平成24年10月18日中野区議会中野駅周辺地区等整備特別委員会(第3回定例会)
平成24年10月18日中野区議会中野駅周辺地区等整備特別委員会(第3回定例会)の会議録
平成24年10月18日中野駅周辺地区等整備特別委員会 中野区議会中野駅周辺地区等整備特別委員会〔平成24年10月18日〕

中野駅周辺地区等整備特別委員会会議記録

○開会日 平成24年10月18日

○場所  中野区議会第4委員会室

○開会  午前10時00分

○閉会  午前11時38分

○出席委員(14名)
 白井 ひでふみ委員長
 金子 洋副委員長
 いでい 良輔委員
 平山 英明委員
 森 たかゆき委員
 いながき じゅん子委員
 小宮山 たかし委員
 伊東 しんじ委員
 佐野 れいじ委員
 北原 ともあき委員
 小林 秀明委員
 大内 しんご委員
 むとう 有子委員
 かせ 次郎委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 経営室長 川崎 亨
 経営室副参事(経営担当) 戸辺 眞
 都市政策推進室長 長田 久雄
 都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当) 横山 俊
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当) 石井 大輔
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 宇佐美 吉久
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)、
 都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当) 立原 英里雄
 都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)、
 都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 石井 正行
 都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当) 佐々木 啓文
 都市基盤部長 尾﨑 孝
 都市基盤部副参事(都市計画担当) 相澤 明郎
 都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 古屋 勉
 都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 佐藤 芳邦
 都市基盤部副参事(交通対策担当) 高橋 均

○事務局職員
 書記 細川 道明
 書記 江口 誠人

○委員長署名


審査日程
○議題
 区役所・サンプラザ地区一体的整備について
 中野駅周辺地区整備及び区内交通結節点周辺のまちづくりについて
○所管事項の報告
 1 中野駅周辺まちづくりに関する事業者提案ヒアリングに係るヒアリング対象事業者の選定結果
  について(中野駅周辺まちづくり担当)
 2 中野駅南口段差解消スロープ設置について(中野駅周辺地区整備担当)
 3 その他
 (1)中野駅北口改札機の移設工事について
○その他

委員長
 定足数に達しましたので、ただいまより中野駅周辺地区等整備特別委員会を開会いたします。

(午前10時00分)

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように進めます。
 それでは、議事に入ります。
 区役所・サンプラザ地区一体的整備について、中野駅周辺地区整備及び区内交通結節点周辺のまちづくりについてを議題に供します。
 所管事項の報告を受けます。
 1番、中野駅周辺まちづくりに関する事業者提案ヒアリングに係るヒアリング対象事業者の選定結果についての報告を求めます。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 中野駅周辺まちづくりに関する事業者提案ヒアリングに係るヒアリング対象事業者の選定結果について御報告させていただきます。(資料2)
 当案件につきましては、8月3日にこのヒアリングの取り組みについて御報告をさせていただいたところでございます。今回そのヒアリング対象者を選定いたしましたので、報告をさせていただくものでございます。
 まず1番、応募事業者数でございます。12の事業者から応募をいただきました。そのうち三つがグループの組成というもの、そして九つが1社単独で募集に応じていただいたという結果でございました。
 2番、対象事業者です。今回、そのうち二つの事業者を選ばせていただきました。一つがグループということで、①に掲げているような5社から形成をされてございます。三菱地所株式会社、東京建物、NTT都市開発、三菱地所レジデンス、鹿島建設といった事業者になってございます。
 また、もう一つが1社、東京ガスというところです。この2社を選定をさせていただきました理由といたしましては、一つはグループ、総合力が高いということ。それと豊富な実績をお持ちであるといったところでございます。また、東京ガスにつきましては、エネルギーという観点から突出して実績があるといったところから選定をさせていただいたものでございます。
 3番、選定の経緯です。8月24日に応募を締め切りまして、その後、選定審査ということを行い、8月末にはその結果を通知したといったことになってございます。
 最後4番、ヒアリングの実施ということで、今後中野区が定めていく計画策定、あるいは事業構築を進める中で、その検討事項の実現可能性の検証、あるいはアイデア収集といった観点から、随時この事業者とヒアリングを行い、情報収集をしてまいりたいというふうに考えております。これらの取り組みを通じて区として計画策定、方向性の策定、そういったものを定めていきたいというふうに考えております。
 報告は以上です。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はございませんか。
小林委員
 ヒアリングの対象事業者の単独での東京ガス株式会社ということなんですが、今、エネルギーという話はしたんですが、東京ガス以外にも同じようなエネルギーとか、あるいは環境とか、そういう会社はあったんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 企業のなりわいとして、エネルギー供給という点では東京ガス1社というところでございました。
小林委員
 東京ガスのほうからは、いろいろなテーマとか、そういうものはこれからなんですか。それとも向こうから企画とか、そういう考え方ということはどのようなことをお伺いしたのか、あるいはお話があったのか、その辺ちょっと伺いたいと思います。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 今回の応募につきましては、私どものほうで所定の様式を用意いたしまして、会社概要、それと実績、提案の趣旨といったようなものを簡潔に御提示いただいております。その中で、前回の御報告にもありましたけれども、私どもとして提案いただきたいこととしては、区役所・サンプラザ地区を中心とした開発整備、事業展開の可能性、もう一つが区役所、体育館、防災空間など、公共施設立地のあり方や施設整備の考え方という、この2点について定まった様式で一定の考え方を応募したところでございます。その中で、各社が思われるお考えを述べていただいており、東京ガスにつきましてはその中でもエネルギー供給のあり方といったことが提案の中に盛り込まれていたというところです。
平山委員
 こちらのほうで随時事業者からのヒアリングにより必要な情報収集を行うと。これ、おしりって決まっているんでしたっけ。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 このヒアリング自体は、今年度いっぱいを目安に考えているところです。
平山委員
 例えば、今出ていた区役所とサンプラザなんていうのは、今年度中にまとめられるんですよね――というような話があったようにも記憶をしているんですけれども、そういったものを踏まえてと。要は、この委員会の調査事項でもあるんですけれども、なかなか御報告も上がってこないということもあるので、そういったことも踏まえてスケジューリングをされているということでよろしいですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 区役所・サンプラザ地区についても、整備構想を今年度は検討しているところでございます。そういったものの検討の参考にもこのヒアリングを生かしていきたいというふうに考えております。
平山委員
 検討されているって、今年度まとめられるんじゃなかったでしたっけ。それは違った。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 区役所・サンプラザの基本構想につきましては、今年度基本構想の策定を目標としてございます。
平山委員
 語尾が聞き取れなかったんですけれども、あんまりこれやり過ぎると外れてしまうので、その件だけ。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 今年度は、区役所・サンプラザの整備の基本構想を策定するということを目標としております。これは今年度の目標ということで取り組んでいるところでございます。
森委員
 私の記憶が定かでないのでちょっと教えていただきたいんですが、8月3日に報告いただいたときの資料では、業者の選定という話は書いていなくて、7月下旬に募集開始して、8月下旬に締め切りして、9月以降ヒアリングをしますということになっていたんですが、選定をするというのは、このとき説明あったんでしたっけ。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 8月3日の御報告の資料の中には、選定というような表現は入ってはございません。
森委員
 資料は手元にあるので、資料にないのはわかっているんですけれども、口頭での説明とかでもなかったですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 8月の御報告の段階では、これから応募して果たしてどれだけ手を挙げていただけるかというところ、全く不明でございました。そういったところから、何社を決めるんだとか、そういったような答弁はしていないところでございます。
森委員
 選定するというのは、その時点で決まっていなかったということですよね、今のだと。応募状況を見て、ちょっと多いから選定しましょうという話なんだと思うんですけれども、それだったら説明の中でそういう話、ちゃんとしていただいてもいいんじゃないかと思うんですけれども、いかがですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 8月の時点でいろいろ御質問いただいた中にも、やり取りの中で、何社御応募いただけるかもわからない。その中でどういうふうに選定をしていくかということについては、先ほども申し上げましたとおり、その応募状況を見て判断したいという旨は御答弁を差し上げたかと思っております。
森委員
 あと、それからヒアリングの対象事業者なんですが、12あって2というのは絞り過ぎな気もするんですよね。もうちょっと、せっかくなんだから広く聞いてみたらいいんじゃないかと思うんですけれども、何で2事業者にしたんでしょうか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 二つ選ばせていただきました。そのうち一つは、この5社からなるグループということで、いずれも非常に実績も高く、総合的な力が高いということで、こういったところにある程度絞って密度の高いヒアリングをしていきたいということで選ばせていただいたものです。
森委員
 実績とか、大きい企業で信頼があるところという御説明かと思うんですけれども、既に書類の中である程度提案というのは各社していただいているわけですよね。それを見て選定しているということですよね。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 選定の視点としては、もちろん提案の内容、それと事業者の概要、実績がどれだけあるか、中野のグランドデザインをどれだけ理解していただけているかといったことを総合的に判断して選定をさせていただきました。
森委員
 そうすると、大きい企業で信頼があって、実績があってというのはわかるんですけれども、これまでにない発想を取り入れていくとかということを考えたら、そういう大きな企業だけじゃなくて、物によっては小さい企業であっても、ベンチャーみたいなところであっても、非常に可能性のある提案をしてくれるところというのは、可能性としてはあるんじゃないかと思うんですけれども、今回応募してきた12事業者の中で、皆さんの中で見ていた感じでは、そういったことはあんまりなかったんでしょうか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 そもそもこういったお声かけをさせていただいたところ、主要なデベロッパー、あるいはゼネコンといったところにお声かけをさせていただいております。実績だけではなくて、それこそ新しい考え方、視点というものも大いに期待しているところです。
森委員
 これで最後にしますけれども、この提案の中身というのは、御報告とかいただけるんでしたっけ。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 このヒアリングそのものは、あくまでも区が今後策定していくものに関しての参考としていろいろな情報収集をしたいというところが趣旨でございます。こちらの提出されてきた中身そのものを御報告ということは考えておりません。
委員長
 ちょっと今の点についてなんですけれども、前回当該委員会の中で、この件について何らかの形で報告について宿題ですよと私のほうからお話をさせていただいたところです。進行役で恐縮なんですけれども、今の点、いま一度御説明をお願いしたいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 ヒアリングそのものの趣旨といたしましては、区がつくっていく今後の計画策定、方針策定決定の参考としての情報収集というところがメインでございます。したがいまして、これそのものについての議会への報告ということは想定をしてございません。今後これらを参考にしながら、区としてこの二つのテーマに係る御報告をしっかりと議会のほうにさせていただきたいというふうに思っております。
委員長
 今の答弁も踏まえて、皆さんのほうで質疑の参考にしていただければと思います。
伊東委員
 先ほど来の御説明の中で、本年度中に構想をまとめる目標、説明の中には構想であったり、計画であったり、方針であったり、まず言葉が統一されていない部分が気になりますけれども、中野区として構想とした場合に、どういう形でその構想をまとめるのか。これからヒアリングを行う過程の中で、4番のヒアリングの実施に書かれているように、検討事項の実現可能性の検証やアイデアの収集ということなんですけれども、検討している柱がある。柱があって、それを対象事業者のほうに投げかけてみて実現の可能性を聞くと書かれているんですけれども、最終的に出したい構想というのは一本化するの。それとも幾つかのパターン。まちづくり21が以前に四つぐらいパターン出している。中野区は、構想はどういう形でまとめたいと思っているの。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 区役所・サンプラザの再整備に係る基本構想ということで今年度まとめていきますけれども、これについては区としてまとめるということで、今作業を進めているところでございます。
伊東委員
 ですから、構想と言っても具体的に盛り込む要素をあらわして、後は施設整備の形態は今後提案型の募集をかけるのかどうかわからないけれども、そちらにゆだねるのか、それとも幾つかの施設整備のパターンまで示して、その中にどういう施設をどういうふうに盛り込むのか、機能をどういうふうに確保していくのか、どの辺までをもって構想として考えているのか。それがしっかりしていないと、対象事業者が決まってヒアリングを行うんだって、何も進んでいかないんじゃないのかなと思う。だから、現段階で中野区はどういうふうに進めようとしているのか、持っている案が幾つかあるのか、それを聞いているの。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 現在、区役所・サンプラザの整備ということで、区役所・サンプラザ地区だけではなくて、その周辺のまちづくりに寄与するといったことを考えておりますので、こちらの区役所・サンプラザへの導入機能と同時に、周辺への波及効果、そういったことを踏まえながら今後の地区の将来像、そういったものを示していきたいというふうに考えております。それに基づきまして、さまざまな機能、どんな機能を入れたらいいか、そういったことをブレークダウンしていくといったものでまとめていこうということを考えています。
伊東委員
 全体像が見えてこない、今の説明でも。確かにこれだけのものですから、周辺の地域への波及効果というのは大きいと思いますし、構想をまとめた後に、じゃあその構想を踏まえて計画を策定していくのか、そういう流れが一切ここの中では見えてこないし、まちづくり中野21が出したそれぞれの整備計画だか方針だか、あれはどう生かされてくるのかだとか、そういうものが見えてこないで、やみくもに中野区が検討を進めるのに当たってヒアリングを行いたいと。それでは、じゃあこのヒアリングが何に資するのか、どういう形で成果として出てくるのか、構想の後にどういうステップで事業化を進めていくのか、その辺がちっとも見えてこない。そこまで丁寧に説明してください。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 現在、その構想などをどのように進めるかということもあわせて検討しているところでございますけれども、まちづくりの主体としては、やはりまちづくり中野21に主体的に行わせるものとするといった議決をいただいているものでございますので、そういったまちづくり中野21が主体として取り組むといったことをベースに今後の流れをつくっていくといったものを構想の中でも今後の展開といったことの中で取りまとめていきたいというふうに考えております。
伊東委員
 確かにまちづくり中野21が事業を実施する過程では重要なポイント、位置を占めてくるということはわかります。中野区が主体となって取り組める事業でもないと思いますので、そういう意味でまちづくり中野21が今後大きく関与していくと思いますけれども、ただ、まちづくり中野21のほうも、実際の母体としてはそれだけのアクションを起こせる組織でもないのも事実だし、逆に地域への影響力を考えると、ここではっきりとした柱、考え方を中野区が持って責任ある行動をとらないとどうしようもないのかなと。そういうことを言っているわけで、これからヒアリングしていく予定の中で、既に中野区はこういうふうなものを進めたいというものを持っているのかどうか。それもなしに、ただやみくもに、じゃあお話を聞きましょう、アイデアをくださいというスタンスなのか、別にこの段階で持っているものを披露してくれとは言わないから、どう考えているのか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 現時点で区役所・サンプラザのどういった構想にするのか、そういった柱を整備するといったことについては、現在内部で検討しているところでございます。我々としましては、そういった柱立てをもとにこのヒアリングについても臨んでいきたいと思っておりますし、このヒアリングの実施の中にも検討事項の実施可能性の検証といったことがございますので、我々が目指していきたいものと実際それが実現可能なのかどうかといったことをすり合わせしていくといったものをこのヒアリングを通して行っていきたいというふうに考えております。
伊東委員
 これで最後にしますけれども、年度内に構想をまとめる目標を掲げていらっしゃる。その構想をまとめるに当たってのステップについてはどう考えていらっしゃるのか。この委員会の途中、途中、経過によってヒアリングした相手先の話し合いの内容を報告してくれというんじゃなく、中野区が持っている構想をどういうふうにステップを踏んで進めていますよと、現段階ではここまできていますと、そういう報告はいただけるんですか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 こちらの所管事項といたしまして、区役所・サンプラザ地区の一体的整備といったことがございますし、我々の基本構想をまとめていくといった段階でも議会からの皆様の御意見をいただきつつ、まとめてまいりたいというふうに考えておりますので、いつということは今現在ではちょっと申し上げられませんけれども、この委員会の中でその考え方を示していきたいというふうに考えております。いきなりまとめたものがこれですといったものということではなくて、段階的に我々の検討状況をお伝えして、その中で議論をしていただきたいなというふうに考えています。
伊東委員
 最後にと思ったんだけれども、要するにこの委員会も本日終了すると、4定までの間、期間がない。4定に開かれる。その後の1定までもうあんまり期間があるものでもない。そうすると、年度内ということだと、あと3回ぐらいがせいぜいだと思う、開かれる回数が。4定には間に合わないのかどうか。そうすると、4定の後の1定までの間にちゃんと報告いただけるの。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 現在検討を進めておりまして、4定に向けての報告ができるような形で進めていきたいというふうに考えておりますけれども、場合よって1定までの間の閉会中の開会といったこともお願いすることになるかなというふうに考えております。
いながき委員
 こちらには中野駅周辺まちづくりに関する事業者提案ヒアリングと書かれているんですが、今までの御質疑を聞いていると、中野駅周辺というよりは区役所・サンプラザ一体改革予定地区に限ってのヒアリングをなさっているということなんでしょうか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 前回御報告でもお示しをさせていただいております。このヒアリングを通じて情報収集したいと考えておりますのは二つございまして、その一つは区役所・サンプラザ、もう一つが区役所や体育館、防災空間といった公共施設配置のあり方、この2点についてヒアリングを通じて情報収集したいと考えております。
いながき委員
 今後整備基本構想を今年度中に取りまとめるという御予定ということで、これは当然このヒアリングを参考にしながらということになると思うんですけれども、今年度中に取りまとめるとして、じゃあ公表はいつごろになる予定なんでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 現在の見込みですと、こちらの委員会でさまざまその検討内容を報告して取りまとめていくといった過程がございますけれども、策定の最後の段階までいくかどうかといったところがございます。年度内は素案という形でまとめるといったことを考えておりますし、その段階で公表といったこともございます。
平山委員
 さっき基本構想を年度内にまとめるとおっしゃっていたじゃないですか。今、素案と後退しているんですけれども、一体どういうことなんですかね――とちょっと聞いてしまいたくなるんですが、御説明いただけますか。御答弁が違うんですよ。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 基本構想をまとめるというところで、素案としてまとめるということなのか、最終的なものとしてまとめるのか、これは今後の議論の進め方、あるいは検討の進め方、そういったものによってくると思いますので、これからの進め方として、今のところ年度内としては素案を目標としてとりまとめていきたいというふうに考えております。
長田都市政策推進室長
 予算の審議もいただいて、24年度の事業を執行しているという我々の立場がございます。その中で、本年度の目標としては、区役所・サンプラザ地区についての整備の基本構想をまとめるということでございますので、今、私ども鋭意検討を進めておりますが、この目標についてはそれを追求してまいりたいと、年度内にまとめるという方向については追求してまいりたいと考えております。
平山委員
 御答弁が違うんですが、後からいただいた御答弁のほうが区の考え方だと思って理解をさせていただきますが、だって、すごいことですよ。基本構想まとめるということでやっていらっしゃったのに、いきなり何の説明もなく、いやいや、今年度は素案にしますって委員会の場でぽつりと言われて。そうではないということだったので。
 もう白旗上げるというんだったら、早目に白旗上げていただいたほうがいいのかもしれないですけれども、随分唐突だったので驚きましたけれども、そうではないと。そう考えると、努力の過程の中でおくれていくことはありますよ。だけれども、先ほどの伊東委員の質問じゃないですけれども、当然考え方みたいなものが次に示されて、素案が示されて、議会でしっかりとした議論があって後に基本構想の案が示され、案がとれていくというのが通常の流れだと思うんですね。そうすると、あんまり時間がないので、私も冒頭で心配になってお伺いしたんですけれども、御答弁を聞いているとどうも、最初は目標としますということで後ろ向きだなと思ったんですが、今の質疑の中で、今度は素案にということだったので、大変心配していますので、まだ半年終わったばかりですから、全力を挙げてやっていただきたいということをお願いしておくのと、もう一つは、あわせてこの事業者ヒアリングの中で公共施設の最適配置ということもやられるんですよね。ということは、これも年度内にヒアリングが終わるというようなお話だったので、こちらについても何かしらの御報告がいただける、もしくは何かしら成果物をまとめる御予定があるというふうに理解してよろしいですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 公共施設の配置につきましては、グランドデザインVer.3でさまざまな可能性の検討について表記をさせていただきました。まさにそのことについて今検討を進めている最中でございます。こちらについてもその配置をどう考えるのかといった方針をなるべく早く議会のほうにも御報告ができるように、今鋭意検討を進めているところでございます。
平山委員
 これも最初におしりをお伺いしたのは、要するにグランドデザインができましたと。その後で少したってこういう事業者ヒアリングやりますよということが出てきた。ずるずるといかなきゃいいなと思っているんですよ。なので、今、いつというふうにはおっしゃっていただけませんでしたけれども、なるべく早い適切な時期に議会に何かしらのものを出していただけるように、これはお願いします。
いでい委員
 何人か前の他の委員の質疑の中で、松前副参事のほうから、選定に当たっては云々という御答弁あったと思うんですけれども、その中で中野区が考えているグランドデザインVer.3をどれだけ理解をされているかというのも選定の基準というか、そのうちの一つにあったというような御説明がありましたけれども、もう1回伺ってもいいですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 12応募いただいた中で、内容を見させていただきました。その中で、事業者概要、実績とあわせて提案の趣旨、それと提案の中身そのものが既にグランドデザインVer.3も御案内を差し上げておりますので、それをいかに読み込んでいただけているか、そういったものもその提案の中には反映されるだろうということで、そのような視点も我々は選定の一つに入れているということです。
いでい委員
 グランドデザインVer.3というのは、もう完結しているものですよね。ですけれども、中野区の庁舎をどこに移動するだとか、体育館を旧九中のところに建てるだとか、そういったことも決まっていますよね。そこら辺も事業者には提案している資料には入っているわけですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 事業者はこのデザインVer.3、これの存在、内容は承知をしていただいております。公共施設の配置につきましては、現行の四季の都市(まち)の一角に庁舎予定地、そして中学校跡地に体育館という、今の計画はこういうことであるということも御承知をいただいております。その上で、改めて公共施設の配置についてはさまざまな可能性を検討したいんだという、そういったことも御理解をいただいた上で御提案、このヒアリングに応じていただくということです。
いでい委員
 そのさまざまな可能性を探りたいというのは区の言い分というか、そういうことですよね。ということは、区も今後のことについては事業者からいろいろなヒアリングを続けていって最適なもの、時代に則したものを配置していきたいという思いがもちろんあるとは思うんですけれども、中野区がこうですよという考え方が決まっていないのに、事業者からいろいろな提案を受けたりというのも、ちょっと説明には無理があるのかなと思いますが、その辺いかがですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 公共施設の配置のあり方については、もちろん区のほうで方向性を決めていくものでございます。区がいろいろ考える可能性について、それらについてどんな情報が得られるか、そういうことについて民間の実績、ノウハウ等々の中からどのようなとらえ方ができるのか、そういったことを参考にしていきたいというふうに考えております。
いでい委員
 もちろん選定の中で、例えばグループの事業者と単独の事業者、2者ありますが、この人たちが以前に進めてきた事案といいますか、そういったものはどういったところを参考にしているんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 実績の内容としては、公民のパートナーシップの実績がどれだけあるかとか、既成市街地での開発実績がどれだけあるかといったようなところが参考になるかと思ってございます。実際選定をさせていただいたこのグループの実績としましては、それこそ大手町でありますとか、丸の内でありますとか、そういったいわゆる公共の建物の開発にも十分な実績を持っておりますし、市街地の再開発についても十分な実績を持っているということで、いろいろなノウハウや情報持たれているものだというふうに理解をしております。
いでい委員
 また別の話に移りますけれども、先ほど御答弁の中で、事業者から提案を受けるヒアリングの内容については、当委員会の中では披瀝しないという話、ありましたよね。区としての考え方をまとめてこの委員会で説明するという話あったんですが、私たちは区がそういった事業者からどんな提案を受けて、どんな話し合いがされているのか、そういったところまで関心があるんですよ。そこら辺、いかがですかね。それでもまだ当委員会にはどんなやり取りがあったかというのは説明しないということですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 御報告としては、区のほうで検討している内容について適宜させていただきたいと思っております。その内容について、例えばこのヒアリングを通じてこのような意見交換、情報収集もあったといったような、適宜そのようなことがあれば、それも御説明の中には加えながら御報告するような形にはなろうかというふうに思います。
いでい委員
 これは駅周辺といっても区役所や体育館とか、そこら辺のことですが、それとちょっと話ずれるかもしれませんが、これと同じような事業者から提案を受けている駅周辺のほかの事業というのはあるんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 中野駅周辺につきましては、まさに駅地区の今後の整備であるとか、南口のまちづくりを抱えているところでございます。これらにつきましては、事業者のヒアリングという形ではなくて、まさに具体的な計画の検討、支援ということで、委託を出して検討を進めているところでございます。
いでい委員
 というと、それはURということですよね。中野駅の駅舎及び南口、または駅に接続する北口部分についてはUR、庁舎や体育館についてはこの事業者からいろいろな話を受けているということですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 今年度の作業につきましては、中野駅地区及びそれと密接不可分な中野三丁目の駅直近の検討、これにつきましては都市再生機構のほうに委託を出しているという状況です。一方、中野二丁目につきましても、再開発事業エリアを含む中野二丁目の検討というところは、また別なコンサルに委託を出して検討を進めているところでございます。
大内委員
 まず1点目、今の話の続きで言うと、もう8月31日で決定して今年度いっぱいなんでしょう。今年度いっぱいということは、もう決定して1カ月以上たっているという中で、何かヒアリングというのはおやりになったんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 ヒアリングは随時行おうというふうに考えております。具体的なヒアリング、この御報告以降に随時していこうと考えております。
大内委員
 随時ということは、1カ月半の間に10回ぐらいやったの。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 選定結果をお出しして、この御報告の間、これまでの間にはヒアリングということはまだ行ってございません。
大内委員
 そうしたら、まだ1回も随時やっていないんでしょう。だってもう1カ月以上たっているんでしょう。年度内なんでしょう。随時やっていくと言ったって、まだ1回もやっていないって、あなたの言っている随時というのは、どのぐらいのことを言っているんですか。月に1回、2回、3回。どのぐらいなんですか、あなたにとって随時って。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 そのヒアリングの状況にも応じるかと思いますけれども、年度末までの残る5カ月程度の中で、月に何回というところを特に決めているわけではございませんけれども、複数回やっていきたいと思ってございます。
大内委員
 というのは、この三菱地所なり東京建物、NTT、鹿島、東京ガスと言うけれども、だれが来るの。社長が来るわけじゃないでしょう。どういう人が来て打ち合わせをするのか。あなたが言っている随時というのは、この人が一遍に、忙しい人たちだと思うから、あしたやりますと言って来られるわけじゃないでしょう。そうすると年に何回とか、こちらは随時でも、向こうにとってはそんな随時来られませんよ。毎月2週間に一遍定期的にやってくださいとか、そうなんじゃないの。せめて1カ月前にこういう人たち1カ所に集めるって、全員の予定聞かなきゃ、前回来た人と違いますねとか、基本的に同じような人にずっと聞くわけでしょう。その辺はどうなっているの。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 こちら実際にヒアリングする相手といたしましては、それぞれの企業の関連する部署の方が見えるという形になります。こちらもグループについてはもちろん皆さん集まっていろいろな情報収集することもあれば、全員集まらなくても、こちらの企業といったような柔軟な形を持って御連絡を差し上げてヒアリングを行っていきたいというふうに考えております。
大内委員
 まだ1回もやっていないから仕方ないでしょう。ただ、もう年度内なのに、ちょっとそれアバウト。せめてもっと急がないと、多分私が思うには、3月ぐらいになってまだヒアリング期間が足りないから延長しますと、同じメンバーで延長しますと言うんじゃないのかなと。そんなことはならないの。それはまあ、いいや。大体でも見えるわけだ、そういうふうに。たかだか年度内じゃ結論出ないでもうちょっと延長してというのは。
 このヒアリングの実施の中身についてなんだけれども、非常にアバウト過ぎる。今の時点で具体的にこういうこと、こういうこと、こういうことについて聞きますというものが出てきていないんですか。Ver.3だっけ、これについてこの部分の実現可能で、こうやってまちづくり、あるいはこの間サンプラザで3種類ぐらい一体改革出たけれども、どの案が一番実現可能とか、そういうことをやるんですか。もうちょっと具体的に、この時点にきているんだから、多分10月に1回か2回やるんだろうから、そういった中で何を聞く――多分大きなことを聞くというよりも、実現可能なことについて聞くわけでしょう。こんなのどうかなというより、これだったらできるか、できないかとか、そういったものについて何かないんですか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 実際、このヒアリングで事前に提案の概要というものをいただいております。その中ではさまざま導入機能ですとか、施設の配置ですとか、そういったものを提案としていただいております。それらについて我々が考えているところとのすり合わせをするといったことで考えております。
大内委員
 じゃあ、さまざまな提案、幾つか言ってください、どういう提案を受けたか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 グランドデザインVer.3におきましても、業務とか商業とか宿泊といった機能を、区役所・サンプラザについてですけれども、そういった機能を導入するといった方向を示しております。そういったものについてさらにもうちょっと具体的なイメージを持って提案をするといったことでいただいているものでございます。
大内委員
 具体的な提案って、どういうもの。もうちょっと詳しく。言葉の遊びをしているんじゃないんだから、例えばここだったら何階建てのホテルと何とかつきのものがいいんじゃないかとか、そういう具体的な提案を受けているんですか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 現時点ではまだそこの細かいところまではいただいておりません。機能としてこういったものを配置してはどうかというようなことは提案の概要として挙がっておりますけれども、その細かい部分については今後のヒアリングの中でさらに提案いただくといったことを考えております。
大内委員
 揚げ足とるわけじゃないけど、1回もヒアリングやっていないのに、何でヒアリング出てくるの。まだ1回もヒアリングやっていないんでしょう。じゃあ何でそういう提案受けたの。何で受けたの。何なの。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 少し言葉の中身が混乱をさせてしまって申しわけございません。そもそもこの事業者の応募につきましては、冒頭にも申し上げたように一定の様式を我々で定めて、それに御記入いただく形で応募いただいております。その中で、先ほど二つ我々としてはヒアリングしたい事項があるということで、各社がそれぞれに思われることを定まった様式、フォーマットの中に書き込んでいただいているという状況です。ヒアリングは今後随時行ってまいりますが、まずは最初にいただいた応募書類の内容についてのこの二つ、企業を選定させていただきましたが、その中身のこういうことだよねというようなやり取りは既にしております。今後中野区が考えていることについての情報収集や、それらについて民間としてどのように考えられるのかといったことのヒアリングは今後行っていきたいということです。
大内委員
 要は、中野区はVer.3にのっとっていろいろなものがどう実現可能かということを具体的に聞いていくということだと思うんですけれども、やはりそういうものはヒアリングしてどういうことを言われたのか。例えば、ヒアリング受けてだめだと言われたときは、どうしても中野区はこれをやらなきゃいけない事業だから、そんなこと言ってもやるんだよといったことも出てくると思うんですよね。 そういうのは随時当委員会で報告してもらわないと、半年の間にやるわけだから精力的に、委員長にもお願いしておきますけれども、やらないと、本当に大した成果も出ないで終わっちゃう。この半年間の間に決めるんだという気持ちがあるんでしたらば、そのぐらいやっていただきたいなと。
 あともう1点、東京ガスなんだけれども、東京ガスを選んだ理由、先ほど小林委員からも質疑ありましたけれども、具体的になぜ東京ガス。どこか見に行ったとか何かあるんじゃないの。東京ガスの施設を見に行ってこうだとか、そういうのをちょっと言ってください。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 東京ガスにつきましては、このヒアリングをやる以前から、まちづくりに関してのエネルギー供給のあり方についてということでいろいろ情報提供いただいたりした動きがございました。実際に東京ガスが北千住でやられているようなモデル開発ケースというか、そういったものを視察に行ったこともございます。今回このようなヒアリングをやるということで、こちらの会社にもお声かけをして、応募いただいた内容としても、これから開発していく中で低炭素エネルギー供給はどうあるべきかといった視点も盛り込まれていたと。それらについてもぜひ意見交換、情報収集したいと考えて選定させていただきました。
大内委員
 今、ちょっと北千住という言葉ですけれども、北千住にいつ、何しに自分たちで行ったの。うちら全然知らないんですよ。別に東京ガスが悪いというんじゃないですよ。私たちが知らないところで皆さん東京ガス見に行って、ああ、これいいなと、東京ガスに来なさいよとやったんだろうと思うけれども、もうちょっと具体的に、いつ、どういうメンバーで東京ガスのそれ見に行ってやったの。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 北千住の視察につきましては、先方のほうからこういう取り組みをしているので、ぜひ視察をというお話をいただいているものでございます。これについてはたしか昨年度だったかと思うんですけれども、我々まちづくりをやっている者と都市基盤のほうも何人か参加をしたかというふうに思っております。それは特段我々が働きかけてというか、先方様からぜひ視察を、まちづくりの参考にということでお話をいただいておりまして、参考に見に行ったというものでございます。
大内委員
 その件について、当該委員会で報告ありましたか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 視察に行ったこと自体を議会のほうには御報告は差し上げておりません。
大内委員
 となると、今回この応募事業者の中に、自分たちが東京ガス見に行って、東京ガス応募してください、もう入れますからとやったということ。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 このヒアリングのお声かけ自体は、昨年度もやっていた事業者勉強会、それと一般にデベロッパー、ゼネコン、その他エネルギー供給会社の主要なところに声かけをさせていただいております。その一環の中で東京ガスも入っていて、冒頭に申し上げたような選定内容の中身を拝見して決めたというところです。
大内委員
 実は、議長会で東京ガスがエコの話をしに来て「ああ、いいですね。ぜひ中野でもこういうのがあって、東京ガス入っていましたね」と話ししたら「いや、先日区長来たんですよ、みんなで視察しに」「ええっ」「議長、知らないんですか」と大恥かいちゃったんだけど、行くのが悪いとかじゃなくて、東京ガスにそうやって聞いていくと、自分たちが見に行って、ぜひ参加してください、応募してくださいと。応募したらそこではじくわけないんでしょう。そういうやり方がいいとか悪いとかというよりも、もうちょっと言ってくれればわかるんですよ。
 よく聞いていると、事前に東京ガスの施設をそうやって見に行って、ああ、東京ガスはいいことやっていますね、ぜひ中野のまちづくりに参加してくださいよと呼んでやっているんだけれども、見ると一応公募で集めている。一般で来た人、かわいそうじゃないですか、こんなやり方していたらというふうにもとれちゃうんですよ。だから、もうちょっと公にどこどこに見に行ったとか報告できたら、委員会じゃなくてもいいから、事前に報告をしてくれると、ああ、そうなんだなと助かる。いきなりこうやって出てくると、最近は何で東京ガス入っているのかなと思っていると、東京ガスの方が来て30分なり何なり説明を受ければ、ああ、こういうことを東京ガスは考えていて、今回の中野の事業提案のヒアリングに参加していただいているんだとわかるんですよ。
 小林委員も聞いていたけれども、何で東京ガスなのかなと。あなたたちは自分たちで見に行っているから、そういうことわかるからいいんだけれども、私たちにとっては何なんだろうなと全然わかりませんよ。何で東京ガスなんだと。何で東京電力じゃだめなんだとか。だって、わからないんですよ。よく聞いていくと、自分たち実は見に行ったんですという話だとちょっと。東京ガスも指名しているわけでもなんでもない。一般公募でやっているけれども、実は来なさい、来なさいというやり方をしていると、何かでき上がりのレースみたいに見えてあまりよくないのかなと。もうちょっと情報をちゃんと出していただきたいなと。
 今言ったのも一応委員長にお願いするけれども、何で東京ガスが入っているのかよくわからないと思うんですよ。じゃあ何で東京電力誘わなかったのかなと、単純に。うちらもそう思っちゃうの。だから、本当は担当の方が来て説明されるのが一番いいんだけれども、そちらのほうで資料たくさんあるので、こういうことを考えているんですよ、だから参加させたんですよというふうに言ってくれないと、ただ名前だけ出されたってわからないので、ぜひそういうふうにしていただきたいと思います。
委員長
 答弁はいいですか。
大内委員
 お願いします。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 この事業者ヒアリングは、応募については15社にお声かけをいたしました。その15社は昨年度事業者勉強会というものをやって、そこに御参加いただき、いろいろ具体な意見交換をさせていただいたところということで御案内しました。昨年度の事業勉強会の段階では、いわゆるお声かけをしたのがデベロッパー、ゼネコン、エネルギー供給会社ということで、東京ガス、東京電力のほうにもお声かけをしているところです。各社の諸事情によって、その後のおつき合いとしては15社とのおつき合いが続いているということで、このヒアリングのお声かけもそちらを対象にやったといったところでございます。
 るる東京ガスとの、通常の我々の業務の中で参考になる施設というところの視察といった動きはやっているわけですけれども、そのようなこともについても適宜議会のほうにも情報提供等、必要に応じて差し上げていきたいというふうに考えております。
大内委員
 じゃあ、東京電力は何見てきたんですかとかいろいろ聞きたいけれども、どこがだめだったのと聞きたいけれども、それはもういいです。東京ガスがこういうのに取り組んでいるから、こういうふうにできたんですよという資料とかあるでしょう。そういうものを見せてくれないと、何で東京ガスがこういうところに入ってきて、ガス線を引くのに何でとか、単純にそう思っちゃうの。わかりませんか、言っている意味。だから、それの資料を提供するなり説明をしていただきたいなと思っているんですけれども、本当はあなたたちが行ったすばらしかった北千住、私たちが視察に行きたいぐらいだもの。ああ、こういうまちづくりしているのかな、だったらぜひとか。そういうのはどうなんですかと聞いたの。どちらの説明はされるんですか、あるいはぜひ見に行かれたほうがいいですよという御意見なんですか、どうなんですかと聞いたの。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 まちづくりの参考になる視察の事例については、我々も今後ももちろん勉強していきたいというふうに考えております。議会の皆様のほうにも同じように参考になる動き、視察先については情報共有、情報提供のほうをしていきたいというふうに思っております。
大内委員
 だから、まず最初に私が考えていたのは、東京ガスのエコだとかそういうものに取り組むものの資料、次回委員会で出していただく。その上で、ああ、こういうのだったら実際に見に行くとか、どこかあるんですかねといったら、北千住にありますと。流れ的にはいきなり北千住に行くのではなくて、東京ガスがどういうものに取り組んでいるのかという資料を、ただ、もう次回と言っても12月、視察に行くと言ってもヒアリングが終わっている時期になっちゃうんです、タイミングで言うと。それじゃもう間に合わないから何とも言えないですけれども、まず少なくとも近い委員会で東京ガスが取り組んでいるものについてしっかりと資料を出していただくなり、説明をいただきたいと思いますけれども、どうなんでしょうか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 この件につきましては、また検討させていただいて、委員長のほうにも御相談をして決めたいと思います。
伊東委員
 何でそんなにオブラートにくるんだような説明しかできないの。北千住で何をやっているの、東京ガスは。
 要は、天然ガスの供給だけじゃ、とりたてて東京ガスを選ぶという基準にはならないと思う。燃料電池だとか、そういう部分の取り組みを地域供給している、エリア供給しているという、そういうことでしょう。どうなの。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 まさに北千住のほうに視察に行った内容としては、東京ガスが取り組まれている施設間でのエネルギーのやり取りであるとか、再利用のシステムであるとか、そういったものを実際にご自身の敷地内でやられているところを参考に視察に行ったということでございます。今回の事業者ヒアリングの応募の御提案としても、これから開発を進めるところについての施設間、エリア間でのエネルギー供給のあり方みたいなものの視点が入っていたということでございます。
伊東委員
 そうした中で、それを昨年に視察を行ったという中で、グランドデザインのVer.3の中での低炭素社会構築のための中野駅周辺での取り組みについてはどういう表記になっていましたっけ。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 グランドデザインにおきましては、中野駅周辺整備の方向性の章立ての中で、空間整備の考え方の視点の一つとして、環境配慮とか緑のネットワーク構築といったことでこのような要素には触れているところです。
伊東委員
 昨年にそうした視察まで行って勉強会を行ってきた中で、もうちょっと前向きな表記というものがあってもよかったのかなと。唐突な感があるわけですよね。我々は議論の中で想像できる部分はありますけれども、やはり区の策定する計画の中では、可能性も含めてもうちょっと具体的な表記があったほうが、Ver.3の表記の仕方からすると、今回の東京ガスの参画というのが一足飛びに来たのかなととらえられかねないような、いろいろ議会の議論の中、いろいろな議論の中で、そうした取り組みが必要ですねということが出てきているんだから、もうちょっとその辺は。昨年実際に視察まで行って勉強会でいろいろな議論も重ねてきた中であったらば、そういう意味で丁寧な情報の提供の仕方というのがあるだろうし、今後このヒアリングだとか含めても、構想構築の段階でももっと丁寧な報告をいただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 今後はヒアリングを参考にしながら、適宜議会のほうに報告を丁寧にしていきたいというふうに思っています。それと私、これまでずっと北千住と申し上げておりましたが、北ではなくて南千住でした。大変失礼いたしました。
いながき委員
 これまでの質疑をずっと聞いていますと、ヒアリング対象事業者から上がってくる話というのは非常に具体的な提案という感じで、どちらかというとヒアリング対象事業者を募集、選定したというよりは、具体的な整備事業が動き出したときに、その工事を請け負う事業者の募集選定をしているかのごとく聞こえてしまうんですけれども、その辺はどうですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 今回のヒアリングの事業者選定は、そのような具体の実際の整備の対象者といったことは全くございません。
いながき委員
 お話を聞いていると、ほとんどアドバイザリー業務というか、コンサル業務みたいなところもあって、検討事項の実現可能性検証、アイデア収集のためと書かれてあるんですが、そうなると、こういうゼネコンですとかデベロッパーではなくて、再開発だとかを得意としているコンサルティング会社等でもこういったヒアリングは可能なのではないかと思うんですが、それをなぜあえてインフラ、東京ガスですとかこういったゼネコン企業ですとかからヒアリングをなさっているんでしょうか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 民間の事業者として豊富な実績を持っている、具体的なノウハウをお持ちであるといったところから、これからいよいよ我々も具体的な構想づくりを進めていくわけで、それが実際つくってみたけれども、全く民間ベースでは考えられないんだというものになってはもともとの計画策定の趣旨に外れてしまいますので、そういったところも踏まえて十分な実績、ノウハウを持っている民間の事業者を対象として情報収集をしたいというところから、こういった方々にお声かけしたというところでございます。
いながき委員
 今の御説明ですと、そういう仕事をするのがコンサルティング会社という感じもするんですけれども、これは当然このヒアリングは無償でやってお聞きしているということなんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 はい、これについては無償です。
いながき委員
 前にも聞いたかもしれないんですけれども、無償でこういった会社が中野区、一地方自治体に対してそこまで丁寧なコンサルティング業務みたいなことをやってくださるのかというのは非常に疑問ではあるんですけれども、はっきり言って何の見返りもなく、こういうことを一自治体のためにやってくれるというのは非常に不思議な気もするんですけれども、その辺はどうでしょうか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 このヒアリングの扱いについては、無償であること等々を十分に事前の説明で申し上げているところです。それを理解していただいた上で応募されているというところです。
大内委員
 私、さっき途中でやめたけれども、結局三菱地所って看板は見たことあるけれども、実際にどういう会社か全然知らないし、東京建物はそこの黒ビルがそうでしょうとか、鹿島は――先ほど三菱地所のどこの部署がやるのか。全然うちら看板しか見たことないような会社ばかりなんですよ。あなたたちはいろいろなヒアリングやっているから、担当の方からいろいろな、三菱地所レジデンス、三菱地所とレジデンス、どこが違うのかよくわからないけれども、どういう会社なんですか、この会社は。何でこういった会社がこういったヒアリングに合っていると思われたのかとか、そういうのが全然わからないんですよ。だから、いながき委員のような話も出てきてしまう。
 例えば、先頭に書いてあるから特に聞くけれども、三菱地所の何とか部門の何とかというところがこういうものをやっているんですよというものも全然、社長が来るわけじゃないでしょう。だれが来るんですか。この会社のどういった部分がやっているのか、ちゃんと教えてください。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 三菱地所について申し上げれば、我々が実際にやり取りをさせていただく部署としては、開発企画部といったところになります。企業としては、こういった会社、いわゆるデベロッパーということでまちづくり、不動産を取得して施設を建てて、いわゆる開発事業者という大きななりわいというところです。我々がこれから、まだ実際に計画そのものはこれから区がつくっていくという段階でございますので、この会社それぞれの中でも、実際にハードの工事や具体的な工事施行、設計といった部門ではなくてもっと川上の、まさに開発部門、企画部門、そういったところが我々と今後やり取りをしていく窓口になろうかというふうに考えております。
大内委員
 三菱地所株式会社と三菱地所レジデンス株式会社、何が違うの。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 レジデンスというのはいわゆる住宅開発ということで、三菱地所そのものはいわゆる総合的なデベロッパーというところなんですけれども、三菱地所レジデンスというと、特にその中の住宅開発、マンション供給といったところを主ななりわいとする会社だというふうに理解しております。
大内委員
 これ、中野駅周辺だから、マンションだとかいろいろなこと関係してくると。今度言うと、三菱地所レジデンスも企画開発みんな同じところが出てくるんですか。それとも、三菱地所レジデンスというのはマンションとかつくっているから、担当の人はだれでもいいの。全然わからないんですよ、どういう会社か。選ばれた理由も、10何社あって、この会社はこうだったからこう、こうだったからこう、何もない。ただあなたたちが口頭で言っているだけなので、何でこの会社が選ばれたか全然わからないんですよ、でか過ぎちゃって。本当に看板でしか見たことない会社ばかり。多分、何千人も社員がいるようなでかい会社なんだろうから、だからいいとか、そういう問題じゃなくて、さっきほかの方も言っていたけれども、もっと小さな会社でもやる気のある、ここがやる気ないと言っているんじゃないですよ、いろいろな会社も入ってよかったんじゃないのかなという意見があったときに、お答えができないんじゃないですか。
 先ほど言った東京ガスじゃないけれども、ありきで進めているようにも見えてくるんですよ。東京ガス、うちらも全然知らない。東京電力の人はよくいらっしゃるから、今こういうのをやっているんですよというお話を多分皆さん、いろいろな役所の、議会のほうにも来て説明をされて、今、非常に原発問題迷惑かけていますがとか、いろいろ説明に来るんだけれども、東京ガスは実際、うちらは全然つき合いないんですよ。あなたたちはあるかもしれない。だからいいと言うかもしれないけれども、東京電力もいろいろな意味でそういうものをやっているのに、何で選ばないのかなとか疑問に思っちゃうんで、もうちょっときっちりしたこの会社を選んだ理由を出してくれないと、変な結果が出ちゃうと、最初の選定がおかしかったんじゃないかとか言われちゃうよ。この時点で皆さんが納得するような選定理由をもうちょっときっちり、本来ならきょう言ってもらわないとだめだと思いますけれども、今から言えますか、もうちょっとわかりやすく。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 今回、このグループ会社5社からなってございます。このグループの組成については、中野区から一切何か申し上げることはなく、それぞれの企業が任意でグループを組成しているというところです。その中で三菱については総合的なデベロッパーとしての地所、本社、それと住宅を専門とするレジデンスということで、恐らくこのグループとしては、今後の開発においていろいろな住宅も含めた可能性を施策、視野に入れたところでのグループを組成されたんだろうなと。(「ほかにも同じような理由の会社たくさんあるでしょう、デベロッパーだって。だから何でここなんだと」と呼ぶ者あり)いただいた最初の応募の書式の内容が、複数の企業が実際に、先ほども申し上げておりますけれども、大手町であるとか、その他霞が関といったいわゆる公共施設整備、公官庁とのプロジェクトも十分実績を持っているということと、既成市街地においてもさまざま実績を持たれている。その実績の総合力も非常にほかと比べて高かったというところ。それと、実際この企業の中で中野セントラルパークを手がけている東京建物も入ってございます。ゼネコンも実際に中野でやられているゼネコンも入っているということで、中野区の駅周辺の特性も十分承知をされていて、加えて総合力が高いということで選ばせていただいたものでございます。
大内委員
 じゃあ、ほかの会社はどういう会社が応募されているのか、僕たち聞いていない。この会社だって、今言っていること満たしているんじゃないですか。総合的な会社って、ほかのところだってみんなそういうところが手を挙げてきているんでしょう。何もしたことない会社が手を挙げるわけないじゃない。今言っているのは、多分どこの会社でも当てはまるような言葉なんですよ、文言で言うと。
 あえて言えば、中野の開発に今までのところで多少携わっている会社ということはわかる。でも、ほかの会社、全然関係ないのにただ手を挙げてきたんですか。それなりに理由なり持って出してきたんでしょう。その中でここがあえて選ばれた理由は何なんですかということがちゃんと、もうちょっとわかりやすく言ってくれないと、先ほどの東京ガスだって、あなたたち、自分たちが見に行ったから呼んできたんじゃないかぐらいにしか思わないわけですよ。東京電力何で呼んでやらなかったんだと。今大変なんだから、ぜひこういうときこそ東電も仲間に入れていろいろやったほうがいいんじゃないかとか、考え方幾らでもあるんですよ、こんなの。それが何でと聞いてくと、自分たちが見に行ったとかいろいろ出てくるので、もうちょっときっちりとした説明をしないと、これから短い期間の中である程度、素案にいくかわからないけれども、出すんでしょう。本当にこの会社で大丈夫なんですかとうちらは疑問に思いますよ。これでもし3月までにこれができ上がらなかったときには、だれが責任を負うんですか。無償でやっているから責任負わせることはできません。私たちの責任です。じゃあ、私たちどういう責任とるんですかとなっていくんですよ。議会もこれを報告だから認める、認めるじゃなくて、受けているだけだから何とも言えないけれども、来年の議決だとか予算になったときに徹底的に関係してくるわけですよ。それを議会が認めると、議会も責任を負うわけですからね。いいかげんにやらないでいただきたい。
 今までのを聞いていると、ヒアリングも何かこれからやる内容がはっきり言えない。こんなでかい話なのに、まだ何をやるのかアバウト的なことしか言わない。もっと具体的に、これとこれと具体的にこういったものをやっていくというものがこの半年間で出てくるわけでしょう。もっと精力的に、あと議会にもしっかりと情報提供していただきたい。これはお願いをしておきます。よろしくお願いします。
むとう委員
 そもそも15社のみにお声かけしたということでしたよね。その15社の中でどういうグループかわからない、一つのグループしか、決まったグループの名前しかないからわかりませんけれども、15社の中で三つのグループができて、三つのグループが手を挙げたということでよろしいわけですよね。だから、そもそもここに名前が挙がっている5社は、それぞれが15社の中の一つだったということでよろしいですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 その15社の中でグルーピングをしたところもあれば、この15社に入っていないけれども、自分たちの関連会社と名を連ねて応募された方もいらっしゃいます。
むとう委員
 そういうことだったわけですね。区が15社声をかけた中で、そこから発展的に声をかけてグループとして応募に来たというところがあったということなわけですね。いずれにいたしましても一つのグループ、ここに名前が挙がっている5社でつくられたグループを選定したわけですけれども、これ、グループとしてのさまざま統一意見を持ってまとめて応募してきたわけですよね。ですから、今後区がヒアリングするにつけてはグループとして意見を聞くということだから、グループ、この5社が常に意見をとりまとめて区に答えるというシステムということでよろしいですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 グループで応募していただいているところについては、幹事会社というものを指定しておりますので、メインのやり取りはそこを通じてやるような形になります。
むとう委員
 メインだけじゃなくて、どこが幹事会社になるんですか、知らないんですけれども。そこがつまりグループとして応募してくれたわけですから、ほかの他社とも意見調整をしたものを幹事会社がまとめて区にアドバイスしてくださるということでいいんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 そのような形で考えております。
むとう委員
 やはり、どうしてここなのかというのが、いろいろやり取り伺っていて説得力がないというか、十分な説明に至っていないので不思議に思う部分もあるわけなんですけれども、この際、今回の議論を踏まえて、例えばこのような提案内容があった中でここにしたということは報告できないものなんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 繰り返しになりますけれども、この応募に当たっては決まった書式に一定のお考えの記載、あるいは実績、この会社それぞれの概要といったものを拝見して決めたというところでございます。このグループ、二つを選んだ理由につきましては、それぞれ各社の実績も豊富であるということと、さらに豊富な企業が五つもグループをなして、さらに総合力というか実績が高まっているといった理由が一番大きいのかなというふうに思っています。
むとう委員
 だから、そこの部分だけ説明されても私たち理解できないわけですよ。つまり、それは課長がそういう判断したというだけであって、本当にそうだったのというのは何も私たちはわからないわけです、示されていないので。だからやっぱりきちんと、こういう提案があった中で、ここがすごくよかったというのを比較できるようなものというか、ああ、区がこう判断したのも当然のことだよねというふうに私たちが思えるようなものというのは提供できないものなんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 このヒアリングの取り組み自体は、前回こういう取り組みをします、今回はその結果としてこういった事業者とヒアリングを行っていくという御報告で考えているところでございます。今後はこういった企業から情報収集をしながら、区として構想策定、あるいは方針決定等をしていく、それはもちろん議会のほうに適宜丁寧な御報告をさせていただきたい。その中で折に触れて必要であれば、事業者との情報収集がこうだったといったようなことも含まれてくる要素ではあるかなというふうに思います。
むとう委員
 何でこんなにこだわるかといいますと、これから区がつくっていこうとする構想に対して、相当影響力があるだろうというふうに思うわけです。失礼な言い方かもしれないけれども、なかなか区独自で考え方とか方針を示すことができない中、こういった企業の力を借りて構想をまとめていこうとしているわけですから、そういう中においては、どういう企業からどういうヒアリングを得るかということは今後の構想にすごく影響力があるんだろうなというふうに思うからこそ、どうしてここの企業なのというのがすごく気がかりになってくるわけですよね。
 だから、ヒアリング先が違ったことによって、出てくる構想も大いに違ってくる可能性もあるんじゃないかというところがあるからこそ、こんなにこだわって委員の皆さん聞いていらっしゃるんだと思うんですよね。やっぱりそこはきちんと、こういう提案内容があったと。それぞれの企業がどんな企業なのかというのはある程度インターネットで独自に私自身も調べることができるかと思いますけれども、そういうことではなくて、中野のこの開発に対して、どういうアイデアなり、どういう提案なり、どういう考えを持っているかということがすごくこれからの中野の構想をつくる上で影響力があるわけですから、どういう提案内容であったのかということはきちんと明らかにしていくべきだろうと私は思いますので、そこはしっかりこのまま伏せ切って何も伝えないということではなくて、ぜひ検討していただきたいなというふうに思いますので、それは要望といたしますけれども、やはりこれ、伺っていてすごくあいまいで、わからないところといたしましては、先ほど部長のほうからも強い口調で、今年度中の基本構想策定に向けて頑張っているんだということなんだけれども、本当に時間がない。他の委員からもありましたように大きな構想なわけですよね。そういう中で、これまでだったら丁寧に素案なりを示した上で議会にも説明し、議員の意見も聞き、なおかつ区民に対しても素案をもって説明会をし、区民の御意見も聞き、そういうことをやりながら最終的な基本構想というものを出していくのがこれまでの手順だったかと思うんですけれども、今回今年度中に基本構想をつくるんだというそのスケジュールの中で、素案はつくるとかつくらないとか、どういうことだったのかちょっとよくわからないので改めて聞きますが、きちんと議会への説明もそうだし、区民に対しての公表もそうですし、意見も聞くということ、議会と同時に区民の意見も聞くということも大事だと思うんですけれども、どういう手順で今年度基本構想策定に至る道筋というのをもう一度改めて教えてください。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 区役所・サンプラザ地区の再整備の基本構想につきましては、今後段階的に考え方等々をお示しして、議論いただく中で策定を目指してまいりたいというふうに思ってございます。
むとう委員
 一気に基本構想なんですね。先ほどちょろっとおっしゃった素案は全く打ち消しで、素案というものはなしで、一気に基本構想に至るということでよろしいんですか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 段階的にお示しするといったことの中では、考え方ですとか素案ですとか、そういった段階を経て固めていくといったことを考えております。
むとう委員
 まだ具体的なタイムスケジュールは、基本構想策定今年度中というおしりが決まっている中で、どの段階でどうなるというのはまだわからないということでよろしいんですか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 今後そのプロセスも含めてお示ししていきたいというふうに考えております。
むとう委員
 じゃあ、きょうの段階ではプロセスは示すことができないということだということがわかりました。これからヒアリングする際に、先ほどの御答弁の中では、区としての考え方の柱立てをした上でヒアリングするというふうにおっしゃっていましたけれども、まだ区としての柱立てというのもできていないということでよろしいですか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 現在、内部で検討している段階ですので、それらをまずは議会のほうにお示しするといった形で考えております。
むとう委員
 今の段階ではまだ示すことができる柱立てもない、スケジュールもないというのがきょうの段階の報告だったというふうにわかりました、受けとめます。
 先ほど来、なぜ東京ガスなんだ、なじみのない会社じゃないかというような御意見も出ておりましたけれども、逆に私は東電とはほとんど会う機会もなく、いろいろな地域の中でも活動がないです。逆に東京ガスのほうは、東京ガスの中で地域活動を支援したり推進するような任務を負っていらっしゃる方がいらっしゃるようで、さまざまな場面で消費者活動、市民活動の場に東京ガスがお見えになっておりますので、私は逆に東京ガスとはいろいろな地域活動の中での結びつきがありますので、そういう意味では違和感ないということは一議員として伝えておきたいと思います。
委員長
 他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 次に2番、中野駅南口段差解消スロープ設置についての報告を求めます。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 それでは、中野駅南口段差解消スロープ設置について御報告させていただきます。(資料3)
 第1期整備を7月に終了いたしまして、その中で中野駅改良工事というものを行ったわけでございますが、それにあわせて南口の段差解消スロープについてはJR東日本が責任を持って実施するということで役割分担を行ってきたところです。その辺の役割分担につきましては、基本協定締結時の平成22年10月に委員会で報告しておるということでございます。その設置工事については、今まで明確な時期について決まっておりませんところ、JRのほうから年内着工に向けて今準備を進めているという情報が入りましたので、とり急ぎの御報告でございます。
 下に図をつけておりますが、これは入ってきた情報に基づいてこちらで作成したイメージ図ということでございます。ただし、イメージ図といいましても、条件として情報では西側の壁面につけて計画しているということと、先ほどの年内着工に向けて今内部で準備を進めているという情報でございます。
 それと、前々から報告させていただいていたと思いますが、この地下通路、昭和初期につくられた大きなU字溝のような構造をしているということで、その構造を掘削したり、取り除いたりするのは非常に危険で困難であるという条件があるということでございます。したがって、スロープにつきましては階段を、仕上げ材料を少し削る程度で、その上に配置する必要があるということで、それと当然バリアフリーのスロープでございますので、一定の基準がございます。その3点を加味しますと、おおむねこの配置で違わないかなということで資料としておつけさせていただいております。
 情報では年内着工ということでございますが、早ければ来月早々にでも準備工事を始めたいということでございますので、当然そのときに構内等に告知がなされると考えられます。そういうこともございまして、まだ詳細なことは伝わってございませんが、取り急ぎその前に御報告をということで本日の御報告をさせていただいた次第でございます。
 報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はございませんか。
小林委員
 今回の段差解消のスロープ設置ということでございますけれども、バリアフリーということで五、六年前、委員会とかいろいろな場所で質問、主張をさせていただいていたんですが、その後に今言ったような構造の話で中断してしまったんですが、この図面を見ると、できるじゃないかという思いなんですね。これって何でこんな時間になっちゃったんですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 おくれた理由については、再三JRについてはこちらからは要請をしてまいったところでございますが、恐らく駅舎改良等の事業を回していく中で、それが終わってからということでやりたいというふうに聞いております。
小林委員
 恐らく五、六年前は話聞いてくれなかったんじゃないかなという気はします。ようやく北口のほうがバリアフリーという形になったところで南口にこういう形でなったんですけれども、中野区のほうとしてどういうような形で、今回の平成24年10月ということなんでしょうけれども、この辺は何かいきさつというのはあるんですか。この時期にやりたいと、やるということを決めたのか、その辺のいきさつをちょっとお願いします。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 時期につきましては、七月の改良工事が終わってから社内で準備の手続に入ったということでございまして、できれば年度内に竣工を目指したいというように聞いておりますが、まだ確定的なところはわかっておりません。竣工が年度内。
小林委員
 あと、この左側に障害者が車を乗せてやる機械、これが非常に使いにくかったんですけれども、こちらのほうはつけておくということなんでしょうね。結構狭くなるから気にはなるんですけれども、左側の昇降機はつけてあるんでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 今の御質問は昇降機のことですか。(「昇降機」と呼ぶ者あり)エスカレーターというか、身障者用のエレベーター。これもどうなるかはちょっと、具体的な話はわかっておりませんけれども、幅員がこのスロープによって狭くなりますので、当然幅員確保のために撤去するのではないかと考えております。
 ちょっと申しおくれましたけれども、詳細な計画につきましては今図面等を入手中でございますので、次回の委員会に図面等をつけて、詳細については改めて御報告させていただきたいと思います。
小林委員
 区民が今までずっとこの件に関しては言われていたので、申しわけないです、細かいことでありますけれども、了解でございます。
平山委員
 一つだけ。先ほど小林委員が言っていましたけれども、ずっと構造上の問題でだめだというお話を受けたんですよ。でも、お話聞いてもどう構造上の問題が解決したのかというのがさっぱりわからなくて。いろいろなことを聞いて、構造上の問題だとか埋設物だとか何とかというお話を役所から受けますけれども、今回こんな報告受けちゃうと、何かどれも信用できなくなっちゃうな、なんて思ってしまったので、小林委員も質問があったと思うんです。
 一つだけ、これは中野区がつくったイメージ図なんですか、それともJRからもらったイメージ図なんですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 これは中野区で情報をもとに、イメージとしてかかせていただいたものでございます。
平山委員
 じゃあ、先ほどの御答弁のとおり、次回の委員会あたりでJRが作成した図面等々も場合によっては出していただけると。これは本当にあくまでもイメージですというとらえ方でよろしいんですよね。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 おっしゃるとおりでございます。
委員長
 他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 他に質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 次に3番、その他で何か報告ありませんか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 私からもう一つ、今度は北口の改札機の移設工事について、こちらは口頭での御報告になります。
 これについても先般より北口改札口周辺の歩行者の交錯について、安全対策というのを議会、あるいは区民の方からの要望がございます。これについてもJR東日本に対し、改善の要求をしてきたところでございますが、このたびJRより改札機を移設すると、移設工事を実施するという連絡がありましたので、その取り急ぎの報告でございます。
 これについては、現在、右側通行の配置になっておりますものを、左右入り口と出口方向を移設して、左側通行にするというものでございます。現在、右側の券売機に近いほうが入り口専用のコースが二つあり、左側に出口専用の改札口があります。この左右を入れかえて、左側通行で出入りすることにいたします。
 工事につきましては、早くて今月末、遅くても来月中の工事を予定しているということでございます。工事につきましては、終電後に開始し、始発までの間で完了する予定であります。この工事でありますけれども、JR東日本に対しては、今後とも駅構内の安全な歩行環境の確保については引き続き要請していくよう努めたいと思います。
 御報告を終わります。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はございませんか。
小林委員
 ちょっと確認です。今まで右側、外側から来れば右側からこっちに入る、左側ですよね。それをただ逆にするだけの話ですよね。それで結構なんですけれども、何か別な作業をする必要はなくて、あくまで機械をチェンジというか、機械的にチェンジするという形でよろしいんですね。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 これは確認しましたところ、機械を一たん取り外して左右を変えて、ケーブルもつなぎ直すと、そういう工事をするということでございます。
むとう委員
 区に聞いてもわからないと思うんだけれども、今の説明を聞いていて、にわかに改善できるのかなというのがイメージとしてわかないんですけれども、JR、そういう駅のプロの方が考えたことなんだから、効果があるのかなとは思うんだけれども、どういうその辺の御説明、素人にはにわかにわからないんですよ。それでまた同じような状況かなというふうに今の私は思っちゃったんだけれども、何かそういうふうにチェンジすることによって通行がこうなって、改善が図れるんですよみたいな御説明は受けているんだとするならば、教えてください。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 理由としましては、JRの判断についてはこちらではよくわかりませんけれども、実際問題として、7月以降、朝のピーク時にサンモールから入ってくる方と駅から出てくる方が改札前で交錯しているという状況があって、JRのほうにも乗客からの苦情等があったというようなことは聞いております。
 それと駅構内ですが、床を見ていただくと、左側通行のプリントがしてあると。JRとしてもその辺の矛盾があったのではないかというふうに考えております。
委員長
 他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
 他に報告はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ以上で所管事項の報告を終了いたします。
 審査日程のその他に入ります。
 委員会を暫時休憩いたします。

(午前11時35分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午前11時38分)

 休憩中に確認したとおり、次回の委員会は第4回定例会中とし、急な案件が生じた場合には正副委員長から招集させていただくこととしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように決定いたします。
 以上で本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ以上で本日の中野駅周辺地区等整備特別委員会を散会いたします。

(午前11時38分)