平成24年06月19日中野区議会本会議(第2回定例会)の会議録 1.平成24年(2012年)6月19日、中野区議会議事堂において開会された。 1.出席議員(42名) 1番 若 林 しげお 2番 高 橋 かずちか 3番 木 村 広 一 4番 甲 田 ゆり子 5番 小 林 ぜんいち 6番 中 村 延 子 7番 石 坂 わたる 8番 後 藤 英 之 9番 石 川 直 行 10番 内 川 和 久 11番 ひぐち 和 正 12番 いでい 良 輔 13番 白 井 ひでふみ 14番 平 山 英 明 15番 南 かつひこ 16番 森 たかゆき 17番 いながき じゅん子 18番 林 まさみ 19番 小宮山 たかし 20番 浦 野 さとみ 21番 伊 東 しんじ 22番 佐 野 れいじ 23番 北 原 ともあき 24番 吉 原 宏 25番 小 林 秀 明 26番 久 保 り か 27番 酒 井 たくや 28番 奥 田 けんじ 29番 近 藤 さえ子 30番 金 子 洋 31番 長 沢 和 彦 32番 大 内 しんご 33番 伊 藤 正 信 34番 高 橋 ちあき 35番 市 川 みのる 36番 篠 国 昭 37番 やながわ 妙 子 38番 佐 伯 利 昭 39番 むとう 有 子 40番 か せ 次 郎 41番 来 住 和 行 42番 岩 永 しほ子 1.欠席議員 な し 1.出席説明員 中 野 区 長 田 中 大 輔 副 区 長 金 野 晃 副 区 長 阪 井 清 志 教 育 長 田 辺 裕 子 政 策 室 長 竹 内 沖 司 経 営 室 長 川 崎 亨 都市政策推進室長 長 田 久 雄 地域支えあい推進室長 瀬 田 敏 幸 区民サービス管理部長 登 弘 毅 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 髙 橋 信 一 健康福祉部長 田 中 政 之 保 健 所 長 山 川 博 之 環 境 部 長 小谷松 弘 市 都市基盤部長 尾 﨑 孝 政策室副参事(企画担当) 野 村 建 樹 経営室副参事(経営担当) 戸 辺 眞 1.本会の書記は下記のとおりである。 事 務 局 長 篠 原 文 彦 事務局次長 青 山 敬一郎 議事調査担当係長 佐 藤 肇 書 記 関 村 英 希 書 記 河 村 孝 雄 書 記 東 利司雄 書 記 丸 尾 明 美 書 記 土 屋 佳代子 書 記 細 川 道 明 書 記 江 口 誠 人 書 記 鈴 木 均 書 記 永 見 英 光 書 記 竹 内 賢 三 書 記 香 月 俊 介 議事日程(平成24年(2012年)6月19日午後1時開議) 日程第1 第37号議案 中野区事務手数料条例の一部を改正する条例 第38号議案 清掃車の買入れについて 第39号議案 災害対策用備蓄物資の買入れについて 第40号議案 机及び椅子の買入れについて 第41号議案 谷戸小学校給食室厨房機器等の買入れについて 第42号議案 中野区印鑑条例の一部を改正する条例 第43号議案 中野区住民基本台帳カードの利用に関する条例の一部を改正する条例 第45号議案 中野区東中野駅自由通路条例 第46号議案 中野区暴力団排除条例 第47号議案 中野区保育サービス利用者負担額適正化審議会条例 第48号議案 中野区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災 害補償に関する条例の一部を改正する条例 第49号議案 平成24年度中野区一般会計補正予算 第50号議案 和解及び損害賠償額の決定について 第51号議案 中野中学校新校舎建設工事請負契約 日程第2 第44号議案 中野区特別区税条例の一部を改正する条例 日程第3 特別委員会の中間報告について 日程第4 第3号陳情 中野区「堀江高齢者福祉センター」の存続要求について 第4号陳情 弥生高齢者福祉センター存続について 第7号陳情 東京メトロ丸ノ内線中野坂上駅西口新駅舎開設に伴う青梅街道の横断歩道橋 の撤去及び信号機付横断歩道の整備に係る要望書の提出について 第11号陳情 松が丘高齢者福祉センター(松が丘シニアプラザ)廃止案について 日程第5 第5号陳情 所得税法第56条廃止の意見書提出を求めることについて 日程第6 第9号陳情 中野区立図書館指定管理者の選定について 日程第7 第15号陳情 消費税増税に反対する意見書を政府に提出することを求める陳情書 日程第8 平成23年度中野区一般会計繰越明許費繰越計算書について 日程第9 平成23年度中野区区政情報の公開に関する条例の運営状況について 日程第10 平成23年度中野区個人情報の保護に関する条例の運営状況について 日程第11 平成23年度中野区職員倫理条例の運営状況について 日程第12 法人の経営状況を説明する書類の提出について ○財団法人中野区中小企業退職金共済会 ○中野区土地開発公社 ○野方駅整備株式会社 日程第13 人権擁護委員候補者推薦に伴う区議会の意見について 追加議事日程 日程第14 議員提出議案第7号 尖閣諸島の実効支配を推進するための法整備を求める意見書 日程第15 議員提出議案第8号 北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書 日程第16 議員提出議案第9号 東京電力株式会社の電気料金値上げ見直しに関する意見書 日程第17 議員提出議案第10号 議員の派遣について 日程第18 議員提出議案第11号 議員の派遣について 日程第19 議員提出議案第12号 地域支えあい推進特別委員会の調査事項等の変更について 午後4時20分開議 ○議長(大内しんご) 定足数に達しましたので、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりでありますので、さよう御了承願います。 この際、申し上げます。 議事の都合上、会議時間を延長いたします。 これより日程に入ります。 ────────────────────────────── 第37号議案 中野区事務手数料条例の一部を改正する条例 第38号議案 清掃車の買入れについて 第39号議案 災害対策用備蓄物資の買入れについて 第40号議案 机及び椅子の買入れについて 第41号議案 谷戸小学校給食室厨房機器等の買入れについて 第42号議案 中野区印鑑条例の一部を改正する条例 第43号議案 中野区住民基本台帳カードの利用に関する条例の一部を改正する条例 第45号議案 中野区東中野駅自由通路条例 第46号議案 中野区暴力団排除条例 第47号議案 中野区保育サービス利用者負担額適正化審議会条例 第48号議案 中野区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に 関する条例の一部を改正する条例 第49号議案 平成24年度中野区一般会計補正予算 第50号議案 和解及び損害賠償額の決定について 第51号議案 中野中学校新校舎建設工事請負契約 (委員会報告) ○議長(大内しんご) 日程第1、第37号議案から第43号議案まで、第45号議案から第51号議案までの計14件を一括議題に供します。 平成24年(2012年)6月12日 中野区議会議長 殿 総務委員長 佐野 れいじ (公印省略) 議案の審査結果について 本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。 記
平成24年(2012年)6月12日 中野区議会議長 殿 区民委員長 かせ 次郎 (公印省略) 議案の審査結果について 本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。 記
平成24年(2012年)6月12日 中野区議会議長 殿 建設委員長 南 かつひこ (公印省略) 議案の審査結果について 本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。 記
平成24年(2012年)6月12日 中野区議会議長 殿 子ども文教委員長 酒井 たくや (公印省略) 議案の審査結果について 本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。 記
○議長(大内しんご) お諮りいたします。上程中の議案に関する委員長報告は、会議規則第40条第3項の規定により省略いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、委員長報告は省略いたします。 本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、これより採決いたします。 上程中の議案は委員会報告どおり可決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。 ────────────────────────────── 第44号議案 中野区特別区税条例の一部を改正する条例 (委員長報告) ○議長(大内しんご) 日程第2、第44号議案、中野区特別区税条例の一部を改正する条例を議題に供します。 平成24年(2012年)6月12日 中野区議会議長 殿 区民委員長 かせ 次郎 (公印省略) 議案の審査結果について 本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。 記
○議長(大内しんご) 区民委員会の審査の報告を求めます。かせ次郎区民委員長。 〔かせ次郎議員登壇〕 ○40番(かせ次郎) ただいま議題に供されました第44号議案、中野区特別区税条例の一部を改正する条例に関しまして、区民委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 第44号議案、中野区特別区税条例の一部を改正する条例は、次の3点について規定を改めるものです。 第1点目は、東日本大震災を踏まえて区が実施する防災のための施策に要する費用の財源を確保するため、平成26年度から平成35年度までの各年度分の区民税の均等割の税率について、現行の3,000円に500円を加算し、3,500円とするものです。第2点目は、地方税法の改正に伴い、公的年金等に係る所得以外の所得を有しなかった者が、寡婦(寡夫)控除を受けようとする場合における区民税の申告書の提出を不要とするものです。第3点目は、東日本大震災の被災者に対する区民税の特例に関する規定の整備等を行うものです。 この条例の施行時期は、第1点目及び第3点目につきましては公布の日、第2点目につきましては平成26年1月1日です。 本議案は、6月8日の本会議において当委員会に付託され、6月12日に審査を行いました。 審査の進め方として、本議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を紹介いたします。 初めに、均等割の税率の特例として、平成26年度から平成35年度まで、各年度分の特別区民税の均等割の税率に500円を加算することとしているが、この10年間で区の歳入は幾ら増収すると見込んでいるのかとの質疑があり、現在、区内には均等割に係る納税義務者が16万人程度おり、500円を加算することで、年間で8,000万円、10年間で8億円の一般財源の増収を見込んでいるとの答弁がありました。 次に、均等割の税率の特例は、平成26年度の課税分から適用となるが、まだ時間的な猶予があり、なぜ今の時期に条例改正を行う必要があるのかとの質疑があり、区民にとって負担増となる改正であるため、その周知期間などを鑑みて、この時期に改正を行い、周知を図ってまいりたいとの答弁がありました。これに関連して、他の委員から、均等割の増額の目的は、区の防災対策の財源を確保することである。大変厳しい状況の中、区民に負担増を求めるのであれば、この増額分は区民の未来の命と安全を守っていくために必要な財源となるということを、区民にわかりやすく周知をしていただきたいとの要望がありました。 次に、東京都では平成24年第1回定例会において均等割を500円増額する条例が可決されており、特別区民税の増額分と合わせると、区民1人当たり1,000円の負担増となるということかとの質疑があり、本条例が可決されれば、平成26年度分から1人当たり1,000円の増額となるとの答弁がありました。さらに、所得税が非課税の低所得者についても負担増になるということかとの質疑があり、非課税者については均等割の増額の対象とはならないとの答弁がありました。 次に、23区中7区が既に均等割の増額を決定したということだが、増額分はすべての区で500円としているのかとの質疑があり、7区すべてで500円を増額している模様であるとの答弁がありました。 その後、委員会を休憩して取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結いたしました。 次に、意見の開陳を求めたところ、意見はなく、意見の開陳を終結いたしました。 次に、討論を求めたところ、2名の委員が本議案に反対の立場から討論を行いましたので、紹介いたします。 初めに、今回の条例改正の中で、年金所得者の寡婦(寡夫)控除に係る申告手続が簡素化されることや、東日本大震災の被災者に対する特例措置はよしとするものであるが、均等割の税率が改正となる点については反対である。均等割の課税対象者は区内に16万人程度おり、多くの方にとって負担増となる。また、全国自治体が行う「緊急防災・減災事業」の地方負担分など、10年間で8,000億円の費用を賄う増税策として、低所得者や被災者も含め、個人住民税の均等割が引き上げられ、復興の財源を庶民増税で賄うこととなる。これらの点から、本議案については反対であるとの討論を行いました。 続けて、本条例案における年金所得者の寡婦(寡夫)控除に係る申告手続の簡素化や、東日本大震災の被災者に対する特例措置については賛成できるものである。しかし、均等割の税率の特例で500円を上げるということについては納得しかねる。復興財源というのは、無駄を削って、大企業の法人税の引き上げや富裕層の税率の引き上げによって確保すべきものと考えているので、本議案には反対であるとの討論を行いました。 さらに討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結いたしました。 そして、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で可決すべきものと決した次第です。 以上で、第44号議案に関する区民委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。 ○議長(大内しんご) ただいまの報告について御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。 本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(大内しんご) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。 お諮りいたします。この際、本日の日程を追加し、日程第14、議員提出議案第7号、尖閣諸島の実効支配を推進するための法整備を求める意見書を先議するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。 ────────────────────────────── 議員提出議案第7号 尖閣諸島の実効支配を推進するための法整備を求める意見書 ○議長(大内しんご) 日程第14、議員提出議案第7号、尖閣諸島の実効支配を推進するための法整備を求める意見書を上程いたします。 提案者代表の説明を求めます。篠国昭議員。 〔篠国昭議員登壇〕 ○36番(篠国昭) ただいま議題に供されました議員提出議案第7号、尖閣諸島の実効支配を推進するための法整備を求める意見書について、提案理由の説明を申し上げます。 なお、提案説明は、案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。 尖閣諸島の実効支配を推進するための法整備を求める意見書。 尖閣諸島はわが国固有の領土であることは歴史的・国際法的に明確であるが、中国が不当に領有権を主張している。このまま放置すればわが国の領土保全は極めて不安定な状況になる恐れがある。国民の手による尖閣諸島購入を実現し、実効支配を早急に強化し「尖閣を守る」国家の意思を明確に示す必要がある。 また、わが国は世界第6位の排他的経済水域面積を有し、豊富な海底資源を保全し、国益を守るためにも国境となる離島の保全・振興、無人島となっている国境の島の適切な管理を進めていく必要がある。 よって、政府及び国会にあっては、海洋国家日本の国益を保全するため、下記事項の実現を速やかに進めるよう強く求める。 記 1 わが国の領土・主権を毅然たる態度で守る意志を内外に明確にするため、領域警備に関する必 要な法整備を速やかに講じること。 2 わが国の領土主権・排他的経済水域等の保全上、重要な離島を振興する新法を制定すること。 3 わが国の領土主権・排他的経済水域等の保全上、重要な無人島について国による土地収用の係 る措置等を定めた新法を制定すること。 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。 年月日。 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、防衛大臣、国土交通大臣、法務大臣、内閣官房長官あて。 中野区議会議長名。 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。 ○議長(大内しんご) 本件について御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。 本件については委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。 これより討論に入ります。 浦野さとみ議員から討論の通告書が提出されていますので、通告議員の討論を許します。浦野さとみ議員。 〔浦野さとみ議員登壇〕 ○20番(浦野さとみ) ただいま上程されました議員提出議案第7号、尖閣諸島の実効支配を推進するための法整備を求める意見書について、日本共産党議員団の立場から反対の討論を行います。 第一に重要なことは、日本政府が尖閣諸島の領有の歴史的事実、国際法上の正当性について、国際社会及び中国政府に対して、理を尽くして堂々と主張し、外交努力を尽くすことです。一昨年、中国漁船との衝突事件が起きた際にも、肝心の外交的主張を怠ってきました。国会においても、当時の閣僚から、「中国や国際社会に対して日本の立場を発信してきたかどうかについては、大いに反省するところがある」との答弁もなされています。この意見書では、この観点が見受けられません。 第二に、この中にあるような法整備・新法制定では、強行的手段の実行を迫るものとなります。これでは逆に相手を刺激し、問題解決を一層困難にしてしまいます。今後、中国政府に対しては、事態をエスカレートさせたり緊張を高めたりする対応を避け、冷静な言動や対応を行うこともあわせて求めるべきです。何より話し合いで平和的に解決するという外交的努力が大切です。意見書で求める法整備・新法制定では、そのことに逆行してしまいます。 第三に、今年3月末に日本会議が主催し、70名以上の国会議員が参加した国民集会の中で、尖閣諸島へ灯台や避難港の建設に着手することや、自衛隊が平時から領海警備ができるよう、法整備を早急に進めること等が決議されました。この意見書にある法整備・新法制定によって、これらのことを推進するねらいがうかがえます。 また、一地方自治体が尖閣諸島を購入しても、これらの問題は解決されません。 日中両国政府は、2008年5月の共同声明の中で、「ともに努力して、東シナ海を平和・協力・友好の海とする」と合意しています。今後、その分野をはじめ、日中の「戦略的互恵関係」を発展させ、東アジアの平和と安定に貢献するよう求めることが何より重要であることを述べ、本議案に対する反対の討論といたします。 ○議長(大内しんご) 他に討論がなければ、討論を終結いたします。 これより起立により採決いたします。 上程中の議案を原案どおり可決するに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(大内しんご) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第15、議員提出議案第8号、北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書を先議するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。 ────────────────────────────── 議員提出議案第8号 北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書 ○議長(大内しんご) 日程第15、議員提出議案第8号、北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書を上程いたします。 提案者代表の説明を求めます。篠国昭議員。 〔篠国昭議員登壇〕 ○36番(篠国昭) ただいま議題に供されました議員提出議案第8号、北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書についての提案理由の説明を申し上げます。 なお、提案説明は、案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。 北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書。 平成14年、北朝鮮は拉致を認めて5人の被害者を返した。しかし、その時以降、5人の被害者の家族の帰還以外まったく進展はない。北朝鮮の地でわが国からの救いの手を待っている被害者らの苦しみと日本の地で帰りを待つ家族の苦痛も10年にわたり継続している。 政府は現在、17人を北朝鮮による拉致被害者として認定している。それ以外に、いわゆる特定失踪者をふくむ多くの未認定被害者が確実に存在する。このことは政府も認めている事実だ。 平成18年以降、政府は首相を本部長とする対策本部を作り担当大臣を任命して被害者救出に取り組んでいるが、いまだ具体的成果を上げることができていない。 昨年末、金正日総書記が亡くなり北朝鮮が新体制となったいま、新指導部が平成14年の日朝平壌宣言、平成17年の6か国協議での共同声明に立ち返り、国際社会の責任ある一員としての道を進むよう働きかけ、拉致問題解決に向けた実質的交渉を引き出すことが重要となっている。 拉致問題は重大な主権侵害でありかつ許し難い人権侵害であることは言うまでもない。政府は、今年を勝負の年として、全精力を傾けてすべての拉致被害者を早急に救出するように強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。 年月日。 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、外務大臣、拉致問題担当大臣、内閣官房長官あて。 中野区議会議長名。 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。 ○議長(大内しんご) 本件について御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。 本件については委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、これより採決いたします。 上程中の議案を原案どおり可決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第16、議員提出議案第9号、東京電力株式会社の電気料金値上げ見直しに関する意見書を先議するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。 ────────────────────────────── 議員提出議案第9号 東京電力株式会社の電気料金値上げ見直しに関する意見書 ○議長(大内しんご) 日程第16、議員提出議案第9号、東京電力株式会社の電気料金値上げ見直しに関する意見書を上程いたします。 提案者代表の説明を求めます。篠国昭議員。 〔篠国昭議員登壇〕 ○36番(篠国昭) ただいま議題に供されました議員提出議案第9号、東京電力株式会社の電気料金値上げ見直しに関する意見書についての提案理由の説明を申し上げます。 なお、提案説明は、案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。 東京電力株式会社の電気料金値上げ見直しに関する意見書。 東京電力は、火力発電の燃料費等が大きく増加していることを理由として、家庭向けなどの規制部門の電気料金についても値上げをする申請を行っています。 電気事業法では、規制部門の電気料金の値上げについて「経済産業大臣の認可を受けなければならない」と規定があり、枝野幸男経産相は、「予断を持たず厳格に行う」と強調され、電気料金審査専門委員会でも、値上げ幅の圧縮を検討しています。 4月から実施された企業向けの電気料金値上げによって、企業の空洞化や世の中に出回る製品・商品を初め、あらゆる商取引の価格に転嫁することを余儀なくされ、ひいては消費が鈍化し、国民生活と社会経済に与える影響が指摘されています。さらに、個人向け電気料金までもが値上げとなれば、ますますその影響が懸念されます。 燃料費の調達コスト増や、代替エネルギー政策の推進によるコスト増等によっての電気料金の値上げについては、一定の理解を示すものの、東京電力株式会社の一層の経営の合理化や情報開示がなされないままでの電気料金の値上げは認められるべきではないと考えます。 よって、中野区議会は、下記のとおり要請します。 記 一、東京電力に対して、一層の経営の合理化を求めること。 二、東京電力に対して、徹底した情報開示を求めること。 三、景気、経済に大きな影響を及ぼす電気料金の値上げについては、国が十分責任を持って関与す る仕組みを再構築すること。 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出します。 年月日。 内閣総理大臣、経済産業大臣あて。 中野区議会議長名。 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。 ○議長(大内しんご) 本件について御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。 本件については委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、これより採決いたします。 上程中の議案を原案どおり可決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第17、議員提出議案第10号、議員の派遣についてを先議するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。 ────────────────────────────── 議員提出議案第10号 議員の派遣について ○議長(大内しんご) 日程第17、議員提出議案第10号、議員の派遣についてを上程いたします。 提案者代表の説明を求めます。平山英明議員。 〔平山英明議員登壇〕 ○14番(平山英明) ただいま議題に供されました議員提出議案第10号、議員の派遣についての提案理由の説明を申し上げます。 本議案は、第50回東京河川改修促進連盟総会及び促進大会に議員を派遣しようとするものです。 同総会及び大会は、平成24年8月2日に開催されるもので、安全で水害のない水と緑豊かな潤いあふれる生活環境を創るために、河川改修の早期完遂と内水対策の早期実現を図ることを目的としております。 同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。 ○議長(大内しんご) 本件について御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。 本件については委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、これより採決いたします。 上程中の議案を原案どおり可決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第18、議員提出議案第11号、議員の派遣についてを先議するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。 ────────────────────────────── 議員提出議案第11号 議員の派遣について ○議長(大内しんご) 日程第18、議員提出議案第11号、議員の派遣についてを上程いたします。 提案者代表の説明を求めます。平山英明議員。 〔平山英明議員登壇〕 ○14番(平山英明) ただいま議題に供されました議員提出議案第11号、議員の派遣についての提案理由の説明を申し上げます。 本議案は、北京市西城区に議員を派遣しようとするものです。 中野区と北京市西城区は、友好協力関係の締結後、議会間をはじめ、さまざまな分野における交流を続けてきたところであり、西城区合併後も両区の友好関係と相互理解の一層の促進を図ることを目的としております。 同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。 ○議長(大内しんご) 本件について御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。 本件については委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、これより採決いたします。 上程中の議案を原案どおり可決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。 ────────────────────────────── 特別委員会の中間報告について (委員長報告) ○議長(大内しんご) 日程第3、特別委員会の中間報告についてを上程いたします。
○議長(大内しんご) お諮りいたします。地域支えあい推進特別委員会から、付託中の特定事件について、会議規則第46条第2項の規定により、中間報告を行いたい旨の申し出がありますので、この申し出を承認いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、特別委員会からの中間報告の申し出を承認することに決しました。 特別委員会の中間報告を許します。来住和行地域支えあい推進特別委員長。 〔来住和行議員登壇〕 ○41番(来住和行) 地域支えあい推進特別委員会の調査経過について御報告申し上げます。 本特別委員会は、平成23年第2回臨時会におきまして、地域における見守りや支えあい活動の推進について、エコ、商店街、支えあいポイント制度について、並びに地域活動支援制度等についての三つの課題の調査研究に取り組むため、設置されました。 その後、本年6月15日まで、合計10回にわたり委員会を開催してまいりました。 これまで調査した内容につきましては、お手元に配付いたしました調査経過表にまとめてございますので、あわせて御参照願います。 御承知のとおり、当委員会は、区民が地域活動を中心に、ともに支えあうまちを描くために、多くの人々が協力・連携することを目指し、調査研究を進めてまいりました。昨年7月には区民活動センターがスタートし、地域活動がより一層推進されていくことが期待されており、区に対しては、その活動主体への支援や、活性化を図っていくことが求められています。 その中心となるべく検討されたのが3ポイント制度です。今後、少子高齢化の急激な進展が見込まれる中、だれもが安心して暮らせる地域社会の実現に向け、住民同士の支えあい活動が大変重要になります。 この支えあいのネットワークを構築・拡大するための支えあいポイントをはじめ、環境負荷を低減するためのエコポイント、地域商業の活性化を進めるための商店街ポイントの三つのポイント制度を組み合わせた運用が研究されました。 そこで、今回の中間報告では、エコ、商店街、支えあいポイント制度についての調査を中心に、これまで取り組んでまいりました経過の概要について御報告申し上げます。 3ポイント制度は、環境負荷の低減、地域支えあいネットワークの構築・拡大、地域商業の活性化を促進する方策として、区民が気楽に、かつ、楽しみながら利用することができるポイント制度を導入することを目的として検討されました。これらのポイントを連携して運用することを通じて、中野区の大勢の人々がつながり、また、人と「まち」がつながっていくことを目指し、持続可能な社会を実現する方策でありました。 当委員会においては、3ポイント制度を開始するに当たっての媒体、交付基準、実施時期についてなどの事項を中心に、検討すべきさまざまな課題についての報告を理事者から受け、質疑を行いました。その中でも、3ポイント制度の根幹となる基本スキームのあり方につきましては、活発な議論が展開されました。 委員からは、ポイント交付基準がわかりにくい支えあい活動について、異変発見活動や安否確認活動にポイントを交付する際、把握するすべはあるのかとの懸念が示されました。この点に関して、わかりやすく簡単な制度設計を心がけたいとの答弁がありました。 さらに、その後の委員会では、ポイントの発行・運営機関として、企業・団体等の法人を指定するという報告がなされました。このことについて、委員から、法人が区や関係者、関係団体とどのように携わってくるのか非常に不明瞭でわかりにくい。財政が厳しい中で、区はどのような制度構築を描いているのかとの質疑があり、関係者それぞれにメリットが生じるような制度構築を図っていきたいとの答弁がありました。 最終的に、本年1月に、商店街ポイント及び支えあい制度について、ポイント利用への機運の醸成が得られなかったこと、また、厳しい財政状況での事業化の必要性などを検討した結果、事業を取り止めるという報告がなされました。このことについて、委員から、ポイント制度というものは一つの手段であって、しっかりと支えあいが根づいたまちを構築することが目的であるのは変わらない。今後、どのように支えあいを推進していくのかとの質疑があり、ボランティアなど支えあいの担い手となる方々の養成や仕組みづくりを計画的に進め、支えあいの地域づくりを着実に構築してまいりたいとの答弁がありました。さらに、経緯についてしっかりと検証を行い、次回につながるような結果を残しておいてほしいとの要望がありました。 現在、ますます地域コミュニティの重要性が増す一方、そのかかわり合いに関して諸課題が残されております。ポイント制度という手段ではなくとも、支えあいの地域づくりを確固としたものにするために、全庁的な取り組みを今後も継続していく必要があると考えられます。 さまざまな議論を重ねてまいりましたが、この結果をもって、当委員会におけるポイント制度に係る関連の調査につきましては、一応の区切りがついたものと考えられます。 次に、地域における見守りや支えあい活動の推進についてですが、区は「新しい中野をつくる10か年計画」に基づき、地域の連携による、だれもが安心して住めるまちをつくることを目的として支えあい活動の推進を図っており、地域での支えあい活動により発見された異変や、活動に係る相談について、24時間365日、すこやか福祉センターを中心とした態勢の整備が進められています。 また、見守り名簿の提供により、見守りの必要度が高いと考えられる対象者への支援が強化され、より広範な見守り態勢の充実がなされました。この見守り名簿について、委員から、個人情報保護のためにも研修等を必須化し、名簿管理の重要性を名簿閲覧者に意識してもらうルールづくりをすべきとの要望がありました。 区民、行政及び関係機関が連携し、高齢者など支援を必要とする区民が地域で安心して暮らしていけるよう、見守り等の支えあい活動を推進するために、引き続き当委員会において、これまで以上に広範で粘り強い調査研究活動を行っていきたいと考えています。 最後に、地域活動支援制度等についてですが、地域センターを区民活動センターに転換する条例が議決され、昨年7月に施行されました。真に豊かで持続可能な地域社会の構築には、さまざまな地域活動が欠かせません。これにより、支援を必要とする高齢者、障害者や子ども等に必要なサービスが適切に提供され、だれもが安心して暮らせる地域社会の構築をさらに推し進めることが求められています。 当委員会におきましては、運営委員会の活動、地域活動コーディネーターなどについて、理事者から報告を聴き取り、調査を進めてまいりました。また、昨年9月の委員会では視察を行い、実際の現場を見聞し、理解を深めました。そして、資料要求を行い、山積された諸課題について研究・調査をいたしました。 そこから浮かび上がってきた問題は、転換後の区民活動センターにおいて、利用者のニーズへの対応にまだ課題があるということです。転換についての周知徹底が十分でないという指摘もなされました。こうした状況からも、継続的かつ多角的な調査研究を今後とも行う必要があります。 以上で地域支えあい推進特別委員会の調査の概要についての中間報告を終わります。 ○議長(大内しんご) ただいまの報告に対し御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御質疑なければ、以上で地域支えあい推進特別委員会の中間報告を終わります。 お諮りいたします。この際、本日の日程を追加し、日程第19、議員提出議案第12号、地域支えあい推進特別委員会の調査事項等の変更についてを先議するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。 ────────────────────────────── 議員提出議案第12号 地域支えあい推進特別委員会の調査事項等の変更について ○議長(大内しんご) 日程第19、議員提出議案第12号、地域支えあい推進特別委員会の調査事項等の変更についてを上程いたします。 提案者代表の説明を求めます。平山英明議員。 〔平山英明議員登壇〕 ○14番(平山英明) ただいま上程されました議員提出議案第12号、地域支えあい推進特別委員会の調査事項等の変更についての提案理由を説明いたします。 本議案は、既設の地域支えあい推進特別委員会の調査目的及び調査事項を改める内容として提案するものであります。 地域支えあい推進特別委員会は、平成23年第2回臨時会において、地域における見守りや支えあい活動の推進について、エコ、商店街、支えあいポイント制度について、地域活動支援制度等について、調査研究することを目的として設置されました。 調査事項のうち、「エコ、商店街、支えあいポイント制度について」は、先ほどの報告にもありましたとおり、一応の区切りがつき、当委員会といたしましては調査目的を達成したものと考えます。 他の調査事項であります「地域における見守りや支えあい活動の推進について」、「地域活動支援制度等について」に関しましては、だれもが安心して暮らせる地域社会の構築を進めるために、引き続き調査、研究が必要と考えます。 一方、真に豊かで持続可能な地域社会の構築のためには、区内4カ所に設置された、すこやか福祉センターと平成23年7月に転換した区民活動センターとの連携強化が必要不可欠です。支援を必要とする関係者に対し、多様なサービスが適切に提供できるよう、区議会として調査研究を行うことが必要と考えます。 以上の点を考慮の上、本議案は、既設の地域支えあい推進特別委員会の調査目的及び調査事項を改めることを内容として提案するものであります。 なお、変更後の調査目的につきましては、(1)地域における見守りや支えあい活動の推進について調査研究することを目的とする。(2)地域活動支援制度等について調査研究することを目的とする。変更後の調査事項につきましては、(1)地域における見守りや支えあい活動の推進について。(2)地域活動支援制度等について。(3)すこやか福祉センターと区民活動センターの連携強化について、でございます。 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、本議案の提案理由の説明といたします。 ○議長(大内しんご) 本件について御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。 本件については委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、これより採決いたします。 上程中の議案を原案どおり可決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。 ────────────────────────────── 第3号陳情 中野区「堀江高齢者福祉センター」の存続要求について 第4号陳情 弥生高齢者福祉センター存続について 第7号陳情 東京メトロ丸ノ内線中野坂上駅西口新駅舎開設に伴う青梅街道の横断歩道橋の撤去及 び信号機付横断歩道の整備に係る要望書の提出について 第11号陳情 松が丘高齢者福祉センター(松が丘シニアプラザ)廃止案について (委員会報告) ○議長(大内しんご) 日程第4、議事日程記載の陳情計4件を一括議題に供します。 平成24年(2012年)6月12日 中野区議会議長 殿 厚生委員長 北原 ともあき (公印省略) 陳情の審査結果について 本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。 記
平成24年(2012年)6月13日 中野区議会議長 殿 建設委員長 南 かつひこ (公印省略) 陳情の審査結果について 本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。 記
○議長(大内しんご) お諮りいたします。上程中の陳情に関する委員長報告は、会議規則第40条第3項の規定により省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、委員長報告は省略いたします。 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、これより採決いたします。 上程中の陳情を採択するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、上程中の陳情は採択するに決しました。 ────────────────────────────── 第5号陳情 所得税法第56条廃止の意見書提出を求めることについて (委員長報告) ○議長(大内しんご) 日程第5、第5号陳情、所得税法第56条廃止の意見書提出を求めることについてを議題に供します。 平成24年(2012年)6月12日 中野区議会議長 殿 区民委員長 かせ 次郎 (公印省略) 陳情の審査結果について 本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。 記
○議長(大内しんご) 区民委員会の審査の報告を求めます。かせ次郎区民委員長。 〔かせ次郎議員登壇〕 ○40番(かせ次郎) ただいま議題に供されました第5号陳情、所得税法第56条廃止の意見書提出を求めることについてに関しまして、区民委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本陳情は、所得税法第56条廃止の意見書提出を求めるものです。 本陳情は、平成24年5月24日に受理され、6月8日の本会議において当委員会に付託された後、6月12日の委員会にて審査を行いました。 審査の進め方として、本陳情を議題に供した後、委員会を休憩して陳情者から補足資料の提供と補足の説明を受け、その後、委員会を再開して質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を紹介いたします。 初めに、青色申告制度とは何かとの質疑に対し、企業と家計がはっきりと区別されている経費に関して、税務署への青色申告を行うことにより、家内専従者という形で払われた給料については、全額必要経費として算入が認められるという制度であるとの答弁がありました。 次に、税の申告上の平等という観点から見れば、青色申告であっても白色申告であっても、働いている実態に合った労賃を認めるべきである。自家労賃を認めてほしいという声に対して、区としてはどう認識しているのかとの質疑に対し、区としては、現行の法の趣旨を踏まえ、その規定にのっとって税務事務を適正に取り扱うべきと認識しているとの答弁がありました。 次に、この第56条が廃止されると所得税法の根幹が崩れることになる。課税の公平性という観点から、仮にこの56条が廃止された場合、どのような不利益が考えられるのかとの質疑に対し、労務の提供や給与の支払いの実態がない家族間においても、形式的な所得の分割が行われ、税金を恣意的に下げるといったことも可能になると考えられるとの答弁がありました。 以上が主な質疑応答の内容です。 その後、委員会を休憩して本陳情の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結いたしました。 次に、意見の開陳を求めたところ、意見はなく、意見の開陳を終結いたしました。 次に、討論を求めたところ、1名の委員が本陳情に賛成する立場から、所得税法第56条は、「配偶者とその家族が事業に従事したとき、対価の支払いは必要経費に算入しない」となっている。家族が従事している場合は、どんなに長時間働いたとしても、その給料は税法上では必要経費に認められず、すべて事業主の所得に合算されるというものである。人権上からも、世帯ではなく個人に課税をすることが基本であり、個人の労働の対価として認めることが当然である。全国的な動きでも、所得税法第56条の廃止を求める声は大きくなり、各自治体から多くの意見書が提出されており、諸外国でも家族従業者の給与は必要経費として認めている。きちんと働いている方の自家労賃を認め、そして、女性の働きを一人の働きとして認めることこそが重要と考える。以上のことから、本陳情には賛成であるとの討論を行いました。 他に討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結いたしました。 そして、挙手による採決を行ったところ、賛成少数で本陳情を不採択とすべきものと決した次第です。 以上で、第5号陳情に関する区民委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。 ○議長(大内しんご) ただいまの報告について御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。 上程中の第5号陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(大内しんご) 起立少数。よって、上程中の陳情は不採択とするに決しました。 ────────────────────────────── 第9号陳情 中野区立図書館指定管理者の選定について (委員長報告) ○議長(大内しんご) 日程第6、第9号陳情、中野区立図書館指定管理者の選定についてを議題に供します。 平成24年(2012年)6月12日 中野区議会議長 殿 子ども文教委員長 酒井 たくや (公印省略) 陳情の審査結果について 本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。 記
○議長(大内しんご) 子ども文教委員会の審査の報告を求めます。酒井たくや子ども文教委員長。 〔酒井たくや議員登壇〕 ○27番(酒井たくや) ただいま議題に供されました第9号陳情、中野区立図書館指定管理者の選定についてに関しまして、子ども文教委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本陳情の趣旨は、1点目が、中央図書館・地域館の館長に、司書資格を持ち、図書館業務に精通している者を配置すること、2点目が、図書館員の司書資格者の割合を7割以上にすること、3点目が、正規職員の割合を8割以上にすること、4点目が、選定委員会に委託者ではない第三者の有識者を入れることを求めるものです。 第9号陳情は、平成24年5月28日に受理され、6月8日の本会議において当委員会に付託され、当委員会では6月12日に審査を行いました。 審査の進め方として、本陳情を議題に供した後、委員会を休憩して陳情者から補足資料の提供と補足説明を受け、その後、委員会を再開して質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を紹介します。 初めに、現状、区内の各館で司書率が5割を超える館、7割を超える館はそれぞれ何館あるのかとの質疑があり、1館を除いて司書率が5割を超えている。司書率が7割を超える館は3館となっているとの答弁がありました。 次に、正規職員の割合を条件に指定管理者の選定を行った例はあるのかとの質疑があり、そのような例はないと認識しているとの答弁がありました。 次に、指定管理者導入後、区が責任を持って管理・検証するということだが、指定管理者に対し、区はどのように関わっていくのかとの質疑があり、指定管理者を導入後は、担当所管が責任を持って、評価・検証の仕組みを整えて運営していくとの答弁がありました。これに関連して他の委員から、経験のある職員の雇用状況や運営に関する区民の声をどのように確認していくのかとの質疑があり、雇用については指定管理者の選定段階で、書類や企画提案の内容から判断していく。運営が適正に行われているかについては、一定期間が過ぎた後、検証していきたいとの答弁がありました。 次に、指定管理者導入後も、図書館運営に対し区民が関われるような場が必要だと思うがどうかとの質疑があり、利用者懇談会を設置することを条件に募集をしており、その場で区民の意見を反映させていきたいとの答弁がありました。 次に、陳情は高い水準の人事配置・資格を求めていると思うが、区はどのように考えているのかとの質疑があり、指定管理者の募集にあたっては、職員に占める司書資格者の割合を5割以上としており、副館長やレファレンスなど重要な業務に従事する者は司書資格を持つことを条件としている。加えて副館長については、公立図書館での実務経験が3年以上あることを義務付けている。こういったことにより、全体としてサービスの水準は上がると考えているとの答弁がありました。 次に、ホームページで指定管理者の募集に関する業務要求水準書、募集要項を確認したところ、委員会の報告に示されていなかった細かい内容が含まれていた。こういった内容は、事業者募集が始まってからしか知り得なかったことになるが、どのように考えているのかとの質疑があり、業務要求水準書、募集要項を作成することは議会で報告してきたところである。中身については専門的なことであるので、選定委員会で作成したとの答弁がありました。 次に、選定委員会には外部の人は入っていなかったと理解しているが、選定に支障はないのかとの質疑があり、外部委員はいないが、教育委員会だけでなく、施設整備を専門とする施設担当、既に指定管理者を担当している学習スポーツ担当等もおり、適切な選定が可能と考えているとの答弁がありました。 そのほか、陳情の内容と募集要項との関係、図書館運営協議会の状況などについて質疑がありました。 その後、委員会を休憩して本陳情の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。 次に、意見の開陳を求めたところ、意見はなく、意見の開陳を終結しました。 次に、討論を求めたところ、1名の委員が本陳情に賛成する立場から、指定管理者制度の導入は「新しい図書館のあり方」で示されたが、その時期については委員会で報告を受けたばかりであり、区民に対しても十分な時間があったとは言えない。また、導入に当たり環境を整備するとあるが、開館時間の延長以外は現段階で示されていない。また、区民がこの内容を知り得たのは業務要求水準書等の募集要項が公表されてからで、このようなやり方も不誠実と言わざるを得ない。今後、中野区の図書館がどのようなサービスを提供していくのかについては慎重でなければならず、指定管理者制度の導入に反対の立場からも本陳情に賛成であるとの討論がありました。 他に討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。 そして、第9号陳情について挙手により採決を行ったところ、賛成少数で不採択とすべきものと決しました。 以上で、第9号陳情の子ども文教委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了します。 ○議長(大内しんご) ただいまの報告について御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。 上程中の第9号陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(大内しんご) 起立少数。よって、上程中の陳情は不採択とするに決しました。 ────────────────────────────── 第15号陳情 消費税増税に反対する意見書を政府に提出することを求める陳情書 (委員長報告) ○議長(大内しんご) 日程第7、第15号陳情、消費税増税に反対する意見書を政府に提出することを求める陳情書を議題に供します。 平成24年(2012年)6月12日 中野区議会議長 殿 総務委員長 佐野 れいじ (公印省略) 陳情の審査結果について 本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。 記
○議長(大内しんご) 総務委員会の審査の報告を求めます。佐野れいじ総務委員長。 〔佐野れいじ議員登壇〕 ○22番(佐野れいじ) ただいま議題に供されました第15号陳情、消費税増税に反対する意見書を政府に提出することを求める陳情書に関しまして、総務委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本陳情は、消費税増税に反対する意見書の提出を求めるものです。 本陳情は、平成24年5月28日に受理され、6月8日の本会議において当委員会に付託された後、6月12日の委員会にて審査を行いました。 審査の進め方として、本陳情を議題に供した後、委員会を休憩して陳情者から補足の説明を受け、その後、委員会を再開して質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を御紹介いたします。 初めに、現在、国会で税と社会保障の一体改革について審査されており、区長も答弁でそのことに触れられていた。社会保障の充実について語られるとき、対象となる税は消費税に限った話ではない。国の基幹税である所得税や法人税の適正な課税のあり方について、国ではどのような議論がされているのかとの質疑があり、負担と給付の関係については国民的な議論が必要と答弁させていただいた。また、閣議決定の中では、消費税だけでなく、税そのものの見直しも課題として認識されているようだとの答弁がございました。 次に、現在、消費税5%のうち1%は地方消費税として地方に交付されている。消費税増税の議論にあたり、地方消費税の率を上げるように全国知事会などが要望しているが、国と合意した内容では何%となっているのかとの質疑があり、消費税を5%から10%に引き上げる際、地方消費税は1%から2.2%に上がると聞いているとの答弁がありました。 次に、中野区に交付される地方消費税は24年度予算でいかほどか。また、その使途は決められているのかとの質疑があり、33億円で、使途が限定されておらず、一般財源となっているとの答弁がありました。さらに、将来的に2.2%に上がる見込みの地方消費税は、国会での議論では、使途が地方自治体の行う社会保障事業に限定される交付金と、使途が限定されない交付金に分かれていたと記憶しているが、その比率がわかるかとの質疑があり、社会保障・税一体改革大綱では、国の消費税の使途を明確化することだけではなく、地方分でも使途を明確化し、社会保障の財源とすることが考え方として示されているとの答弁がありました。 これに対し他の委員から、「使途を明確化する」旨の答弁が聞かれたが、そうは言っても、特定財源にすることはできないのではないかとの質疑があり、使途の明確化は行うが、一般財源、特定財源のいずれにするかは明確にはなっていないと理解しているとの答弁がありました。さらに、仮に地方消費税が目的税化されても、国庫負担金や補助金の一般財源化が進んでおり、区の行う社会保障事業に係る財源は確保されなくなり、区の財源が厳しくならざるを得ないのではないかとの質疑があり、消費税の制度が変わっても、現段階では特定財源を伴う事業に直接影響を及ぼすことはないと考えているとの答弁がありました。 以上が主な質疑応答の内容です。 その後、委員会を休憩して本陳情の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結いたしました。 次に、意見の開陳を求めたところ、意見はなく、意見の開陳を終結いたしました。 次に、討論を求めたところ、1名の委員が本陳情に賛成する立場から、区民、区内事業者の生活が大変厳しい状況にある中での消費税増税には大きな問題がある。1点目に、八ッ場ダムの工事、原発推進など、無駄遣いを続けたままの大増税ということである。2点目に、社会保障の充実が増税の名目になっているにもかかわらず、年金は削減され、高齢者医療費も窓口での負担が2倍になるなど、社会保障は厳しい状況にある。3点目に、国民生活に大打撃を与えることで、経済も財政も共倒れになりかねないということである。不況下の増税では税収も伸びず、国の借金も膨らむなど、逆効果ではないか。最後に、自治体に入る地方消費税交付金について、増税分の使途がどうなるのかという問題がある。区としても財源の確保ができなくなり、財政に大きな影響を及ぼしかねない。よって、この陳情に賛成するとの討論を行いました。 他に討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結いたしました。 そして、挙手による採決を行ったところ、賛成少数で本陳情を不採択とすべきものと決した次第です。 以上で、第15号陳情に関する総務委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。 ○議長(大内しんご) ただいまの報告について御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。 上程中の第15号陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(大内しんご) 起立少数。よって、上程中の陳情は不採択とするに決しました。 ────────────────────────────── 平成23年度中野区一般会計繰越明許費繰越計算書について ○議長(大内しんご) 日程第8、平成23年度中野区一般会計繰越明許費繰越計算書について報告いたします。
○議長(大内しんご) 理事者の報告を求めます。 〔副区長金野晃登壇〕 ○副区長(金野晃) ただいまの平成23年度中野区一般会計繰越明許費につきまして、繰越計算書に基づき御報告いたします。 これは、平成23年第3回定例会及び平成24年第1回定例会で議決されました平成23年度中野区一般会計補正予算の繰越明許費に係るもので、その内容は、中野駅北口改修整備に係る経費3億9,756万9,000円、中野駅地区基盤整備に係る経費5億7,549万7,000円、東中野駅前広場整備に係る経費1億373万8,000円、鷺の宮調節池整備に係る経費1,157万8,000円を、それぞれ平成24年度に繰り越したものです。 繰り越しの財源は、既収入特定財源6億8,909万2,000円、未収入特定財源3億9,929万円です。 繰り越しました理由は、いずれも事業の執行が2年度にわたるためです。 本件につきまして、よろしく御了承くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(大内しんご) 本件について御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御質疑なければ、以上で報告を終わります。 ────────────────────────────── 平成23年度中野区区政情報の公開に関する条例の運営状況について ○議長(大内しんご) 日程第9、平成23年度中野区区政情報の公開に関する条例の運営状況について報告いたします。 本件については、中野区区政情報の公開に関する条例第17条の規定に基づき、区長から6月6日付の配付文書のとおり報告がありましたので、さよう御了承願います。 ────────────────────────────── 平成23年度中野区個人情報の保護に関する条例の運営状況について ○議長(大内しんご) 日程第10、平成23年度中野区個人情報の保護に関する条例の運営状況について報告いたします。 本件については、中野区個人情報の保護に関する条例第40条の規定に基づき、区長から6月6日付の配付文書のとおり報告がありましたので、さよう御了承願います。 ────────────────────────────── 平成23年度中野区職員倫理条例の運営状況について ○議長(大内しんご) 日程第11、平成23年度中野区職員倫理条例の運営状況について報告いたします。 本件については、中野区職員倫理条例第11条の規定に基づき、区長から6月6日付の配付文書のとおり報告がありましたので、さよう御了承願います。 ────────────────────────────── 法人の経営状況を説明する書類の提出について ○議長(大内しんご) 日程第12、法人の経営状況を説明する書類の提出について報告いたします。 本件については、地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき、区長から6月6日付の配付文書のとおり、財団法人中野区中小企業退職金共済会、中野区土地開発公社及び野方駅整備株式会社の経営状況を説明する書類が提出されましたので、さよう御了承願います。 ────────────────────────────── 人権擁護委員候補者推薦に伴う区議会の意見について ○議長(大内しんご) 日程第13、人権擁護委員候補者推薦に伴う区議会の意見について、お諮りいたします。 お手元に配付の文書のとおり、区長から意見を求められておりますので、これを文書のとおり候補者として推薦するに異議ない旨回答するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。 24中政企第253号 平成24年(2012年)6月6日 中野区議会議長 大 内 し ん ご 殿 中野区長 田 中 大 輔 人権擁護委員候補者推薦に伴う区議会の意見について 中野区に置かれる人権擁護委員の候補者として、下記の者を法務大臣に推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めます。 記 1 氏 名 北 村 哲 夫 生年月日 ≪記載削除≫ 住 所 東京都中野区江原町≪記載削除≫ 再・新任別 新任 2 氏 名 鈴 木 久 雄 生年月日 ≪記載削除≫ 住 所 東京都中野区本町≪記載削除≫ 再・新任別 新任 3 氏 名 岡 見 初 音 生年月日 ≪記載削除≫ 住 所 東京都中野区上高田≪記載削除≫ 再・新任別 新任 4 氏 名 遠 藤 好 俊 生年月日 ≪記載削除≫ 住 所 東京都中野区沼袋≪記載削除≫ 再・新任別 再任 5 氏 名 田 中 惠 美 子 生年月日 ≪記載削除≫ 住 所 東京都中野区南台≪記載削除≫ 再・新任別 再任 ○議長(大内しんご) この際、申し上げます。 6月8日に開会されました本会議における一般質問でのむとう有子議員の発言の中に不穏当な箇所があると認めるため、議長において、同議員に対し発言の取り消しを命じ、必要な措置をとることといたします。 この際、請願の訂正についてお諮りいたします。 お手元に配付の文書のとおり、請願の訂正の申し出がありますので、これを承認いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう承認するに決しました。 請願訂正願 平成24年6月18日 中野区議会議長 殿 請願者 住所 中野区 氏名 中野区民 紹介議員 市川 みのる 平成24年3月6日付をもって提出した次の請願を下記のとおり訂正願います。 第2号請願 区立学校における「常時国旗掲揚」を求める請願 記 (訂正内容) 主旨中、「学校玄関または校庭などの一番目立つ場所に国旗柱・架台を設置し、」を削除する。 (訂正理由) 委員会審査の状況を考慮して 請願訂正願 平成24年6月13日 中野区議会議長 殿 請願者 住所 中野区 氏名 中野区民 紹介議員 長沢 和彦 平成24年5月28日付をもって提出した次の請願を下記のとおり訂正願います。 第3号請願 学校教育の自主性を尊重することを求めることについて 記 (訂正内容) 理由中、2行目「1974年」を「1976年」に訂正する。 (訂正理由) 誤記のため ○議長(大内しんご) 次に、請願・陳情の継続審査についてお諮りいたします。 お手元に配付の請願・陳情継続審査件名表(I)に記載の請願・陳情については、付託委員会から継続審査の申し出がありますので、第2号請願、第3号請願、第6号陳情、第8号陳情、第10号陳情、第12号陳情及び第14号陳情と、第2号陳情とに分けて、それぞれ継続審査の可否について、これより起立により採決いたします。 初めに、第2号請願、第3号請願、第6号陳情、第8号陳情、第10号陳情、第12号陳情及び第14号陳情の計7件については、子ども文教委員会の申し出どおり継続審査に付したいと思いますが、これに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(大内しんご) 起立全員。よって、第2号請願、第3号請願、第6号陳情、第8号陳情、第10号陳情、第12号陳情及び第14号陳情は継続審査に付すことに決しました。 次に、第2号陳情、中野区議会定例会のインターネット中継を求めることについては、議会運営委員会の申し出どおり、継続審査に付したいと思いますが、これに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(大内しんご) 起立多数。よって、第2号陳情は継続審査に付すことに決しました。 さらに、陳情の継続審査についてお諮りいたします。 お手元に配付の陳情継続審査件名表(Ⅱ)に記載の陳情については、付託委員会から継続審査の申し出がありますので、これを申し出どおり継続審査に付したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。 平成24年第2回定例会 請願・陳情継続審査件名表(Ⅰ) 《子ども文教委員会付託》 第2号請願 区立学校における「常時国旗掲揚」を求める請願 第3号請願 学校教育の自主性を尊重することを求めることについて 第6号陳情 区立小中学校に「常時国旗掲揚」することの是非について 第8号陳情 学校教育の自主性を尊重することを求めることについて 第10号陳情 中野区立学校の授業日に日の丸(国旗)を掲揚することに関わる陳情書 第12号陳情 区立小・中学校に常時国旗を掲揚する是非について 第14号陳情 区立学校に常時日の丸を掲揚することについて 《議会運営委員会付託》 第2号陳情 中野区議会定例会のインターネット中継を求めることについて 陳情継続審査件名表(Ⅱ) 《子ども文教委員会付託》 第13号陳情 「中野区立小中学校再編計画改定」について ○議長(大内しんご) 次に、常任委員会の所管事務継続調査についてお諮りいたします。 お手元に配付の常任委員会所管事務継続調査件名表に記載の調査事件については、それぞれ所管委員会から継続調査の申し出がありますので、これを申し出どおり継続調査に付したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。 常任委員会所管事務継続調査件名表 平成24年第2回定例会 総務委員会 1 政策、計画及び財政について 1 平和、国際化、人権及び男女平等について 1 広報及び広聴について 1 組織及び人事について 1 会計、決算及び事業の評価・改善について 1 危機管理について 区民委員会 1 区民相談及び消費生活について 1 住民情報システムについて 1 戸籍及び住民基本台帳等について 1 区税について 1 国民健康保険、後期高齢者医療及び介護保険等について 1 環境及び地球温暖化対策について 1 清掃事業及びリサイクルについて 1 生活環境について 厚生委員会 1 地域活動の推進及び地域ケア・地域支援について 1 保健衛生及び社会福祉について 1 保健所及び福祉事務所について 1 スポーツ、文化及び生涯学習について 建設委員会 1 安全で快適に住めるまちづくりについて 1 産業振興及び都市振興について 1 道路・公園等の整備について 1 防災及び都市安全について 子ども文教委員会 1 学校教育の充実について 1 学校と地域の連携について 1 知的資産について 1 子育て支援及び子どもの育成について ○議長(大内しんご) 次に、議会運営委員会の所管事項継続調査についてお諮りいたします。 お手元に配付の議会運営委員会所管事項継続調査件名表に記載の調査事件については、議会運営委員会から継続調査の申し出がありますので、これを申し出どおり継続調査に付したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。 議会運営委員会所管事項継続調査件名表 平成24年第2回定例会 1 議会の運営について 1 議会の会議規則、委員会に関する条例等について ○議長(大内しんご) 以上で本日の日程をすべて終了いたしましたので、散会いたします。 平成24年第2回中野区議会定例会を閉じます。 午後5時32分閉会 |