令和4年06月22日中野区議会厚生委員会(第2回定例会)
令和4年06月22日中野区議会厚生委員会(第2回定例会)の会議録

中野区議会厚生委員会〔令和4年6月22日〕

 

厚生委員会会議記録

 

○開会日 令和4年6月22日

 

○場所  中野区議会第3委員会室

 

○開会  午後1時29分

 

○閉会  午後2時11分

 

○出席委員(8名)

 小林 ぜんいち委員長

 山本 たかし副委員長

 間 ひとみ委員

 石坂 わたる委員

 近藤 さえ子委員

 浦野 さとみ委員

 高橋 ちあき委員

 久保 りか委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 地域支えあい推進部長 角 秀行

 地域包括ケア推進担当部長 藤井 多希子

 健康福祉部長 岩浅 英樹

 保健所長、健康福祉部地域医療連携担当課長事務取扱 佐藤 壽志子

 保健所次長 杉本 兼太郎

 健康福祉部福祉推進課長 中谷 博

 健康福祉部スポーツ振興課長 辻本 将紀

 健康福祉部保健企画課長、健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 中村 誠

 

○事務局職員

 書記 鎌形 聡美

 書記 早尾 尚也

 

○委員長署名


審査日程

〇議案

 第40号議案 令和4年度中野区一般会計補正予算(関係分)

 

委員長

 定足数に達しましたので、厚生委員会を開会いたします。

 

(午後1時29分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 それでは、議事に入ります。

 [1]第40号議案、令和4年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。

 本議案は、総務委員会に付託されておりますが、厚生委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。それでは、理事者の補足説明を求めます。

岩浅健康福祉部長

 それでは、健康福祉部所管分の補正予算につきまして御説明をいたします。

 議案書の16、17ページをお開きください。7款健康福祉費、1項健康福祉費、2目スポーツ振興費、2、スポーツ環境整備、(1)スポーツ環境整備でございます。哲学堂野球場の照明設備の改修工事等に係る経費として738万2,000円を増額するものでございます。

 次に、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、区内スポーツ施設の利用を制限したことに伴い減少した指定管理料の利用料金収入の補償として187万3,000円を増額いたします。

 続きまして、2項保健所費、1目保健企画費、4、医療連携、(1)地域医療でございます。新型コロナウイルス感染症在宅療養者に係る配薬調整を実施する薬剤師会への支援金といたしまして136万円を増額するものでございます。

 財源はいずれも一般財源でございます。

 以上、健康福祉部所管分の補足説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

間委員

 ありがとうございます。

 まず、スポーツ環境整備に関して、哲学堂野球場照明設備改修工事に係る経費についてですけれども、こちらはなぜ工事が必要になったのかという、工事が必要になった経緯について詳しく教えていただけますか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 本件につきましては、令和2年9月に工事完了しまして供用開始したところでございますが、その後、近隣の方から数件苦情をいただいたところでございます。それぞれ苦情を申し立て、その後続かなかったところでありますけれども、令和4年2月でございましたけども、かなり困っているというような苦情をいただきました。

 これにつきましては、現地に職員並びに工事関係者が赴きまして現地を見せていただきまして、かなり厳しい明かり、光があるということが確認できたところでございます。これを何とか緩和したいということでいろいろ対応策を検討したところでございますけれども、今般提案させていただいておりますルーバーを設置することによりまして緩和できるということが分かりましたので、いち早く取り付けたいということで、今回の補正をお願いしたというところでございます。

間委員

 ルーバーを設置ということですけれども、どのぐらいの数のルーバーを設置されるんでしょうか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 個数といたしましては、51個のルーバーを設置いたします。全ての照明設備というのは96個ほどあったかと思うんですけれども、そのうちの51個にルーバーを設置する考えでございます。

間委員

 96個中51個といっても半分以上というところだと思うんですけれども、そうすると本当に光が、照明が抑えられる、結構抑えなきゃいけないという状況なのかなというふうに聞こえます。令和2年度の9月に供用を開始してから結構それなりの期間がたってしまっていると思うんですけれども、苦情があったのでという経緯を伺ったものの、なぜこの時期にやるのかと。もう少し前に様々苦情があったのかなと思うんですけれども、結構遅いのかなというふうな印象はあるんですが、令和4年4月の方の苦情が決定打になったというか、これはという状況を受けて早々に動いてくださったという、動こうとされているということなんでしょうか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 委員今御指摘のとおりでございまして、最初に苦情をいただいた方につきましては、事情を話す中で、そういう意味では解決していたというところでございますけれども、令和4年2月の相談者につきましてはかなり困っているということで、実際に現場を見せていただいたということで、それを私どもとして確認ができましたので、こういった対応を図りたいと、図ることとしたものでございます。

間委員

 区民の方が困っているというところで、早々に対応されること自体は重要なことだと思います。ただ、そもそも何でまぶしいというような状況が起こってしまったのかというところで、こちらの工事は公園課のほうへ執行委任しているものだと思いますけれども、その委任している中で、設計ですとか測定とか、業者さんと様々協議もされてきたと思うんですけれども、その中でこういった区民からの苦情が起こってしまうような、光が漏れてしまうというか、まぶしいという状況になるかもしれないということは、どうして予測ができなかったのかなというふうに思います。

 執行委任されているというところで、直接、スポーツ振興課のほうが協議をされたわけではないとは思いますけれども、そこのところはどのような状況だったのかお分かりでしょうか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 このLED化というのは、そういう意味ではこの施設が区内では初めてということ、平和の森公園の運動施設もほぼ同時期に開設してございます。LEDということで開設してございますけれども、着手という面を含めますと区内初であったということがございます。

 施工前の照明に対する苦情というものも、哲学堂公園につきましては昭和46年からナイター設備を設置しているわけでございますが、ほとんどなかったということ。あるいは設計上も照度、ルクスの単位でございますけれども、外野部の照度につきましては、設計上はこれまでよりも落とすというようなことも配慮しているところでございます。

 また、電灯の数も少なくなることや、照明灯の高さも若干でございますが低くするようなこともございまして、ルーバーの設置については検討しなかったということでございます。

間委員

 インターネットでいろいろ調べると、横浜のスタジアムですか、野球場のほうもLEDを導入された際に、やっぱりすごく選手の方がまぶしいというふうに感じられたりとかということが、ネットのほうには記事になっていました。自宅でもLEDを使うとなると、使っているんですけど、結構やっぱり目に痛い、厳しいなということは感じていたりして、やはりこれまで使ってきたものと、周りにお住まいの近隣の方が感じるのはちょっと変わってくるのかなというふうに思います。その際に、やっぱりいろいろなほかの自治体での事例だったりとかもいろいろ御存じであるはずの業者さんから、御指摘はどうしてなかったのかなというところが非常に気になるところです。

 特に中野区はほかの自治体とは違って、本当にすぐ近くにマンションとかがある中で、やっぱりしっかりと配慮が必要かなというふうに感じますし、ナイター照明一つにしてもいろいろなタイプがあって、上に光が行くようなタイプのものもあれば、全く上に行かないような設計のものもあったりするんですね、調べていると。

 ですので、今度、庭球場ですか、テニスコートのほうも工事がありますよね。そういったところで、どういったものを導入するのかというところは非常に気になる部分ではあるんですけれども、直接ではないんですけれども、そちらのほうの御対応というのは、今回のことを踏まえて何か変更したりとかということはされるんでしょうか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 ちょうど今年度、上高田の庭球場につきましても設計に着手するということでございます。今般のことも教訓にいたしまして、対応については十分図っていきたいというふうに考えております。

間委員

 ありがとうございます。過ぎてしまったことかもしれないですけれども、一緒に工事をすれば工賃の節約ができたりとか、これだけ738万2,000円と聞くとすごく大きなお金だなというふうに感じるので、そこのところはしっかりと区のほうで検討して所管に――初めてというところで、知識というか考えがなかったのかもしれないですけれども、やっぱりこういったことがこれからないように、しっかりといろいろなところの御意見を聞いたりとかもしながらやっていただきたいなと思います。これは要望です。

 その次の、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための施設利用制限に伴う補償なんですけれども、これはどの期間が対象になっているんでしょうか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 体育施設全般ということでございまして、キリンレモンスポーツセンターのほか、各スポーツ・コミュニティプラザが対象ということでございます。また、運動施設につきましても、団体利用の減によって減ったということで、その分を盛り込んでいるものでございます。

 失礼しました。期間につきましては、本年1月21日から3月21日までということで、いわゆるまん延防止期間ということでの対応でございます。

間委員

 そうしましたら、考え方としては、そういったまん延防止とか、そういったどうしても閉めなければならなかったという期間に対して、今後もそういうことがあれば補償していくというような考え方ということでよろしいですか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 コロナの対応に伴いまして施設の利用制限を行う、これに伴いましてキャンセルが生じたような場合については補償していくというのが基本的考え方ということでございます。

間委員

 企業努力とかではなく、もちろんしていただいている中でも、どうしてもまん延防止とかというときでキャンセルが出て、もうそれはお国のほうで決まっていることだから、それに対して補償をしていくということですよね。ありがとうございます。

 最後に、新型コロナウイルス感染症在宅療養者に係る配薬調整を実施する薬剤師会への支援金についてですけれども、こちらは当初予算のほうで計上されていなかったと思いますけれども、今回補正予算のほうにかかるのはどういった経緯ですか。

中村健康福祉部保健企画課長

 こちらでございますけれども、昨年度途中から、9月の下旬から、個々の調剤薬局の薬剤師が配薬を行う場合、保険点数算定できるようになりまして、その部分が報酬で費用として請求できるようになりました。

 その後、医師会と薬剤師会との協議によりまして、令和4年度からは、各医療機関と各調剤薬局が直接配薬の調整を行う予定であるということで薬剤師会から報告を受けておりまして、区としては当初予算に予算要求をしていなかったものでございます。

 ところが、実際には、薬局が医療機関からの依頼を受けられないケースも発生してございまして、その場合、各医療機関が医師会に連絡し、医師会が薬剤師会に調整をお願いすると。薬剤師会のほうで、配薬を行う薬局をコーディネートするというものが実際発生してございました。そういったことから、令和3年度と同じような状況でコーディネート料を補助してほしいというような要望も薬剤師会のほうからございまして、今回このように補正をお願いするものになったものでございます。

間委員

 コーディネート料の内訳ですとか、ちょっとそういった細かいところを教えていただいてもいいですか。

委員長

 ちょっと休憩します。

 

(午後1時44分)

 

委員長

 再開します。

 

(午後1時45分)

 

間委員

 配薬の事務の内訳について教えていただいてよろしいですか。

中村健康福祉部保健企画課長

 配薬のコーディネートを薬剤師会が行った場合、コーディネートが発生した日、1日当たり5,000円を支給するものでございます。272日を想定しておりまして、5,000円に272日を掛けた136万円を今回補正でお願いしているものでございます。

間委員

 他区の事例なんかはどのようになっているんでしょうか。

中村健康福祉部保健企画課長

 近隣区では同じようなものはございませんでしたけれども、例えば港区ですと、配薬のコーディネートを薬剤師会が行った場合、1件当たり3,000円という補助があるというふうに――補助といいますか、委託をしておりまして、1件当たり3,000円を支払う仕組みがあるというふうに情報を得てございます。

間委員

 ありがとうございます。

久保委員

 今の新型コロナ感染症在宅療養者に係る配薬調整に関してなんですけれども、今、272日間、コーディネート料1日5,000円ということで、他区では1件当たり3,000円としているということですよね。当区の場合は、件数ではなくて1日という形になってくると、そこは件数に見合うのかどうかというのは、どのように基準といいますか、考えられているのか教えてください。

中村健康福祉部保健企画課長

 こちらでございますけれども、件数が1件でも発生したらという、定額ということで5,000円を支給するものでございますけれども、これまででございますが、例えば第6波のときですね、例えば1月28日ですとか2月14日は12件、これが最大でこれまで件数が発生したというような状況がございます。

久保委員

 要するに1件でも12件でも、そこは、コーディネート料は1日5,000円ということになってくる。0件の場合、申請がなかった日というのは、当然そこは入らないということになるわけでしょうかね。そこというのは、日々の件数の調整みたいな形というのは特に行われるわけではなくて、相談を受けたら、そのまますぐコーディネートをしていくということになっていくということでよろしいですか。

中村健康福祉部保健企画課長

 委員おっしゃるとおりでございまして、実際、医師会から薬剤師会に依頼があり、実際にコーディネートを行った日ということでカウントして支払いを行うものでございます。

久保委員

 もちろんそのことによって、1件であっても件数が多くてもそこは大丈夫であるということで、当然薬剤師会との調整を図られているんだと思うんですが、先ほど、当初予算になぜこれが載らなかったのかというところで、私も何でそういうことがなかなか調整ができていなかったりとか、区が情報を得られていなかったのかなというところが少し不思議に思っています。薬局が医療機関から連絡を受けられないというそういった仕組みになっているということを、なぜ区が当初予算の段階で認識をされていなかったのか教えてください。

中村健康福祉部保健企画課長

 こちらは薬剤師会とも連絡を取り合って調整を行いましたけれども、薬剤師会としては、当初予算の積算の時点では、令和4年度以降は個別の医療機関から各薬局に直接配薬の依頼を行うものである、そういう流れになるので、4月以降は不要になるということで、特に必要がないというお話をいただいておりましたので、このようなことになったものでございます。

久保委員

 ということは、それは医師会と薬剤師会との調整が、区が受けていたものと違っていたということですか。

岩浅健康福祉部長

 現状も各医療機関と薬局の間でやり取りをしていただいております。区が把握していない範囲になりますけれども、多くの調整がされています。それを4月以降全てそれで賄えるであろうというふうに、病院側、診療所側も薬局側も考えていた。しかしやってみると、ちょっと4月以降もそれでもやり切れない部分が、病院と医療機関で何回も電話をしなければいけなくなってしまいますので、やり切れない部分があって、何とか薬剤師会で取りまとめができないかという相談が改めて入ってきたということで、薬剤師会が、これは区のほうに昨年と同じような補助ができないかということでお話がございまして、区としてはやっぱり必要なものであるということで、今回補正予算を上げさせていただいたというものでございます。

久保委員

 ということは、できていたところとできていなかったところとがあったのかなと思うんですよね。そういう中で、結果的には前年度と同じような形の体制を取っていくことが望ましいという判断だったかと思いますけれども、やはり区のほうもしっかりその辺のところが、もちろんその医療機関、また薬局のほうで調整ができるというような報告をいただいていたんだとは思いますけれども、結果的にこのような形になることによって、ある意味区民の側に様々負担が生じる可能性も出てくるわけであって、しっかりその辺は慎重にきちっと、前年度の状況なども把握しておく必要があったのではないかなと思うんですが、そこはいかがなんでしょうか。

中村健康福祉部保健企画課長

 昨年度は実際にコーディネートが発生しておりました。そういう意味から、今から振り返って考えれば必要だったという考え方もございますけれども、今後、予算の積算に当たりましては実績等も勘案して適切に対応してまいりたいと存じます。

久保委員

 分かりました。よろしくお願いいたします。

 あと、スポーツ施設、哲学堂の照明設備についてなんですけれども、これは工事期間がどの程度かかることなのか。先ほど間委員からも質疑がありましたけれども、公園課への執行委任ではあったとしても、このことを想定することができなかったのかというようなことで、過去にもLEDではないけれども、他の施設でルーバー設置をしなければいけなくなったというような事例があったようにも伺っておりますが、その辺のところで、本当に最初からルーバー設置をするということが全く想定されていなかったのか、全く想定をすることができなかったのかどうか教えていただきたいと思います。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 先ほどの答弁と若干重なりますけども、哲学堂野球場につきましては昭和46年からナイター設備を設置していた。LEDではないわけなんですけれども、最近、照明に対する苦情はほとんどなかったというふうなことがございました。また、設計上、施工前後のルクス、照度と申しておりますけれども、この数値につきましても数値を小さくすることで設計していた、さらに電灯の数が少なくなることや照明灯の高さも低くなるといったことから、ルーバー設置の検討はしてこなかったというものでございます。

 委員御指摘のとおり、上高田野球場につきまして、LEDではないんですけども、設置後、近隣の方からの苦情に応えましてルーバーを設置した経緯がございます。結果として、今回補正をお願いするようなことになってしまったということで、先ほども申し上げましたが、これを教訓といたしまして、今後、LEDの設置につきましては十分配慮していく、検討していきたいと考えてございます。

久保委員

 分かりました。上高田で後からやっぱりルーバーをつけることということがあったと、このときにはLEDではなかった。もちろん上高田と哲学堂の野球場の状況は違うけれども、全く想定できなかったことではなかったのではないかなというふうに思うんですね。

 そうしますと、今ちょっとどのぐらいの工期ですかということも伺ったのですが、特に工期についてはお話がなかったんですけれども、やはりその期間使えない期間があったりとか、また後付けでの工事ということで、最初にLEDを設置するときからそのことがきちっと含まれていたならば、こういったことはしなくて済んでいたのではないかと思います。なので、しっかり過去の事例に倣っていくことが重要ではないかなと思います。工期についてはまた教えていただければと思いますけれども。

 それと、平和の森のほうでも同じくLED化をしたということで、先ほどありましたけれども、平和の森のほうでは特段問題はないんでしょうか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 すみません、答弁が漏れておりました、失礼いたしました。

 工期につきましては8日間ほど見込んでいるところでございます。昼間に、2面ございまして、半分ずつ休止をさせていただくような想定ということでございまして、利用者の方には極力御迷惑をおかけしないようにしてまいりたいと考えてございます。

 平和の森についてでございますけれども、こちらにつきましてもLEDの設置ということで、こちらにつきましては初めてナイター設備を整えるということもございまして、最初からルーバーをつけて運用しているところでございます。

久保委員

 なので、平和の森では最初からそういうふうに、初めてのことだったので配慮したということですよね。だからその辺のところが、やっぱり哲学堂では初めてではなかったんだけれども、LED自体を使用するのは初めてだったわけですから、平和の森のように配慮を最初からするべきではなかったかなと思います。

 これにつきましては、もうこうなってしまったので、区民の方に御迷惑をかけてはいけないので、こういった後付けの工事というのは仕方がないと思いますけれども、やはり過去の状況ですとか様々勘案しながら、今後も適切に行っていただきたいと思います。

石坂委員

 今回、スポーツ振興費のところのスポーツ環境整備のところのライトのところで私も伺いますけれども、こういったような、明る過ぎると区民の方から、近隣の方から上がった際に、照度の測定的なことは、器械的な測定とかはしたのかどうか教えてください。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 すみません、先ほどちょっと説明が不足してございまして。今年3月に実際にお宅を訪問させていただきまして、実際にナイター設備をつけた照度と消した照度、こういった照度も測らせていただいているところでございます。

石坂委員

 具体的にもし測定の差が、今数字が分かれば教えていただけますでしょうか。

委員長

 答えられますか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 すみません、ちょっと答弁保留。

委員長

 答弁保留。

石坂委員

 調べていただくとして、やはりこれは本来であれば、どのぐらい明るければ周りに迷惑がかかるだろうということは想定できると思いますので、そうした照明を設置する際、もちろん事前にそうしたこと、事態は避けるべきですけども、新たに設置をした何かしら明るさが変わるような、LED化ですとかそういうのを含めて変化が生じたなというときは、設置後に区民から言われて調べるんじゃなくて、本来照明が当たるところもですけれども、近隣のエリアも含めてどのぐらい影響が出ているのかどうかを、照度を測ったりですとか、場合によっては目視なども含めて調べることを習慣化というと変ですけどね、常に行うようにすべき慣習としていくことが必要であると思うんです。その辺はいかがお考えでしょうか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 すみません、先ほど当該お宅のということでお答えしたんですけれども、工事終了後に周辺の照度につきましては測定しております。それにつきましては異常なしということで報告を受けているところでございます。

石坂委員

 異常なしだったのが、実際に御家庭のほうで問題意識を持たれて、御家庭でも測ったということですけれども、御家庭での照度についても問題ないような照度だったのか、あるいはやはりその御家庭の中で測ってみたら問題のある照度だったのか、そこはどうなんでしょうか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 すみません、具体的数値はちょっとお時間をいただいているんですけれども、これが何か法的に問題がある数値なのかというと、それはそういうことではなくて、やはり人の感じ方というんでしょうか、そういったことで、我々としても実際に見させていただいて、目にちょっと厳しいところがあるということは確認できたということでございます。

石坂委員

 そうしますと、国の基準は国の基準であるにしても、実際今回対応するということに区は判断したわけですから、国の基準としてはオーケーだけど、これ以上明るければ、これは実際に区が対応せざるを得なくなるだろうなということは今回のことでも分かったわけですから、そこは国の基準を満たしているからオーケーではない形で、照度を調べて対応するということが求められると思うんですけど、いかがお考えでしょうか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 全ての条件について、実際に検査するということは難しいかと存じますけれども、今回ルーバーにつきましては、外に漏れる光を極力抑えるということができるということが分かりましたので、そういった角度から細かく検討いたしまして十分に対応していきたいと考えてございます。

石坂委員

 ぜひそうしていただければと思いますし、これに限らず本当に、国の基準を満たしていれば大丈夫でしょうという安易な考えではなくて、やはり区民がどう感じるだろうという目線に立って、基準を満たしている形であっても、それ以上の配慮とかもしっかりいただけますよう要望いたします。要望で結構です。

近藤委員

 先ほど久保委員から、上高田野球場は後からルーバーを設置したという、過去の事例から学んでくださいという御質問があったんですけれど、本当にこの運動施設、一生懸命いろいろ直したけれど不具合が出るということがとても多く私は感じます。

 そして、この間もテニスコートの照明と人工芝を変えるというときに、さんざん大丈夫ですか、大丈夫ですかとここで質問したんですけれど、そのときは、「はい、大丈夫です」と本当にとても軽い感じで答えられるんですね。それをやっぱりしっかりと業者の人に、こういう事例が出ているからこういうところは大丈夫なのかとか、過去の事例に学んでいただいてちゃんと調査をしていただいて、どういうものを選んでいくのかという一つひとつのところを、もうちょっと業者の方、丁寧にやっていただきたいんですけど、その辺は大丈夫ですとここでお答えはくださるけれど、業者の方に何か働きかけというのはしていらっしゃるんですか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 こういった大規模工事に当たりましては、事前に設計ということで、専門業者さんに通常は委託しまして、技術系の職員とのやり取りの中で、今、委員御指摘のような課題等につきましても多方面から検討しているというふうに、我々としては認識をしているところでございます。

 ただ今回、この照明につきましてはこういった、結果としてこういう事態が起きたということで、今後はこういったことを教訓にしまして慎重に対応していきたいと考えてございます。

近藤委員

 ぜひ業者の方に、本当に慎重に物選びから、どういうふうに今まで不具合が出てきたかと、他の自治体の例を参考にして検証していただいたり、いろいろな面でやっていただかないと。本当によくしようと思ってやったのに文句が出ちゃうということが、すごく上高田、哲学堂などで多いのがもったいないですし、多額の税金を、業者も本当に何て言いますかね、税金でまたやり直してもらえるから大丈夫だみたいに思ってはいないでしょうけれど、そういうことが積み重なってしまうと、やっぱり考え方も本当にきちっと検証してやっていただけるような体制になっているのかなと不安になってしまうんですけれど、その辺は今度、哲学堂のテニスコートのところは大丈夫ですね。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 答弁繰り返しになりますけれども、執行委任ということで、技術職がいる公園課等に執行委任をして、実際にまず設計を行うということでございます。設計に当たりましては専門業者等の知見も生かしながら、適切な選択というんでしょうか、そごが生じないようにしていきたいというふうに考えてございます。

近藤委員

 それと、新型コロナウイルス感染症影響の施設の利用制限によって指定管理者に利用料金の収入が減少したところの補償を行ったというところで、やっぱり運動施設のこの上高田、哲学堂など、例えばテニスコートなどはずっとやっていたと思うんですよ、一般向けには。この補償のところはスクールや何かの分を止めたということですか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 委員御指摘の運動施設につきまして、今回、教室等でのこういった補填はなかったということなんですけれども、まん延防止期間等につきましては、定員について3密が生じないようにというようないろいろお願いをしてまいりました。そういったことが原因でキャンセル等が複数発生したということで、その分の補填ということでございます。

近藤委員

 そうしますと、区民のキャンセルが出た分を申し込んでいたけど、キャンセルになった分を補填したということですか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 その原因、今、委員おっしゃったその原因は、いろいろ定員の制限というんでしょうか、そういったことで様々、利用者の皆様にお願いをした、それに伴ってキャンセル等は生じているというふうに認識をしてございます。

近藤委員

 一般的に開放したものについて定員を、例えばテニスコートだったら定員制限なんてありませんよね。大勢でやるという団体の申込みは断っても、皆さんが普通8人とか10人でやっているのも、何人ですよということまで決めたということですか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 具体的にテニスについて何人ということではなくて、テニスにつきましては、一般的にマスクを外しての会話は控えてくださいとか、そういったような一般的な注意ということでございます。

岩浅健康福祉部長

 基本的に今回の補償につきましては、スポーツをやるために団体で予約を事前に入れていた、1月21日からまん延防止が始まったことによりまして、それを踏まえて活動を自粛しようですとか、サークルとしても人数を減らさないと感染対策が厳しいなと思う団体が自主的に取りやめをしたというものの補填をするものでございます。

 これは区民活動センターですとかほかの施設につきましても、区として、予約が入っていたけれども、まん延防止の期間ということを理由にキャンセルが出た場合には、全て返還をしようという区全体の方針の中で動いておりまして、このスポーツ施設につきましても同様のキャンセルが出た場合には指定管理者が全て返金をしておりますので、その分を区として補填をしようというものでございます。

近藤委員

 理解しました。区全体の取決めということですね。ただ、なるべく外でできるものというのは、本当にそんな制限をしないでできるスポーツなどはやっていただければいいなという思いもありまして、それでやっぱり本当に距離を取れるものというのは、大勢じゃなければやっていただきたいなと思っていましたので、どういうところの部分をキャンセルされちゃったのかなと、またさせちゃったのかなと思ったので、ちょっとお尋ねしました。分かりました。ありがとうございます。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 先ほど答弁保留させていただきました、実際に訪問させていただいたお宅の消灯時、また点灯時のルクスなんですけれども、消しているときは0.5ルクス、つけているときは18ルクスということで測定をしております。

石坂委員

 消しているときは0.5ということですけれども、つけたときは18ルクスということですと、やはり屋内の非常階段ほどではないまでも、屋外になる通路ですとか、そうしたところで必要な明るさ、夜間等に点灯するのに必要な明るさは出ているわけですから、やはり気になる方は気になる部分だと思います。その部分を想像をしっかりとしていただいて、しっかりと基準以下であっても、この程度の明るさを感じさせてしまうんだなということは意識して進めていただければと思います。これは要望で結構です。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で質疑を終結します。

 意見について伺います。第40号議案について意見はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、第40号議案について、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 以上で第40号議案の審査を終了します。

 以上で本日予定していた日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本日の厚生委員会を散会します。

 

(午後2時11分)