令和5年02月13日中野区議会総務委員会(第1回定例会) 中野区議会総務委員会〔令和4年3月16日〕

中野区議会総務委員会〔令和5年2月13日〕

 

総務委員会会議記録

 

○開会日 令和5年2月13日

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午後1時58分

 

○閉会  午後4時04分

 

○出席委員(9名)

 ひやま 隆委員長

 立石 りお副委員長

 日野 たかし委員

 内野 大三郎委員

 若林 しげお委員

 高橋 かずちか委員

 中村 延子委員

 平山 英明委員

 長沢 和彦委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 副区長 青山 敬一郎

 副区長 横山 克人

 企画部長 石井 大輔

 企画部企画課長、企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 堀越 恵美子

 企画部財政課長 森 克久

 総務部長 海老沢 憲一

 防災危機管理担当部長、総務部防災危機管理課長事務取扱 石崎 公一

 DX推進室長 滝瀬 裕之

 総務部総務課長 浅川 靖

 総務部人材育成担当課長 石橋 一彦

 総務部経理課長 宮脇 正治

 

○事務局職員

 事務局長 長﨑 武史

 事務局次長 林 健

 書記 立川 衛

 書記 川辺 翔斗

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第1号議案 令和4年度中野区一般会計補正予算

 第2号議案 令和4年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算

 第3号議案 令和4年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算

 第4号議案 令和4年度中野区介護保険特別会計補正予算

 第12号議案 中野区議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例

 第13号議案 中野区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例

 第16号議案 中野区組織条例の一部を改正する条例

 第18号議案 明和中学校校舎新築工事等請負契約に係る契約金額の変更について

 第19号議案 中野区役所新庁舎ネットワーク機器等用ラックの買入れについて

 

委員長

 定足数に達しましたので、総務委員会を開会します。

 

(午後1時58分)

 

 審査日程について協議事項があるため、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後1時58分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時59分)

 

 本日の審査日程は、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり、第1号議案から第4号議案までの計4件、また、第12号議案及び第13号議案の計2件はそれぞれ関連しますので、一括して審査を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 議事に入ります。

 議案の審査を行います。

 初めに、第1号議案から第4号議案までの計4件を一括して議題に供します。

 なお、当該補正予算議案は当委員会に付託されておりますが、第1号議案については区民、厚生、建設、子ども文教委員会で、第2号議案については区民、厚生委員会で、第3号議案については区民委員会で、第4号議案については厚生委員会で関係分を審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送られることとなっておりますので、御承知おきください。

 それでは、本件について理事者から補足説明を求めます。

森企画部財政課長

 それでは、第1号議案、令和4年度中野区一般会計補正予算、第2号議案、令和4年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算、第3号議案、令和4年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算及び第4号議案、令和4年度中野区介護保険特別会計補正予算につきまして、一括して補足説明をいたします。

 お手元にお配りしました議案書の28ページ、29ページを御覧いただきたいと思います。まず一般会計から御説明をいたします。一般会計第8次補正予算の歳入歳出予算総括でございます。歳入歳出とも7億3,480万5,000円を減額いたしまして、補正後予算額は1,712億3,226万8,000円となるものでございます。

 内容でございますが、まず歳入から御説明いたします。30ページ、31ページを御覧いただきたいと思います。まず1款特別区税でございますが、1目の特別区民税につきまして、区民1人当たりの平均所得の見込み差や株式譲渡分離課税分の増などによりまして37億4,000万円を増額いたします。それから、3項の特別区たばこ税ですが、こちらは売渡し本数の見込み差によりまして2,400万円増額をいたします。

 続いて、2款の特別区交付金でございますが、1項特別区財政調整交付金の1目普通交付金につきまして、調整税等の増などによりまして28億円増額いたします。

 4款の利子割交付金、それから7款の地方消費税交付金、32ページに行っていただきまして9款の地方特例交付金につきましては、今年度の交付状況を踏まえまして増額をしております。

 以上、ここまで一般財源ですが、合計で76億9,700万円の増額でございます。

 一般財源の増に伴いまして、後ほど御説明いたしますが、財政調整基金の繰入金の減額、社会福祉施設整備基金繰入金の減額、義務教育施設整備基金繰入金の減額、特別区債のうち教育債の減額を行っております。

 続いて特定財源ですが、11款の分担金及び負担金から、ページを進んでいただいて38ページ、39ページの16款寄付金まで、こちらは今年度の執行状況等を踏まえまして補正をしております。

 それから、16款の寄付金につきましては、寄付をされた方の意向を踏まえまして、基金積立金のほか、各事業にも充当しておりまして財源更正を行っております。

 17款の繰入金でございますが、事業進捗に伴いまして補正を行っているほか、1項基金繰入金の1目財政調整基金繰入金、それから3目の義務教育施設整備基金繰入金及び9目の社会福祉施設整備基金繰入金につきましては、先ほど御説明いたしました一般財源の増に伴っての減額も行っております。

 40ページ、41ページの2項の特別会計繰入金、こちらは介護保険特別会計からの繰入金でございますが、令和3年度の低所得者の介護保険料の軽減措置について国・都の負担分が不足したことから、昨年度一般会計で一旦補填をしておりまして、それを精算しましたので、繰り戻しているということでございます。

 それから、19款の諸収入については、執行状況、歳入の状況を踏まえての補正でございます。

 20款特別区債、こちらにつきましても、先ほど御説明いたしました一般財源の増に伴いまして、学校施設整備に関わる教育債につきまして減額、起債の取りやめをしております。

 歳入は以上でございまして、続いて歳出の御説明をいたします。42ページ、43ページを御覧いただきたいと思いますが、まず3款総務費、1項総務費になります。1目の総務費ですが、保健所体制強化のための人材派遣の活用につきまして、都の支出金を獲得できる見込みになったことから財源更正を行うとともに、住民税非課税世帯等給付金及び価格高騰緊急支援給付金につきまして、コールセンター業務に係る委託料についての落差の減額を行っております。

 それから、3目の施設費、4目経理費、6目の情報システム費につきましても、それぞれ落差の減額をしております。施設の改修・保全に係る工事費の減額、用地測量及び不動産鑑定に係る委託料の減額、それから、インターネットデータセンターの構築及び利用に係る委託料等の減額、新庁舎ネットワーク設計業務に係る委託料の減額でございます。

 44ページ、45ページ、3項の選挙費でございますが、こちらは区長選挙、区議会議員補欠選挙及び参議院議員選挙に係る経費につきまして、執行残を減額しております。

 46ページ、47ページ、4款の区民費になります。まず1項の区民費の1目の区民文化国際費につきましては、予算編成後の人員配置を踏まえまして、まず人件費の増額を行っております。それから、もみじ山文化センター西館の改修工事につきまして、半導体不足により資材調達の見通しが立たずに音響設備工事の延期をしたことから、工事費等の減額をしております。2目の戸籍住民費は、マイナンバーカード交付通知等に係る郵便料につきまして、見込み差による減額でございます。

 2項の保険医療費ですが、一つ目が、昨年10月から後期高齢者医療の窓口での自己負担割合の見直しがあって、被保険者証の一斉更新が行われたことに対しまして、広域連合から補助金を獲得できる見込みになりましたので、財源更正を行っております。それから、国民健康保険事業特別会計及び後期高齢者医療特別会計の補正に伴って、繰出金の減額をしております。

 3項産業振興費につきましては、商店街のチャレンジ戦略支援事業につきまして事業の見込み差による補助金の減額をしております。

 48ページ、49ページ、5款の子ども教育費になります。まず1項子ども費、1目子ども政策費ですが、こちらで寄付受領に伴っての財源更正を行っております。2目の保育園・幼稚園費でございますが、まず1の(3)私立施設給付においては、保育士等キャリアアップ補助等の見込み差による減額と、令和3年度の都補助金等の返還金を増額しております。(5)幼稚園・保育支援、こちらは施設等利用費の利用者の見込み差により減額をしております。

 3の(1)幼児施設整備、こちらは新規認可保育所開設準備経費につきまして、建設型認可保育所整備と賃貸型認可保育所整備の数の見込み差がありまして、補助の減額を行うとともに、事業数が建設型、賃貸型、変わりましたことによりまして財源更正を行っております。あと、令和3年度の都補助金等についての返還金の増額をしております。

 3目子ども施設費につきましては、区立保育園改修工事等について社会福祉施設整備基金繰入金の減に伴っての財源更正でございます。

 50ページ、51ページ、4目の子育て支援費、まず1の(1)子ども施策調整で、寄付受領に伴う財源更正を行っております。(2)児童手当については、児童育成手当及び児童扶養手当につきまして、受給対象者数の見込み差により扶助費を減額するとともに、令和3年度の国庫補助金の返還金を増額いたします。

 5目の育成活動推進費ですが、こちらは児童館等改修工事につきまして、社会福祉施設整備基金繰入金の減に伴っての財源更正でございます。

 6目子ども・若者相談費ですが、ショートステイ事業等の見込み差により委託料を増額するとともに、令和3年度の都の補助金の返還金の増額をしております。

 7目児童福祉費ですが、児童相談所夜間休日受付業務の一部執行方法変更に伴いまして、これはシステムを使って相談を受けるということですが、こちらについて委託料を減額しております。それから、児童入所施設措置費の見込み差により扶助費を増額しております。

 52ページ、53ページ、2項の教育費でございます。1目教育政策費では、まず人件費の補正を行っております。予算編成後の人員配置に伴っての減額でございます。あと、教育企画財政におきまして、寄付受領による財源更正を行っております。

 2目学校教育費でございますが、区立中学校の3年生を対象に、中野サンプラザを利用した事業を実施するための経費を増額いたします。事業の内容といたしまして、著名人による講演、区内私立学校による合唱やダンスの公演を予定しておりまして、サンプラザの使用料や謝礼、バスの借上げなどの経費を計上しております。

 3目教育施設費ですが、こちらは1の(1)学校施設営繕(小学校)、(2)学校施設営繕(中学校)、それから、2の(1)の学校施設整備におきまして、工事等の予算額との落差の減額を行うとともに、義務教育施設整備基金繰入金の減や特別区債の減に伴っての財源更正を行っております。

 54ページ、55ページでございますが、6款地域支えあい推進費になります。1項地域支えあい推進費、1目地域活動推進費ですが、こちらは温暖化対策推進オフィス跡施設整備、それから、すこやか福祉センター改修工事等、これらにつきまして社会福祉施設整備基金の繰入金を減いたしましたので、財源更正を行っているものでございます。それから、3目のすこやか福祉センター費については、令和3年度の都補助金の返還金の増額でございます。

 2項の介護・高齢者支援費、1目介護・高齢者支援費ですが、介護保険特別会計繰出金につきまして、令和3年度の介護保険低所得者保険料軽減負担金の不足について国・都から追加交付があったので、一旦介護保険特別会計で整理するため繰出金の増額を行っております。また、寄付金受領に伴う財源更正を行っております。それから、高齢者支援基盤整備ということで介護基盤整備ですが、地域密着型サービス等事業所施設整備に係る補助につきまして、見込み差による減額をしております。また、かみさぎ特別養護老人ホーム改修工事等につきまして、社会福祉施設整備基金繰入金の減に伴っての財源更正でございます。

 56ページ、57ページ、7款健康福祉費になります。1項健康福祉費の1目福祉推進費でございますが、まず社会福祉会館の総合防水改修等工事につきまして、社会福祉施設整備基金繰入金の減額に伴っての財源更正でございます。それから、公衆浴場助成につきまして、健康増進型公衆浴場改築等助成金につきまして、見込み差による減額をしております。

 3目の障害福祉費につきましては、1の(1)の自立支援給付は、令和3年度の国庫負担金等の返還金の増額、それから介護給付・訓練等給付費の扶助費の見込み差による減額でございます。6の(2)障害者施設運営ですが、障害者福祉会館改修工事につきまして、こちらも社会福祉施設整備基金繰入金を減額したことに伴っての財源更正でございます。7の(1)子ども発達支援につきましては、昨年度の国庫負担金等返還金の増額と、障害児通所給付費等の見込み差によりまして、扶助費を減額しております。

 58ページ、59ページ、4目の生活援護費につきましても、まず国庫負担金、昨年度の国庫負担金の増額をしております。また、寄付受領による財源更正を行っております。それから、2の(1)自立支援につきましても、昨年度の国庫負担金等の返還金の増額でございます。

 2項の保健所費ですが、こちらも予防対策のところで国庫負担金等の返還金の増額をしております。それから、寄付受領に伴う財源更正、また、新型コロナウイルス感染症対策について都支出金の獲得の見込みが立ちましたので、こちらも財源更正をしております。それから、結核予防についての国庫負担金等の返還金の増額をしております。

 60ページ、61ページが8款環境費になりますが、こちらも財源更正ですが、ペットボトルの有償入札拠出金、こちらの増額が見込まれることとなりまして、諸収入を増額しての財源更正でございます。

 62ページ、63ページ、9款都市基盤費になりますが、1項都市基盤費のまず2目の道路費です。1の(2)の橋梁拡幅で、まず本郷橋につきまして、当初令和5年度に予定しておりました旧橋の橋台撤去に係る工事、こちらを令和4年度に前倒しして実施するため事業費を増額しております。一方、新設橋につきましては、既に実施しているほかの施工箇所の例に倣いまして、地中埋設物が発見されるということを想定して今年度の工事費を積算したわけですが、結果として埋設物の発見がなかったことから、事業費を減額しております。4の(1)の道路境界については、道路現況調査業務に係る委託料の落差の減額でございます。5の(1)道路河川維持につきましては、道路舗装路面下空洞復旧工事について、今年度の調査の結果、緊急に対応する必要がある箇所が23か所判明したことから、工事費を増額するものでございます。

 3目の公園費、こちらは公園ユニバーサルデザイン改修工事等につきまして、入札不調となったことから事業費の減額をしております。

 5目の交通政策費ですが、まず公共交通事業者に対しての新型コロナウイルス感染症対策経費の補助を増額いたします。対象は、区内に営業所を持つ路線バス事業者2社、それから区内に本社を持つ法人タクシー事業者6社、区内に事業所を持つ個人タクシー事業者250者となりまして、感染拡大防止対策物品の購入経費の一部として補助をするものでございます。法人は上限50万円、個人が5,000円の補助ということで積算をしております。それから、自転車シェアリング事業につきましては、事業者の運営方針の変更によりまして、事業費全体が全て事業者負担となるというふうに変わりましたので、負担金を減額しております。

 それから、64ページ、65ページ、10款のまちづくり推進費になります。まず1項まちづくり推進費の1目まちづくり計画費におきまして、寄付受領に伴う財源更正を行っております。

 それから、2目のまちづくり事業費ですが、まず平和の森公園周辺地区の地区施設道路用地につきまして、令和5年度において土地開発公社から買戻し予定であったものにつきまして、本年度の特定財源の活用が可能となったことから、前倒しで用地費を計上して執行するということとしたことでございます。特定財源については、各補助金の予算計上済みの歳入金額のうち、ほかの事業メニューに関わる不用額をこちらの用地取得に充当するということでございます。それから、不燃化促進助成につきましては、申請件数の見込み差による減額でございます。南台一・二丁目地区区画道路第2号新設工事につきましては、繰越明許費を設定するため財源更正を行っております。繰越明許費につきましては後ほど御説明をいたします。不燃化特区制度に基づく助成は、こちらは大和町まちづくりに関係するものでございますが、申請件数の見込み差による減額でございます。それから、大和町まちづくり検討に係る委託料につきましては、予定していた関係権利者調査が一部実施できなかったことから減額をするものでございます。

 66ページ、67ページ、3目の中野駅周辺まちづくり費でございますが、まず1の(1)中野駅周辺地区整備で、一つ目が地区施設道路整備(中野三丁目地区)、こちらにつきまして実施設計期間の延伸に伴って、予定されていた道路整備工事が年度内に着手できないことになったことから、負担金を減額しております。それから、都市再生土地区画整理事業補助(中野三丁目地区)につきましては、国庫補助の内示額が予算現額より減となったこと、それから、繰越明許費を設定することによりまして財源更正を行っております。繰越明許費につきましては後ほど御説明をいたします。市街地再開発事業補助等ということで、囲町東地区で補助金の減額、それから、公共施設管理者負担金の減額とありますが、こちらは国庫補助金の内示額に対応する事業費を限度に負担する方針としたことによって減額をするものです。それからもう一つ、囲町東地区で委託料の減額をしておりますが、こちらは当初、区の事業として実施する予定だった測量及び道路設計につきまして、再開発事業において実施するというふうに変わりましたので、この委託料を減額するものでございます。電線共同溝の引込管路整備(中野二丁目土地区画整理事業)につきましても、繰越明許費を設定するため財源更正を行っております。

 それから、(2)の中野駅周辺基盤整備ですが、まず中野駅西側南北通路・橋上駅舎整備に係る負担金につきまして、当初想定よりも鉄道事業者による線路の維持補修工事への対応に係る工事用通路に関する工事費が圧縮されたことに伴いまして、見込み差が生じたということで負担金を減額しております。また、国庫補助金につきまして、内示額と予算現額との差額を減額することから財源更正を行っております。中野駅新北口駅前広場整備事業につきましては、関係機関協議の長期化によりまして実施設計の着手が予定よりも2か月遅延したため、令和4年度の事業内容の見直しを行ったことから負担金を減額しております。

 68ページ、69ページですが、12款の諸支出金です。基金への積立金でございまして、寄付金、それから基金利子、財産収入、それから一般財源を財源に、記載のとおり各基金への積立金を増額しております。この中で一般財源を12億5,051万2,000円充てておりますが、こちらについては特別区交付金のうち財産費算定分が一部前倒し算定されたことによって、まちづくり基金と減債基金への積立金を増額していることと、あと、介護保険特別会計からの繰入金が80万2,000円ありまして、これは先ほど申し上げた国庫支出金の精算の関係ですが、その繰入金がありますので、それについては財政調整基金積立金に積立てをしているところでございます。

 それから、70ページから73ページは、人件費の補正に伴っての給与費明細書でございます。

 74ページ、75ページ、繰越明許費調書でございます。まず、南台一・二丁目地区区画道路第2号新設工事につきましては、道路と宅地等の段差解消のための修正設計等を行ったことから事業が年度内に完了しないため、繰越明許費を設定いたします。地区施設道路整備の中野三丁目地区につきましては、道路整備に係る実施設計について関係機関協議に時間を要したことによって年度内に完了しないことから、繰越明許費を設定いたします。それから、都市再生土地区画整理事業補助(中野三丁目地区)につきましては、当初想定されておりませんでした地中埋設物が発現したことによりまして、工法及び工程の見直しを行った結果、事業進捗に遅れが生じまして、繰越明許費を設定するものでございます。それから、電線共同溝引込管路整備の中野二丁目土地区画整理事業につきましては、設計施工に係る関係機関協議に時間を要して事業進捗に遅れが生じたことから、繰越明許費を設定するものでございます。

 76ページ、77ページは、特別区債の補正に伴っての特別区債現在高調書でございます。

 一般会計は以上でございまして、続きまして、国民健康保険事業特別会計第2次補正予算の御説明をいたします。

 80ページ、81ページ、歳入歳出予算総括でございます。歳入歳出とも9億2,331万9,000円を増額いたしまして、補正後予算額は334億8,481万4,000円となるものでございます。

 内容でございますが、歳出のほうで御説明をいたします。86ページ、87ページを御覧いただきたいと思いますが、まず2款の国保給付費です。療養諸費、高額療養費、結核・精神医療給付費、これらにつきまして、見込み差により補正を行うものでございまして、特定財源としての都支出金についての補正も併せて行っております。

 それから、3款の国保事業費納付金でございますが、こちらにつきましては財源更正でございまして、国保事業費納付金医療給付費分、国保事業費納付金の後期高齢者支援金等分、国保事業費納付金の介護納付金分につきまして、国民健康保険料や国庫支出金、都支出金の増がありまして、繰入金との財源更正を行っております。

 88ページ、89ページ、5款の諸支出金でございますが、こちらにつきましては令和3年度の国・都の返還金等の増額を行うとともに、保険料と繰越金の財源更正を行っております。

 国民健康保険事業特別会計は以上でございまして、続いて後期高齢者医療特別会計第1次補正予算でございます。

 92ページ、93ページを御覧いただきたいと思います。歳入歳出予算総括ですが、1,456万2,000円を増額いたしまして、補正後予算額は75億9,956万2,000円となります。

 内容でございますが、歳出のほうで御説明をします。96ページ、97ページを御覧いただきたいと思いますが、まず1款の広域連合納付金ですが、こちらは広域連合からの通知に基づいて補正を行っております。それから、財源更正を行っておりまして、保険料軽減措置負担金の分につきまして財源更正を行っております。

 それから、3款の諸支出金につきましては、保険料還付未済の繰越分、葬祭費受託事業収入返還分について増額を行っております。

 後期高齢者医療特別会計は以上でございまして、最後に介護保険特別会計第1次補正予算でございます。

 100ページ、101ページを御覧いただきたいと思います。歳入歳出予算総括ですが、5億3,634万1,000円を歳入歳出とも増額いたしまして、補正後予算額は245億7,034万1,000円となります。

 内容ですが、歳出のほうで御説明いたしますが、106ページ、107ページです。まず2款の保険給付費です。こちらは、令和3年度の介護給付費支払基金交付金の超過交付額と令和4年度の支払基金交付金とを相殺するということで、財源更正を行っているということでございます。

 それから、3款の地域支援事業費ですが、国庫支出金であります保険者機能強化推進交付金等が、交付額が固まったこと、それから、令和3年度の地域支援事業費の支払基金交付金の超過交付額と令和4年度の地域支援事業費の支払基金交付金とを相殺するため、こちらも財源更正を行っているということでございます。

 4款の基金積立金につきましては、財産収入や令和3年度からの繰越金、介護保険料を財源に積立金を増額しております。

 108ページ、109ページです。5款の諸支出金ですが、こちらは令和3年度の国庫支出金、それから都支出金の返還金の増額でございます。介護給付準備基金からの繰入金と令和3年度からの繰越金を財源にしております。

 最後に、繰出金で一般会計への繰出金を増額しておりますが、こちらは先ほど来御説明しておりますが、令和3年度に一般会計から不足補填を要した経費につきまして、介護保険特別会計から一般会計に繰り戻して精算するため、増額を行うものでございます。

 長くなりまして失礼しました。御説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願いいたします。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

中村委員

 御説明ありがとうございます。皆さんあると思うので、手早く質問していきたいなと思うんですが、まず歳入のところで特別区民税のところが37億6,000万円かな、上振れていて、先ほどの御説明だと、所得の増のところと株式譲渡の課税分というところで歳入増となったというところなんですけれども、所得のところは分かるんですが、株式譲渡の課税分が増えたというのは、これは株のやり取りが多かったということなんですかね。ごめんなさい。そこの部分の御説明を、素朴な疑問で申し訳ないんですけれども、御説明いただければと思います。

森企画部財政課長

 株式等を譲渡して、それで収入を得て、それを別途申告して、その分が税としてかなり入ってきたというようなことでございますので、株式等の譲渡分と言っているので、純粋に株だけかどうかというところは、ちょっとそこまではなかなか把握はしないんですが、まあ大体恐らく株のほうが大部分を占めるのかなとは認識しています。

中村委員

 分かりました。それから、特別区交付金のところも28億円増えていて、ここの分析というのはされていますでしょうか。

森企画部財政課長

 特別区交付金につきましては、調整税ですね。財源となる調整税が、特に全体として令和4年度当初に比べて4.7%増しているということです。特に市町村民税の法人分が当初予算時よりも11.3%増しておりますので、その辺りがかなり増要因として大きなところでございます。詳細な部分につきましては、なかなか分析が難しいところでありますが、恐らく企業収益の好調というか回復といいますか、そういったところによっての増ではないかというふうに捉えております。

中村委員

 分かりました。なかなか難しいところではあると思うんですけども、そういったところの分析もぜひしていただきたいなというふうに思っています。

 それからもう一つ、地方消費税交付金のところもかなり増えているんですけれども、ここは例えば物価高の影響とかというのがあるのか、消費が回復しているのか。そこら辺というのは分析されているんでしょうか。

森企画部財政課長

 令和4年度に入ってくる、交付されてくる地方消費税でございますので、実際に消費されたときよりもタイムラグはあるので、令和3年度の後半以降に消費されたものが大体ほぼ令和4年度に入ってくるような対象かなというふうに捉えているところでございますが、一番大きいのはやはり消費の回復が大きなところかなと思っております。今お話があった物価高騰の部分につきましても、令和4年の当初というか、令和4年の3月、4月以降といったようなところの分については令和4年度中に一部入ってきている、交付のほうに入ってくるものもありますので、物価高騰によっての価格上昇というのも一部影響としてはあるかなというふうには捉えています。

中村委員

 分かりました。いずれにしても、歳入がトータルで76億9,700万円ですかね、というふうに先ほどたしか御説明されていたかと思うんですけれども。かなりの、昨年度も100億円増えていて、今年度もこのような状態でということで、なかなか想定しづらかったというか、当初の段階では見越せなかったほどよかったというか、歳入が増えているという状況なんですけれども。次に財源更正のところで伺っていきますが、繰入金のところで財政調整基金の繰入金、今回23億7,768万3,000円というところをやめています。それから、起債のところで、7ページで特別区債補正のところで一覧みたいに起債があるんですけれども、今回教育債を全部やめていて、一方で令和4年度の起債のもともとの予定としては新庁舎整備とか西武線沿線の立体交差事業、それから市街地再開発事業というふうにあって、この三つは取りやめておらず、教育債のところだけ取りやめていると。ここの学校施設整備のところだけ取りやめていると思うんですけれども、これはどういった基準で起債の取りやめというのはされたのか御説明をお願いできますか。

森企画部財政課長

 起債の取りやめの考え方でございますが、今回につきましては起債の償還に当たって財源があるかないかといったようなところを一つ基準としたところです。義務教育施設債、いわゆる教育債については、基本的には一般財源を起債の償還財源として充てるということですが、一方、まちづくり関係につきましては、特別区交付金の算定に当たって、都市計画事業ですので財産費が算定され、その財産費の算定相当額を減債基金に積み立てるというような運用もしておりますので、一定の財源があるというようなこと。それから新庁舎整備につきましても、ここの中野駅新北口駅前エリアの開発によって転出補償金が収入できた際には、それを財源に起債償還等に充てていくというようなことで考え方を整理しましたので、一定財源があるというようなことで、この3件については予定どおり起債をするということで整理をしたところでございます。

中村委員

 まちづくりとかの財産費のところで見て、返ってくるというところの財源の考え方と、新庁舎の転出補償金の考え方とはちょっと違うのかなというふうに思っていて、財源があるとはいえど、そこの考え方というのはちょっと違うのかなというふうに思っておりまして、もちろんここの転出補償金で入ってはくるんですけれども、そこは同等、何と言ったらいいんですかね、そこを一緒に考えなくてもいいのかなというふうに私たちは思っているんですけれども。新庁舎は例えば19億円の今回起債をかけているんですけれども、年利でいうと1,900万円ぐらいになるのかなと思うんですが、そこのところを鑑みて起債を取りやめるという考え方は持たなかったということなんですかね。もう一回確認をさせてください。

森企画部財政課長

 今回は、基金の取りやめも含めて、全体として一般財源が増した部分についてどう充てていくのかということで整理をしました。それで、基金のほうの繰入れの取りやめについても、一般財源を積立てしている義務教育施設整備基金や社会福祉整備基金の繰入れは、それは取りやめたということで、一方で、まちづくり基金や道路・公園整備基金の繰入れについては、事業執行に伴う減はあったにしろ、取りやめということまでは至っていません。もう一つ、財政調整基金の繰入金のうちの施設改修分を充当する分につきましても、基本的には取りやめていますが、区役所の分については予定どおり繰り入れることにしています。これは先ほどと同じ理由でございます。今回、新庁舎の建設、あるいは財源更正などを整理いたしまして御報告させていただきました。その考え方にのっとった形でしっかり整理をしていくということで、今回については新庁舎整備の部分については基金の活用、起債の活用、いずれも行うということで整理をしたところでございます。

中村委員

 多分何度やり取りしても同じやり取りになってしまうので、ここでやめますけれども、やっぱり新庁舎のところについては、ほかのまちづくりのような財政調整基金のところで見ても、財産費のところで見られるようなものとはちょっと違うものなので、改めて考えていくべきなんじゃないかなというふうに感じておりますし、今後、来年度予算に当たってもかなり大きな金額の起債をかけますけれども、ここの例えば一部分だけだったとしても起債を取りやめたとすると、そこの利子の部分というのは払わなくて済むというところの考え方もあるんじゃないかなというふうに思ったので、質問をさせていただきました。

 次、歳出のところで何点か伺います。62、63ページのところで伺いますが、まず公園費のところで入札不調というところだったんですけれども、公園ユニバーサルデザイン改修工事費等の減額なんですが、これ、たしか都の補助が年間で限られていて、何か二つの公園のみやって、順次進めていたものだと思うんですけれども、ちょっとごめんなさい。所管じゃないと分からないのかな。これ、今回不調になって、できなかったという中で、多分翌年に繰り越せないものだと思うんですよね。そこら辺て把握されていますかね。もし難しかったら、所管外と言っていただければと思うんですが。

森企画部財政課長

 前段の件数ですかね、箇所数、そういったものが計画に基づいてということで限られているというようなことは、それはおっしゃるとおりかなと思います。これ、もともとユニバーサルデザインの関係する補助金があって、今年度予算においてはちょっと補助制度が変わって、福祉保健包括補助のほうに取り込まれています。福祉保健包括補助のところで歳入計上していて、今年度2か所だったわけですが、いずれも時期の問題などで結果的に不調に終わってしまったというようなことでございます。来年度に改めて事業計画を立てて申請し直すということで補助金の獲得を目指していくということで、今回一旦こちらについては減額をしたということでございます。

中村委員

 毎年2か所というふうに決まっていたとして、例えばこの入札不調でその補助が取れなかったとすると、結局2個ずつ遅れていくわけですよね。というところを心配していて、やっぱりこういった不調によって取り漏れがあるみたいなことがないようにしていかないといけないと思うんです。計画に沿ってやっていくというところはあると思うんですけれども、そこはしっかり所管のほうに伝えていただきたいなというふうに思うんですけども、いかがですか。

森企画部財政課長

 そこは御指摘のとおりかと思います。ですので、当然企画部としても予算調整する中で、しっかり計画を立てて確実に補助を獲得できるような形で事業執行していくというようなことについては、しっかり調整したいと思います。

中村委員

 ぜひよろしくお願いします。それから、その下の交通政策のところの公共交通事業者における新型コロナウイルス感染症対策費に対する補助なんですけれども、今回この補正予算で8次補正となると思うんですけれども、この間、1次補正から7次補正までの間に新型コロナウイルス感染症対策費に対する事業者に対する補助というのは行ってきていましたか。記憶がないんですけれども、ちょっと御答弁をお願いできますか。

森企画部財政課長

 この新型コロナ対策ということで、それに関する事業者の支援ということでは、補正予算においては計上しておりません。

中村委員

 物価高対策とか燃料費高騰のところでというのであれば何となく理解ができるんですが、このタイミングで新型コロナウイルス感染症対策費というふうに出てくるのがすごく不自然というか、ちょっとどうなんだろうというところがありまして、これはなぜこのタイミングでというところの確認をさせていただきたいんですけども、いかがですか。

森企画部財政課長

 今お話があったように物価高騰対策につきましては、この間、補正予算で介護事業所なり、保育園なり、学童クラブなり、様々障害の事業所なり、対応してきたところでございます。当然公共交通事業者に対しても、この間の燃料費の高騰などもありまして、何かそういった対策、支援というのができないかどうかといったようなことについては、庁内において検討はしてきたところでございますが、国や東京都においてもそういう燃料費の支援など、この交通事業者に対しての支援もこの間なされてきたといったようなことで、区がそれを実施することによっての重複感というのもありますので、なかなか難しいかなといったようなところでの整理は、物価高騰対策についてはしてきたところです。一方で、並行して物価高騰対策も含めてというか、新型コロナの影響でいまだ乗降客数の回復というのがまだまだ令和元年当時に比べると戻り切っていないといったような事業者からの声もありまして、引き続き新型コロナ対策を実施していることもあるということで要望があったので、今回その内容を整理しまして補正予算に計上するというふうに至ったところでございます。

中村委員

 ちなみに、先ほど補正予算では新型コロナ対策に対する事業者の支援というのはしていないということだったんですけど、本予算では何かあったりするんですかね。

森企画部財政課長

 当初予算におきましては、民間保育所ですとか公衆浴場に対しての新型コロナ対策経費の補助というものについては計上しているところでございます。

中村委員

 今回、新型コロナウイルス感染症対策経費に対する補助ということなんですけれども、これはどういった形で申請を受けるんですかね。もう使われた領収証で見ていくものなのか。要は何が言いたいかというと、どういったものを、どういう判断をして、その補助をするかどうかというか、何でもいいではないわけじゃないですか。科学的根拠に基づいてちゃんとその対策をしているということが分かればいいと思うんですけど、そうじゃないものを精査していかなきゃいけないと思うんですけども、そこら辺はどのように考えていらっしゃいますか。

森企画部財政課長

 対象は、今年度に購入をした、いわゆる感染症対策物品に対しての支援になります。消毒液とかマスクとか、そういったものは当然対象になってくるわけでございますし、あとは今お話があったようにウイルス対策に効果があるといったような形の物品の購入ということになってまいりますので、当然今年度に購入して感染症対策に効果があるというような形での関係書類を提出していただいて、それで補助として決定するという流れになろうかと思います。

平山委員

 まず61ページ、資源回収の財源更正のところで、これは要はペットボトル等の回収の利益が予想よりも多かったので、一般財源を削ってそれを充てますよということですか。

森企画部財政課長

 おっしゃるとおりでございまして、もともとこのペットボトルの回収の拠出金については、諸収入として財源を歳入計上していて、こちらの事業には当初予算から当たっているわけですが、それ以上に歳入が見込めることになったので、さらにこちらのほうで財源更正をしているということになります。

平山委員

 ペットボトルの回収経費とかというのは、環境基金への積立てになるということはなかったんでしたっけ。(「調べます」と呼ぶ者あり)

平山委員

 じゃ、休憩してもらっていいですか。

委員長

 委員会を休憩します。

 

(午後2時53分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時53分)

 

平山委員

 それと、もう一つ二つあるんですけど、先ほど中村委員もおっしゃっていたところの中で二つね。まず歳入について、先ほどの御説明だと、特別区交付金については特に市区町村における法人住民税が増加をしたと。これはいわゆる景気回復のような傾向が見られるんじゃないかという話をされていた。地方消費税交付金については、消費の喚起が戻ってきたというような感触も述べられていた。でも、本当にそうなのかなと思っているんですよね。我々、まちを歩いていると、どこの商店やどこのお店に行っても、コロナ前に戻らないというお声をたくさんお聞きするんです。ここはやっぱりきちんと分析をされたほうがいいです。たくさんのお金が入ってくるというのは悪いことではないんですけど、前回は見込み差だったのかどうだったのかといって、いや、他区も見込んでいたものよりも多く入ってきましたという前回決算のときの見込み差もありましたよね。そういったものをもろもろ踏まえた上で、どうして当初見込みよりもこういう形で増えているのか。それがまちの実態をきちんと表しているのかということについては、やっぱり分析されたほうがいいと思うんですよ。なぜかというと、新年度の予算にだって、例えば商店街の支援とかいろんなものが入っているわけじゃないですか。消費が戻ってきているんだったら、果たしてそういうのは必要なのという話になっちゃうわけなんですよね。自分たちが今後進めようとされる施策との整合性の問題もあると思いますし、税収は増えているんだけど、やっぱりまちの実態とかけ離れているなという違和感は私自身の中でも拭えなかったりして。だから、ここはやっぱりもちろん税務課とかいろんなところと連携した上で実態調査を、国の経済の指標だとかそういうのだけじゃなくて、何らかの形でね、お金をたくさんかけてということじゃないですよ。やっぱり分析をされてみたらどうかと思うんですけど、どうですか。

森企画部財政課長

 そうですね。結局、私が先ほど御答弁申し上げたのは一般的に報道されているレベルというか、あとは東京都からのこういう状況ですよというのの、そこから得たものにとどまっているのは事実でございます。ですので、実際に区内の経済がどうなのかですとか、それが実際の少なくとも消費も含めてどうなっているかというところについては、ちょっとそこのところは関係部署とも連携しながら分析はしていきたいと思います。

平山委員

 要するに、今後の税の使い方をどうしていくのかという判断材料は持たなきゃいけないので、それはよろしくお願いします。これも中村委員が聞かれていたところと同じなんですが、交通政策のところで、公共交通事業者における新型コロナウイルス感染症対策経費に関する補助ですが、これの財源て何なんでしたっけ。

森企画部財政課長

 一般財源で組んでおります。

平山委員

 国の交付金ではないということですか。

森企画部財政課長

 地方創生臨時交付金の該当にはなると捉えておりますが、現時点においては一般財源で組んでおります。臨時交付金につきましては計画書を出して事務を進めているということですので、対象にはなりますけど、現時点では一般財源で組んでいます。

平山委員

 いや、現時点ではというのは、後々これも財源更正をされるということですか。もう年度末迫っていますけど。要するに対象とはなるけども、今回は地方創生臨時交付金を充てることはなく、一般財源のままですということなのか、いや、まずは一般財源から出していますけど、最終的には決算のときには交付金が立っているんですよというふうに考えればいいのか、どっちなんですか。

森企画部財政課長

 すみません。計画書はもう東京都に出しているというようなこともあるので、ちょっとそれが今、変更がすぐに追いつかないということもあるので、対象にはなりますが、現時点においては一般財源でこのまま対応していくというふうに考えています。

平山委員

 ごめんなさい。もう一回聞き直しますけど、対象になるのは分かったんですが、今からの手続で臨時交付金をあてがうことはできるんですか。今後、財源更正をし直すということはできるんですか。

堀越企画部企画課長

 地方創生臨時交付金の充当ということでよろしいかと思いますが、一旦計画書というものは出しておりまして、まだもちろん審議中なので入れておりません。今後のことにつきましては、変更自体は不可能ではございませんが、そもそもこの新型コロナの対策用の通常分と呼んでいるんですけども、通常交付金は数億円程度しかないものでして、ほかのもので、より額の大きなもので既にというか、その枠の分はオーバーしているものですから、これについては必ずしも充当しなくても、満額は基本的には受け取る予定ではおります。対象にはなりますけれども、最終調整については、いま一度最終調整をさせていただければと思っております。

平山委員

 結局、何に充て込むかの話ですから、一般財源として使ったものの中で何に充て込むかという話ですからあれなんですけど、いや、感覚でいうと、既に交付されている交付予定の額に相当する事業というのはもう行っているわけなんですよ。だから、新たに今からね、このタイミングで補正予算としてやるということを考えたときには、充てるということはもう難しいのかなと思っているんです。時期的にも。だから、一般財源でやりますと。交付金の対象とはなるかもしれませんけど、今回は一般財源でやりますというふうに断言して答弁されるのなら分かるんですけど、何かそこがよく分からない答弁が続いているので。ということと、交付金があって、じゃ、この交付金の活用として事業を考えるということと、そもそも一般財源を使ってやる事業って重みが違うわけじゃないですか。それは区の財政に及ぼす影響が違ってくるわけだから。だから、これを、どういう見方をすればいいんですかと聞いているんです。

堀越企画部企画課長

 物価高騰対策、あと新型ナの対策につきましても、当委員会でも御答弁さし上げてまいりましたが、臨時交付金の枠内にとどまることなく積極的な支援を行っていただきたいというような御要望を捉えまして、物価高騰対策、臨時交付金の中にも新型コロナ対策用と物価高騰があるわけですけれども、その枠両方、例えば商店街の支援などは両方とも使えるような仕組みにはなっておりますけれども、トータルで考えまして10億円程度の臨時交付金の中で有効活用を図るということ。それをオーバーしても積極的な措置を行っていくという姿勢の状況から捉えまして、この交通対策事業者への支援もやはり臨時交付金の枠内にとどめることなく、オーバー分としても支出すべきだというふうに判断をして、今回の御提案を差し上げているというところでございます。

平山委員

 そう答えていただければいいというか、要するに交付金が来ると。その交付金の活用の一環としてということじゃなくて、区として必要だと思って、一般財源を充ててでもやりますよという覚悟はあるんですよという話でしょう。答弁で10億円と言っちゃうと、物価高も入っちゃうわけじゃないですか。そこの丸っとするのは、新型コロナ対策というふうに区が言っているので、そこは一緒にしないでいただきたいなと思っているんですけど。結果として今年度購入した物品等々を充てる。これ、どういうふうなものかというのは決まっているんですか。

森企画部財政課長

 感染症対策ですので、消毒液もあったり、マスクもあったり、あとは抗菌ガードの関係の経費であったり、物だったり、あとは事業者から声が上がっているのは、抗菌用のフィルターも充てられればみたいなお話もあって、結局、特に一応そういう形で例示はしていますけども、感染症対策に係る物品へのということで幅広く捉えています。

平山委員

 その物品に該当する分を充当しますということですか。それとも上限幾らあって、基本的には満額お渡ししますよというものなんですか。

森企画部財政課長

 上限は決めていまして、法人が50万円、それから個人タクシーのところには5,000円です。

平山委員

 分かりました。いや、学校等の新型コロナ対策のときとか、保育園の新型コロナ対策のときって、私立のってものすごく細かかったじゃないですか。だから、そういうのと比べてどういう違いがあるのかなと思ったので、伺いました。

 一つ答弁保留のものは抜かして、もう一つ、寄付金も今回財源更正をされている。寄付金て、今までは一旦基金に入れて活用されていたと思ったんですが、これは寄付金の充当のやり方を変えられたんですか。

森企画部財政課長

 今、委員お話しのとおりでして、昨年度までの寄付の受付のところの寄付の申込書においても、例えば教育関係とか福祉関係とかというようなざっくりとした御意向というのは、聴取はしていたところです。ですが、新型コロナウイルスの関係でこれを使ってほしいですとか、あるいは教育だったとしても、いわゆるソフト事業に使ってほしいとかというようなことは、個々の聞き取りをすると出てきたところです。ただ、昨年度まではそういう運用をしていたものですから、結局そういうハード物の基金への積立てしか充てていなかったんですけど、今年度についてはもう少し寄付をされる方の御意向をお聞きしようということで、申込書のところで具体的にどんな事業ですかということを聞き取るようにしまして、それで今年度からいわゆるソフト事業のほうにも充てられるような形で整理したということでございます。

平山委員

 聞き取りをして、区のホームページを見ると、1から9までのこの寄付の活用分野があるわけじゃないですか。そうではなくて、そこからさらに寄付を受ける際に、例えばここでいうと教育分野ってありますけど、教育分野のどのようなものというふうなお尋ねの仕方をされているということなんですか。

森企画部財政課長

 窓口に来られて、寄付をされたいということであれば、そこで申込書にそう書いてもらい、その先、今、委員のお話のあったようなことでの聞き取りもしながら整理しているということでございます。

平山委員

 分かりました。これって締めのタイミングってどう考えればいいですか。当該年度の寄付って当該年度中に充当する。要するに単年度会計だと、そうならなきゃいけないですよね。例えばここで充当しました。3月1日に寄付がありました。これはもう補正予算がないので充当しようがないですよね。そこの部分というのはどのように考えられているんですか。

森企画部財政課長

 今の委員のお話もおっしゃるとおりでございますので、実際のところ、いわゆる積立てというより歳出が組まれていないと積立てできないものですから、当然当該年度においては積立てはできずに決算剰余金として翌年度に繰り越されることになります。ですので、そうした際には、そこのところのいわゆる補正予算編成後の寄付の状況なども見て、一旦決算剰余金で翌年度に繰り越されてしまいますが、例えば翌年度の補正予算でその分も積立てをするとかといったような編成の仕方は考えられると思いますので、そこは状況を見て判断していきたいと思います。

平山委員

 テクニカルな部分の話なんですけど、別に意地悪で言っているんじゃなくて、いいことだと思うんですよ。寄付者の意向をより反映していくって。ただ、そこの問題が残るわけじゃないですか。今年度から変えるというのであれば、当然そこの問題のその先もクリアになるようにしていかないと、ある一定時期以降に寄付をされた方の意向は酌まれにくくなるということになってしまうような不平等があっちゃいけないので、そこはぜひお願いしたいなと思います。

 もう一つ、ふるさと納税はどうなるんですか。これは寄付ですよね。

森企画部財政課長

 ふるさと納税につきましては、当初予算の段階で過去のどういう目的でふるさと納税するかというようなところの意向といいますか、それを基に当初の段階からそれぞれの事業に充当をしております。ですので、当初予算編成の段階から大体これぐらいの想定ということではありますが、一定の歳出、いわゆる充当というのはされているということであります。そこから当初予算よりも大きく寄付額が増加したということであれば、当然補正予算もあるところでありますが、今年度については当初予算の中での寄付というようなこともありますので、ふるさと納税は当初予算で計上したのみということになります。

平山委員

 ごめんなさい。そこはよく分からない。ふるさと納税は当初予算で見込みを計上するんですか。ふるさと納税で入ってきた寄付がありますよね。それがこれまでの区の直接の寄付と同じように一旦基金に積まれて、翌年度以降、財政調整基金の中から充当されていくという意味合いではないんですか。今の話だと、何か当初予算に反映しているというところがちょっとよく分からなかったんですけど。

森企画部財政課長

 今年度で申し上げると、ふるさと納税の歳入としては3,000万円歳入計上しています。その3,000万円を、寄付の使い道というのはふるさと納税のサイトのところで選べるようになっていますから、過去にも、過去の令和3年度以前の話ですね。それで大体、例えば東北復興大祭典にはどれぐらいの寄付があったとかというのが一応データとして残っているので、それをベースに先ほど申し上げた3,000万円を案分して、もう当初予算の中から充当しております。ですので、基金には、財政調整基金に積んでいるものも一部ありますけど、基本的には各事業のほうに当初予算の段階から、ふるさと納税については充当しているということでございます。

平山委員

 だから、要は、それは過去の事例を踏まえて見込みで入れているということですよね。でも、そこもよく考えないと、本当に寄付者の意向が反映されているのかということもあるし、気になるのが、世界に類を見ない哲学のテーマパーク哲学堂公園整備という寄付項目もあるんですよ。あれ、これ、やめちゃったんじゃないのと思っているんですけど、今ストップしているはずなんですよね、哲学堂公園の再整備は。ということも含めて、寄付ってやっぱり、今回寄付を反映されようとする取組というのは、私はすごくいいことだと思うんです。だけど、それを契機にいろんな、あと、ほかにもありますよね、寄付。環境の寄付とか、社会福祉活動に対する寄付とか。それを一回整理して、本当に区民の皆さんや区外の皆さんかもしれないんですけど、中野区に頂く真心をきちんと反映させていく仕組みというのをもう少し研究しながら工夫していっていただければなと思いますけど、どうですか。

森企画部財政課長

 委員おっしゃるとおり、その寄付される方の思いということもありますし、当然区がどういうふうに施策を打っていくかということもありますので、御提案の部分についてしっかり整理をしていきたいと思います。

 それから、先ほど答弁保留させていただいた環境基金の積立金の財源でございますが、今年度につきましては、一般財源では森林環境譲与税を積立てしているのと、あとは、ふるさと納税と一般の寄付と基金利子ということで特定財源を充てておりますので、先ほどありましたペットボトルの拠出金については、令和4年度については基金の積立金の財源とはしていないところです。

平山委員

 いや、たしか令和4年度していないから、私は問題視して一回質問した覚えがあるんですよ。その前はしていなかったでしたっけ。これはここでいいです。本来、これは環境基金に入っていたんじゃないかなと思うので、もう一回ちょっとよく調べていただいて、本来環境基金に入れるものを財源更正して一般財源を減らしましたというのだと、ちょっと環境基金がかわいそうだなという気がしますから。違うのかな。

森企画部財政課長

 先ほどの環境基金の積立財源として、令和4年度は財源更正というのはそういう状況でして、令和3年度まではアルミ缶の売却益、それを積立てをしておりましたので、ペットボトルのほうは今まで積立てはしなかったということでございます。いずれにしろ、環境基金の財源のことについてもしっかり所管と調整はしたいなと思います。

平山委員

 じゃ、アルミ缶の売却益はまた戻していただきたいなというふうに個人的には思っていたりもするので、よく環境部と話し合って、森林環境譲与税が入ってきたらいいだろうじゃなくて、もともと環境基金の積立てって原資がなかなかなくて苦労していたわけじゃないですか。だから、そこは何か区長の施政方針でも、CО削減に向けて頑張るみたいなのがあったんですけど、そこはちゃんと環境に対して取り組んできたものの対価というか、原資は環境基金に積むというモデルをやっぱりつくっていっていただきたいなと思うので、よくよく調整していただきたいと思いますけど、どうですか。

森企画部財政課長

 当然脱炭素社会に向けまして取組は強化していく必要がございますので、環境基金の活用ということもしっかり考えていく必要がありますので、財源のほうもしっかり調整していきたいと思います。

長沢委員

 私も最初、歳入のところで特別区民税のところ、他の委員のほうでやられたんですけど。それで、ちょうど令和3年度の決算のときに私自身もちょっと総括質疑で、たしか昨年度、令和3年度が24億何千万円かだから約25億円かな、補正予算か何かで最後増額したというので、これってすごいなと思って、財政課とやり取りもさせてもらったんだけど。やっぱり過去10年間で最高の額を補正で積み立てたという。過去10年といったら、補正予算で積んだのはそれが最高なんじゃないかなとちょっと驚いたんだけど、今年度この補正を見たら37億4,000万円ということで、やすやすとそれを超えちゃうんだってちょっと驚いたんだよね。それで、さっきちょっと中村委員のほうでも聞かれたので、この増額の理由としては株式の譲渡ということが大きいの。詳細は区民委員会のほうでやられているあれなんだけど、37億4,000万円、これの大体考え方、内訳というのかな。株式ではどれぐらいで、あるいは納税義務者数も増えたのかな。所得自身もどうなんでしょう、上回ったのか。それの内訳というのは、財政課では分からないんですか。

森企画部財政課長

 先ほど特に額が大きいと申し上げた株式等の分離課税分についてがおよそ13億円程度で、残りが大まかに言って所得の増になろうかと思います。

長沢委員

 所得の増というものに、要するに納税義務者全体が、パイ自身が増えている。要するに課税している方々が、区民が。それは入っての所得増という意味でおっしゃられているのか。所得だけでそんな10何億円。それこそ先ほど平山委員のあれだけど、感覚的にそんなに景気がよくてどうとかというふうにちょっと考えられないんだけどな。賃金が、いや、賃金も確かに最低賃金は上がったりしたけど、10月だよね。ちょっともう一回そこをお願いします。

森企画部財政課長

 当初予算と実際の今回の補正予算の数字として、例えば納税義務者は448人程度増えている。それから、平均給与収入が11万2,000円ほど増えている。あと、平均の総所得が27万円ほど増えているといったようなデータが手元の資料では読み取れるところでございます。

長沢委員

 どうも細かくありがとうございます。そうすると、納税義務者がべらぼうに増えたというのでもないんだね。分かりました。そこはありがとうございます。

 もう一つ、特別区交付金のほうです。普通交付金のほうが出ているんだけど、もう一つの特別交付金ね。これって年度において12月と3月に入ってくる。12月に幾ら入ったというのは、それは財政課ではもう分かる話。これってどういう形で入るの。半々で入るの。最後調整する。大体この予算額よりずっと上回るよね。令和3年度10億円、令和4年度は15億だね。まあまあ上回るよね、当然。それで15億円以上もし12月に入ってきたら、補正予算の対象とかになるの。この考え方ってどういうふうに整理されているの。

森企画部財政課長

 特別交付金につきましては12月と3月に交付されるわけですが、12月が総額の3分の1程度で、3月が残りの残額といったところで、おおむねの考え方としてはそういうふうに示されております。それで、おっしゃるとおり12月の段階ではもう既に一旦交付はされていて、ほぼ当初予算額15億円を超える程度の交付はされているわけですが、最終的に幾ら交付されるかというところについては、まだ3月のところが分からない不明のところがありますので、ですので、特別交付金については12月の段階で確かに交付はされていて、その時点での交付額は分かるわけですが、全体の額が見通せないので、補正予算というところについては例年計上しておらず、決算のところで御説明をしているというところでございます。

長沢委員

 よく分かりました。ありがとうございます。

 それで、歳出を聞きます。68、69ページの積立金のところで聞きます。積立金が12億8,800万円余の積立て増額ということです。それで聞きたいのは、できれば財政調整基金と減債基金と特定目的基金ということで内訳も聞きたいんだけど、当初予算の財政運営の考え方でしたっけね、当初予算の見込みでの積立ての額から、今回補正予算で積み立てたらどういうことになっているかというのをそれぞれ教えてください。

森企画部財政課長

 今回、財政調整基金積立金は2,446万3,000円を増額しているわけですが、ここのうち基金利子が2,100万円ほどで、寄付金が196万円ほどということでございます。財政調整基金は先ほど申し上げた介護保険特別会計の特例部分がありますが。それから、減債基金積立金は1億4,000万円増額しておりますが、基金利子が59万円ほどで……。

長沢委員

 ごめん、ごめん。そこの内訳じゃなくて当初予算。当初予算と、このことによってどういう変化を考えているのか。今のお話だと、少なくとも財政調整基金の積立てと減債基金は、利子は分からなかったかもしれないから、そこのところはあるにしても、当初予算と比較して、あまり増減はないよね。減というか、まあまあ、増の部分については増なんだろうけど、あまり変わらないのかな。そうすると、特定目的基金のところでは実際どうなのというところなんです。さっきのお話だと、いわゆる財産費のところでの一部前倒し、これは当初のときには想定されていなかったから、当然まちづくり基金は増額ということになるよね。ほかの特定目的基金、義務教育施設整備基金なり、社会福祉施設整備基金なり、そういったところも金額としてはあれだから、これは当初予算どおりと見ていいのか。そうすると、全体として年度当初の要は総額でいいですよ。ごめんね。内訳と言ったのはよくなかったね。総額としてはこれぐらいの積立てになりますよ。いわゆる財政運営の考え方のところで出ていたものから、今回これを積み立てることによって、仮にというか、これが議決になったら積立ての今の到達点としては幾らになる。そこの違いというのは、言ってみれば、まちづくりのところが違うというところなんだけど、これ、どういうふうに変わるのかというのを教えてほしかった。いかがでしょうか。

森企画部財政課長

 積立額でございますが、令和4年度の当初で申し上げると、大体160億円ほど当初予算で積立てをするというような想定をしておりまして、それに今回12億円ほどですね、増額をするというようなことになります。ただ一方で、当然取崩しもしておりますので、令和4年度当初予算における基金の全体の残高ということで申し上げれば、570億円ほどを想定していたところ、実際に補正予算で今回積増しをしていった関係で、一般会計残高見込みとしては700億円ほどということになります。

長沢委員

 分かりました。それで、この基金のほうの積立てなり繰入れというか、何というかな。ごめんなさい。直接この補正予算じゃないんだけど。来年度の予算から財政運営の考え方を変えていますよね。そうして年度当初のところから、言ってみれば施設の要するに改修とか大規模改修とかあるし、そういう中で減価償却も定率で25%のということを積み立てていきますということを言っているわけだね。ちょっとごめん。まちづくりのところについてはどういうふうだったかな。いずれにしても、そういう形になっていくと、今回のような形でのというのが、今回も金額としてはそれぞれの積立金というのはこういう形で、言ってみれば年度当初に積み立てる。だから、年度のこうした補正予算のところでは、ここで言うところでは、今回は財産収入、寄付金のところをあてがっている。考え方としては、これは変わらない。そこはちょっと確認したいんですけど、そういうことになりますか。

森企画部財政課長

 今、委員お話しのとおりでございまして、社会福祉施設整備基金や義務教育施設整備基金などについては、減価償却費相当額の25%は当初予算時からためていく、積立てをしていくということでございまして、一定寄付金や利子などもあるわけでございますが、基本的にはそれ以外の積立金というのは、寄付金や利子についてはこういう形で補正予算でその年度の実績に応じた形で積立金を増額していくということになります。

委員長

 他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 よろしいですか。

 それでは、委員会を休憩します。

 

(午後3時28分)

 

委員長

 それでは、委員会を再開します。

 

(午後3時28分)

 

 補正予算に関係する委員会からの意見の報告が届いておりませんので、第1号議案から第4号議案までの計4件について一旦保留にしたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 次に、審査日程について先ほど御協議いただきましたとおり、第12号議案及び第13号議案の計2件を一括して議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

浅川総務部総務課長

 それでは、第12号議案及び第13号議案の2議案につきまして、一括して補足説明をさせていただきます。本2議案につきましては、中野区特別職報酬等審議会の答申に沿った措置を講ずることが適当と判断いたしまして、条例改正を提案するものでございます。

 審議会の答申の内容でございますが、今般の社会経済状況、区財政の状況等を考慮し、検討した結果、区議会議員の議員報酬並びに区長、副区長、教育長及び常勤の監査委員の給料については据え置き、それから、区議会議員並びに区長、副区長、教育長及び常勤の監査委員の期末手当については、一般職員と同様に0.1月分増額すべきというものでございます。この答申に沿い、条例の改正を行うものでございます。

 なお、答申の中で、期末手当の部分につきましては前年まで参考意見という形で頂いておりましたけれども、令和4年第3回定例会におけます当審議会条例の改正に基づき、今回初めて諮問事項といたしまして、答申を受けているものでございます。

 初めに、第12号議案、中野区議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例でございますが、改正の内容につきましては新旧対照表(資料2)で説明いたしますので、第12号議案の新旧対照表を御覧ください。表の右側が現行、左側が改正案でございます。

 第6条のところでございます。まず、第1項においては、一般職員と同様、期末手当の支給を年2回支給と改めるものでございまして、第2項において、0.1月の増額をし、6月、12月に均等に割り振るものでございます。ただし、今年度3月の期末手当については、増額分も合わせて支給するものと考えておりまして、これは後ほど附則のところで御説明をいたします。

 第3項は、在職期間に応じた支給割合について、年2回の支給に対応して定めたものでございます。

 次のページに参りまして、附則の第18項では、今年3月の期末手当支給において、0.1月の増額分を3月支給の際に行う特例措置を設けておるものでございます。

 以上の説明を踏まえまして、施行期日は、令和5年3月に支給する期末手当に関する改正は同年3月1日から、その他の規定は同年4月1日から施行するものでございます。

 また、在職期間に応じた支給割合については、経過措置を設けているものでございます。

 続きまして、第13号議案、中野区長等の給与等に関する条例の一部を改正する条例でございます。新旧対照表(資料3)を御覧ください。

 第5条、期末手当が、こちらも本則といたしましては、3月期の期末手当を廃止するほか、区長、副区長、教育長及び常勤の監査委員とも0.1月分増額するものでございまして、6月と12月にそれぞれ均等に割り振るものでございます。なお、常勤の監査委員と区長等とで月数が異なってございますけれども、現行、右側でございますが、これと対比して0.1月分増額ということに変わりはございません。

 次に、附則でございます。こちらも第31項におきまして、令和5年3月の期末手当支給については0.1月分増額すること、また、その施行は令和5年3月1日、その他の規定については同年4月1日からとするものでございます。

 補足説明は以上でございます。よろしく御審査をお願いいたします。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 よろしいですか。

 なければ、取扱いを協議するため、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後3時33分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時34分)

 

 質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結いたします。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結いたします。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結いたします。

 これより議案ごとに採決をお諮りいたします。

 まず、第12号議案について採決を行います。

 お諮りいたします。第12号議案、中野区議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。以上で第12号議案の審査を終了します。

 次に、第13号議案について採決を行います。

 お諮りします。第13号議案、中野区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。以上で第13号議案の審査を終了します。

 次に、第16号議案、中野区組織条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

石橋総務部人材育成担当課長

 それでは、第16号議案、中野区組織条例の一部を改正する条例につきまして補足説明をさせていただきます(資料4)。

 まず、本議案の提案理由でございますが、企画部、総務部、区民部の分掌事務を改める必要があることから条例を改正するものでございます。お手元の組織条例の新旧対照表及び別紙を御覧ください。別紙の内容につきましては、前回、1月24日の当委員会におきまして令和5年度組織編成(案)として御報告をさせていただきました。その際、様々な御意見を頂き、庁内で改めて検討させていただいた結果、1点修正することとなりました。その修正点でございますが、組織(案)では、区民部に移管するとしてございましたエリアマネジメントの機能、エリアマネジメントの事務局機能につきまして、こちらにつきましては来年度も現在同様、中野駅周辺まちづくり課が引き続き担うことといたしました。エリアマネジメントにつきましては、区の立ち位置や今後の方向性について一層議論し、その経過も含めて議会にも丁寧に説明していく段階にいまだあると判断したところでございます。ほかについては変わってございません。それを踏まえた組織条例の改正でございます。

 第3条に係るところでございます。まず第1号、企画部につきまして、広聴・広報課シティプロモーション係の機能を区民部に移管するため、「オ 観光に関すること。」を削除いたします。また、企画課構造改革係が担っていた施設マネジメントの機能と総務部経理課管財係の機能を統合し、資産管理活用課を設置するため、「キ 区有資産の計画、管理及び活用に関すること。」を加えます。

 次に、第2号、総務部につきまして、経理課管財係の機能を区民部に移管することから、「オ 経理に関すること。」を「契約に関すること。」に改めます。

 次に、第3号、区民部につきまして、広聴・広報課シティプロモーション係の機能を区民部に移管することから、「ケ シティプロモーション及び観光に関すること。」を加えます。

 なお、附則として、この条例の施行日は、令和5年4月1日でございます。

 また、管財係の機能が総務部から企画部へ移管することに伴い、中野区財産価格審議会の庶務が総務部から企画部に変わることとなり、中野区財産価格審議会条例の一部も改正となります。

 補足説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

 委員会を休憩します。

 

(午後3時39分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時39分)

 

石橋総務部人材育成担当課長

 第3条の第2号の総務部につきまして、経理課管財係の機能を企画部、先ほど区民部と申し上げましたが、企画部に移管することから、「オ 経理に関すること。」を「契約に関すること。」に改めますというふうに修正させていただきます。

委員長

 いいですか。

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

平山委員

 すみません。前回御報告のところから、議会での議論を踏まえた上で1か所、エリアマネジメントに関しては、まちづくり推進部のままに残しますという判断をしましたということで、それがセットになって、この条例改正の議案という形になっているかと思うんですが、議会の意見を聞いていただくことは大変ありがたいことだとは思っているんですが、区として全体調整をやった上で、この組織で行くんだというふうに決定をしたわけでしょう。これが区政において、あるいは区民にとって最適な組織であるという判断をなされて、我々に報告を下さった。議会での議論があった。そこで変更した。何というかな、じゃ、そこの変更理由の部分というのはもう少しきちんと丁寧に御説明いただかないと、やっぱりやめましたという話ではないと思うんですよね。区の考えが間違っていたのかどうなのか。だって一回提案されているわけですよ。議会から言われてやめましたということだけで本当にいいんですかね。と思うんですが、もう少しかみ砕いて丁寧に、変更となった理由を御説明いただけないでしょうか。

石橋総務部人材育成担当課長

 今回の大きな提案として、区民部の中に産業振興担当部長の下、中野のブランディングを基軸とした機能を高めていこうということで、文化、あるいは観光、それからエリアマネジメントという形で御提案をさせていただきました。そこにつきましては、基本計画の重点プロジェクトの中でまちのブランディングというところがございまして、そこからスタートしたものでございます。組織はその目的を達成するための手段というふうに当然考えられますので、ブランディングに当たっての重点プロジェクトのブレークダウンした観光の施策にしろ、あるいは文化の施策にしろ、基本方針というものが取りまとまったというところで組織化していこうと。エリアマネジメントについても、エリアマネジメント協議会で議論する中でビジョンがつくられてきたと。それを踏まえて組織化のタイミングになったのではないかというような形で、区としては最初の御提案をさせていただきました。様々な議論を頂いた中で、エリアマネジメントの報告を他の委員会においてもさせていただいて、そこでも様々な意見がある中で、今ではないだろうと。立ち位置だとか、このビジョンの方向性だとか、そういうのが決まった段階で組織化というところが適切ではないかというような御意見を頂いたので、改めて区としてその考えをどうすべきか、メリット、デメリットも含めて考えた中で結論を出したところでございます。

平山委員

 他の委員会でいわゆる立ち位置を尋ねられて、そこがまだ不確かではないのかという議論になったと。でも、区としては、いやいや、きちんともうビジョンも定めて、十分な状態にあると判断されていたんではないんですか。だから、どうしてこのような行き違いが起こってしまっているというふうに分析をされているんですか。

石橋総務部人材育成担当課長

 区としての組織の考え方の大きな仕組みが十分じゃなかったという反省点もございます。組織をつくるに当たって事業の考え方とのリンクが不十分だというところの反省点はございました。その辺の各施策についての事業の在り方というところと組織の在り方というのが並行してというか、予算も含めてですけども、そういった仕組みが十分じゃなかったという反省点も踏まえまして、議論が成熟していなかったというようなところがあったというふうに認識してございます。

平山委員

 これ以上はもう人材育成担当の方に御答弁を頂くのは大変申し訳ない限りで、そこまでのお立場ではないのに大変申し訳ないと思っているんですが、要するにここまでの拒絶反応が議会から示されたような人事組織体制って、めったにないことなんだと思うんですよ。それをどういうふうに区は考えていらっしゃるんですかね。ただ議会から言われて、じゃ、戻しました。それでいいでしょうと。でも、今回議案になっているわけですからね。議案の前にワンクッションがあるわけでもないでしょう。だから、そこを区としてはどういうふうに考えられているのか。そのお考えを伺えないかなと思っているんですが、要は何でこんなことになっちゃったのかということについて、どう分析してどう思っていらっしゃるのか。単に議会との調整が云々なんていう話ではないような気がするんですよね。このエリアマネジメントというものについての進め方というものが報告等も含めて不十分だったのかどうなのか。これは総務委員会だけ、総務委員会で答弁しにくいでしょうけど、しかるべき立場の方がいらっしゃるので、それは何かしら御説明を頂かないと、ちょっと今回の条例提案は乱暴かなと思っていますけど、どうですか。

海老沢総務部長

 今回の条例の提案の前提といたしまして、先般、組織の案ということで御議論いただいたわけでございますけれども。我々としては十分このエリアマネジメントについて御議論していただき、区としての立ち位置というか、進め方について御了解いただきながら、組織としてはその方向で形づくっていこうというふうなことで考えておりましたが、やはり事業の進み方と組織の組み方というのがしっかりリンクできなかったというところがありまして、今回こういう形で修正という形になってしまったということは、大変我々としてもその進め方について改善の余地があるというふうに考えております。ですので、組織につきましては区としてどうやって仕事を進めていくかというところとしっかりリンクをさせて、次の展開をつくっていくということが重要でございまして、そこのところがちょっとちぐはぐな形になってしまったというところでのこういった結論になってしまったというところがありますので、今後、そういったところはしっかり捉えながら、このスケジューリングというか、組織を検討するスケジューリングを含めて今後は進めていきたいというふうに考えてございます。

委員長

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 よろしいですか。質疑がなければ、取扱いを協議するため、委員会を暫時休憩します。

 

(午後3時49分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時49分)

 

 他に質疑ありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結いたします。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結いたします。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結いたします。

 これより第16号議案について採決を行います。

 お諮りします。第16号議案、中野区組織条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。以上で第16号議案の審査を終了します。

 それでは、先ほど保留としておりました第1号議案から第4号議案までの計4件を一括して改めて議題に供します。

 この際申し上げます。補正予算に関係する委員会から申し送られた意見はありませんでした。

 他に質疑がなければ、取扱いを協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後3時50分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時52分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 他になければ、質疑を終結いたします。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結いたします。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結いたします。

 これより議案ごとに採決を行います。

 初めに、第1号議案について採決を行います。

 お諮りします。第1号議案、令和4年度中野区一般会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。以上で第1号議案の審査を終了します。

 次に、第2号議案について採決を行います。

 お諮りします。第2号議案、令和4年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。以上で第2号議案の審査を終了します。

 次に、第3号議案について採決を行います。

 お諮りします。第3号議案、令和4年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。以上で第3号議案の審査を終了します。

 次に、第4号議案について採決を行います。

 お諮りします。第4号議案、令和4年度中野区介護保険特別会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。以上で第4号議案の審査を終了します。

 次に、第18号議案、明和中学校校舎新築工事等請負契約に係る契約金額の変更についてを議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

宮脇総務部経理課長

 それでは、第18号議案、明和中学校校舎新築工事等請負契約に係る契約金額の変更について補足説明させていただきます(資料5)。お手元の資料を御覧ください。

 本議案は、令和4年2月17日に議決されました令和4年第20号議案、明和中学校校舎新築工事等請負契約について契約金額を変更するものでございます。

 1番の契約金額ですが、変更前の契約金額は44億5,947万4,700円、変更後の契約金額は45億6,611万3,100円で、今回増額となる金額は1億663万8,400円となります。

 2番、契約者につきましては、協永・米持・進藤建設共同企業体で、代表者は協永建設株式会社、構成員は米持建設株式会社、進藤建設株式会社の3社で、いずれも区内業者でございます。

 変更する理由でございますが、設計変更及び労務単価等の上昇に伴いまして、工事請負契約約款第19条及び第25条並びに第26条のいわゆるインフレスライド条項に基づき、契約金額を変更するものでございます。

 補足説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩します。

 

(午後3時56分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時56分)

 

 他に質疑ありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結いたします。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結いたします。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結いたします。

 これより第18号議案について採決を行います。

 お諮りします。第18号議案、明和中学校校舎新築工事等請負契約に係る契約金額の変更についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。以上で第18号議案の審査を終了します。

 次に、第19号議案、中野区役所新庁舎ネットワーク機器等用ラックの買入れについてを議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

宮脇総務部経理課長

 それでは、第19号議案につきまして補足説明いたします(資料6)。

 本議案は、議会の議決に付すべき契約案件、予定価格2,000万円以上の動産の買入れに当たり、御審査を頂くものでございます。

 契約件名は、中野区役所新庁舎ネットワーク構築業務委託。

 履行期限は令和7年3月31日。

 契約の内容でございますが、中野区役所新庁舎ネットワークの整備で、機器調達。詳細設計、構築、移行作業、運用支援及び保守の各業務を委託するものですが、うち動産の買入れに当たるものがネットワーク機器等用ラック50台の購入となります。その内訳でございますが、サーバ室ラック22台、EPSラック25台、小型ラック3台でございます。

 1番、契約金額でございます。消費税相当額を含め4億2,649万5,531円。このうち、ラック50台の購入経費が、消費税相当額を含めまして2,110万4,160円となります。

 2番、契約者は、NECネッツエスアイ株式会社で、文京区の事業者です。

 3番、契約の方法ですが、指名競争入札となってございます。

 4番、契約者の営業概要は記載のとおりでございます。

 なお、次のページの面につきましては入札経過調書となっておりますので、後ほどお読み取りいただければと思います。

 補足説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

長沢委員

 御説明ありがとうございます。それで、4番の契約者の営業概要を見ますと、中野区の契約実績で、このNECネッツエスアイ株式会社が中野区の区役所の新庁舎ネットワークの設計業務委託を、これはいつだったのかな、請け負っていますよね。2,000万円に満たないから、これは議会のほうには議案としては出ていない。でも、やっぱり同じように指名競争入札でこれは受けられた、応札されたという。まず、そこから聞きたいんですけど、そういうことでいいですか。

宮脇総務部経理課長

 こちらは1,647万8,000円で契約をしたものでございますが、2,000万円を超えている物品の買入れなどは含まれておりませんので、議会のほうの議決を頂くということではございません。それから、契約の方法でございますが、同じく指名競争入札のほうで実施をしてございます。

長沢委員

 それでちょっと、結局関連しているんじゃないのと思っていて、要するに入札させているからそういうことなんだよね。ネットワークの設計業務というのはどういったもので、これがネットワークの構築の業務ということと関係はするわけだよね。だけど、入札ということで公正公平にはやっているという、そういうお話で、何かその設計業務をやったがゆえに、何と言うかな、アドバンテージがあるみたいな、そういうことでは決してないというふうに見ていいんですか。

宮脇総務部経理課長

 こちら、NECネッツエスアイ株式会社が今回と、先の実施設計委託、それから構築業務委託、同じ業者ということになってございますが、構築業務委託の仕様書につきましては、複数の事業者が入札に参加でき、またさらに複数の機器から最適なものを選定できるように、特定の事業者が有利になるような仕様だとか、特定メーカーの機器しか提案できないような技術的要件というものを排除して仕様書を作成しております。複数回にわたる複数の事業者からの見積りなども取得しておりまして、ネットワーク設計事業者のみが情報を独占するようなことのないよう最大限の配慮をしております。したがって、この業者のほうに有利に働くというようなことはないと考えてございます。

委員長

 他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 他に質疑がなければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩します。

 

(午後4時02分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後4時03分)

 

 質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結いたします。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結いたします。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結いたします。

 これより第19号議案について採決を行います。

 お諮りします。第19号議案、中野区役所新庁舎ネットワーク機器等用ラックの買入れについてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。以上で第19号議案の審査を終了します。

 本日予定した日程は以上で全て終了いたします。各委員、理事者から何か御発言はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 よろしいですか。

 なければ、以上で本日の総務委員会を散会します。

 

(午後4時04分)