平成25年11月07日建設委員会
中野区議会建設委員会〔平成25年11月7日〕
建設委員会会議記録
○開会日 平成25年11月7日
○場所 中野区議会第4委員会室
○開会 午後1時00分
○散会 午後2時18分
○出席委員(8名)
小林 秀明委員長
来住 和行副委員長
伊東 しんじ委員
平山 英明委員
林 まさみ委員
佐野 れいじ委員
近藤 さえ子委員
市川 みのる委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
都市政策推進室長 長田 久雄
都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当) 横山 俊
都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当) 滝瀬 裕之
都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子
都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当) 石井 大輔
都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 宇佐美 吉久
都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)、
都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当) 立原 英里雄
都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当) 池田 中
都市基盤部長 尾﨑 孝
都市基盤部参事(都市計画担当) 豊川 士朗
都市基盤部副参事(地域まちづくり担当、大和町まちづくり担当) 荒井 弘巳
都市基盤部副参事(弥生町まちづくり担当) 安田 道孝
都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 古屋 勉
都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 志賀 聡
都市基盤部副参事(建築担当) 小山内 秀樹
都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 大木島 実
都市基盤部副参事(生活安全担当、交通対策担当) 中井 豊
○事務局職員
書記 江口 誠人
書記 竹内 賢三
○委員長署名
審査日程
○議題
安全で快適に住めるまちづくりについて
産業振興及び都市振興について
道路・公園等の整備について
防災及び都市安全について
○所管事項の報告
1 中野区産業振興拠点の開設について(産業・都市振興担当)
2 補助220号線(早稲田通りから新青梅街道間)の現況測量の実施について
(西武新宿線沿線まちづくり担当)
3 その他
(1)起創展街 中野にぎわいフェスタ 2013の実施結果について
(都市観光・商業振興担当)
○その他
委員長
定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。
(午後1時00分)
本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
なお、審査に当たっては、午後5時を目途に進めたいと思います。また、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いいたします。
それでは、議事に入ります。
安全で快適に住めるまちづくりについて、産業振興及び都市振興について、道路・公園等の整備について、防災及び都市安全についてを議題に供します。
所管事項の報告を受けます。
1番、中野区産業振興拠点の開設についての報告を求めます。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
それでは、中野区産業振興拠点の開設につきまして御報告させていただきます(資料2)。
この産業振興拠点につきましては、これまで適宜報告させていただいたところでございますが、今週、11月5日に開設、オープンという運びになってございます。
目的等につきましては、これまでも区のほうで決めましたとおり、産業振興拠点の目的ということで、ICT・コンテンツを活用した産業振興を図る、そのための拠点でございます。
名称と所在地について2番に記載してございますが、正式名称は中野区産業振興拠点でございます。愛称といたしまして、ICTCOと書きまして「イクトコ」と読ませていただいておりますが、このように愛称を定めさせていただきました。所在地につきましては、これまで御紹介させていただきましたとおり、四季の都市(まち)地区のセントラルパーク内のサウスとイーストの2カ所になってございます。
なお、そこに※でICTCO(イクトコ)の意味合いを簡単に記載してございます。ICTという単語と、それからコンテンツ、これを中心に表象しているものでございますが、「CO」のほうにつきましては、「company」「community」といったような集まるところ、皆さんが集積する場所と、そのような願いも込められたものでございます。
運営事業者の3番でございますが、先般、御報告をさせていただきました一般社団法人中野区産業振興推進機構にやっていただくことになってございます。この推進機構が具体的な事業を展開するわけでございますが、それが4番の主な事業でございます。
一つ目、二つ目になりますけれども、区内の事業所等の顧客が、事業アイデアを具体化したり、ICTをどう活用するかといった際に御相談を承ったり、どのようなニーズ、要望があるか等を承りまして、そのコンサルティング等を行う、サービスを提供する。あるいは、持てる技術やノウハウ、人材、これをどうにか展開したいという御要望。あるいは、逆にそういった技術やノウハウが欲しいといった事業者、こちらの紹介をし、マッチングをしていく。あるいは、それのコーディネートといったようなサービスを提供することになってございます。こういったことを中心としながら、その他、区内の大学等をはじめといたしまして、この推進機構が持ちますネットワークを活用して研究機関等を紹介し、共同研究を支援していく、そういったようなサービス。それから、具体的に新規事業を立ち上げる過程などで特に必要になってまいりますが、法務、財務、会計等の専門サポート。専門的な、いわゆる士業によるサポートサービスの提供。それから、各種のイベントなどの開催。そして、商談や打合せ等に使えるスペースの提供というようなものになってございます。そのほか、区内事業者が新たに事業創出をしていく、促進ができるようなサポートビジネス、これを新たに開発、構築等をして提供していく。このような事業展開を考えているところでございます。
大変雑駁でございますけれども、以上になります。これにつきましては、10月28日に記者会見が行われまして、11月5日からスタートする旨、公表させていただいているところでございます。
なお、記載してございませんが、拠点の営業時間ということにつきましては、平日の朝10時から夜の9時までということを原則として運営してまいるものでございます。
簡単ですが、以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
市川委員
この主な事業、つらつらあるけれども、この中の事業それぞれを進めていく上で、区内の経済団体との連携や連絡というのはどのような形でとろうということになりますか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
この運営事業者が立ち上がった際にも、既に区と協定等を結んでございましたので、産業団体のほうには一言御挨拶のほうをさせていただきまして、今後、事業展開に当たって協力をお願いするという旨、御協力依頼を申し上げたところでございます。これは推進機構、それから区のほうあわせて、そういったような関係をこれからつくってまいりたいというふうに考えているところでございます。
市川委員
具体的に漠然とそういうお約束をしましたよと、御挨拶しましたよと、これはまだ最初の段階だよね。具体的に、これは放っておくとそのままになってしまうおそれもあるから、やっぱりどんなところで経済団体、例えば商工会議所さん、どういうところでひとつ御活躍いただきたい、また、工産会の皆さん、どういうところでひとつ御貢献をいただきたい、また、区商連の皆さん、どういうところでというような、それは法人会もそうなんだろうけれども、そういった経済四団体と称される団体に対して、具体的なものをやっぱり中野区が行政側としてコーディネートをして、いわゆるその中に、これを立ち上げるための懇談会があったじゃないですか。あそこの懇談会の席に、その区内の経済団体を代表して出席をされていたメンバーがいらっしゃるわけです。その方たちは、ある一定の議論の中で、途中までずっと、自分たちが、このいわゆるICT・コンテンツの産業拠点を自分たちがしょって立つ、その気持ちを持ちながらそこに参加していたわけです。ところが、結果的には、一般社団法人が立ち上がって、自分たちがそのまま中に入り込む余地というものはなかったわけだ。それで、これを構成している5者を見ると――5者だったね。5者を見ると、それぞれの経済団体に所属をしているのかといえば、所属はしていないわけだ。しているところもある。だけれども、していないところのほうが多いわけだ。わかるね。数の上でだよ。また、元入っていても、今は入っていないとか、抜けましたとかというところがあるわけだ。そういったところに、何で私たちがこの懇談会に出席をして、例えば中野の経済人が、自分たちの力で盛り上げようとしていたその意欲、気持ちというものが、若干そがれた時期というのがあったわけです。そういうことを考えると、その人たちのその気持ちをもう1回喚起して、引き出して、やはり中野区の産業振興拠点であるならば、中野区内の経済人にもっと頑張ってもらわないと、私はいかんと思いますよ――ということを思っております。
だから、そういったところで、具体的にどういった点であなたたちの力が欲しいんですと、もうあと半年たったら、あなたたちをもう1回呼びますから頼みますよとか、何か具体的な指針を示して、しょっちゅうそういった交流をしようといったような予定、スケジュールというのはないのか、また、どんなことを考えているのか、お答えいただきたいと思います。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
この産業振興拠点の事業の展開に当たりましては、確かに区内産業団体との連携あるいは大学などとの連携が非常に重要であるということで、進めてまいったところでございます。
委員のお話にありましたICT・コンテンツの産業振興の協議会というものを設置して、るる検討いただいたところでございまして、そこに御出席いただいたところにも、御案内なりを差し上げて、今後の協力をお願いしてきているところでございます。
具体的なところにつきましては、まだ、確かにこれからという面が残ってはございますけれども、例えば事業者同士のマッチングでありますとか、商談会といったようなイベントの開催、こういった場合には区内の事業者にとって有益なものになるよう、恐らく協力関係を結んでいくということが必要になろうかなというような話は出てございます。こういった具体的な事業が、こういった事業が具体化される過程で、産業団体、その他とも連携、御相談をさせていただく。このような運びが想定されているところでございます。
市川委員
定期的な、いわゆる懇談の場というものを、この一般社団法人と区内経済団体四団体の代表者と、そういうディスカッションする場を、日ごろの交流をやはりきちんとしておくべきだと思います。その時期、その時期に応じて何が必要なのか、不必要なのかということは当然出るわけです、この1年間の流れによって。それで、そういったときに、たまたまこの産業振興推進機構の中には、地元の信金の理事長さんが入っているでしょう。理事長さんはとても有能な方ですよ。時代を見る目がありますよ。そういった方が、やはり区内の経済団体とのおつき合いをしっかりされていますよ。そういったところの声というものを、この一般社団法人中野区産業振興推進機構の中に反映をしていくということ、それによってマッチングなり、商談なりを成立させるときに、その協力を求めるということ。そのときばっかり協力を求めても、なかなか力を出してくれないでしょう。だから、そういう日ごろの交流というものが大事だと思うんだけれども、そういうものをどのようにとっていかれるのか。それはどういうふうに考えていますか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
連携のあり方といたしまして、定期的な情報交換というのはかなり大切なことと思ってございます。今、御指摘があったところを踏まえまして、この拠点の運営については当たってまいりたいというふうに思っております。
市川委員
この一般社団法人が、いわゆる産業振興拠点になるのは大変我々も望ましい、望んでいるところであります。しかしながら、新たな産業の創出というのも、これも望んでいるところであります。それで、ICT・コンテンツ産業の育成、これも望んでいるところであります。だけど、中野の町はICT・コンテンツ産業だけで成り立つ町ではないわけであります。なぜかというと、中野の町をつくり上げてきた歴史とか文化というものがあるわけでありますと。それを今までリードしてきたのは、区内の経済四団体なんですと。その経済団体が疲弊してしまってはいけませんねというのが、一番大事なところなんだよ。そうでしょう。新しいものが育っても、今までのものが衰退してしまったら、これは何にもならないんだよ。区内の、いわゆる産業振興全般のレベルアップというものが、この拠点から発信されなければ意味がないわけなんです。そこら辺のところをしっかり踏まえた上で今後臨まれたい、これは要望にしておきますから、よろしくお願いします。
平山委員
すみません、風邪なので、ちょっと小声で質問させていただきます。今、市川委員がおっしゃられたこととも若干重なりますけれども、ここに書いてあるものを読ませていただく限り、何ていうのかな、ITC・コンテンツのこの産業振興拠点があって、ここにいろいろな方々がアプローチをかけてこられると。それに対して対応するようなイメージにもとれるんですけれども、こちらのほうから積極的に打って出るようなことというのはないんですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
まずは、こういったサービスで御相談に対応していくということをベースに展開していこうということで始めていくことになってございます。
さらに、こういった解決策だとか、サービスが展開できるといったような営業といいましょうか、普及のほうも取り組んでいくというふうに考えてございます。
それから、この4番目の一番下の白丸でございますけれども、この推進機構のほうから新たなビジネスサポートができるような事業というものをつくって、これを積極的に展開していこうと、そういった積極的な事業の推進も見込まれるところでございます。
平山委員
例えば、区内にICT関連の会社があるかもしれない。とりあえず、この産業振興拠点ができました。ICTCO(イクトコ)ができたので、とりあえずICTCOに行ってみようかなというふうに、簡単にはならないだろうなという気はするんです。
一方で、先ほど市川委員がおっしゃっていたように、ICTとは無縁かもしれない、だけれども、例えば商店街があって、この商店街の中でICTを活用することによって集客が図れるような、そういう展開だって可能かもしれない。本来的に区が考えているICT・コンテンツの育成って、そういうところまでを目指されているのではないのかなという気はしているんです。ということを考えたときに、こうぱっと見ると、どうもお客さんがやってくるのを待っていますという、営業としてはあまりよくない形のお店の開き方にも見えなくもないということを考えたときに、逆に、こちらのほうから積極的に、区内の産業の中でICTを使ってこういうふうな活用ができるのではないか。あるいは、いろいろな事例がありますよね。京都なんて、外国人がやってきて一番困るのは、無線LANが整備されていないことだそうです。無線LANが整備されていないと、みんな外国人の方々は、このiPadだとかなんとか、商品名を出してはいけませんね、そういったものを活用して観光をされると。だから、京都の町の商店街なんていうのは、無線LANをばっと引いてしまった。中野もそういう観光の計画があるみたいですけれども――等々というさまざまな事例等々も積極的に収集されながら、どんどん発信をしていかれるような、そういうふうな役割もぜひ担っていただきたいなと考えているんですが、それは当然そういうふうになっていくと思っていてよろしいですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
先ほどの一番下の白丸のところ、抽象的な書き方になってございますけれども、委員がお話しいただいたような、そのような事業モデルを構築して展開を図っていくということが想定されて、検討を始めているところでございます。
平山委員
そう、一番下がサポートビジネスの開発・提供と書いてあったので、ちょっとわかりにくいなと思ったんです。その上で、これは、ここにいらっしゃる方々というのは、基本的には区内の事業者の方ですか、区外の方も来ていいんですか。どちらですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
積極的なPR等を図っていくに当たりましては、区内産業団体とも連携して、区内事業者を中心にターゲットとして考えてございますが、区外であっても、お客様としてサービス提供させていただく、このように考えてございます。
平山委員
であるならば、例えば中野にはこういうふうな、いわゆる拠点があることによって、中野で事業を興していこうかなとか、今ちょっと他のところでやっているけれども、家賃も高いし、いっそのこと中野に事業を移してというような考えというものも出てくるわけですよね。昔は、インキュベーションオフィスだとかなんとかというものに積極的に取り組まれていて、ちょっと最近どうなったのかなというのもありますけれども。当然そういうふうなこともあわせて考えていかなければいけないと思うんですが、いかがでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
この拠点があるということが一つの魅力となって、区内に集積が図れる、そういったことを目指しているところでございます。
平山委員
というさまざまな期待がかかっている産業振興拠点のいよいよオープンでございますので、最初にも申し上げましたとおり、ぜひ、あまり、何ていうかな、多分、この11月から12月、1月、3カ月間ぐらいやって、どれほどの方がお越しいただけるのかというのは何とも言えませんけれども、早い段階から、この産業振興拠点が中野の中でどういうふうな貢献ができるのかということをぜひ、この機構の皆さんと一緒に考えていただければなと思っています。これは要望です。
近藤委員
この産業振興拠点ですけれども、これを本当につくったことによって多くの皆様が利用して中野が発展していく。この機構になった会社が発展するということよりも、区民の事業者が、新しい産業が発展していくことが、本当に本来の目的で頑張っていただきたいところなんですけれども、周知というか、こういうものができて、皆さん、どんどん中野区で産業を発展させてくださいよということの周知というのは、どうやって皆様にするんでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
先ほど御説明した記者会見、こういった場も一つの周知のところでございます。それから、この推進機構が拠点に関するホームページを立ち上げてございます。こちらでの周知。それから、それと関連させて、ソーシャルネットワーク等を使った宣伝、PR、こういったものが既に始まってございます。また、区のほうもホームページ等でリンクを張るなりして、宣伝、PRに努めていくというふうに考えてございます。
近藤委員
せっかくつくっていくんですから、皆様が、こういうところがあって、どんどん利用していただかなければ、本当につくった意味がないので、ぜひ、皆様が利用したいと思う周知の仕方をしていかないと、やっぱり普通の一般的な方は、今始まったばっかりですけれども、全く知らない段階だと思うんです。これをどう広めていくか。本当に、中野の一等地につくったということの意義をきちっと説明されていかないと、意味がないものになってしまうのではないかと思いますけれども、いかがですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
確かに、開設したということで、大いに宣伝等もしていく必要があると思ってございます。また、ここの主な事業の中にもございますが、一定のイベントといったことで、この拠点の機能をPRすることを兼ねてやっていく。普及啓発を兼ねてやっていくというようなことも考えているところでございます。
近藤委員
これは、事業者の新規立ち上げの過程で、「法務、財務、会計、人材等の専門サポート」ですとか、「商談・打合せスペースの提供」ですとか、こういったものが、お値段がついてくる話だと思うんですけれども、こういう値段的な設定というのはどのようになっていますか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
ここの利用に当たりましては、会員登録を必須としてございます。その会員の受けられるサービスの幅に応じまして、会費が変わってきてございます。通常で、一番サービスが全部受けられるものといたしましては、月3万1,500円というような利用料金設定になってございます。この金額の中で、先ほどお尋ねがございました法務、財務等の専門家による相談の部分については無料で受けられるというふうな料金体系になってございます。
近藤委員
これから産業振興センターですか、男女平等参画のところにもセンターができて、いろいろな活動をされていくんですけれども、この二つのすみ分けといいますか、きちっと、どういうふうに二つが機動していくかということも大事な問題になっていきますので、そこら辺をしっかり、この産業振興拠点のやり方というものを明らかにしていっていただきたいと思います。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
これまでも産業振興センター、それから産業振興拠点、この違いについては御答弁させていただいてきたところでございます。
こちら、産業振興拠点は、区が進めている事業でありますけれども、公の施設ということではなく、民間の専門性あるいはその市場性等を活用していただいて、ICT・コンテンツをうまく使って、産業振興を図っていっていただこうと。具体的には、民間同士の事業取引、これをあえて禁じることなく、むしろこれを通じて、区内の産業を拡大、活性化していくというところに重きがございます。なかなかこれは公の施設であります産業振興センター等では、従前にはできないところでございまして、ここが一番大きな違いというところと考えてございます。
委員長
ほかに質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、2番、補助220号線(早稲田通りから新青梅街道間)の現況測量の実施についての報告を求めます。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
それでは、私のほうから、補助220号線(早稲田通りから新青梅街道間)の現況測量の実施につきまして御説明させていただきます(資料3)。
まず、区は、西武新宿線中井駅・野方駅間の連続立体交差事業化を踏まえまして、未整備の交差道路であります補助220号線の早稲田通りから新青梅街道間(約1.6キロメートル)につきまして、連続立体交差事業や防災まちづくりなどを実施していく中で、順次事業化を進めていく予定でございます。
第一段階といたしまして、平成27年度中の鉄道交差区間(延長約50メートル)の事業化に向けた準備を進めるため、平成25年度、26年度の2カ年かけまして、現況の測量を実施していこうと思っております。
以下が概要と測量の説明でございます。
まず、補助220号線、これは略称なんですけれども、正式名はちょっと長いんですけれども、東京都市計画道路幹線街路補助線街路第220号線というものでございます。位置は、起点が中野区本町四丁目(十貫坂上交差点)付近から終点が中野区松が丘一丁目(新青梅街道)までという区間になってございます。延長は3,470メートル、幅員は11から16メートルになってございます。ただし、今回測量いたします早稲田通りから新青梅街道間は11メートルとなってございます。
この路線の経緯でございます。23区内の都市計画道路は、これまで東京都が中心となりまして、社会経済情勢を踏まえまして、適宜、必要な見直しを行ってきております。当該補助220号線につきましても、都市計画道路の決定及び変更を実施してきております。まず、昭和41年に補助220号線の当初の都市計画決定をしてございます。その次に、昭和56年に都市計画の変更。これは延長を縮小してございます。また、平成16年に東京都のほうで区部における都市計画道路の整備方針で、当該路線を含めます都市計画道路の必要性について検証を行って、必要性を確認されたというところでございます。
3番の測量の概要でございます。1番目が測量の中身でございますけれども、現況測量の中身なんですけれども、主に地形測量と路線測量に分かれます。このうち、今年度につきましてはこの地形測量を実施しようというものでございます。地形測量の概要でございますけれども、道路予定区域及びその周辺の土地の起伏や現在の建物、樹木、道路等の形状を測量するというものでございます。この成果をもとにいたしまして、計画道路の平面図ですとか、交差点の平面図を作成するというものでございます。その次に、路線測量というものもございます。概要でございますが、計画道路の位置をくい等で現地に落としまして、その計画道路の中心線を20メートルピッチで縦断・横断方向に測量を行いまして、土地の起伏・形状を測量するものでございます。
この概要は、次のページの参考のイメージ図で載せておりますので、ちょっとごらんください。都市計画道路の中心線を、この一点斜線のところが縦断方向の測量を行っていくと。縦方向に、30メートル区間に20メートルピッチで測量していくと。横断方向の測量と縦断方向の測量というものが路線測量でございます。
もとに戻りまして、この成果をもとにいたしまして、都市計画道路の縦横断の計画を作成しようというものでございます。
次の測量の範囲でございますが、すみません、また、次のページに220号線(早稲田通り~新青梅街道区間)の現況測量範囲図というものがございますので、そちらをごらんください。
こちらで、おおむね当該道路と測量範囲が、薄く灰色がかかっていますけれども、当該路線の境から20メートル間、両方とも20メートル間という形で、この範囲を測量範囲とさせていただきたいと思ってございます。
もとに戻りまして、実施の期間でございます。ことしの12月の中旬から来年の3月の初旬を考えてございます。
なお、平成26年度は路線測量を順次実施していく予定でございます。
次のページの現況測量の説明会の開催についてでございます。この路線は延長も長いということもありますので、地元の説明会を12月9日と12月10日の2回開催しようと思っております。12月9日が夜の7時から8時半、上高田小学校と、10日が同じ時間でして、7時から8時半で、上高田区民活動センターで行おうと思っております。2日間とも同じ内容で開催しようと思ってございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
佐野委員
まず、内容もありますけれども、その前に日程のことについて、ちょっとお尋ねをさせていただきたいと思います。
まず、裏面の4の説明会を開催するといった12月9日及び12月10日、学校ですから場所をとらなければいけませんよね。これは大体いつごろお決まりになったんでしょうか。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
具体的な方針の決定につきましては、10月中旬に方針を決定させていただきました。それから……(「11月でしょう」と呼ぶ者あり)10月の中旬ですね。
佐野委員
たびたびすみません。12月9日、12月10日と裏に書いてありますね、4番で。これは、いつ決まったんですかということです、お尋ねしているのは。要するに、学校をとらなければいけませんから、場所を。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
申しわけございません。まず初めに、説明会を決定する前に、この測量をやろうという方針を決めさせていただいたのが、10月の中旬に決定させていただきました。その後、学校の場所を予約させていただいたという状況でございます。
佐野委員
そうすると、今、内容をお話しになった概要にしても、詳細は決まらないと。方針としては、もう10月中旬ぐらいからお決まりになっていたと、そういう解釈でよろしいわけですね。としますと、私、ちょっとここで言わせていただきたいのは、前回の建設委員会、定例会のとき、10月4日、7日、8日とやっていましたよね。それで、3日目は何もないからやめましょうということで、2日間で終わらせたはずですよね。そのときには、方針としてはまだ決まっていなかったんでしょうか。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
委員の御指摘のとおり、前回の3定の常任委員会のときには、まだ方針としては決まっていなかったというところでございます。
佐野委員
逆に言わせていただければ、これだけ大きな歴史を踏んでいるものですよね。ここに書いてございますように、2番目の経緯の中では、昭和41年からの取りかかりから始まって、平成16年にこうなっております。これだけ長い歴史があるもので、やはり吟味に吟味をして計画を練っている。それで、10月の中旬まで何ら、何もなかったと、そういうふうにおっしゃるんですか。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
当然ですけれども、庁内の中ではいろいろ議論しておりました。ただ、その方針を最終的に決定するときが10月の中旬になってしまったというものでございます。
佐野委員
いいんですよ。別にどうこう言っているわけではないんですけれども、私が言いたいのは、結論から言いますと、前回の委員会でなぜ出なかったのかというのが、私は不思議でしようがない一つなんです。要するに、これだけ重要なものであるならば、当然、前回の委員会――これは、たしか10月7日、8日があったわけですから、そのときに出てしかるべきだった問題ではないかと思うんです。確かに、学校はとれていません。説明会もまだできません。方針も10月の中旬ぐらいでないと詳細は決まっていません。そういうものもあったと思うんですけれども、やはりこれだけ長い歴史があって、今言ったような昭和41年からの計画ですよね。これだけ長い歴史があったにもかかわらず、要するに、中ではやっていたけれども、公にはできない部分があったのかもしれません。だけれども、やはり私は、7日、8日のときにでもある程度の話をしないと。これは閉会中ですよね。皆さん、委員をきょう集める場合にすごく苦労されたと思うんです、委員長、副委員長をはじめとして。ですから、別に、我々は役目ですから当然出てきてやります。やりますけれども、やはりこういった重要な問題こそ、前のときにもお話をし、そしてさらにきょうを設けると。そういうことであれば、まだ私も納得するんですけれども、なぜきょう急に唐突に出てきたのか、なかなか理解ができない。というのは、方針はある程度まとまっていたというお話でしたね。10月中旬ぐらいには、方針はまとまっていたと、内部での。とすれば、当然、7日、8日のときにも話はできたのではないかと思うんですけれども、どうなんでしょうか。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
委員の御指摘のとおりなんですけれども、この路線は計画決定されてから四十数年たっている路線でございます。我々といたしましても、慎重を期して、準備を進めていかなければいけないと思っておりまして、中の方針の決定までも、かなり中で相当時間を費やしながら決定に至ったということでございます。内容の報告ができなかったことにつきましては、大変申しわけなく思っております。
佐野委員
これは非常に、測量というものはデリケートな問題だと思うんですよね。生きた人に話をするわけです。それで、地権者あるいは権利者、これからいろいろオープンになっていけばいくほど、やはり地元の人は真剣になっていくし。そうすると、やはりそういったものこそ、デリケートなものですから、十分にいろいろなことを考えながら、方策をしながら、説明をしていかなければならない問題だと私は思うんです。ということを考えたときに、やはりこの委員会でも、これはぱっときょう出てきたのではなくて、もっと前の段階から、当然、この大きな問題は取り組んでいるわけですから、区として、国としてもそうでしょうけれども。ですから、やはり事前に、何回も何回もこの問題を論議すべきことだし、我々の意見も聞いてほしいということだと思うんですけれども。だから、私は、なぜ出てきたのか不思議でしようがないんですけれども、もう1回、ちょっとお答えいただけませんでしょうか。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
この路線は、まず初めに、この現況測量というのは、今後事業化していく上でのまず前提の一番初めだと思っております。今後、適宜、委員会につきましても、委員の皆様につきましても、御説明する機会を何回も設けさせていただきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
佐野委員
例えば、近隣の説明を上高田小学校に集めてやりますよね。そうしたときに、いろいろなケースが考えられると思います。地権者が来るかもしれない。それで、自分のところは一体どうなるんですかと。測量は二つあると思いますけれども、地形測量した場合に、自分のところは該当していますといったときに、いや、これは納得できませんどうのこうのといろいろ出てくると思いますよ。当然出てきますよ。そうしたときに、やはりどのような対応を図っていくかということまで含めて、当該所管としては考えていかなければいけないと思うんですけれども、そういうところまで考えられていますでしょうか。大変失礼な言い方かもしれないですが。そのときにはどうするんですか。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
委員のおっしゃるとおりでございます。この路線につきましては、40年間ずっと事業化してこなかった路線でして、地元からのいろいろな御意見があることは重々承知しております。
また一方で、道路の構造がどういうものになるかと。例えば交差点の取りつけですとか、公道がどんなになるかという御意見もいただいておりますので、一歩一歩進めながら、また、住民の方々の御意見を踏まえながら、今後検討していきたいと思っております。
佐野委員
だからこそですよ、だからこそ、私は前回の常任委員会のときになぜ出なかったのか不思議でしようがないんですよ。それだけ考えられて、真剣に考えられて、こういう角度が出てきたらこうしようああしようという方策を持っておられるのであればこそ、前回の3日目を休むことなく、ここでやはり十分に論議をし、さらにきょうやるとかということであれば、まだ話はわかるんですけれども、なぜ前回の3日間あるにもかかわらず2日間でお休みにして、きょう急に出てきて、それも皆さんの日程調整をしてですよ。大変だったと思いますよ、委員長、副委員長をはじめ、この8人のメンバーを全部調整するということは。そうしておいて、それで、前回のときになぜ出なかったのかというのが不思議でしようがないんですけれども。
再度、御質問しますけれども、これは今後、これはもう終わったことなのでしようがないんですけれども、今後、やはりこれだけデリケートな問題、これだけの問題ですから、ぜひ、毎回でも構わないと思うんです、この問題は。こういう状況だ、こういう状況だということを報告していただく。そうでないと、やはり議会としても、こういう状況だということを答えようがないと思うんです、情報を入れていただかないと。地域の人はわかるかもしれません。しかし、この建設委員会としての意識というものはやっぱり大切だと思うんです、皆さんそれぞれの地域から出てきていますので。ですから、そういったものを踏まえて、今後、この委員会で随時報告をしていただきたいと思いますけれども、どうでしょうか。
長田都市政策推進室長
まず、本日、閉会中の委員会審査ということで、委員長をはじめ各委員の皆様に御理解を賜りまして、開催の運びになったことにつきましては、都市政策推進室長としても大変ありがたく思っております。このことについては、本当に、区議会の理解をいただいた上で事業を進めるという基本的な姿勢を、改めて、私自身としても責任を感じているところでございます。
先ほど来、委員が御指摘をされている都市計画道路の事業の実施、それに当たっての地権者ないしは地域の方々への大変デリケートな問題であるということへの行政の対処の仕方、これは委員の御指摘のとおり、私どもも基本的な認識として持っているところでございます。事業計画を立てて、一定の推進をしていくという方向性については、私ども、年度当初から持っていたわけでございますが、委員、御指摘のとおり、大変デリケートな問題でございますので、丁寧に地元に入っていくという、そういう基本姿勢が必要だろうと考えておりました。そのこととあわせて、具体的に25年度の事業の成果として、どこまでどのように持っていくかということを詳細に内部で検討した結果、このような日程の中で区議会に御報告をするということになった次第でございます。
このことについては、私どもも反省しなければならない点が多々あると思います。今後は、委員の御指摘のとおり、やはり地域との関係をきちっと築いていくこと、その前提として区議会の御理解も得ることが大事だと思っておりますので、この点、十分踏まえながら進めてまいりたいと考えてございます。
市川委員
長田室長がそんなこと言ったって、自民党の伊東しんじ委員は、もう当選した当時だから10年前だよ。10年前から、補助220号線の質疑をしているんだよ。質問もしているの。本会議でも質問をした。総括質疑でも質問をした。建設委員会でも質問しましたよ。私はずっと見ていますよ。その中で、220号線を議会は取り上げているんだよ。取り上げているの。我々の目で見ると、現況はあの街区を見たら、ここに道路を引っ張るなんていうのは大変だろうなと、こう思うわけですよ。だけど、地元の上高田の地域から、お住まいがあって活動している伊東委員が、地元の事情をよく知っているわけだ。そうすると、地権者の数というのが大体つかめるわけだ。そうすると、その中のどなたが好意的でどういうところが空地になって上高田小の横を通るからここが公共用地でってよくわかっているわけだ。我々が感ずる以上に、意外とここは、現況測量を始めれば理解を得やすい箇所があるんですよということをつかんでいるわけだ。それに基づいてずっと質問していたんだよ。今まで私はそういう聞き方をしていた。だけれども、中野区は、西武新宿線の連続立体交差化事業の都市計画決定をまだ経ていなかった。その話が持ち上がったのも、今から10年ぐらい前の話だ。あのとき、中野通りを、踏切を解消するために、中野通りをアンダーパスにするのか、オーバーパスにするのかという議論からスタートしたのが連立事業の始まりなの。中野駅の踏切解消を考えたわけ。そうしたら、その当時の都議会の先生方が、いや、この中野通りだけの問題ではなくて、中野通りはオーバーパス、アンダーパス言っていると、桜並木の問題でまた地元が騒ぐから、そうではなくて、この連続して中井より西側、野方までの3.数キロだっけ、2.数キロだっけ、この間の9カ所からの踏切を全て地下化することによって解決しましょうと、そうすれば、中野通りの踏切が解消するからといってスタートしたわけだ。それにあわせて、伊東しんじ委員も初当選をして、それと連動してこれの質問をしているんだよ。皆さんがそれを読んでいないということ自体がたるんでいるよ。それは議会を軽視しているんだよ。議会の質問を真剣に捉えていないからこういうことになるんだよという話なんですよ。
それで、ことしの4月に、いよいよこの連続立体交差化事業、西武新宿線、これの事業認可がおりました。4月1日でしたね。今からもう半年以上前の話だ。熟慮に熟慮を重ね、どのタイミングが今年度中に成果を上げるのにいいのか、重ねてまいりましたと、今、室長は言った。半年間だよ。そんなに長くかかるわけないじゃないですか。そんなに長くかかるんだったら、その間に、今、検討していますという報告ぐらいしなさいよ。何でかといったら、もう10年もの間、これを取り上げてきたことを、その検討している中で、それは伊東しんじ委員が、何年度の何回定例会、何年度の何回定例会、全部さかのぼって議事録を見ましたか。見ていないでしょう。そのときにこういう指摘がありましたと。見ていないでしょう。あなたたちは、自分たちの一方的な考え方だけでこういうことを進めているからこうなるんですよ。きょう、だから、一生懸命この間、横山副参事が電話して日程調整していましたよ。こんなことになるんですよという話を、今、佐野委員はしたの。それを、今ここで、どうしても今年度中の成果として上げなければいけないのであれば、今、私が紹介したようなことが全部加味されていれば、当然、3定中の報告にこれは入りましたよ。入りました。それから、ある一定の成果を得ようとして、もう時間が足りないんだったらば、常任委員会をどうしても開かなければいけないんだから、これはもう常任委員会だからいつでも開けますよ。いつ開いてもいいわけ。それは委員長、副委員長が協議した結果、わかったよと言って、開くことはいいんですよ。我々はやぶさかではない。何も文句のつけようがない。だけれども、私はこの問題は、そういう順番を追ってきて、ずっと考えて、ずっと今日までの経緯を考えると、そういったような思いというのがこの報告の中に入っていない。だから、こういう報告を受けても、我々は協力しようと逆に思わないと、こうなってしまうんですよ。我々が協力しなかったらどうなるんですか。我々は区民代表ですよ。区民の代表でここに来ているんですよ。その地域の区民の代表を敵に回すんだったら、議会を敵に回すのと同じ。議会を敵に回すんだったら、区民を敵に回すのと同じ。何でも、物事には運ぶ手順というものがあるんですよ。そういうものをやっぱり間違えてはいけない、こういう遠大な計画なんだから。
だって、これは昭和41年都市計画決定でしょう。ずっと四十数年間、この都市計画決定した当時、ずっとこの線を引っ張られた地域の人たちは悩まされていましたよ。今忘れかけているんですよ。そこに221号線があるんでしょう、線路沿いに。環七から中野通りに向かってくる、囲町の南側。この221号線も、そのときに都市計画決定したんだよ。これ、ずっと、囲町のあの線路沿いの人たちは、その拡幅のことで、「いつになったら、市川さん、拡幅が始まるの」って、いっつも相談を受けるんだから。やっと、今度まちづくりが、再開発ができる。その再開発事業に合わせて道路を担保するからというので、あそこの囲町だけ広がることになった。1路線で考えたら、とてもじゃないけれども、杉並区側の反対にあうからできませんと。話ってそういうもんだよ。それぐらい難しいんだよというのは、あれを見て、私も実感で感じていますよ。だけど、あの沿道の囲町の人たちも、ずっとそれで、ずっと悩まされてきたんだよ。
ちなみに、言っておくけど、その当時決定している222号線というのは、税務署の西側を走っている道路ですよ。223号線が、たしか、ここのサンプラと区役所の南側だったかな。224号線が、この縦に走っている、あの体育館通りとサンプラザと区役所の間の通り。たしか、そこが222、223、224、225と同じ時期に線を引っ張っている。それで、222号線から225号線までは、これは完結したわけだ、警大跡地だから。今のあの四季の都市(まち)は警大の跡地の真っさらな土地につくったから、絵が描きやすかったでしょう。だけど、これからだよ。中野駅周辺のまちづくりも、全部既成市街地に入っているわけだ。南口もしかり、囲町もしかり。既成市街地に絵を描くのがどれほど難しいかわかるでしょう。そうしたら、いよいよですよ。220号線にしても、221号線にしても、既成市街地に絵を描く番なんだって。そうしたら、それを考えれば、この難しさは難しさとしてあるんだということを認識しなければだめなんだよ。それが欠如しているということを佐野委員は言っているんですよ。
だから、この現況測量を始めて、いよいよだっていう気持ちを持ってもらうということは大事なこと。地元の人たちも、きっとこれは協力してくれると私は思う。なぜかといえば、それは皆さんの熱意と議会側の熱意が重なれば、必ずできることだと思います。だけども、これがなぜ必要なのか。中野区というのは、とにかく縦の線が弱いんだよというところから、そこから始まったんたよ、これ。だから、その昭和41年に都市計画決定をした当時のいきさつは絶対それですよ。中野通りと山手通りと、その昭和41年当時は環七、この3本しかなくて、それで縦の線が弱いから、もう1本これをつけようというので、これは必ず考えた。これはその結果だと、私は思う。
それで、こういうことがいよいよ始まりますということなんだけれども、この220号線――私、一つ質問します。今、西武新宿線の連立事業について、野方以西の問題を調査しますと。今、中野区独自の調査が始まりましたね。この事と成行き次第によっては、今、都市計画決定を経て事業認可のおりている、今のこの中井から野方までの間の連続立体交差化事業のこの事業が、いわゆる後に送られていってしまう、いわゆる時間を先延ばしにされてしまうおそれがあるんですよ。いいですか。なぜかというと、向こうの、あれはどこまでかな、上井草だか井荻までかな――の間のことも考えて、中野区全般の踏切をなくそうではないかということを考えたときに、中野区独自の調査を野方より以西、していますよねと。このことによって、今現在、事業認可のおりたこの区間の問題が、事業が、途中で、万が一にもとまるようなことがあると、いわゆるこの機運というものがぐっと下がるわけですよ。「何だよ、そんなに時間のまだかかることならば」というようなことがあるんですよ。今、これを持っていっても、事業認可がおりましたよ、中井から野方までの間、いよいよ事業認可がおりて、もうあれみんな始まっていますよ。説明会も始まって、みんないろいろ騒いでいる人もいれば、どんどん早くやろうと思っている人もいる。早くそれを見せてくれよって、待っている人もいる。そういう中で、みんなが期待を込めて待っています。待っている中だから、ああ、そうか、これに合わせて220号線をやるのかと。特にこの線路の近所をやるんだなと。それなら話はわかったよって、乗っかってくるわけだ。だけれども、万が一にも、中野区独自の調査があって、この連続立体交差事業が、万が一にも先送りになりますよというようなことになると、この機運は下がってしまうんだよ。だったら、何も今必要ないじゃないかと、こうなってしまう。やっぱりこの連続立体、連立に乗じているわけですよ、今、この220号線の問題は。そうでしょう。そこの221号線の問題は、囲町のまちづくりに乗じたわけですよ。それで、区内だけでも完結させようと努力をしたわけですよ、まちづくりの、いわゆる担当のレベルで。そういったことを今考えていると、そういうことの心配感、不安感というものもあるわけですよ。いいですね。そういったこと。この220号線と西武新宿線の交差部、いわゆるこれが連立事業によるインセンティブが働いたこの現況測量の実施、ここだよ。ここのところを、その兼ね合いというものをどういうふうに見て、この現況測量に入るんですかということ。そこの1点だけ、ちょっと伺っておきます。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
野方以西のまちづくりの検討と220号線のこの測量との関係についてでございます。
まず、野方以西につきましては、現在、3定で補正予算をいただきまして、今、委託の契約に向けて準備を着々と進めているところでございます。こちらにつきましては、今、こちらの現認可区間への影響についても、当然ながら、どういった影響があるのかということも、一応配慮しながら、考えながら、野方以西へのどういう構造ができるかという技術的な検討を来年3月までに整理させていただきたいと思っております。
一方で、この220号線につきましては、先ほど御説明させていただいたとおり、1.6キロとかなり長大な、長い路線でございます。沿道には、地元の、今我々のほうで新井薬師のまちづくり検討会をさせていただいている中でも、特に上高田二丁目、三丁目の防災のまちづくりについて、かなり心配される方々からもいろいろな意見が出てございます。やっぱりまちづくりには時間もかかります。確かに、影響は今後調査してみなければわからないんですけれども、やっぱりまちづくりには時間がかかりますので、こういった検討も粛々と進める必要があると思っています。やはり並行しながら、220号線も一歩一歩、まちづくりと検討とを踏まえながらやっていく必要があるという認識でございます。
市川委員
住民説明会で、連立事業の問題をもし取り上げてきて、それが万が一にもおくれたらというような話が出るといけないからあえて言ったんだけれども、今、答弁されたとおり、大和町の中央通りと言ったっけ、大和町のをやっていますね。あれは、この間の所管事項の報告であった、あのまちづくり。それから、弥生町もそうなんだけれども、そういったいわゆる不燃化、いわゆる延焼遮断帯としての道路が必要なんですよと。西武新宿線のその軌道、レールも、その上空の空間の活用は延焼遮断帯になるんですよということをきちんと打ち出して、これはまちづくりなんですよと。それに対しての、ただ、一般の区民の皆さんは、私もそうだけど、道路をつくるという話が先に出ると、道路というのは人が歩く、車が走る、自転車が走るということが先に来るわけだ。それが防火遮断帯だなんていうことは、あまりわからないわけだ。実際、そんなことに遭遇していないから。東京なんていうのは、まさにそんなことにもずっと遭遇していない。たしか、戦争のときに空襲に遭ってからないんじゃないんですか、防火遮断帯の必要性を感じ取っている場面というのはないんですよ。全くそういうのは想像だにしていないわけです。だけど、そういうことをきちっと強調して、特に上高田地域というのは、火災危険度なり、災害危険度なり高い町なんですよと、だから、これが必要なんですということをきちっと、理路整然と説明するということが、私は大事なことだと思う。今まで伊東しんじ委員が取り上げてきた問題の中には、いわゆるそういった円滑な人、物、お金の流れがきちっとできる道路という意味だけではなくて、そういうようなまちづくりの観点というものが、ちょうど西武新宿線の踏切解消策と同時に絡んでくるじゃないかと。だから、220号線を急ぎ着手するべきだというふうに私は取り上げてきたように思うんだけれども。そんなような思いがありますから、ここいらのところをしっかり打ち出して、説明していく必要があると思います。それは要望、指摘をさせておいていただきます。答弁は結構ですから、よろしくお願いします。
伊東委員
今、いみじくも市川委員のほうから、私が本会議あるいは委員会等におきまして、この220号線について質問させていただいた経緯あるいは内容にまで触れていただいて、大変感謝しております。また、丁寧に説明していただいたことによって、私のほうも、質問する部分が大分限られてきていますけれども、そういう意味でお聞きしたいと思います。
まず、この220号線というのは、今回、西武鉄道の連続立体交差化事業の事業認可がおりて、事業着手に向けて着々と進んでいるわけですけれども、それ以前は、西武鉄道については急行の地下化という都市計画決定がなされた。ただ、それさえも、この220号線の都市計画決定に比べれば、はるか後年のことであります。この220号線の都市計画決定というものにつきましては、地域にとって、ずっと長年横たわっているまちづくり課題でありますし、それに関係する住民の方々は線を引かれている、建築制限はある、それで話は全然進む様子が聞こえてこない、もうこの計画はほごになったのではないかという声も、一時期大変強くありました。その中で、こうして事業化に向けての準備を進めるということであります。まず、この220号線、今、市川委員のほうからも延焼遮断帯という意味で、都度都度の見直しの際でも、この計画線は残ったままになったと。その部分をもう一度丁寧に説明してください。これは肝心なことです。地域に入って説明を始めると、やはりこういう声は出てくるはずです。何のための道路なんだと。ですから、その意義としてどういうものなのか、もう一度お願いします。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
まずは、220号線の必要性、意義についてでございます。
まず、220号線のうち、特に早稲田通りから新青梅街道間の未整備の区間についてでございますが、先ほどお話がありましたとおり、防災時における延焼遮断帯ですとか、避難路としての重要な役割を果たしますとともに、中野駅周辺における交通のつながりの強化ですとか、先ほどからお話がありました補助26号線中野通りの南北道路の交通渋滞の緩和等に大変寄与するような、重要な路線だと認識しております。
伊東委員
そうですね、そのとおり。それで、この全体の区間としては、南は十貫坂上、そして北は新青梅街道、さらにその北で中野通りの計画線と合致して、起点・終点が一緒になるという道路でもあります。ですから、中野区の南北縦断路の中で大変重要な位置を占めている中野通りを補完する幹線道路に値する。その辺も認識されているわけですよね。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
先ほどお話がありましたとおり、南北道路ということでは、当然、中野通りが南北道路でありますけれども、これの南北道路の交通渋滞の緩和にも寄与すると考えております。
伊東委員
それで、この補助220号線については、当初から中野区の所管道路でしたか。中野区が当初から所管する道路だったのか。要するに、早い段階では、ほかの都市計画道路と同じく東京都の事業対象だったのか、どうなのか。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
すみません、具体的に、いつから区のほうが所管することになったかというのは、ちょっと正確には把握しておりません。申しわけございません。
伊東委員
私もまちづくり、建築に携わっている身ですので、都市計画図を見る際には十分注意して見させていただいていますけれども、以前は、やはり東京都の事業、区分であったわけで、ある時期から、これは幅員の関係等で、そして、その区間が全部中野区内でおさまるという観点から中野区の所管の道路に移ったわけです。それで、中野区は、鋭意、整備済みの区間は除いて未整備区間について整備を進めようと努力されてきた。実際に、この西武鉄道の連続立体交差化事業とは別に、この220号線については整備をしていかなければならないとして、既に当委員会でも報告があったと思うんですけれども、現在、西武線を除けば、中野区としてこの整備に取り組むべき段階、行程としては、どの部分が対象区間だったんですか。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
当該区間以外の状況でございます。補助220号線につきましては、起点が青梅街道から早稲田通りまでの区間というのが、東京都の第三次事業化計画で、平成27年度までに事業着手することが予定されている優先整備路線に位置付けされておりまして、この準備を進めているというところでございます。
伊東委員
そうですよね。平成27年度までということで、当時の質問に対する説明は、やはり道路というのは連続性が重要視されることから、順次、南から整備を進めてまいりたいと。第三次の整備路線ということで、新青梅から早稲田通りまで。現状は、平成27年度整備が整うんですか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
現状の想定を申し上げますと、平成27年度までは、この早稲田通りの南側から青梅街道まで全区間の整備着手はなかなか難しいかなと思っておりまして、例えば交差点部分の改良ですとか、必要な部分を必要に応じて着手をしてまいりたいと考えております。
伊東委員
あと2年ですね。2年ないし3年という中で、全然その整備方針、それから段取り等が、一向に議会のほうにアナウンスされてこないという中で、質問すれば、先ほどのような御答弁をいただく。では、西武新宿線の連続立体交差化事業に伴って、国との事業化の前段としての条件として、関連する都市計画道路の整備の必要性ということ、これは区が責任を持って行わなければならないという前段がありますよね。それで、ここへ来て、当該区間、早稲田通りから新青梅街道までの区間1.6キロを、事業化に向けて進めていかなければならないということで、本日の説明だと思うんですけれども。やはり都市計画というのは、しっかりとした背骨の通ったものを持って、それがないと、都度都度の説明のときに、住民に対して十分な理解を得られない。疑心暗鬼に陥りやすいということが間々あります。ですから、その辺をしっかりと構えて、説明の際にちゃんと説明していただきたい。だから、本日のこの資料では、まだその辺の部分が不足しているのかなという部分。それで、本日の説明資料の中では、鉄道交差区間の事業化ということで50メートル、これの前段として平成25年度に現況測量のうちの地形測量、そして平成26年度に路線測量を行うという流れなんですけれども、では、ほかの1.6キロ、この50メートルを除く部分はどうなるのかという疑問を当然住民の方たちは抱いてまいります。まず、その辺は、この説明会の時期に説明できるんですか。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
早稲田通りから新青梅街道間の具体的なスケジュールについてでございますが、委員の御指摘のとおり、まず鉄道の交差区間につきましては、平成27年度の事業化を目指しまして、今後、関係機関と協議しながら事業化の準備を進めていきたいと思っております。また、その他の区間についてでございますが、先ほどお話がありましたとおり、中野駅周辺との交通のつながりですとか、補助26号線が新青梅街道から北側区間が未整備になっている状況ですとか、あと、木造密集地域の解消のための延焼遮断帯となるような道路の整備等、防災まちづくりと一体的に進める必要があるなどを踏まえまして、まず、南側の早稲田通りから五中つつじ通りまでの区間を次の事業の区間といたしまして、五中つつじ通りから新青梅街道間の区間につきましては、その次の事業区間として順次事業化の準備を進めていきたいと思ってございます。
また、事業化に際しましては、事業効果ですとか、事業手法などを十分検証した上で、地元には別途、説明会等を開催いたしまして説明するような手順で考えております。
伊東委員
今、口頭をもって説明いただきましたけれども、本来でしたらば、そうした部分も文書として示すべきではないですか。具体的な期間は別にしましても、やはり区としての方針、それはこうした資料の中にしっかり盛り込んで記録に残ることを求めます。でなければ、何のための委員会報告なのか。また、そのために、この先、委員会開催を求めて、委員長、副委員長に調整いただかなければならないかもしれないし。極力、今ある情報をしっかりと盛り込んで説明資料としていただきたいと思います。でなければ、住民の方に納得していただけない。ましてや、委員会の資料にないことを説明会の場でつらつら申し上げた、それに対する反響は我々に直接返ってきます。資料でないものを委員会の口頭報告で説明して、また、そこに齟齬が生じてしまったらば問題。やはり、現時点で決まっているものはしっかりと示すというのが都市計画の大前提だと思います。そういうものを書くからには、しっかりと準備を進めていただきたいと思います。
それで、先ほど申し上げたように、起終点が一緒の、中野通りと一緒の都市計画道路であります。中野通りの交通量の補完という部分を考慮しますと、その交通計画についても大変重要であります。ましてや、先ほどちらっと申し上げましたけれども、当該地域は木密地域、延焼遮断帯の効果を求められるとともに、その木密解消のためのまちづくりのコア事業と位置付けられるような都市計画であります。そうしたものもしっかりとこの中にうたうべきではないんですか。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
おっしゃるとおりでございます。まちづくりの状況ですとか、連続立体交差事業などを実施していく中で、すみません、冒頭のインデックスの部分で書かせていただきましたけれども、こうした部分についても、今後、地元にも説明する際には強調していきたいと思っております。
伊東委員
これで最後にさせていただきますけれども、特にこの未整備部分は、一部を除きまして外線の道路がない。要するに、民間の住宅地にそのまま都市計画線が走っているという部分であります。ましてや、用途地域等も大変厳しい用途地域の中に位置している都市計画道路であります。そうしますと、整備に当たって、では、用途地域は今後どうなるのか、この事業化に向けて用途地域がどうなるのか、後背の住宅地はどういう影響を受けるのか、そういうものも都市計画の中にはしっかり入ってくるはずです。ましてや、そこを通過する交通量等もしっかりと計画的に位置付けて、この道路の整備目的というのは、一方では延焼遮断帯なのかもしれない、あるいはまちづくりのコア事業なのかもしれない。ただ、南北縦断道路を補完する道路でもあるんだから、その交通の規制のあり方については、住宅地を貫くがゆえにどういう道路でなければならないかという部分をしっかりと頭に入れて、今後話を進めていただきたい。この道路については、都市計画マスタープラン、地域の検討の中で、やはり住宅街を貫く道路だから、そのときにちゃんと盛り込まれているんです、第1期。改定時は表現が曖昧になってしまったのかな。ちょうど横山副参事のところに……(「これは10か年です」と呼ぶ者あり)それは10か年か。あるけれども、もう一度都市計画マスタープラン、これはまちづくりの憲法みたいなものですから、当初のマスタープラン、そして改定のマスタープランを見直した上で、しっかりと地域での協議のあり方というものを頭に入れて、なおかつ、しっかり現場に足を運んでどういうところをどういうふうに計画線が引かれているかというものを頭に入れた上で説明会に臨んでいただきたいと思いますが、いかがですか。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
ことしの2月に中野区のほうで立ち上げました新井駅前周辺のまちづくり検討会、区が立ち上げました検討会の中でも、今、まちづくりの魅力ですとか課題につきまして議論しているところでありまして、また、委員の方からさまざまな、先ほど委員から御指摘がありました用途の話ですとか、まちづくりの話ですとか、防災の話ですとか、そういった意見も多数出されております。今後、区といたしましても、こうした意見を踏まえまして、220号線の整備も踏まえて、防災のまちづくりの検討についてどういったものができるのかということを、220号線の整備とあわせて考えていきたいと思っております。
伊東委員
交通計画についても答弁いただきたいと思います。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
交通計画につきましては、今、将来の交通量といたしましては、6,000から1万台を考えております。
また一方で、今の都市計画の幅員が11メートルと計画決定しておりまして、これも平成22年に区が策定いたしました「西武新宿線沿線まちづくりにおける基盤施設の整備方針」という中で、住宅地の道路であり、歩行者交通量ですとか沿道の停車需要が少ないということもありますので、こういった基本方針に沿って、また、地域の方々の御意見を踏まえながら、交通計画についても今後計画を具体化していく中で考えていきたいと思っております。
伊東委員
終わりにしようと思うと、後から後から丁寧な説明をいただく。本来それをちゃんとこの資料の中にしっかりと位置付けていただいて、この委員会での審議に臨まれるのが本来だと思います。慎重に慎重に事を運んだゆえに、逆に慎重過ぎて、必要な情報量が余りにも少ない。委員会資料の作成がこれでは、本当に委員会で議論することが何のためにあるのか。真摯なやりとりの中で、区の考え方、区民、住民の方、そして議会の考え方、それをぶつけ合って、よりよいまちづくりに資する、これをやらなければ、この段階でこれを出したらばちょっと、まだ不安だからというものではないと思うんです、報告なんですから。その報告を繰り返すことによって、よりよいものに昇華させていくという考え方を持っていただきたい。ぜひお願いします。
池田都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
委員の御指摘を踏まえまして、今後適宜、御説明する機会をつくらせていただきたいと思います。
委員長
ほかに質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、3番、その他で何か報告はありますか。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
それでは、私のほうから、「起創展街 中野にぎわいフェスタ2013」の実施結果につきまして口頭で御報告させていただきます。
先月の10月12日、13日の土日でございまして、中野駅周辺の四季の森公園をはじめとして、中野区役所でございますとかサンプラザ等々を会場といたしまして、にぎわいのイベントを開催したところでございます。
延べの集客数でございますけれども、約15万6,000人ということでございまして、昨年の約9万から大幅増でございます。この理由でございますが、イベントの知名度の向上、それから2日間とも天候に恵まれたということ、それから、会場数が4カ所ふえまして、中野サンプラザではくまモンステージといったような集客イベント等も行われたということでございます。また、開催の時間も、夕方1時間の延長ということで、6時までということの効果もあったのかなというところでございます。
今後さまざま、今回実施の課題等踏まえまして、次回に生かしてまいりたいと考えてございます。
報告につきましては以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
ほかに報告ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。
審査日程のその他に入ります。
委員会を暫時休憩いたします。
(午後2時16分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後2時17分)
休憩中に御確認いただきましたとおり、次回は第4回定例会中の委員会とし、急な案件が生じた場合は正副委員長から連絡させていただくということにしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
以上で本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で、本日の建設委員会を散会いたします。
(午後2時18分)