中野区議会厚生委員会〔令和4年11月7日〕
厚生委員会会議記録
○開会日 令和4年11月7日
○場所 中野区議会第1・2委員会室
○開会 午前9時30分
○閉会 午後0時05分
○出席委員(8名)
小林 ぜんいち委員長
山本 たかし副委員長
間 ひとみ委員
石坂 わたる委員
近藤 さえ子委員
浦野 さとみ委員
高橋 ちあき委員
久保 りか委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
地域支えあい推進部長 角 秀行
地域包括ケア推進担当部長 藤井 多希子
地域支えあい推進部地域活動推進課長 高橋 英昭
地域支えあい推進部アウトリーチ調整担当課長、南部すこやか福祉センター所長 小山 真実
地域支えあい推進部地域保健福祉調整担当課長、中部すこやか福祉センター所長 永田 純一
地域支えあい推進部区民活動推進担当課長 池内 明日香
地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長 鈴木 康平
健康福祉部長 岩浅 英樹
保健所次長 杉本 兼太郎
健康福祉部福祉推進課長 中谷 博
健康福祉部保健企画課長、健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 中村 誠
○事務局職員
書記 鎌形 聡美
書記 早尾 尚也
○委員長署名
審査日程
〇委員会参与の異動について
○議題
地域活動の推進について
地域子育て支援及び地域保健福祉について
介護保険及び高齢者支援について
社会福祉について
スポーツについて
福祉事務所及び保健所について
保健衛生について
○所管事項の報告
1 家事支援用品の購入支援事業の実施について(地域活動推進課)
2 重層的支援体制整備事業を契機とした相談支援等の強化に向けた検討状況について(地域活動推進課、地域包括ケア推進課)
3 昭和区民活動センター建替整備基本計画の検討案について(地域活動推進課、中部すこやか福祉センター)
4 鍋横区民活動センター移転整備の検討状況について(地域活動推進課、南部すこやか福祉センター)
5 アプリケーションを活用した地域団体の活動情報の発信に係る取組の試行状況について(区民活動推進担当)
6 区役所本庁舎男性用トイレにおけるサニタリーボックス設置の継続及び各区有施設バリアフリートイレにおけるサニタリーボックスの周知について(福祉推進課)
7 乳幼児(生後6ヶ月以上4歳以下)に対する新型コロナウイルスワクチン接種の実施について(新型コロナウイルスワクチン接種担当)
8 オミクロン株対応新型コロナウイルスワクチン接種にかかる接種間隔の短縮について(新型コロナウイルスワクチン接種担当)
9 その他
(1)中野区地域包括ケアシンポジウムの開催について(地域包括ケア推進課)
○その他
委員長
定足数に達しましたので、厚生委員会を開会します。
(午前9時30分)
本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進行します。
なお、審査は12時を目途に進めたいと思いますので、進行に御協力のほどよろしくお願いします。
初めに、委員会参与の異動について、お手元の資料(資料2)のとおり、10月17日付で委員会参与の異動がありましたので、御承知おきのほどよろしくお願いします。
それでは、議事に入ります。
地域活動の推進について、地域子育て支援及び地域保健福祉について、介護保険及び高齢者支援について、社会福祉について、スポーツについて、福祉事務所及び保健所について、保健衛生についてを議題に供します。
所管事項の報告を受けます。
初めに1番、家事支援用品の購入支援事業の実施についての報告を求めます。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
それでは、家事支援用品の購入支援事業の実施について御報告をいたします。(資料3)
1、目的でございます。
中野区で子育てをする家庭を応援するため、令和4年度において、1、2歳児を養育する家庭に対し、5万円相当分の家事支援用品の購入権利を付与することにより家事負担を軽減し、子育て環境の向上を図るものでございます。本事業は、東京都補助事業の補助金を用いて実施いたします。
2番、対象者の条件でございます。
基準日(令和4年12月1日)時点で、中野区内に住民登録のあります1歳または2歳児童、生年月日で申しますと平成31年4月2日から令和4年4月1日生まれの児童を保育サービスの利用をせずに養育している家庭でございます。
なお、配偶者等からの暴力を理由に区内に住民票を移さずに避難している者が保育サービスの利用をせずに児童を養育している場合も本事業の対象といたします。
3番、給付内容でございます。
対象児童1人当たり5万円分の家事支援用品の購入権利を付与するものでございます。カタログサイトに掲載されている商品5万円分を購入できるというものでございます。
おめくりいただきまして、4、事業の概要でございます。
(1)勧奨通知の発送を令和4年12月中に行います。基準日に中野区に住民登録がある対象者のうち、保育サービスを利用していない児童の保護者に対し、区が委託しました事業者から勧奨通知を送付いたします。
(2)給付申請受付でございます。勧奨通知を受け取った者が御自身で要件を確認していただいて、事業者が用意する給付申請用のサイトに登録をしていただきます。
(3)給付決定でございます。区は、その申請に基づきまして確認を決定しまして、決定した者に対しまして事業者から決定通知及び購入サイトへの個別ログイン情報を送付いたします。
(4)家事支援用品の購入、発送でございます。給付決定通知を受け取った者は、事業者が用意いたします購入サイトにログインしていただきまして、ウェブカタログで5万円分の家事支援用品を購入していただきます。購入した商品につきましては、事業者のほうから住所宛てに送付をさせていただきます。
(5)コールセンターの設置でございます。種々の問合せ対応のために事業者によるコールセンターを設置いたします。
スケジュールでございます。
令和4年11月契約締結ということで、11月中旬に事業者が決まる予定でございます。12月に勧奨通知の発送をいたしまして、区報12月20日号で広報いたします。令和5年1月には、申請の確認と、あと給付決定通知の発送を行いまして、2月に購入サイトを開設し、ここで商品購入をしていただきます。3月に商品発送を終了し、この事業もこの3月末をもちまして終了という形でございます。
こちらの御報告につきましては以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
間委員
御報告ありがとうございます。
1点だけ確認したいんですけれども、12月に勧奨通知の発送、そして区報12月20日号に掲載とあるんです。ということは、12月中に勧奨通知が届いても、年末でちょっとばたばたしていたりするのかなというふうに想定できるんです。一番気をつけなければいけないのは、1月に入園される方が、数は少ないかもしれないんですけれども、申請をしそびれてしまうということは、すごく機会を逃すということになると思うんです。そちらのほうはどのようにしっかりと情報を届けていくおつもりでしょうか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
実際に勧奨通知の発送が12月1日基準日なんですけれども、それ以降に遡り、転入などのデータもありますので、発送は12月20日頃になるかと思います。実際に登録していただく期限を1月20日までとしておりますので、その間に申請書をお送りして登録していただくということになりますけれども、区報、ホームページなどでもこの事業につきましては周知をさせていただきまして、資格があるにもかかわらず申請漏れというのはないような形でやっていきたいと思っておりますし、また、その勧奨通知につきましては、必ず対象者の方が郵便物を受領したことを確認できるような形での郵送を考えておりますので、そういった形で対応してまいりたいと考えております。
間委員
12月20日頃に届くと先ほどおっしゃいましたか。そうすると、役所が28日までですか。そうすると、本当に数日しかない中でということになると思うので、それこそ保育園入園を御希望される方、している方、入園が決まっている方に対して、所管のほうから、あるいは保育園・幼稚園課のほうとしっかりと連携して、こういったものがあるけれども、あなたにはこれを利用する権利があるから応募も忘れないでくださいねみたいなこともお伝えすることができるのかなというふうに思ったんです。保育園・幼稚園課とそういったことの連携、お話とかはされていますでしょうか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
申請できて、要件に合致している方に確実に申請していただけるように、内部的な連携を含めて、今後調整してまいりたいと考えております。
久保委員
今重なるところがあるかもしれないのですけれども、確認をさせていただきたいと思います。
勧奨通知を送付します。そこから保護者の方が、要件確認の上、事業者が用意する給付申請サイトに給付申請の登録を行う。そこから給付決定をすると、今度給付決定通知及び購入サイトへの個別ログインが来る。そこから購入の手続をして、3月で商品発送の終了ということで、結構このスケジュールがタイトですよね。ちょっとの期間がずれてしまうと、3月で終了というふうになってしまっていますので、通知をもらってからの、御自身の責任ですと言われてしまうとそうかもしれないんだけれども、何かのタイミングでずれていってしまったときに、既に購入サイトは2月で商品購入で決定なので、もう駄目ですみたいな感じになってしまう場合もあるんでしょうか。タイミングが少しずつずれていった場合など、どうなるのか教えてください。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
勧奨通知を受け取ってから、1月20日までに、まずその申請をしていただく。それに基づいて、個別決定通知と個別ログイン情報が送付されますので、大体約1か月ぐらいはウェブサイトで購入していただく手続をしていただく期間があります。その中でやっていただければ十分かなと思っておりますが、一方で、何らかの理由で、給付申請をしたにもかかわらず用品購入の手続を忘れていらっしゃるということもあり得ますので、そういった方に関しましては、メールアドレスを登録していただくんですけれども、発注期限の10日前の時点でまだ購入していただいていない方に関しましては、申請期限を通知するとともに、購入を促すようなメールで御連絡をさせていただくというようなことを考えております。
久保委員
あと、手続がより簡素化されているということが重要かと思うのですけれども、これは全部スマートフォンなどで申請ができるというふうに考えていてよろしいんでしょうか。QRコードなどが送られてそこからスマートフォンで申請できるということで、御自分がアドレスを打ち込むですとか、そういうこともなく、簡単に全部そういう流れでできていくというふうに思っていてよろしいですか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
そういった形で、なるべく簡易な形でウェブ上の扱いができるように進めているところでございます。
久保委員
9月に御報告をいただいたときに、このウェブカタログでの家事支援用品の購入だけではなく、もう少し幅広い形で活用をということをお願いしたんですけれども、今回ウェブカタログ5万円分の家事支援用品購入というふうに限定された形になりました。ここのところの経緯を教えてください。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
そういった御要望をいただきまして、担当としても、なるべく選択肢が広い、自由度が高いほうがいいかと思って様々検討させていただいたんですけれども、例えばギフトカードなどですと、申請の際の手続でありますとか、あと購入していただいた後の確認でありますとか、そういったことを考えますと、期間があまりにも短過ぎて難しいというところがございました。他区も調べましたけれども、今8区で実施をしているところですが、全てウェブカタログでやっているというところで、そこに関しましては御了承いただければと思います。
久保委員
ギフトカードなどだと、期間が短く利用しづらいのではないかということも懸念があったということですけれども、ウェブカタログの中で5万円分のギフトカードという選択はここにはないということですか。あくまでも家事支援用品のみがこのウェブカタログには掲載をされているということですか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
商品が掲載されているということで、商品券という選択肢はございません。
久保委員
前回もお話をしたんですけれども、電動自転車などの購入を望まれるお声というのがあって、この5万円のカタログの中にそういった商品はなかなか難しいのではないかと思いますことと、また、前回、この支援内容で、家事支援用品の例として、ロボット掃除機、食洗機とか自動調理鍋、全自動洗濯機、オーブンレンジ、ベビーモニターなどという事例がありますけれども、当然ここに書かれたものが確実にウェブカタログには載ってくるということでしょうか。あと電動自転車などを望まれる声もあることについての対応も、もし何か検討されたのであれば教えてください。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
品物につきましては、前回お示しさせていただいた中で幾つか御指摘していただいたんですけれども、その後、送料の問題でありますとか、品ぞろえの問題でありますとかというところで、お示しした商品が全部今後カタログに載ってくるかというところは、今のところは決まっておりません。商品自体を契約時に決定するのではなくて、こちらのほうからは、カタログに掲載してもらいたいような商品の参考例でありますとか点数を仕様書上お示しして、それに基づいて商品をどういったものを最終的に載せるかというのは契約後に協議した上で載せるということになっております。極力幅広い商品を載せようというふうには考えておりますけれども、5万円を超えるものにつきましては今回は対応ができませんので、5万円の中で、基本的には5,000円単位で様々な商品を掲載させていただいて、それも組み合わせて家事支援ができるようなものを5万円分購入していただく、そういうような枠組みにさせていただきました。
久保委員
今回期間が短くてということと、あと他区のほうとも様々意見交換をした中でこのような流れになっているかもしれないんですけれども、できれば事業者のほうで、利用されている方たちが今回のウェブカタログの内容などについてどういう御意見を持ったかとか、本当はこういうものがよかったのではないかとか、そういったところをアンケートなどを取っていただけるといいのかなと思います。今後のこういったことで、また様々な国や東京都のほうからこういう予算が追加されたときに、しっかり今回のことを学んでといいますか、そういう準備が必要ではないかと思いますので、その辺はお考えがあれば教えてください。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
その辺に関しましては大事なことだと思いますので、検討してまいります。
高橋委員
前回も聞いたかもしれないんですけれども、まず、これは東京都の助成金を頂いて、令和4年度限りということでよかったんでしょうか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
おっしゃるとおりでございます。
高橋委員
そして、カタログになっているんですけれども、現金では駄目ですということでカタログになっているんだっけ。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
現金の給付ではなくて、カタログギフトによる給付でありますとか、ギフトカード、そういった形での給付ということでございます。
高橋委員
今久保委員がおっしゃっていたように、今年度限りではなくて、もしかしたら来年度も継続してやりましょうとかいうふうな計画になった場合、全額出せないから半分出しなさいとかになる可能性だってあるかもしれないんですけれども、基本的に応援しようというのは、現金ではなくて物で差し上げていきましょうという東京都の考え方なんでしょうか。そこを確認したいんです。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
基本的には保育のサービスを受けられない方に関して、何らかの事情で公的な保育サービスを受けていらっしゃらない方に対しての支援ということで、その中で現金ではない形での家事支援、時短でありますとか、保育サービスにお子さんを預ける、それの代替としての家事支援という考え方で、そのためには家事支援用品がふさわしいだろうという都の事業でございますので、現金ではなくてそういった形での仕組みになっているということでございます。
高橋委員
保育サービスを受けられないというその理由からというところが、ちょっと「ん」とか私なんかは思っちゃうんですけれども、いわゆるおうちで子育てされている方々に応援をして差し上げましょうという基本的な考えだと思うんです。だから、今出ているような電動自転車が欲しいとかになると、5万円相当ではカタログには載らないだろうし、基本的な考え方が、これは東京都が考えていることだから、今こちらで言っても仕方のないことかもしれないけれども、情報交換していく中においては、保育サービスという枠にはめないで、おうちで育てている方々に何が必要か、どういうものがいいのかということを情報交換をこれからもしていかれると思うので、そういうところもしっかりと伝えていってほしいと思うんですけれども、いかがですか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
今回の事業を踏まえまして、そういったことも進めてまいりたいと考えております。
近藤委員
今皆さんから御質問があったので、私からは、これはスケジュールがやはりすごくタイトだと思うんです。それで、この中で何回もの段階を踏んで手続をするということは、それこそ家事で忙しい、育児で忙しい保護者の方たちにとっては、結構短い時間なのかなと思います。それで、この12月に、区報の12月20日号に掲載、ここのところで、タイトであるというスケジュールのところをしっかりと伝えることをしていただきたいと思うんです。ここでしないとあっという間に日がたっちゃうのでお願いしたいと思いますけれども、いかがですか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
確かに委員がおっしゃるとおり、スケジュールに関しましては、短い中でいろいろやっていただくので、そういったことも含めて、広報に当たりましては工夫してまいりたいと考えてございます。
近藤委員
これは区報以外には何かお知らせ的なことはどこかでやられますか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
今のところホームページなどで周知を考えてございます。
近藤委員
そうしましたら、ホームページと区報をしっかり活用して、皆様に届くようにお願いしたいと思います。それは要望です。
それともう一つ、コールセンターはどういう体制なのかを教えてください。コールセンターを設置と書いてあるんですけれども、「問合せ対応のため、事業者によるコールセンターを設置する」と、これはどういう体制なのか教えてください。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
こちらに対しましては、民間の委託事業者のほうに設置するんですけれども、このウェブサイトへの登録でありますとか、いわゆる事務的な問合せについて、コールセンター等を設けていただいて対応していただく。さらに、全体的な相談でありますとか苦情でありますとか、そういったものに関しては、コールセンターを通じて区のほうで直接対応させていただきたいと考えております。
近藤委員
コールセンターを通じて区のほう、コールセンターから区のほうでしっかりと分からないことについて対応していただけるということでよろしいですか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
事業者のほうでお答えいただくのは、ウェブカタログの使い方でありますとか、そういったものに関してのやり方についてはコールセンターのほうでお答えし、この事業そのものの考え方でありますとか苦情でありますとか、そういったものにつきましてはコールセンターを通じて区のほうにその方のお電話を回していただくなりしていただいて、区の職員のほうで直接やり取りをさせていただきたいと考えております。
近藤委員
本当に短い期間ですので、電話をしてすぐに分かるような体制をしっかりと取っておいていただきたいと思います。要望です。
石坂委員
まず確認なんですけれども、対象者の条件のところで、「1歳又は2歳児童(生年月日が平成31年4月2日~令和4年4月1日の児童)」なおかつ基準日が令和4年12月1日ということなんですけれども、これは生年月日が平成31年4月2日ですと、令和4年12月1日段階で3歳8か月、令和4年4月1日の児童ですと0歳8か月になるので、こういった生年月日がこの期間というのはおかしいんじゃないかと思うんですが、それは何でなんでしょうか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
まず、令和4年度中、なので、令和4年4月1日から令和5年3月31日までの時点で1歳または2歳児の方が大前提として該当します。そこにおいて、12月1日で中野区に住民登録がある方という意味でございます。
石坂委員
基準日段階での年齢かと思ってしまったので、そこは違うということで理解いたしました。
あと、こちらの対象として保育サービスの利用をせずということなんですけれども、これが認可保育所、認定こども園、認証保育所などとなっているんです。恐らく定期的に通う場所という意味かと思うんですけれども、類似のサービスとして、例えば児童発達支援であるアポロ園やゆめなりあなどを利用されているですとか、あとは定期的に通う形ではなく、ただ一時保育ですとかショートステイですとか、そうしたものを登録されて利用されている方というのは、対象になる、対象外にされないという理解でよろしいでしょうか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
基本的に継続的に保育サービスを利用されている方という形を想定してございます。
石坂委員
今私が申し上げたところは対象に入っているという理解でよろしいですね。
委員長
休憩します。
(午前9時55分)
委員長
再開します。
(午前9時56分)
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
基準としましては、保育サービスに該当するというものがございますので、そこに該当するかどうかによって決まってくるというものと、あと一時的な保育に関してはこの除外に当たりませんので、対象に当たるということでございます。
石坂委員
なので、私が言ったところは大丈夫ということですよね。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
療育サービスは別でございますので、対象者に含まれます。
石坂委員
保育サービスなのかそうではないのかとか、あるいは定期なのか定期ではないのか、分かっている人は分かると思うんですけれども、一般の区民からすると、ぱっと見たときに、自分が対象か対象ではないか分かりにくいところがあると思いますので、そこは周知するときにも丁寧に周知していただきたいのと、問合せがあったときに、お待たせせずにちゃんとスムーズに答えられるようにはしておいていただきたいと思います。今心配になってしまったので、何とぞよろしくお願いいたします。
久保委員
申し訳ありません。お知らせ方法なんですけれども、これは子育て支援課だから駄目とか言わないでほしいんです。子育て応援メールが配信されていると思うんです。正直言って、区報を読むかといったら、子育て中の大変な時期に読まないと思います。よほど自分が利用したいものがあって注意をしていない限り、なかなか見る機会はないと思うし、ホームページにも、自分が何か知りたいことがあったらホームページを開くでしょうけれども、そういう機会は非常に難しいと思うので、できればプッシュ型ではないかと思うので、子育て支援課のほうと連携を図りながら、子育て応援メールの活用をしていただきたいと思うんですけれども、そこはいかがですか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
重要な御指摘をいただいたと思いますので、それは進めてまいりたいと考えております。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
休憩します。
(午前9時59分)
委員長
再開します。
(午前9時59分)
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、2番、重層的支援体制整備事業を契機とした相談支援等の強化に向けた検討状況についての報告を求めます。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
重層的支援体制整備事業を契機といたしました相談支援等の強化に向けた検討状況につきまして御報告をいたします。(資料4)
区では、重層的支援体制整備事業を契機といたしまして、相談支援等の強化を図るため、すこやか福祉センターの基幹機能の強化及びアウトリーチチームの体制強化・発展について検討を進めているところでございます。
1、すこやか福祉センターの基幹機能の強化につきまして、検討状況を取りまとめてございますので、別紙により説明をいたします。
まず初めに、すこやか福祉センターの基幹機能強化の視点といたしまして、5項目に整理をしております。サービスの平準化、質の確保、効果的な事業の構築・発展、事務・事業の効率化、情報集約及びケース分析、情報連携、新たなサービス・社会資源の創出、持続可能な相談支援体制の構築の5項目でございます。
次のページを御覧ください。基幹機能の強化に向けた体制イメージでございます。
すこやか福祉センターを相談窓口といたしまして、その企画調整、コントロール機能としまして、基幹機能を位置付けております。現在のところ、基幹機能につきましては、地域包括ケア推進課に位置付けていきたいと考えております。
資料の右手のほうは、すこやか福祉センターと基幹機能の役割につきまして整理をしております。
続きまして、次のページを御覧ください。重層的支援体制の推進に向けまして、主軸となる組織を示しております。
理念・基盤づくりにつきましては地域活動推進課と地域包括ケア推進課が、包括的な相談につきましてはすこやか福祉センターが、地域づくりにつきましては区民活動センターが主軸となりまして、三位一体の推進により重層的支援のスパイラルアップを図ってまいりたいと考えております。
次のページを御覧ください。重層的支援体制の推進に向けました検討状況についてまとめてございます。
まず、包括的な支援につきましては、アウトリーチ型の支援の強化・発展、人材育成プログラムの実施、ひきこもりやヤングケアラーなど新たな課題に対応する事業の構築に向けた検討を進めております。
次に、地域づくりにつきましては、中間支援組織及び区職員との連携・交流機会の創出、アプリケーションを活用した地域団体の活動情報の発信の強化、エリア・領域ごとの活動状況の把握・分析に向けた検討を進めております。
理念・基盤づくりにおきましては、効果的な広報、支援が必要な人や社会資源の情報の共有・連携、産学官協働による基盤づくりに向けた検討を進めております。
鏡文のほうにお戻りいただいて、2番のアウトリーチチームの体制強化・発展でございます。
全ての人に必要なサービス等を提供していくためには、個別相談支援及び地域社会資源、ネットワークの強化を一体的に進め、潜在的ニーズ、課題の発見につなげるアウトリーチ型の支援が重要であると考えております。現状のアウトリーチチームの活動におきましては、ケースの増加や継続的な支援の必要性から、個別相談支援への対応が主となっている状況にございます。今後を見据えますと、区民の複雑化、複合化した生活課題に対し、現行チームによる対応では、継続性及び質の確保に課題があると捉えておりまして、こうした課題を踏まえまして、区では、アウトリーチ型支援の強化、発展に向けまして、組織、職員の役割及び人材育成の側面から、総合的に検討を進めているところでございます。こちらに関しましては、整理でき次第改めて御報告をさせていただきます。
3、今後の予定でございます。
令和4年12月、第4回定例会におきまして、検討状況の報告をさせていただきたいと考えておりまして、その後、令和5年1月から、職員の人材育成の強化、4月からは、すこやか福祉センター基幹機能の強化等による区民サービスの充実など、継続的な見直し、改善を図っていく考えでございます。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
久保委員
第4回定例会でまた御報告があるということなので、詳しくはそこでお伺いをしたいと思うんですが、1点だけ教えてください。
令和5年1月に職員の人材育成の強化とありますが、この対象職員は、どういう方が対象職員で、どのぐらいの人数といいますか、職員数を検討されているのか教えてください。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
現在具体的な内容につきましては検討中でございますけれども、重層的支援体制整備に関わりのある職員を対象といたしまして、相談支援でありますとか、伴走型支援の強化に向けたものでありますとか、そういった研修体系を設けまして実施してまいりたいと考えてございます。
久保委員
1月はすぐですよね。今の時点だと、何か聞いていると、どの職員だか絞り込めていないのかと思っちゃうんですけれども、例えば、現在すこやか福祉センターに配属をされている全ての職員であるとか、保健師とかの専門的な職員であるとか、そういうところが対象とされているのか。そうではなくて、重層的支援というものを全庁を挙げて理解をするために全ての職員を対象としているのか。その辺のところは今の時点で決まっていないと、1月にはできないのではないかと思うんですけれども、もう一度御説明をお願いします。
角地域支えあい推進部長
今委員がお尋ねになりましたまずはこの重層的支援体制整備を進めるということで、今現在、地域支えあい推進部の職員の人材育成計画というのは部の中で検討している状況がございます。その検討の中で、具体的に先ほど言った例えばすこやか福祉センターの在り方であったり、そこの職員の役割であったり、そういった職員を育成していくためにはどういった取組が必要かというようなところを検討中ですので、それを今月とか来月中には、部としては人材育成計画としてまとめる予定がございまして、そういったところを受けて、1月以降、それを実践するというスケジュールということで、今回この令和5年1月からの職員の人材育成の強化というところで今後の予定でお示しさせていただきました。なので、地域支えあい推進部、特にすこやか福祉センターだとか区民活動センターだとかを中心に、あと庁内の職員に対しても、すこやか福祉センターと、それから基幹型の役割だとか、そういったところを検討していますので、それぞれ役割に応じた職員が配置できるような取組ということでお示ししている項目でございます。
久保委員
すこやか福祉センターも中心に、地域支えあい推進部としての検討なんだと思うんですけれども、4月には人事異動があったりもするわけじゃないですか。重層的支援というのは、区民の皆様にとって、どこに行っても切れ目のない支援を進めていくということで非常に重要ですし、ある意味、特別に何かの課題がなかったとしても、誰もが抱えていることに直結していくことはあると思うんです。だから、そういう意味では全ての区民が対象だという認識に立っていただきたいと思うので、できれば全職員に全庁を挙げて重層的支援というものを理解してもらえるように、その研修を通して進めていただきたいと思いますけれども、その辺はいかがですか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
今部長から申し上げましたように、当面は基本的に地域支えあい推進部内の職員及び社会福祉協議会、区民活動センターの運営委員会など、関連の組織を対象とした研修を考えておりますけれども、委員がおっしゃいましたように、重層的支援体制整備といいますのは全庁的に関わりがあるものですので、そういった形で様々な相談支援事業に関わる当部以外の関連部でありますとか、そういったところの職員も含めた形で、こういった形の研修なり、その理念でありますとか共有する場、そういうのは必要であると考えておりますので、それにつきましては今後やっていきたいと考えてございます。
高橋委員
どういう方向性で今度の定例会に説明されるのかはこれから検討中ということでありますけれども、今話を聞いていたら、1月にも研修が入っている。この計画もタイト過ぎるかなというふうに思うんです。まず、今までのアウトリーチをつかさどっている区民活動センターにいる職員の方々の存在すらが、理解できている地域と理解できていない地域があったりとか、それから、区民活動センターの運営委員会を巻き込むという話ですけれども、この運営委員会を巻き込むことすらが、今後すごい課題になっていくと思います。社協さんは十分理解しているからあれでしょうけれども。
だから、以前の地域センター時代ですと、職員の方々がいらして、そして地域をサポートしていくという理解だったから、地域の人たちは、今は協力しないというわけではないけれども、昔とイメージが全く違うわけです。運営委員会自体が、自分たちの運営をすることでもう手いっぱいになっている現状があるところにおいて、さらにこれをとなっていくにおいては、非常に理解をいただかないと進めていくのは難しいと思うんです。だから、そこのところをしっかりと捉えながら、検討の中にどうしたらいいんだろうというのを考えてほしいんですけれども、そういう考えはちゃんと持って進めていますか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
今委員もおっしゃいましたように、いわゆる区民活動センターにおきますアウトリーチの職員、あと社会福祉協議会の職員、運営委員会の事務局員ということで、そういったそれぞれの地域において活動している者たちの役割分担でありますとか、組織としてどういうふうに進めていくかというところの整理というのが必ず必要であるというふうに考えておりまして、それにつきましても当部で継続的に検討しているところでございます。特に運営委員会に関しましては、様々地域差がございますし、そもそも地域のコーディネーターとしての役割の認識についてもいろいろあるというふうには伺っておりますので、そういったところも含めまして、今後、先ほど申し上げました研修などで、共通の場において情報共有したりとかということも考えておりますので、そういった御懸念も踏まえて、今回組織なり機能の整理なりを進めてまいりたいと考えてございます。
高橋委員
おっしゃっていることはよく分かるんですけれども、区民活動センターの運営委員の方たちが一緒に共有するために研修を受けてくださいというところまで持っていくこと自体が大変だと思うんです。だから、上手に進めていかないと、何でまた、こういうことまで自分たちがやらなくちゃならないんだという反発が起きないように進めていってもらいたいと思うんです。
それから、この間、私たち委員会で岡山の視察に行ってきたんですけれども、中野の自治体と岡山の自治体は環境的に全然違うのかもしれないけれども、社協を巻き込んでのいろいろ施策があるわけです。だから、中野区も、社協さんも一生懸命やってくれているんだけれども、うんと巻き込んじゃったほうがいいのではないかというふうに考えるんだけれども、どう考えていますか。
角地域支えあい推進部長
委員のお話にありましたとおり、先ほどの鏡文の2番目のアウトリーチについては、次回以降順次御報告する予定なんですけれども、個別相談支援の強化と、それから地域社会の資源・ネットワークの強化というところはかなり求められていて、いわゆる公的な活動、そこのところをどう活性化していくかとか、もしくは新たにつくり上げていくかというところが地域での大きな課題になっているというところで、そういったところも当然踏まえながら、区民活動センターの職員の役割だとか、あとは今委員のお話のあったとおり、社協との連携をどういうふうにしていくかというところが大事になってくると思っています。事務的には、社協とも公益活動の支援をどういうふうに具体的に協働して進められているかというところは検討しておりますので、そういった検討の内容が固まり次第、また次年度以降予算化するときに、そういった支援についても一定程度形になるということでお話を進めさせていただいていますので、そういったところでまた詳しく説明したいと思っています。
いずれにしましても、今の区民活動センターの職員と、それから運営委員会のメンバーだけでは、今の状況だと、今後の複雑多様化する課題については限界があるというところは分かっていますので、それぞれ地域にいる人たちがどう有機的に連携して、そういった地域活動を活性化していけるかというところをどういうふうに区として支えていくかというところは次回以降お示ししたいと考えてございます。
浦野委員
確認で伺いたいんですけれども、第3回定例会のときにこれは報告があって、当初の予定では、第4回定例会のところで検討状況の報告とあって、より丁寧にということで、途中経過としてこの閉会中の委員会に御報告いただいたのかなというふうに理解をしているんです。この記載内容のところで伺いたいんですけれども、表紙のところで、2のアウトリーチの体制強化・発展の後段のところで、今アウトリーチ活動の中でケースが増加しているというのがあるんです。これは具体的に、例えばこのコロナの状況を反映しての増加なのか、このケースの増加というところをもう少し詳しく御説明いただきたいんです。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
実績を見ますと、コロナ禍のここ数年におきましても、アウトリーチチームへの相談の件数というものが、令和元年度が367件であったものが、令和3年度におきましては476件というふうに数的にも増えているということがございます。あと、昨今言われております複合化した課題ということで、当初、高齢者中心の対応であったものが、中高年でありますとか、そういった年齢が低いところにもデータ的には増えてきているという状況もございますので、そういったものを踏まえて、今後さらに高齢化が進むとともに、複合的な課題に関しましても、さらに対応が必要になってくるだろうと、そういうことを踏まえて検討を進めているというところでございます。
浦野委員
コロナの影響であったりというのがそういうところにも反映してきているのかと思うんですけれども、ここに続きで書いてあるところで、「ケースの増加や継続的な支援の必要性から個別相談支援への対応が主となっている」と書いてあるんです。これは、当然複合化したケースであれば、1回の相談で解決というよりかは、本当に継続的な関わりというのが必要なのは当然だと思うんです。その継続的な支援の必要性から個別相談支援への対応が主となっているという言葉の意味というか、当然継続的な支援となれば、ケースごとに個別の相談ということになると思うんですけれども、この書き方だと、本来やるべきことがあるけれども、でも、何かこれがうまくいっていないというような意味になるのか。ここの書き方がどういうふうに受け取ればいいのかというのがちょっと分からなかったんですけれども、説明をしていただきたいと思います。
角地域支えあい推進部長
こちらのほうは、アウトリーチチームの体制強化というところでお話しさせていただきますので、現在の区民活動センターとかすこやか福祉センターで構成しているアウトリーチチーム、ですから職員5名なんですけれども、その5名では、委員がお尋ねになっている今後増加するであろうケースだとか、あとは、そういったケースも1回の相談では終わらないということで、継続的な支援が必要ということでかなりボリュームも多くなってきているので、そういったチームではなかなか支えていくのが難しいのではないかという現状でこういった記載をさせていただいたという状況でございます。
浦野委員
そうすると、本来もっとやるべきこともあるし、強化していく中で、今の体制だと少し先に進めないというか、もっと幅広くやっていくのがなかなか難しいというようなことの理解でいいんですか。そうなると、当然職員さんの人材育成の強化の中で、ケースの具体的な検討を通じて職員さんのスキルを高めていくということとか、人材育成は当然必要になってくると思うんですけれども、人数のところをどうしていくのか。現行体制と同じ体制でやるとなると、そこは当然限界が来ると思うんです。これは前回のときに、たしか人数のところをどうしていくのかということがあったと思うんですけれども、ここについて現状での考えのところ、今お答えできる範囲で伺いたいと思います。
角地域支えあい推進部長
職員につきましては、今職員課のほうで検討しているのは、2,100人ということで検討しているという状況がございますので、私たちのところで例えば20人欲しいとか30人欲しいとかという希望とかを出すというよりは、例えばすこやか福祉センターの先ほど基幹機能の強化のところでも報告させていただきましたけれども、いろいろと業務を集約して効率化したりとかして、様々こういう区民の方々の相談だとか支援に職員がより時間を多く割けるようにという体制強化というところを目指しているというのが第1点。
それから、連携強化についても、まずは役割だとか、そういった役割をこなすためのスキルを身につけるというようなところだとか、様々な事例を横展開するための方法であったりとか、まだまだ今の人員でも体制強化するというところは課題として私たちは捉えておりますので、まずはその課題を解決しながら、今の人数でも対応できるように、それから、先ほど言った業務の集約化により、そういった相談とか支援業務により多くの人手とか時間を割けるようにというところで、体制強化とか発展というのを検討していきたいというふうに考えてございます。
浦野委員
今どこの部署もなかなか人が足りていなくて、やることを広げていこうと思えば、もし人数を変えないのであれば、今の部長がおっしゃったような課題を整理する中で、もう少し配置を見直したりとかそういうことも当然あるでしょう。人がいるかいないかというところは大きなことになってくると思うので、この間、例えば生活保護のケースワーカーを増やすと部としてはずっと言っていたけれども、なかなか難しくて、でも計画が示されたという中で、全体のそこは職員定数の問題にもなってくると思うんです。そこは現場として、もちろん職員さんのスキルを高めていくということと併せて、そこは本当に全庁的な議論が必要だと思うので、職員さんに負担がまたかかることがいいのかどうか、続けていく上で本当に大丈夫なのかというところもあるので、そこはぜひ全庁的にも検討していただきたいというふうには思います。
最後に、先ほど久保委員もおっしゃっていましたけれども、これは支えあい推進部の中だけの問題ではないと思うんです。現行でも、今例えば生活保護を利用していて、介護保険も使っていて、障害も使っているとか、部がまたがっている方というのは今でも当然いらっしゃって、でも、相談を受けると、生活援護だと生活援護の中だけでということで、介護や障害とうまく連携が取れていないことで、その方が結果的にたらい回しになっていて、本来使えていたサービスが使えていなかったとかというケースも最近でもあったので、そこは本当に部を起こしてというか、全庁的に、区民の方からすれば、これはあっちですよというのではなくて、そこの窓口で受けても、基本的には同じような対応ができていくということが区民の方からすれば大事なことだと思うので、そこは人材育成の中でもそうですし、職員さんの意識のところというのを支えあい推進部だけの中でということではなくしていってほしいというのは、ここで言えば健康福祉部ですけれども、そこにとどまらずというふうには思うんです。そこをもう一度私からも確認をさせてください。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
これまでの検討につきましては、健康福祉部、子ども教育部ともすり合わせをしながら進めているところでございます。あとは現場のすこやか福祉センターにつきましては、今後そういったコーディネートでありますとか、ケースワークの機能を強化していく中で、これまでなかなか難しかった生活援護でありますとか、そういった形でのつながりも強化するということで、どこの窓口に行っても、同じような形でその方に必要な支援が受けられるような形を全庁的にできるというのが理想でありますけれども、そこの一番の最前線の場所として、すこやか福祉センターが機能していくように強化を図ってまいりたいと思ってございます。
近藤委員
先ほど高橋委員と部長とのやり取りで気になったんですけれども、部長が、区民活動センターとアウトリーチだけでは支えられないと、区民の方の参加という形のことをおっしゃっているんだと思うんです。これは区民の相談される方が窓口やアウトリーチやすこやか福祉センターや、いろいろなところに相談するんですよね。それで、住民の方も動こうと思っていても、どこからどう動いていいかが分からないというこの情報が、すこやか福祉センターとアウトリーチと集約されていないんです。
ですから、アウトリーチとすこやか福祉センター、両方にどうなっているんですかとお電話しなきゃならなかったりする場面もあって、そこがしっかりと、これは基幹的な機能をつくられるんだと思うんですけれども、例えばひきこもりの場合はどこがどういう情報を発信して、そして、区民の方はどういうふうに、何かお手伝いというのではないですけれども、支えていただくかみたいな道筋が見えれば、住民の方は、そうなんだと動けると思うんです。ただ、今の場合だと、区民活動センターは、地域のお祭りとか、そういったようなイベント的なことが主流で、大変な人たちも支えていこうという機運にはなっていないように私は思うんです。そこのところを区民も巻き込んでみんなを支えていこうという、どこから発信されているのかというのが分からないと、区民もついていけないと思うんですけれども、その辺はいかがですか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
今後は、何かそういった支援が必要な方の情報というのは、基本的にはすこやか福祉センターでまず全体的に集約をしていこうというふうに考えております。そこでどういった形でのその方の支援体制が必要なのかというものを区だけではできない部分もございますので、住民の方の見守り支援でありますとか、そういったものも一緒に考えていくような場、例えば重層的支援整備体制におきましては、支援会議と呼ばれるような新たな会議もございますので、そういったところで、他機関及び地域住民なども一緒に入ったような支援チームを例えば形成しまして、それぞれがやるべき役割をすこやか福祉センターのほうでコーディネートさせていただきたいと考えておりまして、どこに相談すればいいのか、そういったことについての広報なども大事だと思っておりますので、その辺は今後整理して、分かりやすい形で、迅速につながるような仕組みを整えてまいりたいと思ってございます。
近藤委員
4定で検討状況の御報告があるので、細かいことはまたにしますけれども、区がどういう体制で支援をしていくのかというのが分からないと、区民はついていけないと思うんです。だから、そこのところを会議に参加させていただくとか、そういうこともいいですし、その辺をしっかりと明確に区民に見える形で、こうやって支援していきますよというのを示していただくとありがたいと思います。それで、そのためにはこのアウトリーチチームやすこやか福祉センターや窓口などで情報が共有されているということがとても大事なことだと思うんですけれども、その点はいかがですか。
角地域支えあい推進部長
まずは重層支援体制整備に関わりますそれぞれの所管の連携が十分にできるようにというところはもちろんなんですけれども、委員がおっしゃるとおりに、区民の方がどこでどういうふうに動いたらいいか分からないということがないように、この見直しを図る中で、方向性だとかもしくは体制が固まり次第、こういった形で区としては皆さんの相談だとか様々なお困り事に寄り添った支援をしますというようなことで、分かりやすい広報というところも来年度以降進めていきたいと考えておりますので、またそういった内容だとか、もしくは予算などで絡むようなことがあれば、そのときに詳しくまた報告したいというふうに考えております。
近藤委員
広報もそうなんですけれども、しっかりした軸がないと区民は動けないので、そこのところをこの基幹機能でつくっていっていただきたいと思いますけれども、いかがですか。
角地域支えあい推進部長
今後、またさらに検討を進めまして、区としてどういうふうな重層支援体制整備を進めていくかというところについては御説明していきたいというふうに考えてございます。
石坂委員
何点か伺いますけれども、まず別紙資料のほうの4のところに、中間支援組織というところの中に社会福祉協議会が出てきます。逆に社会福祉協議会はここしか出てきていないところがあります。先ほど高橋委員の質疑でも、社会福祉協議会のほうの関係性の強化ですとか、そういうところなんかが出てきていますけれども、中野区の場合でも、それぞれ社会福祉協議会が様々な福祉施設とつながっている。また、様々な福祉施設にボランティアを出す。また、まちなかサロン事業であったりですとか、地域のそれぞれ担当者が、社協の中でもこの地域はこの方というのが職員の中で決まっていたりする中で、社会福祉協議会に出てくるのが、地域づくりにおける中間支援組織だけというのは、最終的なちゃんと検討状況の報告が12月にありますので改めて出てくると思うところではありますし、また、様々な福祉施設、子ども、障害、高齢者とあります。そういうところもイベントごと的には地域の中に関わっていく。それこそ区民活動センターと接点が多い部分がありますし、一方で全区的に対象者を受け入れているところもありますので、その辺の社協ですとかそのほか民間の施設、事業所等に関して、もうちょっと見える形で検討がされていき、それの報告がまた改めてあればと思うんですが、その辺りというのはどのようにお考えでしょうか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
地域づくりにおきましては、委員がおっしゃいましたような社会福祉協議会だけではなくて、様々な活動団体などが活動されております。そういった活動団体の活動状況につきまして、区として、まず、把握できていないものもまだございますので、そういったところの把握、分析を行いつつ、そういったところと地域包括ケアの理念にのっとって、オール中野ということで、それぞれのできることを持ち寄って重層的な包括的な支援を進めていくというような体制を構築していきたいと考えております。
石坂委員
そうした形のものをしっかりと今後検討して盛り込んでいただければと思うところです。
それで、今の資料のほうの2のところで、基幹機能の強化に向けた体制イメージというところが出ていまして、この左側の図で表示されているところが、窓口・本庁ですとか、あるいはアウトリーチ、あるいは地域・関係団体等から情報が出てきて、それがすこやか福祉センターに向かっていくところに平準化という言葉がありますけれども、この平準化ということの意味するところをもうちょっと詳しく教えていただけますでしょうか。何をもって平準化なのか、どういうことを具体的にするのかというのが分かれば教えてください。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
すこやか福祉センターは4所ございまして、その4所ごとにそれぞれの特質なり、そういったものがあるということもありますので、一つの支援に係るサービスが多少凸凹があるとか、同一水準が保たれていないとか、そういったこともございますので、どこのすこやか福祉センターが対応しても、きっちりと同じレベルの支援をやっていきたいというような意味で平準化というふうに書かせていただいているところでございます。
石坂委員
同じようにできるということもとても重要ではあります。いいことはやっていただきつつ、ボトムアップして最低ラインのところは重要なわけです。あと、この情報から平準化というところに関わると思うんですけれども、現状ですと、中野区の区民の方が区内転居されて、違う圏域のすこやか福祉センターに移られた。たまたま私の知っているケースは精神の方ですけれども、精神障害の方なんかですと、場所を移ったときに、すこやか福祉センター同士、保健師さん同士、あるいはすこやか福祉センターにある相談支援事業所同士で連携ができているのか、情報がちゃんと共有できているのか、自分が改めてまた説明しないと話が進まないみたいな部分など、結構伺うところではあるんです。この平準化というところの中に、別立てかもしれませんけれども、情報共有をしっかりしていくことというところが盛り込まれるべきであると思うので、そこはどうなんでしょうか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
委員がおっしゃいますように、情報共有が大切だと思います。一番重要だと思いますし、例えば転居をされたような場合は、きちっと引継ぎがされているような体制を確保してまいりたいと考えてございます。
石坂委員
ぜひそんな形でお願いします。
最後にしますけれども、重層的支援体制の推進の中で、この三角形で描かれています理念・基盤づくりのほうは、地域活動推進課、地域包括ケア推進課という形で書いています。包括的な相談がすこやか福祉センター、地域づくりは区民活動センターとありますけれども、部経営という意味で、理念・基盤づくりのところでやっていく際に、すこやか福祉センターの所長に関しては、今役所本庁というのか、部経営に近いところでの役割なんかも今持たれているような形になっています。また、地域づくりの部分に関して、区民活動センターに関わる分ですとか、そこでのアウトリーチに関わる部分に関しては、アウトリーチ担当の課長がすこやか福祉センターにいらっしゃる形になっています。
そうした中で、この図だけで見ると、全体の中の一部しか担っていないような形に見えてしまうところがありますので、もちろん全体的な全庁的な調整であるとか、あるいは推進していくとか、方向性を打ち出していくという意味では、ちゃんと役割分担は必要なんですけれども、そのときに、すこやか福祉センターがあくまで現場のことだけをやっていればいいという形ではなくて、すこやか福祉センターの現場だけではなくて、本当に全般的に関わっていくという意識を各すこやか福祉センターの所長ですとか課長さんがそういう意識を失わないような形での検討を進めていっていただければと思います。これは要望としておきます。
間委員
別紙の3、重層的支援体制の推進のこの図について伺いたいんですけれども、三位一体の推進をしていくという中で、この矢印が一方通行になっているのはどういう意味があるのでしょうか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
まず、一番上の理念・基盤づくりというところが必要であると考えております。それを生かした形で、それぞれの地域に合った、また必要な地域資源の発見・活性化ということを担っていく。その地域において、すこやか福祉センターがそういった地域ニーズを踏まえたりする中で、属性を問わない継続的な支援を包括的に行っていく。そこで、すこやか福祉センターにおいて、実態を踏まえた報告でありますとか、相談、改善の提案を理念・基盤づくりの上のところに戻していって、現状を踏まえた新たなブラッシュアップなどをしていく。そういう形で、このスパイラルアップを進めていきたいというような趣旨でございます。
間委員
ありがとうございます。そうすると、地域の中で支援が必要な方をしっかりと拾っていくということが大切だというふうなことだと思うんですけれども、4番の重層的支援体制の推進に向けた検討状況においては、地域づくりのところは三つ掲げられています。地域で必要な方とつながっていくというところで必要なことを三つ掲げられているわけなんですけれども、一つ目の地域活動団体を支える中間支援組織及び区職員との連携・交流機会の創出というのは、どういったことを想定されているんでしょうか。
池内地域支えあい推進部区民活動推進担当課長
こちらの中間支援組織、社会福祉協議会、それから運営委員会の事務局だったりというところと区民活動センター、区の職員だったりというところに関しては、今までその3者が集まって地域団体に関してというところの意見の共有、それから情報の共有ということを正式に行っていることはなかったので、そういった体制もつくっていきたいということで掲げさせていただいております。
間委員
そうしますと、そういった交流の場を創出していって、後で報告があるためまっぷだったりとか、アプリケーションを活用した地域団体の活動情報の発信の強化をして、エリア・領域ごとの地域団体の活動状況の把握・分析というふうになっていますけれども、その活動状況の把握とか分析ということに関してはどのようなことを想定していますか。
池内地域支えあい推進部区民活動推進担当課長
こちらは、先ほどお話があったようにアプリケーションを使って、まず、どこのエリアにどういった団体がどういった内容で活動しているかという情報、そちらがしっかり見える化がまだされておりませんので、今現状、社会福祉協議会の居場所一覧だったりというところのデータは一応検証したりということで集めておりますが、区独自で見える化ということがされておりませんでしたので、そういった状況を把握して、地域の課題が何なのかというところを深堀りしていく。先ほどお話ししました中間支援組織との連携・交流、そういう場に充てて、どういった地域課題があってそれをどう解決していくかというところ、それぞれの団体ごとにいろいろテーマ別に専門分野がございますので、そこの資源を活用しながら、解決に向けて話合いをしていければと思っております。
間委員
そうすると、区民活動センターエリアごととかに、地域の団体さんとかとしっかりと結びついていくということが必要だと思うんですけれども、例えば今政策助成なんかを受けるときは、役所に来てとか、メールでやり取りをしてというふうに、活動に対しての区からの支援をしてもらうとかというふうにしているんです。そういったところも例えば区民活動センターごとでしっかりとそこで連携をしていけるような体制とかというのも考えていくと、地域の団体さんと区民活動センター、そして、すこやか福祉センターというところがしっかりとつながっていくのではないかと思うんですけれども、そういったことも検討されたりはしているんでしょうか。
池内地域支えあい推進部区民活動推進担当課長
委員がおっしゃるとおり、地域団体が区民活動センターを拠点にいろいろ活動されている方もいらっしゃいます。そういった拠点で活動をしていくには、運営をしていくにはという御相談とかも、身近なところで乗れるというところは、まさに地域の課題だったりというところを解決することもつながると思いますので、そういった例えば助成金の制度だったりというところの情報とかも共有をしながら、区民活動センター、それから地域活動推進課と共に、課題解決に向けていろいろな検討をしていきたいと考えております。
間委員
今のお話だと、団体さんにとっての課題解決というところも地域でというふうに聞こえるんですけれども、それと同時に、個人の方の課題解決というところにつなげていかなければならないと思っております。そういったところともつながっていくためにも、先ほど部長のほうがおっしゃっていました地域の団体さん等の地域資源というところで、有機的に連携するということの可能性を見出していくということが必要かなというふうに思うので、前段階で団体さんとつながっていく。そこで何ができるかということを区民活動センター単位でしっかりと話し合っていけるということが大事なのかなと感じました。
第4回定例会で報告があるということなので、細かいことをほかにはお聞きしないんですけれども、最近区民の方から言われてショックだったのが、すこやか福祉センターに相談をしたんだけれども、対応がちょっと適切でなかったということを伺いました。そういったことが結構何件もあるんだ、私は聞いているということをお聞きして、今回、この重層的支援体制整備事業を契機として、こうやってすこやか福祉センターの体制が変わるというところで、そういったお声がこれまであったことはどうしても仕方がないことだったかなというふうに思うんですけれども、ここでしっかりと見直しをして、すこやか福祉センターは頼れる、相談をしていきたいというふうな区民の考えが広まっていくということを期待しておりますので、第4回定例会においての報告を楽しみにしております。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、3番、昭和区民活動センター建替整備基本計画の検討案についての報告を求めます。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
それでは、昭和区民活動センター建替整備基本計画の検討案について御報告をいたします。(資料5)
昭和区民活動センターの建替整備につきましては、今年度基本計画を策定する予定でございますが、このたび基本計画の検討案を取りまとめましたので、御報告をいたします。
1、検討案でございます。
地上2階、地下1階の3層構造で、延床面積は約1,100平米を予定してございます。主要な施設といたしましては、集会室、これには音楽室、多目的室を含みます。あと地域集会室、事務室、ホール(ロビー)、詳細は別紙検討案のとおりでございます。
おめくりいただきますと、別紙としてつけさせていただいております。一番左側が1階、真ん中が地階、2階が右側となってございます。下には断面図と現在の区民活動センターとの集会室の面積の比較表を掲載してございます。
1階につきましては、主に事務スペースやホールなどがありまして、施設の前の部分には屋外広場ということになってございます。この赤い部分が現建物ということで、屋外広場と使えるスペースが増えるであろうということでございます。
そのほかにつきましては、あくまでも10月末時点の検討案ということで、細かい配置などは今後変わる予定がございますので、参考までに御覧いただければと考えてございます。
表紙にお戻りいただきまして、今後の検討の進め方でございます。
本検討案につきまして、地域団体、これは区民活動センター運営委員会建替え部会でございますけれども、これに説明をしてまいります。地域団体からの意見及び12月以降に実施する予定の基本計画案に係る地域説明会などにおきます意見等を踏まえて基本計画を策定してまいります。
今後のスケジュールでございますが、11月に、本検討案につきまして地域団体へ説明してまいります。12月に厚生委員会で御報告させていただくんですけれども、ここにおきましては、地域団体からいただきました意見、それと基本計画の案を御報告いたします。それで12月から1月まで基本計画の案につきまして地域説明会を行いまして、3月に基本計画の策定ということで、厚生委員会のほうでも御報告をさせていただきます。令和5年度につきましては、基本設計と実施設計を6年度まで実施する、こういう予定でございます。
本報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
浦野委員
ちょっと伺います。現在の昭和区民活動センターの部屋数と、新しくなる昭和区民活動センターの検討案の部屋の数があるんですけれども、面積で言うとここに書いてあるとおりで、部屋数で言うと、これは幾つ増えることになりますか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
あくまでも検討案時点の仮置きですけれども、現状が、高齢者集会室を含めると6部屋、今回が、検討案は高齢者のスペースを含めて9なので、3部屋分現状の案では増えるということになってございます。
浦野委員
それで、現在の昭和区民活動センターは、多分一番大きい部屋が2階の洋室1号だと思うんです。どうしても面積が狭いので、ほかの区民活動センターに比べると、例えば洋室をつなげて使うことによって人数が多くなったりとあるんですけれども、現在の案で見ると、2階の例えば集会室の2-2と2-3と、あと2-4、2-5をつなげて使えることになる、今の案はそれでいいのか。あと、それが可能であるなら、人数としては、それぞれどれぐらいの人数になるのかというのが分かれば教えてください。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
今委員がおっしゃいましたように、点線の部分につきましてはつなげても使えるということで想定しております。人数というのは、定員ということですと、今のところでは、この面積自体も仮置きなので、そこまではまだ算出してはおりません。
浦野委員
これから地域団体の説明とか地域説明会もされるということなので、昭和区民活動センターは一つの部屋が定員がかなり狭いことによって、少し大規模なものをやるというのがどうしてもやりにくいところであるので、今の案だと、ここ二つ、それぞれはつなげて使えるということなんですけれども、その辺りも恐らく説明会、意見等でも出ると思うんです。ぜひそれは丁寧に要望を伺ってほしいなというふうに思います。
それで、これは再策定された基本方針に基づいていたと思うんですけれども、基本方針のところでは実施設計以降のスケジュールも書かれていたと思うんです。今これは実施設計までということになっているんですけれども、現状では、以前に示された中で工事期間であったり解体の期間であったりとか、開設の期間というのは、現段階では変わっていないということの理解でいいんでしょうか。ここは今回記載がないので、念のため確認いたします。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
基本方針でお示ししたスケジュールにつきまして、令和6年度以降につきましては今のところ変わってございません。
浦野委員
ちょうど桃二小の建替工事とも、一部期間としては、そうなると重なってくるところがあると思うんです。それぞれの計画だと、この昭和の区民活動センターが多分令和6年の後半から8年にかけて解体工事というのが基本方針で示されていて、桃二小のほうだと、所管が違いますけれども、令和7年度に着手するとあるので、それぞれがそのとおりにいくとしても、多分1年とか1年半とかが重なってくると思うので、そうすると地域にとっては、ほぼ隣接している学校と昭和の区民活動センター両方が、それぞれが一部代替施設を使うという形になると思うので、そういうところで、地域から、工事期間に使える場所の問題とかというのもいろいろお声として出てくると思うので、ぜひそれは昭和区民活動センターだけで考えるのではなくて、学校、子ども教育部のほうと、学校との建替えの期間も含めて、まだ大分時期的には先になりますけれども、そこについても、ぜひそれぞれ連携を取りながら、地域のところでも丁寧に伺ってほしいなと思うんです。その点を最後に確認をさせてください。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
そういったスケジュールが重なることによりまして御不便がないような形で調整を進めてまいりたいと思います。
石坂委員
図面の左下のほうに断面図が出ていまして、下のほうは北側斜線というので北側は分かるんですが、上のほうの図面が南北が分からないので、この南北のほうで、特に北側のところが何か段差が入り口のところにあるような形で見えるので、入り口のところに段差があるような形のものになるのか、あるいはこちら側は入り口はないのかが分かれば教えてください。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
入り口のところには段差はございません。
石坂委員
よかったです。
それから、各フロアに便所という形で描かれていますけれども、多目的トイレはどのように設置がされるのかということと、そこにおけるオストメイトの対応ですとか、あと面積が取れるかどうかによってそこは難しい部分があるかもしれませんけれども、おむつ交換のスペースとかというのは便所の中でどういうふうに設置が予定されているのか、分かれば教えてください。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
どこにどういった形で設置するかというのは、今後細かく検討してまいりますけれども、バリアフリーに配慮したどなたにも使いやすいような形でのトイレを設置することを考えてございます。
石坂委員
可能な限り利便性が高い形で、また可能な限り数が確保できるような形でお願いしたいと思います。これは要望としておきます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了いたします。(「休憩してください」と呼ぶ者あり)
休憩します。
(午前10時57分)
委員長
再開します。
(午前10時57分)
次に、4番、鍋横区民活動センター移転整備の検討状況についての報告を求めます。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
それでは、鍋横区民活動センター移転整備の検討状況につきまして御報告をいたします。(資料6)
鍋横区民活動センターの移転整備につきましては、令和3年12月の本委員会におきまして、整備手法、整備スケジュール及び整備工事開始までの整備用地の活用について御報告をいたしたところでございます。現在検討を進めております新たな整備基本方針の策定及び以後の整備の進行に当たっては、以下のように検討してまいります。
1番、新たな整備基本方針の考え方でございます。3点まとめてございます。
まず(1)鍋横区民活動センター、地域包括支援センター及び自転車駐車場の整備、この三つを整備してまいります。詳細につきましては年度内に策定いたします整備基本方針において決定いたします。
(2)といたしまして、ピロティ・前庭等のオープンスペースを確保して、周辺商店街との調和を図ってまいります。
(3)新たに策定する整備基本方針におきましては、区民活動センターの床面積、倉庫などの配置や建物外観につきまして、地域要望などを踏まえて総合的に検討してまいります。
2番、地域団体との協議でございます。本報告後、令和元年度に策定いたしました基本計画の案、また上記の各事項及び区の検討の進め方などにつきましての意見交換を行ってまいります。この意見交換における意見を踏まえまして、整備基本方針案を策定してまいります。
3番は今後のスケジュールでございます。令和5年1月に整備基本方針の案を作成いたします。3月に整備基本方針を策定してまいりまして、5年度につきましては整備基本計画の策定に移ってまいります。
これ以降の内容につきましては、今後策定いたします基本方針において決定をしてまいります。
本報告につきましては以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
間委員
こちらの自転車駐車場について伺いたいんですけれども、こちらは以前の基本計画案のとき、杉山公園みたいに自動で入れていくタイプのものを想定していたんでしたっけ。それが今後どうなっていくのかなというところで、まず前回の分をお伺いしたいです。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
前回の基本計画におきましては、地下に自走式でサイクルコンベヤーを使って御自身で駐車場に入れていただくというようなしつらえのものを計画してございました。
間委員
自分で引いて降りていくということですね。分かりました。ありがとうございます。
今後に関して、区民の方の御意見等を伺うというところなんですけれども、鍋横の区民活動センターのすごくいい立地の中で、今後、より多くの方、これまで区民活動センターを全く利用していなかった人なども使っていくという流れをつくっていくことが重要なのではないかと思っています。新しい建物というところもすごくチャンスがありますし、Wi-Fiもそこに行けば取りあえずフリーのものが使えるだったりとか、いろいろなきっかけ、仕掛けをしていくことで、新たなコミュニティというところも形成していけるすごく可能性のあるものだと思っています。ですので、御意見を聞いていくという過程で、どれだけこれまでそういった地域のことに関わってこなかった方を巻き込んでいけるかということも、難しさはあるものの、やはり挑戦していかなければならないのではないのかと思っているんですけれども、何か工夫ということはお考えではないでしょうか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
今回御報告をさせていただいて、まずは運営委員会さんのほうにこの考え方をお諮りして、意見交換を行うことを考えてございますが、今後、基本整備方針案を作成した後、なるべく幅広い方が参加できるような形での意見交換ができるような場を設定するということで今予定しているところでございます。
間委員
できていく過程の中で、自分が意見を言ったとか、話を聞きにいったという経験が、後々地域での活動だったりとか地域の方とのつながりというところにつながっていくことになります。例えば意見交換の場でワークショップなんていうのは難しいことなのかもしれないんですけれども、鍋横区民活動センターのみならず、昭和区民活動センターも、この先の鷺宮の区民活動センターもそうなんですけれども、新しい施設をつくるというところにおいては、これまでと違う形で、重層的支援というところにもつながりますので、地域の方をどう巻き込むかというところで、新たにチャレンジをしていっていただきたいと思っているんですけれども、いかがでしょうか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
これまで利用できなかった、使われていなかったような活動団体様に関しても、御意見なりをお伺いするということが大事だと思いますので、そういった意見交換の方法、広報などについて工夫してまいりたいと考えております。
間委員
あと倉庫に関してなんですけれども、これまでいろいろな御意見を区民の方からいただく中で、割と区民活動センターの運営委員会と近しい存在の方々が中心となって倉庫を活用していて、新参者が物を置かせてもらいたいけれども、なかなか置かせてもらえないというお悩みを聞いてきました。そういったところも新しくなっていくというところで、倉庫の在り方といいますか、そういったところも検討していく必要があるのかなと思っています。地域の方々と、この区民活動センターを新たにつくるに当たって意見を交わしていく中で、そういったことも区からの提案として何か示していくということも必要なのではないかと思っているんです。倉庫だけの話ではないんですが、例えば倉庫の話で、幅広い方に使っていただきたいというところも踏まえて、区から提示していくということはお考えではないでしょうか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
倉庫に関して申し上げますと、現状でもそういったところを備えたセンター、そういったところでも抽選になったりとか、そういった形で全ての方に充足させるというのはスペース上もなかなか難しいと思うんですけれども、委員がおっしゃったような新たな活動団体に対しての支援とか、そういった意味も含めまして、どういった形のことが可能なのかを考えてまいりたいと考えております。
高橋委員
あまり言うのも失礼かと思うんですけれども、間委員がおっしゃったことはとても大切なことだと思うんです。この鍋横区民活動センターは敏感なところになっちゃっていまして、最初につくりましょうといった時点で頓挫してしまったという経過がある中においては、あそこでこういうふうに活動していきたいという人たちが、建設委員会ではないけれども、そういう準備まで起こしながらも、区に協力していこうというところで進んでいたにもかかわらず、途中、ちょっと延期になっちゃったという状況があるんです。
もう一つが、商店街の中にあるということがいろいろ意見が入ってきちゃうというところも多分にあるんだと思うんです。だから、まずはこの運営委員会の方々中心にはなっていくかと思うんだけれども、商店街の中において、区民活動センターが中心に置かれる場所になるではないですか。あそこは商店街の中の中心ぐらいの位置なんだから、そこで中野のシンボル的な区民活動センターなんだというのが地域に広まれば、どんな人だって気軽にお使いになってくれるだろうし、そこは一応一番重要なところだと思うんです。
だから、まず今まで検討してきた方々からいろいろまた意見が出てくるかもしれませんけれども、区としてこういうふうにしたいんだということをきちんと持って進んでいかないと、そうではなくてああではなくてとなっちゃうと思うんです。だから、ある程度しっかりとした案をつくり上げながら、皆さんと意見交換を進めていくことが大事なことだと思うんですけれども、いかがでしょうか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
委員がおっしゃられたとおり、以前の基本方針案でお示しした内容が、実際には基本計画の際には実現できなかったというところが地域の皆様との大きな乖離が生まれた一番の原因かと思っています。そこでの重要な役割をしていただいたのが建設検討委員会の皆様と商店街の皆様なので、今回の説明会などにおきましても、まず、この基本計画案を振り返りまして、これのどういったところが問題だったのかというところも踏まえて今後の検討案を作成していきたいと思っておりますし、委員がおっしゃいましたように、区としてやりたいこと、やるべきことを整理した上で、この検討を進めてまいりたいと考えてございます。
高橋委員
区がここまでこういうふうに考えて一緒にやっていきたいんですということを相手方にお伝えできるように、絶対に今回はまた頓挫しないように頑張ってほしいと思っておりますので、お願いしたいと思います。要望にしておきます。
石坂委員
今回の報告の中の1の(2)で、ピロティ・前庭等のオープンスペースを確保して商店街との調和とありますけれども、こちらのピロティ・前庭等のオープンスペース確保というのが強調されているという形なんですが、これというのは何かしらの具体的な活用などが考えられていらっしゃるんでしょうか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
この立地的に商店街の中心部にあるということで、そこでのお祭りなどにも、現状、建設整備用地の駐車場として、ふだん活用しているスペースでありますとか、そういうところを活用してお祭りをされているとかということもありますので、オープンなスペースがあるということで、そういったお祭りに関しても何らかの活用ができるであろうとか、お祭りだけでなくても、様々なそういう集客的なイベントに使えるような、そういったことでこういったオープンスペースというのを考えてまいりたい、確保してまいりたいというふうに考えているところでございます。
石坂委員
それから、先ほど間委員の質問の中でそういった言葉も出てきましたけれども、Wi-Fiに関しては、これは新しい施設であることで、何か固定的に設置されるのか、あるいは従来のようなポケットWi-Fiの貸出しみたいな形になるのか、どちらかも考えていらっしゃることで、もし出ているのであれば教えてください。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
Wi-Fiの施設全体で設置するか現行のような形にするかというのは、今のところはまだ決まってございません。
石坂委員
特に部屋の中で活動するだけではなくて、今言ったようなオープンスペースなんかも様々できるようなことを考えていらっしゃる場合、やはり固定のWi-Fiである程度電波が飛ぶ形のほうが活用しやすいのかなと思うところであるので、ぜひ設置ができれば設置の形で考えていただければと思うところであります。
あと、今までの鍋横区民活動センターが調理のスペースがない中で、障害者の調理活動をやっているグループなんかが使いづらい、使えないという話なんかもあったりしたんですけれども、その辺りというのはどういうふうになっているんでしたっけ。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
調理スペースにつきましても、地域の御要望も踏まえまして、使いやすいものを整備する方向で検討してまいります。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、5番、アプリケーションを活用した地域団体の活動情報の発信に係る取組の試行状況についての報告を求めます。
池内地域支えあい推進部区民活動推進担当課長
御報告いたします。アプリケーションを活用した地域団体の活動情報の発信に係る取組の試行状況について御報告いたします。(資料7)
区では、9月1日、委員会のほうで試行の報告をさせていただいたものの中間報告なんですけれども、地域団体の活動情報の発信強化を図るために、令和5年度の本格実施に向けアプリケーションを活用した情報発信に試行的に取り組んでございます。試行状況について、進捗ということで途中経過ですけれども、以下のとおり報告させていただきます。
まず試行状況、導入アプリケーションですけれども、ためまっぷという名称でございます。
試行期間ですが、令和4年10月11日から11月11日まで、1か月となっております。
エリアですが、南中野地区で実施しております。
掲載協力者は、南中野区民活動センター運営委員会、それから高齢者会館(しんやまの家)運営事業者、それから、みなみ児童館の職員でございます。
登録施設及び掲載情報ですが、南中野区民活動センターでは、地区まつり、それから地域ニュース、子ども食堂、その他地域事業、しんやまの家では、月間予定表や会館の事業、みなみ児童館では、月間お便り、児童館事業、南台商店街会館、それからコーシャハイム中野弥生町ですが、こちらは介護予防の事業をしているというところで区のほうで載せさせていただいておりますが、元気アップ体操ひろば事業について掲載をさせていただいております。
周知方法ですが、掲載協力者に向けたアプリケーションの利用説明会を開催いたしました。掲載協力者を通じまして、施設の利用者、それから団体会員などにアプリケーションの周知を依頼してございます。
裏面に行きます。利用状況ですが、イベントの閲覧数が10月25日現在3,351件ございます。
事業の効果検証でございます。アプリケーション内でのアンケート及び掲載協力者へのヒアリングを実施いたしまして、満足度、利便性、継続利用の可能性などを確認します。この検証の結果を踏まえまして、次年度予算への反映について総合的に判断をしたいと考えております。
今後の予定です。令和4年11月、掲載協力者のヒアリングは11月11日以降に行いたいと思っております。令和4年第4回定例会におきまして、利用状況及び検証結果の御報告をさせていただきたいと思っております。
なお、3枚目ですが、ためまっぷの概要を参考につけさせていただいております。お読み取りください。以上です。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
久保委員
利用状況のことでお伺いしたいんですが、イベント閲覧数3,351件となっていますけれども、掲載されたイベント数は幾つですか。
池内地域支えあい推進部区民活動推進担当課長
すみません。そこの集計を今まだしてございませんので、現在資料的には取っておりません。
久保委員
分かりました。第4回定例会で検証結果の報告というのがあるので、そこら辺のところできっと詳細は御報告いただけるのかなと思って、閲覧数があったので、当然幾つのイベントに対してどういう閲覧があったのかというのは数字が出てくるだろうなと思って今お伺いしたところです。
これは9月にも報告をいただいて、他の自治体でやっているという話もありまして、他の自治体では、子育てとか商店街とか、幅広いいろいろなイベントを掲載しているというところもあって、今地域支えあい推進部の地域活動推進課としてこれを行っているわけですけれども、もう少し全庁的な幅広い取組に変えていくですとか、この地域団体とか情報発信の内容についても、今回の試行的なところを踏まえて、もっと広く利用を考えていくというようなこともあるんでしょうか。
池内地域支えあい推進部区民活動推進担当課長
委員がおっしゃるとおり、このアプリですけれども、いろいろな用途に使えるのかなというふうに考えております。電子掲示板ということもございますので、例えば防災とか、あと見守りだったりというところはほかの自治体でも事例としてございますので、そういったところに関しては、広く全庁的にも使っていけるような形で検証を行えればと考えております。
久保委員
この検証を踏まえた上で、来年度については予算化もしていくというようなお話で、今、総合的に判断するとここにもあって、課長のほうからも幅広い活用が可能というようなことでおっしゃっていました。見守りということになると地域活動推進課でしょうし、防災というのも言われていて、防災に関しても、やはり見守りと同じく災害時の要支援者などについても地域活動推進課なのだと思うんですけれども、本当にそういうところだけなのか、もっと活用をしっかり考えていくということは非常に重要ではないかと思っています。
決算総括質疑のときに、私も災害時の在り方ということで質問をさせていただいた中で、今後の防災としても、GPSの機能ですとか、様々考えていかなければいけないというようなことも示されていたところなので、十分連携を図って、もし今後活用をするのであれば、申し訳ないんだけれども、今イベント数を聞いたのは、それだけで、実際のところ、イベントをしてどうなのか。だって、そもそも地域団体で知っている人が知っているものを見るだけになっちゃったらつまらないわけです。そこら辺のところというのが、新しいものを取り入れるんだったら、もっと効果的にやっていかなければいけないんだろうなと思うので、その辺りのところも、第4回定例会の報告のときには、少し方向性を示していただきたいと思いますが、いかがですか。
池内地域支えあい推進部区民活動推進担当課長
お話がございましたとおり、イベントとしてだけですと、知っている人が知っているという従来の形になってしまわないように、このアプリの強みというのが、GPSを使ったというところがございます。GPS機能で、自分の位置からここまでの会場がどれぐらいなのかというところが一目で分かるというところでは導きやすいというところがございます。今掲載で、試行で載っているのが、防災訓練のポスターなども載っておりますので、そういうものをどうやって知ってこのイベントまで来たかとか、そういう状況も検証しながら、どういうふうに効果的に周知できるのか、効果的に活用できるのかも考えてまいりたいと思います。
近藤委員
ちょっと教えていただきたいんですけれども、これは試行段階なんだと思うんです。南中野地区を選んで検証しているというのはどういう理由なんでしょうか。
池内地域支えあい推進部区民活動推進担当課長
南中野地区は比較的町会さんの数が多かったり、それから、高齢者会館では、特にしんやまの家の運営事業者さんなどが協力的ということもありました。それから、みなみ児童館のほうもいろいろ活動の掲載ということで、掲載協力者にかなり合意を得られたというところもございまして、南中野地区で開催させていただいております。
近藤委員
そして、これを検証して、アンケートなどで、満足度や利便性や継続利用の可能性などを確認すると、この検証結果を踏まえて次年度の予算への反映について総合的に判断するとあるんですけれども、今度はここの南中野地区でまたやるかということだけではなくて、全区的に広げていくということなんですか。
池内地域支えあい推進部区民活動推進担当課長
おっしゃるとおり、取りあえず1エリアでまずやらせていただいて、どういった状況かというのを今検証しているところです。令和5年度、次年度には、中野区全体としてこれを広げていきたいというふうに考えております。
近藤委員
先ほど久保委員がおっしゃったとおりで、知っている人がこれを見るだけでは、いつも参加している方がこれを見るのではなくて、例えばこの児童館でやっていることとかを知らないママたちが、では、行ってみようかとなったり、そういうことのほうがいいと思うんです。知っている方が出ているみたいだとあまり意味がなくて、そういうためにこれが使われていくような工夫というのはできるんですか。
池内地域支えあい推進部区民活動推進担当課長
このアプリだけではなくて、実はほかのアプリも検証したんです。ほかのアプリですと、二つございまして、地域のプラットフォームだったりというところの形でいうと、このためまっぷと違うのが、会員登録が必要だったりということで幅を狭めてしまっていることもございます。今回、このためまっぷというのは、どちらかというと広くいろいろな方に周知されたいというところもございますので、あえて会員登録というものではないということと、あとは、どういったふうに周知を効果的にしていくかというところですと、地域でなるべく団体さんというところの広がりも含めなんですけれども、要は区のほうのホームページだけではなくて、地域でこういった口コミだったりもあるんですけれども、いろいろなところの団体を通して、地域の方に直接伝えていけるような形を工夫してまいりたいと考えております。
近藤委員
私は、これがいいかな、悪いかなということは、あまりよく分からないんですけれども、地域活動が活性化して、皆さんがそこが分かってとか、あと幅広い人たちに伝わるという情報のツールとしてはいいんですけれども、今、地域のことは区民活動センターで作っている地域ニュースとかが回覧板でも来たり、いろいろなところから地域ニュースが来るわけです。そうすると、同じものがこれに載っているんだと、デジタル化が進んでいくとしたら、この二つは要らないかなと思うんです。紙媒体とこのデジタル化の二つがある必要があるのかと思うんです。それでもこういうものにアクセスできない方が地域のニュースを見て、今参加されたりしているから、いろいろな考え方があるんですけれども、皆さんが活用して、総合的に予算がそんなにかからないような検討をこれから考えていっていただきたいと思いますけれども、いかがですか。
池内地域支えあい推進部区民活動推進担当課長
地域ニュースだったりということで今紙媒体が主になっていたりとか、ホームページ、既存のものが出回っているということもございますが、興味がなかった方とか区民の方全域に広めるということで、いろいろな方に裾野を広げるという意味では、紙媒体だけではなくて、こういう電子媒体でも必要かなというところと、あとは中野はやはり若い世代の転入が多いということで、地域ニュースが回覧で回ってこないとか、あとは目につきづらいということであれば、こういったアプリケーションも誘導して、若い世代の活動への誘導、それから地域のつながりにつながっていける一つのツールとしてとも考えております。また、紙媒体を徐々に減らしていくことで、地域のもうちょっとデジタル化だったりというところも検討する必要もあるのかなというふうに考えております。
近藤委員
もしこれを取り入れて全区的なことにしていくという考え方であれば、紙媒体のほうは、これからデジタル化なので少なくしていっていいのではないかと思うんですけれども、その辺はいかがですか。
池内地域支えあい推進部区民活動推進担当課長
全区域的にということで、電子媒体だったり、進めるという意味でも、こちらのほうを有機的に使えるようにしっかりと検証し、それからしっかりと組み立てていきたいと考えております。
近藤委員
その全区的というのはすぐにではないし、しっかりと検証を行ってからということですけれども、その辺はしっかりと検証して、必要なのかなというところは考えていただきたいと思います。
間委員
こちらのためまっぷをインターネットのほうで検索しますと、他の自治体でどのような実証実験をされたのかというところも出てきました。その中で防災だったりとか、あと電子掲示板というところも出てくる中で、先ほど近藤委員のほうからも両方というお話がありました。まだ町会に入っていない方なども、こちらを通して電子回覧板として中身を見たりすることによって町会に加入することにつなげていくということを意図してやっていくことというのも可能かなというふうに思う部分もあります。
また子育て世代の方が、例えば子育てのイベントが集まっているものがあったらいいなと思ってきたんですけれども、なかなかこういう見える化されているものが区としてなかった中で、そういった情報もここを見れば出てくるし、全然違う高齢者の方向けのものもあったりして、どういう団体の方が活動しているのかというところも自然と目に入るという仕組みという意味では非常に意味のあるものなのではないのかと感じています。なので、私としてはすごくいいツールだからこそ、中野区として、様々な自治体が自分たちの地域でこのアプリケーションを使ってどういう課題を解決していくかということによって、形が違うかなというふうに感じたので、区としてどこの課題を解決するかということが明らかである必要があるのかなと思っています。
アンケートのほうを閲覧しますと、どういう情報が欲しいですかみたいなことは自由記載の欄はあるんですけれども、そういった質問はなかったのかなと思うので、今度の第4回定例会で報告いただく際に、そういったことが出てくると、区として、それを持ってどういう形で運用していきたいというのが分かるのかなと思うので、どのぐらいそういった御意見があるのかなと思うんです。ちょっとそこは期待したいところです。
なので、質問というよりは、拝見して、やった価値が、1か月で、しかも、南中野のみというところで、どのぐらいやる意味があるのかなというふうに少し懐疑的だった部分もあったんですけれども、このように実際アプリケーションのほうを見せていただくと、10代から高齢者までというところをためまっぷさんもうたっていますけれども、本当にそのとおりだなというふうに思いました。
質問しなきゃいけないかなと思うので伺うんですけれども、よかったなというところをどうしても伝えたかったので、今度御報告があるというところではあるんですけれども、今のところ、区として実証実験をされてみて見えてきた課題ですとか、今後こういったところでアプリケーション使って課題解決に結びつけていきたいと思っているところ、何か新しい部分といいますか、これまで見えなかった部分というのがもしありましたら教えてください。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
初め、協力団体の方に説明に伺ったときに、まずはスマートフォンを持っていらっしゃらない方がいらっしゃって、ガラケーのときなんかは、これをインストールできなかったりとか、あとはスマートフォンによっては、機種によってどうやってQRを取っていいのかというところの戸惑いだったりというところがありました。それが解決すると、スムーズにいろいろな便利なツールが使えますので、まずそこの取っかかり、まずこれを使っていただくための初めの導入というところは、しっかりとサポートしながら丁寧にやっていきたいなというふうなことは感じました。
それから、あと児童館のイベントなんかに関しましては、やはり若いお母さんたちの利用が多いのか、閲覧数もかなり多かったり、それから高齢者のほうでも、どちらかというと、元気アップ体操ひろばに関しての閲覧数が多かったりということで、いろいろその差がありましたけれども、そこも踏まえながら、どちらかというと高齢の方にフォローをしながらやっていくのが大事だなということが現状分かっているところでございます。
間委員
この間区民活動センターに行ったときにお話しした高齢の方が、しっかりと手帳に書いていないとイベントを忘れちゃうなんておっしゃっていてすごく工夫をされていた中で、例えば高齢者の方もパソコンでも見れるんですよね。なので、スマートフォンだったりとかパソコンだったりとかの機器を使うんですけれども、それでオンラインでイベントがこういうのがあったということを確認して、しっかりと参加につなげていくということもすごく可能性があるのかなと思いました。
掲示板というところも、ゆっくりとこの情報を見たいと思ってもなかなか見られない忙しい方々もいらっしゃったりする中で、ここの周知というところをしっかりとしていかなければならないかなと思います。そちらのほうも併せて御報告いただけると思いますので、何かすごくよかったと言いたかったというところなんですけれども、私のほうからは以上です。(「休憩してくれる」と呼ぶ者あり)
委員長
休憩します。
(午前11時33分)
委員長
再開します。
(午前11時36分)
石坂委員
今回、試行の中間報告という形ではあるわけですけれども、そもそも目的として、区では地域団体の活動情報の発信強化というところが挙がっているところではあります。今回は掲載協力者が限定されているわけですけれども、地域団体の活動情報の発信強化と考えたときに、もう少し幅広さが必要かなと思うところではあります。御担当の所管のところで言えば、公益活動として助成を受けているようなイベントですとか、あるいは区が後援、協賛するようなイベント、また、あと広報のほうになりますけれども、区の広聴担当のほうがやっている区報に載っかっているようなイベントに関する情報なんかは、やはりここにどんどん盛り込んでいくべきだと思うんです。その辺りは担当はいかがお考えでしょうか。
池内地域支えあい推進部区民活動推進担当課長
委員がおっしゃるとおりで、公益活動だったり、活動団体さんが御自分で自ら掲載できるようなこともできると思います。それから、後援している団体さんも同じでございまして、電子掲示板ということなので、掲示板代わりというか、掲示板としてここを活用していただきたいと思っております。
石坂委員
そのような形で実際使ってくださいという形でやっていっていただければと働きかけていただければと思います。
あと、こちらのほうが10代から高齢者まで想定で、高齢者も様々あるわけですけれども、10代も小学生からいるわけで、特にみなみ児童館ですとか、あと南中野区民活動センターの子ども食堂なんかもあるわけですので、今回試行なので、周知方法も掲載協力者を通じての周知なわけです。こうした児童館なんかも絡んでくる情報なんかをどんどん発信していくのであれば、10代の子どもに分かりやすいような形での周知を学校経由でプリントを配布するですとか、そうした方法なんかももうちょっと考られるかなと思うんですけれども、そこはいかがお考えでしょうか。
池内地域支えあい推進部区民活動推進担当課長
おっしゃるとおり、幅広く分かりやすくいろいろな方に閲覧していただけるようにと考えておりますので、そういった連携も考えながら、いろいろなところに広報してまいりたいと思っております。
角地域支えあい推進部長
先ほどの近藤委員とのやり取りの中で補足させていただきたいと思います。具体的には地域ニュースという紙媒体と、それから、このためまっぷという電子媒体云々ということで、担当課長のほうから、地域のデジタル化、電子化を進めていくというようなお話があったんですけれども、地域ニュースにつきましては、各区民活動センター運営委員会のほうが自主的に公益活動の一環として発行しているというものですので、地域ニュースを発行すること自体が公益活動にも資するということでございますので、今後そういった紙媒体のよさと、それから、このためまっぷみたいな電子媒体のよさというところをそれぞれ考えながら、活用については工夫していきたいというふうに考えてございます。
以上、補足させていただきます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、6番、区役所本庁舎男性用トイレにおけるサニタリーボックスの設置の継続及び各区有施設バリアフリートイレにおけるサニタリーボックスの周知についての報告を求めます。
中谷健康福祉部福祉推進課長
それでは、区役所本庁舎男性用トイレにおけるサニタリーボックス設置の継続及び各区有施設バリアフリートイレにおけるサニタリーボックスの周知につきまして御報告いたします。
お手元の資料(資料8)を御覧ください。前立腺がんや膀胱がんなどで尿漏れパッドなどを使用している方が使用済みのパッドなどを処分できるように、区役所本庁舎の1階から3階までのエレベーターホール前の男性用トイレに7月4日からサニタリーボックスを試行的に設置してきたところでございます。その利用状況と他の区有施設のバリアフリートイレにおける尿漏れパッドなどの廃棄状況の調査結果と対応方針について御報告をいたします。
まず調査結果ですが、区役所本庁舎におきましては、4か月の間に8回、他の区有施設のバリアフリートイレでは、63施設中7施設におきまして、年に1回から3回程度尿漏れパッドが廃棄されてございました。
一定程度需要が確認できましたので、今後の対応方針としましては、まず区役所本庁舎の1階から3階までのエレベーターホール前の男性用トイレに試行的に設置したサニタリーボックスを継続的に設置することといたしました。
次に、その男性用トイレ並びに区役所本庁舎及び各区有施設のバリアフリートイレにおきましてサニタリーボックスが設置してあるということをそのトイレの入り口に表示をいたします。
そして、区役所本庁舎とバリアフリートイレを設置している各区有施設のサニタリーボックスを設置していない男性用個室トイレにおきまして、(1)の男性用トイレやバリアフリートイレのサニタリーボックスに尿漏れパッドなどを廃棄できることが分かるような案内を表示いたします。
最後に、これらの対応につきまして、中野区ホームページで周知をいたします。
今後の利用状況や利用者の声などを踏まえまして、さらなる取組について引き続き検討してまいります。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
浦野委員
確認なんですけれども、継続していくということでよかったと思うんです。この箇所数を増やすということはしないということでいいんですか。
中谷健康福祉部福祉推進課長
現在のところ、特に増やすということは考えていなくて、現存の区役所本庁舎の1階から3階の男性用トイレと、各施設におけるバリアフリートイレのサニタリーボックスを周知、案内することで、そちらを活用していただければというふうに考えています。
浦野委員
その箇所数を増やすことをしないという判断は、明示をすることによって、区役所の中であれば1、2、3にはあるので、上層階を使っている方でもそっちを使うことで、そこは増やすという判断をしなかったということについて、もう一度伺いたいと思います。
中谷健康福祉部福祉推進課長
これまでの利用状況からすると、もう少し潜在的なニーズ、需要はあろうかと思うんですが、どこに行けば捨てられるということがちゃんと分かれば、つまり、分からずに男性用個室トイレで、例えばバリアフリートイレに行けばサニタリーボックスは実はあるんですけれども、そのことを知らずに、普通に男性用トイレの個室で交換してお持ち帰りになっている方が一定いらっしゃるのかなと。そのために男性用トイレに個々に全て設置するというよりは、どこに行けば捨てられるのかというのをまずは御案内をして、利用率を高めるといいますか、適正な利用をしていただければと。実際運用していく中で、それでもやはり足りないというような状況があれば、また今後の中で増設というのは検討していかなければいけないかなというふうには考えてございます。
浦野委員
そうすると、それを踏まえて、3のところに書いてあるさらなる取組というところで、そういう拡充も状況によって検討してくということで分かりました。
関連してなんですけれども、このバリアフリートイレがある区有施設というのは、この63施設ということでいいのかということと、逆にバリアフリートイレがない区有施設というのが現段階で幾つなのかというのを確認させていただければと思います。
中谷健康福祉部福祉推進課長
今手元に細かい資料がないので正確には分かっていないんですけれども、ここで調査を行った施設は全ての施設ではなくて、一定程度の規模で、特に高齢者の方とか男性が使用されることが想定されるような施設をピックアップしております。バリアフリートイレがない施設も幾らかはあるとは思うので、ただ、今のところ、これだけの数があるので、その中で一定程度ちゃんと周知が図られれば利用は進むのかなと考えているところです。
浦野委員
最後に、このことについてホームページで周知するとあるんですけれども、他の自治体を見ると、こんなふうに置いてありますとか、結構写真をつけて載せているところが多いんです。文字だけでなくて、より分かりやすくという意味では写真は有効かなと。ほかの自治体を見たらなっていたんですけれども、そこはぜひ検討していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
中谷健康福祉部福祉推進課長
分かりやすい形での表現に努めていきたいと思います。
石坂委員
今回の前立腺がんや膀胱がん等で尿漏れパッドを使用されている方が想定されているところではあり、また尿漏れパッド等の廃棄状況という形で、廃棄できるという形なのですが、結果的には、私の聞くところですと、トランスジェンダーの方で女性から男性、戸籍上は変更していない、要は手術はしていない状態だけれども、ホルモン剤を使っていらっしゃって、ひげはある状態になっていて、ホルモン剤を飲んでいる限り生理はないんだけれども、飲み忘れで生理が始まってしまって、生理ナプキンの扱いに困る方もいらっしゃる中で、こうした形で男性用のトイレにも配置されることはとてもいいことだし、それに対してしっかりと周知していただくことはとてもすばらしいと思います。
今浦野委員の質問の中でも、設置箇所について今後検討していくようなやり取りはありましたけれども、一方で、区役所本庁舎の1階から3階というのが、なぜこのフロアに限定されてしまっているんだろうかと気になるところではあります。特に区役所本庁舎であれば、設置スペース、4階以上も1階から3階までとさほど変わらないと思いますし、4階以上に設置したところで手間暇がそんなに増えるとは思えない中で、区役所本庁舎に関してはもうちょっと設置があってもいいのかなと思ったんです。その辺りはいかがお考えなんでしょうか。
中谷健康福祉部福祉推進課長
今回1階から3階までに限って試行設置してきたのは、一定程度来庁者の数が見込まれるところということで、比較的大きな窓口のある1階から3階に絞らせていただきました。あとは、回収の手間、大したコストではないですけれども、そもそもサニタリーボックスを購入して設置するという購入費がかかったりするということと、あとは委託事業者の回収の部分があって、今回は業者と交渉して、既存の仕様の範囲で、業務量は実際増えるんですけれども、やっていただけることになったというところはあります。あまりどんどん増やしてしまうと、そこは委託料に跳ね返ってくるということもあるので、今のところはこれで十分なのではないかというか、実際の運用状況をもう少し見て今後の対応についてはさらに検討していきたいと考えています。
石坂委員
設置は検討を今後進めていくというところではありますけれども、まだ先ですが、その前に検討されるんだと思いますけれども、新庁舎になっていくとまた人の行き来が変わっていくと思うんです。新庁舎に関して、特に最初からという部分なので、最初から全部のトイレに設置していただくぐらいの考え方をお持ちであるとうれしいなと思うんですが、そこはいかがお考えでしょうか。
中谷健康福祉部福祉推進課長
新庁舎でどうするか、まだ未検討だったので、今後どのようにやっていくのが最も望ましいのかというところを考えていきたいと思います。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、7番、乳幼児(生後6ヶ月以上4歳以下)に対する新型コロナウイルスワクチン接種の実施についての報告を求めます。
中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
乳幼児(生後6ヶ月以上4歳以下)に対する新型コロナウイルスワクチン接種の実施につきまして、資料(資料9)により御報告いたします。
なお、本件につきましては、閉会中の危機管理・感染症対策調査特別委員会におきましても御報告を予定してございます。
令和4年10月13日付「新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の実施について(指示)」の一部改正により、乳幼児(生後6ヶ月以上4歳以下)に対する新型コロナウイルスワクチン接種の実施が決定されました。これを受けまして、中野区新型コロナウイルスワクチン乳幼児接種実施計画を策定いたしましたので御報告するものでございます。
1、乳幼児接種計画でございますけれども、詳細は別添のとおりでございますので、後ほど御覧いただければと存じます。
この主な内容でございますけれども、(1)接種対象者は、生後6か月以上4歳以下の方。
(2)接種回数は3回で、3回目までを初回接種として扱います。
(3)接種間隔ですが、1回目と2回目の間は3週間の間隔で、3回目は2回目の接種から少なくとも8週間経過した後に接種いたします。
(4)使用するワクチンは、生後6か月以上4歳以下用のファイザー社製ワクチンを使用します。
(5)接種開始日は令和4年11月9日でございます。
(6)接種体制といたしましては、想定接種対象者数は約1万1,000人、接種場所は区内18の医療機関で実施し、1週間当たり最大1,000回程度の接種体制を整えます。
資料、次のページを御覧ください。(7)相談・予約体制といたしましては、資料記載のとおりでございます。
2、初回接種、つまり、3回接種の完了までに5歳を迎えた場合の対応でございますが、1回目の接種時の年齢に基づいて判断いたしますので、3回目までは引き続き生後6か月以上4歳以下用のワクチンを用いることとなります。
本件につきましての御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、8番、オミクロン株対応新型コロナウイルスワクチン接種にかかる接種間隔の短縮についての報告を求めます。
中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
オミクロン株対応新型コロナウイルスワクチン接種にかかる接種間隔の短縮につきまして、資料(資料10)により御報告いたします。
本件につきましては、閉会中の危機管理・感染症対策調査特別委員会におきましても御報告を予定してございます。
令和4年10月21日付で、予防接種実施規則の一部を改正する省令が公布され、同日付でオミクロン株対応新型コロナウイルスワクチン接種を行う場合の最終の接種からの間隔が短縮されることとなりました。これを受けまして、中野区オミクロン株対応新型コロナウイルスワクチン接種実施計画を更新いたしましたので御報告するものでございます。
1、接種間隔の短縮でございますが、オミクロン株対応新型コロナウイルスワクチン接種を行う場合の最終の接種からの間隔を従前の5か月以上から3か月以上に短縮することとなりました。
2、区における接種間隔短縮の適用日は令和4年10月26日でございます。
3、接種対象となる方への接種券の発送でございますが、資料に記載のとおり10月28日から11月1日にかけて発送いたしました。
4、更新後のオミクロン株対応ワクチン接種計画につきましては別添のとおりでございますので、後ほど御覧いただければと存じます。
本件につきましての御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
久保委員
今の報告というよりも、先ほどの乳幼児のほうと比較をして分からないことがあるので教えてください。
副反応への対応についてでございます。今の御報告では、集団接種会場での接種の流れということで、その次に副反応への対応ということで、集団接種会場における副反応への対応というふうにここは示されているのだと思います。先ほどの乳幼児のワクチン接種については、これは医療機関における個別接種だけだと思うんですけれども、ここでの14ページに副反応への対応というのがあって、副反応への対応と書かれているところがどちらも同じなんです。これは、乳幼児の場合は個別医療機関で副反応への対応というのがこういう体制であるという意味で書かれていると私としては受け止めたわけです。では、こちらのオミクロンに対する先ほどの御報告だと、集団接種会場のみで副反応への対応というふうに示されているのかなと。この違いは何なんでしょうか。
中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
新型コロナウイルスワクチンに関しましての受付から問診、接種、それから副反応への待機、それから接種済書発行までの流れは基本的に同じでございますので、そのように御理解いただければと存じます。
久保委員
ということは、集団接種会場のみ副反応への対応ということでここに示されているわけではないという意味なんですか。個別の医療機関でも、同じように副反応への対応というのはこういった形で副反応が発生した場合の救急体制の確保ですとかということなんでしょうか。だとするならば、これは集団接種体制のところにしかこのページがないものですから、実際のところは個別接種会場ではそういう体制にはなっていないのか。医療機関なのでそういうふうな体制ではないという意味なのか。そこの違いがよく分かりません。
中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
先ほども申し上げたとおり、基本的には流れとしては、個別医療機関においても集団接種会場においても同じでございまして、ワクチン接種の実施接種後一定時間は副反応に備えて経過観察を行うことが必要ですので、個別医療機関においてもそれは行われてございます。集団接種会場での接種の流れということで、オミクロン株対応新型コロナウイルスワクチン接種実施計画については記載がございますけれども、これは集団接種を実施するということで、集団接種というのは中野区が直営といいますか、実施するものですので、ここにこのように記載をしたものでございます。
久保委員
乳幼児のほうには集団接種はないので、だけれども、副反応への対応というのはどこかにつけなきゃいけなくてこういうふうに同じものを並べ立てたのかと思ってしまったわけです。接種会場が、それが集団であろうが個別の接種会場であろうが、副反応への対応というのは変わりないということなんだと思います。だとするならば、この集団接種会場の接種の流れだけではなくて、個別医療機関においても、こういう副反応への対応というページをきちっと入れるべきなのではないかと思うんです。その辺はいかがですか。
中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
こちらにつきましては、先ほども申し上げたとおり、区が実施する会場で12歳以上のオミクロン株対応ワクチンにつきましては実施することから書いてございました。乳幼児接種につきましては個別の医療機関で実施するものでございまして、基本的な流れは同じではございますけれども、それは個別の医療機関において適切な手順を踏んで実施されるよう周知はしてございますので、実施計画の中には、直接区が行う会場でないことから記載はしなかったというふうに考えてございます。
杉本保健所次長
委員の御指摘のとおり、副反応に関する記載につきまして、例えば目次の中で副反応に関することということで表現する方法もあろうかと思いますので、紛らわしい部分につきましては改善を図ってまいりたいというふうに考えてございます。
久保委員
お願いいたします。区民の方がここまで細かいものを見るということは実際はないと思いますけれども、副反応の対応において違いがあるように映ってしまってはいけないと思いますので、そこのところは配慮した記述が必要ではないかと思いますので、よろしくお願いいたします。
石坂委員
今回3か月に短縮ということで、もちろんオミクロン株対応ワクチンを受けていない方に早くオミクロン株対応のものを受けてもらうという意味で、3か月に短縮なのかなと思って、この頭紙を見たんです。資料の中野区オミクロン株対応型コロナウイルスワクチン接種実施計画(令和4年10月25日更新)のほうの7ページのところです。これまで基礎疾患がない12から59歳の方は、1、2、3回目までをオミクロン株に対応していないワクチンを打っていた。それで、今後4回目を受けるわけですけれども、この表の記載ですとか、あるいは12ページの令和4年10月26日以降、前回接種からの接種間隔を3か月以上に短縮して接種を行うということになりますと、4回目をオミクロン株対応ワクチンをまず打つ。今その時期ですよね。その次の3か月後にはもう5回目を打ってくださいという話になるという理解でよいんでしょうか。
中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
オミクロン株対応ワクチンにつきましては、現在のところ1人1回のみの実施ということになってございます。あくまでオミクロン株対応ワクチンを接種する前の接種から3か月ということで短縮したものでございまして、7ページの図につきましては、オミクロン株対応ワクチンを3回目として打たれる方も4回目として打たれる方も、4回目までを従来株ワクチンで打たれた方については5回目という方もいらっしゃることから、破線で囲んだ図として示してございます。そのような形で御理解いただければと存じます。
石坂委員
図の描き方の問題もそうなのだと、12ページの表ですよね。前回接種からの接種間隔を3か月以上と書いています。今後3か月間隔で打つような感じで読めてしまう。ここは表記の仕方はこのままだとまずいのかなと思うので、その辺りは、今の答弁にあったような形のことは明確になるような形で記載いただくべきだと思いますが、いかがお考えでしょうか。
中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
新型コロナウイルスワクチンのオミクロン株対応ワクチンについては1人1回ということについては、国からの通知も来てございましたし、個別の接種券を送るときの御案内にも入れてございますので、その辺りで周知を図っております。今後につきましても、その辺りの分かりにくいところにつきましては、いろいろ工夫して、きちんとした情報が伝わるようにしてまいりたいと存じます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、9番、その他で何か報告はありますか。
鈴木地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長
それでは、中野区地域包括ケアシンポジウムの開催について、口頭で御報告をさせていただきます。
区では、支援を必要とする全ての人を対象にした地域包括ケア体制を構築することを目的としまして、区と区内関係団体及び区民が共に行動するために、中野区地域包括ケア総合アクションプランを策定いたしました。その策定を踏まえまして、区と区内の関係機関及び団体の皆様、区民の皆様自ら実施し協働していくという理念を共有するためのシンポジウムを開催いたします。
名称は、中野区地域包括ケアシンポジウム「できることからはじめよう!『オールなかの』の地域包括ケア」、開催日時は、令和4年11月12日(土曜日)14時から16時でございます。会場はなかのZEROの小ホールになっております。
開催内容につきましては、第1部としてアウトリーチ活動事例発表がございます。第2部として、この総合アクションプランの概要を御説明し、さらに関係団体の団体活動の発表をさせていただきます。コメンテーターとして、東洋大学社会学部教授の加山教授をお招きして、御質疑をいただいたり意見交換をしていただくというふうな予定になっております。
御報告は以上です。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
他に報告がありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。
審査日程のその他に入ります。
委員会を暫時休憩します。
(午後0時04分)
委員長
委員会を再開します。
(午後0時05分)
休憩中に確認したとおり、次回の委員会は第4回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は正副委員長から招集させていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
以上で本日予定した日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の厚生委員会を散会いたします。
(午後0時05分)