令和4年10月07日中野区議会厚生委員会(第3回定例会)
令和4年10月07日中野区議会厚生委員会(第3回定例会)の会議録

中野区議会厚生委員会〔令和4年10月7日〕

 

厚生委員会会議記録

 

○開会日 令和4年10月7日

 

○場所  中野区議会第3委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後5時03分

 

○出席委員(8名)

 小林 ぜんいち委員長

 山本 たかし副委員長

 間 ひとみ委員

 石坂 わたる委員

 近藤 さえ子委員

 浦野 さとみ委員

 高橋 ちあき委員

 久保 りか委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 地域支えあい推進部長 角 秀行

 地域包括ケア推進担当部長 藤井 多希子

 地域支えあい推進部地域活動推進課長 高橋 英昭

 地域支えあい推進部区民活動推進担当課長 池内 明日香

 地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長 鈴木 康平

 地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長、地域支えあい推進部高齢者支援担当課長 古本 正士

 北部すこやか福祉センター地域ケア担当課長 原 拓也

 健康福祉部長 岩浅 英樹

 保健所次長 杉本 兼太郎

 健康福祉部福祉推進課長 中谷 博

 健康福祉部スポーツ振興課長 辻本 将紀

 健康福祉部障害福祉サービス担当課長 大場 大輔

 健康福祉部生活援護課長 葉山 義彦

 健康福祉部保健企画課長、健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 中村 誠

 健康福祉部保健予防課長 鹿島 剛

 

○事務局職員

 書記 鎌形 聡美

 書記 早尾 尚也

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第80号議案 令和4年度中野区一般会計補正予算(関係分)

○陳情

〔新規付託分〕

 第15号陳情 重度障害者グループホーム施設の早期建設、及び同施設事業の早期実施と区長、区の担当者の障害者宅へ早期訪問と、相互理解を深める定期的な懇談会開催について

○所管事項の報告

 1 令和5年度国・都の施策及び予算に関する要望について(地域支えあい推進部、健康福祉部)

 2 令和3年度の新型コロナウイルス感染症に係る医療・生活・経済支援対策事業の実施結果及び令和4年度の取組状況について(地域支えあい推進部、健康福祉部)

 3 新型コロナウイルス感染症の影響下における原油価格・物価高騰等の緊急対策について(地域支えあい推進部、健康福祉部)

 4 中野区基本計画における重点プロジェクト等の取組状況について(地域支えあい推進部、健康福祉部)

 5 中野区構造改革実行プログラム(更新案2)について(地域支えあい推進部、健康福祉部)

 6 新型コロナウイルス感染症拡大防止にかかる予備費充用について(地域支えあい推進部、健康福祉部)

 

委員長

 定足数に達しましたので、委員会を開会します。

 

(午後1時00分)

 

 本定例会における審査日程及び3日間の割り振りについて協議したいので、委員会を休憩いたします。

 

(午後1時00分)

 

委員長

 それでは、委員会を再開します。

 

(午後1時01分)

 

 本定例会における委員会の審査日程についてお諮りします。お手元の審査日程(案)(資料1)に沿って進め、第80号議案と所管事項の報告の3番が関連しますので、議案を議題に供した後、一旦保留とし、関連する所管事項の報告を先に受け、その後、改めて議案を議題に供し審査したいと思います。次に、所管事項の報告の2番と6番、所管事項の報告の8番と9番がそれぞれ関連しますので、一括して報告を受けたいと思います。

 次に、3日間の割り振りですが、本日は議案の審査、陳情の審査、所管事項の報告の7番まで、2日目は残りの所管事項の報告以下を行い、3日目は進行状況に応じて改めて御相談したいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 また、審査は5時を目途に進め、3時頃に休憩を取りたいと思いますので、御協力をお願いします。

 それでは、議事に入ります。

 第80号議案、令和4年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。

 本議案は総務委員会に付託されておりますが、厚生委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。

 審査日程の協議の際に確認したとおり、本議案に関する所管事項の報告を先に受けますので、議案の審査を一旦保留とします。

 それでは、所管事項の報告の3番、新型コロナウイルス感染症の影響下における原油価格・物価高騰等の緊急対策についての報告を求めます。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 それでは、新型コロナウイルス感染症の影響下における原油価格・物価高騰等の緊急対策について御報告いたします。(資料2)なお、本件は、今定例会において開催される建設委員会を除く各常任委員会及び危機管理・感染症対策調査特別委員会において御報告をするものでございます。

 区は、原油価格や電気・ガス料金を含む物価高騰の影響により経済的に厳しい状況に置かれた区民や区内事業者を支援するため、緊急対策を講じているところでございます。しかしながら、依然としまして原油価格・物価高騰が続いている状況を踏まえ、政府が9月9日に創設を発表しました電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金等を活用し、さらなる緊急対策を講じてまいります。

 それでは、まず1、基本的な考え方について御説明をさせていただきます。

 緊急対策における支援の基本的な考え方は、区民に対する金銭給付的な生活応援のほか、公共的サービスのうち、急激な原油価格・物価高騰等によるサービスの量や質の確保に影響を及ぼすおそれのあるものについて、事業形態に応じた補助等を行うでございます。

 これに加え、電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金において、国より示されている推奨事業メニュー例などを参考に対策事業の検討を行います。

 また、今後も区民生活や経済状況を注視するとともに、状況確認などの調査を行い、時期を逸することなく必要な対策を行ってまいります。

 続きまして、2、取組状況につきまして、別添の資料により御説明をさせていただきます。当委員会の所管事項といたしまして、まず、地域支えあい推進部の関係事項を御説明いたします。

 まず、別添資料の令和4年度新型コロナウイルス感染症の影響下における原油価格・物価高騰等緊急対策事業、こちらの一覧でございますけれども、地域支えあい推進部の関連はございません。

 続きまして、報告の資料にお戻りいただきまして、2ページ目の3、検討中の主な対策についてでございます。地域支えあい推進部は、下から二つ目の項目、介護サービス事業所物価高騰対策、概要といたしまして、介護サービス事業所に係る光熱費の負担増に対する補助を行う、こちらにつきまして検討しているところでございます。

 地域支えあい推進部の関連事項は以上でございます。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 それでは、私から健康福祉部の所管部分について御説明いたします。

 まず、資料の2、取組状況につきましては、別添資料に掲げる事業のうち、5番の新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金が健康福祉部の所管でございます。緊急小口資金等の特例貸付を利用できない世帯のうち、収入・資産等一定の要件を満たす生活困窮世帯を対象に、就労による自立を目的とした支援金を支給するものでございます。

 次に、最初の資料のほうにお戻りいただきまして、3、検討中の主な対策のうち、障害福祉サービス事業所物価高騰対策と燃料費高騰に伴う公衆浴場への支援の2件が健康福祉部の所管でございます。障害福祉サービス事業所に係る光熱費の負担増に対する補助を行うとともに、ガスや重油等の価格高騰に伴う燃料費負担を軽減するため、公衆浴場燃料費の助成金を増額するものでございます。

 最後に、資料の末尾に記載してございます参考の部分についてですが、令和4年度の地方創生臨時交付金の交付見込額は、通常分及びコロナ禍における原油価格・物価高騰対応分は既に御報告済みですが、今回新たに加わりました電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金3億6,848万9,000円を合わせ、10億3,422万8,000円となってございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

浦野委員

 何点か伺います。これ、8月、閉会中の各建設委員会以外の常任委員会で、厚生委員会でも9月1日のときに報告がされたと思います。そのときも新型コロナウイルス感染症影響下での原油価格・物価高騰対策の、今、区が考えているものであったり、今既に行っているものというのが報告されたと思うんですけども、今回、これ、前回の報告から1か月ちょっとがたって、前回、約1か月前のときと比較して新たに加わったものというのが何かというのをちょっとまず確認をいたします。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 地域支えあい推進部に関しましては、今回、新たな検討中の事項としてお示ししているものが介護サービス事業所物価高騰対策でございますが、こちらに関しましては、前回につきましても検討中としてお示しをしているものでございます。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 健康福祉部の所管分につきましても前回と大きな変更はないんですが、資料全体の中では、総務部が所管している電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金が追加になったのが資料全体の中では一番大きな変更点かと思います。

浦野委員

 今、二つの所管のところからあって、一つは国のほうで示された臨時給付金のところで、区としての新たなものというのは今、現時点ではないわけですよね。それで、前回の厚生委員会のときにも様々議論があって、委員会での意見をどう反映するのかということであったり、あと、区が前回出したときに行ったのは、7月末までの実態把握に基づいての区としての対策ということだったんですけれども、その後、前回のときも他の委員も含めて様々指摘があって、この間も調査をさらに行ってきたと思うんですけれども、その調査というのは、今それは継続されていて、今回のものには間に合わなかったということなのか。それとも調査をして、でも、現段階では、これ、前回と大きく変わらずということの判断なのか。調査をしている経過のところと、それを踏まえての今回の中身なのか、それともまた新たに、ここでは間に合わなかったけれども、今検討していることがあるのか。ちょっとその辺の時系列的に確認をそれぞれしたいと思います。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 地域支えあい推進部におきましては、事業者でありますとか各種団体について調査・聞き取り等を行っておりますけれども、今回の基本的な考え方に示されておりますけれども、こういったものに該当するかどうかなどを含めまして、現在検討中でございます。また、聞き取り、状況調査については継続して行ってまいりたいと考えておりますけれども、現在、具体的に検討の候補として挙がっているのは今回お示ししたのみでございます。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 現在、健康福祉部におきましても、全庁的な動きの中で、情報収集などを行いながら検討は進めているところでございます。今回の第3回定例会の補正に当たって、前回から大きな変更はないんですけれども、何か今後の検討の結果必要がある場合には、第4回定例会での補正予算を計上するかどうかというところも含めて検討を継続しているところでございます。

浦野委員

 前回から1か月で、確かに日程的なところで、聞き取って、今、第4回定例会での補正も考えているというような御答弁が最後ありましたけれども、今定例会で先議で先行分というか、最初示された中の急ぎの部分をということでありましたけれども。やっぱり、これはこの間も指摘させていただいていますけども、物価高騰の影響というのが、7月までとまた状況が変わっていて、8月、9月という形でスピードを増していますし、また、10月に入ってからもまたさらにいろんなものが値上がりとなってということで、そこの実際動いているスピードにどれだけ本当に効果的に、間をあまり空けずに、迅速に施策が打てるかということが大事だと思うんですね。なので、やっぱり前回からの中で、確かに1か月ちょっとでしたけれども、何か新しいものが入ってきてもよかったのではないかなという思いはすごくしているんです。

 実際、今、第4回定例会での補正という考えがあるとあったんですけれども、今聞き取っている中で、そうしたら、これまで区が聞き取ってきた7月までの状況と、それ以降聞き取ってきた状況の中で、状況の変化というものも恐らくつかまれているんだと思うんですけれども、その中で、今ちょっと御紹介できるようなものがあれば伺いたいと思います。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 健康福祉部としてこの間届いている新たな要望としては、医療機関の関係の団体から、電気代や給食材料費等の高騰で苦しんでいる医療機関や介護事業者への支援について求めるような要望は新たに受け取っているところでございます。今後、必要な対応について検討を進めてまいりたいと思います。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 地域支えあい推進部につきましては、新たな情報は特段ございませんけれども、先ほど申しましたように、今後も継続的に聞き取り、調査などをして注視してまいりたいと考えてございます。

浦野委員

 今、健康福祉部のほうは医療機関、介護事業者のところが出たんですけど、支えあい推進部のところは、今の御答弁だと、聞いているけれども、何か新たなものが声としては出ていない、7月時点での声と大きくは変わっていないということなのか。それとも聞いて、変化としてはあるんだけれども、それに対する区の対応としては、現在何か考えているものがないということなのか。ちょっとその辺もう一度伺いたいと思います。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 あの後、当初の聞き取った以外のところからも一部声を頂いておりますけども、今回、その内容については今精査しているところでございまして、こちらで今のところ検討内容等御報告できるような状況にはございませんので、その辺につきましては、もうちょっと調査を進めた上で、施策として展開できるかどうかを検討してまいりたいと思います。

浦野委員

 本当に実際の影響のスピードというのがかなり増していると思うので、時期を本当に逸せずに、ちゃんと支援をしていってほしいなという思いが強くあります。今回、前回からの考え方のところで、例えば介護、障害者のところは、定量的にというか、一定で見るために光熱費というところの一つ考え方として今回支援をするとありましたけれども、例えば燃料費というところだけ、公衆浴場の燃料費のところがあるんですけれども、例えば介護や通所系等にしても、実際車を使っての送迎をしていたりとか、医療機関も車を使って往診ということをしているわけですよね。燃料費というところだけ見ても、やっぱりもっと支援の在り方というのはいろんな角度から考えられるんじゃないのかなと思うんですけれども、その辺りはいかがでしょうか。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 今回の補正予算の中には、私どもの介護サービス事業所のほうでは、ガソリン代としましては訪問入浴事業者へのガソリン代というのを計上してございます。それ以外はございません。

委員長

 ちょっと休憩していいですか。

 

(午後1時16分)

 

委員長

 再開します。

 

(午後1時18分)

 

浦野委員

 ちょっと聞き直します。今、御報告いただいた資料の中で示されている介護、障害者のところの光熱費のところ、公衆浴場であれば燃料費ということなんですけれども、介護や障害者の事業所のところでも、燃料費という観点で見れば、実際送迎等で使っている車というものもありますから、光熱費だけじゃなくて、燃料費という観点だけでもいろんな支援の在り方というのはやはり考えられると思うので、そこは今後のところでぜひ検討していってほしいなと思います。

 例えば荒川区なんかは、障害者の方が車を、自家用車しか移動手段がないというところでは、燃料費の助成で今行っているものに対して、区としての上乗せという形でも助成をしているというようなところもありますので。とにかく影響が多面的に及んでいるので、今回考え方で示されたもの以外にも、やっぱり支援の在り方というのはあると思うので、そこはぜひ検討をしていっていただきたいなというふうに思いますけれども、その点の考え方についてはいかがでしょうか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 今おっしゃいましたような内容につきまして、全庁的な調整の中での施策かということがございますので、全体的な中で各部、それと企画部等も含めまして考えてまいりたいと思ってございます。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 健康福祉部としましても、部内で所管するそれぞれの業務に関しまして、様々な要望ですとか、また、国や都、他自治体の動向等を見極めて、必要な支援について今後も引き続き検討のほうを進めていきたいと思います。

久保委員

 前回、一旦この御報告をお受けしていたところですけれども、先ほどもヒアリング等を事業者に行っていたというお話がありました。そのヒアリングの在り方自体が、区としての一貫性があったのかどうかというようなところが問われてきたところではないかと思うんですけれども、そのことによって不公平が生じることがないようにということで、委員会でも質疑があったと思います。その点については、この間、庁内ではどのような議論がなされてきたのか教えてください。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 各部によりまして所管しているといいますか、対策事業の対象となる区民の方であったり、事業者という対応が様々でございますので、なかなか一様な基準に基づいての聞き取りであるとか調査は難しいというのがまず前提にございましたので、統一的な基準というよりは、各所管がそれぞれに工夫しながら意見などを伺っているという状況でございます。

久保委員

 前回と同じような御答弁だったのかなと思うんですけれども。ただ、他の委員会からもそういった質疑はあったかと思いますので、やっぱりここのところは、様々に漏れがあったり不公平があったりしないようにというところで、しっかり庁内で議論を進めていただきたいと思っております。今回はこの後、補正予算の中身にも入ってまいりますけれども、その辺のところは、今後こういったことがあるときには、所管からも十分きちっと庁内でコンセンサスを図れるようにということを進めていただきたいと思いますが、いかがですか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 おっしゃるような形で、庁内、基準をつくるような方向で、こちらからも意見を出してまいりたいと思います。

久保委員

 ありがとうございます。

 今回は光熱費の負担増に対する補助を行うという御報告だったんですけれども、電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金ということが表にあって、食料などに対しての要望というのが、例えば介護サービス事業所や障害福祉サービス事業所からはあったのかどうか教えてください。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 私どもで調査した段階では、食費に関しましてですけども、「大きな影響はない」または「影響はない」というのが7割程度でございました。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 障害福祉サービス事業所に関しましても、特にこの部分について困っているというふうな話は直接聞いておりません。あとは、事業者のほうが食料の関連業者と調整を図りながらやっているというふうな話も聞いております。

久保委員

 分かりました。状況は大きくまた変わりつつあるかと思います。今回はこういった形で光熱費の負担増をということを考えているかと思いますけれども、これについても、急にこの数日寒くなったりとか、やっぱり光熱費についても様々予測が立たないところもあると思いますし、今後、食料も含めて、本当に事業者の皆さんが苦労されているところがあるのかどうかというところを、また丁寧に聞き取りを進めていただきたいと思いますけれども、いかがですか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 委員おっしゃったように、事業者などから丁寧に聞き取りを進めてまいりたいと考えております。

石坂委員

 何点か伺いますけども。今、久保委員のほうから食料品の値上げのところの話がありました。今、高齢者のところに関しては、7割の事業者が大丈夫だということで、残り3割が気になるところなんですけども、特に介護事業者の方々から聞くと、規模の大きな施設は規模のメリットもあるので何とかなっているんだけども、小規模多機能などの小規模の施設の場合は影響が大きい、経営を圧迫しているという話を聞くんですけども、その辺りは、規模感による差などはどのようになっていますでしょうか。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 私どもでいろんな事業の団体に聞いている限りでは、食費が高騰して圧迫しているというような話は、そこまで切迫した状況はございませんでした。

石坂委員

 そうしますと、先ほど7割、3割という話がありましたけど、3割というのはどういったものだったんでしょうか。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 これは全事業者に対して行ったものでございまして、そこには入所系の施設もありますし、通所系もありますし、居宅系も含まれてございます。

石坂委員

 先ほどの久保委員の答弁の中で、7割の事業者が影響はそんなにないという答えだったということなんですけども、3割はそうじゃないという答えだったという意味だと思うんですけども、その3割というのはどのような感じだったんでしょうか。

委員長

 ちょっと休憩します。

 

(午後1時25分)

 

委員長

 再開します。

 

(午後1時27分)

 

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 失礼しました。「大いに影響を受けている」と「少なからず影響を受けている」というのが3割ぐらいでございまして、その内訳としましては、入所系や通所系が大半を占めているというところでございます。

石坂委員

 その辺りしっかりと、規模が小さいところが大変なことにならないような形でのまた今後の支援の在り方など、物価上昇の対策を考えていただければと思います。

 それから、障害者福祉サービス事業所のところで、この間、食料品費の利用者さんの食事に関しては、影響があるというところは聞いていないという話でありましたけども、私もこの1か月の間いろんな事業者さんの話を聞いている中で、特に就労継続に係る事業者さんなんかですと、就労の自主製品の材料費の値上がり、それこそ各事業者さんで作っているクッキーですとか、そうしたものがありますけども、そうしたところが材料費が値上がりしてしまっていて、かなり継続がきつくなるとか、あるいは何かしら考えていかなきゃいけない状況になっていて、大変な状態になっていると聞くんですけども、その辺り何か担当のほうは聞いていたりしますでしょうか。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 今、委員からお話がありました、自主製品とかの食材費に関わる部分なんですけれども、先日、石坂議員のほうが一般質問のほうでこのことに関して質問のほうをされておりまして、こちらのほうとしましても、自主製品のほうが上がっているというふうなところは認識しております。ただ、今回の審議に関しましては、まずは一番優先的である電気・ガスについて行っていくというものでございますので、自主製品で生産工賃がどうなっていくのかというふうなところも、今後の経緯を踏まえて、あと、ほかの事業者との関係も踏まえて考えていきたいと思っております。

石坂委員

 よかったです。ありがとうございます。

 それで、最後になりますけども、細かいところなんですけども、介護と障害に関して、光熱費の負担増に対する補助となっているんですけども、一方で、次のページの公衆浴場に関しては、燃料費負担を軽減するためとなっているんですけども、要は、値上がり分に対する補助とはまた違う考え方での積算とか、そういうことをされての補助を考えていらっしゃるのか。何かしらそこの違い、単に言葉が違うだけで、結果的に中身は同じでしょうということかもしれませんけど、そこを教えていただけますでしょうか。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 表現の違いだけだと思います。特に大きな意味の違いはないと思います。

浦野委員

 ちょっとごめんなさい。今のお二人のを聞いていて、ちょっと1個だけ疑問に思ったので。7割の事業所が影響がないということなんですけども、そうすると、3割影響があったところは入所系、通所系が多かったということなんですけど、7割の影響がないというのは逆にどういうところ、居宅系になるわけですか。ちょっとそこを確認させてください。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 食費の部分で「大きな影響はない」とか「影響はない」というふうに答えられたのは、多いところでいきますと訪問系というところでございます。あとは居宅介護支援の事業所でございます。

浦野委員

 多分それって、結構予測できた回答というか、やっぱり入所系なり通所のところは食事提供があるからですよね。居宅や訪問は基本的にその方のおうちに行くわけだから、それはその方が、その人自身がおうちで食事を取るなり、もちろん宅配とかもあると思いますけれども。そうすると、7割という数が何となく大きくて、そこが影響がないみたいなふうに聞こえたんですけども、実際、でも、入所や通所のところでは影響があると、裏を返せばそういうことになるわけで。それが7割と3割で、3割のほうが少ないから影響がないんだと言ってしまうのはちょっと――そういうふうに言っていないかもしれないんですけども、となっちゃうと、それは、実際支援が本当に必要なところに支援ができないということにもなってしまうんじゃないかなと思うので。やっぱりこの間、本会議でも幾つか提案しましたけど、ほかの自治体でも食事の提供があるかないかによって、支援の金額に差をつけているところもあるわけですよね。当然食事を提供しているところは影響があるということにやっぱりなるので、そうすると、7割影響がないから、じゃあ、そこは支援が必要ないのかというと、決してそうではないと思うので、そこは食事の提供あるなしのところで考えていただきたいなと思うんですけれども、ちょっと最後、そこだけ確認させてください。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 食費に対する影響ですけども、今後も状況をよく把握しまして、必要性について考えたいというふうに考えます。

近藤委員

 今のところで、すみません、私もちょっと確認したいんですけれど。入所などは、食事代というのは自己負担がありますよね。そうすると、自己負担に跳ね返ってきているということはないんですか。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 自己負担というのはあらかじめ決まっておりますので、利用者が払う金額には影響はございません。

近藤委員

 そうしますと、7割の取りあえずは大丈夫だというところに、利用者負担という形では返ってきていないという確認でよろしいですか。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 はい。そのようなことでよろしいかと思います。

久保委員

 すみません。先ほどの答弁、私のほうに7割ということで返ってきて、今、そのことについて皆さんがいろいろ質疑をされていて。私は、食料品のことで聞いているので、食事提供をしている事業者のうちのというふうに勝手に勘違いをしてしまったんだけれども、実際にはその7割で食事提供しているところは1件もないという意味ですか。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 調査では、そこまで分けて調査はしていないので、どういう類型の事業所かということしかデータはございません。

久保委員

 だから、そういうところが不公平感が出ないようにねと言っているところなんですよ、さっきから。先ほども、食料品のことなんかでもそういうお声があったら丁寧に聞いてほしいというお話もしているんだけれども、声が上がらなかったら聞かないということになりかねないなと、今のお話を聞いていて思ったんですね。そうであってはいけないんじゃないかなと思います。その辺については、今回はやっぱりヒアリングの在り方が十分ではなかったなというところを今聞いていて思ったところです。やはり長期化をしていく傾向もありますので、もう一度きちっと、ここはこういうヒアリングの仕方をしています、ここはこうやっていますというようなばらばらな感じではなくて、きちっと庁内で議論した上で、本当に事業者の方たちが困っていらっしゃるのかどうかというところをちゃんと掌握できるような形で、もう一度また調査を行っていただきたいなと思いますけれど、それはいかがですか。

藤井地域包括ケア推進担当部長

 今、久保委員がおっしゃいましたとおり、先日行いました調査では、例えば一つの事業者が通所系と入所系でやっているような場合に、一つの事業所の中で吸収しちゃっているような場合もあったかと。いろいろなケースが考えられます。そこまで考慮した上で深い分析をしたというような数字ではございませんでしたので、委員おっしゃるとおり、今後、事業所の規模ですとか、展開している事業の数ですとか、そういったことも考慮しながら、調査の方法については工夫してやってまいりたいと考えております。

高橋委員

 関連したことなんですけれども、調査をするということは非常に大変なことだと思うんですよ。だけど、9月の閉会中の報告からずっと継続されていて、今後も、今回は国からの交付金があるからここまでできているんだけれども、この先、交付金が来るか来ないかが分からない状況の中において、まだまだ物価高騰とか、いろんな状況が続いたときに、区としてどうするんだとか、国から来たからやるんですよじゃなくて、それはそれとして、今後も区としてどうしたらいいんだろうかというところを、久保委員がおっしゃるように、全庁的に検討していかないとまずいんじゃないかなと思いますけど、いかがですか。

角地域支えあい推進部長

 まず、全庁的な漏れがないような調査というところでも、議員の皆さんから御意見を頂いているというところと、あと、今お尋ねがありましたとおり、今後、区としてどういうふうに支えていくかというところも全庁的な課題として捉えておりますので、持ち帰って所管に情報提供するとともに、今後どういうふうに区として進めていくかというところについては検討するように働きかけたいというふうに思っております。

高橋委員

 ぜひそのように進めていってもらいたいんですよ。様々な委員の方から、我が区ではなくて他区では他区なりのやり方があって、それ相応の厚い配慮があったりとかするところもあることですからね。お金が来て交付金があるから、じゃあ、何とかしましょうか、何とか配りましょうじゃなくて、まず、基本的に区としてどうしていこうか、今回交付金が来ました、だったらここに使いましょうという、最低限の基本的な考え方を持っていないと、じゃあ、来ないからやらないのかとなっちゃうじゃないですか。そこのところをよく御配慮いただいて進めていっていただきたいと思いますが、いかがですか。

角地域支えあい推進部長

 それぞれ区によっても状況が違うと思いますので、中野の実態というのを捉えて、有効的にどういうふうにサポートできるのかというところも併せて、区の方向性については検討していきたいというふうに考えてございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 それでは、先ほど保留としました第80号議案を改めて議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 それでは、地域支えあい推進部厚生委員会審査関係分の補正予算につきまして御説明をさせていただきます。お手元の令和4年第3回中野区議会定例会議案、補正予算の22ページ、23ページをお開きいただきたいと思います。

 6款でございます。地域支えあい推進費、2項介護・高齢者支援費、1目介護・高齢者支援費、6、高齢者支援基盤整備でございます。原油価格や電気・ガス等の物価高騰に伴いまして、介護サービス事業者の負担が増大をしておりますため、電気代及びガス代等の上昇分を助成することといたしまして、8,549万2,000円の増額補正を行うものでございます。

 以上で地域支えあい推進部の補足説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどよろしくお願いいたします。

岩浅健康福祉部長

 それでは、健康福祉部所管分の補正予算につきまして御説明をいたします。議案書の24、25ページをお開きください。

 7款健康福祉費、1項健康福祉費、1目福祉推進費、4、高齢者専門相談、(1)高齢者虐待等専門相談でございます。高齢者緊急一時宿泊事業経費の見込差といたしまして、75万8,000円を増額するものでございます。

 続いて、5、地域福祉推進、(2)公衆浴場助成事業等でございます。物価高騰に伴いまして、燃料費の助成経費として1,140万円を増額するものでございます。

 次に、3目障害福祉費、1、障害施策推進、(1)障害施策推進でございます。物価高騰に伴います障害福祉サービス事業所における光熱費の補助といたしまして、993万2,000円を増額するものでございます。

 続いて、4目生活援護費、2、自立支援、(1)自立支援でございます。受験生チャレンジ支援貸付事業委託費を637万1,000円増額するものでございます。

 次に、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金の申請期間延長に伴いまして、受付、コールセンター等、人材派遣の経費を1,054万7,000円増額するものでございます。

 次に、2項保健所費、2目保健予防費、1、保健予防、(1)予防対策でございます。新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業における、生後6か月以上4歳以下の者に対するワクチン接種に係る経緯として、4,565万7,000円を増額するものでございます。主な内訳といたしましては、接種券の郵送料が138万6,000円、委託料がワクチンの個別接種経費として3,766万9,000円、接種券、予診票等印刷・封入・封緘に係る経費として217万5,000円、システム改修経費が442万7,000円と合計4,427万1,000円となります。

 引き続き、対応する歳入予算につきまして御説明をいたします。議案書の10、11ページを御覧ください。

 13款国庫支出金、1項国庫負担金、4目健康福祉費負担金、9節ワクチン接種対策につきまして、3,597万円を増額いたします。

 続いて、2項国庫補助金、6目健康福祉費補助金、7節ワクチン接種体制確保につきまして968万7,000円を、8節セーフティネット強化交付金につきまして1,054万7,000円を増額するものでございます。

 続いて、14款都支出金、2項都補助金、6目健康福祉費補助金、1節福祉保健包括補助は353万5,000円の減額を、20節受験生チャレンジ支援につきましては1,028万5,000円を増額するものでございます。これまで包括補助に組み込まれておりました受験生チャレンジ支援が個別の補助金となったため、増額と併せて財源更正を行ったものでございます。

 以上、健康福祉部所管分の補足説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

浦野委員

 まず、25ページのところで伺います。福祉推進費の中の高齢者専門相談のところですけれども、これ、金額としてはここに増額分が書いてあるんですけれども、先般の決算の中でも高齢者虐待が増えてきているという話の中で、少しそのときも御答弁があったかと思うんですけれども。これ、今、今年度のこの段階での補正ということなので、現状としてどうなのか、これが何日分に該当するのかというところ、ちょっとそこを詳細、説明をお願いします。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 この補正予算を計上した際に、4月から6月の実績で155日分の実績がございました。1か月平均で約52日分ということで、このペースでコンスタントに大体来ている。若干最近落ちて、平均45日ぐらいまで落ちてきてはいるんですけれども、この積算段階においては、52日分が1年間続いた場合の見込みから当初予算で計上していた245日分を引いた379日分を不足分と見込んで計上したものでございます。

浦野委員

 今、御説明があった、最近は若干減っているけども、最初、1か月当たり52というところがベースになっての計算ということで。当然足りなくなっては困るものなので、こういう形で増額して、結果的には執行されないふうになったほうが、むしろここはいいところでもあるとは思うんですけれども。これ、今までこの事業って、こういう年度途中で補正してきたということはここ数年の中でありましたでしょうか。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 私の記憶の範囲ではございません。

浦野委員

 やっぱり決算のときも、特にこのコロナ禍の中で、虐待が高齢者、障害者のところも含めて増えてきているというところで、今回の年度途中での対応ということなので、これはこれで当然必要な措置だと思うんですけれども。以前にも申し上げたように、起きてしまったことに対する対応というのは当然必要なんですけれども、虐待をせざるを得なかった御家族であったり、御家族が一番多いと思うんですけれども、そういうところへのフォロー、先般、相談のところもかなり件数が増えているというようなこともありましたけれども、そこも併せて、特に地域包括ケアの中での一つの大事なところでもあると思うので、そこは改めて、これは要望としておきたいと思います。

 もう1点、先ほど関連報告の中で、今回の物価高騰への対策のところ、改めて補正が今かかっていますので、これも申し上げたいと思うんですけれども。先ほど来質疑があったように、今回は光熱費でというところなんですけれども、やっぱり状況が深刻になってきているだけに、もう同じことは繰り返しませんけれども、食料費であったり燃料費であったり、様々な事業所なり区内への影響というところが出てきていますから、先ほども他の委員の質疑のところでも状況をまずは丁寧に把握した上での対応とありましたけれども、そこは改めて今回、今、補正予算の中で示されている以外のところでも、その次の定例会のところに向けてぜひ検討していっていただきたいと。これは繰り返しになるので、要望としておきたいと思います。

久保委員

 22ページ、23ページの高齢者支援基盤整備の先ほど御説明があったところですけれども、これ、先ほども食料品の話があったりして、対象となる事業所がどういうところで、何事業所あるのか。また、例えば通所ですとか入所系の場合は、何人の方が対象として該当されているのか教えてください。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 まず、訪問系の訪問入浴のところでは事業者が3です。自動車の台数が8台でございまして。通所系でいきますと、事業者の数が125でございます。入所系につきましては、事業者の数が164でございます。通所系、そして入所系を合わせまして3,760人でございます。

久保委員

 通所系、入所系合わせて3,760人ですね。これは現在利用されているということですか。それとも定員数ということですか。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 定員の総数でございます。

久保委員

 要は、定員で、もうこの該当している事業所に対しては、定員数でこの助成をされるということでいいんでしょうか。要は、手続が煩雑になることをとても心配しています。現状では定員が50人なんだけれども、45人が利用だったら45人分を申請するとか、そういうことになると、非常に事業所のほうの負担が大きくなると思うんですけれども、その辺はどうなっているのか教えてください。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 今想定しておりますのは、定数のほうで積算をしたいというふうに考えてございます。

久保委員

 分かりました。じゃあ、もう定数で申請をしていただいて、一旦は申請をしてから、そこから区のほうで助成するというような仕組みになっているんでしょうか。ともかくスピーディーに行っていただきたいと思うことと、事業者の事務的な負担をなるべく軽減していただきたいと思っているんですが、そこはいかがですか。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 議決をいただきましたら、早急に事務の手続を進めまして、事業者の負担の軽減についても工夫をしていきたいというふうに考えてございます。

久保委員

 今、高齢者のほうの介護事業所についてお伺いをいたしましたけれども、同じく障害者の施設に対してはどのようになっているのか教えてください。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 介護サービス事業所と同様の形で進めたいと思っております。

久保委員

 ということは、対象になっているのは定員数ということで、申請についてもなるべく簡素化されるということでよろしいですか。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 はい、委員のおっしゃるとおりでございます。

近藤委員

 先ほど浦野委員も御質問がありましたし、決算のところでもいろいろ御質問があったんですけれど、25ページの高齢者専門相談の高齢者虐待等専門相談の緊急一時宿泊事業なんですけれど、これ、緊急宿泊はどこに緊急に宿泊するか教えてください。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 区内の特別養護老人ホームなどでございます。

近藤委員

 虐待が増えているので、すぐに対応というのはできるんですか。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 空床利用ということではありますけれども、対象となる施設が20弱ぐらいありますので、10数か所ありますので、そこと調整をして、必要な支援につなげるようにしているところでございます。

近藤委員

 それで、先ほど浦野委員が、虐待に結びつくようなことのないように、宿泊することは大事だけれど、その前のフォローが大事だとおっしゃっていたんですけど、この後のフォローといいますか、緊急一時に入ってもそれは緊急一時ですから、その後、やはり何かきちっとした手続というか――手続というんじゃないですね。何か体制が組まれていないと、虐待がまた起きてしまいますよね。その辺はどのようになっているんですか。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 あくまでこれは一時的な対応になるので、ここで解決するということはほぼないです。その間に次のどのような支援につなげていくのかというのを並行して、様々な関係機関と連携しながら対応しているところでありまして、施設入所が必要な場合にはそちらにつなげていきますし、また、必要な介護サービス等を併用しながら在宅での生活ができるような場合には、そのようにすることもございます。また、その間施設入所が必要な場合に、なかなかすぐに入所ができないような場合には、ショートステイなどで間をつなぐといったことも行っているところでございます。

近藤委員

 そこをきめ細やかにやらないと、虐待がまた繰り返されてしまいますし、やはりこのような状態になってしまうということが本当に、息子さんとかが多いと決算のときにもあったんですけれど、2人とかにしないというような、そういった体制をきめ細かく見ていっていただかないと大変なことになって、また虐待のお金というか、対応予算が増えていってしまいますし、きちっとしたその後の手続をしていただきたいと思いますけど、その辺はどうなっているんでしょうか。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 困難な事例ほど様々な支援者が関わってございます。我々福祉推進課のケースワーカーだけではなく、地域包括支援センターの職員でありますとか、またケアマネジャー、介護事業所の職員、医療機関の方、また、すこやか福祉センターの職員など様々関与していますので、それぞれ連携しながら必要な支援を十分できるように努めているところでございます。

近藤委員

 これ、本当に地域包括ケアで、高齢者というと一人暮らし、あと、高齢者だけの世帯、そこに注目をすごくしてきたと思うんですね。ここを何とかしていかなくてはということなんですけれど、やはりそうではないという部分がこのことでかなり浮き彫りになってきているんですよね。そこの対応についてぜひお願いしたいと思います。

久保委員

 すみません。引き続き今のところなんですけれども。先ほど、379日分の不足というふうにおっしゃられていました。これって、利用されるそもそもの想定をしていた人数というのと、お一人につき利用される期間もそれぞれ非常に違うのかなと思っているんですけれども、そこのところは、今回増えた要因と言ったら変ですけれども、どのように分析されているんですか。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 通報届出件数がここ数年で急増しているというところはございます。実際の対応が必要なケースが増えているというところもありますし、原則14日以内というところも最大限利用する必要があるケースがほとんどですので、確かに予算積算上足りなかったんじゃないかという御指摘はあろうかと思います。ただ、昨年度特に急増している部分がありまして、昨年度の途中で今年度の予算積算の段階では、ここまでの増加分というのはちょっと見込めなかったという実情がございます。

久保委員

 今、14日以内とおっしゃられて、なかなか14日で解決のめどは立たない場合も多いのかなと思うんですね。やっぱり介護者の負担軽減というのをこの14日間にどこまでのことができるのかなと思うんですけれども、それは14日間でどのような手が打たれているんでしょうか。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 もちろん緊急一時宿泊事業を利用するというところからスタートするわけではなくて、その前段階、通報の段階から、どのような支援が必要かというのは関連する支援者の中で連携しながら対応を検討しているところでございます。その後、この緊急一時宿泊事業を利用した後に、施設入所になるのか、在宅で戻って支援を受けることで何とか生活ができるのか、その辺りを見極めて必要な支援をつなげているところでございます。

久保委員

 今、在宅にするのか施設入所にするのかということで、それはどちらかというと高齢者の側の方のですよね、対応。そちらのほうの負担を取り除くようなことによって、介護者そのものの負担を軽減するということで今おっしゃられているのかもしれないんだけれども、介護をされている方の負担ってそれだけではなくて、その方が医療のお世話にならなきゃいけなかったりとか、もしかしたら介護を利用しなければいけない場合もあるかもしれない。そういうことがこの14日間、通報からとおっしゃられたけれども、その間にどこまで的確にできるのかということで教えていただきたいのですが。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 支援の対象は虐待を受けた方だけではなくて、虐待に至ってしまった方にも支援が必要なケースがほとんどな場合でございます。例えば精神疾患がある場合とかもありますし、そういった場合にはすこやか福祉センターの保健師を関与させて、引き続き支援に当たったりですとか、また逆に、生活が困窮していて、生活保護のケースワーカーの支援が必要な場合には、そちらも支援者の中に巻き込んで対応したり、様々な関係者と連携をしながら適切な支援を行っているところでございます。

石坂委員

 新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金の申請期間延長に伴う経費の増額というところなんですけども、こちら、かなり細かく刻んで延長されてきたかと思いますけども、やはりそれに伴って、先が区のほうも見えずに、準備がしづらい部分もあるかと思いますけども、まず確認で、これまで何か月単位で延びてきたかを確認させてください。

葉山健康福祉部生活援護課長

 こちらが令和3年の7月にスタートした事業でございます。最初が7月、8月の2か月。その次に9、10、11、3か月。それから、12、1、2、3と4か月。それから、4、5、6で3か月。7、8で2か月。9月の1か月。その後が10、11、12の3か月でございます。

石坂委員

 今後も細かく刻んで延びていく可能性もあるわけですけども、やはり短期間で終わるのか継続するかによって、準備するもの、購入するもの等違いが出てくると思うんですが、その辺りどのようになっていますでしょうか。

葉山健康福祉部生活援護課長

 当初、2か月という予定でスタートした事業でございます。最初には派遣職員を活用して、それから、物品などについてもリースで始めたものもございました。それから、延長の都度に、どうしたら経費を効率的に使えるかというところで、物によってはリースから購入に切り替えたものもございます。あとは、派遣の部分についてはその都度増額をしていたという状況でございます。

石坂委員

 4か月とか、ある程度の期間であればあれなんですけど、やっぱり1か月とか2か月延長というのはかなり影響も出かねないのかなということなんか、お話を聞いても思うところなんですけども。これに関してやはり、区のほうでは、国のほうで制度設計があってという形なんですけども、先行きが見えないコロナ禍ではありますけども、ある程度先のことは、経済的な影響は読めるわけですから、国のほうに対して、あまり細かく刻むものではなく、なるべく長い視点で見て対策を打って、こういう期間を切ってほしいということに関しては、区のほうから要望などを上げていくこと、あるいは23区全体でもいいんですけども、必要であるかと思うんですね。いかがお考えでしょうか。

葉山健康福祉部生活援護課長

 令和3年度、4年度については、状況を踏まえて、5年度のほうで要望をさせていただきたいと考えております。

間委員

 私は受験生チャレンジ支援貸付事業について伺います。こちらの対象というのはこれまでと違ってくると思うんですけれども、貸付要件の緩和に関してですとか、受けられる支援の内容が変わったのかというところを確認させてください。

葉山健康福祉部生活援護課長

 こちらでございます。まず変わったところが、収入の要件の部分が大分緩和されたというところがございます。それから、保証人が必要であったんですけれども、こちらについても必要がないということになりました。それから、家庭教師を利用した場合も貸付けの対象となるというところでございます。もう一つは、学習塾等を利用した場合に、学習塾等の指示でタブレットなどを貸与、それから購入が必要となる場合は、そういったものも対象とするというところが改正点でございます。

間委員

 そうしますと、様々貸付金というところをこれまで以上に有効活用ができるというふうに変わってくるのかなというふうに思います。これまではどのぐらいの方が御相談されたりとか、申請されたというところだったのか教えてください。

葉山健康福祉部生活援護課長

 令和3年度でございます。500人弱ぐらいの方の相談がありまして、実際に決定したのが、111の方への貸付けが決定しております。

間委員

 そうしますと、本当は貸付けを受けたかったけれども受けられなかった方というのがいらっしゃるということでしょうか。

葉山健康福祉部生活援護課長

 こちらは東京都の社会福祉協議会の事業でございまして、私どものほうで頂いている情報の中では、やはり収入の要件等々あって、当てはまらなかったという方が多かったというふうに聞いております。

間委員

 収入の要件としては条件に合うんだけれども受けられないという、そういうことはなく、しっかりと条件の中に当てはまれば受けられたということでよろしいですか。

葉山健康福祉部生活援護課長

 まずは相談があった段階で、そういった条件等を確認していただいて、当てはまるかどうかということになりますので、そこら辺のところで条件が合わなかったということになるかと思います。

間委員

 そうなりますと、対象が緩和されたというところで、新たに対象になる方に対してはしっかりと周知をしていくことが必要だと思うんですけれども、そこのところはどのように工夫をされていかれるおつもりでしょうか。

葉山健康福祉部生活援護課長

 こちらのほうが、例年と同じような形になりますけれども、学校のほうを通じて東京都のほうからパンフレット、ポスター等を配布しておりますので、そういった形で制度の周知は図られているというふうに考えております。

間委員

 ありがとうございます。こちらのほう、全て都の支出金と国庫支出金というところだと思いますけれども、中にはこの要件に当てはまらない御家庭でも、やはり、例えば受験をしていくに当たって、模試を受けたりとか様々お金がかかる中で、なかなか親にそれを求めていくというのは難しい御家庭とかも実は含まれて、世の中にたくさんいらっしゃると思います。そういった方々というか、特にお子さん、受験生が受験の機会ということを失わないということもすごく大切だなと思っています。コロナ禍もあって、御両親、保護者の方がいろいろ影響を受けているということも考えると、これは聞いてみないと分からないですけれども、中には区の独自の支援というものも考えていって、拾っていくべき受験生というのもいるのかなとも思いますので、そういったお声があるかどうかというところもしっかりと注視しながらこの事業も進めていただきたいなと思います。こちらは要望で結構です。

高橋委員

 確認なんですけど、ワクチン接種で、生後6か月から4歳以下のお子さんに接種券を送るじゃないですか。これは通ってからだと思うんですけど、通常の私たちが頂いているような、ごく普通の封筒で送られるのか、それとも何か配慮したような工夫をされて接種券等々送る予定でいらっしゃるのか、教えてください。

中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長

 接種券の送付でございますけれども、大きく違うところは、これまでの新型コロナウイルスワクチンの接種につきましては、2回目までを初回接種とするところですけれども、この6月から4歳以下に関しましては3回目までを初回接種として扱うということがあります。ですので、その辺り分かりやすく工夫したものを封入して送付することを考えてございます。

高橋委員

 ぜひ、通常の私たちが受けているような感じで想像されて受け取られる人も多いかと思うんですよ。だけど、この場合は3回が一緒くたに入るわけだから、分かりやすく、そして親切丁寧な説明と、受けてもらいたいなという意欲を示されるような内容で送られるほうが、接種しましょうというふうになっていくんじゃないかなと。余計なお世話なんだけど、そういうふうにしたほうがいいんじゃないかなとふと思いましたので、ちょっと工夫してみてください。これは要望としておきます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、質疑を終結します。

 意見について伺います。第80号議案について意見はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、第80号議案について意見なしとして、総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 以上で第80号議案の審査を終了します。

 次に、陳情の審査を行います。

 第15号陳情、重度障害者グループホーム施設の早期建設、及び同施設事業の早期実施と区長、区の担当者の障害者宅へ早期訪問と、相互理解を深める定期的な懇談会開催についてを議題に供します。

 陳情者より補足説明と補足資料の配付の希望がありますので、委員会を休憩します。

 

(午後2時08分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時26分)

 

 本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

久保委員

 第3回定例会で、小林委員長は委員長なので質問ができないので、小林委員が一般質問でこの件について取り上げておりまして、その際に、重度心身障害者の御家庭には足を運んだことが区長はあるのかという質疑をさせていただきました。区長のほうからは、「医療的ケアが必要な重度障害者の生活を知るために家庭訪問を行うなど、障害者の様子や声を聴いてまいりました」というふうにあったのですけれども、こういったところに区長が足を運んだ実態の状況ですとか、また、これ、定期的にとか計画的に行われているものなのかどうか教えてください。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 区長の訪問に関しましては、定期的に行っているというものではございません。要望があったり、あと、皆様の声を頂いたときに状況を把握するということで、訪問のほうをさせていただいているところでございます。

久保委員

 では――第3回じゃない。失礼しました。第2回定例会ですね。第2回定例会後は、区長は足を運ばれたということはあったんでしょうか。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 小林議員が第2回定例会の一般質問の中でお聞きした以降につきましては、訪問というものは行っていないところでございますが、今、まずは区の担当者のほうがきちんと実情のほうを把握した上で、区長のほうにもきちんとお話をしまして、区長が訪問できるように調整してまいりたいと思っております。

久保委員

 分かりました。それはもうぜひお願いをしたいと思っています。

 それと、先ほどもユニット数とか定員の話がありました。第4回の不調になった理由というのが、一つは、先ほども補正予算でありましたけれども、物価高騰といいますか、資材の問題と、やはり応募者が1ユニット7人から6人で収支試算を改めて行った結果、収益が少なく経営維持が困難であるとの報告があったというふうにお答えになられております。東京都とも連携を図りながら、このことについては協議を進めていくような御報告だったと思うんですけれども、その後はどうなっているのか教えてください。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 東京都のほうも1ユニットの人数について確認をいたしました。6人でなければいけないというふうな形ではなく、7人でも差し支えないというふうなことを頂いております。第3回目の公募のとき、それまでは3ユニットというふうな形にしておりましたが、第4回目の選定につきましては2ユニットというふうな形になりましたが、3回目の選定の際に、実際に職員が3ユニットだと多くなってしまうというふうなところで、事業者の職員の確保というふうなところでも問題があるというふうなところで、第4回目につきましては2ユニットというふうな形で行った経緯でございます。

 先ほども陳情の中でお話もありましたように、江古田三丁目で建設をしておしまいというふうな形ではなくて、当然それ以降、どのような形で整備をしていくのか、支援をしていくのかというところは引き続き考えてまいりたいと思っております。

久保委員

 やっぱり今伺っていると、なかなか大規模の3ユニットをお受けいただけないような事情があったりもしているので、区としては2ユニットのものがもし今後できたとしたら、その次の機会もということなんだと思うんですけれども。6人で収支試算を改めていたんだけれども、厳しくなっちゃったという前回の御報告があったわけですけれども、実際には東京都に確認をしたら、7人で大丈夫ということですよね。その辺のところが、事業所との連携が何できちっといかなかったのかなと思うんですけど、それはなぜだったんですか。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 実際に6人から7人になると言った後に、その後、また辞退された事業者のほうにも再度、どのような状況でできるかというふうなところは確認したところでございます。実際にまた、その際には職員の体制でちょっと難しいというふうな返事を頂きましたので、今回、4回目についても引き続き、なかなか事業者が決まらなかったというふうなところがございます。現在につきましても、事業者とヒアリングを行っている段階でございます。どのような形でできるのかというふうなところは聞き取りをしていまして、いち早く建設できるように考えてまいりたいと思っています。

久保委員

 前回駄目だった理由というのが割と明らかで、職員の皆さんの体制と、それと資材高騰による建築費の高騰ということだったと思うんですよね。ということは、この二つについては、やっぱり同じようなことで計画をつくっても、また同じ結果になってしまうわけです。なので、やはりここのところを、じゃあ、どうするのか、区として最大限の努力をやはりしなければ、いつまでたっても同じことの繰り返しになってしまうと思うんですね。ここについて今、現状どうなっているのか教えてください。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 これまでの考え方ですと、都の補助とか区の補助を活用しての施設整備というふうなものを考えてきているところでございますが、なかなかそれでは進まなかったというふうなところがございます。これから検討していく中で、当然そのような形で事業者とヒアリングをしていきながらできるのか、区が建てていくことが必要なのか、いろんな視点から考えて整備というものを考えてまいりたいと思っています。

久保委員

 今、区が建設をすることもというようなお話であって、そういう場合も考えなければならないですし、また、議会のほうにも御報告を頂かなければならないし、やはり次、5回目になってしまうと相当厳しい。何で厳しいと思われてしまうかというと、区のやる気が本当にあるんだろうかと。毎回毎回できない計画を提示して、そして、事業者が手を挙げないので、その繰り返しじゃないかということに思われてしまうわけです。なので、本当にできる状況、じゃあ、建設しなければならないのか、そうなった場合には、今までは多分民設民営と思われていたんだろうけれども、そこは公設民営になるかもしれないし、そうなった場合、区としてはどのような関与をしていくのかということも非常に重要ですし、様々なスキームを考えながら、実現性があるものを早く示さなければいけないと思うんですけど、そこはいかがお考えですか。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 確かにこれまでの不調というふうなところの要因というところを精査した上で、どのようにやっていくのかというふうなところを考えておりますけれども、ただ事業者が大丈夫だというふうなところで進めていくというふうな話ではなくて、当然、今後も資材の高騰があり得るとか、あとは職員の配置がどういうふうな状況になるのかというところが見通しがないところもございますけれども、そこも踏まえた上で、十分丁寧に話を聞きながら、あとは着実にできるように検討してまいりたいというふうに考えております。

久保委員

 ぜひそこはお願いしたいなと思っておりますし、随時議会のほうにも報告を頂きたいですし、また今、本当に皆さんからもお声がございましたので、しっかり丁寧にそこは説明を進めていただきたいと思っています。

 最後に一つ確認です。江古田三丁目の区有地で整備をするというところは、ここはやはり、先ほどお話が休憩中にもありましたし、また、第2回定例会のときに小林委員のほうからも質疑があったところでございまして、ここで建設をすることが不可能なのかと思われてしまう場合もあると思うんですよ。この場所で何回も何回も同じことをやっても駄目なのは、この場所が悪いんじゃないのかというふうに思われてしまう。そうではないんだと思うんですね。そこのところをやっぱりしっかり示していただきたいと思うんですけれども、いかがですか。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 江古田三丁目で進めていこうというふうに現在考えているところでございます。ほかの施設をまた、じゃあ、探してというふうなところになると、用地の測量であったりとか、かなり時間を要するというふうなところがございます。あと、近隣に大きな病院があったり、医療連携というふうな視点からすると、江古田三丁目というふうなところが妥当ではないかというふうなところで考えております。実際に、先ほどもお話ししましたように、これで建設したから終わりというふうな形ではなくて、支援というものをどういうふうにしていくのか、あと、皆様方の声を聴いた中で、実際にその聴いた声をどういうふうに障害者施策に生かしていくのかというふうなところも考えて進めていかなければならないというふうに思っております。

高橋委員

 久保委員に関連しちゃうんですけれども、やっぱりもう首が長く長くなり過ぎちゃっているぐらいに延びちゃっている事業なので、江古田三丁目が一番やっぱり病院も近いし、いい立地だしということは誰もが理解しているところなんですけれども、まずはそこを一生懸命、そこに建てられるような努力は重ねていかないといけないんですけれども。杉並区なんかは、旧永福南小学校かな。そこを改装して――改築してかな。重度障害者の施設、またはリハビリができたりとか、総合的な施設になっているところもあるわけですよ。だから、まずこの江古田も、江古田はもう優先的にやらなくちゃいけないんだけど、今、中野の場合は統合している学校があって、将来的には使わないでいいだろうと思われる学校が出てくるわけでしょう。だから、先々のことも見据えながら、やっぱりここができました、何とか安定できましたというので終わっちゃうんじゃなくて、将来的な計画を持っておいてほしいなというのが一つと。

 それから、できるまではやっぱり緊急一時とか短期入所とか、どうしても預かってもらわなくちゃならないときだってあるじゃないですか。だから、そのときに、話を聞くと、やっぱりなかなかいっぱいで、急に何とかお願いしたいんだけど、ここは駄目で、あっちだったらと言われても、なかなかそこまで連れていかれないとか、そういうことを伺うと、こういうふうにどうしても困っちゃうなというときに、大丈夫ですよというところは必ずつくっておいてあげるのが必要だというふうに思うんですよ。それはあるんでしょうけど、そこが定員が数が限られていたりとかするから、そこももう少し対応ができるように検討をしていくことが必要じゃないかなと思うんですけど、いかがですか。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 まず、江古田三丁目以外のところで、委員おっしゃっていましたように、複合施設等の考え方というふうなところも、江古田三丁目ができるだけではなくて、当然、障害のある方がどれぐらいいるのかというふうな見込みであったり、数をきちんと把握しながら、どのような形で整備をしていくのがいいのか、支援をしていくのがいいのかというふうな、長期的な考え方というところは必要だというふうに考えております。その際には、障害、私たちの担当だけでなく、区全体の話になってくると思いますので、そこはきちんと話をしていきたいなというふうに思っております。

 ほかのサービスにつきましても、様々なニーズがありますので、お応えできるときとできないときというのもございます。事業者のほうも、今ある事業者の中でも、どういった工夫ができるのかという、あとはどういったサービスができるのかというふうなところは、当然こちらからも情報提供、あと、きちんと聞き取りもしていく必要があると思いますし、新たに開設をしたいというふうな事業者があった場合につきましても、中野区の現状というものをお伝えしながら、どういったサービスをやっていただきたいのか、可能なのかというふうなところは十分お伝えして、情報共有を図っていけたらと思っております。

高橋委員

 ぜひ、やっぱりこの問題も全庁的になっちゃうんですよ、いろんなことが関わってくるから。だから、課長がいるところだけで頑張ろうといっても、それは極端に無理な話だと思うし、ほかの様々な部署の人たちがこういう現状を知って、いろいろ情報交換できるような、役所内がそう変わっていかないと、もうそこの部署がやればいいんだよというような感覚じゃ絶対進んでいかないというふうに思うんですね。だからこそ地域包括があるんだろうし、そういう面で、いろいろ多方面に向けて働きかけをしていってもらいたい。そして、庁議においてもやっぱり、こういうことが大事だということを全ての部署の人に知ってもらいたいがために、一々報告していく必要もあると思うし、会の人たちの現状も知ってもらう必要があるしということを私は切に要望するんですけど、そういうことをやってもらえますか。

岩浅健康福祉部長

 重度の障害の方の対応につきましては、今年度、障害者福祉会館を改修いたしまして、こぶし園でやっている重心事業というのを、障害者支援もいらっしゃってはいるんですけども、きちっと正式に位置付けていこうということで、今、改修を行っております。区内ではこぶし園、障害者福祉会館と、あとコロニーもみじやま、3か所でできるということになっています。今の施設の整備計画ですと、保健所の関係ですとか、障害者福祉会館とまた施設の移動がありますので、その際に重度の方にも対応できるような、規模を増やしていきながら考えていく必要はあると思っています。

 この江古田三丁目につきましても、平成28年に最初募集をかけまして、補助金等につきましても当時6,000万円の施設整備費の補助を考えたものが1億円ちょっとで、金額も大きくはしてきたんですけれども、昨年はちょっと予想外の物価の高騰等もございまして、残念ながら不調になってしまったというのがあります。当然、区としては、施設整備計画の中でも優先的にやらなければいけないというのは、区長を含めまして財政当局とも話はしておりますので、都補助が活用できないという、区として出すという方法も含めて検討していいというところまでは確認をしておりますので、なるべく早く、施設、数年かかるものですから、何年後かにもちろんなってしまいますけれども、できるだけ早く建設できるように進めていきたいと考えております。

石坂委員

 今のほかの方の質疑を聞いている中で、気になってしまったところがありました。というのが、江古田三丁目の施設を造って、それで、数やニーズの把握をさらにしていくということなんですけども、ただ、江古田三丁目もこれまでも何度も募集があり、また、ほかの施設でも重度の障害者の受け入れをどうしていくのかという中で、当然その前に、数の把握ですとかニーズの把握は済ませている部分だと思うんですね。また、施設全体の計画も全庁的にもつくってある中なので、そのときにも多分数は考えているかと思うんですけども、そのときの数やニーズの把握というのが十分できていなかったということなのか、まず確認させてください。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 ニーズの把握ができていないというふうな形ではございませんで、実際に選定をした中で、それ以外の要件で選定に至らなかったというふうなところがございます。

石坂委員

 であればこそ、やはり江古田三丁目ももちろん必要ですし、ほかの地域でも今後増やしていってほしいというのが陳情者の思いでもあり、担当者の答弁の中でも見受けられたところではあります。そうすると、施設って一つ造るのにすごく時間がかかるものですから、江古田三丁目のを造って、その後考えるのではなくて、やはりさらに必要なグループホームの場所の選定だとか、考え方とかというものをしっかりと、もう既に動き始めないと間に合っていかない状態であると思うんですけども、その辺りというのは、本当に江古田三丁目ができない限り先へ進まないのか。江古田三丁目は進めつつも、次も動いていくのかということはとても重要な違いだと思うんですが、いかがお考えでしょうか。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 喫緊の課題としまして、江古田三丁目の選定、建設というふうなところが一番の課題ではありますが、同時に中期・長期的にどういうふうに支援をしていくのかというところは、既に考えていかなければいけないというふうなところで認識しております。

石坂委員

 また、考えていただくのと同時に、江古田三丁目をやりつつ、考えがまとまったところで、支えあい推進部、健康福祉部の施設、あるいはそれ以外のほかの様々な部署の持っている施設ですとか、民間の施設など、様々なものが進んでいく中で入れ込めるのかどうかということは、しっかりと進めていっていただければと思いますけど、これはいかがでしょうか。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 委員のおっしゃいましたように、様々なこれからの課題、あと、中期・長期的な課題というふうなところをきちんと検討しながら進めてまいりたいというふうに思っております。

間委員

 先ほど陳情者の方からのお話の中で、これまで不調になったことに関しても、聞こえてきたというような、直接お話を聞いたというよりは、どこかから情報が聞こえてきたというようにおっしゃっていたと思います。というところで、ちょっと確認をしたいんですけれども、これまでやはり今後御利用されたいと思っていらっしゃる当事者の方といいますか、皆様なり、ほかにもいらっしゃるかなとも思うんですけれども、そういった方々に対する情報提供だったりとか、懇談だったりとか、そういった場というのはなかったということなんでしょうか。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 これまでも、例えば不調になった際とか、あと、近況というふうなところでは、様々な団体の方々に声をかけまして、情報提供、あと、懇談会というふうな形では行ってきたところでございますが、また今後、江古田三丁目の建設に向けて実際に動き始めたとしたら、進捗状況というところはどういうことなのかというところは、それぞれの様々な団体にも声をかけて、引き続きやっぱり情報提供もしていきたいと思っておりますし、皆様方の声というふうなところも聴いてまいりたいというふうに考えております。

間委員

 団体といいますか、団体の代表者さんだったりとか、限られた方になってしまう部分もあるのかなというふうに感じました。広く、個人としてもお話をしていきたい、関わっていきたいというふうに思っておられる方もいらっしゃるというふうに思うんですけれども、そういった方々も参加できるような場をつくっていかれるというようなお考えという、その辺をちょっと伺いたいです。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 今お話ししましたのは、団体の皆様方に情報を提供するというふうなことでありますけれども、なかなかそういった会に御参加できないというふうな方もいらっしゃると思います。そういった際には、お声をかけていただいて聴くというふうなこともございますし、まずは皆様の声を聴くというところで、どういうふうに反映していくのかというふうなことがありますので、会の形につきましては、今後どういった形でやったらいいのかというところは考えてまいりたいというふうに思っております。

間委員

 当事者でなくても、地域として協力したいよというふうにお考えの方もいらっしゃるのかなというふうに思いますので、今後の開催の形に関してはよく検討していただいて、皆さんで実現していくというふうなことをやっていただきたいなと思います。こちら、要望でお願いいたします。

近藤委員

 皆様からいろいろ御意見が出たんですけど、私からも。これ、陳情者の方が、他区では同じ福祉施設を運営している社会福祉法人が受託している、中野区と同じところが受託していて、そこはきちっとできているのに、中野区ではできていないというような問題点なども出ていますけれど、他区がなぜできているのかとか、そういったことはきちっと検証されているんでしょうか。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 実際に他区の状況がどういうふうになっているのかというふうなところは、把握はしているところでございますけれども、実際にどうしてできたのかと、今回お話しいただいた中でも、実際にどれぐらいのニーズがあって、どういった規模で、なぜそれを造ることになったのかというふうなところまで、きちんと把握をしていく必要はあるのかなというふうに感じております。ここだけではなく、ほかの区の状況というところを絶えず情報共有、情報確認をしていく必要があるというふうに考えております。

近藤委員

 本当に、中野区だけではないんでしょうけれど、中野区がこんなにも長くできないというのは、やっぱりできているところを参考にして、なぜできているんだ、中野区はなぜできないんだというところを検証していただかないと、いつまでも事業者がこれでは駄目だ、不調だ不調だという、そことの関係だけでいると、いつまでもできないような気がするんですね。ですから、やっぱりよく調べていただいて、できる方向に持っていくということがとても大事だと思うんですけど、いかがですか。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 先ほどの久保議員の質問からもありましたように、やっぱり丁寧に、あと、万全を期してというふうな形でできるように、当然一つ、他区の状況というふうなところの把握というところも、これから検討していく中では必要だというふうに考えております。

近藤委員

 それで、資材の高騰とか、そういうのはどこもみんなそうなんですよね。これからますます高くなっていってしまうかもしれないという、これ、全体的な問題なんですよね。それでも中野区のいろいろな施設は造られていくわけですよ。ここがまだ造られないという状態でほっておいては絶対いけないと思うんですね。そこら辺も本当に、久保委員からもありましたけど、全体の調整をされてやっていただきたいと思いますけれど、いかがですか。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 先ほどもちょっと重なるところではございますけれども、これまでの施設整備の考え方に加えて、区が建てるというふうなところも踏まえた上で、どういった形ができるのかというふうなところを考えてまいりたいというふうに思っております。

近藤委員

 私、今、酒井区長が子育て先進区と言って、子どもたちにすごく手厚いことをやっていると思うんですね。だけど、本当に皆さんたちはもう子育てをずっとやってきたお母さんたちであって、やっぱりここの部分、大切にしてあげたいと思いますから、どうかよろしくお願いします。要望です。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取扱い協議のため委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後2時50分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時51分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより本件について採決をお諮りします。第15号陳情、重度障害者グループホーム施設の早期建設、及び同施設事業の早期実施と区長、区の担当者の障害者宅へ早期訪問と、相互理解を深める定期的な懇談会開催について、採択すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 委員会を休憩します。

 

(午後2時52分)

 

委員長

 再開します。

 

(午後3時15分)

 

 次に、所管事項の報告を受けたいと思います。

 1番、令和5年度国・都の施策及び予算に関する要望について報告を求めます。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 特別区長会からの令和5年度国・都の施策及び予算に関する要望につきまして、厚生委員会所管分について御報告いたします。(資料3)なお、この報告につきましては、各委員会でそれぞれ所管分について同時に報告をしております。

 それでは初めに、令和5年度国の施策及び予算に関する要望書を御覧いただきたいと思います。表紙をおめくりいただきまして、さらにもう1枚おめくりください。要望事項の一覧が記載されてございます。厚生委員会の所管事項といたしましては、このうち7番から10番、12番から14番の全部、それから、22番の一部が所管分となります。この中で、新規の要望事項は9番の(4)です。また、22番、新型コロナウイルス感染症対策の充実強化につきましては、前年度の要望から変更となってございます。

 では、項目ごとに主な変更点を中心に御説明をさせていただきます。

 まず、12ページの7番、ホームレス自立支援策の充実、14ページ、9番、障害者施策の充実、21ページ、13番、予防接種の充実につきましては、前年と同様の要望事項となってございます。

 次に、13ページ、8番、生活保護制度の充実・改善につきましては、全体としては前年同様ですが、(1)生活保護制度の見直しについて一部記載が削除されており、その内容は、雇用・労働・住宅施策や年金・医療制度等社会保障全般を含めた制度の見直しに早急に着手するとともに、地方自治体の意見を反映することというものです。また、(2)国の責務と負担の明確化につきましては、人件費を全額国の負担とすることと、制度変更時は十分な準備期間を設け、地方自治体の事務負担を軽減することが追加されてございます。

 次に、16ページ、10番、介護保険制度の充実につきましては、全体としては前年同様ですが、(1)調整交付金の別枠措置などにつきまして、下から2行目に、「65歳以上の被保険者の費用負担について、国の負担割合を増やすなどの見直しを行うこと」との記載が追加されてございます。

 次に、20ページ、12番、国有財産の活用につきましては、全体としては前年同様ですが、(2)活用に向けた制度の見直しのうち、高齢者施設等の福祉関係施設等の記載が削除されてございます。

 次に、22ページ、14番、受動喫煙対策の推進につきましては、全体としては前年同様ですが、一部記載が削除されておりまして、その内容は、保健所における施設管理者への指導等の事務増加に伴う財政負担に対して十分な財政的措置を行うこと、路上喫煙対策等の取組を行っている特別区を支援するため、道路法に基づく規制の緩和を行うことという部分です。

 次に、35ページ、22番、新型コロナウイルス感染症対策の充実強化につきましては、(1)(2)の③、(3)(5)(8)(9)が本委員会の所管事項でございます。前年の要望事項でありましたもののうち、新型コロナウイルス感染症の影響による地方税の減収への対応策の構築、医療機関・福祉施設等従事者の処遇改善、医療用物品等の安定的な供給体制の構築など、新型コロナワクチン、治療薬の安定的な供給体制の確保、それから、補助金申請手続の簡素化などにつきましては削除されてございます。

 それでは、個別に御説明させていただきます。

 (1)新型コロナウイルス感染症対策への財政支援、(2)地域経済対策等の充実の③につきましては、前年同様の要望事項となってございます。

 次に、(3)指定管理者への財政支援につきましては、特別区が負担した場合との記載が削除されてございます。

 次に、(5)医療費公費負担金の拡充につきましては、前年同様の要望事項となってございます。

 次に、(8)医療体制等の整備、強化及び財政支援につきましては、1行目の「入院病床や宿泊療養施設の確保」との記載が追加をされてございます。

 次に、(9)医療機関の経営安定化のための財政支援につきましては、前年同様となってございます。

 続きまして、令和5年度都の施策及び予算に関する要望書を御覧ください。こちらも表紙ともう1枚おめくりください。要望事項の一覧が記載されてございます。厚生委員会の所管事項といたしましては、7番から12番、14番の全部、22番の一部が所管分となります。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のレガシーの活用促進につきましては削除されてございます。

 それでは、個別に御説明をさせていただきます。

 まず、11ページの7番、ホームレス自立支援策の充実につきましては、全体として前年同様の要望事項となってございますが、(2)生活保護費の都費負担期間の延長等のうち、住所不定者や路上生活者には介護保険の被保険者になる方も多いことから、介護サービス給付に係る財政措置を講じることとの記載が削除されてございます。

 次に、13ページ、8番、障害者施策の充実につきましては、全体としては前年同様ですが、(1)障害者グループホーム設置促進のための支援の充実につきまして、下から2行目に、「借地を活用した障害者(児)施設設置支援事業について、補助期間の拡充を行うこと」といった記載が追加されてございます。

 次に、14ページ、9番、高齢者福祉の充実につきましては、前年と同様でございます。

 次に、16ページ、10番、都有財産の活用につきましては、全体としては前年同様ですが、前年の要望事項であったもののうち、都有地活用に向けた制度の拡充につきましては削除されてございます。

 次に、17ページ、11番、医療体制の充実と整備につきましても、全体としては前年同様ですが、前年の要望事項であったもののうち、(3)周産期医療体制の充実強化について削除がされてございます。

 次に、18ページ、12番、配偶者暴力の防止と被害者保護の充実につきましては、前年と同様でございます。

 次に、20ページ、14番、受動喫煙対策の推進につきましても、全体としては前年同様ですが、(1)喫煙所の設置等の推進及び支援の拡充につきまして、1行目に「都が実施主体となり公衆喫煙所を整備すること」との記載が追加されてございます。

 続きまして、35ページの22番、新型コロナウイルス感染症対策につきましては、(1)(3)の、(4)(5)(6)が本委員会の所管事項でございます。

 (1)新型コロナウイルス感染症への財政支援、(3)地域経済対策の充実のうち、②労働者に対する収入の確保や雇用体制の確保等の施策、(5)介護者が不在となった場合の要介護者、要介護障害者の生活支援につきましては前年と同様でございます。

 (4)医療体制等の整備、強化及び財政支援のうち、①、②、④につきましては前年と同様となってございまして、③につきましては、3行目に「都内に自宅のない宿泊施設滞在者が陽性となった場合、症状の有無にかかわらず都の宿泊療養施設に迅速に受け入れるなどの対応をとること」といった記載が追加されてございます。

 最後に、(6)感染症対策の強化につきましては、新規の要望事項でございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

石坂委員

 まず、特別区長会から東京都への施策の要望のほうの18ページ、(2)の④で、「再犯防止のため、加害者に対する更生プログラムを研究し、早期に導入すること」とありますけども、こちら、区のほうは区のほうで再犯防止推進計画をつくっていますけども、こちらとの関係がどのようなものを要望しているのか教えてください。

委員長

 どなたが答えますか。

 休憩します。

 

(午後3時24分)

 

委員長

 再開します。

 

(午後3時25分)

 

池内地域支えあい推進部区民活動推進担当課長

 お答えします。御質問のありました、「再犯防止のため、加害者に対する更生プログラムを研究し、早期に導入すること」ということですが、中野区でつくりました再犯防止計画にも載っておりまして、「研究し」ということなので、こちらのほうも研究して区としても考えてまいりたいと思います。

石坂委員

 特に中野区の場合、かなりスムーズにこれまでやられてきた点もあるので、しっかりと中野区のいい点も逆に東京都のほうに発信したりですとか、相乗効果でやっていけるような形で考えていただければと思います。これは要望で結構です。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、2番、令和3年度の新型コロナウイルス感染症に係る医療・生活・経済支援対策事業の実施結果及び令和4年度の取組状況についての報告ですが、先ほど御協議いただいたとおり、6番、新型コロナウイルス感染症拡大防止にかかる予備費充用についてと一括して受けたいと思いますので、理事者の説明を求めます。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 それでは、令和3年度の新型コロナウイルス感染症に係る医療・生活・経済支援対策事業の実施結果及び令和4年度の取組状況について御報告いたします。(資料4)

 本件は、今定例会において開催されます建設委員会を除く各常任委員会及び危機管理・感染症対策調査特別委員会においても御報告するものでございます。なお、6番、新型コロナウイルス感染症拡大防止にかかる予備費充用についてと一括して御報告をさせていただきます。(資料5)

 では、まず1、令和3年度の対策事業の実施結果について御説明させていただきます。

 区は、区内の感染状況や国・都の対策などの局面に併せて医療・生活・経済の三つの柱を軸に対策の総合調整等を行い、国や東京都の補助金等や地方創生臨時交付金などを活用し、様々な事業を実施してまいりました。

 (1)医療など最前線の現場環境を支えるでは、いち早くワクチン接種体制の構築を行い、高齢者に対する接種予約の周知及び予約支援等を実施することにより、迅速なワクチン接種を実施しました。また、PCRセンター事業や患者移送等を実施し、区民が安心して相談や医療が受けられる体制を確保いたしました。

 また、感染拡大の防止策といたしましては、区立施設の利用制限、利用者の検温や設備等の消毒を行い、区内の障害者・介護施設や民間の子ども施設などへの感染対策経費の助成等を行いました。

 (2)生活や子育て・介護などを支えるでは、国の各種給付金のほか、区独自の新生児特別給付金も併せて実施するとともに、自宅療養者への食料品等の配送や要介護者の支援体制整備を行い、セーフティネットの取組を行いました。

 また、区立小・中学校におきましては、学習系ネットワークの強化を行い、子ども食堂に対しましては運営助成金を交付することにより、子どもと子育て家庭の食のセーフティネットを強化いたしました。

 次に、裏面、(3)の経済の再生に向け事業者を支えるでは、キャッシュレス決済によるポイント還元事業や商店街におけるキャッシュレス化の推進等の取組を実施してまいりました。また、指定管理者に対しましては、スポーツ施設や文化施設の利用制限に伴う補償を行うことにより、安定的な指定管理業務が維持されました。

 各事業の実施結果でございますが、別添資料1に一覧がございます。

 まず、地域支えあい推進部関連につきまして御説明させていただきます。

 1ページ目の1-1、窓口対応等における感染症対策というところで、地域支えあい推進部の実績といたしまして、ここに書いてございます1,500万円余のうち768万6,000円が実績でございました。

 おめくりいただきまして、1-15でございます。2ページ目の下から2段目でございますが、高齢者施設等の感染症対策設備整備推進事業が地域支えあい推進部の該当でございます。

 その下の1-16、産後ケア施設感染防止拡大対策も地域支えあい推進部の担当でございます。

 3ページ目に参りまして、2、生活や子育て・介護などを支えるの2-1、自宅療養陽性者緊急支援事業、こちらは地域支えあい推進部の担当でございました。

 続きまして、2-2、在宅要介護者受入体制整備事業、こちらの実績額のうち、406万6,000円が地域支えあい推進部の担当でございました。

 一つ飛びまして2-4、オンラインツールを活用した介護予防・フレイル予防活動支援事業、こちらも地域支えあい推進部の担当でございます。

 4ページ目に参りまして、4、その他の取組の4-2でございます。区民活動センター等集会室貸出中止に伴う集会室使用料返還金が地域支えあい推進部の該当でございました。

 次に、2、令和4年度の取組状況につきまして、別添資料2により御説明をいたします。こちらにつきましては、6月の当委員会におきまして状況を報告しておりますので、今回は9月15日現在の取組状況につきまして、変更などがあったものにつきまして御報告をさせていただきます。地域支えあい推進部につきましては、変更点がございませんでした。

 最終ページに、4ページ目に予備費充用ということで、4番に集会室使用料返還金37万4,000円が記載してございます。先ほど一括して御報告申し上げますと申し上げました6番の新型コロナウイルス感染症拡大にかかる予備費充用につきましても、これと同内容の集会室使用料返還金が1番として記載されておりますので、こちらのほうをお読み取りください。

 地域支えあい推進部関連の御報告は以上でございます。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 それでは、私から健康福祉部の所管部分について御説明いたします。

 まず、令和3年度の対策事業の実施結果につきましては、別添資料1の1、医療など最前線の現場環境を支えるの項目のうち、1-1、窓口対応等における感染症対策の一部、また、1-2、新型コロナウイルス感染症対策、1-3、夜勤看護師派遣、1-4、軽症者等搬送用車両の拡充、1-5、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業、1-6、高齢者へのワクチン接種予約に関する周知、1-7、保健所の電話料、ガス料、水道料および電気料の増加への対応、1-8、保健所のレイアウト変更、1-9、新型コロナワクチン電話対応体制の強化、1-11、新型コロナワクチン2回目接種の勧奨、1-12、保健所の携帯電話の賃借、1-13、入院医療費の公費負担、1-14、抗体検査の実施、1-17、新型コロナウイルス感染症在宅療養者への配薬事業に対する支援金の支給、1-18、新型コロナワクチン3回目接種に伴うシステムの改修や接種券の印刷・発送、1-19、新型コロナウイルス感染症区内病院病床確保補助金が健康福祉部の所管でございます。

 次に、2、生活や子育て・介護などを支えるの項目のうち、2-2、在宅要介護者受入体制整備事業の一部、2-3、感染症対策の相談・助言体制の確立、感染症予防研修、2-5、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金の支給、3、経済の再生に向け事業者を支えるの項目のうち、3-1、スポーツ施設利用の制限等に伴う補償、4、その他の取組のうち、4-1、区立障害児通所支援施設におけるICT環境整備、4-3、プール開放事業の中止に伴う使用料の還付が健康福祉部の所管でございます。

 次に、令和4年度の取組状況につきましては、6月の厚生委員会で御報告した内容から追加になった主な事業について御説明いたします。

 別添資料2-1、医療など最前線の現場環境を支えるの項目につきましては、1-9、新型コロナウイルス感染症対策における携帯電話の賃借、343万2,000円ですが、新型コロナの感染者の増加に伴い、積極的疫学調査等を行うための携帯電話の追加などを行うものでございます。

 次に、1-10、オミクロン株対応ワクチン接種に伴うシステム改修等、2,209万8,000円ですが、オミクロン株対応ワクチン接種に係る予防接種履歴管理システムの改修や接種券や予診票の印刷、封入・封緘等の業務委託を行うものでございます。

 次に、1-11、新型コロナウイルス感染症在宅療養者に係る配薬調整を実施する薬剤師会への支援金、136万円ですが、医師会からの依頼を受け、薬局に配薬依頼等の調整を行う薬剤師会に対してコーディネート料を支給するものでございます。

 次に、2、生活や子育て・介護などを支えるの項目につきましては、2-4、高齢者等インフルエンザ予防接種の自己負担無料化が1億8,580万2,000円でございます。

 最後に、予備費の充用につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止にかかる予備費充用についての資料のほうを御覧ください。健康福祉部の所管は、項目の2番から8番までに記載した内容でございますが、このうち、前回の報告から追加した内容は項目の6番から8番までで、オミクロン株対応の新型コロナワクチンの接種に伴うシステム改修や接種券・予診票の印刷、封入・封緘の業務委託、携帯電話のレンタルに関する事業費につきまして、予備費を充用してございます。

 それでは、最初の資料のほうにお戻りください。2ページ目の最後の参考の部分でございます。新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の実績等でございます。令和3年度の実績は7億547万6,000円となってございます。令和4年度の交付見込額は10億3,422万8,000円となっております。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

浦野委員

 今御説明いただいた資料で、別添資料2のほうで、令和4年度のほうで、これ、取組状況が9月15日現在ということで書かれているんですけれども、例えば1ページ目の1-2とかは8月末の累計のセット数が書いてあったりする。ほかも日にちはそれぞれ違いますけど、実績が書いてあるものもあれば、例えば1-3のところの病床確保補助金のところはなかったりしているんですけれども、これはないものは基本実績がないというふうに捉えていいのか、それともあるけど記されていないのか。ちょっと書いてあるものと書いていないものがあるかなと思うので、そこを確認させてください。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 基本的に取組の内容につきまして、最新の状況といいますか、実績を書かせていただいているものでございます。

中村健康福祉部保健企画課長

 新型コロナウイルス感染症区内病院病床確保補助金につきましては、現在のところ令和4年度はまだ執行しておりませんので、今後の状況によりということで、現在のところまだ執行がないものでございます。

浦野委員

 そうすると、じゃあ、書いてあるところはそれぞれの日付での実績で、書いていないところは基本的に執行が今のところはないという捉え方でいいということですね。分かりました。

 それで、同じ別添資料2のほうの2ページ目のところで、先ほどちょっと御説明のあった1-9のところの新型コロナの感染症の携帯電話の賃借のところなんですけれども、これ、現在、契約台数が44台ということで、今、感染者数が少し減ってきている中で、ただ、また冬に向けて増加していくというような見込みもされている中で、また、この間、全数把握等の見直しの国の方針等々の関係で、ここは関わってくるところなのかなと思うんですけれども、その辺りというのは今どういうふうになっているのか、確認をさせてください。

杉本保健所次長

 携帯電話の契約台数でございますが、固定で年間を通じて契約をしている台数が14台、これのほかに、感染の状況を見ながら台数を変動させる部分というもので、当初予算の中に盛り込んでいるものが一部ございました。これのほかに、全庁の応援体制を組んでというような場合に、最大で44台の契約というところでございますが、契約の期間でございますが、2か月単位とかで契約をするような状況になってございまして、その時点での感染状況を見ながら契約台数を変動させているというところでございますが、現状行っている契約がまだ2か月単位ということで、その契約を行っているさなかに全数届出の見直しというようなことですとか、あと、感染者数ということも全体として収束に向かいつつあるというような状況がございますので、まだ台数を変動させてございませんが、感染状況に応じて契約台数については適宜見直しをしていくというものでございます。

浦野委員

 じゃあ、現状は、併せて固定の部分と追加でというところの関係性は分かりました。

 それで、最初の1枚目の資料のほうなんですけれども、基本的に令和3年度のところは、この間決算審査もありましたので、またここで改めて取り上げるというふうにはしませんけれども、令和4年度についても、今、国からの交付金の見込額の最新のものがあって、これ、先ほどの前半の補正予算の審査等々も関わってくるところで、やっぱり現状の状況を見ての、先ほど他の委員からもありましたけど、当然国から交付金が来ます。それをやります。令和3年度のところもやっぱり当初見込んでいたものよりは、決算としては極めて好調だったというところで、区としての今、独自の施策というところが全体として弱いんじゃないかなというふうには全体的に思っているんです。

 なので、これ、先ほど補正予算のところでもちょっと述べさせてもらいましたけれども、ぜひ、高橋委員もおっしゃっていましたかね、国の交付金を待ってからとか、先般、東京都も補正予算等々の発表は国に合わせてありましたけれども、都の補助金があるからとか国の交付金があるからとかということではなくて、当然使えるものは使っていくということは大事なことだとは思うんですけれども、ただ、それがあるから何か考えるということではなくて、区として本当に今の区内の状況を見て何が必要かという形で考えてほしいなというのは、繰り返しになってしまうんですけれども、そこは非常に強く思うので。令和4年度のところは、また現状での実績も9月の半ばまでのところでいろいろ記載はあるんですけれども、ぜひ今後の財政出動の在り方というか、区の行政としての姿勢のところでは、ぜひ第4回定例会なりに向けてのところで積極的に考えていってほしいなと強く思うので。繰り返しになって恐縮なんですけれども、改めて今回、この報告もありましたので、重ねて要望したいと思います。これは要望で結構です。

石坂委員

 令和3年度のほうの新型コロナウイルス感染症に係る医療・生活・経済支援対策事業、別添資料1のやつですけども、こちらの1ページ目の夜間看護師派遣のところで、「夜勤時間帯に派遣看護師8名を配置することにより、疫学調査等にかかる夜間時間帯の体制の強化を図ることができた」とありますけども、恐らくそれまでかなり区の職員が、応援体制なども含めてかなり夜間やっていたと思うんですけども、強化という面もあると思うんですけども、実際これによって、区の職員の稼働状態が緩和されたりですとか、応援に入る職員を取ることでほかの部署が手薄になってしまう状態を避けられたりとかということの効果などもあったようであれば、教えてください。

杉本保健所次長

 こちらの事業経費でございますが、主として保健所の管理職、メインとしましては保健予防課長を主軸としまして、夜間に何か新型コロナの患者さんの関係で、東京消防庁や各施設から連絡が来るというようなところで対応する必要がございます。この対応なんですけれども、私も一部ローテーションに入っていたことがあったんですけれども、昨年の夏場の感染のピークのさなかなんですが、日中は普通に仕事をして、勤務時間が終了した後、翌朝勤務開始までの間に、電話が1日に多いときで8件とか10件とか断続的にかかってくると。こうした状況が日々続いてしまいますと、日中の業務にも差し障りが出るというようなところがございましたので、この時間帯につきまして、保健所のほうに夜勤の看護師を雇用しまして、夜間の電話の対応を受け付けたというようなものでございます。これによりまして、保健予防課長、保健所長、私もそうなんですけれども、夜間そうした電話対応に関わることなく、通常の業務に注力ができたということで、非常に効果があった事業経費だというふうに認識しているところでございます。

石坂委員

 以前、中野区の保健所が取り上げられた映画のほうで、かなり本当に、昼も夜もなく、夜も泊まり込みでみたいな状況から改善されたことに役立ったのであれば、すごくよかったなと思っております。

 あと、それから、令和4年度のほうの新型コロナウイルス感染症に係る医療・生活・経済支援対策事業、別添資料の2のほうですけども、こちらのほうの3ページ、2-3で、区内障害児通所支援施設におけるICT環境整備というところがありまして、「各施設とも、インターネット回線等の設置工事が6月末に完了し、オンライン療育や保護者支援への活用について、担当者会議を開催し検討を行った上で、適宜実施している」とあるんですけども、これは担当者会議を開催した上での実施ということでありますけども、具体的にこうした内容が展開されていたとかという部分を、分かる範囲でいいので教えていただけますでしょうか。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 まず、こちらのICT環境整備に関してでございますけれども、新型コロナウイルスの感染症が拡大する状況下において、継続的な支援を行うためのICTを活用したオンラインでの療育等を行うためのものでございます。令和4年度につきましては、各施設でオンライン療育や保護者支援の活用ということでございますけれども、令和4年度につきましては、療育センターアポロ園とゆめなりあ、あと、みずいろのほうで整備のほうを行ったものでございます。実際にはこちらのほうは、オンライン療育という形では親からの要望がなかったというふうなことなので、やってはおりませんが、実際に事業、保護者教室、保護者に対しての発達の講義とかを行っていたり、あと、事業者間での研修で行ったりとか、情報交換というふうなところで使ったというふうに聞いております。

石坂委員

 保護者支援では使えたということでありますけども、オンライン療育というところで、こちらのほうは各家庭のほうでのオンラインのものを活用した家でのやり方であるとか、あるいは家での設定の仕方とか、そうしたものに関しては家庭で行った上で利用がなかったのか、あるいはそこにはまだ課題があるのか教えてください。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 実際には、新型コロナウイルスの感染が落ち着いてきたというふうなところで、親からのニーズがまだないというふうな状況でございます。ただ、今後感染状況が広まったりすると、当然ニーズというものが出てくるものというふうに感じております。また、こちらについては、今お話ししましたように、いろんな使われ方というふうなところがありますし、支援のツールの一つとして有効活用していけたらというふうに考えております。

石坂委員

 それこそ使う側のデジタルデバイド、リテラシーの部分なんかも影響する部分であると思いますので、いざというときに使えるように、逆に今であれば、家でやってみて、施設に行って家でうまくいかなかったなんてことも言えたりすると思いますので、練習するですとか、試してみるみたいなことなんかも機会を増やしていくことなどが必要だと思いますが、いかがお考えでしょうか。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 実際にも、事業者のほうでどのような使い方をするのかというふうなところを検討しているというふうに聞いておりますので、ICTについては、それぞれ事業者にもいろいろ考えていただきたいというふうに思っておりますし、区としてもそれを推進していけたらと思っております。

石坂委員

 ぜひ家庭のほうも巻き込んで進めていただければと思います。これは要望で結構です。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、4番、中野区基本計画における重点プロジェクト等の取組状況について報告を求めます。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 それでは、中野区基本計画における重点プロジェクト等の取組状況について御報告をいたします。本報告は、全ての常任委員会におきまして共通の資料(資料6)により御報告をするものです。

 令和5年度は、中野区基本計画の施策に掲げる事業展開の後期の取組がスタートいたします。区では、この基本計画に基づく政策・施策の着実な推進を図るため、重点プロジェクトの設定や政策マネジメント・サイクルによる進行管理など、効率的・効果的な区政運営に取り組んでおります。

 また、令和5年度の予算編成に当たりましては、構造改革の視点や行政評価などを踏まえ、新規拡充事業等の検討を行っております。

 なお、今後の報告につきましては、進捗状況に応じて行う予定でございます。

 1、重点プロジェクトについてでございます。

 基本計画では、子育て先進区の実現、地域包括ケア体制の実現及び活力ある持続可能なまちの実現の三つの重点プロジェクトを設定しております。

 また、重点プロジェクトの推進に当たっては、プロジェクト全体を調整する推進会議とプロジェクトごとに部会を設置しており、進行状況の確認等を行っております。

 次に、2、重点プロジェクトの取組状況についてでございます。ここからは当委員会所管部分について御報告をいたします。

 (1)子育て先進区の実現に向けた取組についてでございます。

 推進するプロジェクトのうち、一つ目の丸の子ども・子育て家庭に対するセーフティネットの強化及び三つ目の丸の地域全体で子育てを応援するための体制整備が該当いたします。

 検討状況でございますが、令和3年度は、子育て先進区の実現に向け、中野区子どもの権利に関する条例の施行を見据え、子どもの意見表明や児童虐待を発生させないための組織についての議論を行いました。

 令和4年度は、魅力ある公園の整備、子育て家庭に優しく、子育て世帯が暮らしやすい環境についての検討を進めております。

 取組の方向性でございますが、条例の制定に伴い、子どもの権利を尊重する取組として、児童虐待を未然に防止する事業の充実や、生活が困難な状況にある家庭の子どもを支える環境の整備を進めていきます。

 また、子ども・子育て家庭にとって魅力ある環境整備、子どもの学びや成長を地域全体で支えるための仕組みづくりを進めていきます。

 次に、(2)地域包括ケア体制の実現に向けた取組についてでございます。

 推進するプロジェクトは、基本計画で定める次の項目となります。区民の多様な課題を受け止め解決につなげる体制の整備、社会とのつながりの中で一人ひとりに寄り添った支援、すべての人に居場所があり無理なく見守り、支えあう地域づくりでございます。

 検討状況につきましては、令和3年度は、重層的支援体制整備事業を契機とした相談支援の在り方に関して、相談支援体制や地域づくりの推進について議論を行いました。

 令和4年度は、相談支援に加え、団体支援、社会参加、就労など地域づくりの具体化に向け検討を進めております。

 取組の方向性につきましては、支援を必要とする人を取り残さず支援につなげるため、相談機能及び関係機関や社会資源のコーディネート機能を高めていく体制や、多機関の協働を通じた地域の課題解決力の向上を図ってまいります。

 また、地域活動団体を支える中間支援組織の組織力の向上と人材の育成を進めるとともに、地域活動団体等の活動の活性化を図り、地域づくりを発展させていきたいと考えております。

 次に、(3)活力ある持続可能なまちの実現に向けた取組についてでございます。

 当委員会では、基本計画で定める推進するプロジェクトのうち、丸の一つ目、地域経済の回復とまちのブランディングによる産業の活性化が該当しており、障害者や高齢者の就労支援を推進しているところでございます。

 その他につきましては、他の委員会所管分となりますので、検討状況等は後ほど御確認ください。

 また、3、区政運営の基本方針に掲げる取組につきましても、主に総務委員会所管分となりますので、後ほど御確認ください。

 本件につきましての御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

間委員

 報告ありがとうございます。まず伺いたいのが、昨年度と今年度、それぞれこちらの重点プロジェクトの会議は何回ほどやられましたか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 重点プロジェクト推進会議につきましては2回開催しておりまして、プロジェクトごとに開催する部会につきましては13回開催してございます。

間委員

 13回というのは、何個のプロジェクトで13回ですか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 地域包括ケアの推進部会につきましては、今年度につきましては1回開催しております。昨年度は3回開催しております。ほかの部会につきましては、ちょっと今手元に資料がございませんので、回数につきましては今お答え、ちょっとできない状況でございます。

間委員

 ありがとうございます。今年度まだ1回しかやっていないというところで、もう少し回数を重ねていく感じなのかなと。ちょっとごめんなさい。そこはお聞きしませんけれども、回数が1回だけなんだなというふうに感じました。

 この資料を見ておりますと、例えば(2)の地域包括ケア体制の実現に向けた取組についてのところで、令和3年度議論を行って、令和4年度は検討を進めているというところで、具体的にこのプロジェクトの中で、どういったことを実際にやっていくのかというところが現段階では見えていないというところが気になるんですけれども、そちらについて御説明をお願いします。

鈴木地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 令和3年度につきましては、部会で、子ども教育部、健康福祉部など関係各課の課長で構成されている部会でございますけれども、令和3年度は潜在的な要支援者の発見や継続的な見守り、支援などについて、それぞれ課題の整理、取組の方向性を議論してございます。

 令和4年度につきましては、重層的支援会議の仕組みの整備、関係機関の調整、相談支援体制の強化に取り組むこととしておりまして、さらに、すこやか福祉センターの体制強化に取り組むというふうな方向性をこの中で議論しております。

間委員

 なので、大まかなところを整理していってということは分かるんですけれども、何かこのプロジェクトを通して具体的にこういうことを取り組んでいこうとかというのは今後示されていくのか、ちょっとそこがよく分からないなと思いまして。お願いします。

鈴木地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 先ほど御説明もありましたとおり、検討状況に応じまして、その都度報告はさせていただきますけれども、さらにこの重点プロジェクトの部会のほうで検討した結果が、構造改革プロジェクトのほうにつながっているというふうな成果もございます。

間委員

 分かりました。じゃあ、適宜報告があるというところで。

 もう一つ伺いたいんですけれども、令和5年度の予算編成方針、ここに限らず、令和4年度のときもそうだったんですけれども、ちょっと読みます。重点プロジェクトというところで、「基本計画の着実な推進を図るために、特に重点プロジェクトは」――ごめんなさい。ちょっと飛ばしまして、「ロードマップを定め」というふうに書いてあります。要は、予算編成方針の中で、予算編成に当たってロードマップを定めていくということが書かれているんですね。「ロードマップを定め、具体的な事業計画により予算要求を行うこと」というふうに書かれているんです。ロードマップというのは、実際にこの重点プロジェクトの中でおつくりになっているんでしょうか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 重点プロジェクト推進会議の中におきましても、一定の議論を整理する中で、スケジュール管理的なものをしておりますけれども、特に、この後で御報告させていただきますけれども、重層的支援体制整備に係る体制の強化というところで、重点プロジェクトの検討の一環として検討を進めている内容を後ほど御報告させていただきますけども、そこにおきましても年次を区切りまして、その中で、ロードマップと言っていいか分かりませんが、年度ごとに重点的に取り組む方向性を確認した上で、体制の強化を検討しているというところでございまして、そこと連動した形での検討をしているというところでございます。

間委員

 分かりました。イコールロードマップかどうか分からないけれども、そういったような形ではつくっているということですね。

 令和3年度も3回会議をされている中で、なぜ今のタイミングでこちらを御報告されるというところの理由をお聞かせください。もうちょっと早くてもいいのかなというふうに思いましたので。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 この会議に関しましては、基本的に企画部のほうで全体調整をした中での進捗管理の中で行っているところでございまして、それぞれに取組の時期、会議の内容等も別個なんでございますけれども、今回、改めて議会のほうでも議論があったということで、お示しをしているところでございます。今後は、それぞれの取組の進捗状況に応じまして御報告をさせていただきたいと思っておりますので、今回初めてということで、重点プロジェクトの報告になりましたけれども、今後につきましては、進捗に合わせて御報告させていただきたいと考えております。

間委員

 今後、適宜御報告いただけるというところで、期待するところなんですけど。例えば私がこれまで質問してきた中でヤングケアラーに関しても、この重点プロジェクトの中で検討していくとか、結構重点プロジェクトの中でという御答弁ってこれまでも多々あったのかなというふうに思いますし、そういった細かいところの御報告というか、もう少し見える形で、さらに、この中にもありますように、1ページ目の中にもありますように、「施策や組織における横断的かつ重点的に必要な政策課題について」というふうに書いてありますよね。わざわざ重点プロジェクトとして、組織横断的に話し合っていこうという体制をつくっているからこその成果物みたいなものをしっかりとお示ししていただきたいなというふうに思っているんですけれども、いかがでしょうか。

鈴木地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 ただいま御指摘ありましたとおり、ヤングケアラーなど具体的な施策につきましては、重点プロジェクトで議論された内容を踏まえて、各部においてこのプロジェクトに関する取組や事業について具体化し、予算に反映していくものというふうになっておりますので、具体的な御報告ができる段階になりましたら、予算化の前に御報告をさせていただきたいと思っております。

間委員

 もちろん予算というところも一番大事なところではあるんですけれども、予算というところ以外でも、やっぱり連携の形が見えるということが大事だというふうに思っています。この2番の(1)の子育て先進区の実現に向けた取組についての中で、例えば令和4年度は魅力ある公園の整備というところで示されていますけれども、例えばこちらに関して、地域支えあい推進部としてどのように関わっていますか。

委員長

 ちょっと休憩します。

 

(午後4時06分)

 

委員長

 再開します。

 

(午後4時09分)

 

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 魅力ある公園の整備という部分になりますけども、こちらに関しましては当委員会の所管外となります。

間委員

 このプロジェクトも、(1)の子育て先進区の実現に向けた取組についてという中では示されているわけですよね、地域支えあい推進部も。このプロジェクトの中で、この部分は関係ありませんよというふうではなくて、本来は重点プロジェクトでこうやって一応所管としても振り分けというか、部として関連付けられているわけですから、じゃあ、今、公園再整備計画の中で、いろいろ地域の公園について考えていきましょうというのは、全く所管外だから関係ないとかではなくて、重点プロジェクトの中で、地域支えあい推進部としては、こういったところが関連しているから、こういった形で情報提供できるよとか、例えば公園を造っていくという中で、いろんな地域の人が関わっていく。そこが地域のコミュニティを形成していくというところとひもづけて、何か地域支えあい推進部で言うとこういうところで連携していこうとかということを新しくクリエートしたりとか、そういうことが重点プロジェクトというのはできるものだと私は思っていて、なかなかそういった成果が見えてこないのがすごくもったいないなというふうに思っているんです。

 ですので、今回、私の先ほどの質問に関しては所管外というお答えかもしれないですけれども、現在所管外ですというふうに仕切られてしまうものに関しても、同じプロジェクトのメンバーであるのであれば、そこでしっかりとお互いのリソースを出し合って、よりよい政策をつくっていこうというふうにつなげていっていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 所管外と申しましたが、一応、先ほども申し上げましたけども、基本計画におきます重点プロジェクトのうちの推進するプロジェクト、1ページ目の一番下のところですが、アで3項目ございまして、それぞれの重点事業というものと基本的にひもづいた形になっていまして、地域支えあい推進部が関与といいますか、重点事業として位置付けた中で、ここで関わっているのが子ども・子育て家庭に対するセーフティネットの強化の部分と、あとは、地域全体で子育てを応援するための体制整備というところが重点事業としての関わりがございます。ただし、委員おっしゃいましたように、部を超えて関連する課長がメンバーの会議で、実際にはいわゆる所管じゃないものに関しましてもフリーの立場で自由に発言をするような会議運営がされておりますので、その中で、様々なアイデアでありますとか、今後に向けて実現可能なことは何かとかという議論はこれまでも一定程度できておりますので、その辺を強化する形で、こういった形の横断的な組織がより活性化するような方向で今後進めてまいりたいと思っております。

委員長

 ちょっと休憩します。

 

(午後4時12分)

 

委員長

 再開します。

 

(午後4時16分)

 

角地域支えあい推進部長

 先ほどちょっと課長のほうからもお答えがありましたけど、私のほうから補足等説明させていただきます。委員お尋ねのところで、魅力ある公園の整備というところで、当然重点プロジェクトの検討に当たって、私たちの部も関連する部と意見交換しているというところで、特に私たちのところでは、例えば子ども・子育てに関するセーフティネットの強化だとか、地域全体で子育てを応援するための体制整備というような視点を持っておりますので、そういった視点を持ちながら、この魅力ある公園の整備についてという課題については、そういったプロジェクト進行会議の中でのやりとりでそれぞれ意見を出し合って、よりよくそういった施策を進めていくという議論には参加してございますので。成果としては、それぞれ公園であったり、子育てだったりというところが最後、成果をお示しするという役割になってございますので、今現在、この魅力ある公園の整備についてというところはダイレクトに部としてどういうことをやっているかというところはお答えできませんけども、検討過程の中では、十分そういった視点も捉えて、全庁的に協働しながら進めているというのが現状でございます。

間委員

 ありがとうございます。公園についてどうだということを特に言ってほしいというわけではなかったので、じゃあ、まさにこの所管でというところで言えば、子ども・子育て家庭に対するセーフティネットの強化というところに当てはまるんじゃないかなと思うので伺うんですけれども。産後にショートステイ、デイケアなどを使いたいときに、上の子の預かりの問題に関しては様々議論があると思います。例えばそちらに関しても、じゃあ、子ども教育部のほうの一時預かりというところと一緒になって、本当は議論を進めていかなければならないと思います。ここでそれに関して具体的なお答えは難しいかなと思いますけれども、例えば、そこはやっぱり重点プロジェクトで一緒に議論をして、課題を解決していくというのであれば、やっぱりそれは、一時預かり、うちはちゃんと支援体制をつくっていますよ、お申し込みいただければ大丈夫ですというふうに仕切られちゃうんじゃなくて、そのこととは別で、やっぱり上の子の預かりというのを一緒になって解決したいということを、重点プロジェクトを通して解決するとか、そういうふうなことをやっていっていただきたいんです。その議論というのはそれているのかは伺ってもよろしいですか。

原北部すこやか福祉センター地域ケア担当課長

 ただいまの御指摘でございますけれども、委員御指摘のとおり、産後ケア事業などの事業を使う際の上の子の預かりという御意見、様々なところから頂いておるところでございます。こういったことも踏まえまして、私ども成果としてお示しできるところではありませんけれども、所管としてこういった会議の中で提案というのはしていきたいというふうに考えております。

間委員

 実際に動いていくというのは時間がかかるのかもしれないですけれども、やっぱり重点プロジェクトとわざわざ設定している意味ということを感じたいというところが議会側としてもある部分だと思います。ですので、今後に期待しますというところで質問を終わりたいと思います。

石坂委員

 今回、これが審査日程のほうで4番の報告事項の中野区基本計画における重点プロジェクト等の取組状況の報告のはずなんですけども、中身、本当に取組状況なのかなとすごく思ってしまうんですね。中身を見ると、各項目の(1)(2)とかとある中で、アの部分は推進するプロジェクト、これはやっていくということでいいんですけども、イで検討状況で、ウで取組の方向性なんですよね。取組の状況なのかというところがあって。もちろん後期が始まるというところで、後期はこういうふうにやっていきたいということをおっしゃりたいんでしょうけども、ただ、この説明にもありますとおり、「重点プロジェクトの設定や政策マネジメント・サイクル(PDCAサイクル)による進行管理を行うとともに」とあるんですよね。恐らくPDCAのPは、この重点プロジェクトを含む中野区基本計画がPだと思うんですよ。前半やったことがDであって、前半やったことをどうチェックするのかがCであって、その上で、Aの部分がこの取組の方向性、次、どうするのかということだと思うんですけども。少なくとも前期のDでやったことのチェックの部分が恐らく取組状況であるはずなのに、これ、Aしか書いていないんですよね。これって取組状況ではない。要は、それこそこの期間をかけて取組として検討するのが取組なんですよというならいいんですけども、恐らくそうじゃないと思うんですけども。これを聞いただけで取組状況の報告を受けましたとはこちらも言えないんじゃないかなと思うんですが、そこっていかがなんでしょうか。

角地域支えあい推進部長

 委員おっしゃることは企画部のほうが中心になってやってございまして、確かにPDCAサイクルというところであれば、基本計画、5年計画になっていて、前期の2年間が終わったということで、後期に向けての取組というところでお示ししたいということで、こういった報告を出させていただいたんですけども。前半の部分の検証だとか、そういったところがちょっと弱いというような御意見を頂きましたので、それはまた持ち帰りまして、委員会のほうから、そういった重点プロジェクトの取組についてということで報告するのであれば、前半を受けてどうというところでPDCAサイクルを回したら、後半についてはそれを受けてどういった取組をしていくというところで報告したほうが分かりやすいんじゃないかという御意見を頂いたということは、所管のほうに持ち帰らせていただきたいというふうに考えております。

石坂委員

 終わっていないこととはいえ、それでもかなりたっているわけですから、今までの段階での速報値だとか経過は答えられると思いますので、そこはちゃんとやっていただけないとこれは困るので、ぜひ、要望としますけど、お願いいたします。

高橋委員

 いや、ちょっと黙っていようかと思いましたけれども、石坂委員がおっしゃってくださったので。私もこれを読んで、これ、何かただ言葉を羅列してあるだけじゃんというふうに受け取る取組状況のような気がします。だって、10年間のうちの5年間を目指している重点なんでしょう。その重点プロジェクトの5年のうちの、最初ぶち上げたときはこれをやるんですよと言って挙げました。1年目、挙げたものをこう進めます。2年目、ここまで進んできました。3年目、さらに進めます。4年目、どうやらまとまってきそうです。5年目、完成ですとなるのが取組状況の報告というものじゃないんですか。私は今までの経験からそう思うんですね。ところが、これを読んでいると、取りあえず1年たってこれだけ考えたんですけど、さらに考えます。じゃあ、次どうするんだよという報告を私たちはただ受けているみたいな感じになっちゃうわけですよ。今まで皆さんだって経験していらっしゃるでしょう、そういう取組状況の報告の仕方というか。全く言葉だけだよ、これ、言っておきますけど。だから、私も最終的にこれはちょっと困りますねということを言いたかったけど、石坂委員が言ってくださったから、同感でございますので。書いた所管に怒っていたよと伝えてください。これじゃあ報告を受けられませんということをお伝えできますか。

角地域支えあい推進部長

 今、そういった複数の委員の方々からこの報告についての御意見を頂いたということでございますので、その内容についてはしっかり所管のほうに持ち帰って、全庁的な対応について検討すべきというふうに考えてございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、5番、中野区構造改革実行プログラム(更新案2)について報告を求めます。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 それでは、中野区構造改革実行プログラム(更新案2)について御報告をいたします。本報告は全ての常任委員会におきまして共通の資料(資料7)により御報告するものです。

 区政の構造改革の推進に当たり、中長期的な取組の方向性を定めた構造改革実行プログラムにつきまして、評価検証の結果を踏まえ、令和4年度第2回定例会にて報告いたしました更新案の内容を一部見直し、更新案2として取りまとめました。

 1、実行プログラムの評価検証について。

 (1)評価検証の考え方でございます。実行プログラムでは、個別の取組の進捗状況を確認・検証し、翌年度以降の取組目標に反映するほか、新たな課題を実行プログラムに位置付けることなどによって進行管理を行うこととしております。

 今般、令和3年8月の実行プログラム策定時の内容に立ち返り、評価検証を改めて行うこととし、進捗状況の確認、課題抽出と対応策の検討、実行プログラムに盛り込む内容の検討を行いました。

 次に、(2)実行プログラム(令和3年8月策定)の進捗状況でございます。こちらは別紙1に取りまとめておりますので、後ほど御説明をいたします。

 次に、(3)課題抽出と対応策の検討結果でございます。こちらも別紙2に取りまとめておりますので、後ほど御説明をいたします。

 次に、(4)実行プログラムに盛り込む主な内容についてでございます。実行プログラム策定以後の進捗に伴って深化させた考え方や取組を反映するとともに、策定時から継続しております取組の進行管理を適切に行う観点から、主に4点を見直すことといたしました。

 当委員会に主に該当する項目につきましては、裏面2ページの第3章、戦略Ⅱ「公助の体制強化と共助の促進」。こちらは、既存の取組を深化させた考え方といたしまして、「地域包括ケアの機動的な推進に向けた重層的支援体制の構築」及び「区と中間支援組織の連携による公益活動の充実」を位置付けております。しかしながら、一方で、策定時の戦略Ⅱに位置付けておりました取り組む項目は、統合や削除を行わないことといたしました。

 その他の項目につきましては、主に総務委員会所管分となりますので、後ほど御確認をお願いいたします。

 次に、2、実行プログラム(更新案2)でございます。こちらは別紙3に取りまとめております。

 それでは、恐れ入りますが、ここからは別紙1から3の資料を基に御説明いたします。

 まず初めに、地域支えあい推進部所管分について御説明をいたします。別紙1を御覧ください。

 1ページ、中段以降に、個別プログラムにつきまして、実行プログラムに記載していた取り組む項目の内容とスケジュール、それに対する令和3年度の実績、進捗部分、担当部をお示ししております。

 Ⅱ-1、3ページ目になりますけども、区民活動センター運営のあり方の検討の②につきまして、当初の予定では、「予約方法・利用要件等の見直し」とお示ししておりましたが、一部につきましては十分な検討が始まっていないことから、一部実施としております。

 その他の項目につきましては、予定どおり実施済みでございますので、詳細はお読み取りください。

 続きまして、別紙2を御覧ください。

 資料の見方につきましては、1ページの上段に記載がございますが、左から順に、昨年策定いたしました現行プログラムの体系、各個別プログラムの推進に向けた課題の抽出結果、対応、更新案2の順で整理しております。なお、更新案2のところで変更と米印を記載しておりますが、変更は、現行の実行プログラムから更新案2にかけて移動、名称変更、新設などの変更を行ったものでございます。また、米印は、更新案で一度統合や削除を行いましたが、更新案2で改めて位置付けたものとなっております。

 戦略Ⅱにつきまして、6項目あります現行プログラムを、前回お示ししました更新案で3項目に集約しておりましたが、今回の更新案2では6項目に再度整理をいたしました。

 その他、戦略Ⅴ-1、債権管理体制の強化が該当項目となります。

 続きまして、別紙3を御覧ください。資料の26ページをお開きください。

 1、地域包括ケアの機動的な推進に向けた重層的支援体制の構築でございますが、前回更新案でお示しした内容から大きく変更はございませんが、2022年度は区職員のミッションの整理及び、社会福祉協議会、関係機関等の役割・連携の再構築、すこやか福祉センターの基幹機能及び相談・コーディネートの機能強化、人材育成の検討・実施、関係機関等との実施体制についての検討を進めてまいります。

 次に、27ページ、2、区と中間支援組織の連携による公益活動の充実でございますが、こちらも前回から大きく変更はございませんが、2022年度は、中間支援組織のネットワーク化、地域活動団体の現状把握、課題分析、相談支援窓口設置、区民活動センターを拠点とした地域自治、公益活動推進業務の強化、集会室空き状況の可視化の検討を進めてまいります。

 そのほか、29ページ、高齢者会館のあり方の検討と民間施設での地域支援事業の実施、30ページ、5の生活困窮者等自立支援のあり方の検討、45ページの戦略Ⅴ-1、債権管理体制の強化につきましても、検討方針など大きく変更はございませんので、詳細についてはお読み取りください。

 地域支えあい推進部所管分については以上でございます。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 それでは、私から健康福祉部の所管部分について御説明いたします。

 まず、実行プログラムの進捗状況についてですが、別紙1のうち、進捗区分が実施済みで丸と表示してある項目以外の項目につきまして御説明いたします。

 4ページ目のⅡ-3、社会福祉協議会との協働のうち、①の項目につきましては、社会福祉協議会に委託している事業について、委託料の考え方や役割分担について、引き続き検討・整理が必要であるということから、進捗区分は一部実施の三角としてございます。

 次に、5ページ目のⅡ-6、地域スポーツクラブの考え方の見直しにつきましては、当初の予定よりも進捗が遅れていることから、進捗区分は三角としてございます。

 次に、8ページ目のⅤ-1、債権管理体制の強化につきましては、庁内会議において、主要債権から一元化に向けた検討を進めていく方向となり、税・国保以外の一元化債権の検討は十分行うことができなかったことから、進捗区分は三角となってございます。

 次に、課題抽出と対応策の検討結果につきましては、別紙2の2ページ目の戦略Ⅱのうち、3、社会福祉協議会との協働、5、生活困窮者等自立支援のあり方の検討につきまして、更新案では一旦削除を行いましたが、個別プログラムの再編を最小限にとどめるため、プログラム策定時の取組を復活となってございます。

 また、3ページ目の戦略Ⅲのうち、5、区立中学校プール開放の検証と今後のあり方の検討につきましては、第二中学校のプール開放について、利用者の意見を踏まえて開放の在り方について修正を行ってございます。

 そうした修正を反映したものが別紙の3でございます。そのほか、各プログラムの取組の進捗状況に応じて、取り組む項目やスケジュールなどについて、前回御説明した更新案と同様に記載の一部を修正してございます。

 最初の資料にお戻りください。

 3の今後の予定ですが、10月中旬以降に区民意見の聴取を行いまして、11月下旬に実行プログラムを更新し、第4回定例会中の常任委員会で御報告する予定でございます。

 説明は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

石坂委員

 以前も質問したところではあるんですけども、まず、課題抽出と対応策の検討結果、別紙2のほうの4分の2ページ、2ページ目ですね。戦略Ⅱの変更、右側のところで、②すこやか福祉センター基幹機能強化とあり、別紙3のほうの26も基幹機能というのがあるわけですけども。以前、基幹って何というところ、どこにつくるのとかということを聞いたときには、お答えいただけない状態、はっきりしていない状態ということで、まずいんじゃないかということを指摘し、その後、何か報告があるのかなと思ったら、報告がないままにまたここに出ているんですけども、この基幹機能というのはどこでどういうことをやるのかは決まったんでしょうか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 すこやか福祉センターの基幹機能につきましては、現行4か所ございますすこやか福祉センターの事務事業の整理でありますとか、企画調整機能を集約するということで、前回、更新案におきましては、基幹型すこやか福祉センター設置準備というような表現をしていたかと思うんですけれども、現在検討中でございますが、新たに基幹型すこやか福祉センターという施設でありますとか、そういうものを設けるかのような表現でありましたので、今回は基幹機能の強化ということで、内容といたしましては、事務事業の集約でありますとか、基幹機能、企画調整機能の集約ということで、基幹的な総合的な調整機能を集約した部署なりを設置するという考えでございまして、新たにすこやか福祉センターをもう1か所設けるとか、そういうことではないということは、今回、後ほど7番の御報告でも詳しく御説明させていただきますけども、そういうような意図でこういう記載になったものでございます。

石坂委員

 基幹型すこやか福祉センターをつくるということじゃないという理解で、ちょっとほっとしましたけども。ただ、この基幹機能、コーディネート機能強化というところは、2020年度ということですから、もう年度途中になっているわけですけども、そこは多分、組織改正をこの後するとは思えないので、現状のすこやか福祉センターを担っている、恐らく各すこやか福祉センターに落とすと思えないので、支えあい推進部の区役所内の部署になると思うんですけども、これはどこか特定の部署が担っていくことが、現状の部署が担っていく前提ということでよろしいんでしょうか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 基幹機能につきましては、これも申し訳ございませんが、7番で詳しく御報告する予定なんでございますけれども、こういった、部内に新たなそういう調整の担当をするようなセクションを設けるというような方向で検討しているところでございます。

石坂委員

 そうしますと、多分同じになっちゃうと思うので、後ほどまた聞きますので、そのときによろしくお願いします。

近藤委員

 すみません。ちょっとそもそものところで教えていただきたいんですけど。この中野区構造改革実行プログラムというのは、更新案2というのが出ているんですけど、これはプログラムをずっと出していて3年間が終わっていくという感じなんですか。成果というか、出したものが具体的にこうなりましたよというものではないんですか。ずっと、こういうふうにやっていきたい、今はこういう進捗状態だということが書かれる計画書みたいなものなんですか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 個々のプログラムに基づいて、担当部のほうで検討し、施策を検討していくというようなもので、ここにおきましては、方向性でありますとか、方針でありますとか、スケジュールの大まかなものを示していますので、これに伴って各所管が構造改革という、基本計画を下支えするというふうに言われておりますけども、様々な課題を解決していくためのプログラムの集積というふうに捉えていただければと思います。

近藤委員

 もちろんこれ、全部読み込んでいないから、どう変わったかとかよく分からないんですけれど、別紙1は令和3年8月策定の進捗状況というやつなんですよね。この紙だと見やすくてあれなんですけど、去年というかの進捗状況なんですが、今の進捗状況はどうなんだというのは分からないわけですよね。どういうふうに今を――これ、全部読むと、今の進捗状況というのは分かるんですか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 ここに、それぞれのページの一番下のところにスケジュールという欄がございますので。例えば26ページのスケジュールを見ていただきますと、先ほど口頭で御説明させていただきましたが、地域包括ケア、重層的支援体制の構築に向けての2021年度の実績と2022年度の現在検討中の事項、来年度の方向性ということで一応整理させていただいておりますので、ここを見ていただくと、この3年間の実績と見通しが読み取れるということで、これにつきまして、今後も更新をして最新のものにしていくということでございます。

近藤委員

 でも、これ、2021年度から2022年度の実行プログラムなわけですよ。だから、実行していただかないと、これ、計画をこういうふうにつくりましたよというものではないと思うんですよね。実行して、これ、構造改革というすごく大きなことのように書かれているプログラムなんですから、経費の削減になったとか、区民にとってどうよくなったとか、そういうことが分からないと。区はこういう体制でやっていきますよと、ちょっと進捗状況としては、体制が少しこう変わりましたよというようなものであったなら、構造改革というほどのものでもないし、全然どこがどうよくなったかが分からないんですよね。それで、お尻はあと1年というところなんですけれど、そこに対してはどういうふうにお考えなんですか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 構造改革実行プログラムにつきましては、3年間で集中的に取り組むとしておりまして、この間の進捗状況がこういった形では読み取りにくいという委員の御意見を踏まえまして、今後の取組の内容、また報告につきましては、全庁的に関わるものですので、全庁で共有して、報告の仕方を含めて考えていきたいと思いますが。当部につきましては、先ほどから繰り返しになってしまいましたけれども、これに基づいて一定の考え方を示すことによって、ここの構造改革実行プログラムとしての御報告ではありませんが、それぞれに取り組んでいる内容につきまして、各部各課で御報告をするような形では進めていくと思うんですが、全体像につきましては、先ほど言いましたが、全庁的に共有して改善ができればやっていきたいと考えます。

委員長

 休憩します。

 

(午後4時44分)

 

委員長

 再開します。

 

(午後4時54分)

 

近藤委員

 私がその後に質問をしようと思っていたのは、具体的に地域スポーツクラブの在り方とかは三角になってしまっているんですよ。結局、何一つ、とても簡単なことなのに、公認クラブ、区内スポーツ団体との協議とか、地域スポーツクラブ理事会への方針の説明とか、そういうのが実績で、このスケジュールの区内スポーツ団体との協議とかクラブの育成とか、そういったものはまだできていないし、クラブの育成、管理者との協議というところにもまだきちんと入っていないと思うんですよね。

 だから、やっていただきたいのは、本当にこういう一つひとつのことをきちっとやっていただきたくて、報告を頂きたいんですよ。この冊子の中に埋もれて、いつの間にか終わったみたいなことになってほしくないんですよ。やっぱりきちっと、一つひとつの大切なことを報告していただいて、それを、どうしてこういう状態なのだということを議論していけるような形に私はしていただきたいと思いますけれど、いかがですか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 別紙1のとおり、スケジュールにつきましては、言い訳になるかもしれないんですが、2021年度はコロナ等がございまして、対面での会議ができなかったというような物理的な事情等もございまして、なかなか議論が進まなかったということがございました。今年度に入りまして、かなり議論はしてきているところでございまして、そういう意味で、スケジュールについては変更させていただいております。

 また、先ほど来、資料について、なかなか見にくいというんでしょうか、なかなか理解ができにくいような御意見等を承ったわけでございますけども、どういう事情でどういうふうに変わったのかというのが別紙2の説明資料になっております。例えば地域スポーツクラブにつきましては、そういった調整と申しますか、調整状況が思うように進まなかったことによりまして、変える必要がある部分、それについて変更し、更新案として今回お示しをさせていただいたということでございます。

近藤委員

 ほんと、たった少しの地域スポーツクラブの話合いさえも、コロナだからできないとかいうレベルで、構造改革も何もあったものじゃないと思うんですよ。話し合って、どんどん決めていかなきゃならないんですよ。ですから、本当に、先ほど皆さんおっしゃっていましたけれど、この大きな冊子にするのではなくて、一つひとつの事業をきちっと検証してやっていって、いいものにしていくという形を取っていただきたいし、ぜひ地域スポーツクラブにしては、3年間でもうすぐですから、急いで理事会とかの話合いを進めて、経費削減に向けて頑張っていただきたいと思いますけど、いかがですか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 委員御指摘のとおり、地域スポーツクラブにつきましては、運営形態の見直し、拡充の方向で検討していくということで記載をさせていただいております。その方向で、関係会議体等と詰めていきたいと考えてございます。

近藤委員

 拡充というのはどういう拡充というか、区民が主体になる拡充ですよ。指定管理者の部分よりも区民がしっかりと意見が入る地域スポーツクラブに構造改革で私はしていただきたいと思いますけど、いかがですか。

辻本健康福祉部スポーツ振興課長

 地域スポーツクラブの方向性につきましては、基本計画でも取り上げているところでございまして、クラブ会員の交流など、スポーツを通じたコミュニティをさらに進めていくために、区民の皆様が主体的に運営する総合型地域スポーツクラブ、これを目指していく考えでございます。

近藤委員

 本当に、この冊子の中で埋もれてしまうのではなくて、しっかりと一つひとつの事業を検証して、いいものにしていただきたいと思います。要望です。

委員長

 委員会を暫時休憩します。

 

(午後4時59分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後5時03分)

 

 本日はここまでとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 次回の委員会は、10月11日(火曜日)午後1時から当委員会室で行うことを口頭をもって通告します。

 以上で本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 以上で本日の厚生委員会を散会します。

 

(午後5時03分)