令和4年06月03日中野区議会厚生委員会(第2回臨時会)

中野区議会厚生委員会〔令和4年6月3日〕

 

厚生委員会会議記録

 

○開会日 令和4年6月3日

 

○場所  中野区議会第3委員会室

 

○開会  午後1時11分

 

○閉会  午後1時46分

 

○出席委員(8名)

 小林 ぜんいち委員長

 山本 たかし副委員長

 間 ひとみ委員

 石坂 わたる委員

 近藤 さえ子委員

 浦野 さとみ委員

 高橋 ちあき委員

 久保 りか委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 地域支えあい推進部長 角 秀行

 地域支えあい推進部地域活動推進課長 高橋 英昭

 健康福祉部長 岩浅 英樹

 保健所長、健康福祉部地域医療連携担当課長事務取扱 佐藤 壽志子

 保健所次長 杉本 兼太郎

 健康福祉部福祉推進課長 中谷 博

 健康福祉部生活援護課長 葉山 義彦

 健康福祉部保健企画課長、健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 中村 誠

 

○事務局職員

 書記 鎌形 聡美

 書記 早尾 尚也

 

○委員長署名


審査日程

〇議案

 第38号議案 令和4年度中野区一般会計補正予算(関係分)

 

委員長

 定足数に達しましたので、厚生委員会を開会します。

 

(午後1時11分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 それでは議事に入ります。

 第38号議案、令和4年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。

 本議案は、総務委員会に付託されておりますが、厚生委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。

 それでは、理事者の補足説明を求めます。

岩浅健康福祉部長

 それでは、健康福祉部所管分の補正予算につきまして御説明をさせていただきます。

 初めに、議案書の16、17ページをお開きください。7款健康福祉費、1項健康福祉費、4目生活援護費、2、自立支援、(1)自立支援でございます。新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金の申請期間延長に伴いまして、734万5,000円を増額補正するものでございます。この内訳でございますが、需用費は申請会場等で使用する物品、消耗品、封筒などの購入経費、役務費は申請受付業務に伴う人材派遣契約を延長する費用と郵便料、使用料・賃借料は申請会場の物品のリース費用でございます。

 続きまして、2項保健所費、2目保健予防費、1、保健予防、(1)予防対策でございます。新型コロナウイルスワクチン4回目接種に係る経費として、合計で7億780万4,000円を補正するものでございます。主な内訳といたしましては、報酬・旅費は会計年度任用職員の報酬・通勤手当、役務費は接種券や予診票を送付するための郵便料でございます。委託料につきましては、ワクチン個別接種費用として2億5,453万8,000円、コールセンター設置運営経費として2億1,915万6,000円、集団接種会場運営経費として5,692万5,000円、ワクチンの管理・分配・移送に係る経費として1億1,200万円、このほか高齢者施設等の巡回接種や予診票点検、データ入力、医療廃棄物処理等の経費といたしまして3,045万7,000円、合計6億7,307万6,000円となっております。このほか使用料及び賃借料では、集団接種の会場使用料が501万円、予防接種履歴管理システムのプリンターのリース料が33万2,000円、備品購入費は紙折機44万9,000円となっております。

 引き続きまして、対応する歳入につきまして御説明をいたします。

 10、11ページをお開きください。13款国庫支出金、1項国庫負担金、4目健康福祉費負担金、9節ワクチン接種対策につきまして、2億6,468万9,000円を増額いたします。

 続きまして、2項国庫補助金、6目健康福祉費補助金、7節ワクチン接種体制確保につきまして4億4,311万5,000円を、8目セーフティネット強化交付金につきまして734万5,000円を増額するものでございます。

 以上、健康福祉部所管分の補足説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

石坂委員

 今回、生活援護費の自立支援のほうが、期間が延長になるということかと思うんですけども、こちらのほうが延長期間、これまでの過去の延長が何か月分の延長だったのか、今回は延長が何か月なのか教えてください。

葉山健康福祉部生活援護課長

 こちらの事業でございます。昨年の7月にスタートしておりまして、そこから今回5回目の延長になります。今回は令和4年度ということで、令和4年度としては1回目の延長となります。

石坂委員

 これまでの過去の4回は、延長するとき何か月延長していたのか、その月数を教えていただきたいのと、あと、今回は何か月分か教えてください。

葉山健康福祉部生活援護課長

 最初が令和3年7月、8月ということでスタートいたしました。最初の延長がその後の9月、10月、11月まで、その次が12月から3月まで延長になりました。年度が変わりまして、そこでまた延長となりましたので、4月、5月、6月が次の延長です。今回、7月、8月と2か月延長ということになっております。

石坂委員

 これまでは3か月以上の延長だったわけで、今回2か月の延長というのは、ちょっとその先が心配になるかなというところではあります。これまでも、もちろん必要な人を必要な政策につなぐために、この制度を使っている方が場合によっては生活保護につながるなんてこともあったかと思うんですけども、今回2か月しか延びないとなると、その先が延長されるのかどうか気になるところなんですけども、これ、延長されなくなってしまうと生活にかなりお困りになってしまう方が多く、その方をスムーズに生活保護に必要に応じてつなぐことが必要になるかと思うんですけども、その辺の対応は大丈夫なのかどうかということと、あと、どのぐらいの人がつながり得るだろうかというようなことの、ある程度めどを持たれて仕事をされているのか教えてください。

葉山健康福祉部生活援護課長

 現在、自立支援金の申請のとき、それから、毎月就労活動の報告をいただいております。それが3回ございまして、その中で仕事以外に生活にお困りのことが、何か相談することがありますかとか、あるいは生活保護の相談を希望されますかとか、そういったことを伺って報告していただきながら、必要な方には生活保護の案内をすると。あるいは、生活保護のしおりをお送りするといったことで対応させていただいておりますので、生活保護への必要な方へのつなぎといいますか、その辺についてはできているというふうに考えております。

石坂委員

 もしその制度が終わるとなると、その数が大きく増えると思いますので、そのとき漏れがないような形でしっかりと進めていただければと思います。これは要望で結構です。

葉山健康福祉部生活援護課長

 先ほど私の答弁で、延長が5回目と申し上げましたけれども、最初スタートしたときを入れてしまいましたので、実質延長としては4回となります。失礼いたしました。

久保委員

 すみません、今、石坂委員が聞かれていたところで、終わるとなるとその後のという、御心配といいますか、生活保護の申請があったときにスムーズにつなげるような仕組みをというお話でございました。実際のところ、今回4回目の延長ということになっておりまして、生活困窮されている方たちが、この制度によりまして生活保護を受給せずに済んでいるというような状況もあるのかなと思いますけれども、その辺のところ、現場としてはどのように受け止められているのか教えてください。

葉山健康福祉部生活援護課長

 データとして詳しい数字というものは取っておりませんけれども、毎日申請が出てくる中で、やはり案内する部分で、例えば生活保護の相談に見えられた方の中でこういった制度を御存知なかった方には、こちらを御案内して利用していただく場合もありますし、あるいは逆に、社会福祉協議会さんのほうからこちらのほうに御案内いただくという場合もございます。現場の感覚といたしましてなんですけれども、やはり生活保護に至る前の支援ということでは有効であるというふうに考えております。

久保委員

 ありがとうございます。生活保護に至る前のところでそれを、非常に有効的な手段であるということで、ただ、やはりこの先のところが非常に心配なところではあるなと思っておりますので、もちろんこれ、国の制度でございますので、それを補うような、区で何か行うというところはなかなか難しいとは思いますけれども、先ほど言われていたような形で、様々なところに漏れがないようにつないでいくということもですし、やはり何かあったときに、どういう状況になっているのかということをきちっと把握していくということが非常に重要ではないかと思っておりますので、その辺のところもよろしくお願いしたいと思います。

 すみません、次に、新型コロナウイルスワクチンの接種体制確保についてお伺いをいたします。5月の当委員会のときに追加接種についての御説明がございまして、質疑を幾つかさせていただいたところでございます。その際に、18歳から60歳未満の方の基礎疾患を有する方、その他重症化リスクが高いと医師が認める方に対しての対応につきまして、ここに対して受診券の送付などを行うのかどうかということと、それも国の判断によるものであるということで、区としては行わないということになっているとお伺いいたしましたけれども、5月10日の厚生労働省のほうからの事務連絡におきましては、その体制確保について区独自の判断ができるような記述があったかと思います。その辺のところが5月12日の委員会でお伺いしたところと若干違っているのかなと思うのですけれども、区として今回受診券を送付しないというふうにお考えになられた判断基準について教えてください。

中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長

 委員御指摘のとおり5月10日付で事務連絡が出ておりまして、接種券の送付方法について幾つか例示されているうち、やむを得ず18歳以上60歳未満の3回目接種者全員に対して接種券を送付する方法というのも示されております。これにつきましては、接種券を受け取った方が必ずしも接種対象とはならないということで、接種対象を御自分で判断いただくという、まず一つハードルがございます。また、医療機関の現場で、接種会場で、対象でない方が誤って予約を取って接種に来てしまうといった混乱も考えられることから、中野区医師会と調整いたしまして、18歳以上60歳未満の方につきましては、一斉送付というのは行わないというふうに判断したものでございます。

久保委員

 ということなので、前回の御答弁とは若干違っているのかなと思います。やはりそういった調整を医師会とも行って、現場での混乱を回避するために、区としてはこういった判断をしたというところはきちっと御説明をいただきたかったなと思っています。ただ、他区では18歳から60歳未満に一斉送付をするというような判断をしたところもあるように聞いておりますけれども、その辺の状況が分かれば教えてください。

中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長

 23区の、他区の状況でございますけれども、3回目接種全員に接種券を交付するというところが、墨田区、それから豊島区、江戸川区の3区においてはそのような対応を取るというふうに情報を得ております。

久保委員

 当然のことながら、これ、各区の判断でございますので、中野区と違う判断もあろうかと思いますけれども、これも全てが国費で賄えるということでよろしかったでしょうか。

中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長

 新型コロナウイルスワクチン接種に係る費用につきましては、10分の10で国の負担となるものでございます。

久保委員

 様々なやり方をしている区がありまして、そこのところでやはり一番重要なことというのは、基礎疾患がある方ですとか、本来4回目接種を受けることが望ましい方になかなか案内が行かないところではないかということを前回も御指摘させていただいたところです。重症化リスクが高いと医師が認める者という対象者をどう判断するのかという厚生労働省のQ&Aの中では、高齢の方と、あと妊娠している方も重症化しやすいというようなことが言われておりまして、この妊娠をしている方に対しての対応というのは何かお考えがあるんでしょうか。

中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長

 特に妊娠をしている方限定ということではございませんけれども、中野区医師会のほうと調整いたしまして、中野区内の各医療機関で対象となるであろう方への御案内をお願いしたところでございます。

久保委員

 中野区内の産院などに、皆さん妊娠されている方が行くということでもないかと思いますので、その辺はすこやか福祉センターですとか、また、3階の窓口などで、例えば妊娠の申請をしてそこで対応していただくですとか、様々、やはり区内の医療機関だけの連携ではないところもあるかと思いますので、そこは非常に重要ではないかと思いますが、そこら辺はどのようになっているのか教えてください。

中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長

 基礎疾患を有する方、そのほか重症化リスクの高い方への御案内でございますけれども、チラシを用意しまして、すこやか福祉センターですとか区民活動センターのほうで配布を考えてございます。そのほかの窓口につきましても、必要な方に情報が届くような工夫をしてまいりたいと存じます。

久保委員

 よろしくお願いいたします。

 それで、既に5月20日にこの案内、60歳以上の方で4回目の接種の案内が届いているのではないかと思います。この体制において、これまではなかなか接種の機会を求めるのが非常に難しかった、予約ができなかったというようなお声が届いたわけですけれども、現在のところはどのようになっているのか教えてください。

中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長

 4回目接種の接種券につきまして、まず5月20日の日に第1便として約1万600通ほどの接種券を発送いたしました。5月27日から予約を開始したところでございますけれども、5月末までに1,000件程度の予約が入っている状況でございます。

久保委員

 ということは、1割程度の方の申込みかと思います、それはまた非常に想定が変わってしまって、前回もワクチンが、当初、一番最初、1回目ですとか2回目の当初というのは、ワクチンが不足しているというような現状もありましたが、逆に今回、ワクチンが3回目のときにも余って廃棄をするような話が出ておりました。そういった点から考えますと、今回この進み具合ですと、そうした心配もまたあるのではないかなと思いますけれども、その辺はいかがお考えですか。

中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長

 必要な方が、もしくは受けたいと、接種をしたいと考えている方が接種できないという状況にならないように、接種体制としてはそういった方が全員受けられるような体制は取ってまいります。しかしながら、ワクチンの残量ですとか在庫、必要量につきましては随時調整をいたしまして、余剰が発生し期限が切れて廃棄が出るようなことは避けたいと考えてございます。

久保委員

 実際のところ区が想定していたよりも、現在その予約の受付が5月27日から開始されたわけですけれども、この申込件数というのは少ないというふうに考えていらっしゃるんでしょうか。そして、少ないとしたならば、さらに予約を促進といいますか、していくような手立てというのは考えていらっしゃるのか教えてください。

中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長

 送付した方の約1割の、今のところ予約ということですので、想定と比べますと少なめというふうに担当としては考えてございます。区民への周知につきましては、区報に掲載してございますし、ホームページにも掲載しております。また、SNSでも周知を図ってございますけれども、そのほかチラシ等も作成しておりまして、必要な方にその情報が届くような工夫はしてまいりたいと存じます。

久保委員

 受診券自体が届いていらっしゃるので、情報は行っているのではないかなと思うんですよね。その上で、なかなか予約が進まないという状況なのかなと思いますけれども、その辺については何か分析というか、まだスタートしたばかりですので、ここから先は難しいかもしれませんけれども、何かこういった事情によってなかなかこの予約が進まないのではないかというようなことというのは、医師会と話合いをするなどということはまだ行われてはいないのでしょうか。

中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長

 まだ届いたばかりですので、予約の時期を、例えばスケジュールですとか調整中で、まだ予約はされていないということが考えられますので、これから予約は増えていくとは考えております。ただ、繰り返しになりますけども、医師会のほうとも調整しておりまして、医師会のほうからも働きかけをしていただいておりますので、そういったところで接種の勧奨というのは一定程度できているものと考えてございます。

浦野委員

 今ワクチンのほうは久保委員から細かく聞いていただいたので、こちらは割愛します。

 ちょっと自立支援の生活援護費のほうで何点か伺いたいんですけれども、確認ですけれども、今回の経費の中には支援金そのものは入っていなくて、期間延長に伴う、それに関連する経費のということでまずよろしいですか。

葉山健康福祉部生活援護課長

 今おっしゃったとおりでございます。

浦野委員

 今回2か月延長ということなんですけども、そうすると、その支援金そのものの予算というのは、今組んでいるものでこの2か月は足りるだろうというか、それで補えるだろうということの判断ということだろうと思うんですけれども、そうすると、当初は6月末までだったので、今回の補正には支援金自体は入っていないので、それ自体も当初の想定からすると申請としては少なかったということでいいのかどうか、そこをちょっと伺います。

葉山健康福祉部生活援護課長

 令和4年度としては、今現在2億円ほどの扶助費として計上しております。令和3年度の実績の、暫定値でございますけれども、大体、7月からスタートしましたので9か月程度で3億円程度になっております。それがはっきりしますのが、やはりこの時期に数値が固まった状態で分かったというところになりますので、まだ令和4年度の予算を組む段階ではそこまでの実績は出ておりませんでしたので、ちょっと多かったかなというところはありますけれども、今回延長で5か月になりましたので、それでほぼほぼ見込める金額ではあるかなというふうに考えております。

浦野委員

 分かりました。ちょっとまた8月以降がどういうふうになるのかというのは、かなり今回小刻みでの延長なので、どうなるかというのは今の時点では分からないだろうと思うんですけど、もし延びるとなれば当然その分の増額も必要になってくるのかなと思うんですけれども、その辺はいかがですか。

葉山健康福祉部生活援護課長

 国の動向をこれからも注視しながら、延長ということになれば、また予算措置をこちらのほうでしなければいけないというふうに考えております。

浦野委員

 先ほど久保委員や石坂委員からもあったんですけれども、仮にこれがなくなった場合、本当にその次、生活保護を申請という方も当然出てくると思うんですけれども、一昨日ですかね、厚労省のほうで2021年度の生活保護の申請の件数が出まして、2年連続で増加したというようなニュースだったと思います。中野区のちょっと状況についてお聞きしたら、2021年度は2020年度と比べると申請数自体も10%ぐらい減少していて、あ、ごめんなさい、相談件数が10%ぐらい減少していて、申請件数が15%ぐらい、2020年度と比べると減少しているということだったので、中野区で見ると2020年度はそれぞれ20%ぐらい、2019年度比で増えましたけれども、昨年度はちょっと減っているという状況です。ただ、3月に中野区でも「生活保護の申請は国民の権利です」というポスターを作成いただいたときに、当時の課長が、やっぱりいろんな統計から見たときに、まだまだやっぱり来られていない方がいるんじゃないかということで、やっぱり制度があること自体、この支援金もそうですけれども、やっぱり使われてこそ意味があるというふうに私も考えます。そうすると、いろいろな民間団体の方がやっているボランティアなんかでは、やっぱり人が逆に減っていないというような、増えているというようなことも聞いていますので、そうするとまだ、本来は支援対象となるけれども、その支援につながっていないという方がいらっしゃるのではないかなと。国の2年連続で増えたという状況を見ると、そういうこともやっぱり見てとれるのかなというふうに思うので、その辺やっぱり今ある制度をしっかり周知していくということは本当に大切ではないかと思うんですけれども、その辺りどのように考えているか伺います。

葉山健康福祉部生活援護課長

 この事業は、生活保護に至る前の方への支援というところで取り組んでいるところでございますけれども、やはりこの自立支援金は生活保護に至る前の方には有効であると。そうなると、これがなくなったときには、これまでもそういった方につきましては生活保護の御案内もきめ細かくやっておりますので、そういった方が御利用いただく際には、ほかのことも含めて相談に乗りながら御案内するという形を進めていきたいというふうに考えております。

浦野委員

 今、窓口のほうで非常に丁寧にされていて、申請に行ったら2週間かからずに受理・決定まで行っているので、そこは本当に丁寧に対応いただいていると思うんですけれども、ただ、先ほどの実際の申請相談数とか申請者を見ると減少してきている傾向で、それが本当にそういう状況であればいいんですけれども、本来やっぱりつながる必要があるけどつながれていないという方に対しては、やっぱりきちんとそこを含めて、また今年度もポスターであったりとかいろんな周知の方法を、やっぱりそこは積極的に検討していってほしいと思うので、そこは中野区でなぜ2021年度ちょっと減ったのかというのは、ちょっとまた分析が必要なのかなとは思うんですけれども、ぜひそういう状況も鑑みながら、積極的に制度の周知については引き続きお願いしたいと思います。これは要望で結構です。

間委員

 少し確認させてください。

 まず、生活困窮者自立支援金のほうのブースについて、これまで場所がちょっとオープンなスペースというところで、人目にさらされるといいますか、ちょっと場所のほうは検討されたほうがいいんじゃないかということは申し上げてきたんですけれども、今回の延長に当たり何か変更されるところとか、そういったものはあるんでしょうか。

葉山健康福祉部生活援護課長

 以前よりほかの場所でどうかという御意見もいただいておりました。それは施設のほうとも調整をしておりまして、今のところは同じ場所でというふうに考えております。それにつきましても、これまで利用なさって相談した方がまたお見えになられたときに、同じ場所にあったほうがいいということもございます。それから、皆さんが通る通路からちょっと見えるんじゃないかという点につきましては、今回ちょっと横向きにさせていただいて、相談している方が見えないような形のレイアウトに変更したいというふうに考えております。少し窓口のカウンターの数としては減ることになりますけれども、これまでの実績から見てそれでも対応できるかなということで、そのようなレイアウト変更を考えております。

間委員

 ありがとうございます。非常に重要なことだと思いますので、御検討いただいてありがとうございました。そうしますと、ブースが減るというところに関してなんですけれども、役務費として664万7,000円計上されているということで、これまで配置されていた方と人数も変わるということなんでしょうか。

葉山健康福祉部生活援護課長

 申請が終わるときまでの人数は変わりません。申請期間が終わった後は、徐々に人数を減らしていくという計画でこれまでもしておりました。2か月延長したところについては、今いる人数の方がそのまま2か月延びるというところで計算しているところでございます。

間委員

 相談される方のブースの対応というところとまた違う形でフォローされたりとか、何かそういうことなんでしょうか。

葉山健康福祉部生活援護課長

 これまでは丸見えという形でしたので、逆に職員のほうからは通路がよく見える形でしたので、通路を通られる、あるいは、相談にお見えになって迷われている方に声をかけるということが可能でした。レイアウトを横向きに変更して見えないようにしますと、その辺のところが直接見えませんので、声をかけたり、あるいは御案内するというところで1人必要というふうに考えております。ブースが減った分はそちらの御案内、それから、バックヤードでの処理というのも引き続きすることになりますので、人数については変更がないというふうに考えております。

間委員

 分かりました。相談はちゃんと受けられるような体制としてしっかりと確保していただいて、ブースが減ったことによって相談できないということがないようにしていただきたいというのはあるんですけれども、その辺も柔軟に対応していただければと思います。これは要望で結構です。

 続いて、ワクチンのほうなんですけれども、前回の委員会での報告の中で、先ほど久保委員のほうからも余剰に関してのお話がありましたけれども、前回の委員会のときの御答弁で、ちょっとごめんなさい、議事録がまだ上がっていないので正確ではないかもしれませんが、都との調整の中で余剰が出ないように調整をしていくという御答弁だったと記憶をしています。先ほど1万600人の送付に対して5月末までの予約が1,000件程度と、10%程度というところで、やっぱり4回目というところで本当に受けたほうがいいのかしらというふうに思われている方もいて、御相談を受けることもあるんですけれども、そうすると、少しその計画よりはやっぱり少なくなってしまうのかなという今の想定の中で、とはいえ急激にやはりまたはやったりすると受けようと思われる方も増えたり、非常に区としても余剰は出さないというふうにするのは大変な部分もあるかなとは思います。やっていただきたいというのはもちろんなんですけれども。ちょっと確認というか、教えていただきたいんですけれども、都にワクチンの量をこれだけくださいと要請して。そこからすぐにもらえるものなんでしょうか。というのは、想定していたよりも急激に予約が増えて、追加で頼まなきゃいけないといったときに、すぐに都のほうに要請したら受け取ることができるのかというところはどのような感じになっていますか。

中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長

 まず、定期的に東京都のほうから各自治体の割当て数、最大でこの量だけ配布することができる。その範囲内でどれだけ必要かというような調査が参ります。その範囲内で区として必要数を都のほうに要求すると、そういった形になっております。そのタイミングがありますので、例えば今すぐ欲しいということですぐもらえる状況ではございません。

間委員

 ありがとうございます。そうしましたら、都のほうから伺いがあったときにこのぐらいですと言ってという、もう都のほうからお声がけがあったタイミングでしか要請ができないということで合っていますか。

中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長

 基本的には都のほうの示したスケジュールでの配送となってございます。

間委員

 ありがとうございます。ちょっと気になったので確認させていただきました。前回と本当に同じことなんですけれども、やはりたくさん余剰が出てしまうことで廃棄をするという印象はとても悪いのかなということもありますので、難しいとは思いますけれども調整、しっかりと予想のところを立てていただきながら数を決めていただきたいなと思います。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 他に質疑がなければ、質疑を終結します。

 意見について伺います。第38号議案について意見はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、第38号議案について意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんのでそのように決定いたします。

 以上で第38号議案の審査を終了します。

 以上で本日予定した日程は終了しますが、委員、理事者から何か発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 以上で本日の厚生委員会を散会いたします。

 

(午後1時46分)