平成25年06月11日中野区議会中野駅周辺地区等整備特別委員会(第2回定例会)
平成25年06月11日中野区議会中野駅周辺地区等整備特別委員会(第2回定例会)の会議録
平成25年06月11日中野駅周辺地区等整備特別委員会 中野区議会中野駅周辺地区等整備特別委員会〔平成25年6月11日〕

中野駅周辺地区等整備特別委員会会議記録

○開会日 平成25年6月11日

○場所  中野区議会第4委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後2時39分

○出席委員(14名)
 市川 みのる委員長
 木村 広一副委員長
 高橋 かずちか委員
 小林 ぜんいち委員
 後藤 英之委員
 内川 和久委員
 浦野 さとみ委員
 佐野 れいじ委員
 久保 りか委員
 奥田 けんじ委員
 篠 国昭委員
 佐伯 利昭委員
 むとう 有子委員
 かせ 次郎委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 経営室長 川崎 亨
 経営室副参事(経営担当) 戸辺 眞
 都市政策推進室長 長田 久雄
 都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当) 横山 俊
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当) 石井 大輔
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 宇佐美 吉久
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)、
 都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当) 立原 英里雄
 都市基盤部長 尾﨑 孝
 都市基盤部参事(都市計画担当) 豊川 士朗
 都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 古屋 勉
 都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 志賀 聡
 都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 大木島 実
 都市基盤部副参事(交通対策担当) 中井 豊

○事務局職員
 書記 竹内 賢三
 書記 江口 誠人

○委員長署名


審査日程
○委員会参与の紹介
○議題
 区役所・サンプラザ地区一体的整備について
 中野駅周辺地区整備について
○調査事項の経過並びに現状について
 1 区役所・サンプラザ地区一体的整備について(経営担当・中野駅周辺まちづくり担当)
 2 中野駅周辺地区整備について(中野駅周辺まちづくり担当)
○所管事項の報告
 1 新しい区役所整備にあたっての検討体制について(経営担当)
 2 中野駅周辺まちづくりの検討状況について(中野駅周辺計画担当・中野駅周辺地区整備担当)
○その他

委員長
 それでは、定足数に達しましたので、ただいまから中野駅周辺地区等整備特別委員会を開会いたします。

(午後1時00分)

 初めに、本日の委員会運営について御協議いただきたいことがありますので、委員会を暫時休憩にします。

(午後1時00分)

委員長
 それでは、委員会を再開します。

(午後1時01分)

 ただいま休憩中に御確認をいただいたとおり、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)、今諮りましたね。この審査日程(案)のとおり進めたいと思いますが、よろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 調査事項の経過並びに現状についての説明は1番と2番が関連しているということで、一括して説明を受けたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように進行します。
 なお、審査に当たっては3時ごろに休憩を入れ、午後5時を目途に進めてまいりたいと思いますので、御協力をよろしくお願い申し上げます。
 本日は正副委員長互選後初めての委員会となりますので、議事に入る前に委員会参与の紹介を受けたいと思います。では、お願いいたします(資料2)。
川崎経営室長
 それでは、私から経営室の委員会参与について紹介申し上げます。
 まず、私、経営室長の川崎でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 次に、経営室副参事(経営担当)、戸辺眞でございます。
戸辺経営室副参事(経営担当)
 戸辺でございます。よろしくお願いいたします。
川崎経営室長
 以上です。
長田都市政策推進室長
 それでは、私から都市政策推進室の当委員会参与を御紹介申し上げます。
 まず、私、都市政策推進室長の長田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 それから、続きまして、産業・都市振興を担当いたします横山俊でございます。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 横山でございます。よろしくお願いいたします。
長田都市政策推進室長
 続きまして、中野駅周辺まちづくりを担当いたします松前友香子でございます。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 松前でございます。よろしくお願いいたします。
長田都市政策推進室長
 続きまして、中野駅周辺計画を担当いたします石井大輔でございます。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 石井でございます。よろしくお願いします。
長田都市政策推進室長
 続きまして、中野駅周辺地区整備を担当いたします宇佐美吉久でございます。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 宇佐美でございます。どうぞよろしくお願いします。
長田都市政策推進室長
 続きまして、中野駅周辺地区整備を担当いたします立原英里雄でございます。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 立原でございます。よろしくお願いいたします。
長田都市政策推進室長
 以上、都市政策推進室6名の委員会参与の御紹介をさせていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。
尾﨑都市基盤部長
 都市基盤部長の尾﨑孝でございます。よろしくお願いいたします。
 都市基盤部の当委員会参与を紹介いたします。
 まず、都市計画担当の参事、豊川士朗でございます。
豊川都市基盤部参事(都市計画担当)
 豊川でございます。よろしくお願いいたします。
尾﨑都市基盤部長
 続きまして、道路・公園管理担当の副参事、古屋勉でございます。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 古屋です。どうぞよろしくお願いします。
尾﨑都市基盤部長
 続きまして、都市基盤整備担当の副参事、志賀聡でございます。
志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 志賀でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
尾﨑都市基盤部長
 続きまして、防災・都市安全担当の副参事、大木島実でございます。
大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 大木島でございます。よろしくどうぞお願いいたします。
尾﨑都市基盤部長
 続きまして、交通対策担当の副参事、中井豊でございます。
中井都市基盤部副参事(交通対策担当)
 中井でございます。よろしくお願いいたします。
尾﨑都市基盤部長
 なお、先ほど都市政策推進室長より紹介がございました立原英里雄は、都市基盤整備推進担当副参事を兼務しております。
 以上、都市基盤部7名の委員会参与の紹介を終わります。よろしくお願いいたします。
委員長
 以上で委員会参与の紹介は終了です。
 それでは、議事に入ります。
 区役所・サンプラザ地区一体的整備について及び中野駅周辺地区整備についてを一括して議題に供します。
 調査事項の経過並びに現状についての説明を求めます。
 先ほど御確認をいただいたとおり、1番、区役所・サンプラザ地区一体的整備について、2番、中野駅周辺地区整備についてを一括して説明を求めます。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 それでは、調査事項の経過並びに現状について御報告をさせていただきます(資料3)。
 中野駅周辺まちづくりについてということで取りまとめております。こちら、頭紙両面の1枚と添付の資料といたしまして、別紙1、グランドデザインVer.3、別紙2といたしまして、まちづくりのご案内と記しております両面のカラーのA3のもの、それと別図、駅周辺の概要図が書いてあるこちら3点がございます。
 まずこちら、頭紙のほうからお話をさせていただきます。
 1番の中野駅周辺まちづくりの主な経緯でございます。こちら、平成18年からさかのぼって大きな動きのみをピックアップして整理をしてございます。基本的にはグランドデザイン、こちらをまちづくりの指針として策定し、それに基づき各地区の計画を深めていっている。それに基づいて都市計画決定をし、事業化をしているという大きな流れになってございます。
 この1番に記載している中身としては、主に警察大学校跡地と中野駅地区整備、それの主な経緯というふうになってございます。例えば警察大学校跡地で言えば、平成19年に最初の都市計画決定を行い、21年に第1回の変更、23年に第2回の変更を行い、昨年24年度に公園と道路の供用開始、それと民間施設の建物も竣工を迎えたという、そういう流れになってございます。
 続いて、裏面をごらんいただけますでしょうか。
 中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3の概要でございます。こちらは別紙1でVer.3そのものを添付してございます。こちらは後ほどお読みおきいただければと思います。
 内容といたしましては、グランドデザインVer.2で駅周辺のまちづくりを通じて東京の新たなエネルギーを生み出す活動拠点を目指す、そういう目標を掲げてございました。Ver.3ではさらにそれを具体的に、目指すべき将来像、三つ掲げております。最先端の業務拠点、個性豊かな文化発信拠点、最高レベルの生活空間、それを実現するためのソフト・ハード両方の取り組みをVer.3として策定したものでございます。
 関連しまして、別紙2でございます。こちらはグランドデザインVer.3で記載しております、主にハードの整備に係る要点をこちらに取りまとめている、そんな形になってございます。こちらも後ほどお読みおきいただきたいんですけれども、最初のこちらの全体図、こちらにおきましては、各地区が目指すべきまちづくりのテーマその他を掲げております。その下の図は中野四季の都市(まち)、これの全体図を掲げておりまして、この春、明治大学、帝京平成大学の中野キャンパスがオープンしたところでございますが、来年度に入りますと、早稲田大学の施設、中野中学校等が開校を迎える、そういうスケジュールを持ってございます。
 その裏面になりますが、こちらは中野駅地区の将来像を上半分で整理してございます。その下につきましては、昨年竣工いたしました中野駅地区第1期整備、これの概要を取りまとめているところでございます。
 続きまして、恐れ入りますが、もう一度こちらの頭紙に戻っていただけますでしょうか。
 大きな3番といたしまして、各地区の今後の取り組みでございます。こちらは、もう1枚のこの別図、こちらをごらんいただきながらお話をさせていただきたいと思います。
 今後の取り組みでございますが、まず(1)として区役所・サンプラザ地区、ちょうどこの図の真ん中あたりにございますが、ここにつきましては、区役所・サンプラザ敷地だけでなく、新北口駅前広場、NTTの施設、それと中野税務署、これらを含んだ地区を検討範囲としております。これについては、昨年度末に整備構想の素案たたき台というところまで報告をさせていただきました。
 続きまして、中野駅地区です。こちらについては、西側の南北通路及び橋上駅舎、これらの整備、都市計画決定に向けた検討を現在進めているところでございます。
 続いて、(3)の中野二丁目地区です。こちらは図にあるような中野二丁目、主に再開発の準備組合が立ち上がっているこのエリアを中心としてまちづくり計画を定め、地区計画を定めていき、かつ南口駅前広場につきましても拡張整備をしていく、そういう検討を進めているところでございます。
 続いて、(4)中野三丁目地区です。こちらも図にありますようなこの範囲でまちづくり計画を検討してまいろうというところです。さらに具体的には、中野三丁目につきましては南北通路、これの接続する駅前広場の検討、それと桃丘小学校跡地を事業用地として、駅直近の一帯の面的なまちづくり、これを検討してまいりたいというふうに考えております。
 続いて、(5)の囲町地区でございます。こちら囲町地区全体のまちづくりの検討を進めているところでございますが、特に東側地区につきましては、準備組合が組成されているところでございます。こちらのまちづくりの検討とあわせて、線路沿いの補助221号線、これの整備につきましても検討を深めてまいりたい、そういうふうに考えております。
 最後、(6)中野四季の都市(まち)でございます。こちらにつきましては、この点線で囲んでおります区有地、こちらで新庁舎、新体育館の検討を現在進めているところでございます。
 今後の取り組みについては以上です。
 もう一度こちらの頭紙に戻っていただけますでしょうか。
 最後に、大きな4番といたしまして、中野区役所新庁舎整備の今後の取り組みについてでございます。こちらにつきましては、昨年度末、本年3月に「新しい区役所整備基本方針(たたき台)」を作成したところでございます。今後、有識者の検討会、庁内職員のワーキンググループ等で検討を進めてまいりたいというふうに考えてございます。
 報告は以上です。
委員長
 以上で調査事項の経過並びに現状についての報告は終了します。
 続いて、所管事項の報告を受けたいと思います。
 まず1番、新しい区役所整備にあたっての検討体制についての報告を求めます。
戸辺経営室副参事(経営担当)
 それでは、新しい区役所整備にあたっての検討体制について御報告いたします(資料4)。
 こちらにつきましては、先ほど経過の中でもお話がございました「新しい区役所整備基本方針(たたき台)」を昨年度末策定いたしました。こちら、新しい区役所整備に当たって必要とされる機能、整備の視点、それを現段階で明らかにしたものでございます。そうした区の考え方に対しまして、有識者の意見を聴取し、御意見をいただき、新しい区役所整備基本方針等の今後の整備計画に反映させるということが目的でございます。
 検討するテーマにつきましては、おおむね3点、新庁舎における区民へのサービス提供のあり方に関すること、新庁舎に必要とされる機能に関すること、また、その他、新庁舎の整備に関して必要な事項に関することでございます。
 有識者でございます。お三方お願いしてございます。明治大学政治経済学部教授の牛山久仁彦氏、それから、工学院大学副学長、建築学部まちづくり学科教授の野澤康氏、それから、中央大学学長、福原紀彦氏のお三方でございます。
 なお、この3名のほかに、有識者による検討に際しましては、必要に応じて、例えば情報コミュニケーション、それからオフィスデザイン等につきまして、それぞれの専門研究者を招聘し、御意見を聞く予定になってございます。
 また、次の2の項目でございます。ワーキンググループの設置ということで、庁内にこの「新しい区役所整備基本方針(たたき台)」の基本的視点でお示しした事項に関しまして、関連する各部の統括管理者を構成員とするワーキンググループを発足させてございます。課題について詳細検討等を行いまして、その調査内容、検討結果をこの上の有識者の検討会のほうに投げかけ、またそこで御意見をいただきながら調整する。ワーキンググループと有識者の会議の有機的な連携を図りながら進めてまいりたいと考えてございます。
 今後の予定でございます。有識者の検討会を5月からおおむね10月ごろまで、それからワーキングもあわせて開催いたします。8月には整備基本方針、たたき台から素案ということでまとめまして、その後、議会に対しても御報告させていただきたいと考えてございます。その後、区民の説明会、意見交換会を経た後、11月には整備基本方針を決定し、議会にまた御報告させていただきたいと考えてございます。
 報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告については、先月5月の総務委員会で報告はされていますので、申し添えておきます。
 質疑がありましたら、どうぞ。ありませんか。ないですね。いいですね。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、質疑がないようですので、以上で本報告については終了です。
 所管事項の報告の2番です。中野駅周辺まちづくりの検討状況についての報告を受けたいと思います。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 それでは、中野駅周辺まちづくりの検討状況について御報告を申し上げます(資料5)。
 区役所・サンプラザ地区再整備基本構想及び中野二丁目地区、中野三丁目地区、囲町地区におけるまちづくりについての報告でございます。なお、報告につきましては、お手元の資料1番、区役所・サンプラザ地区再整備基本構想については、私、中野駅周辺計画担当から、2番、3番、4番につきましては、中野駅周辺地区整備担当から御報告を申し上げます。
 早速で恐れ入りますが、別紙1をごらんください。
 まず、区役所・サンプラザ地区再整備の基本構想の検討についてでございます。区役所・サンプラザ地区再整備基本構想につきましては、本年3月に素案たたき台を取りまとめまして、中野駅周辺の将来像実現に寄与する再整備のあり方、公共施設の配置のあり方との関連性など、さらに検討を深めているところでございます。
 1番、区役所・サンプラザ地区が導く中野駅周辺の方向性についてでございます。
 区役所・サンプラザ地区の再整備におきましては、(1)、(2)にありますとおり、求心力のあるシンボル空間形成ですとか、次世代都市の骨格形成、そうした方向を目指していきたいというふうに考えております。
 (1)のシンボル空間形成といったところにつきましては、集客と交流を促す都市機能の集積を図っていくといったことが必要でございますので、そうした中での導入機能ですとか、機能連携のあり方、そうしたことについての検討を進めているところでございます。
 (2)の次世代都市の骨格形成につきましては、交通結節点としての歩行者優先、公共交通指向のまちづくりをはじめ、土地の有効活用や高度利用、そういったことを図っていく必要があるということの中で、さまざまなその道路や交通広場の位置や形状を変更した場合の周辺交通への影響、集客と周辺への回遊を促す施設配置と歩行者動線といったことについての検討を現在進めているところでございます。
 次の2番、再整備における誘導目標でございます。
 再整備におきましては、区と民間事業者のパートナーシップに基づいて再整備を進めるということで考えております。そうした中で、目指すべき目標を共有していくといったことが必要かと思っておりますので、誘導目標を掲げ、そうした中でこの事業を進めていきたいと考えております。
 裏面をごらんください。
 (2)でございますけれども、具体的な目標とする姿について6点ほど掲げてございます。上質な業務拠点、活力ある文化発信拠点、情報・知識交流の場、そうした方向を目標としてこれからの検討を進めてまいりたいと考えております。その中で具体的な施設や機能、規模など、こういったものについてもあわせて検討しているところでございます。
 次に、3番、再整備の事業化についての考え方でございます。
 再整備におきましては、公共基盤の整備ということと、複合施設になる再整備の事業といったことの二つに大別されるものでございます。公共基盤の整備につきましては、区役所・サンプラザ地区と新北口駅前広場の一体的整備に伴う街区や道路の再編を見据えた整備手法や工程などを検討していくと。また、再整備事業につきましては、民間事業者を中心として事業を行うということで考えておりますので、そうした中で区の意向を最大限に反映できる事業化の流れ、こういったものを検討してまいりたいというふうに考えております。
 次に、4番、事業展開のスケジュールでございます。新北口駅前広場との一体的整備を見据えつつ、中野駅地区の第2期整備の早期着手を実現するための事業展開、そうしたことの検討ですとか、公共施設の配置のあり方、こういったものを踏まえながら、今後、区役所移転の整備のスケジュールとの整合を図っていくといったことについて検討を進めているところでございます。
 最後、5番、策定スケジュールにつきましては、今後、段階を踏んでこうした基本構想について策定を進めてまいりたいというふうに考えております。
委員長
 続きまして、中野駅周辺地区整備担当からの報告もありますので、お願いします。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 それでは、私のほうから2番、3番、4番について、別紙2、3、4を使いまして御説明させていただきます。
 別紙2をごらんください。
 まず整備方針としまして、中野二丁目再開発を契機にしまして駅前広場の拡張整備、これは主要区画道路の整備とあわせて周辺のまちづくりを進めていくこととしています。右の図面を見てください。右下に凡例が書いてございますけども、青い部分で囲ってある部分、これは地区計画の検討範囲ということで、駅から五差路につながる中野二丁目一帯と一致するところです。
 次に、中野二丁目再開発地区、これは図面の中でベースの色が黄色になっている部分です。駅前広場から建物のあるところ、それから、南に下って大久保通りのところ、ここまでが再開発地区になります。事業手法としましては、土地区画整理事業を考えております。このうち業務棟と住宅地、それから駅前広場の拡張部分については市街地再開発事業、この二つの事業をあわせて、一般的には区画整理と再開発事業の一体施行という言い方をしていますけども、二つの事業手法を組み合わせて事業を進めていく予定になっております。
 次に、左に戻っていただきまして、まず駅前広場ですけども、下にパースが描いてございますけども、駅広場を拡張することによって交通空間の拡充ということで、絵のほうにバスあるいはタクシープールとか描いてございますけども、交通空間の拡充。それと、特に改札駅前の空間の確保ということで、現在、中野通りから出入り口が二つございますけども、これを一つにして、改札を出たところの空間を広くするということでございます。それから、もう一つは、今、千光前通りとの高低差というのが大きな課題になっていますけども、絵に描いてございますように、エスカレーター、エレベーターを使って再開発側のほうの2階の部分に入っていくということで、いわゆるユニバーサルデザインに配慮した歩行者動線ということでございます。
 次に、中野二丁目再開発地区ですけども、図面に戻っていただきまして、先ほど申し上げましたけど、駅前広場の拡張整備、主要区画道路、この主要区画道路は図面で右側で千光前通りから大久保通りの区間でほぼ新設の道路です。幅員については12メーターから13メーター、2車線の道路を考えてございます。それから、建物関係でございますけども、北から業務棟、住宅棟、公社棟の三つを配置いたします。これは、まず一番南側の公社棟をつくりまして、現在公社の住宅がありますけども、この人たちをこの公社棟に移す。その公社棟のところを解体いたしまして、業務棟と住宅棟、これはいわゆる再開発ビルになりますけども、これをつくる。これができましたらば、左側の斜線部分、駅前広場の拡張部分ですけども、ここには商業施設等がありますけども、この方たちを業務棟等に入れまして、最後に駅前広場を拡張整備するという3段階で行っていきます。
 最後に再開発の周辺地区ですけども、この図面の中でピンクの部分、この部分がいわゆる周辺のまちづくりということで、現在、中野の再開発の都市計画決定の準備を進めているんですけど、いずれ事業化ということ。それから、現在、東京都の第三建設事務所のほうで中野五差路の改良工事をやっています。大久保通り、それから中野通りを含めての話ですけども、こういうものを契機にまちづくりを進めていきたいと考えております。
 次に、中野三丁目です。別紙3をごらんください。
 中野三丁目につきましては、先ほど松前のほうから説明がございましたけども、駅前広場の整備とあわせまして、直近地区、この地域で街区の再編等を行ってまいります。現在、地権者等のヒアリングを行いながら検討を行っているところでございます。
 右の図面をごらんください。青の部分がまちづくりの検討範囲ということで、二つに分けてございます。駅前広場と、それから桃丘小学校、この部分は黄色くなっていますけども、ここが事業手法の検討範囲ということになります。右側のピンクの部分が誘導型のまちづくりの検討範囲ということでございます。北側の西側南北通路、これは別途検討してございます。
 左側に戻っていただきまして、パースを見てください。ここの駅広はいわゆる歩行者系広場ということで、車の出入りはない広場です。このパースはちょうど桃丘通りとレンガ坂通り、この交差点付近から北側を見たところです。図面で見ていただきますように、二丁目と同様に階段のほかにエスカレーター、エレベーターを設置いたします。
 それから、事業手法ですけども、先ほどの黄色の範囲ですけども、やはり生活者の生活再建、あるいは道路整備等、両方をうまくやっていくためには、土地区画整理事業などの面的な事業手法を今検討しているところです。それから、ピンクの部分ですけども、この部分につきましては、桃園通り、あるいは線路沿通りにつきましては、建てかえに伴う壁面後退ですとか、共同化というようなことで、時間はかかりますけども、誘導型のまちづくりを検討していきたいと考えております。
 最後に、囲町です。別紙4をごらんください。
 この地区につきましては、市街地再開発とあわせまして、補助221号線の整備を行うこととしております。
 準備組合は平成23年9月5日に設立されております。その後、地権者の話し合いが進みまして、下記の事項を内容とする結成届が平成25年5月27日付で区長に提出されました。区としましては、これを都知事に進達するとともに、準備組合と協力しまして、東京都等の関係機関と事前相談・協議を開始する予定でございます。
 ここで結成届というのは、組合施行の市街地再開発につきましては東京都が許認可権を持っていまして、そこでさまざまな書類関係が用意されています。そこの中で結成届というものが様式的にありまして、この様式に合わせまして結成届を提出されました。既に6月7日に都のほうには進達しております。
 以下、名称はここに書いてあるとおりでございまして、理事長は望月清次さん。
 準備組合の検討範囲としまして、中ほどに図面がございますけども、北側が中野四季の都市(まち)、それから、南側がJRの中央線になります。この間に挟まれた細長い土地です。このうち東地区ということで、全体の約3分の2ぐらいですね。住居表示は、囲町というんですけども、中野四丁目という住居表示になってございます。
 最後に権利者ですけども、土地所有者が70名、借地権者が8名、合計78名で、現在、準備組合に加入している会員は55名です。中野区も自転車保管所を所有しておりますけども、加入はしておりません。逆に我々のほうは理事会等に参加して調整等を行っているところです。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑ありますか。
高橋委員
 ありがとうございました。二丁目地区、三丁目地区の、今、平面図とパースというんですかね、その辺を拝見したんですけども、アプローチ、歩行者動線についてなんですけども、区としてブロックで駅前広場が二丁目とか広がったり、そういうのはしているんですけども、再開発の新しくできたゾーンとJRとのダイレクトにつながる動線というか、そういう考え方というのは、相手のあることではあるんですけども、区としてすり鉢状というか、独特なここの地形をうまく活用した駅とのダイレクトなつながりについての検討というのは何らかされたり、あるいは今後やっていくような方針はあるんでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 今御質問のJRの施設との直接の連絡といいますか、そういうことにつきましても、今はJR東日本のほうと具体的にそういうことができるのかどうかも含めて協議しているという状況でございます。
高橋委員
 ユニバーサルデザインということで、このアプローチをスロープをつけてということであるんですけども、この絵からすると、一回広場に出て、そこから雨にぬれてということもありますので、ぜひこの高低差をうまく活用したJRとのダイレクトなアプローチというのを積極的に進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
委員長
 要望でいいですか。
高橋委員
 はい。
佐野委員
 中野駅二丁目地区のまちづくりについて、ちょっとお伺いをさせていただきます。この図なんですけども、その中にある主要区画道路ですか、計画されていると思いますけども、この辺の地権者との交渉の進展ぐあいは今どうなっておりますでしょうか。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 ここは組合施行の区画整理と再開発をやるところですので、地権者というよりも組合の中の、いわゆる地権者という方たちは、現在全員で約14名ほどいますけども、ほぼ全員参加していますので、個々の地権者というわけではなく、区画整理、あるいは市街地再開発事業の中で具体的に土地の交換、あるいは道路の整備とか、そういうものを行っています。通常の道路事業、あるいは街路事業の場合には、当然、都市計画決定した後に事業認可をとって、個々に交渉してやる形になりますけども、ここは面的整備ということで、いわゆる換地あるいは権利変換という形でやっていますので、通常の道路事業とは違った形で進めていきます。
佐野委員
 私、なぜそういうふうに質問したかといいますと、やはり道路というのは非常にデリケートなもので、住んでいる人たちがいるわけですよね。その方たちをどうするかというまず大きな問題、それが14名ぐらいとおっしゃいましたけども、組合は組合ということで組織されている。そういった人たちに理解と十分に協力を得ないとなかなかできない問題だと思う。補償金の問題もあります。立ち退きの問題もあります。ですから、その辺がよりスムーズにいくというふうに今踏んでいられるから、そうおっしゃっているんでしょうけども、全くそういうトラブルはないというふうに理解していいんでしょうか。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 ここは区画整理で道路用地を生み出して整備をする形になりますけども、区画整理が絡んで補償等の関係がございますので、当然、補償という話になるとお金の話ですので、多少のやりとりはあると思います。
佐野委員
 そうすると、話のまた中ですけども、今そういう交渉中であるということで、目安としては大体いつぐらいにどういう形になっていくというふうに踏んでいるんでしょうか。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 区画整理、あるいは市街地再開発事業、これから26年度までに都市計画決定を行いますけども、その後に組合を設立して、組合が主体になってさまざまな事業を展開していきます。その中で、区画整理の場合ですと仮換地指定というのがありますけども、そこを指定して工事に入ります。その過程で補償等のいろんな交渉事があります。ですから、まず26年度末の都市計画決定をして、その後に組合設立、その後に具体的な交渉事に入ります。
佐野委員
 わかりました。いずれにしても26年以後にそういう具体的な問題が出てくるというお話だったと思いますけども、まず26年までに都市計画決定をさせていただいて、その後そういう問題が出てくるということですけども、その問題については今のところ危惧される面というのはないというふうに考えてよろしいんでしょうか。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 特に危惧することはないと考えております。
委員長
 よろしいですか。
佐野委員
 結構です。
むとう委員
 別紙4のところの説明で、囲町地区のまちづくりについてでお尋ねしたいんですけれども、聞き逃していたら申しわけないんですけれども、あえてこの西地区と東地区に分かれていて、東地区で組合ができているということだったかと思うんですが、西地区はどうなっているんでしょうか。ここは入っていないということですか、開発の計画の中に。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 ちょっと経緯を申し上げますと、囲町のまちづくりに対しましては、平成21年にこの東・西地区をあわせて全体のまちづくり協議会というのができています。その後いろいろ話し合いを進めていく中で、この東地区のほうは再開発の機運が高まって、23年9月5日に準備組合が設立されています。西地区のほうは、実はこの4月にやはり勉強会という形でいろいろな人が集まってやっています。具体的には再開発事業ですとか、いわゆる地区計画といって修復型のまちづくり、そういったものを今勉強しているところです。これも東地区が動き出したので、それを見て、やはりどうしようかという話になったかと思っています。
むとう委員
 当初は一緒にお勉強会をしていたという御説明でしたよね。ところが、温度差ができてきて、進みぐあいが違ってきて分断したということでよろしいんですか。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 そのとおりです。
むとう委員
 それと、今できている準備組合の数のところで、土地の所有者が70人いらしていて、準備組合員数は55人ということですけれども、この人数の差はやはり加わっていた――任意だとは思いますけれども、加わらない方もいらっしゃるということの理解でよろしいんですか。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 今、土地所有者として70人、それから借地権者が8人で、55人が参加していますけども、今後いろいろ協議を進めていく中で、当然、未参加の方に声をかけていって、今回、結成届等が出てきますと、地権者に対しては、一つ動き出したなというアピールになるかと思います。準備組合としては、未加入の方を入れていきます。いずれ都市計画決定の後に組合の設立認可というのがありますけども、当然そのときに地権者の同意というのが必要になってきますけども、これからどんどん加入者、あるいは同意者というんですかね、ふやしていく行動を起こしていかないと、なかなか組合設立認可に進みませんので、そういう行動を起こすように指導・助言をしていきます。
むとう委員
 これ、具体的にただ引き算すればいいんですか。15件が、そこで区は除くですから、14件ですか――が入っていないということなんでしょうか。それで、もともとそのスタートの、勉強会からスタートして組合設立に向かっているわけですけれども、この最初の段階から加わっていただけていないという、そういう状況なんでしょうか。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 未参加の中には、いわゆる不在地主さん、アパート等は持っていますけども、入っていないという、こういう方は協議会の発足段階から、やっぱり外の人ですので入っていないと。今後、準備組合が東京都と協議して具体的な話になってくれば、当然そういう方たちにも声をかけてやっていく形になります。
むとう委員
 具体的な数字ってわかるんでしょうか。その不在地主さんはなかなか最初から勉強会から加わりにくいとよく理解できるんですけれども、ここに居住している地主さんで加わっていただけていないというような方の数とかというのは把握していらっしゃるんですか。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 具体的な数は何人まではつかんでおりませんけども、いわゆる地元の話の、大体この地区の方は入っていないというのはおおよそ聞いております。あまり、ちょっと個人的な話ですので、特に一つの地区ですと、具体的に誰がという話はできませんので、おおよそのことはわかっていますけども、具体的に何人までは掌握しておりません。
委員長
 委員会を暫時休憩にします。

(午後1時38分)

委員長
 再開します。

(午後1時38分)

むとう委員
 わかりました。やはりこういうことって、みんながまとまって進めていかないとなかなか難しいので、ぜひ丁寧に、これからアプローチされるということですけれども、皆さんが本当に一致団結してまちづくりが進むように、区のほうとしても御支援をしっかりしていただきたいということをお願いしたいと思いますが、いかがですか。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 区は、こういう再開発事業に対しまして指導・助言するという立場がございます。適時、理事会等に出席していますけども、そういう場等を通じまして指導・助言していきたいと思っています。
委員長
 よろしいですか。
むとう委員
 はい。
内川委員
 中野二丁目地区のまちづくりについてお伺いいたします。南口駅前広場についてですけれども、今でもタクシーとバスが二重、ひどいときは三重ぐらいにとまっている。しかも、北口広場の整備のあおりを食ってバス停が1カ所ふえたんですね、南口側のほうに。今まであった障害者の乗り場が、今度、駅の本当に目の前に移動するとか、非常に危険な状態が続いているんですが、御担当はいかが考えているんでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 御指摘のように、南口広場、現在は北口整備に伴って臨時の暫定バス停等が設けられているというような状況になっております。ですので、南口、現在のこの計画広場の整備に関してはかなり後のほうになってしまうというスケジュールもありますので、その間につきましては、北側でさらにバスに対する結節機能の暫定的なとり回しとか、そういうこともできないだろうかということで現在検討を進めているところでございます。
内川委員
 今の御答弁をお聞きしますと、南側のバス停を北側に移す、それを今検討されているわけですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 そうではございませんで、今、暫定で南口に置いてある、本来であれば北側にあるべきであったバス停については、少なくとも北側で改めて手当てできるような方策を考えなければならないということで検討を進めているというところです。
内川委員
 このパースがありますけれども、こういうふうになるまでに最短で何年後、何年ぐらいかかりますか。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 これから都市計画決定していくわけですが、大体、市街地再開発、区画整理を考えますと、おおむね10年かなと。これはVer.3の最後の工程のほうにも出ていますけども、おおむね10年というふうに考えております。
内川委員
 今、南口は交通指導員というんですか、人が入っていて、きちんと整理はされているんですけれども、ずっと今のまま危険な状態をあと10年、まあ、こういった整備ですとそれ以上はかかりますけれども、このままの状況を続けるということですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 繰り返しになりますけれども、その10年間という間そのままというわけにはまいらないというふうに考えておりますので、何とか北側の今あります暫定広場、もしくは、さらに第2期整備等々の中で暫定な交通結節機能の手当てができないものかということで検討を進めているところでございます。
内川委員
 グランドデザインのほうの質問もよろしいんですよね。
委員長
 中野駅周辺まちづくりの検討状況についてだから、よろしいでしょう。はい、どうぞ。
内川委員
 中野駅周辺まちづくりのご案内、中野駅周辺の将来像、別紙2というものなんですけれども、中野二丁目地区に中央中学校の跡地も入っていますので、ちょっとお聞きしたいんですが、平成26年から約2年間、堀越学園のほうにお貸しするということらしいんですけれども、問題はその後なんですが、何か方針は決まっていますか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 堀越学園に貸与した後の中学校跡地の活用についてはまだ定まってございません。
内川委員
 その方針はいつごろ決めるおつもりですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 こちらにつきましては、今後、区役所・サンプラザの再整備であるとか、公共施設配置の検討の結果であるとか、そのような駅周辺の主要なプロジェクトの経過を見ながら、最適な土地活用の方針を定めてまいりたいと考えております。現時点でこの方針がいつ決定するかということ、明確な時期について、今時点ではなかなかお答えは難しいところでございます。
内川委員
 じゃあ、今年度中じゃないですね。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 今年度中か否かということも含めて、今の時点ではお答えを申し上げられません。
久保委員
 すみません。ちょっと全体的なことで、中野駅周辺まちづくりの検討状況についてというところで伺いたいんですけれども、今さまざま御報告がございまして、ちょっとスケジュール感がわからないんです。今、1、2、3、4ってここにお示しになられておりますけれども、それぞれの一応年次の目標といいますか、完成目標というか、立てていらっしゃると思うんですけれど、それをちょっとそれぞれに教えていただけますか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 まず、区役所・サンプラザ地区の再整備でございます。再整備の基本構想の素案のたたき台のときにお示ししていたものですけれども、25年度には一体的整備手法の検討、26年度に再整備事業の実施方針の策定、27年度以降に実施事業者の選定、事業計画の策定、事業着手といったことで考えております。具体的な、その整備がいつになるかというのは、またさまざまな施設の配置によって変わってまいりますけれども、おおむねそのような流れで進むというふうに考えてございます。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 Ver.3の37ページ、こういう非常に粗っぽい工程表があるんですけども、中野二丁目につきましては、先ほど御答弁させていただきましたように、これで見ますと平成30年から35年、おおむね10年というお答えをさせていただきましたけども、おおむね10年ということです。
 中野三丁目駅前広場につきましては、やはり平成33年から35年ぐらいの間ということですので、おおむね10年ぐらい。ただ、いわゆるまちづくりという形になりますと、これの一番下に書いてありますが、もう少し時間がかかるのかなという。
 それから、最後に囲町なんですけども、囲町はここでいよいよ動き出しまして、市街地再開発事業ですので、ほぼ中野二丁目と同じようなペースで行くかと思いますので、都市計画決定が終われば、同じような7、8年で終わるのかと思っています。この中では非常にあいまいになっていますけども、ここで動き出しますので、都市計画決定がなされれば、7、8年かというふうに考えています。
久保委員
 ありがとうございます。今、そうなんですね。この最後のところが非常にあいまいなんですよね、この表だけだと。全然わからなくてですね。今、中野三丁目地区のところで、平成33年から35年って、これは整備完了という意味なんでしょうか。本日お示しになられました、例えば中野三丁目駅前広場というのがありますけれども、これは何年完成ということを目指して今進められていますか。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 三丁目はこれから駅前広場と、それから図面にありますように桃丘小跡地として区画整理事業、面的な整備でやっていきたいと考えています。やっぱり区画整理事業ということを考えますといろいろな手続がありますので、10年近くかかると思っています。
久保委員
 10年近くというのは、中野三丁目駅前広場のことを今おっしゃったんですかね。要は、桃丘小学校跡地を事業用地として活用してというようなことがありますから、そういった活用をしながらさまざま再整備をしていくのに、手法で、ここでは区画整理事業というようなことをおっしゃられているから、全体的にいろんなものを動かしていかなければいけないこともあって、三丁目のこの駅前広場についても、そのぐらいが完成年度ということで、そういう発想ですか。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 図面で黄色い部分、これがいわゆる区画整理、面的な整備をやる範囲と考えていますので、基本的に区画整理が完了という形になりますと、駅前広場、あわせて西側の周辺を一体的に終わるというのが、区画整理事業の進め方です。ただ、区画整理、面的な話ですので、急ぐところを先にやるという方法もありますので、全体としては10年という日数がかかると思いますけども、場所によっては多少早く開放できるところもあるかなと思っています。
久保委員
 今の西側の南北通路のお話にもありましたけれども、西側南北通路のことも含めて、中野三丁目駅前広場というのは非常に今後の駅の、駅地区においても大変重要な位置を占めているのかなというふうに思ってございまして、これが結局完成しないと、いわゆる南北通路も完成しないのか、西口改札も開設することができないのか、その辺はいかがですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 今、宇佐美副参事からも説明がございましたけれども、別紙3の黄色いところ、面的整備事業を行うという予定で考えておりまして、この事業が全部完了するにはそれなりの時間がかかるであろうということでございますが、この南北通路のおり口となります広場につきましては、極力早くあけて足がおりられるような状態に持っていきたいということでございますが、その事業の組み立て方、手順にもよりますので、その辺はまた今後の検討課題になるかというふうに考えております。
久保委員
 わかりました。さまざまやっぱり手順が非常に大変なのかなと。これだけのことが、今のお話にもありますように大体同時期に進められていくということで、駅周辺があちこちで再開発事業でありますとか、区画整理事業ということで工事が相次いでいくというような状況になってしまうので、その辺のスケジュール感をきちっと持っていただかないと、それこそ今も中野駅の問題がございますけれども、そういった事態を招きかねないのではないかと思います。ですので、ここに関しては、今かなり大ざっぱなスケジュール感でしか物を見られていないようですので、早い時期にきちっとお示しをいただきたいなと思いますので、これは要望でございます。
 次に、中野二丁目地区でございますけれども、これも先ほど大体こういうスケジュール感で行くんだというようなお話がございました。中野二丁目地区の再開発周辺地区という一番最後のところに、中野五差路交差点の改良事業を契機にというようなことがございますけれども、これは五差路の改良と全体的な計画とがどのように関係するんですか。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 現在、東京都のほうで五差路の改良工事をやっていますけども、通常、道路を拡幅しますと、沿道が整備されていくという流れがあります。一般論として、道路が広くなると周辺が整備されていくと、そういうことを言っているつもりです。
久保委員
 一般的にそういう形であるということで、ただ、一般的でそういう形ということであるけれども、特に今お考えがないようでございました。ただ、それではいけないのではないかなと思いますので、やはりこの中野五差路交差点、自然にこれを広げれば、沿道沿いがきれいに整備されるというわけではないと思いますので、全体の中でこのまちをどういうふうにつくるかという中では、ここも位置付けをちゃんと持たなくてはいけないんじゃないかと思いますけど、その辺はいかがですか。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 現在、この付近に個別にヒアリング等は入っておりません。ただ、当然、こういうものが外へ今後出てまいりますので、まちづくりの機運というのは高まっていくのかと思います。そういうことで、今後地元に入って、五差路の改良も含めてヒアリング等行って、一定の方向を見出していきたいと考えております。
久保委員
 そこはよろしくお願いいたします。一番初めに、ある意味スタートする地点だと思うんですね、ここ中野二丁目の中でも。確認でございますけれども、中野五差路の交差点の改良が始まる。先ほど、公社棟、住宅棟、業務棟ということで順番をお示しになられて、最後に南口の駅前広場の拡張整備と、そういった手順で進められるということでよろしいんでしょうか。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 委員御指摘のとおりです。
久保委員
 ここの中に主要区画道路というのがございます。この主要区画道路の整備というのは、この中ではどういった手順で進められるんでしょうか。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 この主要区画道路は、まず公社棟ないしは公社の建物を壊すときに大久保通りから最初に入りますので、まず南側から工事用道路という形で入っていきます。ですから、ある面では区画整理の中で一番最初に手をつける部分になります。それで、事業が進むに従いまして千光前通りまで延ばしていくという。ですから、全体でいきますと、主要区画道路が一番先に工事が進んでいくという形になります。
久保委員
 今言われたように、主要区画道路は大久保通り側からということであると、先ほど言われていたように、この五差路のあたりとの沿道のまちづくりとも大分関係があるのかなと思っております。この主要区画道路、最終的にこの千光前通りのところまで来ますけれども、この中では千光前通りがどういうふうに今後なっていくのか、東側については示されておりませんが、それはどのようにお考えですか。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 千光前通りは、御存じのように今一方通行になって歩道がある形になっていますけども、千光前通りは交差点までは整備はいたしますけども、そのほかにつきましては現状というような形で、現在交通計画等考えております。
久保委員
 じゃあ、二丁目地区に関してはわかりました。
 それで、囲町でございます。囲町の中の補助221号線というのがございまして、補助221号の整備を行うこととしているというふうになっています。これ、数年前に建設委員会でもお伺いしたんですが、そもそもこの補助221号線、これはどこからどこまでがこの計画道路になっているんでしょうか。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 この東側はちょうど新北口駅前広場ですか、ここの部分と、それから西側は環状7号線までですね。
久保委員
 ここの囲町のところの補助221号線、当然これは新北口駅前広場のところの手前というようなことで今は示されているという、そういうことでよろしいですか。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 委員ご指摘のとおりです。
久保委員
 以前、この線形変更を検討すべきではないかということを委員会の中で申し上げたことがあったんですけれども、その辺については、今どのような状況になっていますでしょうか。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 補助221号線の線形変更ということで、ちょっと北側に今上がっている、その点を指摘されていると思いますけども、これについても、ここで協議等が開始されますので、東京都等と協議をやっていきたいと考えています。
久保委員
 今、協議をしていくというのは、線形変更をしていくという方向で、要は北側に出ているものを線路のほうに寄せるというんでしょうかね、そういったような形で線形変更することを東京都と協議すると、そういうことでよろしいですか。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 委員ご指摘のとおりです。ただ、いわゆるJR線路というところなので、どこまでできるかというのは、向こうの鉄道施設の恐らく下に重要なケーブル等が入っていると思いますので、限界はあると思っています。
久保委員
 ありがとうございます。
 すみません。区役所・サンプラザ地区再整備基本構想のところにちょっと戻りたいと思います。ここの中で、将来像実現に寄与する再整備のあり方やと、先ほども内川委員のほうから、今使っている中野中学校はどうなるのかというような御質疑がありましたけれども、公共施設配置のあり方というふうに書かれておりますけれども、この公共施設はどこを指すものでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 こちらでの公共施設につきましては、区役所と体育館を示してございます。
久保委員
 区役所と体育館を指して公共施設配置のあり方というふうに言われているんですね。ほかの施設については、先ほどの中野中学校、今使っている中野中学校については、そもそも体育館というような案があったかと思うんですけれども、それも含めて、公共施設配置のあり方という、そういうことでよろしいんですね。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 体育館と区役所の配置につきましては、現在の体育館の敷地のところですね、そこでの検討をしているということでございますので、そちらでの配置がどうかという検討を進めているところでございますので、そういった公共施設についてはその考えでございます。
久保委員
 それと、サンプラザ地区再整備基本構想検討についてのことで少し伺いたいと思います。ここで、区と民間事業者のパートナーシップに基づきというようなことで言われておりますけれども、このパートナーシップなんですが、民間事業者を公募して整備を進める事例などを参考にしながらというようなことが出ています。この民間事業者を区が決める決め手というのは、今どのようなことを考えていますか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 民間事業者を決める際には、やはり公募で決めていくということになりますけれども、その中で、まずは誘導目標、こちらに示してございますけども、誘導目標に沿っているかといったことですとか、それに見合って機能、そういったものがきちんと配置されているか、あるいはこの開発の中で公共性ですね。公益性ですとか公共性、そういったものが担保されているか、そういったことが一つのポイントになろうかというふうに考えております。
久保委員
 今ちょっと全体のことで伺いましたけれども、あまりにも広域な部分なので、大変私もまだ頭の中で整理がつかないところでございます。先ほども申し上げましたけれども、全体の取り組みが、やはりこれは一箇所一箇所のことではなくて、今、御報告が一緒に行われているということを見ても、全体で考えていかないと進まないことということで、きっと委員長のお計らいでこのような報告をされているのだと思いますので、本当に全体感に立った計画をまたきちっとお示しいただきたいと思います。これは要望でございます。
小林委員
 まず全体像、それから、きょうの資料の中で、細かい、重箱の隅をつついてすみませんけど、ちょっと細かい部分でわからないことがあるのでお聞きしたいんですけれど、まず、今、久保委員の質問の中にもありましたけども、サンプラザ地区に係る話なんですけれども、2、再整備における誘導目標についての欄に、区と民間事業者のパートナーシップに基づきというふうにあります。たしか、今現在既に民間業者と区は委託をしているのではないかと思うんですけれども、その業者との関係を教えてください。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 昨年度でございますけれども、民間事業者を公募いたしまして、事業者ヒアリングといったことで、区役所・サンプラザ地区の再整備、また区役所の整備、区役所とか公共施設の配置の整備、それについてのヒアリングを行ったところでございます。そちらにつきましては、さまざまな御意見をいただきましたので、そういったものを参考にしながら、この間検討を進めてきたところでございます。
小林委員
 その業者さんとの今後の関係はどのようになっていきますか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 今後も必要に応じて随時提案を受けたり、御意見を伺うといったことはあろうかと思いますけれども、といった関係でございます。
小林委員
 そうしますと、ここにあります区と民間業者のパートナーシップに基づき、目指すべき目標を共有して推進することとしているというところに、この業者も入ってくるということでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 実際の再整備におきましては、区と民間事業者のパートナーシップ、こちらにつきましては、きちんと事業者を公募して行うといったことでございますので、そちらのヒアリングに入った事業者がそのままその公募に入る実施の事業者になるといったことではございません。改めて公募して、民間の事業者を選定していくといった手続をとっていくものでございます。
小林委員
 わかりました。ありがとうございます。
 もう一つ、同じこの別紙資料1の中の1番の区役所・サンプラザ地区が導く中野駅周辺の方向性についての中の(1)の黒丸二つ目のところで、「東京の新たなエネルギーを生み出す活動拠点」というふうにありますけれども、この具体的な内容を教えてください。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 「東京の新たなエネルギーを生み出す活動拠点」、こちらにつきましては、先ほどグランドデザインVer.3の中で将来像を申し上げておりますけれども、最先端の業務拠点、個性豊かな文化発信拠点、最高レベルの生活空間、こちらを総称して「東京の新たなエネルギーを生み出す活動拠点」といったものでまとめているものでございます。
小林委員
 すみません。もう少し具体的にはどういったことでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 最先端の業務拠点といったところでは、やはりこの中野駅周辺の中で業務をさらに、今回セントラルパークなどで業務がふえておりますけれども、さらに業務をふやしていくといったことの中での活力を生み出すこと。また、個性豊かな文化発信拠点ということにつきましては、現在サンプラザでさまざまな文化を発信していること。また、そのほか中野駅周辺ではさまざまな活動が行われていますけれども、そういったことについての文化発信をさらに高めていくこと。さらには環境を豊かにするといったことの中で、最高レベルの生活空間を実現するといったことをこの中で表現しているものでございます。
小林委員
 ちょっと話は飛ぶかわかりませんけれども、中野二丁目計画地の中にも業務棟というのがありますけれども、今のお話ですと、東京建物の建物がある以上に業務床をふやしていくというふうにもとれましたけれども、南側にも新しい業務棟ができ、そして今現在、四季の森にある業務床以上にまた業務床をふやしていくという意味合いでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 区役所・サンプラザ地区におきましては、こちらの資料、誘導目標のマル1にもございますとおり、上質な業務拠点、こういったものを非常に重視しております。この区役所・サンプラザ地区の再整備の中でさらに業務をふやす、さらには商業の機能をふやす、そういったことを方向として目指したいというふうに考えております。
小林委員
 わかりました。
 次に、三つ目の黒丸の中に、シンボル空間としての景観、施設構成のあり方、これは具体的には意匠的なことになってしまうかもわかりませんけれども、具体的に今想定されているような空間ですとか、景観というのはあるんでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
 現時点では、具体的なデザインといったものは持ち得ておりませんけれども、今後その再整備においては、民間事業者のパートナーシップに基づいて進めていくといった中では、今後の実施条件の中にそういった景観に配慮するといったことも含めて、この景観をつくっていくといったことを考えているところでございます。
浦野委員
 何点かお伺いしたいんですけれども、この中野駅周辺の将来像の実現に寄与する再整備のあり方、そして公共施設の配置のあり方とあります。先ほど他の委員のところで、公共施設というのは区役所と体育館だということがあったんですけれども、これ、それぞれ公共施設ですから、そもそも区役所がどういう役割を果たすのか、また体育館がどう区民にとってあるのかってあると思うんですけれども、そもそもそれぞれ区役所、体育館というのはどうあるべきかというのをちょっと改めて御説明をいただきたいんですけども、お願いします。
戸辺経営室副参事(経営担当)
 区役所につきましては、先ほど御説明したように、現在の区役所の課題を踏まえて、今後、次世代の区役所についてどういった機能、どういった役割を持たせていくのかを昨年度末に基本方針(たたき台)という形でまとめたところでございます。その中でいろいろ専門家の委員も交えて、そのたたき台をもとにいろんな考え方をお聞きしながら、その内容をより充実したものにするような形で、現在検討を進めている状況でございます。まとまりましたら、また当委員会においても御報告させていただきたいと思います。
浦野委員
 体育館についてもよろしいですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 体育館そのもののあり方につきましては、所管がまた別にございます。そちらのほうでやはり整備の基本的な方針の考え方等、取りまとめているところでございます。ただ、新区役所、新体育館とあわせて、この区域3の中でどのように配置ができるのかという検討を、中野駅周辺まちづくりの中で検討しているところでございます。それぞれがここに立地した場合に、どのようなことが考えられるかといったところは、今後方針を定めていく中でまた御報告をさせていただきたいと思います。
浦野委員
 ちょっと、今後というところなのであれなんですけども、先ほどあった区役所の課題を今一つひとつ整理して、有識者の方からも御意見を伺っているというところなんですけど、現時点での区役所の課題というか、というのはどういったものがあるんですか。
戸辺経営室副参事(経営担当)
 幾つかございます。やはり区役所につきましては、区民にとって価値ある公共サービスを提供する場ということで、現在もおもてなしの心を持ってそうした運動をしてございます。ただ、その中でワンストップで用が足せる窓口整備というのも今現在取り組んでいるところでございますが、1階のスペースの問題、レイアウトの問題等でやはり完全な形でのワンストップ化は至っていない、そういうスペースの制約。それから、区役所以外にも、すこやか福祉センター等それぞれの地域で展開しているサービスがあります。それと区役所機能を今後どういうふうに調整しながらサービスをより充実させていくのか、そういったところ。それから、やはり職員数に比べて全体的に区役所の面積が狭小だというところも1点ございます。それから、情報機器の進展によりまして、それにふさわしい職場環境、それから、情報の発信拠点としての区役所機能はいま一つ足りていないのではないか。
 また、防災機能につきましても、現在防災センターがございます。ただ、庁舎内での備蓄、それから、災害が発生した場合の災害ボランティアとの活動、そうしたスペース面についてどうしても確保が十分でない、そんな課題を抱えているところと認識してございます。
浦野委員
 今、幾つか御説明いただきましたけれども、特に強調されていたのはスペースの問題、ハード面でのところが多かったかと思います。ワンストップでいろいろサービスをというのは、今、区がすこやかなどを中心にやっていて、それはちょっとソフトの面も大分あるかなと思いますけど、今説明いただいたのでわかりました。
 それで、今いろいろ、これまでも経過で検討されてきて、今回も今後、今年度の秋ぐらいをめどに出るようなこともありましたけれども、区民の方の合意というか、こういったものを進めていく上での区民の合意、そして参加というところでは、それがちょっと全体的にないんじゃないかなというふうに感じる部分があるんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
戸辺経営室副参事(経営担当)
 基本的に方針のたたき台に沿って、検討会につきましては専門家の御意見を中心にまとめているところでございます。区民に対しての十分な御説明、それから、その場でいろいろな意見をいただくということで、十分区民に対しての説明、それから合意形成を図っていきたいと考えております。
委員長
 他に質疑はありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告は終了します。
 続きまして、所管事項の報告の3番、その他でございますが、何かございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 委員会を暫時休憩にします。

(午後2時13分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後2時13分)

 3番のその他の項はありませんので、以上で所管事項の報告は終了します。
 審査日程のその他に入ります。この最後のその他ね。委員、理事者から発言はありませんか。
高橋委員
 中野駅の北口の安全対策について質問したいんですけれども、ちょっと基本的なことですけど、四季の都市(まち)がオープンして1年たって、学校2校も開校したということで、まずは現時点で、今まで開発前から何人、就業者というか、駅を利用する人間が、おおよそで結構ですけど、ふえたんでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 では、駅の乗降客数のデータでお答えいたしたいと思います。本年4月に、駅の改札での乗降交通量につきまして、朝のピーク時につきまして調査させていただいております。それによりますと、四季の都市(まち)がまち開きする前の人数、おりる人数が約5,500人ぐらい、それが4月以降計測しますと、朝ピーク時8時の1時間で9,000人ほどになっております。おおむね3,500人ぐらいの増ということでございます。また、入り方向についてはほとんど変わっていないというデータがございます。
高橋委員
 すると、来年4月に今度早稲田大学がオープンしますね。それでの見込んでいる増は何人ぐらいなんでしょう。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 昼間人口で言いますと、およそ3,000人から4,000人さらにふえると。早稲田大学ではなくて、今後の企業の入居でございますけれども。でございますので、その何割かがまた鉄道利用ということになりますので、またさらにふえるということは確実ではないかと考えております。
高橋委員
 そのときの四季の都市(まち)ですか、オフィスのテナントの床の入居率というのは大体どのぐらいの、アバウトで結構なんですけども、現状何割とか、どのぐらいあいているとか、あと、何坪あいているとか、その辺は何かつかんでいらっしゃるんでしょうか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 事業者から伺っているところによりますと、セントラルパークの契約率としてはおおむね9割程度というふうに伺っております。また、先ほど立原副参事のほうからお答え申し上げたとおり、この秋の時点では、おおむね1万人を超える程度の就業者が通われる見込みというふうに聞いております。
高橋委員
 先ほど基盤整備の話にも出たんですけども、新北口改札、これの供用開始予定というのは平成何年ごろを見込んでいるんでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 おおむね、幅を持たせておりますが、平成30年から32年ごろという予定でございます。
高橋委員
 そうすると、それまでの間が人がふえ続ける。また中野区が来街者を呼び込むということでの都市観光も進んでいく中で、非常に危険だと。いわゆる駅の人口増ですね。危険だと思うんですが、区としてはその辺どういう認識をされているんでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 区としましては、昨年の11月の時点で一度JR東日本のほうに安全確保の要請をしております。それに引き続きまして、本年の5月1日に地元団体との連名によりまして、再度中野駅、これは具体的に北口についての安全策を要請したところでございます。
高橋委員
 それに対してJRのほうからのリアクション等、何かございますか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 現在のところ、正式な回答というのはいただいてございません。
高橋委員
 提案なんですけれども、ここで議会としても、区民、もちろん来街者を含めた方、要は中野を利用する方ですので、その方々への不測の事態ということを考えると、安全についての提案を議会としてもJRに対して行うということも提案したいんですが。
委員長
 ただ今、高橋委員から要望書の提出の提案がありました。
 その取扱いについて協議しますので、委員会を暫時休憩にします。

(午後2時18分)

委員長
 それでは、委員会を再開します。

(午後2時25分)

 休憩中に、中野駅構内の安全対策に関する要望書(案)につきまして御確認をいただきましたとおり、先ほど高橋委員のほうから御提案のありました要望書、これを当委員会として、中野駅構内の安全対策について、東日本旅客鉄道株式会社宛てに要望書を提出すること、要望書の案文は休憩中に委員全員で調製したとおりとすることに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 委員会を暫時休憩します。

(午後2時26分)

委員長
 それでは、委員会を再開します。

(午後2時38分)

 中野駅周辺地区等整備特別委員会における委員派遣についてお諮りいたします。
 休憩中に御協議いただいたとおり、委員の派遣については委員長に御一任いただきたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 次回の委員会は6月26日(水曜日)午前7時45分から当委員会室において開会することとし、急を要する案件が生じた場合は正副委員長協議の上、改めて御連絡したいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 以上で本日予定した日程は終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 以上で本日の中野駅周辺地区等整備特別委員会を散会します。

(午後2時39分)