平成25年03月05日中野区議会予算特別委員会区民分科会
平成25年03月05日中野区議会予算特別委員会区民分科会の会議録
平成25年03月05日区民分科会 中野区議会予算特別委員会区民分科会〔平成25年3月5日〕

区民分科会会議記録

○開会日 平成25年3月5日

○場所  中野区議会第2委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後4時04分

○出席委員(7名)
 若林 しげお副主査
 ひぐち 和正委員
 平山 英明委員
 林 まさみ委員
 浦野 さとみ委員
 伊藤 正信委員
 むとう 有子委員

○欠席委員(1名)
 かせ 次郎主査

○出席説明員
 区民サービス管理部長 登 弘毅
 区民サービス管理部副参事(区民サービス担当) 藤井 康弘
 区民サービス管理部副参事(住民情報システム担当) 田中 謙一
 区民サービス管理部副参事(戸籍住民担当) 浅野 昭
 区民サービス管理部副参事(税務担当) 長﨑 武史
 区民サービス管理部副参事(保険医療担当) 古川 康司
 区民サービス管理部副参事(介護保険担当) 小山 真実
 環境部長 小谷松 弘市
 環境部副参事(地球温暖化対策担当) 上村 晃一
 環境部副参事(ごみゼロ推進担当) 志賀 聡
 清掃事務所長 鳥井 文哉
 環境部副参事(生活環境担当) 堀越 恵美子

○事務局職員
 書記 関村 英希
 書記 竹内 賢三

○副主査署名

審査日程
○議題
 第6号議案 平成25年度中野区一般会計予算(分担分)
 第8号議案 平成25年度中野区国民健康保険事業特別会計予算(分担分)
 第9号議案 平成25年度中野区後期高齢者医療特別会計予算
 第10号議案 平成25年度中野区介護保険特別会計予算(分担分)

副主査
 定足数に達しましたので、区民分科会を開会します。

(午後1時00分)

 第6号議案、平成25年度中野区一般会計予算(分担分)、第8号議案、平成25年度中野区国民健康保険事業特別会計予算(分担分)、第9号議案、平成25年度中野区後期高齢者医療特別会計予算及び第10号議案、平成25年度中野区介護保険特別会計予算(分担分)を一括して議題に供します。(資料1)
 本日は分科会は2日目となっており、きのう申し上げましたとおり、本日、区民分科会分担分の質疑を終わらせたいと考えております。
 なお、審査に当たっては、5時を目途に進め、3時ごろ休憩を入れたいと思いますので、御協力をお願いいたします。
 それでは、前回に引き続き質疑を行います。
 予算説明書補助資料の213ページからです。213ページから214ページ、1目ごみ減量費について質疑はありませんか。
ひぐち委員
 早速質問させてもらいますけれども、予算特別委員会のときに高橋ちあき委員のほうからも質問がありましたけれども、ごみ出しのマナーといいますか、方法についての印刷物の配布、これについて今まで古いものをずっと区民の方にお渡しをしていたと。これは今後どういうふうに区として考えて、リーフレットを新しいのをつくってくるのかなというふうにお考えなんでしょうが、ちょっとお答えください。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 「資源とごみの分け方・出し方」というリーフレットを発行してございます。これは平成21年度、22年の3月に全戸配布をしたのが最後となってございます。今後の発行の方法ですけれども、予算特別委員会でも御説明をいたしましたけれども、全戸配布をするといったような場合には、やはり資源の新しい取り組みがあったとき、あるいはごみの収集方法が変更になった、曜日の変更があった、そういったときに全戸配布をする必要があるんだろうというふうに考えているところです。しかしながら、今年度の予算の中には少し増額をさせていただいて、区内全域には配布はできないんですけれども、4分の1分割ぐらいで配布ができる仕組みを考えていきたいということで予算のほうをちょっと多く要求いたしまして、配布の方法としてはそのような形で来年度は実施したいと。来年度以降4年間に分けて実施をしたいというふうに考えているところでございます。
ひぐち委員
 今おっしゃったのは4分の1ずつということで、4年間かけるということですね。そうしますと、最初に配った方はまた4年前のリーフレットになってしまうということで、この辺、年数のギャップというのは区はどういうふうに考えているんでしょうか。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 22年の3月にお配りしてから最終年度にお配りができるのが4年後の25年3月になってしまうという形になりますけれども、その間に区民の皆様方に新しい形態のものが必要な場合には、絶えず区民活動センターですとか地域事務所にも保管して区民配布用として用意してございますので、そちらを御活用いただきたいということと、またはホームページにも絶えず更新をかけておりますので、そちらで御確認をいただきたいというふうに考えているところです。
ひぐち委員
 区の財政もありますのであまり強く言うのもどうかと思うんですけれども、あともう一つ、高橋ちあき委員のほうからも注文といいますか、要望がありました、他の区の例をとりましてカレンダー方式にしてはいかがかなという話が出ましたけれども、これについてはどういうふうにお考えでしょうか。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 総括質疑の中でも御説明をさせていただきましたけれども、昨年度からホームページ上におきましてはカレンダー方式を導入しているものでございます。そして、カレンダー方式を紙ベースでつくるということは、行政回収の部分につきましては、曜日の指定が決まった六日間の中でごみの収集と資源の回収をやっておりますのでカレンダーに落とせるんですけれども、資源回収につきましては、同じ六日間の中で収集はかけているんですが、町目が、町会レベルですと、何丁目何番ということで道路をまたいで町会が存在する場合、エリアが行政回収のエリアとまた違って複雑なんですね。それで集団回収の事業でやっておりますもので、それを行政回収とセットにしてカレンダーに落とすといったのはなかなか困難であろうというふうに考えておるところでございます。ですから、もしカレンダー方式を導入するのであれば、行政回収分のカレンダー方式として、そこに資源回収のものを、やはり紙ベースではカレンダーにならないので、町会ごとに検索をしていただくように別刷の紙をセットで用意するといったような形になろうかと考えています。
ひぐち委員
 また高橋ちあき委員の話の一つとして、ごみを出すのはお年寄りとか主婦の方が多いということで、ホームページをごらんになれば日ごとにわかりますよということですけれども、果たしてごみを出す方が本当にホームページを見てまでごみ出しに力を注ぐかというと、そういうふうには考えられないんですよね。ですから、今おっしゃったように、できる限り町会と区の回収を別にしてもカレンダー方式、これを何とか探っていただきたいなと思うんですけれども、その辺の先行きの見通しとしてはいかがでしょうか。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 やはり紙ベースでお渡しするのが地域の方々にとっては一番、区民の方々にとっては一番わかりやすい、確認しやすい方法だと思ってございます。ホームページで御確認いただくのも一つの手段でございますし、紙ベースで出すのも一つの手段だと思うんですけれども、先ほど申し上げましたように、カレンダー方式での紙ベースというのは、集団回収・行政回収をセットにしたものというのはなかなか難しいというふうに考えています。いずれにしましても、御高齢の方、なかなかホームページ等の検索等ができない方、そういう環境のない方はまだいっぱいいらっしゃると思いますので、そういった方々には丁寧に区報等を活用しながら御案内し、また、私どもにお問い合わせいただければ丁寧に御案内を差し上げたいというふうに考えているところでございます。
ひぐち委員
 終わりにしますけれども、ぜひ資源回収の低下をしないように、ぜひともこれからもリーフレット等いろいろと考案していただいて、よりよい回収の方法を探っていただきたいなと思います。要望でございます。よろしくお願いします。
平山委員
 すみません、213ページの事務事業2、3R推進の2番目、許可指導事務のところで、この廃棄物情報管理システムの利用回線変更作業委託というのがあるんですが、これは回線を変えられる、これはどういうことなんですかね。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 こちらは、現在使用しております廃棄物情報管理システムの利用回線がNTTの回線を使用しているんですけれども、現行のシステム回線が26年3月末で終了するということが言われております。それで、新回線に移行するため、Bフレッツ・グループアクセスというものから──今その回線を使用しているんですが、ここからフレッツ・VPNワイドサービスといったところに回線を変更するとNTTのほうから連絡がございましたので、この予算を計上させていただきました。
平山委員
 今使っているNTTのいわゆるサービスが終了しちゃうということなんですか。何か利用回線の変更というと、回線が太くなるのかなとか、もっと速くなるのかなというふうなイメージがあるんですが。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 失礼しました。ちょっと説明が不足しておりました。
 屋内配線の部分でございまして、外の回線は光回線等を利用しているわけですけれども、屋内の回線部分が、先ほど申し上げましたBフレッツのグループアクセスというのが、NTTとしてはその回線は屋内回線としては終了するというもので、新しいシステムの回線ということになります。
平山委員
 ごめんなさい。NTTが終了するわけですよね。で、新しい回線にというときに、やはりこちら側の負担になるんですか。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 NTTの外回線の部分についてはメーカーがということで、屋内回線の部分については回線使用の側というふうに確認しております。
林委員
 すみません、ごみの減量は企画調整だと思うんですが、10か年計画の19ページを見ると、ステップ2で小規模事業者、排出事業者が共同して排出できる自主ルートを確保とか家庭ごみの有料化が書かれているんですけれども、今回それは予算にあるんでしょうか。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 10か年計画に載ってございますごみの有料化あるいは事業系ごみの問題につきましては、現在庁内PTで検討作業を進めてございます。随時進めているんですけれども、なかなか難しいと。進行させる具体的な計画づくりまで行くのにいろいろな課題、問題がございますので、そこら辺を庁内PTで現在一つひとつつぶして検証をしているところでございます。ですから、予算には特に計上していないというものでございます。
林委員
 家庭ごみの有料化というのは23区で中野だけというと難しいかもしれないんですけれども、先日、新聞の中で、やはり23区、ごみの有料化がもしかしたらどんどん財政が悪化すると有料化になっていくかもしれないということになっておりまして、もし中野でもそういうふうになったとき用に、きちんと計画的に内部のほうで進めていっていただきたいなと思います。要望です。
 あと、後ろの214ページもよろしいですか。
副主査
 はい。
林委員
 214ページなんですけれども、まず、区民の資料25の破砕回収機が1,054万円でしたっけ、今回あることによって、このペットボトル回収分が破砕回収分の──3にペットボトル回収分というのがありますよね。それで、これは12月分までの、24年度は12月分までで都合並んでいるんですけれども、今後この破砕回収機分による量というのがどのくらいふえるとか、そういう想定とか、あと収集とかというのはされているのかなと思って。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 ここに書かれてございますのは中期のところに書いてございます4から12までの9カ月分ということでございますので、破砕回収機につきましては前年と同様な回収量、そして分別店頭分についても前年と同程度の収集量というふうに考えております。
 また、今お話の中で、今後の破砕回収機の回収量の見込みということですが、新たなペットボトルの破砕回収機の仕組みを構築しましたので、それによって年間80トンを目指したいという目標を持ってございます。
林委員
 では、このペットボトルとしては多分80トンぐらいを今後見込んでいるということなんですけれども、では、その分、分別とか店頭になるものはその分減っていく。それによって経費も削減されていくということでよろしいんでしょうか。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 ペットボトルの破砕回収機の新たな仕組みの導入に今後の展開ということでちょっと御説明をさせていただきますと、今、区内10店舗で回収をかけております。分別、そして店頭回収については、現在中野区が持ち込んでいる中間処理施設、こちらが飽和状態になってございますので、それを少しでも抑制したい。ですから、破砕回収機を今後増設をかけていきたい。それによって中間処理施設での経費の負担減、そして収集・運搬の経費の減、そういったものを図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。
林委員
 そうなると、すみません、もう一つ、区民資料の26なんですけれども、このペットボトルに係る事業経費とか破砕回収機でのこういう数字が出ているんですけれども、それの中にどのくらいというような具体的な試算のようなものはされているんでしょうか。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 ペットボトルの回収量については、特に顕著だったのが東日本大震災のときに一気に100トン以上ふえたというふうに記憶しております。それは結局、買いだめといいますか、そういったことからの減少で、それがいっときで終わるかなと思ったんですけれども、終わらずにまた相変わらずペットボトルの回収量がふえているという状況にあります。また、最近ではペットボトルも小型化して100ミリリットルまで小さく容器が出ておりますので、そういったことの要因も一つあると思うんですが、さまざまなペットボトルによる飲料関係以外のペットボトルも増加しておりますので、なかなかそれを予測するといった面は、それはちょっと難しいかなと。私どもとしては減少させたいとは思っているのですけれども、なかなか予測としては難しい。
 また、破砕回収機につきましては、先ほど申し上げたように来年度は80トンを目標としておりますけれども、それ以降、100トン、1台10トンを目標に考えているところでございます。
伊藤委員
 すみません、ここで聞いていいのか、次の清掃事業なのか、ちょっとわからないんですけれども、不法投棄の問題、これは私もまちの責任ある立場になって最近になって意識するようになったんですけれども、本当に多いなと思うんですよね。というのは、あるマンションの世帯数、大体十二、三世帯住んでいるのに、こんなに出ているのかなというところがあるんですよ。ある町会では、そういう不法投棄に対して防犯カメラを設置したという町会もあるように聞いております。それで、実際に不法投棄をどうやって調べればいいのかはそちらが専門でいろいろ調査しているんでしょうけれども、実際に不法投棄というのはやっぱりふえているんですかね。実態状況はどうでしょうか。伺います。
鳥井清掃事務所長
 私どものほうでは、ごみ集積所の不法投棄ということで申し上げますが、多いものといたしましては家電リサイクル品になっておりますテレビ等ございますけれども、実績で申し上げますと、こういったものの総数が23年度は735点ございましたが、そのうちテレビが597台を占めておりまして、非常に大きいという状況がございます。この年度はテレビ放送の地デジ化、アナログ放送の終了ということがございまして、テレビやその附属品関係の買いかえがかなり行われたということでこういったテレビ関係の不法投棄がふえたのではないかというふうに推測してございますので、24年度につきましては、今のところ23年度より少ないペースで不法投棄率の処理はしているかなという状況でございます。
伊藤委員
 そういう家電リサイクルもそうでしょうけれども、決まった集積所でない人が置いていったりとかというのもありますよね。可燃ごみにしろ、不燃ごみにしろ。それから、もちろん可燃ごみに出して集積するはずが不燃ごみが入っていたものというのは、張り紙をするんでしたよね。そういう点ではどうなんでしょうか。そういう量というのはふえているんでしょうか。
鳥井清掃事務所長
 今、委員がおっしゃいましたその集積所を本来利用すべきでない方が置いていらっしゃるというようなものにつきましては、なかなかちょっと私どもでも簡単にはわかりかねる部分がございまして、集積所を御利用の皆様からそういう人がいるんだよというようなお知らせがございましたら、基本的にはまず啓発の看板を取りつけまして、この集積所は決められた方々が御利用されて管理・掃除もされていらっしゃいますから、御自分のところに出してくださいというような形でPRをしているというような状況でございまして、どれくらい量があるのかということについてはちょっと数的な把握はしてございません。
伊藤委員
 ぜひそういう啓発活動、予算がかかることですけれども、ごみを減らすことによっては大変重要なことだと思いますので、努めていただきたいなということを要望させていただきます。
 それから、すみません、214ページのペットボトルの回収。これはたしか総括質疑でも伺ったんですけれども、今、区内に10カ所でしたっけ。その辺教えていただけますか。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 総括質疑のときにも御案内いたしましたが、区内のスーパー10店舗に設置をすると。来年度からですね。現在は川島通り商店街コスモくん広場というところに1カ所ございます。そちらを3月末で終了させていただきまして、サミットの中野南台店、そちらのほうに移設をするというふうになってございます。
伊藤委員
 この間の個別のスーパーのお名前を伺ったんですけれども、何か北と南とのバランスが、非常に南のほうが少ないということで、例えば南にはスーパーが丸正さんだとかそういうところが入っていなかったり、マルエツさんだとかツカサだとか、そういうところはあるんですけれども、そういうところというのは事業者、スーパーさんがお受けできないということなんでしょうか。それとも区からの働きかけというのはしていないんでしょうか。その辺どうでしょうか。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 やはり今後の展開の考え方なんですけれども、南のほうにはやはりオリンピックさんですとか、ほかにもございますので、そういったところについては働きかけを行っていきたいというふうに考えております。スーパーを中心にやはり展開を図っていきたいと思っているんですけれども、ただ、設置の条件として一定程度のスペースがないと、道路上に、道路のすぐ際に置くわけにはいきませんので、ある程度の遊びといいますか、店舗の入口から近いところでそういったスペースが確保できる場所、あるいは店内でそういったスペースがあるお店、そういったところに働きかけていきたいというふうに考えています。また、逆にお店側としては、従業員数が少ないのでなかなか取り扱うのは難しいですよと言われてしまうといったこともございます。
伊藤委員
 なるほど。これ、管理はやっぱりスーパーさんが行うわけですか。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 維持管理につきましては、店舗側の負担という形で電気代の負担をまずしていただきます。そして、簡易な清掃、それから、中にペットボトルが当然たまりますので、たまったペットボトルの破砕されたものを袋から出して新たな袋を設置していただく、そういったものの管理。それから、来年度はポイント制度を導入するというお話を差し上げておりますけれども、その面では新しいカードの発行、それからポイントの交換、その機械の設置、そういったものをお店のほうで管理していただくという中身になってございます。
伊藤委員
 今言ったポイントのことなんですけれども、ポイントの仕組みというか、もう一回詳しく教えていただけますか。何か、2本入れて1点とかってありますよね。500点で50円のポイントがたまるとかって。それはどこも共通なんでしょうかね。どうなんでしょうか。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 ペットボトルのポイントシステムですけれども、まず、もう一度お話を、総括質疑で1回させていただきましたが、まず、ポイントをためる仕組みでございますけれども、Suica、PASMOの交通機関のカードをお持ちの方はそれを持参していただきたい。それで、その交通機関のカードがない方には中野区のエコひろばポイントカードといったものを無料で交付いたします。それで、ペットボトルをフルボトルの状態でつぶさずに持っていっていただくわけですけれども、御家庭でたまったペットボトルを5本、6本、たまった状態でお持ちいただきます。それを一本一本投入していただくんですが、その手前で機械にカードリーダーがございますので、そこにまずカードをかざしていただくと。そして、その後にペットボトルを投入していただきますと、1本につき0.2ポイントのポイントがつきます。それが500ポイントたまりますと、そこのお店での50円相当の交換ができる。そこの50円相当の割引になるのかなと。あるいは、例えばサミットさんなんかですと、独自のお店のポイントがございます。そういった場合にはお店のポイントに交換できるといった中身になってございます。
伊藤委員
 ありがとうございました。
 スーパーで回収されているのと、あと町会でやっているのとがありますよね。事業者。町会が集積所を置いて、事業者さんが置いていくのかな。そちらとの整合性というのはこれからどうなっていくんでしょうかね。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 すみません、まず先に訂正をさせていただきたいんですが、先ほど0.2ポイントと申しましたが、2ポイントでございます。すみません。失礼しました。
 行政回収でやっておりますペットボトルの集積所の回収なんですが、こちら先ほど申し上げましたように区で収集しているものについて中間処理施設として杉並区の中間処理施設に持ち込んでいるんですが、ここが杉並区と中野区と按分しているんですね。中間処理施設の収集量、中間処理の量。今は杉並区さんと6対4で按分させていただいて、中野区が6でやらせていただいております。それを今、来年度から本来であれば5対5に戻してもらいたいと杉並区に言われたんですけれども、これを来年度に限り延長しましょうということで余裕を持っていただいたんですが、いずれにしてもそちらの飽和状態というということを先ほど申し上げましたように、飽和状態が続きますと処理しきれなくなるということになるんですね。そうすると、中間処理施設の能力を超えて作業させるわけはいきませんので、別のルートに持っていかなくてはならないといったことが発生します。ですから、そういったものをカバーするためにもこういった破砕回収機による回収量をふやして、中間処理施設の経費、そして運搬の費用、そういったものを削減していきたいというふうに考えております。
むとう委員
 213ページの許可・指導のほうなんですけれども、一般廃棄物の収集等の事業者の許可事務を清掃協議会のほうに移したかと思うんですけれども、指導については特に残るということでしたが、そういった入り繰りの部分で予算に変更点がどこかあるのかないのか。その1個下の(3)のところの東京二十三区清掃協議会負担金というのが10万円から60万円にふえているのはそのこととの関連なのか。そのあたりを御説明ください。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 こちらの中身でございますけれども、今、委員お話しのとおり、指導ですとかそういった立入検査、そういったものは引き続き各区に残ります。そして、今回一本化したことによる変更点といたしましては、経費を50万円ほど減してございます。この内訳といたしましては、能力認定にかかわる試験の委託経費。それから、一般廃棄物処理業の手引書というのを作成しておりますけれども、その手引書の経費。それから、立入検査にかかわります経費。そして、新規職員配備に伴いますグループウェアのパソコン等の整備の経費。あとは関連の経費、関連図書の購入経費。そういったところで、全体では60万円、昨年度から比較いたしますと負担金が50万円増加しているといった中身でございます。
むとう委員
 では、この(3)のところの負担金についてはそういうことで50万円ふえたというのはわかったんですけれども、その上の(2)のところで区が実際に行っている事業の許可指導事務のところではその分はマイナスされたんでしょうか。マイナスちょびっとここに、6万3,000円が減となっていますが、その数字とは単純には全然合わないので、実際には許可事務が協議会に移ったことによってその許可指導事務の(2)のところでのマイナス要因にはならなかったんですか。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 今申し上げましたところの経費については当然削減してございます。また、2のほうで書かれております、先ほど平山委員からお話のあったようにシステムの利用回線の経費の増ということで、こちらは10万5,000円皆増になってございますので、そういったところでの相殺。結果として、それでマイナス6万3,000円といった中身になっております。
むとう委員
 (3)のところの清掃一部事務組合の分担金が大体1億円ぐらい安くなっているんですけれども、安くなって結構なんですけれども、安くなった要因は何なんでしょうか。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 まず、一組そのものの予算額につきましては、杉並と練馬と大田の清掃工場を新築してございますので、その経費についてはかなり多くなっていると。しかしながら、そこの部分については国庫補助、そして組合債を活用しております。そういったところと、今回分担金の抑制のために財政調整基金の繰り入れも昨年同様行っております。また、清掃一部事務組合のほうの努力といたしまして、エネルギー売却益の増収を図っているといったところで、清掃一部事務組合の分担金全体が抑制されたといったものでございます。
むとう委員
 そういうことで各区の負担金も安くなったということなんですけれども、ここで直接は関係ないんだけれども、清掃一部事務組合が未来永劫続く組織なのかどうかというのはわからないんだけれども、清掃一部事務組合のほうで一組債みたいな感じで債務を負っていると解散するときに大変なことになると思うんですけれども、毎年毎年の各区の分担金額を抑制するために清掃一部事務組合が毎年背負いこむ債権額が上がっていくと困るんですが、その辺はどんな状況になっているのか、わかれば教えてください。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 先ほど申し上げたとおり、いろいろとプラントの更新ですとか、清掃工場の建てかえ、19工場ありますので、それが年次ごとに建てかえの計画がございますから、組合債についてはその建てかえがある、またはプラントの工場の中の設備そのものの交換、工場を建てかえなくても中の設備を更新にやはりかけなくちゃいけない面もあろうかと思いますので、そういった意味では組合債の発行はこれからも続くんだろうというふうに思ってございます。
むとう委員
 まあ、そこのところもしっかり見ていってほしいなと。いずれもし清掃一部事務組合が解散なんてことになったときには、23区がそこの部分を背負いこんでいくことになるのではないかなというところが懸念材料として残りますので、人ごとではなくて、各区がその辺もしっかり担当のところでは見ていってほしいなということを要望しておきたいと思います。
 それから、214ページのほうの集団回収の支援なんですけれども、資料の区民25で集団回収の実績一覧というのを資料で出していただいているんですけれども、これで見る限り、今年度については途中までだから当然数値は下がっているんですけれども、その分を踏まえても割と資源の回収率というのは減ってきているように読み取れるんですけれども、全体的に、例えば新聞だったりすると、新聞を講読している人が少なくなってきていて、新聞全体が少なくて資源になるほうも少なくなっているということであれば全然問題はないんですけれども、単に資源のほうに行く分が減ってきていて可燃ごみで出されている分がふえているようなことになっちゃうと困るんですけれども、実際、収集現場で収集されている方の感じとして、ごみで、本当だったら、例えば紙である──全てそうなんですけれども、資源回収分に本来は行くべきものが通常のごみのところにかなり入ってきているとか、そういうのはちゃんとしたデータはとっていないのかもしれませんが、感覚的にどうなんでしょうか。集団回収量が減ってきているので報奨金も減っていますので、そのあたりが気になるんですが、どんな現状でしょうか。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 まず、古紙全体のお話をさせていただきますと、新聞につきましては発行部数も全体的に減ってきているということのデータが出ております。また、個人のお宅での複数紙での講読がなくなってきている。そして、雑誌についても週刊誌等の講読、自宅での講読が減ってきているといったことが言われております。また、新聞につきましては、販売所での回収をやっておりますので、中野区内においてもそういった新聞販売所の独自の回収ルートでやっておりますので、そちらに出される方も最近ではいらっしゃる。そうしますと、一包みでトイレットペーパー1個を置いていっていただけるということが、そういったサービスなんかもあったりなんかして、そちらを利用されているといった方もいらっしゃいます。また、あとは、問題になっている持ち去り、そういったことによる減少。そういったこともあるのかなというふうに思います。
 全体的に紙ごみの組成調査等の結果を見ますと、紙類がやはり全体のまだ7%入ってございます。そういった意味で、組成調査の結果を見る限り、分別がもう少し徹底できればそういったものの集団回収への流れる量もふえるのかなと思っております。
 私どもが今力を入れているのは、古着、古布、そして雑紙、こちらは結構やはりごみとして出されるケースが多いものですから、雑紙をちょっと大きな紙袋に入れていただいてそれを集団回収に出していただくと、そういった御案内を丁寧に今しているところでございます。
むとう委員
 今お話に出ました古布なんですけれども、古布の集団回収は全エリアでは展開されていないということなんですが、実施状況は何割ぐらい。古紙については全域行われているんですよね。古布については町会ごとでちょっと取り組まないではくれていないところもあるというふうに聞いていて、何割ぐらいが古布については行っていないんでしょうか。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 今、集団回収が実施されているのは223団体、古布につきましては147団体。割合で言いますと66%程度という形でございます。
むとう委員
 古布についても力を入れていきたいということなのですが、やっていないところ、古紙は223団体やっているということですから、そこにやってほしいわけだけれども、どのような働きかけを行っているのか。また、実施しづらいというか、できないあたりの理由は何なのかというのはリサーチされているのでしょうか。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 まず、223団体の中には、子ども会、婦人団体といったところもございます。あとは、大きなのがマンションの管理組合がやっております。223団体のうち108町会は全て集団回収を実施しているといったものでございます。ですから、そういう意味では全エリアをカバーしていると考えております。また、町会の中でも、古着、古布についてはちょっとやれないなというふうにおっしゃる団体ももちろんいらっしゃるんですね。それにつきましては極力、集団回収の報奨金の経費増にもなりますのでぜひ取り組みを進めてくださいといったお願いをしております。また、マンションの管理組合さんについては、そういったことができる範囲でやっていただければということでの御案内をしているといったものでございます。
むとう委員
 そうすると、先ほどの雑紙の件と、雑紙については雑紙も古紙回収に出してということの働きかけとおっしゃっていましたけれども、具体的にはどのような働きかけを行っているんでしょうか。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 私どもの御案内としましては、まず、区報、そしてホームページ、これは当然のことながらやってございます。そして、環境の出前講座、それから町会の婦人部、そういったところに働きかけをしていると。そして、集団回収ニュースというのを毎年発行してございますので、その中でも全集団回収を実施している団体の皆様のところに御案内をしておりますので、その中でも、古紙、古布、そして雑紙の取り組みを進めてくださいといった御案内をしております。
むとう委員
 私のエリアでは、黄色い古紙回収の旗が張ってあって、曜日も書いてあるんですけれども、やっぱり私のところの前だけでいっても、雑紙を出しているのはまとめて、やはりうちぐらいなんですよ。皆さん存じ上げていないという状況なんです、私の目に見えるところだけで言えば。だから、なかなか、あそこで出会えば、これいいのよとかいって私は言っているんですけれども、なかなか小さい紙だったりするとやはりつい可燃ごみに皆さん出してしまっているようなんですけれども、その実際の集積所における張り紙であるとか──張り紙じゃだめなのかな。何かエリアごとの工夫があるかと思うんだけれども、その団体にはそういう情報が行っていても、取り組んでいる団体の末端の一つひとつの家庭にはなかなかその情報が行き渡っていないという現状になるんじゃないかなというふうに思うんですが、そこは各取り組んでいる団体との相談になるかと思いますが、何とかエリアの一会員のところまで知れ渡るような方法をぜひしっかりと伝えていってほしいかなと思うんですが。その雑紙なんかでもちょっと難しいのは、チューインガムがくるんであるようなアルミと紙だったらだめなんですよね。アルミの部分がだめだから。そういうこととか、やはり細かな注意事項もあるので、やはりそこはきちんと団体任せじゃなくて、団体に協力をしながら区が一定の、こういう雑紙までオーケーだよみたいなものをしっかりつくって、それがそれぞれ取り組んでいる団体の一会員の手元まで行くような形で進めていかないと進まないかなと思うんですが、その辺はどのようにお考えでしょうか。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 今、委員御案内のとおり、まだまだ多くの御家庭で雑紙についてはごみとして出されてしまうということがあるかというふうに私どもも思っております。ですから、そういう面では、雑紙について力を入れていくようにということで、特に昨年度から力を入れているところです。区報にも、どういった雑紙なら出せるのかということで御案内をしましたし、ことし特に1階の区役所ホールで分け出しの仕方ということで、特に雑紙に力を入れて御案内をしました。また、2月27日まで中野駅ガード下のギャラリーでも同じように雑紙の出し方について御案内をしたところです。まだまだ細かな出し方については本当に、ちょっとした包装の中に入っているチョコレートの包みなんかでも、あの金色の文字が入っていたり、そういったものもだめだということで、どうしても再生する段階でそういったものが混ざると汚れが出てしまうということですので、そういった丁寧な御案内も今後していかなくてはいけない、さらにしていかなくてはいけないのだろうと。あと、プリント用の、洋服にプリント、ワッペンみたいなアイロンでつけるようなああいった紙っぽく見える素材があるんですが、そういったものはもっと再生紙を汚してしまうといったこともありますので、そういったところも含めて今後さらに広報の仕方、御案内の仕方を工夫していきたいなというふうに思います。
むとう委員
 10か年計画の中では、新たな資源回収に取り組むみたいなことが書いてあるんですが、なかなか新たな品目をふやしていくというのが至難のわざで厳しい状況にあるのかなというふうには思います。廃油についてもなかなか調べていただきましたけれども、うまいこといかないというような状況のようなんですが、次年度に向けて新たな資源回収の新たな項目とか、今、次年度では実現できないまでも、区として新たな取り組みでこんなことを今調べていたりとか検討しているというようなことでもあれば教えていただきたいと思います。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 私どももいろいろと調査をして、他の自治体の取り組みを視察に行ったりしております。今考えているのは、一つは、実現可能性として探っているものとして聞いていただきたいんですけれども、生ごみ、それから廃食用油、そして金属ごみの中からの、小型家電からのレアアース、レアメタルですね。そういったものが拾えればと思います。また、粗大ごみの中や分別されている、陶器・ガラス・金属ごみで分別されているところから金属ごみをピックアップしてそれを売却するとか、そういったことによってごみの減量を図っていけるだろうということで、視察をしたり、業者さんとヒアリングをして、業者さんからもいろいろな情報をいただいて、経費的な見積もりもとったりもしているんですけれども、なかなかやはりそれが具体的に区内での毎週回収するだとか展開して、それをまた運んでというふうになりますと、経費が増大する。当然リサイクルをするのにはお金がかかるというのは当然の話ですので、そういった面でなかなか難しいのかなというふうにも思っているんですが、しかしながら、取り組まないとごみは減りませんので、引き続き検討・検証しながら進めてまいりたいというふうに思います。
むとう委員
 ぜひお願いしたいと思います。本当に、ごみで出してしまえば分担金の範囲の中で済んじゃうから、それが一番安上がり行政なのかもしれませんけれども、やっぱり環境問題という部分、資源についてはお金をかけてもやらなきゃいけない部分もあると思いますので、採算だけではなくて環境面を十分考えて今後も研究し、進めていただきたいということを要望しておきます。
林委員
 すみません、先ほどは破砕回収機のことを伺いましたが、今度はプラスチック製容器包装のところで、再商品化処理委託市町村負担分なんですけれども、昨年と同じように120万円ほどついているんですが、その前まではたしかずっと高くて、20年、21年の分別ごみを始めたころは800万円ぐらいで、その次が300万円で、いきなりすごく減っているんですけれども、これの理由というか、今後この120万円というようなもので推移していくのか、その点について。まず、これ自体のものがどういうものかということと、今後どうなるのかということに対して説明をお願いします。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 まず、再商品化合理化拠出金でございますけれども、こちらにつきましては容器包装リサイクル法第10条2に基づきますもので、再商品化にかかるであろう想定額に対して実際の費用が下回った場合において、その差額が2分の1、品質と費用の低減の貢献度、それによって歳入されるといったものでございます。
 それから、再商品化の委託の部分ですけれども、こちらにつきましては自治体負担というのがございまして、99%が事業者、1%が各自治体の負担というふうになっているものでございます。
林委員
 その自治体の負担の1%の部分が、この区民26の資料の3のプラスチック容器包装の再商品化委託というところを見ると、21年度が860万円からすごくいきなり下がっているんですけれども、この傾向は続くという形なんでしょうか。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 傾向としては、このまま今後もこのような形で推移をしていくんではないかというふうに考えてございます。
林委員
 最後にしますけれども、先ほど破砕回収機による財政効果というのはなかなか難しいというお話だったんですけれども、事業見直しのときには財政効果として曜日配車の導入と破砕回収機の増設によってということで4,400万円という数字が出ているんですけれども、この数字というのはどういうような根拠で出されたのでしょうか。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 平成24年度の事業見直しのときには、清掃車の曜日配車、週6日収集しておりますけれども、それを週の頭の月から水の収集、それから、木から土までの配車、その後半の木から土の配車の収集回数を減車することによって経費の減を図ったと。また、そのときには、今回のようなポイント制度を導入して、仕組みとして考えていなかったんですね。そして、ペットボトルの破砕回収機の回収量も今後ふやしていこうと、そういう見込みを立てて、今回ペットボトルの破砕回収機につきましては契約の仕組みそのものを変えたんですね。これまでは1台10万円という形で年間1,200万円の支払いをしていたんですけれども、この定額制から従量制に変更いたしました。そういった意味では、回収量を増加させて、その中に入っているペットボトルを区の歳入として受けていたんですね。それを増加させようというふうに考えておりました。ただ、今回従量制によることになったことによりまして、今度は区の歳入はなくなりました。中のペットボトルの収集と運搬、その経費も事業主が全て負担をしてこの仕組みを一つ構築したといったことですので、そのときの考え方と現在は違うといったものでございます。
林委員
 ありがとうございます。ごみを資源化するとお金がかかるということが問題ともなるんですが、このようにみると、1と2、(3)のプラスチック製容器包装の回収は年々経費が抑えられているような状況なので、今後も努力していただきたいということと、あとやはり資源化がきちんと進むような仕組みづくりを今後も続けていっていただきたいと思います。要望です。
副主査
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

副主査
 なければ、進行します。
 次に、215ページ、2目清掃事業費について。質疑はありませんか。
林委員
 区民29の資料なんですけれども、清掃車による事故のことが書かれているんですが、雇上車の事故が多いんですけれども、それは何か理由があるんでしょうか。
鳥井清掃事務所長
 区民29の資料でございます。例えば今年度で申し上げますと、交通事故、直営車が1件、雇上車が7件ということでございます。ちょっと内訳を申し上げますと、この7件雇上車がございますが、対物関係なんですけれども、相手に損害を与えましたものが5件、それから、逆に損害を与えられたものが2件ということでございますので、そういった内容でございます。直営車も塀を破損したというものでございますが、もともと毎日60台の清掃車の運行が基本でございますが、直営車は15台、45台が雇上車というのが基本でございますので、もともと3倍ほど走ってございますので、そんなに大きな違いはないかなというふうに思ってございます。
むとう委員
 (2)のごみ収集運搬のところの収集作業が多分今年度と比べて2,000万円ぐらいマイナスになっていて、経費削減はよいことなんですが、どういうことで2,000万円も下がっているのか教えてください。
鳥井清掃事務所長
 この収集作業の経費が1,850万円ほど減ってございます。主なものを申し上げますと、一つは清掃車の雇上車の減がございまして、これが816万円ほど減になってございます。それから、し尿の収集も区が行ってございますけれども、これが25年度皆減となってございます。これは、し尿の収集をやめたということではございませんで、杉並区が近隣の区の分についてまとめてやるというような約束事ができましたので、杉並区に協定を結んでやっていただくということで、区の経費が198万円ほど減ったという状況がございます。それから、非常勤職員の報酬がこの経費に入ってございますが、退職がございまして、非常勤職員が今年度4人でございますけれども来年度は一人になるということがございまして、その報酬が750万円ほど減ったというような状況でございます。
むとう委員
 し尿について杉並区と協定を結べたということで、それで、杉並区に対して何か、報奨金とか負担金とかということは発生しないんですか。
鳥井清掃事務所長
 経費は区が直接杉並区に払うということはございません。
林委員
 (1)の注射針回収容器購入費というのがあるんですけれども、それはどういうようなものなんですか。
鳥井清掃事務所長
 これは、御家庭で在宅医療という形で注射をすることが認められるようになりまして、その注射針が家庭用一般廃棄物ということで、理屈上は家庭ごみとして出せるということでございますが、実際上、これを出していただくとその集積所を利用される区民の皆様の安全、それから私ども作業員の安全ということにもかかわりますので、仕組みといたしましては、中野区薬剤師会がその注射針を回収する容器を、処方する際に、処方を受けていわゆる売るわけですけれども、その注射針を売るときにその容器をお渡しして、おうちで使ったらそれを中に入れて、いっぱいになったら薬局に持ってきてくださいという形で回収のルートができてございまして、これにつきまして中野区としての支援ということで、現物の容器を購入いたしまして薬剤師会にお渡しをしているというものでございます。
林委員
 ありがとうございます。
 あと、排出指導・大規模建築物の指導用と書いてあるんですけれども、排出指導というのは、たしか総括質疑のときでも、転居者の人とか、そういう人のところに──排出した後で指導するものだけなんでしょうか。転入者に排出指導とか、そういうようなことはここにはされていないんでしょうか。
鳥井清掃事務所長
 ここの主な経費は、いわゆるルールと違っているごみがありましたら、ごみに張るステッカーとか、あるいは集積所につくる啓発看板ですとか、あるいは排出者のお宅にこれは違いますよということでお手紙を入れるとか、そういう印刷経費のたぐいでございまして、そういう意味での事前にというものもありますし、事後というものもあるということでございます。
副主査
 他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

副主査
 なければ、進行いたします。
 216ページから217ページ、1目衛生環境費には、組替動議の該当箇所、飼い主のいない猫の不妊・去勢手術の助成があります。
 初めに原案から審査を始めたいと思います。質疑はありませんか。
平山委員
 216ページの生活衛生環境のところの、最初に(2)のほうで、この空き地除草作業ってございますよね。これって、毎年これぐらいの予算を組んでいらっしゃると思うんですけれども、年間どれぐらい発生するものなんですか。
堀越環境部副参事(生活環境担当)
 空き地の受託の関係でございますけれども、毎年ほぼ10件程度、平米数にいたしますと約1,500から2,000平米程度の草刈りを実施しております。
平山委員
 これは、区民の方から通報があってというか、要望があってというか、そういうことなんですか。それとも区のほうでお気づきになられてとか、そういうものなんですか。
堀越環境部副参事(生活環境担当)
 通報をいただいた場合は現地を確認して行っておりますし、あと、台帳を管理しておりまして、現地を見に行ったときにその空き地についても確認を行っているというようなところもございます。
平山委員
 これは条例か何かありましたよね、空き地については。どれぐらいでというのが条例を読んでもなかなか難しいなという気がするんですが、例えば通報があったりした場合、要するに危険だという判断をされるのというのは、何かしら基準みたいなものは持っていらっしゃるんですか。
堀越環境部副参事(生活環境担当)
 そうですね。危険ということもございますが、むしろ衛生の、害虫の発生ですとか、そういったことになりますので、草木が繁茂しておる状態ですとか、そういった状況で判断をしております。
平山委員
 これは、いわゆる民有地ですよね。だから、区有施設は区有施設でまた別だということですもんね。そういうことでよろしいんですよね。
堀越環境部副参事(生活環境担当)
 はい。こちらは民有地でございます。公有地は各所管で管理をしております。この私有地ですけれども、まず、その入金を確認いたしましてから執行しておりますので、歳入で全て管理できるものになってございます。
平山委員
 入金を確認するということは──ごめんなさい、歳入のときに聞くのかな。これは、入金を確認するというのは、草が生い茂って、これは切ったほうがいいなという状況がありますよね。それは、その土地の所有者からお金をいただくということなんですか。
堀越環境部副参事(生活環境担当)
 はい。例年管理を行っているところには通知を行いまして、依頼を受けてから、かつ入金をしていただいてから作業に取りかかっておりますので、100%特定財源で賄っているものでございます。
平山委員
 例えば近隣から苦情が入った、でも土地の所有者がそんなお金を出したくないと言った。そういう場合はどうなるんですか。
堀越環境部副参事(生活環境担当)
 衛生の管理ということになりますので、強い言い方ですと説得をするような形で、近隣の環境を保つようにお願いをしているところでございます。
平山委員
 最後にしますけれども、条例上で言ったらそれはやらなきゃいけないですもんね。ということを考えたときに、これまでそういう案件というのは、ここ最近はないんですか。結構いろいろな苦情を受けたりもするわけなんですよ。あそこの空き地がちょっと草が生い茂っていてと。ただ、これを見た感じどうなんだろうと。そこまでいっているものなのかなというふうにも思いながらも、所有者の方にお話をしてもなかなか事が進まないみたいなこともあったりもしたり。という、相談を受けたりもしているんですが、特に区のほうに入ってきて、土地の所有者と意見の相違があってなかなか進まないとか、そういう事例というのはあまりないんですか。
堀越環境部副参事(生活環境担当)
 近年は、そういった管理を行わないというような御主張でのトラブルはございません。
浦野委員
 ちょっと何点かお伺いをしたいんですけれども、216ページの事務事業2の生活衛生環境(1)のところで、施設維持管理で今回増額になっていると思うんですけれども、これはどの部分の施設の維持管理で行うのか、教えていただけますでしょうか。
堀越環境部副参事(生活環境担当)
 こちらは増額分でございますけれども、こちらは当初予算案の概要にもございましたが、こちらの42ページに書かせていただいておりますけれども、保健所業務の効率化を図りますために、生活衛生のシステム、こちらを更新する予定でございます。こちらの増額分となってございます。
浦野委員
 それは、今年度ここに書いてあるようにやるということなんですけれども、この維持管理というのは、今年度やるのでこれだけ──2,500万円ぐらいですかね、増額になっていて、来年度以降はそれをまた維持していくために経費というのはかかっていくものなんでしょうか。来年度やるので、来年度ここの部分が2,500万円近く増額なのかもしれないんですけれども、ちょっとそのあたりをもう一度お願いします。
堀越環境部副参事(生活環境担当)
 こちら、来年度予算で確かに増額分が多くございまして、こちら、システムを基本的にはパッケージというものの購入を予定してございます。リースといいますか、分割のようなことはいたしませんで、そのパッケージの購入と開発を合わせましてこの増額分となってございます。来年度以降の経費でございますけれども、こちらは機械の保守ですとか機械のリースといったもので今後は考えてございます。
浦野委員
 それは大体幾らぐらいかかって──再来年度以降ですかね、もしわかれば教えてください。
堀越環境部副参事(生活環境担当)
 こちら、契約自体の前ですので、なかなか金額は申し上げづらいところではございますが、現在の見積もりでは100万円から200万円の間というところで想定してございます。
浦野委員
 わかりました。ありがとうございます。
 それで、今度は217ページのペットとの共生推進のところで、これは昨年度というか、毎回要望させていただいている飼い主のいない猫の不妊・去勢の手術なんですけれども、毎回ちょっとやりとりが平行線が続いているかと思うんですけれども、この環境費の一番最初の208ページのところで犬・猫に関する苦情相談というのがあって、22年度の638件が23年度は561件ということで、年々数としては減ってきている傾向──これだけを、寄せられていないから苦情が減っているというわけではないと思うんですけれども、ここにある数では減ってきているんですけれども、実際今年度のところでこういった猫等に関しての苦情相談というもので、傾向としてはどういったものがあるんでしょうか。
堀越環境部副参事(生活環境担当)
 24年度2月までの数値でございますけれども、一番多いものは猫の糞尿になります。その後は、餌やり、あるいは逸走といいまして、逃げてしまった猫の問い合わせが最も多いものになってございます。
浦野委員
 数としては、一昨年、昨年、今年度と減ってきてはいるんですか。まだ3月時点での最終にはなると思うんですけれども、現時点での数の傾向としてお願いします。
堀越環境部副参事(生活環境担当)
 猫に関する苦情相談でございますけれども、内訳といたしましては昨年度が368件ございました。こちら、2月までは257件というふうに件数は減少しております。
浦野委員
 寄せられる数としては減ってきているということですけれども、昨年もやらせていただきましたけれども、この猫の不妊・去勢の手術、やっぱり区民の方から私のところにも年間でも数件寄せられるんですよね、声としては。23区でも本当に多くの自治体がやっていますし、例えば目黒区でしたか、とかはもう予算を組んで、年度途中で予算の件数が埋まってしまうようなところで、自治体としてもほかの自治体でも求められている頻度も多いと思いますし、中野区でもそういった相談も寄せられていると思いますので、ぜひこの不妊・去勢の助成はやっていただきたいと思っているんですけれども、いつも平行線なのであれですが、ちょっと改めて現時点での御見解を最後にお伺いしたいと思います。
堀越環境部副参事(生活環境担当)
 決算特別委員会の分科会のときにもお話をさせていただきましたように、区も直接出向いて指導などを現在行っておりますが、まず、地域の課題としてまちの皆様に捉えていただいて、ボランティア団体ですとか、あと町会・自治会の皆様の御協力もいただきながら取り組んでまいりたいと思ってございまして、ただ、区も努力をしております。この1年のざっと行った内容をお伝えさせていただきますと、まず、1年前に町会連合会、全町会に対しまして、動物の遺棄ですとか虐待防止、そのポスターの掲示をお願いしております。9月には、区のJCNの広報番組で飼い主のいない猫の取り組みを呼びかけてございます。これは1日に何度も繰り返し放送されたものでございます。あとは、年末には東京都に重ねて新しい地域でも事業を行えるように頑張っているので協力をしてほしいという依頼をしております。あとは、モデル地区も一つございますが、こちらも引き続き良好に管理が継続されていることを確認しております。あとは、1月の下旬から2月にかけまして、初めてなんですが、飼い主のいない猫について全区の、区内全域のポスターに掲示を行いました。こちらに区へ連絡をいただきたいと。活動している団体、地域も支援しておりますけれども、区に連絡をということを盛り込んでございます。この4月には、新しい愛猫手帳というものを発行いたしまして、その中に飼い主のいない猫のページを増設してございます。
 あと、もう1点だけ、効果といたしまして、この1月下旬のポスターの掲示、こちらは区民の皆様への呼びかけがメーンだったものでございますが、実際その地域で頑張っておられる方から、これのポスターを欲しいということで御依頼をいただきまして、今4地域ほどお配りしてございます。こういった活動をなさっている方への支援というものにもこの普及啓発の区の取り組みが功を奏しているのかなというふうには感じているところでございます。ただ、いろいろな助成の関係も大事なことでございますので、引き続きこういった区の取り組みや地域の取り組みを御理解いただきながら検討を進めてまいりたいと思ってございます。
浦野委員
 今、最後に検討を進めていきたいということで、ぜひ。私もそのポスターはまちなかというか区内で見させていただいて、今いろいろ御紹介いただいた今年度新たに始めた取り組みなんかも、それも本当に大事なことだと思いますし、いろいろ御努力されていることも存じ上げていますので、ぜひそこでもう一歩、この助成のところをぜひ、今検討していきたいという御答弁がありましたので、あわせて本当に、これは全体で取り組んでいくことだと思っていますので、改めて最後に要望しておきたいと思います。
むとう委員
 ペットの適正飼育のところで、217ページ、東京都のこのモデル事業を実際に実施している中野区内の団体エリアってどれぐらいあるんでしょうか。
堀越環境部副参事(生活環境担当)
 実際このモデル地域の事業を活用しているところは、まだ一つでございます。高根町会というところでございます。
むとう委員
 たしかこの東京都のモデル事業って、多少助成金なども出たりするような事業でしたよね。事業内容はおわかりになりますか。
堀越環境部副参事(生活環境担当)
 直接の資金援助というよりは、5匹までの手術費と、あと講演会への講師派遣ですとか、あとは資料の提供、専門的な助言というところが主な事業内容となってございます。
むとう委員
 中野ができていない5匹までの不妊・去勢手術のお金が出るということだと、これ、どんどんPRしたほうがいいかなという気がします。まず、そのPRのための予算がついているわけですよね。区がやらない中でこの事業の活用をということで、今年度も十分PRしていくというようなおつもりがあるんですか。
堀越環境部副参事(生活環境担当)
 この都の事業も、区がかかわらない場合はちょっと該当しないということで、都と区が一体となって支援をさせていただいているものでございます。この共生支援事業につきましては、そのJCNの中でも直接お話をさせていただいておりますので、広報活動は今後もさらに強めてやっていきたいと思ってございます。
むとう委員
 エリアをちゃんと決めて、結構このモデル事業って要件が割と厳しいですよね。町内の皆さんがしっかりやっていくよみたいなことの確認ができないとなかなか手挙げができにくい事業だったようにも、これ、随分前に調べたときの記憶があるんですけれども、なかなかそういう中で難しい部分もあるのかもしれないんですが、これ、問い合わせがあるとか、ちょっとうちのエリアもみたいな、検討しているようなところはほかに何か幾つかはあるんでしょうか。
堀越環境部副参事(生活環境担当)
 これは、お隣の町会が今検討を行っている最中でございます。1カ所やりますと確かに効果はありますけれども、やっぱり猫は町会の垣根は越えますので、やはりエリアとして一つの共生モデルとなるエリアを広げていただくということが非常に大事ですので、区も資料を差し上げたりしながら町会との連携に支援をさせていただいているというところでございます。
むとう委員
 よくわかりました。なるほど、そうなんですよね。だから、今手を挙げてくれている高根町会ですか、そこを中心に広がっていくことがベストになっていくので、ぜひ頑張ってください。わかりました。ありがとうございます。
副主査
 要望ですね。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 すみません、1件答弁訂正をお願いします。
 先ほどむとう委員から質問のありましたときに、紙ごみの組成調査の結果の中で、私、7%というお話をしましたけれども、全体で紙ごみの量につきましては25%、容器包装について7%、その他の紙として18%というふうになってございます。どうもすみませんでした。後で同様の修正をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
むとう委員
 じゃあ、結構入っていますよね。随分、さっきは7%だからそんな程度なのかと思ったんだけれども、25%も可燃ごみの中に入っているということであると、これはまだまだやっていかなきゃいけないと思いますので、ぜひ頑張ってやってくださいませね。お願いします。
副主査
 他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

副主査
 なければ、次に、組替動議について質疑を行います。質疑はございますか。
伊藤委員
 では、共産党さんの提案の、飼い主のいない猫の不妊・去勢手術助成、正直言って私、個人的には賛成なんですよ。賛成。ところが、会派ではだめなんですね。それで、何点か伺いたいんですけれども、これ、雄・雌で値段が違う、それは私も承知しているんですが、実際に幾らぐらいかかるかというのは把握されておりますか。
浦野委員
 実際には費用としてはそれぞれのところで違うところもあり、病院によって違うところもあるんですけれども、雌のほうが費用としては高い。大体雄の倍ぐらいかかると言われていまして、かなり調べましたが、ある病院によってはあるんですね。5万円ぐらい、私が把握しているところでは大体5万円前後から七、八万円ぐらいというところかなと思って、雄だとそれの半分程度かなと。平均でですけれども。ちょっとばらつきがあるので、平均としては出していないです。差としてはそれぐらいあるということです。
伊藤委員
 そうなんですよ。高いと5万円ぐらい、安いと3,000円ぐらいでできるところも、先生もいるらしいんですよね。半分ボランティア精神でやってくださる動物病院の先生もいるようです。それで、実は私の町会でもあるNPO団体から依頼を受けてやったんです。38匹とれました。これは町会のある経費からで支払うんですけれどもね。それで、実際に雄が100頭、雌が200頭と提示されていますけれども、もっといるんですよね。その辺はどのように把握されているんですか。
浦野委員
 なかなかその実績としては、今現在区としてもやっていないですし、私どもとしてもちょっと把握がしづらい部分があるんですけれども、例えば、ちょっとこれも他区の事例になるんですけれども、先ほど御紹介させていただいた目黒区でいいますと、件数で言うと大体200頭前後ぐらいで予算がそこで組まれていて、これも自治体によってこの差があって。なんですけれども、50件前後で組んでいるところもあれば、800件とか700件とかの頭数で組んでいるところもあって、その自治体の動物がそこに、猫が多いのか少ないからなのか、その予算の中での実績なんだと思うんですけれども、一番多いところで言うと、ちょっとこれは平成20年ですけれども、板橋区とかだと雄で549頭、雌で938頭というような実績だったり、少ないところで言うと、文京区で雄21頭、雌で38頭というような実績になっております。なので、ちょっと中野でこの数がどうなのかというのはあるんですけれども、この23区での実績からしておよそ平均の数でとったということになっております。
伊藤委員
 ありがとうございます。仮にこの予算が計上された場合に、申請の仕方というのはどのように考えていらっしゃるんですか。やっぱり個人でやっていいのか、団体登録されて、その団体として捕獲してそれだけの助成金を申請しますという方式なのか、その辺の考えというのはあるんですか。
浦野委員
 これもほかの区を調べたところ、団体申請も許可しているところもあれば個人のところもあるんですけれども、一応私どもとしてはあまり個人・団体を縛らずに、どこも大体手術の前にその申請をするということになっていますけれども、区内であれば個人・団体に限らずということで考えております。
平山委員
 じゃ、せっかくなので。本来であれば、もう今回の組替動議ほど不誠実なものはないと思っていますので、私は直ちに取り下げられたほうがいいとは思ってはいるんですが、分科会ですので、あえて中身について、こちらは誠実に伺っていきたいと思っております。
 組替動議を出されて、基本的な考え方というのを示していらっしゃる。防災・環境を支配する、保健福祉施策の充実を図る、子育て教育施策の充実を図る、不要不急の歳出を見直す、それで5番目として、財源は財政調整基金の繰り入れで賄うと。きのうも申し上げたように、この非常に崇高な理由のもとで出していらっしゃる、国と東京都の失政から区民生活を守るんだと。事業見直しによる区民サービスの廃止、削減、負担増を改めて、区民要望に応えて、防災、福祉、教育施策の充実を視野に組み替えた予算の再提出を求めるという形で出されて、さまざまな組替の内容が示されております。その中で、この飼い主のいない猫の不妊・去勢手術代助成、私はこの項目についてはどうしても平成25年度に区長が提案をされた予算を組み替えてまで、ましてや、この財政調整基金を繰り入れてまでどうしても25年度に実施をしなくてはいけないんだという理由がどうしても見つからないんですね。これこそ、まあ、言ってしまえば不要不急の歳出に当たる。既に実用していれば別ですよ。これからこの25年度にやらないとこの中野区の区民生活を守ることができないこの大変な状況の中でというふうにはどうしても思うことができなくて、先ほどの浦野委員の御質問と理事者のやりとりを聞いていても、そんなに25年度にこの緊急、中野区が非常に財政的に大変な中にあるという中でさまざまな事業を見直している、そういったものを進めていっている中で、先ほども言いましたとおり、財政調整基金を繰り入れてまでやらなきゃいけない事業だという理由がどうしても見当たらないんですが、それについてどのようにお考えでしょうか。
浦野委員
 今回、ここに限らず、組替動議をほかの分野でも出させていただいておりますけれども、この飼い主のいない猫の不妊・去勢については、もう5年ぐらい前になりますでしょうか、陳情も出されていて、毎年協議もされて、毎年もちろん提案・要望もさせていただいておりますけれども、区民の方からの要望も大きいと思っておりますし、これも全会派一致での陳情も採択されていますから、来年度やっていただきたいということで改めて今回要望もさせていただいております。
平山委員
 と、理由をお聞きしても、まあ、25年度。予算を組み替えるって、その行政の長が出された予算を修正をかけたり組み替えるってなかなかのことだと思うんですが、毎年やっているからみたいな理由だったら、ちょっと今回はどうなのかなと。もうちょっと財政的にゆとりがあるときとか、もうちょっと緊急的な場合に提案をされてもいいのかなというふうにしか感じることができなかったので非常に残念です。これは感想です。
副主査
 他に質疑はございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

副主査
 なければ、進行いたします。
 次に、218ページ、2目食品衛生費について質疑はございますか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

副主査
 なければ、次に進みます。
 次、219ページ、3目医薬環境衛生費について質疑はございますか。
むとう委員
 ここで伺ったらいいのか、どこで伺ったらいいのか、ちょっとよくわからないところなんですけれども、208ページのところの生活環境費のところで、成果指標って書かれているところの一番下のところで、当該年度に受けた工場・事業所等の苦情件数と、そのうち3カ月以内に解決した件数との割合というのが208ページに書いてあるんですけれども、このことはここで伺ってよいところなのでしょうか。次ですか。(「次のところで」と呼ぶ者あり)次だそうですので、次に引っ込みます。
副主査
 他に質疑はございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

副主査
 なければ、次に進みます。
 220ページ、4目環境公害費について質疑はございますか。
むとう委員
 すみません、ここだということなので。先ほど言った部分のところなんですけれども、そのところの、今年度の説明書を見ると、この文言のところで違うのが、今回示された予算では「当該年度に受けた」という文言が新たに追加されているんですね。今年度の予算説明書にはその言葉がないんです。それがどういうふうに違うのかということと、それで、今年度の予算説明書のところには「当該年度に受けた」という文言がなくて、24年度の目標値が82%と書いてあるんですが、今示されている次年度の予算では「当該年度に受けた」という文言がつけ加えられたことによって24年度の目標数値も82%から63%にダウンしているんですけれども、その違いは何なのか教えてください。
堀越環境部副参事(生活環境担当)
 今回、「当該年度に受けた」というふうに加えさせていただいておりますものと前年度までのものの違いでございますが、前年度までは3カ月負担、連絡を受けてから解決までのものを短いスパンでのみの指標ということで、八十何%というような達成率にしていたものでございます。今回、あえて「当該年度に受けた」というのにいたしました理由としましては、今まで3カ月以上たったもの、あるいは年度をまたがったものなどは統計処理がとりづらい事情がございまして、ちょっと区民の方にもわかりにくいのかなと考えまして、あと、やはり年度内の処理というものをまず基本に、軸にしたいと思いまして、今年度内の比率としてはダウンいたしましたけれども、今年度ですと63%というようなものを目標にした次第でございます。
むとう委員
 わかりました。今年度のと次年度のところを比較して見ていく中に、成果指標の取り方も変化があってもいいんですけれども、同じような項目だとどう違うのかなってすごくわかりにくかったので、お尋ねさせていただきましたので、もしこの項目を今後も成果指標として挙げていくのであれば、この形で変更、また行ったり来たりしないようにお願いしたいというふうに思います。
 それから、あと220ページのところの公害対策指導のところの金額なんですけれども、公害苦情処理運営費と、それから工場等の規制監視指導と、それから騒音計検定料とかはプラスになっているんですが、プラスされて悪いとかじゃなくて、どうしてプラスなのか教えてほしいんですが。
堀越環境部副参事(生活環境担当)
 まず、一番上の公害苦情処理運営等でございますけれども、こちらは騒音計の管理ソフト、こちらを17万3,000円で購入する予定でございます。あと、環境公害で、環境によいとされておりますCNGという方式の車があるんですが、こちらの車検、こちらが10万6,000円というふうに増額をしてございます。あと、工場等の監視などでございますけれども、こちらは消耗品費ですね。通信費などを上げてございます。あと、騒音計の検定料でございますけれども、こちらは24年度予算では振動計の検定料というものが6万4,000円でございましたところ、今回は騒音計ということで、こちらは台数が多くございますので20万円ということで、この部分ですと13万6,000円のアップとなってございます。
むとう委員
 では、公害対策について、より性能のいいものを維持して、ちょびっとだけれども増額できたということで、それはよかったというふうに思います。
 その下のところの、次の環境現況調査は、たしかここで問題となっていた大気汚染の測定器の機器の解約をしたことで減額ということでよろしいんでしょうかね。
堀越環境部副参事(生活環境担当)
 はい。おっしゃるとおりでございます。
平山委員
 その大気汚染の例の機器を解約して、今、東京都の要するに測定しているものを参考にされるという、そういう理解でよかったんでしたっけ。
堀越環境部副参事(生活環境担当)
 はい。おっしゃるとおりでございます。
平山委員
 いや、それで気になるのが、PM2.5というやつで。これはどうなんですか。東京都の測定で出てくるものなんですか。まだ、この関東のほう、東京のほうがどうかというのはわからないんですけれども、それなりに構えておいたほうがいいのかなというふうには思っているんですが、そのことについてはどうお考えですか。
堀越環境部副参事(生活環境担当)
 PM2.5でございますけれども、東京都全体の取り組みといたしましては、全国に先駆けましてこの測定器を今年度内に全測定局に設置する予定でございます。中野にも、先ほどの大気汚染のもともとあります2カ所、こちらにも設置を、若宮はもう既にしております。もう1局、東中野もちょうど今年度末までに設置を終えまして、来年度から速報値を公表いたします。若宮の測定器につきましては、PM2.5は実績を1年かけてまずとって基準値を超えるかというのを確認いたしますが、速報値は既に東京都のホームページに載っております。中野区のこの公害のページからもリンクを張っておりまして、中野区民の方が中野の大気を確認したい、若宮の確認をしたいというときには中野区の公害のページから飛べるようになってございまして、そちらは1時間単位で公表をしております。
平山委員
 何とも言えないですけれども、深刻な状況にならないとも限らないので、区としても推移をきちんと見守りながら、備えるべきことはきちんと備えていかなきゃいけないのかなと思っていますので、よろしくお願いします。
副主査
 他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

副主査
 なければ、次に進みます。
 次に、249ページ、3目特定目的基金積立金のうち、8、環境基金積立金について質疑はございますか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

副主査
 なければ、進行いたします。
 以上で一般会計歳出分担分に関する質疑は終了しますが、組替動議の中で、一般会計に明確な該当箇所がない、内部被曝検査の助成(中学生まで)について質疑を受けたいと思います。
 自民党さん、質疑は。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

副主査
 公明党さん。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

副主査
 他に質疑はございますか。
むとう委員
 では、すみません、参考までに教えてほしいんですけれども、内部被曝の検査ってそんな簡単にいろいろなところではできないかとは思うんですが、この近くだとどこでできるんでしょうか。
浦野委員
 この近隣ではやっぱりなくて、区内でやっている方では郵送で送っているところがあります。例えば内部被曝の検査センターというものがありまして、例えば尿であったりとか母乳であったりとか、いろいろさまざまなものがありますけれども、そこに全国から送れるようになっております。
むとう委員
 尿とか母乳とかを送付することで、体全体の内部被曝量というのはわかるんですか。
浦野委員
 いろいろ検査の方法もありまして、昨年もちょっと説明させていただいたんですけれども、ホールボディーカウンターといって、その中に人が横になってCTを撮るような形で入るものもあれば、座った形ではかれるものもあったり、あと、実際の内部被曝として尿や母乳からも、その中に放射性物質があるかどうかというのを、一定の下限値はありますけれども測定をすることが──あくまでも、その測定をした上で医師が判断をすることにはなりますけれども、いろいろな、尿や母乳だけに限らず、体をホールボディーカウンターの中に入れてはかるなどの方法が幾つかあると認識しております。
むとう委員
 普通、そのホールボディーカウンターというのが一般的に報道なんかを見ていてもわかる部分なんですけれども、これはどういうものを想定で、5,000円で一人2回までで50人ということなんですが、どういうような検査を想定しての助成の提案なんでしょうか。
浦野委員
 その検査も、今御説明させていただいたようにいろいろなものがありまして、その中で実施したい方が選んで実施したものについて、選ぶのは実際にやる方に選んでいただいて、そのかかった費用の一部、5,000円という形で助成をということで今回御提案をさせていただいております。
むとう委員
 もしわかれば参考までに教えてほしいんですが、いろいろさまざまな検査方法がある中で、大体どういう検査で幾らぐらいというような状況なんでしょうね、現実的には。
浦野委員
 先ほど紹介させていただいた内部被曝検査センターでの数値で言いますと、尿の放射能検査で2万4,000円、母乳の放射能検査で2万円、これもそのセンターというか、はかる場所によって金額もかなり差が、一番安いもので1万円ぐらいから、上でそれこそ5万円、6万円とか、その下限値をどれだけ下げるかによって検査の値段も変わってきていますけれども、先ほどのセンターで言うと、尿だと2万4,000円、母乳だと2万円ということで出ておりました。
副主査
 他に質疑はございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

副主査
 なければ、以上で一般会計歳出分担分についての質疑を終了いたします。
 次に、一般会計歳入について一括して質疑を行います。質疑に当たっては、歳入予算説明書補助資料のページによりましていきたいと思いますので、お願いします。質疑はございますか。
林委員
 すみません、まず、区民2の資料のところの、生産年齢の人口が25年をピークにどんどん減っているような資料があると思うんですけれども、わかりますかしら。平成25年が一番多くて、あとずっと減っていくような感じなんですけれども、そうなると、今年度の納税義務者の数というのが割とピークで、今後減っていくというふうに担当としては想定していらっしゃるんでしょうか。お答えをお願いします。
長﨑区民サービス管理部副参事(税務担当)
 納税義務者といったようなお尋ねでございますので、税務担当のほうからお答えをさせていただきたいと思います。
 今年度の25年度予算につきましても、当然納税義務者数がどう推移するのかといったようなところを見込んでの積算でございます。今年度25年度につきましては、約900人程度ふえるであろうといったような見込みの中で積算をさせていただきました。今後、この辺の推移がどのような形でなっていくのかというのは、当然こういったものを想定しながら見定めていかなければいけないのかなというふうには思っておりますが、一応今、中野区の人口の増加等を見ますと、やはり40代ですとか50代、そういった層がふえてきているといったような特徴もございます。そういったところも勘案をしまして、また、中野駅周辺のこういったまちづくりも進めていく中では、少しそういったものの動向というのもしっかりと見定めながらそういったものは推移を把握していきたいというふうに考えております。
林委員
 では、よろしくお願いします。
 あと、2番目の滞納繰越分なんですけれども、前年度よりも今年度のほうが少な目に見積もっていらっしゃいますよね。調定額自体が減っているということなんですけれども、事業見直しで全庁挙げて臨戸されているのって、たしか滞納繰越分のところを臨戸されているはずなんですよね。1億円の財政効果というのを見込まれているのであれば、ここ、マイナスだとどうなのかなと思って。そこら辺はどういうように考えていらっしゃるのか、お願いします。
長﨑区民サービス管理部副参事(税務担当)
 滞納繰越分につきましては、収入額だけ見ますと24年度よりも25年度のほうが少なくなっているといったようなところがございます。収納率につきましては、24年度の予算21%と変わらずということで設定をさせていただきました。これにつきましては、25年度につきましては、今、臨戸徴収強化対策、それから差し押さえ等の処分の強化といったようなところでもって滞納繰越分の調定額が25年度については減るのではなかろうかといったようなところを見越した中で、21%の収納率ということでこういった数字を出しているというところでございます。
林委員
 御説明はわかるんですけれども、そうすると、1億円の財政効果って一体どこから、どこに読み取ればいいのかなということになってくるんですけれども、その点についてお考えはありますか。
長﨑区民サービス管理部副参事(税務担当)
 1億円は、あくまでもその収入額ということでの1億円の増というのを今回の臨戸徴収では目標に定めておりました。そこら辺の部分につきましては、当然24年度の収入額という中にそういった増加分も含めつつあらわれてくるかなというふうに考えております。そういった中で、25年度の要求につきましては、そういった中で滞納繰越ということですので、そういった効果が全て25年度の調定額のほうに滞納繰越分の調定額ということで反映をしてきて、そういった中で調定額が下がれば、それに同じ収入率ということでは収入額としては減ってくるのだろうというふうに思っているところでございます。
林委員
 なかなか難しいものなのかなと思いますが、そういう中、伸び率がすごく少ない、マイナスが多い中、特別区のたばこ税は23.7%ととても伸び率がいいんですけれども、今までも想定していたものよりも多目に入ってきたというような実績があるということなんですが、今年度もこの23.7%というような見込みについての根拠みたいなもの、お示し願えますか。
長﨑区民サービス管理部副参事(税務担当)
 たばこ税につきましても、23.7%の増を見込んでいるというところでございます。これにつきましては、25年度、税制改正に伴いまして都のたばこ税の一部が特別区のたばこ税に移譲されるといったような効果もございます。それから、たばこの本数の推移でございますけれども、先般もお尋ねがあったとおり、やはり減り幅というのが全国に比べて中野の場合は少ないというような傾向も見てとれます。そういった中でこの23.7%の増、いわゆる24年度予算につきましては減り幅が多いのではないかというふうに見込みを立てましたが、こんな形でもって23.7%増というふうな形でもって積算をしているところでございます。
林委員
 ありがとうございます。
 あと、4ページの環境手数料なんですけれども、ここもマイナスが多い中、3.9%の伸び率なんですけれども、どういうようなものの手数料というか、どういう対象がふえるであろうと想定されたんでしょうか。
堀越環境部副参事(生活環境担当)
 環境手数料でございますけれども、こちらは主に生活環境のものの増額と捉えてございます。(「伸び率」と呼ぶ者あり)失礼いたしました。
鳥井清掃事務所長
 環境手数料の中の8番に清掃の部分がございます。廃棄物処理手数料でございますけれども、25年度の10月から廃棄物手数料の改定が行われますので、これに伴う増分といたしまして1,200万円ほど見込んでございます。
林委員
 ありがとうございます。
 あと、ちょっと確認なんですけれども、今清掃のところでお話があったんですけれども、事業系ごみの処理費用で手数料として1億4,800万円ほど入っているんですけれども、先ほどちょっと歳出のときにも質問したのですけれども、小規模事業者のごみの処理などに対しての道筋をつけた場合、ここの部分というのがふえていくというようなことがあるという、前に委員会でも説明があったと思うんですけれども、その小規模事業者のごみの方法が変わった場合、ここが増になるというようなことはあるのでしょうか。ある場合、どのくらいふえると見込んでいらっしゃるのかお答えください。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 小規模事業者の収集方法の変更、基本的には総括質疑の中でもちょっと事務所長のほうから御答弁差し上げていますが、件数等は具体的に把握をしていないという御答弁をしていましたが、実態として1万2,000業者が区内には小規模事業者としてあるだろうと。それを高橋ちあき委員のやりとりの中で、登録制にするか、あるいは完全廃止にするかということで、仮に全部事業者登録をかけて1万2,000事業者登録制にした場合、そのうちの約2,000事業者が民間の一般廃棄物の処理に出してございます。残りの1万業者が完全登録をすると、中野区の歳入としては約2万トンの事業系ごみの排出量があると清掃一部事務組合のデータで出ておりますので、それで勘定しますと約6億円近い歳入が確保できるのではないかなというふうは考えておりますが、答弁の中で申し上げたように、基本的には事業主の事業系ごみについてはみずからの責任において処理しなければならない。要するに、区収の場合については、できる範囲の中においてやるんだということなので、わざわざ登録制にして全部とるという必要性は本来ないはずなんですね。ですから、本来は廃止の方向で取り組むべきかなというふうに思っています。それによって結果的に雇上経費が減ったりしますし、有料ごみシール券等も減りますし、全体的な経費減にはつながります。そういったところで、作業収集の職員についてもほかの活用が展開できますし、そういった面ではいろいろな効果があるかなというふうには考えております。
林委員
 ありがとうございます。
 では、8ページの環境費補助金の中で、なかのエコポイント都補助基本額が昨年1,400万円だったのが210万円余と激減してしまったんですけれども、今後この補助金というのはどのような感じに推移していくと考えていますか。
上村環境部副参事(地球温暖化対策担当)
 東京都のこの地域と連携した環境政策補助のなかのエコポイントにつきまして、これは東京都の補助が平成23年度は10分の10でございました。これは25年度までという東京都のほうからの見通しと聞いております。
林委員
 では、もう今回でおしまいということでよろしいのでしょうか。
上村環境部副参事(地球温暖化対策担当)
 都の情報としては、そう把握してございます。
林委員
 ありがとうございます。
 では、9ページに移りまして、土地建物で温暖化対策推進オフィスの貸し付け等というふうになっておりまして、きのうも話があったんですけれども、この「等」という中には、ほかに何か電信柱とかそういうのも入っていましたか。
上村環境部副参事(地球温暖化対策担当)
 温暖化対策推進オフィスの建っている建物の敷地内に東電の電柱がございまして、1万7,000円入ってございます。
林委員
 では、1万7,000円を引いた2,400万円がその予算としているということなのですけれども、ちょっと質問、きのうのお話にもちょっと戻ってしまうかもしれないんですけれども、この部分が歳入で入ってくる。そして、その部分で、下にある環境基金に今年度入るということなんでしょうかしら。これはまた違うんですか。ここのやり繰りというのは、この2,400万円が入ってきて、その中に、これは丸々ここに──すみません、2,400万円で入った後、いろいろな維持管理費ということは歳出の中で考えられるということでよろしいんですね。すみません、確認。
上村環境部副参事(地球温暖化対策担当)
 まず、この9ページは、それぞれ財産収入と、下のほうは環境基金からの繰入金という、歳入の関係になってございます。委員お尋ねの2,400万円ということでございますけれども、これは歳出のほうの249ページの環境基金との関係で出てきますけれども、それはそれというか、歳出と歳入と分けて考えていただきたいというふうに思います。
平山委員
 すみません、一つ確認なんですが、9ページのいわゆる自動販売機の設置の貸し付け。清掃事務所でもやるんだなと思ったので、これは伺っても大丈夫ですか。総務委員会じゃないと詳しくは答えられないかな。これ、金額がかなり、80万円と30万円と、下の車庫が20万円という形でばらつきがありますよね。これは、それぞれ設置する場所とか大きさとかでこういう違いが出てきているという理解でいいんですかね。これはでも、ここじゃ聞けないかな。
鳥井清掃事務所長
 この金額につきましては、現在置かれてございます場所の面積をもとに算定されたものでございますが、経理担当のほうで一括して見込んでございますので、ちょっと私のほうでは詳しいことはコメントできないです。
伊藤委員
 特別区税で先ほども質疑があったように、区民税とたばこ税は伸び率がいいんですけれども、この2ページに、軽自動車税の伸び率が下がっていますね。額は7,400万円と、全体から言ったら本当に少ないんですけれども、やっぱりこれは大きな問題だと思うんですよね。今、テレビなんかでもやっているじゃないですか。恐らく、先ほどもごみの不法投棄なんかも言ったんですけれども、不法投棄も多いのかなと思ったり、あと、登録廃止しないでそのまま捨ててあったりとかというのが多いと思うんですが、これはあれですか、税率で4種類あるんですけれども、各台数なんかは把握されているんでしょうか。どうでしょうか。
長﨑区民サービス管理部副参事(税務担当)
 軽自動車税につきましては、年々登録、それから廃車という割合では、廃車のほうが多くなっているということで数が減っております。そういった中で予算としてもマイナスという形の算定をさせていただいたわけなんですけれども、それぞれ軽自動車税という中での台数の把握ということでのお求めでございましたけれども、やはり50㏄以下のバイク、これが年々、やはり1,000台程度という形でもって減ってきております。それ以外にも、125㏄以下ですとか、そういった台数の推移もあるんですけれども、とりわけやはり50㏄以下といったところの登録、それから廃車といったところの動きが激しいと、こんな状況になっております。
伊藤委員
 たしかこれ、時効は3年でしたっけ。その辺、確認でございます。
長﨑区民サービス管理部副参事(税務担当)
 時効は5年でございます。
伊藤委員
 5年。税金と一緒ですね。区税と。国保は2年でしたっけ。そうでしたね。5年ということで、収入率は24.6%。滞納繰越分のね。この設定というのはどのような設定でされたんでしょうか。収入率というのは。
長﨑区民サービス管理部副参事(税務担当)
 先ほど委員からも御指摘がありましたとおり、この軽自動車税については、例えば引っ越した場合に当然廃車という手続等をしていただかなければいけないところなんですけれども、なかなか不法投棄等も、そういったものも含めて廃車の手続がなされないといったようなこともございます。そういったものに対して、今、税務のほうでは、やはり登録・廃車というのをきちんと管理をするような、そんな形での陸運局への問い合わせですとか、それから御本人への通知ですとか、そういった勧奨等もしまして、適正な登録台数の管理といったようなものもあわせて行っております。そういったようなところも相まって、この収納率自体は軽自動車税の滞納繰越分については毎年上がってきているというところもございます。そういった中で、今回は滞納繰越分、25年度は24.6%といったような形で平成24年度よりも高い数字を設定させていただいたと、そんな状況でございます。
伊藤委員
 これは、納付の仕方って、たしかコンビニでもできるようになったのでしたっけ。その辺どうでしょうか。
長﨑区民サービス管理部副参事(税務担当)
 軽自動車税につきましては、住民税に先駆けて早い段階からコンビニ交付でもできるような、そんな形で取り組んでおります。
伊藤委員
 5年過ぎると不納欠損になって、その額も大分大きいんだろうと思うんですが、先ほども話をしていたように、不法投棄して投げ捨てたりして、それでもう引っ越しちゃって、中野区から引っ越しちゃって、そういう後でも追って通知というのは出しているんでしょうか。
長﨑区民サービス管理部副参事(税務担当)
 軽自動車税は年1回、春先当初に賦課という形を送りますけれども、それについて滞納ですとか、そういったものについては督促状等も送っているところでございます。あわせて、時効が5年というところもありますけれども、そういった形で登録がされているのかどうかといったようなところにつきましては、先ほど言いましたような電話催告ですとか、それから文書による発送等も行いながら、登録の適正な管理といったようなものを継続して行っていると、そんなところでございます。
伊藤委員
 区民税の滞納繰越分の対策もいろいろとやっているということは承知しておりますし、またこの軽自動車税に対しても不断なく取り組みをしてほしいなということを要望しておきます。お願いします。
ひぐち委員
 先ほどの林委員がちょっとお聞きしていたことでちょっと聞きたいことがあるんですが、国保なんですけれども、以前に目標が23区内で10位以内にするという話があったと思うんですが、これは現在は23区中何位ぐらい……。
副主査
 国保は特別会計。一般会計。
ひぐち委員
 そうですか。ちょっと間違えました。
むとう委員
 すみません、細かなことでのお尋ねなんですけれども、3ページのところの使用料のところの3、環境使用料の3の清掃施設なんですけれども、今年度、前年度5万9,000円は飲料水の自動販売機の設置使用料という説明があったんですけれども、ふえているんですか。何か新たにまた設置した金額なんでしょうか。
鳥井清掃事務所長
 この清掃施設の設置使用料の分でございますが、前年度の5万9,000円は飲料水の自動販売機の分でございました。本年度の11万3,000円でございますが、これは清掃事務所と車庫におきまして東京清掃労働組合の中野支部に備品の置き場を貸しているというものにつきまして、24年度から使用料徴収を始めましたので、それを計上してございます。
むとう委員
 わかりました。
 それから、4ページ、5ページのところなんですけれども、環境手数料のところで、例えば件数ですよね。飲食店営業等許可の件数が1,047件とか、すごく細かな数字。5ページのところでも、全部そうですよね。5とか、一けたの数字が入ってきて、こんなに細かく出るものなんですか。その辺不思議だったんですが、教えていただけたらと思います。
堀越環境部副参事(生活環境担当)
 例えば、食品衛生の許可のところの1,047件でございますけれども、この許可は新規ですとか更新、あと業種によってかなり細かく項目分け、金額別されております。例えば更新ですと何年更新ということで機械上チェックができますので、間違いなく更新の手数料が得られるということで細かい数字が出るものでございます。
むとう委員
 新たな更新だったりするとわかると思うんですけれども、例えば今度5ページのところなんかは、診療所開設許可まであるから、新しいことも入っている。薬局開設とかというところでも一けたまでの数字が出ているので、わかるものなんですか。
堀越環境部副参事(生活環境担当)
 こちらは、例年の傾向ですとかそちらを見ながら件数を入れているものでございます。
むとう委員
 すごいなと思って。要するに、一けた台まで予算の中で数字が予測できちゃうというのがちょっと私は不思議に思ったところなんですが、わかるということなんですね。すごいですねという、それだけです。
 あと、次に、11ページのところなんですが、雑入のところで環境費のところで、23区共同広告費用協定に基づく負担金22区分というのが、多分今年度にはなかったように思うんですが、これはどういうものなのでしょうか。
鳥井清掃事務所長
 この負担金でございますが、歳出のほうではごみ処理券のところで25年10月に廃棄物手数料の改定がありますので、それに伴いまして事業系ごみ処理券の切りかえが行われます。これは23区どこも同じ金額で行いますので、その広報につきまして、ポスター、チラシ等の製作でございますが、共同で行うということになってございまして、たまたま中野区がその幹事的な区になっているものでございまして、その全体の契約や支出も中野区のほうで行いまして、ただ、それぞれ、他の22区が負担すべき経費につきましてはこの雑入という形で負担するお金が入ってくるというものでございます。
平山委員
 すみません、先ほどのむとう委員の質問への答弁の確認なんですが、すみません、引用させていただいて。3ページの清掃施設の11万3,000円、これは清掃労組が備品を置く車庫のために貸し出した場所の貸出料という御答弁でよろしかったですか。それが11万3,000円。
鳥井清掃事務所長
 松が丘の清掃事務所と中野四丁目の清掃車庫、それぞれにおきまして、この組合員の中野支部に備品置き場を提供し、その使用料をいただいているというものでございます。
平山委員
 25年度から初めていただくんですか。これまではどうだったんですか。
鳥井清掃事務所長
 23年度まではそうした使用料につきましては免除をしてございましたので、結果として歳入はございませんでしたが、24年度からその免除の扱いをやめまして使用料を徴収しているということでございます。
平山委員
 24年度の歳入はどこに掲載されているんですか。これ、前年度のところで。
鳥井清掃事務所長
 この前年度の5万9,000円は飲み物の自動販売機分だけの予算でございまして、24年度からその使用料をいただいたわけでございますが、予算編成時にはちょっとそういう歳入の見込みを立ててございませんでしたので、予算上は載っていなく、今度決算で御報告させていただくということになります。
林委員
 すみません、ちょっと確認させていただきたいんですが、先ほどの環境基金950万円余なんですけれども、これっていうのは、こちらのほうの歳出のほうを見るとこの数字というのは出てきていないんですが、どちらのほうに繰り入れられているのか、使われているようなのか。
上村環境部副参事(地球温暖化対策担当)
 委員お尋ねの9ページの繰入金の950万2,000円のうちということでございますか。これは、環境基金からの繰入金ということで、いわゆる使途を、支出を予定しているものでございまして、エコポイント、緑化推進にかかる経費に支出を充てるというものでございます。
林委員
 わかりました。ありがとうございます。
 では、11ページの環境費についてちょっと伺いたいんですけれども、ここもマイナス33.1%となっておりまして、びん・缶・ペットボトルの回収費なども昨年1億3,000万円が9,000万円、プラスチック製のほうも2,300万円から700万円と減っているんですけれども、3割、5,000万円ほど減っているんですが、その理由と今後どのようにお考えなのか、お答えください。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 全体的にアルミ缶、スチール缶等については減少傾向にあるということで、経費の減ということでございます。それにかわってペットボトルがふえているといったような中身でございます。
林委員
 だから、これはびん・缶・ペットボトルと一緒になっているからマイナスのような傾向になっていて、ペットボトルとびん・缶を分けるとペットボトルはふえているというようなことでよろしいですか。
志賀環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
 そのとおりでございます。
浦野委員
 ちょっと特別区民税のところで何点かお伺いしたいのですけれども、先ほどちょっと林委員のほうからも質疑がありましたけれども、今年度補正で対応して、来年度のところでも増収として見込んでおられ、このところは先ほど御答弁のあった大体約900人ぐらいの納税義務者がふえるということでの増収分ということでいいのでしょうか。ちょっともう一度確認です。
長﨑区民サービス管理部副参事(税務担当)
 24年度当初の実績と比較しますと、約900人ほど増加するというふうな形で見込んでの積算でございます。
浦野委員
 今回、区民11と、あと区民7で資料を出していただいたんですけれども、他にこれで見ても約900人近く納税義務者は25年度ふえるというふうになっているんですけれども、ただ、その所得割額や納税義務者一人当たりでの額を見ると、これは今年度と比べてもマイナスという形になっていて、区民7で見ても、区民一人当たりの所得としては年々下がってきているかと思うんですけれども、確かに納税義務者がふえればふえるというのもあると思うんですけれども、ただ、この区民の実態として見ると一人当たりの所得も減っていますし、なので、この納税義務者イコールもちろん増収というふうには一概に言えない部分もあると思います。もちろんいろいろな計算をされてのことだと思うんですけれども、この資料から見ると、決して区民一人当たりの生活が豊かになっているというふうには言えないのかなと思うんですけれども、ちょっとそのあたりの認識をお願いいたします。
長﨑区民サービス管理部副参事(税務担当)
 総括質疑でも御答弁させていただきました。いわゆる24年度当初の積算に当たりましては、23年冬のボーナスが各調査機関の発表では東日本大震災の影響等によりまして大幅なマイナスになるであろうという予測だったのですが、結果期には企業の実績に基づくということで、それほどマイナスにはならなかった。そういったところが大きな要因であるというふうに思っています。しかしながら、今指摘がありましたとおり、この資料を見ますと、引き続きこの所得割額等を見ましても、この所得全体の伸びというのはそれほど伸びていない。逆に言うと減っているというようなところも区民11の中では見てとれるというところもあったりもします。そういった中で、納税義務者数が増加といったようなところがカバーしているというところも一部では確かにあるというふうに踏んでおります。今後ともこういった所得の推移ですとか、そういったものも十分に考慮をしながらこういった積算についてはやっていかなければいけないというふうに思っているところでございます。
副主査
 他に質疑はございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

副主査
 なければ、一般会計歳入分担分について質疑を終了いたします。
 それでは、3時になりましたので休憩したいと思います。再開は3時35分でお願いします。休憩いたします。

(午後3時13分)

副主査
 それでは、再開いたします。

(午後3時35分)

次に、国民健康保険事業特別会計について一括して質疑を行います。予算説明書補助資料の255ページから283ページになります。
 なお、次のものは当分科会の所管外となりますので、御承知おきください。まず、歳入のうち、261ページ、1項国庫負担金の3目特定健診・保健指導負担金。263ページ、1項都負担金の2目特定健診・保健指導負担金。266ページ、1項繰越金の1目繰越金のうち3節特定健診・保健指導繰越金。次に、歳出のうち、281ページ、8款保健事業費。282ページ、1項償還金及び還付金の1目一般被保険者保険料還付金等の一部。以上が当分科会の所管外となります。
 それでは、質疑はございませんか。
平山委員
 272ページ。事務事業1、保険料納付の(2)の滞納整理の部分なんですが、新規で滞納整理支援システムを導入されるということになっているんですが、これはいわゆる、この税務分野のほうでやっている滞納支援システムとは別のものなんですか。
古川区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
 今回導入を予定しております滞納整理支援システムでございますが、先行して税に導入しておりますシステムを国保バージョンにつくって、それでシステムを導入するといったようなものでございます。
平山委員
 それは、税のほうとリンクをするんですか。させる必要もないのかどうかわからないんですけれども、例えば今回、軽自動車税の云々というのの理由でありましたけれども、大体同じような傾向の方がというのがあって、その税と照らし合わせたりというような作業というのもできたりもするんですか。
古川区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
 基本的には国保バージョンのものをシステム開発するわけでございますが、将来的には税のほうとも一定の連携を図れるといったようなところも視野に入れた開発を行う予定でおります。
平山委員
 それを聞いて安心しましたというか、臨戸徴収も今後どういうあり方になるのか、いろいろと現状を見ながらやっていかなきゃいけないんでしょうけれども、システムというのはこの先を見据えた上で、やっぱり一つになる可能性というのを持って導入されたほうが後々また余計なお金がかからないのでいいなとは思っていたので、それは安心をいたしました。
 以上です。
ひぐち委員
 255ページの国民健康保険事業特別会計なんですが、国民健康保険料が平成24年度と25年度を比べるとマイナスになっているのに対して、歳出のほうはふえている、伸びているということで、穴埋めは一般財源から繰り入れているというふうに考えてよろしいですか。
古川区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
 今回保険料の歳入が例年のマイナスになっているといったところに関しましては、被保険者が減っているといったようなところが大きな原因かなというふうに考えているところではございます。それで、委員御指摘のとおり、医療費のほうが伸びておりますので、そういった差に関しましては一般財源からの繰り入れ等で対応するといったような形になるかなというふうに思っております。
ひぐち委員
 以前に、23区のうち10位以内に収納率を上げるんだということをおっしゃっていたんですが、これは今どういう状況になっているんでしょうか。
古川区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
 23年度の決算の状況でございますが、現年度分に関しましては23区中14位、滞納繰越分に関しては12位といったようなところになっている状況でございます。
ひぐち委員
 収納率を82%から85%に引き上げるというふうにうたっておりますよね。これは、収納率の設定というのは、今年度、25年度に入ってどんなふうな状況になっているんでしょうか。
古川区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
 25年度の収納率でございますが、現在、現年分の収納に関しましては83.3%、それから滞納繰越分に関しましては25%ということで、24年度の収納率としてはアップを見込んでいるところでございます。
ひぐち委員
 先ほどもちょっと言いましたけれども、23区で10位というのを、先ほどだと14位と12位ということなんですね。この順位というのは、設定はないんですか。
古川区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
 順位に関しましては、各区のそれぞれの努力というものもございまして、平成23年度はどこの区も現年分の収納率は伸びているといったような状況がございました。今年度分に関しましては、伸びている区と伸びていない区と若干ばらつきが出てきておりますので、順位に関しましてはちょっとそのときの各区の状況もありますので、順位に関しては、25年度に関しての設定というところは今のところ持っておりませんが、長期的には10位以内というふうに思っておりますので、一歩一歩前に進めればなといったようなところを考えているところでございます。
ひぐち委員
 毎年順位も上がってくるだろうというふうに思っていますので、ぜひ頑張ってください。お願いいたします。
林委員
 すみません、272ページ、先ほど出ていました滞納整理支援システムの国保の部分なんですけれども、住民税などとも連動されると言うんですけれども、これをすることによってどれだけ効率的に、また内容的にどういうふうにレベルアップされるのか。それによっての収納率の向上というのをどれだけ見込んでいるのか、お答えください。
古川区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
 滞納整理支援システムを入れることによりまして、現在紙ベースで処理をしております相談記録ですとか、そういったものが電子化されます。そういったところで効率的な相談に応じることもできるのかなということや、あと、今国民健康保険のほうで力を入れております滞納処分に関しましても、現在は差し押さえ調査ですとか財産調査から始まるそういった一連のものをパソコンでつくっているところなんですが、それが効率的に作成が、そういった帳票類も効率的に作成ができるといったようなところで時間的な効率化が図られるだろうというふうに考えているところでございます。こういった事務の効率化を進めることによりまして、差し押さえで言いますれば、そういった時間を有効に活用して100件ぐらい増が可能ではないかなというところで今試算のほうをしております。100件の差し押さえの増ということによりまして、おおむね2,000万円ぐらいの収納が増額を図れるというふうに試算をしているところでございます。
林委員
 大変御苦労さまです。今後も頑張っていただきたいと思います。
 あと、それと一緒に、もう一つ、事業見直しで出ていた収納対策で、保険医療のほうでも窓口業務の委託化と徴収業務の強化を行い収納率の向上を図るということで、歳出のところにも窓口業務の委託化があったと思うんですけれども、それによって24年度は6,200万円プラス、25年度は7,100万円というふうに出されているんですが、ここの歳出の中にそれはもうきちんと入れられているんでしょうか。そこの点をお答えください。
古川区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
 窓口業務委託に関しましては、271ページのほうにその歳出の費用のほうは挙げさせていただいております。今年度よりも金額のほうはアップしております。といいますのは、今年度は7月からの業務委託ということで始めておりますので、それを通年化するということで歳出の予算のほうは増額をさせていただいているところでございます。
林委員
 歳出の増額はそうなんですけれども、それによって収納が上がらなければいけないと思うんですけれども、それに対して一応数字としてこの事業見直しで出されているんですが、それはこの歳入のところにどのような形で出ているのか、お答えください。
古川区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
 先ほど収納率ということで御質問があったときにお答えしたかと思うんですが、収納率のほう、滞納繰越分のほうを25%というふうに見込んでございます。こういった24年度予算よりも1ポイントほどアップの収納率を見込んでおりますので、窓口委託の効果といったところをこういったところで含めているところでございます。
林委員
 1ポイントアップだと、幾らの収入の伸びになるんでしょうか。
古川区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
 調定額からざっくり申しますと、1ポイントで滞納繰越の場合は3,000万円ほどになります。
林委員
 となると、事業見直しで想定していた7,000万円にはちょっと届かないというような形になるんでしょうか。
古川区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
 今申しましたのは滞納繰越分のみということでございまして、そういったところ、あと現年分のところも若干影響があるかなというふうに思っておりますので、そういったところを含めて、昨年の事業見直しで挙げました効果額のほうをぜひ達成したいなというふうには思っているところでございます。
林委員
 本当に高額なものなので、ぜひよろしくお願いいたします。
 あと、ジェネリック医薬品のところの差額通知がたしかあったと思うんですけれども、それによっての歳出の抑制というものはここの中の数字としてあらわれているんでしょうか。
古川区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
 歳出に関しましては、以前も委員会のときにお答えさせていただいているんですが、抑制の試算としては国保給付費で1,000万円ということで試算のほうはしているところでございます。ただ、給付費全体が規模が大きいということがございまして、この1,000万円の、特にこれを減にしているような要素では、今回の予算編成の中では細かくは計算には入れておりません。
浦野委員
 何点か伺いたいんですけれども、271ページの国保運営費のところで、事務事業2の制度運営で、(3)で広報活動のところで、「国保だより」の発行と「国保ガイド」の発行ってあるんですけれども、これは昨年より若干ですけれども減額になっているのは、先ほどの加入世帯の減に伴ってということでこちらも減額ということの理解でよろしいんでしょうか。
古川区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
 部数の減ということよりも、内容の仕様のほうを工夫をしてということで考えておりまして、国保の被保険者は若干減る見込みは立てておりますけれども、御希望されてお持ちになる方もいらっしゃいますので、部数の減というよりは仕様の工夫といったようなところで、わずかですが減らしているところでございます。
浦野委員
 今の御答弁だと、部数自体ではなくて、その内容の、そうするとページ数とかになるのかなと思うんですけれども、その内容のところで工夫されたということでしたけれども、わかれば教えていただきたいんですけれども。
古川区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
 ページ数を特に減らすという予定はございませんので、見積もりの段階ですとか、そういったところで工夫をしているといったところでございます。
浦野委員
 わかりました。
 今年度、陳情でしたか、その国保ガイド、国保だよりの中等で個々の減免制度について目次に記載する、わかりやすく表記をしてほしいというようなことが要望として出されていたかと思いますけれども、そのあたり、来年度のところで工夫される予定なんかはあるんでしょうか。
古川区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
 現在、この「国保ガイド」に関しましては今編集中でございまして、当然昨年の御指摘等いろいろありましたので、それが反映できるように今内容のほうを詰めているところでございます。
浦野委員
 わかりました。ぜひわかりやすく。たしかきのうの答弁でも、後期高齢者のところ、入院時の一時負担金のところでわかりやすくお知らせすることでということがありましたけれども、ぜひ工夫していただきたいと、これは要望しておきます。
 あと、ちょっともう1点伺いたいんですけれども、区民の資料の14で、この国保の加入世帯、20年度から今年度見込みのところまで出していただいているんですけれども、この加入者数がこの間減ってきていますよね。それで、来年度のところでも若干減るということで見込みをされているんですけれども、もちろんほかの社保のほうだったりで加入はあると思うんですけれども、今のいろいろな雇用形態だと正規社員から非正規がふえてきているというようなところもある中で、この国保の方が減ってきているという要因として、御担当として何か、どうしてなのかなと私もちょっと不思議に思う部分があるんですけれども、御見解というか、認識であればちょっと教えていただきたいんですけれども。
古川区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
 国民健康保険の加入者の傾向といたしましては、中野区の場合、4月に一定ふえて、それから3月に向けて徐々に減るという傾向がここ何年か続いております。そういった傾向から読み取りますと、転入によって一定被保険者の方はふえられるのかなというふうに思うんですが、後期高齢に移られる方ですとか、状況に応じて社保に加入される方といったところで被保険者のほうが減っていっているのではないかなというふうに考えておるところでございます。
林委員
 274ページの療養諸費なんですが、(5)番の審査支払手数料のところに電子レセプト管理費や入力処理費というのがあるんですけれども、これはレセプトのためのもので、ちょっと値段が抑えられていて、もともと中野区って割とレセプトのチェックの状況がよくなかったと思うんですけれども、これ、値段が下がったことによって、どういうような発注の仕方をしたり、どのような工夫をされてこのように経費を抑えられたのか、お答えください。
古川区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
 この審査支払手数料に関しましては、そこの(5)番の下に書いてありますとおり、東京都の国保連に支払っているものでございまして、今、委員の御指摘にありましたレセプトの内容の点検とはまたちょっと違うものではございます。ただ、ここは金額が前年に比べますと落ちているのは、レセプトの支払いの件数が減ってきているといったことに伴いまして、その管理費ですとか処理費がまた減っているといったような内容でございます。
林委員
 すみません。でしたら、適正給付のためのレセプト点検を区が業務委託しているのはこの中でどこに当たるのか、説明してください。
古川区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
 ページで言いますと、273ページの4目適正給付費の1、適正給付の中にあります給付事務、この中に含まれているものでございます。
林委員
 中野区は23区の中でレセプト点検による効果が割とあまりよくないということが指摘されているんですが、今回に関してはこの予算を立てられて、どのような発注、業務委託をされて効果を上げられるようにお考えでしょうか。
古川区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
 このレセプト点検の内容審査に関しましては業者に委託をして実施しているものでございますけれども、来年度に向けまして今契約中でございますが、契約の仕様の中で昨年よりももう一段進めまして、点検員の資格ですとか経験年数ですとか、そういったところをバージョンアップするような形での仕様のほうで優秀な業者が落札できればいいなというふうに考えているところでございます。
むとう委員
 264ページの財政調整交付金のところの一番下のところで、「収納率向上に関わる取組成績良好」という、こういう事業名なんですかね。これ、今年度と比べて1,000万円ぐらい減っているかと思うんですが、これはどういう事業で交付金が来ているもので、また、どうして減額になったのかというところの御説明をお願いします。
古川区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
 これに関しましては幾つかの要素があるんですが、例えば収納率が何%以上伸びたら幾らとか、あと、差し押さえを何件以上やったら幾らかとか、そういったいろいろな項目があるんですが、そんな中でライバルも結構、変な話あるもので、その中で幾ら取れるのかなというのが最終的に決まってきますので、そういった中で来年度に関しましては今のところ500万円という金額を見積もらせていただいているところでございます。
むとう委員
 そうすると、今年度と比べて1,000万円ぐらいマイナスになっているのは、今年度と比べてライバルのほうが成績良好で中野の成績が落ちるという、そういう判断ということなんでしょうか。
古川区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
 この特別調整交付金の1項目なんですが、この辺に関しましては、交付要項が定まりますのが来年度に関しましては来年の1月かことしの12月ぐらいにやっと定まるものでございまして、その時々の様子によって若干変わったりもいたします。そういったところで、今年度をベースにしながらというところで考えましたけれども、ライバルが多くていっぱいいただけないということよりも、そういったところも加味しながら、あまり予定の立たないところを特定財源で充てるということはちょっと避けたほうがいいかなということで、500万円というところを今挙げさせていただいているところでございます。
むとう委員
 決算のところでわかるのかと思うんですけれども、実際その交付の要項が来るのがまだ後ということで、見込みで今年度の予算もついていたのかと思うんですけれども、そうするとやっぱり今年度が、1,500万円は来なかったというような今年度の実績ベースで次年度は低く見積もったということでしょうか。
古川区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
 24年度に関しましては、そのときの傾向で、25年度よりは多く交付される見込みがある程度持てておりましたので、そういった金額で24年度のほうは立てさせていただいたところでございます。
副主査
 他に質疑はございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

副主査
 なければ、進行いたします。なければ、国民健康保険事業特別会計についての質疑を終了いたします。
 次に、後期高齢者医療特別会計について一括して質疑を行います。予算説明書補助資料の284ページから289ページになります。質疑はございますか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

副主査
 なければ、後期高齢者医療特別会計についての質疑を終了いたします。
 次に、介護保険特別会計について一括質疑を行います。予算説明書補助資料の290ページから306ページになります。
 なお、次のものは当分科会の所管外となりますので、御承知おきください。まず、歳入のうち、296ページ、3項雑入の3目サービス収入及び4目成年後見費用求償収入。次に、歳出のうち、302ページ、1目介護予防特定高齢者事業費。303ページ、2目介護予防一般高齢者事業費。3目地域支援任意事業費中、事務事業1、権利擁護等及び304ページ、事務事業4、家族介護支援。305ページ、4目包括支援センター運営費。以上が当分科会の所管外となります。
 それでは、質疑に入ります。質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

副主査
 なければ、介護保険特別会計についての質疑を終了いたします。
 以上で当分科会について質疑はすべて終了したことになりますが、全体を通して質疑漏れはありませんか。
平山委員
 すみません、一つだけ質疑漏れがありまして、142ページ、区民サービス管理費の保険医療費。目が高額療養費資金及び出産資金貸付基金繰出金。39万1,000円ですが、中身がこの基金の補?というふうになっているんですが、これについて中身を教えていただけますか。
古川区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
 こちらのほうは、そちらに書いてあります高額療養費資金及び出産資金貸付基金、こちらのほうの運用を保険医療のほうで行っているわけでございますが、時効の援用などによりこの貸付基金に不足が生じる事態となったため、一般会計よりその分の整理を行わせていただくものといった内容でございます。
平山委員
 その不足が生じたのは24年度だけですか。では、24年度にこの不足が生じたので、それを25年度の当初予算で埋めるということですか。
古川区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
 この内容に関しましては、年度で言いますれば平成22年、平成23年度に発生をした不足分でございます。
平山委員
 それをどうして25年度に埋めるということになるんですかね。その年度ごとに補っていくべき性質のものではないんですか。
古川区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
 本来ですれば、その年度ごとに補っていくのが基本のルールかなというふうには考えているところでございました。
平山委員
 またそういう御答弁をいただくと不安になっちゃうんですけれども、条例に定められたとおりで、私も教えていただいて条例を読みましたけれども、「直ちに」だとか何とかということは書いていないけれども、普通、不足を補うというのであれば、まあ期間は置かないほうがいいかなというふうに感じましたのであえて伺いましたけれども、よろしくお願いします。
副主査
 他に質疑漏れはございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

副主査
 なければ、以上で第6号議案、平成25年度中野区一般会計予算(分担分)、第8号議案、平成25年度中野区国民健康保険事業特別会計予算(分担分)、第9号議案、平成25年度中野区後期高齢者医療特別会計予算及び第10号議案、平成25年度中野区介護保険特別会計予算(分担分)について、当分科会の分担分の質疑を終結したいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

副主査
 御異議ありませんので、質疑を終結します。
 次に、意見についてですが、意見がある場合は、対象となる議案の番号、会派名または氏名を明記の上、3月6日(水曜日)正午までに文書で事務局へ提出するようお願いいたします。
 以上で本日予定した日程は終了しますが、委員、理事者から特に御発言はございませんでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

副主査
 次回の区民分科会は3月6日午後1時から当委員会室において開会することを口頭をもって通告いたします。
 以上で本日の区民分科会を散会いたします。

(午後4時04分)