平成23年07月01日中野区議会中野駅周辺地区等整備特別委員会(第2回定例会) 平成23年07月01日中野駅周辺地区等整備特別委員会 中野区議会中野駅周辺地区等整備特別委員会〔平成23年7月1日〕

中野駅周辺地区等整備特別委員会会議記録

○開会日 平成23年7月1日

○場所  中野区議会第4委員会室

○開会  午後1時02分

○閉会  午後3時32分

○出席委員(13名)
 白井 ひでふみ委員長
 金子 洋副委員長
 いでい 良輔委員
 平山 英明委員
 森 たかゆき委員
 いながき じゅん子委員
 伊東 しんじ委員
 佐野 れいじ委員
 北原 ともあき委員
 小林 秀明委員
 大内 しんご委員
 むとう 有子委員
 かせ 次郎委員

○欠席委員(1名)
 せきと 進委員

○出席説明員
 経営室長 川崎 亨
 経営室副参事(経営担当) 髙橋 信一
 都市政策推進室長 遠藤 由紀夫
 都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当) 横山 俊
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当) 秋元 順一
 都市政策推進室副参事(中野駅地区基盤整備担当) 石井 正行
 都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当) 佐々木 啓文
 都市基盤部長 服部 敏信
 都市基盤部副参事(都市計画担当) 相澤 明郎
 都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 古屋 勉
 都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 石田 勝大

○事務局職員
 書記 鈴木 均
 書記 細川 道明

○委員長署名


審査日程
○委員会参与の紹介
○議題
 区役所・サンプラザ地区一体的整備について
 中野駅周辺地区整備及び区内交通結節点周辺のまちづくりについて
○調査事項の経過並びに現状について
 1 区役所・サンプラザ地区一体的整備について(中野駅周辺まちづくり担当)
 2 中野駅周辺地区整備及び区内交通結節点周辺のまちづくりについて
       (中野駅周辺まちづくり担当)
○所管事項の報告
 1 開発協力金の協定締結について(中野駅周辺まちづくり担当)
 2 中野駅地区第1期整備に伴う系統別バス乗降場配置計画等の確定について
          (中野駅周辺整備担当)
 3 中野駅南口駅前広場内のバス乗り場等整備について(中野駅周辺整備担当)
 4 中野駅北口駅前広場内の関東バス案内所の移設について(中野駅周辺整備担当)
 5 中野駅北口改札の改修に係る施工協定等について(中野駅周辺整備担当)
 6 中野駅地区第1期整備工事について(中野駅地区基盤整備担当)
○その他

委員長
 それでは、定足数に達しましたので、ただいまから中野駅周辺地区等整備特別委員会を開会いたします。

(午後1時02分)

 本日の委員会運営について御協議いただきたいことがありますので、委員会を暫時休憩いたします。

(午後1時02分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後1時03分)

 本日は、休憩中に御確認をいただいたとおり、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進め、調査事項の経過並びに現状についての説明については1番と2番が関連しているということで、一括して説明を受けたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように進めます。
 なお、審査に当たっては、3時ごろに休憩を入れ、午後5時を目途に進めてまいりたいと思いますので、御協力をお願いいたします。
 本日は正副委員長互選後初めての委員会となりますので、議事に入る前に委員会参与の御紹介を受けたいと思います。
 それでは、お願いいたします。(資料2)
川崎経営室長
 経営室長の川崎でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 経営室の当委員会参与を御紹介申し上げます。
 経営室副参事、経営担当の髙橋信一でございます。
髙橋経営室副参事(経営担当)
 髙橋です。よろしくお願いします。
川崎経営室長
 以上です。よろしくお願いいたします。
遠藤都市政策推進室長
 都市政策推進室長の遠藤です。よろしくお願いいたします。
 それでは、都市政策推進室の参与について御紹介申し上げます。5名の副参事について御紹介いたします。
 初めに、産業・都市振興を担当いたします横山俊でございます。
横山都市政策推進室副参事
 横山でございます。よろしくお願いいたします。
遠藤都市政策推進室長
 続きまして、中野駅周辺まちづくりを担当いたします松前友香子でございます。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 松前です。よろしくお願いいたします。
遠藤都市政策推進室長
 続きまして、中野駅周辺整備を担当いたします秋元順一でございます。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 秋元でございます。よろしくお願いいたします。
遠藤都市政策推進室長
 続きまして、中野駅地区基盤整備を担当いたします石井正行でございます。
石井都市政策推進室副参事(中野駅地区基盤整備担当)
 石井でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
遠藤都市政策推進室長
 続きまして、西武新宿線沿線まちづくりを担当いたします佐々木啓文でございます。
佐々木都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
 佐々木です。よろしくお願いいたします。
遠藤都市政策推進室長
 以上でございます。よろしくお願いいたします。
服部都市基盤部長
 都市基盤部長、服部でございます。よろしくお願い申し上げます。
 都市基盤部におけます当委員会参与を御紹介申し上げます。
 まず、都市計画担当、相澤明郎でございます。
相澤都市基盤部副参事(都市計画担当)
 相澤です。どうぞよろしくお願いします。
服部都市基盤部長
 続きまして、道路・公園管理担当の古屋勉でございます。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 古屋です。よろしくお願いします。
服部都市基盤部長
 最後に、都市基盤整備担当、石田勝大でございます。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 都市基盤整備担当、石田でございます。よろしくお願いいたします。
服部都市基盤部長
 以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
委員長
 以上で委員会参与の紹介を終了いたします。
 それでは、議事に入ります。
 区役所・サンプラザ地区一体的整備について及び中野駅周辺地区整備及び区内交通結節点周辺のまちづくりについてを一括して議題に供します。
 それでは、調査事項の経過並びに現状について説明を求めます。
 先ほど御確認いただいたとおり、1番、区役所・サンプラザ地区一体的整備について、2番、中野駅周辺地区整備及び区内交通結節点周辺のまちづくりについてを一括して説明を求めます。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 それでは、資料のほうは中野駅周辺のまちづくりについて(資料3)ということで御報告をさせていただきます。
 この中野駅周辺の範囲でございますが、基本的に中野駅を中心に、北は中野四丁目・五丁目、南は中野三丁目・二丁目、この約110ヘクタールを対象としているものです。
 まず1ページ目、1番です。中野駅地区のまちづくりの経過等御報告いたします。中野駅地区は、中野駅駅舎そのものと駅前広場を含む範囲を指してございます。
 (1)が中野駅地区の検討経緯でございます。
 平成16年度、交通結節機能等調査検討から始まり、18年、19年とグランドデザインのVer.1の策定及び中野駅地区整備構想の検討という流れになっております。このグランドデザインは駅地区だけではなくて、中野駅周辺全体の将来像を描いているものですが、要素としては、この中野駅地区の中で整理をさせていただいております。平成21年に中野駅地区整備構想を策定いたしました。あわせてグランドデザインVer.2を策定し、同年、あわせて中野駅地区整備基本計画を策定したものでございます。そして昨年度、平成22年度には中野駅地区に係る北口の都市計画変更の手続に着手しております。さらに第1期整備に係る基本設計、JRと設計協定を締結して、北口改札に係る設計に着手をしているというものです。さらに中野駅地区第1期の整備工事といたしまして、仮設自転車駐車場整備等に既に着手をしているというものでございます。
 (2)が中野駅地区の課題です。7点掲げております。
 1点目は、高低差のある地形、東西・南北が分断されていること、2点目が、周辺開発と一体的な景観の形成、オープンスペースの確保が必要であるということ、3点目が、駅前広場、面積規模が不足しているというようなところがございます。そして4点目、駅施設そのものもバリアフリー対策が不十分であるといったような課題がございます。続いて歩行者交通、これも歩行者空間・歩行者動線の拡充が必要であるという点がございます。道路交通につきましては、中野通りの負荷が非常に高まっておりまして、交通容量が低下しているというところがございます。めくっていただきまして、2ページ目です。課題として、最後、バリアフリーを掲げております。駅施設だけではなくて、やはり駅周辺全体でも歩道の幅員の不足であるとか、まだバリアフリー化が図られていない箇所が残っているというようなところがございます。
 (3)で、本年度、23年度の取り組みであります。
 まず1点目として、中野通り西側南北自由通路、改札口整備を含めた、いわゆる第2期以降の整備計画、これを検討してまいりたいと考えております。そして、中野駅周辺の総合的な交通計画の検討、中野区駐車場整備計画の策定等を想定しています。また、4点目では、グランドデザイン、これをVer.3への改定の検討も行ってまいりたいと思っております。さらに、それと連動する形でまちづくり推進会議、これの運営も考えております。最後、6点目として、中野駅地区第1期整備工事ということで、北口駅前広場及び東西連絡路整備を中心とした第1期整備を着実に図ってまいるというところでございます。
 大きな2番目で、中野駅南口地区のまちづくりについての経過でございます。
 (1)経緯です。
 南口につきましては、平成13年5月に東京都の東京都市計画、都市計画区域の整備、開発、保全によって、再開発促進地区に指定されてございます。そして16年9月には中野二丁目地区の再開発準備組合が発足したところでございます。そして17年以降、17年には準備組合が発足しております。そして18年から直近の昨年度まで、南口地区に関するまちづくりの構想の検討でありますとか、二丁目再開発事業におけるまちづくりの具体的な地区計画等の検討、そして三丁目におきましては、駅前地域におけるまちづくりの検討、そういったものをして進めているところでございます。
 (2)が南口まちづくりの課題です。こちら6点ほど掲げております。
 1番目が、業務・商業の集積を含めて、にぎわいが北口に偏っている。2点目が、周辺の建物更新がおくれ、駅前の景観として雑多な印象となっている。3点目は、主要生活道路が狭く、人、自転車、自動車等の動線が交錯して、交通上の改善すべき点が多い。3ページ目になりますが、4番目として、南北をつなぐ主動線がJRの高架下のみとなっていて、南北の回遊性のボトルネックとなってしまっている。そして5点目が、新しく開設が予定されている西側の自由通路、これと接続する三丁目地区への駅前広場整備を含めた計画が求められている。そして最後、6点目が、桃丘小学校跡地、この暫定利用をその後の活用方針等に基づいてまちづくりの詳細化を図る必要があるといったようなところを掲げております。
 (3)でまちづくりの方向性ということで整理をしております。
 1点目が、駅周辺をにぎわいの拠点として業務・商業の集積、連続を図る。2点目が、ユニバーサルデザインに配慮した駅前空間の創出を図る。3点目が、利便性や回遊性の高い南北・東西の動線強化を図る。4点目が、みどり豊かな居住環境の保全・改善。そして最後が、適切な交通ネットワーク、都市基盤の形成を図るといったものでございます。
 これらを受けて、(4)ですが、本年度の取り組みといたしましては、中野二丁目地区においては、再開発事業エリアを中心に地区計画の案の検討を進めていきたいと考えております。2点目として、中野三丁目地区、これは駅前地域のまちづくりの基本計画の検討を進めてまいりたいというものです。これは最初の中野駅地区の第2期整備以降の計画と連動して、西側の南北自由通路、それの三丁目の受け口のあり方を含むものということで御承知いただきたいと思います。
 大きな3番目、警察大学校等跡地地区のまちづくりです。
 これも(1)は経緯ということで、少し多めに書かせていただいております。そもそも、こちらについては平成17年に中野駅周辺まちづくり計画を策定し、その後、警大跡地の利用転換計画の見直し、そして土地処分が正式に答申されたという経緯がございます。
 4ページ目をごらんいただけますでしょうか。19年3月にまちづくりガイドライン2007を策定しております。こちらは地区計画を補完するような、そんな内容を盛り込んでいるところでございます。その下の段落が左側に縦書きで、地区計画及び関連都市計画の決定としております。上位計画やガイドラインに基づいて、一番最初の中野四丁目地区地区計画、それと関連する都市計画である中野中央公園、これの都市計画決定を平成19年4月に行ったものでございます。それ以降、19年から平成20年度にかけて土地が処分され、各開発事業者が決定され、そして先行する中野駅前特定目的会社、明治大学、帝京平成大学、これが先行事業者として建築計画を取りまとめてきたところです。
 4ページ目の下の塊のところに、やはり左に縦書きで、地区計画及び関連都市計画の変更(第1回)としております。ちょうど先行するこの3事業者について、平成21年の6月で必要な地区整備計画等を定める都市計画の最初の変更をさせていただいたという流れでございます。
 そして、5ページ目です。引き続き、冒頭は22年10月になっておりますが、国の公務員宿舎建設中止が決定されたところでございます。宿舎計画の中止を受けまして、区としては、中央公園の拡張用地としての取得の要望をしてまいりました。そして23年当初に、後発する早稲田大学、そして警視庁、中野区の統合中学校、これらの建築計画が固まってまいりまして、都市計画の手続に入るという流れです。
 この表の一番最後の塊に、やはり縦書きで、地区計画及び関連都市計画の変更(第2回)としております。これはつい先月、中野区の都市計画審議会がございました。後発の3事業者と、それと中央公園の拡大用地、これの都市計画の諮問等々を行わせていただいたところでございます。
 今後の予定といたしましては、今月下旬に東京都の都市計画審議会が行われる予定です。その際に、この都市計画、地区計画の変更が諮問される予定。そして、8月には決定公告がなされるという予定になってございます。
 (2)本年度の取り組みです。この都市計画の変更決定を受けまして、今後はこの中野四丁目地区における建築物の制限に関する建築条例、これの改正を進めてまいります。
 それと2点目として、開発事業者と我々の間で今後の管理運営にシフトさせた協議調整を進めてまいりたいということです。オープンスペースの一体的な管理等々をイメージしているところでございます。
 最後、大きな4番目です。区役所・サンプラザ地区整備。これにつきましては、同地区の再整備に係るところの要件をピックアップして整理しております。
 (1)の経緯でございます。
 平成20年10月に、サンプラザ地区に係るまちづくり整備の方針についてということで議決をしていただいたものでございます。4点ございます。1点目が、中野駅周辺のまちづくりに当たっては、サンプラザ地区は、中野駅地区、北口広場一体的な計画により整備を行うものとする。ページをめくっていただきまして、6ページですが、2番目といたしましては、警大跡地、周辺商店街等々のまちづくりと連動させて、新たな都市機能を備えた交流とにぎわいの拠点となるまちづくりを目指す。3点目が、株式会社まちづくり中野21、これに関して主体的に取り組ませるものとする。そして最後、4点目が、同中野21に将来にわたって同社の所有地を保有させ、まちづくりを牽引させるものとするといった、こういった内容を議決いただいたところでございます。
 そして、22年3月には、まちづくり中野21における再整備等の考え方について、これを総務委員会並びに特別委員会のほうにも御報告をさせていただいております。
 そして昨年度末、この3月には区役所・サンプラザ地区整備の基本方針について、これも議会報告をさせていただいているところでございます。
 (2)本年度の取り組みですが、区役所・サンプラザ地区並びに北口駅前広場地区について、基本構想(案)を策定してまいりたいというふうに考えております。
 最後に、A3の中野駅周辺まちづくり区域図というものを添付させていただいております。これが中野駅周辺、ちょうど外側、紫の点線で囲んでいるところが、いわゆる110ヘクタールのこの中野駅周辺まちづくりと呼んでいる対象地でございます。この図そのものはグランドデザインVer.2のベース図に使っているものと同様のものです。ただ、警察大学校跡地の事業者の建物の形状を最新のものに更新しているというものでございます。お読みおきいただければと思います。
 報告は以上です。
委員長
 ただいまの説明に対し質疑はございませんか。
森委員
 御報告ありがとうございました。ちょっと今回の資料で、1、中野駅地区まちづくりから、4、区役所・サンプラザ地区整備まで、今、分けて説明をいただいたわけですけど、この中野駅周辺地区等整備特別委員会としては実質上初めての審議ということで、もう少しこの中野駅周辺、いわゆるこのグランドデザイン策定範囲と言っているところになると思うんですけど、ここを開発していく。これによって、この中野駅の周りをどういうまちにしていきたいのか。ちょっと南口のところでは、まちづくりの方向性なんていうところも触れられていましたけど、もう少し、この開発全体の理念というか、基本的な考え方というか、そういうところをちょっとまず初めにお示しいただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 全体のこの駅周辺の将来像というか、理念というものにつきましては、まさにグランドデザインVer.2というものを策定してございまして、そこに掲げております。基本的にはこの中野駅周辺のまちづくり、ソフト、ハードを取り組むことによって、東京の新たな活動拠点にしていこうというコンセプトというか、目標を掲げております。それを具現化するためには、各4丁目、それと中野駅それぞれの今持っている資産であるとか、これからの可能性を伸ばしていって、それぞれのまちの個性を高めていこうと。四つの丁目それぞれに開発の将来像を掲げているところですが、これもちょっと逐一、今御説明すると、かなりそれで長くなってしまいますので、グランドデザインで御確認をいただければと思います。
 そういった大きな将来像、目指すべき将来像を掲げて、それをベースにしながら、きょう御報告を申し上げましたように、各地区、大きなエリアごとに着実にまちづくりを進めてまいりたいというふうに考えております。
森委員
 こういう話を聞いたのも、やっぱり私、今、南のほうの丸ノ内線沿いのほうに住んでいますけども、この中野駅の周辺にあまり来ない区民の方ってたくさんいらっしゃるわけですよ。そういう方たちとお話をすると、どうしても区は中野駅の周りだけお金をかけて開発してということをよく言われるわけですね。それも、そういうことを踏まえても、もう少し、この中野駅周辺の周りの区民の方だけじゃなくて、区民全体にもう少しこの中野駅の周辺の開発で、こういうまちにしていきたいんだというのをしっかりとお示しいただきたいと思うんですね。よく、東京の新たな活動拠点というような言葉を聞くわけですけれども、ちょっと私個人としては、いろいろ資料を読ませていただいてもなかなかイメージがつかないんですけど、もう少し説明していただいていいですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 中野区とか中野駅というと、通常はそのサンプラザとかブロードウェイというのが一般の区民の方は広く印象にあるかと思います。今回、その警察大学校跡地をはじめとして、かなりまちづくりがもう進んでいるところがございます。中野四丁目で言いますと、新しく大学が三つ進出してきたり、これまで中野になかった大きなオフィスビルができるというふうな形になってまいります。また南口につきましても、例えば三丁目には個性的な小劇場が幾つも集積されていたりして、北口にはない魅力があるということです。何かものすごく大きな一つの要素がどかんとあって、それが強力な集客機能を持つという形にはなかなかあれかもしれないんですけども、そういった今までなかった魅力が付加されることと、それと今もあるブロードウェイ、サンモールといった、そういった商店街の個性的な魅力であるとか、そういった複数の中野特有の魅力、個性というものを生かしていって、またその集積力、それと基盤を高めていくことによって、新しく中野のイメージというか、ブランドというか、集客力を高めていこうというのが、新しい活動拠点を目指すという言葉に集約をさせているというところです。
小林委員
 一つが、2ページに当たるところだと思いますが、バリアフリーということで、私も、この周辺の質問等は3年前ぐらいのときしかできなかったんですが、中野駅周辺で、今回、今度南北通路というのができる。それで、言いたいことは、駅周辺の基準値ってあって、常に高齢者、このバリアフリーで、どこに行くにも、丸井に行くにも、そしてまた隣のマンションのところがありますね。そこに行くにも、例えば町田とかそういう形で、一応あの上のデッキができ上がって、既にその土地、場所の入り方が、基準値ができる形でさまざまなビルのところに入れるという、そういうような構想の中で、いろいろと建物のつくり方とか考えているんですけども、この中野、そういうことで南北通路も、南北通路の高さの部分があります。そしてまたこれからのサンプラザ、そしてまた中野、この庁舎の新しい建物、そうした入りやすいような形での基準値というのは研究されているのでしょうか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 このA3の資料を見ていただけるとよろしいかと思うんですが、特に中野駅地区ですね、これが回遊動線として、色が赤い線とオレンジの線とブルーの線があるかと思います。基本的に今、中野通りのレベル、これは海抜で約37メートルぐらいなんですけれども、そこの動線と、今はそれしかないので、なかなか各方面に行くのには坂があったりとか、非常にそういう部分がございます。今回、まちづくりを進めることによって、まさにその西側の南北自由通路、これはブルーの線で橋上通路レベル、中野通りから大体プラス15メートルぐらいの高さを想定しておりますが、こういったものを設置することによって、駅からのアクセスと、それから、まさに区役所・サンプラザ一体整備、今後計画を深度化していきますが、そういったものとなるべく同一平面というか、同じ高さで移動ができるような整備をしていきたいということです。
 それとオレンジの線が北口広場レベルということで、これは中野通りを基準にするとプラス6メーターぐらいの高さになるところです。どうしてもすべてをこの同じ3階レベル、橋上レベルでつなげるところは少し難しいところがございまして、ただ、このオレンジの高さにおいては、北側でありますれば、新北口と現北口をスムーズにそのまま移動していただけるような動線、それと縦動線もバリアフリーのエスカレーター、エレベーター等々整備をしていきたい。それと南口につきましても、駅直近のまちづくりを通じて、やはりこのオレンジ色の2階レベルと呼んでおりますけれども、同じ高さで二丁目と三丁目をつなぐような動線整備をしていきたい。それとあわせて、二丁目には再開発事業がございます。どうしても二丁目の千光前通り、非常に坂がきついということがございますので、駅へのアクセスとしては、こういった駅整備とあわせて、そういったなるべく同じ高さでスムーズに移動できるような回遊動線を整備していきたいというふうに考えております。
小林委員
 そうですね。今言われたような話で、一つのレベルとして15メートルと6メートルと、2段階の数値が今、徹底はされるという形になるのか。恐らくこれから周りの建物がどんどん、もう恐らく10年、20年、下手すると30年ぐらい建てかえという形で変わっていくところもあると思います。そういう意味で、何らかの規約なりそういう形で、本当に自分たちがこの15メートルと6メートルのところの一つの基準値をつくる形になって、本当にいろんなところに、まちにバリアフリー、バリアフリーというか、大変な高齢者の人数も多くなってきますから、そういう形のものを何らかの形で規約にできる、規約にしていこうと。条例というのは難しいんですけど、その中に織り込むとか、そういう形というのはできるんでしょうかね。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 ここで示しているこういった回遊整備の考え方は、中野駅地区整備基本計画で示させていただいているものです。今その基本計画に基づいて、いわゆる第1期整備事業を進めているわけなんですが、西側の南北自由通路、これについては第2期の整備というふうに位置付けております。具体的に本当にどのぐらいの高さになるかということであるとか、その北側のサンプラザ・区役所方面にどういった高さでどういう動線をつくっていけるかということは、まさに今後検討を深めていって、さらに深く事業計画等々を策定する段階になって、やっと固まってくるということでありますので、現時点で、もう将来この高さに何か規約というような、そういうことは難しいかと思っております。
小林委員
 そうだと思いますけども、基本的に今回、南北通路のほうの高さの基準が恐らくこれから、これから決まっていくという形になると思うんですが、その時点で、どこにこの高さをきちっと合わせるという、やっぱりそういう思いがないと、次の建物を建てるときに、いわゆるその分ぐらいの腹を中野区が決めておかないと、次の新しい建物を建てるときの状況が本当にバリアフリーにならないか、あるいは階段がそこにつけられてしまうとかいうような状況になりますので、その辺、それを一番言いたかったんですけども、その辺の、意味はわかりますか。何かその辺のやり方というのは、ちょっとお言葉をいただきたいなと思っていますが。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 十分に将来のそういった動線の連続性であるとか、あと特に南口については、中野三丁目とこの南北動線がどのように接続されるか、あるいはそれを起点にして、この三丁目の駅直近地区がどういったまちづくりの姿になり得るかということを今後十分に検討してまいりたいと思います。(「ちょっと休憩してもらえる」と呼ぶ者あり)
委員長
 休憩します。

(午後1時31分)

委員長
 再開いたします。

(午後1時43分)

むとう委員
 今年度の取り組みのところに、中野二丁目地区計画の案の検討というふうになっておりますので、まだこれからのことなんだと思うんですけれども、中野二丁目のところの都営住宅、まだお住まいの方もたくさんいらっしゃるわけですけれども、この都営住宅のことについてはどういう進捗状況になっているのか、これまでのことをもうちょっと教えていただけたらと思います。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 中野二丁目地区で今、市街地再開発事業に取り組んでいるエリア、その中に供給公社の住宅が含まれております。この方々につきましては、供給公社のほうで対応していただいているということを伺っております。若干、計画そのものは少しおくれぎみになっておりますので、その辺の対応についても、供給公社さんのほうでしっかりとやっていただくということでお願いはしてございます。
むとう委員
 区が直接的にはやらないということのようなんですけれども、知っていることがあれば、今どんな状況になっているのか、教えていただけたらと思います。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 供給公社さんといたしましては、既に代替の住宅施設等をあっせんしたりして、できるだけ移っていただくというようなことをやっておられるようです。ただ、今のところ、非常に便利のいいところでございますので、供給公社さんが意図していたところまでの移転が進んでいないということは伺っております。
委員長
 他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で調査事項の経過並びに現状についてを終了いたします。
 暫時休憩いたします。

(午後1時45分)

委員長
 それでは、再開いたします。

(午後2時15分)

 それでは、所管事項の報告に移りたいと思います。
 1番、開発協力金の協定締結についての報告を求めます。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 それでは、開発協力金の協定締結について(資料4)御報告をさせていただきます。
 警察大学校跡地の開発事業者と、「中野区まちづくり基金として積み立てる中野駅周辺地区都市基盤等整備に係る開発協力金の運用に関する要綱」に基づきまして協定を締結いたしましたので、その報告をさせていただくものです。
 そもそも、この要綱でございますが、これは警大跡地に関して新たに土地を取得し、開発を行う事業者、この方々からの開発協力金の運用について必要な事項を定めたものということでございます。今回、協定を締結させていただいた事業者は、財団法人自警会さんです。こちら、東京警察病院の運営主体ということです。
 2の協定内容は後ほど御説明いたします。
 3番の開発協力金の納付時期でございますが、これは本年、平成23年度中ということで協定を結ばせていただいております。
 ページをめくっていただきまして、別紙がございます。こちらは、その取り交わしをした協定書のひな型そのものということになっております。ただ、具体の納付金額でありますとか、納付の時期につきましては、これは企業の財務情報にかかわるということで、こちらについては明記できない旨、御了承いただきたいというふうに思います。
 この協定書、内容は、第1条、目的から始まりまして、第6条、補則というような構成になっております。基本的には、この開発協力金については、先行する3事業者とは既に締結をさせていただいておりまして、これも昨年の議会で報告をさせていただいているところです。先行事業者と結んだ協定書の内容と基本的には全く同等の中身となっております。ただ、この自警会さんにつきましては、警察病院がもう既に平成20年の4月に開院をしているという、全くこれからの事業者とは違う性質がございますから、それに関して、一部その表現等が変わっているところがございます。それと先行3事業者とは協力金の返還という条項があったんですけれども、もうこちらは事業が中止することなく既に開院をされているということで、その返還に関する条項は抜いてあるという、そのようなところでございます。
 報告は以上です。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はございませんか。
平山委員
 先行3事業者と結んだ協定とほぼ同じ内容で、だけど、この警察病院はもう既にスタートしているので、一部表現を変えていますと。その返還にかかわること以外に変えていらっしゃるところがある。あったらどこか教えていただいていいですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 例えば、この1条の目的というところですが、先行事業者と結んだ協定書は目的ということではなくて、対象開発事業という表現になっております。したがって、今後開発するこういった事業者はというような書きっぷりになっているんですが、この自警会さんについては、既に開院もされているということで、1条については目的ということで、ごらんのような内容にさせていただいております。
むとう委員
 参考までに、先ほど企業の秘密ということもあって、納付金額であるとか、納付時期については書いていないということなんですけれども、これ、あくまでも協力金ということで、幾らというふうにはこちらから言えないところなんだと思うんですけれども、ある程度の線を提示して話し合っているんですか、それとも全く自主的な金額でオーケーということになっているのか、その辺はどういうことになっていたんでしょうか、教えてください。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 この開発協力金につきましては、従前から一定の目安の数字は予算、財政フレームにも書かせていただいておりました。数値としては約40億という数値を掲げております。基本的なこの協力金の算定というか、考え方につきましては、通常、開発行為をする場合に整備が求められる道路と公園の整備費、これを各事業者の開発規模等に合わせて案分をさせていただいたものを一つの目安というふうにしております。
委員長
 他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 次に、2番、中野駅地区第1期整備に伴う系統別バス乗降場配置計画等の確定についての報告を求めます。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 それでは、お手元の資料、中野駅地区第1期整備に伴う系統別バス乗降場配置計画等の確定について(資料5)御報告申し上げます。
 中野駅地区第1期整備に係ります現北口駅前広場の再整備に当たりましては、当広場内にございますバス乗降場を移転しなければならないということでございます。この移転に伴って変更いたします中野駅付近全体の系統別のバス乗降場配置計画(案)、これにつきましては、本年1月及び3月のこの特別委員会でお示ししたところでございます。このたび関係機関等との協議が整いましたので、系統別運行ルート計画等が確定したということで、改めて報告をさせていただくものでございます。
 まず、1は系統別バス乗降場配置計画、これは別紙1、それから、2番目の系統別運行ルート計画、これにつきましては、別紙2にそれぞれ確定図を掲載してございますので、そちらをごらんいただきたいと思います。
 まず、表紙をあけていただきまして、別紙1でございます。系統別バス乗降場配置計画図(確定)ということでございます。左に運行系統一覧表、右にその配置図というペーパーでございます。こちらのほうは、おおむね案で報告させていただいたものと変わってはございませんが、一部、深夜バスの乗り場、これが○Aということで変更になってございます。それから、赤い新乗り場のDという部分でございます。これに阿佐谷営業所行き、それから、同じく赤い8番のところに阿佐谷営業所行き、これがそれぞれ加わってございます。それから、赤いEの乗り場、乗降場に、中20の丸山営業所が追加になっているということでございまして、当初の案から変更になっている部分はこの内容ということになります。
 この下のほうにアスタリスクがございます。ここをちょっとごらんになっていただきますと、この赤い新乗り場で表示されている記号でございますが、これはあくまでもこの資料作成のための記号ということでございますので、本番の駅の番号とは異なるということで御注意をいただきたいと思います。
 それから、次のページをお開きいただきたいと思います。
 こちらのほうは、このバス乗降場の配置変更に伴いまして、運行ルートが変わるということでの報告でございます。これにつきましては、それぞれの乗り場ごとにルートが変更になっているという図を掲載してございます。この図でございますが、例えば最初の1番乗り場、ブルーの1番乗り場がA番乗り場に変わるということでございまして、これはサンプラザの南側の向かい側のほうに1が、○Aという部分が来るわけでございまして、こちらのほうのルートは、今までは北口駅前広場で回転をして、北から北へ戻るというルートだったわけでございますが、このA番乗り場になりますと、来るときは中野通りを北から参りまして、中野サンプラザの南側の道路を右折し、このA番のバス乗降場に到着すると。それから発進いたしまして、区役所をぐるりと回りまして、また中野通りへ出て左折して通常のルートに乗ると、そういうような変更になってくるわけでございます。
 それから、その右側のほうでございます。B番乗り場、これにつきましても、今と同じようなルートになります。
 それから、その次のページでございます。裏でございます。裏のほうでございますが、赤いDと6番乗り場ということでございます。これは野方と中野を結ぶものはこの青いルートになってございまして、これについては、サンプラザの東側の乗降場から野方へ行くというルートになってございますが、このルートを活用いたしまして、宿05という新宿西口と野方を結んでいるバスルートがございます。これにつきましては、新宿から来る場合は、このガード下に宿05、降車場というふうに書いてございますが、こちらのほうで降車していただいて、D番の乗り場へ着いて、それから野方へ行くということになります。それから、今度、野方から新宿へ向かう場合につきましては、やはり同じ赤い線で記載してございますが、けやき通りをずっと西から東へ行って、中野通りにぶつかって、中野通りを右折し、ガード下に同じく宿05、新宿西口行きというこの乗降場で乗りおりをしていただくということになってございます。
 それから、その右側でございます。F番乗り場、これは今回、後ほど説明を申し上げますが、南口の駅前広場、こちらのほうを利用して発着をするということになります。これは主に五日市街道営業所、それから吉祥寺駅行きでございます。
 それから、E番乗り場、こちらのほうも中野サンプラザ東側のバス乗降場に変更になる。これが位置が若干変更になるということでございます。ルートは変わりません。
 それから、その右側の8番、これについてはルート変更はございません。
 また、その次のページをお開きいただきたいと思います。C番乗り場につきましても、原則はそれほど変わってございません。
 それから、この右側のページ、5番乗り場、黄色い5番乗り場でございますが、こちらのほうは、南口の駅前広場を利用している、北側をカバーするバスルートになってございます。これは京王バス、練馬駅・南蔵院行きのバスでございますが、これにつきましては、新たに北から中野通りを南下してまいりまして、ガード下で、これは降車だけになります。ここで降車していただいて、今の乗降場のところで乗降していただくという形になるものでございます。
 また表紙にお戻りいただきたいと思います。
 表紙の3番でございます。整備等スケジュールでございます。この内容につきましては、また7月から8月にかけまして、ホームページ及び区報等によって広報申し上げさせていただきたいというふうに思ってございます。それから、8月下旬からバス乗降場の整備を始めまして、9月上旬ごろにはバスの運行を開始するという整備スケジュールになってございます。
 この配置計画でございますけれども、これはこの下のアスタリスクのところに記載してございますが、この系統別バス配置につきましては、中野駅の西側の南北自由通路及び新たな西口改札が開設されます第2期整備完了時点で、新北口駅前広場の暫定利用が開始される段階ではまた変更はあるというものでございます。
 これについては以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はございませんか。
むとう委員
 ルート変更については、今ももう既にルート変更になっているところもあるわけですけれども、今度、大規模にはこの夏ということなんですけれども、区報等による広報、ホームページだけなんでしょうか。例えば関東バスの方の御案内人が立つとか、何かその場での御案内みたいな人的な配置というのはバス会社のほうは考えているんでしょうか。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 ここの区報等によるというこの「等」部分に、実はバス事業者さんのほうの周知、こういったものも含まれているということでございます。
むとう委員
 バス事業者の周知という方法は、また、人による御案内という部分が、立ってほしいなってすごく思うので、混乱するかなと思うので、人的配置というのはあるんでしょうか。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 バス事業者さんのほうでは、人的配置というところは考えていないようでございます。車内広告づり、それからバス停留所への張りつけ、そういったことで対応させていただきたいということでございます。
むとう委員
 今現在、今の北口のバス停のあたりには、交通整理用の要員の方だと思うんですけれども、バス会社の方が常に1人か2人いらっしゃるんですよ。ですから、その方々、本来は運行のための交通整理だと思うんですけれども、別に御案内人ではないんですけれども、でも制服を着ていて、バス会社の方というのがわかるので、結構、見ていると、尋ねているんですよ、その方に。ですから今回、今度ルート変更で、そういった要員がいなくなっちゃう。こういうふうにきちんと回るようになっていくと、今、交通整理をしている方々は要らなくなってしまうかなというふうに思うので、全くあの人たちもいなくなっちゃうんでしょうか。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 現在、確かに現在の北口駅前広場のところに交通案内の方がいらっしゃいます。この方については、新たなバス乗降場ができた段階でも配置されるというふうに聞いてございます。
むとう委員
 すみません、その方々いらっしゃるんだったらば、ぜひバス会社のほうにお願いなんですけれども、これまでのように、その人たちは本来は交通整理が業務なんだと思うんですけれども、ぜひ御案内も兼ねていただけるようにバス会社のほうに要望していただけたらありがたいですので、よろしくお願いいたします。
伊東委員
 1点だけ。今回は系統路線バスということなんだけれど、空港リムジンなんか全然影響ないのね、これ。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 現在、羽田空港行きがございます。これは赤の8番、こちらから出ておりまして、これについては変更はないというふうに伺っております。
委員長
 他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 次に、3番、中野駅南口駅前広場内のバス乗り場等整備についての報告を求めます。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 今の確定に伴いまして、中野駅の南口駅前広場内のバス乗り場が新たに整備されます。そのことについて御報告を申し上げます。お手元の資料(資料6)でございます。
 今申し上げたバス乗降場の移転計画の確定に伴いまして、現南口駅前広場内に移転するバス乗り場の整備計画、これがまとまりましたので、報告をさせていただきます。
 まず、1番、南口駅前広場内のバス乗り場の整備内容ということでございます。これは今のバスルートのところでも御紹介申し上げましたが、関東バス株式会社の中35、五日市街道営業所、それから、中36、吉祥寺駅行きの路線でございます。これは中野通りを南から北上いたしまして、現在の北口駅前広場で回転してガード下、南下してガード下へとまって、そこで乗降させていたというバスでございますが、その現北口駅前広場の回転機能がなくなるということで、この路線については、南口駅前広場の交通島に新たなバス乗り場を設置するということでございます。
 この位置でございますが、現在の南口駅前広場の西側の端にある交通島がございます。そこに設置しようということでございまして、現在、障害者の方の自動車乗降場になってございます。その部分を利用するということになります。
 このバス乗り場の設置に伴いまして、今申し上げました障害者用の自動車乗降場や、それから、いろいろ樹木等がその部分に植わってございます。こういった支障となる樹木、それから、喫煙スペース、これについてはやはり移転するということで、喫煙スペースについてはしばらく休止をさせていただこうということで考えております。
 それから、1番の(2)でございます。障害者用の自動車乗降場の移設でございます。これにつきましては、中野駅のアクセスを考慮いたしまして、駅南口改札に近い位置に移設整備をするという考え方でございます。当然、これの整備に当たりましては、ユニバーサルデザインに配慮した整備を行っていくということでございます。
 この新しくできるバス乗り場でございますが、これについては、バス上屋を設置するわけでございますけれども、このバス上屋につきましては、広告物を掲出しまして、その収入によって広告掲載者が上屋を設置するという新しい整備スキームを活用していきたいということでございます。
 この広告つきバス上屋でございますけれども、これは既にほかの自治体でも活用されてございまして、かなり都市景観に寄与しているということはございます。こういった活用によって、駅南口の景観向上に資するものというふうに期待をしているところでございます。
 ここで別紙をごらんいただきたいと思います。A3判の別紙、中野駅南口駅前広場計画図ということでございます。今申し上げました新しいバス停は、中野通りと、それから南口駅前広場の間にある交通島、これを新しいバス乗り場として整備するということを考えてございます。これに伴って、障害者用の自動車乗降場を北側の黄色い部分、こちらのほうに移設整備をしていこうというふうに考えてございます。このバス乗り場には、薄い茶色の線で中野通りから右折をして入りまして、一回りしてこのバス乗り場に到着し、また、出るときには、この薄い水色のルートでこの南口駅前広場を回り、中野通りを左折して出ていくということで考えてございます。
 今申し上げましたように、ここに樹木等が植わってございます。こちらのほうは、中野通り側に一部移植、それから円形花壇、中央部の円形花壇に一部樹木の移植ということを考えてございます。それから、先ほど申し上げました喫煙所、これについてはしばらく休止をさせていただくということで、ほかの場所で復帰させる考えでございます。
 また、表紙の裏面をごらんいただきたいと思います。
 3番の整備上の留意点でございます。関係交通事業者との調整ということでございまして、この南口駅前広場はおおむね2分の1がJR東日本が所有しているということがございまして、新たなバス乗り場やバス上屋の一部、それから障害者用自動車乗降場の整備、こういったものについては、JR東日本と施工協議を取り交わして工事を進めるということで考えてございます。
 それから、もう一つは、バス及びタクシー事業者との調整でございます。この南口駅前広場は面積が狭い上に、バス・タクシー等の交通もふくそうしているということがございます。こういったことから、この駅前広場を利用するバス・タクシー等の事業者による協議会を発足させまして、広場利用に係るルールづくりを行い、その遵守に向けて各事業者と覚書を取り交わすこととしてございます。
 さらには、(2)番でございますが、交通指導員の配置を考えてございます。こういった交通混雑等の多くの問題を抱えておりますことから、この問題に対処いたしまして、区民の方や駅利用者の方々等の安全を確保するために、南口駅前広場等に交通指導員を配置するということを考えてございます。こういったところで、特にタクシー等の整備、これが重要な指導員の仕事、そのようになるかと考えてございます。
 この交通指導員の配置でございますが、これは中野区が事業主体となって整備を進めるということから、中野区が人員配置等の必要な措置を講じることとさせていただいてございます。これにつきましては、今定例会の補正で予算措置をさせていただいたところでございます。
 今後の予定でございますが、6月に支障樹木等移植に係る関係者調整、これはかなり関係者の方がいらっしゃって、調整に時間をかけてございます。それから8月には、この整備に関する広報、これを区民等への周知を図ってまいりますとともに、バス乗り場の整備工事に着手をしたいと考えてございます。8月から9月にかけて工事をし、9月にはバス乗り場として供用開始をしていこうということで考えてございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はございませんか。
いでい委員
 1点だけお伺いします。バスのこの新しいバス乗り場ですね、新たに整備する。これは中野区が事業主体ということで、JRとは協議をして、何か取り交わすというふうに、するって書いてあるんですけど、結局、お金的な部分はどういうふうな感じになっているんでしょう。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 土地の所有については無償ということになります。現在、このバス乗り場としての形態を整えておりませんので、バス乗り場として整備をしていくということは中野区が行っていくということになります。ただ、この上屋については広告掲載をして設置していただける業者さんがおりますので、そちらのほうで無償でやっていただくということになります。
いでい委員
 その、今おっしゃっていた上屋をつくってくれる業者さんというのは、例えば今、山手通りに新しく整備されたようなバス停のようなことをおっしゃっている、それを設置している業者さんということなんでしょうか。
 またもう1点、広告物に関しては、そこの業者さんが広告を集めたり設置したり、そういったもの全部やってくださるということなんでしょうか。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 この新しいスキームでございますが、中野区でも環六のバス上屋で設置したというお話を伺ってございます。これは東京都道でございますので、東京都さんが調整をしたというふうに伺っておりますが、確かに環六で設置されております。今おっしゃられたように、広告そのものはかなり質のよい広告というふうに伺ってございまして、この広告を設置することによって、そのお金で上屋を設置し、かつその広告物を含めて清掃等の維持管理、これもこの設置者が行っていただけるということでございます。
平山委員
 ここにバス停が新しく一つできて、それに関してはいろんな思いがあるのですが、1台分というか、一つふえますから、ここにも書いてあるとおり、かなり大変な状況にあの中がなるんじゃないかと思っているんです。このバス及びタクシー事業者との協議会を発足させて覚書を取り交わすとしていると。これ、スケジュールを教えてもらっていいですか。どのようなスケジュールで考えていらっしゃるのか。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 既に協議会の準備会を立ち上げまして、協議に入ってございます。当然このルールづくりにつきましては、9月のこのバス乗り場、これを使用するまでにそういった覚書を締結したいというふうに考えております。
平山委員
 じゃあ、供用開始までには大丈夫だということですね。その上で、先般、補正で議決をさせていただいたんですが、この図面が今回出てきたので、具体的にその交通整理の方は、どのあたりに立たれて、どういう形でこのお仕事をされることになるんですかね。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 今回の予算措置をさせていただいたのは、1日3名ということで配置を考えさせていただいてございます。特にこの南口の駅前広場でございますけれども、タクシーがこの円形花壇の周囲をぐるりと配列してとまっているという状況がございますので、今、委員のおっしゃったように、ここにバスがまた1台新たに進入してくるということになりますと、そのタクシーの滞留、これをやはりある程度整理していかなければいけないだろうということで、今、我々が考えてございますのは、この円形花壇の一周がせいぜいだろうと。一周がもう過ぎてしまった段階ではタクシーの乗り入れ、これをもう中野通りで阻止してしまうということから、中野通り際に誘導員を配置していきたいというふうに考えてございます。
 それから、もう一つは、ここに約2名ぐらいは要するかなというふうに思ってございまして、もう1名がガード下の新宿・野方を結んでいるバス降車場、これがガード下へ新たにつくるという話を申し上げましたが、そこでのやはり降車下方の北行の誘導、こういったところが非常に交通管理者のほうも危惧してございまして、いわゆる斜め横断をしてしまうんじゃないかというですね、そういったことを阻止するために、やはりそちらのほうにも配置したほうがいいという判断をしてございまして、今考えておりますのは3名ということでございます。
いながき委員
 先ほどのいでい委員の質問とちょっと関連して、JR東日本との関係で、裏面の関係交通事業者との調整というところで、バス乗り場の整備云々についてはJR東日本と施工協議を取り交わした上で工事に着手するとあるんですが、この施工協議というのは具体的にどういった内容なんでしょう。例えば、このJRの敷地内の整備についてはJR東日本の関連業者を使わなければならないとか、具体的にはどういった内容なんでしょう。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 この用地、JR用地につきましては、整備に当たって無償で、要するに、土地代金は無償で整備をさせていただくというような内容。それから、整備については、これは事業者である区が費用負担を行うというような内容になろうかというふうに思ってございます。ただ、そういった区の行う事業について、JRの協力をするというような内容の、協力をしていただくというような内容の施工協議になってこようかと思います。
いながき委員
 もう少し具体的には。もうそういった本当に抽象的な内容のみということでしょうか。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 ここにも簡単に記載してございますが、こういったバスの乗り場が実際にJRさんの用地内でというようなこと。それからバス上屋、これにつきましても、JRさんの用地をお借りしないとつくれないといった内容。それから、この障害者用の自動車乗降場施設、これにつきましても、現在、都道側に配置されていたわけですが、これもJRさんの用地内に設置をさせていただくという、細かく言うとそういった内容について協力をしていただくというような内容になってまいります。
委員長
 他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 次に、4番、中野駅北口駅前広場内の関東バス案内所の移設についての報告を求めます。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 これにつきましては、中野駅北口駅前広場内の関東バス案内所の移設について、お手元の資料(資料7)に基づきまして、御説明をさせていただきたいと思います。
 このバス案内所の移転理由、これは言うまでもないわけでございますが、現北口駅前広場内に現在ございます、関東バスが所有する案内所、これについて支障になるということがございます。そのために移転させなければいけないということでございます。
 この移転場所及び規模でございます。これ、2枚目の別紙をごらんいただきたいと思います。このバス案内所でございますけれども、これは区民の利便施設といたしまして、この別紙にもございますように、仮設バス停に近い、区の庁舎用地に移転設置をするということでございます。中野区役所の南側のこの赤い部分、この部分に、今、お犬様の彫像があるわけでございますが、その左側にこの案内所を設置するということでございます。使用面積でございますけれども、約10平米程度ということでございます。
 また表紙にお戻りいただきたいと思います。
 3番の移転手続でございます。こちらのほうは、中野駅地区の先ほど申し上げた第2期整備に伴います新北口駅前広場の暫定設置するまで、仮設施設としてその使用を許可しようというものでございます。当然でございますけれども、この施設につきましては、区庁舎の用地の使用、これは有償でございまして、関東バス株式会社より区がその使用料を徴収するということで考えてございます。
 移転スケジュールのほうは、8月から9月ということで、これもこのバス案内所がこちらへ移るということの周知、それから設置工事については8月中、9月には現在の北口駅前広場にある既存施設、これを撤去するといったスケジュールで考えてございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 次に、5番、中野駅北口改札の改修に係る施工協定等についての報告を求めます。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 中野駅の北口改札の改修に係ります施工協定等について(資料8)御報告をさせていただきます。
 昨年の12月でございますが、中野駅の北口駅前広場整備等に関する基本協定をJR東日本と締結してございまして、その中では、中野駅北口改札改修については、JR東日本が設計及び施工を行い、中野駅の北口駅前広場整備につきましては中野区が行うということとしてございます。これに基づきまして、JR東日本と、次のような協定締結等の作業を進めるということでございます。
 まず、1点目でございますが、これは中野駅北口改札の改修に係る施工協定を締結するということでございます。現在、中野駅北口改札の改修につきましては、本年9月からの工事着手を予定しているところでございます。それに向けまして、7月末を目途に、今月末ですね、今月末を目途にJR東日本とその施工協定を締結する必要があるということでございまして、現在その協議調整を進めているところでございます。
 その概要について御報告申し上げますと、まず、(1)番、協定の骨子でございます。中野駅地区第1期整備に係る中野駅北口駅舎の改修につきましては、中野区の費用負担によりJR東日本が施工するとするものでございます。
 2番の施工に係る負担の考え方でございます。中野駅の北口駅舎の改修に要する費用につきましては中野区が負担し、これとあわせて実施する、もう既に移転してございますが、ビュープラザ等の支障移設等に要する費用、これについてはJR東日本が負担するということでございます。
 この協定額でございます。北口改札改修に係る中野区負担分、これにつきましては、概算額4億1,000万円という数字が示されてございまして、この額で協定を締結する予定でございます。この額につきましては、工事終了後、精算を行ってまいるものでございます。
 この中野区の負担分でございますが、これにつきましては、社会資本整備総合交付金の関連社会資本整備事業制度、これを活用することによりまして、その2分の1が補助される予定となってございます。
 施工概要でございます。北口改札を現北口駅前広場側に向けて移設することとあわせまして、ビュープラザ等の移設を行います。また、新たに設ける駅舎ひさしについては、中野区の整備する広場内の上屋と連続させるよう配慮するということで、これについては、別添「施工概要図」を参照いただきたいと思います。
 別添図をお開きいただきたいと思います。A3判の施工概要図になってございます。左側に北口改札改修平面図、右側のほうには、A-A´断面図というふうに申しまして、これはラチ内コンコースを南北に切った断面図を掲載してございます。
 この平面図のほうでございますが、これはJRさんの作図方法でございまして、北が下側を向いております。下のほうに北口駅前広場があるということでございます。このちょうど中央部分に薄茶色の色が塗ってございます。これが駅舎からの駅舎ひさし部分をあらわしてございます。その下にラチ内コンコースがちょうど中央部にございますが、そこの突き当たり部分に新たに改札機を設けるという絵柄でございます。この改札の右側に駅事務室ができ、さらにその右側に券売機室ができると、券売機が取りつくということでございます。
 このJR東日本で整備いたします駅舎ひさしと合わせるように、この北口駅前広場の整備で設ける上屋とうまく整合はとれるようにしていこうというものでございます。この南北上屋、これは、この北口改札からサンモールのほうへ抜けるような上屋、それから、さらに右側のほうに行ってございます東西連絡路方向にエレベーター上部、それから、エスカレーター上部にこういった上屋を整備するというような考えをとってございます。
 断面図のほうでございますけれども、これは右側が北口駅前広場になります。ちょうどそこに整備後の広場地盤というふうに書いてございますが、コンコースから北口駅前広場にフラットで出られるように整備をするということでございます。
 また、表紙にお戻りいただきたいわけですが、表紙の裏面、裏をごらんいただきたいと思います。
 この北口改札の改修の施工協定にあわせまして、二つ目でございます。中野駅北口駅前広場整備に係ります施工協議についてということでございます。こちらのほうは北口改札の改修と並行いたしまして実施いたします現北口駅前広場の再整備に向けまして、駅前広場用地の一部を所有するJR東日本と施工区分等を明確にする必要がございまして、そういった施工協議を取り交わすこととしてございます。
 この骨子でございますが、北口駅前広場の施工区分の考え方でございます。駅前広場につきましては、JR東日本所有地を含めて中野区が整備を行い、駅前広場内に張り出す駅舎のひさしについては、JR東日本が整備するという内容でございます。
 それから、北口駅前広場の整備に係る協力調整でございます。これにつきましては、JR東日本の用地を中野区が無償で使用できるものといたしまして、施工に当たりましては、JR東日本が実施する北口改札改修等の整備と連携し、調整を行いながら実施していくというものでございます。
 それから、三つ目でございますが、北口駅前広場整備後の管理の考え方。この北口の駅前広場、改札等の整備が終わりますと、その後の管理をどうしていくかということの管理協定を締結する必要があるということでございます。基本的には、安全性や利便性の確保という観点から、駅前広場内の管理は中野区が行うことといたしまして、先ほど来申し上げている駅舎のひさし、これについてはJR東日本が管理をするということになります。こういったことを基本として、詳細につきましては、今後、JR東日本との間で管理協定を締結する、その作業の中で詳細を決めていきたいというふうに考えております。
 それから、三つ目になります。これは中野駅西側の南北自由通路等の第2期整備の検討についてでございます。第2期整備で予定してございます中野駅西側の橋上南北自由通路及び西口改札新設等の整備につきましては、一昨年、21年度になりますが、調査設計をJRと行いました。その調査設計を踏まえまして、事業化に向けた具体的な計画検討、この作業を今年度、JR東日本と協働して進める必要があるというふうに考えてございます。現在のところ、どういう作業で進めるか、あるいは今申し上げた進め方、これについてJR東日本さんとの調整をしているところでございまして、そういった調整が済み次第、どういった内容で検討作業を行うか、報告をしていきたいというふうに考えてございます。
 4番目でございます。今後のスケジュールでございます。先ほど申し上げた北口改札の改修に係る施工協定、それから、北口駅前広場整備に係る施工協議、これにつきましては今月末を目途に作業を進めているところでございます。8月になりまして、北口駅前広場の工事に着手をいたします。9月から北口改札の改修工事を行っていくということでございまして、これらについては、平成23年度末、北口駅前広場の整備、それから北口改札の開設、こういったことを目途に作業を進めていくということで考えてございます。
委員長
 委員会を休憩します。

(午後3時02分)

委員長
 それでは、再開いたします。

(午後3時02分)

 ただいまの報告に対し質疑はございませんか。
森委員
 すみません。国庫補助の活用のところについてちょっとお聞きしたいんですけど、この社会資本整備総合交付金の関連社会資本整備事業制度というのは、どういう事業が対象になる制度なんでしょうか。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 まさしくこういった、通常ですと交通結節点整備事業とか、いろいろな補助事業があるわけでございますが、こういった駅舎の改修ですとか改札の改修、こういったものについては、そういった一般的な補助が使えないということがあって、この制度、社会資本整備総合交付金の関連社会資本整備、こういったものが使えるということが判明いたしまして、この国庫補助を活用させていただくということでございます。
森委員
 予定であるって書いてあるんですけど、ほぼ可能性は高いと思っていいのかというのが1点と、あともう一つ、この制度を活用するために改修の内容、工事の内容とかに変更があったのかなかったのか。あったとすればどういう点なのか、2点お答えください。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 この事業の活用につきましては、ほぼ使えるというふうに考えております。それで、この補助事業を使うために計画を変更したりするようなことはございませんでした。
平山委員
 費用負担について、もろもろと書いてあって、ちょっとわかりづらかったので確認をさせていただきたいんですが、ここに載っているのは、まず北口の駅舎の改修、整備、これはJRはお金を出さなくて、中野区が全部やりますよと。それで、北口の改札の改修、これは幾らかの工事代金の中で中野区がそのうちの4億1,000万円を出す予定ですよということで、ひさしは、駅から連続している部分はJRが出して、手前側の、図で言うブルーの部分は中野区が出しますよという理解でよろしいんですか、書いてあることは。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 これは、ひさしはJRさんが整備をするんですが、費用負担は中野区になります。それで、ここでJR負担分が、じゃあどのぐらいなんだと、恐らくそういった疑問なんだろうというふうに思いますが、ここに書いてございますように、ビュープラザ等の支障移転、もうこれは既にJRさんのほうで行っておりますが、実は北口の改札を改修するに当たりまして、このビュープラザが実は支障になります。支障します。そういったことで移転をさせなければいけないということがございまして、これについてはJRさんが負担してくださいということになります。それから、その他、駅施設を機能拡充というんでしょうか、例えば、今までなかった更衣室をつくったりとか、そういったものがあった場合については、機能拡充する部分については、これはJRさんが負担をするんですというお話の中で、これも昨年お話を申し上げたんですが、昨年の段階ではおおよそ全体の工事で約7億だったですかね。7億、そのうちの約5億を中野区が負担というようなことを、この特別委員会で申し上げたことがあるんですが、今回、5億が概算が4億1,000万円になっているというものでございます。
平山委員
 ひさしはJRが、その駅舎から連続している部分はJRが工事をやるんだけど、中野区はお金を出す。随分太っ腹ですね。昨年からの報告で来ているんでしょうから。もうちょっとJRもやっていいんじゃないかなと思うところもあるんですが、この改札に関しては、そもそもJRになって、このバリアフリーに関してのある一定の責任はあるわけですよね。そこら辺の部分での調整をしっかりした上で、この50%以上の負担。改札ってJRの施設ですよね。これをやるのも中野区が半分以上お金を出すということなんですか。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 今、委員がおっしゃったように、バリアフリー等の問題があるということで、そういった費用等も勘案して、JR側が約2億5,000万ですか、そういったような分担になっているわけでございまして、本来的にはこの駅舎等整備、この改札を含めてですが、改札の変更につきましては、どちらかというと都市側、いわゆる警大跡地等の開発によりまして、乗降客というんでしょうか、が増加するということに対応するための北口駅前広場の整備と、それに合わせる形で改札を駅前広場側に向けるというようなことを中野区が要請したということでございまして、本来的には中野区負担ということはございます。その中で、今、委員がおっしゃったバリアフリー、それから支障移転、こういったものを勘案してこういった負担割合になっているということでございます。
平山委員
 ちょっとJRさん、なかなか渋いなと思うんですけど、例えば区内に私鉄って、地上を走っているものは西武線ぐらいしかないんですけども、これ、ほかのいわゆる駅舎の整備とかの事例とかも当然調べられたりしているんですよね。JRと私鉄の違いってあるんですか。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 これにつきましても、昨年でしょうか、やはり資料としてお出しをさせていただいたものでございますが、改札というのは、他の駅でもそう簡単に移っているということはございませんので、一般的に言って、これから我々が取り組む南北自由通路、そういった駅舎ですね、駅舎と南北自由通路、こういったものの調査をしたことがございます。昨年でございますが、資料をお出しさせていただきました。例えば、さいたま新都心、これにつきましては鉄道側の負担ゼロ。大体、鉄道側が負担しているのは少ないです。それから西府駅、これも鉄道側の負担ゼロ。西大宮駅、これもゼロ。それから拝島駅、これがJRと西武鉄道が乗り入れしておりまして、鉄道側の負担が約20%ほど負担してございます。これ、8.8億でしたか。そういったようなことを踏まえて、今回のこの北口の改札改修のJR負担、これについても検討していました。
平山委員
 もう最後にしますけど、せっかくそういう資料をお示しいただいたので、今、ゼロのところから中心に話をしていただきましたけど、ちなみに費用負担が多いところの順から言うと、どういうふうになっていますか。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 今、最後に申し上げた拝島駅、これが約20%、鉄道側が負担しております。それから日立駅、これが9%ほど鉄道側が負担しているということを把握してございます。
委員長
 他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 続いて、6番、中野駅地区第1期整備工事についての報告を求めます。
石井都市政策推進室副参事(中野駅地区基盤整備担当)
 それでは、お手元の資料(資料9)をごらんいただきたいと思います。
 中野駅地区の第1期整備、これは平成22年、それから本年の23年と、この2カ年で第1期という工事をしてございます。平成24年春の完成を目途に警大跡地において現在開発が進められておりますけれども、この先行開発に伴います駅利用者等の増大に対応した基盤整備を行うということでございます。
 整備の概要、4点ございます。中野駅北口駅前広場を、バス停の移設や道路のつけかえによりまして歩行者中心の駅前広場として再整備をすると。それから二つ目が、円滑で安全な交通を確保するために、中野通りをまたぐ東西連絡路、幅員が約11メートルの横断歩道橋、これを整備すると。それから3点目が、中野駅北口駅前広場と警察大学校等跡地の開発地区をつなぐ歩行者空間、これを整備する。それから4点目が、これまでの整備を進めるために、仮設バス停、それから中野通り、サンプラザの東側になりますけれども、右折レーンの整備、それから仮設の自転車駐車場、それから自動車駐車場、こういった整備を行うというものでございます。
 それでは、2枚目のA3の横長図面も参考にさせていただきながら説明を申し上げたいと思います。
 まず、工事の進捗でございますが、平成22年度、昨年度整備をいたしました、これは青色で示してございます。例えば、図面の中央付近にございます、前が円形花壇がございました。ここを撤去いたしまして、2階建てのといいますか、2段の駐輪場、これを整備してございます。また、図面左側のほう、弥生共済会という表示がございますが、この青で囲まれた部分、ここへ650台ほどの駐輪場、これを整備してございます。それから、中野駅のガードの左側の青色、これ、2階建ての駐輪場がございました。これを一部、第1期ということで整備、撤去をさせていただいてございます。これらが22年度の実績ということでございます。
 現在着手中の工事でございます。これが緑色でございます。中野通りの線形変更整備工事、これが中野通り、南北に長い施工エリアでございます。それから、仮設バス停・歩行者空間整備、これがサンプラザ・区役所の南側、ここの工事でございます。それから、国家公務員宿舎の解体が今現在、壊しを行ってございます。それから、先日、本会議で議決をいただきました中野駅北口駅前広場及び東西連絡路整備工事というものが準備段階にあるということで、着手中ということでございます。
 三つ目といたしましては、今後予定している工事でございますが、これは赤でございます。仮設自転車駐車場の整備、これは国家公務員宿舎、つまり新区役所用地の一部でございますが、ここに自動車駐車場と自転車駐車場を予定してございます。それから、二つ目が中野駅の南口バス停等整備ということで、先ほど来御説明を申し上げております南口のバス停の変更に伴います工事でございます。それから、北口中央自転車駐車場、2階建ての部分、残っておりますが、これを2期としてここの駐車、駐輪場を撤去するということでございます。
 それから、大きい二つ目でございますけれども、北口の駅前広場、それから東西連絡路の契約ということでございまして、議決によりまして本契約の締結を6月22日で行いました。受託者でございますが、清和の「清」が、これ、清いではなくて静岡の「静か」という字で、誤植でございます。御訂正をいただければと思います。静和・飛鳥建設共同企業体ということでございます。工期は本年の6月23日から来年、24年の3月15日までということでございます。
 なお、工事説明会を7月19日、7時から8時半までということで、区役所7階の会議室を予定してございます。また、周知につきましては区報、それからホームページを予定しておるところでございます。
 それから、先ほどの図面の次のページでございますけれども、完成のイメージということで、四つ掲げさせていただいております。まず左上でございますが、これ、北口の東側から俯瞰したイメージということでございます。左側が駅舎、向かい側が階段を上って、この東西連絡路という形になります。それから、南北のシェルターがサンモールに向かって駅舎から延びているという状況です。
 それから、その下でございますが、これがサンプラザ付近、中野通り、つまり北側から駅舎のほうを俯瞰した場合のイメージということでございます。
 それから、右上になりますが、これ、区役所側から斜めに見たイメージということでございます。
 それから、その下でございますが、これは駅舎、駅のホームの上のほうから俯瞰した絵ということでございます。
 報告につきましては以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 他に報告はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、以上で所管事項の報告を終了いたします。
 審査日程のその他に入ります。
 委員会を暫時休憩いたします。

(午後3時18分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後3時22分)

 中野駅周辺地区等整備特別委員会における委員派遣についてお諮りいたします。
 休憩中に御協議いただいたとおり、委員の派遣については委員長に御一任をいただきたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議がございませんので、そのように決定いたします。
 次回の委員会についてなんですけども、一応、先ほど御協議いただきましたとおり、9月7日(水曜日)午後1時から当委員会室において開会することとし、この間、視察などを行う場合及び急を要する案件が生じた場合は、正副委員長の協議の上、改めて皆様のほうに御連絡をさせていただきたいと思います。これについて御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように決定いたします。
 以上で、本日予定した日程は終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はございませんか。
大内委員
 すみません。こうやって中野区の北口周辺、いろいろ進んできているんですけども、前期のこの同じような中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり特別委員会があったんですけども、そのときにも執拗にこの話をしておいたんですけれども、バス停がこうやって移動する、人の流れが変わっていくということで、西口のほうから車の出入りを検討してくれと、その件について全然進んでいないんですけど。(「庁舎」と呼ぶ者あり)庁舎。あれ、総務委員会なのかもしれないけれども、庁舎は。ただ、一応ここの、要するに北口をこうやって、やっていくうちに、そういったことが出てきますよと言っているんだけど、全然進んでいないみたいに見えるんだけど、やっているんですか。
川崎経営室長
 庁舎担当の立場から経営室のほうからお答えをさせていただきます。前期の委員会で、大きくこのバス停などが変わることによって、区役所とサンプラザの間に入る動線について影響があるのではないかというお話がございました。これについては、全体のその整備の中では直接、今よりも車が入りにくくなるということはないということではありましたけれども、一方でその西側から入るほうが利便性は高いんではないかというようなお話がありましたので、庁舎担当としてもこの間いろいろ検討いたしました。動線でありますとか、警備員の配置など含めて検討してきたところなんですが、今、現時点といたしましては、西側からの入ることにつきましては、入り口としては一般の方が入るところから入って、北側の駐車場に入っていただくにはそれで結構だと思うんですけれども、そうではなくて、駐車場から外へ出て、けやき通りのほうへ出ていくところから入るとなると、今度は出てくる車と出会い頭というようなことがあるので、それは難しいということがございました。
 今度は、じゃあ、一般の駐車場の入り口側から入り込めないかということも検討したんですが、ここは今かなり狭くなっておりまして、そこの構造を変えなければならないということが検討の結果出てきておりますので、これについては、何らかの形で改善をしたいということで今、検討を進めているところでございます。(「委員長、ちょっと休憩してもらっていいですか」と呼ぶ者あり)
委員長
 休憩します。

(午後3時26分)

委員長
 再開いたします。

(午後3時31分)

大内委員
 休憩中に確認したとおり、要望しておきます。
委員長
 経営室長、いいですか。
川崎経営室長
 はい。
委員長
 他に御発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、本日は活発な議論、また積極的な御提案、ありがとうございました。皆さんの御意見になるべく沿うように正副のほうで詰めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上で、本日の中野駅周辺地区等整備特別委員会を散会いたします。

(午後3時32分)