平成25年11月28日建設委員会
中野区議会建設委員会〔平成25年11月28日〕
建設委員会会議記録
○開会日 平成25年11月28日
○場所 中野区議会第4委員会室
○開会 午後1時00分
○散会 午後3時11分
○出席委員(8名)
小林 秀明委員長
来住 和行副委員長
伊東 しんじ委員
平山 英明委員
林 まさみ委員
佐野 れいじ委員
近藤 さえ子委員
市川 みのる委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
都市政策推進室長 長田 久雄
都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当) 横山 俊
都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当) 滝瀬 裕之
都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子
都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当) 石井 大輔
都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 宇佐美 吉久
都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)、
都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当) 立原 英里雄
都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当) 池田 中
都市基盤部長 尾﨑 孝
都市基盤部参事(都市計画担当) 豊川 士朗
都市基盤部副参事(地域まちづくり担当、大和町まちづくり担当) 荒井 弘巳
都市基盤部副参事(弥生町まちづくり担当) 安田 道孝
都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 古屋 勉
都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 志賀 聡
都市基盤部副参事(建築担当) 小山内 秀樹
都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 大木島 実
都市基盤部副参事(生活安全担当、交通対策担当) 中井 豊
○事務局職員
書記 江口 誠人
書記 竹内 賢三
○委員長署名
審査日程
○議案
第82号議案 中野区営住宅条例の一部を改正する条例
○陳情
〔新規付託分〕
第9号陳情 コミュニティバス“なかのん"の復活について
〔継続審査分〕
(24)第16号陳情 警察大学校等跡地の中央部公園拡張について
○所管事項の報告
1 平成26年度予算で検討中の主な取り組み(案)について(都市政策推進室、都市基盤部)
2 観光資源の発掘・開発等事業の進捗状況について(都市観光・商業振興担当)
委員長
定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。
(午後1時00分)
本定例会における審査日程及び3日間の割り振りについて協議したいので、委員会を暫時休憩いたします。
(午後1時01分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後1時02分)
本定例会における委員会の審査日程についてお諮りいたします。
お手元に配付の審査日程案(資料1)に沿い、1日目は議案の審査、陳情の審査及び所管事項の報告の6番まで、2日目は残りの所管事項の報告以下を行い、3日目は審査の状況を見ながら改めてお諮りしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
なお、審査に当たっては午後5時を目途に進めたいと思います。また、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いいたします。
それでは、議事に入ります。
議案の審査、第82号議案、中野区営住宅条例の一部を改正する条例を議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
それでは、第82号議案、中野区営住宅条例の一部改正につきまして御説明いたします。資料(資料2)をごらんいただきたいと思います。
まず、1番の趣旨でございます。「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」の改正に伴い、法律名を改正するとともに、適用対象を拡大するため規定を整備する必要があるというものでございます。
少し説明をつけ加えさせていただきますと、この「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」、これはドメスティックバイオレンス、いわゆるDV防止法と言われているものですが、配偶者間の暴力につきまして、暴力の被害者を保護したり、暴力行為を予防したりする法律ですが、この法律がことし7月3日に改正されております。この法律の改正内容といたしましては、配偶者からの暴力から保護される対象者を、もう一方の配偶者もしくは実質的な配偶者だけではなく、ともに生活をしている交際相手である場合も保護対象者として加えるといった内容になっております。
今回、改正議案を提出しております中野区営住宅条例の関連する箇所としては、区営住宅の使用申し込み資格についてでございます。一般的には区営住宅使用の申し込みができる資格要件としては、収入が定められた額を超えないことや住宅に困窮していること、暴力団員ではないこととあわせまして、同居する親族があることを条件としておりますけれども、このDV防止法による保護対象者が申し込みをする場合には、この同居する親族があることの条件を除外しておりまして、単身でも申し込みができるとしております。今回このDV防止法による保護対象者に、ともに生活している交際相手も保護対象として加わったことから、区営住宅条例も関連する部分を改正するというものでございます。
資料の2番をごらんいただきたいと思います。改正内容でございます。
まず、(1)法律名の改正でございます。今回このDV防止法の名称自体も、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」から、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」と、法律名の中に「等」がついたことから、区営住宅条例第6条第2項第8号中の法律の名称を「等」がついたものに改めるということでございます。
(2)の適用対象の拡大でございます。配偶者からの暴力及び当該暴力を受けた被害者の適用範囲を、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」第28条の2に規定する、生活の本拠をともにする交際、これは婚姻関係における共同生活に類する共同生活を営んでいない者を除くということでございますけれども、この「生活の本拠をともにする交際をする関係にある相手からの暴力及び当該暴力を受けた者」に拡大するために規定を整備するというものでございます。
それから、3番の施行時期でございます。この改正DV防止法の施行日にあわせまして、本件改正条例の施行日としたいと考えておりまして、そういったお示しをしているようなことにしますが、なお、この法律の施行日は1月初めを予定しているということでございます。
それから、裏面の条例の新旧対照表をごらんいただきたいと存じます。この右側の欄が現行条例の関係部分、左側が改正案となってございます。
まず、右側の現行部分をごらんいただきたいと思います。条例第6条には、区営住宅申し込み資格者条件が示してありまして、今回の資料では内容を省略しておりますが、第6条の(1)から(4)、これが第1号から第4号という意味でありまして、その(1)、すなわち第1号は、先ほど申しました同居親族があることですけれども、この第6条の本文中の2行目の最後あたりの括弧内から書かれておりますように、(高齢者、身体障害者その他の特に居住の安定を図る必要がある者にあっては、第2号から第4号まで)とありますように、同居親族の要件が免除されております。そして、この第6条の第2項の(8)、これは第8号ですが、ちょうどこのページの真ん中あたりでございますけれども、ここに「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」における被害者、つまり保護を受ける者も、第6条本文で言っております、その他特に居住の安定を図る必要がある者に該当するということを示しております。
この第8号につきまして、左側の改正案の欄をごらんいただきたく思います。(8)ですが、まず、法律名に「等」がついたことから、下線部分になりますが、そのようにお示ししているところでございます。それから、その下に下線部分が幾つかありまして、この下線部分を今回追加することをお示ししておりますけれども、これは「配偶者暴力防止等法第28条の2に規定する関係にある相手からの暴力を受けた者」、あるいは、その下の下線部分の、「配偶者暴力防止等法第28条の2において準用する場合を含む」などとありますが、この配偶者暴力防止等法第28条の2が、先ほどより申しております生活の本拠をともにする交際相手を示す部分となっております。
それから、次のページの一番最後の附則の部分でございますが、これは先ほど申しましたとおり、この改正DV防止法の施行日にあわせて本件条例も施行したいと考えているものでございます。
説明は以上でございますが、委員各位におかれましては、御審議の上、御賛同くださいますようよろしくお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
近藤委員
これは法改定に基づいてのことですけれども、中野区でこの区営に入りたいと思ったときというか、現実に今までこういったケースはあるんですか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
これまで過去、このDV防止法の保護対象としての資格で申し込みをしたという方はございませんでした。
近藤委員
普通の区営住宅ですと、いろいろな申し込みの方法というのがあるんですけれど、このDVの被害者になりますと申し込みの方法というのはどうなるんですか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
恐らく事案対応の流れからいきますと、まずDV防止法で保護対象になった方は緊急的にどこかへ避難すると。その後長期的に住居を確保するために、例えばこういった区営住宅も選択肢としてあると。そういった流れになろうかと思います。したがいまして、この区営住宅に申し込みをする際は、条件は確かに1項目除外がありますが、その他申し込み方法等は他の方と同じということでございます。
近藤委員
DV防止法の基本計画の中で、市町村はたしか努力義務かなんかでこれは入っているんだと思うんですよね、DV被害者の保護という面で。都はもう義務で入っていると思うんですけど、市町村は努力義務という形で入っていると思うんですけれども、やはり努力義務でも入っている以上、ある程度の想定はされておいて、DVで区営住宅に入るというのは、同じところに加害者もいるわけですから、中野区の中で起きて中野区の区営に入りたいかというと、大概の人は選ばないと思うんですよね。そういったこともあって、可能性的にはあまりないことだと思うんですけれども、やはりきちっと法的に努力義務として入っている以上は、ある程度の想定はされておいて、何かのときには対応できるシステムというのを構築されておいたほうがいいと思いますけど、いかがですか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
おっしゃるとおりでございまして、確かに事例としてはないかもしれませんが、DVに関してはさまざまな状況等がありまして、したがって、さまざまな選択肢を用意している必要があると思います。そういったことで今回法改正にあわせてこういった選択肢もつくって、よりよい当事者の選択の幅が広がればというふうに考えた次第でございます。
委員長
ほかに質問ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩いたします。
(午後1時13分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後1時14分)
質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結いたします。
次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結いたします。
次に、討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結いたします。
これより第82号議案について採決を行います。
お諮りします。第82号議案、中野区営住宅条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第82号議案の審査を終了いたします。
次に、陳情の審査を行います。第9号陳情、コミュニティバス“なかのん"の復活についてを議題に供します。
本陳情につきましては、本日までに1,060筆の署名が添えられておりますことを御報告いたします。また、本日は陳情者から補足資料の配付及び補足説明の希望がありますが、これを受けることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、委員会を暫時休憩いたします。
(午後1時16分)
委員長
委員会を再開します。
(午後1時32分)
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
林委員
「なかのん」の利用の状況、実績みたいなものというのはわかりますでしょうか。
中井都市基盤部副参事(交通対策担当)
「なかのん」の利用者でございますけれども、17年度、当初11月から3月までの利用者でございますが、約4万9,000人、18年度が22万5,000人、19年度が23万9,000人、20年度が24万9,000人、21年度が24万7,000人、22年度が26万1,000人、23年度が25万5,000人、24年度20万5,000人でございます。
林委員
18年度から20万台でずっと上がっていたのが、23年度、24年度と減っているんですけども、それに対してどのような分析をされているんでしょうか。
中井都市基盤部副参事(交通対策担当)
統計的にはとってございません。ただ、私ども考えて、また、警察ともちょっとお話しする場面がございまして、その中では、3・11の東北の大震災以降、自転車を利用される方がふえたのではないか、もしくは、歩くという場面がふえたのではないかというようなことで、こういった減少があるのではないかなというふうに思っている次第でございます。
林委員
あと、「なかのん」に関しては、いっとき朝と晩の通勤に使う方がすごく多くて、朝と晩はとても混んでいるけれども、日中はあまり利用者がないというような話も聞いているんですが、時間帯の利用率、あと稼働率、何人ぐらい乗っているというような、そういうデータはお持ちでしょうか。
中井都市基盤部副参事(交通対策担当)
私どもではそういう数字は持ってございません。
平山委員
せっかく数字を出していただいたので、私もこれを伺おうかと思っていましたが、24年度が大幅に減っていますよね。先ほどの話では、統計的な形での分析はやっていないけども、警察等々の話では3・11が影響しているのではないかというお話でしたよね。ほかの路線はどうなんですか。減っているんですか、同様に。
中井都市基盤部副参事(交通対策担当)
申しわけありません、そちらの数字は持ってございません。
平山委員
何でその数字がないのに「なかのん」だけそういう分析になるんですか。なぜきちんと分析しないんですか。議会からもこの「なかのん」については、関東バスに対してもさまざまな要望をした。区長だって行かれたんでしょう。そういう大事な案件であるのに、何で分析をされないんですか。警察に話を聞いてみたら、3・11で自転車を使う人がふえたよと。当然ほかはどうなのかと気になりますよね。だって、ほかにも赤字路線がたくさん出ていてもおかしくないはずですよ。そうなると、もしかすると、この理屈でいうと、補填をしなきゃいけないような──まあ、区は補填するつもりはないという御答弁をされていますけども──ところも出てくるかもしれないし、ほかの交通路線だって減便をする危険性だってあるわけじゃないですか。それは区民生活に大きな影響を及ぼしますよね。そういうことを考えるのが御担当のお仕事なんじゃないですか。どうして分析されないんですか。
中井都市基盤部副参事(交通対策担当)
申しわけございません。私どもの認識が不足してございまして、今後そういった資料につきましてもしっかり分析したいと思います。
平山委員
じゃ、分析に基づかない御答弁は注意をしていただいて、推測でやるのはよろしくないですよ。中野の交通というのは、オンデマンドの検討があったけども、それもなかなか前に進まない等々の中で、いろんな交通の課題をこの狭い地域の中で抱えているわけですから、御担当としても大変だと思うんですけども、一方で、きちんとやっぱり分析すべきところは分析して、区民の足として今後どのような形で維持継続できるのか、あるいは、発展させていくことができるのかというのをぜひ検討していっていただきたいと思います。
その上で、関東バスから区に対してこの赤字を補填してほしい、あるいは、補助金を出してほしいという要請は今回の減便に当たりありましたか。
中井都市基盤部副参事(交通対策担当)
そういった要望等々はございません。
平山委員
直接的な要望はないと。ということは、関東バスとは補助を出したりして便を戻すとか何とかというような話にはまだなっていないということですね。そういう理解でいいですか。
中井都市基盤部副参事(交通対策担当)
委員のおっしゃるとおりでございます。
平山委員
私も北部に住む人間で「なかのん」を活用させていただいていましたので、まだ今でも活用していますけれども、便数が減ったことによってかなり、私のところは新青梅街道から練馬寄りですから、私の地域にお住まいの方々は新青梅街道を越えて野方駅とか都立家政に行くよりも、この「なかのん」に乗ってという方が非常に多かったりもして、便数が減って非常に不便になったなというお声はよくお聞きします。一方で、コミュニティバスといいながらも、現実的には路線バスのような形で走っていたバス路線一つに対して赤字補填を行うということがどうなのかということは、これは慎重に議論しなきゃいけないとも思っています。要は、先ほど申し上げたとおり他の地域でも赤字が出た場合、じゃ、補填をするのかというような話になってしまいますので、北部に関しての交通のあり方というのは重々考えていく必要があるとは思っているんですが、そういったことも踏まえて区は北部の現状について今どのように分析されていますか。北部の交通の状況について。
中井都市基盤部副参事(交通対策担当)
今、現状といたしましては、委員も御存じのとおり、8月からこの路線につきましては、関東バスさんの御努力によりまして便数もふえたというふうに認識してございます。現状ではここまで御努力いただいている中では、私ども、この中でやっていただければというふうに考えているところでございます。
平山委員
特に区民にとって不足はしていないという理解でよろしいですか。
中井都市基盤部副参事(交通対策担当)
これで充足しているかどうかというのは、人それぞれまた感じ方が違うかと思いますが、私個人としましてはこの便数で足りているというふうな認識はございません。というのも、もともと、御存じのとおり24便、25便走っていた路線でございますので、その減便数が、これだけ数が少なくなってございます。そういった中では御不便をかけているのかなという認識はございます。
平山委員
ほかの委員もいらっしゃるので最後にしますけども、というようなことを含めて北部、もっと挙げれば、北部だけじゃなくて中野区全体の交通を、これから高齢化が進んでいく中でどうしたらいいのかということに関して、今ちょっと区の動きは見えないというか、中野区の交通対策としてのあり方が、なかなかその先が見えてこないようなところがありまして、ぜひこれは検討していっていただかなきゃいけないのかなというふうに思っております。当面、関東バスから直接的な要望がないということであれば、補填をする、あるいは、補助をするということがそのまま増便につながるのか、あるいは、そういったことを行うことがいいのかというのは、現状ちょっと何とも言えないなというふうには思っておりますが、北部のあり方も含めて不足があると認識されているのであれば、ぜひ交通のあり方について区民の皆様に示せるような、そういう具体的なものを検討されていくべきだというふうに思います。これは要望です。
佐野委員
今の件なんですけども、関東バスさんのほうは、この路線は赤字だというふうに伝えておられるんですか、中野区のほうには。
中井都市基盤部副参事(交通対策担当)
この路線については赤字というふうに聞いてございます。
佐野委員
これは基本的なことかもしれませんけれども、関東バスは私営バスですよね。私営バスということは、北は関東バス、南側の地域については京王バスという路線が走っています、中野区の場合には。やはり私は、それぞれの経営の中でまず判断すると同時に、もう一つは、バスというのは公共性があると思うんですよ。したがって、一路線バス会社が赤字だから云々かんぬんではなくして、あくまでも公共性という観点から必要であれば必要であるという判断をしていかなきゃいけない。それは区の持ち分の、あるいは、警察の持ち分の管轄だと。しかし、基本的に経営というものは非常に私的な会社については大切なことになると思うんですよ。したがって、この辺のせめぎ合いというか、掛け合いというか、非常に公共性と経営性、それからあと利便性ですよね。利便性が失われているというふうにおっしゃったんですけども、そういったことを総合的に考えながらどうしていくかということをしていかないと、この交通という問題は非常に解決しづらい。まして中野区の場合には、今、北の問題を論じていますけど、今、平山議員がおっしゃったように南の問題もあるわけですよ。財政の問題もあるわけですよ。これをどのように補填していくかということを考えていかなきゃいけない。したがって、総合的に南北の交通をしっかりと捉まえていかないと、1路線だけが云々かんぬんという問題ではないと私は思っています。例えば、私は南の出身ですが、南で言わせてもらえれば、中新通りも1時間1本なんですよ。不満の声が非常に出ています。これから増便してほしいという声が出ています。全く「なかのん」と同じ現象だと私は聞いておりました。そういうことを考えたときに、じゃあ、北に仮に補填すると、南はどうするのという問題があります。したがって、総合的にこれは南北の問題。バス会社が違います。そういった問題を考えていかないと、この問題はなかなか解決しないのではないかと思うんですけども、公共性、そして、私バスの経営性、その辺についてはどのように御担当としてお考えでしょうか。
中井都市基盤部副参事(交通対策担当)
私ども、やはり委員おっしゃるように、中野の中には1時間に1便しか走っていないところがございます。そういった中では、やはりもっとそこら辺の経営努力をしていただきながら、少しでも運行の時間をふやしていただけるような努力というものも、私どもは何かしらの形で働きかけていかなければならないのかなというふうに思ってございます。
佐野委員
思うことは大切なことだし、問題はそれを実行に移していく計画だと思うんですよ。これをやっぱりしっかりと考えないと。まずバス会社が違うこと、これもやっぱり南と北の大きな問題があるわけですよ。そして、経営を捉まえたときに1路線だけの問題じゃなくて全体の──赤字だったら経営はつぶれちゃうんですよ。しかし、利便性だとか公共性をとったときに、やはり区民のためを考えたときに、それはどうしても必要であると判断したときには、補填をしようがしまいが、財政を鑑みながらやっていかなきゃならない問題が出てくると思うんですよ。それは、こっちの路線をやればこっちの不満が出る。いろんな問題点が出てきます。そういったものを総合的に考えるのが、私は所管の責務であると思うんですよ。そういう意味で、ぜひ今後そういった問題も含めて、全体的な中でこの問題を取り上げて考えてほしい。特に私、南でいえば、今、北の問題が出ましたけど、南にもそういう路線、1時間1本という路線があるんですよ、中新通りでは。非常にお年寄りなんか困っているんです。新宿は地下鉄があるから非常に便利だけども、中野へ出たいんだけども、とても不便なんですよと。それで、歩いて中野車庫まで行けばいいじゃないですかと言いましたら、それは歩けないんですよと、足が悪くて。そういう方もいらっしゃるんです。だから、関東バスと京王バスの違いかもしれません。しかし、そういった問題も捉まえながら、総合的に南北の交通を考えるということを区として努力すべきだと思うんですけども。また同じ質問になっちゃいますからあれですけども、一応そういうことで、総合的に考えていただくということをこの場でお約束していただきたいと思うんですけど。
中井都市基盤部副参事(交通対策担当)
やはり委員おっしゃるように南北交通、しっかり私どもも考え、それから、民間事業者ともそういった利便性をもっと発揮できるような路線を考えていただくというような部分では、私どももしっかり働きかけていかなければならないのかなと思ってございます。しっかりやりたいと思います。
伊東委員
ちょっと現状について確認したいんですけれど、「なかのん」につきましては、交通不便地域である当該の鷺宮・上鷺宮のところから中野の、要するに区役所のある場所、そして、主要な病院等が集中している地域への交通の足として地域の方々の要望に応える形で、当初スタート時、中野区が3年間に限って予算措置をして運行が始まったと記憶しているんですけど、まずそれに間違いないですよね。
中井都市基盤部副参事(交通対策担当)
委員おっしゃるように、中身としてはそういう形で、3年間の補助という形で運行の補助を支出させていただきまして、この「なかのん」を運行していただいた次第でございます。
伊東委員
私も運行開始当初は、八成小前でしたっけ、一番西の北の外れのほうが。そちらから1度乗らせていただきましたけれど、要はそうした地域の要望に応えてなるべく便を確保していかなければならないという当初からの考え方に基づくと、まず採算分岐点というのが見えていたはずですよね。スタート当初、24、25便だとか走らせていたころと比べれば。そして、中野区が補助している額はこれということが見えていて、今後、3年たった後に運営をどうするのかという議論はあったんですか。
中井都市基盤部副参事(交通対策担当)
そういった議論はなかったというふうに思います。
尾﨑都市基盤部長
「なかのん」の運行でございます。36カ月補助をするということで、そういった補助をしてまいりました。それから、バス停の位置についても、区役所とバス会社一体となって整備を図ってまいりました。この路線については他の自治体とは違いまして、一般のバス路線という位置付けで運行を開始しました。だから、前提の条件として車両の確保とかそういったことで補助を出し、用意をし、バス停についても区が入ってその位置等についても協議をし、3年間の補助をすると。その後はバス会社の1路線としてしっかり運営してほしいというような中身で、当初からスタートを切ったものでございます。バス会社のほうはその間で乗客、まあ、地元の声も高かったわけでございまして、採算性はとれると思っていたと思いますが、現実問題としては、ダイヤ改正する直近については乗客数が大幅に減ってしまったということで、会社としてはこのまま運行するわけにはいかないという経緯があってダイヤ改正というような流れになりました。それについて区としては、バス会社に対して再考を求めて、もっと努力してほしいというようなお話をさせていただきましたけども、なかなか、やはり一企業の話でございますから、ダイヤ改正をせざるを得ないというような状況に至ったものでございます。
伊東委員
確かに関東バスのほうから中野区に、あるいは議会のほうに、乗降客が少なく減便をせざるを得ないということは突然の情報で、議会としても決議をたしかさせていただいて、バス会社のほうに現状維持を求めるということを発信させていただいたと思うんですけれど、今の御説明ですと3年間の補助ですよと。その後は民間の企業の1路線という位置付けで運営するように企業努力、運営の工夫をしてほしいということが当初から位置付けられていて、それももう数年になるわけですよね。中野区の補助がなくなって5年ぐらいになるのかな。それくらいになると思うんですけど、その間に関東バスのほうでは運営改善のための工夫というのは何かあったんですか。
中井都市基盤部副参事(交通対策担当)
そういったお話は伺ってございません。
伊東委員
何か制約があったのかと。私も大変、路線バスのスタート地点が八成小という場所。あの辺でたしかループでちょこっと回って、あとは一定の路線往復ということで運行されているんですけれど、もうちょっと、例えば始発点を切りかえて、西武池袋線の最寄り駅をかませるとかいう形がとれるのであれば、多少は改善にもつながるのかなという気がしなくもないんですけれど、一切この間スタートから、事業開始から路線の工夫だとかいうものはなかったのですか。
中井都市基盤部副参事(交通対策担当)
そういったお話は正式には来ていません。
伊東委員
確かに関東バス、当初――当初というかこの春、減便した後また少し便数をふやしていただいたんですけれど、さりとてこのままやっていきますとさらに累積赤字が膨らんでいくということもありますから、さまざまな手というのは関東バスのほうも打っていただかないと、もう現状が改善される余地はないと思うんですね。先ほど委員の方からは、一部利用料の御負担をという話もありましたけれど、それはこの1路線に限って議論できるものでもないと思いますので、その辺は区としてもうちょっと路線を工夫するとかいうことで、現状維持、さらなる増便というのを向こうにお願いすることは考えていないのですか。
中井都市基盤部副参事(交通対策担当)
現状では私ども、そういったところまでは考えが及んでございません。
尾﨑都市基盤部長
ちょうど1年前に、私ども、区長から関東バスに現状を維持してほしいと。減便というお話がありましたので、再考をお願いするような要望書を出しております。その後、議会のほうからも出していただいております。その気持ちが変わっていないということは事実でございます。ただ、関東バスさんから言わせますと、やっぱり当初期待していたほどお客様がいらっしゃらないと。それがネックというような話も聞いております。乗っていただければ、それはダイヤに反映できるということだと思いますけども、現状のままでは厳しいんだというお話を聞いております。それは私どももそういう理由だろうなということは承った上で、でも、再考してほしいという気持ちには変わりません。なかなかそこがうまくいかないところではございます。先ほど申し上げたとおり、このバスの特徴としては、例えばシルバーパスで乗れる。ほかのコミュニティバスでは100円均一で、シルバーパスが使えないというような状況でございます。将来的に中野周辺に、例えば病院ができる、そこに来る方もいらっしゃるだろう。お年寄りの方は自由に乗っていただけるような環境整備で、他と違った特色を持たせて、バス会社さんについてもそういった方針のもとで運営していただくということで続けてまいりました。現状に至っては非常に厳しい。お互いに厳しい状況ではありますけれども、やはりこの件については再度バス会社等と協議を続けてまいりたいというふうに思っております。
伊東委員
陳情の趣旨のほうは、あくまでもバス運行費の赤字補填もしくは補助により「なかのん」のコミュニティバスの復活を求めるという趣旨ですので、今も答弁の中にあったように、大変中野区も財政事情は逼迫しているというか、好転の兆しはまだまだ見えてきていない中で、安易に1路線を対象にこうした財政措置はとりにくいのかなという気がするんですけど、一方では、運行会社に働きかけることにより経営改善への支援というのかな――支援という形よりも協議の中で、どうやったらばよりよい方向が見出せるのかというのは、ぜひ、今質問させていただきましたけれど、引き続き努力はしていただけたらと思うんですけれど。よろしいんですよね、今の、確かな御答弁ということで捉えて。今後とも運行会社と協議を重ねながら改善努力を協議していくということで。
尾﨑都市基盤部長
関東バスとの協議につきましては私どもの考え方も申し述べさせていただいて、引き続き話し合いを進めていければなというふうには思っております。
市川委員
今、伊東委員の質疑に関連してなんですけど、あれはたしか2年前、平成でいうと23年、西暦でいうと2011年に、大内議長と久保副議長で議会の決議文を持って関東バスに行ったんだよね。それは間違いないかしら。
中井都市基盤部副参事(交通対策担当)
はい。平成24年の12月に議長、副議長、それから、当委員会の正副委員長、並びに区長も同行いたしまして要請を行ったと記録が残ってございます。
市川委員
そうすると、去年だな。去年の12月に行ったんだよね。そのとき今お話しのように、議長と副議長、それから、建設委員会の正副委員長、それに区長も御一緒にと。こういうことで、区長は引きずられて行ったんだよね。そうじゃなかったっけ。
尾﨑都市基盤部長
順番としては、今、委員がおっしゃるように、議会側が動いていただいたと。くっついていったわけじゃなくて、それだったらば区長も議会と一緒になって要請行動をしましょうというお話で、区長も積極的に参加したということです。区長は、例えばそれが一緒じゃなくても別な行動ということは当然あったかと思います。
市川委員
だけど、議会が動いたから動いたというのは間違いない事実ですよ。それがインセンティブになったじゃないか。傍聴人の方に言っておきたいんですよ。議会という機関が動いたんだよ。自民党でもない。公明党でもない。共産党でもない。民主党でもないんだよ。誰の地元の議員でもないの。中野区議会という機関が動いたんだよ。一党一派に偏した動きじゃないんですよ。大内議長と久保副議長が、たまたま大内議長は野方地域、久保副議長は鷺宮・上鷺宮地域だからというわけじゃないんだよ。これは議会という機関で、42名で決議した内容を持って行ったんだよ。ここに重みがあるんですよ。これは傍聴人の方によく覚えておいてほしい。そのときの内容、何を要請したか。それを答えてくださいよ。
中井都市基盤部副参事(交通対策担当)
すみません、ちょっと保留させてください。
市川委員
というのは、わかっているんだよ。さっき僕が言ったとおりなんですよ。だから、わからないんでしょう。これは、議会という機関が動いたものに行政が引きずられて行っているから、わからないじゃないかというのが私の言いたいことなんですよ。私は、だから、わざとこれを質問した。その内容は、1時間3便にしてほしいということを言ったんだよ。もとに戻してほしいと言ったの。だけども、補助金の話はできなかった。補助金の話はしていない。だけども、本当に思い切って言ったんですよ。1時間に3便にしてほしい。議長はこれをきちっと相手に伝えた。だけれども、それがかなわなかったんですよ。もちろん区長も同行してくださった。これはとても心強かった。区長も御一緒したけど、だめだったんですよ。で、今さっき部長が答弁の中で、この関東バスの「なかのん」は、ほかの、例えば「すぎ丸」とか「ハチ公バス」と違うのは、いわゆる関東バスの1路線にコミュニティバスという形を乗っけて、3年間、さっきも伊東委員が、そもそも2005年から3年間に限って補助を出して、相手にインセンティブを与えて、それで経営ベース、いわゆる採算ベースに乗っかれば、これが続いてくれればいいなというところからスタートしている。「すぎ丸」とか「ハチ公バス」というのは、そもそも渋谷区や杉並区が自発的にみずからバス会社に乗り込んでいって、こういうバスを走らせるためにこれだけの補助を出すから走らせてくれといって、バスのボディーもみんな独自のオリジナルのデザインで走らせているんですよ。それの一番先駆的な取り組みをしたのは武蔵野市なんですよ。武蔵野市の土屋市長がこれを一等最初にやった。そのときの理由は何だったかわかっていますか。あの武蔵野市が最初にこのコミュニティバスに取り組んだ理由、わかりますか。答えてください。
中井都市基盤部副参事(交通対策担当)
申しわけございません、存じ上げてございません。
尾﨑都市基盤部長
当時の市長に対しまして、お年寄りからお手紙があったと。やはりなかなか自由に動けない。バスが近くにあればというようなお話だったかと思います。そういった提案を受けまして市長が考えたのが、「ムーバス」という愛称で呼ばれていますけども、武蔵野市のコミュニティバスの出発点だったというふうに聞いております。
市川委員
そのとおりなんですよ。当時の武蔵野市の市長、土屋さんが、今の衆議院議員、あの土屋さんが市長の当時に、武蔵野市全体が高齢化してしまった。当時は、武蔵野市はそもそもベッドタウンで、中央線でそこからスタートして都心部にお勤めしている働き盛りの方が多かった。でも、その方たちがだんだんお年をとるにつれて高齢化した。まち全体が高齢化して足の確保が必要だという要請で、それは皆さん市民の声から、土屋市長はその要望を捉まえて自分で「ムーバス」を自発的に考えて、これはアイデアですよ、土屋市長の。それをバス会社にお願いして委託しているんです。あれは僕、委託事業だと思いますよ。だから、補助金とかいう問題とは全然違う。事業を委託するんですよ。これは傍聴者もそこのところをよく覚えておいてください。補助して動かしてもらうのと、自分のところで独自事業として展開するものを民間の事業者に委託するのは全然違うんです。そういったことを先駆的に取り組んでいる自治体というのはやっているんですよ。だから今、もう本会議で実は答弁が出ちゃって、田中区政のもとではもう――共産党の金子議員の本会議の質問、ありましたね。「なかのん」に補助金を投入してくださいという趣旨の質問で、あのとき区長、何て答えましたっけ。
尾﨑都市基盤部長
いわゆる運行補助ということについては考えていないというような答弁でございます。
市川委員
もうこの陳情の審査に入る前に本会議の一般質問の席上で、共産党の金子議員の質問で、区長は、私、田中区政のもとではもうこの運行補助はできませんという答弁をきちんと公言しているんですよ。それはもうきちっと会議録に残るんですよ。だから、田中区政下では実現しないんですよ。という話なの。だけれども、今、区長のそういう答弁は、金子議員がこれに対して補助をよこせという観点に立って質問しているからそういう答弁を出しているわけで、もしこれを、さっき私が紹介したような事業の委託というような形でおやりになってみてはいかがですかというような観点で質問をするならば、区長はまた別の角度からの答弁があったと思う。そう僕は思います。これは感想なんです、あのやりとりを聞いていて。
そういうことに基づいてもう一回聞くけども、要するに中野区は南北の交通の利便性が悪いんですよ。東西はいいんです。至極利便性がいい。それこそさっき陳情者の方がおっしゃったように、一番北のチベットと言われている上鷺宮の一番北だって西武池袋線の富士見台があります。それから、もちろんその次には西武新宿線が走っています。これは新宿に向かって1本です。真ん中には大動脈の中央線、総武線が走っています。青梅街道の下には地下鉄丸ノ内線が走っています。その枝線が中野新橋から方南町に向かっています。そうでしょう。南台へ行ってごらんなさいよ。わずか歩けば京王線が走っています。皆新宿とか都心の方向に向かっている。東西はいいんですよ。けれど、南北が弱いんですよ。これは昔から言われていることなの。それに対して交通対策担当というセクションを置きながら、これを長年考えてこなかったということが、逆に言えば怠慢ですよ。これは行政の怠慢。道路のことを考えるなら、公共輸送機関である私バスのことも考えるべきであるというのが、我々自民党のスタンスですね。道路一つつくるのも、公共輸送機関としてのこのバスの路線のダイヤを確保するのも、同じ観点から物を見なきゃいけないと思いますね。
なぜかといえば、それは人を運ぶ動線だからね。そうでしょう。道路だって人が歩く、自転車が走る、自動車が走るためにあるわけ。人を送り込むためにあるわけ。公共輸送機関は同様に遠距離まで足を延ばすためにあるわけだ。それは道路を使いますよ。だけど、そういう観点に立てば、これも人を運ぶという一つのいわゆる動線ですよ。動線だと考えれば、道路1本通すのに1,000万円かかりますから、ここから引っ張ってきて予算をつけましたという話と同じで、簡単にここから1,000万円持ってきて、残っているお金があるから、はい、補助金つけましたと、補助金なんか簡単につけられるのかもしれない。だけども、そうやって安易につけられないということは、やっぱり今までの努力の不足。それが相手方に伝わっていない。要するに、今言っているところは関東バスの側に伝わっていない。それから、関東バスとのいろいろなやりとりの中で、こういう形であればダイヤは残せるんだというような回答もまだ得ていない。そういったやりとり。例えば、関東バスの側の言い分、あるよね。人件費の問題、それから、燃料費の高騰、こういうことが要因になって今、私バスは経営難に陥っています。そうでしょう。バス協会はみんな言っていますよ。東京の私バスのあれは、ほとんど経営は何で成り立っているかというのはもうおわかりのとおり。東京都がシルバーパスの助成金を予算で投入しているから、バス会社の経営はできているんですよ。あれがなかったらバス会社、見てごらんなさいよ。昼間走っているバス、みんな空だよ。これ、渋谷へ行ったって同じ。新宿へ行ったって同じ。朝晩のラッシュ時は込んでいますよ。だけど、昼間は空バスを走らせているんですよ。これができるのは、東京都からの助成金があるからできていると言っても過言ではないと私は思います。
だから、最後に1点伺っておきたいけども、今のこの陳情文書表、陳情者のお出しになった陳情に基づけば、このダイヤの、いわゆる1時間に3便なりのダイヤに戻すために補助金の投入をお願いします、こういう文章であるということは、本会議で日本共産党の金子議員が質問したあの答弁によって、もうこの一文が入っているとこの審査は難しくなってしまう。僕はそう思っているんですよ。だから、出し方によってはこれ審査の対象になる。そう思うんですよ。僕は、さっき陳情者の方がおっしゃったように南北の、東西の高齢者の方の足の確保は大事だと思っていますよ。武蔵野市がそれによって「ムーバス」をつくったように、中野区も何か考えなきゃいかんと思う。中野区の高齢化率は、たしか75歳以上の人が全体のうちの30%だったっけ。そうでしょう。議長が首を縦に振っているんだから間違いないよ。これ、23区の中だってたしか上から数えて何番目ですよ。というならば、高齢者の足を確保しなきゃいかんということになるじゃない。それを積極的に考えている中野区にこういう陳情をぶつければ、はね返りもあるかもしれない。だけど、今はまだそこまで積極的に考えていない中野区に今この補助をお願いしますといっても、もう本会議答弁が出ているからこれは審査できないんだけど――審査できないというよりも、私どもももう結論ありきの審査になっちゃっているんだけど。
もう一回聞くけども、運行費の補助というのは今一切考えていない。ダイヤを何とかもとどおり、少なくとも1時間に2本にしてほしいという働きかけはしますよという線が大体の中野区側のお考え、姿勢です。ということでいいんですか。これを確認しておきます。
中井都市基盤部副参事(交通対策担当)
おっしゃるとおり、やはり高齢者の足の確保ということでは、こういう交通事業者に対しまして私どももいろいろな、できる限りの提案をしながら便数の増というものを、これからしっかり一緒に考えてやっていかなければいけないんだろうなというふうに思います。
市川委員
補助金の投入はないですね、今の時点では。
中井都市基盤部副参事(交通対策担当)
はい。現在のところ補助金の支出は考えてございません。
委員長
ほかに質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、取り扱い協議のため委員会を暫時休憩いたします。
(午後2時16分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後2時19分)
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結いたします。
次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終了いたします。
次に、討論を行います。討論はありませんか。
来住委員
賛成の立場で討論を行います。本陳情につきましては、バス運行費の赤字補填もしくは補助によりということで主旨が述べられております。この間、議会としても、区としても、運行事業者に対しては働きかけをしてこられたところでありますけども、しかし、ことし8月6日の改善が若干行われましたけども、当初の地域の皆さんが望んでおられる形には依然としてほど遠いものがございます。上鷺宮・鷺宮の地域の皆さんにとっては、とりわけ交通不便地域というふうに言われて、地域の皆さんの長年の要望の中で「なかのん」が走るようになったという経過もございます。そういう意味におきましては、地域の皆さんが中野の中心に来る、それから、病院や買い物にも利用できるということで、極めて交通弱者にとってはなくてはならないものとしてこの「なかのん」は活用されてきたと思います。そういう点で考えるならば、地域の皆さん、区民の皆さんの利便にどう行政が応えるかということは、これは当然区としてやるべき仕事の一つだというふうに私たちは考えます。したがいまして、この便を継続だけではなく、引き続きさらに利便が高まるように、ここでありますようにもとの状態に「なかのん」を戻してほしいという要望については、私たちとしては、これは実現を図るべきだという視点から本陳情に賛成をする討論としたいと思います。
委員長
ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結いたします。
これより本件について挙手により採決を行います。
お諮りします。第9号陳情、コミュニティバス“なかのん"の復活についてを採択すべきものと決することに賛成の委員は挙手をお願いいたします。
〔賛成者挙手〕
委員長
挙手少数。よって、本件は不採択とすべきものと決しました。
以上で第9号陳情の審査を終了いたします。
次に、平成24年第16号陳情、警察大学校等跡地の中央部公園拡張についてを議題に供します。
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、取り扱い協議のため委員会を暫時休憩いたします。
(午後2時24分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後2時25分)
お諮りします。第16号陳情、警察大学校等跡地の中央部公園拡張について、閉会中も継続審議すべきものと決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で、第16号陳情についての本日の審査を終了いたします。
次に、所管事項の報告を受けます。
1番、平成26年度予算で検討中の主な取り組み(案)についての報告を求めます。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
それでは、平成26年度予算で検討中の主な取り組み(案)につきまして御報告申し上げます(資料3)。報告の仕方でございますけれども、まず包括的なことと、それから、都市政策推進室の所管につきまして私のほうから御説明させていただいた後に、都市基盤部の所管についての御報告、説明をさせていただきたいというふうに思ってございます。
それでは、まず全般的なことでございます。これにつきましては、現在平成26年度の予算編成、作業中でございます。その中で新規・拡充の事業、あるいは見直し事業につきまして、区民生活への影響が想定される主な取り組みを案として取りまとめたところでございます。これにつきまして議会をはじめ区民の方々に広く公表いたしまして、現在の検討状況をお伝えしていこうというふうに考えているところでございます。具体的には12月5日発行の区報、それから、ホームページに掲載して御意見を求めていくほか、資料の最後のページになりますが、一番下、2番でお示しのとおり、12月11日には対話集会を開いて意見を求めていきたいというふうに考えているところでございます。
それでは、もう一度1ページにお戻りください。大きな1番、検討中の主な取り組み項目というところでございます。これにつきましては(1)から(3)まで、10か年計画(第2次)の四つの戦略に基づくお示しが(1)、それから、防災安全対策等といたしまして(2)で取りまとめてございます。(3)でその他の取り組みというふうにお示しをしているところでございます。全てで39項目になってございます。
1ページの(1)のマル1、まち活性化戦略では3項目、次の温暖化防止戦略では同じく3項目、お開きいただきまして2ページ、元気いっぱい子育て戦略につきましては7項目、そして、四つ目の健康・生きがい戦略につきましては、3ページにまたがって8項目をお示ししているところでございます。3ページの中段以下、(2)の防災安全対策等といたしましては、4ページにまたがりまして13項目を示してございます。その他、(3)といたしまして5項目をお示ししているところでございます。
それでは、続きまして、都市政策推進室所管の部分につきまして御説明をさせていただきます。
もう一度1ページにお戻りください。
(1)のマル1でございます。まず、まち活性化戦略で2項目でございます。1点目が、中野駅周辺のまちづくりといたしまして、駅地区、それから、周辺地区のまちづくり整備事業を進めようというものでございます。次が2点目、西武新宿線沿線のまちづくりといたしまして、駅前広場あるいは交差道路等の都市基盤の整備、これを進めていくとともに沿線のまちづくりを進めていこうというものでございます。
次に、マル2の地球温暖化防止戦略のところの1点目でございます。商店街街路灯のLED化補助といたしまして、これを行います商店街に対して現行の都補助金制度に加えまして区が上乗せ補助をいたしまして、全商店街のLED化を進めようというものでございます。
以上、都市政策推進室の所管でございました。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
引き続きまして、都市基盤部所管の報告について御説明いたします。
まず、1ページ目にお戻りいただきたいと思います。マル1、まち活性化戦略、1項目ございまして、3番の東中野駅前広場の開設でございます。駅前広場及び地下自転車駐車場等の整備を行う。平成26年度開設予定でございます。
それから、マル2の地球温暖化防止戦略、これは該当する項目はございません。
それから、次のページのマル3の元気いっぱい子育て戦略はございません。
それから、マル4の健康・生きがい戦略、これは4番目に1項目関連項目がございまして、東中野区民活動センター等整備でございまして、東中野小学校跡に東中野区民活動センター(移転)及び公園を整備するため基本計画を策定する。そういった内容でございます。
引き続きまして、3ページでございます。(2)の防災安全対策等でございますが、これが3番目以降、4ページ目の最後、13番までございます。順に3ページのほうから申し上げます。
まず、3番といたしまして、道路付属物等現状調査及び修繕計画の策定ということで、道路付属物の落下や倒壊、道路陥没等による被害の防止のため、老朽化・劣化・異常等の調査を行い、調査に基づく修繕計画を策定するということでございます。
引き続きまして、4番目でございます。橋梁長寿命化修繕工事でございます。これは橋梁長寿命化のための設計・修繕工事を行うということでございます。
5番目でございます。弥生町まちづくりでございます。都の不燃化特区として災害に強く安全なまちの実現に向けた取り組みを進めるというものです。
引き続きまして6番目、大和町まちづくりでございます。都の不燃化特区として、都が行う大和町中央通り(補助第227号線)の拡幅事業の実施にあわせまして、災害に強く安全なまちの実現に向けた取り組みを進めるということでございます。
続きまして7番でございますが、(仮称)鷺の宮調節池上部多目的広場の整備でございます。鷺の宮調節池の上部を多目的広場の整備を行う。整備完了は平成26年度を予定しております。
続きまして8番目、(仮称)本町五丁目公園整備でございます。(仮称)本町五丁目公園の整備を行うものでございます。開設は平成27年度を予定してございます。
続きまして、裏面をごらんいただきたいと思います。9番目でございます。(仮称)南部防災公園の整備でございます。(仮称)南部防災公園の整備を行うものでございます。開設は平成28年度予定となっております。
10番目が(仮称)弥生町六丁目公園整備でございます。広域避難場所内にある弥生町六丁目の用地、国家公務員宿舎跡でございますが、これを取得して公園として整備するというものでございます。
11番目が木造住宅密集地域整備でございます。木造住宅密集地域、具体的には南台一・二丁目地区、南台四丁目地区、平和の森公園周辺地区でございますが、これらの地区につきまして地区施設道路の拡幅整備を行いまして、災害に強いまちづくりを推進するというものでございます。
引き続きまして12番目、避難所機能及び帰宅困難者対策の充実でございます。各種物資の整備や災害時要援護者に配慮した対策など、避難所機能の充実を図る。また、帰宅困難者の一時滞在施設の運営に必要な物資の整備を図るというものでございます。
それから、13番目でございますが、東日本大震災復興広域協働推進でございます。職員派遣など被災自治体への復興協働の取り組みを継続するものでございます。
都市基盤部所管は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
伊東委員
都市政策推進室にかかわる部分についてちょっとお聞きします。都市政策推進室に関連する案件が結構ありますね。ただ、表記が、中野駅周辺のまちづくり、事業説明のほうも非常に標準的な表現。2番目の西武新宿線沿線まちづくりについても、事業説明の中で西武新宿線沿線のまちづくりを進める。これは10か年計画ではないんですから、26年度は大体どこを目指すのかぐらいは書いてもらわないと、今までずっと、いろいろな御答弁をいただく際、あるいは、説明をいただく際に、頭に触れるような表現でとどまってしまう。これ、都市基盤部でも、弥生町まちづくり、大和町まちづくりについても表記が、ちょっと踏み込みが足りないというような気がしてならないんですけれど、その辺はいかがなんですか。
長田都市政策推進室長
委員御指摘の点については、よく踏まえさせていただきたいとは思っております。ただ、この主な取り組み事項、区政全体の、10か年計画に基づく大きな柱立てごとに幅広く御説明をするというものですので、一つひとつのプロジェクトについて細かく書くような、そういった余地がなかなか生まれてこないというところが、所管としてもちょっと十分でないかなと思いながらも、しかし、全体をあらわす中の一部分を構成するという書き方では、こういう書き方に落ち着かざるを得ないかなというふうに思っております。
それから、もう1点でございますが、中野駅周辺まちづくり、それから、西武新宿線沿線まちづくりにつきまして、これ、大変大きなプロジェクトでございます。しかも、長い年月をかけて一つひとつのステップを踏んでいくということでございますので、なかなか細かい事由を一つずつ挙げながら説明するということは概要を捉えるという意味では難しいところがあって、検討した結果こういった、御指摘のとおり抽象的な表現でございますが、ここにおさめざるを得なかったということでございます。なお、区民との対話集会等では、御質問等がございましたら丁寧にお答えをしたいというふうに考えてございます。
総括的には以上でございます。
伊東委員
確かにいちいち書いていたら大変だと思いますけれど、さりとて10か年計画に基づいたそれぞれのプロジェクトの年次計画というものがあるわけですから、それにのっとって26年度事業目標達成を目指すですとか、もうちょっと踏み込んだ表現というのを、これですとあまりにもさらっとし過ぎていて、何がやりたいのか意気込みが感じられない。そう思うので、もうちょっと表現の工夫というのがあってしかるべきじゃないかなと思いますけれど、いかがでしょうか。
長田都市政策推進室長
委員の御指摘、踏まえさせていただきまして、今後検討し改善してまいりたいと思います。
平山委員
主な取り組み案ということなんですが、新規、拡充、見直しとありますけど、どれが新規で、どれが拡充で、どれが見直しなんだろう。というのは表記されないんでしたっけ。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
今年度につきましては、各分類項目のそれぞれの中におきまして、見直し等についてもあわせて表示をさせていただく形をとりました。本委員会の所管部分、都市政策推進室と、それから都市基盤部の所管に関しては、見直しといったところは今回はございませんでした。新規・拡充といったところで申し上げますと、先ほど御質疑もございましたが、中野駅周辺のまちづくり、西武新宿線のまちづくりにつきましては継続として拡充していくものと。それから、温暖化戦略の商店街街路灯LED化補助、これにつきましては新規というものになってございます。
平山委員
おっしゃったように、今年度事業見直しというのが取り立てて別項目での御報告がないので、「主な」とあったので、ここに載っていないのも含めた上で当該所管の中で、この見直しによって区民生活に影響を及ぼしそうなものがあるのかどうかというのがちょっと懸念されたんですが、それはないと。先ほどの御答弁ではそういうことでよろしいですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
区民生活への影響が想定されるようなものということでの見直しは、当委員会所管部分ではございません。
平山委員
もう一つ。4ページの10番、(仮称)弥生町六丁目公園整備、今年度新たにこの話が上がってきているような内容ではございますけれども、広域避難所内にある弥生町六丁目用地を公園として整備するということで、現在も広域避難所の形になっているのかな、これを公園整備という形なんですが、現地へ行ってみるとかなり特徴のあるというか、傾斜が、公園として活用するにはなかなか難しいんじゃないかなという感想を持っちゃったりもしたんですが、その辺はどういうふうにお考えですか。
志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
弥生町六丁目公園の整備に関しましては、現段階におきましては国家公務員の宿舎跡地の活用方針ということで御提案をさせていただいております。公園等の整備につきましては、今後整備方針等を定めていく中で、どのようにあるべきかといった形で考えてまいりたいというふうに思っております。
平山委員
いや、それはもちろんそうなんですけど、財務省とのやりとりもあるでしょうから、まず目的を決めなきゃいけないというのはあるんですけど、目的として公園というものがあそこの場所に適切なのかどうかということがあるわけじゃないですか。だって、設計をやっていく中で、ものすごくお金をかけたらいい公園になるかもしれないけども、なかなか財政事情がそういったことを許さない。まあ、補助金の活用等々も考えられるんでしょうが。等々考えた上で、区があそこを公園として活用しようというふうに考えられたことに対して、あの傾斜についてどういうふうに考えられているのかなというのを率直に伺いたかったのですが、これ以上答弁はなさそうなので……。ということも含めて、要は本会議でみどりの基本計画に触れながら質疑をさせていただいたとおり、土地のない中野区にあっては、どこかであいたものがあればそれを活用するということは、それはそれでしかるべきかと思うんですが、一方で、やっぱり適正配置というのを考えていかなきゃいけない。まずは、区の中にあって望ましい姿というのをやっぱりきちんと描いていかないと。現在区の計画の中にあっては、南部においてはとりあえずこの三つの大規模公園の整備というのが当面の目標だったわけですから、それが目標どおり何とか進んでいっている。懸念の一つも何とかクリアできそうな形になってきている。またこっちに大きいのが出たから、これを公園として活用して防災機能も持たせるようにしようという形を進めていく。その前段階として中野区全体のバランスを考えたときどうなんだというのをきちんと庁内で検討して、私は計画化することが望ましいと思ってはいるんですが、まず適正配置のあり方について区としての考えをきちんと示していただく必要があるのかなというふうに思っているんですが、どのようにお考えですか。
志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
委員お話しのとおり、適正配置計画があるべきというのも一つの考え方としてあると思います。今お話しのとおり南の地域に対しては、今、本町五丁目公園、そして、本町二丁目公園が新たに都市計画公園として対象になるのではないかということで整備も進むと思います。また、南部防災公園もこれから基本設計等を上げていく中で考えております。そういったところでは、全体の環境基本計画ですとか公園整備のあり方、そういった視点から配置計画等についても庁内でしっかりと検討した上で、整備について考えてまいりたいというふうに思います。
林委員
今、伊東委員もおっしゃったように、特に(1)のマル1のまち活性化戦略の1、2、3、特に1の中野駅周辺まちづくりの事業説明があまりにも、26年度の予算編成の検討中という割にはちょっと不足していると思うんですが。結局第1期が終わって、じゃ、26年は何をするのかという、26年度予算を編成する上で何をするのかということについて、もう少し説明をお願いします。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
中野駅周辺まちづくりにつきまして平成26年度は、中野駅地区の第2期整備、これは西側の南北通路、橋上駅舎、それと、南北通路を四丁目、三丁目で接続するための中野三丁目の駅前広場、それと、中野二丁目につきましても駅前の再開発事業の、今準備組合が組成されております。それらの事業についてしっかりと平成26年度は都市計画の手続を行って、都市計画事業としてしっかり位置付けをしていきたいということを考えております。
林委員
では、都市計画事業として計画されている。あとは、西側のデッキをつくるに当たって、結局これから都市計画決定された後に用地買収とか、そういうようなことはもっと先のことになるということでよろしいんでしょうか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
中野駅地区第2期整備につきましては、南北通路と橋上駅舎ということですので、それ自体で用地買収というようなお話にはなりません、2期事業としては。ただ、中野三丁目、駅直近のところにつきましては、現在駅前広場等の空間がございませんので、そういったものを生み出していくこととあわせて、中野三丁目の駅直近のエリアを、例えば土地区画整理事業のような面的なまちづくり、これを入れていって、そういった駅前広場空間と面的なまちづくりを進めていきたいということを考えております。それについても、今その中野三丁目のまちづくりについて事業内容の検討を進めるとともに、地域の方々の御意見等も今意見交換等をさせていただいているという状況です。
林委員
では、それは26年にするかどうかわからなくて、今後ということなんですか。今の御説明だとちょっとそこがわからなかったので、すみません。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
平成26年度は、先ほども申し上げたとおり、まずはそれらの事業の都市計画の手続を進めてまいります。それとあわせて、きちんとどのような事業として組み立てていけるのかという事業化の検討をあわせてしているところでございます。
林委員
では、そういうことをこの事業説明に、都市計画の手続をするというふうに書かれたほうがよかったと思うんですけど、その点についてどのようにお考えですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
先ほど室長のほうから答弁させていただきましたが、なかなか個々のプロジェクトの内訳を具体的に書くには、全体のボリュームとしてなかなか書き切れなかったということで、今回はこのような表記をさせていただいたところでございます。
来住委員
同じく1ページの、都市基盤部の東中野駅前広場の開設のところで、駅前広場及び地下自転車駐車場等というのがあるんですけども、全体の、この駅前広場を含めて26年度に開設ということを考えて今までおっしゃっていたと思うんですが、「等」の部分は何をお考えなんでしょうか。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
これの中には環状六号線、山手通りの中央分離帯についても、東中野駅に車がスムーズに進行できるように整備を行うと。そういったことがこの「等」には含まれているということでございます。
委員長
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
2番、観光資源の発掘・開発等事業の進捗状況についての報告を求めます。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
それでは、観光資源の発掘・開発等事業の進捗状況につきまして、資料(資料4)に基づきまして御報告させていただきます。
まず概要でございます。この事業でございますけれども、地域資源の観光資源化に向けまして情報収集、実態調査など資源の発掘・開発を区が主体的に行いまして、観光情報基盤として整備いたしまして内外にPRをしていきたいということを目的としてございます。本件につきましは今年度の事業でございまして、現在の進捗状況を報告するものでございます。
内容と経過等でございます。一つ目の観光資源の発掘等でございます。区が情報収集でございますとか調査を行って区分整理をした地域資源、これがアの表でございます。歴史・旧跡等々、一定の区分整理を行いまして、例えば歴史・旧跡であれば野方配水塔、自然・景観、それから、みち・街並み、最後にはまつり・集客イベント等々ということで区分整理をしたものでございます。一方で、公募による地域資源ということでございまして、自薦・他薦による地域資源の公募を現在行っているところでございます。応募があった地域資源につきましては別途区が調査を行って、さらに区分整理をしていきたいと考えております。
続きまして、観光資源の認定ということでございます。中野区認定観光資源の決定というところでございまして、この上の、区が調査したもの、区分整理したもの、それから、自薦・他薦の公募の資源、こちらにつきまして公募による個人、及び一定の観光について知見を有する有識者にて構成する選考会を開催予定でございます。この中で中野区認定観光資源として決定していきたいと考えてございます。
この選考にかかわる基準ということでございます。裏面をごらんいただきたいと思います。地域資源のさまざまな特性、例えば歴史・文化性、個性・話題性、連担性・相乗効果、体感性、発展性というような区分と、一番右でございますけれども、それにかかわる条件、例えば文化財であるもの、新東京百景に選定されたものであるとか、さまざまな賞の受賞ですね、その他、認定観光資源としてふさわしいものということで、こういった一定の条件によりまして選考会で決定していきたいと考えているところでございます。
今回の選考会で決定した後、その後の追加や見直しの取り扱いということで、中段の下のウのところでございますけども、観光資源の新たな認定でございますとか、認定した施設の廃止、それから、商品の生産中止など資源の滅失、そういったものに関しまして、追加、除外、見直し等については今後定期的に行っていきたいと考えてございます。
観光案内表示の設置ということでございます。認定した観光資源につきましては、統一デザインによる看板やプレート、シールなどを設置してPRしていきたいと考えてございます。
観光パンフレットの作成ということでございまして、こういった資源、それから、資源の回遊のための歴史、文化、自然などのテーマによりますまち歩きコース、こういったものを掲載したパンフレットを作成いたしまして、こちらの周知、PRをしていきたいと考えてございます。
今後の予定でございますけれども、12月にはこの選考会を開催いたしまして資源を決定していきたいと考えてございます。年度末までにはこの観光案内表示の設置、パンフレットの作成・配布等を行っていきたいと考えてございます。
報告につきましては以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
市川委員
この資料をつくったのは誰ですか。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
所管の私でございます。
市川委員
この大きな2番、事業内容及び経過等とあって、(1)観光資源の発掘等があるね。で、アとあって、区が情報収集や調査等を行い区分整理した地域資源とあって、下に四角で囲ってあって区分があって、九つに分かれていまして、こっちに地域資源の例が書いてあるでしょう。こういうのを出しちゃうと、これは1人で歩くよ。これ、言われるよ。例えて言っておくよ。みち・街並みがあるでしょう。これ、何で桃園川緑道が入って中野通りの桜並木は入らないの。絶対言われるよ。どう思いますか。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
何々が入っていないじゃないかという御指摘も一定想定されることでございますが、この選考会の中においてそういった違いなどもしっかり説明させていただいた上で、この選考に……
市川委員
違うんだよと言っているの。違うんだよ。議会に提供された資料というのは区民に提供されているの。きょうここへ出たでしょう。そうしたらこれ、区民に渡るんですよ。僕、来週後援会の忘年会を開くんですよ。そのときにこれを渡すんですよ、みんなに。そうすると、私の後援会って大体この中野駅周辺から新井薬師、それから、南口の五差路ぐらいから、ここらあたり一帯の人たちがみんな来ますわね。今度観光資源の発掘、これ、区政報告でこうやって渡します。どうしますか。おい、桜並木が入っていないじゃないか、どうしたんだと、こうなるわけだよ。こんなもの入れることないじゃないですかと。選考会がこれからありますから、ここに具体的に地域資源が入ってきますよというならわかるの。だけど、例として取り上げるこれがもうさも入っちゃう。これの中におれが入っていないみたいな、こういう資料のつくり方はいかがなものかということを言っているの。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
あらぬ不測を呼ぶような資料のつくり方につきましては、今後十分注意してまいりたいと考えてございます。
林委員
概要のところに内外へPRしていくということが書かれて、最後の(4)番にも書かれているんですが、内外にPRというのは具体的にどのようなことを考えていらっしゃるんですか。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
パンフレットがございますが、紙媒体でございますとか、例えばホームページでの掲載など、紙媒体、ウエブ等々で区民や区外の方にもPRしていきたいと考えてございます。区内、区外にPRしていきたいという意味でございます。
平山委員
この観光資源の発掘等で、2番の(1)のアのところですね。区が情報収集や調査等を行い区分整理した地域資源、先ほど市川委員のほうから具体例を示さないほうがいいという話もあって、私も何かその気持ちはわかるなみたいな、うちの地域は何も載っていないみたいな、そういうのは置いておいて、これ、区が情報収集や調査等を行い区分整理した地域資源ということで、今この挙げてある例を見る限り、何か斬新なものが一切感じられないんですよね。これ、どういう調査、どういう情報収集をなされたんですか。例えば、今いろんな町会、地域の中で、みずからの地域の歴史をもう一回掘り返してというような作業をやられていらっしゃるようなところもあったりするわけなんですよ。その中で、なかなかこれまで発見されていなかったけども、あ、こういうことがあったんだという発見も今出てきたりしている。そういったところまでちゃんと手を伸ばして情報収集をされているのか。どういう方法でやられたのかというのがちょっとわからないので伺います。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
この情報収集でございますが、例えば区が保有している文献でございますとかインターネットなど、世間に流通しているもの等々を含めまして、可能な限り情報収集して一定の区分整理をしたというものでございます。一方で、一定の基準というのもやはり必要であるというふうに考えてございまして、この裏面の条件のところでございますけれども、文化財でございますとか新東京百景等々、外部から一定の客観的評価を受けたもの、こういった一定の客観性が必要であると考えてございまして、こういったものに該当しなくても今後発展性がありそうな資源ということも認定していきたいと思ってございますけれども、さらに、区が認定した後で見直し・追加の取り扱いについては、定期的に行っていく中で追加等々も行っていきたいというふうに考えております。
平山委員
というのは、要するに一番危惧するのは、机の上でやっちゃったんじゃないかということなんですよ。こういう観光資源の発掘って絶対足を使ってやらないと。みずからまちを歩いて、まちの方に話を聞きながらという行動をとっていかないと、本当の意味での観光資源なんか発掘できないんじゃないかなと。観光資源と言われているものの整理はできても、所管として中野の観光資源をもう一回見つけ出していこうという――発掘ですから――そういった作業というのは、やっぱり机に向かっているだけじゃ、パソコンに向かっているだけじゃ、本に向かっているだけじゃなかなかできないんですよね。もう一回きちんとまちに出ていただいて、中野の魅力を担当部署でもう一度見つけ直していこうというぐらいの取り組みをしていただかないと、何か今後も出てくるものがちょっと不安な気がするのでお尋ねしましたが、いかがでしょうか。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
このたびの事業につきましては、区のほうで一定の調査方法を決めて、事業者等への委託の中で行ったところでございます。一方で、じゃあ、それだけで足りるのかということもございます。あわせて現在公募での地域資源というのも収集してございます。さらに今後、こうしたことを定期的に行っていく中で、より魅力ある地域資源の発見でございますとか磨き上げということも行っていきたいというふうに考えてございます。
平山委員
事業者への委託を行ってとおっしゃったんですけど、とても委託されて出てきた内容には見えないですよね。こんなの中野区民なら誰でも思いついちゃうんじゃないかという。一体幾らかけたんだろうと思わざるを得ないので、ぜひお願いしますよ。わかるんです。これから公募でも集めていきますということなんですけど、大事なのはみずからの部署でやっぱり発掘をしていくことですよ。それが公募されてきたものと合致するものであることのほうがむしろ望ましいのであって、外から何らかの働きかけを待っていたり、丸投げして出てきたものをこれでいこうというような形はぜひとらないでいただいて。だって、中野の柱にしていくんでしょう、観光を。私は中野に住んでいるので、成果もわからないですけど、これが、例えばパンフレット等々になっても、そんなに魅力は感じないというのがこれを見た率直な感想です。なので、ぜひ取り組みをより一層頑張っていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
御指摘のとおり所管としての努力を続けてまいりたいと思います。
市川委員
関連して。今ここに関して平山委員は言ったんでしょう。(「はい」と呼ぶ者あり)じゃあ、滝瀬副参事に聞くけども、新井薬師の住職に会ったことありますか。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
直接面談等をさせていただいたことはございません。今後していきたいと思っております。
市川委員
それを言っているんだよね。わかるよね。言っている意味、わかるでしょう。だから関連して、そういうことを足繁く、足を運んで話をして、薬師の歴史なり縁起なりを聞いて、それで境内を眺めて、本堂に入って眺めて、話を聞いて帰ってくる。そういう交流をしなきゃいけないんだよ。ということが大事なことね。押さえておいてくださいね。
伊東委員
関連してなんですけれど、中野区にある、名称はちょっと覚えていないんですけれど、私鉄の各駅をおりたところに、例えば散策路のような形でモデルコースが幾つか設定されていて、それに沿う形でまちの辻々に御影石の石柱が立ち、そこに金属プレートが張りつけられている。そういうものは今回ここにちゃんと入ってくる予定なの、選考会の対象の中に。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
基準につきましては、先ほど来この基準の、裏面の条件等で例示をしてございますけれども、その中にはこれに合致しないで一定の表示物が掲載されるのもございます。この候補の案というものを選考会で示す中で、そういった御協議、御議論いただきながら御決定をいただきたいというふうに考えております。
伊東委員
それと、私の地域にも大変、全国的なのかどうかわからない、「たきび」の歌の発祥の地。あれはあくまでも個人宅。でも、休日の、陽気のいい時期になると、20人ぐらいの団体がいつも旗を持って家の前を歩いてそちらへ歩いていくと。そこには中野区のプレートが設置されているわけだよね。「たきび」の歌のゆかりについて書かれている。そういうものをどう整理していくのか。個人宅について、それこそ住職にお会いになったことはあるのか。そういう場所が、個人の資産等が選定されてしまったという場合にはどうなるのか。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
裏面の一番下でございます。所有者の同意をもってということで認定させていただきたいと思っておりますので、最終的には所有者の同意ということで認定ということでやらせていただきたいと思ってございます。ただ、文化財等々で個人宅、しかも非公開というのもございます。そういったものに配慮しながら、最終的には必ず同意をとってやらせていただきたいと考えております。
伊東委員
ぜひその辺は、あまり縮こまっちゃうと、今、平山委員もおっしゃったように魅力のないものになってしまうかもしれないと思うんです。それと、一方で産業振興、にぎわいのほうをやっていらっしゃって、同じ御担当として中野区の伝統工芸展みたいなこともされているわけで、べっこう細工ですとか色小紋だとか寄せ木だとか、いろいろな伝統工芸に取り組まれている方がいらっしゃる。よその区で見ますと、ちゃんとそれがマップになって、どうぞこちらへ行ってくださいと、お買い求めくださいということまでされているような区もあるわけですから、そういう視点もやはり新たに、まあ、入れろとは言わないんだけれど、ちゃんと位置付けられるのかどうかという議論があったほうがいいんじゃないか。既にあったのか。ちょっとその辺も確認したいんですけど。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
委員御指摘のとおり、中野の伝統工芸でございますが、区も助成などをさせていただいておりまして、毎年1回工芸展の開催も御支援をさせていただいているということもございます。そういった伝統工芸は今後とも御支援をさせていただきたいと思ってございます。一方で、例えば伝統工芸の作者に対する賞というものがその個人に与えられたりしているところでございますので、認定資源が人であったり物であったりということもございますので、そういったものを整理させていただく中で、伝統工芸についてもしっかりと御支援をさせていただきたいと考えております。
近藤委員
私、今回の一般質問で哲学堂の公園のことなどを質問させていただいたんですけど、やはりこの区分でこういうふうに分けてしまって、それでこの地域の資源の例という形で挙がっていますと、私が言ったのは、桜並木から哲学堂を通って江古田のほうの一連のコースというか、その流れみたいなところのすばらしさみたいなものがあるんですね。そういった配慮も入れていかないと、じゃ、ここはこれがいいみたいな切り方になってしまうと、本当に観光客としては全く魅力のないものになってしまうと思うので、その辺の配慮のほうはいかがですか。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
今御指摘の、例えば哲学堂、野方配水塔とは近接でございまして、野方配水塔は国の登録有形文化財でございます。哲学堂公園はさまざまな、新東京百景、東京都名勝指定等々もございます。そういったそれぞれの資源をどのように回遊していただくかということで、最終的にそれぞれの資源をまち歩きしていただけるようなパンフレットの作成ということを予定してございます。そのコースが魅力あるものになるような形の構成を考えていきたいと思っております。
来住委員
東中野はどこへ行ったのかと言わざるを得ないんですが、足をぜひ運んでいただきたいと思います。まずそのことを申し上げておきますけども、それはちょっとさておいて、歴史・旧跡のところで、中野のいろいろ読み物を読みますと、やはり豊多摩刑務所といいますか、監獄から始まって中野刑務所、70数年の歴史をたどったというふうにあります。同時に、赤れんがが唯一残された極めて貴重な建築物というふうにも言われておりますので、ぜひ区としてもその辺はきちんと位置付けをしていただきたいなというふうに思っておりますが、いかがでしょうか。
滝瀬都市政策推進室副参事(都市観光・商業振興担当)
繰り返しになってしまうんですが、裏面の基準の中で一定の歴史・文化性なども保有しつつ、例えば客観的な評価があるというような形で、その選考にかかわる皆様の御理解をいただけるような説明も加えて、区民の皆様に御納得いただけるような選考会になるような形でやっていきたいと考えております。
委員長
3時を過ぎましたので休憩したいと思いますが、よろしくお願いいたします。
(午後3時09分)
委員長
委員会を再開します。
(午後3時10分)
本日はここまでとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
次回の委員会は、あすの11月29日(金曜日)午後1時から当委員会室で行うことを口頭をもって通告します。
以上で本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の建設委員会を散会します。
(午後3時11分)