令和5年03月14日中野区議会子ども文教委員会(第1回定例会)の会議録 中野区議会子ども文教委員会〔令和5年3月14日〕
子ども文教委員会会議記録
○開会日 令和5年3月14日
○場所 中野区議会第5委員会室
○開会 午後1時19分
○閉会 午後1時33分
○出席委員(7名) 森 たかゆき委員長 甲田 ゆり子副委員長 河合 りな委員 羽鳥 だいすけ委員 加藤 たくま委員 内川 和久委員 白井 ひでふみ委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員 教育長 入野 貴美子 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 濵口 求 子ども家庭支援担当部長、子ども・若者支援センター所長、教育委員会事務局参事(子ども家庭支援担当) 小田 史子 子ども教育部子ども・教育政策課長、教育委員会事務局子ども・教育政策課長、教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 渡邊 健治 教育委員会事務局指導室長 齊藤 光司
○事務局職員 書記 若見 元彦 書記 金木 崇太
○委員長署名 審査日程 ○議案 第40号議案 令和5年度中野区一般会計補正予算(関係分)
委員長 定足数に達しましたので、本日の子ども文教委員会を開会いたします。
(午後1時19分)
本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 御異議ありませんので、そのように進めます。 それでは、議事に入ります。 第40号議案、令和5年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。 本議案は総務委員会に付託されておりますが、子ども文教委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。 それでは、理事者の補足説明を求めます。 渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 それでは、令和5年度中野区一般会計補正予算のうち、子ども教育部、教育委員会事務局所管分につきまして補足説明をさせていただきます。 最初に、5ページをお開きください。歳出の表、5款子ども教育費でございます。補正前予算額607億4,803万2,000円を1,056万7,000円増額いたしまして、補正後予算額607億5,859万9,000円とするものでございます。 それでは、歳出補正予算の個別の内容につきまして説明をさせていただきます。 12ページ、13ページをお開きください。2項教育費でございます。1目教育政策費は、校内別室指導支援員配置事業に係る経費1,056万7,000円を増額いたします。 続きまして、歳入について説明をさせていただきます。 10ページ、11ページをお開きください。14款都支出金、2項都補助金、4目子ども教育費補助金は、校内別室指導支援員配置事業に係る補助といたしまして、1,056万7,000円の増額でございます。 説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 委員長 これより本件に対する質疑を行います。質疑はございますか。 河合委員 まず、確認です。都支出金の歳入が今ありましたけれども、今回の補正予算は、東京都の事業が、東京都が補助金を出してくれる事業で実施するということでよろしいですか。 渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 はい、そのとおりでございます。 河合委員 ごめんなさい、ちゃんと聞けばよかった。全額東京都の事業ということでよろしいですか。 渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 10分の10補助金でございます。 河合委員 ありがとうございます。 次に、今回の校内別室指導支援員配置事業というものについて、何校何人分など、少し詳細を御説明いただけますか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 現在予定しているのは、区内の中学校3校で、各校2名ずつの配置を予定しております。 河合委員 ありがとうございます。各校2名で、3校というところは、それは学校がどこかというのは、今現時点で決定していますか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 現在、北部、中部、南部でそれぞれ1校ずつというふうに考えておりまして、最終調整中というところでございます。 河合委員 この北部と中部と南部に1か所ずつとなると思うんですけれども、例えば、そこの学校にほかの学校に行っている子が行ったりすることはできるようになるんですか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 現在は、まだそこまでは、予定というか、まだ検討といいますか、現時点では通うことは考えておりません。今後、実施をしていく中で、そういうことも含めてしっかりと検証等をしていきたいというふうに考えております。 河合委員 ちなみに、今決まりそうな3校というところが選ばれている理由を教えてください。 齊藤教育委員会事務局指導室長 欠席日数が30日から89日以内の生徒の数というところで検討しておりまして、10名を超えているような学校の中から選んでいきたいというふうに考えております。 河合委員 現時点で、今それに当てはまる学校は何校あるんですか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 現在、中学校9校のうち7校が該当しております。 河合委員 ありがとうございます。中学校で7校あって、そのうちから3校。では、残っている4校はどういう対応をしていきますか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 残りの学校のほうも、直接支援員はつかないんですけれども、現在、既に別室指導、こちらのほうは9校全てで実施できておりまして、空き時間の教員やそれ以外の職員が、交代でといいますか、対応していく予定でございます。 河合委員 ありがとうございます。ここに、3校に入れられるけれども、どの学校にも等しく、環境というか、人は整備していけるという予定で考えておいてよろしいですか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 今回の補正予算を出させていただいたこの支援員のほうは、3校に配置というふうな形になります。残りの4校につきましては、校内での体制をしっかりと整備をしたり、また、教育センターの職員のほうが巡回の支援というものを行っていますので、そういった支援はしっかりと、残りの4校だけでなく6校全てで、しっかりと別室の対応ができるようには、教育委員会としても支援をしていく予定でございます。 河合委員 ありがとうございます。3校だけと聞くと、最初、どうなのかなって思ったところですけれども、等しく同じような環境というか、体制を整えられるようにしっかりとやっていただけたらと思います。 そういう中でやっぱり課題になってくるのは、人をどうやって見つけていくかというところかと思うんです。いつもこういうお話をすると、なかなか各学校任せにすると、学校側が人を見つけるので非常に苦労しているというところを聞いているところなんですけれども、今回、教育委員会としては何かフォローとかしてあげる予定はありますか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 これまでも様々な形で、人的な支援というところで行ってきましたけれども、各学校が、やはり人を探すというようなところで、各学校のほうからも、なかなか負担があるというところはこちらも承知はしているところでございます。教育委員会のほうでも、ぜひこういう方にやってほしいというような方がいれば、学校のほうにも推薦をしながら、学校とも連携をしながら、人材の確保にはしっかりと努めていきたいというふうに考えております。 河合委員 ありがとうございます。もし教育委員会だけが持っている情報じゃない、その人のつながりみたいなところも、きっとほかの所管であるかもしれないので、ぜひともそういうところも生かして、お金がついたのに実施できなかったということがないように、人をしっかりと探していただけるように、ぜひ現場のサポートをお願いいたします。 加藤委員 この採用される職員というのは、教職とか持っていないといけないとか、何か採用に当たって資格要件とかあるんですか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 一応、資格のほうは教員の免許状を有する者または学習指導等の経験がある者、そして、校長が推薦する者といった中で人を選んでいけたらというふうに思っています。 加藤委員 この補正額を6人で割ったぐらいになると、大体1日5時間ぐらい見るようなイメージなのかなと思っているんですけれども、その辺はどういうスケジューリングでやっているのか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 一応、月に16日、1日6時間というふうな時間を予定しているところでございます。 加藤委員 あと、先ほど欠席が30日から89日の日数の生徒数が10名以上とは言っていましたけれども、状況によっては、全く来られない子と別室まで行ける子で差もあるのかなと思うので、その中でまた内訳があるのかなとは思うんです。こういう人が採用されていることによって、通いたいなと思えるようになるのかとかその辺、ちょっと現場の実態みたいなところをお話しできる範囲で伺えますか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 これまでも別室指導を行ってはきたんですけれども、やはり常に同じ職員が対応するということが、なかなかやはり難しかったというような状況がございますので、ぜひ、今回、配置させていただいた方々には、その環境の整備をまずはしっかりとしていただくこと、それから、そこに通って来られている子どもたちとの関係をしっかりと構築をして、来られる人、来られない人があったりもするとは思いますけれども、来られていない日も1人1台のタブレットを活用しながら、何かしらの発信をしていただいて、コミュニケーションを取っていただくなんていうことも、ぜひやっていただけたらとは思っています。 また、長期の欠席になってしまっている生徒たちも、全くここに当てはまらないということではないので、そういう子どもたちも、エネルギーが上がってきて、学校に少しでも足が向くようになってきた際は、ぜひ長期の子どもたちも含めて、メインで担当するのはここの支援員や担任になるとは思いますけれども、しっかりと関係をつくりながら、少しずつでも学校に来られるような、そういう促しなどを併せてやっていけたらというふうに思っています。 加藤委員 今回、東京都から出てきたわけですけれども、これは、意図的にはモデル事業みたいな感じで予算が出ているのか。そうしたら、結局、最終的には都が引き上げちゃって、中野区が一般財源出さないと続けられないよねみたいな話になってくるとは思うんですけれども、東京都としては、ここの今回の予算をどういった方向性で出されているかというのを分かる範囲で教えてもらえますか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 東京都のほうは、今回モデル的に出してきた事業であるというふうに思います。全都で中学校だけでは172校というような数で上がってきておりますので、我々としましては、もともとこの別室指導というのは、しっかりとやっていきたいというふうな思いもございまして、ちょうど都のほうもここに予算をつけてくださるということだったので、今回、補正予算というような形で手を挙げさせていただきました。2年間という期間で、しっかりと成果が出るように、どのような関わり方が、やはり一人ひとりの子どもたちに合っているのかといったあたり、また、その子どもたちが抱えている様々な不登校になっている要因などもしっかりと分析をしながら、子どもたちに丁寧に対応していく。また、保護者等との関係もしっかりとつくりながら、少しでも学校に来ていただくような機会、学校に来られない子どもたちも、少しでもつながっていくというふうな形をつくって、成果を検証していけたらというふうに思っているところでございます。 加藤委員 そうですね。この前の御報告で、なぜ不登校になってしまうのかという分析がし切れないというのもありましたので、ここの制度の中で、ちょっとその辺の分析ができればいいなということで、そういったところも、指導の別、ほかにもやっていただけたらいいなと、これは要望です。 委員長 他にございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 なければ、質疑を終結いたします。 意見についてお伺いをいたします。第40号議案について意見はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 それでは、第40号議案について、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 御異議ありませんので、そのように決定いたします。 以上で第40号議案の審査を終了いたします。 以上で本日予定した日程は終了いたしますが、各委員、理事者から発言はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 なければ、以上で子ども文教委員会を散会いたします。
(午後1時33分)
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