令和4年09月29日中野区議会決算特別委員会総務分科会
令和4年09月29日中野区議会決算特別委員会総務分科会の会議録

中野区議会総務分科会〔令和4年9月29日〕

 

総務分科会会議記録

 

○開会日 令和4年9月29日

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午後1時30分

 

○閉会  午後6時12分

 

○出席委員(9名)

 ひやま 隆主査

 立石 りお副主査

 日野 たかし委員

 内野 大三郎委員

 若林 しげお委員

 高橋 かずちか委員

 中村 延子委員

 平山 英明委員

 長沢 和彦委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 副区長 白土 純

 副区長 横山 克人

 企画部長 石井 大輔

 企画部企画課長、企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 堀越 恵美子

 企画部構造改革担当課長 瀬谷 泰祐

 企画部財政課長 森 克久

 総務部長 海老沢 憲一

 防災危機管理担当部長、総務部防災危機管理課長事務取扱 石崎 公一

 DX推進室長 滝瀬 裕之

 総務部総務課長 浅川 靖

 総務部特別定額給付金担当課長、総務部DX推進室基幹システム標準化担当課長 伊東 知秀 

 総務部法務担当課長 尾関 信行

 総務部職員課長 吉沢 健一

 総務部人材育成担当課長 石橋 一彦

 総務部施設課長 髙田 班

 総務部新区役所建築担当課長、総務部DX推進室庁舎管理担当課長 天野 伸哉

 総務部経理課長 宮脇 正治

 総務部防災担当課長 吉澤 直樹

 総務部生活・交通安全担当課長 阿部 靖

 総務部DX推進室情報システム課長 白井 亮

 総務部DX推進室新区役所整備課長 中村 洋

 会計室長 吉村 恒治

 選挙管理委員会事務局長 田中 謙一

 監査事務局長 志賀 聡

 

○事務局職員

 事務局長 長﨑 武史

 事務局次長 林 健

 書記 細井 翔太

 書記 川辺 翔斗

 

○主査署名


審査日程

○議題

 認定第1号 令和3年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定について(分担分)

 認定第2号 令和3年度中野区用地特別会計歳入歳出決算の認定について

 認定第3号 令和3年度中野区国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について(分担分)

 認定第5号 令和3年度中野区介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について(分担分)

 

主査

 定足数に達しましたので、総務分科会を開会します。

 

(午後1時30分)

 

 認定第1号、令和3年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定についての分担分、認定第2号、令和3年度中野区用地特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第3号、令和3年度中野区国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についての分担分及び認定第5号、令和3年度中野区介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についての分担分を一括して議題に供します。

 本日は分科会の2日目ですが、昨日御協議いただきましたとおり、質疑は本日で終わらせたいと思いますので、各委員、理事者におかれましては御協力をお願いいたします。

 なお、審査はお手元の審査日程(案)(資料1)に沿って進め、3時頃に休憩を入れ、5時を目途に進めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、昨日に引き続き、歳出、一般会計について質疑を行います。

 初めに、154ページから155ページ、3款総務費、1項総務費、5目特別定額給付金費について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、154ページから155ページ、6目住民税非課税世帯等給付金費について質疑はありますか。

長沢委員

 住民税の非課税世帯等の給付金のところであります。総括質疑の際に、普通決算から見てということでちょっとお尋ねをした際に、ここのことが出てきました。何かというと、実質収支のその額61億円ですね。なんだけども、これは一般会計とおよそ20億円違うというお話で、何でというお話をしたときに、令和3年度については住民税非課税世帯の繰越明許に係る、このお金が要するに普通会計上においては実質収支として入っているんだというお話でした。これを見ると、繰越明許が大体19億6,000万円だから、およそ20億円ということになるから、ここ、丸々これが――丸々というか、それがそのまま、要するに当該の普通会計上で言うと実質収支額に入っていると、そういう理解でよろしいんですかね。

森企画部財政課長

 住民税非課税世帯の給付金については、10分の10で基本、歳入歳出同額で組んでいますので、繰越しを歳出のほうはしました。歳入のほうについては、昨年度の段階で、いわゆる交付決定という、国からの翌年度の交付、この額について歳入、補助金について交付決定しますという、そういう通知がなかったものですから、ルール上、いわゆる未収入特定財源としては扱わずに繰越しをしたということで、今の委員御指摘のとおりの形での整理になろうかと思います。

長沢委員

 10分の10ということで、歳入のほうとしてはもう歳入の確保をしていてということで。ごめんなさい。令和2年度のほうも御説明いただいて、令和2年度もおよそ10億円違ったけど、これはと言ったときに、これはワクチン接種の形で、やっぱり10分の10という、同じような、仕組みとしては同じようなんだけど。これって、こういう形が続いていくとやっぱり、当然ながら、国のほうの考え方というか――普通会計ですからね。合わせていかなくちゃいけないというか、そういう比較検討をしていく、統計上見ていくというところが主ですから――なんだけど、これって、でも、これまで、この10年間ぐらいで言うと、何かこういうのはあったんですかね。

森企画部財政課長

 今回、ワクチンにしろ住民税非課税世帯の給付金にしろ、複数年にわたっての事業になっていて、一部繰り越されてといったような感じで、会計上の、予算上の措置がされているわけですが、私がちょっと今――全部調べ切れているわけじゃないんですけれども――こういったところについて、いわゆる今お話しの一般会計の数値と普通会計の実質収支、そこの数値が、過去、これ以前に、平成30年度以前にあったかというと、ちょっと私が知る限り記憶にないところでございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、156ページから157ページ、2項職員費、1目人事費について質疑はありますか。

中村委員

 157ページのところの人事のところの福利厚生に関連するのかなと思っていたので、ここで伺いますが、総務69の資料を出していただいておりまして、区職員の産休・育休の取得状況、男女別、前年度までの4年間ということで出していただいています。この資料を見ると、本当に男性の育児休業の取得人数がかなり増えていて、よかったなと思っておりますけれども、ちょっと細かいことを聞かせていただきたいんですが、令和3年度、出産休暇を取られている女性が22名いらっしゃって、育児休業は26名になっているんですね。新規取得者数となっているんですけど、要はあれですかね、1回出られて、また新たに取られたとか、間が空いて取られたことがあったりとかするからこの人数に差が出ているのか。ちょっとこの差のところを、出産が22人で育休が26人の説明をしていただきたいんですけど、分かる範囲で教えてください。

吉沢総務部職員課長

 こちら、新規に年度の中で取得をしたという形になりますので、年度をまたがってというところもありますので、この出産休暇、産休については、当然出産前後というところになりますし、育児休業は当然ながら出産後という形になるので、そこが年度の取り方での差が出ているところでございます。

中村委員

 分かりました。もし分かれば教えていただきたいんですけど、出産休暇を取られた方って全員女性ですけど、基本的には育児休業を取られている状況なんですかね。

吉沢総務部職員課長

 第2回定例会のときの職員のワーク・ライフ・バランスと女性活躍推進計画のところでも御報告差し上げてはいるところなんですけれども、基本的に産休を取られた方は、女性の方は皆さん育休も取得されているというところでございます。

中村委員

 分かりました。男性なんですけど、前回、たしか50%ちょっと上ぐらいでしたっけ、の方が育児休業を取られているということで、さらに伸びている状況で。100%にすればいいとは思わないんですけれども、給与のところの部分もある中で、全員が全員取るというのは難しい状況もあるかもしれないんですけれども、やっぱり男性の家庭進出というのは女性の社会進出にもつながると思っておりますので、そこはしっかり行政としても取り組んでいく必要があると思っています。ひいては、そのときに御報告されていた女性の管理職の比率というところにもつながっていくと思うんですよね。やっぱりすごく、そのときにも指摘はさせていただいているんですけれども、管理職、非常に多忙な状況の中で、なかなか年次休暇も取れないような状況の中でいらっしゃることが多いと思うんですよ、管理職の皆さんって。そういうところを見ていると、やっぱり女性の管理職が増えないという状況にもつながっているのかなというふうにも感じておりますので。ここだけではないんですけれども、しっかり取り組んでいただく必要があるのかなと思っていますけれども、そこら辺、所管としてはどのように考えていらっしゃるでしょうか。

吉沢総務部職員課長

 委員の御指摘のとおり、女性の管理職を増やしていきたいという意向は当然職員課としても持ち合わせているところでございます。私もこの4月から配属させていただいて、なかなか一足飛びでは全てが解決しないなというのが実感でございまして、一つずつ丁寧に、男性の育児休業の取得も含めて、女性の管理職の率も上げていくというのも、何かこれをやるとすぐ飛躍的に伸びるというものがちょっと見当たらない中、一つずつ丁寧にやっていきたいというふうに考えています。

平山委員

 すみません。一般質問のときにちょっとお伺いしたことを少しここで確認をさせていただければと思います。一つは、当該の委員会でも何度か申し上げたことがありますけど、区として人事哲学のようなものをきちんと定めて示されてはどうかということをお尋ねしたんですが、区長が御答弁をなされて、人事哲学を持つようにしていきますような御答弁だったように受け取れたんです。この人事哲学を持つということは、内に秘めるということなのか、それとも外にきちんと示すということなのか、区としてのお考えはどうなんですか。

吉沢総務部職員課長

 平山委員の一般質問でも御答弁させていただいていますけれども、まず、区長自らが律して、区の職員の人事評価に当たる。また、今の委員の御質問のあった、何か方針を立てるというふうには考えてはございませんで、中野区の基本構想・基本計画にのっとって人事施策を進めていければというふうに考えてはいるところでございます。

平山委員

 基本構想や基本計画にのっとった人事施策というのはどのような人事施策なんですか。

吉沢総務部職員課長

 中野区の人材育成基本方針を立てさせていただいたところではございますので、基本計画の、基本構想の実現に向け人事施策を進めていければというふうに考えてございます。

平山委員

 人材育成基本方針はあると。ただ、要は、あの計画というのは職員を育てようという中身なんですね。そうじゃなくて、経営する側が、職員を育てる側がやっぱり一定の指針なり方針なりというものをきちんと職員に対しても示していったほうがいいんじゃないかという趣旨でお伺いをしたんですが、そのおつもりはないということでいいんですか。

吉沢総務部職員課長

 委員御案内のある意味経営理念というようなところかとは思うんですけれども、今後、区長をはじめ経営側が何か発するものがあれば、研究してまいりたいというところでございます。

平山委員

 基本構想だとか基本計画だとかとおっしゃっていたんですが、こちら側が求めているものは、そこには何も示されていないんですよ。だから、あえて申し上げたのと、やっぱり経営側の姿勢というものを私はきちんと見せていくということが、今の当区にとっては必要なことなのかなと思ったんですが、大変残念です。

 二つ目、そのときに一つのデータとしてお示しをしたんですが、管理職試験の需要数に対して、申込者数がここ数年で年々減少していっています。ついに、今年度は23区最低になりました。この状況をどのように分析されていますか。

吉沢総務部職員課長

 今、ちょうど年代的にも、40代の前半の層というのが中野区においても非常に人数的に少ない世代でもあります。若手の職員が前倒しの管理職受験については、かなり率は伸ばしてきているところでございますので、今、現状としてはかなり低いことは承知はしています。非常に厳しい状況であることも認識はしているところでして、先ほど中村委員の御質問にもお答えしたとおり、一足飛びでは何か飛躍的に倍増する、3倍になるということは、今、現状としては難しいのかなというふうに考えてございます。

平山委員

 いや、一足飛びで変わるということは当然あり得ないでしょうと。確かに、2,000人体制を目指す中で、バランスがひし形というのかな、少しいびつになっている。それによって、ちょうどもともとなる層が少ないというのがあるというのは承知をしています。ただ、この数値だけを見ると、決してそれだけとは言い難いのかなと思っているんです。だから、それを、どのような要因があるというふうに分析をされているのかというのをお伺いしたいんです。

吉沢総務部職員課長

 人数が少ない中でも受験されている区もあろうかと思いますので、認識とすれば、管理職になるハードルの高さといいますか、厳しさゆえに、ちょっと一歩控えている職員が多いというふうな認識をしてございます。

平山委員

 当区のハードルが高いんですか、他区と比して。それはどういうところがハードルが高いんですか。

吉沢総務部職員課長

 他区の比較をしたわけではないんですけれども、隣の新宿区なんかはかなり受験率も高いというふうには人事担当課長会の中でも聞いていますので――失礼しました。当区だけが厳しい状況ということではないのかもしれないんですけれども、一つ、受験を控える、一歩受験にまで至らないというところは、厳しいがゆえにというところが私の認識としてはあるところでございます。

平山委員

 厳しいというのは、どっちの厳しいに捉えればいいんですかね。捉え方によっては、非常に管理職のハードルというのが高いので、中野区の管理職の方は他区と比して極めて優秀だというふうにも取れるわけなんですよ。でも、そうじゃなくて、何が厳しいか。厳しいという言葉で表現されると、どっちにも取れるので。ちょっと分かりづらいので、もう少し表現を変えていただけないですかね。

海老沢総務部長

 管理職の受験者数が減少しているというところについては、ほかの区の例を見ても大体そういう傾向にあるというのは、やはり団塊の世代が退職をして、そこの層が少なくなっていると、先ほど申しました。それが一般的要因としてあるかというふうに思っています。我が区の状況でどうかというところを、他区と比較してというところはなかなか今のところ把握していないところではございますけれども、やはりワーク・ライフ・バランスという面で、管理職と生活の両立といったところで、なかなか難しいという声は私のところにも入っておりますし、そういったところで一つ足踏みをしているという職員もいることは確かだというふうに考えております。

 それに対して、どうやって管理職層を育てていくか。これは我が区の組織の屋台骨を今後支える人間をどうやって育てていくかというところでございますけれども、人材育成基本方針の中にも書かせていただいたんですが、やはり若いうちからキャリアデザインをしっかり示して、意図的にそういう管理職層を育てていくと。将来が見えるような形で育てていくというようなことも必要かなというふうに考えていますので、そういった情報提供ですとかを今後は充実していくということとともに、そういった意欲が湧くような意識付けをするような取組、投げかけというのを増やしていきたいというふうに考えています。

平山委員

 未来のことよりも先にまず足元のこと、現実をきちんと踏まえていただきたいなと思っているんです。今の課長と部長の御答弁をお聞きして、大変不安だったのは、両方とも他区のことは分かりませんがとおっしゃるわけなんです。他区のことが分からないで、今の中野区の現状って、分析するのってなかなか難しいわけですよね。そういう状況の中で、どうして人材育成基本方針なんていうものがつくれるんだろうと。どんな分析の下でつくられたんだろうと不安に思ってしまうんです。

 だから、今まずやるべきことは、決して皮肉な意味で言うわけではなくて、あくまで現実としてですよ。要するに、前の田中さんという区長の時代はトップダウンだというふうに言われた。現実、そうでありました。管理職のなり手が少ないと言われていました。現区長、酒井区長になられて、ボトムアップでいきますよと。職員とも対話をしていきますよと言われた。そういう取組をきっとなされているんだろうと思います。にもかかわらず落ち続けているんです、この5年間。ここをちゃんと捉えたほうがいいと思うんですね。今、23区最下位という、落ちるところまで落ちてしまったわけなんですよ。ここはやっぱり真剣に受け止めていただいて、やっていただきたいなと。中だけを見て、数が少ない、労働環境が悪い、何とか。じゃあ、ほかの区はもっと恵まれているんですかと。ちゃんと比較をしてほしいんです。その上で、どうやって職員の皆さんに今以上に意欲を持って取り組んでいただこうということをぜひ御検討いただきたいと思っています。本当はそのために、いわゆる人事に対する、経営に対する哲学を示していただきたいというふうな思いでいるんですが、これに対してはなかなか難しいということなので、せめて他区ときちんと比較をした現状分析をまずやっていただきたいと思いますけど、どうですか。

海老沢総務部長

 他区と比較という委員の御指摘でございますけど、もっともなところがあるというふうに考えておりまして、やはりほかの区とベンチマークをしまして、我が区との比較をすると。その中で、欠けている部分があれば、その部分をてこ入れをしていくということは大切だと考えております。そういった意味でも、そういう比較をした中で、そういった管理職の受験者数が増えているところとか、どういった取組をやっているかといったところについてもしっかり研究をしながら、取り入れるところは我が区に取り入れていくという形で進めたいと思います。

平山委員

 よろしくお願いします。これは今の当区にとって極めて重要な課題、最重要課題の一つだというふうに思っていますので、ぜひよろしくお願いします。

 続けて、本来はここではないのかもしれませんけど、常任委員会になってしまうと、もう条例案と一緒に報告がなされると思いますので、職員定数の話だけ少し、数問だけ伺わせていただきます。これも一般質問でお尋ねをしました。懸念をしているのは、今まだ方針が決まり切っていない、例えば子育て施設の在り方とか、そういったものがありますよね。どういう体制でいくのか決まり切っていない。その中で、2,100人というアッパーを設けようとされている。これは、例えばそこの議論がどのようになったとしても、この2,100人を上回ることはないというお考えということでよろしいんですか。

石橋総務部人材育成担当課長

 極論を言えばそのような形で考えています。今、2,100人にしましたが、大きな考え方としては、2,000人体制と理念としては変わっていなくて、増えた100人というのが、不可避的に増えた児童相談所だとか、あるいはケースワーカーだとか、あるいは再任用職員のフルタイム化だとかといったところが、この10年間でこのぐらいになるだろうという形で追加したものでございます。もちろん新しいニーズについては、必要な定数としてそこに考えなきゃいけない。ただ、その分だけビルド・アンド・スクラップという形で、どこか削れるところがあるだろう。当然、その新しくできた仕事の中で、係の中で減らして、あるいは無理ならば課の中で減らして、あるいは部の中で減らして、最終的に全庁の中で減らしていくと。その中で、2,100人の中で10年間コントロールしていくというのが大きな理念でございます。

平山委員

 そうなったときに、新たな例えば方針が今まだ検討途中の中で示された。そこでは、非常に経営努力をして、民間活力も大いに活用していこうというような方針が仮に示されたとしますよね。そうなると、かなり余裕が出てしまいますよね。となるので、このタイミングじゃなくて、そこを待ってアッパーを決めるということのほうが、10年先というのを考えたときには、より適切な上限数になるんではないかと思っているんですけど、それはどうですか。

石橋総務部人材育成担当課長

 委員おっしゃるようなこともあろうかと思います。それは減らすという形で、まだ2,100人でなく、さらに2,000人あるいは1,900人といったところの可能性も当然、今の中で求めてきたようなところでございます。ただ、一方で、組織の中で運営をしていくと、人を増やすというようなベクトルが多いというのが担当としての実感ですので、そういった意味で、2,100人という上限の中でコントロールしていくというのが現実的だというふうに考えて設定したものでございます。

平山委員

 10年間の人口推計はどうなっていたんでしたっけ。人口推計と比較されたりもして決められたんでしたっけ。要は、行政需要が増えるというもので、人口自体が増えると当然行政需要は増えますよね。もちろん違う形でも行政需要って増えていく。その増える行政需要って何なんだろうということを考えるときに、一つキーワードになるのは人口なんですよね。人口についてはどうお考えなんですか。

石橋総務部人材育成担当課長

 そういった意味では、将来の人口、この10年間ということを加味した定数とはなってございません。

平山委員

 これも、保育園のいわゆる空きという状況が想定よりも随分早く訪れました。東京の一極集中ということも、もしかすると想定よりも早く人口が減していってしまうようなこともあり得るのかなと、いろんなことを危惧したりしているんです。そういうことも考えていかなきゃいけないな。ただ、それを10年間の間で想定するというのはなかなか難しいとは思っているんですけど。お聞きをしている限りにおいて、2,100人というのが積極的な改革の数字にも思えないし、それがあることによって本当に抑えになるのか、それとも2,100人まではオーケーになるのかというのがよく分からない。だったら、あえて上限の定数って定める必要があるんですかねと思っているんです。

 一般質問で申し上げたように、いやいや、今まだこれからのことについて大きな課題が、まだ結論が出ていない。だから、この結論が出るまでの間は、来年度を見越した条例数を出して、2,000人をオーバーするのであればですよ。それ以降に決めるというのも一つの手だろうし。そもそも2,100人という上限自体を設けるというのも、別にいろんな自治体がやっているわけじゃないですからね。いや、そういう意味での上限ですよ。だから、そこはどうなんだろうという気はするんですけど、やっぱり上限というのは必要だというお考えなんですか。

石橋総務部人材育成担当課長

 上限は必要だというふうに考えています。10年の中でコントロールしたいと。2,100人という条例で上限を定めるというところが一つと、毎年の定数管理計画をローリングしていく中で、その中で今年はこれだけ必要だと。今後、こういうふうな形で増えていくと想定される。なので、今年はこの中でコントロールしなきゃいけないというようなビルド・アンド・スクラップを各課のほうに庁内のメッセージとして伝える意味では、このセットですね。条例と定数管理計画がセットで、定数を管理・統制していきたいというふうに考えてございます。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、156ページから157ページ、2目人材育成費について質疑はありますか。

中村委員

 総括質疑でも研修の話はさせていただいておりまして、職員研修費のところで、令和2年度よりも微増というところなんですね。それから、特別区共同研修等分担金は、こっちは微減なんですよね。令和元年度と比べるとやっぱりかなり減っていて、私が総括質疑で取り上げたのは民間研修なんですけど、研修全体として、ちゃんとしっかり足りているのかなというところが少し、金額的なところを見ると心配な状況なんですが、そこら辺はいかがお考えでしょうか。

石橋総務部人材育成担当課長

 結論から申し上げて、やるべき研修はできているかなというふうに思っています。微増というところでは、微増なのでほとんど変わりはないというふうに思っていただければと思います。予算の中で、令和2年度はまだ新型コロナ前だったので、予算の段階ではですね。フルに積んでいて、それを見た上で、令和3年度については、やるべきところは必ずやって、いわゆる政策形成というか、ここも大事なんですが、ちょっとレベルの高い付加的な研修を見直しながら、予算を設定して実行したというようなところでございます。

中村委員

 分かりました。とはいえ、これまで積んでいたものというのは必要だから積んできていて、実施をしてきたという過去の経緯はあると思うんですよね。令和4年度ってどうなっているんでしたっけ。少し増えている状況でしょうか。

石橋総務部人材育成担当課長

 予算ベースで言うと、区の研修につきましては、令和3年度が950万円程度、それから、令和4年度については1,150万円程度といった形で、200万円ほどですけども、増えてございます。特別区の研修につきましても、令和3年度が950万円程度、それが、令和4年度が1,200万円程度という形で増加させてございます。

中村委員

 ありがとうございます。分かりました。これに関連して、各部で職員研修計画というのを定めているかと思うんですけれども、その状況というのを教えていただいてもいいですか。

石橋総務部人材育成担当課長

 まず、年度当初に毎年の研修計画というのを人事のほうで策定をして、1年間のプログラムを設定してお見せすると。それと同時に、各部のほうにも人材育成の、どんな人材が必要なのかといったところと、それをどのような形でアクションしていくのかという、各部の人材育成計画をつくって、実行していただくというような仕組みになってございます。

中村委員

 ありがとうございます。今回決算書を見させていただいていて、もちろん工夫をして、研修を別の形で実施をしたから未執行とかということもあったんですけど、そうじゃないところも見え隠れはしていて。どうも部課長によって、職員研修計画のところの取り組む姿勢というんですか、思い入れというか何というか、取組の濃淡があるように感じているんですけれども、そこら辺は人材育成担当課長としてはどのように捉えていらっしゃるでしょうか。

石橋総務部人材育成担当課長

 各部の人材育成計画というのは、部長の責任、課長の責任においてつくっていくので、それがうまくできていないということであれば、そのような形だと思います。ただ、我々の反省点としては、そのような形で各部のほうに研修計画という形で出していただくんですが、その後のフォローだとか、その経過だとか、連携すべきところはするんですが、うまく関与し切れていないというところがありますので、そこはちょっと強化していきたいと、人事としての役割として、というふうに考えてございます。

中村委員

 ぜひそこを徹底というか、しっかり取り組んでいただきたいなというふうに思っておりますし、やっぱり定数は増やすとはいえど、とはいえ、そこは児童相談所だったりとかという必要最低限のところだと思うんですね。やっぱり今の職員が足りない、足りないというふうにいろんな部署から聞いていますけれども、そういった少数精鋭でやっていくという体制は変わらないとは思うので、やっぱり人材育成というところが非常にキーとなってくるのかなというふうに思っておりますし、こういった職員研修計画というところをしっかりと実施していただくというところも、しっかりと人材育成担当課長のところで見ていただきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

長沢委員

 私も研修のところで、職員の研修の経費が791万円余あります。それで、いや、別にこの金額云々という話じゃなくて、職員の研修というのは、今もお話があったけど、管理職の研修であるとか、係長、主査のであるとか、入職何年目とかありますよね。それで、そこに対象になる方がいて、そういうのを積算してこういう金額を出していると思うんですね。例えば年間で言えば、職層でこれぐらいいらっしゃって、対象がこれだから幾らというか、積算して、そうやって出していくのかなと思うんですね。ただ、このときの、じゃあ、予算に提案した時期というところでは、研修の中身というのかな、テーマ、こういうのはもう決めているものなんですか。

石橋総務部人材育成担当課長

 ほぼ決まっています。職層研修については、やるべきこと、例年と基本的に同じようなことをやっていって、ブラッシュアップするような形になりますけれども、決まっていないことというか、大まかにしか決めていないのは、政策形成研修みたいな形で、ある特定の課題、大きな課題、例えばSDGsだとか、そういったところのテーマに沿った形は、こんな形でやりたいというぐらいは決まっているんですが、具体的などんなプログラムというのは、入ってから詳細を決めていくというようなところでございます。

長沢委員

 一つ、その二つ下に特別区の共同研修の分担金とあります。これ、特別区でやる研修があるんだと思うんですね。これというのも対象となる、あるいは何回やってとか、やっぱり同じように年度始まりにもうテーマとしては決まっているものなんですか。というのは、ごめんなさい、ちょっと具体的に忘れちゃったんだけど、民間の多分職員研修の、どこかの民間のところでの研修に参加をした、これが1回あって、もう一回は特別区のを使ったというから、もともとは予定していなかったのにそれをしたのかなというふうに――ちょっとごめんなさい。具体的なところを失念しちゃったんだけど。だから、この特別区でやる共同研修というのはどういう仕組みになっていて、そこのところをちょっと教えてください。

石橋総務部人材育成担当課長

 特別区の研修のほうがより細かく決まっています。すごくメニューが多くあって、各部のほうに、来年こんな研修があるから何人ぐらい受けるのかというような調査をまずさせていただいて、そこで、まずやるメニューで均等割みたいな形で金額が決まっていくのと、受ける人数も決めていて、それで金額が積算されて、分担金という形で支払う形になります。

長沢委員

 ちょっとそこはあれなんですね。もっとメニューがいっぱいあって、そこは選べるような感じになってもいて、人数。それは、じゃあ、結局、中野区としては、来年はこういう人たちを対象に、これぐらいの人数で、このテーマ、幾つかのところを選んでというところで、それが分担金という形で。残が出ちゃっているというのは、人数の関係なのか、新型コロナのあれだったから何か違うのか、どうしてもこれは生まれるもの。どういう形で分担金と分担金の残という形が出るのか、ちょっとそこも教えてください。

石橋総務部人材育成担当課長

 基本的に、分担金で支払った分については、そのままが経費としてかかります。ここに出ている20万円というのは、ちょっと別の分担金で、23区の第4ブロックという近隣区5区でやっているものがありまして、人事担当で集まって。そこで、やるべきものがあればという形で予算を計上しているんですが、ここ2年は新型コロナの関係でやらなかったといったものでございます。決算の中ではまだ表れていないんですけれども、令和2年度、実際に特別区の研修で、やっぱり新型コロナで大幅にやらなかったものが多いので、それは令和2年度じゃなくて、令和3年度でもなくて、令和4年度のほうで調整するというような形で今、特別区のほうで検討しているところでございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、158ページから159ページ、3目福利・健康管理費について質疑はありませんか。

中村委員

 すみません。職員健康管理のところで伺いたいんですけれども、まず、メンタルヘルス相談委託のところが、少し金額が令和2年度よりも上がっていて、ここの、昨年度の決算のところで聞いたときに、こころとからだの元氣プラザと神田東クリニックというところに委託をしていてとかという話をされていて、その相談の件数というんですかね、分かれば教えていただきたいんですけれども。

吉沢総務部職員課長

 令和3年度、昨年度のメンタルヘルスの相談件数につきましては、精神科医が178件、それから、臨床心理士が126件、それから、保健師への相談が298件というところで、合計が602件ということであるんですけれども、保健師の相談件数が減ってはいるんですけれども、こちらは電話相談も含めていまして、令和2年度のときにはかなり、新型コロナの感染でありますとか、そういった問合せも含めた相談が含まれておりましたので、100件ぐらい上回っているというところでございます。

中村委員

 分かりました。資料を出していただいていて、総務の76ですね。給与支給率別病気休暇・休職の職員数で、病気休暇が13名で、病気休職、給与支給率が100分の80の方が23名、支給なしが3名ということで、かなり増えているなというように見えるんですけれども、これはやっぱり新型コロナとかの原因があるんですかね。どういった理由で、こういった病気休職、病気休暇に至ってしまっているかという分析というのは、職員課としてはできていらっしゃるんでしょうか。

吉沢総務部職員課長

 御提出させていただいている資料の次の総務の77のほうにつきましては、病気休職という形でお示しをさせていただいています。そちらを御覧いただきますと、昨年度、令和3年度が39人、令和2年度が36人でございました。その内訳としますと、メンタル不調の方が昨年度、総務77のほうの39件のうちの30人でございました。令和2年度は、メンタル不調の方が31人だったというところでございます。委員御案内の病気休職、令和3年度23人ということになっているんですけれども、中には新型コロナに罹患された後に、後遺症で病気休職にまで至っているという職員も数名はおりますので、そういったことも少しずつ増えつつあるといいますか、令和元年度までとは違う傾向にはなっているのかなというのは分析しているところでございます。

中村委員

 新型コロナの後遺症で休まれている方がいるというのは結構衝撃的だなと思うんですけれども。新型コロナが影響して、お仕事のほうが忙し過ぎるとか、過労的なところでのこういった病気休職という影響はなかったんでしょうか。そこは把握されていますでしょうか。

吉沢総務部職員課長

 業務繁忙により新型コロナの後遺症が出ているかまでは聞き取っているわけではないんですけれども、職場はそれぞれ様々でございまして、今年度になりますと、やはり昨年度以上に新型コロナの10日間の事故欠勤後も休暇をされている、病気休暇並びに病気休職にまで至っている職員がおりますので、因果関係、職場の繁忙さというよりは、個々それぞれ後遺症の出方というのは本当に様々なのかなというふうには考えているところでございます。

中村委員

 ごめんなさい。後遺症の話とは別で。後遺症の方がいらっしゃるのは理解しました。それとは別で、仕事自体がすごく、要は、例えば保健所とかだと、やっぱり部署によってはすごく忙しくて、新型コロナの影響で。そういった過労のほうが原因で、こういう病気休職、休暇に至っている人はいないんですかねという質問です。ごめんなさい。

吉沢総務部職員課長

 大変失礼しました。安全衛生委員会のほうでも御報告しているんですけれども、メンタル不調等々の方が、令和元年度、平成30年度から増えつつあるという傾向にはあります。その事情は、やはり保健師、産業医からも聞き取る限りでは、個々事情は本当に様々でございまして、仕事の方も中にはいらっしゃいますけれども、中には本当に御家族のこと、それから、御親族のことでメンタル不調になっている方もいらっしゃいますので、必ずしも仕事が繁忙で長時間労働の人が、その職場がメンタル不調者が多いということではないことだけは確認できております。

日野委員

 私もメンタルヘルス相談委託について伺います。まず、これ、予算書のほうだとメンタルヘルス等相談委託となっていて、「等」が入っているんですけど、決算書のほうではメンタルヘルス相談委託になっていて。これって何か、「等」って、もともとメンタルヘルス以外で予定していたものというのはあったんでしょうか。

吉沢総務部職員課長

 この令和3年度におきましては、予算の中ではセクハラ・人間関係ホットラインという相談業務があるんですけれども、そちらを令和2年度の組織・人事の予算の中から健康管理のほうに移したという経緯があります。その関係もあって、令和2年度から令和3年度の予算書の中では、メンタルヘルス等という形でこのセクハラ・人間関係ホットラインの委託、予算額49万5,000円をこの中に含めさせていただきました。実質的には、このセクハラ・人間関係ホットラインというのがメンタルヘルス事業に伴うというところでございますので、この中で、決算の中では含めさせていただいておりますので、令和2年度からの予算の変更に伴って「等」と入れさせていただき、セクハラ・人間関係ホットラインの電話相談の、ウェブ相談のものがこの決算の中でも入ってございます。

日野委員

 ちょっと聞いていて理解ができなくて。そのセクハラの、それはここの事業の実績の中には入っているということですか。

吉沢総務部職員課長

 この49万5,000円が――ごめんなさい。失礼しました。メンタルヘルス相談委託のところに予算は計上したんですけれども、失礼しました。決算上は、その下の健康管理室保健指導運営等の「等」のところでの内容がセクハラ・人間関係ホットラインというところでございます。大変失礼しました。

日野委員

 分かりました。じゃあ、これは、予算書には「等」と入っているけど、要は、メンタルヘルス相談委託のみということですね。分かりました。

 今、中村委員のほうからいろいろと質疑があったので、数とかについては伺いましたが、これ、資料でも病気休職者数、令和3年度39人となっていて、増えてきているのかなと。これ、ちょっと分かるかどうかなんですけど、例えば新人の職員の方の割合が多いとか、そういったところって分かりますか。正確な数はいいんですけど。

吉沢総務部職員課長

 年齢構成は本当に様々でございまして、50代の職員もいれば若手職員も、当然若手職員、この5年間で500人余の採用もしておりますので、パーセント的にはほぼほぼどの年代もいらっしゃるというようなところでございます。

日野委員

 それぞれの御自身の状況というのが、仕事なのかそうではないのかとか様々だと思うので、これは一概には言えない話なんですが、今、こういうコロナ禍になって、また、社会的な状況というのも大きく変化している中で、さらに、自治体でもDXって進めなきゃいけない、いろんな仕事の在り方も変わっていかなきゃいけないとかという様々な変化がある中で、私もちょっと一般質問でもさせていただいたんですが、今、ずっといるこの職場の中でも、改めて学び直さなきゃいけないことがあったりとか、また、その支援の在り方という部分、そういったところというのも、今後やっぱりしっかり見ていかなきゃいけないんじゃないかなというふうに思っているんですね。それをやることでこれがどれだけ減るかとかというのは分からないですけれども、ただ、やっぱり大きな変化があるという状況の中で、そういう人材育成という部分では非常に必要な部分かなと思っていまして。なので、そういった部分としてはどうお考えになっているでしょうか。

石橋総務部人材育成担当課長

 委員おっしゃるとおり、学び直しというか、様々な課題が今多くなってきまして、いろんな職種においても、自分がリカバリーしなきゃいけない知識も多くて、しかも委員おっしゃるとおり、DXというところが急速に進んできて、その中で、どのように仕事の仕方を変えていくのかといったところも必要なってきます。今、先ほどの研修メニューというところもちょっと御紹介したとおり、特別区の研修というのはすごく、区の研修も含めてメニューが豊富です。新しい課題にも対応できるような研修メニューとかもありますので、そういったところを提示しながら、さらに、これから導入する予定の人材マネジメントシステム等々うまく活用しながら、不安感を解消するような、あるいはキャッチアップできるような、そんな仕組みと、あと、ちゃんとした管理職のフォローといったところを組織的に対応してきたいというふうに考えてございます。

日野委員

 ぜひ丁寧に見ていただきたいなというふうに思います。

 もう1個、すみません。ちょっと先ほどのお話に戻るんですが、予算書のほうで、メンタルヘルス等相談委託となっていて、この「等」というのがもともとセクハラ相談だったと。それが健康管理室保健指導運営等、こちらに移ったということだったのかなと思うんですけど、そうすると、メンタルヘルス等の「等」というのは誤りだったということなんですか。ごめんなさい。令和4年度はどうなっていますか、令和4年度予算のところでは。

吉沢総務部職員課長

 令和4年度の予算、いま一度確認させてください。

主査

 答弁保留ですね。

若林委員

 福利厚生について伺います。これ、中野区職員互助会補助というものなんですが、これ、区職労と同じもの。

吉沢総務部職員課長

 はい。その補助金として出しているものでございます。

若林委員

 それで、これ、シーリングをかけたときに、思いっきり半額になっていて、職員の方々のやりがいとか失われるのを心配して質疑をさせていただいたんです。今回、半額にして予算をやっていただいたものに対して、やっぱり何か不都合とか、そういうのはありましたか。

吉沢総務部職員課長

 昨年度来、委員のほうから御案内いただいたとおり、金額的に基金のほうから取り崩した上で令和3年度は取り組んだというところでございまして、令和4年度につきましては400万円ほどまた増額はさせていただいております。予算分科会の席上でも御報告差し上げているんですけれども、ちょっといま一度、年次、3か年とか、一気に戻すという御議論もいただいたと思うんですけれども、3か年ぐらいかけてこの補助金額については戻していきたいというところで考えてございます。

若林委員

 職員も増える計画などをかけていると、やっぱりこういうものに対してもある程度増えていくんじゃないかなと思いますが。ちょっと、この職員互助会というもの、要は区職労というものの政治的活動とかいうものは、どこら辺まで許されているというか、政治的なものの活動はできるものなんですか。

吉沢総務部職員課長

 委員御案内の区職労に対する補助金ではなく、職員互助会への補助金になりますので、互助会の会員になっている方々への補助金になりますので、区職労への補助金ということではないものになります。

若林委員

 じゃあ、互助会と区職労は別物ということですね。じゃあ、互助会は、もちろん互助会だから政治的活動は一切ないですよね。区職労に関しては、ある程度あるというもの。それは答弁できるかな。関係ないけど。(「いやいや、駄目でしょう。公務員だもの」と呼ぶ者あり)公務員か。公務員だから、もちろんあまりよくはないですよね。よくないというか、駄目ですよね。いいですね。駄目ですね。分かりました。ありがとうございます。

吉沢総務部職員課長

 そのとおりでございます。

若林委員

 今、そのお話を伺ったことで、次の庁舎管理とか、そっちにも関わっちゃう話かもしれないんですが、どこで質問していいか分からないので、そのままここで質問させていただくんですが、福祉売店の裏に区職労の掲示板があるの、御存じですか。そちらのほうに、今回の安倍総理の国葬に関してのチラシで、9月27日、国会正門前大行動、国葬反対、参加される方は、準備の都合上、事前に組合事務所に連絡くださいというチラシがそこに貼ってありました。これというのは、ここ、区民の方も通る場所なんですよ。そこにこれが掲示されている。これはいいことなのか悪いことなのかという話なんですが、誰に聞いていいかも分からないし、誰が答弁いただけるかも分からないんですが。だから、庁舎管理とか広報とかの話になると思うんですが、そこら辺は御存じでしたか。

吉沢総務部職員課長

 はい。掲示されていることは存じ上げておりました。

若林委員

 じゃあ、掲示されていることを存じ上げていた、知っていたということは、許していたということでいいんですか。許可を出していたということでいいんですか。

吉沢総務部職員課長

 確かに職員課の管轄している掲示板にはなります。掲示されていることは存じ上げてはいたんですけれども、特に何か事前に許可を取ったりとかということではなく掲示されていたというところでございます。

若林委員

 先ほど、政治的なもの、公務員である中で、やっちゃいけないというお話を伺った後にこの話をさせていただくので。これ、おかしくないですか、政治的なものとして。例えばですよ。区民が見えない裏側に貼っておくとかだったらまだいいけど、ここ、区民の方が通る場所。区役所内に政治的なものをおっ広げて貼ってある。しかも知っていた。でも、誰が貼ったか分からない。我々議員の控室ですら表に貼るのは避けて、室内でそういうものを貼りましょうとやっている。これ、知っていてこのままほっておいたということですか。誰が許可を出したんですか、これ。ちょっと教えていただけますか。

吉沢総務部職員課長

 許可を出したという意味においては、職員課のほうで許可を出しているというところでございますので。ですので、そこはちょっと……。

海老沢総務部長

 組合の掲示板については、場所の貸出しとか、そこの場所を使っていいということについては職員課のほうで許可をしておりますけども、そこの管理としては、自主的な管理ということになっているというのが実態でございまして、そこにそういった、区役所の1階として不適切なものが例えば貼られていたということであれば、やはり組合に対して抗議するとか、撤去するというようなことも申入れをする必要があるのかなというふうに考えます。

若林委員

 そこに貼ってあるのは自治労新聞とか、あと、特区連とか、そういう新聞類は貼ってある。まあ、それは。でも、これ、明らかに。知っていた。知っていて、そのまま止めずにやらせていたというのはどういうことなのかな。これで何かいろんなものが変わっちゃったら、この記事だけでね。反対運動へ行った人も、これを見て、いるかもしれないけど、そういう行動に影響が出るものを載せていて、それを知っていて掲示をさせておいた。これ、広報か庁舎管理か分からなかった。でも、どちらにしろ知っていたと今聞いたから、とんでもないことだと思うんだけど、どうですか。

海老沢総務部長

 申し訳ございません。私、ちょっと存じ上げていなかったところでありまして。どういう判断をするべきなのかというところは、ちょっと内部でも議論が不足したかなというふうには思ってございますので、今後、そういったところが発見されましたら、内部で早急に議論をして、そういった申入れ等を行うとか、そういったことは対処をしていきたいというふうに考えています。

若林委員

 まず、これからはこれからだけど、これ、どうしますか、この処理の仕方。

主査

 分科会を休憩します。

 

(午後2時34分)

 

主査

 分科会を再開します。

 

(午後2時37分)

 

 答弁保留にして、とりあえず先に進めていいですか。

 

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、答弁保留を除いて進行します。

 次に、160ページから161ページ、3項施設費、1目施設保全費について質疑はありますか。

日野委員

 施設改修・保全工事の庁舎他区有施設営繕工事で、これが弥生福祉作業所と白鷺保育園で、予算書では宮の台児童館となっていまして、そのほかと。不用額が4,500万円余となっているんですけども、これは不用額は、予定していた工事、どこかできなかったということですかね。

髙田総務部施設課長

 区有施設の工事は施設課のほうでは48件やっておりますので、そちらの契約落差となります。

日野委員

 これ、工事費残となっているかと思うんですけど、全て契約落差なんですか。

髙田総務部施設課長

 すみません。契約落差もありますが、当然契約不調もありましたので、1件大きなところでいきますと、大和区民活動センター冷却塔改修工事がこの令和3年度できませんでしたので、令和4年度予定をしております。

日野委員

 ちょっとこの不用額のやっぱり書き方というか、これだと残だけになっていて、契約落差とか、ちょっとその辺というのをもう少し分かりやすく書いていただいたほうが。これは全体的な話なんですけど。これ、もう少し書き方ってなかったんですかね。

髙田総務部施設課長

 工事件数が今回も48件とありまして、個別それぞれ違いますので、それを全部ちょっと表現するのは難しいと考えております。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、160ページから163ページ、2目庁舎費について質疑はありますか。

中村委員

 庁舎管理のところで、昨年もスケールメリットの話をさせていただいてはいるんですけれども、それぞれ清掃業務だったり警備業務だったり、電話交換業務、廃棄物処理委託、いろいろあるんですけど、新庁舎に向けてなんですが、どうなるのかというか。こういったところをスケールメリットとして何か一緒に委託をしたりとか、そういったことって、今考えられていることってあるんでしょうか。

天野総務部DX推進室庁舎管理担当課長

 今、委員からお話のありました庁舎管理に関する業務、まとめてやるといったところでございますけれども、こちらにつきましては、まとめることによって事務手続が簡略化されるですとか、様々なメリットがある一方で、各業務をまとめることによりまして、対応できる業者数があるかどうか、また、まとめることによって、まとめ方によっては追加の取りまとめに係る経費がかかってしまうだとか、いろいろなメリット・デメリットがあるというふうに認識をしてございます。あと、新庁舎に向けては、床面積、規模的にも1.7倍になるということで、各業務単体でもそれなりのボリュームが出てくるといった個別の事情もあるように認識をしてございます。そういった様々な状況というのを見定めながら検討していく必要があるというふうには考えてございます。

中村委員

 分かりました。そうですね。面積も1.7倍になるということで、かなり金額も上がってくるのかなというふうに感じておりますし、そういった意味でも、いろいろと試行錯誤をしていただいて、どういったものが最適なのかというところは模索をしていただきたいなというふうに思っております。

 それから、163ページのほうで、公共料金というふうにありまして、光熱水費と電話料とあるんですが、令和2年度から比べても微増というか、増えている状況です。昨今の状況を踏まえて、現状どうなっているのかなというところが非常に気になるところなんですけれども、お答えできる範囲で教えていただくことってできますでしょうか。

天野総務部DX推進室庁舎管理担当課長

 現状ということで、令和4年度の直近の状況ということでお答えをいたしますけれども、皆さん御案内のとおり、ウクライナ情勢ですとか様々な状況がございまして、電気料金、ガス料金ともにやはり増加傾向にあるといったところでございます。現状としましてはかなり消費をしてございまして、予算ベースで言いますと、もう年明け1月、2月頃には予算を使い切ってしまうような状況になっておりますので、現在、財政課のほうとも今後どうするのかといったところを協議・調整させていただいている、そういう状況でございます。

中村委員

 分かりました。さらに、新庁舎に向けては、庁舎の規模も大きくなる中で、ここの部分というのも非常に大きくなるのかなと思っているんですけども、そこの見込みってどんな状況なんでしょうか。

天野総務部DX推進室庁舎管理担当課長

 先ほど規模が1.7倍になるというふうに申し上げました。当然床面積が増えますので、それなりに庁舎で使う光熱水費、エネルギー量というのが増えてまいります。一方で、特に空調設備等ですけれども、新庁舎に移ることによりまして設備機器も替わるといったところも、それも最新のものに替わるといったところももちろん、あと、動かし方がガスを主流にするのか電気を主流にするのかといったところも大きく変わってきますので、なかなか一概には申し上げにくいんですけれども、規模が1.7倍になるから、そのまま光熱水費が1.7倍になるというところまで行かないのではないかというところのレベル感まで今はつかんでいるといった状況でございます。

中村委員

 分かりました。機器は、省エネになるというか、そういったものになっていくでしょうし、今のこの古い庁舎の中では、なかなか断熱もできていないような状況もあるのかなと思うので、そこはまた精査をしていただいて、どこかでお示しをいただけたらいいなと思っております。

 最後に、すみません。ここの163ページの事務費が倍以上になっているんですけど、この理由を教えてください。

天野総務部DX推進室庁舎管理担当課長

 こちらにつきましては、庁舎で使っています新型コロナ感染症対策の消毒液の分の増になります。こちらにつきましては、令和2年度は、恐らくこの庁舎だけではないかと思うんですけれども、まとめて健康福祉費でついていたと思うんですが、それが各施設に散らばってついているというところがございまして、その関係でこの事務費というところが増えているというところでございます。

若林委員

 庁舎管理のところで、庁舎の清掃、あと警備、これは単年度契約。

天野総務部DX推進室庁舎管理担当課長

 清掃業務委託でございますけれども、これは長期の契約となってございます。

若林委員

 警備のほうは。

天野総務部DX推進室庁舎管理担当課長

 警備も同様でございます。

若林委員

 じゃあ、長期契約というもので、たしか去年、6月、7月の間で替わったでいいですか。

天野総務部DX推進室庁舎管理担当課長

 庁舎の清掃業務と警備業務につきましては、昨年の6月末、7月で業者が替わってございます。

若林委員

 その長期契約で替えるタイミングって、前回は何で替わった。

天野総務部DX推進室庁舎管理担当課長

 恐らく、この長期継続契約ですけれども、3年ごとに契約していまして、単純にそこの切替えのタイミングが6月末、7月のところで替わっている。それが継続的に過去から続いているという状況でございます。

若林委員

 じゃあ、3年の様子を見ながら替えていくと。何かあったときは替えると、3年置きにということでいい。

天野総務部DX推進室庁舎管理担当課長

 説明が不足しており申し訳ございません。長期継続契約ですので、何かあったときに替えているというよりも、単純に契約期間が3年ということで、そのまま3年ごとに替わっております。令和3年6月は契約の更新のタイミングでありまして、そのときに手続をした結果、同一業者にならず、契約手続の中で業者が替わったということでございます。

日野委員

 163ページの光熱水費のところですね。令和2年度のときは新型コロナの影響で大分低くなっていたという状況だったと思うんですけど、まずは、令和2年度のときというのは、低くなった理由というのをちょっと教えていただいていいですか。

天野総務部DX推進室庁舎管理担当課長

 低くなった、費用ということかと思いますけれども、令和2年度につきましては、先ほど申し上げましたいわゆる電気料金でいうところの燃料調整費、ガス料金でいうところの原料調整費、これがかなり底値の状況でございまして、料金単価がかなり下がっていたというところが実情でございます。令和3年度、昨年度につきましては、そこから燃料の調整費というのが徐々に上がっておりまして、それで、実は使用量自身は若干、令和3年度、微減にはなっているんですけれども、単価が上がっているということで、決算額上はかなり上振れしている形で、令和2年度に比較すると出ているというのが実情でございます。

日野委員

 そうすると、単価が変わったからということで、じゃあ、令和3年度は、使用量的にはこれまで例年どおりで、あまり変わらなかったという状況なんですかね。

天野総務部DX推進室庁舎管理担当課長

 実際の使用量につきましては、令和2年度に比べると落ちております。これは恐らくなんですけれども、昨年度、夏の空調の負荷というのが、暑い日があまりなくて、その分、実際の使用量自身が落ちているといったところの傾向がどうも見てとれますので、実際の使用の物量につきましては、令和3年度は令和2年度に比べて落ちているというのが実態でございます。

日野委員

 今、御担当、落ちた理由というのがそういうことだろうとおっしゃっていたんですけど、ただ、令和3年度の予算執行方針の中で、区有施設における光熱水費の使用については、節電等の対策を徹底するということによって使用量の縮減に努めることというふうになっているんです。だから、たまたまではなくて、意識的にやっていかなきゃいけなかったはずだったと思うんですけど、そこというのはどうだったんですか。

天野総務部DX推進室庁舎管理担当課長

 令和3年度につきましては、春のときにちょうど電力の供給が逼迫するといったところがございました。そうしたときに、じゃあ、庁舎としてどういう対応ができるんだということで、例えば地下の駐車場の排風機というんですか、そういったものですとか、地下の機械室の送風機、こういったものの運転を調整して節電しましょうとか、そういった取組は、年度末のそういった供給逼迫のときにはやってはおりました。今年度につきましても、そういったことも、光熱水費の状況もございますので、引き続き取り組んでおりまして、庁舎運営をしていく上で、執務環境ですとか来庁者の環境を確保するというところと節電ですとか省エネというのは、引き続き両立できるように取り組んでいきたいなというふうに考えております。

日野委員

 逼迫したときだけではなくて、しっかり抑えていくべきだということではあったと思うので、そこはやるべきだった話だと思うんですね、ずっと継続して。さらに、やっぱり今すごく高騰している中で、このままだと1月ぐらいで予算を使い切ってしまうと先ほどお話があったと思うんですけども、民間だと、もう明らかに節電であったりとか、そういったものを目に見える形でやっていて、やっぱり区としてもそのぐらいやっていかないと、もう既に今、このままだともたないという状況だと思いますので、これは今まで以上にやる必要があると思うんですね。ただ、まだ目に見えて、もっと節電しましょう、節約しましょうというところが見えていない。これはもう本当にすぐにでもやらなきゃいけないことだと思うんですよね。まだまだこれからもどうなっていくか分からないですし。その辺、もっと危機感を持ってやるべきだと思うんですけど、どうですか。

天野総務部DX推進室庁舎管理担当課長

 今年度ですけれども、光熱水費の状況とは別に、今年の夏、特に7月から9月までの間ですけれども、経済産業省のほうからも節電の要請というのが出ておりました。これを受けまして、庁舎管理担当としましても、今、照明の話が出ましたけれども、執務室につきましては照明のいわゆる照度、机の上の照度、こちらを機械的に基準値ぎりぎりまで下げるといった取組、こういったのも行ってはいるところです。

 一方で、今後ということでございますけれども、なかなか光熱水費で言いますと、冷房を稼働させるというところでエネルギーを使っていた。それはやはり熱中症対策ということで、やむを得ないところがあったというのはありますけれども、今後、冬に向けて、じゃ、どこをさらに削減できるかというと、恐らく暖房のところというのが大きく効いてくるのかなと、今までの取組に加えてですね。というふうに考えております。ですので、暖房の稼働時間とか、そういった空調の稼働時間というのをさらにもう少し絞るとか、そういったところを含めて今検討しているところでございます。

内野委員

 ちょっと教えていただきたいんですけど、不用額のところで、執行額では清掃、警備、電話交換、廃棄物処理、樹木管理と五つあって、不用額のところは、清掃が契約落差、警備も契約落差、廃棄物は委託費残、電話の部分と樹木管理の部分はこれ、ぴったり使い切ったということですか。

天野総務部DX推進室庁舎管理担当課長

 電話につきましては1万6,000円予算上足りなくなっておりまして、施設の中で流用の処理をしてございます。また、樹木ですけれども、ちょっと確認させていただきたいんですけども、樹木については単価契約でやっていますので、実際の執行した分はお支払いをしているかとは思います。

内野委員

 これ、じゃあ、入札で毎年やっている。これも長期契約で3年ごと。どっちなんでしょうか。

天野総務部DX推進室庁舎管理担当課長

 樹木管理につきましては、単年度でやっておりまして、実際に例えば除草ですとか、そういったものが必要なときに単価でお支払いすると、そういった形の契約となってございます。

内野委員

 令和3年度と2年度と業者は同じですか。それとも違っていますか。

天野総務部DX推進室庁舎管理担当課長

 令和2年度と令和3年度とも同じ業者になってございます。

内野委員

 ちょっと樹木施策については少し、道路課とか公園課とかと合わせながら、最終的には中野区全体の樹木についての管理という目線で、ちょっとほかとも今後整合性というか、官民で勉強会をしたりとかというので、剪定についてのそういう研修とかもやっていっていただきたいと思います。要望でいいです。

平山委員

 1点だけ。その前に、さっきの日野委員の節電の話は私もそう思っていて。今、店名を言うと駄目ですけど、要するにコンビニとかへ行くと、もう照明も暗いんですよね。中へ入っても、何かあったのかなというような感じ。そうなると、ああ、この店は節電に取り組んでいるんだというのがお客にも伝わってくるわけなんですよ。役所はどうしても区民の皆様のことを考えるから、そこだけは光を落としちゃいけないと考えるかもしれないけども、安全を確保できる範囲の中で、やっぱり役所の電力削減に向けて取り組んでいる姿勢というのをあえて御理解いただくということも大事なことだと思っていますので、ぜひそこも含めて御検討いただければと思います。

 その上で――ここはまだかな。いいのかな。庁舎維持保全もいいんですよね。

主査

 はい、結構です。

平山委員

 庁舎維持補修工事費等、2,762万7,000何がしが執行ですけど、これは何をやられたんですかね。

天野総務部DX推進室庁舎管理担当課長

 庁舎維持補修工事費等ですね。こちらの庁舎建物設備改修工事といいますのが、例えば先ほど空調の話が出ましたけれども、空調の機器が壊れたですとか、そういった比較的大きな補修工事、こういったものが対象となってございます。一方で、庁舎建物設備維持補修、こちらにつきましては、今申し上げたようなものというよりも、例えば設備の部品の一部取替えですとか、そういった比較的安価な補修に当たるようなもの、こういった工事をまとめてこういった形で表記してございます。

平山委員

 その建物設備改修工事、これは何をやられたんですか、2,500万円。

天野総務部DX推進室庁舎管理担当課長

 こちらの内訳でございますけれども、例えば今申し上げたような、庁舎の2階の空調用の熱源機の部品の取替え補修ですとか、あとは、ほかには庁舎のレイアウト変更に伴う電話とか、そういったやり替えの工事ですとか、そういったものが対象となってございます。

平山委員

 要は、令和3年、4年、5年の3年間しか使わないわけじゃないですか。そこに2,500万円かけたものの中で、本当に全部必要だったのかなという。あと1年、2年しか使わないから、ここはちょっと使いづらいかもしれないけど、我慢してよみたいな、そういう取組はあった上での2,500万円なのかなというのをお尋ねしたかったんですけど、どうですか。

天野総務部DX推進室庁舎管理担当課長

 今、委員御指摘のように、庁舎移転を控えておりますので、そういった改修といいますか、そういったものは必要最低限でやるべきだというのは同じ認識だと思っております。今申し上げたような、特に設備機器の関係はかなり、言い方は難しいんですが、だましだまし使っているというような状況でございまして、こちらはどうしてもお金がかかってしまいます。一方で、例えばレイアウトの変更ですとか、そういったものというのは、やはりあと数年しか使わないというところがございますので、それは年度末の例えば組織の変更に伴って、もう必要最低限でできるようにというところの調整は、当然庁舎管理担当としてもした上で、できるだけそういった、機能向上に近いような形の工事というのは抑えるような形で調整をしてやった結果がこの結果でございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行しますが、委員会を休憩します。

 

(午後3時02分)

 

主査

 それでは、分科会を再開します。

 

(午後3時19分)

 

 答弁保留、できますか。

吉沢総務部職員課長

 先ほどの決算説明書158、159ページの職員健康管理のメンタルヘルス相談委託の答弁保留についてですが、日野委員からの御質問に対しまして、大変失礼しました。答弁訂正をさせていただきたいと思います。

 まず、その下の運営委託等のところに入っていると私のほうで答弁させていただいたんですけれども、やはり最初のメンタルヘルス相談委託の中にハラスメント・職場の人間関係ホットラインの49万5,000円は入ってございます。その後の令和4年度の当初予算につきましても、この令和3年度同様にメンタルヘルス等という形で、「等」という表現は入っています。ただ、今回の令和3年度の決算で、あくまでもハラスメント・職場の人間関係のホットラインというのは、メンタルヘルスに関わる相談委託であるということでの判断をしてございまして、この「等」を除いた形での、あくまでもメンタルヘルスの一環の相談委託という形での表記をさせていただいたというところでございます。来年の決算のところではきちっと分かるような形で、この「等」の部分についてハラスメント・職場の人間関係ホットラインについてを相談するなど、表記については工夫してまいりたいというふうに考えてございます。

日野委員

 じゃあ、ちなみに、セクハラのホットラインの、それはこの令和3年度では、相談というのは実績としてはあったんですよね。どの程度あったんですか。

吉沢総務部職員課長

 こちら、電話相談等々の、ウェブ相談での受付なんですけれども、昨年度は6件実際に実績がございました。

日野委員

 じゃ、ちょっと今後、しっかり、これだと埋もれてしまうので、分かるように入れていただければと思いますので、よろしくお願いします。

主査

 では、他に答弁保留。

尾関総務部法務担当課長

 先ほど答弁保留させていただきました国葬の反対集会に係る文書を特別集会室前に掲示されていたということについてのお答えでございますが、地方公務員法におきましては、政治的行為の制限ということで、地方公務員におきましては、文書または図面を庁舎に掲示する、もしくはさせるような政治的行為を地方公務員が行うことは禁じられてございます。本定めの趣旨は、地方公務員の政治的中立性の維持にあるということでございます。条文におきましては、「職員は、特定の政党その他の政治的団体又は特定の内閣若しくは地方公共団体の執行機関を支持し、又はこれに反対する目的をもって」とあるところ、このような目的を持ったものであるならば、当該規制に違反するということになります。本件の書面につきましては、国葬の実施に反対するものでありまして、上記の目的に当たるかどうかということにつきましては、直ちに特定の政党等を支持・反対する目的かどうかは定かではございませんが、もっとも、上記目的のような下でなされるというふうなものであれば、違法の余地はあるというふうに考えます。

若林委員

 だから、このチラシはどうなの。

尾関総務部法務担当課長

 繰り返しの答弁になりますけども、特定の政党等を支持・反対する目的というものであれば、それは違法ということになりますけども、書面を見させていただきましたが、この書面自体から直ちにそのような目的というふうには読み取れないのではないかと。それは定かではないということでございますが、そういったことで、その目的を持っているかどうかは明らかではないということでございます。

若林委員

 今、政党は分かった。それは、政党は分かる。内閣に関しては、これ、閣議決定されていることであって、それに対しての批判の文章と取れないんですか。

尾関総務部法務担当課長

 ここの特定の内閣というところについて、どのように解釈するかということはございますが、委員のおっしゃるように、内閣の定めたものに反対をすれば、それは特定の内閣を反対したというふうな解釈もできますが、その特定の内閣自身を支持・反対しているというよりも、内閣が決めたこと自体を支持・反対しているというふうな解釈もできるものですから、そこの部分は正確に私のほうで申し上げられないということでございます。

若林委員

 いや、そのとおり。それが政治活動じゃないの、これ。あなたはこれをそれに違反していない、政治活動じゃないと見られるの、これを見て。

尾関総務部法務担当課長

 繰り返しの答弁になってしまいますけども、この文章から直ちに特定の内閣の支持・反対をうたっているものとは読み取れないと考えます。

若林委員

 これを見て特定の内閣と読み取れないんですか、この文章を見て。都合よく取られていないですか。じゃあ、幾らでも政治的活動ないし内閣批判を言葉巧みに逃れても、掲示ができるようになるわけだ。この活動。文章云々じゃなくて、活動自体じゃないのかな。

尾関総務部法務担当課長

 確かに委員のおっしゃるように、このような内閣の行っていることを反対する、支持するということになると、その特定の内閣の支持・反対を目的とするものでなくても、そのように取られる可能性は非常に高いと思われますので、このような行為というのは不適切というふうには考えます。

若林委員

 不適切ですよね、こういう行動。いや、今後もこういうのが出てくるのかなと思うわけですよ。これからも許されるのか。じゃあ、言葉巧みに、いや、批判はしていないとやられて、貼られるようになるのか、これからも。じゃ、今、不適切という言葉が出たけど、今回これは不適切なのね。

吉沢総務部職員課長

 やはり国葬反対、昔でいう例えば消費税反対とかというのも、ある特定の内閣を示しているということが類推される以上は、そこはやはり掲示すべきではないというふうには判断してございますので、今後、気づいた時点においては、職員課管轄の掲示板等々については適切に管理してまいりたいというふうに考えてございます。

若林委員

 じゃあ、今回は地方公務員法に違反していないということ。そういう判断、まず。

尾関総務部法務担当課長

 私自身が判断することではないと思いますが、この判断する立場にはないと、権限があるとは思っていないんですけども、この文章から直ちに違反であるというふうに明らかには言えるものではないというふうに考えております。

若林委員

 本来なら、これ、ずっと掲示してあった話だから、違反、判断できなくても、不適切は不適切だと思う。それをやっぱりずっと知っていて――ずっとか分からないけどね。知っていて貼っておいた、放置しておいたということ、不適切と思いながらね。それはどうかと思います。あまりこのことで時間を取っていてもしようがないとは思うんですけれども、これ、意外と重要なことだと思うんですよ。今回、決算とは違うけど。今後こういうのが出てもらうと、区職員の方々全員に不信感が生まれるような話になりかねないじゃないですか。だから、今後気をつけろと、俺は実は本当はそういう簡単な言葉で解決したくないんだけど、今後、本当にこういうことがないように十分注意して。区民の目にさらされる場所にはこういうものは決して貼っちゃいけない。それはしっかりと肝に銘じておいてほしいなと思います。いかがですか。

吉沢総務部職員課長

 委員御指摘のとおり、私自身、今日の昼に話を聞いたところであったんですけれども、そこまで随分貼られていたという話も聞きましたので、そこはちょっと注視して、何を貼っているかというところも今後気をつけてまいりたいというふうに考えてございます。

高橋委員

 今、法務担当として、きちっとこれについての地方公務員法に関してどうこうという判断はできないという話は分かりました。ただ、経緯と文脈からして不適切だという話がありました。今回のこの件について、掲示板については職員課が管理をされているという中で、そこに組合の方々がいろいろなことを、組合に資するものを貼っているという中で、今回、こういう不適切なものがあったというのは事実としてあったわけで、それについて当該組合のほうへの何らかの申入れなり、事の経緯を求めるなり、今後どうするかという対処を求めることはお考えなんですか。

海老沢総務部長

 御指摘のとおりでございまして、中立であるべき区役所で、区民の方々が見てそういった疑いを持たれるようなことは慎まなきゃいけないというところもあります。職員団体が自主的に管理しているところではありますけれども、それはある一定の節度を持ってやはり使っていただくと、自主規制をしながら使っていただくということが求められるところでありますので、こういう事例についてはしっかり、もう一度襟を正していただきたいというのを申入れはしたいというふうに考えます。

高橋委員

 分かりました。よろしくお願いします。今後については、先ほど気をつけますという、チェックをしますという話がありましたけど、定期的にチェックをするのか、あるいは、ないんでしょうけど、区民のひろばみたいに、事前チェックをして掲示をするようにするのか。あくまでもその板は自由に使っているので、そこはきちっと、よろしくちゃんとしてくださいという話にとどめるのか。ただ、例えば組合関係の室内の、部屋の中に貼るのであれば、とやかく言う話じゃないと思うんですけど、区民が通る公共スペースですので、その辺はきちっとしたルールを、あるいはチェックをする、その辺のことはきちっとルーチン化していただきたいと思うんですけど、その辺のお考えはいかがでしょうか。

吉沢総務部職員課長

 委員御指摘のとおり、今後ちょっと、職員団体とこの掲示板のルールについて協議をさせていただき、当然区民も通る、広い、目にする掲示板でございますので、そこは誤解がないように、かつ、不適切な掲示がないようなという形での協議をしてまいりたいというふうに考えてございます。事前に御提出いただけるかどうかについては、今後、職員団体のほうにも申入れしていく中で、どのような掲示の方法があるのかについては検討していきたいというふうに考えてございます。

長沢委員

 今ので、仮に国葬賛成だとか国葬歓迎だとか、同じようにそういったものが貼られていたら、仮にだよ。同じようにこれは不適切であると、そういう認識でありますか。

吉沢総務部職員課長

 賛成であれ反対であれ、中立的な立場である地方公務員が誤解を招くような不適切な掲示というのは、やはり許されないというふうに考えてございますので、たとえ賛成であったとしても、それは掲示を控えていただくという形で申入れはしたいというふうに考えてございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 続いて、164ページから167ページ、4項経理費、1目管財費について質疑はありますか。

中村委員

 用地・管財のところで、財産取得・処分関係費(鑑定・測量費等)のところなんですけれども、不用額がかなり多くて、これ、予定していたものが何で、なぜこれだけ不用額が多いのかの御説明をお願いします。

宮脇総務部経理課長

 財産取得・処分関係費(鑑定・測量費等)の残が多かった点についてでございます。こちら、鑑定の測量として経費を計上しておりました1,400万円余りの額として想定した旧常葉少年自然の家ですが、こちらの鑑定・測量費が未執行となったため、執行残が1,400万円出たというところでございます。

中村委員

 これ、ごめんなさい。もしかしたら報告があったかもしれないですけど、何で執行できなかったんでしたっけ。令和4年度はどうなっているのか、今後どうしていくのか教えてください。

宮脇総務部経理課長

 なぜ執行できなかったかというところですが、鑑定費と測量費と二つございます。まず、鑑定費につきましては、売却する土地を、地元の福島県田村市、郡山市になりますが、その鑑定業者に依頼するため、まず予算を計上しました。また、測量費については、常葉少年自然の家、売却を検討しておりましたので、こちらの土地の売買、実測を原則としますので、測量経費を見積もり計上したところです。これに対して執行なんですけれども、不動産鑑定のほうですけれども、これは条件整理がある程度整った段階で、複数の地元の鑑定業者に打診をしたところなんですが、地元の業者からは、今回の鑑定は評価ができない、または広過ぎて、鑑定費がもらえるのが少ないというところがありまして、これはちょっとできないというような意向を伝えられたところです。予定していた鑑定が進まなかったことから、測量も実施できなかったというてんまつになってございます。

 もう一つお伺いいただきました令和4年度中の今後の方針となりますけれども、こちらについては、令和3年度の実施状況から、もしかしたら令和4年度にも実施できないかもしれないというところではあるのですが、計上はしてございます。それで、今後、鑑定を現在依頼しまして、今度は地元の業者さんではなくて、中野区内にある業者さんのほうに依頼をさせていただきまして、鑑定の結果を今待っているというふうな状況ですので、恐らく話が令和4年度については進展していくものと考えてございます。

中村委員

 なかなか鑑定をしていただけるところが見つからなかったというところで、大変御苦労されたのかなと思うんですけど、ぜひそこは進んでいって、ちょっと状況にはよるんでしょうけれども、またそこは進んでいけるように、担当としても取り組んでいただければというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、166、167ページ、2目契約費について質疑はありますか。

若林委員

 公契約条例が令和5年度からスタートするんですけれども、令和5年度からということは、令和4年度に事を進めると思うんですが、大体どの工事ぐらいからというのは見当がつきますか。どの工事ぐらいから公契約条例が発動されるか。

宮脇総務部経理課長

 工事契約ですが、年度第1四半期、第2四半期に集中して入札業務を行っていく。それで、第2四半期から第3四半期、それから第4四半期にかけて、特に夏前からスタートするものと夏後というふうにちょっと分かれておりますが、早いものであれば第1四半期の終わりからもスタートするかなと思います。(「令和の」と呼ぶ者あり)失礼しました。令和の5年度のです。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、168ページから169ページ、5項防災危機管理費、1目防災危機管理費について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、170ページから175ページ、2目防災対策費について質疑はありますか。

若林委員

 ごめんなさい。確認というか。171ページの一番下、災害用備蓄医療品配備に当たると思うんですが、以前ちょっとお話しさせていただいた、歯型の身元確認の機材がちょっと古くなっているよと。災害時に歯型で身元を確認するのに必要なものなんだが、ちょっと古くなっているから、これは新しくしたほうがいいなんて話をさせていただいたんだけど、これは今年度やったんでしたっけ。来年度ですか。

石崎総務部防災危機管理課長

 すみません。ちょっとお時間を下さい。

主査

 答弁保留ですね。

若林委員

 たしかこれ、20年前のものをずっと使っているということで、第二中学校にあったものなので、それがどうなったか、ちょっと後で。

 あと、これ、拡充で新しく買った、増やしたものじゃなくて、新しく増えたものってあるんですか。

石崎総務部防災危機管理課長

 備蓄物資についてということですか。(「備蓄物資。ごめんなさい」と呼ぶ者あり)備蓄物資につきまして、新しく、今後増やしていくということで、間仕切りとかは今後増やしていくということで考えてございます。

日野委員

 171ページ、まず、防災気象情報及び緊急防災情報提供システム運用委託、これ、令和2年度のときは560万円ほどだったと思うんですけど、これって令和2年度の年度途中からだったんですかね。今回は、令和3年度は700万円ちょっとになっているんですけど。これはどうして額が上がったのか。

石崎総務部防災危機管理課長

 防災気象情報及び緊急防災情報提供システムの運営委託のことでよろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)そこにつきましては、防災気象情報のウェブリニューアルに伴いまして、Jアラートの自動起動装置の改修でございますとか、ホームページへの注意・警報情報初期設定――緊急情報が出たときに、ホームページに右側のほうに気象情報というのが出ているんですけど、そこに警報が出たよというものが表示されるということを新たに加えたとかいうことから増額したものでございます。

日野委員

 そうすると、これは改修費とかも含まれてこの値段なのか。つまり、翌年度以降はもう少し下がるのか、その辺はどうですか。

石崎総務部防災危機管理課長

 これにつきましては、改修費も含まれて増額したものでございます。

日野委員

 じゃ、そうすると、翌年度以降はまた令和2年度と同じぐらいの額ということですね。

石崎総務部防災危機管理課長

 イニシャルコスト的なものはなくなりますけれども、新しいシステムに移行しますので、そこについてのランニングコストが幾分かは増えるかなというふうには思ってございます。

日野委員

 分かりました。あと、その上のほうの防災情報システムの運用で、固定系防災行政無線運用で、戸別受信機191台とあるんですけど、これってあれでしたっけ、地域防災会に配られているものでしたっけ。

石崎総務部防災危機管理課長

 こちらの191台につきましては、要支援者配慮施設等に配備しているものでございます。

日野委員

 これはもう必要台数が配付されているんですか。まだ追加ってあるんですか。

石崎総務部防災危機管理課長

 要配慮者の施設というのを新しく認定することもございます。その際には配備していきますので、今のところは全部配備してございますけども、今後、そこの施設が増えれば、ここについては増やしていくということになると思います。

日野委員

 ちなみに、ちょっと確認なんですが、これって配備しただけじゃなくて、定期的にちゃんと導通チェックだったり、訓練で使用したりというのはされているんですよね。

石崎総務部防災危機管理課長

 そこについてはやってございます。

日野委員

 あと、173ページ、備蓄物資が幾つかあるんですけど、これ、契約落差は分かるんですけど、備蓄物資なのに残が多いというのが、ちょっとどうしてかなと。入れるべきものって決まっているんじゃないかなと思うんですけど、そこはどういうことなんでしょうか。

石崎総務部防災危機管理課長

 この備蓄物資につきましては、避難所に様々なものを備蓄してある――先ほど若林委員からも御質問がございましたけれども、様々新しい物資とかを入れてくると、どうしても身近な施設のところで入れておく備蓄物資というものが、スペースが限られますので、そこで、適正配置ができているかどうかということについて改めて見直しを行いました。その結果、ここにあります未執行の部分でありますとか、契約に至らなかった購入費残みたいなものの物資につきましては、充足をしているというものがございました。毎年買換えをしていくときに、ぴったりの数ではなくて、少し多めに買っていきますので、ある程度余分分がたまってしまうと、だんだん備蓄が増えていってしまうということになって、備蓄が増えることによって、新しい備蓄物資、先ほど間仕切りというふうに申し上げましたけれども、とかが入らなくなってしまうということがあるので、1回ここで備蓄倉庫がどうなっているのかというのを点検した結果、かなりの数、この未執行になっているものとかは充足して、過分にあるものについては、新たに購入するのではなく、今あるもので充足をしているということから、今回未執行になったというものでございます。

日野委員

 それって予算を組むときに、ちゃんと管理してあって、これでというふうに予算を見積もってやるものじゃないんですか。

石崎総務部防災危機管理課長

 これまで買換えのときには、特に食料品なんですけれども、賞味期限があるので、賞味期限が来たものについて買換えを行ってきた。その賞味期限において買換えを行ってきて、そのたびに少し上前をつけて買ってきたので、そういった意味では過剰分が出てしまったということで。当初、予算をつけたときには、買換え分についての予算をつけてきたんですけれども、そこの中でそろえたときに、先ほど申したように、新しい物資が入らないという状態が年度途中の点検のときに分かってきたので、その分について改めてこの年度で見直しをしたというようなことでございます。

日野委員

 そうすると、今後はその辺も含めてしっかり予算も組んで、必要なものだけを購入していこうと、予算を組んでやっていこうと。この令和3年度のようにはならないと思っていていいんですか。

石崎総務部防災危機管理課長

 今後につきましては、来年度、地域防災計画をまた新しくつくりますけれども、そこに基づいて、過不足ない必要数を物資について、きちんと管理しながらそろえていきたいというふうに思ってございます。

中村委員

 173ページの避難所用蓄電池の購入があって、これって幾つ購入しているものなんですかね。

石崎総務部防災危機管理課長

 リチウムイオン型ポータブル蓄電池につきましては、避難所の48か所分購入してございます。

中村委員

 じゃ、もともと避難所48か所の分を購入する予定で――ごめんなさい。契約落差の金額が結構大きかったので、そこの数のところが、なかなか金額のところが見込めなかったのかなと思ったんですけれども、そこはただただ契約落差ということで、この金額という理解でいいんですか。

石崎総務部防災危機管理課長

 はい、そのとおりでございます。

中村委員

 分かりました。

 不用額のところの下から2番目、旧第三中学校防災行政無線(移動系)設備撤去工事未執行による残というのがあるんですけれども、これはどういう判断で行わなかったんですかね。

石崎総務部防災危機管理課長

 旧第三中学校につきましては、校舎がなくなった後も避難所としては運営してございました。これがいつなくなるかということについて、まだこの予算をつけた段階では未確定だったので、もしかするとこの年度中に移転することがあったらということで、この予算を確保していると。結果としては、今年の7月1日をもってあそこを廃止いたしましたので、その際に使ったということで、令和3年度中には未執行だったということでございます。

平山委員

 すみません。私もこの避難所用蓄電池のことをお聞きしたかったんですが、今、48か所全て入れましたと。これ、1台当たりの単価ってどれぐらいなんですか。

石崎総務部防災危機管理課長

 単価につきましては74万9,550円でございます。

平山委員

 結構な額だなと思って。どんなやつなんですかね。太陽光のパネルとかもついたりしているような、かなりのパワーのあるやつなんですか。

石崎総務部防災危機管理課長

 太陽光のパネルもついていますし、1回、大体携帯電話にして80台ぐらいは充電できるようなシステムになってございます。

平山委員

 その購入された蓄電池は、充電はどのようにされているんですか。

石崎総務部防災危機管理課長

 普通の電源からも充電ができますので、都度充電をして、大体8割ぐらいの充電率を保ちつつ災害に備えるということで通常は行っているところでございます。

平山委員

 その8割の充電を行われるのは誰ですか。

石崎総務部防災危機管理課長

 避難所に置いてありますので、避難所防災訓練とか避難所の運営会議とかということで、そのときに、試しだけど、こういったものがあるということで、こういうふうに充電するんだというようなこともやりますし、それが定期的にないということであれば、防災危機管理課の職員のほうで充電をしていくということになってございます。

平山委員

 だから、そういうことなんですよ。昔、東日本の震災があったときに、あることと使えることは違うんだと仙台の当時の市長がおっしゃっていたんですよね。そういう質問をしたことがあるんですけど。置くのはいいんですけど、それをどうするんだ。例えば軽可搬ポンプって置いてある。今、軽可搬ポンプを転換する方向に行っていますけどもね。私、2期目の頃かな、全部、防災課に行って資料を見せていただいて調べました。ほとんどの軽可搬ポンプが故障中です。半年に1回ずつ軽可搬ポンプの大会をやるんですよね、南と北に分かれて、中野消防署と野方消防署に分かれて。その直前に、町会の防災会の皆さんが練習するときに修理をするんです。だから、日常使えないんですよ、ほとんどが。私が当時調べた限りですよ。それが終わって、一応、軽可搬ポンプというのは地域防災会に管理を委託しているわけです。地域防災会は月1回点検をしなきゃいけないんです。私も地元の消防団なので、消防団は全ての電源をやっぱり1か月に1回全部チェックするんですね、エンジンをかけたりして。だけど、地域防災会の方々が月1回軽可搬ポンプのエンジンをかけたりしないわけですよ。だから、ほとんど使えない状態になっている。

 せっかく蓄電池を入れたんだから、はい、ここへ置きましたと、あとは頼みますよと言ったって、避難所って学校にあるわけでしょう。学校に度々避難所運営の方々が行かれて、定期的に充電をするという状況ってあり得るのかな。学校に委託をしているんだったら別ですけどと思うんですけど、それはできているんですか。

石崎総務部防災危機管理課長

 防災会任せということではなくて、先ほど御答弁したのは、避難所運営会議であるとか防災訓練の際には使うということで、私どもの職員が行って、定期的に充電をしているということを併せてやっているということでございます。

平山委員

 じゃあ、47か所毎回行かれるんですか、職員が。

石崎総務部防災危機管理課長

 そこについては行ってございます。

平山委員

 それもどうかと思いますけどもね。もっと効率的なやり方があるんじゃないかなと。学校とうまく連携するとか。だから、とにかくいざというときに使えないという状況が生じないように、これ、ぜひ取り組んでいただきたいということが一つと。

 もう一つ、先般、医師会の皆さんと懇談をしていたときに、各病院に今やっぱり、ここまで大規模なものではないけども、蓄電池が欲しいと。それは、やっぱり災害時の医療を維持するために、そういったものを、自分たちでもストックをしようと思っているけども、中野区のほうに対しても予算要望しようと思っているというお話がありました。例えば避難所に置いてあるものって、本当に災害時にしか使わないわけじゃないですか。だけども、例えば病院にあるもの、これは大規模な災害とまでは行かないけども、一定中野区内で停電が起きてしまった。そういうときに、区民のいわゆる命を守るための医療行為には使うことができるわけじゃないですか。いざ災害というときに、病院にあるのか、それを一定の避難場所にお持ちいただくのか、そういうことも含めた災害協定の中で、医療機関への配置ということもちょっと御検討いただければなと思っていて。医師会から恐らくもう要望が出ているとは思うんですけど、ぜひちょっと行政側としても、防災という観点からも御検討いただけないかなと思っているんですけど、どうですか。

石崎総務部防災危機管理課長

 今、貴重な御提案を頂きました。災害時、また、被災時にどんなことができるか。やっぱり買った機器というのは有効に活用するべきだというふうに考えてございますので、委員御指摘の点も踏まえて、今後しっかりと検討していきたいと思います。

長沢委員

 171ページの震災対応の図上訓練で、この当該決算年度は新型コロナの影響、拡大防止策として未実施だったということであります。こういった場合、図上訓練に代わるやり方として何かやられたとか、そういうことはないんでしょうか。

石崎総務部防災危機管理課長

 図上訓練に代わる訓練、なかなか難しいところがございます。図上訓練に代わるものをやったかと言われれば、実際にはできていなかったというのが本来のところでございます。その上の風水害は、指令部となるところはやって、必要最低限のところはやっていこうというふうには思ってございますけれども、委員御指摘の図上訓練につきましては、どうしても密になってしまうということから、実施ができなかったということでございます。

長沢委員

 例えばこれは環境が整備されてということなんだけど、オンラインとかでこれってやるというのは。ある意味では、だから、密を避けるということだから、ハイブリッドみたいな形なんだろうけど、そういうのというのは。いや、これ、環境が整っていなきゃ駄目だけど、それは可能ということになりますか。

石崎総務部防災危機管理課長

 訓練をどのような規模でやるか、訓練に伴うやっぱりアプリケーションであるとか、何かそういったものが用意できれば、訓練というのは考えられるかなと思いますけれども、ちょっと即そういったものを、オンライン上での訓練というのがなかなか難しい状況ではございますので、今後、研究はしていきたいとは思います。なお、訓練ではないですけども、基礎的な知識、研修とか、災害に対する情報提供というのは、訓練ではなく、職員のほうには周知をしてきたところでございます。

長沢委員

 別な角度で別な話になりますけど、要するにコロナ禍の中での話なんだけど、例えばコロナ禍で、風水害もそうだけど、震災とかがありました。例えばそういうパンデミックみたいなときに震災があって、そのときの対応というのは、当然地域防災計画なり、あるいは区のほうのBCPの計画なり、そういうのは盛り込んでいるかと思うので、ちょっとそこは確認したいんですけど、どうですか。

石崎総務部防災危機管理課長

 この決算説明書にも入っていますけど、地域防災計画を修正してございます。その修正した内容の中に、新型コロナウイルスの対応とかも含めて修正したところでございます。

長沢委員

 ありがとうございます。それで、計画上はそういう形できちんと位置付けられていると。やっぱりそのときに訓練を、そのことを想定した訓練というのはどうしても必要になってくるのかなと思うんですよ。それは、平時のときのまた図上訓練とは違った――図上訓練の話は先ほど御答弁いただいたんだけど、そういう形で、このパンデミック、コロナ禍の中で、じゃあ、そのときにはまたそれなりの計画に基づいたというか、もっと言えば、訓練のガイドラインみたいなのがあるのかもしれないけども、そういったものが大切になってくるんだろうなと思うんですね。要するに複合的にというか、震災あるいは感染症なり。当然ながらそういうことを位置付けはされているんだけど、じゃあ、実際にそれを本当に訓練のところできちんと検証していこうとか、実際に実践の上で役立てていこうと、そういうことが必要になるかと思っているんですけど、その点については何か考えられていることはありますか。

石崎総務部防災危機管理課長

 避難所での対応かと思います。避難所には、先ほどから申し上げている避難所運営会議というのがございますし、避難所ごとのマニュアルというのもつくってございます。その中にはしっかり位置付けておりますし、避難所運営会議の中でどうやって運営をしていくかという中で、そういった話はさせていただいているところでございますので、一定程度の周知については行っているところでございます。

主査

分科会を休憩します。

 

(午後4時05分)

 

主査

 分科会を再開します。

 

(午後4時05分)

 

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、答弁保留を除いて進行します。

 次に、174ページから177ページ、3目地域防災費について質疑はありますか。

中村委員

 すみません、1点だけ伺います。執行額のところで、水害対応従事職員の時間外勤務手当等(予備費充用分含む)とあるんですけど、ここ、たしか予算のところで……

主査

 分科会を休憩します。

 

(午後4時06分)

 

主査

 分科会を再開します。

 

(午後4時06分)

 

中村委員

 すみません。失礼いたしました。さっきのところでやるべきだったんですけど、すみません。失礼しました。予算のところで、予算書の災害対策従事職員の時間外勤務手当等のところに、多分この予備費充用分含むのところと、恐らくその上の小災害対応従事職員の時間外勤務手当等のところが一緒になって予算書には入っているのかなと思うんですけれども、それでよろしかったですかね、確認させてください。

石崎総務部防災危機管理課長

 すみません。ちょっとお時間を下さい。

主査

 答弁保留で。じゃあ、答弁保留は二つですね。では、それも答弁保留で。

 では、答弁保留を除き進行して。すみません。ちょっと戻ります。174ページから177ページの3目地域防災費について質疑はありますか。

若林委員

 これ、毎回毎回言って、難しいことかもしれないけど、今、地域防災倉庫の中身のことなんですけど、明らかに使いそうにないものとか、もう今、一緒になってきて、それこそさっきの備蓄倉庫じゃないけど、新しいものが増えれば古いものも、本当は抜粋して選んで取り下げなきゃいけないものもどんどん増えていっているから、防災倉庫自体も今いっぱいになっているんですよ。災害時ですから、想定で全部考えなきゃいけないもの、必要であるか必要でないものかというのは、それは判断しにくいのはあるんだけれども、明らかにもう壊れちゃっていて使い物になりそうにないものとかも今、倉庫にそのままあるので。地域防災会の防災倉庫も、防災点検を行う際にやっぱり見て、必要であるものないもの、使えそうにないもの、置いてあっても、地域の人が使えないものは置いてもしようがない。だから、そういう使用の仕方も全部含めて、ちょっと地域の防災倉庫の見直しというか、確認をしていただきたいんですけど、いかがですか。

吉澤総務部防災担当課長

 防災資機材倉庫の中身につきましては、使える使えないものにつきましては、年に一度、防災週間に合わせて防災会に点検を依頼しまして、防災資機材点検結果報告書を提出いただいております。区では、提出された点検結果報告書を基に、修理だとか機材の入替えなんかを実施しています。委員の御指摘の区民にはちょっと難しいような資機材、これにつきましては、検討していって入替え、または区民目線で使いやすい資機材、こちらのほうに入替えできるような検討というのを進めてまいりたいと考えております。

若林委員

 使える人間が何人かいても、やっぱり町会の活動をされている方も年齢がどんどん上がっているということもありますし、そういった面で、使えるもの、使いやすいものを選択して。結局、チェックも、町会の人たちが見た判断があるんだけれども、防災のプロの皆さんが見た判断で、そういったものも検討していただければなと思いますので、よろしくお願いします。

 あとは、177ページ、大型消火器、これはどんどんなくしていって、スタンドパイプに替えていくという話なんですが、進捗状況は今年度64台となっていますが、配備、増やしたの。ちょっとここ、聞かせてください、大型消火器。

吉澤総務部防災担当課長

 大型消火器につきましては、使用期限が来るまではそのまま配備すると。期限が来たものに対して廃棄をしております。スタンドパイプにつきましては、令和2年度をもちまして全て配備が完了している状況となっております。

若林委員

 これ、ごめんなさい。大型消火器維持管理、64台配備。だから、これがまだ使用期限が切れていなくて、64台まだ中身があるということですね。これ、スタンドパイプ配置、各町会に二つずつ、2セットずつでいいですか。

吉澤総務部防災担当課長

 防災会につきましては、基本的に1セットずつ。そのほかに、5か年計画で平成28年から各年32セットずつ、合計160セットを区有施設を中心に、公園ですとか、その辺を中心に配備しました。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、176ページから179ページ、4目生活・交通安全費について質疑はありますか。

日野委員

 ちょっと、本当に単純に分からなくて聞くんですけど、177ページ、防犯カメラ設置状況調査委託って、これって何をするもの、何の調査ですか。

阿部総務部生活・交通安全担当課長

 こちらにつきましては、防犯カメラ設置箇所の電子地図システム、こちらの更新作業等の委託をしておりまして、区内の町会ですとか商店街、また、区で設置している交差点カメラ、こういったものの地図システム、この更新作業と、あとは現場でカメラの状況の写真とかを撮っていただいたり、そういった委託の費用となっております。

日野委員

 そうすると、令和3年度の時点では既に区の主要交差点の設置というのはもう終わっていると思うので、それは特に入らなかったわけですよね、きっと。恐らく町会や商店街のほうで増やした分が、令和3年度でのこの状況調査委託に入っていると思うんですけど、何台分ぐらいなんですか。

阿部総務部生活・交通安全担当課長

 この台数につきましては、町会、商店街等でつけている防犯カメラの台数は、令和3年度末で774台となっておりまして、また引き続き台数が増えていったものについては、それぞれ更新をされていくものとなっております。

日野委員

 令和3年度に増えた台数というのは分かりますか。

阿部総務部生活・交通安全担当課長

 令和3年度につきましては、新たに設置されたものが22台、また、機器が古くなったなどのために更新したものが22台となっております。

日野委員

 そうすると、その増えた分の22台の状況を確認して、それを地図に落とし込む作業というのと、更新したものの新たに調査、要は、44台分の調査をしたという費用になるということですか。すみません、ちょっとよく分からなくて。

阿部総務部生活・交通安全担当課長

 この44台に限らず、区のほうで管理している、私どもの係でつけているもの以外にも、公園課ですとか、教育のほうでつけている通学路カメラ、こういったものもこのシステムに入っておりますので、こういったものの現場のカメラの設置状況ですとか、そういったものの確認に伴う更新作業等も含まれております。

日野委員

 その1個上の交差点防犯カメラ維持管理ってありますよね。これは、交差点で区が設置したカメラについてのみのことだと思うんですよね。これは全てのカメラについて維持管理、要は、年1回なのか2回なのか確認して、調査して維持管理するということになるんですか。

阿部総務部生活・交通安全担当課長

 委員おっしゃいましたとおり、こちらの交差点防犯カメラの維持管理費につきましては、電気料金ですとか、共架料、保守点検・修繕費などの費用となっております。

日野委員

 すみません。ちょっとこの交差点防犯カメラの維持管理と下の防犯カメラの設置調査委託、かぶっているものがないのかなと思ったんですけど、そういうことはないですね。

阿部総務部生活・交通安全担当課長

 委員おっしゃいましたとおり、かぶっているところはございません。

立石委員

 178ページ、179ページのところで、主要施策の成果の資料を見ながらちょっと質問していきたいんですけども。まず、中野区は自転車の事故関与率が高いですよということで、今も秋の交通安全運動期間中で、自転車のマナーがちょっと心配ですという声も伺っておりますので、重要な取組だと思っております。令和3年度、令和2年度については新型コロナの影響で開催数が減っているということで、令和3年度については計画が51回、実績18回というふうになっておりますが、まず、今年度は予定どおり開催できているでしょうか。

阿部総務部生活・交通安全担当課長

 今、御指摘のとおりですが、令和3年度につきましては、講習のほうが18回しか実施できませんでした。令和4年度につきましては、これまでのところ21回開催しておりまして、既に去年を上回る数の講習会を実施しておりますので、予定よりはやや少ない状況ではございますが、引き続き講習会の実施に努めてまいりたいと思います。

立石委員

 ありがとうございます。それと、警察が主催するものと区が主催するものがあって、警察が主催しているものは14回開催して212名が受講して、区が主催しているものは4回開催して124名が受講しているということで、区のほうが少ない回数ですが、1回当たりの参加者が多いのかなということと、助成券の利用に関しても、警察の場合は212名が受講し、80名が助成券を利用したと。区は124名が受講し、90人が助成券を利用したということで、区の場合、大体利用率が73%で、警察が38%で、大体倍ぐらい変わってきていて、区のほうが助成率が高い、利用率が高いということで、いいことだと思うんですけども、これ、逆に、何でこのぐらいの差が生じてしまっているかとかって、状況って分かったりしますか。

阿部総務部生活・交通安全担当課長

 こちらにつきましては、助成券の利用については、やはりもう既に保険に加入しているとか、あるいは講習に参加した人が区に住んでいないとか、講習の対象等も関係してくるところでございます。区で実施するものについては区役所の庁舎内で実施しておりますので、やはり本当に実際区民が多いというところで、助成券の利用にも差が出ているのかなと思っております。

高橋委員

 すみません、1点だけ。先ほどの日野委員の防犯カメラの件で、ちょっと確認したいんですけど。要は、町会、商店街とか、公園課だったり、学校の通学路のが774台あって、それはメンテナンスの費用で委託していて、電子地図システムに反映していると。その上の区の、要は交差点で2台ずつというやつですよね。それについては、地図システムというか、その辺の反映というのは、両方が合体した形で、地図システムとして網羅できているという認識でよろしいんですか。要は、僕ら最初に、交差点の設置、区も設置しなきゃいけないよという話の質疑の中で、きちっと地図に、防犯カメラがどこにあって、どっちを向いているというのを全部が網羅できるような形にしなきゃいけないという質疑をした記憶があるんですけど、その辺は区との関係はどうなんですか。

阿部総務部生活・交通安全担当課長

 今、委員がおっしゃいましたとおり、この地図システムの中で、きちんと交差点カメラの設置ですとか、設置方向とか、そういったものは網羅できるようになっております。

高橋委員

 そういうことで合体していると。

阿部総務部生活・交通安全担当課長

 はい、そのとおりでございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 答弁保留。じゃあ、防災危機管理課長。

石崎総務部防災危機管理課長

 先ほど、まず、若林委員から御質問を頂きまして答弁保留させていただきました、第二中学校においての歯科石膏について、買い換えているかどうかということについてなんですけども、それについてはまだ買換えはしておりません。

若林委員

 さっき触れましたけど、20年前から使っているもので、これは買い換える予定はありますか。

石崎総務部防災危機管理課長

 この買換えについて歯科医師会と話合いをしているんですけれども、石膏を買い換えるよりも先にやってほしいということがありまして、歯科医師会と引き続き検討しながら考えていきたいというふうに思ってございます。

主査

 よろしいですか。

石崎総務部防災危機管理課長

 中村委員の御質問で、年度当初の予算には災害対策従事職員の時間外勤務手当ということで1本になっているけれども、決算が二つになっているんだが、これはということですけれども、御指摘のとおりでございます。

中村委員

 ありがとうございます。すみません。答弁保留になるようなものではなかった。ごめんなさい。何が言いたかったかというと、この年20%シーリングで、その影響だと思うんですけれども、ここは前年度と比べて4分の1ぐらいの金額に減らしているんですよね。一方で、やっぱり水災害、今、多い中では、予備費充当している状況になっていて。こういうところは減らすべきじゃないところだったなというのを私自身も感じておりますし、区としても感じていただきたいなと思っておりまして。今後、今、財政非常事態というところもないというところではあるんですけれども、とはいえ、経費削減のところで取り組むこともあろうかと思うんですけれども、こういったところのお金は絶対削るべきじゃないなと思うので、そこはぜひ、一律で今回やりましたけど、そうじゃないところもあるし、これはそうじゃないよというところを認識していただきたいなと思うんですけれども、いかがですか。

石崎総務部防災危機管理課長

 委員御指摘のとおり、この費用については確実にかかってくるものですし、大切なことだとは思ってございます。一方で、どれだけ見込むかというところがございます。やっぱり昨今、異常気象の影響でかなり集中豪雨等、また、台風の発生等も多い現状でございます。その中で、一方では都市施設も整備されていて、なかなかこれまでは雨が降ると氾濫していたものも、そこまで行かないというようなこともございます。非常に大切な経費でございますけど、一方で、どれだけ見込んだほうがいいのかというところもございますので、ここについては、計上の仕方については引き続き研究・検討させていただきたいというふうに思ってございます。

主査

 進行します。

 続いて、180ページから181ページ、6項新区役所整備費、1目新区役所整備費について質疑はありますか。

若林委員

 先にちょっと質疑というか。毎回というか、以前からちょっとお話をさせていただいているんだけど、議会棟の特色、外から見た特色を進めるなんて話をしていた、あの話はどうなっていますかね。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 議場のシンボリック性の話かと思います。議場、現設計では、議場の外壁の外側から大きく屋根が突き出しているような形状になってございまして、一定のシンボリック性はあるものと思ってございます。その後、議会からの御意見を踏まえましてさらに検討を進めてございまして、区民に親しまれると同時に、視認しやすいものとなるように検討しているところでございます。

若林委員

 じゃあ、検討しているということは、多少なり変えられる範囲でシンボリック性のあるものができていく、そのように考えていていいですか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 はい、そのとおりでございます。

日野委員

 新庁舎移転に向けたペーパーレス推進業務のところで、まず、モデルオフィスの整備をしていますよね。これ、いつ整備が終わったんでしたっけ。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 令和3年の整備が完了したのが9月になります。

日野委員

 じゃあ、およそ1年使われていた。今使っているところって、どこが使っているんでしたっけ。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 現庁舎4階の新区役所整備課の事務室のほうで検証のほうをしてございます。

日野委員

 ここをフリーアドレスとして使って、ペーパーレスとして使うようにした。様々機器も入れて、費用としても900万以上使っている。ここは、新庁舎に向けた検証として使っているわけですよね。これまで1年間ここを活用してきて、評価もされてきたと思うんですけども、実際にペーパーレスとして使わなきゃいけないものもあれば、いや、ここまでやる必要はないだろうというものもあったりすると思うんです。まず、効率化も必要だけども、費用も考えてやらなきゃいけない。これまでの1年間使ってきた中でどのような評価をされてきたのか、ちょっと伺いたいんですけど、いかがですか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 こちらの中で、新庁舎で想定している執務環境の検証やペーパーレスの働き方の実証実験等を行いまして、この中で、新庁舎で導入する予定の事務机やモバイルロッカーやPC等の検証をしてきたわけでございますけども、そういった中で、こういった機能が必要だというものもあれば、必要じゃないというものもありましたので、そういった検証には十分効果を発揮したというふうに思ってございます。

日野委員

 ちょっと気になるのが、例えば今、4階のところにボックス型の――名前、ちょっと何と言うのか分からないですけど、置いてあったり、あるいは情報特なんかでは、ちょっとオフィスを見学に行ったりとか見てきて、ちょっとこれは過剰じゃないかなと思われるものももちろんあったりして。それがもちろんそのまま入ってくるわけじゃないですけど。当然ペーパーレスというのは進めなきゃいけないし、DXとして効果的・効率的にやっていくというものも必要だと思うんですけど、ただ、やはり区民が見たときに、新庁舎ってこんなぜいたくなのかと思われてもいけないと思うし、その辺というのが、どう考えていらっしゃるのか分からないですけども、あまり効果的・効率的というところだけに費用をかけるべきではないとは思っているんですね。

 あと、もう一つ、今、フリーアドレスでされているということだったんですけど、もう1か所、児童相談所でもフリーアドレスでされているということだと思うんですけど、ここは実際に使ってみて、今、どのように評価していらっしゃいますか。今まで、まず少なくとも今、この庁舎で1年間モデルオフィスで、フリーアドレスでやってきたじゃないですか。使ってみて実際にどうですか、評価として。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 席にとらわれない働き方になりますので、その場面場面に応じて職員が柔軟に移動できまして、臨機応変に、違う部署の職員とも打合せできたりということもありますので、とても大きな成果があるというふうに思ってございます。

日野委員

 先ほど言った、児童相談所のほうでもフリーアドレスというのをやっている。ただ、いきなりフリーアドレスで、じゃあ、使いましょうとなっても、じゃあ、自分の、どこがどうするのとなって、結局、あまりうまくできていないという話もちょっと聞いてはいるんですね。フリーアドレスでやるんだったら、当然メリット・デメリット両方あるとは思うんですけども、効果的に、効率的にやるというためには、やはりしっかりこういう準備が必要だとか示していかなきゃいけなかったりすると思うんですけども、このまま新庁舎で例えばフリーアドレスでぱっとやるとして、スムーズにいくのかどうか、その辺は今どう見ていらっしゃいますかね。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 現在、新庁舎の新区役所整備課の事務室のほうで、ペーパーレスの働き方の実践というのをしてございます。現段階からペーパーレスでできるように、できるだけ紙資料を使わないようにするとかというような試みは必要だというふうに思ってございます。あと、一方で、現庁舎ですとどうしても電話がある程度固定になりますので、そこは新庁舎に行きましたら、将来的には可動性のある電話になりますので、その辺の課題の検討というのは必要かなというふうに思ってございます。

日野委員

 その辺しっかりちょっと、移転に向けていきなりフリーアドレスになったときに混乱しないように、スムーズな移行ができるようにしていく必要があると思っています。

 もう一つ、モデルオフィスの下の庁内配布用液晶モニターの購入、これって、450万円、何台、どういったモニターを購入したんでしょうか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 こちらでございますけども、150台購入いたしまして、現庁舎の管理職と係長級相当の者に配付できるように購入をいたしまして、新庁舎でも活用する想定でございます。

日野委員

 どんなモニターですか。普通のPC用のモニターなのか、会議用で使うようなモニターなのか、どんなモニターですか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 執務机にも置いて使えますし、一定程度大きいので、会議や打合せにも使えるものになってございます。

日野委員

 その今150台は、全て現状使われているということでよろしいんですか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 もともとその前も200台以上モニターのほうがありまして、去年の150台と合わせますと350台以上を今、現庁舎の中で使ってございます。

日野委員

 今、現状350台あると。新庁舎へ移る際には、これはさらに増えるんですか。350台、もうこれ以上は購入しない。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 新庁舎では、基本的に原則1人1台の液晶モニターの設置を想定して、準備のほうを進める予定でございます。

日野委員

 1人1台モニターがあるんですよね。フリーアドレスでやる。モニターってどういう管理になるんですか。

白井総務部DX推進室情報システム課長

 新庁舎で想定していますモニターにつきましては、机のほうに固定でモニターが設置してありますので、職員は登庁時に自身のパソコンをモバイルロッカーから取り出しまして、その日仕事をすると決めた席に着席をした段階で、PCとモニターを1本の線でつなぐというような形での運用を考えております。

日野委員

 じゃあ、モニターは固定で全部の席についていて、そこで移動するということでいいんですね。

白井総務部DX推進室情報システム課長

 委員の御認識のとおりでございます。

長沢委員

 基本的なところなんだけど、債務負担行為をかけているじゃないですか。これ、かけているのは、新庁舎の実施設計・施工業務、これをかけていて、その下の業務委託とか云々というのは、これはかかっているものではない。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 複数年度にわたっているものになりますけども、この中で申しますと、初めの新庁舎整備事業実施設計・施工業務と、続きまして、新庁舎建設工事監理業務委託、三つ目の新庁舎建設工事CM業務委託、四つ目の新庁舎オフィス環境整備等業務委託が複数年契約になってございます。

長沢委員

 全部かかっているのね。分かった。いや、そうすると、そもそもなんだけど、いやいや、必要だからかけているんだよねという話なんだけど。ただ、要するに債務負担行為としては、限度額と期間を決めているので、期間内にこれはやらない、もう。要するに業務委託のところなんだけど。工事監理、あるいはCMだよね、コンストラクション・マネジメントの業務委託やオフィス環境の整備や。これというのは、要するに今年度もやっていますということだよね。じゃあ、来年度も――令和6年の5月だから、要は設計は終わったんだよね。もう施工に入っているんだね。デザインビルドをやっているから。それは施工はやらなくちゃいけないけど。これに合わせた形でこの三つはやっぱり、債務負担行為をかけた理由としてもそういうことだから、これ、要するに途中で終わるわけではない。そういう話でいいのか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 委員御案内の初めの新庁舎整備事業実施設計・施工業務につきましては、現在施工中でございまして、2番目の工事監理業務は現場の工事監理になりますので、工事に伴って実施するものになりまして、三つ目のCM業務委託につきましても、そちらのコンサルになりますので、実施設計・施工業務にひもづきまして実施するものでございます。四つ目の新庁舎のオフィス環境整備等業務委託につきましては、事務室レイアウトの作成等になりますので、直接そちらの実施設計・施工業務とは関係しませんけども、新庁舎竣工後開設まで実施するものでございます。

長沢委員

 それで、ちなみに先ほど日野委員がやられていたのは、そこは単年度なんだよね、契約の、ペーパーレスのほうは。そこは分かりました。それで、オフィス環境のというのは、ちょっと言われたけど、オフィスのレイアウトであるとか、これから什器を使っていくとか、そういうのがあるんだよね。移転のことのアドバイスみたいなのもここでやるんだっけ。あるわけだよね。これって逆にこれからのことで、何で要するに令和3年度から、これ、必要だったということなのかな。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 実際のところ、来年度の予算で、新庁舎の什器整備や移転の整備費用を予算の積算作業を進める時期になりますので、一定期間前の時期から検討が必要だというふうに判断しまして、このような契約としたものでございます。

長沢委員

 議会側のことも言えば、議会のほうもそういう議論をしてきて、什器とかいろいろあったから。それも、言ってみればこちらの業務委託の予算のところで一定の、業務委託だから、そこはそれでお願いするんだよね。任せるんだよね。議会棟のほうも同じ、それについてもここでやっていただいているということになるのか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 議会棟の什器につきましては、こちらの委託の中で検討してございます。

平山委員

 上から行こうかと思ったんですけど、ちょっとさっき日野委員が聞かれていたモニターが気になって。要するに、150台購入をされました。それは管理職と係長用ですよと。それは各管理職とか係長の机のところにあって。ただ、移動もできるような話をされていましたよね。その前に、既に200台ありますよ。この200台はどなたのなんですか。

白井総務部DX推進室情報システム課長

 情報システム課で購入してございます。

平山委員

 いや、購入じゃなくて、それはどなたが利用されているんですか。

白井総務部DX推進室情報システム課長

 失礼しました。同様に各課の職員であったり、また、打合せのテーブルに会議用に設置したりといった活用を行ってございます。

平山委員

 どうしてその200台は情報システム課で買って、今回の150台は新区役所整備課で買われたんですか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 新庁舎に向けまして、ペーパーレス推進の一環という位置付けで、新庁舎整備課で購入したものでございます。

平山委員

 じゃあ、情報システム課で買われたのは、新庁舎に向けたものではないということですか。

白井総務部DX推進室情報システム課長

 庁舎の中で、より効率的に業務を進めていくというところで購入したものというふうに認識しております。

平山委員

 それはいつ購入されたんですか。

白井総務部DX推進室情報システム課長

 確認させていただいてもよろしいでしょうか。

平山委員

 じゃあ、答弁保留ということで。今回のあれの話ではないので。となると、用途は違いますよね。前にも200台買っていたんですけど、今回150台です。でも、目的が全く違うわけでしょう。だって、目的が同じだったら、支出が分かれるのはおかしいですものね。そのような御答弁をされたと思います。だけど、トータル350台という認識なのが、何なんだろう、これは一体というのがよく――いや、理解ができないだけなんです。

 それで、今後、新庁舎に行った場合には職員全員にということになりますという話をされたときに、職員に対しては固定のモニターですよという話をされた。管理職のは移動ができるという話をされていたじゃないですか。それとはまた別なんですか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 新庁舎で想定しているデスクの上に置くタイプになりますので、一定程度固定ではありますけども、一定程度動かすことも可能でございます。

平山委員

 ごめんなさい。このモニターというのは、もう一回確認させて。何のためのモニターなんですか。どうして管理職と係長に150台のモニターを今回買わなきゃいけなかったんですか。その方々は現在どのように活用されているんですか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 現在、庁内情報パソコンにつないで、モニターのほうと二つの画面で作業ができるようにするために入れたものでございまして、管理職、係長につきましては、書類等のチェックが多いというところで導入したものでございます。

平山委員

 じゃあ、新庁舎に移っても二つのモニターで作業するんですか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 はい、そのとおりでございます。

平山委員

 じゃ、先ほどの200台は全く別なものなんですか。全然自分の中で整理がつかなくて。先ほどの200台は、管理職とか係長はチェックをする書類が多いからモニターが2台必要だということで、今回買いましたと。先ほどの情報システム課の200台はまた全然別な用途なんですか。

白井総務部DX推進室情報システム課長

 まず、従前、ノートパソコンを原則庁内情報端末としては区としては利用してきております。その際に、例えば図面とかを扱う所管課であったりとか、そういった場合に、ノートパソコンでは作業が非常に難しいといったケースもございますので、情報システム課のほうで一括購入して、例えばいわゆる図面等を扱う施設課であったりとか、そういったところの配置といったところを目的としまして、導入をしてきたという経緯がございます。また、その後、やはり事務系の職員においても、より精緻な書類、先ほどもありましたように、細かい数字を扱う所管であったりとか、そういったところには一定のニーズがございますので、情報システム課で導入をしたという経緯がございます。

平山委員

 分かりました。じゃあ、ちょっと別に考えればいいですよね。あちらはいわゆるノート端末があって、ただ、ノート端末だけだとということ。こちらは管理職とか係長で、基本はモニター二つ置いて、より仕事の効率を上げようというもの。ただ、移動等々も可能ですよという認識で。これは今、150台ということは、基本的には管理職にはもう全員行き渡って、ある一定の係長まで行き渡って、全員の机の上にあるという認識でいいんですか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 こちらのほう、配付に当たりましてアンケートも取ってございまして、基本的に希望した管理職、係長には配付のほうをされてございます。

平山委員

 150台中、何名希望されたんですか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 ちょっとお時間を頂けますか。

主査

 答弁保留ですね。

平山委員

 じゃあ、逆で聞きます。希望した数を購入されたんですか。事前にアンケートを取って購入をされたんですか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 少しお時間を頂きます。

主査

 答弁保留。

平山委員

 いやいや、それは答弁保留――いや、いろんな課長さんのところとか時々お邪魔するんですけど、あまり見たことがないなと思って。部長のところにはあるのかもしれないですけどね、部長のところにお邪魔することがないので。じゃあ、ちょっとパソコンの話は答弁保留なので、置きましょう。

 新庁舎オフィス環境整備等業務委託、これの成果物ができるのはいつですか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 事務室のレイアウトの作成と庁内PTの検討支援等を頂いてございまして、成果物はその年度の末にできております。

平山委員

 ということは、令和3年度の末に成果物はできているということですか。それは議会に御報告いただけるものですか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 議会にどこまでの粒度で報告するかというのはありますけども、議会にも一定程度報告するものでございます。

平山委員

 いや、以前、実施設計があって、実施設計はできていたけど、半年以上御報告いただけなかったことがあったじゃないですか。だから、今回のもできているんだったら、ぜひ見せていただきたいと思って。委員長と御相談いただいて、今定例会で御提示いただくというふうにお進めいただくことは可能ですか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 こういった業務委託で検討してきまして、お話ししてきました成果につきましては、今定例会で基本的な考え方につきまして報告予定でございます。

平山委員

 いや、基本的な考え方ではなくて、成果物を見せていただくことはできないんですか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 成果物、どこまで議会にお示しするかということも含めまして検討いたします。

平山委員

 税をかけてつくって、そんなによそに見せられないようなものじゃないと思うんですよね。それで何かと競合するような話でもないし。毎回毎回、そこが見せられないということが分からないんですよ。今回の一般質問でいろいろお伺いをして、第3回定例会の委員会でいろいろ、例えば備品等々についての考え方とか、そういったのを示していただけるというのは分かりました。でも、こういったものもあるんだったら、こういったものもぜひ示していただきたいし、そのときに、生活保護の件があって以来、その後の報告というのが一切頂けていないんですよ。あのときに、まだ入り切らないと言っていた場所もあった。それが一体どうなったのかというのも、今定例会でお示しをいただけるような話だったので、それは常任委員会でお聞きをしたいと思っていて。だから、今度の常任委員会では、やっぱり材料はきちんと、いよいよ区政のシンボルとなるものができる。そこに対して、最後の詰めに入っているわけですから、可能な限りのものは議会に示していただければと思っています。それはぜひ御検討ください。

 先ほどおっしゃったように、いよいよ引っ越しと備品の購入という、トータル、昨年度の試算で言うと50億ぐらいかかるであろうと言われていたもの、物価高なので、もしかしたらもうちょっとかかっちゃうかもしれない。というのが始まるという中で、今回、資金計画についてお尋ねをして、一般質問では、私が聞いたけども、資金計画については詳細が決まり次第ということで、改めて総括質疑で小林議員からも聞いたんですけど、詳細が決まってから、決まり次第ということで。来年度予算にのっけるもので、詳細って現時点で決まっていない。もう、だって、今定例会が終わったら予算交渉に入るわけでしょう。まだ議会に出せる状況になっていないということが、ちょっと理解ができなくて。具体的に、詳細が決まり次第という答弁でしたけど、詳細はいつ決まる、いつ決めようと決意をされているんですか。

主査

 どうしますか。答弁保留ですね。

 分科会を休憩します。

 

(午後4時50分)

 

主査

 それでは、分科会を再開します。

 

(午後5時14分)

 

 質疑の途中ですが、先に答弁保留の答弁を受けます。

白井総務部DX推進室情報システム課長

 先ほどの平山委員からの御質問についてお答えさせていただきます。

 まず、情報システム課で管理しておりますモニターの200台についてでございますが、まず、令和元年に150台を長期継続契約、リースの形で調達してございます。残りの50台につきましては、従前より活用していたものをそのまま使っておりますので、そちらのほうで合計200台というところが情報システム課の管理になってございます。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 令和3年度に新区役所整備課のほうで購入したディスプレー150台につきましては、事前にアンケートを取ったところ、300台程度の要望がありまして、そのうち150台を配付したものでございます。

平山委員

 300台要望があって、150台購入された。これ、アンケートを取られた対象はどういう方々ですか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 現庁舎で働いている職員でございます。

平山委員

 配付をされたのは管理職と係長ですよね。なのに、どうして現庁舎で働く全職員にアンケートを取られたんですか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 要望等を把握するために、アンケートは職員を対象に行ったものでございます。

平山委員

 ここで長くなるのは嫌なんですけど。いや、だって、先ほど、いわゆるツインモニターにする理由は、管理職や係長は様々な情報処理が多いから、モニターが2台ある必要があるとおっしゃったんですよ。この答弁と違ってくるじゃないですか。その上で、じゃあ、150人という選択はどのようにされたんですか。何を基準に300人の希望の中から150人を選定されたんですか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 希望があったうち、管理職、係長のほうを中心に配付のほうをいたしました。

平山委員

 じゃあ、取りあえずアンケートを全職員取りましたと。管理職と係長だけに絞りましたと。管理職と係長以外には1台も行っていませんね。そういう認識でいいですね。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 管理職、係長を中心に配付してございますが、一部職員にも配付のほうをしてございます。

平山委員

 話が違うじゃないですか。じゃあ、それは目的にかなっていないですよね、当初おっしゃった。目的にかなっていない予算を執行されてしまうと、そんな決算、認められなくなっちゃうんですけど。あまりにも大ざっぱじゃないですか。

 じゃあ、論点を変えましょう。その150台の活用状況はどうですか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 各課のほうで有効に活用されているものと認識してございます。

平山委員

 調査か何かされましたか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 実際のほうの調査はしてございませんが、各課に使用されている実績のほうは確認してございます。

平山委員

 使用されている実績ってどのような実績ですか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 新区役所整備課のほうで、各課のほうにヒアリング等を行っているときに活用してございますので、活用されているというふうに認識のほうをしてございます。

平山委員

 せっかくこれだけのものを税を使って買われたわけだから、有効活用されているかどうかというのはきちんと管理をしていただけると思うんですが。さっきの話では300人の希望があった。残りの150人に対してはどうされるんですか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 その後、今年度の予算で、各課のほうで予算要求をしているといったことも聞いております。

平山委員

 今年度の予算で各課ごとに、配付はされなかった150人の方は、今度は各課ごとの予算の中につけて、それを購入されたということですか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 その150台全てではございませんが、一部の課では自分の課で予算要求をして買ったというふうに聞いてございます。

平山委員

 どんどん分からなくなっていくんですけど。新庁舎に向けた働き方改革として必要があるから、予算を組まれたわけでしょう。その最初の必要数を150台とされた。新庁舎の担当としては、そこから先の予算までは組まれていない。これを各課が買うっておかしくないですか。そんなの予算の説明のときに一切頂きませんでしたけど。それは、私はものすごく違和感を感じてしまうんですけど。だって、目的があるわけじゃないですか、予算には。どうしてそういうことになっているんですか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 新区役所整備課で整備するものは令和3年度までとしまして、その後については新庁舎移転時に購入する計画ということで、新区役所整備課のほうで進めておりまして、それまでに必要なものは各課対応としたものでございます。

平山委員

 まあいいや。各課に聞かなきゃいけなくなっちゃうから、そういう時間はないので。まあいいや。これは置いておきましょう。

 150台の根拠がまだ分からないんですよ。どうして当初は管理職と係長とおっしゃっていたのに、こんなやり取りをする中で一部職員にもという答弁が来るのか。そういう答弁、本当にやめていただきたいと思うんです。そう言われてしまうと、管理職何名、係長何名、それ以外の職員何名と聞かざるを得なくなっちゃうんですよ。詳細な人数を教えてください。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 その内訳については把握してございません。

平山委員

 だって、配付を行った元でしょう。把握していなかったらまずいじゃないですか。把握していないという答弁でいいんですね。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 実際、各課のほうで管理職、係長、一般職員でどのように配付したかについては把握してございません。

平山委員

 じゃあ、どういう配付の仕方をされたんですか。各課にばらまいたんですか。いや、これ、申し訳ないですけど、ちょっとかなり深刻な問題ですよ。僕、こんなところで詰まると思っていなかった。どういう基準で配付をされたんですか。さっき御答弁の中では、300台というリクエストがありました。その中で、当初は管理職と係長に配付150台をしましたとおっしゃった、庁内にいるね。だけども、一部、管理職以外の職員にも配付をしましたとまたおっしゃった。じゃあ、それぞれどういう使い方なんですかと言ったら、把握をしておりません。巻き戻すと、どのように活用されていますかということに対して、新庁舎の担当が回ったときに適切に活用されているのを確認したとおっしゃっているんですよ。ちょっと本当に、こんないいかげんな答弁をされるんだったら進まないですよ。笑っている場合じゃないですよ。こんなに議会をばかにした話はないですよ、本当に。部長、どうなんですか。一度もないぐらい、こんなに不誠実な答弁って、僕、経験がないですよ。このまま決算の審査なんかできないです。

滝瀬DX推進室長

 今、御指摘を頂いたところでございます。ちょっと今、確認をさせて、御答弁させていただきたいと思います。

主査

 分科会を休憩します。

 

(午後5時23分)

 

主査

 分科会を再開します。

 

(午後5時25分)

 

 では、答弁保留ということで、もう一つの答弁保留のほうですね。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 新庁舎に今後係ります什器等に係る資金につきましては、一般財源を充当する想定をしてございます。

平山委員

 一般財源の充当時期というのはいつぐらいになるんですか、今想定される。

森企画部財政課長

 実際に支払うときが当然時期ということになります。

平山委員

 じゃあ、新庁舎担当として、購入時期をいつぐらいというふうに想定をされていて、そこから見込まれる支払い時期というのをいつ頃だというふうに想定されていますか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 現在、契約自体は令和5年度中を考えてございまして、納品が令和6年に入った時期を考えてございますので、支払いにつきましてはその後になると思ってございます。

平山委員

 確認ですが、今、財政担当が御存じでなかった。50億円からする支出について、これ、調整なしに話が進んでいくってあり得るんですか。ないでしょう。50億円ですよ。財政担当は分かりません。その前の一般質問でお聞きをしたら、詳細が決まりましたら。今、どれぐらいの時期かということについては、資金計画については一般財源だとおっしゃった。一般財源以外あり得ないですから。もっと言うと、その一般財源を転出補償金でカバーをされるのか、今のところどういう想定なのか、それって財政運営に関わってくるわけですよ、令和6年度以降の。だからお聞きをしているんですけど、財政担当はよく御存じないみたいです。調整はされていますか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 全体の会議の中で調整はしてございます。

平山委員

 普通、財政課との調整って直接行うものなんじゃないんですか。全体の会議の場での調整というのはどのような調整ですか。どのくらいの時期にどれぐらいの額がどのように発生しそうか、一般財源をこれぐらい必要とするということが、全体の場ということは、いわゆる経営幹部の方々はみんな共通認識としてお持ちだということになりますよ。それでいいんですか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 すみません。全体の場面でおおむねの方針は確認してございますけども、担当者レベルでも調査等々しまして、確認のほうをしてございます。

平山委員

 あまり細かくやりたくないんですけど、じゃあ、全体の場で確認されたおおむねの調整というのはどういう調整ですか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 新区役所整備に係る契約の中で、今後こういった経費がかかるといったことの調整をしてございます。

平山委員

 それがいつぐらいの時期で、どういう資金繰りでやらなきゃいけないかということについては、全体の場では調整をされていない。個別の調整もされていないということでいいですか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 今後、新区役所整備費の中でこういった経費がかかるというようなことの調整はしてございます。

平山委員

 先ほどの御答弁の中で、来年度には契約をとおっしゃっていたということは、再来年度に発生をするとなったとしても、少なくとも来年度予算にのっかる話なんですよ。来年度予算の調整というのが幾らこれから始まっていくとはいえですよ、繰越明許をかけたら50億円を圧迫するわけですよ。その調整が、いよいよ来年度の予算の調整に入りますというぎりぎりまでなされていないという事態は、私は異常な事態だと思います。これはもうここの指摘にしておきます。

 しかも、何を危惧しているかというと、引っ越しの時期を5月というふうにされている。ということは、4月から5月の間に、5月のいつかというのは、どのような形で引っ越しをされるかというのは分からない。果たして1か月でできるものなのか、2週間や1週間程度でできるものなのか、その間の役所の機能をどうするのかということはまだ御報告をされていないから、これからのことなんでしょう。ただ、いわゆる上半期の前半って、役所に一番お金がない時期なんですよ。税が入ってきていないですから。補助金も何も入ってきていないですから。そこでいきなり50億円なんていう歳計現金があるとは到底思えないんですよ。御担当1人の話じゃなくて、財政課だってそれぐらい認識できるでしょう。部長だって、それぐらいの危機感を持たれるべきでしょう。

 しかもですよ、もうあまり長くなると嫌なので、もう自分で全部言っちゃいますけど、区役所の起債をかける以外の部分、25%部分はキャッシュで払わなきゃいけないんでしょう。権利変換のお金が令和6年の春に入ってくるんだったらいいですよ。でも、そこがまだ明らかになっていない。これも非常に不安定な状況にある中で、そこで何十億というお金が追加でということになったら、どうするんですか。令和6年度の予算、組めないですよ。これに近いことを1年前の総括質疑で僕、言っているんです。令和5年度と令和6年度が本当に心配だという話をしているんです。だから、1年たった決算の場で改めてお聞きをしているんですけど。

 いや、場合によったら、かなりの区民サービスを抑制しなきゃいけないことだってあり得るし。それはいろんな基金を集めてきた、財政調整基金から。じゃあ、一時借入れしました、何しました、銀行にだって早く話をつけておかなきゃいけない。利息だって発生するわけですよ。その利息って税金から払われるわけですよ。だったら、そういったこともトータルして、5月というときが本当に区役所の移転として必要なのかという議論すら、僕らはさせてもらえないんですよ、この前も言いましたけど。決まりましたからと言われてしまう。この状況は本当によくないと思っているんです。役所の詳しいことは、常任委員会でいろいろ御報告を頂けるから、そこでやりますけども、要するに、後年度の財政運営を考えたときに、そこから先に今度は平和の森の取得があるんです。もう本当にここをちゃんと乗り越えていかないと。

 もう一言言うと、いつまでもこんな税収が続いているという保証はないですからね。来年度、再来年度辺りから税収は落ちる可能性がありますからね、それもすごいスピードで。それにも耐えられる200億円の財政調整基金をという新しい財政運営の考え方を示されてやるんだけど、ためた200億円のうちの50億円がもういきなり持っていかれちゃったみたいな。そんなことにもなりかねないと思いますよ。

 だから、もうパソコンの部分、モニターの部分以外は、区役所の部分はもうここでやめますけど、お願いですからよく調整をして協議をしていただいて、議会にも――議会も心配しているんですから。このことで皆さんを責めようなんていうつもりはなくて。要するに、中野駅周辺の開発と併せて庁舎移転というのは絶対に成功させなきゃいけないプロジェクトなんですよ。ここがスムーズにいかなかったら、区民に迷惑がかかっちゃうんですよ。中野区が全国に恥をさらすことになっちゃうわけですよ。そんなことがあってはいけないと思うので、適切なタイミングで議会にもきちんと御報告を頂きたいと思っているんです。ということを強く望んでいますが、もう質問、これだけにしますけど、どうですか。

石井企画部長

 今、御指摘いただきまして、特に財政を預かる者ということで申しますと、令和5年度の予算、これから組んでいく中では、新庁舎の整備に関わる経費、これを組んでいくということになります。御指摘あったように、令和5年度だけではなくて令和6年度にも関わる部分でもございますし、また、その財源の調達をどうするか、これも非常に大きな課題となっております。今、御指摘いただいたような今後の景気の動向なども踏まえた全体の財政の運営、こういったことは非常に重要な点だというふうに思っています。とにかく持続可能な区政運営をしていくためには、財政運営をきちんとしていかなくてはいけない。その中でも新庁舎の整備は非常に大きなインパクトがあるものでございますので、適正な運営をしてまいりたいと考えております。

滝瀬DX推進室長

 新庁舎の整備でございますけど、委員の御指摘を踏まえまして、財政サイドともよく協議をしながら、適切な建設を進めてまいりたいと考えております。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 先ほど、平山委員の令和3年度に購入した150台の液晶モニターの配付につきまして、考え方につきまして、私のほうで認識が誤っておりましたので、訂正のほうをさせていただきます。失礼しました。

 実際のところなんですけども、各課へ希望の調査を行いまして、希望数が多かった課については、管理職、係長級以上の人数分の台数を配付したものでございます。

平山委員

 まず、先ほどの御答弁については、先ほどもお話ししましたとおり、全庁的な話ですから、よく話し合っていただいて、財政的な不安を残すことがないように取り組んでいただきたいということと、今の御答弁については、私がお尋ねをしたのは、管理職何人、係長何人、それ以外の職員何人に配付をされたんですかと伺ったんですが、それに対するお答えではなかったんですが、いま一度御答弁いただけますか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 すみません。配付につきましては、希望数が多かった課につきましては、管理職、係長級以上の人数分の台数のほうを配付してございまして、実際のところ、管理職何人、係長級何人というものについては、現在のところは分かりません。

平山委員

 希望数が多かったところについては管理職と係長以上の分、希望数が少なかったところはどうなんですか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 すみません。確認させていただきます。

主査

 答弁保留ですね。

平山委員

 この件はもういいです。これ、令和3年度の予算なんですよ。令和3年度に執行がされている。それについて、進行管理も含めて、執行管理も含めて、極めて不適切な事業だというふうに言わざるを得ないと思っています。もうこれ以上の答弁も期待できないでしょうから、これ以上の答弁は結構です。本当に税を適切に使おうという意識を持っていらっしゃるのかということに対して、極めて疑わざるを得ないというか。150台という台数の決め方も、その配付についても様々疑義が残りますし、しかも、その現状を御担当は把握をしていらっしゃらないという状況は、極めて異常な事態だと思っております。決算審査の中でこのようなことが発覚をしたということについては、大変残念に思っています。

中村委員

 すみません。ちょっと細かい話で申し訳ないんですが、181ページの新庁舎移転に向けたペーパーレス推進業務のうちの文書の削減調査及び電子化推進業務委託とあるんですけれども、これ、合わせた形で3,080万円となっているんですが、それぞれが幾らだったかという内訳を教えていただけますでしょうか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 こちらは、こちらの業務委託の一つの経費でございます。

中村委員

 分かりました。一つ、一体でということですね。新庁舎に向けて、文書の削減をしていってペーパーレス化を推進していくということで、目標を定めて各課で進めていると思うんですけれども、令和3年度でこの調査自体はもう終わって、今後は、その目標に向けて削減をしていくという方向に進んでいくという理解でいいんですか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 令和5年度までに文書量を現状比で減らす計画を立ててございまして、今年度も引き続き実施のほうをしてございます。

中村委員

 もう調査自体はこの年で終わっていて、要は、今年度と来年度はもう減らしていく、そういう時期に来ているという理解でいいですね。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 こちらのほう、契約自体は単年度でございますけども、今年度も別に契約のほうをしてございまして、別にペーパーレスの推進のほうを進めてございます。

中村委員

 ということは、今年度も調査自体はしている状況という理解でいいですか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 はい、そのとおりでございます。

中村委員

 分かりました。ということは、部署によってはまだそこの調査が――それはあれなんですかね。この年度で終わったところもあれば、それとも全体的にまだ調査が必要ということなんですかね。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 こちらの文書の調査につきましては、庁内の影響などを確認するため実施しているところでございます。

中村委員

 分かりました。引っ越しまでにしっかりと削減をしていくというところが重要なのかなと思いますので、引き続き進めていただければと思います。

 1点、ここで聞くか議会のほうで聞くかすごく悩んで、ちょっとここで聞こうかなと思ったんですけど。議会費のほうに、議会の開会中という横断幕の費用が年間44万円ついていて、議会だけじゃなくて区役所のほうで、今だと2個、正面のところに横断幕が、議会開会中のほかに2個かな、ついていてという状況です。新庁舎になったときって、デザイン上、横断幕をかけられるような状況ではないかなと思っているんですけれども、どういうふうになっていくのか教えていただけますでしょうか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 新庁舎の壁面につきましては、横断幕を設置することについては、新庁舎の外装の構造上、取り外しが難しいと考えてございまして、外構部分に縦長の幕を取り付けられる専用の設備を設けることを考えてございます。

中村委員

 それは幾つ掲げられるものなんですか。今みたいに、例えばすごく多いときって五、六ぐらい今かかっているじゃないですか。幾つ可能なんでしょうか。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 設置数は一つでございます。

中村委員

 ということは、今まであれを使って広報していたものってあると思うんですよね。というところに関しては、今後それぞれの所管になるのか、どうなのかというところもあると思うんですけれども、そこは工夫をしていく必要があるということなんですかね。

中村総務部DX推進室新区役所整備課長

 新庁舎ではそのような形になるということを周知いたしまして、各所管のほうで検討のほうを進めていただければと思ってございます。

中村委員

 分かりました。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、182ページから183ページ、7項会計費、1目会計管理費について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、184ページから187ページ、8項選挙費、1目選挙費について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、186ページから193ページ、2目選挙執行費について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、194ページから195ページ、9項監査委員費、1目監査委員費について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、196ページから197ページ、2目事務局費について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、342ページから343ページ、6款地域支えあい推進費、1項地域活動推進費、3目区民活動推進費、対象事業は、事務事業2、公益活動推進費、事業メニュー1、NPO等地域公益活動支援のうち、区民公益活動に対する政策助成の活動領域5「ユニバーサルデザイン、男女共同参画の推進及び平和・人権を守るための活動」となります。質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、542ページから543ページ、11款公債費、1項公債費、1目区債元金について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 続いて、542ページから543ページ、2目区債利子について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 続いて、542ページから543ページ、3目公債諸費について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 同じページ、542ページから543ページ、4目一時借入金利子について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 続いて、544ページから545ページ、12款諸支出金、1項積立金、1目財政調整基金積立金について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 続いて、544ページから545ページ、2目減債基金積立金について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 続いて、544ページから547ページ、3目特定目的基金積立金について質疑はありますか。この目のうち、事務事業7、区民公益活動推進基金積立金、事務事業8、環境基金積立金及び事務事業9、新型コロナウイルス感染症対策利子補給基金積立金は審査の対象外となります。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 続いて、546ページから547ページ、2項用地特別会計繰出金、1目用地特別会計繰出金について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 続いて、548ページから549ページ、13款予備費、1項予備費、1目予備費について質疑はありますか。

平山委員

 この災害というか、こういう感染症というか、こういうこともあって、予備費の活用というのは非常に増えているわけなんですけど。1点だけ教えていただきたいんですけど、例えば予備費で行った事業があるとするじゃないですか。この予備費で行った事業に、後ほど国費や都費が充てられた場合の決算上の会計処理というのはどのようになりますか。

森企画部財政課長

 まず、予算上においては、予備費は動かすだけなので、現額は変わりますけど、予算上は増額されるとか、そういうことにならないということが一つ。それで、一方、歳入のほうも、いわゆる歳出が増えていないので、予備費が動いただけなので、歳出の国庫補助金等の増額もないということです。ですので、決算で表す際には、あとは決算のそれぞれの国庫支出金、都支出金のところで、その予備費の分が上乗せされてみたいな感じで、歳入のほうで決算として表れてくるということになります。

平山委員

 上乗せされてというのは、例えばAという事業がありますよね。Aという事業に予備費を分かりやすく100万円充てました。緊急対応として充てました。このAという事業の財源は予備費になっているわけじゃないですか。これに対して、じゃあ、これに充てられる国費が100万円入ってきました。決算の書類上は、これが200万円になるということですか。そういうことではない。ごめんなさい。これ、うちの久保議員から聞いてこいと言われたので。私も聞かれたんですけど、答えられなくて、森さんに聞けば全部分かるかと思って。

森企画部財政課長

 まず、例えばある事業があって、国庫支出金が当たっていましたと、予算で決められた。100万円の歳出とイコールの100万円の歳入があったとして、そうすると、10分の10の補助なのでということであります。ここの一つのくくりの中に予備費を入れました。そして、当然予算の歳出側は増えないわけです。それで、歳入のほうは、例えば予備費をまた1,000万円入れましたといったら、その1,000万円分が特定財源に当たったとすれば、当然もともと組んでいた当初予算のとおりに歳入が入ってきて、なおかつ、予備費の分が追加で入ってくれば、それに上乗せされた形で歳入のほうに決算上としては表れるということでございます。

平山委員

 じゃあ、補正予算の場合、補正予算として予備費を充てました。予備費を充てるって基本的に補正予算ですよね。補正予算だったり。だって、年度当初に予備費を充てるってあり得ないじゃないですか。補正予算として組まなくてもできるのか、予備費を充てれば。じゃあ、予備費で充てました。今回のような国からの交付金が入ってきました。これが予備費に充てられた事業に充当しますというときは、これは財源更正をされるんですか。それとも、予備費を充てているから、この分にはこの交付金は充てない、財源更正はしない。ここの考え方だけお願いします。

森企画部財政課長

 財源更正はしないです。いわゆる予算執行上の予算の動かしということでやっているだけなので、例えば今の補正予算なりで歳出を増やしたりとか、そういうふうにしているわけじゃないので。ですので、充てる歳出がないわけですね、仮に交付金が増えてなったとしても。ですので、予備費の事業については、決算のところで歳入として表れるという、それだけです。

平山委員

 これで先輩に説明がつきますので、大変ありがとうございました。決算らしい質問もしなきゃいけない。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 それでは、次に、職員の人件費について質疑を行います。ページは全般にわたっていますが、一括して質疑を行います。

 なお、人件費のうち、特殊勤務手当、時間外勤務手当、休日給、夜勤手当、職員旅費、期末手当を除く会計年度任用職員及び任期付短時間勤務職員人件費の一部については各分科会での審査となり、給料、職員共済組合等事業主負担金、他の分科会分担分を除く職員手当等、職員旅費及び会計年度任用職員についてが総務分科会の分担分となりますので、御承知おきください。

 それでは、質疑に入ります。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 続きまして、一般会計歳入について質疑を行いますが、進め方についてちょっと御相談させていただきたいため、分科会を暫時休憩いたします。

 

(午後5時55分)

 

主査

 分科会を再開します。

 

(午後5時56分)

 

 休憩中に御協議いただきましたとおり、一般会計歳入につきましては、一括して審査を行うということと変更したいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議ありませんので、そのように確認をいたします。

 それでは、歳入、決算説明書補助資料を基に、一括して質疑を行いたいと思います。質疑はありませんか。

高橋委員

 ちょっと1点だけ、特別区交付金のことでお聞きしたいんですけれども。質疑でも歳入についてちょっと一部質問させていただいたんですけど、当初の算定額からいわゆる確定値で1,000万ほど増えているんですよね。調整3税プラスアルファというか、算定のいろんな、市町村民税の法人分とか、あとは、特別土地保有税は別として、固定資産税とか、その辺の当初の予算、当初算定時と、結局、最後締めたときの見込みとの差が、23区全体だと、市町村民税だと5割増しぐらいになっているんですよ。例えば区民税も今後、先ほど平山委員の話もあったけども、税収が今後どうなっていくかという話がある中で、その辺も見据えた上で、今回、令和3年度の当初算定の見込みと、今回締めた時点での算定がどう変わっていくのか、今後どうその辺の――要は、東京都から言われた形で組んでいくとなると、そう当初の算定がきちっとコレクトしていくということじゃないと思うんですけど、その辺、今後どうなのかというのがちょっと不安に感じているので、その辺をちょっと教えていただければと思うんですけど。

森企画部財政課長

 全体のフレームということで申し上げれば、令和3年度当初と実際の決算ベースというか、最終的な収入見込みということで言うと、調整税全体では2,048億円余増えたわけでございます。これは総括質疑でも様々な委員から御質疑いただきまして、法人住民税等々の伸びが当初よりも大きかったからということで御説明をしたところでございます。それで、令和4年度についても、予算額においてはもう400億円を超える予算額を積算させていただいて、先日、普通交付金については当初算定ということで御説明をしまして、ほぼほぼ普通交付金について、若干の差はあるにせよ、当初予算額と見込んだ程度のところの算定額にはなっているということでございまして。ですので、令和3年度、令和4年度については、ある意味堅調な調整税等の伸びというようなこともあってのこういう状況にあります。

 今後についても、ちょっとなかなか、昨今の物価高の影響ですとか、円安の状況ですとかありまして、不透明な状況があるところではあるんですが、令和5年度については、ほぼほぼ同程度の収入で見込めるかなというところで今立てているところであります。ですので、それを踏まえての令和5年度予算編成を始めているというところではございます。ですが、先ほども平山委員からもありましたが、今後のそれ以降の話については、かなりちょっと状況を厳しく見ていく必要もあるということは認識しておりますので。もちろん調整税等の見込みは、東京都がフレームを示して、それを踏まえての特別区交付金の見積もりというところはあるんですが、ただ、当然、区としても経済動向や物価の状況も含めてしっかり注視をした上で、しっかり適切な財政運営ということでつなげていくということでやっていきたいと考えております。

高橋委員

 ありがとうございました。昨今のまちづくりの進展で、ちょっとうちも質問で申し上げましたけど、例えば固定資産税なんかについては、激変するということでは、少しずつ上がっていくとかいう形はあると思うんですけど、今おっしゃった予算を組み立てるときの当初、東京都と調整した中で、例えば市町村民税の見立てをすると言って予算を組んでいくわけでしょうけど、結果的には23区のなんかは5割も違うと。増えていくということで、ありがたいことだけども。そうすると、結局、聞き方は変だけど、やってみないと、当初の調整はもちろん踏まえた上でやるんだろうけど、やっぱりやってみないと分からないというような、そういう感じになるんですかね。東京都と最初の見込みが結構違ってきて、これが上向いている分にはまだいいんでしょうけど、これが下振れした場合のリスクというのを考えたときに、どうなのかというのがすごく心配なんですけど、そこはもうやってみるというか、状況を把握しながら慎重に対処していくしかないというところでしかないんでしょうかね。

森企画部財政課長

 特にこの令和3年度については、想定とは違う形での上振れだったということでございますが、過去、令和元年度以前については、当初よりも若干の上振れだったというようなところもあって、令和2年度はほぼほぼ当初どおりだったというようなこともあるんですけど。ですので、いずれにしろやってみないと分からないというような状況だと、当然予算が組める話、財政運営できる話じゃないので、しっかりその辺の、今、委員おっしゃったように、最新の状況をキャッチして、それでどう予算として見込んでいくか、財政運営をやっていくかということは、そこはしっかりやっていく必要があるかと思います。

長沢委員

 同じところで。調整、今、5税と言っている、調整税をね。ちょっと総括質疑のところでも言ったんだけど、今は令和2年度から法人事業税の交付対象額が入り、そして、当該の令和3年度から固定資産税の減収補填の特別交付金が入った。ある意味で、両方とも要するに一部国税化される、法人税が準国税ということで、事業税の一部というのかな、交付対象になっているし、固定資産税のほうについても、調整税の中では固定資産税が、変動が大きいのは市町村民税の法人分なんだけど、額として大きいのは固定資産税が大きいんだよね。それで、固定資産税のところがしかしながら、いろいろ軽減策を取られている中で、こういった資産税の減収補填の交付金もやるということだと思うんだけど。じゃあ、これをやって、実際にはどういう動きになるのか。つまり、補えているのかというところが聞きたいんですよ。もともとの国税の、いわゆる国のほうで法人税の一部国税化をしたよというところで、法人事業税の交付の対象額という、こういうのが生まれたんだと思うんだけど、やるような措置を取られたと思うんだけど、こういったことを考えたときに、じゃあ、実際には――もちろん毎年毎年変動があるからなんだけども、実際にはその辺のところはどういうふうに区長会としては思っているかというのを伺いたいんですけど、いかがですか。

森企画部財政課長

 令和3年度から調整税等に加わった固定資産税減収補填特別交付金については、国が取っております固定資産税の軽減措置に対しての基本的な補填ということになっていますので、そこは大きな差引きというか、乖離があるものと捉えていません。それで、もう一つの法人事業税交付対象額というのが令和2年度から調整税等に加わっています。こちらについては、今、委員お話があったように、法人住民税の一部国税化に伴って、市町村で入ってくる、取るべき法人住民税が減収になることから、それを一部穴埋めするということで、都道府県が徴収している法人事業税を、それを財源に法人事業税交付金というような形で各市町村に交付がされているということでございます。23区については、いわゆる財政調整制度の中に入ってまいりますので、法人事業税交付対象額というような名称になっているわけでございます。

 それで、今お話しの、じゃあ、実際に法人住民税が国税化されて、一方で、法人事業税交付対象額が入ったことによって、どうだったのかということにつきましては、区長会が試算をしているところで申し上げると、交付税全体ででございますが、法人住民税の交付税原資化、これに伴っての影響額としては約2,000億円ほどでございまして、一方で、法人事業税交付金が創設されたことによっての増分、これについては約400億円となっています。ですので、差引き約500億から600億についてのマイナスの影響が生じているということになります。

長沢委員

 これで最後にします。要するに、決着と言わないんだよね。一部国税化になって、されてしまっているんだけど、これ、特別区長会としては、これに対してはもう白旗を揚げちゃっているのか。つまり、もうこれ、決まったことだから。いや、やっぱりそれはおかしいでしょう――だって、税制からすればおかしいんだよね、これ、本当に。いや、そういう主張をされているのかというのを聞きたいんですけど、どうなんですか。つまり、一部国税のこんなやり方はおかしいよと。ずっと主張されていたと思うんだけど。ここをちょっと伺いたいんですが。

森企画部財政課長

 今年度は直接の申入れはしていないと認識していますが、以前は特別区長会の会長なり役員が、直接国の総務大臣なりに要望書を出したというような例もあったかなと思います。また、不合理な税制改正等に対する特別区の主張というのを毎年特別区長会は作成をし、関連するホームページに掲載するなり、また、関連するところでの、声じゃないですけども、主張をクリエートしているところでございますので、当然この法人住民税のこともそうですし、ふるさと納税の件もそうですし、地方消費税の精算基準の見直しのこともそうですが、そういったところの不合理な税制改正については、一貫して抗議というか、改善の主張をしているというふうに認識しています。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、以上で一般会計分担分についての質疑を終了します。

 次に、用地特別会計の歳入歳出について一括して質疑を行います。

 用地特別会計は、決算説明書の551ページから565ページとなります。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 質疑がなければ、以上で用地特別会計についての質疑を終了します。

 次に、国民健康保険事業特別会計について質疑を行います。

 まず、歳入の580ページから581ページ、7款諸収入、3項雑入のうち、6目納付金について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、歳出の588ページから589ページ、1款国保運営費、1項国保運営費のうち、1目制度運営費、事務事業1、国保運営関係人件費等について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 質疑がなければ、以上で国民健康保険事業特別会計の分担分についての質疑を終了します。

 次に、介護保険特別会計について質疑を行います。

 まず、歳入の646ページから647ページ、9款諸収入、3項雑入のうち、4目納付金について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次に、歳出の654ページから655ページ、1款制度運営費、1項制度運営費のうち、1目制度管理費、事務事業1、介護保険関係人件費等について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、以上で介護保険特別会計の分担分についての質疑を終了します。

 以上で、当分科会の分担分について、質疑は全て終了したことになりますが、全体を通して質疑漏れはありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、当分科会分担分の質疑を終結したいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議ありませんので、質疑を終結いたします。

 次に、意見の提出についてですが、意見がある場合は、明日9月30日(金曜日)の正午までに、対象となる議案の番号及び会派名を明記の上、文書で事務局まで提出するようお願いいたします。

 以上で本日予定した日程は終了しますが、各委員、理事者から御発言はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、次回の分科会は、明日午後1時から当委員会室において開会することを口頭をもって通告します。

 以上で本日の総務分科会を散会します。

 

(午後6時12分)