平成25年02月15日中野区議会建設委員会(第1回定例会) 平成25年02月15日建設委員会 中野区議会建設委員会〔平成25年2月15日〕

建設委員会会議記録

○開会日 平成25年2月15日

○場所  中野区議会第4委員会室

○開会  午後1時49分

○閉会  午後2時30分

○出席委員(7名)
 南 かつひこ委員長
 中村 延子委員
 内川 和久委員
 いながき じゅん子委員
 吉原 宏委員
 久保 りか委員
 来住 和行委員

○欠席委員(1名)
 高橋 かずちか副委員長

○出席説明員
 都市政策推進室長 長田 久雄
 都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当) 横山 俊
 都市政策推進室副参事(にぎわい・商業振興担当) 滝瀬 裕之
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当) 石井 大輔
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 宇佐美 吉久

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)、
 都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当) 立原 英里雄
 都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)、
 都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 石井 正行
 都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当) 佐々木 啓文
 都市基盤部長 尾﨑 孝
 都市基盤部副参事(都市計画担当) 相澤 明郎
 都市基盤部副参事(地域まちづくり担当) 田中 正弥
 都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 古屋 勉
 都市基盤部副参事(建築担当) 豊川 士朗
 都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 佐藤 芳邦
 都市基盤部副参事(生活安全担当、交通対策担当) 高橋 均

○事務局職員
 書記 江口 誠人
 書記 細川 道明

○委員長署名

審査日程
○議案
 第1号議案 平成24年度中野区一般会計補正予算(関係分)

委員長
 定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。

(午後1時49分)

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 それでは議事に入ります。
 議案の審査を行います。第1号議案、平成24年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。
 本議案は総務委員会に付託されておりますが、建設委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば、総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。
 それでは、理事者の補足説明を求めます。
石井都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)
 それでは、第1号議案、平成24年度中野区一般会計補正予算のうち、都市政策推進室が所管をしております補正予算の内容について御説明を申し上げたいと思います。
 議案の5ページをお開きいただきたいと思います。
 歳出予算の3款、都市政策推進費でございますが、都市政策推進室所管の補正予算といたしましては、2項、中野駅周辺まちづくり費に1,525万1,000円を減額するものでございます。これによりまして、都市政策推進室の補正後の予算額といたしましては、13億5,263万円となるものでございます。
 初めに、歳出予算の内容について御説明いたします。
 それでは、補正予算説明書の50、51ページをお開きいただきたいと思います。
 3款都市政策推進費、2項中野駅周辺まちづくり費、3目中野駅地区都市施設整備費の1、中野駅地区都市施設整備でございます。中野駅北口広場暫定整備工事費の減額でございますが、これは第1期整備工事のうち、東西連絡路につながります仮設の通路でございますね、いわゆる歩行者用のスロープとなってございます。この部分の設計変更がございました。これによります工事規模の縮小、それから契約方法を当初は一般競争入札を予定しておりましたが、随意契約に変えてございます。それらによって減額となったというものでございます。
 それでは、続きまして歳入予算でございますが、これについて御説明をいたします。
 ページを戻っていただきまして42、43ページでございます。
 14款都支出金、2項都補助金、2目都市政策推進費補助金、中野駅地区基盤整備都市計画交付金でございます。これは東西連絡路整備工事における都市計画交付金につきまして平成24年度当初予算時点では東京都と調整中であり、未計上としてございました。今回申請が認められたということで、改めて7,158万5,000円の予算計上を行うものでございます。
 以上でございますが、よろしく御審議のほどお願いを申し上げます。
尾﨑都市基盤部長
 それでは、第1号議案、平成24年度中野区一般会計補正予算について、都市基盤部所管の補足説明をいたします。
 議案の5ページをお開きいただきたいと思います。
 歳出予算の9款都市基盤費の補正予算は減額補正になります。2項地域まちづくり費を5,351万5,000円、3項道路・公園管理費を31億8,500万3,000円、4項都市基盤整備費を4,420万円、6項防災・都市安全費を1,000万円それぞれ減額するものでございます。
 なお、このうち総務委員会で審査することになっております職員給については、2項地域まちづくり費を1,000万円減額、また、6項防災・都市安全費も1,000万円減額し、合わせて6,060万円の財源更正をしております。この減額補正によりまして、都市基盤部の予算額は144億5,436万1,000円となるものでございます。
 初めに、この補正予算の歳出について説明をいたします。
 それでは、補正予算書の82、83ページをお開きいただきたいと思います。
 2項地域まちづくり費、1目まちづくり事業推進費の2まちづくり事業推進(1)木造住宅密集地域整備4,351万5,000円の減額でございます。これは道路工事内容を工夫いたしまして工事費用を削減したこと等によるものでございます。
 次に、84、85ページをお開きください。
 3項道路・公園管理費、2目公園維持・管理費のうち、公園維持・管理(1)公園管理でございます。31億8,500万3,000円の減額でございます。中野四季の森公園拡張用地の用地取得費の見込み差及び用地の取得方法を2カ年での分割取得に変更したことによるものでございます。
 次に、86ページ、87ページをお開きください。
 4項都市基盤整備費、2目公園整備費の1大規模公園整備(1)公園整備4,420万円の減額でございます。中野四季の森公園拡張用地の取得方法を変更したことに伴い、土壌汚染調査委託料等を減額するものでございます。
 次に、この補正予算の歳入について説明をいたします。
 補正予算説明書の40ページ、41ページをお開きいただきたいと思います。
 40ページ、41ページの下の表でございます13款国庫支出金、2項国庫補助金の7目都市基盤費補助金、2節住宅市街地総合整備2,175万8,000円の減額でございます。これは、木造住宅密集地域整備に伴う減額でございます。
 同じくその下の8節警察大学校等跡地整備11億5,566万3,000円の減額でございます。これは(仮称)中央部防災公園整備の用地取得に伴う減額でございます。
 次に、42、43ページをお開きください。
 下の表の14款都支出金、2項都補助金の8目都市基盤費補助金、1節防災密集地域総合整備1,087万9,000円の減額でございます。これは、国庫補助金と同様、木造住宅密集地域整備に伴う減額でございます。
 同じくその下の7節公園整備5億1,833万5,000円の減額でございます。これも国庫補助金と同様、(仮称)中央部防災公園整備の用地取得に伴う減額でございます。
 次に、46ページ、47ページをお開きください。
 一番下の表になります。20款特別区債、1項特別区債、1目特別区債、2節都市整備債15億2,200万円の減額でございます。これについても(仮称)中央部防災公園用地に伴う減額でございます。
 次に、繰越明許費でございます。
 98ページ、99ページをお開きください。
 9款都市基盤費、1項都市計画費の東中野駅前広場整備の1億7,450万円について、広場、駐輪場整備が年度内に終了しないため、繰越明許費としてございます。
 同じく4項都市基盤整備費の鷺の宮調節池整備の1,000万円について、橋梁拡幅工事が年度内に終了しないため、繰越明許費としてございます。
 以上、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
委員長
 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
久保委員
 84ページ、85ページなんですけれども、先ほど補正予算額の31億8,500万3,000円ですか、ここの財源内訳ということではマイナス部分はわかるんですが、24年度取得分24億1,499万7,000円、これの財源内訳を教えてください。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 24年度の取得分24億1,499万7,000円の内訳でございますが、まず、国庫補助のほうが7億1,033万7,000円でございます。あと、都市計画交付金、東京都のほうになりますが、これは4億2,616万4,000円、起債のほうでございますが、金額が12億7,800万円、残りは一般財源ということでございます。
 一般財源は49万5,110円なんですが、端数の処理があって若干の調整が入りますが、今申し上げた内訳の額の合計は24億1,499万 6,110円になりまして、それの端数処理をして、ここに記載のございます24億1,499万7,000円ということでございます。
久保委員
 ちょっとすぐに数字がわからないんですけれども、これは補正予算額で減額をした分と、そもそもの財源内訳は比率は全く変わっていないということでよろしいんでしょうか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 24年度分の取得分につきましても社会資本整備総合交付金という国の補助が入りますけれども、これが内示された額というのがかなり当初の予定より少なかったということもありまして、結局率にするとこの辺が、補助の交付率と必ずしも一致してはいないんです。そういう状況でございます。
久保委員
 25年の取得分についても財源内訳を教えていただいていいですか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 補助額につきましては見込みになりますけれども、国庫補助の社会資本整備総合交付金、こちらのほうは5億7,900万円になります。また、都市計画交付金のほうは2億8,975万円になります。あと、起債のほうでございますが、特別区債、こちらのほうが8億6,900万円ということでございまして、こちらのほうも一般財源のほうで調整が入りますけれども、25万1,879円ということでございまして、今申し上げた各合計いたしますと、17億3,800万1,179円ということになりまして、これを端数処理いたしまして17億3,800万3,000円とか、そういうことになります。
久保委員
 見込み差ということなんですけれども、多額の見込み差だと思いますが、この見込み差はどうして生じたんでしょうか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 昨年の夏に数字を積算したときに、この積算に使っている数値は、隣にございます中野区役所移転用地の価格をベースにしまして算定したものでございます。そして、今回最終的に確定している金額というのは、昨年財務省のほうから提示されている金額でございまして、この金額の差が発生したということでございます。
久保委員
 ということは、移転用地をベースに算定したということは、そもそも移転用地のほうが高額であったといいますか、そういうことなんでしょうか。それとも何か軽減といいますか、その当時と、取得をしたときは変わってきていて、何か事情があってそういったベースを算定したものの見込み差が生じた、どちらなんですか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 特別な事情は特にございません――と聞いております。区役所移転予定地というのは角地にありまして、あそこに建物を建てるとなると東西方向に長いとか、あるいは前のほうに公園があったりして非常に価格としては高くなる、鑑定評価として高くなる傾向があるというのは聞いております。
 そういうことで、実際は鑑定評価の場合にはまた公園用地のほうとは違ってきますし、あと、区役所移転用地を鑑定したのはさらに前のときになりますので、多少地価のほうも変動していたんだろうと、そんなふうに私どもとしては認識しておりますけれども、詳細につきましては経理分野の用地管財のほうになります。
久保委員
 所管が多分、そこのところは詳しくは違うのだと思いますので、それ以上は伺えないかなと思いますので、ありがとうございます。
 ちょっと変えまして、50ページ、51ページのほうの都市施設整備費のほうで伺います。暫定整備工事費の減額ということですけれども、先ほど第1期の東西連絡路につながる歩行者通路の計画、こちらの変更によってこういった減額が生じたということでございますけれども、その変更点というのはどのようなことなんでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)
 当初、現設計が鋼材で仮設通路をつくろうという計画といいますか、設計内容でございました。これが第2期までの間、結構間があくということで、再生の材料を使って、比較的安目の材料を使って今回整備をしたということでございます。それによりまして、当初は鋼材でしたので、脇の部分といいますか、のり面とかというのは発生しなかったんですね。これがいわゆる骨材で盛り上げて上部をアスファルト舗装で舗装していくという状況の中で、工事対象面積が縮小しております。先ほど言いましたのり面の施工については第1期整備のほうで施工しておりますので、そういったところが逆に今回の暫定整備の部分では除かれているというようなことがございます。
 それからもう1点が、第1期整備が6月末まで実際工事はかかりました。当初、3月で第1期整備を終了しようというところで進んでおりました。そこへ今回、この24年度予算の北口の暫定広場の整備という工事が新たに追加といいますか、場所的には接しておりますので、この工事をできるだけ一体的な整備をしようということで伸びた中で、北口の整備も随意契約で今回一体的に整備を完了させたということでございます。随意契約となりますと、一般競争入札と違いまして随意契約の本体の工事、つまり、東西連絡路の本体工事がかなり高額になっておりますので、経費率等も下がってまいります。したがいまして、そういう関係もございまして、当初想定した予算額を丸々使わずに、半額程度で工事が終了したという内容でございます。
久保委員
 東西連絡路と一体的に行われることになったというのが一番大きいのかなと思うんですけれども、最初の説明で第2期までの間があくということになったということで、当初は暫定広場の整備をするときには、第2期までの工事期間というのがもっと近いうちに行われるというふうに予測をしていたものが延びたのかと思うんですけれども、これはどの時点でどういうふうに第2期までの間があくというふうになったんでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)
 当初、この設計自体はかなり前に本体設計のほう、設計をし、工事を進めていたわけです。その後、期間が第2期整備までの期間が結構あくということがございました。その辺が時期は今定かに覚えてはおらないんですけれども、この北口の暫定広場、この予算時期ではまだその辺が明確でなかったということから、鋼材で施工しようというところと、それから今回の砂利に変えて、24年度当初予算の額、これでは当然減額をされるということで、また、当初から工期が延びる見込みというところで随意契約に変えていこうという判断でこの工事を進めてきたということでございます。
久保委員
 ということは、23年度末に24年度の予算が確定しておりますので、その時点までは第2期工事というのは当初の予定どおりであったであろうと。それが24年度に入ってから第2期工事が期間が延びるのではないかということになったと。その第2期工事が延びるというふうに決定をしたのは、一番の事情は何だったんですか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)
 第1期整備の東西連絡路の工事、これまでも御説明を申し上げてきておりますけれども、一つは下水道施設の切り回しがございました。それから、駅の北口新改札の工事と区が行っております東西連絡路との工事の競合、こういったことが主な理由でどうしても3月完了予定だったものが6月いっぱいまでかかってしまうというようなことで、今回このような形で工事を行ったということでございます。
久保委員
 第2期が延びるということが先ほど理由の一つにもあったと思うんですけれども、第2期は当初、23年度末の予算を確定する段階では、第2期というのはそのままの予定であったと。この第2期というのが、私が認識している第2期とちょっと違うのかなと思いますが、この第2期というのはどういう工事だったんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 中野駅地区の第2期整備として位置付けておりますのは、西側の南北通路及び橋上駅舎、改札といったものを第2期というふうに位置付けております。この第2期については、当初、グランドデザインVer.2の時点におきましては平成27年ごろの完成というふうにしていたものでございます。この中野駅周辺まちづくりにつきましては、グランドデザインの改定を昨年の6月にVer.3として策定させていただきました。このVer.3に向けた改定をまさに平成23年度から24年度にかけてずっと検討状況を議会にも御報告しながら昨年6月に固まったという状況でございます。このグランドデザインを検討している中で、中野駅の第2期については、これまで想定というか議論の中に入っていなかった橋上の上空活用、これが出てまいりました。そういった要素も総合的に鑑みたときに、グランドデザインVer.2では27年ごろ完了という目標を立てていたところでございますが、結果としてVer.3においてはその第2期に当たる整備の完了時期を平成30から32年ごろというふうに少し後ろのほうにずれた設定ということになったということでございます。
久保委員
 ということは、暫定整備ということで平成30から32年というふうに大分幅を持たせた形になって、この暫定整備のままそこまでの期間はいくということでよろしいでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)
 御質問のように、現在の状態のまま第2期までの間持ちこたえられるような表面処理ですとか、そういう形で今回施工したということでございます。
内川委員
 今のところなんですけれども、西側改札の橋上駅舎、これというのは区のマターですか、JRのマターですか、どっちですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 西側の改札、それから南北自由通路、これにつきましては、区のマターとして整備されることになります。駅舎につきましても、改札に伴う必要な駅務施設については同様に区のほうが整備するということになっています。

内川委員
 西側橋上駅舎は区が整備するんですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 西側の改札を整備するに伴って、必要な駅務施設というのがございます。それについてどうしても、西側改札という部分でございますけれども、整備するということになります。
内川委員
 駅ビルという新しい要素が出てきて、比較的当初のものより大規模なものになるんじゃないのかなということから聞いているんですが、それも区のマターですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 駅ビルということになりますと、これはJRの利益になります施設でございますので、それは駅ビル分と改札と南北通路というのは、負担分によってアロケーションするということになるということでございます。
内川委員
 そうすると、もしある程度の規模の駅ビルをあそこへ整備するということになると、JRがイニシアチブを握っているわけですよね。そうすると、先ほど平成31年、平成32年ごろと言っていましたけれども、そうやってはっきり言えるんですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 今の予定でいきますと、JRと協議をしておりまして、26年度中に都市計画の手続きを行い、都市計画決定後、段階的に着工していって32年ぐらいに竣工という予定で進んでございます。
来住委員
 99ページですけれども、東中野駅前広場について繰越明許ということになりましたけれども、まず、99ページでいきますと、財源内訳で一般財源で1億5,100万円ということで、特定財源が2,200万円ということでしたけれども、今後この事業が都市計画の事業として地域での説明も行われ、次年度、新年度に事業化していくというスケジュールになったということとして理解しているんですけれども、そうしますと、その財源負担をどうするかということは再三東中野についても申し上げてきたんですが、財源の内訳も変わってくるというふうな認識でよろしいんでしょうか。
相澤都市基盤部副参事(都市計画担当)
 今回繰越明許させていただいた理由でございますが、広場の地下の駐輪場の部分について都市計画施設として恒久的な施設に位置付けるとともに、その施設に位置付けることによって、都市計画交付金の歳入のためにそういう手続をとってきたということでございます。今、事業認可の手続を行っておりまして、その手続の間、工事をとめていたということで繰り越してございますが、今年度予算の段階でもう既に都市計画交付金の歳入というものは組んでございます。
 ただし、都市計画交付金の事業認可がとれて対象になることによって、都市計画交付金のほかに、これは一般財源の中にこのように記載されました。その中でも相当額は財政調整交付金、その中で財産費ということで都市計画費の4分の3が4年間交付されるということで、一般財源の中でも財調算定される額が多くなってくる、それも後年度にわたって歳入確保されるという意味では、そういう意味で財源確保のために行われたというものでございます。表の中ではこのとおりで変更はございません。
来住委員
 併せて、この補正予算の内示のときの資料では、広場駐輪場の整備が年度内に終了しない見込みということで繰越明許費として計上されたんですけれども、この駐輪場整備に加えて広場部分ですね、上の部分もこの中で見ているということ、一体としてこの中に入っているということでよろしいんですか。
相澤都市基盤部副参事(都市計画担当)
 工事は最初に地下の部分を工事して、それから上の工事をするということで、一体となって工事をするということもございまして、地下の駐輪場の部分が8カ月ほど当初よりおくれているということがございますので、広場の完成もそれに合わせてということになるということでございます。
来住委員
 かなりおくれた感じで進んでいるということではあるんですけれども、広場の部分については特に今のような状況、工事自体がまだ放置されているという状況もありますので、何らかの具体的な運用が待たれているんではないかと思いますが、加えて財源の財政的な負担の問題は慎重にやっていただきたいなというふうに思います。
 99ページの下の鷺の宮調節池の整備で1,000万円が繰越明許になったんですよね。この部分が繰越明許として計上される、繰り越されるというのは、なぜこの部分が、もう少し中身を。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 この二つの橋をかける工事の内容でございます。この工事につきましては、川の中に水が流れていますと工事できませんので、中間に仕切りみたいなもの、塀みたいなものを設けて工事を進めていくんですが、水が入らないようにしている仕切りを超えた豪雨があって、それが想定外の回数だったと。年間でこれまで12回ほどあったという話になっております。これが想定外でございまして、そのために仕切りのところを超えてしまった水の排水とか清掃に費やす日数がかかったということで、工事がその分おくれてしまったということで、橋の工事の下部工、護岸からつくっていく部分と、それから上部工という橋の桁をつなげていくという工事、あるいは仕上げの工事が年度内に行われるべきものができなくなってしまって、工事が来年度にも入ってしまうということでございます。

来住委員
 そうしますと、そういう想定外のことが起きなければ年度内に終わったものということでいいのか、それから、そういう想定外の水があふれるようなことが起きなければ、この工事はあえて必要ないということでもあるんですか。ちょっとすみません、説明が理解できなくて。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 想定外というのはちょっと語弊がありまして、予定していた回数よりか非常に多くなってしまったということでございます。ですから、これが当初に予定していたぐらいの仕切り板を超えてしまうようなことが予定の範囲内であれば、工事は年度内に終了したというふうに聞いております。
久保委員
 さっきちょっと聞き漏らしてしまいました。42、43ページ、都市政策推進費補助金のところで7,158万5,000円補正予算がございます。都市計画交付金で平成24年の当初には都との調整中であって未計上であったというような御説明であったかと思いますけれども、これは今回歳出のところではどこか入っているんですか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)
 この都市計画交付金につきましては、既に終わっております第1期整備の東西連絡路、ここに費やした費用に係る都市計画交付金の歳入ということでございます。
久保委員
 ということは、もう既に終わっているということは、今回のここには関係ないということですか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)
 事業は終わっておりますが、歳入がまだです。これを精算してこの都市計画交付金を都のほうからいただくということでございます。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、質疑を終結します。
 意見について伺います。第1号議案について意見はありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 ないということですので、第1号議案について意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 以上で本日の日程を終了しますが、委員、理事者から御発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で建設委員会を散会いたします。

(午後2時30分)