令和4年04月25日中野区議会子ども文教委員会
令和4年04月25日中野区議会子ども文教委員会の会議録

中野区議会子ども文教委員会〔令和4年4月25日〕

 

子ども文教委員会会議記録

 

○開会日 令和4年4月25日

 

○場所  中野区議会第5委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後3時59分

 

○出席委員(8名)

 森 たかゆき委員長

 甲田 ゆり子副委員長

 河合 りな委員

 羽鳥 だいすけ委員

 加藤 たくま委員

 内川 和久委員

 白井 ひでふみ委員

 いながき じゅん子委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 教育長 入野 貴美子

 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 青山 敬一郎

 子ども家庭支援担当部長、子ども・若者支援センター所長、教育委員会事務局参事(子ども家庭支援担当) 小田 史子

 子ども教育部子ども・教育政策課長、教育委員会事務局子ども・教育政策課長、教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 濵口 求

 子ども教育部子ども政策担当課長、教育委員会事務局子ども政策担当課長 青木 大

 子ども教育部保育施設利用調整担当課長、子ども教育部幼児施設整備担当課長 藤嶋 正彦

 子ども教育部育成活動推進課長 細野 修一

 児童相談所副所長、児童相談所一時保護所長 神谷 万美

 教育委員会事務局指導室長 齊藤 光司

 教育委員会事務局学校教育課長 松原 弘宜

 

○事務局職員

 書記 若見 元彦

 書記 金木 崇太

 

○委員長署名


審査日程

○委員会参与の変更及び異動について

○議題

 学校教育の充実について

 学校と地域の連携について

 知的資産について

 子どもの育成及び若者支援について

○所管事項の報告

 1 第1期中野区児童福祉審議会委員の委嘱について(子ども・教育政策課)

 2 中野区子ども読書活動推進計画(第4次)素案に係わる意見交換会等の結果及び同計画案について(子ども・教育政策課)

 3 令和4年度中野区立図書館の工事に伴う休館等について(子ども・教育政策課)

 4 地域と学校の連携・協働体制の整備について(学校再編・地域連携担当)

 5 中野本郷小学校校舎等整備基本構想・基本計画の策定について(子ども教育施設課)

 6 平和の森小学校校舎等整備基本構想・基本計画の策定について(子ども教育施設課)

 7 令和4年度 教育管理職の異動について(指導室)

 8 その他

 (1)令和4年4月1日現在の保育所等利用待機児童数について(保育施設利用調整担当)

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、子ども文教委員会を開会いたします。

 

(午後1時00分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ございませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査に当たっては5時を目途に進め、3時頃に休憩を取りたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 初めに、委員会参与の変更及び異動についてです。

 お手元のとおり、4月1日付で委員会参与の変更及び異動がありましたので、御承知おきのほどよろしくお願いいたします。(資料2)

 議事に入ります。

 学校教育の充実について、学校と地域の連携について、知的資産について、子どもの育成及び若者支援についてを議題に供します。

 所管事項の報告を受けたいと思います。

 初めに、1番、第1期中野区児童福祉審議会委員の委嘱についての報告を求めます。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 それでは、第1期中野区児童福祉審議会委員の委嘱について御報告させていただきます。(資料3)中野区児童福祉審議会条例第4条の規定に基づき、区長の附属機関である審議会委員を委嘱しましたので御報告するものでございます。委嘱した委員は、資料1に記載した13名でございます。氏名、所属等を御確認ください。

 令和4年4月13日に第1回児童福祉審議会が開催され、委員長には明星大学の川松亮教授、副委員長には東京家政学院大学の新開よしみ教授が選任されました。また、児童福祉審議会に三つの部会を置くこととなりました。各委員の部会の所属先と部会長についても資料にお示ししておりますので、お読み取りください。

 任期は、令和4年4月1日から令和6年3月31日までの2年間です。

 審議会への諮問事項は、(1)中野区児童福祉審議会条例第2条で定める所掌事項、(2)里親家庭で生活する子どもの権利擁護のための第三者関与の仕組みについての二つでございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はございますか。

甲田委員

 御報告ありがとうございます。ちょっと一番最後の、(2)里親家庭で生活する子どもの権利擁護推進のための第三者関与の仕組みについて、ここのところをもう少し詳しく御説明いただけますでしょうか。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 こちらの諮問事項につきましては、児童養護施設や乳児院等におきましては各施設が第三者委員を設置してございます。ですが、里親については第三者委員の、そういった仕組みがございませんので、里親の家庭で生活する子どもの声を第三者が聞き、尊重する仕組みを構築することによりまして、子どもの権利保障と最善の利益確保を担保していきたいと考えているところでございます。

甲田委員

 仕組みがないというのは、もちろん中野区にはまだ全然ないんですけれども、他の自治体で児童相談所があるところについて、そういった第三者関与の仕組みというのがつくられているところもあるんでしょうか、伺います。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 児童相談所を設置しております23区の先行区の中で承知してございますのは、港区においては外部委託によりまして里子の意見を聞くといった機会を設けているというところで承知しているものでございます。

甲田委員

 外部委託というのはどういう団体なんでしょうか。

神谷児童相談所副所長

 一定の子どもの意見を聞くような研修なども行っているような、そうした外部機関に委託をしているというふうに聞いております。

甲田委員

 ありがとうございます。第三者関与というのがどういう形で行われるかということの仕組みについてどうしたらいいかということを、中野区の場合どういうふうにやっていったらいいかということを、この里親認定部会の5名の方がお話し合いされるという認識でよろしいですか。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 御指摘のとおりでございます。

甲田委員

 方向性としては、選択肢としてはその外部委託のほかに何かあるんでしょうか、そういう仕組みについては。

神谷児童相談所副所長

 外部委託、あるいは、こちらのほうから何か委員報酬のようなものをお支払いして委員として言っていただく。第三者委員の代わりにということも考えられるかなというふうに思います。

甲田委員

 例えば、そういった委員の方に委嘱する場合には、里親家庭で育つ子どもに直接意見を、アドボカシーというか、意見を聞くということになるんですか。

神谷児童相談所副所長

 そういった在り方につきましても、この委員会で審議をいただければというふうに思っておりますけれども、直接お話を聞く、あるいは、何か直接お話を聞く前に仕掛けをつくるですとか、そういった、子どもにとってどういった聞かれ方が最もよいかというようなことも含めて審議していただければありがたいなというふうに思っております。

甲田委員

 ちょっと内容がよく分からなかったのでお聞きしたんですけども、里親家庭というのがそんなに多くはない中で、一人ひとりの子どもの意見を聞くことはとても重要なことだと思います。施設にはそういった方がいらっしゃるということなので、里親家庭もいてもいいのではないかと思いますけども、ただ、ちょっと危惧するのは、里親家庭の子どもたちの意見を聞くといっても、第三者が突然子どもに意見を聞いても子どもは意見を言わないと思うんですね。里親家庭で育つのがいいのか、それとも、また施設に戻されるのがいいのか、または、本当の親元に返されるのがいいのかという究極のところになると、子どもの意見というのが本当にどう判断されるかというのはものすごくナイーブな話です。本当にこの第三者が関与してお飾りにならないかどうかとか、意味のあるものになるのかどうかというところが大変重要だと思っていますので、そこのところの議論が、本当にこの5人の先生方がきちんと議論してくださるのかどうか、そこが本当に心配しているところです。分かりませんので、この方々がどこまで子どもの意見を尊重する、また、里親家庭というものを知っているのかどうか。里親家庭の内実をやっぱり把握している人でないと、なかなかその意見というのは……。施設に育つ子ども、施設の中で起きていることとか、そういったことを重要視してしまいがちだと思うんですね。ですので、その家庭の中でどういうふうなことが行われているかということを、寄り添ってしっかりと判断ができる方々にきちんと入っていただいて仕組みをつくっていただきたい。お飾りにならないでいただきたいということを強く要望したいと思うんですけど、その辺の見解はいかがでしょうか。

神谷児童相談所副所長

 こちらの里親認定部会につきましては、もともと里親の団体のほうから推薦を受けた方ですとか、あと、弁護士の方たちが入っていらっしゃいます。そういった意味では、子どもの声を聞くといったところの大切さに加えて、里親の制度だとか里親さんたちの状況といったことについても、ある程度理解がある中での議論が進んでいくというふうには考えております。また、事務局のほうといたしましても、そういったきちっとした議論ができるような資料の提供ですとか仕立てについては考えてまいりたいというふうに考えてございます

加藤委員

 保育部会のところなんですけども、児童相談所の機能を区が持つことに伴って保育園の運営の許可を出すのもこの前の条例で変わったというところですね。まず確認させていただきます。東京都が今までやっていたものを中野区が、そういう保育園の運営の許可とかをしなきゃいけないからこういう部会があるという認識でよろしいですか。

藤嶋子ども教育部幼児施設整備担当課長

 今、委員から御指摘いただきましたとおり、東京都のほうから保育所認可権限のほうが区のほうに下りましたので、こちらの児童福祉審議会の中の保育部会の中で保育所の設置につきまして御意見をいただくということになってございます。

加藤委員

 そうすると、今まで東京都がやっていた、そういった認可に関する事務作業を中野区のほうでやっていくということになるんですけど、その辺というのは、ノウハウというか、マニュアルというか、東京都からほいと言われてすぐできるようなものなのか、ちょっとこれからトレーニングが必要なのか、その辺の状況についてお伺いします。

藤嶋子ども教育部幼児施設整備担当課長

 保育所の認可の手続で東京都のやっていた部分につきましては、まず、幼児施設整備の担当のほうで今まで認可の申請をしていたというところでございまして、そこで都の児童審議会の審議の様子等もふだんから受けているところでございますので、そういったところで幼児施設整備のほうで引き続きやっていくという形になってございます。あわせて、東京都のほうからも引継ぎの資料等を頂いているところでございますので、滞りなく認可のほう、手続を進めるようにしていきたいというふうに考えてございます。

加藤委員

 実態としては中野区のほうで大まか、東京都が許可を出す手前のところまでは、中野区がもう書類としては作るのに協力していたというか、実態としてはあんまり変わらないという認識でいいのか、結構東京都から引継ぎ事項があるのか、その辺のニュアンスというか、仕事量みたいなところはどんな感じなんですか。

藤嶋子ども教育部幼児施設整備担当課長

 実態といたしましては、委員から今お話しいただきましたとおり、施設整備に当たって認可のほう、東京都からきちんと認可していただけるように、その準備段階というのはほぼ区のほうで進めているところでございますので、実際、新たにこの児童福祉審議会のほうで御審議いただいて答申いただくといったところが新たに加わる主なところというふうに考えてございます。

加藤委員

 その辺は理解しました。

 ちょっと子どもの権利擁護部会についてお伺いしますけれども、何かそういった権利擁護に関する要望というか、何か声が上がったときに、この部会のほうでその件について議論するというか、協議するみたいなのが中野区子どもの権利に関する条例のほうに入っていたと思うんですけど、この部会はどういうときに開かれるのか。定例会であるのであれば毎回どういった内容でしていくのか、ちょっと改めて教えてください。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 この児童福祉審議会におけます子どもの権利擁護部会につきましては、いわゆる被措置児童本人ですとか保護者の同意がなく施設等に入所というような判断をした場合に、そういったことに対する内容等をこの部会の中で諮問事項として御審議いただくというものでございまして、部会といたしましては毎月1回ということで開催する予定でございます。

加藤委員

 これは児童相談所絡みの案件しか取り扱わないということですか。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 御指摘のとおりでございまして、中野区子どもの権利に関する条例のほうの権利部会というものとは別でございます。

白井委員

 まず、児童相談所が中野区に移管されたことによってこの児童福祉審議会、本来であれば市区町村で任意なんだけども置かなきゃならないとなったんですよね。中野区はこの設置条例があって、第4条では区長の附属機関である審議会の方々が今回御報告された内容で、この条例の第8条を見ると三つの部会がセットしてあるんですけど、これ、部会というのはそもそも必要に応じて置くことができると書いてあって、これ、そうなると、中野区はなぜこの三つにしたんでしょうかというのと、そもそもこの部会というのは任意で設定できるものなので、幾つあっても大丈夫なものなのかというのがちょっと気になるんですけども。審議会委員の方々の御報告は分かりました。部会についてなぜこの三つにされたのか、その理由について教えてください。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 委員御指摘のとおり、部会につきましては部会を置くことができるということで、条例の第8条のほうで規定をしてございます。今回の三つの部会につきましては、東京都ですとか他の先行区などの例を参考といたしまして、今回、審議会の全体会の中で確認をして決定をしたというものでございます。また、数につきましては、この中に記載はございませんけれども、例えば重大な事故、死亡などが起きた場合に、そういったときにそれを調査する臨時の部会などということも想定としては開催するということが考えられると認識してございます。

白井委員

 なかなか市区町村の単位で置くこと自体が、そもそも児童相談所、まだまだ少ない前例であるので、都道府県で審議会を設けてどのような部会を設けているのかと、それを区市町村の自治体レベルに置き直したときに、果たして同じ部会がいいかどうか分からないんですけど、逆に言うと、大体見ていると権利擁護はどこもあるような感じですかね、部会としては。里親と保育部会というのを置いているところは、これ、一般的ですか。やっぱり中野区独自で置いたものという評価になるんでしょうか。どうでしょうか。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 難しいところではございますけども、保育につきましては、先ほど質疑の中でございました保育園の新規の認可といった事務がございますので、そういった審議会の部会が必要だという認識でございます。また、里親につきましては、先ほど諮問事項の(2)に記載をさせていただいたとおり、子どもの権利、そういった保障を担保していくというような諮問事項も考えてございましたので、里親認定部会を今回想定して立ち上げたというものでございます。

白井委員

 一般的かどうかというよりも、中野区が独自で置いた感じですか。その辺分かりますか。

神谷児童相談所副所長

 審議会の部会の設置については、それぞれの自治体で御判断されていることかと思うんですけれども、特別区に関してはおおむねこういった三つの部会については設置されているかと思っております。

委員長

 他にございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了いたします。

 [1]次に、2番、中野区子ども読書活動推進計画(第4次)素案に係わる意見交換会等の結果及び同計画案についての報告を求めます。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 それでは、中野区子ども読書活動推進計画(第4次)素案に係わる意見交換会等の結果及び同計画案について御報告いたします。(資料4)

 1、意見交換会等の実施結果でございます。

 (1)意見交換会は、資料記載の日程、会場におきまして3回実施いたしました。参加者は合計で5人の方でございます。

 (2)個別に寄せられた意見はございません。

 (3)関係団体等からの意見聴取につきましては、3団体から意見を聴取したほか、直接出向いて意見聴取ができなかった4団体へ資料を送付してございます。

 意見交換会等における意見・質疑の概要と教育委員会の見解・回答につきましては、恐れ入りますが、別紙を御覧ください。27件の意見等をいただいております。

 主な項目を御紹介いたします。ナンバー1からナンバー8は学校図書館に関する御意見等です。ナンバー1は、子どもたちがよく読む本のリスト化が読書活動に役立つのではないかとの御提案です。これにつきましてはリスト化を実施していきたいとしてございます。ナンバー2からナンバー5は、蔵書の古さや冊数の少なさなど課題に関する御意見等です。教育委員会事務局といたしましても、蔵書の量・質はともに課題と認識してございまして、令和4年度予算で蔵書の充実に取り組んでいく等の回答をしてございます。ナンバー6からナンバー8は学校図書館指導員に関するもので、継続的雇用、人材育成の必要性や勤務時間拡充などでございます。これに対しましては、業務向上について様々な観点から研究していくとともに、図書館指導員の配置、人材育成等、今後の在り方について検討していくとしてございます。

 ナンバー9からナンバー14は区立図書館に関するものです。ナンバー9は子どもたちが本に親しみを持つためにフロアでの声かけをしてはどうかといった御提案、ナンバー10は図書館を行きたい場所にすることが大切だといった御指摘です。これらにつきましては現在も行っている声かけを継続し、あわせて、行きたい場所とするためには利用者に対し柔軟な対応を心がけていきたいと回答してございます。ナンバー12、ナンバー14は、保育園、幼稚園、キッズ・プラザ等における図書の充実を求める御意見でした。今後、子ども関連施設の現状を調査し、実態把握に努めてまいります。

 ナンバー15からナンバー19は達成指標に関する御意見など、ナンバー20からナンバー25は、主な取組についてその内容に関する御質問等でした。また、ナンバー26、ナンバー27は電子書籍についての御意見などです。

 そのほかの項目と詳細につきましては資料をお読み取りください。

 恐れ入りますが、最初のページにお戻りいただきまして、素案の変更点ですが、意見交換会等でいただいた御意見によって変更した箇所はございませんが、令和3年度の区立図書館児童貸出冊数の実績増を踏まえ、令和8年度の目標を41万冊から50万冊に上方修正いたしました。

 最後に、今後のスケジュールでございます。5月6日(金曜日)から27日(金曜日)にかけてパブリック・コメント手続、6月にその結果を教育委員会と子ども文教委員会に報告した後、7月に計画としてまとめ、公表してまいります。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はございますか。

河合委員

 ありがとうございます。まず、表題の(3)、3団体と資料送付4団体となっておりますが、ちょっと意見交換会自体の参加者の人数が少ないなという中で、ここの御意見を伺えた団体さんが、どういう方から声が聞かれたのかなというところが結構重要になってくるかなと思うんですけど、どういう団体さんですか、教えてください。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 意見聴取に伺ってお話を聞かせていただいたのは、中学校PTA連合会、民生児童委員の会長協議会、それから、私立保育園の園長会の3団体でございます。

河合委員

 ありがとうございます。資料送付4団体は、資料をお送りしただけで御意見はいただけなかったんでしょうか。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 資料を送付した4団体につきましては、集合形式でのそういった会議体がなかったということと、あと、コロナの影響がございますので、そういった外部からの出席はちょっと控えていただきたいというようなことがございました。団体といたしましては、小学校PTA連合会、私立幼稚園の園長会、それから、青少年地区委員会、次世代育成委員の皆様方というところでございまして、こういった団体からの意見ということは把握してございません。

河合委員

 ありがとうございました。PTAさんなどの御意見が中に入ってきているのはいいことだなと思いました。

 次の2番、素案の変更点で、令和3年度実績を踏まえて増加の目標を変更するというところがあるかと思うんですけど、この令和3年度の増加というのはどういう要因があって増加したんでしょうか。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 貸出冊数が増加しているという実績につきましては、これまでの読書活動の取組といったところの成果といったところに加えまして、ブックスタート事業ですとか、そういった効果が徐々に現れているのではないかというふうに考えてございます。また、目標の上方修正といったところにつきましては、地域開放型学校図書館ですとか中野東図書館の子どもフロアの開設ということも今後の増要素としては見込めますので、こういった変更をしたものでございます。

河合委員

 ありがとうございます。いいこと、目標を大きく持てるほどいろんなことがよく回ってきているというところはよかったなと思っていますので、引き続きしっかりとやっていただきたいなと思います。

 ざっと目を通したんですけど、ちょっと一部気になるところで、御意見の中で「電子書籍の利用には電波の悪影響の課題もある」というところに対して、区としてはこれに対して「紙の書籍を否定する考えはない」という答えを返していて、電波の悪影響に関してはちょっと総務省の見解などもあるかと思うんですけど、区としては認識していますでしょうか。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 意見としては、こういった御意見があったというところで記載をしてございます。国ですとか、総務省のデータなどの情報、そういったところを見る限り、電波が人体に悪影響を及ぼすというようなことの明確なものは示されていないというふうに認識してございますので、区といたしましてもこういった電子書籍につきましては、国などのそういった情報を収集するとともに適切に対応していきたいと考えてございます。

河合委員

 ありがとうございます。以前、こういう話というのは結構主流であったりしたのが、昨今はさほどそういう話はないかなという中で、もしかしてこれを目にしたところでまた過度な心配が広がるのではないかなというところで、ちょっとだけ触れさせていただきました。区がそのように認識されているなら結構です。

加藤委員

 この貸出冊数の増減のところに触れられてはいるんですけれども、これはあくまで子ども読書活動推進計画ということで、子どもの数との対応も見ないといけないのかなと思うところで、児童数とかの増減と貸出冊数の増減を見て、1人当たり何冊借りているかみたいな分析のほうが実態を捉えるのかなと思うんですけど、その辺は整理されているんですか。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 今回のこの計画の案の中では、そういったところの貸出冊数というところを指標にしているということでございます。しかしながら、委員御指摘の図書につきましては、図書館などの登録者数ですとか、全体の人口に対する貸出しといったところを数字として拾うことができますので、1人当たりの貸出しですとか、区の人口に対する登録率の割合といったものはデータとして把握しているところでございます。御指摘いただいたように1人一体どれぐらい読むのかといったところは、以前の指標などにもございましたけども、引き続きそういったところの伸びについても注視していきたいと考えてございます。

加藤委員

 図書館で、ちょっと指摘をまずさせてもらいますけど、素案の変更点というところで、冊数が41万冊から50万冊に変更すると書いてあって、その上ですね、「区立図書館児童貸出冊数の増加を踏まえ」となっているんですけど、計画の案の1ページの真ん中辺のパラグラフで、「一方で、区立図書館児童図書貸出冊数の低迷」と書いてあって、ちょっとこれ、コロナが影響して増えているのかなとかも私は思うんですけれども、この書いてある中身と変更した理由が、はっきり言ってほとんどの人は「はじめに」しか読まないわけですよ。という中で、ここで「低迷」と書いてしまって、でも、増えていますというんじゃ、ちょっと説明が成り立たないなと思いますけど、ちょっと、案だからこの辺変更がせめてできるのかどうか伺います。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 御指摘のとおり、ちょっと表記としては説明が足りていないといいますか、誤解を招くようなところもあろうかと思います。実態といたしましては、案の9ページのところに表といたしまして児童図書貸出冊数を明記してございます。令和元年度の実績として、個人の貸出しが31万9,000冊余という冊数になってございますが、平成26年度よりも増えているということでございますけども、平成21年度の第1次よりは数字が落ちているということがありますので、こういったところを少し「低迷」というような表現をしたというところがございます。しかしながら、令和3年度の貸出冊数が実績といたしまして44万554冊ということで、かなり大幅に増えているということが判断する材料として明らかになりましたので、今回こういった変更をしたものでございます。

加藤委員

 ここ5年ごとの第1次、第2次、第3次と書いてあって、今出したのがこの5年の区切りじゃないにしても、最新データを載っけてどういう状況なのかというのを言った上じゃないと、なぜこの50万冊に変更したかという説明が、計画としてちょっとどういうことかということになってしまうと思うので、その辺はちょっと明記されたほうがいいのかなと思います。私はコロナが結構影響していると思っていて、娯楽がちょっと、どこかに行ってというのが難しい中、身近な図書館で本を借りられるという、無料でできるサービスというのがやっぱり大きいのかなと思うんですけど、担当者としてはどのようにお考えか伺います。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 数字につきましては、できるだけ最新といったところを考えて研究してまいりたいと考えてございます。

 コロナの影響につきましては、一時期コロナの感染防止という観点で、図書館を休館するというような対応をしてございましたので、一定その時期については少し利用が落ち込んだということはございますが、委員の御指摘のとおり、御自宅で本を読む時間ですとか、あるいは利用といったところの、今回の数字を見る限り伸びについては、ある意味図書の利用についてはそういった効果が見込めたのかなというふうに考えてございます。

加藤委員

 例えばJRとかで、通勤とかで乗客数の変動もなかなか見込むのは難しいとかいう中で、どうやって収益を見込むのかみたいなところで、コロナが収束したときにまた図書館の利用というのはどういうふうに変わっていくか分からないところではありますけれども、読む習慣がついて、それがある程度維持されるとか、そういったこともあるのかもしれないですし、その辺一時的な変動かもしれないので、その辺はある程度注視しないといけないところではあると思うんですけども、実態として増えているという中で、そういった表記はちょっとうまくやっていただきたいなと。その計画にする理由をちゃんと裏づけがあるものにしてほしいなと思います。

 ちょっと別の観点から、地域開放型学校図書館の御報告を前にしていただいたところで、中高生の利用というのがかなり少なかったと記憶しているんですけども、ここで、全体的にはブックスタート事業とか小学生に対する取組みたいのがこれの計画の主なところですけれども、計画の最後の17ページに中学生・高校生期の取組みたいなところがあったりするわけですけれども、この辺が、これをやって増えるのかなとか、何かその辺がいまいち見えないところですけれども、ここの計画としては小学生までをやっぱり重きを置いているのか、その辺の区の考え方というか、重心の置き方みたいなところを教えてください。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 子ども読書活動推進計画でございますので、中高生といった年代の方に対してもこういった計画をもって図書の利用を促して、利用していただくように働きかけてまいりたいというふうに考えてございます。地域開放型学校図書館につきましては、やはり施設規模などによってあまり利用が進まないという実態がございますけども、我々のほうのこういった取組、ヤングアダルト世代に対します取組ですとか、リストを少し、ネットを利用する配信の仕方など、そういった工夫をすることによって利用に結びつけていきたいと考えているところでございます。

加藤委員

 これは一つの提案ですけども、かなり自習室とかを、区としては受験用にそういうスペースを確保しようと前向きに取り組まれているというところで、中高生が借りたい本というのは何かなと思ったら、例えば大学受験だったら赤本なんかが置いてあったらかなりの人が使いたいと。あんなもの1回やれば大体もう終わりですから。まあ、何回もやる人もいるかもしれないですけど。何かそういったものがあったほうが、それが図書というかはあれですけれども、何か子どもたちが、そういう意欲があるのをさらに頑張れる環境をつくってあげて、そういった受験に対する応援というのもありなのかなと、ちょっと1つ提案をさせていただきます。

羽鳥委員

 素案のときにもちょっと触れてはいるんですけれども、9ページのところで、例えば学校図書館の状況というところでは、この評価と課題というところで、「学校図書館の図書購入経費について23区平均の約半分で、学校図書館の蔵書が全部更新されるまでには25年以上かかります」と。「これらを踏まえると、まず読書活動の基礎となる「図書の更新」により読書冊数の増加を図ることが妥当だと考えられます」というふうになっています。私もこの前中野東図書館に行ってみますと、やっぱり新しい図書館というふうなことで子どもたちも見られて、非常に喜ばれているのかなと思って、やっぱり新しい施設、新しい図書というのは人を引きつける魅力があるんだなと感じています。それに対して、じゃあ、第4次計画で何をするかというときに、予算のときにもいろいろ審議もしました。学校図書館の図書購入費用、増額させるというふうなことでありましたが、この第4次計画の中では蔵書を更新していくというふうな具体的な中身としては、小学生期の取組と中高生期の取組というところで、それぞれ子どもの選ぶ「読んだら良かった100冊」というぐらいしかあまり見られないんじゃないのかなというふうに思ってしまうんですけれども、区としては学校図書館の図書の更新について、この第4次計画の期間においてどのようなことをしたいと思っているか、ちょっと見解をお聞かせください。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 意見交換会におきましても同様の御指摘をいただいたところでございます。読書活動を充実させていくための要因といたしましては、やはり蔵書の数ですとか新しさ、あるいは、利用する方にとって読みたいと思うような人気のある書籍が必要だという認識は持ってございます。学校図書館の蔵書につきましては、御指摘のとおりの課題があるというところがございますので、予算的なことで申し上げますと、今年度の令和4年度予算、通常学校の校割予算に加えまして、図書の購入費として各校50万円という予算を別枠で措置しているところでございます。あわせて学校の、「中野の100冊」ということで図書の購入費も予算化しておりますので、こういったところの充実を図っていきたいというところと、学校だけではなく区立図書館の蔵書につきましても、予算的なことになりますので明確なお答えは難しいですけども、今後も継続して一定の予算を獲得、確保する形で図書の充実を図ってまいりたいと考えてございます。

羽鳥委員

 素案の議論のときに年次計画を持ったらどうかというふうなことをお聞きした際には、そういう充実のことはおっしゃっていて、それはそれでとても大事だなと感じつつ、年限を区切ってではないんだというふうにも思ったんですね。今のお話を聞いても、充実を図っていきたいということでやっていただきたいなとは思うんですけれども、やっぱりこの年次で言えないというのは、あまりにも更新をするのに量が膨大になってしまうとかというふうなことなのか、どういった理由によるものなんでしょうか。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 子どもの読書活動推進計画におきましては5年という計画を持ってございますので、それに向けて取組を進めていく中で図書の充実も図っていきたいという方向性は、教育委員会事務局としては持ってございます。しかしながら予算となりますと、財政当局との調整ですとか、明確にどれぐらいの予算規模が確保できるかというところは、まだ計画の中に落とし込めるというものではございませんので、方向性としては持ちつつも、今後のその調整に尽力していきたいというところでございます。

羽鳥委員

 5年というふうな年度の中では、膨大な蔵書量、全部更新するにはかなりの予算がかかるということではあると思うんですけども、この第4次計画の間にはこれぐらいはやっておきたいというふうなことは、策定の際にはぜひとも明記してもらえたら、今後の取組、どう進めるつもりなのかというのが分かりやすくなるかなというふうに思います。

 あと、区立図書館の活動のところ、10ページになるんですけども、ここも素案のときにやっぱり触れたんですけれども、「区立図書館における児童図書の個人貸出冊数、団体貸出冊数は、微減または現状維持であり、子どもの読書活動に関わる取組が成果を上げたとは言えません」と。最後のところに、「一般図書の個人貸出冊数についてはほぼ横ばいであることから、継続的な利用者の満足度は比較的高く、新規利用者が少ない可能性が推察されます」と書いてあって、そういう分析なわけですね。つまり、利用している人はとても満足しているんだけれども、利用していない人にとっては非常に縁遠い施設になってしまっているのかなというふうに感じてしまうんですけども、ここで書いてあるこの評価というのはどういった認識の下書かれているのか。なぜこの新規利用者が少ないというふうなところで推察されるというふうな、どういう認識の下で書かれたのか、ちょっとお答えください。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 やはり新規となりますと、登録者の数といったところですとか、読書の、貸出しもそうなんですけども、読む方は読んでいるけれども、なかなか利用に至らない。読まない方は全くということで、第3次の中では不読率といったところも指標として持ってございましたので、そういったところの改善、まだまだ取組が必要だというところをもって分析として挙げたところでございます。やはり図書につきましては、既に読んでいる方につきましてはある程度自分で情報を得て、興味のある本を手にしていただくということが可能と見込んでおりますけども、あまり読む機会がないですとか、利用をあまり、自分の趣味、関心としては持たれていないという方に対して、どうアプローチしていくかということが大事になると思っておりますので、先ほど主な取組の中でも触れさせていただきました、SNSを使ったリストの配信ですとか、あるいは、児童の活動の中では、ほかのお子様が読んで面白いと思ったものを紹介し合うといったようなことで、興味・関心を持っていただくような働きかけを工夫してまいりたいと考えているところでございます。

白井委員

 少しそれてしまうかもしれないんですけど、質疑の中で、前回かな、報告と、それと個別に御相談を受けたことがあって、個別にちょっとやり取りをさせていただいたこともあるので、記憶がちょっと錯綜しているところもあるんですけど、お伺いしたいのは、この意見の中で最後にちらっと書いてあるところの26番、電子書籍の取扱いという話のところなんです。本編の1ページのところに、最後のほうなんですけど、下から4行目ぐらい、「同時に」というところのくだりのところです。「児童図書の充実、学校図書館蔵書の更新、電子書籍の導入などの課題にも目を向け」云々かんぬんと続くんですけど、単純に「電子書籍の導入」ではなくて、「課題にも目を向け」というワンクッション、ツークッションぐらい入っているような表現になっているんですけど、今後の図書館の在り方というのもそうだし、このコロナ禍の中で、ここにも書いてありますけど、GIGAスクールの導入で子どもたちに今タブレットが導入されることになりました。一方、大きな流れになるんですけど、いわゆるデジタル教科書の導入もあったりだとかする中で、ここは加速していくんですよね。一方で、区として図書館のサービスとしてどう整理していくとか、子どもたちの学習を支えるに当たってどのように整備をしていくのかというところは、コロナ禍で一気に進めたところと、どうもいまいち区としてまだはっきりしないところがあるんじゃないかという思いがあります。あくまでも今回は子どもの読書活動推進計画についての意見ではあるんですけども、あえてここももう一歩踏み込んで、ぜひ御検討していただいたほうがいいのではないかなというところで、ちょっと本題とはそれるんですけども、あえてちょっと拾ってお話をさせていただいたところです。

 個別にちょっと御相談があったときに、一般的な書籍の予算だけではなくて、今年度はいわゆる書籍以外の、例えばDVDだとか、さらには音楽などといったようなものも、副次的なものも新たに予算を、これまでついていなかったものを増額させる取組だとか、さらには、障害のある人たちでも楽しめるように、さらに一歩進めるとデイジーからマルチメディアデイジーと言われるような取組もある中で、次世代の取組だとかというところをどうしていくのかというところ、区の考えを改めてお伺いしたいと思います。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 電子書籍に加えまして、御指摘いただきましたような視聴覚に資するようなそういった資料、それから、いわゆるデイジー図書、視聴覚障害のある方に対しますそういった対応といった、蔵書等の充実といったものが当然必要だということで考えているところでございます。我々といたしましても、こういった一般の紙の書籍だけではなく、視聴覚につきましてはここ数年の中で予算をそういったところにも充実をすることで、一定の数を増やしてきているというところがございます。また、開設いたしました中野東図書館などには、そういった自動で音声を読み上げるといった機械も備えておりまして、こういった障害を持ってなかなか書籍に触れることが難しいといった方への対応につきましても、こういったものをより数を増やす方向で検討していきたいと考えてございます。

白井委員

 方向性としてはそうなるんでしょうね。ただ、具体的に、例えば学校図書館をどうするかとか、地域開放型図書館をどうするのか、もっと言うと、さらには一般的な図書館のありようをどうするのかという、ハード面はよく注目されるんですけど、ソフト面の部分というのは大きくこれが動いている状態にもあります。区としてどうこの点について整備していくのかと考える必要があるんだろうなと。委託しているから事業者任せとか、事業者の提案を待つというこの受動的な取組ではなくて、区として、課題はたくさんあるのでよく分かっているんですけど、方向性だとか考え方を示していく。もしくは、そういう検討の場を持っていくというようなことが具体的にあってもいいんじゃないかなと思うんですけども、現状取組というのはどのようになっていますか。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 区立図書館の在り方、配置も含めてですが、これにつきましては早急に取り組んでいくということで、構造改革実行プログラムの中のスケジュールを、議会のほうからも少し前倒しを検討するようにというような御指摘もいただいておりますので、できるだけ早期にそういった検討を進めたいというふうに考えているところでございます。その中で施設の配置という、建物のハード面だけではなく、今、白井委員から御指摘のありました機能ですとか、どういったニーズがあるか、どういったことを区立図書館として担うべきかといった中身の、そういった役割といったところも当然配置とは関連性が出てきますので、そういったところを検討するということをもって配置に結びつけてまとめていきたいと考えてございます。

白井委員

 もうやめますね。それは、いわゆる施設配置については急ぎなさいよと言ってきました。一方で、中長期的な結構大きな話になるので、方向性を示していく必要があるんですけど、併せて同時にやりますか、ハード面の部分とソフト面のやつというのは。短期的に結論を導いていく課題と、中長期、結構いろんな課題があるので、今言ったソフト面では早期に結論を導く部分と、もう少し大きい方向性もあると思うんですけど、どういうタイミングでやっていく感じでいますか。スケジュール感みたいなのを教えてください。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 具体的な検討につきましては、1点、検討会といったものを立ち上げて、そこでいろいろ議論をいただきたいというふうに考えてございます。中長期的なところ、確かに建物につきましては、一旦配置を考えていくということになりますと、そう簡単に見直すということが難しくなりますので、そういったところにつきましては中長期的な視点を持ってということがございます。あわせて、図書館の機能というところにつきましては、方向性としてはその機能をどういった施設配置によって担保していくかということが、中長期的視点としては大事かというふうに思っておりますが、実態としましては電子書籍の今後の普及ですとか、利用がしやすいようなものがどれぐらい出てくるかということが見込めないところもございますので、当面のこういった計画の中でどういった機能をどの施設に落としていくのかといったところを盛り込みながら、必要に応じてそこは見直していくということになろうかと考えてございます。

委員長

 他にございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了いたします。

 次に、3番、令和4年度中野区立図書館の工事に伴う休館等についての報告を求めます。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 それでは、令和4年度中野区立図書館の工事に伴う休館等について御報告いたします。(資料5)今年度、区立図書館3館の工事と中野駅南口のブックポスト移設工事が予定されております。

 1、区立図書館3館の工事とそれに伴う休館等でございます。(1)中央図書館は、9月1日(木曜日)から9月30日(金曜日)に予約室設置工事を行います。予約室の運用開始は工事終了後の10月中旬を予定してございます。工事の間は、地下1階書架等は閉鎖いたしますが、地下2階に臨時カウンターを設け、予約本の受け渡しや返却等の対応を行います。(2)上高田図書館は、10月中旬から12月に照明のLED化とトイレの洋式化工事、(3)鷺宮図書館は、12月から1月のうち3週間にかけまして照明のLED化工事を行います。これら2館につきましては工事期間中休館といたします。

 2、中野駅南口ブックポストの移設でございます。中野駅南口再開発に伴いまして、中野駅南口ブックポストを交番横からみどりの窓口前に移設いたします。工事は6月中旬の予定で、移設作業の1日と移設前日の利用を中止いたします。

 これらの工事等につきましては、6月5日号の区報のほか、区や図書館のホームページ、ツイッター、ポスター掲示などによりまして5月から広報いたします。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はございますか。

河合委員

 ありがとうございます。

 まず、工事に伴う休館について、上高田図書館と鷺宮図書館、これ、ブックポスト的なのも動かなくなってしまって、例えば返却だけでも受け付けますよというのもなかなか難しいということになるんでしょうか。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 上高田図書館につきましては、ブックポストにつきましては風除室も併せて工事を行うという関係で休止といたします。ただし、鷺宮図書館のほうのブックポストにつきましては、継続の利用が可能というふうになってございます。

河合委員

 ありがとうございます。どちらもかなり長期の工事になるんですけど、これは、工事内容的にはこれぐらい長期になるのは仕方ない内容という。LED化というのは、やっぱりそれぐらいかかるものなんでしょうか。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 できるだけ工事につきましては期間を短く、利用する方に御迷惑にならないようにというところで調整をしてきたものでございますが、やはりLED化工事となりますと、天井を一旦落としてしまうということで、玄関のところからちょっと入館いただくことが難しいということでございますので、こういった期間、休館という対応をするものでございます。

河合委員

 ありがとうございます。例えば、当然工事になる前の期間に工事しますよというのはその場で出されると思うんですけど、万が一工事期間中に訪れてしまう人とかもいるかもしれないので、そこの掲示は御丁寧にしていただきたいなと思うところと、あわせて、ちょっと遠くなるけどここの図書館、ここからだったらここは利用しやすいんじゃないかみたいなところもぜひ併せて御案内していただければ、仕方ないけどちょっと遠くまで借りに行こうかとか、この期間は借りるのをやめようかなとか、そういう判断ができると思うので、そこら辺は丁寧にやっていただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 周知は大変大事な視点だと考えてございますので、先ほど御報告いたしました方法に加えまして、開館しているときに利用いただく方の目に触れやすいようなところ、ポスターというふうに掲示を考えてございますけども、一定の案内の中で休止期間ですとか、他の施設がどういったところにあるかということがすぐに理解いただけるような対応は工夫してまいりたいと考えてございます。

河合委員

 ありがとうございます。

 引き続き、南口のブックポストなんですけれども、これは逆に、何かあそこはほかに周りに区の建物っぽいものもない中で、事前掲示はポストにつけておけるとしても、じゃ、ポストがなくなった時点でどこに行っちゃったのと思われる方が、現地に行ったらポストがないというところで迷われる方とかにはどういう案内をしていく予定か。今のところ何かありますか。

濵口子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 移設前の周知といったところが十分にできているということが必要だというふうに考えてございますので、そういったところをしっかり取り組んでいきたいということが1点ございます。また、移設後に新たなブックポストの場所を、できれば掲示などによりまして御案内したいというところで、この間調整をしてきたところでございますが、なかなかそういったものを掲示する場所がないということでございましたので、今検討しているところでは、南口の交番のところに移設先のことを簡単に図示した案内のチラシのようなものを置かせていただいて、ちょっと迷われている方には交番のほうでそういったチラシをお渡しいただけるような、そういったことを今依頼するというところで動いているところでございます。

委員長

 他にございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了いたします。

 次に、4番、地域と学校の連携・協働体制の整備についての報告を求めます。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 それでは、地域と学校の連携・協働体制の整備について御報告させていただきます。(資料6)地方教育行政の組織及び運営に関する法律第47条において努力義務とされているコミュニティ・スクール導入を実現することで、学校・家庭・地域が協働し、子どもたちの豊かな成長を支え、地域とともにある学校づくりを推進していきたいと考えてございます。

 1、目的でございます。地域住民、保護者等が参画する学校運営を協議する場でビジョンや課題を共有し、それぞれの役割分担を明確化しながら学校運営の改善を図り、地域と学校が連携・協働して子どもたちの成長を支えていくとしてございます。

 2、考え方につきましては3点ございます。

 (1)(仮称)「地域学校協働本部」の設置です。現在、中野区では、学校支援ボランティア制度により教育活動や学校行事への参加等を通して、地域・保護者等の協力・支援をいただいております。今後、家庭・地域・学校が一層連携・協働していくため、(仮称)「地域学校協働本部」を学校単位に設置し、学校支援体制を組織的・継続的な体制とすることで子どもたちの豊かな成長を支えてまいります。

 (2)(仮称)「学校運営協議会」の設置です。中野区は、学びの連続性を重視した小中連携教育を展開していることから、区立小・中学校における9年間を見通した学校間の連携を生かし、(仮称)「学校運営協議会」を中学校区単位に設置いたします。

 (3)(仮称)「地域学校協働本部」での活動と(仮称)「学校運営協議会」の一体的推進です。国は、学校運営協議会を設置する学校を「コミュニティ・スクール」としてございますが、中野区は、学校支援体制を組織化した(仮称)「地域学校協働本部」と、地域が主体的に学校の在り方を考える(仮称)「学校運営協議会」の二つの組織を同時に設置し、「中野区コミュニティ・スクール」といたします。これにより地域住民、保護者等が学校のビジョン、課題を共有し、双方向の連携・協働を進めていく体制といたします。

 次のページの3、組織でございます。

 (1)(仮称)「学校運営協議会」における役割は、9年間を通した学校運営の基本方針の承認、教育活動についての熟議・評価、学校支援活動の企画・調整でございます。メンバーは資料②にある方々を想定してございます。

 (2)(仮称)「地域学校協働本部」の役割は、地域住民等が協力して学校の教育活動を支援するとしてございます。②の地域コーディネーター等ですが、(仮称)「学校運営協議会」と(仮称)「地域学校協働本部」の両方に関わる地域コーディネーターを各校に配置し、地域と学校をつなぐパイプ役となっていただきます。なお、地域コーディネーター間の連絡、調整、取りまとめなどを行う統括コーディネーターの配置につきましては、モデル校において今後検討してまいります。③の活動事例につきましては資料をお読み取りください。

 4、これまでの検討会の経過は、資料記載のとおり3回実施しております。検討会につきましては、今後も小・中学校の校長を含むメンバーで継続してまいります。

 最後に、今後の予定でございます。本委員会へ報告した後、町会・自治会、関係団体等へ説明をさせていただき、6月にモデル校の選定、9月以降にモデル校での取組を開始する予定としてございます。

 御説明したコミュニティ・スクールの概要等を示した別紙資料も添付しておりますので、併せて御確認ください。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はございますか。

羽鳥委員

 予算の分科会の審議の際にもお聞きをしたところと重なるところがあると思いますが、今回子ども文教委員会に正式に報告ということでちょっと質問をしたいと思います。

 最初に、この目的というところなんですけれども、地域と学校とが目標を共有し、連携・協働して子どもたちの成長を支えていくとなっておりまして、この学校運営協議会の設置、そして、地域学校協働本部の活動というんですかね、があることによって、どうこの目的が達成されるのかというところで、ちょっと見解についてお聞かせください。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 この導入によりまして、どういったところが実現していくかという御質問かというふうに考えてございます。別紙のカラー刷りの資料を御覧いただきたいと思ってございます。中野区コミュニティ・スクールの概要といたしましてそこにお示しをさせていただきました。先ほど御説明いたしました内容につきまして記載をしているものでございます。そのページの右側の下に、(仮称)地域学校協働本部といたしまして、学校支援ボランティアを中心としたこれまでの学校に対する協力ですとか支援といったものを、地域の方々にお力添えをいただいている活動をまとめてございます。こういった取組と、左側にございます(仮称)学校運営協議会でございますが、こちらのほうで学校の9年間を通した運営の基本方針ですとか教育活動について様々議論をしていただきまして、その学校で取り組むべき活動はどういったことか、子どもたちのためにどういったことを地域や学校にしていく必要があるかといったところの議論を、それを今度は(仮称)地域学校協働本部のほうにフィードバックしていただきまして、地域の方のお力添えをまたそこで求めていくというような体制を、両輪・協働という形で進めていくということで考えているところでございます。こういったことで学校の活動もより充実していくということと、地域の方のいわゆる意識ですとか学校に対する協力といった姿勢が、これから期待できるのではないかと考えているところでございます。

羽鳥委員

 組織として学校運営協議会を設け、9年間の学校運営の基本方針を承認していったり、教育活動について熟議・評価を行っていくということなんですけれども、例えばメンバーの中に学校管理職も入っているんですけども、この管理職というのはどこまでの人を想定されているんでしょうか。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 当然管理職でございますので、校長先生もしくは副校長先生といったところを想定してございます。

羽鳥委員

 あと、この御報告を聞いていますと、地域コーディネーターが果たす役割というのが本当に重要になってくるというか、この人がどのくらいの人たちを、ボランティアを組織して、どのくらい顔が広くて、それを学校運営協議会での協議の場で、この人にはこういう能力があるからこういった形で役割を果たしてもらいたいとかというふうに、ある種プレゼンのような、そういう能力まで、かなり多方面にわたる能力が求められるかなということで、非常に鍵となる人材だと思うんですけども、こういった人が果たしていらっしゃるのかというふうな、確保できるのかというふうなことは非常に懸念というか、心配というか、できるのかなというふうに思うんですけども、これについては、区はどのようにして確保していこうというふうに考えていらっしゃるのでしょうか。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 地域コーディネーターにつきましては大変重要な役割をお願いしていきたいというふうに考えてございますので、教育委員会事務局といたしましてもその配置をお願いする学校のほうと調整をしながら、人材といったところの確保に努めてまいりたいというふうに考えてございます。こういった活動をお願いする方は、当然ですが地域活動にも明るく、地域でこれまでもいろんな取組の中でいろんな方と関係があってよく御存知な方、また、学校の教育活動にも熱心で、学校との関係もこれまでもあるような方が望ましいというふうに考えてございますので、そういったところで学校と調整をしていくということになろうかと思ってございます。しかしながら、今までもこういった活動をされている方というのは地域にいらっしゃいますので、そういった中でお願いできる方ということを、これからも検討する中では配置ができるものではないかと考えてございます。

羽鳥委員

 ぜひともそういった方が地域にたくさんいることを、ちょっと今のところはそう願うしかないんですけれども、しっかり確保していただきたいなと思います。

 あと、この学校運営協議会というふうなものがきちんと成果を上げるためには、これも予算の分科会の際にお聞きをしたんですけれども、やっぱりこの条件整備、特に学校の先生たちがきちんと会議にあたれるような条件整備がやっぱり必要だと思うんですよね。中野区の教員の勤務実態というふうなところを見ますと、週60時間以上既に在校していらっしゃる方が、校長先生の場合には小学校で34.8%、中学校で50%、副校長先生ですと、小学校で78.1%、中学校で50%というふうになって、単純に見ても1日10時間を週6日やっているという人が、中学校では半数にも上っているというふうな実態なんですね。そうした中で、この学校運営協議会をどの程度の頻度でやるのかということにかかってくるところでありますけども、さらに在校時間が長くなるようなことになってしまえば、これは成果としてはかなり得にくいことになってしまうんじゃないのかなということを懸念するんですけども、区としてはどのようにお考えでしょうか。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 こうした新たな取組を進めるということで、学校の先生方の負担が増えるということがあっては、いわゆる導入するコミュニティ・スクール自体がうまく機能していないということになりますし、目的とは乖離をしていくことになりますので、そういったことがないような運営ですとか、あるいは、学校の先生の負担をどう軽減できるのかといったところにつきましては十分慎重に考えてまいりたいと思ってございます。

羽鳥委員

 予算の分科会の際にも言ったんですけれども、慎重に検討というだけでは、やっぱりこれは幾ら思いがあってもできない。文部科学省が2015年に行ったコミュニティ・スクールに関する実態調査というふうなところ、いろいろと結果をまとめられている先生もいらっしゃいますけども、そういったところを見ると、管理職のところでは負担が増加していないところほど成果があるというふうに認識されている先生が多いんですね。そういうところから考えても、本当に慎重な検討とかではなくて、この先生たちが担当することによって、本当に今おっしゃったように負担が増えることがあってはならないし、むしろ負担を減らして、本当に地域の人と一緒に考えて、どうやっていい学校をつくっていくかというふうに専念できるような体制をつくっていくことが、本当に条件の整備をしないと区が望むような成果を得られないと思うんですよ。この調査を見ると、月1回ぐらいは会議をやっているところが多いそうです。1回の会議は2時間とか、それぐらいやっているそうです。やっぱり先生にとっては本当に負担だと思います。ここは区としても校長や副校長先生とかから、どうすればできるかというふうなことをよく聞き取ってほしいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 当然この取組は、各学校もしくは中学校区ということで考えてございますので、学校の先生方のお考えなり御意見ということはしっかりと受け止めて進めてまいります。先ほど触れさせていただきましたが、検討会につきましては、小学校・中学校の校長先生の代表の方に入っていただきまして検討してまいりました。また、その内容ですとか、今後もそうなんですが、検討したことにつきましては、校長先生方の代表校長会といったところの場などを通じて報告をする中で、またそこでいろいろ御意見をしていただいて、すり合わせをしながら進めていきたいというふうに考えてございますので、私どもといたしましてもモデル校での導入につきましては、学校がよりよくなるために負担が増えることがないような、そういったところの検討を十分していきたいと考えてございます。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 学校の教員が現在も様々な教育活動を進める上で、外部の方を招聘して授業の内容の質を上げるというような取組を現在も行っております。このコミュニティ・スクールをスタートするに当たりまして、地域のそういう人材をより活用しやすくなるという点ですとか、または、地域のコーディネーターの方が御紹介していただけるという意味での安心感というのも増しますので、確かに教員の負担が増えるようなことというのは、働き方改革を進めながら負担にならないようには当然しなければいけないんですけれども、このコミュニティ・スクールがうまく機能し始めますと、確実に会議の回数も減っていくと思いますし、先生方にとってもメリットということでは出ると思いますので、逆に勤務時間等が減っていくというような面もあるというふうに考えていますので、現場の先生方の声も十分に聞き取りながらきちんと進めていけたらというふうに考えております。

羽鳥委員

 検討会のところに校長先生方が入られているということだったんですけど、逆にそういうところで懸念の声は出されなかったのかなとちょっと気になるんですけども、どうでしょうか。出されたりしていませんか。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 検討会の中では、様々な自治体の導入の例なども確認をしつつ、どういった形が中野に望ましい導入の仕方かといったところを中心に議論してきたところでございますが、その中で負担だというような、ある意味不安といった声は私の中では承知してございません。

羽鳥委員

 あと、先ほど指導室長のほうから、学校運営協議会が設置されて回が進んでいくことによって、勤務時間が減っていくこともあるんだというふうなこともおっしゃっている。これ、平成29年の、これも分科会のところで触れたんですけども、我が党選出の大平衆議院議員が文部科学委員会でいろいろやり取りをやっておりまして、それに対して当時の松野文部科学大臣が、学校運営協議会の設置を通じた学校と地域の関係の円滑化による教員の負担軽減の効果がうかがえますというふうに答弁されているんですよね。確かに地域の保護者との対応という中で、なかなか相互理解が進まない状況から対応の時間が長くなってしまうとかというふうなことは想像される。そういう中で学校運営協議会を進めていくことによって、そういった負担軽減の効果はあり得るかなというふうには思う。ただ、さっき触れた2015年のコミュニティ・スクールの成果に関する校長意識調査というところでは、複数回答であるにもかかわらず、このコミュニティ・スクールを実施したことによって、教職員が子どもと向き合う時間が増えたというふうに回答している校長は僅か17%しかいないんですね。こういったところから考えても、やっぱり先ほども言ったような条件の整備というのは欠かせないと思いますし、子どもたちのための学校というふうなところではぜひとも、重ねてではありますが、条件整備を求めたいと思います。

 また、子どもたちのための学校をつくるというふうなところでは、子どもの意見をやっぱりどう反映させていくのかなというところが気になるところではあります。メンバーには子ども、例えば生徒会であるとか、生徒代表ということは書かれていませんけれども、区としては子どもの意見を反映させるためにどのような取組をこの学校運営協議会で行うと考えていらっしゃいますか。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 子どもの意見ですとか考え、それから、当然子どもたちが毎日通う学校の運営の内容が議論の中身になりますので、当然そういった声をどう反映していくかというところは考えてまいりたいと思ってございます。想定している学校運営協議会のメンバーの中には、直接的に「子ども」という表現はございませんけれども、検討する中でそういった必要性といったところは話としてはございますので、生徒会からの意見なのか、アンケートなのか、あるいは、保護者が聞いてきたものを保護者会の代表として挙げていただくなのか、そういったところの工夫につきましては、モデル校を選定して準備をしていく中で考えてまいりたいと思ってございます。

羽鳥委員

 やっぱり仕組みとして子どもの意見を反映させる。それは、メンバーに加えるのか、それとも、例えば事前に、学校運営協議会の前には学校管理職と生徒代表と話し合う機会を設けるのかとか、いろいろ形態はあろうかとは思うんですけれども、仕組みとしてそういうのはやっぱり整えるということが非常に大事かなというふうに思います。それはアンケートとかでもよいと思いますが、やっぱりくれぐれも各教員の個人努力とか、ここで話を聞いたよというだけにやっぱりとどめないような取組にしてもらいたいなと思います。

 あと、学校運営協議会の委員のメンバーを任命というのは、どういうふうにして任命されるんでしょうか。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 こちらのメンバーにつきましては、調整を図りながら最終的には学校長が決定して、教育委員会が委嘱をするというふうに考えてございます。

羽鳥委員

 そうすると、地域とかから、じゃ、この人にやってもらいたいというふうな人は基本的に委嘱をされるというふうなことで考えてもよいですか。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 学校ですとか地域のことに十分、活動などを通じて把握をしていただいている方ですとか、学校のことに対しましていろいろ御協力や御発言などをいただいて取組を進めていただけるといったような方を、学校長などと調整しながら人選をしていきたいと考えてございます。

羽鳥委員

 あと、この取組は、やっぱり地域と学校をつくっていくというふうなことですから、この会議がきちんと地域住民に開かれたものになっているかどうかというふうなことも気になるんですけども、これは会議の公開とか議事録の作成とかというふうなことについてはどのように考えていらっしゃるでしょうか。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 当然、一定情報の開示といいますか、開かれた会議であるということは必要だと思ってございますが、ただ、子どもに関わるお話ですとか学校の、そういったところのどういった議論の内容になるかというところがございますので、今後モデル校を選定して内容の、学校運営協議会をどういった場合には非公開とするかといったようなところにつきましても考えてまいりたいというところでございます。

羽鳥委員

 確かに機微に触れる情報があるから、この場合には非公開がいいとかというふうな個別の判断はあろうかなと思います。全体として見ても、学校運営協議会というところでは、会議を公開して議事録もきちんと作成しているというところのほうがどうやら少数のようです。しかし、やっぱり地域で学校をつくるというふうな趣旨から考えると、やっぱり中野区には積極的な取組を行ってほしいなと思います。

 あと、この学校運営協議会の取組をやっぱり一部の教員の取組にしないというためにも、学校運営協議会とは何か、コミュニティ・スクールとは何かというふうな理解を、やっぱり教職員全体で広げていくというふうなことは必要かなと思うんですね。この2015年の調査とかを見ると、コミュニティ・スクールの指定校であっても、教職員の2割弱くらいはコミュニティ・スクールとは何なのか分からないというふうにお答えになっていたりするんですね。これじゃやっぱり、何でおまえ会議に出るんだというふうな教職員同士の対立にもなりかねないんじゃないのかなというふうに、みんな大変ですから思ってしまうんですよ。やっぱりこういったコミュニティ・スクールの意義であるとか、学校運営協議会の意義だとか、そういったことについてしっかり教職員で共有していくということが必要かと思うんですけども、いかがでしょうか。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 コミュニティ・スクールの導入につきましては、冒頭御報告をさせていただいたとおり、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の中で努力義務とされてございます。平成29年度に努力義務というふうにされたものでございまして、それ以降全国的にも導入が進んでいるという実態もございますので、当然それに向けて各学校も今後進んでいくということは御承知いただいているというふうに思ってございますし、内容につきましても私どものほうからしっかりと確認をさせていただいて、説明をして理解をいただくということが当然成功に結びつく必要な要件と考えてございますので、そういったところはしっかりと対応してまいります。

羽鳥委員

 今年度はモデル校2校の指定というふうなことですけども、中野区としては今後の展開についてはどのように考えていらっしゃるんでしょうか。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 今年度はモデル校として中学校区に(仮称)学校運営協議会設置ということで考えてございますので、その中学校区の中の中学校と小学校、複数校になると想定してございますが、その中で1中学校区のモデル校を立ち上げたいと考えてございます。次年度以降につきましては、そういった導入のモデル校の検証も継続しつつ、来年度につきましてはモデル校をまたさらに増やし、将来的には全ての小・中学校にこういった制度を導入するという考え方でございます。

羽鳥委員

 進める際にはぜひとも、こういったものをこの年度にはつくるんだというふうにスケジュールありきで、まあ、そんなことは考えていらっしゃらないと思いますけども、スケジュールありきで進めるということではなくて、やっぱり教員がこの学校運営協議会を担えるような体制であるとか、理解であるだとか、そういったものをしっかりとつくっていって、上からのスケジュールの押しつけにならないで、しっかり教員と一緒に進めていっていただきたいなというふうに思います。

河合委員

 報告ありがとうございます。

 かなり羽鳥委員が質疑してくれたので、聞くことも少なくなってしまったんですけども、学校運営協議会が中学校区に1つというところで、先ほどメンバーの選出の話がありましたが、校長先生のほうで最終的に人選していくという話だったと思うんですけど、学校運営協議会が中学校区に1つということは、中学校の先生がそれを担うということになるんですか。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 設置につきましては、学校運営協議会につきましては中学校区ということでございます。しかしながら、保護者ですとか地域住民といった方の中には、当然そのエリアの小学校のほうの活動ですとか、保護者の方ということがございますので、小学校の中の校長先生の御意見なども、当然その中には判断の材料とさせていただきたいと思います。

河合委員

 ありがとうございます。じゃ、校長先生の皆さんの合議が中心になって人選されるということでしょうか。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 そのように考えてございます。

河合委員

 ありがとうございます。やっぱりよく聞くところでいくと、やっぱり地域の人材というのはかなり一定の方に担っていただいていることが多く、非常に個別に御負担いただいている方がいるというところを非常に懸念しておりまして、また、このメンバーの中にもかなりそういう、既に活躍していらっしゃる皆さんにまた御負担がかかるのではないかなというところを多少懸念しています。そういう皆さんが、また、人に明るく、横のつながりを持っていらっしゃることも事実でございますので、そこをうまく新しい人材を入れる仕組みというのをやっぱり考えていってほしいな。どうやったら常に同じ方の御負担にならないように、新しい活動、新しい人材というのをここで見つけていけるかというところはしっかりと取り組んでいただきたいなと思っています。特に先ほどの資料のほうでは、地域住民、大学生という言葉が出てきて、非常にこういう若い方が今地域活動に関わって、具体的にこういう会議体の中に関わってきていることは少ないのかなと思っているので、そういう方がフレッシュな意見を持って入ってきてくださるというのは非常に歓迎したいなと思っているんですが、そこら辺は今後のモデル校の中で検討されていくんでしょうか。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 メンバーにつきましては、基本的にこういった資料にお示しした方を想定してございまして、具体的な人選につきましてはモデル校の中で決定していくということになろうかと思ってございます。先ほどお話に出ました地域の方のいろいろな御負担といったところは、私どもも課題認識は持ってございますので、こういった組織を立ち上げることで地域の方の御負担にならない、そういったところの十分な検討が必要だと思ってございます。一方で、学校支援ボランティアなどの活動につきましては、比較的若い方ですとか、通常地域の活動にはあまり参加されていないといった方もいらっしゃるという事実がございますので、今回のこの制度を一体的に取り組むということのメリットとしては、そういった人材の発掘ですとか裾野を広げるというところにも、もしつながるようなことがあれば、学校への協力に加えまして、地域のそういった活動にもお力をいただけるような方が出てくるのではないかと期待しているものでございます。

河合委員

 そうやって相互に地域と人材をうまく開発していくというところが進んでいくのは、もしかしてそういうことができれば、非常に地域にとっても将来の担い手の不足というところにもつながってくると思うので、ぜひ若い方、特に大学生とか地元の学校を卒業している方など、ぜひそういう方の意見を今後も入れるような取組を検討いただきたいと思っています。

 地域コーディネーター、先ほど羽鳥委員からも地域コーディネーターはかなり重要な役割を担うのではないかという話です。地域コーディネーターは、既に何か活動されている人とかになってくるんだろうなというところはやっぱりちょっと懸念されるところです。それもやっぱり、かなり柔軟な発想力で人をつないでいくというところにおいては、この地域コーディネーターの方は有償になってくるんですかね。もしかして、学校に入らなきゃいけない時間とかもかなりの回数とかになってくるんでしょうか。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 地域コーディネーターの方に対しましては、一定の報償費をお支払いするということを想定してございまして、今年度の予算上ではございますけども、月48時間、時間単価1,480円というところで予算を計上しているところでございます。他の自治体におきましてもこういった役割をお願いしている方の中には、元PTAの会長さんだった方ですとか、あるいは、学校の校長先生を退職された元校長先生、それから、地域活動にいろいろ御尽力いただいている方などが、地域コーディネーターとして活躍しているということで承知しているところでございます。

河合委員

 ありがとうございます。具体的に他地域で地域コーディネーターがどういう活動をされている方というのを今お示しいただいたのは、ああ、こういうふうな方がなるんだなというところで見えやすかったかなと思います。特に学校とかなり連携して地域コーディネーターさんというのはやっていかないといけなくなると思うんですけど、この方は学校に居場所みたいなのができるんですか。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 学校に一定のそういったスペースですとか、作業するようなデスクなどがあることが望ましいというふうには考えてございます。ただ、中野区の学校全てにそういった場所が確保できるかどうかというところがございますので、その学校、モデル校となるところといろいろ調整をしながら、一定その方たちの活動しやすいような環境については配慮していきたいと考えてございます。

河合委員

 ありがとうございます。ぜひ、かなりの実働が見込まれるような何か動きをしていただかなければいけない、重たい業務になりそうだなとちょっと見ていて思いましたので、その方が活動しやすいようにしっかり取り組んでいただけたらと思っています。

 基本的には、今中学校区に一つ学校運営協議会というふうになっています。中野区としては、中学校区で1つというのは全域で、今回のモデル校だけじゃなくて全域でそういうふうな考え方になっていくということですか。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 今年度のモデル校立ち上げは1中学校区というところで考えてございますが、将来的には全ての中野区の小・中学校においてこういった制度を導入してまいりたいと考えてございます。

河合委員

 ほかの自治体においても、およそ考え方としてはそういうふうな形態になっているところが多いんでしょうか。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 中学校区という単位で取り組むという自治体は少ないのではないかと認識してございます。中野区の場合は小中連携教育というこれまでの実績がございますので、こういった導入を考えたところでございますが、他の自治体においては1小学校区もしくは中学校区の中に、こういった学校運営協議会を設置しているというところが一般的と認識してございます。

河合委員

 ありがとうございます。そういう意味では、ほかの自治体とはちょっと違う形になり得るというところなんでしょうか。ちょっと具体的な、他自治体でこういうことをやっていたからそういうイメージがあるのか、これはちょっと新しい取組なのか、ちょっとそこのところだけ教えてください。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 23区で申し上げますと、既に16区がこういったコミュニティ・スクールを導入しているという実績がございます。一般的な形としては、各小学校もしくは中学校に学校運営協議会を設置しているという形がございますが、いわゆる小中一貫校といった形の場合は小学校・中学校が一体となっての教育活動ということになりますので、そういった場合については、小中一貫校の中に学校運営協議会を置くというようなことがございます。国の、法の中でもそういった場合に複数校の中で学校運営協議会を置くことができるというような規定になってございますので、中野区の場合には小中連携といったところを中心に考えたというところでございます。

加藤委員

 大体仕組みについてはほかの委員から御質問があったので、大枠というか、考え方というか、話を聞いていると何か地域包括ケアにも通ずるものがあるのかなというようにも思えて、今後児童館の在り方がどうなっていくか分からないですけど、小学校にキッズ・プラザ、学童クラブ、児童館がある程度なくなっていくという中では、小学校を中心にいろんなことが行われていく体制がほかの観点からもある。中学校も中核でやっていくということは、小・中学校を核に地域連携というものを考えていくというほうが、考え方としてスマートになるのかなといったときに、教育委員会だけでこれを考えるのではなくて、地域支えあいなどとの連携が必要になってくると思うんですけど、その辺はどう考えているのか、どういうふうに進めていくのかお伺いします。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 コミュニティ・スクール導入の社会的背景といたしましては、学校を取り巻く課題といったところもある一方で、地域社会におきましても家族形態の変化ですとか、価値観やライフスタイルが多様化しているというようなところがございますので、地域のつながりですとか、あるいは、希薄化などと言われるようなこともございます。そういった意味では、地域包括ケアといったところの課題にも通ずるものがあるというふうに認識は持ってございますが、まだ中野区といたしましては、このコミュニティ・スクール導入でモデル校立ち上げという段階にようやく至ったというところでございますので、その立ち上げの中で様々課題ですとか取組の成果などを検証しながら、それを今度は地域の中でどう生かし活用できるかといったところを引き続き検討してまいりたいと考えてございます。

加藤委員

 まだスタートアップのところなので、いきなりそういう方向というのは難しいと思いますし、現場のモデル校になるところの判断もあるとは思いますけど、あれはあれ、これはこれというのでいろんなものを縦割りで分けてしまうと、やっぱり大変になってしまうということもあると思うので、その辺は今後連携を図ることを区のほうが促してみてはどうかなと思うんですけど、その辺はどうですか。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 この制度導入に当たりましては、本委員会報告の後、町会・自治会ですとか地域の関係団体などにも説明をして理解をいただきたいというふうに考えてございますので、当然この制度、目的、どういった成果を見込んでいるかといったところについては、地域の方の御協力と御理解がない中では難しいというふうに考えてございます。そういった意味では、地域の方にとってもこれができることによってどういったメリットがあるのかといったところをしっかりお伝えする中で、将来的には地域社会における支え合いやつながりといったものが形成できるような、そういったところの一つのツールになればいいということで考えてまいりたいと思っているところでございます。

加藤委員

 子どもの地域包括ケアみたいな言葉が出ていたときがあったと思いますけれども、こういったコミュニティ・スクールの中で、学校にさえ行けば何か助けてもらえるみたいな分かりやすい、例えば乳幼児だって、例えば学童クラブとかキッズ・プラザとか午前中開いているから、これからのサービスとして午前中は乳幼児親子が通えるような形にするとかにして、そうすれば、学校に行けばそういう支えがあるなみたいなのを常に思って、これはこれ、この学年のときはここ、この月齢のときはこことかいろいろ分けられるより、何かあそこへ行けばやってくれるなみたいな安心感みたいなものを、区の縦割りの中でやるんじゃなくて、区民サイドから見たときにそういった考え方も一つあろうかなと思うので、そういうことを総合的に、この子ども文教委員会だけのくくりじゃなくて、区全体の重点プロジェクトとかに地域包括ケアがあるわけですから、その辺との連携を、やれとはちょっと現段階では言えないですけれども、何かそういったところも模索する必要があるのかなと。その一つを、一角を担う、もしくは全体を担ってもおかしくないぐらいのことが始まろうとしているんじゃないかなと私は思うんですけど、ちょっと答えはないと思いますけど、一応どうお考えかお伺いします。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 御指摘いただいた内容は、なかなか将来的なところまで、どこまで現段階でお答えできるかというところがございますけども、しかしながら、いわゆる子どもたちの安心・安全ですとか、地域の中で健やかに成長していただけるような環境づくりといったところは、学校に限らず地域全体で取り組む必要があるというふうに考えてございますので、地域支えあい推進部などの取組などと調整を図りながら、こういったコミュニティ・スクールの導入についても地域の方に喜んでいただけるようなものにしていきたいと思っているところでございます。

加藤委員

 この仕組みができると、地域のほうがいろいろと学校に対して要望というか、こうあるべきだろうみたいなのをちょっと言ってくる形が見えてくるわけですけど、そういったときに校長先生が、ある種いい意味でも悪い意味でもいろいろ権限をお持ちなんですけど、その辺はどういうふうになっていくのかなというのがちょっと気になるところですけど、現場としてどうなっていくと考えられますか。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 この学校運営協議会の主な役割といたしましては、その学校の運営の基本方針について地域の方の承認をいただくというようなところがございます。ですので、当然学校の校長先生方のほうから学校の方針といったところを説明して、理解を得ていただくというところが必要になってまいりますので、その中でいろいろ議論、協議があろうかと思ってございますが、学校の先生が地域の方とこういった取組を進めるということでは、双方の理解ですとか納得、それから、信頼関係をつくって進めていくということが大事になりますので、これは必ずしもマイナス要素ではなくて、地域の方に学校の運営を理解していただくことで、御協力もしていただきやすくなるのではないかと期待しているところでございます。

加藤委員

 その辺は、今まで現場の、地域の声を聞いていない校長がいるとも思っていないので、うまくやっていくとは思うんですけど、より地域の声が反映しやすくなっていくだろう中で、ある意味教育委員会が守ってあげないといけないところもあるかもしれないし、それによってよくなることもあると思うので、その辺はうまくノウハウを築いていっていただきたいなと思います。

 あと、ちょっと自分の経験で、今、高校のアメリカンフットボール部の後援会と、あと、中野区ラグビーフットボール協会という、似たようなハードなスポーツではありますけど、それの関係でいろいろ地域でイベントをやらせてもらっているんですけど、前者のアメフトのほうは高校生が中心に小学生に指導している。後者のラグビーフットボール協会は、若くても50歳ぐらいの人で、参加人数はあまり変わらなかったんですけど、校長先生からお話を聞いたら、高校生に教えてもらっているということが、その競技の中身というよりは、近いお兄ちゃんと遊んでいるほうが楽しかったという答えというか、比較したときにそういうのがあったんですよね。そうしたときに、やっぱり地域の方々が子どもたちのためにいろいろとやっていただくのもいいんですけど、やっぱり年ができるだけ近いほうが、子どもたちがさらに生き生きするのかなというふうに考えたときに、地域によってはなかなか難しいと思いますけど、高校との連携みたいなのももう少しあってもいいのかな。大学生というのはここに文言でカラー刷りのところに入っているので、やれるところはやるんでしょうけども、何かそういったところを積極的にやっていったほうが、子どもたちにとって、また、学校が、高校とかも地域貢献できるとか、そういったのもあると思うので、ちょっとその辺間口を広げていただけたらなと思いますが、いかがでしょうか。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 ありがとうございます。やはり子どもたちとしますと、地域の大人たちプラス地域でいろんな活動をしている身近な高校生たちとの関わりというのも、やはりいろんな面で子どもたちの、例えばコミュニケーション能力を引き上げることですとか、または、自分の将来の姿というのをイメージしやすくなるといったような点で非常にメリットがあるというふうに考えます。中学生ぐらいになりましたら、やはり子どもたち自身もサポートを受ける側から地域に貢献していく側に少しずつ変わっていくような機会も増やしていけたらというふうに思っていますので、ぜひそんな機会も地域の人たちの協力を得ながらつくっていけたらというふうには思っているところでございます。

白井委員

 先ほど来、まず導入のモデル校が中学校区域という話だったんですけど、そこに通う小学校にもコーディネーターは配置されるんですか。あくまでも中学校1校だけになりますか。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 地域コーディネーターにつきましては各学校に配置と考えてございますので、小学校と中学校それぞれに配置をしてまいりたいと考えてございます。

白井委員

 学区域によってなんですけども、一部の子どもたちが通うエリアというのがあります。その中学校区にある小学校には全て配置されるというイメージでいいですか。要は、小学校に配置されるんだけども、連携しない学校にも配置される状態にもなるということでいいんでしょうか、小学校においては。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 今回の中学校区での配置という考え方につきましては、その中学校と連携されております小学校ということをベースにしておりますので、中野区の場合は、小中連携の教育は、連携教育学校と準連携教育学校というような形を取ってございますが、今回この学校運営協議会の中につきましては、連携をしている小学校ということを対象としたいと考えてございます。

白井委員

 それで、この人たちの待遇といいますか、先ほどあったのが、月48時間を最大として時給1,480円。マックスで計算すると7万円ちょいぐらいなんですよね。コーディネーターの人たちの、先ほど来他の委員のお話にも出ていますけど、非常にこの方々の立場が重要であるのは間違いないんですけど、逆に言うと、その重要な職務をやっていただくのに7万円程度の手当、月48時間ぐらい限定でと。果たして本当にこの待遇で、しかも、それだけ重たい任を背負っていただく方が、さらに、調整の役割の難しさを考えると、該当者は本当に出るのかなと。どういう人が他の自治体ではといったときに、元校長、元PTA会長という話が出たんですけど、やっていただけるのかな、本当にと思うところがあります。

 ちょっと角度を変えて、そもそもこの地域コーディネーターというのは、国か東京都だったかな、助成制度が活用できますよね。幾つか条件があるんですけど、要は新たに人を投入するという構えによって初めて助成、要するに補助金が出るんですけど、これ、区はこの7万円ちょっとぐらいの財源構成、どのように考えておられるのか、ちょっと教えていただけますか。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 今回の導入につきましては、中野区型ということで想定をしてございまして、国の指定するものではなく、東京都の補助金を使ってこういった地域コーディネーターの報償費といったところを予算措置しているものでございます。

白井委員

 国だと幾らぐらい出るのか、都だと幾らぐらい出るのか教えてもらえますか。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 東京都の補助金につきましては3分の2の補助がございます。こちらにつきまして東京都の考え方といたしますと、将来的には国の形に移行する段階的な取組ということで補助というものが設置されているものでございます。国のほうにつきましては同程度、3分の2なんですが、国の場合につきましては、それ以外にいわゆる事務経費、そういった通信費などの補助もあるというところでございます。

白井委員

 3分の2プラス事務経費が国は出るというんですけど、あえて今回都を採用しているのは、国の基準よりも緩やかで済むから都のやつを導入ということなんですか。どの辺を緩やかに見ているというか、将来的には国のほうをということなんでしょうけども、あえてこの東京都型にしている理由と、どの辺を勘案したのか教えていただけますか。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 今回は中野区型ということで、国の指定するような法定型ではございません。特徴といたしましては、まず9年間を通した学校の運営方針を承認するということで、国の形でいいますと学校が作成した学校運営の基本方針ということで、それぞれの学校のものをベースとするものでございますが、中野区の場合の小中連携教育といったところをまず承認をいただきたいというところを中心に考えてございます。それから、教育委員会または学校長に意見を述べることができるという規定が国の法定型にはございますけども、中野区といたしましてはそういったストレートなものではなく、教育活動について熟議・評価を行っていただくということで、学校運営協議会の中でしっかり議論をいただいて、理解、それから、関係の構築を図っていただきたいというところで違いを持たせているところでございます。

白井委員

 そうすると、うちは小中連携教育を考えているので、小学校・中学校の6年・3年という考え方じゃなくて9年でやっているので、まずここは条件が変わりますよと。将来的に目指すというと、うちは、じゃあ、小中連携教育をやめるんですかという話になっちゃうんですけど、もう一方で権限の話がありましたね。直接学校長に物が言える立場、これを今回は入れていないということになるんですか。あくまでもサポート。そうすると、これは、将来的には物を言えるようにするという意味合いになるんですか、この点は。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 モデル校につきましてどういった取組ができていくかということを見定める中で、導入につきましては各学校が導入しやすいというようなところに重点を少し置いたというところと、今後、国の法定型にすると変更などが難しいということもございますので、モデル校の中で課題などを洗い出して、そこを改善しながら国の法定型にしていくための準備として段階を踏んでいるというところでございます。

白井委員

 あくまでもモデルということなんですね。少しワンクッションを置いているわけね。一旦固めてしまうと、なかなか身動きが取れなくなってしまうからということなんでしょう。最終的なお話でいうと、本当に地域コーディネーターに該当する人がどれだけ採用できるのかというのと、全小・中学校に配置を目指していくとなると、なかなかこれも大変なんでしょうね。一方で、今回はまだモデルだし、どういうケースにするかという検証段階もあるでしょう。ただ、じゃあ、いよいよスタートしますよといったときに、今度は逆のパターンも考えられて、その学校では大変すばらしい人が採用できたかもしれない。ただ、ほかではなかなか難しいんだといったときに、置かないわけにはいかないから採用するという逆のパターンにもなるわけですよ。その心配がもう既にあって、さて、本当に全ての小・中学校で大変すばらしい人材の確保ができるかと考えると、そうすると、この待遇面で大丈夫でしょうかというふうにちょっと話が戻ってくるんですけど。ちなみに、これ、マックス、これ以上の補助金の金額は乗せられない形になるんですか。やろうとすると、区は独自財源を積んで、採用しようとしているコーディネーターの方々の条件を変えるというふうになるんでしょうか、教えてください。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 今年度の予算につきましては、先ほど御説明したような予算としてございます。今後導入していくモデル校の中で、地域コーディネーターとして活躍いただく方の御負担ですとか実態なども見極めつつ、この予算で十分なのかどうなのかといったところは慎重に検討して、これでやっぱり不足であるとか、人材確保が難しいというような課題がございましたら、一定の一般財源といったところも考えていく必要はあるかと考えてございます。

白井委員

 その辺はまだ幅を置いているということね。ちょっと別件で、某副校長先生と某校長先生と、たまたまちょっと懇談する機会があって、せっかくなので、実はこういうことを区は現在検討しているんですけども、お話は聞かれていますかというところでは、聞いていますというところから、率直にちょっと感想を教えてくださいと聞きました。意外と評価というか期待値が高かったですよ。どんなものでしょうかという話をしたんですね。ただ、意味合いからいうと、どちらかというと学校の事務的な部分を非常に支えてもらえるという意味合いが強くて、私たちの仕事量を大幅に減らしてもらえるんじゃないかという、そういう期待が大きいのかなというふうに見えました。どんな人がいいんでしょうかと言ったら、やっぱり学校の教職員の現場を知っている人たち、OBみたいな人たちが来るとありがたいと言ったんですけど、元PTA会長とかだとちょっとタイプが違うのかもしれないですね。どういう立場の人が来るにしても、最終的には連携して子どもたちを支えられるようにですし、一方で、現場の校長、副校長、特に副校長ですね、事務処理であっぷあっぷされている状況なので、人が入っていただけるならそれだけでもありがたいというお話もありましたので、やっぱりこの辺はしっかり支えていく必要があるんだなと思います。いろいろ課題があってなかなか、はい、そうですか、これはぜひという感じにはならなくて、よくもんでいただく必要があるところもあるかなと思うんですけども、まずはモデル段階です。ぜひ、中野区型と言われていますので、しっかり努めていただきたいなと思います。最後は感想です。

いながき委員

 1点.今、中学校区ごとに開催されている地域の会議体として、例えば地区懇談会というのがありまして、次世代育成委員さんが活動されていると。今回のこの学校運営協議会で教育活動についての熟議・評価とか、そういったことはこの地区懇談会ではもちろん入っていないと思うんですが、それ以外の部分は結構かぶるところもあるんじゃないかと。そして、この地区懇談会に出席されているメンバーは、またほとんどこの学校運営協議会のメンバーと、スライドじゃないですけれども、そういった感じがします。先ほど河合委員も地域の方の負担が増えるんじゃないかということで、この地区懇談会というのはこのまま継続し続けるということなんでしょうか。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 地区懇談会ですとか、そこの運営をしていただいている次世代育成委員の方々との調整につきましては、所管する育成活動推進課と今後調整を図ってまいりたいと考えてございます。御指摘のとおり、地区懇談会につきましてはメンバー構成が似通っているということもございますので、今後どういった形が望ましいのかといったところは考えていかなければならないと考えているところでございますが、現状の地区懇談会については、小・中学校に限らず0から18歳までというところで、幅広い年齢の子どもたちの育ちといったところが協議のテーマになっているというふうに認識してございますので、そういったところの必要性はこれからも続くものかなというふうに考えているところでございます。また、今年度につきましてはモデル校で、1中学校区ということで取組を始めますので、他の学校区におきましては大多数がそういった立ち上げにはまだ至っておりませんので、地区懇談会について今すぐ何らかの見直しですとか変更ということは難しいだろうというふうに私どもは考えてございます。

いながき委員

 やはり皆さんおっしゃっているように、この地域コーディネーターという方を発掘して業務に当たっていただくというのは、これだけの人数を集めるのはなかなか大変かなと思うんですが、それこそ区が地域に飛び出す職員といってアウトリーチの方とかいらっしゃいますけれども、それぐらい本部とこの学校運営協議会、両方の仕事をしなきゃいけないようにも思います。また、職員の方はほかにもいろいろお仕事があるんでしょうけど、教育委員会で退職された教員のOBの方とか校長先生の方を、会計年度任用職員ですとかで採用して配置してもいいくらいのお仕事量にもなるのかなとも思うんですが、その辺についてはどうお考えでしょうか。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 地域コーディネーターの人選につきましては、様々な課題ですとか、これから難しいといったことが想定もされてございますので、幅広くそういった人材を確保していくということの視点は持つ必要があるかと思ってございます。ただ、一方で、会計年度の任用職員などの配置ということになりますと、いわゆる教育委員会ですとか区の決めた体制の中で動いていくということがありますと、地域の理解ですとか、そういった関係性が難しいというところも懸念はされるところでございますので、慎重に判断してまいりたいと思ってございます。

委員長

 他にございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 委員会を休憩します。

 

(午後2時58分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後3時20分)

 

 それでは、次に5番、中野本郷小学校校舎等整備基本構想・基本計画の策定についての報告を求めます。

青山教育委員会事務局次長

 それでは、中野本郷小学校校舎等整備基本構想・基本計画の策定について御報告いたします。(資料7)これにつきましては、せんだって第1回定例会におきまして案を御報告した後、区民説明会を行いまして最終的な基本構想・基本計画として策定したものでございます。

 まず、御報告資料の1番、基本構想・基本計画でございますが、これは別添のとおりでございまして、せんだっての案からの大きな変更はございません。それで、報告資料の3番のところを御覧いただきますと変更点が記載してございます。これにつきましては、参考文献を最新のものを記載させていただいたというようなことですとか、それから、その他表記を修正させていただいたといったところでございます。説明会の意見を受けての変更というのは特にございません。

 それで、一つ番号をお戻りいただきまして、2番としまして説明会の実施結果でございます。これは別添資料の2番を御覧いただければと思います。説明会につきまして、3月26日(土曜日)の午前と、それから、28日(月曜日)の夜間に鍋横区民活動センターで実施をしております。延べ15人の参加者がございました。

 説明会で寄せられた主な意見と、それに対する区及び教育委員会の考え方を記載してございます。

 まず、1番、2番につきましては、工事に伴う近隣への影響等ということで、工事中の車両の動線がどうなるのかといったようなこと、あるいは、建築物の日照への影響といったようなことでございます。工事開始前には改めて説明会をさせていただくといったようなことですとか、建築につきましては法令条件に適合した形で行っていきますということをお答えしております。

 それから、3番、4番については、工事期間中の代替校舎への通学でございます。通学に当たってスクールバスを導入してほしいといったようなことですとか、その場合の条件等についての御意見でございます。通学の安全対策については現在検討中でございまして、令和5年度を目途に方針をまとめたいと考えてございます。

 それから、その次のページの5番でございますが、今回の中野本郷小学校の工事終了後に近隣の第二中学校の建て替え工事も今後行われていくといったようなことがございます。その際には、今回と同じ中野第一小学校の跡施設を代替校舎として使うということを想定しておりまして、学年によっては小学校在籍中、それから、中学校在籍中にもこの代替校舎に通うお子さんが出るのではないかといったような御意見でございます。確かに学年によってはそういったお子さんも出てくるということで、その期間が、例えばあまり近接しないような形の配慮ですとか、そういったことも今後考えていかなければいけないというふうに考えております。区立小中学校施設整備計画については5年後を目途に見直しをすることとしておりますので、今後の状況等も踏まえて条件等の整理をしていきたいというふうに考えております。

 それから、学校の環境の関係です。6番、7番でございますけれども、自然教材園を現在の形で残してほしいといったようなこと、それから、建設に当たっては木材を積極的に利用してほしいといったようなことでございます。自然教材園については、既存の環境を極力残して改修を行うといったこと、それから、内装や本棚などの什器類に木材を積極的に利用したいと考えております。

 それから、8番につきましてはプールについてでございますが、近隣の第二中学校のプールを借りれば中野本郷小学校にプールを設置する必要はないのではないかといったような御意見です。ただ、仮に第二中学校に通う場合に、その間の移動に係る安全対策ですとか、それから、その分時間がかかってしまって授業時間が削られてしまうといったような課題がございますので、中野本郷小学校にはプールを設置するということで考えております。

 それから、次のページの9番のところで、校庭を人工芝にすることでマイクロプラスチックの流出の問題があるのではないかといったようなことですけれども、これにつきましては排水溝に工夫などを行って、極力流出を防ぐといったような措置をやっていくということでございます。

 それから、その次のページを御覧いただきますと、13番で学校の動線と地域開放に係る利用者動線との分離、校舎内の安全対策といったようなことでございます。これにつきましては、明確なセキュリティラインを設けることですとか、電子錠、それから、防犯カメラ等を設置して安全対策を取ってまいります。

 それから、基本設計や工事について住民が説明を受ける場はあるのかという御質問で、設計、それから工事を行うに当たっても説明会等を実施する予定でございます。また、改築推進委員会というものを設置しておりまして、こちらには地域の方やPTAの方から委員として御参加いただいておりまして、御意見等を伺っているといったようなところでございます。

 最初の資料にもう一度お戻りいただきまして、4番の今後の予定でございます。令和4年度から令和5年度にかけまして基本設計・実施設計を行いまして、令和6年度から令和8年度にかけて現在の校舎の解体、それから、新校舎等の建設工事、それから、令和8年度中に新校舎の供用を開始するという予定でございます。

 御説明は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対する質疑はございますか。

加藤委員

 ちょっと陳情的に相談を1個いただいていて、ここで聞くのが妥当か分からないんですけど、グリーンガーテンに接している民地に桜の木があって、再整備する上でそこの木を切らないといけないみたいな話を区から受けたと言っているんですけど、民地に入っていても何か空中権を侵していたりすると、工事車両が通るか何か分からないんですけど、その辺は御担当がいないから分からないですかね。ちょっとお伺いします。

青山教育委員会事務局次長

 現場をいろいろと担当している職員のほうでちょっと確認しましたところ、今おっしゃった該当の樹木自体は隣地のほうに生えていてというようなことだそうでございます。それが、例えば幹ですとか枝の部分がかなり学校のところに出てきてしまっていると。それから、一部根っこの部分も学校の土地のほうに入ってきているといったような話を聞いております。そういたしますと、今後学校のフェンス等の工事を行っていく際にどうしても支障になってしまうということが考えられますので、今後ちょっと御相談しながらになりますけれども、一定程度学校の工事をきちんと行うためには、場合によってはその木を切らせていただくとか、そういったようなことも必要になってくる可能性がございます。

羽鳥委員

 この説明会のところの意見の5番のところ、今、次長も御説明されたところでありますけども、確かにどちらも仮設の校舎というふうなところで、それもそうなんですけれども、代替校舎のところによってやっぱりかなり通学の区間が長くなってしまうというふうなこともあるんじゃないかなと思うんですけども、こうしろと言っているわけじゃないんですけど、例えば中学校と小学校の工事を逆にするとか、そういったことというのは考え得るものなんでしょうか。

青山教育委員会事務局次長

 これ、小中学校整備計画の現在のものの一つ前の段階で、もう既に中野本郷小学校を先にやって、第二中学校をその後にというふうに決まっていたようでございます。それで、どのような経過でそのように決まったのかということもちょっと調べてみたんですけれども、その順番にした根拠というのを明確に示すものはございませんでした。ただ、一つ想像できますのは、代替校舎が元は小学校の校舎だったということで、そうしますと、小学校の代替校舎として先に使うほうが、代替校舎側の準備のための改修工事にあまり手間がかからない、経費もかからないといったようなことがあって、その理由で恐らくその順番にしたのではないかというふうに考えております。現在、基本構想・基本計画等も進めておりまして、もともと中野本郷小学校の計画は2年遅れているというようなこともありますので、これ以上遅らせるというわけにもいかないということで、計画としてはこのまま進めさせていただきたいと考えております。

羽鳥委員

 分かりました。なかなか、今お話を聞いていると苦しいところもあるなと。子どもたちにはなかなか申し訳ないところはあるかなというふうなことも思いました。ちょっとこの中野本郷小学校に関わらない――関わらないというか、だけに関わるものではないんですけども、最近よく地域とか歩いていますと、学校の建て替えに関していつから工事が始まって、この工事はいつになって校舎がどうなるのというふうなことを結構よく聞かれるんですね。うちの地域、旧美鳩小学校跡地の明和中学校とか、鷺宮小学校・西中野小学校統合新校というふうなところで、どういう校舎の配置になるのと。やっぱり地域住民の人にとってはなかなか気になるところだと思うんです。例えば、防音壁ができてからとかでもいいんですけども、例えばこういうふうな校舎になって、こういう日程で工事をやっていきますよというふうな大まかなものですとか、ちょっと掲示できたりしないかなというふうなことを思ったんですけれども、いかがでしょうか。

青山教育委員会事務局次長

 先ほどの御説明の中でもちょっとありましたけれども、設計ですとか工事の段階で近隣の方に対して説明会を実施するということで考えております。何らか、掲示等ができるかどうかはちょっとそれに合わせて検討させていただきたいと思いますけれども、いずれにせよ、関係する方々にはどういう計画になっているのかというのが分かるような形ではやっていきたいというふうに考えております。

羽鳥委員

 毎回参加されている方はすごく少ないわけで、なかなか地域の人、みんな知っているかというと、近隣の方ですら知らないというふうなことが、ましてや学校と接していないというふうになれば、説明会にも出ないわけですよ。そうしますと、何か工事が行われているけども、一体どうなるんだろうか。でも、調べるほどではないんだけれどもというふうな方が結構いらっしゃるんですよね。そうした人たちに、説明というわけではないけど、やっぱり区としてはこういうふうに考えていますというふうな情報発信をしていくというのが、やっぱりこれは一つ区の姿勢というか、区への信頼を高めるものにも私はなろうかなと思うので、ぜひとも、やり方とかいろいろあると思うんですけど、考えてもらえたらうれしいなと思います。

河合委員

 多分前回もちょっと聞いたかなと思うんですけど、本町六丁目辺りからやっぱり通学は非常に大変かなと考えます。スクールバスの検討について、こちら書かれていますけど、今検討中ということなんですけど、もし課題があるとしたらどういうところに課題があるんでしょうか。

濵口教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 スクールバスの導入につきましては、御要望もいただいているところでございますので、様々情報を収集しているという段階でございます。課題といたしましては、バスの、いわゆる乗り降りをするために滞留するためのスペースですとか、バスを駐停車させるために道路に一定時間止め置くということがどこまでできるかといったところ、それから、先々の問題になりますけども、どういったエリアの方を対象とするかといったところの検討が課題だと考えてございます。

河合委員

 ありがとうございます。通学もそうなんですけども、実際に、じゃあ、学校がここになったとして放課後どうしていくかというところ、ちょっと課題なんだろうなというのを感じています。例えば、学校近隣に滞在して親が迎えに行くのかとか、逆にやっぱり中野本郷小学校のほうまで帰ってきてもらってからのほうが安心だねとか、いろいろ放課後の子どもの居場所というところは難しい問題になってくるかなというのを、これを見ながら考えたんですけど、中野本郷小学校の仮校舎には学童クラブは入らないんですよね。

細野子ども教育部育成活動推進課長

 旧向台小学校の中野第一小学校跡施設のほうへの学童クラブの設置については、現在のところは考えておりません。

河合委員

 ありがとうございます。今ある、例えばこれ、小学校区外に小学校が移動するんですけど、中野本郷じゃない小学校区も含めると、この地域というのは、学童クラブの待機なども含めて、ここの地域全体においての子どもを受け入れられるだけの需要数というのは大丈夫なんでしょうか。

細野子ども教育部育成活動推進課長

 現状、令和4年度の、今年度の当初の状況で、中野第一小学校区においては、中野第一学童クラブについては11名ほど待機児童がございます。一方で、朝日が丘児童館併設の桃園学童クラブと、あと民間のトレジャーキッズについてはまだ余裕がある状況で、校区全体としては受入れができている状況でございます。中野本郷小学校区においても、現状のということでございますが、宮の台児童館の中野本郷学童クラブと、あと民間のにじいろほんごう学童クラブを合わせてほぼ需要数と同等の定員を設定できているので、この学区内においては学童クラブの需要は満たせているのではないかというふうに考えております。ただ、今後校舎の移転に伴って保護者さんの御希望などが変化する可能性はございますが、校区全体としてはこの需要は満たせるものというふうに考えてございます。

河合委員

 ありがとうございます。ちょっと今の段階で、どこの学童クラブやキッズ・プラザの需要が高くなってくるのかというのが見えない。分かりにくいなど、実際どうなっていくのかなというところは分かりにくいところですが、学校移転で非常に御迷惑をかけるところなので、なるべく保護者の方の御希望に寄り添えるような考え方や、どういうところでそういうふうに希望を、ちょっとうまくやっていけるのかというのはあるかと思うんですけど、なるべく丁寧にそこは進めていただきたいなと思っておりますが、いかがですか。

細野子ども教育部育成活動推進課長

 今後の需要予測というのも、もっと精査していかなければいけないところではございますが、今後放課後の居場所としては児童館もキッズ・プラザも学童クラブも一体となって、この御要望に合わせて、お子さんの成長に合わせて選択していただければというふうに考えております。そこの効果的な居場所をつくるために、今後児童館の利用者や学童待機となっている保護者さんにも、この後実際どのように過ごされていますかといったような調査も実施させていただいて、そういった声も踏まえながら効果的な放課後の居場所を設置していきたいというふうに考えてございます。なお、今予定しているものにつきましては、この後また時期を見まして本委員会においても御報告をさせていただきたいというふうに考えてございます。

加藤委員

 ちょっと認識がゼロなので教えてもらいたいんですが、置き勉というのは可能なのかどうかということ。ちょっと改めて、全然認識がないので教えてください。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 全てを置いていくということではないんですけれども、子どもたちが家庭での学習に必要なものにつきましては持ち帰るようにということで指導していますが、それ以外のものについては学校にきちんと保管して、置いておくということも可能でございます。

加藤委員

 保管して、ロッカーに鍵とかなく、普通に置けるということなんですか。まあ、みんな同じのを持っているから盗むというのも、いじめがない限りないのかもしれないですけど。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 教室に施錠ができて、施錠しているような学校も中にはございますが、基本的には、放課後は学校の中に子どもたちが入らないような校舎のつくりになっているところにつきましては、きちんと自分のロッカー等に保管というか、置いていくということは可能になってございます。

加藤委員

 タブレットがある中で、オフラインでも御家庭でできる課題みたいな、もうタブレットさえあれば、そのためにどんどんというのもあれですけど、やっぱりスクールバスが必要だというニーズのところに、かなり教材を運ぶのが大変というのがある中で、そこら辺を特に何か工夫できる余地はあるのかなと。ちょっとどうですかね。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 今後、またデジタル教科書等も入ってきますので、どこまで教科書をきちんと毎日持ち帰るかというあたりは、各学校のほうでもいろいろ検討していただきながら、子どもたちの負担にならないような形で、ぜひ登下校の際の荷物についても検討はしてもらいたいというふうに、また学校のほうにも伝えていきたいと思っております。

白井委員

 他の委員からもありましたけども、やっぱり私も5番ですね。中学校と小学校、両方とも建て替えの期間に当たるという。もともとの当初計画からずれ込んでという状況で、先ほど御説明もありましたけど、今後の見直しの中でぜひ配慮をお願いしたいと思います。

 それから、この特徴的なグリーンガーデンについてなんですけど、今まで現地を見たことがなかったので、お話は聞いていましたし、写真では見たことがあったんですけど、実際ちょっと現場を見てきました。本当に広いなというのと、こんなのはほかにはないなと改めて確認させていただいたところです。お話もお伺いして、一方、非常に贅沢な空間と、非常に自然味あふれる大きな大きな教材でもあるんですけども、一方、なかなか日常の手間が先生方では追いつかなくて、ただでさえ、平時でさえ鬱蒼としてくるという状況があるみたいです。先ほどの報告でいうと、まさにこれから地域コーディネーターさんの仕事だなと思ったところでもあるんですけど、気になるのは、建て替えに当たって新校舎に移る間に2年半ぐらい、令和6年、令和7年、令和8年の真ん中ぐらいになっているんですけども、放置状態になります。これで残してほしいという意見がたくさん出ているんですけど、単純に考えると、工事の真横に子どもたちを入れるわけにいかないだろうし、安全確保もあるでしょうし、それが果たしていいのかと考えると、多分放っておくと鬱蒼とした森になってしまうんだろうなと思います。各学年別にそれぞれの子どもたちがいろんな植物を育てたりとか、やっているところなんですけど、あそこが仮になかったとしても、周りの庭園状態になっているものも手入れしてあげないと、多分死に絶えるなという状況だと思います。学校の整備と同時にこのグリーンガーデンを維持しようとすると、どのように手を入れていくのかというところも予算立てだとか仕組みを考えてあげないと、学校が出来上がったはいいけども、本当に森しか残っていない状態になると思うので、ここも配慮が必要かなと見てきて思った次第です。改めてこの点もぜひ御配慮いただきたいと思いますけども、お伺いをいたします。

青山教育委員会事務局次長

 確かに工事期間中は、基本的には外部の方は入らないような形になりますので、ただ、この自然教材園、グリーンガーデンは非常に貴重なもので、新校舎においても生かしていくということになっておりますので、その間の管理についても今後の設計工事等を考えていく中で、全体の管理の中で配慮してまいりたいというふうに思っております。

委員長

 他にございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了いたします。

 次に、6番、平和の森小学校校舎等整備基本構想・基本計画の策定についての報告を求めます。

青山教育委員会事務局次長

 それでは、平和の森小学校校舎等整備基本構想・基本計画の策定について御報告いたします。(資料8)こちらにつきましても第1回定例会で案を御報告させていただいて、その後地域説明会を実施して、基本構想・基本計画として策定したものを御報告するというものでございます。基本構想・基本計画の本体資料は別添のとおりですので、これは後ほど御覧いただければと思います。こちらにつきましても特に大きな内容の変更はございませんで、先ほどの中野本郷小学校と同じように最新の参考文献を記載したりですとか、それから、表現を一部修正したりといったような内容でございます。

 それで、説明会の実施結果でございますが、こちらは別添2の資料のほうを御覧いただければと思います。3月23日の夜間、それから、27日(日曜日)の午前中に新井区民活動センターで実施いたしまして、延べ28名の御参加がありました。説明会で寄せられた意見と、それから、それに対する考え方を記載しております。

 まず、1番につきましては、学校の整備でございますけれども、児童数の増加も十分見込んでいるのかといったようなことでございます。新校舎の供用開始予定の年度におきましては、全体で24学級というふうに推計しております。中野駅周辺のまちづくり事業が進んだ場合に、さらにこれに加えて二、三学級が増加すると見込んでおりますので、合わせて26~27学級になる可能性がございます。今回の計画の中では、普通教室は30教室計画しておりまして、ほかに普通教室に転用可能な部屋を3部屋ほど用意しておりますので、十分対応できるものというふうに考えております。

 それから、3番のところで、新校舎の整備コンセプト「子どもと教科と社会を「むすぶ」新校舎」ということについての意味でございます。これにつきましては、学校規模が大きくてスペース的に余裕がある部分が出てまいりますので、例えば普通教室と廊下をつないで広く使えるワークスペースを整備するといったこと、それから、職員室の付近の廊下の辺りに児童と教職員のためのコミュニケーションラウンジを設置するといったようなこと、また、地域が活用できる部屋を整備するといったような内容ということでございます。

 それから、2ページ目を御覧いただきますと、その中では特に8番、9番の辺り、通学に関する御意見でございます。8番は、学校敷地の南側の部分でございますけども、道路の道幅が狭いので通学路にしないでほしいといった御意見ですけれども、通学路につきましては開校前に学校と保護者、地域、それから、警察ですとか道路管理者などと実際に現場を見て点検をして決めていくということになりますので、安全対策は適切に行っていくということでございます。それから、9番は、逆に北側のほう、東京都の下水道局に面したところでございます。こちらの通路、現在のように使えるようにしてほしいということと、それから、この通路側に学校の正門を作ってほしいという御意見でございます。この通路につきましては、引き続き使えるように東京都と協議をしてまいりますが、あくまでもこれ、道路ではなくて東京都の所有地でございますので、そこに面して門を作るといったようなことはできないということで、そういった計画はしていないということでございます。

 それから、その次のページ、3ページを御覧いただきますと、12番のところで学校の緑の関係です。緑が少ないので人工芝をやめてほしいといったような御意見ですけれども、校庭以外の場所でも敷地内に植栽帯を整備するなど、可能な限り緑を整備して環境も配慮していきたいというふうに考えております。

 それから、最後に14番のところで、学童クラブ、それから、キッズ・プラザのスペース、定員等の関係でございます。学童クラブ定員は100名とする予定でございまして、仮に定員を上回る場合には近隣の民間学童クラブを御案内してまいります。また、キッズ・プラザは、専用の活動室だけではなくて、校庭ですとか体育館、それから、その他の学校の施設を活用した運営を行っていくということで考えてございます。

 それでは、最初の資料にお戻りいただきまして、4番の今後の予定でございます。令和4年度から令和6年度にかけまして基本設計・実施設計、それから、建設予定地内の現在ある建物の解体工事を行います。それから、令和6年度から7年度にかけまして、旧中野刑務所正門の移築関連の工事を実施いたします。それから、令和7年度から令和9年度にかけて新校舎の整備工事を行いまして、令和9年度中に新校舎を供用開始するという予定でございます。

 御説明は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了いたします。

 次に、7番、令和4年度教育管理職の異動についての報告を求めます。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 それでは、令和4年度教育管理職の異動について御報告をさせていただきます。(資料9)

 まず、小学校の校長ですが、区内の転任が5名、うち2名は再任用となっており、鷺宮小学校の髙橋校長につきましては引き続き鷺宮小学校での勤務となってございます。また、区内からの昇任が3名、区外からの転任が1名、合計9名の異動でございます。

 続きまして、中学校の校長ですが、区内の転任、再任用の校長が1名、そして、区外からの転任が1名、区外からの昇任が3名ということで、合計5名の校長先生方が異動となりました。

 区立幼稚園につきましては、幼稚園長1名、区内の昇任でございます。

 続きまして、裏面を御覧ください。小学校の副校長でございますが、区内の転任が5名、そして、区内の昇任が1名、区外からの転任が1名、区外からの昇任が4名、合計11名となってございます。

 中学校の副校長でございますが、区内の転任が2名、うち1名は再任用となってございます。そして、区内からの昇任が1名、区外からの転任が1名となっております。また、前明和中学校副校長先生におかれましては、主任教諭として西東京市への異動となってございます。新しく着任された中学校の副校長先生方は4名ということでございます。

 最後、副園長先生ですが、区内の転任が1名、区内の昇任が1名ということで、2名の副園長先生が異動となってございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はございますか。

 

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告については終了いたします。

 次に、8番、その他で理事者から何か報告はございますか。

藤嶋子ども教育部保育施設利用調整担当課長

 それでは、令和4年4月1日現在の保育所等の利用待機児童数について御報告いたします。待機児童数ですけれども、昨年同時期の25名から減少いたしまして、今年度0名ということになりました。詳細につきましては、保育施設の利用状況ですとか施設の整備状況と併せて、改めてまた御報告させていただきたいと存じます。

 本日の御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はございますか。

羽鳥委員

 詳細についてはというふうなことは、要は認可保育園の待機児童は幾らかとか、要は除外されている人は何人かとか、そういうのはまたこれ以降のところで報告する。そこにならないとちょっと分からないということですかね。

藤嶋子ども教育部保育施設利用調整担当課長

 例年その辺りの内容も含めまして、第2回定例会のときに御報告させていただいておりましたので、同様の内容で改めて御報告させていただきたいと思います。

委員長

 他にございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 他に報告はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。

 次に、審査日程のその他に入ります。

 委員会を休憩いたします。

 

(午後3時57分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後3時59分)

 

 次回日程についてお諮りをいたします。

 休憩中に御協議いただいたとおり、次回の委員会は第2回定例会中とし、急な案件が生じた場合には正副委員長から連絡をさせていただくということとしたいと思いますが、御異議ございませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 以上で本日予定していた日程は終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はございますでしょうか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で子ども文教委員会を散会いたします。

 

(午後3時59分)