令和4年09月28日中野区議会決算特別委員会総務分科会
令和4年09月28日中野区議会決算特別委員会総務分科会の会議録

中野区議会総務分科会〔令和4年9月28日〕

 

総務分科会会議記録

 

○開会日 令和4年9月28日

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午後1時30分

 

○閉会  午後5時10分

 

○出席委員(9名)

 ひやま 隆主査

 立石 りお副主査

 日野 たかし委員

 内野 大三郎委員

 若林 しげお委員

 高橋 かずちか委員

 中村 延子委員

 平山 英明委員

 長沢 和彦委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 副区長 白土 純

 副区長 横山 克人

 企画部長 石井 大輔

 企画部企画課長、企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 堀越 恵美子

 企画部構造改革担当課長 瀬谷 泰祐

 企画部財政課長 森 克久

 企画部広聴・広報課長 高村 和哉

 総務部長 海老沢 憲一

 防災危機管理担当部長、総務部防災危機管理課長事務取扱 石崎 公一

 DX推進室長 滝瀬 裕之

 総務部総務課長 浅川 靖

 総務部特別定額給付金担当課長、総務部DX推進室基幹システム標準化担当課長 伊東 知秀

 総務部法務担当課長 尾関 信行

 総務部DX推進室情報システム課長 白井 亮

 会計室長 吉村 恒治

 監査事務局長 志賀 聡

 

○事務局職員

 事務局長 長﨑 武史

 事務局次長 林 健

 書記 細井 翔太

 書記 川辺 翔斗

 

○主査署名


審査日程

○議題

 認定第1号 令和3年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定について(分担分)

 認定第2号 令和3年度中野区用地特別会計歳入歳出決算の認定について

 認定第3号 令和3年度中野区国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について(分担分)

 認定第5号 令和3年度中野区介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について(分担分)

 

主査

 定足数に達しましたので、総務分科会を開会いたします。

 

(午後1時30分)

 

 認定第1号、令和3年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定についての分担分、認定第2号、令和3年度中野区用地特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第3号、令和3年度中野区国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についての分担分及び認定第5号、令和3年度中野区介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についての分担分を一括して議題に供します。

 初めに、当分科会での審査の進め方を協議するため、分科会を休憩いたします。

 

(午後1時30分)

 

主査

 分科会を再開します。

 

(午後1時31分)

 

 休憩中に御協議いただきましたとおり、当分科会における審査は、お手元の審査日程(案)(資料1)に沿って進め、補足説明については、全体会において総括説明を受けているため、省略することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議ありませんので、そのように確認をいたします。

 次に、審査の進め方及び3日間の割り振りですが、本日は人件費を除く一般会計歳出、次に一般会計の人件費の順で質疑を行い、2日目は一般会計歳入、用地特別会計、国保特別会計の諸収入の一部と人件費及び介護保険特別会計の諸収入の一部と人件費の順で質疑を行い、3日目は意見の取りまとめを行いたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議ありませんので、そのように確認をいたします。

 次に、審査方法については、一般会計歳出は原則決算説明書のページに従い目ごとに、一般会計歳入は原則歳入補助資料のページに従い款ごとに、一般会計の人件費、用地特別会計、国保特別会計及び介護保険特別会計についてはそれぞれ一括して質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査に当たっては3時頃に休憩を入れ、5時頃を目途に進めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、質疑に入ります。事務事業名や事業メニュー、資料のページ等を明らかにして質疑をお願いいたします。

 初めに118ページから123ページ、1款議会費、1項議会費、1目議会費についての質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、124ページから127ページ、2款企画費、1項企画費、1目企画費について質疑はありませんか。

中村委員

 125ページの企画費の中の政策の企画・調整の中で幾つか質問させていただきます。まず、上から三つ目の区有地等活用検討業務委託49万5,000円とありますけれども、これの内訳を教えてください。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 こちらの区有地等活用検討業務委託ですが、標準地による調査委託というものをかけておりまして、不動産鑑定ということで商工会館跡地ですとか中野二丁目再開発、中野セントラルパーク等の床活用を視野に入れまして、周辺の賃料の確認を行ったという事業でございます。

中村委員

 ありがとうございます。商工会館、中野二丁目、あとセントラルパークの3か所の周辺の不動産価格の調査ということなんですけれども、これは以前、多分委員会の中でも御答弁いただいているかとは思うんですけれども、この調査によって、要は周辺のここら辺の価格が、今後どれぐらいの賃料を設定していくかというところの区としての目安を持ったという理解でいいんですよね。前回、委員会報告があったときには、たしか西新宿周辺でしたっけ――と同じぐらいの賃料だったというような御答弁があったかと思うんですけれども、それはこの調査によって分かったということでいいんですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 委員御指摘のとおりでございます。

中村委員

 分かりました。ありがとうございます。

 次に行きます。主要施策の成果作成ということで、これですね、配られている主要施策の成果の冊子があると思うんですけれども、幾つか確認をさせていただきたくて、行政評価制度、年々変わっているという話もあるんですが、それは外部評価の話で、内部評価については事務事業点検方式に令和2年度かな、令和元年度かな――から変わっていたかと思うんですけれども、それまでは目標と成果のところで評価制度自体が、施策を評価するという形をとっていたかと思うんですよね。そのときにやっていた内部評価って、もっと何か、事業ごとに見ていたわけではないので、事務事業ごとに見るようになったことはすごくよかったと思うんですけど。この内部評価自体が、前って内部評価委員会というのをつくって、部長とか課長とかが入った形で内部評価を実施していたというふうに記憶しているんですけれども、今この主要施策の成果の51ページを見ると、内部評価は「『内部評価票』を事業所管部が作成し、各部による自己評価を実施後、庁内会議を経て評価結果を決定しました」とあるんですよね。なので、今はそこの部分は、内部評価委員会みたいなものは立ち上げてはいないという理解でいいんですかね。一旦そこを確認させてください。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 内部評価の進め方ですが、委員おっしゃるとおり51ページに書いてあります。各部による、まず自己評価を行った後、区長までの確認の会議を経まして決定しているところであります。

中村委員

 ということは、以前やっていたみたいな、内部評価委員会みたいなのはやっていないという理解でいいんですかね。多分、自己点検と内部評価と外部評価ってたしか今の制度はあったと思うんですけど、自己点検というのが今こうやって出てきている内部評価のフォーマットで、それぞれがつくって出てきていて、そのうち内部評価をすると言われているものの選ばれている事業数が57事業あってという理解でいいんですかね。そこら辺を教えていただいてもよろしいですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 内部評価につきましては、各部のほうで経営戦略を固めたときに、その中から主要事業とピックアップしていただいた事業を内部評価しています。その事業について、内部でまず評価票を作成していただいて、庁内会議を経て決定という流れでございます。

中村委員

 何度もやり取りしていると長くなっちゃうんですけど、何でこれが気になっているかというと、これを全部読ませていただいて、次年度予算編成に向けた評価のところが、それぞれですごくレベル感が違うというか、同じ目線で見ていないなというふうに感じたんです。すごく甘いところと、ちゃんときっちり書いていらっしゃるところと差があって、そこの差をなくしていく必要があるんじゃないかなって思っているんですけれども、そこら辺はいかがお考えでしょうか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 もちろん各部のほうで見ていただいた後に、我々事務局のほうで点検し、さらには区長までの確認を得ているという作業は行っているところです。ただ、結果的に説明不足というところもあるかと思います。こちら主要施策の成果にまとめていくに当たって、より分かりやすい表記になるよう、事務局としても所管部と協力して行っていきたいと思っております。

中村委員

 以前やっていた内部評価委員会という形がいいのかどうかは分からないんですけれども、やっぱりしっかり事務事業一つひとつが評価をされるような形にしていっていただきたいなと思いますし、所管によっては次年度予算編成に向けた評価が1行で終わっちゃっているところとかもあるんですよね。それと、びっちり十何行も書いているようなところとの差というのをすごく感じているので、そこはしっかり評価をしていただきたいなというふうに思っていますので、お願いします。

 それから、今、区の中の事務事業を評価の対象として選んでいると思うんですけれども、例えばなんですけど、今回選ばれている事業の中にも、例えばファミリーサポート事業みたいな、ちっちゃい事業もあれば、中野駅周辺まちづくりは全てのプロジェクトが入っていて、それ一つでドーンって、なので細かさも全く違うというか、中野駅周辺は幾つものプロジェクトが入っている中で、このフォーマットで本当に、その大きさの事業で評価ができるのかなというのをすごく疑問に感じていて、この事務事業点検にしたときの経緯というのは、やっぱり一つひとつの事業がちゃんと行われているかとか、どれだけ区の施策に反映されているかというところを見計るための事務事業点検だと思うんですよね。それが見えにくくなっちゃうくらい大きな状態でここに入ってくると、本当にこれで評価ができるのかなというのをすごく感じておりまして、全てサイズ感を合わせるのは難しいとは思うんですけれども、そこの評価制度の事業のピックアップの仕方というところを、もう少し工夫をしたほうがいいんじゃないかなというふうに思うんですけれども、そこら辺はいかがですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 委員おっしゃるとおり、令和2年度と元年度事業を評価したときから施策評価から事業評価のほうに切り替えたところです。そのときの趣旨は、評価をしっかりできて、改善につなげられるようにという趣旨で出来上がっていたところで確認しておりますので、そういった趣旨を捉えて、事業の区分というか、評価の大きさというんですかね、そこについては部とも調整して検討してまいりたいと思います。

中村委員

 ぜひよろしくお願いします。外部評価の在り方とかも、今後また検討していくのかなと思っていますので、併せてぜひよろしくお願いいたします。

 ここと離れるかもしれないんですけど、関連して、総括質疑のところでもお話をさせていただいたんですけど、やっぱり予算編成の中での事業見直しとか、行政評価での事務事業の見直しだったりとか、評価というところ、こういったところも連携をしなければいけないと思っていますし、しっかり次年度予算に向けて反映をしていくというところは非常に重要なところで、今後も取り組んでいっていただきたいなというふうに思うんですけれども、さっき区有地の活用検討のところでもお話はさせていただいた、そこも指摘はさせていただいたんですけれども、今後大きいのって、中野サンプラザの話がありましたね。権利床の話だけではなくて、うちの森から総括質疑の中でも話をさせていただきましたけれども、権利返還の在り方の質疑をさせていただきました。そこは改めて、非常に大きなお金が動く中で、区民の財産というところの取扱いの中で、しっかり最後まで検討していただきたいなというふうに思っております。こことは関係ないのかもしれないんですが、そこが、やっぱり事務事業の見直しも大切だし、そこで予算削減をしていくとか、経費削減をしていくとかという、そこの観点も重要なんだけれども、やっぱり大きいお金が動くときというところ、そこの重要性というところを考えて、今後取り組んでいっていただきたいなというふうに思うんですけれども、いかがですか。

浅川総務部総務課長

 今の御質問は、以前、森委員の御質問の中で、サンプラザの部分ということで、権利床の在り方について、今後とも見直しを含めて考えていかないかということなんですけども、サンプラザだけではなくて、これは区一体で、大きなことでございますので、今までも検証を続けてきたわけでございます。それは大きな話であるという御質問がありましたので、区民の大切な資産でございますので、それで損をするようなことがないようにということは、これまでも考え続けてきましたし、これからも考え続けるということでございます。

若林委員

 政策の企画・調整のところの指定管理者施設の、労働環境モニタリングになるんですかね、この4施設、どこをやったか、教えていただけますか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 令和3年度にこちらの労働環境モニタリングでやった施設につきましては、療育センターアポロ園と子ども発達センターたんぽぽ、放課後デイサービスセンターみずいろ、あとは事業者で1部門でやったんですが、施設的には、そこの中に上高田運動施設、哲学堂公園運動施設、妙正寺川公園運動広場が入っております。

若林委員

 4施設であるけれども、その運動場が入ったのはどういう理由。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 施設という書き方をしてしまったのは申し訳なかったんですが、運営事業者が1事業者だったので、そこの労働環境を一緒に見るということで、そこが管理している先ほど言った運動施設3か所が入っていたということになります。

若林委員

 じゃこれは4施設じゃなくて、4事業者なのかな、それが正しいのかな。これは社会保険労務士の方々に御協力いただいてやっていると思うんですが、やり始めて3年、4年たっているのかな、この4施設というのはそれ以上増やすことは難しいのかな。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 この労働環境モニタリングにつきましては、指定管理期間中に一度受けていただくような形で考えてございます。なので、大体割り振ると、年間に大体4から5施設程度を委託する形で調整して行っているところです。

若林委員

 年間4施設ということは、何年かけて全部回るのかな。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 大体指定管理者が5年とかが多いので、5年のうちには大体1回回り切る形で検討しているところです。

若林委員

 ありがとうございます。引き続き無理のない程度に。ただ、今年度、この4事業者を行ったときに、影響のないところで何か問題になって、改善されたというのは何かありますか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 令和3年度に主な指摘事項で当たったところについては、就業規則における始業・終業時間の未記載であったりとか、あとは健康診断で異常が発見された場合の体制の未整備であるとか、大小様々あったところでございます。軽微なものについては、後追いの調査のほうで改善されたこと等を確認しておりますし、改善していなかったものにつきましては、引き続き改善するよう呼びかけているところです。

若林委員

 ありがとうございます。不用額のほうで、次のページになりますね、127ページ、基本計画冊子の印刷落差の金額がちょっと大きいのは何ででしたっけ。

堀越企画部企画課長

 これは競争入札によるものですので、契約の手続にのっとった分の落差というものでございます。

若林委員

 これ、ただの契約落差だけ。

堀越企画部企画課長

 はい、契約落差でございます。

平山委員

 たくさんあるので、端的にお答えをいただけると助かります。まず125ページの政策の企画・調整のところで、先ほど中村委員が言われていましたが、主要施策の成果作成15万5,000何がしですかね、これ、昨年度の決算資料には個別で載っていないんですけど、昨年度までも費用が発生をしていたんですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 昨年度も印刷経費として発生しておりました。

平山委員

 昨年度はお幾らですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 ちょっと答弁を保留させてください。

平山委員

 これ、今年度あえて載せられているわけですから、答弁保留するような中身じゃないですよ。しっかりお願いしますね。

 次、事務費が際立って多いんですよ、他に比べると。そういう感じがしていて、事務費が前年度の倍になっているんです。「事務費等」となっているから、その「等」に何か入っているか分かんないんですけど、ここで125万円ほどなんですが、もう少し事務費の詳細を教えていただけませんか。

堀越企画部企画課長

 前年度は65万円ほどで、今回、令和3年度はいろいろな担当が企画課のほうに増えましたので、主にこれは消耗品と印刷製本費で120万円ほどございます。

平山委員

 ごめんなさい、具体的にどれぐらいボリューム、組織が変わって、どれぐらい増えたんですか、企画課に集中したというのは。

堀越企画部企画課長

 昨年度が65万円ほどの決算でしたので、おおよそ倍、60万円ぐらい増えているところでございます。

平山委員

 ということは、人員が2倍ぐらいになったというふうに考えていいんですか。

堀越企画部企画課長

 構造改革の職員の分も含めますと、やはり人員としても2倍ぐらい増えてございます。

平山委員

 単純に人が増えた分、事務費が増えたということですね。分かりました。

 構造改革推進アドバイザー、これは当初予算には盛り込まれていなくて、突如このアドバイザーというのを設けますよと。この設置についての在り方についてはいろいろ議論があったとこですけども、まず構造改革のアドバイザーの会議の運営要綱というのを今年度かな、昨年度かな、1回改定されていますよね。何を改正されましたか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 昨年度は座長を設けて会議を運営するという形でやっていたんですが、今年度については座長を設けず、個別のアドバイザーという形で、御意見を頂く形に変更しているところです。

平山委員

 どうしてやめたんですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 会議の進行の仕方、意見のとり方というか、今年度につきましては、昨年度末に構造改革を推進していくに当たって、意識改革というところを主眼に置いて検討していくべきということで意見を頂いていたところです。庁内の会議につきましてアドバイザーに入っていただいて意識改革についてのアドバイスを頂くという形に切り替えたというか、形を変えてきたところから、座長を置かずに進めるという形で変更したところです。

平山委員

 令和3年度は座長が会議を取りまとめていた、令和4年度は誰が会議を取りまとめているんですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 取りまとめ役というものは置いていないんですが、司会進行のほうは構造改革担当のほうで行っております。

平山委員

 あまり突っ込むとあれなんですけど、要は座長を置くということで設置根拠をどうするか、座長が置かれる会議体ってなったときに、きちんとした設置根拠がないといけないんじゃないかというのが令和3年度の議論だったんですよ。急に座長を置かない形にするということであれば、議会に一言あってもよろしいんじゃないかなとは思いますし、会議の運営方法が変わっているのであれば、それも一言ぐらい御報告は欲しかったなと思います。今おっしゃっていた令和4年度は、構造改革プログラムは職員の意識改革を促す取組を重点的に推進するということになったんですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 アドバイザーのところで意見をとりながら、検討を進める重点的なところとして、意識改革というところに着目して行っているというところです。

平山委員

 だって、いろんな分野のアドバイザーをお呼びしたわけじゃないですか。何で人事に関わる、組織に関わることだけに変わっちゃうんですか。しかも、ここだけがアドバイザーが入りますということになったら、アドバイザーの意義って余計分からなくなっちゃうんですよ。このことについても議会には全く御報告がない。区政運営の下支えを行うような大事なプロジェクトなんでしょう。もうびっくりしちゃったんですよ。令和4年度は職員の意識改革を促す取組を重点的に推進、もはや構造改革じゃなくなっているんじゃないかなという、変えなきゃいけない役所の中の構造って、ここなんですか。大事なテーマだとは思いますよ。だけど、お金の出入りだとか、管理の在り方だとか、施設の在り方だとか、そういったことはどっかに行ってしまって、職員の意識改革を促す取組を重点的に推進というふうになったというのは、私は非常にびっくりしています。どういう経緯でここに絞られたんですか。これが、職員の意識改革が構造改革とどう直結をするんですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 構造改革プログラムをつくるのに当たっては、いろんな各方面から専門の意見を聞き取りながら個別プログラムのところを組み立ててきたところです。一定方向性を見いだして、それを実行に移していくという、特にDX推進のあたりとかになりますが、そこをより実効性の高いものにしていくためには職員の意識改革が重要であるというところの認識のもとに、今年度は意識改革を中心に御意見を頂いているところです。

平山委員

 今お話があったように、DXに特化し過ぎているんですよ。構造改革っていろんなメニューがあるじゃないですか。ほかのところは一体どうなっているんですかって。構造改革の結論を待たずして物事が進んでいっているものもあるわけなんですよ。職員定数の件も今定例会で質問しましたけど、そういうことなんですよ。だから、ちょっと、ここばっかり質問するのもあれだけど、びっくりしちゃって、驚きが隠せません。

 最後に、構造改革って、これ、会議は公開ですよね。我々が見に行ってもいいですか、アドバイザーが入る会議。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 今行っている会議については非公開という形で行っております。議事録等を公開しているところです。

平山委員

 運営要綱には原則公開って書いてありますよ。特別に区長が認めるときに非公開にできる。今は区長が全部非公開にしろというふうに認められているんですか。原則公開を崩しているのは何でですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 今回の進め方、4月以降、今まで、9月5日まで2回行っておりますが、そこの会については非公開で行うということで決定して行っているところです。

平山委員

 公開していた頃、何かで御案内って頂いたことはありますか。あるいは、区民の方に御案内って、されていたんでしたっけ。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 こちらについては告知等、特に行っていなかったというところです。

平山委員

 情報公開してくださいよ。今行っているものも非公開にするというのであれば、非公開の理由をきちんと示してくださいよ。原則公開の会議だということで、自分たちで会議の要綱を作られておいてと思いますよ。改めてお願いしますけど、公開になるタイミングではきちんと議会にも区民にも告知を積極的にやっていただくということで理解してよろしいですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 今後行っていくときに、公開でやる場合には告知のほうも行ってまいります。

平山委員

 公開でやる場合にはって、原則公開なんですから。ちょっといやらしい聞き方ばっかりしましたけど、頼みますよ、ここ。会議が、構造改革が変なふうに進んでいるように思えてしまって、心配でなりません。

 その次の基本構想の冊子の印刷なんですけど、基本計画のほうか。細かいことですけど、モノクロで作ったらって何度も言っていたんですけど、カラーで立派なものが作られて、仮にカラーじゃなかったときの試算というのは、ないですよね。

堀越企画部企画課長

 カラー版での見積りのみとしてございました。

平山委員

 令和3年度もまだ財政的にはというふうにおっしゃっていたときだから、こういう刷り物とか、極力お金を削れるものは削っていくという姿勢で行かれたほうがよろしいかと思いますよ。300冊しか刷っていないわけだから。カラーのものはホームページとかに載せれば、PDFとかにすればいいじゃないですか。それもお金がかかるんだったらあれですけど、企画課が予算を組んでいるわけだから、財政担当が同じ部内にいるわけですから、そこはちょっと、自らがそういう姿勢を見せていただきたいなと思います。

 基本計画について一般質問でお尋ねをしました。実行計画が必要なんじゃないかなというふうに思っているのと、改定についてのお尋ねをしたんですが、答弁が、どう捉えていいか分かりにくかった部分もあったので、いま一度、改定についてはどのようなお考えをお持ちですか。

堀越企画部企画課長

 改定につきましては、基本計画後期の取組については具体化を図っていく必要があると考えてございますので、内容を検討しているところでございます。基本計画の前期の取組の進捗状況の確認を引き続き行ったりですとかということと併せまして、令和5年度の予算編成と並行して検討を進めてまいりたいと考えております。

平山委員

 令和5年度の予算編成と併せて何の検討を進めるんですか。

堀越企画部企画課長

 後期の初年度が令和5年度に当たりますので、後期の初年度である令和5年度の予算編成と主な取組の中で、後期分についても併せて方向性を確認していきたいと考えております。

平山委員

 ごめんなさい、方向性の確認というのが分からないんですけど、何かが変わるんだったら改定しなくちゃいけないんじゃないですかって言っているんです。それは、改定を行うことなく方向性を変えるということですか。あるいは、方向性を具体化するということですか。それはよろしくないですよね。

堀越企画部企画課長

 基本計画の改定につきましては、社会経済状況の変化や財政状況、施策の実施状況を踏まえまして、必要性がある場合には改定を行うこととしているところでございます。改定自体につきましても、あと、後期についての具体化につきましても、双方を検討中でございます。

平山委員

 改定と後期の具体化というのが別々なのがよく分からないんですけど、改定せずとも後期を具体化にすることもあり得るということですか。そこが分からないんですよ、答弁の中で。

堀越企画部企画課長

 それも後期の分も含めて併せて検討しているところでございます。

平山委員

 これで最後にします。何でかと言うと、後期は、後期の推進する施策の内容がかなり薄いんですよ。それは一般質問でも言いましたけど、議会からもかなり指摘があったところで、このまんまで大丈夫なのかなって懸念をしているんですよ。別に、計画に載っていることしかやってはいけないというふうには思っていないですよ。時代が変わって、情勢が変わっていけば、緊急でやらなきゃいけないこともあるでしょうし、新たに、計画にはないけども、こういう取組をしなきゃいけない、大きな方向性は変わらないけれども、こういった取組を新たに追加する必要があるということはあるでしょう。だけど、全体的にすごく後期の取組って薄いから、半分以上が前期の推進なんですよ。ということは、新しい取組ってなかなか生まれてきにくいのかなと思っていて、ただ、計画を改定されなければ令和5年度への反映って難しいと思うんですね、令和5年度予算への反映って。となると、令和6年度、令和7年度の取組で集中してやっていかなきゃいけないものがあるとすると、令和5年度の早いタイミングまでには改定を終えるぐらいのスピードで取り組まないと間に合わないんじゃないかということを危惧しているんですよ。

 他方で、いやいや、改定という形はとらないけども、別な手法でというのであれば、それはそれでどういうことなのかということも知りたいなと思っているんですけど、現時点で、まだそれも含めて検討中ですというのは大変心配なので、なるべく早めにお考えを議会のほうにも示していただきたいと思いますけど、どうですか。

堀越企画部企画課長

 一般質問でもお答えしましたとおり、ただいま整理を行っているところでございますので、なるべく早期に議会のほうにも御報告をしたいと思ってございます。

平山委員

 例えば、ここに財政運営の考え方が載っているんですよ。基本計画にね。この基本計画を推進していくに当たって、こういう財政運営の考え方でいきますということが載っているわけです。それは何かというと、基準となる一般財源規模を守るって話なんです。今回変えられた。新たな財政運営の考え方でも、この計画は推進できるということなんでしょう。そう信じていますけど。結構それぐらい大がかりな転換もあるわけなんですよ。だから、基本計画は基本計画だけど、時々によって、年々によって、いろんな取組は変わっていくとかというふうにあまり軽く考えないでいただいて、やっぱりきちんと基本計画をつくったということを、つくらないという選択もあるわけですからね。今は法律的にマストじゃないわけですから。基本計画をつくるという選択をされて、つくられた限りは、一般質問でも言いましたとおり、計画行政をきちんと行っていただきたいと思ってお尋ねをしていますので、そこはよろしくお願いします。

 もう二つだけ、ごめんなさい。平和のところで、予算額は1,000……

主査

 平山委員、それは次です。

平山委員

 次ですね。じゃ最後に1個だけ、ちょっと心配になっちゃったんですけど、構造改革のところに戻ります。今までの会議は公開されていたんですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 令和3年度のアドバイザー会議につきましては、会議の中で非公開というふうに仕切って行っていたということで、結果的に公開だったことはないです。

平山委員

 自分たちで原則公開の会議にしますというふうにおっしゃって、これまで行われてきたアドバイザー会議が全て非公開だという、これは区民が知ったら驚きますよというぐらいのことなので、よくよく考えてくださいよ。ちゃんと公開できるものにしましょうよ。1回も公開がないって、それはひど過ぎますよ。だから告知もなかったんでしょう。でも、自分たちで、これは原則公開の会議ですとしているんですから、後で要旨を載せましたというのは、それはアリバイづくりにしかならないわけで、しかも2時間ほど行われている会議の要旨がA4二、三枚の発言にまとめられているだけじゃないですか。それはやっぱり原点に戻って、当初そうしようと思った姿に戻って、きちんと公開の形をとっていただきたいと思いますので、重ねて要望しますけど、どうですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 御意見を踏まえまして検討してまいりたいと思います。

 あと、答弁保留させていただいた、すみません、先ほどの主要施策の成果の印刷経費なんですが、昨年度、業務改善費のほうに入っていたので、すみません、10万7,850円でした。失礼しました。

日野委員

 政策の企画・調整の区有地等活用検討業務委託のところについて伺います。先ほど中村委員の答弁の中で、商工会館、中野二丁目とセントラルパークの床の活用というところで執行したとあったんですけど、これはもともと予定していたものですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 こちら、令和3年度予算を組んだときには、まだ具体的にどこの、どういった調査をやるかというのは決めていなかったんですが、商工会館ですとか中野二丁目の検討を具体的に進めていく中で、これを行ったほうがいいということで実施したところです。

日野委員

 そうすると、この執行額というのは、予算が50万円ついていたので、たまたまこの額になったのか、それとも予算内で検討を活用するためにこの額でやったのか。本来であれば、ここの活用をするには、検討してもらうにはこれだけの費用が必要だというのがあっての本来は予算であるべきだと思うんですけど、ここの執行額というのは、どのように決めて行われたものなんですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 もともとこちらの予算を積算したときには、調査にかかる費用として50万円を計上させていただいたところです。そういった調査をやることにつきましては決めていたところなんですが、結果的にそういった鑑定士さんのほうにお願いするという形で、結果としては予算内に収まったというところでございます。

日野委員

 これって当初、どこの検討をするかというのが決まっていなかった中で、この50万円というのが予算化されたということは、今後もこの50万円でのっていくんですか、予算に。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 こちらの経費につきましては、緊急でこういった調査を行わなきゃいけないことを見据えて毎年とっていた経費になってございます。

日野委員

 例えば検討する箇所というのが、今回は3か所でしたけど、それが複数あった場合でも、この予算内で見ていくということになるのか、あるいは補正予算を組むということになるのか。ちょっとここの予算の使い方というのがいまいち、どうなのかな、適切なのかなというのが、ちょっと不安に思うんですけど、ここはどうなんでしょうか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 一応予算を組む段階では、緊急に備えてこういった経費を組んでいるところですが、委員御指摘のとおり、複数件あったりとか、不足する場合については補正予算を組んだり、適切に予算をとっていきたいなというふうに考えてございます。

日野委員

 今回の執行額も49万5,000円って、たまたまという額じゃないと思っているんですよ。なので、今後、適切な予算の組み方というのが、本当にどうあるべきかというのをちゃんと検討していただきたいなと思います。

 それが一つと、もう一つ、主要施策の成果作成、これも先ほど中村委員のほうで質疑がありましたけど、内部評価について、それぞれの事業所管部が作成する、ここって構造改革担当は最初の選定の時点では何も関わっていないんですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 各部がこういった項目を内部評価するということについては、話し合いながら確認しているところです。

日野委員

 ということは、構造改革実行プログラムの中でPDCAをやっていくわけじゃないですか。そこをしっかりチェックをするという意図がちゃんと入っての内部評価の事業選定になっているということでよろしいんですか。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 企画部のほうでも、特に外部評価をやる項目については企画部選定ということで、我々のほうの視点を入れて選定をしているところでありますので、構造改革プログラムを意識した、その趣旨を意識した形で選定をしているところです。

日野委員

 そうした場合に、各課で1事業というふうな、小さな事業もあれば、大きな事業もあって、そうはならないんじゃないかなって思っているんですよ。本来はしっかり、要は構造改革実行プログラムに基づいた比重というのもあると思っているので、いまいち、そこがこことかみ合っていないのかなというふうにちょっと感じましたので、これは意見にしておきますね。

 あともう一つ、中野区基本計画冊子の印刷のところなんですけど、これって300冊、当初から300冊の予定だったんでしょうか。

堀越企画部企画課長

 当初は500部程度の印刷かというふうに想定してございましたけれども、結果として300部で足りるのではないかということと、あと、紙の需要が新型コロナで落ちておりまして、結果として300部で契約を行ったものでございます。

日野委員

 500部必要とされていたのが300部になった、すみません、もう一度その理由を教えてください。

堀越企画部企画課長

 先ほど申し上げましたように、コロナ禍で紙の需要が減っているということがございまして、300部にさせていただきました。

日野委員

 紙の需要で減らすというのが、そもそもいいのかどうか、だって区の基本計画なわけですよね。必要なところに配るもの、使ってもらうものとして500部だったのが、紙の需要がという問題で300部に減らしていいのかどうかというところもあると思うんですよ。何か理由としては、ちょっと高いから減らしましたぐらいでいいものなのかどうか。だったら、そもそもそんな印刷数って要らないんじゃないかなとも思ってしまうんですね。改めて伺いますけど、いかがでしょうか。

堀越企画部企画課長

 委員おっしゃいますように、当初の想定部数が、見込みが甘かったというところはございます。

長沢委員

 125ページで、いろんな方が質疑されて、ちょっと重なってしまったり、答弁を聞き漏らしたりしているのがあるかもしれないんですけど、区有地等活用検討業務委託で、当該の令和3年度は50万円、今、日野委員も言われていたセントラルパークのところ。これはもともといつからやっているのかな。前はもうちょっと予算を組んだりしていて、でも、結局、理由はどこか特定のところではなくて、臨時なり、緊急なりというのを、何かそういう形でとっていて、ありませんでしたみたいな形で、執行残みたいな形であったかなと思うんだよね。この年度はこういう形で、ほぼほぼ執行してということなんだけど、今年度は、令和4年度は予算的には幾ら取って、実際には今、半年ぐらいたったところで、どういう状況かというのを教えてください。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 令和4年度予算につきましても50万円で予算を組んでおります。まだ実際使う案件につきましては検討中でございます。

長沢委員

 分かりました。

 もう一つ、指定管理者の施設労働環境モニタリングの調査、これもずっと何年か前からやられてきて、大体1年間で4施設か5施設、事業者と言うのかな――ということだと思うんだよね。これは今年度もやっているというか、さっきの若林委員への御答弁だと、要するにそれを指定管理のほうで管理運営をしている期間においては1回はやりますよというお話。これ、何年か前からやっていて、まだ何年かかかる、4施設、5施設とやると。どういう予定でしょうか、そこを伺います。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 令和4年度につきましても4施設、一応予定しているところです。指定管理者が変わってしまうというんですかね、更新する場合もあるかもしれませんが、変わった場合に再度確認ということもあるかと思いますので、終わるかというと、なかなか終了というのは難しいのかなというふうに考えております。

長沢委員

 分かりました。それで一つ伺いたかったのは、指定管理を担っている間は1回はやってもらうという、1回はやりますよという話なんだけど、ちょっと思ったのは、来年度から、要するに公契約条例による施行が始まりますよね。当然ながら公契約条例の中に指定管理者も対象として入っているわけですね。こういう条例ができたもとで、言ってみれば、去年やったのに今年もみたいな話は、今年度もというのはおかしいけども、改めてその視点から――要する労働環境だからね、モニタリングをかけていくということ自身は、これはあり得るのではないかと思うんだけども、その点についてはいかがですかね。

海老沢総務部長

 公契約条例の施行に伴いまして、契約に基づく安定的な雇用確保、労働者を確保するという視点で、正当な賃金が労働者に渡っているかというところについては公契約条例の中で縛っておりまして、それについては検査をする、チェックをするという形になっておりますけれども、例えば労働の環境自体がどうなのかというところについては、当然労働環境モニタリングで見ていくということになると思いますので、労働環境モニタリングを継続的に続けていくということになるのかなということでございます。

長沢委員

 ちょっと性格が違うというか、そういう意味ではそういう施行になるけども、それはそちらとして、要するに条例にのっとった形で行政としては運用していくわけだし、こちらのモニタリングのほうはモニタリングとしての決まりというか、あるわけだから、それに基づいてという、そういうお話かなと思います。

 もう一つ、構造改革推進アドバイザー謝礼なんだけど、これは今年度になって3人になったの、あっ去年だね。これ、補正予算で大体あれしたんだよね。5人だよね。5人いて、そのときは会議をやって、3人も会議なの。個別に、要するにマンツーマンみたいな形でアドバイスを受けるみたいなことも、何かの場で聞いたような気がするんだけど、そこを確認で、今もやっぱり3人で会議をして、それで要するにアドバイス、助言をもらう、これが基本。ちょっとそこのところを教えてください。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 昨年度は座長を置いた形の会議として3回で、個別のアドバイスという形で、座長という立場を外して、個別に呼んで御意見を伺った会が4回ございました。昨年度ですね。今年度につきましては、会議にアドバイザーとして同席していただいてアドバイスを頂くという形で2回実施しているところです。

長沢委員

 何かもっと多くやるような、延べ何回とか、予算のときに言っていなかったかな。今年度ね、今年度の話。現実には、今までは何回やられてきたんですか。今年度ね、ごめんなさい、今年度の話。

瀬谷企画部構造改革担当課長

 今年度予算としては5回開催できる予算をとっていたところです。今のところ、2回開催しております。

若林委員

 ちょっと気になるから、ごめんなさい。さっき不用額のほうで、基本計画の冊子の印刷の残が多いんじゃないかという話で、契約落差って言われただけだったんだけどね、俺の答弁のときは。でも、日野委員の話だと、冊数が減ったと今聞いたけど、それはどうなの。

堀越企画部企画課長

 契約自体は予算額でさせていただいて、部数を変えさせていただいたという状況でございます。

若林委員

 契約なんだけど、冊数が減ったから金額が落ちた、そういうのはないの。それはゼロで、契約は契約。

堀越企画部企画課長

 契約としては予算額で執行させていただいて、部数については見込みが甘い部分があったということで先ほどお答えしたところでございます。

若林委員

 印刷で原本の冊数を増やそうが、あまり金額的に変わらないけど、当初予算は500部で部考えていたの。それで500部で契約したの。でき上がった結果が300部で、それも契約落差なの。えっ、それでいいの。

堀越企画部企画課長

 実際の予算額はそのままとさせていただきましたが、部数について変更させていただきましたので、予算時の部数の見積りが少し甘かったなというところでございます。

若林委員

 そういうのも契約落差と言うの。冊数は予定よりも減らして注文して、それも契約落差のうちなんですか。200部減るのも、そういうこと。俺の認識が違うだけ。

堀越企画部企画課長

 予算の見積りの、当初の予算編成のときには500部で見込んでございましたけれども、実際の契約の段階の条件としては300部で契約行為に及んだものでございます。

若林委員

 じゃ予定と違う冊数の発行でも契約落差と言うんだ。

石井企画部長

 申し訳ありません。予算については500部で予算をとっておりましたが、実際は300部ということで契約をしたと。それで200部の規模差がございますので、その200部については、実際の契約の落差というよりは規模差ということでございますので、その内訳をお示しができればとは思っておりますが。

若林委員

 内訳はいいんだけど、いろんなところに契約落差って出てくるじゃないですか、これから。その契約落差が当初の計画と違った注文を発注しての契約落差となると、どうなのかな。当初の計画でこういう発注をしました、その発注どおりにして落差が出ましただったら契約落差は分かるけど、部数が変更されたものを発注して、内容が、方針が変わった中で金額が変わるのを契約落差ってまとめちゃっているの、ほかも。

石井企画部長

 ほかの案件も含めて、基本的にはやはり契約というところでの額と実際の、例えば入札をやったりして差が出たところは、まさに契約落差でございます。申し訳ありません、この基本計画の表記については一旦保留というか、もう一度改めて説明させていただければと思いますが。

若林委員

 ものすごい心配になってきたの、契約落差という言葉が。その残は何ですか、契約落差でとさらっと答える中で、元の計画が崩れているのも契約落差に入っちゃっているのかなと。発注は。何かすごい不安になってきた、今この200部の差の話で。ほかのも全て。じゃ答弁保留なら、はい。

主査

 答弁保留ですね。

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 では、答弁保留を除いて進行します。

 次に、126ページから129ページ、2目平和・人権・男女共同参画費について質疑はありますか。

中村委員

 127ページ、さくさく聞いていきますね、まず平和事業のところで、平和のつどいが7月4日に開催をされたということなんですけれども、ごめんなさい、これはすごい単純な質問で申し訳ないんですが、令和2年度は11月にやっていて、平和のつどいを、令和3年度は7月にやっているんですけど、この時期というのは毎年決まっているものじゃなかったんでしたっけ。その年によって変更があるものなんでしょうか。

堀越企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長

 令和3年度は7月に行ったものでございまして、前年は確かに11月でございましたが、例年は7月に行っているものでございます。前年の11月というのは、新型コロナの感染拡大の時期をずらしまして、11月頃が比較的感染が少なかった時期ですので、令和2年度につきましては11月に行ったというものでございます。

中村委員

 分かりました。本来は7月頃にやっているという理解でよろしいんですね。

 参加人員が200人って結構切りのいい数字だったんですけど、これは定員、満杯というか――でいらっしゃったから、こうなっているのか。前年度は196人という人数で、ただ、間引きか何かされていたと記憶しているんですけど、そこは定員で200人だったのか、そこも確認をさせてください。

堀越企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長

 なかのZEROの小ホールの定員が約500人でございまして、定数の半分までということで上限を設けてございました。200人になりましたのは、実数でございますので、おおよそ定員に近い数で開催ができたというところでございます。

中村委員

 たまたま200人だったということですね。平和啓発事業はすごく大切だと思っておりまして、この年は令和2年度と比べて少し金額が上がっているんですけれども、これは親子向け事業というのが記載があって、これってこの年初めてやったものなんでしたっけ。ちょっと教えてください。

堀越企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長

 「平和のつどい for Family」というのは令和3年度が初年度でございまして、次世代向け事業として企画をさせていただきました。

中村委員

 これは今後も続けていくという理解でよろしいですか。

堀越企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長

 親子向け、あるいは若い人向けの、若年層に向けた事業というものは今後も続けていく予定でございます。

中村委員

 分かりました、ありがとうございます。

 その下の人権関係事務のところで、性的マイノリティ対面相談があるんですけれども、相談者4人となっていて、前年度に比べて半減してしまっているような状況で、この相談事業の広報って、どうなっているんですかね。なかなか、こういういい取組をやられていても、知っていただく必要があるなというのは実感していて、なかなか届いていないんじゃないかなというところを心配しているんですけれども、そこはいかがお考えですか。

堀越企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長

 昨年度も新型コロナの影響がありまして、相談者数が増えなかったところでございます。広報につきましては、ホームページなどでもやってございますけれども、昨年度ポスターを作りまして、マイノリティの相談をやっているというようなところのポスターを区内の全域に貼り出して、PRは行ってございましたが、相談者のほうはなかなか増えなかったという状況でございます。

中村委員

 なかなか新型コロナの影響もあるというところもありますし、実際にこれは対面なので、時期が時期であれば、なかなか難しいというところもあるのかもしれないんですけれども、広報の在り方というところはぜひ検討していただきたいなというふうに思います。必要なところに届いてこその相談事業だと思いますので、ぜひそこは今後も工夫していっていただきたいなと思っております。

平山委員

 平和事業なんですが、予算額に対して予算現額が10数万円低くなっていますよね。これはどうしてでしたっけ。

堀越企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長

 平和事業が、予算現額が99万5,000円になってございますが、こちらは流用を25万円ほど行ってございまして、これは企画調整費の中のiJAMPという行財政情報モニターのほうに流用を一部させていただいたため、予算現額を平和事業から流用させていただいたものでございます。

平山委員

 平和事業のお金を流用するなんて、とんでもないって個人的には思うので、あえて聞きました。あんまりよくないですよ。

 それで、平和事業のいわゆるスキームがあるじゃないですか、現在の。利息云々という。あれって今どうなっているんでしたっけ。今の仕組みというのはいつまで維持ができる、それとも高い比率でのリターンというのは、もうなくなっているんでしたっけ。

堀越企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長

 現在の兵庫県債というものでございますが、そちらは令和4年3月で満期を迎えてございまして、10年間の期限が来たものでございます。現在は普通預金に貯金をしてございます。普通預金と申しますのは、当時、財政担当も一緒に調べまして、全国と金融機関もかなりの数、聞き取りや調査を行いましたけれども、このときほどの金利になるものもなく、社会経済状況の悪化もあり、基金そのものを今すぐ取り崩すということはもちろん考えてございませんけれども、金利で事業を運営していくというような考え方がございますので、経済状況の動きと金利の上昇の動きを常に注視しながら、より有利なものがありましたらば、もう一度検討をして、有利なところに預けられたらというふうには考えてございます。

平山委員

 これは先達の方々が、持続可能な平和事業を構築するためにということで一生懸命つくられた仕組みじゃないですか、条例と併せて。ただ、もうしばらくの間、当面の間、やっぱり同様の商品って、見いだすことって難しいのかなって思っているんです。そうなると、何が心配かというと、もともとこういうスキームをつくったというのは、景気の変動等に左右されることなく、一定の平和事業を継続的に行っていくということが目的じゃないですか。だけど、今のところ、ほとんど一般財源での事業になってきているわけですよね。そうなってくると、お隣の方がちょっとお金を渋ったりすることもあったりして、平和事業が後退をしてしまうということを心配するわけなんです。新しい持続可能なスキームについて、やっぱり真剣に考えられたほうがいいのかなと思っているんです。それは何なのかというのは分かりませんけど、例えば、基金を使うと言うとあまりよろしく聞こえないかもしれませんけど、今の規模で基金を取り崩していけば100年間事業ができるんですよ。100年というとちょっと長いですけど、その間にという考え方もある。要するに一般財源によっているというのが不安なんです。だから、新しく平和事業の在り方を再検討するというつもりで、できれば、そこに広島・長崎平和関連も入ってほしいと思っているんですけど、それはそれで置いておいて、持続可能な平和事業の今後の推進についてということを1回真剣に議論いただいて、議会にも御提示をいただきたいなと思っているんですけど、どうですか。

堀越企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長

 現在のものは果実運用型という運用方法でございまして、他自治体も確認しておりますけれども、だんだん少なくなっているのも事実でございます。委員おっしゃいますように、現在の1億円というものについて、各年に割り当てた場合は充実した事業が行われるという可能性もございますので、今後スキームを再検討いたしまして、御提示できるときが参りましたらば、御意見いただくための御報告を差し上げたいと思います。

平山委員

 ぜひよろしくお願いします。申し添えておきますけど、区長が就任をされて間もない頃の一般質問かな、平和基金ってもともと2億円あったものが、一時期、財政的な危機の中で1億円取り崩したわけなんですよね。だけど、やっぱり先々のことを考えると、2億円に戻したらどうですかという質問をしたときに、そんなに後ろ向きじゃない答弁もされているんですよ。それをいきなりというわけじゃないですけど、一応そういうこともありましたというのを申し添えておきます。これは意見でいいです。

長沢委員

 本定例会の本会議でうちの浦野議員も聞いたところでありますけど、改めて、憲法擁護・非核都市の宣言の銘板、いろいろ御存じだと思うけど、古いというか、汚れているというか、いっぱいあるわけですよ、公園とかで。本当にそれを区民に親しんでもらう、見てもらうというようなことを考えれば、何らかの、きれいにしたりすればいいのかなと思うんだけど、まずそこから、どうですか。

堀越企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長

 現在、各公園に配置されている銘板というものがございます。区民の方が平和について考えるきっかけになるということでは大変貴重なものだと認識してございます。浦野議員へのお答えのときに、新庁舎、新区役所に移るときには、現在の区役所の前のものを新しいオブジェといいますか、そういったものもちょっと考えておりますので、今公園にあるものは管理を引き続き行っていくというふうにお答えをしたと思ってございます。

長沢委員

 昨日、たまたま総括質疑で、近藤委員か誰かが公園の、要するに区民の方で公園に、きれいに花を、そのために苗とか球根とかを植えたり、そういうのって何か援助というか、公園課のほうでそういうのを許可してできないのかなとか、そういう質問をしているときに、僕もふと、こういう銘板とかをきれいにするのって、そういう区民の方にやってもらっちゃうとかね。だって、きれいにできるじゃない。形を変えるとか、大きさを変えるとか、それはできないけど、そういうのって、ボランティアというか、区民の人、やってくれるんじゃないかなと思ったので、改めてそういうのをちょっと検討してほしいな、これは要望にしておきます。

 もう一つ、平和のところで言うと、平和資料展の、これも浦野議員のほうから言わせてもらったんだけど、展示室で、今年は周年でもあって、いろいろ企画を練られてやられたんだなと、苗木とかの植樹もしましたし、そういうのもあったかなと思っているんですが、資料展示室の展示の内容を、これってたしか東京都が、戦争遺跡というか、展示できるような、そういうのって借りられるんじゃないかなと思っていて、そういうのって東京都のほうに確認したことってありますか。

堀越企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長

 東京都からの貸出しを検討したことはございません。

長沢委員

 もしできるならば、そういったことも、東京都のほうで多分そういう貸出しなんかもできるんじゃないかなと。扱いについては、取扱いというのはいろいろ規定はあるんだろうけど、その辺のところも確認をして、できるならば、そういった形で企画展というか、いろいろ工夫をされていただきたいなと、これも要望しておきますね。

 もう一つ、129ページの不用額で、男女平等専門委員会の未開催によるということで報酬残になっています、18万円。未開催だったということなんだけど、これはやっぱりコロナ禍の影響でできなかったということなんでしょうか。

堀越企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長

 男女平等専門委員会未開催というのは、こちらは苦情対応用の委員報酬でございまして、前年度、一昨年度もなんですが、苦情に関する相談というものがなかったので、開催されなかったものでございます。

高橋委員

 129ページのユニバーサルデザインのところで幾つかお聞きしたいんですけれども、マナー研修とか、普及啓発の講座とかという話の中、ほとんどがいわゆる執行額になっていると思うんですけれども、ユニバーサルデザインの考え方とか、今後これからどうそれを扱っていくのかというのは、その辺はどう考えなんでしょうかね。要は、いわゆる男女とか、あるいはLGBTとか、そういうところでのUDの展開というのももちろん大切だけれども、まちづくりとか、さっき長沢委員のおっしゃった公園の銘板とか、そういう話もまさに、公園担当の話にはなっていくんだけれども、サイン計画とか、例えば今後新庁舎になったときのサイン計画とか、そういうのも含めて全部ユニバーサルデザインの思想が生かされなきゃいけないというのがあって。それは当然設計、実施設計とかの話で、専門家が新庁舎の計画とかもずっと進めていると思うんですけども、ただ、当初、新庁舎の企画、実施設計に至る前のときに、区民の外からのアプローチのときに、ちょっと段差があるか、勾配があるかで、全然UDじゃない、UDどころか、バリアフリーにもなっていないじゃないかということで議会から指摘があって、それは無事うまく調整されたと思うんだけども、そういう実際の展開の中で、本当にUDが生かされているのかというところが、検証も含めて今後きちっとやっていかなきゃいけないと思うんですよ。そうすると、予算がこれで消化、とても足りないんじゃないかなというふうに思ったりしているんですけど、具体的な展開も含めて、どう考えているのか、ちょっとお示しいただきたいんですが。

堀越企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長

 ユニバーサルマナー研修は、こちらは職員向きでございますが、サポーター養成講座というのは区民の方向けに行ったものでございます。主要施策の成果のところですが、サポーターについては評価をしてございまして、61ページ目のところに、事業としては継続というふうにさせていただいているわけですが、今回はオンラインで行いまして、67名が認定者となったわけですけれども、区民の方などに区の事業についても御協力をいただきながら、区民の方の目でチェックをしていただく、いろいろな施設をチェックしていただくということは大事だと思ってございますので、各部署とも協力しながら進めてまいりたいと思ってございます。

高橋委員

 いわゆるユニバーサルデザインサポーターの養成講座を受けて、区民の方々にその講座を受講していただいて、区の施設とかいろいろな、いわゆるユニバーサルデザインに関するチェックというか、意見を頂いたりして、それを反映していこうという、そういうことですか。

堀越企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長

 そのように考えてございます。

高橋委員

 ユニバーサルデザイン、いわゆる審議会をやって、条例をつくってというところで、区がUDについての展開を進めていくということは非常にすばらしいことだと思うんだけども、要は絵に描いた餅になっちゃいけないわけで、一番大事なのは、いわゆるスパイラルアップというか、常に施策に展開をし、それを検証して、また、区の上位計画というか、上位理念の中にUDの思想を反映させて、また次に展開していくという形で、どんどんバージョンアップというか、していかなきゃいけないと思うんですよ。そんな中で、例えばまちにある公園に、本当に老若男女という視点からいったり、あるいは車椅子の人が公園の中できちっとくつろげるのかとか。じゃサインが、例えば江古田の公園なんかも、掲示板がやたらと並んでいて、どれ見ていいのか分からないし、ばらばらだし、そういういわゆるサイン計画の統一性もなかったりとか、車椅子の方の目線でサイン計画が、ちゃんと看板が見られるのかとか、そういうのもあるし。あるいは新庁舎で、これから具体的な施設展開をしていく中で、本当にUDが要るのか、車椅子の方とか専門家の方がきちっと図面なり、実施設計の図面とかできちっと検証していけるのかとか、例えば議会棟の図書室の話の中でも、車椅子で実際動くときの展開の議論といったときには、やっぱりいろいろ改善するべきような考え方もあったわけですよ。そうすると、我々じゃ気づかないところというのを、障害を持った、ハンデをお持ちの方の、きちっとそこに向けて施策を展開しなきゃいけないという話と同時に、そういうハンディキャップを持っているけども社会で活躍する人たちの目線で、いわゆる積極的なUD展開をきちっと区の理念として施策展開していくというところも必要だと思うんですけども、そういう専門家の活用をもっと広く進めていくとか、そういうことで中野区がユニバーサルデザインを推進しているというのをアピールするということも新庁舎に向けて必要だと思うんですよ。公園の整備も含めて。そういうのをきちっと所管として展開していかなきゃいけないと思うんですけど、その辺、どういうお考えなのかというところを知りたいんですが。

堀越企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長

 ユニバーサルデザイン推進条例につきましては今後、今年度中に審議会も立ち上がりまして、その中には様々専門的な知見を持っていらっしゃる方もおりますし、あとは周知についての意見も頂けると思います。所管といたしましても、そういった方々の御意見も頂きながら、区民の皆さんの目で、区の施設を使いやすくなるように進めてまいりたいと思ってございます。

高橋委員

 最後にしますけども、実際施設ができ上がったときに、でき上がった後に、そういう方々、専門家の方々に、いわゆるまちづくりとかにも貢献しているような人たちの目線でチェックすると、必ず不具合が出るんですよ。だから、やっぱり早い、初期段階から、設計、もう施工が始まっているところだけども、間に合う、修正が効くのであれば、現場対応でできるところもあるんだろうから、きちっとそういうものを、具体的にそういう専門家の知見を生かすような取組をしていただきたいと思うんですけど、もう一度確認します。その辺についてはどうですか。

堀越企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長

 区有施設につきまして、そのような姿勢で進めてまいりたいと思ってございます。

高橋委員

 ごめんなさい、もう最後にします。私、昔UDの質問のときに、これは区の上位理念を、区の施策全般にわたる話だから、各部にUD担当の人を置かなきゃいけないんじゃないかというのを質問したぐらいなんですよ。それは今、あなたがUDの担当ということであれば、やっぱりUDの所管からきちっと、本来なら駅周とか、あるいは新庁舎担当にUD担当があれば、そこが当然やるべきなんだけども、そういうところが組織的にできていないのであれば、UD担当のあなたが、所管がきちっと新庁舎、あるいは公園の整備であったり、そういうところにきちっとUDの思想を具体的に展開するようにというところで、しっかりと推進を後押しというか、主体的にやっていただきたいというところを要望しておきます。これは要望です。

内野委員

 昨日も総括質疑で平和事業についてお尋ねしたんですけれども、先輩たちの業績に少し傷をつけるようなことをしてしまったけれども、結果として私は時間切れで質問できなかったもう一つの質問があるんですが、平和事業の中身について、そろそろもう少し工夫をするべきじゃないかというふうに思っております。いろいろ賛否はあるようですけれども、靖国神社の遊就館という中には、明治維新以降の戦争での歴史についてのいろんな展示があります。なぜ平和が大事なのか、戦争の悲惨さというのは割と強調されやすいですけれども、なぜ戦争が起こったのか、起こった後、アジアの国はどうなったのか、そうした具体的なところまで踏み込んで教えるということも大事だと思っておりまして、展示の中身を少しずつ今の時代なりのものに変えていったほうがいいんじゃないかというふうに思っておりますけれども、いかがでしょうか。

堀越企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長

 委員のおっしゃいますように、さきの大戦ですとか、核兵器使用の影響、被害についてなどのものが多くなっているところではございます。ただ、先ほど申し上げました「平和のつどい for Family」では、絵本作家の方がお越しになりまして、小さなお子さんが戦争とか平和というものについて分かりやすいというか、お子さんにも分かりやすいような世界平和についてのお話が好評でございました。そういった戦争の実相といいますか、実際の状態というのとともに、そういったお子さんにも分かりやすいような平和の尊さというものについてのアプローチも力を入れてまいりたいと思っております。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 分科会を休憩します。

 

(午後3時03分)

 

主査

 分科会を再開します。

 

(午後3時25分)

 

堀越企画部企画課長

 答弁保留をさせていただいた件についてお答えをさせていただきます。

 127ページで若林委員の御質問をいただいておりました基本計画冊子の印刷契約落差の件でございますが、110万2,200円でございますが、こちらは落差の中に契約上の落差と、あと、設計上の落差という二つの落差を含んで表記をさせていただいているものでございます。当初の予算は254万1,000円でございました。その後、設計上では221万1,000円、この差が33万ございました。これは設計上の落差でございます。その後、設計上の221万1,000円で契約行為を行いまして、実際の契約は143万8,800円となりまして、この差が77万2,000円ございました。合計額を127ページの一番上のところに契約落差という表記で示させていただいたものでございます。

若林委員

 結局、まとめて表記してしまったという話で、例えば「等」が入ってあればとか、せめてね。何でも全て契約落差ということじゃないと思うんですよ。執行という言葉もあるし、そういった部類で細かく表してもらわないと、全て契約落差とまとめられているのはちょっと怖いなと思ったので質問をさせていただいたので、これは今後気をつけてもらうという形になると思いますけれども、いかがですか。

吉村会計室長

 決算説明書の取りまとめの立場で発言させていただきますけれども、決算説明書の作成の手引きの中で、しっかりとこのような不用額の説明の趣旨について表現するようにさせていただくように考えておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。申し訳ございません。

主査

 分科会を休憩します。

 

(午後3時27分)

 

主査

 分科会を再開します。

 

(午後3時29分)

 

 それでは、進行します。

 次に、130ページから131ページの2項財政費、1目財政費について質疑はありますか。

平山委員

 大きな今後の財政的な話は別のところで質問させていただこうと思うんですけど、1点だけ、総括質疑の中でむとう委員の質問がありました。それは児童館での一時預かりの質問でした。当然、所管が違うんですけど、財政方の認識を問いたいんです。というのは、予算編成方針を読んでも、予算執行方針を読んでも、例えば今年度やった事業の評価をした上で来年度の予算ということになった場合に、当てはまらないのかなと思うんですよ。要するに令和4年度の予算編成方針に当たるようなものではないんじゃないかなという気はするんですね。もちろん当該所管部署は、自分たちが組んだ予算ですから、これをきちんと遂行できるように、区民サービスが適切に行われるように努力をされると思うんですけど、財政方の認識としては、例えば最初入札が不調であった、様子を見るための期間というのが十分にとれずにいた、だけども、ここの取組を倍するような予算が所管から出てきた、これは財政方の認識としてはあまり問題がないと思われたということですか。

森企画部財政課長

 児童館の一時預かりの件でございますが、令和3年度は、実際に今委員お話のように年度後半に実施はされて、当時の考え方としては、試験的というか、検証した上で令和4年度予算編成につなげていくということで令和3年度予算も計上しておりましたので、そこの検証の部分を踏まえた上での予算、令和4年度予算というところは、当初の考えとしては当然そういった認識でおったわけでございます。ただ、今委員お話のあったように、結果的に事業の開始が遅れて、検証が十分できないまま令和4年度予算編成の段階になったというところなんですが、ここの部分につきましては、確かに十分な検証期間があったほうが、当然それを踏まえて計上したほうがよかったというふうには思っておりますが、ただ、今回、令和4年度予算編成においては、基本計画における子育て重点プロジェクトについても重点事項として掲げて、子育てしやすいまち、子育て先進区を実現していくために、予算については計上して事業展開を図っていくというようなことも一方で編成方針にも書いていましたので、そういったところの考え方、実際推し進めていくべき事業、そういったところも踏まえた上で今回の、今お尋ねの部分については予算編成を進めていったというふうに考えています。

平山委員

 予算のときにもお聞きをして、いわゆるビルド・アンド・スクラップに当たらない聖域がありますよということになったわけですよね。結果として今回、その聖域がこういう結果として表れている、じゃ令和5年度はどうされるんだろうというのは非常に我々も関心が高いところなんですけど、やっぱり聖域ってないほうがいいんじゃないかと思うんですよ。というのは、これは私の個人的な感覚なのでということを承知の上でお聞きをいただければと思うんですけど、やっぱり組織全体の士気が下がってしまうと思います。ここの予算だけは特別なんだと。別な部署ではこんなに苦労して苦労して実績を上げていっている、だけども削られるものもある。他方で、試行の期間がまともになくて、そこで決して成果が出たとはいえないものがプラスアルファとなって予算化されていく。それがさらに続いていくということになったときに、やっぱりそれはどうなのかなという気はするんですね。さっきも申し上げましたように、所管は一生懸命やられると思うんです。恐らくこの事業を成功させるために、どんどんPRもやられていくんでしょう。既にそういう取組を始めようとしているということも聞こえてはきている。だけど、財政担当は財政担当の見地として、やっぱりそれはきちんと見ていっていただきたいなと思うんです。それは当該この事業だけじゃなくて、全ての事業に対して公正に、公平に、そうしないと、少し全体的に、こことこことここの取組については何か縛りが緩いなって我々のほうから見えるところもあるんです。それは昔からあったんです。昔なんて、中野駅周辺のまちづくりなんて、割とそういうふうに予算がついてきていましたから。だから、それ全体を否定するつもりはないんですけど、ちょっと今回のは目立ち過ぎるかなということを危惧しています。例えば、区がこれまで取り組んだことでうまくいかなかった事業もあるわけなんですよ、区民のためにと思ってやったことで。我々が提案をして、これは区民から要望があったので、これは何とかって何度も質問を重ねて、やっと予算化できたけども、3年ともたずに実績も出せなかったような事業もあるわけなんですよ。だから、そういったことというのは往々にしてありがちなので、決してそれは悪いことではない。区民のためにチャレンジをしたということは悪いことじゃないんですけど、その後の扱いをきちんとしていただきたいというふうに思うんですが、現段階でのお考えだけ伺います。

森企画部財政課長

 令和5年度予算編成は今始まったところでございまして、令和4年度と同様、引き続き重点事項というのを掲げているところでございます。ただ、当然、重点事項であったとしても、一定の将来にわたっての財政負担とか、そういった今後の展開なども踏まえた上で当然予算計上しておく必要がございますので、今委員お話あったことも踏まえて、予算編成は進めていきたいと考えております。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、132ページから137ページ、3項広聴・広報費、1目広聴・広報費について質疑はありますか。

中村委員

 結構あるので、すみません、さくさくいきます。133ページの一番上の広聴・広報関係人件費のところに会計年度任用職員とあるんですけれども、たしか広報アドバイザーのことでよろしかったですかね。

高村企画部広聴・広報課長

 そのとおりでございます。

中村委員

 ありがとうございます。この年までは同じ人がやっていて、今年度代わっていたかと思うんですけれども、来年度の方向性を教えていただけますでしょうか。

高村企画部広聴・広報課長

 主要施策の成果の内部評価にも書いてございますが、一定広報については底上げできたと考えておりまして、今後は個別課題について専門家の力を借りたいというふうに今のところ考えてございます。

中村委員

 ありがとうございます。令和3年度は広報サロンですかね、開催をされていて、職員の広報マインドの醸成というところでやられていると思うんですけれども、この年はたしか、研修か何かには人を派遣していなかったと思うんですけれども、そこを確認させていただけますか。

高村企画部広聴・広報課長

 令和元年度は、当課の職員が危機管理広報の研修に、派遣研修に行ったということはございます。一方で、アドバイザーも入ったこともありますので、この年は当課の職員が研修に行くことはしておりません。ただ、全庁的に広報マインドを広げるという意味で、今委員がおっしゃった広報サロンを区長、それからアドバイザー、それから私たちで、若手を中心に開催したところでございます。

中村委員

 やっぱり広報の重要性というか、広報マインドって、必要な方に必要な情報をしっかりと届けるということが一番重要で、そういった取組の成果も少しずつ見えてきている部分もあって、非常に重要だと感じております。一方で、もちろん内部でそういった機運、意識を醸成していくというところもすごく大切だとは思うんですけれども、広報の専門的な知見というところも重要だと思っていて、これは広報だけじゃないんですけどね、ほかの部署にもまたがる話ではあるんですけれども、だからこそ民間研修って必要だと思っているので、今年度はどうなっているんですかね。今後、毎年毎年必要なものではないと思うんですけれども、定期的にそういった研修に参加するということは意義があることだと思うんですけれども、そこら辺はいかがお考えでしょうか。

高村企画部広聴・広報課長

 今、大分ネットワークができていまして、例えば宣伝会議社ですとか、そういったところにある程度のスパンで私たちが行ったりしています。そういう中で情報収集していることで、今は一定補えているかなと。また、さらに今、広報アドバイザーのほうがホームページのリニューアルということで、そこに強い方が来ております。そういった方でも今後対応し切れないようなケースが出てきた場合については、委員御指摘のような研修派遣ですとか、専門家のアドバイスを受けるということも検討したいと思っております。

中村委員

 ぜひよろしくお願いします。

 今、ホームページのリニューアルの話が出たので、一つ飛ばして、ホームページの運営経費ということで702万7,900円が計上されていて、今ってホームページの各課のところをその課で書き換えたりとかってしていると思うんですね。一方で、その課によってのクオリティというか、出している内容とか、読みやすさとか、全然違う状況にあって、やっぱりホームページってすごく大事なツールだと思っているんですけれども、今後は、今年度、来年度とホームページのリニューアルをかけていく上で、そこの部分というのはどのように考えているのか、そこら辺も教えてください。

高村企画部広聴・広報課長

 今委員御指摘の点は以前、日野委員からも御指摘があったところです。CMSでやってはいるんですけれども、基本フォーマットはあるんですが、自由度が今は高いということで、階層も複雑になっていますし、かなり各課、それから力量によって差が出ています。ですので、今リニューアルに着手していまして、優先交渉が決まったところなんですが、その第1として、CMSのある程度、逆に制約をかける形で、かつアクセシビリティを確保できるようなアラートが出るようにするとか、そういったところを重視してございます。

中村委員

 そこはすごく重要だと思っていて、自由度が高いということは、やっぱりそれぞれの所管任せになっちゃうということではあるので、そこの改定に向けた制約の置き方とかというところもぜひ検討していっていただきたいなと思います。

 一つ戻って、区報発行のところで、区報のカラー化が令和2年度からでしたっけ。(「元年度」と呼ぶ者あり)元年度から。3年目になっていると思うんですけれども、広告収入ってどうなっていますか。確認させてください。

高村企画部広聴・広報課長

 令和元年度にリニューアルしてから、カラー化してから毎年広告収入は伸びてございます。

中村委員

 どれぐらい伸びていますか。

高村企画部広聴・広報課長

 リニューアル前の平成30年度の広告収入が828万5,000円で、昨年度が1,589万2,500円でございます。

中村委員

 ありがとうございます。1.6倍か1.7倍ぐらいいっているんですかね、すごくよかったなと思っています。

 次に行きます。135ページのところで、上の区政情報提供のところで、報道機関への情報提供がかなり伸びているんですけれども、ここはどういった理由からなんですかね。令和2年度は243件で、令和3年度は700件ということでかなり伸びているんですけど、そこはどういったことが要因なんでしょうか。

高村企画部広聴・広報課長

 アドバイザーの助言のもと、できるだけプレスリリース等をしているのもございますが、一番はやはり新型コロナウイルス感染症の関連でございます。

中村委員

 なるほど。とはいえ、令和2年度から新型コロナはあったかと思うんですけど、そこが、それでもそれぐらい令和2年度から令和3年度で増えているという理解でいいんですか。

高村企画部広聴・広報課長

 感染に加えて、ワクチンですとか、新しい取組なども出ましたので、その分が入ってございます。

中村委員

 分かりました。ありがとうございます。

 最後に、137ページのふるさと納税のところです。寄付金額がかなり減っていって、どう捉えればいいのかなというところがすごく難しくて、なかなか総務省からの制約が出ている中、あと、コロナの影響もあるのかもしれないですし、一方で、流出額はかなり増えていて、いろんな取組をされている中で、なかなか難しいなと思っているんですけれども、ここはどういった要因が考えられるんでしょうか。

高村企画部広聴・広報課長

 返礼品の数をできるだけ増やすようにしていまして、かなり、今78まで増えているんですけれども、昨年度落ち込んだ理由は、サンプラザの食事券とホテルの宿泊券が1位から5位を占めてございます。これが夏場使えなかったというところがありますので、後半多少持ち直したとはいえ、非常に打撃を受けたというところでございます。

中村委員

 分かりました。サンプラザが好評というところの中で、そう考えると来年6月で閉館してしまう中で、今後これがなくなっちゃうということは、さらに打撃を受けるわけじゃないですか。今後について何かこう、新しい取組なのか、考えていかなきゃいけないところなのかなって思うんですけど、そこら辺はいかがお考えですか。

高村企画部広聴・広報課長

 委員御指摘のとおりだと認識してございます。中野の場合、やっぱり生産というのはなかなか難しいので、サービスのほうになるかなと考えていまして、グルメと、例えばフィットネスクラブをくっつけるですとか、そういったところで今検討・調整しているところでございます。いずれにしても、サンプラザの閉館などもありますし、そこをきっかけにした返礼品も考えられないかということも今検討を始めておりますので、何とか魅力ある返礼品開発に努めていきたいと思っております。

中村委員

 ふるさと納税で使うかどうか分かんないですけど、サンプラザが閉館になることで、サンプラザのいろいろな価値を見いだす方々って絶対いらっしゃると思うので、それはガバメントクラウドファンディングじゃないのかな、要はふるさと納税の返礼品とするのか、それとも何かオークションみたいな形がいいのか、分かんないですけど、サンプラザの価値があるものというんですかね、例えば劇場の椅子だけでも多分すごく価値を見いだす方はいらっしゃると思うんですよね。そういうところを最大限使っていただきたいなと思っておりますので、そこは要望としてお伝えをさせていただければと思います。よろしくお願いします。

若林委員

 133ページ、区報の配布についてなんですけれども、たしかこの年は一部減らしたのかな、夏の関係で。

高村企画部広聴・広報課長

 委員御指摘のとおりでございまして、8月の2回発行していたものを1回にしてございます。

若林委員

 このときは8月分を減らしたということなんですが、今後はどうされますか。

高村企画部広聴・広報課長

 非常に区報のアンケート結果などを見ても、回数、それから内容について、高い評価をいただいております。当面は今の回数を保持したいというふうに思っていますが、中の編集で特集記事が非常に好評ですので、特集記事のページを増やす回と、それからお知らせによる回と、そういった工夫をしていきたいというふうに考えてございます。

若林委員

 ごめんなさい、8月の2回に戻すということ、それとも8月の1回で、そのまんま内容を充実させていくように努力するということいいですか。

高村企画部広聴・広報課長

 今の回数を全体として維持したいというふうに考えてございます。

若林委員

 分かりました。

 これはあまりいい話じゃないんですけれども、各戸配布のときにシルバー人材センターにお願いをして、ちょっと事件があったじゃないですか。配っているものが配られていなかったということがあったと思うんですが、そのことの指導とか、今の現状とか、また、シルバー人材センターでこのままやっていくのかとか、ちょっとお聞かせいただけますか。

高村企画部広聴・広報課長

 委員御指摘のとおりで、区報の配布については年間通じて何かしらの苦情なり、御意見を頂いているところでございます。その都度、シルバー人材センターのほうには区のほうから指導し、場合によっては職員が同行して謝罪したりということもしております。一方で、ポスティングという点を考えた際、やはり今、全戸配布というのは非常に大きい、広告収入、先ほど中村委員からのお話もありましたけど、全戸配布というところもあって広告収入もあったり、皆さんに届くというところもありますので、当面はこの形でやりたいなと思っております。

若林委員

 毎年、年間何らかの苦情はあるというものが、差し支えないところで幾つか教えていただけますか。

高村企画部広聴・広報課長

 どちらかというと、配ってほしくないという方もいらっしゃるんですね。それなのに入っている。例えばうちにリストがございます。その方にも行ったというケースと、一方で、やはり集合住宅も多いので、管理人さんのほうでシャットアウトしていて届かない、そういったケースもございます。その二つが一番多いかというふうに思います。

若林委員

 せっかく区報として伝えていくものですから、そこら辺はうまくやり取りしながら、その場合はケース・バイ・ケースだと思いますけど、よろしくお願いします。

 次に、ホームページについてなんですが、ホームページ運営経費なんですけど、不用額が100円でいいんですよね、これ。どういう契約になっているんですか。

高村企画部広聴・広報課長

 大きく四つに分かれています。CMSの運営保守委託と、それから地図の情報システム運用委託、それから外国語の自動翻訳委託、音声読上げサービス委託、それからCDNのサービス、あと、トップページの改修等をしています。基本的に、CMSの運用保守については金額が一定というふうになっていまして、地図のほうもそうです。それから、外国語の自動翻訳委託ですとかCDNも基本単価みたいのが決まっているものなので、ここは安定していて、一番お金として動くところがトップページ等の改修というところです。結果として100円の残だったというところでございます。

若林委員

 つまり、ほかは大体一定の金額だから予算どおりと言うけれども、トップページだけで100円の差があったということでいいの。

高村企画部広聴・広報課長

 逆に改修経費の残、ある分、その予算の分でやれる改修をしたというところでございます。

若林委員

 逆に、予算から逆算してみたいな感じね。分かりました。

 次、広聴のほうで、区民の声スマートフォン向けアプリケーション保守業務委託、これは100%でしょう。残もないでしょう。これはどういうこと。

高村企画部広聴・広報課長

 大分定着しましたが、なかのEYEというアプリのサービスでございまして、例えば道路に損傷があるとか、そういうのを写真を撮って投稿するものでございます。一定このサービスとして浸透しておりますので、金額としては一定になってございます。

若林委員

 それって、保守業務だけれども、いくら使われても金額は一緒、変わらないということでいいですか。

高村企画部広聴・広報課長

 そのとおりでございます。

若林委員

 分かりました。

 次、シティプロモーションに行きます。シティプロモーション事業助成、3事業ありますけれども、助成を受けるために中野大好きナカノさんをその事業の中に組み込まないと予算が取れないというのをちょっと聞いたんだけど、それはそうですか。

高村企画部広聴・広報課長

 いえ、全くそういったことはございません。

若林委員

 別にナカノさんは入れなくても、事業として合っていれば、それは問題ない、分かりました。

 次、事務事業8の秘書事務、これが企画のほうに入ってきたんだけど、聞き方が難しいんだけど、秘書係が入ってきたことによって、何か成果とか、メリット・デメリットというのは分かるんですか。

高村企画部広聴・広報課長

 目に見えた定量的な成果をお示しすることはできないんですけれども、うちは区民の声の広聴を持っているのと団体の対話集会もやっています。また、秘書のほうには直接いろんな要望が来ますので、苦情も含めて、そこが一元的に対応できる、逆に言えば、秘書のほうに来たものを区民の声として対応したり、区民の声で入っている情報とすり合わせて対応したりということで、その辺については効果があるかというふうに考えてございます。

若林委員

 分かりました。

 最後、区政功労者表彰、不用額が今回多かったんだけれども、表彰者がそんなに減ったわけでもないのに、この額というのはどういうことかな。

高村企画部広聴・広報課長

 実際に以前は表彰がもっと多かったので、また、できるだけ区としては地域で活動する人、活躍する人を表彰したいという思いで予算は組んでおります。ただ、実際にはそこまでには至っていない、ほぼ横ばいにしかならなかったという点が1点、それから、今までの経過もありまして、一定記念品等がまだ残がありますので、その辺を、在庫をうまく活用して、新たな購入をしなかったということもございます。

日野委員

 133ページのホームページですね、年間アクセス件数がPV数で出ているんですけれども、ほかのところだとアクセス、閲覧者数とか、閲覧数とか、結構ばらばらで、これって何か基準ってあったりするんですか。

高村企画部広聴・広報課長

 基準はございません。

日野委員

 一定程度そろえられたほうがいいのかな、これはここで言う話じゃないのかもしれないんですけど、一定そろえたほうがいいのかなというのと、あと、今後ホームページリニューアルされたら、今までかなり深いところを見に行かなきゃいけなかったところが、すぐに行けるようになるとPV数も減ってくると思うんですね。そういう比較という部分でも、ここの見せ方というか、比較の仕方というところもあると思うので、そこは考えていただければなと思うんですが、いかがですか。

高村企画部広聴・広報課長

 委員おっしゃるとおりだと思います。認識しております。逆に、ページの大きな区分ごとに幾つPVがあるかという見せ方もあるかなと思っていまして、分かりやすくなればトップページですとか、サブサイトのトップページの数が増えるとか、そういったところを細かく分析できるようにしたいというふうに考えてございます。

日野委員

 ぜひそこはよろしくお願いします。

 あとは、135ページの広聴の研修講師謝礼、これって令和2年度ではなかったと思うんですけど、これってどういうことをされたんですか。

高村企画部広聴・広報課長

 以前に防災危機管理担当にあったものでございます。それを当課のほうに事業を移管したというものでございまして、うちは区民の声ですので、丁寧に対応するのは当然なんですけれども、実際にはトラブルになったりですとか、各窓口でもめたケースがうちで対応するということが結構多いというところもありますので、ハードクレームということに対する対応をどうするかということで、法的な対応研修をうちで組んだものでございます。

日野委員

 分かりました。

 その1個上ですね、なかのEYE、これは令和2年度と比べたら、区民の声の対応の件数、全体の件数が減っているというのはあるんですけど、アプリケーションでの受付というのがちょっと減っていて、これってひょっとして年々減ってきてしまっているのか、これの利用がどんどん減っていってしまうと、せっかく効果的な活動というのがどうなのかなと思って、その辺はどうなっているんでしょうか。

高村企画部広聴・広報課長

 令和元年度、それから特に令和2年度が多かったんですけれども、これは新型コロナのときの営業規制ですとか、そういったことがあった時期に、例えば8時までの営業だというのをやっているとか、そういった投稿が一時期すごく多かったというところです。ですので、520件に減っていますけれども、以前も大体600件前後で推移しておりますので、道路、公園、ごみ、放置自転車等々については、ほぼ横ばいかなというふうに考えてございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、138ページから141ページ、4項情報システム費、1目情報政策推進費について質疑はありますか。

中村委員

 139ページの情報政策推進のところなんですけれども、RPAソフトウェア使用料とあるんですが、これは今後マイクロソフトとの包括連携協定を結んだ場合、ここってどうなっていくのか、教えていただけますでしょうか。

白井総務部DX推進室情報システム課長

 今委員のほうからお話のありましたマイクロソフト365の導入後、また現在、日本マイクロソフト株式会社と協定を結んでおりまして、業務改善の中でRPAのソフトがございますので、そういったところに今後移管できるものは移管していきたいということも考えてございます。具体的に、今回こちらに掲載してございますRPAのソフトウェア使用料につきましては、今年度より職員課のほうに移管してございまして、職員課のほうの事業になってございますが、こういったことも含めて、マイクロソフト365に移行していけるものは移行するといった検討を進めてまいりたいと考えてございます。

中村委員

 ありがとうございます。

 その下の不用額のところで、オープンデータ研修講師謝礼未執行による残があるんですけれども、ここの御説明をいただけますでしょうか。

白井総務部DX推進室情報システム課長

 こちらにつきましては、オープンデータの研修を昨年度計画してございまして、7万8,000円という予算額を積んでございます。ですが、デジタル庁のほうでオープンデータ伝道師という事業のほうが実施されました。こちらの事業の中身としまして、各自治体に講師を国のほうから派遣していただけるといったことを見つけましたので、そちらのほうで補った結果、予算としては要しなかったというものでございます。

中村委員

 ということは、必要な研修は受けて、要はこのお金としては執行しなかったけれども、必要な研修は受けたということでよろしいんですね。

白井総務部DX推進室情報システム課長

 はい、計画どおり実行してございます。

日野委員

 RPAソフトウェアの使用料ですね、令和2年度と令和3年度、使用料としては同じ金額なんですけど、残がちょっと違うのと、あと、令和2年度のときはRPAソフトウェアの使用料残で、令和3年度はRPAソフトウェア使用料契約落差残等残になっていて、令和2年度と令和3年度って何か違いがあるんですか。

白井総務部DX推進室情報システム課長

 こちらにつきましては、RPAのソフトウェアの使用料、これは毎年度入札でやってございますが、結果として1社の応札であったというところで、金額としては同様になりました。また、こちらのほうの記載につきましては、令和2年度の決算と令和3年度、内容は一緒でございますが、より分かりやすくという形で記載を見直したものでございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、140ページから141ページ、2目住民情報連携基盤費について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、140ページから143ページ、3目住民情報システム費について質疑はありますか。この目のうち住民情報系システムデータ入力委託の一部は区民部所管ですので、審査の対象外となります。

中村委員

 細かい話で申し訳ないんですが、143ページの情報基盤のところの上から三つ目かな、庁内情報ネットワークシステム……、違った、ごめんなさい、失礼いたしました。

主査

 情報基盤は次ですから。

日野委員

 141ページの住民情報システムのICT技術習得のための民間派遣研修受講料、これって予算にもともと入っていったのかな、ちょっと見当たらなかったんですけど、内容について教えていただけますか。

伊東総務部DX推進室基幹システム標準化担当課長

 ICT技術習得のための受講料でございますが、職員が当初は集合研修で受講して技術の習得を行うというもので予算化をしたものでございます。

日野委員

 予算で言うと、どこに含まれていたんですかね。住民情報システム運用保守委託、いや、違いますよね。どこにあったのかがちょっと分からないんですけど……、ここに入っているのか。

伊東総務部DX推進室基幹システム標準化担当課長

 住民情報システム運用保守委託の中に研修の受講料が入ってございます。

日野委員

 すみません、含まれていたんですね。執行額が44万1,980円となっていて、不用額のほうが、残が52万幾らってなっているんですけど、残のほうが多いんですよね。これというのはどういう理由なんですか。

伊東総務部DX推進室基幹システム標準化担当課長

 先ほど御説明しましたように、当初は集合研修ということで想定していましたが、新型コロナの感染拡大の影響によりまして、集合研修ではなくて、e-ラーニングに変更しましたことから、金額の差が大きくなったというところでございます。

日野委員

 対象者は、もともと想定している対象者は皆さん受けられたということでいいんですか。

伊東総務部DX推進室基幹システム標準化担当課長

 そのとおりでございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、142ページから145ページ、4目情報基盤費について質疑はありますか。

中村委員

 すみません、143ページの庁内情報ネットワークシステム運用サーバ及び通信機器の賃借料、保守委託が令和2年度より大分金額が下がっているんですけれども、そこの理由を教えていただいてもよろしいでしょうか。

白井総務部DX推進室情報システム課長

 こちらにつきましては、昨年度リプレースのほうを実施しておりまして、その関係で金額のほうに差が出ているというものでございます。

中村委員

 リプレースをしたから賃借料が安くなったということですか。

白井総務部DX推進室情報システム課長

 こちらにつきましては、その下のネットワーク統合環境機器及びソフトウェアの……、すみません、今委員御指摘の庁内情報ネットワークシステム用サーバ及び通信機器の賃借料、保守委託につきましては、昨年度のところと、庁内情報ネットワークシステムのサーバ及び通信機器の再リースになったというところが昨年度中にございまして、そういったところで経費の差が出ているというものでございます。

中村委員

 分かりました、ありがとうございます。

 その三つ下の個別業務システム保有情報の遠隔地保管委託というのがあって、6万4,680円なんですけど、次のページの145ページの上から4番目の統合仮想サーバ環境内サーバ情報の遠隔地保管委託、これは82万3,680円で、この違いを教えてください。

白井総務部DX推進室情報システム課長

 まず、委員お話のありました1点目の遠隔地保管委託につきましては、各所管課が個別にサーバ等を立てている場合に、そういったものを月1回バックアップをとりまして、テープにこちらはバックアップをとりまして、月1回、遠隔地に保管をすることで各システムのバックアップを保有しておくというものでございます。一方で、次ページにございます、こちらのほうの遠隔地保管委託におきましては、こちらはクラウドサーバのほうの遠隔地のバックアップという形で、こちらは情報システム課のほうで一括管理をしてございますが、週1回、東日本のセンターから西日本のセンターにオンラインでバックアップをしている、取得をしているというもので、こちらは令和3年度からの新規の取組でございます。

日野委員

 私も同じところで、145ページの統合仮想サーバ環境内サーバ情報の遠隔地保管委託、これはJipの障害があって、Jip側がシステムバックアップとしての対策として、バックアップを構築しますというお話があって、それはJip側がやるというお話だったと思うんですね。ここに出ている82万3,680円というのは、これは当然ながら構築の費用とか、そういったものは一切入っていないと思うんですが、この費用はどういう費用になりますか。

白井総務部DX推進室情報システム課長

 こちらのほうのサービスは昨年度7月から利用しておりまして、7月から3月の利用料でございます。

日野委員

 じゃ令和4年度は、丸々1年間分のが入ってくるから、これより3か月分多く増えるということですよね。一応確認します。

白井総務部DX推進室情報システム課長

 委員御指摘のとおりでございます。

日野委員

 もう一つ、Jip障害の中で、障害が発生したときに迅速に区のほうでも、その障害を、通知を受けるために、アラートの通知というのを区のほうでも受けられるようにしたということで、これが主要施策の成果76ページにその詳細が書かれています。これを見ると、アラートの中身というか、システム障害、例えばディスク使用率が閾値を超えた場合とか、プロセスが停止したときとかというときにアラートが飛んでくるということだと思うんですけど、まずこれを受けているのは、情報システム課の担当で受けているということでよろしいんですか。

白井総務部DX推進室情報システム課長

 情報システム課のクラウドサービスを担当している職員及び実際にシステムを所管している所管のシステム担当者の両者に通知が行くようになってございます。

日野委員

 このアラートというのは、アラートのレベルというか、本当に重大な障害の場合に飛ぶものなのか、あるいは、頻発するような障害のアラートなんかも飛ぶようになっているのか。もし頻発するようなものも飛ぶようになっていたら、あまり重要なアラートの障害というのは気づかなかったりするということもあると思うので、その辺がどうなっているのかというのをちょっと教えていただけますか。

白井総務部DX推進室情報システム課長

 こちらの通知につきましては、先ほども申し上げましたとおり、情報システム課のクラウドの担当者と各所管課のシステム担当者で、所管課のシステム担当者につきましては、自身の課が所管しているサーバに関する通知のみが来るような形になってございます。委員の御質問のありましたメールの頻度ですが、閾値超えといった形、例えばハードディスクの使用量が8割に達していますと、そういったような警告でも来るような形になってございますが、まず各所管課においては、令和3年度の実績を見ていただいても分かりますとおり194回ということで、現在、統合仮想サーバ上では40システム動いてございます。1システム当たりでいきますと、年間ほぼ数回というような状況でございますので、閾値超えといったメールについても埋もれることなく、所管課のほうにおいても緊張感を持って見ていただけるというふうに考えてございます。

若林委員

 これはシステムのことなので、いろんな予算の見積りとか、そういうのはすごく難しいということは分かりつつもお話を伺うんですが、どうしても残が大きくなるじゃないですか。いつもどおりの契約落差はあるにしろ、例えばですよ、回線使用料とかの残とか、こういうのは何かの努力でできたのか、今回のいろんなシステムの改良でできたのか、ちょっとお聞かせいただければ。残の理由ということ。

白井総務部DX推進室情報システム課長

 今御質問のありました回線使用料等残、937万円余というところの内訳でございますが、まず、多くは統合仮想サーバクラウドサービスの提供に係る執行残というところで、こちらがおよそ900万円余というところでございます。ただ、「等」としてございますのは、それ以外に、WAN回線サービス、こちらは本庁舎と庁外システムをつなぐ回線のサービスの提供の執行残、また、遠隔地保管サービスの提供での20万円余といったところの内訳になってございます。今委員から御指摘ありました執行残がこういったケースでどうして出てしまうのかというところですが、まず統合仮想サーバにつきましては、全庁で現在40システムが稼働している状況でございます。こちらにつきまして、例年、予算要求の時期に合わせまして、9月から10月にかけまして、全所属に対しまして翌年度のサーバ利用に係る調査を行った上で、翌年度の利用料、また、予算の積算を行うということを行ってございます。ただし、予算要求の時点では、まだ導入時期が確定しないものであったりとか、年度の途中でデータ容量が不足したりといったことがございますので、ある程度サーバの領域を多めに見込んでといいますか、そういった部分を必要な部分として、多めに見込んで予算を要求してきたというところの実態もございます。ですが、今年度の予算から、そういったところも、なるべく執行残というのが出ないようにというところで予算の考え方も改めまして、現時点ではございますが、回線使用料につきましても、今年度の執行残の見込みはおよそ100万から200万以内に抑えられるのではないかというふうなのが現在の執行状況でございます。

日野委員

 すみません、1個聞き忘れました。145ページのWeb会議用の環境構築なんですけど、令和2年度からの繰越分としてあるんですが、まず環境構築できたのは、時期はいつなんでしたっけ。

白井総務部DX推進室情報システム課長

 工事そのものは昨年度、令和3年度8月末に完了してございます。実際に庁内で運用を開始しましたのは、庁内周知であったりといったところを含めまして、令和3年度10月より運用を開始してございます。

日野委員

 昨年度、今年度もそうですけど、これまでの利用としては、効果的に運用、利用がされているのかどうかというのは、担当としてはどう見ていらっしゃいますか。

白井総務部DX推進室情報システム課長

 こちらは、実際に会議室に設置しましたWi-Fiの利用をしているのか、また、モバイルルーター等を利用しているのかといったところもございますが、Web会議用の機器の貸出し回数の実績で申し上げますと、令和2年度5月からWeb会議の機器の貸出しを全庁に対して始めまして、令和2年度の実績が全体で1,211件でございました。昨年度は、通年での貸出しになってございますが、年間で3,356回の貸出しということで、この1年間でも3倍に、Web会議の機器の貸出し件数は伸びていると。こういったところから見ましても、これは確実に庁内で活用及び浸透がしてきているものというふうに捉えてございます。

日野委員

 もともと、もちろんDX推進ということでもそうですけども、新型コロナが原因で、これをもっとより活用しましょうということもあったと思うんですね。ただ、新型コロナが収束というか、気にならなくなったねというふうになってくるときの、この利用がもし減ってくるようなことがあると、せっかくこれを入れて活用していくのにもったいないというか、そもそも目的として、導入したというところがちょっとずれてきてしまうと思いますので、その辺、今後より効果的に活用していくためにも、しっかり取り組んでいく必要があると思うんですけども、そのあたりはどう見ていらっしゃいますか。

白井総務部DX推進室情報システム課長

 新庁舎の移転等に合わせまして、各職員が自席でWeb会議をできる環境といったところも整えていくといったところは、区の方針としてこれまでもお示ししてきているとおりでございます。委員の御指摘にありましたとおり、こういったものをフルに活用した業務の在り方であったり、また、業務の在り方からこれらをどう活用していくのかといった部分は十分に検証を重ねまして、職員の中にも浸透していけるように、引き続き努めてまいりたいと考えております。

長沢委員

 今やり取りがあったWeb会議の関係なんだけれども、145ページのときにWeb会議用のいろいろな構築の委託、作業委託とかがあって、執行で、それでその下に不用額として、それに対応する形で執行の不用額、残が出て、これが令和2年度の繰越分として出ているんだよね。それで、内容じゃなくて、表記の仕方で聞きたいんだけど、143ページのソフトウェア使用料等のところで、Web会議用アカウント使用料ってあるじゃないですか。ここでは「令和2年度繰越分含む」となっているんだよね。ここが16万8,960円で、不用額のところを見ると24万9,040円が残であって、そうすると予算としては、これを足した約41万円が予算でなっているのかなと。そうすると、繰越分はそのうち幾らだったのというのは、ちょっと見えないよね。それが幾らなのというのを一つ聞きたいのと、あと、要するに何でこれだけこういう表記になっているのというのをちょっと伺いたい。

白井総務部DX推進室情報システム課長

 こちらにつきましては、一括の契約で調達をした関係で、繰越分と当初予算分というところを合算で記載するという形で、こういった記載をするという認識のもと、決算説明書のほうには記載をさせていただいた次第でございます。要は、当初分と繰越分を一括で執行する場合には、こういった形で「含む」ということの表現をするというふうな認識のもと、情報システム課として書いたものでございます。こちらの内訳でございますが、まず当初予算分につきましては、予算現額としまして30万8,000円、うち決算額として14万7,840円でございます。繰越分につきましては、11万円というところを予算措置してございまして、そのうち決算額としましては2万1,120円の執行があったというところが内訳でございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、総務費に入ります。146ページから151ページ、3款総務費、1項総務費、1目総務費について質疑はありますか。

中村委員

 151ページの上の総務管理事務のところで、令和2年度の決算に区議会資料閲覧用タブレット端末機器購入未執行による残というのがあったんですけれども、令和3年度はどうなっているのか、タブレット端末は購入したのかを確認させてください。

浅川総務部総務課長

 このタブレットにつきましては、議会対応ということで管理職が使う場合に、その数が増えた場合とか、あるいは壊れてしまった場合の対応として予算化しているものでございます。確かに委員がおっしゃいましたように、令和2年度分につきましては5台ということで積算してございましたが、そのような要因で買うものがございませんでしたので、未執行というふうになったものでございます。令和3年度につきましては1台を予定しておりましたけれども、管理職の増に伴いまして2台を購入したので、従いまして未執行という形ではここで記載していないものでございます。

中村委員

 ありがとうございます。

 151ページのその下の東北復興祈念展・東北復興大祭典のところなんですけれども、「東北復興応援展なかの」実施における負担金ということで、令和2年度はやらなかったんでしたっけ。そこを確認させてください。

浅川総務部総務課長

 東北復興大祭典でございますけれども、今回、新型コロナウイルスの蔓延ということでございましたので、昨年度、令和2年度のことでしょうか、令和2年度につきまして、あるいは令和3年度もそうですけれども、応援展という形で縮小して行ったものでございます。

中村委員

 すみません、令和2年度もやっていたんですね。ごめんなさい、ちょっと記憶が。これ、毎年毎年というか、毎回毎回申し上げているんですけど、この下の従事職員の時間外勤務手当のところもあって、令和2年度に比べるとかなり増えているというような状況もあります。ずっと言ってきているのであれなんですが、しつこくて申し訳ないんですけれども、やること自体は全然否定をするものでもないですし、定着をしていくことはいいことだと思っています。10年を迎えて、この年がたしか10年目で、今年から11年目になり、名前を変えて実施をしていくということになっていると思うんですけれども、これまでも言ってきていますけど、やっぱり自立するものに、イベントにしていかなければいけないというのは強く思っています。ここに従事職員の時間外勤務手当ってあるんですが、大体どれぐらいの職員が、どれぐらいの時間稼動しているのか、そこを確認させてください。

浅川総務部総務課長

 復興大祭典ということで今までやってきたわけでございますけれども、これは総務部を中心といたします東日本大震災復興広域協働推進室という形で立ち上げまして、主に総務部を中心とする職員で、この実行委員会と共に、事務局として用意をして準備をしてまいりました。それだけではなくて、当日、土・日の開催ということになりますけれども、ここは全庁に応援を協力してということでございまして、令和3年度につきましては応援展ということでございますけれども、この2日間で延べ105名の職員が出ているものでございます。

中村委員

 一方で、この年はねぶた運行がなかったので、多分令和元年度とかに比べると少なかったと思うんですよね。今年はねぶた運行をやりますよね。そうなると多分もっと職員の稼働があるのかなって思うんですけれども、そこは何人ぐらいの稼動になるのかという見込みは立っていますでしょうか。

浅川総務部総務課長

 あくまでも見込みということでございますが、2日間で延べ300名程度を予測しているところでございます。

中村委員

 やるなとは言わないです。だけど、やっぱり職員の稼働のところも考えていかなきゃいけないと、ずっと言ってきていますけど、思っています。人が足りない、人が足りないって言っている区役所の中で、300名も出してやるのというのは、やっぱりずっと疑問に思っていますし、そこはしっかり考えていただいて、自立するイベントにしていっていただく必要があると思いますし、お金の面もそうですし、人の稼働のところも本当にそうだと思っていますので、そこはしっかり考えていただきたいと思いますけれども、いかがですか。

浅川総務部総務課長

 今年度、コンセプト、名称を変えたということで、なかの東北応援まつりということで実施していきたいと。これは実行委員会と共に考えているところでございます。これは単に名前が変わったということじゃなくて、コンセプトをさらに広げていきまして、大震災をはじめ、そこから始まったものでございまして、東北の復興支援の趣旨を引き継ぎながらも、中野区民とか区内の事業者と東北の絆をさらに深めていくといった趣旨がございます。このコンセプトをさらに広めていくという中で、まさに委員がおっしゃったように、人的なところについても、職員が主にというところから、さらに協賛企業から、実際にお金も、先ほど歳入のお話もございました。それと共に、例えばねぶたを引くとか、去年も協賛企業に手指消毒とかのお手伝いをしていただいたり、そういう形で裾野を広げていきながら、参加者も、また、そのような資金的なところも裾野を広げて、区民の団体、その他のところを募りながら拡大していくことによって、相対的に職員の負担も減らしていきたいと、このように考えているところでございます。

中村委員

 これも毎回言っていますけど、高円寺の阿波おどりは、職員、出ているのが10名ぐらいだっていうふうに聞いています。300人と10人って雲泥の差というか、本当に差があり過ぎて、でも、あっちのお祭りはあっちのお祭りですごく盛り上がっているわけじゃないですか。そういうふうに、ちゃんと自立できるものにぜひしていっていただくように道筋をつけていただきたいなというふうに思います。要望とさせていただきますけれども、もう10年たっていますので、そこはしっかり考えていただきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

若林委員

 東北復興のことなんですけれども、まず、ごめんなさい、毎年聞いているような気がするんですけど、中野まつりってどうなりましたか。

浅川総務部総務課長

 以前、総務部のほうで担当していたところもありまして、その後、所管が変わったというような記憶もございますが、中野まつりも区民の皆様の実行委員会の中に区が入ってやっていたということだったと記憶してございますけれども、今は行われておりません。

若林委員

 本当は、歴史の中の話になるけど、中野まつりに付随して地区まつりが各地で起こって、中野まつりだけ今、休止か停止か分からないけれども、地区まつりだけ残っちゃったというのが今の中野区の祭りの現状だと思うんです。その中で、今、中野で祭りというと、復興祭以外に何かあるんですか。

浅川総務部総務課長

 どの程度のどういうものを祭りと称するかということはあるかもしれませんけれども、担当としては、名前を出すのが適切かどうか分かりませんけれども、にぎわいフェスタなどがあるかと思っております。

若林委員

 祭りが必要というあれはないけれども、今、特にコロナ禍において、人の集まりとかにぎわいというのを、一番目立つのがやっぱり祭りのような気がして、実はその中でこの東北復興祭というのは、結構中野区で大きいものになってきている。祭りの出だしは違うけれども。その中で、今、中村委員のほうからお話があったとおり、お金に関して、予算としては1,500万円ぐらいの予算計上をしていて、執行はこれだけとなっているんだけれども、例えば、中野区の祭りとして東北復興祭を充てると考えて、ほかの区で、近隣区で祭りに対して、どれだけ区が主体になって出しているか、金額を出しているか、分かるところだけでいいですけど、調べてあったら。

浅川総務部総務課長

 これも各区によりまして、いろいろな祭りがあり、成り立ちであるとか、区の関わり合いとか、いろいろ違うものがございます。その中で調べた範囲なんですけれども、例えば世田谷区のせたがやふるさと区民まつり、これも実行委員会形式でございますけれども、実行委員会は、決算前ということでございますので概要だけ紹介していただいたわけなんですけれども、せたがやふるさと区民まつりにおきましては、実行委員会の収入額は約500万円ぐらいだということでございまして、区の支出はそれに対して4,000万円程度出していると。それで、参加者数は4万3,000円程度というように聞いているところでございます。また、墨田区におけますすみだまつり、これも実行委員会形式で区も入っているということでございまして、実行委員会としての収入は、ざっと750万円程度と。そして、区から実行委員会への補助金は2,700万円余ということでございます。ちなみに、開催規模は10万人程度ということでございまして、これは今年の予測だということでございます。調べた範囲ではこのようなところかなというふうに思ってございます。

若林委員

 杉並の高円寺は分からない、それは分からないですか。

浅川総務部総務課長

 高円寺の祭り、杉並にも幾つか祭りはございますけれども、成り立ちとか、構成という意味では、杉並区の場合には、むしろ、すぎなみフェスタがそれに匹敵するものかなというふうに思っているところでございます。これについては、新型コロナ前の実績で10万人程度ということでございまして、これについては財源構成等は分かっていないところでございます。

若林委員

 ありがとうございます。他区に比べて、うちは1,500万円だから、でも、祭りの在り方というのが、やっぱり出だしっていうのはいろいろ違うから、安易に比べられないんだけれども、そんな感じということが分かりました。ありがとうございます。

 これは歳入にちょっと触れちゃうかもしれないけど、実行委員会からとか、クラウドファンディングを今回やったと思うけど、それって歳入に入っている、書いてありますか。

浅川総務部総務課長

 歳出のところの表記につきましては、「東北復興応援展なかの」実施における負担金というふうな形で書かせていただきまして、774万2,668円と書いてございます。これは何かといいますと、実行委員会、区ではなくて実行委員会としての支出額がございまして、ここから実行委員会としての収入を引いたものでございまして、つまりは不足しているということでございますので、負担金として区から実行委員会に支出した、そういう金額でございます。ちなみに、今実行委員会としての収入額というふうに申し上げましたけれども、ざっと出展した出展料ですね、これが約130万程度、それから協賛金ですね、企業からの協賛金が約30万円程度、それからクラウドファンディングによる実行委員会への寄附が12万円、これがこの中に入っているというものでございます。なお、これは昨年度の応援展として実行したものでございますので、このときはパンフレット等への広告掲載はしなかったため、そういったものは含まれていないというものでございます。

若林委員

 分かりました。そういった中で、職員の方々の負担を気にされているところがあるということなんですけど、無理やり職員の方々にやってもらうというケースをとられているの。選択じゃないけど、参加してくれるか、くれないかというのは、強制じゃないよね。

浅川総務部総務課長

 強制ということではなくて、各部にもちろん協力をお願いしている中で、やる気のある職員等を、部内の公募というような形も含めて、今年も参加していただきたいと思っております。また、強制ではないということだけではなくて、このような立上げ、構想、企画をする中で、若い職員の人材育成にもつながっているというふうには考えているところでございます。

若林委員

 やはりこれ、お祭りですからね、だから強制はあまりよくないけれども、ただ、中野区の祭りとして大きくなっているものに対して、できる限り、強制はしない、でも協力はしてもらいたい、でも、そういうのに参加しやすい環境づくりが必要だと思うので、これからそこら辺も、実行委員会の中でも話していただいて、ぜひ参加しやすい、職員の方々がね。負担に思われるのであれば、金額の差は比べられないけど、ほかの区はもっとお金をかけているものがあるわけで、そうしたら人件費に関して、うちでも大学がたくさんあるわけだから、そういうところに要請をしたり、そういうのも使える、考えるべき、職員に負担がかかるというのであればね。だから、そういった話もちょっと考えて、10年を機に変えていくんだから、そういったものもちょっと相談して変えていく、新しい祭りにしていただければと思いますけど、いかがですか。

浅川総務部総務課長

 ただいま委員の御提案のありましたところも含めまして、区民参加等も、それから大学の参加等も含めまして、関わっていただく方を増やしていく中で、職員の負担ということがあるとしたら、それについては軽減していきたいと思っております。

長沢委員

 同じところで、名称は「東北復興応援展なかの」ってなったんだけど、要するに東日本大震災があって、結局その年からでしたっけ。11年目。

浅川総務部総務課長

 その翌年からということでございます。

長沢委員

 失礼しました。ただ、先ほどのお話だとコンセプトは変わっていない、この祭りの。ということでいいですか。

浅川総務部総務課長

 変わっていないといいますか、コンセプトの核となるところは残しつつも、それをさらに発展させて、東北と中野のいろんな区民であるとか、事業者との絆をさらに深めていって、地域を活性化させていくというところも含めて考えていくということでございます。

長沢委員

 幹となるところは変わらないけど、きっかけもそうだったし、ただ、今は東北の復興のというので、いまだに復興については、まだ道半ばだよという、そういう認識を持たれている方もいるし、そこは様々あるのかなと思っていますし、県によっても違う、市によっても違うというのはある。今現在は、中野区は職員の派遣はもうされていないですよね。

浅川総務部総務課長

 ただいまは中野区の職員の派遣というのはしてございません。

長沢委員 

 私はこれ、お祭りだからというか、お祭りなんだから、楽しむというか、食べたり飲んだりして、いろいろやったり、言ってみれば楽しんでいただくというのがあって、ただ、始まったときというか、派遣をしていたときなんかも、どこだったか、岩沼とか亘理とか、いろいろ職員の方なんかが実際に向こうへ行って、復興の今の途上、過程か何かをいろいろ説明してくれたりとか、それはそれで意義があったなって、私も何度か見させてもらったりしたんだけど、あったのね。やっぱりそういう意味では、まだまだ復興半ばだよというところもあるから、そういったところも示していただきたいなと思うし、今どういう変化が生まれてきたか。同時に、先ほど課長が言われたように、今後のというところにおいて、東北のまちなり、いろんな方がいらっしゃるでしょう。地元の方というか、さっき言ったけど、いろいろ協賛される方もいらっしゃるから、そこで楽しむというのはあるとは思っています。ただ、いつまでこの規模でやるのかなというのもちょっと思っていて、先ほど中村委員が言われたけど、やっぱり職員のところの、ものすごい負担というか、それは仕事ですよと言って、こういう形で時間外の手当を出してってやっているんだけれども、この規模自身はどういう形で今後考えていけばいいのかなと。いつまでも、さっき言ったようなコンセプト自体が一定変わってきて、変遷してきているというか、変わって、そういうのがあるにしても、お祭りは中野として、ある意味では唯一こうやってお金を出してやっているお祭りといえば、これなのかなと思うんだけども、しかし、この名称からして、これをやっていくというのは、どこかで、どういうふうに考えているのかなって、変な話、何年か前ぐらいから私個人的には思っていて。これってやっぱり、そういう意味で、コンセプトもそういうことなんだけど、みんなが楽しめばいいかという、そんな思いもありながらも、でも、一定のそういうお金を出している、職員をこうやって出しているというところで、この辺については何か見通しとして考えているというのはあるんですか。やっぱりこの規模で続けていかれるというふうに思われているのか。これは区だけの判断じゃないかもしれない、実行委員会なり、そういうのがあるのかもしれないけど、ただ、区としてはどういうふうに考えられているのかなってちょっと思ったもんで、伺った次第なんですが、いかがですかね。

浅川総務部総務課長

 まさに祭りの規模というのは何かということ、今委員の話があったところではございますけれども、何をこちらのほうで、あるいは実行委員会のほうでお膳立てをしたかということとは別に、実際に多くの区民が現にいらっしゃっているということでございます。それで、委員のお話に最初からありましたけれども、祭りといっても、単に楽しむ、飲む、食べると、これが悪いわけじゃなくて、もちろんそれを楽しみに来る区民がたくさんいらっしゃる中で、中野区としてはそれだけじゃなく、震災復興の祈念展というのもやってございまして、大勢の方が集まる中で、それを御覧になる方、そして震災発災から今の東北の復興の、まだ道半ばでございますけれども、このあたりの現状を見ていく方ということもいらっしゃいます。やはりそれは、多くの方がいらっしゃる中で、そういうことが初めてできるかなというふうに思っておりますので、こちらのほうの主催そのものは実行委員会ですが、実行委員会の中に入って主催する我々としても、区民の大きな期待と楽しみの高まりというのは感じているところでございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、150ページから153ページ、2目文書・情報公開費について質疑はありますか。

立石委員

 西中野文書庫の件で伺いたいんですけれども、ここは旧西中野保育園ということで、今は文書庫として使われているんだというふうに思います。こちらの管理費の内訳だったり、例えばここに施設の維持費が含まれているのかとか、その辺ちょっと確認させてください。

浅川総務部総務課長

 おっしゃるとおり、ここは旧西中野保育園ということで、そこを活用して文書庫の一部としているところでございます。その内訳といたしまして、まず電気料金として16万円弱、それから機械警備を入れてございますので、この電話料金として3万円余、それから植木の剪定や除草、これが15万円余ということでございます。そのほかに機械警備委託そのものとして15万円余、それから、そのほかに消防設備、保守、これが5万円余等々、あと細かなものがありますけれども、そういうものが入っているものでございます。

立石委員

 ありがとうございます。文書庫、ほかに管理している場所が鍋横区民活動センターと、あと、現庁舎の地下があると思うんですけど、今のお話を聞いていると、ここは施設の維持費だったり、電気代とか、そういうところが主にかかっているということだと思いました。

 あと、今言ったとおり3か所、文書を保存している場所があるんですけども、それぞれ、例えば保管期限が迫っているものだったりとか、文書の種類によってとか、その整理、何か場所ごとに分類をしていたりするのであれば、ちょっと教えてください。

浅川総務部総務課長

 まず本庁舎の文書庫でございますけれども、本庁舎にただいま保管しているものは、文書箱にして5,540箱ございます。箱のイメージといたしましては、A4サイズが入るものということで、幅36.5センチ、奥行き33.0センチ、高さ29センチ、このような箱を想定していただきまして、それが5,540箱というのが現状でございます。それから、西中野文書庫、ここには同じサイズの箱として2,423箱でございます。それから、鍋横については1,023箱という数が入っているところでございます。

立石委員

 ありがとうございます。保存期限とか、そういう分類はしていないということですよね。もししているのであれば、お答えください。

浅川総務部総務課長

 してございます。一番細かく言うと、非常に細かな御説明になってしまいますけれども、鍋横文書庫の、さっき1,023箱と申し上げましたけど、これは全て長期の保存文書ということでございます。それで、ちょっと細かくなりますが、本庁舎の文書庫は、3年保存が281箱、5年保存が2,534箱、7年保存が841箱、10年保存が1,388箱、15年保存324箱、長期の保存が172箱ということで、足しますと先ほどの5,540箱になるかと思います。それから、西中野文書庫では、3年保存が308箱、5年保存が738箱、7年保存が7箱、10年保存が604箱、15年保存が102箱、長期の保存が664箱ということで、足しますと2,423箱になるかと思います。

立石委員

 ありがとうございます。鍋横については長期で、西中野・本庁舎については分散しているというようなイメージかと思います。新庁舎ができて、ペーパーレス化も推進しているわけですけれども、その移転後、この文書管理の保管場所というのはどういうふうに変化していくでしょうか。

浅川総務部総務課長

 これにつきましては、我々もそうで、総務課もそうでございますし、あるいは新区役所整備担当とも今調整中でございますので、確定的なことは現在のところは申し上げませんが、文書を担当しております総務課といたしましては、最終的には全ての文書を新庁舎の文書庫に一元管理することを目指しているところではございます。その中で、現在の庁舎に入っているものにつきましてはそのまま新庁舎のほうには入れるかなと。キャパシティ的にも入れるかなというふうに思ってございます。そこから始めて、あとの部分をいつからどのように、そして最終的に新庁舎に入れられるかどうかということにつきましては、庁内の中で今検討しているところでございます。

立石委員

 ありがとうございます。新庁舎の保管スペースがどのぐらいなのか、ちょっと分からないので、今、残りの2か所、西中野と鍋横の紙がそこに保管できるか分かりませんけれども、例えば西中野文書庫については保存期限が迫っているものを集約して、場合によってはペーパーレス化で公文書の考え方ということも改めれば、1館分、保管場所を削減できるというような考え方もあると思います。この場所については、旧西中野保育園については、施設整備計画の中で民間施設誘致の候補として挙がっておりますが、2021年、22年で検討というふうになっておりまして、どの段階で廃止をしたりとか、次に何を建てるかというのは、まさにこれからだと思うんですけれども、ある程度、紙が削減できて、この時期に廃止できるということも、所管同士で調整をすれば見極められるのかなというふうに思いますので、そこについて新区役所整備課と、あと、構造改革担当とすり合わせて進めていただきたいと思いますが、最後、見解を伺って終わります。

浅川総務部総務課長

 委員のおっしゃるとおりでございまして、それは使えるキャパの問題、それから全庁で今取り組んでおりますペーパーレスとも絡むところでございまして、そこについては効率的な今後も文書管理ができるよう、各所管と調整をしていきたいと思ってございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、152ページから153ページ、3目法務・法制費について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、152ページから153ページ、4目統計費について質疑はありますか。

中村委員

 1点だけ伺います。我が会派の総括質疑で森委員からの質問で、統計について、複数回答可の設問の回答割合を示す際に、回答人数ではなくて、回答総数を分母としている誤りが複数あることを指摘させていただきまして、企画課からは訂正する旨、御答弁いただきまして、総務課からは反省の弁も述べていただきました。組織体制を整えることや人材育成の必要性を述べ、前向きな答弁を頂いたところではありますけれども、同じ間違いが複数あったことを鑑み、その部分についてはより即効性のある対策も考えていただきたいなというふうに考えておりますけれども、所管として何か考えていることがあれば教えてください。

浅川総務部総務課長

 確かにおっしゃるとおり、総務課の統計係としては、基幹統計を担当する、それから区民意識実態調査を担当するというだけじゃなくて、庁内の各課における統計のとり方であるとか、分析の仕方のアドバイスをするという、そういう役割も持っているところでございます。ということでございまして、今回の複数回答の処理の仕方についても、これは統計の基礎ということで、しっかり庁内に周知させなくてはいけないということでございましたので、早速、9月26日に職員向けのグループウェアがございます、新着掲示板と言っておりますが、ここで、取りあえずはそこの部分について、集計の仕方について、正しいのはこうだよということを周知するとともに、統計調査について相談事等があった場合には、総務課統計係が窓口ですのでどうぞということを周知したところでございます。

中村委員

 早速対応していただきまして、ありがとうございました。今後、そこをどう徹底していくかというところも課題かなと思いますし、人材育成のところでも必要なところは進めていただきたいなというふうに思いますので、ぜひ連携してやっていただきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

平山委員

 立憲の森委員の質疑だったので、あまりこちらがいろいろ伺うのもあれなんですが、私も答弁を聞いていて分からなかったんですが、要するに間違いだったんですか。そこをはっきりしていただきたいんですよ。人によって違ったんですよ、回答が。これまでの区が示してきた統計による結果というのは、それは誤りだったんですか。

浅川総務部総務課長

 統計では、この場合の、複数回答とする場合に分母をどこにとるかということで、統計の基礎としては、それは複数回答があって、お聞きした区民の方より多い回答があったからといって、それを分母とするのではなくて、100人に聞いたら100人、これを分母とするというのが統計の基礎でございます。その上で、いろいろな回答があったということで、回答というのは質疑における回答があったということでございますけれども、何の注釈もなく、表し方としてこの場合はこうだということは、ちょっと説明としてまずかったのではないかなというふうに担当としては思っているところでございます。

平山委員

 だから、誤りだったんですか、これまで区の表現というのは。そこをはっきりしてほしいんですよ。

浅川総務部総務課長

 誤りだったかどうかということにつきましては、個別に行ったのは担当の所管でございますけれども、どういう調査で、どういう前提のもとで、どういうふうに選択肢をつくって回答していただいて、それを解釈したかということになってございますので、一概に誤りだったかどうかということではありません。ただ、注釈といたしまして、何の説明もなく、この場合どうだったんですかということに対して、説明なく言うとすごく誤解を招く、そのようなことだったかなというふうに思っております。

平山委員

 一概に誤りだったとはいえないというのは、どうなんですか、誤りでなかったんですか。そこを分母とするということは間違いではなかったんですか。そこをはっきりしてほしいんですよ。間違いだったんですか。

浅川総務部総務課長

 例えば、これが私のほうで、総務課のほうでまとめた区民意識実態調査でそういうことをしたということであれば、その点、調査そのものが間違いだったということもございますが、この場で、どういう前提でその課でどういうとり方をして、どういうふうに周知したかというのがちょっとここでは分かりませんので、その調査全体が全部間違いであったというようなことを私としては言うことはできません。

平山委員

 それについては調査をしていただいて、しかるべき報告をしていただけるんですか。要は、間違いであったかどうかって大きな問題なんですよ。要するに、区民の皆様に示しているものを、おわびをして訂正しなきゃいけないかもしれないような問題なんですよ。責任ある部署で、私のほうで今つまびらかには分かりませんって言うんだったら、ちゃんと調査をしていただいて、どうだったのかと。これまでの区の様々な資料にも載っているわけでしょう。それを訂正するのかどうなのか。そこはちゃんと結論を出していただかないと。これから頑張りますじゃ、ちょっとこの問題はどうなのかなと思いますよ。どうですか、御見解を。

浅川総務部総務課長

 総務課の範囲としては、調査の仕方を指導し、こういうものであるというふうにしたわけなので、そのときのその調査について、それがどうだったかということを総務課として調査したり、こちらの場でお答えするということではないのかなというふうに思っております。

平山委員

 どこが調査するんですか。この問題は各所管の問題であって、あくまで区全体としては、何かどうのこうのするということじゃないというふうに受け止めちゃっていいんですか。総務課のほうで特にそういうことをする必要はないと。聞かれたら答えるのが総務課の役割であるけども、全体、今示されているものに対して、どうだったのかということを調査する、そういう御担当ではないと、こういう理解でいいですか。

浅川総務部総務課長

 総括質疑のところで、直接的には公園課であったわけですけれども、そこで私が聞いたところによると、こういう意図でこういう調査をしましたけれども、まとめ方については考えていきたいというのが答えだったと思いますので、その答えが今回のその調査におけるお答えだったと私は思ってございます。

平山委員

 ごめんなさい、何ておっしゃっているのかよく分かんないんだけど、このことについて、区全体としてどうするんだということじゃないんですか。どなたが答えてもいいんだけど、そんなことなのかな。それはそれぞれのことですからと。組織でしょう。それは組織としての体をなしていないんじゃないですか。中野区のどっかの部署に何かがあったら中野区全体の責任でしょう。もっと言っちゃえば、区長の責任ですよ。区長が悪いと言っているわけじゃないんですよ。それが組織なんですよ。だから、総務課長のお答えは、あまりにも組織としての責任を欠いているようにしか聞こえない。でも、もしかしたら、そこが所管じゃないのかもしれないですよ。じゃどうするんだということについて、今すぐ何かやってくれというわけじゃないけど、要は冒頭、お答えがばらばらだったと言ったのは、こういうことを言っているんですよ。組織なんだから、そこは一本ちゃんと線を引いてやっていただかないと、仮にですよ、仮に適切ではなかった、もしくは、仮にこの表現は誤りだったということであれば、ちゃんと対応すべきじゃないですか。だからお尋ねをしているんですけど、総務課長のところでないとするならば、どこなんだろう、一体。でも、この件は、各部のそれぞれの判断に任せますということになって、各部の判断が分かれちゃったらどうするんでしょう。データに関わることなので、きちんとされたほうがいいんじゃないですか。

浅川総務部総務課長

 委員のおっしゃるように、およそ区の調査は正しいものでなくてはいけない、分かりやすいものでなくてはいけないというふうに思っております。そういう意味で、調査を所管する、全般的な調査の仕方についてアドバイス、所管する立場は総務課でございますので、そこは正しいようにしていきたいと思っております。ただ、調査の、こういうのが正しい調査の仕方であって、なおかつ、こういうふうに分析して、こういうふうにそれを公表するのが定石ですよということではありますけれども、個々の調査において、であるけれども、この場合にはこういう前提のもとでこうなったというふうな特殊性はあるかと思ってございます。そのときは、そういうものをちゃんと区民に分かるような形でお知らせをしないといけないというふうに思ってございますので、そこら辺も含めて、区の調査一般につきまして、適正に行われる、そして分かりやすく公表するようにということを努めていきたいと思ってございます。

平山委員

 いやいや、今後の話をしているんじゃなくてということなんです。もうこれ以上は、冒頭言ったとおり立憲の森委員の質問ですから。ただ、よその方の御質問だから放っておいていいかというと、そうもいかないわけで、これまでどうだったということをちゃんと組織として対応される御意思はないんですか。そうなると、そういう組織なんだなって思っちゃいますけどね。総務部長、どうですか。

海老沢総務部長

 先ほど総務課長も申したところですけれども、調査によって特殊性がいろいろあるというふうには思ってございます。集計の仕方について説明をしっかり尽くして、それを区民の皆さんに御説明するということが一番大切なことだろうというふうに考えておりますので、公園課の統計につきましては、総括質疑で公園緑地課長が説明したとおりの内容だというふうには認識はしておりますけれども、それが区民の方々に誤解を招くような統計の表記の仕方になっていたとするのであれば、それは修正されるべきだというふうに考えております。

平山委員

 これ以上言ってもあれかもしれないんですけど、一つは、統計で出てくるデータって比較にも使われるものなんですよ。今後仮に、いやいや、こうあるべきだということで統計のとり方が変わったりするじゃないですか。比較できなくなっちゃうんですよ。これもまた統計の話だし、どういう前提でやられた調査かというのにもよる、そのどういう前提でやられた調査だから、これはこれで適切なのか、適切でないのかというところを誰が管理するんですかって言っているんです。お答えはいいですけど、そこまで踏み込まれたほうがいいんじゃないですか。統計って、ちゃんと数字として表に出るもので、記録として残るものじゃないですか。それが何か、今のこのやり取りで行われているような状況だとしたならば、ちょっと不安だなというふうに思いますので、よくよくそこは御検討いただきたいと思いますけど、どうですか。

海老沢総務部長

 統計の適切性、標準化といいますか、そういったことについては、やはり統計担当も、そういった標準化について、これまでもいろいろなマニュアルを整理しながら、それを統一的にやろうということで努力しているところですし、そういったところでは今後も努力を惜しまずやっていきたいというふうに考えていますし、区としてそういった標準化に尽くしたいというふうに考えております。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、質疑の途中ですが、すみません、5時を過ぎましたので、これからの審査の進め方を協議するため、分科会を暫時休憩します。

 

(午後5時08分)

 

主査

 分科会を再開します。

 

(午後5時09分)

 

 休憩中に御協議いただきましたとおり、本日の審査は終了し、残りは次回質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 以上で本日の審査は終了いたしますが、質疑漏れはありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、本日の審査は終了したいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 以上で本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から何か御発言はありますか。

平山委員

 休憩していただいて。

主査

 分科会を休憩します。

 

(午後5時09分)

 

主査

 分科会を再開します。

 

(午後5時10分)

 

 他に御発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

次回の分科会は、明日9月29日(木曜日)午後1時半から当委員会室において開会することを口頭をもって通告します。

 以上で本日の総務分科会を散会します。

 

(午後5時10分)