書としてまとめたものです。

 (1)計画書(概要)ですが、地区計画の目標は4、(1)の四つの視点から掲げたものを記載したものです。

 その下の欄の地区整備計画は、4、(2)で五つのカテゴリーにまとめた地区整備の方針を具体化したものです。

 地区施設の配置及び規模の欄にある道路ですが、幅員4メートル、延長180メートルの新設区画道路は未開設都市計画公園部分の周りのもので、都市計画公園を中央で分断する既存道路を廃止して付け替えるとともに、水路用地を活用して新たに構築するもので、これにより都市計画公園の開設に向けた調整を可能とします。公園については、既存の条例公園部分を地区施設として位置付け、地域全体から機能再編を目指す内容です。その他公共空地については、壁面位置の制限等により空間を確保して、記載の緑道と広場を新たに創出するものです。また、緑地では、既存の緑地の保全を約700平米、新たに創出する緑地を約900平米と定めております。

 さらに、下の欄の建築物等に関する事項では、大規模敷地であるからこそ可能となる一団の規模の地区施設の創出を意図して、敷地分割を規制する敷地面積の最低限度を5,000平米に定めるほか、最下段の緑化率の最低限度では、既存の緑化条例の2倍に相当する緑地の創出を義務付ける10分の1.5が記されております。

 右側の(2)計画図(地区施設等)を御覧ください。こちらは(1)の計画書を図示したものです。

 最後に、6.手続きの流れを御覧ください。申出人らは、地区計画住民原案説明会で寄せられた意見等を整理し、3月から4月頃に区へ住民原案の申出を行う予定と聞いております。その後は中野区が主体となる手続になりますが、受けた申出に関する区の見解を都市計画審議会に諮り、当該地区の地区計画について区としての方針を決定し、必要な都市計画手続を進めることになります。

 本文にお戻りください。3、当該地区計画住民原案にかかる今後の想定スケジュールですが、こちらは説明会資料の6で説明させていただいたとおりです。

 私からの報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はございますか。

市川委員

 御報告ありがとうございました。これは非常にすばらしい事業だと思っていますし、都市計画マスタープランの中でも身近な地区を単位とするというところでのまちづくりを今後進めていきたいという表記がございました。改めて地区住民原案の提案というのは今回中野区では初めての事業で、すばらしいと思います。

 ちょっと一つ、私の勉強不足で大変恐縮なんですけれども、緑が大変大きく創出されますね。見ていると、新設のところだけでも広場と緑地3号1,250平方メートル。こういったところに緑を増やすのは大変すばらしいと思うんですけれども、昨日も住宅課長からの御報告のときにもちょっと感じたんですけれども、緑については管理をしていくということが重要だと思うんです。こういった管理というのはどういった方たちで行われるんですか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 基本的には、民有地内に整備される緑地につきましては民有地のためのものでもあり、それを一般に開放していただくという性質のものですので、基本的な管理については、申出者らの提案の中で将来的な管理のほうも位置付けるということでは考えております。

市川委員

 もちろんここまでで説明会があったりとか、区と協議があったりとかしたと思うんですよ。今住んでいる方たちを見てみると、やはり高齢化している方たちも多い。いわゆる住宅の自治会みたいなものがあって、そういった中でも高齢化が非常に進んでいるという状況があると思うんですね。それで、例えば区営住宅にしても、そういった管理がなかなかできないよと言っているところも増えてきている。

 そういったことで言うと、さらに、これが都市計画決定されて、事業化されて、そして工事が施行されるまでまだ時間がかかるわけですね。そうすることによって、今いらっしゃる方たちというのはさらに年齢が高くなっていく。そういうところで考えると、将来的にどうやって管理するのがいいのかということをもうちょっと重点的に地区内でこういう管理、エリアマネジメントという考え方もあると思うんですけれども、そういった考え方というのはどういうふうに進めていくべきなのかというのをもう少し絞って、テーマとして大きく取り扱ったほうがいいと思うんですけれども、いかがでしょうかね。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 今後、地区計画等の都市計画手法を運用して、このような公共的な空間が整備される場合、その効果等は様々なことが想定されます。したがいまして、例えばですけれども、民有地側の負担が極めて大きく、公共空間のほうが著しく効果が大きいということであれば、それに併せて公共空間側のほう方で一体的に整備する手法の模索も必要になるかもしれないですし、一方で、今回のケースのように民有地を有効に活用して地域貢献することで、一定その効果が建物のほうにも反映されるというようなケースについては、併せてやはり地域のほうで管理していただくというケースもございますし、今後、ケース・バイ・ケースとしてこれを事例に整理はしていきたいということで考えております。

市川委員

 確かに今おっしゃったように、既存不適格な建物については、そういった地域貢献、公共貢献をすることによって、容積だったりとか、用途の考え方といったものを与える。そういったことを規制緩和していく。こういう考えも大事だと思うんです。ただ、やはり位置付けとしては、周辺地区の防災性を高める、安全性を高めるといういわゆる公共的なところも多いと思うので、今言ったような検討を進めていただきたいと思います。

 最後に聞きたいんですけれども、せっかくこういうすばらしいことを今ここの該当地区でやっているわけですので、周辺地区についてもやはりこういうことを該当地区で住民原案でやっているんだということを周りの方にやっぱり理解をしていただいて、例えばここは木造密集地域に囲まれていますから、そういったところの防災まちづくりというのも併せてというよりは、将来的にパッチワークをつなげていって広がっていくと、もちろん防災性がエリアとして面的に高くなっていくと思うんです。この周辺住民というのは、24名中何人ぐらいいらっしゃるんですか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 基本的には周辺住民の方は22名の方が周辺という形になります。

市川委員

 24名中22名ですね。ということは、9割以上の方が周辺住民ということでありますので、やはりそれだけ周りの方がどうなっていくのか気になっている方が多いんだと思いますので、そういった方たちとともに、もうちょっと大きな面で考えたときにこういう位置付けだというふうになってこの事業は進んでいくものだと思いますので、併せて周辺の地区の在り方についても今後検討を進めていただきたいと思います。これは要望です。

委員長

 他に質疑はございますか。よろしいでしょうか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、4番、弥生町三丁目周辺地区地区計画の案の縦覧結果についての報告を求めます。

三戸まちづくり推進部防災まちづくり担当課長

 弥生町三丁目周辺地区地区計画の案の縦覧結果について御報告いたします。(資料5)

 主な経緯等に記載のとおり、本年度から面積約21.5ヘクタールの区域に地区計画を拡大するため、都市計画変更の手続を進めてまいります。令和3年10月の地元説明会、令和3年12月の原案の公告縦覧に続き、令和4年2月に都市計画法第17条に基づく地区計画の案の公告縦覧等を行いました。

 別紙の内容の地区計画の案を令和4年2月10日から令和4年2月24日までの2週間公衆の縦覧に供し、2月24日まで意見書の提出を受け付けました。結果といたしましては、閲覧者は10名。意見書の提出はございませんでした。

 今後のスケジュールですが、4月に中野区都市計画審議会への諮問、その後、都市計画決定を告示する予定です。また、令和4年度上半期には、建築基準法第68条の2に基づく建築制限条例の変更の提出を予定しております。なお、地区計画の決定告知は、区の掲示板、区報、区のホームページ等で周知する予定です。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、5番、中野駅周辺地区駐車場地域ルールの運用基準についての報告を求めます。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 それでは、中野駅周辺地区駐車場地域ルールの運用基準について御報告いたします。(資料6)

 区では、中野駅周辺地区のまちづくりの進捗と合わせ、適切に駐車施策を進めることを目的とし、中野駅周辺地区駐車場地域ルールを令和3年12月に策定いたしました。現在、この駐車場地域ルールの運用基準等の検討を進めており、その案を取りまとめましたので、御報告いたします。

 1番、駐車場地域ルールについて。駐車場地域ルールは、東京都駐車場条例に基づき、地区特性に応じた駐車施設の整備基準を定め、駐車場附置義務台数の適正化、駐車施設の隔地及び集約化、中野通りなど特定路線への駐車施設出入口の設置抑制、地域荷さばき駐車施設の整備促進の取組を行うこととしております。本基準に基づき必要な駐車施設の確保が図られていると知事が認める場合に、公共貢献を前提として駐車施設の台数軽減などを行うことが可能となります。

 2番、運用基準等の検討について。(1)運用基準について。運用基準では、駐車場地域ルールの運用に当たり必要となる具体的な基準を定めるものです。

 別紙1の駐車場地域ルール概要(案)を御覧ください。ページをおめくりいただきまして、1ページでございます。おさらいでございますが、駐車場地域ルールの適用地区は、赤枠で囲われた中野駅周辺駐車場整備地区内となります。

 また、2ページ目、3.地域ルールの基本的な枠組みでございますが、附置義務台数の適正化など記載の取組を行ってまいります。

 それでは、各取組の運用基準について御説明いたします。

 初めに、5.駐車施設の台数基準でございます。一般駐車施設の台数については、地域ルールの適用を受ける者から提案を受けた台数に対して、地域の駐車実態及び地域まちづくりの貢献策の実施内容を踏まえ、附置義務台数の減免をすることができます。

 駐車施設の台数の具体的な基準です。一般駐車施設については、その施設に必要な台数は、類似建築物の駐車原単位を用いて算出した台数とすること。また、店舗や事務所用途につきましては、過度な減免とならないようにするため、最低限必要な台数下限値を定めます。

 ページをおめくりいただきまして、3ページ目でございます。共同住宅につきましては、都条例に基づき算出した台数を原則としますが、類似建築物の駐車原単位を用いて算出した台数について、審査で認められた場合は一定程度まで台数を減じることができます。

 身障者駐車場につきましては、都条例に基づき1台以上確保し、都条例等の関係法令を踏まえ、用途特性に配慮した台数とします。

 荷さばき駐車施設につきましては、都条例に基づく台数を基本とし、都条例で規定しています附置義務台数の上限値は適用しません。また、物流効率化施策の実施により、建物に必要とされる荷さばき機能を確保でき、台数の削減が図られることが審査により認められる場合は、物流効率化計画による台数とすることができます。

 続きまして、4ページでございます。6.駐車施設の構造等でございます。車室の大きさや梁下の高さ、車路の幅員や勾配等の基準を定めております。

 次に、7.駐車施設の出入口の基準でございます。駐車施設の前面道路への出入口は、安全性の向上に配慮した位置に設けることなどを具体的基準として定めてございます。

 続きまして、5ページを御覧ください。8番、駐車施設の隔地及び集約化の具体的基準です。一般駐車施設につきましては、隔地先または集約先までの距離はおおむね300メートルの範囲といたします。身障者用駐車施設は、隔地先または集約先までの距離はおおむね300メートルの範囲とし、かつ可能な限り近傍といたします。荷さばき駐車施設は、隔地先または集約先から開発建築物までの経路を確認し、円滑で安全なルートを確保することとしております。

 続きまして、説明資料に戻りください。(2)駐車場地域ルールの運用体制でございます。駐車場地域ルールの適切な運用を行うため、運用体制を構築してまいります。まず区に運用組織を設置し、手続や審査の窓口業務、審査結果の通知、協力金の管理及びこれを活用した駐車施策の推進を行ってまいります。また、運用基準に基づき申請の内容を審査する審査期間を指定いたします。運用状況に基づく駐車場地域ルールの検証等を行うため、運営委員会を設置いたします。運用体制のイメージ案については、別紙1、概要(案)の8ページを後ほど御覧ください。

 次に、その他です。令和2年12月に策定いたしました駐車場地域ルールにつきましては、運用基準との内容の整合を図るため、文言の修正を行いました。

 3、駐車場地域ルール及び運用基準(案)につきましては別紙のとおりです。

 4、今後の予定でございます。令和4年3月に運用基準を策定し、その後、令和4年度に運用体制の構築、駐車場地域ルール及び運用基準の告示を行い、運用を開始する予定です。

 御報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、6番、中野駅周辺自転車駐車場整備計画(改定案)についての報告を求めます。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 それでは、中野駅周辺自転車駐車場整備計画(改定案)について御報告いたします。(資料7)

 中野駅周辺では、中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3に基づき、公共交通指向、歩行者優先のまちづくりを目指しております。中野駅周辺の自転車駐車場に関し、適正な位置、規模での整備を行うため、区では、中野駅周辺自転車駐車場整備計画を策定し、自転車駐車場の整備を進めています。計画策定からおおむね5年が経過し、まちづくりが進捗したことから、今年度、整備計画の見直し検討を行い、見直しの考え方について本建設委員会で報告を行ってきたところです。このたび、その見直しの考え方に基づき、整備計画の改定案を取りまとめたので報告いたします。

 1、主な見直し内容です。(1)自転車駐車場需要を踏まえた整備台数については、将来の中野駅周辺の全体整備台数は、当初計画の約6,000台を継続します。

 (2)方面別割合の変化を踏まえた配置計画につきましては、方面別の利用割合に変化が見られたことから、自転車駐車台数の方面別配分の見直しを行います。

 2、整備計画(改定案)でございます。改定案については別紙のとおりです。14ページを御覧ください。こちらに中野駅周辺自転車駐車場の配置計画をお示ししてございます。先ほど申し上げました見直しの考え方に基づきまして、全体の整備台数は約6,000台としております。また、各方面別の配置につきましては、北西方面に中野四丁目西地区約500台を追加し、南西方面の中野三丁目を約500台に変更いたしました。

 資料をお戻りいただきまして、今後の予定でございます。令和4年3月に整備計画の改定をいたします。

 御報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はございますか。

小杉委員

 1の(1)のところだと思うんですが、ごめんなさい、前にも同じことを聞いたのかもしれませんが、13ページのところに、需要は20年後までおおむね7,500台で推移していくと言いながら、将来の整備台数は6,000台継続すると。いわゆるこれは定期利用のことだと思うんですが、7,500台の需要との6,000台が、普通だったら7,500台用意するのかなと思うんですけれども、これはどういった意味でしたか。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 こちらは、将来の自転車需要は人口推計等からおおむね7,500台で推移すると、この計画をつくったときに推定してございます。ただ、それをそのまま7,500台を整備するのではなく、例えば自転車駐車場の定期利用であるとか、また、中野駅周辺の中心部については歩行者優先エリアでもありますので、自転車の駐輪場を歩行者優先エリアの外周部へ分散配置する、そういった取組を行うことによって約6,000台とするということの計画としているものでございます。

市川委員

 すみません。1点だけ教えてください。14ページのところに駐車場の配置計画がございますよね。配置計画の中で、中野四季の森から様々な今再開発されている地区も含めて6,000台となっております。これは新たな設置、配置というところもあると思うんですけれども、例えば、自分の話で大変恐縮なんですけれども、私が住んでいるサンクォーレタワーにも駐車場を止めるところがあるんですよ。そういったところで、やはり今まで整備されている駐輪場があると思うんですけど、こういったものの考え方というのはこの中には入れないんですか。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 中野駅周辺の自転車駐車場整備計画に示している配置計画でございますが、駅端末を利用する方を想定して台数のほうは想定しているところでございます。各施設に設ける駐輪場につきましては、各施設ごとに整備していただくということを基本としているところでございます。

市川委員

 駅を利用する人を対象にしているということなんですね。仮にほかの、今言ったうちもそうですし、ほかのところの駐輪場も駅を使う人も当然いると思うんですね。そうすると、もしかしたらほかのところの台数をもうちょっと削ったりとかして、もうちょっと余裕のある駐輪場が、本来これに予定されている広さではなくて、もうちょっと余裕のあるつくりができたり、その分オープンスペースができたりとかという考え方もあると思うんですけれども、そこに止めている人たちが本当に駅を使っているのかどうかという調査はかけているんですか。

石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 各施設ごと、建物ごとにつくっていただいている駐輪場につきましては、例えば、それが該当するかは別として共同住宅の附置義務であるとか、もしくは商業施設に関する附置義務によって整備をするという考えの下つくられていると思っております。こちらの計画の中で、今回公共でつくるもの以外の駐輪場がどういった使われ方をしているか、そういったところの調査は特には行ってございません。

委員長

 他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 よろしいですか。質疑がなければ、本報告について終了いたします。

 次に、7番、その他で何か報告はありますか。

村田都市基盤部交通政策課長

 それでは、自治体間の広域連携を活用したシェアサイクルにつきまして、現在連携している自治体に加えまして、新たに杉並区、練馬区が参加することとなったので、口頭にて御報告をいたします。

 両区ともに令和4年4月1日付での広域連携の参入を予定しておりまして、中野区内のサイクルポートとの相互利用が可能となります。なお、杉並区につきましては、本格的な広域連携への参入に先行いたしまして、令和4年2月25日より試験的に連携を開始してございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はございますか。

小杉委員

 ということは、今後、杉並区、練馬区からの自転車も入ってきて、中野区からもやりとりをするような形になっていくということですよね。

村田都市基盤部交通政策課長

 杉並区については先ほど御説明したとおり、2月25日から相互に行き来できるようになってございます。練馬区につきましては、4月1日以降相互に行き来できるというような予定でございます。

小杉委員

 あと、ポートの設置というのもこれからということですかね。杉並区や練馬区でのポートは。

村田都市基盤部交通政策課長

 杉並区につきましては、本日の時点で17ポート整備をされているという状況です。その後どういうふうに増えていくかというのは、杉並区の中のことになります。練馬区につきましては、練馬区内だけでシェアサイクルといったものを過去からやっている経緯があるので、既に現時点で50ポートあると。ただ、どちらかというと、練馬区内は北西側というか、西側というか、そっちのほうに結構多くのポートがあるので、中野区に近いほうの練馬駅辺りとか、その辺はまだ今後増えていくのかなといったところでございます。

市川委員

 関連して。練馬区は北西側のほうに多いという話だったと思うんです。これから練馬区は要するに中野区の区境のほうにできてくるかもしれない。杉並区についても17ポートできたと。そうすると、今後ポートをまたつくっていったりとか、検討していくという話が前にあったと思うんですけれども、その考え方は、相互関係で杉並区と練馬区でそれぞれ、例えば区境に杉並区側にできたりとかしたら、中野区側でここを予定したけどつくらなくていいとかという考え方が出てくると思うんですけれども、その考え方は今後どういうふうに変わるんですか。

村田都市基盤部交通政策課長

 ポート自体は、なかなかやっぱり場所が見つからないといったこともあるんですけれども、例えば、もともと新宿区が先にやっていて、中野区との区境の辺りにあったりもするんですが、そういった場合は中野区内であえて置くかどうかというのは検討した経緯がございます。当然杉並区と中野区の区境の杉並区側に置かれていれば、そこの辺りは一応ポートがあるといったことで、すごく使われるような場所であれば置くかもしれないですけれども、後回しにするといったことは場所ごとに考えるといったところはございます。

斉藤委員

 ありがとうございます。すごく楽しみに思います。こちらは広域連携ということなので、杉並区、練馬区等からの自転車の流れというのは、どこかで流れの様子を情報共有したりということはこれから検討されますでしょうか。

村田都市基盤部交通政策課長

 まだ始まったばかりということと、練馬区は今後といったところなので、まだこれから先の話になりますけれども、ドコモバイクシェアのほうから、どこから乗って、どこで降りたかとか、そういった情報というのはいただけることになっておりますので、杉並区とか練馬区が始まってからどういうような利用の変化があったとか、そういったところはその情報、データをもらいながらまた検討していきたいというふうに思っております。

斉藤委員

 特に中野区の北東部に関してはなかなか中央部に行きにくいところがございまして、その情報によりまして、どのような交通政策をしていくかということも大変参考になるかと思いますので、期待しております。それから、これは中野区として何か広報されたりするような計画はございますか。杉並区や練馬区とも連携が取れてくるようになりますよみたいな、そういうことについてです。

村田都市基盤部交通政策課長

 他区が始めることなので、中野区で直接やるといったところは今考えていないんですけれども、東京都のほうでは、一応いわゆる関連区といいますか、そういったところで広報をされているといったところはございます。

斉藤委員

 中野区においてもまだ実証実験中なのでということもあって、ホームページにポートができるたびに今載るだけなんですね。それはとてももったいないなと思うことがありますので、広報については何かしらの方法で、例えば区報のどこかにいつもポートがつくられたら載るみたいな、実証実験が終わってから本格的に来年度からでもいいんですけれども、ちょっと検討していただければと思います。要望で結構です。

委員長

 他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告を終了します。

 他に報告はございますか。

千田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 [1]それでは、令和3年度西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟の要請活動について、口頭で御報告いたします。

 昨年10月の本委員会で報告させていただいたとおり、令和3年度の期成同盟決起大会は中止といたしましたが、中野区議会をはじめとした期成同盟加盟団体の御協力の下、要請決議文を採択し、国、東京都、西武鉄道株式会社への要請活動を実施いたしました。国への要請は昨年12月末に、まちづくり推進部長以下担当職員で国土交通省を訪ね、行いました。財務省、東京都、西武鉄道株式会社につきましては、決議文の郵送により行いました。

 本委員会をはじめとした中野区議会の皆様には、期成同盟の活動について多大なる御協力、御支援を賜り、ありがとうございました。

 私からの報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に関して質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、本報告について終了いたします。

 他に報告はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。

 次に、所管事項継続調査についてお諮りいたします。組織改正に伴い、「緑化の推進について」を削除いたしました。また、行政順に合わせて順序の一部を入れ替えました。これにより、新年度から下段のとおりとなります。お手元の文書(資料8)に記載された事項について引き続き閉会中も調査を要するものと決することに御異議はありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後2時26分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時34分)

 

 休憩中に御確認いただきましたとおり、次の委員会は4月25日(月曜日)午後1時から行うことで御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 以上で本日予定した日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 以上で建設委員会を散会いたします。

 

(午後2時35分)