令和5年02月24日中野区議会予算特別委員会区民分科会
令和5年02月24日中野区議会予算特別委員会区民分科会の会議録

中野区議会区民分科会〔令和5年2月24日〕

 

区民分科会会議記録

 

○開会日 令和5年2月24日

 

○場所  中野区議会第2委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後6時41分

 

○出席委員(8名)

 伊藤 正信主査

 竹村 あきひろ副主査

 杉山 司委員

 小宮山 たかし委員

 大内 しんご委員

 南 かつひこ委員

 むとう 有子委員

 来住 和行委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 区民部長 鳥井 文哉

 文化・産業振興担当部長 高橋 昭彦

 区民文化国際課長 鈴木 宣広

 文化国際交流担当課長 矢澤 岳

 戸籍住民課長 伊藤 正秀

 マイナンバーカード活用推進担当課長、産業振興課長 平田 祐子

 税務課長 竹内 賢三

 保険医療課長 伊藤 廣昭

 環境部長 朝井 めぐみ

 環境課長 永見 英光

 ごみゼロ推進課長、清掃事務所長 阿部 正宏

 

○事務局職員

 書記 高田 英明

 書記 有明 健人

 

○主査署名


審査日程

○議案

 第5号議案 令和5年度中野区一般会計予算(分担分)

 第7号議案 令和5年度中野区国民健康保険事業特別会計予算(分担分)

 第8号議案 令和5年度中野区後期高齢者医療特別会計予算

 

主査

 定足数に達しましたので、区民分科会を開会いたします。

 

(午後1時00分)

 

 第5号議案、令和5年度中野区一般会計予算(分担分)、第7号議案、令和5年度中野区国民健康保険事業特別会計予算(分担分)及び第8号議案、令和5年度中野区後期高齢者医療特別会計予算を一括して議題に供します。

 初めに、審査の進め方と審査方法について協議したいと思いますので、分科会を暫時休憩いたします。

 

(午後1時00分)

 

主査

 分科会を再開いたします。

 

(午後1時02分)

 

 休憩中に協議したとおり、当分科会の審査の進め方は、お手元の審査日程(案)(資料1)に沿って進め、補足説明については、総括説明を受けているため、これを省略することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議ありませんので、そのように確認します。

 次に、2日間の割り振りですが、1日目は一般会計歳出・歳入及び各特別会計の質疑を全て行い、2日目は意見の取りまとめを行いたいと思います。

 また、審査の方法は一般会計歳出については、予算説明書補助資料のページに従い、原則として事務事業ごとに質疑を行い、一般会計歳入については、区民分科会分担分歳入予算説明書補助資料により一括して質疑を行い、特別会計については各特別会計ごとに一括して質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査に当たっては、5時を目途に進め、3時頃に休憩を入れたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 それでは質疑に入りますが、関係人件費については、特殊勤務手当、時間外勤務手当、休日給及び職員旅費、会計年度任用職員(期末手当を除く)が当分科会の分担分になりますので御承知おきください。

 また、質疑を行う際には、事業メニュー、資料のページ等を明らかにしてから質疑をお願いいたします。

 それでは、一般会計歳出について事務事業ごとに質疑を行います。

 初めに、予算説明書補助資料152ページ、4款区民費の1項区民費、1目区民サービス費、事務事業1、区民関係人件費等から始めます。質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、同じく152ページの事務事業2の区民総務です。質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、153ページ、事務事業3、区民相談です。質疑ありませんか。

むとう委員

 ここの総合案内業務委託なんですけれども、ここのところ、毎年100万円ぐらい、およそ100万円ぐらいでアップしているんですけれども、そのアップの要因は何なのか教えてください。

鈴木区民文化国際課長

 こちら、総合案内業務委託のアップの要因でございますが、その主なものとしましては、いわゆる公契約条例というものが適用されまして、人件費の単価が統一的にアップしたというものがありますので、それが増額の要因でございます。

むとう委員

 ということは、公契約条例が制定する前は、何ていうか、基準より低かったというふうに受け止めればよろしいんでしょうか。

鈴木区民文化国際課長

 公契約条例の成立前におきましては、東京都の最低賃金というものをベースにして算定をしてきたものでございます。

むとう委員

 そうすると公契約条例が、中野が制定されることによって、東京都の最低基準と比べてどれぐらい公契約条例のほうが高いということなんでしょうか。

鈴木区民文化国際課長

 比較したときの高い金額でございますが、おおよそ時給で100円程度でございます。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、153ページ、事務事業4の消費生活です。質疑はありませんか。

むとう委員

 消費生活相談員という方は多分5人いらっしゃるんだと思うんですけれども、要求資料の区民1に消費?相談の資料があるんですけれども、2ページ目のところで、傾向としてはそんなに増えているということでもないので、今の相談員の人数で十分足りているのかどうなのかというところが1点と、まとめて聞きますが、それと、相談の処理の内訳で処理不能というのがあるんですけれども、処理が不能ということはどういう事例なのか教えてください。2点お願いします。

鈴木区民文化国際課長

 まず1点目のところでございます。要求資料の年度ごとの合計件数というものを見ましても、多少の大小というものはありますが、そんなに大きな激変ではないと捉えております。今の会計年度任用職員の体制で対応できるものと考えております。

 2点目の御質問の処理不能というもののケースでございますが、これにつきましては、御相談は受けたんですけれども、その方と連絡が取れなくなってしまったと、そういったケースでございます。

むとう委員

 じゃあ、相談の内容云々で解決が全く不能だという意味ではなくて、本人の連絡が取れない。相談を受けたときには連絡等の連絡先とかお聞きになるんですよね。それが、聞き忘れたとか、もう何か間違っていたとか、本人は困り果てて相談されているかと思うんですけれども、どういうことが想定できるんでしょうか。

鈴木区民文化国際課長

 それは様々な事情がおありだと思うんですけれども、例えば電話番号を教えていただいたとしても、こちらから架電、電話をかけてもなかなか出ていただけないとか、そういった事情があって、なかなか相談者の方と連絡が取れなくなってしまったというケースなどがあるものでございます。

むとう委員

 ということは、こちらのせいではないということだと思うんですけれども。

 不調というのがやっぱりあるんだけど、先方、これは相手のあることですから、不調に終わっちゃうというのはどういったケースなんでしょうか。

鈴木区民文化国際課長

 今、斡旋不調ということに関しての御質問ということでよろしいですかね。これに関しては、なかなか相手の企業等の対応というところで、全て相談者の方の御要望どおりいくとは限らないといったところもありますので、一定の斡旋というのは行ったんですけれども、なかなか解決というところまで至らなかったというものでございます。

むとう委員

 中身的には、どういう内容がそういうことに当てはまるんですか。

鈴木区民文化国際課長

 それは、中身の話は本当にケース・バイ・ケースで様々なものがあります。特にやはり最近の、あくまでも一般的な傾向でございますけれども、ネット関係ですよね、ネット関係のところは、そういった状況というものもあるんだろうなと思っております。

むとう委員

 こういう消費者相談って大事なことなので、なるべく相談者に寄り添う形で、解決に向けてこれからも努力をしていただきたいと要望しておきます。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次、154ページ、事務事業の5番、新庁舎窓口サービス準備について質疑ありませんか。

杉山委員

 まず、これは新庁舎の窓口サービス準備ということは、今から新しい庁舎に対して窓口サービス、どういう手順で、どういう機器を入れて、どういうフローでやっていくのか、ざっくりとこの内容を御説明いただけますか。

伊藤戸籍住民課長

 まずは、全庁共通発券機システムの構築委託等でございますけれども、基本的には先行導入といたしまして、1階、2階に共通発券機を先行導入いたしまして、まず検証していくというところをさせていただきます。今週末に先行導入機器の入れ替え作業というのをやっていって、先行導入を来週の月曜日からやっていきます。その後に、新庁舎では全庁共通発券機を、2階、3階、4階、それと7階、8階、9階に設置していって、先行導入機と同じシステムを基本的には導入していくということを考えてございます。

 それと2階、3階に関しては、窓口連携機能を活用していきまして、要は、戸籍住民課での業務が終わって、次に介護とか、保険料とかというところでの手続が必要な場合に関しては、そちらに案内できるような仕組みづくりをしていくところでございます。

 それと、申請書自動交付機に関しては、書かない窓口ということで、書く負担の軽減を図っていくというところでございます。それで、マイナンバーカードを利用いたしまして、それをかざすことによって自動交付機から基本的には4情報、名前とか住所とか打ち出された申請書が出るような、そういう申請書の発行ができるというところを、今、導入を考えてございます。これも来年度、先行導入で入れていって、新庁舎にはこの先行導入した機械を向こうに移設して基本的には利用していくということを考えてございます。

 それと、キャッシュレスセミセルフレジに関してですけれども、今でも電子レジを導入して対応してございますけれども、要はキャッシュレスの業務メニューがまだまだ足りないというところで、現行のレジを基本的には来年度ですね、要はクレジットカードとか、IDとか、楽天カード、エディまで拡張していきますけれども、それだと2次元コードの読取りの機能というのもまだまだできませんので、新しいキャッシュレスセミセルフレジを来年度導入していきまして、2次元コードの読込みによってキャッシュレスに対応できるようにしていきたいなと思ってございます。それを来年度先行導入していきますけれども、新庁舎に向けてやはり増設していってキャッシュレスの拡充というのを図っていきたいなと考えてございます。

杉山委員

 ありがとうございます。あくまで新庁舎に向けて、今、来年度からどうしていくとか、今も行っていることもありますし、引き続き来年度、次年度へと継続していく、検討とかですね、様々な機器とかそういうものを含めて大きなシステムを検討していく。これは区長も、新庁舎に対しては最先端の窓口サービスをというキーワードを述べていらっしゃいましたので、そういう意味では、様々な切り口で、今のこの区民サービスのほうが中心となって様々な角度からサービスというのは検討してく必要があると。

 ここに書いてあるそのキャッシュレス系のセミセルフレジ、「セミ」ということは人がいるということですよね。フルセルフレジというのももちろんあると思うんですけど、フルセルフレジじゃなくて、このセミセルフレジを将来的には増やしていくというお話も今ありましたが、それは何でですか。

伊藤戸籍住民課長

 セミセルフレジですけれども、これは対面式になりますけれども、今、キャッシュレス対応ができるというのはこのセミセルフレジだけでございまして、要は、キャッシュレスにやっぱり今後も対応していかないといけないというところで、来年度先行導入してキャッシュレスに対応していくというところから、このセミセルフレジを導入ということで考えてございます。

杉山委員

 あと、その上の申請書自動交付機賃借料等、これも書かないサービス、いわゆる4情報を書かないということなんですけれども、もちろん来庁者には書かない、書かなくてもいいサービスを、その情報というのは、デジタル情報って裏でいろいろ持っているわけですから、職員も入力しない、他部署であってもそれぞれが入力しないみたいな、そういう裏側でもやっぱり業務効率を考えた、その入力させないというシステム、考え方というのは大事だと思うんですけど、そこら辺のお考えというのはお持ちなんですか。

伊藤戸籍住民課長

 今回先行導入いたします申請書自動交付機に関しては、データ連携というところまではいきませんですけれども、今後、委員がおっしゃるとおり、データ連携をしていって職員の入力をしないようにしていかないといけない。要は、一度入力したデータはそのまま生かして連携していかないといけないということは考えてございます。次のステップではそういう方向で考えていきたいなとは考えております。

杉山委員

 スピード感を持って、それからやっぱり早め早めにシミュレーションとか、それから、システムでやっぱり一番大事なのはイレギュラー処理というのが、イレギュラーがどれだけ吐き出せるかによって、このシステムの、このサービスそのものの何だろう、精度が上がっていくと思いますので、そこら辺はちょっと意識してスピード感を持ってやっていただきたいと思います。要望です。

南委員

 まず、全庁共通発券機システム構築委託等(推進)ということで、これ、先行導入して、新庁舎へ向けた取組になっていくというような御説明でありましたけれども、さきの総括質疑で、私どもの小林ぜんいち議員がこの全庁共通発券機についてお伺いを、質疑をさせていただきました。その中で、新庁舎について、この共通発券機、どれぐらい必要なのかという問いについて、発券機が11台、案内表示板モニターが24台、職員周知機が51台、個別表示機128台を予定しているというふうに答弁があったわけですけど、これは全庁ということでしょうけれど、ここで区民部が関わってくる戸籍住民課とか、税務課とか、保険医療課とかの、この区民部の部分についてはそれぞれ何台を予定されているんですか。

伊藤戸籍住民課長

 発券機に関して言いますと、2階、3階ですと7台、案内表示機ですと21台、職員周知機ですと19台、個別表示機ですと80台程度になってございます。

南委員

 それで、そのさきの総括質疑の中では、この新庁舎における費用ですね、共通発券機の全費用が1億7,000万円程度かかるというふうに言われているんですけれども、じゃあ区民部についてはどれぐらいの総額に当たるんでしょうか。

伊藤戸籍住民課長

 2階、3階に関してお答えいたします。全体の費用が、5年間のリース契約というのがありますけれども、1億7,000万円ぐらいでございますけれども、そのうち、2階、3階の部分に関しては約1億600万円程度となってございます。

南委員

 先ほどのそれぞれの共通発券機の台数をお聞きしたときに、職員周知機とか個別表示機とかということについて、総務委員会とかほかのところでは何か報告があったように聞いているんですけれども、これ、そういった職員周知機とかについては区民委員会の報告はありましたっけ。

伊藤戸籍住民課長

 発券機システムという中に、基本的にはそのシステムの、要は機能として職員周知機があったりとか、番号表示機があったりとか、案内表示機があるということになってございます。そういう点では、要は発券機一体ということで考えてございますので、個別にはこれまでもちょっと言ってはきておりません。ただ、共通発券機の一部先行導入といたしまして、令和4年3月14日に区民委員会の中で、共通発券機を行っていくという中で、新庁舎においても発券機の導入ということを前提に述べさせていただいてはございます。

 ちょっと補足ですけれども、令和4年11月14日の区民委員会の中の新庁舎における窓口サービスの検討状況というところでは、全庁共通発券機、全庁共通フロアマネジャーの配置想定というところで、職員呼出し用の天吊りモニターを執務スペースに設置する想定というところでの資料を添付してございます。

南委員

 この職員周知機というのは何かそんな必要性があるのかなという、フロアマネジャーをつけるわけですから、そこで呼出しとかという、電話回線なりなんなりで、内線とかで呼出しできるのではないかというところがあるんですけど、その辺の違いというのはどういうことになりますか。

伊藤戸籍住民課長

 4階以上に関してなんですけれども、基本的には共用窓口というところで新庁舎は考えてございまして、その共用窓口で、要はいかにして来庁者を、職務スペースにいる職員が来庁したかという情報を、やっぱり要は素早く認識することが必要かというところで、いろんな方法も考えましたけれども、今、委員がおっしゃったみたいにフロアマネジャーが電話で呼び出す方法とか、それと、発券機を利用してフロアマネジャーと併用しながらやっていく。より効率的に来庁者を呼び出していくためには、やっぱり発券機を通していかないとなかなか難しいというところがあります。共用窓口ですので、来庁者も1人や2人だけしか来ないというところではございませんので、何十人も一遍に来たりする場合もありますので、その際にフロアマネジャーだけで電話で対応となるとかなりの時間がかかってしまうということと、それと列ができてしまうという場合も想定があります。その際に発券機を利用して、業務メニューがありますので業務メニューから、まずフロアマネジャーに用件を伝えていただいて、フロアマネジャーがその業務メニューを押すと職員周知機のほうに連動するというところで、職員がそれを認識できる、要は来庁者が来たことが認識できるということがありますので、そういう仕組みづくりのほうが効率的ということで、今回発券機を導入しているというところでございます。

南委員

 何か今の話だと、フロアマネジャーだと滞留する人たちが増えるみたいな言い方なんですけど、じゃあ共通発券機でやったら滞留というのは絶対起きないんですか。だって結局呼出し、職員周知機で見たって、結局移動する時間とか対応する時間って同じじゃないですか。結局共通発券機の、そういう新しい今回先行導入すると言われているものをやったとしても、特に税務課、戸籍住民課とか人がたくさん来るところ、もう本当に列をなすことなくできるという理解になるんですかね。その辺が全然分からないんです。結局フロアマネジャーでやっても、共通発券機でやっても一緒じゃないかなって、待つ時間については。結局一人ひとり対応することになるわけですから。だからそれであれば、このシステムを新庁舎に、これだけの、5年リースとおっしゃいましたけれど、この区民部においては1億600万でしたっけ──かかるということですけど、何か費用対効果を考えると、そんなに意味があるのかなと思うんですけれども、本当にこの共通発券機をすることで窓口はもうすっきりした状況で対応ができるということですか。だって今1階はすごいですよ。マイナンバーカードだ、何だかんだって来ている状況。あれが、もう共通発券機にしたら全てきれいに待つことなくできるということになるんですか。

伊藤戸籍住民課長

 共通発券機を使ったから絶対大丈夫ということは確かに言い切れません。現に、1階の戸籍住民課の窓口でも発券機を使って業務を行ってございますけれども、やはり待つような、滞留状態が続いたりする場合がございます。ですので、新庁舎に移ったから、じゃあ2階、3階は大丈夫かといったら、やっぱり2階、3階だって滞留する状態があります。それは共通発券機を使おうと使うまいとそういう状態は起こります。

 ただ、要はフロアマネジャーが1人で対応した場合に、やはり用件を相手の担当職員に伝える場合に時間がかかると思うんですよ。それが、発券機ですと業務メニューがありますので、業務メニューのボタンを押すだけで、要は担当職員はそれを見て、職員周知機で表示されますので、それを見て窓口に来ることができますので、フロアマネジャーが対応している時間が短縮できると考えてございます。

南委員

 じゃあ、そのフロアマネジャーと共通発券機をやったときのその時間の違いは、それは共通発券機のほうが素早くできるというようなお考えのようですけど、それはどういう統計から出されているんですかね。何かその根拠となるようなものがあるんですか。

伊藤戸籍住民課長

 それに関してのデータというのは持ってございませんですけれども、これはもう端的に分かると思うんですけれども、要は、もう業務メニューを設定してございます。その業務メニューのボタンを押せばその担当職員が来るというところは、1階でもそういう業務でやってございますので、もうある程度それは想定される範囲内のことでございます。

南委員

 余計分からなくなるんですけれども。

 あと、要はこの共通発券機にすることで、以前御報告していただいたときもありましたけど、2階、3階で、戸籍のことだけじゃなくて、税務のこと、あとは保険医療のこととか様々なことで来られた場合に、要は区長が言うような、動かない、書かない、それでスムーズにいくという、いわゆるワンストップ窓口を目指されているんですよね。その場合、この共通発券機でした場合に、2階、3階もそうなんでしょうけど、あと、4階、7階、8階、9階という、もうその一つの目的で来られる方もいらっしゃるでしょうけど、複数の目的で来られる方もいらっしゃるんですけれども、その場合はどうなるんですか。もうワンストップで、もうその場で、その2階、3階で、例えば戸籍のことで来て、生活相談もあるとか来た場合に、その場で対応してもらえるようになるんですか、そこの共通発券機で。

伊藤戸籍住民課長

 発券機とワンストップというと、また違う話になってございますけれども、現在、戸籍住民のほうでワンストップサービスというのはやってございます。基本的には、それは新庁舎でも移行してやっていきますけれども。発券機システムでの窓口連携というのはやっぱりございます。窓口連携をする場合に、1階で対応できない業務内容ですかね、やっぱり難しいケースというのはございますので、そういう場合は戸籍住民課では対応できないので、今でもやっぱり難しいケースに関しては専門の窓口に案内をしているところでございます。それを、発券機を通して次の、要はその発券された番号で、次の窓口にその番号を生かして連携していって、次の窓口で新たに発券することなく手続が取れる、そういう仕組みづくりを発券機でやっていこうというところで今考えてございます。

南委員

 ちょっとよく分からないんですけど。

 もう次に行きますが、その次、このキャッシュレスセミセルフレジのことですが、ここに、この総括質疑のときも小林ぜんいち議員が聞きましたけれども、区としてはもうフルセルフレジを考えていてですね新庁舎にですよ。このときに、結局このフルセルフレジを2台置いて、その総額が、5年間なので1,500万円というふうな費用がかかるというふうに御答弁がありました。それでその際に、この想定人数ですね、新庁舎の2階、3階で、このフルセルフレジを使う想定人数をお聞きしたときに、税務課のほうでは1日17人という御答弁がありました。それでは国保と、あと後期高齢者の想定利用人数というのは何人ぐらいなんですか。

伊藤保険医療課長

 まずは令和4年度の、これまでの大体平均からまず申し上げたいと思います。国民健康保険につきましては、大体16人から17人ぐらいです。後期高齢につきましては、平均いたしますと大体18人程度で、新区役所に移行しましても、いろいろと収納方法等につきまして工夫をしているところではございますけれども、滞納のほうで少し呼出しをしたりとかというところもございますので、そんな大差はないかと考えてございます。

南委員

 ということは、大体この区民部では、税務のほうで17名と国保・後期高齢で18名で大体35名程度。1,500万円ほどの費用がかかるということで、非常に何か効果が、費用対効果を考えたときに本当に大丈夫なのかなというのが非常に気になるところです。

 それで、あと、今このフルセルフレジを目指すという形でやっているんですけれども、現在、税金なり様々な戸籍なり、コンビニでも支払いができるようになっていると思うんですけれども、その辺はどうでしょうか。

竹内税務課長

 今、委員おっしゃったような収納方法の拡大というもので、税金に関しましてはコンビニであるとか、あとクレジットカードでネット上でお支払いできたりとか、あとPayPayでお支払いといったこともできるようになっています。そういった収納チャンネルの拡大というのを随時やっていくとともに、あと区役所に来ていただいた方には、窓口で順番待ちがなく、あと非接触で納付できる、感染症対策にもなるといったところで、こういったフルセルフレジの導入を推進していきたいと考えているところでございます。

南委員

 要は、このフルセルフレジを導入するに当たって、現在窓口のほうで、区民部の窓口のほうで利用されている件数というのはどれぐらいになるんですか。全体の。

竹内税務課長

 収納の割合ということでお答えさせていただきますと、全体を100%としたときに、区の窓口でお支払いいただいている割合というのは全体の2%程度という形になっています。こちらのほうは、口座振替とか全て、コンビニとか含めた形の約2%という形になっています。

南委員

 窓口に来られている方の件数というのは、総数とかというのは出せるんですか。

竹内税務課長

 窓口にいらっしゃっている人数というのは、17人掛ける営業日という形になると思いますけれども、今現在、令和4年度の2月9日までになりますけれども、区の窓口にいらっしゃっている、件数しかなくて申し訳ないんですけれども、こちらは2,484件という形になってございます。

南委員

 2,484件。それは、税務課だけですか。ほかのところはどうなんですか。

伊藤保険医療課長

 国民健康保険課につきましては、1月末ということで、こちらについては、申し訳ございません、人数という形でお答えさせていただきたいと考えてございますけれども、3,255人、それから後期高齢につきましては、同じ1月末で375人。これは委託事業者へ今委託していますので、その処理件数といったようなところで数字としては把握してございます。

南委員

 戸籍住民課のほうはどうなんですか。収納というか、日に大体どれぐらいの件数の方が来られているんですか。

伊藤戸籍住民課長

 繁忙期とか通常期では違いますけれども、やっぱり千何百人ぐらいは戸籍住民課のほうには来てございます。

南委員

 先ほどコンビニでの支払いがそのうち2%っておっしゃいましたですか。違いましたっけ。

竹内税務課長

 区の窓口にいらっしゃっている方が大体全体の2%ということでございまして、コンビニですと、こちらのほうは割合が大体26%程度、全体の26%がコンビニでお支払いいただいているという形になっています。

南委員

 すみません、ちょっとだらだらした質問になりましたけれども。今フルセルフレジを新庁舎に導入するということですけども、結局、やはりわざわざ支払いにだけ、支払いのみだけに来るというのが、区民の方はそれだけではなくて、やはりお支払いする場合に、例えば支払い内容を確認したりとか、そういったことが、これ、何でこういう金額になるのというふうに聞いてくるわけですよね。それはやはり窓口で対応することになりますよね。フルセルフレジを導入するんだけど、結局、じゃあ窓口での支払いも行うということになっていくんですか。

竹内税務課長

 フルセルフレジの推進のほうを進めていきますけれども、納税相談とかと一緒にお支払いを希望という方も一定程度いらっしゃると思いますので、そういったところはこちらのほうで対応していきたいと考えてございます。

南委員

 じゃあ結局、フルセルフレジも導入するけれども、窓口は窓口で、そういう支払いの窓口も、相談を兼ねて残していくという、並行してやっていくということになるんですか。

竹内税務課長

 いきなり全て、フルセルフレジで全ての件数を受け付けるということもなかなか難しいかなと思っていますので、そういったことで。あと、例えば機械が故障した場合のバックアップというのも必要になると思います。そういったところで、その金庫であるとかそういった取扱いというのは一定程度残していかなければいけないかなと思いますけれども、ただ、それを2階で出したら、3部門で持っていなくても1部門でいいのかとか、そういったふうに集約をしていくことも今後できるかなと思いますので、そういった効率化というのは引き続き行っていきたいと考えてございます。

南委員

 ということは、フルセルフレジもやるけれども、そういった窓口での支払いも継続したままやっていくということの理解になってくるんですけど、じゃあ、いずれはキャッシュレスという形で全てフルセルフレジでやっていくという理解でよろしいんですか。

竹内税務課長

 全て区の方針として、キャッシュレスという方向で進むというのは、こちらのほうを掲げてございますけれども、どの時点で全てを全キャッシュレスにできるかというのも、まだこちらのほうは未定というか決まっていないところなので、先ほども申し上げましたとおり、区の窓口のところは2%程度というふうに、だんだん縮小してきているところでございます。そういったことを、兼ね合いを考えながら、それをどういったところで、どこまでできるかというのを、全体的な最適というのを見定めながらこういった方向を推進していきたいと考えてございます。

南委員

 もう最後にしますけれども、何か聞けば聞くほどよく分からないんですね。本当にフルセルフレジをやっていくというのであれば、その2%の方々に対してきっちりと話も、しっかりと周知もしていかなきゃならないでしょうけれど、ただ、相談をして、それでその中で支払いが生じた場合に、じゃあもう窓口での支払いはありませんが、じゃあフルセルフレジのほう使ってくださいねという形で誘導していくということになるんですか。

竹内税務課長

 区の窓口でその納付相談をしてすぐお支払いの方ということで、すぐお帰りになりたいとか、そういった方は、例えばフルセルフレジでなくても、例えばコンビニでお支払いいただいてもいいような形でバーコードがついていますので、そういったこともできると思います。お客様のそういった親身になった相談をしながら、お客様が真に求めているサービスというものをこちらのほうでもしっかりと想定しながら、そういった丁寧な対応をしていきたいと考えてございます。

大内委員

 今、フルセルフレジの話が出ていたんだけれども、コンビニ交付とはちょっと違うわけでしょう。フルセルフレジはコンビニで支払いをできない人がここではできるということですよね。

竹内税務課長

 納付書があればコンビニでも窓口でも問題ないんですけれども、区の窓口に、例えば分割納付であるとかそういった相談に来たときに、じゃあ、今日はお支払いの一部をお支払いできますというときにはそのとき受け取りますので、それは相談が伴うような収納の形になる。それは区の窓口でしかできないと考えてございます。

大内委員

 じゃあ、フルセルフレジを置く目的は何ですか。

竹内税務課長

 こちらのほうは、窓口に並ばなくてもお支払いできるのとともに、あと、税、国保、介護といったところの複数の納付書、そういったものをまとめて1か所で支払えるといった、そういったメリットもございます。そういったことでこちらのほうを設置するものでございます。

大内委員

 それで、今言ったものはコンビニでは支払いができないものなんですか。

竹内税務課長

 こちらの、今の申し上げた納付書に関しましてはコンビニで納付できます。

大内委員

 いや、そうすると、コンビニでできるのにわざわざ役所まで来て払う人いないんじゃない。なのにじゃあ何で置くんですかという話になるじゃない。コンビニで払えるものをわざわざ役所の2階に来て払う人はあんまりいないと思うよ。いや、だから何で置くんですかというのをもう一回、ちゃんとほら。バーコードつきじゃない、ついていないものは払えないとかそういうことなんじゃないの。

竹内税務課長

 税、国保で行った収納に関しましてはコンビニ支払えるんですけども、その他の、今後フルセルフレジに関しましては、税、国保だけではなくて、ほかの区が発行した納付書、例えば使用料であるとかそういったものをお支払いできるようなことで拡大をしていく予定でございます。そういった方々に対してもこちらのほうでお支払いできる。そちらはコンビニではお支払いできませんので、そういったものを順次拡大して収納の統一をしていくといった形でございます。

大内委員

 いや、システムの構築ということだから、来年1年間の間に、そういったコンビニで支払いができないような方たちも、このフルセルフレジを使うと払えるようなシステムを構築すると言っているんじゃないの。

竹内税務課長

 こちらのほうは要件定義をしまして、このフルセルフレジのほうに区の発行した納付書といったものを登録をして、あとテストとか行う必要がございますけれども、それが可能になりましたら取扱いが可能になると。また、そういうふうにして大体年間6,000件ほどの納付をこちらのフルセルフレジのほうでできるように、そういったことも予定しておりますので、収納の拡大といった形につなげていきたいと考えてございます。

大内委員

 別に収納の拡大というのは、この機械を使って収納拡大をしたいと言っているだけであって、別に人が、特に行って人に払ったって収納の業務は変わらないわけだ。機械を置いたからって収納の率が高くなるわけじゃないでしょう。拡大って何を言っているのか。職員がそういった手間を取らない、職員の手間を省けますよと言っている収納拡大と言っているの。何を、収納拡大って。別にこの機械を置こうが、ここまで来ているんだったら、別にこの機械を使わない。わざわざこの機械に払いにいこうという人はいないじゃん。別にだって人が、職員が対応してくれるなら職員が対応して払えばいいだけでしょう。わざわざここに来て、このフルセルフレジを使うためにここに来る人って別にいるわけじゃなくて。収納の拡大って何なの。

竹内税務課長

 コンビニでお支払いができない納付書であるとか、例えば15時以降、今までですと15時まで指定金融機関のほうでお支払いできていた納付書が、このフルセルフレジで対応ができるようになると、15時以降も、指定金融機関が閉まった後も収納できて、区民サービスの向上につながると考えてございます。そういったところで収納の拡大というふうに、こちらのほう申し上げているところでございます。

大内委員

 今言った、1階のみずほ銀行で3時以降は支払いできない。窓口に行ってもそれは支払いができないんですね。

竹内税務課長

 こちらのほうは、窓口に行っても収納はできます。

大内委員

 窓口で支払いができるんだったら、別にこのフルセルフレジを置いたところで収納率が高くなるとかという話じゃないんじゃないの。拡大すると言っているけど。いや、その職員とかの手間が省ける、ほかの仕事ができるから置くんじゃないの。この機械を置いたからって収納率が高くなるとかそういう話じゃないじゃない。払う人が増えるとかでしょう。別に3時以降みずほ銀行で払えなかったら、結局窓口に行くわけだから、各課の窓口に行って払えばいいだけの話でしょう。それが、3か所に支払いに来たところが1か所で支払いができるということが言いたいんじゃないの。今まで、例えば、分からないよ、3階と5階と7階に払いに行っていたものが、3階、1階で1か所で全部払えますよと、そういうことを言っているんじゃないの。何を言っているの。

竹内税務課長

 そういったまとめて支払うということも、こちらのほう、収納の拡大というところもございますし、あと委員おっしゃるとおり、その業務効率化、そういったところの面もあるとは考えております。

大内委員

 だから収納の拡大という言葉を使うと、これを使うと収納率が上がるんですよって聞こえるわけ。そういうことじゃないでしょう。今まで3か所か4か所に分けて払いに来ていた方が1か所でできるというだけであって、これで収納率が上がるって話じゃないでしょう。何か収納率が上がるって聞こえるんだよね。区民の方にとって余計な手間がかからないんですよとか言ってくれればいいんだけど、これだと収納が拡大すると言うけれども、別に拡大するわけじゃないんじゃないの。ここへ行ったら拡大するの。違うでしょう。区民の払いに来た人の手間が、3か所、4か所、あるいは5か所に払いに行くところが1か所で済むとか、そういうことを言っているんじゃないの。これを置いたから収納率が上がるの。何が拡大するの。

竹内税務課長

 すみません。言葉足らずで申し訳ございませんでした。こちらのほうは、委員おっしゃるとおりに1か所で支払えるとか、そういったところでこういったものを掲げているものでございます。

大内委員

 だから収納が拡大すると言うと、何を拡大するのか意味が分からないんだよ。収納率が上がるのかというふうに聞こえちゃうので、そういうわけじゃないでしょう。職員の手間も省けるし、区民の方が支払うときにも、いろんな窓口に行かないで1か所で全部払えますよということを言っているんでしょう。それはだからそれを説明してくれないと意味がちょっと。

 それとあと、本来、わざわざ別に役所に来なくてもコンビニ納付ができるようなシステムにしてくれれば一番面倒くさくないわけだから、この、こういった、要するにとにかく役所まで別に払いに来なく,相談事で来る分には別だよ、滞納していて、まだちょっとすぐ払えないので取りあえず分割でこれだけ払うって、そういう相談というのは当然来なきゃいけないけれども、基本的に納期内とかだったらばコンビニで納付手続ができるようなことを考えないの。今、要するに、コンビニで納付できないものというのは幾つか、何種類もあるんでしょう、何十種類か。そういったものが、特別、別に相談をしてから払うわけじゃなくて、単なる納付だけに来るんだったら、役所まで来る手間を省くためにコンビニ納付できるようなシステムというのを考えないの。

竹内税務課長

 税に関してはそれができているところなんですけど、ほかの所管の事務で、ちょっと全般的な説明で恐縮になってしまいますけれども、やはりシステム開発とかにもお金がかかるというのはちょっとお伺いして、なかなかそこまで至っていないと伺っています。

大内委員

 いや、そうすると何で税務課長が答えるんだって話。これは税務課に置くわけじゃないでしょう。どこに置くの、これ。要するに、どこが所管して置くわけ、そうすると。

竹内税務課長

 新庁舎の2階、3階に置くという形で今想定をしているところでございますので、2階で大きな収納というのは税務課になるので、私もその検討のメンバーとしてこういったところで御説明しているものでございます。

大内委員

 税務課がメインかもしれないけど、税務課が設置しているわけじゃないでしょう。例えば機械に不具合が生じたとき税務課が出てきて見るわけ。どこが見るの、これ、そもそも。

主査

 分科会を休憩いたします。

 

(午後1時58分)

 

主査

 分科会を再開いたします。

 

(午後2時13分)

 

大内委員

 もうちょっとうまいトークを言ってくれないと何で置くのかがちょっとまだいまいちよく分からない。窓口でも払えるのに、わざわざ窓口で払うところまでの書類を作ってもらって下まで払いに行くやつがいるのかな、「ここで払えないんですか」って普通聞くよ。直接このフルセルフレジに払いに行くんだったら分かるけれども、別に上で話をして、手続が終わって、じゃあここで払います。いや、フルセルフレジを使ってくださいって、別にわざわざ下に降りて、いや、この場でも払えますけどどうしますかって選択したら、普通上で払うよ。だからもうちょっと、何ていうのかな、セールストークうまくやってくれないと、何で置くのかちょっとよく分からない。

 ただ、将来的には、なるべくフルセルフレジとかではなくて、コンビニ等、そういったところで納付できるようなシステムを、その税務課じゃないよ、今度新しく出来る区民サービス課か。そこでそういうのをつくっていかないと、より利便性が上がっていかないのかな。

 それで、あとこのフルセルフレジも、場合によってはもう区民活動センターに1台置くんですよと。5か所ぐらいに。そうするとわざわざ役所まで来なくても大丈夫ですよという話になるし。役所に来るのに交通が、なかなか便が悪いところもあるから、地域によっては。そういうのも考えないといけないんじゃないのかなと思います。

 まだ、これは1年間構築期間だろうから、正式契約はまた違うのかもしれない、すぐ4月にやるわけじゃないだろうから、よくその辺のところ検討してから進めていただきたいなと思います。要望です。

むとう委員

 すみません、何か話を戻してしまって申し訳ないんですけれども、先ほどの説明の中にあった、発券機の中にある職員周知機というのがどういうものなのか、もうちょっと丁寧に教えてもらえますか。

伊藤戸籍住民課長

 職員周知機ですけれども、現行の、要は、例えば1階の戸籍住民課にもあるんですけれども、1階のほうは番号表示機の後ろにそういう機能があるんですけれども、今回導入するシステムは分離しているという、その番号表示機と職員周知機が分離している中にあると。それで、来庁した方がフロアマネージャーさんに用件を伝えて、フロアマネージャーさんが番号を押すと、その職員周知機のほうに番号がポップアップされ、それでチャイムが鳴るという仕組みで、それを感知したら、来庁なさったなということが分かって窓口に行けるという、そういう仕組みの機械でございます。

むとう委員

 ちょっとまだ分かっていないのは、今、私が何か戸籍を取りに行こうとかってしたときに、受付された番号で、あ、自分の番が来るかなとずっと見ているから分かって行けるんですけれども、今度、職員、中にいる職員が呼ばれているかどうかというのは、何か表示されたときに、ずっと職員は仕事しながらやっているわけですから、区民のように自分が呼ばれるかなっていってそれを見ているわけじゃないじゃないですか、それをどうやって職員が察知するんですか。

伊藤戸籍住民課長

 今言ったみたいにチャイムが鳴るような。仕組みになって、要は音が鳴る仕組みになってございますので、それで分かる。新庁舎に行った場合に、4階以上だと共用窓口というのがありまして、執務スペースがかなり奥まってございますので、窓口のそばにあるわけではございませんので、そういう執務室で仕事をしている、職員が奥まったところでも分かるようにというところで職員周知機が機能するのかなと思ってございます。

むとう委員

 じゃあそのチャイムで、自分の係が呼ばれているというのは音で分かるわけですか。

伊藤戸籍住民課長

 はい、基本的には音、あとポップアップ、番号の表示が出ますのでそれで分かるということになります。

むとう委員

 音を聞いて、もしかして自分かなと思って番号を見れば、あ、自分の係だと思って分かるという、そういう仕組みなんですね。

 その音というのも、どれぐらいそれで呼ばれちゃう可能性があるんでしょうかね、今の現状から鑑みて。ずっとひっきりなしに音が鳴っていたらうるさくてしようがないと思うんですけれども、どんな頻度で、今の状況からするとどんな頻度かなというふうに想定されるんでしょうか。

伊藤戸籍住民課長

 ちょっと頻度については私は承知してございませんですけれども、基本的には一度鳴るというところでちょっと認識はしてございます。

むとう委員

 今のことなんだけれども、分かれば答えてもらいたいわけですけれども、そんなにしょっちゅう音が鳴っているのは業務に差し障りが出てくるし、今の業務の中で想定できる、その係が呼ばれるかなというのは、今現状からして1日に何回ぐらいの頻度が想定できるのかというのは知っておかないと、うるさくて仕事にならなかったりするのも困るので、どれぐらいのものなのかなって、私は全く見当がつかないので教えていただきたいということです。

伊藤戸籍住民課長

 失礼しました。基本的には、チャイムが鳴ってポップアップして、あと待ち人数が表示されるんですよ。それは現行でも同じなんですけれども、現行でも待ち人数、何分待ちとかって出ますけど、その表示が職員周知機のほうには出るというところで、職員がそれを見れば、今待っているんだなというのが認識できるというところでございます。

むとう委員

 だから、私は区民の側で自分が証明書を取りに行ったときに見ているので分かるんだけど、新しい番号が表示されると何かちょっと音の合図があって、また新しい番号が表記されて、また音の合図があって、増えていっているんだなって分かるんだけれども、今度、職員の側もそれと同じシステムということであると、あまりにも頻度があると、しょっちゅう音が鳴って増えてくというのが、その音の頻度、分かりますか。どれぐらい待ち人数があるかはずっと見ていれば分かるんだけれども、あまりにもそこの係の方、呼ばれていますよというのが、頻度がすごくあり過ぎると、うるさくて業務に支障が出るんじゃないかなという心配があるので、そういう意味でどれぐらいの頻度で鳴るような、今の状況からして鳴るのかなって、1日に1時間に1回ぐらいだというようなら業務に支障はないと思うし、どれぐらいの頻度でその係の方が呼ばれることになるのかという想定はできているんですかって聞いているんです。

伊藤戸籍住民課長

 基本的には一度ということ。要は、一度鳴ってポップアップが出て、表示としては待ち人数と待ち時間が出るということになります。それで、確かに例えば戸籍住民課みたいに常時人が来るようなところですと、基本的には職員がもう待機しているようなそういう状況に今はなってございます。ですので素早く対応できるようにというところで。ただ4階以上に関しては窓口と離れてございますので、常時共用窓口にいるというわけにいきませんので、こういうシステムを利用して対応しているというところでございます。

むとう委員

 職員が待機しているの。それ専門の職員がいるわけ。呼ばれたら行くよという専門の職員がずっと待機しているということなの。何か違う仕事をしながらじゃないわけ。通常の業務をしながら、自分が呼ばれたら行くというのかなって思ったんだけど、そうじゃなくて、区民からの何かがあったときには行く人というのがずっと待機して画面を見ているということなんですか。ちょっとその業務内容もよく分かっていないから分からないんだけど。どのみち待機しているんだったら、呼ばれなくたってすぐ出られるようにそこにいればいいじゃないって思うので、どういうことなんでしょうか。

伊藤戸籍住民課長

 これは4階以上の話を言ってございまして、4階以上は常時待機するということはできませんので、共用窓口で。中でやっぱり仕事をしながら、要は、職員周知機でチャイムが鳴ってポップアップが出たら窓口に出ていくというところでございます。

むとう委員

 だから1日の中で何回ぐらい、それは呼ばれる可能性があるのって、今までの業務をやってきた中で想定できているんでしょう。ずっと同じこと聞いているんだけど。大体1日のうちで何回ぐらい音が鳴るのか。1回の音でって、音を聞き逃して、仕事に集中していたらずっと待たせているということになっちゃうかもしれないし。だから1日の業務の中でどれぐらいの頻度で、今まで過去のデータを取られていると思うんですよ。どれぐらい行くことになるんですか、呼ばれることになるんですか。

伊藤戸籍住民課長

 申し訳ないです。2階、3階には関してはかなりの人数がやっぱり常時来ますので、1日当たり2,000人ぐらいやっぱり来ますのでね。基本的には、やはり職員周知機みたいなものを読み取って、その課によって違いますけれども、対応の仕方というのは違いますけれども、戸籍住民課みたいに、例えば証明書の受付窓口とか常時もう人が来るような状況、あと転入届に関する移動届関係ですかね、ああいう常時来るような状態というところは基本的には窓口で対応するような状態になってございます。ただ、戸籍係のほうは、やはり窓口に対応しなくても大丈夫なような形になっていますので、中に行って仕事をしながらその番号表示機を見て窓口に出ていくという、そういう状況になってございます。それで、4階以上に関しても、基本的には職員周知機というところで、何回も御説明してございますけれども、基本的には1回のチャイムと、それとポップアップというところになってございまして、それで番号表示板のほうには待ち人数と何番の方が今来ているのかということが分かるような仕組みになってございますので、それを要は見て来ていただく。その課によってまた対応状況は違うと思うんですけれども、そういう仕組みになってございます。

むとう委員

 すごく頻度が高くて呼ばれるようなところは常に気にしていらっしゃるかと思うんだけれども、4階以上という御説明でしたけれども、あまり頻度もなく、たまに呼ばれるぐらいだと、その1回のピンポンだか音を聞き逃したら、気づかなくて、結局表示も、仕事に集中していたら番号とか見なかったら、見逃す、聞き逃すということにもなっちゃうし、だからといってずっと見ていたらば仕事にならないし、その兼ね合いがね、やってみなきゃ分からないんだけれども、ちょっと聞いていて難しいかなというふうにはちょっと感じたもので、私が仕事するわけじゃないので、気づかず、聞こえず、結局は待たせ続けちゃったなんていうことの事態にならないように、そこは今後よく、何ていうか、検討していただいて、やりながらになるかもしれませんけれども、業務に支障がないということと、それから区民を待たせないということが大事なことなので、その兼ね合いでどうやっていくのかというのは十分研究してほしいかなって思いましたので要望しておきます。

南委員

 すみません、ちょっと質疑漏れというか、さきの一般質問で区長が、新区役所の窓口に関する推進本部で最先端の窓口サービスについて検討していくというふうに答弁されているんですけれども、これは区民部で検討していくということになるんですか。

鳥井区民部長

 区長が申し上げました、その窓口サービスの改善推進本部というものを昨年12月に設置をして、それらを中心に今年度の12月、そこでDX推進室と区民部を中心に推進していくということで申し上げたというふうに思ってございます。

南委員

 じゃあDX推進室と、あと区民部で推進していくということで、具体的に、じゃあ区民部でまた新たな組織再編というか、そういったものが出来上がるんですか。これ、先ほどの組織条例の中にまた入っていたんでしたっけ。先議で可決したという。まだ決まっていないんですかね。

鳥井区民部長

 組織条例につきましては、各部の組織につきまして変更のある部分ということであったと思いますけれども、区長が申し上げたものは、何ていいますか、臨時的に、プロジェクト的に設置をした本部ということで申し上げたというふうに理解しておりますが、すみません、組織の担当は総務部のほうでございますので、そちらのほうで担当していたというふうな理解ではございます。

南委員

 じゃあ、総務部のほうで担当していたんだけれども、これ、きちっとそういうプロジェクトチームが、推進本部が出来上がれば区民部も当然関わって推進していくということなんですか。全くもう区民部ではなくて、DX推進室のほうでのみで検討していくということになるんですか。

鳥井区民部長

 今、手元に資料をちょっと持ち合わせていないんですけれども、本部長、副本部長おりまして、その下に事務局として窓口サービス改善推進室といったものが出来たということを区長は御説明したと思うんですけれども、メンバー的には、基本的には新区役所整備を担当しているDX推進室と、窓口サービスを主に担当している区民部のメンバーの中でプロジェクトチーム的なものをつくって推進をしているということでございます。総務部でと申し上げましたのは、すみません、組織の担当は総務部でございますので、そういう意味で総務部と申し上げたんですけれども、メンバー構成としては主に、基本的にはDX推進室と区民部の職員でございます。

南委員

 じゃあ今後は、その新しい、新庁舎でのその窓口サービスについては、DX推進室のほうの部もそうですけれども、区民部としても関わって、その窓口サービスの拡充というんですかね、新規というか、そのものを示していくということになるんですか。

鳥井区民部長

 組織条例上の組織としての区民部ですとかDX推進室というものはあるわけでございますが、新区役所の窓口サービスの改善、推進に向けて、両部が連携するようなその推進、臨時的なものという理解ですが、そういったものがあると。それについて今後も継続をしていきたいというような趣旨の御答弁を区長は申し上げたというふうな理解でございます。

南委員

 ということは、だから区民部としても当然関わって、今後新庁舎の窓口サービスについて、区民部としての新しい展開なり、施策なり、そういうのを示していくということになるんですか。

主査

 分科会を休憩いたします。

 

(午後2時33分)

 

主査

 分科会を再開いたします。

 

(午後2時48分)

 

南委員

 ちょっと繰り返しの質問になるかも分からないんですけれども、その新区役所の窓口に関する推進本部というのは、先ほどの御答弁だと3月末までというお話でしたけれども、じゃあ、また新年度は新年度で新たにというのか、継続的に、やはりこの推進本部、プロジェクトというんですかね、それは引き続き、続けて今後の窓口サービスのことに関して検討していくということでよろしいんですね。

鳥井区民部長

 本会議における区長の答弁でございますので、ちょっと改めて整理をさせていただきます。区長はこういった趣旨の御答弁をしたかと思います。窓口サービスの検討体制なんですけれども、今年度、DX推進室及び区民部を中心とした新区役所窓口サービス改善推進本部を設置し、新庁舎での窓口サービス向上に向けた様々な取組の検討を組織横断的に進めてきました。次年度におきましても、今年度と同様の体制を継続的に確保していくことは重要なことと考えており、必要な体制について検討してまいりますといった趣旨の答弁を申し上げております。

主査

 他に質疑ありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、以上でこの項は終了します。

 次、155ページの2目、戸籍住民費、事務事業1、戸籍住民管理運営、質疑ありませんか。

むとう委員

 戸籍住民窓口等業務委託なんですけれども、先ほどの総合窓口の業務委託は公契約条例の関係で上がったということだったんですが、ここは多分上がっていなさそうなんですけれども、それは公契約条例の影響はなかったということでしょうか。

伊藤戸籍住民課長

 戸籍住民窓口等業務委託に関しては昨年度と同様の金額になってございまして、これについては条例の影響がなかったというところでございます。

むとう委員

 ということは、ここは最初から東京都の最低賃金よりも多く払っていたということでよろしいですか。

伊藤戸籍住民課長

 はい、そのとおりでございます。

主査

 他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次、同じく155ページの事務事業2、戸籍について質疑ありませんか。

小宮山委員

 こちらに戸籍用ファクシミリ保守委託、賃借料というのが載っています。今どきファクシミリを使うというのはちょっとイメージできないんですが、何か特殊なものなんでしょうか。

伊藤戸籍住民課長

 これは以前からもう導入している装置でございまして、戸籍の証明書関係の部分を、地域事務所とのやり取りでこのファクシミリを使って送信して、データを送って印刷するという仕組みを構築してございます。

小宮山委員

 データのやり取りでしたらオンラインでできそうに思うんですが、その辺り改善はできないんですか。

伊藤戸籍住民課長

 戸籍情報総合システムなんですけれども、この当時なんですけれども、オンライン化によりますと金額的にかなりの費用がかかってしまうというところで、このファクシミリを使って、要はデータのやり取りをやっているという、こちらのほうが安く行えるというところでございます。

小宮山委員

 かといって、ファクシミリにも100万円ぐらいかかっているわけで、それよりオンラインでやったほうが高くつくというのはちょっとイメージができないので、もうちょっと今後研究をしていただきたいと思いますがいかがでしょうか。

伊藤戸籍住民課長

 このファクシミリですけれども、今後についても、ちょっと今のところはこのファクシミリを行っていって、他区とかというところもやっぱり研究していって、もしかなり使えそうな感じであれば検討してもいいかなと考えてございます。

主査

 他に質疑ありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次は、156ページ、事務事業3、住民記録について、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次、事務事業4、マイナンバーカード交付について、質疑はありませんか。

杉山委員

 これ、件数、マイナンバーカードのその発行目標件数ありますよね。何件ぐらいやるのかだけ教えてもらっていいですか。

伊藤戸籍住民課長

 マイナンバーカードの交付率のほうなんですけれども、今年度60%程度を想定してございまして、来年度は大体75%を目指して予算取りを考えてございます。

杉山委員

 75%ということは、来年度、何件ぐらいやるんですか。

伊藤戸籍住民課長

 大体5万件ちょっとというところでございます。

杉山委員

 前もちょっとお話ししましたけれども、やっぱり目標値、件数ってあって、一般企業だとね、5万件やると言ったら5万件やるためにプロセスを踏んで、足りなさそうだったら何か手を打つ、プロモーションする、ほかの部署に働きかけとかいろいろな手を打って何とか達成率100%に持っていきますみたいなことというのを一般企業ではやっていくわけで、5万件でやっぱり目標値というか予算として組んでいるのであれば、なるべくやっぱり予算を超えてくるぐらいの勢いで、途中途中で検証しながら手を打っていくという考えを持っていただきたい。要望です。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次は、157ページの事務事業5、証明について質疑はありませんか。

杉山委員

 この電子マネー連動レジスターの賃借料がありますけれども、これ、どれだけ稼働率というか、どういう感じでこの連動レジスターが使われているのか。例えばね、たくさん使われているのであればそのままやっぱり使うとか、ほかの部署に、ほかの窓口でも使ってもらったほうが効率がいいんじゃないかとかいろいろ考えられるわけなんで、これ、どういう稼働率というか、稼働率までいかなくとも、どういう感じで使われているのか教えていただけますか。

伊藤戸籍住民課長

 電子マネー連動レジスターですけれども、基本的には、これは電子マネーに対応できるというところで、現在Suicaに対応しているレジスターでございまして、窓口に今3台ございまして、3台の窓口、2台は証明書の交付の窓口にあって、1台は異動届関係の、住民票の転入と同時に証明書が必要という、住民票が必要という方に対しては使っていますけれども、これはもうフル稼働で今使ってございます。これは、先ほどお話ししたみたいに、キャッシュレスセミセルフレジにつなげていきたいなと考えてございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次は、158ページの事務事業の6、地域事務所について質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、3時になりますので休憩します。3時20分まで休憩いたします。

 それでは、分科会を暫時休憩いたします。

 

(午後2時58分)

 

主査

 分科会を再開いたします。

 

(午後3時20分)

 

 159ページの3目税務費、事務事業1の税務管理から始めます。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 同じ159ページの事務事業の2、課税について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 160ページの事務事業3、納税について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 同じ160ページの事務事業4、収納について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 次のページ、161ページの事務事業5、諸税について質疑はありませんか。

大内委員

 一番上のところの廃車業務というのは何でしょう。

竹内税務課長

 こちらのほうは、軽自動車であるとか、あと原動機付自転車等のところの廃車の手続を窓口の業務のほうで行っておりますので、それの業務です。

大内委員

 ということは委託業務ということなんですか。職員じゃなくて。

竹内税務課長

 はい、こちら単体の窓口でやっている業務を委託しております。

大内委員

 1,700万円と書いてあるけれども、何人ほどでやっているの。要するに、これは物件費になるのかもしれないけど、人件費だけ。

竹内税務課長

 こちらのほうは、令和4年度に比べまして増額させていただいていますけれども、こちらは公契約条例の関係で、窓口のほうをお願いしていますので、今、大体3人程度でお願いしているところですけれども、そういったところで人件費の増額をしています。

大内委員

 これは今までが、安過ぎたということになるの。今、公契約という言葉が出たけど。要するに、今までの賃金だとよくなかったというのかなんか分からないけど、問題があったと。

竹内税務課長

 物価であるとか、社会保険料といったところが値上がりしてございますので、そういったところを加味した形でこちら増額させていただいています。

大内委員

 社会保険料が上がったの。

竹内税務課長

 こちら、見積りを取る段階で、こちらの業者のほうから出していただいているのは人件費相当。ただ、その中に社会保険料が幾ら上がったとか、そういったことは詳しくは書かれてはいないんですけれども、ただ、公契約条例の関係であるとか、あと社会保険料の高騰、こちらのほうは実際上がっていますので、そういったところを加味して増額させていただいているというものでございます。

大内委員

 いや、じゃあ、別に最低賃金がどうのこうのという問題じゃないわけ。だからそれはちゃんとクリアしているのね。社会保険料が上がったって、社会保険料は上がったんですか。今年から来年にかけて、社会保険料、変わるわけ。

竹内税務課長

 年々社会保険料といったものは、社会保険料の算定というかですかね、そちらのほうが、この、すみません、秋頃に変わっておりますので、そういったところで企業の、すみません、詳しくはちょっとこちらのほう失念してしまったんですけれども、計算するところが変わっておりますので、そういったところで高騰しているとは伺っております。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次、162ページの2項保険医療費、1目保険医療費、事務事業1、保険医療関係人件費等について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、162ページの事務事業2、後期高齢者医療について質疑はありませんか。

杉山委員

 上から2行目の郵便料及び通信料、多分半減になっているんですけれども、更新料、保険証の2年に1回の更新が影響しているのかな。

伊藤保険医療課長

 はい、こちらにつきましては、2年に1回の更新が行われた関係で、今年度が更新年ということで半減したものでございます。

杉山委員

 そうすると、2年に1回更新があるということは、単純に考えると、ない、ある、ない、あるなのかなと思うんですけど、一応ね、予算的には2,300万円という数字があるんです。この内訳だけ教えてもらっていいですか。

伊藤保険医療課長

 こちらに関しましては、もうここにあるとおりでございまして、郵便料と通信料といった、あとは当然印刷経費等がございますけれども、それが主な内容となってございます。

むとう委員

 後期高齢者医療管理システムの標準化対応調査委託(新規)とあるんですけれど、どういうものなんでしょうか、御説明お願いします。

伊藤保険医療課長

 標準化につきましては、令和7年度までに標準化を迎えるといったところでございますけれども、こちらにつきましては、職員の知識・知見等だけでは十分ではないので、委託をして、そういった業務について一応御意見を頂くといった調査委託費用でございます。

むとう委員

 標準化そのものの内容をもう一度教えてください。

伊藤保険医療課長

 国のほうで標準化について、いわゆる基本的な内容について示されてございますけれども、その辺について、今、内容について精査をするに当たりまして、職員の知見だけではといったようなところがありますので、来年1年かけて委託事業者にその内容をしっかりと確認いただきながら内容を固めていく、そういった経費でございます。

むとう委員

 国が示しているわけですよね。国が示しているとおりにある程度やらざるを得ない中で、委託までして検討って意味がちょっと分からなくて、もうちょっと丁寧に教えてください。

伊藤保険医療課長

 現行システムがございますけれども、現行システムの中身と、それから示した中身と、それをどのような形でいわゆる変えていく、あるいは整合性を取っていく、そういったところについては十分にやはり専門家の知見が必要だといったようなところでございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、163ページ、事務事業3、国民年金について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、事務事業4、国民健康保険事業特別会計繰出金について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、164ページ、事務事業5、後期高齢者医療特別会計繰出金について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、164ページの事務事業6、高額医療費資金等貸付金について質疑はありませんか。

むとう委員

 すみません、これ、一項目だけ見直しと書かれているんですが、何をどう見直ししたのか、ちょっと分かるように説明してください。

伊藤保険医療課長

 こちらにつきましては、今定例会の中で議案でお示しさせていただきますけれども、現行の中では、今、基金として1,000万円積み立ててございます。こちらにつきましては利用実績が基金を積み立てるほどではないといったようなところを判断させていただきまして、一般会計の中で、予算の中で対応していくと、そういった中身でございます。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次は、165ページ、3項産業振興費、1目産業振興費、事務事業1、産業振興関係人件費等について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次、165ページの事務事業2、産業総務について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 次に、166ページの事務事業3、産業について質疑はありませんか。

杉山委員

 このアニメコンテンツを活用した地域ブランディングって、前からちょっとお話ししていますけど、これ、3区の合同で、中野区、杉並区、豊島区、この3区でやっているやつですよね。この今回730万円って前回の半分ぐらいになっているんですけれども、この中の都費かな、特定財源の東京都からの助成金って入っているんでしたっけ。

平田産業振興課長

 はい、3区合同で約1,000万円ほど入ってございます。

杉山委員

 3区で1,000万円ということは、3区で別に三等分するわけじゃないですよね。ボリュームによって配当が違う。ごそっとある感じ。ちょっと説明いただけますか。

平田産業振興課長

 3区合同で1,000万円ですので、ほぼ333万円ずつ配分しています。

杉山委員

 これって、ということは、この730万円のうち都費が333万円入っているということは、持ち出しというか、一般財源は400万円ぐらいですよね。私もちょっと前からお話ししているのは、その400万円を使って、この3区合同って、お付き合いみたいのもあるんですよね。それは切っちゃって、中野区は中野区として独自のコンテンツで勝負したらいいんじゃないかって前々からお話ししていますけれども、そういう検討というのはされないんですか。

平田産業振興課長

 3区合同で実行委員会形式でやっているものでございますが、3区合同でPR事業は行っているんですけれども、それぞれのイベント事業は各区でやっているものですので、そのイベント事業部分で区の工夫とか相違等は生かしていけるものと考えております。

大内委員

 その上の産業経済融資等利子補給金なんですけれども、これは何件くらいを予定されているんですか。できたら今年の実績も大体教えてください。

平田産業振興課長

 件数自体は、まだ今年、年度途中ですので出ていないんですけれども、こちらの金額は過去の融資実績から計算して出しているものでして、件数ということではなく、金額総体で掛け算をして出しているものでございます。

大内委員

 じゃあ、それは幾らを幾らで掛けているの。

平田産業振興課長

 計算自体は各融資の過去の実績から平均値を取ってやっておりまして、総件数という、計算式ではないんですけれども、令和5年度の予算の基礎となった資金の合計を出しますと、大体600件弱という計算式でございます。それから、それに各資金ごとの平均の斡旋金額を掛けていまして、その件数とそれから平均値、それから過去の融資実績を足し上げて今年度の予算を出しております。

大内委員

 平均値は幾らなの。

平田産業振興課長

 資金ごとに平均値を出しておりますが、例えばですね、融資ごとの平均値ですので、例えば事業資金ですと1,400万円、それから小規模企業特例資金ですと610万円といった形で資金ごとに足し上げております。

大内委員

 それはさ、貸付金であって、利子補給金でしょう、これ。利子補給金はどういうふうに計算しているんですか。

平田産業振興課長

 利子補給自体は、資金ごとに利子補給率が違いますので、そういった融資実績にそれぞれの利子補給率を掛けて出しているところでございます。

大内委員

 じゃあ、さっき言った平均値って何なの。

平田産業振興課長

 平均値は、融資の過去の実績から見た事業資金ごとの平均の斡旋件数でございます。

 先ほど足し上げて600件と申し上げましたのは、実際はあまり使っている数字ではなく、事業ごとの、資金ごとの平均値を使っているものでございます。

大内委員

 だから資金ごとの平均値って幾らなの。

平田産業振興課長

 例示で申し上げますと、先ほど申し上げました事業資金ですと、例えば160件、小規模企業特例資金ですと290件といったような平均値を使ってございます。

大内委員

 平均値というのは、件数のことを言っているの。利子補給の金額の平均値と言っていたんじゃないの。さっきの話だと、平均値を件数で掛けているって言い方していたよ。だから、そうすると、1回の利子補給金が大体平均値で幾らなんだということが出ているんじゃないの。今、だって、件数の平均値じゃない。さっき利子補給の平均値みたいな言い方していたよ。

平田産業振興課長

 答弁訂正いたします。利子補給の平均値ではなく、過去の融資実績、それから来年度の融資の見込みから金額を出しているものでございます。それで、その金額の出し方でございますけれども、過去の実績から金額、それから件数の平均値を出して来年度の見込みを立てているものでございます。

大内委員

 だからそれを教えてよ。例えば大きなところ、これは何件で、利子補給の平均はこれです。そういうのは、だって幾つかあって、それで2億9,000万円積み上がるんでしょう。

平田産業振興課長

 答弁保留させてください。

大内委員

 簡単でいいからね。

 あと、アニメコンテンツ、先ほどあったんですけど、これ、地域ブランディング事業というのは、これは継続してやるものなんですか。もう何年かやってきて、これからも継続してやっていくのですか。

平田産業振興課長

 実行委員会方式でやっておりまして、来年度は実施する予定でおります。

大内委員

 じゃあ、再来年度はやらないかもしれないっていう言い方に聞こえるのと、3区合同でというのは特に意味がないわけね。各区でも勝手にやっているということになるわけ。

平田産業振興課長

 東京都の補助金が単年度でございまして、次年度必ずその補助金があるかどうか分からないというようなところがございます。来年度は都が予算化していますので、それに合わせて3区合同の実行委員会も継続することにはなってございますが、東京都の補助金の動向によっては、その実行委員会の見直しもあろうかと思います。

大内委員

 あんまり時間を費やしたくないんだけど、ただ、補助金事業で、3区合同なら出す補助金なの。要するに単独の1区だと補助金が出ないという事業なの。それによってね、来年度からは別に単独でもらえるんだったら、別に3区一緒にやらなくたって、うちはうちの区でやりますよって話になるし。別に三つで割るより単独でやったほうが補助金が高いって話になるし。それはどうなっているんですか。

平田産業振興課長

 単独でも対象となる補助金ではございますが、3区合同でやって広域性があるというところで補助対象になっているものでございます。

大内委員

 いや、でも、単独でも対象になるんでしょう、そうしたら。今の最初の前段でいくと。広域性があるから1,000万円で、単独でやったら100万円しか1区ではつかないんですよとか、そういうことなんじゃないの。

平田産業振興課長

 単独でも対象にはなるんですけれども、先進性が求められておりまして、そういったところで今回、ずっと3区合同で、先進性があって広域的に取り組んでいるというところで補助対象となっているものでございます。

大内委員

 これ、実際どういうことをやるんですか。中身。

平田産業振興課長

 まだ来年度の中身については未定でございますが、これまでやってきたところによりますと、3区合同での情報発信と、それからそれぞれの区でのイベント事業でございます。

大内委員

 だから今年、じゃあ中野区のイベントは何をやったの。

平田産業振興課長

 今年度につきましては、さいとう・たかをさんの追悼と、それからブシロードさんのYouTubeによる情報発信、それから東映アニメーションでの同じくYouTubeでの情報発信、それから東映さんとの合同によるプリキュアショーでございます。

大内委員

 いや、だから、さいとう・たかをさんの追悼はあそこの地下でやったやつでしょう、あの何かのイベントのときと一緒に。だから東映さんとかって、何をどういう名目で補助金を出しているの。あるいは、もっと言うと幾ら出しているの。何に使って幾ら出したの。例えばブシロードさんとかもそうだけど。さいとう・たかをさんの追悼もそうだけど。今年度は730万円じゃないのかもしれないんだけど、幾らお金を出しているの。どういう内容にお金を出しているの。

平田産業振興課長

 さいとう・たかをメモリアル追悼記念でございますけれども、そちらについては683万円でございます。これはメモリアルの展示等でございます。それからブシロードさんでございますけれども、ブシロードさんは、声優さんとそれから女子プロレスラーによって中野のクイズですね、中野に関するクイズを番組として作って放映したものでございます。金額が、予算ベースで290万円です。それから東映さんのYouTube発信でございますが、こちらが220万円で、マジンガーZのイベントの事業でございます。それから最後のプリキュアショーでございますけれども、細かく分かれているので、大体180万円から190万円ぐらいでプリキュアのキャラクターショーを2回やったものでございます。

大内委員

 これ、要はそうするとね、来年度は予算が半分ぐらいになっちゃうじゃん。ということはイベントの数、来年度は減る予定なの。

平田産業振興課長

 さいとう・たかをメモリアル追悼展が単年度でございますので、その分が減ってございます。

大内委員

 これは本来決算で、今、分からないかもしれないけど、僕も見に行ったけど、あれ何日間、1週間やったのかな。何人ぐらい来たかとか、データあるの。

平田産業振興課長

 さいとう・たかをメモリアル追悼展は、金曜日の夜から土日にかけてやっていまして、472人でございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、答弁保留を除いて進行いたします。

 次は、167ページの事務事業の4、商業です。質疑はありませんか。

小宮山委員

 商店街チャレンジ戦略支援事業費補助についてですけれども、これ、商店街側が、来年度何の事業をやりますかというのを前の年の9月に区から聞かれて出さなきゃいけないんですよね。前の年の9月に来年度何の事業をやりますかって聞かれて、もちろん福引とか夏祭りとかそういう定例事業はね、定例事業は応募できるんですけれども、新たに何かイベントを起こしたいっていなったときに、それを前の年の9月に、来年何か新しいことを思いつくかといったら思いつかないんですよ。だから、そういう新たなイベントを区に対してお願いできる余地を少し取ってほしいなと、あるいはAという事業で100万円で応募しといたら、やっぱりAはやめてBにしますからそれに100万円くださいとか、そういうふうに申請を工夫できたりとか、もちろん区としても予算を組まなきゃいけないので、来年何やるかというのは事前に把握しておきたいという意図は分かるんですけれども、前の年の9月にその翌年のことを全部はっきりと出せと言われても難しいので、その辺の柔軟な対応を求めたいんですが、いかがでしょうか。

平田産業振興課長

 こちらの事業につきましては、東京都の補助事業になっておりますので、年度当初に東京都に申請を出す必要があります。そのときに内容も含めて申請しておりますので、なかなか変更の柔軟な対応というのは難しいところがございますが、昨年、一昨年と、新型コロナで中止になったり、変更になったりした例がございますので、そういったところは御相談いただければ、できる範囲で対応していきたいと考えております。

杉山委員

 ここに商店街キャッシュレス普及キャンペーン事業(拡充)とありますけれども、今年度、中野区商店街連合会、中野区商店街振興組合連合会かな、デジタル商品券の研究をされている、中野区としてしていると思うんですけれども、そのデジタル商品券のことというのが、来年度のこの中に入っていないんですけれども、研究して引継ぎの方法がある程度決まったら、それを実現する、もしくは実行するみたいなステータスに入ってこないといけない中で、断ち切れちゃうように見えているんですけど、ここら辺、何か担当としてありますか。

平田産業振興課長

 現在、中野区商店街振興組合連合会で検討しております商品券のデジタル化事業でございますけれども、年度末までいろいろ検討が続いているということがございまして、令和5年度への予算への反映が難しい状況でございました。年度末には中野区商店街振興組合連合会の方向性が出てきますので、それに合わせて令和6年度以降の予算化を図ってまいりたいと考えております。

杉山委員

 令和5年の3月末までの予算で中野区商店街振興組合連合会が何か出してくるわけでしょう。それ、あ、来ましたっていって1年間寝かせるんですか、その内容。今のお話だと、令和6年度の予算化というお話をされていましたけど、出来上がってきたシステム、1年寝かせたら、そんなもう世の中、この特にICT関係、電子デジタル商品券ということは御当地ペイにもつながっていくわけで、そこを1年間寝かせるということは、このスピードの速いICT業界では致命的になると思うんですけれども、そこを、今、寝かせるというお話、どういう感じでお考えなのか教えてください。

平田産業振興課長

 寝かせるという意味ではなく、その検討結果を受けて、区側でも、今、委員御指摘の地域通貨、デジタル地域通貨等を含めて、実際の実装について検討してまいりたいと考えているところでございます。

杉山委員

 今、実装というお話があったのでちょっとほっとしていますけれども、この実装に関しては、予算としてはどういうところで持っているんですか。外部の人を使わないで、内部的なその人件費予算の中で検討を進める感じなんですか。

平田産業振興課長

 現在、中野区商店街振興組合連合会の検討の中には専門家が入ってございますが、来年度につきましては、区側で、職員で検討してまいりたいと考えております。

杉山委員

 リソースが限られているということですよね。お金もそうだし、人も区の職員で。議会の議員の中にもそういうのにたけている人間もいるので、ぜひ混ぜていただいて議論ができたらなと。リソースを、何だろう効率的に使うという意味ではね。

 御当地ペイもやっぱり進めていただきたいって、前回、私も一般質問でもお話させていただいていますけれども、ここら辺の進め方とか、そういうのも含めて、まだまだ商店街の支援策というのは必要だと思っているので、世の中が景気が上向きになったとかいって変なこと言っていますけど、そうは思わないので、商店街の支援はまだまだ必要だと思うので、そこら辺、考えていただきたいということと。

 それから、来年度はキャッシュレス普及キャンペーンはやるけど、去年とかおととしやったPayPayのキャンペーンみたいなものというのは予算化されていないように見えるんですけれども、そこら辺ってお考えは何かあるんですか。

平田産業振興課長

 今年度QRコード決済を使ってやった生活応援事業でございますけれども、あちらにつきましては、区単独でやるということは現在予定してございません。また、そういったところにつきましては、都や国の動向を見ながら検討してまいりたいと考えてございます。

杉山委員

 東京都のお財布も大分使ってということだったのでそれはそれでいいんですけど、それがあるからゆえに、やっぱり令和5年度にデジタル商品券だったりキャッシュレス決済のその仕組みだけを何とかこの中野区として獲得しておけば、いつでも使えるというね、自分の財布でいつでも使えるという形を取れるはずなので、そこら辺本当は、この補助資料には一切出てこないけれども、もう本当に言葉に出すなり、中に追記するなり、後で補正予算を組むなり、いろんな考えでやっぱり商店街を支援していっていただきたい。もう本当に幅広く考えていただきたい。そこら辺を要望にしておきます。

南委員

 一番下のデータ活用による商業振興等の推進、これ、新規事業で744万円執行される予定ですけれども、この内容を教えてください。

平田産業振興課長

 こちらにつきましては2点ございまして、基本的に中野区商店街連合会への補助事業になってございますが、中身としては定点カメラ、それから人流データの活用による人流分析でございます。

南委員

 定点カメラによる人流分析という形で、これはあれですか、この定点カメラというのは、要は、この中野駅周辺のみという考えなんですかね。

平田産業振興課長

 はい、委員御指摘のとおり、中野駅北口及び南口に定点カメラを置きまして、そこで人流分析をするということになっております。

南委員

 この人流分析、定点カメラを設置をして人流分析をして、それを、要は中野駅周辺に限ってという形なんですけど、中野駅周辺の商業の振興を推進するという形なんですが、これ、具体的にどういうふうに商業の振興に、その人の流れを分析してどのように推進していくのか、活用していくのかというのを教えていただけますか。

平田産業振興課長

 まず来年度、中野駅周辺の工事が始まるということもございまして、その影響で人流がどのように変わっていくのか、そういったところを、まず携帯電話のビッグデータから人の回遊について分析したいと考えているところです。それから定点カメラにつきましては、携帯電話の分析だけですと、その方が子どもを連れているのか、自転車なのか、ベビーカーなのか、そういったところが分かりかねますので、カメラのデータを合わせて見るところで実際人の動きがどうなっているのか、そういったところを分析してまいりたいと考えております。そのデータを用いて、商店街がどういったところをポイントに、ターゲットにしてどんなキャンペーンを打っていくのかとか、どういったふうに人の流れを誘導していけばいいのか、そういったところを解析していきたいと考えているところでございます。

南委員

 じゃあ、その、要は定点カメラと、あと携帯電話によるビッグデータ、それを分析していくということなんですけど、要はその流れだけなんですか。人の流れ、中野駅周辺がこれから様々に再開発が出来ていく中で、人の流れがどう変わっていくのかというところのみを、この分析をするということになるんですか。そのことによって、イベントをする場所であるとかそういったことをその人流のデータに合わせて打っていこうということ、それを、例えば中野区商店街連合会との連携をして、イベントの開催場所をここにするだとか、回数を増やしていくだとかというようなことを、この分析から割り出そうということなんですか。

平田産業振興課長

 はい、委員御指摘のように、商店街でのイベントですとか、それから品ぞろえですとかそういったところに生かしていきたいということがございます。それと、携帯電話の人流データは、回遊性、このポイントに来た人が次にどこに寄ったかというところも取れますので、そういったものも併せて使うことで、イベントとの整合性ですね、有効性等も取っていきたいと考えているところでございます。

南委員

 中野駅周辺は100年に一度のまちづくりというふうに言われておりますけれども、それはそれで非常に、庁舎も令和6年の5月には移りますし、それでまたこのサンプラザとの一体開発が大きく変わってきますし、また、今、南口のほうでも大きく変わって、建物も建ってきておりますし、あとJRの西口新改札ですね、駅舎も出来上がっていくということで、中野駅周辺に特化するのはいいんですけれども、じゃあ、その中野駅周辺の終わった後というか、いつこれを終わらせるのかというのがよく分からないんだけれども、その後、やはりほかのエリア、当然やっていかなきゃいけないと思うんですね。西武線では、今、地下化と、あと沼袋では区画街路第4号線の拡幅があって、拡幅工事と地下化、連続立体化のこれを並行してやるというのは非常にまれな、これも本当に100年に一度と言っていい開発になってきているわけですけれども、やっぱりそういったところにもそういう商業の活性化、振興に対する、やはり区として手を打っていかなきゃいけないと思うんですが、その辺りはどのようにお考えなんでしょうか。

平田産業振興課長

 委員御指摘のように、区内あちらこちらでそういった開発事業がございます。そういったこともございますので、まず中野駅周辺から始め、その結果の生かし方等も検討しつつ、その他の地域については将来構想として検討してまいりたいと考えております。

南委員

 これ、人流分析を定点カメラとビックデータから取っていくということなんですけれども、これは先ほど、今現在では中野駅周辺に限っているということなんですが、これは、このデータ活用、こういう分析については来年度で一応終わるということですか。またさらに続けていくというお考えもあるんですか。

平田産業振興課長

 所管としては、来年度が初年度でございますが、継続してやっていきたいと考えているところでございます。

南委員

 となると、継続してやっていくということとなると、その状況を見て、じゃあ、中野駅がこういうデータが取れたと、こういったイベントなり商業活性化に向けたことができていくという方向性をつけた上で、さらにまた人流分析を行いながらやっていくんでしょうけれども、その中で、先ほど言ったように、そういう中野駅も継続しながらほかのところも、ほかのエリアも、中野駅周辺以外のところも並行してやるということもあり得るんですかね。

平田産業振興課長

 来年度、初年度でありますので、その結果を見ながらほかのデータについても検討はしてまいりたいと思います。

大内委員

 なかの里・まち連携のところ観光情報コーナーデジタルサイネージの導入、これ、場所はどこですか。

平田産業振興課長

 新庁舎の1階の観光コーナーでございます。

大内委員

 じゃあ、準備期間という意味ですか。

平田産業振興課長

 はい、来年度調達して、再来年度から稼働ということでございます。

杉山委員

 これ、なかの里・まち連携って、五つのね、その地域と里・まち連携しているじゃないですか。これ、ここで聞く話じゃなかったら所管外と言っていただきたいんですけど、最後にどこと締結したのか忘れちゃいましたけど、これ、増えるとか、減るとか、いつまで甲州市ととか、そういうことって検討の余地ってあるんですか。僕は甲州市、好きですけど。すみません。

平田産業振興課長

 今、委員御指摘のとおり5自治体とやっているところでございますが、5がマックスという決まりがあるわけではございません。ただ、日帰りできるエリアですとか、相手もそういった交流に積極的だとか、そういったいろんな条件がございまして、ここ数年、5自治体でやっているところでございます。

杉山委員

 この五つの自治体のこと、年間通して何回もやっぱりイベントがあったり、相互に乗り入れて経済を活性化するとか、小宮山委員がよく言っていますけど、みなかみに里は要るのかどうかとかいろいろある中で、やっぱり五つ、中野区としても、どちらかというと地方の人たちが中野を利用して、中野も自然に触れられるとか、いろんな形で相互にやり取りしていると思うんですけど、やっぱり五つの自治体の付き合いを増やしたり減らしたり、それから新たな考えというのを持っていく時期というのはどこかで必要だと思うんですよね。ずっとやっぱりやり続けている、それは大事なことなんですけれども、そこを何か、来年度も多分このまま行くんだなというのは、ここに書いてあるとおりと思うんですけど、そういうことって、考える余地とか、やっぱりこう考えていくべきじゃないかとか、そういうのはありますか、所管としては。

平田産業振興課長

 まず減らすほうでございますけれども、中野区からやめましょうという話は当面考えておりません。増えるほうなんですけれども、これも、先ほどの答弁の繰り返しになってしまいますけれども、いろんな条件がありまして、例えば日帰りで区民の方が行き来できる範囲、それから相手の自治体の方がそういった協定にどの程度積極的になっていただけるのか、そういった条件によりまして、ここ数年5自治体でやっているところでございますので、今後何か新しい要素があれば改めて検討する必要はあると考えております。

杉山委員

 なので、今のいろんな条件で引っかかるところって実は5自治体だけじゃないはずなので、そこもね、その5自治体でうまくやっていこうよということはいいんですが、それをベースに置きつつ、やっぱり将来的なもの、中野区としても、ここの自治体に触手を伸ばし、里・まち連携したらめちゃめちゃ中野区潤っちゃうじゃんみたいなところって探していく必要があると思うので、そこをね、ちょっと拡大じゃないですけど、ちょっと考え方として拡大してみようかなとかということを進めていただきたいと思ってはおります。要望です。

平田産業振興課長

 大内委員の御質問に答弁保留をして申し訳ございませんでした。産業経済融資の利子補給でございますけれども、件数の見込みが合計で3,781件でございます。全ての融資を平均しまして7万1,411円となってございます。

 それからもう一つが、マル経融資といいまして、東京商工会議所さんのやっている融資に利子補給しているところでございますが、そちらが、件数の見込みが342件、平均で6万5,602円でございます。

主査

 分科会を休憩いたします。

 

(午後4時09分)

 

主査

 分科会を再開いたします。

 

(午後4時10分)

 

 他に質疑ありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次は、168ページの4項文化振興・多文化共生推進費の1目文化振興・多文化共生推進費、事務事業1の文化振興・多文化共生関係人件費等です。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

続いて、168ページ事務事業2、文化振興・多文化共生推進です。質疑はありませんか。

むとう委員

 棟方志功関連事業というのは、これはいつまで続けていくのか、今回の予算化されている関連事業の中身を教えてください。

矢澤文化国際交流担当課長

 今年度、棟方志功サミットにつきましては倉敷市で行われたところでございまして、来年度、実は棟方志功さんの生誕120周年を迎えるというところでありますので、今回予算計上、生誕120周年記念棟方志功サミットを青森市で開催されるというふうに聞いておりますので、その分の予算を今、計上しているところでございます。

むとう委員

 青森市で行われるのに対して、中野区はどういうふうに関わっていくんですか。

矢澤文化国際交流担当課長

 これまでサミットを5自治体で行ってまいりまして、様々棟方志功の魅力発信を、伝えてきたところでございますが、今の方針としまして、引き続きその棟方志功の魅力を区民の皆さんに伝えていくと、そういったスタンスでいるところでございます。

むとう委員

 青森市で行われる、その120周年サミットに中野の方が行くというのはなかなか厳しいのかなと思うんですが、どういうふうに、具体的にはこの事業を区民に還元していくんでしょうか。これ、一体いつまでやっていくんでしょうか。

矢澤文化国際交流担当課長

 時期について、今のところは未定というところでしかお答えすることはできないんですけれども、サミットには当然区長ですとか、我々職員ですとか、まちの関係者、あとは議員の方も何名か参加される予定でございますので、今後も引き続きそういった情報交換会等を通じまして棟方志功の魅力発信につなげていきたいというふうに思っております。

むとう委員

 一般区民はどういうふうに関わるんですか。

矢澤文化国際交流担当課長

 例えば中野区におきまして棟方志功にまつわる展示を行う、それを通じて区民の皆さんに棟方志功のよさ、すばらしさを知ってもらう、そういった還元の方法はあるのかなというふうに思っております。

むとう委員

 今年も中野の中でも120周年を祝う何かが行われるということですか。

矢澤文化国際交流担当課長

 120周年を記念して何か行うというわけではありませんけれども、例えば歴史民俗資料館におきまして関係する展示というのを、今は考えられるのかなというふうには思っております。

むとう委員

 歴史民俗資料館と一緒に、それはもう既に検討されているんですか。

矢澤文化国際交流担当課長

 来年度の実施に向けて検討しているところでございます。

小宮山委員

 同じところで、棟方志功に関してなんですけど、これ、前回中野区でサミットをやったのは2016年でした。そろそろサミットで、順繰りに5都市を回っていくとしたら中野区にそろそろ戻ってきちゃうんじゃないかって心配があるんですが、その点いかがですか。

矢澤文化国際交流担当課長

 前回やったときは当然そのサミットを順々にやっておりまして、青森市を皮切りに中野区、南砺市、杉並区、そして今年度倉敷市とやっておりましたので、おっしゃるとおり今後そういった可能性はあるのかなというふうに思っております。

小宮山委員

 だから順番にいくと、次の次は中野区ですよね。前回やったときは700万円ぐらいかけて大規模な展示会をやったと思うんですよ。今、中野区、区として作品一点も持っていないし、そもそも中野区と棟方志功のつながりってほかの都市に比べたらかなり弱いと思うんですよね。杉並区は棟方志功が長年住んでそこで亡くなった土地だし、青森市はもちろん出身地だし、そういうのに比べると中野区は若いときに一瞬住んでいただけのまちなので、関わりは非常に弱いので、やっぱりどこかでね、ここのところは手を引かないと、中野区がまた再来年度サミットをやるようになったりとか、いろんなことに巻き込まれていっちゃうんじゃないのかなという心配があります。だから、再来年度どうするのかも早めに、やめる方向がいいと私は思いますけど、再来年度どうするのかも早めに出していってほしいと思うんですが、今のところ何か考えていることはありますか。

矢澤文化国際交流担当課長

 棟方志功と中野区の関わりにつきましては、中野区で飛躍の地を遂げたというところで、一定程度、全くないわけではなくて、むしろそこの、中野の地において棟方志功の作品が形成されたかなというふうには認識してございます。一方、順番ですと再来年度やるかもしれないというところで、今後、関係自治体ですとか、あるいはどういった実施が想定できるのか、そこについては内部のほうで今後検討してまいりたいというふうに思っております。

むとう委員

 次のところの、169ページのところの中野区ウクライナ避難民に対する生活支援一時金。

これ、中身、今、何人ぐらいの方がウクライナから避難されていて、どういう形の一時金になるのか教えてください。

矢澤文化国際交流担当課長

 こちらは、令和4年度の第2回定例会におきまして、避難民に対する生活支援一時金というところで補正予算を計上させていただいたところでございますが、現在、ウクライナ避難民は5名いらっしゃいまして、今年度につきましては、その方に対して10万円というところで、生活支援ですとか、そういったところの支援金を行ったわけでございますが、来年度も、こういったウクライナの状況が見通しが立たない中で、一応その10万円を10人分というところで今回計上させていただいているところでございます。

むとう委員

 ちょうど今日で1年ですかね。中野区として、お金の一時金なんだけれども、何かこう生活支援という部分では、何か御相談に乗っているとか、何かこう支援されているみたいな中身はあるんでしょうか。

矢澤文化国際交流担当課長

 例えば、外国人住民向け相談会も今年度10月に実施させていただきまして、その中で、そういった避難民に対する相談があったというところも事実でございます。例えば、今後日本で生活していくに当たって、帰化も考えていますとか、そういった具体的な相談もあったところでございますので、あとは、実際に長期化するに当たって、やはりお金の問題ですとかそういった相談が、課題があるというのも事実としてあります。

むとう委員

 本当に思いがけず長期化していて、残念なことながら。ですから一時金というだけでは済まない課題にもなってくるのかなというふうに思っていて、どういう年齢の方がいらっしゃるのかちょっと分かりませんけれども、学業の問題であるとか、就労の問題であるとか、そういう辺りはどういうふうに、中野区だけでどうのというのは難しい課題ではあると思うんですけれども、中野区として何か考えられていることというのはあるんでしょうか。

矢澤文化国際交流担当課長

 委員おっしゃるとおり、中野区だけで解決する問題ではないと認識してございます。国、それから東京都とやはり連携しながら、真にその避難民が困っていることを汲み取った上で、我々としましても真摯に悩みを受け止めて、それに対する何かできることがないかというところで日々検討しているところでございます。

むとう委員

 ちゃんと御本人たちの御意向を聞きつつ、東京都に言うべきことは言う、国に言うべきことは言うということで、やっぱり一番生活に密着している自治体に、ここの中野区に御縁があって避難されているわけですから、そこはしっかりと聞き取りをされて、本当にまだめどが立っていませんから、しっかりと取り組んでいただきたいということを要望しておきます。

杉山委員

 168ページの施設予約システム等運用・保守、これ、中野区施設予約システム、ここのシステムですよね。これっていつリニューアルしたんですか。

矢澤文化国際交流担当課長

 平成29年度です。

杉山委員

 平成29年度となると、やっぱりシステムとしての寿命がもうほぼ来ている。今ちょっとアクセスしたら、あのレスポンスで作ってあるかもしれないけどぐちゃぐちゃになっているし、この予約システムそのものもね、フローとして考え直してもいい時期じゃないかと思うので、それはもう要望としてしておきますけど、お願いします。

 それから、169ページのニュージーランド子ども交流事業運営委託なんですけれども、来年度の予算、342万8,000円というのがあるんですけど、来年度はニュージーランドが来る、行くどっちでしたっけ。

矢澤文化国際交流担当課長

 来年度のニュージーランド子ども交流事業運営委託につきましては、受入れということで、今予定しているところでございます。

杉山委員

 受け入れる。その次の年は行くということだと思うんですけれども、今年度もね、新型コロナで全然できなかったと思うんですけど、以前ね、場合によっては、やっぱり交流を1年、2年なくしちゃったら困るから、オンラインテレビ会議、Zoomとかを使ったもので交流したらどうかという話をしたと思います。来年度だって本当に来れるかどうかも分からないところで、交流のバックアップとしてオンラインで何とかしようと、その辺を持っておかなきゃいけないと思うんですけど、そこら辺、担当としていかがですか。

矢澤文化国際交流担当課長

 来年度のこのニュージーランド子ども交流事業運営委託につきましては、今の状況を鑑みますと予定どおり、オンラインによることなく、行き来を通じた交流ができるのかなというふうに認識してございますが、一方で、おっしゃるとおり新型コロナの影響等で何が起こるか分かりませんので、そういったバックアップとしてのオンラインの準備につきましては、そういった可能性も含めて検討課題としたいと思います。

杉山委員

 来れなかったときとか、ほかの世の中、世界の情勢とかもあるので、今年度も本当はZoomでやってもらいたかったんですけれども、来年度、もしできなかったときのためのバックアップ施策というのを持っておいていただきたいと思うので、これも要望にしておきます。

来住委員

 同じところで、中野区国際交流協会に対する補助の拡充について伺います。今年度はたしか当初で4,400万円程度だったと思うんですが、今回人件費、それから事業費、合わせて5,000万円弱ですけれども、増やしていただいているんです。まとめて、その人件費と事業費の中身についてお答えください。

矢澤文化国際交流担当課長

 国際交流協会に対する補助でございますけれども、令和4年度と比較して約500万円余の増額を見込んでいるところございます。人件費につきましては、常勤職員を1名増としております。やはりこちらにつきましては、新型コロナが徐々に明けてきまして、かつ国際交流・多文化共生事業自体も増えてきている、そういったことから、今、非常勤職員で行っているところがなかなか回り切れなくなってきたという実態に鑑みまして、来年度、常勤職1名増というところでの予算増となっております。また、その事業費につきましても、区として多文化共生推進基本方針(案)を今つくっている中で、やさしい日本語を推進するというところで、やさしい日本語の出前講座を区民向けに実施すること、それから、同じく基本方針の中でうたっております日本語事業の推進というところで、地域における日本語教室、こちらを拡充すると、それに当たっての日本語ボランティアさんの交通費を今回増額しているというところが主立った要因となっております。

来住委員

 多文化共生、ウクライナの人たちも避難されている、多くのいろんな国籍の人たちが生活を共に中野区の中でされていますので、この国際交流協会の役割は本当に本来大きなものだと思います。議会から理事会にもね、私も長い間、この国際交流協会に関わりましたけれども、その都度、やはり人だと、やっぱり人をきちんと手当てして交流を引き上げていくと、深めていくということが大事だということを申し上げてきたので、1名の増員ができるということですので非常に喜ばしい中身だと思います。ますます多文化共生、本格的に前に進めていただきたいと思いますので、これは要望しておきます。

小宮山委員

 文化施設の改修についてなんですが、今現在、野方区民ホールとなかの芸能小劇場、二つの文化施設が、ここは改修工事中です。三つしかない文化施設のうちの二つを同時に改修して、利用にも大幅な制限が出ているというのはいかがなものかと思うんですが、今年度のこの予算ではどこを改修するのか教えてください。

矢澤文化国際交流担当課長

 来年度予算におきましては、まず1点目が、もみじ山文化センター西館の工事を2023年の10月から2024年の1月までを予定しております。内容としましては、トイレ改修ですとか小ホール座席改修、舞台照明ですとか音響設備改修といったことで約4億2,000万円余ということで予定しております。

 もう一点が、なかのZEROの本館工事というところで、こちらの実際の工事は令和6年度以降になりますけれども、発電設備改修をその令和6年度に行う予定でございますが、機器の調達に期間を要することから、発注を行うために、事前に行うために予算計上しているものでございまして、こちらが1億3,600万円余となっておりますので、総計としまして5億5,725万円となっております。

小宮山委員

 今回工事の時期がかぶってしまったのは、今さらもうどうしようもないですけれども、今後は工事の期間がかぶって施設が同時に使えなくなる施設はないということで理解していいですか。

矢澤文化国際交流担当課長

 私どもとしましても、当然同時期に同じこの文化施設の工事が重複する、工事期間が重複するということはやはりあってはならないものなのかなというふうには思っておりまして、その辺りは今後も十分に配慮していきたいというふうに思っております。

大内委員

 168ページの真ん中にある、文化・芸術に親しみ、つながりが生まれる機会の創出、新規事業で約1,000万円がついているんですが、これは何をやるんですか。

矢澤文化国際交流担当課長

 こちらにつきましては、先般、1月31日の区民委員会でも報告させていただきましたけれども、旧レストランスペースを活用しまして、指定管理者が、区民が自由に創作できる場所として、そういった文化団体の作品展示ですとか絵画などのワークショップ、コンサートといったものを行う事業となっております。

大内委員

 そうすると、分かるんだけど、書き方がもうちょっと、これ、何かそういうふうに取れないんだよね。中野区全般で何か文化・芸術に親しむ、それが生まれる機会を何かつくっていくのかなと。単なるZEROホールのレストランの改修費ということなんじゃないの。これ、もっと夢のあるものが出てくるのかなと思ったら、単なるこれ改修費。普通、でもさ、下のほうもだけど、改修費とかといったら修繕費と書かない。これ、ちょっとそういうふうに見えないよね。本当にそれだけなの。

矢澤文化国際交流担当課長

 表記については大変失礼いたしました。改修費と、その実際に事業を行っていく運営費というところで計上しているところでございますが、今後、書き方につきましてはちょっと、すみません、検討していきたいと思います。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次は、169ページの事務事業3、文化財です。質疑はありませんか。

来住委員

 一番頭の哲学堂公園保存活用計画書印刷製本138万9,000円ですね。これは、前の閉会中の委員会でも詳しく質疑させていただきましたので、ただ、3月1日が最後の検討委員会が開かれる予定だと思います。それを経て、今後のこの議会との関係ではどういうスケジュールになっていくんでしょうか。

矢澤文化国際交流担当課長

 詳しくは、今度の第1回定例会の常任委員会で報告させていただく予定となっておりますが、哲学堂公園保存活用計画(案)をお示しして、一応今年度中に、3月までにこの哲学堂公園保存活用計画をまとめる予定でございます。

来住委員

 私も意見交換会、2回とも参加させていただきましたけれども、非常に、数で言うと両方で40人ぐらいだったでしょうかね、参加いただいて、活発な区民の皆さんの意見が反映されたというふうに思います。最終的に印刷製本ということでこの額なんですけれども、やはり関心が高いなと思ったのと、やっぱり公園をどう管理、維持していくのかということで、地域の周りの人たちだけじゃなくて、やはり哲学堂公園という非常に由緒ある森に囲まれた公園ということで、多くの皆さんが関心を持たれているなということが実感できました。それだけに、製本して配布するというのは、この中身的にはどういうふうな、数を含めて用意されようとしているんでしょうか。

矢澤文化国際交流担当課長

 こちらの印刷製本につきましては、今のところ本冊と概要版、それぞれ作る予定でございまして、本冊を今の予算計上の段階ですと約300部、それから概要版を100部発行する予定でございます。

来住委員

 やはり意見交換会も、公園の部署と、それからスポーツの分野と、事務局はね、文化振興が担っておられたと思うんですけれども、やっぱりそういう多岐にわたるところでやってこられたこの計画案が出されるわけですから、やっぱり置く場所もね、配布する場所もぜひ、例えば図書館であるとか、地域事務所であるとか、それから区民活動センターであるとか、いろいろ関心を持って、さらにこれからも関心を持っていただく意味では、ぜひ広がる形で皆さんに、区民の皆さんに手に取って読んでいただけるような、そういう工夫をした配置、配り方というかね、置き方を考えていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

矢澤文化国際交流担当課長

 委員御指摘のとおり、先般行われました意見交換会の中では、非常に区民も高い関心を持って参加いただきまして、また、この保存活用計画をつくるに当たっても様々な貴重なたくさんの御意見を頂いたところでございますので、それを基に、我々としましては今、保存活用計画をつくっているところでございます。また、配布先につきましても、現状、例えば他の自治体ですとか、そういった区立施設を想定しておりますが、委員御指摘のとおり、そういった図書館ですとかそういったところについても置けるかどうかというところは検討してまいりたいと思っております。

小宮山委員

 歴史民俗資料館についてですけれども、歴史民俗資料館には収蔵品を増やすための予算が今まで1円もついていなかったという話を聞きました。この資料館の職員さんが鷺宮辺りのお屋敷を回って、何かお宝があったら譲ってくださいと頭を下げて回っていると、そういう切ないうわさも聞いたことがあります。本当かどうか分かりませんけれども。収蔵品を増やすための予算がつけられているのかどうかというのと、あと委員会でも、専用ホームページというのもここには今どき存在していない、ホームページを作ってほしいということを委員会で何度か要望していますが、ホームページを作るための予算はついているかどうか、その2点を聞かせてください。

矢澤文化国際交流担当課長

 まず、2点目のホームページを作る予算につきましては、今回の予算計上のところでは含まれておりません。

 ただ、1点目の収蔵品の業務につきましては、一応当初の仕様の中でもそういった業務は含まれておりますので、どこまでやるかというのはまた別にしても、当然それは含まれてもくるものではないかなというふうには認識してございます。

小宮山委員

 ホームページはね、今どき作るべきだと思いますがその点いかがでしょうか。

矢澤文化国際交流担当課長

 専用ホームページにつきましては、それが可能かどうかにつきましては、広報・広聴課とも協議しながら検討課題としてまいりたいというふうに思っております。

杉山委員

 今の小宮山委員のお話に近いというか、そのホームページはできなくとも、今ツイッターをやっていますよね、結構ね。いろんな、今、三つぐらい並行して多分展示やっていると思うんですけど、ここら辺って、やっぱりツイッターはツイッター、ホームページはホームページ、それからインスタグラムはインスタグラム、特に今、ひなまつり展やっている、インスタグラムとかに映えてくると思うんですけれども、ここら辺、ツイッターが更新できる人がいるのに、やっぱりできると思うんですよ、インスタグラムも。ホームページは面倒くさいけど。だからそこら辺は、ちょっとやっぱり情報発信する、やっぱりおととし2億円、お金かけてすごくきれいなものを造ったし、本当にもったいないですよ、行くと楽しいから。私はもう月に二、三回行っている人間なんで、楽しくてしようがないんですけど、情報発信をやっぱりしっかりしてもらいたい。それは、今の指定管理者の人たちも結構熱心にやっているじゃないですか。だから指定管理者の人たちに情報を、担当からお話しして、インスタグラムのアカウントを増やすぐらいやっていただきたいと思うんですが、そこはいかがですか。

矢澤文化国際交流担当課長

 やはりSNSによる発信の大きなメリットとしましては、そういう即時性、すぐに情報が伝わると、広く伝わるというところが一つ挙げられるのかなと思っております。ホームページはホームページで、やはりそういった職員あるいは扱うものの手間としてはありますけれども、やはり情報として伝える手段として非常に有効なものであると認識してございます。今後、今ツイッターをやっておりますけれども、インスタグラムも同様にできるかどうかの可能性につきましては研究してまいりたいというふうに思っております。

杉山委員

 ぜひね、今、研究とおっしゃいましたけれど、インスタグラムぐらいはやっぱりやるというか、特に僕から見て親和性が高いと思うので、その歴史民俗資料館に関しては。本当に見ていてきれいなものとか、すごいなと思うものとか、例えば昭和のものを展示しているとかそういうのも含めて、すごく当たってくると思うんで、それはもうぜひとも、今の指定管理者の人にどうですかって提案したらどうかなと思うんですね。ぜひとも言っていただきたいと思います。要望です。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

平田産業振興課長

 申し訳ありません。一点、答弁訂正をさせていただきます。アニメ事業で、杉山委員から東京都の補助金の御質問がございました。今年度、東京都の計上の発表が間に合っていなかったので当初予算には計上してございません。ただ、令和5年度予算に入っておりましたので、申請をして決算でお示ししたいと考えております。

主査

 分科会を休憩いたします。

 

(午後4時38分)

 

主査

 分科会を再開いたします。

 

(午後4時40分)

 

 次に、253ページの8款環境費、1項環境費の1目環境費、事務事業1、環境関係人件費等です。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 よろしいですか。

 なければ、次は253ページの事務事業2、環境管理です。質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、次は254ページの事務事業3、環境企画調整です。質疑はありませんか。

大内委員

 この脱炭素社会の実現に向けた分析調査等業務委託、これは何をするんでしょうか。

永見環境課長

 こちらにつきましては、二酸化炭素の排出に関する既存の世帯状況とか電力状況とかそういった様々なデータであったりとか、あと、区民や事業者に対してアンケート調査を実施をしたり、そういったことを通じて二酸化炭素の排出状況に関する現状把握というのをまずしたいと考えております。その上で、アンケートなどによって区民や事業者がどんな取組をしているのかというところも聞き取りたいと思っておりますので、どういった取組を区がこれからやっていけば効果的に削減できるのかというところも分析をしたいと考えております。

 また、二酸化炭素排出削減に向けては、当然区だけではなくて、国や東京都、また民間企業など様々な取組が総合的に進められていく必要がありますので、そういった区以外の要素についても様々な分析をして、具体的に区がどういったレベルで、どういった数値を目指して削減に取り組んでいけばいいのかというところも明らかにしていきたいというふうに考えております。そういったところを設定した上で、効果的な施策について事業者から提案を受けたりとか、あと、令和6年のロードマップの作成などを目指しておりますので、そういったイメージ図であったり、データ作成とかそういったところについても委託をしたいと考えております。

大内委員

 たしか脱炭素社会、ゼロカーボンシティ、中野区は目指しているんだっけ。あれ、何だったっけ。

永見環境課長

 令和3年度にゼロカーボンシティ宣言というのを行っておりまして、2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにするということを目指しております。

大内委員

 脱線しない程度に聞くけど、じゃあ新庁舎って、2050年になったら二酸化炭素を排出しない庁舎になるの。

永見環境課長

 新庁舎につきましては、環境性能のある程度高い性能を備える設計をしているというふうに聞いておりますので、通常の建物に比べると二酸化炭素の排出が少ない建物になるというふうに聞いております。

大内委員

 だって新庁舎って、今度50年から60年使うわけじゃない。2050年まで使っているわけじゃない。そのとき、新庁舎が今宣言しているものに対応しているのという。2050年になると二酸化炭素を排出しないような庁舎に変わっていくんですかという。

永見環境課長

 令和6年度の建築段階で二酸化炭素を全く排出しないような建物というのはできないのかなとは思いますけれども、その後、新庁舎だけではなくて、区全体の様々な建築物、新築、改築いろいろあると思うんですけれども、そういったのを進めていく中で、2050年にはゼロカーボンということを目指していきたいということで考えております。

大内委員

 いや、別に人の家のことをどうのこうの言っているんじゃなくて、それを宣言している区としては、2050年には新庁舎では二酸化炭素を排出しない建物になると、そういう設計にどんどんこれから、10年ごとにでもいいや、変わってくると、そういうふうにして建築をしているわけですか、今。要するに、ゼロにする、ゼロ宣言をする。でも新庁舎は新しく、その当時まで残っているわけだ。でも2050年には、民間の人たちにはゼロになる建物を造ってくださいと。いや、新庁舎はもう造っちゃったから無理なんですよという言い方だと、今の段階ではそれは無理だと思っているよ。ただ、2050年、ゼロにすると言ったら、新庁舎は2050年、それまで残っている。したら、それを見据えた建物の建築とかになっているんですか。でも、それは僕、担当じゃないか分かりませんとか言ったって、片方のところで、それを目標と宣言していて、同じ部署のところで、やるのは無理に決まっているんじゃないかって言っているようにも聞こえちゃうわけ。現実的じゃない、それは目標だから。僕も生きていると思わないからあれだけど。いや、要は、あの新庁舎もそういう宣言をしている以上はそういうのを多く取り入れないと。ただ、今から言ってもできるのかどうか分からないけど。そうしたらまた予算がばあっと膨らむんですよと。でも、予算が膨らむからやらないというとまた違う話だからね。片方で2050年ゼロカーボンを目指すんだったらば、あの新庁舎は間違いなくそれまで残っているから、あれもゼロを目指す建物なんですかって聞いているわけ。僕は区全般のことで、その新庁舎のことはあまり言えないんですというんだったらいいけどね。

永見環境課長

 新庁舎に関しては、先ほど申し上げましたとおり、通常の建物に比べると二酸化炭素の排出が少ない設計になっているということは聞いております。建築段階で二酸化炭素排出がゼロになっているというのはなかなか難しいのではないかというふうには思いますけれども、今後、区有施設全般の環境性能の向上を検討していく中で課題として捉えていきたいと考えております。

杉山委員

 今年度の予算には燃料電池レンタカーの負担というのが多分入っていて、ここにはもうないわけで、以前ね、その借り方が、ワンステップ、ミライを借りるのに面倒くさいなとかいろいろ話したと思うんですけれども、これ、何で来年度、燃料電池レンタカー負担金はなくなっちゃったんでしょうか。

永見環境課長

 燃料電池レンタカーにつきましては、ちょっと事務事業を変えまして、その下の環境・緑化推進のなかのエコチャレンジ等各種事業の中に、金額が少し変わっておりますけれども含まれてございます。

杉山委員

 なるほど。じゃあ次に聞けばいいのかな。分かりました。

来住委員

 先ほどのところで、脱炭素社会の実現に向けた分析調査等業務についてのところなんですが、確かに概要ね、当初予算の概要でも、令和6年度に予定している脱炭素ロードマップの策定に向けということで、ここが今回の分析を行ってロードマップに反映させるということだと思うんですね。私は、もっと前倒しして、令和6年度では遅いんじゃないかと、いわゆる2050年にゼロを目標にするのであれば、もう本当に前倒し、前倒しでやっていかなければ目標に到達しないんじゃないかということを懸念して申し上げてきたわけですけれども、今回この分析調査を行うということでロードマップの作成に向かっていくということになります。

 やはり先ほどあったように区の責任といいますかね、庁舎を含めて、これからさらに中野サンプラザ跡も含めた大きな、大規模な開発が行われるわけですから、そういうその建物を高層化していく中で、そこに対するやっぱりゼロに向けた取組みは必要だと思うんですよ。それは、そういう視点としてはね、行政として持つべきだというふうに、その点では共通していると、私も共感をしています。

 しかし一方で、やはり排出するところが、やっぱり家庭の中からの排出というのが、非常に極めて密集している中野区のようなところでは、そこをやっぱりどう削減の中で、私はこれまで、住民、地域の区民の皆さんの意識をやっぱり変えていくということが大事じゃないかと、同時に、やっぱり区民運動として、区民の意識として、このゼロを目指していくんだというね、そういう区としての発信がどうしても必要だということを申し上げてきているわけですから、そのロードマップをつくるという、ただその期限を明確にするということはとても大事なことで、これも必要なんですけれども、同時に、その住民、区民の意識をどうやってまとめて、そのゼロに向かっていくかというね、そういうこの区行政の環境に対する姿勢がとても問われる、分析をした後に、その後に具体化していく中では、区の姿勢が非常に問われるんだというふうに思いますので、その辺はどういう関わりで、どういう体制でこれを、分析されたものを、さらに次の段階にいこうとされているのかということをお聞きしたいんです。

永見環境課長

 先ほども区民や事業者に対してアンケート調査を実施するということでお話ししたところでございます。今現在、区民や事業者などがどのような省エネの取組をやっているのかというところを聞き取りをした上で、区民、事業者皆様が自ら主体となってどのような取組をしていけばよいのかというところも、ロードマップ作成の中で様々検討していきたいと思っております。

 また、そういった動きを生んでいくために区がどのような施策を打てばいいのかというところも併せて考えていきたいというふうに思っておりまして、調査に関しましては来年度実施をいたしまして、令和6年度の早期にロードマップを作成して、それに沿った取組を展開していくということで想定をしております。

来住委員

 やっぱりゼロを達成していくための、そういう、何て言いますかね、区民も一緒になって行政と、一定の専門家も必要でしょうけれども、そういう形で検証していきながら達成に向かっていくというね、そういう、名称はいろいろあると思いますけれども、そういうこの検討委員会とか、実行する部隊、一緒になってゼロに向かっていく、区民参加の下で取り組んでいくという、そういうシステムがどうしても必要ではないかと思うんですけれども、それらも含めて、分析調査の後に具体化する中でその辺についてもぜひ検討していただきたいと思うんですけれどもいかがでしょうか。

永見環境課長

 この分析調査とは別になるかとは思いますけれども、やはり多様な主体が積極的に取り組んでいくということが大事だと思いますので、積極的に取り組んでいる方の活動を紹介したりとか、そういった波及効果を生んでいくような、そういった仕掛けについてもこれから考えていきたいというふうに考えております。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次は、254ページ事務事業の4、環境・緑化推進です。質疑はありませんか。

杉山委員

 まずなかのエコフェア事業ですね、上から三つ目。このなかのエコフェアの事業費、内容的には同じぐらいな金額だと思うんですが、今年と来年度の予算は。来年度、この中に子どもとか若者が運営するブース、今年度、間ひとみ議員が、この若者・子どものブースを出してほしいと言ったけど、なかったんですけれども、来年度そのブースの予算、予定とかあるかどうか確認させてください。

永見環境課長

 予算の中では、会場の設営、撤去であったり、広報資料の作成であったり、どういったコンテンツを並べていくということが予算の中には含まれているわけではございませんで、職員が様々な関係団体であったりとか、自治体とか、そういったところに声がけをする中でコンテンツを決めていくということになりますので、予算の中に含まれているかということでいうとちょっとまた別に検討していくものだというものでございます。

杉山委員

 答弁の中で前向きに検討するというお話をされたと思うので、ぜひこのエコフェアの中に子どもたちのブースを造っていただく、子どもたちが遊ぶブースじゃないですよ。子どもたちが自主的に何かを発表するようなブースを造っていただく。これは要望にしておきます。

 それから、先ほどのミライ、車を借りる、レンタカーの調整というか、これはこのなかのエコチャレンジ等各種事業の中に入っているということで、この中身、全部教えていただけますか。

永見環境課長

 来年度につきましては18万円ということで想定をしております。昨年度は54万円ということで、全部で180回分のレンタルを想定しておりましたが、今現在、17件の実績が今年度に関してはあるという状況でございまして、なかなかちょっと同じ回数を計上することは難しいということで、今度は60回で18万円ということで想定をしております。

 工夫といたしましては、レンタルできる場所が今は中野坂上の店舗にしているんですけれども、中野駅前の店舗に変えるとか、そういった工夫もして数を伸ばしていきたいというふうに考えております。

杉山委員

 場所が中野坂上から、なかのZEROの手前のところですよね、あそこに変えるということですね。回数を減らしましたということで。借り方は一緒ですか。

永見環境課長

 借り方に関しては、先方といろいろと調整をしましたけれども、やはりちょっと今のやり方を変えることは難しいということで変更なしということでございます。

杉山委員

 ちょっとね、借り方のハードルがありまして、予約はネットからできないよとかという、そこは今回改善できなかったということで、まあ残念ですけれども、場所がね、中野駅周辺から使えるということでちょっと改善ができるのかなと思います。

 それからさっきの質問、もう一回言いますけど、レンタカー以外に、この各種事業が109万2,000円ついていますけど、この中の18万円がレンタカー、それ以外も教えてほしいです。何が含まれているのか。

永見環境課長

 こちらにつきましては、表題となっておりますなかのエコチャレンジのほか、子どもエコ講座、それからパネル展を実施しておりますのでその消耗品でありますとか、あと地域環境アドバイザーの派遣事業、それから今申し上げましたレンタカーの事業と、連携自治体に職員が視察に行ったりしますので、そういった視察費、そういったものが含まれております。

むとう委員

 蓄電システム補助と、それから高断熱窓・ドア補助というのが、多分今年度からの新規事業だったかと思うんですけれども、2022年度からだったんじゃないのですか。(「蓄電システム補助は去年からでございます」と呼ぶ者あり)蓄電システム補助は昨年度から。そうですか。

 何か予算額的には減ってきているということは、実績があまり思わしくないということなのか、どういう状況でしょうか。

永見環境課長

 まず、蓄電システム補助につきましては令和3年度から開始をしている事業でございまして、令和3年度につきましては47件という実績でございました。予算額といたしましては125件分を計上しておりましたが、47件ということでございました。

 今年度につきましても昨年度と同様に125件で計上しておりますが、1月末現在で46件という実績でございまして、昨年度とあまり変わらないような状況でございます。

 また、高断熱窓・ドア補助に関しましては、こちらは今年度始めた事業でございまして、50件の申請を見込んで予算立てをしたところでございますが、1月末現在で17件の実績ということでございます。こちらにつきましても、来年度もちょっと同規模ということはなかなか厳しいかなというところで、実績に合わせてこのような金額にさせていただいているものでございます。

むとう委員

 次年度は新規で太陽光発電システム補助が出てくるわけで、太陽光発電システムと蓄電システムって連携してくるから、そういう意味では、太陽光発電システム補助をつけたことによって、蓄電システム補助も、これは同時に申請はできないんですか。できるとすれば生きてくるんじゃないかなというふうに思うんですけれども。じゃあ、新規の太陽光システム補助は、これ、何件を考えている補助事業なんですか。

永見環境課長

 太陽光発電システム補助につきましては35件を見込んでおります。蓄電システム補助につきまして、先ほど1月末現在で46件ということでお話をしましたけれども、このまま年度末というか、今年度いっぱいということで想定をして、50件ちょっとぐらいなのかなというところで考えておりますので、そういった意味では60件ということで少し余白も見ているということでございます。

むとう委員

 ドアと窓というのもすごく大事だと思うんだけれども、あまり件数が伸びなかったということなんですけど、まだまだ知られていない要素もあってというか、制度そのものの制度設計をもうちょっと工夫するとか、PRするとか、何かこう、せっかく考えてつけたのに、使われていないから縮小、縮小というと予算がそのうちなくなっちゃうんじゃないかと思うので、ちょっと残念なので、これは大事かなと思うので、何か制度設計の見直しであるとか、PRの在り方であるとかというのは何か工夫されないのかしら。してほしいんだけど。

永見環境課長

 今回、太陽光発電システムの補助を開始するということでございます。こちらは35件見込んでおりまして、それぞれ3本の件数は先ほど申し上げたとおりなんですけれども、来年度につきましては、こちらの補助三つについて、要項を一本化いたしまして、例えば太陽光発電システムが35件をオーバーしそうな場合であっても、その3本の全体の予算の範囲内で補助ができるような、そのような形で柔軟に対応できるようなことを考えております。

 また、高断熱窓・ドア補助に関しましては、現在4分の1補助ということにしておりますけれども、こちら、ちょっと2分の1補助に変更するとか、あと窓とドアそれぞれ申請できるようにするとか、ちょっと数を伸ばすための工夫も考えております。

むとう委員

 そうなんですよ、ドアと窓、高いの。すごいお金がかかるから、ちょっと直そうと思っても。私、ちょっと直そうかなと思って調べたけど、高いんですよ。だから4分の1だとなかなか手が出ないというのもあるので、今度2分の1ということであるならば、改善できてよかったなというふうに思いますので、縮小傾向にならないように努力をしていただきたいと思います。要望です。

主査

 分科会を暫時休憩いたします。

 

(午後5時02分)

 

主査

 分科会を再開します。

 

(午後5時02分)

 

 5時15分再開といたします。

 分科会を休憩します。

 

(午後5時02分)

 

主査

 分科会を再開いたします。

 

(午後5時17分)

 

 それでは引き続いて、事務事業4、環境・緑化推進です。質疑はありませんか。

小宮山委員

 カーボン・オフセット事業、これは主にどんなものにお金がかかっているかということと、あとはみなかみ町と喜多方市にそれぞれどんなふうにかかっているかというのを明細を教えてください。

永見環境課長

 カーボン・オフセット事業でございますが、みなかみ町の森林整備の経費として99万円余、それから喜多方市のカーボン・オフセット事業といたしまして140万円余、それから観光交流バスツアーというのを例年やっておりますけれども、こちらが72万円余、それから環境基金の寄附の関係でちょっと消耗品をつけておりまして、こちらが19万円程度ということでございます。

小宮山委員

 いつも取り上げている、みなかみの99万円、これは具体的には何に使われていますか。

永見環境課長

 こちらは下刈りの経費、それから植栽地の管理の経費でございます。

小宮山委員

 来年度からなくなるということでよろしいですか。

永見環境課長

 下刈りが53万円余かかっているんですけれども、そちらは来年度、令和5年度で最後ということで、植栽地の管理に関しましては、それはずっと継続されていきますので、42万円程度ということで、そちらについては継続されていくというものでございます。

来住委員

 先ほどありましたが、太陽光発電システム補助の創設、525万円ということで新規になりました。再生可能エネルギーのさらなる活用促進ということで位置付けられて新規になったということで喜ばしいと思います。

 まず、先ほどやり取りもありましたが、35件を見ているということなんですが、併せて聞きますけれども、上限この補助は幾らなのか、それから特定財源はこれはつくわけですかね、財源について。

永見環境課長

 上限といたしましては15万円、特定財源はございません。

来住委員

 積極的にね、先ほど蓄電システム補助のこともありましたし、高断熱窓・ドア補助などのこともやり取りがありましたけど、やはり普及をするということでは、広くどうこの中身を含めて、それから申請しやすいやり方、それから活用が進むように、補助が15万円上限で、15万円ですから、これが一般の家庭でどのくらいの規模で想定されるか、ちょっと私も自分自身で家を持っていないのでつける想定がないんですけれども、一般的にその15万円の補助を想定した場合にはどのくらいのものを実際に取付けができるんですか。

永見環境課長

 今回想定しているのは、最大出力が2キロワット以上ということで補助を実施することで想定をしております。2キロワット以上であれば要件が、ほかにもちょっと幾つか製品に対する要件とかありますけれども、出力で言いますと2キロワット以上のものであれば補助するというものでございますので、対象には2キロワット以上であればなるということでございます。

来住委員

 積極的に普及できるように努力をしていただきたいと思います。要望しておきます。

小宮山委員

 公園等花壇支援事業、これ一番最初始まるときは、いつでしたか、始まるときは、三つぐらいの花壇で重点的に何かやっていくみたいな、そういった方針が最初はあったかと思います。去年はどんなふうに実施されたのが実績を教えてください。

永見環境課長

 こちらにつきましては、公園の自主管理団体という公園課のほうでつくっている要綱に基づいて認定されている団体、こちらが25団体ございまして、こちら全ての団体にこういった支給の希望調査を実施をいたしました。希望された団体が18団体でございましたので、その18団体に対して助成をしたものでございます。

小宮山委員

 先日、公園で花壇の手入れをしているお母さんがいたので話しかけたら、補助してくれるのは大変ありがたいと、それまで自分で種を取って自分で育てようとしたけど、なかなか素人がやっても育たなくて大変だったと、だから非常にありがたいという話をしていました。今は具体的にはどんな支援をしていますか。

永見環境課長

 現物の支給ということでございましたので、今年度、花の苗、それから肥料、石灰、それからはさみや移植ごてなどの園芸資材を支給をしたと。来年度に関しましては、本年度の実施結果等も踏まえて少し内容を充実して、苗を増やしたりとかそういったところで予定をしております。

小宮山委員

 よその区だと専門家を派遣しているところとかもあったりしますので、充実の方向性、しっかりと考えていただきたいと要望にしておきます。よろしくお願いします。

南委員

 太陽光発電システム補助ということで何名かの方から質疑がありましたけれども、35件の予算想定で525万円つけられているんですが、新規事業で35件って何かすごく少ないように感じるんですけれども、これは、太陽光発電システム補助については太陽光発電システムだけの補助で補助がもらえるということなんですか。何かそのほかに条件があるんですかね。

永見環境課長

 こちらの補助につきましては、太陽光発電システムを設置した方に対して補助するものでございます。

南委員

 じゃあ、その下の蓄電システム補助もありますけれども、これは、太陽光発電システムについては蓄電システムと別にセットでなくても構わない。その蓄電システムがもう完備されているところでないと太陽光発電システムができないとかそういうことはないということですか。もう単独で、蓄電システムはないんだけど太陽光発電システムのこれはぜひやりたいと言っても、それはそれで大丈夫なんですか。

永見環境課長

 太陽光発電システムの補助に関しては蓄電システムの設置が条件とはなっておりません。蓄電システムに関しては太陽光発電システムと連携したことが条件となっておりますので、もともと太陽光発電システムを持っている方、もしくは同時に購入する方とかそういった要件になっております。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、次は、255ページの事務事業5、環境公害です。質疑はありませんか。

むとう委員

 物品の蓄積等による不良な生活環境の解消に関する審査会委員報酬等で19万6,000円、これは何回開かれる予定なのか、今年度の実績はどうなっているのか教えてください。

永見環境課長

 こちらにつきましては3回分で計上しております。今年度に関しては実施をしておりません。

むとう委員

 この解消に対するこの条例の、何ていうか、実際の実施状況というのは、去年、氏名の公表は1件ありましたけれども、この条例による何か具体的に動いたものというのはあるんでしょうか。

永見環境課長

 条例に基づいては、今、委員のお話のありました氏名等公表を実施をしたということで、今年度に関しましては、同じケースについて条例についた対応というものは現時点で行っておりませんが、現地を見たりとか、直接ちょっと接触したりとかそういったような取組を実施してきたところでございます。

むとう委員

 せっかく条例が出来て区民の期待が大きかったんだけれども、なかなか何ていうか条例どおりにどんどんと進んでいかない。相手があることですからなかなか難しいという面は分かっているんですけれども、でも、せっかく条例があっても進行状況があまりにも遅過ぎて、ちょっとこれ、区民にとっては何やっているんだって印象を持つんですよね。私も持っているんですけれど。もっと何ていうか、せっかく条例があって、問題解決がしない中で、問題解決に向けて条例どおり粛々と、どんどんと動いてもらいたいかなと思うんだけれども、とある公園のハトへの餌やり問題ですけれども、どういう状況なんでしょうか。

永見環境課長

 条例に関しましては指名等公表を実施しておりますので、次のプロセスとしては過料というものが条例に書かれております。ちょっとこちらに関して、実施の有無に関してちょっとここで述べることはできませんけれども、条例にのっとった手続についてさらに検討していきたいと考えております。

むとう委員

 取りあえず氏名の公表があったんだけれども、区のホームページ上でお名前が出ているだけ。でも、それはどんどんとうずもれていってしまう。今もまだ公表されているのかしら。どんどんうずもれて、見えなくなっていっちゃうんですよね。だから、やっぱりその公表の仕方がそれだけでは不十分だということを前回も指摘したんですけれども、やっぱり公表されたことによって行いを改めてほしいわけですよね、目的はね。それに全く今回は効力がなかったということですので、やっぱり粛々と進めてほしいというのをお願いしつつも、公表の在り方もですね、効果的な公表の在り方というのはもう一工夫必要じゃないかなと思うんですけれども、条例ではどういうふうに公表するということは書いていなかったと思うんです。氏名の公表の在り方については限定的ではなかったと思うので、もうちょっと公表の在り方も検討してほしいんですが、いかがですか。

永見環境課長

 公表の在り方につきましては、ホームページに掲載をするということで、やはり餌やりの行動が行われなくなった場合にホームページから削除したりとか、そういった対応もしやすいというのもございますし、多くの方に見やすい状況というところもありましたので、ホームページで公開をしているというところでございます。ホームページの公開につきましてはそのような形で実施をしておりますので、引き続き、また条例に沿った対応について検討したいなと思っております。

むとう委員

 本当に全く効果がなかったんですよ。ホームページでの公表は痛くもかゆくもなかったみたいで何にも改まった行動はなかったんです。だから、例えば現地で貼り出して、名前をね、こういうことで氏名公表していますとかね、何か貼り出すとか、やっぱり新たな氏名公表の在り方も検討してほしいかなと思うんですがいかがですか。

永見環境課長

 氏名公表につきましては一度実施をしておりますので、基本的にはこのまま継続して、現在のやり方でやっていくということで考えております。

むとう委員

 効果がなかったでしょう。効果あったと思っていますか。

永見環境課長

 給餌行為がそれをもって今現在なくなっていないという状況だと考えております。

むとう委員

 だから効果がなかったんだから、効果的な方法というのもね、これはこの事例だけじゃなくて、今後のことも含めて、問題解決できるような氏名公表の効果的な在り方というのも検討していただきたいと思います。要望しておきます。

大内委員

 公害行政総合システム導入(推進)、これって、推進ということは、今までも幾らか予算ついていたと。今年幾ら、来年度は増やす予定なのか。あと中身。

永見環境課長

 こちら推進となっておりますが、まず、このシステムに関しては新規のもので、内容としては、予算としては新規のものでございます。新庁舎の整備に当たってペーパーレス推進、そういったところがこのシステムには要素としてありますので、それに関しては全庁的に推進という記載をするという考え方に基づいて、ちょっとこちらで「(推進)」というような記載になっているということで、予算としては新しいんですけれども、推進になっているということでございます。

 それから中身でございますけれども、公害に関する様々な届出、工場の設置であったり、指定作業場の設置であったり様々な届出が区に届くわけですけれども、そういった事務につきまして、今現在は様々な、例えば紙であったり、ワードであったり、エクセルであったり、いろんな形式で管理がされている状態でありまして、ちょっと事務が煩雑になっているというところがございます。これ、システムを一本化することで、例えば入力して出力したりとか、システムの中で検索をしたりとか、そういった効率化につなげていきたいということと、その煩雑さを、一本化することで区民の方の受付時間の短縮であったりとか、ペーパーレス化とか、そういった様々な効果が生めるかなというところで今回システムを導入するものでございます。

大内委員

 要は、今までじゃあどうやっていたのって話になるんだけどさ、いろんなものをもらっていて、それをどうやってまとめたのという。エクセルでもらったり、何かでもらってそれをどうやって取っていたのという話になるんだけど。要は、今度は一本化というか。同時に紙では整理しないということなんでしょう。そういうことだよね。

永見環境課長

 申請そのものが完全に紙がなくなるわけでもないんですけれども、データに全てのものを入力していくことによってかなり効率化されるということで考えております。

小宮山委員

 河川の管理は道路課がやっていると思うんですけれども、今、平和の森公園より上の妙正寺川が冬で水流が、水の量が少ないということもあって、とてもごみがよく落ちていたりしてきれいではないんですよね。だからそういう河川をきれいにしていくということは、本来であれば環境課がやってもおかしくないことなんじゃないのかなと思っています。多分水質の検査とかはやっているんでしょうし。だからその辺りの川をきれいにしていくという活動を道路課と相談しながら区としてやっていくべきじゃないかと思うんですが、予算とかないと思うんですけど、その辺に対する考え方はどうなっているんでしょうか。

永見環境課長

 今、御紹介いただきました河川の水質調査に関しては、下から二つ目の自動車騒音等環境調査という中に河川水の調査についても含まれているものでございます。環境課としては、こういった水質調査を定期的に実施をしていくということでやっておりまして、河川をきれいにする取組に関して、すみません、他の所管でどのような形で対応しているのかがちょっと分からないんですけれども、ちょっとこういった情報の活用の仕方が何かあるようであれば考えてみたいとは思います。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次は、256ページ、2目のごみゼロ推進費、事務事業1、ごみ減量推進です。質疑はありませんか。

むとう委員

 東京二十三区清掃一部事務組合分担金担が多分1億円ぐらい増額になっているかと思うんですが、その要因を教えてください。

阿部ごみゼロ推進課長

 こちらは主にごみ量の増加にもよるんですけれども、あと工場の延命化ですとか、再建築ですとか、そういったところも引き続き行っておりまして、そこの維持経費ですとか手続のほうにも増加の傾向があるということで、このような増加になっております。

むとう委員

 ごみ量というよりもその工場の延命化で、古くなった工場のメンテナンス、建て替えとかだと思うんですが、大体要因としてはそれが何割ぐらい占めているんでしょうか。

阿部ごみゼロ推進課長

 ちょっとお待ちください。

むとう委員

 やっぱり清掃工場については東京二十三区清掃一部事務組合にお任せしているというところもあって、各区が何か分担金さえ出しておけばいい的な感じで関心をあまり持ってくれないんですよね。だから、やっぱりその当事者として、工場の延命が本当にそれは必要な工事なのかということも含めて、やっぱりメーカーの言い値で出しているという部分もあって、きちんとその金額が妥当なのかというところもね、やっぱり各区がしっかりと考えてほしいと思うんですよね。区長会も関わっているわけですし、お金さえ出していれば済んでいるということで東京二十三区清掃一部事務組合にどんどんお任せという状況は、もういいかげん当事者意識を持ってもらわないと、何のための清掃事業の区移管だったのか、区に移管してほしい、移管してほしいって、移管されたんですから、やっぱりきちんと清掃工場のことも、最終処分地のことも含めて、じゃあ中野の清掃事業をどうするのかって考えないと駄目ですから。ただ集めて、清掃工場なり処分場に持っていけばそれで終わりなんだという意識で清掃事業をやっていてもらっては困ると私は思っていて、ちゃんとその、かなりの金額ですから分担金の1億円って。だから、何でその簡単にね、清掃工場の延命というのをずっとやっているし、ここに来て、1年で急激に何工場も増えたわけではないと思いますし、どういうことなのかというのはちゃんと担当で把握ぐらいはしておいていただきたいというふうに切に思います。ごみ量がそんなに増えているのかというと、そんなになんか増えちゃいないと思うんですけど、ごみ量に応じて分担金のお金を算出しているので、中野のごみが何か見ていてもすごい増えているという感じでもないですので、どうしてなのかなあというふうに思いますので、ちょっとしっかり、答弁保留ですので待っていますので、お答えをお願いしたいと思います。

杉山委員

 今年度の予算に比べて来年度の項目を見ると、食品ロス削減推進事業、1項目だけ115万円入っています。今年度の予算は、食品ロスの削減の推進計画の策定であったり、それから食品ロス削減親子料理教室の実施だったりいろいろ入っているんですよね。来年度この1行で、その食品ロス削減推進事業115万円とありますけれども、これ、内容としてはどんな感じなんですか。

阿部ごみゼロ推進課長

 今回項目を、前年度が食品ロス削減親子料理教室の実施ですとかそういったこととか、あと、食品ロス削減協力店事業、フードドライブ事業等がございましたが、こちらを食品ロス削減推進事業一本にいたしました。内容につきましては変わらず、大学との連携ですとか協力店登録事業、あとフードドライブ事業ですとかそういったところに充てているところでございます。

杉山委員

 そうすると、フードドライブ事業は含まれるの。

阿部ごみゼロ推進課長

 はい、こちらも含まれてございます。

杉山委員

 そのごみ減量、左側にも「食品ロス削減の取組」って書いてあるので、やっぱりね、今、食品ロス、結構やっぱり社会問題になっていまして、区としても力を入れていかなきゃいけない一つだと思うんですよ。そこに、予算が少ないからというわけじゃないんですけれども、やっぱり企画として、今年やったその親子料理教室みたいに、やっぱり計画の中に力を入れているということで見せていく必要があるはずなんですよね。そこが丸まっちゃっていると僕たちも見えないし、そういう何か意識的なもの、担当としてもっとこう攻めていくみたいな、そういう企画というのは、今、来年度に対してお持ちでしょうか。

阿部ごみゼロ推進課長

 令和5年の3月に食品ロス削減計画の策定も予定してございます。ますますその策定を機に食品ロスの削減を強化していく、そういった所存でございます。

杉山委員

 その大きな策定結果を基に、それを機として取り組んでいくというのはすばらしいことだと思いますので、その先にね、やっぱり目的は食品ロスを削減するなので、その仕掛けというのを、もうあと、だから1本の矢じゃなくて3本ぐらい放っていかれるように、私たちが見えたら、すごいな、応援したいなって思うので、そういう意識を常に持っていただきたいと。要望で結構です。よろしくお願いします。

主査

 他に質疑ありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、答弁保留を除いて進行いたします。

 分科会を休憩いたします。

 

(午後5時43分)

 

主査

 分科会を再開いたします。

 

(午後5時44分)

 

 次は、256ページの事務事業の2、資源回収推進です。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

阿部ごみゼロ推進課長

 先ほどの答弁保留にお答えいたします。

設整備費に占める割合ですが、こちら416億円なので、40.7%がこの工場の改築に充てられるというふうに資料にございます。

むとう委員

 そうすると中野にもそれが同じようにリンクしてくるんだと思うんですけれども、40%ぐらいということなんだけれども。ごみ量はそんなに増えていないですよね、データ見るとね。そうすると、あとの50%近くは何で増える要因になったんでしょうね。

阿部ごみゼロ推進課長

 まず清掃費といいまして、工場の定期点検ですとか、光熱費も当然今上がっております。あとは焼却灰の資源化による経費ですとか、そういうところが43.5%というふうになっております。こちらも大きなところかなというふうには思います。

主査

 次は、257ページ事務事業3、清掃事業です。質疑はありませんか

杉山委員

 去年かおととしですね、スケルトンカーというのを中野区で造っていただいて、エコフェアとかに来ても、ごみのんと一緒に大人気なスケスケの清掃車、あのデモカーだと思うんですけれども、これの来年度出動する予定とか、あとイベントとかというのはありますか。ちなみに今年度どのぐらい出動したのかも教えてほしいんですけど。

阿部清掃事務所長

 主に大きなエコフェアですとか、あとはパネル展に伴って、庁舎でパネル展をやったときとかにも、そのイベントとして3回ほど呼んでおります。あと、今年、町会の事業で1回というところで、5回ですけれども、あとは大きなイベントのときとかに、できるようであればもちろん積極的に出向いてPRをしていきたいというふうに考えております。

杉山委員

 こういうのって、中野区に幼稚園とか保育園が、スケルトンカー、園庭に出してほしいんですよみたいな話が連絡が来たりしたときに、結構快くやっていただいていたと思うんですね、今まで。神対応みたいなことをネット上に結構書かれていて。来年度もやっぱりそういうのも、さっきもお話ししましたけど、スケルトンカーを使って何かイベントを行います。何かに、エコフェアにいるのは何となく当たり前なんですけれども、戦略的にというか、やっぱりごみゼロ推進を行っていく上でスケルトンカーというのは必要だし、教育の底上げにもつながると思うので、そういうことを考えていっていただきたいと思うんですけど、いかがですか。

阿部清掃事務所長

 令和3年度になりますけれども、16回出ておりました。当然まだまだ宣伝というのが足りないと思っておりますので、そこも強化して、せっかく造ったスケルトンカーですから使用していきたいと思っております。

杉山委員

 中野区にとどまらず他区にも、他区から依頼されたら、日本全体でとか、東京全体でこういうごみゼロ推進というのは進んでいるわけで、そういうところに、他区から話が来てもちょっとお金を頂いて出かけるぐらいの考えで、広い視野でこういうのを活用していただきたいと思いますので、ぜひとも御検討を賜りたいと思います。要望で結構です。

むとう委員

 ごみの集積所監視カメラ設置委託等なんですけれども、区民の資料の34を見ると、カメラを設置したことで改善、ほとんどのところが改善されているというような資料になっているんですけれども、これはただ単にカメラを設置しただけで改善されたのか、例えばそのカメラの映像を見て指導班の方が指導に行ったことで改善されたのか、これはどういう状況で改善されたんですか。

阿部清掃事務所長

 こちらカメラの設置場所につきましては、その散らかり具合ですとか、あとは近隣の方の御要望ですとか、そういったものを総合的に加味して決めております。ですので、基本的にはそこの巡回を強化しているところにカメラをつけるといったようなところでございます。

むとう委員

 そのカメラの映像そのものは改善のために使われてはいないんですか。

阿部清掃事務所長

 今年度につきましては、そのカメラのチェックをしてそこで改善につなげたということはございませんが、そこを重点的に指導といいますか、回ったことで下がっていたというところで、一定の抑止効果があったものというふうに解釈しております。

むとう委員

 分かりました。そうしたら、何か高いカメラをつけなくたって、カメラの模造品でもいいのかなってちょっと思ったりもしました。つけただけで抑止力になるんだったらね、高いお金をかけてつけることもないのかなって、何か模擬カメラでもいいのかなって、それはばれちゃうのかな、駄目なのかなってちょっと思ったりしました。

 それから、その下のところの清掃車雇上げ、労働者派遣等の金額が増えているんですけれども、台数であるとか派遣人数であるとかが増えたということなんでしょうか。

阿部清掃事務所長

 台数が、雇上のほうと増えているところでございます。それと、あと単価の増ですとかそういったところも関係しているところでございます。

むとう委員

 じゃあ具体的に、台数とか派遣人数は大して変わりはなかったということですか。

阿部清掃事務所長

 労働者派遣につきましては、令和4年の9人から11人、2人増えているところでございます。 車は、令和4年度に雇上車数が42台だったものを44台に増やしているところでございます。

むとう委員

 増えているんですね。実際には4月から職員を採用されたと聞いているんですけれども、そのことに、職員が採用されたけれども派遣の人数も増えちゃうということなんでしょうか。職員を採用したことで派遣人数を幾らかでも抑えるということには、予算上はならないということですか。

阿部清掃事務所長

 こちらですけれども、今回燃やすごみの一部を委託というふうにいたしております。それと、それに伴って、陶器、ガラス、金属ごみの収集を区のほうで行うということでございます。その関係で雇上車両が増えたというところにもかかってきていることでございます。

 やはり職員の採用ですけれども、こちらも、定数計画ですとかそういったところとの整合性もございまして、今回3名を予定をしておりますが、そうですね、今後の退職者数の推移等も見まして、今後も職員数について考えていきたいというふうに考えております。

むとう委員

 考えていっていただきたいんですけれども、今回3人増えたことであるけれどもやっぱり派遣の人数は減らすには至らない、3人増やしても派遣人数を減らすには至らない程度だということなんですね。ということは、もうちょっと採用していかないと追いつかないという実情だって受け止めてよろしいですか。

阿部清掃事務所長

 清掃事務におきまして、区が、自治体が最終的に責任を持つというところはございますが、同時にその民間の活力も導入していくというところも併せて考えて清掃事業を維持していこうというふうに考えております。確かに3名というところではあるんですけれども、ちょっと今後、計画的にどういうふうにしていくかというのはこれからまた調整していきたいというふうに考えています。

むとう委員

 労働者を派遣する組合の側もそうなんですけれども、やっぱりね、人を、何ていうか雇うのが大変で四苦八苦しているんですよ。それはやっぱり23区全体で職員数を抑えてきたということもあって、簡単に何人、何人派遣してというふうにはなかなかこれから立ちいかなくなるような状況があるんじゃないかという危機感を私は持っているので、やっぱり区としては計画的に採用を進めていただきたいということを要望しておきます。

南委員

 プラスチック使用製品資源化に伴う広報(拡充)ということで、これは看板の設置、作成なんですかね。これは使用製品の資源化が大きく変わるということなんでしたっけ。その辺どういう状況。

阿部清掃事務所長

 現在、容器プラスチックですね、プラマークのついているものの回収を行っておりますけれども、これを、令和6年の4月から製品プラスチックのほうも回収していくというところが大きな変更点になります。

南委員

 容器プラスチックから製品プラスチックも含めてということですね。これ、どれぐらいの量が増える、現在、容器プラスチックの場合、中野区としてどれぐらい、何トンぐらいがあって、今度、じゃあ製品プラスチックまでした場合にはどれぐらい増えるということになるんでしょうか。

阿部清掃事務所長

 現在回収量は、令和3年度の決算ですと2,567トンでございました。今回こちら、回収量、令和5年度は2,666トンを見込んでおります。さらに今後、製品プラスチックですけれども、2024年の推定回収量は833トンを現在想定しております。

南委員

 じゃあ容器プラスチックにしても100トンぐらい増えて、さらに製品プラスチックも833トンでしたっけ、増える予測をしているということで、今回これは資源化に、要は製品プラスチックまで回収しますよという広報の拡充ということで、そういう看板を取り付けるんでしょうけれども、ということは、2024年に833トンということは、来年度、令和5年度については広報のみで、製品プラスチックまで回収するのは、さらに翌年度からという理解でよろしいんですかね。

阿部清掃事務所長

 はい、そのとおりでございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、以上で環境費は終わります。

 分科会を休憩いたします。

 

(午後5時59分)

 

主査

 分科会を再開いたします。

 

(午後6時01分)

 

 次に、287ページの12款諸支出金、1項積立金、1目積立金、事務事業3の特定目的基金積立金のうち、(8)の環境基金積立金と(9)番の新型コロナウイルス感染症対策利子補給基金積立金です。質疑はありませんか。

小宮山委員

 もう何度も言っていることなんですが、中野区の環境基金で他自治体にお金を使うのはやめたほうがいいと思うんですが、いかがでしょうか。

永見環境課長

 中野区の環境基金で他自治体ということですけれども、ちょっと今回の積立金の内訳ですけれども、寄附金からの積立てが38万円、それからふるさと納税からの積立てが90万円、森林環境譲与税からの積立てといたしまして3,500万円、アルミ缶売却益の積立てとして2,000万円ということで、合計で5,500万円余となっております。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 よろしいですか。なければ、以上で一般会計の歳出は終わりです。

 次に、一般会計の歳入に入ります。

 区民分科会分担分の歳入予算説明書補助資料にて一括して質疑を行います。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 質疑がなければ、一般会計歳入分担分についての質疑を終了いたします。

 次に、国民健康保険事業特別会計について一括して質疑を行います。

 予算説明書補助資料の294ページから317ページになります。なお、次のものは当分科会の所管外となりますので御承知おきください。まず、歳入のうち300ページの4款都支出金、1目保険給付費等交付金、1節保険給付費等交付金のうち健康福祉部所管のもの、302ページの6款繰越金、1目繰越金、2節その他の繰越金のうち健康福祉部所管のもの、3節特定健診・保健指導繰越金、304ページの7款諸収入の6目納付金です。次に、歳出のうち、307ページの1款国保運営費、1目制度運営費、事務事業1の国保運営関係人件費等のうち健康福祉部所管のもの、315ページの4款保健事業費、316ページの5款諸支出金、1目一般被保険者保険料還付金等、事務事業1、一般被保険者保険料過誤納還付金等のうち健康福祉部所管のもの、以上が当分科会の所管外となります。

 質疑ありますか。

来住委員

 歳出のところでお聞きしたいんですけれども、よろしいでしょうか。来年度の、これは予算特別委員会でもやり取りがあったので、3点だけちょっと確認をさせていただきたいんですが、国民健康保険の特別会計の予算案が、新年度360億円という歳出の予算が示されています。まずその点なんですけれども、360億円としたのが、例えば平成4年度、この年度は当初予算でたしか325億円だったと思います。なぜ360億円にしたかというやり取りがあって、ちょっとお聞きしていたんですけれども、それは令和2年度は受診控えがあったと、令和3年から令和4年度は受診控えがなかったのでこういう360億円という算定をしているというふうに、私、聞き取ったんですけれども、そこで、じゃあ令和3年度の決算は額で言うと幾らになったんでしょうか。

伊藤保険医療課長

 こちらにつきましては総括質疑のほうでも、先ほどありましたようにお答えさせていただいた中身とかぶる部分ございましたけれども、令和3年度の決算額としましては約330億円程度でございます。

来住委員

 令和4年度は先ほど紹介した325億円なんですが、見込みとして、今2月ですので、こういうこの範囲の中で収まりそうなんですか。

伊藤保険医療課長

 令和4年度につきましては約335億円程度といったようなところで想定してございます。

来住委員

 新年度は、これを見ますと34億円、前年度より、この令和4年度よりも増えることになるんですね、歳出が。その中身を国保給付費が21億円、国保事業費納付金が12億円、約ですね。したがって合計で34億円を比較すると、令和5年度と4年度の増える部分として算定しています。そうしますと、先ほど紹介されたように、令和3年度が330億円、令和4年度が335億円ぐらいの見通しだということなんですよね。要するに受診控えから、受診控えがなくなって、少なくなってきたから令和4年度はこういう額になるという、そういう想定だったと思うんですけれども、見積りとしてね、令和5年度が360億円を超える額を見込んでいるわけですけれども、そうしますと、考え方なんですけれども、どこに歳出を見積もるかというかね、想定するかによって、当然その保険料への関係が出てくるのではないかと思うんですけれども、その360億円にした根拠が、今の令和3年度、令和4年度を聞いていると、あまりにもちょっと乖離があるのかなと思うんですが、そこはどういうふうな理解をすればよろしいですか。

伊藤保険医療課長

 こちらにつきましては、先ほど御答弁させていただきましたように、医療費については、やはり想定以上に受診控えがなかったといったようなところで増加してございます。その部分と、それから東京都への納付金というのもございまして、そちらの部分でも影響してございます。なおかつ今年度、まだ来年度ですか、実際には来年度に入ったわけではございませんけれども、2類から5類への移行等というところもございますので、その部分も含めまして、いわゆる見積りとしては確実に歳出として適切な予算を組む必要がございましたので、こうした数字とさせていただきました。

来住委員

 新型コロナの発熱外来であるとか、一律にその国保財政から出されているものというのは当然あるわけで、全てがコロナ関係は別の財布から出たわけじゃないのでね、そこは精査する必要があると思うんですけれども、いずれにしても、この比較をして、令和4年度と令和5年度でいうと34億円を上げる形になって、もう一度確認しますけれども、新年度は1万円以上の国保料の値上げというやり取りがあったように思うんですが、これは過去最高の額の値上げということになるんでしょうか。

伊藤保険医療課長

 現行制度が一応制定されましたのが、平成30年で制度が変わりまして、そこから見ますと金額的には一番高い金額といったようなところになってございます。

来住委員

 法定外繰入もね、一般財政からの繰入れも中野区もやっているわけで、新年度も前年度に比べてね、額を上げて措置するという答弁があったと思います。特に国保加入者の方々の状況というのは、国全体もそうですけど、40年ぶりのこの物価高騰の中で大変厳しい環境の中で暮らしておられる方々の加入者なわけですよね。そういうところで1万円以上のその値上げになるということで考えると、本当に深刻だなと、過去最高の値上げでいいのかというふうに思わざるを得ないわけですよ。もちろん中野区はね、他区と違って所得割を60で均等割40にしているし、他区と違う措置が行われているのは評価しています。評価しているんですけれども、どこまでその歳出をね、先ほど言ったようなところをもう少し精査して見直せばね、あえてここまで上げる必要はないんじゃないかなというのが私の見方をしているわけですけども、そういう区の努力の部分と同時に、やっぱり国、この国保のね、この皆保険制度そのものがこの状態でいくと本当に成り立たなくなるんじゃないかって思うぐらい深刻な状況になっているわけですよね。ですから、国や東京都がやっぱりどう補填していくのか、そこをどう増やしていくかということがこの国保問題の一番の根本的な問題だというふうに思っているんですが、区長会等で要望もしていただいていると思うんですけれども、改めて2点を伺いますが、区長会として、区として、この国や東京都に対してどう働きかけていくのかということが1点と、もう一度この歳出の部分のね、360億円というのが、その見積もった根拠が、ややかなり根拠に乏しいではないかなというふうに思うんですけれども、お答えください。

伊藤保険医療課長

 まず、国等への要望についてということで、こちらにつきましては、国・都の施策及び予算に関する要望というのがございます。独自の国へ中野区要望といたしまして、これはつい最近なんですが、国民健康保険制度の抜本的な見直しを要望項目として挙げてございます。内容的には、国民健康保険制度の抜本的な見直しを行い、国は財政支援など必要な措置を講じることということで要望してございます。

 それからもう一点の、歳出の金額でございますけれども、こちらにつきましては、当初予算を組んだ後に最終的に、今回もそうでございますが、第1回定例会の中で金額について調整しているといったようなところがございます。予算としましては、委員の多少というところもあるとは思うんですが、先ほど御答弁させていただきましたように、足りなくなってはちょっと困りますので、その分をといったようなところで積算をさせていただいたところでございます。

 なおかつ、歳入については、当然努力をして歳入確保については努めてまいりたいと考えてございます。

主査

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、以上で国民健康保険事業特別会計については質疑を終了いたします。

 次に、後期高齢者医療特別会計について一括して質疑を行います。

 予算説明書の補助資料の318ページから323です。質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、後期高齢者医療特別会計についての質疑を終了いたします。

 以上で当分科会分担分についての質疑は全て終了したことになりますが、全体を通して質疑漏れはありませんか。

小宮山委員

 歳入に関して、自動販売機に関する扱いなんですけれども、まず4ページに当所管の文化施設の自動販売機が載っています。これは多分売上げだと思うんですが。あと、それとは別に、12ページにも当所管に関わる自動販売機の貸付けの代金が載っています。多いところだと180万円で貸し付けているということで、この自動販売機の扱いがどうしてこう違っているのか。金額も随分違いますし、どういう考え方で、この歳入の4ページと12ページの自動販売機、違ってくるのかなということを教えてください。

矢澤文化国際交流担当課長

 まず、4ページの文化施設における自動販売機の扱いでございますけど、こちらは行政財産の目的外使用許可に基づいて指定管理者が、こういった民間の活力を活用しまして使用料という形で計上しているものでございます。行政財産の目的外の使用料、こちらは、一応款としましては使用料及び手数料になっておりますので。

主査

 分科会を休憩いたします。

 

(午後6時18分)

 

主査

 分科会を再開いたします。

 

(午後6時20分)

 

平田産業振興課長

 産業振興センターでございますが、こちらにつきましては行政財産の貸付けというところでやっておりますので、財産収入の中の貸付収入になっているところでございます。

阿部清掃事務所長

 清掃事務所につきましても、清掃事務所と、あと南中野事業所の自動販売機におきましても、貸付けに伴う入札になっております。

主査

 他に質疑はありますか。

南委員

 質疑漏れということではないんですが、質疑ができなかったところ、補助資料だと170ページですね。シティプロモーションのところですけれども、これ、答えられないんであればいいんですけれども、確認のためにお聞きします。これ、建設分科会のほうで審議するということで、今回先議で組織条例の改正でシティプロモーションと観光が区民部に来るという形になって、予算書にはこのシティプロモーションの部分については載っているのは理解ができるんですけれども、ただ現時点では所管は建設のほうに行っているから向こうで審議するのは、それはもう当然のことなんですけれども、その下のエリアマネジメントですね、これが905万3,000円ついているんですけど、これ、条例改正、組織改正とか関係なくつけちゃっているんですね。これについては御担当の区民部としてはどういう考え。企画部とかそういうところから何か説明があったんですか。これ、こういうつけ方って前例があるんですかね。組織改正があるので、予算書補助資料、またこの予算書に載っているという理由で審査は別の分科会でやるというのは、これまで当然あったんですけれども、そういう組織改正もなくて、何か知らないけどエリアマネジメントが区民部の予算書に載っているんですけれども、これについては、当所管で何か、これおかしいんじゃないのって、企画部なり、総務部なり、言わなかったんですかね。どういうその説明を受けていらっしゃるのか、その辺をちょっとお聞きできればなと思うんですけど。

主査

 分科会を休憩いたします。

 

(午後6時23分)

 

主査

 分科会を再開いたします。

 

(午後6時38分)

 

高橋文化・産業振興担当部長

 今回の予算上の位置付けについては、これまで議会での経過を踏まえて考えますと、エリアマネジメントについては区民費についているという形で、執行は建設委員会の所管になるという話の中で、なかなか分かりにくい形になっているところはございますが、この形で来年度進めさせていただきまして取り組んでいければということで、改めて提案をさせていただきたいと思います。

主査

 他に質疑はありませんか。

小宮山委員

 区の環境基本計画では生き物調査について言及されていますが、この予算書の中には生き物に関する言及、生物多様性に関する言及はなかったようなんですが、どこかに含まれているようでしたら教えてください。

永見環境課長

 生き物調査につきましては、中野区基本計画、また環境基本計画の後期の時期において実施をするということで予定をしておりますので、来年度予算では計上しておりませんけれども、今後、実施をしていくに当たっての下調べといいますか、そういったところを実施しているところでございます。

小宮山委員

 私もね、いつまで議員でいるか分からないので、ぜひしっかり、そういった各種基本計画に入っているものですから、しっかり実施をしていただきたいと要望しておきます。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 質疑がなければ、以上で当分科会分担分の質疑を終結したいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議ありませんので、質疑を終結いたします。

 次に、意見についてですが、意見がある場合は、2月27日の月曜日、正午までに、対象となる議案の番号及び会派名または氏名を記入の上、文書で事務局へ提出するようお願いいたします。

 以上で予定していた日程は終了いたしますが、委員、理事者から発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 次回の区民分科会は2月27日(月曜日)午後1時から当委員会室において開会することを口頭をもって通告いたします。

 以上で本日の区民分科会を散会いたします。

 

(午後6時41分)