令和4年04月25日中野区議会総務委員会
令和4年04月25日中野区議会総務委員会の会議録

中野区議会総務委員会〔令和4年4月25日〕

 

総務委員会会議記録

 

○開会日 令和4年4月25日

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後2時52分

 

○出席委員(9名)

 ひやま 隆委員長

 立石 りお副委員長

 日野 たかし委員

 内野 大三郎委員

 若林 しげお委員

 高橋 かずちか委員

 中村 延子委員

 平山 英明委員

 長沢 和彦委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 副区長 白土 純

 副区長 横山 克人

 企画部長 石井 大輔

 企画部企画課長、企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 堀越 恵美子

 企画部構造改革担当課長 瀬谷 泰祐

 企画部財政課長 森 克久

 企画部広聴・広報課長 高村 和哉

 総務部長 海老沢 憲一

 防災危機管理担当部長、総務部防災危機管理課長事務取扱 石崎 公一

 DX推進室長 滝瀬 裕之

 総務部総務課長 浅川 靖

 総務部職員課長 吉沢 健一

 

○事務局職員

 事務局長 長﨑 武史

 事務局次長 林 健

 書記 立川 衛

 書記 川辺 翔斗

 

○委員長署名


審査日程

○委員会参与の変更及び異動について

○議 題

 政策、計画及び財政について

○所管事項の報告

 1 令和4年度行政評価の実施について(構造改革担当)

 2 中野セントラルパーク賃借床活用方針(修正案)について(構造改革担当)

 3 男女共同参画及びユニバーサルデザイン推進に係る調査の実施について(ユニバーサルデザイン推進担当)

 4 「ご近所SNSマチマチ」のサービス提供終了等について(広聴・広報課)

 5 今後の観光施策の検討会設置等について(広聴・広報課)

 6 幹部職員の人事異動について(職員課)

 7 中野区国土強靱化地域計画(令和3年度修正)の策定について(防災危機管理課)

 8 その他

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、総務委員会を開会します。

 

(午後1時00分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)に沿って進めたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査に当たっては午後5時を目途に進め、3時頃に休憩を取りたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 初めに、委員会参与の変更及び異動について、お手元の資料(資料2)のとおり、4月1日付で委員会参与の変更及び異動がありましたので、御承知おきのほどよろしくお願いいたします。

 それでは、議事に入ります。

 政策、計画及び財政についてを議題に供します。

 所管事項の報告を受けます。

 1番、令和4年度行政評価の実施についての報告を求めます。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 よろしくお願いします。令和4年度の行政評価の実施について御報告いたします(資料3)。

 お手元の資料、1番を御覧ください。行政評価の目的です。事業の効果を実績、コスト等から評価し、次年度の予算編成につなげるとともに、区民満足度の向上を図るという目的で行っています。

 令和4年度の行政評価では、内部評価と外部評価を実施いたします。

 2番、内部評価の実施内容です。こちらは令和3年度の経営戦略の重点取組事項から各部が選定した事業及び外部評価対象事業について実施いたします。全部で48事業となりまして、詳細は別紙の内部評価対象事業を御参照いただければと思います。

 また、(2)に記載したとおり、内部評価対象事業以外の全事業メニューについて、各部のほうで自己点検を行います。

 3番、外部評価の実施内容です。こちらは、企画部が選定した9事業について有識者による外部評価を実施するものです。こちらも対象事業につきましては別紙の2ページ目、下のほうを御覧いただければと思います。外部評価によるヒアリングは公開で行います。その際、傍聴する区民から意見を聴取し、外部評価者にはその意見を踏まえて評価を行っていただきます。

 外部評価者は(1)に記載のとおりです。

 また、(2)のスケジュールにあるとおり、8月上旬に事業説明、下旬に公開ヒアリング、9月中旬には評価結果の取りまとめを行いまして、11月頃に結果を公表する予定です。

 報告は以上となります。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありますか。

中村委員

 御報告ありがとうございます。幾つか伺わせていただきます。

 今回、行政評価をこのような形で整理をしてということなんですけれども、まず、内部評価のところで、重点取組事項から各部が選定した事業と外部評価対象事業について実施するということなんですが、各部が各部の中で経営戦略における重点取組事項から選定をするということなんですが、重点取組事項というのが幾つぐらいあって、そのうちの幾つぐらいを選定するのかとか、そこら辺を教えていただいてもよろしいですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 各部の戦略につきましては、大体各課で二つから四つぐらい項目として挙げていただいておりまして、その中から一つを選定していただいています。

中村委員

 ということは、課の数がそれぞれの部でちょっと違うと思うので、重点取組事項、全て含まれているんですかね。それともそうではなくて――そんなことないですよね。だって、課がもっとありますものね。各課一つの事業なのか、それとも、48事業のうち9事業は外部評価のものだと思うんですけど、それ以外の39については各部で幾つとかなのか、その中の選定基準というのがどうなっているのかなというのが少し気になるので、そこら辺をもう少し教えていただいてもよろしいですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 委員御指摘のとおり、基本的に各課の中で重点取組事項、二つから四つぐらい設けておりまして、その中でもというところで、各課の中で一つずつ選んだものが内部評価の対象になっています。プラスしまして、外部評価の対象事業につきましては、企画部のほうで選定した9事業ということになっているんですが、各部がもともと戦略の中から選定した事業と、企画部のほうで選定した事業、重複するものがございますので、重複以外のもの、もともと戦略の中に入っていなくて外部評価で選定した事業は、単独のものは二つの事業になります。そのほかの七つの外部評価の対象事業については、各部が選定したものと同一のものになります。

中村委員

 分かりました。ありがとうございます。

 それから、自己点検なんですけど、これまでも質問させていただいていて、やっぱり自己点検となってしまうとなかなか、これ、公表されるものでも恐らくないのかなと思うんですけれども、そこはいかがですか。一旦そこを聞きます。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 自己点検については、昨年度同様、公表するとかは現在のところ考えてございません。

中村委員

 となると、本当にしっかりやってくれていればいいんですけど、そうじゃないケースもあるのかなというのをすごく不安視していて。内部評価でしっかり事業ごとに見ていくというのはすごく大切で、こういうふうに変えられたというのはすごくいいことだと思っているんですけれども、一方で、事業にしたがゆえに数が増えてしまうので、全てを見るのはなかなか難しいという状況も生まれているのは確かだと思っているんです。ただ、やっぱり自己点検だけで済んでしまうのはよくないなと思っていて、どこかでやっぱり、前回の委員会の中でも質問させていただいたんですけど、例えば施策や事業ごとに周期を置くとか、3年とか5年で見直す時期を設けるとか、そういった取組をすることによって、こういった評価の対象にならなかったとしても、予算査定の中でしっかり見られるという部分もあるのかなとは思うんです。それは東京都とかがやっているような取組ではあると思うんですけど。それだけにはとらわれはしないんですけれども、やっぱりしっかりそれぞれの事業が行われていることをどこかの段階で評価するという取組は絶対に必要だと思っているんですが、そこら辺は担当としてはいかがお考えでしょうか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 まず、自己点検につきましては、自己点検をやった結果を翌年度の予算編成のほうに生かしていると。予算のほうでも、漫然とやっているんじゃなくて、毎年シーリングをかけたりして、見直しをかけるという視点は必ず見ていただいているところになります。外部の目、区民の方からの御意見を入れないのかというところにつきましては、事業実施時のアンケートとか、区民意識調査の施策評価、タウンミーティングですとか、計画策定時の意見交換等、いろんな場面で意見を聴取しながら施策に反映させていくというふうに考えてございますので、そういったことを工夫しながらやっていきたいと考えております。

中村委員

 やっぱりなかなかそれだけだと足りないのかなというふうに思うので、こういうふうなことを言わせていただいているので、これは今後の検討としていただいても構わないと思っていますが、やっぱり自己点検だけだと不十分かなというところが私自身は思っているところがあるので、そこはぜひ検討していただきたいなというふうに思います。

 それから、外部評価のところなんですけれども、「外部評価者によるヒアリングを公開で実施するとともに」というふうにあるんですが、この外部評価は全て公開でやるものなんでしょうか。今まで外部評価を外部評価委員会でやっていたときというのは、ほとんどが評価者だけでやっていて、一部を公開でやっていたと思うんですけど、そこはどういう仕切りになっていくのか、そこら辺をもう少し詳しく教えてください。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 今年度の外部評価のやり方なんですけども、スケジュールのところを御覧いただければと思うんですが、外部評価者向けの事業説明については非公開のほうで、所管部と外部評価者の方々で、事業の内容をよく知っていただいたりと背景とかを意見交換していただく機会としております。8月下旬の公開ヒアリングにつきましては、ここは公開という形。9月中旬の評価結果の取りまとめにつきましては、こちらは非公開のほうで考えております。その結果につきましては、もちろん公表してまいるというような予定でございます。

中村委員

 分かりました。

 それから、「傍聴した区民から意見を聴取し」とあるんですけれども、前回の報告のときにもお伺いをさせていただいたんですけれども、傍聴者がすごく少なかったんですよね、これまでの外部評価委員会というのも。1人とか2人とかのときもあって、1回、私ともう1人の議員が見に行ったときなんて4人だったんです、傍聴者が。4人のうち2人が議員なわけですよ。つまり、2人しか傍聴していないような状況もある中で、こうやって「区民から意見を聴取し」というのもなかなか難しいのかなと思うんですけれども。これは、前回も伺わせていただきましたけれども、ネットの配信とか、例えば録画配信とか、分からないですけど、そういった取組、より広く区民の方々が傍聴ができるような仕組みというのは考えていらっしゃるんでしょうか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 御意見は頂いておりまして、できる範囲で工夫してまいりたいというふうに考えております。

中村委員

 分かりました。ぜひそこは重々検討していただきたいなというふうに思います。この区民(外部評価モニター)というのを設置するなら、ちゃんと傍聴できるような仕組みにしないといけないと思っているので、そこはぜひ検討をよろしくお願いします。

 それから、外部評価者のところなんですけれども、今回、学識がお二人で、公認会計士さんが1人で、区内経営者さんが1人ということなんですが、以前やっていた外部評価委員会だと、学識が入っていて、公募区民が入っていてみたいな形だったと思うんですけれども、今回、公認会計士さんと、あと、区内経営者さんというのを入れた理由というんですか、そこを教えていただけますでしょうか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 外部評価、行政評価のほう、対象事業のところを事業評価という形にしてきておりますので、そちらのほうの事業運営なり、事業の執行の仕方、あとは区民の方へのお知らせとか、そういった経営という視点で御意見を頂きたい、またはコスト感覚というところで公認会計士の先生からも御意見を頂きたいということで、今回、初めてこういった形で御参加いただく予定です。

中村委員

 これはどこかの団体さんからの推薦みたいな形なんでしょうか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 公認会計士の先生につきましては、公認会計士中野監査団から御推薦を頂きました。また、区内経営者の方につきましては、経済団体である東京商工会議所中野支部から御推薦を頂きました。

中村委員

 分かりました。

 それから、外部評価のスケジュールは記載があるんですけど、内部評価はいつもと同じように、決算のときに議会に示されるという理解でよろしいですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 はい、おっしゃるとおりです。

高橋委員

 報告ありがとうございました。ちょっと前期とかの流れがよく分からないので、お聞きしたかったんですけど、前年度とかその前とか、直近の内部評価、外部評価とか、その辺というのは今回と同じようにやっていたのか、何か違いがあるのか、その辺確認したいんですけど、教えていただけますか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 令和3年度、前年度におきましては、令和2年度の事業を評価したところですけども、こちらにつきましては内部評価のほうを行っておりまして、外部評価のほうは行っておりませんでした。内部評価の事業につきましても、先ほど答弁をさせていただきましたが、令和3年度につきましては、予算の補助資料の中で、もう既に行政評価の対象事業を選定して、定めていたところですけども、令和4年度については、もうちょっと後、4月に入った辺りで、経営戦略を固める段で選定をし直すという、時期をちょっとずらして選定をすることにしております。基本的なところは、昨年度との違いで言うとそういったところになります。

高橋委員

 令和3年度で外部評価をやらなかった理由というのは何なんですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 行政評価のほう、大分動きがずっとございまして、令和元年度には、以前からやっていた公募区民と学識経験者による外部評価というのも行っておりました。ただ、そちらのやり方というのをちょっと見直しをかけようということで、より専門的な評価ができるようにということで、令和2年度の外部評価については委託という形で、専門機関のほうに外部の評価をお願いしたところです。ただ、経費のところもかかったりということもございまして、見直しをかけようということで、令和3年度のところは予算をつけずに、一旦立ち止まって考えるというような時間を頂いたところです。その間、外部評価のアドバイザーというものを別途構造改革のほうでお願いしておりまして、その先生方に模擬評価というんですか、そういった形で御意見を頂きまして、やはり外部の専門家の意見を取り入れて評価をしたほうがいいんではないかという意見を改めて頂きましたので、令和4年度から改めて外部評価のほうを行うことにいたしました。

高橋委員

 行政評価の中で、僕の感覚とすると、各事業部が業務をやっていく中で、中野区として区の施策や区民の目線であったり、あるいは財政上の考え方の中で、まずは内部評価について言えば、中立的な視点できちっとチェックしなきゃいけないかなというふうに思っていて。先ほど中村委員からも話が出ていましたけども、じゃあ、自己点検をどうするのかと。これ、自己点検は各部局が全事業を普通やって、きちっと議会に報告すべきところを報告するというのが基本だと思うんだけども、その辺はどうなんでしょうか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 委員御指摘のとおりのところもあると思います。各部の事業をやる内容につきましては、見直したり、新規・拡充するところについて、方向性等を議会のほうに報告しながら見直しをかけたりしているところでございますので、そういった視点は予算編成、自己点検も生かしてやっているところというふうに考えてございます。

高橋委員

 事業部が進めていく中で、決算に関わることについては決算で審議するというのはあるんだけども、別に財政上の視点からじゃなくても、本来予算で計上してやっていく取組について、うまくいった事業もあれば、それはまた継続するなり、もっとバージョンアップするのが普通だし、うまくいかなかった事業についても、これもきちっと検証をして、それが実は非常に大事で、検証したものを、どうして駄目だったのか、じゃあ、それを取りやめるのか、あるいは見直して次は新しく変えるのかとか、そういうのをきちっと議会に報告するのが本来の姿だと思うんですよ、行政評価って。そのときに、企画部が、企画課が主管ということであれば、本来、企画課がそういう業務なり、そういう項目を選んで、きちっと区の施策と合致した形の視点でそういうものを選んでいくというのが普通じゃないかと思うんだけど、今、この報告を見ると、内部評価についても、各部が選定した事業について絞り込んで項目を挙げていくという話になると、事業部のお手盛りみたいになるんじゃないかと思うんですけど、その辺はどうなんですか。本当にうまくいっている事業じゃなくて、うまくいかなかった事業とか、そういうものというのは、事業部の選定で浮き上がってきて議会に示すことができるのか、その辺はどうでしょう。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 全部が全部そういった視点で選んでいるかについては難しいところかと思いますが、各部のほうとしましては、課の中でも一番力を入れていたりとか、そういった視点を入れて内部評価の事業を選んでいるところかと思っています。逆に、我々企画部のほうで選んでいる事業につきましては、外部の意見も頂きながら、見直し、改善等を考えていただきたいという項目について選定をしておりますので、そういったことで考えております。

高橋委員

 そうすると、外部評価については企画部が選定した事業でということでしょう。これも外部評価が、今回、例えば今年度の行政評価についての評価の視点を外部委員会が決めて、それに基づいて外部委員会が決めることじゃなくて、企画部が出したことについて評価するわけでしょう。それも区のお手盛りみたいになるんじゃないかと。本来はいいことばっかりじゃなくて、本当に中立的な視点でそういう業務をきちっと評価するというのがあるべき姿だと思うんですけど、外部評価についてもその辺はどうでしょう。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 委員おっしゃるとおり、選んでいるのは我々であったりとか、各部のほうであるので、そういう事実はあります。ただ、私ども企画部のほうで選ぶときには、中立的な立場というか、区全体のことを考えて選定しているところですので。あとは、選定に当たっては、こういった議会の中での御意見とかも踏まえて選定のほうをしてまいりたいというふうに考えております。

高橋委員

 もうここでやめますけど。だけど、普通の民間企業は、そんなお手盛りのシステムはないよ。それじゃあ評価にならないから。やっぱりきちっとした中立的な視点でやっていくというのがあると思うので、今後、行政評価の在り方について、お手盛りとかいう間違った批判が起こらないように、きちっと議会に示すような、そういう仕組みをまた考えてほしいと思うんですけど、その辺はいかがでしょうか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 御意見も踏まえまして、工夫、検討してまいりたいというふうに考えてございます。

平山委員

 たくさん聞きたいことがあるんですけど。まず、今、高橋委員の質問に対して、このセレクトについては議会の意見も反映することを考えていると答弁されたんですけど、これは今年度の行政評価から当然そうされると思っていいですか。もうメニューが出ちゃっているじゃないですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 来年度以降、生かさせていただきたいというふうに考えています。

平山委員

 どうしてですか。来年度また変えられるんですか。ということになりますよ。何で今年度はやらずに来年度以降やるんですか。だって、議会の意見も反映させるというのであれば、スタートからやるべきでしょう。何で来年度からはやって、今年度やらないんですか。それじゃつじつまが全く合わないと思うんですが。そう御答弁されたわけですから、今年度からやれるのが筋じゃないですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 今年度選んだ事業についても、これまでの議会からの意見も聞き取った上で今回も選定したというつもりでおります。

平山委員

 そういういいかげんな答弁をされるから、なかなかこれができないんですよ。酒井区政になって、この行政評価の実施の在り方が変わったのは何回目ですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 大きな変更は1回、令和2年度の行政評価のほうで行っております。

平山委員

 大きな変化は1回、今回で2回目ですね、この3年間の中で。しかし、その間に外部評価を入れる入れないということで3回変わっているんですよ、3年間で。一度たりとも統一したやり方でやられていないんですね、PDCAのCに当たる部分。他方で組織については、予算と決算をやっぱり連動させなきゃいけないということで組織変更までされて、財政課というのができてやっていらっしゃるわけでしょう。箱はつくったけども、全然実が伴わない状況がずっと続いているわけなんですよ。そういう状況があるから、さっきのような答弁があったときに、またこの場でごまかすような答弁をされるのかなと思って、本当に心配になっちゃうんですね。

 その上でお聞きをしますけど、外部評価モニターから意見を聴取するというのは、たしか前回の委員会で、区民の意見は聞かないんですかということをお尋ねしたときに、いや、外部評価委員の中にも区民がいるかもしれませんということを言われて、それは違うでしょうということを申し上げたときに、その場で傍聴している区民の意見も聴取をするようにしますというふうにおっしゃられたと思うんですよ。それがもうこういう制度として、委員会の場でいきなり出来上がっちゃったシステムみたいな。本当に大丈夫なのかなというふうに思っちゃうんですよね。

 ということを前提に中身を聞いていきますけど、まず、行政評価と構造改革の関係について教えてください。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 現行の行政評価制度につきましては、前年度の事業の効果を実績、コスト等から評価することによりまして、事業の継続、改善、統合等の判断を行いまして、翌年度予算の編成につなげることを目的としています。一方、構造改革は中・長期的な視点で改革を行っていくというふうに考えてございますので、それぞれ連携させていくことが必要というふうに考えてございます。

平山委員

 選び方がちょっと構造改革を意識され過ぎたんじゃないのかなと思ったので、あえて伺ったわけなんですが。前提として、私はというか、うちの会派はというか、昔の行政評価に戻すべきだと思うんです。きちんと公募の区民を入れた外部評価制度にすることが、一番公平にチェックを行うことができるんじゃないかと思っているんですけど、そういう機会をどんどん奪っていらっしゃった。今回、外部評価モニターといっても、肝腎の事業の説明のところは聞けないわけでしょう、傍聴不可なんだから。外部評価委員の方のプレゼンテーションを聞いた上で意見を下さいと言ったら、それはチェック機能としては十分なものにならないわけじゃないですか。そういうことも前回申し上げた。だけど、そこに対しては何の改善もなされていない。だから、実質、区民の意見の聴取という程度に終わって、区民に評価に参加をしていただくというシステムになっているとは到底思えないんですね。

 じゃあ、この外部評価者はどうなんだ。専門的な知見が必要だということなんですけど、公認会計士さんは分かりました。そのほかの日本政策総研の方と明治大学の方と株式会社オフィスエルアールの方、どんな識見をお持ちなのか教えていただけますか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 若生先生につきましては、日本政策総研の副理事長等をやられていて、中野区の外部評価委員会、平成30年、31年度にも副委員長をやっていただいた経緯がございます。岸先生につきましては、専門は教育工学ですとか情報学の専門なんですが、平成26年度には中野区の産業振興審議会の委員としても御参画いただいている先生になります。また、オフィスエルアールの谷津先生につきましては、区内で経営をやっていらっしゃって、劇団等の運営をやられている会社と伺っております。

平山委員

 前回の学識の方が入られた外部評価というのは、いわゆる取りまとめをやっていらっしゃったわけですよ。という役割と、実際にそれぞれが一つひとつの区の事業を見てジャッジをするということを考えたときに、役割は変わってくるわけなんですよね。それでもそうだという判断をされたんでしょう。だから、本当に全部の事業部の業務に精通していらっしゃって、チェックを行うことができるのか、あるいはコストの観点を重視してやられるのか、そこら辺がちょっといまいち見えてこないんです。公認会計士を入れられたということは、一つ考え方としてはありだなとは思っています。コストの観点、一番シビアに見られますからね。

 じゃあ、問題のオフィスエルアール、商工会議所からでしたっけ、推薦を頂いたと言ったんですけど、どうして区内企業にする必要があるんですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 経営の視点で経営者の方からの御意見を頂きたいなと思ったときに、区内の経済団体である東京商工会議所中野支部から御推薦を頂いたということになります。

平山委員

 いや、だから、経営の視点を持つ人から能力をお借りしたいと思ったときに、どうして区内に声をかける必要があるんですかということなんです。もっと広く、この人はと思う方に来ていただくとかという選択肢はなかったんですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 我々といたしましては、区にゆかりのあるというか、区にも詳しい方に実際評価していただきたいという趣旨もございましたので、区内経済団体さんのほうにお願いをいたしました。

平山委員

 区にゆかりのある方をお越しいただくことのメリットは何ですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 谷津先生におかれましては、東京商工会議所中野支部に所属していらっしゃいますので、産業振興とかにもいろいろ、区の産業振興施策とかにも精通していると思いますし、その他のところでも、経営を中野でやっていらっしゃれば、いろいろ目にする機会もあると思いましたので、そういった視点からお願いをしたところです。

平山委員

 チェックというのは、もっと客観的に第三者的な立場でやるべきものだと僕は思っているんですね。産業振興の識見とおっしゃいましたけど、さっきの岸先生も産業振興になんておっしゃっていましたよね。そうなると、非常に偏りが見えちゃったりもするんですけど。じゃあ、このオフィスエルアールという会社、設立はいつで、社員何名ですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 すみません。今、ちょっと把握してございません。

平山委員

 外部評価者なんでしょう。こういう方になりましたということを我々に御報告いただいているわけですよね。いわゆる経営手腕に期待をされていらっしゃるわけですよね。社員の規模すら分からないって、これはまずいんじゃないですか。設立すら分からない。だから、本当にこういうノウハウを持った人に外部有識者として来ていただきたいんだということだと思い難いんですよ。取りあえず商工会議所があるから、中野商工会議所の人に1人出していただこうみたいに見えてしまう。見えてしまうというか、そうじゃないかなと思っているんですけどね、そこでお答えもないということは。だとしたら、前よりも悪くなっていますよ、これ。まだ外部の業者に出すほうがよっぽどいいんじゃないですか。どんどん迷走しているような気がする。と思えてしまうんですけど、どうですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 いろいろ御指摘いただくところ、第三者的視点というのももちろんあるかと思います。今回につきましては、こういった形で進めたいと考えているところです。

平山委員

 いろいろ御意見はありますけど、今回につきましてはって、PDCAのCを担う、区の根幹を担う事業なんですよ。前も言ったように、行政評価の事業こそ行政評価すればいいのにと思っちゃいますよ。外部の人に見てもらって、中野区の評価システムはこんなのですけどと。ということにどんどんなっているような気がするというのを――でも、もうやられるんでしょうから、危惧しますとしか言いようがなくて。改めて言いますけど、私どもは前に戻すべきだと思います。だから、3回変えたからもう4回目、もう一回変えるつもりで来年度、また前に戻す方向でぜひ御検討いただきたいと思うんですが。

 じゃあ、内部評価と外部評価の対象の事業を見ましょう。内部評価は長くなるので置いておきましょう。外部評価、これ、各部から一つ選ぶ意味って何なんですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 我々のほうで一つずつ選んだだけでございます。特に意味はございません。

平山委員

 特に意味がないような選び方をしてどうするんですか。散漫になるだけじゃないですか、評価が。外部の方にわざわざ来ていただいて、お金を払ってチェックしてもらうんでしょう。それを、各部から選んだ意味というのは特にありません、私どもが各部から一つずつ選んだだけなんですという選び方のものをこれから実施をしますと言われても、それは到底、はい、そうですかとは申し上げにくいんですよ。これも強く指摘しておきますね。

 選ばれているものも、何となく分からなくはないけど、予算規模が極めて小さいものとか、これを見直して来年度の予算にどう生きるんだろうというものとかがまま見られる。逆に、新区役所整備とかICT推進とか、こういったものって、議会でも何度も議論にもなったわけじゃないですか。議会からの指摘も多数あったわけじゃないですか。こういったものこそ外部の目を1回入れてみて、チェックをしてみようじゃないかというふうにやるべきなんじゃないかと思うんですけど、どうも選ばれているものがあれなんですね。耐震化の促進だって、新しくつくった条例での実績、ゼロなんでしょう。どうしてそれが評価にならないのか。逆に、蓄電システムの導入支援って、これ、始めたばっかりなんじゃないですか。何でこれがいきなり外部評価のものになるのかというのがさっぱり見えないんですね。新型コロナウイルス感染症対策、まさにこの3年間区が取り組んできた重要な施策、これについても外部評価の対象になっていないわけなんですよ。

 改めて伺いますけど、もう一回教えてくださいね。どなたかに答弁されていたんですけど、企画部が選んだ基準というのは何なんですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 企画部が選定した視点につきましては、政策的見地から見直しや改善を要する事業とか、長期的に続けていっているままのものとかを点検したいということで選定したものになります。

平山委員

 蓄電システムはたしかまだ導入1年ぐらいだったと思うんですけど、それで見直しが必要なんですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 委員御指摘のとおり、蓄電システムにつきましては、令和3年度から実施しているものでして、ニーズ、実績、コスト、事業期間等について、今の段階から検討したいという趣旨で選定したものでございます。

平山委員

 予算としてつけたわけだから、導入について慎重に検討されたわけでしょう。それが実施から1年もたっていない状況でありながら――1年経過したといえば経過したんですけど、何でこのタイミングで見直しが必要なんですかという質問なんです。しかも企画部が選定した、外部評価の対象とするということがどうしても理解ができないんです。これは一例ですけどね。ほかにもやることはいっぱいあるんじゃないかと思ってはいるんですけど、そこにお答えを頂きたいんですよ。要するに、スタートしてまだ1年たっただけなんですよ。これがどうして外部評価の対象になるんですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 蓄電システムのところのお答えになってしまいますけども、こちらの導入支援につきましては、令和2年度から4年度のもともとサンセット事業として検討していたところです。ただし、令和2年度については事情で執行停止になっていたところから、令和3年度から実施して、実績を評価するというふうに考えております。サンセットで、今年度で一応終了年次ということになりますので、令和5年度にどうしていくのかというのを検討したいという趣旨で選定したところです。

平山委員

 令和2年度は、財政上の状況で急にできなくなったというのは承知をしています。サンセット事業というのはもう最初から全部決まっているんでしたっけ。これは誰に聞けばいいのか。予算課に聞けばいいのか。区の事業だけで、これとこれとこれはサンセット事業で、年次はこうですというのって決まっているんでしたっけ。

森企画部財政課長

 新規事業を検討して、予算の編成で議論していく際に、今の蓄電システムの例もありましたが、例えば3年実施してみて、3年後に実際の状況はどうなのかということで整理をして、翌年度以降どうしていくのかということについて、今、いわゆるサンセット事業ということで、予算を措置する際に一定議論しているところはあります。ですので、全ての事業がそうだということはないですけれども、一定、予算編成段階でそういった事業はございます。

平山委員

 そうおっしゃるのであれば、予算編成方針にもあるとおり、ほとんどの新規事業が3年を目安にチェックをして、継続するのか廃止するのかを決定する、見直すのかを決定すると予算編成方針に書いてあるわけなんですよ。ほとんどの事業がそれに当たっちゃうんじゃないですか。その中でどうして蓄電池なんですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 蓄電池だけではなくて、自転車のシェアリング事業につきましても令和2年度から行っているところでして、そういったこともありますので、全ての事業ではないですが、そういったサンセット事業のところにつきましても目線に入れて選定をしているところです。

平山委員

 自転車のシェアはまた違うでしょう、予算の使い方が全然。ちょっとこれ以上は長くなっちゃうので。本当にこの選び方ってどうなんですかと率直に思わざるを得ないものがたくさんあるんです。サンセット事業でやっているけども、事業評価をした上で、継続するかどうかというのは再検討すると、それは方針として持っていらっしゃるわけだから、たかだか実施1年しか結果のないものをわざわざ外部評価にかけてまで、言ってしまえばお金をかけてまでやる必要があるのかということは疑問としてなかなか晴れないです。

 ちょっと今回、全体を見たときに、そういうものが散見されるというか、さっきも申し上げたように、生活保護の適正実施とか、適正じゃないという御意見だって議会でさんざんあるわけで。そういったものも含めて、新型コロナも含めて、もっともっとちゃんとチェックを入れたほうがいいようなところというのがたくさんあるということを考えたときに、今回の行政評価の在り方というのは、3回目のチェンジになりますけど、今までで一番チェック機能が働きにくいようになっているというか、非常に、さっき高橋委員もおっしゃっていましたけども、内部の恣意的なセレクトが働いているというか、そういう手法になっているなというのを感じざるを得ないなと思います。

 真剣な話、行政評価、3年間で3回変える事業なんてあり得ないわけなんですよ。これを1回外部評価の方に見ていただくということ、これ、最後の質問ですけど、やっていただけませんか。

石井企画部長

 様々御意見を頂きまして、行政評価、確かにここのところ様々なやり方でやってまいりまして、我々もPDCAの中でCというのが非常に重要であるというふうに捉えておりまして、どういう評価をするべきか、それで、今回の結論がこのような形となっております。外部評価を入れたやり方については、先ほど担当からも話があったとおり、昨年、構造改革のアドバイザーの方に模擬評価していただいたりする中で、こういったやはり外部の意見を入れていくやり方はどうだろうかといった意見も頂いたところでございます。また、内部評価につきましても、これはもちろん内部の評価にはなりますが、決算の資料になりますので、決算のときの資料として議会にも見ていただくということになります。

 いずれにしろ内部の評価をオープンにする、議会の資料ということでやったり、あるいは外部評価についても結果を公表する、そうした中で、また様々議会ですとか区民からも御意見を頂きながら、行政評価の仕組みを考えていきたいと思っております。行政評価のやり方も、これまで変えてきているところもございますので、また、本当の適切なやり方、これについてもさらに研究してまいりたいと考えております。

平山委員

 最後、これは質問じゃなくて、もう要望というか、意見というかになるかもしれませんけど。要は、評価って物差しだから、物差しって変えちゃいけないんですよ、ある一定期間は。物差しが変わっちゃうと、そこでされた評価というものの比較ができなくなっちゃうんですよ。だから、いやいや、また様々な御意見を頂きながら検証していきますと言われるのも非常に不安な部分があって。私は、もう昔のやり方に戻すということが、ずっと長くやったわけですから、一番スタンダードだと思っていて、この昔のやり方と今の在り方とを同じテーブルに載せて外の人に評価してもらえばいいんですよ。中じゃなかなか評価しづらいじゃないですか。そういう意味で申し上げたので、そこはぜひ御理解いただきたいなということと、重ねて申し上げますけど、物差しは変えちゃ駄目なんです。永遠にじゃないですよ。少なくとも5年とか、そういう周期でやらないと、検証、比較ができなくなっちゃうということを危惧しますので、ぜひお願いします。

長沢委員

 ちょっと私、聞きたかったところを今、平山委員が言ってくれたのであれなんだけど。つまり、酒井区長になってから、短期間の中で行政評価の在り方ということを何度か変えてきていると。つまり、行政評価って、それぞれのいろいろな事業、目玉を重点とか、いろいろあるんだけど、戦略で言っていた重点事項が。ただ、その評価自身をいかなる方法、いかなる手段で評価するのか、判断するのかというのに随分時間をかけてきた何年間だったのかなというのを、前回の第4回定例会でしたっけ、目標と成果の区政運営か何かのときなのかな。ちょっとそういうふうに感じました。それで、端的に、長年やっていた行政評価を何で変えるという、外部評価か。これのいわゆるきっかけというか、その理由をちょっとお聞きしたかったんですけど、どうでしょう。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 令和元年度に行政評価をやったときに、全ての部、分野とかをやっていたところだったんですが、令和2年度のところで、事業評価、より評価を明確に出しやすいようにということで、事業を評価するという形のほうに切り替えました。その際に、外部評価についても一定ちょっと考え方を見直したという経過がございます。

長沢委員

 だから、行政評価のそもそもの目的を変えた、いわゆる視点を変えたというか、ということになるんですか。内部でも外部でもいいんだけど、つまり、当たり前のことだけど、そこでの決算で、やってきた事業についてPDCAだね。Cだね。そこをちゃんとチェックしましょうねとやって、それが翌年度以降、あるいは翌々年度以降の予算というか、そういうところにも反映していきましょうと。そもそも当たり前のことであって、その事業自身の評価の在り方として、見直しの一環だったかもしれないけど、もうちょっと言えば、ちょっとドラスチックに変えようと。しかし、変えるという中で、今回の御報告を頂いたところまで、ちょっと一定の模索というか、いろいろあったのかなというふうに思ったりしているんですね。当然ながら、そこはアドバイザーの方の意見も聞いたりとか、内部でのいろいろ検討ということがあったんだと思うんだけど。

 要は、じゃあ今回はこれとしたら、これ、一定の期間やっていかないと、それこそ先ほど平山委員が言ったように、その判断自身もなかなかできないんじゃないかなというふうにも僕は思うんですよね。だから、もう一つ、変えたときの理由というのが、ちょっと今のお話でもよく分からなかった。改めて、やっぱり何を理由にというか、何を改善したいからこういう形に変えるんだということを、行政評価の、内部であったって、自己点検も含めてだけど、外部にお願いすることも含めてだけど、それをもうちょっと考えておかないと、そこの評価なり判断のところだけをいつもずっとやっているのでは、本来的な目的というのが達成できないんじゃないか。そこになかなかたどり着かないんじゃないかとさえ、伺っていると、なかなか抽象的な話でやっているから、なおのことそう感じてしまうのかもしれないと思うんですけども。これは御見解を聞くというか、そういうのをちょっと。もっと言えば、我々のところも、我々というか、僕自身も十分に消化できていない部分があるんだけど、やっぱりそういうのを分かりやすいようにしていただいたほうがいいかなと思っているんですけど。ちょっと、もし御見解があれば伺います。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 委員御指摘の御心配のところ、目的のところは基本的には変わってございません。目的としては、事業の効果、実績等をコストにより測定して、見直し、改善につなげていくということが目的です。施策全体ではなくて、事業ごとに評価することにより、具体的なコストとかもより見えやすくなりますので、評価がしやすくなったという形で変更してきたところです。

委員長

 他に質疑はありますか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 次に、2番、中野セントラルパーク賃借床活用方針(修正案)についての報告を求めます。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 続いて、中野セントラルパーク賃借床の活用方針(修正案)について御報告いたします(資料4)。

 本件につきましては、3月15日の当委員会で活用方針の案を御報告したところです。御意見等を踏まえまして修正案を作成いたしましたので、御報告いたします。

 主な変更点については、資料の1番の(1)を御覧ください。

 まず一つ目が、別紙の修正案の8ページ目、セントラルパークイーストの賃借床について、(6)のとおり、サウンディング型市場調査を実施する旨を追記いたしました。こちらは案においてもスケジュールでは示していたところですが、実施条件のところでも明記をいたしました。

 二つ目、修正案の9ページ目、サウスの実施条件として、(2)に建物の用途、(3)に区への協力の項目を追加いたしました。

 最後、三つ目ですが、修正案の10ページ目、想定スケジュールで、サウス賃借床のスケジュールとして事業者の選定の時期、契約諸手続の時期を追記いたしました。

 表紙に戻っていただいて、2の今後につきましては、活用方針を決定後、転貸に向けた事業者の選定を進めていきたいと考えているところです。

 御報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありますか。

中村委員

 御報告ありがとうございます。三つ修正点があるということなんですが、そのうちでも大きいのかなと思うのは、9ページの(3)のところの「区への協力」というところなんですけれども、これはこれで入れていただいたのはいいんですが、一つ気になるのが、これを入れたことによって賃料が変わらないのかなというところをちょっと不安視しているんですけれども、そこら辺はいかがでしょうか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 こちらにつきましては、委員御指摘のとおり、前も説明しましたが、イーストとサウスで一体的に区の財源を傷めないようにという事業で考えてございますので、実際には東京建物様から御紹介をいただいたりとか、選定につきましてはそういったところを考えているところですが、その中でも区へ御協力いただけるところを選定していきたいという趣旨で入れたものでございます。

中村委員

 それは分かっているんですが、そこで、こういった文言を入れることによって賃料が、具体的に言うと下がっちゃうんじゃないかなというところをすごく懸念しているんですけど、そこら辺はいかがですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 そうならないように、協力の範囲につきましては明示しませんけども、何かしらの方向で御協力いただける、賃料にはあまり影響しないところで御協力いただきたいというふうに考えてございます。

中村委員

 分かりました。やっぱり前回の委員会の中でも、ここの建物とか、周辺の相場とかも出したほうがいいのではないかというような質問もさせていただきました。というのは、やっぱりしっかりこういった賃料を取るという目的があるのであれば、ちゃんと取っていただきたいなというところがあったもので。やっぱりここの東京建物さんとのやり取りもある中では、今の時点で賃料がどれぐらいかというところをここで御答弁いただくことは難しいという理解でよろしいですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 この場で言うことは難しいというふうに考えてございます。

中村委員

 この場ではというのはあるんですけども、しっかりそれ相応の賃料を取れるように、そこは努力をしていただきたいなというふうに強く要望をさせていただきます。

若林委員

 変更点の(3)の「区への協力」、これ、うちの委員会で前振りとか、そういう意見とか、そういうのはありましたっけ。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 前回の委員会のときに、何でもかんでも貸すのかというような御意見も頂いたやに聞いておりますので、そういったところも踏まえて、区の方向性というんですか、そちらにも御賛同いただけるような事業者を選びたいという趣旨で入れたところでございます。

若林委員

 では、その何でもかんでもが基本計画に掲げる重点プロジェクトという、絞り込んでいるんだけど、これに関して何かありますか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 基本計画で掲げる重点プロジェクトにつきましては、区としても推進していきたいというふうに考えているものでございます。ただ、内容としては結構広めなものもございますので、その中で、できる範囲で御協力いただける方を選定していきたいというふうに考えてございます。

若林委員

 分かりました。じゃあ、これ、実際重点プロジェクトの項目を挙げているけれども、どんな事業者が入りそうな想定をしていますか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 まだ現時点では具体的な事業者の、こういった業態だよとかというところまでも聞いてございませんので、これから東京建物様と相談しながら選定していきたいというふうに考えてございます。

若林委員

 区への協力というのは分かるけれども、この重点プロジェクトを見ると、子ども関係の業者とか、あと、介護、まちづくりとか、結局、何でも入れる、どんな事業でも入れるのは変わらないのかな。何かしらそれに関与していたら、その事業、どこでも何でも入れるような気がするんだけど、そこら辺はどうなんですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 こちらのセントラルパークサウスの事業床につきましては、財源確保というところも大事なところですので、協力の仕方は、広報協力ですとか、いろんな仕方があるかとは考えております。なので、業態としてこちらに関連するものでなくてはいけないというふうには考えてございません。

若林委員

 もともとここの場所というのは、地域との産業発展みたいな、そんなイメージだったんだけれども、それが今回、こういう中野区の重点プロジェクトに当てはめて。だから、さっき言ったとおり、何でもかんでもこれに当てはまるものじゃないかなと。ちょっとしたことを協力することだけで、協力しているんだというふうに入られることになるのでは変わらないのかなと思うんですけど、区に協力と言ってもね。もともとそういった意味では、これだけの事業で賄える、区の負担を少なくするというのは分かりますよ。それは分かりますけど、区に協力という文言を入れた割には、結果としてそんなに変わりないというイメージがあるんですよ、これだけだと。そこら辺はどうですかね。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 先ほども申し上げましたけども、イーストとサウス、一体的に財源を確保しつつ、イーストのほうで事業展開をするという仕組みを考えてございます。なので、サウスについては、一定御協力がいただけるという条件の下ではありますが、財源がしっかり確保できるところを選定してまいりたいというふうに考えてございます。

高橋委員

 報告ありがとうございました。ごめんなさい。前回の委員会、私、ちょっといなかったのでお聞きしますけど、今の話を聞いていると、財源確保の観点と区の施策展開の観点があって、どっちも欲しいような話の中で、結果的に区が何をしたいかよく分からなかったんですけど、要は、借りているサウスとイーストがあって、サウスできちっとベースの収入を得た上で、イーストで今回展開していくという中で、財源確保もしていくということなのか、それとも財源よりも区の施策を展開していきたいのか、どっちをメインにしたいのか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 サウスのほうは、イーストとサウスの共益費は区から東京建物に払わなきゃいけないことになりますので、その分は最低限は稼がなきゃいけないというふうに考えております。公共、公益的というんですか、公益的な活動につきましては、イーストのほうで展開していただきたいというふうに考えてございまして、そちらについては民間の力を使いながら、区の施策に方向性が合致したものを、間違いなくそういった事業展開をしていただける内容で選定していきたいと。一方で、サウスにつきましては財源の確保というところで、方向性だけ御賛同いただけるところ、またはある程度、一定の御協力を頂けるところを選定してまいりたいというふうに考えております。

高橋委員

 サウスとイーストで機能分担というか、分けて、財源確保をサウスでしつつ、イーストで施策展開をしていきたいということになれば、サウスの財源確保は大事なわけですよね。その床の展開についてここの委員会で諮っているわけなんだけども、そうしたときに、先ほど中村委員から話があった賃料相場とかの話、それは提示できないという話で、ちょっと僕、何を言っているのかよく分からなかったんだけど、その辺の話がなくてどうやって僕らが、それはいいんじゃないかとか、財源確保をした上で、じゃあ、施策展開どうしようかというのを判断したらいいんですか。何で賃料提示ができないのか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 あそこのサウスの場所の賃料につきましては、東京建物から我々のほうには内々に情報提供いただいているところですけども、片や、ほかの床を貸す場合にも、東京建物様とかが今後仲介するとか、賃料交渉に影響することが想定されるため、こちらのほうでは答弁できないというところで考えております。

高橋委員

 それは、だって、東京建物は商売にしているんだから、そんな営業戦略上のものは言えるわけないじゃない。区が内々に聞いていたとしたって、ここで言えないという立場は分かるけども、別に東京建物の賃料のメモする、実際の事業収支にあるメモの賃料を聞いているわけじゃなくて、僕らが坪5,000円なのか、1万円なのか、丸の内ぐらいなのかとか、そういう提示を一般賃料相場として言ってもらわなかったら判断できないじゃない。だって、サウスの事業性をきちっとするというのは大事なんでしょう。そこから事業展開をイーストでやっていくんでしょう。それ、何で言わないのか。別に東京建物の情報をこっちに出せと言っているわけじゃないよ。普通、だって、床の考え方をするといったら、一般的な相場、ここは周辺相場で幾らだとか、路線価だ、公示価だ、基準地価だとか、そういうところから引っ張り出してくるなり、それを議会に提示するのって普通じゃない。だって、床の話をしているんじゃないのか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 東京建物からは、今現在、産業振興推進機構に区からは貸しているわけですけども、産業振興推進機構からキリンさんのほうにサウスの床を貸していると聞いています。その金額の辺りは伺っているところですけども、直接的に区が貸しているわけではないですので、その金額を明示して申し上げることはちょっと控えさせていただきたいところです。

高橋委員

 だから、個別のケースを言っているんじゃなくて、一般的な相場。例えば、じゃあ、丸の内ぐらいすごいところなのか、ここは。それとも高円寺とか阿佐ヶ谷と同じレベルなのか。というのが挙がったら、それをベースに、イーストでどういう事業者が来るのかと。丸の内レベルのを呼ぶんだったら、中野の施策展開の子育て支援のところの床に来るような人は来ないんじゃないのか。じゃあ、産業振興に資するものを呼ぼうかとか、そういう戦略につながってくるじゃない、床の事業なんだから。だから、それは別にキリンが幾らだとか、そんな話を僕は聞いているわけじゃないの。賃料相場がここはどのぐらいになるのか、それが適正な一般基準、23区のどの辺の位置なのかというのを議会に示してもらわなかったら、じゃあ、イーストでどういう展開をしていくんだと、床を貸すわけでしょう、イーストで。そのときの参考で、どういう業態を選ぶのかというのをみんなで議論できないじゃない。だから、賃料、別に個別のケースを出せと言っているわけじゃないよ。賃料相場は幾らなんですか、ここの辺で土地を貸す場合はどうなんですかということを聞いているわけ。

石井企画部長

 中野のマーケットについては、東京建物さんからもいろいろな情報を伺っていまして、セントラルパークに限らず、中野のこういった大きめのオフィスについては、西新宿と大体同じぐらいだというふうに聞いています。あとは物件によりますけども、それを前後するぐらいの価格帯というふうに聞いております。セントラルパークのサウスの本体、サウスにしてもイーストにしてもオフィスがありますけども、そこと比較して、じゃあ、このサウスがどうなのかというところも聞いておりますけれども、そこと比べると、やはり少し下がるぐらいの賃料だというふうに聞いています。というのは、オフィスとして見ると、商業ゾーンにあって、使い勝手ですとかスペックとか、その辺りの違いも出るということもありますので、大体商業ゾーンと同じぐらいの額だろうというふうには聞いております。今、先ほど担当からありましたように、キリンさんにお貸ししていますけれども、そこの賃料というのが一つの目安だろうというふうに考えているところでございます。

高橋委員

 そうすると、サウス辺りの商業と同じレベル、ちょっとその下レベルといったときに、じゃあ、次のイーストでの施策展開で、基本計画の重点プロジェクトということで、包括ケアなのか持続可能なまちなのか子育て先進区なのかという、さっき質疑の中で議論がありましたけども、そこで、基本計画の重点プロジェクトでいろいろ出されて展開するといったら、区は別に、変な捉え方をすると、何でもいいから貸すという話なのか。その前にサウンディング型の市場調査を実施するわけでしょう。じゃあ、もう貸したいところが実はあって、そこのアリバイづくりみたいにこんなのを入れているんじゃないかと僕なんか勘ぐっちゃうわけよ。だって、事業性をきちっとサウスでした上で、イーストで区の施策展開をしたいのであれば、区が何をしたいのかと出せばいいじゃない。例えば産業振興なのか、あるいは子育て支援に特化したいのかというので、きちっと出すべきだと思うんだけども。事業性の確保はサウスでするというのであれば、その施策を、区が何をしたいのかというのを明確に僕らに出してくれれば、それを展開するために多少、事業がうまくいくということで事業者が来ないのであれば、補填したって僕はいいと思うわけ、それがきちっと区の施策展開に資するので、議会に説明できるのであれば。そういう考えなく、ただもやもやっと出していくとなると、そこで本当に施策展開したいのか、ただ特定のイメージしたところに貸したいのかというふうに勘ぐっちゃうんだよね。その辺、きちっとどう考えているのかというのを教えていただきたいんですけど。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 委員御指摘のイーストの貸先につきましては、今現在、区として全くこれがいいとかという情報は、考えはまだ持っていません。サウンディング型市場調査、あそこは事務所用途のままになってございまして、その活用につきましてはなかなか課題があるというふうに認識しております。その中で、こういった重点プロジェクト等に資する事業展開が何かしらできるのではないかというところで、サウンディング型市場調査をやって、いろんな御提案を聞きながら、一番いいところにイーストを活用していただきたいというふうに考えているところです。

高橋委員

 区は何をしたいかもなくて、サウンディングに丸投げしてということなのか。だって、ここ、四季の森公園に接しているわ、いよいよ区役所新庁舎だ、あるいは今後は、7年後にはサンプラザ跡地の開発もできるわけだ。一番の一等地になるわけでしょう。そこに区が何をしたいかというのがなくてどうするのよ、それ。サウンディング型市場調査をして何かいいのが出てきたら、そこに貸すという話なのか。区の施策が何もないじゃない。ここで例えば子育て支援の展開、あるいはここで産業振興というのを区がきちっと決めたなら、それをやるためにやればいいじゃない。それで、賃料が合わなかったら、事業を補填したっていいじゃない、それがきちっとしたいいものが来て、そこで区の展開したい施策をきちっと展開できるのであれば。そういうビジョンというか、戦略というか、そういうものはないんですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 セントラルパークの床につきましては、まちづくりの中で拠出をしていただいたところになります。イーストの賃借床は、委員御指摘のとおり、四季の森公園の芝生広場の東側に隣接しまして、公園利用者の往来も多いところ、にぎわいの形成に資する発信力や集客力を持ち合わせた立地であるとは認識してございます。そちらを活用して、エリアマネジメントですとか、四季の都市(まち)の魅力、価値の向上につなげていけるような事業者を、活動を選んでいただいてというふうに考えているところです。

高橋委員

 もうやめますけどもね。だけど、四季の森の開発から区が持った権利の中で、それは区の施策展開でにぎわいなり活性化なり、あるいは憩いの場所なり子育て支援なりと、活用できる絶好のチャンスの床を持っているわけなんだから、それをどうしたいのかというのは、区がこうしたいんだと議会に説明して、そこで僕らが、いやいや、そうじゃない、こっちのほうがいいんじゃないかと、そういう議論を闘わせたいんだけど、何だか分からなくて、基本計画の最上位の話だけ出されて、それでサウンディング型市場調査で決めていきたいって、それって――もうやめますけど、主体的に区がここで何をしたいというのを示していただいて、それで、必要ならばきちっと補助するなりということを議会にまた諮って、みんなで議論するなり、うまくいかなかったなら、また議会で報告をして、新たな形をまたみんなで議論するなりという、そういうきちっと議論できる展開にしていただきたいということを強く要望して終わります。

平山委員

 皆さん同じところなので、私も同じところで短くいきますけど。そもそも基本計画の重点プロジェクトにしたことに問題があるんですよ、実は。そこに早く気づいてほしい。まだイーストのほうは全体としてにぎわいってあるんだけど、これをサウスにまで持ってくるというのはちょっと無理があって。冷静に考えてほしいんですよ。基本計画って5年間の計画なんです。貸し出して事業がスタートをする、事業者が借りる頃には、既に基本計画の見直しの年度に入るんです。基本構想だったらいいですよ。でも、5年間しか拘束力を持たない計画なんですよ。その先、重点プロジェクトを継続するかどうかなんていうことはまだどこにも決まっていないわけなんです。借りました。だけど、2年後にはこの重点プロジェクトがなくなっちゃいましたとなったら、契約書面を書き換えるんですかということになっちゃうじゃないですか。先ほど来、若林委員も高橋委員もおっしゃいましたけど、まちづくりのコンセプトに合うもので全然いいんじゃないかと思うし、それをさらに引っ張ってサウスのほうに持ってくるというのは、ちょっと無理があるんじゃないかなと。本当に区への協力を求めたいのであれば、もうちょっと災害時だとかなんとかの具体的な協力を求めるとか、そういったこともあったんじゃないかなとも思います。

 質問なんですけど、どうして基本計画の重点プロジェクトにしちゃったんですか。重点プロジェクトって、下手をすると令和7年度には終了するんですよ。存在しなくなる可能性がある。そこのところをお答えください。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 今現在考える区の方向性という趣旨で入れたものでございます。ただ、その内容につきましては広く考えられるかなというふうに思いますので、令和7年度に改正された後も、その趣旨等を伝えながら、できる範囲で御協力していただきたいというふうに考えてございます。

平山委員

 いやいや、相手があって、相手方との約束の一つなんでしょう。それがそう曖昧じゃいけないじゃないですか。と思ったんです。だから、これ、まだ修正とか入っての方針、修正案の段階だから、そこの表現はもう少し考えられたほうがいいのかなと。だって、これ、表に出ちゃうんでしょう。議会資料だけじゃなくて、表に出ちゃうわけでしょう、「案」が取れたら。冷静に考えたら、重点プロジェクトというのはここになじまないんじゃないかなと。せめて百歩譲って基本構想ですよ。それもどうかと思いますけどもね。と思います。これは指摘にしておきますけど、恥ずかしくならないようにしてほしいんですね。よろしくお願いします。

長沢委員

 ちょっと私も、すみません。今日の報告の趣旨がちょっとぶれちゃっているんじゃないか。というのは、修正のところの、今のお話があった9ページのところの、これを入れましたよというお話なのでね。確かに私なんかも、要するに、イースト、サウスのところで、特にサウスのところは、これは前回の第1回定例会の所管事項の報告のときに、イースト、サウスで、サウスについては、これはもう事業をイーストのところでやっていく上での事業展開のところの一定の財源確保というところの、そういうものですよというお話だった。ただ、そうはいったって、行政がわざわざここを、要するに床を持っているのに、何もないのもいいのかというふうになって、今回、こういう基本計画で云々という、今ちょっと御指摘もあったけども、三つの重点プロジェクトのを並べたんだよね。

 さっきそれに対する質問があったときに、サウスは事業の、いわゆるイーストで展開するために一体のものとして、ここで採算、穴を空けないようにするためのものですと、また戻っちゃったんだよね、話が。わざわざ修正でということで、9ページの一番上に4のサウスの賃借床の活用事業としているのに、言っているお話は、サウスとイーストは一体のものとして考えていましてというような、そういうふうな制度設計の話をされちゃうんですね。そうすると、じゃあ、一体何なの、これと。また振出しに戻っちゃうような話をされていたと思うのね。

 そうであれば、もうさっきの、そこ自身の考え方は変えているわけじゃないんだから、5番目か何かに、サウスの事業所の事業についても――だって、さっき東京建者の方とも相談して決めるという話でしょう、事業の。一定用途は決められちゃっているものがあるわけだよね。だけど、そこでちゃんと展開しないと、当然ながらイーストのところにも影響を及ぼしちゃうよと、ここではね。だから、そういう書き方にしたほうがいいんじゃないの、なお書きじゃないけど。だって、ここに置いている限り、またさっきと同じことを僕も聞いちゃいますよ。この三つのことを、じゃあ、どういうふうに保障して展開するんですかと。だって、区自身の先ほど来出ているような考えはどうするんですかと。イーストのほうもそうだけど。

 もうここは一体のものとして、ここをとにかく早く選定しなければ、今のままだと8月でICTCO(イクトコ)は出ていっちゃうわけだ。という話だよね。ちょっとそこを伺いたいのと、ついでに次のももう一つ聞くね。転貸開始があるんだけど、転貸開始自体は、これは区として、だから、新たに事業をどことやるかと契約を結ぶ話になるんだけど、これ、再転貸って許しちゃうのか。ここを聞きたいの。というのは、今現在、さっき言ったからいいんだよね。ICTCO(イクトコ)自体がもうここは借りていないのか。東京建物がもうキリンに貸しちゃっているのか。それともICTCO(イクトコ)が間に入ってキリンになっているのか。そのことがちょっと分からないから、再転貸というのは可能なのかどうなのかというのをちょっと知りたかった。ちょっとこの2点教えてください。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 まず、最初の御質問の時期的なところですけども、8月にICTCO(イクトコ)、いわゆる産業振興推進機構さんとの契約は終了になりますので、9月からは空いてしまうという状態になります。あとは契約の関係ですけども、キリンさんは区とは直接は契約していなくて、産業振興推進機構が転貸しているという形が現在の形になります。

 今後の話につきましては、今のところ、イーストにつきましてもサウスにつきましても、区からお願いした事業者さんが再転貸というんですか、そういったことをすることは基本的には考えてございません。

長沢委員

 確認なんだけど、そうすると、今はいわゆる産業何だっけ、ICTCO(イクトコ)という言い方をしちゃったけど、通称ね、ICTCO(イクトコ)さんがキリンに貸している。そういうこと。これって再転貸にならないのか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 今現在、産業振興推進機構と区が持っている契約につきましては、サウスの部分は再転貸しても構わないよという内容にはなっています。これからやるものについては、区が直接、サウスについてもイーストについても貸し出すということを考えておりますので、ちょっと形が違うということになります。

委員長

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 次に、3番、男女共同参画及びユニバーサルデザイン推進に係る調査の実施についての報告を求めます。

堀越企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長

 それでは、男女共同参画及びユニバーサルデザイン推進に係る調査の実施について御報告をさせていただきます(資料5)。

 令和5年度に予定しております中野区男女共同参画基本計画及び中野区ユニバーサルデザイン推進計画の改定に向けました基礎資料とするため、以下のとおり調査を実施するものでございます。

 1番の目的でございます。区民及び区内事業者を対象に、意識等を把握し、分析するためのものでございます。

 二つ目の調査期間でございますが、令和4年の7月上旬から8月上旬を予定しております。

 3の調査対象でございますが、区民の方は18歳以上、あと、区内事業所。こちらはいずれも無作為抽出により対象としたいと思っております。

 4番の調査件数と調査方法でございますが、区民の方は2,000人、区内事業所が2,500事業所を予定しております。いずれも郵送により御依頼をし、郵送またはオンラインによります回答としたいと思っております。

 5の調査内容でございます。以下の項目などで実施し、新型コロナウイルス感染症の影響などに関する内容を盛り込みたいと考えております。

 (1)が男女共同参画に関する調査でございます。前回、平成28年度実施の調査や国の調査等を参考に項目を設定したいと考えております。

 ①が区民対象でございまして、男女平等への関心と意識、家庭、教育、仕事、職場、ワーク・ライフ・バランス、地域活動、防災、暴力の防止、健康、ハラスメントなどの項目を考えております。

 ②が区内事業所の対象でございまして、女性の活躍推進ですとか、育児・介護休業、ワーク・ライフ・バランス、ハラスメントなどの項目を考えております。

 (2)がユニバーサルデザインに関する調査でございます。区内事業所を対象に、ユニバーサルデザインへの関心と意識、施設・商品やサービス・理解促進に関することなどの項目を設定して実施するものでございます。

 6が今後の予定でございます。令和4年7月からは先ほどの調査期間でございまして、10月に調査結果の速報、令和5年3月に調査結果の報告を考えてございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありますか。

長沢委員

 ありがとうございます。それで、調査のところでちょっと聞きたいんですけど、平成28年度の実施の調査というのは、現行の計画、それの前に、現行計画をつくること自身を、それに生かすための調査を平成28年度にやったということなんですか。そうじゃないんですかね。ちょっとそれを教えてください。

堀越企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長

 現在の計画の見直しに先立って行ったものでございます。

長沢委員

 ありがとうございます。そうすると、参考にということなんだけど、当然ながら、その後5年、6年、今度の計画のところに一定の調査を、同じ項目でどういう変化が生まれているかというのを見る上では大事なのかなと思ったりもしています。

 それと、国の調査というのは、これは何の調査のことをここで参考にされようとしているんですか。

堀越企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長

 国も男女共同参画の調査を行っておりますので、同様の調査などを考えまして、比較検討を行うデータにしたいと考えてございます。

長沢委員

 国の去年でしたっけ。おととしだったっけ。12月かな。ちょっと確認させてください。

堀越企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長

 国は第5次の男女共同参画基本計画というものを令和2年の12月に決定してございますので、これに先立って行った調査というものが当時あったものでございます。

日野委員

 まずこれ、区民に対して2,000人、いつもこういった調査の場合って大体2,000人というぐらいでやっていると思うんですけど、事業所、これも無作為なんですよね、2,500事業所。2,500というのは何か基準があるんですか。

堀越企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長

 前回も2,500事業所を対象に同規模で行っておりまして、事業所の調査につきましては、数千単位というようなところが区の調査としては今までも実施されてきたところかなと考えてございます。

日野委員

 事業所からの回答なんですけど、これは事業所単位での回答になるんですね。要は、社員に対して回答してもらうのか、事業所単位で回答なのか。というのも、ハラスメントとかの部分って、事業所が回答するという部分にはなかなか酌み取れないところがあるのかなと思って聞いているんです。

堀越企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長

 今回、事業所単位で事業所の方に調査を依頼しようと思ってございまして、ただ、区民の方に対しても、働く方としての立場での調査も内容としてはかけたいと思ってございます。

日野委員

 ちょっと、事業所のハラスメントとか、これ、工夫しないとちゃんと上がってこないのかなと思いますので。

 あと、最後1個だけ。7月の上旬に調査実施で、報告が3月じゃないですか。こういう調査って、やはりこのぐらい期間ってかかるものなんですかね。オンラインも入れるようになって、それによって期間がもう少し短縮できるようになるとか、その辺というのはどうなんでしょうか。

堀越企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長

 計画改定に当たりまして区が行っている調査期間としては、他の事業と同様に、同じスパンで考えているものでございます。最終的な報告は3月というふうに予定してございますが、秋頃に速報値をお示しして、あと、途中に、オンラインも使いますが、郵送も併用するものですから、督促なども行ったりする手順でございますので、期間的にはこちらで進めたいと考えているところでございます。

平山委員

 すみません、一つだけ。次年度の改定を目指して意識調査をされるということなんですけど、特に男女共同参画のほう、男女というくくりだけではなくてという今の課題があるじゃないですか。そういったことについても、例えば区民や事業所の意識を伺うことができるような内容にはなっているんでしょうか。

堀越企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長

 重なる部分がございますが、例えば性的マイノリティーの方に対する対応ですとか、取組ですとか意識というものも対象に盛り込んでまいりたいと考えてございます。

委員長

 よろしいでしょうか。他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 次に、4番、「ご近所SNSマチマチ」のサービス提供終了等についての報告を求めます。

高村企画部広聴・広報課長

 それでは、「ご近所SNSマチマチ」のサービス提供終了等について報告いたします(資料6)。

 平成30年3月に、中野区と株式会社マチマチは地域コミュニティの活性化や地域課題の解決に寄与することを目的に連携協定を締結し、これまで区民同士や中野区と区民をつなげる地域限定型SNS「ご近所SNSマチマチ」を運用してきたところでございます。このたび株式会社マチマチより、本年5月31日をもってマチマチのサービス提供を終了する旨の通知があったため報告するものでございます。なお、マチマチのサービス提供終了に伴い、締結していた協定を解除いたします。

 1、マチマチの利用実績ですが、資料の表にお示ししたとおりです。利用者数は令和元年度をピークに年々減少しており、登録者数も伸び悩んだところでございます。

 2、サービス提供終了の周知です。株式会社マチマチが当サービスの利用者に対して通知しておりますが、中野区としても当サービスの終了を町会・自治会へ周知するとともに、中野区ホームページに掲載いたします。

 3、その他でございます。区では、区ホームページと区報を中心に、SNSと連動したクロスメディアによる情報発信を行っております。令和3年8月から子育て応援メールのLINE配信を開始するなど、区民に届く情報発信力の向上に努めているところでございます。今後も、手続をはじめとした行政サービスの利便性向上やプルメディアとしての利用など、SNSのさらなる活用について研究し、検討してまいります。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 次に、5番、今後の観光施策の検討会設置等についての報告を求めます。

高村企画部広聴・広報課長

 それでは、今後の観光施策の検討会設置等について報告いたします(資料7)。

 今後の中野区における観光施策の検討に当たり、検討会を設置することとしたので報告するものでございます。

 1、検討にあたっての基本的な考え方でございます。中野区における観光施策は、中野区基本構想で目指す「人と人がつながり、新たな活力が生み出されるまち」の実現に向け、中野区基本計画の施策7「魅力的な地域資源の発掘・発信」の実効性を高めるためのものであり、地域経済の活性化と地域住民の暮らしの豊かさにつなげる取組となるものです。よって、区内各地で進展しているまちづくりを踏まえ、区民の生活や区内事業者の活動の環境向上に資するものとして検討することを基本的な考えといたします。

 2、検討会の設置でございます。設置期間は令和4年5月から令和4年10月までとし、構成員は資料にお示ししたとおりでございます。実効性の高い議論を行うため、まちめぐり博覧会の実行委員のメンバーをベースとしております。なお、現在、最終調整中であるため、氏名は資料に記載してございません。

 3、主な検討テーマです。

 1点は、平成24年6月に策定した中野区都市観光ビジョンについて、資料にお示しした三つの視点を中心に振り返りをしたいと考えております。

 もう1点は、都市観光ビジョンの振り返りを踏まえ、アフターコロナを見据えた今後の観光施策の在り方を、資料に示した七つの視点を中心に検討していく予定でございます。

 4、スケジュールです。昨年12月に当委員会でお示しした予定を一部変更し、2か月ほど長く検討・調整することといたしました。検討会と庁内での協議を10月まで重ねながら、11月に今後の観光施策、方針や主な施策などを区として決定したいと考えております。そのプロセスといたしましては、7月から8月に検討の途中経過を当委員会や中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会で報告し、議会の御意見を伺った上で区としての検討を進め、第3回定例会で今後の観光施策の検討案を報告したいと考えております。そこでの意見を踏まえてさらに検討を深め、11月に区としての今後の観光の在り方としての方針や主な施策などを決定し、その内容を第4回定例会で報告したいと考えてございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はありますか。

高橋委員

 報告ありがとうございました。西武新宿線の沿線のまちづくりであったり、駅周辺の開発であったり、そこではエリアマネジメントの展開があったり、また、それぞれの地域でいろいろ、子育て支援とか、あるいは若い人たちをどう育てていくのかという中で、そういういろんなもろもろの背景がある中で、都市観光ビジョンの新しい展開というか、観光施策についての検討会を設置するということなので、その辺、そういう周りの状況を踏まえた上でやるというのは当然なんだけども、それに関係する調整中の構成員の面々を見ると、地域でいろいろ活動して具体的なアクションを起こされている方々がいるわけだから、その知見とか課題とかを踏まえつつ、周りのさっき言った状況も踏まえつつなんだけども、やっぱりメインになるのは、区が都市観光を今後どうしていくのかという明確なビジョンを出して、それについて議論をしていくように、これはぜひお願いしたいと思うんですよ。みんなの平場で意見を聞いて、それをうまくまとめ上げていくというのも大事なんだけども、その前に、中野区がどうしたいというきちっとした主体的な意思というか、ストーリーのある展開を持ってもらって、それで、しっかりとそういう人たちと議論をしていくということをぜひしていただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。

高村企画部広聴・広報課長

 議論を深めるためには当然、区としてのまず仮説なり考えを一定示して、その上で議論していく必要があると考えてございます。また、昨年の駅周・観光の特別委員会のほうでも御指摘いただきましたけれども、例えば産学公連携がなぜうまくいかないのかといった場合に、それは具体的な取組がなかったからだとか、検証に当たっても具体的な仮説を立てて議論していくということが必要だというふうに考えてございます。

高橋委員

 でも、産学公連携ってすごく、産学ともうまくいっているというか、いい動きをしていたと思うんですよ。だから、そこを区がどう活用していくのかとか、そこを区がきちっとした、どうしたいという、そういう明確なビジョンなり戦略というものをもっともっと出してもらって進めていけばよかったんじゃないかなと、それは僕の個人的な見解なんですけど。その真っただ中にいたわけじゃないので、外から見た感覚という意味では、ちょっと今ここで申し上げるのは適切じゃないかもしれないけど、でも、うまく展開してほしいなという願いでね。

 それと、7年後にサンプラザ周辺のまちづくりが出来上がったり、駅が新しく変わっていくという中で、明らかに中野のいわゆる東京都内の位置付けというか、都市政策的な位置付けもそうだし、観光的な位置付けも変わってくるわけだから。都心と多摩との結節点である中野の、特別快速も止まり、新しいまちづくり、中野のアドバンテージなりというものを十分に生かして、ぜひそれを取り組んでいただきたいということを要望しておきます。

内野委員

 御報告ありがとうございます。今、高橋委員がおっしゃっていたとおり、やっぱり区のある程度意思というのも持っておかないといけないと思っております。どうしても観光というと、移動させることみたいなものや、目的を持ってそこに行かせる、もしくは子どもの体験というところになりがちなんですけども、たしか酒井区長は、中野区の最大の資源は人であるという言い方をしていたので、主な検討テーマのどちらに入るのか分からないんですけれども、人にフォーカスをするという観光施策というのも多分あると思うので、そういうところも検討すべきだと思うんですけど、いかがでしょうか。

高村企画部広聴・広報課長

 今御指摘があったとおり、人が財産であるということは、シティプロモーションの取組をしている中でも実感しているところでございます。先ほどもお話ししましたが、より実効性のある議論をするためには、具体的な題材を基に議論を深めて、それを全体に反映するということも必要だと思っていまして、いわゆる認定観光資源の見直しも考えてございます。その中で、景観とか、あるいは人、あと、活動みたいなものも資源になるのではないかという仮説を立てて、そこで議論を深めたいと考えてございます。

内野委員

 中野にいる人だけじゃなくて、中野から出ていって活躍している人というところもフォーカスしたほうがいいと思います。そういう意見もありますので、参考にしておいてください。

委員長

 他に質疑はありますか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 次に、6番、幹部職員の人事異動についての報告を求めます。

吉沢総務部職員課長

 それでは、幹部職員の人事異動について御報告いたします(資料8)。

 お手元の資料を御覧ください。

 令和4年4月1日付で、資料に記載のとおり幹部職員の人事異動を行いました。詳細につきましてはお読み取りいただければと思います。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありますか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 次に、7番、中野区国土強靱化地域計画(令和3年度修正)の策定についての報告を求めます。

石崎総務部防災危機管理課長

 それでは、私から中野区国土強靱化地域計画(令和3年度修正)の策定について、総務委員会資料(資料9)に基づき御報告をさせていただきます。なお、本件につきましては、危機管理・感染症対策調査特別委員会においても報告する案件でございます。

 資料の1番でございます。中野区国土強靱化地域計画(令和3年度修正)(案)からの変更内容でございますが、こちらについてはございません。

 中野区国土強靱化地域計画(令和3年度修正)につきましては、別紙につけてございますので、お読み取りいただければと思います。

 区民への周知方法等でございますが、区のホームページにより周知してまいります。

 なお、参考といたしまして、令和2年10月に策定いたしました同計画との主な修正内容について記載してございますので、御確認いただければと思います。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありますか。

高橋委員

 すみません、1点だけ。この国土強靱化地域計画という中で、中のほうを見ていくと、いわゆるリスクシナリオだったりという項目の中で、前回、定例会で僕、質問させていただいたんですけど、火山噴火への対応についてということで、地域防災計画に盛り込んでいただいたり、今後展開をしていただきたいとお願いをしたんですけど。今回のここにということではなく、今後でいいんですけども、リスクシナリオであったり、一番最後のところのリスクシナリオにおける対象事業一覧というところで、事業名であったり、所管部が掲載されているという中があるので、そこにも火山対応という形で一応位置付けてもらって、所管の明確化であったりとか、どういう対応があるのかというところについて出していただきたいと思うんですけども、いかがでしょうか。

石崎総務部防災危機管理課長

 この国土強靱化地域計画につきましては、これ単体ということではなくて、地域防災計画との整合性とかもありますので、そこの中で総合的に位置付けていきたいというふうに考えてございます。

委員長

 他に質疑はありますか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 次に、8番、その他で理事者から何か御報告はありますか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で所管事項の報告を終了します。

 次に、審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後2時51分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時51分)

 

 休憩中に御確認いただきましたとおり、次回の委員会は第2回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は正副委員長から招集させていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定をいたします。

 以上で本日予定した日程は終了しますが、各委員、理事者から何か御発言はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本日の総務委員会を散会いたします。

 

(午後2時52分)