平成25年03月21日中野区議会本会議(第1回定例会)
平成25年03月21日中野区議会本会議(第1回定例会)の会議録
平成25年第1回定例会本会議第6日(3月21日)

.平成25年(2013年)3月21日、中野区議会議事堂において開会された。

.出席議員(41名)

  1番  若  林  しげお         2番  高  橋  かずちか

  3番  木  村  広  一        4番  甲  田  ゆり子

  5番  小  林  ぜんいち        6番  中  村  延  子

  7番  石  坂  わたる         8番  後  藤  英  之

  9番  石  川  直  行       10番  内  川  和  久

 11番  ひぐち   和  正       12番  いでい   良  輔

 13番  白  井  ひでふみ       14番  平  山  英  明

 15番  南     かつひこ       16番  森     たかゆき

 17番  いながき  じゅん子       18番  林     まさみ

 19番  小宮山   たかし        20番  浦  野  さとみ

 21番  伊  東  しんじ        22番  佐  野  れいじ

 23番  北  原  ともあき       24番  吉  原    宏

 25番  小  林  秀  明       26番  久  保  り  か

 27番  酒  井  たくや        28番  奥  田  けんじ

 29番  近  藤  さえ子        30番  金  子     洋

 31番  長  沢  和  彦       32番  大  内  しんご

 33番  伊  藤  正  信       34番  高  橋  ちあき

 35番  市  川  みのる        36番  篠     国  昭

 37番  やながわ  妙  子       38番  佐  伯  利  昭

 39番  むとう   有  子       41番  来  住  和  行

 42番  岩  永  しほ子

.欠席議員(1名)

 40番  か  せ  次  郎

.出席説明員

 中 野 区 長  田 中 大 輔      副  区  長  金 野   晃

 教  育  長  田 辺 裕 子      政 策 室 長  竹 内 沖 司

 経 営 室 長  川 崎   亨      都市政策推進室長 長 田 久 雄

 地域支えあい推進室長 瀬 田 敏 幸    区民サービス管理部長 登   弘 毅

 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 髙 橋 信 一     健康福祉部長   田 中 政 之

 保 健 所 長  山 川 博 之      環 境 部 長  小谷松 弘 市

 都市基盤部長   尾 﨑   孝      政策室副参事(企画担当) 野 村 建 樹

 経営室副参事(経営担当) 戸 辺   眞

.本会の書記は下記のとおりである。

 事 務 局 長  篠 原 文 彦      事務局次長    青 山 敬一郎

 議事調査担当係長 佐 藤   肇      書     記  関 村 英 希

 書     記  河 村 孝 雄      書     記  東   利司雄

 書     記  丸 尾 明 美      書     記  土 屋 佳代子

 書     記  細 川 道 明      書     記  江 口 誠 人

 書     記  鈴 木   均      書     記  永 見 英 光

 書     記  竹 内 賢 三      書     記  香 月 俊 介

 

 議事日程(平成25年(2013年)3月21日午後1時開議)

日程第1 第11号議案 中野刑務所跡地防災公園建設基金条例を廃止する条例

     第15号議案 中野区指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準

等を定める条例

     第16号議案 中野区指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並び

に指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援

の方法に関する基準等を定める条例

     第17号議案 中野区墓地等の経営の許可等に関する条例の一部を改正する条例

     第18号議案 中野区立児童館条例の一部を改正する条例

     第19号議案 中野区立高齢者会館条例の一部を改正する条例

     第20号議案 中野区区民活動センター条例の一部を改正する条例

     第21号議案 中野区立高齢者デイサービス施設条例を廃止する条例

     第23号議案 中野区障害者福祉会館条例等の一部を改正する条例

     第25号議案 中野区営住宅条例の一部を改正する条例

     第26号議案 中野区民住宅条例の一部を改正する条例

     第27号議案 中野区立福祉住宅条例の一部を改正する条例

     第28号議案 中野区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例

     第29号議案 中野区立公園条例の一部を改正する条例

     第30号議案 中野区立妙正寺川公園条例の一部を改正する条例

     第31号議案 中野区区道の構造の技術的基準に関する条例

     第32号議案 中野区区道における移動等円滑化の基準に関する条例

     第33号議案 中野区区道における道路標識の寸法に関する条例

     第34号議案 中野区立公園における移動等円滑化の基準に関する条例

     第37号議案 中野区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災

害補償に関する条例の一部を改正する条例

     第38号議案 中野区立図書館設置条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例

     第39号議案 中野区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例

     第40号議案 中野区ポケットパーク条例の一部を改正する条例

日程第2 第12号議案 中野区行政委員会の委員及び非常勤の監査委員の報酬及び費用弁償に関す

る条例の一部を改正する条例

日程第3 第13号議案 中野区職員定数条例の一部を改正する条例

日程第4 第22号議案 中野区障害者福祉手当条例の一部を改正する条例

日程第5 第24号議案 中野区産業振興センター条例

日程第6 第35号議案 中野区立療育施設条例の一部を改正する条例

日程第7 第36号議案 中野区保育所条例の一部を改正する条例

日程第8 第41号議案 中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例

日程第9 特別委員会の中間報告について

 追加議事日程

日程第10 同意第1号 中野区副区長選任の同意について

日程第11 同意第2号 中野区教育委員会委員任命の同意について

日程第12 同意第3号 中野区教育委員会委員任命の同意について

日程第13 第42号議案 平成24年度中野区一般会計補正予算

      第43号議案 平成25年度中野区一般会計補正予算

      第44号議案 平成25年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算

日程第14 議員提出議案第3号 軽度外傷性脳損傷に関わる労災障害等級認定基準の見直しと教育

    機関への啓発・周知を求める意見書

日程第15 議員提出議案第4号 環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に反対する意見書

日程第16 議員提出議案第5号 議員の派遣について

日程第17 第42号議案 平成24年度中野区一般会計補正予算

      第43号議案 平成25年度中野区一般会計補正予算

      第44号議案 平成25年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算

 

午後1時00分開議

○議長(大内しんご) 定足数に達しましたので、本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりでありますので、さよう御了承願います。

 これより日程に入ります。

 お諮りいたします。この際、本日の日程を追加し、日程第10、同意第1号、中野区副区長選任の同意についてを先議するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

――――――――――――――――――――――――――――――

 同意第1号 中野区副区長選任の同意について

 

○議長(大内しんご) 日程第10、同意第1号、中野区副区長選任の同意についてを上程いたします。

 区長の説明を求めます。

〔区長田中大輔登壇〕

○区長(田中大輔) ただいま上程されました同意第1号、中野区副区長選任の同意につきまして御説明申し上げます。

 この同意案は、本年4月1日から副区長として英直彦さんを選任いたしたく、議会の同意をお願いするものです。

 英さんは、昭和59年に建設省に入省された後、平成5年には岡谷市の都市開発部長を務められました。その後、建設省において大臣官房政策課長補佐、建設経済局国際課海外協力官、都市局都市計画課長補佐などを務められた後、JR東海総合企画本部東京企画開発部担当課長、国土交通省都市・地域整備局大都市圏整備課企画専門官、都市・地域整備局街路課企画専門官、岐阜市副市長、都市・地域整備局まちづくり推進課都市総合事業推進室長などを歴任され、昨年から独立行政法人都市再生機構全国まちづくり支援室長を務めておられます。

 このように、英さんは、国土交通省や地方自治体などにおいて数々の要職を歴任し、その能力と手腕を大いに発揮されました。この間の豊富な経験とすぐれた識見は副区長として適任であり、この際、副区長として本区における行政の進展に御尽力いただきたいと考えた次第です。

 本件につきまして、何とぞ御同意くださいますようお願い申し上げます。

○議長(大内しんご) 本件については、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の同意第1号に同意するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(大内しんご) 起立多数。よって、同意第1号は、これに同意するに決しました。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第11、同意第2号、中野区教育委員会委員任命の同意についてを先議するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

――――――――――――――――――――――――――――――

 同意第2号 中野区教育委員会委員任命の同意について

 

○議長(大内しんご) 日程第11、同意第2号、中野区教育委員会委員任命の同意についてを上程いたします。

 区長の説明を求めます。

〔区長田中大輔登壇〕

○区長(田中大輔) ただいま上程されました同意第2号、中野区教育委員会委員任命の同意につきまして御説明を申し上げます。

 この同意案は、飛鳥馬健次委員が本月27日をもって任期満了となりますので、その後任者として、小林福太郎さんを任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定に基づき議会の同意をお願いするものです。

 小林さんは、昭和53年から公立中学校の教諭として御活躍され、平成4年からは葛飾区教育委員会事務局において指導主事を務められました。その後、東京都教育庁指導部指導企画課指導主事、東京都教育庁指導部主任指導主事、中野区教育委員会事務局指導室長、品川区立伊藤中学校校長、品川区立小中一貫校伊藤学園校長を歴任され、現在は目白大学にて人間学部児童教育学科教授、資格支援センター長を務めておられます。

 このように小林さんは、学校教育の現場において、教員、校長としての豊富な経験を持ち、また大学において学生の指導に当たりながら児童教育の研究に取り組むなど、教育に対するすぐれた識見を備えておられることから、この際、教育委員として、本区における教育行政の進展に御尽力いただきたいと考えた次第です。

 本件につきまして、何とぞ御同意くださいますよう、お願い申し上げます。

○議長(大内しんご) 本件については、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、これより採決いたします。

 上程中の同意第2号に同意するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、同意第2号は、これに同意するに決しました。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第12、同意第3号、中野区教育委員会委員任命の同意についてを先議するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

――――――――――――――――――――――――――――――

 同意第3号 中野区教育委員会委員任命の同意について

 

○議長(大内しんご) 日程第12、同意第3号、中野区教育委員会委員任命の同意についてを上程いたします。

 区長の説明を求めます。

〔区長田中大輔登壇〕

○区長(田中大輔) ただいま上程されました同意第3号、中野区教育委員会委員任命の同意につきまして御説明をいたします。

 この同意案は、山田正興委員が本年4月10日をもって任期満了となりますので、その後任者として渡邉仁さんを任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定に基づき、議会の同意をお願いするものです。

 渡邉さんは、平成2年に愛知医科大学を卒業後、順天堂大学附属順天堂医院に勤務され、患者さんの診療に当たるほか、内科学教室において内科分野における研究に取り組まれました。その後、平成11年からは、医療法人社団渡辺会大場診療所の副院長として地域の医療活動に御活躍されています。

 また、本区においては、平成13年以降、中野区立大和小学校内科校医及び東京都立中野工業高等学校産業医を務め、学校という現場において長年にわたり医師として児童・生徒たちの健全な育成のために力を注がれてきました。さらに、現在では、中野区国民健康保険運営協議会委員、中野区医師会理事を務められています。

 このように、医療現場での豊富な経験と中野区の学校教育に関しすぐれた識見を備えておられる渡邉さんは、教育委員としてふさわしい方であり、この際、教育委員として本区における教育行政の進展に御尽力いただきたいと考えた次第です。

 本件につきまして、何とぞ御同意くださいますようお願い申し上げます。

○議長(大内しんご) 本件については、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、これより採決いたします。

 上程中の同意第3号に同意するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、同意第3号はこれに同意するに決しました。

――――――――――――――――――――――――――――――

 第11号議案 中野刑務所跡地防災公園建設基金条例を廃止する条例

 第15号議案 中野区指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定め

        る条例

 第16号議案 中野区指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地

        域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基

        準等を定める条例

 第17号議案 中野区墓地等の経営の許可等に関する条例の一部を改正する条例

 第18号議案 中野区立児童館条例の一部を改正する条例

 第19号議案 中野区立高齢者会館条例の一部を改正する条例

 第20号議案 中野区区民活動センター条例の一部を改正する条例

 第21号議案 中野区立高齢者デイサービス施設条例を廃止する条例

 第23号議案 中野区障害者福祉会館条例等の一部を改正する条例

 第25号議案 中野区営住宅条例の一部を改正する条例

 第26号議案 中野区民住宅条例の一部を改正する条例

 第27号議案 中野区立福祉住宅条例の一部を改正する条例

 第28号議案 中野区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例

 第29号議案 中野区立公園条例の一部を改正する条例

 第30号議案 中野区立妙正寺川公園条例の一部を改正する条例

 第31号議案 中野区区道の構造の技術的基準に関する条例

 第32号議案 中野区区道における移動等円滑化の基準に関する条例

 第33号議案 中野区区道における道路標識の寸法に関する条例

 第34号議案 中野区立公園における移動等円滑化の基準に関する条例

 第37号議案 中野区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に

        関する条例の一部を改正する条例

 第38号議案 中野区立図書館設置条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例

 第39号議案 中野区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例

 第40号議案 中野区ポケットパーク条例の一部を改正する条例

(委員会報告)

 

○議長(大内しんご) 日程第1、第11号議案、第15号議案から第21号議案まで、第23号議案、第25号議案から第34号議案まで及び第37号議案から第40号議案までの計23件を一括議題に供します。

 

平成25年(2013年)3月13日

 

中野区議会議長 殿

 

総務委員長 佐野 れいじ

  (公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

11

中野刑務所跡地防災公園建設基金条例を廃止する条例

313

39

中野区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例

313

 

平成25年(2013年)3月13日

 

中野区議会議長 殿

 

区民副委員長  若林 しげお

  

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

15

中野区指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例

313

16

中野区指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例

313

17

中野区墓地等の経営の許可等に関する条例の一部を改正する条例

313

 

平成25年(2013年)3月13日

 

中野区議会議長 殿

 

厚生委員長  北原 ともあき

(公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を別紙のとおり可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

18

中野区立児童館条例の一部を改正する条例

313

19

中野区立高齢者会館条例の一部を改正する条例

313

20

中野区区民活動センター条例の一部を改正する条例

313

21

中野区立高齢者デイサービス施設条例を廃止する条例

313

23

中野区障害者福祉会館条例等の一部を改正する条例

313

 

平成25年(2013年)3月13日

 

中野区議会議長 殿

 

建設委員長  南 かつひこ

(公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

25

中野区営住宅条例の一部を改正する条例

313

26

中野区民住宅条例の一部を改正する条例

313

27

中野区立福祉住宅条例の一部を改正する条例

313

28

中野区道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例

313

29

中野区立公園条例の一部を改正する条例

313

30

中野区立妙正寺川公園条例の一部を改正する条例

313

31

中野区区道の構造の技術的基準に関する条例

313

32

中野区区道における移動等円滑化の基準に関する条例

313

33

中野区区道における道路標識の寸法に関する条例

313

34

中野区立公園における移動等円滑化の基準に関する条例

313

40

中野区ポケットパーク条例の一部を改正する条例

313

 

平成25年(2013年)3月13日

 

中野区議会議長 殿

 

子ども文教委員長 酒井 たくや

(公印省略)

 

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

37

中野区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例

313

38

中野区立図書館設置条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例

313

 

 

○議長(大内しんご) お諮りいたします。上程中の議案に関する委員長報告は、会議規則第40条第3項の規定により省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、委員長報告は省略いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、これより採決いたします。

 上程中の議案は、委員会報告どおり可決するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

――――――――――――――――――――――――――――――

 第12号議案 中野区行政委員会の委員及び非常勤の監査委員の報酬及び費用弁償に関する条例の

        一部を改正する条例

(委員長報告)

 

○議長(大内しんご) 日程第2、第12号議案、中野区行政委員会の委員及び非常勤の監査委員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 

平成25年(2013年)3月13日

 

中野区議会議長 殿

 

総務委員長 佐野 れいじ

  (公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

12

中野区行政委員会の委員及び非常勤の監査委員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例

313

 

○議長(大内しんご) 総務委員会の審査の報告を求めます。佐野れいじ総務委員長。

〔佐野れいじ議員登壇〕

○22番(佐野れいじ) ただいま議題に供されました第12号議案、中野区行政委員会の委員及び非常勤の監査委員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例に関しまして、総務委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本議案は、行政委員会の委員及び非常勤の監査委員の報酬月額を引き下げるもので、条例の施行時期は平成25年4月1日でございます。

 本議案は、3月12日の本会議において当委員会に付託され、3月13日に委員会を開会し、審査を行いました。

 審査の進め方としては、本議案を議題に供した後、理事者からの補足説明を受け、その後、質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を御紹介させていただきます。

 初めに、今回の議案改正による報酬引き下げの目的は何かとの質疑があり、行政委員会の委員等の報酬等については、おおむね3年に1回の改定を行う一方、区長及び特別職等の給与月額等については、特別職報酬等審議会の答申を受けて毎年見直しを行っている。これら特別職等の給料月額との均衡を図るために今回の改正を行うものであるとの答弁がありました。

 これに対し、引き下げ率の根拠はどのようなものかとの質疑があり、前回の改定以降、特別職等については3年間の減額率の合計が0.69%であり、その値を参考として今回の引き下げを行うものであるとの答弁がありました。

 次に、おおむね3年に一度見直しているとのことだが、その根拠は何かとの質疑があり、条例や規則での明文の規定はない。行政委員の報酬等については、おおむね3年の流れの中で増減の必要性を判断することが適切であるとの考えで見直しを行っているとの答弁がありました。

 次に、月額制を続ける要因として、職責・経験等を挙げているが、今回の改定に当たり、日額制の導入は検討されたのかとの質疑かあり、職責の重要性や人材確保の必要性を考慮した上で、月額制がふさわしいと判断しており、現段階では日額制の導入は検討していないとの答弁がありました。

 以上が主な質疑応答の内容でございます。

 その後、委員会を休憩し、本議案の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結いたしました。

 次に、意見の開陳を求めたところ、1名の委員から、全国の自治体で見直しの動きがあることなどもあり、選挙管理委員の報酬については、従前から日額制の導入を主張してきた。東京都をはじめ、非常勤の行政委員の報酬における月額制見直しの動きは広がってきており、厳しい財政状況のもとでの前例踏襲は区民の理解を得られない。遅くとも次回の改定までに各行政委員の勤務実態を踏まえて、日額制への移行も含めた検討を行うことを要望するとの意見がございました。

 さらに意見を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結いたしました。

 次に、討論を求めたところ、討論はなく、討論を終結いたしました。

 その後、本議案について挙手により採決を行ったところ、賛成多数で可決すべきものと決した次第でございます。

 以上で、第12号議案に関する総務委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。

○議長(大内しんご) ただいまの報告について、御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 これより討論に入ります。石川直行議員から討論の通告書が提出されていますので、通告議員の討論を許します。石川直行議員。

〔石川直行議員登壇〕

○9番(石川直行) ただいま議題に供されました第12号議案、中野区行政委員会の委員及び非常勤の監査委員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について、みんなの党の立場から反対の討論を行います。

 この議案は、おおむね3年に一度、区長等の給料の動向を参考として中野区が判断されたと理解しておりますが、我がみんなの党としては、国が求めている地方公務員給与を7月から平均7.8%減額することを軸として引き下げることが妥当と考えます。

 さらに、行政委員会の中の選挙管理委員会委員の報酬については、その役割、職責の重さやその活動に見合ったものであるとともに、区民の理解を得ることができるものでなくてはならないと考えます。こうした考え方は、他の地方自治体や23区でも新宿区が平成22年度より、新宿区町会連合会の陳情により日額制へと見直しをしたのをはじめとして、昨年は渋谷区が教育委員会、選挙管理委員会、監査委員全ての報酬を月額報酬と日額報酬の併用制へと移行しております。

 渋谷区の報酬等審議会答申によりますと、行政委員の高度な見識による庶務の遂行が求められること。一方で、常勤の一般職員とは異なる勤務形態であることを考慮した上で併用制を採択したとなっております。

 以上の観点から、中野区行政委員会の委員及び非常勤の監査委員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例については、削減額が不十分であり、選挙管理委員会委員の報酬については、日額制への見直しを視野に検討すべき課題であり、教育委員会委員の報酬のあり方も含め、今後議論を深めていく必要があると指摘をし、反対の討論といたします。

○議長(大内しんご) 他に討論がなければ、討論を終結いたします。

 これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(大内しんご) 起立多数。よって、上程中の議案は、可決するに決しました。

――――――――――――――――――――――――――――――

 第13号議案 中野区職員定数条例の一部を改正する条例

(委員長報告)

 

○議長(大内しんご) 日程第3、第13号議案、中野区職員定数条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 

平成25年(2013年)3月13日

 

中野区議会議長 殿

 

総務委員長 佐野 れいじ

  (公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

13

中野区職員定数条例の一部を改正する条例

313

 

○議長(大内しんご) 総務委員会の審査の報告を求めます。佐野れいじ総務委員長。

〔佐野れいじ議員登壇〕

○22番(佐野れいじ) ただいま議題に供されました第13号議案、中野区職員定数条例の一部を改正する条例に関しまして、総務委員会における審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。

 本議案は、職員の定数を改めるもので、改正後の職員の定数は、区長部局においては1,886人、教育委員会の事務部局においては67人、教育委員会の学校の事務部局においては80人とし、合計では、現行の定数より97人減となる2,075人とするもので、条例の施行時期は平成25年4月1日でございます。

 本議案は、3月12日の本会議において当委員会に付託され、3月13日に委員会を開会し、審査を行いました。

 審査の進め方としては、本議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、その後、質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を御紹介いたします。

 初めに、条例定数には再任用職員等は含まれていないとのことだが、区が目指している職員2,000人体制の中に含まれるのかとの質疑があり、職員2,000人体制には再任用職員等も含まれるとの答弁がありました。

 次に、一般職員と同様に管理職の数も減らすのかとの質疑があり、25年度に向けて減らす考えはないとの答弁がありました。これに対し、理由を問われ、現行の目標体系に基づく組織では、今の管理職数が必要であるとの答弁がありました。

 次に、今回被災地派遣の職員が定数外になっているが、24年度と25年度の扱いが違う理由は何かとの質疑があり、24年度は出張扱いの職員もおり定数内にしていたが、25年度は全員を自治法派遣とすることとしている。地方自治法による派遣では定数外にするのが一般的であり、この取り扱いとしたとの答弁がありました。

 以上が主な質疑応答の内容でございます。

 その後、委員会を休憩して、本議案の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結いたしました。

 次に、意見の開陳を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結いたしました。

 次に、討論を求めたところ、1名の委員が本議案に反対する立場から、まず1点目として、職員2,000人体制は常勤の一般職員を減じるものであり、25年度も民間委託や民営化などのアウトソーシングは行われる。また、区有施設の転換や廃止により職員を施設から引きはがしているが、区民要望や区民サービスの維持・拡充を検証しておらず、事後処理による対応を生むなど、区民福祉の向上に責任を負えていない。2点目に、条例定数の対象外である再任用短時間勤務職員等が年々ふえ、常勤職員の代替として活用されている。法律が改正された際に、政府が行った「公務は任期に定めのない常勤の職員を中心に行う考えは原則維持される」との答弁からも、短時間勤務職員等を常態化させることは問題がある。3点目に、一般職員は減らしながら管理職の人数は維持するというゆがんだ組織体系になっていることは問題であり、職員についても必要なところは増員をしていくことを求める。よって、本議案に反対するとの討論を行いました。

 さらに、討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。

 その後、本議案について、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で可決すべきものと決した次第でございます。

 以上で、第13号議案に関する総務委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。

○議長(大内しんご) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御質疑がなければ、質疑を終結いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(大内しんご) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。

――――――――――――――――――――――――――――――

 第22号議案 中野区障害者福祉手当条例の一部を改正する条例

(委員長報告)

 

○議長(大内しんご) 日程第4、第22号議案、中野区障害者福祉手当条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 

平成25年(2013年)3月13日

 

中野区議会議長 殿

 

厚生委員長  北原 ともあき

(公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を別紙のとおり修正可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

22

中野区障害者福祉手当条例の一部を改正する条例

313

 

[別紙]

中野区障害者福祉手当条例の一部を改正する条例案に対する修正案

 

中野区障害者福祉手当条例の一部を改正する条例案の一部を次のように修正する。

 第1条の条番号を削る。

 第2条を削る。

 附則第1項を次のように改める。

1 この条例は、平成25年8月1日から施行する。

 

○議長(大内しんご) 厚生委員会の審査の報告を求めます。北原ともあき厚生委員長。

〔北原ともあき議員登壇〕

○23番(北原ともあき) ただいま議題に供されました第22号議案、中野区障害者福祉手当条例の一部を改正する条例に関しまして、厚生委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本議案は、次の2点について規定を改めるもので、第1点目は、65歳に達する日以後の最初の7月31日までの間にある者以外の者に係る第2種手当の月額を5,000円から2,500円に改めるものです。第2点目は、第1点目の対象者に係る第2種手当を廃止するものです。

 本議案は、3月12日の本会議において当委員会に付託され、3月13日に審査を行いました。

 審査の進め方として、本議案を議題に供し、理事者から補足説明を受け、質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を紹介いたします。

 初めに、障害者自立支援法に基づくサービスを利用するに当たっての利用者の自己負担割合はどのくらいかとの質疑があり、障害者自立支援法が導入された当初は、利用者が受けたサービス量に応じた応益負担と所得に応じた原則1割負担のほか光熱水費等の実費負担であったが、平成24年4月からは応能負担が原則となった。あわせて、さまざまな減免措置が講じられているとの答弁がありました。

 次に、手当の見直しをする区の考え方や障害福祉サービスが充実していることが利用者に理解されていないのではないかとの質疑があり、対象となる方々に御利用いただける障害福祉サービスの案内など行っていきたいとの答弁がありました。

 これに関連して、サービスの周知徹底、利用可能なサービスの説明に力を入れてほしいとの要望がありました。

 次に、区はさまざまな障害福祉サービスが充実しているとしているが、利用状況が低い。サービスの周知や説明不足が原因と思うが、丁寧な周知徹底が必要なのではとの質疑があり、見直しを契機に対象となる方へサービスの案内など丁寧に説明を行っていきたいとの答弁がありました。

 その後、本議案に対する修正案が1件、委員長あてに提出されましたので、修正案を議題に供し、提案説明を受け、質疑を行いました。

 修正案の趣旨は、原案から第2条を削除し、平成26年8月1日以降の65歳以上の方への第2種手当の支給については影響を見きわめる必要があるというものです。

 この修正案に対しては、減額の算定根拠がただされました。

 その後、委員会を休憩して、取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めたところ、意見はなく意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めたところ、1名の委員が修正案及び原案に反対する立場から65歳以上の第2種手当の受給者にとって、手当が生活の支えになっている。現行の制度による不公平をなくすために、社会資源とサービスが充実してきたことを理由に手当を減額、廃止することには賛成できない。また、修正案についても、手当を半額にするということであり、受給者の実態を考えると賛成はできないとの討論を行いました。

 さらに討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、初めに、修正案について挙手による採決を行ったところ、賛成多数で可決すべきものと決しました。

 次に、修正部分を除く原案について挙手による採決を行ったところ、賛成多数で可決すべきものと決しました。

 以上で、第22号議案に関する厚生委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。

○議長(大内しんご) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御質疑がなければ、質疑を終結いたします。

 これより討論に入ります。金子洋議員から討論の通告書が提出されていますので、通告議員の討論を許します。金子洋議員。

〔金子洋議員登壇〕

○30番(金子洋) 日本共産党議員団の立場から、ただいま上程されました第22号議案、中野区障害者福祉手当条例の一部を改正する条例及び同条例案に対する修正案に対して一括して反対の討論を行います。

 条例改正案の原案は、来年8月から障害者福祉手当第2種の支給対象から65歳以上の人たちを外し、その経過措置として、ことし8月からは支給額を現行の5,000円から2,500円に減額するというものです。今年度の事業見直しでこの措置が打ち出されたことに対して、障害者の人たちから二つの陳情が出されました。その一つ、陳情第24号はこう言っています。障害者福祉手当は、障害者の生活を支えるものとして必要不可欠なものとなっています。第2種手当の削減・廃止は、障害者の生活を一層苦しくするものであり認めることはできません、こう言っております。

 障害者福祉手当第2種の対象となる人たちの障害の程度は、身体障害で3級、知的障害で4度です。いずれも一般就労できる範囲は限られています。65歳以上の人たちはグループホームに住んで福祉作業所に通うケースが多く、グループホームの入居者負担金は月約8万円です。これを老齢基礎年金月6万5,000円余りと福祉作業所の工賃1万7,000円余りなどで賄っているのが現状です。

 不況の長期化の中で、障害者の生活はますます厳しくなっており、2種手当受給者の80%が住民税非課税、77%が年間所得100万円以下です。こうした状況で月5,000円、年間6万円の障害者福祉手当第2種は、実際に生活費の不可欠の支えとなっています。

 区は障害者サービスが拡充されてきたこと、移動支援などのサービスを区が無料で行っていることを理由に現金給付の必要性がなくなってきたかのように言っていますが、これは今紹介したような生活実態を無視した暴論であり、到底当事者の納得を得られるものではありません。

 また、陳情第23号はこう言っています。65歳になると働けなくなり、その上に障害者福祉手当第2種が廃止になるとますます生活が困難になります。こう言っています。

 区は従来も65歳を過ぎてから障害者手帳を取得した人たちには障害者福祉手当が支給されないことを挙げて、65歳前から障害を負っていた人たちとの間に不公平感があるとしていますが、この不公平感は、この手当の制度の初めからあったものではありません。2000年の介護保険法の施行に伴って、区が障害者福祉手当条例を改定し、65歳を過ぎてからの手当申請はできないようにしたことから生まれたものです。不公平感をなくすというのであれば、65歳を過ぎてから障害を負った人たちも手当を受けられるように、2000年の改定以前の制度に戻すべきです。

 働くことが難しくなり、親亡き後の不安を抱える上に、介護保険の優先適用によってサービス利用料の1割を自己負担しなければならないというより厳しい状況に置かれた65歳以上の人たちを狙い撃ちにする2種手当の削減・廃止は全く理にかなっておりません。

 また、修正案も手当の半減を認めるものであり、当事者の生活実態から受け入れられるものではありません。

 障害者へのサービスの充実とあわせて、経済的にもその生活を支える現金給付の維持・拡大を求めて、第22号議案原案と修正案への反対討論といたします。

○議長(大内しんご) 他に討論がなければ、討論を終結いたします。

 本件についての委員長報告は修正でありますので、まず委員会の修正案について起立により採決いたします。

 委員会の修正案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(大内しんご) 起立多数。よって、上程中の修正案は可決するに決しました。

 次に、ただいま修正可決した部分を除く原案について起立により採決いたします。

 修正部分を除く原案について、委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(大内しんご) 起立多数。よって、修正部分を除く原案は可決するに決しました。

 ただいまの議決により、厚生委員会に付託した平成24年第23号陳情、65歳以上の障害者福祉手当(第二種)の削減・廃止を中止することについて及び平成24年第24号陳情、障害者福祉手当(第二種)見直し案については、みなす不採択となりますので、さよう御了承願います。

――――――――――――――――――――――――――――――

 第24号議案 中野区産業振興センター条例

(委員長報告)

 

○議長(大内しんご) 日程第5、第24議案、中野区産業振興センター条例を議題に供します。

 

平成25年(2013年)3月13日

 

中野区議会議長 殿

 

建設委員長  南 かつひこ

(公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

24

中野区産業振興センター条例

313

 

○議長(大内しんご) 建設委員会の審査の報告を求めます。南かつひこ建設委員長。

〔南かつひこ議員登壇〕

○15番(南かつひこ) ただいま議題に供されました第24号議案、中野区産業振興センター条例に関しまして、建設委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本議案は、産業振興センターを公の施設として設置するとともに、その位置、使用者の資格、指定管理者による管理の基準及び業務の範囲、利用料金等を定めるものです。

 なお、この条例の制定に伴い、勤労福祉会館を廃止するため、この条例の附則で中野区勤労福祉会館条例を廃止するものです。

 この条例の施行時期は平成26年4月1日ですが、一部は公布の日です。

 本議案は、3月12日の本会議において当委員会に付託され、3月13日に審査を行いました。

 審査の進め方として、本議案を議題に供し、理事者から補足説明を受け、質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を紹介いたします。

 初めに、現在の勤労福祉会館条例は、本条例の施行と同時に廃止となるのかとの質疑があり、そのとおりであるとの答弁がありました。

 これに対し、本条例は、施設の設置目的や実施する事業、使用者について中小企業者を主としているが、勤労福祉会館条例は、中小企業で働く勤労者を主としたものとなっており大きな違いが生じることになるのではないかとの質疑があり、勤労福祉会館は、勤労者の文化・教養や福利厚生を主な目的とした施設だったが、これに加えて、産業振興や経営者のための施設とするために、10か年計画(第2次)に基づいたこれまでの整備方針を踏まえての条例案となっているとの答弁がありました。

 さらに、会派へ参考送付された陳情に、勤労福祉会館の事業の継続を求める内容があることを踏まえ、これまでの条例に基づいて実施してきた勤労福祉会館の事業をどう評価しているかとの質疑があり、部屋の貸し出しが主な内容であり、多くの利用があったところである。勤労者の団体としては、スポーツや趣味の活動、勉強会といったものであるとの答弁がありました。

 その後、委員会を休憩して、取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に討論を求めたところ、1名の委員が、本議案に反対する立場から、本条例の施行とともに廃止される勤労福祉会館条例は、目的と事業の主体を区内の中小企業で働く勤労者と明確にしているが、本条例は事業を行う事業者を主体としており大きな違いがある。区内の中小企業で働く勤労者の文化・教養及び福祉の向上を図ることは、住民自治の観点からも自治体行政の重要な役割であることから、この違いは大きな問題と考える。また、会館を産業振興センターにすることに伴い、男女共同参画センターも移転を余儀なくされた。加えて、本条例は、管理を指定管理者としているが、指定管理の問題については、事業内容の透明性の確保、情報公開の仕組みなどが不十分なままである。よって、本議案に反対であるとの討論を行いました。

 さらに、討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、本議案について挙手による採決を行ったところ、賛成多数で可決すべきものと決した次第です。

 以上で、第24号議案に関する建設委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。

○議長(大内しんご) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御質疑がなければ、質疑を終結いたします。

 これより討論に入ります。林まさみ議員から討論の通告書が提出されていますので、通告議員の討論を許します。林まさみ議員。

〔林まさみ議員登壇〕

○18番(林まさみ) ただいま上程されました第24号議案、中野区産業振興センター条例について反対の立場で討論します。

 新しい中野をつくる10か年計画(第2次)及び中野区産業振興ビジョンを踏まえ、経営支援及び就労支援等を通じた区内産業の振興を図るという目的のため、中野区勤労福祉会館の機能を拡充し、(仮称)中野区産業振興センターを整備し、平成26年から3年間、指定管理者が管理運営するために中野区産業振興センター条例を制定するとの報告がありました。

 しかし、中野区産業振興センターに機能転換した場合、施設の維持経費の点や区内産業を振興するためのサービス向上の点について問題があると考えられます。

 まず、維持管理費の経費を見ると、平成25年度に予算計上されている中野区勤労福祉会館の維持管理費は、清掃などの委託料や光熱水費などで6,181万円余となっています。

 今後、産業振興センターとなれば、維持管理委託に加えて区役所9階で職員のみで対応していた経営相談や融資相談などの窓口業務のほかに、区内産業の振興を図る目的を達成するために、経営者の経営能力の向上支援や職業能力開発支援など効果的な業務委託を行うことを区としては考えています。このための新たな業務委託費用として、区職員の人件費や現在の事業経費等を財源として考えていると思われます。

 しかし、人件費や現在の事業経費分で区内産業の振興を図るという目的を達成できる効果的な事業メニューを行うことができるのか区側の検証は十分とは考えられません。

 また、産業振興センターを整備することで、区内産業関連のネットワークが広がるのであれば、機能転換の意義もあると考えられます。しかしながら、産業振興センターのほかに産業振興拠点や将来的に本町に予定しているインキュベーションオフィス、そして中野区商工会館と産業関連の施設が区内4カ所に点在している状況であり、区内産業が連携できる環境であるとは考えられず、今後の道筋についても明確な説明もありません。

 他区の状況を見れば、杉並区では、産業振興センターに産業観光係、中小企業支援係、そして就労支援担当が連携して事業を行っています。豊島区でも、中小企業支援・相談・融資などの商工係、商店街振興係、そして消費生活センターが生活産業プラザ内に集約されているように、産業振興関連の施設が4カ所も点在しているという例はまれです。

 駅前にある区役所内にある経営相談窓口等を勤労福祉会館に移すことは、利便性の観点からもサービスの後退になります。そもそも立地場所が産業振興センターとして適しているのか、施設の適正配置の点から考えても疑問です。また、消費生活センターなどの出先機関を区役所内に移転し、施設のスリム化を図るとしていた方針にも反するものです。

 つまり、勤労福祉会館が、条例により産業振興センターになっても維持管理費の圧縮は望めず、産業振興のための事業の業務委託をするとしていますが、事業の精査も業務を執行したことによる効果の検証も不十分であり、その上、産業振興部門を統合するなど施設のスリム化もされず、区内産業の発展のための連携も望めないため、今の時点では産業振興を図るという目的を効果的に達成することは困難と考えられます。

 特に維持管理費についての考えや施設や事業のスリム化などの点から見ると、今後示される区有施設の長寿命化計画と整合性がとれないことは明白です。

 旧環境リサイクルプラザの機能転換も環境事業者を誘致して区内のCOを削減するという目的がほとんど達成できなかったように、名称を変え、事業者を公募すれば、機能転換できるものではなく、機能転換による目的達成のために十分な検証と調査、そしてコスト意識を持って考えることが必要であり、今回の産業振興センターの機能転換において、現段階において十分とは言えません。

 以上をもって、第24号議案、中野区産業振興センター条例について反対の討論といたします。

○議長(大内しんご) 他に討論がなければ、討論を終結いたします。

 これより、起立により採決いたします。

 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(大内しんご) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。

――――――――――――――――――――――――――――――

 第35号議案 中野区立療育施設条例の一部を改正する条例

(委員長報告)

 

○議長(大内しんご) 日程第6、第35号議案 中野区立療育施設条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 

平成25年(2013年)3月13日

 

中野区議会議長 殿

 

子ども文教委員長 酒井 たくや

(公印省略)

 

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

35

中野区立療育施設条例の一部を改正する条例

313

 

 

○議長(大内しんご) 子ども文教委員会の審査の報告を求めます。酒井たくや子ども文教委員長。

〔酒井たくや議員登壇〕

○27番(酒井たくや) ただいま議題に供されました第35号議案、中野区療育施設条例の一部を改正する条例に関しまして、子ども文教委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 第35号議案、中野区療育施設条例の一部を改正する条例は、療育センターアポロ園における指定管理者制度の導入に当たり、管理の基準及び業務の範囲並びに利用料金について定めるものです。

 この条例の施行時期は平成26年4月1日ですが、一部は公布の日です。

 本議案は、3月12日の本会議において当委員会に付託され、当委員会では3月13日の委員会にて審査を行いました。審査の進め方としては、議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、その後、質疑を行いました。その質疑応答の内容を紹介します。

 初めに、これまでの療育施設条例にはなかった条文が指定管理になることによって盛り込まれている。第11条の利用料金により、今までとどのような違いが生じるのかとの質疑があり、区民が今まで区に支払っていた施設の利用料金を指定管理者へ支払うこととなるとの答弁がありました。

 次に、今後指定管理者の募集を行っていくと思うが、事業者の選定はどのように行うのかとの質疑があり、書類審査に加え、応募事業者の財務診断や事業実態の確認などを行い、理念に基づいた健全な事業の運営ができているかを総合的に判断して選定するとの答弁がありました。

 以上が質疑応答の内容です。

 その後、委員会を休憩して、本議案の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めたところ、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めたところ、第35号議案に反対する立場から、この条例は、療育センターアポロ園に指定管理者を導入し運営実施をしていくというものであるが、福祉事業部門や療育、教育部門への指定管理者制度の導入は慎重に行うべきだ。区の運営で成果を上げている実績がある中、財政効率の視点から考えられた指定管理者制度を導入するより、現在の運営の中で必要な改善を図っていくべきである。よって、本議案に反対するとの討論を行いました。

 さらに討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、第35号議案について、挙手により採決を行ったところ、賛成多数で可決すべきものと決しました。

 以上で、第35号議案に関する子ども文教委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了します。

○議長(大内しんご) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御質疑がなければ、質疑を終結いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(大内しんご) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。

――――――――――――――――――――――――――――――

 第36号議案 中野区保育所条例の一部を改正する条例

(委員長報告)

 

○議長(大内しんご) 日程第7、第36号議案、中野区保育所条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 

平成25年(2013年)3月13日

 

中野区議会議長 殿

 

子ども文教委員長 酒井 たくや

(公印省略)

 

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

36

中野区保育所条例の一部を改正する条例

313

 

○議長(大内しんご) 子ども文教委員会の審査の報告を求めます。酒井たくや子ども文教委員長。

〔酒井たくや議員登壇〕

○27番(酒井たくや) ただいま議題に供されました第36号議案、中野区保育所条例の一部を改正する条例に関しまして、子ども文教委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 第36号議案、中野区保育所条例の一部を改正する条例は、民営化により沼袋西保育園を廃止するものです。

 この条例の施行時期は、平成25年4月1日です。

 本議案は、3月12日の本会議において当委員会に付託され、当委員会では、3月13日の委員会にて審査を行いました。審査の進め方としては、議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、その後、質疑を行いました。その質疑応答の内容を紹介します。

 初めに、現在、旧沼袋小学校が沼袋西保育園の仮園舎となっているが、今後どのようになるのかとの質疑があり、現状の施設を活用し、区立沼袋保育園の分園として平成25年10月をめどに開設したいと考えているとの答弁がありました。

 これに対し、分園として開設する予定期間について質疑がありました。

 以上が質疑応答の内容です。

 その後、委員会を休憩して本議案の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めたところ、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めたところ、第36号議案に反対する立場から、区は、区立保育園を廃止し、民営化を進めてきた。沼袋西保育園が廃止されると、区立保育園は18園に減ることとなる。認可保育園に入りたいという希望がふえており、他区では区民の声が行政を動かすという事態も出てきている。確かに民営化された保育園も認可保育園ではあるが、今、区が取り組むべきことは、新たな認可保育園を設けるなどの姿勢を区民に示すことである。よって、この議案に反対するとの討論を行いました。

 さらに討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、第36号議案について、挙手により採決を行ったところ、賛成多数で可決すべきものと決しました。

 以上で、第36号議案に関する子ども文教委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了します。

○議長(大内しんご) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御質疑がなければ、質疑を終結いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(大内しんご) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。

――――――――――――――――――――――――――――――

 第41号議案 中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例

(委員長報告)

 

○議長(大内しんご) 日程第8、第41号議案、中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 

平成25年(2013年)3月13日

 

中野区議会議長 殿

 

区民副委員長  若林 しげお

  

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

41

中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例

313

 

○議長(大内しんご) 区民委員会の審査の報告を求めます。若林しげお区民副委員長。

〔若林しげお議員登壇〕

○1番(若林しげお) ただいま議題に供されました第41号議案、中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例に関しまして、区民委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 第41号議案、中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例は、国民健康保険の保険料率等の改定を行うとともに、国民健康保険法施行令の改正に伴う規定整備等を行うものです。

 この条例の施行時期は平成25年4月1日ですが、一部は公布の日です。

 本議案は、3月12日の本会議において当委員会に付託され、3月13日に審査を行いました。

 審査の進め方として、本議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を紹介します。

 初めに、保険料の賦課方式の変更に伴う経過措置の該当となっている世帯数と加入者全体に占める割合はとの質疑があり、平成24年度当初賦課時点において約1万6,000世帯で全体の約23%であるとの答弁がありました。さらに、経過措置を終了し、新たな減額措置を実施するということだが、これまでの経過措置の該当者のうち、新たな減額措置の対象とならない世帯数はとの質疑があり、平成24年度の実績から推計すると約1万2,900世帯であるとの答弁がありました。

 次に、今回の改正で最も影響を受けるのは保険料の値上げ幅が大きい低所得者層となっているが、区の見解はとの質疑があり、加入者が所得に応じて広く保険料を負担するという全国のスタンダードとなっている旧ただし書き方式に賦課方式を改め、保険料の激変緩和措置なども講じているところであるが、制度改正の過程で影響が出ているものであるとの答弁がありました。

 さらに、今回の値上げにより保険料の滞納がふえるなど区民への影響が懸念されるが、区の認識はとの質疑があり、保険料は必要な医療を賄うためのものであり、納付の協力を求めていくとともに、医療費の伸びを抑制するための広報などにも努めていくとの答弁がありました。

 その後、委員会を休憩して取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めたところ、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めたところ、1名の委員が本議案に反対の立場から、今回の改正で保険料が大幅に値上げされる。今年度実施されていた激変緩和措置も廃止となり、新たに実施される減額措置の対象者でも負担増となる。1人当たりの保険料の値上げ幅も特に低所得者層が大きくなっている。滞納者数や短期証・資格証明書の発行件数も年々ふえている中、今回の改正により、保険料を払いたくても払えない人が今後も増加していくと懸念される。国民皆保険制度の等しく医療を受けられる権利が阻害される可能性があり、今回の改正は賛成することができない。よって、本議案に反対であるとの討論を行いました。

 さらに討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で可決すべきものと決した次第です。

 以上で、第41号議案に関する区民委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。

○議長(大内しんご) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御質疑がなければ、質疑を終結いたします。

 これより討論に入ります。浦野さとみ議員から討論の通告書が提出されていますので、通告議員の討論を許します。浦野さとみ議員。

〔浦野さとみ議員登壇〕

○20番(浦野さとみ) ただいま上程されました第41号議案、中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例について、日本共産党議員団の立場から反対の討論を行います。

 今回の条例改正は、先月の特別区区長会で決定された来年度以降の保険料大幅値上げに伴うものです。加入者全員が払う均等割は現行から1,200円、介護分の均等割額も900円の値上がりとなり、1人当たりの保険料は年額で3,188円もの増額となります。保険料は10年以上連続して毎年値上がりし、今でさえ高い保険料なのに、これ以上の負担増は区民にとって重くのしかかることになり反対です。

 東京23区では、2011年度より保険料の算定方式が変更され、当時、控除を受けている低・中所得者や障害者、家族人数の多い世帯で大幅な負担増となりました。この負担増を軽減するために導入された激変緩和の経過措置ですが、これも今年度いっぱいで廃止されます。

 中野区において、この経過措置対象となっていた方は今年度で約1万6,000世帯です。来年度以降、新たな減額措置が実施されますが、その対象者は、推定でわずか3,100世帯とされています。現在の激変緩和の経過措置対象者のうち1万2,900世帯はこの減額措置の対象から外れることとなります。

 区の国民健康保険料滞納世帯は3世帯に1世帯という状況が続いています。また、短期被保険者証は昨年9月の更新時で4,500世帯を超え、資格証明書も500世帯に迫っており、年々増加しています。区民にとって負担は限界を超えています。

 現在の深刻な景気と経済状態の悪化、また、雇用不安定による低賃金、非正規労働者がふえる中、今回の保険料の改定によって、払いたくても払えない保険料の滞納にもさらに拍車がかかります。

 そもそも国民健康保険制度は、国保法第1条で、社会保障及び国民保健の向上に寄与するとされ、重要な社会保障制度です。国民健康保険の加入者の大半は、非正規労働や自営業者、また、失業者や高齢者などであり、社会保険のように事業主負担もないため、もともと手厚い国庫負担なしには制度が成り立ちません。しかし、1984年以降、国庫負担は切り下げられています。今必要なことは、国や都の財政措置によって保険料を抑制することです。そうでなければ、誰もが安心して医療を受けられるという社会保障制度としての国民皆保険制度の維持すら危ぶまれます。区としても、国や都に対し、負担軽減のための措置を求めるべきです。

 以上の点を申し述べ、本議案に対する反対討論といたします。

○議長(大内しんご) 他に討論がなければ、討論を終結いたします。

 これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(大内しんご) 起立多数。よって、上程中の議案は、可決するに決しました。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第13、第42号議案から第44号議案までの計3件を一括上程するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

――――――――――――――――――――――――――――――

 第42号議案 平成24年度中野区一般会計補正予算

 第43号議案 平成25年度中野区一般会計補正予算

 第44号議案 平成25年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算

 

○議長(大内しんご) 日程第13、第42号議案から第44号議案までの計3件を一括上程いたします。

 理事者の説明を求めます。

〔副区長金野晃登壇〕

○副区長(金野晃) ただいま上程されました第42号議案から第44号議案までの3議案につきまして、一括して提案理由の説明をいたします。

 第42号議案、平成24年度中野区一般会計補正予算は、歳入歳出にそれぞれ8億5,841万1,000円を追加計上するものです。これにより既定予算との合計額は、1,163億1,595万1,000円となります。

 補正の歳出予算の内容は、まず、国の緊急経済対策に呼応し、事業の前倒し等を行うものとして、子ども教育経営費に理科教育等備品の購入費1,800万円、地域まちづくり費に木造住宅密集地域整備及び不燃化促進事業に要する経費4億413万円をそれぞれ追加計上するものです。

 次に、子育て支援費ですが、平成23年度に超過交付された子ども手当に係る国庫支出金の返還金5,787万7,000円を計上するものです。

 次に積立金ですが、用地売払収入を原資に、社会福祉施設整備基金及びまちづくり基金への積立金3億7,840万4,000円を追加計上するものです。

 この補正の歳入予算といたしましては、国庫支出金2億7,749万3,000円、都支出金8,539万4,000円、財産収入3億7,840万4,000円及び繰入金1億1,712万円を追加計上するものです。

 なお、この国庫支出金には、国が平成24年度補正予算において新たに設けた地域の元気臨時交付金6,509万8,000円が含まれております。

 次に、繰越明許費の補正について説明いたします。これは、今年度内にその支出が終わらない見込みである理科教育等の備品購入に係る経費1,800万円、木造住宅密集地域整備に係る経費3億5,916万2,000円及び不燃化促進事業に係る経費4,496万8,000円について翌年度に繰り越しを行うため計上するものです。

 第43号議案、平成25年度中野区一般会計補正予算は、歳入歳出からそれぞれ1億1,000万9,000円を減額するものです。これにより既定予算との合計額は1,169億3,099万1,000円となります。この補正予算は、第42号議案、平成24年度一般会計補正予算と一体となって緊急経済対策に取り組むとともに、定期予防接種制度の改正への適切な対応及び風疹の流行に対する緊急対策を行うもので、増額する歳出予算の内容は、まず経済対策ですが、地域の元気臨時交付金相当額等を活用し、事業の前倒しを行うものとして、経営費に区有施設の保全工事及び窓ガラス飛散防止対策に要する経費6,959万9,000円及び子ども教育施設費に図書館等の窓ガラス飛散防止対策に要する経費538万3,000円を追加計上するとともに、都市計画費に区営住宅の補修に要する経費1,200万円を追加計上するものです。

 次に、産業・都市振興費ですが、緊急雇用創出事業として実施する区内事業所実態把握調査及び観光まち歩きルートの開発・整備等に要する経費5,750万8,000円を追加計上するものです。

 次に、区民サービス費ですが、消費者被害の防止・予防の強化に要する経費628万8,000円を追加計上するものです。また、保健予防費ですが、子宮頸がん予防ワクチン等の定期予防接種化に伴う経費及び現在の風疹の流行状況を踏まえ、緊急対策として実施する風しんワクチン接種支援に要する経費2億3,565万3,000円を追加計上するものです。

 次に、減額する歳出予算の内容を説明いたします。まず、保険医療費ですが、国民健康保険事業特別会計の補正予算に対応するもので、当該会計への繰出金9,231万円を減額するものです。

 次に、地域まちづくり費ですが、平成24年度補正予算に前倒しで計上した木造住宅密集地域整備事業費3億5,916万2,000円及び不燃化促進事業費4,496万8,000円を減額するものです。

 この補正の歳入予算といたしましては、都支出金110万3,000円及び繰入金4,076万8,000円及び諸収入2,680万8,000円を追加計上する一方、国庫支出金1億7,868万8,000円を減額するものです。

 第44号議案、平成25年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算は、歳入歳出からそれぞれ1億2,668万5,000円を減額するものです。これにより既定予算との合計額は、338億531万5,000円となります。

 歳出予算の内容は、後期高齢者支援金等の算定に係る国係数の確定に伴い、後期高齢者支援金1億254万1,000円及び介護納付金2,414万4,000円を減額するものです。

 このかほ、財源の変更に伴い所要の財源更正を行います。

 歳入予算といたしましては、保険料率の確定に伴い、国民健康保険料1,332万8,000円、国係数の確定に伴い前期高齢者交付金4,436万3,000円を追加計上する一方、国庫支出金7,750万1,000円、都支出金1,456万5,000円及び一般会計からの繰入金9,231万円を減額するものです。

 以上、3議案につきまして、よろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。

○議長(大内しんご) 本件について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御質疑がなければ、質疑を終結いたします。

 上程中の議案は、会議規則に従い総務委員会に付託いたします。

 議事の都合により、暫時休憩いたします。

午後2時11分休憩

 

午後4時15分開議

○議長(大内しんご) 会議を再開いたします。

 この際、申し上げます。議事の都合上、会議時間を延長いたします。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第17、第42号議案から第44号議案までの計3件を一括議題とするに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

――――――――――――――――――――――――――――――

 第42号議案 平成24年度中野区一般会計補正予算

 第43号議案 平成25年度中野区一般会計補正予算

 第44号議案 平成25年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算

(委員長報告)

 

○議長(大内しんご) 日程第17、第42号議案から第44号議案までの計3件を一括議題に供します。

 

平成25年(2013年)3月21日

 

中野区議会議長 殿

 

総務委員長 佐野 れいじ

  (公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

42

平成24年度中野区一般会計補正予算

321

43

平成25年度中野区一般会計補正予算

321

 

平成25年(2013年)3月21日

 

中野区議会議長 殿

 

総務委員長 佐野 れいじ

  (公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

44

平成25年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算

321

 

○議長(大内しんご) 総務委員会の審査の報告を求めます。佐野れいじ総務委員長。

〔佐野れいじ議員登壇〕

○22番(佐野れいじ) ただいま議題に供されました第42号議案、平成24年度中野区一般会計補正予算、第43号議案、平成25年度中野区一般会計補正予算、第44号議案、平成25年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算に関しまして、総務委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 第42号議案、平成24年度中野区一般会計補正予算は、歳入歳出にそれぞれ8億5,841万1,000円を追加計上するものでございます。これにより既定予算との合計額は1,163億1,595万1,000円となります。

 この補正の歳出予算の主な内容としましては、子ども教育経営費では、理科教育等備品の購入費、地域まちづくり費では、木造住宅密集地域整備に要する経費、子育て支援費では、平成23年度の子ども手当に係る国庫支出金の返還金、積立金では、社会福祉施設整備基金等への積立金を追加計上するものでございます。

 この補正の歳入予算としましては、国庫支出金、都支出金、財産収入及び繰入金を追加計上するものでございます。このほか繰越明許費の補正を行うものです。

 次に、第43号議案、平成25年度中野区一般会計補正予算は、歳入歳出からそれぞれ1億1,000万9,000円を減額するものであります。これにより既定予算との合計額は、1,169億3,099万1,000円となります。

 この補正の増額する歳出予算の主な内容としましては、経営費では、区有施設の保全工事に要する経費、子ども教育施設費では、図書館等の窓ガラス飛散防止対策に要する経費、都市計画費では、区営住宅の補修に要する経費、産業・都市振興費では、観光まち歩きルートの開発等に要する経費、区民サービス費では、消費者被害の防止等に要する経費、保健予防費では、子宮頸がん予防ワクチン等の定期予防接種化に伴う経費及び風しんワクチン接種支援に要する経費を追加計上するものでございます。

 次に、減額する歳出予算の主な内容は、保険医療費では、国民健康保険事業特別会計への繰出金、地域まちづくり費では、木造住宅密集地域整備事業費を減額するものであります。

 この補正の歳入予算としましては、都支出金、繰入金及び諸収入を追加計上する一方、国庫支出金を減額するものであります。

 第44号議案、平成25年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算は、歳入歳出からそれぞれ1億2,668万5,000円を減額するものであります。これにより既定予算との合計額は、338億531万5,000円となります。

 この補正の歳出予算の主な内容は、後期高齢者支援金を減額するものであります。

 このほか、財源の変更に伴い、所要の財源更正を行うものです。

 この補正の歳入予算としましては、国民健康保険料等を追加計上する一方、国庫支出金、都支出金及び一般会計からの繰入金を減額するものであります。

 第42号議案から第44号議案は、本日の本会議において当委員会に付託され審査を行いました。

 まず、審査の進め方として、3議案を一括して議題に供した後、理事者から補足説明を受け、その後、質疑を行いました。その主な質疑の内容を御介いたします。

 初めに、第42号議案の都市基盤費中、木造住宅密集地域整備についての質疑がありました。次に、子ども教育費中、理科教育等備品購入についての質疑がありました。次に、諸支出金中、特定目的基金積立金の内容についての質疑がありました。

 第43号議案、第44号議案につきましては、質疑はありませんでした。

 以上が主な質疑の内容です。

 その後、委員会を休憩して取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めたところ、1名の委員から、自治体の財政運営として一定の合理性があること、区民の健康増進に資する施策が含まれていることなどから議案には賛成する。しかし、本来、区が考える事業の優先順位との整合性には疑問が残る。区としては、地方分権改革の推進に力を入れて取り組むよう求める。また、財政出動と公共事業に偏重した経済政策は効果が乏しく、今回事業化されたものも需要の先食いであるものが多いため、一般財源の負担軽減という意味はあっても、経済対策として効果があるとは思えない。今後は、一般財源の負担だけでなく経済対策としての意味を検討した上で補助金活用の可否を判断すべきであるとの意見がありました。

 さらに意見を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に討論を求めたところ、1名の委員が、第44号議案に反対する立場から、本補正予算は、本日議決された中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例のもととなる特別区長会で決定した保険料率を補正予算に計上するものであり、認めることはできない。よって、本議案に反対するとの討論を行いました。

 さらに討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結いたしました。

 そして、初めに、第42号議案について簡易により採決を行ったところ、全会一致で本議案を可決すべきものと決した次第でございます。

 次に、第43号議案について、簡易により採決を行ったところ、全会一致で本議案を可決すべきものと決した次第です。

 次に、第44号議案について、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で可決すべきものと決した次第です。

 以上で、第42号議案、第43号議案及び第44号議案に関する総務委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。

○議長(大内しんご) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御質疑がなければ、質疑を終結いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、これより議案ごとに分けて採決いたします。

 初めに、第42号議案について採決いたします。

 上程中の第42号議案を委員長報告どおり可決するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 次に、第43号議案について採決いたします。

 上程中の第43号議案を委員長報告どおり可決するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 次に、第44号議案について起立により採決いたします。

 上程中の第44号議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(大内しんご) 起立多数。よって、第44号議案は可決するに決しました。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第14、議員提出議案第3号、軽度外傷性脳損傷に関わる労災障害等級認定基準の見直しと教育機関への啓発・周知を求める意見書を先議するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

――――――――――――――――――――――――――――――

 議員提出議案第3号 軽度外傷性脳損傷に関わる労災障害等級認定基準の見直しと教育機関への啓

           発・周知を求める意見書

 

○議長(大内しんご) 日程第14、議員提出議案第3号、軽度外傷性脳損傷に関わる労災障害等級認定基準の見直しと教育機関への啓発・周知を求める意見書を上程いたします。

 提案者代表の説明を求めます。平山英明議員。

〔平山英明議員登壇〕

○14番(平山英明) ただいま議題に供されました議員提出議案第3号、軽度外傷性脳損傷に関わる労災障害等級認定基準の見直しと教育機関への啓発・周知を求める意見書についての提案理由の説明を申し上げます。

 なお、提案説明は、案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。

 軽度外傷性脳損傷に関わる労災障害等級認定基準の見直しと教育機関への啓発・周知を求める意見書。

「軽度外傷性脳損傷」、略称MTBIは、交通事故や高所からの転落・転倒、スポーツ外傷などにより、頭部に衝撃を受け、脳内の情報伝達を担う神経線維「軸索」と呼ばれるケーブルが断裂するなどして、発症する病気です。

 2007年の世界保健機構(WHO)の報告によれば、年間1,000万人の患者が発生していると推測されており、今後2020年には世界第3位の疾患になると予測され、その対策が急務であると警告されています。

 WHOの報告から累計患者数を推計すると、日本には過去20年間だけでも数十万人の患者がいると考えられます。しかもこの病気は、MRIなどの画像検査では異常が見つかりにくいため、労災や自賠責の補償対象にならないケースが多く、働けない場合には経済的に追い込まれるケースもあるのが現状です。

 主な症状は、高次脳機能障害として記憶力・理解力・注意力の低下をはじめ、てんかんなどの意識障害、半身まひ、視野が狭くなったり、におい・味がわからなくなるなどの多発性脳神経まひ、尿失禁など複雑多彩ですが、本人も家族も周囲もこの病気を知らないため、職場や学校において理解されずに、誤解を生じ、悩み、苦しんでいるケースが多々あります。

 しかし、包括的な神経学的検査を施行し、神経各科の裏付け検査も施行すれば、あとからでも外傷性脳損傷を診断することができます。この病気で苦しむ患者の救済のため、「労災障害等級認定基準」の見直しを早期に行い、また、教育機関への啓発・周知を図ることが一刻も早く必要です。

 よって中野区議会は国会及び政府に対して、次の事項について強く要望します。

 記

 1 末梢神経の損傷では起こりえない、複雑多岐にわたる脳の器質的異常を判断するため、労災の

  精神・神経系統の障害等級認定基準の中にWHOのMTBIに関する定義・勧告の反映を図るこ

  と。

 2 政府機関を通じ、「軽度外傷性脳損傷」についての教育機関への啓発・周知を図ること。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。

 年月日。

 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、文部科学大臣、厚生労働大臣あて。

 中野区議会議長名。

 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

○議長(大内しんご) 本件について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御質疑がなければ、質疑を終結いたします。

 本件については委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、これより採決いたします。

 上程中の議案を原案どおり可決するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第15、議員提出議案第4号、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に反対する意見書を先議するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

――――――――――――――――――――――――――――――

 議員提出議案第4号 環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に反対する意見書

 

○議長(大内しんご) 日程第15、議員提出議案第4号、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に反対する意見書を上程いたします。

 提案者代表の説明を求めます。長沢和彦議員。

〔長沢和彦議員登壇〕

○31番(長沢和彦) ただいま議題に供されました議員提出議案第4号、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に反対する意見書についての提案理由の説明を申し上げます。

 なお、提案説明は、案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。

 環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に反対する意見書。

 環太平洋連携協定(TPP)は、物品の例外なき関税撤廃を前提としており、国民皆保険制度などの医療・保険分野をはじめ、自治体発注、金融、労働などの幅広い分野を対象としています。特に農業分野では、海外から安い農林水産物が国内に大量に流入し、我が国の農林水産業に深刻な影響を及ぼすことは明らかです。

 安倍首相は、2月のオバマ米国大統領との首脳会談において「聖域なき関税撤廃」が前提ではないことが確認されたとして、TPP交渉参加につき進もうとしています。しかし、日米首脳会談を踏まえて発表された共同声明では、全ての物品が交渉の対象となることやTPP交渉参加9カ国が発表した文書「TPPの輪郭(アウトライン)」で示された「包括的で高い水準の協定を達していくこと」が確認されており、首相の説明は交渉の真相を隠すものです。

 この状況に対して、農業者だけではなく様々な分野から反対の声があがっています。北海道では、経済界、労働、医療、消費者、農林漁業など10団体の代表らが共同記者会見を開き交渉参加への反対を訴えました。また、日本医師会会長も、「日本の国益に反する形でのTPP交渉参加には反対します」と表明し、私的医療保険の拡大や株式会社の参入などが対象となれば国民皆保険の崩壊につながるとの強い懸念を示しています。TPP交渉参加は日本経済を土台から壊すことにつながりかねません。

 よって、中野区議会は国民生活の根本に関わる重大問題であることを踏まえ、TPP交渉に参加しないよう強く求めます。

 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出します。

 年月日。

 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官、外務大臣、財務大臣、農林水産大臣、経済産業大臣あて。

 中野区議会議長名。

 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

○議長(大内しんご) 本件について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御質疑がなければ、質疑を終結いたします。

 本件については委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、起立により採決いたします。

 上程中の議案を原案どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(大内しんご) 起立少数。よって、上程中の議案は否決するに決しました。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第16、議員提出議案第5号、議員の派遣についてを先議するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

――――――――――――――――――――――――――――――

 議員提出議案第5号 議員の派遣について

 

○議長(大内しんご) 日程第16、議員提出議案第5号、議員の派遣についてを上程いたします。

 提案者代表の説明を求めます。篠国昭議員。

〔篠国昭議員登壇〕

○36番(篠国昭) ただいま議題に供されました議員提出議案第5号、議員の派遣についての提案理由の説明を申し上げます。

 本議案は、第51回東京河川改修促進連盟総会及び促進大会に議員を派遣しようとするものです。

 同総会及び大会は、平成25年5月24日に開催されるもので、安全で水害のない水と緑豊かな潤いあふれる生活環境を創るために、河川改修の早期完遂と内水対策の早期実現を図ることを目的としております。

 同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

○議長(大内しんご) 本件について御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御質疑がなければ、質疑を終結いたします。

 本件については委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、これより採決いたします。

 上程中の議案を原案どおり可決するに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

――――――――――――――――――――――――――――――

 特別委員会の中間報告について

(委員長報告)

 

○議長(大内しんご) 日程第9、特別委員会の中間報告についてを上程いたします。

 

平成25年(2013年)3月18日

 

中野区議会議長 

大内 しんご 殿

 

中野駅周辺地区等整備特別委員長  白井 ひでふみ

(公印省略)

 

中野駅周辺地区等整備特別委員会中間報告

 

  本委員会に付託の事件について、調査の経過を下記のとおり中野区議会会議規則第46条第2項の規定に基づき報告します。

 

 

1 調査事項 (1)区役所・サンプラザ地区一体的整備について

(2)中野駅周辺地区整備及び区内交通結節点周辺のまちづくりについて

 

2 調査経過 別紙のとおり

 

別 紙

中野駅周辺地区等整備特別委員会の調査経過は以下のとおりである。

(平成23年(2011年)5月24日から平成25年(2013年)3月18日まで)

委員会開催年月日

調    査    事    項

第1回

平成23年(2011)

5月24日

○委員長の互選

○副委員長の互選

第2回

7月1日

○委員会参与の紹介

○調査事項の経過並びに現状について

1 区役所・サンプラザ地区一体的整備について(報告・質疑)

2 中野駅周辺地区整備及び区内交通結節点周辺のまちづくりについて       (報告・質疑)

○開発協力金の協定締結について       (報告・質疑)

○中野駅地区第1期整備に伴う系統別バス乗降場配置計画等の確定について     (報告・質疑)

○中野駅南口駅前広場内のバス乗り場等整備について     
          (報告・質疑)

○中野駅北口駅前広場内の関東バス案内所の移設について

        (報告・質疑)

○中野駅北口改札の改修に係る施工協定等について(報告・質疑)

○中野駅地区第1期整備工事について          (報告・質疑)

第3回

9月7日

○休憩中、中野駅周辺地区の整備状況を視察

○中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3の検討状況について

          (報告・質疑)

○中野駅周辺まちづくり推進会議について        (報告・質疑)

○中野区駐車場整備計画(案)について          (報告・質疑)

○中野駅地区第1期整備に伴う庁舎用地の利用について(報告・質疑)

○中野駅地区第1期整備工事に伴うバス乗降場の移設について

          (報告・質疑)

第4回

10月26日

○委員会参与の変更について

○都市型産業の集積・創出促進事業の考え方について(報告・質疑)

○平成23年度第1回中野駅周辺まちづくり推進会議について

        (報告・質疑)

○警察大学校等跡地地区のまちづくりに関する名称等の公募について

        (報告・質疑)

○中野駅北口駅前広場整備等に伴う中野駅改良工事の施行に関する協定について      (報告・質疑)

第5回

11月11日

○中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3の検討状況について (報告・質疑)

第6回

12月12日

○(仮称)中野区産業振興ビジョンの考え方について(報告・質疑)

○中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3の検討状況について

        (報告・質疑)

第7回

平成24年(2012)

1月26日

○平成23年度第2回中野駅周辺まちづくり推進会議について

        (報告・質疑)

○中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3の検討状況について

        (報告・質疑)

○警察大学校等跡地に関する公園等の名称の決定について

       (報告・質疑)

○産業振興拠点の進捗状況について           (報告・質疑)

第8回

3月19日

○「中野四季の都市(まち)」におけるエリアマネジメント導入の考え方について    (報告・質疑)

○平成23年度第3回中野駅周辺まちづくり推進会議について

        (報告・質疑)

○中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3(素案たたき台)について         (報告・質疑)

第9回

3月22日

○平成23年度第3回中野駅周辺まちづくり推進会議について

        (報告・質疑)


○中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3(素案たたき台)について         (報告・質疑)

○中野駅地区に係る交通結節点整備あり方検討会について

        (報告・質疑)

○「中野駅地区の整備及びその周辺まちづくりに係る覚書」の取り交わしについて    (報告・質疑)

○中野駅周辺まちづくりアイデア募集について  (報告・質疑)

第10回

4月11日

○委員会参与の変更及び異動について

○平成23年度第4回中野駅周辺まちづくり推進会議について

        (報告・質疑)

○中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3(素案)について

        (報告・質疑)

第11回

5月9日

○産業振興拠点の活用事業者の選考結果について (報告・質疑)

○平成24年度第1回中野駅周辺まちづくり推進会議について

        (報告・質疑)

○中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3(案)について

        (報告・質疑)

第12回

6月15日

○休憩中、中野セントラルパークを視察

○ICT・コンテンツ産業振興の考え方について (報告・質疑)

○中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3の策定について

        (報告・質疑)

第13回

8月3日

○休憩中、青梅市役所新庁舎を視察

○中野区ICT・コンテンツ産業振興協議会の設置について

        (報告・質疑)

○中野駅周辺まちづくりに関する事業者提案ヒアリングの実施について

        (報告・質疑)

第14回

10月18日

○中野駅周辺まちづくりに関する事業者提案ヒアリングに係るヒアリング対象事業者の選定結果について        (報告・質疑)

○中野駅南口段差解消スロープ設置について    (報告・質疑)

○中野駅北口改札機の移設工事について        (報告・質疑)

第15回

12月18日

○産業振興拠点を活用する事業共同体に係る基本方針について

  (報告・質疑)

○区役所・サンプラザ地区再整備基本構想の検討状況について

(報告・質疑)

○中野駅南口段差解消スロープ設置について    (報告・質疑)

第16回

平成25年(2013)

1月24日

○「新区役所整備基本方針」策定の考え方について(報告・質疑)

○産業振興拠点を活用する「事業共同体」の結成希望事業者等の募集について        (報告・質疑)

○中野駅周辺まちづくりの検討状況について    (報告・質疑)

○中野駅南口駅前広場内の都道移管について    (報告・質疑)

第17回

2月7日

○休憩中、交通結節点周辺のまちづくりについて大丸有地区を視察

第18回

3月18日

○新しい区役所整備基本方針(たたき台)について(報告・質疑)

○産業振興拠点を活用する「事業共同体」の結成希望事業者等の募集に係る選考結果について      (報告・質疑)

○中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3に係る公共施設配置のあり方について            (報告・質疑)

○中野駅周辺まちづくりの検討状況について    (報告・質疑)

○中間報告について        (協議)

 

平成25年(2013年)3月18日

 

中野区議会議長 

大内 しんご 殿

 

震災対策特別委員長 吉原 宏

(公印省略)

 

震災対策特別委員会中間報告

 

本委員会に付託の事件について、調査の経過を下記のとおり中野区議会会議規則第46条第2項の規定に基づき報告します。

 

 

1 調査事項 (1)大地震の対策と復興計画について

(2)東日本大震災等の被災地の復興支援について

 

2 調査経過 別紙のとおり

 

別 紙

震災対策特別委員会の調査経過は以下のとおりである。

(平成23年(2011年)5月24日から平成25年(2013年)3月18日まで)

委員会開催年月日

調    査    事    項

第1回

平成23年(2011)

5月24日

○委員長の互選

○副委員長の互選

第2回

7月1日

○委員会参与の紹介

○調査事項の経過並びに現状について

1 エネルギー対策(夏の電力不足対策)について(報告・質疑)

2 東日本大震災の被災者に対する支援の状況について(報告・質疑)

第3回

8月1日

○調査事項の経過並びに現状について

1 東日本大震災に対する区の対応について   (報告・質疑)

2 地域防災計画の見直しについて           (報告・質疑)

3 震災後の復興計画について   (報告・質疑)

○本庁舎における節電対策状況について       (報告・質疑)

○被災地派遣職員の配置について (報告・質疑)

○休憩中、中野区防災センター及び区の自家発電設備等を視察

第4回

9月9日

東日本大震災に係る被災者支援の取扱いについて(報告・質疑)

○区有施設における節電対策状況(中間のまとめ)について

       (報告・質疑)

○(仮称)南部防災公園基本計画について     (報告・質疑)

○特定緊急輸送道路の指定について           (報告・質疑)

○被災地支援業務にかかる区職員の派遣について(報告・質疑)

○総合防災訓練の実施結果について           (報告・質疑)

○休憩中、「被災者支援システム」について学習会

第5回

10月26日

○被災者支援のための臨時職員雇用の状況について(報告・質疑)

○区有施設における節電対策状況(最終報告)について(報告・質疑)

○区民向け夏の節電対策のまとめについて     (報告・質疑)

○中野区防災まちづくり基本方針の策定について(報告・質疑)

○中野区地域防災計画(平成23年修正)について(報告・質疑)

○「災害時における相互応援に関する協定」の締結について

       (報告・質疑)

○被災地支援業務にかかる区職員の派遣について(報告・質疑)

○休憩中、区内の災害危険度の高い地域を視察

第6回

11月18日

○休憩中、「災害弱者の視点に立った復興支援」について学習会

第7回

12月12日

○被災地支援業務にかかる区職員の派遣について(報告・質疑)

○東日本大震災に伴う災害廃棄物の受け入れについて(報告・質疑)

○休憩中、杉並区「桃井原っぱ公園」を視察



第8回

平成24年(2012)

1月19日

休憩中、「そなエリア東京」を視察

第9回

2月10日

○中野区区有施設耐震改修計画の改定について (報告・質疑)

○災害廃棄物試験焼却結果等について         (報告・質疑)

○中野区地域防災計画の改定に向けた課題整理と対応の方向性(案)について     (報告・質疑)

○大震災に備えるフォーラムの開催について   (報告・質疑)

第10回

3月19日

○特定緊急輸送道路沿道建築物耐震改修等事業助成の実施について

       (報告・質疑)

○住宅等の耐震化促進事業の実施状況について (報告・質疑)

○平成23年度中野区職員震災図上訓練の実施計画について

       (報告・質疑)

○緊急速報「エリアメール」の運用開始について(報告・質疑)

○来たるべき大地震に備えた中野区の具体的な取り組み(案)について

       (報告・質疑)

○平成24年度の被災地自治体への区職員派遣について(報告・質疑)

第11回

5月11日

○委員会参与の変更及び異動について         (報告・質疑)

○首都直下地震等による東京の被害想定について(報告・質疑)

○東日本大震災被災者支援対策本部の名称変更について(報告・質疑)

○休憩中、中野四季の森公園を視察

第12回

6月15日

○平成24年度における区有施設の節電対策等について(報告・質疑)

○東日本大震災に係る区内避難者の孤立化防止の取り組みについて

                              (報告・質疑)

○中野区地域防災計画の第39次修正について (報告・質疑)

○宮城県内各自治体において震災復興に従事している区職員の状況について       (報告・質疑)

○東北復興支援大物産展の開催について       (報告・質疑)

第13回

7月25日

○「災害時等における防災情報の放送業務等に関する協定」の締結について       (報告・質疑)

○緊急速報メールの配信対象拡大について     (報告・質疑)

○中野区地域防災計画の第39次修正方針(案)について

       (報告・質疑)

○震災復興のための本庁舎内における職員派遣先自治体の物産品販売について     (報告・質疑)

第14回

8月30日

○東日本大震災に係る区内避難者個別訪問の実施結果について

      (報告・質疑)

○「2012東北復興大祭典 なかの」実施に伴う「東北復興祈念展」の実施概要について         (報告・質疑)

○防災体験デーの実施について  (報告・質疑)

○休憩中、「震災時の避難所運営体験」について学習会

第15回

10月18日

○区有施設における節電対策状況について     (報告・質疑)

○中野区地域防災計画修正(第39次)にかかる検討経過について

       (報告・質疑)

○「2012東北復興大祭典なかの」及び「東北復興祈念展」の終了について         (報告・質疑)

第16回

11月19日

○中野区地域防災計画第39次修正(素案)について(報告・質疑)

○「2012 東北復興大祭典 なかの」及び「東北復興祈念展」の実施結果について   (報告・質疑)

第17回

12月18日

○中野区地域防災計画第39次修正(素案)に関する意見交換会等の実施状況について         (報告・質疑)

○特定緊急輸送道路沿道建築物の耐震化促進助成の拡充について

       (報告・質疑)

第18回

平成25年(2013)

1月29日

○中野区地域防災計画第39次修正(案)について (報告・質疑)

第19回

3月18日

○住宅等の耐震化促進事業の実施状況について (報告・質疑)

○中野区地域防災計画第39次修正(案)に対するパブリック・コメントの実施結果について   (報告・質疑)

○中野四季の都市における災害時の協定等について (報告・質疑)

○平成24年度中野区職員震災図上訓練の実施結果について

       (報告・質疑)

○平成25年度震災復興のための職員派遣について(報告・質疑)

○東日本大震災の影響により区内に避難している被災者への支援の継続について   (報告・質疑)

中間報告について      (協議)

 

平成25年(2013年)3月18日

 

中野区議会議長 

大内 しんご 殿

 

地域支えあい推進特別委員長  来住 和行

(公印省略)

 

地域支えあい推進特別委員会中間報告

 

本委員会に付託の事件について、調査の経過を下記のとおり中野区議会会議規則第46条第2項の規定に基づき報告します。

 

 

1 調査事項 (1)地域における見守りや支えあい活動の推進について

(2)地域活動支援制度等について 

(3)すこやか福祉センターと区民活動センターの連携強化について

 

2 調査経過 別紙のとおり

 

別 紙

地域支えあい推進特別委員会の調査経過は以下のとおりである。

(平成24年(2012年)5月24日から平成25年(2013年)3月18日まで)

委員会開催年月日

調    査    事    項

第11回

平成24年(2012)

8月1日

○委員会参与の変更について

休憩中、中部すこやか福祉センターを視察

○調査事項の経過並びに現状について

1 すこやか福祉センターと区民活動センターの連携強化について

        (報告・質疑)

○地域活動コーディネーター養成講座について  (報告・質疑)

第12回

10月18日

○見守り対象者名簿の提供について(報告・質疑)

○地域活動コーディネーター養成講座の結果について(報告・質疑)

第13回

12月18日

中野区地域支えあい推進会議の設置について  (報告・質疑)

○区民活動センター運営委員会会長連絡会の概要について

        (報告・質疑)

第14回

平成25年(2013)

1月25日

○休憩中、地域における見守りや支えあい活動の推進の学習会を実施

中野区区民活動センター運営指針の一部改正について(報告・質疑)

平成25年度区民活動センター運営委員会に対する指定事業について

        (報告・質疑)

第15回

3月18日

○見守り対象者名簿の提供について(報告・質疑)

○中野区地域支えあい推進会議の開催について  (報告・質疑)

中間報告について   (協議)

 

○議長(大内しんご) お諮りいたします。中野駅周辺地区等整備特別委員会、震災対策特別委員会、地域支えあい推進特別委員会からそれぞれ付託中の特定事件について、会議規則第46条第2項の規定により、中間報告を行いたい旨の申し出がありますので、この申し出を承認いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、それぞれの特別委員会からの中間報告の申し出を承認することに決しました。

 順次、特別委員会の中間報告を許します。最初に、白井ひでふみ中野駅周辺地区等整備特別委員長。

〔白井ひでふみ議員登壇〕

○13番(白井ひでふみ) 中野駅周辺地区等整備特別委員会の調査経過につきまして御報告申し上げます。

 当委員会は平成23年第2回臨時会におきまして、区役所・サンプラザ地区一体的整備並びに中野駅周辺地区整備及び区内交通結節点周辺のまちづくりについて調査することを目的に設置され、平成23年5月24日から平成25年3月18日までの間、計18回にわたり委員会を開催してまいりました。

 調査経過につきましては、お手元に配付の資料のとおりです。

 それでは、調査経過の概要につきまして御報告申し上げます。

 初めに、中野駅周辺地区整備について、中野区では平成21年3月に中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.2が、平成22年3月には中野駅周辺地区整備基本計画が策定されました。

 この計画のもとに進められている中野駅地区第1期整備工事については、中野駅北口駅前広場を歩行者中心の駅前広場に再整備すること、円滑で安全な交通確保のため、中野通りをまたぐ東西連絡路を整備すること、仮設の自動車駐車場等を整備することなどについて、その進捗状況や今後のスケジュールが報告されました。

 また、これらの整備によるまちづくりの進展に加え、東日本大震災の発生を踏まえた社会情勢の変化、各種防災機能のあり方などを検討し、新たなまちづくりの推進のために策定する中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3について報告を受けました。

 この報告に対し、今回策定されるVer.3は、Ver.2から進ませていくという意味で進化させるのか。あるいはVer.2の策定からさほど時間もたっていないことから、内容を深めていくという意味の深化をさせていくのか。それともその両方を求めていくのかとの質疑があり、Ver.2の考え方の基本的な部分に変更はなく、Ver.3では、それをさらに深めていくといった側面に加え、新しいものを追加していくという考えであるとの答弁がありました。

 また、Ver.3で検討中の主な論点について、これは担当所管である中野駅周辺まちづくり担当が整理して提出したものかとの質疑に対し、Ver.3の改定に係る主な論点は、庁内の関連分野が相当数の検討会を実施し、議論を行った中で設定したものであるとの答弁がありました。

 さらに、Ver.2では、スケジュールを10年単位で3期に分け表記していたが、今回は1期から4期が各3年、5期が8年と具体的な表記に変更された。その理由は何かとの質疑があり、いつまでにどのような整備を行うのかということをより具体的に短いスパンで示していく段階に入ったとの考えにより変更したものであるとの答弁がありました。

 また、Ver.3が策定された後、着実にその内容を実現に導いていくことが重要と考える。今後の具体的な取り組みについての担当はどこかとの質疑があり、区全般にわたる内容を含んでいることから、具体化に向けた調整機能を経営本部に置き、区長、副区長、教育長のもと調整を行う体制をつくっていく。具体的施策についてはプロジェクトごとに一定のチームをつくり対応していきたいとの答弁がありました。

 その後、区から、中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3が示されました。また、関連事項として、中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3に係る公共施設配置のあり方について報告がありました。

 なお、本調査事項の視察として、平成23年9月に中野駅周辺地区の整備状況を現地調査しました。また、関連する中野四季の都市エリアの整備にあわせた都市型産業の集積・ICTコンテンツを活用した産業振興拠点の整備についても、平成24年6月に中野セントラルパークの視察を行い、実際の施設の整備状況について調査を行いました。

 次に、区役所・サンプラザ地区一体的整備については、再整備基本構想の検討状況について報告がありました。そのうち再整備基本構想の考え方としては、構想策定の主旨やその対象範囲など、区役所・サンプラザ地区が導く中野駅周辺の方向性については、都市間競争力の強化など、また再整備の事業化に向けた考え方では、再整備について民間事業者を中心として行うことなどについて報告を受けました。

 これに対し、方針をさらに具体的に示すこと、議会や区民に対し丁寧な情報提供や説明を行うことなどが要望されました。

 次に、新区役所整備については、新しい区役所に必要な機能、将来を見据えた公共サービスのあり方などの概要を明らかにし、今後策定予定の基本方針をはじめとした整備計画をまとめていくための新しい区役所整備基本方針(たたき台)について報告がありました。この基本方針(たたき台)では、将来の区役所を取り巻く中野の姿を示し、それをもとに価値ある公共サービスの提供、公共公益活動の支援・振興、区民の安全を守る拠点、安定的、持続可能な行政機能といった四つの視点や想定する庁舎の規模などの説明がありました。

 これに対し、今後の整備手法や想定されるスケジュールについて質疑がありました。

 また、本調査事項に関連し、平成24年8月に、近年に新たに整備された青梅市役所新庁舎を視察し、建設までの検討経緯や建設経費の財源、さらには必要とされる機能、特に防災拠点としての役割などについて、実際に現地を訪れ施設を調査しました。

 次に、交通結節点周辺のまちづくりについては、中野駅周辺地区整備の推進に向けた検討を行うための交通結節点整備あり方検討会についての報告を受けました。この交通結節点あり方検討会は、中野駅地区の総合的な都市基盤のあり方などを、技術的・専門的な見地から学識経験者や東京都、中野区などの行政機関及び鉄道事業者などの関係機関で検討し、中野駅地区の都市計画や各事業の円滑な進捗を図ることを目的として開催するものです。委員会では、検討会の目的、これまでの検討の経緯や今後の課題などについて説明がありました。

 これに対し、検討委員の構成から見ると、技術的な面での検討が主になると思われるが、駅前開発にかかわる地元の意見を取り入れないのは問題ではないかとの質疑があり、本検討会は、都市計画に関連する内容を技術的・専門的に検討することとしており、区民や地元商店街等を含めた検討は、中野駅周辺まちづくり推進会議で行うこととしているとの答弁がありました。

 なお、本調査事項に関連し、平成25年2月には大丸有エリアマネジメント協会を視察し、企業参画型無料巡回バスについて、システムの概要や運行の成果及び今後の課題などの聞き取りや、実際に巡回バスに乗車するなどの調査を行いました。

 これが当委員会の主な調査経過の概要です。

 最後に、中野駅周辺地区整備は、その一部が完成し、区民の利便性の向上、また、新たなにぎわいの創出に一定の成果を上げています。

 しかしながら、中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3に基づく整備は始まったばかりであり、新たな検討課題が生じることは十分に想定され、これに対し、区と区議会は一体となって着実に対応していく必要があります。

 このためにも、当委員会としては、今後予定されている中野駅周辺地区整備向上の着実な推進、区役所・サンプラザ地区再整備構想の策定、交通結節点機能の向上など、さらなるにぎわいの創出を図り中野のまちの魅力を高めるため、引き続き精力的に調査を続けていく所存でございます。

 以上で、簡単ではございますが、当委員会における調査の概要についての中間報告を終わります。

○議長(大内しんご) ただいまの報告に対し、御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御質疑がなければ、以上で中野駅周辺地区等整備特別委員会の中間報告を終わります。

 次に、吉原宏震災対策特別委員長。

〔吉原宏議員登壇〕

○24番(吉原宏) 震災対策特別委員会の調査経過につきまして、御報告申し上げます。

 当委員会は、今後予想される大震災の対策と復興計画について調査研究すること及び東日本大震災等の被災地の復興支援を目的として、平成23年5月24日から平成25年3月18日までの間、計19回にわたり委員会を開催してまいりました。

 また、当委員会では、さらに詳細な調査事項を定め、一つ目の大地震の対策と復興計画についてでは、震災対策、震災後の復興計画、エネルギー対策について、また二つ目の東日本大震災等の被災地の復興支援についてでは、被災地復興支援、避難者の対応について調査研究してまいりました。

 調査経過につきましては、お手元に配付の調査経過表を御参照願います。

 それでは、調査経過の概要につきまして御報告申し上げます。

 初めに、今後予想される大地震の対策と復興計画について。区は、東日本大震災で顕在化した問題点や職員の被災地派遣を通じて把握した情報、被災者対応で確認した課題などを検証した上で、災害に強く、より安全な中野のまちを実現するための対応を進めています。

 まず、震災対策についてですが、東京都が中野区内に特定緊急輸送道路を指定したことに伴い、沿道建築物の耐震化促進助成を実施することについて報告がありました。

 これに対し、助成に係る予算の想定について問われ、耐震診断には、基本的に補助金を使用していただき、耐震改修には必要性のある建物のうち、1割から2割が助成対象になると想定しているとの答弁がありました。

 また、アスベストが検出された場合の助成について問われ、制度の趣旨は、旧耐震基準の建物を改修することであり、現在のところ、アスベストに対する加算はないとの答弁がありました。

 次に、平成27年度までに区有施設の耐震化率を100%にする目標を定めた中野区耐震改修促進計画を受け、中野区区有施設耐震改修計画を改定することについて報告がありました。

 これに対し、工法変更により、経費削減や工期短縮が図れるとのことだが、どのように安全性を担保するのかとの質疑があり、学校の耐震補強にSRF工法を採用した場合、授業を行いながらでもできるということから、早期に安全性の確保ができるとの答弁がありました。

 次に、平成24年4月に示された東京都の新たな被害想定等を踏まえ、避難所機能、帰宅困難者対策、地域の防災行動力、区の災害対策本部体制等の課題を反映した中野区地域防災計画第39次修正について、平成24年7月には修正方針(案)の報告を受け、同年11月には修正(素案)を、25年1月には(案)を区から示され、質疑を行いました。

 初めに、計画修正に地域の声をどのように反映するのかとの質疑があり、防災対策連絡協議会や避難訓練、意見交換会などさまざまな場で声を聴取し、計画に反映するとの答弁がありました。

 次に、在宅難病患者等の個別の災害時支援計画の策定について問われ、すこやか福祉センターを中心に、関係機関が連携をとりながら策定するものであるとの答弁がありました。

 続いて、避難所開設は、どの時点で誰が判断するのかとの質疑があり、震度5強の地震があった場合、地域防災会、区職員、施設管理者が避難所を開設できるよう計画を整理しているとの答弁がありました。これに対し、今後の周知方法について問われ、地域防災会の連絡会、避難所運営会議等で周知をしている。今後さらに徹底していくとの答弁がありました。

 さらに、計画を推進していくための具体的なアクションについて問われ、計画で示した方針をもとに、具体的な事業として展開していくとの答弁がありました。

 これに対し、計画を通じて自助の大切さについて区民に発信していくべきではないかと問われ、大震災の教訓を生かし、区民等と一体となって取り組んでいきたいとの答弁がありました。

 その他、(仮称)南部防災公園基本計画、中野区防災まちづくり基本方針、災害時における相互応援に関する協定、緊急速報エリアメールの運用開始、中野四季の都市における災害時の協定等について報告があり、質疑を行いました。

 また、震災対策に関連して、中野区防災センター及び区の自家発電設備等、区内の災害危険度の高い地域、杉並区の防災公園「桃井原っぱ公園」、東京臨海広域防災公園「そなエリア東京」、中野四季の森公園の防災設備を視察し、また、震災時の避難所運営体験「HUG(ハグ)」について学習会を行うなど、広範囲にわたって震災対策についての調査研究を進めました。

 次に、震災後の復興計画について、震災復興の考え方やプロセス等を地域防災計画の中で整備し、あわせて震災復興マニュアルを再整備していくとの報告がありました。

 これに対し、復興計画はいつ発動するものなのかとの質疑があり、発災後に策定し、応急対策等の緊急に対応すべきことが一段落した段階から発動するものと考えるとの答弁がありました。

 これに対し、応急対策と同時並行で復興本部などを立ち上げていくべきではと問われ、明確な切りかえは困難であり、併存する中でウエイトが変わっていくものと考えるとの答弁がありました。

 また、震災後の復興計画に関連して、震災による家屋の被害程度について証明するり災証明を発行するための被災者支援システムについて学習会を行いました。

 次に、エネルギー対策について、区有施設の使用電力量削減に取り組んだ節電対策状況及び区民向けに行った夏の節電対策等について報告がありました。

 これに対し、節電のために街路灯を消灯することの危険性について問われ、現地を確認し、危険と判断したところは再点灯している。引き続き定期巡回していくとの答弁がありました。

 次に、東日本大震災等の被災地の復興支援について、区は、被災者支援を具体的に推進する組織としての対策室を平成24年5月に東日本大震災復興広域協働推進本部と名称変更し、被災地との広域的な協働を進めています。

 まず、被災者支援についてですが、復興支援協定を締結した自治体等に職員を派遣し、り災証明の発行等、各種手続の支援を行っていることについて報告がありました。

 このことについて、協定締結の経緯について問われ、区長等が現地を訪問した際に、支援の必要性を感じ、締結したものであるとの答弁がありました。

 これに対し、そうした経緯について、区民にしっかりと説明していってほしいとの要望がありました。

 また、本庁舎内における被災地物品の販売、継続した復興支援のために開催した東北復興大祭典なかの、東北復興祈念展等について報告があり、質疑を行いました。

 また、被災地復興支援に関連して、災害弱者の視点に立った復興支援について学習会を行いました。

 次に避難者対応について、区内に避難されてきた方などの臨時職員としての雇用、中野で安心して過ごせるための孤立化防止の取り組み等について報告がありました。

 これに対し、避難者個別訪問を希望しない方への対応を問われ、区に連絡をしてもらうよう通知しており、訪問を希望しない理由についても確認をしているとの答弁がありました。

 以上が当委員会における調査経過の概要です。

 最後に、首都圏においても、将来的に必ず訪れる大震災に備え、避けられない災害の被害を最小限にとどめるためには、都市基盤の整備や自助・共助の意識の醸成、防災行動力の向上、女性の視点への配慮など、さまざまな課題に対して早急に取り組んでいかなければなりません。

 また、東日本大震災の爪跡はまだ深く残っており、区として全力を挙げて被災地支援を継続していく必要があります。議会は、これらに対する区の取り組みを促すことはもちろん、みずからも積極的に調査研究を行い、これらの課題に対して多様な視点から審議、提言を行う必要があると考えます。

 以上、簡単ではございますが、当委員会における調査概要についての中間報告を終わります。

○議長(大内しんご) ただいまの報告に対し、御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御質疑なければ、以上で震災対策特別委員会の中間報告を終わります。

 次に、来住和行地域支えあい推進特別委員長。

〔来住和行議員登壇〕

○41番(来住和行) 地域支えあい推進特別委員会の調査経過について、御報告申し上げます。

 本特別委員会は、平成23年第2回臨時会におきまして、地域における見守りや支えあい活動の推進について、エコ、商店街、支えあいポイント制度について並びに地域活動支援制度等についての三つの課題の調査研究に取り組むため設置されましたが、平成24年第2回定例会において、当該関連の調査事項を中心に中間報告をいたしました。

 そして、誰もが安心して暮らせる地域社会の実現に向け、平成23年7月に区民活動センターが設置されたことに伴い、区民による地域活動の一層の推進を図ることを目的として、同定例会におきまして、当委員会の調査事項が、地域における見守りや支えあい活動の推進について、地域活動支援制度等について並びにすこやか福祉センターと区民活動センターの連携強化についての三つに改められたところです。

 当委員会の調査事項などが変更されてからの調査内容につきましては、お手元に配付いたしました調査経過表にまとめてございますので、あわせて御参照願います。

 それでは、当委員会が取り組んでまいりました経過の概要について、主に調査事項変更後における内容を中心に御報告申し上げます。

 第1に、地域における見守りや支えあい活動の推進についてですが、平成23年に当委員会が設置されましてから既に調査研究を進めてきたところですが、委員会の調査事項変更後におきましては、条例施行に伴い開始された見守り対象者名簿の提供についての報告のほか、地域における自立した見守り・支えあい活動を推進することを目的とした中野区地域支えあい推進会議の設置についての報告を受け、質疑を行いました。

 その中で、委員からは、地域支えあいに係る取り組み内容を検証し、方向性を協議するということだが、年2回程度の開催で可能なのかとの指摘がありました。

 それに対し、地域に共通する課題などを持ち寄って、取り組みの方向性等を協議する場として考えており、会議の設置の仕方、回数につきましては工夫してまいりたいとの答弁がありました。

 そのほか本年1月の委員会では、学習会を開催し、医学的アプローチから地域における見守りや支えあい活動の推進の必要性などについて理解を深めました。

 第2に、地域活動支援制度等についてですが、こちらも平成23年に当委員会が設置されましてから既に調査研究を進めてきたところですが、委員会の調査事項変更後におきましては、地域活動や地域自治の発展、地域社会の問題を住民自身が主体的に解決するための活動を企画・調整・支援できる幅広い知識を身につけた人材を養成することを目的として開催された地域活動コーディネーター養成講座のほか、事務局職員の採用の規定の一部を変更する区民活動センター運営指針の一部改正について及び平成25年度区民活動センター運営委員会に対する指定事業についての報告を受けました。

 この報告に対して、委員からは、地域センターを区民活動センターに転換した目的は、地域の自主的な活動を推進するという区の思いがあったと記憶している。区が提示した課題に沿って、運営委員会が事業を展開するというやり方だけではなく、もっと違った働きかけの仕方もあるのではないか。継続的に実施していくとのことだが、区民活動センターに転換した経緯をいま一度検証し、検討してほしいとの要望がありました。

 第3に、すこやか福祉センターと区民活動センターの連携強化についてですが、安心・安全な暮らしやすいまちの形成や各地域での活発な展開を目的として設置されたすこやか福祉センター、そして地域住民による地域自治の活動の拠点として設置された区民活動センター、この二つの拠点の連携強化についての報告を受けました。

 この報告に対して、委員からは、区民活動センターに転換したが、センター所属の区の職員が減員となっている。この現状において、地域が見えなくなっているのではないかとの懸念が示されました。

 それに対し、地域の実態把握として、区民活動センターで職務をしている職員が地域の高齢者の訪問調査を行うなど、すこやか福祉センターの使命としての支えあい活動の推進を実践し、それを通じて連携というものを図っていきたいとの答弁がありました。このほか、調査事項に関連して、平成24年8月に中部すこやか福祉センターの視察を行い、区民活動センターの検証と連携の課題について調査しました。

 以上が、当委員会における調査経過の概要でございます。

 今後、少子高齢化の急激な進展が見込まれる中、誰もが安心して暮らせる地域社会の実現に向け、住民同士の支えあい活動が大変重要になります。区民、行政及び関係機関が連携し、高齢者や障害者など支援を必要とする区民が地域で安心して暮らしていけるためには、依然として課題が残されています。残された課題を解決し、地域活動のさらなる推進が達成されていくためには、議会の取り組みがより一層求められているということを最後につけ加えさせていただきたいと思います。

 以上で、地域支えあい推進特別委員会の調査の概要についての中間報告を終わります。

○議長(大内しんご) ただいまの報告に対し、御質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御質疑がなければ、以上で地域支えあい推進特別委員会の中間報告を終わります。

 この際、陳情の取り下げについてお諮りいたします。

 お手元に配付の文書のとおり、陳情の取り下げの申し出がありますので、これを承認いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう承認するに決しました。

 

陳情取下願

平成25年3月12日

 中野区議会議長 殿

 陳情者 住所 中野区

     氏名 中野区民

     住所 中野区

     氏名 中野区民

 平成24年11月21日付をもって提出した次の陳情を取下げいたしますから、よろしくお取り計らい願います。

 (24)第20号陳情 東京メトロ丸ノ内線新中野駅の駅名変更について

(取下げ理由)

  委員会審査の状況を考慮して

 

○議長(大内しんご) 次に、陳情の継続審査についてお諮りいたします。

 お手元に配付の陳情継続審査件名表に記載の陳情については、それぞれ付託委員会から継続審査の申し出がありますので、これを申し出どおり継続審査に付したいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 

平成25年第1回定例会

陳情継続審査件名表

《建設委員会付託》

 (24)第16号陳情 警察大学校等跡地の中央部公園拡張について

      第3号陳情 耐震改修工事への支援策を早急に拡充することについて

 

○議長(大内しんご) 次に、常任委員会の所管事務継続調査についてお諮りいたします。

 お手元に配付の常任委員会所管事務継続調査件名表に記載の調査事件については、それぞれ所管委員会から継続調査の申し出がありますので、これを申し出のとおり継続調査に付したいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 

常任委員会所管事務継続調査件名表

平成25年第1回定例会

総務委員会

 1 政策、計画及び財政について

 1 平和、国際化、人権及び男女平等について

 1 広報及び広聴について

 1 組織及び人事について

 1 会計、決算及び事業の評価・改善について

 1 危機管理について

 

区民委員会

 1 区民相談及び消費生活について

 1 住民情報システムについて

 1 戸籍及び住民基本台帳等について

 1 区税について

 1 国民健康保険、後期高齢者医療及び介護保険等について

 1 環境及び地球温暖化対策について

 1 清掃事業及びリサイクルについて

 1 生活環境について

 

厚生委員会

 1 地域活動の推進及び地域ケア・地域支援について

 1 保健衛生及び社会福祉について

 1 保健所及び福祉事務所について

 1 スポーツ、文化及び生涯学習について

 

建設委員会

 1 安全で快適に住めるまちづくりについて

 1 産業振興及び都市振興について

 1 道路・公園等の整備について

 1 防災及び都市安全について

 

子ども文教委員会

 1 学校教育の充実について

 1 学校と地域の連携について

 1 知的資産について

 1 子育て支援及び子どもの育成について

 

○議長(大内しんご) 次に、議会運営委員会の所管事項継続調査についてお諮りいたします。

 お手元に配付の議会運営委員会所管事項継続調査件名表に記載の調査事件については、議会運営委員会から継続調査の申し出がありますので、これを申し出のとおり継続調査に付したいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大内しんご) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 

議会運営委員会所管事項継続調査件名表

平成25年第1回定例会

 1 議会の運営について

 1 議会の会議規則、委員会に関する条例等について

 

○議長(大内しんご) 以上で本日の日程を全て終了いたしましたので、散会いたします。

 平成25年第1回中野区議会定例会を閉じます。

午後5時04分閉会

 

 

会議録署名員 議 長 大内 しんご

       副議長 久保 りか

       議 員 石川 直行

       議 員 高橋 ちあき