平成25年10月09日中野区議会中野駅周辺地区等整備特別委員会(第3回定例会) 平成25年10月09日中野駅周辺地区等整備特別委員会 中野区議会中野駅周辺地区等整備特別委員会〔平成25年10月9日〕

中野駅周辺地区等整備特別委員会会議記録

○開会日 平成25年10月9日

○場所  中野区議会第4委員会室

○開会  午前10時00分

○閉会  午前11時00分

○出席委員(14名)
 市川 みのる委員長
 木村 広一副委員長
 高橋 かずちか委員
 小林 ぜんいち委員
 後藤 英之委員
 内川 和久委員
 浦野 さとみ委員
 佐野 れいじ委員
 久保 りか委員
 奥田 けんじ委員
 篠 国昭委員
 佐伯 利昭委員
 むとう 有子委員
 かせ 次郎委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 経営室長 川崎 亨
 経営室副参事(経営担当) 戸辺 眞
 都市政策推進室長 長田 久雄
 都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当) 横山 俊
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当) 石井 大輔
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 宇佐美 吉久
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)、
 都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当) 立原 英里雄
 都市基盤部長 尾﨑 孝
 都市基盤部参事(都市計画担当) 豊川 士朗
 都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 古屋 勉
 都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 志賀 聡
 都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 大木島 実
 都市基盤部副参事(交通対策担当) 中井 豊

○事務局職員
 書記 竹内 賢三
 書記 江口 誠人

○委員長署名


審査日程
○議題
 区役所・サンプラザ地区一体的整備について
 中野駅周辺地区整備について
○所管事項の報告
 1 中野駅北口での歩行者等安全対策について (中野駅周辺地区整備担当、都市基盤整備担当)
 2 その他
  (1)新しい区役所整備基本方針(案)に係る意見交換会の開催について(経営担当)
○その他

委員長
 それでは、定足数に達しましたので、ただいまから中野駅周辺地区等整備特別委員会を開会いたします。

(午前10時00分)

 本日の審査日程についてお諮りいたしますので、委員会を暫時休憩いたします。

(午前10時00分)

委員長
 では、再開します。

(午前10時00分)

 本日は、ただいま休憩中に御確認をいただいたとおり、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)、これの(案)が取れて、そのとおりに進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めてまいります。
 それでは、議事に入ります。
 区役所・サンプラザ地区一体的整備について及び中野駅周辺地区整備についてを一括して議題に供します。
 まず、所管事項の報告を受けたいと思います。
 1番、中野駅北口での歩行者等安全対策についての報告を求めます。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 では、御報告いたします。(資料2)
 中野駅北口での歩行者等安全対策について。この件については8月の特別委員会でも報告いたしました。その後の計画の進展に伴うものでございます。
 中野四季の都市(まち)でのまちづくりに伴う歩行者交通量の増加に伴い、中野駅北口で生じている課題に対応し、以下のように歩行者等安全対策整備を実施するというものでございます。
 1番と2番がございます。1番については、中野税務署の西側道路における横断歩道等の新設の件でございます。これについては前回、ここに横断歩道とガードレール、横断抑止柵を設置するというところまで御報告しておりました。これについて具体的な計画案というものがまとまりましたので、その御報告でございます。
 裏面をごらんください。裏面が整備計画案ということでございます。計画の内容としましては、まず「税務署南側通路」と書いてありますものの西側、セントラルパークサウスに至るところについては横断歩道を設置いたします。設置位置については、子どもの飛び出し等を防ぐためもございまして、若干南側にずらして横断歩道を設置することになってございます。
 そして、飛び出し防止のために、図面でいいますと右側、通路を出たところに横断抑止柵を設置するというものでございます。それから、この部分は現在は段差になってございますので、段差解消のための切り下げを行います。
 それから、セントラルパーク側の広い歩道と広場に面した部分について、この下側の交差点からけやき通りの交差点まで、ぐるりと横断抑止柵を設置いたします。
 それから、赤いラインで書いてございますのは滑りどめ舗装ということで、速度低下と注意喚起を促すためにこのような滑りどめ舗装をするということになってございます。
 それから、図のほうには表現されておりませんが、NTTドコモビルの敷地の横断歩道にかかる角のところをNTTドコモさんの協力により隅切りしていただくという予定になってございます。
 それから、セントラルパーク側につきましては、セントラルパークさんの協力により、非常時等の車両進入のための切り下げを行うということになってございます。
 以上が計画の内容でございます。
 表面にお戻りいただいて、1番の(2)整備スケジュールでございます。横断歩道の設置につきましては、今月下旬ごろに着工し、年内の竣工を予定してございます。
 2番でございます。新たな歩行者動線整備ということで、前回は、今、区役所南側に集中しておりますセントラルパークへの通勤通学の動線について分散を図っていきたいという方針のみを御報告いたしました。
 今回はその具体的なルートと手当てでございますが、線路側の現在あります遊歩道等にこのルートを設置していくという方針を固めてございます。これにつきましては、この表面の下に図がありますけれども、まず東西連絡通路を渡ったところに階段がございますが、そこから現在は駐輪場の建物等によって線路側の通路が見えないという状況がございますので、一部駐輪場の建物を撤去したり、植栽を整理する等によって階段部分から線路側の通路に行きやすくする。または視線が開けるような整備を行いたいというふうに考えてございます。
 それから、線路側の通路を西へ進みまして、現在、清掃車庫と自転車保管庫の間に通路がございますが、ここが若干階段等の段差になっておりますので、その段差を解消し、なだらかにスロープで歩道にすりつけられるような整備をしていきたいということでございます。
 これについての整備スケジュールでございますが、早期に実際の計画案の設計を実施し、着工し、年度内の竣工を目指していきたいというように考えてございます。
 報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。
委員長
 ただいまの報告について質疑がありましたらどうぞ。
佐野委員
 先般の常任委員会の建設委員会でも同じ報告がなされたわけですけれども、そこで出された危惧、あるいは意見が出たと思うんです。例えば北口駅前の広場の横断歩道と比較して今度の幅は少な過ぎるんじゃないか、4メートルだったらば人があふれてしまうんじゃないかとか、いろんな意見が出されたと思うんですけれども、重複しちゃいけないと思いますので、それについてちょっと御報告の中で触れていただきたいと思うんです。
委員長
 あらかじめ申し上げておきますが、本所管事項の報告、この案件は、御承知のとおり常任委員会と重複している事項ですから、その点も含んだ上での質疑をしてくださいね。お願いいたします。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 まず1番につきましては、横断歩道の幅員が4メートルと通路に合わせた幅員になってございますが、これが狭くて大丈夫なのかという御意見がなされました。これについては、私ども、8月の3日間、朝のピーク時にコーンパイプとテープ等で同じような形に仮の横断歩道と柵をつくらせていただきまして、実験を行いました。ここについては、朝のピーク時は一定方向に流れる歩行者のみですので、ほぼ混乱なく安全に渡ることができていたことを確認したという御報告をしてございます。
 それから2番目に、線路脇に流す動線についてはどの程度効果があるのかという御質問をいただきました。これについては、私ども、工事とともに、セントラルパーク、特にサウスでありますとか、明治大学さんについては、整備ができた暁にはそちらのほうへ朝の通勤時だけでも行っていただくようなお声がけをしていただきたいというような申し出を行う等、ソフト面等の対応もしたい。また、駐輪場のところの壁については、大きな目立つサインをしてそちらに誘導していくことによって、おおむね3分の1程度の方が朝こちらへ流れていただけると見込んでいるという御報告をしております。
内川委員
 今説明がありました2番のところですね。新たな歩行者動線整備なんですが、北口改札を出て、東西の連絡橋を渡って、左側に誘導して線路側に誘導するということで、この図を見ると、ちょうど喫煙場所がありますよね。それには何ら影響がないですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 喫煙所に関しては支障がないように、植栽のみ若干整理することで動線をつくりたいというように考えてございます。
内川委員
 それと、今、旧北口改札を出て、ガードの下ですね、あそこに今横断歩道がありますけれども、あちらからも誘導できるのかなと思うんですけれども、そこら辺はいかがですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 この辺につきましては、積極的にこちらの横断歩道を渡っていただくことになりますと、横断歩道の信号待ちをする滞留がかなりふえてしまうということ。ここでは、逆に駅に向かう人もやってくる場所であるということから、あまり積極的に横断歩道を使った動線誘導というのはこちらでは考えていないということでございます。
篠委員
 西口はどの辺に当たるんですか、できた場合は。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 南北通路は、現在のサンプラザと区役所の間の通りがございますが、その延長線上におおむね来るということでございます。
篠委員
 そうしますと、西口の改札はまだ先なんですが、西口ができると、この細いほうがメイン道路になる可能性がありますね。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 この線路際の動線は、最終的には駅前広場の駅側の歩道のような形になりますので、恐らく最終形に近いところの動線になってくるということと考えております。
篠委員
 西口ができたら、もっとここのところはうんと広がるという理解でよろしいんですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 東西通路からは下におりるためのデッキと階段ができますので、この真下のところはデッキの下ということになりますが、ここから階段、エスカレーター、エレベーター等でおりてくる場所ということになってございます。(「南北通路でしょう」と呼ぶ者あり)すみません。南北通路の間違いでした。
篠委員
 それで、西口というのは今中野区主導でやっているんですか。それとも、JR主導で動いているんですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 中野区主導で、JRさんと協力関係において協議をしているというところでございます。
篠委員
 中野区主導であることは結構なんですが、現時点で言えるかなり正確な見通しとしては──見通しというより目標としては、何年に目標を設定しているんですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 現在の予定では、グランドデザインVer.3と変わっておりませんで、26年度中に都市計画手続を行い、28年度に着工いたしまして、31年度末から32年度、オリンピックに間に合う時期に開設をしたいということで考えてございます。
篠委員
 それはJRさんも共有していることと理解してよろしいんですね。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 そのとおりでございます。
久保委員
 先ほど、横断歩道は積極的に使わない、推進しないというようなお話だったんですけれども、現状で東西連絡路の使用に関しては特に問題は生じていないということでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 東西通路につきましては、支障なく流れていると認識してございます。
久保委員
 ということは、エスカレーターですとか、階段のところで人が滞留してしまうようなことはなくて、その上に上がってから、今ここでは2方向に流すような形になっておりますけれども、その歩行者道路のほうに問題が生じているということでよろしいんですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 今、区役所前、南側の1ルートに集中してしまっておる関係で、そこに駐輪場にやってくる自転車等が交差しているということで、この流れをなるべく緩和したいという意図でございます。
久保委員
 それを緩和するということで、2方向にということで、線路際のほうだったと思うんですけれども、これはどのように誘導されるんですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 駐輪場を一部解体した後の壁に、大きく「セントラルパークはこちら側」とか、その辺はまだあれですけれども、サインをしていきたい。それから、先ほど申しましたようにセントラルパーク、特にサウスの会社については、これを整備いたしますので、朝の通勤時はなるべくそちらを使うようにという申し入れをしていきたいというように考えてございます。
久保委員
 結局、使う方としては早く会社に到着したい、早く学校に到着したいということだと思いますので、これは距離的にはどうなんですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 セントラルパークサウスの正面玄関で当たりますと、約100メートルぐらい遠回りになると思います。
久保委員
 やはり朝の100メートルは大きいと思いますし、それからアップダウンがあるわけですね。このアップダウンの解消をどのようにされるかということで、先ほども解消をされるというようなお話がありましたけれども、かえってそれがあだになってしまうというようなことはないのかなと思うんですが、その辺のところでさらにもう少し整備をきちっと行うというようなことは考えていらっしゃらないですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 これからいろいろ工事に入りまして、この整備自体も暫定的なものになるかと思われますので、なるべく少ない費用で効率的な形でこれから設計を進めたいというように考えてございます。
久保委員
 これはいつまでの暫定的な通路となるんでしょうか。西口をつくるときには、暫定広場といいますか、ここのところはバックヤードのような使用の仕方になるかと思うんですけれども、その間は、今、線路脇につくろうとしている歩行者道路というのは使えるんでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 先ほどの御質問とも重なりますが、線路脇の動線というのは最終形にほぼ近い形でもございますので、この動線自体は長く使えるものではないかというように考えてございます。
久保委員
 長く使えるということは、工事期間も使用が可能だということですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 安全柵等を施しつつ、ここは使えるのではないかと考えてございます。
久保委員
 長くお使いになるということであるならば、ここのところを今、大至急ということで12月上旬の竣工を予定しているということなのだとは思いますけれども、短期間ではなく、長期に使えるような整備というあり方をもう少し検討すべきではないかと思いますけれども、その辺はいかがですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 設計はこれからでございますので、その辺も含めまして検討させていただきたいと考えてございます。
小林委員
 2番の件なんですけれども、歩行者動線として整備していく。その整備の具体的な内容は、これから設計ということなんですけれども、ほぼ概要は決まっているんでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 先ほども御説明いたしましたけれども、まず東側でございますが、東西連絡路を渡ったところから線路際の通路がよく見えるように、また歩きやすくなるように、駐輪場の一部が今車路部分になってございますが、その部分を解体するということと、植栽等で動線が真っすぐになっていない部分については植栽を若干整理していくというのが駅側の整備でございます。それから、セントラルパーク側については、清掃車庫と自転車保管庫の間の通路に5段か6段の階段がございますので、これをなだらかなスロープで歩道にすりつけられるように整備していきたいと考えてございます。
小林委員
 通路の部分にはいわば駐輪場も併設をされていて、この通路を使って駐輪場に自転車を置かれるという方もいらっしゃいますけれども、この辺は考えていらっしゃいますか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 駐輪場の2階建ての建物につきましては、建物内部にもう一つ押して上れる車路がございます。今、実際観察いたしますと、こちら側の駅側の車路については、自転車を押して上り下りしている方はほとんどおられないという実情がございますので、ここについては歩行者だけがおりられる階段に改造していって差し支えないのではないかと考えてございます。
小林委員
 囲町方面──どう言ったらいいんですか、清掃車庫よりも高円寺側の道路を使ってこちらに入ってくる、進入されてくる自転車などもあると思うんですけれども、その辺の交差については検討されているんでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 今実際、高円寺側からこちらの駐輪場に向かってくる自転車も若干ございますが、交差といいますか、対面になりますので、しかも数もそんなに多くはないということがわかってございますので、支障は生じないのではないかと考えてございます。
小林委員
 先ほどの御説明で、新しく検討されている通路については今現在の3分の1の方々が流れていっていただけると考えていらっしゃるという話がありました。前回の報告で約5,600人近い方々が北口の東西連絡通路を使って流れていく。そのうちの3分の1というと約1,500人ぐらいの方々が遠回りをしていくというふうに考えられるんですけれども、先ほど久保委員からもありましたけれども、実際1,500人の方々がこの朝の時間帯に100メートルも長い距離を歩いていかれるということの理解は現在、企業、学校などに事前には得られているんでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 まだ工事前ですので、お声がけは今の段階ではしておりませんが、これからしていきたいと考えてございます。
小林委員
 私でしたら、こちら側を通るというふうに言われても近い道を通ってしまうんですけれども、利用頻度というか、使用頻度というか、実際に通られるのかなと。しかも、1回上って、また一旦下がるような形になって、そしてぐるっと大きく回っていく。その辺の考え方が、サンプラ側、区役所側から来る自転車との交差については、通路を使うと解消はされていくと思うんですけれども、しかも長い期間これを使っていくということを考えると、3分の1の方々が使っていただけるということについてもう少し検討が必要なのではないかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 この地区につきましては、今後とも工事等に入りますといろいろ切り回しを行っていく必要がございますので、その前段階といいますか、最初の段階として、動線をなるべく選択できる方向で持っていきたいという意図もございます。
久保委員
 今、動線を選択できる方向ということでおっしゃられたんですけれども、先ほど、駅から東西連絡路を渡る、そこから2方向に行くということはあるんですけれども、帰りも例えば線路沿いの道路からそのまま駅におりようと思うと、坂道の部分をおりられるという可能性もあるのではないかと思うんですけれども、ここに関してはどのようにお考えですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 現在は、この坂道については整備する予定は立ててございません。
久保委員
 先日、私もこの坂道を久しぶりにおりてみたんですけれども、ひどい段差がありますし、ここまでおやりになるのであれば、しかも完成形に近くて長期に使われるということであれば、そこもきれいに整備をするべきではないかなと思うんですけれども、そういうお考えはないですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 路面の状態等についてはちゃんと調査をいたしまして、それも含めて検討したいというふうに考えてございます。
久保委員
 12月上旬の竣工ということなんですけれども……(「今年度内」と呼ぶ者あり)失礼しました。今年度内の竣工ということで、こちらは多分今年度の予算の中には盛り込まれていなかったものかと思うんですけれども、その点についてはどのようにお考えですか。
志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 今年度の計上の予算の中で対応していきたいというふうに考えております。
久保委員
 計上の予算の中で対応できる規模の整備ということでよろしいんでしょうか。それで済むようなものですか。
志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 今、御議論を聞いておりまして、検討事項等も含めて大規模な工事になった場合には補正予算でという形になろうかというふうに考えておりますけれども、今の私どもの考えている状況の中であれば、一定規模で、計上の予算の中で対応できる範囲というふうに考えているところでございます。
久保委員
 「早期に設計を実施、着工し」というふうになっておりますけれども、この設計に関してはいつまでにということでお考えですか。
志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 工事の規模にもよるんですけれども、1カ月程度で終わらせて早期に対応してまいりたいというふうに考えております。
むとう委員
 およそ大体幾らというふうに今の段階で考えていて、予算の中でできるというふうに思っていらっしゃるのか、一応教えてください。
志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 設計してございませんので何とも申し上げられないんですが、おおむね1,000万円前後で対応できる範囲というふうに考えているところでございます。
内川委員
 先ほど、御担当のほうから動線の選択というお言葉が出ました。実はこの図には漏れているんですけれども、もう少し西側に行くと跨線橋がございますよね。南側から出て、跨線橋を渡って、囲町に抜けると明治大学が近いんですね。そういった考えはなかったですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 ずっと行きまして、今、おまつり広場とか言われている明治大学の正面の通り、当然それも検討の範囲にはございましたけれども、明治大学の学生に限られるのかなということもありまして、それは歩行者の選択性によるということで、今回の検討路線とはしてございません。
浦野委員
 今、他の委員の方の質疑の中で、費用の問題で、今のところでは計上予算の1,000万円以内ぐらいの中で対応するということだったんですけれども、これは当初、もともとやる初年度のところではなかったものだと思うんですけれども、それは他の事業での不用額の関係でできるものなのか、道路全般のもともと維持整備の費用の中の一部を使うということか、それの御説明をお願いします。
志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 現段階におきましては不用額等が出ておるわけではございませんので、今年度の他の整備等の調整を図りながらというふうに考えてございます。
浦野委員
 もう1点、1番のところの横断歩道の設置なんですけれども、約1カ月ちょっと整備期間があると思うんですけれども、その間の安全対策というか、人を配置したりとか、そういうことはどのように予定されているんでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 工事着工までにつきましては、特にこちらで手当てというものは考えてございません。
浦野委員
 工事中、多少車がとまって機材をおろしたりとか、そういうことはもちろん発生すると思うんですね。そうすると、今でさえああいった状況の中で、その安全というものが確保できるんでしょうか。
志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 既にこの税務署裏の工事については発注をしております。それで、現在は横断抑止柵のガードパイプの発注をしておりまして、製造しているという段階でございまして、工事に入りましたら、警察等と十分調整しながら、安全対策、それから交通整理員の配置をきっちりと決めて、誘導柵も含めて対応していきたいというふうに考えております。
浦野委員
 確かにここは朝、車がいてもかなり人が途切れない状態というのがあって、それで、今あったように整備中はそういったことも想定されると思いますので、その安全対策はぜひ要望しておきたいと思います。
むとう委員
 尋ね忘れたので改めてお尋ねしたいんですけれども、とりあえず1,000万円ぐらいでというようなお考えのようなんだけれども、1,000万円もかけて思ったほどの成果が上がらなかったなんていうことになると困るわけで、実際にセントラルパークのサウスに入っていらっしゃる方に、こういうものを整備したときにはこういう協力をしていただけるのかみたいな、事前の打ち合わせみたいなことはできているんでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 事務レベルでは、正式ではございませんが、そういった工事をしたいんだがということでお話はしてございます。
むとう委員
 工事したいと。工事した暁には、こちら側を通ってという、期待する3分の1の流れを、1,500人ぐらいですか、こちら側に通っていただけるようにというところまで事前打ち合わせは済んでいるということでよろしいんでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 これも正式ではございませんが、そのようなことで話はしてございます。
むとう委員
 わかりました。そうしたら、ぜひ、できた暁には、本当にそうなっているかどうかという成果をきちんと把握するところまで行っていただきたいと思いますし、当初、久保委員の御質疑にもあったように、朝の忙しいときに100メートル遠回りというのは、自分のことを考えてもちょっとおっくうだなというふうに思ってしまうもので、つくった以上、そういう流れになるように、副参事なり、部長なりが、朝、ぜひこちらにみたいな誘導もするぐらいの御覚悟でやっていただかないと、血税1,000万円ぐらいを使ってやるわけですから、そういったことまで含めてぜひやっていただきたいと思いますが、いかがですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 委員のおっしゃるとおり、そのような働きかけをしていきたいと考えてございます。
後藤委員
 そもそもあるこの抜ける道と新たにつくる北側線路沿いの道なんですが、この道を通る人たちというのは大体同じような人たちが通るというふうにお考えなんでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 主な対象は、セントラルパークサウスの通勤者ということになるかと考えてございます。
後藤委員
 やはり皆さんおっしゃられているように、100メートル、しかも線路沿いのこの細い道を通るということには非常にインセンティブが必要になると思うんですが、その工夫としまして、例えば道路の道を変えてみるとか、通ることによって従来の道と違う工夫、そういうものは考えておられますか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 現在、この線路際の道路はインターロッキングブロックという遊歩道のような仕上げになってございます。それにつながる形で何らかのカラー舗装とか、よくわかる快適な舗装をしたいというふうに考えてございます。
後藤委員
 少しでも心地よさをこの道で提供するような仕組みも一ついいのかなというふうに考えています。これはつくった後なんですが、前回のような調査、実際どのくらいの人が流れているのか調査する時期というのは、大体いつぐらいを考えていらっしゃいますか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 今、具体的に調査という予定は組んでございませんが、竣工した後にそのような検証はしていきたいというふうに考えてございます。
小林委員
 確認なんですけれども、今現在、セントラルパーク、それから二つの大学を中心に、おおむね何人ぐらいの方々がいるんでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 それは歩行者という意味でございますか。現在、7月調査の結果ですけれども、区役所南側歩道につきましては、セントラルパーク方向に、朝のピーク時、8時台に5,500人ほどの歩行者が流れてございます。
小林委員
 今、満床率というんでしょうか、学生も、それから企業も、最終完成形というか、予想形に対してどのくらいの方々が見えているんでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 四季の都市(まち)自体につきましては、おおむね9割程度の入居が終わってございますので、正確な数字は把握してございませんけれども、2万人弱の昼間人口が入ってきているというふうに考えてございます。
小林委員
 ということは、おおむね今、2万人ぐらいのうちの5,500人ほどが、前回の報告でいいますと、区役所南側のB地区の2番を通過されているということでよろしいですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 これは7月の調査結果でございますので、現在はまた若干増加しているかというふうに考えてございます。
小林委員
 そうしますと、来年早稲田が開学というか、開設される施設と、それから今後学生がふえること等を入れると、5,500人強が、今日現在ではもう少しふえているということですけれども、どのくらいふえていくということを予想されていますでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 早稲田大学につきましては基本的に国際寮でございますので、朝こちらに通学してくるという学生はほとんどいらっしゃらないというふうに考えてございます。あと、その他につきましては、毎年400人程度新しい学年が入ってくるというふうに考えてございますが、これ以上極端な増加というのはもう……。落ちついたのかなというふうに考えてございます。
小林委員
 そうしますと、早稲田の学生については、寮になるということですから、逆に中野駅方向に向かってくる人たちがいらっしゃると思うんですけれども、その人数は掌握されていますか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 これにつきまして、現在予測は立ててございません。
小林委員
 資料によると800人近い学生の方がいらっしゃるということで、そうすると、1番と2番というのが実際ここの部分での方策ということの中の2番方向ということが──ごめんなさい。8月の委員会のときに、前回いただいた中で5,500人。そして、500人が中野駅の方向に向かう。5,500人強がセントラルパーク側に向かうという中で、5,500人はそんなにふえないけれども、前回御報告いただいた507人ですか、その人数が単純にふえていくだけということでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 早稲田の国際寮の影響につきましては、どのような時間帯に大学のほうへ向かわれるかということもはっきりわかっておりませんので、反対方向の増加についてはなかなか予測しづらいところがございます。セントラルパーク方向に今流れている歩行者につきましては、ほぼ入居も済んでございますので、これ以上大きくふえることはないだろうと考えてございます。
小林委員
 これは要望ですけれども、要するに双方向、セントラルパーク方向へ向かう人数もふえる、そして中野駅方向に向かう人もふえていく。そういった中で、先ほどもありましたけれども、新しく整備される予定の歩行者動線整備が十二分に使いこなされて、ここでの自転車事故ですとか、歩行者同士の接触を含めて、完成の暁には十二分な機能が発揮できるように、よくよく検証していただきながら進めていただきたいというふうに、要望です。
高橋委員
 2方向で歩行者動線を考えるということなんですけれども、障害者関係の対応というんですか、サインと先ほどおっしゃったんですけれども、その辺はどうなんでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 バリアフリー動線につきましては、今のルートから税務署の前を通りまして、セントラルパークサウスのほうに向かう路線が1方向バリアフリー動線になってございます。残念ながら、線路脇につきましては、段差はなるべく解消いたしますけれども、完全にバリアフリーということでは整備できないかと考えてございます。
高橋委員
 わかりました。そうすると、北側のルートについては、バリアフリーということで段差をなくせばいいというところからぜひもう一歩進んで、ユニバーサルデザインということで、障害の方が一人で自由に動けるような形ということで、机上の検討とか、都の基準の8%とか何%ということじゃなくて、とにかく老若男女が行き交えるというところでぜひ検討していただきたい。これは要望ですけれども、ぜひお願いします。
かせ委員
 新たに歩行者の動線を確保して分散させるというのは一つの手だと思うんですけれども、私、気になっているのは、今混雑しているところでいいますと、赤線の自転車のラインがありますけれども、この自転車のラインとちょうど横断歩道と同じところを通している。しかも、これが左側を通ってきたときに、ここを横断させて通る。こういう従来の交差点の考え方についてもこの際検討する必要があるのかなと思うんです。いつもここで混乱していて、見ていても非常に雑然としているというか、非常に怖い。特にスピードを出してきたときに、歩行者と同じところを通るという仕組みになっていますから、これはちょっと危ないんじゃないかなと思っているんですが、その辺の検討はどうなんでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 この地区の自転車対策につきましては、今、交通管理者であります野方署と対策の検討を一緒に協力してやっているところでございまして、その辺につきましても検討結果がまとまりましたら、また御報告させていただきたいと考えております。
かせ委員
 今、交差点の例えば自転車とか二輪車であるとかが車道を走る場合でも左側を通って、横断歩道の横にカーブを曲がっていくようになっていますよね。そのことに対していろんな検討をされているというふうにニュースなんかで聞いておりますけれども、この際、これは警察との関係もあると思うんですけれども、この部位に限ってどうなのかという検討があってもしかるべきだと思うんですね。
 例えば自転車で駅のほうからバス停を通ってくるときも歩行者と一緒になっちゃっていると。それから、自転車で区役所、サンプラの間のほうに行く場合でも歩行者と一緒になっていますよね。ですから、歩行者と自転車、二輪車とのすみ分けみたいなのをこの交差点で改良することができるというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
 繰り返しになりますけれども、特にけやき通りとかの自転車対策につきましては警察さんと協議して、どのような手が一番いいのか検討しているところでございます。
委員長
 他に質疑ありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 委員会を暫時休憩にします。

(午前10時40分)

委員長
 それでは、委員会を再開します。

(午前10時44分)

 ただいま休憩中に協議をさせていただきましたが、本報告につきましては、またある程度の設計の予定が立った段階で当委員会に対して報告を受けるということを確認させていただきました。あるいは閉会中の特別委員会の開催もあり得るということを各委員念頭に置いておいていただきたいと思います。
 他に質疑ありますか。よろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、質疑がなければ、以上で本報告については終了します。
 2番、その他で何か報告はありますか。
戸辺経営室副参事(経営担当)
 さきの8月30日でございますが、当委員会でも御報告いたしました新しい区役所整備基本方針(案)につきまして、意見交換会をしていくというお話をさせていただきました。その日程が決まりましたので口頭で御報告いたします。
 2回予定してございます。10月22日(火曜日)午後7時から、10月27日(日曜日)午後2時から。いずれも区役所1階特別集会室で行います。
 区報、ホームページ等で周知を図っていく予定でございます。
委員長
 ただいまの報告について質疑ありますか。ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告についての内容は終了です。
 他に報告はありますか。
 それでは、以上で所管事項の報告は全部終了です。
 次に、審査日程のその他に入ります。
 委員会を暫時休憩します。

(午前10時46分)

委員長
 それでは、委員会を再開します。

(午前10時59分)

 次回の日程は第4回定例会中とし、区役所・サンプラザ地区一体的整備についての視察を行うこととしたいと思います。それから、第4回定例会終了後、閉会中の12月6日午後1時から本特別委員会を開会し、同様に区役所・サンプラザ地区一体的整備についての視察を行うこととしたいと思います。日程を二つ提示いたしました。
 また何か緊急の案件が生じた場合は、第4回定例会を迎える前の閉会中であっても特別委員会の招集がありますので、あらかじめ御承知おきください。御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように決定します。
 以上で本日予定した日程は全部終了します。
 各委員、理事者から何か発言はありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本日の中野駅周辺地区等整備特別委員会を散会します。

(午前11時00分)