令和4年06月30日中野区議会厚生委員会(第2回定例会)
令和4年06月30日中野区議会厚生委員会(第2回定例会)の会議録

中野区議会厚生委員会〔令和4年6月30日〕

 

厚生委員会会議記録

 

○開会日 令和4年6月30日

 

○場所  中野区議会第3委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後4時37分

 

○出席委員(8名)

 小林 ぜんいち委員長

 山本 たかし副委員長

 間 ひとみ委員

 石坂 わたる委員

 近藤 さえ子委員

 浦野 さとみ委員

 高橋 ちあき委員

 久保 りか委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 地域支えあい推進部長 角 秀行

 地域包括ケア推進担当部長 藤井 多希子

 地域支えあい推進部トータルケア調整担当課長、北部すこやか福祉センター所長 荒井 弘巳

 地域支えあい推進部区民活動推進担当課長 池内 明日香

 地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長 鈴木 康平

 地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長、地域支えあい推進部高齢者支援担当課長 古本 正士

 健康福祉部長 岩浅 英樹

 保健所長、健康福祉部地域医療連携担当課長事務取扱 佐藤 壽志子

 保健所次長 杉本 兼太郎

 健康福祉部福祉推進課長 中谷 博

 健康福祉部スポーツ振興課長 辻本 将紀

 健康福祉部障害福祉課長 河村 陽子

 健康福祉部障害福祉サービス担当課長 大場 大輔

 健康福祉部生活援護課長 葉山 義彦

 健康福祉部保健企画課長、健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 中村 誠

 健康福祉部保健予防課長 鹿島 剛

 健康福祉部生活衛生課長 菅野 多身子

 

○事務局職員

 書記 鎌形 聡美

 書記 早尾 尚也

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第49号議案 中野区墓地等の経営の許可等に関する条例の一部を改正する条例

○所管事項の報告

 1 令和4年度の新型コロナウイルス感染症に係る医療・生活・経済支援対策事業の取組状況について(地域支えあい推進部、健康福祉部)

 2 中野区構造改革実行プログラム(更新案)について(地域支えあい推進部、健康福祉部)

 3 新型コロナウイルス感染症拡大防止にかかる予備費充用について(地域支えあい推進部、健康福祉部)

 4 野方区民活動センター等の改修工事について(地域活動推進課、北部すこやか福祉センター)

 5 令和4年度健康福祉サービス等に関する意識調査及び意向調査の実施について(介護・高齢者支援課、福祉推進課、障害福祉課)

 6 令和3年度までの区債権の状況と令和4年度における収入率向上に向けた取組について(介護・高齢者支援課、生活援護課)

 

委員長

 定足数に達しましたので、厚生委員会を開会いたします。

 

(午後1時00分)

 

 初めに、本日は、議会広報番組再編集のため、株式会社ジェイコム東京から撮影の許可を求める申し出がありますのでこれを許可することとしますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 次に、本定例会における審査日程及び3日間の割り振りについて協議したいので、委員会を休憩します。

 

(午後1時00分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時01分)

 

 本定例会における審査日程についてお諮りします。

 お手元の審査日程案(資料1)に沿って進め、所管事項の報告の1番と3番が関連しますので、一括して報告を受けたいと思います。

 次に、3日間の割り振りですが、本日は議案の審査、所管事項の報告6番まで、2日目は残りの所管事項の報告以下を行い、3日目は進行状況に応じて改めて御相談したいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 また、審査は5時を目途に進め、3時頃に休憩を取りたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 それでは、議事に入ります。

 初めに、第49号議案、中野区墓地等の経営の許可等に関する条例の一部を改正する条例を議題に供します。理事者の補足説明を求めます。

菅野健康福祉部生活衛生課長

 第49号議案、中野区墓地等の経営の許可等に関する条例の一部を改正する条例につきまして補足説明をさせていただきます。(資料2)

 提案理由は、宗教法人法の改正に伴い、墓地等の経営主体に係る規定を整備する必要があることから提案するものでございます。

 まず初めに、宗教法人法の改正内容について御説明したいと思いますので、お手元の資料「中野区墓地等の経営の許可等に関する条例新旧対照表」を、恐れ入りますが、おめくりをいただきまして、参考資料「宗教法人法の改正について」を御覧いただきたいと思います。

 令和元年、会社法が改正され、令和4年9月1日以降、会社の支店の所在地における法務局への登記が廃止されました。これに関連して、会社法の一部を改正する法律の整備等に関する法律により宗教法人法の一部も改正され、従たる事務所の所在地における登記が廃止されることとなったものです。

 詳しくは下に記載の四角い囲みの現行と改正後のイメージ図で御説明をいたします。

 現行ですが、従たる事務所の所在地における登記については宗教法人法第59条で規定をしており、従たる事務所を新たに設けた、また移転等があった場合、当該従たる事務所の所在地を管轄する法務局においても登記をする必要がありました。そのため、主たる事務所と従たる事務所を管轄する法務局が異なる場合、それぞれの法務局で登記が必要となっておりました。改正後は、下の図になりますが、従たる事務所の新設、移転等があった場合、所在地を管轄する法務局での登記は不要となり、主たる事務所の所在地を管轄する法務局で登記を行うこととなります。このことにより宗教法人法第59条の規定が削除されました。

 恐れ入りますが、表面、中野区墓地等の経営の許可等に関する条例新旧対照表にお戻りいただきたいと思います。新旧対照表は、表の左側が改正案、右側が現行の内容となっております。

 改正の内容でございますが、第3条第1項第2号中、「同法第5条第1項の主たる事務所又は同法第59条第1項の従たる事務所」を「同法第52条第2項又は第53条の規定により登記された事務所」に改めるものでございます。

 附則といたしまして、この条例は令和4年9月1日から施行するものでございます。

 以上で補足説明とさせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

石坂委員

 今回の法律に伴う条例改正ということですけども、実際に中野区内で宗教法人がある場合等々に関して、特にこの墓地に関して、中野区民あるいは中野区で墓地を持たれている中野区内の事業所が関係する墓地がある方について特に何ら影響はないという理解でよろしいですね。一応確認させてください。

菅野健康福祉部生活衛生課長

 現在、区内で墓地の許可をしておるところは全部で41か所ございます。そのうち主たる事務所として登記のほうを確認しましたところ、主たる事務所として登記がしてあるのはそのうち40件になります。そのうちの1件につきましては、こちらが区外の都内にあるところに主たる事務所を置いているというところが1か所ございますが、その台帳も昭和58年当時のものとなりますけれども、そこの台帳を確認しましたところでは従たる事務所というところでは登記はされていないというところは確認をしております。ですので、この改正に伴いまして影響があるようなところというのはないというふうに判断しております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取扱いを協議するため、委員会を暫時休憩します。

 

(午後1時07分)

 

委員長

 では、委員会を再開いたします。

 

(午後1時08分)

 

委員長

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、質疑を終結いたします。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより第49号議案について採決を行います。

 お諮りします。第49」号議案、中野区墓地等の経営の許可等に関する条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 以上で第49号議案の審査を終了します。

 次に、所管事項の報告を受けたいと思います。

 1番、令和4年度の新型コロナウイルス感染症に係る医療・生活・経済支援対策事業の取組状況についての報告ですが、先ほど御協議したとおり、3番、新型コロナウイルス感染症拡大防止にかかる予備費充用についてと一括して受けたいと思います。理事者の説明を求めます。

角地域支えあい推進部長

 それでは、令和4年度の新型コロナウイルス感染症に係る医療・生活・経済支援対策事業の取組状況につきまして御報告いたします。(資料3)また、本報告と3番、新型コロナウイルス感染症拡大防止にかかる予備費充用について(資料4)を一括して御報告いたします。なお、本件は、今定例会におきまして開催される建設委員会を除く各常任委員会及び危機管理・感染症対策調査特別委員会において報告するものでございます。

 区内の新型コロナウイルス感染症の新規陽性者数は下降傾向にありますが、前年度に引き続き感染拡大の防止を図るとともに、地域活動の再開に向けた支援や中小企業の資金調達支援など、医療・生活・経済支援の対策事業を講じているところでございます。なお、今後は、原油価格や電気・ガス料金を含みます物価高騰の影響を受けた生活者や事業者の負担軽減を図るため、地方創生臨時交付金等を活用し、地域経済の活性化と生活者支援を目的とした事業や事業者に対する負担軽減の事業などの検討を進め、適時適切な対策を講じてまいります。

 それでは、別添資料によりまして対策事業の実施状況について地域支えあい推進部所管分を御説明いたします。

 初めに、1ページ、1の医療など最前線の現場環境を支える取組でございます。

 番号1-1、区立施設及び窓口対応等における感染症対策でございます。記載の3,454万3,000円のうち、826万2,000円が地域支えあい推進部の事業費でございます。内容といたしましては、すこやか福祉センターを含みます庁内各課の手指消毒剤など感染症対策物品の購入費などでございます。

 番号1-2、新型コロナウイルス感染症自宅療養者支援事業427万7,000円でございます。内容といたしましては、都の対象とならない自宅療養者及び入院待機者等に対して食料品等を詰め合わせた自宅療養セットを配布するものでございます。

 次に、2ページを御覧ください。2の生活や子育て・介護などを支える取組でございます。

 番号2-1、在宅要介護者受入体制整備事業でございます。1,537万5,000円のうち、996万円が地域支えあい推進部の事業費でございます。内容といたしましては、在宅で要介護の高齢者を介護している家族等が新型コロナウイルス感染症に感染した場合に、要介護者が地域で生活を継続するとともに、感染した家族などが療養に専念できるよう支援体制を構築するものでございます。

 次に、3ページを御覧ください。3のその他の取組でございます。

 番号3-1、区民活動センター等集会室貸出中止に伴う集会室使用料返還金37万4,000円でございます。令和元年から3年度までにあった都の緊急事態措置などに基づき、区は区民活動センターなどの集会室の貸出し中止などを行いましたが、こうした制限に伴う取消し申請について納付済みの使用料を全額返還するものでございます。なお、こちらにつきましては予備費を充用しております。

 恐れ入りますが、3番目の資料、新型コロナウイルス感染症拡大に係る予備費充用の資料を御覧ください。内容の1番のところです。区民活動センター等集会室貸出し中止に伴う集会室使用料返還金37万4,000円でございます。令和4年度予算におけます予備費の一覧の1番の内容のとおりでございます。

 元の資料にお戻りください。番号が進みまして3-2、地域活動の再開・活性化支援2,537万5,000円でございます。内容といたしましては、地域の活動が維持・継続されるよう、町会・自治会及び友愛クラブへの活動支援を行います。地域支えあい推進部の報告は以上でございます。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 それでは、私から健康福祉部の所管部分につきまして御説明いたします。

 別添資料の1番、医療など最前線の現場環境を支えるの取組につきましては、1-1、区立施設及び窓口対応等における感染症対策3,454万3,000円のうち、74万円が健康福祉部の事業費でございます。事業の内容としましては、施設における感染症対策物品の購入でございます。

 次に、1-3、新型コロナウイルス感染症区内病院病床確保補助金給付事業2,866万5,000円ですが、事業内容は、区内の病院が新型コロナの病床を確保した場合に補助を行うというものでございます。

 次に、1-4、新型コロナウイルス感染症対策7億8,806万4,000円ですが、会計年度任用職員の採用やPCR検査センター事業、患者の移送、コールセンターの設置などを行うものでございます。

 次に、1-5から1-8につきましては、新型コロナウイルスワクチンの4回目接種に伴いシステム改修を行うほか、接種券や予診票の印刷や封入・封緘等の業務委託、接種券などの送付、コールセンターの整備、ワクチン接種費用の負担、集団接種の実施、高齢者施設などへの巡回接種、ワクチンの配送などを行うものでございます。

 次に、2ページ目の2、生活や子育て・介護などを支える取組につきましては、2-1、在宅要介護者受入体制整備事業1,537万5,000円のうち、541万5,000円が健康福祉部の事業費でございます。

 次に、2-2、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金の支給が2億4,006万6,000円でございます。

 次に、2-3、区内障害児通所支援施設におけるICT環境整備が286万9,000円でございます。

 最後に、予備費の充用につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止に係る予備費充用についての資料を御覧ください。健康福祉部の所管としましては、項目の2番から5番までに記載をしております新型コロナワクチンの4回目接種に伴うシステム改修や接種券、予診票の印刷、封入・封緘の業務委託、接種券などの郵便料、コールセンターの業務委託に関する事業費につきまして予備費を充用してございます。御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

浦野委員

 1枚目のほうで、これは定例会ごとに報告をいただいていて、この間の追加分の今御説明もあったと思うんですけれども、1枚目のところで区内の新型コロナウイルスの感染者の新規陽性者数は下降傾向にあるがとあるんですけれども、若干今また増えつつある状況かなと思うんですけれど、今の現状についてどのような状況か御説明いただけますか。

鹿島健康福祉部保健予防課長

 現在、1月にオミクロン株というか、新規の株で新規感染者が急増しておりまして、その後2月上旬にピークに達しました。その後だんだん落ちてまいりまして、6月の中旬段階ではピークの7分の1まで、大体週当たり385人程度まで落ちてきましたが、最近ここ2週間はまたちょっとリバウンドがあります。これは我々も完全にまだ分析はし切れていませんが、国がマスクの着用について外での見直しを行ったということで影響があるのかなとは思っていますが、現在26日の時点では週当たりが大体386人と、ちょっと50%ほど増えているという現状があります。

浦野委員

 この2週間ぐらいがちょっとまた増えてきているという割合的な今の御説明いただいた数字ですね。一旦少し落ち着きかけたけれども、今後どうなるかというところでは、まだ今のちょっと増えつつあるところを見ると、引き続きやっぱりちゃんと見ていかないといけないなと思うんですけれども、あと下段のところで、原油価格とか光熱水費の高騰など、あと価格もかなりいろんなものが今値上がりしていると思うんですけれども、これがあえてここに書かれているので、この点も若干伺いたいんですけれども、一番最後のところに適時適切な対策を講じていくとあって、これは今までもその都度区も補正予算を組んだり予備費等で対応してきたと思うんですけれども、今のコロナが若干また陽性者が増えつつある状況やここに書いてあるような物価高騰の影響での区民生活というところで、この所管だけでない部分ももちろんあると思うんですけれども、現時点でこの所管でこの適時適切な対策というところは何か今具体的に検討されているものというのは、本会議等でもいろんな議員、会派のところからも質問もありましたけれども、というのは、今おっしゃられる可能なものというのはあるんでしょうか。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 今、全庁的に様々な所管でそれぞれが所掌している中で、事業者や、また生活困窮者の支援等必要がないかというところで今検討は進めているところです。まだ検討段階ですので具体的にこれといったものは固まっていない状況でございます。

浦野委員

 また今後の定例会の中とかあると思うんですけれども、コロナの影響ももちろんなんですけども、この物価の高騰の影響が恐らくかなり広がっていて、これからまた影響の度合いがさらに出てくると思うんですよね。そういうところでは、もちろんここの所管だけじゃない部分もあると思うんですけれども、ぜひ庁内全体でそこは本当に区民生活のところを見ていただきたいなと思います。先日区長にも申入れもさせてもらいましたけども、各区内の実態把握をした上でどういう対策を取っていくのかというところではまず実態をつかむというところが非常に大事だと思うので、ぜひそこはよろしくお願いしたいと思います。これは要望で結構です。

久保委員

 2ページ目の生活や子育て・介護などを支えるの2-3の区内障害児通所支援施設におけるICT環境整備の推進、この工事内容を教えてください。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 区内障害児通所支援施設におけるICT環境整備でございますが、オンライン療育が可能となるよう所要の整備をするものでございます。場所が療育センターアポロ園、療育センターゆめなりあ、あと発達支援センターのたんぽぽ、あと放課後デイサービスセンターのみずいろになります。

久保委員

 4か所でということで工事をスタートするという、このオンラインでというような内容についてなんですけれども、利用者の方とのオンラインでの様々なやり取りができるような形でということを想定されているということなんでしょうか。その際の例えばWi-Fiですとかそういった工事ということなのか、また、やり取りをする利用者の方の媒体、それはどのようなことを想定されているのか教えてください。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 利用につきましては、施設と利用者との関係でオンラインでの療育ができるというものでございます。

久保委員

 施設と利用者とでオンラインでやり取りができるような形でということで、その相手方のほう、その方たちは特にパソコンであったりとかiPadであったりとか端末に関してはそれはその方のお持ちのもので自由に対応をしていただけるというような形になっていくのでしょうか。現状は今コロナの関係でなかなか通所施設に行かれないというようなお話も出てきているので、そういった方たちの個別の対応をそこで細かに行うというようなことなのか、そこの内容もしっかり、せっかく工事をしたんだけれども、実際の利用されている方たちの対応がどういう対応をしていくのかということもきちんと決めておかなければいけないのかなと思うんですけれども、その辺のことで、もしこういった内容のことをやっていくんだということが決まっているようでしたら教えていただければと思います。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 まず、このオンライン療育につきましては、利用者と施設とのオンラインを使っての療育というふうなところでございますけれども、実際には昨年度2月に2回、3月に1回実施をしたというところでございます。中身についてはオンラインで療育をすることなんですけども、中身については、やっていきながら、どういった形で進めていくのがいいのかというところは今後また検討していきたいというふうに思っております。

久保委員

 多分今聞いてもそういうお答えしかないんだろうと思うんですけれども、個別の相談をお一人お一人とやっていくというような内容になってくるのかなと思うんですよね。その時間帯ですとか様々あるかと思うので、その辺のところもきちっと徹底といいますか、利用されている方たちが通所施設に行くことができないんだけれども、いろんな相談に乗ってほしいというようなことではないかなと思っておりますので、きめ細やかな対応をしていただけるように望みます。また、この件につきましては、今後もぜひこういった形で工事を行って、療育についての現場がこのように変わってきたというような進捗状況についても御報告をいただきたいと思いますけれども、いかがですか。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 実際に相談をやっていきながら、あと時間とかも含めましてどういった形でできるのかというふうなところについては、先ほどもお伝えしましたように、きちんと精査をしていく、検討していくというところでございますけれども、実際にまた今年度どういったケースがあったのかというところにつきましては状況を見て御報告させていただければと思います。

高橋委員

 まず確認ですけれども、この今御報告いただいているのは令和4年度ですから、4月1日から6月17日現在行われて現在使われた金額だという理解でよろしいですか。

角地域支えあい推進部長

 こちらにつきましては4年度予算ということでその事業の内容を御説明させていただきまして、取組状況につきましては6月17日現在ということで御報告の資料を作らせていただいているというものでございます。

高橋委員

 そうすると、このかがみに書いてあるように、地方創生臨時交付金、約これだけのお金が出ているんだけど、この全体的なお金というのはここの所管だけじゃなくて、他の所管もこれの対象になれば随時ここから捻出していくという理解でよろしいですか。

角地域支えあい推進部長

 全体としましても令和4年度で6月17日現在で28の事業を実施しているということでございます。こういった取組につきまして制度が活用できるということであれば、今後そういった項目の見直し、それから予算等の見直しということにつながっていくというふうに考えてございます。

高橋委員

 そうなってくると思うんですよね。

 それで、一応ここに書かれている項目、またはどうしても予備費を使わなくちゃならないという、そういう緊急的な補助金を考えないといけないということがあるんだろうけど、一つ気になっているのが3ページの3-2、地域活動の再開・活性化支援、この支援という内容はどういう内容なんですか。

角地域支えあい推進部長

 こちらにつきましては、例年も町会だとか友愛クラブのほうに助成をしているんですけども、今回コロナウイルス感染症拡大を見計らいまして、活動が休止している、もしくは活動再開に向けての努力をしているというところの支援ということで、特に町会につきましては、今年度一つの町会につきまして20万円を上限に活動再開もしくは活性化資金ということで増加しているもの、それから友愛クラブにつきましては、友愛クラブ連合会への加入促進ということで、例えばパンフレットを作ったりとか、あと単位クラブでもかなり人数の縮小というところがあって、人数を割り込むことによって補助金が出る出ないというような状況がございますので、そういった単位クラブの小規模のクラブについての助成制度というところについても、そういった地域の活動を支えるというところで少ない人数からの助成についてやらせていただいているということがございます。

高橋委員

 丁寧な助成だとは思うんですけれども、ほとんどの町会さんたち、または友愛クラブさん、または単体の団体さんなんかも、このコロナ禍においては全くできない行事がたくさんあったわけですけれども、従来は普通の活動においての助成金を頂いているわけじゃないですか。それで、このありがたいことの20万円というのはあまり詳しいお知らせがないというような話も聞いていて、何に使ったらいいんだろう、みんな悩んでいらっしゃる団体さんが多いわけですよ。町会や友愛クラブさんたちなんかも、従来どおりの団体の助成金申請をすると、それは年度ごとだからいつもどおりの申請をすれば助成が出てくるわけじゃないですか。それ以上この新しいありがたい助成金なんだけど、一体何に使ったらいいんだろうという御相談が多分にあるわけです。そして、詳しく聞いていないみたいで、ちゃんと説明をしてさしあげないと、何に使っていいのか、ただ20万円欲しさに何かやればいいのかという単純な発想になられても困るし、だって、これは税金ですよ。だから、大事なお金を大事な活動にどうやって生かして使うことが必要かということを伝達してあげないと、全く無意味な助成になっちゃうと思うんですけど、どこでどういうふうな説明をされているのか教えてください。

角地域支えあい推進部長

 まずは4年度予算の主な取組ということで、区町連だとか、あと地区町連のほうに、こういった活動再開もしくは活性化に資する4年度事業ということで20万円の増額ということで御案内をさせていただいております。5月以降、各地区町連にもこういった新たな制度がありますのでぜひ活用してくださいということで、その支援の内容ということで活動事例というのも若干お話しさせていただいていて、地域活動で3密を避けるような地域イベントのやり方だとか、そういった取組についても御活用いただけますし、あとはオンラインによるコミュニケーションツールの導入に向けた取組というところで、これはコロナの状況が出てきて、新たに町会のほうでもこういったツールが有効じゃないかということで、そういった機器の購入についての補助だとか、あとは様々町会・自治会活動を行う中で、例えば消毒液だとかマスクだとか、そういった衛生用品というところも使うことができますよということで御案内させていただいているんですけども、委員おっしゃるとおり、なかなか何をどう使っていいかというところの問合せについては入ってきていませんので、また改めて各地区町連だとか、もしくは単会の町会に対して申請が出ていないところについてはそういった御案内をして、改めて制度の周知と有効に活用できるように働きかけをしていきたいというふうに考えてございます。

高橋委員

 別に無理に申請が出ていないから出してくださいよと言う必要は私はないと思うんですよ。それに、いろんな方からのお話を聞くと、このお金をもっと違うものに使ってあげればいいのに、こんなふうに各単体の団体に20万円も出すのはもったいないという声もあるわけですよ。だから、申請していない、町会さんだったら町会でいいんですけど、そういうわざわざ申請してくださいよと私は言う必要はないと思うの。ただ、どういうふうに使えて、これがどういう効果が出るのかということぐらいは、ある程度この団体、ここに載っている使ってくださいというような人たちにはきちんとお知らせをしておくべきだと思うんですよ。幾ら地区町連、または町連に言ったとか友愛クラブさんに言ったとかいったって、上層部は知っているかもしれないけど、活動センター単位の地区町連の末端の町会長さんたちなんかは内容すら知らない人たちが多いわけだから、ある程度こういうふうにせっかくありがたい20万円をどうぞお使いくださいというふうに考えたんだから、もっと有効に使えるようにお知らせしていくべきだと思うし、無理無理どうぞ申請してくださいよと言う必要も私はないと思っているんですけど、いかがお考えですか。

角地域支えあい推進部長

 ちょっと説明が不足しておりましてすみません。今回この地域活動の再開支援事業については三つの取組ということで、今御説明しました財政支援ということで一律20万円を上限にということなんですけど、それ以外にも人的支援ということで、アドバイザーの方なんかも派遣して、どういうふうにしたら事業が再開できるだとか、そういったところの相談体制と、それからあと区民活動センターの運営委員会にも特にバックアップということで伴走支援をお願いしますということで、町会だとか自治会の取組を強化してくださいということでやっていますので、単なる財政支援というよりは、人的支援だとかバックアップとか伴走型の支援というところも含めてトータル的にこういった事業を行うということが趣旨でございました。

高橋委員

 もうこれ以上言いませんけど、余計なお世話なところもたくさんあるのね。だから、余計なお世話をしないでいいですから、きちんとその各団体がいかにこれが必要なんだと、うちは今までどおり助成金をもらったからこれは要らないよとか様々なのね。それを、人的支援もありますとか、そういう町会や団体にとっては余計なお世話のことがたくさんあり過ぎて大変私はお叱りを受けておりますので、そういうところもしっかり捉えて、行政がいかに大事なことをしてさしあげられるかというのを考えていってほしいと思っております。これは答弁は結構です。

石坂委員

 何点か伺いますけども、まず2ページのほうの在宅要介護者受入体制整備事業のところで、高齢者の場合と障害者の場合があるかと思いますけども、実績の件数をまず教えていただけますでしょうか。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 介護・高齢者支援課分について御説明します。こちらの事業はコーディネーターを配置したりする事業でございまして、4月からこの契約を行っておりまして、月払いで、今6月ですけど、4、5とか毎月支払いをしているというものでございます。(「人数は何人の方が対象になってきているか」と呼ぶ者あり)事業の対象者ですけど、今のところゼロ人でございます。

石坂委員

 障害も高齢のほうもゼロで済んでいるというところということですか。

河村健康福祉部障害福祉課長

 令和3年度の障害福祉課での実績につきましては、感染が拡大した1月から2月にかけまして、14日間のご利用があったという状況になってございます。今年度につきましては現在のところ実績はございません。

石坂委員

 これまではあって、今回はないということで分かりました。こちらのほうは高齢、障害のほうをちゃんと今後もフォローし続けていただければと思うところです。

 そして次に、3ページのほうの地域活動の再開・活性化支援のところで、事業内容として、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中でも、住民同士の支え合いなどの地域活動の維持、継続がされるようという形で、町会・自治会と友愛クラブへの活動支援ということなんですけども、町会・自治会は全般ですけども、友愛クラブのほうは高齢者関係というところがある中で、住民同士の支え合いというのはほかにもあると思うんですね。もちろん予算をつければいいだけではないので、予算をつける以外にも何かしているということがあるのかもしれませんけども、まず最初に障害の関係でこうした活動が維持、継続されるように何か行っていることというのはあるんでしょうか。

河村健康福祉部障害福祉課長

 今お話しいただきました町会・自治会等への支援という中で障害者に関するところでございますけれども、直接的な御支援を何かお願いしているということではないんですけれども、各団体が地域の町会等と連携をさせていただいて一緒に行事を行うですとか、そういったことは行っているというふうに伺っているところでございます。

石坂委員

 今のお話だと町会と連携しての話ですけれども、町会と連携した以外にも障害者の関係で何か住民としてコロナ禍でも大分落ち着いている中で活動が再開できるようにしていくために、具体的に何か相談に対応したりですとか何か支援、これは金銭に限らずですけれども、している部分というのはあるんでしょうか。

河村健康福祉部障害福祉課長

 新型コロナウイルスの感染症拡大によりまして障害者団体等もなかなか行事が行えないですとか様々な状況は生じているところでございます。一旦感染が落ち着いたという状況が見られましたので、そろそろ再開をしていったというところでございますが、またここ数週間増えているというような状況で各団体とも状況を見極めているところというふうに聞いてございます。

石坂委員

 それは状況を把握するのも大切ですけども、もちろんその上で、それぞれ各団体もありますし、福祉団体連合会などもあるわけですので、こちらのほうで何が具体的にどういった支援が必要なのかどうか把握しながら必要な支援などは進めていっていただきたいと思います。

 あとそれ以外にも住民同士の支え合いにつながるような公益活動は様々あると思うんですけども、区内の公益活動団体でこうした住民同士の支え合いに資するような団体に関しても、やはり地域の活動を継続されるような形で何か相談に乗ったりですとか、お金がかかるもの、かからないものを含めて支援などを行っているのか教えてください。

角地域支えあい推進部長

 コロナに限ったことではないんですけども、地域活動の助成制度というのがございまして、そういったところでこういったコロナウイルス感染症拡大に伴って新たな地域活動をしたいという団体も出てきています。そういったところにつきましては、内容を相談いただいた上、申請を受けて具体的な事業を実施しているというところがこの二、三年の間には幾つか出てきていますので、そういったところが継続支援できるように申請等のところでサポートさせていただいているという状況はございます。

石坂委員

 今答弁いただきましたけども、それでもなかなか見えてこないところもあります。やはり町会と友愛クラブはもちろん大切です。ただ、そこで全てオーケーではないところなので、しっかりと幅広く見ながら支援を考えていっていただけますようこれは要望としておきます。

 それから、先ほど浦野委員の質問の答弁の中で、国がマスクについて熱中症対策などで屋外でしないということなども出していく中で増えている面もあるんじゃないかみたいな答弁もありましたけども、特に今回、第4回目のワクチン接種なども進めていくところのタイミングでもあります。過去私は、1回目だったか、2回目だったかのワクチン接種の時期に、やはりワクチンを打っても万全ではないというのかな、感染リスクは下がりますし、重症化リスクは下がりますけど、感染の可能性はあるので、やはりそうした場合もマスクや手指消毒をちゃんとしていくような啓発は必要ですよということを伝えましたけども、この猛暑が続いている時期での第4回目の接種ですので、やはりワクチンを打って、それで万全とは限らないよということも必要ですし、あとは熱中症対策としてマスクをどうするのかということに関しても、やはり区のほうでもその辺しっかりと啓発を何かしら行うことは必要だろうと思うんですけども、この辺、特に4回目接種に来られる方等々に向けて何かしらどういった啓発などを考えていらっしゃるのか教えていただけますでしょうか。

中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長

 4回目接種にいらっしゃる方に対しましては、接種会場でそういったことを呼びかけるですとか、そういったことで啓発を図ってまいりたいと存じます。

石坂委員

 感染対策を進めていただくとともに、感染対策をしていたつもりが熱中症で亡くなってしまったなんてことがあったら大変ですので、その辺りしっかりと進めていただけるようお願いします。要望で結構です。

久保委員

 休憩をしていただいてもよろしいでしょうか。

委員長 

 休憩します。

 

(午後1時43分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後1時49分)

 

久保委員

 すみません、先ほど他の委員の御質疑の際に、コロナが増加している要因として、国のほうでのマスクの解除が一つの要因ではないかというような御答弁があったように聞こえたのですけれども、そこの因果関係というのがまだ立証されているわけではないかと思いますので、そこのところが本当に答弁として適切であったのかどうかと思うのですが、その辺はいかがですか。

佐藤保健所長

 先ほどの保健予防課長からの答弁に若干補足の説明をさせていただきたいと思います。今回、東京都全体のトレンドもそうですし、中野区の患者数もこの一、二週間再増加傾向にあるというのは事実です。それがマスクの話が出たところからというのはやっぱりその時期であったんですけれども、この再増加の要因については現在のところまだ分かっているところではありません。一つには免疫というところもあるでしょうし、あと夏になって人が動くというようなことも要因の一つとして前から考えられています。

 マスクの解除についてですが、国はもともと距離の離れているところでマスクを外すことは可能であるというか、問題がないということを言っていたんですが、なかなか一般の方には伝わりづらく、今までも誰も人がいなくて1人でもマスクをするというような方が結構いたという事実がございます。そういった中でこの夏の暑さもありますので、完全に人がいないとか十分に距離が離れているところではマスクを外してもいいのだというような指針を出したところです。そういったマスクの着脱についての推奨の中で、現在でも屋外であっても近距離でお話をする、友達と会話をするような形、そういった状況ではやはりマスクを着用することを推奨するということになっております。それは実は今までとほとんど変わっていないんですけれども、ただ、そういったことで外は何となくマスクを外したほうがいいというような形のイメージが出てくると、どうしても一緒に人と歩いているところでもマスクを外しがちになる。また、1人で歩いていても、特に東京などの場合は、人とすれ違うときはいいんですけど、知り合いと会うとか、そういったところで玄関先の通りを歩いている人、近所の人が来るとかいうときに、知っている人が来ると、少ない人ならおしゃべりをしてしまうというようなことが起きがちということになります。

 なので、国は距離のあるところでは外してもいい、会話をする場合は外でもマスクをするというメッセージを出しているんですが、そういったことによって何となく皆さんの日常生活の中が少しずれて緩んでしまっているところ、そんなところもあるのではないかと思いますので、そういったことが感染拡大の一つの要因になっているのではないかというような意味で御答弁申し上げました。今回の再増加については、今のところまだ、多分複合的な原因だと思いますけれども、何が原因で増加しているということは明らかになっていないところでございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、2番、中野区構造改革実行プログラム(更新案)について報告を求めます。

角地域支えあい推進部長

 それでは、中野区構造改革実行プログラム(更新案)について御報告申し上げます。

 本報告は、全常任委員会におきまして共通の資料(資料5)により報告するものでございます。

 区政の構造改革の推進に当たりまして、中長期的な取組の方向性を定めた中野区構造改革実行プログラムについて更新案を取りまとめましたので、その御報告でございます。

 それでは、恐れ入りますが、実行プログラム(更新案)の別紙により御説明させていただきます。

 初めに、地域支えあい推進部の所管分についての御説明でございます。恐れ入りますが、冊子の26ページを御覧ください。戦略Ⅱ、公助の体制強化と共助の促進、1、地域包括ケアの機動的な推進に向けた重層的支援体制の構築についてでございます。現状、課題については記載のとおりでございまして、検討方針の欄を御覧ください。

 まず初めに、重層的支援体制につきまして、地域共生社会の実現に向け、地域包括ケアの推進に当たり、複雑化、複合化した区民の生活課題に対応するため、最適なコーディネートの下、高齢者、障害者、子ども・子育て家庭、生活困窮などに対しての専門的な支援の質を高めつつ、多様な関係機関、サービス及び社会資源を組み合わせながら継続的な支援を一体的に提供していく体制を構築するということをお示しさせていただいております。また、すこやか福祉センターや区民活動センター職員のミッションを整理し、区に限らず、多種多様な相談・支援機関や地域団体との連携を深化させることを示しております。

 想定する成果及び取り組む項目につきましては記載のとおりでございまして、一番下の欄、今年度のスケジュールといたしましては、先ほど御説明しましたミッションの整理や関係機関との役割、連携の再構築、それから、仮称ではございますが、基幹型すこやか福祉センター設置に向けた準備を進めていきたいというふうに考えてございます。

 続きまして、次のページ、27ページ、2、区と中間支援組織の連携による公益活動の充実についてでございます。

 まず初めに、現状について記載させていただいておりますとおり、中間支援組織とは、地域公益活動に取り組む担い手や団体の自立、継続に向けた情報の提供やアドバイス、それから団体間や専門家、事業者等とのマッチング、コーディネート、人材の育成を伴走的に支援する団体・組織として整理しております。区におきましては、区民活動センター運営委員会や社会福祉協議会がその役割や機能を担っていただいているところでございます。

 その他、現状、課題については記載のとおりでございまして、検討方針を御覧ください。検討方針につきましては、中間支援組織の組織力の向上、団体間の交流や人材の育成・確保、団体活動の再開・活性化及び持続可能な運営に向けた活動基盤の整備、地域課題や区政課題の見える化、個人、団体、中間支援人材をつなぐための様々なコンテンツの活用等を示しております。

 想定する成果及び取り組む項目につきましては記載のとおりでございまして、今年度のスケジュールといたしましては、中間支援組織のネットワーク化、地域活動団体の現状把握等に取り組んでいきたいと思います。

 最後に、恐れ入ります。41ページ、戦略Ⅴ、安定的な財政運営と財源創出、1、債権管理体制の強化についてでございます。当該項目につきましては企画部が中心に検討方針を取りまとめているものでございますが、地域支えあい推進部といたしましても、主要債権の一元管理を行う債権管理体制の確立に向け、共に検討を進めていく考えでございます。地域支えあい推進部の所管分は以上でございます。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 それでは、私から健康福祉部の所管部分について御説明いたします。

 別紙の更新案のうち、26ページの戦略Ⅱ、公助の体制強化と共助の促進のうち、プログラムの1、地域包括ケアの機動的な推進に向けた重層的支援体制の構築のほか、28ページの3、地域スポーツクラブの考え方(運営形態等)の見直し、33ページの戦略Ⅲ、施設のあり方検討と適正な配置・管理のうち、プログラムの5、区立中学校プール開放の検証と今後のあり方の検討、それから34ページの6、生活寮長期利用者支援等及び施設管理の整理、41ページの戦略Ⅴ、安定的な財政運営と財源創出のうち、プログラムの1、債権管理体制の強化につきまして、それぞれ取組の進捗状況に応じて取り組む項目やスケジュールなどについて記載の一部を修正してございます。

 最初の資料にお戻りください。2の今後のスケジュールですが、7月下旬に区民意見の聴取を行いまして、9月に実行プログラムを更新し、第3回定例会中の常任委員会で御報告をする予定でございます。御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

間委員

 御報告ありがとうございます。まずこちらの更新案というところで表紙の1の(2)に、戦略Ⅱの部分は、実行プログラムを二つ位置付けるとともに、関連する取組も含めて個別プログラムの再整理を行ったということですね。前回の中野区構造改革実行プログラムの中では、確かに戦略Ⅱの公助の体制強化と共助の促進の中に六つある中で四つを再整理して二つにしたといいますか、新しいものを置いたということなんですけれども、更新をするに当たって、そもそもこの構造改革実行プログラムの進行管理というところの中では、策定をして、実行をして、進捗確認をして、評価・検証をして、更新をしてというところの積み重ねになっていくというところからすると、全く新しい形で出てくるということに対しては違和感は感じております。そもそもこの更新の案という形でこの二つが示されている。最初からこの状況にならなかったというところがなぜなのかなというところは気になる部分ですので、こちらに関して御説明をいただけますでしょうか。

角地域支えあい推進部長

 今、戦略Ⅱのところの公助の体制強化と共助の促進についてというところで、このたびの更新案につきましては、前回の個別プログラムの取組を踏まえた上で改めて整理したというところで御提案させていただいております。視点といたしましては、前回の個別プログラムでお示ししました区民活動センター運営のあり方の検討、それから地域でのアウトリーチ活動における関係機関との連携、社会福祉協議会との連携につきましては、このたびの更新案では、地域包括ケアの機動的な推進に向けた重層支援体制の構築というところと、それから区と中間支援組織の連携による公益活動の充実の中ということで再整理させていただいております。

 それで、特にこういったことで再整理した背景につきまして、重層的支援体制の構築に当たりましては、アウトリーチ活動や社会福祉協議会との連携が大きな要素となるというところ、また、公益活動の充実につきましては、区民活動センター運営委員会や社会福祉協議会との役割連携が必要不可欠というところで今回改めての整備ということでやらせていただいたという経緯でございます。

間委員

 改めての整理はもちろんいいと思うんですけれども、重層的支援体制というのを構築していくということは前々からもう決めていることじゃないですか。この構造改革実行プログラムを最初に策定するに当たっても決まっていたことなのに、もともとこういう形で最初から示されていなかったというところがやっぱりなぜかなというふうに思ってしまうところなんです。もちろんとてもいい形になっているというふうに思うのですけれども、こういったプログラムとして議会のほうにも示していただいているというところで、なぜ最初からこうじゃなかったのか。最初から取り組んでいたらもう少し進んでいたのかもしれないですしというところでもうちょっと御説明をいただきたいなというところで。

角地域支えあい推進部長

 委員おっしゃるとおり、前回お示ししたところは、どちらかというと、事業レベルのところで具体的に課題というところをお示しさせていただいて、それに対する現状認識、課題であったり取り組む項目ということでお示しさせていただいたというところなんですけども、先ほどもちょっと御説明させていただきましたけども、様々個別の項目というのはかなり連携したり密接に関わるというようなことがございましたので、そういったところを一つひとつ区分けをして検討していくというのも一つの手法ではあるんですけども、今回様々連携をしていくという中で、もう少し包括的な見方だとか、もしくは範囲を広げたりとか、連携強化のための考え方だとか、そういった政策を入れながら検討していくというスタイルのほうが今後地域支えあい推進部として様々事業を行っていく上で整理もしやすいし、説明もしやすいし、あとは成果というところについてもお示しできるのではないかというような判断の下、今回内容については更新させていただいたという経緯でございます。

間委員

 分かりました。じゃ、個別の事業レベルのプログラムという形で一度つくってみたけれども、この新しい形のほうがより皆さんの地域支えあい推進部としてやっていきたいことが果たされるというおつもりでつくられたのかなというふうに解釈しました。

 そうしましたら、そもそも最初の段階で所管のほうとすり合わせがもうちょっとうまくできたのかなということも思いますけれども、改めて企画部のほうとすり合わせ、もうちょっと連携がしっかりとできたらよかったのかなと思う部分もありますけれども、こちらのほうをしっかりと進めていただくというところでお願いしたいと思います。

 細かいところで、1番の地域包括ケアの機動的な推進に向けた重層的支援体制の構築の中に、今回だけではなく、前回うちの会派から斉藤議員もすこやか福祉センターの体制について見直すべきだという質問をさせていただいていますし、他の議員からも様々そういったことは質問がありました。

 ここで取り組む項目の中に、2番、「すこやか福祉センター各所のコントロールタワーとなる基幹機能を強化する」というふうに明記されているんですけれども、こちらの表現は初めて出てきたのかなというふうに思いますので、具体的にどのようにお考えなのかというところ、御説明をお願いいたします。

角地域支えあい推進部長

 この基幹型すこやか福祉センターコントロールタワーというところでの取組については今回初めて御説明する項目でございます。内容につきましては、例えば各所に分散されている事務だとか、あとは様々企画の機能というところの一元化を目指したいというところがございます。例えば妊娠・出産トータルケア事業だとか、あとは様々使っているシステムの管理など、すこやか福祉センター全般に関わるものを1か所が企画・調整し、各所で事務執行しているものがあります。また、契約事務なども各所で分散してやっていることから、そのようなものを一元的に管理し、効率化が図れるのではないかというのが一つ目です。また、基幹型のすこやか福祉センターをつくる目的といたしましては、各すこやか福祉センターのマネジメントだとか調整機能を持たせたコントロールタワーとしてこの基幹型というのを位置付けさせていただきまして、各すこやか福祉センターのサービスの平準化、それからサービスの質の確保、人材育成、人材マネジメント、企画・立案関連部との連携、調整などを図る組織として機能させたいというふうに考えてございます。

間委員

 ありがとうございます。そうしますと、その基幹機能というのは、どこかのすこやか福祉センターに置くという感じなのか、庁内に置くという感じなのか、そういったイメージとかももし今現時点でありましたら教えてください。

角地域支えあい推進部長

 現在のところ、機能としてこういった基幹型のコントロールタワーとしての機能が必要ではないかというところを検討してございまして、具体的に庁内に置くのか、それとも4か所のうちのすこやか福祉センターに置くというところまでは検討が進んでおりません。

間委員

 ありがとうございます。そうしましたら、非常に重要なことだと思いますので引き続き検討していただきたいというところと、決まりましたら御報告をよろしくお願いいたします。

 次に、戦略Ⅲの施設のあり方検討と適正な配置・管理の5番、区立中学校プール開放の検証と今後のあり方の検討について伺いたいと思います。

 こちらのほうで、前回はアンケートを取ってという方針がはっきり決まっていなかったと思うんですけれども、この中ではアンケート調査や意見交換の中で「第二中学校プール利用を今後も望む声が多くあり、要望等を踏まえて開放事業のあり方を検討する必要がある」というふうに記載されております。実際にアンケート等を取った中でどのようなお声があったのかというところを教えてください。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 アンケートにつきましては、本年3月に二中プールをお使いいただいている方から聴取したものでございます。そこでお伺いした内容としましては、年代でありますとか、いつ使っているのかとか、利用頻度などを聞いたところでございます。また、日頃利用しているプール、さらにはこの緊急事態宣言下、あるいは改修工事も行っておりましたので、その期間、いわゆる二中プールを使えない期間、運動習慣に影響がありましたかといったようなことを聞いたところでございます。その結果といたしまして、こちらにも記載してございますけども、二中プールについては継続してほしいという声が多くあったというところでございます。

間委員

 ありがとうございます。こちらは利用者にアンケートを取ったというところですので、そうすると、当然継続をしてほしいとおっしゃる方が多いのではないかと思います。それ以外のところにもヒアリングというか、意見の聴取というものをされたんでしょうか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 昨年お示しをしましたこの構造改革の実行プログラムの中でも、一般利用者のほか、障害者の水泳サークル、父母会、これまで定期的にかなり以前からお使いいただいている方たちでございます。また、中野区の水泳協会の方々、こういったところからも事情を聴取いたしたところでございます。

間委員

 そういったところからの御意見もあって今後も望む声があるという御判断をされたということですね。そうしますと、もともと検討されていた理由としては近くに南部のスポーツ・コミュニティプラザもあるというところもあったと思います。そうしますと、やはり継続するとなると、二つがとても近い中で継続するそれなりの理由というのが必要だと私は思います。アンケートをお取りになった、意見を聴取したことによって、今後、じゃ、第二中学校のプールはどのような存在として地域にあるべきだとお考えでしょうか。ただ継続するということですと、同じような場所が地域に近いところに2か所あるというところにとどまるのかなというふうに思うんですけれども、所管としては今後どのようにしていきたいとかということ、御意見を伺った上でどのようにお考えなのかというところを教えてください。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 今回お示しした資料の中の想定する成果というところにも若干書かせていただいているところではございますけれども、現在、コストパフォーマンスというんでしょうか、費用対効果の面では若干少ないといったところがございます。今後、そういった運営コストの最適化、そういった見合うもの、それによって効果を生み出していきたいということを考えているところでございます。若干近いところではあるんですけども、区民共通の財産であるということには変わりがないというふうに考えてございまして、これを有効活用することによりましてスポーツの振興に役立てていきたいというふうに考えているものでございます。

間委員

 障害者の方もお使いになられているというところもありますし、例えば使える時間帯としては平日の夜だったりとかそういったところだと思うんですけれども、結局何か特色を出すといいますか、例えば障害者の方がお使いになっているというところがあれば、障害者の方にとってはここがすごく使いやすいとか、何かそういった南部のスポーツ・コミュニティプラザのほうと第二中学校のプールというのは同じ人がどっちでも使ってもいいよというふうに存在するのではなくて、例えば障害者の方にはとても使いやすいとか、例えばですけれども、障害者の方のプログラムが頻繁に行われているとか、何かそういった特色をそれぞれに持たせていくというところも一つの考え方として取り入れていただきたいなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 私どももただいま委員がおっしゃったことはかなり重要ではないかというふうに考えてございます。今後、障害者の団体の方々の御意見を様々お伺いする中で使い勝手をよくする方策なども探っていきたいというふうに考えてございます。

間委員

 ぜひお願いします。先ほどは障害者の方というふうに例に挙げましたけれども、そこに限らず様々なことができると思います。南部とやっぱり差別化をして、そこの存在価値というものがあるべきだと思うんです。二中も継続する、そこに存在価値があるというふうにしていく、継続するのであれば、やっぱりそういったことをしっかりと取り組んでいく必要があると思いますので、そこのところはしっかりと御検討して進めていただきたいなというふうに思います。以上要望でお願いします。

高橋委員

 まず確認なんですけど、この中野区構造改革実行プログラム(更新案)というのはどこが中心になって作成されたんですか。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 企画部が中心にはなるんですけれども、改定に当たりましては、区長や副区長、教育長、それから各部長で構成される中野区構造改革推進本部において検討した上で更新を行っているものでございます。

高橋委員

 そうじゃないといけないと思うんですけれども、昨年この中野区構造改革実行プログラム骨子というのが出来上がってまだ1年もたっていないのに何で更新案というのが出てくるのかなというのが若干不思議に感じています。普通最初に出された実行プログラムというのは、コロナ禍において一般財源が厳しくなっていくだろうから、その財源をどうするか、中野区の中をどういうふうにするかということで見直ししながら進めていこうというプログラムをつくった予定だったような理解を私はしているんだけど、つくったときから約半年以上過ぎていますけれども、一度たりとも各所管に報告なしで取り組んでいることを確かめもせず、ここまで進んでいますよとか、今こういうふうになっていますという報告もないがままに何でこういうのができちゃうのかが理解できないんですけど、何でですか。それはここで聞いたら答えられないということでしょうか。

角地域支えあい推進部長

 今回改定につきましては、先ほど言った所管が企画部にはなるんですけども、こちらのほうのプログラムの3ページを見ていただいて、さっき委員のほうからもありましたけども、どういう進行管理をしているんだというようなお話があって、当初このプログラムというのは3年から5年度の3年間を目途に集中的に取り組むというところで個別の課題を出して確認、検証しながら翌年の取組に反映させていくというようなところで、下のところに見直しして順次改善していくというような絵を掲げているんですけども、今回そういった進行管理、取組の中での更新というところでの更新案づくりというふうに聞いておりまして、ただ、この間、当委員会についてもこの構造改革の実施状況とかについては個別に説明をしていないで、今回こういった実行プログラムの更新というところでお示ししているという経過がございました。

高橋委員

 せっかく昨年つくったプログラム、3年でしょう。3年かけてやっていくんですよと言ったのにもかかわらず、じゃ、委員会を別にスルーして自分たちでちょっとやっぱり見直したほうがいいからこれを見直して後々報告していきゃいいんだよというふうに考えているのかなと私は感じちゃうわけ。だったら、普通にこんな冊子なんか作らないで、昨年作ったやつの下に、二中のプールはこういうふうに変えていきますとか、ここに書かれているような様々にちょっと取組を変えましたとかいうのを所管の中で報告するだけでいいじゃないですか。こういう骨子の下にやっていきました、ここまで変えていますと、ただの報告でいいと思うんだけど、わざわざこんな分厚い冊子を作って、そして予定を見ていれば、区民意見聴取までする、そういうのはその意見聴取をしてまた変えるかもしれないわけでしょう。だから、これは3年かけたって何もできないんじゃないのと思っちゃうんだけど、部長、どう感じますか。

角地域支えあい推進部長

 かなりコロナウイルスの感染拡大期を捉えて財政的に厳しいだろうということで、単なる事務改善ではとどまらないで構造改革にまで踏み込んでそういった厳しい財政についての備えということでこの構造改革実行プログラムというのを御提案させていただいたという経緯として捉えております。そういった中、先ほど前回までのところでは、部として考えられるであろう、今後いろいろと見直し、改善ができるだろうという項目というのをお示しさせていただいて、一定程度現状とか課題を認識しながら方向性というのも出して、取り組む項目、それから成果を想定しながら改善を進めていくことによってそういった区の持続可能な財政運営に資するだろうという取組として始めてきたという経緯がございます。

 ただ、委員おっしゃるみたいに、それだったら個別の計画について何で今まで報告がなかったかというところについては、やはり所管の部長としては情報提供というのは不足していて、今回どこまで進んでいて、どういったことでやっていくのでさらに進めますとか、もしくは改善点があればどういうふうに改善しますかというのをまず丁寧に御説明させていただいた上で、今後どうしていきますというところを最後形としてこういう更新案にまとめるというところで御説明ができれば、委員の皆さん方の、それから区民の方々の御理解が得やすかったのかなというところがございます。こういった大きな流れだとか新たな取組については、やはり変えるときについてはその前後で、どういうふうな思いでどういうふうに直すんだとか、もしくはどういうふうに改まったんだとか、その辺の情報というのは丁寧に出していただいて、だからこうなったんだねというふうに説明できるように努めていきたいというふうに考えてございます。

高橋委員

 部長が悪いわけじゃないからあまり責めちゃ悪いとは思うけど、でも、やっぱり関わっている立場だからね。中心となるのは構造改革をつかさどる区長を始めのそういう人たちなんだけど、ただ、この冊子を作っていればいいのかと私なんかは思っちゃうわけ。じゃなくて、せっかく昨年作って何とか頑張るんですよと言ったんだから、頑張りなよと言って、その頑張った成果を、こういう更新案とかじゃなくて、こういうふうに変えてきているんです、余計なことをしないでただいまこういう状況なんですよというのを各所管で報告するだけで十分じゃないですか。更新するんだって、やって改革をしていくうちに、ここは変わっちゃうんだ、そうしたら、ここは変えていきたいんです、ただそれだけでいいと思うんですよ。構造改革なんだからもともと変えちゃいけないやつじゃないですか。しかも、担当していた人、偉い人たちは職が変わっちゃってつかさどるところが変わっちゃったわけでしょう。はっきり言ってそれは何やっているんですかと思いますよ。だから、これはもうつくってしまいました、でも、私たちに事前に何の説明もございません、中身が変わりました、それは所管の委員会で報告すればいいんです、そういう軽い報告の考え方では今後困ると思いますから、これは企画部、担当者にもしっかり伝えてください。いいですか。

 そして、私たちは皆さんのやっていることを見ているんですよ。そして、ここでいつ何を報告してくれるんだろう、私たちが見ているもの、ささいなことでもちゃんと報告してくれる、それが私たちとのコミュニケーションじゃないですか。それを、変わりました、部長はそう思いますと言っているわけですよ。ここで最初に報告すればよかった、そう思うんだったらそうしてくださいよ。それを上に言ってくださいよ。じゃないと、全く委員会が運営できていかなくなるから、いつもこうやってぶつかっちゃうようになります。そこのところは、今日は私がじかにこうやって言っているから皆さんの耳には入っているでしょうけど、企画部、担当にはしっかりとお伝えしていただきたい。答弁は結構です。

久保委員

 あまりこの構造改革実行プログラム(更新案)については触れるつもりはなかったんですけれども、高橋委員がおっしゃるように何やっているのかなとさっぱり分からなくて、実行プログラムをつくったんだったら、さっき間委員もおっしゃっていたんだけど、進行管理がどうなっているのかということが全然分からないですよね。プログラムを3か年でやるんだったら、ちゃんとそれで決着をつけていただきたいなと思って見ていたわけですよ。先ほど部長は持続可能な財政運営とおっしゃっていて、やっぱりそういうベースになるようなものをこの構造改革というところで生み出そうと思っていたわけじゃないですか。でも、全くそこもそれはどうなったのかというところの検証も全くされぬまま更新案ということが出てきたこと自体にそもそもこのプログラムをつくった意味は何だったのか、つくる必要があったのかということを私は思っています。なので、それは御担当にも申し上げようと思っておりますし、若干申し上げました。

 その上でお伺いをしたいんですけれども、特に所管の戦略に公助の体制強化と共助の促進、これは変わり過ぎじゃないですか。こんなに変えているのはここだけですよ。さっきの御答弁だと、何で最初からこういうふうに検討しなかったのかと。じゃ、地域支えあい推進部については不十分の検討のままプログラムの段階で出したんですかというふうに聞こえます。元のほうが私はずっとよかったと思っています。なぜならば、問題として持続可能な財政運営ということを言ったときに、社会福祉協議会との協働だったりとか、高齢者会館の在り方だったり、生活困窮者の自立支援の在り方というのはここのスケジュールで示しているわけですよね。そういうことをやっぱりちゃんとやらなければいけないんだけれども、そこが一切抜け落ちました。これは全く最初に出したものとは別物になっているんじゃないかなと私は思っているんですけれども、それはいかがですか。

角地域支えあい推進部長

 先ほど戦略Ⅱについて大幅に内容を変えたということで御説明させていただいた一つの要因は、さっき答弁漏れしちゃったんですけど、地域包括ケアの総合アクションプラン策定だとか、あとは国が進めている重層的支援体制整備事業というのを今年度から本格的に実施したというような経緯がございまして、公助の体制強化と共助の促進に向けてというところで、先ほど御説明しました1点目の重層的支援体制の構築というところと2点目の公益活動の充実というところを目指してやっていこうというところで再編整備したものでございまして、久保委員がおっしゃる個別のほうの示し方のほうが進捗状況が分かるんじゃないかというようなところがございますので、これから私どもがこの重層的支援体制の構築と、それから公益活動の充実について進捗状況を御報告するときには、前の項目の進捗状況も分かるように工夫しながら御説明したいというふうに考えてございます。

久保委員

 重層的支援体制の構築が非常に重要だということは何回も何回も言っているし、地域包括ケアももう当たり前なんですよ。だったら、最初からそれはそれでやればよかったんじゃないのかなと思うわけですよ。だって、わざわざこのプログラムとうたっているのに全く検証されていないわけですよね。例えば前の最初の段階のプログラムの中の29ページのスケジュールの②社会福祉協議会への補助のあり方というのがありますよね。じゃ、これがどうなるんだろうか。高齢者会館もそうですよね。オンライン活用、体験、ICTサポート体制の検討ということでここの体制の推進ということが出ておりました。また、生活困窮者の支援についても就労支援体制の強化検討となっていて、22年度と23年度は就労支援体制の強化になっているわけですよ。じゃ、何をどう強化していくのかということは非常に重要な課題じゃないですか。何もまだ解決されていません。さらにもっと厳しい環境に置かれるのではないかというふうに思われるわけです。そういったことは、じゃ、棚上げなんですか。どうなるんですか。

角地域支えあい推進部長

 そういった社会的な状況というのは今後ますます厳しさを増す、物価が上がっていたり、コロナによって就労の環境が不安定になっているという状況は今後も続くというふうに思っていますので、先ほど委員が御指摘したような課題というのは今後も区としてきちっと整理しながら事業を進めていかなければいけないというところだと思いますので、そういったところも捉えて、今後、先ほどからも言っていますけども、こういった事業の進捗についてはこちらの前のほうのお示ししたような内容も分かるようにということで報告をしながら、また、どういうふうに進めていくかということも含めてこの委員会のほうでは説明させていただければというふうに考えてございます。

久保委員

 それは幾つも幾つも報告がそれこそ重層的になっちゃうね。それでいいのかしら。せっかくプログラムをつくったのに。プログラムをつくったものをちゃんと実行しなかったらプログラムの意味は何もないと思うんですよ。

 それで、先ほど高橋委員がおっしゃっていて、もちろん構造改革を検討していたというところで何で今の段階で更新するのというところは一つあります。でも、私は所管のところが何でこんなに変えちゃったんだろうと。その変えたのは所管じゃないんですか。部で変えたんじゃないんですか。それはどこが変えたんですか。

角地域支えあい推進部長

 私たちのほうがこういった二つの大きな課題について統合させていただいて一体的に進めていきたいということで推進本部会議のほうに提案して、そこで検討いただいたという経緯でございます。

久保委員

 だとしたら、やっぱりこれは地域支えあい推進部にも責任があるなと私は思うわけですよ。やっぱりそれは一つの構造改革実行プログラムというものが区でできたわけだから、それにのっとってどういうふうに進行管理していくのかということが、これはやっぱり計画行政としての在り方じゃないですか。ひょっとしたら来年はまた変わっちゃうかもしれませんね。そうしたら、今出されている内容が、このプログラムがどういうふうに行われてきたかというのはまたさっぱり分からなくなってしまうかもしれませんよね。さっぱり分からなくてどうなっているのと言ったら、それはそれで報告しますとおっしゃられるんだったらプログラムにする必要はない。そこのところが、申し訳ないんですけれども、実行プログラムという形で推進をなさるんであったら、やっぱりそこは一貫性を持って進めていかなければならないのではないかなと思うんですけれども、そこはどうなんですか。

角地域支えあい推進部長

 当然このプログラムに掲げたことにつきましては部として責任を持って進めていくべき課題だというふうに捉えていて、課題の認識から、それから想定する成果、それから取り組むべき項目、スケジュールということで、あらあらですけれども、お示しさせていただいているという内容になってございます。そういった事業を進める中で先ほどいろいろと分かりにくいという御指摘もありましたけども、様々前の構造改革のプログラムでお示ししているような課題については進捗状況と取組について分かるように報告をしていきたいと思いますし、今後そういった議会への報告については必ずそういった項目ごとに進捗状況が分かるようなことで報告をしていきたいと思っています。

 ただ、せっかくこのプログラムをつくったんだから、このプログラムの進捗状況で報告すればいいじゃないかというところもあるんですけども、今回こういうふうに内容を大幅に変えさせていただいたという経緯がございますので、前のところがどういうふうに新しくなって、それを今後どういうふうに進行管理していくのかとか、どういうふうに変わっていくのかというところについては次回以降またちょっと丁寧に説明させていただければというふうに考えてございます。

久保委員

 ということは、前回は六つあったものが三つになっているじゃないですか。3番目の地域スポーツクラブの考え方は内容は別ですね。だから、その五つを二つに集約した。前のものでまだ要は結論を見ていないというか、事業としてやらなければいけないこと、そこは触れられていないんだけれども、これは更新案ですから、次の段階で今この委員会で出てきたような質疑を基にもっとブラッシュアップをするというか、ブラッシュアップというのかな、今のお話だともっと膨らんでしまうような気もするんですけど、そういうふうに内容をさらに変えられるということですか。それともまた別の形で報告をされたりするということですか。それはどっちですか。

角地域支えあい推進部長

 ちょっとこちらのほうは中身について今すぐ変えられるとか変えないということはお答えできないんですけども、いずれにしても、この構造改革実行プログラムという取組の中での報告というところが基本になりますので、そういった意味では、委員おっしゃるとおり、この中身が前回と比べて分かりにくいということであれば、所管する部としては、そういったものがきちっと盛り込まれているような分かる内容に改善できればというところは検討してみたいというふうに考えてございます。

久保委員

 分かりにくいというよりも別のものに私は見えるわけなんだけれども、だから、本当にプログラムをつくる意義というのをもう少しちゃんと考えていただきたいなと思います。それは所管もどちらもです。区のほうも。やっぱり期待もありましたよ。持続可能な財政運営をしていくためにはどんどん膨張していくだけでは駄目だし、コロナの滞納もあるわけで、そういう中でやっぱり様々にこの事業が膨らんでいかなければいけないことはたくさんあったわけですよね。そういう中で見直しを図らなければいけない。でも、見直しを図るといっても、単純に区民サービスを削減するということではないだろうと。だから構造改革だったんじゃないかなと思っていたので、そういう意味合いが今これを見てみるとあまり感じられないんですよね。だから、やっぱり本来の考え方ということに基づいてきちっとやっていただきたいなと思いますので、ここに書かれていることが必要ないと言っているわけではありません。むしろ前回のも合わせて必要なことをお書きになられているのは分かります。でも、この構造改革実行プログラムという趣旨にのっとってはどうだったのかということをいま一度御検討いただいて、そして、将来に向けてこれから解決しなければいけない課題というのがたくさんあります。特にこの地域支えあい推進部には大きいと思っています。なので、やっぱりそういうところがきちっと目に見える形で、せっかくプログラムを更新されるんだったら行っていただきたいなと思います。最後にもし何かあれば御答弁をお願いします。

角地域支えあい推進部長

 ほかの委員からもいろいろと今回のことについて分かりにくいとか、もしくは丁寧に説明しろとかといろいろと御指摘いただいた面がございます。そういったところも踏まえまして内容については検討してみたいというふうに考えてございます。

近藤委員

 私も高橋委員が質問してくださったんで分かったんですけれども、ここで私は3年間の計画なのかなとちょっと思ったぐらいですよ。まさかこの3年間でやり切ることが書かれているなんてもう想像もできなかったというか、これは計画であって、この後これに沿ってやっていくのかなというぐらいに、高橋委員がおっしゃったけど、このままじゃ何にもやらないで終わっちゃいますよ。だって、3年間のもう2年目なんですよ。

 ちょっと例に挙げてしまって申し訳ないですけれども、地域スポーツクラブの公認クラブは1年間でどのぐらい増えましたか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 前年度までは8団体あったのが現在10団体ということでございます。

近藤委員

 そうしますと、三つありますから一つのところは一つもできなかったという理解ですか。それともどこかが二つできた、どういうバランスか教えてください。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 4団体あるところと3団体あるところが2か所ということでございます。そういった意味ではバランスが取れているようなことで我々としては認識しているところです。

近藤委員

 8団体から10団体に増えたといっても、このプログラムでは来年度には指定管理者との協議が待っているわけですよ。指定管理者がやっていたのを財政を削減するために私はここで出てきたときすごくよかったと思いましたよ。地域スポーツクラブの趣旨にのっとって地域団体が運営していく、指定管理料もかなり減らしていける、それこそが本当に地域スポーツクラブの意義であり、住民がやっていくということで合致しているわけですよ。でも、この10団体じゃとてもやっていけないですよ。指定管理者にかなり半減ぐらいしたお金で私たちがやっていきますからなんてとても言えない数ですよ。じゃ、それをどうして増やしていったらいいかというのを考えていかないと駄目だと思うんですよ。それがこの3年間だと思うんですよね。この実行プログラムに載せているんですからこの3年間に何ができるかということを考えていかないと、最後の目的、もう来年ですよ。クラブの育成もして指定管理者との協議に臨む、協議だってどのぐらいかかるか分からないから相当いいものを出さなきゃ向こうの言いなりになっちゃいますよ。こっちがかなりのこれだけ住民でやっていけるんだからというものを出していけるぐらいまで育てていかなきゃならない。そうしたときに何をしているかといったら、今何か工夫されていることはありますか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 ただいま委員が取り上げられました公認クラブの組織運営力の向上に向けた支援と申しますか、そういったことにはこれまでも取り組んできているところでございますし、継続して取り組んでいるところでございます。また、公認クラブ以外のクラブにつきましても運営が効果的にできるように様々指定管理者とともに支援をしているところでございます。

近藤委員

 これは公認クラブに何でならないのか。たくさんの団体がやっているわけですよ。すごくいいなと言って使っている人たちはいっぱいいるんですよ。団体がいっぱいあるんですよ。だけど、公認クラブにはならないわけですよ。何でならないかといったら、やっぱり公認クラブになるハードルが高いんですよ。そこのところをどういうふうにしていくかとか、普通にどうやっていけば増やせるだろうということを考えたら、まずどうやったら増やせるのかということをみんなで考えたらどうなんでしょうかね。援助はしている、皆さんにも悪いようにはしていないみたいな言い方じゃなくて、公認クラブを育成するためには今どういう条件が足りないとか、そういうところを考えて、クラブを育成して指定管理者と協議するまでがもう来年、それをどんどんやっていかないと間に合わないと思いますけど、いかがですか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 公認クラブ、さらには区内スポーツ団体との協議というようなことも今年度の予定とさせていただいているところでございます。地域スポーツクラブにおきましては、委員御案内のとおり、運営委員会があり、さらにはそれを統括する理事会などがあるということでございます。既に今年度それぞれ会議を開いておりますけれども、そういったところでも今後の地域スポーツクラブの在り方等につきましては議論させていただいているところでございます。今後も、この会議体のみならず、スポーツ団体の皆様とのコミュニケーションも図りまして、区全体としてこの地域スポーツクラブの充実に向けて検討していきたいと考えてございます。

近藤委員

 これは全然構造改革でも何でもなくて、元からある理事会と運営委員会とスポーツ団体にお話を伺ったんですよ。そうしたら、同じ答えですよね。この人たちはずっといいと言ってやってきているんですからね。これに何で運営委員会に今利用されている方を入れないんですか。何だってそうじゃないですか。何かを決めるにはやっぱり一番そこで利用している人を入れて、何でこの人たちは自分たちが担い手になってやっていくところまでいかないんですかみたいな委員に入っていないわけですよ。クラブの育成とおっしゃっても、公認クラブの人が幾らこの問題を考えたって、自分たちはもうそれでやっていっているんですから。そうじゃない、運営委員会をここは町会の方などそういういつものお決まり枠より今利用されている方を入れて意見を聞く。そして、理事会は、理事会に意見を上げるので1年間かかっちゃっているんですよね。理事会への方針説明に1年間もかかっちゃっているってすごく変で、理事会こそがいろんなことをアドバイスを下さったり、そういうものでなくて、どうですかなんて言って理事会が説明を聞いているというのもちょっと不思議な関係だなと思うんですよ。これは本当に指定管理者が先導している感じになっていると思うんで、皆さんの力が弱いんで、やっぱり利用者をここの運営委員会に入れるべきだと思いますけど、いかがですか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 利用者が入っていないというような御指摘なんですけども、実際には公認クラブの代表の方も入っておりますし、地域でスポーツに関わっている方々、いわゆる関係者でございますけれども、そういった方々も入っているということでございます。今後そういった区民の代表者、関係者の意見をさらに取り入れて、自主的、自立的な運営が図られるということが究極の目標でございますので、そういった会議体におきましても活発な議論が行われるよう努めてまいりたいと考えてございます。

近藤委員

 ごめんなさいね。しつこいようですけど、そこに公認クラブが入っているのは知っているんですよ。スポーツ団体が入っているのも知っているんですよ。そこで使っている高齢者の方とか、本当に地域スポーツクラブの意義、地域の人が本当に大きなスポーツクラブじゃなくて、こういう地元のスポーツクラブでちょっとした運動をして仲間づくりをしたい、それで健康を保つというのがここの意義なわけですよね。そういうことを求めている人とかの意見を聞く、これは運営委員会に入れなくても、コロナの間にずっとお休みになって、ずっとその補填をしてお金を払い続けていたわけですよ。そのときにアンケートを作っていただいていて皆さんにアンケートを取るとか、何にもやっていなくたって全額補償されるからもう大丈夫だと思っていた時間にこの構造改革をどういうふうにしていこうかとみんなに投げかけたってよかったわけですよ。やっぱりそういう努力をしていかなきゃ構造改革なんてできませんよ。その辺はいかがですか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 繰り返しになりますけども、運営委員会には地域の関係団体の方々も入っているということでございます。現在使っている方の御意見でございますけども、日常の運営の中で指定管理者を通じて意見などもいただくということもしておりますので、今後もそういった区民の声というんでしょうか、それは尊重し、大事にしながら良好な運営を図っていきたいと考えてございます。

近藤委員

 私も繰り返しになりますけれど、本当に地域の方といってもそこを利用する方ですよ。その方たちの声を聞かなきゃ。スポーツ団体といっても、そこをとにかく一番利用している人ですよ。その人たちの声を聞かなきゃいけないんですよ。

 いつでも私はこの構造改革をやってくださるというのは本当に財政的な面でもすごくよかったなと思っていまして、それは指定管理者に地域のスポーツクラブにこんな多額のお金を払う必要があるのかな。そんな運営を、大きな体育館とは違う、地域で小じんまり介護予防なんかをやったり、そういうようなところの拠点となる、みんなが集まって楽しく過ごせる場所というところを会議するのに、今、課長がおっしゃったけど、指定管理者に言っているとか、でも、指定管理者への不満とかがすごくあるわけですよ。それは指定管理者には言えませんよ。やっぱり構造改革なんですから、構造を変えるんですから、今までの同じ指定管理者に頼っていたら構造なんか改革できないですよ。その辺はいかがですか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 地域スポーツクラブ、スポーツ・コミュニティプラザの運営も含めまして指定管理者にお願いするということは条例事項ということで、そのとおり運営しているところでございます。その運営が良好に図られますよう区としましても進行管理というんでしょうか、事業の評価を行ったりしているところでございまして、適正に運営されることを目指して今後も取り組んでいきたいというふうに考えてございます。

 繰り返しになりますけども、利用者の皆様の声につきましても、このスポーツ・コミュニティプラザの主眼自体が地域の皆様のスポーツを通じたコミュニティの活性化、これが大きな目標でございますので、区民の声をより多く運営に反映させていく、そのために何が必要かということにつきましては、ただいまの委員の御指摘の事項も含めまして鋭意検討していきたいと考えてございます。

近藤委員

 それで、また繰り返しになりますけど、本当にこれは区民のための地域スポーツクラブ、気軽な場所でなきゃならないんですよ。ですけれど、これはお金の体系も普通のスポーツ施設と違う。テニスコートとかだって料金が何倍も違うわけですよ。それは、区民活動センターとかと同じ施設として扱っているから、スポーツ施設とは別の扱いで金額がテニスコートは高いですよね。そういうものをやっぱり解消していかないと、区民が気軽に使えるという意味では料金設定とかも変えると昨年度は言っていたわけですよ。もうそういうことも検討していただかないと、来年ゴールですから、料金の改定ですとかも考えて、それはここの課長さん1人では決められない。全部の区有施設の大きな考え方の中で変えていかなきゃならないですから、そこの部分をどうやっていくかということも検討していただかなきゃならないですけど、いかがですか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 区の施設使用料につきましては、今、委員も御指摘のとおり、区全体の取組ということでございまして、これは再来年度に向けて本格的な議論をしていくということになると考えてございます。庁内議論の中では、スポーツ所管としましても、現在利用されている方の声なども踏まえて庁内調整に当たっていきたいというふうに考えてございます。

近藤委員

 でも、普通の哲学堂や上高田より設備も悪い。それなのに料金は区民活動センターとかの施設と同じ扱いだから高い。それが気軽にスポーツをみんなが楽しむスポーツ・コミュニティプラザの形だとは思えませんので、その辺はどんなふうにやって改定できるかということも考えていただきたいと思いますけど、いかがですか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 繰り返しになりますけども、区の施設使用料につきましては区全体の考え方をまず固めた上で共通に適用していくような考え方でございます。その中でスポーツ施設はどうあるべきかということにつきましては利用者の方の意見なども踏まえて的確に対応していきたいと考えているものでございます。

近藤委員

 区民が気軽に集える場所ですから、そこら辺、区全体の中で考えるけれど、その主張をこういう場所であるということをきちっと上の施設の方とかに伝えていかないと、その思いが伝わらなければ、何もわざわざ変えようなんて思わないですよ、みんな一定ですからとなっちゃいますよ。そういったところもきちっと所管がお伝えしていただきたいと思いますけど、いかがですか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 スポーツ所管ということでスポーツの振興を図るということが我々組織の究極の目標でございますので、そういったことにのっとりまして区民の皆様の声を的確に反映していきたいというふうに考えてございます。

近藤委員

 それで、もう一つだけ、ちょっと長くなっちゃって申し訳ないんですけれど、この重層的支援整備というところも本当に私たちはこれをやり始めてできるのと思っているわけですよ。でも、ここの部署はやるということになっているわけですよね。それで、私なんかはもうない頭を絞って研修の在り方とかを提案しているわけですよ。でも、人事はやっぱりのんびりしているんですよ。じゃ、こういう研修をしますと。この間一般質問でもしましたけれど、でも、この重層的支援をやっていくのはここの部署で、本当にしっかりやっていかなかったら大変なことになる事態のことなわけですよ。この人材の育成というのをしっかりと研修なり人材育成をどうやっていくのかということをこの中の部署でこういうふうにしたらいいんじゃないかというのを検討していただかないと、人事の大ざっぱな流れの中だとこの重層的支援はできないですよ。全然経験もない保健師が行ってアウトリーチで呼んだら分かりませんなんてことになっちゃいますよ。どんなふうに育てていくのか。それもこの23年度までこんなに基幹型とかいろんな形のことは言っていますけど、一人ひとりの職員に力をつけていただかなければ、そして提案しているんで、しっかりとどんなことができるか、重層的、困っている人いっぱいいるんでできませんでしたじゃ済まないわけですよ。そこに向けてゴール3年となるんでしたらどうやって人材を育てていくおつもりなんですか。そこら辺、この所管で教えていただきたいです。

角地域支えあい推進部長

 人材育成については、私たち、すこやか福祉センターだとか、区民活動センターとか、保健師だとか、福祉だとか、事務だとか、いろいろな職種の職員がいるんですけども、まずはそういった専門職ごとの区に求められている役割というところを押さえて、そういった人たちが例えばすこやか福祉センターに来たら役目を果たすためにどういったスキルが必要なのか、じゃ、そのスキルは仕事を通してなのか、研修を通してなのか、どういうふうにしたら身につくのかというようなところも検討させていただいて、人材育成計画については職員課のほうが区の全般の人材育成計画という大きな枠組みをつくるんですけども、専門職につきましては、地域支えあい推進部だとか、健康福祉部だとか、子ども教育部だとか、そういった例えば福祉なら福祉の連携する部署がありますので、そういった部署でもっと具体的な専門職の育成についての計画を立てて、その計画を立てたら、そういった育成ができるようにという人事のローテーションだとか、そういったルールをつくっていって専門職を育てていくということを現在考えているところでございます。

近藤委員

 だって、もう始めちゃったんですよ。これは3年ぐらい前におっしゃっているんならいいけど、そういう計画をつくっていくって、もう区民のほうには誰一人取り残さないでやりますと言っているんですよ。今から育成していくなんて、そんなんじゃ、その言い方だったらもう全然誰一人救えないですよ。本当にそれをきっちりと、私はこうやったらいいんじゃないかという職員研修の形などを提案しましたよ。でも、今いる人たち、ベテランの保健師さんたちとかは大変いいものを持っていますよ。そういう人たちから引き継いでしっかりとどうやって対応していくんだということを本当に学んでいただきたいと思いますけど、いかがですか。

角地域支えあい推進部長

 説明が不足して申し訳ございません。例えば福祉職なら今現在も福祉職の人材育成計画というのはあるんですけども、例えば児童相談所だとか、あとはすこやか福祉センターでも様々役割というのが複雑多様化していますので、そういった課題だとか新たなミッションについてそういった専門性を持ってきっちりと対応できるようにということでそういった計画についての見直しを行っているというところでございます。

近藤委員

 区長がどんどん職員を外に出してと言っていますから、本当に外に出して、どういう状態か、現場がどうなのかをしっかり見ることによって勉強にもなりますので、外に出して勉強する、そして研修とかもする、研修とかできなければ、先輩から引き継いでどんな形でやってきたかということも財産ですから聞いていくとか、あらゆる形でスピードを持って区民の重層的支援というか、これは全部社会福祉協議会に丸投げしていったら職員は育たないですよ。しっかりと職員を育てていただきたいと思いますけれど、いかがですか。

角地域支えあい推進部長

 委員おっしゃるとおりに、様々区の業務を外出ししてしまうと、当然そのスキルが区の中で保たれないということがございます。そういったことがないようにというところを大前提として、区で様々専門職も働き方とか新しい役割というところも来ていますので、これまできちっとやってきたところについては技術の継承だとかノウハウの継承というのも進めながら、新たな課題についても対応できるような人材育成に努めてまいりたいと考えてございます。

近藤委員

 これは3年間のプログラムですけど、本当にピッチを上げなければ、髙橋委員がおっしゃったみたいに何にもできませんよということになってしまうのでしっかりとお願いします。

委員長

 休憩します。

 

(午後2時58分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後3時19分)

 

石坂委員

 何点か伺います。まず最初に、34ページの生活寮長期利用者支援等及び施設管理の整理のところでやまと荘、やよい荘があるところです。前のものにはなくて今回の更新案に入っているものとして2022年のところに改修設計委託という言葉が入っていることについて、まず最初にどういうものなのか教えてください。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 改修設計委託及び事業者決定ということで、改修を来年度行う際にどのような形でその設計をしていくのかというふうなところの事業者を決定するものでございます。

石坂委員

 そういう形で具体的に設計まで入っていくということです。また、2023年のところが、前のものでは改修または移転だったものが、施設整備(改修)になった。移転ではなく改修になったということが確定したという意味でよいのかどうか一応確認させてください。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 2023年度の施設整備(改修)のところについてですが、令和5年度、改修設計に伴って、その後施設整備をするものでございます。

石坂委員

 そこまで進んでいるところがありつつ、課題のところの一番最後の行、「整備期間中の代替施設を準備する必要がある」というところで、こちらが結局決まらないことには全部影響が出てしまうと思うんですけども、これは実際にこれをどこにするのか、もし決まっているのなら、いつまでに決めるのかということがないと駄目だと思うんです。この点いかがなんでしょうか。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 まずやまと荘についてでございますけれども、旧中野福祉作業所のほうで代替施設として予定しております。やよい荘につきましては、先般中村議員の一般質問のところで答弁させていただきましたが、弥生児童館が候補というふうなところで一応考えているところでございます。

石坂委員

 その辺りが議案がまだ先般、消されてしまっている状態なので、しっかりとその部分は丁寧に進めていかないと、また決まらずに影響が出続けられてしまう可能性もあると思いますので、これを早め早めにちゃんと委員会のほう、これは児童館も絡むと、子ども文教委員会も絡むのかもしれませんけども、少なくともやよい荘に関してはこちらの委員会の所管になりますので、その辺り、代替施設のことは早め早めにこちらの委員会のほうでも考え方を示していただいて報告いただくべきだと思うので、そこは大丈夫だということでよいでしょうか。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 利用者についてもやっぱり早めに分かったほうがいいというふうなことでもございますので、決まり次第御報告のほうをさせていただきたいと思っております。

石坂委員

 お願いします。

 あとそれから、前の更新案に、更新される前のものです。現行のと言えばいいのかな。現行の中野区構造改革実行プログラムにはあったもので、今回の更新案でなくなってしまったもので、生活困窮者自立支援の在り方についての検討というものがあったかと思うんです。今回これがなくなっているのは、これはもう完了したという理解でよいものなんでしょうか。

角地域支えあい推進部長

 それにつきましては26ページを見ていただきまして、地域包括ケアの機動的な推進に向けた重層的支援体制の構築というところで検討方針のところを見ていただいて、一つ目の四角のところですけれども、3行目が「高齢者、障害者、子ども・子育て家庭、生活困窮などに対して専門的な支援の質を高めつつ、多様な関係機関、サービス及び社会資源を組み合わせながら、継続的な支援を一体的に提供していく体制を構築する」というところで方針を掲げていますので、大きな項目としてはこちらのほうに改めて位置付けさせていただいているので、決してそういった課題が解決したという認識ではなくて、重層支援の中での取組ということで整理させていただいた経緯でございます。

岩浅健康福祉部長

 少し補足をさせていただきますけども、前回のスケジュールのところを見ていただくと、就労支援体制の強化ということと重層的支援と二つございました。就労支援体制の強化につきましては今年度から生活援護のほうでやっております就労支援員を1名増員しておりますので、もちろん完成ではございませんけども、強化に向けて取組を進めていっているという状況でございまして、今回それらを総合してまとめて項目にさせていただいたというものでございます。

石坂委員

 そうしますと、当然この生活困窮の支援は様々あって、生活困窮を抱えている家族という視点ですこやか福祉センターで家庭全体を支えていくのは当然あり得る判断と思うんですけども、人を増やしたという話があるんですけども、就労の面というのもとても重要になってくるんですけども、この就労の面に関しても地域包括ケアの云々のところの中でやっていっていただけるのか、それはまた別ということなんでしょうか。

岩浅健康福祉部長

 生活援護で取り組んでおります就労支援につきましても引き続き強化を行ってまいりますし、その相談の受け方としてすこやか福祉センターとかも連携をしながら、社協とも連携しながらということになってまいりますので、その強化につきましては引き続き実施をしていくというものでございます。

石坂委員

 そうしたことがあったものがなくなっているというところで、なぜ変わったのかもそうだし、逆になぜこういう記載がなくなるとか、あるいは1ページ割かれることがなくなったのかというところは、やはりこれまでの委員会のほうで何かしら報告があって、その報告のところであれば当然こうなるよねというのはいいんですけども、やはりその部分というのが欠けているのかなと思うところではあります。これは今案という形で出てきていますけども、やはり消えてしまったというか、目に見えなくなってしまった部分に関してもこれは改めて別の機会にきちんと報告をいただかないとと思うんですけど、その辺りいかがお考えでしょうか。

角地域支えあい推進部長

 今回、この更新案につきましては区民の方々にも情報提供するという予定になっておりますので、そういったときに、委員御指摘のありましたとおり、従前のものがどこにどういうふうに変わったのかというところは分かりやすく説明というか、そういった取組にしたというところで情報提供してみたいというふうに考えてございます。

石坂委員

 当然そのときには議員のほうにもしっかりと出していただければと思うところです。

 あと、一応確認ですけど、27ページの区と中間支援組織の連携による公益活動の充実のところは、旧来は社会福祉協議会との連携だったところがほぼほぼこれに変わっているという理解でよろしいのかどうか、まず先に確認させてください。

池内地域支えあい推進部区民活動推進担当課長

 お答えします。以前ありました社会福祉協議会との協働というところでございますね。そこにほぼほぼ変わったというよりも、その観点も踏まえまして今度さらなる団体支援というところで強調して書かせていただいたところがこちらの中間支援組織の連携による公益活動の充実という部分でございます。

石坂委員

 この中間支援組織の連携はとてもいいことなので、これは前のが膨らんだということもあるわけですけども、こうなったことは全体的によいと思うところではあります。ただ、そのときにどうしても中間支援組織として想定されているものが「町会・自治会を中核とした区民活動センター運営委員会及び地域福祉コーディネーターの職員を配置する社会福祉協議会においては」という形になっていて、この二つが想定されている感じがすごくしています。もちろん区のほうでも団体活動の支援とか助成をしていくわけですけども、よく中間支援組織というものについて、福祉的なところなんかですと、NPO法人を支援するNPO法人なんかよく中間支援組織の中にも入ってきたりするわけです。そうしたNPOを支援するNPO的なものも、中野区内で活動している団体もあれば、それこそ区外にも中野区に対して協力的な団体も全国規模とかもっと広域でやっている団体もありますので、そうしたところとの連携というものを視野に入れていかないと不十分ではないかと思うんです。そこはいかがお考えでしょうか。

池内地域支えあい推進部区民活動推進担当課長

 委員おっしゃるとおり、NPOだったりということで公益活動団体というところは、広く区民の方の活動も、あとは区民に還元されるほかの地域からの活動団体というところも含めて言っているところです。また、中間支援というところでは、やはりそういったところも巻き込みながらうまくやっていくというところでは、連携を取って幅広くいろんな視点から物事が見られて物事をコーディネートできるという力を備える必要があると考えております。

石坂委員

 そのためにもこれを進めていく上で区民活動センター運営委員会や社会福祉協議会と連携しているから大丈夫ですよという形で終わらないような形で進めていただければと思います。これは要望で結構です。

 あとそれから、そもそも今回の構造改革実行プログラム(更新案)というところの全体にも関連することではあるんですけども、例としてという形で大きいのが、26ページの地域包括ケアの機動的な推進に向けた重層的支援体制の構築の中の、他の委員からも先ほど質問がありました基幹型すこやか福祉センターのところが気になるところではあります。これについて想定する成果として、下から2行目のところにある「各所に分散されていた事務・企画機能を一元的に管理・集約すること」というのが、当然私もこれは必要だとは思うところです。ただ、これに関して既に今も部経営の機能が区役所の中にありまして、その部経営のところを強化していくのかとか、あるいは4所のすこやか福祉センター、将来5所になりますけど、こちらのすこやか福祉センターのどこかがイニシアチブを取るのかという、これはまだこれからというところではありましたけども、あくまでもどこがイニシアチブを取るとか、あるいは部経営の機能を強化するということであれば、基幹型すこやか福祉センターという名称をつけるほどでもないと思うところです。それが単に言葉だけ挙げましたということなら、それはそれで書き方はどうかなと思うところでありますし、また、むしろこの基幹型すこやか福祉センターを本当にちゃんとしたものを立ち上げるとなりますと、現行の中野区構造改革実行プログラムという観点だけじゃなくて、中野区基本計画のほうで、ここに関しては、すこやか福祉センターの整備運営のところで、スケジュールとして前期は何もなしで、後期が新しいすこやか福祉センターの整備完了という形で入っています。そこの中野区基本計画のところにもかなり影響を及ぼす部分だと思うんですね。

 ということであれば、ここでぽんといきなり出てくるんじゃなくて、やはり基本計画にも大きく影響するものですから、事前に基幹型すこやか福祉センターについてどういう考え方を持っているのかですとか、なぜなければいけないのかとかということに関して、これはちゃんと一つの項目、報告事項として一つのものとしてしっかりと報告した上で進めるべきですし、どうしても間に合わないんだとしても、この中野区構造改革実行プログラム(更新案)について今回同時に出してくるぐらいのものである必要があるほど大きなものだと思うんですね。なので、この基幹型すこやか福祉センター設置というものが、単に言葉がちょっと大きいだけで部経営の部分が強化されるだけなんですよなのか、本格的につくるのかによっても違うんですけど、その辺りというのは担当の考え方はいかがなんでしょうか。

角地域支えあい推進部長

 まず基本計画のほうにある新たなすこやか福祉センターというのは、圏域の見直しをして5か所目のすこやか福祉センターを整備するというところで記載させていただいています。委員お尋ねの基幹型すこやか福祉センターというところを、しっかりとした組織なのかとか、もしくはどこのすこやか福祉センターにやるのかとかというところなんですけど、私たちの認識としては、いろいろと分散配置されているようなところの業務を一括して効率的にしていくというところが1点と、それから、いろいろと企画だとか調整するというところも、現場で様々な相談業務だとか支援だとかという業務を持ちながら同時並行でやっていくというのは、かなり職員のほうの仕事の業務量についても多いのではないかというところを踏まえて、こういった基幹型すこやか福祉センターの機能というところを持たせて、まずは今求められている仕事の見直しを図るというところと求められている業務についてどういうふうに対応していくのかというところをすこやか福祉センター全般に関わる問題として一括して検討していくというところでこの基幹型すこやか福祉センターというところを考えているという状況です。

 今後どういうふうにしていくかというところについては、なかなか今ここの文章だけでは説明できるものではございませんので、なるべく速やかにこの委員会についてもどういったことで想定していくのか、どういうふうに進めていくのかというところについては報告してみたいと思ってございます。

石坂委員

 そのときに現場で抱えている問題は様々あるわけですけども、その新たな基幹型すこやか福祉センターを設置することによって、そこに今後対応をどうするのかという問題もありますけども、現状結構現場も数はなかなか足りていない。保健師さんも取られてしまうのか、取られないのかとかということもよく分からない状態ですし、その辺りがはっきりしないままこの中野区構造改革実行プランの更新案について報告が済んだこととして了承してくださいと言われてしまうのも、正直仮称基幹型すこやか福祉センターがそこまではっきりしない中で、本当にこれでこのまま委員会を通ってしまって大丈夫なのかどうかもすごく心配なんですね。だから、やはりその辺りというのが速やかにといったことではありましたけども、今後こうしたものが出てくる際には、その後速やかじゃなくて、やはり事前に出していただくことが、これはもう既に出てしまったものですけれども、今後ないといいですけど、さらに再更新案みたいなものがもし出てくるようなときにはそうしたことは気にしていただくべきだと思うので、そこはいかがお考えでしょうか。

角地域支えあい推進部長

 委員おっしゃるとおり、かなりこの基幹型すこやか福祉センターの設置については唐突感があるということでほかの委員の方からの御指摘がありました。この間私たちとしては全体のすこやか福祉センターをどうしていくかというところの議論を進めてきたわけですけども、こういった方針転換だとか新たな政策を打ち出すときには、やはり事前、それからその後も丁寧に区議会の皆様、それから区民の方々に情報提供していくべきだったというふうに考えてございます。

浦野委員

 他の委員からも出ているので重複をなるべくしないようにとは思うんですけども、確かに昨年できたものを見ると、策定、実行した後に進捗確認、評価、検証、更新、これを年度でやっていくというPDCAがありますよね。今回これに基づく更新ということの御報告だとは思うんですけれども、ただ、やっぱりほかの方もおっしゃっているように、その途中の経過のところが全くない中で、特に先ほどほかの委員からもありましたけど、ここの公助の体制強化と共助の促進のところが地域スポーツクラブを除いたところで5つあったのが二つにということで、中を一つひとつ見ていくと、区民活動センターと社協のところが一緒にとか分かる部分もあるんですけれども、ただ、やっぱり整理し過ぎと言ったらあれですけども、少し分かりづらいなと思いますので、そこは今後のところの中で、じゃ、なぜそういうことが必要になったのかというところはぜひ説明、報告はしていただきたいなというのは私からも伝えておきたいと思います。

 その上でなんですけれども、前回のというか、最初の案のところで生活困窮者等自立支援のあり方の検討の中で、例えばですけど、一つ例示で言いますけれども、ここに検討方針で「相談に来るのを待つのではなく、納税状況等や就学時の様子など、さまざまな状況から危険を察知し、相談・支援につなげる体制を整える」とあるんですね。これについては今回の更新案で言うとどこに盛り込まれたというか、なったということになるのか、伺いたいと思います。

角地域支えあい推進部長

 今回の新しいほうの更新案のほうを見ていただいて、26ページのところの先ほど委員のお話がありました地域包括ケアの機動的な推進に向けた重層的支援体制の構築というところの検討方針のところで、2列目からですけども、「高齢者、障害者、子ども・子育て家庭、生活困窮などに対して専門的な支援の質を高めつつ、多様な関係機関、サービス及び社会資源を組み合わせながら、継続的な支援を一体的に提供していく体制を構築する」というところで、先ほど言いました生活困窮のところのまずは相談だとか実態把握というところで重層的支援体制の中でそういったところを進めていくということで表記させていただいているというところがございます。

葉山健康福祉部生活援護課長

 生活困窮の部分に関しましては、一つには債権管理の体制の強化という部分でもそういった債権を管理する段階である程度生活困窮が把握できるんじゃないかというところで、そことの連携というものをこれから考えていかなきゃいけないというところで検討はしているところでございます。

浦野委員

 今まさにこれで債権管理のことにつなげて伺いたかったんですけど、今回報告いただいた41ページの債権管理体制の強化というところを見ると、これは今までの策定されたものと比べると、私は中身としては後退しているんじゃないかなと思っていて、というのは、現状、課題というところであるんですけれども、取り組む項目とスケジュールのところを見ると、今回ので言うと、41ページの取り組む項目①というところを見ると、「主要債権の一元管理を行う債権管理体制を確立するため」といって文章が続いているんですね。でも、今までのを見ると確立すると言い切っているんですよ。言い切っていて、それで、スケジュールのところも見ると、今までは2020年度で確立というふうになっていて、23年度では強化、だから、確立された上で強化というふうになっているのが、今回ので見ると、国保・後期高齢、一元管理する体制を構築して、23年度で体制整備となっていて、確立強化となっていたものが体制整備というふうに、私はこれは後退しているように思えるんですけども、それはいかがでしょうか。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 前回のページでいきますと、45ページは今年度「一元化体制の確立」というふうになっていて、この間私どものほうで検討しておりまして、今年度からは国保と後期高齢の保険料について一元化がされております。私どもの例えば介護保険料については今後の課題として一元化に向けた検討を行っているというところでございます。ですので、以前よりは具体的な進行に合わせた形で今回は記載をさせていただいております。

浦野委員

 今年度の一部した部分は存じ上げているんですけども、今までは債権管理自体を確立するとあって、強化とあったんですよ。今回その一部できて、でも、まだその課題のところが残っているから、結局取り組む項目とスケジュールで見ると、要はスケジュールが遅れているというふうに見られるんですけど、それは違うんですか。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 前回のところでは、計画上ではですけども、確立というふうに書いてありましたが、先ほども言いましたように、実際の具体的な動きとしましては、まず今年度全て一遍に債権の一元化というのはしていないところで、取りあえず今年度は国保と後期高齢者医療の保険料については一元化が完了しております。その他の債権については、今年度は一元化に向けた検討を具体化していきまして、来年度につきましては一元化体制の確立に向けた体制整備ということで記載をしているところでございます。

浦野委員

 そうすると、今、来年度に向けて一元化体制の確立をしていくとおっしゃったわけだから、そうすると、今までの計画だと、最初の計画であれば、それは今年度にもう既に確立されているということだと思うんですね。そうすると、やっぱりスケジュールとしてはここは遅れていて、今回説明いただいた資料の中で、個別プログラムの全体で「2021年度実績を記載したほか、取組の実績に応じて2022年度及び2023年度の予定を一部修正した」とは書いてあるんですけど、ただ、予定の一部修正というよりかは、本来は来年度にやるべきものだったのが、今回の報告の中身ではそこまでまだいっていないということなのかなというふうに読み取れるんですけれども。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 この項目につきましては全庁的に企画部がもちろん主に検討を進めているところでございまして、私ども地域支えあい推進部といたしましても、主要債権の一元化という課題というのは認識をしておりまして、それに向けての一元化を進行しているところでございます。

藤井地域包括ケア推進担当部長

 御指摘の主要債権の一元化ということにつきまして、昨年の10月にこのプログラムができた時点での計画からはずれは生じていないという認識です。最初からまずは国保と後期高齢を先に一元化し、段階的にほかの債権についても一元化をしていくという予定でした。委員御指摘のとおり、確かに前回のところでは体制を確立するというところで止めていたものが、今回41ページの取り組む項目のところで「確立するため」となっているところは、後退していたわけではなく、その後に具体的に滞納情報の集約や組織体制の検討というふうに具体的にやるべきことが明確になってきたのでそれを明記したという認識でおりますので、決して後退したわけではないと認識しております。

浦野委員

 今御説明があったように、でも、今年度で確立するともともとあって、でも、今確立はできていないわけですよね。確立するための今一部その状況としては行っているということ、あまり言葉のあれを、多分ここから平行線になっちゃうんだろうと思うんですけども、今までは今年度ではもう確立はあって、来年度は強化となっていたから、強化ということは、システムとしてはできたものが、さらによりよくするために発展させていくということかなと思うので、これだけ見ると、強化じゃなくて、来年度で言えば、例えば確立に向けたと、まだここも確立に向けたという言い方になっているわけだから、そこはちょっと当初のスケジュールと違うんじゃないかなというふうに私は言っているんですけれども。

藤井地域包括ケア推進担当部長

 半年前の時点におきましても介護保険料につきましては同時に一元化をするという予定ではございませんで、ずれて一元化をするという予定でございました。ですので、前回の構造改革実行プログラムにおきまして債権管理体制を確立すると言っていたのはそれまでに一元化できたものに限定されるということでございますので、委員おっしゃるとおり、全ての主要債権が含まれるような債権管理体制が確立されるかということで言えば、できていないというお答えになります。

浦野委員

 何でこだわるかというと、ここはすごく大事だと思っていて、公助の体制の強化、区としても特別区の研究事業にもなってずっと研究されてきて、これを進めていくという大きな方針もありましたし、公助のところでなるべく早めにそれをアプローチして支援につなげて債権が膨らまないようにしていく、ここにも書いてありますけど、生活再建を視野に入れた支援ということがあるわけだから、私はすごく期待しているし、大事だと思っているんで、ぜひこれは進めていってほしいので、そういう意味も込めて伺っています。なので、今の現状についてはもうこれ以上は聞きませんけれども、ぜひきちんと確立して強化されていくように今後も進めていきたいと思います。

 最後にしますけども、ちょっとこれは分からないので教えてほしいんですが、41ページ、同じページの課題のところで「新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響に伴い、納付相談、生活相談が増加している」とあるんですけども、ここで指している生活相談というのは何を指していますでしょうか。

葉山健康福祉部生活援護課長

 お答えします。こちらで表しております生活相談でございます。生活困窮者、生活保護に至る前の方、両方を含んでいるところでございます。

浦野委員

 前回の厚生委員会だったですか、2020年度は生活援護課で受けた生活相談や生活保護の申請件数が2割ぐらい増えて、でも、2021年度はトータルで見ると2020年度と比べると減っているんですよね。でも、ここで増加しているというのは、生活援護課で受けている今おっしゃったイコール生活保護じゃなくても、その手前のところでの相談を含めてというのは、そこは、そうすると、生活援護課で受けた以外の相談もここに含んでいて増加しているということなんですか。前回のところでは増加しているでいいと思うんですけど、今回更新されるじゃないですか。それで、数としては実際21年度は生活援護課で受けた相談件数は減っているんです。減っているのがいいということではないんですが、数としては事実として減っていて、でも、ここでは増加しているという表記のままになっているので、ちょっとその点を伺っているんですけれども。

葉山健康福祉部生活援護課長

 確かに令和2年度につきましては数としての伸びは大きかったところでございます。令和3年度、2年度に比べれば少し数としては減っているという状況でございますけれども、2年度だけ突出して出たというふうに私どもで見ております。上昇の傾向としては続いているというところで私どもは認識しているところでございます。

浦野委員

 そうすると、2020年度と比べれば減っているけども、コロナの前と比べれば増えているので、今おっしゃったような傾向としては増えているので、ここは特に表記を変えずに増加しているということでいいんですね。

葉山健康福祉部生活援護課長

 はい、今、委員おっしゃったとおりでございます。

浦野委員

 冒頭の予備費とかのコロナのお金の使い方のところでも申し上げましたけど、やっぱり本当にコロナに加えて物価高騰が私は相当深刻だと思っていて、相談を伺っていても、今月でもうお店を廃業される方というのも結構相談として伺っていますし、今ちょうど税と保険料が皆さんのところに通知として届いているじゃないですか。それで、昨年度協力金とか支援金で協力したことによって得たものが年間通すとかなり高額になっているので、そのことによって税や保険料が物すごく上がっている方々からも、その通知自体を見て非常に驚いたというような相談も結構来ているんですね。もちろんコロナ減免とか使えるものは御紹介してあれなんですけれども、そもそもそれを課税対象にしているということは私は問題だと思っているんですけれども、例えば、所管は違いますけど、公営住宅の家賃もそれによって上がって、この状態が続けば退去しなきゃいけないという方も実際通知をもらっている方もいて、別に売上げが伸びているから収入が増えているわけじゃなくて、コロナで国や都の協力金なり支援金でのものが、それが結局課税対象になることで保険料や税が上がって、もうそれで払えないというような相談も実際に来ていますから、そういう意味でこの納付の相談であったり生活再建を本当にどうしていくのかという視点での行政の果たす役割というのは私は物すごくあると思っているので、そこをそれぞれの窓口に来た相談を連携しながら、国保に来て、じゃ、また税へ行ってください、保育課へ行ってください、どこどこへ行ってくださいと、今だと結局そうなっちゃうわけです。だから、そこをちゃんと情報共有しながら、本当にその方の生活再建をどうしていくのかという視点で関わっていただきたいというふうにすごく思っているので、それで、今ここに絞って伺わせてもらったので、これからさらに多分増えていくと思うんですよね。なので、そこを区としてもきちんと実態を捉えていただきながら必要な対策、支援をしていっていただきたいなと思いますので、そこはぜひよろしくお願いします。これは要望で結構です。

高橋委員

 様々皆さんから御意見が出たんですけれども、これは今後のスケジュールの中で7月下旬に区民の皆さんからの意見聴取をするわけですよね。その意見聴取のやり方はどういうふうにするんですか。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 区のホームページや区報に掲載して意見募集の周知を行うということで伺っております。メールやファクス、郵送、企画課の窓口で意見を受け付ける予定ということです。

高橋委員

 先ほど角部長が親切丁寧に前のとこっちの新しいのと分かりやすく説明をしますなんておっしゃっていたけど、ホームページでは多分に難しいかなとか思ったりもするけど、まず一つ言っておくのは、区民の皆さんにそうやって前のものと今回はどう変わったのかとお知らせする前に、様々な委員の皆さんがおっしゃったように、なぜここをこうやって変えたかということが今日の報告の中には必要だったと思います。それと、今回今日この報告をいただいて、今度区民の方々の意見も踏まえながら改革推進本部に私たちの意見を反映させられるんですか。それとももうそのまま終わっちゃう、どんどん進んじゃうという、そういう進み方をしていくんですか。

角地域支えあい推進部長

 今回この更新案について各常任委員会のほうに御報告させていただいていますので、当然区民の方々の意見聴取と併せて今回委員の皆様からいただいた意見というのを総合的に判断してこの更新案についてどうしていくかという検討になるかと思います。

高橋委員

 じゃ、どこか変わる場所がある可能性もあるという理解でいいの。それとも全く変わらなかったら全く何も反映されなかったということになっちゃうんですけど、かなりお伝えするのが大変かと思うけど、この推進本部には部長たちも出るわけでしょう。だから、それぞれの所管の部長さんたちが推進本部で様々報告をすると思いますよ。だけど、このままの更新案として更新ですと新たに報告されてしまうと、じゃ、今日みんな私たちが言った意見は一体どこへどうやって反映されるんだろうねとなって無駄になっちゃうわけでしょう。だから、そこのところはしっかりと推進本部でもんでいただかないと、新たに少し変わりましたぐらい、少しどころじゃなくて大分変わったほうがいいと私は思うけど、やっぱりこうやって変えました、だからこれでお願いしますよというんじゃよろしくないんじゃないかなと思うけど、各部長が出るんだけど、どう考えていますか。

角地域支えあい推進部長

 今日皆様から様々御意見をいただいていますし、あと私たちの部のところで言えば、かなり内容が変わってしまったので分かりにくくなっているというような御指摘もありますので、そういったところを踏まえて、部としてこの推進会議の場でどういうふうな改善ができるのかだとか、もしくはどういうふうな説明をするべきなのかというところは会議のほうにもお伝えをして、部としての案じゃないですけども、部としてこういった取組にしたいというところは出していきたいというふうに考えています。

岩浅健康福祉部長

 今回いただきました様々な御意見につきましては、もちろん推進本部でもそうですけれども、事前に言っておかないとなかなか厳しいところがあると思いますので、今回各常任委員会でいただいた御意見につきましては企画部、担当者のほうに伝えまして、それを踏まえて推進本部でどうしていくかという方針の決定になるかと思いますので、そのように対応していきたいというふうに考えております。

高橋委員

 やっぱり大事なことは、各委員会でどういうことがあったか、いかにどのように伝えるかですよ。それで、様々みんな思っていることは、課題は一緒だったと思うんですよ。今日私たちの委員6人が、委員長だって、副委員長だって本当は言いたいことがたくさんあったんだろうと思う。だけど、それを御遠慮されて私たちがさんざん言わせていただいたけれども、よりよいものをつくっていきたいんだと。中野区が財政逼迫にならないために去年から構造改革をやっているんだと言い出したのはそちら側だからね。だから、それをこんな適当にいつの間にか変わっちゃってどうやって進んだんだよと分からないような報告をされるのはよろしくないというふうに思います。だから、しっかり本部に伝えてしっかりとしたものにしてもらいたいと思います。要望です。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、4番、野方区民活動センター等の改修工事についての報告を求めます。

荒井北部すこやか福祉センター所長

 それでは、野方区民活動センター等の改修工事について御報告を申し上げます。(資料6)

 本報告につきましては、5月12日の当委員会で休館の期間について口頭で御報告を申し上げているところでございますが、本日は工事の概要等についても御報告を申し上げます。

 当該施設につきましては、平成5年に建築されたもので、施設全体としては地下2階から地上13階建てということでございますが、このうち地下2階から地上3階までにございます区民活動センターと区民ホールについて改修を行うものでございます。

 改修の内容でございますが、区民活動センターにつきましては、集会室、ロビー、廊下の床、壁などの改修を行います。また、区民ホールにつきましては、客席の改善やバリアフリー化の強化を図るというところでございます。共通の部分につきましては、和式トイレの洋式化、温水便座化、また、給排水設備、給湯器の更新を行い、さらに館内のエスカレーター、空調、換気設備及び区民ホール舞台用のエレベーターの更新を行うものでございます。

 今後の予定といたしましては、本工事が議決をいただく案件となる予定のために、第3回定例会におきまして、工事請負契約締結に係る議案を提出させていただきまして、11月から来年の6月にかけて改修工事を行っていきたいというふうに考えてございます。御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

近藤委員

 この件に関して何度も御報告いただいて、ありがとうございます。それで、御報告いただいていたのにもかかわらず、ちょっとどうだったかなと思って確認させていただきたいんですけれど、この改修の間、地域事務所と運営委員会室とか、ここは使えるんでしたっけ。

荒井北部すこやか福祉センター所長

 地域事務所もそのまま運営いたしますし、運営委員会等もそこで活動できるということでございます。

近藤委員

 じゃ、工事をロビーや廊下の床や集会室はやりながらここは使っていくという形なんですね。

荒井北部すこやか福祉センター所長

 ロビー等も改修を行いますが、半分ずつといいますか、動線を考えながら1階部分は使えるような形で工事を進めていくというふうに聞いてございます。

近藤委員

 今後の予定が11月から来年6月ということなんですけれど、この集会室にある荷物とかそういったものはどうなるんでしょうか。

荒井北部すこやか福祉センター所長

 11月から当然その備品類とかを移動させていただいて、それから工事に入るというような予定でございます。

近藤委員

 じゃ、その荷物を運んだりする時間もこの11月というところに入っているんですね。それまでに用意をしなきゃいけないということではないんですね。

荒井北部すこやか福祉センター所長

 11月に入ってから移動させます。

近藤委員

 この改修工事が行われるということはまだあまり地域の方とかも知らないんで、これは地区委員会なんかも10月終わりぐらいに何か行事をやるような方向でいますので、やっぱりこれは周知のほうをしっかりとそのときより前にしていただきたいと思いますけど、いかがですか。

荒井北部すこやか福祉センター所長

 まず、この6月にありました運営委員会とかその他活動されている、今、地区委員会という言葉が出てきましたけど、そういったところも含めて既にお知らせをしてございまして、その後の11月以降のいろいろな会議等を行う際の準備等は既にしていただいているというふうに考えてございます。

近藤委員

 そうしましたら、スムーズな改修に入れるようによろしくお願いいたします。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、5番、令和4年度健康福祉サービス等に関する意識調査及び意向調査の実施についての報告を求めます。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 それでは、令和4年度健康福祉サービス等に関する意識調査及び意向調査の実施につきまして御報告いたします。

 お手元の資料(資料7)を御覧ください。次期地域福祉計画などの健康福祉に関連する計画は、令和5年度に設置予定の第10期健康福祉審議会に諮問し、その答申に基づいて策定をする予定でございます。計画策定の検討に資することを主な目的として、健康福祉施策等に関する区民などの関心や意見、高齢福祉・介護保険サービスや障害福祉サービスの利用実態や今後の利用意向などを把握するために調査を実施するものでございます。

 調査の概要ですが、カテゴリーを大きく区分しますと、健康福祉に関する意識調査、高齢福祉・介護保険サービス意向調査、障害福祉サービス意向調査の三つの調査を実施いたします。なお、高齢福祉・介護保険サービス意向調査の中では、高齢者調査と介護サービス利用調査、ケアマネジャー調査の三つの調査を実施し、障害福祉サービス意向調査の中では、障害者調査、施設入所者調査、発達支援等調査の三つの調査を実施いたします。それぞれの調査の対象者と標本抽出数は資料に記載のとおりでございます。

 令和2年度に実施した前回の調査との主な変更点が2点ございます。一つ目の変更点としましては、調査実施時期を計画策定年度から計画策定の前年度に変更してございます。これは、調査の集計・分析結果をより効果的に活用するため、各種計画策定の前年度である今年度中に調査を実施し、報告書を作成することとしたものでございます。二つ目の変更点として、健康福祉に関する意識調査の対象年齢を引き下げております。これは、民法の改正により成年の年齢が引き下げられたことに伴い、調査対象を二十歳以上の区民から18歳以上の区民に改めるものでございます。

 調査方法といたしましては、郵送により配布し、郵送または一部オンラインにより回収する方法で実施をいたします。

 区民への周知方法としましては、区報と区ホームページにより広報いたします。

 最後に、今後の予定ですが、9月に健康福祉に関する意識調査と障害福祉サービス意向調査の調査票を発送し、11月に高齢福祉・介護保険サービス意向調査の調査票を発送する予定で、来年3月に調査報告書を完成させる予定でございます。御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、6番、令和3年度までの区債権の状況と令和4年度における収入率向上に向けた取組についての報告を求めます。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 令和3年度までの区債権の状況と令和4年度におけます収入率向上に向けた取組について報告をさせていただきます。(資料8)

 区では、中野区の債権の管理に関する条例に基づきまして債権の適正な管理と収入率の向上に向けた取組を行ってまいりました。このたび、これまでの区債権の状況と令和4年度におけます収入率向上に向けた取組についてまとめましたので御報告をさせていただきます。なお、本件につきましては、当委員会のほか、総務及び区民委員会でも共通の資料によりまして御報告をさせていただきます。

 資料の1番でございます。令和3年度までの区全体の未収金を示した表がございます。令和3年度の収入未済額は約46億円でございまして、前年度より約6億円減少いたしております。

 次に、当委員会所管の債権のうち、私からは地域支えあい推進部が所管する介護保険料について御報告をいたします。恐れ入りますが、別紙の3ページをお開きいただきたいと思います。3ページの(3)でございます。介護保険料の状況の記載がございます。表4というものでございます。こちらは過去5年間の推移でございまして、令和3年度の収入未済額は1億5,072万円でございまして、前年度と比較しますと約2,000万円の減少となっております。収入率は96.2%でございました。

 課題といたしましては、年金から天引きとなります特別徴収と申しますのは100%の収納が見込まれますので、それ以外の部分、普通徴収の未収金対策を強化していく必要があろうかというふうに考えてございます。

 これまでの主な取組につきましては資料記載のとおりでございます。

 令和4年度の取組としまして新たな取組となりますのが②のWeb口座振替サービスの導入というものでございまして、こちらは、区の窓口にお越しいただくことなく、パソコンとかスマートフォンなどで口座振替の手続ができるものとなります。

 以上、地域支えあい推進部所管の報告を終わらせていただきます。

葉山健康福祉部生活援護課長

 続きまして、健康福祉部所管分の債権の状況について御報告いたします。同じ資料の4ページ頭の2番、その他の債権についてという項目の中で、5ページ、(2)生活保護費返還金・徴収金等でございます。令和3年度収入未済額は9億9,968万7,000円、前年度から8,063万7,000円の増、収入率は12%でございます。

 課題といたしましては、債権の回収だけではなく、まずは債権を発生させない取組が重要と捉えてございます。

 これまでの主な取組は記載のとおりでございます。

 今年度、令和4年度の取組につきましては、世帯の状況を常に把握し、収入金を消費する前に債権を把握しての早期回収、また、保護費からの相殺を利用しての定額納付の推進などに努めてまいります。

 おめくりいただきまして、6ページ、(3)の福祉資金貸付金返還金につきましては、収入未済額は3,114万2,000円、前年度から451万8,000円の減、収入率は26.2%となっております。

 これまでの主な取組は記載のとおりでございます。

 令和4年度の取組といたしましては、滞納月数に応じた文面の催告書の送付や債権回収業者との密な連絡、債務者の状況を把握しての委託する債権の見直しなどに取り組んでまいります。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

久保委員

 何点かお伺いをいたします。

 債権管理とか収入率向上についてはこれまでも様々質問をさせていただいたところでございまして、例えばなかなか徴収が困難な方たちの生活に寄り添うような形での徴収の在り方ということを求めてきたところです。今回介護保険料につきましては、これまでの主な取組のところに前年度の新規導入で図られていたキャッシュレス決済の拡充というのが入っておりました。このキャッシュレス決済の拡充ということで、この効果はどのように認識をされているのか、また、今回収入率の向上を図るためのWeb口座振替というのも入ってくるわけですけれども、この辺りのところの効果をどのように狙われているのか教えてください。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 キャッシュレス決済の導入でございますけども、こちらは令和3年度から行っておりまして、実績としましては今集計中でございますが、年間で約1,000件ほど収納がありまして、納付額は700万円ほどでございました。今年度取り組みますWeb口座振替サービスと申しますのは、今年の9月から住民税、国民健康保険料、後期高齢者医療保険料とともに開始をするものでございます。やり方としましては、役所の窓口などに来ることなく、御自宅のパソコンとかスマートフォンで口座振替の手続を済ませることができるというものでございます。介護保険料の場合につきましては、他の自治体から転入される方とか、65歳になった方に対して周知を行っていく予定でございます。

久保委員

 結局そのキャッシュレスですとかWeb口座の開設ということで、今までとは違う形での収入率向上という道が開けてきているのかなというところを感じるところです。令和4年度の取組のところの5番なんですけれども、納付困難な生活困窮者に対して減免制度の周知を図るというのがこれまでになかったところなのかなと思っているところなんですけれども、この辺のところが重点的にこういう取組を進めていこうということに至った経緯というのはどのようなことでしょうか。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 減免の制度につきましてはこれまでも周知を行っておりましたが、今回この資料にはきちんと位置付けをしましてきちんと取り組んでいこうということでございます。具体的には、当初賦課と申しまして、ちょうど毎年今の時期ですけれども、皆さんに納付書をお送りするときにこの減免に関する記載を行っているところでございます。

久保委員

 分かりました。やはりこういったところをきめ細やかにやっていくというところが重要なのかなと思っております。結局払えないというか、その方たちをそのままにしておかない取組というのが非常に重要になってくるのではないかなと思っています。

 生活保護の返還金等についても教えていただきたい点が幾つかございます。令和4年度の取組のところなんですけれども、ここも少し今までと変わってきているのかなというふうに思います。督促状、催告書の発行等納付勧奨の強化を図るというのがあって、ここはちょっと前年度と変わってきているのかなと思うんですけれども、逆にここは勧奨の強化を図っていく必要性というのを感じるに至ったのは何か原因があるんでしょうか。

葉山健康福祉部生活援護課長

 こちらでございます。実際に返していただかなきゃいけない債権でございますので、そこのところの強化を図るためにどうしたらいいかというところで考えてこういうふうに取組を進めるということで記載させていただきました。

久保委員

 多分今までもこれは行っていたところなんですよね。改めてまたここにちょっと強く書かれたというところが何か今までと少し違うことがあったのかなと思ってお伺いをしたところです。

 また、3番のほうなんですけども、「制度変更や対象者の収入状況の変化に留意し、収入認定や基準変更の徹底により過払金を発生させない取組を進める」ということも書かれています。なので、やはり相手の側の状況をきちっと把握していって対応するということが非常に重要なんだなということを感じているところです。これは両面あると思いますよね。収入の状況がいい方、悪い方、様々ある。そこの中でやっぱりちゃんと返していただけるというか、返還できるはずの方にはきちっとそこは納めていただける努力も進めながら、一方でその方の状況に応じた対応の仕方というのもきちっとしていかなければいけないという両面なのかなと思っておりますので、この辺のところはきめ細やかな対応をしていただきたいなと思っています。

 実際には過払金の発生というのは今まではどのような状況になっていたのか教えてください。

葉山健康福祉部生活援護課長

 過払金の発生状況でございます。この過払金というのが、生活保護費を支給するに当たって基準の生活費を算定します。それは年齢、それから生活の状況、それからお家賃等々いろんな扶助等もございまして、それを計算して、それで、その方の収入であるとかそういったもので足りない部分を生活保護としてお渡しするという形になっております。その方が例えば入院等の状況で状況が変われば基準生活費自体が変わるといったところで、そういったことから、あるいは収入が変わる方もございますので、そういった状況の変化に応じまして過払金が発生するということはございます。

 件数としては、過払金につきましては4,441件件数としてございます。そのほか、遅れてこちらのほうで遡ってその辺の変更をするという部分がございますので、そういったものにつきましては1,300件ほどございます。状況としては今そんな状況でございます。

久保委員

 結構これは件数が多いんですよね。でも、やっぱり過払金に関してそれを返してくださいというのはなかなか難しい状況なので、そういうことの起きないような発生させない取組を進めていくんだというところなのかなというふうに受け止めておりますが、そのような解釈でよろしいんでしょうか。葉山健康福祉部生活援護課長

 今、委員がおっしゃられたとおり、もともと最低生活費と申し上げますか、ぎりぎりの生活基準というところで生活保護を支給しているところでございますので、その中でどれだけ返還していただけるかというところは状況を見ながら進めていかなければいけないというふうに感じております。

久保委員

 ありがとうございます。その辺のところで様々な状況はあるかと思いますけれども、きめ細やかな対応をお願いしたいなと思っています。

 これは先ほどの構造改革実行プログラムの中にもあるということで、他の委員の質疑の中にもありましたけれども、この辺のところの今後区として一元管理を進めていく中で期待をできるところというのが、介護ではなく、今お伺いをしておりました生活援護の分野においてはどのようなことが期待できるのか教えてください。

葉山健康福祉部生活援護課長

 生活保護の制度あるいは生活困窮者自立支援、そういった制度につきましてはこれからも引き続き周知を図っていくと。それから、相談の窓口で生活にお困りの方はどんな困り事でも構いませんので相談をということでうちのほうで窓口は持っておりますけれども、そこのところの周知も図っていきたいというところでございます。

浦野委員

 1点だけすみません。表紙のところに書いてあるその他のところで、先ほどもちょっと触れた特別区の調査研究機構のことに触れられているんですけれども、ここに先進自治体の事例を参考にするなど今後検討をとあるんですけれども、ここで指している先進自治体というのはどこを指しているのか教えてください。

葉山健康福祉部生活援護課長

 今この中でも表しております債権管理対策会議が行われておりまして、そちらの中では、具体的な名前を出していいですか。今、具体的には仙台市と連携を密にしながら情報収集して進めているというところでございます。

浦野委員

 この研究の中で幾つか自治体を視察されていると思うんですけども、多分そのとき仙台市にも行かれていて、滋賀県の野洲市とかにも行かれていて、多分この報告書をまとめる過程でもかなりそこの先進自治体の事例を学びながら報告書を仕上げて、実際、じゃ、これからとなっていると思うので、もちろん今一部分始まった中でこれからまたこれを参考にしていくというのは別にそれを否定するわけではないんですけれども、この間かなり時間をかけていろいろ議論する中でその先進自治体のところも直接視察もされていろいろ情報共有されてきたと思うので、ここでまた出てきているので、それであえて伺ったんですけれども、これまでもしてきたけれども、さらに始まった中でやっていくということでいいんですか。

葉山健康福祉部生活援護課長

 今その辺の先行している自治体をそのまま中野区で使えるわけではございませんので、中野区に合ったものを検討しているという状況でございます。

浦野委員

 すみません、先ほども述べましたけど、やっぱりここはすごく大事だと思っているので、今一部始めた中でまたこれから課題や新たな問題も見えてくると思うので、ぜひ進んでいくようにその事例も学びながら検討し、なるべく早期に進めていっていただきたいなということを重ねて要望したいと思います。答弁は結構です。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 ここで今後の進め方について協議したいので委員会を休憩します。

 

(午後4時24分)

 

委員長

 それでは、委員会を再開します。

 

(午後4時31分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 本日はここまでとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 次回の委員会は、明日7月1日(金曜日)午後1時から当委員会室で行うことを口頭をもって通告します。

 以上で本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。

角地域支えあい推進部長

 先ほど構造改革実行プログラム(更新案)について、今後のスケジュールということで7月下旬に実行プログラムの更新案に関する区民意見聴取ということで御報告をさせていただきました。詳しいスケジュールを確認したところ、7月20日の区報に公表して、その後、7月21日から8月3日まで意見を受け付けるということを改めて確認させていただきました。先ほど私のほうの答弁の中でもなかなか資料が分かりにくいというようなお話があって、区民の方にも分かりやすい説明に努めるべきじゃないかというようなことも踏まえて、補助的な分かりやすい資料を作るとかという答弁も申し上げたんですけども、この日程というところで改めて考えると、その追加資料を区報等で示すというところがなかなか難しい状況ということがございましたので御報告させていただきます。

委員長

 休憩します。

 

(午後4時32分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午後4時33分)

 

高橋委員

 今の御報告を聞いておりますと、先ほどのスケジュールで私が確認したときは、区報に載るという御報告もなかったし、7月20日の区報に載せるとなると、今日の委員会の質疑の中身なんか全くどこで持ち帰って議論してくれるのかというその作業もないがままの今日報告をいただいたままのものが載るということになっちゃうんですか。

角地域支えあい推進部長

 本定例会で追加資料を出すとか資料要求をしてもらうという作業もあるんですけども、なかなか時間的にタイトなものですから、今の段階で全庁的に確認を取って正式な資料としてお出しできるというのは難しい状況というふうに考えてございます。

高橋委員

 部長のおっしゃるのも理解できないわけじゃないんだけれども、今日は5委員会に実行プログラムの更新案が報告されているわけですよね。だけど、私たちとしてみれば、先ほどの質疑の中においても、推進本部に一度持って帰っていただいて様々な御意見があったよということをお伝えしながら中身を精査していただきたいという要望をいたしました。なので、その要望することができないというのはちょっと納得ができないので、来月、7月20日の区報に載せるというそのスケジュールを何とか延ばしてもらうことができないかということもお伝えしていただきたいという希望を申し上げたいと思いますが、いかがですか。

角地域支えあい推進部長

 7月20日の区報をやめるやめないという即断はできないんですけども、委員の皆さんからそういった御意見があるということについては所管のほうにお伝えして、全庁的な判断の下、改めてスケジュールも踏まえて検討して、その結果についてお知らせするべきというふうに考えてございます。

高橋委員

 やっぱり区報を見て区民の皆さんが一体これは何ぞやと興味を持つ人もいれば、ああ、何だで終わっちゃう人もいれば、詳しくはホームページを御覧くださいといったって、ホームページを見る人たちなんか、区報を見ている人は私ぐらいの年代以上の人だから、なかなかホームページまでたどり着かないわけだ。だから、親切丁寧に昨年つくった構造改革実行プログラムを皆さんにしっかりとお伝えしてしっかり進めていくためには、一度本部できちんと話をしてもらって、焦ってやることはないじゃない。焦って来月の区報に載せる必要はないと思うので丁寧な進め方をしていただきたい。これは、はい、分かりましたとお答えはできないだろうから、本部に持っていっていただいてしっかりと私たちの意向をお伝えしていただきたい。それは要望しておきます。ぜひお願いします。

委員長

 強い要望で……。

高橋委員

 強い要望で。要望じゃなくて答弁を下さい。

角地域支えあい推進部長

 今、委員の御指摘のあったことを持ち帰りまして本部等に確認して、適切な対応が取れるように情報提供して調整してみたいというふうに考えてございます。

委員長

 他にありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 他にありませんので、以上で本日の厚生委員会を散会いたします。

 

(午後4時37分)